黒井社長「高木が構ってくれんのだ!」P「は?」

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43 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:05:08.27 ID:e3dNHs5z0

冬馬 『そうか、久々か……じゃぁやめとくか』

P 「冬馬にしては、妙に歯切れが悪いな?俺の用事が、何か関係あるのか?」

冬馬 『いやさ……アンタ、楽しくやる事がジュピターの目標みたいに言ってただろ?』

P 「ああ、そうだけど」

冬馬 『それ聞いて俺なりに考えてさ。みんなで楽しくやるには、みんなで仲良くした方がいいって考えたんだよ』

P 「ああ、それで?」

冬馬 『……まず、アンタと仲良くした方が良いんじゃないかって思って』

P 「待て、北斗と翔太はどうした?アイツら、お前の誘いをきっと待ってるぞ?」

冬馬 『北斗はデート、翔太は別の用事……だから、誘えるのがアンタしかいなかったんだよ』

冬馬 『今まで、765プロって事でつらく当たったけど……今じゃ一時的にも仲間なわけだからさ、その』モジ
44 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:06:03.44 ID:e3dNHs5z0

P 「ぷっ、ふふふ……」クスクス

冬馬 『笑ってんじゃねえよ!』

P 「いや、悪い悪い。わざとじゃないんだ」

P 「ただ、冬馬は真面目だなぁって思ってさ」

冬馬 『別に良いじゃねえか、それくらい……』

P 「分かったよ、拗ねるなって……オッケー、一緒にどっか遊びに行くか!」

冬馬 『おっ、そう来なくっちゃな!じゃあ、場所は……』

P 「……分かった!」ピッ

P 「まったく、冬馬は熱い奴だな」

P 「さて、用意用意っと……」
45 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:07:05.57 ID:e3dNHs5z0
――――― 

冬馬 「おっ、来たか!こっちだ、プロデューサー!」

P 「悪いな、少し遅れた」

冬馬 「気にすんなって。俺の方こそ、休日に呼び出しちまって悪かったな」

P 「そう言って貰えると助かる……」グーッ

冬馬 「あれ、飯食ってないのか?もう昼だぜ?」

P 「起きるの遅かったからさ……」

冬馬 「普段からもうちょいちゃんと寝た方がいいぜ、いざって時に倒れられたら困るんだからな」

P 「ああ、今後は気を付けるよ」

冬馬 「しっかし、そうか……それなら、昼飯でも食いに行くか」

P 「良いのか?何か用事があったんじゃ」

冬馬 「これが用事だから問題ないっての。ちょっと料理の研究に行こうと思っててさ」

P 「研究……?」

冬馬 「まぁ、向こうに着いたら分かるだろ。さ、行こうぜプロデューサー!」
46 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:07:56.45 ID:e3dNHs5z0
――――― 

美希 (ハニー、あと3週間も帰ってこないの……)

美希 「早く帰ってこないかな、ハニー……」チラッ

美希 「……!?」ギョッ

冬馬 「それでよ?折角チームワークを大事にしようって言ってんのに翔太の奴がな……」

P 「翔太の運動能力を活かせるなら、俺はそっちの方がいいと思うぞ?別にユニットにいるからって個性を潰さなきゃいけないわけじゃないしな」

冬馬 「それもそうか……」

美希 「……ハ、プロデューサー!」パタパタ

P 「ん、懐かしい声が……って、美希!?」

美希 「会いたかったの!勝手に961プロに行っちゃうし……寂しかったのー!」ギュゥウウウ

P 「わ、分かったから!美希、とりあえず離れてくれ!」

美希 「やなの!離さないのー!」ギュゥウウ
47 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:08:46.61 ID:e3dNHs5z0

冬馬 「おい、その辺にしておいてやれよ星井」

美希 「……ジュピターの」

冬馬 「そうだ。今のそいつは俺のプロデューサーだ、手出しはさせねえぜ」

美希 「うう……羅刹の癖にナマイキなの!」

冬馬 「羅刹で覚えてるんじゃねえよ!俺の名前は天ヶ瀬冬馬だ!」

美希 「そんなんの、どっちでもいいの!」バチバチ

冬馬 「なんだよ、やるってのか」バチバチ

P 「まぁ、二人とも落ち着けって。冬馬、美希も連れて行っていいか?」

冬馬 「……まぁ構わねえか。それじゃ星井、お前も来るか?」

美希 「ミキはプロデューサーについていくの!」

冬馬 「へいへい……それじゃ、ちょっと歩くぜ」
48 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:10:38.18 ID:e3dNHs5z0
――――― 

