【わたモテ】モテないし新手のスタンド使い

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45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/11(水) 12:44:15.53 ID:cb7EMhBhO
なかなか熱い展開だな
だが一つマジレスすると加藤さんもこっちは苗字呼びなのに弟は名前呼びなのは何故なんだぜ、初対面じゃねーのか
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/11(水) 16:05:31.38 ID:eyRyQNF50
>>45
じゃあ普段名字呼びの友達の弟妹がいたらなんて呼べばいいのよ
普通に名前呼びしかないでしょ
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/11(水) 17:17:05.32 ID:cb7EMhBhO
クラスメイト姉は名前呼びじゃないのに面識ない弟だけ名前呼びが普通?いや普通弟くんって呼ぶだろ笑
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/11(水) 22:16:59.96 ID:Nj4goWIX0
弟君妹ちゃんなんて呼んでる奴見たことないぞ
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 20:58:43.93 ID:z1I1qGR2O
どっちかっていうとフライ返しとかしてきそうな能力だな
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:00:01.78 ID:6oF3ybS40
呼び名に関しては、自分の感覚で選んでいます。
違和感を感じる人もいるでしょうがどうかご容赦ください。


後編を投下します。
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:01:14.93 ID:6oF3ybS40


・・・ シュタ シュタッ ・・・



黒木「(ま、また、こっちに来た!)」

黒木「(は、はやく・・・)」ガサガサガサ・・・



・・・ シュタ シュタッ!



黒木「(まっすぐ向かってくる! 逃げきれない!)」

黒木「ち、ちくしょっ・・・!」ガサッ!



タッ タッ タッ タッ タ・・・



黒木「(は、はやく来やがれ、あのヤンキー!)」タッタッタ

黒木「(いつもは呼んでもないのに、しゃしゃり出てくるくせに・・・)」ゼハー ゼハー…



 ク キ ッ !



黒木「あっつう?!」ドデ!

加藤「ふふふ」シュタ!



・・・ ト サ ッ 。

52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:02:53.82 ID:6oF3ybS40

黒木「あっ、つつ・・・ (足、ひねった・・・)」ズリ・・・

加藤「・・・大丈夫? 黒木さん」

黒木「(も、もう、逃げられない・・・!)」

加藤「それとも、お人形さんかな?」

黒木「・・・・・・・・・・・・」ゴクッ

加藤「・・・どっちでもいいや」…ザワッ



ザワ ザワ ザワ ザワ ・・・



黒木「(ま、また・・・!)」

加藤「あなたが、『この力』で動いてるお人形さんなら・・・」…ザワザワザワ

黒木「(森が迫ってくる・・・)」…ゾッ…

加藤「あなたへの痛みは、黒木さんに伝わるはず」ザワザワザワ…
                ス タ ン ド
黒木「・・・! 知ってるの、幽波紋のことを!?」

加藤「スタンド? ・・・そういう名前なの?」

黒木「し、知らないの・・・?」

加藤「・・・あなたが何を知っているのか、わからないけど」ザワッ!



ザワザワザワザワザワ



黒木「ひっ!」

加藤「・・・もう油断はしない。 わたしのものになって」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:03:41.68 ID:6oF3ybS40

黒木「な、なんで、わたしなんか!」

加藤「・・・わたし 『 な ん か 』 ?」



 ゾ ワ ッ !



黒木「わあっ?!」

加藤「あなたに」ゾワ…



「あなたに 、なにがわかるの!!」



 ゾ ワ ア ッ !!




黒木「(髪の束が、いっぱい!!)」

加藤「わからないんなら、わからせてあげる!!」ザワア!

黒木「(い、いちかばちか!)」グッ!



「加藤さんっ!!」

「黒木さん!」



加藤「なっ・・・!?」

加藤´「・・・・・・・・・」ザッ!
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:05:28.50 ID:6oF3ybS40

加藤「わ、わたし?!」

黒木「加藤さん´、加藤さんを止めて!」

加藤´「ええ!」タッ!


 タ タ タ タ タ ッ !


加藤´「ええーいっ!」シュタ!

加藤「こ、このニセモノっ!」ゾワッ!


 ゾワ ゾワ ゾワ


加藤´「きゃ?!」ギュルン!

黒木「(髪の毛の束が、加藤さん´に・・・)」ゴクリ



(・・・・・・やった!)



加藤「うけてみなさい、この偽者!」

黒木「(エサに食いついたっ!)」ニヤッ

加藤´「偽者はあなたよ」ニヤリ

加藤「な ― 」



 ビ ヂ ッ !



「 「 あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ ー っ ?! 」 」



… カツッ ! ジャラッ …

55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:06:44.31 ID:6oF3ybS40

― 『 リサーフィス 』は、変身した相手とあるていど感覚を共有している。

 その感覚は本来、とても微弱なもの。



「「あ・・・ ああ・・・ ああっ・・・?!」」



 けれど、その感覚は、互いの距離が近ければより強く感じ取れる。

 スタンドの能力を持つ者なら、さらに強く!



