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【咲安価】京太郎「清澄の探索者」【ADV】
	- 371 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/10(木) 22:02:03.64 ID:O2I/SkFB0
-   【2日目 17:10】 小佐目村 柊宅前 
 
 
 カブ「ホントに行っちゃうのかよー」
 
 咲「まあまあ、また遊びに来るね?」
 
 京太郎「今日は楽しかったです!ありがとうございました」
 
 柊「良いってことよ。カブのやつも楽しそうだったしな」
 
 柊「家内にも言っとくさ」
 
 京太郎「よろしくお願いします。それじゃあ」
 
 カブ「じゃあな!」フリフリ
 
 咲「じゃあね、カブくん」フリフリ
 
 数十分前と同じ、バタンという音と共に親子は扉の向こうへ消えた。
 ここで少年から声を掛けられた一時間と少し前に比べると、日は大分傾いている。
 さてと言って、俺が門を開けて敷地の外へ出ようとした時であった。派手な音を立てて咲が転んだ。
 こいつは相変わらずだな、と思いながら後ろを振り返ると――
 
 
 (【探索(京太郎)】+【探索(咲)】× 0.5) × 8 = 60
 
 ↓2
- 372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/10(木) 22:05:43.52 ID:3wvGiwL00
-  低く 
- 373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/10(木) 22:12:25.28 ID:DXRH20ouo
-  そい 
- 374 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/10(木) 22:35:20.00 ID:O2I/SkFB0
-  28/60→成功! 
 
 
 ――その時、ついさっき出てきた玄関の横にシャベルが置いてあるのに気がついた。
 
 咲「いててて...」
 
 京太郎「なあ、咲」
 
 咲「心配くらいしてくれてもいいじゃん...どうしたの?」
 
 京太郎「あのシャベル、俺たちがここに来た時からあったか?」
 
 咲「えー、そんなこと覚えてないよー」
 
 京太郎「そうか...」
 
 咲はこう言うので確信は持てないが、俺たちが奥さんに招かれて家の玄関をくぐったとき
 その隣にこれは無かったように思える。もしそうならばその後に誰かが置いたというのが当然の摂理で、
 まさかこんな金属の塊が虚空から湧いて出てくるわけがあるまい。
 
 咲「あ、その話なんか量子力学みたいだね」
 
 京太郎「量子力学?」
 
 咲「え?あー、詳しく聞かれてもよくわからないけど...」
 
 玄関前まで歩いていって、よく見てみる。壁越しに家族の歓談がかすかに聞こえた。
 シャベルは鉄製でどこにでもある普通の大きさ。学校の体育倉庫なんかにありそうだ。
 かなり使い古されていて、ところどころ錆びついている。
 
 咲「って違うよ。それで、そのシャベルがどうかしたの?」
 
 京太郎「いや...なんか気になっただけだ」
 
 観察をやめて咲と門をくぐる。この木の表札も柊さんが自分で作ったのだろうか。
 そんなことを考えているうちに、シャベルのことはあまり気にならなくなっていた。
- 375 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/10(木) 22:43:14.62 ID:O2I/SkFB0
-  京太郎「咲、お前カブとよく話してたな。子供相手なら人見知りもマシなのか?」 
 
 咲「あー、そうかもね...でもカブくん元気だし、話しやすいのもあったかな」
 
 咲「...そういえばあれってシャベルなの?スコップじゃなくて?」
 
 京太郎「あれはシャベルだろ。大きいのがシャベルで、小さいのがスコップだ」
 
 咲「いやいや、絶対逆だよ!お庭で使うほうがシャベルだよ!」
 
 京太郎「いーや違うね!」
 
 ワーワー! キャーキャー!
 
 おっと、そんな馬鹿話をしているうちにもう旅館が見えてきたようだ。
 
 
 【2日目 17:20】 小佐目村 旅館前
 
 
 旅館に着くと、駐車場に見覚えのない男たちがたむろしていた。
 筋肉隆々の男、眼鏡をかけたモヤシ男、金髪でいかにもチャラそうな男。
 ミニバンのバックドアを開け、何か話しながら作業しているようだ。
 
 咲「京ちゃんも金髪だよね」
 
 京太郎「うるせえ。俺はチャラくないからセーフ」
 
 咲(ホントかな...?)
 
 京太郎「何やってるかは見えないけど、声は聞こえそうだな...盗み聞きしてみるか?」
 
 
 (【探索(京太郎)】+【探索(咲)】× 0.5) × 8 = 60
 
 ↓2
- 376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/10(木) 22:44:27.65 ID:3wvGiwL0o
-  ん 
- 377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/10(木) 23:07:05.83 ID:GCYq+5VY0
-  ぬん 
- 378 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/10(木) 23:32:08.71 ID:O2I/SkFB0
-  83/60→失敗 
 
 
 「...鍵..........今度........」
 
 「.............見つか........結果...........」
 
 「まあ...............積み..........隠........」
 
 「......山..........んね」
 
 「.......あの女の...........」
 
 「.......一日か.........」
 
 「そりゃ............かった....」
 
 
 京太郎「全然聞こえねえけど...何話してるんだ?」
 
 咲「なんか物騒だね...」
 
 近くの茂みに隠れて聞き耳を立てるが、話はごく断片的に聞こえてくるだけだった。
 男たちはまだ作業を続けるようなので、バレないうちに諦めて撤退することにした。
 
 咲「京ちゃんくっつきすぎ。暑いよー」
 
 京太郎「ああ、悪い悪い」
 
 草むらに身を寄せるうちに自然と距離が近くなってしまったのだが、指摘を受けて咄嗟に距離を取った。
 実を言うと、盗み聞きとは別の意味でドキドキしてたんだけど...恥ずかしいので流石に言えない。男の子は単純なのさ。
 
 咲「やっと休めるよー...今日の晩ご飯はなにかな?」
 
 京太郎「咲、お前最近やけに食い意地張ってないか?」
 
 咲「そ、そんなこと!...うーん?」
 
 そんな気持ちは露程も知らぬ咲と他愛のない話をするが、そうやってたった数十秒歩くだけで
 同級生や先輩がいる旅館、その玄関に到着してしまったのであった。
 久々の「二人の時間」もしばらくおあずけだな、と落胆する俺がバッと大げさに戸を開けると...
 
