【安価】 緑谷「いともたやすく行われる」  俺「えげつない行為」

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104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 17:18:02.34 ID:uwrfXxtFo
主人公のスタンドをクレイジーダイヤモンドにしとけば
オールマイトの傷治せたのに選択ミスったか
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/24(木) 17:20:40.66 ID:65YzohjTo
>>104
どうだろう、もう摘出して傷も塞がっちゃってるしわからんね
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/24(木) 17:22:49.50 ID:Qk5jg/PP0
ゴールドエクスペリエンスなら部品を作れたけどな
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/24(木) 17:35:23.52 ID:0/hlNLML0
〜十数分後〜



オールマイト「さあ!! 始めようか有精卵共!!」



オールマイト「戦闘訓練のお時間だ!!!」



生徒たちが出入り口前に集合する。



麗日「あ 緑谷くん!? 何それ? 体操・・・服?」



飛鳥「麗日さ・・・うおお・・・!!」



麗日「要望ちゃんと書けばよかったよ・・・」


  「パツパツスーツんなった」ハズカシイ・・・



麗日さんのコスチュームは、黒と薄桃色の基調で



大きなヘルメットと、ぴっちりとしたラバースーツで身を包み、何とも言えない



セクシャルな感じに仕上がっていた。



オールマイト「いいじゃないか皆。 カッコイイぜ!!」



飯田「緑谷君は、体操服の色調も違うんだな。 しかしコスチュームはどうした?」



ロボットのような白いスーツを纏った男が話しかけてきた。



飯田だったのか。 さっきからかっこよくてつい見てしまっていたけれど。



飛鳥「ああ、うん。 まだ作りきれてないらしくってね。 一重に、


   俺の注文が多かったせいだと思うけど」



飯田「そうか! それは楽しみだな!! ところで先生!


   ここは入試の演習場ですが、また市街地演習を行うのでしょうか!?」ガション!



オールマイト「いいや! もう二歩先に踏み込む!

 
       ・・・屋内での対人戦闘訓練さ!!」
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/24(木) 17:46:47.75 ID:65YzohjTo
はよ
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/24(木) 17:55:15.13 ID:0/hlNLML0

!!



全員の空気が変わる。



オールマイト「敵退治は主に屋外で見られるが、統計でいえば屋内のほうが


       凶悪ヴィラン出現率は高いんだ」



そうなのか。 てっきり多くの人がいる外でテロは起こしやすいと思っていたのに。



オールマイト「監禁・軟禁・裏商売・・・このヒーロー飽和社会」ゲフン


      「真に賢しいヴィランは闇にひそむ!!」



オールマイトは一度息を吸ってから、本題に入った。



オールマイト「君等にはこれから『ヴィラン組』と『ヒーロー組』に分かれて


       2対2の屋内戦を行ってもらう!!」



全員「!!?」



蛙水「基礎訓練もなしに?」



率直で正確な疑問だ。



オールマイト「その基礎を知るための実践さ!」グッ



それを皮切りに、全員が口々に質問を始めた。



ショウハイノシステムハ・・・ ブットバシテモ・・・ ワカレルトハドノヨウナ・・・ コノマントヤバクナイ?



オールマイトは辛そうだ。 一旦、全員の質問を無視してカンペを取り出す。



そのままルール・状況説明を始めた。




要約すると、状況設定は「敵」がアジトに隠し持つ「核兵器」を「ヒーロー」は処理しようとしている。



ルールは、「ヒーロー」が制限時間内に「敵」を捕まえるか「核兵器」にタッチすればヒーローチームの勝利、



逆に「敵」は制限時間まで「核兵器」を逃がすか、「ヒーロー」を捕まえればよいらしい。



制限時間は知らされておらず、「確保」するには配られた特殊テープを相手に巻き付ければよいらしい。
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/24(木) 18:00:14.74 ID:0/hlNLML0
オールマイト「コンビ及び対戦相手は・・・くじだ!」ス・・・



オールマイトが「Lots」と書かれた、穴あきの箱を差し出す。



飯田「適当なのですか!?」



飛鳥「プロは他事務所のヒーローと急増チームアップすること多いし、そこを鑑みてるんじゃあ・・・」



飯田「そうか・・・! 先を見据えた計らい・・・失礼いたしました!」



オールマイト「いいよ!! 早くやろ!!」


【安価】 緑谷 飛鳥のコンビを決めてください。 安価↓
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/24(木) 18:01:35.00 ID:Qk5jg/PP0
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/24(木) 18:04:02.79 ID:65YzohjTo
一人でやられちゃう…
ヴィランに相性の悪い個性を置くかむしろこちらをヴィランにするか
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/24(木) 18:13:22.68 ID:0/hlNLML0

選ばれた相棒は轟 焦凍



"個性"半冷半燃



右半身で凍らし、左半身で燃やす能力者だ。



範囲も温度も未知数。 ブレザーを見たところ、推薦入学者の青いラインが入っていた。



恐らくこのクラスでも相当上位だろう。



この"個性"は、少なくとも「温度を下げる」、「温度を上げる」、「炎を出す」、「氷を出す」の四つが無ければできない。



冷たい感じの男だ。 自分以外何一つ信頼していないような。 恐らく、目標を見るばかりで目の前のことが見えていないタイプだ。



飛鳥「よろしく。 轟」



轟「ああ・・・よろしく」



返事は最低限だ。



それでいて何か観察されているような視線を感じる。



オールマイト「続いて最初の対戦相手はこいつらだ!!」



【安価】 相手のコンビを選択してください。

安価↓1

安価↓2
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 18:15:10.50 ID:GqO1I4SQ0
爆豪
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/24(木) 18:15:26.45 ID:65YzohjTo
あしど
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/24(木) 18:16:03.10 ID:0/hlNLML0
【選択安価】「ヴィラン組」か「ヒーロー組」かを選択してください。


安価↓


ここで一旦区切ります。
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/24(木) 18:17:31.17 ID:65YzohjTo
ヴィラン
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/24(木) 21:49:25.34 ID:gvaOyCdeo
マダー?
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 00:26:27.44 ID:oPSgxvG70
HEROSIDE




芦戸「爆豪かぁーーー」



爆豪「なんだコラ不服か」



芦戸「なんか連携とれなさそー」



爆豪「るっせえ!! てめエは目標探してろ!!」




VILLAINSIDE




飛鳥「取り敢えず、轟にはヒーローの迎撃に当たって欲しいんだ。


   特にかっちゃん・・・・・爆豪には気をつけて。 索敵は俺がするから」



轟「いや・・・・・俺もここに居る」



飛鳥「・・・・・も?」



轟「ああ。 お前と二人で迎え撃つってことだ。 出来るだろ?」



・・・・・・効率的に考えて、轟が俺のナビゲートを受けながら迎撃に当たるのが妥当だ。



そして轟はそれをわかっている。



飛鳥「・・・・・・わかったよ。 多分、何もしなくても終わると思うけれど。


   一応『核』を氷で囲んどいてくれ」



轟「・・・・・・・」ジー



やっぱり観察目的か。 
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 00:27:14.13 ID:oPSgxvG70
オールマイト「それでは、ヒーローチーム行動開始!!」



芦戸「よーし! まず『核』を探さないと! 爆豪早く!!」



爆豪「うるせえ・・・・・一人でやってろっつってんだろ。 俺は索敵に行く」



芦戸「えー!? 『核』見つけたほうが絶対有利だって!!」



爆豪「知るかっ!! 俺はボッチをぶちのめしとかなきゃ気が済まねえんだよ!!


   クソナードのくせしてこの俺をだましてたんだぞっ!! 徹底的にぶっ潰して証明してやる・・・!!


   除籍取り下げは学校の過失でしたってな!!」





VILLAINSIDE




飛鳥「あ。 いた。 2階の東フロアを移動中」



エコーズのスピードでは追い付けない。 せめて一瞬でも止まってくれれば。



轟「・・・・・・ちょっと離れてろ。 向こうは攻城戦のつもりだろうが・・・


  俺には関係ない」ス・・・



パキパキ・・・



一瞬。



2秒に満たない速さで、俺と『核』の周り以外を凍らせた。
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 00:27:50.97 ID:oPSgxvG70

轟「・・・終わったぞ。 どうする? 確保しに行くか?」



飛鳥「・・・・・・気をつけろ、って言っただろ」



ボウン・・・ボン・・・



ボオッゴオオオンッ!!



