【艦これ】龍驤「たりないもの」外伝

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662 : ◆B54oURI0sg [sage saga]:2019/12/31(火) 08:50:22.76 ID:fQH11UZDO
 
 
視線を巡らせるとそこにあったのは八島の空中要塞らしき何か


完全に死者の群に包まれて巨大な球体のようになっていた


早霜「…鉄の海域にあるアレを数倍醜悪にしたようなものね…まるで」


島風「あいつもあの中に居るのかな」


「いますね…何となく判ります」


そうして私達は目的の砲台へと急ぐ。途中死者に襲われるも数はまばらであっさり早霜さんと島風が蹴散らしてしまう


砲台に辿り着いた私達に富士さんから通信が入る


≪朝潮?聞こえる?≫


「はい、砲台に着きました。これからどうしたら…」


≪砲台側面のスロットにその砲弾を装填して頂戴≫


「ええと…これですね。………」


≪どうしたの?早く≫


ガシャ、ガキン


「…装填完了しました」


早霜「あの死者の壁はどうするのかしら…」


≪問題無いわ、それはこちらで排除するから≫


「富士さんまた何か無理を…」


≪無理はしないわ。…無茶はするけれど。それより早く射手席に≫
663 : ◆B54oURI0sg [sage saga]:2019/12/31(火) 08:53:51.37 ID:fQH11UZDO
 
 
「まったくもう…」


実際言い合いをしている時間は無い。私は渋々射手席に着いて照準を覗く。死者の壁がアップになって思わず吐き気を催すがそれを無視。吐こうがどうしようが目を離す訳にはいかない


≪…撃つわ≫


ガコン…ドォォォン!ドゴォン!


半壊した別の砲台が無理矢理砲撃を敢行、直後に爆発し完全に吹き飛んでしまう


それを富士さんは次々と行い、死者の壁を削っていく


≪ぐっ!…まだよ…≫


「富士さん…」


照準を覗き、トリガーに指を掛けひたすらに待つ。徐々に死者の壁が剥がれて内部に居た八島の姿が見え始める。どうやら防壁を張って死者に呑まれるのを防いでいたようだ


「防壁が…あれじゃあ…」


≪大丈夫よ。防がれても当たりさえすればいい≫


照準越しに八島の姿が露出していく。そしてその顔が見える程になってきた時―――


目が、合った
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/12/31(火) 08:59:12.72 ID:fQH11UZDO
ここまで
気付けば一ヶ月以上も開いてしまい申し訳ありません
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/31(火) 14:08:02.85 ID:r/vHarnZo
おつです
いよいよ正念場
本年度中は大変お世話になりました
良いお年を
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/03(金) 23:26:27.71 ID:RUmfBvhW0
ーー

漣「ご主人、初詣でも一緒にどうですか?」


提督「いや遠慮しておこう」


漣「あら?そんなに仕事溜まってましたっけ?」


提督「人が多い時期は避けた方が良いかと思ってな」


漣「あ…龍驤さんが…」


提督「俺が背負って移動するにしても人混みは良くない。行くにしても人が少ない時を選ぶな」


漣「あーすいません…ほんと漣ってアレですよね…」


提督「もう慣れたさ、気にしていない」


漣「ほぉ…ご主人様も言うようになりましたな」


提督「漣のせいで危険な目に遭ったり、事態がややこしくなったりしたことは一度や二度じゃないからな」


漣「いやぁほんと、普通なら追い出されて終わりですよ。それがこうやってご主人様の隣に普通に居れるのがおかしいんですって」


提督「俺が誰かを追い出したりすると思っているのか?」


漣「思いません、ご主人様は甘ちゃんの塊ですもん。龍驤さんを殺そうとまでしたこの漣を許すんですよ?」


提督「……ふっ」


漣「ふふふ。こんなご主人様だから皆ついて来てくれるんですよね」
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/03(金) 23:29:15.81 ID:RUmfBvhW0
提督「俺は正しく無いし平気で間違える。それを正してくれる仲間がここには居るんだ」


漣「…素敵ですご主人様。やっぱり大好きです」


潜水新棲姫「漣ぃ〜〜〜新年早々浮気なのかぁ〜〜…」キィィ


漣「ぬぁーに言ってんすかぁ、お前が一番に決まってんでしょうが」ダキッ


潜水新棲姫「んふ…っ」


提督「俺達のことは気にしなくていい。二人で遊んで来ればいい」


漣「ではお言葉に甘えてそうしてきます!おらおら!お前には着物きせて可愛いくしてやりますからね!」


潜水新棲姫「富士がやってくれると聞いてる」


漣「勿論漣も着付けしてもらいますよ!ご主人様、後で漣と嫁の写真送っときます!」


提督「あぁ」


漣「それじゃあ行きますよぉー!」


潜水新棲姫「おー」ガチャ


提督「…漣も色々と乗り越えてくれたようだな。最近まで俺が許したと言っても自分では納得している様子が無かった」


提督「漣の嫁…潜水新棲姫がうまくやってくれたのか。それに関しても色々あったようだが最終的にはなんとかなったのか」


提督「龍驤と出会わなければ俺は漣と…いや、もしもの話はするべきでは無い」


提督「漣も俺も幸せだ。それだけで十分じゃないか、これ以上なにもない」
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/03(金) 23:31:46.55 ID:RUmfBvhW0
提督「…さて、一段落したら龍驤の様子を……」


ピコン


提督「漣から連絡?着付けはそんな短時間で終わるのか?」スッ


漣『飛鷹さんが廊下で正座なう』


提督「……」


漣『どうやら清霜さんに姫初めを迫った飛鷹さんが反省してる模様』


提督「……」


提督『飛鷹には誰の迷惑にならないように反省するように伝えてくれ』


漣『ガッテンです。あと暁氏とレ級氏の姫初めの声が部屋の外までだだ漏れなのでそれとなく注意しておきますね』


提督『…頼んだ』


漣『あと加賀さんと瑞鶴さんが盛り上がってて、ダブル朝潮さんが喧嘩しながら走ってご主人様の所に向かいました』


提督『とめてくれ』
提督『たのむ』


漣『善処します』


提督「……」


提督「…………」

ダダダダダッ

司令官ーー!

司令官、ネコミミ着けてきました!私と初詣に行きましょう!!


