【艦これ安価】大淀「提督、艦娘たちがグレました」

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124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 01:51:52.99 ID:914Jky7Z0
大淀「本当です。耳を澄ますと聞こえる程度でしたけどね」

大淀「幸い私以外の艦娘は通らなかったので安心してください」フフ

提督「……ごめん」

大淀「何故謝罪を?」

提督「償いとはいえ、愛宕と寝てしまったから怒ってるんだろ?」

大淀「やですねぇ、なんで私が怒らなきゃいけないんですか」クスクス

提督「ずっと目が笑ってないだろ!? 血走ってるし!!」

大淀「気のせいですよ。さ、次の艦娘のもとへ行きますよ」

大淀「愛宕さんの言うとおり、安易に出歩くのはマズイと思います。集団を避けるため人通りの少ない場所へ」

提督「わ、分かった……向かおう」

――――

提督「なるほど、ここか」

大淀「はい。工廠へ続く道はいくつかありますけど、その中でもあまり艦娘が通らないルートです」

大淀「ここなら大勢の艦娘に出会うことはないと思います」

提督(まだ目が怖い……)

提督「よし、張り込んで待つか」

大淀「頑張ってください。私はまた仕事で抜けるので」

提督「案内ありがとう」

提督(さて、誰が通るかな)


↓2 艦娘1人、または複数(金剛型、第七駆逐隊などの呼び方でもOK) コンマがグレ度
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 01:52:49.36 ID:K8ilRWCTo
島風
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 01:52:54.32 ID:FzlejaEKo
山風
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 01:54:12.36 ID:914Jky7Z0
今日はここまでにします、お付き合いありがとうございます
ここは結構和やかな鎮守府なのかもしれない
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 01:57:52.62 ID:K8ilRWCTo
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 02:00:51.58 ID:bxxkfWxDO

大淀さんのグレ度解消はまーだ時間かかりそうですかね〜?
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 02:18:53.55 ID:FkEnvD5Wo

そんなフラグを立てるととんでもない爆弾が……
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 15:11:31.84 ID:9JL100gKO
複数選択の場合グレ度はどうなるのか
全員同一?そうなると全員99の修羅場や全員1の無害が揃う場合もあるのか
こわいなーとづまりすとこ
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 22:54:00.33 ID:914Jky7Z0
山風:グレ度32(小グレ)


提督「あ」

山風「……!」

山風「提……督……?」

提督「山風……留守にして申し訳なかった」

山風「なんで、ここにいるの……?」

提督「帰ってきたんだ」

山風「何してたの……?」

提督「仕事だよ。提督以外にも色々やってるんだ」

提督「本当にごめん。1か月も鎮守府を開けてしまって」ペコリ

山風「……」

提督「深く反省している」

ギュッ

提督「!」

山風「……バカ……」

山風「提督のあんぽんたん……!」ポカポカ

提督「ご、ごめん。寂しい思いをさせてしまったな」

山風「べ、別に……あたしは寂しくなかった……でも、みんな心配してた……」

提督「聞いたよ。俺は大馬鹿者だ」

山風「うん……大バカ……」
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 23:12:29.05 ID:914Jky7Z0
山風「あと、最低……」ギュー

提督「本当に最低だよ……ただ謝るだけじゃ、山風たちの鬱憤は晴らせないだろう」ナデナデ

提督「そのくらいのことをしてしまったからな」

提督「山風」

山風「……?」

提督「俺に罪滅ぼしをさせてくれないか」

提督「謝罪の気持ちを、頭を下げる以外の方法で表したいんだ。当然それで許してもらおうとは思ってない」

提督「ただ、山風を不安にさせてしまった報いを受けたい」

山風「ふ、不安になんかなってない……みんなは不安がってたけど……」

山風「報いって……何をしてくれるの?」

提督「山風のして欲しいことをする。何でも言ってくれ」

山風「何でも……」

提督「どんなことでもいい。とはいえ、男1人にできることは限られているけど」

提督「できる限りのことはするよ」

山風「……」

山風「……分かった……」


↓2 山風の要求 コンマをグレ度からマイナス
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 23:13:06.77 ID:TX3PC0zX0
改二になりたいんよ
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 23:14:52.17 ID:quVqnFxy0
本当のお父さんになって
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 23:21:07.90 ID:ZCdq7FrMo
パパー!
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 23:34:07.05 ID:914Jky7Z0
32−17=15


山風「……本当の……」

提督「え?」

山風「本当の……お父さんになって……」

提督「本当のお父さん?」

提督「えっと、つまり法的な手続きをして正真正銘俺の娘になりたいってこと?」

山風「そ、そう……艦娘のお仕事が、終わってからでいいから……」

提督(驚いたな。まさか山風がこんな要求をしてくるとは)

提督(養子縁組か……俺結婚してないけどいいのかな。まあ詳しいことは後で調べるか)

提督(山風が俺の娘……)

山風「ど、どうなの? ダメ……?」

提督「いいよ」

山風「え……本当……?」

提督「山風がなりたいと言うのなら」

山風「……!」パァァ

提督「ただし、これは仮約束だ」

山風「え?」

提督「山風を娘にする上で、色々覚悟しなきゃいけない事があるからな。正式にイエスとは言えない」

提督「この話は、艦娘の仕事が終わってから改めてしよう」

山風「それだと、提督が話を忘れてるかも……」

提督「絶対に覚えておくよ。だから、それまで2人だけの秘密にしておこう」

提督「どうだ?」
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 23:42:39.86 ID:914Jky7Z0
山風「分かった……」

提督「決まりだな」

山風「でも、忘れないでね……絶対に……」

提督「もちろんだよ」

山風「あと……パパって呼んでいい……?」

提督「えっ」

山風「2人だけの時でいいから……いいでしょ?」

提督「ま、周りに誰もいないことを確認してからな」

山風「ありがとう、パパ」

提督「!!」

提督(結構いいなこの響き)

山風「パパ……もう一つお願いしてもいい……?」

提督「へ? 山風の父親になる、で終わりじゃないのか」

山風「あたしを不安にさせた代償は、高くつく……」

提督(やっぱり不安だったのか。親子になりたいって結構レベルの高い要求だと思うけどな)

提督「何でも言ってくれ」

山風「うん……」


↓2 山風の要求その2 コンマをグレ度からマイナス
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 23:43:11.62 ID:yVesKyQe0
手を握って
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/20(金) 23:43:16.48 ID:e9ieI7Dr0
893式ケジメよこせ
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/21(土) 00:02:57.95 ID:zw5Ou62k0
15−48=0


山風「それじゃあ……」

山風「提督には……けじめをつけてもらう……」

提督「ケジメ?」

山風「そう、やくざ式けじめ……」

提督「いきなりどうした!?」

山風「1か月も留守にして、みんなを……あたしを心配させたのは重罪……」

山風「だから、そのくらいのことをやってもらわないと……」

提督「冗談だよな?」

山風「……」ジー

提督(本気の目だ!!)

