【艦これ】山城「不幸のままに、幸せに」

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1 : ◆yufVJNsZ3s :2019/08/19(月) 22:21:03.30 ID:G6ax3z7W0

 人間は慣れる生き物だ。そうでなければ生きていくことはできない。

 傷口に塩水の沁みる痛みも、いつの間にか感じなくなってしまった。

 ならば私のこの不幸にも、いずれ慣れていくときが来るのだろうか。

 痛みどころではなかった。左上腕から先の感覚は消失している。眼で確認するのも億劫で、私は自己診断プログラムを走らせた――腱断裂、解放骨折及び出血多量。A3度の危険域。左足表皮と腰骨神経系もA1相当の被害を受けていて、私はそこで走査を打ち切る。
 怪我をC1からA3までの九段階で評価する樫村スケールは、あくまで自動修復作用をどこにどれだけ割り振るかの判断基準でしかない。自動修復よりも自壊速度が上回っている現状を鑑みるに、最早意味がないのは明白だった。

 不幸だわ。
 口癖となってしまっている言葉は、いまこそ似合っているように思えた。



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2 : ◆yufVJNsZ3s :2019/08/19(月) 22:22:53.22 ID:G6ax3z7W0

 敵性攻撃群の襲撃を受け、部隊は壊滅。仲間を庇いながら抗戦を続けるにも限りがあった。ついには落伍し、気づけばどこかの岩礁に乗り上げ、迫り来る自らの死と向き合うばかり。
 扶桑お姉さまは無事だろうか。満潮は。時雨は。加賀は。鈴谷は。
 爆炎と血飛沫は、即ち死とイコールではない。私たちは心が折れない限り何度でも立ち上がれるし、立ち上がってきた。そうあるべくしてあるのが艦娘なのだ。

 だからまだ心は折れない。体がたとえ端から腐れ落ちようとも。

 視界に引きずられて思考さえも霞がかっていくなか、せめてもの抵抗として、私は楽しかった時の記憶を思い出す。埃の被った小箱に入っていたものすらも。

 想起に耽る営みは、肺からの、気管支を経るごぼりという音で妨げられた。陸地だのに溺れる感覚。喘ぐように呼吸を急くが、ずんずんと意識が急速潜航。
 私は潜水艦じゃあない。

 黒い塊が意識の隅に陣取っていた。それを極力見ないようにして、光へと手を伸ばす。

 死にたくない。

 死にたくない。

 死にたくない。

3 : ◆yufVJNsZ3s :2019/08/19(月) 22:23:23.19 ID:G6ax3z7W0

「発見! 要救助者、はっけーん! 座標は今飛ばした、近ェのは……グラ子か!
 大淀と合流してこっちゃ来いやぁ!」

 潮騒に負けじと声が響き渡る。

「おい、名前! 自分の名前は、わかるか!」

「ぅ、あ」

 声は、喉の振動は、空気の震えは、胸を満たす汚水に飲まれて消える。

「かなりやべぇな、クソがっ」

 野太い男の声。苛立ちをぶつけるかのように荒げている。
 仲間が救助に来てくれたのだと思ったけれど、どうやら違うらしかった。艦娘ではない。かといって提督の声はこんなに若くない。ならば海保? いや、規定で艦娘の保持は海軍に限定されているはずだから……。

 あぁ、この際最早、誰何などは熱量の無駄だ。

 ごぼり、ごぼり、体内が音を立てている。汚泥があぶくを立てている。

 それらに負けじと私は叫んだ。

「みぃ、んな、をっ! たす、助け、てっ!」

 私の、私の、みんな、私の、大事な。
 仲間なんです。

 ごぼごぼ、ごぼり。
 どぼん。

 あぁ……。

* * *
4 : ◆yufVJNsZ3s :2019/08/19(月) 22:24:01.98 ID:G6ax3z7W0

* * *

 人間は慣れる生き物だ。そうでなければ生きていくことはできない。

 こんな激痛などには耐えられない。

「ん、っう、くぅうううっ、ぐ、お、ぅ……っ」

 暗黒に一条の閃光が迸ったのと、体を雷撃のような激痛が走りまわったのは、完全に同一だった。私は空気を求めて喘ぎ、今度こそ清廉な空気が肺腑を満たすことに驚いて、次いで「今度」という自らの摩訶不思議な認識にまた驚く。
 左腕が焼けるように痛かった。それだけでなく、骨から針が出て皮膚を突き破っているような錯覚すらある。右腕でおさえようとしたものの、その右腕の関節やら手首やらには、きっと画鋲がばら撒かれていた。

