このスレッドは1000レスを超えています。もう書き込みはできません。次スレを建ててください

貴方「安価でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 01:00:19.31 ID:4Vyp1+y90
そこは1だろ!?
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/18(月) 21:40:29.19 ID:hc8XwDUq0
さやかはマギレコでテレビ版の時より美少女になってたからな
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 22:24:42.60 ID:rQUzInFi0
>>391,393
てか読者はメール欄にsageを入れるんだぞ
395 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/20(水) 23:53:26.70 ID:ifqlnEj50
放課後



 ――――帰りのHRが終わってチャイムが鳴る。今日の授業もおしまいだ。

 それから部室のほうに足を延ばしてみた。


貴方「お疲れ様ー……っす」


 そう挨拶するとばらばらと返事が返ってくる。中に居るのは数人の前からいる部員とモデルさんたちだ。


部長「おお、お疲れ!この前の文化祭のことで打ち上げでもやるって話出てるんだけどさ、予定はどうだ?」

貴方「とくにないですけど……」

部長「それならよかった。明日あたり暁美さんにも聞いてきてよ。主役がいないんじゃはじまらないだろ?」

貴方「主役……そうですね!伝えておきます」

部長「それに、次の部長も決める時期だからなぁ……。なあ、【貴方】部長やってみねえ?」

貴方「え……?」

部長「この前の、【貴方】も一緒に優勝してるみたいなもんだからな。他のモデルのも何人か撮ってるし」



1やってみようかな
2お断りします

 下2レス
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/20(水) 23:55:29.80 ID:32jivpP10
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/21(木) 02:14:01.86 ID:xWQDFL4oo
1
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/21(木) 22:45:33.70 ID:ZK+QkJLn0
このスレ面白いね
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/22(金) 19:59:58.12 ID:zXYuo1GF0
まだかな
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/25(月) 20:55:44.68 ID:nXExwXy70
401 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/25(月) 22:06:55.89 ID:TpWnaoRU0


貴方「……やってみようかな」


 ちょっと考えたのちそう返事を返すと、食い気味に部長に手を取られる。


部長「そうか!やってくれるんだな。お前がやるなら安心して任せられるよ」

貴方「そこまで!?さすがに言いすぎじゃ?」

部長「うーん、実を言うと今年は立候補があんまし出なくてな……最近実績のある【貴方】ならみんな納得だろうと思って」

貴方「ああ……そういうことだったんすね。ならまあ、頑張ってみますよ」


 部長とそんな話をしてからカメラを取りに行く。

 今もモデルはたくさんいる。けど、今日は久しぶりに外に風景でも撮りに行こうか。


 校外まで出て探索して街並みやら自然やらを写してから、自宅へ戻った。



【貴方】 17日目終了

[知り合い]
・鹿目まどか・・・鹿目さん様様
・美樹さやか・・・無理してた?
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親友
・佐倉杏子・・・みんなで一緒に遊んだ

[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・なんか色々すごそう

[攻略済]
暁美ほむら
402 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/25(月) 22:20:41.58 ID:TpWnaoRU0
――――
18日目 教室



さやか「おはよ」

まどか「おはよう、【貴方】くん」

ほむら「おはよう」


 朝、自分の席にいるといつもの三人が教室に入ってきていた。

 挨拶の声に気づいて返事を返す。


貴方「おー……っす」

さやか「朝から気の抜けた挨拶だこと」

ほむら「何を見てるの?」


 手元にあるのは昨日撮影したデータの入ったカメラだ。

 普通ならそうそうなくしたりなんかしないし、返すのは今日でもいいかと思って持って帰っていた。

 ……廃墟の件については一応反省はしている。


貴方「撮った写真をね」

さやか「あぁ、そういうのも撮るんだ」

貴方「暁美さんやミス見滝原で人の写真が目立ったけど、写真部こっちが元々メインだからな!?」

貴方「公園の片隅に咲く花とか、ちょっと洒落た街並みとか。街をぶらつく猫なんかも自然の一部かな?」

ほむら「あ……その子!」

403 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/25(月) 22:26:00.58 ID:TpWnaoRU0


貴方「へ?」

ほむら「鹿目さんが見てあげてた猫だよね?」


 暁美さんが一枚の写真に反応する。

 すると、鹿目さんも覗きこんできた。


まどか「あ、本当だ。エイミーだよ」

貴方「名前ついてたのか。野良猫?」

まどか「わたしがつけたんだよ。野良ちゃんなんだけど、たまにご飯とかあげてるの」

貴方「ふーん」



1飼えるなら飼ったら?
2今度見に行きたい
3自由安価

 下2レス
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 22:30:05.38 ID:j/0qZQjA0
2
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/25(月) 22:30:37.78 ID:nXExwXy70
2
406 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/25(月) 23:23:52.63 ID:TpWnaoRU0

貴方「普段どこにいるの? 今度見に行きたい」

まどか「じゃあこんど案内するね。うちの近所でいつも見るんだ」


 鹿目さんと約束をとりつけた。

 犬も猫も動物は嫌いじゃない。だからこうして写真を撮ったりしてるんだし。


 それから各々席に戻っていく前に前に暁美さんに打ち上げの話をしてみた。

 暁美さんも特に予定はないらしく、事前に日程が決まっていれば行けるとのことだ。

 とりあえずその通りに部長に連絡を送って、授業に臨む。



――――
――――


*午前の授業は滞りなく終わりました。
1美樹たちに声をかけてみる
2購買
3教室の外へ
4自由安価

 下2レス
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/25(月) 23:24:17.89 ID:j/0qZQjA0
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 23:29:15.27 ID:lEc/wxa/0
409 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/26(火) 00:24:10.08 ID:0vHNQBHC0
昼休み



 チャイムが鳴ると、教室全体がざわめきだす。


貴方「そういえば、暁美さんはあれから弁当作ってったことってある?」


 自分の弁当を出しながら、姿を見かけたのでほんの興味本位で聞いてみる。

 美樹たちは今日も弁当袋を持って教室を出る準備をしていた。


ほむら「えええっ、えっと……」

貴方「あ、いや、してないならしてないでいいんだけどね?大変なのはわかるつもりだし!」

貴方「ただまあ、一回暁美さんが作ってきたの見たから、どうなのかなって気になっただけ」

ほむら「つ、作った、には作ったんだけど……持ってこられなかった」

貴方「?」

まどか「失敗しちゃったんだよね……別に、恥ずかしがることないよ」

まどか「わたしなんかパパに頼りきりで自分でお弁当なんて作ったことないし」


 鹿目さんの言葉に少し違和感を覚えたが、そういえば鹿目さんの家庭の話を聞いたのを思い出した。

 そういえばお父さんが主夫やってるんだっけ。


さやか「まどかのはフツーに羨ましいんだよなあ」

まどか「あ、でも家の手伝いなら少しするよ。わたしも今度お弁当作ってみようかな?」

ほむら「鹿目さん……立派だね」

さやか「ほむらは……料理さえ出来ればもう完璧なとこあるからね」

ほむら「えっ!?」

貴方「まあ、確かにそうかもな。誰もほっとかなくなるよ」

ほむら「えっ?えっ!?」



 暁美さんはひたすらに困惑していた。もちろんお世辞なんかで言ってたわけじゃない。

 ……そして密かに何かに燃え始めていたのだが、それに自分は気づくことはなかったのだった。

410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/26(火) 01:23:18.16 ID:MHXmwQLD0
今回はさやか狙いで行こうか
411 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/27(水) 20:57:18.75 ID:SvluSyv40
――――
放課後



 ――――帰りのHRが終わってチャイムが鳴る。


 部長からは打ち上げの日程の連絡が来ていた。来週頭にやるみたいだ。

 今は部活のことと、あと日程は決めてないけど美樹と鹿目さんとも約束事があるな。


 今日は誰かに声をかけようか? それとも一人でどこかに寄ってから帰ろうか?



1美樹との勉強の約束を果たす
2鹿目さんとの野良猫の居場所に案内してもらう約束を果たす
3一人で寄り道

 下2レス
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/27(水) 21:00:25.34 ID:N4Dy1eiN0
1
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/27(水) 21:08:35.99 ID:UKEDgzIm0
1
414 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/27(水) 22:33:32.62 ID:SvluSyv40


 ……美樹との約束、やる気が削げ落ちないうちに果たしておこうか。


貴方「おーい美樹、勉強会するって言ってただろ? 今日空いてるか?」

さやか「あ、覚えてたんだ?」

貴方「ていうかそんなに経ってない」

さやか「まあそれもそうだけど。じゃ、うちくる?場所くらいは出してやるって話だったでしょ」

貴方「そうだったな。じゃあ行くか」



 美樹と二人で学校を出た。

 家につくまでの間はいつもみたいになんでもない雑談だ。



貴方「へえ、美樹の家ってこんなほうにあったんだ」

さやか「うん。他にもまどかとか……あと仁美も近いかな?」


 志筑さんの名前を出すのに少し躊躇ったような間があったことに気づく。

 考えてみれば、前までの美樹ならここでも幼馴染の上条の話題は出していた気がする。

 前はよく自分から話題に出していたのに、今は意図的に避けているような?


貴方(あぁ、しかし言われてからこんなことに気づくってのもやっぱ鈍感だな……俺)


 もっとよく見ていれば他にも察せられるようなサインはあったのだろうか。

415 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/27(水) 23:15:55.00 ID:SvluSyv40


さやか「着いたよ!」

貴方「ここか。お邪魔しまーす」


 家に上がらせてもらって挨拶すると母親らしき人が迎えてくれた。

 勉強をするんだと言ったら驚きながら喜んでいた。


 部屋でジュースを飲みながら適当に座って……こうしてるとすっかり遊びに来たみたいな気分になるが本題に入ろう。


貴方「今日は教科書とか持ってきてるよな?」

さやか「いやもっと文明の利器があるっしょ!」


 そう言って美樹がノートパソコンを机に置く。

 もしかして全部これ頼りか。


貴方「文明の利器もいいけど、教科書くらいは見たほうがいいんじゃねえの?」

さやか「えー、でも大体問題ってこっからでしょ?あたしは効率的なもんでー」

貴方「アナログな先生のは?」

さやか「そ、そういうのは【貴方】が見せてくれると思って!それにまどかとほむらも丁寧にノート取っててすごく頼りになるんだから」

貴方「暁美さんのノートか……まああれは確かにわかりやすかったな」


 テスト前には貸してくれとか言ったっけ。とかそんなことを思いだす。


さやか「この場にないものねだったって今はしょうがないんだから、あるものでやるよ!まずは社会?」

貴方「ああ、資料全部共有に上がってるって言ってたな。ノートも持ってるけどさ……」

416 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/27(水) 23:29:21.86 ID:SvluSyv40


 パソコンを操作するとPDFファイルが出てくる。

 飾らない堅そうな文面の資料が画面に映った。……これよりは自分で書いたノート見たほうが勉強しやすいって思うのは俺だけか?


さやか「んー、といっても丸暗記かこれ。片方答え見て問題出して覚えてるか確認する?」

貴方「穴埋めみたいな?それでもいいけど」


 何年になにが起きた――とか文中の言葉を問題にしてみる。

 美樹は最初はボロボロだったし自分もところどころしか覚えてなかったものの、

 まあさすがにこういうのは何回も繰り返せば段々と答えられるようにはなってくる。

 知識を詰め込んでるって感じだけど、一旦は覚えたものがいつの間にかすっぽ抜けてしまわないか心配だ。


 ……いくつか繰り返して正答率が上がってきてから勉強に区切りをつける。


さやか「……【貴方】って優等生だよねえ。勉強楽しい?」

貴方「別に。でも授業は面白いのはあるかな」

さやか「ああ、あたしもそれはわかる!じゃあ何の教科が一番好き?」



1国語
2英語
3社会
4理科
5数学
6体育
7音楽
8美術
9家庭科

 下2レス
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/27(水) 23:32:25.01 ID:DGRTLz8oo
kskst
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/27(水) 23:32:36.31 ID:N4Dy1eiN0
7
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/27(水) 23:36:46.67 ID:N4Dy1eiN0
もしかして7は地雷だったか?9でもよかったのかな?
420 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/28(木) 00:01:33.03 ID:4DGX6Ced0


貴方「音楽かな」

さやか「あれっ、五教科じゃないんだ。意外」

貴方「別にそんなに真面目なわけじゃないって。勉強はたまたま出来るっていうか」

さやか「でたそれ、そういうの出来ない人からしたら最早イヤミだよ」

貴方「前言撤回。美樹よか真面目だった」

さやか「それはそれで腹立つー」

貴方「で、美樹は?何の教科が一番好きなんだよ」

さやか「んー……あたしも……音楽、かなぁ」


 美樹はそう言うにはどこか自信なさげな様子で答えた。


貴方「なんでそんな自信なさげなんだよ。得意じゃないの?」

さやか「いや得意だよ?あたしこう見えて音楽のテストは毎回満点近くとってるからね?」

貴方「え……マジかよ……」

さやか「疑うなら証拠もある。うちだからね」


 俺のほうはただ単に楽器触るのが楽しいとかそんな理由で答えてたから、まさか学力を出されるとは思わなかった。

 苦手じゃないけど筆記は平均くらいだ。なんか負けた気分。


貴方「じゃあ音楽は教えてもらうか。つっても今まで五教科以外はそこまで重要視してなかったな。出来るに越したことはないけど」

さやか「バカにしないでよ。音楽が出来る人はすごい人はすごいっていうか……」

さやか「……まああたしは凡人だけどね」


 ……まあ、誰を思い浮かべたかはわかってしまった。

 上条、たしかにあいつはすごいもんな。授業なんかじゃ触れられない楽器だし比べ物にならない世界。

 美樹がテスト出来るのもその影響、か? そう思うとあんましツッコんじゃいけないのかなあ、とか考えた。
421 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/28(木) 00:40:17.83 ID:4DGX6Ced0

さやか「なんか腹すいてきたな。おやつ探しにいこ」

貴方「ああ、確かにそんな時間だな」


 それからリビングのほうでおやつを食べにいくと、いつのまにか美樹は勉強の気分も吹き飛んでしまった様子だった。


さやか「そういやうち太鼓のソフトあるんだよね。せっかく来たんだからやんない?この前のゲーセンの時のリベンジ果たす!」

貴方「勉強しなくていいのかよ?」

さやか「あーうん、先に息抜きっていうの?」

貴方「まあいいけど、面白そうだし」


 なんだかんだ勉強の気分が吹き飛んでたのは自分も一緒だったようで。

 提案に乗ってしまう。うちじゃできないしな。


さやか「やっぱ【貴方】は太鼓使うの?」

貴方「逆にコントローラーでやったことないんだよな。タイミング狂いそうじゃん。それにやっぱ太鼓でやってこそだって」

さやか「あたしも最初はそう思ってたんだけどコントローラーのほうが速いのいけるんだよね」

さやか「よし!曲はそっちに任せたる!」

貴方「じゃまずは定番で」

さやか「お、いいの選ぶじゃん」



 ……いつのまにか熱中していた。


422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/28(木) 17:55:31.83 ID:MQTvxj+V0
良い雰囲気だな
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/28(木) 20:55:46.76 ID:U1xurjp80
また親友ができそうですねぇ…
友達は多い方がいいもんな
424 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/28(木) 21:46:32.55 ID:4DGX6Ced0


貴方「――――あれ、もうこんな時間か」



 曲が終わったところでコントローラを置く。

 最初のほうはコントローラで慣れてた美樹のが勝ってたけど、こっちもそろそろ追いついてきたところだ。

 まあ、音感リズム感みたいな根本的な部分は同じくらいなんだろうな。


さやか「あれ、もう帰る?」

貴方「負けたままってのも悔しいからもう一回」

さやか「あはは、いいよー。もうこれからまた勉強って時間でもないね」

貴方「あっ、そういえば勉強しにきたんだった」

さやか「途中から遊んでたね。まあ勉強会なんてそんなもんでしょ。また今度だってできるんだし」

貴方「……まあそっか。美樹、ちゃんと社会覚えてるか?」

さやか「えー? えー、どうだろうなあ……」


 勉強は諦めてもう一曲だけプレイすると、そろそろ家族が揃う時間らしい。

 夕飯までいただくことになる前に帰宅することにした。


 帰り道は夕飯のおつかいついでに途中まで美樹もついてきてくれて、その間に軽く覚えたことの復習をしていた。
425 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/28(木) 22:24:07.10 ID:4DGX6Ced0


さやか「まったく、いい機会とばかりにおつかい押し付けるんだからー。か弱いあたしが帰り道危ない目にあったらどうしてくれんのよ」

貴方「か弱い奴の言う台詞じゃないのは置いといて、とりあえずちょっと復習しとくか」

さやか「何覚えてる?」

貴方「じゃあモンゴル帝国の襲来」

さやか「えちょっとまって思い出せない。勝ったんだっけ」

貴方「確か一回目と二回目は勝てたんだよ偶然台風が来て。神風ってやつ」

さやか「すげー。今回の範囲いい国つくろう鎌倉幕府くらいしか覚えてないわ」

貴方「全っ然じゃねーか」


 と言いつつも自分も細かいとこ突っ込まれるとあんまり自信ないな、なんて思って夕方の涼しい風を感じながら歩く。

 美樹の家から少しだけ歩いたところでふと足を止める。


貴方「なんか聞こえる。バイオリン……?」


 繊細でどこまでも澄んでいて芯があって……。

 それは街の隅から聞こえてきただけなのに思わず惹きつけられるような魅力を持った音色だった。

 思わず足を止めて気にしてしまうほど。これがバイオリンの音なのか。


さやか「……恭介だよ」

貴方「ああ、そっか。幼馴染だって前に言ってたもんな。家近いか」


 もちろん今まで一度も聞いたことがないってわけじゃないと思う。

 そりゃ生で聴いた覚えはないけども、それにしたってそこらのとは別格だってなんとなく理解した。


 そしてふと疑問もわく。


貴方「たしかに最近は杖なしでも歩けるようになってきたって聞いたけどさ、腕のほうももうこんなに弾けるものなの?」

さやか「うん。ほぼ元通りだと思うよ。医者から云わせると……“奇跡”、だってさ?」

貴方「へー……」



 そんなこともあるんだな。

 社会でやった神風じゃないけど、神は見捨てていなかったってわけか。



貴方「まあとにかく治ってよかったよな」

さやか「うん。よかった」
426 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/28(木) 22:50:45.55 ID:4DGX6Ced0


貴方「美樹はもう聴かせてもらったのか?」

さやか「退院する前にいち早く聴かせてもらったよ」


 なんでもない会話だけど、横にいる美樹を見るとなんともいえない表情をしていた。

 確かに喜んでるんだろうけど、浮かないというか切ないというか。

 それが皮肉にもバイオリンの音色と合っていて。――――なんつー顔させるんだよ、上条の奴は。


さやか「ああもう、しんみりさせる曲弾くんだから恭介は!さっさと買い物済ませて帰ろ」

貴方「そ、そうだな。なんかバイオリンって物悲しい感じする曲あるよな」

さやか「神様、かぁ……。もしかしたら、“神風”も誰かが願って起こした奇跡なのかもしれないね」



 ……美樹はどっか感傷的になったのか、泣きそうになりながらそんなこと言ってた。

 歴史なんて普段文字列の丸暗記でしか覚えないくせに。



1そうかもしれない
2願っただけじゃ奇跡は起きない
3治ってなかったらどうなってたかな
4自由安価

 下2レス
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/28(木) 22:52:39.70 ID:LLdPPgRb0
2
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/28(木) 23:03:15.27 ID:U1xurjp80
4そうだとしたら、神様って勝手だよな
429 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/28(木) 23:59:55.04 ID:4DGX6Ced0


 願うとしたら名の知れた偉い人とかじゃなくて、きっと名も知らない歴史にも残ってないような人の願いなんだろうけど。


貴方「そうだとしたら、神様って勝手だよな」

さやか「それと同じくらい、なんでも神様のせいにする人間も勝手だと思うけどね」

貴方「まあ、戦争の時とか神風とかあやかって特攻させてるしな」


 そんで考えた。

 上条が志筑さんと付き合ったのも多分退院して学校に来てからで、それまでは美樹が一番近くに居て。

 もしも状況が変わらなかったとしたらこうはならなかったんじゃないか。


貴方「……腕が治ってなかったらどうなってたかな」

さやか「どうだろうね。でも……やっぱ治ったのはよかったと思うよ」

貴方「ああ。そうだな」



 それから少し歩いてスーパーの前で別れる。



貴方「じゃあな。暗いし一人なんだから気を付けて帰れよ」

さやか「一応心配してくれるんだ?」

貴方「そうやって泣いてたらいつもよりか弱く見えちゃうだろ」

さやか「泣いてないし!」



 手を振って別れる。

 ――――別れ際に見た顔は、やっといつもの調子に戻っていた。



【貴方】 18日目終了

[知り合い]
・鹿目まどか・・・鹿目さん様様
・美樹さやか・・・弱いとこ見えた↑
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親友
・佐倉杏子・・・みんなで一緒に遊んだ

[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・なんか色々すごそう

[攻略済]
暁美ほむら
430 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/29(金) 00:01:38.72 ID:eAouf+Qw0
-----------------
今回はここまで。
この世界クレオパトラとジャンヌダルクが魔法少女らしいし神風が魔法少女の仕業もありえるんだよなあ。
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/29(金) 01:04:58.65 ID:kyTxlTq50

神風はむしろ魔女の仕業
432 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/30(土) 23:24:44.98 ID:uCwd88NG0
――――
19日目 教室



 自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。

 すると三人からも挨拶が返ってきた。


さやか「おはよ」

まどか「おはよう、【貴方】くん」

ほむら「おはよう」


 普段通りの朝――だよな。

 別に変ったところなんでないんだけど、なんとなく美樹を見てみる。昨日意外な顔見ちゃったからかな。


さやか「どうかした?なんかついてる?」

さやか「あ、それともあたしに見とれてたかぁ!」


 なんて冗談を言ってくる美樹は間違いなくいつも通り。別れ際に見たのと同じ顔だった。



1そんなわけないだろ
2なんとなく心配でさ
3そうかもな
4自由安価

 下2レス
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/30(土) 23:25:52.34 ID:yCohY6c20
3
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/30(土) 23:59:07.77 ID:yCohY6c20
アゲ
安価↓
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 00:00:39.37 ID:aSBdy1D6o
冗談で済ませる場面だが・・・
3
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 00:06:24.57 ID:GwSwqlTH0
向こうの冗談にはこっちも冗談で返すぞ
437 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/01(日) 00:51:49.13 ID:H8+VX1PP0


貴方「そうかもな」

さやか「え?ほんと?」


 向こうの冗談にはこっちも冗談で返すぞ。


貴方「うんうん、そう思いたいならそう思っといたほうがいいんじゃね」

さやか「あからさまに適当すぎんのよ!」

まどか「【貴方】くんとさやかちゃんも仲良さそうだよね」

さやか「どこをどう見たらそう見えるんだか」

ほむら「……【貴方】くんっ、私も昨日と少し変えたところがあるんだけどっ」


 そして、冗談が通じなかった人が一人。


貴方「え?どこだろ?」

さやか「【貴方】ってばホーントそういうの気にしないんだから!昨日勧められてたやつ試した?」

貴方「あー、それはわからなかったけど暁美さんなら見とれられててもおかしくはないな」

さやか「ちょっと、それってあたしじゃおかしいって言ってるじゃーん!」


 ――暁美さんは、今や誰もが認める絶世の美少女なわけで。

 HRが始まるまでそんな冗談交じりの会話をしてみんなで談笑していた。




授業中
1真面目に取り組む
2話しかける(クラスメイト指定)
3他の人を眺める(クラスメイト指定)
4自由安価

 下2レス
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 01:51:45.66 ID:aSBdy1D6o
1
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 01:51:55.70 ID:Q7kN0W+x0
そろそろバランスを
3
暁美さんを眺める
440 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/01(日) 19:54:04.57 ID:H8+VX1PP0



 ――――授業開始のチャイムが鳴る。


 専用のペンを持って教師が電子ホワイトボードにさらさらと文章を書いていく。

 やたらと高性能なものがあるのだから、パソコンを操作して映し出すだけの授業も多いが、自慢の整った字のおかげかこの先生はアナログ派のようだった。


 全員席に着いて一時間目の国語の授業の時間になってから、朝の会話を少しだけ思い出して気になっていたことがあった。



貴方(結局、『昨日勧められてたやつ』ってなんだったんだ? 何か変わったとこあったっけ?)



 美樹が言っていたがその違いに俺はいまだに気付けてなかった。

 だがあの流れでまだどこが変わったのかわからないと言えばどうせ呆れられる。

 少しだけ引っ掛かっていたものの直接聞くことはしなかった。


 ……まあ、そこまで興味があるわけでもないが。今になってなんとなく暁美さんに目を向けてみた。


ほむら「……!」


 すると目が合って、一瞬二人の間だけに慌てた空気が流れる。

 あからさまな逸らし方はしないものの、どちらからともなく自然に視線を外す。暁美さんもこっちを見てた?まさか。


 それからすぐに、再びまっすぐと視線が向けられたのがわかった。

 暁美さんはにこっと笑いかけていた。一度目が合ったのだから、覚悟を決めたというような――。



 結局、俺のたいしたことない観察眼では変化はわからなかった。



――――
――――


*午前の授業は滞りなく終わりました。
1美樹たちに声をかけてみる
2購買に飯買いに行かなきゃ
3教室の外へ
4自由安価

 下2レス
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 19:56:13.89 ID:EHX6CcUZ0
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/01(日) 20:02:26.69 ID:GwSwqlTH0
1
443 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/01(日) 20:46:54.04 ID:H8+VX1PP0
昼休み



 チャイムが鳴ると、教室全体がざわめきだす。

 美樹たちは今日も弁当袋を持って教室を出る準備をしている。


貴方「結局、暁美さんの変化ってなんだったんだ?」


 それを引き留める形で一言問いかけてみる。ギブアップだ。呆れられてもいい。


さやか「朝はああいったけど、まあわからないだろうねー」

ほむら「あ、えっと……!ほ、本当はあんまりたいしたことじゃないんだけど」

さやか「リップクリームでしょ?色もないし、最初は昨日の話からの推測で後になってからやっぱりってなったんだけどね」


 と言われて見てもやっぱりわからない。

 見た目は特に変わらないように見える。……まあ、ひび割れたりしてないし綺麗な唇だ。


まどか「じっと見つめてもわからないと思うよ。いちごの香りがするやつなんだ。かなり近づかないとわかんないよ」

貴方「!?」

さやか「今変なこと考えてないでしょうね?」

貴方「いや、さすがにしないって!」

ほむら「お昼食べたら塗りなおす用に持っていかなきゃ」


 そう言って暁美さんが取り出したのはピンク色のスティック。

 きっとまた彼女たちの中でそれを話題にして盛り上がるんだろう。俺は、ちょっと…………そこまではついていけなかった。



今日の放課後のこともついでに決めておこうかな?
1美樹、今日も勉強するか?
2鹿目さんとの野良猫の居場所に案内してもらう約束を果たす
3一人で寄り道

 下2レス
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 20:50:20.72 ID:EHX6CcUZ0
2
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/01(日) 21:05:11.00 ID:GwSwqlTH0
2
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 21:26:08.97 ID:GwSwqlTH0
メガほむ 攻略済み
クーほむ
まどか
さやか
仁美
杏子
マミ
織莉子
キリカ
ゆま

全キャラコンプリートまで先は長い
447 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/01(日) 21:56:38.02 ID:H8+VX1PP0
外伝まで範囲広げてたらいつまでたっても終わらないのでまどマギの主要人物で全員とします
-------------------------------------------------------------------------------------


 そうだ、ついでに今日の放課後のことも約束しておくか。


貴方「鹿目さん、野良猫の場所に案内してくれるの今日はどう?」

まどか「うん、いいよ。放課後いっしょにいこっか」


 ……放課後の予定が決まった。



――――
――――
放課後



 ――――帰りのHRが終わってチャイムが鳴る。

 約束どおり、みんなが席から立ち上がりはじめると鹿目さんはこっちの席まで来てくれた。


まどか「じゃあ、いこっか」

貴方「うん。鹿目さんちの近くなんだよね?ついでに何か買ってく?」

まどか「ごはんは朝あげたから、おやつかな?」


 まずはいつもどおり校門を出て、それから普段あまり通らない道のほうを歩く。

 昨日行った美樹の家のあるほうだ。途中寄ったコンビニで猫用のおやつを買って、鹿目さんに案内されるまま目的地を目指す。

 すると、道端の茂みを少しかきわけたところに皿が置いてあるのを発見する。


まどか「ここだよ。エイミー、出ておいで」


 鹿目さんが優しく声をかけると、どこからか猫の鳴き声が聞こえて、茂みのさらに奥のほうから顔をのぞかせた。

448 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/01(日) 22:08:41.24 ID:H8+VX1PP0


まどか「こんにちは、今日はおやつ持ってきたよ。友達もいるんだ」

貴方「えーと、こんにちは?」


 小さな黒猫はこっちを見上げている。

 鹿目さんに倣って挨拶してみると、小さく鳴いてから差し出されたおやつを食べ始めた。

 鹿目さんは慣れた様子だ。


貴方「いつからいるの?」

まどか「えーと、数ヶ月くらい前かなあ。まだ子猫だけど、お母さんとか見てないんだ。もしかしたらはぐれちゃったのかも……」

まどか「本当はうちで飼えればいいんだけどね。さすがに難しいから、ご飯だけはお小遣いから買って毎日あげてるんだ」

貴方「毎日……!?それって大変だろ」




1どうしてそこまで?
2無責任な餌付けは迷惑かもしれない
3自由安価

 下2レス
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 22:25:09.99 ID:EHX6CcUZ0
1
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 22:25:31.78 ID:GwSwqlTH0
3
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 22:27:00.40 ID:aSBdy1D60
1
452 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/01(日) 23:16:12.40 ID:H8+VX1PP0

貴方「どうしてそこまで?」

まどか「もともと猫は好きだし、ほっとけなかったっていうか……」


 うちも犬は一匹飼っているが、同じ動物とはいえ野良の世話をするのとは随分違う。

 安い餌だとしても、毎月出して余裕が残るほど中学生のお小遣いは大層な額ではないだろう。

 今は小さいからあまり食べないのかもしれないけど……。


貴方「これから大きくなっても続けるの? 野良猫なんて、いつ怪我や病気をしていなくなるかもわからないのに」

まどか「怪我や病気、か……」


 そう言うと鹿目さんは考え込んで、猫に心配そうな表情を向けた。


まどか「具合を悪くしてたらできるだけ助けてあげたいと思うよ。ここまで世話見ちゃったんだし。でも、やっぱ危ないよね……」


 俺は正直『いつの間にかいなくなってしまうかもしれないから世話をしてもしょうがない』って意味も含んで言ってたと思う。

 でも、鹿目さんの言葉には純粋に心配だけがこもっていた。心配だけど自分じゃどうしようもないという表情だ。

 怪我や病気はペットでもありえるが、交通事故に遭うかもしれない。変な人に何かされてしまうかもしれない。それらは防げない。


貴方「保健所、とかに連れてかれてもまずいよね。うちももう犬がいるから飼えないだろうし」

貴方「ごめん、写真撮った時にはそんなこと全然考えてなかったな。猫が歩いてるなんてのびのびしてていいなってくらいにしか考えてなかった」

まどか「ううん、わたしもわかってたはずなのにあんまり考えてなかったから」

まどか「やっぱりママとパパに飼えないか頼んでみようかな……?」


 鹿目さんのその提案には俺はうなずくことしかできない。

 そして当の猫――エイミーは、そんな話を知るわけもなくおやつを食べ終わって満足そうにしていた。


 その背中をそっと撫でてみると、手にすり寄って甘えてくる。……この無邪気な姿を守るために何かできればいいんだけどな。



【貴方】 19日目終了

[知り合い]
・鹿目まどか・・・随分献身的だな
・美樹さやか・・・弱いとこ見えた
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親友
・佐倉杏子・・・みんなで一緒に遊んだ

[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・なんか色々すごそう

[攻略済]
暁美ほむら
453 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/01(日) 23:45:59.46 ID:H8+VX1PP0
――――
20日目 教室



 自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。

 すると三人からも挨拶が返ってきた。


さやか「おはよ」

まどか「おはよう、【貴方】くん」

ほむら「おはよう」


 それから昨日のことを聞いてみる。


貴方「鹿目さん、猫のことどうだった?」

まどか「話してみたんだけど、やっぱりダメだって……」

貴方「うーん、そっか……」

さやか「エイミーのこと?」

まどか「うん、飼えないかって。さやかちゃんのとこもペット駄目だったよね?」

さやか「あー、駄目だねぇ」

ほむら「うちも小さなアパートだから……」


 やっぱりそうそう都合よく事は運ばないか。


貴方「まあ、野良だってすぐに危険なわけじゃないよ」

まどか「そうだね。そうなんだとは思いたいけど……」


 鹿目さんはどこかまだ煮え切らない返事。

 ……言い出したのも俺だ。どうにかしてやりたい気持ちはあった。

454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 18:43:32.16 ID:XLU5oCP+0
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/05(木) 16:35:50.28 ID:ejMJM65h0
かねてより二人で食事に出かけていた男性から交際を申し込まれたので、
「『付き合う』って何だろう?」と聞いてみたら、
「お互いを特別な存在だと認め合うことですよ…」と
思いのほか素敵な答えが即答で返ってきたので、お付き合いすることにしました。
456 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/07(土) 23:12:53.54 ID:4eyzq8cv0


 ――――授業開始のチャイムが鳴る。

 早乙女先生の英語の授業だ。


「今日はリスニングの問題を出しますよ」

「イケメン外国人講師の代わりに私がCD流すだけになりますが、残念がらないでくださいね。26Pを開いてー!」


 みんな一斉に指定されたページを開く。教卓にラジカセが置いてあるのはそういうことか。

 教室がしんと静まると先生がラジカセを操作すると問題の音源が流れはじめた。


貴方(さすがにリスニングならいつものトークが飛び出す隙はないな)


 問題は教科書を見ただけだとまだ内容はよくわからない。

 とりあえず一通り英語の会話に集中して聞いていると、会話が終わって教科書と同じ設問が日本語で流れる。

 そしてCDの再生が終わった。


「はーい、ではあと少ししたら回答の時間にしますよ。みなさんちゃんと聞き取れましたかー?」

「……はい!では、一問目!ナンシーが山にハイキングに来たのはいつぶりだと言っていましたか?美樹さん」

さやか「3年ぶり?」


 いつもリスニングは苦手そうにしてたから、すぐに答えられたことにちょっとだけ驚いた。……当て勘じゃなければだけど。


「そのとおりです!では、その時は誰と来たと言ってましたか?」

さやか「えっ、誰って言ってたっけ?友達とか?」

「勘じゃいけませんよ。uncle、叔父さんと来たって言ってました。でも頑張りましたね!」

さやか「あー、そういえばそんなの聞こえた!でも食べ物か人の名前かと思ってた。たまにそう読まれる知り合いいるし!」


 小さな笑いが起きる。……それはまさか佐倉さんのことじゃないよな。


「ふーむ、それにしても今回ケンと二人きりで来た意味を考えちゃいますよね」

「しかしですよ?山ガールというのも流行りましたが、趣味が濃すぎる人というのも大変なものなんですよね」

「私も人の立ち入らないような山奥でキャンプに誘われて虫を食料にとってきた時には無理だと悟りました」

さやか「そ、それはまたすごいですね……」

貴方(濃いなぁ……)

「というわけで私からの特別問題!彼女には自分の趣味に付き合ってもらいたいほうですか?【貴方】くん!」


 CDが終わった後はいつもの調子か!


