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【安価・コンマ】オリ主トレーナー「ブイズとイチャイチャする」【ポケモン】★2

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248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 23:08:25.97 ID:mJF3QoaL0
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 23:10:03.43 ID:E9/775Dz0
>>247 訂正
× この園は連日3人体制で機能している。
〇 この園は連日3〜4人の体制で機能している。
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 23:21:06.21 ID:E9/775Dz0
午前中、先輩職員に謝りつつなんとか業務をこなしていった。

遅刻したせいで先輩保育士が緊急で出勤してくれていた。

申し訳なさで胸が少し傷んだ。シャワーズも私を無理に起こさなかった事について少し反省しているようだった。

シャワーズのせいじゃない、とは言ったが顔色は晴れなかった。

エーフィとサンダースはそこまで気にしていないようだったが、気にしていない素振りをしているだけかもしれない。

今日は通りに人がこず、昼のポケモンバトルはお預けとなった。


↓1コンマ2桁50以下でAトレーナー遭遇
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 23:25:59.67 ID:SRcT+qUDO
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 23:35:53.79 ID:E9/775Dz0
午後のお昼寝の時間の後、子供たちの自由時間になった。

自由時間中、先輩と子供の日用の飾りつけを作っていると、服の袖を引っ張る園児がいた。

女児はもう一方の手にヒメグマのぬいぐるみを持っていた。

カナタ「どうしたの?」

女児「せんせー……せんせーってジムリーダーよりつよいの?」


↓1 何と答える?
@勿論
Aジムリーダーと同じくらいだよ
Bうーん、弱いかな……
Cどういう意味?
D自由安価(要記入)

今日はここまでで。安価下。
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 23:43:31.66 ID:iGof4g3o0
3かな
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 23:52:43.90 ID:0WBSTfdeO

D
強いかもしれないし弱いかもしれないね
実際に戦ってみないと分からないかな
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 09:16:09.43 ID:S3Pe0dUB0
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/26(月) 22:33:39.06 ID:dxFiycdA0
>>230 訂正
× リーフィア「そう、ですよね」一瞬目を伏せてから見開いた「歌は、どうですか」
〇 リーフィア「そう、ですよね」一瞬目を伏せてから見開いた「子供にあげるものなんですけど……歌は、どうですか」
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/26(月) 22:34:51.00 ID:dxFiycdA0
少し悩んで「うーん、弱いかな……」と答えた。

この地方のジムバッジはすべて揃えたものの、四天王にはかなわなかった。

同じくらい、もしくはジムリーダーより強いと答えても良かったのだが「じゃあどうしてジムリーダーにならないの?」と聞かれると答えるのに困るだろう。

私は控え目に答えた。

女児「そっか……せんせーでもかてないの……」

カナタ「どうしたのかな?」

女児「じゃあ、わたしがやっても……」女児は俯いてしまった。

エーフィ「少女よ、ポケモントレーナーの道は長く険しく果てしないぞ?」

女児には通じないだろう。背中に向けて発せられた言葉に私は首を振った。

カナタ「トレーナーになりたいの?」

女児「うん……でも」指で示す。指先にわんぱくそうな男児が遊んでいた「むりだっていわれて……ジムリーダーになんかかてないって」

私は肩を優しく叩き頷く。

カナタ「今は無理かもしれないね。でも、勉強したりポケモンを育てたりしていけば、もしかしたらいつかは勝てるかもしれないよ」

女児「ほんと?」

カナタ「もしかしたらね。そのためにはきちんとポケモンを理解していくことが大切なんだ」

女児「りかい?」

カナタ「ポケモンの気持ちが分かるようになる、って感じかな」ひょい、とエーフィを抱きかかえる「なりたいなら、応援するよ」

女児は半分分かったような分かってないような様子だったが、夢を応援されて前向きになったようだ。

エーフィは女児を見つつ、遠くを見るような目になっていた。過去の記憶を探っているのだろうか。

↓1 コンマ2桁80以下でBトレーナー遭遇
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/26(月) 22:46:24.44 ID:E1/rBGXuO
へい
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/26(月) 23:25:58.34 ID:dxFiycdA0
昨日は早く帰らせてもらったので今日は残業した。

帰りたかったら帰ってもいい、とは園長の言葉だが遅刻した分今日は長く残った。

日は暮れてなかったものの、帰宅の準備を始めるころには月が出ていた。

エーフィ「もう出てるね」

カナタ「月?」

エーフィ「あれ?テレパシー?」

カナタ「なんとなくそう思ってね」

サンダース「寒いな、もう4月だってのに」サンダースが身震いした。私は寒くなかったのでそっと帽子を外して被せた。

カナタ「仕方ないよ、シンオウだし」

エーフィ「サンっち頭大丈夫?『アレ』に頭突っ込むポケモンなんて初めて見た」

私が子供を送りだしたり残業の掃除をしたりしてる間に、サンダースは穴の開いたドーム状の遊具に頭がはまり抜けなくなっていた。

幸い迎えに来たチヅルさんが先に気付いたのですぐに抜くことができた。

そのチヅルさんはというと、私の少し後ろから距離を空け周囲に目を配っている。色々と配慮してくれているようだ。

サンダース「もう平気だぜ。てかあの穴ぼこ山二度と近寄んねぇ……ったくやんちゃ坊主め……」

シャワーズ「まあまあ、あの年頃の子は仕方ないよ」

カナタ「抜けて良かったよ、本当に。ポケモンを助けるために遊具壊すなんて話になったらまた迷惑かけちゃうし、それにサンダースだってずっと頭突っ込んだままだったら大変だったし」

