シンゲキロンパ CHAPTER 04

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/01(水) 15:00:04.53 ID:ZYKDCovA0
過去スレ


シンゲキロンパ

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385881950/

シンゲキロンパ CHAPTER 02

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401577227/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434846275/

シンゲキロンパ CHAPTER 03

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1509228024/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1558613295/

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1585720804
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/01(水) 15:10:04.16 ID:ZYKDCovA0
アルミン(その夜、僕は夢を見た)

アルミン(とても不思議な夢だった)

アルミン(夜闇にメラメラと揺らめく焚火…)

アルミン(その焚火を囲んで、僕たちは食事をしていた)
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/01(水) 15:15:04.78 ID:ZYKDCovA0
アルミン(僕、ミカサ、コニー、ジャン…)

アルミン(ライナー、アニ…)

アルミン(その他にも何人かいるようだけど、顔はよく見えない)

アルミン(僕たちはただ黙ってシチューを食べていた)
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/01(水) 15:20:23.07 ID:ZYKDCovA0
アルミン(僕たちは全てを知っていた)

アルミン(ライナーとアニがマーレ側の人間であることも)

アルミン(彼らが壁に穴を空けたことも)

アルミン(僕たちがパラディ島に逃れたエルディア人の末裔であることも)

アルミン(ライナーとアニがマルコを殺したことも)

アルミン(何もかも知っていた)
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/01(水) 15:25:08.39 ID:ZYKDCovA0
アルミン(僕たちは敵同士だった)

アルミン(それにも関わらず、一緒に食事をしている)

アルミン(全ての禍根をシチューと一緒に飲み込んで…)

アルミン(何か大きな目的のために、こうして火を囲んでいる)
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/01(水) 15:30:21.26 ID:ZYKDCovA0
アルミン(そして、僕は考えてしまう)

アルミン(揺らめく景色の中で…)

アルミン(まどろみから覚める中で…)

アルミン(とても奇妙な思いが頭に浮かぶ)
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/01(水) 15:35:14.63 ID:ZYKDCovA0
アルミン(もし、あの時…)

アルミン(彼女が違う考えを抱いていれば…)

アルミン(彼女が違った選択をしていれば…)

アルミン(僕たちには… こんな未来があったのだろうか)
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/01(水) 15:40:12.11 ID:ZYKDCovA0








CHAPTER 04

二千年後の君へ

非日常編







9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/01(水) 15:50:16.27 ID:ZYKDCovA0
CHAPTER 04 

DAY 14




アルミン(この13日間で、本当に色々な出来事があった)

アルミン(エレンがミーナに殺され…)

アルミン(ミーナがモノクマに処刑され…)

アルミン(ユミルがサシャに殺され…)

アルミン(サシャがモノクマに処刑され…)

アルミン(ライナーとベルトルトがアニに殺され…)

アルミン(アニがモノクマに処刑された)

アルミン(そして…)
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/01(水) 15:55:36.35 ID:ZYKDCovA0








モノクマ『50日間の訓練、もう終わりにしない?』







11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/01(水) 16:00:04.50 ID:ZYKDCovA0
アルミン(モノクマは僕たちに対して、
     急に訓練を終わらせる提案を持ち掛けてきた)

アルミン(訓練の終わり、それは…)

アルミン(“ファイナルデッドルーム”で行われる
     命がけのゲームが始まることを意味する)

アルミン(そして、そのゲームの内容は…)
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/01(水) 16:05:06.08 ID:ZYKDCovA0








モノクマ『全ての謎を解き明かすことだよ』







13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/01(水) 16:10:06.66 ID:ZYKDCovA0
アルミン(全ての謎を解き明かすこと…)

アルミン(すなわち、3つの事件に隠された真実は何か)

アルミン(僕たちの中にいる真の【裏切り者】とは誰か)

アルミン(僕たちの“失われた数年間”に何があったのか)

アルミン(この施設は何なのか)

アルミン(モノクマが何のためにこんな事をしているのか)

アルミン(そして… モノクマは一体誰であるのか)
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/01(水) 16:15:24.65 ID:ZYKDCovA0








モノクマ『真実を受け止める覚悟がない限り…』

モノクマ『オマエラは絶対に謎の答えには辿り着けないよ』







15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/01(水) 16:20:34.13 ID:ZYKDCovA0








モノクマ『たとえその真実が、どんなに残酷で…』

モノクマ『どんなに絶望的なものだったとしても』







16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/04/01(水) 16:25:30.83 ID:ZYKDCovA0
アルミン(様々な思惑を抱えつつも…)

アルミン(結局、僕たちはモノクマの提案を受け入れた)

アルミン(そして、まさに今…)

アルミン(全ての謎を解くための捜査が始まろうとしている)
17 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/04/01(水) 16:30:28.81 ID:ZYKDCovA0
今日はここまで
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/01(水) 16:55:31.77 ID:oSFyLQgAO
新スレ乙
いよいよ最終章か
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 14:01:37.75 ID:jDI4DSEC0
早くも次の章がきてた
更新乙です
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 19:00:21.94 ID:/tbpzIWN0
― 食堂 ―




ミカサ「………………」

ジャン「いよいよだな…」




アルミン(ジャンが誰に言うともなく呟いた)

アルミン(僕たちは今、同じテーブルを囲んで朝食を食べている)
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/03(金) 19:05:31.61 ID:/tbpzIWN0
ジャン「モノクマからは何かあったか?」

コニー「いや… いつも通り、起床の
    モノクマアナウンスがあっただけだな」

ヒストリア「…っていうことは、これから
      何かしらの合図があるんだろうね」

アルミン「………………」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/03(金) 19:10:22.04 ID:/tbpzIWN0
アルミン「…みんな、ちょっといいかな?」

コニー「?」

アルミン「多分、これから全ての謎を解き明かすための
     捜査が始まると思うんだけど…」

アルミン「その前に、ちょっと話しておきたいことがあるんだ」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/03(金) 19:15:23.85 ID:/tbpzIWN0
ジャン「…何だよ、改まって」

アルミン「えっと、いくつかあるんだけど…」

アルミン「まずは【1回だけルールを犯す権利】についてだよ」

アルミン「今回、モノクマが50日間のルールを無視したから
     僕らにこういう権利が与えられた訳だけど…」

アルミン「捜査を始める前に、“どのルールを犯すか”を
     決めておいた方がいいと思うんだ」
24 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/04/03(金) 19:20:08.28 ID:/tbpzIWN0
今日はここまで
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/05(日) 10:20:03.96 ID:cpAHEMQx0
コニー「…? どういうことだ?」

アルミン「モノクマが言ってたよね」




モノクマ『ただし、オマエラ全員の中で1回だけ。
     それ以降のルール違反はこれまで通り罰する』




アルミン「ルールを犯していいのは“個人で”1回じゃなくて
     “全員の中で”1回なんだ」

アルミン「だから、何も話し合わないままでいるのは
     まずいと思うんだよ」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/05(日) 10:25:49.69 ID:cpAHEMQx0
ジャン「…なるほど、つまりこういうことか?」

ジャン「何も話し合わないまま各々で勝手にルールを犯しちまったら、
    2回目以降にルールを犯したやつが処刑されちまう…」

ジャン「だから、ここで全員の見解を統一しておく必要がある…
    そういうことか?」

アルミン「うん、もちろんそれもあるんだけど…」

アルミン「それだけじゃないんだ」

ジャン「ん…?」

アルミン「【裏切り者】の存在だよ」
27 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/04/05(日) 10:35:08.32 ID:cpAHEMQx0
今日はここまで
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/05(日) 15:39:05.07 ID:yBnF7DOfO
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/06(月) 15:15:08.65 ID:dgmeJWkC0




アルミン『真の【裏切り者】は本当にいる。
     そして、それはライナー、ベルトルト、アニではない…』

アルミン『…それだけわかれば十分だ』




アルミン「モノクマと協力体制にある真の【裏切り者】の存在は
     もはや確定事項と言っていい…」

アルミン「そして、その人物は…
     ライナー、ベルトルト、アニ以外の訓練兵の中にいる」

ミカサ「………………」

アルミン「そんな状況で、【1回だけルールを犯す権利】が
     僕たちに与えられた…」

アルミン「これはかなり危険な状態だと思うんだ」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/06(月) 15:20:08.76 ID:dgmeJWkC0
コニー「…?? す、すまん…
    何が言いたいのかわかんねえんだけど…」

アルミン「つまり、【裏切り者】によって
     モノクマ側に有利なルール違反が為される可能性があるってことだよ」

ヒストリア「…ど、どういうこと?」

アルミン「僕の深読みかもしれないんだけど…」

アルミン「モノクマには“50日間の訓練”以外にも
     犯したいルールがあるんじゃないかって…」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/06(月) 15:25:06.86 ID:dgmeJWkC0
ジャン「…はあ?」

アルミン「モノクマには元々、犯したいルールが2つあった」

アルミン「その1つが、“50日間の訓練”だった…」

アルミン「だけど一度に2回もルールを犯せば、
     さすがに僕らの反発を招きかねない」

アルミン「だから、モノクマはあえて【1回だけルールを犯す権利】を
     僕たちに与えて…」

アルミン「それを【裏切り者】に使わせるつもりなんじゃないかって…
     そう思ったんだ」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/06(月) 15:30:17.60 ID:dgmeJWkC0
ミカサ「…なるほど、その方法なら
    ごく自然に2つのルールを犯すことができる」

ミカサ「まさに、モノクマ側にとっては一石二鳥…」

ジャン「ちょ、ちょっと待てよ… モノクマが
    そこまでして犯したいルールってのは何なんだ?」

アルミン「…それはわからない。そもそも、この推理自体
     はっきりとした根拠がある訳じゃないから」

ジャン「………………」

アルミン「だけど、その可能性を完全に否定することもできない…」

アルミン「だから、僕たちの間で“どのルールを犯すか”を
     予め決めておく必要があると思うんだ」
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/06(月) 15:40:10.27 ID:dgmeJWkC0
コニー「…よくわかんねーけど、この場で
    “どのルールを犯すか”を決めようってことだよな?」

アルミン「その通りだよ、コニー」

アルミン「予めみんなで決めておけば、各々が勝手に
     ルール違反をする危険性はなくなるし…」

アルミン「【裏切り者】に対する抑止にもなるからね」

ジャン「…まあ、その方針自体に異論はないぜ」

ジャン「それじゃあ、早速だが… どのルールを犯すんだ?」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/06(月) 15:50:21.47 ID:dgmeJWkC0
■ 兵団規則 ■


1 訓練兵達はこの施設内だけで共同生活を行いましょう。
  共同生活の期限はありません。

2 夜10時から朝7時までを“夜時間”とします。
  夜時間は立ち入り禁止区域があるので、注意しましょう。

3 就寝は寄宿舎に設けられた個室でのみ可能です。
  他の部屋での故意の就寝は居眠りと見なし罰します。

4 この施設について調べるのは自由です。
  特に行動に制限は課せられません。

5 監督教官ことモノクマへの暴力を禁じます。
 
6 “物体X”の破壊を禁じます。

7 仲間の誰かを殺したクロは“卒業”となりますが、
  自分がクロだと他の訓練兵に知られてはいけません。

8 訓練兵内で殺人が起きた場合は、その一定時間後に、
  訓練兵全員参加が義務付けられる兵団裁判が行われます。

9 兵団裁判で正しいクロを指摘した場合は、
  クロだけが処刑されます。

10 兵団裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、
  クロだけが卒業となり、残りの訓練兵は全員処刑です。

11 訓練兵達は50日間の訓練を行います。
  訓練への参加は強制ではありません。

12 訓練の総合成績が一番優秀だった者には、
  “ファイナルデッドルーム”への挑戦権が与えられます。

13 倉庫から物品を持ち出す際は、
  管理表に必要事項を記入しましょう。返却時も同様です。

14 コロシアイ兵団生活で同一のクロが殺せるのは2人までとします。

15 なお、兵団規則は順次増えていく場合があります。
35 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/04/06(月) 15:55:11.06 ID:dgmeJWkC0
今日はここまで
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/06(月) 21:59:20.23 ID:st4gHG540
かしこいあるみん
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/07(火) 00:20:10.84 ID:VB4iquop0
ヒストリア「……うーん」

ヒストリア「こうして見ると… 今の状況で、
      違反してメリットのあるルールってあるのかな?」

コニー「こいつなんかどうだ?」




5 監督教官ことモノクマへの暴力を禁じます。




コニー「これが無効になるなら、あいつをやっつけられるんじゃねえか!?」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/07(火) 00:25:05.61 ID:VB4iquop0
アルミン「いや、コニー…」

アルミン「それはやめた方が良いと思う」

ジャン「……だよな」

コニー「え!? なんでだよ!?」

アルミン「昨日の裁判でモノクマが言ってたよね」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/07(火) 00:40:04.16 ID:VB4iquop0




モノクマ『うぷぷ… そうだよ、ボクはれっきとした人間なんだ』

モノクマ『今更『中の人なんていません!』とか言うつもりはないからね』

モノクマ『ボクはあくまでこの“モノクマ”という器を借りて
     オマエラに接しているだけであって…』

モノクマ『本体はちゃんと他にいるんだよ』



40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/07(火) 01:50:25.36 ID:VB4iquop0
アルミン「モノクマには本体… つまり、それを操っている人間がいる」

アルミン「たとえモノクマに暴力を加えて破壊できたとしても、
     本体である人間には傷一つ付かないよ」

コニー「………………」

アルミン「それに、モノクマはこうも言っていた」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/07(火) 02:00:03.92 ID:VB4iquop0




モノクマ『ちょっと暇だった時に、寄宿舎内の通気口内を這って
     スパイごっこをしてたんだ』

モノクマ『そしたら、ちょうどスプリンガーくんの部屋のところで
     動けなくなっちゃって… そのまま乗り捨てたってわけ』




アルミン「あいつは自分の身体を『乗り捨てた』って言ったんだ」

アルミン「つまり… “モノクマ”という器は
     何体ものスペアがある可能性がある」

アルミン「だから、モノクマに1回限りの暴力を振るって
     破壊できたとしても… ほとんど無意味だと思う」
42 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/04/07(火) 02:05:14.24 ID:VB4iquop0
今日はここまで
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/08(水) 09:30:28.80 ID:fqiMXZoc0
コニー「そ、それじゃあ… 一体どのルールならいいんだよ?」

ジャン「そこなんだよな…」




2 夜10時から朝7時までを“夜時間”とします。
  夜時間は立ち入り禁止区域があるので、注意しましょう。

3 就寝は寄宿舎に設けられた個室でのみ可能です。
  他の部屋での故意の就寝は居眠りと見なし罰します。

13 倉庫から物品を持ち出す際は、
  管理表に必要事項を記入しましょう。返却時も同様です。




ジャン「この辺のルールは違反したってどうしようもねえし…」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/08(水) 09:35:06.14 ID:fqiMXZoc0




8 訓練兵内で殺人が起きた場合は、その一定時間後に、
  訓練兵全員参加が義務付けられる兵団裁判が行われます。

9 兵団裁判で正しいクロを指摘した場合は、
  クロだけが処刑されます。

10 兵団裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、
  クロだけが卒業となり、残りの訓練兵は全員処刑です。

14 コロシアイ兵団生活で同一のクロが殺せるのは2人までとします。




ジャン「コロシアイ関連のルール違反は、通常なら考慮してもいいが…」

ジャン「“ファイナルデッドルーム”でのゲーム開始が宣言されてる状態で
    またコロシアイが起きるとは考えにくい…」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/08(水) 09:40:03.98 ID:fqiMXZoc0




11 訓練兵達は50日間の訓練を行います。
  訓練への参加は強制ではありません。

12 訓練の総合成績が一番優秀だった者には、
  “ファイナルデッドルーム”への挑戦権が与えられます。




ジャン「かといって、“ファイナルデッドルーム”関連の
    ルールを無視すれば…」

ジャン「全ての謎を解くチャンスが失われることになる」

アルミン「………………」

ジャン「そう考えると、確かに…」

ジャン「違反してメリットのあるルールはないのかもしれねえな…」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/08(水) 09:45:33.34 ID:fqiMXZoc0
ヒストリア「………………」