 体を捻じ曲げる。幼児のように丸まることさえも許されず、私は恥も外聞もなく、痛みに泣いた。

 がらり、ぴしゃんと扉が開く――そこで私は、ようやく、自らが部屋にいて、ベッドに寝かされていることに気が付いた。硬く濡れた岩礁とは異なる柔らかさと温かさ。

5 : ◆yufVJNsZ3s :2019/08/19(月) 22:25:01.29 ID:G6ax3z7W0

 がらり、ぴしゃんと扉が開く――そこで私は、ようやく、自らが部屋にいて、ベッドに寝かされていることに気が付いた。硬く濡れた岩礁とは異なる柔らかさと温かさ。

「あ、おっ、お目覚めです! お目覚めですぅっ!」

 枯れ草色の上着、濃緑の袴を身に着けた、子供だった。彼女は私の姿を見るや否や、叫んで出ていってしまう。この痛みを何とかしてほしいのに。なんという不幸か。
 しかし、不幸な私はやはり、幸いにも、人間であったらしい。激痛は波こそあるものの、ゆっくりと引いていって、なんとか歯を食いしばれば耐えられるほどまでには落ち着いてきた。

 部屋の外を走る音。数秒の間があって、部屋へとなだれ込む人影。

「おい、医者が次に来るのは明後日だぞ、クソが」

「お目覚めになったことを喜びましょうよぅ!」

「町医者を呼んでくるか? 問診くらいはできるだろう」

「やめたほうがいいと思いますよ。私たちの身体は機密の塊ですから」

6 : ◆yufVJNsZ3s :2019/08/19(月) 22:25:50.03 ID:G6ax3z7W0

 視界の焦点が段々と定まっていく。先頭に、男性。白いシャツに徽章の金が眩しい。その隣には先ほどの子供。こちらと男性を交互に見やっている。
 その後ろに、さらに二人の女性。片方は黒髪長髪で、眼鏡をかけた、清楚な雰囲気。もう片方は銀髪で凛とした佇まい。

「おい、あんた、名前だ。自分の名前はわかるか」

「……」

 名前。名前。私の。

「意識に混濁がまだあるか?」

「状況の把握に戸惑っているだけではないのか?」

「鎮痛剤のアンプル、一本持ってきますか?」

「まずこちらの素性を明かしてからでないと、警戒されてしまいませんかね」

 話し合っている。なにかを。私のこと? 処遇?
 敵性攻撃群でないのは明らかだった。となれば、あぁ、私は助かったのだ、誰かが助けてくれたのだと、ここでようやく心の底から安心できる。その実感のなんと重みのあることか。

7 : ◆yufVJNsZ3s :2019/08/19(月) 22:26:21.80 ID:G6ax3z7W0

「……ぁ、だ、ぃ、ぅお」

 大丈夫と言おうとしても言葉にはならなかった。喉から血が戻ってきている気がする。ここもまた、痛い。

「あまり無理しないでください」

 眼鏡の女性が言う。

「私たちがあなたを助けました。あなたは一命を取り留めたんです。恢復までには長い時間を擁します。ゆっくり療養していきましょう」

 子供が私の手を握ってきた。小さく、暖かい、手。海の上を揺蕩う間は決して手に入らないもの。それだけで涙が滲む。

「もう大丈夫……ですっ!」

「声が出せないか? 喉の裂傷のせいかもしれないな。紙とペンをもってこよう」

 銀髪の女性は、透き通るほどに白い肌と、同じくらいに透き通る怜悧な声で呟く。

「水はいるか? いるなら首を縦に、いらないなら横に」

 野太い声で男性が尋ねてくる。私は首を縦に振った。それに対して男性も満足そうに頷く。
 顔にはいくつか傷があった。そのせいだろうか、僅かに右の頬と、口元、眼尻の動きが引き攣っているようにも見える。左の外耳も耳たぶのあたりが欠けているし、額から左眉にかけても裂傷が二本。

8 : ◆yufVJNsZ3s :2019/08/19(月) 22:27:45.05 ID:G6ax3z7W0

「ペンと紙を持ってきたぞ」

「おう、グラ子、助かった」

「大丈夫ですか? ペン、握れますか? 意思の疎通は」

 私は僅かに指の感覚を確かめて、うん、これならば、なんとかなると首肯。

「あの、まずわたしたちの……わたしたち、から、名乗ったほうがいいんじゃ?」

「それもそうですね」と眼鏡の女性。「提督、私たちの立場を明らかにしても?」

「そうだな。まずは事情を飲み込んでもらうことが優先だろう」

「では、僭越ながら、わたくし大淀が。
 初めまして山城さん。我々は、このたび海軍に新設されました、CSARに特化したARS、通称『浜松泊地』のメンバーです」

「……」

 ……全然、意味が、わからない。

9 : ◆yufVJNsZ3s :2019/08/19(月) 22:29:36.85 ID:G6ax3z7W0
――――――――――
ここまで。

リハビリもかねて、リクエスト消化。
週一くらいの更新で、100レス程度で終わればいいかな?

