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勇者「安価とコンマで輪廻転生を繰り返して世界を救う」

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2 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/12(土) 22:47:37.47 ID:cSOWZo06O
とはいえ、最初は世界を救おうと気負わなくて大丈夫です。スレを進めていくうちに勇者らしくなっていくでしょう。

それでは、まずは勇者の初期ステータスを決めましょう。コンマ一桁判定です。

↓1のコンマ十桁……身体能力、一桁……戦闘力
↓2のコンマ十桁……精神力、一桁……知性
↓3のコンマ十桁……器用さ、一桁……感受性
↓4のコンマ十桁……魔力、一桁……幸運
↓5のコンマ十桁……魅力、一桁……スキル適応力
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 22:48:14.72 ID:OfpVXo4o0
死に戻りじゃなくて転生ってことは死後転生して成長するまでに魔王軍は進軍するわけだ
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 22:48:41.54 ID:8fUaZoxr0
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 22:49:50.59 ID:52cOP8Y10
ロマサガじゃねーか
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 22:51:36.29 ID:MgweUizj0
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 22:51:40.93 ID:OfpVXo4o0
>>5
ロマサガって死にゲーなの?
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 22:51:55.72 ID:h8R4SrPDO
はい
9 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/12(土) 23:00:52.02 ID:cSOWZo06O
・勇者のステータス
身体能力:7
戦闘力:2
精神力:5
知性:4
器用さ:5
感受性:9
魔力:2
幸運:9
魅力:9
スキル適応力:3

〜ステータスについてのちょっとした説明〜
1.身体能力……体を動かすセンスのこと。高ければ高いほどアクロバティックな動きが可能で、咄嗟の対応力が上がる。
2.戦闘力……純粋に肉弾戦が強いかどうか。どのような戦い方になるかは他のステータスによって左右される。
3.精神力……メンタルの強さ。本スレの世界では精神力の弱さは致命的になる場合がある。最低値だとショック死なども考えられる。
4.知性……賢さ。頭が良いのに越したことはない。
5.器用さ……割と便利なステータス。色々なところで使える。これが低いと不器用な生き方になるかも。
6.感受性……相手の心を汲み取ったり怪しげな雰囲気を感じ取ったりする能力。高いと某少年探偵のように隠された真実に気づける。ただし、時と場合によっては高いことが仇となることも。
7.魔力……魔法を使いこなす力。高いと魔法が強くなるし、多くの魔法を使える。
8.幸運……どれだけラッキーか。コンマ判定とは別のステータスで、日常的にどれだけ幸運かが決定される。
9.魅力……人間的魅力のこと。外見が良くても人間として最悪ということも有り得る。
10.スキル適応力……どのくらい職業スキルや種族スキルなどを上手く扱えるか。これに固有スキルは含まれないので、たとえ1でも『輪廻転生』に影響は無い。

戦闘は期待できませんが、人の心を読み取る力と人間としての魅力がズバ抜けていますね。あと運がめちゃくちゃ良い。

ここで本来は年齢と種族を決めることになっています。年齢とは『輪廻転生』によって前周回の記憶を思い出す年齢のことです。また、選択できる種族は10個で、それぞれ異なる特徴があります。

今回は最初なので、年齢は【18歳】で種族は【人間族】とします。次の周回から選びましょう。

では、次に性別を決めます。

↓1のコンマ偶数で男性、奇数で女性
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 23:02:32.07 ID:MgweUizj0
11 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/12(土) 23:07:13.39 ID:cSOWZo06O
性別は男に決定。

最後に勇者の経歴を決めます。容姿や性格、過去、趣味嗜好、隠された能力など何でも構いません。できるだけステータスや年齢、種族に即したものだとありがたいです。場合によっては細部を変更して採用するかも。最初なので軽めの設定でいいかなと。

↓5くらいまでを採用
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2020/09/12(土) 23:12:34.40 ID:8fUaZoxr0
黒髪の優男系顔。普段は大人しく温厚だが怒ったら静かにキレるタイプ。理不尽や不条理などが弱者が強いたげられるのが嫌い。悪人にはそれ相応の罰を与えるべきと考えてそれにたいしては手段は選ばない
13 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/12(土) 23:20:58.04 ID:cSOWZo06O
あ、すいません。勇者の経歴はキーワードみたいな感じでシンプルにお願いします。それを下5まで募集し、合わせて勇者にキャラ付けする感じです。