ヒストリア「…ねえ、こういうのはどうかな?」

ヒストリア「“ファイナルデッドルーム”でのゲームに勝った場合に
      叶えられる願いを2つ以上に増やす…っていうのは」

アルミン「……えっ?」

ヒストリア「最初の裁判でミーナが言ってたよね」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/08(水) 09:50:08.11 ID:fqiMXZoc0




モノクマ『だけどもし、キミが生きて【巨人に関する重大なヒミツ】を
     持ち帰ったとしたら…どうなると思う?』

ミーナ『…!』

モノクマ『残った人類と力を合わせて、
     【巨人に関する重大なヒミツ】を最大限に活かせば…』

モノクマ『シーナ、ローゼ、マリアの奪還はもちろん…』




モノクマ『巨人そのものを葬り去ることだってできちゃうかもよ?』



48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/08(水) 09:55:12.60 ID:fqiMXZoc0
ヒストリア「現状の“ファイナルデッドルーム”のルールでは、
      複数の願いを叶えることはできない…」

ヒストリア「だけど、そこを違反対象にすれば…」

ヒストリア「『【巨人に関する重大なヒミツ】を手に入れた上で
      みんなでこの施設を脱出する』っていう2つの願いを選べば…」

ヒストリア「私たちは無事にここから出て、生き残ってる人たちを
      助けられるかもしれないよ!」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/08(水) 10:00:15.12 ID:fqiMXZoc0
ジャン「…お前、正気か?」

ジャン「“ファイナルデッドルーム”のゲームで勝利した場合に
    願いを提示てきるのは成績1位のミカサだけなんだぞ?」

ミカサ「………………」

ジャン「もしミカサが【裏切り者】だったらどうするんだ?
    それこそモノクマ側に有利な状況になっちまうだろうが」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/04/08(水) 10:05:43.09 ID:fqiMXZoc0
ヒストリア「………………」

ヒストリア「…私は、ミカサが【裏切り者】だなんて思ってないよ」

ジャン「ああ…?」

ヒストリア「というよりも…」

ヒストリア「私は… 本当に【裏切り者】がいるとは思えない」
51 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/04/08(水) 10:10:03.59 ID:fqiMXZoc0
今日はここまで
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/08(水) 16:28:07.77 ID:qBw6ZaRYO

暇も出来たし1から読み直そうかな
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/12(日) 21:40:13.55 ID:4hB5M4qn0
ジャン「何を言ってんだ…? モノクマが言ってたじゃねえか」




モノクマ『オマエラの言う真の【裏切り者】とは誰か』




ジャン「“全ての謎”には【裏切り者】の正体も含まれてる」

ジャン「アルミンがカマをかけて、モノクマが――」

ヒストリア「その発言自体がモノクマの罠だとは考えられない?」

ヒストリア「私たちを疑心暗鬼にさせるための…」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/12(日) 21:45:33.72 ID:4hB5M4qn0
ジャン「………………」

ヒストリア「…どうしても信じられないんだ」

ヒストリア「私たちの中にモノクマと通じてる【裏切り者】が
      いるだなんて…」

ミカサ「………………」

ヒストリア「だってそうでしょ?」

ヒストリア「私には、みんなが嘘をついてるようには思えない…」

ヒストリア「みんな必死で… 戦ってるようにしか見えないよ」
55 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/04/12(日) 21:50:06.38 ID:4hB5M4qn0
今日はここまで
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/12(日) 22:01:40.56 ID:ttpV4WEx0
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/13(月) 18:20:08.86 ID:55bDGJrG0
アルミン「……ヒストリア」

アルミン「悪いけど… その意見には賛同できない」

ヒストリア「……え?」

アルミン「僕だって本当は信じたいよ」

アルミン「僕たちの中に【裏切り者】なんかいないって…」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/13(月) 18:25:25.25 ID:55bDGJrG0
アルミン「みんなが嘘をついてるようには見えない…
     僕も最初はそう思ってた」

アルミン「でも、現実は違った」

アルミン「自らの思惑を隠して僕たちを出し抜こうとした人たちが…
     今まで3人もいたじゃないか」

ヒストリア「…!!」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/13(月) 18:35:12.35 ID:55bDGJrG0




ミーナ『いい加減にしろよこのもやしが!!』




ユミル『今の私たちに足りないのは信じる心だ』

ユミル『疑うことすら忘れるほどに、バカみたいに信じ抜くこと…
    そうは思わないか?』




アニ『アルミン… みんな…』

アニ『後は任せたからね』



60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/13(月) 18:40:12.17 ID:55bDGJrG0
ジャン「…アルミンの言う通りだ」

ジャン「お前の考えは楽観的すぎる…
    事態は常に最悪の方向に捉えるべきだろ」

ヒストリア「………………」

ジャン「『みんなが嘘をついてるようには思えない』とか
    言ってるけどよ…」

ジャン「お前、ユミルとあんなに仲良くしてたのに…
    あいつの嘘を見破れなかったじゃねえか」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/13(月) 18:45:10.36 ID:55bDGJrG0








ユミル『私がその秘密を明かした時』

ユミル『お前は元の名前を名乗って生きろ』







62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/13(月) 18:50:17.75 ID:55bDGJrG0
ヒストリア「……ッ!!」

コニー「…!」ビクッ

ヒストリア「い、今…!!」




ヒストリア「今ユミルは関係ないでしょ!!」



63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/13(月) 18:55:07.01 ID:55bDGJrG0
ジャン「…!!」

ヒストリア「あっ……」

ジャン「………………」

ヒストリア「ご、ごめん…」

ジャン「…いや、オレの方こそ」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/13(月) 19:00:13.60 ID:55bDGJrG0
コニー「え、えーっと…」

コニー「じゃ、じゃあよ… このルールなんてどうだ?」




12 訓練の総合成績が一番優秀だった者には、
  “ファイナルデッドルーム”への挑戦権が与えられます。




コニー「要は【裏切り者】の存在がネックになってるんだろ?」

コニー「だったら、このルールを破っちまって…」

コニー「“一番【裏切り者】じゃなさそうな奴”に
    ゲームの挑戦権を委託するっていうのはどうだ?」
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/13(月) 19:05:05.19 ID:55bDGJrG0
アルミン「……えっ?」

ミカサ「………………」

ジャン「………………」

ヒストリア「………………」

コニー「…あ、あれ?」

コニー「俺、また変なこと言っちまったか…?」
66 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/04/13(月) 19:25:03.90 ID:55bDGJrG0
今日はここまで
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/13(月) 19:53:49.03 ID:CnswoxpLO
すごいぞコニー賢いぞ
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/14(火) 01:20:06.19 ID:XoUNf5xj0
コニーは土壇場で頭が回る
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/16(木) 20:00:40.24 ID:AC/ZDxf/0
ジャン「いや… 悪くねえ」

コニー「……え?」

ジャン「お前の言った通り、ここでオレ達の
    大きな足枷になってるのは【裏切り者】の存在だ…」

ジャン「でも、今お前が言った方法なら…」

ジャン「場合によっては、【裏切り者】に対しての
    大きな対抗手段になるかもしれない…」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/16(木) 20:10:11.45 ID:AC/ZDxf/0
ヒストリア「……うん」

ヒストリア「確かに… それいいかも」

コニー「え!? マジか!?」

ジャン「ああ、何より…」

ジャン「お前の言う“一番【裏切り者】じゃなさそうな奴”に
    心当たりがあるからな」




アルミン(ジャンの言葉が合図になったかのように、
     みんなの視線が“ある人物”に集中した)

アルミン(……この僕の方に)
71 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/04/16(木) 20:15:31.26 ID:AC/ZDxf/0
今日はここまで
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/16(木) 20:55:51.40 ID:V1eaXKIhO
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/17(金) 00:05:12.51 ID:iYny9+iZ0
アルミン「……えっ? 僕?」

ジャン「お前が一番可能性低いだろ」

アルミン「ど、どうして…?」

ジャン「【裏切り者】が【裏切り者】の存在を示唆するか、普通?」

ジャン「もし、あの時にお前が言い出さなかったら…」

ジャン「今頃はきっとライナーとベルトルト、
    もしくはアニが【裏切り者】として片付けられてたぞ」
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/17(金) 00:10:20.31 ID:iYny9+iZ0
ジャン「それだけじゃない…」

ジャン「オレたちは今までずっと… お前に助けられてきた」

アルミン「……!」

ジャン「オレたちが今こうして生きてるのは、
    お前が真実を言い当て続けてきたからだ」

ジャン「…少なくともオレは、そう思ってる」
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/17(金) 00:15:15.72 ID:iYny9+iZ0
アルミン(僕はみんなを見た)

アルミン(そこにあったのは仲間たちの顔だった)

アルミン(今まで共に死線を潜り抜けてきた仲間たちの顔…)

アルミン(その仲間たちが…
     信頼の色を帯びた眼差しで僕を見つめている)

アルミン(そして、その中には… 
     成績1位を勝ち取ったミカサの視線もあった)
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/17(金) 00:20:12.79 ID:iYny9+iZ0
アルミン「ミ、ミカサはいいの…?
     ゲームの挑戦権を放棄することになるけど…」

ミカサ「……別に構わない」

アルミン「えっ…」

ミカサ「アルミンには正解を導く力がある」

ミカサ「アルミンなら、もしかしたら…
    私よりも良い答えを出してくれるかもしれない」
77 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/04/17(金) 00:50:04.38 ID:iYny9+iZ0
今日はここまで
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/17(金) 22:10:31.59 ID:WDRcPkcJ0
そこはコニーかヒストリアじゃないのか
アルミンとか他の104期から見ればむしろ一番危険な存在じゃないか
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/19(日) 10:20:48.02 ID:tmskvG7K0
ジャン「…どうやら、満場一致みたいだな」

ミカサ「………………」

ジャン「それなら、オレたちが破るルールはこれで決まりだ」




12 訓練の総合成績が一番優秀だった者には、
  “ファイナルデッドルーム”への挑戦権が与えられます。




ジャン「“ファイナルデッドルーム”での挑戦権を
    成績1位のミカサからアルミンに渡す」

ジャン「…それでいいな?」

ヒストリア「うん…」

コニー「お、おう…」

ミカサ「……わかった」
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/19(日) 10:25:38.60 ID:tmskvG7K0
ジャン「よし、それなら、これから捜査を…」

アルミン「あっ、ちょっと待って」

アルミン「もう1つだけいいかな? 大事な話なんだ」

コニー「…? まだ何かあんのか?」

アルミン「うん、今度は… モノクマの例の発言についてだよ」
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/19(日) 10:30:07.89 ID:tmskvG7K0








モノクマ『この施設には現在、生きた人間が12人います』







82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/19(日) 10:35:16.20 ID:tmskvG7K0
ジャン「ああ、あれか…」

ヒストリア「………………」

コニー「あれは… どう考えたって嘘だろ」

アルミン「いや、コニー…」

アルミン「モノクマはあの発言に【嘘偽りは一切ない】と
     言っていたよね?」

コニー「………………」

アルミン「だから、ここはとりあえず…
     あの発言が真実だという前提で話を進めるべきだと思う」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/19(日) 10:55:16.25 ID:tmskvG7K0
アルミン「…一晩よく考えてみたんだ」

アルミン「あの発言が意味することは何なのか、
     あの発言が真実だという前提なら何が言えるのか…」

アルミン「そして、その前提で考えを進めたら…
     2つの仮説が思い浮かんだんだよ」

コニー「…??」

アルミン「1つ目の仮説だけど…」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/19(日) 11:05:08.15 ID:tmskvG7K0








アルミン「モノクマの正体である人間は…
     僕たちの中にはいないと思う」







85 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/04/19(日) 11:25:10.03 ID:tmskvG7K0
今日はここまで
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/19(日) 16:14:29.73 ID:6ZUCeGQFo
まあ、今まで死んだメンバーが実は生きてるか外部の人間がいるかのどっちかになるよな
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/27(月) 16:50:12.74 ID:lqkySTzg0
コニー「…? なんでそうなるんだ?」

アルミン「簡単なことだよ」

アルミン「この監禁生活が始まった初日…」

アルミン「つまり、僕たち12人がまだ誰も死んでいなかった頃…
     モノクマは確かに動いたり喋ったりしていた」

アルミン「モノクマの正体が人間だというなら…
     あの時点で“13人目の人間”が存在したことになる」
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/27(月) 16:55:06.09 ID:lqkySTzg0
ジャン「確かに、そりゃそうか…」

ジャン「つまり、モノクマの正体である人間は
    外部の人間…ってことだよな」

ミカサ「………………」

ヒストリア「その人って… 私たちと関係のある人なのかな?」

アルミン「…それはまだわからない」

アルミン「僕たちが知っている人かもしれないし、
     知らない人かもしれない」

アルミン「あるいは、会ったことはあるけど
     僕たちが忘れてしまっている人なのかも…」
89 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/04/27(月) 17:00:13.57 ID:lqkySTzg0
今日はここまで
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/27(月) 21:49:27.97 ID:SYoLB+heO

誰なんだ…
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/28(火) 01:10:05.98 ID:uY1GX2/50
ミカサ「私たちが忘れてしまっている人間…」

ミカサ「それはつまり…“失われた数年間”で
    会ったことがある人物ということ?」




モノクマ『オマエラの“失われた数年間”に何があったのか?』




アルミン「…可能性の話だよ。断言はできない」

ミカサ「………………」

アルミン「だけど、僕らが記憶喪失だということが
     現実味を帯びてきた今…」

アルミン「その人物は… 多かれ少なかれ
     “失われた数年間”に関わっていると思うんだ」
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/28(火) 01:15:08.06 ID:uY1GX2/50
コニー「…やっぱり俺ら、記憶を無くしてるんだよな?」

ヒストリア「…うん、それは間違いないと思う」

ミカサ「………………」

ヒストリア「時々、知らない光景がフラッシュバックする現象…
      もしかして、みんなも体験してるんじゃない?」

ヒストリア「そして、その現象はどんどん頻度を増している…」
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/28(火) 01:20:05.01 ID:uY1GX2/50




???『おい… 何をする気だ!?』

???『やめろ!!』

???『ごめん… でも…』

???『もう耐えられない…』



94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/28(火) 01:25:05.51 ID:uY1GX2/50
ジャン「ああ、間違いねえ…」

ジャン「オレは… マルコを知っている」

アルミン「………………」

ジャン「まだ詳しくは思い出せねえが…
    オレはマルコの死体を見たんだ」

ジャン「顔の半分を喰い千切られたマルコの死体を…」
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/28(火) 01:30:13.75 ID:uY1GX2/50








ジャン『お前…』

ジャン『マルコ……か……?』







96 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/04/28(火) 01:35:05.14 ID:uY1GX2/50
今日はここまで
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/30(木) 19:41:27.23 ID:4GAAyXVM0
ラスボスマルコかよ
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/02(土) 09:15:14.42 ID:Z5YhIknJ0
コニー「あれは… 本当にマルコだったのか?」

ジャン「…は?」

コニー「だ、だってよ… おかしくねえか?」

コニー「俺だってマルコのことは知ってる…
    いや、思い出したんだ」

コニー「あいつがもうこの世にいないってことを…」
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/02(土) 09:35:04.51 ID:Z5YhIknJ0
コニー「なのに、あいつは昨日死んだ」

コニー「俺たちの目の前で… アニと一緒に巨人に喰われただろ?」

ジャン「………………」

コニー「な、なあ… 俺、別に変なこと言ってねえよな?」

コニー「なんで… 既に死んでるはずのマルコが
    昨日また死んだんだよ…?」
100 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/05/02(土) 09:45:14.31 ID:Z5YhIknJ0
今日はここまで
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/03(日) 09:55:45.83 ID:Sq2rLbW70
アルミン「……コニー」

アルミン「今はやめよう」

コニー「えっ…」

アルミン「その答えは多分… 
     いくらここで考えても出ないよ」

アルミン「おそらく、それもまた“全ての謎”に
     含まれる内容だと思うから…」
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/03(日) 10:05:24.55 ID:Sq2rLbW70
コニー「………………」

アルミン「それよりも、みんなに聞いて欲しいことがあるんだ」

ジャン「何だよ、まだ何かあるのか?」

ミカサ「…そういえば、アルミンは仮説が2つあると言っていた」

ミカサ「1つ目は“モノクマの正体である人間が私たちの中にいない”
    という話だったけど… もう1つは何なの?」

アルミン「うん、あのね…」
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/03(日) 10:30:25.76 ID:Sq2rLbW70