待て、次回。
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/19(月) 22:55:02.41 ID:85bvewljo
潜水艦泊地から

乙支援
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/19(月) 23:11:42.20 ID:Id9+PI7Bo
>>9
もう来たか次作
舞ってる次回
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/20(火) 00:47:06.30 ID:978RGUQJO
前作あるの?ゾクヘンなんでしょうか
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/20(火) 05:09:18.47 ID:uyFVSiyno
乙乙


CSAR:コンバット・サーチ・アンド・レスキューの専門鎮守府とな!?
14 : ◆yufVJNsZ3s :2019/08/20(火) 20:19:00.77 ID:lnANcWZz0
>>12
このお話に前作は存在しませんが、私の過去作が存在するということですね。
15 : ◆yufVJNsZ3s [saga]:2019/08/21(水) 01:26:38.37 ID:zqrS27Hw0

 声が出なかったのは、きっと体の傷が原因のすべてではない。

 私は別段、自分が一般常識に欠けているとは思わなかった。それでも、たったいま目の前の女性、大淀と名乗った彼女が口にした単語――いや、そもそも単語なのかすら定かではない――言葉の羅列は、私の知識の中にはなかった。
 CSAR。ARS。恐らく、何か英単語の頭文字なのだろう略し方という類推はできても、それまでである。

 誇らしげに大淀は胸を張っていた。たった今口にしたその文字に、自らの威信と誇りを委ねているという態度のようにすら見えた。

「通じてねぇようだが」

 それみたことか。男性のニュアンスは皮肉交じり。
 大淀はそれを受けて小さく呟いた。なるほど。なにが「なるほど」であるのか私にはちっとも理解ができなかったけれど、彼女は納得したらしい。

16 :りゅうくん  ◆GaijiYAdxjSs [りゅうくん  ◆GaijiYAdxjSs]:2019/08/21(水) 01:26:46.23 ID:zPI2+ObI0
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17 : ◆yufVJNsZ3s [saga]:2019/08/21(水) 01:27:05.52 ID:zqrS27Hw0

「CSARとはCombat Search and Rescueの略ですね。即ち、『戦場における捜索と救難』です。そしてARSはAir Rescue Squadronの略で、直訳だと……『航空救難戦隊』? まぁ、つまりは救難部隊を指しています。
 我々の救助対象は艦娘です。たまに深海棲艦に襲撃された客船やタンカーも救助しますが、任務中、あるいは遠征中に襲われたロストバゲージの捜索と救助が主任務となります。
 コードネームは『浜松泊地』。まぁ浜松に拠点があるわけではないんですが、説明すると長くなりますので」

 戦闘捜索救難を行う部隊、航空救難戦隊が彼女たちの正体だと。それが海軍に新設された。……航空? 海軍なのに?
 疑問はあったが、言葉の枝葉末節はどうでもいいことだと思考から追いやった。重要なのは、私が彼らの活動の結果として救難され、いま、こうしてベッドに横たえられているという事実。

18 :りゅうくん  ◆GaijiYAdxjSs [りゅうくん  ◆GaijiYAdxjSs]:2019/08/21(水) 01:27:09.21 ID:zPI2+ObI0
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19 : ◆yufVJNsZ3s [saga]:2019/08/21(水) 01:27:36.61 ID:zqrS27Hw0

「さて、山城さん、落ち着いて聞いてください。あなたは任務の最中に敵性攻撃群、通称『深海棲艦』に襲われました。その後、我々が捜索し、発見、いまに至ります。ここは浜松泊地所有の医療施設で、幸いなことに命に別状はありません」

 私は手を握り、開いた。痛みはしつこく残っている。それでも最早泣き出したくなるほどではなかった。

「山城さんは四日ものあいだ意識を失っていました。医者の見立てでは、日常生活を送れるようになるまでに二週間、完治まで二か月とのことです。後遺症の具合によってはさらに伸びる可能性もあります。
 なにより、この数字は高速修復剤を利用した上での日数です」