すいませんが再安価で。

↓5
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 23:22:34.36 ID:cy2TsRYWo
茶髪で元気そうな好青年、性格としては元気な性格でありあまり悩みは無さそうな感じ。昔から山近くの村で自然と関わりながら生活してきたため、しっかりとした訓練をしていなくても多少身体能力が高い。昔から感受性が高く、悩みがある人や悲しいことがあった人にはすぐ気づき、少しでも相談に乗ったり励ましたりなどしていた、そして、そんな彼にたくさんの人々は惹かれていた。趣味はガーデニングで、隠された能力としては昔から自然と関わっていたため、植物に関する知識がある
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 23:23:11.53 ID:OfpVXo4o0
淫乱売春夫
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 23:23:15.24 ID:8fUaZoxr0
優しく人を思いやれる心がある。多重人格

こんな感じですか?長いなら多重人格だけで
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 23:23:16.41 ID:LkodWj4L0
記憶が確かであれば7って奇数だから女の子では?
安価下
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 23:23:23.48 ID:cy2TsRYWo
あ、すいませんロードできてませんでした、わたしのはなかったことにしてください
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 23:23:42.65 ID:aRtxgTnsO
剣と会話できる
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 23:26:01.88 ID:MgweUizj0
山育ちで幼少時から身体を動かす生活をしていた
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 23:34:20.33 ID:cy2TsRYWo
趣味はガーデニング
22 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/12(土) 23:48:03.53 ID:cSOWZo06O
>>17
ホントだ。たびたびすいません。性別は女性でした。

採用した経歴は
【淫乱売春婦】
【優しく人を思いやれるが多重人格】
【剣と会話できる】
【山育ち】
【趣味はガーデニング】
となります。

……大丈夫かな? まぁ、やっていきましょう!

経歴により、職業は【娼婦】となります。でもエッチな描写は無いぜ、残念だったな!

では、最後に勇者が勇者として目覚める場所を選択してください。今回のエリアはあらゆる種族が住む世界で一番大きな王国です。そのエリアが治める国または村を下から選んでください。

1.中心部にある巨大な王国
2.外交都市
3.魔族との前線に近い町

↓1
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 23:49:10.65 ID:OfpVXo4o0
3
24 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/12(土) 23:51:47.15 ID:cSOWZo06O
3の魔族との前線に近い町を選択されました。ハードモードを選びますねぇ。

では本編を始めます。少しお時間いただくかも。
25 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/13(日) 00:10:09.43 ID:/S/2QewlO
【勇者一周目:太陽暦123年:秋の夜】

勇者「う〜〜……ん、よく寝たわぁ……」

勇者「さて、今日もお仕事頑張らないと♪」

勇者は、娼婦である。娼婦とはもちろん、男性の「夜のお相手」を務める職業だ。時代がどうなろうと、場所がどこであろうと食いっぱぐれることの無い働き口である。

……特に、魔族との前線であるこの町では。

↓1 町の名前
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 00:11:15.64 ID:Em/ej9ZI0
コヨーテ
27 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/13(日) 00:21:50.99 ID:/S/2QewlO
王国の東に位置する町「コヨーテ」は、昔はのんびりとした農村だったらしい。……魔族たちが攻めてくる前は。

魔王が魔族を引き連れて支配したエリア……コヨーテはその隣に位置するのだ。今は必死になって王国軍が魔族の侵攻を留めているが、いつそれが突破されてもおかしくない。

魔族による悲劇はコヨーテでは日常茶飯事。この前も同僚が二人嬲り殺されたばかりだ。

この町では、生きているだけで奇跡なのである。

勇者「……だからこそ、感謝して仕事頑張らないとね」

幸か不幸か、戦争の前線では娼婦の需要は高まる。勇者が蠱惑的なのも相まってか、彼女には毎日指名が入る。

勇者「……んー、でも、お仕事にはちょっと時間あるかな」

少しだけなら自由時間がありそうだ。何をしよう?