サンダース「まーチヅルが来なくても俺はカナタが助けに来てくれるとは思ってたがな」

エーフィが口笛を吹いた。シャワーズに夜だからやめなさい、と軽く窘められている。

その時草むらから影が飛び出してきた。一瞬チヅルさんが身構えたが、普通のトレーナーのようだ。


敵の手持ちの数は?
↓1コンマ一桁
1、7 1匹
2、8 2匹
3、9 3匹
4、0 4匹
5 5匹
6 6匹

↓2コンマ2桁 1戦目の敵の強さ
50で実力ほぼ拮抗。数値が高いほど強い。

(※クリティカルのため賞金2倍)

今日はここまでで。
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/26(月) 23:26:17.65 ID:GwMPoiZF0
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/26(月) 23:28:10.38 ID:+UmTYrKDO
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/28(水) 22:06:47.51 ID:exstWb7E0
>>259 訂正
× エーフィが口笛を吹いた。シャワーズに夜だからやめなさい、と軽く窘められている。
〇 エーフィが口笛を吹いた。シャワーズにもう夜になるからやめなさい、と軽く窘められる。

× 50で実力ほぼ拮抗
〇 70で実力ほぼ拮抗
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/28(水) 22:09:37.29 ID:exstWb7E0
「勿論俺らは戦闘するで?ポケモンバトルで」

りかけいのおとこの ケンジ があらわれた!手持ち:5

ケンジはコイルを繰り出した

コイル「君達、君達何歳?」

カナタ「シャワーズ、行くよ」

シャワーズ「うん!」

敵の手持ちは5体。こちらより多い。おまけに相手の先頭はこちらのシャワーズと相性の悪いコイルだ。

幸いなのはポケモンがそこまで強く育成していないように見える点か。

こちらの手持ちの残りはエーフィ、サンダース。

あとは敵の手持ち次第だが……


↓1 コンマ2桁
120−(38+20(2体敵よりこちらの手持ちが少ないため))=62
62以下で勝利
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/28(水) 22:10:28.05 ID:pxu7Jl6o0
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/28(水) 22:16:35.49 ID:exstWb7E0
りかけいのおとこは毒タイプのポケモンをよく使う、と以前マユに聞いたことがあった。

エーフィを温存させつつ、戦った。サンダースでコイルを倒すのはなかなか骨だったが、なんとか後続に繋げられた。

そして案の定敵がドクロッグ、ドガースを出してきたのでエーフィで封殺。勝つことができた。

この後ポケモンセンターへ行く必要があるだろう。

「君、ポケモンマスター?」


カナタ WIN
賞金 960円を手に入れた!
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/28(水) 22:19:23.84 ID:exstWb7E0
収支
4014+960−1200(食費)=3774円

追加イベント
↓1 コンマ2桁
3の倍数時 落とし物を拾った
5の倍数時 迷子のポケモンを探すトレーナーに会った
それ以外 イベントなし
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/28(水) 22:45:00.96 ID:exstWb7E0
今日はここまでで。コンマ下。
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/28(水) 22:45:36.62 ID:J5jI9NrR0

269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/06(火) 23:16:29.67 ID:PHbO0g/B0
昼パーティ好感度上昇を行ないます
昼行動でパーティに加えたブイズは好感度が上がります
↓1コンマ一桁分上昇
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/06(火) 23:20:18.93 ID:6f6z036o0
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/06(火) 23:23:52.98 ID:PHbO0g/B0
家につくと入り口に一人、女の子が立っていた。

高校生だろうか?ツヤのある黒髪が特徴的だ。

チヅル「マコトさん?」

え、と思わず声を漏らしてしまった。すると彼女が新しいボディガード……?

マコト「む、チヅルか。とすると其方が今回の護衛対象である……」

カナタ「カナタです」

マコト「宜しくお願い申し上げます」

頷いて握手した。どことなくグレイシアを思い出す無表情さだ。

一癖ありそうだな、と思いつつ家に招き入れる。
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/06(火) 23:26:56.62 ID:PHbO0g/B0
玄関にチヅルさんと入ってから身分証を確認した。昨日の偽物騒動があったので慎重になったが、問題はなかった。

リビングに入るとニンフィアがドアの前に座っていた。

カナタ「ただいま」

ニンフィア「おかえり。ごめん、部屋に勝手に物置いちゃってる。書いてある文字見れば事情分かると思う」

いいよ、と口に出しかけ、慌てて首を振った。マコトさんにはまだポケモンの言葉が分かることを話していない。

ブースター、イーブイは部屋の隅でテレビを見ている。番組はドキュメンタリーのようだ。

リーフィアは部屋だろうか。

ブラッキー「アンタまた人呼んだの?金のかかるお坊ちゃまですこと。ご飯を用意しなきゃいけないし人増えるなら早めに言って欲しいよねぇ?グレイシア」

グレイシア「……一人くらいなら大丈夫」

ブラッキー「そう?」

声の方角を見るとブラッキーがおたまを咥えている。グレイシアと一緒に料理しているのだろう。

先に契約内容を確認しよう。私は二人を自室へ案内した。
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/06(火) 23:28:10.89 ID:PHbO0g/B0
【日記を書く】?↓1 YES/NO
今日はここまでで。
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/07(水) 00:05:58.27 ID:/5DfC9lpO