 主人「おや、おかえりなさいませ」
 
 ちょうど事務所から帳場に出てきた主人が、歩き疲れた俺と咲を迎えてくれた。
- 379 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/10(木) 23:36:04.20 ID:O2I/SkFB0
-  いつもより早いですが今日はここで切ります 
 次回以降しばらく0時は越えられなくなります。なるべく早く始めますのでよろしくお願いします。
 
 かわいい咲ちゃんを書きたいがその前にまともな文章を書けるようにならねばならぬので世知辛さを感じる...
 感想意見質問等あれば是非お聞かせください。
 
 ではおやすみなさい!
 
- 380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/10(木) 23:54:48.73 ID:GWMhDD2+0
-  乙〜 
- 381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/11(金) 04:06:25.84 ID:iSpcUI050
-  乙乙咲ちゃんかわいいよ 
- 382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/11(金) 05:04:21.98 ID:MmGlqvNYo
-  乙! 
- 383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/11(金) 12:39:03.51 ID:RPr2u2AZO
-  電子メモ帳の電池を探す、桜ちゃんに話を聞く、炭鉱の探索 
 こんなところかな
- 384 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/11(金) 17:39:03.40 ID:OWxzLwx30
-  今見返したら間違えてた 
 
 夕飯19時からだった(>>314)なので、>>370 は
 
 京太郎「うーん、でも夕食まで50分くらいあるぞ?」
 ↓
 京太郎「うーん、でも夕食まで2時間くらいあるぞ?」
 
 に訂正です
 
 誤字はそのうちまとめて訂正しようかと思ってたけど誤謬はさすがにね...
 
 
 というわけで今日もやります。
 18時くらいから始めますよー
- 385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/11(金) 18:04:52.88 ID:tN6i9gWqo
-  はいの 
- 386 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/11(金) 18:17:39.84 ID:OWxzLwx30
-  遅れはべり、かたじけなし 
 開始しまーす
- 387 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/11(金) 18:19:32.61 ID:OWxzLwx30
-  >>378から 
 
 主人「随分お疲れですね。お出かけでしたか」
 
 京太郎「はい...神楽神社で儀式を見てきたんですけど、結構歩いて」
 
 主人「ああ、あれですか。別に面白いものでもなかったのでは?」
 
 咲「そうかな?不思議な雰囲気で結構よかったかも」
 
 主人「へえ...お若いのに変わった趣味ですね」
 
 咲「あはは、別に趣味ってわけじゃないですよ」
 
 京太郎「あと柊さんのお家にも行ったんですけど、こっちもこっちで疲れました」
 
 主人「はは、仰りたいことはわかりますよ。元気ですよね」
 
 京太郎「すごい楽しいんですけどね...柊さんも奥さんも、あとカブも」
 
 主人「あそこはあの奥さんのかかあ天下ですからねぇ。暗くなりようがありませんよ」
 
 咲「でも、女将さんも元気な人ですよね?」
 
 主人「あはは、確かに元気ですけど、柊さんみたいにしっかり者という感じではないですし」
 
 主人「むしろ騒がしいしそそっかしいし...」トン
 
 女将「...あら、あなた。そろそろご飯の準備しないとね?」
 
 主人「あ、ああ...もうそんな時間か」
 
 主人「じゃ、じゃあ、俺先に厨房に行ってるから」ガチャ
 
 女将「...そういうわけで、19時にお部屋にお持ちしますので。待っててね?」
 
 真後ろからの声に振り返り顔から血の気が引いた主人が、そそくさと事務所のドアに引っ込んでいった。
 女将は始終にこやかなまま俺たちにそういってから、その後に続いた。
- 388 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/11(金) 18:20:48.94 ID:OWxzLwx30
-  咲「案外お茶目なのかもね、ご主人」 
 
 京太郎「...別に嬉しかないけどな」
 
 咲「それにしてもほんと疲れた...足がクタクタだよ...」
 
 咲「じゃあ、私お風呂入ってくるからまた後でね」スタスタ
 
 京太郎「おう、203でな」
 
 そう言って咲の小さな体は、回廊へ繋がる廊下に消えていった。
 俺も今から入ろうか?今すぐに疲れを洗い流したい気分だし、大浴場も使ってみようと思っていたところだ。
 しかしゆっくり考え事もしたいので、悩みどころである。
 
 京太郎(気が向いたら行くか...でもゆっくり浸かりたいから、あまり夕飯の前にならないほうが良いな)
 
 
 【2日目 17:30】 旅館・本館 1階 玄関
 
 どうする?
 持ち物:>>287
 周囲 :何もない
 人  :誰もいない
 
 1. 移動する
 ・旅館を出る
 ・旅館内場所指定(地図参照)
 
 2. さぐる
 ・内容指定(成功再判定)
 ・辺りを見渡す
 【探索(京太郎)】× 8 = 40
 
 3. 自由安価
 
 
 咲と別れてしまいましたが、203号室に行けば誰か連れて行くことはできます。
 あと「特にしたいことないし夕飯までスキップ」とかであれば自由安価でお願いします。
 
 ↓2
- 389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/11(金) 18:43:55.94 ID:tN6i9gWqo
-  ↓ 
- 390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/11(金) 18:49:53.00 ID:agSp5MMwo
-  大浴場へ 
- 391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/11(金) 18:49:54.91 ID:2bM63CLC0
-  3 ここまでの情報整理 
- 392 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/11(金) 19:26:49.65 ID:OWxzLwx30
-  京太郎(うーん、ダメだ。さっぱりしたい) 
 