 高度修復剤、通称「バケツ」。浸せば体の損傷をたちどころに回復させてしまう、祈祷によって清められた霊水。
 普通、どんなに酷い状態だったとしても、一日もあれば全快になるはずだ。それが二週間とは、まさに私は生死の境目を彷徨っていたのだろう。不幸中の幸い、ここに極まれり、である。

20 :りゅうくん  ◆GaijiYAdxjSs [りゅうくん  ◆GaijiYAdxjSs]:2019/08/21(水) 01:27:50.62 ID:zPI2+ObI0
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21 :りゅうくん  ◆GaijiYAdxjSs [りゅうくん  ◆GaijiYAdxjSs]:2019/08/21(水) 01:28:26.27 ID:zPI2+ObI0
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22 : ◆yufVJNsZ3s [saga]:2019/08/21(水) 01:33:32.45 ID:zqrS27Hw0

「食事やリハビリについては、この施設で賄うことができます。ある程度状態がよくなれば、軍の病院にも移送することは可能です。いまはとにかく体を休めることを優先に考えてください。
 常に我々がつきっきりというわけにも行きませんが、基本的に誰かしらはいる構造になってますので、不便があればいくらでも呼んでくださいね」

 なにからなにまで、申し訳ない。

 「浜松泊地」なる救助隊が設立され、活動に勤しんでいるという話は初耳だった。新設と自ら謳うのだから、本当に最近できたばかりなのかもしれない。
 私は部屋をぐるりと見渡す。大淀は先ほどから「我々」と口にしている。銀髪で怜悧な女性も、和服の少女も、傷の多い男性も、みな救助隊のメンバーなのだろう。

23 : ◆yufVJNsZ3s [saga]:2019/08/21(水) 01:34:01.75 ID:zqrS27Hw0

「グラーフ・ツェッペリンだ。艦種は空母」

 もしかしたら視線で思考が伝わってしまったのかもしれない。銀髪の女性が直立不動で名乗った。堂々とした態度。その確かな存在感は、私には光沢のある金属を想起させる。

「た、大鷹です。軽空母……です」

 こちらの挨拶は控えめだった。引っ込み思案というよりは、年上と話すことにあまり慣れていないように感じられた。

「後藤田だ。後藤田一という。俺は見ての通り男だから、艦娘じゃあねぇ。こいつらを指揮する……お前らふうに言えば、『提督』ってやつになるのか。この部隊、『浜松泊地』を預かっている」

 最後に傷の多い男が名乗る。野太い、芯のある声。決して揺らぎそうにない力強さ。
 その表現はどこかきちんとした線引きがあることを示唆している。あるいは、彼もまた、この隊を任されて日が浅いのか。
 それでも私には、この後藤田という男性と、彼の部下であろう三人が、強固な絆で結ばれているように見えて仕方がなかった。とかく些細な営みのほうが、信頼は強く表に出るものなのだ。
24 :りゅうくん  ◆GaijiYAdxjSs [りゅうくん  ◆GaijiYAdxjSs]:2019/08/21(水) 01:34:31.98 ID:zPI2+ObI0
◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSs◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん 
◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSs
25 : ◆yufVJNsZ3s [saga]:2019/08/21(水) 01:34:34.22 ID:zqrS27Hw0

「この三人のほかに、あと二人、構成員がいる。駆逐艦の不知火。重巡のポーラ。もし知らない顔がいても驚かないでくれ」

 だから、ごく自然に大淀のあとを彼が引き継ぐことも、なんら驚くべきことではない。

「――ここまでで、何か質問はあるか?」

 彼が尋ねるのをきっかけにして、大鷹が、グラーフが、そして大淀が、静かに部屋を後にしていく。その意図が私にはわからなかった。

  混乱に僅か戸惑う頭でも、正常には回る。質問。わからないこと。気になること。訊きたいこと。

 それはなぜ航空という冠がついているのかであったし、なぜたった五人という少数精鋭なのかでもあった。けれど、私が知りたいのは、本当に訊きたかったのはそんなことではなくて。

26 : ◆yufVJNsZ3s [saga]:2019/08/21(水) 01:35:02.02 ID:zqrS27Hw0

 ペンを握る。紙に走らせる。

 みんなは、どこ?