安価はYES
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/08(木) 16:36:09.98 ID:I4sjfGuF0
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/10(土) 23:31:18.84 ID:gvBm/ah50
セーブしました
【12日目夜】
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/10(土) 23:33:03.09 ID:gvBm/ah50
契約内容は要約すると『家の警備』だった。主に私の留守中家を守り、ポケモンに家の周囲を警護させるというものだ。

二人も雇うとなると費用が馬鹿にならないが、父さんが費用をもってくれるとのことだったので安心だ。

寝る場所はチヅルさんが泊まっている部屋と同じ部屋だ。狭くなるが来客用の布団は敷けるので問題はないだろう。

もっとも、契約期間はチヅルさんより短い。これはマコトさんの依頼料が高いためだ。

チヅルさんはにこにこしながら私の横で話を聞いていた。

マコト「ここまで契約について話させて頂いたが、問題はないだろうか?」

カナタ「ええ、大丈夫です」

マコト「ふむ」

マコトさんは納得したのか何度も頷いた。

さて、チヅルさんには普通にポケモンと話せることを話した。

マコトさんにも(信じるか信じないかは別としても)打ち明けておくべきだろう。

カナタ「マコトさん、あのですね」

マコト「ポケモンと話ができる、ということか?ツクモ殿との面談時に話は聞いたが」

もう知っていたのか、なら話は早い。


↓1 コンマ2桁
1〜10 ???
11〜50 ふむ、どんな主人であろうと警備する事には変わりはない。
51〜75 疑わしいが、な……
76〜99 馬鹿馬鹿しい話だ……
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/10(土) 23:35:03.02 ID:YOF8nTrW0
えい
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/10(土) 23:44:03.51 ID:gvBm/ah50
追加判定 ↓1 コンマ2桁
1〜25 カナタ殿は知らないだろうが…
26〜75 知らない方が無礼というものだろう
76〜99 風の噂で聞いたことはあった。
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/10(土) 23:47:21.25 ID:YdAca5ihO
どうだ
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/10(土) 23:52:47.73 ID:gvBm/ah50
マコト「カナタ殿は知らないだろうが……私はカナタ殿の母とは会ったことがある」

私は思わず立ち上がっていた。

カナタ「母と?」

驚いてチヅルさんが私を見上げている。

マコト「もっともカナタ殿の母上と私の母上の仲が偶然良かっただけで、カナタ殿にはこうして初めて会ったわけだが」
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/10(土) 23:58:26.06 ID:gvBm/ah50
今まで触れてこなかったカナタの母親について設定します
(66以下はすべてツクモと離婚済みと考えてください)

↓1 コンマ2桁
1〜33 生存。ただし行方は知れず。
34〜66 生存。現在長期入院中。
67〜99 既にこの世にいない。

今日はここまでで。
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/11(日) 00:01:04.52 ID:cGU6ydcxO
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/11(日) 14:42:10.91 ID:W4axnkrv0
母親の設定を決めます
↓1〜3 でコンマ2桁の一番大きいものに決定します
名前:
性別:女(固定)
性格:
年齢:(読者側で設定できますが、一応カナタが17歳という事を踏まえて年齢設定しないと義理の母という可能性が浮上します)
魅力は後日設定します
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/11(日) 15:02:36.30 ID:cqUwON2F0
名前:トワ
性別:女(固定)
性格:控えめで大人しい
年齢:39
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/11(日) 15:37:39.82 ID:Zpi0Kz/FO
名前:ハルカ
性別:女(固定)
性格:優しくあまり自己主張しない
年齢:47
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/11(日) 15:43:30.92 ID:YAUDtOtDO
名前:チホ
性別:女
性格:控えめだが優しい
年齢:44
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/11(日) 23:21:55.10 ID:W4axnkrv0
私は母の顔を記憶から手繰り寄せていた。

父は私が小さい頃に母と離婚し、私を引き取って養育した。元々寡黙であった上に仕事が多忙を極めていたため、父から母の事はあまり聞けていない。

父は母と映画の撮影で出会ったらしい。『控えめな女性だ。自己主張しない私とは馬が合った』とは父の言葉だ。

結婚式の写真を見せてもらったことがあった。

面影から女性的とも中性的ともとれる母の顔は、私とよく似ていた。どうやら私の容姿は母の血を色濃く受けついでいるようであった。

母は女優としてそれなりに売れていたとのことだが、私に物心がつき、映画の中に母の面影を探すようになったころには既に表舞台から姿を消していた。

詳しい話は聞かされていなかった。それに父が話したくないことなら詳しい話は聞かない方がいい、と子供ながらに考えていた。

マコト「カナタ殿の母上、チホ殿は遠くホウエンの地で長期の療養生活を送られております」

マコト「私の母上は一時チホ殿と同じ病院に入院しておりました。その縁で会ったことがあるだけです。もし疑うなら今ここで電話をかけることも出来ますが」

私は二の句が継げなかった。これが嘘だとして、その嘘をつくメリットはなんだ?私を混乱させることか?