1付き合ってもらいたい
2付きあわせたくない
3どっちでもいい
4彼女の趣味に付き合いたい

 下2レス
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/07(土) 23:15:26.01 ID:JLu2vkDM0
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [!美鳥_res]:2019/12/07(土) 23:16:35.61 ID:R4DSlWGl0
安価下
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/07(土) 23:17:03.15 ID:R4DSlWGl0
安価下
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/07(土) 23:48:45.20 ID:R4DSlWGl0
4
461 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/08(日) 00:20:20.81 ID:pQdmwn0Q0


貴方「そんなに趣味ってほどのものないし、むしろ彼女の趣味に付き合ってみたいですかね……」

「ふふふ、相手を優先するいい心がけですが後悔しないといいですね?」

「マクロビご飯にホットヨガはもちろん、ショッピングじゃ2時間は荷物持ちに付き合ってもらうかも」

貴方「そ、それはちょっと厳しいっす」


 女子に多い趣味を考えてみると、早乙女先生の発言はどこまで冗談といえるかは不明だ。

 けどまあ、人気のない山の奥で虫食わされるよりはマシだろう。


 ふと考える。


 ……趣味か。趣味とまでいえるかはわからないけど、最近は写真に熱を注いでいた。

 暁美さんみたいな仲間なら一緒に楽しむこともできるな。


 あとは――。



1美樹について考える
2鹿目さんについて考える
3佐倉さんについて考える

 下2レス
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/08(日) 00:21:05.02 ID:gEtsGoSF0
1
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/08(日) 00:22:07.45 ID:CzUVsNAd0
1
464 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/08(日) 01:01:35.49 ID:pQdmwn0Q0


 美樹。美樹は趣味はなんだろうな。

 前に聞いた話からすると音楽なのかもしれないが、それも上条の影響っぽいし。

 上条……あいつは俺とは真逆の意味で趣味ってレベルじゃない。この歳で既に周りに誇れるくらいの実績がある。


 美樹はああ見えて相手に付き合ってたほうだったのかもな。

 尽くそうとするタイプだった――のかもしれない。


 遠くからちらっと眺めてみるといつもと変わらない横顔が見えて、悟られないうちに視線を戻した。



*午前の授業は滞りなく終わりました。
1美樹たちに声をかけてみる
2購買に飯買いに行かなきゃ
3教室の外へ
4自由安価

 下2レス
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/08(日) 01:02:39.96 ID:gEtsGoSF0
1
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/08(日) 01:24:14.71 ID:CzUVsNAd0
1
467 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/08(日) 22:54:02.93 ID:+GEsvT6Y0
昼休み



 チャイムが鳴ると、教室全体がざわめきだす。

 美樹たちが教室を出る前に少し話を振ってみる。


貴方「美樹は趣味ってあるか?」

さやか「英語の授業の時の話? んー……なんだろ。すぐに思いつかないや。まどかはどう?」

まどか「わたしも特にないかなぁ……でもなにか特技がほしいとは思ってるよ。趣味とかそういうのがある人ってすごいと思う」

貴方「よく趣味とか特技っていうけどなかなか見つけるのも大変なもんだよな。俺も超がつくほど凡人だから」

ほむら「でも……【貴方】くんには写真があるじゃない」

さやか「あっ、そうだよ!」

貴方「あー……趣味って言ってもいいのかな。写真部には俺なんかよりずっと凝ってる人がいるからさ」


 最初は美樹に聞いてみたが、美樹もすぐに鹿目さんのほうに話を振ってしまった。

 みんな、語れるような話はできないってことか。



*午後の授業が終わると待ちに待った放課後です。
1美樹を勉強に誘うか
2野良猫の居たところに行ってみようかな
3繁華街に寄り道
4他の場所に寄り道
 ※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。

 下2レス
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/08(日) 22:56:46.04 ID:gEtsGoSF0
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/08(日) 23:04:53.99 ID:CzUVsNAd0
1
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/09(月) 00:24:07.59 ID:hHecI9+l0
アルティメットまどか、悪魔ほむらも攻略できるかな
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/12(木) 17:14:04.97 ID:wm/ugTp+0
まだかな
472 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/14(土) 22:02:59.85 ID:d+dLFljA0
――――
放課後



 ――――帰りのHRが終わってチャイムが鳴る。



貴方「美樹、今日も勉強するか?」

さやか「ん、いいよ。またうちでゲームする?」

貴方「この前は美樹の家行ったし、今度はうちでもいいよ」

さやか「マジ?じゃあ犬見せてもらおっと」


 返事は快諾だったがいつもどおりお気楽な美樹にどこか不安になる。


貴方「遊ぶ気満々じゃねーだろうな。勉強するんだろ?」

さやか「する、するよ! 一人じゃ勉強なんてする気起きないしさー」

さやか「でもその後に楽しいことがあってこそやる気も起こるんじゃん?」


 まあ、その理論はわかるような気もする。

 この前もなんだかんだゲームで競い合ってたのは楽しかったし自分も結構熱中してたからな。


さやか「じゃ、いこ!」

貴方「なんで先歩ってるんだよ。場所教えたことねえし」

さやか「案内するが良い!」



 二人で校舎を出る。

 最初だけ偉そうな背中に後ろから口出しして案内してたけど、途中から並んで自宅への通学路を歩いていった。


473 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/14(土) 22:27:14.75 ID:d+dLFljA0



 ――――自宅の玄関を開けるとまず犬が出迎えにくる。

 隣にいる客人、美樹に対しても同じようにしっぽをパタパタと振って全身で歓迎していた。


さやか「おーかわいい!」

貴方「……部屋はこっちだぞ」


 すっかり玄関で犬と美樹が一緒に止まっているのを見かねて先に自室のほうに歩いていくと、犬もそれに合わせてついてこようとする。

 そこでやっと美樹も動き出した。けど、一緒にいたんじゃ勉強にならなさそうだ。



1先に犬と遊ぶ?
2勉強するよ?
3自由安価

 下2レス
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/14(土) 22:31:01.82 ID:Cet+wZrV0
2
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 22:37:25.54 ID:0lPwXozk0
2
476 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/14(土) 23:13:12.00 ID:d+dLFljA0


貴方「勉強するよ? ハウス」

さやか「えーっ、なんで帰しちゃうの?一緒でもいいじゃん!」

貴方「絶対集中しないだろ」

さやか「厳しいなぁ。なんか本当に家庭教師みたい。ここは【貴方】の家だけど」

さやか「案外そういうの向いてたりしてね」

貴方「そうかぁ……?美樹ならまだしも知らない人の家に押しかけて勉強教えるのはやだよ」

さやか「ふーん?」


 美樹はああ言ったけど家庭教師なんて考えたこともなかった。

 勉強道具を揃えていく。まずはなんの教科からしようか。国語の教科書を手に取る。

 それから数枚のプリントを集めておく。


貴方「……この前言ってたアナログなやつやるか」

さやか「あー、それはありがたい。だって紙引っ張り出すのメンドイんだもん」

貴方「それはたしかになあ。ノートにでも貼っとけば?」

さやか「ノートが太るじゃん。あと糊付けするのメンドイ」

貴方「半分同意」


 あとの半分はもうちょっと面倒がらずに頑張れよ、って意味だった……。

477 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/14(土) 23:39:53.12 ID:d+dLFljA0


さやか「そういえばやったなぁ、こんな問題」

貴方「これ美樹が指されて変なこと答えてた時のだ」

さやか「そんなのはもう忘れてよ!」

貴方「今は覚えてる?」

さやか「覚えてなかったけど……」


 プリントを見ると前にやった授業内容も思い出す。

 国語も割と暗記ゲー。暗記じゃすまない文章問題なんかは教えるのも難しいけど、美樹は意外と得意なほうらしかった。

 暗記とかよりも直感で解くのが美樹らしいのかもしれない。


貴方「文章問題のコツって?」

さやか「なんとなく読んだ感じで」


 ……さっぱり頼れないのが困ったもんだった。

 授業でやった話なら授業中に先生があれこれ解説してくれるから授業さえ聞いてればわかりやすいんだけど。



 そんなこんなで勉強に一区切りをつけて――――……

 今日もいつのまにか遊びのムードになっていた。

478 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/15(日) 00:28:17.23 ID:WwfbtBWn0


さやか「へー、漫画とか集めてるんだ」

貴方「大体は連載だけ追うけどハマったものだけかな。でもこれとかもっと小さい時に集めてたやつだよ」

さやか「ああ、確かに子供向けも多いか。なつかしー。これもタイトルだけ知ってる」


 美樹は漫画本を詰め込んである本棚に釘付けになってたかと思うと、唐突に言い出した。


さやか「ね、モフってきていい?」

貴方「……そういえばそれが目当てだったな」


 子供向けのコミックも多いけど、今はそこそこ過激な内容のも手を出してたりする。

 美樹が興味を示したのは子供向けのほうだったから、そっちには突っ込まれなくて少しホッとした。

 いや、噂によると少女漫画とかもグロはないけど色々と過激だって聞いたっけ?美樹もそういうの読んでたりすんのかな?


 リビングのほうに行くとソファで昼寝してた犬が起きてきた。


さやか「あれ?寝てたか。起こしちゃったね」

さやか「この子って色々芸覚えてたりすんの?」

貴方「お手とか簡単なのくらいはできるかな」

さやか「へぇー」

貴方「美樹がやってもやってくれるかはわかんないけど」

さやか「あとさっきもハウスはちゃんと従ってたね。頭いいのか」

貴方「犬は頭いいよ。美樹んとこは動物飼えないんだっけ」

さやか「残念ながらね。魚とかハムスターくらいだったら飼えるかも」

貴方「魚か。魚もいいよな」

さやか「金魚一匹くらいだったらうちの親も許してくれるかもね」

さやか「本当は犬か猫がいたらいいけど、まあいいや。犬は今存分にモフってくことにしようっと」



 ……美樹が存分に犬をモフってから、あまり遅くならないうちに家を出ることにした。

 この前美樹もついてきてくれたから一応俺も送ってはいく。

479 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/15(日) 00:39:46.63 ID:WwfbtBWn0

さやか「今日はわんちゃんめっちゃ撫でられた!」

貴方「この前も思ったけど勉強の内容抜けてね?」

さやか「ありをりはべりいまそかり、オッケー」


 本当にオッケーなのかなあ。というのはまあこの際置いとくとして。


さやか「でもいいんだよ? この前はあたしがお使いたのまれたからだし、別に送ってくれなくても」

貴方「か弱いだのなんだの言ってたのは誰だよ」

さやか「じゃあ前言撤回。あんまりか弱く見られるのもやっぱ癪だったわ」

貴方「めちゃくちゃだなあ」


 これは美樹なりに遠慮してる、のか?


1遠慮しなくていいよ
2礼儀として
3長く一緒にいたいから
4そういう気分だから
5自由安価

 下2レス
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/15(日) 00:41:33.38 ID:wEMV6U1L0
3
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/15(日) 00:55:22.12 ID:5vyiRSYw0
1
482 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/15(日) 01:33:29.76 ID:WwfbtBWn0

貴方「遠慮しなくていいよ」

さやか「いやいや遠慮なんてしてない!あたし見滝原のスポーツクイーンだし」

貴方「はいはい」

さやか「――ってのはまあ適当に言ったけど。んー、そう言うならそれでもいいわよ。ありがと」



 ……なんだかんだ素直に礼を言ってくれる美樹は見ていて好印象だった。




【貴方】 20日目終了

[知り合い]
・鹿目まどか・・・随分献身的だな
・美樹さやか・・・弱いとこ見えた
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親友
・佐倉杏子・・・みんなで一緒に遊んだ

[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・なんか色々すごそう

[攻略済]
暁美ほむら




 そうだ。休日の予定、美樹と行動しようかな?



1二人で繁華街に遊びに行こうと誘う
2佐倉さんも一緒に繁華街に遊びに行こうと誘う
3勉強に誘う
4今週はやめておく

 下2レス
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/15(日) 01:34:32.12 ID:wEMV6U1L0
1
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/15(日) 01:35:03.50 ID:5vyiRSYw0
1
485 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/15(日) 22:17:55.89 ID:WwfbtBWn0



 帰り際、明日は遊びにいこうって約束してから別れていった。

 最近は勉強してるから、せっかくの休みは勉強のついでじゃなくて久しぶりに丸一日遊びに行って気分転換しよう。



――――
――――
四週間目 週末
繁華街



さやか「【貴方】!待った?」


 待ち合わせに選んだ場所で待ってると、近づいてくるのが見えた。

 待った?なんて言うけど時間はジャストくらい。


貴方「いや?別に」

さやか「そう?【貴方】って早くに来そうなタイプって感じするじゃん」

貴方「え、そんなふうに見えてんの?俺……まあそんなに遅くはこないけど」


 だとしたら美樹の中でどんだけ優等生キャラなんだよ。


さやか「あたしよりは真面目そうって意味だよ。それより、勉強のこと考えなくていいのはいいね。今日は思いっきり遊ぶよ!」

貴方「いつも思いっきり遊んでるような気もするけどな……」

さやか「勉強だってやってるよ。さてと、最初何したいか決めてある?お昼には少し早いし、先にゲーセンでもいく?」

さやか「この間の続き、まだ決着ついたとは思ってないからね」

486 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/15(日) 22:26:54.35 ID:WwfbtBWn0


 まずは美樹のリクエスト通りゲーセンに向かっていって、対戦系のゲームを片っ端からやりにいった。

 二人ともだろうけど、この前は操作に慣れてなくて手探りなところもあったからこっちも決着ついたとは思ってない。

 熱中したやつは何度かやってみたりして、少しずつ上達したりして。


さやか「……そういえば、あれから一人とか誰かと練習したりした?」

貴方「いや全然。一人でやってもいいんだけどさ」

さやか「実はあたしは一回だけ杏子が得意だっていうから参考にしようと思って一緒にやってみたんだけど、
    あんまりにボコボコにされたからもういいや!ってなっちゃって」

さやか「結局【貴方】くらいと一緒にやるのが一番楽しいわ」

貴方「そりゃどーも。下手で悪かったな」

さやか「いやいや、悪くないんだって!」


 そんなこんなで勝敗はやっぱり大した差はつかず。

 いつのまにか時間が午後に差し掛かってくる頃になって、美樹は入口付近に置いてある一つの機体を指した。


さやか「ねえ、今度はあたしが取ってあげようか?」

貴方「ぬいぐるみを?正直もらってもそんなには……」

さやか「【貴方】じゃないし。【貴方】んとこのわんちゃんにあげるんだよ。昨日いっぱいモフったし」

さやか「そういうことだから、いいでしょ?」


 自分がもらってもほとんど犬のおもちゃになるかもって思ってたけど、美樹のほうから言い出したらわかりやすい。

 美樹がコインを入れて挑戦する。

 この前の抱きつけそうなサイズのイルカに比べたら小さいぬいぐるみだけど、それでもなかなか取れずに苦戦していた。


 ……そういえばイルカ、この前美樹の部屋見た時ベッドの上にあったな。

487 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/15(日) 22:57:11.30 ID:WwfbtBWn0


さやか「……むう、うまくいかないもんだね。このくらいの大きさならいけるかなって思ったんだけど」

さやか「遅くなってもアレだしそろそろ昼食べちゃうか」

貴方「あぁ、まあ無理しなくてもいいよ。今度また遊んであげてくれ」


 少し後ろ髪引かれた様子ではあったものの、ここに時間と金をかけすぎていてももったいない。

 諦めてレストランやフードコートのあるところに向かっていった。


 昼は無難に安価なファーストフードだ。


さやか「太鼓もさすがにうちでやるのとは違うね。こっちのが難しいけどゲーセンでやるのも楽しいかも」

さやか「あー、でも結局ぬいぐるみ取れなかったの悔しいなあ」

貴方「UFOキャッチャー難しいよな」

さやか「次どこいく?」

貴方「そうだなあ……」



1フードコートでデザートでも食べる?
2ショッピングでもしよう
3カラオケ行こう
4ボーリングリベンジ
6自由安価

 下2レス
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/15(日) 23:03:54.82 ID:wEMV6U1L0
2
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/15(日) 23:16:08.86 ID:5vyiRSYw0
2
490 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/16(月) 00:30:27.71 ID:tW42COdV0

貴方「身体動かしたし、あとはまったりショッピングでもするか?」

さやか「いいよ。何見たいの?」

貴方「ん、なんだろうな。その辺歩きながら見て回ればいいんじゃね?いろいろ店はあるみたいだし」


 食べ終わったハンバーガーの包みを小さく畳み、少しゆっくりしてから席を立つ。

 外食エリアから上へ上ると、雑貨やら服やら本やら、更には鉄道模型なんかが置いてある店も詰め込まれたフロアに出た。


さやか「こういうのって見てるとすごいけど、さすがに部屋に置くのはねぇ」

貴方「さすがに驚くほど高いな。置ける場所もないし」


 買いはしないけど見てるぶんには楽しいものから、普通に買えるくらいの実用的なものも見ていく。

 最新のパーティーグッズとか目につく面白いものを見つけてあれこれ話す。

 さすがに二人だと盛り上がらないけど、友達誘ってやったら面白いかななんて言って手にとったりして。


 ……すると、途中で美樹がどこかのコーナーを見たいらしく引きとめた。


さやか「そうだ、一個買い物に付き合ってもらってもいい?」


 ついていくと、美樹が見ていた棚にあるのはぬいぐるみだ。


貴方「あれ?もしかして取れなかったの相当悔しかった?」

さやか「そ、そういう意味じゃないって。あたしがあげたいからあげるの。……この前のイルカも気に入ってるし」



 お礼と言うには犬のためなんだけど。

 でも、まあやっぱり嬉しいかな。



 ――――デパートの中を見て回って、歩き疲れてしまわないうちに帰ることにした。



貴方(うちの犬にも小さい友達ができたな)




― 四週目休日 終了 ―
491 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/19(木) 21:45:17.56 ID:WnSxuTLe0
――――
21日目 教室



 自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。

 すると三人からも挨拶が返ってきた。


さやか「おはよ」

まどか「おはよう、【貴方】くん」

ほむら「おはよう」


 休日は思いっきり遊んで、今日からはまた学校だ。

 週初め。そういや部活の打ち上げ今日って言ってたな。

 放課後になったら暁美さんと一緒に向かうか。



朝の話題
1写真部の話(ほむら)
2昨日のぬいぐるみの話(さやか)
3自由安価

 下2レス
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/19(木) 21:51:05.38 ID:ZRqaxPno0
2
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/19(木) 21:53:49.32 ID:XYTVd8pl0
2
494 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/19(木) 22:56:14.20 ID:WnSxuTLe0

さやか「そうそう、昨日のぬいぐるみわんちゃん喜んでくれてた?」

貴方「ああ、抱き枕にしてたな」

さやか「へー?よかった!こっちもイルカを枕にしてることあるからお揃いだ」

さやか「まどかの部屋ほどとは言わないけどうちもあのイルカのおかげで華やかさが増したよ」

まどか「えっ?ぬいぐるみ可愛いよね。さやかちゃんってあんまりあつめてるイメージはなかったけど……」

さやか「別に今も集めてはないよ。でもあれは気に入ったからもう一個くらいあってもいいかな」

貴方「今度行ったらまた考えてやるよ」


 とは言ったものの、この前とれたのも大分粘ってからだった。

 ……あんまりカッコつけて言うもんじゃなかったかな。

 買ってやるってのもなんか、ペットにならともかく本人へのプレゼントとしては重い気がしてきた。


貴方(鹿目さんちはぬいぐるみだらけなのか)


 ついでにそんなことを考えながら、雑談しているうちにHRの時間になって解散していった……。



授業中
1真面目に取り組む
2話しかける(クラスメイト指定)
3他の人を眺める(クラスメイト指定)
4自由安価

 下2レス
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/19(木) 23:00:05.66 ID:ZRqaxPno0
安価↓
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/19(木) 23:20:07.79 ID:XYTVd8pl0
3さやか
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/19(木) 23:43:09.37 ID:zbA4gRxG0
そろそろほむらがヤキモチ焼きそうだな
498 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/19(木) 23:54:20.11 ID:WnSxuTLe0



 ――――授業開始のチャイムが鳴る。


 初っ端から電子ホワイトボードに問題が並んでいく。みんな揃って演習問題を書き写していた。

 後からデジタルデータの資料で済ませられる授業も多いが、この時間はさすがにきちんとノートを取らざるを得ない。

 後で当てられることあるし。


貴方(これは美樹もノート書いてるか……)


 横目でちらっと眺めてみると、うーんとうなりながら頭を抱えている美樹の姿があった。

 書き写せても、それ以上順調に筆が進んでいるかは別だ。まあ、この授業は難しいって評判だしな。


 真面目に解こうとしてるじゃん。

 一進一退、一喜一憂してるのが手に取れるようにウンウン唸ってる姿が面白くて暫く見ていた。


 やべえ、あっちに気を取られてて何も考えてなかった。こっちもやんないと。


さやか「……!」


 ――丁度そう思ったところで目が合って、隅に小さく何かを書きこんだと思ったら小さい飛行機にして投げつけてきた。


 『見てるんだったら助けてよ』……だそうだった。


貴方(折角だから一緒に考えてみるかな。それも良さそうだ)


 制限時間が終わるまで、一緒に挑戦してみることにした……。



――――
――――


*午前の授業は滞りなく終わりました。
1美樹たちに声をかけてみる
2購買に飯買いに行かなきゃ
3教室の外へ
4自由安価

 下2レス
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/19(木) 23:56:19.10 ID:zbA4gRxG0
1
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/19(木) 23:56:40.88 ID:ZRqaxPno0
1
501 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/20(金) 00:28:17.75 ID:1Lx3t5jj0
昼休み



 チャイムが鳴ると、教室全体がざわめきだす。

 美樹たちは今日も弁当袋を持って教室を出る準備をしている。


貴方「美樹、結局あの問題理解できた?数学の」

さやか「当たんなかったし、当たっても答えは一応一緒に見たからラッキーだったけど」

貴方「ラッキーで済ませてちゃテストは駄目だろ?」

まどか「【貴方】くん、面倒見いいね。先生みたい」

さやか「ああ、うちの専属家庭教師だから」

ほむら「そ、そうなの……!?」

貴方「いやそんなんになった覚えねーよ!?」

ほむら「ま、また美樹さんの冗談を真に受けちゃった……?」

まどか「でもなんか、【貴方】くんって本当に先生向いてそう。成績もいいし」

さやか「それはわかるなー。数学もまた今度聞くわ!そんときに教えてよ」


 ……そう言われると悪い気はしなかった。

 ちなみになぜか、みんなと一緒に屋上に向かう暁美さんは少しほっとしたり複雑な顔をしたり、数学の時の美樹みたいに表情を変えていた。


――――
――――
502 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/22(日) 19:11:23.26 ID:7qrOpBwA0
放課後



 今日の授業を全て終えて下校の時間になると、俺と暁美さんは一緒に部室に向かっていた。


貴方「あれから暁美さんはどう?部活には顔出してる?」

ほむら「ええ。気が向いた時に。少しやらないといけないこともあるのでそっちも優先してて……」

ほむら「今日はどんな感じになるのかな?」

貴方「打ち上げだしお菓子とか用意してるんじゃない?あと来年の役員決めもするって言ってたけど」


 次の部長任されてるって話は暁美さんには言ってない。


 部室も今日だけはいつもとは違う雰囲気だ。

 まずはみんなで片づけをして机の上のスペースを空けておく。出しているものは一旦片づけて、必要なものは出す。

 ――カメラ。イベントごとならこれは必要だよな?


部長「みんな集まってるよな?お菓子いっぱい買ってきたから!紙コップとかも配って」


 買い出しに行ってた部長と先輩数人がお菓子とジュースの入った袋を持ってやってくると、そっちに注目する。

 文化祭の時ぶりに元からいた部員たちもモデルの子たちも揃っている。

 去年までだったら部長が変わるって時もこじんまりやってたよな。


部長「全員分いきわたってるな。よし、食うか!」

部長「この間の文化祭はみんなよくがんばった!今年こんなに盛り上がったのもみんなのおかげだ!カンパイ!」


 セッティングが終わると部長の軽い挨拶があって、今日からはこういうの俺がやるのかなんてことをしみじみ考えた。

 隣の暁美さんが紙コップを近づけてきてた。紙だから音は鳴らないが、こちらもそっと合わせる。


貴方「お疲れさん」

ほむら「ふふ、おつかれさま」

503 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/22(日) 19:44:32.07 ID:7qrOpBwA0


部長「そうそう、それから伝えてたと思うけど俺たち三年は今日で最後だ。次の役員も発表しないとな」

部長「次の部長は【貴方】だから何かあったら頼ってやれ!」

ほむら「え……!?」


 突然の発表に暁美さんは隣で驚いてた。そりゃそうだよな。


ほむら「驚いた……。前から決まってたの?」

貴方「ああ、実はどうかって言われてさ……」

部長「副部長は暁美さん。こっちもまとめる機会はそんなにないと思うけど頑張って」

貴方「えーっ」

ほむら「じ、じつはモデルの中から一人欲しいって言われて、特別なことはしなくていいからって言われたから……」

ほむら「部長が【貴方】君とは思わなかったけど……お手伝いくらいなら頑張るね」

貴方「そ、そっか。よろしく」


 今も副部長なんていたのかってくらいには表立ってはいない。けどこれも驚きだ。


ほむら「部長ももう元になっちゃうんだね……」

貴方「一年って早いな」

ほむら「私はまだ一年もいなかったから……せめて転入してからもっと早くに入っていればって思うけど」

ほむら「【貴方】くんとのことがなかったら興味すら持たなかったから、ありがとう。おかげで私も少し自分に自信を持てるようになれた」

貴方「ああ。あと一年も頑張ろうな」


 たしかに、暁美さんも最初の頃とは少し変わったよな。

 仲良くなったからって部分もあると思うし、自信をつけられたからって部分もあると思う。


 今までよりも部活にも顔出してみようかな? まあ、まずは目前に迫ったテストだけど……。

504 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/22(日) 19:46:10.97 ID:7qrOpBwA0


部長「――――お、いいのが用意してあるじゃねーか!さすが写真部だよな。全体で撮るぞ!」


 お菓子も食べ尽くして打ち上げも終わりが近づいてくると、出してあったカメラを指して部長が言った。

 その前にも打ち上げの様子は写している。


 今まで撮ってきた写真とは少し違うイベントの風景。思い出。


 それから三年生の先輩たちが一人一言ずつ別れの挨拶をするのを聞いて、打ち上げは終わった。

 ……今日で最後、か。それに自分たちももう最後の一年が近づいている。



 少ししんみりした気分で帰路についた。




【貴方】 21日目終了

[知り合い]
・鹿目まどか・・・随分献身的だな
・美樹さやか・・・弱いとこ見えた
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親友
・佐倉杏子・・・みんなで一緒に遊んだ

[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・なんか色々すごそう

[攻略済]
暁美ほむら
505 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/22(日) 19:55:33.62 ID:7qrOpBwA0
――――
22日目 教室



 自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。

 すると三人からも挨拶が返ってきた。


さやか「おはよ」

まどか「おはよう、【貴方】くん」

ほむら「おはよう」


 昨日は部活のことで一区切りがついたって感じだ。

 どこの部活ももうそろそろ別れのシーズンなのかな?


 部活に関係ない教室の中はいつもどおり。とりあえず、テストは来週だ。学業での区切りはそこになるかな。



1みんなテスト対策してる?
2園芸部と手芸部はどんな感じか
3自由安価

 下2レス
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/22(日) 19:58:09.64 ID:rc7tLVXpo
kskst
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/22(日) 19:58:18.56 ID:s9ELDeC10
2
508 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/22(日) 20:42:03.09 ID:7qrOpBwA0


貴方「鹿目さんって園芸部と手芸部入ってたよね?どんな感じ?」

まどか「え?どうって?」

貴方「そろそろお別れの時期かなって思ってさ。写真部がそうだったから」

まどか「あー……園芸部はお世話の当番があるからもう少しまだ先かも。先輩たちが抜けちゃったら少し大変になるね」

貴方「当番なんてあったのか」

さやか「帰りについてったことあるからあたしは知ってるよ。じゃないと誰も世話をしなくなっちゃうでしょ」

まどか「まあすぐ終わるくらいのことだから」

まどか「手芸部のほうは先輩が合同制作みたいの作ってたかな。わたしは参加してないや」

さやか「今の時期なんか採れるのある?」

まどか「今はないかな?春に向けていちごを育ててるよ。うちの庭だとにんじんが採れたって。今朝も食べたんだ」


 家でも園芸か。だから興味を持ったのかな。


ほむら「こっちは昨日打ち上げをやって、【貴方】くん部長になったんだよ」

貴方「しかも暁美さんは副部長」

まどか「え、すごいね二人とも!」

ほむら「か、鹿目さんもやってみたら合うんじゃかな?私がやれるなら鹿目さんのほうが多分……」

まどか「え!?そんなことないよ!わたしなんかじゃ人をまとめるなんて無理だし……今は他にやることもあるから」

ほむら「わ、私も無理だよ。名前だけ。でも【貴方】くんはまとめてくれると思う。だって――」


 ……暁美さんによる俺の自慢話がはじまって、ちょっと照れくさくなった。

 話聞いてると、鹿目さんもちょっと卑屈なとこあるよな。



さやか「前から思ってたけど、ほむらって……すっごく好意がわかりやすいよなぁ」




授業中
1真面目に取り組む
2話しかける(クラスメイト指定)
3他の人を眺める(クラスメイト指定)
4自由安価

 下2レス
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/22(日) 20:43:17.43 ID:s9ELDeC10
安価↓
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/22(日) 20:59:18.80 ID:8TrL/iZzo
1
511 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/22(日) 21:15:56.51 ID:7qrOpBwA0


 ――――授業開始のチャイムが鳴る。


 もちろん俺は今日も真面目に取り組むぞ。

 眠くなりそうな日本史の授業の中、ノートにペンを走らせる。サボる気まんまんな美樹を横目に見つつ。


貴方(流されちゃいけねえ……)


 この授業、やっぱり美樹以外も同じように集中してなさそうな人は多い。それも資料が公開されてから増したらしい。

 全然違う勉強してる人までいたりする。

 けど、後でこの授業を勉強しなおすことを考えたら今集中した方が絶対お得だろう。


 美樹にも教えてやらないといけないし。

 ……最近そんなふうに世話を焼こうとしてる自分に気づいた。



――――
――――


*午前の授業は滞りなく終わりました。
1美樹たちに声をかけてみる
2購買に飯買いに行かなきゃ
3教室の外へ
4自由安価

 下2レス
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/22(日) 21:19:40.69 ID:s9ELDeC10
1
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/22(日) 21:52:28.82 ID:8TrL/iZzo
声かけても一緒に飯食えるわけでもなし・・・
安価下
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/22(日) 21:52:36.31 ID:sOFablc70
何かあるかな?
3
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/26(木) 01:01:46.54 ID:lpBmDfHE0
ほむほむ
http://blog-imgs-101.fc2.com/t/e/s/tesuto93/sub6.jpg
http://blog-imgs-101.fc2.com/t/e/s/tesuto93/9bZq7lg.png
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/26(木) 01:04:27.91 ID:FteBR06Bo
>>515
あっいつものクソ邪魔age君だ
517 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/27(金) 21:42:31.29 ID:1NoZxEK/0
昼休み



 今日は久しぶりに外に出てみた。

 階段を降りて、購買を少し覗いて、ついに校舎の外まで来てしまった。

 ついでに少し校舎の裏側に回って朝に鹿目さんから聞いた花壇と畑を見てみることにする。


 このあたりは普段通ることがない。体育の授業のマラソンの時くらいだ。ああ、そういえばもうそろそろ今年もやる頃かな。


 今日はよく晴れているけれどちょっと肌寒い。

 いつの季節もそうだが、暑くなる季節と寒くなる季節は特に昼時に校舎の外にいる人はほとんどいない。

 一応、テーブルとイスは用意されてたりするんだけど。


貴方(このあたりでいいか。たまには花でも見ながらってのも悪くないし)


 部活で写真を撮りに行ったりするだけあって、綺麗な花や自然の景色は好きだ。

 人のいないテーブルの一つに弁当と飲み物を置いてセットすると、外の通りのほうと視線が合った。


「……あ」


 ほぼ二人同時に、思わず声を出していた。結構前、一度しか会ってないけど顔は覚えてた。

 ――佐倉さんだ。あのとき美樹と一緒に遊んだ。今もたまに話題に出てくる。

 今日もこんな時間にもかかわらず私服で、片手に食べかけのパンを持っている。佐倉さんのほうはちょっとバツが悪そうに目を逸らしていた。

 会いたくないヤツに会った、みたいな。



1なんでこんなところにいるの?
2この前はどうも
3自由安価

 下2レス
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/27(金) 22:34:31.77 ID:iTxSrRwy0
3
<<美樹はそっちではどうなんだ?>>的な話
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/27(金) 22:35:30.93 ID:BXX2xA/70
520 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/27(金) 23:15:43.31 ID:1NoZxEK/0


貴方「久しぶり」

杏子「……ああ、久しぶりだな」

貴方「美樹はそっちではどう?」


 とりあえず挨拶だ。あと世間話でも。


杏子「あー……あいつは相変わらずバカやってるよ」

貴方「そ、そう?まあこっちでも似たような感じなのかな。いい意味でバカだよな」


 俺たちは相手のことをあまり知らない。とりあえずすごくボーリングが上手かったってことくらいしか。

 美樹という共通の友人の話が終わるとすぐに話は尽きてしまった。

 そもそもなんの友達なんだかもよくわからないしな……。


 そろそろ行くかな?と思った頃に佐倉さんが変わらずの素っ気ない調子で問いかけてきた。


杏子「お前さやかと仲いいの?」


 続いたと思った話もやっぱり美樹のことで。


1友達だよ
2最近よく遊んだりするよ
3クラスメイトだよ
4自由安価

 下2レス
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/27(金) 23:18:26.28 ID:BXX2xA/70
2
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/27(金) 23:21:46.77 ID:W7vE4FCe0
1
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/27(金) 23:22:48.02 ID:iTxSrRwy0
4「勉強見てやってるんだ」
524 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/28(土) 00:13:59.25 ID:hpXoDJ0Y0


貴方「友達だよ」

杏子「……そうか」


 あっさりと短く言葉を交わす。なんでもない会話だった。

 それから佐倉さんは通りの向こうへ行ってしまって、俺はまた一人になった。


 すっかり意識の外にいってた弁当に再び視線を戻し、昼食をとる。

 こうしてみるとやっぱりちょっと寂しいかなあ。寂しいやつって思われてたらどうしよう。でも、美樹のことは知ってるし。

 佐倉さん、別に今も美樹に会いに来たってわけじゃないよな?


