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【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?7スレ目?】 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/07(火) 22:53:20.50 ID:7V0ZguDaO

 7スレ目
 1人めの主人公モニカは王国を憎み、とうとう悲惨な末路をたどった…
 2人めの主人公シリウスはトレジャーハンターとして世界を歩み、どんな宝にもまさるものを手に入れ、旅を続ける
 3人めの主人公スピカは人の悪意が跋扈する現実で大切なものを失いつつ、誰もが手と手を取り合える理想の世界を信じた
 4人めの主人公ヨダカは見下している人間と一蓮托生の呪いを受けたが、人間との友情を手に入れた
 5人めの主人公エルは生きるための悪行を重ね続け、過ちを繰り返しながら最期は笑って死んだ
 6人めの主人公ライドは聖眼を持って生まれたがゆえに祟り神として祀られてきたが、ひょんなことから外の世界へ放り出された

 どんな結末も安価とコンマ次第!
 愉快犯罪に手を染めるゲスプレーもよし、見知らぬ幼女を引き連れる聖人プレーもよし!
 どうにかこうにか悪堕ちすまいとがんばるもよし、自由きままに振る舞ってもよし!
 いっそのこと、積極的に悪人プレーをしたっていいかも知れない!



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1436277200
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こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

エルヴィン「ボーナスを支給する!」 @ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713062467/

さくらみこ「インターネッツのピクルス百科辞典で」大空スバル「ピクシブだろ」 @ 2024/04/13(土) 20:47:58.38 ID:5L1jDbEvo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713008877/

暇人の集い @ 2024/04/12(金) 14:35:10.76 ID:lRf80QOL0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1712900110/

ミカオだよ。 @ 2024/04/11(木) 20:08:45.26 ID:E3f+23FY0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1712833724/

アルミン「どうやら僕達は遭難したらしい」ミカサ「そうなんだ」 @ 2024/04/10(水) 07:39:32.62 ID:Xq6cGJEyO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1712702372/

2 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/07(火) 22:54:27.20 ID:7V0ZguDaO

 過去スレ
 1 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432114338/
 2 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432459818/
 3 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433240160/
 4 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434113061/
 5 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434630054/
 6 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1435323407/

3 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/07(火) 22:59:12.43 ID:7V0ZguDaO

 ワイワイ

ライド「何かやってる!」トトトッ

セーブル「おっ、大道芸か?」

アルエレナ「ふーん…」

ライド「…うーん…」

セーブル「意外とやる…ん? どうした、ライド」

ライド「……アルクトスの方がすごかったなあって…」

セーブル「ふつーのレベルだな」

アルエレナ(え、あれ普通? けっこう感心してたのに…)


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 アルクトスが呼んでないのにしゃしゃり出て、競うように大道芸を始めた。何故かセーブルが触発された。やれやれ、ってしてたら
 4〜6 セーブルが何故かいいところを見せようとして、芸を始めた
 7〜9 日が暮れるまで見て回って、いい具合の疲労感で宿に帰ったよ

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/07(火) 23:00:30.36 ID:84Pdcu6fo
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/07(火) 23:00:39.71 ID:rDHQ6joF0
6 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/07(火) 23:07:17.81 ID:7V0ZguDaO

セーブル「大体、これくらいなら俺の方がもっとすごいのできるぜ」

ライド「ほんと?」

アルエレナ「何で張り合ってるのよ?」

セーブル「仕方ない、見せてやろう…」スラァンッ

アルエレナ「誰も見せてとかせがんでないし…」

セーブル「さあ、さあ、お立ち会い、お立ち会い!」

セーブル「ここにあるのは遥か東の彼方の国より伝わったカタナと呼ばれる優れた剣!」

セーブル「こいつの何がすごいって? 例えば、都合よく何故かそこにあったダイコンを放り投げて、しゃしゃっとするだけで!」

 シュパパパパパッ
 トトトトッ…

セーブル「ダイコンの中から、こんな立派な女神像が生まれてしまう!」

<おおーっ

セーブル「こいつの切れ味は天下一! さあ、このカタナに斬れないものがあればどんと1万ゴールド、持っていけぇっ!」バンッ

セーブル「さあさあ、お立ち会い、お立ち会い! この無双の剣よりも硬いものをお持ちの者はいるかい!?」

アルエレナ「何であんな活き活きしてんのよ…」

ライド「すごい! ねえ、アルエレナ、今の見た? 見た!?」キラキラ ←無垢な眼差し

アルエレナ「…見たわよ」

ライド「すごいよね!」キラキラ


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 セーブルの芸(?)を堪能した
 4〜6 おひねりをちょろっともらえたってさ
 7〜9 おひねりをけっこうもらったから、これで晩ご飯を贅沢にやろうぜ!ってさ

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/07(火) 23:09:19.14 ID:mswz8KsXo
8 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/07(火) 23:15:47.77 ID:7V0ZguDaO

セーブル「ざっとこんなもんよ。どうだ、すごいだろう?」エッヘン

ライド「すごかった!」キラキラ

アルエレナ「確かにすごかったけど…あれって、芸なの…?」

セーブル「芸だ」キッパリ

ライド「セーブルすごいね」

セーブル「まあな」

アルエレナ「…」カチンッ

アルエレナ「べ、別にあんなの、ちょぉーっと器用なだけでしょ?」

アルエレナ「そんなに威張れるようなことじゃないじゃない」

セーブル「そうか?」

ライド「じゃあ、アルエレナもできる?」

アルエレナ「え、えっ…あ、あたしはできないけど…」

ライド「そっか…」シュン

アルエレナ「…」

アルエレナ(ああもうっ、何してんの、あたし!)

セーブル「ライドにも教えてやろうか?」

ライド「僕にもできる?」

セーブル「ちょこっと10年くらい修行すれば余裕だぜ」

ライド「10年…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 頭の悪そうな悪党「あの剣があれば最強か…」ニヤリ
 4〜6 アルクトスはその日、宿に帰ってきませんでした
 7〜9 セーブルが芸と言い張る剣技を一方的に教え込まれた。もちろんできないけど…鎌の近接戦闘の技量が…?



―――――


 本日はここまでです
 ありがとうございました
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/07(火) 23:18:23.38 ID:84Pdcu6fo
乙 3
10 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 18:38:49.39 ID:ZXa9RV9GO

セーブル「こうやって行くからな?」スッ

ライド「うん」

セーブル「じゃあ、いくぞ――」

 ヒュォォォッ
 スパッ

ライド「………うん?」タラ-

セーブル「何だよ、軌道教えてやったのに、棒立ちして」

ライド「…え、あれ…? 何か、構えたと思ったら、今…ていうか、ほっぺ血が出ちゃった…」

セーブル「皮1枚だから痛くねえだろ? ほとんど」

ライド「……うん」

アルエレナ(やるわね…あいつ…)

セーブル「じゃあ、もう1回な?」

ライド「う、うん…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 セーブルは教えるのにすごーく向かない人間らしくて、さっぱりでした
 4〜6 セーブルはとっても強いんだなーと思いました
 7〜9 先は長いな、ってセーブルに言われました

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 18:39:36.25 ID:fS/6SB8RO
4
12 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 18:47:46.39 ID:ZXa9RV9GO

セーブル「せいっ!」

 ヒュォォォッ

ライド「っ…」バッ

セーブル「いやいや、遅いぞ? 完全に振り切ってから動いても意味ないだろ?」

ライド「セーブル、早い…」

アルエレナ(目で追うのがやっとなんだけど…)

セーブル「そうか? これでも気持ち遅めにやってんだけどなあ…」ポリポリ

ライド「セーブルって強いんだね」

セーブル「まだまだだけどな」

セーブル「あ、2年以内にお前の里探しが終わるといいな」

ライド「どうして?」

セーブル「グランドゲームっていうのがあってな、リベンジで出ようと思ってんだ」

セーブル「次が2年後だから、それまでに終わってるといいなって」

アルエレナ「リベンジって、出たの?」

セーブル「ああ。4人一組のパーティー・バトルで準優勝だったけど、結局、ダメだったんだよなあ…」

アルエレナ「準、優勝…?」

ライド「すごいの?」

アルエレナ「…………で、でも前回のはレベルが低かったって評判だし…」

セーブル「優勝しちゃったらグランドゲームに出れなくなっちゃうし、もっともっと強くなってから個人戦で優勝目指すんだ」

ライド「へえー…」

セーブル「だからライドのことも、これからちょこちょこ鍛えてやるよ。スピカだって、運動からきしだったけどちょっとマシになったんだぜ」


 【安価下1】
 そんなこんなで夜です
 1 コミュ
   ※アルエレナorセーブルから選択併記してね
 2 そろそろ、アルクトスを探しにいこうかな
   A ひとりで
   B アルエレナと一緒に
   C セーブルと一緒に
   D みんなで
 3 その他、自由行動

13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 18:58:48.20 ID:fS/6SB8RO
2b
14 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 19:05:12.54 ID:ZXa9RV9GO

セーブル「ふいー…食った、食った」

アルエレナ「い、意外とおいしかったわね。まあ、これくらいじゃあたしは驚かないけど…」

ライド「初めて食べるのばっかりだったね」

セーブル「さて、じゃあ俺は風呂でももらってくるかな〜っと」

アルエレナ「あたしもそろそろ休もうかしら」

ライド「あ…でも、アルクトス…」

アルエレナ「放っとけば? どうせ、どっかで高笑いしてるだけだろうし」

ライド「だけど…何かあるかも知れないし…。僕、探してくるね」

アルエレナ「え? ま、待ちなさいよ、あたしもついてってあげるから」

ライド「休まなくていいの?」

アルエレナ「あんたとあのバカじゃ何かと心配でしょ?」

ライド「ありがと、アルエレナ」ニコッ

アルエレナ「あ、あんたが頼りないからってだけなんだから、勘違いしないでよね?」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 アルクトスを探してたら、何だか怪しい人達を見つけた
 4〜6 アルクトスが酒場で賭け事をして遊んでたところに遭遇して、勝手にライドが賭けの品物にされた(白目
 7〜9 アルクトスは上機嫌で酒場で飲んでた。仲良くなった人とものすごく盛り上がってた

15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 19:09:21.11 ID:Mt64pxv0O
やーい
16 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 19:12:36.79 ID:ZXa9RV9GO

アルエレナ「どこにいるのかしらね…?」

ライド「声も聞こえないし…」

アルエレナ「別に普段からあんな声出してるわけじゃないわよ。セミじゃあるまいし」

ライド「あ、そっか」

 ゴソゴソ

<へへへへ…

<大人しくしてやがれよ…

ライド「…?」チラッ

アルエレナ「どうかしたの?」

ライド「……あそこ、人がいる」

アルエレナ「あんな暗いとこで…関わらないのが吉ね。行くわよ」


 【安価下1】
 1 気になったから、声をかけてみた。何してるんですか?って
 2 しばらく見てる
 3 じゃあ気にしないことにする

17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 19:18:04.80 ID:Mt64pxv0O
18 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 19:22:35.98 ID:ZXa9RV9GO

アルエレナ「ほら、行くわ――れ?」

 トトトッ

ライド「何してるんですか?」

悪漢「!?」

ズタ袋「モガモガ」

悪漢「み…見たのか…?」

ライド「…何を…?」キョトン

悪漢「…そ、そうか…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 悪漢「だったらついでに、お前もだっ…!」
 4〜6 アルエレナ「ああもうっ、何してんのよ! 行くわよ」
 7〜9 悪漢「いい子だから、大人しく何も見なかったことにして帰ることだ。いいな…?」

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 19:25:12.08 ID:2Kz6H9QTo
1
20 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 19:27:30.58 ID:ZXa9RV9GO

悪漢「いい子だから、大人しく何も見なかったことにして帰るんだ。いいな…?」

ズタ袋「モガモガ」

ライド「…それ、何が入ってるの…? 動いてる?」

悪漢「いいから、帰れ」ギロッ

ライド「っ…」


 【安価下1】
 1 頷いて回れ右した
 2 その他、どうする?

21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 19:31:03.39 ID:sb4OKaNT0
1
22 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 19:35:21.38 ID:ZXa9RV9GO

悪漢「い い な ?」

ライド「…」コクコク

 クルッ
 スタスタ

悪漢「ったく…」

 スタスタ

アルエレナ「ほら、行くわよ」

ライド「う、うん…」チラッ

<さて…もう一稼ぎ…


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 アルクトスは見つからなかった。まあ、無事だよね?ってことにしておいた
 4〜6 宿に帰ってきたらアルクトスが酒臭くなってライドのベッドでいびきをかいてた
 7〜9 ライドは吟遊詩人のまねごとみたいなことをして、リュートをかき鳴らして歌ってた。こいつはもう…

23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 19:37:20.01 ID:2Kz6H9QTo
24 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 19:45:32.56 ID:+vras2WBO

 ――バイス王国・物流の街・宿屋――

ライド「ただいま…」

セーブル「おう。見つかったのか?」

ライド「ううん」

セーブル「そっか…。ま、いい年してそうだし、平気だろ」

ライド「アルエレナも言ってた」

セーブル「それにああいうのって、殺しても死ななそうなタイプって感じするしな」

ライド「アルクトス、死なないの!?」

セーブル「いや、そういう感じってだけで実際には死ぬんだろうけど…」

ライド「あ、うん」

セーブル「気を揉んだって仕方ないようなヤツだし、ふらっと帰ってくるだろ。もう遅いから寝た方がいいぞ」

ライド「うん。…おやすみなさい」


 【安価下1】
 翌朝…
 1 日が昇らない時間にセーブルに起こされた。え…朝稽古…?
 2 アルクトスを探そう
 3 コミュ
   ※アルエレナorセーブル
 4 その他、自由行動


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌 職業:ー 属性:火
 習得魔法:極大〜小・火球/劫火/爆裂
 所持金:3700G
 所持品:鋭利な鎌 厚手のコート リフレクションマント

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女
 アルクトス:自称・高等遊民
 アルエレナ:闘技城都市の少女 14歳
 ロドリゲス:行商人
 スピカ:王立学術院の学生 お人好し
 セーブル:カタナの使い手 お人好し

25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 20:04:07.26 ID:x4U2Psmmo
26 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 20:08:14.49 ID:/EdYr7vVO

ライド「Zzz…」

 ガバッ

セーブル「起きろ、朝だぞっ!」

ライド「ぅ…?」パチッ

ライド「……まだ…暗い…雨…?」

セーブル「何言ってんだ、もうちょっとしたら日が昇る。さ、朝稽古をやるぞ、起きろ!」

ライド「あさ…げーこ…?」ウトウト

 ・
 ・
 ・

セーブル「で、今度はこうやって斬り込んでいくからな?」

ライド「…じゃ、じゃあ、こう?」スッ

セーブル「とりあえずやってみろって。いっくぞー」

ライド「う――」

 ヒュォォォォッ
 スパッ

ライド「ん…?」

セーブル「またか。そろそろ馴れないとな」

ライド「…速い…」

セーブル「でも…鎌って、お前、変なの武器にするよな。ふつーの剣とかに持ち替えちゃダメなのか?」

ライド「【安価下1】」

 1 あのね、鎌だとね、こうやって…すぐ雑草とか刈り取れるんだよ! 便利でしょ?
 2 でも僕…剣なんか持ったことないから…教えてくれる?
 3 鎌にこだわる必要は…ないかも…? でも剣って普通だし…
 4 その他、自由台詞

27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 20:13:24.78 ID:GRC2xrj0o
28 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 20:16:49.52 ID:/EdYr7vVO

ライド「でも僕…剣なんか持ったことないから…教えてくれる?」

セーブル「おう、いいぜ。て言うか、鎌なんかどう教えてやればいいか、俺も分かんねえしな」

セーブル「そしたら、武器屋が開いたら買いにいくか」

ライド「うんっ」

セーブル「よっし、そうと決まったら俺のをちょっと貸してやるよ」

セーブル「まず握り方から教えてやる。いいか、手はこういう風に持ってな」

ライド「うん」


 【安価下1】
 そして、剣を買うことに…
 1 アルエレナも誘って3人でいくよ
 2 セーブルと2人でいくよ!

29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 20:17:24.72 ID:2Kz6H9QTo
1
30 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 20:26:05.88 ID:LLOKgE5YO

 ――バイス王国・物流の街・武器屋――

アルエレナ「さすがに、色んな品があるのね…」

ライド「うわあ…。ねえねえ、見て、あれ。あんなの振る人いるのかな? すっごくおっきい」

セーブル「さすがに、こりゃでかすぎだな…。ピースでもあんなサイズのは…」

アルエレナ「見ててもキリないんだから早く選びなさいよ」

セーブル「そうだ、折角だし、俺もちょっと出してやるよ」

ライド「いいの?」

セーブル「おう。あんまりいっぱい出せないけど…ちょびっとな」

ライド「ありがと、セーブル!」

アルエレナ「…」


 【安価下1】
 所持金:3700G
 1 安物の剣:200G
   安かろう悪かろうの剣
 2 鋼の剣:800G
   鋼で鍛えられた剣
 3 片刃の剣:1500G
   セーブルのおすすめ。理由は形がカタナっぽいから
 4 良質な剣:2000G
   アルエレナのおすすめ。理由は可もなく不可もないから
 5 普通の大剣:1200G
   重くて長くて幅広。これを振り回せたらかっこいいかも?
 6 その他、どんなのがいいか書いてごらん

 ※セーブルがちょびっとお金を出してくれた値段で表示しています

31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 20:27:27.13 ID:Dks9cxEqo
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 20:27:51.24 ID:u7ybqu7n0
3
33 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 20:34:00.63 ID:LLOKgE5YO

 所持金:3700G→2200G

セーブル「俺のおすすめはこれだな」

アルエレナ「何で?」

セーブル「俺のと似てるだろ? 片刃だし」

アルエレナ「そんだけ…?」

ライド「じゃあそれにする!」

セーブル「よし、じゃあ買ってこい。ほら」チャリンッ

ライド「えっ…こんなに、いいの…?」

セーブル「いいって、いいって」

アルエレナ(3000ゴールドもぽんと出すとか…こいつも、意外と金持ちなの…?)

セーブル(スピカに餞別だからって大金押しつけられたけど…俺のために使うよか、こうやって使った方が気分がいいもんな)


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 何やら騒がしい
 4〜6 人攫いが最近多いから気をつけた方がいいよ、って言われた
 7〜9 聞き慣れた高笑い…。何だろうって思ったら…やっぱりアルクトスで、何かいいことをしたらしい


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌→剣 職業:ー 属性:火
 習得魔法:極大〜小・火球/劫火/爆裂
 所持金:2200G
 所持品:鋭利な鎌 厚手のコート リフレクションマント 片刃の剣

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女
 アルクトス:自称・高等遊民
 アルエレナ:闘技城都市の少女 14歳
 ロドリゲス:行商人
 スピカ:王立学術院の学生 お人好し
 セーブル:カタナの使い手 お人好し

34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 20:35:23.20 ID:2Kz6H9QTo
mm
35 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 20:39:52.79 ID:LLOKgE5YO

 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 アルクトスが高笑いしながら戻ってきた。里についての有益な情報を手に入れる方法を得たらしい
 奇数 何だか物々しい装備の王国軍がぞろぞろと街に入ってきて…なになに? 怪しい輝きの瞳を持つ者を探している…? それって…(震え声
 ※0は偶数扱いやで〜

36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 20:40:39.50 ID:378zO7ohO
ぬん
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 20:40:46.17 ID:GRC2xrj0o
38 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 20:50:05.72 ID:LLOKgE5YO

セーブル「よし、じゃあどっか広いとこに行って、早速、稽古やるか」

ライド「うんっ」

アルエレナ「朝もしたんでしょ?」

セーブル「ガチ修行してたころなんか、俺、日の出前に起きて、月が高いとこに昇るまで永遠と修行だったぞ?」

ライド「ガチしゅぎょー…」

セーブル「支障がまた厳しくてな…ははは…」

アルエレナ(…やっぱ…ちゃんと鍛えないとダメなのかな…?)

<ふはははははっ!!

ライド「あれ? この声…」

セーブル「アルクトスか」

アルエレナ「どこで何してたんだか」

アルクトス「ふはははははっ! ごきげんよう、諸君! 喜びたまえ、朗報だ!」

ライド「何かあったの?」

アルクトス「情報屋というのを知っているか?」

アルエレナ「情報屋…?」

セーブル「何だそれ?」

アルクトス「代金と引き換えにありとあらゆる情報を提供してくれる者のことだ」

ライド「じゃあ、里のことも?」

アルクトス「ああ。可能性は十分にある」

セーブル「おおっ、ほっつき歩いて迷惑かけるだけのヤツじゃなかったんだな!」

アルクトス「ふはははははっ! もちろんだとも! このわたしにかかれば、この程度のことは雑作もない! はーっはっはっはっ!!」

アルエレナ「ほんとかしら…? 偶然じゃないの?」

アルクトス「起こりうることはすべからず、必然なのだよ! ふははははっ!」

ライド「じゃあその情報屋さんのところ行こ! 早く!」

アルクトス「そうしたのはやまやまだが、ここにはいないのだ。どうやら、首都にいるらしくてな」

セーブル「首都か…。ちょっと距離あるな」

アルクトス「加えて、かなりの大金を要求してくるらしい。我々の手持ちの金額では足りないはずだ」

ライド「じゃあ、お金を稼ぎながら首都?」

アルクトス「うむ。それが良いだろう」

アルエレナ「本当にそこで場所が分かるんならね」

セーブル「でも大金取るくらいならすげえんじゃねえか?」

アルクトス「ふはははっ! わたしの掴んだ情報だ、きっと良い結果になるぞ! はーっはっはっはっ!」


 【安価下1】
 1 じゃあ早速、お金を稼がなきゃ!!
   A 酒場に行って、依頼をこなそう
   B 何かこう…アルバイト的なものを探したり?
   C その他、自由方法で金稼ぎのアイデアを
   ※大道芸とか書いちゃダメとは言わないけど、あんまり実入り良くないからね?
 2 首都まで行ってからお金を稼ごう!
 3 その他、自由行動

39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 20:50:48.11 ID:Dks9cxEqo
40 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 21:00:40.23 ID:y7iuz18xO

セーブル「じゃあ、早速、金稼ぎだな!」

アルエレナ「わたしもやるの?」

アルクトス「大人数の方が早く稼げるだろうからな」

ライド「…アルエレナ、嫌?」

アルエレナ「…べ、別にいいけど?」

ライド「ありがとっ」

アルエレナ「…ちゃんと感謝しなさいよ」

セーブル「よーし、じゃあとりあえず酒場行って依頼探しか」

アルエレナ「こんな田舎より、首都まで行ってからの方がいい稼ぎ口あるんじゃない?」

アルクトス「ふむ、それも一理あるな」

セーブル「そうなのか?」

ライド「じゃあ、首都に行ってからお金稼ぎしよ!」

アルクトス「良かろう。そうと決まれば、このわたしの活躍を祝して今宵は杯を手に――」

セーブル「じゃあ宿行って荷物まとめるか!」

ライド「うんっ!」

 タタタッ

アルクトス「…祝杯、を…むむむっ、まったく…釣れない者達だな」フッ

アルエレナ「て言うか、あんた、充分酒臭いわよ?」

アルクトス「ふははははっ! 一晩中入り浸っていたから当然だ! はーっはっはっはっ!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 なんと、街道を整備中で首都までの道を迂回せにゃならんとは
 4〜6 首都までもう一息!
     4 って時にアルクトスが発案して、セーブルが便乗して、ショートカットで森を抜けることに。幻惑の森へ…
     5 って時にアルクトスが発案して、セーブルが便乗して、ショートカットで山の中を抜けることに。廃坑道へ…
     6 最近、毎朝、毎朝、セーブルと一緒に稽古をしてます。ちょっとは近接戦もできるようになってきたかも?
 7〜9 首都に到着したやで!

41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 21:01:38.49 ID:x4U2Psmmo
42 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 21:04:40.65 ID:y7iuz18xO

 ――バイス王国・首都――

ライド「うわあ…」

セーブル「おおー…」

アルエレナ「闘技城都市よりおっきい…」

アルクトス「うん? 3人とも、ここは初めてか?」

ライド「うん!」

セーブル「俺も」

アルエレナ「わ、悪い?」

アルクトス「そうか。では、わたしが案内をしてやろう! 広いから迷子になるんじゃないぞ。はーっはっはっはっ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 いきなり連れ回されまくった…
 4〜6 連れ回されまくったけど、裏の裏までアルクトスが首都を知り尽くしてた
 7〜9 アルクトスが首都に家を持ってただと!? 宿泊費はタダじゃん、ラッキー!!!

43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 21:05:43.36 ID:x4U2Psmmo
44 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 21:12:47.87 ID:Z7kUR+zhO

 ――劇場

アルクトス「ここは劇場だ。わたしも昔は、ここのステージに立っていたことがある」

アルエレナ「げ、劇場…」

セーブル「すげーな」

ライド「へえー…」

 ――初代国王像

アルクトス「この像はバイス王国を興した王と言われている」

セーブル「すっげーマッチョだな!」

アルエレナ「ふうーん…」

ライド「昔の王様…」

 ――レストラン

アルクトス「ツケで頼むよ」

店員「…まだ生きてたんですね、あなた」

アルエレナ「ツケって…」

セーブル「めっちゃうめー!」ガツガツ

ライド「おいしいっ!」モグモグ

 ――超高級ホテル

アルクトス「他国のお偉方はここに泊まることになっている。世界一の宿と言っても良いだろう」

アルエレナ「うちのとは天と地の差ね…」

セーブル(スピカもこういうとこ泊まるのか…?)

ライド「おっきいし、何だか豪華…」

 ――酒場

アルクトス「数えきれぬほどたくさんの酒場があるが、ここがわたしのおすすめだ」

アルエレナ「何だか小汚いんじゃない?」

セーブル「でも、すっげえいい臭いするな…」クンクン

ライド「お腹減ってきちゃう…」

 ――路地裏

アルクトス「ここに情報屋がいるらしい」

アルエレナ「いよいよね」

セーブル「って言っても…窓口みたいのしかないぞ? 人もいないし」

ライド「情報屋さん、いますかー?」

 シ----ン…

アルクトス「改めてくるとしよう」


 【安価下1】
 1 とりあえず、お金を稼ぎましょう
   A 手分けして、バイトだよ!
   B 酒場で依頼を受けましょう
   C その他、自由方法
 2 とりあえず宿で疲れを癒して、明日からがんばろう
 3 その他、自由行動

45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 21:15:19.21 ID:Dks9cxEqo
46 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 21:19:45.17 ID:Z7kUR+zhO

 ――バイス王国・首都・宿屋――

アルクトス「ここならわたしの顔が利くから宿泊費を安くできる。感謝したまえ、ふははははっ!」

アルエレナ「ていうか…ボロい…」

セーブル「安くする前の値段が気になるくらいだな」

ライド「でもアルエレナのところより――」

アルエレナ「何か言った?」ジトッ

ライド「…アルエレナのところよりは綺麗だね、って」

 ムギュッ

ライド「いひゃいっ…!」

アルエレナ「ったくもう…」

ライド「な、何で…?」


 【安価下1】
 1 コミュ
   ※相手を併記してね
 2 セーブルに稽古しようぜ!って誘われた
 3 ゆっくりまったり休むんだぜ。明日からがんばるんだもん
 4 その他、自由行動


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌→剣 職業:ー 属性:火
 習得魔法:極大〜小・火球/劫火/爆裂
 所持金:2200G
 所持品:鋭利な鎌 厚手のコート リフレクションマント 片刃の剣

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女
 アルクトス:自称・高等遊民
 アルエレナ:闘技城都市の少女 14歳
 ロドリゲス:行商人
 スピカ:王立学術院の学生 お人好し
 セーブル:カタナの使い手 お人好し

47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 21:21:33.72 ID:x4U2Psmmo
48 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 21:24:56.90 ID:Z7kUR+zhO

<ふはははははっ!

ライド「アルクトスと一緒の部屋じゃなくて良かったぁ…」

<コンコン

 ガチャッ

セーブル「ライド、稽古しようぜ」

ライド「うんっ」

セーブル「宿でやるわけにもいかないし、外出て広いとこ探すか」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 セーブルと実力の差が開きすぎてて、全然稽古になってない気がしないでもないような気がするようなしないような?
 4〜6 ちょびっとはやれるようになったのさ! ふっふふーん!
 7〜9 セーブルに誉めてもらえた! やったあ!
  0  稽古してたら…

49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 21:27:30.00 ID:x4U2Psmmo
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 21:28:17.36 ID:wsWY7H/mo
驚愕の000
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 21:28:36.17 ID:x4U2Psmmo
ファッ!?
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 21:30:23.85 ID:wsWY7H/mo
なお奇数が出そうな模様
53 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 21:30:49.42 ID:Z7kUR+zhO

王子「ファァァァッ!!!!??」

王子「…あ、え、えっと…あの…」

王子「…【0】だったらね、ヨダカ出てたんだけど…【0.00】だし…どう、する…?」


 【多数決】↓3までの最多票獲得選択肢を採用
 1 【0.00】で偶数か奇数か、いっておこうか?
 2 危ない橋を渡らず、【0】だっということにしておいて、すぐにバイバイする可能性があるけどヨダカと会っておこう

54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 21:31:34.17 ID:GRC2xrj0o
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 21:31:39.42 ID:Mt64pxv0O
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 21:31:54.85 ID:x4U2Psmmo
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 21:32:51.91 ID:Mt64pxv0O
賭けに出るか…怖いよぉ…
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 21:33:47.26 ID:wsWY7H/mo
肝心なところで奇数が出るからねこのスレは
59 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 21:39:56.95 ID:Z7kUR+zhO

王子「なに、偶数と奇数が釣り合ってない?」

王子「………偶数って、あんまり思い浮かばないんだもん…。下手したら、目的達成で終わっちゃうし…」

王子「まあ、このスレってこういうもんだよね…って思ってもらう方向で…」


 【0.00】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 聖眼覚醒の兆候。その内きっと覚醒することは【0.00】に誓って約束します
 奇数 バイス王国首都の中心に位置する王城。その地下深くで閉ざされていた深魔の穴が何者かによって完全に解放された…
 ※0は偶数扱い

60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 21:40:33.57 ID:Dks9cxEqo
おりゃ
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 21:42:12.91 ID:Mt64pxv0O
だから堅実にヨダカに会ってれば…
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 21:42:14.99 ID:wsWY7H/mo
デデドン!(絶望)
63 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 21:46:55.34 ID:Z7kUR+zhO

ライド「えいっ!」

 ブンッ

セーブル「よっ」

 キンッ
 バシッ

ライド「え――」

 グルンッ
 ドサァッ

セーブル「まだまだだな?」ニィッ

ライド「あれっ…? 今、何で僕…ひっくり返ったの…?」

セーブル「軽くいなして、足を払って、あとはそのままころんってな」

ライド「…何も分かんなかった…」

セーブル「んじゃ、もう一丁といく――」

 ズズズゥゥゥンッ…

ライド「うわっ…」

 グラグラッ…
 ズドドドドドドドドドドドッ

セーブル「な、何だこの揺れ…!?」

ライド「せ、セーブル、た、立ってられなっ…わっ」

セーブル「おっと、大丈夫――」

 ガァァァンッ
 ゴッ…

ライド「う、上! 建物が、崩れてる…!」

セーブル「何っ…!? やっば――イケる、かあっ!?」

 ブゥゥゥンッ
 スパァァァァァァッ

 ズドォォォォォォォォォンッ

ライド「き…斬った…?」

セーブル「ふぅーって、落ち着いてる場合じゃねえ、これヤバすぎだぞ、一体何だ…!?」


 【安価下1】
 1 アルクトスとアルエレナが心配だから、急いで宿屋に戻ろう!
 2 何だかすごぉぉぉぉ――――――――――くっ、嫌な気配がする…けど、気になるから行ってみる
 3 街中が大混乱だ…セーブルがお人好しを発揮して、人命救助を始めた。お手伝いする

64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 21:47:31.53 ID:wsWY7H/mo
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 21:47:32.68 ID:Mt64pxv0O
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 21:51:43.90 ID:Mt64pxv0O
セーブルとかアルクトスが死ななきゃいいんだけど…
67 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 21:55:20.54 ID:Z7kUR+zhO

ライド「やっ、宿屋、戻ろう!」

セーブル「そうだな…。ちょっと担ぐぞ、お前、立てないだろ?」ヒョイッ

ライド「わっ」

セーブル「瓦礫も邪魔だしっ…揺れるから落ちるなよっ!」ダンッ

 ・
 ・
 ・

アルクトス「天変地異か、厄災か、一体これは何が起きている!? ふはははははっ!」

アルクトス「このような時に居合わせるとは暁光というものだな! はーっはっはっはっ!」

アルエレナ「笑ってる場合じゃないでしょ、何考えてんのよ!」

 ズザァッ

セーブル「到着っ…! 無事だったか!」

ライド「アルエレナっ…! 良かった、無事で…」

アルエレナ「あんた達も平気だったのね、なら良かったわ。けどこれ…」

 ズズズ…

アルクトス「っ――瘴気?」

セーブル「うおおおっ!? な、何か変なのがこっち来るぞ、何だあれ!?」

アルエレナ「ちょっとあんた、あれ知ってるの?」

ライド「もやもやで…何か、気持ち悪い…」

アルクトス「あれは、瘴気だな…。人体には有毒だ。しかも、あの目に見えるほどの濃度――危険極まりない」

セーブル「ど、どうなるんだ?」

アルクトス「あれに触れれば、ただの人間では汚染されて死にかねない」

アルエレナ「なっ…に、逃げるわよ! のんびりしてらんないじゃない!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 ひたすら走って逃げた。逃げ遅れた人が瘴気に呑まれていくのを見てしまった…
 4〜6 とにかく逃げた。首都が丸ごと、瘴気に飲み込まれていく…
 7〜9 逃げてたら、若草色のローブをまとった少年と、王国軍の兵士らしい2人組が瘴気の中へ突っ込んでいくのとすれ違った…

68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 21:55:53.88 ID:Dks9cxEqo
とうっ
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 21:56:58.49 ID:Mt64pxv0O
のんびりって出来ないもんやね…
70 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 22:00:50.56 ID:Z7kUR+zhO

セーブル「アルエレナ、遅い!」

アルエレナ「あんたらほど、足速く、ない、のよっ…!」

アルクトス「では失礼するぞ!」ガシッ

アルエレナ「きゃっ…ちょ、ちょっと!?」

アルクトス「キミがひとりで走るより、わたしが抱えて走った方が速いのだ。仕方あるまい!」

ライド(ずっとセーブルに担がれてる僕って…)

セーブル「とにかく、遠くまで走るのみだ!」

 ダダダッ

ライド「あれっ? 前から、人が走ってくる…!」

セーブル「おい、お前ら、あっちは危険――」

シャニ「避難を優先しろ、俺達は問題ないっ!」

ヨダカ「無駄口叩かないで走れ、ばーか!」

アルエレナ「ええっ…ちょ、ほんとに、あの中…」

アルクトス「見たところ、ひとりは王国軍の兵士だったな。何か考えがあるのかも知れん。今は我々のことのみを考えるぞ」


 【直下 コンマ判定】(ヨダカ&シャニ:+2)
 1〜3 その日、バイス王国の首都は瘴気によって滅んだ…
 4〜6 とにかく逃げ切ったけど…これじゃ、情報屋と会えないどころか、情報屋が生きてるかも…
 7〜9 数時間後、瘴気が溢れ出てくるのは収まった。でもすでに漏れてた分は首都に残り続けるみたい…

71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 22:03:28.05 ID:sb4OKaNT0
72 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 22:10:45.93 ID:Da3E06O4O

 ――バイス王国・首都近郊の丘――

 ズォォォォ…

 ザワザワ

ライド「あんなに大きい街が…丸ごと…」

アルクトス「だが、瘴気の拡散は収まったように見えるな」

アルエレナ「こんな見えるところにいて大丈夫なの?」

アルクトス「うむ、通常より瘴気の濃度は濃くなっているがただちに影響が出るということはあるまい」

セーブル「長居したら?」

アルクトス「長居と言っても、数年というスパンでなければほとんど影響はないだろう」

ライド「…これから、どうなっちゃうの? あの街…」

アルクトス「瘴気はその場に残り続けるからな。恐らくは深魔の穴が首都のどこかにあったのだろう」

アルクトス「それが開いてしまったがために瘴気が噴出して飲み込んだ…ということだろう。しかし、拡散が止まったのなら深魔の穴も閉じたはずだ」

アルクトス「……街よりも、より瘴気が濃いところへ塞ぎにいったのだとすれば、深魔の穴を閉じた者は無事ではあるまいがな」

アルエレナ「…首都がこれじゃあ、この国は…」

アルクトス「あれだけ侵略行為をして国土を広げてきたのだ。併合された各地で大規模な反乱が起こるかも知れん」

アルクトス「それに乗じて大国が治安維持という名目で乗り込んできて、分割されて併合…という国の終わりになることも考えられる」

ライド「…」

セーブル「この国が…なくなっちまうのか…?」

アルクトス「そうと決まったわけではない…。だが、今、我々は激動の最中にいると言っても過言ではないだろう」

アルエレナ「…」


 【安価下1】
 1 情報屋さんが逃げ出してることを信じて、とりあえず探すだけ探そう…
 2 避難してきた人が不安そうにしてる…何かしてあげられることないのかな?
 3 その他、どうしよう?

73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 22:11:38.55 ID:0Gecd8vko
2
74 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 22:16:18.81 ID:Da3E06O4O

ライド「…」チラッ

 ザワザワ

ライド「……ね、ねえ、アルクトス」

アルクトス「どうした?」

ライド「避難してきた人がね、皆…不安そうな顔してるの。何かしてあげられること、ないかな?」

アルクトス「ふむ…。様々な問題が、すぐに浮上するだろうが…できることと言えば…直接的な支援、だろうな」

アルクトス「これからどんどん冷え込むから、暖が必要になる」

アルクトス「そして、空腹は人の気持ちを逆立たせる。食料も必要になってくるだろう」

アルクトス「雨が降ってしまうと屋根もいるだろう。風よけの壁さえここにはない」

ライド「…僕でもできそうなこととか…」

アルクトス「避難してきている人数が人数だからな…。火を起こしてやる程度のことが関の山だ」

ライド「…」


 【安価下1】
 1 焚き火だけやった
 2 そうだ、持ってる食べものを分けてあげよう!
 3 その他、自由行動

75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 22:17:08.10 ID:Dks9cxEqo
76 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 22:23:03.20 ID:Da3E06O4O

 パチパチ…

ライド「…」チラッ

アルエレナ「…」

セーブル「はぁぁ…」

ライド(アルエレナも、セーブルも…元気なくしてる…)

ライド(国がなくなっちゃうかも…っていうのが、やっぱり不安なのかな…?)

アルクトス「自然に深魔の穴の封印が解けたということはまず考えられんな…。何者かの陰謀、か…?」ブツブツ

アルクトス「と、すればバイス王国の崩壊によって利を得る者の仕業…しかし王国軍は以前、内部分裂をして再編されたことで…」ブツブツ

ライド(アルクトスはいつもと変わらないように見える…)

ライド(…もっと、僕にやれることがあったら良かったのに…)


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 どうしようもないことでも、誰かのせいにして憂さ晴らしをしようとする人間はいるんですよ…
 4〜6 しゅんとしながら長い長い夜を過ごした…
 7〜9 寝つけない夜を過ごしてたら、ちょんちょんって誰かにつつかれて起きた

77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 22:24:54.67 ID:wsWY7H/mo
78 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 22:27:38.01 ID:Da3E06O4O

ライド「…」

ライド(寝つけない…)

ライド(寒いなあ…)ブルッ

ライド(……ダメだ、ちゃんと寝なきゃ…)

 チョンチョン

ライド「…?」

 チョンチョン

ライド「…誰…?」モゾッ

?「…」ニコッ

ライド「………誰、ですか…?」

?「こっちへおいで…。内緒でね」ニィッ

?「あっちで待ってるよ。秘密にして、おいでね?」


 【安価下1】
 1 ひとりでこっそり、ついてく
 2 誰かを起こして、ちょっと行ってくるねって言っとく
 3 誰かを起こしてついてきてもらう

79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 22:29:28.29 ID:0Gecd8vko
2
80 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 22:32:28.74 ID:Da3E06O4O

ライド「…アルエレナ」

アルエレナ「ん…何…?」モゾモゾ

ライド「ちょっと、行ってくるね」

アルエレナ「行くってどこに…?」

ライド「ちょっと」

 トトトッ

ライド「……えっと…こっちだった気がした…けど…」


 【直下 コンマ判定】(内緒にも秘密にもせずきちゃった:ー9)
 1〜9 あれ、誰もいない…
  0  まあいいか、って感じで不問にしてもらえたよ

81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 22:33:03.30 ID:Dks9cxEqo
たあっ
82 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 22:36:42.96 ID:Da3E06O4O

?「やれやれ…仕方ないコだなあ」

ライド「あっ…いた…。誰…ですか?」

?「情報屋さ。昼間、うちに来ただろう? 聖眼の坊や」

ライド「……せーが、ん…? ………情報屋さ――むぐっ…」

情報屋「声が大きいよ、秘密主義者なんだ。本当はちょっと行ってくるよ、なんて言伝もなしで来て欲しかったのに…」

情報屋「誰の目にもつかないように、ひっそり、こっそりとやろうじゃないか。いいかい?」

ライド「う、うん…」

情報屋「それで、何を知りたいんだい?」


 【安価下1】
 1 もちろん、里の場所について
 2 その他のこと
   ※併記してね。ただし、情報屋さんに何度もお世話になれるとは限らないからね。これを逃したら里の場所も教えてもらえない可能性もあるよ

83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 22:38:50.51 ID:LqZS/u4hO
1
84 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/08(水) 22:51:21.01 ID:nE8upNWJO

ライド「僕が住んでた里に帰りたいの。だから、そこの場所を教えてほしくって…」

情報屋「ふむふむ…」

情報屋「聖眼の少年…里…思い当たるところはある」

ライド「本当?」

情報屋「正確な情報が欲しいなら、もう少し教えてほしいな」

ライド「森の中でね、近くに滝があるの…。でも、これくらいしか…あ、あと、祟り神っていうのが…」

情報屋「それはキミのことだね?」

ライド「えっ…」

情報屋「ふふふ…。絞り込めたよ」

情報屋「ただし、この情報の代金は高くつく」

ライド「い…いくらですか…?」

情報屋「120万ゴールド」

ライド「120…万…?」

情報屋「もしくは…キミのその目玉を1個」

ライド「えっ…」

情報屋「そしたら、もう3個くらい別のことを教えてあげてもいいけど…これは選択肢にはないよね?」

情報屋「さて、お金の受け渡し方法だけど…そうだなあ…」

情報屋「今日から数えて、3回目の満月の晩。城塞都市にあるわたあめ屋さんの目の前にあるベンチの裏の植え込み」

情報屋「そこに120万ゴールドを置いてくれ。もちろん、何か袋でもいいからものに詰めて」

情報屋「そうしたら、キミのお目当ての場所を必ず教えてあげよう」

情報屋「ただし、僕がお金を回収しようとするのを見てはいけないし、僕の容姿などについて他言してもいけない」

情報屋「約束してくれるね?」

ライド「う、うん…」

情報屋「じゃあ待っているよ。120万ゴールドを、城塞都市のベンチの裏の植え込みだ。おやすみ、ライドくん」ニッコリ

 スゥゥゥ…

ライド「き、消えたっ…? あれ…?」キョロキョロ

ライド「…………と、とにかく、120万ゴールド集めれば…ルビーにまた、会える…」


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌→剣 職業:ー 属性:火
 習得魔法:極大〜小・火球/劫火/爆裂
 所持金:2200G
 現在の目標行動:120万Gを集めて城塞都市のわたあめ屋の前の前のベンチの裏の植え込みに置く
 所持品:鋭利な鎌 厚手のコート リフレクションマント 片刃の剣

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女
 アルクトス:自称・高等遊民
 アルエレナ:闘技城都市の少女 14歳
 ロドリゲス:行商人
 スピカ:王立学術院の学生 お人好し
 セーブル:カタナの使い手 お人好
 情報屋:本名不明 秘密主義者


―――――

 本日はここまでです
 ありがとうございました

85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 22:55:08.14 ID:h8NnfBZi0
おつ
里はしらみ潰しに探してけば見つかるかもしれなかったから聖眼の事聞きたかったのう…
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 22:57:49.32 ID:Mt64pxv0O

何となく情報屋からボクっ娘のニオイがする
120万集めで犯罪とかしなければいいけど…まぁアルクトスとかセーブルいるから下手なことにはなるまい
87 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/09(木) 00:20:35.71 ID:5uWakpqd0

 前スレ >>995

王子「アルエレナ、読んで、読んで!」

アルエレナ「えーと…正直女の子が酷い目にあっているのを見ると興奮します。げへへ、アルエレナパパprpr…?」

アルエレナ「えっ、何これ怖い、気持ち悪い」

王子「分かる! その気持ち分かるよ!」

アルエレナ「…」ヒキッ

王子「引かないで!! 世の中にはね、アルエレナ。陵辱だとか、リョナとか…そういう感じの言葉があってね?」

アルエレナ「説明しないでいいわよ、気色悪い…」

王子「キモいとか気持ち悪いより、気色悪いの方がダメージ大きいかも…」

アルエレナ「だってムリ…」

 前スレ >>996

王子「いやいや、ほら、こんな意見もあるんだよ!? たまにはそういう展開があるのはいいと思う、って!!」

アルエレナ「…主人公以外の女の子は死なないようになってるの? モブのザコもだいたい男だし…って」

王子「いや、死ぬよ? アルエレナだって可能性はあるよ」

アルエレナ「えっ」

王子「ただ状況的にそうならなってないだけでね? ほら、どうしても男の方が体を張ったりする行動にでやすいからさ?」

王子「けっこう男気があって女を守るぜ! って感じで行動するキャラが多かったりするんだよね。だから結果的に守られてたり?」

王子「そもそも、そこまで危険にさらされてなかったり…っていう具合で、女の子が死んでないだけ!!」

アルエレナ「………死にたくはないかな…」

王子「自分から死にたいわー、って言う人はそうそういないもんね」

 前スレ >>997

アルエレナ「聖眼は【00】偶数か、【0.00】偶数で覚醒しますか…って」

アルエレナ「具体的にはえるの時のように新しい能力が目に宿るとか…だって」

王子「んー…エルの時はキャラメイクの時、両親が医者で、属性が水だったから最初から治癒術を使える可能性があったのね」

王子「それで、ここぞとばかりに【00】だったっけ? エルの覚醒は。それが出てきたから…ってことなんだよね」

王子「まあ、ものすごいレベルの治癒術だったのは【00】のお陰でもあったんだけど…」

アルエレナ「ライドの聖眼はどうなの?」

王子「すでにこのスレで、覚醒の兆し! っていうのがあった通りだよ。出なかったけどね」

王子「そうそう、それでね、【00】とか、【0.00】の奇数が出て絶望的だ…って場合でもね? 一応、それを打開しなきゃって時もあるの」

王子「だから、絶望的な状況の時に都合よく【0】が出たりすると、状況打破の助力になるような特別な力が覚醒したり…するかも!」

アルエレナ「じゃあ、奇数が出てもどうにかなるってこと?」

王子「可能性はあるよ、ってだけ。どんな奇数でもそうなるわけじゃないし。ただ、今回の【0.00】奇数で、とんでもないことになったでしょ?」

王子「選ばれなかったけど事態の解決をはかるために行動を起こしてたら、窮地に陥ったからこそ、何かが覚醒する可能性はあったよ、って」

アルエレナ「ふーん…」

王子「【00】の境遇で得た眼だからね、何かあるかも、っていう期待感は持っててもらってオーケーかも」

王子「ただ、何でもない時に覚醒はちょっとカタルシスがあれこれだから…できれば、ピンチの時に【00】偶数とか出てほしいよね」

アルエレナ「男主人公って何かしら、変なのがあるのよね、今のとこ。シリウスは魔眼で、ヨダカは魔族で、エルは超再生脳筋で…」

王子「そ、そうだね…。ぐ、偶然だよ、偶然…」

王子「ともかく! これでQ&Aコーナーは終了でーす!!」

王子「個人的にはアルエレナをいじり倒せなくて不完全燃焼気味だけど、仕方ないね、諦めるよ!」

アルエレナ「……以上、助手はあたし、アルエレナと、ろくでなしでスケベでお調子者で自己顕示欲の強い…」チラッ

王子「……何その、その…。まあいいや…。皆の王子様の2人でお送りしました! またねー!」
88 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/09(木) 16:21:58.21 ID:5uWakpqd0

王子「本日の更新は、なしです!」

王子「まだ次回!」

王子「よろしくお願いします!!」

89 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/10(金) 18:41:26.59 ID:NrKBfGbE0

王子「お待たせ!」

王子「前回までのあらすじ!」

王子「ライドは120万ゴールドを集めて、情報屋から里の場所を教えてもらうことになった!」

王子「果たして、120万ゴールドもどうやって集めるのだろうか!?」

王子「はい、そんなわけで始めまーす!」


 【安価下1】
 1 受け渡しをする城塞都市周辺で稼ごう!
 2 金を稼ぐんなら、闘技城都市に決まってらぁっ!
 3 なんかこうさ、どどーんと稼げる方法とかないわけ? 1回で120万ゴールドをどーんと稼ぐような…

90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 18:42:47.77 ID:ZhvWlab4o
2
91 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/10(金) 18:50:39.51 ID:NrKBfGbE0

 ――バイス王国・闘技城都市・ボロ宿屋――

パパ「アルエレナぁ〜っ!!」

 ダキィッ

アルエレナ「うっ…」

パパ「アルエレナアルエレナアルエレナ…」スンスンスン

パパ「アルエレナアルエレナアルエレナ…」クンカクンカ

パパ「アルエレナアルエレ――」

アルエレナ「うっとうしいっ!」

 ゲシィィッ

パパ「がふっ…ああ、アルエレナ…おかえり」バタッ

アルクトス「意外と早く、またここへ来たものだな」

セーブル「へえー、宿屋なのか。風情があるな」


 【安価下1】
 1 え、セーブルも闘技城都市に家がある?
   A じゃあ、そっちに皆でいこうよ
   B じゃあ、アルエレナ、男どもはそっちで寝泊まりするよ!
 2 皆で手分けして試合をやって、どんどんお金を稼ぎましょう
 3 とりあえず、ゆっくりしよう
   A コミュ
     ※相手も併記
   B その他、自由行動



 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌→剣 職業:ー 属性:火
 習得魔法:極大〜小・火球/劫火/爆裂
 所持金:2200G
 現在の目標行動:120万Gを集めて城塞都市のわたあめ屋の前の前のベンチの裏の植え込みに置く
 所持品:鋭利な鎌 厚手のコート リフレクションマント 片刃の剣

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女
 アルクトス:自称・高等遊民
 アルエレナ:闘技城都市の少女 14歳
 ロドリゲス:行商人
 スピカ:王立学術院の学生 お人好し
 セーブル:カタナの使い手 お人好
 情報屋:本名不明 秘密主義者

92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 18:53:50.03 ID:tAYYT6BPO
3Aアルクトス
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 18:55:00.87 ID:tAYYT6BPO
あっ、セーブルと間違えた…
可能ならばセーブルでおねがいします。無理ならアルクトスで結構です
94 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/10(金) 18:56:19.21 ID:NrKBfGbE0

アルクトス「ふはははははっ!」

ライド「アルクトス、どうしたの?」

アルクトス「ふふふっ…これが笑わずにいられるか!?」

ライド「何?」

アルクトス「見よ、猫の交尾だ!!!!」

ライド「…何してるの? あれ? こーび…?」

アルクトス「ふははははっ! はーっはっはっはっ!!」

ライド「…何が面白いのか、分からない…」


 ↓1〜3 アルクトスとのコミュ内容
 ※なければ「なし」でええんやで〜

95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 19:00:51.49 ID:tAYYT6BPO
120万のことは仲間に秘密にしなくていいのよね?
稼ぎ方について相談、秘密にすべきなら首都のこと
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 19:01:38.59 ID:5YSA2CL1o
よくわかんないけど
そんなに面白いなら自分達もやろうか
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 19:03:15.69 ID:YaeGVI5Qo
なし
98 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/10(金) 19:09:51.88 ID:NrKBfGbE0

ライド「何が面白いの?」

アルクトス「分からぬのなら、分からぬでよいのだ、ふふふっ…はーっはっはっ!!」

ライド「…そんなに面白いなら、僕たちもやる?」

アルクトス「ん?」

ライド「?」

アルクトス「ふっ…ふふふっ…はーっはっはっはっ!! ははっ、これは、傑作だな! はっはっはっ!」

ライド「…何?」

アルクトス「後でアルエレナにでも言ってやるといい」

アルクトス「顔が変形する覚悟さえあるのならな。ふふふっ…そうなったら、ふふっ…愉快極まりないな。はっはっはっ!!」

ライド「…う、うん…?」

ライド「あ。そうだ。あのね、アルクトス」

ライド「120万ゴールド…どうやって稼げばいいかな…?」

アルクトス「なあに、我々は2人で1日で50万ゴールドを稼いだのだ」

アルクトス「頭数が4人ならば、その2倍だ。1日で100万ゴールド。2日で稼げもするだろう」

アルクトス「はーっはっはっはっ!」

ライド(…あんまり、アルクトスって頼りにならないような…)


 【安価下1】
 1 さて、アルエレナにこーびしようって言ってこよう!
 2 セーブルにこっそり、アルクトスが猫のこーびを面白がってたけどなに?って聞いてみる
 3 さっさと休もう
 4 その他、自由行動


99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 19:13:39.29 ID:MvAQAqR4o
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 19:14:07.34 ID:i1lNzFtAO
101 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/10(金) 19:20:32.36 ID:NrKBfGbE0

セーブル「ふいー…ボロくそだけど野宿よかマシな風呂だった」

ライド「あ、セーブル」

セーブル「おう? 風呂、空いたから入ってこいよ」

ライド「あのね、さっき、アルクトスが猫のこーび? っていうのを面白がってたの。何?」

セーブル「え゛」

ライド「?」

セーブル「あ、あー…こ、交尾…交尾なあ…」

セーブル「…あ、赤ちゃんを作る行為だな」

ライド「赤ちゃん? じゃあ、あれやると猫は赤ちゃん産むの?」

セーブル「そ、そう」

ライド「ふうん…人間もそうなの?」

セーブル「………交尾とは言わないけどな? 人間の場合は…」

ライド「じゃあ何て言うの?」

セーブル「…わ、分かってやってないんだよな…?」

ライド「うん」

セーブル「…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 はぐらかされた
 4〜6 ふわっとだけ
 7〜9 18禁展開もBL展開もないよ!!!! でもライドは新たなことを知った

102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 19:21:37.16 ID:yvG79CNUo
1
103 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/10(金) 19:32:41.48 ID:NrKBfGbE0

セーブル「――と、ま、まあ…そういうことだ」

ライド「ふうん…」

ライド「ちょめちょめすると、キャベツ畑に赤ちゃんの素が届いて、それがお母さんの中に入っていくんだ…」

セーブル(こ、これで大丈夫だよな…?)

ライド「……あれ? 人間の場合は、交尾じゃなくて、何て言うの? 結局」

セーブル「さあ、寝るぞー。俺は寝る」

セーブル「明日も朝早くに起こすから稽古だぞー。じゃあな、おやすみ」

ライド「…?」


 【安価下1】
 目標金額:120万G
 1 アルクトスの選んだきびしー試合を死にそうになりながらこなすのだよ
 2 じ、自分で選ぶし!
   A 空のステージ:賞金8万ゴールド
     地上200メートルのステージから敵を叩き落として、最後まで生き残れ!
   B 金網デスマッチ::賞金10万ゴールド
     四方を囲う金網は雷魔法でバチバチします。極小空間で殺し合え!
   C 10万ゴールドを賭けた野試合
     敗北すると、10万G持っていないので…
 3 あえての依頼で稼ぐ
   A メインアリーナスタッフ:日当1万ゴールド
     メインアリーナでの様々な雑事をこなしましょう
   B 野試合取締隊:日当2万ゴールド
     盛り上がりすぎて暴徒と化した戦士がいたら、その場でおしおきをしましょう
   C 酒場の接客:日当2000ゴールド

104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 19:40:02.97 ID:ZhvWlab4o
3C
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 19:41:36.54 ID:MvAQAqR4o
これ期日までに足りるかねえ
106 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/10(金) 19:44:24.98 ID:NrKBfGbE0

 ――バイス王国・闘技城都市・酒場――

ライド「いらっしゃいませー」トトトッ

店主「これ持ってって」

ライド「はーい」トトトッ

飲兵衛「やんのかてめえっ!」ガシャンッ

酔いどれ「上等だ、こんにゃろうがぁっ!」ガァンッ

店主「あれ止めて」

ライド「はーい――え」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 割にあわねえよう…
 4〜6 がんばったからちょびっと多めに2010ゴールドもらった…
 7〜9 お仕事楽しいです

107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 19:47:09.07 ID:7xKq2Z+Ao
108 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/10(金) 19:50:46.36 ID:NrKBfGbE0

店主「お疲れさん」

ライド「ありがとうございましたっ」ペコッ

店主「ん、助かるからまた来ていいよ」

ライド「お疲れさまでしたーっ!」タタタッ

 カランッ

ライド「〜♪」

ライド「お仕事、楽しかったなあ…」

ライド「………あれ、でも…120万とか…こんなじゃ、全然…?」


 【直下 コンマ判定】
 他の皆が稼いできた金額は…
 1〜3 全員分合わせて、1日で1万Gか…
 4〜6 1万5000G
 7〜9 2万G

109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 19:52:05.77 ID:6+pmA+hfo
いよっ
110 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/10(金) 19:55:45.66 ID:NrKBfGbE0

 ――バイス王国・闘技城都市・ボロ宿屋――

 目標:120万G
 現在:2万G

ライド「…2万ゴールド…」

アルエレナ「パパがさっぱり掃除してなかったから、1日、掃除してたのよ…」

アルクトス「昼間から飲む酒の、なんとうまいことか! はーっはっはっはっ!!」

セーブル「全身ぷるぷる震えてたじーさんが、死ぬ前に酒飲みたいとか言うから、つい…分けちゃってな。ははは…」

ライド「…これ、間に合うかな…?」

アルエレナ「このペースじゃ、ちょっと不安ね」

セーブル「ま、まあでも、まだ時間あるしな! 巻き返せるって!」

アルクトス「はっはっはっ!」


 【安価下1】
 1 この調子でとりあえず10日働いた
 2 いや、別の方法で稼ごう、うん
 3 やっぱりさ、ガツンと稼いじゃいたいよ!

111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 20:05:57.77 ID:YaeGVI5Qo
2
112 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/10(金) 20:12:24.09 ID:NrKBfGbE0

アルエレナ「もっと効率良く稼がなきゃダメよ」

ライド「効率良く…?」

アルエレナ「とりあえずライドはバイトダメ」

ライド「えっ…楽しいのに…」

アルエレナ「あんた今日いくら稼いだのよ?」

ライド「……2000ゴールド…と、ちょっと」

アルエレナ「1人5万ゴールドのノルマなら、4人で1日で20万。6日で120万よ」

セーブル「おおっ」

アルエレナ「5万ゴールドの試合だと危険はあるけど…」

セーブル「むしろ燃えるぜ!」グッ

アルエレナ「…とにかく、5万ゴールドを最低目標にしてがんばればすぐよ。人数いるんだから」

ライド「うんっ」

アルクトス「はーっはっはっはっ!」

アルエレナ「……………若干1名、頭数に入れていいか、分からないのがいるけど…」

セーブル「あ、そうだ、ライド」

ライド「何?」

セーブル「折角、闘技城都市なんだし、お前、剣だけでやってみろよ」

ライド「えっ…」

アルエレナ「ちょっと! ライドは魔法くらいしか取り柄がないのにそんなことしてたら…!」

セーブル「だってまだ時間あるんだしさ。折角だし、いい修行になると思うぜ? やってみろよ、ライド」

ライド「剣だけで、試合…。でも、そしたら、ノルマ…」

セーブル「ノルマなんか気にすんなって。俺がその分、ガンガン戦って稼いでやっから」


 【安価下1】
 1 じゃあ、修行がてら、剣のみでやってみよう!
 2 と、とりあえず…お金をちゃんと用意できてから…ってことで
 3 剣は主体ってだけで、危なくなったらすぐ魔法使う! そういう風にやる!