「「う・・・ ぐっ・・・ ああ・・・」」



そしてその感覚が限度を超えて強まったとき・・・

『 感 覚 の 共 鳴 』が生じるッ!



「「く・・・・ くっ、くう・・・・」」



 『 リサーフィス 』が感じた痛みが変身対象に伝わり!

 変身対象が感じたその痛みを、さらに『 リサーフィス 』が感じ取る!

 そう、互いの痛みは互いに伝わりつづけ増幅されるッ!!



「「は・・・ うっ・・・ くう・・・」」

「・・・ひ・・・ひぎっ・・・」



 ・・・当然、リサーフィスの本体である、わたしも痛い・・・

 し、死ぬ・・・ 死んじゃう・・・

56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:08:13.77 ID:6oF3ybS40

加藤「う・・・ くっ・・・」ヒクッ ヒクッ・・・

加藤´「・・・く・・・」・・・パシュッ・・・

黒木「(リサーフィスが、解除された。 そりゃ、耐えられないよな・・・)」ヒクヒク・・・

加藤「・・・・・く・・・・・」カク カクッ ・・・

黒木「(・・・いちかばちかだけど、うまくいった)」


(あのとき試しておいて、よかった・・・)



―――――――――――――――



黒木「なあ、お前、わたしと感覚共有してるんだろ」

黒木´「そりゃ、お前のスタンドだし」

黒木「いや、変身してる最中は、相手の意識とつながるんだろ?」

黒木´「まあ、そうだけど。 ・・・今もそうしてる」

黒木「それなら、あのさ。 こうしたら、どうなるの」ヒソヒソ

黒木´「何考えてんだ、この変態」

黒木「・・・ダメ?」

黒木「ぜひやってみよう」

黒木「ありがと」 カ チ リ 。


 ヴ イ ィ ィ ィ ィ ィ ン ・・・





「「んほおおおおおおおおお〜〜〜〜〜っ!?」」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:09:18.60 ID:6oF3ybS40

智貴「今度は何だっ!!!」バーン!

黒木「             」 ヒクッ… ヒクッ…

智貴「・・・お、おい。 大丈夫か?!」

黒木「らい・・・ じょうぶ・・・」ヒク ヒク ヒク

智貴「今度は何なんだよ」

黒木「・・・こ、小指・・・ あひの、小指・・・」プルプルプル…

智貴「・・・おおげさな野郎だな、ったく・・・ 気を付けろよ」



 ガ チ ャ   バ タ ン 。



黒木「・・・・・・・・れ、れてきて、いいよ・・・」ヒク ヒク

黒木´「・・・・・・・・は、はひ・・・」プル プル

黒木「これ・・・ しゅごい しゅごいのお・・・ わらひ・・・ もう、らめ・・・」…ヒクッ

黒木´「ほんと・・・ わらひ らめになる・・・ らめに、なっちゃふ、よお・・・」プル…




―――――――――――――――




黒木「(エロは人類の進歩につながるって、ほんとだよな・・・  ?!)」



 ヨ  ロ  ッ  。



加藤「・・・っ・・・」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:10:21.14 ID:6oF3ybS40

黒木「か、かとう、さんっ・・・」

加藤「・・・・・・はあ・・・・・・・はあ・・・っ・・・」ヨ ロ  ヨ ロ …

黒木「(な、なんて精神力・・・?!)」

加藤「・・・わ、わたしのっ・・・かち、だね・・・?」 ニ コ 。


 フ ラ  フ ラ

  ザ リ  ザ リ


加藤「しって・・・るよ・・・ あなたも・・・ いたかった・・・よね・・・?」・・・ ヨ ロ

黒木「・・・・・・・・・」ゴクッ

加藤「お人形さん・・・ もとに、もどっちゃった・・・ もんね・・・」フ ラ ・・・

黒木「なんで、なんで、そこまでして、わたしなんかを・・・」

加藤「・・・・・・わからない、かなあ」

黒木「わからない、わからないよ!」

加藤「わから、ないん、だね」カ ク  カ ク ・・・

黒木「どうして、加藤さんみたいな人が、わたしなんか・・・」

加藤「・・・・・・・・・・・・」



「うれし、かったん、だよ」



黒木「え」

加藤「すごく、うれし、かった」ヨ ロ ッ


59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:11:07.76 ID:6oF3ybS40

黒木「・・・な、なにが」

加藤「・・・あなた・・・だれでも・・・ああなの・・・?」ヨ ロ リ

黒木「『ああ』、って・・・?」

加藤「あなた、だれでも・・・かお、いじらせる・・・?」


―すごく 、可愛くなった。


黒木「あっ」

加藤「だれでも、つめ、いじらせる・・・?」


―他の指もやろうか?