 痛む手でやっとこさ書き上げた文字列を、彼は悲痛な表情で一瞥する。
 そのとき理解した。三人が自主的に去ったのか、それとも以心伝心で彼が三人を去らせたのは定かではないが、どうして無言のままに彼女たちは部屋を後にしたのかを。

 後藤田提督は首を振る――横に。

「残念ながら、生き残ったのはあんただけだ」

 泣き顔なんてなるべくひとに見せたくないだろうという、配慮だったに違いない。
27 :りゅうくん  ◆GaijiYAdxjSs [りゅうくん  ◆GaijiYAdxjSs]:2019/08/21(水) 01:35:41.46 ID:zPI2+ObI0
◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSs◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん 
◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSs
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 02:21:10.50 ID:5LjWVyllo
お疲れ様です?
早いな!
舞ってる次回
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 02:35:33.28 ID:6UH1xJd4o
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 13:08:08.40 ID:1d4h5fup0
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 19:00:30.69 ID:NG8rLnyq0
また面白そうな作品だ 期待
32 : ◆yufVJNsZ3s [saga]:2019/08/22(木) 00:15:12.88 ID:ihyj2nok0

 扶桑姉さまは、この世でたった一人の家族だった。

 私たちは天涯孤独ではなかったけれど、単にひとつ屋根の下で暮らす存在が家族だとは思わない。戸籍謄本に乗っているだけの関係が家族だとは思わない。そういう意味では半分だけ孤独ではあったのかもしれない。

 私には姉さまが、姉さまには私が、それぞれいればそれで十分だった。互いが互いの半身だった。
 人という字はひととひとが支え合っている様を表すというのは、きっと間違いなのだろう。私と姉さまがふたりでひとつ。少なくとも、私たちにとっては。

 山城。わたしたちは、ずっと一緒にいましょうね。わたしは絶対にあなたを裏切らないから、信じ抜くから、あなたもわたしを裏切らないでね。信じ抜いてね。
 こんな不幸に満ちた世の中なんて、きっと一人では生きていられないわ。だけど大丈夫。わたしにはあなたがいるもの。あなたにはわたしがいるもの。

 姉さまは口癖のように、夜毎の子守歌のように、隣でそう言っていた。

33 : ◆yufVJNsZ3s [saga]:2019/08/22(木) 00:15:41.61 ID:ihyj2nok0

 母親が死んだのは私たちが八歳の時で、後妻がやってきたのがその三年後。私たちが高校へ上がると同時に父親も倒れて、私たちは後妻の実家へ移り住むこととなった。
 共同体の中に、異物がふたつ。
 そこでは私たちは家族ではなかった。ただ単に、よそ者だった。

 叔父からの性的な視線。一回りも年の離れた相手との見合い話。生理用品を買うのにすら領収証を貰わなければならない狂った生活。

 それでも大丈夫だった。耐えられた。姉さまの至言があったから。

 こんな不幸に満ちた世の中なんて。
 一人では決して生きていられないけれど。
 私には姉さまが、姉さまには私が。

 姉さまがいれば、それだけで。
 姉さまと二人でいられれば、それだけで。

 よかったのに。

34 : ◆yufVJNsZ3s [saga]:2019/08/22(木) 00:16:24.72 ID:ihyj2nok0

 私たちは走った。走り続けた。朝の農道を。昼の畦道を。夜の隧道を。
 気分はさながら、嘗てドラマで見た恋人の駆け落ち。迫る追っ手、逃げる主人公、試される真実の愛。
 違うところと言えば、迫る追っ手はおらず、私たちは決して主人公足りえないという、二点だけ。真実の愛は既に試されていて、乗り越えたからこそ、いま私たちは走っているのだ。

 変な男と結婚させられなくてよかったね。と私が言った。九州は、離れ離れになるには遠すぎるもの。
 不幸続きの人生にも、たまには好機は巡ってくるのね。と姉さまが言った。旅立ちの前日に、家が失火に見舞われるなんて。

 顔を見合わせて、笑う。そしてまた走り出す。家事の混乱に乗じて、誰も知らないどこかへ行って、清貧でもいい、静かに暮らしたかった。二人一緒にいられるのなら、地獄の方が天国よりもましに思えた。

35 : ◆yufVJNsZ3s [saga]:2019/08/22(木) 00:16:54.45 ID:ihyj2nok0




 姉さまは、けれど、もしかしたら気づいていたのかもしれない。私が家に火をつけたのだということに。



36 : ◆yufVJNsZ3s [saga]:2019/08/22(木) 00:17:27.17 ID:ihyj2nok0

 この世は不幸に満ち満ちていて、姉さまはいつも力なく笑っていた。どんなに辛いことも苦しいことも、いずれ慣れる時が来る。受け流してしまえばどうにでもなる。それに、山城、あなたさえいれば。
 不幸な私たちに与えられた唯一の幸運が、最愛の姉妹の存在なのか、あるいは、最愛の姉妹という幸運によって、これほどまでの不幸が与えられているのかは、一生わかることはないのだろう。

