男「……いよいよメラが使える様になるとか末期だな俺は」

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439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/07(土) 22:10:42.99 ID:nLlJifW9o
う〜む、原因の方は取り敢えず棚上げするしかなさそう
それよりも問題は敵の強さだよなぁ
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/08(日) 09:29:24.69 ID:hXRsNBEbO

地獄の鎧「最初は一定量の魔力を依り代にしていたがな」

地獄の鎧「それ以外に代わりの何かを代用してはどうか、エビルマージのその言葉を基に我等は様々なモノを依り代に使った」

地獄の鎧「結果、依り代として適しているのは二種類だと分かったのだ」


地獄の鎧「一つは、私が敗北して貴様が手に入れた鋼の剣……」

男「あれか」

地獄の鎧「あのように、そのモンスターを象徴するアイテムを依り代に使う事で顕現出来る」

地獄の鎧「が、これは後に不完全な依り代と呼ばれるのだ」

地獄の鎧「完全な顕現を実現させる物……それが今まで変化の無かったこちら側と、我等モンスターの関係を一変させるだろう」


男「俺達の世界にあるゴールド、つまり金だよな? その……完全な召喚みたいなのになると、どうなるんだ」


地獄の鎧「今、こちら側で起きている事件は殆どが小規模なものだろう?」

地獄の鎧「スライムか下位のモンスターに襲われた村人が怪我をした、老人が歩けなくなったとかな」

男「……死人だって出てるんだぞ」

主任「私のいたマンションだけで何百人の人が殺されたのか……!」ガタッ

地獄の鎧「だとすれば想像しやすかろう、完全な依り代を用いて全モンスターがこちら側へ来た場合……」


地獄の鎧「その被害、そしてモンスター個々の能力は十倍以上になるのだ」



441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/08(日) 10:02:18.10 ID:hXRsNBEbO

男「じ、十倍!? スライムとかもか……!?」

地獄の鎧「そのスライムすら、元々は上位の種だった可能性がある」

地獄の鎧「我等は『軍』なのだ、一匹とて『野生』のモンスターなど居ないのだぞ?」

地獄の鎧「寄せ集めとはいえ、連携が行える程度の知能と力を持ったモンスターが約三十万……そしてそれらモンスターが従える下位のモンスターの数が総勢千二百万……」

地獄の鎧「下位とはいえそのレベルは野生のそれとは比べ物にならん、こちら側の世界にいる人間ならば一匹で十人は殺せる」

地獄の鎧「………だが、これまでは不完全な顕現で一定のレベルのモンスターしか来れず、更に力も十分の一以下となっていたのだ」


地獄の鎧「私がそうだった様に……な」



男「………」

男(三十万に……、千二百万? 12000000………?)

男(いや、考えてみれば世界中に侵攻しているとすればその数は少ない……のか?)

男(……一つの国に数十万のモンスターが……? 少なくない、じごくのよろいみたいな化け物が一体いるだけで大惨事だぞ……!!)


442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/08(日) 20:19:41.29 ID:hXRsNBEbO

主任「……あの、いいですか?」

地獄の鎧「なんだ」

主任「貴方達がこちらの世界に侵攻しているのは分かったんです……けど、何のために…?」

地獄の鎧「何のためかだと?」

地獄の鎧「フム……」チラ…


ベホマスライム【ホヨヨ…】


地獄の鎧「……表向きはエビルマージ達八魔将をトップとした、魔族の支配下に置くつもりらしい」

地獄の鎧「だが、訳が分からんのだ……」

主任「わけがわからない? 何故? 訳も分からないままに貴方達は私達を殺して傷つけて侵略をしているの?」


地獄の鎧「…………」

地獄の鎧「エビルマージからの指示がバラバラなのだ、ある地ではそこの人間を虐殺せよと命じ……ある国ではトップの人間に成り代われと命じる」

地獄の鎧「そしてこの国……『ニホン』だったか、ここでは各地域を制圧した上でいつでも人間を殺せるようにと命じられている」

地獄の鎧「……よく、分からんのだ」

地獄の鎧「まるで人間を痛め付ける事を目的としているかのように動かされている」

地獄の鎧「私はそう感じたのだ」

ベホマスライム【ホヨヨ!】

地獄の鎧「すまんお前もだったな」


主任「……」

443 : ◆3Jh764FmrU [saga]:2015/11/09(月) 09:45:43.90 ID:CmgkfT7SO



─────【困ったことになりました】─────


─────【脳内の書き貯めが落ち着かない為、地獄の鎧の説明回で何を書けば良いのか思い付かなくなったのです】─────


─────【よって、当スレは安価モノではないのですが進行速度上昇のために緊急措置を取ります】─────




男(………何か聞きたいことがあるような気がする)

主任(………)



>>450までで地獄の鎧に聞きたい事を自由に書き込んで下さい。
ただし、神目線による考察からのメタな質問は遠慮して頂けると有り難いです。
現時点で男や主任の知り得る情報から思い付く、或いは『ゲーム』を元にした作品内メタな質問をするのは構いません。

444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/09(月) 09:56:21.97 ID:eK+1bIJFo
DQ世界に勇者的なやつ居ないの
居たとして、依代に宿る前の魔物向こうで倒して貰えないの
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/09(月) 12:18:20.35 ID:TRVrJPF5O
結局のところ地獄の鎧の目的がいまいちわからん
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/09(月) 13:11:54.44 ID:YxUChwEAO
裏ステージの敵の有無。
こいつら居たらまず勝ち目無い。
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/09(月) 13:31:43.57 ID:Jmah2iAB0
ワイトキングとの関係性について
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/09(月) 14:21:59.90 ID:8eWADvgfO
向こうの世界の勢力均衡と人間について
自分が、効率的に強くなるための方法
強力な武器をくれないかとの要望
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/09(月) 14:48:19.17 ID:YJR5d1IDO
ルビスについて
あとこちらの教会や聖水について
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/09(月) 14:48:32.31 ID:O6Y1rtNQO
そもそも男や主任はこっちの世界の勇者になるのか
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/09(月) 18:03:47.60 ID:nXu7Dq35o
男のレベルううううううう
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/09(月) 18:39:49.48 ID:QLYD1+ivo
むこうと言ってるけど作品ごとの世界がある多重世界なのかな? 全部一緒なのかな?
かま掛けついでに他の作品のラスボスの名前を出してみる(シドーとか)
453 : ◆3Jh764FmrU [saga]:2015/11/09(月) 22:18:26.30 ID:8+bm6nhbO

>>444

地獄の鎧「今更驚きはせんが、その『ドラクエ』とは何だ」

男「あー……」

男(一応それは伏せとくか?)