ドアが破壊される。



爆豪「いいいたああああっ!!!」ボウンッ



轟「・・・・・思ったよりしぶとかったな」



パッキイイイイイ・・・


ボゴオンッ!!



氷結と爆裂がぶつかり合う。 取り敢えず俺は・・・・・。



飛鳥「丸見えだよ芦戸さん」クルッ



芦戸「ゲッ! 何で〜!? 後ろ向いてたじゃん!!」



芦戸さんが『核』の周りの氷を溶かして、回収しようとしていた。



飛鳥「・・・・・トラップとして色んな場所で音を出してたはずなんだけどな。


   さすがにそんな子供だましには引っかからないか」



芦戸「むう・・・・・なら、実力勝負だ!!」シャアアッ



芦戸さんが靴についたスケート(?)のようなものでこちらに向かってくる。
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 00:28:28.73 ID:oPSgxvG70

白いハーフマスクを着けたうえに、胸元が大きく開き、紫色の模様がある薄青色のドレスが芦戸さんの



コスチュームだ。 丈の短いコートも羽織っている。



一応、動きやすいように下半身は麗日さんのようにぴっちりと二股に分かれている。



正直、グラマラスな体形とそのドレスで前屈みになってこちらに向かってくるので、



目のやり場に困る。 少し目を逸らして迎撃態勢に入った。(だがしかしエコーズではきっちり凝視している。)



芦戸「いくよ緑くん!! アッシドシャワーッ!!」



いきなり酸を飛ばしてきた。



体操服に多少穴を空けながらも、何とか躱す。



瞬間、芦戸さんが目前に迫っていた。



芦戸「せえいっ!!」ブンッ



顎を拳で狙ってきた。



仕方なしに、エコーズで芦戸さんの心臓を揉む。



芦戸さんの動きが止まる。
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 00:29:32.58 ID:oPSgxvG70

芦戸「う・・・・・・っぐっ!? なに・・・・・これ・・・・・


   がっあ・・・っは! や・・・だ・・・・・やめ・・・て・・・やめ・・・・・て・・・よ」ガクッ



膝をついた芦戸さんは、目を見開き、胸を片手で抑えた。 もう片方の手で、俺のジャージを握ってくる。



俺は表情を変えず、その様をただ見下ろしていた。



芦戸さんは口から泡を吐きながら、ただひたすらに許しを懇願していた。



口をパクパクさせ、涙を流しながら俺を見上げてくる。 



・・・・・・なら早く気絶してくれ。 



数秒後、ついに芦戸さんが倒れた。 確保テープを巻き、抱きかかえて部屋の隅に避難させておく。



さて、お次は・・・。



飛鳥「かっちゃ・・・・・・」クルッ



厄介な方を撃破しようと後ろを振り向くと、



そこに争う二人の姿はなかった。 ただ、二人とも目を見開き、



口を開けながら俺の方を凝視していた。
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 00:32:23.96 ID:oPSgxvG70

飛鳥「・・・え? なに? どうしたん? もう決着ついたの!?」オドオド



信じられないといった風に、轟が声を出す。



轟「お前・・・・・・お前・・・・・っ!! 今! 何したっ!! 何で殺したっ!!?」



飛鳥「え」



爆豪「おいおいおい・・・・・・認めてほしいからって、殺人までてめエはするのかよ・・・・・・。


   ・・・・・・・とんだイカれ野郎だったわけだ」



飛鳥「待て」





オールマイト『スト〜〜〜ップッ!!!』





ドッゴオオオオオオッ!!!!




オールマイトが派手に床を突き破って現れた。 そして、俺の前で仁王立つ。



その顔は、笑っていなかった。



そして、いきなり俺の両腕を握った。



オールマイト「轟少年!! 芦戸少女の脈拍確認っ!! 爆豪少年は救急用具を準備っ!!


       リカバリーガールと救急の連絡は既にすましてあるっ!!」



轟「他の奴等は!!」



オールマイト「校長先生が別の建物に移して授業を続行する手はずだ!!


       ・・・・・・さて、緑谷少年。 ・・・・・・・・抵抗はするなよ」













・・・・・・・・・・・あれ?
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 00:34:18.18 ID:oPSgxvG70
遅くなってすみません。 今日はここまでです。 戦闘シーンは一気に書き上げたかったので、全て作り終わってから投稿いたしました。
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/25(金) 00:44:36.61 ID:r2a52avwo
十発くらい殴るだけで気絶で済むのにこいつ…
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/25(金) 00:52:52.29 ID:1swKy3wJ0
仮に蘇生しても殺人未遂の現行犯で逮捕だな
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/25(金) 01:05:16.19 ID:r2a52avwo
まあ心臓揉んだだけだし止まってはないだろうけどな
それでもよくて停学喰らうだろうに
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/25(金) 01:30:33.09 ID:1swKy3wJ0
たぶんオールマイトの早とちりだろう
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/25(金) 02:19:41.75 ID:15QNOXjYO
そもそもスタンドか存在してない世界で
周りの人が心臓を掴んで止めたって発想に行き着くのか
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/25(金) 08:22:29.32 ID:1swKy3wJ0
これで停学になってUSJ戦は参加できないとかかな?
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/25(金) 10:56:12.61 ID:H2PxmOUTo
まあまだ継承してないから普通にオールマイト来ててSMAAAASHかそもそも弱体化してないし来ないかだろうしな
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 17:38:20.35 ID:oPSgxvG70

〜夜〜

校長室



引子「そ、それで・・・息子の処分は・・・・・」オドオド



根津「ええ、もう大丈夫ですよ! 飛鳥君の言ったとおり、結局芦戸さんは気絶しただけ。 


   学校側としては、想定内の事故ですから」



オールマイト「校長先生のおっしゃる通りです。 現場監督としましても、今一度再考すると


       何も問題はありませんでした。 一重に私のミスです。 お時間をとらせて、誠に申し訳ございません」フカブカ〜



引子「いえいえ! むしろこちらこそこんな大事にしてしまって・・・・・なんと言ったらいいのか」ビクビク



飛鳥「・・・・・・」ショボーン



その日のうちに警察、救急が駆け付け、俺は一旦警察署で事情徴収を受け、



その後、芦戸さんが回復したというので警察同伴で、菓子折りをもって病院へ謝罪しにゆき、



校長室で処分が下されるのを待ち、ようやく法的範囲内の事故だったと認められ、今に至る。



・・・・・・どうしてこうなった。



オールマイト「ただ・・・・・・今回私が授業中断をした上で通報したのは、あまりにもリアルな芦戸少女の苦痛の表情を観てのことでした。


       最初は私も現場に居合わせた生徒二人も何らかの『武器』を使用し、体内器官を破壊したものと考えました。」スッ



引子「・・・・・・?」



根津「・・・・・・・」



オールマイト「単刀直入にお聞きします。 飛鳥少年はいったいどのような個性を所持しているのでしょうか。 最初はただ、空中を歩くことのできる


       能力だと私は思っていました。 しかし今回、芦戸少女の話によれば、文字通り『心臓を握られた』ようだったとのこと。 


       さらに昨日の『特例試験』では、少なくとも『感知』、『音響』、そして『"個性"の発動制限無効化』まで見せています。


       何か、心当たりがございましたら、どうかご相談してくださいませんか。 我々は真摯に向き合い、共に協力し合いたいと願っております。」



引子「・・・・・・・どう・・・いうこと・・・・・・ですか?」




オールマイトが、いつになく丁寧な、そして緊張したような話し方で『母』に問う。 校長先生も真剣な顔だ・・・・・どういうことだろう。
     
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/25(金) 17:41:46.17 ID:1swKy3wJ0
よかった、ただ気絶しただけか
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/25(金) 17:49:28.74 ID:r2a52avwo
まあ芦戸は仲良くなる内の一人でもあるし死ぬこたないだろうと思ってた
オールフォーワンの能力譲渡の可能性を恐れてるんだろうな
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 18:02:41.93 ID:oPSgxvG70

取り敢えず俺は、あまりにも疲れていた。



『母』も同様だろう。 大切そうな話だが、今は聞く気になれなかった。



飛鳥「オールマイト・・・・・・」



三人がこちらを振り向く。



飛鳥「何をそんなに・・・・・気にしているんですか? いきなりこちらの情報だけを


   一方的に提供しろだなんて。 俺にはあなたたちが何を求めているのかわかりません。


   事情もわからず、ただ協力するのは・・・・・・出来ませんよ。 信頼関係を築くという面でも」



空気を察したのか、根津校長が口を挿む。



根津「そうだね。 我々には警察のような権限はない。 オールマイト、ここは我々も一旦引いたほうがいいだろう。


   お互い、疲れて神経質になっているのさ。 一先ず休もう。 この話は明日まで取っておこう」



オールマイト「・・・・・・・・・了解、しました。 いやホントに!! 時間を取らせてすまなかった!!