 風に揺れる花壇の花を眺めながら昼食を終えた。



*午後の授業が終わると待ちに待った放課後です。
1美樹を勉強に誘うか
2野良猫の居たところに行ってみようかな
3繁華街に寄り道
4他の場所に寄り道
 ※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。

 下2レス
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/28(土) 00:16:04.74 ID:zC7hO2qa0
1
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/28(土) 00:40:05.04 ID:qqn3S1q+0
1
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/28(土) 03:18:07.21 ID:d0cT0p+q0
勿体無いことしたなあ
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/28(土) 06:56:11.33 ID:zC7hO2qa0
どういうこと?
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/28(土) 17:54:08.74 ID:4b0BAi530
説明してほしいな、もっといい行動があったというなら教えて
530 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/28(土) 19:56:39.08 ID:hpXoDJ0Y0
――――
放課後



 学校が終わると今日も放課後は美樹と勉強だ。そろそろ本当に試験の日が近づいてるし手は抜けない。

 この前が俺の家だったから、今日は美樹の家に来ていた。


さやか「んーだから、これが少しずつ――で、これがだんだん強く――だからそのまま組み合わせればいいんだよ」

貴方「ああ、そういうことか。もう少し覚えないとわかんないな……」

貴方「ところでなんでピアノが弱いなんだ?」

さやか「そんなのあたしに聞かれても知らないわよ」

さやか「で、ここでこっちに飛ぶ。フィーネのとこまででで終わり」


 今日は美樹が得意だと言ってた音楽も教えてもらってた。


 得意だってのは本当そうだ。ほとんど英単語覚えるのと変わらない気がするんだけど、どうして美樹はこっちだけはできるのだろうか。

 ……学習意欲の差か。俺も音楽の試験はそこまで重要視してなかったし、あんまり覚えてない。

 そもそも試験は筆記があるくせに授業は実技ばっかりってどうなんだ。積極的に対策するか元々詳しくないと良い点数なんて取れるわけない。


さやか「『月光』って身分違いのお嬢様に贈った曲だったらしいね」

貴方「へー。曲は授業で聴かされたの覚えてるよ。綺麗な曲だった」

さやか「けど身分違いの上に歳の差だから相当難易度高いよ?もちろん年下ね。なんで挑む勇気が出たのか不思議なくらい」

さやか「結局失恋して、しかも同時期に音楽家として致命的な聴覚障害まで患って、色々とボロボロになったんだって。そんで遺書まで書いてたり」
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/28(土) 19:58:30.31 ID:qqn3S1q+o
杏子ともうちょっとお話しできなかったものかとは思うな
532 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/28(土) 20:23:14.74 ID:hpXoDJ0Y0

貴方「自殺しちゃったのか?」

さやか「ううん、障害と向き合って克服したんだってさ。音が聴こえなくても振動で感じ取れるように工夫したりして」

さやか「本当は遺書も死ぬためじゃなくて前の自分と決別するための決意表明。すごいよね」


 このあたりは歴史っぽい。


貴方「詳しいな。授業じゃそんなのやってないだろ?少なくとも俺は聞いた覚えねーわ」

さやか「うーん、ほとんどは恭介の薀蓄きいてたら覚えたやつ……」

貴方「ああ……そうか」

さやか「入院してた時ずっと話してたんだ。そうやって苦悩を乗り越えた音楽家がたくさんいるからって」

さやか「でも……実際に自分が直面したらなかなかそうはいかなかったみたい」

貴方「まあ治ったんだからよかったじゃないか」

さやか「……そうだけどね」


 美樹は少し何かを考えるような間を空けてから答えた。少し軽く言い過ぎたかな。

 もしも後遺症でも残ることになったらアイツは潰れていただろうか。それとも彼なりに向き合って乗り越えただろうか。

 それはクラスメイトで表面的な関わりしかない俺に推測することはできなかった。


さやか「ベートーベンの失恋エピソードはこれだけじゃないんだよ。恋多き人で、それも身分違いな上に歳の差ってのばっかり」

さやか「さっきの月光も40のおじさんが17の教え子に手ぇ出すんだから相当ヤバいって」

貴方「ベートーベンってロリコン?」

さやか「疑惑はあるよねー。『エリーゼのために』も同じような感じで玉砕してる曲でさ」


 少し暗くなった雰囲気を変えて、美樹はまた語り出す。

 音楽家の話ではあるけど、他人の恋愛玉砕エピソードという俗な話題を嬉々として話す美樹。


 元は上条から聞いたんだよな。

 あいつはどんな気持ちでそれを美樹に語ってたんだろ。

 なんにしても他人事ってのは気が楽だよな。それも絶対に自分たちとは関わることのない過去の偉人の話だから純粋に楽しめる。
533 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/28(土) 20:49:51.83 ID:hpXoDJ0Y0


さやか「――……って、話が大分逸れてるなあ。音楽の勉強してたんだよね、あたしたち」

貴方「でもこんなの聞いたら絶対忘れないよ」


 元は『月光』はベートーベン作曲ってだけの話だった。テストじゃ絶対にこんな突っ込んだ話まで出ない。

でも音楽に限った話じゃないが、テストのために表面だけ覚えて終わりって味気ないもんだよな。

 ……考えてみれば、俺が勉強出来るほうってのもそのくらいの知識しかない。


さやか「それもそうか」

貴方「一通り範囲は終わったかな。そろそろ他の勉強もやる?」

さやか「えーっ」

貴方「お返しだよ。俺は美樹みたいに面白い話なんて挟めないけど」




1美樹はなんか楽器やったりしないの?
2美樹は本当に音楽得意なんだな
3自由安価

 下2レス
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/28(土) 20:51:05.08 ID:zC7hO2qa0
2
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/28(土) 20:56:50.64 ID:4b0BAi530
2
536 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/28(土) 22:56:00.11 ID:hpXoDJ0Y0


貴方「美樹は本当に音楽得意だったんだな」

さやか「だから前からそう言ってたでしょ!疑ってたの?」

貴方「いや、そういう意味だけじゃなくてさ〜……ちょっと感心したんだよ」

さやか「……まあ、音楽が好きなのは本当だよ」


 素直に褒めてやると美樹は照れくさそうにする。

 上条の影響は大きくても、音楽を好きなのはそれだけじゃないもんな。元から美樹自身の感性はあったんだろう。


 ――――それからまた少し他の教科を勉強して、そろそろ帰ったほうがいいかという頃になると美樹のお母さんが提案をしてきた。


「【貴方】くん!また来てくれてありがとね。それに、そっちでもお世話になったって。今日は夕飯作ろうか?」

貴方「あ、えっと……じゃあ良いならそうさせてもらおうかな」

さやか「お母さん今日なにー? 客が居るなら手抜かないでしょ?」

「いつも手なんか抜いてないわよ。そうねぇ、【貴方】くんは嫌いなものない?」

貴方「特にないです。なんでも」

さやか「ご飯できるまでゲームでもするか!今日ずっと勉強だったしなー」


 ……名前覚えられてた。ていうか美樹も俺のこと話とかしてたんだな。勉強見てくれてるって言ってるなら印象もいいはずだ。

 一度目に来た時は遠慮したけど、そのおかげもあってか今日は美樹の家で食卓を囲むことになった。



食事中の話題
1美樹、お母さんになんて話してるんだ?
2家だと美樹はどんな感じ?
3自由安価

 下2レス
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/28(土) 22:56:40.92 ID:ZWjs5cmlo
kskst
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/28(土) 22:56:58.78 ID:zC7hO2qa0
539 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/29(日) 00:04:41.79 ID:oWCmJQ2t0


 ――――食卓にはおいしそうな家庭料理が並ぶ。

 よそで食べる家庭料理というのは新鮮で、決して豪華なわけではないけど、美樹の日常を覗いた気持ちになる。


 それに、この前は見ることがなかった家族が揃っていた。

 俺たちがさっきゲームしてる間にお父さんも帰ってきて挨拶だけはした。兄弟はいないらしい。


貴方「美樹、お母さんになんて話してるんだ?」

さやか「最近よく勉強見てくれる友達だって言ったよ。あとイルカくれたって」

貴方「勉強教えてくれる頼れるカッコいい奴ってとこいっぱい話しといてくれよ」

「それに近い印象は抱いてるわよ?一人じゃ勉強なんてしないんだから」

さやか「でも今日はあたしも教えたんだから!」

貴方「たしかにあれは助かったよ。一緒に勉強するのはまあ自分の為にもなってるんで」

「さやか何を教えたの?」

さやか「音楽」

「たしかに昔から好きだったねえ……でもそれしか教えられないでしょ」


 勉強の話に学校の話。色んな事を話しながら食事を楽しんだ。

 帰り際にはお母さんまで玄関に見送りに来てくれた。


「これからもよろしくね。特に勉強見てやって」

さやか「もー、そんなに勉強勉強いわなくてもいいじゃん!」

貴方「テストももうすぐなんで勉強は力入れますよ。点数のことは任せてくれー、とは言えませんけど」

「そりゃ最終的にはさやか次第だからね」

さやか「わかってるよー。多分いつもよりは良くなると思うよ。勉強してるし」

「もちろん勉強以外でもね。仲良くしてくれてるみたいだし。じゃ、気を付けてね」



 美樹のお母さんからは随分と好意的に見られているようだ。

 まだ二回来ただけだけど、美樹の家にも少しだけ馴染めた感じがした。


 親御さんにまで任されてしまった。というか、すでにそこまで話が回ってたことに驚いた。


 ……これは頑張らないといけないな。



【貴方】 22日目終了

[知り合い]
・鹿目まどか・・・随分献身的だな
・美樹さやか・・・音楽好きなんだな↑
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親友
・佐倉杏子・・・みんなで一緒に遊んだ

[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・なんか色々すごそう

[攻略済]
暁美ほむら
540 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/29(日) 23:59:20.62 ID:oWCmJQ2t0
――――
23日目 教室



 自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。

 すると三人からも挨拶が返ってきた。


さやか「おはよ」

まどか「おはよう、【貴方】くん」

ほむら「おはよう」


 いつのまにかもう今週も半分まできている。

 テストは近づいてきているが、まだ今日はいつもの朝だ。あと、もう冬休みも近いっちゃ近いか。


1みんなテスト対策してる?
2昨日見た園芸部の花壇の話
3佐倉さんを昼に見かけた話
4自由安価

 下2レス
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/30(月) 00:00:52.49 ID:Hfge6/Q30
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/30(月) 00:19:00.20 ID:eamIdSIY0
1
543 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/30(月) 02:02:23.67 ID:ZsSNUBR60


貴方「そういやみんな、テスト対策はしてる?」

まどか「実はわたしとほむらちゃんは一緒に勉強してるんだ」

ほむら「わからないところは鹿目さんに見てもらってなんとか……」

まどか「今はほむらちゃんのがわかるとこもあるでしょ?理解も早いしすごいよ」

さやか「えっ?いつのまに?聞いてないんだけど」

まどか「さやかちゃんは前に断わってたから」

さやか「ん〜〜、まあいいや。あたしは今度はちゃんと対策してるもんね」


 じゃあ、美樹がその時の気分で断らなければ今二人で勉強することもなかったわけだ。

 そう考えるとそれはそれで寂しいような気がしていた。なんだかんだ美樹とやるのは楽しかったから。


貴方「鹿目さんってぜんぜん勉強してないって言いながらちゃっかり点取るタイプっぽそう」

まどか「えっ、そんなことないと思うよ?夏休み前のテストなんてもうさんざんだったし!」

さやか「たしかにあの時はねぇー。珍しく赤点だったもんね?」

ほむら「みんな揃って、だったけどね……あれもいい思い出です」


 ……意外なことを知ることが出来た。褒められたことではないけどそれもなんだか楽しそうだ。

 でも、今回はそんなことにはならないようにしないとな?


 HRが始まる前に教科書の準備をして、授業を迎えた。


 ――――授業開始のチャイムが鳴る。

 五教科よりは少し優先度の下がる授業、体育だ。それも身体を動かすやつじゃなくて保体のほう。

 教科書を開いて席に座って授業を受けている。体育教師が電子ホワイトボードの前に立つ姿はあまり似合わない。

544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/30(月) 23:56:35.01 ID:eamIdSIY0
さやか攻略したら一旦リセットして設定変更するか
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/01(水) 21:09:45.62 ID:W1Eki6v10
あけおめことよろ
546 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/01(水) 22:55:05.84 ID:+rNU0Cbd0


 授業開始早々、お調子者の奴が下ネタで囃し立てては教師に注意を受けていた。

 ……ああなっちゃいけないな。俺は一応冷静な紳士路線で通ってるつもりだし。

 対して女子は気まずそうな顔をしてたり。


 保体のテストで高得点を目指しづらいのはこういう事情もある。

 あからさまに興味のなさそうな態度をとって手を抜いている人もいるみたいだ。



授業中
1話しかける(クラスメイト指定)
2他の人を眺める(クラスメイト指定)
3自由安価

 下2レス
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/01(水) 22:57:48.59 ID:LVdIP3t00
加速
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/01(水) 23:02:05.22 ID:W1Eki6v10
1さやか
549 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/02(木) 00:23:12.91 ID:k+OBP/ET0


 美樹も暇そうに頬杖ついてた。こっそり話を振ってみる。


貴方「……美樹、起きてる?」

さやか「一応起きてる。てか話してていいの?体育も一応テストあるけど」

貴方「俺は五教科以外は教える気はないな。体育はみんなの前でやる実技のほうができればいいや」

さやか「ま、そうだね。実技はあたしも自信あるし。で、音楽は?」

貴方「音楽は美樹に教わるならやるよ。この前の話は結構面白かったから」


 昨日の美樹との勉強は思ってたよりも充実した時間になっていた。

 ただのテスト勉強とか点数が上がる以上のものをもらえたような。


貴方「それに、少し美樹のことがわかった気もしたんだよな」

さやか「なーにそれ?」

貴方「なんだろうな。言葉で全部は表せないけど、美樹が音楽を好きな気持ちとか」



 授業中だが、美樹と雑談をして過ごした。……けどさすがにずっとこれじゃまずいか。



貴方「……授業なんだし一応少しは聞いておいたほうがいいか。というわけだから寝るなよ。バカのことは気にするな」

さやか「やっぱり優等生じゃん。……まあでも【貴方】のほうが大人でちょっとだけ見直した」

貴方「いやアレと一緒にするなよ!」




*午前の授業は滞りなく終わりました。
1美樹たちに声をかけてみる
2購買に飯買いに行かなきゃ
3教室の外へ
4自由安価

 下2レス
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/02(木) 00:27:49.66 ID:GKx2Oqwz0
1
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/02(木) 01:02:52.64 ID:+hQU6MgJ0
1
552 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/02(木) 01:47:43.46 ID:k+OBP/ET0
昼休み



 チャイムが鳴ると、教室全体がざわめきだす。

 美樹たちに声をかけようとすると、その前に暁美さんが一人でこっちに来た。


ほむら「【貴方】くん、今日は、えっとその……また卵焼きを作ってきたんだけど、一緒に食べない?」

貴方「え?あ、ありがとう。でも前から言ってくれてるとよかったかな」

ほむら「ごめんなさい、忘れてて……前から言っておけばよかったよね……あ、でも、卵焼きだけだから……」


 ……周りからの視線が痛い。それは多分、羨むような視線だろう。


 こうして言ってくれるのはありがたい話なんだけど――。

 正直暁美さんの作る卵焼きってあまり好みではないんだよなあ。とはいっても無下にするのも悪いし。



1暁美さんと一緒に食べる
2他の人も一緒ならと言う
3断る
4自由安価

 下2レス
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/02(木) 01:55:10.97 ID:6NGKUyOm0
1
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/02(木) 01:55:13.27 ID:OF68Jef5o
1
555 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/02(木) 02:16:57.59 ID:k+OBP/ET0


貴方「一緒に食べようか。美樹たちはまた屋上?」

ほむら「あ、うん。みんなはいつもどおり」


 ここだとまた囃し立てられたりしそうなので、二人で食べられそうなところを探しに出る。

 すると結局、前に一緒に食べた時と同じ場所に落ち着いた。


ほむら「あの、これ」

貴方「ありがとう、もらうよ」

ほむら「……どう?」


 小さな箱に入った卵焼きを食べてみると、やっぱり次に求められるのは感想だ。

 そういえば、前の時は他にも話があったんだっけ。感想を伝えるのははじめてな気がする。



1美味しいと言う
2自分の好みを伝えてみる?
3他の人に習ってみたらさらに上手くなるかもと提案
4卵焼き以外は挑戦してみないのか聞いてみる
5自由安価

 下2レス
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/02(木) 02:19:07.90 ID:OF68Jef5o
2
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/02(木) 02:19:51.85 ID:6NGKUyOm0
2
558 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/02(木) 20:26:20.73 ID:k+OBP/ET0


貴方「うーん……文句つけるみたいで悪いけど、もう少し甘くない方が好みかな」

ほむら「甘くない……わかった、今度また作ってみる」

貴方「ああ、うん。ありがとう」


 暁美さんは少ししょんぼりとしてしまったが、好みを伝えてみた。

 ……次はどんなふうに変わってくるだろうか。



 今日は暁美さんと一緒に弁当を食べた。



*午後の授業が終わると待ちに待った放課後です。
1美樹を勉強に誘うか
2野良猫の居たところに行ってみようかな
3繁華街に寄り道
4他の場所に寄り道
 ※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。

 下2レス
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/02(木) 20:28:42.61 ID:GKx2Oqwz0
1
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/02(木) 20:30:34.32 ID:+hQU6MgJ0
1
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/02(木) 21:37:27.94 ID:OF68Jef5o
ほむらがかわいい・・・
562 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/02(木) 22:01:30.76 ID:k+OBP/ET0
――――
放課後



 学校が終わると、今日は俺んちの番。もちろん美樹と勉強だ。


貴方「――で、次はこことここの計算」

さやか「あれ、じゃあこう?」

貴方「違う違う、ここはこうだから――」


 みんな苦戦しがちな数学だが、美樹も例外なわけがなく苦手らしい。

 俺も得意なわけじゃないけれどなんとかついてきて教えられるように準備はしている。

 最近、理解したことをどうやって美樹に教えたらいいかを考えるようになってきていた。


貴方「……本当に将来は教師にでもなっちまおうかな」

さやか「お?家庭教師の【貴方】?」

貴方「家庭教師はしないけど。まずは塾の講師とかでも悪くはないかなあ」

貴方「今まで将来の夢とか本気で考えたことなかったからさ。美樹のおかげでなんか見えてきたかも」

さやか「そうなの?どんどんあたしに感謝したまえ!」

貴方「『将来の夢』とか教師は持たせたがるけど、所詮大きい事言ったって実現できるわけないし馬鹿馬鹿しいって思ってた」

さやか「スレてるー。不良だ」

貴方「今でも上辺だけ口だけで言ってるのは意味ないと思ってるよ。美樹は将来の夢とかあんの?」

さやか「あたしはそうだなあ、小さい頃はお花屋さん―だとかケーキ屋さん―だとか言ってた気がするけど」

さやか「たしかにコロコロ変わってたし意味ないかもね」
563 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/02(木) 22:39:11.11 ID:k+OBP/ET0

貴方「今は?」

さやか「正義のヒーローかな!」

貴方「……今の方が退化してね?」

さやか「甘い甘い、あたしの三番目だか四番目だかの夢と同じだから。日曜午前の」

貴方「魔法少女?なにやってたか覚えてないけど」

さやか「違う。ライダーのほう」

貴方「成長してないってことか……?」


 さすがに冗談とか笑い話のつもりで言ってるんだと思ってたけど、美樹は真面目に話をする。


さやか「正義のヒーローっていうか、人助けって意味じゃもっと広く捉えていいんじゃないかな」

さやか「たとえば大人でもボランティアとかやってる人はいるでしょ?」

貴方「ああ……そう言われればたしかにな。美樹はそれがやりたいの?大変そうだと思うけど」

さやか「大変だろうね。でも救われる人はいるよ」


 まあ確かに美樹は正義感はあるほうみたいだし、意外と悪い考えではないのかな?


貴方「……でもあんまり金は稼げなさそう」

さやか「それを言われたら痛すぎるよ!仕事はやっぱ真面目に探したほうがいい?それとも玉の輿にでも乗るか?」


 けどもう一つ現実的な視点をぶつけると、美樹はうろたえはじめた。

 ……真面目に考えてなかったのかよ?


貴方「とにかく、どんな夢でも勉強しなくていいことにはならないからな?」

さやか「むうう、わかってるよ!」
564 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/02(木) 23:05:24.70 ID:k+OBP/ET0

 少し雑談は挟んだものの問題の続きを解く。

 それからプリントにある問題を一通り終えてから一息ついた。


貴方「――――数学はこんなもんか。腹減ったー、なんかお菓子でも持ってくるよ」

さやか「マジ?なんか甘いのお願いねー!」


 なんか甘いやつ、あったかな。

 リビングにお菓子を取りにいくと犬がしっぽを振って来る。


貴方「悪いな、今はお前と遊ぶ時間は……」

さやか「このあと一緒に散歩にでもいく?」


 いつのまにか美樹もこっちに来てた。


貴方「それでもいいか。美樹がついてきてくれんなら」

さやか「この子にもおやつあげないの?」

貴方「あんまり甘やかすのは……と思ったけどたまにはいいか」

さやか「おー、よかったね!」


 ……なんかさっそく美樹になついてきてるな。

 甘やかしてくれる雰囲気でも感じ取ってるんだろうか。


さやか「人懐っこいねー」

貴方「美樹が好かれやすいのかもな」

さやか「えっそれは嬉しい!」



1将来の話再び
2犬派か猫派か
3自由安価

 下2レス
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/02(木) 23:09:09.17 ID:GKx2Oqwz0
1
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/02(木) 23:10:13.91 ID:OF68Jef5o
1
567 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/04(土) 19:24:39.47 ID:tGNMNhLj0


貴方「……なんだかんだ、『正義の味方』ってのも美樹に合ってるのかもな」


 美樹を眺めてると、さっきも思ったことがまた頭に浮かんだ。

 そのくらいざっくりとした夢なのも含めて。


さやか「ふふ、あたしってそう思われてるんだ?」

貴方「まあ悪い奴だとは思わないし」

さやか「良い奴って言ってよ」

貴方「良い奴かもな」

さやか「やったー」

貴方「そもそも、小さいことでも人を救うことを迷わずしようと思える奴が少ないんだよ」


 この前の道に迷ったお婆さんを助けた話にしても、今日の話にしても、素直にそう思った。


さやか「途中でくじけそうになったりしても?」

貴方「ああ、途中まで出来てたんなら美樹ならまたやり直すんじゃね?」

さやか「あはは、そのとおり!」



 ――――しばらくリビングでお菓子を食べて過ごすと、それから家を出た。

 見送りもついでだ。最後には美樹の家の近くまで行こう。


 空はまだオレンジ色が見えている頃だ。

568 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/04(土) 20:19:15.08 ID:tGNMNhLj0

さやか「おお、綺麗な夕焼けだ!」

貴方「最近日が沈むのも早いし、外に出る頃には暗かったからな」

さやか「あんまり暗くなるとこの子も寒いかな?」

貴方「いくら毛におおわれてても寒いかもな」


 家の近くの公園に立ち寄ると見事な景色が見えた。

 カメラがあったら写したかったが、レンズ越しでなく肉眼で見るのもまた良しだ。

 なんといっても夕焼けの時間は短い。


 そろそろ公園にも子供の姿が少なくなり、閑静な雰囲気に包まれている。

 まあ犬と遊ぶには丁度いいかな。持ってきたおもちゃを取り出す。


貴方「……この夕焼けが沈んだら帰ろうか」

さやか「それって結構短いよね?」

貴方「だからいいんだよ。あと遅くなると心配するだろ。俺は顔も覚えられてるんだから」

さやか「何かあったら【貴方】の責任ってことになるねぇ」

貴方「怖いこと言うなよ!……まあ、ちゃんと家までは送ってってやるし」

さやか「ねえ、明日もやるでしょ?勉強会」



1やるか
2また音楽教えてくれ
3明日は別の事をしたい
4自由安価

 下2レス
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/04(土) 20:21:16.81 ID:NkRYh5d10
1
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/04(土) 20:22:14.31 ID:WSQ2CWCM0
571 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/04(土) 20:44:53.64 ID:tGNMNhLj0


貴方「また音楽教えてくれ」

さやか「オッケー、音楽なら引き受けた!」

貴方「……まあ、テストまでは勉強しないとだよな」

さやか「来週ねぇ。今週は週末も落着けないわね。まああたしはほっとくと遊んでそうだけど……」

貴方「週末も一緒に勉強するか?」

さやか「えー、折角の休みも勉強なわけー?」

貴方「美樹が言い出したんだろ?休みも遊んでられないって」

さやか「それはわかってるんだけどさ」

さやか「……まあ、あたしも勉強自体は嫌いだけど【貴方】とやる勉強会は嫌いじゃないよ」

貴方「俺もだ。前にも言った気がするけど、勉強自体は別に好きじゃない」

さやか「やっぱ教師向いてるんだって!あたしにも教えられるんだから」

貴方「美樹は問題児だからな」

さやか「うわー、そう言われると腹立つー!」



 ――美樹と話しながら犬と遊んでると夕焼けが沈むのもあっという間だった。

 自分から言っといてなんだけど、やっぱちょっと名残惜しいよな。




【貴方】 23日目終了

[知り合い]
・鹿目まどか・・・随分献身的だな
・美樹さやか・・・正義の味方↑
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親友
・佐倉杏子・・・みんなで一緒に遊んだ

[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・なんか色々すごそう

[攻略済]
暁美ほむら
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/04(土) 21:00:56.48 ID:ysqutHir0
支援
573 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/04(土) 21:14:04.35 ID:tGNMNhLj0
――――
24日目 教室



 自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。

 すると三人からも挨拶が返ってきた。


さやか「おはよ!」

まどか「おはよう、【貴方】くん」

ほむら「おはよう」


 何か話してたみたいだ。


まどか「今日機嫌いいよね、さやかちゃん。なにかあった?」

さやか「え、そう?」

ほむら「いつもよりどこか楽しそうにしている気がします」


 俺は今きたばかりだから見てないが、付き合いの長い鹿目さんだけじゃなく暁美さんまで言ってるんだから本当なんだろう。



1何かあった?
2勉強が楽しみとか?
3自由安価

 下2レス
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/04(土) 21:15:32.32 ID:WSQ2CWCM0
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/04(土) 21:16:01.15 ID:NkRYh5d10
1
576 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/04(土) 21:56:08.15 ID:tGNMNhLj0

貴方「何かあった?」

さやか「いや〜、特に何もないけど?」

貴方「俺はともかくとして、鹿目さんと暁美さんが言ってるくらいだし」

さやか「別になんもないって」

まどか「でも最近は【貴方】くんもわたしたちと負けず劣らず一緒にいそうだよね」

貴方「さすがに付き合いの長さでは負けるよ」

まどか「でも一緒に勉強会やってたりするんでしょ?」

貴方「それはそうだけど……」


 言われてみれば、確かに最近一緒に居ることは多いかな?

 それに、美樹についてわかったこともいくらかある。


 ……結局、何があったのかは聞いてもはぐらかされてしまった。


貴方「……まあ、俺には勉強会の時間もあるしな」

さやか「えー、そんなこと尋問すんのやめてよ?ていうかそんなに楽しそうに見えてる?」

貴方「尋問はしないけど……」

まどか「別に何もないならそれでいいんだけど……自分でも気づいてないだけだったりして」

さやか「まさかぁー」



 ――それからHRが終わると授業の準備をする。

 もうそろそろほとんどテスト前最後の授業とかで、これまでの復習も多くなっていた。

 勉強会の甲斐もあって、古典の授業で美樹が当てられた時もさすがに前みたいにおかしいことは答えなくなってた。



*午前の授業は滞りなく終わりました。
1美樹たちに声をかけてみる
2購買に飯買いに行かなきゃ
3教室の外へ
4自由安価

 下2レス
577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/04(土) 21:57:14.85 ID:WSQ2CWCM0
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/04(土) 21:58:46.18 ID:ysqutHir0
2
579 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/04(土) 22:12:33.83 ID:tGNMNhLj0
――――
昼休み



 チャイムが鳴ると、教室全体がざわめきだす。

 ……今日は久しぶりに購買に飯買いに行くか。


ほむら「【貴方】くん……今日は購買なの?」


 購買に行くと、今日も暁美さんとばったり会う。


貴方「ああ、うん。今日は弁当ないから。出来合いのものもたまにはいいよね」

ほむら「作ってくるの、こんな日だったらよかったのにね……タイミング悪かったね」

ほむら「卵焼き、まだあまりコツを掴めてないけど……」

貴方「い、いやあ仕方ないよ!言ってないんだし」

ほむら「じゃあ、あ、明日!……――は、どうかな…………?」


 明日――か。どうしよう?


1それでいいよ
2無理しないでいいよ
3ごめん、他に食べたい人が……
4自由安価

 下2レス
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/04(土) 22:13:45.00 ID:ysqutHir0
2
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/04(土) 22:14:08.39 ID:gZXBd7dm0
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/04(土) 22:14:34.57 ID:NkRYh5d10
2
583 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/04(土) 22:52:50.56 ID:tGNMNhLj0


貴方「それでいいよ。二日も弁当休めるなら多分喜ぶよ」

ほむら「うん!頑張ってみる……!」


 暁美さんは張り切った様子だ。

 ……張り切りすぎて失敗しないといいけど。


 今日のところはお互い適当なものを買っていった。



――――
――――
放課後



 学校が終わると、昨日言った通り今日も勉強会をしていた。

 美樹の部屋。美樹による音楽の授業。


貴方「美樹も先生向いてたりして」

さやか「音楽の?ピアノとか弾けないから無理ー」

貴方「あー、それも必要か。……考えてみると楽譜の記号とか一応わかるのにもったいないな」

さやか「テスト用に覚える知識なんてどれもそんなもんでしょ?将来使わない、もったいないもんばっかり」

貴方「確かにそうだな。じゃあこの人は?なんか面白い話ないの?」

さやか「モーツァルト?これに限らずだけど音楽家って基本的に奇人変人多いらしいよ。たとえばこの人は大の猫好きでよくニャーニャー言ってたとか――」


 音楽の教科書には作曲家名だけが書かれている。それを指して言うと美樹は無茶ぶりなのにすらすらと答えてくれた。

 リコーダーでやった曲だ。教科書に載るくらいの有名な音楽家なら大体エピソードも持ってるってことか。

 どうせ将来使わない、からこそ面白い話とセットにするととても覚えやすい。

 ……そんなことも美樹と一緒に勉強会なんてやらなきゃ気づけなかったんだよな。


貴方「――――これで今回のテスト範囲は一通りできたかな?この前の復習も終わったし。今回はいい点取れそうな気がするよ」

さやか「当然よ、あたしが教えたんだから!」

貴方「他の教科もやるか。俺が教えてる他の教科も当然いい点取ってくれよ?」

さやか「〜〜多分いつもよりはいい点取るわよ」

584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/04(土) 22:59:37.62 ID:ysqutHir0
さやかをプロデュース
585 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/04(土) 23:35:57.41 ID:tGNMNhLj0


 音楽のテスト範囲はそこまで広くない。満点取ったこともあるらしい美樹とこれだけ勉強すれば、本当に満点取れるかもしれない。

 それから一緒に今日配られたテスト対策用のプリントを見て古典の復習をして、今日の勉強に区切りをつける。

 前に比べれば美樹も理解してくれている。


さやか「とりあえずこれ覚えとけばいいっていうのも楽なもんだよね。問題は簡単に覚えられないとこだけど」

貴方「ヤマ張ったりする必要ないのは助かるな……」

さやか「よーし、あたしも出来る気がしてきたぞ!テストなんかこわくなーい!」

貴方「そうだそうだ、怖くない!」

*「頼もしいね。【貴方】くん、今日はご飯は?」


 ……そんなことを言ってたところでちょうどお母さんが尋ねてきた。

 ちょっと恥ずかしくなった。


貴方「えっと、この前と続けてで悪くないですか?」

*「今はテスト前で張り切ってるんでしょ? もちろんその後も歓迎するけどね」


 親御さんからも期待大らしい。

 ……お母さんが夕食の準備に向かって行って部屋に残された俺たちは、さっきのデカイ態度とはよそにやっぱり緊張感を感じていた。


貴方「……こりゃ半端な点はとれないな」

さやか「うわー、なんかプレッシャーが増えた感じ……」



 そういえば朝は美樹が楽しそうだとか良い事あったとかそんな話題があったけど、俺は特に変化に気付けなかった。

 これだけ時間が経てば朝とは気分が変わることはあるけど――。


 ……変化がないというか、良い意味でいつも通りに見えていた。




【貴方】 24日目終了

[知り合い]
・鹿目まどか・・・随分献身的だな
・美樹さやか・・・正義の味方↑
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親友
・佐倉杏子・・・みんなで一緒に遊んだ

[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・なんか色々すごそう

[攻略済]
暁美ほむら
586 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/04(土) 23:58:22.33 ID:tGNMNhLj0
――――
25日目 教室



 自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。

 すると三人からも挨拶が返ってきた。


さやか「おはよ」

まどか「おはよう、【貴方】くん」

ほむら「おはよう」


 今日が終わると休みを挟んでテスト期間に入る。

 正真正銘テスト前最後の授業だ。……だからって、特に教室の雰囲気は変わらなかった。


 自習しとこうか? そう思って一人早めに教科書を出して見ていると話しかけられた。


まどか「勉強してるんだ。すごい。テストもすぐだもんね」

貴方「あぁ、まあ」

まどか「あ、ごめんね。勉強の邪魔しちゃ悪いよね」

さやか「今回のテストは本気だからねー。別になにも懸ってないのに」

ほむら「……私たちも勉強する?」

まどか「そうだね。そうしよっか」

さやか「そ、それならあたしもやるわよ」


 どうやらみんな勉強を始めるらしい。

 一人でやってたことだったのがここだけで広がったようだ。


 しかしそんな真面目な空気も、今日はHRから続けて授業を受け持つのが早乙女先生だ。

 HR中が始まると、今日は授業を待たずしてちょっと違うことに頭を巡らせることになる。
587 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/05(日) 00:08:34.95 ID:sXPCkWpW0


「おはようございます、みなさん。あら、今日は朝から自習している生徒がいくらかいて素晴らしいですね」

「勉強に積極的なのは良いことです。――ところで、恋愛においても積極性は大事。しかし駆け引きというものも大事!」

「告白するのとされるの、どちらが良いと思いますか? 【貴方】くん!」


 最早なんにも関係ないだろ……!



1告白するほう
2告白されるほう
3関係ないですよね?
4自由安価

 下2レス
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/05(日) 00:10:22.59 ID:rzj9uuzR0
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/05(日) 00:10:37.01 ID:dA+RaXFIo
2
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/05(日) 18:03:40.16 ID:iU/S9Srn0
マギレコのアニメ始まったな
591 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/05(日) 21:27:44.13 ID:sXPCkWpW0


貴方「されるほうがいい……かな」

「あら、告白されるまで待つ自信があるのですね?」

貴方「いやどっちも経験ないっすけど!断られるのやだなー……って」

「それはそうと、月曜からはテスト期間に入りますね。みなさんも彼・彼女らを見習ってたくさん勉強するように!」

「……ま、とはいっても根は詰めすぎないでくださいね。恋愛を楽しむ余裕があるくらいにはほどほどに」

「問題の答えを解くよりも相手の気持ちに気づくことが大事なことも人生にはあるのです」


 先生の言葉は――深い、のか?

 一応人生経験と恋愛経験だけはある先生だ。あまり満足に実ったことはないらしいが。


「かといってテストで赤点を取るのは許しませんよ?では、授業がはじまったらまた戻ってきます」


 ……早乙女先生はそう残して一旦去って行った。



――――
――――
昼休み



 今日は暁美さんが作ってきてくれるという日だ。


ほむら「【貴方】くん、いつものところに行く?」

貴方「そうだね。行こうか」


 二人で教室を出て場所を移す。

 この前みたいな小さい箱じゃなくて、暁美さんは今日は弁当箱を2つ分持ってきてくれていた。


ほむら「ほとんどは冷食だけど、卵焼きとウインナーは焼いてみたの」

貴方「ピーマンも入れて炒め物にしてあるのか」


 簡単だけど、出来合いばかりでなくひと手間入ってるものがあるとやっぱり好感が持てる。

 立派な料理じゃないか。


貴方「いただきます!」


 手を合わせておかずを口に運ぶ。


ほむら「卵焼きも前とは変えてみたんだけど、ど、どうかな?好みに合うようになったらなら嬉しいけど」

ほむら「やっぱり男の子には甘くないほうが食べやすいのかなと思って……」

貴方「……」


 ……今日のは卵焼きもウインナーも全体的に味が濃いような、かといって何かが足りないような感じがした。

 最初はああ思ったものの、出来合いは味が出来てるから何もしなくとも万人に受ける味はしているんだよな。


 なんて伝えよう。



1…折角作ってくれたんだし美味しいと言おう
2こうなったら徹底的に改善をはかるぞ!
3自由安価

 下2レス
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/05(日) 21:31:41.09 ID:iU/S9Srn0
1と2をミックスさせてなんかいい感じに伝えて
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/05(日) 21:32:35.49 ID:deMrK4U20
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/05(日) 21:36:54.91 ID:rzj9uuzR0
前よりは良くなってる!
595 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/05(日) 22:17:11.59 ID:sXPCkWpW0

貴方「あ、ありがとう。美味しいよ」

ほむら「本当!?」

貴方「ああ、うん…………たた、塩味をもう少し減らしたらもっと良くなるかもとは思ったかな?」

ほむら「そ、そっか。入れすぎは身体に悪いものね」


 折角作ってくれたんだし、美味しいとは言いつつ角が立たないようにやんわりと伝えてみた。

 その気になってくれたらいいけれど、また暴走起こさなければいいな……。

 塩味の効きすぎたおかずをお茶で薄めて流し込む。


貴方「ちょっと水筒なくなっちゃったから飲み物買ってくるよ!すぐ戻るから!」

ほむら「あ、うん。いってらっしゃい」



 まあ、たまにはこんな昼も悪くないのかな?

 ……暁美さんと一緒に昼を過ごした。

596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/05(日) 22:40:36.37 ID:iU/S9Srn0
たまにはかまってあげないとね
597 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/05(日) 23:03:17.29 ID:sXPCkWpW0
――――
放課後



 今日の授業はほとんどがテスト対策用のもので、新しい範囲はほとんど追加されなかった。

 もしくは、今日新しい範囲をやっても今回のテスト範囲には含まれなかったり。


 ――――そんなわけで授業中にもいくらか復習をする余裕はあったわけで、今は美樹と各教科の範囲をざっくりと振り返っていたところだった。

 今日はあんまり俺が美樹に教えるというより、二人で復習してるって感じだ。

 美樹も大分理解してきたようだし、俺が教えられるところももう少なくなってきてるのかもしれない。


 ……いや、もうテストも近いんだしそうでなきゃ困るんだよな。

 だけど、少しだけ寂しく思った。


さやか「もうこうやって放課後家行って勉強ってのもしばらくお休みなんだね」

貴方「またテストの前はやるか?」

さやか「じゃあお願いする。なんだかんだ【貴方】が居てくれると心強いわ」


 このところ毎日どっちかの家に行ってた。

 それがなくなると思うとちょっと名残惜しさはあるんだよな。この勉強会で距離が縮まったところもあると思う。


貴方「別にまた勉強じゃなくても一緒に遊べばいいじゃないか」

さやか「それならイルカ二個目お願いするかな!」

貴方「あれはマジで大変だったんだぞ。二個目は相当な奇跡がないと無理」

さやか「んー、あれなかなかできなかったよね。……じゃあ!気晴らしにでっかいパフェでも食べるのはどう?」

貴方「えー、パフェ……?」

さやか「何?恥ずかしいの?そんなファンシーなもん食べねえ!って? それじゃあねえ、うーん……」


 もっと小さい頃なら気にせず喜んだけどカフェでパフェってのもなんか恥ずかしいんだよな。

 ……どうせ誰も見てないのかもしれないけど、周りの目とか気にしちゃって。



1……パフェ食べるか
2ケーキでも買ってくる?
3イルカ挑戦してやるよ
4自由安価

 下2レス
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/05(日) 23:06:07.26 ID:deMrK4U20
1
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/05(日) 23:08:09.29 ID:iU/S9Srn0
1
600 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/05(日) 23:54:31.13 ID:sXPCkWpW0


 けど、折角だもんな。


貴方「……パフェ食べるか」

さやか「え!なんだー、そういうの好きならそうと言えばいいのに」

貴方「でっかいパフェ、気にならないこともないもんな。一人だと無理だけど美樹もいるんだし」

さやか「あたしも一人はムリかな。じゃー決まりだね!テストの後の楽しみ!」

貴方「ひとまず今はテストに集中するか。それに明日も勉強はするだろ?」



 ……パフェとか食べるの何年ぶりだろ。別にそういうのは嫌いなわけじゃない。



――――



五週 25日目終了


[知り合い]
・鹿目まどか・・・随分献身的だな
・美樹さやか・・・正義の味方
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親友
・佐倉杏子・・・みんなで一緒に遊んだ

[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・なんか色々すごそう

[攻略済]
暁美ほむら



[好感度] to貴方
暁美ほむら★★★▽>美樹さやか★★>鹿目まどか>佐倉杏子

★…フラグ一段階目 「気になる」
※大抵の場所なら誘ったらOKしてくれると思います。
※放課後行動では勝手についてくることもあるかもしれません。

★★…フラグ二段階目 「特別」
※【貴方】との行動を優先します。
※ここまでくればあとは流れに乗るだけだ!