地獄の鎧「まぁいい……だが、確かに勇者はいる」

地獄の鎧「我等モンスターにその勇者一族の名を知らぬ者はいない、奴等は本物の化け物だからな」

男「……ロトなのか?」

地獄の鎧「!……そうだ、ロトの一族……今は三つに別れているがな」

地獄の鎧「そして貴様が言っていた事だがな、今現在の人間側の事は私には分からんのだ、勇者達が来ているのかすらな」

地獄の鎧「時折、モンスター達の間でそれらしき姿を見た者もいるが……我等の方が探している程だ、連絡の取りようも無い」


男「そうか……」

地獄の鎧「ワイトキングや八魔将ならば知っているかもしれないが、私は末端のモンスターでありただの『指揮官』だったからな」

>>447

男「ワイトキングってあのグール……だよな? 何者なんだ、お前の知り合いなのか」

地獄の鎧「奴は私の父、『しにがみのきし』の主だったモンスターだ」

地獄の鎧「だが直ぐに私の父は『竜王』と呼ばれている魔王の配下となり、私だけワイトキングの配下として残った」

地獄の鎧「数百年支えていたが……此度の戦争で主従関係は消えた、今の奴は偽の王の配下であり私の敵だ」

男「……ワイトキングに勝てるのか?」

地獄の鎧「無理だ」

男「え」

主任「えっ」

454 : ◆3Jh764FmrU [saga]:2015/11/09(月) 22:18:56.12 ID:8+bm6nhbO

>>445

主任「……結局、ここまでベラベラと話続けている貴方は何が目的なんですか?」


地獄の鎧「我等が真の王の命じた通りに、人間達の味方をしに来た」


主任「ずっと気になってたんですが、やっぱり真の王……つまり、貴方達が味方になった原因は本物の『大魔王ゾーマ』が命令した……という事ですか」

地獄の鎧「そうだ」

男「会ったのか」

地獄の鎧「違う、貴様に敗北して元の世界に送られている最中に声が聞こえてきたのだ」

男「マジか……って、それじゃゾーマじゃねえかもしれないだろがそれ」

地獄の鎧「かもしれぬ」

男「おいおい……」

地獄の鎧「だがベホマスライムも聞こえていた、そしてなによりも自然とその声がゾーマ様の物だと理解した事が根拠だ」

地獄の鎧「理屈や感覚は説明できぬ、だがしかし……あれは確かにゾーマ様だった」

男「……」


>>449

男「精霊ルビスが存在するんだよな? 何か反応とか、人間に救済的な何か……無いのか?」

地獄の鎧「存在する、だが大昔にゾーマ様が封印したのをロトの勇者が救った事しか知らぬ」

地獄の鎧「伝説でしか知らないが、未だに精霊ルビスの信仰は続いている上……効果があるのを見ると、やはりまだ存在しているのだろうな」

男「じゃあ……!」

地獄の鎧「だがこの戦争に精霊ルビスが介入、或いはそれらしい力を見せた事は報告されていない」

男「………そう……か」


455 : ◆3Jh764FmrU [saga]:2015/11/09(月) 22:19:22.70 ID:8+bm6nhbO

地獄の鎧「こちらの教会や聖水に関しては我等モンスターも把握している」

地獄の鎧「問題なのはこちらの世界の建物はどれも特殊で分かり難い、しかも聖水の効果でうっかり教会の建物に近づけば体を焼かれる」

男「やっぱり聖水の効果あるんだな」

地獄の鎧「タチが悪いのは無尽蔵に用意できる所だな」


男(主任)ヒソヒソ

主任(はい?)ヒソヒソ

男(今度タンク一杯に聖水入れたトラックに乗ってモンスター轢いてみないっすか?)ヒソヒソ

主任(悪趣味ですよ)ヒソヒソ

男(……冗談です)ヒソヒソ

456 : ◆3Jh764FmrU [saga]:2015/11/09(月) 22:19:52.47 ID:8+bm6nhbO


>>448

地獄の鎧「勢力、か」

地獄の鎧「大昔はともかく、ここ数百年の中では『邪教団』というモンスターの集団が現れた位だな」

男「邪教……」

男(なんだっけか、んー……あ、ハーゴンか? え? いやでもさっきムーンブルクって言ってたもんな……あ?)

男(バズズとか、シドーとかいるのか!?)

地獄の鎧「ロトの一族を甘く見た者達だったがな、最期は信仰していた破壊の神と共に討ち倒されたそうだ」

男「……へ?」

主任(何だろう、高校時代……昼食の時に知らないゲームの話を目の前でされてる気分になってきた)


地獄の鎧「後は……他のモンスターの勢力を私も把握している訳ではないが、ロトの一族を恐れて世界を支配しようという輩はいないな」

地獄の鎧「人間達の間での勢力としては最強の魔法国家ムーンブルクと、アレフガルドの旧支配国家のラダトームだな」

地獄の鎧「我等の動向を知ってから連合軍を作ったらしいが、さてな……私の知る限りでは特に動きは無い」


地獄の鎧「世界のモンスターと人間の均衡を保っているのは、完全にロトの一族の存在があると言えるな」


地獄の鎧「人間については……フム」

男「何だよ」

地獄の鎧「うまく言えんが、こちらの世界に比べれば我等の世界の人間は温和な方だ」

男「そうなのか」

地獄の鎧「比較的……いや、そうだな、向こうの方が温和だ」

地獄の鎧「それと、効率的に強くなる方法についてだが」

男「ああ」

地獄の鎧「分からぬ」

男「何でですの……」

主任(ですの?)