加藤「だれから・・・ もらった・・・ものでも、たべる?」

加藤「だれの、ひざのうえでも・・・ねむるの・・・?」

黒木「・・・・・・・・・」

加藤「ずっと・・・ ひとりでいた・・・ あなた・・・」

加藤「わたしに・・・こころ、ひらいて、くれた・・・ うれしかった・・・」フ ラ リ

黒木「・・・加藤さん」

加藤「・・・あなた、きっと、わかって、くれる・・・」・・・シュル


シュル シュル シュル


黒木「ま、待って!」

加藤「わたしのこと・・・ わかって・・・」ザワッ



ザワ ザワ ザワ ・・・
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:12:33.70 ID:6oF3ybS40

黒木「加藤さん、待って! わたし、違う! あなたの思ってるような人じゃ!」

加藤「わたし・・・ の・・・ もの・・・」ザワ ザワ …

黒木「わたし、そんな、いいひとじゃない!」

加藤「・・・・・・・・・・・・」



「・・・しって、る・・・」



黒木「え」

加藤「わたし、しってる・・・ あなた・・・ わるいひと・・・ 」ザワザワザワ

黒木「や、やめて!」

加藤「だから、きっと・・・ わたしのこと、わかってくれる・・・ だって・・・」ザワザワザワ



「わたしも・・・ わるいこ、だもの・・・」



 ザ ワ ・・・



黒木「どっ、どうしても、やめてくれないの・・・!?」

加藤「・・・ダメ。 残念・・・ だけど、ね・・・」フ ラ ッ

黒木「やめて! ― 加藤さんっ!!」

加藤「しつこいよ・・・ バカ・・・」




「それじゃあ あなたの負けよ 可愛いレディ」

61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:15:40.54 ID:6oF3ybS40

加藤「なっ・・・」


 ガ シ ッ !


加藤「う、うああ・・・!?」グイ!

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」グ…



加藤´「残念だったね」



加藤「な、なぜっ・・・」
    わ た し
加藤´「明日香は、そんなことしない」

加藤「え」
                わ た し
加藤´「黒木さんの知ってる明日香は、絶対、そんなことしない」


 バ ッ !


黒木「うりゃあーーっ!」

加藤「?!」

黒木「加藤さん、ごめんっ!」グワッ!



「 モ コ パ ー ン チ ! 」



  ペ  チ  ッ  。



「あ」「え」「おっ」



  ク  キ  ッ  ♪

62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:16:26.35 ID:6oF3ybS40

― スタンドと本体は、感覚を共有している。

 だからスタンドが感じた痛みは、本体にも届く。



「・・・ ・・・ ・・・」

「いたい! いだだだっ! いたいよーっ!」



 けれど、変身中の『 リサーフィス 』は、変身相手の意識とリンクする。

 わたしからはなかば、独立した状態になる!



「・・・ はたかれた ・・・」ジワッ

「うで、うで、おれたっ! いたあーい!」



 だから「感覚の共鳴」は、変身相手とリサーフィスの間にだけ起こる!

 わたしが受ける痛みは、本来受けるべき痛みだけ!



「はたかれた・・・ 黒木さんに、はたかれたっ・・・」ポロポロ・・・

「い、いたいよ、いたいよう・・・」・・・ポロポロ



 そして『 リサーフィス 』が変身するのは、私の記憶の中の加藤さん。

 だから一度変身を解除すれば、受けたダメージは消えないけれど、

 一時的な状態の変化はリセットされる!

63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:17:31.15 ID:6oF3ybS40

「感覚の共鳴」で戦闘不能にできれば、それでよし。

 万一立ち上がってきたら、これを利用し不意打ちを決める!

 まさに隙の生じぬ二段構えッ!



・・・の、はずだったんだけど・・・



黒木「・・・い、いででで(作戦は、完璧だったのに・・・)」

加藤「ひっく、ひっく・・・ ふえぇぇぇ・・・ん・・・」グスグス

黒木「・・・加藤さん?」

加藤「たたいた・・・ 黒木さん、わたしのこと、たたいた・・・」エグエグ

黒木「・・・・・・・・・・・・・・」

加藤「お母さんにも・・・ たたかれたこと・・・ ないのにっ・・・」ヒックヒック



┌──────────
│            リ タ イ ア.
│加藤明日香 戦 意 喪 失

└──────────

   ドォーーーーーz__ン



黒木「(・・・・・・で、でもまあ、結果オーライか)」

加藤「ふっ・・・ ふえぇぇぇ・・・んっ・・・」グスン グスン

黒木「加藤さん」グッ!

「あなたはとても、強かった。 能力の扱い方も、完璧だった。 でも!」


 バ ッ !


「わたしはずっと頭の中で繰り返してきた。 同じスタンド使いとの戦いを!」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:18:18.66 ID:6oF3ybS40


「物心ついたときから、何千回も、何万回も! いつか幽波紋に目覚めることを夢見て!」


「・・・ そ う 」


 ズ ア ッ !


 スタンドバトル
「 実  戦  でなら、このわたしに一日の長があったのよ」



 ズ ギ ャ ア ア ーーz__  ン



「バカ野郎」ゴキッ!