冬馬 「ここだ」

美希 「ここ、カレー屋さん?」

冬馬 「ただのカレーじゃないぜ?スパイスとかも凝ってる本格的なカレーだ!」

P 「そうか、冬馬はカレー作るのが趣味なんだっけ」

冬馬 「ああ……研究ってのは大事だからな」

P 「いつか冬馬の作ったカレーも食べてみたいもんだな……ま、アイドルに作らせるなんて贅沢は出来ないか」ハハハ

冬馬 「そういう事ならさ……翔太や北斗も一緒に呼んで、パーティーみたいな感じでやるってのはどうだ?」

P 「良いのか?」

冬馬 「良いに決まってるだろ?食べてくれるならそれに越したことはないしな!」

美希 「うう……ミキだって、おにぎりパーティーがあるもん」シュン
49 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:11:25.40 ID:e3dNHs5z0

冬馬 「……おっ、来たな」

店員 「お待たせしました、ご注文のカレーライスです」

P 「うわっ、俺が普段食べてるのとは色が違うぞ……」

美希 「すっごく、辛そうなの……」

冬馬 「当然だろ?無理なら、水飲んでな……さて」

P・美・冬 「いただきます!」

P 「はむっ……んっ?美味い!」

美希 「!か、からひ!からひの!」ジタバタ

冬馬 「なるほど……そっか、アレ使えば」ブツブツ

P 「美希、とりあえず水!」

美希 「ごくごく……ありがとうなの、プロデューサー」

P 「無理するなよ?辛いの食べ過ぎて喉がやられたとか、笑い話にもならないからな?」

美希 「大丈夫なの、ちょっとずつ食べれば……」パクリ

美希 「うん、美味しいの!」キラキラ

冬馬 「喜んでもらえたなら何よりだぜ!」
50 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:13:02.05 ID:e3dNHs5z0

美希 「むー……」

冬馬 「なんだよ星井、気に入らなかったか?」

美希 「冬馬にだけ良い顔させてるのがなんかモヤモヤするの!」

冬馬 「そんな事言われたって困るんだが……」

美希 「そうだ!ねぇ、プロデューサー?甘い物、食べてみたくない?」

P 「甘い物?」

美希 「ミキのオススメのお店、連れて行ってあげようって思って!」

P 「それは確かに気になるけど……」チラッ

冬馬 「良いぜ、行ってきたらいいんじゃないか?二人で仲良くしてきたら……」

美希 「何言ってるの?冬馬も一緒だよ?」

冬馬 「良いのか?俺たちは敵同士だぜ?」

美希 「でも、美味しいカレーのお店連れてきてくれたのは冬馬だし……お返しってやつなの!」

P 「だ、そうだ……冬馬、行ってみないか?」

冬馬 「……へっ、上等だ。楽しみにしてるぜ!」

美希 「ふふん、美味しすぎて頬っぺた落ちても知らないからね!」
51 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:14:10.39 ID:e3dNHs5z0
―――――

P 「ただいま……今日は充実してたなぁ」

P 「冬馬も満更じゃなかったみたいだし……仲良くしてほしいもんだけど」プルルル

P 「電話?」ピッ

P 「はい、もしもし?」

翔太 『プロデューサー!冬馬くんと二人で遊びに行ってたってホント!?』

P 「ほぼほぼ食い倒れ行脚みたいになったけどな」

翔太 『うわぁ、良いなー……ねぇねぇ!今度は僕も混ぜてよ!』

P 「ああ、構わないよ」

翔太 『約束だよ?それじゃ、また今度ね!』ピッ

P 「ふぅ……あれ、また電話か?」ピッ

春香 『プロデューサーさん!美希とデートしてたってホントですか!?』

P 「で、デートなんかじゃ……」

春香 『お話、きちんと聞かせてもらいますからね!』

P 「わ、分かった分かった……」

P (結局、アイドルに振り回される休日になってしまったな……)

P (……楽しいから良いか)ニッコリ
52 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:15:11.56 ID:e3dNHs5z0
―――――

雪歩 「あ〜♪」

美希 「あ〜♪」

千早 「真美、もう少し大きく……そうね、腹式呼吸を意識してもらえる?」

真美 「フクシキコキューってなんなの、千早お姉ちゃん?」

千早 「お腹から声を出すって事なんだけど……そうね、お腹の此処を意識して出してみてくれる?」

真美 「うん……あ〜♪」

千早 「うん、良い感じよ!元々、ちゃんとやれば出来るみたい」

真美 「そう?」テレテレ

千早 「ええ、その調子で頑張って!」

真美 「りょ→か→い!」ビシィ

亜美 「ねぇねぇ千早お姉ちゃん!亜美は?」

千早 「亜美は……そうね、もう少し姿勢から――」
53 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:15:38.76 ID:e3dNHs5z0