113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 20:12:54.33 ID:L4RM7ADeo
114 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/10(金) 20:16:13.71 ID:NrKBfGbE0

ライド「うん、じゃあやってみる!」

セーブル「よしっ、その意気だ!」

アルエレナ「ったく…」

セーブル「そうと決まったら、稽古だ! 表に出ろ、しごいてやる!」

ライド「分かった」

アルクトス「はっはっはっ!」

アルエレナ「あんた…いつまで笑ってんのよ?」


 【直下 コンマ判定】
 1〜6 別に何もないよ
 7〜9 セーブルにちょっとしたテクニックを教えてもらえたよ!

115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 20:17:12.69 ID:6+pmA+hfo
はあっ
116 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/10(金) 20:22:53.25 ID:NrKBfGbE0

セーブル「うん、何となくは形になってきたんじゃねえか?」

ライド「そうかな?」

セーブル「おう。じゃあ、ひとつ、ちょっとした技を教えてやろう」

ライド「技?」

セーブル「全然、大したことないんだけどな。居合いっつって、素早くぱしーんと抜くだけだ」

セーブル「こんな具合に構えてな?」

ライド「うん」

セーブル「で、こう」

 ヒュバッ

ライド「…え」

セーブル「見えたか?」

ライド「……ううん」

セーブル「見えないか…。遅めにやったんだけど…。じゃあ、ゆーっくりやるからな。見てろよ。こうして…こうなって…こうだ」

ライド「今度は見えた」

セーブル「ゆーっくりやったからな。ほら、やってみろ」

ライド「うんっ!」


 【安価下1】
 翌日…
 目標:120万G 現在:2万G
 1 アルクトスの選んだきびしー試合を死にそうになりながらこなすのだよ
 2 じ、自分で選ぶし!
   A 空のステージ:賞金8万ゴールド
     地上200メートルのステージから敵を叩き落として、最後まで生き残れ!
   B 金網デスマッチ::賞金10万ゴールド
     四方を囲う金網は雷魔法でバチバチします。極小空間で殺し合え!
   C 10万ゴールドを賭けた野試合
     敗北すると、10万G持っていないので…
 3 いやいや、剣だけでやるんだから安全策…
   A 野試合:賞金3000ゴールド
   B 野試合:賞金5000ゴールド
   C 野試合:賞金7000ゴールド

 ※賞金額が多い分だけ、危険だと思ってもらってけっこうです
  野試合は敗北すると、賞金分を支払わなければなりません

117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 20:24:15.81 ID:7xKq2Z+Ao
b
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 20:24:44.76 ID:7xKq2Z+Ao
あ、2Bと書くべきだったか
119 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/10(金) 20:29:18.16 ID:NrKBfGbE0

アルクトス「――さあ、用意してやったぞ」

 ガシャンッ
 バチバチィッ

ライド「え…え、あ、えっと…前もここ、入った気が…」

アルクトス「うむ。以前、ここを制したのだから問題あるまい?」

ライド「で、でも…剣だけ使うって決めてるのに…!」

アルクトス「ふははははっ! 命懸けで戦えば、おのずと実力もつくというものだ!」

アルクトス「最悪死にかねないが、自己責任で了解をしている…と、ちゃんとお前のサインをわたしが代筆しておいた」

ライド「サインの意味」

アルクトス「ではがんばりたまえ! はーっはっはっ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 そっこうでやられた…
 4〜6 超苦戦
 7〜9 すげえ、苦戦

120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 20:33:03.37 ID:6+pmA+hfo
ていっ
121 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/10(金) 20:38:21.22 ID:NrKBfGbE0

実況『金網デスマッチ、スタァアアアアア――――――――――――――トッ!!』

 カンカンカ-----ン

対戦者A「…」ダンッ

対戦者B「キヒッ、キヒヒヒヒッ!!」

対戦者C「カタカタカタカタカタ…カタッ」

ライド「ひっ…!?」

ライド(お、落ち着いて、対応――)

対戦者B「キヒヒヒッ!」バッ

 ザシュゥゥゥッ

ライド「あぐっ…!」

対戦者C「カタカタカタ」フワッ

ライド「えっ――?」

 ドゴォォォォォォッ
 ガァンッ

ライド「痛っ――」

 バチバチバチィィィィィッ

ライド「あばばばばば」

 ドサァッ

対戦者A「…」

対戦者B「キヒヒッ」

対戦者C「カタカタカタ」

実況『おおっとぉぉっ!? 何やら、以前もこんなメンツを見たことがあるような気がするぞ!?』

実況『だが、あの時とは違って、謎の少年だけが一方的になぶられている! これは雪辱戦ということなのか!?』


 【安価下1】
 1 と、とにかく剣で反撃しなきゃ…
 2 ま、魔法で…反撃…?
 3 その他、どうしよ?

122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 20:38:52.49 ID:L4RM7ADeo
1
123 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/10(金) 20:44:09.68 ID:NrKBfGbE0

ライド「っ…」グッ

実況『おっと、何故か魔法を使おうとしない少年が立ち上がった!!』

対戦者A「…邪魔をするな」スッ

実況『おおおおっ!? どうやら、1人ずつ謎の少年の相手をするようだぞ!!』

ライド(1人ずつなら、まだ…)ギュッ

対戦者A「…」ダンッ

ライド(速い――けどセーブルほどじゃ…!)

 ヒュバァァッ
 ギィィィンッ

実況『抜いたぁ――――――っ! 謎の少年がとうとう、剣を抜いた! だが、悠々と受け止められる!』

ライド「っ…!」

対戦者A「はああああっ!」

 ガァァンッ
 バチバチバチィィィッ

ライド「ああああああっ…!?」

実況『そのままはね飛ばされてフェンスに激突ぅーっ! 雷魔法で謎の少年が焼かれていくぅーっ!!』

対戦者A「これで、終わりだっ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 金網デスマッチは、最後のひとりになるまで出られない。やつらは結託して、徹底的にライドを潰すつもりらしいです…
 4〜6 ボロ負けっすわ…。賞金に目を暗ませてはいけない(戒め
 7〜9 一撃だけ当てたけどダメでしたわー
  0  どうにかなるのん?

124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 20:45:09.07 ID:7xKq2Z+Ao
125 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/10(金) 20:51:21.11 ID:NrKBfGbE0

ライド(せめて…一撃だけ…!)

対戦者A「死ねぇっ…!」

 ギャリィッ
 ズドォォォォォッ
 スパッ…

 バチバチバチィィィッ

ライド「っ…ぅ――」バタッ

実況『謎の少年、脱落ぅぅうううう―――――――――――――――っ!!』

実況『しかし、勝者が決定されるまでは金網の中だ、手当てを受けられずに死ぬヤツも少なくないぞー!』

対戦者A(最後の…俺の攻撃に合わせてきた…? だが、掠るだけか)

対戦者B「キヒヒヒッ…」

対戦者C「カタカタカタ」

 ・
 ・
 ・

ライド「…」ボロッ

アルクトス「ふははははっ! 弱すぎるぞ、ライドよ! はーっはっはっはっ!!」

ライド「…いきなりあんなレベル高いところに放り込まれたって…」

アルクトス「はーっはははっ!」

ライド「むぅぅ…」

アルクトス「ああそれと、負けたから参加費が取られるぞ」

ライド「えっ」


 目標:120万G
 現在:2万G→5000G

 【安価下1】
 1 悔しいから、この日は自主的に訓練をしまくった
 2 ちゃんと自分に合った試合に出るもん。そうしたら、もうちょっとマシなはずだもん
   A 野試合:賞金3000ゴールド
   B 野試合:賞金5000ゴールド
   C 野試合:賞金7000ゴールド
 3 その他、自由行動

126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 20:54:38.00 ID:7xKq2Z+Ao
127 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/10(金) 20:59:15.30 ID:NrKBfGbE0

ライド「っ…!」

 ブンッ
 ブンッ
 ブンッ

ライド「これで…こうっ!」

 ザッ
 ブゥンッ

ライド「ふぅぅ…」

ライド「…」

ライド「まだまだっ!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 張り切りすぎて、超疲れた…。明日はちょっち、安静にせんと…
 4〜6 いい気分転換になった。また明日もがんばろう!
 7〜9 アルクトスが稽古につきあってくれた…だと?
     7 めちゃくちゃ理論につきあわされた。すごく疲れたし、何かを得られた気もしなかった
     8 ただ素振りをするよりかは…って感じ? 酒を飲みながら片手で相手をされたけど
     9 アルクトスさんが優秀な件について

128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 21:00:24.18 ID:6+pmA+hfo
とあっ
129 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/10(金) 21:05:27.14 ID:NrKBfGbE0

アルクトス「ふはははっ、それでは片手で充分だぞ?」ゴクゴク

ライド「っ――これ、でぇっ!」

 ザッ
 ブンッ
 ガッ

アルクトス「ぷはっ…これで、何なのだ?」

ライド「〜っ…!」

アルクトス「おっと、杯が空になってしまったな…」クルッ

ライド「隙ありっ!」

 ガッ

アルクトス「どうした?」

 グググッ

ライド「振り向かないで…どう、して…!」グググッ

アルクトス「ふははは、経験の差というものだよ」


 【直下 コンマ判定】
 この日の収入は…
 1〜3 えっと、4人(ライドがマイナスを出してアルクトスは稼がなかった)で2万? プラマイゼロ…?
 4〜6 合計(ライドが5000Gにしてしまったのに加えて)で3万
 7〜9 5万やで

130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 21:06:10.05 ID:Xy1M0Q5a0
n
131 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/10(金) 21:10:02.51 ID:NrKBfGbE0

 目標:120万G
 現在:5000G→3万G

セーブル「…あんまり、だなあ」

アルエレナ「ごめん…」

ライド「何かあったの?」

セーブル「ん? 別に何も?」

アルエレナ「………あたしが、負けちゃって…その分をセーブルが負担したから、減っちゃって…」

ライド「…でも、僕も負けて、1万5000も取られちゃったし…」

セーブル「まあまあ、時間はあるんだからちょっとずつでもやってこうぜ」

アルクトス「ふはははっ、その通りだ。急いても上手くいくとは限らんのだからな!」

ライド「て言うか…アルクトスも稼いでよ…」

アルクトス「はっはっはっ!」


 【安価下1】
 1 こんな具合で、剣の修行をしながらちょっとずつお金を貯めていった?
 2 アルクトスを働かせてみよう! 今度は僕がアルクトスを金網に閉じ込めるんだ!(使命感
 3 やっぱり修行どころじゃなくて、お金を稼ぐのを優先させた方がいいんじゃ…

132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 21:11:41.57 ID:6+pmA+hfo
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 21:12:39.06 ID:Xy1M0Q5a0
3
134 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/10(金) 21:15:34.77 ID:NrKBfGbE0

アルクトス「――ふははははっ!!」

ライド「疲れた…」

セーブル「よおーし、今日もいくら稼げたか確認しようぜ」

アルエレナ「今日はあたし、がんばれたわよ」

ライド「…」

アルエレナ「どうしたの?」

ライド「がんばっても…結果が出るんじゃないんだなあって…」


 【直下 コンマ判定】
 2週間ほどがんばって…
 1〜3 40万ゴールド
 4〜6 50万ゴールド
 7〜9 60万ゴールド

 【下2 コンマ判定】
 で、ライドの剣の技量の方は…?
 1〜3 多少はね?
 4〜6 成長はしたよ?
 7〜9 おや?


135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 21:16:40.72 ID:L4RM7ADeo
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 21:16:51.30 ID:i1lNzFtAO
137 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/10(金) 21:19:46.58 ID:NrKBfGbE0

 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 え? 勝てもしないのに、ずっと朝から晩まで高額報酬のレベルが高いところで戦ってた?
 奇数 すっかり自信喪失中。剣とか全然向かないよう…って
 ※0は偶数扱いなんやで〜

138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 21:21:09.01 ID:L4RM7ADeo
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 21:22:47.47 ID:7xKq2Z+Ao
140 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/10(金) 21:29:31.10 ID:NrKBfGbE0

 目標:120万G
 現在:3万G→40万G

アルエレナ「はあ?」

セーブル「…何かあったのか?」

ライド「……全然、勝てないし、野試合でも負けてばっかりだから皆の足、引っ張っちゃってる…」

ライド「…がんばってるのに。…僕、剣向いてないのかなあって…」

セーブル「100や200負けたくらい、どうってことねえって。大事な時に勝てればいいんだから。なっ?」

アルエレナ「…向いてないなら、何なのよ? じゃあやめたら?」

セーブル「おいおい、アルエレナ――」

アルエレナ「別にいいのよ、それで。あたしは困らないし? 好きで剣だけでやってるんでしょ?」

アルエレナ「だったら剣なんか放り出せばいいじゃない。それで1日で50万稼いだんでしょ?」

ライド「え…で、でもっ…」

アルエレナ「うじうじしてるの、1番嫌い」プイッ

アルエレナ「じゃあね」スタスタ

ライド「…」

セーブル「んー…」

アルクトス「ふはははっ、悩むが良い、ライド」

アルクトス「悩みを抱え、過ちを犯し、自分というものを知れば良いだけだ」

アルクトス「誰の足を引っ張ったところで、自分が良いと思ってさえいれば良いではないか、はーっはっはっ!!」

セーブル「アルクトスはちったあ自分で戦って稼げよ…」

アルクトス「わたしは観戦している方がどちらかと言えば好きなのだ、ふははははっ!」

セーブル「…と、とにかく、ライド」

ライド「うん…」

セーブル「あー…き、気負わずにさ、やってみろよ。金はちゃんと増えてるんだし。な?」

ライド「【安価下1】」

 1 ……うん、分かった…
 2 ねえセーブル、僕って…才能ない?
 3 セーブル…勝ちたいよ。何か方法とか…知らない?
 4 その他、自由台詞

141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 21:30:22.57 ID:7xKq2Z+Ao
142 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/10(金) 21:35:20.46 ID:NrKBfGbE0

ライド「ねえセーブル、僕って…才能ない?」

セーブル「さ、才能…?」

ライド「うん…」

セーブル「んなこと訊かれてもな…」ポリポリ

セーブル「まあ…全然、今のとこは強くなれそうな感じはないけど…」

ライド「…」シュン

セーブル「あ、そ、そんな落ち込むなって! 才能なんか、あるやつの方が珍しいんだから!」

ライド「でも僕っ…普通よりも劣ってるよ」

セーブル「そう…か?」

ライド「うん。…だって…33戦33敗…」

セーブル「……あー…んー…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 セーブル「………でも…ここでやめた、って放り出したら、その努力もムダになっちゃうぞ?」
 4〜6 セーブル「…分かった。じゃあ、次の試合では絶対に勝てるように、俺が特訓してやる。それでダメだったら、もう才能ないってことだ」
 7〜9 セーブル「よしっ、じゃあちょっと金稼ぎは中断だ。悩んだ時は、いい方法があるからそれを教えてやろう」

143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 21:35:55.16 ID:L4RM7ADeo
」:
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 21:36:07.66 ID:7xKq2Z+Ao
145 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/10(金) 21:41:22.07 ID:NrKBfGbE0

セーブル「…分かった。じゃあ、次の試合では絶対に勝てるように、俺が特訓してやる。それでダメだったら、もう才能ないってことだ」

ライド「特訓…?」

セーブル「ああ、特訓だ。今から行くぞ」

ライド「え、行くって…外?」

セーブル「この街の外な」

ライド「な、何しに? もう遅い時間なのに…」

セーブル「いいから、いいから。アルクトス、2、3日、出てくるな」

アルクトス「ああ、ではオフということだな。ふははははっ!」

セーブル「さあ、行くぞ、ライド! とりあえず、剣だけ持って俺の後を走ってこい!」



 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌→剣 職業:ー 属性:火
 習得魔法:極大〜小・火球/劫火/爆裂
 所持金:2200G
 現在の目標行動:120万G(現在40万G)を集めて城塞都市のわたあめ屋の前の前のベンチの裏の植え込みに置く
 所持品:鋭利な鎌 厚手のコート リフレクションマント 片刃の剣

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女
 アルクトス:自称・高等遊民
 アルエレナ:闘技城都市の少女 14歳
 ロドリゲス:行商人
 スピカ:王立学術院の学生 お人好し
 セーブル:カタナの使い手 お人好し
 情報屋:本名不明 秘密主義者



―――――

 今日はここまでです
 明日は多分、またおやすみします

 ありがとうございました

146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/11(土) 18:58:27.04 ID:HmpkiG/0O
おつ キツいなあ
147 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/12(日) 18:07:29.17 ID:JCBDl4HJ0

 細田守の映画、デジモンの時から好きです
 ぼくは新作もとても面白かったです

 そんなわけで、更新でごわす!


 【安価下1】
 セーブルに特訓と言われて連れ出され、何をするのかと思っていたら…
 1 魔物がうじゃうじゃいるところで? いい笑顔で? 死ぬなよ? って言われた
 2 セーブルがいつも使ってるカタナを渡されたよ。なになに? これを抜けるようになれば万事解決?
 3 腕が動かせないように胴体と一緒にロープでぐるぐる巻きにされちゃった

148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 18:08:07.22 ID:5BZ1VPcIo
3
149 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/12(日) 18:12:34.78 ID:JCBDl4HJ0

 ――バイス王国・某所・森の中――

セーブル「よしっ」

 ギュッ

ライド「……ねえ、セーブル、これ何?」

セーブル「魔法は使うなよ」

ライド「うん…?」

セーブル「じゃあ、俺はどっかで見守ってるから達者でな」

ライド「え」

セーブル「何事も実践あるのみ、だ!」

セーブル「じゃな!」タタタッ

ライド「…え、えっ!? セーブル!? これ、ほどいてよ!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 うじゃうじゃと魔物が出てきましたぜぃ
 4〜6 魔物が出たよ
 7〜9 何これどうしよう?

150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 18:13:41.32 ID:bMKBQN6Io
いよっ
151 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/12(日) 18:17:34.16 ID:JCBDl4HJ0

 ガササッ…

ライド「っ…」

魔物A「キキッ…」

魔物B「キィィッ!」

魔物C「グルルル…」

魔物D「ガァアウッ!!」

魔物E「チュ?」

魔物F「ブモォォォッ!!」

ライド(さ、サルに、オオカミにネズミにイノシシ…?)

ライド「…えっ」

魔物A「キシャアアッ!!」シュバッ

ライド「うわあああっ!?」


 【安価下1】
 1 逃げる!
 2 避ける!
 3 その他、どうしよ?

152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 18:19:49.47 ID:WJ38fGL1o
1
153 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/12(日) 18:26:45.69 ID:JCBDl4HJ0

魔物F「ブモォォォォォッ!」

 ライドが走って逃げ出す。
 瞬間、後ろから猛烈な泣き声がした。
 身をよじりながら振り返ると、巨大なごわごわの毛の塊が迫ってくる。

ライド「ムリっ――!」

 ドゴォォォッ

 イノシシ型の魔物の突進を腰に受け、そのままはね飛ばされる。
 中空でスピン回転しながらライドが衝撃と痛みに顔を歪めると、周囲に乱立する樹上からサル型の魔物が飛びかかってきた。

魔物A「キシャアアッ!」

魔物B「キィィィッ!」

 ズシャアアッ

 ほぼ同時に襲いかかってきた2匹の魔物がライドを鋭い爪で引き裂く。
 皮膚はたやすく破れ、肉がその爪に抉られる。そのまま木の根が浮かび上がっている地面に落ちる。

ライド「あっ…ぐ…」

魔物C「バアアウッ!」

ライド「これ、じゃっ…!」

 オオカミ型の魔物がいも虫のように地面の上でもがくライドに襲いかかる。
 容赦なく牙がライドの足を突き刺し、抉りながら引き裂こうとしてくる。


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 あうあうあー
 4〜6 あがく
 7〜9 アドレナリンパワー

154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 18:27:19.56 ID:gq5OxhANo
155 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/12(日) 18:32:13.64 ID:JCBDl4HJ0

ライド「あ、あああっ…!」

 ズリュッ

魔物D「ガウッ…!」

ライド「放し、てぇっ…!」ガッ

 左足に噛みついてきている魔物の顔を、もう片足で必死になって蹴りつける。
 そこへネズミ型の魔物――と言えどそのサイズは中型犬ほどはありそうだった――がちょこまかと走り寄ってきて、ライドの耳を小さな手で捕まえる。

ライド「っ…!?」

魔物E「ヂュイッ!」

 ガリィィィッ

ライド「痛っ――」

 鋭い前歯が、耳をちぎり抜く。
 頭を振って、足をバタつかせながらライドは魔物を振り払い、横向きに転がりながらその場を離れる。

ライド「っ…はっ…はっ…」

 だが、魔物の群れはライドを取り囲み、ギラついた目で威嚇をし続ける。


 【安価下1】
 1 近づいてきたのから蹴りつけて応戦
 2 どうにか魔物の群れを振り払って逃げよう
 3 その他、どうしましょ?

156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 18:33:15.65 ID:WJ38fGL1o
2
157 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/12(日) 18:39:13.43 ID:JCBDl4HJ0

ライド(逃げなきゃ、逃げなきゃ、逃げなきゃ…)

ライド(とにかくここを離れて…)

 ジリジリ…

ライド(痛いのは…覚悟してでも、とにかく…逃げなきゃ)

魔物F「ブフゥッ」ガリッガリッ

ライド(あの、動作…何…? 前足で、地面をならしてる…?)

魔物F「ブモォォォオオオオオオオオオオ―――――――――――――――――――ッ!!」

 ドドドッ

ライド「っ――でも、あそこの、穴が空いた…!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 しかし、回り込まれてしまった!!
 4〜6 どーにかこーにか逃げ延びた
 7〜9 あれ? うん? まあ逃げられた

158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 18:40:08.48 ID:gq5OxhANo
159 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/12(日) 18:48:40.20 ID:JCBDl4HJ0

ライド「こいつを躱して、あそこから走って逃げれば…!」

魔物F「ブゥゥモォォオオオオオオオオオオオオオオ――――ー―――――――――――――――――――ッ!」

 ドドドドドッ

 魔物Fが放たれた矢のように突撃をしてくる。
 ライドも前へ出て、ぶつかりそうになりながら走り出す。

 ――激突の、刹那前。

 いや、激突されたと思われた、その瞬間。
 四本の足で地を蹴る魔物の勢いは正面から受ければ即死しかねないものだった。

 くるんと丸まりながらも鋭利に突き出している牙が下がり、ライドを突き刺そうと構えられる。
 ライドはそれを感じ取って、足を大きく上げた。

 向かってきた魔物の鼻先が上げた足のすぐ下にぴたりとはまる。
 そして、その足を踏み込みながら、身をかがめて思いきり蹴り出した。

 ズドォォォォォンッ

 イノシシ型の魔物の顔面が地面にめり込む。
 素早く、高く、ライドは魔物の包囲網を飛び越えると、そのまま走っていった。

 ・
 ・
 ・

ライド「はぁっ…はぁっ…」

 ビクッ

ライド「痛っ…」

ライド(逃げられたけど…酷くやられちゃった…)

ライド(……でも…あれ…?)

ライド(…………無我夢中だったけど、僕…魔物踏みつけてきたような…)

ライド(………………偶然ってすごい…)


 【安価下1】
 1 とりあえず体を休める
 2 ロープ外そう。…あれ、これ外していいのかな…? ……いい、よね? ダメ?
 3 その他、どうしよ?

160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 18:49:32.16 ID:JEdroDkmO
1
161 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/12(日) 18:53:12.74 ID:JCBDl4HJ0

ライド「…痛い…」

ライド「……でも、ちょっと休めば痛みも、きっと…」

ライド「……木のうろって、体がフィットすると、意外と寝心地いいかも…」

ライド「…」ウトウト

ライド「……Zzz…」

ライド「……ハッ…」

ライド「ダメダメ…寝ちゃうのは良くないはず…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 でも、うとうとしてたら激痛がして飛び起きた
 4〜6 うとうとしてたら、ぞわっとして目を開けたら魔物にかじられる寸前だった
 7〜9 うとうとしつつも、何となく魔物っぽい気配を感じては目を開いて周囲の確認をするのだ!

162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 18:57:57.49 ID:WJ38fGL1o
163 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/12(日) 19:01:34.79 ID:JCBDl4HJ0

ライド「…」ウトウト

ライド「…」ピクッ

 ガササッ…

ライド「…」ジィッ

 ガサッ…

ライド「…」

 シ----ン

ライド「…」ウトウト

 ガサ

ライド「…」パチッ

 シ----ン

ライド「…」ウトウト


 【安価下1】
 無事に体を休められた!
 1 これからどうすればいいんだろうかと自問自答
 2 ずっとじっとしてる
 3 その他、自由行動

164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 19:11:08.23 ID:PKPyQRado
2
165 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/12(日) 19:14:15.69 ID:JCBDl4HJ0

ライド「…」

ライド「僕…何してるんだろ…?」

ライド「縛られて、達者でって言われて…」

ライド「…」

ライド「……まあいっか」

ライド「…」

ライド「ゆっくり、してようっと…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 そして夜になった…
 4〜6 しかし、魔物が現れた!
 7〜9 変な感じがしてきた

166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 19:17:43.83 ID:HxLfK/GP0
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 19:18:33.25 ID:QHCcpli90
q
168 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/12(日) 19:26:41.25 ID:JCBDl4HJ0

 ザワザワ…

ライド「……もう、夜…」

ライド「…昼間より、何だか怖い…」

ライド「…」

 ガササッ

ライド「…」ピクッ

ライド「…」

ライド(何か、いる…)グッ


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 めちゃつよやで
 4〜6 強いんやでぇ〜
 7〜9 デカいんや

169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 19:27:17.15 ID:WJ38fGL1o
170 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/12(日) 19:35:18.11 ID:JCBDl4HJ0

 ガサァァッ…

魔物「フシュゥゥゥ…」

ライド(何…あれ…? サル…じゃないけど…2本足で、クマ…じゃないけどでっかいし…)

ライド(牛が2本足で立って…サルみたいな骨格になった…みたいな…)

魔物「…ゴォォォ…」ジロッ

ライド「…」ジリ

魔物「ゴォォォォオオオオオオオオオオオオ―――――――――――――――――ッ!」

 ビィィィンッ

ライド「〜〜っ」ゾワワァァッ

 ドンッ


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 あかんそうやなあ…
 4〜6 どうにかなったりするんじゃないか? 難しいか?
 7〜9 あれれ?



171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 19:40:43.25 ID:Y1M9BkXso
comma
172 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/12(日) 19:47:09.61 ID:JCBDl4HJ0

 鈍く響いた音は、魔物が地を蹴った衝撃だった。
 夜闇に溶け込むような黒い巨体が迫ってきて、ライドが思わず身をかがめた。

 ズドォォォォォンッ
 バサバサァァッ

ライド「っ…!?」バッ

 偶然にも魔物の股下をくぐり抜け、ライドが振り返る。
 と、魔物は木に激突をして薙ぎ倒していた。

魔物「ゴォォォ…」

ライド「…あ…うう…」

 ゆっくりと魔物が振り返る。
 赤く、妖しく光る瞳がライドをじっと見据えていた。

ライド(逃げる…? ムリだよ、逃げられない…)

ライド(あんだけ大きいのに速いし…木だって簡単に薙ぎ倒せるんだから…障害物に関係なく迫ってくる…)

ライド(じゃ、じゃあ…やっつける…しか…?)

ライド(だけど…どうやって…やればいいんだろ…?)

魔物「ゴォォォォォ…」ググッ

ライド(前傾姿勢…突進…?)

 ダァンッ

ライド(やっぱり――!)


 【安価下1】
 1 また股下をくぐり抜けてよける
 2 カウンターの要領で反撃を試みる
 3 その他、どうしよ?

173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 19:53:16.48 ID:gq5OxhANo
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 19:54:26.04 ID:igyDMhPt0
1
175 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/12(日) 20:10:20.40 ID:JCBDl4HJ0

魔物「ゴォォォォオオオオオオオオオオオオッ!!」

 一度の跳躍で、魔物はグンと近づく。
 一歩、二歩と足音が踏みならされ、手に対しては小さいが鋭く研ぎすまされた爪が振り上げられた。

ライド「っ――」

 ブォンッ

 魔物の一撃目を、のけぞりながら避ける。
 さらに二撃目。アッパーカットのように振り上げられたが、それは身をよじって回避をした。

ライド「これ、でぇっ…!」

 回避したそのままの勢いで、一回転してから地を軽く跳ぶ。
 大きく足を振るいながら魔物がさらに振り下ろしていた右腕を蹴り飛ばす。

 スパァァンッ

魔物「ゴォォッ!?」

 意表を突かれて腕を払い飛ばされ、魔物が半歩よろめく。
 着地をするなりライドは身を低くしながら懐に潜り込むと、魔物は捕まえようとして両腕を振り上げる。

 ズザァァァッ

 だが、ライドはそのまま再び股下を滑りながらくぐりぬけた。
 前方によろめいていた魔物の尻に前蹴りを食らわせるが、巨躯はそれで揺らぐことはない。

ライド「っ…これじゃ、ダメ――」

魔物「ゴォォォォオオオオオオオオオオ――――――――――――――――ッ!!」

 魔物が吼えた。
 びぃぃぃん、と空気が振動する。呼応するように、地面が揺れた。

 ズドォォォォォォッ

 魔物を中心に、円形に地面が盛り上がる。
 隆起してライドが足を滑らせると、魔物が変形した地面の頂上から駆け下り、大きく腕を振るい上げた。


 【安価下1】
 1 魔物の攻撃をかいくぐって後ろ回し蹴りや!
 2 魔物の攻撃をかいくぐって膝蹴りや!
 3 魔物の攻撃でロープを切る…! できるといいなあ…
 4 その他、どうしよ?

176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 20:21:46.08 ID:k8sifdrO0
1
177 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/12(日) 20:29:44.51 ID:JCBDl4HJ0

魔物「ゴォォオオオオオオオッ!」

 ブゥゥンッ
 シュッ

ライド「っ――!」

 魔物の振りおろした腕をかいくぐるが、僅かに顔を爪が掠めた。
 くるりと反転するように跳び、勢いをつけて魔物の頭に踵を激しく打ちつける。

 ドゴッ

ライド「硬いっ、ビクとも――!」

 後ろ回し蹴りは直撃する。
 だが、伝わってきた衝撃は鈍く、壁を蹴りつけたように痛みとなってライドに跳ね返っていた。

魔物「ゴォォォオオオオオオオオオオ―――――――――――――――ッ!」

 ドゴォォォォォッ

 魔物が吼えながら腕を振るい、ライドを強かに叩きつけた。

ライド「がっ…!」

 ドサァァッ

魔物「ゴォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオ―――――――――――――――――ッ!!」

 魔物は両手を振り上げ、地面に放り出されたライドへ向ける。


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 ぎりちょん
 4〜6 尚も反撃
 7〜9 おう?

178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 20:33:47.27 ID:gq5OxhANo
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 20:34:32.18 ID:5BZ1VPcIo
おう?
180 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/12(日) 20:42:43.74 ID:JCBDl4HJ0

ライド「っ――」

 息を飲む。
 身をよじり、転がるようにして逃れようとしたが、魔物の方が速い。
 間に合わないと悟って目を硬く瞑った。

 ストォォォンッ

魔物「ゴォォッ!?」

ライド「…?」

 魔物の驚きが耳に届いて瞼を開けると、ライドと魔物の間に片刃の剣が刺さっていた。

ライド「これ…僕の…」

セーブル「それ、使ってやってみろ」

ライド「っ――セーブル?」

 背後から声がして振り返ると、ロープがはらりと落ちた。
 いつの間にかロープが切られていて、両腕の自由が戻る。

魔物「ゴォォォォォ…」

セーブル「俺は手出ししねえけど、大丈夫だと思うぜ」

ライド「え、これ…でも…」

セーブル「いいからいいから、やってみろって」

 ぽん、と軽く背を押されてライドが剣を手にした。
 すでに柄は手に馴染み、その重さもしっくりと体に合う。

セーブル「いいか、ライド」

セーブル「焦らないでいいから、ちゃんと見るものを見てやれよ。そしたら大丈夫だ」

ライド「見るものを見て、やる…」チャキッ

魔物「ゴォォォォ…」ジリッ

 剣を手にしたライドに、魔物が警戒する。
 身をかがめ、両腕を地につけて四足走行でもするかのような姿勢だ。

 魔物と対峙して、ライドは長く長く息を吐いていった。
 魔物の赤く光る瞳がじっと見据えてきている。それから目を逸らさず、ライドは呼吸を整えた。

 はらりと、木の葉が舞い落ちる。
 瞬間、魔物が飛び出した。一際大きな振動が大地にぶつかり、波のようにそれが足元から伝わる。


 【安価下1】
 1 居合い斬りやで。やられる前に斬る
 2 魔物の攻撃とタイミングを合わせれば、剣を抜くまでもなく…
 3 避けてから斬る

181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 20:43:23.05 ID:O1sSTrXh0
2
182 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/12(日) 20:59:13.79 ID:JCBDl4HJ0

 ダァンッ
 ズォォォォォォッ

 魔物がライドに肉薄する。
 何度かの交錯ですでに目は馴れ、その動作も感覚的に理解をしていた。

 見開かれているライドの虹色の瞳は、魔物の身体を見極めた。
 鞘に納められたままの剣をすっと前に出す。

 ズドォォォォォッ
 ガガガッ

 先端に魔物の額がぶつかった。
 だが勢いはすぐに止まらず、ライドは鞘入りの剣を突き出したまま後ろに押されて両足が地面を抉っていく。

ライド「っ――」

魔物「ゴォォォォオオオオオオオオオ――――――――――――――――――――ッ!!」

ライド「ここだぁっ…!」

 押し込まれていき、ライドの足が膝下まで地面に埋まる。
 魔物が躍起になって押し込もうとした、その瞬間を察知し、軽く剣を引いた。
 そして、ほんの少しだけ上げた剣をそのままに振り落とす。

魔物「ゴォォォッ…!?」

 ドッゴォォォォォォッ

 魔物がつんのめるようにして倒れた。
 地面を抉っていき、盛大な衝突痕を作り上げる。

ライド「はぁっ…はぁっ…」

セーブル「…」

魔物「ゴォォ、オオオオオ…」ググッ

 頭から腰まで地面に埋まった魔物が起き上がろうと呻く。
 ライドはじっと剣を構えたままそれを見つめていたが、やがて、動かなくなった。

セーブル「…お疲れ」

ライド「……う、うん…。い、今の…何だった、の…?」

セーブル「何って…自分でやってて分かってねえのか?」

ライド「な、何か勝手に…」

セーブル「相手の力を利用して、ちょっとそれを弄んでやっつけただけだろ?」

ライド「…?」

セーブル「分かんねえか? んーと…剣がない間、必死になってお前は逃げたり避けてたろ?」

セーブル「そういうことをしながら、ちゃんと魔物の動きを観察することをお目は覚えたんだ」

セーブル「それで、このデカブツとのやり取りで、動きを観察して、どうやれば敵を制することができるかを分かった」

ライド「……そう、なの?」

セーブル「頭じゃなくて体で覚えたんだよ、多分」

ライド「…」

セーブル「あとはさ、お前が毎日、俺と稽古して身につけた動きが自然に出ただけだ」

セーブル「技ってのはさ、動きを覚えちゃえば使える。だけどな? ちゃんとどう使えばいいかを分かってないと意味ないんだ」

ライド「どう使えば、いいか…」

セーブル「おう。ライドはそれを実戦の中で感覚的に理解したから、あっさりこいつを倒せるようになった」

セーブル「これでも闘技城で負けこむんだったら、さすがにもうお手上げだな。…さ、闘技城に戻って手当てしてもらうぞ」

セーブル「がんばったな、ライド」ナデナデ

ライド「……うん…」


―――――

 今日はここまでです
 ありがとうございました
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 21:03:52.62 ID:30ABolsvo

実はあの時の安価が今後の武器選択だと思ってなかった
もう鎌使わないかな、こんだけイベントあったら県にも思い入れ湧きますが
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 01:01:27.82 ID:E6wYf0Cu0
魔法を主体にしつつ剣でもそこそこ戦えるそう。
Aランク入れそうな感じかな?
185 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 18:23:43.26 ID:mRpremxCO

王子「そろそろだよ!」

王子「今日は22時過ぎくらいまでの予定だよ!」

王子「良ければ参加してってね!」

王子「前回までのあらすじ!」

王子「ライドはあれこれあって、アルクトス、アルエレナ、セーブルという仲間を得ました!」

王子「バイス王国の首都が深魔の穴という、魔界と繋がっちゃってるものから溢れた瘴気に飲まれて大変なことに!」

王子「でも運良く情報屋と巡り会えて、帰りたい里の情報を教えてもらえることになった!」

王子「その条件は120万ゴールドを集めること! そのお金を稼ぐために闘技城都市で、剣の修行がてら戦っていたものの、才能がない疑惑浮上!」

王子「思い悩んだライドをセーブルが修行に連れ出し、実戦の中でライドはとうとう、剣士としての観察眼を身につけられた!」

王子「さあ、闘技城都市に戻って腕試し! でも、これで負けたら才能ないってことだよね…ってさ」

王子「勝ちやすくはなってると思うけど、負けたらほんとにライドくんに剣を扱う才能はない、ってことになっちゃうからがんばって!」

王子「そんなわけで、始まるよー!」

王子「あ、基本的には賞金が高額なほど相手も強いよ。……基本的には、ね?」


 【安価下1】
 さあ、修行の成果を確かめる時!
 1 金網デスマッチ:賞金10万G
 2 野試合:賞金5000G
 3 アリーナ戦:賞金0G
   金ではなく、名誉のために戦う猛者同士の試合

186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 18:27:25.05 ID:3cjw3Ytdo
3
187 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 18:34:45.75 ID:OdV8mZo8O

 ――バイス王国・闘技城都市・アリーナ・控室――

セーブル「傷は平気か?」

ライド「うん」

セーブル「でも、治癒したてだと内部まで治ってなくて痛んだりもするらしいから、気をつけろよ」

ライド「分かった」

ライド「…」

セーブル「…」

ライド「ねえ、セーブル」

セーブル「ん?」

ライド「僕…勝てるかな?」

セーブル「どうだろうな?」

ライド「どうだろうなって…」

セーブル「勝負なんて実力7割、運が3割だ。格上に運良く勝てることもあるし、格下に運悪く負けることもある」

セーブル「だけどな、どんなことだって勝者っていうのは勝とうとしてなるもんだ」

セーブル「勝てるか分かんなくても、勝てるって思ってやってこい。でなきゃ、負けちゃうのは当然だ」

ライド「うん、分かった」

セーブル「よしっ、がんばれ。…そういや、対戦相手、さっぱり確認してなかったな」

セーブル「アリーナ戦だからガチ勢多いんだよなあ…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 ガチ勢筆頭・前回グランドゲーム覇者スバルさん
 4〜6 ガチ勢その2・手数重視の双剣士さん
 7〜9 ガチ勢その3・脳筋ゴリ押し戦士さん
  0  上裸男 or 何故か銛を武器にしている少年

188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 18:35:47.61 ID:0P4VwbH8o
189 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 18:40:46.06 ID:OdV8mZo8O

セーブル「えーと、どれどれ…あっ――」

ライド「何?」

セーブル「………………これはー…まあ、才能云々じゃねえなあ…」

ライド「えっ?」

セーブル「まあ、がんばれ…」ポン

ライド「う、うん…?」

 ガチャッ

スタッフ「お願いしまーす」

ライド「は、はいっ」

セーブル(これで3割の運に賭けても勝てそうにねえよなあ、これ…)

セーブル(つーか、何でいるんだよ…。俺が戦いたかった…)

 ・
 ・
 ・

 ――バイス王国・闘技城都市・アリーナ――

<うおおおおおおおおおおおっ!

<スバルゥ――――――ー――――っ!

ライド「す、すごい歓声…」

スバル「…見ない顔、だね?」チャキッ

ライド「えっ…は、はい…」

スバル「でも手加減しないでやるよ。お互いにベストを尽くそうね」

ライド「……はい」

実況『それでは、スタァアアアアアアア―――――――――――――――ト!!』


 【安価下1】
 1 出方をうかがおう
 2 一気に攻め立てる!
 3 その他、どうしよ?

190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 18:42:26.15 ID:0P4VwbH8o
191 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 18:46:32.72 ID:27L9RPs1O

ライド「…」チャキッ

スバル「…」グッ

ライド(……動かない…向こうも僕の出方をうかがってる…?)

ライド(でも、下手に飛び出したら思うつぼかも知れないし…我慢比べ――)

 ダンッ

スバル「はあああっ!」

ライド「っ――!?」

 ギィィィンッ

ライド(油断してたら、今のでやられてたっ…!)ググッ

スバル「ふうん、じゃあっ…!」ヒュオッ

ライド「えっ…あ――」

 ぶつかり合った刃。押し込もうとしていたライドだったが、スバルは瞬時に剣を引いた。
 そのまま僅かなステップとともに刃を返して閃かせる。ただそれだけで、ライドの剣をすり抜けるようにしてスバルの攻撃が迫った。


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 ぐはあっ!
 4〜6 ひょえええっ!?
 7〜9 わあおっ!

192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 18:52:57.57 ID:3GJn1oT3o
グワー!
193 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 19:02:16.09 ID:nwfF56teO

 ギィィンッ
 ギャリリリッ

 半歩身を引き、体へ引き寄せるようにライドは剣を引いた。
 スバルの一撃を防ぎ、そのまま上から押さえつけるようにライドが剣を下へ押し込む。

スバル「へえ…! 意外とやるんだね」

ライド「っ…」

スバル「でも、まだまだかな!? ――中・火球魔法!」

 シュボォォォッ

 中空から火球から3つ降り注いできて、ライドが素早く転がりながら回避する。
 そこにスバルが高速で剣を繰り出してきて、起き上がりながらいなした。

 ギィンッ
 ガィンッ
 ギャリィィィッ

スバル「もっと速くやるよ…!」

 ヒュォォォッ

ライド「っ!?」

 ギャリッ
 ズバァァァッ

 連撃をいなしていたが、さらに速い一撃が襲う。
 僅かに刃を振るって軌道を逸らしたが、スバルの剣はライドの右足の付け根を突き刺した。

スバル「こんなのは、どう!?」

 ズォォォォッ

 スバルの剣の切っ先が地面を滑る。
 そこから一気に振り上げられ、とうとうライドの目から消えた。


 【安価下1】
 1 落ち着いて、剣の軌道からどこに向かってくるかを予測するんだ!
 2 適当に振り回せば運良く当たるかも知れないじゃん!!
 3 前に出ながら片足を上げて、スバルの手元を踏みつけて封じる作戦! うまくいけばいいけど…
 4 その他、どうしよ!?

194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 19:03:59.59 ID:agsJTf0Lo
3
195 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 19:09:05.25 ID:nwfF56teO

ライド「見えなくたって――!」

 スバルは切り上げてきている。自然、剣を持つ手の位置は低くなる。
 タイミングがズレて失敗をしても傷は浅く済むだろう、という挑戦的な考えでライドは足を上げた。

 ガッ

ライド「当たった――!」

スバル「でもっ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 そのまま押し切られた、だと…?
 4〜6 互いに掠めた程度
 7〜9 ええ感じとちゃうん?(適当

196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 19:11:34.46 ID:cx/2f6uso
スバル強すぎんよ
197 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 19:18:00.67 ID:nwfF56teO

 グオッ

ライド(僕の体重かかってても、お構いなしっ…!?)

 ヒュバッ
 ブゥンッ

 スバルの振り上げられる手を踏み台にし、ライドは後ろに跳びながら剣を振るう。
 顔を狙ったにも関わらず、首を振られて頬を浅く掠める程度に終わってしまう。

 だが、同時にスバルも振り上げて、遠ざかっていくライドの肘をかすめていた。
 こちらは肘の肉が裂けて血が溢れ出す。

 ザッ…

スバル「面白いね。まだまだ動きはムダが多くて、雑なのに柔軟に対応してきて…」

 ポタッ
 ポタッ

ライド(肘は…痛くない…。痛くならないところで良かった…。ちょっとはあれだけど…)ギュッ

スバル「もっとキミが強くなったら、再戦したいな。だから今日はちょっと、徹底的にやらせてもらうよ」

ライド「…」ジリ


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 徹底的に、本気出してきおった(白目
 4〜6 徹底的に、冴え渡る剣技を披露してきおった(白目
 7〜9 徹底的に、ライドの攻撃を捌いてはカウンターで攻撃してきよる(白目

198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 19:24:41.36 ID:3GJn1oT3o

199 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 19:30:00.11 ID:13WBuCjqO

スバル「まずはコンビネーション!」ダンッ

 ヒュバババッ

 スバルが飛び出し、手にした剣を繰り出す。
 剣が3度閃き、ライドは棒立ちのままに浅く頬と首と肩に攻撃を受ける。

ライド「見えな――」

スバル「大技ぁっ!」ブォンッ

 大きくスバルが振りかぶる。
 衝撃に備えようとしてライドが剣を構え直したが、大上段から振り下ろされたスバルの剣から衝撃波が発生する。

 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォッ

ライド「あぐぅっ…!?」

 ゴロゴロッ

 放射状に地面が抉れ、ライドが衝撃に煽られて転がる。
 サッとそこに影が差して状態を起こすが、スバルは太陽を背にしながら落ちてきていた。

ライド「眩しっ…!?」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 敗☆北
 4〜6 猛攻は続く(白目
 7〜9 ライドが隠し球、だとっ!?

200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 19:31:14.98 ID:3B+r1fcvo
ぽい
201 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 19:39:10.79 ID:13WBuCjqO

スバル「ズァアアアアアアアッ!」

 ズドォォォォンッ

 裂帛の気合いとともに、スバルが落下から剣を繰り出した。
 どうにかライドは逃れるが、素早くスバルは地面に突き刺さったままの剣を横凪ぎに振るい、土塊がライドへと弾け飛ぶ。

 ドゴォォォッ

ライド「あ、ぐぅっ…!?」

 ダンッ

 片腕で土塊を防いだが、スバルは眼前に迫っていた。
 にぃぃぃっ、と楽しげな笑みを浮かべたままスバルが剣を振り抜く。

ライド「っ――ここぉっ!」

 ガギィッ

 腰の裏へ回した腕をライドが出した。
 握られた鎌がスバルの剣を封じ込み、そのままひねって手から弾き飛ばす。

スバル「!?」

 スバルの剣を絡め取り、弾き飛ばしたことで彼女は無防備になる。
 この隠し球は動揺も誘い、ほんの一瞬だけスバルは状況への理解が追いついていなかった。

ライド「これ、でぇっ!」

 ライドはそれを、見逃さない。
 転がり込んできたチャンスに奮い立ちながら、握り締めた剣を思いきり振るう。


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 しかし、スバルは強過ぎた。負けた
 4〜6 割と惜しかったけどね、負けた
 7〜9 まともに入ったああああっ!

202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 19:42:28.98 ID:O7iWNIKiO
全力のスバルに魔法禁止のライドが勝つのは流石に…
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 19:45:11.54 ID:JUuMELxL0
なんで魔法禁止なんだっけ
204 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 19:49:35.87 ID:g4LajaeKO

 ズバァァァァァッ

ライド「まだ、まだっ…!」

 スバルに一撃を浴びせ、さらにライドが両手に構えた獲物を振るう。
 鎌でスバルの脇の下から背中を刺し、反対側からさらに剣を振るって追い込む。

スバル「っ――極大・劫火魔法ッ!!」

 シュボォォォォォォォォォッ

 すぐに我に返ったスバルは魔法を発動した。
 周囲一体が紅蓮の炎に包まれ、それに気を取られた不意を突いてスバルは回し蹴りを叩き込む。

 スパァァァァァンッ

ライド「ガッ――!」

 綺麗に回し蹴りはライドの頭を捉えていた。
 スピン回転しながらライドが地面に倒れ込み、燃え盛る炎が包み焼く。

ライド「目が…回る…」フラッ

 起き上がろうとして手をつくが、どこが下かの判断がつかない。
 手をついてはあらぬ方向に感じる重力に引かれて身を崩した。

スバル「意表を突かれたけど、さすがに負けたりはしないよ」

スバル「でも、面白かった。また強くなったら戦おうね」


 【直下 コンマ判定】
 1〜6 敗北
 7〜9 ライドくんが粘り強い件について
  0  健闘しますのう

205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 19:53:05.46 ID:3B+r1fcvo
ぽいぽい
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 19:54:09.88 ID:O7iWNIKiO
やたらコンマ良かったが流石にここまでか
207 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 19:58:49.31 ID:4uR2V7mtO

ライド「っ…ま、だっ…」

スバル「今はこれで、終わりっ!」グググッ

 スバルが腰だめに剣を構える。
 ライドが顔を上げる。同時、スバルの剣が解き放たれた。

 ズォォォォォッ

 突風を顔に受ける。
 剣は振り切られ、次の瞬間にライドは鋭い何かに全身を切り刻まれながら吹き飛ばされていた。

 ズバァァァァァァッ
 ドゴォォォォォォォォォォンッ

 アリーナの壁に激突し、ライドが動かなくなる。
 試合終了を告げる鐘が打ち鳴らされ、アリーナが大歓声に湧いた。

スバル「ふぅー…」

スバル「面目を保てて良かった…」ボソッ

 ・
 ・
 ・

 ――バイス王国・闘技城都市・処置室――

ライド「っ…ぅ…?」

ライド「…………あれ…僕…?」

ライド「あっ…そっか…。負けちゃったんだ…」

ライド「…」

ライド「【安価下1】」

 1 …やっぱり…ダメか…
 2 …………………悔しい…
 3 強かったなあ…

208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 19:59:57.95 ID:CKs4TGpl0
1
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 20:00:01.52 ID:agsJTf0Lo
1
210 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 20:08:57.15 ID:Sv1AKdRfO

ライド「…やっぱり…ダメか…」

ライド「…僕に剣なんて…全然…」

ライド「…」

 ガチャッ

セーブル「おっ? 起きたか」

アルエレナ「おかえり」

ライド「っ…2人とも…」

セーブル「んー、まあ…あれだ。相手が悪すぎたな」

セーブル「あいつ、前のグランドゲームの優勝者だし、俺もその時に戦ってこっぴどくやられたし」

アルエレナ「瞬殺されなかっただけマシだったんじゃない?」

ライド「……でも…やっぱり、僕、才能なんて…」

セーブル「え? ああ…い、いや、でもな? 確かに特訓してダメだったら、とは言ったけど…」

セーブル「あれは規格外ってやつだし、ていうか、あいつこそ本物のヤツって言うかだから、勝てたら間違いなくだったけど、負けたって――」

ライド「ないんだよ、僕に…才能なんか」

セーブル「あー…」

アルエレナ「……ある方が稀なんだからいいじゃない、別に」

ライド「あんなにがんばったのに、結局、ムダだったし…」

セーブル「いや、だからな? あれは――」

アルエレナ「じゃあ何よ? 才能なきゃいけないの? 剣なんて自衛手段でしょ?」

アルエレナ「あんたは、ここにいる戦士達みたいに強くなるのが1番の目的なの? そうじゃないなら気にしなくていいじゃない!」

アルエレナ「うじうじするんじゃないわよ。あんたに才能がないから何? 死ぬの? 死なないでしょ、その程度で」

アルエレナ「そんな才能なんかね、欲しがって手に入るんなら皆持ってるのよ。あたしもセーブルも、しょせん凡才だし、何がダメなのよ」

ライド「【安価下1】」

 1 でも、もう…剣なんか、いらない…
 2 うじうじなんて、してない…。だけど、ここが…胸が、すごく…もやもやして…
 3 その他、自由台詞

211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 20:10:43.12 ID:3cjw3Ytdo
1
212 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 20:15:53.48 ID:Sv1AKdRfO

ライド「でも、もう…剣なんか、いらない…」

アルエレナ「っ…」

セーブル「ライド、そんなこと言わなくてもな? ほらっ、あー…よくやった方だぞ? 本当に! だから――」

アルエレナ「じゃあそうしたら? 好きにすればいいじゃない」

アルエレナ「できないことを探して、いちいちあれはいらない、これもいらないって永遠にやってりゃいいわよ!」

 バンッ…

セーブル「あーあ…行っちゃった…」

ライド「…」

セーブル「…」チラッ

ライド「…」

セーブル「………まあ、強制はしないけど」

セーブル「俺は…別にいいと思うんだよな。そんなこと気にしなくても」

セーブル「お前との稽古も楽しかったし。…うん、まあ…また、剣を握りたくなったら、また一緒に稽古しようぜ」

ライド「…もうしない…」

セーブル「…………と、とりあえず帰るか。なっ?」


 【安価下1】
 1 まっすぐボロ宿に帰って眠ったよ
 2 セーブルが何かと気にかけて構ってくるよ
 3 ものすっごく上機嫌のアルクトスとばったり

213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 20:16:37.44 ID:3GJn1oT3o
3
214 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 20:20:01.70 ID:vzJ8le21O

ライド「…」トボトボ

セーブル「…」チラチラ

ライド「…」

セーブル「そうだ、今日は俺がメシ作ってやるか? すっげえの作ってやるぜ?」

ライド「ううん、いらない…」

セーブル「…そうか…」シュン

<ふはははははっ! はーっはっはっはっ!

ライド「…アルクトス?」

セーブル「分かりやすいな…」

アルクトス「むっ? おお、我が朋友よ、戻っていたのか!」

アルクトス「浮かない顔だな、さては大負けや、大失敗でもかましたか!? はははははっ!」

アルクトス「ならばわたしがひとつ、良いことを教えてやろう、聞いて驚くがいい!!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 珍しい品を買ったらしくて上機嫌だった
 4〜6 賭けに大勝ちしたらしい
 7〜9 120万ゴールドを1人で稼ぎやがった、こいつ…

215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 20:20:47.53 ID:gTzqUAXEO
へいっ
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 20:22:24.58 ID:3GJn1oT3o
お金が・・・ww
217 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 20:25:25.69 ID:vzJ8le21O

アルクトス「見よ!」バッ

アルクトス「この極彩色の羽根、ただの羽根ではない!」

アルクトス「遥か南、絶海の孤島にのみ生息するという非常に珍しい魔物の羽根なのだ!!」

アルクトス「光にかざすとこれが極彩色に色味を変えるのだ! どうだ、どれだけ眺めていても飽きまい!?」

アルクトス「ふはははははっ! まったくもって、素晴らしかろう! これを飾りつけた帽子を今から注文しに行くのだ!」

セーブル「アルクトス、今、ライド落ち込んでるんだから…」

アルクトス「尚更だろう、落ち込むのも結構だが、それ以上に世の中というのは想像のつかないことに満ち満ちているのだ!」

アルクトス「気分が優れない時ほど、素晴らしい発見に胸を躍らせた方が楽になるというものだ! はーっはっはっはっ!!」

ライド「【安価下1】」

 1 良かったね…
 2 ……僕も、ついてっていい?
 3 その他、自由台詞

218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 20:25:53.95 ID:0P4VwbH8o
219 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 20:30:36.03 ID:R9RdgSJhO

ライド「……僕も、ついてっていい?」

アルクトス「うむ、断る理由は皆無だ! ともに行こうではないか!」

セーブル「ライド? お前…」

ライド「じゃあね、セーブル。行こ、アルクトス」

アルクトス「ああ、行こう! はーっはっはっはっ!!」

セーブル「……まあ…いいのか…?」

 スタスタ

アルクトス「どうだ、青色でも、青だけで無限の彩色だ。それが緑や赤や黄…無限にここには色味が詰まっている」

アルクトス「それでいて、はたと一目見るだけでは一色のみに綺麗に落ち着いている」

アルクトス「素晴らしいだろう!」

ライド「うん、綺麗」

ライド「……これ、どうしたの? 買った、の?」

アルクトス「ああ、そうだ。50万ゴールドもかかってしまった、ははははっ!」

ライド「そのお金って…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜6 もちろん、情報料として貯めてた額から無断拝借されてました(白目 差分は自分で稼いだらしい
 7〜9 さすがにそんなマネはしなかったらしいけど、1ゴールドも情報量としては稼がなかったってさ…
  0  むしろ稼ぎすぎて、情報量はあと20万ゴールドだってさ! さすがアルクトス!