       気をつけて帰れよ! 緑谷少年!!」



引子「そ、それでは失礼いたします」ペコペコ



飛鳥「失礼しましたー」ペコリ








引子「先生方、なんのこと言ってたんだろうね」トコトコ



飛鳥「さあ・・・・・・不思議だね」



引子「飛鳥・・・・・」



飛鳥「?」



引子「・・・・・・・あんまり、心配かけないでね。 そうでなくても不安だったんだから・・・・・」



飛鳥「・・・・・・・うん」




ALL YOU NEED IS BELIEVE.  この道を選んだ以上、安心させてあげれる言葉なんて無い。
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/25(金) 18:04:06.26 ID:1swKy3wJ0
スタンドのこと言わないと疑われるな、仕方ないけど
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 18:05:09.09 ID:oPSgxvG70
一旦区切ります。 夕ご飯とお風呂の準備・・・ (._.)イソイソ
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/25(金) 18:06:55.39 ID:r2a52avwo

とりあえず芦戸とこれからが無事でよかった
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 19:00:38.64 ID:oPSgxvG70
そうだどうせ区切るなら安価入れたほうがいいかな。






〜翌日〜



イレイザーヘッド「昨日の戦闘訓練お疲れ。 Vと成績見させてもらった」



イレイザーヘッド「緑谷」



飛鳥「はい」ビクッ



イレイザーヘッド「おまえもうあんな無茶苦茶はするな。 絶対に、ってわけじゃないが、


         敵役とはいえあくまで訓練だ。 何よりこれから一緒に学んでゆく仲間だろ。 そこらへんは弁えろ」



飛鳥「はい・・・・・」



イレイザーヘッド「そんで爆豪。 おまえはガキみてえなマネするな。 緑谷の騒動に隠れちゃいたが、


         だいぶ目立ってたぞ。 ・・・・・・二人とも、自分の能力は正しく使え。 卵だろうとお前らはヒーローなんだ」



爆豪「・・・・・・・・・わかってる」



飛鳥「すみません・・・・・」



イレイザーヘッド「それと。 緑谷はこれからオールマイトから話があるそうだ。


         至急、仮眠室へ来いだとよ」



・・・・・・・来たか。



後ろのドアから、教室を出る。 



ミドリヤニハアトデツタエルガ、ガッキュウイインチョウヲ・・・  ガッコウッポイノキター!!!




緊張しながら、仮眠室へたどり着いた。



オオ・・・



雰囲気、違うな。



中へ入ると、そこにはオールマイトが一人だけで、ソファに腰掛けていた。


141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 19:10:33.74 ID:oPSgxvG70
オールマイト「掛けたまえ」



支持通り、小さなテーブルをはさんでオールマイトと対面する。



オールマイト「・・・・・・昨日はすまなかった。 君を疑い、時間を取らせた。


       教師としての責務に圧され、ヒーローとしての本文を見失っていた。」



飛鳥「・・・・・いえ、妥当な判断だったと思います。 立場が逆だったら、俺もそうしたでしょうし」



オールマイト「そういってくれると助かるよ・・・・・。 本題に入ろう。


       君の"個性"についてだ」



【安価】オールマイトに『スタンド』のことを話しますか?





※ネタバレになりますが、「話す」でOFA継承。 「話さない」でACT4以上解禁。




それでは安価↓
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/25(金) 19:13:23.44 ID:r2a52avwo
話さない
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/25(金) 19:18:43.53 ID:r2a52avwo
話すでワンフォーオール継承も良いけどあくまでもスタンド使いとしてナンバーワン…にならなくとも少なくとも超上位になれるのは確実だしact4以降も気になる
それに下手したら原作ままになりそうだし
継承させたいと言う人がいるなら取り消しでもいい
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/25(金) 19:28:45.61 ID:SQR1I6eWo
一度選んだら曲げない
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/25(金) 19:35:02.98 ID:1swKy3wJ0
継承してもデクみたいになるだけだしスタンドを極めた方がいいかな
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/25(金) 20:03:45.13 ID:/4Lzp9Y3o
待て待て、話したうえでスタンドを極めるって選択肢はないのか!?


無いならないでいいけど
>>1のさじ加減もあるし
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/25(金) 20:04:27.35 ID:/4Lzp9Y3o
連投すまん
用は信用を得るために話はするが、OFA継承はしないって行動をとりたいんだが
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/25(金) 20:07:51.15 ID:1swKy3wJ0
そうだな、話さないと疑われるからオールマイトにだけ話して、スタンドだけで良いってのがいいよな
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/25(金) 20:13:28.29 ID:r2a52avwo
あー確かにそうだな
オールマイトの信用も得る、進化もさせる、両方やらなくちゃいけないってのが(ry
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/25(金) 20:14:49.59 ID:1swKy3wJ0
>>147
その行動がベストかな
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/25(金) 20:25:49.89 ID:r2a52avwo
>>147
じゃあこれでオナシャス
安価取ったんだしいいよね…?
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 22:28:17.19 ID:oPSgxvG70
>>1の低脳がこの結果を生んだのか・・・・・・OTZ 少なくとも今構想しているストーリーの進行上、『オールマイトに信用されてしまえば、必ずOFAは継承さ


れ』、それに頼る主人公はエコーズを成長させることが出来ないのです。 本当にごめんなさい。


OFAの特性を思い出してみてください。 -----無理矢理奪われることはないが、『無理矢理渡すことが出来る』-----


そして、緊急時には『意志の尊重』をせずに行動しなくてはならないときがある。 ・・・・・・・・シビアだとリアルだ。と思い、


こうなったわけであります。 なにとぞご容赦くださいませ。m(_ _)m














オールマイト「私から聞いておいて、こんなことを言うのも忍びない! だが、どうしても君から先に


       聞かせてほしいんだ。 ・・・・・・・まず、その"個性"、由来はどこにあると思う?」



飛鳥「・・・・・・・・・」ウーン



オールマイト「・・・・・・わかった。 質問を変えよう。 ・・・・・君は『複数の"個性"持ち』かい?」



飛鳥「・・・・・いいえ、違うと思います」



オールマイト「・・・・・・そうか。 では、その"個性"は最初から君の物だった?」



飛鳥「・・・・・・・・・使えるようになったのは、ちょうど1年前からです」



オールマイト「ふむ・・・・・・・一年前・・・・・・・・・と、いうことは最初から・・・・つまり、4歳までに一般的に発言したものではない、と」



飛鳥「はい」



オールマイト「君の足の小指の関節の数は?」



・・・・・"無個性"かどうか、ということだろうか。



飛鳥「・・・・・・・2つ、です」



オールマイト「・・・・・最後の質問だ。 その"個性"、もしかして人工的に発言した、もしくはされたもの? されたとしたら誰に?」



飛鳥「・・・・・・わかりません。 ただ、さっきの質問、由来がどうとかって話は覚えがあります。 結びつくならそれしかない」



オールマイト「!! 詳しく頼む」

153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/25(金) 22:32:07.65 ID:1swKy3wJ0
話しちゃうのか、スタンドだけで行きたかったな
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 22:46:43.52 ID:oPSgxvG70

