THE 3名様〜世界の中心でアイを叫んだ穂乃果〜

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67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/17(金) 23:06:23.58 ID:K4Dz2POk0
雪穂「あ〜…えっと…お姉ちゃん…遅いですね。何やってるんだろ」

真姫「生徒会の仕事を終わらせてから来るって言ってたわよ」

英玲奈「休日なのに仕事をしてるのか?高坂穂乃果は非常に真面目なんだな」

雪穂「いやぁ…それはどうだろ…」

英玲奈「…」

真姫「…」

雪穂「あっ、あれですね?なんか…あれですよね…。私も結構待ってるんですけどね。亜里沙遅いなぁ。何やってんのかなぁ」

英玲奈「そうなのか」

雪穂「はい。いやぁ、亜里沙って結構抜けてる所あるからなぁ。お店間違えてたりして。あはは」

真姫「確かに…あり得るかも。凛も全然来ないんだけど間違えてたりして」

英玲奈「星空凛も来る予定だったのか?」

真姫「今日は穂乃果と凛と私しか予定が合わなくて。海未とことりも生徒会終わったら用事あるみたいだし」

英玲奈「ふふっ、そうか。じゃあ、もしかしてツバサも間違えていたりしてな」
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/17(金) 23:10:01.65 ID:K4Dz2POk0
真姫「ツバサさんが?」

英玲奈「ああ見えて意外とおっちょこちょいな所もあるからな」

真姫「全然そうは見えないけど」

雪穂「確かに」

英玲奈「表に出さないだけさ」

真姫「そっか。そうなのね」

英玲奈「あぁ…」

真姫「それにしても…遅いわね」

雪穂「遅いですね」

英玲奈「何してるんだろうな」
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/17(金) 23:10:29.32 ID:K4Dz2POk0
「珍しい組み合わせ2」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/17(金) 23:19:41.73 ID:K4Dz2POk0
凛「にゃ〜こんな所でツバサさんと亜里沙ちゃんと会うなんて思わなかったにゃ」

ツバサ「そうね。私もビックリしたわ。まさか…絢瀬絵里さんにこんな可愛い妹さんが居たなんて」

亜里沙「ハラショー。A-RISEに可愛いって言われちゃった」

凛「良かったね〜」

亜里沙「はい。とっても嬉しいです」

凛「ツバサさんは今日はA-RISEの三人で待ち合わせしてるんですか?」

ツバサ「今日は英玲奈と二人よ?あんじゅはちょっと用事があるらしくてね」

凛「へ〜英玲奈さんとどんなお話するの?」

ツバサ「英玲奈と?……そう言えばどんな話してたかしら?」

亜里沙「食べ物の話とか?」

ツバサ「それはあまりしないかも…。μ'sでは普段どんな話をしたりするの?」

凛「えっと…食べ物の話とか…」

ツバサ「あぁ…そうなの…」

71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/17(金) 23:38:46.56 ID:EKYzlvYKO
ユッキーの緊張感わかるわー
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/17(金) 23:58:24.09 ID:K4Dz2POk0
亜里沙「私もよくします。雪穂と食べ物の話」

ツバサ「そうなんだ…。私達がおかしいのかしら…」

亜里沙「日本の食べ物はハラショーな物が多いから雪穂に教えてもらってよくビックリしてます」

ツバサ「そうなの?」

亜里沙「はい。日本は本当にハラショー。ワサビは辛いし梅干しはとっても酸っぱいし。でも、おでんは美味しいし雪穂のお家のお饅頭はとても美味しかった」

凛「穂むらのお饅頭は美味しいよね」

亜里沙「はい」

ツバサ「穂むらって穂乃果さんの実家の?」

亜里沙「はい。雪穂は穂乃果さんの妹なんです」

ツバサ「あっ、そうなの?」

亜里沙「はい。お姉ちゃん同士がとっても仲良くて私達もとっても仲が良いんです」
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/18(土) 00:02:15.40 ID:att+43QNO
亜里沙ちゃんかわいいわぁ
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/18(土) 23:41:07.01 ID:qBdbxQmA0
凛「凄い偶然だよね」