提督「……」


提督「漣…………」
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/03(金) 23:34:19.19 ID:RUmfBvhW0
富士「…なんだか執務室の方が騒がしいわね」


漣「あー多分ダブル朝潮さんが騒いでますな」


潜水新棲姫「あいつらか」


富士「漣は知ってて止めなかったの?」


漣「だってあの二人の相手面倒臭いんですもん。目的がご主人様なので、全部任せておけばいいんですよ」


富士「貴女ねぇ…」


潜水新棲姫「漣がこういう性格なのは分かりきってるだろう?」


富士「それは知りすぎてるくらいだけど、少しは改善する気はないの?」


漣「ありませんね」


潜水新棲姫「言い切るのも漣らしいな」


漣「漣が今考えてるのは嫁との初詣だけです。それが邪魔されるのは許されません」


富士「貴女…いつか仕返しされるわよ」


漣「それはその時考えれば良いんですよ〜〜」


ーー
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/03(金) 23:35:21.41 ID:RUmfBvhW0
中途半端に長くなってしまいました。ネタはいくらでもあるんてすが、短編となると難しいですね

それではまた
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/03(金) 23:37:10.76 ID:JZwxxsfpO
乙です
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/04(土) 00:36:33.42 ID:pa8qmPSYo
善処(丸投げ)
飛鷹さん……
あけましておめでとうございます
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/30(木) 20:10:51.15 ID:Afarbvso0
あらすじ
ツクオリがスポンサーをやっているテレビ番組にゲスト出演することになった白鶴。ライは白鶴のマネージャーとして収録に参加することとなった。
白鶴が出演するバラエティー番組で特技を披露する流れに。ホームレス時代に身に付けた人間ポンプをやろうとする白鶴だったが…



「ほんで何か特技があるんやって?」


白鶴「は、はい!私は人間ポンプができます!」


「なんやねんそれ!芸人でもやるの躊躇するで!」


白鶴「人間ポンプはラジオだと伝わらないんです。せっかくテレビという機会なので披露してみようかなと…」


「なんでもええけど特技やっていうならやってみいな」


白鶴「はい、それでは失礼して…」ゴソゴソ


ライ「頑張って白鶴さん…!」
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/30(木) 20:12:41.08 ID:Afarbvso0
白鶴「今からこのビー玉を飲み込みます。そして全部このお皿に吐き出します」


「ほんまにできんの?失敗したらエライ事になるで」


白鶴「練習では上手くいったのでだ、大丈夫です」


「めっちゃ緊張してるやん!」


「ごっつ心配やわぁ…」


白鶴「それでは…いきます」ゴクッ


「コイツほんまに飲み込みよったで」


ライ「緊張しなくても大丈夫、いつも通りやれば失敗しないわ」


白鶴「……」プルプル


「なんやえらい震えとるけど…」


「これ失敗するん違うやろな!?」
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/30(木) 20:14:13.76 ID:Afarbvso0
ライ「どうしたの白鶴さん?まさか調子が悪いのかしら…」


「あのーすいません。白鶴さんのマネージャーさんですよね?」


ライ「そうよ、何かあったの?」


「白鶴さんの楽屋に置いてあったお弁当が無くなっていたんです。確か持ち帰るからって言ってましたよね?」


ライ「私は食べてないわよ?」


「おかしいですね…」


白鶴「……」プルプルプルプル


「これほんまにいけるんか!?」


「皿やなくてバケツ用意しとけって!」


ライ「まさか白鶴さん…人間ポンプのこと忘れてお弁当食べちゃったの……?」
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/30(木) 20:16:25.37 ID:Afarbvso0
ライ「私が先にスタジオに来ちゃったから…ちゃんと確認してないけど……」


白鶴「……げろっ」


「うわ!!この女吐きよった!!」


「収録止めろって!こんなん放送できるかぁ!!」


ライ「あぁぁ…白鶴さん……」


白鶴「ぉえっ、げっ……」


「お前なんやねん!何しに来てん!!」


コロンッ
白鶴「で…出ました……ビー玉…」スッ


「こいつ体張り過ぎやろ!」


「ここまで来たら引くって…」


ライ「あぁぁ…せっかくのテレビだったのに…これじゃ放送されないじゃない……」


白鶴が吐く場面にキラキラ加工が施され、まさかのノーカットで放送された。
『地上波デビューで吐く女』後に芸能界という荒波を制した白鶴の伝説はここから始まった
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/30(木) 20:16:56.06 ID:Afarbvso0
思い付いた所だけを書きました。それでは失礼します
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/30(木) 20:25:46.68 ID:f7tBtJ3sO
ええやん
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/30(木) 20:25:56.11 ID:JcQV7hzEo
芸人超え過ぎィ!
おつおつ
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/30(木) 21:11:57.27 ID:z7BeGTj3o
もっと平和なやさしい世界みたいみたい
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/30(木) 21:33:03.79 ID:dRivNYDmo
いきなりヨゴレとは…
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 20:00:49.11 ID:I10vUzVr0
思い付いたので少し


龍驤「突然集められたと思ったら何よ?」


潜水新棲姫「ワタシと龍驤はいいとして、富士まで呼ぶとはな」


富士「一体なにが始まるの?」


漣「動画サイトで見た面白そうな企画があったんですけど、それを漣達でやったらどうなるかって試してみたくなったんですよ」


Y子「ここで反応良かったら人数増やして本編でもやるかもってさ」


龍驤「本編?」


Y子「そっちは干渉できない話だから気にしないで〜」


富士「……」
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 20:04:22.57 ID:I10vUzVr0
漣「ええっと…Y子さんも参加ということでよろしいですか?」


Y子「あたしはお姉ちゃんの影みたいなものだから、居ないものとして考えていいよ」


漣「分かりました。それでは今からお題を出します。それに最も合うであろう言葉を紙に書いて下さい」


潜水新棲姫「言葉というだけでは定義が曖昧だと思うぞ」


龍驤「固有名詞は有りなんか?」


漣「それは龍驤さん達に任せます。それじゃあ一回戦、始めますよ!」


富士「なんで私がこんな事を…」


Y子「頑張れお姉ちゃ〜ん」
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 20:07:39.57 ID:I10vUzVr0
「あ」から始まる高いもの


龍驤「なんやえらい簡単やね」


潜水新棲姫「ふむ…」


漣「高いといっても色々ありますぜ。そこをどう解釈するかが楽しいんですよ!」


富士「……これよね?」カキカキ


Y子「あたしは何も知らないな〜」


富士「少しくらい助けてくれてもいいのよ…?」
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 20:11:49.16 ID:I10vUzVr0
漣「全員書けましたね。それではまずは龍驤さんから!」


龍驤「高い…これしか無いんと違う?」
『アルプス山脈』


富士「あっ…表現は少し違うけど私も同じよ」
『アルプス』


漣「なるほど、純粋に高いものを書いたと。漣が書いたのはこれです!」
『アマゾ◯』


龍驤「通販サイトの何が高いんよ?」


漣「送料高くないですか?」


潜水新棲姫「確かにそういう高さもあるな」
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 20:14:45.26 ID:I10vUzVr0
漣「嫁は何を書いてんです?」


潜水新棲姫「高い言葉を書いた」
『above』


龍驤「…はぁ」


富士「あ、あぼ…」


Y子「アバーブね。英語の前置詞で意味は〜より高くとかそんな感じ」


潜水新棲姫「これより高いものはない。aboveアルプス山脈でワタシの勝ちだ」


漣「それって有りなんですか?」


潜水新棲姫「漣が司会なんだから決めてくれ」


漣「うーん多数決が基本なんですけどねぇ…」


龍驤「一回目やし多数決にしとくか?」


漣「…分かりました、それではアルプス山脈で!」


Y子「お姉ちゃん英語苦手だもんね」


富士「…うるさいわね」
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 20:17:43.65 ID:I10vUzVr0
「か」から始まる強い生き物