1.ブラブラ散歩する
2.自宅の家庭菜園をいじくる
3.仕事場で待機
4.自由安価。「流石にそれは無くね?」っていうのは無効

↓1 眠いので安価して終わり。明日からよろしくお願いします
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 00:22:27.19 ID:7u4YktZ80
2
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 03:13:45.67 ID:cPSY4cIQo
おつ
30 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/13(日) 10:41:55.33 ID:/S/2QewlO
やりますぜ。



2選択

勇者「……家庭菜園でもやろっかな」

そう言うと、勇者は再び下宿先に戻る。町と同じ名前を冠する下宿「コヨーテ」には勇者のような娼婦たちが多く住んでいる。そのためか、この時間は人がほとんどいない。働きに出ているのだろう。

ガチャ

勇者「うんうん、今日も野菜たちは元気だねっ」

勇者はガーデニングが好きだ。しかし、この下宿先では家庭菜園やちょっとした観葉植物を買うくらいが限界。もう少し大きなところに住めたらいいのだが……

勇者「……こんなご時世じゃ、そんな生活できないよね」

王都に行けばもう少しマシな暮らしができるのかもしれないが、今のところそのつもりは無い。

勇者「だって、娼婦の仕事好きだしー……」

新しい環境で働くよりも、馴染みの客ばかりの方が遥かにラクに働ける。わざわざ王都で働ける娼館を探すことも無いだろう。

『輪廻転生』なんて大層なスキルを持つ勇者だが、彼女は今の生活で充分満足しているのだ。

……このまま、何も起きなければいいのだが。



安価です

↓1 コヨーテを含む大規模なエリアを統治する王国の名前
↓2 幸運判定。10以上出せば不幸を回避できる
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 10:50:58.61 ID:diin13OE0
クランディア(王国)
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 10:51:04.63 ID:buD0fMT4o
アズレイ
33 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [sage]:2020/09/13(日) 11:06:44.51 ID:/S/2QewlO
コンマ10以上のため不幸を回避。幸運が高いとこういう時良いですね。



ワー!! キャー!! ウオー!!

勇者「あら?」

外から人々の声が聞こえる。悲鳴ではなく、歓声だ。

ベランダから身を乗り出し、歓声の上がっている方を見てみる。

勇者「……ああ、王国軍か」

王国軍は世界でも屈指の騎士団だ。コヨーテはクランディア王国の統治下にあるので、定期的に新しい一団が送られてくる。

……それだけこの町で殺されたり傷つけられたりした王国軍が多いということだが。

勇者「……あ、そろそろ時間だ。仕事行かないと」

どんなに魔族との戦争が激化していようと、勇者にできることは何も無い。彼女はただ、精一杯男たちの癒しになるだけだ。



キャラクター安価です。今日の勇者の客(性別は男)を募集します。名前・年齢・職業・役職・その他の特徴を記載してください。

同時にコンマ判定でキャラクターの特徴を付け足します。コンマ十桁は【特に秀でたステータス】、一桁は【職業の熟練度】。

↓3まで
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 11:19:31.76 ID:diin13OE0
アレク
26歳
戦士
(役職とかわからないので>>1さんに任せます)
大男。右目に傷がある
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 11:20:49.61 ID:buD0fMT4o
名前:ベレト
年齢:19歳
職業:領主見習い
特徴:ナルシスト。頭はキレるが見栄っ張りで童貞
36 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/13(日) 11:27:17.05 ID:/S/2QewlO
>>34
たびたびすみません! 【役職】じゃなくて【性格】でした。変な間違いしちゃった。このレスは無効扱いでお願いします。
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 12:12:00.94 ID:KVFXc6jDO
名前・ドルキン
年齢・30
職業・鍛冶職人
性格・頑固者、職人肌。
その他の特徴
筋肉質で低身長、もじゃもじゃ髭といった典型的なドワーフ。
勇者にとってはお得意様。勇者に「剣と会話できる」能力があるため時折プライベートの時に作った剣を見せている。
38 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/13(日) 15:07:48.45 ID:/S/2QewlO
勇者「……あら、アレクさん!」

アレク「よお勇者ちゃん!」

勇者「久しぶりじゃない? 私のこと忘れちゃったのかと思ったわ」

アレク「冗談キツイぜ。コヨーテ随一の癒し手のことを忘れられるわけねぇだろう」

最初のお客様はアレク。大柄な戦士の男だ。コヨーテ派遣の王国軍に傭兵として参加している。お得意様とまではいかないが、たびたび勇者を指名してくれる人である。

アレク「最近魔族の野郎共が大量に湧き出やがってよ。そいつらの対処に手一杯だったのよ」

勇者(……新しく騎士団が派遣されたのはそういうわけか)