 京太郎「部屋に着替え取りに行くか」
 
 階段を登って307号室――朝、出掛ける前ぶりに戻る俺の部屋だ――に着くと
 カバンを置き、お茶を飲み、なんだかんだと準備した着替えやタオルといった荷物を持ってまた階段を降りる。
 遊戯室の向かい、トイレの脇の細い廊下を通って連絡通路に出た。
 そういえば昨日はシャワーで済ませたから、別館に行くのは初めてだな...
 今にも地平線の向こうに落ちようとする夕焼けが、通路に等間隔で設置されたガラス窓から入っていた。
 
 
 【2日目 17:40】 旅館・別館 2階 大浴場前
 
 
 別館に入るとすぐ目の前に男女並んだ大浴場があり、その前の通路のもう片端では階段が3階へ続いていた。
 その通路で、果たして同じように袋を右手にぶら下げた咲と出会った。さらに言えば、その隣には竹井先輩がいた。
 
 咲「あ、京ちゃんもお風呂入るんだ?疲れたもんね」
 
 久「ひょっとして覗き...?咲、気をつけなきゃダメね」
 
 咲「えっ。それは普通に引くよ......」ヒキッ
 
 京太郎「どう考えても違うでしょうが!咲も乗るんじゃない!」
 
 京太郎「ハァ...とにかく、石鹸で転んで頭打たないようにしてくださいね」スタスタ
 
 咲「失礼な!さすがにそんなことしないよ」プンプン
 
 久「え、それ私にも言ってる?」
 
 二人を適当にあしらって暖簾をくぐると脱衣所はごく普通で、
 端の方には扇風機とちょっぴり古い体重計が仲良く座っている。
 さて適当に服を脱ぎ散らかしつつ棚にしまい、浴場の扉を開けた。
 
 中にはシャワーが10個ほどと大きな浴槽が2つある。1つには既に湯が張ってあったが、もう一つは空であった。
 今は精々10人と少ししか客が居ないみたいだし、男は俺とあの大学生たちの4人だけだ。
 湯を張ってくれてるだけありがたいな。
 
 京太郎(しかし旅館自体もそうだけど、ここも結構広いよな)
 
 京太郎(ご主人や女将さんも若いってわけではなさそうだし、大変そうだなぁ)
 
 シャンプーを頭で泡立てながらボーッと大浴場を見渡すと、そんなことを思った。
 
 
 
 【2日目 17:50】 旅館・別館 2階 大浴場
 
 
 京太郎「ふー...身体に滲みるぜ」
 
 湯船に浸かると案外湯は熱かった。
 それにしても、初日から色々な人に会ったし色々な事を聞いたものだ。
 思っていたよりリラックスし過ぎてしまいそうではあるが、ここらで考えをまとめておくか...
- 393 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/11(金) 20:01:23.94 ID:OWxzLwx30
-  まずは朝、飯を食った直後に俺を襲ったあの「幻覚」だ。 
 暗がりの俺の部屋、土砂崩れの大きな音がしてきて、突然壁が迫ってきた。
 そのまま俺は土砂に潰されたのだろう。
 
 京太郎「先輩はあれが俺の『オカルト』じゃないか、なんて言うけど」
 
 京太郎「まだ全然分からん!とりあえず保留かな」
 
 
 その後、竹井先輩と楸野宅へ行った。あまり手入れが行き届いていなさそうな家だった。
 「長老」と村人から呼ばれる好々爺の楸野さんからいくつか話を聞いた。
 
 京太郎「聞いた話をまとめるとこんな感じだな」
 
 ・昨日の土砂崩れで道が塞がり、最短で8,9日、長ければ一ヶ月は復旧にかかる。
 ・麓へ続く山道があるにはあるが、とても険しい。
 ・小佐目村には「椿屋」「榎田」「楸野」「柊」という名家があり、家がよく似ている。
 
 京太郎「『椿屋』は楸野さんの家から東にある家だった」
 
 
 昼飯を食いに帰ってきた時、帳場で宿帳を見つけた。俺たち以外にも泊まっている団体がいるようだ。
 
 ・男子大学生3人組。俺たちが来る前日の朝(以後【0日目 朝】)から泊まっている。
 ・女性会社員2人組。【0日目 昼】から泊まっている。
 
 
 昼食後は咲と行動した。まず行ったのは神楽山の神楽神社だ。
 
 京太郎「ここで聞いたこと、知ったことは...」
 
 ・楸野さんは神楽神社の神職のような立場だ。
 ・楸野宅裏から神社へ直行する山道がある。
 ・小佐目村の伝承『霎伝』と、それにまつわる『壬申の儀』
 
 ・霎伝:神楽神社・本殿
 その昔、ある山に住む雨の神が荒ぶり、辺りに三日三晩大雨を降らせ続けた。
 困った人々は雨を止めるよう嘆願しに言ったが、神は聞く耳を持たなかった。
 そこに旅をしている四人の女が通りがかり、事情を聞くと「私達が何とかしよう」と言った。
 女たちはまず米を用意させて神に酒と飯を振る舞い、次に四人で神楽を舞った。
 この舞は立派であり、村の人々も至極感心する程であったという。
 こうした歓待を受けた雨の神は大層上機嫌になり、雨は止んだのだった。
 
 この写本は江戸時代、原本は少なくとも平安ごろからあるようだ。
 
 ・壬申の儀
 祭壇の前で人が経を唱え、4つの米俵を供える。
 その後ろで、楽器の演奏に合わせて4人が神楽を舞う。
 「霎伝」の内容にあやかって行われているらしい。
 
 
 京太郎「楸野さんの口からも伝承は聞いたけど、内容は『霎伝』とだいたい同じだった」
 
 京太郎「それから、これも拾ったな」
 
 ・電子メモ帳:神楽神社:縁台の下
 タブレット端末のような電子メモ帳。電池が切れているようで動かない。
 
 京太郎「頂上から村を見た時、昨日より人気が多かった気がするな」
 
 
 夕方は「柊」宅前で柊家の息子、カブと会った。
 快活な奥さんとお調子者な旦那さん、元気な家族だ。
 
 ・柊さんは木彫り職人だ。
 ・柊さんは夕方まで「榎田のおっちゃん」と小佐目山に行って遊んでいた。
 ・「椿屋」の家には「桜」という娘さんがいる。
 ・柊さんは、「桜のお父さん」「榎田のおっちゃん」と仲が良いらしい。
 ・別に柊家と「霎伝」の女性に関係はないようだ。
 