漣「これもどういう強さを表現するかですね〜」


龍驤「あかん…何も出てけぇへん…」


潜水新棲姫「こいつは見た目よりも強い」カキカキ


富士「……」カキカキ


Y子「ぶっ…!」


富士「…私の答えを見て笑うのはやめて欲しいのだけど」


Y子「ごめんってお姉ちゃん」


龍驤「もう…無理やな……」
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 20:20:29.95 ID:I10vUzVr0
漣「龍驤さんが苦戦してたので漣からいきます!」
『カブトムシ』


潜水新棲姫「昆虫の中では強いということか」


漣「昆虫というより甲虫ですね。コイツは強いですよ!」


潜水新棲姫「ならワタシはこれだ」
『カバ』


Y子「あ〜確かカバってワニとか襲うんだってね」


潜水新棲姫「間違いなく強いだろう」
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 20:24:04.44 ID:I10vUzVr0
Y子「二人が実在する生き物を書いてる中お姉ちゃんは〜?」


富士「……」
『怪獣』


漣「あぁ〜…はい…」


潜水新棲姫「せめて何か固有名が欲しかったな」


富士「何も思い付かなかったのよ…」


漣「さて龍驤さん、顔色が良くありませんがそろそろ出しましょうか?」


龍驤「…ごめん」
『かなり強いライオン』


漣「いやいやいやいや」


潜水新棲姫「かなり強いがつけば何でもいいじゃないか」
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 20:26:45.83 ID:I10vUzVr0
龍驤「ほんまにゴメンって…何も出てけぇへんねんって…」


Y子「お姉ちゃんより酷い答えでよかったね」


富士「……」


漣「龍驤さんは話にならないのと、富士さんも具体的な名前が無いので…ここはカバですか」


潜水新棲姫「カブトムシくらいカバなら一捻りだからな」


龍驤「カバ、カブトムシ…それくらい出てきて普通やんな…」


漣「そんなに落ち込まないで下さい。さぁ次にいきますよ」
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 20:30:04.05 ID:I10vUzVr0
「さ」から始まるお洒落な趣味


漣「あ、やべぇ…今度は漣が何も出てこない…」


龍驤「これは出てきた!これしかない!」カキカキ


潜水新棲姫「うーむ…これがお洒落か?」カキカキ


富士「……」カキカキ


Y子「ふぅ〜ん」


富士「何よ」


Y子「べっつに〜書いてるな〜って見てるだけだから」


富士「私はこういうの苦手なのよ…!」
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 20:34:00.17 ID:I10vUzVr0
龍驤「自信あるからウチからいくで!」
『サーフィン』


漣「あぁぁぁぁ…それだ…」


潜水新棲姫「ワタシは龍驤に負けたな」
『サッカー』


龍驤「よし!これでさっきの汚名返上や!」


Y子「次はお姉ちゃん出しといたら?別に変じゃないから」


富士「……」
『裁縫』


龍驤「これが趣味やと確かにお洒落やね」


潜水新棲姫「だがお洒落というより女子力が高いというイメージだ」
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 20:37:12.64 ID:I10vUzVr0
漣「漣の答え…先に謝っておきますので…」
『皿に絵を描く』


Y子「んひひひひっ!」


龍驤「あのなぁ…」


漣「分かってますって!でも何も出てこないんだから仕方ないじゃないですか!」


潜水新棲姫「せめて単語を書いて欲しかった所だ」


富士「……!」プルプル


漣「笑いを堪えられるのが一番キツイんで笑って下せぇ…」


潜水新棲姫「これは龍驤のサーフィンが答えで良いだろうな」
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 20:40:39.50 ID:I10vUzVr0
「た」から始まる持ち歩くもの


漣「…これですね」カキカキ


龍驤「これと違うんかなぁ」カキカキ


潜水新棲姫「これしか浮かばない」カキカキ


富士「これ…かしらね…」カキカキ


Y子「んぐっ!」


富士「…もう相手にしないわよ」


Y子「ぐ…ぐふふ…!」


漣「なんか富士さん辺りが騒がしいですな…」
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 20:44:12.96 ID:I10vUzVr0
漣「じゃあ漣からいきますよ」
『タブレット』


龍驤「よっしゃ同じや!」
『タブレット』


潜水新棲姫「ほぼ同じだが少し違うな」
『端末』


漣「意味は同じようなもので、こっちと同じと思っていいですね」


富士「……」


Y子「皆がそれっぽいことを書いてる中、お姉ちゃんは何を書いたのかな〜?」


富士「……」
『たまごっち』
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 20:49:05.95 ID:I10vUzVr0
漣「古っ!」


龍驤「世代が…年代が…」


潜水新棲姫「これじゃあ漣がよく言ってるロリババアじゃないか」


富士「漣っ!!」


漣「ちょ、何暴露してんすか!」


Y子「ふじさんじゅうさんさい」


富士「貴女ねぇ!!」


Y子「だって仮にも始まりの艦娘でしょ?その経歴で十代はキツイって」


富士「貴女も漣も覚えてなさいよ…!」


漣「とばっちりぃ!」


龍驤「とばっちりも何も裏で色々言うてる漣が悪いんやろ」


潜水新棲姫「とりあえず正解はタブレットだな」
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 20:53:34.97 ID:I10vUzVr0
「な」から始まるされて嬉しいこと


漣「命の危険を感じるのでこれが最後のお題です…」


龍驤「…書いてええか分からんけど、これしか思い付かん」


潜水新棲姫「ワタシもこれしか無い」


Y子「お姉ちゃん白紙はダメだよ〜」


富士「うるさいわね…!だったら適当に書いてさっさと終わらせるわよ!」


Y子「お〜怖い怖い」


漣「プレッシャーが凄まじくて頭が回らない…」
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 20:56:43.55 ID:I10vUzVr0
漣「何も思い付かなかったので…これで勘弁して下せぇ」
『ナイスって言われる』


富士「私はこれよ!」
『ナポリタン』


Y子「お姉ちゃん適当過ぎ」


富士「早く終わらせるのが目的だから中身は関係ないのよ!」


漣「マジ怖ぇ…」
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 21:02:42.27 ID:I10vUzVr0
龍驤「あのな…そっちの答えチラッと見えたから一緒に出そ」


潜水新棲姫「同時にか。よし分かった」
『中◯し』
『中に出される』


Y子「うわ…」


龍驤「最低なのは分かってるよ…うん…」


潜水新棲姫「お題が悪いぞ漣」


Y子「あ〜それがさ、二人が答え出したと同時に漣が逃げて、それをお姉ちゃんが追いかけてってよ」


潜水新棲姫「なら答えが出せないな」


龍驤「答えなんか出さんでええって…ウチってほんまこれの事しか考えられへんのかな…」


Y子「仕方ないって、次があるならその時改善すれば良いんだしさ」


龍驤「次があってもウチは呼ばんといて…」
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 21:03:14.68 ID:I10vUzVr0
少し長くなってしまいました

