貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」

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151 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/09/08(火) 00:01:57.79 ID:FI3Ag9An0


マミ『おせちも作ったのだけど、売り物にも負けないくらい綺麗に出来たのよ。今度写真を見せてあげる!』

貴方『楽しみにしておきます。……巴さんって、いい嫁になりそうですよね』

マミ『えっ!? やだもう、いきなりどうしたのよ』


 ……嫁というか主婦というか。多分言葉にするのに印象がいいのは前者だ。

 なにはともあれ、巴さんは充実した一人の時間を送ってたらしかった。


マミ『あとは、もちろんパトロールもね。ああ、そうだ。早速だけど、次の日曜に恒例の訓練&パトロールできるかしら?』


 巴さんの声が少しだけ真面目なトーンになる。

 日曜……か。それまでにはエイミーの貰い先も決まってる頃かな。


貴方『はい。もしかしたら予定入るかもですけど』

マミ『ええ。駄目になったら連絡してくれればいいから』


 授業開始まで念話をしつつ、ふとクラスメイトに話しかけられてしどろもどろになる。

 前に巴さんが経験を積めば口頭での会話と念話を両立できると冗談で言ってたが、やっぱそんな高度なマルチタスクは不可能だ。


――――
――――
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/09(水) 23:21:00.22 ID:rqTy4nYo0
マミさんアプローチ?!
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/05(月) 20:27:06.40 ID:5MADVrI20
いつになったら戻ってくるんだ?
154 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/10/13(火) 23:30:18.09 ID:GKEZNZFp0
約1か月放置!ここまでの放置は初か…
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 応募の件は、放課後に実際にエイミーと俺たちに会ってみることになっていた。

 まず今日は1件目。隣の市から来てくれるらしい。


まどか「じゃ、いこっか」


 放課後になると自然に駆け寄ってくる鹿目さん。

 思えば学校内ではさやかたちと一緒に関わることはあれど、二人で話すことってなかなかなかったか。

 そんな様子を見て茶々を入れられる。


さやか「なになに?なんかいつのまにか仲良くなってない?そんな感じだったっけ二人とも」

まどか「えっと、冬休みの間とかいろいろあって」

さやか「『色々』?」

まどか「エイミーのこと!」

貴方「さやかには話してたんだっけ?今、エイミーの里親を探してるんだよ」

さやか「へー、そうなんだ」


 そんな話を少しだけした後、テレパシーで悪いけどパトロールは任されてくれないかと去り際に頼みこんでみた。


さやか『もう、二人して同時に同じこと頼むんだから』

さやか『わかってるわよ!まかせときなさい!』


 ……思わず鹿目さんと顔を見合わせた。


まどか「【貴方】くんも同じこと言ってたんだね……」

貴方「なんか息が合っちゃったね。明日は一緒にパトロールどう?」


 同じこと考えてた、ってことか。

 パトロールに熱心なのはみんな同じだ。今から明日の約束をとりつけて、学校を後にする。

155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 00:05:44.69 ID:COY8dvBNo
おかえり
156 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/10/14(水) 00:10:07.50 ID:nxpTQcC40


 ――――面談の場所は鹿目さんの家。

 エイミーも実際にここにいる。さっきまでここにいた訪問者は、慈しみに溢れた目を向けて可愛いと、家族になりたいと言ってくれた。

 湯呑に残っていた緑茶を飲み干して、鹿目さんは息をついた。


まどか「緊張した〜〜……」

貴方「俺も……知らない大人の人と話すのはやっぱ緊張したよ。鹿目さんが隣にいてくれたし、おじさんも見守っててくれたからよかったけど……」

貴方「エイミーは緊張してなさそうだなあ。知らない人の前でも堂々としててすごいよ」


 そう言うと短い鳴き声が返ってきて、それがなんとなく誇らしげに聞こえた。

 言葉が伝わったとはさすがに思っていないけれど。


まどか「人懐っこい子だし、新しい飼い主さんにもすぐに慣れてくれるよね、きっと」

まどか「……少しさみしいけど」

貴方「うん。きっと……鹿目さんは今日の人、どう思う?」

まどか「いい人だと思う。前にも猫ちゃん飼ったことあるって言ってたし」


 経験があるなら心強い気はする。

 俺たちなんてなんもわからない状態で手探りでやってたから、大先輩だ。


 しかし、まあ。


貴方「『どっちが良い悪いというよりもフィーリングが大事』、か……」

まどか「そう言われると、難しいよね」


 それからおじさんに『お茶をもう一杯どうか』と言われたのでありがたく甘えさせてもらった。

 今日はおばさんはいない。前まではみんな揃ってたけど、今日はなんてことのない平日だ。

 エイミーとも今のうちに触れ合っておかないと。


 もう1件のほうは明後日だから、それが終わったらまたきちんと考えよう。自分たちなりの答えを出すために。

 それまで――明日はとりあえず、自分たちの使命でもあるパトロールのほうに専念だ。



四回目【貴方】 46日目終了


★まどかルート★
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/16(金) 18:35:35.51 ID:C19L9NMe0
続き来た!
待ってたよ!
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/17(土) 10:31:53.28 ID:l3ws+/ad0
まってたぜ
159 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/10/27(火) 23:35:15.50 ID:2ltlTyXY0
47日目 放課後



 約束してたパトロール。

 とくに危なげなく2回目の戦いを終えて、寒空の下を歩いていた。


まどか「さっきはありがとう!」

貴方「さっき?なにかしたっけ……」

まどか「急に突進してきた使い魔、あれすごいびっくりしたから」

貴方「ああ、でもそのあと手の届かないとこまで飛び上がってったのを鹿目さんがすかさず射抜いてたからすごいなーと思ったよ」


 協力して倒せた思い出を語ると温かな気持ちが湧いた。

 物腰が柔らかくいつも前向きな姿勢は見てるだけでも元気をもらえる気がした。そんな彼女が近くにいることが嬉しい。

 ……クラスメイトって関係はもうすぐ終わってしまうけど、これからも仲間で友達だ。


貴方「それにしても、もうだいぶ暗くなってきたね。戦いも終わったし日がないと一気に寒くなるなぁ」

まどか「あ……あのね、もしよかったらなんだけど、今日もこのあとエイミーに会って行かない?温かいお茶も出すよ」

まどか「明日はまた面談でしょ?そしたら……もう決めなくちゃいけないんだよね」


 鹿目さんは、少し寂しそうにしみじみと言った。


貴方「……うん。そうだね。甘えさせてもらおうかな」


――――
――――
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/27(火) 23:50:55.75 ID:8VwQrZoJ0
待ってたよ
161 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/10/28(水) 00:19:47.62 ID:RfQ048290
48日目 放課後