雪歩 「あ〜♪」

春香 「雪歩!ちょっといい?」

雪歩 「春香ちゃん、どうかしたの?」

春香 「んーとね……もうちょっと自信もって声出してみない?って思って」

雪歩 「ご、ごめんね……こんな私じゃ、声出しても邪魔かなって思って」アセアセ

春香 「そんな事ないよ!だって、この歌はみんなでプロデューサーさんに届ける歌だもん!そうでしょ?」

雪歩 「それは、そうだけど……」

春香 「歌を上手く歌うのが大事なんじゃないんだよ、雪歩!雪歩の気持ちを、いっぱい籠めようよ!」

雪歩 「春香ちゃん……うん、そうだね!もっと声出してみるね!」

春香 「うん!」

千早 「……春香、上手く歌うのも大事な事なのよ?」

春香 のワの
54 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:16:06.59 ID:e3dNHs5z0
――――― 

真 「ほらっ、皆!動きが小さくなってるよ!」

あずさ 「た、大変ねぇ……?!」ダンダン

響 「コラー!美希、腕の動かし方変えないでよー!」

美希 「えー?こっちの方がカッコいいのにー」

千早 「ど、どうかしら……」クイックイッ

響 「千早はもうちょっと大きく動いていいと思うぞ?動きが小さくないと声が出しづらいって事なら仕方ないけど……」

千早 「……いえ、意識してみるわ。ありがとう、我那覇さん」

響 「えへへ……これからも、困ったらドンドン自分に聞いて欲しいぞー!」パァア

伊織 「ひ、響ぃ……ここって、こうすればいい?」

響 「うーん……もう少し、タイミング早くしてみるといいかもしれないぞ?」

伊織 「……あっ、上手くいったわ!」
55 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:16:51.78 ID:e3dNHs5z0

春香 「ワン、ツーってわぁ!」

どんがらがっしゃーん!

真 「春香!平気?」

春香 「え、えへへ……だいじょぶだいじょうぶ」テヘヘ

真 「……春香、あんまり無理はしないで」キリッ

春香 「えっ……?」

真 「動く時に、最初のステップに注意して。それなら、多分コケる回数も少なくなると思うから」

春香 「あ、ありがとう真……」カァアア

雪歩 「……真ちゃん、それ色々な所で使うのやめた方がいいと思うよ?」ズン

真 「ゆ、雪歩?怖いんだけど……」

真美 「お→!これが、ジャパニ→ズシュラバって奴だNE!」

亜美 「これが、オトメを誑かすイケてるメンズって奴ですな?」

真 「僕は女だよーっ!」ワーッ
56 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:17:20.16 ID:e3dNHs5z0
――――― 

律子 「亜美、真美も!皆と動きをズラさないで!」

亜美 「え→?でも、こっちの方が自然だよ?」

真美 「そ→そ→!」

律子 「もう……伊織、どう思う?」

伊織 「良いんじゃない?そっちの方が、皆の動きが大きく見える気がするわ!」

亜美 「さっすがいおりん!」

真美 「これから毎日、おでこ磨いたげるかんNE!」

伊織 「必要ないわよ!」ムキーッ

律子 「それじゃ、亜美と真美はその動きでお願いするわね!」
57 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:19:12.18 ID:e3dNHs5z0

ガチャリ

小鳥 「皆、お疲れ様―!」

千早 「音無さん?仕事は大丈夫なんですか?」

小鳥 「皆が頑張ってるのに、一人だけ蚊帳の外なんて寂しいじゃない!私も応援するわ!」

貴音 「ふふ……私も、随分と尽力致しました。自信作です」ニッコリ

響 「貴音?いったい何の……」

美希 「さぁさぁ皆ー?美味しいおにぎりの、ご入場なのー!」ガラガラ

やよい 「うわぁ!おにぎりがいっぱいですーっ!」キラキラ

真 「凄いな……これ、全部作ったの?」

小鳥 「勿論よ!美希ちゃん監修のもと、私が腕によりをかけて作ったわ!」

美希 「小鳥は凄いの……ミキも手伝ったから、美味しく出来たって思うな!」

伊織 「助かったわ……お腹空いてきてたのよ」
58 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:19:41.05 ID:e3dNHs5z0