220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 20:31:37.95 ID:0P4VwbH8o
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 20:34:41.21 ID:3GJn1oT3o
こwwれwwはww
222 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 20:36:02.41 ID:R9RdgSJhO

 目標:120万G
 現在:40万G→0万G

アルクトス「少々、足りなかったのでな、拝借しておいた!」

ライド「」

アルクトス「ふははははっ! 金というのは貯めこまずに使った方が良いのだ!」

アルクトス「何故なら、そのために金は存在しているのだからな! はーっはっはっはっ!!」

ライド「…」

アルクトス「だが、あと少しで別の買い手がつくところだったのだ! まとまった金があって心底良かったと思ったぞ!」

アルクトス「これをつけた帽子というのはきっと、素晴らしい逸品になるはずだ!」

アルクトス「このわたしの気品に相応しい品になる! これは確信している! 胸が躍るな、はっはっはっはっ!!」

ライド「【安価下1】」

 1 ……アルクトスだし、仕方ないか…
 2 どうして皆のお金を勝手に使っちゃうの?
 3 アルクトスって、いつも楽しそうだね。……ちょっと、羨ましい
 4 その他、自由台詞

223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 20:37:07.57 ID:cx/2f6uso
224 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 20:51:26.27 ID:svOBrswvO

ライド「アルクトスって、いつも楽しそうだね。……ちょっと、羨ましい」

アルクトス「ふははははっ! 楽しそう、ではなく、わたしは常に楽しんでいるのだ!」

アルクトス「ああ、この世は何と愉快なのか!」

アルクトス「1秒先に想像しえないことが待ち受けているのかも知れない!」

アルクトス「空から槍が降るものか、突然に人々が歌い出すか、はたまた天変地異で世界が滅ぶか!」

アルクトス「何が起ころうとも不思議ではない! 様々な可能性に満ちて、人々は様々な人生という物語を綴り生きている!」

アルクトス「これほど目紛しい世界を目の当たりにして、何がつまらないものなのか!」

アルクトス「暗澹たる不幸な悲劇も、腹がよじれるほどおかしな喜劇も、全てはスパイスであり、世界を彩るものだ!」

アルクトス「ライドよ、わたしを羨ましいと思うのであればもっと楽しむことだ!」

ライド「楽しくないことが、いっぱいだよ…。アルクトスは折角、皆ががんばって貯めたお金使っちゃうし」

アルクトス「ふははははっ! 思い違いをしているぞ! それさえも、楽しめば良いのだ!」

ライド「どうやって?」

アルクトス「確かにわたしは金を使い込んだ! だが、お陰で、この素晴らしい羽根を拝めたのだ!」

アルクトス「ならば、この羽根がわたしの手に飛び込むまでのドラマを想像するが良い、この羽根の無限の色を見て楽しむが良い!」

アルクトス「このような羽根をまとった魔物とはどのような姿なのか、気にはならないか?」

アルクトス「どうしてこれほどに不思議な色彩を持っているのか、気にはならないのか!?」

アルクトス「ありとあらゆることに想像力を働かせて、それを楽しめ! 目の前のことをただ受け取るだけではつまらぬのは当然だ!」

アルクトス「理解が及ばぬことならば、理解ができるように自分で結論を考え抜けばいいのだ!」

アルクトス「荒唐無稽でも良い、事実に基づいた厳密な推測だって良かろう!」

アルクトス「面白おかしく燃えきった方が死ぬ時に満足できるというものではないか!」

アルクトス「今、この瞬間に死んだとしても一切の後悔をしないよう、常に全身全霊をもって行動をする!」

アルクトス「それこそがわたしの美学であり、ライドが羨ましいと感じる楽しみなのだよ! ふはははははっ!」

ライド「後悔しない…ように…」

ライド「【安価下1】」

 1 …僕もそうしてみる
 2 でも…人に迷惑かけたらいけないんじゃない?
 3 その他、自由台詞

225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 20:52:40.36 ID:3xjiclUUO
1
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 20:52:55.13 ID:agsJTf0Lo
2
227 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 20:58:47.50 ID:znjTbMzhO

ライド「…僕もそうしてみる」

アルクトス「うむっ、良い心がけだ!」

アルクトス「ならば早速、行動するといい! ライド、今、お前がやりたいことは何だ?」

ライド「僕のやりたいこと…」

アルクトス「何だっていい、今、この瞬間でないとできないこと!」

アルクトス「難しく考える必要はない! さあ、わたしに言ってみるといい!」

アルクトス「そして有言実行だ! 時間はどんどん過ぎていくぞ、即決断、即実行こそが肝心要であるのだ!」

ライド「【安価下1】」

 1 早くルビーに会いたい! だから、120万ゴールド集める!
   A だからその羽根、適当に売る! 50万ゴールド以上になるように!
   B 魔法でどんどんやって、お金稼いでくる!
 2 僕…強くなりたい。ヤケになっちゃったことをアルエレナとセーブルに謝って、いっぱい稽古する!
 3 その他、自由台詞

228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 21:01:17.98 ID:CKs4TGplo
1B
229 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 21:06:34.86 ID:znjTbMzhO

ライド「早くルビーに会いたい! だから、120万ゴールド集める!」

アルクトス「うむ」

ライド「魔法でどんどんやって、お金稼いでくる!」

アルクトス「良い心がけだ! ならば、駆け足で野試合でも何でもやってくるといい!」

アルクトス「飽くまで戦え、飽くまで想え、飽くまで動き続けよ! 己が欲望をさらけ出して罪に問われることなどはない!」

ライド「うんっ! じゃあ行ってくる! あ、でも、帽子、できたら見せてね!」

アルクトス「無論だ、行ってこい!」

ライド「行ってきます!」タタタッ


 【直下 コンマ判定】
 そしてへとへとになるまで戦って…
 1〜3 一晩で10万か
 4〜6 一晩で15万いけた
 7〜9 一晩で20万だったぜ

230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 21:09:52.76 ID:3GJn1oT3o
231 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 21:15:17.37 ID:znjTbMzhO

 ――バイス王国・闘技城都市・ボロ宿屋――

 目標:120万G
 現在:0万G→15万G

 ガチャッ

ライド「ただいま…」

セーブル「遅かったな。どうし――」

 ガチャッ

アルクトス「ライド、どうだ、良いだろう!?」バッ ←ポーズをとった

ライド「あ、帽子もうできたの? かっこいい!」

アルクトス「ふははははっ! そうだろう、そうだろう!」

セーブル「ずっとあの調子なんだ…。もう、何度見せびらかせたか…」

ライド「僕もかぶりたい! 貸して、貸して」

アルクトス「良かろう!」

 ポスッ

ライド「じゃーんっ! どう?」

アルクトス「ふむ、意外といいではないか」

ライド「ほんと? ねえ、セーブル、どう?」

セーブル「………ライド…何か、あったのか…?」


 【安価下1】
 1 この調子で一晩中、アルクトスと一緒に疲れて寝るまではしゃぎました
 2 帽子ちょーだいっておねだりしてみた
 3 コミュ
   ※相手も併記

232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 21:17:49.20 ID:0P4VwbH8o
233 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 21:22:11.10 ID:wOS3ARC3O

アルクトス「どうだ、良いデキだろう? だが、わたしの頭の上の方が収まりが良い」

ライド「そう? ねえ、アルクトス、これちょうだい?」

アルクトス「ならん」

ライド「えー、ちょうだいっ」

アルクトス「ダメだ、これはわたしの方が似合うのだ」

ライド「そんなことないもん。意外と似合う、ってアルクトス言ったよ?」

アルクトス「意外と、だ。ちゃんと、似合うのはライドよりもわたしに決まっている」

ライド「誰が決めたの?」

アルクトス「わたしだ」

ライド「じゃあ僕は僕の方がちゃんと似合うと思うって決めた」

アルクトス「減らず口を…!」

ライド「アルクトスだって」

セーブル(何なんだ、一体、どうなってるんだ?)

アルクトス「ならば、勝負といこうではないか。わたしに勝てればその帽子をやるが、ライドが負ければ帽子は諦めてもらおう」

ライド「うん! 何で勝負?」

アルクトス「古今東西のグルメをどちらがより多く知っているかでどうだ?」

ライド「僕そんなに知らないから別のがいい!」

アルクトス「むっ…」

セーブル(ライドが…アルクトスに毒されてる…? 落ち込んでるよりはいいけど…大丈夫か?)


 【直下 コンマ判定】
 1〜5 負けて帽子はゲットできなかった
 6〜0 買って帽子をゲットできたよ!

234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 21:23:46.26 ID:3GJn1oT3o
235 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 21:31:31.66 ID:mh+SRIlCO

ライド「勝った!!」

アルクトス「ぬぐおおおおおおおおおおおっ!!?」

アルクトス「折角手に入れたというのに…何ということだ!?」

ライド「じゃあこれ、僕のね! やった!」グッ

アルクトス「ふっ…ふはははははっ! 仕方あるまい、これは譲ろう」

アルクトス「いささかライドに有利すぎる内容であったことに一抹の不満は残るが、結果は結果だ!」

ライド「えへへ…似合う? ねえねえ、似合う?」

アルクトス「わたしの方が似合うがな」

ライド「僕の方が似合うもん」

セーブル(いい加減、静かに寝てくれねえかな…? うるさくて寝れねえ…)


 【安価下1】
 ところでよ、剣なんだけど…
 1 いらん! 売って金に換えちゃう勢いでいらん!
 2 持つだけ持ってるけど、戦いなんか魔法で事足らせるもーん
 3 でも、折角あれこれがんばったし…魔法主体にしつつ、剣も使ったり? 毎日稽古はしないけどね


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌→剣 職業:ー 属性:火
 習得魔法:極大〜小・火球/劫火/爆裂
 所持金:2200G
 現在の目標行動:120万G(現在15万G)を集めて城塞都市のわたあめ屋の前の前のベンチの裏の植え込みに置く
 所持品:鋭利な鎌 厚手のコート リフレクションマント 片刃の剣 極彩色の羽根帽子

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女
 アルクトス:自称・高等遊民
 アルエレナ:闘技城都市の少女 14歳
 ロドリゲス:行商人
 スピカ:王立学術院の学生 お人好し
 セーブル:カタナの使い手 お人好し
 情報屋:本名不明 秘密主義者
 スバル:グランドゲーム覇者

236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 21:33:01.29 ID:3GJn1oT3o
3
237 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 21:39:02.42 ID:mh+SRIlCO

アルエレナ「………ねえ、ちょっと」

セーブル「ん? 何だ?」

アルエレナ「最近…あいつが、変じゃない?」

<見て見て、アルクトス! 硬貨積み上げてお城作ってみた!

<おおっ、良いデキではないか! だが、造りがシンプルすぎる! 本格的なものにするべきだ!

<分かった! どうすればいいんだろ…?

セーブル「………そう、だな」

アルエレナ「…」

セーブル「でも楽しそうにしてるし、いいんじゃねえか?」

アルエレナ「…」

セーブル「……アルエレナ?」

アルエレナ「…何か、うざい…」

セーブル「うざいって…」

アルエレナ「あのテンションの高さとか…何か、ムリかも…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 あれ、そろそろ納期だけど…まだ、足りなくね?
 4〜6 あれ? 気づいたら納期がすぐそこに…城塞都市まで、間に合う…かな…?
 7〜9 120万ゴールド、稼ぎ終わったぜ! あとは城塞都市でお金と引き換えに里の場所を教えてもらうのみだ!

238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 21:39:41.30 ID:0P4VwbH8o
239 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 21:41:13.09 ID:mh+SRIlCO

 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 ちょっと余分に稼ぎすぎた…かも? 情報量差し引いて、余剰分が30ゴールドもある
 奇数 あれ? 愉快に気ままにお金を稼ぎつつも、あれこれ使ってたら…ちょっと、想定ペースよりお金集まってない…ヤバい
 ※0は偶数扱いです

240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 21:41:50.10 ID:3GJn1oT3o

241 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 21:45:08.76 ID:mh+SRIlCO

 目標:120万G
 現在:150万G

ライド「お金、ちょっと増えすぎたかも…」

アルクトス「ならば、パーッと使えば良かろう」

アルエレナ「バカ言うんじゃないわよ。必要分以外はちゃんととっとかなきゃ、いざって時に困るでしょ」

セーブル「にしても…ここまで金が集まると壮観だな」

アルクトス「パーっと使うべきだ!」バンッ

アルエレナ「貯金っ!」バンッ

セーブル「まあまあ…ライドはどうしたいんだ?」


 【安価下1】
 1 ちょ、ちょっと豪遊するくらいなら、いいんじゃない? 10万くらい…
 2 お金って、使うと面白いことがたくさんあるから、使っちゃおうよ!
 3 とっておきましょう

242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 21:45:54.19 ID:3B+r1fcvo
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 21:46:13.28 ID:EgsDOIhnO
3
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 21:46:50.23 ID:cx/2f6uso
30ゴールドって少なっ! っと一瞬思ってしまった
245 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 21:49:28.45 ID:mh+SRIlCO

 >>244 ごめんなさい、間違っちゃってた

―――――

ライド「とっておこうよ」

アルクトス「見損なったぞ、ライド! わたしとともに面白おかしく、愉快痛快に刹那的に生きるのではなかったのか!?」

ライド「そんな約束してないけど」

アルエレナ「て言うか、これが当然の決断でしょ?」

セーブル「路銀はあればあるだけいいしな。落としたらショックでかいけど」

アルエレナ「城塞都市で受け渡すんでしょ? なら、そろそろ出発した方がいいんじゃない?」

ライド「あ、そっか」

アルクトス「ならば、早速、旅支度だな」


 【安価下1】
 1 すぐに出発だよ!
 2 パパにお世話になったから、5万ゴールドくらい、置いてこう
 3 その他、何か闘技城都市でやっておきたいことあれば併記

246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 21:50:04.98 ID:3GJn1oT3o
2
247 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 21:55:40.20 ID:LJoj9LU+O

<ライドー、行くぞー

<早くしなさいよ

<ふははははっ

ライド「はーい、今行くー!」

 ゴソゴソ

ライド「……お金…パパさんにこっそり、返さなきゃ」

ライド「ずっとタダで泊めてくれて、ご飯も出してくれてたし…」

ライド「……ここに置いておけばいいかな」

 チャリッ

ライド「…うん」

ライド「えーと…泊めてくれて、ありがとうございました…っと」カキカキ

ライド「完璧…だよね」

<置いてくわよ!

ライド「い、今行くっ!」タタタッ


 【直下 コンマ判定】(首都陥落:−3)
 1〜3 闘技城都市にいる間は気づかなかったけど、ものすごぉぉぉぉぉく、物騒になってた…
 4〜6 通りかかった村が盗賊とかの略奪に遭ったらしくて、悲惨なことになってた。あちこちで同じようなことが起きてるらしい
 7〜9 表面上は平和?

248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 21:56:07.19 ID:0P4VwbH8o
249 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 22:01:01.36 ID:6ECsSpw1O

 ――バイス王国・寂れた農村――

ライド「ここ…前、立ち寄った時は普通だったのに…」

アルエレナ「家が燃えてるし…畑も酷く荒らされてる…」

アルクトス「ふむ…首都がああなってしまったからな、仕方あるまい」

セーブル「何で、仕方ないんだ?」

アルクトス「わたしが掴んでいる話によれば隣国が、ここぞとばかりに攻め込んできているようだ」

アルクトス「国境線では侵略行為に対する防衛戦が瀕発して、軍はそちらに兵員を割かれている」

アルクトス「そこにつけ込んだ元々、国内にいた盗賊などが動きを活発化させているのだろう。軍は人手不足で、国内に手が回らぬのだ」

アルエレナ「サイッテーなことするバカもいるのね…」

セーブル「そうだな」

ライド「…」


 【安価下1】
 1 ルビーが心配だから、早く行こう
 2 何かしてあげられることないかな?
 3 その他、自由行動

250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 22:08:26.73 ID:agsJTf0Lo
2
251 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 22:14:53.21 ID:XxYCDJOpO

ライド「何か、してあげられることないかな?」

アルエレナ「そんなお節介、いちいち焼いてたらどこにも行けなくなるわよ」

セーブル「いやっ、その中で何かやれることがあるならやった方がいいだろ」

ライド「だよね?」

セーブル「俺はそう思う」

アルクトス「とは言え、畑を耕そうと、家を立て直そうと、また略奪に遭うだけだ」

アルクトス「いたちごっこになるのは目に見えている」

セーブル「だったら、そいつらをまとめて、取っ捕まえるか」

アルエレナ「捕まえたって誰が引き取るのよ? 軍は動けないんでしょ?」

アルクトス「ならば、もうこんなことはしないと誓わせれば良いだけだな」

ライド「どうやって?」

アルクトス「生物が痛みを感じるのは何故だと思う?」

セーブル「要するに強硬手段だな」

ライド「どういうこと?」

アルクトス「体が壊れていると自覚するために痛みはあるのだ」

アルクトス「そして、それは生命の危機であり、生きる上で切り離せぬ」

アルクトス「略奪行為の報いを痛みとして教えてやれば、懲りるだろうということだ」

アルエレナ「ぶっ飛ばすだけでしょ?」

ライド「【安価下1】」

 1 ……他に、方法ないの?
 2 懲らしめるんなら、どこにいるか確かめなきゃ
 3 その他、妙案があるなら書いてみて

252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 22:17:38.99 ID:CKs4TGplo
253 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/13(月) 22:26:31.87 ID:IpvX6w2CO

ライド「……他に、方法ないの?」

アルクトス「地味だ」

ライド「地味でも、人を傷つけるよりいいよ」

セーブル「そうか? 悪党なんか、ビシっとやっつけてやった方がいいと思うけどな」

アルエレナ「そもそも、関わるような義理ないわよ」

アルエレナ「仮に何かをしていったとして、また同じようなことも起きるし、別のところで数えきれないくらい同じことがある」

アルエレナ「いちいち立ち寄ってそんなことしてられないわよ」

ライド「でもっ…僕は、そうしたいっ!」

アルエレナ「そんなことしてたら、城塞都市に間に合わないわよ?」

ライド「だとしても、放っておけないよ! 目の前で、あんなに困ってる人達がいるのに!」

アルクトス「ならば…一時凌ぎではあるが、何かやれることをやればいいではないか」

アルクトス「アルエレナも目くじらを立てず、ただライドが自己満足をしたということだけを留めれば良い。手助けをする義理もなかろう」

アルクトス「根本的な原因を断ち切ることはできないのだ。ならば、現状の維持、もしくは回復程度しかやることはない」

アルクトス「それでいいな?」

ライド「うんっ」

セーブル「でも、何がやれるんだ?」


 【安価下1】
 1 明日をがんばろう、と思うためにっ! おいしい料理を用意して振る舞えばいいんだよ! ………食べられる魔物って、いるよね?
 2 焼けたままの家とか、壊れたままの家があるから気分が落ち込んじゃうんだよ。直すなり、撤去するなりすればいい!
 3 その他、妙案求む!


―――――

 キリが悪いですが、本日はここまでです
 どうもありがとうございました

254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 22:27:40.91 ID:0P4VwbH8o
255 :じん ◆XWVTnloNXc [sage saga]:2015/07/14(火) 18:40:56.00 ID:GnjjNvnpO

 ――バイス王国・某所の森――

 ガサガサ

ライド「探そうとすると、意外といない…」

アルエレナ「何であたしまで…」ブツブツ

ライド「変なのじゃなければ、大体、食べられるんだよね?」

アルエレナ「知らないわよ、食べないし」

ライド「アルクトスとセーブルが料理する準備してくれてるし、早く見つけなきゃ」

アルエレナ「…」


 【安価下1】
 1 なんかアルエレナ、不機嫌? って尋ねてみる
 2 魔物はどこだー?
   ※採用された場合、コンマ判定で1〜3は強い、4〜6は普通、7〜9はうまそうなのが出てきます

256 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/14(火) 18:41:41.74 ID:GnjjNvnpO

 age忘れててごめんなさい
 これは安価に数えないので、この下でおなしゃす
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 18:44:49.91 ID:bEv35JnQo
258 :じん ◆XWVTnloNXc [sage saga]:2015/07/14(火) 18:50:50.98 ID:CZYxFCBYO

ライド「……ねえ、アルエレナ」

アルエレナ「何よ?」

ライド「……機嫌、悪い?」

アルエレナ「別にぃ?」プイッ

ライド「でも、ずっと何か、嫌そうな顔してる」

アルエレナ「何でもないわよ」

ライド「…本当に?」

アルエレナ「しつこい!」

ライド「っ…ごめん」

アルエレナ「………こんなことしたって、ムダよ、ムダ」

アルエレナ「お節介なんかして、どうなりたいのよ。やるだけムダなのに張り切っちゃって…」

ライド「ムダじゃないよ」

アルエレナ「ムダなの! ここに残ってずっと守ってあげるんなら話は別よ?」

アルエレナ「でもそんなことできないし、あたし達がここを出てったすぐ後にまた略奪受けるかも知れないじゃない」

アルエレナ「そうなったら、あの村の人達はどう思うか想像できる?」

ライド「……悲しく、なる…」

アルエレナ「それ以上よ、きっと。一瞬だけ良かったことがあって、すぐ現実に引き戻されて絶望するに決まってるんだから」

ライド「…だから、機嫌悪いの?」

アルエレナ「嫌な女でしょ? …でも、あたしはそうとしか思えない」

ライド「【安価下1】」

 1 …そっか…。つきあわせちゃって、ごめんなさい
 2 でも、そこまで悪いことなのかな…?
 3 その他、自由台詞

259 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/14(火) 18:55:11.97 ID:CZYxFCBYO

 またage忘れてたの巻き…
 たびたびごめんなさい
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 19:13:06.28 ID:WJbC1phrO
1
261 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/14(火) 19:17:51.14 ID:Ymq3JWGkO

ライド「…そっか…。つきあわせちゃって、ごめんなさい」

アルエレナ「…謝らせるつもりなんかないわよ」

ライド「…」

アルエレナ「…」

 ガサガサ

ライド「でも…」

ライド「それがアルエレナのやさしさなんだよね」

アルエレナ「は、はあっ!?///」

ライド「僕は何かしてあげなきゃって思っちゃうけど、それが逆に可哀想だからアルエレナは嫌なんだもんね」

ライド「…うん、何か、僕はそっちも分かる」

アルエレナ「そ、そんなじゃないわよ…」

ライド「あ、あと、アルエレナは全然、嫌な女の子じゃないよ?」

アルエレナ「いちいち、そんなこと口にしないでいいのよっ!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 まずそうな魔物しか生息してなさげ…
 4〜6 見た目グロいけど…これ、おいしいのかなあ…って
 7〜9 うまそうな魔物を仕留めたよ

262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 19:26:17.11 ID:B9YpORpv0
ごーごー
263 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/14(火) 19:29:10.27 ID:Ymq3JWGkO

ライド「大・火球魔法!」

 シュボォォォォォォォッ

魔物「おぼろろろろろぼぎゃががががあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………………」

 ドサッ
 グジュッ
 ビクビクッ

アルエレナ「…キモい…」ボソ

ライド「…うん…」

魔物「」

ライド「た…食べられるのかな…?」

アルエレナ「食べられなくはなさそうだけど、こんな見た目の…」

ライド「…………りょ、料理しちゃうと、見た目なんか分からないし…」

アルエレナ「あたしは食べない…」

ライド「…」


 【安価下1】
 1 見た目がマシな魔物いないの!? 探すよ!
 2 い、いいんだもん! きっと、きっとおいしくいただけるもん!
 3 そうだ、食べられる野草とかないのかな? 探してみよう

264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 19:31:15.24 ID:xGq6a2iyO
1
265 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/14(火) 19:32:42.45 ID:Ymq3JWGkO

ライド「こ、これ以外にいるかも知れないし…」

アルエレナ「あんだけ探して、やっとこれだったのよ?」

ライド「でもほら、いないって決まってるんじゃないよ」

ライド「だから探そう!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 他にいなかった…
 4〜6 どいつもこいつも、キモい…
 7〜9 ま、まともなのがいたぁあああああっ!

266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 19:33:08.53 ID:bEv35JnQo
267 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/14(火) 19:37:20.13 ID:Ymq3JWGkO

 ――バイス王国・寂れた農村――

ライド「…」

アルエレナ「…」

魔物「」

セーブル「こりゃまた、変なのを…」

ライド「これしかいなくて…」

アルクトス「ほう、あまり見ないものだな」

アルクトス「だがえてして、ゲテモノはうまいということもある」

ライド「そうなの?」

アルエレナ「ゲテモノなんか食べたくないわよ…」

セーブル「とりあえず、村のヤツにこれが見られる前に料理しちまうか」


 【安価下1】
 1 セーブルが張り切ってるし、任せちゃおう
 2 部位ごとに解体して、それぞれに料理開始だよ!! ライドくん、はじめてのおりょうり←
 3 皆でやろうね、皆で

268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 19:39:33.43 ID:AFYbaWoco
1
269 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/14(火) 19:47:50.68 ID:Ymq3JWGkO

セーブル「よーし、まずは解体だな!」

アルエレナ「張り切ってるわね」

セーブル「おう、これでも一時期は料理人を目指したほどだ」

アルクトス「ほう! それは期待が持てるではないか」

セーブル「任しとけ!」

アルエレナ「じゃあ任せるわ、面倒だし」

ライド「セーブル、料理できたんだ…」

セーブル「まあな。んじゃ、ここはひとつ、俺が全部、完璧に作ってやろう!」

セーブル「腹をすかして待ってろよ!」


 【直下 コンマ判定】(セーブル:判定表が特殊なものに変化)
 1〜3 ものすごい異臭。そしてゲロマズ。村人は残り少ない気力を振り絞って4人を追い出した(白目
 4〜6 エグ味オンリーの凄まじい料理だった。阿鼻叫喚。追い出された(白目
 7〜9 見た目も香りもそれなりなのに、一口食べると全身の穴という穴から謎の体液が流れ出す危険な料理になった。略奪への自衛手段!?
  0  判定表で唯一の成功。臭みはあるけどなんとなく力が沸いてきそうな感じに仕上がった。奇跡

270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 19:49:19.28 ID:HFfyPlIbo
ぽい
271 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/14(火) 19:59:26.52 ID:Ymq3JWGkO

セーブル「よーし、できた!」

アルクトス「ほう、スープか」

セーブル「おう、具だくさんだし、あったまるだろ?」

アルエレナ「香りはそこそこね…」

ライド「味見していい?」

セーブル「ああ、食え! 自信作だけど、俺のメシってよくマズいとか、ゲロ以下とか言われるんだよなあ…」

ライド「えっ」

アルクトス「いただこう」パクッ

アルエレナ「……………」チラッ

ライド「……………ど、どう…?」

アルクトス「うむ…何とも言いづらいが、肥だめの土でも食べているかのような…」ダラダラ

ライド「あ、汗すごいよ?」

アルクトス「むっ…あまりのマズさに…」フキッ

 ネチョ…

アルエレナ「あ、汗がなんで、そんな変な糸引くのよ…? しかも、その色…?」

アルクトス「ふはははっ、何だこれは!?」

ライド「…」

セーブル「おいしくない…か?」

アルクトス「ああ、これほどに料理として出されていながら、料理だとは思えぬ味をしているのは初めての経験だ!」

アルクトス「ふははははっ、これほどのものがこの世に存在していたとは! しかも、人間からこんな謎の液体が噴出しるれれらるろるりら…」バタッ

ライド「アルクトス!?」

アルエレナ「ちょ、えっ!? し、死んだ!?」

セーブル「えええええええっ!? そ、そこまでか!? そこまでなのか!?」

 ・
 ・
 ・

*「これを…略奪しにきたものに差し出す…?」

ライド「う、うん…。そうすると…多分、追い払えると思うから…」

*「おおっ、ありがとうございます…。ですが、お礼など、できることは…」

ライド「い、いいの。ただ…やりたくてやったことだから、気にしないで。レシピもあるから、そこの森で、魔物さえ狩れればいくらでも…」

*「これはこれは…」

セーブル「俺って…」グスン

アルエレナ「……怪我の巧妙…?」

アルクトス「ふは、はっ…ははっ…色つきモスキート…」

アルエレナ「わけ分かんないこと口走ってるし…」

セーブル「何でだ…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 セーブルの料理でアルクトスがおかしくなっちゃったばかりに、大幅に旅程が狂った! 城塞都市に間に合うかな?
 4〜6 ギリギリで城塞都市に間に合った
 7〜9 ふう、余裕を持って城塞都市に到着できたぞ

272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 20:00:46.13 ID:ga7usQD8o
いよっ
273 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/14(火) 20:11:20.57 ID:Ymq3JWGkO

 ――バイス王国・街道――

 パチパチ…

アルクトス「ひとつ、深刻な問題が発生しているようだな」

ライド「深刻な…問題?」

セーブル「俺の料理か…?」ボソ

アルエレナ「まだ引きずってんの?」

アルクトス「確か、情報屋に金を受け渡すのは次の満月の晩だったな」

ライド「うん」

アルクトス「月を見るといい」

ライド「……うん?」チラッ

セーブル「おー、でっかくなってるな」

アルエレナ「…………もうすぐ、満月ね…」

ライド「あっ」

セーブル「何だと…」

アルクトス「ふははははっ! セーブルの凄まじい料理として出された何かが、何なのか確かめようとしたばかりにわたしが動けなかったからな!」

アルクトス「その分だけ時間がなくなってしまったということだ! はっはっはっ!」

セーブル「笑えねえ…」

アルエレナ「多分、あんたの笑えない理由と、あたし達の笑えない理由は別ね…」

ライド「ど、どうしよ? こんな、焚き火囲んでおしゃべりしてるような時間…」

アルクトス「2日もすれば満月だが、城塞都市までこのペースだと4日はかかる」

アルエレナ「……これでもけっこう、早めのペースで歩いてきてるわよね?」

アルクトス「うむ。このままでは急いでも間に合わないだろう」

セーブル「どうして俺、あんなにマズいのしか作れないんだ…? ちゃんとやってるのに…」ブツブツ

ライド「ど、どうしよ? 急いでも間に合わないんじゃ…」

アルクトス「だが、ひとつ、間に合いそうな考えがある」

アルエレナ「あんたの考えじゃ不安ね…」

ライド「何!?」

アルクトス「地図を見てほしい。この街道は、城塞都市に向かうのに迂回をしているだろう?」バサッ

ライド「うん」

アルクトス「何故、迂回されているかと言うとだ、現在、我々がいるこの地点から、城塞都市までを一直線に繋いだ時のここ…」スッ

アルクトス「この場所は惑わしの森と呼ばれ、踏み入ったものは1000人に1人ほどしか出てこられないと言われているためなのだ」

アルクトス「ここを通過できればショートカットで城塞都市に辿り着くことができる」

アルエレナ「………………出られれば、でしょ?」

セーブル「俺はそんなにマズくないと思うんだけどなあ…」ブツブツ

ライド「ここを通らないと、間に合わない…んだよね?」

アルクトス「うむ」


 【安価下1】
 1 じゃあ、ここを行くしかない!
 2 ………………寝ずにもっともっとペース上げて、街道を行った方がいいんじゃ…

274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 20:13:16.71 ID:KFZHyXuAO
275 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/14(火) 20:26:00.59 ID:Ymq3JWGkO

ライド「でも…そこ、すごく危なそう…」

アルエレナ「1000人に1人とか言うけど、ほんとかどうかも分かんないし…」

アルクトス「それが良いのではないか! 一体、何故、そこを通過する者は消えてしまうのか、興味しか沸いてこない!」

ライド「不安の方が…」

ライド「……寝ずに、もっとペース上げて目指すんじゃ、ダメかなあ?」

アルエレナ「そんなことしても、どんどんペースが落ちるだけだと思うけど…」

アルクトス「距離的にはやはり、惑わしの森を横切った方が早いのだ」

ライド「だけど出て来られなかったら…」

アルエレナ「どっちもどっち、ね…」

アルクトス「わたしは断固として、惑わしの森を行くことを勧めよう」

アルクトス「決めるのはライドで良いがな。…里に誰よりも早く行きたいのはライドだ」

アルクトス「城塞都市に辿り着けねば里のことも分からなくなるだけなのだ」

ライド「うっ…」


 【安価下1】
 1 それでも、街道を行く! そうと決まったら、夕ご飯は食べたし、もう出発だよ!!
 2 じゃ、じゃあ惑わしの森…?
 ※これでほんとに決定よー

276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 20:26:53.82 ID:bEv35JnQo
277 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/14(火) 20:33:56.05 ID:Ymq3JWGkO

ライド「………じゃあ、惑わしの森…」

アルクトス「ふははははははっ!! 死の危険に瀕しつつもセーブルの激マズ物体を食べた甲斐があった!」

アルクトス「はーっはっはっはっ!!!」

アルエレナ「えっ…」

ライド「まさか…惑わしの森に行くためだけに…?」

アルクトス「はーっはっはっはっ!!!」

セーブル「どーせゲロマズだよ…」ブツブツ


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 早速、バラバラにはぐれた…だと…?
 4〜6 あれ? 森の中を進んでたら、セーブルと2人きりになっちゃった。他の2人は…?
 7〜9 霧が濃くてちょっと前も見えないなあ


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌→剣 職業:ー 属性:火
 習得魔法:極大〜小・火球/劫火/爆裂
 所持金:2200G
 現在の目標行動:120万G(現在15万G)を集めて城塞都市のわたあめ屋の前の前のベンチの裏の植え込みに置く
 所持品:鋭利な鎌 厚手のコート リフレクションマント 片刃の剣 極彩色の羽根帽子

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女
 アルクトス:自称・高等遊民
 アルエレナ:闘技城都市の少女 14歳
 ロドリゲス:行商人
 スピカ:王立学術院の学生 お人好し
 セーブル:カタナの使い手 お人好し 激マズ料理を作れる
 情報屋:本名不明 秘密主義者
 スバル:グランドゲーム覇者
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 20:35:02.65 ID:AFYbaWoco
279 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/14(火) 20:40:22.03 ID:Ymq3JWGkO

 ――バイス王国・惑わしの森――

ライド「霧が濃いね…」

セーブル「だなあ」

ライド「それに、右も左も分かんなくなっちゃいそう」

セーブル「はぐれんなよ」

ライド「うん。アルエレナと、アルクトスもね」

 シ-------ン…

ライド「……あれ?」クルッ

セーブル「おう?」

 シ-------ン…

ライド「………あ、アルエレナ!? アルクトス!? どこ?」

セーブル「………おおう…? これ、見つかる…のか…?」

ライド「だから、嫌だったのに…」

セーブル「落ち着け、落ち着いて考えるぞ」

セーブル「さっきまで一緒だったんだから、そう遠くには行ってないはずだ」

ライド「でも、どこにも…。何の音もしないし、向こうも1人になってたら、気づいて呼んでたりするんじゃ…」

セーブル「…」

ライド「…」


 【安価下1】
 1 セーブルとはぐれないように気をつけながら、2人を捜そう
 2 て言うか、どっちに進めばいいんだっけ…?
 3 その他、どうしよう?

280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 20:43:35.56 ID:Y4uItzqhO
2
281 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/14(火) 20:48:59.18 ID:OZ/AUA47O

ライド「あと、ね? セーブル」

セーブル「何だ?」

ライド「………どっち進めばいいんだっけ?」

セーブル「どっち?」キョロキョロ

セーブル「………………ま、まっすぐじゃねえか?」

ライド「まっすぐ進めてるかも、分からない…」

セーブル「…………………………そう、だな」

ライド「…」

セーブル「やべえな、これ」

ライド「やっぱり街道を急いで行った方が…」

セーブル「でも、それだと間に合わなくなるって、こっち選んだんだし、今さらだ」

セーブル「時間もないし…2人を捜してる間に満月の晩が過ぎちまったら水の泡だからなあ…」

セーブル「俺らだけでとりあえず森を抜けて、里のことを教えてもらって、また戻るか…?」

セーブル「抜けられればだけど…」

ライド「でも、心配だよ。2人が」

セーブル「そうなんだよなあ…」ポリポリ


 【安価下1】
 1 2人を捜そう
 2 いやでも、2人を信じて先に情報屋と…
 3 その他、どうしよう?

282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 20:49:47.18 ID:ga7usQD8o
283 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/14(火) 20:58:01.07 ID:9DmVWigBO

ライド「どうしよ…?」

セーブル「2つに1つ、だな」

セーブル「探すか、進むか…。また戻ってくりゃいいだけだし…」

セーブル「見つけても時間が過ぎてたら意味がなくなっちゃうけど、もしもを考えると気が引けるよな」

ライド「…うん…」

セーブル「…そう簡単にくたばるようなヤツらでもないだろうけど、何があるもんだか分かりゃしねえし」

ライド「…森を抜けられるなら、森を抜けて、先に里のこと、教えてもらいたいな」

ライド「アルクトスも、アルエレナも強いし…アルエレナには、怒られちゃうかも知れないから」

セーブル「……そうか」

ライド「うん。…だからセーブル、一緒に、森を抜けよう?」

セーブル「よし、分かった。じゃあ、一緒に森を抜けて、また戻ってこよう」


 【直下 コンマ判定】(料理はゲロマズでも不惑の男:+3)
 1〜3 と、そんなノリだったのにはぐれてひとりでさまようライド…
 4〜6 森を進んでたら、変な魔物が出てきやがったぜぃ…
 7〜9 セーブルにはね、精神干渉系のものは一切効かないから、一緒にいれば惑わしの森でも濃霧の森くらいのもんで迷わず出られちゃうんだよ

284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 20:59:49.68 ID:HFfyPlIbo
ぽい
285 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/14(火) 21:02:19.46 ID:9DmVWigBO

ライド「あっ…霧が…」

セーブル「おおっ、抜けた!」

ライド「………振り返ると、何かすごいことになってる…」クルッ

セーブル「雲が落ちてきて、森を飲み込んでる感じだな」

ライド「そうだ、月…!」バッ

セーブル「満月…!」

ライド「急いで城塞都市行かなきゃ! もう見えてるし…!」ダッ


 【直下 コンマ判定】(首都陥落:−3)
 1〜3 み、身分が保証されてないと入れないだとぅぅっ!?
 4〜6 城塞都市に続く架け橋が完全に上げられてる。夜間は出入り一切禁止…だと…?
 7〜9 間に合ったよぉーっ!

286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 21:03:15.30 ID:AFYbaWoco
287 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/14(火) 21:05:43.39 ID:9DmVWigBO

 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 城塞都市に駆け込んだら、2人が先に待ってただとぅ!?
 奇数 城塞都市が…燃えてる…だと…? バイス王国が侵略戦争で劣勢になってる。城塞都市がおとされたら…もう…?
 ※0は偶数扱いやで〜

288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 21:08:12.36 ID:HFfyPlIbo
てい
289 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/14(火) 21:13:51.52 ID:9DmVWigBO

 ――バイス王国・城塞都市――

 タタタッ

ライド「良かった、入れた…」

セーブル「で、どこに金置いてくるんだ?」

ライド「え? えーっと…」

ライド「……………あれ…? えっと、確か…」

アルクトス「綿あめ屋の向かいのベンチの裏の植え込みだったと記憶しているが?」

アルエレナ「忘れんじゃないわよ、そういうのは」

ライド・セーブル「「!?」」ギョッ

ライド「ふ、2人とも…!」

セーブル「おおおおっ!? 無事だったのか!?」

アルクトス「ふははははっ! このわたしにかかれば――」

アルエレナ「奇跡よ、奇跡…。こいつが奇声を出しながらあちこちうろうろしまくってたらいつの間にか抜けちゃって…」

アルクトス「わたしにあの謎を解明されるのを森が拒んだのだろうな、ふはははははっ!!」

アルエレナ「あんた達こそ、無事に出られて良かったわね」

ライド「良かったぁ…」

セーブル「いやー…探さなくてラッキーだったな」

アルエレナ「そうね。そこは誉めてあげる。…あたしを見くびらなかったから」

ライド「あっ、そうだ。早く、お金置いてこなくっちゃ!」

アルクトス「その間に宿を取っておこう。そして、再び惑わしの森へ入る準備だ! ふははははっ!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 久しぶりの宿屋さんだー! ってうきうきしてたら、泊められない…だと…?
 4〜6 情報屋が出てくるのが超早かった。お金を置いて、宿に行こうとしてたらあらわれた
 7〜9 久しぶりにベッドで寝られる…至福…

290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 21:16:38.24 ID:dufkK25a0
291 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/14(火) 21:22:28.03 ID:9DmVWigBO

ライド「これで、よしっ…」ドサッ

ライド「ふぅ…皆のとこに戻ろうっと」

 トトトッ

ライド「にしても…この街、すごいものものしい…」

ライド「外壁が丸ごと取り囲んでる…」キョロキョロ

情報屋「バイス王国の守りの要だからね、ここは」

ライド「ふう――んっ!?」バッ

情報屋「やあ、ちゃんとお金を用意して、無事に持ってこられて良かったね」

ライド「い、いつの間に…」

情報屋「さて、お金は確かに受け取った。キミが知りたい里の場所を教えてあげよう」

情報屋「城塞都市から東へ行ったところに二股の木が生えている」

情報屋「そこから南下していくと、山脈にぶつかるんだ。2つの山を越えて、3つ目の山」

情報屋「その麓に大きな木が生えていて、そのうろが洞窟になっているから、そこを入っていく」

情報屋「すると、そこはキミが見慣れた土地になっている。里があるのは、洞窟を出た先だ。迷うことはないだろう」

ライド「え、えっと…東に行って、木を南下して、山が3つで…」

情報屋「ここに書いてあるから、迷ったら見るといい」スッ

ライド「あ…ありがとうございます…」

情報屋「それじゃあ、これで。再び巡り会う時があれば、その時にまた」

ライド「【安価下1】」

 1 うん、ありがとう
 2 あっ…ね、ねえ…僕のこと、前に聖眼の坊やって言ったでしょ…? あれって、何のこと…?
 3 その他、自由台詞

292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 21:23:45.30 ID:AFYbaWoco
1
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 21:23:50.33 ID:WJbC1phrO
1
294 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/14(火) 21:25:25.61 ID:9DmVWigBO

ライド「うん、ありがとう」

情報屋「またね、聖眼の坊や」スゥゥッ

ライド「…また、消えた…」キョロキョロ

ライド「………せーがん…?」

ライド「…まあいいや…」

ライド「これで、ルビーに会える…!」グッ


 【安価下1】
 1 今夜は宴会だー、ってアルクトスが騒いでたからおいしいものを食べに行こう
 2 早く寝て、早起きして出発だ!!
 3 コミュ
   ※相手も併記
 4 その他、自由行動

295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 21:29:03.18 ID:szqhv7/vo
1
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 21:34:02.64 ID:EU47IgQe0
コンマ愛されすぎw
297 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/14(火) 21:35:00.48 ID:9DmVWigBO

 ――バイス王国・城塞都市・酒場――

アルクトス「ふはははははっ! 酒がうまい、そしてメシもうまい!」

アルクトス「旅疲れがまるで吹き飛んでいくようだな! はーっはははっ!!」

アルエレナ「元気ね…こいつ…」

セーブル「にしても、やっぱちゃんとしたメシってうめえよな!」ガツガツ

ライド「セーブルも、体力あるね…」

フランソワ「あの、ご、ご注文の、麦酒のおかわり持ってきました」

アルクトス「わたしだ。いただこう」

セーブル「あ、俺、これ、おかわり。この、よく分かんないけどうまい肉」

フランソワ「は、はいっ…」トトトッ

ライド「ここは…首都がダメになっちゃっても、変わってない感じなのかな?」

アルクトス「いや、兵士の数がグッと減っている。本来、ここには多くの兵士がいるのだ」

アルエレナ「駆り出されてるってわけね…」

セーブル「まあでも、ここは平気そうだからいいな」


 【安価下1】
 1 …給仕の女の子、かわいいかも知れない…
 2 4人揃ってると楽しいね、っておはなし
 3 その他、何かひとつ話題ぶっこんでいいですよ?

298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 21:35:48.31 ID:bEv35JnQo
299 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/14(火) 21:42:36.27 ID:jo28qDMiO

フランソワ「お待たせしました」

セーブル「おっ、来た来――」

アルクトス「ほう、うまそうだな」ガブッ

セーブル「お、おいっ! それ、俺が注文したやつだぞ!?」

アルエレナ「また頼めばいいじゃない」

セーブル「そしたらまた時間かかっちゃうだろ! アルクトス、吐き出せっ!」

アルクトス「もががががっ!」

アルエレナ「ちょっ、あんた…!」

ライド「ばっちい、食べながら笑わないでっ…」

セーブル「ああああっ、お前、おまっ…全部食べちゃうことないだろ!?」

アルクトス「ゴクンッ…うまかったぞ?」キリッ

セーブル「感想とかいらねえよ!」

アルエレナ「ああもう、うっさいわね…」

ライド「ふふっ…でも、楽しい…」

アルエレナ「うるさいだけじゃない…」

ライド「だけど、4人でいると楽しいよね。セーブルは何だか…お兄ちゃんって感じがする」

セーブル「おう? ………お兄ちゃん、か…。ふっ、いいだろう、俺を兄として慕え!」

アルクトス「ほほう、ならばわたしは何なのだ?」

ライド「アルクトスは………ダメなひと…?」

アルエレナ「ぷっ…似合いね…」クスクス

アルクトス「不本意極まりないな」

セーブル「じゃあ、アルエレナは何なんだ? 家族に例えると」

ライド「アルエレナ? アルエレナは…」

ライド「【安価下1】」

 1 お姉ちゃん?
 2 …あいじん?(言葉の意味をライドくんは分かってません
 3 その他、自由台詞なんだぜ!

300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 21:43:34.47 ID:KFZHyXuAO
301 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/14(火) 21:50:36.87 ID:4Bihgx+LO

ライド「…あいじん?」

アルエレナ「ぶふぉぉぉっ!!」

セーブル「ら、らら、らららいどぉっ!? それに、アルエレナまで…お、お前ら、い、いつの間にそんな…!?」ガタッ

アルクトス「ふははははははっ!!」

アルエレナ「何言ってんのよ、このバカ!///」バンッ

ライド「えっ…」

アルエレナ「い、意味分かって言ってるの!?///」

ライド「お嫁さんじゃない、好きな人…じゃないの?」キョトン

アルエレナ「ち、違うわよ、もうっ!」

セーブル「ふぅぅー…安心した…」

アルクトス「はーっはっはっはっ!!」

アルエレナ「だ、大体ね、あたしはあんたのことなんか好きじゃないわよ!」

アルエレナ「い、いつもいつも、そんな風なことばっか言って、ば、バッカじゃないの!?」

セーブル「で、どこが好きなんだ? うりうり、このこの〜」クイクイ

ライド「やさしいところと、ころころ表情変わってかわいいところっ」

セーブル「ひゅーひゅー」

アルエレナ「ひ、冷やかすなぁーっ!!///」

アルクトス「はーっはっはっはっ!!」

ライド「…ダメ? じゃあ、えっと…猫ちゃんパンツが――あだっ!」

 ゲシィィィッ
 グリグリグリ…

アルエレナ「だーかーらー…あんたってヤツは…」グリグリグリ

ライド「痛い、痛い痛い痛いっ…!」

セーブル「猫ちゃん、ぱん…?」

アルエレナ「気にしない、そこ!」ビシッ

セーブル「お、おう…」

アルクトス「ふははははっ!」

ライド「ぐりぐりやめてぇぇ〜…」


 【安価下1】
 そして翌日…
 1 早速、里を目指して出発だ!!
 2 城塞都市を観光
 3 その他、出発前に自由行動したければ併記


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌→剣 職業:ー 属性:火
 習得魔法:極大〜小・火球/劫火/爆裂
 所持金:2200G
 現在の目標行動:120万G(現在15万G)を集めて城塞都市のわたあめ屋の前の前のベンチの裏の植え込みに置く
 所持品:鋭利な鎌 厚手のコート リフレクションマント 片刃の剣 極彩色の羽根帽子

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女
 アルクトス:自称・高等遊民
 アルエレナ:闘技城都市の少女 14歳
 ロドリゲス:行商人
 スピカ:王立学術院の学生 お人好し
 セーブル:カタナの使い手 お人好し 激マズ料理を作れる
 情報屋:本名不明 秘密主義者
 スバル:グランドゲーム覇者

302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 21:53:50.85 ID:WJbC1phrO
2
303 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/14(火) 21:57:02.29 ID:4Bihgx+LO

ライド「じゃあ、出発! ……の前に、ちょっと、見てくくらいいい?」

セーブル「おう、じゃあそうしようぜ」

アルエレナ「ちょっとだけよ」

アルクトス「ふははははっ、ではしばし、さらばっ!」ダダダッ

ライド「…………アルクトス…」

セーブル「何もないといいな…」

アルエレナ「あいつ、ほんっとにどうにかなんないのかしら…?」



 【安価下1】
 1 城塞見学
 2 街の中を練り歩く
 3 買い物したいな、買い物


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌→剣 職業:ー 属性:火
 習得魔法:極大〜小・火球/劫火/爆裂
 所持金:30万2200G
 所持品:鋭利な鎌 厚手のコート リフレクションマント 片刃の剣 極彩色の羽根帽子

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女
 アルクトス:自称・高等遊民
 アルエレナ:闘技城都市の少女 14歳
 ロドリゲス:行商人
 スピカ:王立学術院の学生 お人好し
 セーブル:カタナの使い手 お人好し 激マズ料理を作れる
 情報屋:本名不明 秘密主義者
 スバル:グランドゲーム覇者

304 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/14(火) 22:22:07.22 ID:4Bihgx+LO

 安価は継続で、本日はここまでにします
 どうもありがとうございました

305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 22:24:33.78 ID:szqhv7/vo
2
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 22:35:17.45 ID:xGq6a2iyO
乙 すべては0偶数の賜物だな
307 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/15(水) 18:33:46.28 ID:0dHbAyjXO

王子「折角、ずっと温めてたイベントだったのにね、昨日は【0】偶数のせいでおじゃんだったよね」

王子「やっぱりここのコンマ神はね、>>1のことを嫌ってるよ!」

王子「さあ、そんないつもの愚痴をこぼしながら今日も元気にやってみよー!」

王子「準備がオーライでイケイケなフィーリングでゴーなら、コンマをプッシュしちゃってプリーズ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 城塞都市を散策してたら、いきなり兵士に槍を向けられた…何故…?
 4〜6 変な人にいきなり、綿あめをあげるからついておいでよ、みたいな感じに誘われた。やだ、へんたい…?
 7〜9 散策してたらアルクトスの高笑いが聞こえてきた。今度は何をしたんだろう…?

308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 18:36:02.00 ID:qJAHpx9ro
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 18:36:27.63 ID:2D4+IboHo
しょっぱなから飛ばしてるなあwwwwwwwwww
310 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/15(水) 18:40:57.57 ID:0dHbAyjXO

王子「ファァァァッ!!!??」

王子「………ライドくん、【00】何回目でしたっけ…?」

王子「コンマ神め…」

王子「ていうかさあ、こういう何でもない時って困るんだよね」

王子「戦闘中のピンチとかだったらね? 覚醒とかできるけど、こんなタイミングじゃ覚醒もクソもあるかっていう…」


 【00】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 綿あめを満喫してたら、情報屋がいつの間にか隣にいた!? アルエレナもセーブルも気づいてない…な、何さ?
 奇数 急に城塞都市が慌ただしくなった。敵国の軍勢が! しかも、え、何? 首都方面からも、謎の軍勢…?
 ※0は偶数扱いやでぇ〜

311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 18:41:34.75 ID:qJAHpx9ro
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 18:42:48.48 ID:2D4+IboHo
おおう
コンマの連取はありだったなたしか
313 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/15(水) 18:48:18.74 ID:0dHbAyjXO

ライド「ふわふわで、甘くって、口の中に入れたら溶けて消えちゃう…不思議っ」

アルエレナ「…謎ね」

セーブル「綿あめって、すげえな」

 ハムハム

<ギィィィィィィッ

<ガコンッ…

ライド「…何の音?」

セーブル「んー? あ、架け橋が上がったな」

アルエレナ「何でよ。出られなくなっちゃうじゃない」

<ギィィィィィィッ

<ガコンッ…

セーブル「おおっ…? 反対側も…?」

ライド「何だろう…?」

 ザワザワ…

<ぐ、軍が近づいてきてるぞーっ!

ライド「軍…? 兵隊さん?」

アルエレナ「でも、だったら橋…まさか」

セーブル「マジでか…」

ライド「えっ…な、何?」

アルエレナ「でも、両側っておかしいんじゃないの?」

セーブル「両側から、何かが来てるってか…?」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 魔族の軍隊が空襲を仕掛けてきた(白目
 4〜6 一般市民は避難するようにと呼びかけられて、大パニック! あれ、皆とはぐれた…?
 7〜9 外壁に上って状況を確認した。…挟み撃ちですね(白目

314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 18:49:41.53 ID:qJAHpx9ro
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 18:49:54.80 ID:2D4+IboHo
やっぱり一波乱無かったら面白くないからね、コンマ神は快楽主義者
316 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/15(水) 18:56:18.49 ID:CCTXIQOfO

 バサァァァァッ

 空気を強かに打ちつける羽音が響き、大勢が空を見上げた。
 地面に影が差す。影の主が――空を飛行する無数の大きなトリ型魔物が唖然とした市民に滑空する。

 ズシャアアアアアッ

ライド「っ…!?」

セーブル「魔物…!」

アルエレナ「て言うか、この数…!?」

 魔物は次々と飛来し、人々を鋭いかぎ爪で掴んでは空中に持ち上げる。
 かぎ爪は掴まれただけで人間の肉をあっさりと抉り、上空で放しては人間を落としていった。

<うわああああああっ!?

<逃げろぉおおおおっ!

セーブル「やべえぞ、これっ…!」

<ドッゴォォォォォォォォォォンッ

 轟音が鳴り響き、地面が揺らいだ。
 さっとセーブルが建物の屋根へ上り、外壁を軽い身のこなしで上がっていく。

セーブル「どこの国か知らねえけど、人間の軍だ! それで、反対――首都の方面から、魔族の大群…!」

アルエレナ「お…終わりだわ…」ワナワナ

ライド「アルエレナ…?」

 ヒュォォォォォォッ

ライド「っ――危ない、アルエレナっ!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 アルエレナを魔物からかばい、ライドが上空に持ち上げられた(白目
 4〜6 アルエレナを魔物からかばって負傷した。まあ、まだ命には関わらんよ、だいじょぶ、だいじょぶ
 7〜9 颯爽と襲ってきた魔物を攻撃してアルエレナを守った

317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 18:56:56.21 ID:2D4+IboHo
318 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/15(水) 19:00:07.41 ID:CCTXIQOfO

 ドンッ

アルエレナ「っ、ライド…!?」

 アルエレナ目掛けて襲いかかってきたトリ型の魔物。
 とっさにライドはアルエレナを突き飛ばしたが、代わりに魔物に肩を掴まれた。

ライド「あぐっ…!?」

 かぎ爪が深々と肉を抉り、さらに自重で傷口が広がっていく。
 上空へと飛翔した魔物に連れ去られるようにして、ライドも空高くへ持ち上げられた。

ライド(このままじゃ、落とされてっ…!)


 【安価下1】
 1 いや、逆に! 空中だからこそ、極大・爆裂魔法でもぶっ放して空の魔物を一層しちゃる! 肩がくっそ痛いし、落とされたらヤバいけど
 2 剣で魔物を切りつけて、上手いこと城壁に着地できたらいいなあ。やるしかないけど
 3 その他、どうしよ?

319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 19:05:37.25 ID:wpZAd7PXo
3 1の後落ちていく先の地面に爆裂魔法をあてて爆風で減速
320 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/15(水) 19:11:31.00 ID:CCTXIQOfO

ライド「痛っ――極大・爆裂魔法!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォッ

 肩を鋭いかぎ爪が貫通している。
 その状態でライドは極大魔法を発動した。
 空が黄金の爆発によって弾け跳び、飛び回っていた魔物が散り散りになりながら大地へ墜落をしていく。

ライド「うっわああああああっ!?」

 それはライドも同様だった。
 遥かな空から真っ逆さまに落下をしていき、叫び声を上げる。

ライド(っ――着地、着地しなきゃ、死んじゃうっ…!)

ライド(でも、これ、どうやって、えっと、ええっと…そうだ!)

ライド「小・爆裂魔法!」

 カッ
 ドッゴォォォォォッ

 地面寸前のところで、爆裂魔法を発動。
 爆発の衝撃によって生まれた爆風に煽られ、落下速度を緩めてから石畳の地面へと転がった。

 ドサァァッ…


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 抑えたとは言え、一部の魔法が得意な者にしか扱えない強力な魔法。落下地点付近の人まで巻き込んだ上、大ダメージに変わりない
 4〜6 ダメージは緩和できたけど、落下地点付近にいた人々まで巻き込んじゃったよ。ライドくんにこれはつらたん
 7〜9 どーにかなりました


 
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 19:13:31.02 ID:/11lfD1To
ぽい
322 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/15(水) 19:19:23.21 ID:CCTXIQOfO

ライド「ぁ…ぅ…」ググッ

 タタッ

アルエレナ「ライドっ…!」

ライド「ぶ…じ…?」

アルエレナ「あたしより、あんたよっ…! 何であんな無茶…」

ライド「ごめ…っ」ハッ

ライド(何で…僕の周りの人まで、倒れ――焦げてる…?)

ライド(着地しようとした時の、爆裂魔法が…)ゾッ

ライド「あ、あ、あ…」

アルエレナ「ライド…?」

 ザシュゥゥゥゥッ

セーブル「大丈夫か!?」シュタッ

セーブル「って、ダメそうだな、足、折れてそうだ…」

ライド(僕が、やった…)

ライド(巻き込んじゃったんだ…)

ライド(何で、こんなこと…違うのに、こんなことしようとしたんじゃ、ないのに…)

アルエレナ「ライド、ライドってば!」

セーブル「チィッ、数が多すぎるし、逃げ場もねえ…」

セーブル「魔物どもは本隊がまだあるだろうし、壁が破られたらおしまいか…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 肉体的にも精神的にもショッキングで、しばらくコンマ判定によって進んじゃいます(白目
 4〜6 セーブルにちょっと強引に叱咤されて正気に…
 7〜9 アルエレナにビンタされて正気に戻った

323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 19:20:28.14 ID:wpZAd7PXo
324 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/15(水) 19:25:08.81 ID:CCTXIQOfO

ライド「あ、あああ、あああああっ…」

アルエレナ「ねえ、ライド、ライド!?」

セーブル「――ライドォッ!」

 ビィィィンッ

ライド「っ…」

セーブル「しゃきっとしろ、ボケてる場合じゃねえぞ。な?」ポンッ

ライド「で…でも、僕…僕がっ…」

セーブル「んなもん、後で考えろ。今はそんな状況じゃねえんだ」

セーブル「アルエレナ、ライドのこと背負えるか?」

アルエレナ「え、うん…」

セーブル「アルクトスを探して、脱出するなり何なりしねえとな」

セーブル「2人とも、俺がちゃんと守ってやるからはぐれんじゃねえぞ?」


 【安価下1】
 1 アルクトスのことだから、高いところにいそう(先入観
 2 アルクトスのいそうなところに検討なんかつかないから、とにかく走り回って探すのだ
 3 今までの経験則から…アルクトスのいそうなところは、人のいるところ…?

325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 19:26:56.76 ID:/nyV/wfAO
326 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/15(水) 19:31:08.20 ID:ufzAzKaDO

アルエレナ「あいつの居場所なんか分かるはずないわよっ!」

セーブル「うっ…ま、まあ…うん…」

セーブル「でも探すしかねえだろ」

ライド「人の、いるところ…」

アルエレナ「人のいるところ?」

ライド「アルクトスって、目え放して何かするけど…いつも、人と関わって何かしてると思うから…」

ライド「人が集まってるところにいると思う」

セーブル「ナイスだ、ライド。じゃあ行くぞ!」

 バサァァァッ

セーブル「――って、邪魔すんじゃねえよ、トリ野郎がっ!」

 ズバァァァァァッ
 ドサドサァッ

セーブル「さ、走るぞ!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 アルクトスが魔族軍の本隊と単身で戦ってる…だと…? しかも勝ち目がめちゃんこなさげ…
 4〜6 アルクトスがどこかの国の本隊と単身で戦ってる…だと…? ここまで頭がおかしい人間だったとは…
 7〜9 すぐに見つかったぜぃ!

327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 19:35:11.39 ID:QD5SjWmvO
どーこだ
328 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/15(水) 19:39:48.71 ID:ufzAzKaDO

セーブル「うわっ、すげえことになってる…」

<もう入りきらねえよっ!

<お願いだから、この子だけでも入れてあげて!

<うええええええんっ、ママぁーっ!

アルエレナ「ここ、避難所…よね? 入りきってないわよ、完全に…」

ライド「…アルクトス、いるかな…?」

<ふははははっ!

ライド・アルエレナ・セーブル「「「いたっ!」」」バッ

アルクトス「浅ましいものだな、人間というのは! はーっはっはっはっ!」

アルクトス「我が身かわいさに他人を見捨てて、安全な地へと身を滑り込ませるか!」

アルクトス「どうせ、あの軍勢相手では陥落して捕虜や奴隷となるのは変わらぬというのにな、ふははははっ!」

ライド「アルクトスっ…!」

アルクトス「おお、無事だったか」

アルエレナ「あんた、何を大声で喋ってるのよ!?」

アルクトス「事実しか言っていないつもりだが?」

セーブル「つか、周りの目え怖すぎるだろ、ほら、ここはダメだ、別んとこ行くぞ」


 【安価下1】
 で、これからどうしようか…って
 1 魔族にも攻め込まれてることを、人間の方の軍に伝えて、一緒に戦ってやっつける?
 2 どこかに隠れてやり過ごす…?
 3 こっそり城塞都市から逃げ出そう。こんなことに関わってはいられない
 4 その他、どうしよう?

329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 20:16:43.86 ID:qJAHpx9ro
330 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/15(水) 20:28:15.95 ID:wqcPjK/SO

アルクトス「応急手当てとしては、このくらいだろうな」ポンッ

ライド「痛っ…」ビクッ

セーブル「さて、これからどうすっか…」

アルエレナ「何もしないでいたんじゃ、良くないことにはなりそうね」

アルクトス「謎の魔族の軍隊と、東方の国の軍が同時に進攻してきている」

アルクトス「この同じタイミングで攻め込まれているのがただの偶然であれば良いが…」

セーブル「偶然じゃ、なかったら…?」

アルクトス「想像力というのは自分で働かせるものだ」

ライド「ね、ねえ、人間の方の軍に魔族からも攻撃を受けてるから、一緒にやっつけてってお願いするのは?」

アルエレナ「そうね、魔族なんていう共通の敵がいるんなら…」

セーブル「その後がどうなるか分かんねえけど…一緒に戦えば戦友感覚で最悪は免れるかもな」

アルクトス「ふふっ…」

ライド「どうしたの?」

アルクトス「いや、何にせよ、ひとつの真実がそれではっきりするのだ。それも良かろうと思ってな」

ライド「ひとつの、真実…?」

アルクトス「この同時進攻が偶然なのか、示し合わせていたのか…ということだ」

セーブル「………んな、示し合わせるなんて、さすがにねえだろ…」

アルエレナ「想像できないわよ、魔族と手を結ぶなんて」

アルクトス「だが、その可能性も現在はあるのだ。さあ、真実を確かめにいこうではないか! ふはははははっ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜2 アルクトスが高笑い。でも笑えない答え。要するに、そういうこと…
 3〜7 魔族が来てるなら人類のためっていう大義名分が立ってバイス王国の侵略が正当化されるんだって…
 8〜9 魔族まで出てるんなら一時的に手は出さないけど協力するつもりも一切ない…って…
  0  判定表唯一の成功確定ですよ!