亜里沙「はい。雪穂のお姉ちゃんがμ'sだって聞いた時は私びっくりしました」

ツバサ「へ〜縁という物は不思議なものね。運命的とでも言うのかしら…。世の中って上手く出来てるわね」

亜里沙「今日の出会いもそうですよね?」

ツバサ「そうね。偶然会ったのがライバルの妹だったなんて」

凛「凛もまさかツバサさんと一緒にファミレスでお茶するとは思わなかったです」

ツバサ「それは英玲奈が遅刻してるお陰かしら。ふふっ」

凛「そう言えば真姫ちゃん全然来ないなぁ」

ツバサ「ねえ?英玲奈も何してるのかしら」

亜里沙「雪穂お店間違えてたりして」



75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/18(土) 23:51:41.75 ID:qBdbxQmA0
人物紹介

高坂雪穂

高坂穂乃果の妹。姉の穂乃果とは正反対のしっかりとした真面目な性格でクール。が、絵里の話を聞いてる途中に寝てしまう所を見るとやはり血は繋がっているようだ。

A-RISE

綺羅ツバサ、統堂英玲奈、優木あんじゅからなるUTX学園のスクールアイドル。スクールアイドル界内でかなりの実力者として認識されている。穂乃果がスクールアイドルを始めるきっかけを作ったと言っても過言ではない。
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/18(土) 23:59:13.92 ID:qBdbxQmA0
「守護霊」
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 00:02:43.82 ID:a9DTPH1G0
穂乃果「へへ〜そうかなぁ」

希「きっとそうやって」

海未「ごきげんよう」

穂乃果「あっ!海未ちゃん来た!」

希「ことりちゃんは?」

海未「後から来るようです。二人だけですか?」

穂乃果「うん。希ちゃんと二人。ね?」

希「そうなんよ。も〜皆んな全然来ないなぁって言ってたんよね?」

海未「そうですか。随分と楽しそうな話し声が聞こえましたよ。入口まで。なんの話をしてたのですか?」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 00:09:35.95 ID:a9DTPH1G0
穂乃果「あのね、昨日テレビで見たんだけど人には守護霊って言うのが居てね守護霊の性格とかがその人格形成とかオーラとかに関わって来るってやってたの」

希「穂乃果ちゃんはどこか人を惹きつける所があるからもしかしたら守護霊もそう言うカリスマ性のある人だったんかなって。偉人とか」

海未「あ〜なるほど。そう言う事ですか」

穂乃果「うん」

海未「守護霊が人格形成に影響を与えると?」

穂乃果「うん」

海未「些か信じがたい話ですね」

穂乃果「そう」

海未「守護霊が誰であれ穂乃果は穂乃果だと思いますが」

穂乃果「う〜ん。まあ、そうかもしれないけど」
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 00:20:52.50 ID:a9DTPH1G0
希「まあ、あくまでも人格に影響を与えてるだけって事なんやない?人間って両親とか周りの人とか色んな人や物から影響を受けて形成されていくものやろ?守護霊もその一つのきっかけって事なんやない?」

海未「あぁ…そう言う考えもありますね」

希「そうすると…海未ちゃんの守護霊は…武士とか?」

穂乃果「おおっ!確かに!海未ちゃんって武士だもんね」

海未「武士ではないですが…」

穂乃果「そうなると…海未ちゃんの守護霊は宮本武蔵とか?」

希「ん〜海未ちゃんの性格なら武蔵よりも小次郎って感じやない?」

穂乃果「なんで?」

希「だって武蔵って有名な話やけど決闘にわざと遅刻したりとか策を講じるタイプやろ?海未ちゃんはどっちかだて言うと小次郎みたいに馬鹿正直に正々堂々と決闘に挑むタイプやんか」

穂乃果「確かに…」

海未「どっちも違うと思いますが…」
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 00:24:36.75 ID:a9DTPH1G0
穂乃果「そっか?海未ちゃんの守護霊は佐々木小次郎かぁ。じゃあ希ちゃんの守護霊は誰かな?」

希「ウチ?」

穂乃果「うん。希ちゃんは…やっぱりスピリチュアルで占いとか…う〜ん…」

海未「他にも特徴ありますよね?」

穂乃果「ノストラダムスとか?」

希「ウチの守護霊?」

穂乃果「うん」

希「ノストラダムスかぁ」

海未「百歩譲ってそうだとしたら、もう希の占いは信用出来ませんね」

希「え?」
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/19(日) 00:31:51.09 ID:5dT3yIAHO
>>74
どっちが間違えてたのかなぁ
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 00:46:10.49 ID:a9DTPH1G0
人物紹介