 京太郎「帰りがけ見つけたシャベル、何だったんだろう...」
 
 ・シャベル:柊宅
 玄関前に立てかけてあったが、家に入る前には無かった気がする。鉄製でいくらか錆びついていた。
- 394 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/11(金) 20:05:08.39 ID:OWxzLwx30
-  京太郎「さて、ここから何が判るか...」 
 
 
 シンキングタイムです。ここまでの情報から推測されることや新たに調べるべきことの
 安価を取り、そこから1トピックにつき3回まで話を広げていきます。
 一つのトピックで10分使います。今回は試しに5トピックまでです。
 
 1. 気になること
 2. 風呂から上がる
 
 ↓2
- 395 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/11(金) 20:06:49.24 ID:OWxzLwx30
-  追加: 
 ・小佐目山は何十年も前の廃炭鉱で、機械が未だ残っている。
 ・駐車場のミニバンで作業していた男3人。大学生か?
 
 安価ずらし
- 396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/11(金) 20:10:20.82 ID:agSp5MMwo
-  1 柊さんと榎田さんは小佐目山で何かやってる。余所者だけじゃなくて家族にも内緒のこと。こっそり調査が必要 
- 397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/11(金) 20:32:51.38 ID:8hCd1S5Q0
-  ↑ 
- 398 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/11(金) 20:42:42.83 ID:OWxzLwx30
-  ...柊さんは何かを隠していることは明らかだ。そして恐らく、夕方にかけて 
 小佐目山で「榎田のおっちゃん」と一緒に何かをしていた。
 
 しかも...俺たちに対してだけでなく、家族にまで隠しているようだった。奥さんはともかく
 少なくともカブは隠し事ができるような年やタイプではないから、もし話していれば
 今頃俺の耳にも入っていることだろう。
 
 京太郎「どちらにしても、行ってみないとな」
 
 京太郎「となると気になるのは...」
 
 
 1. なぜ隠している?
 2. 何をしていた?
 3. 誰を連れて行く?
 4. 何か持っていくべきだろうか?
 5. その他(内容安価)
 
 ↓2
- 399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/11(金) 20:49:56.37 ID:agSp5MMwo
-  2 
- 400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/11(金) 20:56:33.65 ID:QWogoljOo
-  2 
- 401 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/11(金) 21:08:35.03 ID:OWxzLwx30
-  京太郎「当然、何をしていたかだろ」 
 
 柊さんの手のひらについていた赤いものはシャベルの赤サビだろう。
 柊さんは小佐目山に行き、シャベルを持って帰ってきた。だが何のために?
 
 
 1. 地面を掘った
 2. 木を倒した
 3. 何かを殴った
 4. 「スコップを持ち帰ること」が目的だった
 
 ↓2
- 402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/11(金) 21:16:19.91 ID:MmGlqvNYo
-  4 
- 403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/11(金) 21:17:30.65 ID:bY8vyqcs0
-  4 
- 404 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/11(金) 21:29:32.20 ID:OWxzLwx30
-  京太郎「...ひょっとして、『スコップを持ち帰ること』自体が目的で」 
 
 京太郎「小佐目山にはスコップを回収しにいったんじゃないか?」
 
 普通なら「スコップを使って何かをしていた」と考えるのが普通だ。
 だからこそ、このコペルニクス的転回は天啓に思える。
 今日か昨日か、あるいはもっと前かもしれないし。具体的な時間はわからないが――
 柊さんは小佐目山で「スコップを使って何かをした」。それは過去の話だ。
 そして今日の夕方、「榎田のおっちゃん」を連れ立って回収しに行ったのだ。
 
 京太郎「そもそも、回収するだけなのに二人で行く必要があるのか?」
 
 京太郎「もしくは、二人でないと回収できないような状況だったのか」
 
 京太郎「一体...『何をした』んだ?」
 
 
 1. 自由安価
 2. わからない
 
 ↓2
- 405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/11(金) 21:35:46.91 ID:MmGlqvNYo
-  死体遺棄 
- 406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/11(金) 21:41:56.72 ID:Dcv3FciJ0
-  ↑ 
- 407 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/11(金) 21:51:25.88 ID:OWxzLwx30
-  死体遺棄...まるで咲の読むサスペンス小説みたいだけど、一番始めに頭に浮かんだ。 
 小佐目山は人の寄り付かない廃れた鉱山だ。何かを隠すにはこれ以上都合のいいところはないだろう。
 
 京太郎「なんだか、凄く恐ろしいことが起こってるんじゃないのか?」
 
 京太郎「...気が滅入ってきた。一度やめよう」
 
 
 【2日目 18:00】 旅館・別館 2階 大浴場
 
 
 京太郎「さて、別のことでも考えようかな」
 
 
 1. 気になること(1/5)
 2. 風呂から上がる
 
 安価近くします
 
 ↓1
- 408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/11(金) 21:59:02.57 ID:MmGlqvNY0
-  黒くておぞましいものを感じた楸野さんについて 
- 409 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/11(金) 22:11:41.61 ID:OWxzLwx30
-  咲に「人を殺すような黒くおぞましいもの」とまで形容された楸野さんだが、 
 柊さんに明らかに怪しい素振りがあったのに対し、彼にはそういったものはない。
 ひょっとしてシロ?咲の思い違いか...?「オカルト」というものがよくわからない以上、否定はできない。
 これまでの楸野さんの言動や咲の証言に何か手がかりがないだろうか......
 