331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 20:30:16.51 ID:2D4+IboHo
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 20:32:57.44 ID:8fvCJj3XO
ライドって00全部奇数だっけ…めっちゃいい子なのにあんまりだぜ…
333 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/15(水) 20:36:27.44 ID:wqcPjK/SO

 ――バイス王国・城塞都市付近・侵略軍本陣――

セーブル「――そういうわけだから、今だけでも一緒に戦ってくれよ」

アルエレナ(あっさり…こんなとこまで入れちゃって、逆に何か…)

ライド「お願いします」

アルクトス「…」ニヤニヤ

敵将「ふっ…ふふふ…」

セーブル「…お、おい」

敵将「ふははははははっ!」

アルクトス「そういうことか、はーっはっはっはっ!」

敵兵「…」ジャキィッ

敵将「これで地上の半分は我らのものとなる! これからはバイスでも、暗夜でもない!」

セーブル「なっ…」

アルクトス「まさか本当にそういうことになっているとは、傑作だ! はーっははははっ!」

アルクトス「一体、どうやって魔族と協定などを交わしたのだ、是非とも教えていただきたいものだな!」

敵将「黙れ、城塞がどうなっているかを確かめるために貴様らをここまで連れてきたのみだ」

ライド「そん…な…」

敵将「この者どもをひっとらえろ!」


 【安価下1】
 1 抵抗しない
 2 抵抗するよ!
 3 その他、どうしよ?

 【採用安価のコンマ判定】
 1〜3 昨夜は4人で楽しく笑い合えていたのに…
 4〜6 おーう…
 7〜9 問題ナッシン…いや、おおありだけど、とりあえずは?

334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 20:51:45.43 ID:e9vaxmaMo
2
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 20:51:55.60 ID:2fj2v8J60
2
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 20:54:30.40 ID:2fj2v8J60
コンマキツすぎ…
337 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/15(水) 21:05:04.78 ID:w1CKxkzOO

ライド「っ…」

アルエレナ「サイッテーね…」チャキッ

セーブル「魔族と関わるとか、頭わいてんじゃねえか…?」

アルクトス「ふはははっ、人間とは強欲なのだ。咎められるものではないが、抗わせてはもらおう」

敵将「抵抗するか。ならば、そのまま死ぬが良い!」

 ダダダッ

 敵兵が槍を、剣を構えながら4人に突撃をかけてきた。
 ライドが極大・火球魔法を発動して、本陣が灼熱の火炎に包み込まれる。

敵将「魔法部隊!」

 だが、将軍の一声ではべっていた魔法使いの部隊が凍結魔法を放って炎をかき消す。
 セーブルが先陣を切ってきた敵兵と切り結び、鮮やかに切り倒していったが数が多すぎた。

敵将「抗ったところで、貴様らはこの場で死ぬのみだ!」

敵将「大人しくしていれば命程度は助けてやったというのになあ! はーっはっはっはっ!」

ライド「っ…どうして、人同士で争うの!?」

敵将「それの何が悪い! 弱肉強食だ、今までのバイスもそうして大国に成り上がってきたのだ、文句を言われる筋合いなどはないっ!」

 圧倒的な物量が、4人になだれ込む。
 魔法はかき消され、無数の刃が同時に他方向から繰り出される。

 どれだけアルクトスが激しく立ち回ろうと、どれだけセーブルが一振りで大勢の敵兵を殺そうと、勢いは弱まらない。

敵将「バイスの次は暗夜だ! そしてこの大陸を手中に治め、大海の彼方までもを我らが偉大なる国とする!!」

敵将「この覇道を遮る者は何人たりとも叩き潰すまでだ! はーっはっはっはっ!!」

セーブル「っ…押し切られる…!」

アルクトス「ふはははっ、これはさすがに死を覚悟しなければならんな!」

アルエレナ「何で、こんなっ…!」

ライド「皆っ…!」

ライド(怪我さえしてなきゃ…僕も、戦えるのに…)

敵将「……んん? 小僧…その目は何だ…?」

ライド「っ…」

敵将「そこの小僧だけは殺すな、他はどうとでもしてしまえぃ!」


 【直下 コンマ判定】
  1  ライドくん以外の生死は、定かではない…
 2〜6 4人とも一切の抵抗ができなくなるほどやられて、バラバラになった…
 7〜9 ライドだけ、逃がされた。この戦争にライドは関係ないから、里にちゃんと帰れよ、って…
  0  特別に、ここだけは0が出たら、偶数でも奇数でも良いことにしとく。……出ればね

338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 21:06:06.03 ID:/11lfD1To
ぽい
339 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/15(水) 21:14:23.92 ID:w1CKxkzOO

 ガシャンッ…

ライド「…」ボロッ

ライド(痛い…皆とも…バラバラだ…)

ライド(………こうやって…閉じ込められたり…繋がれたりばっかりだ…)

ライド(生まれた時から…ずっと…)

ライド(僕は、やっぱり…この世にいちゃいけないのかな…?)

ライド(僕がいるだけで、皆がかわいそうな目に遭う…)

ライド(僕と…会わなければ…関わりさえなかったなら…こんなことにもならなかったはずなのに…)


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 ライドの身分が奴隷となり、遠くの東の国にそのまま連れていかれた…(ドナドナバッドエンドでもいいかも知れない…)
 4〜6 聖眼に魅せられた敵将がやってきた…
 7〜9 魔族の裏切りによって本陣が攻撃を受けた。その混乱に乗じて逃げられたけど…

340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 21:15:14.45 ID:2fj2v8J60
救い…!
341 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/15(水) 21:19:58.19 ID:w1CKxkzOO

ライド「――ん…」パチッ

ライド(………どれだけ…時間経ったんだろう…? お腹、すいた…)

 カチャンッ
 キィィィィ…

ライド「っ…」

敵将「…………大人しくしていたようだな」

ライド「皆は…どこ…? 無事なの?」

敵将「美しい…」ボソ

ライド「…っ」

敵将「その瞳をもっと見せろ…」ズイッ

ライド「や、来ないでっ…」

敵将「いいから、見せろっ…!」ガッ

 ギュムッ

ライド「〜っ…」

ライド(ま、瞼が…指で開けられっ…)

敵将「はぁ…はぁ…これは…。おおおっ…今まで見た、どんな宝石よりも…」

ライド「やめ、て…お願い…」

敵将「うるさい、黙っていろ」

ライド「っ…」

ライド「【安価下1】」

 1 皆が無事か、教えて…
 2 僕の目が欲しいなら、あげるよっ…! だから、皆のことはちゃんと返してあげて!
 3 極大・劫火魔法…!(攻撃しちゃうよ)
 4 その他、自由台詞

342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 21:21:53.22 ID:idRhj3L5o
1
343 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/15(水) 21:30:46.51 ID:Gjo9rmHmO

ライド「皆が無事か、教えて…」

敵将「何だ、この鮮やかな色は…」ゴクリ

ライド「教えてっ…!」キッ

敵将「っ…」

ライド「教えてくれないなら、目を潰す…。劫火魔法で、僕の目を焼くっ!」

敵将「やれるものならやってみるがいい、そんな覚悟があるようには思えんが?」

ライド「本当に、やる…」

敵将「…」

ライド「…」

敵将「今はまだ…お前と同じだと言っておこう」

ライド「今は…?」

敵将「ふっ…抵抗する者どもに見せつける、良い生首の材料といったところだ」

ライド「ダメっ…そんなこと、絶対にしないでっ…!」

敵将「しないで? バカを言うな、小僧がっ! 何故貴様のような小僧の命令を聞かねばならんのだ!」

ライド(本当に…この人はやりかねない…)

ライド(嫌だ…そんなの、皆が死んじゃうなんて、絶対に嫌だ…)

ライド(でも…どうしたら…やめてくれる…。この、人を……こ…ろ、す――?)


 【多数決】最多3票獲得選択肢を採用
 1 魔法で敵将を焼き殺して脱出して、皆を助けて逃げる
   ※足を負傷しているので逃亡の成功確率は低いです。失敗すれば、状況的にバッドエンド一直線です
 2 取引をする。奴隷にでも何にでもなるし、眼だけ欲しいならえぐってでもあげるから、皆の命を助けてって
   ※ドナドナor自己犠牲エンド率激高です

344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 21:41:18.43 ID:dFKOQINvO
それでも1
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 21:43:48.32 ID:jp5mdk9Jo
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 21:47:39.04 ID:/11lfD1To
1
347 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/15(水) 21:53:07.52 ID:Gjo9rmHmO

ライド「やだ…やめてっ…お願い、だから…!」

敵将「何度も言わせるなよ、小僧」ガッ

ライド「っが…ぁ…」

 グググッ

敵将「命令を聞く言われなどはない」

ライド「っ……ぅ…」ギュッ

敵将「その瞼は邪魔だ、いっそ、切り取ってしまうか…はは、ははは――」

ライド「極大・劫火魔法」

敵将「は――?」

 シュゴォォォォォォォォォォォォォォォッ

敵将「あああああああああああああああああああああああっ!」

敵将「熱い、熱い、熱い、息、息が、できな、あああ、あ――」

 ドサァッ

ライド「っふ…っふ…」

ライド「み…皆を助けて、逃げなきゃ…」


 【安価下1】
 1 出てくる敵兵は魔法で全て、殺戮だよ
 2 爆裂魔法で周囲を壊しまくる。きっと、皆ならこれに乗じてアクションを起こしてくれる…はず?
 3 その他、どうしていこうか

348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 21:53:32.26 ID:idRhj3L5o
349 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/15(水) 21:58:08.71 ID:Gjo9rmHmO

 ザザザッ

敵兵A「貴様っ…よくも、将軍を…!」

ライド「っ…極大・爆裂魔法っ!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォッ

ライド「まだまだ…歩けなくても、魔法ならいくらだって使える…」

ライド「皆なら、きっと…これでっ…!」

ライド「極大・爆裂魔法!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォッ

敵兵B「手がつけられないっ…! 魔法部隊を早く呼べっ!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 魔法部隊の応戦!
 4〜6 遠方から弓での狙撃!? でも魔法の射程だって負けちゃいない
 7〜9 魔法を用いて大暴れの巻き

350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 21:58:35.23 ID:qJAHpx9ro
351 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/15(水) 22:03:45.58 ID:Gjo9rmHmO

ライド「極大・爆裂っ!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォッ

ライド「はぁっ…はぁっ…」

ライド(まだまだ、イケる…もっとやらなきゃ…!)

ライド「極大・爆れ――」

魔法兵A「水牢!」

 ザバァァァッ

ライド「っ…!?」

魔法兵B「風縛!」

 ビュォォォォォォォッ

ライド「水…風…!?」ググッ

ライド(動けないし…これじゃっ――)

 ダダダッ

敵兵B「うおおおおおおおおおおっ!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 心臓を槍で一突き…バッドエンド…何でや、ライドくん、ええこなのにこんな終わり方…
 4〜6 負傷したって、死にかけたって、今やらなきゃいけないことをやらないといけない。だからやめない、止まらない
 7〜9 暴れてた甲斐あって…
     7 アルエレナが一番乗り
     8 セーブルが一番乗り
     9 アルクトスが一番乗り

352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 22:04:22.23 ID:qJAHpx9ro
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 22:04:23.88 ID:/11lfD1To
頼む!
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 22:05:02.72 ID:qJAHpx9ro
うわああああすまん!
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 22:07:32.56 ID:2D4+IboHo
ざんねん ! ライドの ぼうけんは ここで おわって しまった !
356 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/15(水) 22:13:27.27 ID:Gjo9rmHmO

敵兵B「うおおおおおおおおおおっ!」

 魔法で身動きを封じられたライドに、槍を構えた敵兵が迫る。
 口を開き、魔法を発動しようとしたがライドを閉じ込める魔法の水がその口に潜り込んできて発声を止めた。

ライド「がぼっ――」

 鈍色の穂先が放たれる。

 脳裏に映像が閃いては消えた。
 それは社の前で初めて出会った少女や、声と態度と度量の大きな初めての友達。
 気が強くて腕っ節も強いが、それはやさしさの裏返しでもある女の子。
 見ず知らずだったはずなのに親切にしてくれて、何かと世話を焼いてくる青年。

 一緒に旅をした。
 同じご飯を食べて、寒い寒いと言いながら焚き火を囲んで皆で眠った。

 昨日の夜は、あんなに楽しく笑い合っていたのに。
 もう会えなくなるのだと悟って、虹色の瞳から大粒の涙がこぼれ落ちた。

 ズドォォォォォォォッ

ライド「っ…」

 胸を貫通した槍。
 ライドを閉じ込める水が、真っ赤に染まった。

 引き抜かれると水の檻が破れ、ライドがふらりとその場でうつぶせに倒れ込む。

ライド「ル、ビー…」

ライド「もう…いっか、い…会いたかっ…………」


 涙に濡れた虹色の瞳は、いずこかへと持ち去られたと言う――。



                                    BAD END ―――――― 冒険のおわり

357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 22:15:13.01 ID:2D4+IboHo
コンマ神はゲイのサディスト
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 22:15:27.64 ID:qJAHpx9ro
2連続死亡ENDか…
359 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/15(水) 22:19:11.50 ID:Gjo9rmHmO

王子「………………何で…」

王子「ライドくん…いい子なのに、こんな終わり方って、ひどすぎる…」

王子「コンマ神め…」

王子「…」

王子「ああ、やるせない…」

王子「ほんとに厳しいよ、コンマ神…」

王子「エルはね、そりゃ仕方ないと思うよ? でもライドくんはさあ…いい子なのにさあ…」

王子「…」


 【安価下1】
 1 まあでも、これはこれか。切り替えて、次の主人公でグッドなエンドを目指そうよ
 2 せめて、ハッピーエンドじゃなくても、ライドくんが死なないエンドに変更しない? そしたらいつかでライドくんが救われるかもだから

360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 22:21:15.13 ID:c/wtyDWq0
2
361 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/15(水) 22:25:05.62 ID:Gjo9rmHmO

王子「よぉーし、この、皆の王子様に任せて!」

王子「…………えーとね、>>343の多数決で『2』が採用された場合のルートに入ってくよ」

王子「1回だけ、2つの可能性があるコンマ判定をするよ!」

王子「これが成功になれば、まあ…って具合」

王子「失敗したら、うーん…うん…」

王子「まあでも…いつかの救済がされれば…ね。ワンチャンあるし…ってことで!」

王子「それじゃあ、ちょっと待っててね!」

362 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/15(水) 22:32:41.00 ID:Gjo9rmHmO

ライド(でも…どうしたら…やめてくれる…。この、人を……こ…ろ、す――?)

ライド(っ…ダメだ…人殺しなんて…したくない…)

ライド(じゃあ、僕が…皆のためにできることは…)

ライド「………この眼を潰されたくないなら、約束をして…」

敵将「何をほざいている、潰す? そんなもの――」

ライド「中・劫火魔法」

 シュゴォォォォォッ

ライド「あ、があああああ、ああああうううううううっ…!」

敵将「っ…貴様、自分で、自分の身を…!」

 シュゥゥゥゥ…

ライド「っ…ふぅ…ふぅっ…」ギリッ

ライド「眼だって…焼ける…」

敵将「〜っ…正気かっ…!」

ライド「皆を…解放して…逃がしてあげて…」

ライド「僕は、どうなってもいいから…。こんな眼が欲しいなら、抉っていい…」

ライド「僕を奴隷にしたいなら、奴隷にすればいい…」

ライド「だから、皆を解放して…皆が、ちゃんと遠くまで行ったのを確認したら、僕はもう抵抗しない…」

ライド「だけどそうしないんなら…今度は、右目を焼く。…次は左目」

ライド「本気だよ…僕は」

敵将「…………ふっ…ははは、いいだろう…」

敵将「そこまで言うのならば要求通りにしてやる。だが…お前は本当にどうなろうともいいのだな?」

ライド「…」コクッ

敵将「良かろう」


 【直下 コンマ判定】
 偶数 敵将「この約束を違えれば、貴様の目玉は抉り出させてもらうぞ?」
 奇数 敵将「ならまずは…片方の眼だけいただいておく――」
 ※0は偶数扱いなんよ〜

363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 22:34:39.28 ID:e9vaxmaMo
24680
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 22:35:30.19 ID:0BK3ggXW0
奇跡
365 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/15(水) 22:40:02.20 ID:Gjo9rmHmO

敵将「この約束を違えれば、貴様の目玉は抉り出させてもらうぞ?」

ライド「…自分で…そうしたっていい…」

敵将「ふふっ…ははははっ! そうだ…どうせなら、ちゃんと別れをさせてやる」

敵将「やつらにお前の口から言え。――わたしは奴隷として、一生をこの方に仕えますと」

ライド「っ…」

敵将「感動の別れになるなあ? はははっ」

敵将「もっとも…やつらがちゃんと起きているかは、分からんがな…」

ライド「…」

敵将「返事はどうした?」

ライド「………はい…」

敵将「それでいい」ニタァッ

敵将「お前の眼は、この俺だけのものだ。他の者には絶対に見せない…」

敵将「宝にしてやる、喜べ。はははっ…はーっはっはっはっ!!」

ライド(奴隷に生まれたら…一生…奴隷…)

ライド(奴隷から…祟り神になって…また、奴隷に戻ってく…)

ライド(僕は……何か…悪いことをしたの――?)



                                   BAD END ―――― そして少年は心を殺す


366 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/15(水) 22:43:30.82 ID:Gjo9rmHmO

王子「………俺にはこれが精一杯だったよ…」

王子「で、バイス王国はもう、滅亡確定です」

王子「今後、バイス王国の地名は旧バイス王国…とでもなると思います」

王子「戦乱の時代ですよ」

王子「ただでさえ厳しいのに…ははは…どうしてこうなった…」

王子「あ、ライドくんはいずれ、どこかで、チャンスが巡り巡ってきさえすれば救済の可能性はあります」

王子「精神がガリガリに削られはするけど、ここまでのライドくんの行動で悪いことはしなくなってるので、悪堕ちもしにくくなってるし」

王子「…………ライドくんが救われる日が早くくるといいね…」

王子「そんなこんなで、6人目のライド編はこれにて終わりです」

367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 23:02:27.99 ID:c/wtyDWq0
修羅の世界的な。
聖眼の謎は謎のままですかね……
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 23:07:55.95 ID:SJ7tRWIYO
コンマ神め…
せめてアルエレナでも里に
369 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/15(水) 23:11:41.07 ID:FF1lggf2O

王子「次で7人目…。ちょっとね、ここまでの主人公の現在を公開可能な部分のみ、まとめてみました」

王子「ついでにプロフィールなんかも。あれ、ここ違うんじゃないの? っていうのが、もしあったらこそって教えて」

王子「作中経過時間が…えっとね、ちょっと曖昧になりつつあって、年齢がちぐはぐになってたりする可能性が高いです…」

王子「モニカ編からは数年…4年は経ってないけど、3年くらい経過してるはず…なんだよ」


 名前:モニカ 年齢:17歳 武器:マスケット&リボルバー 属性:土
 身体:9 頭脳:9 精神:2 魔力:ー
 現状:ー
 仲間:ベテルギウス パルミラ
 備考:蘇生

 名前:シリウス 年齢:26歳 武器:槍全般 属性:雷
 身体:7 頭脳:6 精神:6 魔力:5
 現状:トレジャーハンター
 仲間:リリ デネブ
 備考:魔眼封じ完了

 名前:スピカ 年齢:18歳 武器:杖 属性:水
 身体:4 頭脳:5 精神:7 魔力:5
 現状:バイス王国の政情不安に伴ってヴァーゴ王国に帰国
 仲間:ピース
 備考:学院未卒業

 名前:ヨダカ 年齢:20歳 武器:ブーメラン 属性:風
 身体:7 頭脳:5 精神:2 魔力:8
 現状:ー
 仲間:シャニ
 備考:首都の深魔の穴突入後、不明

 名前:エル 年齢:(享年)22歳 武器:ナイフ 属性:水
 身体:0 頭脳:2 精神:2 魔力:6
 現状:死亡
 仲間:ー
 備考:死亡

 名前:ライド 年齢:13歳 武器:鎌&剣 属性:火
 身体:4 頭脳:8 精神:5 魔力:9
 現状:奴隷
 仲間:ー
 備考:聖眼


王子「特に年齢の部分なんだけど…多分、これで合ってると思うのね。間違ってたら、ごめんなさい」

王子「『ー』で記載されてるのは公開不能項目か、なし、って意味です」

王子「あと、本編やってた時の仲間が記載されてないよ、っていうのは、今、一緒に行動をしてる人を仲間として記載してるからです」

王子「一緒に行動してなくっても、同じ目的があって何かやってる人のことも表記してます」

王子「で、あとは…特にないかな?」

王子「あ、>>367はねー…ライドくんを生存エンドにしたから、いつか明かされるかも知れない時を待望してください」

王子「それまでにしっくりくる感じのを考えるつもりです。……い、いや、全然、今、何も考えてないわけじゃないよ?」

王子「ただ、あれだね。眼を摘出されてなくて、本当に良かったです。これは本当に。無理やり生存のリスクで、あのコンマ判定出てたから」

王子「いやー、ほんと、最後の判定が成功して良かった…」

王子「次回更新なんだけど…殺伐としすぎたし…また、何か本編時空無関係の何か…挟みたいですか?」

王子「レパートリーはまだ何も考えてないんだけど、殺伐としすぎててやだよー! ってことなら…何か考えるつもり…だから」

王子「とりあえず、次回の更新時にキャラメークやるか、何か挟むか、多数決をとるね!」

王子「こういうのやりたいよー、っていうのがあれば投げ込んでくれれば考えます」

王子「ただね、検討した結果、ごめんなさいってことも大いに考えられるので…そこだけ理解してもらえれば」

王子「それでは、どうもありがとうございました!」

370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/15(水) 23:14:20.84 ID:f2uFry130
ここ六回の安価で五回最低の結果だからね‥
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 07:50:13.03 ID:hjEcSVSpO
>>1000とってライド救済にあてるか、新主人公をこういうの救ってくれそうなキャラにするか…
久々に女主人公でやってみたいな…
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 11:01:08.58 ID:9uSKcI3MO
ヨダカの仲間にサンはいないのかな
人間じゃないから書かなかっただけかもしれないけど

番外編やるなら前回初戦で終わってしまったバトルロイヤルをリトライしたいなぁ
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 12:38:08.38 ID:AHLqGfQ8O
セーブル強いのに良く捕まるなー

国力下がりまくってる暗夜は自衛厳しいんじゃないですかね

不気味なくらい静かなベテル、封じたはずなのに突然開いた穴、魔物と組んで襲ってきた国・・・?
あっ・・・(察し)
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 16:49:40.53 ID:a6mfn5i7O
えっなんだこれ
00奇数からなんだこれ
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 16:51:31.88 ID:OjLqXE3ro
00奇数はなあ……どうしようもないからね
キャラによってコンマ神は機嫌を変えるし
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 17:12:06.93 ID:fq2xTHm40
>>370安価→コンマの間違いです
377 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/16(木) 17:31:02.51 ID:g/60pATY0

王子「バトロワをもっかい、って声がひとつ?」

王子「あとは別に…って感じかな?」

王子「あ、あとね、あれだよ。>>1000はまあ、何書いてもいいんだけど、重要なことだったりすると残念ながら…ってなりかねないから…」

王子「何が言いたいのかって言うとね、んー…救済には当てない方がいいかもよ、って。内容の書き方次第でもあるけど」

王子「あと可哀想なライドくんを助けてくれそうなキャラでも作るかー、ってポジティブな意見?」

王子「別に俺はそんなことしなくてもいいと思うよ? 出会いさえすれば、シリウスでもスピカでも見過ごそうとはしないはずだから」

王子「まあ、ライドくんと出会えるかどうかが、ちょっとあれなんだけどね。だからあんまり引きずらないでキャラメーク臨んだ方がいいかなって」

王子「>>372でサンが表記されてないのは、単純にミスったからです! ごめんなさい…。ごめんね、うっかり…」

王子「眷属だから表記しなくてもいいかなー、とか気づいてからも思ったけど…やっぱそれはそれだし…うん」

王子「ま、そんなわけで!」

王子「キャラメーク進むか、何か挟むか、とりあえず多数決をとってから今日はやってきまーす」

王子「だいたい、1時間後くらいに始める予定です。どうぞよろしくー」

378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 17:59:58.21 ID:OCczHSPNO
次のキャラの期間は今までで一番治安が悪そうだなぁ
バイスは間違いなく酷い事になってるし暗夜もどうなってるか分かったもんじゃないし
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 18:22:45.00 ID:IFvcKpG40
>>378新たな王国…と思ったけど旧バイスの進撃とか来るか…?どちらにしてもハードモードは間違いない
380 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/16(木) 18:31:05.74 ID:IdnO1I91O

王子「確かにね、暗夜でもバイスでもあれだけど、家柄で高いの出して、境遇も4以上なら貴族的なポジションで戦争? 何それ? ってできる」

王子「うん、だからそこ次第では完璧ハードモードにはならないかも知れません」

王子「ただ…まあ、貴族階級への反逆的な? そういうイベントが起きちゃったりしちゃったり、モニカやトレバーみたいな例もあるし…」

王子「貴族だからって安泰とは言えません」

王子「さて、そんなわけで…」

王子「…………ちょっと申し訳ないことに、もしかしたら用事が入って途中で終了なんてことも想定に入っちゃってるんだけども」

王子「キャラメークへいくか、番外編挟むか、どっちがいいですか!?」


 【多数決】↓5までの最多獲得選択肢採用
 1 キャラメークいくぜぃ!
 2 番外編を挟むんだよぅ!!

381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 18:31:46.11 ID:QO0JrdQRO
2
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 18:32:16.73 ID:OjLqXE3ro
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 18:32:17.46 ID:u2JOMtFko
2
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 18:33:46.83 ID:d0SRxM1R0
いっそのこと例の王国生まれとか良いかもね
385 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/16(木) 18:34:43.24 ID:IdnO1I91O

王子「番外編ね、オーケー」

王子「ただ…あれよ?」

王子「番外編とは言え、選ばれたものによってはなかなか長引く可能性もあるからね」

王子「本編やってたの、何日前だっけ…ってことももしかしたら、ありえる」

王子「さて、えーと…バトロワ以外に考えてなかったんだけど…何か、希望とかありますか?」

王子「とりあえず、意見だけ俺にください!」

386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 18:37:36.87 ID:QFXTAHqrO
各主人公のクライマックスに王子がいたら?
(ギャグ、トンでも展開ありありで)
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 18:39:08.80 ID:hjEcSVSpO
なんかほのぼのできそうなやつ
傷を癒したい…ぬるま湯に浸かりたい…
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 18:39:40.84 ID:OjLqXE3ro
セーブルとスピカの日常とか
389 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/16(木) 18:45:51.93 ID:IdnO1I91O

王子「皆さん、癒しを求めてらっしゃる…?」

 >>386

王子「え、えーと…うーんと…ほら、それやるとさ、折角、こいつTUEEEEEEEEEEEEEEになってた敵の格が下がっちゃうからさ」

王子「ね、そういうのは、可哀想だからさ」

王子「べ、別にそのあれだよ、いちいちオチを考えるのがすごく大変とかね、そういうんじゃなくてね?」

王子「どんなキャラにでも愛情というものを持ってね、あれこれしてるわけだから、ね? ほら、ねっ?」

 >>387

王子「ほのぼのできそうなやつ…」

王子「ふむ…」

 >>389

王子「あー、はいはい…」

王子「そういうの、いいかもね」

王子「うん、日常系? 日常、いいかもね、うん。さっと終わりそう」

王子「セーブルを使ってスピカにアプローチをかけていって、ピースににやにやされたり、スピカはピースに気があるんじゃないかとか勘繰ったり」

王子「シャニを使ってヨダカをどうにかして、まともな人間社会の生活に馴染ませようと努力してみたり」

王子「シリウスは…何だろうなあ…」

王子「そういうのができるかも」

王子「バトロワか、日常でいきましょう」

王子「じゃあ、シンキングタイム兼質問タイム!」

王子「バトロワがいいか、日常がいいか、ちょっと考えてみて! 何か質問あったら投げてもいいよ!」

390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 18:48:11.32 ID:OjLqXE3ro
戦闘と悲しくなる展開は有りませんね?(再確認
391 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/16(木) 18:49:32.00 ID:IdnO1I91O

王子「>>390は、あってもギャグバトルです」

王子「うおー、鼻の穴に指をひっかけて背負い投げだー! とか」

王子「そんな低レベルなものにするつもり。悲しくなる展開はどうだろう…?」

王子「ピースにセーブルが『お前、将来はげるぞ』とか言われて落ち込む程度の悲しさとかはあるかも?」

王子「まあ、そんなレベルです」

392 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/16(木) 18:52:02.32 ID:IdnO1I91O

王子「質問とか、他にはないですか?」

王子「なければ2分か3分かしてから、多数決始めちゃいますよ?」

王子「オーケー? オーケー?」

王子「バトロワか、日常か、決めました? 決めた?」

王子「質問ない? オーライ? ベイベー? オーイエー?」


393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 18:52:10.52 ID:N/TD6NWUO
モニカヨダカのケーキ大作戦
ただモニカ(17)さんだと普通に子供にケーキをおごるお姉さん的なものになりそう
ところでモニカさん4年経ちましたが胸部装甲は成長しましたかというか生き返っても成長するんですか
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 18:52:32.92 ID:OjLqXE3ro
じゃあ日常系で
セーブルが苦悩してスピカにアタックするところを眺めてにやにやするんだい
395 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/16(木) 18:57:08.29 ID:IdnO1I91O

王子「>>393

王子「あー、うーん…モニカのそこら辺はねー…うーん…」

王子「まあいっか、もう」

王子「ぶっちゃけ、モニカさんは17歳とはなってますがね、成長らへんは止まってますよ」

王子「永遠の14歳で、永遠に胸部装甲は成長しません」

王子「ケーキ大作戦はおごるとかじゃなくて、材料を求めて2人で仲良く探しにいくところからのスタートですよ!」

王子「オーライ? じゃあ、これも選択肢に入れて、またシンキングタイムを2、3分とるけど…」

王子「もしかしたら、開始してすぐに離脱かも…。ごめん、呼び出しくらってる、なう…」

396 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/16(木) 19:00:29.93 ID:IdnO1I91O

王子「……………ごめん、出発になった」

王子「そんなわけで、続きは明日か、夜…日付変わる前にできたら…?」

王子「とりあえず、多数決だけやっちゃうね!!」

王子「ごめんね、ほんとに! じゃあ、また次回! どうもありがとう!」


 【多数決】最速4票獲得選択肢を採用
 1 バトロワ
 2 日常
 3 ケーキ大作戦

397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 19:01:04.50 ID:u2JOMtFko
2
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 19:01:11.80 ID:SSZFwrzio
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 19:01:30.02 ID:QO0JrdQRO
2
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 19:01:50.12 ID:Z2GAUR7Zo
2
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 19:07:31.64 ID:hjEcSVSpO
新主人公にルビーとか選べないかな…前スレ>>1000のルビーの容姿ってまだ決まってないよね?
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 19:09:44.31 ID:QN0q0OjF0
そういえばルビー結局出会わずじまいだな。これから登場有りかな?
403 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/16(木) 22:36:17.85 ID:g/60pATY0

王子「俺は帰ってきた!!!!」

王子「そして、やっぱり日常か、そうかそうか! そうだと思ってたよ!」

 >>401

王子「前スレの>>1000の時から疑問だったんだけど…ルビーの容姿決定って、どゆこと?」

王子「安価取って、それで外見がどんなか決めなさい、ってこと…?」

王子「容姿なんてしょせん、文章表現だしてきとーに…って勢いでいたんだけど…」

王子「うーん…」

王子「あ、あと新主人公に既存キャラは選べませんよ〜」

王子「出てくるキャラクターにはね、それぞれにその役目をまっとうできたかどうかは置いといて、出てくる理由があってのものだから」

王子「そういうのとは無関係にキャラは作ってかないとね、っていう方針なんで」

王子「ご理解をお願いします」

 >>402

王子「そうね、結局出会えなかったから…出てくるんであれば、これから…かな?」

王子「え、何で断言しないのかって? そりゃあ…ねえ? やさしくない世界ですから…コンマ次第でね、ははは…」

王子「で、えーと…再開、しますか?」

王子「人がいるのならなー…と。いないんなら明日でもいいんだけど…いますかー? 点呼の時間ですよー」

王子「とりあえず、誰視点で、何を目的に番外編をやるか、決めるための安価などが待ち受けていますよー」


404 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/16(木) 22:47:26.22 ID:g/60pATY0

王子「垂れ流してれば集まってくる…かなあ?」

王子「えーとね、日常で、一例としてセーブルを挙げたけど、他のキャラでも別にいいんです」

王子「シャニを操ってヨダカの教育をするー、とか」

王子「…他の例が浮かんでこない…」

王子「えーとね、サリーさんがどうにかこうにかがんばって、再び王都デーモンへの栄転……これはほのぼのできないから却下にしよう」

王子「んー……」

王子「セーブルとシャニ以外、思いつきませんでした☆」テヘペロ

王子「何か、他に、このキャラを使ってよう、こういうことがよう、できねえのかいな!? とか、あれば考えますけど、ありますかー?」

王子「ないですかー?」

王子「安定のセーブルでいきますかー?」

王子「…」

王子「さらっと、ルール的な部分も紹介しておこうかな」

王子「まず、キャラクターを決定します。セーブルの場合でいくよ!」

王子「そして、目標を達成します。セーブルの目標は『スピカといい雰囲気になる』ことが目標です! ひゃっはー!」

王子「じゃあ、どうやっていい雰囲気になるのか…と言うと、まあ、自分で釣りいこうぜ、って誘ったり?」

王子「まあイベント的な感じのが起きて…王立学術院の学院祭みたいなので、どうにかスピカと接近を試みたり?」

王子「そんな具合にやっていきます」

王子「で、終了条件は『スピカに少しでも異性としての意識をさせること』もしくは、『いい雰囲気にすること』もしくは…」

王子「こっちは失敗になるけど『一生、お友達宣言を受ける』こと。あ、スピカは鈍感力高いよ!」

王子「でもってセーブルは奥手力が高いから、なかなか積極的なことができないよ!」

王子「まあ、そういう縛りの中でね、安価とコンマを交えつつ、成功するか、鈍感力の前に砕け散るかしましょう、と」

王子「お友達宣言を受けても、その後、絶対にくっつかない、なんてことはないから安心してね!」

王子「一度や二度振られたからって諦めてられないのが恋ですから」

王子「さて…誰かいる…?」

405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 22:48:45.70 ID:SSZFwrzio
\ここにいるぞ!/
406 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/16(木) 22:52:53.55 ID:g/60pATY0

王子「>>405捕捉」

王子「ひとりいるなら、2人くらいは別にもいそう」

王子「じゃあ、始めてくねー!」

王子「えーと、セーブルでやるか、シャニでやるか、安価ですよー!」

王子「あと、安価は基本的に連取りなしだけど、安価をぺっと出してから5分以上誰も取らないようだったら、直前の安価取った人も取っておけ!」

王子「コンマについては、【下1】【下2】とかって連続で出してないものなら、何度、連続でとってもオーケー!」

王子「さ、いっくよー!」


 【安価下1】
 1 セーブル
   スピカといい雰囲気になろう!
 2 シャニ
   ヨダカが人間社会に馴染めるように教育しよう!

407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 22:54:13.47 ID:I+6mK1ZMo
1
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 22:54:20.41 ID:E79mF7evo
2
409 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/16(木) 22:59:36.07 ID:g/60pATY0

王子「はい、セーブルになりました!」

王子「それでは、がんばってスピカとの仲を深めてください!」

王子「…ぶっちゃけ、相思相愛になったとしても恐ろしくハードルの高い恋愛にはなるんだろうけどね…」

王子「まあ、でも、ここでどんだけがんばっても、時間軸としては湖畔の都にライドくん達が来る前のことだから、くっつけないけどね」

王子「こういう積み重ねがあったんだよ…っていうだけのエピソードね」

王子「じゃ、はーじまーるよー!」


 【安価下1】
 1 セーブルの日課のひとつは講義を終えたスピカを学院まで迎えに行くことです
 2 相手を恋に落とすための秘訣をピースに教わった
 3 王立学術院の、学院祭…とな?

410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 23:00:21.26 ID:SSZFwrzio
411 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/16(木) 23:04:57.56 ID:g/60pATY0

 ――番外セーブル編・とある剣士の恋路――

セーブル「学院、祭…?」

 ゴソゴソ
 ガサガサ

スピカ「うん、3年に1度だけ開催されるんだけど、それがそろそろでね」

セーブル「祭り、だよな? どんなことやるんだ?」

スピカ「研究発表とかの学術的な側面とね」

セーブル「………初めて、わくわくしない祭りの存在を知った…」

スピカ「あと、学生がお店を開いたりして、来場者に楽しんでもらおうっていう――」

セーブル「すっげえ楽しそうだな!」バッ

スピカ「でしょ?」

セーブル「で、スピカもやるのか?」

スピカ「うん、やるよ、折角だしね」

セーブル「どんなどんな!?」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 スピカ「学術発表の――」セーブル「おーう…」
 4〜6 スピカ「仲のいい友達と一緒に、お店やるんだ。セーブルも来てね」セーブル「行く! ………あれ?」
 7〜9 スピカ「まだ何も考えてないんだけど…どうしよっかなあって」

412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 23:05:52.04 ID:OjLqXE3ro
ui
413 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/16(木) 23:09:54.71 ID:g/60pATY0

スピカ「仲のいい友達と一緒に、お店やるんだ。セーブルも来てね」

セーブル「行く! ………あれ?」

スピカ「うん? どうかした?」

セーブル(行くだけ行くとして…俺、それだけで終わらねえ…?)

セーブル(きっとスピカは友達と楽しくやるんだろうし…)

スピカ「セーブル?」

セーブル「あ、ああいや、別に? 何やるんだ?」

スピカ「食べものを売る屋台かなー、って。何にするかはまだ相談中なんだけどね」

 ゴソゴソ

セーブル「ふうん…。で、さっきから何ごそごそしてるんだ?」

スピカ「学院に泊まり込みで準備とかするんだ」

セーブル「泊まり込み?」

スピカ「何か楽しいよね、こういうの。…よしっ、荷物はまとまった」ギュッ

スピカ「そういうわけだからセーブル、しばらく会えないかも」

セーブル「お、おう…。楽しめよ」

スピカ「うん。じゃ、行ってくるね」

セーブル「【安価下1】」

 1 お、おう
 2 あ、荷物俺、持ってやるよ。学院までだろ? 任しとけ
 3 その他、自由台詞

414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 23:10:47.27 ID:fMtGmCTCo
2
415 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/16(木) 23:16:22.19 ID:g/60pATY0

セーブル「あ、荷物俺、持ってやるよ。学院までだろ? 任しとけ」グッ

スピカ「大丈夫? 重いと思うけど…」

セーブル「平気だって。よっ…重っ!?」ズシッ

セーブル「何入ってんだ?」

スピカ「本とか本とか本とか本とか本とか本とか本とか道具とか?」

セーブル「………学院までの距離なんだし…持ってかなくてもいいんじゃね?」

スピカ「わたし、あんまり頭のデキは良くないから…勉強怠けちゃうとすぐ…ね。ははは…」

セーブル「あー…ま、まあでも、俺なんかより1000倍は頭いいんだし?」

スピカ「て言うか、持てる?」

セーブル「むしろいい鍛錬になる。余裕じゃないけど、大丈夫」グイッ

スピカ「おおー…さすがセーブル」

セーブル「よっし、じゃあ行くか」

 ・
 ・
 ・

スピカ「ここまででいいよ」

セーブル「いいのか? まだ、門入ったとこだし…」

 ドサッ

スピカ「うん。魔法で運べるし」

 ギュムムッ
 フワッ

セーブル(マジでか…)

スピカ「ありがとね、セーブル」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 1週間くらい、学院にひきこもって準備するらしい。………1週間も会えない、だと!?
 4〜6 スピカが校舎に消えていくのを見送ったら、さっとピースが現れた
 7〜9 名残惜しくしてたら、スピカに今日の夕飯は一緒に食べよっか、ってお誘いされた。やったああああああっ!

416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 23:18:21.34 ID:SSZFwrzio
417 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/16(木) 23:23:56.68 ID:g/60pATY0

セーブル「ちゃんとあったかくして寝ろよー!」ブンブン

セーブル「…」

セーブル「…………はぁぁ…泊まり込みかよ…」ボソッ

 ポンッ

ピース「うまくいかねえもんだなあ?」

セーブル「うおおおおっ!? お、おい、急に出てくんな、ニンジャか、お前!」

ピース「あ? ニンジャ?」

セーブル「まあいいや…。何だよ?」

ピース「学院祭ってのは、噂に聞くところによると男と女がくっつきやすいイベントらしいな」

セーブル「…」ピクッ

ピース「特にスピカがやろうとしてるようなのは、何人かであれやって、これやって、って感じで連帯感が生まれて?」

ピース「それをあのくらいの若い野郎どもは下半身でもの考えるから勘違いして、惚れた腫れたの言い合って、きゃっきゃうふふとあらあらまあまあ」

セーブル「す…す、スピカはそんなじゃねえよ!」

ピース「男が4人、女が3人だ。スピカを入れて」

セーブル「っ…!?」

ピース「何もねえ、って言い張れるか? 部外者が。いつだって重大なことは密室で決められるんだぜ?」

セーブル「な、何が言いたい…?」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 からかいにきただけだった
 4〜6 面白がってるぞ、こいつ
 7〜9 本心かどうか、さっぱり分かんないけどアドバイスしてやるってさ

418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 23:25:54.04 ID:SSZFwrzio
419 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/16(木) 23:31:35.75 ID:g/60pATY0

ピース「年長者の教えってやつだ」ガッ ←セーブルの首に腕回した

セーブル「年長者の教えぇ…?」

ピース「アタックかけねえことには、何も起きやしねえぞ?」

セーブル「…」

ピース「お前、ここに居座って何年だ? 2年だな、もうすぐ3年目だ」

ピース「そしたらスピカは国に帰る。お前ものこのこついてくのか? ここに来た理由だってぼかしにぼかしてたのによぉ」

セーブル「…」

ピース「だったら、3年に1度にして、2年目にして初のアタックチャンスだろ? 違うか?」

セーブル「あ、アタックチャンス…か…」

ピース「ああそうだ、一緒にいる時間なんざな、何の試金石にもなりゃしねえぞ」

ピース「一発バシっと男らしいとこ見せてやれ。小間使いじゃなくてな、荷物持ちのチェリーくん?」

セーブル「ぐぬぬ…」

セーブル「だ、だけど…どうすりゃいいんだよ…?」

ピース「んん〜?」

セーブル「何だよ? ピースから言ってるんだから、教えてくれたっていいだろ?」

ピース「どうすればいいか教えてください、だろ?」

セーブル「…」

セーブル「【安価下1】」

 1 どうすればいいか…教えてください、ピースさん
 2 だああっ、るせえな、そんな心配されなくたって大丈夫だっつーの! 今に見てろよ!? 見てろよ、鼻の穴明かしてやっからな!
 3 その他、自由台詞

420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 23:33:18.60 ID:fMtGmCTCo
1
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 23:33:39.85 ID:xM/nPvWD0
1
422 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/16(木) 23:41:50.10 ID:g/60pATY0

セーブル「どうすればいいか…教えてください、ピースさん」

ピース「やなこった」

セーブル「あんだと!?」

ピース「ははは、冗談だって、冗談」

セーブル「お前が言うと冗談に聞こえねえよ…」

ピース「信じるも信じねえも好きにしろ」ニタァ

セーブル「ぐぬっ…」

セーブル「で…どうすればいいんだよ?」

ピース「そうだな…。お前、2年近く一緒にいて、何でいまだにスピカとひとつ屋根の下で無防備に寝られると思ってる?」

セーブル「はあ? 別にふつーだろ、そんなの」

ピース「ふつーじゃねえんだよ、そんなん。何でだ? ええ?」

セーブル「………………いいやつだからだな、俺が」フフン

ピース「で、そこでずっと終わりだな。お前みたいのを、いいヤツ止まり、って言うんだよ」

セーブル「」

ピース「だったら、いいヤツから脱却しねえとなあ?」

セーブル「だ、脱却…?」

ピース「スピカを抱け」

セーブル「ばっ…ば、ばばばばっ、ば、バッカじゃねえのか!? で、でででっ、でき、でき、でき、できるかぁっ!」

ピース「これだからチェリーは…。すぐに飛躍した考えを…」

セーブル「飛躍してんのはそっちだろ!?」

ピース「ただ単にハグだ、ハグ」

セーブル「ハグ…?」

ピース「で、それの手応えさえ良けりゃすぐだぜ? 嫌がられたらあの手この手でごまかせ」

セーブル「ごまか…」

ピース「身体の密着ってのはな、お前が思ってる以上に仲が深まるもんなんだよ」

ピース「これが第一段階だ。よし、今夜中にやれ」

セーブル「はああああああっ!? どうやって!?」

ピース「それは自分で考えろ。それとも何か? 歩き方から教えてほしいか? ほれ、右足上げて前に出しておろせ、そうすりゃ歩けるぞー?」

セーブル「んなもん教わらずにできるわ!」

ピース「だったら行け」

セーブル「くっそう…」


 【安価下1】
 1 スピカを呼び出して、事故を装って抱きつく作戦
 2 めちゃくちゃな修行しまくって、魔物とも戦いまくって、クソボロになったところでスピカと会って、よろけて抱きつく作戦
 3 その他、どうしよう?

423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 23:42:45.03 ID:LgNQj5aqo
424 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/16(木) 23:46:18.19 ID:g/60pATY0

セーブル「うおりゃああああああっ!」

 ズババババッ

セーブル「でええええええええええええ―――――――――――――――――――――――――――――いっ!」

 ズッバァァァァッ
 ザシュゥゥゥゥゥゥッ

セーブル「チェストォオオオオオオオオオオオオ――――――――――――――――――――――――――――――――――ッ!!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォッ

セーブル「はぁっ…はぁっ…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 あれ、魔物が弱すぎて話にならねえ…。無傷だ
 4〜6 よし、こんなもんか…? いや、でも大して傷も負ってないし…返り血でごまかして、ぼろぼろ具合を演出しよう
 7〜9 そして、スピカを呼び出した…

425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 23:46:53.22 ID:Z2GAUR7Zo
ぽい
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 23:47:35.48 ID:SSZFwrzio
427 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/16(木) 23:49:11.27 ID:g/60pATY0

セーブル「ふぅぅーっ…いい汗かいた」

セーブル「……………………あれ?」

セーブル「やべえ…全然、俺、無事だ…」

セーブル「…」

セーブル「こうなったら…」


 【安価下1】
 1 真冬の冷たい湖を遠泳して、ガッチガチにぶるぶる震えながらいく作戦に方向転換
 2 そうだ、病気だ、病気になったことにしてスピカのところに行って心配してもらってハグさせてもらおう
 3 その他、どうしよう?

428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 23:50:37.83 ID:xM/nPvWD0
2
429 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/16(木) 23:54:53.39 ID:g/60pATY0

セーブル(ちょっと心苦しいけど…仮病でいくしかないっ!)グッ

セーブル(そうと決まれば、厚着をして、この赤い粉をさっと顔にまぶして…)ポンポン

セーブル(よーし、これでどっからどう見てもバイス風邪!)

セーブル「待ってろよ、スピカ!」

ピース「wwwww」←物陰でずっと笑ってる

 ・
 ・
 ・

スピカ「ど、どうしたの、セーブル…? いきなり、職員に呼び出されて…」

セーブル「げほげほごっほ、ごぉっほ…」

スピカ「…セーブル?」

セーブル「あ、い、いや…あの…か、風邪…ぽくて…?」

スピカ「う、うん、何か顔も赤いし…」

セーブル「う、うん…そう…風邪…」

スピカ「うん…」

セーブル「…」

セーブル(あれっ? 何かおかしい…)

スピカ「風邪なら…安静にして休んでた方がいいんじゃない?」

セーブル「…………そ、そう…だな…」

スピカ「何か、わたしに用事…?」

セーブル「【安価下1】」

 1 …い、いや、あの…風邪…ひいたなー…って…
 2 …………あ、ああっ、めまいがあー
 3 その他、自由台詞

430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 23:56:01.01 ID:I+6mK1ZMo
1
431 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 00:02:12.97 ID:9k6TlUdu0

セーブル「…い、いや、あの…風邪…ひいたなー…って…」

スピカ「セーブル!」

セーブル「お、おう…?」

スピカ「風邪ひいた時は大人しくしてること。いい?」

セーブル「…」コクコク

スピカ「はい、じゃあ早く帰る。あったかくして寝てね?」

セーブル「……お、おう…」

スピカ「ムリしちゃダメだからね、お大事にね」

セーブル「分かった!」

 スタスタ…

セーブル「…」

 スタスタ…

セーブル「………どうしてこうなった…」ズ---ン

ピース「お前、ヘタレにもほどがあるな…くくっ…はははっ!」

セーブル「う、うるせえな!」

ピース「大体、お前が風邪ぇ? 知ってるか? バカは風邪ひかないんだぜ?」

セーブル「バカじゃねえっつーの! …………………あ、でも、風邪ひいたことはねえかも…?」

ピース「バカすぎるな、お前っ…くくっ…」

セーブル「わ、笑うなよっ!」

ピース「おっと、スピカが行っちまう。まあがんばれ、チェリー」

セーブル「ぐぬぬぬ…」


 【安価下1】
 1 今日はもうやめた…湖畔の小屋(自宅)に帰った
 2 風邪は治ったことにして、もう1度、アタックだ!
   A 魚でも釣って、夜食に皆で食べろよ、って持ってく
   B その他、どんな理屈でいこう? 併記
 3 ピースの言うことなんか信じられるか! ぷんぷん

432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 00:04:57.53 ID:qBD5uaT40
2A
433 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 00:08:42.70 ID:9k6TlUdu0

セーブル「スピカ!」

スピカ「セーブル…風邪は…?」

セーブル「えっ…あ、あー…治った」

スピカ「えっ?」

セーブル「治った、もう大丈夫」

スピカ「え、も、もう…?」

セーブル「おう、鍛えてるからな」キリッ

スピカ「セーブル…さすが」

セーブル「だろ? へへへっ…」

スピカ「で…こんな、夜中にどうしたの?」

セーブル「あ、そうそう、魚釣ってきたから、皆で夜食にでもしろよ」

スピカ「あー…ありがとう…」

セーブル(あれ、あんま嬉しくなさそう…?)

スピカ(夜食に魚…? 焼いたりする手間もあるしなあ…)

セーブル「えっと、それで…」

スピカ「ん? うん、まだ何かあるの?」

セーブル「…えーっと…」


 【安価下1】
 1 無言で抱き締めてみる
 2 何でもない話題を振りつつ機会を探る
 3 その他、どうしよう…?

434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 00:12:17.87 ID:c9oK8YXho
435 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 00:14:25.88 ID:9k6TlUdu0

スピカ「…セーブル?」

セーブル「…」

スピカ「おーい、どうしたの? まだ、やっぱり、風邪――」

 ガバッ

スピカ「っ…!?」

セーブル「…///」

スピカ「ちょ、せ、セーブル…?」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 拒否された(白目 ゲームオーバー
 4〜6 ごまかした
 7〜9 おっ? おっ?

436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 00:16:02.10 ID:xrZqTt5ro
おお
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 00:16:56.81 ID:M3tTqYEAO
イヤな予感しかしねえww
438 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 00:23:17.30 ID:9k6TlUdu0

 【0】

セーブル「…っ」

スピカ「せ、セーブルってば…///」

セーブル「あっ…あ、あいや、あのっ…」バッ

スピカ「…///」

セーブル「えっと…あ、あー…その…」

スピカ「う、うん…」ドキドキ

セーブル「……………ま、また明日っ!」

 ダッ
 タタタッ

スピカ「え、えええっ!? ちょ、えっ…?」

スピカ「…な…何だったの…?」ドキドキ

 ・
 ・
 ・

セーブル「うあああああああああああああ――――――――――――――――――――――っ!」

セーブル「スピカ、スピカスピカスピカ、スピカ、めっちゃ柔らかくていい臭いしたぁあああああああ―――――――――――――――――っ!」

セーブル「何だよ、何だよ、ハグって何なんだよぉおおおおおおおおお――――――――――――――――――――――――――――っ!?」

ピース「まーさか、ほんとにやるとはな…」

セーブル「おおおっ、や、やったぞ!? やってやったぞ、これから、どうすんだ!? 次は!?」

ピース「落ち着け」

セーブル「お、落ち着いてなんかいられるかっ! な、何か、何かもう、あの、あれだ、あの…落ち着けりゅか!!」

ピース「噛んでるぞ。落ち着けねえなら、落ち着けるまで泳いでろ…」

セーブル「おっしゃあああああああああ――――――――――――――――――――――――――――っ!」ヌギッ

 タタタッ
 ザパンッ

セーブル「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお――――――――――――――――――――――――――――――っ!」

 バシャバシャ

ピース「……若えな…」

<幸せだあああああああああああ―――――――――――――――――――――――――っ!!

 バシャバシャ

ピース「しっかし…スピカのあの反応…もしかしたら…もしかしたり、すんのか…?」

ピース「…………いや、まさかな…な…」



―――――

 本日はここまでです
 ほのぼの路線の番外編だから、0は確定良いことにしといたぜ

 ありがとうございました
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 00:24:47.12 ID:xrZqTt5ro
乙 絶対次奇数来ると思ってた
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 00:25:12.64 ID:c9oK8YXho
やったぜ。
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 00:49:43.11 ID:vq64eDaAo
乙、神判定
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 10:27:29.65 ID:MJdgF4u0O
しかしピースは本編から結構変わったなぁ
今の方が素なんだろうけど
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 10:34:42.04 ID:+9+n26RUo

もしセーブルがスピカと結婚したら王子になるのか……? 想像できぬ
444 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 18:28:26.92 ID:3Zrn/uacO

王子「番外編、いくよ!?」

王子「アーユーレディー!? アイムレイディー!?」

王子「はじめよう、やればできる、きっと!」

王子「わたしナンバーワン!?」

王子「…そしてセーブルはスピカのナンバーワンになれるのか…」


 【安価下1】
 1 親密度を上げよう作戦、ピースが授けた次の策は…キスをせよ
 2 キスじゃなくて、手を繋ごうだってさ
 3 その他、自由作戦でスピカともっと親密になろう! どんな策か併記してね

445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 18:29:26.02 ID:+9+n26RUo
446 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 18:36:27.57 ID:3Zrn/uacO

<コケッコッコー!

セーブル「ふぅ…ふぅ…」

 ブンブンッ
 パシャパシャッ

ピース「一晩泳いで、ようやくおさまったか…?」

セーブル「おう」

ピース「んじゃ、ま、あとは適当にがんば――」

 ガシッ

ピース「…」

セーブル「次は?」

ピース「…」

セーブル「次の策は?」

ピース「…………………もう充分だろ」

セーブル「いいや、まだだ。教えてください、ピースさん――いや師匠!」

ピース「弟子は取らねえ主義だ」ペッ

セーブル「まあそれはいいけどな。俺はちゃんと別に師匠がいるし」

セーブル「だけど、乗りかかった船だろ、ピース。次の策を俺に!」

ピース「手でも繋げ」

セーブル「握手は?」

ピース「握手で満足できんのか? ええ?」

セーブル「………わ、分かった。そしたら、またグッとなるんだよな!? なっ!?」

ピース「お前次第だ、てきとーにやれ」

セーブル「よっしゃああああっ!」

セーブル「俺はやるぞぉおおおおおおお――――――――――――――――――――っ!」

ピース(調子乗ってやがるな、こいつ…)

セーブル「でも、どうすりゃいいんだ…? いきなり手を取るってのもなあ…」


 【安価下1】
 1 よし、どっかに誘って出かけて、そこで手を繋ごう
   A 山に山菜採りでも誘うか←山育ち感
   B その他、どこにデートのお誘いする?
 2 手を繋がざるをえない状況…雑踏…?
 3 その他、妙案求む

447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 18:45:32.39 ID:zZsgeOm+o
1B はぐれないように手をつなげるし人通りの多い街デート
448 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 18:49:52.48 ID:3Zrn/uacO

セーブル「す、スピカ!」ブンブン

スピカ「………こ、今度はどうしたの…?」

セーブル(あれ…? 何かいつもと――あっ…)

セーブル(………………そう言えば…そうだ、昨日のあれ…)

セーブル「あ、えーと…か、買い物行かねえか?」

セーブル「ほら、あのー…あれだ、俺、計算できないからさ、よくぼったくられちゃうだろ?」

セーブル「スピカが来てくれると助かるんだけど…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 スピカ「あー………ごめん…今は、ちょっと…」セーブル「えっ…」
 4〜6 スピカ「買い物…ついでに、学院祭の準備の買い出しも、いい?」セーブル「お、おう! どんな大荷物でも担いでやるよ!」
 7〜9 スピカ「あ、あのね、セーブル」セーブル「お、おう…?」スピカ「………昨日の…あれって」

449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 19:03:03.27 ID:qY4oVpveo
comma
450 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 19:08:47.21 ID:3Zrn/uacO

スピカ「あ、あのね、セーブル」

セーブル「お、おう…?」

スピカ「………昨日の…あれって」

セーブル「あー…」

スピカ「………ちょ、ちょっと風邪がまだ残ってたんだよね?」

セーブル「えっ…」

セーブル「【安価下1】」

 1 …そ、そうそう…。そう、そうなんだよ。くらーってしちゃって、いやー、そう、うん、そういうこと
 2 いや俺は風邪なんかひかないぞ
 3 その他、自由台詞
   ※奥手なセーブルは、踏み込んだことは言えませんので内容によっては改変されます

451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 19:10:25.23 ID:+9+n26RUo
452 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 19:13:33.22 ID:3Zrn/uacO

セーブル「…そ、そうそう…。そう、そうなんだよ。くらーってしちゃって、いやー、そう、うん、そういうこと」

スピカ「だ、だよねー」

セーブル「お、おうっ」

スピカ「…あ、それで、何を買いに行くの? あんまり時間はないんだけど…ちょっとなら大丈夫だよ」

セーブル(やべえ、何を買いに行くかなんて考えてなかった…!)

セーブル(何だ、すぐに終わっちゃうのじゃなあ…。でも、長引くようなのもスピカに悪いし…)

セーブル(あれ、あれぇっ!? どうする、どうする、俺っ!?)

セーブル「と、とりあえず市場の方行こうぜ!」


 【安価下1】
 1 何でもない食料品の買い出しってことにした
 2 そ、そう、釣竿! 釣竿買おうとしてたことにしとこう。今使ってるのは自作だから
 3 その他、何の買い物ってことにしとく?

453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 19:15:25.17 ID:qY4oVpveo
3 服
454 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 19:22:24.08 ID:AD74IACdO

 ワイワイ
 ガヤガヤ

スピカ「セーブル、何買うの?」

セーブル「えっと…あー………ふ、服!」

スピカ「服?」

セーブル「ほ、ほら、学院祭があるだろ? 俺、スピカんとこ行くし、みっともない格好じゃ、スピカも恥ずかしいだろ?」

スピカ「別にみっともないカッコなんて普段からしてないと思うけど…」

セーブル「いや、男としてな、いついかなる時でもビシっと」

スピカ「いついかなる時も…?」ジィッ

セーブル「…な、何だ?」

スピカ「いや、今のセーブルのかっこは、ビシっとしてるのかなって」

セーブル「………………男は心に握った剣さえありゃ、ビシっとしてんだよ」

スピカ(何かめちゃくちゃ理論…)

セーブル「とりあえずさ、ほら…ぼったくりもやだし、俺、服のセンスとかもないし?」

セーブル「スピカが来てくれてほんと助かる。ありがとな」

スピカ「うん、気分転換になるし、わたしも助かるよ」

セーブル「そっか。へへへっ…」

セーブル(――って、そうじゃねえよ! 手だ、手を繋ぐんだ!)

セーブル(だけど、どうやって…いや、こんだけ人が多いとこなら…いや、ここ普段一緒に来てるしぃっ!)