春香 「ねぇ美希!おかかのおにぎりとかってあるかな?」

美希 「おかかはねー……んーと、これっ!」スッ

春香 「ありがとう!それじゃ、いただきまーす……」ハムッ

貴音 「どうでしょう?塩味や握り加減……私の調整できる範囲はきっちりと調整したつもりですが」

響 「おにぎりガチ勢だぞ……」

美希 「おにぎりには真摯に生きていくの!」グッ

春香 「美味しい!私、こんなに美味しいおかかおにぎり初めて食べたかも!」キラキラ

真美 「はるるんホント→?」

亜美 「亜美も食べたいYO!」

小鳥 「うふふ、皆の分ちゃーんと作ってあるから!」

美希 「じゃんじゃん食べるの!あっ、でも梅干しの種は出してね?」
59 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:20:09.53 ID:e3dNHs5z0
――――― 

社長 「…………」プルルルル

ガチャリ

黒井 『なんだ、高木』

社長 「彼は、今どうしているのかね?」

黒井 『ああ……“わが社の”!プロデューサーなら、元気にやっているぞ?』

社長 「そ、そうか……」

黒井 『まぁ、奴も居心地良さそうにしているしな!高木、お前は飴と鞭の使い分けが下手すぎるんじゃぁないのか?』

社長 「た、確かに仕事を任せすぎているとは思っているが……!」

黒井 『休みもまともに与えられないような企業では、奴もさぞかし居心地が悪いだろうなぁ?ハーッハッハッ!』

社長 「……必ず、彼は連れ戻してみせる!」

黒井 『どうだかな。精々励め!もっとも?奴自身が、961プロの方がいいと言い出すかもしれんがね!』ピッ

社長 「……天海君、皆……!頼んだよ!」


  そうして、決戦の日を迎えた――!
60 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:20:37.61 ID:e3dNHs5z0
―――――

P 「……さ、待ちに待ったこの日がやってきましたね」

黒井 「ふふん……765プロを叩き潰した記念日だな!」

P 「そう簡単には潰れないとは思いますが……ていうか黒井社長、なんか機嫌よくないですか?」

黒井 「当然ではないか!いやぁ、あれから毎日高木から電話がかかってきてな……」

黒井 「いやぁ、毎度毎度苦しむ声が聞こえてくるのは格別だったとも!」

P 「目的達成したんじゃないんですか、社長にも構ってもらえてますし……」

黒井 「まぁ、当面の目標は果たせたという所だな」

P 「当面、ですか?」

黒井 「うむ……おい貴様、本格的に961プロに移籍する気はないか?待遇諸々は保証してやるぞ?」

P 「お誘いはありがたいですが……俺は、社長の理念と共にアイドルプロデュースをしてきたので」

黒井 「フン、つまらん男だ……所詮は高木の飼い犬か」

P 「すみません……」
61 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:21:15.33 ID:e3dNHs5z0

黒井 「謝る事はない。どちらにせよ、今回のフェスで負ければ貴様は我が961プロの所属となるのだからな」

P 「いや、俺は俺のアイドル達を信じてますよ」

冬馬 「おい、聞き捨てならねえな。俺たちとは仲間じゃなかったってのか?」

P 「そんな訳ないだろ!冬馬も北斗も翔太も玲音も……勿論、黒井社長だってこの一か月は大切な仲間だった」

北斗 「仲間……中々嬉しい事を言いますね」

翔太 「そうだよねー、仲間かぁ……へへへっ!」

玲音 「……それでも、その仲間より春香達の事を信じるんだね?」

P 「まぁな……ごめん、気を悪くしたなら謝るよ」

黒井 「まったくだ、バカモ――」

玲音 「気を悪くするなんて、そんな事あるわけないじゃないか!どちらにせよ、最高の状態で彼女たちとステージが出来るんだろう?」

冬馬 「ああ……今から、なんだかワクワクしてくるぜ!」グッ
62 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:21:42.48 ID:e3dNHs5z0

翔太 「だよねー!お客さん、疲れちゃったりしないかな?」

冬馬 「翔太、そういう心配は最高の演技をした後でする方がいいって」

黒井 「こ、こらお前たち!何を765プロに感化されているのだ!今から倒す相手だろうが!」

冬馬 「おっさん……そんな事、嫌って程分かってるっての」

黒井 「それなら……」

冬馬 「けどな!俺たちのステージを誰よりも楽しみにしてくれてるのはファンの皆なんだ!それなら、最高のステージで応えてやるしかねえだろ!」

黒井 「冬馬……」

冬馬 「最高の舞台、最高のライバルに最高のプロデューサー……これが揃った状態で、俺たちが最高の演技をして勝つんだ!それが、一番カッコいいじゃねえか!そう思わねえか?」