★★★…フラグ三段階目 「恋慕」
※実質落ちてる。
※個別ENDにいってもいかなくても攻略済み。

☆…互いに恋人として誓い合った仲。他の人の好感度上げすぎると多分マズイことになる。
  もし他の人に言い寄るようなことしたら普通に浮気です。

▽…嫉妬Lv1
※ハーレムならつきものくらいの可愛い嫉妬だよ。
※この辺で留めておかないと色々濁るかもよ。マズそうな選択肢は控えよう。



▼[さやかルート]に入りました。なにもしなくても好感度の上がるイベントが進みます。
 個別ENDの準備はできてます。ゴールインするかは安価次第。

601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/06(月) 00:33:54.52 ID:kkDygULD0
さやかと見せかけてほむほむが一番濁りやすそう(偏見)
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/06(月) 10:40:08.39 ID:KQfOSE7D0
まぁ少しぐらい濁ってもええやろ(適当)
キスやスキンシップで浄化できる
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/07(火) 17:49:10.52 ID:QMLCQEyQ0
リセットして設定を変えよう

ほむらをクーほむにしてマミさんを同じ学年にして仁美も攻略したいから恭介の存在を消そう
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/07(火) 20:58:57.23 ID:QMLCQEyQ0
杏子も家族が生きてることにして同じ学年にしよう
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/07(火) 21:02:48.46 ID:pKN8Kkzao
何わがまま言ってんだこいつ
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/08(水) 20:43:42.74 ID:wsEE9O5L0
マミさんの家族も生きてることにしよう
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 20:46:00.51 ID:rlWNoyt4O
ならあの宇宙人もなかったことにして魔女だった人らも幸せな世界にいきたことにするか
608 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/08(水) 21:57:24.64 ID:y20EsYz80
――――
五週目 週末



 ――――最後の勉強会。

 テスト前の休日、二日連続だが今日は朝から美樹が俺んちに来ていた。

 美樹が犬に会いたいと言ったからだ。ペット禁止のマンションじゃ連れてくこともできない。


 といってももちろん本題は今日も勉強。

 それもこの休日で悔いがないくらいにしておかないといけないんだから、なんだかんだいつのまにか遊んでた前までに増して本当に余裕はなかった。

 遊びはこれが終わった後までお預けだった。……さすがに互いにそれはわかってるから、美樹も今日は少し真剣な様子で。


さやか「ねえ【貴方】。これってどういうことだったっけ?」

貴方「ああ、これは――」


 前よりは少なくなったが、今も美樹のほうからちょこちょこと聞いてくることがある。


 さすがに一日勉強に費やすまではしなくていいはず。勉強は先に終わらせて、さっさと遊びに行きたいところだ。

 この前は夕方になってしまったが、今日は明るいうちに外に出たい。


さやか「……んー?」

貴方「どうした? 着信?」

さやか「うん、まどかからたまにはこっちの勉強会来ないかって。でもこの後わんちゃんとも遊びたいしなあ……」

さやか「あ!まどかの家なら犬連れてってもオーケーか?」

貴方「ああ、たまにはそれでもいいと思うけど」


 鹿目さんちに犬と一緒にお邪魔することになるかも?

 ……という話だったが、美樹がスマホを操作してから少ししてまた短い着信の音が鳴る。
609 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/08(水) 22:10:28.15 ID:y20EsYz80

さやか「……あー、犬は連れてけないって。じゃあ今日はいいや。まどかとは勉強じゃなくて普通に遊びで会えばいいし」

貴方「鹿目さんと暁美さんの勉強会も気になるけどね」

さやか「そう? あっちねぇ、あっちはどんな感じでやってるんだろうね」


 少しの間雑談していたがまた勉強に戻る。

 ――――それから昼時になると、一旦切り上げて食事をすることにした。


貴方「そろそろなんか食べるか」


 この前のお返しにうちで食べてもらおう。思い立って台所を漁ってみる。

 ……レトルトならあった。お返しと言うには簡素なものだけど。


さやか「……え、まさかいつもそんな感じ?」

貴方「まさか。今日は親が家にいないから」

さやか「だよね。ほむらじゃあるまいし……あ、ここで料理上手なさやかちゃんが何か一品つけたしてやろうか?何食べたい?難しいのは無理だけど」

貴方「暁美さんも今はもう少し改善してるんじゃないかなぁ……最近料理には目覚めたみたいだし」


 そう思ったが、昼に作ってきてくれる弁当を思い出すとまだ道は長い気がした。

 美樹は本当に料理上手なんだろうか。



1卵焼き
2みそ汁
3サラダ
4自由安価

 下2レス
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 22:14:21.73 ID:ppe/NXel0
4野菜炒め
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/08(水) 22:17:16.47 ID:wsEE9O5L0
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 22:19:32.80 ID:ppe/NXel0
野菜炒めは難しい方じゃないし、これでうまいか下手かわかるだろう
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 23:20:45.73 ID:wsEE9O5L0
美少女に料理作って貰えるとか
614 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/08(水) 23:38:13.78 ID:y20EsYz80


貴方「じゃあ、野菜炒めって出来るか?」

さやか「了解、任せなさーい!」


 美樹が台所に立つ。

 家庭科の授業でもやった覚えがあるレシピだ。当たりはずれの少ない、シンプルな料理だ。

 ……けど、まずはそういうのが美味しく作れるって印象上がるな。


 暫くすると、食欲をそそる油のはじける音とともに良い匂いがしはじめる。


貴方「へえ、うまく出来てるじゃん。ありがとう、食事が立派になった」

さやか「でしょ?」


 味もなかなかだ。レトルト食品だけだと物足りない気がするが、一品足しただけでも満足感も増す。栄養的にも良くなってるだろう。

 今日はこっちで出すつもりだったけど、この前に続いて料理を振舞ってもらうことになってしまったな。

 しかし、美樹の作った料理を食べるとは思ってなかった。


 食後には犬にも餌をあげて、その姿を二人で眺める。――美樹へのお返しはこっちのが喜びそうだ。お返しするのは俺じゃないけど。


貴方「勉強もしたし、そろそろ散歩行く?」

さやか「よし、待ってた!」

615 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/08(水) 23:51:20.75 ID:y20EsYz80


 荷物をそろえて家を出る。考えていたとおりまだ日の明るい時間だ。

 この前みたいに遊べる広場や公園があればいいが、休日のこの時間はどこも子供たちがたくさんいる。


さやか「……公園はどこも空いてないね」

貴方「まあ仕方ない。歩くだけでも気晴らしになるよ」

さやか「そう思うしかないか。この前みたいに遊ぶのも楽しかったけど」


 それに今日はよく晴れていて散歩日和だ。

 歩いている途中、スマホの着信音がする。美樹がポケットから取り出す。俺のではなかったらしい。


さやか「――ん?はい?」


 微妙な顔して立ち止まった美樹を覗きこむと、画面を見せてくる。

 綺麗にデコレーションされたケーキの写真だ。


さやか「あっちイイもん食べてるってまどかから自慢送られてきたー!」

貴方「見事なケーキだな」

さやか「先輩が作ったんだって。犬連れてけないってそういうことかよ!……まあいいもんね、あたしたちにはパフェがあるし!」

さやか「それにこうしてわんちゃんと散歩できてるんだから」


 自分のことを言われたということをわかったらしい犬が小さくワンと返事をした。

 …………そうしてテスト前の休日一日目は、勉強を早めに済ませ、町内を一周して散歩を楽しんだ。



― 五週目休日 終了 ―
616 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/09(木) 00:01:41.19 ID:dkGjNJCq0
――――
26日目 教室



 自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。

 すると三人からも挨拶が返ってきた。


さやか「おはよ!」

まどか「おはよう、【貴方】くん」

ほむら「おはよう」


 ――休日は一日目と二日目で教科を分けて美樹とともにテスト対策をした。

 今までの勉強と二日間で十分に勉強できた……と思う。


まどか「今日はついに試験だね」

さやか「言われなくても嫌なほどわかってるってば。そっちも勉強してたんでしょ?……イイもんも食べて」



 ……ああ言ってたけど根に持ってるなあ。



1向こうの勉強会の様子を聞く
2こっちの勉強会の様子を話す
3自由安価

 下2レス
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 00:02:29.27 ID:DH0jx4yN0
1
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 00:05:25.11 ID:ZHEG/PKV0
1
619 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/09(木) 00:22:17.06 ID:dkGjNJCq0


貴方「そっちってどんな感じだったの?」

まどか「先輩が勉強を教えてくれて。ひさしぶりにケーキもごちそうになったんだ。お昼はペスカトーレ」

さやか「うわっ、なにそれうまそう。もう自慢なんか聞きたくなーい」

貴方「美樹の野菜炒めだって悪くなかったけどな?」


 そう言うと美樹はなんか驚いた顔だ。


さやか「いや!どう考えたって別次元でしょ。あたしのなんかと比べるまでもない……」

貴方「そうかな」

まどか「そっちはさやかちゃんがお料理したんだ?」

貴方「一品足してくれるって言って。美樹はこう言ってるけど助かったしうまかったから俺は満足してるよ」

貴方「自分で料理上手、なんて言ってたんだから今更気を小さくするなよな」

ほむら「へえ、すごい……」


 少し照れたように笑う美樹。これで少しは根に持たなくなっただろうか。

 ……雑談もそこそこに少しテスト前に暗記系のものをざっと目を通しておこうかと思ったが、その前にふと気づく。


貴方「……てか先輩って、三年も今日テストじゃね?」

まどか「まあそうなんだけど……」

ほむら「どうしてるんだろうね?私達のせいで時間なくしてたら悪いなあ」


 気になったが、そっちを気にしててもしょうがない。

 今はテストに向けて集中することにした……。


――――
――――
620 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/09(木) 00:40:33.76 ID:dkGjNJCq0
----------------------
今回はここまで

魔法少女がない世界のギャルゲss…前に見たことあるやつだと一人目杏子攻略したのち失踪してたなあ。続き気になってただけに残念だった。
『家族が存命な杏子』って何気に一度も書いたことがないのね…。
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 00:42:46.72 ID:DH0jx4yN0
それは>>1さんが無意識的にいつもの杏子とは別人になってしまうと思っているのでは?>『家族が存命な杏子』を書かない理由
622 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/09(木) 00:48:03.33 ID:dkGjNJCq0
>>621
『無意識』ではなく、性格や振る舞いを変えるほどの経験がないため別物にはなりますね。(無論どちらもアリ)
時系列によってはアリだったんだけども一度も安価で選ばれたことがないのがオール安価〜からこのシリーズで書いてない理由です。
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 00:49:08.54 ID:DH0jx4yN0
この期に書いてみるのもありなのでは?
流石に世界線がかなり違うからってお淑やかな性格にはならんだろうし
624 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/09(木) 01:02:02.62 ID:dkGjNJCq0
世界線というかスレる前の過去と同じなはずです。スレた後の杏子もその過去を含んではいるのです。
性格自体は原作でも出てないことはないし、スレてる状態とは別の角度でキャラも立ってるほうだと思います。
ちなみに『経験的に別物』で言うと、スレた後とその後マミやさやかと和解した後でも別物ではあります。
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 01:12:31.33 ID:DH0jx4yN0
把握。
杏子がヒロインで見てみたいわ
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 23:35:24.84 ID:S+9hXChx0
目の前で野菜炒めどうこうのやり取りは嫉妬ポイント高そう
627 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/10(金) 23:41:24.73 ID:gmJR/ump0



 ――――初日の滑り出しは概ね順調。

 全教科いつもより迷うことなくスムーズに答えを出せる問題が多かった感触だ。


 帰ったら美樹と問題の答えについて語り合ったり、また明日に向けて勉強したり。


 あっという間に週の半分は過ぎて――。




貴方「――――ついに終わった〜〜……!」

さやか「長かったー!テストが終わった日に次のテストのこと考える日々も終わったんだあ〜!」


 一日の授業が終わる鐘が鳴って自由の身になると開放感が凄まじかった。


まどか「お疲れ様。さやかちゃんはいつもよりできた?」

さやか「おうよ!そりゃいつもよりはね」

貴方「あんだけ勉強したんだもんなあ。鹿目さんと暁美さんは?」

まどか「わたしもこの前よりはいいかな」

ほむら「わ、私もこの前よりは……」

さやか「この前ってみんな最悪だった時じゃん!」


 放課後みんなでテストのことを話して、少しするとみんな帰宅かどこかへいく雰囲気になる。

 鹿目さんと暁美さんが帰ったあと、美樹と二人で残った。


さやか「この後はやっぱり、疲れた脳みそに甘いもの!」


 これからはちいさな祝勝会だ。

628 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/11(土) 01:13:40.25 ID:sGq9UH/P0


 学校を出るといつもの駅前のほうに歩いていく。

 美樹に案内されて入ったのは、繁華街の中の落ち着いた雰囲気のカフェだった。


貴方「美樹は来たことあんの?」

さやか「うん、あたしも人から教えてもらってさ。いい場所でしょ」


 内装もお洒落だし、疎らにいる客も見たところ男女比に大した偏りはないから居心地は良さそうだ。

 美樹が言ってた『ジャンボパフェ』を頼むと、期待を裏切らないメニューが出てくる。


貴方「おお、これが……」

さやか「でっかいパフェきたー!」


 大きな器の上で目を引くプリンとアイスとクッキー、更に生クリームがたっぷりとのった姿は圧巻だ。

 一人でこれを食べる贅沢。……ちょっと量が多い気もするけど。


さやか「夕飯食べられるかなぁ」

貴方「少な目でいいかもな」

さやか「てか、今日の物理の問題?あれ焦ったわ。問題集と同じと見せかけて違うんだもん」

貴方「いやぁいつもそんなもんじゃね?けどあれ難しかったなぁ」


 パフェをスプーンですくっていく。 

 テスト期間中の昨日までと同じような会話。……それから美樹はちょっと改まって話し始める。


さやか「まあ、あれだね。思いつきで言ったのがきっかけだったけど、助かったよ。わかるとこ増えたし」

さやか「それに勉強以外でも【貴方】と話して得たものはあるからさ」


 得たもの――か。

 勉強会がメインだったが、今までそれだけやってたわけじゃないもんな。



1俺もそうだよ
2この時間もそうだよな
3イルカのこと?
4自由安価

 下2レス
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/11(土) 01:16:30.62 ID:mWFfxY8s0
2
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/11(土) 01:16:39.73 ID:N+gNIicio
2
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/11(土) 01:24:08.89 ID:N+gNIicio
1のがよかったかな?
チキンレース失敗するかも・・・
632 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/11(土) 01:56:50.79 ID:sGq9UH/P0

貴方「この時間もそうだよな」

さやか「そうだね。テストの後にこうやって一緒にパフェ食べることなんてなかったよね」

貴方「ああ。とくに俺はな」


 俺が美樹からもらったもの――――将来の夢のこともそうだ。

 そして、この時間が今まで得たものの結果だった。もちろんこの場で終わってしまうようなものでもないけれど。


貴方「まあ、美樹のことも色々知ることが出来たし」

さやか「それはお互いだね」

さやか「【貴方】って人のこと基本的に否定はしてないでしょ?それに人を認めるのが得意だと思う」

さやか「……だからあたしもちょっと嬉しかったんだ」

貴方「美樹も素直な奴なんだな」

貴方「そんな長所自分じゃ気づかなかったよ。これから長所とか聞かれたらそう答えることにするわ」



 美樹とは急激に近づいたって気がする。



1勇気を出して…・・・個別END
2いい友達になれたよな・・・このままで続行
3自由安価

 下4レス中多数決 ※END後も直前に戻ることは可能です
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/11(土) 02:00:15.00 ID:xsu9r3Seo
1
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/11(土) 03:02:08.90 ID:WyUGaHh3o
1
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/11(土) 03:48:45.08 ID:z3bZiS010
嫌な予感がする
2
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/11(土) 03:50:50.05 ID:N+gNIicio
ちょっと早い。円満な選択をしておきたい。
2
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/11(土) 03:56:48.17 ID:ixungAZM0
2
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/11(土) 04:53:34.54 ID:xsu9r3Seo
エンド後も直前に戻れると書いてるんだが…
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/11(土) 08:07:01.50 ID:WyUGaHh3o
嫌な予感ってなんだよ
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/11(土) 16:57:08.42 ID:/W+HCDkf0
>>342
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/12(日) 18:32:15.74 ID:8hn1P16g0
さやかの個別みてえよお!
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/12(日) 18:51:02.82 ID:/Xun/Yq10
時間的に連取りの可能性もあるから念のためもう一度、集計し直してほしい
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/12(日) 19:18:00.15 ID:sRcBOTgVo
あきらかに連取りぽいちゃんと書いてること読んでないし
荒らしだろ
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/12(日) 22:36:55.94 ID:fmIW0qhDo
END後に確定で戻ってもいいからさやかのEND見せてくれよ〜頼むよ〜
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/13(月) 00:55:21.15 ID:Z3PNTTET0
さやかの個別エンドが二度とみられなくなるわけじゃないんだし
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/13(月) 00:57:27.43 ID:sXqqDCb+0
連取りされたら納得も行かないよ
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/13(月) 00:59:44.71 ID:l0u9CMmYo
そうだよ
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/13(月) 01:21:24.24 ID:Z3PNTTET0
まだかな
649 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/13(月) 01:32:25.24 ID:/pr+x2Jk0
このスレもオール安価スレと同じく連取りは1票とみなすけど、さすがにID的には連度りとは判定できない…
ちなみに1と2の一番の違いは主人公側のさやかへの気持ち。2だと現時点で恋愛感情はないってことになります。
ただし、どっちにしても☆攻略済み☆なので、今後自由安価で告白すれば失敗することはないです。その場合も個別END後直前に戻れます。
逆に、個別エンド行の選択肢が出ていない時に自由安価で告白しても確定でフラれてしまいますのでご注意を。
------------------------------------------------------------------------------------------

貴方「あのさ、俺たちって……」

さやか「ん?」

貴方「いい友達になれたよな」


 なによりうれしいのは、深く信頼し合える友人が増えたことだ。それが一番の得たものだったと思う。

 そうしみじみと考えていると、美樹は少しだけ口ごもったあと――


さやか「――……そうだね。あたしもそう思う!」


 いつも通りに笑って、そう言ってくれたのだった。


さやか「んー、あたしってなんでこう見込みのなさそうな人ばっかり好きになっちゃうんだろうなぁ……」

貴方「? 何だ、また好きな人でもできたのか?せっかくだし相談に乗ってもいいけど?」

さやか「べ、別にそれは相談に乗ってくれなくていいよ!」


 そう強く否定されるとちょっと落ち込む。

 俺ってそんなにそういう話で頼りないっていうか、モテなさそうに見えてるのかな?

 ……まぁ、話したくないなら無理に問いたださなくてもいいか。


貴方「それにしてもこれうまいな」

さやか「うん。来てよかったよね」



 雑談しつつ、ゆっくりと大きなパフェを味わった。

650 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/13(月) 01:33:19.47 ID:/pr+x2Jk0


【貴方】 26日目終了


[知り合い]
・鹿目まどか・・・随分献身的だな
・美樹さやか・・・親友↑
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親友
・佐倉杏子・・・みんなで一緒に遊んだ

[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・なんか色々すごそう

[攻略済]
暁美ほむら
美樹さやか



[好感度] to貴方
暁美ほむら★★★▽=美樹さやか★★★>鹿目まどか>佐倉杏子

★…フラグ一段階目 「気になる」
※大抵の場所なら誘ったらOKしてくれると思います。
※放課後行動では勝手についてくることもあるかもしれません。

★★…フラグ二段階目 「特別」
※【貴方】との行動を優先します。
※ここまでくればあとは流れに乗るだけだ!

★★★…フラグ三段階目 「恋慕」
※実質落ちてる。
※個別ENDにいってもいかなくても攻略済み。

☆…互いに恋人として誓い合った仲。他の人の好感度上げすぎると多分マズイことになる。
  もし他の人に言い寄るようなことしたら普通に浮気です。

▽…嫉妬Lv1
※ハーレムならつきものくらいの可愛い嫉妬だよ。
※この辺で留めておかないと色々濁るかもよ。マズそうな選択肢は控えよう。

651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/13(月) 01:36:20.72 ID:sXqqDCb+0
最近は複数パソコン使って偽装してくる人もいるから深夜に早めに安価来る場合は疑った方がいいですよ
安価↓
652 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/13(月) 01:54:58.36 ID:/pr+x2Jk0
こちらからじゃ見分けがつかない以上それを言い出したらキリがないっす…
何より事前にルールを明文化しないと疑わしいだけで罰するのはこちらがルール違反になってしまいます(あまりに取り返しつかない内容なら無効にすることはありますが)
対策するとしたら多数決系は深夜のみ1レス毎の間隔制限つけて1つ上から何時間以内のレスは無効にするとか?
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/13(月) 15:14:40.90 ID:Z3PNTTET0
さやかは自分から告白しないとダメだって学習しなかったのかな、向こうからの告白を待つんじゃなくて自分から告白しないと
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/13(月) 18:07:32.27 ID:XaWRfQSi0
さやか可愛いしまた告白チャンスあるなら問題なし!!
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/13(月) 18:44:05.72 ID:Z3PNTTET0
マギレコだとアニメ版より可愛くなってるしな
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/13(月) 19:11:49.18 ID:lWLSypKd0
いい加減sageを覚えろ
657 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/13(月) 21:05:22.26 ID:/pr+x2Jk0

――――
――――

――――
29日目 教室


 自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。

 すると三人からも挨拶が返ってきた。


さやか「おはよ!」

まどか「おはよう、【貴方】くん」

ほむら「おはよう」



 テスト期間が明けるともう週半ばとはいっても、特殊な時間も終わって日常が戻ってくるとなると『まだ週半ば』って感じだ。

 しかし、もっと大きな区切りも近づいていた。


さやか「もう来週で学校も終わりか」

貴方「そうだな」

まどか「楽しみだね、冬休み」

ほむら「【貴方】くんは予定とかあるの?」

貴方「これから決めるけど……」



1スキーに行きたい
2遊園地に行きたい
3家でこたつみかん
4自由安価

 下2レス
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/13(月) 21:06:47.40 ID:sXqqDCb+0
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/13(月) 21:07:15.92 ID:Z3PNTTET0
1
660 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/13(月) 21:26:32.66 ID:/pr+x2Jk0


貴方「スキーとか行ってみたいかな」

ほむら「【貴方】くんは運動神経もいいものね。私はやったことないし、すぐに転んじゃいそう……」

貴方「誰かと一緒なら最初は支えてもらえばいいじゃないか。いつか滑れるようになるよ」

まどか「【貴方】くんはアウトドア派?」

貴方「家でゆっくりするのもいいけど、せっかくの長い休みならどこか行きたいかなあ」



 ……今のうちから冬休みのことを考えてみた。

 ぼーっとしてると、長いようですぐに終わっちゃうもんな。


 ――――HRが終わると、授業開始のチャイムが鳴る。

 いつも難しくて嫌われがちな数学の授業だが、テスト明け一発目は新しいことはやらない。

 テスト返しと答え合わせで終わりそうだ。



授業中
1話しかける(クラスメイト指定)
2自由安価

 下2レス
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/13(月) 21:28:07.24 ID:Z3PNTTET0
1さやか
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/13(月) 21:29:33.34 ID:sXqqDCb+0
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/13(月) 21:47:58.19 ID:Z3PNTTET0
何とか今日中に個別エンドみたい
664 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/13(月) 22:21:50.02 ID:/pr+x2Jk0


貴方「美樹、結果はどうだった?」

さやか「普段よりは大分いいよ。赤点は難なく回避できたし」

貴方「こっちもだよ」

さやか「……ってか、上位3位に【貴方】書かれてんじゃん」

貴方「え、本当だ」


 美樹に言われてホワイトボードを見ると自分でも驚く。

 普段こんなふうに名前が出ることってあったかな。さすがにまだ上には上がいるけど。


さやか「でもまた仁美が一位かー。まああたしたちとは土台が違うっていうか」

さやか「あ、【貴方】はあたしと一緒にはされたくないか!」

貴方「美樹も赤点難なく回避ってことは悪くはなかったんだろ?」

さやか「まあ平均点くらい?数学でこんなに取れたことなかったわ。ありがとうね」



 あの勉強会の成果は出たらしい。それがわかれば教えた甲斐があるというものだ。

 残りの時間はテストの振り返りに集中することにした。



*午前の授業は滞りなく終わりました。
1美樹たちと雑談
2(クラスメイト指定)を誘ってみる
3購買に飯買いに行かなきゃ
4教室の外へ
5自由安価

 下2レス
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/13(月) 22:22:56.26 ID:sXqqDCb+0
2ほむら
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/13(月) 22:23:05.71 ID:K81u22zS0
667 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/13(月) 22:42:17.02 ID:/pr+x2Jk0
――――
昼休み



 チャイムが鳴ると、教室全体がざわめきだす。

 美樹たちももう行ってしまったし今日はどうしようかな。


貴方(……外に出てみるか)


 この前行った外のテーブルスペースに行ってみると、やはり誰もいなかった。

 ……さすがにそろそろ屋外は寒いな。おとなしく中にすればよかったか。


 そういえば、美樹たちはまだ屋上で食べてるんだろうか?

 ふとそう思って校舎の上のほうを見上げてみる。……目を細めてみたが、この角度ではよく見えなかった。


貴方(今度またそっち見にいってみようかな)


 視線を手元に戻してテーブルに弁当を広げていると、通りのほうから再び声をかけられた。


杏子「アンタまたこんなとこで食べてんの?」

貴方「えっ……ああどうも。毎日ではないよ」

杏子「ああ、それは知ってるよ」


 佐倉さん。……こちらとしてはここで君と二度も会うことのほうが驚きだよ。

 知ってるってことは何回もここに来てるってことか。



1美樹が屋上で食べてるのは知ってる?
2よくここを通るの?
3自由安価

 下2レス
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/13(月) 22:43:42.03 ID:sXqqDCb+0
1
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/13(月) 22:47:14.31 ID:Z3PNTTET0
1
670 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/13(月) 23:23:36.53 ID:/pr+x2Jk0


貴方「美樹が屋上で食べてるのは知ってる?」

杏子「今日はいないよ」

貴方「あ……そうなんだ」


 美樹がどれだけ学校の話をしてるのか知らないが、どうやら佐倉さんのほうが詳しそうだ。 


杏子「まあどうでもいいけど。じゃあな」


 ……話題がなくなった、と思ったところで佐倉さんは向こうにいってしまった。

 今のところあまり会話が続いた経験がない。佐倉さんもあまり心を許してくれてる感じがしないから、しょうがないのかな。

 手には今日はスナック菓子を持っていた。……あれ昼ご飯?


 とりあえず、自分も弁当の続きを食べることにした。


――――
――――


*午後の授業が終わると待ちに待った放課後です。
1野良猫の居たところに行ってみようかな
2繁華街に寄り道
3他の場所に寄り道
 ※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。

 下2レス
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/13(月) 23:29:37.55 ID:sXqqDCb+0
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/13(月) 23:32:00.25 ID:Z3PNTTET0
2
673 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/13(月) 23:41:07.63 ID:/pr+x2Jk0
放課後



 ――――今日は久しぶりに一人で繁華街に寄り道してみた。

 特に目的はなかったが、なにをやるにもここに来れば大体揃っている。


 街並みを眺めながら歩いていく。さて、今日はどうしようか。




1ゲーセン行ってみようかな
2昨日行ったカフェに行ってみようかな
3自由安価

 下2レス
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/13(月) 23:41:49.89 ID:Z3PNTTET0
3さやかを発見
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/14(火) 00:22:53.98 ID:TSCipKuno
2
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/15(水) 18:11:02.24 ID:1yyNHakb0
さやかの個別エンドみたいぜ
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/17(金) 17:55:36.54 ID:RewIOdS/0
美樹さやか画像支援

https://www.pixiv.net/artworks/78859329
https://www.pixiv.net/artworks/31048102
https://www.pixiv.net/artworks/37560505
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/17(金) 17:56:10.14 ID:RewIOdS/0
美樹さやか画像支援

http://www.pixiv.net/artworks/78859329
http://www.pixiv.net/artworks/31048102
http://www.pixiv.net/artworks/37560505
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/18(土) 00:30:41.01 ID:47udheAJo
また亀更新だよ
ワイが目を付けたコンテンツ全部これか長期休載になるんだが
だれか祓ってくれえ
680 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/18(土) 21:49:12.36 ID:ISDKjMb80


 ……昨日行ったカフェを見つけて、今度は一人で入ってみた。

 賑やかな通りの中の落ち着いたカフェ。あれだけ人の目だのなんだのを気にしていたが、ついに俺もカフェデビューだ。

 まあ、昨日行って雰囲気がわかったからでもあった。それに美味しいのはスイーツだけではなかったし。


 飲み物を頼んで少し店内を眺めていると、見覚えのある姿を見つける。


貴方(あれはたしか…………)


 美樹や暁美さんたちとよく一緒にいる先輩。俺も何度か会ったことはあるな。

 美樹もこの場所を人から教えてもらったって言ってた。あの人からだったりして。


 今は一人みたいだ。一人で二人掛けの小さなテーブルに腰掛けて紅茶を飲んでいた。



頼んだ飲み物
1コーヒー
2紅茶
3メロンソーダ
4自由安価

 下2レス
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/18(土) 22:01:26.96 ID:47udheAJo
4
コーヒー+リンゴのタルト
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/18(土) 22:04:25.93 ID:wCtPD9Yi0
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/18(土) 22:07:18.19 ID:T6pvH57R0
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
684 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/18(土) 22:57:24.53 ID:ISDKjMb80


 やがて自分のテーブルにも飲み物と食べ物が運ばれる。

 昨日と同じコーヒーと、それからこの店のおすすめらしい林檎のタルトだ。


 ……まあ、あんだけ豪華なパフェはあまり一人で食べる気にはならないかな。

 でも美樹とならまた同じように食べに行ってもいい。


 そんなことを考えながら林檎のタルトにフォークを刺し、口に運ぶ。

 一口目から広がる林檎とクリームの芳醇な味わい。二口目からも飽きないくらいの絶妙な甘さ。おすすめってのがわかる美味しさだ。

 それにほろ苦いコーヒーがよく合っていた。



 こっちも二人掛けのテーブルで、向かいの席は空いている。周りにも今はぽつりとしか人はいなかった。

 周りは本を読んでいる人、スマホを弄っている人、ノートパソコンで作業をしている人とさまざまだ。各々自分の時間を過ごしている。

 喋っている人たちもいるけれど穏やかで、このくらいのほうが一人で来ても落ち着ける。隠れた名店って感じだ。

 ふとあの先輩が何をしてるのか気になって眺めてみた。


 ――特に何をしているわけでもなく静かにお茶を飲んでいるだけだった。

 少し合間に携帯も見ていたりしたけれど、行儀の悪い感じではない。なんだか自然と優雅に見えてくる佇まいだ。

 なんていうか、店の雰囲気に合ってるよな。


 そういう自分は何をしているのかといえば、ただ店の中を眺めているだけだったけど……

 そういう過ごし方も悪くないかなって思った。


 それから少しするとその人も席を立ち、またあの賑やかな通りへと歩いて行った。




 ……今日の放課後も十分楽しめた。一人でもまたこうして来てみてもよさそうだ。




六週 29日目終了


[知り合い]
・鹿目まどか・・・随分献身的だな
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親友
・佐倉杏子・・・みんなで一緒に遊んだ

[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・優雅!↑

[攻略済]
暁美ほむら
美樹さやか
685 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/18(土) 23:32:33.87 ID:ISDKjMb80
――――
30日目 教室


 自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。

 すると三人からも挨拶が返ってきた。


さやか「おはよ!」

まどか「おはよう、【貴方】くん」

ほむら「おはよう」


 今日で今週も終わりだ。


さやか「今回はテスト返しも怖くないし、今日も授業簡単なやつばっかりならいいなぁ」

貴方「今から新しいことやってもどうせ休みで忘れるからな」

ほむら「休みに入ったら暫くこうやってみんなで顔を合わせることはなくなるから……少し寂しいね」

まどか「そうだね」

貴方「三人は休みでも一緒に遊んでそうだけど」

まどか「わたしたちはそうだけど、それも毎日じゃないしね」


 このクラスに思い入れがあるんだろうな。

 俺もそうだ。このクラスは居心地が良いし、それに仲良くなれた人も増えたから。


 ……少し、視線を感じた。暁美さんが何か言いたげに見てるような。



1みんなは何か予定はあるの?
2(名指し)予定はある?
3自由安価

 下2レス
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/18(土) 23:34:21.88 ID:zvIt+WWw0
2ほむら
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/18(土) 23:42:00.68 ID:85iaWoNo0
688 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/19(日) 00:14:22.52 ID:QNqY3tP80

貴方「暁美さんは何か予定はある?俺は話したけど、他の人のことは聞いてないなと思って」

ほむら「えっ、えっと……私は最初の数日は家にいるけど、年末年始には両親が迎えに来て実家のほうに帰ってしまうから」

貴方「実家って東京だっけ?遠いね」

まどか「家族団欒楽しんできてね。わたしたちともこっちにいる間に遊ぼう!」

ほむら「う、うん」


 なら、こっちでみんなと遊べるのはその数日だけか。だから他の人より寂しがってたのかな。


 ――――雑談してるうちにHRの時間になって、授業がはじまる。

 英語の授業もテスト返しだ。ただ早乙女先生はいつもどおりだった。



「……並べ替え問題、間違える人が多かったですね〜。『彼女に欠点があるから、私はその分いっそう彼女が好きだ』」

「ここで使うtheは副詞としてのtheで、betterの前に置きます。だから順番はこうなりますね」

「ところで、欠点まで含めて人を愛することは大切ですが、惹かれちゃダメな欠点だってあるんですよ」

「それって一番はなんだと思いますか? 【貴方】くん」



 ……いつもどおり。けど、今回は選択式じゃないから難しいな?