地獄の鎧「人間の強くなる方法など、我等モンスターが知りたがると思うか?」

男「常識の範囲内でなら知ってるかと思ったんだよ」

地獄の鎧「ロトの一族は戦った数や感情一つで力が上がったりするが、後は鍛練や戦闘を積み重ねてレベルを上げるだけだな」

男(レベル、やっぱりあるんだな)


地獄の鎧「……ちなみに、強力な武器ならばこちらの世界の方が多いと思うがな」

男「ん、そうなのか?」


457 : ◆3Jh764FmrU [saga]:2015/11/09(月) 22:20:20.01 ID:8+bm6nhbO

地獄の鎧「報告にあるこちらの世界の一般的な武器、『銃』はそれ自体がメラミ級の威力を有したボウガンだそうだな」

男「えー……メラミ? メラも結構強いと思うんだが」

地獄の鎧「銃から放たれる金属の粒は殆どのモンスターを怯ませる、しかも粒が人間の指ほど大きければ上位の種であるモンスターすら致命傷を負うのだ」

地獄の鎧「手の届かない位置から、姿や気配すら察知できぬ距離で撃たれては私ですらどうする事も出来ん」


男「……指って、小指の第一間接まで位か?」スッ

地獄の鎧「人差し指だ」

男「その口径の銃撃で……致命傷?」

地獄の鎧「ああ、恐ろしい事にな」

男「……どっちがだ」ボソッ

主任(??)


地獄の鎧「故に、私から渡せる武器など精々が貴様にやった鋼の剣だな」

男「分かった」

458 : ◆3Jh764FmrU [saga]:2015/11/09(月) 22:20:47.67 ID:8+bm6nhbO

>>446

地獄の鎧「裏…?」

男「あー、忘れてた……何でもない」

男(こいつとの会話は現実離れし過ぎてこっちがおかしくなってくる……)


男「例えば……『しんりゅう』ってモンスターに聞き覚えは?」


地獄の鎧「知らぬ」

ベホマスライム【……】ピクッ

地獄の鎧「どうした我が右腕よ」

ベホマスライム【ホヨヨ…ホヨ】アセアセ


男「何と言ってるんだ?」

地獄の鎧「ベホマスライムの父が会った事があるそうだ」

男「ん"な"……ッ!?」

男(裏ダンのラスボスだぞ!? 嘘だろ、じゃあ上位の種って相当な化け物揃いじゃ……)


ベホマスライム【ホヨヨーン】

地獄の鎧「人間のエッチな本を貰ったらしい」


男「………」

男「何者だよスライム一族………」


地獄の鎧「貴様は何が知りたいのだ」

男「バラモスの名を持ったモンスターとかがわんさか居やしないかと、怖いんだよ……」

地獄の鎧「いるわけなかろう」

男「そ、そうなのか……」


ベホマスライム【……】

ベホマスライム【(彼の氷の洞窟にいたモンスター達は、私の父と当時の勇者様が全て倒したそうだけど……言う必要はないわね)】ホヨヨ…

459 : ◆3Jh764FmrU [saga]:2015/11/09(月) 22:21:23.45 ID:8+bm6nhbO

>>450(>>451込み)


地獄の鎧「貴様の様な勇者がいて堪るか」

男「そこまで言わんでも……」

地獄の鎧「そっちの女が普通なのだ、貴様は余りにも異常だ」

地獄の鎧「こちらの世界の事を知り過ぎている、まるで生ける伝説か何かの本の様だ」

男「あー……まぁ、な」

地獄の鎧「だけではない、貴様のレベルと強さが理解できん」

男「……?」

主任「私のレベルも分かるの…?」


地獄の鎧「貴様は『レベル14』、こちらの世界の人間でも相当な実力者だ」

主任「……そうなんですか…?」

地獄の鎧「だが男、貴様のレベルは……」

男「い、幾つなんだよ」

男(十回はレベル上がった筈だが……)














地獄の鎧「………『レベル0』だ」



男「Oh……」

主任「 」
460 : ◆3Jh764FmrU [saga]:2015/11/09(月) 22:21:57.10 ID:8+bm6nhbO

主任「ぜ、0って……1ですら無いんですか?」

地獄の鎧「うむ」

男「それって一般人と変わらないのか…?」

地獄の鎧「こちらの世界で活躍する『スポーツ戦士』とかいう奴等は総じてレベルが2か3なのだ、だが貴様は……一般人以下だ」

地獄の鎧「そもそもが0なんてレベルは有り得ぬのだ、となれば貴様が特殊か……もしくはこちらの世界の人間にはたまにいるのか、だ」

男「……」

地獄の鎧「故に面白い、初めて会った時に貴様が私の配下の『おおきづち』を倒したのを知った時は何の冗談かと思ったぞ」

男「……だろーな」

地獄の鎧「我等の世界の勇者一族には程遠いが、もしかすると貴様はこちらの世界の勇者だったりするかもしれんな」

主任「!」チラッ

男「ないない」


男(……俺なんかが勇者だったら主任の方が勇者だよ)


>>452

地獄の鎧「シドー……聞いたことがないと思うが……」

男「邪教団の信仰している神の名前なんだが」

地獄の鎧「ロトの勇者達が倒してしまったからな、名前が広まる前に途絶えたのかもしれん」

男(マジかよ)



461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/09(月) 22:29:30.61 ID:8+bm6nhbO