黒木「ぐぶぇっ?!」

吉田「なにヘンなポーズしてんだ、お前」

黒木「わ、わたし、ケガ人・・・」ヒクヒク

吉田「あんな呼び方しやがって、ちくしょうめ」

黒木「(いまさらやってきて、えらそうに・・・)」ズキズキ

吉田「どうしちまったんだよ、加藤のやつ泣いてるだろ」

黒木「そ、それは・・・」



加藤「ぐすっ・・・ ひぐっ・・・」

65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:19:01.06 ID:6oF3ybS40

吉田「おい、加藤。 なにがあったんだ」

加藤「・・・吉田、さん。 ・・・なぜ・・・?」

吉田「・・・・・・うん?」

加藤「いつのまに・・・ここまで・・・これたの・・・」

吉田「なんだって?」

加藤「だれも・・・ 入って、きてなかった・・・ はずなのに・・・」

吉田「・・・出ろ」 ゴ !


 ド ギ ャ ン !


加藤「!!」

吉田「・・・」ドドドドド

加藤「よ、よしだ、さん・・・ それ・・・」

吉田「見えてるのか」ドドドドド

黒木「うん・・・」

吉田「どうりで、変だと思ったんだ」ドドドドド…


「森じゅうの木に、髪の毛が張り巡らせてあったんだからな」


加藤「! 見えて、たの・・・?!」
    クレイジープリンセス
吉田「 こ  い  つ  には、わかるんだよ」

加藤「そ、んな・・・」カクン

66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:19:47.46 ID:6oF3ybS40

吉田「黒木。助けてくれっての、加藤からだったのか?」

黒木「・・・うん」

吉田「その手と足もか」

黒木「これは、自分で、勝手に」

吉田「ふん」ドッ!



ド ド ド ド ド ド ド ド ド



黒木「よ、よしだ、さん?」

吉田「気は進まねえんだがな」ドドドドド

加藤「吉田、さん・・・」

吉田「しゃあねえか。 ・・・加藤」ドドドドド



「お仕置きの時間だぜ」


ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド



加藤「・・・!」

黒木「吉田さんっ?!」

吉田「悪く思うなよ。 こんなクソガキでも」ドドドドド


             ダ チ
「いちおう、わたしの友 達だからな」

67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:20:52.12 ID:6oF3ybS40

       ダチ
加藤「・・・友達・・・」

黒木「吉田さん、待って! 吉田さん!」

吉田「歯ぁ食いしばれ」

加藤「・・・・・・・」グッ!

黒木「待てって・・・」ムカッ!



「待てっつってんだろ、このバカヤンキー!!」



吉田「バカぁ?!」

加藤「・・・!」

黒木「あっ」

吉田「てめえ、いまバカって言いやがったな!」

黒木「あ、いや、その!」ビクビク

吉田「ちっ・・・ そりゃ、あたしだって気は進まねえ。 だが、これはケジメだ」

加藤「けじめ・・・」

黒木「で、でも!」

吉田「そこ、どけ。 黒木」

黒木「・・・・・・・・・」ブルッ



ブル ブル ブル ・・・

68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:21:23.71 ID:6oF3ybS40

吉田「どけよ」

黒木「・・・・・・・・・」ブルブル・・・

吉田「どけっつってんだろ!!」

黒木「っ! ・・・・・・・」ビクッ!


・・・ガタガタガタガタ


加藤「くろき、さん・・・」

黒木「・・・ひ、っく・・・」ガタガタガタ

吉田「どかねえのかよ、ったく」…ジャリ


… ザ ッ 。


黒木「あ、あれ」

吉田「・・・・・・・・・」ザッ ザッ ザ

加藤「・・・吉田さん」

吉田「あー、無駄足踏んだ」ザッ ザッ…

黒木「あ、ありがとう」

吉田「こんどあんな呼び方してみろ、本当にぶっ殺すぞ」

黒木「・・・ごめんなさい」

吉田「・・・くそったれ」ザッ ザッ



 ザ  ザ  ザッ  ・・・
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:22:30.44 ID:6oF3ybS40

黒木「・・・・・・・・・」

加藤「黒木さん・・・」

黒木「・・・立てる?」

加藤「立てる・・・あっ」フラッ

黒木「無理しないで。 ・・・戻れ」

加藤´「 」パシュッ

黒木「智貴」

智貴´「おう」

黒木「加藤さんに、肩貸してあげて」

智貴´「わかった」

加藤「・・・・・・・・・」

黒木「あいつ今日部活だし、山降りるまでならなんとかごまかせるだろ」

加藤「・・・黒木さん」

黒木「山から下りたら、タクシーでも呼べばいいかな」

加藤「・・・ごめんね・・・」グスッ

黒木「・・・いい、よ。 じゃ、智貴´」ヒョコ


ヒョコッ ヒョコッ ヒョコ…


加藤「黒木、さん・・・」

黒木「だい、じょうぶ・・・っつ!」ヨロッ!



