シンゲキロンパ CHAPTER 04

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246 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/09/13(日) 13:05:28.01 ID:3RK8TBaO0
今日はここまで
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 05:20:35.38 ID:vDl6s/68O

原作も終盤だな
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 21:45:50.41 ID:u1zqZb4O0
おつおつ
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/20(日) 12:25:51.16 ID:ZLjw6nsq0
アルミン「毒薬として作用しなかったA粉と、
     毒薬として作用してしまったB粉…」

アルミン「それらは2つとも、サシャの行動に起因するものだった…」

ミカサ「………………」

アルミン「結果的に、ヒストリアをクロにするという
     ユミルの計画は阻害され…」

アルミン「代わりにクロになってしまったのはサシャだった」
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/20(日) 12:35:08.33 ID:ZLjw6nsq0
ミカサ「…あの結末は、本当に予想外だった」

アルミン「うん… 事件を企てたユミルを含めて、
     誰も予想できない結末になったよね…」

ミカサ「………………」

アルミン「サシャは表向きは加害者だけど…
     一番の被害者でもあったんだ」

アルミン「あんなの本当に… 誰も望んでいなかった」
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/20(日) 12:40:05.96 ID:ZLjw6nsq0
アルミン「これが2つ目の事件の全貌…」

アルミン「ミカサ… ここまでで何か気になることはない?」

ミカサ「気になること…」

アルミン「………………」

ミカサ「………………」
252 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/09/20(日) 12:50:05.74 ID:ZLjw6nsq0
今日はここまで
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/27(日) 13:40:06.23 ID:ppkiWNnJ0
ミカサ「…一番気になるのは、やはりユミルの動機」




モノクマ『ところでさあ、裁判は無事に終わったわけだけど、
     まだ最大の謎が残ってるよね』

ライナー『…最大の謎?』

モノクマ『ユミルさんの動機だよ』

モノクマ『だって不思議じゃない?
     たかだか記憶を取り戻した程度で…』



254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/27(日) 13:45:52.20 ID:ppkiWNnJ0








モノクマ『どうしてレンズさん以外の全員を殺そうとしたんだろうね?』







255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/27(日) 13:50:50.07 ID:ppkiWNnJ0
ミカサ「モノクマは、ユミルが記憶を取り戻したせいで
    ヒストリア以外の全員を殺そうとしたと言っていた」

アルミン「………………」

ミカサ「『たかだか記憶を取り戻した程度』…
    モノクマはそう言っていたけど…」

ミカサ「ユミルにそこまでさせた記憶というのは…
    一体何だったの?」
256 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/09/27(日) 13:55:09.52 ID:ppkiWNnJ0
今日はここまで
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 15:39:54.45 ID:mQ7qL+DVO
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/28(月) 05:02:26.07 ID:44uRqmar0

259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/29(火) 09:42:04.91 ID:UhulQMkY0
乙です
冒頭のシーンのような原作の新情報違和感なく入れてたり、ss内にまだ仕掛け入れてたり驚きばかり
主どこか別の場所で本編の考察について話してたりしてませんか?少し考察を聞いてみたいだけなので答えずスルーしてくださって結構です
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/04(日) 11:20:13.56 ID:MDpskQlI0
アルミン「…違うよ、ミカサ」

ミカサ「…え?」

アルミン「ユミルの目的は僕たちを殺すことじゃなかった…
     それはアニも言っていたじゃないか」




アニ『落ち着きなよ』

アルミン『ア、アニ…?』

アニ『わからないの? モノクマは私たちを惑わそうとしているだけ』

アニ『ユミルの目的はクリスタをここから救い出す事…
   それ以上でもそれ以下でもないよ』



261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/04(日) 11:25:39.02 ID:MDpskQlI0
ミカサ「だけどモノクマは…」