チホ、という名前を脳内で反芻する。彼女は私が数度しか聞いたことのない母の名前を口にしている。とても私には嘘と思えなかった。

カナタ「母は、どんな人でしたか」生唾を飲み込んでやっと言葉を絞り出した。

マコト「控えめだが、優しかったと聞いている。そして」私を手で示した「カナタ殿と同じくポケモンと会話できた、と」

カナタ「だからあまり驚かなかったんですね」

マコト「カナタ殿に関しては事前にツクモ殿から面談があったからな」

その時、ドア越しに「ご飯できたぞー」というサンダースの声が聞こえた。もう夕食か。

はーい、と返事し私は契約書にサインした。

カナタ「マコトさん、改めて、よろしくお願いします。母の話も、後で聞かせてください」

うむ、と彼女の口元が曲がった。
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/11(日) 23:22:31.64 ID:W4axnkrv0
1レスだけですが今日はここまでで。
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/11(日) 23:29:24.31 ID:k05JQoVV0
乙です
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/12(月) 23:29:08.34 ID:BhAX0Kod0
夕食の場でブイズたちにもマコトさんを紹介した。

昨日のように警戒しているブイズもいたが、シャワーズやブラッキー、サンダースなどはもう慣れたのか二人のボディガードとそのポケモンについて興味深々だった。

勿論二人がポケモンと話せるわけがないので私が通訳として間に入り会話をしていった。

夕食はいつかの時にグレイシアと話していた肉まんパーティ(サプライズまん含む)だった。

イーブイはサプライズまんがイカスミまんだと知るとエーフィと目を見合わせ驚いていた。

ブイズたちだけでなくチヅルさん、マコトさんの二人にも好評だった。

癖のある味だが魚介と考えると存外悪くないのではないか。グレイシアを今度呼んだ時に話そう。

夕食の途中からチヅルさんのユキノオーがこっそりボールを抜け出してパーティに加わった。

心配そうに隣の席からブースターとリーフィアが私に視線を送っていた。大丈夫だ、と声をかけて双方の頭を撫でた。
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/12(月) 23:29:37.02 ID:BhAX0Kod0
ユキノオー「いやー悪いっすね、突然の飛び入り参加で。お腹空いちゃって」

カナタ「『お腹が空いたので飛び入り参加してしまいました。すみません』だそうです。チヅルさん」

チヅル「ダメですよ、ユキノオーさん。一応仕事中ですからね?」

カナタ「まあまあ、少しだけなら量もありますし大目に見てあげてください」

チヅル「次はないですよ?全く……」

ユキノオー「いやーカナタさんは話が分かる人っすね。マジ感謝っす」

シャワーズ「私達の分は残しておいてね」

ユキノオー「モチのロンっすよそれはもう」

エーフィ「にしてもグレイシアの姉御、肉まんばかりで今日の夕食は野菜が少なすぎるのではないかな?」

グレイシア「趣旨が趣旨なので……」

サンダース「最悪動きゃいいんだよ動きゃ。食った分カロリー消費すれば何とかなるだろ?」

エーフィ「んっんー?動きすぎていざという時逃げられなければ元も子もないぞ?」

サンダース「ああ?トレーニングなんだから普通に余力残してやればいいだろ。オーバーワークは体に毒だろ?」

サンダース「第一俺達ゃ逃げるために生まれてきたわけじゃねぇだろ?いざって時は戦うんだよ。その身を粉にして矛にしてな」

ニンフィアは何か考えるように口を動かしていた。恐らく、私の部屋に置いてあったブラッキーの誕生会の飾りつけに関してだろう。

夕食前にクローゼットに隠してきたので他のブイズを呼んでもなんの問題もないだろう。

明日は久しぶりの休みだ。ニンフィアの物を美術商へ売ったりブイズとゆっくり休んだり色々できるはずだ。

早く起きるために今日は早めに寝よう。そう思いつつ私は食器を片付けに立ちあがった。
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/12(月) 23:30:11.20 ID:BhAX0Kod0
(〜夕食後〜)
ブイズを部屋に呼びます(一匹選択)↓1
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/12(月) 23:46:05.79 ID:BhAX0Kod0
今日はここまでで。
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/12(月) 23:46:41.21 ID:8ACPSn2G0
イーブイ
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/12(月) 23:48:08.63 ID:8ACPSn2G0
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/19(月) 22:50:28.31 ID:JXorPZFI0
イーブイを部屋に呼ぼう。

前に部屋に呼んだのはいつだったか。ブラッキー程ではないがあまりイーブイを部屋に呼べていない。

最近構ってくれなくてつまらない、と思われているかもしれない。

そう思ってイーブイを部屋に呼んだがなかなか来なかった。

もしかして寝てしまったのだろうか?


↓1 安価
@もう一度声で呼ぶ
A部屋まで行く
Bリビングを探す
C諦めて別のブイズを呼ぶ
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/19(月) 22:51:37.82 ID:kT/1HUc40
B
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/19(月) 22:59:44.73 ID:JXorPZFI0
リビングを探してみよう。まだ遊んでいるのかもしれない。

そう思って覗いてみると、イーブイは大きな二本牙の水色のポケモンとボールで遊んでいた。

器用に水色のポケモンはボールを頭で突き、リフティングしている。

一体誰のポケモンだろうか。

カナタ「イーブイ?」

イーブイ「んぅ?」ボールを頭でキャッチし、器用に床に置いた「なぁに?」


↓1 安価
@カナタ「誰のポケモン?」
Aカナタ「イーブイを呼んだんだけど……今、邪魔?」
Bカナタ「一緒に混ざっていいかな?」
Cカナタ「そろそろ夜遅いから寝ようか」
D自由安価 要記入
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/19(月) 23:09:36.25 ID:Q6jKxAgDO
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/19(月) 23:20:11.26 ID:JXorPZFI0
カナタ「イーブイ、それは誰のポケモンなんだ?」