─────【如何でしたか】─────


─────【地獄の鎧に聞きたいことはもうありませんね?】─────



→ はい
いいえ



───── 【ある場合は書き込んで下さい、このレスから20分の間で書き込まれた事に地獄の鎧が答えます】 ─────


462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/09(月) 22:35:01.59 ID:Ovw0Ck06O
八魔将ってどんなやつら?
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/09(月) 22:36:45.63 ID:YxUChwEAO
ロトシリーズ以外のボスについて。
もしくは、強力な野生の魔物について。
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/09(月) 22:42:59.78 ID:gTP7OVnAO
理屈はともかく今のじごくのよろいはフルパワーで顕現してるんだよな
不完全な依代と違って周りの一般人から気付かれやすくなったりするのかな?むしろ逆?
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/09(月) 22:45:55.56 ID:W91LH/dco
ザオリクについて
466 :465 [sage]:2015/11/09(月) 22:59:22.28 ID:W91LH/dco
言葉足らずだったので付け加えさせてください
・そもそもザオリクが存在するのか
・人間や魔物で使えるものが存在するのか
・存在するならその効果も
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/09(月) 23:16:11.79 ID:Q57gHCVCO
いろんな作品でよく話題に昇るけど、蘇生魔法は位置づけ謎なことが多いね
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/10(火) 11:14:52.56 ID:9zIf/ORRo
>>462

地獄の鎧「……八魔将のうち、私が見たことがあるのは三人だけだ」

地獄の鎧「一人は『エビルマージ』、大昔からゾーマ様に仕えている魔導士だ」

地獄の鎧「次に『グレイトドラゴン』、ドラゴン種のモンスターを束ねる竜だ」

男(マジかよ)

地獄の鎧「そして三人目が『キングヒドラ』……得体の知れない女だ、常に人間の姿をしたモンスt…

男「おいまてドラゴンそれドラゴンだよお前」ガタタッ

主任「ヒドラって言っているのになんで気づいてないんだろう」


地獄の鎧「お前達の方がモンスターを知っているのは何なのだ」


男「そのまま八魔将を言ってけこのお馬鹿鎧!!」

主任「グレイトドラゴンも知ってますしね……」


地獄の鎧「……釈然としないがまぁいい、海魔将『クラーゴン』、悪魔将『ヘルバトラー』、怪魔将『ガルゴル』、『魔王の使い』」

男(かなり知ってる……が、初めて聞くのが一人いる)

主任「……」

主任「クラーゴンがいますね」

男「ん、多分あのイカだろうなぁ」

主任「空母とかあれば瞬殺出来ませんか…?」


男「…かもね」


469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/10(火) 11:16:01.94 ID:9zIf/ORRo

地獄の鎧「八魔将がどの様なモンスターかは、会ったことのある三体だけでも分からん」

地獄の鎧「だがどのモンスターも恐ろしく強い、一体を除いてな」

男「八体目か」

地獄の鎧「名は『ボストロール』、大昔にゾーマ様の配下にいた『トロルキング』の子孫だ」

男(……サマンオサを侵略しようとしたのはそっちなのか、調べないと…ゲーム以外に何か近い物があるかもしれない)

男(しかし何だ、この違和感……何処か……法則性がある所を掻き乱してる様な)


地獄の鎧「ボストロールは力こそ上位の種を遥かに越えるが、スピードはそれほどでもない、私の二倍程度だ」

主任(化け物ですそれ)

地獄の鎧「何より奴は頭が悪いことで有名だ、スライムとの知恵比べに負けた事があるそうだしな」

地獄の鎧「他の八魔将に関しては、余り私も知らぬ」



>>463

男(……ロトシリーズ以外のモンスターはいる)

地獄の鎧「強力な野生のモンスターか……、比較的に力を持っているのはグールやシルバーデビル……後は稀に生まれる我が種の『アーマー系』だな」

地獄の鎧「『あくまのきし』や『キラーアーマー』、『しにがみのきし』は凄まじい力を有している」

地獄の鎧「私も同じ種ではあるが、自然に生まれたモンスターで上位の種は相当な強さを誇るのだ……何故かは分からないが」

470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/10(火) 11:16:56.87 ID:9zIf/ORRo

>>464


地獄の鎧「私やベホマスライムは『顕現していない』、依り代を使ってもいないのだ」

男「初耳だぞそれ、さっきまで完全な顕現してるみたいな事を言ってなかったか」

地獄の鎧「これから現れるモンスターの話をしたのだ、私の様に本来のスペックは数日前までの物とは比べ物にならぬとな」

主任「……顕現でないなら、何ですか」


地獄の鎧「ゾーマ様の声を聞いた後、我等は元の世界に何故か戻らずに本来の体でこちらの世界に居たのだ」

地獄の鎧「男、貴様に敗北したあの場所だ」


男「滅茶苦茶速攻で帰ってきてたのか……」

地獄の鎧「そうでもない、あれから数ヵ月経っている事から時間の流れがおかしい」

地獄の鎧「流石はゾーマ様といった所だ」

男「まさかいきなり俺を探しに来たのは、純粋に味方になれるような見知った人間を知らないからとかじゃないだろうな」

地獄の鎧「こちらの世界の人間には極力存在を知られぬ様に行動していた、特殊なレベルの事も考えれば貴様に協力するのが妥当だろう」

主任「……」コクン

男「そうなるのか……」

471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/10(火) 11:17:26.08 ID:9zIf/ORRo

>>465

地獄の鎧「蘇生魔法、ザオリクか」

男「あるのか!」

地獄の鎧「ゾーマ様が君臨されていた頃は存在していたが、随分昔にラダトームの王女が奇跡を起こす際に使用したのが最後だ」

地獄の鎧「現在では消失している」

男(やっぱりそこまで都合よくないか)

主任「ザオリクの効果はどんなものだったんですか?」


ベホマスライム【ホヨヨ】

地獄の鎧「奇跡の呪文と呼ばれていたザオリクは、あらゆる損傷も治癒させ再び蘇らせたそうだ」

ベホマスライム【…ホヨヨ】

地獄の鎧「それこそ塵芥と化してしまっても蘇生させられる程の奇跡を起こす……らしい」


主任「棺桶要らずですか」

男「ゲームよか高性能だったんだなぁ」


472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/10(火) 11:58:58.05 ID:9zIf/ORRo