アルミン「この施設には… 僕たちの他にも
     囚われている人たちがいると思うんだ」







104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/03(日) 10:35:22.88 ID:Sq2rLbW70
ミカサ「…!?」

ヒストリア「……え?」

アルミン「理詰めで考えてみたんだ」

アルミン「まず、モノクマの例の発言が真実だとするよ…」
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/03(日) 11:00:04.13 ID:Sq2rLbW70








モノクマ『この施設には現在、生きた人間が12人います』







106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/03(日) 11:25:05.63 ID:Sq2rLbW70
アルミン「この施設には生きた人間が12人いる…」

アルミン「その言葉を額面通りに受け取れば、
     可能性は2つに絞られることになる」

アルミン「つまり、今まで死んだみんなが実は生きているか…」

アルミン「あるいは、僕たちの他にも知らない人間がいるか…」
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/03(日) 11:30:04.45 ID:Sq2rLbW70
ミカサ「………………」

ジャン「………………」

アルミン「死んだみんなが生きているっていう可能性も考えてみたけど…
     やっぱりあり得ないと思うんだ」

アルミン「僕たちはこの目で… みんなが死ぬところを見たんだから」
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/03(日) 11:45:31.41 ID:Sq2rLbW70








アルミン『エレン!!!!』




ミーナ『イヤだぁぁぁぁぁぁああああぁぁぁぁあああ!!』




ユミル『グッ……アァ……』




サシャ『ん゛ん゛ん゛ん゛んんんんんんんん〜〜〜〜!!!!』







109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/03(日) 11:55:06.62 ID:Sq2rLbW70








アニ『ベル…トルト…?』




アニ『あの時は…』

アニ『ごめ…』







110 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/05/03(日) 12:05:22.42 ID:Sq2rLbW70
今日はここまで
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/03(日) 15:42:53.70 ID:0zz1uWvyO
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/08(金) 19:05:45.63 ID:X/mbxa3x0
コニー「で、でもよ…」

コニー「この施設の中は散々見て回ったけど…
    俺たちの他には誰もいなかったじゃねえか」

アルミン「全部を見たわけじゃない」

コニー「…え?」

アルミン「鍵がかかって入れなかった建物…
     まだあったよね?」

ヒストリア「う、うん… 確かあと2か所くらい…」
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/08(金) 19:15:16.59 ID:X/mbxa3x0
ミカサ「つまり、その中に監禁されているというの?
    私たち以外の人間が…」

アルミン「可能性はあるよね」

アルミン「…というか、考えられる可能性って
     それしかないと思うんだ」

ミカサ「………………」

ヒストリア「だ、だけど… 
      鍵がかかってるんじゃどうしようも――」
114 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/05/08(金) 19:20:06.99 ID:X/mbxa3x0
今日はここまで
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/10(日) 21:06:52.70 ID:EOHU1Rvw0
黒幕ジークじゃね
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/11(月) 14:35:13.48 ID:EHd30gra0








「キーン、コーン… カーン、コーン」




モノクマ『えー、施設内放送でーす』

モノクマ『これより、“ファイナルデッドルーム”における
     命がけのゲームのための捜査開始を宣言します』







117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/11(月) 14:45:17.13 ID:EHd30gra0








モノクマ『なお、このゲームでは公平を期すために
     施設内のドアのロックを全て解除いたしました』

モノクマ『また、繰り返しになりますが…』

モノクマ『施設内に存在する手がかりには【嘘偽りは一切ございません】』

モノクマ『それでは、全ての謎を解き明かせるように
     頑張ってくださーい!』







118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/11(月) 14:50:14.52 ID:EHd30gra0
ミカサ「ドアのロックを全て解除…?」

ミカサ「つまり、今まで入れなかった場所には
    全て入れるようになったということ…?」

ジャン「…ふん、ずいぶんとタイミングがいいな」

アルミン「………………」

ジャン「ちょうどいい… 今のアルミンの説を確かめるために
    鍵のかかってた建物を調べてみようじゃねえか」
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/11(月) 14:55:14.20 ID:EHd30gra0
ヒストリア「いよいよ、始まるんだね…」

ジャン「ああ、泣いても笑ってもこれが最後の闘いだ」

ミカサ「………………」

ジャン「さあ、始めようじゃねえか…
    全ての謎を解き明かすための捜査を」
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/11(月) 15:00:06.44 ID:EHd30gra0








―  捜 査 開 始  ―







121 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/05/11(月) 15:05:06.39 ID:EHd30gra0
今日はここまで
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/12(火) 19:51:16.69 ID:cBL9/G77O
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/17(日) 14:45:14.14 ID:3ch9gcUf0
― 訓練所 ―




アルミン(朝食を終えた僕たちは、みんなで食堂を出た)




ジャン「さてと… どうするかな」

コニー「は? どうするって、捜査を始めるんだろ?」

ジャン「そうじゃねえ。捜査の人数の割り振りをどうするかって話だ」
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/17(日) 14:50:17.26 ID:3ch9gcUf0
ジャン「これから俺たちはたったの5人で
    施設内の全域を捜査することになる」

ジャン「当然、1人ずつ手分けした方が効率がいいだろう」

コニー「そういう事か! だったら早速分担を…」

ジャン「馬鹿、最後まで話を聞け」

ジャン「全員バラバラになったらなったで、
    ある心配事が出てくるだろうが」
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/17(日) 15:00:05.16 ID:3ch9gcUf0
アルミン「【裏切り者】の存在だね?」

ジャン「ああ、そうだ」

コニー「…? どういう事だ?」

アルミン「僕たちの中に【裏切り者】がいるっていう話は
     さっきもしたよね?」

アルミン「そして、その状況で1人1人が自由に
     行動できるようにしてしまったら…」

アルミン「【裏切り者】が何かよからぬ行動を取るんじゃないか…
     そういう事だよ」
126 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/05/17(日) 15:05:41.57 ID:3ch9gcUf0
今日はここまで
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/25(月) 16:25:12.32 ID:nTv4m1Fu0
コニー「な、なるほど… 
    じゃあ、全員でまとまって行動するのか?」

ジャン「いや、それも微妙だ」

コニー「は…? な、なんでだよ?」

ジャン「全員まとまって行動すれば、当然捜査の効率は落ちる…」

ジャン「制限時間がわからない以上、全ての場所を見終える前に
    タイムアップになる可能性があるからだ」
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/25(月) 16:30:34.72 ID:nTv4m1Fu0
コニー「な、なんだそりゃ… じゃあどうするんだよ?」

ヒストリア「うーん、それなら真ん中を取ろうか?」

ヒストリア「私たちは今5人だから…
      2人と3人のグループに分かれるとか」

ジャン「ああ、それがいいだろうな。人数のキリは悪くなるが…」
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/25(月) 16:35:04.74 ID:nTv4m1Fu0
アルミン「いや、今回はバラバラに行動しよう」

ジャン「…は?」

コニー「え? い、いいのか?」

アルミン「うん、僕の考えだけど…」

アルミン「この状況で【裏切り者】がよからぬ行動を
     取る可能性は低いと思うんだ」
130 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/05/25(月) 16:40:03.22 ID:nTv4m1Fu0
今日はここまで
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 19:58:52.52 ID:xivZZ6cYO
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/30(土) 17:40:31.50 ID:9sihfriO0
ミカサ「…どうして?」

アルミン「モノクマの意に反するからだよ」

アルミン「どういう理由か知らないけど、モノクマは
     僕たちに全ての謎を解かせたがっている…」




アルミン『お前は… 全ての謎を解かれても構わないと思っているのか?』

モノクマ『…? 妙な質問だね』

モノクマ『その質問に答えるなら、まあ… そういうことになるね。
     そうでなきゃ、こんなこと言わないもんね』



133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/30(土) 17:50:31.44 ID:9sihfriO0
アルミン「そんな状況で、【裏切り者】がよからぬ行動…」

アルミン「例えば、謎を解くための手がかりを隠ぺいするような
     行動を取るとは思えないんだ」

ジャン「………………」

アルミン「それに、ジャンが言うように、僕たちに
     与えられた制限時間がわからないということもある…」

アルミン「だから、ここは全員バラバラに分かれて
     効率的に捜査を進めるべきだと思う」
134 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/05/30(土) 17:55:06.13 ID:9sihfriO0
今日はここまで
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/01(月) 20:05:11.17 ID:XFpLf49B0
ミカサ「………………」

ジャン「…まあ、効率的に捜査できるっていうのには同意するけどよ」

ジャン「本当に大丈夫なのか?【裏切り者】を野放しにしておいて…」

アルミン「うん、だから今は…」
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/01(月) 20:30:28.83 ID:XFpLf49B0
ミカサ「…待って」

ミカサ「私はアルミンと一緒に行動する」

ヒストリア「えっ…?」

ジャン「…おい、今の話を聞いていなかったのか?
    全員バラバラで行動した方がいいって…」

ミカサ「よくない。みんなは大事な可能性を忘れている」
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/01(月) 20:35:48.82 ID:XFpLf49B0








ミカサ「もし、アルミンが【裏切り者】だったらどうするの?」







138 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/06/01(月) 20:40:12.67 ID:XFpLf49B0
今日はここまで
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 01:29:19.81 ID:EEkNs/q8O
なるほど
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 01:26:41.20 ID:rkhCfl7K0
正解を導く力があるとか言ってたくせに
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/03(水) 18:05:39.56 ID:gCY6taRr0
ヒストリア「…!?」

アルミン「えっ…」

ジャン「…おい、その話ならさっきもしただろうが。
    アルミンが一番【裏切り者】の可能性が低いって…」

ミカサ「可能性が低いというだけで、ゼロではないはず」

ジャン「あのなあ… 第一、お前だって納得して
    “ファイナルデッドルーム”での挑戦権をアルミンに渡したんだろ?」

ミカサ「それとこれとは話が別。少しでも可能性がある以上は
    しっかりと考慮しなければならない」
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/03(水) 18:15:06.15 ID:gCY6taRr0
ミカサ「それに… みんなは気が付かないの?」

ミカサ「この可能性が最も危険なものであることに」

コニー「…?? ど、どういう意味だ?」

ミカサ「アルミンはこのメンバーの中では一番頭が切れる。
    その上、メンバーからの信頼も厚い」

ミカサ「そんな状態で“ファイナルデッドルーム”での挑戦権が譲渡された」

ミカサ「そして今、アルミンは…
    【裏切り者】が有利に動けるような単独行動を提案している」
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/03(水) 18:20:18.13 ID:gCY6taRr0
アルミン「…!!」

ミカサ「もし、アルミンが【裏切り者】だったら…
    これ以上ないほど危険な状況だとは思わない?」

ヒストリア「そ、それは…」

ジャン「………………」

コニー「………………」
144 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/06/03(水) 18:25:41.95 ID:gCY6taRr0
今日はここまで
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/04(木) 15:05:55.84 ID:YDaDRsV+0
ミカサ「…だから、みんなに提案がある」

ミカサ「私とアルミンだけ一緒に行動して、あとの3人はバラバラに行動すればいい」

ヒストリア「………………」

ミカサ「こうすれば、【みんなから一番疑われている私】と…」

ミカサ「【みんなから一番疑われていないけど、一番危険性のあるアルミン】の相互監視ができる」
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/04(木) 15:10:32.04 ID:YDaDRsV+0
ジャン「…ああ、わかったよ。それでいい」

コニー「えっ… い、いいのか?」

ジャン「ミカサの言う事にも一理ある。確かにその方法なら、
    危険な可能性を潰した上で効率的な捜査ができる」

ジャン「それに… こうやって、いつまでも話してても仕方ねえんだ。
    時間は限られているんだからな」
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/04(木) 15:15:06.56 ID:YDaDRsV+0
ミカサ「アルミン、いい?」

アルミン「…わかった、いいよ」

ジャン「よし… それじゃあ、随分と話し込んじまったが…」

ジャン「いい加減に捜査を始めるぞ。まずは担当確認からだ」
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/04(木) 17:10:51.97 ID:YDaDRsV+0
今日はここまで
149 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/06/04(木) 17:28:30.38 ID:YDaDRsV+0
次回以降は毎週日曜日に投稿します
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/05(金) 09:54:45.52 ID:0pnxtsEKO
乙です
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 10:00:11.51 ID:EYgPiq100
  施設の特徴


・ 地下3メートルに巨大な鉄板?

・ 屋外をそのまま建物で囲った構造




  施設内の場所


・ 訓練所
 
・ 食堂・調理場(食糧が充実)

・ 寄宿舎(大浴場、各々の個室がある)

・ 倉庫(訓練道具、生活用品、薬品類などが充実)

・ 飼育小屋(牛、豚、羊、ニワトリ、馬などを飼育)

・ ライブハウス(演奏用のステージがある)

・ 書庫(鍵のかかった扉がある。1つは解放済み)

・ 溶鉱炉

・ 研究開発所(作りかけの装置などがある)

・ 観測所(天気の予想をしている)

・ 林(死者の名前が記された石碑がある)

・ 赤い扉(裁判場に続く昇降機への入り口)

・ 裁判場

・ その他、鍵のかかっている箇所
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 10:05:06.29 ID:EYgPiq100
ジャン「…これが現在わかっている施設内の建物だな」




・ その他、鍵のかかっている箇所




ジャン「この鍵のかかっている箇所…
    確か、あと2つくらいあるって言ってたな?」

ヒストリア「う、うん…」

ジャン「それなら、調べるのはその2つだ。手分けするぞ」
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 10:10:04.71 ID:EYgPiq100
コニー「鍵のかかっている場所ならもう1つあるんじゃねえか?」




・ 書庫(鍵のかかった扉がある。1つは解放済み)




コニー「前回の探索でジャンが調べた書庫に、
    まだ入れない場所があるって言ってよな?」

ジャン「…ああ、そういえばそうだった。
    それじゃあ、鍵のかかった場所は全部で3つか…」
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 10:15:50.81 ID:EYgPiq100
ヒストリア「それなら、その3か所に1人ずつあてようか?」

ジャン「それがいいだろうな。そこでアルミンの言ってた
    生存者と手がかり探しだ」

コニー「だけど、それだけだと人数余っちまわねえか?
    捜索隊は全部で4グループだろ?」

ジャン「ああ、だが他に場所がねえな。どうするか…」
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 10:25:27.17 ID:EYgPiq100
アルミン「それじゃあ、僕は今までの事件現場を
     もう一度当たってみるよ」

コニー「…え?」

アルミン「モノクマが言ってた“全ての謎”の1つに
     こういうものがあった…」




モノクマ『3つの事件に隠された真実は何か』




アルミン「あれはつまり、今までの3つの事件で
     見逃している部分があるってことだと思うんだ」

アルミン「だから、今までの事件に関係する場所をもう一度回って
     隠された手がかりがないか探してみようと思う」
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 10:40:06.57 ID:EYgPiq100
アルミン「…ミカサもそれでいいかな」

ミカサ「…わかった。ついて行く」

ジャン「よし、それじゃあ決まりだ」

ジャン「オレ、コニー、ヒストリアの3人で鍵のかかった3か所の捜査、
    アルミン、ミカサの2人で今までの事件現場の捜査…」

ジャン「これでいいな?」

ヒストリア「うん」

コニー「おう!」
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 10:50:09.04 ID:EYgPiq100
ジャン「じゃあ行くぞ… 捜査開始だ!」




ダッダッダッ




アルミン(ジャンの掛け声と同時に、僕とミカサ以外の3人は
     それぞれの場所へと駆けて行った)




アルミン「………………」

ミカサ「………………」
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 11:00:40.83 ID:EYgPiq100
ミカサ「…アルミン」

ミカサ「さっきはごめん」

アルミン「…えっ?」

ミカサ「私の発言でアルミンに不用意な疑惑を向けさせてしまった」

アルミン「別にいいよ。ミカサの言う事ももっともだし…」
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 11:05:04.71 ID:EYgPiq100
ミカサ「…あれは本心じゃない」