・・・ ザ ッ !

70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:23:04.09 ID:6oF3ybS40

黒木「あっ」

加藤「あ・・・」

吉田「・・・・・・っ、たく」



ザ ザ ザ ザ ザ ・・・



黒木「・・・ごめんなさい、吉田さん」

吉田「お前は何回、あたしにおぶられりゃ気が済むんだ」ザッ ザッ ザ

加藤「智貴くん´、ありがとう」

智貴´「・・・大丈夫です、先輩」ザ ザ ザッ

黒木「(なんだこいつ、普段よりも妙に丁寧だな・・・)」ムカッ

吉田「加藤、まだ痛いのか」

加藤「痛くは、もうない。 くらくらする、けど」

吉田「なあ加藤。なんで、こんなクソガキにそこまでしたんだ?」

黒木「(・・・さっきからガキガキうるせーよ)」ムスッ

加藤「ごめんなさい・・・ わたし、ちょっと、おかしくなってた・・・」

黒木「・・・そうだよ、加藤さん。 そうでなければ、わたしのことなんか」

加藤「黒木さん、やめて」

黒木「え」

吉田「黒木、そういうのはやめろ。 無駄にムカつく」

黒木(・・・また言われた・・・)シュン

71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:23:38.24 ID:6oF3ybS40

加藤「・・・あなたと友達になりたいって思ったのは、おかしくなったからじゃない」

黒木「あ、ありが、と」テレテレ

加藤「けれど・・・」



(あなた、わたしのものにしてあげる・・・)



加藤「なんだかわたし、わけがわからなくなってた・・・」

吉田「・・・・・・・・・」

加藤「ごめんなさい、黒木さん・・・」

黒木「気にしない、で。 加藤さん」…スッ



「・・・でも」


 ジ ャ ラ ッ 。



吉田「なんだそりゃ、スマホか」

加藤「・・・それ、わたし、の?」

黒木「うん、さっき落としたやつ。 ・・・」



・・・ ジ ャ ラ ・・・



黒木「・・・・・・・・・加藤さんは、バカだ」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:24:55.82 ID:6oF3ybS40

加藤「えっ」

黒木「・・・携帯に、こんなの、つけて」…ジャラ

吉田「なんだこれ、三牛士か」

加藤「あ・・・」


[ どうしても3つ、もらってほしくて・・・ ]


加藤「・・・・・・・・・」

黒木「あなた、バカだ。 ほんとうに、バカだよ」・・・ギュッ



あなたのものにする? わたしなんかを? まったく・・・



― よく寝てたね。 疲れちゃった?



ス タ ン ド
あんなもんなんか使わなくったって、よかったのに。

・・・ バ カ 。



黒木「バカ・・・・・・・・・」グスッ

加藤「・・・!」

黒木「ったく。 ちっく、しょうっ・・・」ズズ ズビッ

加藤「黒木さん・・・ ごめんなさい。 ごめん、ねえ・・・」グズ・・・

吉田「・・・・このバカ」ムスッ



ザッ  ザッ  ザッ  ・・・
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:25:31.15 ID:6oF3ybS40

キーン コーン カーン

 キーン コーン ・・・




加藤「・・・ ・・・ ・・・」



 チ チ  チ チ チ チ

  チ チ チ チ ッ ・・・



加藤「・・・・・・・・・」

吉田「なんだ、加藤か」

加藤「・・・吉田さん」

吉田「なにしてんだ」

加藤「何も。 ・・・わたしを、探しに来たの?」

吉田「そこはわたしの席だ」

加藤「・・・ごめんなさい」スッ

吉田「いいよ。 ちょっと詰めろ」

加藤「うん・・・」

吉田「・・・っしょ」ドカッ



 チチチチチ  チチチチチ …



吉田「ねむ・・・」ボーッ

加藤「・・・・・・・・・」
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:26:33.85 ID:6oF3ybS40

吉田「・・・ふああ」ウト…

加藤「けじめ、つけにきたの・・・?」…ギュッ

吉田「ふあ?」

加藤「黒木さんを。 ・・・あなたの、友達を、あんなにした」

吉田「あんなん友達じゃねーよ」

加藤「でも、きのう」

吉田「当の本人がもういいって言ってるんだ」

加藤「・・・」

吉田「わたしが出しゃばることじゃない」

加藤「・・・それでも、わたし」

吉田「なら、本人に言えよ」

加藤「・・・・・・・・・」

吉田「・・・そろそろ、席、貸せよ。 眠りてえ・・・」ウツラ ウツラ

加藤「うん」スック



・・・ タ ッ !