 ――――この日の面談も無事に終えると、ひとまず脱力した。

 つぶらな瞳で見上げてくるエイミーの背に手を置いて見返すと、ふいっと顔をそらされてしまった。

 猫の瞳って宝石みたいで綺麗だ。でもなかなかまじまじとは見せてくれない。


貴方「今日ので応募の分の面談は全部おわりか。鹿目さんはどう思ってる?」

まどか「どっちもいい人だとは思うんだよね。一人は猫を飼ってた経験もあるし、もう一人も猫じゃなくても本当に動物が好きなんだろうなって思ったし」

貴方「ああ、犬の話とか聞けて面白かったね」

まどか「ね、面白かった」


 ふふふと笑い合う。……その奥で考えていた。次の飼い主を決めて渡したら俺たちのやることは終わりだ。

 鹿目さんとこうしてお茶を飲むことも減っちゃうのかな。


貴方「エイミーはどっちのほうが気に入ってたかな?」

まどか「エイミーはどう思う?」


 にゃ、と猫の声がする。

 もともと人を怖がらない子だ。どっちにもらわれてもうまくやっていけるとは思う。


 ……エイミーは伸びをすると、会話と名前をメモしてた紙に手を置いて、ふたたび短く鳴いた。

 さすがに偶然だとは思う。名前を決めた時もこんな感じだったっけ。次の人のところに行ってもエイミーはエイミーと呼ばれ続けるんだろうか?


 なんとなくそのしぐさが自分で選んだように見えて、俺たちはその選択に任せることに決めた。


 おじさんにもそのことを伝えて、また連絡の文面を考えて――。

 土曜にもう一度会って渡すことになった。



 そして――――。


162 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/10/28(水) 00:48:16.64 ID:RfQ048290
数日後



 ――――土曜日。この日も早くから鹿目さんの家に来ていた。

 久しぶりに鹿目さんの家族が揃ってる日だ。あと……もう最後になるけど、エイミーも。


 なにかやりのこしたことはないかな?


まどか「あっ……そうだ、写真!今のうちにみんなで撮っておこうよ!」

貴方「あ、それ賛成!」

*「いいこと言うね、まどか。うちでもいくつか撮ってたけど、【貴方】くんも一緒にいなくちゃな」



 写真の中では鹿目さんの腕の中からちょこんとエイミーが顔を出していて、隣には俺とタツヤくん。

 後ろに鹿目さんのお父さんとお母さんもいる。

 みんながいい笑顔で写っていた。



――――
――――
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/28(水) 00:58:35.19 ID:DF9cDiGv0
よそに行っても遊びにきそうだな、エイミー
164 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/10/30(金) 23:57:25.96 ID:4HovfAcF0
――――
日曜日



まどか「なんだか……またいつもの日常にもどっちゃったみたいだね」

貴方「猫がいる生活ってどんな感じだった?」

まどか「イタズラされたり気を付けなきゃいけないことも増えたけど、楽しかったなぁ。ずっと見ていられる感じ」

貴方「あはは、だろうね。俺もこの数日入りびたりだったけど、さすがに泊まりにはいけなかったから」


 今日は冬休み明けはじめての全員での訓練だった。

 久しぶりに顔を合わせても空気は相変わらず。まあ数週間程度じゃ変わらないんだろうな。

 で、それが終わった後はというと…………二人でカフェに来ていた。カフェといっても、ただお茶を飲むだけの場所ではない。まわりを猫に囲まれた猫カフェだった。


 寂しさを埋めるため、って思うとなんだか余計に寂しいけど。遊びに出かける約束も果たせたからちょうどいいのかな。


まどか「えっ、泊まりに……!? ……それは、いきなりは無理かもだけど」

まどか「エイミーはいなくてもこれからも遊びに来ていいよ。お茶くらいなら出せるし!……マミさんみたいにオシャレな紅茶じゃないし、淹れるのはパパだけど」


 鹿目さんの声が少し自信をなくしたように尻すぼみに小さくなっていく。

 ――街を救う力を手に入れて、魔法少女として活躍できる自分を誇れるようになったと言ってたけど、それ以外のトコは変わらずらしい。

 だからこっちも、精一杯に明るい声で言おう。


貴方「ありがとう。俺も鹿目さんと一緒にいると楽しいからさ」

まどか「ほ、本当に?」

貴方「うん。もちろん」


 やっぱり、鹿目さんが明るい声や顔をしていると嬉しいから。

 仲が深まったからか、前よりもさらにそう思うようになっていた。

165 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/10/31(土) 00:19:43.80 ID:H9eukqF+0


まどか「ここの猫ちゃんたちもかわいいね」

貴方「そうだなぁ……飼うのはやっぱり自分たちじゃできないし、こういうところで触れ合うのが一番いいのかも」


 エイミーに着けてた首輪は、今は鹿目さんが持っている。

 着けたまま渡そうか結構ギリギリまで悩んでたけど、次の飼い主は完全室内飼いをしてくれるって言ってた。もう野良猫じゃない。

 だから、あの雪の中エイミーと出会って少しの間一緒にいた思い出として手元に残しておくことに決めたらしい。


まどか「……うん。わたしは最初、自分で全部なんとかしなきゃって思ってた。でもやっぱり全部なんて無理で……それって、悪いことじゃないんだね」

まどか「【貴方】くん、ありがとう。今回のことでまた一つ自分に誇りが持てた気がするの」


 鹿目さんは頬を桃色に染めて穏やかに笑ってる。彼女の髪や宝石の色よりも鮮やかに見える色だった。

 本当に、こっちの心まで満たされてく気分だ。


貴方「前にも言ったけどさ、鹿目さんはもっと自信もったっていいよ!」

貴方「魔法少女としての活躍はすごいし、カッコいいと思うこともある――」

まどか「かっこいいって、わたしが!?」

貴方「うん。どんな時でも勇敢でかっこいいよ」

まどか「みんなを見ててそう思うことはあるけど、そう言ってもらったことってなかったから」

まどか「あのね、もちろん【貴方】くんも……カッコいいと思うよ」


 ……なんだろう、二人して褒め合ってて不思議な空気が流れてるなあ。


★個別END分岐点★

166 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/10/31(土) 00:32:32.37 ID:H9eukqF+0


 鹿目さんの言葉に勇気づけられて、次に言いたい言葉はすんなりと口から出てきた。


貴方「……鹿目さんは、かっこいいし可愛いよ」

貴方「自分よりも他を優先しようとする強くて優しいところも。……気負いすぎてるときは心配になるけどね?」

貴方「それに、一緒にいるとこっちまで癒された気分になる柔らかい笑顔も。なにもかも」

まどか「え、え…………」

貴方「全部あわせて……鹿目さんのことが好きだ」


 頬はさっきよりも赤みを増して、桃色通り過ぎてゆでだこみたいになってた。

 珍しいけど、それをじっくり観察してる余裕なんてない。今は自分の顔も熱いや。


まどか「こ、これって……!ええと……」

貴方「……告白だよ。こんなこと軽く言ったりなんてしないよ!」

まどか「わ、わたしも……【貴方】くんのことが好き」


 一世一代の告白は猫たちに見守られながらだった。

 俺たちらしいのかもしれない。

 ……膝の上の小さな猫が、にゃあと言ってお祝いしてくれた気がした。


――――
――――
167 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/10/31(土) 00:54:18.17 ID:H9eukqF+0

四回目【貴方】 十週目休日終了

[知り合い]
・鹿目まどか・・・☆恋人☆
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・気まずい
・佐倉杏子・・・認められた
・巴マミ・・・親友

[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
鹿目まどか


[好感度] to貴方
美樹さやか★★★▽巴マミ★★★志筑仁美★★★▽鹿目まどか★★★>佐倉杏子★>暁美ほむら

★…フラグ一段階目 「気になる」
※大抵の場所なら誘ったらOKしてくれると思います。
※放課後行動では勝手についてくることもあるかもしれません。

★★…フラグ二段階目 「特別」
※【貴方】との行動を優先します。
※ここまでくればあとは流れに乗るだけだ!