 
 1. 手がかり(レス番安価+箇所抜き出し)
 2. わからない
 
 ↓2
- 410 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/11(金) 22:12:25.32 ID:OWxzLwx30
-  訂正:↓2は↓1 
 どっちにしろksk
- 411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/11(金) 22:24:13.32 ID:iSchLah2o
-  >>187 
- 412 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/11(金) 22:29:07.67 ID:OWxzLwx30
-  >>411 
 もう少し特定の発言や描写を抜き出せますか?
- 413 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/11(金) 22:40:01.63 ID:OWxzLwx30
-  >411 の書き込みか再安価の早い方で 
 
 ↓1
- 414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/11(金) 22:44:09.50 ID:OxePlJN0o
-  レス番安価じゃないの? 
 
 >>187の4名家について質問した辺り
- 415 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/11(金) 22:48:59.79 ID:OWxzLwx30
-  >> 1. 手がかり(レス番安価+箇所抜き出し) 
 ごめんなさい、これで「レス番安価かつその中で注目点抜き出し」のつもりでした...
 
 とりあえず書きます
- 416 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/11(金) 23:01:10.34 ID:OWxzLwx30
-  そういえば竹井先輩が「似たような話」のくだりを質問した時、妙に返答に間があった気がする。 
 それに、何となく威圧感を放っているようでもあった。
 
 京太郎「...つまり、知られたくなかったってことか?」
 
 京太郎「その割にはその後詳しく話してたけど...」
 
 
 1. 言葉通り、秘密にするほどではないと思った
 2. 言うことで得をする方法を思いついた
 3. 別に思案することがあった
 4. わからない
 
 ↓1
- 417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/11(金) 23:02:56.68 ID:MmGlqvNY0
-  2 
- 418 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/11(金) 23:10:31.26 ID:OWxzLwx30
-  ...ひょっとして、言いたくなかったわけではないのではないか。 
 いや、最初は言うつもりは無かったが、気が変わったのかもしれない。
 もし『俺たちに知らせた方が得』だと思ったのだとしたら、その意図はなんだ?
 
 
 1. 俺たちの注意を逸らす
 2. 危険に飛び込ませて始末する
 3. 泳がせて利用する
 4. わからない
 
 ↓1
- 419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/11(金) 23:19:54.34 ID:MLii+mKko
-  1 
- 420 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/11(金) 23:32:36.99 ID:OWxzLwx30
-  俺たちは「小佐目の四名家」こそが事の主点だと考えている。 
 伝承然り、怪しげな動き然りだ。
 
 京太郎「...ひょっとして、それが狙いか?」
 
 ムラ社会にありがちな、旧家という怪しげな構造によって俺たちの注意を逸らす。
 しかし実際のところ、本当にヤバいことはそれ以外の場所で起きているのではないだろうか。
 
 京太郎「実際、楸野さんや柊さんには後ろ暗いものがある」
 
 京太郎「それを今までは四名家同士なにか繋がりがあると思ってたけど...」
 
 京太郎「これからは、もっと別の繋がりも観察しないといけないな」
- 421 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/11(金) 23:35:57.57 ID:OWxzLwx30
-  というわけで、2つめのトピックが終わったところでキリが良いので終了です。 
 今日風呂入って独り言いってるだけだった...筆が遅くて申し訳ない
 
 トピック5つはちょっと多かったかななどと後悔していますが、言ってしまったのでやります。
 が、ダレるという意見が多ければ別です。早く緊張感のある場面書きたいんじゃ...
 
 今日もお付き合いありがとうございました。
- 422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/11(金) 23:38:34.16 ID:MmGlqvNYo
-  乙 
- 423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 00:02:21.22 ID:SXGn5ZvO0
-  乙 
- 424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 10:44:26.25 ID:y7KE3+trO
-  早く先進めたいからトピック減らしてほしいな 
- 425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 12:59:17.40 ID:CD2fLW26o
-  このまま全部トピックは消化したい 
- 426 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/12(土) 13:46:28.88 ID:Kflr5bFp0
-  ぬぐぐぐ...とりあえず今回は5つ分やろう。【3日目】からは3つでいいかなー 
 今日は休みだし、また考え事だけで一日終わったら笑えないので昼間からやります。
 
 14:30から開始で。人いるかな?
- 427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 14:06:34.84 ID:CD2fLW26o
-  いる 
- 428 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/12(土) 14:35:00.93 ID:Kflr5bFp0
-  始めます 
 
 お分かりかとは思いますが、ここまでの議論はあくまで京太郎の推測ですのでお気をつけて...
- 429 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/12(土) 14:35:33.95 ID:Kflr5bFp0
-   【2日目 18:10】 旅館・別館 2階 大浴場 
 
 
 なんだか疑心暗鬼になってきてしまった。推理は次々に出てくるが、それが本当だという根拠はどこにもない。
 悠長なことは言ってられないが、決めつけて行動しすぎるのも命取りだ。
 
 
 1. 気になること(2/5)
 2. 風呂から上がる
 
 
 ↓2
- 430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 14:46:58.10 ID:CD2fLW26o
-  京太郎の走馬灯と霎伝の関係 
- 431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 14:51:35.07 ID:VVESE08Lo
-  ↑ 
- 432 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/12(土) 15:08:42.13 ID:Kflr5bFp0
-   
 京太郎「...ところで、土砂崩れがまた起こったりはするんですか?」
 
 楸野「そんなことは私や役人さんには分からぬことですわ。山の神様にでも聞かないとね」
 
 楸野「ですが当然、昨晩のような雨が振り続ければ危ないでしょうなあ」
 
 
 ふと、楸野さんとの会話を思い出す。
 
 
 大雨
 大雨
 ずっと大雨
 暗闇
 これは...俺の部屋か
 地鳴りが響く
 またあの音だ
 いや、もっと大きいかな
 
 あ、潰され――――
 
 
 次に脳裏に浮かぶのは、俺の見た「幻覚」...あるいは未来。どちらにも、雨が降り続くという点が共通する。
 
 京太郎「そういえば、『霎伝』の雨の神も雨を降らせてたな」
 
 京太郎「ただの伝承だけど...なにか関係があるのか?」
 
 
 1. 神が雨を降らせる
 2. 「霎伝」を模して事件が起きている
 3. 俺の「オカルト」は雨の神と繋がっている
 4. わからない
 
 ↓2
- 433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 15:11:55.85 ID:CD2fLW26o
-  3 
- 434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 15:24:22.70 ID:gd63bRCVo
-  3 
- 435 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/12(土) 15:38:02.76 ID:Kflr5bFp0
-  あの時見たものの中でシーンとして強烈なのは最後だが、何故か最初の長雨が心に残っている。 
 俺の「オカルト」...ひょっとして、この小佐目にいる雨の神が関係しているのだろうか。
 その正体について、少し考えてみよう。
 