アルミン「…えっ?」

ミカサ「私は… アルミンを本気で疑ってるわけじゃない」

ミカサ「むしろ、この中の誰よりも信頼している」
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 11:10:14.94 ID:EYgPiq100
アルミン「じゃあ、どうしてあんなことを…?」

ミカサ「…半分は、腹いせ」

アルミン「…?」

ミカサ「私には叶えたい願いがあった」

ミカサ「だけど、その機会をアルミンに奪われた」

ミカサ「…だから、その腹いせ」
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 11:15:15.88 ID:EYgPiq100
アルミン「…もう半分は?」

ミカサ「………………」

ミカサ「…見届けたいと思ったから」

アルミン「えっ…?」

ミカサ「ジャンも言ってたけど、私たちは何度もアルミンに救われた」

ミカサ「その頭脳に、慧眼に… 命を救われてきた」
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 11:20:08.75 ID:EYgPiq100
ミカサ「…私たちの身に何が起こっているのか」

ミカサ「全ての謎を知りたいという気持ちは、私も同じ」

アルミン「………………」

ミカサ「だから、私は見届けたい」

ミカサ「あなたがどうやって今回の大きな謎に立ち向かうのか」

ミカサ「あなたのそばで… 見届けてみたい」
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 11:25:09.37 ID:EYgPiq100
アルミン「…わかったよ、ミカサ」

ミカサ「………………」

アルミン「それじゃあ行こう」

アルミン「まずは、1番目の事件…」

アルミン「エレンが殺された現場だ」
164 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/06/07(日) 11:30:09.20 ID:EYgPiq100
今日はここまで
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 19:00:33.79 ID:rgBPr8Nz0
ミカサとアルミンはシロだな
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 19:10:59.04 ID:rgBPr8Nz0
このスレのミカサとアニなんかねっとりしてて気持ち悪いな
てか原作のミカサこんなこと言わないだろ
こんなに語彙力無いし
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/14(日) 16:20:22.25 ID:sRRfl8tB0
― 訓練所(エレンの殺害現場) ―




アルミン(僕とミカサは、そのまま第1の事件現場へと足を運んだ)

アルミン(第1の事件現場…)

アルミン(脳裏に焼き付いて離れない、あの凄惨な光景…)
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/14(日) 16:25:08.58 ID:sRRfl8tB0








アルミン『エレン!!!!』







169 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/06/14(日) 16:35:08.45 ID:sRRfl8tB0
今日はここまで
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/15(月) 00:56:01.48 ID:t+R96WlVO
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/21(日) 13:50:13.52 ID:ozoz5zJ70
アルミン(姿勢制御の訓練を行う装置…)

アルミン(そして、その下の地面に埋め込まれた歪な石…)

アルミン(よく見ると、石の吐出部には
     赤黒く固まったエレンの血がそのまま残っていた)

アルミン(エレンの死の痕跡が… 生々しく残されていた)
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/21(日) 13:55:07.23 ID:ozoz5zJ70
アルミン「…ん?」




アルミン(そこで僕はあるものに気付く)

アルミン(それは、事件捜査当時にはなかったもの…)

アルミン(白い花の束だった)
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/21(日) 14:05:11.11 ID:ozoz5zJ70
ミカサ「その花は私が供えたの」

アルミン「えっ…?」

ミカサ「私がエレンにしてあげられるのは、それくらいしかないから…」




アルミン(そう言ってミカサは目を伏せる)

アルミン(その表情の下にあるのは、怒りか、悲しみか…
     今の僕にはわからなかった)
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/21(日) 14:10:09.49 ID:ozoz5zJ70
アルミン「その花はどこから?」

ミカサ「林の一角に花畑がある。アニに教えてもらった」

アルミン「えっ、アニに…?」

ミカサ「元々、ここの花はアニが供えていた。
    それで… 場所を教えてもらった」
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/21(日) 14:15:21.02 ID:ozoz5zJ70
アルミン(アニがここに花を…?)




アルミン「………………」

ミカサ「…アルミン、どうしたの?」

アルミン「…ううん、何でもないよ」

アルミン「それよりも今は… この事件の検証をしよう」
176 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/06/21(日) 14:20:07.41 ID:ozoz5zJ70
今日はここまで
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/21(日) 15:35:39.96 ID:hvv/ZEGIO
乙です
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/28(日) 00:45:08.17 ID:jsU5e13+0
アルミン「この事件が起こったのは、ここでの監禁生活が
     始まってからわずか4日目のことだった」

アルミン「3日目に行われた姿勢制御の訓練が上手くできなかった
     エレンは、成績上位者だったミーナに頼み込んで…」

アルミン「夜中に2人きりで練習する約束をした」




エレン『悪いなミーナ…こんな遅くに付き合わせちまって』

ミーナ『それは言わない約束でしょ。ほら、もっとシャキッとする!』



179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/28(日) 00:50:23.80 ID:jsU5e13+0
アルミン「エレンの姿勢制御が上手くできなかった理由は、
     金具の不具合のせいだった」

アルミン「そして、エレンの金具に不具合があったことは
     エレンもミーナも知らなかった…」

ミカサ「………………」

アルミン「そして、そのせいで…」

アルミン「ミーナが装置のクランクを回してエレンを宙に浮かせた途端、
     エレンは体勢を崩して地面に頭を打ってしまったんだ」
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/28(日) 00:55:24.36 ID:jsU5e13+0
アルミン「それを見たミーナは、急いでエレンを助け起こそうとした」

アルミン「だけど、そこにモノクマが現れて…」

アルミン「ミーナを唆し、エレンを殺すように仕向けたんだ」

アルミン「最初はためらっていたミーナだけど、
     生き残っているという家族の話を持ち出されて…」

ミカサ「やめて」

アルミン「………………」

ミカサ「…それ以上、聞きたくない」
181 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/06/28(日) 01:00:10.04 ID:jsU5e13+0
今日はここまで
182 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/07/03(金) 12:15:45.83 ID:mEeGvDHB0
申し訳ありませんが、次回は 07/12(日) に投下します
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/03(金) 17:00:50.93 ID:yLKTbZzuO
了解&乙です
無理しないでね
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 00:55:52.50 ID:t0+hsjbk0
アルミン「…ミカサ」

アルミン「気持ちはわかるけど… これは大事なことなんだ」




モノクマ『3つの事件に隠された真実は何か』




アルミン「さっきも話した通り、今までの事件には
     僕たちの見逃している部分がある…」

アルミン「それを探り出すには、こうやって
     事件を丁寧に振り返る必要があるんだよ」
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 01:00:39.43 ID:t0+hsjbk0
アルミン「…僕だって辛いよ」

アルミン「エレンとの付き合いは、ミカサよりも長かったから…」

ミカサ「………………」

アルミン「だから、今は我慢してほしい」

アルミン「僕と一緒に… 見逃している部分を見つけてほしいんだ」

ミカサ「………………」

ミカサ「…わかった」
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 01:05:06.70 ID:t0+hsjbk0
アルミン「…ところで、ミカサは気付いた?」

アルミン「この事件には… 他の事件とは
     決定的に違う点が2つあるんだ」

ミカサ「…決定的に違う点?」

アルミン「1つは、これが【突発的な犯行】だっていう事だよ」

アルミン「他の2つの事件は、どちらも
     【入念な計画を練った犯行】だったけど…」

アルミン「この事件に関してはそうじゃない」
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 01:10:14.90 ID:t0+hsjbk0




ミーナ『できないよ…私にはできない…!』ポロッ…

ミーナ『私は…人殺しなんかじゃない…!』ポロポロ




アルミン「ミーナには元々、エレンを殺す気がなかった」

アルミン「モノクマに殺人を唆された後も、最後の最後まで躊躇っていた」

ミカサ「………………」

アルミン「そう、それが2つ目の決定的に違う点…」

アルミン「【モノクマの介入】だ」
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 01:15:19.56 ID:t0+hsjbk0
アルミン「モノクマが自ら介入したのはこの事件だけなんだ」

ミカサ「モノクマの介入なら、前回の事件だって…」

アルミン「あれはアニが“モノクマを利用した”だけだよ。
     自ら介入したわけじゃない」

ミカサ「………………」

アルミン「どうも引っかかるんだ…」

アルミン「この事件にだけ見られる特徴に…」
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 01:20:09.19 ID:t0+hsjbk0
ミカサ「…引っかかるといえば、ミーナとモノクマの
    証言の違いも気になる」

アルミン「えっ…?」

ミカサ「兵団裁判のとき、ミーナはモノクマに
    殺人を唆されたと証言した」

ミカサ「それに対してモノクマは、
    そんなことはしていないと証言した」

ミカサ「2人の証言はまるで噛み合っていなかった」
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 01:25:10.37 ID:t0+hsjbk0




モノクマ『それにしてもさ…よくそんな言い訳しようと思ったね。
     そんなのボクがいれば、すぐにウソだってバレるのに』

ミーナ『な…な…何…言ってんのよ…』

ミーナ『あんたが私に言ったんじゃない!
    あんたの話を聞いたから私は!!』



191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 01:30:11.66 ID:t0+hsjbk0




コニー『…なぁ、さっきから…全然訳わかんねえぞ…』

コニー『ウソだって言うのか…? 今の話が全部…?』

ミーナ『ち、違う!それだけは違う!私は本当に…!』

モノクマ『はいはい。狼少年がいくら吠えたところで
     説得力なんかないから』

ミーナ『全部あんたが…!!あんたが…ッ!!』



192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 01:35:12.49 ID:t0+hsjbk0
ミカサ「それだけならまだいい…」

ミカサ「だけどモノクマは、ミーナの証言の一部が
    事実であることを認めた」

ミカサ「つまり、調査兵団が全滅したこと、
    人類の大半が死滅したこと…」

ミカサ「全ての壁が破られたこと、
    私たちが数年間の記憶を失っていること…」

ミカサ「それらに関しては本当のことだと認めた」
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 01:40:03.66 ID:t0+hsjbk0




モノクマ『ボクがカロライナさんの殺人を促したという事実はありません。
     あれは全て、彼女がでっち上げた苦しい言い訳です』

モノクマ『しかしながら…』




モノクマ『調査兵団が全滅したこと』

モノクマ『人類の大半が死滅したこと』

モノクマ『全ての壁が破られたこと』

モノクマ『そして、オマエラが数年間の記憶を失っていること』








モノクマ『それらは全部、本当のことでーす!!』







194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 01:45:06.14 ID:t0+hsjbk0
ミカサ「2人の噛み合わなさと、一部の証言の奇妙な一致…」

ミカサ「私はそこが引っかかる」

アルミン「それは… モノクマが嘘を吐いていたんだよ」

アルミン「ミーナがモノクマと会っていたのは本当で、
     そこでモノクマが例の話をミーナに聞かせて…」
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 01:50:24.09 ID:t0+hsjbk0
アルミン「………………」

ミカサ「…? アルミン?」

アルミン「いや、違う…」

アルミン「どうしてモノクマはあんな嘘を吐いたんだ…?」
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 01:55:04.98 ID:t0+hsjbk0
ミカサ「…えっ?」

アルミン「そうだ… そうだよ、ミカサ…」

アルミン「モノクマにはあんな嘘を吐く必要なんてなかったんだ」




モノクマ『つまりですね、“カロライナさんがボクに唆された”
     っていうのはウソだけど…』

モノクマ『“カロライナさんが話した内容自体”はホンモノなの!!』



197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 02:05:15.46 ID:t0+hsjbk0




アルミン『だったら…だったらどうして、
     ミーナはその事を知っていたんだよ!』

モノクマ『さあね。テキトーに練った設定が
     たまたま当たってたんじゃない?』

アルミン『そんな都合のいい話がある訳ないだろ!!』




アルミン「ミーナが適当に作った話がたまたま本当のことだった…」

アルミン「いくらなんでも、それは無理があり過ぎる。
     嘘にしては出来が悪過ぎる…」

アルミン「何より、そんな見え透いた嘘を
     モノクマがわざわざ吐くメリットがない…」
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 02:10:24.40 ID:t0+hsjbk0
ミカサ「それなら… モノクマの証言は本当だったというの?
    ミーナの証言が嘘だったと?」

アルミン「いや… それこそおかしいよ」

アルミン「それだと、『ミーナが適当に作った話が
     たまたま本当のことだった』というのが事実になってしまう…」

アルミン「そんなの… どう考えたってあり得ないじゃないか」
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 02:15:16.33 ID:t0+hsjbk0
ミカサ「…どういう事? どっちの可能性も変だと言うの?」

アルミン「………………」

ミカサ「…アルミン?」

アルミン「…ダメだ、これ以上考えても出てこない」

アルミン「次の事件現場に行ってみよう」
200 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/07/12(日) 02:20:05.59 ID:t0+hsjbk0
今日はここまで
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/12(日) 04:55:32.71 ID:4QHbrH42O

ややこしい!
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/19(日) 10:35:07.74 ID:IvjT/eKf0
― ライブハウス(ユミルの殺害現場) ―




アルミン(次に僕たちがやって来たのは、ライブハウスだった)

アルミン(この場所こそが、第2の事件現場…)

アルミン(ユミルが死んだ場所だ)
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/19(日) 10:45:09.38 ID:IvjT/eKf0








ユミル『ヒ……スト……リ……』








ユミル『ァ……』







204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/19(日) 11:00:16.76 ID:IvjT/eKf0
ミカサ「…私はあの場にいなかったから、
    この事件が起きた時の様子は見ていない」

ミカサ「モノクマアナウンスが聞こえて来てみたら、
    みんなが騒然としていた」

アルミン「…そういえば、そうだったね」

アルミン「それじゃあ、あの時の説明も含めて…
     この事件を振り返ってみようか」
205 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/07/19(日) 11:05:04.39 ID:IvjT/eKf0
今日はここまで
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/26(日) 08:55:19.16 ID:edUWnmb+0








モノクマ『“こんなにも簡単にコロシアイが起きる”…そういう事でしょ?』







207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/26(日) 09:00:16.93 ID:edUWnmb+0
アルミン「エレンの事件の後、僕たちの雰囲気は最悪だった…」

アルミン「実際にコロシアイが起きてしまった事が受け入れられず、
     ショックで疑心暗鬼に陥っていた」

アルミン「そんな一触即発の状態から僕たちを救ってくれたのが…」

アルミン「サシャのあの発言だった」
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/26(日) 09:05:04.73 ID:edUWnmb+0








サシャ『パーティーを開きましょう!!』







209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/26(日) 09:10:25.70 ID:edUWnmb+0
アルミン「このライブハウスで、全員で役割分担をして
     パーティーを開催する…」

アルミン「それがサシャの提案だった」

アルミン「そうすることで、少しでも
     僕たちの気を紛らわそうとしてくれたんだと思う」

ミカサ「………………」

アルミン「だけど、そのパーティーは…」

アルミン「結果的に悪夢の舞台へと変わってしまった」
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/26(日) 09:25:04.16 ID:edUWnmb+0




ユミル『うぐっ…!?』




ドサッ




サシャ『?』

ベルトルト『…え?』




ユミル『…! …ッ!!』




クリスタ『ユミル…?』



211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/26(日) 09:30:06.99 ID:edUWnmb+0




ユミル『……ウ……ァ……』




クリスタ『ユミル!?』




ユミル『グッ……アァ……』




アニ『…!!』

ライナー『な…なんだ!?』



212 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/07/26(日) 09:35:08.68 ID:edUWnmb+0
今日はここまで
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/27(月) 02:54:28.78 ID:ejX5dCfPO

振り返りつらいな…
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/02(日) 08:35:43.50 ID:VzlPpzHE0
アルミン「悪夢を企てたのはユミルだった」

アルミン「ユミルは倉庫から持ち出した
     『モノクマ特製魔法の粉(A〜C粉)』という薬品を使って…」

アルミン「ヒストリアに自分自身を殺させるという計画を立てていた」

ミカサ「………………」
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/02(日) 08:40:47.70 ID:VzlPpzHE0
薬品 NO.22〜24

モノクマ特製魔法の粉(A〜C粉)


この“魔法の粉”は非常に強力なので、取扱いにはご注意ください。
粉は全部で3種類あり、単体では滋養強壮剤として機能します。

しかし、それぞれに特定の処置を施し、かつ適切に組み合わせることで、
様々な特性を備えた毒物へと変化させることができます。

なお、これらはニンゲンをはじめ、あらゆる生物に作用します。


A粉

純度50%以上のエタノールに溶かすことによって、物質A-2へと変化します。
A-2自体は毒にも薬にもなりませんが、C粉を摂取した状態で服用すれば
強力な毒薬として機能します。