★★★…フラグ三段階目 「恋慕」
※実質落ちてる。
※個別ENDにいってもいかなくても攻略済み。

☆…互いに恋人として誓い合った仲。他の人の好感度上げすぎると多分マズイことになる。
  もし他の人に言い寄るようなことしたら普通に浮気です。

▽…嫉妬Lv1
※ハーレムならつきものくらいの可愛い嫉妬だよ。
※この辺で留めておかないと色々濁るかもよ。マズそうな選択肢は控えよう。



 そろそろ【終わり】が近いため、少しだけこのまま続行します。


168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/31(土) 00:59:56.40 ID:mUtT58kvo
好感度表カオスだなあ
リセットしたくなる
169 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/10/31(土) 01:00:01.49 ID:H9eukqF+0


1好感度☆恋人☆のまま(個別END+おまけ?)
2直前の好感度★★★のまま(ハーレムEND?)


 下3レス多数決
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/31(土) 03:52:17.54 ID:GCxEzeMV0
1
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/31(土) 03:54:06.40 ID:mUtT58kvo
1
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/31(土) 08:22:50.42 ID:uPndGglM0
1
173 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/11/01(日) 20:37:56.61 ID:5EIM0gSX0


 ――――次の日からはまた新しい日々がやってくる。

 鹿目さんとのこと、堂々と公表するつもりもなかったものの、親しい人たちの間にはすぐに気づかれて広まってしまった。

 思ってた以上にみんなよく見てるらしい。


さやか「そっかぁ〜……まどかがかー。意外だなあ」

仁美「今まであまりそういう話って聞きませんでしたものね」

まどか「わたしも前まではあんまり意識したことなかったかも」


 日常が劇的に変化したようで、一緒に昼飯食ったり、クラスメイトとの付き合いや魔法少年としての活動はこれまでと変わりはなかった。

 ちょっとだけ特別なものが加わっただけだ。


 それ以外に起きた身の回りの変化といえば……。

 巴さんが受験に受かったって言ってた。これも嬉しい知らせだ。

 冬休み明け最初の合同訓練以降は忙しそうにしててみんなで集まることがなくなってたものの、それからはまた余裕ができたようだった。

174 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/11/01(日) 21:21:24.93 ID:5EIM0gSX0


 ……久しぶりの合同訓練の後、ふとずっと気になったことを思い出して暁美さんに聞いてみた。

 あれ以来暁美さんは俺や鹿目さんとも少し距離を取っているようで、直接話すことが少なくなっていた。


貴方「そういえば暁美さん、連絡つかないことが増えたよね。冬休みの時もさやかとか心配してたんだよ」

ほむら「携帯の電源を切っていたから」

貴方「え、なんで?」

ほむら「……知らない人から電話がかかってくるのが怖いのよ」

貴方「なんだろう、迷惑電話?それは怖いね。着信拒否しちゃえば?」

ほむら「……」


 そう言うと、暁美さんはどこか悩むように暫く沈黙を続けて。


ほむら「……そうね」


 ――とだけ、簡潔な言葉を返してくれた。

 その時、向こうから鹿目さんの呼ぶ声が聞こえた。一緒に帰ろうって誘ってくれてる。


まどか「あっ、ごめんね。話してる途中だった?」

ほむら「いいえ、気にしないで」

まどか「あ……ほむらちゃんとは前より話すこと減っちゃったよね。また前みたいに遊びに行ったりしようよ。もしよかったら仁美ちゃんも誘って――」

ほむら「いいえ。私は別に」


 暁美さんは誘いをきっぱりと断って去って行った。鹿目さんはちょっと寂しそうだ。

 なにもあんな言い方しなくても……とは思う。加えて違和感。

 前までだったら鹿目さんの行くところには積極的について行ってたのにな。もう興味を失ってしまったかのようだった。

175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 22:10:56.53 ID:r63kHTFc0
不穏だ・・・
176 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/11/01(日) 22:27:11.18 ID:5EIM0gSX0


 鹿目さんと二人きりになって、帰り道を歩き出す。


まどか「……あ、夕焼け!」

貴方「ホントだ、綺麗だね。少しだけ日が伸びてきたかな?まだまだ冬真っ盛りだけど」

まどか「そうだね。まだまだあったかくしてなきゃ。実はね、編み物でまた新しく作ってるものがあるの」

貴方「お!完成したら見せてくれる?」

まどか「もちろん。というかね、【貴方】くんに似合いそうなものって考えて作ってて……」

貴方「ますます楽しみだなぁ」



――――
――――



 それから―――日付がさらに過ぎると、あっという間に春休みが近づいていた。

 長いようで短かった一年がついに終わる。

 巴さんの卒業の日をみんなでお祝いして、自分たちも慣れ親しんだクラスとの別れを名残惜しんで、

 学校なんて関係のない佐倉さんだけはすごくいつも通りで……。


 日々はこれからも続いていく。俺には仲間がいて、友人がいて、そして恋人がいる。俺たちがちょっと特殊だからって、不安なんてない。

 そしていつか、この街から魔女をすべて倒して平和を勝ち取るんだ。


 大きな節目を迎えて、大きな変化がもたらされるはずのこれからの生活に期待を抱えて――――。




―まどかと進級END―
177 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/11/01(日) 22:29:00.13 ID:5EIM0gSX0



 朝、一日がはじまる。


 どこにでもあるような至って平常な朝だ。退屈なほど平凡で。

 ワルプルギスの夜だとか、そんなうっすら噂で聞いたことがあるようなないような災害の予兆も当然無縁で。


――――――
――――――
1日目




1前の設定を引き継ぐ
2自分の状況を確認してみる(設定変更)

 下4レス中多数決
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 22:30:58.41 ID:drTkmDZ+o
毎回同じじゃ楽しくないな、1
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 22:31:02.53 ID:xwCEiG7h0
1
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 22:31:18.33 ID:SL0+SOvx0
1
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 22:31:28.12 ID:Yi2ktsjL0
1
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 22:33:37.78 ID:xwCEiG7h0
てかこのギャルゲー、みんな攻略するまで続けるのか?
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 22:34:56.71 ID:SL0+SOvx0
そのつもり後はクーほむと杏子だ
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 22:37:06.21 ID:drTkmDZ+o
この2人ただの一魔法使いじゃ難しいよな…
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 22:48:46.12 ID:drTkmDZ+o
あしまった設定変えたかったのに間違えた
仕方ない
186 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/11/01(日) 22:50:50.46 ID:5EIM0gSX0


 ――ただ、【少し前】から俺の日常には少し特殊なものが加わっていた。


(…………?)