 相も変わらずにこの世は――というより、私たちの人生は不幸に満ちていた。それでも徐々に、遅々としてではあるが、上向いてきてもいた。仲間ができたのだ。同じ鎮首府で、背中を預けられる大事な戦友。
 満潮や時雨は小さいけれどしっかりもの。口数の少ない加賀も、自己主張が苦手なだけで、魅力的な人物だ。鈴谷の性格は私たちとはまったく違っていて、まともな化粧の仕方をそこで初めて教えてもらった。

 たった二人だった私たちに、家族ができようとしていた。

 だからなのだろう。

 この世は不幸に満ちているから。

 少しそのことを忘れてしまえば、すぐにほら見たことかと言われてしまう。
 身分相応を知れと蔑まれてしまう。

 多くを望んでしまったのが運の尽きだ。

37 : ◆yufVJNsZ3s [saga]:2019/08/22(木) 00:17:54.70 ID:ihyj2nok0

 極秘任務になど手を上げなければよかった。六人ならば作戦は成功させられるなんて思いあがらなければよかった。提督のため、鎮首府のために挑戦しようと考えなければよかった。
 そうしなければ誰も死ななかったのに。

 胸が苦しい。痛い。内臓ではない。心が。心臓ではなく。心。心なんて空想なのに、ひとが生み出した幻なのに、どうしてこんなにも痛いのだろう。
 あるはずのないものが、確かに自分の中心に、どっかと腰を下ろしている気がした。

 後藤田提督が立ち上がる。何か不便があったら枕元のボタンを押せとだけ言って。

38 : ◆yufVJNsZ3s [saga]:2019/08/22(木) 00:18:22.22 ID:ihyj2nok0

 彼らは、こうなることを知っていたに違いない。私が、という話ではない。要救助者を全員助けられないことのほうが圧倒的に多くて、眼を覚ました者はみな第一声に他者の安否を尋ね、そして……絶望する。
 激痛に苛まれる体であってさえ、死よりは遥か遠くにある。それでも喜びの感情はない。かといって自分が誰かの代わりに死ねたらいいのにとも思えない。姉さまも、他のみんなも、嬉しくはないだろうから。

 この世はとかく不幸に満ち満ちている。

 姉さまは、いずれ慣れると言っていた。私はどうにも、それを信じられそうにない。
 人間は慣れる生き物だ。苦しみにも、辛さにも、痛みにも。事実私は随分と体を動かすのも楽になった。だけれど、親しい人や愛する人が死ぬという不幸、それに揺れる心さえも麻痺してしまった生き物が、果たして人間と呼べるのだろうか。
 こんな苦しみ、辛さ、痛みなど、もう二度と味わいたくはないというのに、鈍感になりたくもないという自己矛盾。

39 : ◆yufVJNsZ3s [saga]:2019/08/22(木) 00:18:51.00 ID:ihyj2nok0

 いっそ死んでしまおうか。海に飛び込んでも浮くばかりだから、どこか高い、いい景色のところから、真っ逆さまに。
 いや、それこそ姉不幸者だ。姉さまを悲しませることは、私には到底出来そうもない。

 後藤田提督は私に療養の時間をくれたが、あぁ、そんなものは不必要。暖かいベッドに横たわっていると、一際死の冷たさと静寂の輪郭が際立つ気がして、足元の崩れていく錯覚に陥る。
 浜松泊地と名乗った彼らは確かに私の命をこそ救ってくれたけれど、この身の境遇までは救ってくれなかった。いや、そこまで願うのはお門違いか。
 姉さまは自分の不幸や幸福を他者に希求することはなかった。ならば私も、そうするべきだ。

 それでも。

「ぐ、う、ぅっ、おぉ、う」

 叫びだしたいのに体が言うことをきいてくれない。もどかしい。気が狂ってしまいそうになる。

40 : ◆yufVJNsZ3s [saga]:2019/08/22(木) 00:19:24.73 ID:ihyj2nok0

 こんな不幸に満ちた世の中なんて、一人では生きていられない。
 私は一人になってしまった。

 姉さま。姉さま。山城は、恐ろしいのです。なにがと尋ねられても、答えに窮してしまいますが、なにかが、目に見えないなにかが、姿かたちの無いなにかが、まったき暗闇の色をもって、どこかから私を狙っているように思えてしょうがないのです。
 手を。手を握ってください。どうか。二人で空腹を堪えた夜のように。寒空の下を歩いた朝のように。