きっと、多くの騎士団や傭兵が傷つけられたのだろう。

勇者「……さっ、横になって。今日はお仕事のことなんか忘れさせてあげるっ♪」



安価です
↓1 コンマ二桁判定。アレクの「癒し」は自動成功。コンマ45以上でイベントフラグを入手できます
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 15:08:14.99 ID:bbcs0O190
40 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/13(日) 15:20:47.98 ID:/S/2QewlO
99のため、めちゃ大きなイベントになるかもしれないフラグをゲット。

アレク「ふう……」

アレク「いつもありがとうな、勇者ちゃん」

勇者「ふふっ、こちらこそ。楽しかったわよ♪」

仕事柄セールストークをすることも多いが、これは本当だ。勇者は娼婦が天職だと思っているし、娼婦として働いている時が一番幸せを感じる。

アレク「……そうだ。そういや知ってるか? 最近コヨーテでもちきりの噂」

勇者「? 何かしら。この町には変な噂はいっぱいあるわよ?」

アレク「それはそうだけどさ……結構信憑性の高いヤツらしいんだよ」



選択してください

1.王都の貴族が勇者を買おうとしている
2.コヨーテを騒がす殺人鬼の事件に進展があった
3.派遣された騎士団の中に王子がいる

↓1
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 15:21:03.95 ID:mqs3j4wN0
2
42 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/13(日) 15:33:10.77 ID:/S/2QewlO
アレク「ほら、最近あっただろ? コヨーテで出た殺人鬼の話」

勇者「ああ……」

基本的に治安のあまりよろしくないコヨーテだが、魔族以外の殺人はほとんど皆無であった。それは王国軍の働きによるものだろう。

しかし、一か月ほど前から「魔族以外の存在」による殺人事件が多発しているのである。その数、実に9件。これはこんな小さな町では異常な数字だ。恐ろしさから引っ越しを決意した住人も少なくない。

アレク「その事件に進展があったらしいんだよ。犯人の目星がついたんだと」

勇者「! 目星が……」

アレク「ああ、何でも王都から捜査系のスキルを持つヤツらが派遣されてきたらしくてな。どんどん証拠が上がっているらしい」

勇者「それは良かった……」

これで少しは町も落ち着くだろう。

アレク「それじゃあ……俺はそろそろ帰るよ。また来るぜ!」

勇者「ええ、待ってるわ♪」
43 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/13(日) 15:35:30.91 ID:/S/2QewlO
ベレト「君か! コヨーテで有名な『女神様』とは」

勇者「……?」

二人目のお客様は、新しいお客様のようだが……

ベレト「君の評判は聞いている。さ、さぁ、僕を満足させてみたまえ!」

勇者「……ふふっ」

ベレト「な……何がおかしい!」

勇者「あなた……こういう店初めてでしょ?」

ベレト「なっ……!」カアア……

勇者「初めての子って、横柄な態度を取りがちなのよね。緊張の裏返しなのは分かってるけど、そんな風じゃ女の子に嫌われちゃうわよ?」

ベレト「ぐっ……!」

ベレト「……う、うるさいっ! 仕方ないだろ! 僕は、その……色々と未経験なんだ!」

勇者「あら、童貞さん?」

ベレト「そんなハッキリ言うな!」

勇者「ふふ、ごめんなさい」

ベレト「うっ……」

顔を真っ赤にして俯いてしまった。若い男には、勇者の魅力はあまりにも刺激が強すぎるのである。

勇者「じゃあ……今日は私で卒業してくれようと?」

ベレト「…………」

ベレト「……だ、誰にも言うなよ?」

勇者「うんうん♪」

ベレト「……実は僕、領主見習いなんだ」

ベレト「それで今月から領主様の元で修業をしているんだが……領主様に童貞を笑われてしまってな」

ベレト「だったらコヨーテに女神様がいるからソイツで卒業してこい、とそう言われて……」

勇者(なるほどねぇ……)

勇者はコヨーテではかなりの人気を誇る。指名をすんなり取れることは珍しく、ましてや初めてのお客様が勇者を指名できるはずがない。

勇者(領主様のお力ってわけだ……)