アルミン「ミカサはアニよりもモノクマを信じるの?」

ミカサ「………………」

アルミン「昨日の裁判でも言ったけど、アニとモノクマは
     協力体制にある関係じゃなかった…」

アルミン「つまり、敵対していたんだ。
     真実を言っていたのは… やっぱりアニの方だよ」
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/04(日) 11:30:18.10 ID:MDpskQlI0
ミカサ「…随分とアニの肩を持つようだけど」

ミカサ「アニだって私たちを裏切った… その事実は変わらない」

アルミン「………………」

ミカサ「それに、その言い方…」

ミカサ「まるでアニが、ユミルの真意を知っていたかのよう…」
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/04(日) 11:35:25.93 ID:MDpskQlI0
アルミン「…多分、知っていたんだろうね」

アルミン「ミカサの言う通り、この事件で一番気になるのは
     ユミルの動機だ」

アルミン「たとえ、ユミルの目的がヒストリアをここから
     救い出す事だったとしても…」

アルミン「ユミルをそこまでさせた記憶が
     事件の重要な鍵になっているのは変わらない」
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/04(日) 11:45:14.31 ID:MDpskQlI0
アルミン「そして、その記憶というのはおそらく…
     僕たちが今探し求めているものだ」




モノクマ『オマエラの“失われた数年間”に何があったのか?』




アルミン「その謎を解くことが…
     この事件の真相に繋がるんだと思う」

ミカサ「………………」
265 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/10/04(日) 11:50:07.67 ID:MDpskQlI0
今日はここまで

>>259
考察については特に話していませんが、話は常に追い続けています
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/11(日) 08:45:10.42 ID:mU+M1mfA0
ミカサ「…アルミンは何かないの?
    気になることや気付いたことは…」

アルミン「うーん…」

アルミン「僕は… ヒストリアの発言が気になったかな」

ミカサ「…ヒストリアの?」

アルミン「いや… 正確には、ユミルの発言って
     言った方がいいかもしれないけど…」
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/11(日) 08:50:08.73 ID:mU+M1mfA0




ガチャ




ユミル『…何だよ、こんな時間に』

クリスタ『何だよって… 約束してたじゃない。
     今晩お泊まり会やろうって』

ユミル『………………』

クリスタ『サシャは来れないらしいから、
     結局2人だけになっちゃうけど…』

クリスタ『…もしかして忘れてた?』

ユミル『…………いや』



268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/11(日) 09:05:16.79 ID:mU+M1mfA0




クリスタ『あっ、そっか… 今日、ユミルすごく飲んでたもんね。
     調子悪かったのかな?』

ユミル『…お前もかなり飲まされただろ』

クリスタ『私は大丈夫』

クリスタ『あっ、そうだ。ジャンの看病をしたときに、
     ライナーに【救命セット】を持ってきてもらったんだけど…』

クリスタ『その中に酔い止めの薬もあったんだ。結構効きそうなやつ』

クリスタ『よかったら持って来る?
     まだジャンの部屋にあるから…』

ユミル『…ああ、ヒストリア』



269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/11(日) 09:10:33.67 ID:mU+M1mfA0








ユミル『やっぱりお前も戻っちまったな』







270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/11(日) 09:15:30.42 ID:mU+M1mfA0
アルミン「ヒストリアの話によると… ユミルはヒストリアのことを
     “戻っちまった”って言ったらしいよね」

ミカサ「…そういえば、裁判中にそんな話をしていた」

アルミン「あの時点のユミルは、すでに記憶が
     戻った状態だっただろうから…」

アルミン「おそらく、その記憶に関連したことだと思うんだけど…」
271 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/10/11(日) 09:20:23.83 ID:mU+M1mfA0
今日はここまで
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/11(日) 23:26:40.77 ID:UFjRnIMu0
乙乙乙
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/16(金) 21:03:01.30 ID:Q8UV0tE50

原作と同時にこのssも終わったら感動もの
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/18(日) 10:50:21.55 ID:/eRHOKDC0
ミカサ「ユミルが取り戻した記憶…」