加藤「ありがとう、吉田さん」タ タ タ タ

吉田「・・・・・・」スー スー…

75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:27:28.07 ID:6oF3ybS40


ザワ ザワザワ

 ガヤ ガヤ …



黒木「・・・・・・・・・・・・」ビクビク

田中「・・・・・・・・・・・・」モム…

田村「・・・・・・・・・・・・」…ハム



 ガヤ ガヤ ガヤ

   ザワ ザワ …



田村「・・・・・・・・・・・・」モム モム

黒木「(空気が重い・・・ 最悪に重い・・・)」ゲッソリ

田中「・・・・・・・・・・・・」ハム ハム

黒木「(田村さんは当然だけど、真子さんまで一言もしゃべってくれない)」ビクビク

田村「・・・・・・・・・・・・」コク…

黒木「(・・・あんなドタキャンの仕方すれば当然か・・・)」

黒木「(しかも学食で加藤さんといるとこ、見たんだろうし)」

田中「・・・・・・・・・・・・」コク コク

田村「・・・・・・・・・・・・」モグ…

黒木「(加藤さんのせいだ、なんて言うわけにもいかないしな・・・)」

黒木「(スタンドのことなんて説明したって、わかってくれるはずない)」

76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:28:05.32 ID:6oF3ybS40

黒木「(・・・こうして、一緒の席でご飯食べてくれるだけでも、ものすごく優しくしてもらってんだ)」

黒木「(しばらくはこれに耐えなくちゃ)」…グスッ



 … ス ッ 。



黒木「あ」

田中「・・・あっ」

田村「・・・!」



加藤「・・・・・・・・・・・・」



黒木「加藤、さん」

加藤「・・・ごめんなさい」

黒木「・・・・・・・・・」

加藤「・・・ケガ、させて」

黒木「えっ」

田村「え」

田中「け、ケガ?」

黒木「あ、う、その」

加藤「・・・サポーターとソックスで、隠してくれてるんだね」

黒木「・・・・・・・・・・・・」
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:28:50.37 ID:6oF3ybS40

田中「ケガなんかしてたの、黒木さん・・・?」

田村「・・・いったい、何が」

加藤「わたしの、せいなの」

黒木「(・・・! 加藤さん、それは!)」

加藤「わたしが、無理を言って・・・」ギュッ



「バスケの練習に、つきあってもらって・・・」



黒木「え」

田村「・・・え」

真子「バスケ?」

加藤「バスケ、上手になりたかったの。 茜を、びっくりさせたくて」

黒木「・・・・・・・・・」

加藤「だから昨日、無理いって相談してもらって。」

加藤「放課後に練習してもらって・・・」

黒木「か、加藤、さん」

加藤「・・・黒木さん、引き受けてくれた。 『こないだ、膝よごしちゃったから』って言って。」

加藤「黒木さん、すごく気にしてて・・・ わたし、ほんとうに、気にならなかったのに」

黒木「(・・・すごい、まるでウソ言ってるように見えない)」ドキドキ

真子「そう、だったんだ」

田村「・・・・・・・・・」

黒木「(加藤さんって、やっぱりちょっと怖いかも・・・)」ドキドキドキ

78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:32:45.39 ID:6oF3ybS40

黒木「あ、う・・・」

田村「・・・・・・・・・」

加藤「ほんとうにごめんなさい。田村さん、田中さん・・・」

田村「・・・なぜひとこと、言ってくれなかったの?」

黒木「え。 あ・・・」

加藤「わたしが、内緒にしてほしいって、言ったから・・・」

田中「黒木さん、らしいね」

田村「・・・バカ」

黒木「あの、その・・・ ごめん・・・」

田村「せめてもっともらしいことくらい、言えなかったの?」

黒木「う・・・」

田村「もういいよ。 ・・・バカなんだから」ムスッ



・・・ ガ タ ッ 。



加藤「!」

黒木「あっ」



吉田「よう」



田村「・・・」パチクリ

田中「吉田さん?」

吉田「邪魔するぜ、田中」ガタ。
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:33:51.05 ID:6oF3ybS40

田中「あ、うん。 ・・・珍しいね、どうしたの?」

吉田「小腹がすいちまったんだよ。 ・・・おい加藤、お前も座れよ」

加藤「えっ」

吉田「見下ろされるのは、しゃくだ」

加藤「・・・田村さん、田中さん・・・」

田中「どうぞ、加藤さん」ニコ

田村「・・・・・・・・・別に、いい」



 ガ タ ッ   ・・・ カ タ ン



黒木「(・・・大人数になっちゃったな)」

田中「なんだか嬉しいな。 吉田さんとごはん食べるなんて、はじめて」

田村「・・・いつも来てくれればいいのに」

吉田「ガラじゃねえよ」

田中「わたしたちが、吉田さんのところに行ったら、迷惑?」

吉田「寝てるかもしれねえぜ」

田村「寝顔、見たいかも」

吉田「なに言ってんだ」

加藤「・・・さっき、少しだけ見た」

田中「ほんと? 加藤さん」

加藤「可愛かったよ」

吉田「バカヤロ」

田村「・・・・・・・・・・・・」

80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:34:44.12 ID:6oF3ybS40


♪ ワイワイ キャッキャ ワイワイ



黒木「(・・・あのヤンキー、いっちょまえにガールズトークもこなせるのか)」

加藤「・・・・・・・・・」



♪ アハハ フフフ ソレデネー ソーカ ・・・



黒木「(ヤバい、ぜんぜん話に入れない)」

加藤「・・・・・・・・・・・・」シュル



シュル シュル シュル・・・



― 黒木さん。



黒木「ん?」



― 黒木さん。 黒木さん ―



黒木「(・・・私の足首?)」



シュル シュル シュル・・・


              ラブデラックス
黒木「(! 加藤さんの髪 の 毛・・・!)」
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:35:11.58 ID:6oF3ybS40

― 黒木さん・・・



黒木「(・・・わたしの足に巻きついた髪から、加藤さんの声が聞こえる)」

加藤(黒木さん。 聞こえてる?)