北斗 「相変わらず、無駄に熱いな冬馬は……けど、今は俺も同じ気持ちかな」

翔太 「だね!教わった事もバッチリだし!」

黒井 「まったく……だが!765プロが最高のライバルという事だけは認めんからな!」

玲音 「社長は相変わらず意地っ張りだな!」ハハハ

冬馬 「それで、プロデューサー!勝算、ないわけじゃないんだろ?」

P 「ああ、結構な確率でアピールは上回るはずだよ」

玲音 「そこまで言っているのに、いったい何が心配なんだい?」
63 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:22:08.10 ID:e3dNHs5z0

P 「……結局、プロデューサーってさ。最初はアイドルを導いてるように見えて、最後には導かれてるもんなんだよ」

翔太 「えっと、どゆこと?」

P 「簡単に言えば、俺が教えた以上のものを見せてくれるようになるって事だ!だから、765の皆がどれくらいの演技をしてくるかは分からない!」

黒井 「役に立たん奴め……」

P 「そう言われてしまうと立つ瀬が……」ポリポリ

玲音 「だがプロデューサー。それなら、アタシたちにだって同じことは言えるんだろう?」

P 「ああ、勿論!」

冬馬 「それなら、おっさんとプロデューサーには最高の演技を見せてやらないとな!今までの俺たちを超えた俺たちのパフォーマンスと絆……見せつけてやるぜ!」

黒井 「その意気だ!行け、我が961プロのアイドル達よ!翼を得た虎の強さ、見せつけて来い!」

冬馬 「おうっ!楽勝、だぜ!」グッ
64 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:22:35.44 ID:e3dNHs5z0
〜〜〜〜〜

春香 「冬馬君、気合入ってるね……?」

美希 「余裕づいていられるのも今の内なの……!」

千早 「美希?やけに熱くなってないかしら?」

美希 「冬馬にだけはハニーは渡せないの!絶対負けられないのっ!」

律子 「美希、ちょっと落ち着きなさい!とりあえず皆、打ち合わせ通りにね!」

伊織 「ええ、まず私たちが出るのよね?」

律子 「ええ、いける?」

亜美 「も→りっちゃんはシンパイショ→ですな→?」

あずさ 「大丈夫ですよ律子さん、私達ならやれます」
65 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:23:03.07 ID:e3dNHs5z0

律子 「三人とも、頼んだわよ!」

雪歩 「い、いつもはちんちくりんな私だけど!今日だけは、自信満々なアイドルとしてステージに立ちますぅ!」

響 「おっ、やる気だな雪歩!自分も負けてられないぞ!」

貴音 「急いては事を仕損じるともいいます……響、落ち着いていきましょう」

響 「えー?そういう貴音はワクワクしないのかー?」

貴音 「胸が高鳴っているからこそ、ですよ」ニッコリ

美希 「負けられないの……!フェアリー、気合を入れていくの!」

真 「ワックワクしてきた……!」

やよい 「真さん、お、落ち着いていきましょーっ!」アワアワ

雪歩 「やよいちゃんも落ち着いてね?」クスッ

千早 「……やるわよ、春香」

春香 「うん!プロデューサーさんに教わってたこと、皆で練習したこと……このライブでぶつけようね!」

千早 「そうね……春香!号令、お願い!」

春香 「うん!それじゃ、皆円陣組んで!いっくよー……」

全員 ゴクリ

春香 「765プロー、ファイトーっ!」

全員 「おーっ!」
66 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:23:57.78 ID:e3dNHs5z0
〜〜〜〜〜

P 「……はてさて」

社長 「おい、キミっ!」

P 「社長!いらしてたんですか?」

社長 「勿論だとも!こんな大きなライブ、見ていないのは損だからね!」

黒井 「フンっ……自分のアイドル達が負けるところを見に来たというのか?つぐつぐ救いようがない奴だな!」

社長 「黒井……いいや、今日は戦いじゃない。アイドルの祭典だ、彼女たちの輝く舞台を私は見に来たのだよ」

黒井 「戯言を……」

P 「本当に戯言かどうかは、想いを託したアイドル達が教えてくれますよ」

P 「それじゃ、社長。今日はよろしくお願いします」ペコリ

社長 「ああ……最高のステージ、ともに見届けようじゃあないか!」

P 「はい!」
67 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:24:23.45 ID:e3dNHs5z0
――――― 

伊織 「それじゃ、最初は私達からいくわよ!亜美、あずさ!準備は良い!?」

亜美 「モチモチ→!」

あずさ 「伊織ちゃん、あんまり頑張り過ぎてコケないようにね?」

伊織 「春香じゃないんだから大丈夫よ!」


冬馬 「よし、最初はAliceから行くぜ……気合入れるぞ!」

翔太 「冬馬くん、やる気満々だね……僕も頑張らないと!」

北斗 「新曲も後に控えてるんだし無理はし過ぎるなよ?」

冬馬 「へっ、無理なんてしてなんぼだろ?さ、今日は……」

翔太 「うん!『楽しく!』やろうね!」
68 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:25:38.10 ID:e3dNHs5z0