提督「いやいや、でも指をつめるのは……!」

山風「指……? 指には、何もしない……」

提督「え……」

山風「指をつめるのは……やくざ同士のやり取りで、ありえること……」

山風「提督は、かたぎだから……お金で解決……」

提督「お前どこでそんな知識を得た!?」

山風「さあ、お金をちょうだい……」

提督(お金か。まあ指を切るよりは……)スッ

提督「ど、どれくらい必要なんだ……?」ゴクリ

山風「え? き、決めてなかった……」

山風「……500円……」

提督(低出費)
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/21(土) 00:15:41.39 ID:zw5Ou62k0
提督「500円でいいの?」

山風「駄菓子屋で、お菓子買いたい……」

提督「そうか。はい、どうぞ」スッ

山風「ありがとう」

提督「無駄使いするなよ」

山風「はーい」

提督(けじめっていうよりお小遣いだな)

山風「それじゃあ、提督……あたしはこれで」

提督「待った。どこでそんな知識を得たのか聞いてないぞ」

山風「て、提督には関係ないでしょ……」

提督「あるさ。仮とはいえ、お前の父親だからな」

山風「!!」

山風「そうだった……パパ……」

提督「無理にパパって呼ばなくていいんだぞ? 提督が呼びやすいならそれでいい」

山風「2人きりの時はパパって呼ぶ……! そう決めたから」

提督「好きにしていいけど。で、どこで知ったんだ」

山風「……艦娘組……」

提督「は?」

山風「艦娘たちで結成された、組織が出来てるの……」

山風「その名も、艦娘組……」

提督「いつの間にそんなものが」

山風「提督が、ずっと留守にしてたから……グレた艦娘たちが集結して作られたの」

山風「そのグループの目的は……提督に色々すること……」

提督「色々って何!?」
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 00:20:20.83 ID:zw5Ou62k0
↑すみません、ミスをしたのでもう一度上げます
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 00:20:51.53 ID:zw5Ou62k0
提督「500円でいいの?」

山風「駄菓子屋で、お菓子買いたい……」

提督「そうか。はい、どうぞ」スッ

山風「ありがとう」

提督「無駄使いするなよ」

山風「はーい」

提督(けじめっていうよりお小遣いだな)

山風「それじゃあ、提督……あたしはこれで」

提督「待った。どこでそんな知識を得たのか聞いてないぞ」

山風「て、提督には関係ないでしょ……」

提督「あるさ。仮とはいえ、お前の父親だからな」

山風「!!」

山風「そうだった……パパ……」

提督「無理にパパって呼ばなくていいんだぞ? 提督が呼びやすいならそれでいい」

山風「2人きりの時はパパって呼ぶ……! そう決めたから」

提督「好きにしていいけど。で、どこで知ったんだ」

山風「……艦娘組……」

提督「は?」

山風「艦娘たちで結成された、組織が出来てるの……」

山風「その名も、艦娘組……」

提督「いつの間にそんなものが」

山風「パパが、ずっと留守にしてたから……グレた艦娘たちが集結して作られたの」

山風「そのグループの目的は……パパに色々すること……」

提督「色々って何!?」
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/21(土) 00:51:15.04 ID:zw5Ou62k0
山風「分からない……噂だと、子供が見ちゃいけないことだとか」

山風「今は使われてない部屋で、プロレスや、柔道の技を練習してるとか……聞いたことある」

提督「何にせよ、ただじゃ済まないっぽいな」

提督「それで、そのメンバーの誰かにヤクザのことを教えてもらったと」

山風「違う……噂で聞いたの……」

提督「なんて噂だよ。発信源は誰なんだ……」

提督「なあ山風、その艦娘組のメンバーに心当たりはないか?」

山風「ごめんなさい……みんな、艦娘として活動してる時は普通だから……」

提督「いいんだよ。ありがとう」

提督(ということは、秘密裏に活動してるってことかな)

提督(メンバー大勢に捕まるのはマズい気がするから、誰か1人を見つけて和解しよう)

提督(そしてそれをきっかけに、艦娘組全員に謝罪して元の関係に戻れたら……)

山風「パパ……あたし、そろそろ行かないと……」

提督「ん、そうか」

山風「忘れないでね、あの約束」

提督「もちろんだ。情報ありがとうな」ナデナデ

山風「……♪」

――――

大淀「へー、初耳ですよ」

提督「大淀が知らないってことは、やっぱり密かに活動してるんだな」

大淀「そもそも、本当にそんな組織あるんですか?」

提督「あくまで噂だから、何とも言えないな」

提督「事実だとしたら、反省してもし切れないよ。俺のせいなんだから」
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/21(土) 00:57:17.35 ID:zw5Ou62k0
大淀「早く謝らないとですね」

大淀「ひとまず警戒はしておきましょう。引き続き、この人通りの少ないルートで艦娘を待ちながら」

提督「うん」

スタスタ

大淀「あ、早速来ましたね」

提督「あれは……」


↓2 艦娘1人、または複数(金剛型、第七駆逐隊などの呼び方でもOK) コンマがグレ度
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 00:57:57.44 ID:yMnl+Kzxo
山城
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 00:58:05.68 ID:pPZtD3Sco
大井
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/21(土) 01:07:20.48 ID:zw5Ou62k0
大井:グレ度68(中グレ)


提督「大井だ」

大井「……」イライラ

提督「明らかに苛立ってるな」

大淀「最大限に気を配って接してあげてくださいね」

提督「もちろん」スッ

――――

大井「ったく……なんであの人は……」ブツブツ

提督「大井」

大井「!!」

大井「て……提督……!」

提督「長い間、留守にしてすまな…」


大井「ここで会ったが百年目ー!!」スタタタッ

提督「!?」


大井「はっ!」シュッ

提督(鋭い蹴り!?)ササッ

提督「ま、待ってくれ大井! 気持ちは分かる、俺はお前たちを…」

大井「このっ!」シュッ

提督「うわっ!?」ササツ
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/21(土) 01:22:33.95 ID:zw5Ou62k0
大井「避けないでください!」シュシュッ

提督「避けるだろそりゃ!」ササッ

大井(後ろに回り込んだ!?)