セーブル(うーん…)

スピカ「あ、ここら辺の服なんてどう? セーブル、体が引き締まってるから、こういうちょっとキツめの服でもかっこいいんじゃない?」

セーブル「そうか? うわ、襟ついてる…」

スピカ「襟がついてる服…着たことないの…?」

セーブル「…………うん」

スピカ「…セーブル、ちょっとイメチェンしようよ、イメチェン!」

セーブル「えっ!? お、おおう…?」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 スピカに着せ替え人形にされて、片っ端から買う、買う、ってやってたら金が足りなくてスピカが出してくれた…面目なさすぎる…
 4〜6 ビシッとバシっとスピカにコーディネートしてもらったけど、ちょっと動きづらい…
 7〜9 生粋の田舎者で山育ちのセーブルなのに、スピカのコーディネートでめちゃんこ良い方向に変貌を遂げた。イケメン度アップ!

455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 19:22:57.68 ID:HTYxLcsJO
ちぅ
456 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 19:29:22.85 ID:AD74IACdO

セーブル「ど、どうだ?」

スピカ「…」

セーブル「スピカ?」

*「いやあ、とてもお似合いですよ」

セーブル「お、おう…? そうか?」

*「ええ、これは女の子が放っておかないですよ。学術院の学生さんですか?」

セーブル「いや、俺は…。てか、おーい、スピカ? どうした?」

スピカ「ハッ…ごめんごめん、何かセーブルが眩しいくらい見違えちゃって、おどろいてた」

セーブル「ほ、ほんとかっ?」

スピカ「うん、品があるし、凛々しくてかっこいい。服に着られてるって感じもないし…すごいね、セーブル」

セーブル「そんな、そんな誉めてられても照れちゃうだろ…///」

*「お似合いですね、ご両人」

セーブル「お、お似合いっ!?///」

スピカ「あ、別にそういうんじゃ…」

*「あら、そうなんですか? ちょっと心配したんですよ、彼女さんがいるのにこんなに格好良く決まってたら、大変だろうなあって」

セーブル「か、かかっ…彼女だってさ…スピカ///」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 スピカ「勘違いされちゃったね」セーブル(勘違いじゃなくなりたい!)
 4〜6 スピカ「いい買い物できて良かったね」セーブル「お、おう、ありがとな」
 7〜9 スピカ「あ、あははは…」セーブル(何だこの反応――ん?)

457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 19:30:51.34 ID:+9+n26RUo
458 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 19:33:42.41 ID:AD74IACdO

スピカ「いい買い物できて良かったね」

セーブル「お、おう、ありがとな」

*「また起こしください〜」フリフリ

 スタスタ

セーブル「…」

スピカ「あ、襟よれてる。直してあげるね」

 スッ

セーブル「あっ…う、うん…///」

スピカ「セーブル?」

セーブル「な、何でも…ありがと」

スピカ「うん」

セーブル(さて、どうやって手を繋ぐか…)


 【安価下1】
 1 あえて、混む道を行ってはぐれないように、って
 2 さ、さりげなーく…?
 3 考えろ、考えればきっと、絶対成功の案が…浮かぶといいな…
 4 その他、妙案求む

459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 19:35:28.33 ID:zZsgeOm+o
3
460 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 19:39:26.76 ID:AD74IACdO

セーブル(考えろ、どうすれば手を繋げる…)

セーブル(字の読み書きも算術もできやしねえけど…それでもこれまでやってこれたんだ)

セーブル(そうだ、ピースがハグしろって言って、俺はやれたんだ)

セーブル(だから今度だってできるはず…こんなとこでつまづけるような俺じゃない)

セーブル(何か…何か、妙案が…)

スピカ「あ、この果物おいしそう…買っちゃおうっと」

スピカ「すみません、これくださーい」

セーブル(何か…何か早く思い浮かべ、俺…! じゃなきゃ、もうすぐ学院についちゃう…!)

セーブル「ぐぬぬぬ…」

スピカ「どうもー」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 考え込んでる間に学院についちゃった。失敗…
 4〜6 閃いた! 買い物した袋を一緒に2人で持てばいいんだ!
 7〜9 その時、ちょっとした事故が起きて暴れ馬がつっこんできた!

461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 19:41:12.30 ID:82BeRdFFo
ぽい
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 19:41:37.37 ID:xrZqTt5ro
私にいい考えがある
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 19:42:52.79 ID:+9+n26RUo
ほのぼの補正があったはず
奇数の恐怖に怯えなくて良い……なんということだ……
464 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 19:52:40.31 ID:tmcJIX83O

 【0】

セーブル(ダメだ…何も浮かばねえ…)

セーブル(ああ…くそ、くそぅ…ピースの言うように、やっぱ俺って…俺って…)

セーブル「ん?」

セーブル「おおおおおおおおっ!?」

スピカ「うわっ…ど、どうしたの?」

 ダダダッ
 バッ

セーブル「お、おっさん、これ…!」

*「おおう…? ああ、これ? カタナって言ってね、ずぅーっと向こうの遠くの国の武器らしいんだけど」

セーブル「そんなの知ってるって! み、見てもいいか!?」

*「いいよ」

セーブル「おおおおー…すげえ、何だ、この波紋…。綺麗だなあ…」

セーブル「俺のやつ、もうボロッボロだしなあ…。手入れはしてても、限度があるし…にしても、これ、新品か?」

セーブル「水を打ったみたいだ…。はぁぁぁ…」

スピカ「セーブル?」

セーブル「スピカ、これ見ろよ、カタナ! 俺、こうやって売られてるの、初めて見ちゃって! あ、俺の持ってるのは師匠にもらってな」

セーブル「その時、すでにお古だったから、こんな綺麗なのまじまじと見たことなくってさ! すっげえ…な、すげえよな!?」

スピカ「ふふっ…セーブル、昆虫見つけた男の子みたい」

セーブル「昆虫もすげえけど、これだってすげえよ! ほらほら、この刃にうねうねしてる模様あるだろ? このな、波紋にも種類があって」

セーブル「ペチャクチャペチャクチャ」

スピカ(セーブルがすごいいきいきしてる…)

 ・
 ・
 ・

*「まだいるから、買いにきてねー」

セーブル「うはぁー…すっげえ、興奮した。へへへっ、また見にいこうっと」

スピカ「すごい楽しそうだったね。あ、そろそろ戻らなくちゃ。ちょっと急ごうか」

 ギュッ

セーブル「っ…!?」

スピカ「どうかした――あっ…あ、ああっ…ごめん、つい…手、握っちゃって…。何か、子どもっぽいなー、って見てたから…」

セーブル「え、あ、ああいや、いや、いいっ…!」

スピカ「え? いいって…」

セーブル「え? あ、えーと…な、何か、手を繋ぐと、お、落ち着くなー…みたいな…?」

スピカ「………ふふっ…子どもみたいだね」

セーブル「い、いいだろっ」ギュッ

スピカ「…何か、ちょっと恥ずかしいかも」

セーブル「は、恥ずかしいことないだろ、別に。俺は…う、嬉しいっていうか、何か、いいと思うぞ?」

スピカ「……うーん…たまには、そうかもね」ニコッ

セーブル(俺はやったぞぉおおおおおおおおおおおお―――――――――――――――――――――――――――――――っ!!!!!)


 【安価下1】
 1 ピースに再び次を仰ぐ
 2 下準備はできた…あとは学院祭でだめ押しだ!
 3 そうだ…学院祭の時に何かをスピカにプレゼントしよう

465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 19:53:03.67 ID:c9oK8YXho
466 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 19:57:58.97 ID:tmcJIX83O

セーブル「でへへへへ…」

セーブル「スピカの手…小さいけどあったかくて、やわらかかったなあ…」

セーブル「ああもう、これ、この手、何も触れられねえよ…くぅぅぅっ…」

 バタバタ

ピース「きめえ…」

セーブル「うおおおおっ!?」バッ

セーブル「いきなり現れんな!!」

ピース「手ぇ繋いだくれえでにやにやしてんじゃねえ、きめえな」

セーブル「きめえきめえ言うな!」

ピース「まあでも、これで俺の指南はもう終わりな。あとはてめえでやれ」

セーブル「えっ」

ピース「んじゃあな」

 バタムッ

セーブル「…………ハグして、手を繋いで…さすがに、そろそろ学院祭の準備で抜けられないとか言ってたしな…」

セーブル「でも…このまま学院祭を迎えてもなあ…」

セーブル「………んー…」

セーブル「そうだ、プレゼントでも贈るか! けど、何をあげたらいいんだ…?」


 【安価下1】
 1 そういえば前にスピカが何かを欲しがってたような…思い出そう
 2 自分がもらって嬉しいものをあげればいいはず!
 3 その他、何をあげる?
 ※「1」と「2」はコンマ判定で何を贈るか決めて、それを入手するための行動に移ります

467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 20:03:12.68 ID:zZsgeOm+o
2
468 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 20:09:13.07 ID:tmcJIX83O

セーブル「…」

セーブル「プレゼント、か…」

セーブル「やっぱ、自分がもらって嬉しいもんをあげるべきだよな」

セーブル「となると…」

セーブル「俺がもらって、嬉しいもの…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 セーブル「……………スピカの手料理、食ってみてえ…。てことは…俺の手料理か」
 4〜6 セーブル「………カタナ…?」
 7〜9 セーブル「……んー…うぅっ…寒いし、そろそろ手袋とか…そうか、こういうのか!」
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 20:10:39.88 ID:xrZqTt5ro
ろくぶて
470 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 20:12:56.95 ID:tmcJIX83O

セーブル「……んー…うぅっ…寒いし、そろそろ手袋とか…そうか、こういうのか!」

セーブル「そろそろスピカが防寒具を買い替えるころだし、その前に俺がプレゼントすれば…!」

セーブル「よーし、そうと決まりゃあ行動あるのみだ!」

セーブル「スピカのあの手は、俺が守るっ!」


 【安価下1】
 1 働きまくって金を稼いで、いい手袋を買うよ!
 2 裁縫とかしたことないけど、手製のものを作るよ!
 3 その他、どうやって、どんな手袋を渡すためにがんばる?

471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 20:14:16.13 ID:c9oK8YXho
衣服屋で働いて裁縫の技術をみにつける
472 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 20:18:27.18 ID:Jan5faUKO

セーブル「ここで修行させてくれっ!」

*「修行って…」

セーブル「この通りっ!」

*「………キミ、こういうの興味あるの?」

セーブル「えっ? あー…その、ぷ、プレゼント、しようと思って。手袋を…」

セーブル「だけどあんま金はないし、自分で作ろうにもやったことないから…」

*「…女の子?」

セーブル「……///」ポリポリ

*「いいよっ、働かせてあげる」

セーブル「ほんとにっ!? ありがとうございますっ!」

*「うちの旦那にも、こういうとこ見習ってほしいくらいだよ…」

*「でも、厳しくやるから覚悟しな」

セーブル「はいっ!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 しかし、セーブルが立派なのは剣の技量と顔くらいのものだった…
 4〜6 ちょっと、へたっぴだけど真心のこもった一品ができました
 7〜9 並々ならぬ集中力でセーブルは渾身の手袋を作り出した!!

473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 20:20:34.23 ID:c9oK8YXho
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 20:20:42.58 ID:qY4oVpveo
オチは任せろ
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 20:22:39.13 ID:c9oK8YXho
アバーッ!
476 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 20:23:00.81 ID:Jan5faUKO

*「…」

セーブル「…」

*「………ここまで、ひどいのはあたしも見たことないよ」

セーブル「うぅぅ…」

*「でも、学院祭で渡すんだろう?」

セーブル「はい…」

*「じゃあ、仕方ないよねえ…」

セーブル「……………で、でも、料理は愛情、被服は真心――」

*「売り物には絶対なれないんだけどねえ、それじゃあ…」

セーブル「…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 仕方ないから、これでいく…
 4〜6 女将さんがちゃちゃっと見栄えだけ、整えられるだけ整えてくれた。まあ…うん、な感じではあるけれど
 7〜9 やさしい女将さんでした。ありがとう

477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 20:23:58.46 ID:c9oK8YXho
478 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 20:29:00.60 ID:Jan5faUKO

*「貸してごらん」

セーブル「?」

*「ここをこうして…ここも直して…」

 チャチャチャッ

*「よし、これなら見栄えもちょっとはマシだね」

セーブル「おおおおっ!? ほんとだ、すげえ!」

*「一生懸命働いてくれたからね」

セーブル「女将さん…」

*「がんばって、バシっと決めてきな」

セーブル「分かった! どうもありがとうございました!」

 ・
 ・
 ・

セーブル「よーし…」

セーブル「ほんの数日ぶりなのに、何だか学院が懐かしいぜ…。て言うか、飾り付けだの、何だの、すっげえことになってんな…」

セーブル「ほんとに祭りそのものだ」

セーブル「…」キョロキョロ

セーブル「スピカ…どこにいるんだ…?」

セーブル「まあいいや、探せば見つかるな」

セーブル「プレゼントも、ばっちり包んできたし…。包装の方が、中身より立派だけど…」

セーブル「いやいや…見た目はあれでもちゃんとあったかいし…よし、スピカんとこに行くぞ」


 【安価下1】
 1 スピカが友達とやってる模擬店に行って、すぐ渡す
 2 いや、渡すのは後だ…。ここぞというタイミングをうかがってから渡すんだ。………訪れるか、分かんないけど

479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 20:35:36.01 ID:xrZqTt5ro
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 20:35:51.40 ID:c9oK8YXho
481 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 20:40:16.38 ID:fI1OpHkDO

セーブル「んー? スピカはどこだー?」

 スタスタ

セーブル「学院の中なんて、入ったことねえから分かんねえな…」

セーブル「おーい、スピカー?」

 スタスタ

セーブル「んー…字が読めればなあ…」

セーブル「…どこかに、スピカ――」

<どうもありがとうございましたー

セーブル「いたーっ!」

スピカ「え、あ、セーブル!」

セーブル「よう、来たぜ!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 ふつーなサ店
 4〜6 メイド喫茶…だと? …………王族なのにいいの? ってツッコミはよしといた
 7〜9 甘味店。どこかで見たことがあるようなチビっこと胸部装甲の薄い女の子がはしゃいでるのをちらっと見た

482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 20:44:10.61 ID:2HuWXEX/0
483 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 20:48:08.60 ID:GOQzAB9OO

スピカ「はい、どーぞ」

セーブル「お、おう…。何か、椅子引かれると、何かな…」

スピカ「飲み物どうする? 食べものいる?」

セーブル「………………字、読めない…」

スピカ「………お茶と、お菓子のセットでいい?」

セーブル「おうっ、何でもいい。スピカが持ってきてくれんなら」

スピカ「またまた〜。じゃ、ちょっと待っててね」

セーブル「おう」

セーブル「…」キョロキョロ

セーブル(何か落ち着かねえ…)ソワソワ

<あ、スピカさん、これやってもらっていい?

<うん

<ねえ、この後の休憩時間、どうするか決めてる?

<あー…うーん…どうしよっかなあ…って

セーブル「!」ガタッ

セーブル(す…すすすすすっ…スピカが…口説かれてる!?)

セーブル(あんなモヤシみたいな細っこい眼鏡野郎にスピカがなびくはず…!)


 【直下 コンマ判定】(お人好し:−3)
 1〜3 うん、いいよーって了承してる声が聞こえた(白目
 4〜6 眼鏡モヤシ優男はさらっとスピカにはぐらかされた。とりあえず一安心
 7〜9 きっぱり断られてた、ざまーみろ!

484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 20:48:51.02 ID:82BeRdFFo
とう
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 20:49:10.55 ID:xrZqTt5ro
486 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 20:51:48.30 ID:GOQzAB9OO

<ダメかな?

<うーん、じゃあいいよ

<本当? じゃあ、休憩時間に

セーブル「」

スピカ「お待たせ、セーブル」

セーブル「」

スピカ「………あれ、セーブル?」

セーブル「ハッ…」

スピカ「どうかした? はい、お茶とお菓子」

セーブル「…」

スピカ「……セーブルー? おーい」

セーブル「【安価下1】」

 1 ……………何でもない…
 2 ……が、学院祭…楽しいか?
 3 その他、自由台詞

487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 20:52:28.64 ID:+9+n26RUo
後で渡したいものがあるんだが
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 20:52:33.16 ID:c9oK8YXho
489 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 20:55:04.80 ID:GOQzAB9OO

セーブル「あ、後で渡したいもの、あるんだけど…」

スピカ「渡したいもの…? 今じゃダメ?」

セーブル「後でっ」

スピカ「うん、分かった」

セーブル「!」

スピカ「あー、でも…とりあえず、ここが終わってからになっちゃうかも」

スピカ「けっこう、遅い時間になっちゃってもいい?」

セーブル「どれくらいだ?」

スピカ「営業終わって、片づけて、後夜祭っていうのがあって、その後だから…」

スピカ「………………夜中…?」

セーブル「夜中…」

セーブル「【安価下1】」

 1 お、おう、何時になっても大丈夫!
 2 っ…きゅ、休憩時間とか、ないのか? その時でもいい…けど
 3 その他、自由台詞

490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 20:57:00.78 ID:c9oK8YXho
491 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 20:58:41.48 ID:GOQzAB9OO

セーブル「っ…きゅ、休憩時間とか、ないのか? その時でもいい…けど」

スピカ「休憩時間?」

セーブル「…」コクコクッ

スピカ「んーと…んー…ちょっと、待ってて」

 トトトッ

セーブル「…」ソワソワ


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 めんご、って
 4〜6 あんまり時間取れないけど…って
 7〜9 オーケーだって! オーケー! オーケーなんだってさ! ひゃっほーう!

492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 20:59:06.70 ID:c9oK8YXho
493 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 21:04:21.75 ID:GOQzAB9OO

 【0】

<え? ダメになった? どうして?

セーブル「!」ピクッ

<ごめんね

<いや、どうして…?

<あー…その…

<用事でもできた?

<呼んでた人が来てくれて、学外の人だから案内してあげようと思って

<そ、そうか…

<だから、ごめんね

セーブル「…」

セーブル「…」ギュムッ

セーブル(痛い…夢じゃないっ…!!)

 トトトッ

スピカ「お待たせ、セーブル。大丈夫だよ、ついでに普段は見られない学院の中とかも案内してあげる」

セーブル「お…おう、おうっ!」

スピカ「うわっ…ど、どうしたの? そんなに学院の中、見たかった?」

セーブル「え、あ、ああ、そう、うん。普段、スピカがどんなことしてんのかなーって」

スピカ「まあ、講義とか受けるわけじゃないから、普段のことは分かんないと思うけど…」

セーブル「ありがとな、スピカ!」


 【安価下1】
 1 すごく景色のいいところをスピカに教えてもらった。人気も少ない…こ、これは…?
 2 2人で学院の中を見て回って、学院祭を楽しんだ
 3 何かゲームをやってたから出ることに。なになに…腕相撲王決定戦…? ほう?

494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 21:06:50.79 ID:2HuWXEX/0
1
495 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 21:10:02.58 ID:GOQzAB9OO

スピカ「じゃじゃーん」

セーブル「おおおっ…? 何だ、ここ? 塔か」

セーブル「すっげえ…都が丸ごと見渡せるんだな」

スピカ「でしょ? 景色が最高なんだ。あんまり人も来ないから、たまに、ここで勉強したりするの」

セーブル「へえー…。おっ、俺の住んでる小屋まで丸見えだ」

スピカ「たまに眺めてるんだよ。あ、明かりが消えたから寝たのかなーとか」

セーブル「そんな時間までか?」

スピカ「いや、セーブルは寝るの早い方だよ?」

セーブル「ほーん…」

スピカ「…」

セーブル「…」

スピカ「いいとこでしょ?」

セーブル「うん、いいとこだな」


 【安価下1】
 1 よ、よしっ…プレゼントを渡そう
 2 ………いや、プレゼントの前にこう、ムード作りみたいな会話とか…? 内容というか、話題のようなもの?を併記してちょ

496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 21:13:59.37 ID:c9oK8YXho
やっぱり、スピカにはこういうきれいな風景が似合うな。
青い瞳やその髪の毛がより美しく見えるよ。
497 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 21:18:07.97 ID:GOQzAB9OO

セーブル「やっぱり、スピカにはこういうきれいな風景が似合うな」

スピカ「え、えっ…?」

セーブル「青い瞳も、その髪の毛も、いつもより綺麗に見える」ニカッ

スピカ「っ…/// や、やだもう…そ、そんなこと言われても…お世辞がうまいなあ///」

セーブル「えっ…? お世辞じゃねえぞ?」←天然

スピカ「だ、だから、もー///」ペシペシ

セーブル「わ、た、叩かなくてもいいだろ?」

スピカ「って、そうだ。何か、何だっけ? 渡したいもの…あるんだっけ?」

セーブル「あ、そうだった。えっと…」ガサッ

セーブル(いやでも…女将さんが多少は良くしてくれたけど…やっぱ、デキ良くねえし…)

セーブル(て言うか…やっぱ、スピカにはこんな新品なのにボロっちくしか見えないの、似合わない…か…?)

スピカ「セーブル…?」


 【安価下1】
 1 渡す
 2 あげようと思ってたもの、忘れてきちゃった、ってごまかす
 3 あ、あげようとしたのは…ふぁ、ファーストキッス…とか、調子のりすぎ…かな? やってみるけど

498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 21:18:55.76 ID:zNLFSlL6o
499 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 21:22:05.23 ID:GOQzAB9OO

セーブル「ぁ…その…」ドキドキ

スピカ「…?」

セーブル「…」

スピカ「ど、どうしたの…?」

セーブル「…目、つむってもらっても…いいか…?」

スピカ「? う、うん…」ギュッ

セーブル「…」ドキドキ

セーブル(……え、ええいっ、ままよっ!)


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 やっぱできなかった…
 4〜6 やっぱできなくて、手袋をスピカにはめてあげた
 7〜9 もうちょっと…ってとこで、余計な邪魔が入った…! くそ、くっそ、くっそぉぉぉぉっ! ………でも?

500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 21:22:53.42 ID:2HuWXEX/0
来い!
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/07/17(金) 21:23:18.52 ID:1kjAezm70
極大爆発魔法
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 21:26:07.87 ID:pf3tyq9go
セーブルのバカ!いくじなし!ハゲ!カス!ゴミ!蛆虫!
あたしもう知らない!
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 21:27:22.35 ID:c9oK8YXho
やはりコンマ神はゲイのサディスト
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 21:28:04.50 ID:2HuWXEX/0
ゴメン…0出せばまだチャンスある…よね
505 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 21:28:13.70 ID:GOQzAB9OO

セーブル「っ…」プルプル

スピカ「…」

セーブル「〜っ…」プルプルプル

スピカ「まだー?」

セーブル「っ…………はぁ…」

スピカ「セーブルー?」

セーブル「………うん、もういい…」

 パチッ

スピカ「……何だったの?」

セーブル「…………ごめん…」

スピカ「何が?」

セーブル「……何も言わないでくれ…」

スピカ「え? セーブル、どうしたの? 何か、落ち込んでない?」

セーブル「いや、ほんと…大丈夫…」

スピカ「…?」

セーブル「…………が、学院祭、がんばれよ。うまくいくように、俺、女神様に祈っとくから。じゃ、じゃあな!」タタタッ


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 ヘタレなセーブルでしたとさ…
 4〜6 慌てて逃げるように走ってったから、手袋が落ちてた
 7〜9 自宅(小屋)で膝抱えて自分の不甲斐なさにうちひしがれてたら…

506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 21:28:56.44 ID:82BeRdFFo
ぽい
507 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 21:34:03.79 ID:GOQzAB9OO

セーブル「ぐっそぉぉぉぉぉぉっ!」ガツガツガツ

*『す、すごい、すごいぞっ! セーブル選手、激辛パスタをものすごい勢いで食べていく!』

セーブル「おかわりぃっ!」

*『これで前人未到の50食目ぇっ!!? 間違いなく、今日の優勝者です! 果たして、どれだけ記録が伸びていくのか!?』

セーブル「うおおおおおおっ!」ガツガツガツ

ピース(ヤケ食いか…)

 ・
 ・
 ・

セーブル「カヒュ-カヒュ-…」

セーブル「み…ず…」

セーブル「口が…口が…焼けるぅぅぅ…」

セーブル「うぐぉぉぉぉぉ…」

 ゴロゴロ

<コンコン

セーブル「うぅぅ…? 誰だ…こんな時間に…?」

 ガチャッ

スピカ「セーブルー?」

セーブル「っ…!? す、スピカ…!?」

スピカ「うわ、どうしたの、その口!? 腫れ上がってるよ!?」

セーブル「え、ああ、いや、これは…あの…大食い大会やってて…」

セーブル「て言うか…それより、まだ学院祭って、終わってないんじゃねえか…? 騒ぎ声、聞こえてくるし…」

スピカ「うん、今、後夜祭だから抜けてきちゃった」

セーブル「何で…?」

スピカ「これ」ガサッ

セーブル「あっ…」

スピカ「落としてたから…セーブルの、だよね?」

セーブル「【安価下1】」

 1 ………ち、違う…ぞ…?
 2 …………うん…
 3 ………いや…その…中、見たか?

508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 21:34:55.34 ID:+9+n26RUo
509 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 21:38:09.32 ID:GOQzAB9OO

セーブル「………いや…その…中、見たか?」

スピカ「見てないけど…」

セーブル「…あ、開けてみろよ」

スピカ「いいの?」

セーブル「おう…」

 ガサガサ

スピカ「…………てぶく、ろ…?」

セーブル(やっぱ…疑うような見た目だよな…)

スピカ「でも、何でこんなの持ってたの?」

セーブル「…それは、あー…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 スピカ「もしかして、誰かにもらったとか? セーブル、モテた? この前買った服のお陰だね」
 4〜6 セーブル「………スピカに、やろうと思ってたんだけど…」スピカ「わたしに?」
 7〜9 スピカ「……ちょっと、見た目はあれだね」セーブル「……そ、そうだよな、みっともな――」スピカ「でも、あったかそうだね」

510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 21:39:06.25 ID:c9oK8YXho
511 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 21:43:54.88 ID:GOQzAB9OO

セーブル「………スピカに、やろうと思ってたんだけど…」

スピカ「わたしに?」

セーブル「で、でもさ……その、見た目も良くないし…悪いかなって、思っちゃって」

セーブル「だから、いいんだ…。ごめんな、持ってきてもらったのに」

スピカ「あ、うん…」

セーブル「…ほんと、ごめんな。振り回しちゃったみたいで。はははっ、何だよ、この毛玉みたいの。なあ?」

スピカ「んー…」

セーブル「何か、言葉にならねえよな。これ」

スピカ「そんなことないよ」

セーブル「えっ…」

スピカ「これ、どうしたの? 買った…の?」

セーブル「いや…自分で」

スピカ「セーブルが作ったの?」

セーブル「お、おう…」

スピカ「へえー! すごいよ、じゃあ!」

セーブル「そんなことねえって…」

スピカ「ううん、わたし、作れないもん。初めてでこれなら、いい感じじゃない?」

セーブル「ほ、ほんとに…いいか?」

スピカ「うん」

セーブル「お世辞とかじゃなくて?」

スピカ「一生懸命やったのかな、って伝わってくる」

セーブル「…でも、スピカはお姫様だろ? こんなの、つけてたら…なあ?」

スピカ「似合わない?」

セーブル「【安価下1】」

 1 いや、スピカには何だって似合うけど
 2 正直言って…。もっと、いいの使った方がいいだろうしな
 3 その他、自由台詞

512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 21:50:32.57 ID:c9oK8YXho
513 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 21:55:11.39 ID:mkzBtQLAO

セーブル「いや、スピカには何だって似合うけど」

スピカ「じゃあ、これ…もらってもいい?」

セーブル「えっ? い、いやでも、これはなあ…」

スピカ「似合うんでしょ?」

セーブル「………うん」

スピカ「ふふっ、じゃあもーらった♪」

セーブル「ほんとにいいのか? そんなの…」

スピカ「何度も言わないの」

セーブル「はい…」

スピカ「それにね」

セーブル「おう」

スピカ「見た目より…セーブルが、わたしのために作ってくれたのが嬉しい」

セーブル「……スピカ…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 ありがとね、って笑ってくれた。それだけでもう、心がぴょんぴょんしたんじゃあ〜
 4〜6 嬉しくなっちゃって、思わず抱き締めちゃった。でもすぐに照れて離れた。そんな終わり方
 7〜9 目をつぶって、って言われた

514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 21:55:45.89 ID:82BeRdFFo
えいや!
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 21:58:16.14 ID:c9oK8YXho
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
516 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 22:02:22.14 ID:Ll3lgJRyO

スピカ「あ、ねえねえ、セーブル。目、つむって?」

セーブル「おう…?」ギュッ

スピカ「手袋、ありがとね」

 チュッ…

セーブル「〜っ…!?///」

スピカ「もういいよ」

セーブル「す、すすす、すぴ、スピカっ…?」

セーブル「い、今、ほっぺに、何か、当たった気がしたんだけど…」

スピカ「………いや、だった…?」

セーブル「…」ブンブンブン

スピカ「ふふっ…じゃあ、後夜祭戻るね。よーし、手袋があれば寒くない」

スピカ「ほらっ、似合う?」

セーブル「すげえ似合う!」

スピカ「じゃ、また明日ね、セーブル」

セーブル「おうっ! 気をつけてな!」

 バタムッ…

セーブル「…」

セーブル「〜〜〜〜〜〜〜っ…」

セーブル「っし、っし…」グッ

セーブル「俺…手袋作って、良かったぁぁぁ〜…」

セーブル「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお―――――――――――――――――――――――――――――――っ!!」

セーブル「スピカっ…好きだぁああああああああああああああああああああ―――――――――――――――――――――――――――――っ!!

 ・
 ・
 ・

スピカ「セーブルの手袋、あったかい…」

<うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお―――――――――――――――――――――――――――――――っ!!

スピカ「っ…セーブルの声…? どうしたんだろ…?」

<ゴニョゴニョだぁああああああああああああああああああああああ――――――――――――――――――――――――――――――――っ!!

スピカ「ん? ……よく、聞こえなかったけど…嬉しいことあったのかな…?」

スピカ「ふふっ…セーブルって面白い」



                                番外セーブル編・とある剣士の恋路 ――――― GOOD END


517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:03:33.85 ID:+9+n26RUo
良い話だった
やはりほのぼのとしてたらコンマ神は微笑むな
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:05:00.18 ID:pRE1yqcO0
最後に良いコンマ、でもこれが0だったらどうなってたんだろ‥
519 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 22:05:04.40 ID:Ll3lgJRyO

王子「いやー…やさしい世界って素晴らしい」

王子「【0】奇数を除いただけで、こんなにも安心感のあるものになるとは…」

王子「でもって、セーブルがここぞで【0】を出してきてすごかったね」

王子「まあ…肝心なとこでヘタレてたけど、セーブルっぽいし? 良かったんじゃないかな?」

王子「ほのぼのできましたか、皆さん。にやにやできましたか、皆さん」

王子「では…殺伐とした時代が待ってますよ」

王子「キャラメーク、いっちゃいますか?」


520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:07:46.30 ID:+9+n26RUo
キャラメーク参りましょう
521 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 22:09:52.68 ID:Ll3lgJRyO

王子「テンプレートです」

 名前:テンプ・レート
 性別:男
 年齢:15
 種族:魔族
 容姿:品の良さそうな温室育ち系男子
 性格:ヘタレで純真でお調子者
 職業:王子
 家柄:00/国どころか世界を丸まる1つ治めてしまっているクラスの血筋に連なる
 境遇:0/めっちゃくちゃ可愛がられて甘やかされながら育つ
 悪癖:調子にのると余計なことをしでかす
 属性:火
 武器:双剣
 身体:6/並より少し上
 頭脳:6/並より少し上
 精神:4/打たれ弱い
 魔力:7/多い方
 夢(行動指針):嫁探し

王子「オーライ?」

王子「あ、今度はね、種族で魔族を選択できるよ」

王子「魔族でも、魔人族と、有角族と、有翼族っていう3種類から選べるよ」

王子「魔人族はヨダカと一緒で、見た目は人間と変わらないけど魔力が多いの」

王子「有角族は髪の毛に埋もれるくらいの小さい角が生えてて、体が頑丈です」

王子「有翼族は任意で翼と尻尾を生やせて、空を飛べます。興奮すると勝手に出ちゃったりもします」

王子「じゃあ、名前とか性別とか、考える時間をとりましょうね」

王子「シンキング、ターイム!!」

王子「あ、質問とかあれば答えるよ」

王子「ちなみに>>518だけど、【0】出てたら鈍感力高めのスピカがセーブルの好意にうっすら気づく展開が待ってたよ」

522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:10:08.77 ID:2HuWXEX/0
さあ、行こう!
523 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 22:13:42.57 ID:Ll3lgJRyO

王子「じゃ、いこうかな」

 名前:
 性別:
 年齢:
 種族:
 容姿:
 性格:
 職業:
 家柄:
 境遇:
 悪癖:
 属性:
 武器:
 身体:
 頭脳:
 精神:
 魔力:
 夢(行動指針):
 背景:

王子「さてさて…」

王子「やっぱりね、最初はこれだね!」

王子「名前と性別! 両方併記じゃないとNGだよ!!」

王子「ゴー!」


 【安価下1】
 新主人公の名前+性別

524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:13:59.34 ID:ws3IS1w+O
ジェシカ 女
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:14:04.04 ID:c9oK8YXho
ルルニャー 女
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:14:09.25 ID:+9+n26RUo
ハマル・カイン
527 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 22:15:01.34 ID:Ll3lgJRyO

王子「7人目は、女性! 3人目の女性!」

 名前:ジェシカ
 性別:女
 年齢:
 種族:
 容姿:
 性格:
 職業:
 家柄:
 境遇:
 悪癖:
 属性:
 武器:
 身体:
 頭脳:
 精神:
 魔力:
 夢(行動指針):
 背景:

王子「で、次は年齢でーす」

王子「さあ、いってみよー!」


 【安価下1】
 ジェシカの年齢
 22〜13の範囲内で

528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:15:45.50 ID:2HuWXEX/0
18
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:15:58.97 ID:umuu6utXo
15
530 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 22:17:38.13 ID:Ll3lgJRyO

王子「18歳です!」

王子「うん、まあいい具合じゃない?」


 名前:ジェシカ
 性別:女
 年齢:18
 種族:
 容姿:
 性格:
 職業:
 家柄:
 境遇:
 悪癖:
 属性:
 武器:
 身体:
 頭脳:
 精神:
 魔力:
 夢(行動指針):
 背景:


王子「で、種族です! もちろん、人間を選んでもいいよ」

王子「ここで人間が選ばれれば、次のキャラメーク時にまた魔族を選ぶこともできるよ」


 【安価下1】
 1 人間
 2 魔人族(魔力補正)
 3 有角族(身体補正)
 4 有翼族(飛べる)

531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:18:21.55 ID:Abumpy0DO
1
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:18:28.94 ID:c9oK8YXho
有角
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:19:06.96 ID:+9+n26RUo
20
534 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 22:19:54.40 ID:Ll3lgJRyO

王子「魔族は次回以降に持ち越しです。人間になりました」

王子「ふむ…」


 名前:ジェシカ
 性別:女
 年齢:18
 種族:人間
 容姿:
 性格:
 職業:
 家柄:
 境遇:
 悪癖:
 属性:
 武器:
 身体:
 頭脳:
 精神:
 魔力:
 夢(行動指針):
 背景:


王子「じゃあ、今度は容姿…の、前に、家柄と境遇を先にやっちゃいます」

王子「どうなる!?」


 【直下 コンマ判定】
 家柄

 【下2 コンマ判定】
 境遇

535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:20:12.28 ID:c9oK8YXho
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:20:22.42 ID:2HuWXEX/0
!
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:20:34.09 ID:kGkw6lLNO
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:21:11.42 ID:CbsD0jXK0
うふ
539 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 22:22:11.80 ID:Ll3lgJRyO

王子「おーう…」

王子「ライドくんとは、別パティーン?」

王子「家柄が8だと、けっこうな名家のお生まれです」

王子「でも、2だから没落確定ですね…。ジェシカは没落貴族…と」


 名前:ジェシカ
 性別:女
 年齢:18
 種族:人間
 容姿:
 性格:
 職業:
 家柄:8/名家の生まれ
 境遇:2/何らかの理由で没落した
 悪癖:
 属性:
 武器:
 身体:
 頭脳:
 精神:
 魔力:
 夢(行動指針):
 背景:


王子「じゃあ、没落ってとこも踏まえて…容姿をいってみよう!」

王子「ざっくりでいいよ!!」


 【安価下1】
 ジェシカの容姿

540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:22:25.57 ID:c9oK8YXho
筋肉質で高身長で瞳の色は緑
赤い髪は腰まで有る
541 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 22:24:00.16 ID:Ll3lgJRyO

王子「さては、ここぞとばかりに待ってたな?」

王子「ふむふむ…何か、これ、身体能力が低いと悲惨なことになりそう…」


 名前:ジェシカ
 性別:女
 年齢:18
 種族:人間
 容姿:碧眼・腰までの赤髪・ガタイ◎
 性格:
 職業:
 家柄:8/名家の生まれ
 境遇:2/何らかの理由で没落した
 悪癖:
 属性:
 武器:
 身体:
 頭脳:
 精神:
 魔力:
 夢(行動指針):
 背景:


王子「で、こんなジェシカさんの性格とは!?」

王子「なよなよしませんように…」


 【安価下1】
 ジェシカの性格

542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:24:34.59 ID:+9+n26RUo
明るく、それでいて冷静
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:24:53.52 ID:2HuWXEX/0
天然
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:25:27.58 ID:kGkw6lLNO
守銭奴
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:25:35.15 ID:CbsD0jXK0
のんびりぼのぼのしている
546 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 22:26:24.67 ID:Ll3lgJRyO

王子「明るくて、冷静…」

王子「……うん」

王子「どんな具合になるんだ…?」


 【安価下1】
 1 …姐御肌?
 2 違うヨ、こうだヨっての併記してみて

547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:27:29.63 ID:kGkw6lLNO
2むしろ荒々しい感じで
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:29:45.73 ID:82BeRdFFo
2 明るい性格だが、物事には冷静に対処できる
549 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 22:31:19.12 ID:Ll3lgJRyO

王子「明るくて、冷静で、荒々しい…」

王子「ふーむ…?」

王子「例えば、ヨダカがいつものようにがるるると威嚇をしたとして…」


ヨダカ「ガルルルル」

ジェシカ「威嚇なんかしてんじゃないわよ、犬っころじゃあるまいし。――あっ、もしかして、わんこ? ほらほら、お手っ」スッ

ヨダカ「するか!」ペシッ


王子「こんな具合で…いいですか? いいよね? 良くして?」


 名前:ジェシカ
 性別:女
 年齢:18
 種族:人間
 容姿:碧眼・腰までの赤髪・ガタイ◎
 性格:明るくて冷静で豪快
 職業:
 家柄:8/名家の生まれ
 境遇:2/何らかの理由で没落した
 悪癖:
 属性:
 武器:
 身体:
 頭脳:
 精神:
 魔力:
 夢(行動指針):
 背景:



王子「職業、いこう」

王子「没落してても、貴族の生まれではあるから、暗夜王国の人間にしてもいいなら、騎士ってのもありだよ」

王子「あっ、今回からはドラクエ的な職業=戦闘法じゃなくて、どうやって食ってるか、って具合って感じでよろしく」

王子「職業によっては特殊技能がついたりもするんだよ」


 【安価下1】
 1 じゃあ、暗夜王国の騎士
 2 その他

550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:31:35.76 ID:c9oK8YXho
鍛冶師
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:32:32.17 ID:CbsD0jXK0
パン屋
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:32:58.92 ID:ii8tio+80
2騎士
553 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 22:33:19.70 ID:Ll3lgJRyO

王子「鍛治師…」

王子「………それって、さ?」

王子「こう…炉があったりするようなとこに、いたりするじゃない?」

王子「そうなると、舞台がかなり限定的になっちゃったりするんだけど…」


 【安価下1】
 1 それでいけ
 2 じゃあパン屋(結局は同じことに…いや、こっちならまだ…)
 3 その他、別のを併記

554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:35:19.33 ID:+9+n26RUo
鍛冶師は鍛冶師でも自分の作ったものを売りに行商してるとか
炉があれば打てますよ的な
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/07/17(金) 22:37:33.14 ID:1kjAezm70
寧ろ伝説の鉱石を求めて〜的な
556 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 22:37:38.54 ID:Ll3lgJRyO

王子「おk」

王子「じゃあ、それでいこうか」


 名前:ジェシカ
 性別:女
 年齢:18
 種族:人間
 容姿:碧眼・腰までの赤髪・ガタイ◎
 性格:明るくて冷静で豪快
 職業:鍛冶師
 家柄:8/名家の生まれ
 境遇:2/何らかの理由で没落した
 悪癖:
 属性:
 武器:
 身体:
 頭脳:
 精神:
 魔力:
 夢(行動指針):
 背景:


王子「んじゃあ…武器!」

王子「……鍛冶してるから、モニカと同じパターンで、大概の武器は扱えるね」

王子「その中でも、メインとして使ってるのはなーに、ってな感じでおなしゃーす」

王子「ブーメランとか、ナイフとか、鎌とか、そういう変化球じゃなくていいんだからね? 剣とか槍とか…?」


 【安価下1】
 ジェシカのメイン武器

557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/07/17(金) 22:38:19.25 ID:1kjAezm70
ハンマー
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:38:20.74 ID:kGkw6lLNO
グラップラースタイルで普段は素手で使えるものはなんでも使う
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:38:21.37 ID:82BeRdFFo
560 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 22:39:48.35 ID:Ll3lgJRyO

王子「ハンマーね、オーケー。何か、鍛冶屋っぽい」

王子「鍛冶師って打つより、鍛冶屋の方が変換が楽ですごくいいね」


 名前:ジェシカ
 性別:女
 年齢:18
 種族:人間
 容姿:碧眼・腰までの赤髪・ガタイ◎
 性格:明るくて冷静で豪快
 職業:鍛冶師
 家柄:8/名家の生まれ
 境遇:2/何らかの理由で没落した
 悪癖:
 属性:
 武器:鎚
 身体:
 頭脳:
 精神:
 魔力:
 夢(行動指針):
 背景:


王子「あ、でも待って。どんな感じのハンマー?」

王子「色々あんじゃん?」


 【安価下1】
 1 でっかいの
 2 ちっさいの
 3 その他、どんなの?

561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:40:28.19 ID:c9oK8YXho
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:40:31.77 ID:umuu6utXo
トゲ月
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:41:13.11 ID:kGkw6lLNO
掛矢みたいなの
564 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 22:42:44.85 ID:Ll3lgJRyO

王子「大槌ってことにしとくね」

王子「いやー…豪快な人だなあ…」


 名前:ジェシカ
 性別:女
 年齢:18
 種族:人間
 容姿:碧眼・腰までの赤髪・ガタイ◎
 性格:明るくて冷静で豪快
 職業:鍛冶師
 家柄:8/名家の生まれ
 境遇:2/何らかの理由で没落した
 悪癖:
 属性:
 武器:大鎚
 身体:
 頭脳:
 精神:
 魔力:
 夢(行動指針):
 背景:


王子「じゃ、各種判定いってみよう!」

王子「職業+武器で、身体能力値に補正だよ! で、貴族の生まれだから頭脳値にも補正だよ!」


 【下1 コンマ判定】(最低値:6)
 身体

 【下2 コンマ判定】(最低値:4)
 頭脳

 【下3 コンマ判定】
 精神

 【下4 コンマ判定】
 魔力

565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:43:10.74 ID:kGkw6lLNO
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:43:17.77 ID:82BeRdFFo
ぽい
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:44:03.39 ID:c9oK8YXho
568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:44:07.25 ID:+9+n26RUo
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:44:32.82 ID:umuu6utXo
ここ
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:45:37.78 ID:HTYxLcsJO
いいじゃないいいじゃない
571 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 22:45:45.60 ID:Ll3lgJRyO

王子「ふむむ」

王子「全部、平均超えとは…優秀」

王子「これは安定しそう。戦乱だからいい具合だね」


 名前:ジェシカ
 性別:女
 年齢:18
 種族:人間
 容姿:碧眼・腰までの赤髪・ガタイ◎
 性格:明るくて冷静で豪快
 職業:鍛冶師
 家柄:8/名家の生まれ
 境遇:2/何らかの理由で没落した
 悪癖:
 属性:
 武器:大鎚
 身体:6/並より上
 頭脳:7/それなりにキレる
 精神:9/鍛治師だけに鋼メンタル
 魔力:5/普通
 夢(行動指針):
 背景:


王子「じゃあ、次は…属性いこうか」

王子「何かな、何かなー?」


 【安価下1】
 火 水 風 土 雷

572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/17(金) 22:46:09.59 ID:HTYxLcsJO
つち
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:46:10.21 ID:82BeRdFFo
鍛冶屋ならこれだろう
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:46:10.26 ID:pRE1yqcO0
硬い心に頭脳派?筋力は見た目と裏腹に低いのか‥
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:46:21.85 ID:zNLFSlL6o
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/07/17(金) 22:46:27.14 ID:1kjAezm70
力は強く頭はよく、鋼の精神をお持ちのお方・・・
577 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 22:47:26.43 ID:Ll3lgJRyO

王子「そうくるか、いいよいいよー」

王子「いいよー?」


 名前:ジェシカ
 性別:女
 年齢:18
 種族:人間
 容姿:碧眼・腰までの赤髪・ガタイ◎
 性格:明るくて冷静で豪快
 職業:鍛冶師
 家柄:8/名家の生まれ
 境遇:2/何らかの理由で没落した
 悪癖:
 属性:土
 武器:大鎚
 身体:6/並より上
 頭脳:7/それなりにキレる
 精神:9/鍛治師だけに鋼メンタル
 魔力:5/普通
 夢(行動指針):
 背景:


王子「じゃあ、背景いくよー!」

王子「範囲で安価とるから、一言くらいずつ、ワードをぶっこんでね! 一言くらいでね!」


 【安価下1〜3】
 背景のキーワード

578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:47:50.80 ID:c9oK8YXho
裏切り
579 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:48:30.68 ID:82BeRdFFo
民に尽くした
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:48:35.19 ID:umuu6utXo
曲がった
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:48:46.53 ID:kGkw6lLNO
失恋
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:50:28.93 ID:HTYxLcsJO
うーん…あんま悪い人じゃなければ気が楽なんだけど、曲がったが気がかりな…
583 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 22:53:54.31 ID:Ll3lgJRyO

王子「キーワード摘出…」

王子「『裏切り』…『民に尽くした』…『曲がった』…?」

王子「こ…ここっ…これ、はっ…!?」


 背景:地方領主の息女として領民に尽くしていたが、戦乱の世で欲望にまみれた別の貴族に裏切りを受けて没落をする。
     それ以来、父は「民を大事にする」という信念を曲げていき、彼女は…【安価下1】


 【安価下1】
 1 それに同意した
 2 そんな父に反発をした

584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:54:17.59 ID:zNLFSlL6o
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:54:23.51 ID:82BeRdFFo
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:54:42.01 ID:c9oK8YXho
悪人ルートか…
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:55:57.66 ID:HTYxLcsJO
悪人キツいよぉ…せっかくサバサバしたかっこええ主人公なのに…
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 22:56:55.78 ID:kGkw6lLNO
まだ夢の選択がある
589 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 22:59:34.74 ID:Ll3lgJRyO

王子「そうなったか…」

王子「こうだよ」


 名前:ジェシカ
 性別:女
 年齢:18
 種族:人間
 容姿:碧眼・腰までの赤髪・ガタイ◎
 性格:明るくて冷静で豪快
 職業:鍛冶師
 家柄:8/名家の生まれ
 境遇:2/何らかの理由で没落した
 悪癖:
 属性:土
 武器:大鎚
 身体:6/並より上
 頭脳:7/それなりにキレる
 精神:9/鍛治師だけに鋼メンタル
 魔力:5/普通
 夢(行動指針):
 背景:地方領主の息女として領民に尽くしていたが、戦乱の世で欲望にまみれた別の貴族に裏切りを受けて没落をする
     それ以来、父は「民を大事にする」という信念を曲げていき、父に賛同したジェシカもまた、領民からの反逆によって領地を追われた


王子「で、何らかの紆余曲折があって、鍛冶屋になったのかな?」

王子「うーん…何だか、あれだね、ジェシカが善人か悪人か、ちょっと曖昧ね…」

王子「まあでも、それも、この安価で決まる! 行動指針だよ!」


 【安価下1】
 1 過去は過去、今は貴族のジェシカではなく、鍛冶屋のジェシカとしてその道を極める
 2 鍛冶屋は仮の姿…悪魔の武器、と言われる「銃」なる存在を手に入れ、量産をして復讐を果たす
 3 その他、どんな行動指針にしますかー?

590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/17(金) 23:00:01.83 ID:HTYxLcsJO
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 23:00:31.90 ID:82BeRdFFo
3 1+使い手を守る武器を打ち続ける
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 23:01:32.42 ID:umuu6utXo
2
593 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 23:02:55.21 ID:Ll3lgJRyO

王子「精神値が高いからね、反逆されようが没落しようが…ってことだね。かっけえ、姐さん!!」

王子「あんまりなかったタイプかも?」



 名前:ジェシカ
 性別:女
 年齢:18
 種族:人間
 容姿:碧眼・腰までの赤髪・ガタイ◎
 性格:明るくて冷静で豪快
 職業:鍛冶師
 家柄:8/名家の生まれ
 境遇:2/何らかの理由で没落した
 特技:
 悪癖:
 属性:土
 武器:大鎚
 身体:6/並より上
 頭脳:7/それなりにキレる
 精神:9/鍛治師だけに鋼メンタル
 魔力:5/普通
 夢(行動指針):鍛冶屋として生きる
 背景:地方領主の息女として領民に尽くしていたが、戦乱の世で欲望にまみれた別の貴族に裏切りを受けて没落をする
     それ以来、父は「民を大事にする」という信念を曲げていき、父に賛同したジェシカもまた、領民からの反逆によって領地を追われた


王子「じゃ、悪癖いってみよー!」

王子「テンプレに特技忘れてた。めんごっ☆」


 【安価下1】
 ジェシカの悪癖とは?
 1 筋肉フェチで、実用性より見栄え重視。自分の筋肉にみとれるのも、他人のいい筋肉を見るのもすき
 2 裏切られた経験から、そんなの当たり前…ってスタンスなもんで、割と人に見切りをつけるのが早い
 3 その他、どんな悪癖?

594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 23:03:10.69 ID:kGkw6lLNO
顔で人を判断する(不細工は悪)
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 23:04:44.87 ID:HTYxLcsJO
1が愉快そうだから見てみたかったな…まぁ筋肉フェチの女の子を仲間にすれば…
596 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 23:04:58.07 ID:Ll3lgJRyO

王子「お、おおう…」

王子「…まあ、うん…創作ものだから、基本、不細工ってそういうキャラづけ以外は出てこないんだけど…」

王子「まあいっか」


 名前:ジェシカ
 性別:女
 年齢:18
 種族:人間
 容姿:碧眼・腰までの赤髪・ガタイ◎
 性格:明るくて冷静で豪快
 職業:鍛冶師
 家柄:8/名家の生まれ
 境遇:2/何らかの理由で没落した
 特技:
 悪癖:顔が大事
 属性:土
 武器:大鎚
 身体:6/並より上
 頭脳:7/それなりにキレる
 精神:9/鍛治師だけに鋼メンタル
 魔力:5/普通
 夢(行動指針):鍛冶屋として生きる
 背景:地方領主の息女として領民に尽くしていたが、戦乱の世で欲望にまみれた別の貴族に裏切りを受けて没落をする
     それ以来、父は「民を大事にする」という信念を曲げていき、父に賛同したジェシカもまた、領民からの反逆によって領地を追われた


王子「じゃ、特技だよー!」

王子「あ、鍛冶屋だから鉱物の目利きだとか、そういう特殊技能はあるよ。それに追加して…ってことね」


 【安価下1】
 ジェシカの特技は?

597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 23:05:12.80 ID:umuu6utXo
どM
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 23:05:31.02 ID:c9oK8YXho
子供を楽しませること
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 23:05:55.00 ID:pRE1yqcO0
(これ悪のイケメンとかに着いて行くタイプだ
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 23:06:12.49 ID:umuu6utXo
ごめんいっこ上野のつもりだった
安価下
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/07/17(金) 23:06:25.47 ID:1kjAezm70
>>597は悪癖じゃないか?
602 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 23:06:45.05 ID:Ll3lgJRyO

王子「ドMはそれ…悪癖、だよね…?」

王子「じゃ、特技は>>598ってことで」


 名前:ジェシカ
 性別:女
 年齢:18
 種族:人間
 容姿:碧眼・腰までの赤髪・ガタイ◎
 性格:明るくて冷静で豪快
 職業:鍛冶師
 家柄:8/名家の生まれ
 境遇:2/何らかの理由で没落した
 特技:子どもの世話
 悪癖:顔が大事
 属性:土
 武器:大鎚
 身体:6/並より上
 頭脳:7/それなりにキレる
 精神:9/鍛治師だけに鋼メンタル
 魔力:5/普通
 夢(行動指針):鍛冶屋として生きる
 背景:地方領主の息女として領民に尽くしていたが、戦乱の世で欲望にまみれた別の貴族に裏切りを受けて没落をする
     それ以来、父は「民を大事にする」という信念を曲げていき、父に賛同したジェシカもまた、領民からの反逆によって領地を追われた


王子「いやー…濃そうなキャラができましたね」

王子「本編は時間の都合で今日は入れないかな」

王子「何か、質問とか、ありまーすかー?」


603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 23:08:23.24 ID:HTYxLcsJO
おっぱいでかそうだけど胸筋だったりしそう
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 23:09:33.44 ID:CbsD0jXK0
鍛冶屋ってジェシカ一人でやってるの?それともどこかの鍛冶屋で雇られたの?
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 23:10:24.62 ID:ii8tio+80
救いは…救いはないんですか!?
606 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 23:11:13.89 ID:Ll3lgJRyO

王子「あ、おっぱい」

王子「おっぱい、いるよね、うん」

王子「どんな、どんな?」

王子「>>604は…今はひとり、って具合じゃないかな? 一応、どっかに弟子入りみたいな感じで入ってて、一人立ちしたとか?」

王子「>>605。救いって、救いって、何の!? 優秀ですよ!?」


 【安価下1】
 1 心に鋼を、胸には筋肉を標準装備! それがジェシカさ…
 2 ほーまん
 3 その他、どんな?

607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 23:11:44.14 ID:EB5KO8cJO
土属性って使い捨ての武器とかその場で作れそう。大鎚は無理でも投擲用の小武器とか
そういうの出来る?
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 23:11:49.89 ID:HTYxLcsJO
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 23:11:55.06 ID:kUr73xCAo
1
610 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 23:14:29.68 ID:Ll3lgJRyO

ジェシカ「くっ…何故、こんな邪魔な脂肪が胸に…胸筋がこれでは見えない!」

モニカ「ギリリリ」血涙


王子「こんな具合?」

王子「>>607はー…んー、要するに、鋼の錬金術的な?」

王子「そうだなあ…んー…鍛冶屋だしなあ…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 魔法はちょっち不得手系
 4〜6 ふつーの土魔法を使えるか、錬金魔法を使えるか、安価で選ぼうか
 7〜9 両方でええで〜
  0  鍛冶屋技量とあわせて、さっとできちゃう系でいっとこか

611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 23:14:56.13 ID:c9oK8YXho
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 23:15:05.08 ID:HTYxLcsJO
あ、俺の趣味で豊満にしちゃったけどモニカ嫌がるな…まぁ会うと決まった訳じゃないけど
613 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 23:17:12.73 ID:Ll3lgJRyO

王子「あー…ダメだってさ」

王子「土属性でできるのはね、地面から土のトゲを生やすとか、壁を作るとか?」

王子「魔法ががっつり得意だと錬金魔法とか、重力なんてものまで発展できるけど、あんまりだってさ」

 >>612

王子「まあ、会うと決まったわけじゃないけどね」

王子「それにさ、ほら、モニカのそういうリアクション、いいじゃん。俺、好きだよ」

王子「ねっ、オーケーオーケー、スピカだってモニカに嫉妬されるレベルなんだし」

王子「他にはありますかー? ないですかー?」


614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 23:18:46.81 ID:c9oK8YXho
素材さえあれば鎧とかも作れますかね?
615 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/17(金) 23:20:28.07 ID:Ll3lgJRyO

 >>614

王子「素材があって、鍛冶の環境があればいけると思うよ」

王子「ただ…なかなか、その環境ってのがないと思うから、実質的にはやる機会はないんじゃないかなー、って」

王子「そんな具合です」

王子「他にはあるかな?」

王子「まあ、あっても始まるのは明日だから、明日の更新前までに投げといてくれれば答えられるんだけどね」

王子「そんなわーけーで、本日はこれにておしまーい!」

王子「いやー、セーブルに癒されて良かった、良かった」

王子「どうもありがとうございましたー!」

616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 23:21:44.76 ID:umuu6utXo
おつこつ
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 23:22:55.44 ID:kGkw6lLNO
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 23:24:50.46 ID:82BeRdFFo
乙です
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 23:26:38.87 ID:+9+n26RUo

ほのぼのは心が洗われる……
ところでこのスレには悪人主人公は悪に染まりきれずバッドエンドを迎えるというジンクスがあってな
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 23:30:54.37 ID:HTYxLcsJO
まぁジェシカさんは過去のなんやかんやは切り捨ててるっぽいし、モニカやエルにはなるまい…
姉御系長身筋肉巨乳ってのが俺のフェチど真ん中だから幸せになってほしい(性癖歪)
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 23:33:57.07 ID:HTYxLcsJO
モニカ
スピカ
ジェシカ

知らんうちに女主人公の名前に法則性が
622 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 01:09:36.73 ID:7ecf6io40

 MONICA ―― 譲れないもの

モニカ「あ、ベテル、何見てんの?」

ベテル「モニカには目の毒だよ…」パラパラ

モニカ「そう言われると気になるから見せてっ」バッ

エロ本『あはぁ〜ん♡』ボイン

ベテル「だから言ったのn――」

 ビリビリィィッ
 バッ
 パラパラッ…

モニカ「何で? 何で男って、皆、皆、おっきい方がいいの!?」

ベテル「モニカ…分からないの?」

モニカ「っ…り、理由があるの?」

ベテル「大きいと…」

モニカ「お、大きいと…?」

ベテル「揺れるんだよ」

 チャキッ
 パァァァァンッ
 パシッ

モニカ「!? ゆ、指でっ…!?」タジッ

ベテル「僕は…正義なんて言葉は好きじゃない。だけどね、こんな僕でも、これは素晴らしい、残したいなと思うものはある」

モニカ「な、何のこと…?」

ベテル「巨乳は、正義なんだよ」

モニカ「ふんぬぅっ!」ブンッ

 メリィィィッ ←ベテルギウスの顔面にマスケットの銃身がめり込んでる

モニカ「ベテルなんか知らない」ペッ

 スタスタ…

ベテル「……痛いよ、モニカ…」フキフキ

 ――で

モニカ「ヨダカー」

ヨダカ「ん?」パラパラ

モニカ「っ…な、何見てるの…?」

ヨダカ「別に…」パラパラ

モニカ(ま、まままっ…まさか、よ、ヨダカまでっ…?)