B粉

5分間ビンのまま加熱することによって、B-2粉へと変化します。
B-2粉自体は毒にも薬にもなりませんが、C粉を摂取した状態で服用すれば
強力な毒薬として機能します。

C粉

服用することによって、体内での合成を経て物質C-2へと変化します。
C-2は身体のあらゆる細胞に染み渡り、その機能を活性化させます。

ただし、活性化した状態(服用後1時間〜24時間)で
絶対にA-2やB-2粉を摂取しないでください。

摂取した場合、以下のような症状に襲われます。

A-2 を摂取した場合:摂取直後に多臓器不全に陥ります。
B-2粉を摂取した場合:摂取後10〜30分で多臓器不全に陥ります。

いずれの場合も、副作用として身体組織の肥大化や変色が生じます。
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/02(日) 09:30:30.83 ID:VzlPpzHE0
アルミン「ユミルの計画はこうだ」

アルミン「まず、ユミル自身があらかじめ
     倉庫でC粉を摂取しておく」

アルミン「次に、パーティーの【調理係】だったヒストリアに
     A粉を使った肉のパイ包みのソースを作らせる」

アルミン「実は、A粉は特定の溶媒に溶かすことによって
     調理用のソースを作ることができるんだ」

アルミン「ユミルはそれが毒薬である事を隠したまま、
     ヒストリアにソース作りをさせた…」
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/02(日) 09:35:07.26 ID:VzlPpzHE0








薬品 NO.22

モノクマ特製 ソースの素




単体では滋養強壮剤として機能しますが、特定の液体に
溶かすことによって様々なソースを作ることができます。

なお、溶媒とする液体の種類によって作れるソースが変わります。


(T)水 … キャラメルソース

(U)エタノール(純度50%以上) … ブラウンソース







218 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/08/02(日) 09:45:10.50 ID:VzlPpzHE0
今日はここまで
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/03(月) 11:52:47.11 ID:wh9x9DpGO
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/09(日) 08:45:12.01 ID:lCLK0z+v0
アルミン「それによって、ヒストリアがユミルに毒を盛ったことになり、
     結果的にヒストリアをユミルを殺したクロにできる」

アルミン「ヒストリアが気付かないうちにヒストリア自身をクロにする…
     それがユミルの計画だった」

ミカサ「………………」

アルミン「だけど、その計画の途中で…」

アルミン「ユミルにとって予想外のことが起きていた」
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/09(日) 09:00:09.83 ID:lCLK0z+v0




ポタッ




コニー『なん…で…だよ…』

コニー『なんで…酒なんて飲んでいられるんだよ…』




ポタポタ




コニー『なんで…この状況で…』

コニー『笑っていられるんだよッ…!』



222 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/08/09(日) 09:05:09.93 ID:lCLK0z+v0
今日はここまで
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/10(月) 22:28:13.28 ID:mruP0dai0
なんでこのスレ主相棒を女にこだわるの?もしかしてなろう信者か?
224 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/08/16(日) 19:04:00.55 ID:kT3U1uAO0
申し訳ありませんが、今週はお休みします
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/16(日) 20:19:31.15 ID:fnfx27zD0
次週楽しみにしてます。
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/23(日) 19:00:27.42 ID:yQf6ezj30
アルミン「計画の3日前、このライブハウスで事件が起きていた」

アルミン「メンバーの何人かがこの場所で酒盛りを始めて…」

アルミン「その最中に、コニーが酒瓶でジャンの頭を殴りつけたんだ」

ミカサ「………………」

アルミン「原因は、さっきも言ったけど、
     エレンの事件の後に漂っていた一触即発の雰囲気…」

アルミン「サシャがパーティーの開催を提案したのも、
     その事件がきっかけだった」
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/23(日) 19:10:08.03 ID:yQf6ezj30
アルミン「ユミルにとって予想外だったのは、
     その事件の後にサシャが取った行動だった」

アルミン「事件の原因がお酒にもあると考えたサシャが、
     このライブハウス内の酒をすべて水と入れ替えたんだ」

ミカサ「…私が見つけた手掛かりだね」

アルミン「うん… 実際、裁判中にミカサが提示するまで
     みんな気付いていなかった」

アルミン「そしてそれは、ユミルも同様だった…」
228 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/08/23(日) 19:15:05.79 ID:yQf6ezj30
今日はここまで
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/23(日) 21:07:28.36 ID:vQvE1aRG0
なんで脳筋キャラを相棒にするの?
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/23(日) 22:40:39.64 ID:OWa89D4S0
乙です
次も楽しみ
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/26(水) 22:02:18.25 ID:/VqmZO2c0
乙です
今までの事件の中にまだ仕掛けがあったとは、うp主尊敬します
現実があるので無理しないでほしいですが最後まで楽しみにしてます
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/30(日) 14:45:20.91 ID:AxWdcs0D0




A粉

純度50%以上のエタノールに溶かすことによって、物質A-2へと変化します。
A-2自体は毒にも薬にもなりませんが、C粉を摂取した状態で服用すれば
強力な毒薬として機能します。




アルミン「ユミルが使おうとしていたのはA粉だ」

アルミン「それを毒薬にするためには、純度50%以上の
     エタノールに溶かす必要がある…」

アルミン「それでユミルが使おうとしていたのが、
     このライブハウスにあるお酒だったんだ」
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/30(日) 14:55:23.52 ID:AxWdcs0D0
アルミン「ユミルはここからお酒のボトルを持ち出した」

アルミン「それが、サシャによって入れ替えられた水だとも知らずに…」

ミカサ「………………」

アルミン「結果として、ユミルはヒストリアに
     毒薬を作らせることができなかった」

アルミン「それだけならまだよかった。事件も何も起こらなかったはずだ」

アルミン「だけど、ユミルにとって予想外の出来事はまだ続いていた…」
234 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/08/30(日) 15:00:08.71 ID:AxWdcs0D0
今日はここまで
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 07:33:15.58 ID:z+LypOQOO
このスレ2013年からあるのか
ゆっくりながらもちゃんと続いてて凄いな
236 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/09/06(日) 12:20:42.91 ID:6/jK16Rd0
申し訳ありませんが、今週はお休みします

次週は長めに投稿します
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/07(月) 00:12:43.35 ID:FhKri4Xd0

ゆっくりやるんやで
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 10:40:05.47 ID:3RK8TBaO0




ガチャ




クリスタ『…サシャ?』

サシャ『!?』

クリスタ『ちょっ… 何してるの!?』

サシャ『ク、クリスタ…?』

サシャ『あっ… い、いや、これはですね…』

クリスタ『…まさか』

クリスタ『食べちゃったの!? あれ全部!?』

サシャ『え、えーっと… その…』



239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 10:45:06.35 ID:3RK8TBaO0




サシャ『す、すみません! 美味しそうだったのでつい!』

クリスタ『あっきれた… ユミルと一緒に頑張って作ったのに』

サシャ『ひぃぃぃ! ご、ごめんなさああああい!』

クリスタ『…いずれにせよ、このままじゃまずいね』

クリスタ『私はともかく、ユミルが知ったらどんなに怒るか…』



240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 10:55:06.52 ID:3RK8TBaO0




サシャ『ど、どうすれば…』

クリスタ『…仕方ない』

クリスタ『作り直そう』

サシャ『えっ…』

サシャ『で、でも、今は夜中だから調理場には…』

クリスタ『大丈夫。幸い、残った材料も
     悪くならないようにここに運び込んであるから』

クリスタ『あっ、でも砂糖だけ足りないかな…
     …そうだ』



241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 11:00:13.14 ID:3RK8TBaO0




クリスタ『これを使おう』

サシャ『…?? そのビンは…』

クリスタ『『モノクマ特製 砂糖の素』!
     なんとこの粉、火にかけると砂糖になるらしいよ』

サシャ『…!?』

クリスタ『実は今日、ユミルに似たような薬品を使った
     料理用のソース作りをお願いされてさ』

クリスタ『その時に見つけたんだ、これ』



242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 11:05:11.31 ID:3RK8TBaO0




クリスタ『ユミルも使わないって言ってたし、いいよね。
     これ全部使っちゃおう』

サシャ『あ、ありがとうございます!じゃあ早速…』

クリスタ『頑張ってね、サシャ』

サシャ『え!? …ま、まさか、私1人でやれと!?』

クリスタ『当たり前でしょ!
     そもそも悪いのはサシャなんだよ!?』

クリスタ『自分でパーティー開くとか言っておいて、
     料理つまみ食いするとかあり得ないでしょ!』

サシャ『うっ…』



243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 11:10:39.70 ID:3RK8TBaO0




クリスタ『…まあでも、さすがに作り方くらいは教えてあげるよ。
     同じように作らないとユミルにバレちゃうしね』

サシャ『………………』

クリスタ『ほら、朝にならないうちにやるよ!』

サシャ『はぁい…』



244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 12:30:17.05 ID:3RK8TBaO0
アルミン「パーティーの前の夜中… サシャが倉庫にあった
     完成済みのケーキを平らげてしまったんだ」

アルミン「そこへ偶然やってきたヒストリアに見つかり…」

アルミン「サシャはヒストリアに作り方を教わりながら
     一からケーキを作り直した」

アルミン「B粉を加熱して作った砂糖を使って…」
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 12:35:11.03 ID:3RK8TBaO0








薬品 NO.23

モノクマ特製 砂糖の素




単体では滋養強壮剤として機能しますが、5分間ビンのまま
加熱することによって砂糖のように甘い粉末へと変化します。







246 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/09/13(日) 13:05:28.01 ID:3RK8TBaO0
今日はここまで
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 05:20:35.38 ID:vDl6s/68O

原作も終盤だな
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 21:45:50.41 ID:u1zqZb4O0
おつおつ
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/20(日) 12:25:51.16 ID:ZLjw6nsq0
アルミン「毒薬として作用しなかったA粉と、
     毒薬として作用してしまったB粉…」

アルミン「それらは2つとも、サシャの行動に起因するものだった…」

ミカサ「………………」

アルミン「結果的に、ヒストリアをクロにするという
     ユミルの計画は阻害され…」

アルミン「代わりにクロになってしまったのはサシャだった」
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/20(日) 12:35:08.33 ID:ZLjw6nsq0
ミカサ「…あの結末は、本当に予想外だった」

アルミン「うん… 事件を企てたユミルを含めて、
     誰も予想できない結末になったよね…」

ミカサ「………………」

アルミン「サシャは表向きは加害者だけど…
     一番の被害者でもあったんだ」

アルミン「あんなの本当に… 誰も望んでいなかった」
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/20(日) 12:40:05.96 ID:ZLjw6nsq0
アルミン「これが2つ目の事件の全貌…」

アルミン「ミカサ… ここまでで何か気になることはない?」

ミカサ「気になること…」

アルミン「………………」

ミカサ「………………」
252 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/09/20(日) 12:50:05.74 ID:ZLjw6nsq0
今日はここまで
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/27(日) 13:40:06.23 ID:ppkiWNnJ0
ミカサ「…一番気になるのは、やはりユミルの動機」




モノクマ『ところでさあ、裁判は無事に終わったわけだけど、
     まだ最大の謎が残ってるよね』

ライナー『…最大の謎?』

モノクマ『ユミルさんの動機だよ』

モノクマ『だって不思議じゃない?
     たかだか記憶を取り戻した程度で…』



254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/27(日) 13:45:52.20 ID:ppkiWNnJ0








モノクマ『どうしてレンズさん以外の全員を殺そうとしたんだろうね?』







255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/27(日) 13:50:50.07 ID:ppkiWNnJ0
ミカサ「モノクマは、ユミルが記憶を取り戻したせいで
    ヒストリア以外の全員を殺そうとしたと言っていた」

アルミン「………………」

ミカサ「『たかだか記憶を取り戻した程度』…
    モノクマはそう言っていたけど…」

ミカサ「ユミルにそこまでさせた記憶というのは…
    一体何だったの?」
256 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/09/27(日) 13:55:09.52 ID:ppkiWNnJ0
今日はここまで
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 15:39:54.45 ID:mQ7qL+DVO
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/28(月) 05:02:26.07 ID:44uRqmar0

259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/29(火) 09:42:04.91 ID:UhulQMkY0
乙です
冒頭のシーンのような原作の新情報違和感なく入れてたり、ss内にまだ仕掛け入れてたり驚きばかり
主どこか別の場所で本編の考察について話してたりしてませんか?少し考察を聞いてみたいだけなので答えずスルーしてくださって結構です
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/04(日) 11:20:13.56 ID:MDpskQlI0
アルミン「…違うよ、ミカサ」

ミカサ「…え?」

アルミン「ユミルの目的は僕たちを殺すことじゃなかった…
     それはアニも言っていたじゃないか」




アニ『落ち着きなよ』

アルミン『ア、アニ…?』

アニ『わからないの? モノクマは私たちを惑わそうとしているだけ』

アニ『ユミルの目的はクリスタをここから救い出す事…
   それ以上でもそれ以下でもないよ』



261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/04(日) 11:25:39.02 ID:MDpskQlI0
ミカサ「だけどモノクマは…」

アルミン「ミカサはアニよりもモノクマを信じるの?」

ミカサ「………………」

アルミン「昨日の裁判でも言ったけど、アニとモノクマは
     協力体制にある関係じゃなかった…」

アルミン「つまり、敵対していたんだ。
     真実を言っていたのは… やっぱりアニの方だよ」
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/04(日) 11:30:18.10 ID:MDpskQlI0
ミカサ「…随分とアニの肩を持つようだけど」

ミカサ「アニだって私たちを裏切った… その事実は変わらない」

アルミン「………………」

ミカサ「それに、その言い方…」

ミカサ「まるでアニが、ユミルの真意を知っていたかのよう…」
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/04(日) 11:35:25.93 ID:MDpskQlI0
アルミン「…多分、知っていたんだろうね」

アルミン「ミカサの言う通り、この事件で一番気になるのは
     ユミルの動機だ」

アルミン「たとえ、ユミルの目的がヒストリアをここから
     救い出す事だったとしても…」

アルミン「ユミルをそこまでさせた記憶が
     事件の重要な鍵になっているのは変わらない」
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/04(日) 11:45:14.31 ID:MDpskQlI0
アルミン「そして、その記憶というのはおそらく…
     僕たちが今探し求めているものだ」




モノクマ『オマエラの“失われた数年間”に何があったのか?』




アルミン「その謎を解くことが…
     この事件の真相に繋がるんだと思う」

ミカサ「………………」
265 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/10/04(日) 11:50:07.67 ID:MDpskQlI0
今日はここまで

>>259
考察については特に話していませんが、話は常に追い続けています
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/11(日) 08:45:10.42 ID:mU+M1mfA0
ミカサ「…アルミンは何かないの?
    気になることや気付いたことは…」

アルミン「うーん…」

アルミン「僕は… ヒストリアの発言が気になったかな」

ミカサ「…ヒストリアの?」

アルミン「いや… 正確には、ユミルの発言って
     言った方がいいかもしれないけど…」
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/11(日) 08:50:08.73 ID:mU+M1mfA0




ガチャ




ユミル『…何だよ、こんな時間に』

クリスタ『何だよって… 約束してたじゃない。
     今晩お泊まり会やろうって』

ユミル『………………』

クリスタ『サシャは来れないらしいから、
     結局2人だけになっちゃうけど…』

クリスタ『…もしかして忘れてた?』

ユミル『…………いや』



268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/11(日) 09:05:16.79 ID:mU+M1mfA0




クリスタ『あっ、そっか… 今日、ユミルすごく飲んでたもんね。
     調子悪かったのかな?』

ユミル『…お前もかなり飲まされただろ』

クリスタ『私は大丈夫』

クリスタ『あっ、そうだ。ジャンの看病をしたときに、
     ライナーに【救命セット】を持ってきてもらったんだけど…』

クリスタ『その中に酔い止めの薬もあったんだ。結構効きそうなやつ』

クリスタ『よかったら持って来る?
     まだジャンの部屋にあるから…』

ユミル『…ああ、ヒストリア』



269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/11(日) 09:10:33.67 ID:mU+M1mfA0