提督「頼む! 落ち着いてくれ!」ギュッ

大井「きゃっ……!?」

大井「は、放してください!」ジタバタ

提督「落ち着いてくれたら放す! お願いだ、話を聞いてくれ」

大井「私たちを放っておいた人の話を聞く筋合いはありません!」ジタバタ

提督「すまなかった!」

提督「すごく反省してる……俺は連絡すら入れず、1か月もここを訪れなかった」

提督「お前たちを放って、お前たちの気持ちを考えず、他のことに熱中していた」

大井「……」

提督「最低な指揮官だよ。どれだけ頭を下げたところで、大井は許してくれないだろう」

提督「それほどまでに、俺はお前を傷つけてしまった」

大井「……そうですね」

大井「何せ、私たちを無視して女性と熱愛していたんですから。腹の虫が収まるわけありません」

提督「は? ね、熱愛なんて……」

大井「それしか無いじゃないですか」

提督「仕事をしてたんだよ! 提督以外にも色んな事してるんだ!」

大井「し、仕事?」

提督「そう、仕事。間違っても他の女性と熱愛なんてそんなことしないよ」

大井「嘘じゃないですよね」

提督「誓うよ」
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/21(土) 01:33:22.94 ID:zw5Ou62k0
大井「ふーん……具体的に何を?」

提督「主にプロデューサー、団長、マスター。他には監督とか決闘者とか」

大井「と、特殊ですね」

提督「それを言ったら提督もだろ」

大井「……」

大井「放してください。もう攻撃しませんから」

提督「本当に?」

大井「本当です」

パッ

大井「えいっ」ピンッ

提督「痛っ!? 攻撃しないって……」

大井「デコピンくらいどうってことないでしょう。蹴りを入れる予定だったんですから」

大井「それで?」

提督「?」

大井「ここに帰ってきたってことは、そのお仕事たちを済ませたってことですよね?」

提督「ある程度は。すんなりと理解してくれるんだな」

大井「こちらにも誤解がありましたし、提督を信用してますからね。すみませんでした」ペコリ

提督(お、大井……!)

提督「謝るのは俺の方だよ! すまなかった!」ガバッ

大井「もういいですよ。お仕事なら仕方ないですし」

大井「女性関係だったら容赦しなかったですけど」

提督(そこが重要なのか)
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/21(土) 01:40:52.13 ID:zw5Ou62k0
大井「あの、いつまで土下座してるんです? やめてください」

提督「まだだ。実は大井に頼みがある」

大井「頼み……?」

提督「償いをさせて欲しい」

提督「仕事とはいえ、鎮守府を留守にしてしまったこと。連絡も入れなかったこと」

提督「これは大きな罪だ」

大井「はあ」

提督「だから償いをしたい! 何でも言ってくれ、言うことを聞くから」

提督「どんなことでも……というわけにはいけないかもしれないけど」

提督「できる限り叶える! 大井の頼みを叶えてみせる!」

大井「……へーえ」

大井「それは、心に溜まっていたものがスッキリするかもしれませんね」

提督「スッキリしてもらいたい」

大井「何でもいいんですね?」

提督「ああ、何でもだ」


↓2 大井の要求 コンマを深刻度からマイナス
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 01:42:02.54 ID:vaIcJLCso
文月
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 01:42:15.44 ID:ssz6ePiOO
私と温泉旅行(一泊二日)に行きなさい
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 01:46:10.33 ID:zw5Ou62k0
今日はここまでにします
お付き合いありがとうございます
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 01:52:55.52 ID:W+6BYsBWO
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 01:56:20.86 ID:ssz6ePiOO
乙です
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/21(土) 19:01:47.14 ID:KWgVXbjKO
実に最高である
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 22:17:16.52 ID:zw5Ou62k0
すみません、再開は明日になります
20時頃から始める予定です
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 22:30:15.37 ID:o9BnBjsu0
了解
お疲れ様です
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 22:34:57.78 ID:dwOAAyBMO
把握
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 20:26:06.00 ID:Cel/jvlU0
68−44=24


大井「それなら……」

大井「わ、私と温泉旅行に行きなさい! これは命令です!」ビシッ

提督「温泉旅行!?」

大井「ダメなんですか?」

提督「ダメじゃないよ。大井の口から、そんな言葉が出てくるなんて思わなかったから驚いたんだ」

提督「聞き間違いじゃないよな」

大井「ハッキリ言いましたよ、温泉旅行って。ちなみに一泊二日なので、すぐに鎮守府に帰れます」

提督「……」

大井「やっぱりダメですか?」

提督「いや、分かった。すぐに予約をとろう」

提督(まさか大井、俺を好いてくれてるのか)

大井「あ、そうそう。勘違いしないでくださいね」

提督「え」

大井「提督と一緒に旅行するのは、長い間留守にしてた罰として召使いをしてもらうためですから」

大井「仲を深めたいだとか、そんなことありえませんからね! 絶対に!」

提督(召使いって……)

提督「分かったよ、肝に銘じとく」

大井「あ! それと」

提督「まだあるのか」
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 20:34:53.35 ID:Cel/jvlU0
大井「温泉旅行だけじゃ飽き足らないので、もう一つお願いいいですか?」

提督「いいよ」

大井「ありがとうございます」

提督「お礼はいいって」

提督(温泉旅行ともう一つか……何だろう)



↓2 大井の要求その2 コンマをさらにマイナス
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 20:37:04.31 ID:iKDSWmQDO
プリクラでツーショット
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 20:37:43.16 ID:mJ6mMQvao
すっかりいじけた北上も一緒に
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 20:37:55.23 ID:0dwnGWoGO
混浴しましょう
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 20:44:57.30 ID:YH1NY1mxO
要求多スギィ!
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 20:50:03.25 ID:Cel/jvlU0
24−16=8


大井「んーと……すみません、やっぱり旅行だけでいいです」

提督「そうか」

大井「ただ、もう1人連れて行きたい艦娘がいるんです」

提督「もう1人か」

提督(大体予想はつく)

――――

北上「……」

提督(まあ北上だよな)

大井「北上さん、今日はよろしくお願いしますね」

北上「よろしくねー」

北上「……提督」

提督「?」

北上「アタシ、大井っちと旅行を楽しむつもりだから」

北上「提督とは楽しむつもりないから。そこんとこ忘れないでよね」プイッ

提督「あ、ああ」

提督(やっぱり機嫌を損ねてるよな)