響 「あう……き、緊張してきたぞ」ドキドキ

貴音 「怯える事はありませんよ響、自分のやってきた全部を出し切りましょう」

響 「貴音……そうだな!これくらい、なんくるないさー!」グッ

美希 「……ミキ、ハニーを取り戻せるくらいキラキラしてみせるから!」

美希 「待っててね、ハニー!」


玲音 「……さて」

P 「不安か?」

玲音 「まさか。こんな大舞台を用意してくれて感謝してるよ」

P 「それなら良かった……」

玲音 「……なぁ、プロデューサー。このままプロデュースを続ける気はないのか?」

P 「ああ、俺は皆の所に戻る」

玲音 「そうか……うん、残念だな」

玲音 「手向けだ。キミが作った最高のパフォーマンスで、皆と一緒に盛り上がるとしよう!」

P 「俺が作ったんじゃない、玲音の作り上げたパフォーマンスだろ?」

玲音 「……ふふ、最後までそう言うのか」

玲音 「良いよ!キミとアタシの成果、ここで見せてくる!」
69 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:26:06.13 ID:e3dNHs5z0


真 「よっし……ガツンとぶつけるよ!雪歩!」

雪歩 「う、うん!そうだね……」

真 「……雪歩?」

雪歩 「ごめんね、真ちゃん……やっぱり怖いみたい」フルフル

真 「……それでも良いじゃないか」

雪歩 「えっ?」

真 「ほら、皆の声が聞こえるだろ?雪歩の声を楽しみにしてるんだ」

真 「だから雪歩……頑張ってみようよ!ボクがついてる!」

雪歩 「真ちゃん……うん!萩原雪歩、一世一代の大勝負ですぅ!」


真美 「やよいっち→!ビシバシいくZE→?」

やよい 「真美!慌て過ぎないで!」

真美 「も→、やよいっちは肩に力が入り過ぎなんだYO」ムニムニ

やよい 「……そう、かな?」

真美 「そ→そ→!もっと、いつもみたいにガル→ンってやっていこうYO!」

やよい 「……うん!ちょっと楽になったかも!」

やよい 「それじゃ、二人で頑張ろーっ!」グッ

真美 「あいあいさ→!」ビシッ
70 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:26:31.31 ID:e3dNHs5z0


千早 「……いよいよね、春香」

春香 「うん……皆、頑張ってくれてるけど」

千早 「平気よ。まだ、手はあるでしょう?」

春香 「そ、そうだね……すーはー」

千早 「春香、お願いがあるの」

春香 「な、なぁに千早ちゃん?改まって」

千早 「どうか、楽しく歌って?いつもの春香らしく」

春香 「で、でも千早ちゃん……」

千早 「私は……いつもの、楽しそうに歌を歌う春香と一緒にやりたいから!」

春香 「……そこまで言われちゃ、仕方ないかな!」

春香 「それじゃ、千早ちゃん!いこっ!」

71 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:27:06.69 ID:e3dNHs5z0
―――――

律子 「……いよいよですね」

社長 「ここまでは劣勢、か……」

律子 「皆、精一杯やっていますが……やはり、プロデューサー殿がついて教えているとなると差が出ますね」

社長 「最後に賭けるしかないか……」

律子 「大丈夫ですよ、社長」

社長 「律子君?」

律子 「765プロの一番の武器は絆ですから」

社長 「……そうだね」

律子 「そろそろ、私も出ます」

社長 「ああ……最高のステージを、頼んだよ!」
72 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:28:03.24 ID:e3dNHs5z0
――――― 

黒井 「フン、当然の結果だが……これでは、我が961プロの圧勝だな?」

P 「そうですね……盛り上がりは、961プロの方が大きいように見えます」

黒井 「ほう、妙に淡々と語るではないか。もう敗北宣言か?」

P 「……いいえ、まだありますよ」

黒井 「なに?」

P 「ステージを、見てください」
73 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:28:32.41 ID:e3dNHs5z0
―――――

春香 「はぁ、はぁ……」

千早 「流石の、玲音ね……」

真 「あんなにビシバシダンスが出来るの、ホント羨ましいよ……ボクも鍛えないと」

雪歩 「はぁ……」

貴音 「萩原雪歩。落ち着いて、少しお茶を飲んでください」

雪歩 「あ、ありがとうございますぅ……」ゴクゴク

響 「うう……踊りに夢中になって、声足りてなかったのかも」

あずさ 「伊織ちゃん、大丈夫?」

伊織 「へ、平気よ……」ハァハァ

亜美 「いおりん、ホンキ出し過ぎっしょ→?」

真美 「そ→だYO!これからが大事なんだかんNE?」

やよい 「うう……教えてもらった事、上手く出来なかったかもしれませんー……」

春香 「皆!次で、最後の曲だけど……」

美希 「春香?」

春香 「……みんなで楽しく!お客さんに、笑顔!届けようね!」

千早 「……ええ!」

あずさ 「……あら?」
74 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:29:55.51 ID:e3dNHs5z0
タッタッタ