ミカサ「私たちが失った数年間の記憶…」

アルミン「…同じだね」

アルミン「きっと、行きつくところは同じなんだ」

ミカサ「………………」
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/18(日) 10:55:12.68 ID:/eRHOKDC0
アルミン「…ん?」




アルミン(その時、僕の視界がある物を捉えた)




ミカサ「…? どうしたの?」

アルミン「ミカサ、あれ…」
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/18(日) 11:00:11.61 ID:/eRHOKDC0
アルミン(僕が指差した先にあったのは…)

アルミン(花瓶に入れられた白い花だった)




アルミン「あんなの… この場所にあったっけ?」

ミカサ「さあ…?」

アルミン「綺麗な花だね…
     エレンの現場にあったのとは違うみたいだけど…」
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/18(日) 11:05:19.84 ID:/eRHOKDC0
ミカサ「花がどうかしたの?」

アルミン「…いや、ちょっと気になっただけだよ」

ミカサ「………………」

アルミン「…行こうか、ミカサ」

アルミン「次の現場に…」
278 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/10/18(日) 11:10:17.08 ID:/eRHOKDC0
今日はここまで
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/19(月) 02:25:40.78 ID:SdDiB07AO
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 12:55:58.38 ID:NHeFk8q30
>>273
てか明らかに意識して合わせに行ってるでしょ
数年間の記憶とか言ってるし原作127話の記憶出てきたし
原作もまだまだ不確定要素がたくさんあるから下手なことは書けない
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/25(日) 13:15:17.74 ID:20EUsmcj0
― 研究開発所 ―




アルミン(次に僕たちがやって来たのは、研究開発所だった)




アルミン「………………」




アルミン(ほのかに漂う血の匂い…)

アルミン(つい昨日この場所で起きた、あの凄惨な事件…)
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/25(日) 15:20:28.40 ID:20EUsmcj0




アルミン『うわああああああああああああああっ!!』

ミカサ『…ッ!!』

アニ『……な……』








アニ『ベル…トルト…?』



283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/25(日) 15:40:25.06 ID:20EUsmcj0
ミカサ「ベルトルトの死体が無くなってる…」

アルミン「うん… わかってはいたけどね」




アルミン(僕は辺りを見回す)

アルミン(死体と無数の剣が消えていること以外は、
     現場に変化はないように思えた)
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/25(日) 15:50:29.71 ID:20EUsmcj0
ミカサ「そういえば、最初にここに踏み込んだのは私たちだった」

アルミン「うん… あとは、アニもいた」

ミカサ「………………」

アルミン「…今思えば、あの時点で疑問を持つべきだったんだ」

アルミン「死体発見のモノクマアナウンスに時間差があったことに…」
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/25(日) 15:55:24.59 ID:20EUsmcj0




ジャン『おい、無事か!?』

コニー『何の悲鳴だ!?』

アルミン『…! みんな…』

ヒストリア『…!!』








ヒストリア『きゃああああああああああああああっ!!』



286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/25(日) 16:00:11.85 ID:20EUsmcj0








「ピンポンパンポーン…!」




モノクマ『死体が発見されました!』

モノクマ『一定の自由時間の後、『兵団裁判』を開きまーす!』







287 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/10/25(日) 16:05:19.63 ID:20EUsmcj0
今日はここまで
288 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/11/01(日) 15:10:12.16 ID:LI2228Go0
申し訳ありませんが、次回は 11/15(日) に投下します
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 23:31:08.23 ID:l9LLAowNO
了解
待ってる
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/05(木) 21:51:19.38 ID:KQCKzSam0

もう最後までついてくのでゆっくりどうぞ
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/08(日) 11:07:47.68 ID:kWs2gGAB0
原作の方も終わりそうだけど展開読めないしどうなるのやら
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/15(日) 18:25:35.74 ID:MSD6HeE60
アルミン「死体発見のモノクマアナウンスが発せられるのは、
     【兵団裁判の対象となる死体を発見した者が3名以上となった瞬間】…」