大井「そろそろ出発しないと、電車に間に合いませんよ」

提督「そうだな。行こう」
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 21:00:00.87 ID:Cel/jvlU0

――――

ガタンゴトン

大井「旅行って、目的地に行くまでの過程も楽しいですよね」

北上「景色を見たりねー」

提督(荷物は全て俺に任せて、座る席も離れたところ)

提督(仕方ないとはいえ寂しいな……)

大井「すみません北上さん、ちょっと席を外します」スッ

北上「おっけー」

スタスタ

大井「提督、ちゃんと荷物管理してます?」

提督「バッチリだよ」

大井「盗まれたりしないでくださいね」

提督「任させてくれ」

大井「……隣、いいですか?」

提督「北上と話してなくていいのか?」

大井「ここは。召使いさんが可哀想なので、少し話し相手になってあげます」スッ

大井「ミカン食べますか」スッ

提督「ありがとう」

提督「もう少しで到着するから、準備しといてくれ」

大井「準備といっても、提督が全て持ってくれてるのでほぼ手ぶらですよ」

提督「確かにな」ハハ
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 21:01:36.18 ID:Cel/jvlU0
↑すみません、ミスです
直してもう一度上げます
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 21:02:33.27 ID:Cel/jvlU0

――――

ガタンゴトン

大井「旅行って、目的地に行くまでの過程も楽しいですよね」

北上「景色を見たりねー」

提督(荷物は全て俺に任せて、座る席も離れたところ)

提督(仕方ないとはいえ寂しいな……)

大井「すみません北上さん、ちょっと席を外します」スッ

北上「おっけー」

スタスタ

大井「提督、ちゃんと荷物管理してます?」

提督「バッチリだよ」

大井「盗まれたりしないでくださいね」

提督「任せてくれ」

大井「……隣、いいですか?」

提督「北上と話してなくていいのか?」

大井「少しくらいなら。召使いさんが可哀想なので、話し相手になってあげます」スッ

大井「ミカン食べますか」スッ

提督「ありがとう」

提督「もう少しで到着するから、準備しといてくれな」

大井「準備といっても、提督が全て持ってくれてるのでほぼ手ぶらですよ」

提督「確かにな」ハハ
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 21:19:06.88 ID:Cel/jvlU0
大井「提督」

提督「ん?」

大井「北上さんの機嫌、直してくださいね。そのために連れてきたんです」ヒソヒソ

提督「そうしたいけど、俺と話す気はないみたいだし」

大井「何とかしてあげてください」

提督「分かったからそんな怖い顔しないでくれ……」

大井「分かればいいんですよ。はい、剥けました」スッ

提督「……?」

大井「何してるんですか、口を開けてください」

提督(食べさせてくれるのか)アーン

パクッ

提督「うん、美味い」モグモグ

大井「……ふふ」ニコッ

――――

提督「おー、良いところだな」

大井「有名な温泉旅館ですからね。入りましょう」

北上「大井っち。部屋に案内してもらったら、早速お風呂行こーよ」

大井「賛成です!」

提督「……」

提督(ここって混浴あったりするのかな。あってもこの2人が入らないか)
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 21:32:55.29 ID:Cel/jvlU0

――――

カポーン

提督「あー、良い湯だー」ザバー

提督(由良と行った銭湯もいいけど、温泉もいいよなぁ)

提督(……この竹でできた塀の向こうに女湯があるんだよな)

提督(大井と北上もゆっくりしてるんだろうな)

提督(んー、大井と北上……大井はだいぶ機嫌を直してくれてるけど)

提督(北上はまだ難しいか)

――――

大井「あ」スッ

提督「おお、出る時間がピッタリだな」スッ

大井「どうでしたか提督、男湯の方は」

提督「良い湯だったよ」

北上「……」

提督「北上、そっちはどうだった?」

北上「うん……良い湯だった」

北上「大井っち、向こうで卓球やれるとこあったよね。遊んで行かない?」

大井「え? でも温泉に入ったばかりですし。汗かいちゃうと……」

北上「また入ればいいじゃん。ということで提督、アタシたち2人で遊んでくよ」

提督「了解。俺はお土産コーナーに寄ってるから」

北上「行こう大井っち」グイ

大井「あっ……は、はい」
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 21:49:16.56 ID:Cel/jvlU0
提督(やっぱり避けられてるな……どうしたものか)

提督(あ、そうだ)

――――

北上「ご飯美味しかったね」

大井「牛のお肉が柔らかかったですね。味が忘れられません」フフ

提督「2人とも、ちょっといいかな」

大井・北上「?」

提督「実はさっき、お土産コーナーで良いもの見つけてさ。プレゼントしたいんだよ」

提督「まずは大井。この土地限定のハンドクリーム」スッ

大井「そんなの売ってたんですか!? あ、ありがとうございます」

提督「そして北上。この土地限定のポテチ3種類」スッ

北上「……!」

大井「はあ? ちょっと提督! 私に比べて何でそんな安値なもの北上さんに……!」

北上「へぇ……いいセンスしてるね」

大井「!?」

提督「だろ」

北上「でもさー、大井っちの言うとおり、ハンドクリームとポテチって差があるよね」

提督「う……それは……」


北上「ま、嬉しいけどさ。ありがとね」

提督・大井「!!」

提督「ああ! 喜んでもらえて何よりだよ!」
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 22:08:23.21 ID:Cel/jvlU0

――――

北上「zzz……」

提督「北上もう寝たのか」

大井「最近あまり眠れてなかったんですよ」

大井「ずっと提督のこと気にかけてましたから」

提督「そ……そうだったのか……」

大井「でも、トランプをやってる時は完全にいつもの北上さんでした」

大井「あんなに楽しそうに笑ったのも久しぶりです。少しは元の関係に戻れたみたいですね」ニコッ

提督「そうだといいけど」

提督(北上には改めて償いをしに行こう)

大井「ところで」

提督「?」

大井「私と北上さんの浴衣を見て、結局何も言ってくれませんでしたね?」

提督「あ……ごめん。心では思ってたんだけど」

提督「綺麗だな、似合ってる」

大井「遅すぎです。マイナス2ポイント」

提督「何だそれ」

大井「提督の善行ポイントです。この旅行中、密かに審査してたんです」

大井「10ポイントたまったら私の機嫌が良くなります」

提督「最初から言ってくれよ……というか、許してくれたんじゃないのか」

大井「許したのと私の機嫌の良し悪しは別物ですから」

提督「マジか。今何ポイントたまってる?」
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 22:21:55.35 ID:Cel/jvlU0
大井「7ポイントです」