また何か思い付けば書き込みます
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 21:09:53.93 ID:3/c+ilTgo
案の定の二人
こういうのもっと見たい見たい
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 21:39:38.44 ID:WSPZz/b9o
おつおつ
富士さんとY子が微笑ましく?喋ってたりじゃれ合ってるのを見れる…こんなに嬉しいことはない…
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 21:40:32.56 ID:tWeL8lCAO
漣さん、お子さんは何人の予定ですか
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/06(金) 18:25:25.58 ID:c70mXPa1O
ツイッターで画像の貼り方が分からないとツイートしてたので

専ブラを使ってないなら

@ ここで
https://imgur.com/

A ここ押して
https://i.imgur.com/kJsRswI.jpg

B この画面で画像選んでアップして
https://i.imgur.com/gQ02ClO.jpg

C 画像アップできたらここ押して
https://i.imgur.com/rrVesCn.jpg

Da ここ押してリンクコピーして
https://i.imgur.com/lMMgd65.jpg

Ea リンクを貼る。これだと拡張子つけれない
https://imgur.com/a/i1Hdrlj

もしくは
Db 画像をクリックしてURLをコピーして
https://i.imgur.com/7mbn72G.jpg

Db 適当に.jpgとか拡張子をつけて貼る
https://imgur.com/XBPVAyE.jpg
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/06(金) 18:31:04.80 ID:c70mXPa1O
サインアップしなくても使えるけどサインアップしないと消せなくなるからそれだけは注意で
706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/06(金) 18:51:36.59 ID:Z6kKuDk00
テスト

http://imgur.com/gallery/kH6QzwX
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/06(金) 18:54:21.82 ID:Z6kKuDk00
テスト2

https://i.imgur.com/I2tBEOI.jpg
708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/06(金) 20:47:36.75 ID:cHjmTwwaO
ある日

飛鷹「今日も清霜は可愛いかったわ…」


清霜「飛鷹さん、分かってると思うけど今日は日帰りでデートだからね?」


飛鷹「分かってるわ、この後ホテルに…!だなんてもう言わないわよ」


清霜「飛鷹さんの事は嫌いじゃないけど、ちゃんと時と場合を考えてって何度も言ったもんね」


飛鷹「清霜とは気持ちが通じたの。もう下心を全開にだなんてしないわ」


清霜「…昨日ベッドで激しかったクセに」


飛鷹「それはそれ、これはこれよ」


清霜「もう、調子いいんだから…」
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/06(金) 20:48:53.72 ID:cHjmTwwaO
飛鷹「えっと…この路線の電車に乗ればいいのよね?」


清霜「そうそう。それで三つ先の駅で乗り換えだよ」


飛鷹「横須賀に来てから交通の弁が良くなったのはいいけど、乗り換えは慣れないわね」


清霜「前の所は乗り換えなんて無かったもんね」


飛鷹「これも慣れれば問題無いんでしょうけど…」


清霜「誰にでも苦手なものってあるもんね。清霜が切符買ってくるよ!」タタタッ


飛鷹「清霜…そんな優しい所も好きよ…」
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/06(金) 20:50:15.98 ID:cHjmTwwaO
飛鷹「下手に動くと迷子になってしまうから、ここで待っているのがいいわね」


飛鷹「……」キョロキョロ


飛鷹「流石は都会ね…掲示物やポスターが張り巡らされてるわ」


飛鷹「多くは企業のポスターみたいだけど、イベントやその告知なんかも多いのね」


飛鷹「……!?」


清霜「買ってきたよ飛鷹さ〜ん…あれ、どうしたの?」


飛鷹「こ、このイベントって……!!」
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/06(金) 20:52:19.70 ID:cHjmTwwaO
ーー

秋雲「この秋雲さんに聞きたいことってなにぃ?」


清霜「秋雲って同人誌とか描いてるんだよね?」


秋雲「そりゃー描いてるよ!そっちが本業なんじゃないかってくらいね!」


清霜「じゃあサークルが何かとかよく知ってるんだ」


秋雲「もち!なになに〜?そういうのに興味ある?」


飛鷹「あるのよ!!」


秋雲「ビックリしたぁ…飛鷹さん一人だけテンションおかしくない?」


飛鷹「おかしくもなるわ!こんな掲示を見つけたのよ!」スッ


秋雲「ほうほう…」
712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/06(金) 20:54:23.73 ID:cHjmTwwaO
秋雲「清霜オンリーか。うん、やることは知ってるよ〜」


飛鷹「ひゃあ!!夢じゃなかったのね!」


清霜「ポスターの写真スマホで撮ったのに、夢じゃないのかって飛鷹さんうるさかったよ…」


秋雲「場所はここからそこまで遠くないし、ここの提督なら休みだって貰えるでしょ?」


清霜「それなら司令官に相談するよ。秋雲に話があるっていうのはね…」


飛鷹「秋雲!!私はそのイベントに参加したいのよ!」


秋雲「ほほぅ、なるほどねぇ」
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/06(金) 20:56:08.45 ID:cHjmTwwaO
秋雲「確認するけどさ、飛鷹さんって絵描ける?」


飛鷹「描けないわ。でも秋雲に教えてもらえば…!」


秋雲「それは無理かなぁ」


飛鷹「そんな…」


清霜「やっぱり秋雲も忙しいもんね」


秋雲「そうじゃないよ、素人が絵が描けるようになるのは長〜い時間が掛かるからねぇ」


飛鷹「イベントまでまだ日にちはあるわよ!?」


秋雲「たった数ヶ月じゃ無理無理。最低でも数年は覚悟しておかないと」


飛鷹「……」


清霜「飛鷹さん元気出して。そもそも清霜は目の前にいるでしょ?」


飛鷹「違う…そうじゃないのよ…」
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/06(金) 20:57:41.21 ID:cHjmTwwaO
飛鷹「私がどれだけ…清霜を愛しているか表現したかった…誰にも負けない自信があったのに…」


清霜「飛鷹さん…」


飛鷹「私は…清霜が好き、愛してるわ。それを皆にも知らしめたかった…!」


清霜「うん、その気持ちが嬉しいよ。でも秋雲に頼んで無理ならもう仕方が無いから諦めよ?」


秋雲「いいや〜?秋雲さんは無理だなんて一言も言ってないよ?」


清霜「でも…絵はそんな簡単に描けないんでしょ?」


秋雲「確かに『絵』は簡単には描けないねぇ」
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/06(金) 20:59:08.15 ID:cHjmTwwaO
秋雲「飛鷹さん、絵が描けなくても創作ができなくても参加する方法はあるよ」


飛鷹「本当に…?」


秋雲「それはね、ズバリ写真集!」


清霜「私…の……?」


秋雲「その通り!艦娘の写真集って物凄〜〜く需要あるからね!」


清霜「で、でも勝手にそんなことしていいの?清霜達の体って一応機密扱いじゃ…」


秋雲「背中のハードポイントは写らないようにして、清霜のコスプレ写真集ってことにすれば問題無し!」
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/06(金) 21:00:43.80 ID:cHjmTwwaO
飛鷹「それでも万が一バレたら…」