─────【ありがとうございました、ご協力感謝します】─────



主任「……はぁ、何だか今夜は疲れてきちゃった」

男「俺もだよ」ハァ…

主任「今夜はもう寝ませんか?」

男「ああ、でも寝れるかって聞かれると……」


地獄の鎧「警戒してしまうならば我等は外へ出るぞ」ガシャッ

ベホマスライム【ホヨヨ-】フワフワ


主任「待って下さい」

地獄の鎧「なんだ」

主任「どうして、ゾーマに命令されただけなのにここまで話をしてくれたの?」

地獄の鎧「納得出来ぬか」

主任「正直」コクン

地獄の鎧「フム……ならいい事を教えよう」


地獄の鎧「我等の世界では仲間になった時点で敵ではなくなるのだ」


< ガシャッ…ガシャッ……ガチャッ…バタンッ


主任「……」

男「主任、安心出来ないなら俺が起きてても良いっすよ?」

主任「ううん平気です……ありがとう」スタスタ

473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/10(火) 12:14:39.01 ID:rmu096xs0
久々に見たら結構進んでるな!
また楽しみにしてる!
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/10(火) 12:25:42.95 ID:9zIf/ORRo
━━━━━━━━ 【夢】



兄貴心配しすぎだよー     そりゃ心配だろ、船から体を乗り出すなよ
                        兄貴は泳げないもんね〜♪


お、おい! あの海面……何か黒い渦がっ
                    兄貴ぃっ!!
                        親父! 妹を!!
    母さんが落ちた!! 男は妹を頼む!
       ザバンッ!!

      波が……何だあれ!?大王烏賊か!?   お父さん! お母さん!


 うわぁあああ!! ぐっ、妹ぉおおおおおお!!


     兄貴っ……助け……て…………

      やめろ!! やめろぉ……ッ!!

   










     【【 全ての生ける者に悪夢を 】】


     【【さあ、お前の悪夢は何だ・・・!】】






   「返してくれ……俺の家族を……俺の妹を…………」






475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/10(火) 12:33:12.58 ID:9zIf/ORRo


男「…………ッ!!」パチッ…!

< 「起きた?」

男「はぁッ……はぁッ……ッ…」

男(今の夢は…? それに、誰だ……誰かが俺を抱き締めて………)


女「ゆっくり、ゆっくり深呼吸して……?」なでなで

男(女さん……!?)

女「体の力を抜いて、ゆっくり深く息を吸って……ゆっくり吐いて……」なでなで

男「…………すぅ……ハァ…」


女「ん、上出来」ぺしぺしっ

女「へへっ、オハヨーッス男くん!」


男「……」

男「え、えと……おはーっす」

476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/10(火) 12:49:32.75 ID:4X8TDJ/UO
やっぱ悪夢っていったらあの魔王か裏ボス彷彿とさせるぜ
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/10(火) 12:52:51.72 ID:GBQlSiaxO
> 地獄の鎧「我等の世界では仲間になった時点で敵ではなくなるのだ」

当たり前に聞こえそうだけどすごく大事なことだな
ある種の純粋性だ
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/10(火) 18:45:25.60 ID:8Z8sBYZc0
乙乙
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/10(火) 20:32:46.07 ID:tXjSUmRDO
スライム 大木槌
彷徨う鎧 ホイミスライム
アルミラージ 死神
エビルマージ ドラキー
アイアンナイト シルバーデビル
腐った死体 バンパイア
ベビーサタン ベホマスライム(元ベホマスライム)
地獄の鎧(元彷徨う鎧) グール

ここまで確認のあるモンスターだけでも結構な数が人間界に出没したな
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/11/10(火) 20:49:58.36 ID:unLli/8v0


個人的には夏の終わりごろの海岸に無数のしびれくらげが出没してたらいいなって思った。
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/10(火) 21:22:15.99 ID:tXjSUmRDO
>>479
アカン、ベホマスライムそのままだったwwww
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/11(水) 04:10:45.59 ID:12W6gdfsO
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/11(水) 04:28:13.28 ID:/wUVnAITo
主任のマンションだけで数百人ってどんなマンションだよ
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/11(水) 07:48:26.96 ID:dI1I33pAO
アイアンナイトって出たか?モシャスナイトなら居た気がする。
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/11(水) 08:50:47.90 ID:s8sdsosJo


女「いやいや驚いちゃったよ私、目が覚めたら隣で主任寝てるんだもん」

男「い、色々と事情がありまして……」

女「それで主任さんの家かなーっと思ってたら別の部屋で男くん見つけるし」

男「ここは俺の家でして……」

女「まさかの男くんの家に何故か私と主任さんが寝ている状況に混乱しちゃうしー」

男「つ、連れ込んでたりはしないですからね…?」

女「……」ニタァ

男「……」ニ…ニコッ

女「交番へ駆け込まれたくなければ朝飯を作れー! さぁさぁ飯だぁ!」バンッバンッ

男「分かったから! 分かりましたから!」

486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/11(水) 10:00:28.89 ID:fkQa4m0L0
>>484
>>179のアイアンアント【俺の存在忘れないでぇぇええ〜!(泣】カサカサカサ!
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/11/11(水) 12:09:04.64 ID:KTbgNZJo0
それ言ったらシルバーデビルとベビーサタンはどこらへんで出てたんだよってなるけど
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/11(水) 17:56:58.10 ID:s8sdsosJo



主任「……それで起きたら男さんが朝食を」

男「ええ、まぁそんなとこっすね」

女「御馳走様でした、美味しかったよ」

女「さてと私は職場に連絡入れなきゃね」ゴソゴソ

男「え?」

女「当分、会社はお休みかなって思うのよねー」

主任「どうして?」


女「私、もう家から一人で会社行くのも、会社から家に帰るのも、怖くて出来ないからかな」


男(……あぁ)

女「ちょっとごめんね」p! prrrr! Prrrr!

男(俺のせいでこの人は死にかけたんだよな)

男(なのにさっきは……)


489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/11(水) 18:44:11.08 ID:VkUb1XecO
面白いな
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/11(水) 19:22:47.47 ID:s8sdsosJo

< P!