提督「結構たまってるな」

大井「私と北上さんが楽しめるように、色々してくれましたから」クスッ

提督「残りは何をすればたまる?」

大井「そうですね……また今度、何かしてくれたら」

大井「思いついたら言うので、楽しみに待っててくださいね♪」

提督(何を要求されるんだ……)

大井「話は変わりますけど、提督はとても反省してますね」

提督「心から反省してる。もう大井たちに心配をかけないと誓った」

大井「それは充分伝わりました」

大井「……艦娘組のみんなにも、提督は反省してるってこと言った方がいいわね……」ボソッ

提督「!!」

提督「今艦娘組って言ったか?」

大井「ごめんなさい、こっちの話です」

提督「艦娘組のことは知ってるよ」

大井「え?」

提督「山風から聞いたんだ。俺に色々することが目的の組織を、グレてる艦娘たちが作ってるって」

提督「まさか大井、お前……」

大井「……」

大井「そうです。艦娘組のメンバーです」

提督「!!」
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 22:33:21.38 ID:Cel/jvlU0
大井「でも、もう抜けますから…」

提督「頼みがある! 艦娘組全員に合わせてくれないか?」

提督「俺のせいで荒んでしまって、申し訳なく思ってるんだ……1人1人に謝りたいんだ」

大井「そうですね……中にはかなりグレてる娘もいますからね」

大井「まず、私に任せてもらえませんか? みんなを説得してみます」

大井「それでダメだったら提督が何とかするしかないですけど」

提督「ありがとう! お願いするよ!」

――――

大淀「旅行楽しかったですか?」

提督「楽しかったよ。2人も楽しんでくれたみたいで、本当によかった」

大淀「いいなー……」ボソッ

提督「ん?」

大淀「……提督、お願いがあるですけど」

大淀「今度私とも旅行しませんか?」

提督「大淀と?」

大淀「最初、ハグしてくれたじゃないですか。でも他の艦娘とのやり取りを見てて」

大淀「ハグだけじゃ物足りなくなってきたんです」

提督「いいよ」

大淀「!」

提督「行こうか、旅行。計画しないとな」

大淀「ありがとうございます!」

大淀(言ってみるものね!)フフ
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 22:40:00.13 ID:Cel/jvlU0
提督「それで大淀、艦娘組のことなんだけど」

大淀「あ……こほん。そうでした、大井さんがメンバーだったんですよね」

提督「説得してくれるみたいだけど、ダメだったら俺が何とかするしかないって」

大淀「そうするしかないですよね。私もできる範囲内で協力しますから」

提督「ありがとう」


↓2「……」


大淀「提督」

提督「?」

大淀「艦娘組のことはひとまず大井さんに任せて、再び艦娘のご機嫌をとってあげましょう」

大淀「↓2が歩いてますよ」

提督「うん。行ってくる」


↓2 艦娘1人、または複数(金剛型、第七駆逐隊などの呼び方でもOK) コンマがグレ度
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 22:41:13.15 ID:SQtIDmkDO
神通
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 22:41:14.66 ID:Zgp0/aH/0
羽黒
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 22:41:15.06 ID:1rN9ThNN0
秋津洲
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 22:41:30.29 ID:HovfV0l80
初雪
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 22:41:47.27 ID:OImlk23uO
雲龍
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 22:42:20.21 ID:yobjOhzWo
まだ大丈夫
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 23:04:44.85 ID:Cel/jvlU0
羽黒:グレ度66(中グレ)


提督「羽黒!」

羽黒「!!」

羽黒「こ、この声は……司令官さん……!」

提督「久しぶり。1か月も留守にして申し訳……」

羽黒「……」ゴゴゴゴ

提督(怒ってる。当たり前だ、いくら心優しい羽黒でも怒るに決まってる)

羽黒「……!」ゴゴゴゴ

提督(しかし怖さはない。ウサギが威嚇してるみたいで可愛らしささえ覚える)

提督(だからといって和んだりはしない。羽黒が怒っているという事実を重く受け止め、謝罪をする)スッ

提督「すまなかった」

羽黒「……」

提督「俺はとんでもないことをしてしまった。ひと月も鎮守府を留守にして、連絡もしない」

提督「他の仕事をしていたとはいえ最低だ。心から謝る」

羽黒「……他のお仕事……?」

提督「詳しく聞きたいなら答えるけど、色んな仕事だよ」

羽黒「お怪我をされていたとか、ご病気になられたとかじゃ……」

提督「違う。仕事に熱中していたんだ」

羽黒「……」
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 23:19:04.70 ID:Cel/jvlU0
羽黒「そうだったんですか……」

提督「ああ」

羽黒「……では、私はこれで」スタスタ

提督「え? ち、ちょっと待ってくれ羽黒!」ガシッ

羽黒「この本を倉庫に持っていかなきゃいけないんです! 放してください!」

提督「少しだけ俺に時間をくれ! 1分でいい!」

提督「俺は反省してる。羽黒を、艦娘たちを心配させてしまったことを悔いている」

提督「謝っても羽黒の心には届かないだろう」

羽黒「……」

提督「だから、違う方法で俺の気持ちを示したい」

提督「羽黒の言うことを何でも聞こう。どんなことでもいい」

提督「羽黒の望むこと、して欲しいことを何でもする」

羽黒「!」ピクッ

羽黒「……なん……でも……?」

提督「そうだ、何でもだ! 俺にチャンスをくれ!」

提督「羽黒に謝罪の気持ちを伝えるチャンスを!」

羽黒「分かりました」

羽黒「お願い、聞いてくれるんですね?」

提督「聞く。絶対に」


↓2 羽黒の要求 コンマをグレ度からマイナス
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 23:20:55.48 ID:zA9vvtO30
ksk
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 23:20:57.27 ID:DUnlwtpT0
氷の王国を作りたいです…
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 23:20:58.38 ID:kWPqdEo3o
提督の耳を舐めたり甘噛みしたい
(できれば実際にやるまで言わずに)
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 23:20:58.72 ID:rvgMUK4PO
高いお酒を奢ってください
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 23:32:38.68 ID:Cel/jvlU0
66−27=39


羽黒「氷の王国を作りたいです……」

提督「は?」

羽黒「氷の王国です。最近、何回目かのアナと雪の女王を観たんですけど」

羽黒「あんな風に氷で物を作れたら素敵だなって思って」

提督「それで、氷の王国を?」

羽黒「子供みたいですよね……でも、一度でいいから夢を叶えてみたいんです!」

提督(夢なのか)