ユミル『やっぱりお前も戻っちまったな』







270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/11(日) 09:15:30.42 ID:mU+M1mfA0
アルミン「ヒストリアの話によると… ユミルはヒストリアのことを
     “戻っちまった”って言ったらしいよね」

ミカサ「…そういえば、裁判中にそんな話をしていた」

アルミン「あの時点のユミルは、すでに記憶が
     戻った状態だっただろうから…」

アルミン「おそらく、その記憶に関連したことだと思うんだけど…」
271 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/10/11(日) 09:20:23.83 ID:mU+M1mfA0
今日はここまで
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/11(日) 23:26:40.77 ID:UFjRnIMu0
乙乙乙
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/16(金) 21:03:01.30 ID:Q8UV0tE50

原作と同時にこのssも終わったら感動もの
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/18(日) 10:50:21.55 ID:/eRHOKDC0
ミカサ「ユミルが取り戻した記憶…」

ミカサ「私たちが失った数年間の記憶…」

アルミン「…同じだね」

アルミン「きっと、行きつくところは同じなんだ」

ミカサ「………………」
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/18(日) 10:55:12.68 ID:/eRHOKDC0
アルミン「…ん?」




アルミン(その時、僕の視界がある物を捉えた)




ミカサ「…? どうしたの?」

アルミン「ミカサ、あれ…」
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/18(日) 11:00:11.61 ID:/eRHOKDC0
アルミン(僕が指差した先にあったのは…)

アルミン(花瓶に入れられた白い花だった)




アルミン「あんなの… この場所にあったっけ?」

ミカサ「さあ…?」

アルミン「綺麗な花だね…
     エレンの現場にあったのとは違うみたいだけど…」
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/18(日) 11:05:19.84 ID:/eRHOKDC0
ミカサ「花がどうかしたの?」

アルミン「…いや、ちょっと気になっただけだよ」

ミカサ「………………」

アルミン「…行こうか、ミカサ」

アルミン「次の現場に…」
278 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/10/18(日) 11:10:17.08 ID:/eRHOKDC0
今日はここまで
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/19(月) 02:25:40.78 ID:SdDiB07AO
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 12:55:58.38 ID:NHeFk8q30
>>273
てか明らかに意識して合わせに行ってるでしょ
数年間の記憶とか言ってるし原作127話の記憶出てきたし
原作もまだまだ不確定要素がたくさんあるから下手なことは書けない
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/25(日) 13:15:17.74 ID:20EUsmcj0
― 研究開発所 ―




アルミン(次に僕たちがやって来たのは、研究開発所だった)




アルミン「………………」




アルミン(ほのかに漂う血の匂い…)

アルミン(つい昨日この場所で起きた、あの凄惨な事件…)
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/25(日) 15:20:28.40 ID:20EUsmcj0




アルミン『うわああああああああああああああっ!!』

ミカサ『…ッ!!』

アニ『……な……』








アニ『ベル…トルト…?』



283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/25(日) 15:40:25.06 ID:20EUsmcj0
ミカサ「ベルトルトの死体が無くなってる…」

アルミン「うん… わかってはいたけどね」




アルミン(僕は辺りを見回す)

アルミン(死体と無数の剣が消えていること以外は、
     現場に変化はないように思えた)
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/25(日) 15:50:29.71 ID:20EUsmcj0
ミカサ「そういえば、最初にここに踏み込んだのは私たちだった」

アルミン「うん… あとは、アニもいた」

ミカサ「………………」

アルミン「…今思えば、あの時点で疑問を持つべきだったんだ」

アルミン「死体発見のモノクマアナウンスに時間差があったことに…」
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/25(日) 15:55:24.59 ID:20EUsmcj0




ジャン『おい、無事か!?』

コニー『何の悲鳴だ!?』

アルミン『…! みんな…』

ヒストリア『…!!』








ヒストリア『きゃああああああああああああああっ!!』



286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/25(日) 16:00:11.85 ID:20EUsmcj0








「ピンポンパンポーン…!」




モノクマ『死体が発見されました!』

モノクマ『一定の自由時間の後、『兵団裁判』を開きまーす!』







287 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/10/25(日) 16:05:19.63 ID:20EUsmcj0
今日はここまで
288 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/11/01(日) 15:10:12.16 ID:LI2228Go0
申し訳ありませんが、次回は 11/15(日) に投下します
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 23:31:08.23 ID:l9LLAowNO
了解
待ってる
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/05(木) 21:51:19.38 ID:KQCKzSam0

もう最後までついてくのでゆっくりどうぞ
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/08(日) 11:07:47.68 ID:kWs2gGAB0
原作の方も終わりそうだけど展開読めないしどうなるのやら
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/15(日) 18:25:35.74 ID:MSD6HeE60
アルミン「死体発見のモノクマアナウンスが発せられるのは、
     【兵団裁判の対象となる死体を発見した者が3名以上となった瞬間】…」

アルミン「これは前回の裁判中に判明したことだ」

ミカサ「………………」

アルミン「その条件に当てはめるなら、僕たち3人が現場に乗り込んだ時に
     モノクマアナウンスが聞こえてくるはず…」

アルミン「だけど、実際に聞こえてきたのは、
     後続のみんなが駆け付けた時だった」
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/15(日) 18:35:23.63 ID:MSD6HeE60
ミカサ「その理由は… その3人に犯人は含まれないから」

アルミン「そう… つまり、僕、ミカサ、アニの中に犯人がいることが
     あの時点で確定していたんだ」

アルミン「今思えばだけど… 答えはほとんど目の前にあったんだよ」

ミカサ「………………」
294 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/11/15(日) 18:50:44.01 ID:MSD6HeE60
今日はここまで
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/22(日) 07:45:16.18 ID:HX0IpO9m0
アルミン「…この事件の発端は、11日目のとある出来事だった」

アルミン「モノクマが僕たち全員を集めて、こんなカミングアウトをしたんだ」




モノクマ『誰なのですか!? その【裏切り者】とは!?』

モノクマ『お答えしましょう。【裏切り者】の正体は…』



296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/22(日) 07:50:06.49 ID:HX0IpO9m0








モノクマ『ライナー・ブラウンとベルトルト・フーバーです』







297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/22(日) 07:55:08.52 ID:HX0IpO9m0
アルミン「僕たちの中にいると言われていた【裏切り者】…」

アルミン「その正体がライナーとベルトルトであると、モノクマは言った」

アルミン「さらに、彼らが超大型巨人と鎧の巨人であると…」

ミカサ「………………」

アルミン「あの出来事をきっかけに、ライナーとベルトルトは
     僕たちから孤立して姿を消してしまったんだ」

アルミン「そして、そのうちの1人は… その夜のうちに殺されてしまった」
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/22(日) 08:05:11.65 ID:HX0IpO9m0




アルミン『…ほぼ?』

アニ『ライナー殺害の件… 
   あんたは私がライナーを呼び出したって言ったけど…』

アニ『あれは逆なんだよ』

アルミン『…えっ?』

アニ『あいつの方から私に呼び出しがあったんだ』

アニ『『話があるから夜中に会えないか』ってね…』



299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/22(日) 08:10:35.52 ID:HX0IpO9m0




アニ『それを受けて私は会う時間と場所を指定したんだ』

アニ『溶鉱炉っていう場所を指定したときも、
   『他の人間が来なさそうな場所だから』って言ったら納得してくれた』

アルミン『………………』

アニ『おかげで色々と手間が省けたよ…』

アニ『色々とね…』



300 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/11/22(日) 08:15:11.15 ID:HX0IpO9m0
今日はここまで
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/22(日) 10:14:48.81 ID:YbnWJ14HO
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/29(日) 11:20:50.97 ID:pyhf0JdA0
アルミン「アニは夜中にライナーと溶鉱炉で待ち合わせ、
     そこでライナーを殺した」

アルミン「溶鉱炉に落とすという、死体の残らない方法で…」

ミカサ「………………」

アルミン「通常だと、あの溶鉱炉に近付くと
     床が検知して自動的に炉が閉じてしまう」

アルミン「だけど、アニはある方法を使って
     床に検知されることなくライナーを溶鉱炉に落とした」
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/29(日) 12:05:23.12 ID:pyhf0JdA0
E拘束トラップ


<概要>

フットスイッチを踏んだ相手を瞬時に拘束できるトラップです。


<使い方>

(1)装置を組み立てます(四脚を立てて下さい)。

(2)フットスイッチを任意の場所にセットします。

(3)四脚の交点から伸びるワイヤーをフットスイッチに繋げます。

(4)相手がフットスイッチを踏むのを待ちます。


<その他機能>

 ・ 折り畳んで持ち運ぶことができます。

 ・ フットスイッチが反応する重量を設定できます。
 
 ・ 四脚にあるスイッチで拘束の解除が可能です。
304 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/11/29(日) 12:30:54.67 ID:pyhf0JdA0
今日はここまで
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/02(水) 16:28:17.99 ID:ZlJvgXEB0
乙乙
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/06(日) 12:25:04.27 ID:0xLxSyUP0
ミカサ「研究開発所にあった拘束トラップ…」

アルミン「そう… アニはベルトルトを拘束していた
     あの装置を使ったんだ」

アルミン「まず、ライナーと待ち合わせをしていた溶鉱炉の
     炉の周りに拘束トラップの四脚を立てる」

アルミン「そして、フットスイッチを入り口にセットする」

アルミン「何も知らずに溶鉱炉に入ってきたライナーは、
     フットスイッチに足を踏み入れ…」

アルミン「拘束され、そのまま四脚の交点…
     つまり炉の真上に吊るし上げられた」
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/06(日) 12:34:55.60 ID:0xLxSyUP0
アルミン「その様子を見届けたアニは、すかさず
     四脚にあるスイッチを押した」

アルミン「あの装置は、四脚にあるスイッチを押すことで
     拘束されている人物を吊るしているワイヤーを外すことができるんだ」

アルミン「こうして、炉の真上で拘束されたライナーは、
     吊るされているワイヤーを外され…」

アルミン「何もできないまま、炉の中に落ちていった」
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/06(日) 12:45:03.40 ID:0xLxSyUP0
アルミン「こうしてライナーを殺したアニは、拘束トラップと
     その後に作られた超硬質ブレードを持って研究開発所に向かった」

アルミン「2人目のターゲット… ベルトルトを殺す準備をするためだ」

アルミン「アニは、ライナーを殺した時と同じ要領で拘束トラップを仕掛け、
     超硬質ブレードを屋内の隅に隠した」

アルミン「そして、次の準備をするために寄宿舎へと戻っていった…」
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/06(日) 12:59:53.33 ID:0xLxSyUP0
アルミン「アニは研究開発所を出るときに、あるものを持ち出していた」

アルミン「特殊ガス発生装置だ」

アルミン「アニはそれを持って、寄宿舎に併設された空調室に向かった」

アルミン「あそこには普段鍵がかかっているけど、おそらくモノクマに言って
     開けてもらっていたんだろうね」
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/06(日) 13:05:00.98 ID:0xLxSyUP0
B特殊ガス発生装置


<概要>

特殊なガスを発生させることのできる装置です。
用途に応じたガスカプセルをお使い下さい。


<使い方>

(1)ガスカプセルをセットします。

(2)ガス発生の時刻と時間を設定します。

(3)ガス発生のスイッチを押します。


<ガスカプセル>

 ・ 毒カプセル(紫)

   致死性の毒ガスを発生させます。

 ・ 麻痺カプセル(黄)

   身体の自由を奪う麻痺ガスを発生させます。
   効果時間は約5分間です。

 ・ 睡眠カプセル(水色)

   深い眠りへと誘う睡眠ガスを発生させます。
   効果時間は最低18時間です。

 ・ 淫乱カプセル(ピンク)

   エッチな気分にさせるガスを発生させます。
311 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/12/06(日) 13:15:12.51 ID:0xLxSyUP0
今日はここまで
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/13(日) 13:00:09.43 ID:zW4mvrFO0
アルミン「空調室は、寄宿舎の個室内の空気を循環させるための部屋だ」

アルミン「アニはそこで特殊ガス発生装置を置き、水色のカプセル…
     睡眠ガスを発生させるカプセルをセットした」

アルミン「翌日、みんなの身動きを取れなくするために…」

ミカサ「………………」
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/13(日) 13:05:14.07 ID:zW4mvrFO0
ミカサ「…どうしてアルミンは眠らなかったの?」

アルミン「…えっ?」

ミカサ「睡眠ガスが各個室に届くなら、アルミンも眠っていなければおかしい」

ミカサ「コニーが眠らなかったのは、コニーの個室の通気口に
    モノクマが挟まっていたからと聞いたけど…」

ミカサ「アルミンの部屋にも同じような細工がしてあったの?」
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/13(日) 13:10:32.62 ID:zW4mvrFO0
アルミン「いや… 僕の場合は手紙を受け取っていなかったからだよ」

ミカサ「…手紙?」

アルミン「アニが書いた手紙だよ。ほら、
     『今日の午後は各自、個室で待機するように!』っていう…」

ミカサ「ああ…」

アルミン「僕はあの手紙を受け取っていなかったから、
     ガスが発生した時間に個室にいなかったんだ」

アルミン「そして、それは… アニが僕を証人として利用するためだった」
315 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/12/13(日) 13:15:15.91 ID:zW4mvrFO0
今日はここまで
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/14(月) 01:44:29.25 ID:MxBVqg3fo


コニーなんか怪しいんだよな…
317 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/12/20(日) 16:42:01.76 ID:uqGyrApM0
申し訳ありませんが、次回は 12/27(日) に投下します
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/27(日) 15:45:04.25 ID:VnZECAsD0




アニ『…ここにはいないね』

アルミン『あれ? 2人がいる場所は知らないの?』

アニ『言ったでしょ。避けられてるって』

アニ『モノクマのあの発表以来、
   私とあの2人は行動を別にしているんだよ』

アニ『まったく、どこで何をしているやら…』



319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/27(日) 16:05:25.14 ID:VnZECAsD0
アルミン「みんなが睡眠ガスで眠った頃、アニは僕を呼び出して
     自らの正体が巨人であることを明かした」

アルミン「そして、ライナーとベルトルトを探すという名目で
     僕を研究開発所に連れて行ったんだ」

ミカサ「その時にはもう、その中に拘束トラップは仕掛けられていた…」

アルミン「うん。だけど、その時の屋内はうす暗くて、
     部屋全体を覆うように設置された拘束トラップを視認できなかったんだ」
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/27(日) 16:24:59.08 ID:VnZECAsD0
ミカサ「種も仕掛けもありません… アニはそう言いたかった」

アルミン「…そうだね。おかげでまんまと騙されたよ」

ミカサ「………………」

アルミン「…そして、研究開発所を出た僕たちは、すぐに大雨に襲われた」

アルミン「その大雨もまた、アニによって計画されたものだった…」
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/27(日) 16:35:04.65 ID:VnZECAsD0


DAY 01  晴れ

DAY 02  晴れ のち 曇り

DAY 03  曇り

DAY 04  晴れ

DAY 05  晴れ

DAY 06  曇り

DAY 07  曇り のち 晴れ

DAY 08  曇り

DAY 09  晴れ

DAY 10  晴れ

DAY 11  晴れ のち 曇り

DAY 12  曇り のち 大雨 時々 雷

322 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/12/27(日) 16:40:12.86 ID:VnZECAsD0
今日はここまで
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/03(日) 09:20:16.62 ID:KzqLQ6vl0
ミカサ「観測所の黒板…」

アルミン「そう… あの黒板を使うと、この施設内の天気を操作することができるんだ」

アルミン「アニはその機能を利用し、ベルトルトを殺す前の天気を書き換えていた」




DAY 12  曇り のち 大雨 時々 雷




アルミン「大雨を降らせたのは、雨が止んだ後のぬかるんだ地面に
     足跡を付けるためだ」

アルミン「寄宿舎に隠れていたベルトルトが研究開発所に向かう際の足跡を…」
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/03(日) 09:30:56.69 ID:KzqLQ6vl0
アルミン「寄宿舎から研究開発所に続く足跡を確認したアニは、
     寄宿舎の前で巨人に姿を変えた」