秋雲「バレてもどうなるさ?核武装して狂ってた大本営はもう存在しないじゃん」


飛鷹「あ…」


清霜「私の…写真集……」


秋雲「どうする?もし本気でやるなら手伝ってあげるよ」


飛鷹「…やりたいわ」


清霜「飛鷹さん…」


飛鷹「お願い秋雲手伝って!私の清霜への愛を全て表現したいの!」


秋雲「よし、乗ったぁ!!全力でサポートしてやろうじゃんか!」
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/06(金) 21:04:23.71 ID:cHjmTwwaO
ーー


龍驤「また揃って二人で休みやね」


清霜「ここの所よく休んじゃってごめんね…」


提督「謝る必要は無い。いくらでも休んでもらって構わないからな」


飛鷹「ありがとう提督!」


龍驤「書類では鎮守府外で一泊って書いてあるからそれは守ってな?」


清霜「大丈夫、ちゃんと一日で戻ってくるから」


飛鷹「さぁ行くわよ清霜!!」バタン


提督「…あの二人も順調そうで何よりだ」


龍驤「泊まり掛けでデートやなんてなぁ。ちょっと前の二人やったら考えられへんかったね」


提督「飛鷹も落ち着いたということか」


龍驤「飛鷹も黙ってたらかなりの美人やからね。きっと清霜もそれが分かってきたんと違うんかな」
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/06(金) 21:05:43.00 ID:cHjmTwwaO
ーー


飛鷹「いいわ…絶景をバックにした清霜…最高……」ジュルッ


清霜「飛鷹さん、ヨダレを垂らす前にシャッター押して」


飛鷹「おっとと…そうだったわね」


清霜「そのカメラは秋雲に貸してもらったやつだから大事にしないとダメだよ?」


飛鷹「よく分かってるわ。秋雲は資料用に使ってるって言ってたけど、このカメラとんでもなく高いのよね…」


清霜「そんなカメラをヨダレまみれなんて…洒落にならないからね?」


飛鷹「分かってるわ…あ、その表情いい!!」パシャッ


清霜「もう…」
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/06(金) 21:06:45.91 ID:cHjmTwwaO
飛鷹「ふぅ、少し休憩ね…」


清霜「大丈夫、疲れてない?」


飛鷹「可愛い清霜を見れば疲れなんて吹き飛ぶわ!」


清霜「やめてよそんな、恥ずかしい…」


飛鷹「清霜は可愛いの!これは誰が何と言おうと覆らない事実なの!」


清霜「もう分かったからぁ…」


飛鷹「あ"!!その表情…クる……!カメラぁっ!!」パシャパシャッ


清霜「……」
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/06(金) 21:08:10.20 ID:cHjmTwwaO
ーー


飛鷹「ふーーー!むふぅーーーー!」


清霜「飛鷹さん興奮し過ぎ…」


飛鷹「清霜の裸…撮影……あ"っ!!」ブシュッ


清霜「もう鼻血出してるし…」


飛鷹「秋雲にどうせならR-18版も作ったらって言われたけど…これは…凄いわ!!」


清霜「…お風呂に入ってるだけだよ?鎮守府で一緒に入ってる時はそこまでならないよね?」


飛鷹「ホテルの…お風呂ぉ"っ!!」ダラダラ


清霜「…飛鷹さんが貧血になる前に撮影して」


飛鷹「うぅん…!!」パシャッ
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/06(金) 21:09:34.64 ID:cHjmTwwaO
飛鷹「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ…!!」


清霜「ベッドでも…撮影するんだよね…」


飛鷹「清霜ぉ…!」


清霜「こんな姿…飛鷹さんにだから見せるんだからね…?」


飛鷹「あ"ぁぁぁぁーーーーー!!」


清霜「私の裸が色んな人に見られるのは恥ずかしいけど…清霜のコスプレをしてる一般人っていうなら…許容範囲だけどさ…」


飛鷹「ききききき清霜!手でこうやって隠して……!」


清霜「私の…ここを……?」


飛鷹「毛が!手からはみ出て……!!」


清霜「そ、そんな恥ずかしい写真撮ろうとしないでよ!!」


飛鷹「あ"あ"あ"あ"ぁっーーーーー!」パシャパシャパシャッ
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/06(金) 21:11:10.62 ID:cHjmTwwaO
ーー


秋雲「お疲れさま〜撮影どうだった?」


清霜「飛鷹さんが…」


秋雲「あーうん、あの様子見てたらなんとなく分かるよ」


飛鷹「……燃え尽きたわ」灰


秋雲「飛鷹さんが選んだ写真と、こっちでも良さそうだと思った写真をピックアップしてしておくから」


清霜「何から何までありがとう秋雲」


秋雲「いいっていいって!それより清霜の裸の写真秋雲さんも見るんだけど別にいいの?」


清霜「何か問題ある?」


秋雲「いんや〜別に何も〜」(やっぱこの鎮守府色々とぶっ飛んでるねぇ)
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/06(金) 21:12:40.74 ID:cHjmTwwaO
秋雲「あとは印刷所にデータを送って、本が郵送されてくるんだけど受け取り場所はここだと不味いよねぇ」


清霜「あ、そっか…」


秋雲「まぁそこは秋雲さんがなんとかしておくから!ぜーんぶ任せておいて!」


飛鷹「頼りになるわ…」


秋雲「飛鷹さんは初参加になるわけだから何部用意しておけばいいかがちょっと迷うけど、売れ残らない程度にしておくよ〜」


清霜「本当にありがとうね秋雲!」


秋雲「いいってことよ〜あとはイベント当日までに体調整えといてね?」


飛鷹「善処…するわ…」


清霜「飛鷹さんが心配だよぉ…」
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/06(金) 21:17:51.19 ID:cHjmTwwaO
ーー

ザワザワ


清霜「凄い…これがイベント会場…」


飛鷹「予想より人が多いわね…」


清霜「ここに居る人達…全員清霜の事が好きな人なんだよね…」


飛鷹「その気持ちは分かるわ。清霜はこんなにも可愛いんだもの!」


清霜「飛鷹さん人前で…っと危ない。今日はイズモマンって呼ばないといけないんだよね」


飛鷹「秋雲がその名前を用意してくれたのよ。サークルカットっていうのも用意してくれて有難かったわ」


https://i.imgur.com/P36wBWY.jpg


清霜「こんなイラストを用意してくれるなんて、流石は秋雲だよね!」


飛鷹「清霜もコスプレ売り子?ってやつで手伝ってくれるのも嬉しいわよ!」


清霜「自分のコスプレって何だか変だけど…もし本物だって分かったら大変なことになっちゃうもんね」
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/06(金) 21:20:11.56 ID:cHjmTwwaO
「すいません一ついいですか?」