アルミン「これは前回の裁判中に判明したことだ」

ミカサ「………………」

アルミン「その条件に当てはめるなら、僕たち3人が現場に乗り込んだ時に
     モノクマアナウンスが聞こえてくるはず…」

アルミン「だけど、実際に聞こえてきたのは、
     後続のみんなが駆け付けた時だった」
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/15(日) 18:35:23.63 ID:MSD6HeE60
ミカサ「その理由は… その3人に犯人は含まれないから」

アルミン「そう… つまり、僕、ミカサ、アニの中に犯人がいることが
     あの時点で確定していたんだ」

アルミン「今思えばだけど… 答えはほとんど目の前にあったんだよ」

ミカサ「………………」
294 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/11/15(日) 18:50:44.01 ID:MSD6HeE60
今日はここまで
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/22(日) 07:45:16.18 ID:HX0IpO9m0
アルミン「…この事件の発端は、11日目のとある出来事だった」

アルミン「モノクマが僕たち全員を集めて、こんなカミングアウトをしたんだ」




モノクマ『誰なのですか!? その【裏切り者】とは!?』

モノクマ『お答えしましょう。【裏切り者】の正体は…』



296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/22(日) 07:50:06.49 ID:HX0IpO9m0








モノクマ『ライナー・ブラウンとベルトルト・フーバーです』







297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/22(日) 07:55:08.52 ID:HX0IpO9m0
アルミン「僕たちの中にいると言われていた【裏切り者】…」

アルミン「その正体がライナーとベルトルトであると、モノクマは言った」

アルミン「さらに、彼らが超大型巨人と鎧の巨人であると…」

ミカサ「………………」

アルミン「あの出来事をきっかけに、ライナーとベルトルトは
     僕たちから孤立して姿を消してしまったんだ」

アルミン「そして、そのうちの1人は… その夜のうちに殺されてしまった」
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/22(日) 08:05:11.65 ID:HX0IpO9m0




アルミン『…ほぼ?』

アニ『ライナー殺害の件… 
   あんたは私がライナーを呼び出したって言ったけど…』

アニ『あれは逆なんだよ』

アルミン『…えっ?』

アニ『あいつの方から私に呼び出しがあったんだ』

アニ『『話があるから夜中に会えないか』ってね…』



299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/22(日) 08:10:35.52 ID:HX0IpO9m0




アニ『それを受けて私は会う時間と場所を指定したんだ』

アニ『溶鉱炉っていう場所を指定したときも、
   『他の人間が来なさそうな場所だから』って言ったら納得してくれた』

アルミン『………………』

アニ『おかげで色々と手間が省けたよ…』

アニ『色々とね…』



300 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/11/22(日) 08:15:11.15 ID:HX0IpO9m0
今日はここまで
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/22(日) 10:14:48.81 ID:YbnWJ14HO
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/29(日) 11:20:50.97 ID:pyhf0JdA0
アルミン「アニは夜中にライナーと溶鉱炉で待ち合わせ、
     そこでライナーを殺した」

アルミン「溶鉱炉に落とすという、死体の残らない方法で…」

ミカサ「………………」

アルミン「通常だと、あの溶鉱炉に近付くと
     床が検知して自動的に炉が閉じてしまう」

アルミン「だけど、アニはある方法を使って
     床に検知されることなくライナーを溶鉱炉に落とした」
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/29(日) 12:05:23.12 ID:pyhf0JdA0
E拘束トラップ


<概要>

フットスイッチを踏んだ相手を瞬時に拘束できるトラップです。


<使い方>

(1)装置を組み立てます(四脚を立てて下さい)。

(2)フットスイッチを任意の場所にセットします。

(3)四脚の交点から伸びるワイヤーをフットスイッチに繋げます。

(4)相手がフットスイッチを踏むのを待ちます。


<その他機能>

 ・ 折り畳んで持ち運ぶことができます。

 ・ フットスイッチが反応する重量を設定できます。
 
 ・ 四脚にあるスイッチで拘束の解除が可能です。
304 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/11/29(日) 12:30:54.67 ID:pyhf0JdA0
今日はここまで
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/02(水) 16:28:17.99 ID:ZlJvgXEB0
乙乙
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/06(日) 12:25:04.27 ID:0xLxSyUP0
ミカサ「研究開発所にあった拘束トラップ…」