羽黒「ど、どうですか!? こんな望み、司令官さんに叶えることができますか!?」

提督「できる!」

羽黒「!!」

提督「やってみせる。待ってろ羽黒、俺が必ず氷の王国を作ってみせる」

提督「その時は、もう一度俺の謝罪を見て欲しい」

羽黒「し、司令官さん……」

提督「やってやるぞ!」スタタタッ

羽黒「……」

――――

提督(ああ言ったけど、どうやって作ればいいんだ)

提督(今は夏だぞ? 氷も作るのに時間や金がかかるのに……)

大淀「お困りのようですね」

提督「大淀!」
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 23:45:07.49 ID:Cel/jvlU0
大淀「氷の王国をどうやって作るかお悩みのようで」

提督「そうなんだよ……方法が思い浮かばない」

大淀「提督、こういう時こそあの艦娘の力を借りるべきですよ」

大淀「明石の力を」

提督「いや……明石とも仲が回復してないし、無理だろう」

大淀「本人から知恵を借りるのは無理かもしれませんけど」

大淀「これは何だと思いますか?」スッ

提督「大きな箱だな」

大淀「ただの箱じゃないですよ。明石の作った、四次元ボックスです」

提督「四次元ボックス!?」

大淀「この中には明石の発明したすごい秘密道具がたくさん収納されてます」

大淀「確か、氷を生み出して建物を作れるものもあったはずですよ」

提督「明石のやつ、ついにネコ型ロボットの域にまで達したか。そんな貴重な箱を借りていいのか?」

大淀「これは私にくれたものなので。好きな時に使っていいよって」

大淀「ちょっと待っててくださいね。えっと……」パカッ ガサゴソ

大淀「あった! 氷製造機とふにゃふにゃグローブ〜!」

提督(ドラえもんっぽく言った)

大淀「説明すると、この大きな機械は名前の通り氷を作ってくれるんです」

提督「材料は?」

大淀「要りません」

提督「すごいな」
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/23(月) 00:03:44.45 ID:hFXfYz8p0
大淀「そしてこのふにゃふにゃグローブをつけると、石や鉄など、どんな固いものでもふにゃふにゃにできるんです」

大淀「もちろん氷も。まるで紙粘土のようにね」

提督「それで氷を変形させるってことか!」

大淀「はい。ただ、そうすると時間がかかってしまいますよね」

提督「そうだな……王国だから、下手すれば1年以上……」

大淀「そこでさらにこの道具です! 精神と時の部屋〜!」

提督「聞いたことあるぞそれ!? 別作品のだろ!」

大淀「まあまあ落ち着いてください。一見すると普通のドアですよね?」

大淀「しかし、このドアをどこでもいいので適当な場所に……例えばこの壁に」スチャ

大淀「設置します。するとこのドアの先には、精神と時の部屋とほぼ同じルールの空間ができます」

提督「ほぼ?」

大淀「別に修行するわけではないですからね。空気や重力は地球と同じです」

提督「なるほどな。どれ」ガチャ

提督「うわ、本当だ! ドラゴンボールとは違うけど真っ白な空間が広がってる!」

大淀「氷の王国はここに作りましょう。空間も真っ白だと味気ないので、辺り一面が雪景色なんていいですね」スチャ

提督「ドア外していいのか?」

大淀「はい。どの壁に設置しても通じる場所は同じです」

提督「そうか……感謝するよ大淀! これで羽黒の夢を叶えてやれる!」

――――

(1日後)

羽黒(司令官さん、何をしてるんだろう)

羽黒(あれから顔を合わせてないし、やっぱり無理なお願いをしちゃったかな……)


提督「羽黒ー!」スタタタッ

羽黒(司令官さん!?)
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/23(月) 00:11:28.52 ID:hFXfYz8p0
提督「はぁ、はぁ……できたよ、氷の王国」

羽黒「え?」

提督「羽黒の思うような王国かは分からないけどな」

提督「ついて来てくれ」

羽黒「……はい」

羽黒(まさか本当に? ううん、そんなはずは……)

――――

羽黒「う……ウソ……!」

提督「どうだ? ここが城下町だ」

提督「向こうにある噴水は、水じゃなくて雪が出る」

提督「氷のランプは、暗くなると綺麗に光るぞ」

羽黒「ど、どうやって作ったんですか……!?」

提督「明石と大淀の力を借りてな」

羽黒(こんなこともできちゃうんだ……)

提督「さて、肝心の城へ行こうか」

――――

羽黒「わぁ〜……!」キラキラ

提督「アナと雪の女王の城を、見よう見マネで作ってみた」

提督「どうかな?」

羽黒「素敵です……とっても素敵……!」
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/23(月) 00:18:14.95 ID:hFXfYz8p0
羽黒「あっ、向こうにあるのは玉座?」

提督「そう」

羽黒「座ってみてもいいでしょうか」

提督「どうぞ」

羽黒「そ、それじゃあ……」スタスタ

スッ

羽黒「ひゃっ!? 冷たいっ」

提督「全部氷だからな。俺の服を敷いてくれ」ヌギヌギ

羽黒「いいんです、このままで」

羽黒「わー……本当に氷でできてるんだ……」

提督(喜んでくれてるみたいだ)

羽黒「ありがとうございます、司令官さん」

提督「!」

羽黒「夢が叶うとは思ってなかったです……嬉しい」エヘヘ

提督「お礼はいいよ。これは償いだから」

提督「俺が羽黒にしてしまったことのな」

羽黒「司令官さん……」

羽黒「……あ、あの……ここまでしてもらって、こんなこと言うのもあれなんですけど……」モジモジ

提督「?」

羽黒「もう一個、いいですか」

提督「お願い? いいよ」

羽黒「いいんですか! あ、ありがとうございます」


↓2 羽黒の要求その2 さらにコンマをマイナス
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 00:19:37.24 ID:g60ltzA2o
ksk
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 00:20:47.24 ID:1SkUVIVu0
氷を使って提督と宇治金時食べたい
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 00:22:08.93 ID:fcVU+r2aO
毎日一回でも良いからキスして欲しい
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/23(月) 00:30:54.60 ID:hFXfYz8p0
39−24=15