清霜「あ、はいどうぞ!」


「全年齢版とR-18版…」


飛鷹「セットだとお得なので是非二冊どうぞ!」


「おぉ、クオリティの高いコスプレ」


清霜「あはは…ありがとうございます」


飛鷹「この調子なら売れ残ることは無さそうね」ヒソヒソ


清霜「うん、良かったねイズモマンさん!」ヒソヒソ
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/06(金) 21:23:10.04 ID:cHjmTwwaO
ーー
清霜写真集R-18版完売しました


飛鷹「…誰も来なくなっちゃったわね」


清霜「まさかR-18版だけが売り切れるなんて…」


飛鷹「二冊セットならお得で…皆一緒に買うと思ったのに…


清霜「みんなそんなにエッチなのが好きなのかな…」


飛鷹「需要は…あるわね…」


清霜「…でもこんなに売れたんだし良かったじゃないイズモマンさん!」


飛鷹「良くないわ…」


清霜「どうして?」


飛鷹「清霜の魅力は…こんなものじゃないのよ…」
727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/06(金) 21:24:35.43 ID:cHjmTwwaO
飛鷹「もっと色んな人に清霜を知って欲しかった…成年向けだけじゃなくて、全年齢のも頑張ったのよ…」


清霜「…イズモマンが頑張ったのは私がよく知ってるよ。そんな落ち込む必要だなんて無いよ」


飛鷹「ありがとう…清霜…」


清霜「…もう帰ろっか?この辺りにデートできる場所って色々あるし…」


秋雲「帰るのはまだ早ーーーい!」


清霜「え…?」


飛鷹「あれは秋雲…?」
728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/06(金) 21:26:00.57 ID:cHjmTwwaO
「あれは伝説のサークルS.D.Sのオークラ先生!」


「今日は参加してなかったはずじゃ!?」


秋雲「R-18版が売り切れたんだって?オークラさんが支援物資を持ってきたよ!」ドンッ


飛鷹「その台車に乗った段ボールって…まさか中身は?」


秋雲「もちろんR-18版の写真集!」


清霜「どうやってその情報を知ったの?それになんで本が…」


秋雲「いやー一応SNSでチェックしてたんだけどさ、即効で売り切れって知って慌てて持ってきたんだよね。あとこの本は通販で(勝手に)売ろうとしてた分を持ってきたってわけ!」


飛鷹「秋雲…」


秋雲「チッチッ、ここではオークラ先生と呼びたまえ!」
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/06(金) 21:27:35.16 ID:cHjmTwwaO
「オークラ先生、どうしてここに!?」


「その人達の本をなぜ先生が?」


秋雲「あ〜…うんとね、イズモマンは私の後輩なんだよね」


飛鷹「…そうね、オークラ先輩にはお世話になってるわ」


「オークラ先生に後輩が!?」


「あの先生の後輩の本…中途半端な物じゃないはず!」ザワザワ


清霜「え、えぇ急に人が…!」


秋雲「このオークラ先生も手伝ってあげるから、残りを全部売っちゃうよ!」


飛鷹「…ええ!」
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/06(金) 21:28:44.51 ID:cHjmTwwaO
ーー


秋雲「完売おめでとーー!いやぁ初参加とは思えない戦果だね!」


飛鷹「全部売れた…全年齢版も…」


清霜「秋雲が後から持ってきた本も相当量があったはずなのに…」


飛鷹「それもこれも全部秋雲のお陰よ、本当にありがとう」


秋雲「ん〜確かにさ、後半のブーストは秋雲さんの影響もあったけど、あの本を作り上げた飛鷹さん達が凄いんだよ?」


秋雲「全年齢版には清霜の魅力がこれでもか!ってくらい詰まってたし、R-18版なんかもう最高!」


清霜「飛鷹さんはそこまで頑張って撮影してくれたんだ…」
731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/06(金) 21:31:46.24 ID:cHjmTwwaO
飛鷹「私の写真で清霜の魅力が少しでも伝わったのなら勝ちね」


清霜「こういうのって勝ち負けで考えていいのかな…」


秋雲「艦娘それぞれってことでいいんじゃない?」


飛鷹「あ、そういえば写真集が売れたお金って私達が貰ってよかったの?」


秋雲「もち!二人のデート資金にでも使ってよ〜」


清霜「秋雲にはあれだけ手伝ってもらったのに。それなのにお礼が無いっていうのはちょっと…」


秋雲「じゃあさ、二人の馴れ初めとか聞かせてよ!次の本のネタにするから!」


清霜「そんなの面白い?」


秋雲「ロリコン女がロリっ娘を手込めにする話なんて面白いに決まってるじゃん!」


飛鷹「ロリコン女…」


清霜「飛鷹さんって第三者から見たら相当ヤバい人だって自覚してね」


飛鷹「はい……」


秋雲「さぁこの後は打ち上げだよ!パーッとやっちゃうから覚悟しててよぉ!」

ーー
732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/06(金) 21:33:19.13 ID:cHjmTwwaO
イラストは以前支援絵を描いて頂いた煮干さんから許可を得て使用しました。

それではまた…
733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/06(金) 21:41:01.84 ID:c70mXPa1O

もっと平和な日常みたいみたい
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/06(金) 21:50:51.80 ID:c9DPq1BGo
乙です!
ついに…一線超えたんだね…!
なんだろ娘をお嫁に出した気分だ…

あ、2冊セットの委託まだっすかね
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/07(土) 19:45:42.25 ID:88ZmNXU00
あり得たかもしれないもう一つの事象

ーー


んぎゃおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーー!


提督「緊急事態か!?」


龍驤「なんや!?何の音や!?」


秋雲「あ〜心配しなくてもいいよ。今のはいわゆる断末魔ってやつだね〜」


龍驤「今のが誰かの声…?化け物の叫びとかそんな音やったで?」


提督「秋雲は何か知っているのか?」


秋雲「そりゃあ〜秋雲さんだもん。イズモマンこと飛鷹さんの叫びだってすぐわかるよ」


提督「イズモマン…?」


龍驤「あ、もしかして飛鷹が明日休日届け出してたのに関係してる?」


秋雲「その通り!まぁ説明するより見た方が早いだろうから一緒に飛鷹さんの部屋まで行こっか」
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/07(土) 19:47:05.86 ID:88ZmNXU00
ーー


飛鷹「ひ、ひひ……」ヒクヒク


清霜「飛鷹さんしっかりして!」


提督「大丈夫か!?」


龍驤「飛鷹が泡吹いて倒れとる!?」


秋雲「うんうん、そりゃあショックだよね〜」


清霜「秋雲は飛鷹さんが倒れた原因が何か知ってるの!?」


秋雲「モチのロンだね」


清霜「だったら早く教えて!もし病気なんだったら霞に言って薬を…!」


秋雲「残念だけど飛鷹さんのソレは薬じゃ治んないかな」


龍驤「まさかまた精神状態が悪化したんか?」


秋雲「むしろその方がマシだったかもね〜」
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/07(土) 19:48:24.35 ID:88ZmNXU00
提督「飛鷹は本当に大丈夫なんだな?」