勇者「……どこの領主様?」

ベレト「どこって……コヨーテの隣町だぞ」



安価です

↓1町の名前安価。同時にコンマ二桁判定で町の大きさを決めます
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 15:36:46.68 ID:d1NLcZAzO
ビーフ
45 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/13(日) 15:46:57.36 ID:/S/2QewlO
コンマ68なのでそこそこデカい。ちなみにコヨーテは20くらいで、クランディア王国は95くらい。

勇者「隣町って……ビーフの領主見習いなの?」

ベレト「ああ、そうさ。何てったって僕は優秀だからな!」

ビーフはコヨーテの二倍くらいある町だ。確かクランディア王国の主要な町の一つに入っていたはず。

勇者(そこの領主見習いだなんて……本当に優秀なのかもね)

勇者「ふふ……すごいのね、ボク」

ベレト「そ、そんな呼び方するな! 僕はもう19歳だぞ!」

勇者(私の方が年下なのは黙っておこう)

勇者「……それで、どうする?」

ベレト「へ?」

勇者「私と、する?」

ベレト「ぐ……! ぐぐぐっ……!」

ベレト「…………はぁ」

ベレト「……いや、せっかくだが止めておくよ」

勇者「えっ……」

ベレト「安心してくれ。ちゃんと代金は払うよ」

勇者「やめちゃうの……?」

ベレト「うっ……! あ、ああ……」

ベレト「……何ていうか、このままアンタとしても、意味が無い気がする。もっと自分を磨いてからまた来るよ」

ベレト「……今度は、自分の力でさ」

勇者「……ふふっ、真面目なのね、ベレトくん」

ベレト「……!」

ベレト「と、当然さ! 僕は将来ビーフの領主になる男なのだからな!」
46 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/13(日) 15:49:19.61 ID:/S/2QewlO
三人目のお客様は……

ドルキン「がっはっはっはっ! 久しぶりだなぁ勇者ちゃん!」

勇者「ど、ドルキンさん……」

ドルキン「お? 何じゃ何じゃ、客に向かってその苦笑いはいかんなぁ……」

勇者「だって……ドルキンさん、今日は私のサービス受ける気ないでしょ?」

ドルキン「がっはっはっはっ! 相変わらず鋭いのぉ!」

ドルキンはコヨーテでは珍しいドワーフ族だ。町で数少ない鍛治職人で、王国軍の武具の整備や製造を任されている。

お得意様で優しい人なのだが……たびたび娼館には似つかわしくない物を持って現れるのが玉に瑕だ。

勇者「……それで? 今日はどんなの?」

ドルキン「おおっ、見てくれるか!」

勇者「見ないと帰ってくれないでしょう?」

ドルキン「がっはっはっはっ! 確かにな!」

そう笑って取り出したのは、シンプルな形状の剣だった。

ドルキン「今回は敢えてシンプルに、教科書通りに打ってみた。もちろん丹念にな」

ドルキン「どうじゃ? 剣は何て言っている?」

……そう、勇者は剣と会話ができるのだ。

もっとも、勇者自身本当に剣が話すとは思っていない。おそらく剣に対する鑑定眼が優れており、それが言葉として勇者の耳には聞こえるのだろう。

数年前にドルキンの店の前を通った時、剣の「そろそろ壊れそうだ」という言葉を伝えて以来、勇者の剣の鑑定眼を信頼してここを訪れるようになった。

……来てくれるのはいいのだが、何度も剣を持ち込まれては困るというのが本音だ。

勇者「はぁ……」

勇者(仕方ない。声を聞くか……)



↓1コンマ二桁判定。コンマが高いほど良い剣
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 15:50:26.42 ID:07X98Wnq0
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 16:05:57.70 ID:Iqv9FHDcO
末尾0は何でいちいちID変えてんの

めっちゃキモい…
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 16:07:43.68 ID:07X98Wnq0
なんでいちいちID変えてるキモイ単発末尾Oにキモイ言われないと駄目なんだ
50 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/13(日) 16:09:04.35 ID:/S/2QewlO
勇者「……う〜ん」

ドルキン「なっ、だ、ダメか!?」

勇者「ダメじゃないけど……普通、かな?」

ドルキン「うぐぅ!」

勇者「無個性っていうか……悪いわけじゃないんだけど、そこら辺にある剣かなぁ」

ドルキン「…………」

勇者「……ドルキンさん?」

ドルキン「ぬおおおおおっ!」

勇者「!?」

ドルキン「つまらない剣を作ってしまうとはドワーフの名折れ! 恥を知れドルキン!」

ドルキン「こうしちゃあおれん! 早く新しい剣を作らねば!」

ドルキン「ありがとうのぉ! 勇者ちゃん!」ダダダダダ!!