黒木(・・・リサーフィスにしゃべらせることも、できるかのな)・・・ス



― ・・・・・・加藤さん。 聞こえる?


― うん、聞こえる。 ・・・ごめんね、ケガさせて。


― よかった、聞こえて。 もう大丈夫。


― ・・・黒木さん。 けじめ、つけさせて。



黒木「(え?? けじめって・・・)」



シュル シュル シュルッ ・・・



黒木「(あっ。 ・・・なんか、あたたかい)」



シュルシュルシュルシュル…



黒木「(足のうずきが、おさまってく・・・)」
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:35:58.16 ID:6oF3ybS40

黒木「(加藤さんのスタンドって、こんな力もあるんだ)」

加藤「(経絡を刺激してるだけ。 スタンドの力じゃない)」

黒木「(そうなんだ)」

加藤「(だから、あっという間に治せたりはしない。 気休めくらいだけど・・・)」

黒木「(・・・な、なら、さ)」



― これからしばらく、治しつづけてもらうことは、できる、かな・・・?



加藤「(・・・え)」

黒木「(ほ、ほら。 席、前後ろだし。 ばれないように、こっそり)」

加藤「(・・・・・・・・)」

黒木「(ちょこちょこ、やってもらえると、うれしいな)」

加藤「(ありがとう、ね。 黒木さん・・・)」



・・・ 仲 直 り 、で き た か ?



黒木「!」

加藤「(・・・あっ)」



ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ・・・

83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:38:01.41 ID:6oF3ybS40

加藤「(クレイジープリンセスの声・・・)」

黒木「(・・・できた、と、思う)」

加藤「(そうか。 じゃあ)」



 ス ッ 。



吉田「(仲直りの、握手だ)」

黒木「(・・・握手)」・・・ス

加藤「・・・・・・・・・」



― シ ュ ル 。


 シ ュ ル ッ 。



吉田「(・・・きれいな髪だな)」シュル・・・


黒木「(手首も、あったかい。 みるみる治っていく感じ)」・・・シュルル

            ラブデラックス
吉田「(よろしくな、 加  藤  。)」

            クレイジープリンセス  リ サ ー フ ィ ス
加藤「(ありがとう、 吉 田 さ ん 、黒 木 さ ん 。)」


黒木「(・・・わたしたちの、秘密、だね)」


 (・・・うん) (ああ)








田村「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:38:31.31 ID:6oF3ybS40


♪ ワイワイ キャッキャ アハハハ




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




♪ ソレデネー ソーナノカ ウンウン




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




♪ アハハハ ウルセー ゴメンゴメン ・・・




・・・なに、あいつら。

女の子同士で、イチャイチャして。




♪ クロキサンハ ドウナノ?

  ア ウン ソノ ・・・



なに、あいつ。 鼻の下伸ばして。

キモい顔して・・・



・・・ ゴ ・・・
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:39:04.70 ID:6oF3ybS40


ああ、キモい。

みんな、きもい。

・・・ヘドが出そう。



ゴ  ゴ  ゴ  ・・・



なによ、あいつ。

わたしのこと、あんないやらしい目で見てたくせに。

いまは加藤さんのことばかり・・・



ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ



・・・きもい。 きもい。 きもい。

きもいきもいきもいきもいきもい。

きもいきもいきもい!! き も い っ っ っ !!



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ




・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・殺してやるッ・・・!




 ド ギ ャ ン !!

86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:39:44.16 ID:6oF3ybS40


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




ド ド ド ド ド ド ド ド ド




・・・あんたのせいだよ、黒木。




ド ド ド ド ド ド ド ド ド




あんたが、わたしを、おかしくしたんだ。

あんたのせいで、わたし、こんな・・・





ド ド ド ド ド ド ド ド ド ・・・






 ・・・ キ モ ォ ー イ 。



 キ モ ォ ォ ォ ォ ー イ ・・・




                                              /|_________ _ _
                                             〈  To BE CONTINUED…//// |
                                              \| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~ ~  ̄


87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:41:19.40 ID:6oF3ybS40

※おまけ※



\カカカカッ/

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃スタンド名:リサーフィス(resurface)
┃本体名:黒木智子
┃破壊力-D
┃スピード-D
┃射程距離-D
┃持続力-A
┃精密動作性-D
┃成長性-B