ヨダカ「やっぱ、でっかい方が――」

モニカ「こんなの、こうしてやるぅっ!」

ヨダカ「何するんだよぉっ…!? やっとシャニに買わせた、巨大ケーキの作り方のレシピ本を…! ああ…ぼろぼろ…ヒック…グスッ…」

モニカ「え、あ、えっ? ご、ごめん、ヨダカ…。ちなみにヨダカって…お、おっきい方が…好き…? 胸とか…」

ヨダカ「乳なんか興味ない」

モニカ「やっぱりヨダカがいちばんっ!」ギュッ

ヨダカ「おい、こらっ、やめろ、離れろっ! つーか、お前、この本弁償しろ! 巨大ケーキの作り方なんだぞ!?」

モニカ「今度一緒に作ってあげるからいいの。えへへ、ヨーダカ♡」ギュゥゥゥッ

ヨダカ「首…首、締めるなぁっ…絞まってる、絞まって…か、ら――」


 おっぱいの大小にこだわらない男が、実はタイプなモニカちゃんでした。
 でもそれって、モニカがおっぱいの大小にすごくこだわってるってことだよね、ってベテルギウスが指摘して、またモニカはキレました。
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 01:10:57.60 ID:Y8HQGYSAo
もにかわいい
624 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 01:32:14.39 ID:7ecf6io40

 SIRIUS ―― 譲っちゃうひと

シリウス「よし、できた」ギュゥッ

デネブ「シリウス…何でそんな自分の服――ってか、ズボンだけまとめてんの?」

シリウス「ん? ああ、裏通りにいた浮浪者に、着るものにも困ってるから恵んでくれと言われてな。だから、やろうかと思って」

デネブ「…あっそ」

 ――で

シリウス「ふぅ…こんなものか」ギュゥッ

デネブ「………今度は、何でダンジョンで取ってきたお宝まとめてんだ?」

シリウス「ん? ああ、売りものに困っている商人に、不必要で値がありそうなものがあれば是非とも譲ってくれと言われてな」

デネブ「…ふうん…?」

 ――で

シリウス「いいだろう。では、器ごと持っていけ」

デネブ「……………………何で、隣の席のヤツに届いたばっかの料理やってんだよ…?」

シリウス「1杯の酒を飲むだけしか金がないらしくてな。それでは腹も膨れぬし、空腹に酒を入れると気持ち悪くもなるからな」

リリ・デネブ「「…」」

 ――で

悪党A「何でも、上裸の大男は頼めば何でもくれるらしいぜ、げへへへ」

悪党B「へっへっへ、そしたら連れてた女でももらっちまおうぜ」

 スタスタ…

悪党A「おっ、あれだ、あの3人組」

悪党B「よーし、やっちまおうぜ」

 ザッ

シリウス「む…?」

リリ「…」

デネブ「…?」

悪党A「おーいおいおいおい…」メソメソ

悪党B「なくんじゃねえ、べらんめえ、ばかやろうが…」

デネブ(嘘泣き…?)

シリウス「一体どうした?」

悪党B「こいつがよぅ…生まれたばっかの娘を病気でなくしちまってよう…嫁も出産でぽっくりいっちまってよう…」

悪党A「おーいおいおいおいおい…」メソメソ

デネブ(また、たかりか…)

悪党B「こいつがかわいそうで、かわいそうで…はっ…そ、そこのめんこい女…!」

悪党A「お、おおっ…こりゃあ奇跡だ、お前さんの死んだ嫁さんと同じ名前じゃねえか!」

悪党A「だ、旦那よう…後生だぁ、俺にその娘をゆずっちゃくれねえか?」

シリウス「ふむ…では――」

デネブ「おいっ! バカなのか、阿呆なのか、おい、カナヅチ! さすがにそれはないだろが!!」

シリウス「何が、ないのだ? それほど我が子が愛しいのなら、また授かればいい。独身女性同士の寄り合い所のようなところがある」

悪党A・B「「え」」

シリウス「さあ、そこへ行って再婚相手を見つけるといい。ああ、俺もついていってやろう」

シリウス「そこの女性達も嫁の貰い手がいればと常日頃から話し合っているそうだから歓迎してくれるだろう。さあ、ともに行こう」

 悪党A・Bはシリウスにひきずられていき、訳あり独身女性達にあれよこれよとチェックされたそうです。
 しかし、付き添いにいったシリウスが1番モテモテでした。ちなみにその後、リリはシリウスの脛にこつんとキックしたそうです。
625 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 01:54:53.37 ID:7ecf6io40

 SPICA ―― 譲られちゃったひと

セーブル「じゃじゃーん!!」

スピカ「………う、うわあ…すごく…ど、独創的な見た目の料理だなあ…」

ピース「食いもんじゃねえだろ、これ」

セーブル「んなこと言うな! 食ってもねえくせに!」

ピース「何で紫色のスープなんだよ…。しかも、底の方から気泡がぷくぷく沸いてんぞ?」

セーブル「自信作だからな」キラン

スピカ「セーブルの料理って…す、すごいなあ、とは思うよ」

セーブル「だろ? 苦労して作ったんだぜ。まずな、普段捨てちゃう魚のワタのとこを煮詰めて、それを漉してペーストにして…」

セーブル「山で取ってきた苦い草をこすこすこすと擦り下ろした粉末も入れてな?」

スピカ「う…うん…」

ピース(マジでこいつの脳みそどうなってんだ…?)

セーブル「極めつけに牛の睾丸。これ、食うところもあるらしくな、面白そうだなってもらってきたんだぜ」

スピカ「」

ピース「…おえ…」

セーブル「で、ぐつぐつぐつぐつと煮込んで、煮込んで、煮込み続けること1週間だ」

セーブル「俺もいつまでも料理下手じゃいられないからな、奥さんに聞いた、まろやかなスープってのにするために、タマゴをぶち込んだ」

セーブル「タマゴ入れて、しゃしゃっとかき混ぜてな、ぶくぶくさせたんだぜ」

スピカ(タマゴ…? これに入ってるの…? 全然見えないけど…腐ったタマゴみたいな臭いはする…かな)

ピース(こいつは食材に対する感謝ってのがねえのか…? いや、バカだからムダにしてることも理解してねえのか)

セーブル「で、とろっとろになったとこにな、何かよく分かんねえけど珍しいもの扱ってる行商から買った、この粉を入れたんだ」

セーブル「ほら、これが紫色なんだ。で、その色が出てんだけどよ」

スピカ「………それ…何の粉?」

セーブル「んーと…………えぐ味成分…だったっけか? えぐ味って、何だろうな…? まあ、旨味みたいなもんだろ」

スピカ「」

ピース(もう何も考えまい…)

セーブル「で、完成したんだ! やっぱ、手間ひまかかった料理ってうめえじゃん? これもきっとうめえからさ、食ってくれよ!」

セーブル「ふっふっふ、今日こそはうまいと言わせてやるぜ!」

スピカ「…だ、だってさ…ピース」

ピース「食ってやれよ…」

スピカ「え? い、いやほら…ピース、ほら、健康に気を遣った方がいいでしょ? 体に良さそうだもん…ね? セーブル?」

セーブル「むしろ体に悪いもん入ってねえんじゃねえか? ほら、よそってやるから食えって」

 グチョォォォッ
 トポトポトポッ…

ピース(汁物をよそった音じゃねえ…!)

スピカ「…」ダラダラダラ

セーブル「ほら、遠慮するなって!」

ピース「……………あ、こんな時間。俺、用事あったんだわ。スピカ、後は任せた」ポンッ

スピカ「えええっ!? ちょ、ま、待って、ピース!」

セーブル「何だ、用事あったのか…。スピカはもう、講義終わってるもんな。ほら、冷める前に」スッ

スピカ「………………………………いた…だきます…」ブルッ

 一口食べたスピカは1週間寝込んだそうです。
 セーブルが責任を感じたのを見かねたスピカは「調子が悪かっただけ」と言い張って慰めたので、また次なる悲劇の種となりました。
 1番罪深いのは、下手というレベルではないセーブルの料理技能なのか、その絶望的なものを指摘できないやさしさなのか……。
626 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 02:15:24.03 ID:7ecf6io40

 YODAKA ―― つまみ食い警報

ヨダカ「ケーキ作りするぞ!」

モニカ「じゃあ、材料探しから?」

ヨダカ「今回こだわるのは、上に乗せるデコレーション部分。色々と調べてきたから、果物を探しにいく」

モニカ「ふーん…色々、リストアップしたんだ」

ヨダカ「ゴッテゴテですっげえ甘いのを作る!! 出発! ――風・浮遊魔法!」

 ――イチゴ

ヨダカ「クンクン…よし」

モニカ「これは?」スッ

ヨダカ「クンクン…ダメ、まだ熟してない」

モニカ(臭いで分かるんだ…)クンクン

モニカ(……………やっぱ、分かんないけど…)

 ――キウイ

ヨダカ「うわ、きもっ…皮に毛が生えてる…」

モニカ「えっ。…これが、気持ち悪いの…? もっと、別のとか…きゃっ、虫っ!」ガバッ

ヨダカ「きゃっ、じゃねーし。虫なんかどうでもいいじゃん」プチッ

モニカ「………………気持ち悪いの基準…違うんじゃない…?」

 ――ブルーベリー

ヨダカ「うわぁぁ…きもいきもいきもい…ぶつぶつぶつぶつぶつ…」

モニカ「…そうかなあ…?」

ヨダカ「も、モニカとってこい…俺ムリ、ムリムリ…」プルプル

 ――バナナ

ヨダカ「ハムッ…」モッキュモッキュ

モニカ(…一心不乱にバナナをもぐもぐしてるヨダカ、ちょっとかわいい…)

ヨダカ「モニカ、もう1本取って」ポイッ ←バナナの皮投げた

モニカ「じゃあ、このおっきいの――」ツルッ ←散乱してたバナナの皮踏んだ

 ステ----ン

モニカ「痛ったぁ…」

ヨダカ「ぷっ…ドジだな」

モニカ「…………そんなことないもん。ヨダカがこんなに皮散らかすから」

ヨダカ「はあ? 俺はこんなのどうってことなく走れるし。余裕だから見て――」ツルンッ

モニカ「ぷぷっ…」

ヨダカ「笑うなっ!」ガルルルル

 ――そして、飾りつけ中

ヨダカ「うまっ…甘っ…」パクッ

モニカ「つまみ食いしてるとなくなっちゃうのに…」

ヨダカ「なくなんねーし。あ、これも甘い…うめえ…」パクッ

モニカ「……わ、わたしもちょっとだけ…。あっ、ねえねえ、このイチゴ、おいしい。ほら、ヨダカも食べてみて」

ヨダカ「うまっ…でも、イチゴとキウイとブルーベリーとバナナ、同時に食ったらもっとうまいんじゃ…ゴクリッ…食べちゃお。――うんまぁっ!?」

モニカ「ね、ねっ、おいしいよね。これさ、生クリームの上にぽんって置いただけでもおいしいんじゃない?」


 そしてできあがったケーキは、何故かスポンジが剥き出しなものでした。
 でもそれはそれで甘くておいしかったので、文句ひとつもなくヨダカは食べきり、モニカはまた「ええー」ってなりました。
627 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 02:33:07.47 ID:7ecf6io40

 EL ―― あったかも知れない場面

トレバー「………今夜は、何だか暗いですね。雲があるから…でしょうか…?」

エル「…ああ」

トレバー「…僕は、先に休みます。おやすみなさ――」

 ガッ

トレバー「い…?」

エル「…」

トレバー「あの…この、手は…?」

エル「何でもない…」

トレバー「………放してもらえたり…」

エル「しない」

トレバー「…………理由は…聞いてもいいんですか…?」

エル「…」

トレバー「…エル、さん…?」

エル「…お前が知る必要はない」←暗いところが怖いなんて言えない

トレバー「えっと…眠っても…いいですか…?」

エル「……………………待っていろ」

トレバー「はい…」

エル「…」

トレバー「…」

エル「…」

トレバー(いつまで…待てばいいんだろう…?)

エル「…」

トレバー「…あの…」

エル「…」チラッ

トレバー「………いつまで、待てば…?」

エル「…………………まだだ」

 ゴクゴク
 グビグビ

エル「ぷはっ…」

エル(……………まだ酒が足りない…。眠くならない。…が、このままこいつに先に眠られても…暗い、からな…)

トレバー「…」ウトウト

トレバー「Zzz」←寝た

エル「っ…ね、寝るな…」ユサユサ

トレバー「Zzz」

エル「クソ…」ソワソワ

エル「…」キョロキョロ

トレバー「Zzz」ポスッ ←エルの肩に寄りかかってきた

エル「っ…」ギュッ ←暗くて怖いからトレバーの肩抱いた

エル「…夜は、嫌いだ…」


 こんな具合で、眠れるまでトレバーの体温を感じながら夜を過ごすエルがいたかも知れない。
 それで朝起きる度にエルがすぐ近くにいたから、守られるんだなあ、って勝手に感じて信頼をしてるトレバーがいたかも知れない。

628 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 13:04:13.89 ID:7ecf6io40

 RIDE ―― ひとりぼっちだったころ

ライド「ふわぁぁぁ…」ムクッ

ライド「……よく寝れた…」

 ガララッ

ライド「…」

 ゴッチャリ…

ライド「今日もご飯、いっぱいある…こんなにたくさん、食べきれないのに…」

ライド「…」ペタッ ←座った

ライド「いただきます」

 ハムッ
 モグモグ

ライド(今日は何しようかな…? あ、本が混じってる…)ヒョイッ

 モグモグ
 パラッ

ライド(すごく古い…。字が掠れちゃってるし、紙もぼろぼろだけど…一応読めそう…? これ読んですごそうかな…)

 ――で

ライド「…………読み終わっちゃった…」パタンッ

ライド「…外の草むしりでもしようかな…」

 トトトッ
 ガララッ

ライド「…昨日あそこからあそこまでやったから…こっち側やろっと」

ライド「よーし」

 グッ
 ザシュッ
 ザシュッ

ライド「よいしょ…よいしょっ…と」

 ザシュッ
 ザシュッ

ライド「腰が痛くなるなあ…」

 ザシュッ
 ザシュッ
 ・
 ・
 ・

ライド「ふぅ…一休み…」

ライド「…刈った草、まとめなきゃ…」

ライド「…」

ライド「………その後は、何しよう…」

ライド「…」ヒョイッ ←落ちてた枝ひろった

 ガリガリ

ライド「〜♪」←お絵描き中

ライド「あ、いいデキ…?」

ライド「えへへへ…」

 ガリガリ

ライド「〜♪」

ライド「――って…しまった、刈った草片づけなきゃ…!」

 こんな具合でライドくんは過ごしてたかも知れません。
 作中で、1、2を争うレベルでとってもいい子がライドくんなはずです。
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 13:20:05.61 ID:83iwjwBsO
救われなきゃおかしい(使命感)
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 13:39:41.32 ID:EW/4Qbe00
1000はライド救出にしよう(提案
631 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 13:51:17.89 ID:7ecf6io40

王子「ライドくんをどうにかしてあげるための>>1000はとってもいいけど、ストレートすぎるとごめんなさいになっちゃうからねえ…」

王子「例えばー…『>>1000ならライドくんが救われる』なんてのが書かれても…うーん…まあ、その内ね? ってな具合になりかねないし…」

王子「こう…救われる、っていうことへの解釈としてね? 自由の身になるんじゃなくて、苦しい思いをして生きるんじゃなくて、死んだ方が…」

王子「みたいな? そういう残酷解釈にもなりかねないしー」

王子「他にも…『>>1000ならライドが奴隷じゃなくなってる』とか書かれても…それ以下があるかも知れないし…?」

王子「かといって『>>1000ならライドがルビーと再会』なんて感じだったとしても、天国でね…とか?」

王子「そういうのがあるから、あんまりストレートに張り切りすぎた感じに取られちゃうと…ね? 困っちゃうかなあ? って」

王子「せいぜい、『>>1000なら健康』とか、そのくらいならね、全然よゆー?」

王子「まあ…その内、ライドくんと巡り会えることがあれば自然とね、安価次第だけど助けるかーって流れになったりならなかったりだから」

王子「あんまり根詰めなくても大丈夫だと思うよ」

王子「悪堕ちの危険性もライドくんは少ないしね」

王子「さて、じゃあ…土曜日だし、誰かいればやりますか?」

王子「ジェシカ編、スタートしちゃいますか?」


632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 13:59:18.17 ID:sks0bJ5pO
キャラメイクでライド君助けられそうな主人公にしたいんだけど、強くて善人キャラという第1関門からして厳しいしねえ

悪役キャラにしたがる人もいるし(悪いとは言ってない)
633 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 14:09:28.32 ID:7ecf6io40

 >>632

王子「だいじょぶ、だいじょぶ」

王子「強さなんてそれぞれだよ」

王子「ソロで奪還に挑むわけじゃないんだし、仲間ってそういう時のためにいるんだよ」

王子「それに運良く、アルエレナとかに出会えたら、一緒に行けるかもだし? まあアルエレナは強キャラじゃないけど…」

王子「アルエレナから芋づる式にアルクトスとか、セーブルとか、スピカは…難しいかな。まあ、引き連れられたりするかもだし?」

王子「悪人ロールでもいいんだけどねー」

王子「でも聖眼が作用する相手って、大概がちょっと歪んだ人間の方が多いから…」

王子「…これ以上は内緒」

王子「うん、まあモニカとか、エルとか? そこら辺はライドくんに会ったりすると興味津々になるだろうね、とだけ」

王子「セーブルはさっぱりだろうなあ…」

王子「まあ、すぐに助けなくっても大丈夫だよ。ライドくんは割と芯が強めだから」

王子「ちっちゃいころからずっと、ぼっちで過ごしながら、あの健気さとやさしさを備えてたんだからね」

王子「奴隷にされようがたしょーはへっちゃら、だいじょーぶいっ!」

王子「…一応、人はいたし、始めちゃうね? まったり、のんびりやろっか、明るい時間だし」

王子「そいじゃあ、ジェシカ編、スタートっ!!」



 【安価下1】
 1 暗夜王国からスタート
 2 旧バイス王国からスタート
 3 侵略国家からスタート! 国名も併記してください。別に王国じゃなくてもいいよー。併記なかったらズラすねー

634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 14:11:47.31 ID:sks0bJ5pO
2
635 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 14:21:07.49 ID:7ecf6io40

 ――旧バイス王国・僻地の寒村――

 ザッザッ
 ガチャンッ ガチャンッ

ジェシカ「ここも、随分と荒らされてるな…」

ジェシカ「男は軒並み徴兵でもされて、女ばかりで残ったところを賊にやられたか…?」

ジェシカ「やれやれ…」

ジェシカ「こんな時勢なら武器も飛ぶように売れるかと思えば、一品物は信用ならないだの何だの…」

ジェシカ「はぁ…アホらしい…」

ジェシカ「戦争で腹でも膨れる身分にいられたら気楽だったのになあ…」


 【安価下1】
 1 寂れた村なんぞに用はない
   A 武器が売れる場所と言えば、やっぱり闘技城かな?
   B さっさと暗夜王国にでも、侵略国家にでも行った方が武器も売れるかな?
   C その他、目的地とかあるなら併記してみてちょ〜
 2 とは言え、旅歩きの疲れもあるからこの村で休んでこう。宿屋はないから…ま、村の近くで野宿かな
 3 その他、自由行動


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中〜小・土槍/土壁
 所持金:2000G
 所持品:鋼の大槌
 売物:良質・剣×3 良質・槍×3

636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 14:36:17.62 ID:pt1Kf162o
637 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 14:43:23.21 ID:7ecf6io40

 ドサッ
 ガチャンッ

ジェシカ「あー…肩が凝ったぁ…」グルグル

ジェシカ「う゛ー…………あ゛ー……………」ノビッ

ジェシカ「ふぅっ…」

ジェシカ「やっぱり…売物全部まとめて担ぐのは、負担大きいかなあ…?」

ジェシカ「いやでも…仕方ないんだよねえ」

ジェシカ「馬ってほどの量でもないし…もうちょっと考えて持ってくれば良かった…」

 ゴロンッ

ジェシカ「ふわぁぁぁ…」

ジェシカ「さっさと寝よう…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 泥棒!?
 4〜6 ん? 何か、村の方から悲鳴が…ああ、賊がきたのか…。あいつら最近元気だなあ
 7〜9 何事もなく朝

638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 14:45:00.72 ID:sks0bJ5pO
元気だなあっておい(汗)
639 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 14:51:17.45 ID:7ecf6io40

ジェシカ「グオ-…グオ-…」

ジェシカ「…………フゴッ…」

ジェシカ「ハッ…いかん、自分のいびきで起きた…」

 ガサッ

ジェシカ「ん?」

【安価下1】「っ…」ピタッ

ジェシカ「…………何で、あたしの荷物をあさってるんだ…?」


 【安価下1】
 早速の新キャラさんのお名前+性別おなしゃーす

 【採用安価のコンマ判定】
 1〜3 クソがついて差し障りのないガキでした
 4〜6 ドジなやーつだった
 7〜9 てへっ、みたいな感じでごまかそうとしてきた

640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 14:51:28.28 ID:83iwjwBsO
最初のコンマはいつもひくいよね
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 14:56:52.53 ID:83iwjwBsO
ミーシャ 女
連投みたいになったからダメなら安価下
642 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 14:59:43.44 ID:7ecf6io40

ミーシャ「べ、べべべ、別にあさってないし…?」

ミーシャ「ぴゅ、ふ、ふゅーふゅー…♪」

ジェシカ「へったくそな口笛を吹いてごまかそうとするとは…」

ミーシャ「じゃあ何だよ、そうだよ、何か金目のものないかなってあさってたよ、悪いのかよ! いびき女!」

ジェシカ「いびき女ぁ…?」パキパキ

ミーシャ「ひっ…」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 おしおきがいるみたいだねえ…
 2 痛い目に遭いたくなかったら、失せな
 3 その他、自由台詞

643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 15:09:10.90 ID:83iwjwBsO
やべぇ、ジェシカさん男前でめっちゃ好きだわ
安価下
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 15:12:44.31 ID:sks0bJ5pO
1
645 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 15:17:33.21 ID:7ecf6io40

ジェシカ「おしおきがいるみたいだねえ…」ゴキィッ ←指鳴らしてる音

 パキッ
 ゴキゴキィィッ

ミーシャ「は、は、はあっ!? そ、そそそそっ、そそ、そんなことされる筋合いないし!?」タジッ

ジェシカ「人の荷物を勝手にあさっといてしらばっくれて、挙句にガキが大人に叱られる筋合いがないぃ〜?」

ミーシャ「関係ないだろ、あんたにっ!」

ジェシカ「それもそうねぇ…」

ミーシャ「ホッ…」

ジェシカ「――なんちゃってぇっ!」ブンッ

ミーシャ「」

 ドグシャアアアッ


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 すこーん、といきすぎた…? あれ、やりすぎちゃったかなあ…? え、なに、わたしは誰、あなたは誰? ここはどこ?
 4〜6 鉄拳制裁かましたった。罰として、こき使ってやるぜ、うしゃしゃ
 7〜9 震えながら恐縮されて、何故かすごく尊敬された。何故

646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 15:20:42.46 ID:sks0bJ5pO
ぽい
647 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 15:29:21.76 ID:7ecf6io40

ミーシャ「ごめんなさいもうしませんゆるしてくださいごめんなさい…」プシュ-

ジェシカ「ほんとにもうしない?」ゲシッ

ミーシャ「ふかくふかくはんせいしましたもうしませんからゆるしてくださいごめんなさい…」

ジェシカ「ほんとにほんと〜?」グリグリ

ミーシャ「うみのそこよりもふかくもうせいをして――って、いつまでぐりぐりすんだよぉっ!?」

ジェシカ「ほう?」パキパキッ

ミーシャ「何でもないです…」シュン

ジェシカ「分かりゃいいわよ」

ミーシャ「…」

ジェシカ「んで、何であたしの荷物取ろうとしてたの?」

ミーシャ「とりやすそうだったから」キリッ

 ゲシッ

ジェシカ「なーんで、物取りなんかしてるわけ?」

 グリグリ

ミーシャ「だーってしかたねーじゃーん…。腹減ってたんだもーん」プクッ

ジェシカ「何頬膨らませてんの? 肌つやつやですけど何かアピールのつもり? はっ、あざといことして…似合ってないのに」

ミーシャ「そんなじゃないっ!」

ジェシカ「口の利き方」ゲシッ

ミーシャ「ぐふっ…すみません…」

ジェシカ「そうね…。じゃ、罰として」

ミーシャ「何であんたに罰なんか――」

ジェシカ「ああん?」

ミーシャ「何でもないです…」

ジェシカ「よろしい」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 丁度、荷物持ち欲しかったとこだから、あんたきなさい。以上
 2 じゃ、あんたは今日からあたしの召使いよ。分かった?
 3 その他、自由台詞

648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 15:30:07.18 ID:pt1Kf162o
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 15:32:15.65 ID:/MOhxvBAO
650 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 15:36:00.39 ID:7ecf6io40

ジェシカ「丁度、荷物持ち欲しかったとこだから、あんた来なさい。以上」

ミーシャ「やだ」

ジェシカ「ああ?」

ミーシャ「はい」

ジェシカ「物分かりはいいのね、すぐに忘れるマヌケみたいだけど」

ミーシャ「マヌケぇっ!?」

ジェシカ「…」ジロッ

ミーシャ「っ…」タジッ

ジェシカ「ん? 何をいきったのかしら? 言ってみたら? 言えばー? ねーえー?」

ミーシャ「…………何でもないです…」

ジェシカ「マヌケからニワトリに昇格かしら」

ミーシャ「ニワトリ以下だったのかよ…」

ジェシカ「まあ、別にあんたをどこぞの娼館に売ろうとか考えてないから、安心なさいな」

ジェシカ「ただ荷物持ちとして同行してくるだけで1日最低1食の食事くらいは恵んでやるから」

ジェシカ「あたしはジェシカ。あんたは?」

ミーシャ「……ミーシャ」

ジェシカ「あら、顔と態度と裏腹に名前はかわいらしいじゃない」

ミーシャ「ムカッ…」

ジェシカ「ま、いいけど」


 ミーシャが荷物持ちとして同行するようになった! ▽


 【安価下1】
 さて、どこへ向かうか…
 1 闘技城都市
 2 とりあえず暗夜王国
 3 むしろ、戦場近くまで言って武器売るか
 4 その他、自由目的地


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中〜小・土槍/土壁
 所持金:2000G
 所持品:鋼の大槌
 売物:良質・剣×3 良質・槍×3

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち かわいくないガキ

651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 15:39:37.95 ID:16d4D9qqo
652 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 15:45:11.34 ID:7ecf6io40

 ――旧バイス王国・街道――

ミーシャ「ふぅっ…はぁっ…」ノロノロ

ジェシカ「遅いわよ?」クルッ

ミーシャ「だ、って…こんな…重いの…背負って…」ゼィゼィ

ジェシカ「頭も悪けりゃ、体力もないの? 救えないわねえ…かわいそうに」

ミーシャ「はあああっ!? あ、あるし、全然あるしっ!?」

ジェシカ「んじゃ、余裕よね?」

ミーシャ「余裕余裕、あー、余裕すぎて口笛吹いちゃう〜ぷ、ぷぴゅ、ふゅぅぅぅ…♪゛」

ジェシカ(乗せやすっ…)

ジェシカ「ちょっと先に確か、小川があるのよね…。そこについたら小休止でも――」

 ダダダッ
 バタッ

ジェシカ(走ったと思ったらこけた…)

 ムクッ

ミーシャ「…」

 トボトボ

ジェシカ(と、思ったら起き上がってしょげながらまた歩き出した…)

ジェシカ(…………なーんか、先行き不安ねぇ…)



 【安価下1】
 1 ミーシャとコミュる
 2 おーい、荷物持ち、メシ作れよ
 3 その他、休憩中の自由行動

653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 15:46:50.53 ID:gitHDskWo
1
654 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 15:50:06.18 ID:7ecf6io40

ミーシャ「ぜはー…ぜはー…」

ジェシカ「ろくに体力もないくせに張り切ってるからそうなんのよ」

ミーシャ「だったら、あんたがあれ持てばいいだろ!」ビシッ ←売物指差した

ジェシカ「荷物持ちなのに荷物持ちを放棄するとか…あんた、それでいいの?」

ミーシャ「はあ? なっ…何で?」

ジェシカ「存在意義…なくなるわよ?」←哀れみの顔

ミーシャ「なくならねえよっ!?」

ジェシカ「あははは、冗談よ、冗談。10パーセントだけ、冗談」

ミーシャ「ったく…」

ジェシカ(あれ、10パーセントだけってボケたのに…あ、意味分かってないのか、アホねえー…)


 ↓1〜3 ミーシャとのコミュ内容
 ※なければ「なし」でおk
  境遇聞くなり、からかうなりラジバンダリやで〜

655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 15:51:01.36 ID:83iwjwBsO
境遇聞いとこうか
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 15:51:09.85 ID:YbN3pNk7o
親は?
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 15:55:02.79 ID:16d4D9qqo
特技とかある?
658 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 15:58:31.72 ID:7ecf6io40

ジェシカ「あんたさあ…」

ミーシャ「ん?」

ジェシカ「親はどうしたの?」

ミーシャ「死んだ。1ヶ月くらい前?」

ジェシカ「やっぱり…ああいうののせいで?」スッ ←転がってた遺体指差した

ミーシャ「村に火の矢がいっぱい降ってきて、それで死んじゃった」

ジェシカ「で…それから、人のもの盗ってたの?」

ミーシャ「…悪いかよ?」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 別に悪いなんて言わないわよ。…あたしに実害がない限り
 2 よくもまあ、あんたみたいな危なっかしいのが1ヶ月も生き延びられたわね。運がいいんじゃない? 頭悪いかわりに
 3 その他、自由台詞

659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 15:58:58.61 ID:pt1Kf162o
660 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 16:06:38.43 ID:7ecf6io40

ジェシカ「よくもまあ、あんたみたいな危なっかしいのが1ヶ月も生き延びられたわね。運がいいんじゃない?」

ミーシャ「へへーん」

ジェシカ「頭悪いかわりに」

ミーシャ「おいっ!」

ジェシカ「何よ、事実でしょ?」

ミーシャ「事実じゃな、いっ!!」

ジェシカ「やだやだ、その品のない、歯を剥き出しにする感じ…アホ丸出しね」

ミーシャ「ぐぬぬぬ…」

ジェシカ「挙句に、ぐぬぬぅ〜? あっはっは、笑わせるじゃない」

ミーシャ「勝手に笑うなよっ!」

ジェシカ「まあでも…何かひとつくらい、特技みたいのないの? 役立ちそうなのは先に教えなさいよ」

ジェシカ「荷物持ちと兼任させてあげるから」

ミーシャ「何でこき使われるぜんてーなんだよ」

ジェシカ「いいから、ほら、ハリー、ハリハリー」

ミーシャ「急かすなっ!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 ミーシャ「特技…特技かぁ…。んーと、んー…盗み?」ジェシカ「あんた、あたしに即バレしたじゃない。センスないわよ」
 4〜6 ミーシャ「得意なこと…穴掘り?」ジェシカ「やだ、地味っ…。根暗だったの? ご愁傷さま」ミーシャ「だから勝手に哀れむな!」
 7〜9 ミーシャ「えっと…カギ開けたり、忍び込んだり、スリも?」ジェシカ「あんた、割と逞しそうね」

661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 16:07:46.30 ID:83iwjwBsO
よね
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 16:08:09.57 ID:sks0bJ5pO
ぽい
663 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 16:13:23.00 ID:7ecf6io40

 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 手先がめっちゃくちゃ器用。気持ち悪いくらい器用で、カギを勝手に開けたり、スッたり、粘土こねて立像作ったり色々できるくらい器用
 奇数 特技は…特にないけど、根拠の分からない自信に満ちあふれてる。…こいつ…
 ※0は偶数扱いやでー

664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 16:14:33.13 ID:sks0bJ5pO
ぽいぽい
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 16:15:38.69 ID:83iwjwBsO
うーん…偶数だったら便利だったけど…
666 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 16:19:37.11 ID:7ecf6io40

ミーシャ「特技…特技だろ…?」

ジェシカ(ああ、ないなこれは…)

ミーシャ「…………な、何でもやろうと思えばできるし?」

ミーシャ「実際、できちゃうし? 別にこれといった特技なんていらないっていうか、何でもできるっていうか?」

ジェシカ「あっそ」

ミーシャ「何で興味なくしてるんだよ!」

ジェシカ「だって思った以上にダメっぽそうなんだもん」

ミーシャ「もん、じゃねえよ、気持ち悪い」

ジェシカ「ああ?」

ミーシャ「き…気持ちよいです」

ジェシカ「…………そんな言い換えで大丈夫と思ったの?」

ミーシャ「…」

ジェシカ「アホ…」

ミーシャ「アホじゃない」

ジェシカ「じゃあバカ」

ミーシャ「バカでもないっ!」

ジェシカ「はいはい、じゃしばらくは荷物持ちでいいわよ、もう…」

ミーシャ「何なんだよ、その態度はー!?」

ジェシカ「うるさいわね、ほら、行くわよ。さっさと荷物担ぎなさい」


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中〜小・土槍/土壁
 所持金:2000G
 所持品:鋼の大槌
 売物:良質・剣×3 良質・槍×3

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち かわいくないガキ


―――――

 一端、ここまでです
 続きはいつもくらいの時間から! ありがとうございました

667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 16:23:32.11 ID:83iwjwBsO
一旦乙
ジェシカのキャラがいい感じに男前で好き
コンマは今んとこあまり良くないけど、状況が悪いわけじゃないし今後に期待
668 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 18:22:40.53 ID:OoP7Rw5ZO

王子「そろそろ、再開だよー」

王子「まだジェシカの口調らへんが定まりきってなくてごめんね」

王子「〜だなあ、でいくか…」

王子「〜だねえ、でいくか…」

王子「そんな細かいとこが統一されてないんだ…ごめんね」

王子「どっちがいいかなあ…悩みながらやってくよー」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 闘技城を目指してたら、魔族軍の野営地が…知らぬ間に魔族のテリトリーに入ってたっぽいなあ…
 4〜6 闘技城を目指してたら、バイス王国を取り戻そうとする旧国軍が派手に侵略国家の軍とやり合ってたのに巻き込まれた
 7〜9 どこもかしこも、ほんの数ヶ月で荒れてるなあ…

669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 18:24:55.83 ID:83iwjwBsO
俺はだなぁ系が好き
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 18:26:03.49 ID:83iwjwBsO
うーん…コンマのキレが悪い…
671 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 18:31:18.09 ID:OoP7Rw5ZO

 ――旧バイス王国・街道の平原――

ミーシャ「おーもーい〜……」

ジェシカ「さっさとしな、だらしない」

ミーシャ「じゃああんたが持てよ!」

ジェシカ「荷物持ちが荷物を放棄するんじゃないよ」パキッ

ミーシャ「はい…」

ジェシカ「はあ…ったく、反骨精神だけは一丁前で…」

ジェシカ「仕方ないから、ここらでちょっと休憩にしてあげるよ、感謝しな」

ミーシャ「誰が」

ジェシカ「感謝のポーズ」

ミーシャ「はい」スッ ←猿回しの反省のポーズ

ジェシカ(まあいいや…)

ミーシャ「あー、疲れた…」ポンポン ←腰叩いてる

ジェシカ「ジジ臭いことしてんじゃないよ」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 なーんてしてたら、統率された動きの魔物に取り囲まれて、さらに魔族がやってきた
 4〜6 なーんてしてたら、歩哨に発見されて魔族のとこだったんだー、って気づいた
 7〜9 なーんてしてたら、ふと、遠くに物見櫓が建てられてるのに気づいた。………うん? ってなった

672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 18:32:55.83 ID:RzeZF7F8o
673 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 18:41:30.51 ID:OoP7Rw5ZO

 バサァッ
 ズザザザッ

ジェシカ「ん――?」

 バサァッ

ミーシャ「え、えっ…ちょ、魔物…!?」

ジェシカ「何だって、こんなとこにいきなり大群で…」バッ

ミーシャ「……でも、襲ってこない…?」ギュッ

ジェシカ「さりげなく、あたしに隠れてんじゃないわよ」

ミーシャ「い、いいじゃん、別に…荷物持ちくらい守れよ、荷物と一緒に」

ジェシカ「都合のいいことを…」

ジェシカ「とは言え…こうも囲まれると…」ジリッ

ミーシャ「あ、向こうから、別のくる!」

ジェシカ「さらに? ――って…あれは、人型…魔族?」

 ザッ…

歩哨魔族A「おい人間、何をしている?」

歩哨魔族B「ここは我らの陣地だ」

ジェシカ(魔族が地上に大軍で出てきたのって、ほんとだったのね…)

ジェシカ(でも…この数の魔物と、魔族が2匹…さすがに分が悪い)

ジェシカ「【安価下1】」

 1 気づいたらここに入っちゃってたんだよ。入られたくないんなら、線でも引いとくことだね
 2 ああ、そうだったのかい? それは知らなかった、悪いことをしたなあ。それで、あたしに何の用だい?
 3 その他、自由台詞だぜ

674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 18:42:11.85 ID:16d4D9qqo
675 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 18:47:20.44 ID:OoP7Rw5ZO

ジェシカ「ああ、そうだったのかい? それを知らなかった、悪いことをしたなあ。それで、あたしに何の用だい?」

歩哨魔族A「知らなかっただと?」

歩哨魔族B「そんなものが言い訳になるかっ!」

魔物ども『ガルルルルッ』

ジェシカ「謝ってるじゃないか。それとも、魔族ってのと初めて会ったけど、こんな人間ぽっちをいじめて楽しむ底の浅い連中なのかい?」

ミーシャ「ちょっと、挑発してどうすんの!」←ちっちゃい声

ジェシカ「黙ってな、あんたは」ヒソ

歩哨魔族A「何ぃぃ〜…?」

歩哨魔族B「いい度胸だな、人間!」

ジェシカ(うーん…ミスった…?)


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 歩消磨族A「対等な口を利くなど笑止千万! 決闘を申し込んでくれるわぁっ!!」
 4〜6 歩消磨族A「ごめんなさいも言わずに、どの口が謝ってると言っている!?」ジェシカ「ん…?」
 7〜9 歩消磨族A「気に入った!」ジェシカ「はあ?」歩哨魔族B「その度胸に免じて、献上品を出せば見逃してやろう」

676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 18:48:21.83 ID:rK9B7WpTO
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 18:52:19.00 ID:83iwjwBsO
コンマ3しか出ねえ…!!なんでや…!!
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 18:54:01.40 ID:16d4D9qqo
やはり悪役主人公は……
679 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 18:55:27.59 ID:OoP7Rw5ZO

歩消磨族A「対等な口を利くなど笑止千万! 決闘を申し込んでくれるわぁっ!!」

ジェシカ「…決闘…?」

歩硝魔族B「これを受けぬのであれば、ここで貴様らを我らが眷属のエサにしてやるわ」

歩哨魔族A「大人しくエサになるか、我が武勇の誉れとなるかを選ぶが良い!」

ミーシャ「」

ジェシカ「決闘ってのは…1対1で殺し合えばいいの?」

歩哨魔族A「ほう、やる気か?」

ジェシカ「いいじゃないか、その方が手っ取り早くて」

歩硝魔族B「わははははっ! 言い寄るわ、この人間!」

歩哨魔族A「どちらかの命が尽きるまでの戦いだ、途中でこれを放棄すれば即座に殺すぞ?」

ジェシカ「受けてやろうじゃないの」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 かかってきな
 2 でも、これじゃ言いがかりも同然だからなあ
   A あたしが勝ったら、あたしの売って歩いてるブツを何か買ってもらおうか
   B あたしが勝ったら…そこの空を飛んでる魔物で、ちょっと目的地まで野っけってっておくれよ
   C その他、自由要求
 3 その他、自由台詞

680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 18:56:27.10 ID:83iwjwBsO
2B
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 18:58:04.16 ID:83iwjwBsO
>>678
ジェシカは今んとこ悪役ではなくない?
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 18:59:37.96 ID:16d4D9qqo
>>681
せやったね
コンマ神はやっぱり女主人公に厳しいのか……?
683 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 19:00:17.16 ID:OoP7Rw5ZO

ジェシカ「でも、これじゃ言いがかりも同然だからなあ」

ジェシカ「あたしが勝ったら…そこの空を飛んでる魔物で、ちょっと目的地まで乗っけてっておくれよ」

歩哨魔族A「この俺に勝つ気でいるのか?」

歩哨魔族B「わははは、面白いっ! やれるものならやってみるがいい!」

歩哨魔族B「俺がこの決闘を見届けてやろう。だが、貴様が負ければそれまでの命だ!」

歩硝魔族A「矮小な人間めにしては剛毅だが、――手加減は一切せんぞっ!」ジャキィッ

ジェシカ「上等よ」

ミーシャ「が、がんばれー」

ジェシカ「って、あんた、いつの間にあたしから離れて…」

歩硝魔族A「よそ見をしている場合かぁっ! 獲物を抜けばもう、始まっているのだぁ〜っ!!」ダンッ


 【安価下1】
 1 まずは力比べ
 2 じゃあその獲物を折ったろうじゃないの
 3 その他、どうする!?

684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 19:01:41.10 ID:RzeZF7F8o
685 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 19:08:22.58 ID:OoP7Rw5ZO

ジェシカ(にしても、でっかい体に、ネジ曲がった角――牛男って感じかしら?)

 魔族Aが巨大な体躯と、同じ大きさはあろうかという剣を大振りにしながらジェシカに迫った。
 素早く大槌を手にしながらジェシカは大剣の側面からぶっ叩く。

 ガィィィィンッ

歩哨魔族A「その程度かぁああああああ――――――――――――――っ!!」

ジェシカ(意外に丈夫ね、思ったより肉厚――叩き斬るって感じの、まんま重量武器か)

 弾かれた大剣を魔族Aは素早く持ち直し、再び切り上げる。
 さっと二歩下がって大剣をかわし、肩から振りかぶった大槌を思いきりジェシカは振り下ろした。

 ブォォォォンッ
 ガァァァンッ

 鋼の大槌が大剣の刀身の半ばへ直撃する。
 確かな手応え――だが、やはり大剣は硬かった。


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 ビクともしねえ。武器破壊はむずいな
 4〜6 強度はなかなかっぽいけど、数発ぶち込んでいけば壊せる?
 7〜9 硬かろうが、ぶっ壊す!!

686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 19:11:06.87 ID:83iwjwBsO
そろそろ高コンマおごってよ
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 19:11:44.47 ID:83iwjwBsO
よっしゃ
688 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 19:17:55.34 ID:VWdXtpIbO

 ピシピシィィッ

歩硝魔族A「ぬぅっ…!?」

ジェシカ「ま、ただ硬いだけじゃ、あたしの鎚は止められないよなあ――」

 魔族Aが大剣を構え直そうとするが、素早くジェシカは二撃目を今度は反対側から同じ箇所へと叩きつけた。
 激しい金属音とともに火花が散り、魔族Aが飛び退く。

ジェシカ「どうしたのさ、武勇の誉れにするんじゃないのかい!?」ダンッ

 距離を置くことを許さず、ジェシカはさらに詰め寄っていく。
 大槌は構造上、その先端部分のみに重量が集中をしている。柄はただ長く、そしてしならないほどに頑丈なだけだ。

 ブォォォォンッ

 体ごとジェシカは大槌を振り回し、同時に地を蹴った。
 遠心力を乗せた大槌が魔族Aの顔面へと迫り、とっさにそれが大剣で防がれる。――だが。

 ガキィィィンッ

歩哨魔族A「何だとっ…!?」

 ダッ…
 グググッ

 着地したジェシカは、その足を踏ん張って勢いを留めた。
 驚愕する魔族Aの僅かな隙を使って、留めたものを一気に発散させるように再び大槌を振り回す。


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 しかし、魔族のフィジカルはすごい
 4〜6 腹部に思いきり大槌を叩き込んで吹っ飛ばした。まだ死にはしないみたいだけど
 7〜9 頭部に思いきり大槌を叩き込んだった。さ、もう一息だぜ?

689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 19:19:09.77 ID:RzeZF7F8o
690 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 19:22:59.53 ID:VWdXtpIbO

ジェシカ「そうら、今度はその角つき頭にぶっ込むよぉっ!?」

 ブォォォォンッ
 ドグシャァァァァッ

 大槌が魔族Aの側頭部にクリーンヒットする。
 巨大な体躯でも、その頭部より一回りは巨大な鋼の塊を受けてはひとたまりもなく吹き飛ばされた。

 ドサッ
 ズザザァァァッ…

歩哨魔族A「っ…ぐぐっ…」

ジェシカ「あれで生きてるなんて、タフ〜」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 でもお前さん、ぶっさいくだから容赦なく叩きのめさせてもらうよ
 2 ほら、立ったらどうだい? 自慢の角が折れてるけど、おかげで男前度は0.00001くらい上がってるんじゃないかい?
 3 その他、自由台詞だぜ!

691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 19:24:47.03 ID:vb7kuN2To
1
692 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 19:27:54.55 ID:VWdXtpIbO

ジェシカ「でもお前さん、ぶっさいくだから容赦なく叩きのめさせてもらうよ」

歩硝魔族A「誰が、不細工だぁああああ――――――――――――――っ!!」プシュプシュッ

 激昂した魔族Aの頭から、血がぴゅっぴゅと噴き出した。
 しかし、ジェシカはすでに宣言通り、大槌の柄を長く握って飛び上がり、上背を大きく逸らせて振りかぶっていた。

ジェシカ「あんたのことさ、牛面魔族!!」

歩哨魔族A「ぬぐぉぉぉぉおおおおおおおおおおお―――――――――――――――――――――――――!!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 魔族の底力、恐るべし
 4〜9 ジェシカの姐御、強いしかっけえ

693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 19:29:27.24 ID:7e7qN0opo
ブサメン死すべし慈悲はない
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 19:30:33.36 ID:RzeZF7F8o
このジェシカ容赦せん!
695 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 19:34:26.09 ID:VWdXtpIbO

 ガッ
 ズシィィィィッ

 魔族Aが鎚を両手で受け止めた。
 鼻息荒く、頭からは血を噴出させながらしたり顔でジェシカを睨む。

ジェシカ「ハッ――興奮してるとやりやすいねえ」

ジェシカ「――中・土槍魔法」

 ズドォォォォッ

 魔族Aの股下から土が盛り上がり、突き上げた。
 同時に鎚を受け止めていたバランスが崩れ、そのまま脳天をかち割る。

 ドゴォォォォォォォォッ

魔族A「っか、は――」

 ドサァァッ…
 シュタッ

ジェシカ「何だい、案外、大したことはなかったねえ」

ジェシカ「さて…決闘はこれで終わりだね?」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 わがままな魔族…もう1ラウンドやれ…だと
 4〜6 渋々、認められた
 7〜9 気に入られた

696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 19:40:37.95 ID:83iwjwBsO
気に入ってよ
697 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 19:46:40.08 ID:VWdXtpIbO

歩硝魔族B「ぬぅぅ…」

ジェシカ「んんん〜? 魔族ってのは、決闘までして取り決めたことを破るのかい?」

ジェシカ「まあ、あたしはそれでもいいさ。でも…そういうものなんだろうなとあたしは今後もずっとそう思ってくんだろうなあ」

ジェシカ「そうかそうか、魔族と交わした約束なんて、破られるものなんだなー、ふぅぅぅ〜〜ん?」

歩硝魔族B「ぬぐっ…よ、良かろう…」

歩硝魔族B「矮小な人間如きに負けた、こいつが弱かっただけのことだ」

ジェシカ「おや、さすがは魔族。ケジメはちゃんとつけてくれるもんなんだねえ」

歩硝魔族B「乗るがいい」

ジェシカ「どうもありがとな」ポンッ

歩硝魔族B「気安く触れるでないわっ!」クワッ

ミーシャ(………この女…つえーっ!!)


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 闘技城都市のすぐ近くまで快適にいったよ
 4〜6 ちゃっかり、戦利品として真っ二つに折れた大剣を回収してたジェシカ。魔界の素材って、どんなや、って興味津々な模様
 7〜9 地味にミーシャの態度が変わった…んん?

698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 19:50:19.74 ID:RzeZF7F8o
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 19:51:03.18 ID:83iwjwBsO
かっけえっすジェシカ姐さん
700 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 19:56:13.72 ID:VWdXtpIbO

 ――旧バイス王国・闘技城都市――

ジェシカ「んんー…初めて来たけど、ここはやっぱりと言うか、へこたれないとこみたいだなあ…」

ミーシャ「何ここ?」

ジェシカ「闘技城都市って言って、まあ…要するに戦士達のメッカさ」

ミーシャ「めっか…」

ジェシカ「頭の弱いあんたにここがどういうもんか教えるとすりゃ…」

<うおー、行けぇーっ!

<そこだ、ぶっ殺せぇーっ!

ジェシカ「あれ、見といで」

ミーシャ「んっ」トトトッ

ジェシカ「…」

ジェシカ「…」

ジェシカ「…」

 ダダダッ

ミーシャ「すっげえ、すっげえ、すっげえ、何あれ何あれ何あれ!?」

ミーシャ「ぐしゃーって、ずばーって、ずどーんって、どかーんってなってた!!」←超興奮

ジェシカ「ああいうのが年中、そこかしこでやってるのがここってわけ」

ミーシャ「ほへー…」


 【安価下1】
 1 さて、まずは商売かな。売るぞー
 2 どっかに工房でもないもんか…
 3 宿屋へゴーゴゴー
   A ふつーな宿屋
   B 一泊5万Gの高級宿屋
   C とにかくおんぼろでもいいから安宿を探す
 4 その他、自由行動


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中〜小・土槍/土壁
 所持金:2000G
 所持品:鋼の大槌 折れた魔界の大剣
 売物:良質・剣×3 良質・槍×3

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち バカなガキ

701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 19:57:16.54 ID:7ZKy/WdrO
2
702 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 20:02:07.13 ID:VWdXtpIbO

ジェシカ「行くよ、ついといで」

ミーシャ「あ、待てって! もっと、見てたい…」

ジェシカ「そこらでやってっから」

ミーシャ「ほんとだ」キョロキョロ

ジェシカ(んー…どっかの工房に間借りできりゃ、腰を据えて商売なり、新しく鍛えるなりできそうなもんだけど…)

ジェシカ(そう都合よく、あるかねえ…)

ミーシャ「いけ、そこだ!」

 ガシッ
 グイッ

ミーシャ「ぐえっ…急に引っ張んなっ!」プンプン

ジェシカ「あたしの大切な商品と商売道具持ってんだから、はぐれたら承知しないよ」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 賃料だぁ? 週3000Gだぁ?
 4〜6 工房の一角だけ、手持ちの金全部と引き換えに貸してもらえた。ちぃっ
 7〜9 よぼよぼで、もう引退した鍛治師から場所を無償で借り受けた。ラッキー。人徳人徳ぅ〜

703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 20:05:03.76 ID:RzeZF7F8o
704 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 20:09:51.72 ID:kiHyhEOAO

 所持金:2000G→0G

*「じゃ、好きなだけ使っていいよ。ここを出てくまでは」

ジェシカ「あんた、足元見んの得意ねえ?」

*「よく言われるよ。それじゃあね」

ミーシャ「おおー…?」キョロキョロ

ジェシカ「珍しいのかい?」

ミーシャ「め、珍しくねえし! ただちょっと、あたしが知ってるのとは違うなー、ってだから見てただけだし!」

ジェシカ「何を張り合ってんだか…」

ミーシャ「張り合ってないし」

ジェシカ「はいはい…」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 この剣と槍、最低2本売ってくるまでメシ抜きだよ。とんずらこいたらぶちのめすから覚悟しな。はい、行った行ったー
 2 あたしの邪魔しないように適当にすごしてなさい。しばらくここに留まるから、荷物持ちは休みだよ
 3 熱い、って言わないって約束をするんなら、最高に燃えるものを見せてやるよ? どうする?

705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 20:11:14.31 ID:16d4D9qqo
706 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 20:13:47.43 ID:WcjsBENwO

ジェシカ「熱い、って言わないって約束をするんなら、最高に燃えるものを見せてやるよ? どうする?」

ミーシャ「最高に…燃える…?」

ジェシカ「これ以上はないってくらいにね」

ミーシャ「お、おおー…見る」

ジェシカ「よし、じゃついでに手伝っとくれ」

ミーシャ「は?」

ジェシカ「ああ?」

ミーシャ「はい」

ジェシカ「よろしい」

ジェシカ「熱いって、もしも言ったら」

ミーシャ「何?」

ジェシカ「…………メシ、抜くよ?」

ミーシャ「言うはずないし…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 ミーシャ「熱い熱い熱い熱い熱い、熱いぃぃぃーっ!!」ジェシカ「ったく、バカ…」
 4〜6 ミーシャ「あつ…」ジェシカ「ん?」ミーシャ「くなぁぁ〜〜〜い…」グッタリ
 7〜9 ミーシャ「ぜ、全然…全然、よ…余裕…だし…」ジェシカ「そうかい、そりゃ立派だね」

707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 20:14:38.80 ID:RzeZF7F8o
火もまた涼し
708 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 20:16:51.14 ID:WcjsBENwO

 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 ミーシャ「お、おおおっ…」ジェシカ(意外と、へこたれないし…興味津々…。ふぅーん…?)
 奇数 ミーシャ「」カヒュ- ジェシカ「――って、あんたっ…何、勝手にぶっ倒れてんの!? 世話なんて余計なもん焼かせるんじゃない!」
 ※0は偶数扱いやでぇ〜

709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 20:21:55.81 ID:7e7qN0opo
ポンコツ
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 20:22:41.93 ID:RzeZF7F8o
うーんこの
711 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 20:26:49.61 ID:WcjsBENwO

ミーシャ「」カヒュ-

ジェシカ「――って、あんたっ…何、勝手にぶっ倒れてんの!? 世話なんて余計なもん焼かせるんじゃない!」

ミーシャ「しぬぅぅ…」

ジェシカ「そのまま死んでもらった方が楽でいいよっ!」

ミーシャ「か、は…」

ジェシカ「ああもうっ…火入れしたばっかなのに」

ジェシカ「しょうのないアホ娘だね…」

 ガシッ

ジェシカ「あんたみたいのは、そこの瓶にでも入ってろっ!」

 ブンッ
 スコ---ン
 ザバァッ

ミーシャ「ふぃぃぃ〜…」

ジェシカ「ったく、このポンコツめ…」


 【安価下1】
 1 武器売ってこいって追い出しといた
 2 放置。今は仕事じゃいっ!
 3 その他、何か言いつけたければ併記

712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 20:30:03.68 ID:RzeZF7F8o
2
713 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 20:34:59.93 ID:lstANTgOO

ジェシカ「邪魔したら承知しないよ!」

 ギュッ

ジェシカ(さて、とりあえず打つ――!)

 カァンッ
 カァンッ
 カァンッ

ミーシャ「水がぬくくなってきた…」チャポチャポ

ミーシャ「顔が…」

ミーシャ(そうだ、潜ればいいんだ)

 バシャッ

ミーシャ「…」ガボボ

 バシャァァッ

ミーシャ「はぁーっ…はぁーっ…って、熱いっ!」

 バシャッ


 【安価下1】
 で、今、何を打ってるん?
 1 魔界の大剣の修復
 2 魔界の大剣をどろっどろに溶かして、それで…
   A とりあえず剣
   B 大槌
   C その他、どんなん?


 【採用安価のコンマ判定】(鋼の精神:+3)
 1〜3 ミーシャが邪魔すぎてうざすぎて、大失敗やらかした
 4〜6 ま、ふつーのデキかな
 7〜9 ああ? バカガキ? すっかり忘れてたわ。ま、いいデキになったぜ

714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 20:40:31.05 ID:83iwjwBsO
2A
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 20:41:54.69 ID:83iwjwBsO
0奇数を食らいまくるミーシャは果たしてポンコツ脱出出来るのか
716 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 20:45:20.02 ID:lstANTgOO

ジェシカ「ふぅぅーっ…」

ジェシカ「できた」

ジェシカ「…ちょっと小さくなったな…」

ジェシカ「でも、あのサイズじゃ、まともに使えそうになかったし…これはこれだな」

ジェシカ「うん、いいデキのはず…」

<ぐぅぅぎゅるるぅぅぅぅ

ジェシカ「…」チラッ

ミーシャ「…」グゥゥギュルルゥゥゥ

ジェシカ「あんた、いたの?」

ミーシャ「いたし、ずっと!!」

ジェシカ「何だ、外はもうこんなに暗くなってたのか…」

ジェシカ「メシ――を食おうにも1ゴールドもないし…」


 【安価下1】
 1 ま、明日になってからメシなんて食えばいいやな
 2 作ったばっかのこいつの試用テストってことで、野試合でもいってきますか。ついでに賞金ゲットして晩飯だ
 3 その他、どうしよう

717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 20:46:28.23 ID:7e7qN0opo
2
718 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 20:49:18.56 ID:lstANTgOO

ミーシャ「荷物持ちの代わりに最低1食だろ!!」

ジェシカ「おうおう、食い意地ばっか立派で…ポンコツなくせに」

ミーシャ「ポンコツじゃないし」

ジェシカ「ああそうかい。んじゃ、ちょろっと行こうかね」

ミーシャ「メシ?」

ジェシカ「その前に一稼ぎだよ。ついといで。あんたが邪魔して、最悪なデキじゃなかったならありつけるよ」


 【直下 コンマ判定】(良いデキ:+3)
 1〜3 あかん、折れた
 4〜6 んー…ちょっと強度に対して重量がある程度で普通な金属だったかなあ
 7〜9 おお、スッパスッパ斬れる。いいねいいねー
  0  魔界の金属、すごいかも知れない

719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 20:50:07.26 ID:gitHDskWo
ぽい
720 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 20:53:43.36 ID:lstANTgOO

ジェシカ「せぇえええいっ!」

*「だりゃっ――ああっ!?」

 スパァァァンッ
 カランッ…

ジェシカ「ほほー?」

*「」ガクガク

ジェシカ「すごい切れ味だなあ…。どうだい、あんたの骨と、あんたの使ってた武器、どっちが硬いか比べてみるかい?」チャキッ

*「や…や、やってられっかぁーっ!」ダダダッ

 ポイッ
 パシッ

ジェシカ「逃げながらもちゃんと金を投げて寄越してくるなんて…」

ジェシカ「さて、おい、ポンコツ――」

ミーシャ「」ガクガクブルブル

ジェシカ「…ああ?」

ミーシャ「む、向けるな、それっ…!」ビクッ

ジェシカ「ああ…」

ジェシカ「まあいいや、メシ行くぞーい」


 【直下 コンマ判定】
 ご飯を食べて、残ったお金は…
 1〜3 500G
 4〜6 1000G
 7〜9 2000G
  0  5000G

721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 20:54:25.85 ID:/pf/WCtEO
Zero
722 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 20:59:20.08 ID:lstANTgOO

 所持金:0G→1000G

ジェシカ「ふぅー、食った食った」

ミーシャ「腹いっぱい…」ポンポン

ジェシカ「何もしてないで食うメシはうまいかー?」

ミーシャ「しただろ、何見てたんだよ!」

ジェシカ「ぶっ倒れて、水瓶で遊んで、ぶるって? あと何だよ?」

ミーシャ「…」

ジェシカ「うまかったかー? 働かないで食うメシは。おーい、ぽんこつー」グリグリ

ミーシャ「ぐーりーぐーりー、すんなーっ!」ペシッ

ジェシカ「はははっ、やめねえよ」

 グシャァッ
 ワシャワシャッ

ミーシャ「うぎゃーっ!」

ジェシカ「はっはっはっ、わめけ、わめけ。でもって楽しませろ、そんくらいしか今んとこ、価値がねーぞー」

ミーシャ「ふっざけるな、あるし、絶対あるしぃっ!!」


 【安価下1】
 翌日…
 1 さて、売るぞー。今日は売るぞー
 2 とりあえず、武器を作るには材料を仕入れにゃならんから、闘技城だし稼ぐぞー
 3 コミュ
 4 その他、自由行動

 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中〜小・土槍/土壁
 所持金:2000G
 所持品:鋼の大槌
 売物:良質・剣×3 良質・槍×3 切れ味抜群の剣×1

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち ぽんこつなガキ

723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 21:01:59.84 ID:gitHDskWo
1
724 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 21:04:56.43 ID:lstANTgOO

ジェシカ「いよーし、売るぞー」

ミーシャ「何を?」

ジェシカ「どっかのぽんこつがひいひい言いながらは運んでた商品」

ミーシャ「ふーん」

ミーシャ「いくらで?」

ジェシカ「この街の相場は把握したから…」


 【安価下1】
 1 それより強気な値段で
 2 びみょーに高値で
 3 かーなーり、高値で
 4 2、3本は安く売って、評判を広めてから受注生産して高値で売りつけるのだぁっ!
 5 その他、どんな具合の価格設定でいくよ?