アルミン「例の本によると、人間が巨人化する際には
     雷鳴のような光と大きな音が発せられるらしい」

アルミン「アニが観測所の黒板に『雷』と書き加えていたのは、
     その際の音を誰かに聞かれた場合を想定したものだったんだろうね」

アルミン「巨人になったアニは、寄宿舎前から大股でジャンプして
     研究開発所前に着地した…」
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/03(日) 09:40:10.58 ID:KzqLQ6vl0
アルミン「研究開発所には、ライナーと同じように拘束されたベルトルトがいた」

アルミン「その姿を確認したアニは、予め用意していた猿ぐつわと手袋をベルトルトにはめた。
     ベルトルトが自傷行為によって巨人化することを防ぐためだ」

ミカサ「自傷行為によって巨人化… それも例の本に書いてあったの?」

アルミン「うん。自傷行為じゃなくても、何かしらの傷があれば
     それがトリガーになって巨人化するって書いてあったよ」

アルミン「巨人化できるアニは、当然その知識も知っていたんだろうね」
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/03(日) 09:55:05.41 ID:KzqLQ6vl0
アルミン「そして、アニは待った」

アルミン「ベルトルトが睡魔に勝てず眠りにつくのを…」




3 就寝は寄宿舎に設けられた個室でのみ可能です。
  他の部屋での故意の就寝は居眠りと見なし罰します。




アルミン「寄宿舎の個室以外の場所で眠れば、規則違反とみなされ
     モノクマに処刑される…」

アルミン「アニはそれを狙ったんだ」
327 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2021/01/03(日) 10:00:13.25 ID:KzqLQ6vl0
今日はここまで
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/03(日) 15:03:16.91 ID:eahVWkOYO

あけおめ
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/03(日) 17:05:52.88 ID:cK+B3fuq0
よかったこのスレはライナー虐めが無い優しい世界なんだな
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/04(月) 09:43:20.23 ID:mHR8zPZY0
>>329
跡形もなく殺されてるんだよなあ…
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/08(金) 03:18:01.44 ID:sodC9SVN0
>>330
死にたくても死なせてもらえずみんなに発破をかけられて馬車馬のように働かされる本編と比べたら遥かにマシ
苦しまずに[ピーーー]たし
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/10(日) 08:28:24.22 ID:Oh7RtyW10
本編も残り3話になったしこっちももうすぐ終わりそうだな
本編が終われば確定要素全部明らかになって話を書き易くなるし
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/10(日) 16:45:34.44 ID:UnoLbetg0
アルミン「そして、ベルトルトが処刑された後…」

アルミン「アニは、研究開発所に持ち込んでいた超硬質ブレードを
     ベルトルトとその周辺に突き立てた」

アルミン「その超硬質ブレードは、ライナーの死体が溶け込んで
     精製されたもの…」

アルミン「つまり、こうすることで、ベルトルトの死体が発見されて
     ライナーの兵団裁判が開かれるという倒錯した状況を作り出したんだ」

アルミン「規則違反によって処刑されたベルトルトは、
     兵団裁判の対象にはならないからね」
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/10(日) 16:55:08.33 ID:UnoLbetg0
アルミン「現場での作業を終えたアニは、時限爆弾を2つ持って
     研究開発所の外に出た」

アルミン「そのうちの1つは、研究開発所前の巨人の足跡の
     中央部に仕掛け…」

アルミン「もう1つは、再び巨人化して寄宿舎前に移動した後、
     寄宿舎前の足跡の中央部に仕掛けた」

アルミン「こうすることで、アニは巨人化の痕跡を消し去るだけでなく…」

アルミン「寄宿舎前、研究開発所前の順に爆発させることによって、
     翌朝に僕たちを研究開発所まで誘導しようとしたんだ」
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/10(日) 17:05:10.27 ID:UnoLbetg0
アルミン「そして、翌朝…」

アルミン「寄宿舎前の時限爆弾の爆発音で目を覚ました僕たちは、
     ミカサ、アニ、僕、ジャンの順で爆発痕を発見する」

アルミン「そのすぐ後、研究開発所前に仕掛けられた時限爆弾が爆発し…」

アルミン「その音を聞いた僕たちは、現場に向かう者と
     眠っている人たちを起こす者に分かれて行動を始めた」

アルミン「現場に向かったのは僕、アニ、ミカサの3人…
     眠っている人たちを起こしに行ったのはジャンだ」
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/10(日) 17:20:37.32 ID:UnoLbetg0
アルミン「そして、その後は… もう語る必要はないかな」

ミカサ「…研究開発所に到着した私たち3人が、ベルトルトの死体を発見」

ミカサ「そのすぐ後、残りのメンバーもやってきてベルトルトの死体を発見」

ミカサ「そして、残りのメンバーが死体を発見したタイミングで、
    死体発見のモノクマアナウンスが聞こえた…」

アルミン「うん… 死体発見のモノクマアナウンスが聞こえる条件は
     【兵団裁判の対象となる死体を発見した者が3名以上となった瞬間】で…」

アルミン「その【3名以上】には犯人は含まれない…」
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/10(日) 17:30:15.87 ID:UnoLbetg0
アルミン「アニにとってはそれが誤算だった」

アルミン「例の条件に照らし合わせるなら、僕、ミカサ、アニの3人が発見した時点で
     モノクマアナウンスが聞こえてこなければおかしい」

アルミン「つまり… 僕たち3人の中に犯人がいたということなる。
     最終的にアニを追い詰める決定打になったのもそれだった」

ミカサ「………………」

アルミン「…長くなったけど、これが3つ目の事件の全貌だよ」

アルミン「ミカサ… ここまでで何か気になったことはない?」
338 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2021/01/10(日) 17:35:10.86 ID:UnoLbetg0
今日はここまで

ここから先は不定期投稿になります
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/11(月) 04:59:53.91 ID:AntP54Je0
今思えばエレンを早々に殺しちゃったのは失敗だったよな
生きてたら黒幕に適役だったのに
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/12(火) 19:45:06.41 ID:5bzJwzqB0
ミカサ「………………」

ミカサ「…アニはどうしてアルミンを証人にしたの?」

アルミン「…えっ?」

ミカサ「私がもしアニだったら、絶対にアルミンを証人にはしない」

ミカサ「アルミンは頭が切れるから見破られる可能性がある。
    もっと頭の鈍そうな… コニーとかを選ぶと思う」
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/12(火) 19:55:07.01 ID:5bzJwzqB0
アルミン「そんな… 買い被りすぎだよ」

アルミン「僕だって結局、研究開発所の仕掛けは見破れなかったし…」

ミカサ「………………」

アルミン「それに、僕がアニと研究開発所に向かったのはたまたまなんだ」

アルミン「食堂から出て行ったアニを、慌てて僕が追いかけて…」
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/12(火) 20:00:54.35 ID:5bzJwzqB0
アルミン「………………」

ミカサ「…? アルミン?」




アルミン『アニ!』

アニ『…アルミン?』

アルミン『はあ……はあ……』

アニ『どうしたの? まだ朝食食べてたでしょ?』

アルミン『…追いかけてきたんだ、アニを』



343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/12(火) 20:05:02.00 ID:5bzJwzqB0
アルミン「いや…」

アルミン「待てよ…」




アルミン『これからどこに行くの?』

アニ『ライナーとベルトルトのところだよ。
   無茶してないか心配だからね』

アルミン『………………』

アニ『…何? 何か言いたそうな顔だけど』



344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/12(火) 20:10:47.75 ID:5bzJwzqB0
アルミン「僕がアニを追いかけたのは“たまたま”だった…」

アルミン「アニから僕へのアプローチは一切なかった…」

アルミン「それどころか、アニはどこかへ行こうとしていた…」

アルミン「その間に僕が個室に戻って…
     睡眠ガスを吸っていたとしてもおかしくなかったはずだ…」
345 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2021/01/12(火) 20:15:04.38 ID:5bzJwzqB0
今日はここまで
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/15(金) 16:13:47.41 ID:sgZzi0M00
乙です
こっちも物語終盤っぽくて寂しさを感じる
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/15(金) 18:30:08.59 ID:ZOL0EeW30
ミカサ「…つまり、どういうこと?」

アルミン「アニは元々、僕を証人に仕立て上げるつもりは
     なかったんじゃないかってことだよ」

アルミン「それを、僕がアニを追いかけて呼び止めたことで、
     計画を変更した…」

ミカサ「…でも、それならどうして、アルミンは
    手紙を受け取っていなかったの?」

ミカサ「アルミンを承認に仕立て上げるつもりがなかったのなら、
    アルミンにも手紙を出して部屋に留めようとしていたはず」
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/15(金) 18:50:04.94 ID:ZOL0EeW30
アルミン「…確かに、そこは引っかかるね」

アルミン「証人に仕立て上げるつもりがなかったのなら、
     なぜアニは僕だけに手紙を出さなかったのか…」

ミカサ「用意はしてあったけど、計画が変更になって回収したのかもしれない」

アルミン「いや、僕はアニを呼び止めた後… ガスが発生する前に
     一度部屋に戻ったけど、手紙なんてどこにもなかった」

アルミン「回収する時間なんてなかったはずだ…」
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/15(金) 18:55:11.81 ID:ZOL0EeW30
アルミン(なんだろう…)




アルミン「………………」




アルミン(何かを見落としている気がする…)

アルミン(大事な何かを…)
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/15(金) 19:00:21.14 ID:ZOL0EeW30




アルミン『…ほぼ?』

アニ『ライナー殺害の件… 
   あんたは私がライナーを呼び出したって言ったけど…』

アニ『あれは逆なんだよ』

アルミン『…えっ?』

アニ『あいつの方から私に呼び出しがあったんだ』

アニ『『話があるから夜中に会えないか』ってね…』



351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/15(金) 19:05:06.22 ID:ZOL0EeW30




アニ『それを受けて私は会う時間と場所を指定したんだ』

アニ『溶鉱炉っていう場所を指定したときも、
   『他の人間が来なさそうな場所だから』って言ったら納得してくれた』

アルミン『………………』

アニ『おかげで色々と手間が省けたよ…』

アニ『色々とね…』



352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/15(金) 19:10:10.62 ID:ZOL0EeW30
アルミン「…!!」

ミカサ「…? アルミン?」

アルミン「ミカサ!」

ミカサ「…え?」

アルミン「溶鉱炉に行こう!」
353 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2021/01/15(金) 19:15:17.30 ID:ZOL0EeW30
今日はここまで
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/22(金) 19:20:08.79 ID:Qg5JWOhw0
― 溶鉱炉 ―




ミカサ「アルミン?」




ガタン




アルミン「………………」

ミカサ「…どうしたの? さっきから扉を開けたり閉じたりして…」
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/22(金) 19:25:08.67 ID:Qg5JWOhw0
アルミン「………………」

ミカサ「アルミン…?」




グツグツグツ…




アルミン「仮に、僕がライナーだとして…」

アルミン「アニに呼び出された僕は、扉を開けて溶鉱炉に足を踏み入れるよね?」
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/22(金) 19:30:18.97 ID:Qg5JWOhw0
ガタン




アルミン「そして、何も知らない僕は拘束トラップのフットスイッチを踏んで…」

アルミン「炉の真上まで吊り上げられる」




グツグツグツ…
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/22(金) 19:40:19.79 ID:Qg5JWOhw0
ウィィィィィィィィン

ウィィィィィィィィン




ガタン




アルミン「本来なら、炉に近付きすぎると
     こんな風に床が検知して自動的に炉が閉じられてしまう」

アルミン「だけど、さっき言った方法を使えば、床に検知されることなく
     ターゲットを開いた炉の上まで瞬時に移動させることができる」
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/22(金) 19:50:13.93 ID:Qg5JWOhw0
アルミン「あとは四脚にあるスイッチを押すだけ…」

アルミン「そうすれば、吊り上げた僕を炉の中に落とすことができる」




グツグツグツ…




アルミン「炉の周辺にあった痕から見て、四脚が立っていたのは
     あそこと、あそこと、あそこと、あそこ…」

アルミン「つまり、スイッチを押すために
     あの4か所のいずれかでアニが待機していた…」
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/22(金) 19:55:54.68 ID:Qg5JWOhw0
ミカサ「それが… どうしたの?」

ミカサ「全てあなたの推理通り… 辻褄は合っているように思える」




グツグツグツ…




アルミン「………………」

ミカサ「…アルミン?」
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/22(金) 20:00:20.97 ID:Qg5JWOhw0
アルミン「…いいや」

アルミン「違うよ、ミカサ…」

ミカサ「…えっ?」

アルミン「この推理には大きな穴があるんだ」
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/22(金) 20:05:10.71 ID:Qg5JWOhw0
ミカサ「穴…?」

ミカサ「さっきも言ったけど、私には辻褄が合っているように思える。
    裁判の時だって誰からも…」

アルミン「そう… 誰からも指摘はなかった」

アルミン「犯人のアニやモノクマからも…」
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/22(金) 20:10:37.76 ID:Qg5JWOhw0
ミカサ「…?」

アルミン「今の推理… 確かに辻褄は合っているんだ」

アルミン「ある前提を除けば…」




グツグツグツ…




アルミン「ある前提… ライナーが1人でここに来たっていう前提を除けばね」
363 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2021/01/22(金) 20:15:12.68 ID:Qg5JWOhw0
今日はここまで
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/24(日) 16:00:51.79 ID:dPaTOsDV0
ミカサ「…え?」

アルミン「おかしいと思わない?」

アルミン「あの時のライナーはただでさえ孤立してたんだよ?
     ベルトルトと一緒に…」

アルミン「それなのに… アニからの呼び出しの場で
     2人が別行動をするなんて考えられるかな?」




ライナー『今後俺たちは、2人だけで行動する。
     お前たちとの接触も必要最低限に留める』

ライナー『…その方が安心だろう』



365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/24(日) 16:10:14.91 ID:dPaTOsDV0
ミカサ「それなら… ライナーはベルトルトと一緒に
    ここまで来たということ?」

アルミン「うん… そう考えた方が自然だと思う」

アルミン「そもそもの話、アニに声をかけたのはライナーの方だ。
     マーレの人間同士で話し合いをするつもりだったんじゃないかな」

アルミン「僕が目撃した、あの夜と同じように…」




アニ『…それで、話って?』

ライナー『これからの件だ』

アニ『…これからの件?』

ライナー『これから、この限られた環境下で
     俺たちがどう動いていくか… そういう話だ』



366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/24(日) 16:25:15.68 ID:dPaTOsDV0
ミカサ「で、でも… それこそおかしいのでは…?」

ミカサ「だって、その話だと… ベルトルトは犯行の一部始終を目撃していたことになる。
    アニの犯行だって止められたんじゃ…」

アルミン「いや、無理だと思うよ」

アルミン「フットスイッチを踏んで、拘束されて炉の中に落ちるまで…
     ほとんど流れるような一連の動作だ」

アルミン「ライナーに巨人化させる隙さえ与えなかった…
     ベルトルトだって、状況を理解するだけで精一杯だったんじゃないかな」

アルミン「ベルトルトがようやく状況を飲み込んだ時にはもう、
     ライナーはすでに炉の中だった…」
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/24(日) 16:30:38.81 ID:dPaTOsDV0
ミカサ「ちょ、ちょっと待って…」

ミカサ「仮にそうだとして… ベルトルトがアニの犯行を目撃していたのなら、
    その後の行動に説明がつかない」

ミカサ「ライナーがアニに殺されるのを目の前で見ておきながら、
    ベルトルトは翌日の夜にアニの呼び出しに応じたということ…?」

ミカサ「一体どうして…? 自分の身が危ないことはわかりそうなものなのに…」
368 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2021/01/24(日) 16:35:49.47 ID:dPaTOsDV0
今日はここまで
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/26(火) 20:35:26.08 ID:Q3Ov4wDW0
アルミン「そうなんだよね… どう考えたって不自然だ」

アルミン「それに… 何よりわからないのは、
     その点をアニやモノクマが指摘しなかったことだよ」

ミカサ「………………」

アルミン「まあ、モノクマはともかく… アニにとっては
     僕の推理をひっくり返すことができるチャンスだったのに」

アルミン「アニは指摘するんじゃなくて、“それとなく仄めかす”という
     極めて不自然な手段を取ったんだ」
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/26(火) 20:40:05.83 ID:Q3Ov4wDW0