秋雲「そこまで心配するぅ?って思ったけどここはそういう鎮守府だもんね。わかった、ちゃんと説明するから」


清霜「こんなになってるのに大丈夫なの…?」


飛鷹「ひ…ひ……」


秋雲「明日は飛鷹さんにとってそれはもう大切な日だったのさ。それが原因で倒れちゃったんだよね」


龍驤「そんなに大事な用事なんか?」


清霜「私とのデートより大切なものがあるの…?」


秋雲「そーそー、デートなんかよりもずぅっっっと大切だね」


提督「飛鷹にとってそんなものが存在したのか…」
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/07(土) 19:49:21.46 ID:88ZmNXU00
秋雲「提督達はさ、同人ってどれくらい知ってる?」


龍驤「…司令官がロリものの同人誌隠し持っとるレベルで知っとる」


提督「龍驤!?」


清霜「ぅああ…」


秋雲「それってオリジナルのやつ?」


龍驤「何かのキャラやったりオリジナルやったりしとるな」


提督「頼む…もうその辺りで……!」


清霜「こんなになってる提督って初めて見たかも…」


秋雲「ならサークルとかの話をしても大丈夫っぽいね。うん、じゃあ説明してくよ〜」
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/07(土) 19:50:23.32 ID:88ZmNXU00
秋雲「飛鷹さんはイズモマンっていう名前で同人活動をしてたんだよね」


龍驤「飛鷹が…それは知らんかったわ」


秋雲「あ〜知らなくて当然だと思うよ。だって今回が初参加だし」


清霜「もしかして明日って…」


秋雲「そ、イズモマンのデビュー戦だったんだよね」


龍驤「デビュー戦って…そんな戦うわけと違うやろ?」


秋雲「いーやあそこは戦場だね。海の上とはまた違う…全てのオタクの為の祭典…戦場っ!」


龍驤「はぁ…」


提督「…俺は分かるぞ」ボソッ


清霜「飛鷹さんがそういう活動をしてるからって別に嫌いにならないのに。私には言って欲しかったな」


秋雲「いや〜あの内容だと言えないと思うよ」
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/07(土) 19:51:24.70 ID:88ZmNXU00
秋雲「イズモマンさんはね、清霜の写真集で参加しようとてたんだよ」


清霜「清霜の…?そんな写真撮ったかなぁ?」


秋雲「撮られた覚えが無いってことは〜?」


龍驤「…隠し撮りか」


秋雲「その通り!」


清霜「飛鷹さん…………」


飛鷹「……」


秋雲「イズモマンさんは全年齢版と成年版の写真集、二つを用意してたんだよね〜」


提督「成年版ということは…」


秋雲「もちろんエチエチなやつ!しかもページ増量!」


清霜「……」


飛鷹「………………」
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/07(土) 19:52:22.33 ID:88ZmNXU00
龍驤「なんとなく分かったで、その写真集に不備があって発売できへんようになったから飛鷹はあんな声出したんやな」


秋雲「う〜〜ん残念ながら外れかな。写真集は問題なく印刷されてるよ」


提督「じゃあ何が原因なんだ?」


秋雲「実はね、明日は清霜オンリーのイベントだったんだよ!」


清霜「清霜…オンリー…?」


秋雲「本や漫画や写真集。全部がぜーんぶ清霜のだけってイベント!」


龍驤「そんなんあるんやな…」
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/07(土) 19:53:16.62 ID:88ZmNXU00
秋雲「艦娘ごとにファンはいるからねぇ。提督も確か軽空母龍驤の写真集持ってたよね?」


提督「…そうだ、あの写真集は龍驤オンリーで買った」


清霜「龍驤さんの前だよ…?」


龍驤「ごめん清霜…その写真集司令官とのプレイに使ってんねん…」


清霜「ど、どうやって!?」


龍驤「司令官がウチに入れながら写真集の方を見る…みたいな…」


秋雲「龍驤さんをオナホ替わりってプレイか!いや〜中々高レベルじゃん!」


提督「……」
龍驤「……」


清霜「うわ…ぅわあ……」
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/07(土) 19:54:28.95 ID:88ZmNXU00
秋雲「…で、話を戻すけどイズモマンさんが倒れたのはそのイベントが例のウイルスで中止になったからなんだよね」


龍驤「はあぁぁ…成る程なぁ」


秋雲「さっき中止が発表されたんだよね。情報が出ると同時に参加者にメールが来て…」


提督「それを見た飛鷹があの悲鳴をあげたのか」


秋雲「イズモマンさんは死ぬほどこのイベントを楽しみにしてたからね。そりゃああんなことになるよ」


清霜「…本物がここにいるのに」


秋雲「いやいやいや!それとこれとは違うんだって、ねぇ提督?」


提督「……その通りだ」


秋雲「同人誌っていうのは欲望や妄想の塊なわけ!何をどうやっても本物とは違う!!」


飛鷹「秋雲の…言う通りよ……」
744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/07(土) 19:55:14.05 ID:88ZmNXU00
飛鷹「私は清霜に思いが通じた…でもそれが全てでは無いの…」


飛鷹「清霜のことが大好きだから…同人誌だって欲しかったの…」


清霜「喜んでいいのか凄く微妙なんだけど」


秋雲「喜んどいていいと思うよ〜」


提督「…俺はイズモマンの気持ちは分かる」


清霜「ロリコンはちょっと黙ってて」


提督「……」


龍驤「司令官…」


清霜「…とにかく、飛鷹さんとは色々話し合う必要があるってことは分かったよ」
745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/07(土) 19:56:38.55 ID:88ZmNXU00
飛鷹「ごめんなさい清霜…隠し撮りとか…色々と…」


清霜「…色々?」


飛鷹「清霜とシてる所とか…お風呂の様子とか…」


清霜「…お騒がせしてごめんなさい龍驤さん。コレはちゃんとしつけておくから」


龍驤「う、うん…」


清霜「飛鷹…イズモマン?これからたぁ〜っぷりお話…しよ?」


飛鷹「ふぁい……」

ガチャッ

龍驤「あのまま放っといてよかったんかな…」


秋雲「イズモマンさんにとってはむしろ良かったんじゃない?」
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/07(土) 19:58:04.19 ID:88ZmNXU00
秋雲「あ、提督ぅ〜秋雲さんオススメの極上ロリもの同人誌…欲しくない?」ヒソヒソ


提督「……」


秋雲「出てくる子みーんなまな板!本物のロリコン作家が描く超大作!これで抜けないロリコンは居ないね!」ヒソヒソ


提督「……」


秋雲「龍驤さんに見つからないようにコソッとあげるから」ヒソヒソ


提督「頼む」ヒソヒソ


秋雲「流石は提督!で、その代わりと言っちゃなんだけど…」ヒソヒソ


提督「あぁ、それくらいなら…」ヒソヒソ


龍驤「……司令官がロリコンなのは知っとるけど…でも浮気しとったウチは強く言えれへんわなぁ…」


秋雲「うしししし…まいどあり…!」ヒソヒソ


提督「これくらいなら安い…それより…」ヒソヒソ


龍驤「ウチ…こんな体しとってほんま良かったわ……」


ーー
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/07(土) 19:59:05.40 ID:88ZmNXU00
清霜オンリーは中止にならなくて本当に良かったと思います