羽黒「氷、まだ作れますか?」

提督「作れるよ」

羽黒「その氷で、かき氷を作ってもいいでしょうか……宇治金時の」

羽黒「司令官さんと一緒に食べたいです」

提督「お安い御用だよ。というか、それならわざわざ氷を作らなくても建物のどこかから…」

羽黒「だ、ダメです! 司令官さんが私のために、一生懸命作ってくれたんですから……」

羽黒「壊しちゃダメです」

提督「はは……そうか。嬉しいよ。じゃあ2人分作ってくる」

羽黒「私も行きます!」

――――

提督「うん、美味いな」

羽黒「美味しいですね」ニコッ

提督「夏の暑い日に食べるのも美味いけど、こういう寒いとこで食べるのもいいよな」ハハ

羽黒「分かります」フフ

羽黒「……司令官さん。また、お願いしてもいいですか?」

提督「お願いか」

羽黒「欲張りですみませんっ! でも、あと一つだけして欲しいことがあるんです!」

提督「いいよ、言ってくれ」
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/23(月) 00:44:53.49 ID:hFXfYz8p0
羽黒「その……この場所、他の艦娘にも来てもらいたいんです」

羽黒「私だけが楽しむなんてもったいないので……」

提督「良い考えだな。そうしようか」

提督「スケート場やスキー場なんかも作って」

羽黒「素敵ですね! 今から呼びにいって…」

提督「あー、ちょっと待ってくれないかな……俺はまだ艦娘全員と仲直りしてないから」

提督「解放するのは、全て終わってからにして欲しいんだ」

羽黒「あ……そうですね」

提督「ごめん」

羽黒「いいんです! じゃあそれまで、施設の建設を進めておきます!」

提督「俺も手伝うよ」

――――

大淀「喜んでもらえましたね」

提督「ああ……本当に助かったよ大淀。ありがとう」

大淀「いえいえ。私も氷の王国見てみたかったですし、このくらいどうってことないですよ」ニコッ

大淀「そういえば提督が氷の王国へ行っていた時、大井さんが私のもとに来たんですよ」

提督「大井が?」

大淀「艦娘組のみんなに、留守の真相と提督が反省していることを伝えたら、解散の方向へ進んだらしいです」

大淀「大体の艦娘が提督の行いを許してくれたらしいですよ」

提督「本当か!? よかった!」

大淀「ただし機嫌は直ってないので、1人ずつちゃんと謝って、償いをしてあげてくださいですって」

提督「もちろんだよ。大井に会ったらお礼を言わないと」
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/23(月) 00:52:35.72 ID:hFXfYz8p0


↓2「……」キョロキョロ


大淀「あ、噂をすれば。↓2が提督を探していますよ」

提督「あれは俺を探してるのか?」

大淀「きっとそうですよ。もうほとんどの艦娘が、提督が帰ってきたことを知ってると思いますし」

大淀「私はお仕事に戻るので、頑張ってくださいね」

スタスタ

提督(本当に俺を探してるのか)

↓2「……!」ピクッ

提督(こっちに気づいた)

↓2「……!!」スタタタッ

提督(ものすごい勢いで走ってきた!?)


↓2 艦娘1人、または複数(金剛型、第七駆逐隊などの呼び方でもOK) コンマがグレ度
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 00:53:28.36 ID:N45Ydu2No
ぷんすか!な第六駆逐隊
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 00:53:33.23 ID:Q38Qw7Hc0
睦月
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 00:56:06.62 ID:hFXfYz8p0
ここまでにします、お付き合いありがとうございます
睦月を含めて残り3人で終わる予定です
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 01:17:44.28 ID:3w80kt2vO
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 16:37:13.40 ID:1SkUVIVu0
おつ
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/23(月) 22:57:33.09 ID:hFXfYz8p0
睦月:グレ度23(小グレ)


睦月「提督ー!」ドンッ

提督「ぐはっ!?」

提督(腹に突進……!?)

睦月「提督! 提督提督ー!」ムギュー

提督「む、睦月……げほっ……!」

睦月「はっ! ご、ごめんにゃしぃ……お腹に体当たりしちゃった……」ササッ

睦月「大丈夫?」

提督「このくらい平気だよ……」

睦月「ごめんなさい。提督が久しぶりに帰ってきたって聞いて、感情が高ぶっちゃって」

睦月「すっごく心配した! もしかしたらもう会えないんじゃないかと思った!」ギュー

提督「不安にさせてごめん。もう連絡なしに留守にすることはないから」ナデナデ

睦月「お仕事してたんだよね?」

提督「そう。色んな仕事だよ」

睦月「プロデューサー?」

提督(それも知ってるのか)

提督「ま、まあそうだな」

睦月「……私、調べたの」

提督「えっ」

睦月「提督がしてるっていう、他のお仕事について」

睦月「プロデューサーって、アイドルをプロデュースするお仕事なんでしょ?」

提督「そうだよ」
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/23(月) 23:15:18.43 ID:hFXfYz8p0
睦月「可愛くて美人な女の子ばかりなんだよね」

提督「あ、ああ……」

睦月「団長やマスターについても調べた」

睦月「魅力的な女の子と一緒に行動してるんだよね?」

提督「イケメンとかオッサンもいるけどな……」

睦月「ねえ提督、本当にお仕事だけに熱中してたの?」ジトー

提督「え?」

睦月「でも可愛い女の子たちが近くにいるんだし、お仕事の合間のプライベートで…」

提督「してないしてない! 睦月が思ってるやましいことは一切してない!」

睦月「ふーん」

睦月「ま、いいにゃ! 提督が帰ってきてくれただけで!」スリスリ

提督「睦月……もう一度言うよ。ごめん」

提督「俺は酷いことをしてしまった……」

睦月「反省してくれてるならそれでいいよ」

提督「いや、俺は睦月に償いをすべきなんだよ。ほったらかしにしてしまった償いを」

睦月「償い? 何をするの?」

提督「睦月の頼みを聞く」

睦月「頼みを!?」

提督「何でも」

睦月「何でも!?」

睦月「いいの? お願い聞いてくれるの?」

提督「ああ。言ってくれないか? どうか罪滅ぼしをさせてくれ」


↓2 睦月の要求 コンマをグレ度からマイナス
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 23:16:50.33 ID:tj6LAv0no
睦月型に間宮券を
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/23(月) 23:16:52.13 ID:1SkUVIVu0
幼稚園の先生を体験してみたい
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 23:16:52.18 ID:9FdefqoUO
今日一日睦月の身の回りのお世話をするがよいぞ
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 23:16:54.14 ID:SMucqHRco
ガチの子作り
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 23:17:11.31 ID:elq+teo+0
可愛いアイドル衣装を着てみたい
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 23:17:18.69 ID:cO/dDOvhO
睦月型全員分の間宮券
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/23(月) 23:33:07.80 ID:hFXfYz8p0
23−13=10