 テストより難しいかもしれない。この問題、俺は合ってたのに。



1恋愛関係のだらしなさ
2束縛が厳しすぎる
3お金の浪費癖
4自由安価

 下2レス
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:18:19.40 ID:u0a1Bw7K0
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:19:55.19 ID:XpBhtRvZ0
1
691 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/19(日) 00:32:07.19 ID:QNqY3tP80


貴方「……恋愛関係のだらしなさ、とか?」

「そうですね!浮気を許してよかったことはありません。それは私にも少しは悪かったところがあったかもしれませんが、だからってコソコソと……」


 早乙女先生は語りながら悔しそうな顔をしている。


貴方(やっぱり体験談なんだなぁ……)


「ですので、【貴方】くんも絶対に、『浮気』だけはしてはいけませんよ?」

「嫉妬に駆られた女子は恐ろしいんですからね!どうなるかわかりません!」


 ――と、言われたってまだ恋人もいないし。

 まあいつかのための忠告と思っておこうかな。



 早乙女先生は自分の始めた話題で憤慨していたが、それからころっと調子を戻してテストの答え合わせの続きに戻っていった。




*午前の授業は滞りなく終わりました。
1美樹たちと雑談
2(クラスメイト指定)を誘ってみる
3購買に飯買いに行かなきゃ
4教室の外へ
5自由安価

 下2レス
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:34:09.90 ID:rjl7vsHSo
1
喫茶店で例の先輩見たって話してほしい
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:35:35.82 ID:XpBhtRvZ0
さやかに告白する
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:36:35.89 ID:Jr8fLlUt0
1
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:38:53.65 ID:u0a1Bw7K0
採用するのか?
安価↓か再安価?
696 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/19(日) 00:48:17.45 ID:QNqY3tP80
前回選択肢時点で恋愛感情なしだから思い直すには早すぎるかな…
せっかくだから急ぎすぎるよりももうちょい良いシチュエーションを用意したほうがいいかも?
-------------------------------------------------------------------------------------------


再安価


*午前の授業は滞りなく終わりました。
1美樹たちと雑談
2(クラスメイト指定)を誘ってみる
3購買に飯買いに行かなきゃ
4教室の外へ
5自由安価

 下2レス
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:51:29.71 ID:u0a1Bw7K0
1
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:52:32.61 ID:NQGO/K/s0
2さやか
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:55:20.38 ID:rjl7vsHSo
1
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:58:30.55 ID:Jr8fLlUt0
まさか再安価だとは・・・
701 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/19(日) 01:19:04.94 ID:QNqY3tP80
――――
昼休み



 チャイムが鳴ると、教室全体がざわめきだす。

 今日は美樹を誘ってみることにした。


貴方「美樹、今日は飯一緒にどうだ?」

さやか「オーケー。じゃ、まどかたちにも言ってくるね」


 実はわざわざ呼ばなくても聞こえる位置にはみんないるが。

 美樹を残して鹿目さんと暁美さんが教室を出て行った。もしかして二人で昼飯ってはじめてかな?暁美さんとは何回か食べてるけど。


貴方「今ってみんなどこで食べてるの?」

さやか「上の階の空き教室。場所はそこまで変わらないよ。あの辺空いててちょうどいいんだよね」

さやか「寒くなかったら屋上で食べるのが気持ちいいんだけど」

貴方「へー」


 まあ自分が行くことはないかな。けど知っておいて損はない。

 学校が違う?というか通ってない?はずの佐倉さんのほうが詳しかったのはちょっと負けた気分だったし。



1また今度カフェいこう
2外の通りで佐倉さんを見た話
3自由安価

 下2レス
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 01:19:30.22 ID:NQGO/K/s0
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 01:20:17.94 ID:rjl7vsHSo
2
704 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/19(日) 01:41:59.86 ID:QNqY3tP80


貴方「そういえば、外の通りで佐倉さんを見たんだけど」

さやか「昼?」

貴方「ああ、昼」

さやか「あー……アイツ。たまに外からこっちの様子見に来るんだけどね。心配しなくてもいいわよ」

貴方「知ってたのか」

さやか「学校に通えない事情があるみたい」

貴方「そう言われると心配にはなるけどなあ」

さやか「本人から怒られそうだからあたしからはこれだけ」

貴方「個人的にはスナック菓子で昼済ませてそうなのも心配だ」

さやか「それはまったくだね。今度見かけたら言ってやれば?」

貴方「気を悪くしない?」

さやか「するかも。でも気を遣われることは悪い気はしないっしょ」



 あまり詮索をしても嫌われそうだけど、佐倉さんは正直謎が多い。

 美樹と雑談をしながら昼食を共にした。


 ……一応話のタネはできたかな。怒ってどっか行ってしまわなければだけど。



*午後の授業が終わると待ちに待った放課後です。
1野良猫の居たところに行ってみようかな
2繁華街に寄り道
3一人カフェ
4他の場所に寄り道
 ※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。

 下2レス
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 01:52:58.64 ID:rjl7vsHSo
3
706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 01:53:03.15 ID:Jr8fLlUt0
3
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 16:18:12.76 ID:NQGO/K/s0
こういうスレを待っていた
708 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/19(日) 21:51:46.44 ID:QNqY3tP80
――――
放課後



 ――――学校が終わると、今日も一人でカフェに来ていた。

 注文は昨日と同じ。あれこれ試してみたい気持ちもあるが、まだ気に入ったものをリピートしたい気分だった。

 でも昨日とはひとつ違うことがあった。この時のために用意してきたものが。


 鞄から本をとり出す。放課後に図書室から目を引くタイトルのものを借りてきていた。

 一応腐っても図書委員だ。本を読む事は嫌いじゃない。


 ページをめくって冒頭の部分を読み進めていく。


貴方(へえ、割と面白そうかな。持ってきたはいいもののつまんなかったらどうしようと思ったけど)


 『嫌い』――じゃないけど、詳しいわけでも特別好きなわけでもない。

 でもこれなら飽きずに読めそう。



 …………コーヒーとタルトを味わいながら、区切りの良いところまで読み進めた。

 いくらかおかわりしたコーヒーのカップもちょうど空だ。少しずつ、また来た時に続きを読んでいこうか。

 そう思って本を閉じて顔を上げると、先輩はいつのまにか今日も来ていたようで、ふと目が合った。


貴方(見られていた、のかな? 俺も見覚えだけはあるし、互いに認識はしててもおかしくはない)

貴方(でも一言二言しか会話したことはないと思うけどな)


 せいぜいが『眺める』以上の接点や共通点なんてなかった。

 その人がおもむろに一冊の本を取り出すまでは。


貴方「! 同じ本?」

「奇遇ね。あなたもこのシリーズ好きなの?」

貴方「いや、偶然手にとって借りてきただけだけど……」

「そう……」



 そう答えると、少し残念そうにしていた。

 まさかこの本が共通点になるとは。



1面白いんですか?
2三年の人ですよね?
3自由安価

 下2レス
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 21:52:22.14 ID:u0a1Bw7K0
1
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 21:53:39.82 ID:0gDEm3FX0
1
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 22:03:47.10 ID:rjl7vsHSo
3
あなたも本、好きですか?
712 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/19(日) 22:55:29.06 ID:QNqY3tP80


貴方「面白いんですか?まだ少ししか読んでないんですけど」

「面白いわよ。私も読んでみたらハマっちゃって。でも周りに好きな子がいなくて話せないのよね……」

「だから珍しいって思っちゃって」

貴方「また続き読んでみます。気になりますし」

「ええ。……いつか話せるようになるといいわね」


 今日のところはほんの少しだけ話をして店をあとにした。

 とりあえず、今日はここまでだ。これからの楽しみが出来た。



六週 30日目終了


[知り合い]
・鹿目まどか・・・随分献身的だな
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親友
・佐倉杏子・・・みんなで一緒に遊んだ

[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・優雅!

[攻略済]
暁美ほむら
美樹さやか



[好感度] to貴方
暁美ほむら★★★▽=美樹さやか★★★>鹿目まどか>???>佐倉杏子

★…フラグ一段階目 「気になる」
※大抵の場所なら誘ったらOKしてくれると思います。
※放課後行動では勝手についてくることもあるかもしれません。

★★…フラグ二段階目 「特別」
※【貴方】との行動を優先します。
※ここまでくればあとは流れに乗るだけだ!

★★★…フラグ三段階目 「恋慕」
※実質落ちてる。
※個別ENDにいってもいかなくても攻略済み。

☆…互いに恋人として誓い合った仲。他の人の好感度上げすぎると多分マズイことになる。
  もし他の人に言い寄るようなことしたら普通に浮気です。

▽…嫉妬Lv1
※ハーレムならつきものくらいの可愛い嫉妬だよ。
※この辺で留めておかないと色々濁るかもよ。マズそうな選択肢は控えよう。
713 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/19(日) 23:06:32.21 ID:QNqY3tP80
六週目週末


貴方(週末、誰か誘おうかな……?)


1ほむら
2さやか
3さやか+杏子
4今週は一人で過ごす

 下2レス
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 23:07:03.15 ID:dlPOZeiC0
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 23:08:13.53 ID:u0a1Bw7K0
2
716 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/19(日) 23:43:33.10 ID:QNqY3tP80


 休日、家で暇してるのもつまらないから美樹を誘ってみた。

 場所はいつもの繁華街だ。美樹も同じく暇してたらしい。


さやか「勉強ももうしなくていいし、やることなくて家でだらけてたからちょうどよかったよ」

貴方「テストがなくたって勉強しててもいいんじゃね?」

さやか「あたし一人じゃやるわけないでしょ?でももう勉強会はいいよ。遊ぼう!どこいく?」

貴方「俺も勉強はやりたくないな」


 苦笑する。毎日のようにやってた勉強会も名残惜しかったけれど、勉強自体が楽しいわけじゃない。

 美樹といるのが楽しかったんだ。



1いつものゲーセン
2何か食べにいく
3買い物
4カフェ
5自由安価

 下2レス
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga ]:2020/01/19(日) 23:44:12.60 ID:u0a1Bw7K0
3
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 23:44:31.88 ID:rjl7vsHSo
2
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/22(水) 18:52:24.70 ID:Xrivz0Js0
まだかな
720 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/23(木) 23:22:07.21 ID:QTtstZB60


貴方「ちょっと腹減った。なんか食いにいかない?」

さやか「いいね。いくか!何食うー?」

貴方「あっちにケバブの屋台とかなかったっけ?」

さやか「あたしアイスも食べたいなー」

貴方「アイスもいいな」


 話しながら移動していく。

 何を食べるにもこの辺なら選択肢は多い。1つに絞る必要もない。

 それぞれ好きな物を買うと、近くのベンチに座って食べ始めた。


さやか「んー、これおいしい!」

貴方「何味だっけ?珍しいやつだったよな」

さやか「練乳いちごだったっけ?期間限定!」

さやか「【貴方】はそれ辛口ソースだっけ?辛くないの?」

貴方「思ったより辛いかも。アイスあってよかったわ。でも人の見てるとうらやましくなるな」

さやか「……えー?」


 そう言うと、美樹はちらちらとこっちを気にするように見る。

 疑惑の視線、ってやつか?別に食いしん坊キャラじゃないはずだったんだけど。


貴方「さ、さすがに取ったりしねぇよ?そこまで食い意地張ってないし」

さやか「わかってるわよ!杏子じゃあるまいし」

貴方「佐倉さんってそんな食い意地張ってんの?」

さやか「まああいつのことはいいでしょ?」


 自分から振った話題なのになあ。



1次何する?
2次何食べる?
3自由安価

 下2レス
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/23(木) 23:23:20.53 ID:kzzCZc9g0
1
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/23(木) 23:34:19.93 ID:hx/1kXgl0
723 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/24(金) 00:49:29.00 ID:SjBQn9sY0

貴方「次何食べる?」

さやか「まだ食べるの?やっぱ食いしん坊じゃん。あたしはもういいかなぁ」

貴方「辛いもの食べたら食欲刺激されたかも。美樹は小食だなぁ」

さやか「いやいや!?あたしもこれでも食べすぎないように制限はしてるからね?すごくいいものがあったら食べるかもしんないけど……」

貴方「なんだ、ダイエットでもしてんの?」


 ――と改めて見てみるけど、細いほうだよな。

 肉付きがないというより引き締まってるというのが正しく見える。


貴方「必要ないように見えるけどな。今のままを保ちたいってことか」

さやか「ふふふ、なかなか褒めてくれるじゃん。まあ、ダイエットってほどのことはしてないけどさ」


 いよいよ立ち上がってその辺をぶらぶらと歩いてみる。


貴方「そういや新しくポップコーン屋が出来たとか言ってたっけ」

さやか「あ!……いいなあ」


 結局またいくつか食い歩いて、それから軽く身体を動かす遊びをしに行った。

 前と同じように素人なりに二人で競い合って。


 いつのまにか平日以上に疲れる一日になって、帰ったらぐっすりと寝ていた。



―六週目休日 終了―
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/24(金) 18:30:38.54 ID:IyZf5+5e0
個別エンド見れなかったか
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/26(日) 02:30:15.18 ID:F6fCW97D0
もっと書くスピード早くできない?
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/26(日) 14:14:59.12 ID:XacDjmGS0
ペース遅いのは仕事とかあるだろうししゃーなし
727 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/27(月) 22:50:47.81 ID:rxddSOuZ0
31日目 教室



 自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。

 すると三人からも挨拶が返ってきた。


さやか「おはよー」

まどか「おはよう、【貴方】くん」

ほむら「おはよう」


 その挨拶も、どこかいつもより気の抜けた感じだ。

 みんななんだかんだ浮かれてるんだ。


さやか「うーん、今日も簡単な授業だといいなー」

貴方「それこの前も言ってただろ。気が抜けてるなぁ」

まどか「でも期限があるものもあるよ。裁縫とか……」

さやか「あーっ!もーそれ思い出したくなかったやつ!まどかはいいよね、順調に終わりそうで」

まどか「裁縫はいいけど、技術の工作のほうが……」

さやか「そういやそっちもあったわ。そっちはなんとか授業中に終わりそうかなあ……」

ほむら「がんばって作っても、エプロンも棚も置き場所に困っちゃうね……」

貴方「暁美さんは進み具合どうなの?」

ほむら「授業中には終わりそうかな?」

さやか「ほむらは割とどっちも順調に進んでるよね」


 暁美さん、意外な特技を持っているんだろうか。

 自分はどうだろう。そこまで遅れそうなのはなさそうかな?でも、油断はできないかもしれない。


――――
――――
728 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/27(月) 23:46:29.47 ID:rxddSOuZ0


 テスト明け最初の音楽の授業では、授業のはじめにテストが返された。

 五教科外のテストは優先度は低く考えがちだ。今日もテスト返しより、実技の歌のテストのほうがメインだったりもする。

 自分のイスの上に裏返して置かれたテスト用紙をめくってみる。


貴方「……おお!」


 思わず自慢したくなる点数で、美樹に話しかけにいった。


貴方「美樹、今回のテストどうだった?」

さやか「あ!【貴方】と二点違い?」

貴方「一問の差で負けたか……でも十分すごいよな?この点数って」

さやか「ふふん、もっと褒めていいよ。でも他のに比べたら小難しいことないし、コツを押さえれば点数とりやすいでしょ?」

貴方「そうかもしれない」


 順位も貼り出されないのが惜しいけど、誇らしい気分だ。

 前ではさっそく先生が歌のテストの準備をはじめていた。



1眺める(クラスメイト指定)
2自分の番に集中(能力コンマ)

 下2レス
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/27(月) 23:48:24.74 ID:613RNMpv0
2
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/27(月) 23:49:42.73 ID:Lx63nW0f0
2
731 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/28(火) 00:02:19.03 ID:6Ot0slKM0

さやか「これから歌のテストだって。自信ある?ついに音楽まで得意になった優等生君」

貴方「順番にやるだけだろ?筆記と違って厳密に点数がつけられるわけじゃないし」

さやか「まあね。やれば終わるだけだねー」


 自分の並びにつくから少しの間美樹ともお別れだ。

 女子の方から順番が回ってくる。とりあえず、俺は静かに自分の番に集中してた。



 下1レスコンマ判定1ケタ 歌唱
0〜9
※0が最大、1から9は大きいほど良い。例によって00はクリティカルだよ。
732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/28(火) 00:03:43.95 ID:xRoUsRsT0
733 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/28(火) 00:15:44.38 ID:6Ot0slKM0
5 めっちゃ普通!
----------------------------------


 ……うん。まあ、取り立てて目立つこともなく無事に終わって順番が通り過ぎていった。

 どんな評価をつけられるやら。自己評価では可もなく不可もなくだと思うけど。


 美樹の言ってたとおりやれば終わるだけだな。

 緊張したのも束の間、あとは周りの野太い歌声を聞くだけの時間になってしまった。



――――
――――


*午前の授業は滞りなく終わりました。
1美樹たちと雑談
2(クラスメイト指定)を誘ってみる
3購買に飯買いに行かなきゃ
4教室の外へ
5自由安価

 下2レス
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/28(火) 00:19:40.36 ID:xRoUsRsT0
1
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/28(火) 00:20:30.60 ID:TKM+E6b40
ほむらを誘って3
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/28(火) 00:20:35.33 ID:r5LW9yfr0
1
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/28(火) 00:52:02.15 ID:Cq2j8xkw0
何とかしてさやかの個別エンドを見るために右往左往してる状態で話がまるで進まないな
738 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/28(火) 23:06:10.87 ID:6Ot0slKM0
昼休み



 チャイムが鳴ると、教室全体がざわめきだす。

 美樹たちは今日も弁当袋を持って教室を出る準備をしている。


貴方「みんなもう行くところ?」

さやか「うん。そうだけど?」

貴方「暁美さん、購買行くなら一緒に行かない?俺今日弁当なしの日だからさ」

ほむら「う、うん!いく!」

さやか「……じゃあ、あたしたちは先行ってるよ?まどか、いこ」

まどか「うん。また後でね、ほむらちゃん」


 みんなとは階段で別れて二人で購買のほうまで降りていく。

 人混みにまじって棚に並ぶパンや弁当、飲み物のコーナーを見てみる。


貴方「暁美さんはどんなのがいいって決めてる?」

ほむら「私は……、実はお昼は昨日のうちに買ってて」

貴方「え?そうなの?」

ほむら「腐りやすい季節じゃないし、安かったから……」

貴方「じゃあなんでここに?飲み物がないとか?」

ほむら「えーと、飲み物も、まだ残ってるけど……」


 暁美さんはもじもじと指先を動かして、それからお菓子の並ぶ棚のほうに視線を動かした。


ほむら「みんなで食べるおやつでも買っていこうかなって」

貴方「あぁ、そういうのもいいかもね」

ほむら「どういうのがいいかなぁ。私もあまり普段お菓子とか買わないから……」

貴方「節約?」

ほむら「……そういうわけじゃないけど」



 なんか勧める?
1袋入りのスナック菓子
2箱に入った個包装のチョコレート
3ロッキー
4きのこ
5たけのこ
6自由安価

 下2レス
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/28(火) 23:12:54.71 ID:xRoUsRsT0
3
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/28(火) 23:43:39.75 ID:TKM+E6b40
4
741 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/29(水) 00:25:31.48 ID:72KkECEx0

貴方「これとかどう?」


 手に取ってみたのはきのこをかたどったチョコビスケット菓子。

 お気に入りを選んでみた。箱入りだし食べやすそうだ。


ほむら「あ……いいね。可愛い」

貴方「だろ?スタイリッシュなフォルムしてるよな!」

ほむら「スタイリッシュ……?」

貴方「自分のも決めないとなー。これでいいや」


 適当に昼飯を選んで手に取る。


貴方「じゃ、それでよさそうなら会計して上に行こうか。暁美さんとは階段でお別れだな」

ほむら「うん…………そうだね」


 それぞれ目的のものを買って上の階に戻っていった。

 俺は教室に。暁美さんはもっと上の屋上に。



▼【貴方】はキノコ派。かも。

――――
――――


*午後の授業が終わると待ちに待った放課後です。
1野良猫の居たところに行ってみようかな
2繁華街に寄り道
3一人カフェ
4他の場所に寄り道
 ※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。

 下2レス
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/29(水) 00:31:26.60 ID:padTK5lX0
4
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/29(水) 01:06:03.75 ID:6WQRAzR00
1
744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/29(水) 16:34:03.73 ID:w7aXzc2q0
まどかマギカの鹿目まどか、告白されたことがあった
http://chomanga.org/archives/162239.html
745 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/30(木) 23:27:40.69 ID:SOZNiB2z0
まあ幼稚園の頃の話だからね
ちなみに100の質問はうちのシリーズでも考慮に入れてます
--------------------------------------------------------


 放課後、久しぶりに鹿目さんとまたあの猫の居た茂みに寄ってみる。


まどか「エイミー、ごはんだよー」


 鹿目さんが近づくと、それだけで黒猫は茂みから姿を現した。


貴方「へー、なついてるんだな」

まどか「というか、もともと人懐っこいの」

貴方「そうか」


 茂みに置いてあったボウルに鹿目さんが餌を入れていく。

 学校に持ってきてるのか。あげるのは朝と夕方?それも毎日?


貴方「まだ毎日あげてるの?」

まどか「うん。最近ちょっとずつ食べる量が多くなってきてるみたいで少し大変だけど……」


 エイミーはボウルに顔を近づけ、すんすんと匂いを嗅ぐと顔を背けてしまった。


まどか「あれ?今日は食べないの?」

貴方「地面を……なにやってるんだこれ?」

まどか「おなかいっぱいなのかなぁ……? 飽きちゃったのかなぁ……? 食欲がないってことはないよね……」


 犬の行動や気持ちならそこそこわかりそうだが、正直猫はあまり詳しくないから俺もわからない。

 けど猫はボウルを素通りして鹿目さんにすり寄ってきていたから、食事よりも甘えたそうだというののはわかった。



1ほかの人があげたのかも
2元気そうには見えるよ
3餌変えてみる?
4自由安価

 下2レス
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/30(木) 23:42:58.59 ID:A9pf5/eao
3
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/31(金) 03:47:10.10 ID:KADXKQ+30
3
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/02/01(土) 00:00:05.50 ID:hMTO88jA0
毎日更新してほしい
749 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/01(土) 20:03:06.32 ID:cunYROPN0

貴方「餌変えてみる?その辺で何か買ってこようか?」

まどか「うーん、そうだね。見てこようか」

貴方「鹿目さんはそこで待っててよ。エイミーもまだ甘えたそうだし」


 こっから一番近い店ってどこだろう。大き目のスーパーなら売ってるかな。 

 鹿目さんとエイミーを置いて見に行ってみた。



1どうせなら奮発して良い猫缶を
2贅沢を覚えるのは困るから別のドライフードのほうがいいかな
3おやつなら食いつくかな?
4どうせなら色々買っておけ!
5自由安価

 下2レス
750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 20:03:54.18 ID:x0Lntrzv0
2
751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 20:12:32.50 ID:VhKPt5tL0
2
752 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/01(土) 20:57:42.27 ID:cunYROPN0

貴方「鹿目さん、別の餌買ってきたんだけどどうかな?」

まどか「ありがとう。あげてみよっか」


 ボウルの中はあれから減っていなさそうだ。新しい餌を追加で少し入れてみる。

 鹿目さんが買ってたのとは別のドライフードだ。価格帯は同じくらい。贅沢を覚えたらそれはそれで大変かな、って思って。
 

貴方「……匂いは嗅ぐけど、食べないね」

まどか「うーん、いつか食べるといいけど……」

貴方「明日の朝も寄るんでしょ?その時にも減ってなかったらまた考えようか」

貴方「単におなかが減ってなかったのかもしれないし」

まどか「そうしてみるね。【貴方】くんのおかげでちょっと不安が減ったかも」


 エイミーは鹿目さんの膝に戻って、いつのまにか寝てしまった。その様子を見ながら動けないねなんて二人で話して。

 まだ日差しも出ている時間帯。けど、もう外は寒くないかな。

 茂みの奥を覗いてみるとタオルが一枚あるけど、これも鹿目さんが置いたんだろうか。


貴方「そういえばまだエイミーを飼えそうな人って見つかってない?」

まどか「うん……」

貴方「まあでも、エイミーもこれだけ鹿目さんに懐いてるんだもんな」


 エイミーが他の人のところに行ってしまったらやっぱ寂しいだろうし、こうして見てるとこのままでもいいんじゃないかとも思う。

 今のままでも飼い猫みたいなもんじゃないか?


貴方「……暖かい場所で休めないのはかわいそうだけど」

まどか「エイミーのおうち、もうちょっと良く出来ないかな?タオルだけじゃ寒いよね」

貴方「ダンボールでもあれば……」

まどか「明日、家から持ってきてみるね。いらないダンボールくらいならうちにもあると思う」

まどか「雨に濡れたら心配だから、テープでも貼ったら防水できないかな」

貴方「朝やるの?」

まどか「ちょっと早くに来てやってみようと思う」

貴方「へえ、楽しそう。秘密基地みたいだな。俺も行っていい?」

まどか「もちろんだよ。わたしはあんまり工作は得意じゃないから、男の子が手伝ってくれるのは心強いし」


 工作っていうほどのものかなあ。でも、ちょっと凝ってみたら面白いかもしれない。

 そのほうがエイミーも快適に住めるわけだし。


 ――――鹿目さんと明日の約束をした。



七週 31日目終了


[知り合い]
・鹿目まどか・・・随分献身的だな↑
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親友
・佐倉杏子・・・みんなで一緒に遊んだ

[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・優雅!

[攻略済]
暁美ほむら
美樹さやか
753 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/01(土) 21:25:25.40 ID:cunYROPN0
――――
32日目 朝



 今朝はいつもより早く起きて猫のいる場所へと向かった。あの場所は鹿目さんの通学路でもあるんだよな。

 行ってみると、ちょうどダンボールを持った鹿目さんと、その傍にはエイミーの姿が。


貴方「おはよう、鹿目さん。エイミーご飯食べてくれた?」

まどか「【貴方】くん! おはよう。ご飯減ってたよ。【貴方】くんの言った通りお腹すいてなかったのかも」

貴方「だとしたら、おやつか何かあげてる人が他にもいるってわけか。昨日がたまたまだったのかもしれないけど」

まどか「エイミーは人懐っこいし、ありえるかも」

貴方「エイミーの家のほうはどう?」

まどか「一応道具は持ってきたんだ。ダンボールと水を弾くテープと、カッター」

貴方「こうして見るとなんか本格的な工作っぽいね。今はテープ貼ってるとこ?」

まどか「うん。【貴方】くんはこっちのほう手伝ってくれたら嬉しいかも」



 鹿目さんと分担してエイミーの家を作っていく。

 テープを貼って、少しダンボールを切り貼りして、工夫を重ねていくと――――。



まどか「わあ! 最初はただのダンボールだったけど、おうちっぽくなったね!」

貴方「ああ、立派だな!」

まどか「最後にこのタオルも入れて……エイミーも満足してくれるかな?」


 ダンボール製の家を茂みの奥に置くと、エイミーは興味があるようですんなりと入ってくれた。

 ――しばらく二人で達成感に浸っていたが、ふと時計を確認してはっとする。


貴方「まずい、時間が!鹿目さん、もう行かないと!」

まどか「ほ、ほんとだ!熱中してて気付かなかった……。ごめんね、もう行くね。エイミー」


 エイミーのにゃんという鳴き声に送られて、俺らは通学路を進む。

 すると、その途中で美樹たちが待っていた。


754 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/01(土) 22:04:10.31 ID:cunYROPN0


さやか「あ、まどかやっと来た――って、【貴方】も?なんで?」

まどか「遅くなってごめんね、さやかちゃん!ちょっとエイミーのとこ寄ってて……」

さやか「猫が可愛くて遅れたとか? まさか【貴方】までそんな理由? あんたは家に犬がいるじゃん」

貴方「いや、エイミーに家を作ってたんだ。暖かくて雨に濡れない場所を作ってやりたいって、鹿目さんがね」

ほむら「そうなの? 今度見に行くね」

まどか「うん!」


 そういやいつも三人で教室にきてたもんな。その中に自分が入るとは思ってなかった。

 でも良く知ったメンバーだし、居心地は悪くない。



1二人は何の話をしてたの?
2いつもここで待ち合わせ?
3自由安価

 下2レス
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 22:05:06.06 ID:VphT56EI0
2
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 22:09:41.32 ID:x0Lntrzv0
757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 22:50:53.48 ID:VphT56EI0
758 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/01(土) 23:01:39.82 ID:cunYROPN0


貴方「いつもここで待ち合わせ?」

まどか「うん、さやかちゃんとは小学生の時からだね」

さやか「そういうこと言うとほむらが嫉妬するぞー?」

ほむら「う、たしかに鹿目さんと美樹さんの絆を見てると私じゃそこまでは並べないのかなって思うことはあるけど……」

ほむら「……それよりうらやましい、って思うかな。私にはそういう人はいなかったから」

ほむら「鹿目さんとか、【貴方】くんみたいな人が幼馴染だったら、って思ったりしちゃうんだけど――……なんて」

貴方「今からでも遅くないと思うけどな」

貴方「あたりまえだけど、これからもずっと一緒にいたら今からでもいつか長い付き合いになるよ」

ほむら「これからも、ずっと………… うん!そうだよね」


 俺たちは親友なんだから。

 それにきっと鹿目さんともそうだ。


 俺自身の幼い頃はどうだろう?――ほんの少し考えようともしたのだが、それより先に教室についてしまった。

 今日はいつものようにHRまでに余裕がない。

 とりあえず、ギリギリ間に合ったことにみんなで安堵した。

759 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/01(土) 23:35:13.85 ID:cunYROPN0


 ……それからHRが終わると、美樹と志筑さんが話してるのが目に入った。


さやか「……仁美」

仁美「さやかさん?どうされましたの?」

さやか「いや、最近は登校も一緒じゃないし、あんまり話してないなって思ってさ。朝は恭介と一緒にいるから邪魔はしないけど」

さやか「放課後は仁美はお稽古事があるし、アイツもバイオリンばっかでしょ? 落ち着いて一緒に居られる時間は大事だもんね」

仁美「……」

さやか「あたし、あいつのことやっと吹っ切ったんだ。だからもう気を遣うことはないよ。元通りに戻ろう。仁美も大事な友達なんだから」

仁美「ありがとうございます。さやかさんからそう言われないと、私は多分ずっと気にしてましたから」

仁美「さやかさんのことはもう前とは違うって見ていてわかります。元気になりましたよね」

仁美「でも……私、上条君とはもう一緒に登校していませんわよ?」

さやか「えっ?」

仁美「あと、今度は自分から動いてみたらいいと思います」

さやか「!!」


 あの二人の仲も戻った、のかな。


――――
――――



――二時間目の授業、技術
・様子を見にいく(クラスメイト)

 下2レス
760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 23:36:27.36 ID:x0Lntrzv0
加速
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 23:39:42.57 ID:vh1h9pIZ0
ほむら
762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 23:53:08.26 ID:oQpg/enR0
仁美は恭介と別れたのか?
763 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/02(日) 00:24:34.26 ID:rRKn/c9q0


 朝も軽い工作をしたが、今日の授業でも工作をやっていた。

 技術の時間で作っている棚だ。自分の分が割と順調に出来てしまって、他の人の様子が気になった。


 暁美さんのところを見に行くと、暁美さんもそろそろ完成しそうなところだった。


貴方「暁美さん、そろそろ出来そうだね」

ほむら「うん。なんとか……」


 『なんとか』なんて言いつつも、造りを見てもかなり精確に作られているのがわかる。

 家庭科も技術も順調だって言ってたっけ。


貴方「こっちももう終わったんだけど、暁美さんのほうが完成度は上かもしれないな。手先が器用なんだね」

ほむら「慣れてるから、かな……?」

貴方「慣れてるの!? こういうのが趣味だったり?」

ほむら「あっ、ううん、日曜大工はやってないけど……!」


 暁美さんは大人しい女の子らしい女の子ってイメージだったから少し意外だった。

 日曜大工じゃないならなんだろう。


ほむら「それより【貴方】くんのも見てもいい?」

貴方「ああ、もちろん」

ほむら「これだけ終わらせたら完成だからそっちに行くね。少し待っていて」


 作業をする暁美さんを眺めて、それから自分のも見てもらった。



――――
――――


*午前の授業は滞りなく終わりました。
1美樹たちと雑談
2(クラスメイト指定)を誘ってみる
3購買に飯買いに行かなきゃ
4教室の外へ
5自由安価

 下2レス
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 00:26:15.34 ID:0dWKQf+H0
2仁美
765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 00:26:29.07 ID:2KhwPxsc0
加速
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 00:28:07.37 ID:TRqOWvza0
2さやか
767 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/03(月) 00:22:59.57 ID:PTy6+zbM0
昼休み



 今日は美樹を誘って教室だ。いつも一緒に食べてる鹿目さんたちは上に行っている。


さやか「今朝は驚いたよ。まどか遅いなって思ったら【貴方】まで一緒なんて」

貴方「待たせて悪かったよ。ちょっと熱中してたんだ」

さやか「まあ間に合ったからいいんだけどさ」

貴方「けっこうギリギリだったけどな」


 いつもの調子で笑い合っていたが、美樹が少し重く何かを言いかけていることに気づく。

 さっきのとは別の話題だろうか。


さやか「あの、さ…………」

貴方「……? どうした?」

さやか「あー……、ううん!大したことじゃない。食後にこれどうかなって」

貴方「グミ?」

さやか「微妙だったから杏子にでもあげちゃおうかと思ったんだけど、【貴方】にもこの微妙さを体験してもらおうかと思って」

貴方「えー、微妙なもの押し付けるなよなぁ」

さやか「もし気に入ったらそれでも全然問題ないんだよ? あたしの口に合わなかっただけかもしんないし」

貴方「……これ、微妙だな」

さやか「でっしょ!」


 なんでもないような話で盛り上がった。

 けど、こんなことで言いよどんだりするかな?


 いつのまにかまた次の話題へ、それからまた次の話題へと切り替わるうちに、そんな小さな疑問もどこかへ流されていった。


――――
――――


*午後の授業が終わると待ちに待った放課後です。
1野良猫の居たところに行ってみようかな
2繁華街に寄り道
3一人カフェ
4他の場所に寄り道
 ※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。

 下2レス
768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/03(月) 00:25:18.40 ID:V9iCzvt+0
1
769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/03(月) 00:53:48.03 ID:gWk8rjIk0
2
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/03(月) 01:04:33.80 ID:gWk8rjIk0
選択肢の横に誰とコミュできるのか書いてほしいです
771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/04(火) 11:42:20.52 ID:bWai/gWP0
それをしたらわざわざ場所とかかかずにキャラの名前だけでよくなるし面白さも半減するんじゃないかな。あくまで個人的意見だけど
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/02/05(水) 20:52:27.54 ID:syZxj0YY0
まだか
773 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/06(木) 22:47:08.01 ID:B1o6XoWZ0
放課後



 学校が終わると、今日は繁華街に寄り道してみた。

 色んな店が雑多に並ぶ大通りをぶらつく。カフェもいいけれど、今はもう少し賑やかな空気を味わいたい気分だ。


貴方「ん……?」


 ふと景色を眺めながら歩いていると、見知った姿を見つけた気がした。

 足を止めて中に入ってみる。

 ゲームセンターの中、ここは繁華街の中でも少々うるさいくらいの賑やかさだ。

 軽やかに舞うステップは前にも見覚えのあるもので――。


貴方「さすがだなぁ」


 音楽が終わると彼女は振り向いた。画面にはパーフェクトの文字。


杏子「……何か用かい?」

貴方「もしかして、気づいてた?見てたこと……」

杏子「ああ。あえて無視してたけど?気にするほどの用はなさそうだし」


 思わず苦笑を浮かべる。……手厳しいな。確かに用事があるわけじゃないけど。



1コツを教えてほしい
2一緒に遊ぼう
3自由安価

 下2レス
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/06(木) 22:49:39.78 ID:q1/7IVZh0
1
面倒見がいいからこっちの選択肢の方がよさそうだな
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/06(木) 22:52:36.77 ID:LdcDCN4W0
776 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/07(金) 00:31:55.66 ID:Yoo24PI20


貴方「それ、コツとかあるの?」

杏子「俊敏さ。あとは慣れ」

貴方「慣れ、か……」

杏子「飽きるほどやってんだよ。まあ初見でもほとんどはいけるけどな。他は自分で探せば?」


 飽きるほど。もしかして、学校にも行かないでずっと入り浸ってるのかな。

 彼女ほどの運動神経ならスポーツとかやったらどっかの大会にも出られそうなのに。


貴方「あっ、そうだ。お菓子ばっかじゃなくて、食事はバランスよく食べたほうがいいよ」


 ……美樹との会話を思い出す。佐倉さんは今もお菓子を食べてた。

 そういや食べながらやってたのもすごいな。


杏子「なんだよそれ、アンタが飯おごってくれんの?」

貴方「えっ、ええと……」

杏子「……本気にするなよ。別にそこまでしてもらう必要ねぇし」

貴方「そ、そう? じゃあおごるのはどっちでもいいけど、一緒にご飯食べにいくとかなら……」

杏子「なんでアンタなんかと二人で行かなきゃならないのさ。……あれだろ?他にも女と見ればすぐ誘ってんのか?」


 疑惑の視線が突き刺さる。

 うっ、そこまで軽薄に見られてたのか。初対面の時のことをまだ引きずってるらしい。


杏子「……さやかのことは誑かすんじゃねえぞ。アイツ、最近やたらとアンタの話しやがる」

杏子「ハンパなことやってアイツのこと不幸にしたらマジ潰すからな!」



1そんなんじゃないよ
2友達思いなんだね
3幸せにします!
4自由安価

 下2レス
777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 00:33:51.01 ID:o1eAF4+L0
2
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 00:35:51.28 ID:xr/PF7ju0
2
779 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/07(金) 01:05:41.05 ID:Yoo24PI20

貴方「友達思いなんだね」

杏子「は!?あんなやつ友達じゃねえよ!」


 友達じゃなかったら心配なんかするわけない。

 佐倉さんはやりたいようにやってるように見えて、ものすごく素直じゃない人なのかもしれない。

 未だに謎の多い人だけど、少しだけ人となりはわかった気がした。


 ……でも、誤解されたままなのはいつかどうにかしないとなあ、と、思った。




七週 32日目終了


[知り合い]
・鹿目まどか・・・随分献身的だな
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親友
・佐倉杏子・・・素直じゃない人

[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・優雅!