それではまた…
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/07(土) 20:02:26.52 ID:QSu1WC37o
749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/07(土) 20:10:51.63 ID:6pwtjwFoo
おつおつ
これはコンマ失敗しましたわ…
皆様も出来る範囲でお気を付けを…
750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/07(土) 21:53:50.55 ID:c0+MPDX8o
ナマモノネタが黙認とはなかなか罪深い世界やなって…
751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/15(日) 20:20:34.87 ID:ScHfjfj60
少し、書き込みます


ーー


Y子「お姉ちゃん元気してる?」ガチャ


富士「そこそこね」


Y子「お、こんな時間からお酒だなんてご機嫌だねぇ」


富士「やっとこれが手に入ったから少し味見しようとしてただけよ。貴女もどう?」



Y子「あたしはワイン派だからね、お姉ちゃんが楽しみなよ」



富士「ならそうさせてもらうわ」
752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/15(日) 20:22:02.66 ID:ScHfjfj60
Y子「しかしお姉ちゃんってほんと絵に描いたように和風だよね。抹茶が趣味で日本酒好きでしょ?」


富士「私は生まれながらにしてそういう存在なのよ。貴女が捨てた名前が世界の破滅を望むように」


Y子「まぁねぇ…そうなんだけどさ」ジーッ


富士「…何かしら?」


Y子「お姉ちゃんの名前は富士。生まれながらにして大いなる力を持ってる」


富士「えぇ…」
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/15(日) 20:23:26.24 ID:ScHfjfj60
Y子「富士というのはこの国にとって重要な名前であり重要な存在。山の名前にもなってるし」


富士「そんな当たり前のことを今更どうしたの?」


Y子「この国の…いいや、全ての艦娘の上にいるような存在のお姉ちゃんに聞きたいことがあるんだよね」


富士「何かしら?」


Y子「お姉ちゃんの出身地ってどこ?」


富士「…」


Y子「…」


富士「……」


Y子「……」


富士「………」


Y子「………」
754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/15(日) 20:25:12.92 ID:ScHfjfj60
Y子「ヘーイ富士、アーユーフロム?」


富士「…」


Y子「おー姉ーちゃーんー?」


富士「………」


富士「……」


富士「…」


富士「…イギリス」ボソッ


Y子「ダウト!はいダーウートーーー!」


富士「ちょっと待って…」


Y子「待ちません〜〜!エセジャパニーズのお姉ちゃんに弁明の余地はありませんーーーー!」


富士「違う、違うのよ…」
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/15(日) 20:26:56.72 ID:ScHfjfj60
Y子「そんなさ、わざとらしく和服なんか着ちゃってなんなの?ただの日本かぶれのイギリス人じゃん!」


富士「違うの……」


Y子「正直に言ってみなよ、抹茶なんかより紅茶の方が好きなんでしょ、ん?」


富士「そうじゃないの…」


Y子「あたし知ってるからね、金剛と紅茶会みたいなのちょくちょくしてるでしょ?」


富士「あれは紅茶会じゃなくてただのアフタヌーンティーで…それに金剛だけじゃなくて他の艦娘との交流もあるから…」


Y子「アフタヌーンティーって!あたし何も言ってないのに。こんなの自白と一緒じゃん!」


富士「違うの…私の話を聞いて…」
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/15(日) 20:28:24.16 ID:ScHfjfj60
富士「私は生まれる前から名前が決まっていたの…だから私は富士を名乗れるし、そういう存在でいられるの…」


Y子「ふーん。まぁでもイギリス生まれなのには変わりないってことだね」


富士「……」


Y子「別に問題無いならさ、隠さなくても良かったんじゃない?」


富士「こうやって茶化されるのが嫌だったのよ…」


Y子「きひひひ!それが嫌だからずっと黙ってたのにね!」


富士「本編でこんなことが知られたら、どうなるかなんて分かりきってたもの…」


Y子「でも歴史というかその辺の知識が豊富な人だったらとっくに知ってたんじゃない?」


富士「……」


Y子「でもさ、こっちの歴史と四つの壁の向こう側の歴史とじゃ若干違ってるから、それを言い訳にはできたかもね」
757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/15(日) 20:29:49.88 ID:ScHfjfj60
Y子「お姉ちゃんの姉というか、先輩というか先人的なのって何?」


富士「…トラファルガー、それにナイル」


Y子「そこ。そこが大きく違う。あたしの知ってる名前が出てこない」


Y子「お姉ちゃんのルーツはロイヤル・サブリン改。腹違いの妹を含めるなら七人の妹が居る姉に当たる、そんな船を元に作られたはずなんだよ」


富士「…聞いたこともない名前ね」


Y子「あたしが知っててお姉ちゃんが知らない。ということは?」


富士「扉の影響…」


Y子「間違いなくそうだろうね」
758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/15(日) 20:30:45.21 ID:ScHfjfj60
富士「この世界には貴女が言っている船が存在しない…その結果どうにかなったの?」


Y子「結果は変わらない。けどその過程が違ってしまってる」
富士「…貴女はどう思ってるの?」


Y子「あたしという存在を出現させるための帳尻会わせ。エンプレス・オブ・インディアがあたしの元だなんてカッコ悪いもん」


富士「その名前は分からないけど、確かに貴女らしくはないわね」


Y子「Yというものが存在する為には、ロイヤル・サブリン級が邪魔だった…か」
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/15(日) 20:31:28.83 ID:ScHfjfj60
富士「貴女の名は富士型戦艦二番艦にも付けられている。本来なら私のように存在していてもおかしくないはず」


Y子「そうならなかったのはあたしの名前が付いた兵器が世界を滅ぼすから。だからあたしの名前にはそういう因果が廻るようになってしまった」


富士「……」


Y子「お姉ちゃんの名前は有難いと崇められ、信仰の対象にまでなってる。こんなのどうやっても悪い因果なんか廻りっこないもんね」
760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/15(日) 20:33:48.29 ID:ScHfjfj60
Y子「あたしの本体はなんでそこに気付かなかったんだろう。それが分かっていればお姉ちゃんと手を取り合うって結末もあったかもしれないのに」


富士「世界が多少変わっても、力に溺れてしまうということには変わりが無いのね…」


Y子「…色々とごめんねお姉ちゃん。あたしが名前を捨てる前にやったことは、あたしもやったことになるし」


富士「なんとも思ってないわ。こうやって可愛い妹とお喋りできているんだもの」


Y子「…やっぱりあたしも飲む。コップとか何か持ってくるからちょっと待ってて」


富士「取りに行かなくても…ほら、ここにあるわ」スッ
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/15(日) 20:35:37.65 ID:ScHfjfj60
Y子「あたしはこの名前を貰ってからまだ少ししか経ってない。だから知らないこともある」


Y子「そんなあたしに、これから色々と教えて欲しいな」


富士「ええ勿論よ」


Y子「…お姉ちゃん」


富士「分かってるわ。でもその前に」


Y子「うん」


富士、Y子「「…乾杯」」


ーー
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