 何かふと違和感を覚えた。

 何回も何回も同じことをやっているかのような。自分はさっきまでどこにいたっけ?もっと【先】にいたはずなのに。



 ――――【その先は存在しない】知らないものを創ることはできないから。



 非現実的な感傷にひたりかけたが、時計を見て急かされた。ボーっとしてたら遅刻してしまう。



――――
見滝原中学校 教室



さやか「おはよう!」

まどか「おはよう、【貴方】くん」

仁美「おはようございます」

ほむら「……おはよう」


 教室に着くと、迎えてくれたのはいつもの【四人】だ。




・誰に話しかける?(クラスメイト/先生/QB から指名)

 下2レス
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 22:52:24.17 ID:THteyYBh0
加速
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 22:53:39.63 ID:Yi2ktsjL0
クラスメイト
189 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/11/01(日) 23:11:46.23 ID:5EIM0gSX0


 周りにいるクラスメイトの会話に入ろうか。


貴方「何話してたの?」

さやか「あー、たいしたことじゃないんだけど、仁美の新しいペンが可愛いねってこととか」

仁美「お気に入りなんです。あ、でも……【貴方】くんには興味のない話ではないでしょうか?」

貴方「いや、可愛いと思うよ。そりゃそういう話は自分からすることないけど」


 他愛もない話をして朝の時間を過ごす。

 今日の話題の中心は仁美みたいだ。それから、HRがはじまる直前になって、鹿目さんが何かを言いかけた。


まどか「あ、あとねっ」

まどか『今日の放課後訓練をやるんだって!【貴方】くんも来られる?』


 仁美も一緒に居るから、続きはテレパシーで。

 伝わった?と合図を送るようにニコッと笑った顔に、頷いて返す。なんか気恥ずかしいやり取りだ。


 ――――鹿目さんってこんなに積極的だったっけ。



――――
――――
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 23:14:43.15 ID:THteyYBh0
杏子を先に攻略した方が良いのかな
191 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/11/01(日) 23:27:30.72 ID:5EIM0gSX0
放課後



 学校での一日が終わると、みんなで校舎を出て訓練場所を目指して歩いた。

 みんなっていうのはまあ朝いた中で仁美をのぞいたメンバーと、あと先輩の巴さんだ。全員魔法少女。俺だけ魔法少年。


さやか「おまたせー」

杏子「おっせーぞ」

マミ「ごめんなさいね。今日掃除当番だったのよ」


 佐倉さんは先に訓練をはじめてたらしい。


マミ「一人でもちゃんと自己鍛錬できてるのね!熱心なのは感心するわ」

杏子「自己鍛錬くらいやるときゃやってるっつの。……この前みたいなことがあったら困るからな」

さやか「この前?」

貴方「……ああ」



1訓練に誘う(杏子/ほむら/まどか/さやか/マミ)
2自由安価

 下2レス
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 23:28:54.24 ID:Yi2ktsjL0
1杏子
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 23:30:08.44 ID:f4n/U8Y70
1きょう子
194 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/11/02(月) 00:04:45.27 ID:eGAX5gTA0


貴方「この前パトロールに行った時のことだよね? だったら俺ももっと自己鍛錬しないとな……」

杏子「なら鍛えてやるから来いよ。ちょうどタイクツしてたとこなんだよね」


 笑った口の端から八重歯が見えた。不敵な雰囲気がしつつも特に気取らない感じの表情だ。

 佐倉さんの戦い方は多彩だし強いし、自分の扱うのがどんな武器でも見習うべき点は大きい。


 他のメンバーもそれぞれ二,三人程度で組んで訓練をしていた。

 そうして時間は過ぎて行き―――。


 ――――組手では今日も勝てず。まぁ仕方ないかな。


杏子「やっぱまだまだ正面から戦ったらあたしのほうが強いな」

貴方「そうだね、経験の差はすぐには埋められそうにないよ」

杏子「……でもそれだけじゃダメなんだよな」


 この前やられそうになった時のことを思った以上に気にしてるらしい。


貴方「そんなに気負わなくてもいいんじゃないかな」

杏子「死にかけたくせによく言えるな」

貴方「佐倉さんは俺なんかより戦いでのことを重く受け止めてるのはわかるんだけど、気負ったって仕方ないと思うんだ」

貴方「実際佐倉さんは強いし……。こうして鍛えてくれて感謝してるよ」

杏子「……そっか。それより今日はもう腹減ったからメシ!アンタは行きつけの店とかあんの?」

貴方「えっ……あんまりそういうのわかんないや」


 突然話題を振られて少し驚いた。

 佐倉さんは元々風見野のほうがメインの縄張りらしいけど、見滝原のことも彼女のほうが詳しそうだ。

 俺はというと、思い浮かぶところがまるでない。


杏子「まあ聞いてみただけ。あたしはラーメンでも食ってこうかな」

貴方「今のって一緒に行く流れじゃないの?」

杏子「ついてきたきゃついてこい」


 まだ訓練に精を出してる人。訓練を終わりにして雑談してる人。

 ほかの四人がやってることはまちまちだが、『お先』と挨拶する。佐倉さんと一緒に飲食街のほうに歩いてった。




五回目【貴方】 1日目終了

[知り合い]
・鹿目まどか・・・親友→
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・友人(?)*関係リセット
・佐倉杏子・・・認められた
・巴マミ・・・親友

[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
鹿目まどか
195 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/11/14(土) 23:54:13.69 ID:z8h7YCek0
――――
2日目 教室



 教室に入ると、今朝も4人揃って話していた。

 ……見慣れた光景だと感じたけど、いつからこうだったんだっけ?。


さやか「あ! 【貴方】おはよー」

貴方「ああ、おはようさやか」

仁美「そうですわ、【貴方】くんからも言ってあげてくださいまし!ほむらさんたらお昼も少しなのに、朝ごはんまで抜いてきてるっていうから心配で心配で!」

仁美「それで体育の時にあれだけ動けるんだから驚きです。むしろそれが県大会記録の秘訣だったりして……?」

まどか「えぇ、ちゃんと食べたほうがいいと思うけどなぁ」

ほむら「……一人だとどうしても用意するのが億劫になるのよ」

さやか「腹減んないの?」

ほむら「べつに」


 今日の話題の中心は暁美さんらしい。……本人は少し面倒臭そうにしているけど。



1好きな食べ物なら気が向くかもしれない、好物を尋ねる
2一人だし仕方ないと同調する
3将来誰かと暮らすようになれば変わるのかな?
4自由安価

 下2レス
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/14(土) 23:55:30.51 ID:DAqlX6pZ0
1
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/14(土) 23:56:57.75 ID:qmrpXt/60
1
198 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/11/15(日) 00:30:27.78 ID:QzLdbequ0


貴方「好きな食べ物なら気が向くんじゃない?」

まどか「あ、たしかに!朝食が好きなものだったら朝起きるのもつらくなくなるよね!」

さやか「てかむしろ一人なんだから毎朝好きなもん食い放題じゃん?」

ほむら「そう言われても…………思いつかないのよ」

仁美「えぇ!好きな食べ物がですか?!」

ほむら「意識したこともなかったわ」


 その答えはちょっと予想外だった。なんというか、クールビューティな人だとは思ってたけど、それよりちょっと無機質な印象が増したって感じだ。

 ……でも考えてみたら自分も特に浮かばないし意識もしてなかったような。

 そんなに変なことでもない、のか?