アルミン「そう… アニはベルトルトを拘束していた
     あの装置を使ったんだ」

アルミン「まず、ライナーと待ち合わせをしていた溶鉱炉の
     炉の周りに拘束トラップの四脚を立てる」

アルミン「そして、フットスイッチを入り口にセットする」

アルミン「何も知らずに溶鉱炉に入ってきたライナーは、
     フットスイッチに足を踏み入れ…」

アルミン「拘束され、そのまま四脚の交点…
     つまり炉の真上に吊るし上げられた」
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/06(日) 12:34:55.60 ID:0xLxSyUP0
アルミン「その様子を見届けたアニは、すかさず
     四脚にあるスイッチを押した」

アルミン「あの装置は、四脚にあるスイッチを押すことで
     拘束されている人物を吊るしているワイヤーを外すことができるんだ」

アルミン「こうして、炉の真上で拘束されたライナーは、
     吊るされているワイヤーを外され…」

アルミン「何もできないまま、炉の中に落ちていった」
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/06(日) 12:45:03.40 ID:0xLxSyUP0
アルミン「こうしてライナーを殺したアニは、拘束トラップと
     その後に作られた超硬質ブレードを持って研究開発所に向かった」

アルミン「2人目のターゲット… ベルトルトを殺す準備をするためだ」

アルミン「アニは、ライナーを殺した時と同じ要領で拘束トラップを仕掛け、
     超硬質ブレードを屋内の隅に隠した」

アルミン「そして、次の準備をするために寄宿舎へと戻っていった…」
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/06(日) 12:59:53.33 ID:0xLxSyUP0
アルミン「アニは研究開発所を出るときに、あるものを持ち出していた」

アルミン「特殊ガス発生装置だ」

アルミン「アニはそれを持って、寄宿舎に併設された空調室に向かった」

アルミン「あそこには普段鍵がかかっているけど、おそらくモノクマに言って
     開けてもらっていたんだろうね」
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/06(日) 13:05:00.98 ID:0xLxSyUP0
B特殊ガス発生装置


<概要>

特殊なガスを発生させることのできる装置です。
用途に応じたガスカプセルをお使い下さい。


<使い方>

(1)ガスカプセルをセットします。

(2)ガス発生の時刻と時間を設定します。

(3)ガス発生のスイッチを押します。


<ガスカプセル>

 ・ 毒カプセル(紫)

   致死性の毒ガスを発生させます。

 ・ 麻痺カプセル(黄)

   身体の自由を奪う麻痺ガスを発生させます。
   効果時間は約5分間です。

 ・ 睡眠カプセル(水色)

   深い眠りへと誘う睡眠ガスを発生させます。
   効果時間は最低18時間です。

 ・ 淫乱カプセル(ピンク)

   エッチな気分にさせるガスを発生させます。
311 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/12/06(日) 13:15:12.51 ID:0xLxSyUP0
今日はここまで
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/13(日) 13:00:09.43 ID:zW4mvrFO0
アルミン「空調室は、寄宿舎の個室内の空気を循環させるための部屋だ」

アルミン「アニはそこで特殊ガス発生装置を置き、水色のカプセル…
     睡眠ガスを発生させるカプセルをセットした」

アルミン「翌日、みんなの身動きを取れなくするために…」

ミカサ「………………」
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/13(日) 13:05:14.07 ID:zW4mvrFO0
ミカサ「…どうしてアルミンは眠らなかったの?」