宮本武蔵

江戸時代初期の剣術家で二天一流兵法の開祖。 有名な巌流島の決闘でわざと遅刻したと言うのは創作であり真実とは異なる。実際は木刀で一撃らしい。

佐々木小次郎

室町時代から江戸時代初期にかけて活躍した武士。流派は中条流あるいは鐘巻流と言われている。武者修行の際に立ち寄った越後国、現在の福井県にある一条滝で秘剣『燕返し』を会得した。

ミシェル・ノストラダムス

ルネサンス期フランスの医師、占術家。ノストラダムス著の予言集第10巻72番の詩に記載された「1999年7の月、空から恐怖の大王が下りてくる」は後に社会を騒がせる事となった。



83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 00:50:55.92 ID:a9DTPH1G0
「忘れ物」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 00:55:51.05 ID:a9DTPH1G0
穂乃果「ん〜お腹空いたぁ」

ことり「穂乃果ちゃん張り切ってたもんね」

穂乃果「まあね。花陽ちゃん、良かったね。今日は黄金米ありそうだよ」

花陽「はいっ!幸せですぅ」

穂乃果「まだ食べてないのに…」

ことり「うふふ。あれ?」

穂乃果「ん?どしたの?」

ことり「穂乃果ちゃん…それ?」

穂乃果「え?あっ!?何これ?花陽ちゃんの?」

花陽「違うよぉ。穂乃果ちゃんのじゃないの?」

穂乃果「穂乃果だって違うよ」

ことり「前の人の忘れ物かな?」
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/19(日) 00:58:45.51 ID:WM1OcXTc0
名前出た人物全員紹介するの草
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 01:02:03.80 ID:a9DTPH1G0
穂乃果「そうかも」

花陽「それって最近流行りの少女漫画だよね?壁ドンとか顎クイが頻繁に出て来るって話題の」

穂乃果「あっ!そうだね。面白いって話は聞くから読んでみようかなって思ってたんだよね」

ことり「穂乃果ちゃん。誰のか分からないし勝手に読むのは…」

穂乃果「だよねぇ。どうしようか?店員さんに伝えようか?」

ことり「それがいいかも」

花陽「あっ!」

穂乃果「どしたの?」

花陽「あの子…」

穂乃果「ん?何々?」

花陽「あの小学生かな?あの女の子…何か探してる感じだけど…もしかして…」
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 01:06:21.50 ID:a9DTPH1G0
穂乃果「あっ!そうかも!聞いてみようか?」

ことり「そうだね。困ってるかもしれないよね」

穂乃果「あっ、でもその必要もないみたい」

少女「あの…すいません」

穂乃果「はい。どうしたのかな?」

少女「このテーブルに…忘れ物がありませんでしたか?少女漫画なんですけど」

穂乃果「これでしょ?座席の上に置いてあったよ。はいっ!」

少女「あっ、ありがとうございます」

穂乃果「どういたしまして」
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 01:11:34.30 ID:a9DTPH1G0
穂乃果「この漫画って面白いのかな?」

少女「え?あっ、はい。面白いです」

穂乃果「へ〜そうなんだ。じゃあ、今度読んでみようかな。ね?」

ことり「うん。そうだね」

少女「あっ、あの…」

穂乃果「じゃあ、今度からは忘れないように気をつけてね」

少女「はい。ありがとうございました」

穂乃果「じゃあね〜」

花陽「持ち主が見つかって良かったね」

穂乃果「そうだねぇ。取り敢えずあれだね?帰りに本屋さんに寄って帰ろうね」

ことり「うん。じゃあ、今日は私の家でお泊り会しながらみんなで読もうか?」

穂乃果「あっ!それいいね!」

花陽「賛成です」
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 01:16:23.40 ID:a9DTPH1G0
人物紹介

漫画を忘れた少女

東京、秋葉原に住んでいるがスクールアイドル及びμ'sの事は知らない模様。特技はピアノ。五年後に静岡県でスクールアイドルを始める事になるがそれはまた別のお話。
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/19(日) 01:40:17.85 ID:WM1OcXTc0
100%百合漫画だな
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/19(日) 08:57:57.76 ID:vxzjpT6fO
モブまでやるのかとw
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/19(日) 11:49:25.08 ID:QIkZzq5C0
桜内ェ•••
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 21:53:57.91 ID:a9DTPH1G0
「映画」
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 22:00:33.53 ID:a9DTPH1G0
穂乃果「いや〜映画楽しかったねぇ」