 チャイムとともに担任がやってきて、一旦会話が終わる。


「はい、みなさん席についてー。HRはじめますよ」


 HRがはじまる。考え事は忘れてしまった。


――――
――――
199 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/11/15(日) 00:42:22.47 ID:QzLdbequ0
放課後



 学校での一日を終えると、今日は特に予定のない日だ。

 教室内ではまださやかたちは他の女子も交えて喋っている。

 親交の深い4人ならともかく関わりの薄い女子がいるとちょっと入りづらいかな?


貴方(……ってか、暁美さんも一歩引いたとこから見てる感じがするな。複数人で話してるときって割といつもそうか?)



*待ちに待った放課後です。
1下校前に校内でコミュ(キャラ指定)
2誰か誘ってパトロール行くか(キャラ指定・複数可)
3自己鍛錬に行ってみる
4他の場所に寄り道
 ※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。

 下2レス
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/15(日) 00:45:57.07 ID:ukqlMERX0
2杏子

今回は誰か攻略したらキャラメイクしたいね
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/15(日) 13:19:24.75 ID:3IIWxnFW0
2ほむら杏子
202 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/15(火) 20:51:23.35 ID:/idWGeF50
また一か月空くとかやばいっすね…
203 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/15(火) 21:16:44.81 ID:/idWGeF50


 話しかけようか迷ってたら、暁美さんが一人抜けてこっちに来た。

 他の人たちはまだ話している。


貴方「あれ、話はもういいの?」

ほむら「放課後はパトロールに行くって言ってなかった?」

貴方「まあそうだけどさ」


 今日のパトロールは暁美さんのほかに佐倉さんのことも誘っていた。

 駅前にいるらしいと聞いたし今頃多分食べてるか遊んでるかして待ってるんだろう。

 ……彼女は携帯を持ってないから、全てキュゥべえを介してのやりとりだが。


 教室から離れ、廊下を歩いていると暁美さんはぽつりと言う。


ほむら「……大勢いると何を話していいかわからないもの。あれこれ聞かれるのも疲れるわ。すぐに答えられることならいいけれど、答えられないこともあるし」

貴方「ああ、そういえば初日から質問攻めに遭ってたんだっけ。まだあんな感じなの?」

ほむら「もう数ヶ月は経つのにまだ珍しいのかしらね」


 暁美さんは鹿目さんたちのグループにはいるけど少し距離がある気がするし、やっぱり基本的には群れない人って感じだ。

 暁美さんに向けられるのは男女問わず憧れのまなざしだが、それに対する暁美さんの目はいつも冷ややかだった。


貴方(もう暁美さんが転入してきてから数ヶ月か。……そんなに経つのか)

204 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/15(火) 21:28:40.03 ID:/idWGeF50


 駅前に近づくと、暁美さんが尋ねてくる。


ほむら「佐倉さんはどこにいると思う?」

貴方「どこかな。そういえば、暁美さんは佐倉さんとはよく会ったりする?」

ほむら「別に。パトロールはたまに行くけれど、彼女も魔法少女としての意識のほうが強いみたいだし」


 そう答えるだろうなってのはまあ予想してた。二人が仲良かったらそれはそれで意外だ。

 ……さやかはともかく、鹿目さんと仲がよかったのは意外だった。


 まずはあてずっぽうで探してみようか。

 本当に見つけられなくて困ったら、テレパシーで発信しながら歩けば『駅前』の範囲なら通じるだろう。



1通りで買い食いしてるかな
2ゲーセンかな
3この前行った店に行ってみようか
4そのた(自由安価)

 下2レス
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/15(火) 21:31:06.75 ID:ryVpMa5l0
1
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/15(火) 21:57:01.12 ID:CVVqKfcmO
1
207 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/15(火) 22:48:11.99 ID:/idWGeF50


貴方「とりあえず、食べ物屋の近くにいるんじゃない?」

ほむら「ありえるわね」


 安直な発想だけど多分遠くはないと思う。

 食べ物屋ばっかり意識して探してたら、なんか腹が減ってきた。


貴方「俺もなんか食おうかな」

ほむら「佐倉さんが買い食いしてるかもわからないのに、あなたが買い食いしてどうするのよ」

貴方「暁美さんは何か食わない?」

ほむら「私は別にお腹すいてないから」


 暁美さんは小食なのか? 食への関心が薄いのかな?

 通りでたこ焼きを買って食いはじめる。戦いの前に腹ごしらえも必要だよな。


貴方「暁美さん、一個もいらない? うまいよ」

ほむら「……じゃあ一つだけ」


 念入りに息を吹きかけて冷ましてる様子がなんか可愛い。

 そうしていると、いつのまにか佐倉さんのほうからこっちに来ていた。


杏子「何かいいもん食ってんじゃん。たこ焼きか」

貴方「うん。佐倉さんも一ついる?」

杏子「おう、サンキュ。それにしても、あんたがパトロール前に買い食いとか珍しくない? いつも素通りなのに」

ほむら「私じゃなくて【貴方】くんが言い出したのよ」

貴方「いや、パトロールそっちのけにしてたわけじゃなくてさ……最初は佐倉さんを探すつもりだったんだけど、なんか腹減っちゃって」

杏子「別にいいんじゃない? 腹が減ったら戦えないって言うだろ」


 つまり、これも戦闘準備のうちってことだ。なにはともあれ、佐倉さんとも無事合流できた。

 小腹を満たしてから三人でパトロールに向かった!