アルミン「…えっ?」

ミカサ「睡眠ガスが各個室に届くなら、アルミンも眠っていなければおかしい」

ミカサ「コニーが眠らなかったのは、コニーの個室の通気口に
    モノクマが挟まっていたからと聞いたけど…」

ミカサ「アルミンの部屋にも同じような細工がしてあったの?」
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/13(日) 13:10:32.62 ID:zW4mvrFO0
アルミン「いや… 僕の場合は手紙を受け取っていなかったからだよ」

ミカサ「…手紙?」

アルミン「アニが書いた手紙だよ。ほら、
     『今日の午後は各自、個室で待機するように!』っていう…」

ミカサ「ああ…」

アルミン「僕はあの手紙を受け取っていなかったから、
     ガスが発生した時間に個室にいなかったんだ」

アルミン「そして、それは… アニが僕を証人として利用するためだった」
315 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/12/13(日) 13:15:15.91 ID:zW4mvrFO0
今日はここまで
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/14(月) 01:44:29.25 ID:MxBVqg3fo


コニーなんか怪しいんだよな…
317 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/12/20(日) 16:42:01.76 ID:uqGyrApM0
申し訳ありませんが、次回は 12/27(日) に投下します
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/27(日) 15:45:04.25 ID:VnZECAsD0




アニ『…ここにはいないね』

アルミン『あれ? 2人がいる場所は知らないの?』

アニ『言ったでしょ。避けられてるって』

アニ『モノクマのあの発表以来、
   私とあの2人は行動を別にしているんだよ』

アニ『まったく、どこで何をしているやら…』



319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/27(日) 16:05:25.14 ID:VnZECAsD0
アルミン「みんなが睡眠ガスで眠った頃、アニは僕を呼び出して
     自らの正体が巨人であることを明かした」

アルミン「そして、ライナーとベルトルトを探すという名目で
     僕を研究開発所に連れて行ったんだ」

ミカサ「その時にはもう、その中に拘束トラップは仕掛けられていた…」

アルミン「うん。だけど、その時の屋内はうす暗くて、
     部屋全体を覆うように設置された拘束トラップを視認できなかったんだ」
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/27(日) 16:24:59.08 ID:VnZECAsD0
ミカサ「種も仕掛けもありません… アニはそう言いたかった」

アルミン「…そうだね。おかげでまんまと騙されたよ」

ミカサ「………………」

アルミン「…そして、研究開発所を出た僕たちは、すぐに大雨に襲われた」

アルミン「その大雨もまた、アニによって計画されたものだった…」
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/27(日) 16:35:04.65 ID:VnZECAsD0


DAY 01  晴れ

DAY 02  晴れ のち 曇り

DAY 03  曇り

DAY 04  晴れ

DAY 05  晴れ

DAY 06  曇り

DAY 07  曇り のち 晴れ

DAY 08  曇り

DAY 09  晴れ

DAY 10  晴れ

DAY 11  晴れ のち 曇り

DAY 12  曇り のち 大雨 時々 雷

322 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/12/27(日) 16:40:12.86 ID:VnZECAsD0
今日はここまで
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/03(日) 09:20:16.62 ID:KzqLQ6vl0
ミカサ「観測所の黒板…」

アルミン「そう… あの黒板を使うと、この施設内の天気を操作することができるんだ」

アルミン「アニはその機能を利用し、ベルトルトを殺す前の天気を書き換えていた」




DAY 12  曇り のち 大雨 時々 雷




アルミン「大雨を降らせたのは、雨が止んだ後のぬかるんだ地面に
     足跡を付けるためだ」

アルミン「寄宿舎に隠れていたベルトルトが研究開発所に向かう際の足跡を…」
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/03(日) 09:30:56.69 ID:KzqLQ6vl0
アルミン「寄宿舎から研究開発所に続く足跡を確認したアニは、
     寄宿舎の前で巨人に姿を変えた」