答えようと口を開く、が、そこで押しとどまってしまった。



『なんで俺は・・・・・あこがれの人に尋問なんかされてるんだろう。』



突如として沸いた、やり場のない感情。



くだらない反抗心だったのだろうか。



俺はそのまま、押し黙ってしまった。



オールマイト「どうしたんだい?」



飛鳥「・・・・・・まだ、あなたのことを聞いていませんよ


   オールマイト。 ・・・どうしてそこまで気にするんですか


   学会から調査依頼でも受けているんですか? 次は俺が質問する番でしょう」



オールマイトの表情がひきつる。



そんなにも隠しておきたいことがあるのだろうか。



オールマイト「・・・・・・そう、だな・・・・・・・いづれにしても、そろそろ時間だ。


       ・・・・・・・・見ればわかる」



ブワ・・・   シュウウウウ・・・・・



!? なんだろう。 蒸気だ。 オールマイトの体から、蒸気が出ている。



飛鳥「オール・・・マイト・・・・・?」



オールマイトが完全に蒸気に包まれた。 数秒後、そこに現れたのは・・・・・。



一言でいえば、ガイコツ。 青紫の顔色をして、重度の拒食症患者のような体つきをしている。



骨格までさっきまでいた人物とは別物だ。



飛鳥「え!? さっきまで・・・え!? ニセ!? ニセ者!? 細ー!!」ギャーギャー



衝撃的過ぎて、取り乱してしまった。 骸骨が口を開く。



???「私はオールマイトさ」ドバ
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/25(金) 23:02:28.51 ID:r2a52avwo
嘘だー!!
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 23:11:03.40 ID:oPSgxvG70
AFOってお父さんが奪う、お母さんが渡す個性だったのかな。 それなら弟に渡すだけの力があるって納得できゆ。










血反吐をまき散らしながら、ガイコツはしゃべった。



飛鳥「嘘つけっ!!」ガタッ



オールマイト(仮)「プールでよく腹筋力み続けてる人がいるだろう? アレさ!」



飛鳥「だから嘘つけっ!!!」バンッ



オールマイト「・・・・・・」ス・・・



オールマイトは、無言で服をたくし上げた。



そこにあったのは、左半身の肋骨下部あたりを中心とした、放射線状の縫い後。



直線状ではない。 相当広範囲に深い傷を負ったのだとわかる。



オールマイト「呼吸器半壊、胃袋全摘。 度重なる手術と後遺症で憔悴してしまってね。


       私のヒーローととしての活動限界は今や一日約三時間ほどなのさ」



飛鳥「・・・・・・そんな・・・馬鹿な・・・」ガタガタ



オールマイト「これは世間に公表されていない。 公表しないでくれと私が頼んだ。

 
       人々を笑顔で救い出す"平和の象徴"は・・・決して悪に屈してはいけないんだ」



飛鳥「・・・・・・・!」



オールマイト「・・・・・・・話を戻そう。 この傷のことだ。 これを私に刻んだヴィラン・・・・・


       『オール・フォー・ワン』。 人から"個性"を奪い、自身で重複的に使用、さらに人に


       与えることもできる。 ・・・・・・5年前、私は確かに奴を打ち取った! が、もし


       も君が複数の"個性"持ちならば、奴が生きていることになる。 "不老"の力も持つため、


       半永久的に生き、そして多くの者を恐怖に陥れ、あるいは支配する。 ・・・教えてくれ!!


       奴が生きているのかどうかってことだけでもっ!!」ガタッ



飛鳥「・・・・・・すみません。 その・・・なんて言ったらいいのかわからないけど・・・期待にはこたえられないと思います。」
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/25(金) 23:14:18.69 ID:r2a52avwo
隕石にぶつかって死んだら転生してたんだし知るわけないんだよな
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 23:32:26.99 ID:oPSgxvG70

オールマイト「緑谷少年っ・・・・・!!」



飛鳥「もう、行きますね。 取り敢えず俺には関係のない話です。 きっとそいつも死んでいますよ・・・では、失礼しました」ガララ



オールマイト「むう・・・・・!」ゴホゴホ



根津「どうやら、失敗だったみたいだね」ピョコン



オールマイト「彼は・・・・・本当に何も知らないんでしょうか」



根津「・・・・・最初は、素直に質問に答えてくれていたけど、途中から不自然なまでに口を開かなくなった。


   ・・・・・・・・引き続き、彼には警戒が必要だね。 ・・・もし彼が奴の関係者ならば、僕たちは『賭け』


   に負けたことになる。 敵対者に弱点を教えてしまったってことだからさ」



オールマイト「・・・・・結局、願うばかりか・・・・! 奴が生きていないように、と!


       彼が裏切者でないように・・・と!! 情けない・・・・・っ!!」ゴボ







オールマイトの怪我、オール・フォー・ワンの存在。 信じたくないことが一度に押し寄せて、



つい飛び出してしまった。



・・・・・・・いづれにせよ、"個性"以外の超能力、このことは黙っていたほうがよいだろう。



疑われようとも構わない。 俺は俺に従う。



教室に戻った時、皆が一斉にこちらを振り向いた。



切島「おう緑谷!! 今、学級委員長の最終考査なんだけどよ! 投票で飯田と八百万が並んだんだ!!


   飯田9票で八百万9票だ! お前次第でどっちか決まる!! さあ! どっちだ!!」



飛鳥「1票多くね?」



イレイザーヘッド「白黒つけるために、俺も入って奇数にしたんだ。 どっちでもいい。 早よ選べ」



八百万「・・・・・」ジー  飯田「・・・・・」ジー



常闇「急かしてやるな。 緑谷は対人戦闘訓練の公表もVTRも自分の分しか知らない。」
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 23:47:53.99 ID:oPSgxvG70

飛鳥「・・・・・・飯田、かな」



八百万「なっ!」ガーン



飛鳥「・・・・・・どれだけいいところがあるか、ではなく、どれだけ悪いところが少ないか、で決めた。


   ・・・・・・・・・リーダー・・・・・・ってのは完璧が求められるから」



そう、完璧でないといけない。



だからこそ、みんな彼に憧れたのだ。



・・・・・・なのに。



麗日「緑谷君? 顔色悪いよ?」



飛鳥「・・・そう・・・か?」



飯田「皆に期待され、任された聖職・・・・・!! なんとしてでも義務は果たさねば・・・・!!」グッ



八百万「うーん悔しい・・・」






〜昼休み〜



【選択安価】 誰と一緒に食事をとるか、選択してください。



1、飯田AND麗日  2、芦戸   3、口田



安価↓
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/25(金) 23:47:55.46 ID:1swKy3wJ0
誰を後継者にするんだろうか
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/25(金) 23:48:20.04 ID:r2a52avwo
芦戸と
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/26(土) 00:07:59.87 ID:/+6u1Sln0
>>160 被ったので>>161 で




昼休みだ。 どうしても、話をしなくてはならない人がいる。



飛鳥「芦戸さん・・・・・」ソロ〜



芦戸「えっ!!? な、なに!!」ビクンッ



やっぱり・・・・・。



飛鳥「その・・・・・ちょっと話したいんだけどさ。 食堂でおごるから、一緒に食べない?」



芦戸さんの顔が曇った。 やっぱり、トラウマになってる。



飛鳥「だめならその・・・・・別にいいんだけどさ。 ただ、どうしても言いたいことがあって・・・・・」ウツムキ



芦戸「・・・・・・わかった。 一緒に食べよ」



〜食堂〜



教室では皆慣れてくれたが、やはり食堂では俺のブレザーは目立つ。



芦戸「えっと・・・昨日のヤツの・・・・・ことでしょ?」



飛鳥「・・・・・・っ!! ごめんっ!!! 俺、その、ただ気絶するの待ってただけで・・・・


   芦戸さんに恨みはなかったんだ。 本当に反省してる!! やりすぎてたと思う!! 


   許さなくてもいい。 ただ、俺個人として謝りたい、反省していると伝えたかった・・・っ!