イーブイ「誰の?」

イーブイも知らないようで水色のポケモンに振り返った。

トドゼルガ「フーム……危機感が足りませんな。んん、あいや失礼、私トドゼルガという者です」


↓1 コンマ2桁
1〜60 チヅル様のポケモンです。以後お見知りおきを。
61〜75 ???
76〜99 ????
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/19(月) 23:24:12.53 ID:ypYrjyX70
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/19(月) 23:37:03.84 ID:JXorPZFI0
トドゼルガ「チヅル様のポケモンです。以後お見知りおきを」

そう言って丁寧に頭を下げた。つられてこちらも返す。

ポケモンと話せることはチヅルさんのポケモンにも伝わっていたのか、という驚きとポケモンは『者』と言っていいのかという疑問とで困惑して一瞬間が空いた。

その様子を見て何かを察したのかトドゼルガは「さて、このあたりで終わりにしましょう」と口に出した。

イーブイ「えー」

トドゼルガ「もう十分楽しんだでしょう。カナタ様も呼んでおられますよ」

イーブイ「でも……」まだ名残惜しいのかボールを抱えている。

トドゼルガ「それとも片付けを私と一緒にやりますかな?」

イーブイ「やだ!!!」聞いた途端ボールを跳ね飛ばし私の元へ駆けてきた「おじちゃんおやすみ」

トドゼルガ「ええ」

私にウインクする。ボールを蹴飛ばし、頭に乗せる。私は頭を小さく下げ部屋を辞した。
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/19(月) 23:42:18.25 ID:JXorPZFI0
イーブイ「あーい!」

イーブイは部屋についてすぐベッドに飛び込んだ。

遊び足りないのだろう。何度も跳ねて楽しんだが、私が抱えると口を尖らせた。

カナタ「もう遅いからみんな起きちゃうよ。静かにしなきゃ」

イーブイ「はーい」


さて、呼んだこの子に何をしようか?↓1
会話(後安価)
ボディタッチ(好感度上昇は運)
遊ぶ(好感度微上昇)
自由安価指定(好感度上下はその時々の行動による)
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/19(月) 23:50:34.10 ID:2SNNhl5KO
会話
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/19(月) 23:57:22.46 ID:JXorPZFI0
↓1 さて、何を話そうか?
@イーブイってもしかして、ボール遊び……好き?
A夕飯の肉まん、おいしかったね。
Bイーブイ、明日一緒にお外出るとして、どこか行きたいところある?
Cブラッキーの誕生日プレゼントもう用意した?イーブイ。

今日はここまでで。安価下。
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/19(月) 23:58:55.22 ID:kT/1HUc40

308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/24(土) 15:55:42.45 ID:FyZN4YGf0
カナタ「イーブイってもしかして、ボール遊び……好き?」

イーブイ「えぇ?うーーーーーん」

ちょっと考えてから「普通に好き!」と答えた。

イーブイ「カナタお兄ちゃん、お兄ちゃんも……」

イーブイは唐突に言葉を切った。

カナタ「どうかした?」

イーブイは何も言わず、後ろを振り返った。背後にはドアがあるだけである。

カナタ「イーブイ?」

イーブイ「うーん、なんでもない」笑いつつ頬をかいた「そう、おじちゃんがね、凄いポンポン頭でボール飛ばすの、凄いんだよ」

ドアがどうかしたのだろうか?

イーブイ「カナタお兄ちゃんもボール遊び好き?おじちゃんみたいに出来る?」


↓1 なんて答えようか?
@ボール遊び?勿論好きだよ。でもあそこまでうまくはできないかな
Aボール遊びなら任せてくれよ。今ここでトドゼルガのおじちゃんみたいにやってみようか?(成功判定あり)
Bボール遊びはあんまり……かな。うまくボールも使えないし
Cボール遊びも好きだけど、イーブイと遊ぶのが好きなんだよ
Dははは、まあねぇ……。ところで、さっき後ろを振り返ってたけど何かあったのかい?

今日の夜の更新は難しそうです。
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/24(土) 16:13:59.40 ID:LFcUHs8+0
1
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/02(月) 19:07:01.05 ID:dtPsgsbK0
あまり気にしないでおこう。

カナタ「ボール遊び?勿論好きだよ。でもあそこまでうまくはできないかな」

聞いた途端に笑顔になってぴょんぴょんその場で飛び跳ねる。

イーブイ「やった!じゃあ今度やろー。ね?やろやろ!」

安易に約束はできない。私も私で忙しい時がある。

それにイーブイが一緒に遊ぶことで満足するかどうかは別だ。トドゼルガとはボール遊びの上手さが違いすぎる。


↓1
@うん、いいよ。今度時間ある時にやろうか
Aいいよ。でも私だけじゃなくて他のポケモンも一緒に呼ぼう。
B一緒に遊ぶのはいいけどボール遊びはあんまりうまくないし、別の遊びじゃ……ダメかな?
C自由安価(要記述)
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/02(月) 19:14:50.22 ID:A0zdrxxDO
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/02(月) 19:25:56.37 ID:dtPsgsbK0
カナタ「いいよ。でも私だけじゃなくて他のポケモンも一緒に呼ぼう」

イーブイは少し黙って、口を一瞬曲げてから元に戻し私の膝に乗った。

イーブイ「まいっか。今度ね」

膝の上からベッドにもう一度ジャンプした。


……さて、寝るまでにはまだ時間がある。何かしようか?