 
 1. 雨の神が俺に与えた能力
 2. 土着の信仰と繋がる能力
 3. 別に関係はない
 4. わからない
 
 ↓2
- 436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 15:38:46.22 ID:MC3txcAQo
-  2 
- 437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 15:46:25.65 ID:CD2fLW26o
-  1 
- 438 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/12(土) 16:06:01.13 ID:Kflr5bFp0
-  雨の神...この村に伝わる伝承上の神様。 
 俺は別に神様が居るとも居ないとも思っていないし、宗教にも大して関心はない。
 しかし本当に存在するとして――こんなことを和に言えば鼻で笑われること請け合いだが――
 このタイミングでの「オカルト」発現となれば、それは雨の神が俺に与えたものではないだろうか。
 
 だとすれば何故だ?俺のような余所者ではなく、村の人に与えば良いじゃないか。
 それにこの未来を見るかのような能力...朝以来、その片鱗を見せる様子すら無い。
 千里山の園城寺選手は一巡先を見透かすように麻雀を打つそうだが、そういったフレキシブルなことは俺にはできない。
 この力を俺に与えて、神様は何がしたいってんだ...
 
 
 1. 自由安価
 2. わからない
 
 ↓2
- 439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 16:21:30.47 ID:CD2fLW26o
-  歪んだ信仰とか悪意ある見立て事件みたいなので自分たちの名やエピソードを悪用されるのを防ぎたい? 
- 440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 16:30:25.69 ID:ipqG9Pf1o
-  ↑ 
- 441 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/12(土) 16:39:30.71 ID:Kflr5bFp0
-  ――神様の目線で考えれば、人に力を与えるのは何かの「問題」を解決するため。 
 そしてその人が余所者である俺だったのは、単純に考えれば「問題」が村の人たちにあるからだ。
 そして神様がそこまでする「問題」といえば、やはり信仰関係だろう。
 
 つまり村の人々は――今の所最重要人物は柊さんと楸野さん、それから「榎田のおっちゃん」だが――
 彼らは歪んだ信仰から、あるいは信仰を利用して、何かの凶行を犯している。
 それを良しとしない雨の神は、俺に何とかさせるために力を与えた...
 
 京太郎「つまりあんなものを見せたのは、ケツを叩くためってことか?」
 
 
 【2日目 18:20】 旅館・別館 2階 大浴場
 
 
 1. 気になること(3/5)
 2. 風呂から上がる
 
 安価直下にします
 ↓1
- 442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 17:00:00.50 ID:FER74qY7o
-  大学生3人の怪しい会話について 
- 443 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/12(土) 17:17:25.10 ID:Kflr5bFp0
-  判定失敗すると話の広げ方が難しいなー 
 
 
 旅館に車を停める3人の男となれば、宿泊中の大学生グループで間違いないだろう。
 しかしそんな彼らが何を話していたのかと言うと...
 
 
 「...鍵..........今度........」
 
 「.............見つか........結果...........」
 
 「まあ...............積み..........隠........」
 
 「......山..........んね」
 
 「.......あの女の...........」
 
 「.......一日か.........」
 
 「そりゃ............かった....」
 
 
 うーん、わからん。声はかすかに断片が聞こえただけだった。
 ただ、いくつか重要そうな単語が聞こえてはいた。
 
 
 何が気になる?
 
 1. 鍵
 2. 隠す
 3. 山
 4. 女
 5. 一日
 6. その他(自由安価)
 
 ↓1
- 444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 17:25:13.55 ID:CD2fLW26o
-  3 
- 445 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/12(土) 17:36:46.64 ID:Kflr5bFp0
-  「山」...と確かに言った。 
 同じ宿に居るにもかかわらず全く見かけなかったが、ひょっとしてずっと山に居たのだろうか。
 
 京太郎「この村の周りは一面山だけど、まあ何かあると言えば神楽山と小佐目山だな」
 
 京太郎「そのどちらかにいた、と仮定してみるか」
 
 
 男たちはどちらにいた?
 
 1. 神楽山
 2. 小佐目山
 3. わからない
 
 ↓1
- 446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 17:45:57.75 ID:BCgqNlNKo
-  2 
- 447 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/12(土) 17:54:58.34 ID:Kflr5bFp0
-  まあ、疑惑の中心、小佐目山だろう。 
 だがもし今日の昼から夕方に小佐目山に居たのであれば、柊さんたちと遭遇していてもおかしくない。
 やましいことをしているなら他人と会うのは避けたいものだが...
 