208 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/15(火) 23:45:33.95 ID:/idWGeF50

――――
――――


 ……――――そろそろ日も暮れる時間。今日のパトロールは魔女との連戦だった。それなのに疲労感はあまりない。

 二人の動きが洗練されすぎてて、連携とはこういうものというのを見せつけられているかのようだった。

 補助に向いた暁美さんまでいる安定感はすさまじい。

 俺も活躍できてた、かな? 活躍させてもらってたというのが正しいかもしれない。


貴方「今日は魔女ばっかりだったのに、戦いはすぐに終わったね。二人ともやっぱりすごいなぁ」

ほむら「まあ、探すほうが大変ね。見つけたらあとは倒すだけだもの」

杏子「ほむらのことは、あたしもこれでも一目置いてるんだよ。純粋に強いし、まるで『昔から知ってた』みたいに動きを合わせてくるんだもんな」

ほむら「さすがに言い過ぎでしょう? 出会って数ヶ月なのよ。あなたと巴マミのようにはできないわ」

杏子「そりゃあたしとマミは昔から組んでたから連携できて当然だけどさ。あんたもこの世界随分長いんだろ?」

貴方「あれ、たしか前に暁美さんってそんなに長くやってないって……」

ほむら「そんなこと言ったかしら?」

貴方「どこで聞いたんだっけ? 記憶違い?」

ほむら「……そんなに長くはない、と思うけれど」

209 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/15(火) 23:49:24.82 ID:/idWGeF50


 いつ聞いた話かわからないし、まあそれはいいや。


貴方「そういえば佐倉さんは合流前何してたの?」

杏子「ゲーセンにいた。その辺で買ったモン食いながらゲームしてた」


 買い食いも一応同時に当てはまってたらしかった。やっぱり発想は合っていたようだ。

 ゲーセンって飲食禁止では、とか、考えたらいけない……のか?

 ただ、そういうイメージはあるものの実際に見てるのはパトロールか特訓ばかりだった。


貴方「じゃあ今度はパトロールとかじゃなくて普通に遊びにいったりしない?」

杏子「まあ、大体そのあたりにいることは多いよ。やることないし。どうしても誘いたいならキュゥべえでも捕まえて伝言してくれ」


 こんなこと言ったら浮ついてるって思われるかと心配だったけど、意外にもすんなり受け入れてくれた。

 前より少し仲良くなれたのかな……?



五回目【貴方】 2日目終了

[知り合い]
・鹿目まどか・・・親友
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・話せる知り合い↑
・佐倉杏子・・・認められた
・巴マミ・・・親友

[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
鹿目まどか
210 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/15(火) 23:51:31.90 ID:/idWGeF50
-------------------
ここまで 次回は多分そんなに間は空けない・・・はず
とりあえずリアルに死なない限りエタにはしないのでよろしくです
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/16(水) 13:39:50.59 ID:GRgsenyWO
おかえりー
212 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/21(月) 23:25:19.51 ID:iVb/tA+O0
3日目 教室



 朝、みんなに挨拶を済ませて自分の席につくと、授業が始まるまで少し時間がある。

 宿題も昨日のうちにちゃんと終わらせたし、授業の準備はできている。


 教室内では大体いつもどおりのメンツが固まって話してる。

 今日はどう過ごそうか?



1クラスメイトとコミュ(呼び出しなどの指定がなければ複数人)
2巴さんとテレパシーでコミュ
3さっそく佐倉さんを遊びに誘う?
4自由安価(上記以外でも校内の知り合いとは話せるよ)

 下2レス
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/21(月) 23:28:02.30 ID:UdS3yISx0
3
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/22(火) 00:37:04.66 ID:yyimtS9wO
2
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/23(水) 00:18:50.84 ID:/5ImZ7sP0
3
216 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/23(水) 23:02:25.93 ID:e9pRJYV30


貴方『巴さん、おはようございます』


 なんとなく、巴さんに挨拶をしてみた。

 同じ学校にはいるが、とくに意識して何かに誘わなければ話す機会はあまりないものだ。


マミ『あら、【貴方】くんおはよう。どうかしたの?』

貴方『用事はないんですけど少し話したくなって。もしかして話し中だったりします?』

マミ『いえ、ちょうど私も暇だったところよ』


 とりあえず元気な声が聞こえたのでよかった。



1放課後パトロールに誘ってみる(他にも同時に誘う場合は+キャラ名指定)
2特定の人物について(杏子/ほむら/他)
3会って話がしたい
4自由安価

 下2レス
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/23(水) 23:07:58.92 ID:u5+CsAY00
2杏子
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/24(木) 00:30:25.97 ID:l9ZdtvG+0
219 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/27(日) 00:54:33.82 ID:NTIvdsyD0

貴方『そういえば、巴さんって佐倉さんが契約したての頃から一緒にいたんですよね。しばらく離れてたみたいですけど』

マミ『そうね。最初の頃はそれはもう素直でいい子だったのよ?』

貴方『素直でいい子……ですか』

マミ『想像がつかない? まあ、今も根は変わってなかったから安心したわ。今でも私にとっては可愛い弟子よ』


 そんなふうに言えるのって巴さんだけだろうからやっぱすごいなって気になる。

 最近契約したメンバーじゃ、いくら強くなって認めてもらってもその位置にはなれない。

 一見真逆に見える二人だが、根は共通している部分があるのかもしれない。


貴方『今もおふたりは仲いいんですよね。一緒に遊んだりもするんですか?』

マミ『よくうちで一緒にご飯食べたり、泊まっていったりはするけど……言われてみれば遊ぶっていうのはあまりないかもね』

貴方『あ……そうなんですね。さやかとかはよく一緒に遊んでるみたいだったから』

マミ『そうみたいね。私が普段あまりそういう遊びをしないから』

マミ『美樹さんや鹿目さんたちとショッピングに行くことはあるけれど、佐倉さんはそういうのはあまり興味ないみたいだし』


 巴さんは、さやかとの仲いいとも少し違うみたいだ。多分鹿目さんとも。

 みんなそれぞれの付き合い方があるのだろう。


マミ『たまには誘ってみるのもいいかもしれないわね、久しぶりに。前に一度だけゲーセンでぬいぐるみとってもらったことがあるのよ』



 巴さんから昔の話を少しだけ聞かせてもらった。

 ――――そろそろチャイムが鳴る時間だ。話は一旦終わりにしよう。

220 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/27(日) 01:35:52.88 ID:NTIvdsyD0
放課後



 学校での一日を終えると、今日は特に予定のない日だ。

 昨日と違ってパトロールの約束とかもしてない、本当に予定の決まってない日。


 教室内を見てみると、今日は鹿目さんがひとあし先に帰っていて、さやかと仁美ももう帰るところらしい。

 みんなまとまって登校してくる朝と違って、帰りはパトロールのこともあるからバラけてることも多かった。

 ……俺はどうしようかな。


*待ちに待った放課後です。
1繁華街に行ってみる
2自己鍛錬に行ってみる
3下校前に校内でコミュ(ほむら/他)
4他の場所に寄り道
 ※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。

 下2レス
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/27(日) 03:22:14.13 ID:w1z24KmG0
加速
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/27(日) 03:22:22.57 ID:pAglWOTko
4.部室か委員会の仕事
223 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/27(日) 11:48:48.52 ID:NTIvdsyD0


 校内で何かやることがあればたまにはいい刺激になったかもしれないが、委員会も部活もやってないんだった。

 部活なら今からでもはいれないことはないけど。



*待ちに待った放課後です。
1繁華街に行ってみる
2自己鍛錬に行ってみる
3下校前に校内でコミュ(ほむら/他)
4部活、入ってみる?一人だと意味ないので誰か(未攻略のほむら?)誘うとか
5他の場所に寄り道
 ※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。