アルミン『…ほぼ?』

アニ『ライナー殺害の件… 
   あんたは私がライナーを呼び出したって言ったけど…』

アニ『あれは逆なんだよ』

アルミン『…えっ?』

アニ『あいつの方から私に呼び出しがあったんだ』

アニ『『話があるから夜中に会えないか』ってね…』



371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/26(火) 20:45:06.38 ID:Q3Ov4wDW0




アニ『それを受けて私は会う時間と場所を指定したんだ』

アニ『溶鉱炉っていう場所を指定したときも、
   『他の人間が来なさそうな場所だから』って言ったら納得してくれた』

アルミン『………………』

アニ『おかげで色々と手間が省けたよ…』

アニ『色々とね…』



372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/01/26(火) 20:50:20.92 ID:Q3Ov4wDW0
ミカサ「あの発言はそういう…」

アルミン「…あくまで想像だけどね」

ミカサ「つまり、アニはアルミンの推理の穴に気付いていながら、
    あえてその部分を指摘しなかった…」

ミカサ「それどころか、何故かその部分を
    わかりにくい形で伝えようとしていた…」

ミカサ「一体どうしてアニはそんな真似を…」
373 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2021/01/26(火) 20:55:19.72 ID:Q3Ov4wDW0
今日はここまで
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/27(水) 00:31:46.87 ID:7KKMaa5TO
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/02/03(水) 18:50:49.96 ID:4dbE0DT+0
アルミン「もしかしたら、アニは裁判に勝つ気はなかったんじゃないかな」

アルミン「もし本当に勝つ気だったのなら、あの時点で
     僕の推理の穴を指摘していたはずだよ」

ミカサ「確かにそうだけど…
    それなら、アニは何がしたかったの?」

アルミン「………………」
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/02/03(水) 19:00:19.09 ID:4dbE0DT+0
アルミン「…!」




スタスタスタ




アルミン「これは…」

ミカサ「…? どうしたの?」

アルミン「花だよ、ミカサ…」
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/02/03(水) 19:05:09.90 ID:4dbE0DT+0
ミカサ「花…?」

アルミン「うん、花が置いてある…」

アルミン「ほとんど枯れてるけど、これって…」




ミカサ『元々、ここの花はアニが供えていた。
    それで… 場所を教えてもらった』




アルミン『綺麗な花だね…
     エレンの現場にあったのとは違うみたいだけど…』



378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/02/03(水) 19:10:23.68 ID:4dbE0DT+0
アルミン「アニだ…」

ミカサ「えっ…?」

アルミン「この花はアニが置いたものだよ」

アルミン「昨日、最後にこの溶鉱炉を捜査したのは僕とアニで、
     僕が調べたときには無かったから…」

アルミン「可能性があるのはアニだ…」
379 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2021/02/03(水) 19:15:16.18 ID:4dbE0DT+0
今日はここまで
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/04(木) 01:58:21.05 ID:xXl5srLho


アニメ最初の方しか見てなくて今さら全部見たけど、しんどいな…
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/02/14(日) 14:44:58.44 ID:8ubl45fC0
アルミン「エレンの殺害現場にアニが花を供えていたって言ってたよね?」

ミカサ「う、うん…」

アルミン「ユミルが死んだ場所にも花があった…
     形から考えて、おそらく同じ花だと思う」

アルミン「つまり、ユミルの現場に花を供えていたのもアニだ…」
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/02/14(日) 14:55:39.95 ID:8ubl45fC0
ミカサ「アニは全ての事件現場に花を供えていたということ?
    私たちの知らないところで…」

アルミン「そうなるね…」

ミカサ「死者への弔い…? 自ら殺したライナーに対しても自責の念があったということ?」

アルミン「………………」
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/02/14(日) 14:59:54.01 ID:8ubl45fC0
アルミン「…ミカサ、次の場所に行ってみよう」

ミカサ「もう溶鉱炉はいいの? 次の場所って…」

アルミン「書庫だよ」

ミカサ「書庫…?」

アルミン「ちょっと気になることがあるんだ」
384 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2021/02/14(日) 15:05:27.08 ID:8ubl45fC0
今日はここまで
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/20(土) 00:28:21.87 ID:O2YGxdL60
期待
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/24(水) 14:42:58.05 ID:/m1nyYam0
今まで完結済みのSSしか読んでこなかったから、初めて進行形で更新してるSSを読めて嬉しい。完結楽しみにしてます
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/02/28(日) 09:50:07.78 ID:74CU5NMP0
― 書庫 ―




ミカサ「…アルミン、今度は何?」

アルミン「ちょっと探し物…」

ミカサ「さっきからそう言って本を漁ってる。何を探しているの?」

アルミン「それは見ればわかるよ… 多分だけど…」

アルミン「えっと、これでもないなら… これかな…?」
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/02/28(日) 09:55:24.95 ID:74CU5NMP0
アルミン「…あった、これだ」

ミカサ「…? 他の本と何の違いが…」

アルミン「ここだよ、ミカサ。よく見て」

ミカサ「これは… 落書き?」

アルミン「これはアニが書いたものなんだ」

ミカサ「アニが…?」
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/02/28(日) 10:00:09.54 ID:74CU5NMP0




アルミン『ア、アニ!?』

アニ『…何をそんなに驚いてるの』

アルミン『い、いや…』

アニ『…私が本を読んでるのがそんなに意外?』

アルミン『そ、そうじゃなくて…
     てっきり誰もいないと思ってたから…』



390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/02/28(日) 10:05:08.76 ID:74CU5NMP0
アルミン「エレンの事件が終わったすぐ後… 僕は本を読みにここに来たんだ」

アルミン「そしてそこで、アニに会った」




アルミン『アニ、それは…?』

アニ『ん? ああ、ペンだけど』

アルミン『まさか本に書き込んでるのっ!?』

アニ『…そうだけど。悪い?』

アルミン『悪いに決まってるって!
     そんなの…本に対する冒涜だよ!』

アニ『…………別にいいじゃない。こんなの誰も読まないだろうし』



391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/02/28(日) 10:10:06.10 ID:74CU5NMP0
アルミン「アニは読んでいる本に何かを書き込んでいたんだ」

ミカサ「…それがその本?」

アルミン「うん、そうだよ。間違いない」

ミカサ「それが… 私たちの探しているものと何か関係があるの?」

アルミン「…多分ね」
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/02/28(日) 10:30:15.38 ID:74CU5NMP0
アルミン「アニはライナーの裁判のとき… 僕の推理の穴に気づいていながら、
     それを指摘せず、わかりにくい形で伝えようとした」

アルミン「アニは僕たちの知らないところで、今までの事件現場に花を供えていた」

アルミン「そして、おしおきの間際に言ったあの言葉…」




アニ『アルミン… みんな…』

アニ『後は任せたからね』



393 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2021/02/28(日) 10:35:15.26 ID:74CU5NMP0
今日はここまで
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/01(月) 01:11:35.02 ID:FqZiEXLE0
これからの展開が楽しみ、アニが本に何か書き込んでいたのは伏線だったのか
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/03/06(土) 10:05:47.27 ID:fll0FjbX0
アルミン「僕は思うんだ… もしかしたら、アニは
     全ての答えを知っていたんじゃないかって」

ミカサ「全ての答えって…」

アルミン「今僕たちが探し求めている全て謎の答えだよ」

アルミン「3つの事件に隠された真実…」

アルミン「僕たちの中にいる真の【裏切り者】の正体…」

アルミン「僕たちの“失われた数年間”に起こった出来事…」

アルミン「この施設の正体…」

アルミン「モノクマが何のためにこんな事をしているのか…」
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/03/06(土) 10:15:08.78 ID:fll0FjbX0
アルミン「そして、もしかしたら…」

アルミン「モノクマの正体も…」




アニ『…!!』ゾワッ

モノクマ『それ以上は…』

モノクマ『わかってるよね?』

アニ『………………』



397 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2021/03/06(土) 10:20:15.78 ID:fll0FjbX0
今日はここまで
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/06(土) 16:41:37.01 ID:BCBV5XE10
更新来てた、続き楽しみにしてます
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/03/20(土) 07:35:15.17 ID:wI2OlyDm0
アルミン「アニは全ての答えを知っていて、
     それを僕たちに伝えようとしていたんじゃないか…」

アルミン「僕にはそう思えるんだよ」

ミカサ「そんな… どうしてアニが?
    アニは真の【裏切り者】ではないのでしょう?」




アルミン『真の【裏切り者】は本当にいる。
     そして、それはライナー、ベルトルト、アニではない…』

アルミン『…それだけわかれば十分だ』




ミカサ「真の【裏切り者】ならまだしも…
    どうしてアニが全ての答えを知っていたの?」
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/03/20(土) 07:50:06.25 ID:wI2OlyDm0
ミカサ「それに、仮にアニが全ての答えを知っていたとして…」

ミカサ「それを私たちに伝えようとしていた素振りはなかったように思えた。
    どうしてそう思ったの?」

アルミン「これだよ、ミカサ」

ミカサ「…?」

アルミン「さっきの落書きの話… あれは落書きなんかじゃなくて、
     本の中の単語に線を引いたものなんだよ」

アルミン「線が引かれた単語は複数あって、どれもありふれたものばかりなんだ」
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/03/20(土) 07:55:17.94 ID:wI2OlyDm0
ミカサ「つまり… 何?」

アルミン「これはアニからの暗号なんじゃないかな。
     アニが何の意味もなくこんな事をするとは思えないよ」

ミカサ「暗号…? どうしてそんなわかりにくい真似を…?」

アルミン「きっと何か事情があったんだよ。
     僕たちに直接言えなかった事情が…」
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/03/20(土) 08:00:14.76 ID:wI2OlyDm0
アルミン「今からこの暗号を解いてみるよ」

ミカサ「…正直、考えすぎだと思う。本当にただの落書きかもしれない」

アルミン「…そうかもね」

ミカサ「………………」

ミカサ「…わかった。私も付き合う」
403 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2021/03/20(土) 08:05:08.02 ID:wI2OlyDm0
今日はここまで
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/04/04(日) 15:10:39.42 ID:sbHEdSFF0
アルミン(僕は本を広げた状態で床の上に置いた)

アルミン(そして訓練兵手帳を取り出し、ペンを走らせていく)




ミカサ「何をしているの?」

アルミン「アニが印を付けた文章や単語をメモしているんだ」

ミカサ「印を付けた…?」

アルミン「うん。これ、落書きに見えなくもないけど、よく見ると
     本に書かれている文章の一部や単語に印を付けているようなんだ」
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/04/04(日) 15:20:01.63 ID:sbHEdSFF0
アルミン(印の付いた部分を一文字残さずメモしていく)

アルミン(そうして現れたのは、次のような文字群だった)




誰をこの中に
イヌエンジュ
ヨウシュヤマゴボウ
クサアジサイ
地獄絵図
ヨツバシオガマ
ウミシマワタ
野原の広さ



406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/04/04(日) 15:25:02.19 ID:sbHEdSFF0
ミカサ「…これがアニが印を付けたもの?」

アルミン「そうだね、これで全部みたいだ」

ミカサ「パッと見たところ、全く意味を成していないように思えるけど…」

アルミン「パッと見てわかるなら暗号とは呼べないからね。問題はここからだよ」
407 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2021/04/04(日) 15:30:02.13 ID:sbHEdSFF0
今日はここまで
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/04(日) 15:41:37.04 ID:/XRts5D0O

暗号ってワクワクする
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/04/13(火) 18:25:06.80 ID:2GMUyMsH0
アルミン(僕は本を広げた状態で床の上に置いた)

アルミン(そして訓練兵手帳を取り出し、ペンを走らせていく)




アルミン「アニが線を引いた単語はこれで全部かな…」




アルミン(僕はそう呟いて手を止める)

アルミン(そうして手帳に現れたのは、次のような文字群だった)
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/04/13(火) 18:30:10.23 ID:2GMUyMsH0




誰をこの中に
イヌエンジュ
ヨウシュヤマゴボウ
クサアジサイ
地獄絵図
ヨツバシオガマ
ウミシマワタ
野原の広さ



411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/04/13(火) 18:35:23.37 ID:2GMUyMsH0
ミカサ「…これがアニが線を引いた単語?」

アルミン「そうだね、これで全部みたいだ」

ミカサ「パッと見たところ、全く意味を成していないように思えるけど…」

アルミン「パッと見てわかるなら暗号とは呼べないからね。問題はここからだよ」
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/04/13(火) 18:40:22.60 ID:2GMUyMsH0
アルミン(僕は現れた文字を見つめながら考え込んだ)

アルミン(ヒントは何もない。ここにある文字だけで、
     アニが伝えようとしたことを見出さなければならない)




ミカサ「このイヌエンジュとかヨウシュヤマゴボウとかいうのは何?」

アルミン「植物の名前だよ。どうやらこの本、植物図鑑のようなんだ」

ミカサ「知らない名前ばかり…」

アルミン「そうかな? 僕には聞き覚えがあるものばかりだけど…」
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/04/13(火) 18:45:32.05 ID:2GMUyMsH0
ミカサ「………………」

アルミン「…? どうしたの、ミカサ」

ミカサ「アルミン、その本をよく見せて」

アルミン「え? いいけど…」
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/04/13(火) 18:50:11.91 ID:2GMUyMsH0
ミカサ「………………」

アルミン「どうしたの? 怖い顔して…」

ミカサ「やっぱり、名前が違う…」

アルミン「えっ…?」

ミカサ「植物図鑑だというから、他の植物のページを見てみた」

ミカサ「そうしたら、この挿絵… 私が知っている植物のものだけど」

ミカサ「私が知っている名前と違う」
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/04/13(火) 18:55:06.90 ID:2GMUyMsH0
ミカサ「この植物だけじゃない。これも、これも…」

ミカサ「私が知っているのとは違う名前で記されている」

アルミン「名前が違う…? これ全部?」

ミカサ「多分そうだと思う」

アルミン「そんなはずは…」
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/04/13(火) 19:00:14.49 ID:2GMUyMsH0








アルミン「うぐっ…!?」







417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/04/13(火) 19:05:07.29 ID:2GMUyMsH0








???『これはクサアジサイ』

???『………は、『移り気』』







418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/04/13(火) 19:10:26.17 ID:2GMUyMsH0
ミカサ「アルミン?」

アルミン「……ッ!?」

ミカサ「どうしたの、大丈夫?」

アルミン「あ、うん… ちょっと眩暈が」

ミカサ「…少し休む?」

アルミン「そうだね…」
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/04/13(火) 19:15:07.74 ID:2GMUyMsH0








ドドドドドドドッ







420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/04/13(火) 19:35:13.95 ID:2GMUyMsH0
アルミン「…!?」

ミカサ「今の音は…?」

アルミン「この奥からみたいだけど…」

ミカサ「誰かいるの…?」

アルミン「………………」
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/04/13(火) 19:40:29.13 ID:2GMUyMsH0
アルミン「そういえば、この奥って…」




ジャン『ああ、書庫ってところだろうな』

ジャン『それと、その中にもう1つ扉があったんだが、
    そっちは閉鎖されてたぜ』




アルミン「鍵のかかった扉があったはず…」
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/04/13(火) 19:45:20.53 ID:2GMUyMsH0




モノクマ『なお、このゲームでは公平を期すために
     施設内のドアのロックを全て解除いたしました』




ミカサ「…つまり、ジャンかコニーかヒストリアが中で捜索を?」

アルミン「そうかもしれないけど、今の音って…」

ミカサ「………………」

アルミン「…行ってみよう、ミカサ」
423 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2021/04/13(火) 19:50:31.46 ID:2GMUyMsH0
今日はここまで


>>404-406はミスです
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/14(水) 21:06:19.43 ID:ekSH3udgO

速報がいきなり閉鎖されて続き読めなくなったらどうしようって震えてた
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/18(日) 20:54:35.84 ID:ms5aDGpk0
エレンいれば大体なんとかなるからエレン殺したのか
しかし未来エレンはそれで良かったのか?
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/19(月) 22:20:50.10 ID:lNt+mtVU0
おつです
原作の方が先に終わるとは
こちらも面白いので最後まで読んでいきたい
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