女「……さてと、後は携帯の電源落として放置だね!」

女「主任さん」

主任「何か?」

女「男くんと二人にして貰っていいですか?」

主任「ええ、構いませんよ」

女「あはは、すいません」


男(……)


< スタスタ……ガチャッ…


女「……ふぅ」

女「とりあえず、何て言えば良いのかな」

男「……」

女「色々言いたい事もあったし、聞きたい事は山ほどあるし、爆発させたい気持ちもあるんだけどね」

女「男くんが隠してたのは『そういう事』だったんだね」

男「そういう事、とは…?」

491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/11(水) 20:45:21.27 ID:GgDfNTEfO
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/11(水) 22:32:31.44 ID:TIULi5rb0
おっとこれは・・・?
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/11/12(木) 01:09:10.82 ID:xlfwGA/V0
まさか男さんが主任さんを拉致監禁調教してたなんて(ただの同棲です)
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/12(木) 01:19:27.57 ID:DwqFjf8uO

女「まさか男くんが主任さんを拉致監禁調教してたなんて」

男「ヘァッ!?」

女「……ふふ、じょーだん」

男「ただの同棲です……ホントに、いや同棲というか、ど…同棲です」

女「なにいつまで動揺してるのよ君……」


女「言わない」

女「男くんが隠してる事を言わないなら、私は言わないよ」

男「……」

女「とりあえずはね?」

男「とりあえず?」

女「君が明かしてくれたら私も君に色々明かしてあげようと思います」くすっ


男「……」

495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/12(木) 07:51:24.44 ID:sMXqJPW3O
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/12(木) 10:36:55.76 ID:dNJ6JDOe0
ヘァッ!?
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/12(木) 13:32:24.24 ID:ReZDYUn1O
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/12(木) 15:54:25.65 ID:76y6HB+BO

主任(……そういえば男さんと女さんは同期だったね)

主任(やっぱり何やかんや付き合ってるのかなぁ、私邪魔してないといいけれど)

主任(あの二人が入社してきた年は大変だったなぁ、うちの会社の貿易船が航行中に事故で沈んだり……台風が三つ直撃したり……)

主任(四年前のあの日、新人歓迎会の時は皆会社で寝泊まりしたくらいだし)

主任(……あれ、そういえば男さん達はあの歓迎会にいたっけ)

主任(あの頃は特に面識も無かったしなぁ)



< ブルルル……! カタンッ……キキッガチャッ



主任(……? ハーレーかな、良いバイク……って、乗ってたのお爺さん!?)


老人…?「すみませんな、そちらの住居が『男』って人の家かね」スタスタ


主任「はい、そうですが…?」

老人…?「多分そちらに僕の孫娘が来てるみたいでしてな、『女』というのですがの」

主任「……女さんのお祖父様ですか?」

女祖父「そうですよ」


499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/12(木) 19:49:27.18 ID:76y6HB+BO

< ガチャッ

男「!」


女祖父「お邪魔しますよぃっと、すいませんね」

女「おじいちゃん!」

女祖父「おぉー、大丈夫かよお前さん」

女「良かったおじいちゃん来てくれて……」

女祖父「朝っぱらから心配させる電話かけんじゃないよこの子ァ」

女祖父「んで君が男さんなぁ、悪かったねこの子が迷惑かけたみたいで」

男「いや、そんなことは……」


男(デケェ)

男(190はあるだろこの爺さん、こえぇ……)


500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/13(金) 01:03:07.45 ID:3mVGWIHvo
(女さん、会社にしか電話して無いのに……ひょっとしてこの爺さん社長で、女さんは社長令嬢だったりとか?)
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/13(金) 01:24:54.81 ID:JrXPQ6WXO
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/13(金) 06:33:53.95 ID:y4IDHsAoo
爺さんの武器はハンマーかな斧かな
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/13(金) 12:41:08.00 ID:NIT8hO/uo

男「いつの間にご家族に連絡を?」

女「さっき君が朝食を作ってる間に電話したの」

女祖父「いきなり電話かけてきて『迎えにきて』とはなぁ……二十六にもなる大人が子供みたいに」

女「色々あったの」

男「……」

女祖父「とりあえず帰るぞ、僕は午後から若いのの面倒見なきゃならんし」

女祖父「外にバイク停めてあるから出てな」

女「うん」


女「またね、男くん」

男「え、あぁ……」

男「……今朝はありがとう」

女「気にしないで…♪」


504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/13(金) 13:03:55.12 ID:NIT8hO/uo

女祖父「……んで、ちょっと良いかね男さん」

男「?」


< ガシッ!


男「ひぃぇ!?」ビクッ

女祖父「おーおー、良い筋肉付いてるね」モミモミ

女祖父「何か格闘技を?」モミモミ

男「うぉ、ふ、んぐぁ…ッ! いえ特には何も…グッ…!?」

男(いッッッてぇえええええええ!!!!)

男(嘘だろこの爺さん!? どんな握力してんだよぉおおおおおぐぁあああああああ!! ふぁあああああああ!!!??)


女祖父「何もやってないのにこの筋肉の付き方は……へー、凄いな」モミモミモミモミ

女祖父「良かったらウチに来ないかね、君なら色々教えても飲み込みが良さそうだ」パッ

男「は……はぃ…?」ゼェゼェ…

< カサッ

女祖父「これ、ウチの道場の案内ね」

女祖父「興味有ったら来てくれな」

男「……はい」


< ガチャッ……バタンッ


男(……道場…ね)

男(普通の人間の戦い方じゃぁな……)

505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/13(金) 18:10:44.09 ID:ysfOuUX2O

< ブルルンッ!ブルルンッ! ボボボボッ!!