   
   本当に・・・・・悪かった・・・・・・・っ!!!」



芦戸「・・・・・・・」



飛鳥「・・・・・・・」



芦戸「・・・・・・・・・今までも、あーゆう戦い方してきたの?」



飛鳥「・・・・・・人には言わないでほしいんだけど、実は入学初日で、除籍宣告の後イレイザーヘッドと戦った。


   そのときも同じようなこと・・・・・・苦しませて・・・相手が気絶するまで待って、・・・・・・・・た」



芦戸「そっか・・・・・」


163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/26(土) 00:13:14.94 ID:/+6u1Sln0
ちょっと野暮用。 次が今日最後の(もう明日だけど)更新です。
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/26(土) 00:17:57.90 ID:kdYXrs1bo
うぃっす
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/26(土) 00:39:47.59 ID:kdYXrs1bo
つーかイレイザーヘッド戦自体は向こうが気絶するまでって言ってるし仕方ない気もする
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/26(土) 01:25:19.77 ID:/+6u1Sln0
飛鳥「・・・・・・・・」



芦戸「じゃあ、これからはもっといい方法、探していこ!」



飛鳥「へ・・・?」



芦戸「ホンットに怖かったんだから! 胸は苦しいし、


   緑谷は助けてくれないし!! ホントに死ぬかと思ったよー」



飛鳥「ご、ごめん・・・」



芦戸「でもさ! 最後に・・・・・部屋の隅まで運んでくれたのは嬉しかった。


   一見、考えてることはよくわかんないけど、やっぱりここにいる人たちは


   皆優しいんだなって! いいじゃん、そんなに落ち込まなくたって。


   こうやって話し合えてる時点で、もう友達でしょ?」



飛鳥「・・・・・・許して・・・・くれんのか」



芦戸「そーゆーの気にするんね。 男子って。 許さないわけないじゃん!


   もっと楽しくいこーよー」



飛鳥「・・・・・・ありがとう」



芦戸「はい!」スッ



おもむろに手を差し伸べられた。



飛鳥「・・・・・?」



芦戸「仲直りの握手!!」グイッ



薄紫の両手で、右手を握られた。



芦戸「えっとじゃあ、これからもよろしくってことで!! 緑谷!!」ニカッ



飛鳥「・・・うん。 ・・・・・・・よろしく」ニコ



不思議と、気恥ずかしさはなかった。



手を握り返し、生まれて初めて、感謝を込めてほほ笑んだ。
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/26(土) 01:30:49.27 ID:kdYXrs1bo
やっぱ芦戸ちゃんいい子だなあ
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/26(土) 12:12:31.43 ID:kdYXrs1bo
今日の更新はいつ頃かな
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/26(土) 23:50:23.06 ID:/+6u1Sln0
ウウー〜



突如、校舎内に最大音量の警報が鳴り響いた。



飛鳥「警報!?」



芦戸「え!? 何!? 何々!!?」



『セキュリティ3が突破されました。 生徒の皆さんはすみやかに屋外へ避難してください。』



校内放送が繰り返される。 セキュリティ3ってなんだ?



飯田「セキュリティ3て何ですか?」



ちょうど離れた席にいた飯田が、同じことを上級生に聞いていた。



先輩さん「校舎内に誰か侵入してきたってことだよ! 三年間でこんなの初めてだ!!


     君らも早く!!」



どわっと、危機を察知した生徒たちが一斉に出入り口に向かい走り出した。



麗日「いたっ!! 急に何!!?」



飯田「さすが最高峰!! 危機への対応が迅速だ!!」



迅速すぎてパニックに陥っている。 二人とも生徒たちの波にもまれていた。



芦戸「うわっ!! ちょっ皆落ち着いて・・・!!」



芦戸さんも何とか皆を説得し、落ち着かせようとするが効果は薄いようだ。



取り敢えず、団子になっている原因の後方を止めておくことにした。



芦戸さんを抱え、エコーズで食堂の後ろ側へ宙を飛び跳ねていく。



芦戸「わああ緑谷! だ、大丈夫だからっ!! 降ろして降ろしてー!」バタバタ



飛鳥「エコーズッ!!」



芦戸「ふぇ?!」


170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/26(土) 23:51:00.49 ID:/+6u1Sln0
『落ち着いて!!』 『安心して!!』 『押さないで!!』



エコーズで最後尾の人間から、順に脳内に言葉を反復させてゆく。



取り敢えず、流れが緩やかにはなった。



飛鳥「芦戸さん! 窓から何が起こってるか、確認してくれないかな!!」



芦戸「えっ!? あ、うん!! オッケー!!」ダッ



芦戸さんが窓に駆け寄っていった。



飯田『大丈ー夫!!』ズギャアアン



飯田も前で何かしているし、取り敢えずパニックは収まっただろう。








〜放課後〜




飛鳥「なんか・・・入学初日から三日しか経ってないのに・・・・・いろんなことがあったな」



【選択安価】一緒に帰る人を選んでください。


1飯田AND麗日 2芦戸 3口田 4一人で帰る
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/26(土) 23:55:37.54 ID:0jumT6iXo
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/27(日) 00:01:20.41 ID:0//Hi9h/o
act2,3は原作緑谷の覚醒と同じくらいのタイミングかな
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 00:18:27.97 ID:MjLHf9Kg0
飯田「緑谷君!!」



帰ろうとすると、不意に、後ろから呼び止められた。



麗日「駅まででしょ? 一緒に帰ろー」



飛鳥「飯田、と麗日さんか・・・」



三人で、駅まで歩くことにした。



芦戸(あれェ、飯田たちと帰るんだ・・・・・まだ言いたいことあったのに!)



根津「・・・・・・」ジイー



芦戸「校長先生じゃん! 何してるんですか?」



根津「もちろん見回りさ! 立場上、終始デスクワークをしているわけには行かないのさ!!」



芦戸「超緑谷のほう見てましたよね!!」



根津「お互い様だね! それは!!」



HAHAHAHAHAHAHA・・・・・








麗日「今日のお昼やばかったよねーつぶされるか思ったもん」



飯田「結局マスコミが押し寄せただけだったが・・・・・やはり、オールマイトの人気は圧倒的なのだな・・・」



二人が、今日の昼の事件について、話題を振って来た。



飛鳥「・・・・・・そう、いえばさ」



飯田「どうした? 緑谷君」



飛鳥「・・・・・・雄英には、三段階の防衛システムがあるんだ。 一言でいえば、門、シェルターだよ。


   それなのにどうやって入って来たんだろうって・・・・・・」



本題に入ってみた。



飯田「うむ。 俺もそれは考えていた。 許可のない人間であれば、センサーが反応し、門が閉まるはずだ。 現場は見ていないが、故障だろうか」
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/27(日) 00:22:22.37 ID:0//Hi9h/o
これは明日の帰りにマックルー…相澤先生、こっち睨まないで下さい
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 00:35:31.57 ID:MjLHf9Kg0
取り敢えず今日はここまでです。 少なくてごめんなさい<(_ _)>





麗日「う〜ん・・・空、からかなあ?」



飯田「それだと校舎内、というのはおかしくないか? セキュリティ3は校舎内、完全に壁か天井に囲まれていたはず!」



飛鳥「うん。 マスコミは中庭まで来てた・・・・・。 そのあたりの上空は、特に監視が厳しいはずだ・・・・・」



麗日「う〜ん・・・・・・じゃあ何なんだろ・・・・・・」



飯田「確かめようにも、今回突破された区域は閉鎖されているぞ。 偽造IDカード・・・などだろうか」



二人が頭を抱える。 残る可能性は、地中を掘り進めたか門が破壊されたか・・・だ。



飛鳥「・・・・・・・確認、してみる?」



麗日「え!? でも、封鎖されてるし・・・・・」



飯田「帰り道はなるべく寄り道せずにまっすg」



飛鳥「それだけか? 謎を諦める理由って」



二人の表情が固まった。



飛鳥「・・・・・・俺たちはヒーローだろ。 少しでも怪しいところがあるなら、知っておくべきなんじゃないのか


   気になったら、率先して調べなくちゃいけないんじゃないか? ・・・・・・・そもそも、この学校だって、


   俺たちに隠していることが多すぎる・・・・・」



恐らく、オールマイトの弱体化は校長含め、ほとんどの教師陣が知っているのだろう。



オール・フォー・ワンのことは流石にオールマイトと校長しか知らないようだったが。



麗日「緑谷君・・・・・」



飯田「・・・・・・・・」ウーム



少し沈黙してから、飯田が口を開いた。



飯田「・・・・・・確認、だけだぞ。 もし確認する方法が見つからないのなら、


   その時点であきらめる。 それなら、それだけなら、少し目を瞑ろう」
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/27(日) 00:37:22.72 ID:0//Hi9h/o