ことり「うん。三人で映画に行くのも久し振りだったね」

海未「昔はよく行きましたけどね」

穂乃果「行ったねぇ」

海未「穂乃果は開始3分で寝てしまってる事も多々ありましたが」

穂乃果「あはは…海未ちゃんのチョイスする映画って難しいんだよ」

ことり「私のチョイスでも寝てる時あったけどね」

穂乃果「ことりちゃんのチョイスは海未ちゃんだって…ねえ?」

海未「わ、私に振らないで下さい」

ことり「うふふ。三人趣味も好みも全然違うのに映画を観に行くって言うといつもこの三人でだったよね?」

海未「そうですね。映画だけじゃなく何をするにも三人ででしたね」

ことり「そうだね」
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 22:07:17.06 ID:a9DTPH1G0
穂乃果「ふふっ。でも、今日は穂乃果最後まで寝なかったよ!」

海未「それはあなたが観たいと言った映画でしたからね」

ことり「穂乃果ちゃんはアクション系が好きなんだね。」

穂乃果「うん!だってなんかワクワクしない?こう…手に汗握ると言うかさ」

ことり「穂乃果ちゃんらしいね」

穂乃果「最後のシーンなんか凄く良かったよね!主人公と親友のシーン!」

ことり「俺の事はいいから先に行けってやつ?」

穂乃果「そうそう!涙なくしては見れないよ」

ことり「そうだね」
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 22:12:18.57 ID:a9DTPH1G0
穂乃果「海未ちゃんがあの立場だったらどうしてる?」

海未「私が?」

穂乃果「うん」

海未「私なら…私ならあなたやことりの手を離せないでしょうね」

穂乃果「映画の主人公と一緒だね」

海未「ですが…逆の立場なら手を離せと言うでしょうね」

穂乃果「え〜なんでさ?」

海未「それは…あなた達を巻き込みたくはないですし」

穂乃果「そんなの卑怯だよ。人には手を離せって言う癖に自分は手を離さないんだなんてさ」

海未「だって仕方ないでしょ?穂乃果だってきっと同じ事を言うんじゃないんですか?」
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 22:22:39.13 ID:a9DTPH1G0
穂乃果「言わないね」

海未「え?」

ことり「じゃあ、穂乃果ちゃんはどうするの?」

穂乃果「私は海未ちゃんやことりちゃんも助けて私も助かる。好きな人を悲しませる様な事はしないよ!」

海未「な、なるほど」

穂乃果「そして同時に世界も救う!」

ことり「ふふっ、規模が大きくなったね」

海未「でも、穂乃果なら…なんだか本当にやってしまいそうですね」

ことり「そうだね。本当に廃校も阻止しちゃったしラブライブも優勝しちゃったし」

穂乃果「それは皆んなでやったんじゃん」

海未「生徒会の仕事は…少々溜め気味ではありましたが」

穂乃果「そ、それは…あはは」
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 22:29:42.04 ID:a9DTPH1G0
海未「あはは…ではありませんよ。だいたい答辞はもう書けたんですか?」

穂乃果「え?えっと…」

海未「全く…結局何年経っても穂乃果は穂乃果ですね」

穂乃果「も〜怒らないでよぉ」

ことり「ふふっ。この姿ももうそろそろ見納めになっちゃうんだなぁ」

海未「ことり…」

穂乃果「ことりちゃん…」

ことり「なんてね。今のご時世飛行機に乗ればすぐに会えるもんね」

穂乃果「うん…」

海未「さあ…もう随分暗くなりましたね。そろそろ帰りましょう」

穂乃果「え?あっ、うん」

海未「今日は久しぶり三人でお泊まりですかね。答辞を考えなければいけませんし」

穂乃果「わ〜助かるよぉ」

ことり「じゃあ、私の家かな?」

穂乃果「えへへ。だね!」
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 22:36:46.19 ID:a9DTPH1G0
「配達」
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 22:41:39.20 ID:a9DTPH1G0
穂乃果「うぇ〜ん。絵里ちゃ〜ん。助けてよぉ」