< ブォォオオオオンッ


男「……女さんもとりあえずは帰ったし、俺等はどうしますかね」

主任「そうですね」

男「またあの二人来るなら待ってますかい?」

主任「その事なんですが、今日ここにまた来るんですか?」

男「えっ」

主任「えって……じごくのよろいは私達に配慮して出ていったけど、朝になったから戻るとも限らないと思うけど?」

男「あー……確かに」

主任「私が男さんの家に残ります、男さんは確か今日……携帯を取りに行く予定ですよね」

男「ですね、さらっとそれだけ済ましてきます」

主任「うん」

506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/13(金) 19:09:19.19 ID:1/Iva2OEO
久しぶりに見つけた
まだ続いてたのか良かった
とりあえずおつ
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 00:07:59.97 ID:3vxCflb+0
乙乙
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 00:28:21.93 ID:l4jxa1MNO
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/14(土) 07:33:42.53 ID:Fj45lHJmO


男「一緒に購入した携帯が届くのは、俺の注文したカバーと共に来週ですか……」

店員…「そうなんです申し訳ございません、お客様のこちらのスマートフォンでしたら届いていまして」

男「やっぱり最近起きてるアレのせいですか」

店員…「詳しくは聞いていませんが、そうらしいです……怖い世の中になっちゃいましたねぇ」

男「お姉さんも気をつけた方が良いですよ、アレは人気の少ない道や夜に人を襲うから」

店員…「そうなんですよね、でも人の多い所に出ない分、私も助かってますけど」

男「……?」

店員…「どうかされましたか?」ニコッ

男「知ってるんですか、アレの対処法」

店員…「え? ……ぁ、ああっ! えと、ぁは、いえいえ……! ネットで最近、その、警視庁のHPでそんな注意書が貼られているみたいですよ?」


男「警視庁……」

男(気づかなかった、ニュースを見る限りじゃ警察は把握できてないとばかり……)

男(もしかして俺達が知らないだけで案外、警察もこの事態を理解していたりするのか…?)

男(分からねぇな……)

510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/14(土) 07:44:43.34 ID:Fj45lHJmO
< スタスタ……


男(……とりあえず入れられる範囲で連絡先を入れて、早速主任に連絡だな)

男(今度のは結構良い値段したがGPS入れてるし、帰ったら主任のガラケーにGPS探知のアプリ入れねぇと……)

男(昨日の戦闘でこういうのの必要性分かっちゃったからなぁ)


< 【キキッ】


男「…………」ピタッ

男「……」

男(今、何かいたな)

< ダッ!

男(そこの路地裏だ……!)タッタッタッ


511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 08:58:08.85 ID:xYF1s8jJo
もしもし警察ですか、不審者が路地裏に
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 10:00:11.23 ID:3vxCflb+0
おつおつ
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/15(日) 01:07:02.42 ID:VbMRwjTnO
もしもし?……きーれーてーるー〜乙
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/15(日) 09:41:49.75 ID:ZJ2pr+e0O


  ズザッ!

男「!」


ドラキーA【キキーッ】バサバサッ

ドラキーB【キキーッ】バサバサァッ

ドラキーC【キキキッ】バッサバッサッ

ドラキーD【キキーキキッ】バサバサッ

ドラキーE【キキーッ】バサバサッ



男(なんでこんなにドラキーいるんだよ、ったく)カチャ…

男「メラ」

< バゴォッ!


ドラキーD【ギィッ!?】ボボボッ……バサバサッ!


男(メラを耐え切った!?)


ドラキーA【「人間だ」】バサバサッ

ドラキーC【「人間だよ」】バサバサッ

ドラキーB【「ドラきちをよくも……」】バサバサッ


────────── ギュンッ!!


男(!??)

男(コイツら、速いぞ……!!)

515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/15(日) 09:54:13.35 ID:ZJ2pr+e0O


ドラキーK【ギィッ……キィイッ!!】ドサッ

< ポワァ……ンッ



男「ぜぇ……ぜぇ……」

男「だぁあぁああ……っ、ざけんな……ッ!」がくっ

男「仲間まで呼びやがって…はぁ、はぁっ……動きは速いし攻撃も噛みつく以外にも尻尾とか使いやがって……いってぇ」ダラダラ

男「はぁっ……はぁっ……」


男(……明らかにドラキー達が強くなってる)

男(いや、じごくのよろいが言った通りなら……これがコイツらの本来の強さなのか)

男(帰ろう、もしかしたらじごくのよろいが来てるかもしれねぇ……っ)ヨロヨロ…


516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/15(日) 10:14:49.62 ID:MoPjOR1MO
まだクリアしてないのに二週目の強さみたいな
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/15(日) 10:20:11.51 ID:ektD3wJwO
敵だけ強くてつづきから始める状態
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/11/15(日) 13:07:48.51 ID:QmLg23Wd0
というかプレイ時間によって敵が強化される感じだな。

ちなみに町でダラダラしてても敵はどんどん強化されてしまうという
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/15(日) 13:09:48.85 ID:dkf4/ylso
ロマサガ状態より酷いな
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/15(日) 15:02:01.62 ID:oQXhkoEv0
なのに主人公のレベルは上がらないというね
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/15(日) 17:45:57.43 ID:uv54ZTgFo
ロマサガで例えるなら地相変化が大幅に作用してるようなもんじゃないかね主人公側の基礎能力自体は変わらんのだし
レベル0って要素が今後どう働くもんか気になる
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/15(日) 19:43:15.56 ID:GbjEUc6Ho
れ、レベルは飾りだから…!
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/11/15(日) 20:15:38.63 ID:QmLg23Wd0
まだ一般人(冒険者のクラス未収得)だからレベル0なのかもな
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/15(日) 21:22:38.66 ID:NQemJNjpo
ドラクエで説明出来ない成長システムなんじゃね
メラ使えたり尋常じゃない脚力とか成長はしてるしの
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/15(日) 21:47:41.81 ID:ZJ2pr+e0O