┃人形ほか人の形をしたものに憑依して記憶にある人間の姿に変身・実体化するスタンド。
┃「サーフィス」と違い、本人に触れていなくても見知った人間であれば誰にでも変身できる。
┃さらに憑依する人形も選ばず、人の形さえしていればどんな大きさでも材質でも憑依できる。
┃変身した人形は相手と全く同じ身体・精神を持つが、スタンド能力を扱うことはできない。

┃変身中のスタンドは変身相手とあるていど意志や感覚を共有している。
┃そのため本体から半ば独立したかのような言動をとり、完全に操作することはできない。
┃そのぶん変身中のスタンドからこうむるダメージのフィードバックも緩和される。

┃また変身中はスタンドの感覚が変身対象へも多少フィードバックされる。
┃この感覚は両者の距離が近いほど、スタンドの素養が高いほど明晰にとらえることができる。
┃その感覚が一定以上強まると対象者との間で「感覚の共鳴」が生じ、
┃互いの感覚に受けた刺激を互いに大きく増幅して感じ取ってしまう。

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:41:47.57 ID:6oF3ybS40

\カカカカッ/

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃スタンド名:クレイジープリンセス(crazy princess)
┃本体名:吉田茉咲
┃破壊力 - A
┃スピード - A
┃射程距離 - D
┃持続力 - C
┃精密動作性 - A
┃成長性 - A

┃筋骨隆々とした堂々たる体躯の女性の姿をした近距離パワー型スタンド。
┃圧倒的なパワーとスピードを誇り、またスタンドの五感もきわめて鋭敏。
┃その視力は地平線の彼方、宇宙の彼方までもをとらえ、
┃その聴力は無数の雑音のなかから狙った音だけを的確に聞き分ける。

┃また精密動作性も非常に高く、編み上げられた蜘蛛の巣を糸一本切らずにほどくことも可能。
┃文中ではこれらの能力を的確に駆使し、ラブデラックスの糸の結界を突破した。

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:43:58.68 ID:6oF3ybS40

\カカカカッ/

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃スタンド名:ラブ・デラックス -ノー・オルディナリー - (love deluxe -No Ordinary-)
┃本体名:加藤明日香
┃破壊力 - E スピード - C 射程距離 - B 持続力 - A 精密動作性 - A 成長性 - D

┃自身の髪の毛に憑依して実体化するスタンド。
┃ラブ・デラックスと違いパワーはほとんど無く 人の肉体を直接傷つけることはまず無理。
┃また相手に植え付けて直接的に操ったりする能力もない。

┃ただしスタンドを実体化させた髪はすぐれた張力と強度を持つようになる。
┃人の肌を斬ることまではできないが、張り巡らせた髪の毛で足もとをすくったり、
┃自身がそれを足場にして飛び跳ねるくらいのことは可能。
┃また束ねれば人ひとりを支えるくらいはできるが持ち上げたりできるほどのパワーはないし、
┃チューブ状に寄り合わせれば注射針のように突き刺したりすることも可能だが
┃強度・太さも注射針程度にしかできない。

┃反面、精密性には非常に優れており、髪の毛を1本単位から微細に正確に動かすことが可能。
┃数万本の髪の毛を個別に自在に動かし、それぞれの先端の状況を同時に把握することもできる。

┃これを利用して相手の皮膚感覚を刺激し、精神状態を高揚・沈静・混乱させることもできれば
┃痛覚神経を射貫き激痛を与えることもできる。
┃また自分自身に使用して表情筋の機能や皮膚状態を活性化させ、自身をより美しく見せることも可能。
┃それから髪の毛で患部を刺激し治癒能力を高めたり、
┃前述したように注射針型にして相手に薬物などを注入したりすることもできる。

┃なおこれらはスタンドの能力そのものではなく、あくまで物理的な刺激の影響であり本体の医療知識によるもの。
┃なので効果も通常の医療行為の範疇にとどまっている。


┃本体が自己の精神のなかで抑圧してきた、他者を操り人形にしたいというゆがんだ欲望が実体化したスタンド。

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 22:24:40.54 ID:2Av5js9Vo
加藤さんもやべー奴
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 01:00:41.92 ID:mZWCEI940
先が気になる終わりかただ

スタンド使いは惹かれあう
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/15(日) 08:50:42.61 ID:Zi1UY6PFO
使い勝手の悪いゴールドエクスペリエンスみたいだな
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 10:21:47.73 ID:TamnIa+4O
効果が本人の技術知識依存な点はパールジャム寄りじゃなかろうか
トキが持ったら最強になれるやな
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/16(月) 07:22:42.08 ID:KzjRXBlf0
レス返し。

>>90
もこっちの前だと、どんな人でもヤバさが浮き彫りにされそうな気がしてます。
蠱惑おそるべし。

>>91
これからどんどんもこっちに惹かれたスタンド使いが登場予定です。

>>92-93
自分のイメージでは花京院ポジですね。本体も込みで。
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