絵里「はぁ…先週も行ってなかったっけ?どこが分からないの?」

穂乃果「こことそことこれとそれ」

絵里「ほぼ全部じゃない」

穂乃果「だってぇ」

真姫「ごめん。遅くなったわ」

絵里「あら、真姫。もう用事は済んだの?」

真姫「ええ。…って言うか何してるの?」

穂乃果「うぇ〜ん。もうやだぁ」

絵里「あぁ…穂乃果の課題の手伝いをね」

真姫「…なんだか前にもこの光景を見た気がするんだけど。もしかして私…タイムリープしてる?」
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 22:46:17.43 ID:a9DTPH1G0
絵里「いや…その心配はないわ。先週も同じ事を言ってたから」

穂乃果「真姫ちゃん。二年生になると課題が増えて大変なんだよ?楽なのは今の内だよ」

真姫「いや、一年生もそこそこ課題出てるけど」

絵里「さて、真姫も来たんだし課題は後で見てあげるから」

真姫「別にいいわよ。なんなら私も手伝うわよ」

穂乃果「本当!」

絵里「穂乃果…真姫は年下よ?」

穂乃果「年上とか年下とか関係ないの!穂乃果はそう言う気にしないの。プライドとかないの。特に勉強に関しては」

真姫「さっきは二年生は大変だとか言ってた癖に…」

穂乃果「ぶー…だってさぁ」
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 22:50:51.94 ID:a9DTPH1G0
真姫「ブーブー言ってる暇があるなら早く手をつけちゃいなさいよ」

穂乃果「分かってるよぉ。……ん?」

真姫「何?どうしたのよ?」

穂乃果「外…」

真姫「外?」

穂乃果「うん。このお店って配達とかやってるんだね」

絵里「え?そうなの?」

穂乃果「だって窓の外に見えるのってあれ配達の人だよね?ファミレスでも配達サービスとかやるんだねぇ」

絵里「私も初めて知ったわ。最近始めたのかしら?時代ね」

真姫「いや…そんな事いいじゃない。早く課題やりなさいよ」


103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 22:58:16.69 ID:a9DTPH1G0
穂乃果「あれ、配達の人が乗ってたバイクってさ新聞屋さんと同じバイクだよね?」

絵里「え?さあ?そうなの?」

真姫「いや…どうでもいいから…」

穂乃果「うん。そうだよ。あれさ、朝刊配ってる時とか夜中に家に来るでしょ?あのバイクの音でたまに起きたりするんだよね!あれ走る時にガチャって言うじゃん」

絵里「そうなの?知らないわ」

真姫「穂乃果はバイクの音くらいじゃ起きないでし…」

穂乃果「起きる時だってあるよ!夜中に配達なんて大変だなぁって思ったりするもん」

真姫「あっそ。その話は分かったから」

穂乃果「でもなんで配達のバイクってみんなあれなのかな?近所のお寿司屋さんもあれだし。配達のバイクはあれって決まりがあるのかね?」

絵里「さあ?決まりはないんじゃない?配達するんだし…バランスが良いとか?」

穂乃果「あ〜なるほどね」




104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/19(日) 23:02:23.86 ID:WM1OcXTc0
スーパーカブ?
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 23:06:36.52 ID:a9DTPH1G0
真姫「も〜そんな事どうだっていいじゃない。早く課題終わらせなさいよ」

穂乃果「あっ、うん。そうだね」

真姫「全く…」

穂乃果「いや〜でもさ?いつの日か課題のお手伝い出張サービスとかも出来ないかな?」

絵里「そんな事になったら社会問題になると思うけど…」

穂乃果「確かに…そうなったら大変だぁ」

真姫「社会の事も大事だけど穂乃果は自分の直面してる問題に取り組みなさいよ」

穂乃果「うっ…はい…」

真姫「全く…」
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 23:20:56.52 ID:a9DTPH1G0
名車紹介

ホンダ・スーパーカブ

サリーちゃんの妹ではない。1958年発売のC100の型式に始まる本田技研工業が開発したバイクのシリーズ。驚くべき高耐久、高性能、高燃費で世界で最も売れたバイク。本田宗一郎と藤沢武夫の開発時の逸話は技術者の間で語りぐさとなっている。
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 23:27:41.23 ID:a9DTPH1G0
「姉妹」
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 23:36:53.21 ID:a9DTPH1G0
いらっしゃいませー