律子 「待たせたわね、皆!」

真美 「りっちゃん、遅いっしょ→?」

律子 「しょうがないでしょ!色々準備があったんだから!」

春香 「律子さんもきたところで……」


春香 「765プロ、ファイトー!」

全員 「オーッ!」グッ
75 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:30:23.49 ID:e3dNHs5z0
――――― 

冬馬 「これなら、俺たちの勝ちか……?」ハァハァ

北斗 「そうだな……今の、感じでならだけど」ゼェゼェ

翔太 「二人とも、なんでそんなに疲れてるのさ!アンコールとかあったらどうするの?」

北斗 「冬馬が楽しそうにやるからさ……つい引きずられたっていうか」

冬馬 「仕方ねえだろ?楽しかったんだからよ。翔太は違うか?」

翔太 「すっごい楽しかった!ねぇ、これからもこんな感じでやろうよ!」

冬馬 「ああ、そうだな!」

北斗 「……あれっ?」

冬馬 「どうかしたか、北斗」

北斗 「いや……エンジェルちゃん達の方」

翔太 「えっ?」

冬馬 「……765プロ、13人全員だと?」
76 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:31:00.93 ID:e3dNHs5z0
――――― 

春香 「……それじゃ、これが最後の曲になります!聞いて下さい!」

ワァアアアア!

〜♪

P 「……これは」

黒井 「なんだ、この曲は……?」

 ねぇ♪ 最初に出逢った日 覚えてるかな? あれから幾つ経っただろう

 ねぇ♪ 振り返ればほら 思い出達 私の宝物だよ

春香 「あなたと一緒にいたい♪」

 ひとつの願いを 言いたくて言えなくてずっと

黒井 「なんだ、なんなのだこれは!?」

社長 「これが本当の絆の力というものだ、黒井」

黒井 「バカな……バカな!こんな事があるか!」

冬馬 「……ところが、これがあるみたいだ」

翔太 「あー、あれはどうしようもないかな……」

北斗 「そうだね。俺たちの応援に来てくれたエンジェルちゃん達も、あの曲の虜になってるみたいだし」
77 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:31:59.80 ID:e3dNHs5z0

黒井 「な、何を冷静に喋っているのだ!」

玲音 「いや、社長……これは、認めるしかないんじゃないかな?」

黒井 「玲音、お前まで!」

玲音 「ようやく分かった、あれがキミのアイドル達なんだな。今まで見てきたのがうわべだと、思い知らされた気分だよ」

P 「あぁ……自慢のアイドルだ」

冬馬 「……アイツらは、あんたの言ってたこと分かってたんだな」

P 「冬馬?」

冬馬 「付け焼刃だけじゃ、どうにもならねーって事だよ」プイッ

北斗 「あぁ、気にしないでください。冬馬、ちょっと妬けてるだけなんで」

冬馬 「誰も妬いてねえよ!」

P 「…………」

翔太 「……プロデューサーさん、泣いてるの?」

P 「……あぁ、泣いてるかもしれないな」ツー

黒井 「認めん、こんな……こんな……!」ワナワナ
78 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:33:27.91 ID:e3dNHs5z0
――――― 

千早 「……最高のステージだったわ」

美希 「ミキも、マンゾクしたって感じ!」

春香 「えへへ……あれっ?」チラッ

P 「それじゃ、これで俺はお役御免ですね?」

黒井 「当たり前だ!ほら、さっさと元の居場所に帰れ!」

P 「それじゃ、遠慮なく帰らせてもらいますよ」

黒井 「フン、どこへなりと行ってしまえ!」プイッ

P 「……黒井社長」

黒井 「なんだ」

P 「お世話になりました……負けてしまって、申し訳ありません」
79 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:33:53.85 ID:e3dNHs5z0

黒井 「……ふん、別にお前だけの責任ではない」

黒井 「ジュピターにも、玲音にもまだ力が足りなかったというだけのことだ!」

P 「…………」

黒井 「……だが、貴様の指導は中々だった。それだけは認めてやる」

P 「へっ?」

黒井 「勘違いするな!底辺の中でも、少しだけマシだったというだけの話だ!」

冬馬 「おっさん……おっさんのツンデレなんて、今時どの層にも受けないぜ?」

黒井 「何がツンでデレだ馬鹿者!」

冬馬 「ったく……短い間だったけどありがとな、プロデューサー」

翔太 「また一緒にやろうね!」

P 「ああ、頑張れよ!」
80 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:34:22.35 ID:e3dNHs5z0