 下2レス
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/27(日) 12:00:04.40 ID:TMkAbBU9O
1
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/27(日) 12:37:08.94 ID:t4ILmYLfO
1
226 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/27(日) 23:33:08.69 ID:NTIvdsyD0


 ……まあ、別に今考えなくてもいいか。


貴方(帰ろうかな)


 教室をあとにする。

 校舎から離れて立ち寄ったのは繁華街のほうだった。

 誰とも約束はしてないけど、彼女ならああ言ってたから居るかもしれない。


貴方(通りをぶらりとしながら軽く覗いてみてるけど、やっぱり一人だと寂しいな。……この前は暁美さんと一緒だったけど)


 佐倉さんはいつも一人でいるんだろう。

 いくらなんでも揃ってるような場所でも、もう遊びつくしたんじゃないだろうか。

 けたたましい音と光を発するゲーセンの中を見ていると、奥のほうに佐倉さんがいた。昨日もここにいたって言ってた。ダンスゲームらしい。


杏子「……本当に来たんだ。それとも偶然通りかかっただけ?」

貴方「偶然通りかかるような場所ではないかな」

杏子「まあそうだな」


 しかも、邪魔しちゃ悪いかと思ったけど彼女のほうから気づいて声をかけてきた。

 適当に話を交えながらでも動きが鈍ることはない。よく見てみればすごい点数だ。ノーミス?

 ……いつも戦いに舞い跳ねる鮮やかな赤色の髪は今ゲーセンの中で揺れている。


貴方「ていうかすごいね……?」

杏子「とーぜん。慣れてるし今更ミスなんかしないって」


 言葉通りいとも簡単にステップを踏み、ミスする気配など微塵も見せないまま一曲が終わる。

 なるほど、ここまで極めてれば一人でも十分楽しんでるのかなあ。

227 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/28(月) 00:04:56.95 ID:HJEHXFSK0


杏子「で? アンタも遊びに来たの?」

貴方「佐倉さんほどゲームが得意ってわけじゃないけど、そうだね。せっかくだし。佐倉さんはこういうのが好きなの?ダンスとか」

杏子「まー、ゲームも身体動かすほうが飽きにくいかもね。曲も追加されるし」

杏子「他のゲームもニガテなもんはないけど? この辺はあたしの庭みたいなもんだし。ここのハイスコアの半分以上はあたしのなんだよね」

貴方「へー、すごい!」


 でもそれって、飽きるほどやってるっていうのの裏返しでもあるわけで。


杏子「……ほかにやることもないしな」

貴方「でも、ゲームでもこれだけ極められるってすごいよ。俺はそれほど得意なものってないし、ゲーセンも買い物も大体誰かと一緒にしか行かないから」

杏子「そうか? ……そうだ、これやるよ」

貴方「あ、うん、ありがとう……」


 佐倉さんはお菓子を差し出してくれた。ロッキー……いちご味だ。

 ……あまりルールに堂々と違反するのはどうかと思うけど、受け取らないのも悪いよな。


貴方「……これ、注意されたことってない?」

杏子「あるけど。ぶっ飛ばして逃げればいいだけだし」


 そう言った後で、さすがに少し気まずそうにする。『ぶっ飛ばす』のは悪いと思ったらしい。


杏子「まー……、んー。 最近は気を付けてる」


 それでもそもそもルールを破らない方向にはいかないようだ。



1ダンスゲーム、自分もやってみようかな?
2他のゲームもやってるとこを見てみたい
3自由安価

 下2レス
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/28(月) 00:35:12.41 ID:DbBFU3XD0
1
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/28(月) 01:03:37.03 ID:fKF2m2GUo
2
230 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/28(月) 23:16:22.45 ID:HJEHXFSK0

貴方「他のゲームもやってるとこ見てみたいな」

杏子「面白いのかそれ?」

貴方「そこまで上手なプレイだと見ていて気持ちいいよ。自分でやるにも手本にできるし」

杏子「そういうもんか? まあいいけどさ」


 それからプレイ風景を見せてもらったり、一緒にゲームしてみたりもした。

 ゲーセンで一日過ごすのも久しぶりだ。それも、佐倉さんとなんて。

 対戦なんかはまったく歯が立たなかったけど、教えてもらったり話しながらやるだけでも楽しめた。


 ……夕方頃になると腹が減ったということで、近くのラーメン屋に入った。

 この前とはまた違う店だが、ここは醤油が美味しいらしい。佐倉さんと居るとこのあたりに詳しくなれそう。


貴方「佐倉さんはいつもこんな感じで過ごしてるんだね」

杏子「まあな」

貴方「今日は楽しかったよ! また遊んだりしようか」

杏子「……ま、どうせヒマだし。アンタと話すのも暇つぶしにはなるかな」



五回目【貴方】 3日目終了

[知り合い]
・鹿目まどか・・・親友
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・話せる知り合い
・佐倉杏子・・・一緒に遊んだ↑
・巴マミ・・・親友

[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
鹿目まどか
231 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/28(月) 23:26:00.73 ID:HJEHXFSK0
4日目


 朝の教室内はいつもと変わりのない様子。

 さて、今日はどうやって過ごそうか?



1クラスメイトとコミュ(呼び出しなどの指定がなければ複数人)
2巴さんとテレパシーでコミュ
3キュゥべえ呼んで佐倉さんに連絡
4自由安価(上記以外でも校内の知り合いとは話せるよ)

 下2レス
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/28(月) 23:37:18.80 ID:DbBFU3XD0
3
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/29(火) 03:57:53.05 ID:ChL+5+5L0
1
234 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/29(火) 18:12:50.52 ID:WCeBoWdE0


まどか「あっ、【貴方】くん。ちょっと聞いてよ。さやかちゃんがね……」


 クラスメイトとの他愛もない話に混ざる。

 昼も三人とは一緒だし、仲のいい人が多いから居心地がいい。


貴方「へえー。さやか、そういうの好きだもんな」

さやか「そうなのよ! ちょっとしたマイブームって感じ? とにかくおすすめだから聞いてみてよねー!」

貴方「あぁ、今度見てみるよ」


 今朝はさやかを中心に音楽の話をしてたらしい。なんでも、動画サイトでも話題になってるんだとか。

 みんなの好みについては一通り知ってるつもりだ。

 さやかは音楽全般が好きでクラシックをよく聞いてたり、鹿目さんは演歌や昭和歌謡もたしなむとか。最初知った時は驚いた。


仁美「そういえば、【貴方】くんは音楽のジャンルだとどんなものが好きですか?」

貴方「え、そうだなあ……」


 ……考えつつ、少し暁美さんのほうを見る。俺が来る前からかもしれないが、人数が増えると口数が減りがちだ。

 暁美さんとは1対1だと普通に話せるし仲も良くないわけじゃないんだけど。

 みんなは盛り上がってるけど、暁美さんはこういう好みも『ない』って言いそうな感じがする。



1流行りの歌謡曲知ってるくらい
2ロックだぜ!
3クラシック
4まさかのデスメタ
5あえてほむらのほうに話振ってみる
6ほか(自由安価)