50メートル包囲されてなきゃ見れるな
見れたところでどうにもならんけど
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/27(日) 00:37:34.81 ID:Vqjn567O0
ますます怪しまれるぞ
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/27(日) 00:47:00.24 ID:0//Hi9h/o
怪しまれたのなら怪しまれたでいいじゃない
オールマイトがどうにしろ結局ヒーローへの決意は変わらないんだし行動でしめしゃいい
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/27(日) 20:59:42.87 ID:0//Hi9h/o
マダー?
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 22:30:40.45 ID:MjLHf9Kg0
ミス発見。>>26雄英高校は私立ではなく国立高校でした。 >>68飯田君は太ももではなくふくらはぎに排気塔があります。






〜雄英バリアー前〜



飯田「やはり、封鎖されているな・・・・・」



問題の門には暗幕がかけられ、工事中の立て札があった。



飛鳥「・・・・・・・エコーズ」



麗日「?」



スタンドと視覚を共有し、暗幕の中に入らせる。



・・・・・思った通りだ。 



門は完膚なきまでに破壊されていた。 瓦礫が積もり、山になっている。



やはり、ただのマスコミが入って来ただけではなかった。



二人に報告しようと後ろを振り返った。



根津「やあ! そこで何をしているんだい!?」ピョコン



いきなり視界の外から現れた根津校長に面喰った。



飯田「!! こ、校長先生!! 失礼いたしました! 今回の騒動について、気になったので


   閉鎖区域に近寄ってしまいましたっ!!」バッ



麗日「わわわ・・・」



二人の反応を横目で見た校長は、そのまま無言で暗幕に近づいていった。



そして独り言のように呟いた。
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 22:31:07.57 ID:MjLHf9Kg0
根津「・・・・・・・・・見たいものは見れたかい?」ボソ



飛鳥「・・・・・・・・はい」



根津「そうか。 ・・・・・君はどう思う?」



門を壊した者の正体、目的のことだろうか。



わかりません、とだけ答えておく。



根津「・・・・・・・・・」



飯田「話は済んだのかい? 緑谷君」



飛鳥「うん・・・帰ろうか」



麗日「え? もういいの?」



飛鳥「ああ。 もう、いい」



飯田「・・・・・・?」



そのまま、無言で3人とも駅へと向かった。



帰ってから飯田にのみ、携帯で事実を伝えておいた。



内密にしておくよう、くぎを刺して。


182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 22:31:39.35 ID:MjLHf9Kg0


1週間後 水曜日


PM0:50



イレイザーヘッド「今日のヒーロー基礎学だが・・・」



        「俺とオールマイト。 そしてもう一人の3人体制で見ることになった」



なった、という言い方は、何か特例なのだろうか。



瀬呂「ハーイ! なにするんですか!?」



相澤先生が、RESUCUEと書かれたパネルを取り出した。



イレイザーヘッド「災害水難なんでもござれ。 ・・・人命救助訓練だ!!」



上鳴「レスキュー・・・今回も大変そうだな」



芦戸「ねー!」



切島「バカおめーこれこそヒーローの本分だぜ!? 鳴るぜ!! 腕が!!」



蛙水「水難なら私の独壇場ケロケロ」



イレイザーヘッド「おいまだ途中」ギロッ



各々しゃべりだした生徒達を睨んで止める。



そしてリモコンを取り出し、コスチューム入りの棚を出現させた。



イレイザーヘッド「今回コスチュームの着用は各自の判断で構わない。


         中には活動を限定するコスチュームもあるだろうからな。」


        「訓練場が少し離れた場所にあるからバスに乗っていく。 以上、準備開始」
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 22:32:53.02 ID:MjLHf9Kg0
(U)←あれに見えるけどご容赦を。






〜駐車場〜



麗日「ん」



救助訓練。 直接ヴィランを倒すことではなく、災害時などでのノウハウを養う訓練だ。



麗日「緑谷君普通の体操服だ。 この前の派手なのは?」



飛鳥「戦闘訓練で穴だらけになっちゃったから・・・」



飛鳥「修復を学校がしてくれるらしくてね。 それ待ちなんだ」コスチュームハモウスグデキルッテ



ッピピ〜ピッピッ



引率の笛の音だ。 ・・・・・・飯田だった。



飯田「バスの席順でスムーズにいくよう、番号順で二列に並ぼう」



キバってんなあ。



十分ほどして、演習場についた。



そこには、まるでアトラクションのような施設が多くあった。



破壊されつくした廃墟、燃え盛る町、切り立った崖、勢いよく流れ出る滝とその下にある渦。



???「水難事故、土砂災害、下記・・・・・・etc.」


   「あらゆる事故や災害を想定し、僕が作った演習場です。 その名も・・・・・・


    ウソの(U)災害や(S)事故(J)ルーム!!」



紹介をしてくれたのは、災害救助でめざましい活躍をしている、紳士的なヒーロー!



スペースヒーロー:13号だった。
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 22:33:20.68 ID:MjLHf9Kg0

"個性"『ブラックホール』 どんなものでも指先から吸い込んで塵にしてしまう。



宇宙服のようなものを着込み、声は変声器で高い。



麗日「わーーー 私好きなの13号!」ウオオオ



麗日さんのテンションが上がった。



イレイザーヘッド「13号。 オールマイトは? ここで待ち合わせるはずだが」



13号「先輩それが・・・」



飛鳥「?」



13号が声を潜め、ひっそりと指を三本立てたのが見えた。 エコーズと聴覚を共有し、話を聴く。



13号「通勤時に制限ギリギリまで活動してしまったみたいで。 ・・・仮眠室で休んでいます」



イレイザーヘッド「不合理の極みだなオイ」


        「・・・・・・・・・仕方ない始めるか」



13号の説明を聞き、いざ訓練に入ろうという時だった。



ズズ・・・ズ・・・ズズ・・・



イレイザーヘッド「一かたまりになって動くな!!!」



飯田「え?」
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 22:34:00.04 ID:MjLHf9Kg0

ズズ



広場の空間に突如、黒い渦が発生し、何十人もの見知らぬ人間が出てきた。



切島「何だアリャ!? また入試ん時みたいなもう始まってんぞパターン?」



相澤先生がゴーグルをかけ、叫んだ。



イレイザーヘッド「動くなあれは!! ヴィランだ!!!!」



ゾゾゾゾゾゾ



黒い靄のような渦が収束し、白い瞳を持った人の形となった。



???「13号に・・・イレイザーヘッドですか・・・先日頂いた教師側のカリキュラムでは、


    オールマイトがここにいるはずなのですが・・・」



黒い靄がしゃべった。 "個性"はワープゲートだろうか。



イレイザーヘッド「やはり先日のはクソ共の仕業だったか」



思わず、飯田と顔を合わせた。



???「どこだよ・・・せっかくこんなに大衆引きつれてきたのにさ・・・


    オールマイト・・・平和の象徴・・・いないなんて・・・」









子どもを殺せば来るのかな?