「だぁいじょーぶ、でぇすかぁー?」

 手がふんわりと暖められて、陽気な香りが鼻孔を衝いた。
41 : ◆yufVJNsZ3s [saga]:2019/08/22(木) 00:21:38.37 ID:ihyj2nok0
――――――――――
ここまで

一回ぶんの文字数を半分にして、投稿ペースを倍にする試み。

待て、次回。
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 02:01:57.21 ID:xM19Qutq0

まさか翌日に来るとはビックリだ 姉不幸者のところはあえてかな?うまい言い回しだ
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 13:05:43.46 ID:K2dpUcYm0
×鎮首府
○鎮守府

山城の独白はどうしても太宰治な調子になるよな
44 : ◆yufVJNsZ3s [saga]:2019/08/23(金) 00:17:24.68 ID:2euMv+sS0

 美少女だった。

 美少女が、立っていた。

 わからない。それはもしかしたら、日本人的な美的感覚のせいかもしれない。
 絵画のモデルがそのまま抜け出してきたかのような白い肌、そしてプラチナブロンド。頬は紅を挿してもいないのに仄赤く染まり、表情だって柔和だ。幼さの残る顔立ちはまさしく天使のようだった。
 たとえば先ほどのグラーフ、凛とした彼女もまた美しかったが、目の前の少女とは毛色が異なる。近づけない存在が「綺麗」なのであり、「可憐」な存在は穢れを許さない。

 なぜか右手にワインの瓶を持っているのが、まさしく宗教絵画のようでもあった。ワインとパンの寓話くらい私だって知っている。

 そこではたと気づいた。浜松泊地にはまだ私の知らない構成員がいる。不知火とポーラ、彼女はそのどちらかで、見た目を考慮に入れれば後者なのだと推測できる。

45 : ◆yufVJNsZ3s [saga]:2019/08/23(金) 00:17:52.97 ID:2euMv+sS0

「痛そぉ、ですねー」

 私の手を握るその手のひらの温度は高い。僅かに目元は濡れていて、少しだけ物憂げな気配があった。
 なぜだかわからないけれど、背徳的な雰囲気。

「ベッドに寝てばかりじゃあ、からだ、固まっちゃいますよぅ?」

 顔が近い。不自然に近い。
 個人のパーソナルスペースはそれぞれだけれど、これではまるで制空権がない。
 というか、唇と唇が。

「……」

 葡萄の匂い、発酵臭――酵母菌のもの。アルコール醸造の際に発生する、特有の。
 彼女が呑んでいるのは明白だった。

「立てますかぁ? 海風にでも、あたっちゃいましょー。ポーラも、うふふ、一旦酔い覚ましでぇ」

 そしてその事実を隠そうとしていなかった。
 大丈夫なのか?

46 : ◆yufVJNsZ3s [saga]:2019/08/23(金) 00:18:20.73 ID:2euMv+sS0

 いや、変な勘繰りはやめよう。非番だ、そうに違いない。私は嗜む程度にしかお酒を呑まないけれど、この世に酒豪はいくらでもいる。昼間から呑んだっていいじゃないか。
 それよりも今は彼女の提案に伸るか反るかである。体の痛みは慢性的だが、数日間ベッドで眠りっぱなしだったものだから、体の節々が固まってしまっているように思う。
 日常生活に戻るのですら二週間程度を要するとは大淀の弁。しかし、歩けないことには何もかもが始まらない。それにずっと部屋の中にいては参ってしまう――体よりも精神が。海風が心の澱を吹き飛ばしてはくれやしないかと期待してしまう程度には。

 私は、ポーラの提案に頷いた。彼女はすぐに満面の笑みで私の手を引く。力任せでなく、ゆっくりと、慈しむように。
 扉はやけに重かった。ぐ、と体重をかけて押してようやく開く。それほどまでに体は衰えてしまっているのか。

47 : ◆yufVJNsZ3s [saga]:2019/08/23(金) 00:18:50.33 ID:2euMv+sS0

「……」

 廊下は細く、それ以上に窮屈だと感じた。灰色と緑を基調とした空間に、LEDの灯りが煌々と降り注いでいる。扉。むき出しの配管。結束されたコードの束が縦横無尽。
 違和感ばかりの中で、私は僅かに遅れて、最大限の違和感に気付く。
 窓だ。窓がないのだ。それは普通の建物においては有り得ない話だった。

「大丈夫ですかぁ?」

 ポーラが尋ねてくる。なんと答えればいいのか。
 私はてっきりここが病院、あるいは浜松泊地の基地であると思っていたが、この光景はどちらにも当てはまらない。工場、研究機関という表現の方がよほど正しい。
 そんな不安を知ってか知らずか、酩酊のせいなのか、ポーラはひょいひょい軽やかな足取りで前に進んでいく。最早私には選択肢などなく、一歩ごとに体のありとあらゆる箇所が悲鳴を挙げるのを聴きながら、壁に肩をこすりつけながら追った。