 
 1. それぞれ別で、遭遇した
 2. それぞれ別で、遭遇していない
 3. 彼らはグルだ
 4. わからない
 
 ↓1
- 448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 18:04:10.28 ID:BCgqNlNKo
-  2 
 村の外からきた余所者と一緒に隠れた作業はしないかな
- 449 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/12(土) 18:14:47.76 ID:Kflr5bFp0
-  いや。柊さんは小佐目山で俺たちどころか家族にも言えないような事をしていたんだぞ? 
 その現場を見られるなどもっての外だろう。三人組にその意図があったかどうかはわからないにしても、遭遇はしていないだろう。
 いわんや手を組んでいるなどとは到底考えられない。
 
 京太郎「それにしても小佐目山、一気にきな臭くなってきたぜ」
 
 
 【2日目 18:30】 旅館・別館 2階 大浴場
 
 
 京太郎「大分のぼせてきたな...」
 
 時計を見ると、湯船に浸かり始めてからもう40分は経っている。
 そのうち脳みそが茹で上がりそうだ...考え事も次で最後だろうか。
 
 
 1. 気になること(4/5)
 2. 風呂から上がる
 
 
 ↓1
- 450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 18:28:52.95 ID:hREWcwsPo
-  2 
- 451 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/12(土) 18:46:24.46 ID:Kflr5bFp0
-  京太郎「いやー、ダメだ。暑くて敵わねえ」 
 
 諦めて、ザバッと音を立てながら湯船を出た。軽くシャワーを浴びて身体を拭く。
 脱衣所の扇風機をつけると何とも形容し難いノスタルジーをが感じられた。
 え、そこまで年食ってないだろうって?それはご愛嬌というやつだ。
 瓶のコーヒー牛乳の自販機があればなお完璧だったななどと、
 どうにもならないことを考えながら持ってきた着替えを着た。
 
 
 再び暖簾をくぐって浴場を出た。ひんやりした廊下の空気が肌に心地いい。
 
 京太郎「20分後に飯か。また怒られないようにしないとな」
 
 
 【2日目 18:40】 旅館・別館 2階 大浴場前
 
 どうする?
 持ち物:>>287
 周囲 :何もない
 人  :誰もいない
 
 1. 移動する
 ・旅館を出る
 ・旅館内場所指定(地図参照)
 
 
 2. さぐる
 ・内容指定(成功再判定)
 ・辺りを見渡す
 【探索(京太郎)】× 8 = 40
 
 3. 自由安価
 
 旅館内移動は基本的に時間を消費しませんが
 状況により、自然と思われる場合には別途10分消費します
 
 ↓2
- 452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 18:48:03.40 ID:mF8c+OT10
-  1 食堂へ行く 
- 453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 18:49:32.97 ID:hREWcwsPo
-  ↑ 
- 454 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/12(土) 18:53:32.49 ID:Kflr5bFp0
-  >>453 
 >>314 やその他描写にあるように夜は部屋食(203号室)です
 一応確認なんですが、食堂へ行っても大丈夫ですか?
 そういう意図無く食堂選択だったらごめんなさい
- 455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 19:02:44.75 ID:hREWcwsPo
-  他の宿泊客と交流出来るかなと思ったけど他の宿泊客も部屋食っていう設定なら203に変更したい 
 けど安価連取りになるから↑としたので>>452さんの意見優先でお願いします
 
- 456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 19:06:23.20 ID:mF8c+OT10
-  >>454 
 それなら203へ行きます
- 457 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/12(土) 19:08:52.55 ID:Kflr5bFp0
-  >>455-456 
 了解です。
 やっぱり選択安価は連取りナシってちゃんと決めたほうが良いのかな?
 過疎ってるときとかはコンマとかは別にしても
 
 203で書いてます。少々お待ちを
- 458 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/12(土) 19:15:35.38 ID:Kflr5bFp0
-   【2日目 18:40】 旅館・本館 2階 203号室 
 
 
 朝方竹井先輩を呼びに来た以来に部屋へ足を踏み入れると、既に他の面子は和を除いて揃っていた。
 そこには、雑魚寝から起床した時の汚部屋の姿はそこにはなかった。いやそうであってくれないと困るが。
 
 京太郎「ういーっす。あれ、和はいないのか」
 
 優希「お!来たな京太郎!」
 
 京太郎「元気だなお前は。こちとら朝からあっちこっち歩き回って、騒ぐ元気もないぜ...」
 
 優希「なんかバカにしてるみたいでムカつくじょ」イラッ
 
 久「あら須賀くん、随分お風呂長かったのね?」
 
 久「一体何してたのかしら...」ププ
 
 まこ「えっ、マジか京太郎」ドンビキ
 
 京太郎「旅館の大浴場でするわけないでしょうが!」
 
 京太郎「っていうか染谷先輩絶対わかってますよね?!」
 
 まこ「昼間はおぬしがおらんから、優希がうるさくてな」
 
 まこ「騒がしくて敵わんかった。仕返しじゃ」ハハッ
 
 咲「二人がいたらもっとうるさくなると思いますけどね」
 
 優希「え、咲ちゃんなんか辛辣...?」
 
 久「...なーんか最近和も咲も、言葉にトゲが多くなってきたわよね」
 
 まこ「それだけお互いを信頼してるってことじゃろ...多分」
 
 
 
 どうする?
 持ち物:>>287
 人  :咲、優希、まこ、久
 
 1. 移動する
 ・旅館を出る
 ・旅館内場所指定(地図参照)
 
 
 2. さぐる
 ・内容指定(成功再判定)
 ・辺りを見渡す
 【探索(京太郎)】× 8 = 40
 
 3. 自由安価
 
 4. 夕飯まで時間を潰す
 
 
 ↓2
- 459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 19:30:37.30 ID:hREWcwsPo
-  旅館待機組に他の宿泊客見かけなかったか質問 
- 460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 19:32:28.04 ID:mF8c+OT10
-  ↑+カードゲームでもやろうかな? 
- 461 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/12(土) 19:55:19.81 ID:Kflr5bFp0
-  京太郎「うーん......こっちかな?」 
 
 まこ「おう京太郎、本当にそれでええんか?」
 
 まこ「後悔してもわしゃ知らんぞ?」
 
 京太郎「こっちだな」シュパッ
 
 京太郎「おっし!俺の勝ちッ!」バサッ
 
 優希「ぎゃー!強すぎだじぇ!!」
 
 まこ「麻雀もこのくらいできればええんじゃけどな」アチャー
 
 久「なに白々しいこと言ってんのよ!あんた戦犯じゃない!?」ムガー
 
 咲「バレバレでしたね...」
 
 ご覧の通り、俺たちはババ抜きに興じている最中なんだが、
 竹井先輩がなんかわからんけどめっちゃ悔しがってるな...
 それはそうと無事一位抜けできたので、先程から聞こうと思っていたことを話してみる。
 