↓1 コンマ1桁×2
イーブイの好感度上昇

↓2 行動安価
会話(選択肢は>>306から@を除いた3択より選べます)
ボディタッチ
遊ぶ
風呂
自由安価指定
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/02(月) 19:33:14.90 ID:z1KhV3IR0
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/02(月) 19:37:30.18 ID:FOota26J0
遊ぶ
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/02(月) 19:40:50.19 ID:dtPsgsbK0
【現時点での好感度一覧】
シャワーズ:100(MAXのため好感度下降一度のみ半減)
ブースター:100(MAXのため好感度下降一度のみ半減)
サンダース:47
エーフィ:71
ブラッキー:48
グレイシア:62
リーフィア:100(MAXのため好感度下降一度のみ半減)
ニンフィア:59
イーブイ:59
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/02(月) 19:42:44.19 ID:dtPsgsbK0
シャワーズ
けんしんてきな がんばりや

一番カナタと付き合いが長い。カナタが最初に貰ったポケモンであるイーブイが進化した姿。
そのためにカナタの好物、好きな行動、嫌いな事、弱点などカナタに関する知識は飛びぬけて多い。また、カナタに日常的にブイズの目線から見た様子の変化を伝えている。

???


ブースター
おくびょうな ロマンチスト

以前のトレーナーに虐待されていたところをポケモンセンターに保護され、そこでカナタと出会った。
恐怖の対象、孤独から救ってくれたカナタを愛し、種族の垣根を越えて恋人同士になりたいと願っている。

???


サンダース
ゆうかんな ファイター

???

???


エーフィ
でんぱな のんきっこ

常にいい意味ではっちゃけている。道端で車に轢かれそうになっていたところを保護された。
『俺』のことは好きだが、理由は時間と場所によって変化する

???


ブラッキー
げんじつてきな どくぜつか

???

???


グレイシア
クールな りょうりにん

表情が乏しく感情が読み取りにくい。野生で傷ついていたところを出会った。
カナタの事はある程度好きではあるが、どんなことをすれば好意を伝えられるか悩んでいる。

???


リーフィア
きよわな きれいずき

非常にシャイで自己評価が低い。前の飼い主に捨てられた廃工場で出会った。
カナタの事はそこそこ好きではあるが、顔が赤くなっているのを誰かに見られるのが恥ずかしいらしくまだまだ道は長いようだ。

???


ニンフィア
まじめな げいじゅつか

一人称はボク。へこたれないイーブイが進化した姿。譲り受けた卵から孵した。
カナタの事も好きだが、カナタだけでなく自分とその作品を褒めてくれるものが総じて好きである。

???


イーブイ
むじゃきな いいこ

【NEW】無邪気で天真爛漫なポケモン。数か月前友人から譲り受けた。
カナタの事もブイズのみんなのことも大好き。素直ないい子。今日も一日笑顔でおはよう!

???
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/02(月) 19:44:56.55 ID:dtPsgsbK0
さて、何で遊ぼうか?↓1

お絵かき
パズル
ブロック遊び
ビデオゲーム
粘土
(自由安価で考えるのも可。ただし夜遅いため近所迷惑になるような大きな音を出すような遊びは×)

今日はここまでで。
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/02(月) 20:06:05.78 ID:mUJJimSQO
お絵かき
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/04(水) 23:24:34.16 ID:qht/4EDE0
まだイーブイは遊び足りなさそうである。何かしよう。

といっても、もう夜はとっくに来ている。ボールで遊んだり歌を歌ったりは近所迷惑になるから駄目だろう。

ならうるさくならない遊びにしよう。

私は部屋に無造作に置かれた段ボール箱(部屋で遊ぶ用の物だ。もっとも、最近はあまり中身を使っていない)からクレヨンとスケッチブックを取り出した。

カナタ「イーブイ、お絵かきでもする?」

イーブイ「いいよ」

貸してー、とねだるイーブイの目の前に置いた。

イーブイはおもむろにページをめくると、青のクレヨンを咥え絵を描き始めた。

私もイーブイと同じ目線に立とうと寝そべると(この場合同じ目線に立ったと言うべきなのだろうか?)緑のクレヨンで別のスケッチブックに絵を描き始めた。

このスケッチブック自体触るのはいつぶりだろうか。ニンフィアが絵心に目覚めた頃だったろうか。

ブイズが絵を描く時は人間とは違い、口で筆やペン、クレヨンを持つことが多い。

それゆえ人間より紙に顔を近づけ首を、口を小刻みに動かして絵を描かねばならない。

人間より絵を描くことは数倍至難であろう。

ニンフィアは彫刻だけではなく絵も描く。彼女はどれだけ苦労して、どんな情熱をもって絵を描いているのだろうか。

それとも、彼女は絵を描いている間は苦労を忘れるタイプなのだろうか。

――今度苦労を聞いてみるのも面白いかもしれない。

横目でイーブイを見る。一心不乱に紙にクレヨンを立てている。

ポケモンが誤って飲み込んでも大丈夫な素材でできたクレヨンだが、勢いよくクレヨンを紙に突き立てている様子を見ると少しハラハラする。

ブイズの、とりわけイーブイの目は大きい。食べても大丈夫とは聞いたことがあるが、はじけ飛んで目に入っても大丈夫なのだろうか?