[攻略済]
暁美ほむら
美樹さやか
780 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/07(金) 18:13:33.72 ID:Yoo24PI20
――――
33日目 教室



貴方(今日は少し早く来ちゃったな……)


 昨日早起きした名残か、今日もいつもよりやや早めに起きてしまった。

 自分の席をセットして鞄を置いて、時計を見てみる。

 早いといっても、何かが出来るほど時間があるわけじゃない。せいぜい10分程度か。


 教室内はまだ少しだけ人が少なく、普段なら来た時には居るクラスメイトの姿がいくつか足りていない。

 しばらくスマホでもいじっていると、いつもの三人の挨拶が聞こえた。


さやか「おはよー」

まどか「おはよう、【貴方】くん」

ほむら「おはよう」


 それと、もう一人。


仁美「おはようございます、【貴方】くん」


 今日は志筑さんも三人と一緒に教室に入ってきていた。


貴方「おはよう。志筑さんも一緒だったんだ」

仁美「はい。上条君が退院してからは、杖がないと歩けない状態でしたので私が付き添いをしていたのですけど……」

仁美「足の方ももうリハビリが終わったから大丈夫だと言われて」


 ……そういう話題に疎い俺にもさすがにもうわかる。志筑さんが上条と登校するようになったのはそれだけが理由じゃないだろう。

 でも、それならやめたのもそれだけを理由にしていいのか? 美樹たちとの友情を優先したってことなのかな。

 たしかにもうとっくに杖はなくなっているけど。


まどか「【貴方】くん、今日は早いね」

貴方「ああ、ちょっと早く起きたからさ。別に大した理由はないよ」



1今朝の猫の様子を聞く(まどか)
2最近の上条について聞く(仁美)
3自由安価

 下2レス
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 18:26:56.41 ID:xr/PF7ju0
2
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 18:31:53.39 ID:V+x43FhX0
2
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 18:32:03.88 ID:o1eAF4+L0
2
784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 19:01:42.39 ID:V+x43FhX0
選択肢に名前が表示されてる、これで目当てのキャラの好感度上げやすくなったな
785 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/07(金) 19:43:04.69 ID:Yoo24PI20
誰に話してるのかを明確にするためです。基準は主人公から見てわかることかどうかかな。場所選択他は今まで通りです。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------


貴方「大丈夫なの?」

仁美「ええ。完全に元通りとはいいませんが、少しでしたら走ることもできるそうですわ」

貴方「それはよかった。最近上条はどう?」

仁美「体調は順調に回復しているみたいで。放課後も習い事に復帰されましたし、暇さえあればバイオリンを弾いています」

貴方「へー、バイオリンか」

さやか「アイツらしいわねぇ。やっと絶好調ってわけね」


 この前も美樹の家に行った帰りにちょっとだけ聴いたっけな。道端で聴こえてきただけだけど。

 それでもあれだけ心奪われたのだから、目の前で見たらすごい迫力だろう。

 そういや前にクラスで見たことがあるようなないような――……。


 美樹は半ば呆れたように言ってるけど、予想通りって感じみたいだ。

 好きなものに熱中出来るようになって微笑ましくも思えるが。


仁美「……いいことなのですが、少し寂しいですわよね」


 ……志筑さんは一度視線を向こうに向けて、遠くを見るような表情を浮かべた。


さやか「あー、今度アイツに言ってこようか?バイオリンばっか熱中してないで仁美に構えって!」

仁美「い、いいんです。せっかく本調子になられたのに邪魔したら悪いですわ」

さやか「理解のある良く出来たお嫁さんだなぁ、仁美は」

仁美「お、お嫁さんなんて……と、というかその、暁美さんや【貴方】くんもその、き――気づいてましたの?」

ほむら「あ、はい……」

貴方「まあ、少し前に聞いちゃって」

仁美「〜〜!」



 知られてないと思ってたんだ、志筑さん。

 美樹が志筑さんのことをからかって、志筑さんは恥ずかしそうにしてて。

 美樹も立ち直ったってことでいいんだよな。



――――
――――


*午前の授業は滞りなく終わりました。
1美樹たちと雑談
2(クラスメイト指定)を誘ってみる
3購買に飯買いに行かなきゃ
4教室の外へ
5自由安価

 下2レス
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 19:44:10.26 ID:V+x43FhX0
ksk
787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 19:48:56.74 ID:XaPJndLD0
さやかに告白
788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 19:53:30.68 ID:o1eAF4+L0
安価なら1
789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 20:15:17.38 ID:Jnkwc2Y90
>>787
馬鹿なの?
790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 20:16:34.00 ID:KeeBmq/Ho
見たいのは分かるがもうちょっと流れを汲んでからだな…
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 20:17:22.35 ID:o1eAF4+L0
安価↓になると思う
792 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/07(金) 20:58:42.90 ID:Yoo24PI20
すみませんがここだとあまり納得させられるほどの展開にできないから安価下で。でもフラグは立ったと思うよ?
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------
昼休み


 今日の授業はしょっぱなから実技テストをやった体育と、休み前でやっぱり内容の緩くなってる座学の授業と……。

 午前の授業の終わりをチャイムが知らせる。昼飯の時間だ。生徒たちもざわざわと席を立ちはじめていた。


貴方(あいつらはまた上の教室か。志筑さんもこの時間はまだ上条のとこに行ってるんだな)


 ……美樹。そういや昨日は佐倉さんには妙なこと言われたっけな。向こうで俺の話してるらしいけど、どんな話してんだろ。

 美樹とは友達だ。親友だ。――としか思ってなかった。美樹だってきっと。


貴方(佐倉さんからの誤解は少しずつ解いていくしかないか。態度で示せばいつかわかってくれるだろ)


貴方「おーい、体育の実技どうだった?」

まどか「わたしはああいうの得意じゃないかな。あ、でも去年よりは大分マシだと思う。さやかちゃんはすごかったよ」

ほむら「私もさんざん……【貴方】くんはちゃんと出来てそうだね」

貴方「え、あー……どうかな。美樹のはちょっとだけ見たぞ。難易度高い技やってるんだな?運動神経いいんじゃん」

さやか「えー?見られてたの?照れるなあ」


 と言いながらもみんなから褒められて機嫌良さそうな美樹。

 少しの間雑談をして、彼女たちを見送った。



*午後の授業が終わると待ちに待った放課後です。
1野良猫の居たところに行ってみようかな
2繁華街に寄り道
3一人カフェ
4他の場所に寄り道
 ※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。

 下2レス
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 20:59:14.17 ID:o1eAF4+L0
2
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 20:59:54.77 ID:DZb2u/M20
795 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/07(金) 21:41:31.88 ID:Yoo24PI20
放課後


 学校が終わると、今日はあの猫の様子が気になってあの通りへ行ってみた。


貴方「鹿目さんは今朝も見てるんでしょ?エイミーはあれ使ってくれてる?」

まどか「うん。寝てるとこ見たよ!」

貴方「それは良かった。作った甲斐があるってもんだな」


 茂みの奥を覗いてみると、昨日の朝と変わらぬ姿のダンボールの家がそこにあった。

 まあ、まだ一日しか経ってないし。雨とかも降ったわけじゃないもんな。

 そして、その中には猫が。


まどか「おいで、エイミー。今日はおなかすいてる?」

貴方「そういやあれから食欲も平気?」

まどか「ちゃんと食べてるよ。わたしが今まであげてたのと、【貴方】くんが買ってくれたやつ、交互にあげてるんだけどね」

貴方「そうか。それはよかった」



1おもちゃで遊んだりはしないの?
2トイレはどこでしてるんだろ?
3芸とか覚えさせられる?
4自由安価

 下2レス
796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 21:45:44.55 ID:o1eAF4+L0
2
797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 21:46:57.54 ID:Jnkwc2Y90
3
798 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/07(金) 22:19:57.77 ID:Yoo24PI20


 鹿目さんの用意したご飯をボウルに顔を突っ込んで食べる姿を眺める。


貴方「芸とかは覚えさせられる?」

まどか「犬じゃないよ……。そういえば【貴方】くん、犬飼ってるんだっけ?」

貴方「ああ。鹿目さんは犬苦手って聞いたけど」

まどか「実はそうなんだ。小さい頃、追いかけられてから苦手になっちゃって」

まどか「小さくて、吠えたり噛んだりしなければまだ大丈夫かなあ?【貴方】くんちのはどんなの?」

貴方「あいつはそうだな……」



・どっちめ?
1ちいさくてかわいいやつ
2大きくてかわいいやつ
3つよそうだよ!

 下2レス
799 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 22:20:34.01 ID:Kw8xxXGg0
1
800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 22:22:48.48 ID:o1eAF4+L0
1
801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 22:32:27.41 ID:m09VTGAg0
できれば豆柴がいいなぁ
802 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/07(金) 23:11:41.22 ID:Yoo24PI20

貴方「小さくてかわいいほうに入るんじゃないかな」

まどか「それならなんとか大丈夫……かなあ……」

貴方「む、ムリしなくていいんだよ!?」

まどか「そうだね!もし見せてもらう機会ができたら考えてみよう」


 見せる機会、か。今のところ互いの家は知らないけど。

 エイミーがボウルから顔を上げて鹿目さんのほうを見る。


まどか「……エイミー、お手っ!」


 猫は差し出された鹿目さんの手に鼻先を近づけてくんくんと匂いを嗅いで、何もないことがわかると顔を離した。

 もう手には興味なさそうだ。


貴方「…………」

まどか「やっぱり猫に芸は無理かぁ」

貴方「猫は自由気ままだろうしね」


 芸を覚えさせるのは断念する。

 帰ったら犬に特訓してみようかな。もし鹿目さんを家に呼んだら、芸を見せてあげよう。 



七週 33日目終了


[知り合い]
・鹿目まどか・・・随分献身的だな
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親友
・佐倉杏子・・・素直じゃない人

[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・優雅!

[攻略済]
暁美ほむら
美樹さやか
803 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/07(金) 23:37:51.12 ID:Yoo24PI20
――――
34日目 教室



 自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。

 すると挨拶が返ってきた。


さやか「おはよー」

まどか「おはよう、【貴方】くん」

ほむら「おはよう」

仁美「おはようございます。【貴方】くん」


 昨日から加わったのが志筑さんの上品な挨拶。

 いや、もっと前には美樹たちと一緒にいたんだろうけど。



1志筑さんは放課後なにしてるの?
2犬に昨日覚えさせた芸の話
3自由安価

 下2レス
804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 23:40:27.09 ID:m09VTGAg0
この場でみんなに犬派か猫派か聞いてみる
805 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 23:40:48.31 ID:Wzk54HL8o
2
806 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/08(土) 00:01:10.24 ID:PWzUCZFz0


貴方「ちょっとこれ見てみてよ」


 みんなに見えるようにスマホの画面を見せる。

 昨日の特訓の成果を動画に収めていた。


さやか「おお、わんちゃんじゃん!」

仁美「わんちゃんを飼ってらっしゃいますのね。しかもお利巧さん」

貴方「……鹿目さん、動画で見てみてどう?苦手な感じする?」

まどか「う、ううん。動画なら怖くないっていうのもあるし、それに……可愛いと思うよ」

まどか「実際に会ったらどうなるかわからないけど……」

貴方「そっか。画面越しなら大丈夫なんだね」


 まずはこうして見せておいたほうが慣れてくれるかなと思った。

 あとは他の人へも自慢を込めて。


さやか「まあ画面越しだったらかなり怖い動物でも大丈夫だよね。襲われないってわかってるんだし」

さやか「それと同じなんじゃないの」

貴方「ライオンとか虎とかと同じような本能的な恐怖ってこと?」

まどか「うーん……まあ、そうかもしれない……」

さやか「動画でもダメなのは虫くらいかなー」

まどか「見た目が気持ち悪いのは嫌だなあ。わんちゃんは違うよ。可愛いとは思うから!」

ほむら「可愛いけど怖いんだね。複雑だね……」


 鹿目さんの犬への恐怖は、割と根深い問題なのかもしれない。

 一度慣れれば解消しそうなもんだけど。


 それからHRを終えて、授業の準備をしにいった……。

 一時間目、家庭科ラストか。


・授業中
1様子を見にいく(クラスメイト)
2教えを乞う(クラスメイト)

 下2レス
807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 00:06:21.64 ID:fN56qY1M0
2仁美
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 00:09:25.45 ID:AkA7uC7So
1
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 00:10:15.81 ID:idmW2Ogo0
1ほむら
810 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/08(土) 00:44:23.75 ID:PWzUCZFz0


 最後の裁縫の時間、暁美さんのところに見に行っていた。

 するとやはり噂に違わぬ様子で。


貴方「……技術も家庭科も順調って聞いてたけど、やっぱこっちも出来がいいね」


 ほとんど手本を見に行くような気分だったし、期待通りだ。

 暁美さんのは落ち着いた藤色のエプロン。……自分のはどうせ適当にしか選んでないとはいえ地味にしすぎたかな。


ほむら「でも、やっぱり使うとは思えないよ。これ」

貴方「そうなんだよな。暁美さんって他にエプロンって持ってるの?」

ほむら「持ってないけど……今までろくに料理なんてしなかったから。これでも、服を汚さないためくらいには使えるのかしら」

貴方「ああ……油ものとかは跳ねたりするのかな」

ほむら「あ……、私はいろいろとドジをしてしまうから……」

貴方「裁縫こそドジじゃできないと思うけどな」

ほむら「最初は、割と……ミシンで手とか縫いそうになったし……」

貴方「えっ」

ほむら「でも今は鹿目さんにも教えてもらって、少し慣れたから」


 暁美さんは、手先は器用だけど慣れない動作はドジをしやすいのかもしれない。

 雑談はそこそこに、自分の作業を終わらせることに集中していった……。



*午前の授業は滞りなく終わりました。
1美樹たちと雑談
2(クラスメイト指定)を誘ってみる
3購買に飯買いに行かなきゃ
4教室の外へ
5自由安価

 下2レス
811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 00:46:25.87 ID:W5eNRwFd0
2さやか
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 00:47:41.99 ID:cZ+8fhmQ0
813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 00:47:58.25 ID:9HHHd52u0
1
814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/02/08(土) 15:41:17.43 ID:cZ+8fhmQ0
支援
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 20:43:31.64 ID:wZYNX7dG0
これは告白チャンス
816 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/08(土) 21:37:59.47 ID:PWzUCZFz0
――――
昼休み


 チャイムが鳴ると、教室全体がざわめきだす。

 ……今日は美樹誘ってみるか。


さやか「今日も教室で食べる?」

貴方「他のとこでもいいけど。どっちのがいい?」

さやか「うーん、あたしは……他に空いてるとこのほうがいいかな?別にどっちでもいいけど!」


 そう言われたので美樹の意見を尊重して他の空き教室を探すことにする。

 手頃な場所を見つけて腰を落ち着けた。


さやか「最近よく誘ってくるじゃん。前はほむらと食べてることが多かったと思うけど……」

さやか「ほむら今料理張り切ってるんでしょ?あたしもなんか作ってきたほうがいい? ――なんて」

貴方「それはありがたいけどなんか悪いって。でも、前に美樹が作った野菜炒めは本当にうまかったよ。美樹は料理はできるんだよな」

さやか「ふふ、そりゃ当たり前でしょー?」


 得意そうな顔だ。


貴方「そういやさ、初対面の時に言った冗談のせいか佐倉さんにずっと変な印象持たれたままみたいなんだけど……」

さやか「アンタが変な冗談言うからでしょ。自業自得よ」

貴方「うっ、まあそうだけどどうにかできないかな?」

さやか「すぐには無理じゃない?」

貴方「美樹からなんか言えない?」

さやか「無理」

貴方「きっぱり言うなあ」

さやか「これでも悪い事は言ってないんだから。あとは自力でどうにかしなさいよ」

さやか「……でも、あんまり【貴方】が杏子に好かれるのも腹が立つな」



 美樹と昼食を共にした。



*午後の授業が終わると待ちに待った放課後です。
1野良猫の居たところに行ってみようかな
2繁華街に寄り道
3一人カフェ
4他の場所に寄り道
 ※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合うを誘うことはできます。

 下2レス
817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 21:39:26.72 ID:DXZQBs4n0
カフェにさやかを誘う
818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 21:40:40.62 ID:IJyfteHP0
819 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/08(土) 22:06:50.85 ID:PWzUCZFz0
――――
――――
放課後



 ――――帰りのHRが終わってチャイムが鳴る。

 一人カフェもいいけど、久しぶりに美樹を誘ってみるか。


貴方「美樹、この後予定ある?これからこの前のカフェ行こうかなって思ってるんだけど」

さやか「予定は別にないかな。一緒に行くか!【貴方】はあれから行ってるの?」

貴方「ああ。一人カフェなんて気取ってるみたいだって思ってたけど、実は何度か。あの店はアップルパイが美味しいってことが一番の発見だ」

さやか「へー?じゃああたしもそれにしてみようかなあ」


 最近読み始めた本のことも思い出したけど、そのことは美樹には話さないことにした。

 あの先輩の言い方だと、周りには知ってる人がいないって言ってたから、美樹も多分読んだことないんだろうし。

 あれも冬休み前に延長の手続きをしてこなくては。



 カフェに入ると前みたいに向かい合って腰掛けた。



さやか「【貴方】もアップルパイにすんの?」

貴方「いや、せっかく美樹と居るんだからパフェにしようかな。一人パフェはちょっと勇気要るんだよ」


 頼んでみたのが運ばれてくると、やっぱり逆だと思われてた。

 一人とか男女とか関係なくうまいんだけどな。



1アップルパイの感想を聞く
2美樹は一人では来たことない?
3自由安価

 下2レス
820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 22:10:30.43 ID:IJyfteHP0
2
821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 22:10:56.00 ID:AkA7uC7So
1+コーヒーの感想も聞く
822 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 22:11:42.16 ID:NTfSSyeY0
さやかに告白する、無理なら2
823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 22:14:52.67 ID:NTfSSyeY0
いつになったらさやかの個別エンドが見られるんだ
824 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/08(土) 22:25:31.51 ID:PWzUCZFz0
記憶違いで林檎のタルト→アップルパイにすり替わってることに気づく
まあ些細な違いさね(白目)
-----------------------------------------------------------------
――――
――――
放課後



 ――――帰りのHRが終わってチャイムが鳴る。

 一人カフェもいいけど、久しぶりに美樹を誘ってみるか。


貴方「美樹、この後予定ある?これからこの前のカフェ行こうかなって思ってるんだけど」

さやか「予定は別にないかな。一緒に行くか!【貴方】はあれから行ってるの?」

貴方「ああ。一人カフェなんて気取ってるみたいだって思ってたけど、実は何度か。あの店は林檎のタルトが美味しいってことが一番の発見だ」

さやか「へー?じゃああたしもそれにしてみようかなあ」


 最近読み始めた本のことも思い出したけど、そのことは美樹には話さないことにした。

 あの先輩の言い方だと、周りには知ってる人がいないって言ってたから、美樹も多分読んだことないんだろうし。

 あれも冬休み前に延長の手続きをしてこなくては。



 カフェに入ると前みたいに向かい合って腰掛けた。



さやか「【貴方】も林檎のタルトにすんの?」

貴方「いや、せっかく美樹と居るんだからパフェにしようかな。一人パフェはちょっと勇気要るんだよ」


 頼んでみたのが運ばれてくると、やっぱり逆だと思われてた。

 一人とか男女とか関係なくうまいんだけどな。

825 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/08(土) 22:57:09.23 ID:PWzUCZFz0

貴方「どう?うまいだろそれ」

さやか「そうだね。カフェのタルトっていうのもいいもんだね〜」

貴方「俺はコーヒーと合わせるのが好みだけど。レモンティか」


 レモンティもその場でレモンを絞る本格的なやつだ。

 俺は紅茶は頼んだことなかったな。


さやか「うむ!紅茶でも抜群に合う」

貴方「一層フルーティになりそう」

さやか「そう、それが合うんだよね。コーヒーも今度試してみようかな。最近紅茶ばっかりだったから」


 そういえば前に見かけた時、あの先輩は二度とも紅茶を飲んでたっけ。

 もしかして美樹もその影響だったりして。


さやか「一人カフェってのは言ってたけど、他の人と行ったりはしないの?」

貴方「今のところないかな」


 この前から本のことであの先輩とも少しだけ話すようになったけど、偶然居合わせただけだしな。


さやか「じゃ、気が向いたらあたしをもっと誘え!……なんてね」

さやか「これから少しの間、毎日は会わなくなるでしょ?」

貴方「ああ……そうだな」


 休み中でも会うことはできるけど、連絡先知らないと街中で会うかもしれないって程度だし。

 それに暁美さんは少ししかこっちにいないんだっけ。

 美樹とは連絡も取れるし会いやすいほうだとは思うけど、それでも学校のある時ほどは一緒にいなくなる。


 美樹は……自分で言っておいてちょっと照れたようにそっぽ向いてた。



▼個別ENDやるなら冬休み挟まないほうがいいと思います。個人的にはですが。
1行くか!?・・・個別END
2冬休みイベ中に延期するか!?(冬休みの遊びにさやかを誘う)
3気が向いたらそうするよ

 下3レス中多数決!
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 22:57:50.61 ID:LCB+7SXN0
1
827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 22:59:52.31 ID:g6OpvUdC0
1
828 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/08(土) 23:34:34.00 ID:PWzUCZFz0


 ――……このままでいいのか。

 美樹もどうせ友達としか思ってないかもしれないとか。そんなこと関係あるのか?

 言葉で表してないからというなら、自分だってそうだ。結局は全部俺の推測に過ぎない。


貴方「……あのさ、そうなる前に言っておこうと思うんだ」

貴方「美樹と仲良くなれたのは本当に嬉しかったよ。でも、それだけじゃなくて」

さやか「……へ?」

貴方「俺、美樹のことそれ以上に好きだ。美樹がどう思うかはわからないけど、それを伝えておきたかったんだ」


 美樹は目を丸くする。沈黙が流れる。ものすごく長く、音のない時間が経っている気がした。


さやか「ホントにわからないの……? やっぱりアンタって鈍感だよ」

貴方「え…――て……、ていうと!?」

さやか「あ、あたしもそうなの!」

貴方「!! 本当に! あ、でも……」

さやか「何?」

貴方「ちゃんと好きって聞きたい」


 前から女子の中では親しみやすい存在に感じていた。それはあまり女子として意識してなかったせいもあった。

 美樹は一緒にバカもできて、張り合える相手で。そして今は、弱いところも可愛いところも、色んなところが見えて――――。



さやか「……好きだよ。【貴方】」



 素敵な女性として映っていた。


829 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 23:59:21.56 ID:g6OpvUdC0
さやかちゃん可愛いからな
830 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/09(日) 00:09:14.03 ID:/MDbMJh50


貴方「じゃあ佐倉さんにもしっかり言ってこないとな」

さやか「ええっ。なんて!?」

貴方「『ハンパなことして不幸にしたら潰す』って言われてるからさ。本気だって伝えなきゃ」

さやか「アイツそんなこと言ってたの? 十中八九変な印象ついてるせいというか、勘違いだと思うけど」

貴方「ははは、まあね。でも心配してるのはマジみたいだから」

さやか「……前の失恋で結構落ち込んじゃってたからかなー」

さやか「でも、本当に予想外だったよ?ほむらのほうが噂もあったし、一緒にいる気がしてたからさ」

さやか「あたしは勝ち目がないのかなって思ってた」

貴方「暁美さん? ……なんで?暁美さんは確かに親友だけど、そういうのじゃないよ」

貴方「美樹のことも途中まではただの仲の良い友達だって思ってたけど……」

さやか「……うん。今は同じ気持ちならいいや。あたしも途中からだし」


 それからの時間は幸せいっぱいだった。甘くて美味しいパフェがさらに美味しく思えて。

 こんなことなら悩んだりしないでよかったな。

 まあ、ちゃんと言えたからいいか。美樹のことを今度は不幸にしなくて済んだのだから。



―さやかEND―



七週 34日目終了


[知り合い]
・鹿目まどか・・・随分献身的だな
・美樹さやか・・・☆恋人☆
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親友
・佐倉杏子・・・素直じゃない人

[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・優雅!

[攻略済]
暁美ほむら
美樹さやか



1END後で続行
2直前の好感度★★★のまま続行(ハーレム主人公が鈍感なのはお決まりのこと)
3一日目からリセット…攻略済記録は引き継がれます。設定変更が可能。

 下4レス多数決
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 00:11:07.92 ID:hHQ+xNFEo
3
832 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 00:12:03.32 ID:085JeE7s0
3
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 00:13:25.46 ID:Nk6eqR9R0
3
834 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/09(日) 00:47:13.61 ID:/MDbMJh50
リセット

杏子マミまどかは冬休みに遭遇できる行動回数増やそう思ってたけど、やや攻略しづらそうなのが残ってたからアリかもねぇ。
特典として、前回と同じくまどかたちとクラスメイトなら攻略済みは初期から好感度を高くして引き継ぎます。


・何年生か。あとまどかたちとの関係(同じ部活にいるとか)

下2レス
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 01:00:14.94 ID:Nk6eqR9R0
加速
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 01:01:50.10 ID:0UI0D6j50
2年生
837 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 01:04:14.78 ID:hHQ+xNFEo
誰かの同級生か、まったく別か・・・
838 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/09(日) 01:06:41.04 ID:/MDbMJh50

・ほむら
1メガほむ
2クーほむ(攻略済みですが一応別カウントとして好感度引き継ぎの影響は少なくなります)

 下2レス
839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 01:07:21.11 ID:hHQ+xNFEo
2でチャレンジだ
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 01:07:58.01 ID:0UI0D6j50
841 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/09(日) 01:14:22.37 ID:/MDbMJh50


 未攻略キャラ的に前回以上に孤独で荒んでる杏子とか孤高のヒーローマミとかほぼ攻略不可なので削っときます。

 5人契約してて仲良しなら責任も背負い込まなくて済んだっていうのは大きい。



1主要キャラ5人みんな契約済。サニーデイライフ的な時空。(前回同様)
2みんな契約してないよ

 下2レス
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 01:15:58.90 ID:0UI0D6j50
2魔女が存在しない世界か
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 01:16:43.65 ID:hHQ+xNFEo
1
844 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/09(日) 01:30:56.04 ID:/MDbMJh50
------------------------------------------------------------------------------------

・見滝原中二年


ほむら以外は前回同様ですね。
キャラとの関係が今のところなんにもないけど、レスがあれば何か追加で叶うかもしれない。
とりあえず今日は寝ます。

------------------------------------------------------------------------------------
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 01:33:54.53 ID:0UI0D6j50
マミさんと杏子は家族が生きてることにして同じ学年でクラスメイトにしよう
あと仁美も攻略したいから恭介の存在を消そう
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 01:38:27.28 ID:jGS0ZnWj0
二次創作だし幸せな世界のほうが良いよな、マミさんなんか名前が出てこなかったしクラスメイトにしたほうが良いよね
恭介の存在はどうでもいいけどな
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 01:42:10.60 ID:hHQ+xNFEo
>>845
見苦しいぞお前
杏子の家族は生きてることにしてもいけそうかなあ

あと主人公は生徒会役員にしたいな
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 01:46:43.20 ID:jGS0ZnWj0
まどか達との関係は魔女に襲われたときに助けてくれた恩人で魔法少女の事を知ってるというのはどうだ
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 01:49:24.46 ID:jGS0ZnWj0
それとも普通に幼馴染とか
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 06:32:23.55 ID:aqeAxWLV0
>>848>>849+因果力が高いことにしよう。混ぜられるはずだ
あと幼馴染にするなら学年が違うマミさんあたりがいいかな。前回は接点がなさ過ぎた
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 14:44:05.98 ID:u4EwSbDO0
マミさんも主人公と同じ学年が良いな
852 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/09(日) 23:12:17.40 ID:/MDbMJh50

 素質のある主人公か。
 あと『まどかたちとの』って書いたけど別に関係決められる相手がまどかだけとは言ってないっす
 まあでもあんまり魔法少女事情突っ込むと話が重くなるしややこしくなるんで、そんなにガッチリ描写する気はないです。
 また【主人公が一緒に居たなら知っていて介入してないとおかしい詳細な事情】はある程度省かせていただきます。

 ・・・あとすでに矛盾大噴出なんて断っておきますが、
 このスレは割と息抜き的な位置ではあるけど、二次創作だからキャラの個性や整合性を軽視していいとは思ってません。
 あらゆるifや余白を見られるのは醍醐味ですが、土台として『らしさ』があってのものだと思ってます。公式非公式関わらず。


関係
1主人公は魔法少女(年?)で、まどかたちに助けられて最近(数ヶ月前?)契約した
2主人公は魔法少女(年?)で、マミと杏子に助けられて契約した
3主人公は魔法少女(年?)で、マミに助けられて契約した
4生徒会役員な主人公と魔法少女ず(+1〜3と組み合わせ可能)


 学年は2年で決まってるので変えられないです。まどかたちと同クラスということにします。
 マミの年をいじると他のキャラとの関係まで歪みが出るのでそこまではできません。

 下2レス
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 23:18:13.98 ID:SITOR64/0
1
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 23:24:39.23 ID:C5C0EuKu0
1
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 23:25:12.86 ID:aqeAxWLV0
1

この場合は本来はメガほむがいたポジションになるのかな?
856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 23:59:37.39 ID:hHQ+xNFEo
男で魔法使いとかもうめちゃくちゃだよ
857 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/10(月) 00:06:11.90 ID:SAZMa8oL0

――――……2nd. 起動



 朝、一日がはじまる。


 どこにでもあるような至って平常な朝だ。退屈なほど平凡で。

 ワルプルギスの夜だとか、そんなうっすら噂で聞いたことがあるようなないような災害の予兆も当然無縁で。


 ――ただ、【少し前】から俺の日常には少し特殊なものが加わっていた。



――――――
――――――

1日目
見滝原中学校 教室



貴方「はよー」


 略した挨拶を口にしながら自分の席をセットして座る。

 床のボタンを押すと机とイスがワンタッチで立ち上がる仕組みだ。


さやか「おはよう!」

まどか「おはよう、【貴方】くん」

ほむら「……おはよう」


 挨拶が返ってくる。

 美樹の朝から元気になるような声に、鹿目さんの一日が明るくなるような挨拶。

 それから、少し遅れて暁美さんの落ち着いた声。

 少し冷たい態度にも聞こえるが、ちゃんと挨拶してくれるのだからこれでもそんなに悪く思われてないと思う。


 ――少しの間雑談していると、その途中で鹿目さんが放課後のことを話す。


まどか「それから今日は放課後は『訓練』やるって、マミさんが」

貴方「ああ……わかった。一緒に行くか」


――――
――――
858 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 00:08:39.76 ID:kQW7VEXk0
武器の設定とか一応欲しい被らないように靴とかどうだろう?
859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 00:23:57.74 ID:z4LCnbz3o
鞭なら未出だよな
860 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 00:25:06.88 ID:YQHnGW0Y0
ドリルかビームとか
861 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/10(月) 00:51:53.42 ID:SAZMa8oL0
放課後



 授業が終わるとみんなで川沿いのほうへと来ていた。

 土手の中でも人目につかない場所に。すでに【残りのメンバー】もいて、訓練に合流する。



さやか「おまたせー!」

杏子「おっせーぞ」

マミ「ごめんなさいね。今日は掃除当番だったのよ」


 【佐倉杏子】と【巴マミ】だ。

 巴さんは一つ上の先輩。佐倉さんは少し複雑な事情があるらしいけど同い年だ。



 みんな揃ったところで、少女たちと特訓をはじめる。

 といってもこの集まりは部活だとか、スポーツなんてもんじゃない。もっと過酷なことだった。



貴方「疲れた……みんななんでそんなに体力持つんだ? 特に美樹」

杏子「はんっ、魔法少女ん中じゃ男女の差なんかないってことだよ」

杏子「てゆーか『少女』ってのにおかしくない?魔法少年とか聞いたことないんだけど」

貴方「そうだよ。なんで女子たちに混じって俺だけ『魔法少年』なんてやれてるんだよ?」


 愚痴まじりに零すと、俺たちと契約を交わした『妖精』が話に入ってきた。


QB「そのことなら前にも説明したと思うんだけどなあ」

862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 00:54:04.25 ID:YQHnGW0Y0
杏子はクラスメイトじゃないのか
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 00:55:59.63 ID:kQW7VEXk0
前世界の因果がこっちに来ているんじゃないか?
主人公が同一人物とは限らないが
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 01:04:59.22 ID:YQHnGW0Y0
変身したら仮面ライダーみたいなフルフェイスだと良いな
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 01:08:36.01 ID:z4LCnbz3o
いらねーwww
女の子には着けてほしくないやつだろそれwww
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 01:22:47.38 ID:c1eRa+7uo
男なら拳ひとつで勝負せんかい!!
867 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/10(月) 01:30:41.10 ID:SAZMa8oL0

QB「魔法少女になるためには素質が必要でね。それがそのまま『強さ』に繋がると思っていい」

QB「君たちの力の源は心と願いだ。それは魔法少女でない人間たちにもまったく無いわけじゃないよ」

QB「ただ、どういうわけか契約できるほど素質のある人間が男性に少なくてね。君の場合は例外的に素質が高いから安心していいよ」

貴方「……安心しろって言われてもな。話はわかるけど納得できない!女々しいって言われてんの?」

QB「二次性徴前後の女子に高い傾向があるってだけで、性別は関係ないよ」

まどか「とにかく、他にそうそう男子はいないってことだね。小さい子や大人も珍しいのかな?」

さやか「回復してやろうか?」

貴方「いいよ。そのくらいの操作は覚えた。自分で出来る」


 ……これはただの『訓練』。しかし、本番はこれだけじゃ済まない。

 妖精――ことキュゥべえが語った、『力』を得る契約。この魔法の力を使って、魔女と呼ばれるものと戦う使命がある。


 俺がはじめたのは一か月そこそこ?

 魔女に襲われたところを鹿目さんたちに助けられたのがこの世界を知ったきっかけだった。

 それからこうして訓練をやったり、数人で戦いに行ったりするのが今の日常だ。

 魔力の操作は主に巴さんに習っていた。こうして覚えていけているのは巴さんのおかげだ。


マミ「【貴方】くんは筋がいいわね」

貴方「いやーそれほどでも」

マミ「でも、回復だったら美樹さんに任せたほうが魔力の消費は少ないかも」

さやか「だってさ!」

貴方「ま、まあこれも訓練のうちと思っときますよ……」

マミ「……ふふ。私はずっと一人でやっていたけれど、大分楽になったわ」

マミ「今では6人もいるんですものね。もう三人とも慣れてきたし、全員で戦うには多いくらいだわ」


 周りが女子ばっかりなのは複雑な気分だが、チーム6人、背中を任せ合う仲間だ。

 街を背負うなんて一人でできることじゃない。巴さんはずっと一人でやってきたらしいけど、辛かったのは伝わってきている。

 ……それにまあ、女子にだけ戦わせておくのも男としては見過ごせないかな。


このあと
1ご飯に誘う(キャラ指定)
2ヒミツの特訓(キャラ指定)
3自由安価

 下2レス
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 01:33:11.81 ID:kQW7VEXk0
1杏子
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 02:39:24.57 ID:z4LCnbz3o
さやか崩壊の心配は・・・しなくていいか
1まどか
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 09:09:16.13 ID:kQW7VEXk0
なんとなく前の貴方と一応、同一存在ならスタンダードの魔法使いの服装でいいんじゃね?少し旅人風にして
武器も杖で『魔法少年』と言える感じで(回復はさやかに負けるけど万能型。悪く言えば器用貧乏)
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 16:36:16.59 ID:7DWuorbw0
総合力ではチームで一番だが一つに特化してる仲間には勝てないって感じか
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 16:59:44.85 ID:P9DzAOD30
魔法少女をDQの魔法使いみたいにするのやめろよ
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/02/10(月) 18:23:11.94 ID:YlmqC0Xl0
ヒミツの特訓が意味深だな
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 22:17:18.08 ID:P9DzAOD30
あと更新再開するときいきなり安価だと更新来る時間帯ずーっと見張ってないと参加しそびれるから
更新再開するときは、ぱっと思いついた台詞2,3行だけ投下してから安価とかして欲しいです
875 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/10(月) 23:30:31.50 ID:SAZMa8oL0
--------------------
ちょっとだけやるよ
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 23:36:57.43 ID:P9DzAOD30
キテタ
877 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/10(月) 23:50:41.26 ID:SAZMa8oL0


貴方「腹減ったな……もうこんな時間か」


 特訓が終わって、今まで固まっていた6人がバラけていく。

 クラスメイトとか契約の時期の違いとか、付き合いの長さには偏りがあるがほぼみんな関係なく関わっているようだ。

 といっても、やっぱり俺からすると同じクラスの美樹や暁美さん、鹿目さんは付き合いやすく感じる。

 他が女子だからっていうのもあるかな。


 ……そういや、これまで女子しかいなかったのに俺が入ったことで雰囲気変わってしまってないだろうか?


貴方(美樹はあっち行っちゃったし……誰か)


貴方「鹿目さん、これからご飯とかどう?」

まどか「え?わたしはもう家でパパがご飯用意してるかもだから、ご飯はいいかな」

貴方「じゃあお菓子でもいいよ。家につくまで持たなそうでさ」

まどか「わたしもお腹はすいてるかも……なにか食べに行こっか」



1あっちでたい焼き売ってるとこあったよね
2縁日とかやってるところがあったような
3カフェでお茶するのは?
4自由安価

 下2レス
878 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 23:52:57.38 ID:dgdAGDKd0
1
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 23:52:59.24 ID:kQW7VEXk0
3
880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 23:54:01.47 ID:P9DzAOD30
3
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 00:08:56.27 ID:iobmxx0n0
斧と槌とモーニングスターは?
882 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 00:09:52.79 ID:iobmxx0n0
アンカつけ忘れた
>>859
883 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/11(火) 01:10:34.37 ID:NPewN9sS0


貴方「立ち食いってのもなんだから、カフェでお茶するのは?」

まどか「うん。わたしもそれでいいよ」


 鹿目さんと一緒に近くのカフェに入った。ここならご飯系もあるしお菓子もある。

 鹿目さんは紅茶とご飯の前に食べても重くなさそうな小さなホットケーキを食べていた。


まどか「なんだかお茶会みたい。契約したての頃は訓練の後、マミさんの家でよくやってたから」

まどか「マミさん、すっごいケーキとか作っちゃうんだよ!」

貴方「へえ」

まどか「……最近はやること減ったなぁ。みんな新人ってほどでもなくなったし、分かれて行動するのが増えたからかな」

貴方「もしかして女子会とかってしてたり?」

まどか「することはあるね……」


 マミさんの家で、か。上がったことがないわけじゃないけどあんまり知らなかったな。

 でもいいことを聞けた。


まどか「【貴方】くんも羨ましい?」



1羨ましい
2別にそうでもない
3自由安価

 下2レス
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 01:12:17.16 ID:YpkKHSjo0
1
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 01:13:29.04 ID:vnfhCV/m0
1
886 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/11(火) 01:40:40.77 ID:NPewN9sS0


 そこまで甘いものが好きなわけでもないけど、嫌いってわけもないし。


貴方「まあ、羨ましいかもな」

まどか「今度わたしからも言ってみるよ!」


 ……そんな話をしているうちに鹿目さんは薄いパンケーキをぺろりと食べ終わってしまう。

 こっちは食事系だからもう少しかかる。鹿目さんは紅茶を飲みつつ、こっちを眺めていた。


まどか「【貴方】くん、それおいしい?」

貴方「ああ。なかなか」

まどか「カフェでご飯ってあんまり食べないし、今度食べてみようかなあ。ていうかうち外食自体少ないほうかも」

貴方「料理上手なお父さんがいるんだろ?外に行かなくても家でうまいもの食えるならいいんじゃない?」

貴方「弁当も超豪華って美樹が言ってたぞ」

まどか「まあ、そうだね。パパには感謝してるよ」


 羨ましくなったのはそっちもだ。

 ――――カフェで腹を満たして、それぞれ帰ることにした。




二回目【貴方】 1日目終了

[知り合い]
・鹿目まどか・・・献身的な娘
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・友人↓
・佐倉杏子・・・仲間!new!
・巴マミ・・・先輩!new!