アルミン「例の本によると、人間が巨人化する際には
     雷鳴のような光と大きな音が発せられるらしい」

アルミン「アニが観測所の黒板に『雷』と書き加えていたのは、
     その際の音を誰かに聞かれた場合を想定したものだったんだろうね」

アルミン「巨人になったアニは、寄宿舎前から大股でジャンプして
     研究開発所前に着地した…」
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/03(日) 09:40:10.58 ID:KzqLQ6vl0
アルミン「研究開発所には、ライナーと同じように拘束されたベルトルトがいた」

アルミン「その姿を確認したアニは、予め用意していた猿ぐつわと手袋をベルトルトにはめた。
     ベルトルトが自傷行為によって巨人化することを防ぐためだ」

ミカサ「自傷行為によって巨人化… それも例の本に書いてあったの?」

アルミン「うん。自傷行為じゃなくても、何かしらの傷があれば
     それがトリガーになって巨人化するって書いてあったよ」

アルミン「巨人化できるアニは、当然その知識も知っていたんだろうね」
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/03(日) 09:55:05.41 ID:KzqLQ6vl0
アルミン「そして、アニは待った」

アルミン「ベルトルトが睡魔に勝てず眠りにつくのを…」




3 就寝は寄宿舎に設けられた個室でのみ可能です。
  他の部屋での故意の就寝は居眠りと見なし罰します。




アルミン「寄宿舎の個室以外の場所で眠れば、規則違反とみなされ
     モノクマに処刑される…」

アルミン「アニはそれを狙ったんだ」
327 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2021/01/03(日) 10:00:13.25 ID:KzqLQ6vl0
今日はここまで
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/03(日) 15:03:16.91 ID:eahVWkOYO

あけおめ
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/03(日) 17:05:52.88 ID:cK+B3fuq0
よかったこのスレはライナー虐めが無い優しい世界なんだな
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/04(月) 09:43:20.23 ID:mHR8zPZY0
>>329
跡形もなく殺されてるんだよなあ…
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/08(金) 03:18:01.44 ID:sodC9SVN0
>>330
死にたくても死なせてもらえずみんなに発破をかけられて馬車馬のように働かされる本編と比べたら遥かにマシ
苦しまずに[ピーーー]たし
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/10(日) 08:28:24.22 ID:Oh7RtyW10
本編も残り3話になったしこっちももうすぐ終わりそうだな
本編が終われば確定要素全部明らかになって話を書き易くなるし
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/10(日) 16:45:34.44 ID:UnoLbetg0
アルミン「そして、ベルトルトが処刑された後…」

アルミン「アニは、研究開発所に持ち込んでいた超硬質ブレードを
     ベルトルトとその周辺に突き立てた」

アルミン「その超硬質ブレードは、ライナーの死体が溶け込んで
     精製されたもの…」

アルミン「つまり、こうすることで、ベルトルトの死体が発見されて
     ライナーの兵団裁判が開かれるという倒錯した状況を作り出したんだ」

アルミン「規則違反によって処刑されたベルトルトは、
     兵団裁判の対象にはならないからね」
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/10(日) 16:55:08.33 ID:UnoLbetg0
アルミン「現場での作業を終えたアニは、時限爆弾を2つ持って
     研究開発所の外に出た」

アルミン「そのうちの1つは、研究開発所前の巨人の足跡の
     中央部に仕掛け…」

アルミン「もう1つは、再び巨人化して寄宿舎前に移動した後、
     寄宿舎前の足跡の中央部に仕掛けた」

アルミン「こうすることで、アニは巨人化の痕跡を消し去るだけでなく…」

アルミン「寄宿舎前、研究開発所前の順に爆発させることによって、
     翌朝に僕たちを研究開発所まで誘導しようとしたんだ」
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/10(日) 17:05:10.27 ID:UnoLbetg0
アルミン「そして、翌朝…」

