【デレマス(デレステ)】黒埼ちとせ「私の望みは――」

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32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/31(金) 19:12:46.34 ID:cjI1PaeA0
数日後、某研究所兼医療機関

千夜父「ここが、お父さんの仕事場だよ」

千夜「なんだか、まっ白なばしょだね」

千夜父「そうだな」

千夜父「お父さんはな、ここで、病気に苦しむ人を救うために毎日研究をしてるんだよ」

千夜「けんきゅー?! すごい! おとーさん偉い人なんだ!」

千夜父「はは、別に偉いわけじゃないさ。ただ、困ってる人を助けたいだけだよ」

千夜「うーん。あっ、でも、せんせーがゆってたもん、こまってる人をみすてないでたすけてあげられる人は少ないんだって。だから、たすけてあげられる人はえらいんだって」

千夜父「そうか、じゃあ、ちょっとは偉いかも、な?」

千夜「うんっ!」

研究員1「あれ、白雪さん、今日はお子さん連れてきたんですか」

千夜父「ああ。なんでも、小学校の課題で親の仕事を調べるように言われたらしくてな」

研究員1「あーありますよねそういう課題。懐かしいなぁ」

研究員1「あ、自己紹介がまだだったね。僕は君のお父さんの部下で、一緒に仕事をしている――というんだ。よろしくね」

千夜「白ゆき千よ、6さいです! おべんきょうが大好きですっ。だから、お父さんにあこがれています」

研究員1「親に似て賢そうなお子さんですね」

千夜父「子どもを使って俺を褒めても何も出ないからな」

研究員1「別にごまを擂ろうだなんて思っちゃいませんって」

千夜父「まあ、自慢の可愛い娘であることには変わりないがな」ナデナデ

千夜「えへへ」

千夜「ちよはね、おかーさんににて、びじんさん、なんだってー」

千夜父「っ……」

研究員1「……そう、だね。本当に美人さんだ」ナデナデ

千夜「あっ、あとあと、おとーさんはすっごく頭がいいんだけどね、かじだけはだめなの。かじだけは、ちよがやってあげたりするんだよ」

研究員1「白雪さん……」

千夜父「その目はなんだその目は。ちゃんと掃除だって料理だって……やっているからな」

千夜「でも、おとーさんのおりょうりすっごくまずいもん」

研究員1「ブフォッ」

千夜父「こらっ、それを言うんじゃない……」

研究員1「あははっ、ほんと良い娘さんをお持ちですよ、白雪さんは」

千夜父「からかわないでくれ……」
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