体中に『掌』をくっつけたヴィランがつぶやいた。

186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 22:34:33.67 ID:MjLHf9Kg0

それを聞いてか、イレイザーヘッドが捕縛武器を展開した。



歪んでいる。



俺以上に。



・・・・・・同族嫌悪だろうか。



そのヴィランは、特別危険に思えた。



いずれにせよ、センサーが発動しないので、誰かが妨害しているのだろう。



イレイザーヘッドは避難指示を出し、一人でヴィランの中に突っ込んでゆく。



大丈夫なのだろうか。 多対一の戦闘は得意なのか。



少し心配になるが、指示に従うことにする。



飯田「こんなことに・・・! 早く避難を!!」



???「させませんよ」ゾワ



ワープゲートが避難経路に立ちふさがる。



???「初めまして。 我々はヴィラン連合。 せんえつながら・・・この度ヒーローの巣窟、


    雄英高校に入らせて頂いたのは・・・・・・・」


   「平和の象徴オールマイトに、息絶えて頂きたいと思ってのことでして」



一瞬、思考が止まった。 殺す? オールマイトを?



???「本来ならばここにオールマイトがいらっしゃるハズ・・・ですが


    何か変更あったのでしょうか? まあ・・・それとは関係なく・・・」ユラァ〜〜



攻撃を察知し、13号が指の安全装置を外す。



???「私の役目はこれ」
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 22:35:55.90 ID:MjLHf9Kg0
靄をしよ放散うとした、が。



SKLIT! BOOOOM!



切島「その前に俺たちにやられることは、考えてなかったか!?」



切島と爆豪だ。 切島の"個性"『硬化』と、『爆破』で攻撃を仕掛けたのだ。



???「危ない危ない・・・・・・・・・そう・・・生徒といえど優秀な金の卵」



13号「ダメだどきなさい二人とも!」



ワープゲートが、一気に展開した。





散らして・・・嬲り殺す





【選択安価】飛鳥のついた先は・・・・・?


1水難 2火災 3土砂瓦礫 4山岳 5倒壊 6何とか靄から逃れた。


ゾーンを選択してください。 安価↓
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/27(日) 22:36:58.00 ID:0//Hi9h/o
6
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 22:46:28.94 ID:MjLHf9Kg0
安価了解です。 今日はここまで。 次回更新は 明後日の16時以降です。
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2016/11/27(日) 22:53:28.28 ID:0//Hi9h/o

多分ここでact2成長だろうけど、黒霧を音で気絶させちまえばほぼ勝ち確定だな
いやオールフォーワン来て詰むか
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/29(火) 16:40:08.02 ID:zADFYx8h0

飛鳥「くっそ・・・っ!」



上へ駆け上がり、何とか靄から逃れる。



靄が消えると同時に、生徒の半数が消えていた。



残ったのは13号、飯田、瀬呂、障子、砂藤。 そして麗日さんと芦戸さんだった。



飯田「皆は!? いるか!? 確認できるか!?」



障子「散り散りになってはいるがこの施設内にいる」



飯田の質問に、索敵に優れた障子が答える。



瀬呂「物理攻撃無効でワープって…! 最悪の"個性"だぜおい!!」



13号「・・・・・・・・・委員長」



13号が振り返り、飯田に作戦を伝える。 内容は、学校まで走りこの事件を伝える、ということだった。



飯田「しかしクラスを置いていくなど委員長の風上にも・・・」



砂藤「行けって非常口!!」



砂藤が飯田の背中を叩き、鼓舞する。



砂藤「外に出れば警報がある! だからこいつらはこん中だけでことを起こしてんだろう!?」



瀬呂「外にさえ出られりゃ追っちゃこれねえよ! お前の脚でモヤを振りきれ!!」



13号「救うために・・・"個性"を使って下さい!!」



麗日「食堂の時みたく・・・サポートなら私超出来るから! する!! から!!」



  「お願いね委員長!!」



各々飯田を説得する。



皆からの期待を感じ取ったのか、飯田の顔が引き締まった。



すると思い出したかのように、不安と期待の入り混じった顔を芦戸さんがこちらに向けてきた。
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/29(火) 16:50:57.55 ID:KytOFJLio
行け!見せてやれ飛鳥!
お前は正義だと!
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/29(火) 17:07:38.10 ID:zADFYx8h0

飛鳥「・・・・・・・」ヤベエ



実をいうと、俺はさっきからこの黒靄に攻撃を仕掛けているのだ。



しかしどこから攻撃を仕掛けても、エコーズが別の場所へ送られてしまうだけなのだ。



この靄を吹き飛ばせるような風があれば・・・・・!! 情けないが、13号の吸引に期待するしかない。



???「手段がないとはいえ・・・敵前で策を語る阿呆がいますか」ズオ



ついに靄が接近してきた。



13号「バレても問題ないから、語ったんでしょうが!!」



13号もブラックホールを開放した。  ・・・が。



???「13号・・・災害救助で活躍するヒーロー。 やはり・・・」



芦戸「先生ー!!!!」



???「戦闘経験は一般ヒーローに比べて半歩劣る。 ・・・・・・自分で自分をチリにしてしまった」



恐らく効果範囲の差が勝負を決めたのだろう。 13号のブラックホールは靄に飲み込まれ、



13号の背後に転送された。 必然的に、13号は背中から塵に帰ってゆく。



麗日さんが顔が絶望に歪む。



麗日「・・・・・・・っ!!! 緑谷君!! 攻撃して!! エコーズで!! 時間稼いでっ!!」



芦戸「!! そーだよ! 緑谷!! エコーズッ!! 早くーっ!!」



麗日さんと芦戸さんが、泣だしそうな顔でこっちを見た。 



エコーズのことを恐らく『便利なよくわからないもの』、と思っているらしい。



飛鳥「あ、ああ・・・うん」アセアセ



といっても、どうしようもない。 仕方なしに、エコーズの尻尾を掴み、こん棒のようにして振りかざす。



その瞬間。
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/29(火) 17:11:52.11 ID:KytOFJLio
あっ…
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/29(火) 17:34:16.10 ID:zADFYx8h0

ドッコオオオッ!!!



横から正体不明の衝撃を受ける。



何とか反応した左腕はぐしゃっとひしゃげて折れていた。 壁際に吹き飛ばされ、背中から壁に激突する。



振り回していたと言えど、 エコーズで死角を見張っていたはずなのに。 全く持って視えなかった。



飛鳥「う・・・・・ああ・・・・・・・」ドサッ



薄れゆく意識の中、俺のいた場所に立つ黒い肌の大男と、まるで錆びたかのように色をなくし、固まり死んでゆくエコーズが辛うじて見えた。








天哉「緑谷君っ!!?」バッ



砂藤「なん・・・だ? 何が起こったんだ・・・!?」



突如、広場から接近してきた黒い肌を持つ大男。 土煙をあげながら、何かを殴ったような姿勢でその場から・・・もとい、緑谷君の



いた場所から動こうとしない。 そしてその男の視線の先には、左腕がつぶれ、壁にぶつかり、もたれかかるような姿勢で気絶している緑谷君の姿があった。



芦戸「緑谷ーーー!!!」ダッ



13号先生を診ていた芦戸君が、焦って駆け寄ってゆく。



天哉「ダメだっ!!!! その男の前に立ってはいけない!!!」



出来る限り大きい声を出して、芦戸君を立ち止まらせる。



一瞬で人を、僕の友人を破壊した。 怒りもあったが、その時はそれ以上に恐怖が僕を支配していた。



???「脳無・・・? 命令もなしに単独行動を・・・・・?」



黒靄が何かぶつぶつ言っている。 どうすればいい。 どうすればいい!? こんな時、委員長として僕がまず動かねばならないんだ。



しかし、身体は動かない。 このモヤならばともかく、この大男から逃げ切るのは不可能だ。 さっきの一撃も、全力で殴っていたわけではないように思える。



恐らく、広場からここまでジャンプし、宙に浮いているときに殴打したからであろう。 威力は半減し、緑谷君は取り敢えず死なずに済んだ。 が、



危機的状況であることに間違いはない。 こんな時、兄なら・・・・・!! きっと、そうする。 まず相手を観察し、有効な策を考えるのだ。
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/29(火) 17:38:39.58 ID:yiQky6vE0
なんで脳無は一人だけに攻撃してきたんだ?
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/29(火) 17:43:47.42 ID:KytOFJLio
>>196
考える知能を持たない命令に従うだけの殺戮兵器みたいなもんだし丁度全員がいるところに向かう時飛鳥が殴りやすい場所にいただけかと
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/29(火) 18:03:02.46 ID:zADFYx8h0
人員は緑谷君以外は無事。 敵は二人。 一人は物理攻撃が通用せず、もう一人は圧倒的な身体能力を持つ。



危険度でいえば、緑谷君を潰したヤツのほうか。 ならば・・・・・っ!!