 少し歩いては待ち、待ってはまた歩くを繰り返すポーラを見るに、どうやら私のことを気にしてはいてくれているようだったが。

48 : ◆yufVJNsZ3s [saga]:2019/08/23(金) 00:19:18.46 ID:2euMv+sS0

 螺旋階段を上りきると鉄扉があって、そこには丸い窓がついている。リベット打ちされた頑丈そうな窓。気密性の高そうな扉。
 あ、と声が漏れた。珍しく咽ることなく、するり喉から抜け出ていった。

 ここは。私がいる場所は。

「浜松泊地の母艦、『しおさい』って言いますー。仲良くしてあげてくださいねぇ」

 ポーラがほんわかした口調で扉を開け放った。

 海風が流れ込んでくる。
 潮の匂い。眼を細めるほどの陽光。
 短い廊下に切り取られた先の、大海原。

 ここは船の上だ。

 甲板の手すりが見える。ウインチ。そばに置かれているのは舫い綱だろうか、それとも荷を固定するためのもの? いや、彼らはCSARなのだから、救助用かもしれない。

49 : ◆yufVJNsZ3s [saga]:2019/08/23(金) 00:20:02.09 ID:2euMv+sS0

「おい、ポーラ、てめぇなにやってんだ」

「て、提督? 違うんですよぉ」

「俺はまだ何も言ってねぇ」

 ぬっと現れた後藤田提督は、ポーラを見るなり顔を顰めた。ポーラは視線を逸らしてワインの瓶を背後へと隠す。

「それにポーラ非番ですからぁ」

「怪我人連れ出して無理させんじゃねぇぞ?」

「あーんな部屋にいたら気が沈んじゃいますよぉ」

 提督は私を見た。無理やり連れだされてはいないだろうな、とその顔は問うている。縦か横か、首をどちらに動かせば正しく伝わるのか不安だったので、苦手だけれど笑顔を作ってみた。

「……」

 無言。しかし、言い換えれば反対でもない。
 少しばかりの溜息とともに、体に障るようなことはするんじゃないぞと釘を刺し、甲板の向こうへと消えていった。
 私は後を追って甲板へと出る。早く海を見たかった。

50 : ◆yufVJNsZ3s [saga]:2019/08/23(金) 00:20:31.08 ID:2euMv+sS0

 それは決して感傷ではない。私は姉さまや、仲間のみんな――家族のみんなを弔うために、死を悼むために、海を利用しているわけではない。ただ私は海が好きなだけなのだ。自由の象徴としての海が。

 船首には、今は帆は折りたたまれているが、金属製のマストが備え付けられてる。そこからずうっと、船体中央を通り越して後部までがフラット。そして船尾には、階段状になった複層式のスペースがある。管制室や操舵室だろう。
 トン数は200前後といったところか。内航向けの小型機帆船をリノベーションして使っている? それにしたってこの規模の船舶は漁船やクルーザーとはわけが違う。私はまだ、艦娘と提督以外の乗組員を見ていない。

「船が泊地だなんて凄いですよねー」

 酩酊に浮かされた口調でポーラが言う。私に説明してくれているのかもしれなかったし、ただ単の自慢かもしれなかった。

「あはは。みぃんな、『浜松泊地』に助けられた人は、そんな顔しますー」

 そんな顔。どんな顔だろうか。

51 : ◆yufVJNsZ3s [saga]:2019/08/23(金) 00:21:01.86 ID:2euMv+sS0

「医務室は今さっきの階段を下りた先ですねー。中央部分に居住区角は集中してます、ポーラたちの部屋もあのあたりでー、食堂は船尾の、遠距離通信レーダーと気象観測アンテナありますよねぇ、あの真下ですぅ。
 時間はきっと、たっぷりありますからぁ……気を落とさないで、元気出して、頑張りましょー」

 ポーラはぽやぽやした笑顔のまま踵を返し、甲板を歩いた。そして甲板に備えられたハッチの僅かな段差に脚を引っ掛け、盛大に転ぶ。
 顔面から突っ込んでも、ワインの瓶だけは死守していた。
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/23(金) 07:01:02.55 ID:jGa3pAAVo
おつ
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/23(金) 12:23:55.01 ID:wvFyOa+5O


意外な、CSARチームにポーラとな?
まさか、まさかの麻酔担当!?
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