725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 21:10:13.48 ID:83iwjwBsO

ミーシャはいつか覚醒してくれるはず…
726 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 21:14:03.78 ID:lstANTgOO

ジェシカ「相場より少し高めってとこ…かねえ」

ミーシャ「少しって?」

ジェシカ「400ゴールド」

ミーシャ「…」

ジェシカ「何よ?」

ミーシャ「400ゴールドって、少しじゃないだろ!?」

ジェシカ「…スズメの涙ほどの差だけど少しよ」

ミーシャ「少しじゃない」←貧乏人

ジェシカ「誤差」←元貴族


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 1本だけ売れて、4600G入手
 4〜6 2本だけ売れて、9200G入手
 7〜9 剣が3本とも売れた! 1万3800G入手

727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 21:15:31.80 ID:gitHDskWo
ぽいぽい
728 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 21:17:50.04 ID:lstANTgOO

 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 ミーシャが勝手に値段を釣り上げて売っぱらった! でも、良質の剣と槍、6本まとめて売れて4万G一気に入手。大もうけ
 奇数 ふーむ…さすがに、流れの鍛冶屋の品なんて信用ならないってんでさっぱり売れない…商売って難しい
 ※0は偶数扱いやで

729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 21:21:26.20 ID:83iwjwBsO
そろそろ0偶数出てくれてもいいはず…
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 21:22:00.67 ID:4GU7vqjvo
ほい
731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 21:23:39.63 ID:83iwjwBsO
ミーシャ商才開花か
732 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 21:27:00.01 ID:1rVEdYV8O

ジェシカ「んー…なかなか売れんなぁ…」

ジェシカ「………ちょっとしょんべん」スクッ

ジェシカ「店番くらいできるな?」

ミーシャ「は? 余裕だし、売れるし」

ジェシカ「勝手に売るな」

 ザッ…

ミーシャ「…」ツ----ン

*「ねえ、ちょっと」

ミーシャ「ん?」

*「…これ、いくら?」

ミーシャ(4600…だっけ?)

ミーシャ(…………………でも、それより高く売ったら、余分はもらえるかも…?)

ミーシャ(2000ゴールド…はいきたい。よしっ)

ミーシャ「6600!」

*「高っか!? じゃあいらね――」

ミーシャ「いいの? いいの? いいの? ほんとにいーの!?」ガバッ

*「ああっ…?」

ミーシャ「いいの?」

*「…」

 ・
 ・
 ・

ジェシカ「ふいー…すっきり、すっき――おい、ぽんこつぅっ!?」

ミーシャ「んだよ?」

ジェシカ「これ…商品は!?」

ミーシャ「…」ヂャリッ ←硬貨の詰まった袋

ジェシカ「勝手に売りやがったな、このぽんこつ…! いくらだ、いくらになった…!?」

ジェシカ「………………………ン?」

ジェシカ「…………………4万、ゴールド…?」

ミーシャ「…」ドヤァァァッ

ジェシカ「【安価下1】」

 1 勝手に売るなっつったろが!
 2 …………ドヤ顔やめろ
 3 ぽんこつじゃなかったのか、良かったな
 4 その他、自由台詞

733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 21:27:34.28 ID:EW/4Qbe00
2
734 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 21:30:57.84 ID:1rVEdYV8O

ジェシカ「…………ドヤ顔やめろ」ガシッ

 グググッ

ミーシャ「いだいいだいいだいいだいっ…!」

ジェシカ「ったく…」パッ

ミーシャ「怪力魔人! ばーかばーか、筋肉ばーか!!」

ジェシカ「あああ?」

ミーシャ「っ…何でもないです…」

ジェシカ「聞こえてるっつーの」グググッ

ミーシャ「痛いってばあー!!」バタバタ

ジェシカ(けど…思いの外…どころか、かなり高値で売れて、大もうけ…)

ジェシカ(……………でも、ただのマグレじゃ…?)


 【安価下1】
 1 ちょっと試してみよう
 2 まあいいや、誉めといてやるか
 3 まあいいや、どうだって

735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 21:33:07.79 ID:vb7kuN2To
2
736 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 21:35:27.15 ID:1rVEdYV8O

ミーシャ「ったく、売ってやったのにこんなこと…」ブツブツ

ジェシカ「…」チラッ

ミーシャ「ひっ…」ビクッ ←条件反射

ジェシカ「…」スッ

ミーシャ「っ…」ブルッ

 ワシャワシャ

ミーシャ「………?」

ジェシカ「まあいい、誉めてやる。良くやったな、ミーシャ」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 やっぱかわいくねえ
 4〜6 調子に乗りやがった
 7〜9 ちょろい

737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 21:35:55.91 ID:83iwjwBsO
ちょろん
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 21:36:22.05 ID:EW/4Qbe00
739 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 21:41:25.40 ID:1rVEdYV8O

ミーシャ「は? よゆーだし」ドヤァッ

ジェシカ「…」カチンッ

 ガシッ
 グググッ

ミーシャ「いたたたっ、いーだーいーっ!!」バタバタ

ジェシカ「ったく、ほんとに可愛くねえのな…」

ミーシャ「どこがっ!?」

ジェシカ「全部」

ミーシャ「全部じゃどうしようもないじゃねえかよ!」

ジェシカ「どうしようもないんだって」

ミーシャ「そんなことないし、絶対ないし!」

ジェシカ「はぁー…ダメだこりゃ」

ミーシャ「何がだよっ!?」


 【安価下1】
 1 とりあえず、メシだ、メシ
 2 さて、稼いだ4万を元手に素材でも仕入れて、また作って、売って…かな
 3 その他、どうしよ?


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中〜小・土槍/土壁
 所持金:4万2000G
 所持品:鋼の大槌
 売物:切れ味抜群の剣×1

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち かわいくないガキ

740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 21:42:39.92 ID:gitHDskWo
2
741 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 21:50:56.73 ID:1rVEdYV8O

ミーシャ「あっぢぃぃ…」グッタリ

 カ----ン
 カ----ン
 カ----ン

ミーシャ「…うるさいし…」

 カ----ン
 カ----ン
 カ----ン

ミーシャ「あーあーあーあー」

 カ----ン
 カ----ン
 カ----ン

ミーシャ「あついー、うるさいー、あついー、うるさいー」

 カ----ン
 カ----ン
 カ----ン
 カ----ン
 カ----ン
 カ----ン

ミーシャ「あるさいー、うついー…あれ…?」

ジェシカ「うるさいのはお前だ、このぽんこつがっ!」ブンッ

 ガァァンッ

ミーシャ「っ…あ、あ、あ、あ、あぶっないだろ!? そんなの投げんな!」

ジェシカ「邪魔をするな、このぽんこつ!」


 【安価下1】
 1 そんな具合で、作ってはミーシャに売らせて、得た金でまた素材を買って、作って売って…な具合で仕事しまくった
   ※採用された場合、1〜3で所持金8万増加、4〜6で9万増加、7〜9で10万増加
 2 そんな具合で仕事をしてたら、何か闘技城で噂になってきて、是非ともカスタム品を作ってくれってのが出てきた
 3 そんなある日、珍しい素材を見つけた。所持金は5万増加状態で

742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 21:57:21.05 ID:43NVCI6ao
3
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 21:57:44.44 ID:EW/4Qbe00
2
744 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 22:03:27.95 ID:nl747l9MO

 所持金:4万2000G→9万2000G

ジェシカ「ん…? おい、これは何だ?」

*「ああ、それ?」

ジェシカ「見たことがないな…」

*「どう加工すりゃいいかは分かってないんだけどねえ」

ジェシカ「で、何なのだ?」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 どっかに生息する凶暴な魔物の角らしい:3万5000G
 4〜6 ふるーい遺跡から発掘された、何かの武器…らしい:8000G
 7〜9 暗夜王国の鉱山の最奥部から発掘された、紅蓮の鉱石:8万G
  0  深雪竜の牙:30万G

745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 22:05:04.37 ID:gitHDskWo
ぽい
746 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 22:09:51.57 ID:nl747l9MO

*「名前は分かんないんだけど、まあ…見た目の通りに、紅蓮鉱石って呼んでるよ」

*「何でも暗夜王国の鉱山の最奥部で発掘されたらしくて、魔鉱石の一種だろうとは言われてるんだけど」

ジェシカ「ほおう…。見た目そのままのネーミングだな」

*「そうでしょう?」

ミーシャ「きれー」ツンツン

ジェシカ「触るな」ガシッ

ジェシカ(ふーむ…魔鉱石だとすれば、含有魔力もあるのだろうな…)

ジェシカ(それでいて、この見た目…。かなり希少な品には間違いない…)

ジェシカ(これを使った武器は…高値でも売れるだろうし、なんなら、あたしが自分で使っても…)

ジェシカ「ふうむ…」

*「…13万ゴールドにまけとくよ」

ジェシカ「3万だ」

*「なっ…!? そ、そりゃないよ!」

ジェシカ「おい、ぽんこつ、お前も言ってやれ」

ミーシャ「5万」

*「ないないない…」

ミーシャ「5万1000」

*「いや、あのねえ…」

 ペチャクチャ

ジェシカ(さて…いくらまで値下がりするか…)

 ・
 ・
 ・

*「8万! もう、ムリ、これ以上は絶対にムリ!!」

ジェシカ「そうか…」


 【安価下1】
 1 もう一声
 2 でも買わない
 3 5万下がれば上出来。買う

747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 22:11:16.03 ID:gitHDskWo
3
748 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 22:15:05.32 ID:nl747l9MO

 所持金:9万2000G→1万2000G

ジェシカ「じゃあ買おう」

*「まいど…」グッタリ

ミーシャ「勝った」ドヤァッ

ジェシカ「ほら、金だ」ヂャラッ

ミーシャ「おおおおっ…!」キラキラ ←大金に目を輝かせてる

*「もう来ないでください…」

ジェシカ「いや、またくるぞ? 用があればな。じゃっ」

 スタスタ

*「」

 ・
 ・
 ・

ジェシカ「ふーむ…どう加工すれば良いものか…」

ジェシカ(下手なことをして失敗はしたくないものだな…)

ジェシカ(8万も払っておいて、売物にもならなくなったら全てパーだ…)

ジェシカ(となれば、安全策で…似たようなものを使って試行錯誤するか…)

ジェシカ(もしくは…奇跡にかけて、一発勝負でやってみるか…? いや、リスクが大きすぎるな…)

ジェシカ(うーむ…)


 【安価下1】
 1 安全策
 2 奇跡よ…
 3 今はとっておいて、その内、どうすりゃいいか考えよう

749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 22:16:12.14 ID:EsK9mMEdO
3
750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 22:16:52.32 ID:83iwjwBsO
751 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 22:18:50.38 ID:nl747l9MO

ジェシカ「よしっ」

ジェシカ「今はどうでもいいか。後でどうにでもしてやる」

ジェシカ「しっかし…稼ぎが一気に消えたな…」

ミーシャ「はーらへったー、はーらへったー」

ミーシャ「めーし、めーし、めーし」

ジェシカ「…」


 【安価下1】
 1 とりあえず、闘技城はもういいだろう。今夜は晩餐だ
 2 路銀で、あと1万くらい稼いだら次のとこ行くかな
 3 10万くらい、また稼いでからまた旅だな

752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 22:19:50.57 ID:vb7kuN2To
3
753 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/18(土) 22:22:59.64 ID:nl747l9MO

ジェシカ「ったく、この腹減り砂利ガールめ」

ミーシャ「値切っただろ」

ジェシカ「勝手にお前が値切ったんだろう?」

ミーシャ「はああああっ!?」

ジェシカ「ああ?」ギロッ

ミーシャ「はい…」

ジェシカ「それでいい」

ジェシカ「また、10万ほど稼いでから出ていくぞ」

ミーシャ「」

ジェシカ「明日からまた、作り始める。お前は売れ。いいな」

ジェシカ「1ゴールドだろうが、ごまかせば…分かるな?」

ミーシャ「わ、わわっ…分かってるっつーの!!」

ジェシカ「それでいい」


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中〜小・土槍/土壁
 所持金:1万2000G
 所持品:鋼の大槌 紅蓮鉱石
 売物:切れ味抜群の剣×1

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち かわいくないガキ



―――――

 本日はここまで、でーす
 どうもありがとうございました

754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 22:24:44.45 ID:16d4D9qqo

鍛冶屋で行商人で戦えるって結構完璧に近いかもしれない
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 22:25:23.04 ID:83iwjwBsO

ジェシカネキ強いし格好いいし男前
ミーシャとのコンビもいい感じだし今後が楽しみ。不幸になりませんように…
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 22:26:20.40 ID:gitHDskWo
乙です
0→コンマ奇数のコンボは怖い
757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/18(土) 22:29:26.58 ID:EsK9mMEdO
乙だよ ジェシカさんええやん
758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 00:30:48.82 ID:WWn2Ylf70
最初に程よくコンマが悪かったから安定したんかな?
乙ー
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 00:56:57.46 ID:0RMWtz8UO
シリウスといいジェシカといい、ある程度強くて精神もしっかりしてる主人公は安心感あるな
やっぱり筋肉が最強なんや筋肉が
760 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 01:03:22.86 ID:0NVqAASc0

王子「属性別、性格診断!! 大まかに人間の性格を5つに分類して、魔法の属性とあてはめちゃおうっていうやつだよ」

王子「ただ、その属性の人なら絶対あてはまる〜ってわけでもないから、さらっとした参考程度にね」


 【仮】属性:【主要なこの属性のキャラクター】
 ・その内容がここにつらつらと書かれていく感じになるよ
 ○【相性の良い属性】
 ・相性の良い属性について、ここにつらつらと書かれていく感じになるよ
 ×【相性の悪い属性】
 ・相性の悪い属性について、以下は同上だよ


王子「こんな、感じで、表をあっさり見てってね! さあ、いってみよう」


 火属性:ライド、サリー、ヒヒイロ、ピース、スバル、トレバー、ベス、シューメーカーレビー…etc
 ・強キャラ率が非常に高い
 ・思い込んだら、それが誤解だろうが何だろうが一直線で、視野が狭くなる傾向にある
 ・カリスマ性も持ち合わせ、人の上に立つことが得意だったりもする
 ・1度落ち込むとけっこう引きずってしまうこともあるが、立ち直ったらそこからはまた自分の信念を貫こうとする
 ・目的の達成を優先することが多く、そのためならどんな手も使うし、手駒をうまく利用して切り抜けようとする
 ○ー
 ・あまり相手によって態度を変えないので、特に相性の良い属性があったりするわけではない
 ×ー
 ・同上

 水属性:スピカ、エル、デネブ、レイド、アルエレナ…etc
 ・受け入れ難いことでもがんばって受け入れようとする、理解の人
 ・器の大きなところがあるので頼られると嬉しかったりする
 ・知的探究心が強いところもあって、新しいことを学ぶことも好き
 ・ひとつのことに熱中するとそればかりを頭の中で考えてしまうので、その道のプロフェッショナルになることも多い
 ・状況の変化が多くてもあまりストレスを感じず、柔軟に対応ができる
 ○雷属性
 ・頭の中が何かの考えごとで満たされると注意が疎かになるので、判断が早く即座に行動を起こす雷属性人間と相性が良好
 ・言うなれば水属性人間は大局を見据える将軍で、雷属性人間は現場指揮官。そんな関係性
 ×土属性
 ・こだわり派で人の意見をあまり聞こうとしないタイプの土属性人間との相性は悪め
 ・また、土属性人間にどう言うことを聞かせればいいかとムダに悩んでしまったりすることも…

 風属性:ヨダカ、セーブル、アルクトス、パルミラ…etc
 ・変人と呼ばれることの多い、つかみ所のない、勝手気ままな自由人
 ・義理人情なんてものに興味はなく、自分さえ良ければそれで良い、という傾向も強い
 ・ただし、自分の利益に直結することであれば生じている問題の解決に乗り気になったりする
 ・でもその利益がそれぞれにちょっと理解し難い部分にあったりするので、結局は行動が読みにくい
 ・行動力があるくせに他人の迷惑を意識的に考えようとしない、迷惑なところもあったりする
 ○土属性
 ・着々と自分を曲げずに行動する土属性人間がいるだけで、風属性人間は安心しちゃう
 ・何故かって? だって丸投げして任せておけばいいんだもん
 ×水属性
 ・器の大きな水属性人間の、謎の包容力によって丸め込まれてしまうことがあり、それを束縛と感じると途端に苦手な相手に変わる

 土属性:モニカ、ジェシカ、シャニ、ゼノビア…etc
 ・社交的なので初対面の相手でもあまり物怖じせず接することのできる気さくな人物が多い
 ・頑固で素直に他人の言うことを聞くようなタイプではなく、とりあえず自分のやり方で押し通そうとする
 ・自分の理解が及ばないこと、想定外の事態に弱いので、典型的な風属性人間が天敵でもある
 ・同じ過ちは繰り返さない、は土属性人間の座右の銘みたいなもので失敗をしてもタダじゃ起き上がらない
 ・割と飽きやすかったりもするが、自分の経験則を信じるので同じジャンル内の別のことを次々とやろうとしたがったりする
 ○火属性
 ・自己流を貫こうとする土属性人間を、火属性人間は行動の読みやすい相手と認識するので良いように役割を与えてくれる
 ・次々とやりたいことをやらせてくれるので、土属性人間からしても火属性人間は良いパートナーになりうる
 ×風属性
 ・変人の多い風属性人間の行動は理解しきれないので苦手で、かき乱されてしまう
 ・だけどある程度馴れてくると、あらかじめ手を打って風属性人間に釘を刺せるようになったりして有利になったりする

 雷属性:シリウス、ザニア、ハレー…etc
 ・人のいうことを額面通りに真に受けてしまうことが多い
 ・と、いうより、容易に人を信じてしまう傾向にあるので、裏の意図をあえて考えずに受け取ろうとする困ったちゃん
 ・テキパキと行動するのが好きで、しかも素直、責任感まで強いので、人の世話を焼かせるとけっこううまくやってくれる
 ・あまり長いこと考えたり、思い詰めたりするのが苦手なので決断は早め。ランチくらいなら3秒で決めることもできる
 ・退屈を持て余すのも苦手で、いつも何かをしていたい
 ○水属性
 ・考えるのが好きではないので代わりに考えてくれる相手がいて、指示まで出されちゃうと狂喜乱舞で尽くしちゃう
 ・足元をおろそかにしやすい水属性人間をさっと支えるスマートさも持ち合わせていたりする
 △風属性
 ・自由気ままで奔放な風属性人間は、雷属性人間にとっては憧れの的
 ・ただ、風属性の調子に巻き込まれてしまうと暴走する傾向もあり、一緒になって楽しんじゃう危険性もある。混ぜるな危険?

王子「こんな具合なんだよ。それぞれの属性人間の特徴から、自分はどれかなー? って考えてみても、いいかも?」

王子「俺はねー…あれ? おっかしいなあ…雷属性人間っぽい気がするよ、俺。……あれ? ま、まあ絶対あてはまるわけじゃないから…」

王子「安価でどうしたらいいかなー、とか迷った時にこれを参考にしてみてもいいかもよ。ジェシカは土だから…火属性と相性いいね!」
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 01:25:14.58 ID:BWx1wE89o
今更だけど五行ではないんだね
762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 08:38:51.86 ID:7yp6IhX10
リリは何属性なんだろ
763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 10:34:46.55 ID:c9xeZ4nCO
4第元素+光闇はファンタジーの定番だけど4第元素+雷ってちょっと珍しいよね

火属性みたいなタイプが苦手な人って結構いそうだから火属性と相性の悪い属性がいないのは意外だった
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/19(日) 12:22:29.71 ID:2DEra1oo0
なんの属性を持たない
無属性主人公は出す予定ありますか?
無属性ゆえ物凄く頑張らなきゃいけないけど
765 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 16:52:04.80 ID:0NVqAASc0

王子「五行って…何か、いまいち、個人的にパッとこないんだって」

王子「でも4つだと何か収まり悪い気がしてなあ…ってことらしいよ! そこら辺は多めに見てあげてください」

王子「リリちゃんに限らず、一部のキャラの属性は明かしてないんだけど…まあ、未定だったり、どういう扱いにしようかな、だったり…?」

王子「そんな具合で…うん」

王子「光とか、闇とかねー、嫌いじゃないんだけど、何かこう…扱いに困っちゃうって言うか、どんな位置づけがいいかなー、とかね」

王子「あとやっぱ、そういうのって希少価値だと思うからさ、そうそう出せないっていう事情もあるよね」

王子「あーとーはー…火属性みたいなタイプ…ああ、はいはい。まあ、ざっくり〜な性格診断だから、属性関係なしの相性はあるしね」

王子「だけどこう…傾向としてね? こういう感じなんだよ〜ってだけで。むしろ熱血キャラって少ないんだよね」

王子「熱血=火、みたいな? そういうあれもまあ、あれこれではあったんだけど…まあ、うん」

王子「で、えーと…無属性?」

王子「んー…………キャラメーク時にね、判定で【00】からの奇数でも出してくれれば…? こっちから出そうとは考えてないかな」

王子「と言うか、魔法を使いさえしなければ属性なんて関係ないくらいだし、魔法使い目指せば魔力さえありゃ全属性使えるし?」

王子「無属性、っていうものに対するメリットなんてないんだよねー、想定してるところによると」

王子「それにさ、魔法使わないでも強い人だっているでしょ? ピースとセーブルなんか、それだし」

王子「そんな具合…かな?」

王子「さて、本日も更新はいつもと同じくらいを予定してまーす」

王子「じゃあ、また後でね! 皆の王子様でした!」

766 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 18:32:09.17 ID:KfGAQlM9O

王子「じゃあ、始めるよー?」

王子「準備はオーライ?」

王子「独立都市国家的に一応は平和な闘技城都市を後にすることにしたジェシカの姐御」

王子「さあ、向かう先はどこでしょうか? と、そういう感じだよ」


 【安価下1】
 1 暗夜王国
   A 旧バイス王国の外洋の港町から船でいくよ
   B 実はものすごい高さの山脈に隔てられてるから、そこを通過して暗夜王国入りするよ
 2 侵略国家なら、武器の需要とかあるかな?
 3 その他、自由目的地

 【採用安価のコンマ判定】
 10万G稼ぐのに…
 1〜3 そこそこ時間がかかったよ…。2ヶ月くらい?
 4〜6 1ヶ月もありゃあ
 7〜9 僅かな時間で…。ミーシャの商才はなかなかかも? 多分、考えなしのセンスと運だろうけど
  0  むしろ、話題になっちゃって足止めまで食らっちゃった勢い。20万ゲット! 金持ちだなあ、姐御、さすがっす

767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 18:32:43.29 ID:2svyWZQ5o
1B
768 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 18:39:43.64 ID:KfGAQlM9O

 ――旧バイス王国・街道から逸れた平原――

ミーシャ「どこ行くの?」

ジェシカ「暗夜王国だ」

ミーシャ「暗夜王国…? 外国いくの?」

ミーシャ「じゃあ船?」

ジェシカ「いや、陸路だ」

ミーシャ「えー…?」

ジェシカ「文句があるのか? んん?」

ミーシャ「歩くの疲れるだろ! ちょっとはあたしのことも考え――ふぎゃあああっ、痛い痛い痛いっ!」

 ギュムムムッ

ジェシカ「生意気な口を利くんじゃない」

ジェシカ「大体、船? 今、この国は侵略を受けてるんだ。港なんて押さえられてるに決まってる」

ジェシカ「そんなリスクはごめんなんだよ」

 パッ

ミーシャ「いひゃい〜っ…」プルプル

ジェシカ「さ、きりきり歩きな」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 何もない平野のはずだったんだけど、こんなとこにもいやがるよ…
     1 また魔族…
     2 侵略国家の兵士。補給線なのかな?
     3 瓦解した旧バイス王国軍
 4〜6 山道に入ってからぽんこつがほんとにぽんこつすぎちゃって
 7〜9 道なき山道を進んでたら…湯気…? お、温泉…? やっふう


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中〜小・土槍/土壁
 所持金:11万2000G
 所持品:鋼の大槌 紅蓮鉱石
 売物:切れ味抜群の剣×1 良質の剣×1 良質の槍×2

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち かわいくないガキ

769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 18:42:28.61 ID:x98vGqQAO
温泉
770 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 18:45:22.08 ID:KfGAQlM9O

 バサァッ…

ジェシカ「ん? あの魔物――」

ミーシャ「また魔物…?」

ジェシカ(遠目だが、頭に鍋を乗せた魔物など、そうそういないはず――)

ジェシカ(またうっかり、魔族どものテリトリーに入り込んだか?)

ジェシカ「ちぃっ…」


 【安価下1】
 1 むしろこっちから決闘を申し込んで、勝ったらどけやあっ! って
 2 魔族どもが駆けつけてくる前に急いで離脱だ。魔物が追いかけてくるけど、薙ぎ倒しながら逃げるよ
 3 その他、どうしよう?

771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 18:46:53.56 ID:qpg3piiqo
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 18:47:05.42 ID:0RQLW0zi0
2
773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 18:47:16.66 ID:+xlpCuANo
1
774 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 18:50:39.30 ID:KfGAQlM9O

 ザッ…

魔族A「そこで何をし――」

ジェシカ「あたしが勝ったら、どいてもらおうか。決闘としゃれこもうよ」

魔族B「何ぃ?」

ミーシャ「」

ジェシカ「あんたらは、あたしを弱いって決めつけてるんだろ?」

ジェシカ「で、弱いんだからどうしたっていい…って暴論で好き勝手にしてる。違うかい?」

魔族A「ほう…?」

ジェシカ「だったら、サシでやって、勝てば通してもらう。それくらいはいいよなあ?」グッ

魔族B「…おい、どうする?」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 魔族A「だったら、我らが眷属と、我ら2人を倒して行くのだな!!」
 4〜6 魔族A「いいだろう、乗ってやる」
 7〜9 魔族A「大槌に長い赤髪…聞いているぞ? よそで同胞との決闘を制したらしいな」

775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 18:51:28.71 ID:qpg3piiqo
776 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 18:55:31.41 ID:KfGAQlM9O

魔族A「だったら、我らが眷属と、我ら2人を倒して行くのだな!!」

ジェシカ「それじゃ決闘でも何でもないじゃないか」

魔族B「ふっ…何故、人間などと決闘をせねばならんのだ! かかれぇっ!」

ジェシカ(そううまくはいかないようだねぇ――)

 ザザザッ

魔物A「ガルルルッ!」

ミーシャ「き、来た、来たぁーっ!?」


 【安価下1】
 1 ミーシャに切れ味抜群の剣を渡しとく。自分の身は自分で守れ、オーライ?
 2 かばいながらは大変だけど、荷物がおじゃんになるのも嫌だし…しゃあない、多対一だけどやるしかないなあ
 3 その他、どうしよ?

777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 18:59:29.26 ID:0RMWtz8UO

出だしはいつも悪いな…
778 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 19:06:54.68 ID:KfGAQlM9O

ジェシカ「ぽんこつ、荷物抱えて邪魔にならずにあいつらにやられないような適度の距離にいな!」

ミーシャ「それってどれくらい!?」

 ダンッ

ジェシカ「んなもん、自分で考えなぁっ!」

 右方向から躍り出てきた魔物。
 その顔面へ、ジェシカは叫びながら大槌を叩き込んだ。

 ドグシャアアアアッ

ミーシャ「うぎゃーっ!!」バッ

魔族A「中・爆裂魔法!」

ジェシカ「おいおい、そりゃない――中・土壁魔法!」

 黄金の爆発が生じる。
 すかさずジェシカが土の壁を地面からスライドさせて持ち上げた。
 激しい轟音とともに土の壁はやすやすと打ち砕かれ、魔族Bが突撃をしてくる。

魔族B「どおおおおりゃあああああああああ―――――――――――――――――――――――っ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 劣勢。さすがにつらたん
 4〜6 それでも張り合っちゃうあたり、姐御さすが
 7〜9 おや?
     7 遠くで盛大な音。戦闘を切り上げて魔族どもはそっちに向かっていった
     8 あ、姐御ぉっ! 空から男の子がっ!!
     9 魔族どもに増援がっ…!? って思ってたら…んん?

779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 19:11:16.74 ID:qpg3piiqo
780 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 19:21:01.13 ID:z/SofY7PO

 ズォォォォォッ
 ガギィィィィンッ

 魔族Bが大きな槍を振り回し、突き込んだ。
 ジェシカは大槌の柄でそれを横から叩きつけて下に抑え込む。

魔物B「バアアウッ!!」

ジェシカ「うざったいなあっ…!」

魔族A「極大・氷柱魔法!!」

 そこへすかさず魔物が飛びかかってきて、ジェシカが跳びずさる。
 と、魔族Aが極大魔法を発動し、猛烈な冷気とともに凄まじい量の氷柱が射出された。
 放たれた氷柱は着弾箇所を瞬時に氷で覆い、何もかもを凍らせていく。

ジェシカ「やれるもんなら、やってみなぁっ!!」

 バリィィンッ
 ドゴォォォォォンッ

 大槌を短く持ち、ジェシカが向かってくる氷柱をたたき壊してく。
 魔物は魔法の巻き添えになりながら凍りついて絶命をしていくが、ジェシカは――ジェシカと、背後のミーシャは堪える。


 【安価下1】
 1 魔法が厄介だから、Aから片づけよう
 2 魔物の援護がなくなったから、この隙にBから片づけよう
 3 土魔法で地面を覆った氷をぶち抜くと同時にめくらましにして、一気に攻め立てる
 4 その他、どうしよ?

781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 19:24:52.96 ID:qpg3piiqo
782 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 19:33:08.85 ID:z/SofY7PO

ジェシカ「中・土槍魔法!」

 ズドドドドッ

魔族B「ハッ、その程度の魔法でどうするつもりだ!?」

 凍りついた地面の下から、無数の土の棘が突き出た。
 氷を破り、目の高さほどまで生え揃う。

ジェシカ「こうするの、さあっ!」ブンッ

 ドゴォォォォッ

魔族B「何っ…!?」

 ジェシカが大鎚で思いきり土の棘を破壊する。
 打ち砕かれた土塊が魔族Bにぶちまけられ、槍を振り回そうとしたが棘が邪魔をして獲物が引っかかる。

魔族A「バカが、頭を使えっ!」

ジェシカ「まだまだいくよぉっ!?」

魔族B「頭だあ? ああ、こうかっ!?」

 次々と棘の陰に隠れながらジェシカは立ち回り、ジェシカが大鎚を振るう。
 砕かれた土塊が再び魔族Bに襲いかかると、彼は頭突きで土塊を破壊した。

魔族B「はっはっはっ、これで――」

魔族A「違うっ!」

ジェシカ「これもかち割るかい?」

 ブォォォォンッ
 ドッゴォォォォォォォォォォッ

 魔族Bの脳天に、大鎚が振り下ろされた。
 全身を力ませて対抗した魔族Bだったが、頭蓋骨は砕け、首の骨が粉砕される。

ジェシカ「残りはあんただけだよ、覚悟しなっ!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 こいつは強いのう
 4〜6 ちぃっ、魔法の連発とかマジチート!(ライドくんがやってたこと
 7〜9 接近戦に持ち込んだら思いの外、あっさり

783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 19:35:58.83 ID:qpg3piiqo
784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 19:39:17.60 ID:0RMWtz8UO
うーん優れない
785 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 19:40:17.10 ID:z/SofY7PO

魔族A「ふんっ、やれるものならやってみろ。――極大・爆裂魔法!」

ジェシカ「それは、ちょっとあんた――」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォッ

 黄金の爆発。
 大地を揺らがし、地面から突き出ていた棘も、残っていた氷も何もかもを吹き飛ばした。

ジェシカ「っ…!」ズザザッ

魔族A「どうした、俺だけだぞ?」

 どうにかこらえ、受け身をとって起き上がったジェシカの眼前に魔族Aはいた。
 大鎚を振るう間も与えられることなく、顔面を激しく蹴り飛ばされると、今度はまた別の魔法が放たれる。

魔族A「――極大・凍結魔法」

 ヒュォォォォォォッ
 ガッキィィィィィィィィィンッ


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 やべえやべえやべえ
 4〜6 強い強い、こいつ強い
 7〜9 捨て身の猛攻で切り抜けた

786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 19:42:51.39 ID:x98vGqQAO
シチューにカツ
787 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 19:50:30.03 ID:z/SofY7PO

ジェシカ「はあああああああああ―――――――――――――――――っ!!」

 強烈な冷気は、瞬時に全てを飲み込んで内部までもを凍結させる。
 それを真正面から受けながら、ジェシカは足と地面がくっつくより早く走っていた。

 バリィィンッ

魔族A「何っ…!?」

ジェシカ「ぶっ飛びなぁっ!!」

 ドッゴォォォォォォォッ

ジェシカ「まだかっ…!」

魔族A「この、人間如きが…!」

 大鎚の一撃を魔族Aはクロスさせた両腕で受けきる。
 それでも後ろに弾き飛ばされ、ジェシカはさらに駆けた。

魔族A「中・爆裂魔法!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォッ

ジェシカ「あたしを吹っ飛ばすなら、もう1ランク威力を上げた方が良かった、なあっ!!」

 真正面から爆裂魔法を受けつつもジェシカは飛びかかった。
 赤く、長い髪を振り乱しながら、血に塗れた大鎚を思いきり振り下ろす。

 ドグシャアアアアアアアアッ
 シュタッ…

魔族A「っ――」バタッ

ジェシカ「手こずらせるんじゃないよ、魔族の分際で」

ジェシカ「っと、ぽんこつ――」

ミーシャ「きゅぅぅ〜」グルグル

ジェシカ「無事か…運だけはいっちょまえみたいだねえ


 【安価下1】
 1 魔族のテリトリーっぽいし、大きく迂回しながら進んだよ
 2 とりあえず、巡回っぽいヤツらは倒しちゃったし、このまま急いで最短距離で突っ切った

788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 19:51:50.36 ID:IUw97Cfgo
2
789 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 19:53:34.83 ID:z/SofY7PO

ジェシカ「休んではいられない…な」

 ガシッ

ミーシャ「きゅぅぅ〜」

ジェシカ「何で荷物持ちが荷物になるんだか…」

ジェシカ「最短距離で、一気に抜けられればいいけど…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 そううまくいかんかった…
 4〜9 よし、いけた

790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 19:56:25.79 ID:vGK+NSO6o
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/19(日) 19:59:30.80 ID:2DEra1oo0
やらないか
792 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 20:04:17.24 ID:z/SofY7PO

ミーシャ「シチューにカツレツ、絶対うまいっ!!」バッ

ミーシャ「…………あれ?」

 ドサッ

ミーシャ「うがっ…」

ジェシカ「今ごろ起きて、何だい、その呪文」

ミーシャ「あれ、夢…? そうだっ、魔物はどうなったんだよ?」

ジェシカ「見ての通りだよ」ボロッ

ミーシャ「ぷぎゃー、ざま――」

 ゴスゥゥゥッ

ミーシャ「」プシュ-

ジェシカ「荷物持ちな、足手まとい。山道だよ」

ミーシャ「はい」


 【安価下1】
 1 お、山小屋発見。ここで休んどこう
 2 山登りというか、ロッククライミングと化してきた…。さすがにここには人なんかいなさそうだなあ。戦う心配はいらないけど…
 3 こんなとこにまで侵略軍が…。武器売るついでにあそこで一休みできないもんかなあ

793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 20:05:07.11 ID:tOFAUW/xo
794 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 20:09:08.07 ID:z/SofY7PO

ミーシャ「ふぅっ…ふぅっ…」

ジェシカ「ほら、次はそこに手をかける」

ミーシャ「む…ムリ、ムリぃ〜…」

ジェシカ「じゃあそこでくたばるまでへばりついてな」

ミーシャ「やーだーよー…」

ジェシカ「ったく…ほら、じゃあ、あたしが言う通りのとこに手をかける」

ジェシカ「そうすりゃ上れるから、早くやんな」

ミーシャ「もう、腕…ぷるぷる…」

ジェシカ「あんたに持たせてる荷物まであたしが持ってやってんだよ? こんくらいで弱音吐くんじゃない」


 【安価下1】
 そんなこんなで夜になって休憩
 1 コミュ
 2 さっさと寝て休む
 3 その他、自由行動

795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 20:11:10.16 ID:ZCjxp5yoo
3 回復を早めるためにマッサージしてあげる
796 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 20:16:51.20 ID:H2zP8ScuO

ミーシャ「あうう…」グッタリ

ジェシカ「何してんだい、情けない声出して」

ジェシカ「女なら、そんな股おっぴろげて座るんじゃないよ」

ミーシャ「そっちだって」

ジェシカ「あたしはいいんだよ、やろうと思えばできるから」

ミーシャ「トイレ行く時、しょんべんって言うし」

ジェシカ「あんたなんか、その辺でクソするじゃないか」

ミーシャ「ほらまたクソって言ったー! あたしは子どもだからいいんだよーだ」

ジェシカ「こんのクソガキ…。こりゃ、明日はペース上げるしかないね」

ミーシャ「むりむりむり、もう、全身、ムリって言ってるし、ムリー!」

ジェシカ「じゃ、マッサージでもしてやるよ、大人しくしな」ギラッ

ミーシャ「な…何かヤな予感するからやだ…」ヒキッ

ジェシカ「いいから、横になりな。でなきゃ…」パキッ

ミーシャ「は、はい…」ブルッ

 ペタンッ

ジェシカ「んじゃ、いくよ」

ミーシャ「ん…うん…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 ものすっげえ痛がられてマッサージにならなかったからやめた
 4〜6 子どもって疲れを知らないのか? さっぱりこってないじゃん
 7〜9 ほら、あたしにもやれ、って。こっちが姐御の狙いでした

797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 20:17:19.98 ID:tOFAUW/xo
いよっ
798 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 20:23:41.41 ID:H2zP8ScuO

 ゴリィィィッ

ミーシャ「いだだだだ、いだいいだいいだい!」

ジェシカ「そーら、もう一丁」

 ボキボキボキィィィッ

ミーシャ「っ…っ、っ…!」←もう悲鳴も出ない

ジェシカ「あーらよっと」

 ゴキィッ
 ボキボキッ
 ググググッ

ミーシャ「〜〜〜〜っ…」

 ・
 ・
 ・

ジェシカ「ほら、どうだい? 肩でも回してみな」

ミーシャ「あんな痛いだけで…あれっ? あれれっ? 軽い…」

ジェシカ「ほらね。さ、あたしにもやっとくれ。力入れてやんだよ」

ミーシャ「えー? 勝手にやったんじゃん。なのにやらせるとか――」

ジェシカ「ああ?」

ミーシャ「はい…」

 グッ
 グッ

ジェシカ「もっと力を入れる」

 ググッ

ジェシカ「もっともっともっともっと!」

ミーシャ「ああもうっ!」

 バシッ

ジェシカ「何殴ってんだい、丁度いいけど…」

ミーシャ「丁度いいの!?」

ジェシカ「でも、ちゃんとツボをやんな。ほら、もっぺん、それ、ワンツーワンツー」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 そんなこんなで苦労して、ものすごーく苦労して山を越えたら…関所…だと…?
 4〜6 そんなこんなでどうにか山を越えて、ようやっと暗夜王国に入れたよ
 7〜9 そんなこんなで登山をしてたら、ぽつんと小屋が…。何あれ? こんなとこに? 標高、うん百メートルに?


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中〜小・土槍/土壁
 所持金:11万2000G
 所持品:鋼の大槌 紅蓮鉱石
 売物:切れ味抜群の剣×1 良質の剣×1 良質の槍×2

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち かわいくないガキ

799 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 20:25:06.70 ID:0RMWtz8UO
幸運
800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 20:25:48.26 ID:0RMWtz8UO
ヒィーッ
801 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 20:32:02.94 ID:H2zP8ScuO

 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 雲の上に小屋が! あれ、キミ、死んでたんじゃないの? 血塗れの十字架のネックレスを首にかけた少年と、暗夜王国の女騎士?
 奇数 山頂付近に何故ゴーレムが…
 ※0は偶数扱いなんやで〜

802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/19(日) 20:32:57.39 ID:2DEra1oo0
トライ
803 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 20:33:09.24 ID:tOFAUW/xo
とあっ
804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 20:33:40.99 ID:vGK+NSO6o
サイオーガウマ
805 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/19(日) 20:34:00.92 ID:2DEra1oo0
すまぬ...
806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 20:34:44.36 ID:0RMWtz8UO
チクショー…!!めっちゃいい0偶数だったのに…!!!
807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/19(日) 20:34:58.24 ID:2DEra1oo0
すまぬ...
808 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 20:37:49.76 ID:H2zP8ScuO

ミーシャ「おおおおーっ…」

ミーシャ「雲が下にある…」

ジェシカ「飛び乗ったらどうだ?」

ミーシャ「乗れるの!?」パァッ

ジェシカ「あの世まで連れてってくれるぞ」

ミーシャ「死ぬってことじゃねーかよ!!」

ジェシカ「はっはっは」

<ズズズ…

ジェシカ「ん…?」

ゴーレム「ガゴゴ…」

ミーシャ「何あれ…?」

ジェシカ「………ゴーレ、ム…?」

ゴーレム「……ガゴゴ」ジィッ

ミーシャ「ごーれむ?」

ゴーレム「ガゴゴ」ズンズンズン

ミーシャ「って、来たっ!?」

ジェシカ「勘弁してほしいな…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 めっちゃんこ硬いバリアーみたいなの張ってきやがる…これは、ヤバい。勝ち目がない
 4〜6 よく分かんないけど、すごいビームを発射してくる。ヤバい
 7〜9 めっちゃんこ、硬い。硬すぎて、攻撃する度に手が痺れてくる。ヤバい

809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 20:38:26.06 ID:vGK+NSO6o
マジンゴー!
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 20:39:36.13 ID:0RMWtz8UO
サリートレバーチャンスまた来てくれ…
811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 20:40:10.77 ID:olxUabSg0
4回中3回奇数か…
812 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 20:43:01.39 ID:hm3S431cO

ゴーレム「…」パカッ

ミーシャ「あれっ…?」

ジェシカ「っ…何だ? 口なんてものがついてるのか、あいつ…。それに、あの格好…。両腕をついて、四つん這い――?」

 ギュィィィィィィィンッ…

ジェシカ「…?」

ミーシャ「っ…」ブルッ

ジェシカ「まさかっ…!」バッ
 
 カッ
 シュゴォォォォォォォォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ

ミーシャ「ああああああああ―――――――――――――――――っ!!!?」

ミーシャ「なななんあなな、なはあ、あああああ、あははははは、何あれ!?」

ジェシカ「知るか!! 魔法――魔法なのか? にしても、何だ、あの威力!?」

ジェシカ「見ろ、地面が余波だけでごっそり抉れて消えてるぞ」

ゴーレム「ガゴゴゴ…」ジィッ

ゴーレム「…」パカッ

ミーシャ「またくるぅーっ!?」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 しかも溜め時間、短縮されてね? おい、連射とか、おい、おい、ふざけんなよ
 4〜6 ビームを放ったまま首を動かして薙ぎ払ってきた(白目
 7〜9 だったら、顎を下から打ちつけて顔を吹っ飛ばすまで!! 物怖じしない姐御マジ姐御

813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 20:44:05.35 ID:0RMWtz8UO
エルのあたりから0奇数ばっかり出るからマジ勘弁
814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/19(日) 20:45:55.26 ID:2DEra1oo0
今度こそ!
815 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 20:46:43.14 ID:hm3S431cO

 ギュィィィィィィィィィィィィン…

ジェシカ「また来る…! だが、あれだけの溜め時間ならば回避しきれる! 走れ!」

ミーシャ「ひぃぃぃぃっ!」ダダダッ

ジェシカ「お前、こんな時ばっかり足が早いな!?」

 カッ
 シュゴォォォォォォォォォォォォォォォッ

ジェシカ「って、来たぞぉっ!!」

 グインッ

ジェシカ「首を、振った…!?」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 でっどえーん
 4〜6 あああああああああっ!! しょ、商品がああああああっ! 全☆滅
 7〜9 よ、よーし、危なかったけどどれくらいまであれの放射範囲があるのかは把握したぞ

816 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 20:47:49.74 ID:tOFAUW/xo
はあっ
817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/19(日) 20:47:51.85 ID:2DEra1oo0
818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 20:48:44.21 ID:0RMWtz8UO
切れ味のいい剣ー!
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 20:50:48.47 ID:0RMWtz8UO
もう0で偶数が出る気がしねぇよ…
820 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 20:51:03.13 ID:hm3S431cO

ミーシャ「くるぅぅぅぅぅっ!」バッ

 スポッ
 ガシャアアンッ

ジェシカ「お前、荷物っ…!」

 カッ
 シュボッ

ジェシカ「!!!?」

ミーシャ「ふぅー…いきなり軽くなって助かった…」

ジェシカ「」

ミーシャ「…あれ?」

ミーシャ「おい、どうした?」

 チョンチョン


 【安価下1】
 1 あのゴーレム、バラして余すところなく武器に作り替えてやる。覚悟しやがれ
 2 クールダウンだ、落ち着け、落ち着くんだ…って言い聞かせる
   ※コンマが1〜4だと、姐御げきおこで失敗
 3 ぶ ち の め す
   A ゴーレムを
   B ミーシャを←

821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 20:51:50.04 ID:vGK+NSO6o
1
822 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 20:52:14.25 ID:M9nQo5Ljo
2
823 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 20:55:29.73 ID:hm3S431cO

 ガシッ

ミーシャ「へっ――?」

 グググッ

ミーシャ「うぎゃああああああっ! 痛い痛い痛いーっ! 割れる、割れる、割れちゃう、割れちゃうかーらーっ!!」バタバタ

 パッ
 ドサッ

ミーシャ「うぅぅぅ…」

ジェシカ「さて…あのゴーレムには、キツく灸を据えてやらないといけないな」バキバキッ

ゴーレム「ガゴゴ…」パカッ


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 でっどえーん
 4〜6 バラすためにはあのゴーレムの原動力になってる核を探さないと。地味にこれが難しい。鍛冶屋だから見抜けなくてねー
 7〜9 あますところなく、は取りやめ。顔面は使わん。だから、その頭、自慢のレーザーでぶっ飛ばしてろ、ばーか

824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 20:56:34.89 ID:tOFAUW/xo
はあっ
825 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 20:58:12.74 ID:9JrT16/8o
レーザー武器が作れるやで!(ウキウキ
826 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 21:00:28.18 ID:urJMwHIiO

ミーシャ「うわ、また来――」

 ダンッ

ミーシャ「ちょっ…!?」

 ダダダッ

ジェシカ「デク野郎、よくもあたしの商品を綺麗に消してくれたな――」

 ダンッ
 ギュィィィィィィィンッ…

ジェシカ「代わりに、てめえを素材にしてやるから覚悟しなあっ!」

 ドッゴォォォォォォォォッ
 カッ 
 シュゴォッォォォォォォォォォォッ

 レーザーの放たれる寸前、ジェシカの大鎚がゴーレムの下顎を叩き上げた。
 顔面に一瞬だけレーザーは溜め込まれたが、即座に光が溢れる。そして――

 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 暴発に巻き込まれちった。ちなみに、ゴーレムは木っ端みじん…
 4〜6 やべっ、思った以上の威力すぎてゴーレムの上半身までぶっ飛ばされちゃった
 7〜9 見事に顔面だけ吹き飛んで動きが止まった。ざまあっ!!!

827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:02:24.59 ID:vGK+NSO6o
むーざん
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:03:40.20 ID:0RMWtz8UO
土壇場にめちゃくちゃ強いな姉御は
829 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 21:07:22.84 ID:GBROjSXnO

ゴーレム「」

ジェシカ「何だい、もろいねえ…」ゲシッ

 グラッ
 ドスゥゥゥンッ…

ミーシャ「…………えっ…マジで…?」

ジェシカ「さあ、てめえを素材にしてやる…」

ジェシカ「あたしが苦労して鍛えた武器の恨みだ、どろっどろに溶かしてやるから、待ってるんだな」

 ベリィッ
 ベリベリィィッ

ミーシャ「…身ぐるみ剥いでる…」


 【安価下1】
 1 ゴーレムの外骨格(めっちゃんこ硬い)を手に入れた
 2 ゴーレムの魔核(原動力の魔鉱石)を手に入れた
 3 ゴーレムの魔法基盤(ゴーレムを動かすプログラミング的なもの)を手に入れた
 4 ゴーレムの骨(外骨格よりさらに硬い部分)を手に入れた
 ※2個まで選んでや〜

830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/19(日) 21:08:34.08 ID:2DEra1oo0
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:09:18.64 ID:vGK+NSO6o
3
832 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:09:53.93 ID:ZCjxp5yoo
2 3
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:09:58.49 ID:H4lxLGg+O
なぜ一個だけにするのか…
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:13:49.18 ID:0RMWtz8UO
あともうひとつ安価で選べるかも
もし安価で選べるなら魔素基盤
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:14:26.51 ID:cddmcAcNo
ミーシャの取り分かな(鼻ホジ)
836 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 21:16:55.80 ID:s0uxNfNYO

王子「ごめん、ひとつの安価で、2個…複数選んでほしかったんだけど…下のも1個しか書かれてないってことは…ミス?」

王子「3と4ってことにしちゃうね」

―――――

ジェシカ「これで勘弁してやるか…」

ミーシャ「何これ?」

ジェシカ「骨と魔法基盤だ」

ミーシャ「骨?」

ジェシカ「外側の部分は外骨格…。これもかなり硬かったが、それよりも硬い、芯の部分だな」

ジェシカ「それと、魔法基盤っていうのは…あたしもよくは分かってないけど、このゴーレムを動かす命令が詰まってるものだ」

ミーシャ「そんなの使えるの?」

ジェシカ「分からん」

ミーシャ「…」

ジェシカ「だが」

ミーシャ「何?」

ジェシカ「これなら、お前も今度は落とさずに持てるな?」

ミーシャ「ええー?」

ジェシカ「あたしの商品を全部、おじゃんにして、口答えか?」ゴゴゴ

ミーシャ「イイエ、クチゴタエジャ、ナイデス」ガタガタ


 【直下 コンマ判定】
 山をどうにかこうにか降りたら関所だった…
 1〜3 み、身分証…だと…? 入国審査…だと…?
 4〜6 色々とでっち上げて身分を偽って入った
 7〜9 こんな辺境の関所なもんで、そこにいた騎士はやる気なんか皆無だったよ。よゆーで通れたよ、こんな政情なのに


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中〜小・土槍/土壁
 所持金:11万2000G
 所持品:鋼の大槌 紅蓮鉱石 ゴーレムの骨 ゴーレムの魔法基盤
 売物:ー

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち かわいくないガキ

837 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:18:04.53 ID:0RMWtz8UO
トレバーサリー
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:19:05.68 ID:0RMWtz8UO
たまにはすんなり行かせてくれよぉ
839 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 21:22:29.49 ID:s0uxNfNYO

 ――暗夜王国・国内で1番使われていない関所――

サリー「身分証はあるか?」

ジェシカ「身分証…」

ミーシャ「みぶんしょー…?」

サリー「ないのなら、すまないがここを通すわけにはいかない」

ジェシカ(こんなとこを通過する人間なんて、そうそういないと踏んでいたのにな…)

ジェシカ(しかも、こんなとこに配置されてるってことは左遷どころか、完全に見限られてるレベルのはず…)

ジェシカ(なのにどうして、この騎士は誰もいない関所に突っ立ってやがったんだ…。マジメか? アホか?)

サリー「そうか、ないなら来た道を引き返してくれ」

ジェシカ「っ…」


 【安価下1】
 1 贈賄で切り抜けよう、よしっ
   A 5万Gも出せばきっと
   B こんな辺境にいるくらいなら、1万Gくらいで
   C その他、自由金額提示。ただし、所持金以下でね
 2 実は暗夜王国出身の元貴族なもんで…一応、あるっちゃある…。使いたくはないんだけど…
 3 その他、どうしよ?

840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:23:04.11 ID:p9GOx7tNo
コンマ神はゲイのサディストだからね、しょうがないね
安価下
841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:23:42.91 ID:+xlpCuANo
1C3万
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:23:46.37 ID:vGK+NSO6o
3 別の道さがそう
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:24:26.87 ID:ZCjxp5yoo
サリー相手に賄賂は無理、おわり
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:24:55.90 ID:0RMWtz8UO
サリーさんメインキャラに返り咲かせたいんだけど難しいなぁ
845 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 21:25:24.56 ID:s0uxNfNYO

ジェシカ「…あー、おほん」ゴソゴソ

サリー「何だ、あったのか。ならば、早く出してくれ」

ジェシカ「これで頼む」つ3万G

サリー「…」ピクッ

ジェシカ「…ほら」グッ ←サリーに握らせた

ジェシカ「じゃあな」


 【直下 コンマ判定】(サリー:−9)
 1〜9 不正は絶対にしない、騎士らしい騎士だった。これがヒヒイロだったらなあ…

846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:26:00.56 ID:vGK+NSO6o
00
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:26:03.85 ID:ZCjxp5yoo
0です
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:27:16.32 ID:p9GOx7tNo
身分証出したら多分いけてた
849 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 21:28:35.20 ID:s0uxNfNYO

 ガッ

サリー「何のつもりだ?」グググッ

ジェシカ「何の? それは、身分証だろう?」

サリー「これは金だ。お前は金でこのわたしに見逃せと言っているのか?」

ジェシカ(生真面目か…。悪手だったな)

サリー「ここを通すわけにはいかないし、こんなものを受け取ることもできない」

サリー「引き返せ。さもなくば、――」チャキッ

ミーシャ「ひえっ…」ブルッ

ジェシカ「【安価下1】」

 1 さもなくば、たたっ切る、って? ……こんなとこに、人はそうそう来ないんだし、騎士がひとり死のうが…バレないよなあ?
 2 分かった、分かった。こんな騎士がまだ存在してたなんて誤算だ。…………ほらっ、身分証だよ…
 3 その他、自由台詞

850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:28:58.96 ID:0RMWtz8UO
上手く行ってサリーさん同行してくれないかなぁ
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:29:05.11 ID:p9GOx7tNo
852 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 21:31:28.34 ID:s0uxNfNYO

ジェシカ「分かった、分かった。こんな騎士がまだ存在してたなんて誤算だ」ゴソゴソ

ジェシカ「……………ほらっ、身分証だよ…」スッ

サリー「………………………確かに」

ミーシャ「あるんじゃん」

ジェシカ「やれやれだな…」

ジェシカ「じゃあ、これで通らせてもらうよ? 文句はないね?」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 サリー「待て。贈賄は、犯罪行為だ」ジェシカ「…ああ?」
 4〜6 サリー「…さっさと行け」
 7〜9 サリー「……こんなマネは、もうしないことだな。貴族なら、貴族らしく振る舞うべきだろう。ここを南西に行けば、村があるぞ」

853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:31:35.87 ID:cddmcAcNo
>>850
敵に回すと恐ろしいが、味方にするとポンコツだろ……
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:34:10.88 ID:0RMWtz8UO
サリーさんがずっと左遷されたままはちょっとイヤだし
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:36:13.90 ID:vGK+NSO6o
ひどい話だが村が襲われれば同行してくれるかもな
856 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 21:36:20.51 ID:s0uxNfNYO

サリー「……こんなマネは、もうしないことだな」

サリー「貴族なら、貴族らしく振る舞うべきだろう。ここを南西に行けば、村があるぞ」

ジェシカ「忠告どうも。ふんっ…」ザッ

ミーシャ「え、もういいの? 待てって、おい!」タタタッ

サリー「…腐っているな…どこもかしこも…」

 ・
 ・
 ・

ミーシャ「つか、あんた…貴族なの?」

ジェシカ「昔はね」

ミーシャ「ほへー…ぜんっぜん、見えねー」

ジェシカ「そうかい? 褒め言葉として受け取っておくよ」

ミーシャ「誉めてねえし」

ジェシカ「誉め言葉さ、貴族らしくないなんてね」

ミーシャ「…?」


 【安価下1】
 1 関所近くの村で今日は休もう
 2 さて、暗夜王国に来たのはいいけど…どこに行くか
   A とりあえず、王都デーモンにまで行こうかな
   B そうだ、鉱山の街にでも行けば素材も安く手に入るし、丁度いいかも?
   C その他、自由目的地

857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:37:12.08 ID:ulT6alkao
2B
858 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/19(日) 21:37:27.84 ID:2DEra1oo0
2B
859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:37:36.06 ID:vGK+NSO6o
1
860 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/07/19(日) 21:37:48.92 ID:AK6oon950
2B
861 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 21:42:26.36 ID:IkztRbrvO

 ――暗夜王国・街道――

ミーシャ「むにゃ…ボンゴレ…ムニエル…」ポリポリ

 パサッ

ジェシカ「…このぽんこつは、どんな夢を見てるんだか…」

ジェシカ「…」

ジェシカ「とりあえず…鉱山の街に行けばいいか」

ジェシカ「となると、通るルート、は…」


 【安価下1】
 1 王都経由
 2 不夜の街経由
 3 湿地の村経由


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中〜小・土槍/土壁
 所持金:11万2000G
 所持品:鋼の大槌 紅蓮鉱石 ゴーレムの骨 ゴーレムの魔法基盤
 売物:ー

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち かわいくないガキ
 サリー:女騎士 生真面目?