睦月「じゃあじゃあ、幼稚園の先生を体験してみたいにゃしぃ!」

提督「幼稚園の先生か」

睦月「うん! 私子供が大好きだから、先生として働いてみたいの!」

睦月「1日だけでもいいから! お願いっ」

提督「そうだな……知り合いに幼稚園の園長先生がいるから、お願いしてみるよ」

睦月「ありがとうっ!」

――――

睦月「みなさん初めまして! 名前は睦月っていいます、よろしくね!」ニコッ

園児たち「「「よろしくおねがいします!」」」

先生「睦月ちゃんには、1日先生としてみんなと遊んでもらいます。仲良くしてね」

園児だち「「「はーい!」」」


提督「すみません、急にこんなお願いを」

園長「いえ、子供たちも喜んでくれているので」ニコニコ

提督(大丈夫かな、睦月)

――――

睦月「お歌を歌いましょー!」

〜♪ 〜♪

提督(もう園児と仲良くなってるな)

睦月「みんな上手だね♪」
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/23(月) 23:43:34.28 ID:hFXfYz8p0

――――

女の子「むつきちゃん、おままごとしよー!」

睦月「いいよ!」

女の子「むつきちゃんは赤ちゃんやって」

睦月「え? う、うん分かった!」

睦月「あーうー」

女の子「よしよし」ナデナデ

睦月「ままー」

提督(楽しそうだ)フフ

――――

スヤスヤ zzz

女の子「zzz……」

提督(昼寝の時間、か。睦月はどこだ?)

睦月「すぴー……くぅ……すぴー……」zzz

提督(一緒になって寝てる。微笑ましい)

――――

睦月「よーし、捕まえるぞー!」

提督(今度は鬼ごっこ)

男の子「にゃしぃ星人がくるぞー!」

睦月「誰がにゃしぃ星人にゃしぃ!」スタタタッ

男の子「それ!」ガバッ

睦月「!?」

男の子「ぱんつ見えた!」

睦月「こら! そういうことしちゃめっ、だよ」
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 00:07:31.51 ID:yiTTlyki0
男の子「おこった!」

睦月「決ーめた! 君から捕まえるにゃしぃ!」スタタタッ

男の子「つかまるかばーか!」スタタタッ

提督(元気だなぁ……子供は)

――――

女の子「うえええええんっ」

睦月「あっ、転んじゃったの……。よしよし」ナデナデ

女の子「ひっく……ぐすっ……」

睦月「怪我はない? 痛いところは?」

女の子「ひざ……」

睦月「見せてくれる? んー、傷はないけど……」

睦月「お水で洗おっか。おいで」ニコッ

女の子「うん」

提督(すっかり懐いてるな)

提督(ん、そろそろ降園の時間か)

――――

睦月「はー、子供可愛かったぁ♪」ニコニコ

提督「みんな睦月に懐いてたな」

睦月「そう見えた!? 嬉しいにゃ♪」

睦月「楽しかったなー。また1日先生やりたい」

提督「園長先生も、よければまた先生をお願いしますって言ってたぞ」

提督「近いうちに行くか?」

睦月「行く! 絶対行く!」ピョンピョン
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 00:11:59.37 ID:yiTTlyki0
提督「よし、じゃあ話をしておくよ」

睦月「……提督?」

睦月「あの、あのね。1日先生とは別に、お願いがあるにゃ」

提督「お願い?」

睦月「うん」

提督(何だろう?)


↓2 睦月の要求その2 コンマをさらにマイナス
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 00:12:07.82 ID:n2YCBZ0FO
早くこの戦争を終わらせて
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/24(火) 00:12:09.70 ID:hWNQ3oUU0
遊園地で遊びたい




でも並ぶのは嫌だから遊園地丸ごと貸し切りにして
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 00:26:36.08 ID:yiTTlyki0
10−70=0


睦月「遊園地で遊びたい」

提督「遊園地か。いいよ、どこの…」

睦月「待って、まだ続きがあるの!」

睦月「その……丸ごと貸切にして?」

提督「へ?」

睦月「最近の日本の夏は暑すぎるでしょ? 並ぶのは嫌だから、丸ごと貸切にして欲しいの」

提督「睦月、俺のこと金持ちだと思ってないか」

睦月「ご、ごめんなさい。園長先生の知り合いがいるから、もしかしたら遊園地のオーナーの知り合いもいるんじゃないかって思って」

睦月「お金を払わせようと思ったんじゃないの……」

提督(考えが飛躍しすぎだろ)

提督(いや、待てよ?)

提督「貸切にできるかも」

睦月「え?」

提督「鳳翔の経営してる居酒屋の常連に、そういう人がいるって話を聞いたことがあるんだ」

提督「鳳翔に頼めば……でも、まだ鳳翔とは仲直りしてないし……」

睦月「私がお願いしてみる!」

提督「いや、俺が行くよ。睦月のために俺が動かなきゃいけないから」

――――

提督「というわけなんだ」

鳳翔「……」ツーン

提督「遊園地のオーナーに、1日だけ貸切にしてもらうようお願いできないかな」

鳳翔「……」ツーン
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/24(火) 00:33:58.76 ID:jM4Lqk8Ro
人のいない遊園地ってつまらんそ
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 00:40:55.32 ID:yiTTlyki0
提督「分かってる。すごいことを言ってるよな」

提督「鳳翔との間にもまだ色々あるし、勝手なことだとは思うんだけど」

提督「頼む! この通りだ!」ペコリ

鳳翔「……」

鳳翔「……その償いというのは」

提督「?」

鳳翔「私にもしていただけるんですか?」

提督「当然だよ! 俺は鳳翔にも酷いことをしたんだから!」

提督「この件が終わったらすぐ鳳翔のもとに行くよ。だから…」

鳳翔「分かりました」

提督「!!」

鳳翔「お願いしてみます。ただし……わ、私にも償いをしてください」

鳳翔「別に睦月ちゃんの後でなくても、いつでもいいですから……」

提督「分かった! ありがとう鳳翔!!」

鳳翔「電話で交渉してみます」タプタプ

――――

提督「睦月! 貸切にできるぞ!」

睦月「本当!?」

提督「ああ! 1週間後の休園日に、特別にやってくれるそうだ!」

睦月「夢みたい……! ありがとう提督!」

睦月「ねえねえ、艦娘のみんなも誘っていい? みんなで遊園地!」

提督「もちろんだよ。みんなで楽しもう」

睦月「楽しみだなぁー。えへへ♪」
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