勇者「……行っちゃった」

勇者「……剣、置いてかれても困るんだけどなぁ」
51 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/13(日) 16:19:56.04 ID:/S/2QewlO
勇者「ふう……お仕事はこの辺で終わりかな?」

勇者「受付の人にちょっと聞いてから帰ろっと」



〜裏路地〜

探偵「……この辺りだな」

騎士「……! 間違いないか?」

探偵「ああ、俺のスキルが囁いてるぜ。犯人は近くにいる……ってな」

彼らは、コヨーテの殺人鬼を探しに派遣された探偵団である。犯人の足掛かりを見つけたようだ。

騎士「この辺りは娼館が多い……コヨーテの中でも治安の悪い場所だ。殺人鬼が潜んでいてもおかしくはないな」

探偵「頼むぜアンタら。俺をしっかり守ってくれよ。俺ァ戦いはからっきしなんだ」

戦士「……分かっている」

騎士「皆、警戒を怠るなよ。殺人鬼が殺した人間の半数は戦闘系職業だった」

騎士「そんなヤツらが遅れを取ったのだ……相当な手練れかもしれん」

戦士「……安心しろ」

戦士「俺は……魔族との死闘を潜り抜けてきた。そう簡単にやられはせん」

探偵「へいへい、頼むぜホントに……」

探偵「……ん?」

戦士「……何だ」

探偵「いや……アンタ、首筋になんか赤いのが……」



ズバッ!!!
52 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/13(日) 16:20:51.58 ID:/S/2QewlO
探偵「!?」

ゴロンッ……

探偵「なっ……!?」

探偵「せ、戦士の首が……落ちた……!?」

騎士「違う……! 斬られたんだ!」

騎士「気を付けろ! 近くにヤツが……!」

ザシュ!!!

探偵「騎士……!」

探偵「……! ウソだろ……」

探偵「アンタが、殺人鬼の正体だって言うのか……!?」

探偵「クソッ、どうにかして知らせねぇと……!」



……ズバッ!!!
53 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/13(日) 16:23:03.78 ID:/S/2QewlO



勇者「ふう……アブねぇアブねぇ。まさか探偵がアタシを狙ってたとな。アレクの野郎には感謝しねぇと……」

勇者「これで……12人か? ヘッヘッヘッ……結構ヤッたな!」

勇者「だが、そろそろこの町も潮時かもしんねぇなぁ……程良く陰気臭くて好きだったんだがよ」

勇者「娼婦の私はこの町に骨をうずめようとしてるみてーだが、そうはいくかよ!」

勇者「アタシはまだまだ殺したりねぇ! もっともっともっともっと殺してぇ!」

勇者「せっかく『輪廻転生』なんて最高のスキル持ってんだ……殺人鬼のアタシが記憶を引き継いでやるよぉ!」

勇者「ア───ハッハッハッハッ!」



【勇者(一週目)】

【性別】女

【ステータス】
身体能力:7(山育ちで鍛えた運動神経)
戦闘力:2(貧弱)
精神力:5(平均)
知性:4(平均)
器用さ:5(平均)
感受性:9(天才的)
魔力:2(不得手)
幸運:9(スーパーラッキーガール)
魅力:9(皆から好かれる)
スキル適応力:3(不得手)

【種族】人間族(種族補正:なし)

【年齢】18

【固有スキル】1つ
『輪廻転生』……死ぬとその時点の能力の一部や記憶を次の周回に受け継ぐことができる。性別、種族、経歴などは毎回ランダムで決められる。

【職業】娼婦/殺人鬼

【職業スキル】2つ
・『女神の癒し』……魅力判定に失敗した際、もう一度判定を振り直せる。
・『殺人の人格』……殺人鬼としての人格に入れ替わった際、戦闘力が10になる。