 下2レス
235 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/29(火) 19:04:48.45 ID:WCeBoWdE0
-------------------------------------
あんまし人いないみたいやね…
 下1レス
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/29(火) 20:04:53.33 ID:WgE8f/7L0
5
237 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/29(火) 20:30:12.36 ID:WCeBoWdE0


貴方「暁美さんはどう?」

ほむら「え……、特に考えたこともなかったわ」


 話を振られると思ってなかったのか、ワンテンポ遅れて答える。しかし、まあ、予想通りだった。


まどか「音楽はあんまり聞かないのかな? とりあえずおすすめのを聞いてみたら、気に入るかもしれないよ」

さやか「あー、でもなんかアンタはそう言うんじゃないかって思ったわ。ていうか――」


 結局俺も答えてないなって思ったけど、こっちも特に思い浮かばなかったからっていうのもあった。

 そこから話が膨らむことはなかったが、話題は次々と進んでいく。

 ……ただ、暁美さんはいつもみんなと話してて楽しんでるのかな、って少し心配になった。


――――
――――
放課後




*待ちに待った放課後です。
1繁華街に行ってみる
2自己鍛錬に行ってみる
3下校前に校内でコミュ(ほむら/他)
4他の場所に寄り道
 ※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。

 下2レス
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/29(火) 20:35:40.92 ID:sOTYlbie0
1
239 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/29(火) 21:12:24.22 ID:WCeBoWdE0
-------------------------------------------------
テンポ悪くなるし下1採用でいいかな?いいよね!
空白期間開けすぎたせいもあって人いないしこれから暫く下1でいいか
240 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/29(火) 21:34:07.30 ID:WCeBoWdE0


 今日の帰りも繁華街に寄ってみる。

 昨日と同じような場所にいけば佐倉さんがいるかもしれないという思いもあった。


貴方(ゲーセンにはいないみたいだ)


 ここに来るまでにも姿は見かけなかった。待ち合わせはしてないのでこの近くにいるとは限らない。

 大体ここにいるとはいっても一日中同じ場所にいるわけではないし、繁華街の中もある程度広い。

 ていうか、少し待ってたら彼女のほうから来るかも。


貴方(昨日の続きをやってみるか。せっかく上達してきたところだし……)


 昨日やってたゲームをプレイしにいった。もちろんゲームは一人でも楽しめる。

 もっと上達したら二人プレイももっとまともにできるようになるだろう。さすがに彼女ほどには追いつけないだろうけど。

 
 ……――時間を忘れて遊んでいたら店内で放送が流れ始めた。

 あと15分で18歳未満は禁止になるらしい。随分のめりこんでしまっていたことに気づく。


貴方(やっべ、そんな時間か……!)


 帰ろうとしたところで、見慣れたパーカー姿の彼女と出くわす。


杏子「おう、今日も会ったな」


 これからゲームしにきたというところみたいだけど……。

241 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/29(火) 21:43:56.93 ID:WCeBoWdE0


杏子「今日もなんかやる?」

貴方「あと15分で立ち入り禁止らしいけど……」

杏子「だから?」


 やっぱそうなるよなぁ。

 佐倉さんは私服だからまだなんとかなるかもしれないけど、こっちは制服のままだからどう考えてもアウト。

 いや、佐倉さんだって疑われたらごまかすすべはない。



1別のことをしないかと説得
2制服はまずいので自分は帰ろう
3まあ少しならいいか…
4自由安価

 下2レス
242 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/29(火) 21:44:23.87 ID:WCeBoWdE0
------------
あ、癖で2にしちゃった。
下1レス でお願いします。
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/29(火) 22:08:05.51 ID:yVRVX5UzO
1
244 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/29(火) 23:04:53.22 ID:WCeBoWdE0

貴方「なんか別のことしない? ……ぶっ飛ばして逃げるのはしないように気を付けてくれてるんでしょ?」


 そう言うと、う、と佐倉さんは図星のような声をあげつつ……でもそれで諦めてくれるんなら飲食禁止ことといいルール違反なんてしないわけで。

 一般人に暴力を振るうのは確実に巴さんやさやかが拒絶反応起こすからその影響なんだろう。


杏子「ぶっ飛ばさないで逃げればいいだろ、べつに! ちょっとメンドイけど」

貴方「でも俺はイヤかなあ」


 ……あまり説教じみたことを言うと拗ねられるか?


1目を付けられてから慌てて逃げるのってカッコ悪くない?
2佐倉さんが悪いことをしてるのを見たくない
3自由安価

 下2レス
245 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/29(火) 23:05:21.41 ID:WCeBoWdE0
--------------
手のくせ…
下1レスです
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/30(水) 00:10:58.78 ID:0uc7bviX0

247 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/30(水) 00:30:37.30 ID:xm365D8a0

貴方「それに、佐倉さんが悪いことをしてるのを見たくない」


 昔と根は変わらないって巴さんも言ってた。俺やさやかも、佐倉さんが根っから悪い人じゃないのを知ってる。

 だからこそ、小さい悪事だってやめてほしいと思う。


杏子「……勝手なこと言うなよな。今更おキレイに生きるとかそんなのムリだろ。それとも、自分の目に見えさえしなければ満足か?」

貴方「佐倉さんがどうやって生きてるかはまあ、わかってるよ。仕方ないとも思う。でも、悪いことしないでもすむところはさ……」

杏子「アンタは今日はもう帰んなよ。あたしは自分のやりたいようにするだけさ」


 佐倉さんはそう言うと、奥のほうへと行ってしまった。

 まずいこと言っちゃったんだろうか?

 後ろ髪を引かれながらも……、今日のところは帰るしかなかった。



五回目【貴方】 4日目終了

[知り合い]
・鹿目まどか・・・親友
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・話せる知り合い
・佐倉杏子・・・一緒に遊んだ
・巴マミ・・・親友

[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
鹿目まどか
248 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/12/30(水) 00:40:47.54 ID:xm365D8a0
5日目


 朝の教室内はいつもと変わりない。

 今日が終われば平日が終わる。週末はどう過ごそうかな。今のところは一日中予定はないし、午前のうちから出かけることもできる。


 ……そう考えて、昨日のことが気にかかった。

 休日もいいけどあのまま間が空くのもよくないよなあ。



1クラスメイトとコミュ(呼び出しなどの指定がなければ複数人)
2巴さんとテレパシーでコミュ
3キュゥべえ呼んで佐倉さんに連絡
4自由安価(上記以外でも校内の知り合いとは話せるよ)

 下1レス
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/30(水) 00:57:58.62 ID:0uc7bviX0
2
250 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2021/01/05(火) 23:56:17.94 ID:8HPBb+QC0


貴方『巴さん、おはようございます』

マミ『あら、おはよう【貴方】くん。今日はどうしたの?』


 巴さんに向けてテレパシーで挨拶してみると返事が返ってきた。


1佐倉さんとのこと相談してみようか…?
2放課後パトロールに誘ってみる(他にも同時に誘う場合は+キャラ名指定)
3会って話がしたい
4自由安価

 下1レス
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