[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら
887 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/11(火) 18:12:51.53 ID:NPewN9sS0
---------------------
やるよー
888 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/11(火) 18:22:56.28 ID:NPewN9sS0
――――
2日目 教室



 自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。

 すると挨拶が返ってきた。


さやか「おはよー」

まどか「おはよう、【貴方】くん」

ほむら「……おはよう」


 いつもの光景。いつものやりとり。


貴方「今日は1時間目は……世界史か。それより4時間目の数学だな……」

さやか「社会はいいの? まあいいか」

まどか「そういえば宿題があったね。わたしちょっと自信ないとこあるんだよね」

貴方「あ、それなら俺が見ても――」

ほむら「私が見るわ」


 言いかけたところで先に暁美さんに取られてしまった。

 ……暁美さん、普段何に対しても興味なさそうにしてるけど、鹿目さんのこととなるとやたらと気にかけるところがあるよな。


まどか「本当? ありがとう!ほむらちゃんが見てくれるなら心強いよ。わたしももっと頑張らなくちゃね」

ほむら「まどかはちゃんとやってきただけマシよ」

さやか「やってきてない人がいるみたいな感じの言い方じゃん!あたしも今回はちゃんとやってきてるからね?」



主人公の【学力】
1前回と変えない(7)
2コンマ再判定
3実は自分やってきてないっす

 下2レス
889 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 18:24:22.08 ID:MOghK2Oo0
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 18:25:15.93 ID:oY1HnlwYo
2
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 18:25:29.18 ID:sptENV7Z0
1
892 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/11(火) 18:28:29.92 ID:NPewN9sS0

コンマ再判定


 下1レスコンマ判定1ケタ 【貴方】の学力
0~9

※0が最大、1から9は大きいほど良い
※00はクリティカルだよ。天才かもしれない。
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 18:29:07.68 ID:MOghK2Oo0
どりゃ
894 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/11(火) 18:48:30.32 ID:NPewN9sS0
【学力】
8 やったね【貴方】くん!1あがったよ!…多分感覚的には大差ないかな



貴方(ま、いいや。俺がでしゃばらなくても暁美さんが見てくれるらしいし)


 正直活躍とか感謝とか諸々奪われたような気がして複雑な気分。


さやか「で、【貴方】。ほむらはまどかにつくみたいだから、【貴方】はこっちに見せてよ!」

貴方「やっぱりそうくるか……。ていうか、答え見せるって話じゃねーし」

さやか「あちゃ、バレたか」


 調子良く笑う美樹は放っておくとして、とりあえず次の授業の教科書とノートだけ出しておく。


さやか「社会の時間は貴重な睡眠時間だね」

まどか「さすがにそれはだめだよう……たしかにお話はつまらないけど」

ほむら「つまらないわね」

貴方「ノートだけとっておけばいいさ」


 まあ、そんな気を抜いた授業が1つくらいあってもいいのかな……?


――――
――――
895 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/11(火) 19:17:14.56 ID:NPewN9sS0
四時間目 数学


 思った通り、数学の授業では初っ端から宿題の答え合わせが行われていた。

 鹿目さん以上に自信ないらしかった美樹は、最初のほうの簡単な問題に当てられて喜んでいた。

 そして、暁美さんが指名されて前に出ていく。


ほむら「…………これで合ってますよね」


 ノートさえ見ることなくさらさらと迷わず数式を書いて、こともなげにそう言って席に戻る。

 複雑な問題なのに、自信に満ちた鮮やかなまでの手際の良さだ。みんな思わず息を飲んでたし、教師もさすがだと褒め称えてた。


 暁美さん、マジで勉強出来るよな。俺だってこのくらいの問題となると自信満々には答えを突きつけられない。

 ただ、クールといえば響きはいいが、何に対しても興味なさそうって印象と相まって少し鼻につくように見えるのもわかる。

 ……なんで俺たちとは友達でいてくれてるんだろうな。


貴方(いや、友達に対して思うには失礼なことか)


 俺の視線に暁美さんも気づいて、感情のわからない無表情のままこちらに向いた。

 冷静で、少し冷たそうに見える藤色の目。


*「次の問題を【貴方】くん――……」

貴方「やっべ、俺か。やってきてるけど…………」


 自分の番が来て焦って前に出ていく。

 その頃には暁美さんも視線を前に戻していた。



――――
――――



*待ちに待った放課後です。
1下校前に校内でコミュ(キャラ指定)
2誰か誘ってパトロール行くか(キャラ指定・複数可)
3他の場所に寄り道
 ※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合うを誘うことはできます。

 下2レス
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 19:22:28.87 ID:I8m0N6O20
1ほむら
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 19:39:56.68 ID:bEgesiuYo
1まどか
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 19:42:02.55 ID:sptENV7Z0
899 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 22:02:43.00 ID:rN4zqAYi0
支援
900 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 22:24:15.32 ID:rN4zqAYi0
900ゲット
901 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/14(金) 23:06:28.71 ID:bhebdThQ0

------------------------------------------------------------
今の世界は始まったばかりなので、前の世界のちょっとしたおまけ
------------------------------------------------------------

?日目 教室



 自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。

 ……いつもだったらすぐに挨拶が返ってくるところだが、今日はみんな取り込み中のようだ。


まどか「わたしのはこれ!普通に溶かして固めただけだけど……」

さやか「おー、ハートなんて情熱的ー!うんうん、さっすがあたしのお嫁さんだ!」

ほむら「お嫁さんが三人も出来ることになるけど……」

まどか「まぁ……特に意味ないんだけどね。ハート可愛いでしょ?あとバレンタインっぽいかなって!」

仁美「ええ、可愛らしいと思いますわ」

さやか「仁美のはメッチャ高級感漂ってるね!これはさすがに買った?」

仁美「い、いえ!習いながらですが、一応手作りですわ」

さやか「あーそっか、お手伝いさんいるもんね」

まどか「さやかちゃんのもよくできてるよ!石畳チョコってやつだよね」

ほむら「みんな手作りなんてすごいね…… わ、私だけ市販のでごめんなさい」

さやか「これはこれでうまいからいいんじゃね? 下手に失敗するよりはいいよ」

ほむら「失敗……」


 カラフルな手提げ袋やラッピングをあちこちで見かける。

 今日は朝から女子たちがチョコレート交換にいそしんでいるみたいだ。


貴方(バレンタインって本来こういうイベントじゃなくね? なんか蚊帳の外な気分だよなあ)


まどか「あ、【貴方】くん。来てたんだ。おはよう」

貴方「ああ、おはよう」

さやか「おはよ。あー、えっと、【貴方】にもあげるよ。多めに作ってきたし」

貴方「ありがとう。へー、よく出来てるじゃん。本格的だな」

さやか「もう、そんなに褒めたって何も出ないよ?」

902 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/14(金) 23:07:44.20 ID:bhebdThQ0

まどか「わたしからもあげたいんだけど、さやかちゃんのせいで渡しづらくなっちゃったなあ」

さやか「まどかから義理チョコだってさ。……えっ、だよね? でしょ……?」

まどか「う、うん!義理。仲良くしてくれてありがとうって意味だよ」

貴方「あ、有り難いけどそこまで念押ししなくてもよくね?」

さやか「だって本気にしたら困るから」


 言い淀むことなく言い切った鹿目さんは、多分本心からのものだろう。


 ……こんなところで堂々と渡されるのなんて、よほど距離が近くて照れ隠しできるとかじゃない限り、本命じゃないもんな。

 カップルすらみんなの前でイチャついたりはしてないし。

 でも二つともうまそうだ。素直に嬉しいかな。


ほむら「えっと……!」

貴方「?」

まどか「ほむらちゃん、どうしたの?」

ほむら「い、いえ……なんでもない」


 なんか言いたそうにもじもじしていた暁美さん。

 ――――結局この後すぐHRが始まってしまって、この時には何を言いたかったのかわからなかった。

903 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/14(金) 23:14:11.07 ID:bhebdThQ0


 それからバレンタインでノリノリの早乙女先生にHRで当てられたり、授業は普通にいつも通り退屈だったり。

 授業によってはチョコレートもらってる先生もいた。



 午前の授業が終わると、昼休み開始のチャイムが鳴ってすぐに暁美さんが俺のほうに来た。



ほむら「きょ、今日はお昼空いてる? お弁当のおかず作ってきたから……」

貴方「ああ、うん。また空き教室行こうか」


 場所を移動して腰を落ち着けると、弁当を広げる。

 暁美さんが持ってきてくれた小さな容器に詰められているのはいつもの定番、卵焼きだ。

 ……正直まだ上手とは言えないし、道のりは通そうな感じだけど。


 暁美さんは終始落ち着かなさそうにしてた。

 すると、半分くらい食べところで、暁美さんが鞄からなにかを取り出す。


ほむら「あ、あとっ! チョコレートも作ってきたの。よかったら……!」


 ラッピングの中に見えるのはちょっと形の歪なチョコレート。
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/14(金) 23:17:00.08 ID:1XQGM2Co0
ソース表示

                 . < //    //. > .
                . イ> .//> .//  ` </`丶.
                /イ   .//` <.// > .  /` <ヾ丶
          /∨,′ / ,    / ,` <  >' 、/  \ト. \
         / .〃 >/ /    / /     ` < /> . j iヽ \
         /、//,′ ` >./ > ./__/____/__/ ` < >.! ゚./.\
        <\. ヘ; i   / ./_.ィ ´::::ィ:::::::::::::::::::::::、:::::::::`:... > .!ヽi \  >
         \ヽ. {.{ >イ´::::::;′.:;':/ !:::::::::ハ::::::::::iヽ:::::::: i:::: `:.<\ }/ /
         \〔/i_  \;i:::::,'./ l::::::i::! :::::::::| i:::i:::::l:::::::i::::::::\〕/
          |.:::l::::::l::::: / !::: /  ':::::l:l  ':::::::|  !:ハ:::l:::::::l::::::::ト::::i
          l /::l::::::l::::::i _:::,゚___ '::l:!   ':::::|_j'_ '::l:::::::l::::::::i:::V
          /.::::!:::: !:::ハ!´ ':′___   ':!    ::リ___リ `レ:::::::!:::::: l:::::゚.
            /.:::::::!:::::i::::|ィテテ〒ミ =、_  _,= ィキテ〒ミ、:::!::::::::l::::::::.
         ':::::::::::l::::::!::{{.弋廴jリ  }「  `l{ 弋廴。リ }}::!:::::: ;゜:::::::゚.
            {::::::::::::l::::::!::トゝ======'′   ヾ ======彳:::!:::: ∧:::ノ::::}
        /.ゝ:::::::ノ!:::::!::! ゚〃〃〃   ,   〃〃〃゚l:::::!:: /::::∨:::::;
        ,:::::::У::::::l::::::l::!> .    、 _,     .イ::;::j:::/::::::/::::::ゝ、
         {:::::/::::::/!:i::::!::',イ..ハ> .. _ _ . . <ハ..ノイ::;::/.:::::::'::::::::::::::゚.
        ∧:::::::::/  l:ハ:::!:::',....|ヽ   `TiT´   / l....,゚:::/`ヽ::::::\ハ::::::}
.      /::::У::/  `リヽ:::!::ド、――-、_|.|.|_, ィ=―.‐┴,:: /    \:/.:::::::::
.        {::::/::/   /'  \::', :.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.: /.:イ       ヽ::::::ノ
      ハ::::/  ,゜.′  、';::',::.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:,゚/      ヽ   〉:::ヽ
      ,::::ヽ{  .{      ';::',:.:.:.:.:.:;イ`仝゙r、:.:.:.:.:.:.;゚′´     }  /::::::::}
       {:::Уヽ  ∨      ヾ::',.-イ:.:.{`'┬'ヘ:.:.r- ノ/     .∨/.:ヽ::::;
      ':::::::::::ノ\'       `ヾ、/.:.:.{、 l/ }:.:.ヽ ./  _ _   Y\:::::::::ノ
      ハ::::::∧ ゚    _ _ _  },'.:.:.:.:{ Х /}:.:.:.:Vr、ハハハハr、 ゚,ハ:::∧
     {:::: У: ノ { _ r、ハ!V ヽrv{:.:.:.:.:{く Х }:.:.:.;ムィニニニニニヽノ),゜{:::::ヽ::::゚.
  /.\j:::/.:: イ ry'ィ, ニニニニ.ヽヘ⌒ /丶. '´ ト〃      \、)丶:::::}::::}/ヽ
  ,'.... 、/`ヽ'--、 ∨.′       `ヽ|_rr,=-、_>|         } r―`r={.........}
 ヽ_ノ、_/ヽ..../、 ヽ    ,.-― ァ<((((⌒⌒).;.;.;`ヽ..ィ⌒ヽ   /_.ィ........ヘノヽ=‐{
  >゙.::::::{ヽ..../ ゙ゝj  / j   ノ'.;.;.;.;>゙ヽイハ.;.;.;.;.;.;.;ヽ{l  i \.´ /\../イ::::::::ヽ
=彳:::::::::::: ヽ゜  .ヽ  / {   レト、.;.;.;.;.;.;.;.;.; >≦〆、ノ!ノ  /  ゚。}/  " ノ:::::::::::::゚.
  ::::::::::::i::!     ヽ.{ .ハ   }.|・。≧‐------‐≦。・{__.ィ゚/  }′、_イイ:::::::::::: }
  、::::::::::トヽ.__.ノ    ヾ. ゚{ー゚(|、・。・。・。・。・。・。・。|)XX}´ ,イ     j:::::::::::::人
  ヽ:::::::'.、        {`゚.弋XX> .._____ ..<XXノ' /イ      ノ.:::::::/ `ヽ
   `<:::::=-‐'   /、./ \ ゚ < XXXXXXXXXXX>゚ ,.<ヽム ー=彡:::: イ
       ̄      / /\/ ゚ー‐-'`=========´‐-イ゚\./ ハ   ̄
          / /  /丶 /  / \    /  / ヽ.  /\' ‘,
            / /  /   /\/   \ /  /    \/  .′、. ,
.           /、 /  /   /  /\    /、 ./      /丶/   ヽ,
          / . /丶/   /  /   \  /  .\     /  / \   ,
.         /\'  ./\ /  /       /、 ./  \ /  /    ヽ ,
905 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/14(金) 23:18:17.76 ID:bhebdThQ0

貴方「え?ありがとう!手作り……?」

ほむら「本当は鹿目さんたちの分も作ってたはずなんだけど、1つしかちゃんとできなかったから」

貴方「俺にくれるの?嬉しいな。でもこれこそ本気にされかねないよ?」

ほむら「私はそれでも……」

貴方「え?ごめん、ちょっと声小さくて聞こえなくって」

ほむら「う、ううん! 私からも、感謝の気持ち」


 今日は感謝されることが多い日だ。

 …………できれば1つは本命が欲しかったけど。


 チョコレートの話が出てふと気づく。


貴方「あれ、もしかして暁美さんの弁当にたくさん入ってるその黒いのって……」

ほむら「ぎく…… 実は失敗しちゃったやつなの。気にしないでいいよ。自分で食べるから」

貴方「一人で食べるのも大変でしょ。せっかくだから1つもらおうかな」

ほむら「あっ……!美味しくないよ!?」


 形はもらったの以上に歪だ。『ミルクチョコレート』の色にしては黒味が強い気がする。


 ちょっと焦げてるのかもしれない。甘味の中に隠せないような苦味があって。

 うまくできた味ではないけど――。


貴方「大人の味だ」


 市販品とはちょっと違う。

 それも、暁美さんが作ってくれたものなら悪くないかな――って思った。



------------------------------------------------------------
------------------------------------------------------------
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/14(金) 23:18:32.58 ID:1XQGM2Co0

                 . < //    //. > .
                . イ> .//> .//  ` </`丶.
                /イ   .//` <.// > .  /` <ヾ丶
          /∨,′ / ,    / ,` <  >' 、/  \ト. \
         / .〃 >/ /    / /     ` < /> . j iヽ \
         /、//,′ ` >./ > ./__/____/__/ ` < >.! ゚./.\
        <\. ヘ; i   / ./_.ィ ´::::ィ:::::::::::::::::::::::、:::::::::`:... > .!ヽi \  >
         \ヽ. {.{ >イ´::::::;′.:;':/ !:::::::::ハ::::::::::iヽ:::::::: i:::: `:.<\ }/ /
         \〔/i_  \;i:::::,'./ l::::::i::! :::::::::| i:::i:::::l:::::::i::::::::\〕/
          |.:::l::::::l::::: / !::: /  ':::::l:l  ':::::::|  !:ハ:::l:::::::l::::::::ト::::i
          l /::l::::::l::::::i _:::,゚___ '::l:!   ':::::|_j'_ '::l:::::::l::::::::i:::V
          /.::::!:::: !:::ハ!´ ':′___   ':!    ::リ___リ `レ:::::::!:::::: l:::::゚.
            /.:::::::!:::::i::::|ィテテ〒ミ =、_  _,= ィキテ〒ミ、:::!::::::::l::::::::.
         ':::::::::::l::::::!::{{.弋廴jリ  }「  `l{ 弋廴。リ }}::!:::::: ;゜:::::::゚.
            {::::::::::::l::::::!::トゝ======'′   ヾ ======彳:::!:::: ∧:::ノ::::}
        /.ゝ:::::::ノ!:::::!::! ゚〃〃〃   ,   〃〃〃゚l:::::!:: /::::∨:::::;
        ,:::::::У::::::l::::::l::!> .    、 _,     .イ::;::j:::/::::::/::::::ゝ、
         {:::::/::::::/!:i::::!::',イ..ハ> .. _ _ . . <ハ..ノイ::;::/.:::::::'::::::::::::::゚.
        ∧:::::::::/  l:ハ:::!:::',....|ヽ   `TiT´   / l....,゚:::/`ヽ::::::\ハ::::::}
.      /::::У::/  `リヽ:::!::ド、――-、_|.|.|_, ィ=―.‐┴,:: /    \:/.:::::::::
.        {::::/::/   /'  \::', :.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.: /.:イ       ヽ::::::ノ
      ハ::::/  ,゜.′  、';::',::.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:,゚/      ヽ   〉:::ヽ
      ,::::ヽ{  .{      ';::',:.:.:.:.:.:;イ`仝゙r、:.:.:.:.:.:.;゚′´     }  /::::::::}
       {:::Уヽ  ∨      ヾ::',.-イ:.:.{`'┬'ヘ:.:.r- ノ/     .∨/.:ヽ::::;
      ':::::::::::ノ\'       `ヾ、/.:.:.{、 l/ }:.:.ヽ ./  _ _   Y\:::::::::ノ
      ハ::::::∧ ゚    _ _ _  },'.:.:.:.:{ Х /}:.:.:.:Vr、ハハハハr、 ゚,ハ:::∧
     {:::: У: ノ { _ r、ハ!V ヽrv{:.:.:.:.:{く Х }:.:.:.;ムィニニニニニヽノ),゜{:::::ヽ::::゚.
  /.\j:::/.:: イ ry'ィ, ニニニニ.ヽヘ⌒ /丶. '´ ト〃      \、)丶:::::}::::}/ヽ
  ,'.... 、/`ヽ'--、 ∨.′       `ヽ|_rr,=-、_>|         } r―`r={.........}
 ヽ_ノ、_/ヽ..../、 ヽ    ,.-― ァ<((((⌒⌒).;.;.;`ヽ..ィ⌒ヽ   /_.ィ........ヘノヽ=‐{
  >゙.::::::{ヽ..../ ゙ゝj  / j   ノ'.;.;.;.;>゙ヽイハ.;.;.;.;.;.;.;ヽ{l  i \.´ /\../イ::::::::ヽ
=彳:::::::::::: ヽ゜  .ヽ  / {   レト、.;.;.;.;.;.;.;.;.; >≦〆、ノ!ノ  /  ゚。}/  " ノ:::::::::::::゚.
  ::::::::::::i::!     ヽ.{ .ハ   }.|・。≧‐------‐≦。・{__.ィ゚/  }′、_イイ:::::::::::: }
  、::::::::::トヽ.__.ノ    ヾ. ゚{ー゚(|、・。・。・。・。・。・。・。|)XX}´ ,イ     j:::::::::::::人
  ヽ:::::::'.、        {`゚.弋XX> .._____ ..<XXノ' /イ      ノ.:::::::/ `ヽ
   `<:::::=-‐'   /、./ \ ゚ < XXXXXXXXXXX>゚ ,.<ヽム ー=彡:::: イ
       ̄      / /\/ ゚ー‐-'`=========´‐-イ゚\./ ハ   ̄
          / /  /丶 /  / \    /  / ヽ.  /\' ‘,
            / /  /   /\/   \ /  /    \/  .′、. ,
.           /、 /  /   /  /\    /、 ./      /丶/   ヽ,
          / . /丶/   /  /   \  /  .\     /  / \   ,
.         /\'  ./\ /  /       /、 ./  \ /  /    ヽ ,
907 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/14(金) 23:44:02.33 ID:bhebdThQ0
こっから続きに戻りますよー

---------------------------------
放課後



 帰りのHRが終わり、チャイムが鳴る。



貴方「そういや、鹿目さんはなんの問題見てもらってたの?」

まどか「これ。当てられなかったけど、間違ってたんだ。ほむらちゃんに教わってやっとわかった感じ」

まどか「【貴方】くんも勉強できるほうだよね。本当勉強できる人ってすごいよ」

貴方「いやぁ、暁美さんはさらにすごそうだし……」




1暁美さんと仲良いよね?
2野良猫どうしてるかな?(前回の未完了イベントを引き継ぐ?)
3一緒にパトロール行く?
4ヒミツの特訓
5自由安価

 下2レス
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/14(金) 23:47:28.54 ID:D9BQB3ro0
2
909 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/14(金) 23:58:53.00 ID:zOrIlOqf0
1
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/02/16(日) 14:21:28.69 ID:ccshxJgH0
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc33
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1344698535/
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc32
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1344427614/
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc31
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1343913731/
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc30
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1343739224/
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc29
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1343/13435/1343566818.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc28
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1343/13433/1343306356.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc27
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1343/13430/1343049866.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc26
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1342/13428/1342879465.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc25
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1342/13425/1342529509.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc24
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1342/13422/1342275154.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc23
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1342/13421/1342181707.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc22
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1341/13418/1341842497.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc21
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1341/13417/1341754707.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc20
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1341/13416/1341665460.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc19
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1341/13415/1341582138.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc18
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1341/13414/1341497385.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc17
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1341/13414/1341411762.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc16
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1341/13413/1341316433.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc15
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1341/13411/1341156326.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc14
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1341/13411/1341146028.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc13
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1341/13410/1341063005.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc12
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1340/13408/1340892254.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc11
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1340/13408/1340800576.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc10
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1340/13405/1340546284.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc9
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1340/13404/1340456064.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc8
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1340/13402/1340286514.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc7
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1340/13401/1340114725.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc6
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1339/13399/1339945323.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc5
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1339/13398/1339851934.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc4
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1339/13397/1339762757.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc3
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1339/13396/1339672889.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカDisc2
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1339/13395/1339507507.html
もっと!安価で進める魔法少女まどか☆マギカ
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1339/13393/1339330284.html
911 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 14:22:01.25 ID:ccshxJgH0
【まどマギ】魔法少女が存在しない世界へようこそ【安価】

1スレ目 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1357898479/
2スレ目 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1358617468/
3スレ目 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1359115152/
4スレ目 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1359626873/
5スレ目 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1360161139/
6スレ目 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1361004697/
7スレ目 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1361960025/
8スレ目 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1362837641/
9スレ目 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363605573/
10スレ目 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1364386086/
11スレ目 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1365676323/
12スレ目 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1366991811/
13スレ目 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1369403604/
912 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/16(日) 18:32:55.90 ID:dZkk7aoo0


貴方「鹿目さんって暁美さんと仲いいよね」

まどか「うん、友達だよ!ほむらちゃんが転入してきてから――」

まどか「――――あれ?ほむらちゃんが転入してきて、魔法少女だってわかって……?」

貴方「?」

まどか「【貴方】くんも仲良さそうに見えるよ。他にあんまり男の子と話すことないから、ちょっと意外かなぁ」

貴方「あぁ、そうだな。クールそうに見えるけど、ああ見えていろんな人と仲良くしてるんだな」


 鹿目さんと暁美さんのことについて話していると、本人に聞かれてしまったのか近寄ってきた。


ほむら「二人とも私のこと話してるの……?」

貴方「あ、別に変なことは言ってないよ!ただ鹿目さんと暁美さんが仲いいなって思ってさ」

ほむら「それはわかってるわよ。二人とも陰口を言うような人ではないもの」

ほむら「まだ帰らないの?」

貴方「いや、もう行くよ。そうだ、暁美さんも一緒に帰らない?ちょっと寄り道して遊んで、ついでにパトロールも兼ねる!」

ほむら「遊びたいだけじゃない?」

貴方「そっちがメインなのは否めないな」

まどか「まあ、他にもパトロールに出てる魔法少女はいるから。わたしたちがそんなに張り切る必要もないんじゃないかな?」


 三人で校舎を出ることになった。下校ついでに遊びとパトロールだ。

913 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/16(日) 18:44:37.74 ID:dZkk7aoo0
繁華街


 駅に近い大通りに寄ってみる。

 人が集まるところには魔女も出やすいし、パトロールとしても悪くない場所だろう。


まどか「早くも小腹がすいてきちゃった。ほむらちゃんはなにか食べたいものはある?」

ほむら「私は特にお腹はすいてないけど……食欲がないわけじゃないわ。あなたに合わせようかしら」

まどか「え?そう言われると悩むなぁ」


 ま、みんなほとんど遊ぶことにしか意識は向いてないみたいだけどな。


1食べたい物提案(記述安価)
2ゲーセンでお菓子ゲットとかは?
3同じく鹿目さんに合わせる
4自由安価

 下2レス ※コンマ60以上で魔女が出るよ
914 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 18:45:13.40 ID:RRRuZ5nz0
ksk
915 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 18:46:38.71 ID:r09FWPd+0
916 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 18:47:06.94 ID:RRRuZ5nz0
このほむらは時期的に時間止められないんだよな
917 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/16(日) 19:20:17.74 ID:dZkk7aoo0

貴方「ゲーセンでお菓子ゲットとかは?」

まどか「それもいいね。楽しそう!」

ほむら「ええ、私もそれでいいわよ」


 ゲーセンにつくと、お菓子のある機械を見回す。

 甘いものからしょっぱいものまでお菓子で溢れている。うまくいけばお値段以上のお菓子がゲットできそうだ。

 失敗したらってことは今は考えないでおこう。ひとつも手に入らないってことはなさそうだし。


貴方「色んな種類があるな。どれからやろうか」

まどか「ちょっと待って、今何か反応が――!」

ほむら「外からね……たった今生まれたのかしら」

貴方「マジかよ……! 魔法少女ってのもゆっくりできねーもんだなぁ、もう!」



 反応を頼りに結界の位置を突き止めていく。

 その辺はやっぱり俺や鹿目さんより先に契約してた暁美さんとかのほうが優秀みたいで、ほとんどついてくだけだった。



ほむら「――――二人とも、変身するのはまだ待って。この魔女は孵化したて。使い魔もまだ生み出されていないわ」

ほむら「最深部までは下手に刺激しないほうが余計なリスクは負わなくなる」


 抜け殻の迷宮を進み、ついに魔女の眠る最深部への扉を破ると、一斉に変身して暴れ回る。

 道中には姿が見えなかった使い魔たちは、起き抜けの魔女の寝室を守っていた。

 立ちはだかる使い魔を倒し、魔女への進路をひらく。


まどか「【貴方】くん、そっちをお願い!」

貴方「ああ!」

ほむら「これだけ邪魔者がいなくなればあとは一人でも十分なくらいね」


 暁美さんが顔色一つ変えずにそう言うと、次の瞬間には魔女は爆風に包まれていた。

 時間停止の魔法だ。他人と協力して攻撃することもあるけれど、触れている者以外の時を止めてしまう性質もあり大抵は一人で事足りてしまう。

 結界に入ってからも暁美さんの独壇場だった。

918 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 19:23:58.84 ID:0OcsBgul0
貴方ほ武器の服は不明のままか?
919 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/16(日) 19:46:14.92 ID:dZkk7aoo0


 ――――魔女との戦闘が終わると、さっさと遊びのつづきに戻っていった。

 繁華街は賑やかでも結界のあるところは薄汚くて奥まったところだ。そんなところには長居したくないし腹もますますすいてしまった。


貴方「いやー、あっけなく片付いたな!暁美さんのおかげか!」

まどか「わたしはあんまり役に立てなかったかな……。やっぱり経験の差なのかな?ほむらちゃんって魔法少女長くやってるんだよね?」

ほむら「……私じゃなくて魔法が強いだけよ」

貴方「それにしたって、暁美さんって銃の腕でも巴さんと渡り合えるんだろ?身のこなしもなんつーか卓越してるし」

貴方「武器や魔法がなくても俺や美樹くらいだったら簡単に倒されちゃいそうだよなぁ。女の子相手に情けないけどさ」

ほむら「それはどうも」


 と、話しながらもお菓子の出る台を操作する。順調にゲットできていた。


貴方「ところで、暁美さんも見てるだけじゃなくてやったら?」

ほむら「私はあまりそういうの上手じゃないから……」

まどか「遠慮しないでよ!眺めてるよりやったほうがきっと楽しいよ?」

ほむら「じゃあ少しだけ……」


 ……暁美さんに操作を交代してみると、とたんに失敗続きになった。

 適当にボタン押しても1つは当たるって思ってたけど、まさか収穫ゼロとは。


ほむら「…………」

貴方「ま、まあまあ!運が悪かっただけだって」

まどか「がんばって、ほむらちゃん!」

ほむら「……一人でやったことがあるけど本当にとれなかったのよ」



 まあ、勉強でも戦闘でも完璧だった暁美さんだ。

 苦手なものがひとつくらいあったほうが親しみが持てるってものだろう。




二回目【貴方】 2日目終了

[知り合い]
・鹿目まどか・・・一緒に遊んだ↑
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親しみが持てる完璧↑
・佐倉杏子・・・仲間
・巴マミ・・・先輩

[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら
920 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 20:07:25.16 ID:S6EAfpyf0
ほむほむは強くてニューゲームを繰り返してるだけなんだよな
921 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 20:08:04.07 ID:0OcsBgul0
この世界でもワルプルギス来ちゃうの?
922 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/16(日) 20:12:56.27 ID:dZkk7aoo0
――――
3日目 教室



 自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。

 すると挨拶が返ってきた。


さやか「おはよー」

まどか「おはよう、【貴方】くん」

ほむら「……おはよう」


 三人で話し中らしい。


貴方「何話してんの?」

まどか「あ、実はね――」


 朝は適当に雑談を楽しんで、HRの後は更衣室に直行する。

 一時間目から体育の曜日はちょっと慌ただしい。



 着替えて体育館に集まっていた。今日はバスケだそうだ。

 ……さて、契約したことで見えないところで色々と強化されてるわけだけど。どうしようかな。



たいいくの授業
1手を抜いてやる
2目立つくらいにやる
3全力でやる
4見学にする

 下2レス
923 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 20:13:46.30 ID:S6EAfpyf0
全力だと周りの人がケガしそうだな
924 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 20:20:14.85 ID:WrFDRoDp0
無難に2
925 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/16(日) 20:50:24.22 ID:dZkk7aoo0


 そこそこくらいにやってみた。

 球さえもらえればこっちのものだ。もらった分はとりあえず全部シュートに突っ込んでみた。

 遠くからでも力は足りるし、コントロールが不安ならゴールまで距離を詰めるのも簡単だ。

 本来団体スポーツだが、誰かにパスするより自分でやったほうが確実に点が入る。今の自分なら全部一人で出来てしまった。


――――
――――


「すげー!【貴方】が居たから勝てたよ!てか【貴方】が居た時のチーム全部勝ってるし!」

「なあなあ、バスケ部入らねえ? 一緒にバスケやろうぜ!」

貴方「いや……やめとくわ」

「えー、マジでもったいねーのー。これからも【貴方】がチームに居れば安泰だな!敵に回った時が恐ろしいぜ!」

貴方「お、おう……」


 野郎共からの黄色い声。

 体育が終わってから周りに取り巻いてた奴らがいなくなると、なんかドッと疲れた気分だった。

 身体は少しも疲れてないのに。それどころかまったくやりごたえを感じてない。


さやか「【貴方】、なんかぐったりしてるわね。体育でそんなに疲れちゃったの?」

貴方「ツマラナイ……」

さやか「……あー、アンタ体育で目立ってたんでしょ?ほむらも毎回県内記録破ったり痛い目立ち方してるんだよ」

さやか「魔法少女だから出来るの当然なのになんで手加減しないのさ? やろうと思えばあたしのほうがほむらより上なのに」

ほむら「痛くて悪かったわね……。でも今更調子を変えたら不自然でしょう?」

さやか「最初に調子に乗っちゃったからやめられないのか」

貴方「俺の思ってるスポーツとなんか違うんだよ!これでも全然全力とか出してないし!」

貴方「もう魔法少年はスポーツを楽しむことも許されないんだ……一生無難に手加減するしかないんだ……」

まどか「二人とも悩んでるんだね……」

さやか「んー……わかった。じゃあ、契約者だけでスポーツすればいいんでしょ?マミさんにも持ちかけてみる!」

貴方「え?」

まどか「6人で出来ることだね……訓練や戦い以外で身体動かすのもいいかも!わたしはそんなに運動得意ってわけじゃないけど、頑張る!」

ほむら「まどかはきっと体の動かし方をわかっていないだけよ……。それと少し遠慮もしてるから」

さやか「ま、普段溜め込んでるのを出す機会にはよさそうだね!決まり!あとはなにやるかだなー」



 ということで、みんなでスポーツをする約束が決まった。



*待ちに待った放課後です。
1下校前に校内でコミュ(キャラ指定)
2誰か誘ってパトロール行くか(キャラ指定・複数可)
3レッツスポーツ!(内容指定)
4他の場所に寄り道
 ※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。

 下2レス
926 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 20:58:41.04 ID:S6EAfpyf0
ksk
927 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 21:03:31.48 ID:a5DfRdEw0
3吹き矢
928 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 21:03:54.90 ID:0OcsBgul0
2 マミ
ただし、他の生徒がいないところで出来たらテレパシーで誘う
929 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/16(日) 21:39:46.02 ID:dZkk7aoo0
――――
――――
放課後 土手



 放課後になると、一昨日ぶりに6人全員で土手に集まっていた。



マミ「――ということで、第一回魔法少女……と少年、スポーツ大会をやりたいと思います!」

さやか「わーい、どんどんぱふぱふー」

貴方「……美樹、何の準備してるんだ?そのノートは?」

さやか「吹き矢と的だよ!手作りのね」

まどか「みんなで吹き矢をやるのかな? ……それだったらわたしも勝てそうかも」

ほむら「使う力は肺活量のみね」

杏子「ハラ減りそうじゃん?」

貴方「まあいいけど、それちゃんと飛ぶのか?」

さやか「まっかせてよ!」


 美樹が手作り吹き矢を吹くと、まっすぐに飛んでいった。

 意外と速いし、全力でやったやつが当たったりしたらそれなりに痛そうだ。


さやか「どうだ!勝敗はダーツみたいに点数で競うよ。準備は出来たことだしさっそくやろうよ」

さやか「順番は適当にじゃんけんで決めます」

まどか「6人でじゃんけんって結構かかるね……」


 順番を決めて、まず最初の人が基準線の前に立つ。


マミ「吹き矢といっても、要領は銃の扱いと似てるわよね」

まどか「弓よりはマミさんの使ってる銃のほうに近い気がします……!」

ほむら「まどかもコントロールは鍛えているのだから大丈夫よ」

さやか「げっ、強敵が多そうだ!でも言い出しっぺが負けてらんないね」

杏子「ま、やるからには勝つ気じゃないとな」

貴方「燃えてきたぞ!今度こそ全力だ!」

さやか「勢い余って吹き矢壊したらやり直しねー。……つくりなおすけど」



下1〜6 結果コンマ判定 0=100、高いほどイイ!順番は喋った順。【補正】マミ・ほむら+20、まどか+10
5分間レスが空いた場合に連投許容
930 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 21:43:18.19 ID:0OcsBgul0
931 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 21:50:07.14 ID:Tbv+J9cC0
そいや
932 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 21:51:43.26 ID:0OcsBgul0
そいや
933 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 21:52:21.64 ID:S6EAfpyf0
そいや
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 21:55:18.82 ID:TNsRiM4Jo
んにゃぴ
935 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 22:15:55.99 ID:HNccCQXd0
936 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 22:41:06.52 ID:a5DfRdEw0
>>935
「特殊部隊に推薦できる腕前だ!」
937 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/16(日) 22:45:04.69 ID:dZkk7aoo0


マミ「狙いは――ここ! ……あれ?」39

まどか「これで当たるかなぁ……? あっ、0点!?」24

ほむら「こんなもの……かしら。的には当たったわね」46

さやか「おお、いいとこいったじゃん!?ビギナーズラックってやつかな」64

杏子「一発目からほぼ真ん中か。もーちょい左にずらせば完璧だったな……」82

貴方「ドストライク!?」99


 途中的や吹き矢を直しつつ、三巡やって終わりだ。

 結果は少し意外だった。優勢かと思われた射撃組がことごとく奮わず、代わりに美樹や佐倉さんのほうが健闘していた。

 特に佐倉さんはすさまじかったが、さらに驚くのは俺が三連続で真ん中当てちゃったことだった。


さやか「意外な結果に!」

マミ「いつも使っている銃の感覚とはさすがに少し違うか……奮わないものね」

まどか「うーん、ダメダメだぁ。マミさんは十分できてると思いますよ……」

ほむら「マミはいつも決まった愛用の銃でしょう?私は色んな銃を使うから少し出来たのかもしれないわ」

杏子「あたしもさやかも銃なんか持ったことないけど上じゃねーか。関係ねーよ」

さやか「ま、あたしは運がよかったんだよ。でもアンタはたしかにすごいわね、杏子」

杏子「気分いいな!けど【貴方】はなんだよそれ!実は吹き矢のプロかよ?」

貴方「吹き矢のプロってなんだよ」



1俺も銃なんか持ったことないよ
2銃は使うことはあるけどさ
3銃はいつも使ってるけどさ

 下2レス
938 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 22:52:26.95 ID:0OcsBgul0
1
魔法使いでいてほしい
939 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 22:52:42.96 ID:HNccCQXd0
1
940 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 22:52:53.22 ID:a5DfRdEw0
1
941 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/16(日) 23:27:59.50 ID:dZkk7aoo0

貴方「俺も銃なんか持ったことないよ」

さやか「で、どう?全力で競えてスッキリした?」

貴方「ああ、楽しかったな!今度はガッツリ身体動かすやつでもいいかもなあ」

さやか「第二回も遠くなさそうだねー」


 美樹はやる気らしい。

 今日はみんなで遊んで絆も深まった気がした。ついでに新しい特技も見つかったかも……?