天哉「砂藤君!! 緑谷君の保護をっ!! 今から俺がこの男を捕まえる! 麗日君はそのあと、こいつを浮かせてくれ!! その瞬間、芦戸君は

   
   溶解度、粘度を最大にして攻撃を!! 瀬呂君と障子君は靄を牽制してくれ!!」DRRR



???「・・・敵前で策を語る・・・・・先ほども言いましたが、愚か。 ・・・・・・脳無も結果的には良いタイミングで来てくれましたね」



瀬呂「無茶ぶりだろっ!! 俺ら二人だけでどうしろってんだよ!!!」



障子「人員不足はどこも同じだ!! それでもやらなくては! 俺が何とかしてヤツの弱点を暴く!! お前は・・・・・」



???「敵前で・・・いや、もうよしましょう。 いかに雄英高校と言えど結局は高校生と教師だ。 ここまで無様なのも納得できますよ」ズアッ



瀬呂「うおお! 来たって!」



???「申し遅れました・・・・・私は黒霧。 君たちは・・・・・そうですね。 太平洋に落とす・・・なんてどうでしょうか。


    相手の名と、自分の終わり方くらい把握してから死んでくださいね」ズズウ・・・









天哉「トルクオーバー!」






レシプロバースト






トルクと回転数を無理矢理上げ、爆発力を生む。 反動でしばらくするとエンストするが、こいつを捕まえるには、これしかない。



二回、地面を蹴って脳のむき出しになった黒い大男・・・・・脳無といったか。



相変わらず立ち呆けているそのヴィランとの距離を一気に詰めた。 そのまま蹴りを入れ、動きを止めようとする。



ドフッ!!



脇に入った! 体を回転させ、今度は顎に向かって蹴りを入れる。



天哉「やった・・・・・!」
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/29(火) 18:19:24.26 ID:yiQky6vE0
やったか!?
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/29(火) 18:38:40.51 ID:zADFYx8h0
脳無「・・・・・・」



天哉「な・・・・・・に・・・・・・・?」



脳無は、微動だにしなかった。 次の瞬間、視界からその姿が消える。



天哉「くっ・・・!!」ギュルルッ



落ち着いて行動するんだ。 レシプロが切れるまであと5秒はある! その間に! 決め・・・・・・・



そこで、僕の意識は途切れた。







芦戸「飯田ー!!」



そんな。 最後の希望だったのに。



脳みそヴィランは、飯田君の蹴りを受けてなお、微動だにせず、飛び上がって飯田君を一瞬のうちに踏みつけ、地面へと叩きつけた。



障子「くっ・・・・・!! 向こうに応援に行きたいが・・・・・っ!!」ババッ



黒霧「お好きにどうぞ。 辛うじて私のワープゲートを躱している君らがむかったところで、どうにもならないでしょうが・・・」



瀬呂「いってえぇ・・・・・! 岩転送してきて落とすとか反則だろ・・・!!」



瀬呂君と障子君たちのところも余裕なさそう。 もう、私と芦戸さんだけしかのこっとらん・・・!!



ズン・・・・・!



脳みそヴィランが、私と芦戸さんの正面に立ちふさがる。



芦戸「うう・・・ぐ・・・・! 無理だよぉ・・・・・・こんなん・・・・・・・・!」ヘタ



芦戸さんがヴィランを見上げ、泣きながら膝をつき、へたり込んでしまった。



正直、私だってそうしたい。 っていうか、いまにもそうなりそうだ。 膝が笑ってるし、頭がクラクラしてる。



ヴィランが拳を固め、腕を持ち上げた。 ついに私たちもつぶす気だ。 目を瞑りたいのに、その拳から目が離せない。 



多分今の私の姿は、芦戸さんとそう変わらんだろう。 たぶん恐怖から涙と鼻水を流し、両足の間から粗相をしているはずだ。



ヴィランが、動いた。                   『ピシピシパッキイイイイインッ・・・!!」
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/29(火) 18:41:20.66 ID:KytOFJLio
act2って脳無にも効くのかなと思ったけど自動操縦のシアハートアタックに効いてるし考えるだけ無駄か
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/29(火) 19:09:16.23 ID:zADFYx8h0
>>199 やった→やってない 常識となりつつあるこのくだり。 一旦区切りまする。




飛鳥「・・・・・凍った・・・か・・・・・・なるほど」



芦戸「・・・・・・? ふえ・・・?」



障子「ハアッハッ・・・! なんだ? ヴィランが凍ったぞ・・・・!!? ハアッ。 轟か・・・・・!!」ゼエゼエ



麗日「・・・・・・?」



おそるおそる、固まった視線を下に移してみる。



そこにあったのは、今にも私に殴りかかろうとしている脳みそヴィランの姿。



ただ、少し違ったのはヴィランはそのままの姿勢で凍てつき、氷漬けになって固まっとったこと。







折れた左腕と肋骨の痛みを気合で封じ込め、フラフラと足を前に出す。




『ブォワアアアアンッ」



背中から衝撃波を放たれ、黒霧とかいうヴィランに向かって吹っ飛んでゆく。 



凄まじいスピードで、黒霧の横を通り抜けてゆく。



黒霧「ぬう・・・っ!!」



靄が風ではがれた。 作戦通りだ。



飛鳥「砂藤おおおおっーーーー!!!」



砂藤「うおおおっっしゃああああっ!!!」



砂藤 力道"個性"『シュガードープ』



糖分10gにつき3分間パワー5倍! しかし、糖をパワーに使うと次第に脳機能がダウンしてくので糖分を摂り続ける必要がある。



十分だ。 砂藤に伝えた作戦はこうだ。 あのワープゲートヴィランは、おそらく黒靄のワープゲートに出来る箇所が限られており、(少なくとも頭と両腕)



ワープゲートの黒靄で実体のある部分を覆っているのではないかと予想し、俺がモヤを吹き飛ばすので砂藤は実体を殴りつけろということだった。
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/29(火) 22:01:43.27 ID:zADFYx8h0
ドコッ!!



鈍い音が響き、黒霧が広場までふっ飛ぶ。



???「黒霧! 脳無は・・・・・」



黒霧「・・・・・・凍らされました。 私も、ゲートで衝撃を減らしたもののダメージが大きいです・・・・・一旦引きますか? 死柄木」



死柄木「は?」



死柄木「なに・・・・・・ほざいてんだ? 13号もイレイザーヘッドも倒したんだ。 中ボスは全クリだぜ? あとはラスボスが来てくれるのを


    待つだけだろ・・・・・ガキ殺しながらよ」



黒霧「そうですか・・・・・脳無はどうしますか?」



死柄木「呼べば来るさ・・・なあ。 脳無」



バッキャッ!



飛鳥「!!?」



脳無、と呼ばれたヴィランは、己の身体が割れるのにもかまわず、複数の手首を装着したヴィランと黒霧のところまでジャンプしていった。



ズグ



欠損した個所から、繊維が飛び出し身体を修復していく。 ・・・・・"個性"は『超再生』か。



死柄木「・・・・・・あいつ・・・ああ、そうかあいつか。 脳無と先生以外で複数の"個性"を持つってやつ」ピッ



死柄木と呼ばれたヴィランが、俺を指さして何かボソボソ言っている。



死柄木「そーだな・・・・・やっぱ・・・脳無にやらせとくか。 俺は他の子供をあしらう。 あと三分でレアボスがこなけりゃリトライだ」



黒霧「では、三分後に・・・・・私は散らした構成員を回収しておきます」ズオオ



脳無と死柄木が、こっちを向いた。 来る。



成長したエコーズで上空に駆け上がった。



エコーズACT2  前よりも人型に近づき、少し小さくなったようだ。 こいつが現れた瞬間、本能で使い方は理解した。



尻尾だけはさらに長くなり、先端に中東の壺のふたのようなとがった飾りがついている。
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