イーブイ「お兄ちゃん?」心配そうに顔を上げたので慌てて私は紙に向き合った。
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/04(水) 23:26:10.54 ID:qht/4EDE0
>>319 訂正
×部屋で遊ぶ用の物だ
〇室内遊具その他諸々が入っている。
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/04(水) 23:38:51.16 ID:qht/4EDE0
私は床に顔をぶつけ、冷たさに目を覚ました。

もう深夜と言っていい時間帯だ。横目にイーブイを見ると時間が経っていないかの如く絵を描いている。

青空に雲がいくつか描かれた絵だった。

イーブイ「起きた?」

カナタ「うん」

イーブイ「お兄ちゃん、外」

カナタ「外?」

イーブイ「うん」

起き上がって伸びをして、カーテンを開けた。外には粉雪が舞っていた。積もってはいない。

イーブイ「綺麗でしょ」目をキラキラさせながら、さっき気づいた、と呟いた。

曖昧に返事しながら私は「4月とは思えないな」と心の中で呟いていた。

明日は久々の休日だ。朝になるころには止んでいるといいのだが。


↓1 コンマ1桁×2
イーブイの好感度上昇

↓2 行動安価
寝る
風呂
自由安価指定


今日はここまでで。
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/04(水) 23:39:53.12 ID:ZXMJsTKe0
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/04(水) 23:40:24.49 ID:dIAfipvDO
寝る
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/05(木) 15:52:54.17 ID:/rY464Tb0
もう夜も遅い。さっさと寝よう。

カナタ「イーブイ、一緒に寝る?」

イーブイ「うん?」イマイチよく分かっていない風に首を傾げた。

カナタ「イーブイが駄目じゃないんなら今日、一緒に寝ようと思うんだけど、どうかな?」

イーブイは固まった。

表情が変わったわけではない。嫌悪感から来る表情ではないように感じた。

カナタ「イーブイ?」

イーブイ「え、うんっ」問いかけですぐに解除された。何だったのだろう。
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/05(木) 16:00:09.04 ID:/rY464Tb0
その時、以前「一緒に寝ると熱い」とイーブイが言っていたのを思い出した。ジグソーパズルをやった翌朝のことだ。

考えてみれば無理もない。まだイーブイは子供だ。純真無垢なのだ。

イーブイの中では一緒に寝る事は好意の行動ではなく『ただ一人と一匹でベッドに入り、寝るだけ』という意味で、『寝苦しいだけ』の可能性がある。

ただ、今夜は雪が降っている。寒くなるであろうから一緒に寝るのも悪くないと判断したのかもしれない。

――などと考えている間に私はパジャマに着替え、布団を上げた。嫌そうならすぐに下げて一人で寝るつもりだったが、素直にイーブイは入った。

カナタ「イーブイ、やっぱり一人で寝る?」

イーブイ「なんで?」布団の中からくぐもった声が聞こえる。

カナタ「嫌なのかなって思ってさ」

イーブイ「よいしょ」布団から顔だけ出す「やじゃないよ。それにさみしいでしょ」

カナタ「寂しい?」

イーブイ「うん。お兄ちゃんもそうだと思うけど、私も夜さみしいもん。だからたまにお姉ちゃんたちの部屋に行ったりしてるの」

その話は初耳だった。

イーブイの目からすると私が毎晩ブイズをベッドに呼んで一緒に寝ていることは『夜一人で寝るのが寂しいから呼んでいる』ように見えるらしい。

イーブイ「誰かと一緒だと熱いけどね」

カナタ「熱くなったら出ていいよ」

イーブイ「分かった」イーブイが私に顔を近づける。

イーブイ「おやすみ」そう言って目を瞑った。

私は寝る前に何か話題を出そうとしたが、面倒になって同じ言葉を返して口を閉じた。

大人の物の見方と子供の物の見方は違う。

大人の目からすると見えているものが子供には見えてなかったり、また子供が独自に感性を持っていて見えているものが大人からは見えていなかったり。

老若男女千差万別、物の見え方は異なる。

17年。その間にどれだけ他人を、ポケモンを理解できただろう。

隣にいるイーブイも、普段は見せていない一面がある。それは喜ばしいことか、それとも悲しむべきことなのだろうか。

ふっ、と息をつく。

考えても仕方がないことだ。今は、生活習慣を朝型に治すことを心がけよう。

私もイーブイに背中を向けて目を閉じた。
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/05(木) 16:01:19.88 ID:/rY464Tb0
【13日目朝】
起床判定
↓1 コンマ2桁
0〜33 早く起きれた。早朝だ。
34〜66 普通に起きれた。
67〜99 寝坊した。もう昼前だ。

雪判定
↓2 コンマ2桁
0〜50 すっかり雪は止んでいた。
51〜85 雪がまだ外を舞っていた。
86〜99 雪が積もっている。


夜の更新はありません。
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/05(木) 16:07:08.31 ID:P2JNfVof0
ほい
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/05(木) 16:09:57.24 ID:dDGZp86DO
はい
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/07(土) 16:40:39.42 ID:1xHtqwtP0
私は年に一度くらいの頻度でおかしな夢を見るが、そういう時は大抵早く起きる。

そしてどんな夢か記録をつけようと考えてもペンをとるころには忘れているので、嫌な気分だけが朝残ってしまう。

気分も忘れればいいのに、とシャワーズに言われたことがあったが、大抵そういう日は午前中ずっと気分は晴れない。

何故そんなことを思い出していたのか。簡潔に言うと今日がその日だったのだ。

今回は夢の中で誰かに何かを呼びかけられているような夢だった。必死に訴えていたのが何だったのか、起きた私は覚えていなかった。

頭痛に顔をしかめつつ目を開けるとイーブイは隣でぐっすり寝ていた。今日は熱さで先に起きなかったのだろう。

早く起きられたので色々と行動できるな、と思いつつ頭を振って着替え、食卓へ向かった。
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/07(土) 16:41:50.84 ID:1xHtqwtP0
グレイシア「おはようございます。和食です」