アルミン「寄宿舎前の時限爆弾の爆発音で目を覚ました僕たちは、
     ミカサ、アニ、僕、ジャンの順で爆発痕を発見する」

アルミン「そのすぐ後、研究開発所前に仕掛けられた時限爆弾が爆発し…」

アルミン「その音を聞いた僕たちは、現場に向かう者と
     眠っている人たちを起こす者に分かれて行動を始めた」

アルミン「現場に向かったのは僕、アニ、ミカサの3人…
     眠っている人たちを起こしに行ったのはジャンだ」
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/10(日) 17:20:37.32 ID:UnoLbetg0
アルミン「そして、その後は… もう語る必要はないかな」

ミカサ「…研究開発所に到着した私たち3人が、ベルトルトの死体を発見」

ミカサ「そのすぐ後、残りのメンバーもやってきてベルトルトの死体を発見」

ミカサ「そして、残りのメンバーが死体を発見したタイミングで、
    死体発見のモノクマアナウンスが聞こえた…」

アルミン「うん… 死体発見のモノクマアナウンスが聞こえる条件は
     【兵団裁判の対象となる死体を発見した者が3名以上となった瞬間】で…」

アルミン「その【3名以上】には犯人は含まれない…」
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/10(日) 17:30:15.87 ID:UnoLbetg0
アルミン「アニにとってはそれが誤算だった」

アルミン「例の条件に照らし合わせるなら、僕、ミカサ、アニの3人が発見した時点で
     モノクマアナウンスが聞こえてこなければおかしい」

アルミン「つまり… 僕たち3人の中に犯人がいたということなる。
     最終的にアニを追い詰める決定打になったのもそれだった」

ミカサ「………………」

アルミン「…長くなったけど、これが3つ目の事件の全貌だよ」

アルミン「ミカサ… ここまでで何か気になったことはない?」
338 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2021/01/10(日) 17:35:10.86 ID:UnoLbetg0
今日はここまで

ここから先は不定期投稿になります
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/11(月) 04:59:53.91 ID:AntP54Je0
今思えばエレンを早々に殺しちゃったのは失敗だったよな
生きてたら黒幕に適役だったのに
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/12(火) 19:45:06.41 ID:5bzJwzqB0
ミカサ「………………」

ミカサ「…アニはどうしてアルミンを証人にしたの?」

アルミン「…えっ?」

ミカサ「私がもしアニだったら、絶対にアルミンを証人にはしない」

ミカサ「アルミンは頭が切れるから見破られる可能性がある。
    もっと頭の鈍そうな… コニーとかを選ぶと思う」
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/12(火) 19:55:07.01 ID:5bzJwzqB0
アルミン「そんな… 買い被りすぎだよ」

アルミン「僕だって結局、研究開発所の仕掛けは見破れなかったし…」

ミカサ「………………」

アルミン「それに、僕がアニと研究開発所に向かったのはたまたまなんだ」

アルミン「食堂から出て行ったアニを、慌てて僕が追いかけて…」
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/12(火) 20:00:54.35 ID:5bzJwzqB0
アルミン「………………」

ミカサ「…? アルミン?」




アルミン『アニ!』

アニ『…アルミン?』

アルミン『はあ……はあ……』

アニ『どうしたの? まだ朝食食べてたでしょ?』

アルミン『…追いかけてきたんだ、アニを』



343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/12(火) 20:05:02.00 ID:5bzJwzqB0
アルミン「いや…」

アルミン「待てよ…」




アルミン『これからどこに行くの?』

アニ『ライナーとベルトルトのところだよ。
   無茶してないか心配だからね』

アルミン『………………』

アニ『…何? 何か言いたそうな顔だけど』



344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/12(火) 20:10:47.75 ID:5bzJwzqB0
アルミン「僕がアニを追いかけたのは“たまたま”だった…」

アルミン「アニから僕へのアプローチは一切なかった…」

アルミン「それどころか、アニはどこかへ行こうとしていた…」

アルミン「その間に僕が個室に戻って…
     睡眠ガスを吸っていたとしてもおかしくなかったはずだ…」
345 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2021/01/12(火) 20:15:04.38 ID:5bzJwzqB0
今日はここまで
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