春香 「プロデューサーさーん!」パタパタ

P 「春香!それに千早、美希も!」

美希 「良かった、良かったのー!」ダキッ

P 「これ、美希……いきなり抱き着くなって」

北斗 「羨ましいですねプロデューサー……俺に抱き着いてくれても良いんだよ?」

美希 「ツツシンデお断りするの」ツン

北斗 「そりゃ残念……」

千早 「……うう」

P 「千早?どうかし……」

千早 「良かった、良かった……プロデューサ−!」ウルウル

春香 「ち、千早ちゃん!?」

千早 「だ、だって……どこか行っちゃったらどうしようって!う、うぇ」ポロポロ

P 「わぁ!な、泣くなよ千早!」
81 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:34:48.83 ID:e3dNHs5z0
――――― 

小鳥 「お帰りなさい、プロデューサーさん!」

P 「どうも……すみません、ご迷惑をおかけしました」

小鳥 「いえいえ!いつもお世話になってますし!」

律子 「黒井社長からお詫びって事で番組の出演枠とかもらってますし、まぁ結果オーライなんじゃないでしょうか」

P 「えっ、そんなことしてくれたのか?」

律子 「プロデューサーの差し金じゃないんですか?」

P 「いや、俺はそんな事は頼んでないけど……」

小鳥 「黒井社長なりの御礼、って事じゃないですか?あのライブのお陰で皆もより一層有名になりましたし!」

律子 「妨害されてた今までの分考えたら安いくらいですけどね……プロデューサーがいなくて大変でしたし」

P 「考えなしだったな……ごめん」

律子 「断ったら断ったで酷い事になってたかもしれないじゃないですか、仕方ないですよ」

P 「そう言って貰えるとありがたいな……」
82 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:35:52.96 ID:e3dNHs5z0

バタン

社長 「お、おいキミ!助けてくれ!黒井の奴が……」

P 「社長?」

社長 「黒井の自慢が止まらないんだ!だ、誰か代わって……」

律子 「ああ……確か、ランキング独占したんでしたっけ」
83 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:36:24.40 ID:e3dNHs5z0
――――― 

黒井 「ふっふっふ……ハーッハッハッハッ!」

冬馬 「おっさん、笑い方キモいぜ」

黒井 「何を言うか!今笑わずして、何時笑うというのだ!」

翔太 「まぁ、そうだねー……ランキング1位!いやー、初週で売り上げトップはキモチいいね!」

北斗 「そうだな……うん、感慨深いものがある」

冬馬 「この程度で、満足もしてらんねえけどな?」

黒井 「当然だとも!我が961プロに凡俗な輩は要らぬ!王者として君臨し続けるのだ、良いな!」

冬馬 「おう、任せとけ!」

黒井 「……さて、高木にもう一度電話を」ピッポッパ

プルルルル

電話 『この電話はお客様の都合によりお繋ぎできません』

黒井 「……ウィ?」

翔太 「それ、着拒って奴じゃない?」

黒井 「……おのれ、高木ィいいいいい!」

黒井 「いつか、いつか完膚なきまでに叩きのめしてやるからな!覚悟しておけ、765プロォ!」

おしまい
84 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/09/07(木) 01:38:02.73 ID:e3dNHs5z0
悪い、黒井のおっさん……これ、誕生日ssのつもりだったんだ

という事でここまで読んでくださった方、ありがとうございました
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/07(木) 02:22:14.57 ID:ap+4fJkuO
いかんせんなんて社長が使うならともかく小鳥さんは使わないぞ
使うならただって言葉だな
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/07(木) 05:27:01.42 ID:jcnjxs9R0
乙なの
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/07(木) 09:21:36.82 ID:CecljtJrO
もう二度とSS書かなくていいからね
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/07(木) 10:49:47.72 ID:wJC/k4FM0

>>42から小鳥やモバの大西の餌場になりかけたけど、気のせいだったぜ
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/14(木) 00:22:29.35 ID:kviaSobMo
おつ
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/17(火) 18:05:49.84 ID:1axzqgJf0
おっさんのツンデレ…誰得?
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/17(火) 20:06:54.33 ID:lHyXan/KO
>>90
終わって一ヶ月以上たったSSをageなks
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 02:55:59.81 ID:I+1GS6uzO
>>90
4ねよks
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