サンダース「お、来たか。お前普段もこれくらいに起きるようにしろよ、絶対健康体になるぜ」

シャワーズ「おはよー。カナタくん今日どこ行くの?」

カナタ「みんなおはよう。まだどこへ行くか決めてはいないよ、シャワーズ」

ニンフィア、リーフィア、イーブイ以外のみんなが起きていた。

厳密に言うとエーフィが窓際で日向ぼっことばかりに寝そべっていたりブースターが朝風呂上がりの為ドライヤーをかけていたりはしているが……。


休日行動安価

↓1〜3 多数決
外出する(行き先、帰宅時間などはのちに指定)
家でブイズと触れ合う
一人で過ごす(過ごし方はのちに指定可)
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/07(土) 16:45:51.05 ID:P6pXNvgV0
外出する
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/07(土) 17:05:59.04 ID:gYJvPVGs0
外出する
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/07(土) 17:11:41.64 ID:1xHtqwtP0
外出をしよう。行き先は…… ↓1

しのの家
遊園地
画廊
ポケモンセンター
図書館
映画館
道路(高確率でトレーナー連戦)
ポケモン病院
廃墟(高確率でポケモンバトル連戦)

自由安価(記入)

↓2 いつ頃帰りますか?(昼前、昼下がり、3時過ぎ、夕食前、夕食後から選択)
↓3 連れていくブイズを選択してください(複数選択可。左から先頭順)

続きは夜に。
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/07(土) 21:17:58.54 ID:1xHtqwtP0
上げておきます。安価下
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/07(土) 21:18:28.21 ID:PCwNBVJn0
画廊
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/07(土) 21:39:04.33 ID:DacJPBd30
3時過ぎ
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/07(土) 21:52:26.32 ID:5LRJ9lt/0
サンダース、エーフィ、ブラッキー、グレイシア、シャワーズ
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/07(土) 22:48:36.55 ID:1xHtqwtP0
朝食をとりつつ私は思案した。

とりあえずニンフィアの作った物の事が先決だ。まずは画廊にでも行こう。

イーブイ、ニンフィア、リーフィア、ブースターの4匹とマコトさんに留守番を頼むことにした。

先に挙げた3匹はまだ寝ている事だし、マコトさんに慣れて貰うためにブースターも残そう。

カナタ「サンダース、エーフィ、ブラッキー、グレイシア、シャワーズ、この5匹で外出しよう。まずは画廊に向かう」

カナタ「ブースター、マコトさん、留守番お願いします。3時過ぎには戻ります」

マコト「うむ」

ブースター「え、あ、はい」

チヅルさんは準備ができているようだった。

私は5匹を連れ、玄関に向かった。
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/07(土) 23:14:15.36 ID:1xHtqwtP0
徒歩で画廊へと向かう。画廊はそこそこ歩くが、電車を使うほどでもない。

サンダース「それにしても雪止んでくれてホントよかったぜ。寒いと体あっためないといけないしな」

ブラッキー「ね。昨日雪降りだした時はどうなるかと思ったけど」

カナタ「足元グチャグチャだと大変だよね。最悪ボールに戻せば何とかなるけど」

エーフィ「ボールの中より外で空気が吸いたい……っ!」

ブラッキー「やっぱり外でずっと過ごしてると慣れちゃうよねぇ」

道中トレーナーと会ったとしても自信はある。5匹いるのでそう簡単には負けないだろう。

数歩後ろからチヅルさんがついてきてもいるので何かに襲われる心配もないだろう。


道中トレーナー遭遇判定
↓1 コンマ2桁
コンマ30以下で遭遇

画廊は……
↓2 コンマ2桁
1〜33 混んでいる?
34〜66 いつも通りだ
67〜99 空いていた。これは……?
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/07(土) 23:14:43.54 ID:F4opVeAq0
はい
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/07(土) 23:15:08.25 ID:evUUDqNDO
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/07(土) 23:40:51.59 ID:1xHtqwtP0
画廊へは何事もなくついた。

私が最近親しくさせてもらっている美術商は悪質なブローカーや業者とは繋がりがないものの、常に多忙で、また数度しかニンフィアの芸術品を見せたことがない。

そのためこちらから画廊へ足を運び、美術商へ売る必要がある。

しかし今日は……

チヅル「混んでますね」

普段の2倍以上の人が画廊に集まっていた。

カナタ「普段、こんなに混んでないよね」

シャワーズ「そうだったと思うけど……」

サンダース「なんかやってんのか……?」
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/07(土) 23:42:43.78 ID:1xHtqwtP0
美術商の設定を決めます
↓1〜3 でコンマ2桁の一番大きいものに決定します
名前:
性別:
年齢:

ちょっと今日はここまでにしておきます。
現代美術(特にポケモンが作ったような希少価値のあるもの)の石像の場合の取引の相場っていくらくらいなんでしょうね……
全然調べてなかったので色々悩んでます
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/10(火) 20:33:11.46 ID:L+Cp6HEDO
追い付いた。
ブイズがかわいすぎて辛いです。
安価は
名前:ケン
性別:男
年齢:40代くらい

とりあえずこれで。
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 20:34:39.12 ID:AR1Y//Ca0
名前:タクマ
性別:男
年齢:45歳
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 22:35:19.81 ID:f48hHqqN0
名前:セイジ
性別:男
年齢:40
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/11(水) 01:10:11.96 ID:ddC3uUXyO
熱い40代推し
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