亜里沙「あっ…!?」

穂乃果「見つけた。ここに居たんだね」

真姫「探したわよ。絵里も心配してる」

亜里沙「穂乃果さん…真姫さん…」

穂乃果「絵里ちゃんと喧嘩しちゃった?」

亜里沙「はい…」

穂乃果「そっか」

亜里沙「お姉ちゃんは私の事なんて信用してないんです」

真姫「そんな事…」

穂乃果「どうして?」
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 23:43:26.64 ID:a9DTPH1G0
亜里沙「だって…いつも私の事を子供扱いするし…今日だって…」

穂乃果「まあ、何があったかは知らないけどさ。それは違うんじゃないかな」

亜里沙「でも…」

真姫「飲み物持ってきたわよ。ミルクはいる?」

穂乃果「あっ!ありがと!」

亜里沙「…ありがとうごぞいます」

真姫「どういたしまして」

穂乃果「多分…いや、絶対…亜里沙ちゃんが言った事は間違ってると思うよ」

亜里沙「どうして。どうしてそんな事分かるんですか?」
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/19(日) 23:58:19.00 ID:a9DTPH1G0
穂乃果「私もお姉ちゃんだからねぇ。まあ、うちの場合は私がこんなんだし雪穂はしっかりしてるからねぇ」

亜里沙「…」

穂乃果「姉ってのはさ、なんだろ?不思議な生き物なんだよね〜。私も雪穂の趣味とかもあまりしないし良く考えたら一番好きな食べ物がなんだったかも知らない様な気がする」

亜里沙「そうなんですか?」

穂乃果「うん。でもね〜それでもやっぱり妹だからね。心配だし可愛いしかまいたくもなるんだよね。鬱陶しいかもしれないけどね。私は…いや、きっと絵里ちゃんも可愛い妹の為なら命だって掛けらるんだと思う。大袈裟じゃないよ」

亜里沙「…あっ…私…お姉ちゃんに謝らなきゃ…」

穂乃果「うん」

絵里「亜里沙!!!」

亜里沙「え?お、お姉ちゃん…どうして…」



111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/20(月) 00:06:58.47 ID:JlksAPHm0
パシッ

亜里沙「あっ…」

絵里「女の子がこんな時間まで出歩いて…あなたに何かあったらどうするの」

真姫「絵里…」

亜里沙「お姉ちゃん…心配した…よね」

絵里「当たり前じゃない。たった二人の姉妹なのよ?どれだけ心配したか。あなたに何かあったら私…」

亜里沙「ごめんさい…うぅ…ごべんなざい」ポロポロ

絵里「もういいわよ。もう、涙で顔がくしゃくしゃじゃない。お手洗いに行って顔洗って来なさい」

亜里沙「うん」
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/20(月) 00:11:33.16 ID:JlksAPHm0
絵里「穂乃果、真姫。ありがとう」

穂乃果「いや〜見つけたのはたまたまだよ」

絵里「いいえ。助かったわ。本当にありがとう」

穂乃果「どういたしまして」

真姫「なんか…いいわね」

絵里「え?」

真姫「私は一人っ子だから。亜里沙ちゃんが少し羨ましいわ。私もお姉ちゃんが居たらあんな感じなのかなって」

絵里「…μ'sの末っ子が何言ってるのよ」

穂乃果「そうだよ〜」

真姫「なっ!?い、言っておくけど花陽と凛より誕生日早いんだからね」
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/20(月) 00:13:43.12 ID:JlksAPHm0
絵里「私達からすれば三人共似たようなものよね?」

穂乃果「そうだね」

真姫「ちょっと…」

あっ、今絵里ちゃんの声が聞こえたにゃ〜

穂乃果の声もしましたね

って事は亜里沙ちゃん見たかったんじゃないの?

穂乃果「皆んな来たみたいだね」

真姫「そうね」

114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/20(月) 00:14:09.91 ID:JlksAPHm0
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/20(月) 03:20:33.35 ID:68xAn+3g0
姉妹愛は素晴らしいな
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/20(月) 08:43:56.83 ID:IFBG+mARO
おつおつ
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