地獄の鎧「寧ろ遅かったくらいだと、私は思うがな」



ベホマスライム【ホヨヨー♪】ポゥ…

男「ベホマさんきゅ……って、何だって?」

主任「男さんが出掛けた後、一時間しないうちに彼等が来たの」

主任「そこで良い機会だったから聞いてみたんです、私達が戦った『死神』の事を」

男「……そうか、そういやアイツは色々知ってたもんな……忘れてた」

地獄の鎧「依り代に必要なゴールドは既に集まっていた筈だ、なら後はこちらの世界へ次々とモンスターを送ればいい」

地獄の鎧「だがその死神が予想していたよりも後になって、漸く完全な顕現を果たしたモンスターが現れだした」

地獄の鎧「貴様達の話と今の状況を見るに、もしかしたら我等の世界で人間達が何らかの妨害をしているのやも知れぬ」

男「妨害、つまり戦ってるのか!」

地獄の鎧「或いはな、だが情報が少なく、そして人間達が魔王軍に正面からぶつかれるとは思えんのだ」

地獄の鎧「故に……有り得るとすれば、我等以外の存在だろう」


男「お前達以外の…?」


地獄の鎧「そうだ、私が会った本物のゾーマ様は我等二人以外にも使命を与えているに違いない」

ベホマスライム【ホヨヨー】ウンウン


526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/16(月) 02:44:34.65 ID:WV6sCGSwO
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/16(月) 08:49:12.89 ID:3zSXdJoKO

男「何の根拠があって言えんだよそれ……」

地獄の鎧「そんな予感がするのだ、ゾーマ様に『ゾーマ様だと分かる何か』を感じた時のようにな」

ベホマスライム【ホヨヨー】ウンウン

男「んだそれ……」


地獄の鎧「何にせよ、だ」

地獄の鎧「いよいよドラキー等という下位のモンスターまで完全な顕現を果たしているのだ、近いうちに大きく動き出すだろう」ガシャッ


主任「そうですよね、例の……八魔将? とか、いつ来てもおかしくないんですから」

地獄の鎧「そうだ、そうなれば本格的に戦況は変わる」

男「お前達をこっちにやったゾーマは、何か戦局を変える手を用意してないのか?」

地獄の鎧「分からぬ、だが何かしらの意図があって人間の味方となるモンスターを選別した……と私は思いたい」

地獄の鎧「となれば私に出来る事は、一つだけだ」ギシッ

男「?」




地獄の鎧「私と同位のモンスターまでならば対等に戦える術を教えてやる」




528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/16(月) 09:43:49.97 ID:3zSXdJoKO


──────────・・・




男「ここなら人は来ないだろ」

主任「廃屋、ですか……こんな所が都内にあったんですね」

ベホマスライム【ホヨヨ】


地獄の鎧「フム……人の気配は無い、だがモンスターの気配ならば建物のあちこちからしたな」

男「お前達モンスターは人の少ない場所を好むみたいだしな」

地獄の鎧「人が多すぎるのだ、こちらの世界は」ギシッ

地獄の鎧「さて、戦える術を教えてやるとは言ったがこれは慣れなければ不可能な点もある」

地獄の鎧「本気で戦いはしないが、実戦訓練をしてやろう」


男「あぁ……」チャキッ

主任「……」


地獄の鎧「ふ、だが相手をするのは私ではないぞ?」

地獄の鎧「そうだろう我が右腕よ」


ベホマスライム【ホヨヨー!】ムキッマッチョ!


男(……ホイミスライムだった時、あいつの攻撃痛かったから嫌い)

主任(可愛い……)

529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/16(月) 12:39:47.10 ID:Ly2tDeMsO
あー金目のものが依り代ってアベル伝説っぽいな
宿屋に泊まる度橋渡った程度に敵が強化されるDQ3とかちょっとテストプレイ不足もいいとこなんじゃないですかね……
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/16(月) 21:41:40.26 ID:3zSXdJoKO

   ヒュルルルルッ!!


ベホマスライム【ホヨヨ…ッ!】ビュンッッ


男「ッ!」バッ

男(ホイミスライムの時でさえ『あれ』だ、受けるならば剣で受ける)


< ヒュッッ……ガァンッ!!

男「ぅおァッ!? だが耐えた、主任!」ズザァァッ…!

主任「『ヒャド』!」バッ


ベホマスライム【ホヨ…!】バキィンッ


主任「動きは止めましたよ」

男「流石!」ダッ!

男(決まってくれよ……ッ)ダンッ……!


地獄の鎧【シー……】(ほう、あの構えと飛び方は)






男( ─────『兜割り』─────!!)グルンッ

ベホマスライム【ホヨヨー!?】





531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/16(月) 21:59:45.35 ID:3zSXdJoKO

< ボッッ……!!

男(……『ボッ』?)スタッ

男(え、てか何この感触……斬れてねぇえええええ!?)ギチギチギチ……


ベホマスライム【ホヨヨ…ッ】ビュンッッ

男「づァッ……!!」バチィンッ!


主任「男さん!?」

男「ぐぁっ、がっ!……ッ!」ドサッ…ゴロゴロゴロッ!

男「いっ……てぇええ……」

地獄の鎧「貴様、今のはわざとなのだろうな?」

男「あのベホマスライム、柔らか硬すぎるだろ……」

地獄の鎧「違う、貴様の太刀筋がおかしいのだ」

地獄の鎧「剣は槌とは違い、叩きつければ良いのではない」

地獄の鎧「今までそれでモンスターと戦っていたのか?」


男「………………はい」

地獄の鎧「貴様ァ……」
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/17(火) 01:59:02.57 ID:HnkAN1I8O
それでも軍人かー乙
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/11/18(水) 00:03:59.81 ID:i61f3ZrL0
社畜だよ乙
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/18(水) 13:43:01.31 ID:sOawwQVm0
刃の向きくらい気をつけろよwwwwww
乙乙
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/18(水) 16:46:02.75 ID:LCncOtM+o
向き合わせるだけじゃ駄目なんだよ
押し切り引き切り、刃の付き方も見て合った使い方しないと
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/18(水) 17:11:40.93 ID:JVN4nf++o
生肉切ってみればわかる
叩ききろうとしてもうまくいかない
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/18(水) 17:14:14.80 ID:c4fcMhZsO
まな板まで真っ二つになっちゃうから困るよね
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/18(水) 17:14:42.65 ID:sVkLYhUn0
鋳造の直剣は鈍器
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