 京太郎「なあみんな、ここに他の団体が泊まってるの知ってるか?」
 
 久「あーその話ね」
 
 京太郎「?」
 
 久「みんなにね、宿帳のこと話したのよ。そしたら...」
 
 優希「私が探検にいってきたんだじぇ!!」
 
 まこ「わしもついて行かされたがの...」ヤレヤレ
 
 京太郎「はは、お疲れ様でした...でもなんでだ?」
 
 優希「『ずっと泊まってるのに会ってないなんておかしい』って、私の中の探偵精神が疼いたんだじぇ...」
 
 京太郎「探偵精神ってなんだよ...」
 
 京太郎「でもでかした!なんか分かったか?」
 
 
 (【探索(優希)】+【探索(まこ)】× 0.5)× 8 = 80
 
 ↓1 ?
 ↓2 ?
- 462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 19:59:06.50 ID:SXGn5ZvO0
-  あ 
- 463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 20:01:39.39 ID:hREWcwsPo
-  ん 
- 464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 20:10:33.23 ID:+xcADfhr0
-  あ 
- 465 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/12(土) 20:44:52.57 ID:Kflr5bFp0
-  おまたせしましたー 
 
 ?:50/80→成功!
 ?:39/80→成功!
 コンマもいいが、それにしても優希は探索強い(確信)
 
 優希「もちろんだじぇ!」
 
 優希「...オッホン」
 
 優希は全く似合わない咳払いをすると、いつもより低いトーンで話し始めた。
 この珍事にこれは真面目に聞かなければと、こちらも自然と背筋が伸びる。
 
 
 優希「まず大学生のほうから。こっちは簡単だったじぇ」
 
 優希「京太郎と咲ちゃんが出かけてからすぐ、たまたま1階に下りてたんだ」
 
 優希「そしたら、男三人組が食堂でご飯食べてたんだじょ」
 
 優希「筋肉ムキムキのやつと細いやつ、金髪のヤンキーだったな」
 
 京太郎「咲と夕方に見た連中と外見も同じだ...」
 
 優希「10分か20分くらいで食べ終わって、部屋に戻るところだった」
 
 優希「隠れて追いかけたら、あいつら別館に泊まってたんだじぇ。それも一番奥の」
 
 そういえば、別館の大浴場前の廊下に階段があった。あの上か。
 館内地図を広げると、別館3階の一番奥には317号室と書かれている。
 
 優希「そうそう、そこだ」
 
 優希「それから1時間くらいして、今度は玄関から外に出ていくのを見かけた」
 
 優希「三人ともでっかいリュックしょってたじぇ」
 
 京太郎「でかいリュック...行き先は?」
 
 優希「追いかけられなかったんだじぇ。一人で出歩くなって言われてたし...」
 
 優希「とにかく、ここまでが大学生のほうだじぇ」
- 466 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/12(土) 20:45:23.69 ID:Kflr5bFp0
-  優希「次に会社員のほうだじょ」 
 
 優希「二人はどこでも見かけなかったから、染谷先輩と片っ端から部屋を見ていったんだじぇ」
 
 まこ「そしたら一部屋だけ、”鍵がかかっとる”ところがあってな」
 
 京太郎「”かかってる”?”開いてる”じゃなくてですか?」
 
 まこ「ああ。他は全部空き部屋で、みんな開いとったわ」
 
 優希「それで、その一つだけ鍵がかかってる部屋の中を覗いたんだじぇ」
 
 京太郎「ちょっと待て...覗いた?普通、鍵が締まってれば扉は開かないじゃないか」
 
 優希「これだから京太郎は犬なんだじぇ?頭が堅いじょ!」
 
 京太郎「...ああ、そうだな。それで、どうやったんだ?」イラッ
 
 まこ「...窓じゃ。その部屋は1階だった」
 
 まこ「一度外に出て、建物を回り込んでその部屋――101号室――の前まで行った」
 
 まこ「そして中を見ると......」
 
 優希「中には荷物が散乱してた。女物が二人分だったから、多分会社員の人たちだじぇ」
 
 優希「普通に人が泊まってるみたいだった」
 
 優希「でも部屋は明かりもついてないし...」
 
 優希「......残ってる食べ物にハエが集ってたじょ」
 
 優希「まるで、部屋を残して人だけが消えちゃったみたいだった......」
 
 優希「これが、私と染谷先輩が今日調べたことだじぇ」
 
 京太郎「...」
 
 咲「前に読んだ話で、こんなのあったな...」
 
 久「うーむ、怪しいわねえ」
 
 まこ「そうじゃろう?だがわしにはこれ以上はわからんかった」
 
 まこ「何か他に気づくことがあればよかったんだが...」ウーム
 
 京太郎「いえいえ、大丈夫ですよ。ありがとうございました」
 
 人目を避けるような動きをする3人の大学生。大きなバッグを持って出かけていったが行先不明。
 そして、煙のように忽然と消えた2人の会社員...どちらも、まだ分からないことばかりだ。
 
 京太郎「優希もありがとう。俺もそれ調べてみるよ」
 
 優希「次は私も連れてくんだじぇ!確かにここはなんか胡散臭いからな!」
 
 
 話が終わると、俺以外のみんなはババ抜きに戻っていた。
 手持ち無沙汰になってしまった俺は、適当にお茶を飲んでみたり、余ったジョーカーをいじったりしていた......
- 467 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/12(土) 20:47:19.91 ID:Kflr5bFp0
-  時間かかって申し訳ないです。更に一旦席外します。 
- 468 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/12(土) 23:41:32.77 ID:Kflr5bFp0
-  明日休みなので、人がいれば0時くらいから再開します 
 いなければふて寝です
- 469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 23:46:29.67 ID:CD2fLW260
-  一応いる 
- 470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 23:53:11.09 ID:SXGn5ZvO0
-  待機してます 
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