このあと
1ご飯に誘う(キャラ指定)
2ヒミツの特訓(キャラ指定)
3自由安価

 下2レス
942 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 23:29:07.16 ID:0OcsBgul0
2マミ
943 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 23:29:36.25 ID:HNccCQXd0
2マミ
944 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 23:31:23.85 ID:a5DfRdEw0
これは吹き矢の特訓になりそうですね
945 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 23:33:44.47 ID:HNccCQXd0
マミさん跳んだり走ったりすると胸がブルンブルン揺れて男子の目に毒だな
946 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/16(日) 23:48:30.75 ID:dZkk7aoo0


杏子「あー腹へった。メシメシー!」

さやか「まったくアンタはそればっかりなんだから。少しは女の子らしくしようとは思わないの?」

杏子「別にいいじゃんか。好きにさせろよ」

杏子「気にしてもしょうがないこと気にしてどうなるってんだ。あたしに青春とかあるわけないし?」

まどか「そ、そんなことない……かもよ? 一応魔法少年やってる男の子もいるみたいだし」

さやか「意識しなきゃ青春もこないもんだと思うけどなー?」


 わいのわいのと雑談しながらぽつりぽつりと人が離れていく。

 完全にみんながいなくなる前にこっそりと巴さんを呼び止めた。


貴方「……巴さん!俺に特訓してくれませんか?」

マミ「特訓?……吹き矢の?」

貴方「い、いや。戦い方を見てもらえないかなって」

マミ「それはもちろんよ。【貴方】くんは熱心ね」

貴方「俺が一番新入りだから……」

マミ「そんな。私や佐倉さん、あと暁美さんもかしら?そのあたりは差があるもしれないけど、他はもうほとんど変わらないわよ!」

マミ「……あと、少しだけ吹き矢のコツも教えてくれる?二回目がないとも限らないもの」

マミ「やっぱり先輩、ベテラン、銃使いとしての威厳をね!」

貴方「は、はあ……」


 巴さんからの特訓のお願いも受けてヒミツの特訓をはじめた。

947 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 23:49:57.19 ID:HNccCQXd0
マミさん叛逆でもマギレコでも強かったからな
948 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 23:51:52.42 ID:0OcsBgul0
貴方は他の仲間と色々被らないために緑色の魔法使い服で色んな魔法が使えるタイプのイメージ
武器は杖かメイス
949 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 23:53:25.45 ID:a5DfRdEw0
君ら鞭とかまともな武器はダメなのか
950 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 23:54:15.26 ID:HNccCQXd0
ドリルとかビームとかレーザーとか
951 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 23:54:33.02 ID:0OcsBgul0
外伝だけど、サキという鞭を使う魔法使いがいてな……
952 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 23:55:57.88 ID:1akhEc8Q0
扇子とかハンマーとか斧とか鎌とかモーニングスターは?
953 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 23:57:32.10 ID:1akhEc8Q0
あと日本刀とか
954 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/17(月) 00:01:41.35 ID:kbqgEn4A0
いっそのこと複数の武器に変化させられるギミック武器はどうだろう?烈火の炎の小金井みたいなの
955 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/17(月) 00:14:23.02 ID:56q9TZ7V0
盾の勇者の教皇みたいだなそれ
956 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/17(月) 00:16:07.39 ID:UgJ8Mo0Ho
魔法少女シリーズの武器は他のアニメと被らないように全く関係ないような能力もついてるからな
それこそ魔法の杖みたいに
だから貴方のもまどかの弓や杏子の槍みたいな本来の目的にのみ沿った武器であってほしいと思う
957 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/17(月) 00:17:30.65 ID:kbqgEn4A0
みんな、武器ばっかり考えていたけど魔法生物作って使役するタイプもありなんじゃないか?
958 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/17(月) 00:22:58.63 ID:J1+jRZgb0
魔女を口説いてメロメロにする言葉の魔術師タイプもな
959 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/17(月) 00:26:09.20 ID:kbqgEn4A0
いっそのこと正当な魔法使いタイプで本(魔法書)ありなのでは?
他の魔法少女の魔法も解析すればコピーできるとか(ただし、本家より劣化)
960 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/17(月) 00:29:42.33 ID:436zsvY90


マミ「さあ、もっと遠慮しないできていいのよ! じゃないと特訓にならないわよ?」

貴方「っていわれたってそんなに隙なんて――――!? わあっ!?」


 巴さんからは魔力の操作と動き方を総合的に見てもらった。

 ……しかしまあ、巴さんの戦い方も多彩だよな。

 銃を武器にしてはいるけどアクロバティックにバリバリ動くし、そもそも本来の武器は銃じゃないって話だ。


貴方(巴さん、よく動くんだよな……美樹みたいに胸当てもないし、ちょっと気になるっていうか)

マミ「ほら、気が抜けてるわよ!」

貴方「やべえっ!」


 気付いた時には伸びているリボンが厄介で、何度も足に引っ掛かっては顔から落ちそうになっている。

 巴さんは優しいから地面に強打は避けられているが、意図せず浮く感覚は心地がよろしくない。


マミ「……組手はこれくらいにしましょうか。【貴方】くんは私と同じように不定形の武器なのよね」

貴方「同じって言っていいんすかね。同じってほど自由度ないですけどね……」


 連敗のままレッスンを終え、杖の先に向けていた魔力を消す。

 そのまま使えば短い杖。だが、今のところは戦いとなると勝手に感情が昂ぶって武器が出てきてしまう。

 そのまま力を込めれば大剣。工夫すれば刀や斧、他の武器にも出来るだろうか。……巴さんと違うのは刃が魔力そのものってところだ。


マミ「あ、そうだ!吹き矢があれだけすごかったんだから、吹き矢にしてしまえばいいんじゃない?」

貴方「これで!?いや、そんな操作はムリっすよ」

マミ「そう?もっと器用になれば、作れる武器の幅が増えるかもしれないわね」



 戦いで吹き矢を使うのはまだ難しそうだ。

 ――――と、そんなこんなで組手のレッスンを終えて、また吹き矢に戻ってくる。



貴方「あ。道具がもうないですね。美樹、ちゃんと持ち帰っちゃったんだな……」

貴方「吹き矢の作り方調べるか……こんな感じでいいのかな」

マミ「……相変わらず【貴方】くんはドストライクなのね」

貴方「ははは、まあ……。この辺を狙って的に合わせる感じで」

マミ「こ、こう……?わからないわ……」



 ついでに、吹き矢の作り方も覚えてしまった。

 巴さんに教えるのは新鮮な気分だ。


▼巴さんと二人で特訓した。少し器用になった気がする。



二回目【貴方】 3日目終了

[知り合い]
・鹿目まどか・・・一緒に遊んだ
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親しみが持てる完璧
・佐倉杏子・・・仲間
・巴マミ・・・吹き矢教えた↑

[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら
961 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/17(月) 00:33:46.08 ID:436zsvY90
-----------------------------------------
色々出てたけど総合したら>>954になりました。
>>957>>958武器とは別の魔法はまだ決まってないのでチャンスはあります。このままなしってこともありえますが。
>>959 ものすごく海香ちゃん…しかも劣化も(恐らく)しない…
962 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/17(月) 00:35:57.06 ID:kbqgEn4A0
あと固有魔法も決まっていないの?
963 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/17(月) 00:43:48.50 ID:UgJ8Mo0Ho
砲兵と歩兵のミックスて感じか?
964 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/17(月) 00:47:07.70 ID:yZ/OLEasO
固有魔法はまどか達に助けられたときに「彼女達の力になりたい」と思ったから「強化」の魔法とかどうだろう?
対象者との絆が深いほど効力が上がれば、好感度システムとマッチする
965 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/17(月) 00:58:43.48 ID:436zsvY90
次スレでございます

貴方「俺が魔法少年でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1581868368/

966 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/17(月) 01:04:33.45 ID:kbqgEn4A0
>>1000の願いとかあるのかな?
もしできたらキリカと桐野がこの世界でも幸せに暮らしているの見てみたい
967 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/21(金) 02:59:30.40 ID:+fWDnlAao
埋める?
968 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/21(金) 20:59:41.81 ID:y5PUrO+e0
----------------------------
無理に埋めなくても残ってたらなんかおまけ書くかもです
969 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/21(金) 23:57:55.67 ID:5iAoDCN00
それならほむらとさやかの修羅場をば…
970 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/22(土) 00:01:44.78 ID:8XAroZyL0
修羅場になるならメガほむもキャラ変わりそうだな
971 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/04/19(日) 00:16:05.55 ID:8rqPQrLJ0
おまけ期待
972 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/05(土) 00:18:18.84 ID:yT6ZaXas0
973 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2021/03/08(月) 21:11:36.23 ID:WEIlczcE0
----------------------------------------------
*おまけ* 嫉妬Lv3モード
----------------------------------------------


ほむら(あくまのひと)「……バグったみたいよ」


※主人公の設定に関わらず理不尽に全キャラ嫉妬Lv3・好感度MAXでスタートします
※オチも目標もありません。ただ生き延びてください
※ここに出てくるヒロインはよく知った女の子たちの分身だよ。本人とは関係ないよ
※一定時間が経つ(まずはこのスレで『1000になる』)と収集が付かなくなった世界を「あくまのひと」が強制終了させてくれます
※↑たとえ結末を書く前に誰かが書きこんで1000になってしまったなどの諸事情があった場合でもそう思っててください



――――……??回目. 起動



 朝、一日がはじまる。


 どこにでもあるような至って平常な朝だ。退屈なほど平凡で。

 ワルプルギスの夜だとか、そんなうっすら噂で聞いたことがあるようなないような災害の予兆も当然無縁で……。



貴方 is 誰
1学生は学校に…見滝原中学校に行かなきゃ!
2学生だからどうしたぐっすり二度寝
3自分が誰だかわからない…とりあえず街を歩く
4自由安価

 下1レス
974 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 21:20:29.34 ID:dqxd71HT0
1
975 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2021/03/08(月) 21:58:38.70 ID:WEIlczcE0


 見滝原中学校に向かおう。



1二年生の教室に行く
2三年生の教室に行く
3寄り道してから行く

 下1レス
976 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 22:19:08.96 ID:5JAkUteE0
1
977 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 22:21:24.35 ID:r6rH8rkG0
3
978 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2021/03/08(月) 23:02:05.98 ID:WEIlczcE0


 寄り道せずに学校へ行き、自分の教室に着いた。

 自席で荷物の整理をしながらHRの時間までぼんやりと過ごす。


 ――……あるはずの席がいつまで経ってもないままだ。

 この学校では机と椅子を収納できる仕組みだ。登校してくる人が増えれば席も埋まっていく。

 学校に来ていない人の席は空間が空いたままだ。今日の教室内は妙に広かった。


貴方(あの辺って……誰の席だったっけ?)


 あんなにごっそり休むことなんてあるだろうか……と思った頃に数人まとめて駆けこんできた。

 こっちにくる!


さやか「【貴方】! なんで待ち合わせ場所に来てくれなかったのよ! 約束してたんだよ?」

貴方「えっ……約束、してたっけ?」

仁美「ほら、【貴方】くんも違うと言っていますわ。今日は私が迎えに行くと言っていたのです。今朝はもう家を出た後だったのですが……」

まどか「えっ……? 違うよね? 毎日一緒に登校してたのはわたしなのに、なんで今日は先に行っちゃうの……?」


 何故かまとめて詰め寄られる構図になっているが、困ったことにまったく覚えがない。

 どうしよう……?



1約束…?
2何を言ってるのかわからない、と言う
3とりあえずあやまる
4じっくり思い出してみる

 下1レス
979 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 23:22:45.74 ID:wSCOYj9s0
2
980 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 23:26:17.84 ID:wSCOYj9s0
やっぱり4で
酔わされて忘れてただけかもしれないしな
981 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2021/03/09(火) 00:04:44.05 ID:sawaQRkQ0


貴方(いや……これは自分が忘れてるだけなのかも……)


 まずはじっくり思い出してみよう……。

 これまで何があったか……。近いうちのこと……



 ……今学期のはじめ……みんなとの出会い……家族との思い出。



貴方「ウッ――――――――!?!?!?!?」



▼貴方の精神は崩壊した!



DEAD END.この世界において、自分を深く考えることは禁忌




――――
――――


1約束…?
2何を言ってるのかわからない、と言う
3とりあえずあやまる

 下1レス
982 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 00:08:33.84 ID:E2Hv13U40
2
983 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2021/03/09(火) 00:20:59.12 ID:sawaQRkQ0


貴方「何を言ってるのかわからないんだけど……」

さやか「やっぱそうだよね? 仁美のはともかく、まどかと毎日登校してるはありえないでしょ」

まどか「えぇ!? なんでありえないの!?」

貴方「いや、さやかが何言ってるのかもわからんし」

さやか「なんでよ! わかるでしょ!? だってさ、その……!! 恋人との約束だよ!?」

貴方「こっ……――!?」

仁美「何を言ってますの? それは私たちのことでしょう?」

まどか「えっ? ち、ちがうよ! わたしだよ! まさか【貴方】くん、こんなにいっぱいの人と浮気を……!?」

貴方「いやだからまったく覚えがな――」

さやか「ちょっと! どういうことよ!」

仁美「聞き捨てなりませんわよ?」

まどか「うえぇぇえん!」



 さやかと仁美には詰め寄られてるしまどかは泣いてるし、ひどいありさまになってしまったが、

 タイミングよくHRが始まったことで運よくこの場は収まった。


 だけど今からHRが終わって小休憩になるのが怖くて仕方がない!

 ――助けてほしいのはこっちのほうだ!



 こうなったら…
1廊下に逃げる
2保健室に逃げる
3お外に逃げる
4逃げも隠れもしない!全部本当にしてやる!

 下1レス
984 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 00:40:43.63 ID:E2Hv13U40
2
985 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2021/03/09(火) 00:57:30.82 ID:sawaQRkQ0


 気分が悪くなったってことにして授業が終わるまで保健室に逃げよう。


 薬品の匂い……白いベッド……。

 今は保健室の先生もいないようだ。静かな空間でいったん落ち着こうか。


まどか「【貴方】くん、具合悪いの?」

貴方「な、なんでここに……」

まどか「わたしは保健委員だよ? 悪いところがあるなら見せてよ。先生いなくてもわたしが手当するから!」

貴方「そう言われても怪我とかしたわけじゃないから。えーっと、ちょっと休んでれば良くなるよ」

まどか「でも心配なの。……どうして朝あんなこと言ってたの? 【貴方】くんのことだから、やっぱり嘘とかは言わないって信じてるから」

まどか「……本当にわたしとのこと覚えてないの?」


 ……泣きそうな目でじっと見られるとキツいものがある。

 やっぱりこの話題は避けられない!



1覚えがない
2嘘でも思い出したと言う

 下1レス
986 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 01:47:11.57 ID:F+XsmhXNO
1
987 : ◆xjSC8AOvWI [sage saga]:2021/03/09(火) 03:22:58.76 ID:sawaQRkQ0


貴方「わ、悪いけど、覚えがないな……」


 そう言うと、まどかは立ち上がる。

 後ろに回ったかと思うと、小さな手に頭を撫で回された。


まどか「頭を打って記憶喪失とかってよくあるけど……本当に怪我じゃないんだね」

まどか「じゃあ、何のせい? どこが悪いんだろう……?」

貴方「さ、さあ……」


 どこも痛くはないし、向こうが冗談言ってるとしか思えないんだが、

 ナデナデされてるようでちょっと照れてしまう。


 ……と、そんなことを考えてたら、風が吹いてきた。


貴方「な、なんか風強くない? 窓――あ、あれ!? 閉まってるのに!!?」

まどか「忘れたままなんて嫌だよ……! わたしが、わたしが治してあげなきゃ……! もっと集中――――――!」


 室内を吹き荒れる風は急激に強さを増した。

 ――――天気の良い午前中、密室の保健室に竜巻が発生した。


▼貴方はバラバラになった!



DEAD END.女神の殺人的治療

---------------------------------
…素直がイチバン、とは限らない?
---------------------------------

――――
――――



貴方「……お、思い出したよ! 付き合ってたし、毎日登校してた……!」

まどか「! うん。よかったぁ、思い出してくれて! このままだったらどうしようかって怖かったの!」

まどか「……じゃあ、先に教室戻ってるね?」

貴方「あ、うん……」


貴方「…………」


 どおおおうすんだこれ!!? なぜか成り行き的に恋人になったんだけど!!?


貴方(この経緯はあんまり嬉しくないけど……でも、案外悪くもないかもなあ)

貴方(ナデナデされてしまった……)


 残りのクラスメイトもいるのが怖いけど、とりあえずもう寝てしまおう。寝て現実逃避しよう。

 実は後で教室戻ってみたら『ドッキリ大成功』とか言われるかもしれないし。


貴方(いや、それはそれでダメージあるぞ。……まあいいや、もう今はおやすみ!)

988 : ◆xjSC8AOvWI [sage saga]:2021/03/09(火) 23:23:39.35 ID:sawaQRkQ0


 ――――……気持ち良くまどろんでいたが、チャイムの音とともに目が覚めた。

 壁に見える時計は、一時間目の授業が終わった時間だ。


貴方(結構寝てたな……先生まだ来てないのかな?)


「うーん……」


 その時、布団の中で何かがもぞりと動いた気がした。

 ……中っていうか横!? 横から声したんだけど!


 横を見てみると、すぐ近くに暁美さんがいた。


ほむら「ど、どうして私のベッドに……!?」

貴方「いいいいいいやそっちこそ!?」

ほむら「まるで私から入ったみたいな言い草ね……!? ありえると思ってるの?」

貴方「ごめんごめんごめん! とりあえず出てくから許して!」

ほむら「…………いえ、いいわ」

貴方「えっ」


 暁美さんの白い指に袖を小さく掴まれる。


ほむら「……【貴方】くんなら許してもいいと言ってるの」

貴方「 えっ?」

ほむら「……」

貴方「えっ」

ほむら「当たり前だけど……他の女子にまで手を出してみなさい? このこと言いふらすから」


 断じて変態的なことをしたいってわけじゃないけど、ついさっき恋人が出来たところなんですが……。

 暁美さんはまだ袖を掴んでいる。……もうこの際、思い切って二時間目までいっちゃうか?



1欲望に負けて添い寝
2逃亡

 下1レス
989 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 23:25:36.37 ID:qEYZF9gL0
1
990 : ◆xjSC8AOvWI [sage saga]:2021/03/10(水) 00:21:46.85 ID:lHaKgmXP0


貴方(……ここは思い切って流されるか。ええい、二度寝最高!)


 起きたばかりだが、再び横になることにした。

 ……そっと隣を見る。目の前に無防備すぎる寝顔がある。これがどうして落ち着いていられるんだ。


貴方(本当、綺麗だよな……こんな近くで見ることがあるなんて思ってなかったけど)

貴方(……これってもしかして、キスくらいしても怒られないんじゃないか? ここまで許されたんだぞ?)



 その時、扉の開く音がした。そういえば、今って一時間目が終わって小休憩の最中……?



まどか「【貴方】くん、まだ具合悪いの? 二時間目始まっちゃうよ?」

貴方「か、鹿目さん? こ、これは違うんだ!」

まどか「え……な、なんでほむらちゃんといるの。一緒のベッドって、どういうこと……?」

貴方「いやだからその、これはちょっと事故というかもしかしたらドジが発端というか」

まどか「何も違わないよね? だってわたしが来た時、【貴方】くん起きてたよ! ほむらちゃんのことキスとかしそうな体勢で見てたよ!」

ほむら「ええ。何も違わないわ」

貴方「あ、暁美さん、何を言ってるの!?」

ほむら「……そういうことよ」


 『そういうこと』って何!? いや、否定もできないけど……!


まどか「そ、そ、そ、そんなのおかしいよ! 【貴方】くんはわたしと付き合ってるんだもん!」

まどか「毎朝一緒に登校したこととか、ちゃんと思い出してくれたって言ってたもん!」

ほむら「……【貴方】くん、それは話が変わってくるわよ。まどかとのことがありながら私にも手を出したというの?」

ほむら「他の女子にまで手を出したら承知しないと言ったわよね……。それも、よりによってまどかに?」

991 : ◆xjSC8AOvWI [sage saga]:2021/03/10(水) 00:36:22.51 ID:lHaKgmXP0


 鹿目さんからは泣きながらも怒気を感じる。暁美さんからは鋭い殺気のオーラを感じる。

 暁美さんとの添い寝に流されてしまった以上、前者のことはナシにしないとどっちにしてもマズイものがバラされそうだ。


貴方「じ、実は……思い出したっていうのは嘘だったんだ! 安易なこと言ったのは悪いと思ってるけど、かわいそうだと思って」

貴方「鹿目さんのためを思ったつもりだったのに余計に悲しい思いをさせてしまった。本当に好きなのは暁美さんだったんだ」

ほむら「【貴方】くん…………」

まどか「そんなのってないよぉ! 本当は覚えてるんでしょ? わたし、一緒に登校するために早起きして頑張ってたんだよ」

まどか「朝、【貴方】くんの顔を見るたびに嬉しかった。【貴方】くんも目が合ったら笑って挨拶してくれた。それだけで頑張れたの!」

まどか「なのに今日に限っていつもより早い時間に出ちゃうなんて……」

貴方「えっ……毎朝一緒に登校ってそういうこと? 見かけたら挨拶くらいはしたかな。それ以外のエピソードないの? やっぱりそれって付き合ってないんじゃ」

まどか「それ以外……? あ、帰りも一緒だったよ!」

貴方「登下校中にたまに会ってもそんなの偶然としか思わないよ! 約束した気になってたのはそっちだけだよ!」

まどか「ど、どうして……そんなことないもん……うぇぇええん」


貴方「というわけで、暁美さん。添い寝の続きを……」

ほむら「……そんなにうまくいくと思った?」

貴方「……やっぱダメ?」

ほむら「まどかを泣かせたのは事実よ」



▼貴方は社会的に爆死した!


DEAD END.ほむらちゃんの理不尽爆弾


――――
――――


>>988
1逃亡

>>983 こうなったら…
2廊下に逃げる
3保健室に逃げる
4お外に逃げる
5逃げも隠れもしない!全部本当にしてやる!

 下1レス
992 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 00:43:48.23 ID:/Oq+xPHK0
5
993 : ◆xjSC8AOvWI [sage saga]:2021/03/10(水) 01:08:34.49 ID:lHaKgmXP0
>>983 逃げも隠れもしない!全部本当にしてやる!


早乙女先生「――というわけで、女子は食い意地の汚い男性とは絶対にお付き合いしないように!」

早乙女先生「男子はそんな男性にならないように!」

早乙女先生「欲張りすぎるとお腹壊しちゃうので、注意してくださいねっ♪」



 HRが終わって先生が教室を出て行った。ここから一時間目まで、小休憩のはじまりだ。

 だが泰然と待つ! もう逃げも隠れもしない!

 よく考えたら美味しい状況じゃないか! 一気に三人からモテるなんてそうそうないぞ。


 さやか「で、どうなの!」 仁美「どうなんですか!」 まどか「どうなの!?」

貴方「……そうだった。さやかと付き合ってたのは本当だよ」

さやか「! そう言ってくれてよかった……!」

仁美「そんなことないです! それなら私とは!?」

貴方「仁美とももちろん付き合ってたよ」

仁美「そ、そう――――え? え?」

貴方「まどかとも」

まどか「……ちょっと待って。やっぱり浮気してたってこと!?」

貴方「浮気なんて不名誉なこと言うんじゃない! 世界を良く見るんだ。日本の常識だけに囚われるのは不幸なことだ」

貴方「君たちは俺が好き。俺は君たちを好き。ほら、何も問題ないじゃないか!」

 さやか「……」 仁美「……」 まどか「……」

貴方「ああ、そうだ。不満もあるだろうから、ちゃんと一人一人が独占できる時間も考えるよ」

貴方「たとえば今日の放課後はさやかとデート、明日は仁美と、明後日はまどかと。そうやってローテーションで分担していくんだ」


 女子たちが自分を取り合うなんて、考えてみれば悪くないよなぁ――と、浮かれた気持ちに浸っていたが。


さやか「そっかあ。『分担』ね、なるほど」

仁美「私だけのものにできないのなら、そういう手もありますよね……」

まどか「わたしたちは親友だから、わたしだってみんなとも仲良くしたいもん……仲良く分け合うのも大事だよね」

貴方「ああ、そうだよ。わかってくれた――――……その剣はどこから!?」



▼貴方はバラバラになった!


DEAD END.仲良くシェア♪


――――
――――



 こうなったら…
1廊下に逃げる
2保健室に逃げる
3お外に逃げる

 下1レス
994 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 06:42:03.40 ID:kNzNfK4J0
1
995 : ◆xjSC8AOvWI [sage saga]:2021/03/10(水) 21:52:40.03 ID:lHaKgmXP0


 HRが終わってすぐ、とりあえず廊下に逃げ込んだ。


貴方(こ、ここまでくれば大丈夫だろう……)


 教室から離れた廊下で一息つく。三年生のフロアまで来たんだからもう大丈夫だろう。

 悪いことなんてしてないはずなのになんでこんな目に。いや、もしかして三人で手を組んでからかってるのか?


 こそこそ逃げなきゃいけないのは癪だが、小休憩が終わるまではここで待機しよう。


マミ「あら? 【貴方】くん?」

貴方「あ、マミさん」

マミ「嬉しいわ! 私に会いに来てくれるなんて。もう放課後まで会えないんじゃないかと思ってたのよ」


 会いに来たわけじゃないけど、まあ喜んでるならそう思ってもらってもいいか。


マミ「今朝は一緒に登校できなかったから」

貴方「…………うん? なんか、デジャブが……」

マミ「【貴方】くん、次の小休憩も来てくれるわよね?」

マミ「お昼もこっちで食べるでしょう?」

マミ「帰りも来てくれるわよね?」

貴方「い、いや……そこまでは……」

マミ「……そこまでは? 一人だと寂しいのよ、ねえ」


 なんだか有無を言わせない感じがする……。

 ちょっと雰囲気が怖いけど、クラスメイトから逃げる口実にもなると思えば悪くもない提案なような。


1マミと約束する
2一年のフロアに逃亡
3屋上に逃亡

 下1レス
996 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 22:24:04.03 ID:7ph5XAf90
1でいいか
997 : ◆xjSC8AOvWI [sage saga]:2021/03/10(水) 22:53:53.19 ID:lHaKgmXP0


貴方「な、なんでもないっすよ!」

マミ「そう! じゃあ、約束よ。来なかったら…… いいえ、来てくれると信じてるわ」

貴方「ハ、ハイ」


 マミさんと約束して、授業の開始直前に教室へと戻っていった。

 ――――そして、終わりと同時にまた廊下へと逃亡を試みる。


貴方(さて、今回もすぐにマミさんのところに向かわないと……)


 椅子から立ち上がり、扉に向かって歩き出す。


貴方(……あれ)

 歩き出す。

貴方(おかしいぞ)


 あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
 『おれは教室を出ようと歩き出したと思ったら一歩も進めていなかった』
 な……何を言ってるのかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった……
 頭がどうにかなりそうだった……
 催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ、断じてねえ
 もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……


ほむら「……まどかに頼まれたから仕方がなかったの」

貴方「い、いつのまにすぐそばに」

ほむら「でもやっぱり自分の気持ちに嘘はつけないわ! あの子の恋は応援できない! ストーカー行為を恋人との付き合いと思い込むなんて間違っている!」

貴方「そ、それはそうだね。君も何言ってるかわからないんだけど、とにかく外に用事が……」

ほむら「自分の気持ちに嘘はつかないと言ったでしょう? あの三人はこの中よ。そしてあなたも外へは行かせない……」

貴方「この中とは……」

 盾 \ダセー! ダセー! ダセー!/

貴方「腕から声が!?」


 その時、扉のほうから巴さんがやってきた。


マミ「【貴方】くんがいつまでも来ないと思ったら……あなたの仕業なのね!」

ほむら「邪魔をしに来たのね……あなたとは決着をつけないといけないと思ってたわ。巴さん! あなたも収納してあげる!」


 どういうわけか教室で銃撃戦がはじまった……

 自分はそれを見ているしかできなかった……


▼貴方は蜂の巣になった!


DEAD END.流れ弾☆

――――
――――


1一年のフロアに逃亡
2屋上に逃亡

 下1レス
998 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 23:01:07.35 ID:UNXV8xx40
草も生えない
1で
999 : ◆xjSC8AOvWI [sage saga]:2021/03/10(水) 23:22:56.92 ID:lHaKgmXP0


 いや、やっぱり危険を感じる気がする……! それだったら!


貴方「寂しいことなんてないですよ。さやかとまどかと一緒に過ごせばいいと思います」

マミ「【貴方】くんは!?」

貴方「俺はちょっとやることが……じゃあこのへんで」


 三年のフロアにも安寧はなかった。

 一年のフロアに逃げよう。そこなら知り合いもいない。


マミ「駄目よ…… 美樹さんも鹿目さんも大事な仲間で友達……だった。だけど」

貴方「……」


 心苦しいが無視して背を向ける。

 『だった』? 何かあったのかな……。


マミ「それじゃ駄目なの!」

貴方「――――!!?」


 階段を下りはじめると、後ろから何かに絡み付かれた!


貴方「これは……リボン……!!?」

マミ「どうしてみんな私から離れていこうとするのよ!」

貴方「なっ……」

マミ「佐倉さんは私を置いていった……やっと信頼できる仲間ができると思ったのに、鹿目さんも美樹さんも私の敵になっちゃった!!」

貴方「て、敵ってどういう……!」

マミ「恋敵に決まってるじゃない!」

貴方「ぅぐ…………ッ!」



▼貴方は粘土のようにちぎられた!


DEAD END.私と貴方をつなぐもの

1000 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2021/03/10(水) 23:26:03.51 ID:lHaKgmXP0


貴方「……ここは? 天国か? マミさんにリボンで締められて死んだような……」


 いや、あれは夢だったんだ。

 冷静に考えておかしいじゃないか。あんなのが現実なわけがない。


 気付けば誰もいない廊下にいた。

 そして、誰かが立っていることに気づく。彼女は――――。


あくまのひと「……【貴方】くん。人をその人たらしめる要素って、何だと思う? 記憶? 性格? あるいは――――行動、かしら」

貴方「え? 暁美さ――」

あくまのひと「私のことはあくまのひとと呼びなさい。これは夢よ。悪い夢なの」

貴方「やっぱり……まさかこれが俺の無意識の願望だったのか? みんなから異様にモテるのも……AKMさんがそんな露出度の高い服装してるのも」

あくまのひと「違う」

あくまのひと「……一言で言えば、この世界の人はおかしくなっている状態だわ」

あくまのひと「恐らく他の『可能性』から記憶や感情がバラバラに混ざった結果、本来のものから乖離した行動へと破綻を起こしていった」

あくまのひと「前回も開始早々貴方が魔女にやられて没になったけれど、この回も没ね。攻略も何もこんなのシミュレーションじゃないわ」

あくまのひと「少し面白いと思って眺めてたけれど、やっぱり自分や知人が狂っている様はあまり見ていたくないものね……」

貴方「よくわかんないけど、これは明晰夢ってやつか! じゃあ好き勝手してもいいってことだ! そうだ、目が覚める前に――――!」

あくまのひと「……強制終了!」



―――そうして、1つの世界が消え去った…―――


DEAD END.強制終了、さようなら世界
1001 :1001 :Over 1000 Thread
                     __|_____|___!__}
             ___     |_          }      }
          ,. :'´:::::::::::::: ̄`ヽイィ_ ̄「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「 ̄ ̄ ̄!
        、ゝ-'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::´r┴―――――‐┼―┬ー'
  __、_>':::::::::::::::::::ト、l:、: :: ::. :.. ..: .:. ::::{_______l____{
  `ヽ:_..::::::::::::::::::::::: .:|-''´}:.:.:..:l::;i::、l、::::::::( | ̄| ̄「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l
   ,>:::::::::::::: ::: .: .::.|  /:;:::::;ハ{ム_‐トハヘ::ゝ|  |  |          |
   '⌒ァ::::::::..::. :::.::::;lヘ‐ ´ヘハi´'´jハY 「|「 ̄ ̄ ̄ ̄ 「 ̄ ̄ ̄ ̄「 ̄
     ̄7;.ィ::{::::l::l::ljレr=、ヽ,rヘ ゞ-' _,j !|______l____j__    / ̄ ̄ ̄ ̄
     ∠ハ:::ヽハl:{' {!´};リ } 、 ` ̄´   !::::|            |.    | |    |   今度は貴方のお話、読ませてくださいね
      'イ::`:::lヘハヽ.__´/  ヽ_    j___!________|___!__j   .ノヘ.____
      {;.イ/::!:::::::lヘ      く_,)  ,ィ:|      r、   /)!   {
       ' !::::|:::::::|`^ヽ .___ /,ノrー――― ノ } ///)一'
       /::::::!::::::::!:::::::::_r' ー--、fr、|      / '-' / ' /ノ
       イ:::::::!:::::: :ヽ'´:.{    ト.ゝく!___  /      ´/l
       'イ:::;rヘ:::..::. :ヽ:.:ヽ.  |イヘ:;イ     /      _二つ
        |::/:.:.:.ヽ::::::::::`ー-ヽ.|rー┼― ,、/     / |:.:.:.|        
         |::!:.:.:.:.:.:.:\::::::::::::::::::|   !   /:.:ヽ.   /   j:.:.:.:.!        SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
          |::{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:` ー-- 、 ̄「 ̄/:.:.:.:.ヽヽ/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l       http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/
1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
【安価】先生「落ちこぼれクラスの立て直し」【コンマ】 @ 2021/03/10(水) 20:55:22.75 ID:NRTgsaJh0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1615377322/

梨子「安価を使って仲良くなりたい」 @ 2021/03/10(水) 19:05:25.32 ID:RpBnm1oy0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1615370724/

【ダンガンロンパ】狛枝「バイオハザード……?」【安価・コンマ】 @ 2021/03/10(水) 14:57:24.86 ID:5AMdNCBt0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1615355844/

ドラえもん のび太と進撃の巨人 @ 2021/03/10(水) 08:55:08.93 ID:OZJmLOk30
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1615334108/

(安価&コンマ)グリプス戦役はカオスです @ 2021/03/10(水) 01:07:02.27 ID:EL1tEEnz0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1615306021/

【咲-saki-】咲「触ると好感度がわかる雀卓?」【コンマ、安価】 @ 2021/03/09(火) 22:52:01.35 ID:FVgc9TAt0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1615297921/

【安価】男「お…俺がエヴァに乗るんですか!?」【エヴァンゲリオン】 @ 2021/03/09(火) 19:32:17.38 ID:Z/G/Sb9m0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1615285937/

ココア「うさぎ料理?…」 @ 2021/03/09(火) 01:56:07.01 ID:V/hpam1ho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1615222566/



VIPサービスの新スレ報告ボットはじめました http://twitter.com/ex14bot/
管理人もやってます http://twitter.com/aramaki_vip2ch/
Powered By VIPService http://vip2ch.com/

496.85 KB Speed:0.6   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示

スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)