862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:42:57.61 ID:vGK+NSO6o
2
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:43:16.29 ID:0RMWtz8UO
サリーまた会えますように…
864 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 21:48:24.37 ID:IkztRbrvO

 ――暗夜王国・砂漠前の村――

ミーシャ「あーぢぃぃ〜…」

ジェシカ「うるさい。これからいいところへ行くんだぞ?」

ミーシャ「いいところぉ〜…? こんなあっついのに?」

ミーシャ「砂ばっかだし…」

ジェシカ「眠らない街だ」

ミーシャ「…?」

ジェシカ「あそこはいい。楽しいからな。資金も、たっぷりだ」ニタッ


 【安価下1】
 所持金:11万2000G
 1 砂漠船(2000G×2人)で不夜の街へ
 2 砂漠を歩いて不夜の街へ
 3 レンタルラクダ(1500G)で不夜の街へ

865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:56:26.08 ID:IUw97Cfgo
2
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:57:35.33 ID:0RMWtz8UO
不夜の町にいい思い出ないんだよなぁ
867 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 21:59:49.08 ID:IkztRbrvO

 バサァッ

ジェシカ「さあ、歩くぞ。肌を見せるなよ、こんがり焼かれて酷い目に遭う」

ミーシャ「あ…あ、あるき…? 何で…? 船とかあったのに!」

ミーシャ「ほら、ラクダとか乗ってくのもいる!」

ジェシカ「よそはよそだ。それに、あんなことに金を使うより、カジノで使った方がいいだろう」

ミーシャ「かじの…?」

ジェシカ「さあ、行くぞ!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 ぽんこつあしでまといな上にさっぱりかわいげもないミーシャ…
 4〜6 砂漠の魔物をぶっ潰しながらいくんだぜ。こいつらの毒取っておけば…?
 7〜9 ひいひいと(ミーシャだけが)言いながら不夜の街に辿り着いたぜ

868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:00:21.97 ID:tOFAUW/xo
とうっ
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:00:38.28 ID:vGK+NSO6o
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:00:39.27 ID:0RMWtz8UO
0偶数で仲間が増える
871 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 22:05:01.05 ID:IkztRbrvO

 ――暗夜王国・不夜の街――

ミーシャ「つい…た…」ヨロッ

ジェシカ「ははは、不夜の街よ、あたしは帰ってきたぞ!」バッ

ミーシャ「あーづい〜…」

ジェシカ(にしても…以前とは、どうも、街の様子が…)

ジェシカ(まるで、大火に見舞われた上に建物を軒並み破壊されて、それを強制労働で復興させたにも関わらず、また一騒動あったような…)

ジェシカ(物騒になっているのか、ここも…)

ジェシカ「まあ、あたしには関係ないがな…」ボソッ


 【安価下1】
 所持金:11万2000G
 1 カジノへ行くには身なりを整えなければ
   A いいんだよ、襟だけついてりゃやすもんで 100G消費
   B ビシッと決めるぜ 3000G消費
 2 と、まあカジノ行く前に休もう…うん…宿だ
   A 寝られりゃいいんだよ、安かろうが 100G
   B ふつーな宿 300G
   C ここに来たからには豪遊せねば! 1泊3000G
 3 その他、自由行動

872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:06:03.49 ID:+xlpCuANo
2A
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:07:34.48 ID:0RMWtz8UO
貴族時代の知り合いいそう
874 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 22:10:20.86 ID:IkztRbrvO

 ――暗夜王国・不夜の街・安宿――

 所持金:11万1900G

ミーシャ「べ…べ、べ…ベッドだーっ!」

 ダッ
 ガシッ

ミーシャ「ふぐぅっ…!? 何だよ!? いきなり後ろ襟掴むな、首しまっちゃうだろ!」

ジェシカ「あんたね、この部屋見て、感想はそれだけ?」

ミーシャ「はあ?」キョロキョロ

ミーシャ「何?」

ジェシカ「ベッドはひとつ」

ミーシャ「見れば分かるじゃん」

ジェシカ「あんたは床」

ミーシャ「はああっ!?」

ジェシカ「文句あんの?」ギロッ

ミーシャ「っ…うぅぅ…」

ジェシカ「さて、と…」


 【安価下1】
 1 か、じ、の! か、じ、の!
   A 100G正装で
   B 3000G正装で
 2 メシでも食いにいくか
   A 大衆食堂
   B 高級レストラン
 3 さらっと街を散策する
 4 コミュ
 5 その他、自由行動

875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:10:51.04 ID:gSe6bWMdo
1a
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/07/19(日) 22:11:44.21 ID:AK6oon950
貧乏性だなこの元貴族
877 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:12:11.12 ID:0RMWtz8UO
878 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 22:13:51.76 ID:IkztRbrvO

 ――暗夜王国・不夜の街・カジノ――

ジェシカ「さあて、眠らずに遊びつくそうか」ヨレッ ←文字通りの最低限ドレスコード

ミーシャ「おおー…」ヨレッ ←ジェシカに同じく

ジェシカ「とりあえず換金して…っと」


 【安価下1】
 所持金:11万1800G
 メダル1枚:500G
 1 100枚(5万G消費)いこうか
 2 200枚(10万G消費)いこうか
 3 その他、所持金が足りる範囲内での換金枚数書いてね

879 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:14:28.49 ID:yW/0MLGdo
1
880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:14:38.35 ID:0RMWtz8UO
30
881 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 22:17:28.20 ID:IkztRbrvO

ジェシカ「さ、行くよ」

ミーシャ「何これ…?」

ジェシカ「このメダルを使ってゲームをするのさ。2枚だけやるから、遊んできな」

ミーシャ「わーい!」タタタッ

ジェシカ「さて…」


 【安価下1】
 1 じっくり、じっくりと、バカラで遊ぶよ。金儲けとかはどうでもいいんだよ、勝っても負けても楽しけりゃ
 2 ルーレット
 3 ポーカー

882 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:17:41.96 ID:0RMWtz8UO
ミーシャに商才に加えて博才があれば金銭には困らなさそうだが
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:18:03.63 ID:qpg3piiqo
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:18:46.07 ID:0RMWtz8UO
885 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 22:22:01.00 ID:IkztRbrvO

ジェシカ「…ふうむ」

ディーラー「…」チラッ

ジェシカ「何だい…? 急かさないどくれ」

ディーラー「いえ」

ディーラー「以前も、こちらに来られましたか?」

ジェシカ「ん?」

ディーラー「やはり…お客様の顔は、しっかりと覚えていますので」

ジェシカ「前のことなんか忘れちまったよ…」

ディーラー「…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 まーけたーっ! メダルが残り15枚になっちゃった…そろそろ、バカラは切り上げようかな。おや? 気づいたら10時間も経ってる
 4〜6 びみょーにまーけたー! 16時間くらい、ぶっ通しでやってたんだけどなあ。メダルは80枚に
 7〜8 びみょーにかったー! 130枚に。半日はやってたかな
  9  かっちゃったー! 勝ちに勝って、勝ちまくっちゃったー! メダルが250枚に…

886 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:23:35.35 ID:vGK+NSO6o
きたぜ
887 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:23:44.69 ID:0RMWtz8UO
もうけ
888 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:26:09.79 ID:vGK+NSO6o
むー 負けたか
889 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 22:28:56.36 ID:IkztRbrvO

 メダル:80枚

ジェシカ「ああーっ…負けたっ!」

ディーラー「続けられますか?」

ジェシカ「もういい、疲れちゃったから。じゃあね」

ディーラー「またどうぞ」

ジェシカ「さって…あのぽんこつはどうなったか…」

ジェシカ「…………けっこう、熱中しちゃったわね…」

ジェシカ「腹でもすかせてる…? 宿にでも戻ったか、どうか…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 なーんて考えてたら、さっと黒服があらわれた。何さ、え、連れの少女が負けまくって、しかも、借金までこさえたから代わりに…?
 4〜6 オレンジジュースを飲みながらめっちゃくちゃギンギラギンな服着て、えっらそーにふんぞり返ってやがった。おいまさか…
 7〜9 あっ、ヘンタイかわいいものマニアな騎士にかしずかれてる! ど、どういうことだ…?

890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:29:54.64 ID:qpg3piiqo
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:30:32.08 ID:ABPFqZd2o
1
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:30:39.47 ID:0RMWtz8UO
金のカリスマだな
893 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 22:34:20.55 ID:IkztRbrvO

ミーシャ「あーれえー?」

ジェシカ「ん? ああ、いたのか、ぽんこ――つ…?」

ミーシャ「ジュジュッ…ふぅ、おいしい、おいしい…」ギラギラ

ジェシカ「……お前…その、悪趣味にもほどがある服…」

ミーシャ「景品にあったんだもん」

ジェシカ「それに、そのドリンク…ここのは1杯5000ゴールドはするのに…いくつ空グラスが」

ミーシャ「持ちきれないくらいメダルあったんだもん」

ジェシカ「…大勝ち、したのか?」

ミーシャ「ほらほら、これも見て、きれーでしょ? いっぱい買い物もしてきちゃった」ジャラジャラッ ←宝飾品いぱーい

ミーシャ「ふっふふーん?」

ジェシカ「で、いくら残った?」

ミーシャ「え? 全部使いきったけど?」

ジェシカ「………………このぽんこつ…」


 【安価下1】
 1 買ったものは全部没収して質にぶち込んで換金。お前のその元でのメダル2枚はあたしのもの。だから全て、あたしのもの、な理論
 2 まあ、楽しんだんならいいけどさ
 3 じゃ、今度は20ゴールドやるから、これでメダルの山でも見せてくれないかなー? そしたらすごーく見直すんだけどなー、っておだてる
 4 その他、どうしてやろう?

894 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:34:43.36 ID:qpg3piiqo
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:36:12.78 ID:0RMWtz8UO
10枚渡して行かせる
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:36:39.63 ID:olxUabSg0
なんだかんだでいいペアだな
897 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 22:40:47.17 ID:IkztRbrvO

ミーシャ「ぽんこつじゃないしっ!」

ジェシカ「…まあいいさ、楽しかったか?」

ミーシャ「ん? うん、当たり前じゃん」

ジェシカ「そうか。良かったな」

ミーシャ「ふっふふーん、ま、あんたじゃムリだろうけど?」

ジェシカ「こいつ…」

ミーシャ「おーっほほほほ!」

ジェシカ「似合ってないぞー」

ミーシャ「似合ってるしっ!」

ジェシカ「そのセンスの悪い服だけはな」

ミーシャ「悪くないもんっ!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜6 そんなによく稼げたなー、って珍しく感心してやったら…おいお前
 7〜9 そんなこんなで不夜の街で遊び倒した
     7 でも、結局、100枚のメダルは1ゴールドにも換金されずに消えていった。あぶく銭って、そういうもんよね
     8 なんだかんだで換金したら、5000Gの儲けになった
     9 最終的に1万Gも増えちゃった。ラッキー


898 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:41:24.45 ID:vGK+NSO6o
んN
899 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:41:25.38 ID:qpg3piiqo
900 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:41:48.34 ID:olxUabSg0
ほ!
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:42:59.18 ID:0RMWtz8UO
えー
902 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 22:45:44.79 ID:IkztRbrvO

ジェシカ「にしても、自力でよくそこまで稼げるものだな」

ミーシャ「っ…で、でしょー? もっと誉めれば?」

ジェシカ「おい、何で今、一瞬、言葉に詰まった」

ミーシャ「つつつつ、つ、詰まってないし…」プイッ

ジェシカ「…言え」バキバキィッ

ミーシャ「っ…だ、だから、別に…じ、自力だから…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 メダル10枚の景品の、大勝ちした風に見せてやんよセット…というもので見栄を張ってたそうです
 4〜6 なになに、とっても運が悪い人がいて、ルーレットでその人と逆に賭け続けてたら勝っちゃった? 何故か上裸の大男?
 7〜9 なになに、とっても運のいい人がいて、ルーレットでそれと同じように賭け続けたら勝っちゃった? 上裸の大男を連れてたと?
  0  なになに、何かよく分かんないけど、騎士とか言うのにおねだりしたら、あれよこれよとくれたあ?

903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:47:13.62 ID:ABPFqZd2o
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:48:29.59 ID:qpg3piiqo
コンマ運に恵まれねえ
905 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:49:05.34 ID:0RMWtz8UO
シリウスチャンス失敗
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:51:21.46 ID:0RMWtz8UO
二人旅も悪くないけどそろそろ既存と同行なり新キャラなり欲しいな
907 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 22:54:21.92 ID:IkztRbrvO

ジェシカ「――大勝ちした風に見せてやんよセットぉ…?」

ミーシャ「…」

ジェシカ「…この指輪も?」

ミーシャ「…」コクッ

ジェシカ「この服も?」

ミーシャ「…悪いかよ…」ムスッ

ミーシャ「だってそういうもんだろ!!」

ジェシカ「はぁぁー…まあでも、10枚にはなったということか」

ジェシカ「景品に換えてしまったんなら、もういいさ。勝った分はお前の小遣いにしてやろうと思っていたのにな」

ミーシャ「はあっ!? そ、そういうの早く言えよっ!!」

ジェシカ「よく見れば…この指輪なんかも、安っぽいしな。うん、逆に似合ってるように見えてきたぞ、安物ガール」

ミーシャ「安物ガールじゃねえし!!」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 とりあえず、宿に帰って寝ようとしたら…あれ、金が…あれ? どっかで、すられた…? あれ、あれぇっ!?
 4〜6 あれ、ジェシカー? って声をかけられた…
 7〜9 カジノを出た瞬間にスリに遭いかけたけど、ギリギリ気づいて防止できたあぶねー

908 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:54:55.99 ID:qpg3piiqo
909 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:55:59.04 ID:0RMWtz8UO
そんでスリが知り合いだったと
910 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 22:57:12.15 ID:IkztRbrvO

黒服「また起こしください」ペコリ

ジェシカ「はいはい、ご苦労さんね」

ミーシャ「今から寝んの?」

ジェシカ「あんたは寝たの?」

ミーシャ「あんたがどっか行っちゃった後、すぐ寝た」

ジェシカ「ふうーん」

 ドンッ

新キャラ「っ…すみません」

ジェシカ「次は気をつけなさ――あら…?」スッ

ジェシカ「…ちょっと、あんた、待ちな」ガシッ

新キャラ「っ…何か…?」


 【安価下1】
 特技:スリの新キャラだよ!
 お名前+性別ねー

911 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:57:27.78 ID:qpg3piiqo
アレクシス 男
912 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 22:58:33.31 ID:0RMWtz8UO
聞いたことアル名前の感じ
913 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 23:00:31.83 ID:IkztRbrvO

王子「…あの、申し訳ないことを伝える、ね?」

王子「こう…アルクトス、アルエレナ、アレクシス…」

王子「………こう、字面が仮にね? 並んじゃったとして…さ?」

王子「ちょっと、ちんぷんかんぷんになりかねなくって…さ?」

王子「ほんとに申し訳ないんだけど…だから、Alで始まる感じのお名前…ちょびっと、自粛してもらってもいいかなあ…って」

王子「性別、男っていうのは、そのまま貫くからさ。ほんと、ごめんね? 再安価にするね」


 【安価下1】
 特技:スリの男性のお名前を改めておなしゃす

914 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 23:02:11.02 ID:ABPFqZd2o
ラジエ
915 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 23:02:14.25 ID:qpg3piiqo
ロッキー
916 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 23:05:42.06 ID:IkztRbrvO

ジェシカ「とぼけんじゃねえ」

ラジエ「っ…」ダッ

ミーシャ「え?」

ジェシカ「待ちな、こらっ!」ダダダッ

 ・
 ・
 ・

ジェシカ「てぇえええええええ―――――――――――――――――――いっ!」

 ズドォォォッ

ラジエ「ぐおおおっ…!?」ドサッ

 ゴロゴロッ
 ゲシィッ

ジェシカ「ったく、逃げやがって…ムダな汗かかせんじゃないわよ」

ラジエ「ぐっ…」

ジェシカ「さ、金を返してもらおうか」

ラジエ「ちきしょう…」

ジェシカ「ひいふうみい…よし、ちゃんとあるね」

 タタタッ

ミーシャ「はぁっ…はぁっ…やっと、追いついた…」

ラジエ「はぁぁ…」グッ

ジェシカ「【安価下1】」

 1 さて、あんたを騎士に突き出したら…何かもらえたりするのかねえ?
 2 もうこんなことするんじゃないよ、いいね?
 3 ちょっとあんた、何、帰ろうとしてんだい? 人様の金をとって、そのまま行こうってのかい?
 4 その他、自由台詞

917 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 23:07:13.49 ID:qpg3piiqo
918 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 23:07:21.96 ID:0RMWtz8UO
919 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 23:12:59.17 ID:IkztRbrvO

ジェシカ「ちょっとあんた、何、帰ろうとしてんだい? 人様の金をとって、そのまま行こうってのかい?」

ラジエ「えっ…」

ジェシカ「呆れた、そのまさかだったとはねえ」

ラジエ「も、もう返したんだからいいだろ…? 勘弁してくれよ…」

ジェシカ「勘弁? ハッ、誰が」

ミーシャ「性格悪っ」

ジェシカ「黙んな」ペシッ

ラジエ「…な、何すりゃいいんだよ…? 金なんかねえぞ?」

ラジエ「どうせ、俺なんかに関わったってロクなことねえんだから、見逃しとけって」

ジェシカ「何で偉そうに卑屈になってんのよ」


 【安価下1】
 1 何故か、ラジエが不幸自慢を始めた
 2 タダで見逃すはずねーだろー? って脅して何か命令する。その内容も併記してね
 3 その他、どうしてやろう?

920 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 23:16:20.28 ID:0RMWtz8UO
921 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 23:22:10.96 ID:KdmtYX+MO

ラジエ「聞いてくれよ、もう…」

ジェシカ「はあ? ちょっと、何でまた座り込んでるの?」

ラジエ「初恋の相手がさあ」

ミーシャ「初恋っ!」スッ ←ラジエの前に座った

ラジエ「…………キミ、パンツ見えてるよ?」

ミーシャ「減らないからいい」

ラジエ「…うわあ…」

ジェシカ「このぽんこつ…」

ラジエ「…まあいい。初恋の相手がよ、画家だったんだ」

ラジエ「けど画家なんて食えやしないだろ? 俺は彼女の夢を応援したくて、汗水垂らして働いた金で支援したのさ」

ジェシカ「パトロンってこと?」

ラジエ「んな立派なもんでもねえけど、とにかく、俺は自分の生活を捨ててまで尽くした。なのに!」

ジェシカ「どうせ、金づるだったんでしょ? はいはい…」

ラジエ「……他にもよう、親父がひでえ酒飲みで、俺はガキの頃から――」

ジェシカ「はいはい、汗水垂らして働いたんでしょ?」

ラジエ「…………そ、そうそう、あ、あれ、知ってるか? 魔剣士事件! 王都に魔剣士が出たー、ってやつ!」

ラジエ「俺はそん時…あいつに切られて、一生癒えぬ傷が――」

 ペラッ

ジェシカ「しょーもない、モヤシみたいな体のどーこにそんな傷あんのよ?」

ラジエ「………」

ミーシャ「…話つまんね」ホジホジ

ラジエ「もうマジメに働くなんてごめんなんだよっ! どうせ、ここにゃあ金持ちばっかいるんだ、そいつらから金をちょろっともらって何が悪い!」

ラジエ「どーせ、どーせ俺なんか、ロクなことぁねえんだよ!」


 【安価下1】
 1 とうとうと諭す
 2 一生そのままクズ以下に生きて死ぬんだね、って
 3 その他、どうしてやろう

922 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 23:24:08.16 ID:qpg3piiqo
923 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/19(日) 23:24:22.11 ID:2DEra1oo0
ならついてくるか?
いい刺激になるだろう  
924 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 23:27:39.65 ID:olxUabSg0
別に無理に仲間増やす必要なくね?二人旅でいいじゃん
925 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 23:30:57.66 ID:KdmtYX+MO

ジェシカ「バカ言ってんじゃないよ、あんた」スッ ←座った

ラジエ「バカたあ何だ!?」

ジェシカ「いいかい、この時勢だ、お前さんみたいのは腐るほどいるんだ」

ジェシカ「このぽんこつ出来損ないガールだって、親は戦争で亡くしてる」

ラジエ「えっ…そ、そうなのか?」

ミーシャ「うん」

ラジエ「…」

ジェシカ「多かれ少なかれ、誰にだって悩みもありゃあ、挫折の経験も、不幸なことだってあんのさ」

ジェシカ「なのに、自分ばっかり不幸だなんてのたまって、恥ずかしくないのかい? ええ?」

ラジエ「で、でも俺はっ…!」

ジェシカ「お黙り」ピシャッ

ラジエ「っ…」

ジェシカ「他人に目を向けてみな、あんた以上に不運で、不遇で、不幸なヤツなんざいっぱいいるんだ」

ジェシカ「それでもね、大抵のヤツはちゃんとまっとうに暮らそうって思ってるんだ」

ジェシカ「あたしだって、元はこの国の領主の娘だったけど…」

ラジエ「え、女?」

 ゴスゥゥゥッ

ジェシカ「まあ、色々あって、とっくに没落してからは、何となく鍛冶なんてのをやりながら暮らしてるよ」

ラジエ「ふぁ…ふぁい…」←鼻血出てる

ジェシカ「あんたの手と、あたしの手、それにこのぽんこつの手…見比べてごらん」スッ

ジェシカ「ほら、あんたの手が1番綺麗だ。こんな、ぽんこつでも歯ぁ食いしばって、あたしの荷物持ちとして汗水垂らしてがんばってんだよ?」

ジェシカ「なのに、男のあんたがそんな情けないことをたらたら言ってどうなるってんだい」

ラジエ「…」

ジェシカ「スリなんざやめちまいな、あんた。そんなヘタレじゃ、いずれ騎士か、手え出しちゃいけない金持ちにとっつかまってしまいだよ」

ジェシカ「あたしはそれで困りゃあしないけど、そんな身から出た錆で不幸だ何だとのたまうなんて、聞き苦しくてたまんない」

ジェシカ「分かったね?」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 猛省したようです。めでたし、めでたし?
 4〜6 あ、姐御ぉっ! って
 7〜9 初めてマジメに叱られたー! って感激されて、何故か尊敬された

926 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 23:33:04.14 ID:qpg3piiqo
927 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/19(日) 23:35:41.96 ID:KdmtYX+MO

ラジエ「っ…」

ジェシカ「返事!」

ラジエ「は、はいっ!」

ジェシカ「んじゃ…これで。行くよ、ぽんこつ」

ラジエ「あっ…ま、待ってくれ。あんたの、名前は…!?」

ジェシカ「…名乗るほどのもんじゃないよ」スッ

ラジエ「〜っ………あ、姐御ぉーっ!」バッ

ジェシカ「ちょっ…な、何だ、いきなりっ!?」

ラジエ「あ、姐御っ…姐御って、呼ばしてくださいっ!!」

ミーシャ「あねご…?」

ジェシカ「はあ?」

ラジエ「俺、一生姐御についてくっす!!」


 【安価下1】
 1 勝手にしな!
 2 ついてくんな、うっとうしい
 3 じゃ、舎弟な


―――――

 さて、本日はここまでです
 ありがとうございました。果たして、3人目となるか…?
928 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 23:36:07.16 ID:IUw97Cfgo
3
929 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 23:38:28.30 ID:/GoDMaW7o
なんだろう、ろくでもない集団が出来上がっていく様子をみているようだ
930 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 23:49:32.93 ID:0RMWtz8UO
ラジエに戦闘力があれば
931 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 00:09:36.25 ID:+woQuIlAO
クズ更正施設と化す姉御パーティー
姉御自体はかなりの強キャラだし、シリウスの時のヒヒイロみたいな実力者が入ると安定感出るが
932 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/20(月) 01:06:46.12 ID:YBxRB5s20

王子「うんうん、仲間ではなく舎弟か」

王子「大差はないけどね」

王子「昨日に引き続き、こんなものを作ってみちゃった」

王子「………ズレないといいな。どーん」


                      頭 脳 派

    アルクトス○○○○○○○○○○○○○○○●○ベテルギウス○○○○○○○○○○○○○
    ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○●○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
    ヨダカ(菓子)○○○○○○○○○○○○○●○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
    ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○●○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
    ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○●○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
    レイド(変態)○○○○○○○○○○○○○●○○○○○○○○○○○パルミラ○○○○○
    ○○○モニカ(復讐)○○○○○○○○○○●○○モニカ(素)○○○○○○○○○○○○
    ○○○○○○○○○ザニア○○○○○○○○●○○○○○○○○○○○○○○○ゼノビア○
    ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○●○○○○○○○トレバー○○○○○○○○○
    ○○○○○○○○○○○○○○○○スピカ○●○○○○○○ピース○○○○○ヒヒイロ○○ 
  積 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○●○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ 消
    ○○○○○○○○○○○○○○○ラジエ○○●○○○○ライド○○○○○○○○○○○○○ 
  極 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●◉●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● 極   ・・・リリ
    ○○○○○○○○○マリリー○○○ミーシャ●○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
  的 ○○○○○○○○シャニ○○○○○○○○○●○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ 的
    ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○●○○○○○○○○○○ヨダカ(素)○○○○
    ○○○○○○ベス○○○○○○○○○○○○●○○○○アルエレナ○○○○○○○○○○○
    ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○●レイド(騎士)○○○○○○○○○○○○○
    ○○○○○○○○○○○○サリー○○○○○●○○○○○○○○○ジェシカ○○○○○○○
    ○○○○○○○○ハレー○○○○○○○○○●○○デネブ○○○○○○○○○○○○○○○
    ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○●○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
    ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○●○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
    ○○○○○セーブル○○○○○○○○○○○●○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
    ○○○○○○○○○○○シリウス○○○○○●○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
    ○○○○○○○エル○○○○○○○○○○○●○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
 
                      肉 体 派


王子「め、目が何か、ちょっと、チカってする…」

王子「でも、スペースでやってくと、ずれそうだったし…ってことで、まあ、ムリして見る必要はない…はず」

王子「上ほど頭脳派で、色々と考えてるひと。下ほど肉体派で、頭を使わないってわけではなく、体を動かして事態の解決をはかろうとする人」

王子「で、左ほど起きている事態に対して積極的に関わっていこうとするひと。行動力の部分…かな?」

王子「右にいくほど、我関せずというか、関係ないし、いいじゃーんとか、まあ、それぞれの理由であんまり自分から何かしようとしないひと」

王子「そんな感じにまとめてみました」

王子「…え、枠から飛び出てる人がいる?」

王子「それはさ、そういうことだよ、うん」

王子「こうしてみると…積極的な頭脳派って、そう多くないね。ひとり、ものすごい勢いの人もいるけど」

王子「あと、一部のキャラは特別な条件下で、態度がガラっと変わるからね、それも書いといたよ」

王子「…………ろくでもないけど。ちなみに(括弧)の中がその条件ってやつだよ」

王子「…めんどくさい人らだね」

王子「以上、皆の王子様でした!」

933 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/20(月) 01:08:49.59 ID:YBxRB5s20

王子「うおおおおおっ…」

王子「ズレまくり、気持ち悪いぃぃ〜…」

王子「ごめんなさい、ほんとにごめんなさい、お目汚しでごめんなさい」

王子「ぐにゃんぐにゃんなってるのキモい…ごめんね…ほんと、コピペでもして、メモ帳にでもはっつけたら綺麗になるはずだから…」

王子「あーあーあーあーあー、こういうのすごいやだ…うあああああっ…」

王子「ごめんなさい…」

934 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/20(月) 01:25:08.78 ID:YBxRB5s20

 Lili ―― かくれわがまま?

 バシャッ

デネブ「獲ったぁーっ!! へっへへーん、どうだ、大物だろ?」

 ザブザブ…

リリ「…」

デネブ「って、あれ…シリウスは?」

リリ「…」

デネブ「……………ま、いっか。塩焼きと、ソテーと、スープ、何がいい?」

リリ「…」←首を傾げて考えはする

デネブ「…」

デネブ「…まあ、ワタとってるから、その間にな」

デネブ「〜♪」

リリ「…」

<おーい、2人とも

デネブ「お、シリウス。どこ行ってたんだ?」

シリウス「ああ、ハーブが群生していたのを見つけてな。摘んできた。これなら、臭みのあるものでも…大物がとれたな」

デネブ「だろ? あ、香草焼きにする? これ」

リリ「…」チラッ

シリウス「うむ、そうするか」

デネブ「よーし」

 ――で

デネブ「お、いいデキ。この香りがまた…」クンクン

シリウス「うむ。ほら、リリ、取り分けてやる」

リリ「…」

シリウス「…リリ?」

リリ「…」ギュッ ←自分の取り皿を抱えてる

シリウス「この、反応は…」

デネブ「……マジで…?」

リリ「…」ギュゥッ

シリウス「香草焼きは…嫌いか…」

デネブ「………もっぺん、泳いで獲ってくる」

シリウス「ああ…。俺もその辺で、何か探してこよう」

 ――で

デネブ「しーお焼きっ、しーお焼きっ」

シリウス「もう良さそうだな。よしっ、リリ――」

リリ「…」ギュッ

シリウス・デネブ「「」」

デネブ「……………今度は…?」ヒソ

シリウス「…………………魚の小骨、かも知れん」ヒソ

デネブ「もっぺん獲ってくる…」


 リリちゃんは地味にシリウスとデネブに甘やかされています。
 でも、リリちゃんがおいしそうにご飯を食べるのが2人とも好きなので、文句は一言も言いません。……恐ろしい娘っ!
935 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 07:06:27.63 ID:AjcZk2uOO
今のところジェシカは人として安定してるから、どちらかというとサーシャやラジエの成長を見守る感じになるのかな
サーシャ教養つければ化けそうなんだよなぁ
936 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 07:07:23.98 ID:AjcZk2uOO
サーシャじゃねぇミーシャだった…
937 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 17:15:51.82 ID:41teo9kOO
まだか?
938 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/20(月) 18:34:01.23 ID:+2FnG1EkO

 ――暗夜王国・不夜の町・安宿――

ジェシカ「ふわぁぁ…さて、今日も遊ぶか」

ジェシカ「おい、ぽんこつ、起きろ」

ミーシャ「Zzz」

ジェシカ「…ったく、まあいいか」

ジェシカ「よし、出発…っと」

 ガチャッ

ラジエ「おはざーっす、姐御!」

ジェシカ「…」

ラジエ「カジノすか、カジノ行くんすんか?」

ラジエ「俺もついてっていいすか?」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 好きにしな
 2 うっとうしいからつきまとうな
 3 その他、自由台詞


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中〜小・土槍/土壁
 所持金:6万2000G  メダル:80枚
 所持品:鋼の大槌 紅蓮鉱石 ゴーレムの骨 ゴーレムの魔法基盤
 売物:ー

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち かわいくないガキ
 サリー:女騎士 生真面目?
 ラジエ:舎弟

939 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 18:36:28.39 ID:+woQuIlAO
どっちでもいいけど、スリしたら頭の形変えるからな
940 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/20(月) 18:41:53.04 ID:+2FnG1EkO

ジェシカ「どっちでもいいけど、スリしたら頭の形変えるからな」

ラジエ「うすっ!」

ジェシカ「…」

ラジエ「姐御、足元に小石が!」

ジェシカ「あとうざいことすんな」ゲシッ

ラジエ「いだっ…!?」

 ・
 ・
 ・

黒服「いらっしゃいませ」

ジェシカ「ご苦労さん」スタスタ

ラジエ「ご苦労だな」スッ

 ガシッ

ラジエ「え?」

黒服「ドレスコードを遵守してください」

ジェシカ(やっぱこうなったか…)


 【安価下1】
 1 今日は勝ちにいく。1枚でもメダルを増やして換金する
 2 気ままに遊び尽くした
 3 メダル80枚を換金して、そろそろ不夜の町を後にするかね。さんざん、昨日遊んだし
 4 その他、自由行動

941 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 18:45:46.11 ID:FsLe86m6O
4ラジエにこのコイン80枚を増やして見ろと言う
942 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 18:47:56.06 ID:+woQuIlAO
全部渡すの?
943 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/20(月) 18:48:30.53 ID:+2FnG1EkO

 ――暗夜王国・不夜の町・カジノ――

ジェシカ「さて、今日は何で――」

ラジエ「姐御っ!!」

ジェシカ「って、あんた…」

ラジエ「色々売って、びしっと服買ってきやした」グッ

ジェシカ「…んじゃ、あんた、このメダル使って、増やしてみな。80枚あるから」

ラジエ「へっ?」

ジェシカ「ほら」

ラジエ「お、おっす」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 1ゲームで80枚消えた
 4〜6 調子に乗って、すごく増えてたのに全部一瞬で消した
  7  81枚
  8  88枚になった
  9  100枚になった
  0  130枚になった

944 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 18:50:11.19 ID:bUCTUCEwo
945 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 18:51:19.32 ID:+woQuIlAO
やるじゃない
946 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/20(月) 18:53:41.08 ID:+2FnG1EkO

ラジエ「うおおおおおおおっ!」

ラジエ「姐御、姐御ぉっ!! 見て見て、ほら、100枚っすよ、100枚!!」

ジェシカ「意外とやるわね」

ラジエ「あっはっはっ、今の俺、サイコーに運がいいかも知れねえっすわ、姐御マジ女神、うははっ」

ジェシカ(このノリはちょっとうざいのよね…)

ジェシカ「とりあえず、これでプラマイゼロ…と」


 【安価下1】
 1 このまま続けさせて何枚まで増えるか見守る
 2 さくっと換金しちゃえ。遊ぶだけ遊んでタダだったことになるし
 3 その他、どうしよ?

947 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 18:59:14.86 ID:MDbDXVJAO
それは好きに使いな

どう使うかお前次第だよ
948 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/20(月) 19:03:22.32 ID:+2FnG1EkO

ラジエ「姐御、メダル100枚、どうぞっす!」

ジェシカ「…そうだなあ…」

ラジエ「姐御?」

ジェシカ「よし、決めた。それは好きに使いな」

ラジエ「ふぁっ!?」

ジェシカ「どう使うかはあんた次第だ。いいね?」

ラジエ「も、もらっちゃっていい…ってことすか? そうなんすか!?」

ジェシカ「そうだよ、あんた耳壊れてんじゃないの?」

ラジエ「うおおおおおおっ!? 姐御、マジかっけえ…。ラジエ有り難く、即座に換金してきます」キリッ

 ダダダッ

ジェシカ「…犬でも飼ってる気分になる…」


 【安価下1】
 1 さて、鉱山の町に向かおうかな
 2 その他、不夜の町でやっときたいことあれば併記


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中〜小・土槍/土壁
 所持金:6万2000G
 所持品:鋼の大槌 紅蓮鉱石 ゴーレムの骨 ゴーレムの魔法基盤
 売物:ー

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち かわいくないガキ
 サリー:女騎士 生真面目?
 ラジエ:舎弟

949 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 19:04:17.85 ID:+woQuIlAO
ちょっとぶらぶらしよう
950 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/20(月) 19:10:34.06 ID:+2FnG1EkO

 ――暗夜王国・不夜の町――

ジェシカ「ちらほらと町並みが変わってるねえ…」

ラジエ「知らないんすか? 魔剣士、ここでも大暴れしたみたいっすよ」

ジェシカ「ふうん」

ラジエ「外れの強制労働所が魔物の大軍に運悪く襲われて、そのどさくさで逃げ出そうとしたみたいっす」

ラジエ「結局、コキュウトス行きだったみたいっすけど」

ジェシカ「コキュウトスねえ…」

ラジエ「バイスは実質、国の体を成してないし、この国もどうにかなりそうっすよねえ」

ラジエ「騎士団なんか、本部が2度もぼろっくそにやられて、新しい騎士団長もまだ決まってないみたいだし、あー、やれやれ」

ジェシカ「あんた、うっさいわね」

ラジエ「喋ってないと死ぬ病気にかかってるって言われたことあるんすよ、超レアじゃないすか?」

ラジエ「俺、同じ病気にかかってる人間なんか見たことねえっすよ」

ジェシカ「…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 ラジエのおしゃべりを聞きながらぷらぷら歩いて終わった
 4〜6 行商人を見つけたから覗いてみた
 7〜9 ラジエがもらった100ゴールドを換金した金で武器でも買いたいから選んでほしいってさ

951 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 19:18:18.87 ID:BKs/6NBDO
952 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 19:19:53.45 ID:MDbDXVJAO
即換金か 堅実なのね
953 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/20(月) 19:30:00.90 ID:+2FnG1EkO

 ――暗夜王国・不夜の町・武具屋――

ジェシカ「あたしに武器の目利きを聞くなんてな」

ラジエ「お? 何か、あるんすか? 姐御、あるんすか、そういうの」

ジェシカ「鍛冶屋だ」

ラジエ「おおおおおっ!? マジっすか、それ、それマジっすか!?」

ラジエ「うっひょう、やっぱ姐御、女神っすわ」

ジェシカ「で、あんた、武器なんか扱えんのかい?」

ラジエ「さっぱり使えねえでこの時勢、町から町に移動するなんてできないっすよ」

ジェシカ「そんなの知ってる。お前が全然、武器なんか使えそうにないから言ってるんだ」

ラジエ「ひっでえっ!?」

ジェシカ「まあいい」

ラジエ「そしてあっさり!?」


 【安価下1】
 1 オーソドックスに剣を使うみたいだね
 2 槍を使うらしい
 3 武器買うって…それ、手甲じゃ。あ、そういうタイプか

954 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 19:33:46.24 ID:+woQuIlAO

姉御が武器作ってあげられそうだし
955 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 19:34:23.90 ID:+woQuIlAO
あ、連取か
すまん安価下
956 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/20(月) 19:36:42.87 ID:+2FnG1EkO

ラジエ「とりあえず、剣なんすけど…」

ラジエ「俺、さっぱり分からねえんで、いっつも予算分しか考えねえで買うんすよ」

ジェシカ「で、いくら使うつもりなんだ?」

ラジエ「とりあえず5万もあるんで、ぱーっと4万ゴールドくらいの」

ジェシカ「宝の持ち腐れというんだ、そういうのは」

ラジエ「腐っても宝は宝っすよ!!」

ジェシカ「…」


 【安価下1】
 1 お前なんか安物で充分だ、価値の分からない阿呆めっ!!
 2 手ずから選んでやるか…
   A 500Gの安かろう悪かろう品
   B 1000Gの手頃&無難
   C 2000Gのちょっと凝った品
   D その他、どんなのを選んでやろう
 3 好きに買えよ、口出しはしないから…

957 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 19:37:43.34 ID:FsLe86m6O
3
958 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/20(月) 19:38:53.54 ID:8iqk+GKy0
2B
959 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 19:41:44.29 ID:+woQuIlAO
ラジエに甘いな
960 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/20(月) 19:42:03.84 ID:+2FnG1EkO

 申告してくれてありがとうございます。でも…やっちゃったから、これで
 んでもって、「3」の口出ししないを選択したということで

―――――

ジェシカ「もう好きにしな」

ラジエ「何で投げやりなんすかー」

ジェシカ「あんたにいちいち構ってると疲れるんだよ」

ラジエ「ひでえっ!!」

ジェシカ「口出ししないから、好きにしな」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 5万G全部注ぎ込んで、中途半端な美術品としての価値と、中途半端な質の剣を買ったラジエ。やっぱこいつバカだわ
 4〜6 5000Gのちょいと上等な剣を買ってた。まあいいんじゃね?
 7〜9 4000Gの品を根切りに値切って、僅か10Gだけまけさせて買ってた。なんてゆーか…なんつーかなあ…

961 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 19:47:11.66 ID:+woQuIlAO
お手頃
962 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/20(月) 19:49:48.49 ID:+2FnG1EkO

ラジエ「これ、これなんかどうすか、これ!?」

*「ああ、そちらはかの有名な職人が――」

 ヒョイッ

ジェシカ「んー…まあ、値段相応…だな。お前の腕が素人に毛が生えた程度じゃ、ムダかもな」

ラジエ「もじゃもじゃっすよ、もじゃもじゃ!」

ジェシカ「うるさい、そういうことじゃねえよ」

*「あの、買われます?」

ラジエ「買う」

*「まいどどうもー」


 【直下 コンマ判定】
 1〜6 そんなこんなで、不夜の町を出発!!
 7〜9 ん? まだ何か買うの?

963 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 19:54:19.11 ID:jsF7kwkeo
かうー
964 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/20(月) 19:58:35.12 ID:Daqp64f7O

 ――暗夜王国・不夜の町・砂漠船乗り場――

ミーシャ「ふーねーのーるー!」バタバタバタ

ミーシャ「また歩くのなんか、絶対にやーだーっ!」バタバタバタ

ジェシカ「駄々こねんじゃないよ、みっともない」

ラジエ「パンツ丸見えだぞ」

ミーシャ「減らないからいい」キリッ

ラジエ「うわあ…」

ジェシカ「んじゃ、永遠、そこで駄々こねてな」

ラジエ「え、いいんすか?」

ジェシカ「あんなん構ってやるこたぁないんだよ」

ミーシャ「ふーねーにー、のーるー!!」バタバタバタ

ラジエ「………俺が、チケット買います? 姐御にもらった金だし」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 ぽんこつ、船乗るよ、起きな
 2 甘やかしたって1ゴールドの得にもならねえのに、んな無駄金使うもんじゃないよ
 3 その他、自由台詞

965 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 20:11:23.98 ID:SbulyxFQo
1
966 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/20(月) 20:14:37.77 ID:Daqp64f7O

ジェシカ「ぽんこつ、船乗るよ、起きな」

ミーシャ「やったーっ!」バッ

ジェシカ「さっさと買ってきな」

ラジエ「切替早っ!!?」


 【安価下1】
 1 そして鉱山の町へ
 2 コミュ
   ※相手も併記だよ
 3 その他、砂漠を渡る船で自由行動

967 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 20:23:08.15 ID:+woQuIlAO
ラジエコミュ
968 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/20(月) 20:26:16.28 ID:Daqp64f7O

 ――暗夜王国・砂漠船――

ミーシャ「すっげえええええっ!! 船なのに砂の上走ってる!!」

ラジエ「いっけぇええええええ―――――――――――――――――っ! 世界の果てまで、ぶっ飛ばしていけ―――――――――――――っ!」

 キャッキャッ

ジェシカ「うるっせえ…」

ラジエ「姐御、マジすげえっすよ、ほら、町がもうあんな遠く!!」

ラジエ「豆粒っすよ、豆粒! あ、見えなくなった! 速えええええええ―――――――――――――――っ!」


 ↓1〜3 ラジエとのコミュ内容
 ※なければ「なし」でええんやで〜

969 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 20:28:31.19 ID:JAsa3dpUo
そんなに興味があるなら魔法の勉強でもしてみたらどうだ?
970 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 20:34:58.49 ID:nv7JUePfo
何か得意なことないの?
971 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 20:35:25.28 ID:jsF7kwkeo
暇だから腕相撲しようず
972 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/20(月) 20:38:41.36 ID:Daqp64f7O

ジェシカ「そんなに興奮するくらいなら、魔法でも勉強したらどうだ?」

ラジエ「あ、俺、勉強とかマジムリなんで」

ジェシカ「こいつ…」

ラジエ「だーいたい、魔法とか、さっぱりっすよ、さっぱり。魔力なしっすから」

ジェシカ「何か得意なこととかないのかい? まっとうな」

ラジエ「スリっすよ、スリ」

ジェシカ「まっとうなのかよ、それが」

ラジエ「えー? 姐御、意外とダーティーなの嫌いっすか?」

ジェシカ「それでお前がポカやらかしてもめんどくさいんだよ」

ラジエ「他の特技なんて言っても…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜3 ラジエ「………やっぱ、何もねえっすわ」
 4〜6 ラジエ「あ、空き巣とか、バレたことねえっすよ」ジェシカ「…」
 7〜9 ラジエ「色々とてきとーに仕事してきたから、そーゆー関係のはできるけど、特にこれってのはねえっすわ」

973 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 20:40:56.27 ID:ya5UV9+oo
はあっ
974 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/20(月) 20:48:21.54 ID:pTVOiRYVO

ラジエ「色々とてきとーに仕事してきたから、そーゆー関係のはできるけど、特にこれってのはねえっすわ」

ジェシカ「色々ってのは?」

ラジエ「そっすねー…靴磨きとか、てきとーな店の手伝いとか、大工とか、宿屋の客室掃除とか…てきとーっすよ」

ジェシカ「ほんとに適当だな」

ラジエ「どれも長続きしなかったんすけどねー」

ジェシカ「だろうな」

ラジエ「何で分かるんすか!?」

ジェシカ「軽い」

ラジエ「かるい?」

ジェシカ「ああ、別にお前が分からなくても問題ないから気にすんな」

ジェシカ「にしても、暇だな…」チラッ

ジェシカ「……樽…よし、おい、腕相撲でもするか」

ラジエ「腕相撲っすか、でも姐御のムキムキな腕に俺、勝てる気ぃしないんすけど」

ジェシカ「じゃあ、剣山でも置いてやるかい?」

ラジエ「その、じゃあ、って何かおしくないっすか!?」


 【直下 コンマ判定】
 1〜2 調子に乗りすぎて、両手+ミーシャも使っていいぞ、ってやったら当然のように負けた
 3〜6 ちょびっとしか手応えはなかったかなー
 7〜9 ジェシカの敵じゃないにしろ、見た目ほど貧弱じゃあなかったみたい
  0  意外っ! それは姐御となかなかの名勝負を繰り広げたこと!!

975 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 20:53:49.65 ID:HRBY5X+Zo
メスゴリラ
976 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/20(月) 20:57:22.92 ID:KCtWX8HFO

ミーシャ「よーい、どんっ」

 ガッ

ラジエ「ぬおっ…!?」

 ドゴォォォッ

ジェシカ「何だい、今の」

ラジエ「姐御つえーっ!!」

ミーシャ「ゴリラ」

 ガッ
 グググッ

ミーシャ「いだいいだいいだいいだいいだいいだいーっ!」バタバタ

 パッ

ジェシカ「あんたはいつまで経っても余計なことを言うねえ」

ラジエ「姐御…かっけえっす!」

ジェシカ「…負けたのに目ぇ輝かせてんじゃないよ…」


 【直下 コンマ判定】
 1〜6 そんなこんなで鉱山の町に着いた
 7〜9 上裸の男が腕相撲を見ていたらしく、声をかけてきた。いわく、「や ら な い か」
     7 負けた…だと…
     8 樽が壊れて引き分け
     9 ギリ勝ったぜぇーっ!!

977 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 20:58:56.43 ID:jsF7kwkeo
ウホッ
978 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 20:59:56.51 ID:JAsa3dpUo
ことごとくシリウスがコンマ神に出番を奪われている事実
979 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/20(月) 21:02:43.25 ID:KCtWX8HFO

 ――暗夜王国・鉱山の町――

ジェシカ「泥臭いとこだなあ…」

ミーシャ「何あれ、光ってる、きれー!」

ラジエ「金持ちはあんまいなさそうだけど…ちらほら、商人から金の臭いが…」ニタァ

ジェシカ「さて…とりあえず――」


 【安価下1】
 1 手元の素材を武器にしたいから、炉を借りたい。使えるとこがないか探してみよう
 2 宿で休もう。旅の疲れを癒すんじゃーい
 3 その他、自由行動


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中〜小・土槍/土壁
 所持金:6万2000G
 所持品:鋼の大槌 紅蓮鉱石 ゴーレムの骨 ゴーレムの魔法基盤
 売物:ー

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち かわいくないガキ
 サリー:女騎士 生真面目?
 ラジエ:舎弟

980 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 21:04:15.65 ID:MDbDXVJAO
981 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 21:04:21.80 ID:SbulyxFQo
2
982 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 21:06:29.78 ID:/tq77dXBO
ムキムキ美人キャラにはそれなりの需要があるのさ
983 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/20(月) 21:08:23.74 ID:KCtWX8HFO

王子「安価、把握!」

王子「次スレいこう! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1437393959/

王子「このスレの残りは、Q&Aいくよ!!」

王子「俺にアシスタントをつけてくれるんなら、以下から選んで【この下】に書いてね!!」

 モニカ サリー マリリー リリ ヒヒイロ スピカ セーブル ヨダカ レイド エル アルクトス アルエレナ ジェシカ ミーシャ

984 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 21:09:29.69 ID:JAsa3dpUo
セーブル
985 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 21:12:43.39 ID:/tq77dXBO
ジェシカとシリウスは相性よさそうだから会わせたいよね
質問ならばとりあえずジェシカの強さランク聞いとこうか。ミーシャとラジエはランク外だろうし
986 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/20(月) 21:24:49.47 ID:KCtWX8HFO

王子「皆の王子様と!」

セーブル「セーブルの!」

王子・セーブル「「Q&Aコーナー!!」」

王子「いえーいっ!」スッ

セーブル「よしきたっ!」パシッ

王子「でも、男か…」

セーブル「えっ、ダメなのか…?」

王子「テンション上がらないよねー。何でアシが女の子じゃないかなあ…」

セーブル「おいおい…」

 >>985

セーブル「ほら、早速来てるぞ!」

王子「アシスタントが読むんだよ」

セーブル「そうなのか? えーと…ジェシカの強さランクだと」

王子「はい、じゃあフリップお願い」

セーブル「任しとけ! でぇーいっ!」パタッ

 戦闘能力
 SS 王子
 S ベテルギウス ララ
 A ヒヒイロ ベス スバル ゲンジ セーブル エル アルクトス シューメーカーレビー
 B モニカ サリー シリウス ピース パルミラ スピカ ザニア ヨダカ シャニ レイド ゼノビア ライド アルエレナ ジェシカ
 C ポラリス ハレー
 D デネブ トレバー
 E ミーシャ

王子「今は、こんな具合だよ」

セーブル「何か、Eが追加されたな」

王子「まあ、ここは戦闘能力皆無、って枠だね。ラジエはまだ戦闘描写入ってないから入れてないんだけど…」

王子「運が良ければB、そうでなきゃCかな?」

セーブル「にしても、Bランク多いな」

王子「一般ピーポーはEなんだけど、護衛なしで旅とかできちゃう人の多くはCって具合」

王子「まあ、Cが普通の武芸者くらいのレベルかな。で、まあ、メインキャラになるとね、腕もいるからBに集中する…とそんな具合」

セーブル「へえー…。ま、俺はAだけどな」

王子「俺はSSだけどね」

セーブル「…」

王子「何?」

セーブル「いや、王子がどれくらい強いか、ちょっと試してみてえなーって…」スラァンッ

王子「ダメ、やりません」

セーブル「ちぇー」

987 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 21:30:54.65 ID:Biv4+Sin0
ミーシャがこの先生きのこるには
988 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 21:31:56.92 ID:JAsa3dpUo
セーブルさん初心ですねえ(ニヤニヤ)
見ててそわそわするくらいに初心ですねえ
989 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/20(月) 21:50:53.24 ID:nwr9jMGHO

 >>987

セーブル「お、また来た。ミーシャがこの再起、生き残るには…だと」

王子「ミーシャね…。んー、まあ…ジェシカと一緒にいればただ生きる分には問題ナッシン?」

セーブル「てことは、ずっと役立たずの足手まといか?」

王子「このままだとね。それじゃ困るってことになるんなら、早めに武器でも渡して自衛しろって強要することだねー」

セーブル「でも、それじゃ、逆に死んじゃうんじゃないか?」

王子「そういうリスクの中で成長するもんだよ」

セーブル「なるほど」

王子「ラジエが仲間に加わったからさ、姐御が切り込み隊長で、ミーシャとラジエをひとまとめにしとけば勝手に守り合うんじゃない?」

王子「さすがに姐御と同じように一線で戦えーってのは難しいだろうから、とりあえずはそうして経験を積ませておく…と」

王子「若いっていうか…低年齢の同行キャラは基本的に弱いけど、成長したら化ける可能性は高いからね。デネブとか、そろそろいい具合のはず」

王子「だから、厳しく育ててみよう!」

 >>988

セーブル「お、またきた。なになに、えーと…」

王子「初心ですねえ、そわそわしちゃうくらい初心ですねえ、よっ、このチェリー!」

セーブル「チェリー言うなよな!?」

王子「ばーっといって、がーってやって、ちゅっとしちゃえばいいのに」

セーブル「そ、そそそそ、そんなことできるかあっ! き、嫌われちゃったりしたらあれだろ!?」

王子「スピカはそうそう、人を嫌いにならないって。ギクシャクはするだろうけど」

セーブル「それいやなんだよっ!」

王子「でもセーブル、ライド編でコンマ悪かったら死亡コースにも入りかけてたんだよ?」

セーブル「え」

王子「そしたら、永遠に想いを伝えられないままだったね…。あーあ、あーあー…」

セーブル「――って、まだ俺は生きてるっつの! そんな哀れむなよ!」

王子「セーブルくん、セーブルくん」ポンポン

セーブル「何だ?」

王子「この、7人の嫁を持つ王子様が、アドバイスをしてあげようか?」

セーブル「っ…!?」

王子「ふっふっふ…」

セーブル「ま、マジでか? それって…すげえのか?」

王子「あ、ごっめーん☆」

セーブル「え」

王子「ヘタレで恋愛に臆病で肝心な時にキッスもできないようなセーブルくんにはアドバイスしても無意味だったー☆」

セーブル「こんにゃろう、王子!!」

王子「あはははははっ!」

セーブル「見てろよ、今に見てろよ、その内、その内、絶対にスピカとくっついてやるからな!?」

王子「そしたら、ヴァーゴ王国の国王だね」

セーブル「え゛…」

王子「その覚悟はあるのかなぁ〜?」

セーブル「…………ぐぬぬぬ…これは、ちょっと、色々と問題だな…。いや、嫌じゃなくって、俺、バカだしな…」

王子「でも、障害があるほど、燃えるよね」

セーブル「ああ、燃えるよな!!」
990 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 22:13:11.73 ID:Kx7jWxcMO
1000は何にしようか
ライドを救いたいけど……
991 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 22:26:31.90 ID:JAsa3dpUo
ライドって今戦争かなんかに送られてるんだっけ
トレバーみたく闇堕ち……ありえるか
992 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/20(月) 22:27:30.97 ID:K845y36AO

セーブル「>>985でよ、ジェシカとシリウス会わせたいってあるけど、実際は相性とかどうなんだ?」

王子「んー、悪くはないんじゃない?」

王子「多分、互いの筋肉を見て、互いに(こいつ…できる!!)みたいな感じになると思うよ」

セーブル「何じゃそりゃ」

王子「筋肉フェチな方々」

セーブル「ああ…」

王子「あ、でも、それだけじゃなくてね? シリウスってトレジャーハンターだから、珍しい素材とかを持ってることもあるんだよ」

王子「で、ジェシカは鍛冶師として今は活動してるから、そういう珍しいものって欲しい傾向にあるんだ」

セーブル「ほうほう」

王子「シリウスは取ってきたお宝を金に換えられる、ジェシカは珍しいものを手に入れられる…こういう利害関係の一致が起きるんだ」

セーブル「へえー」

王子「それにね、もっと言うとシリウス、スピカ、ジェシカの3人は協力できるとすごいことできるんだよ」

セーブル「どんなだ?」

王子「シリウスが珍しいものを見つけて、それを武器にして、さらに魔鉱石という核を組み込んでスピカが魔法基盤をつければ…」

セーブル「つければ…?」ゴクリ

王子「それ以上は内緒〜♪」

セーブル「ちぇっ」

 >>990

セーブル「ライドを助けるための>>1000だと」

王子「んー…多分、ライドくんは今ね、捕まえた敵将のお家らへんに監禁されてるんだよ」

王子「だから、とりあえず、そこに行かないとライドくんに手出しはできないんだよねー」

セーブル「ふーん…」

王子「で、>>1000とったからって、ただ『ライドが救われる』じゃ、預かり知らぬところでいきなり出てきちゃうんだよ」

セーブル「それじゃダメなのか?」

王子「ダメダメ、ちゃんとライドくんが弱ってるところとか書きたいじゃない」

セーブル「…」

王子「だから、難しいよねー…。まあ、>>1000使わなくてもライドくんを助けることはできるとは思うんだけどね」

セーブル「ふーん」

王子「うーん……いい具合のが俺でも浮かばないなあ」

セーブル「じゃあ、俺が乗り込みにいくとか!!」

王子「セーブルじゃ返り討ちだろうね」

セーブル「えー…」

王子「かと言って、ジェシカは進んで人助けをする人間でもないし…侵略国家を魔族軍が裏切る…とか?」

セーブル「それ…どうなるんだ?」

王子「今、どんどん旧バイス王国を侵略してる国がガッタガタになって、どさくさで逃げれる可能性がワンチャン」

セーブル「マジか!!」

王子「でーもー、これで図式は人間vs魔族になっちゃうよね。今はまだ、侵略国家との協定で旧バイス王国内しか魔族軍はいないけど」

王子「そのタガが外れちゃうってことだから…あとは分かる?」

セーブル「マジで、世界中が魔族にやられちゃうってか…?」

王子「そのとーり! 今以上にきびしー感じなるだろうねー」

セーブル「王子、何とかしろよ! 魔界の王子なんだろ!?」

王子「いや俺は本編に手出しできないから。て言うか、全く別世界だから」
993 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/20(月) 22:30:49.99 ID:K845y36AO

 >>991

王子「あっ、ごめんね、見る前にぽーんとしちゃったから」

セーブル「でも、闇堕ちはしにくくなってるって、王子、前言ってたよな?」

王子「うん。ライドくんはほんとにいいコな感じで、安価に動かされたから、そうそうしないよ」

王子「ちなみに現状は、戦争に送られてるんじゃなくて、ライドくんを捕まえた人のお屋敷に監禁状態…だと思う。コンマ次第だけど」

セーブル「監禁?」

王子「宝石と同じ扱いってことだよ」

セーブル「あー…」

王子「日の当たらないとこに保管されて、その主人が戻るまではただ生かされるだけ…」

セーブル「胸くそだな」

王子「うん」

994 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 22:46:10.58 ID:bIvng0GHO
セーブルにはスピカたんは渡さん!(会えないけど)
995 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 23:30:51.43 ID:AoSBSqYMo
マリリーとヨダカが聖歌を歌ったらどっちが上手いの?
996 :じん ◆XWVTnloNXc [saga]:2015/07/21(火) 00:19:10.14 ID:iDB/1a760

 >>994

セーブル「何をぅ!?」

王子「渡さないってさー」

セーブル「どこの誰だか知らないけどな、何でお前がスピカの持ち主みたいなこと言ってるんだよ!!」

王子「読者様に何てことを…」

セーブル「だ、大体? 会えもしないのに渡さんとかどういう理屈だよ」

王子「色々あるんだよ…。ていうかさー、セーブルにそんなこと言う資格ないと思うんだよねー」

セーブル「何で?」

王子「釣り合わないじゃん。スピカは王族、セーブルは山育ちの田舎者。スピカは超金持ち、セーブルはその日暮らし」

王子「好きになるのはいいけどさ、結ばれようって思うんなら責任をちゃんと取れなきゃダメじゃない?」

王子「剣を振るしか能がないセーブルにそれができるのかなー、って」

セーブル「うっ…」

王子「案外、スピカにはピースとか似合うかもね。時勢として戦争とかに巻き込まれかねないから、ピースならそういう対応も得意だろうし」

王子「うん、ここはひとつ、俺の権力でスピカはピースルートということで――」

セーブル「スピカが好きな気持ちは、俺が1番だ、誰にも負けねえぞ!!」

王子「ふぅぅぅーん?」

セーブル「うっ…///」

王子「…その言葉が、聞きたかったんだよ」ポンッ

セーブル「っ…王子…」ジィン

王子「がんばってね、セーブル。その熱意、伝わるように俺は応援するよ」

セーブル「ああっ…! がんばるっ!! ありがとうな、王子!」ガシッ

 >>995

セーブル「っと、次がきた。えーと…マリリーとヨダカが聖歌を歌ったらどっちが上手いか…だと」

王子「あー…まあ、ヨダカは歌がすごく上手っていう設定はあるんだけどねえ…」

セーブル「ん?」

王子「聖歌となると、ヨダカは一小節口ずさんだだけで勝手にダメージ受けて、歌えません」

セーブル「勝負にならねえっ!!」

王子「だから、質問の答えとしては…マリリーの圧勝、かな?」

王子「さてさて、このスレの>>1000は何になるだろうね」

セーブル「お、もう終わり?」

王子「あっと言う間だったね。残りレスが少ないから、ここら辺にしとこうか。感想はどう、セーブル」

セーブル「何か物足りない」

王子「まあ、次スレに跨ぎたくないから…めんご。女の子じゃないのが1番の不満だったけど、アシとしては上位にくるやりやすさだったよ」

セーブル「お、ほんとか?」

王子「て言うか、これまで俺のアシになった人がやたら、コミュニケーションに難があったり、特殊性癖持ってたりで…」

セーブル「お、おう…。苦労してんだな」

王子「まあでも楽しかったよ! 次回以降は来なくてもいいけど」

セーブル「そこはまた来いよって言うとこだろ…」

王子「そんなわけで、王子様と!」

セーブル「セーブルの!」

王子・セーブル「「Q&Aコーナー、これにて終了!」」

王子「>>1000だったらトレバーくん、実は生きてた」
997 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/21(火) 00:31:35.33 ID:/PkJpMuC0
1000ならスピカはピースルート
998 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/21(火) 00:36:40.33 ID:YQuF2bkBO
>>1000なら土壇場でミーシャの中に眠るすんごい才能が開花
999 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/21(火) 01:53:38.58 ID:l5gvVw2BO
>>1000ならザニアがスピカの守護霊化
1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/21(火) 02:03:32.90 ID:MJJDXbW0o
1000なら本編にエルの登場の機会を
1001 :1001 :Over 1000 Thread
                     ___, - 、
                    /_____)
.                    | | /   ヽ || 父さんな、会社辞めて小説で食っていこうと思うんだ
                    |_|  ┃ ┃  ||  
                   (/   ⊂⊃  ヽ)        /  ̄ ̄ ̄ \
  \僕はSS!/           \_/  !        ( ( (ヽ     ヽ
                   ,\ _____ /、       | −、ヽ\     !  <私は二次創作
   ゝ/  ̄ ̄ ̄ \     /. \/ ̄\/   .\     | ・ |─ |__   /
   / _____ヽ    |  |  _┌l⊂⊃l  |  |    ┌ - ′  )   /
   | | /  ─ 、−、!    |  |  / ∋ |__|  |  |    ヽ  /   ヽ <
   |__|─ |   ・| ・ |    |  /`, ──── 、 |  |     ` ─┐  ?h ̄
   (   ` ─ o−i    ヽ /         \ .ノ_      .j ̄ ̄ |
    ヽ、  ┬─┬ノ / ̄ ./            ヽ- 、\    /   ̄ ヽ\
  // /ヽ─| | ♯|  /   i  ぼくオリジナル   | ..) ) \  i  ./   |\\
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