【経歴】
『淫乱売春婦』『優しく人を思いやれるが多重人格』『剣と会話できる』『山育ち』『趣味はガーデニング』



【勇者(娼婦)の短期的な目標】娼婦として穏やかに暮らす

【勇者(殺人鬼)の短期的な目標】殺人を繰り返し、娼婦の人格を乗っ取る
54 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/13(日) 16:25:44.64 ID:/S/2QewlO
娼婦の勇者は多重人格であることを知りませんが、殺人鬼の勇者は娼婦の方の記憶もあります。厄介だな。もちろん、殺人鬼の方を応援するのもアリです。

ちなみに探偵団を殺すのに使った剣はドルキンが作ったヤツです。刃こぼれしたので捨てました。

今日はここまで。また明日以降ー。
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 18:14:53.59 ID:buD0fMT4o
oh……一気に難易度が跳ね上がったな
しかし話の作り方が面白い
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 18:28:40.41 ID:OGpLFfSOo
おつおつ
きたい
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 18:35:16.24 ID:yUZyjoH4O
表人格が自覚していない程厄介な裏人格じゃないですかやだー!
転生前提だからこそ死に易くなってるとはいえなんとか寿命を伸ばしたいところ
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 22:53:10.76 ID:e6NJo4RJo
いいね
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 22:56:49.59 ID:oQJqPTEDO
乙です
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 12:54:08.52 ID:RpQutpavo
娼婦と殺人鬼で二重人格のジャックザリッパーと結びつけるの上手い
61 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/14(月) 14:01:04.50 ID:qEFZNT90O
現在の勇者(娼婦)の人格乗っ取られ度は【10/100】です。安価とコンマなどで増えたり減ったりします。

やっていきますぜ。



【次の日の朝】

勇者「……んぅ?」

勇者「朝かぁ……」

娼婦の生活は基本的に夜型だ。だが、勇者は必ず朝起きるようにしている。朝にしか見えない景色があり、朝にしか会えない人がいるからだ。そして、仕事前に一眠りして業務に勤しむのである。

しかし、今日はいつもとは違う。久しぶりにオフの日なのだ。時間を気にせずどこかに行くのも良いし、誰かと会っても良い。二度寝するのも悪くない。

勇者「どうしよっかなー」



選択してください

1.日用品や食料品を買いに行く
2.ブラブラと町を歩く
3.友人と会う
4.いつもの店に行く
5.二度寝

↓1
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 14:03:23.09 ID:Kus+tEfu0
1
63 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/14(月) 14:16:20.96 ID:qEFZNT90O
1選択

勇者「……あ、そういえば食べる物ないかも」

娼館で食事を済ませることの多い勇者の部屋には、あまり食べ物が無い。外で食べてもいいが、今日は時間もあることだし自炊をしよう。

ついでに足りない日用品も買ってしまおう。タオルも古くなってきたところだ。それも買いに行こう。

勇者「そうと決まったら早速支度しないとっ」

↓1 コンマ一桁判定。出た数値によってちょっとだけイベントが変わる
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 14:16:45.08 ID:wWa/0dRsO
65 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/14(月) 15:06:01.94 ID:qEFZNT90O
コンマ一桁8のため、殺人鬼の更なる犯行には気づきませんでした。

勇者「……?」

何だか町が騒がしい気がする。何かあったのだろうか?

勇者「……まぁ、いつものことかな」

実はこの時、王都から派遣された探偵団の凄惨な遺体が発見されて大騒ぎになっていたのだが、勇者は知る由も無かった。

〜市場〜

勇者はコヨーテの中心部にある市場を訪れた。この市場には食料品や日用品や武具、骨董品など様々な物が売られている。言ってしまえば雑多な場所だが、それだけに魅力的だ。ちなみにドルキンの店もこの市場にある。

「あ、勇者ちゃん! 今日はね、キュウリが安いよ!」

「勇者ちゃん勇者ちゃん! これ見てってくんな! 勇者ちゃんなら絶対似合うよ!」

「ちょっとそこのべっぴんさん! 占い! 占いどうだい!?」

勇者は多くの人々から声を掛けられる。彼女は男女問わず人気者なのだ。環境によっては娼婦というだけで忌避されることもあるが、コヨーテの人々はそんなことはしない。どんな人でも受け入れる懐の広い町だ。

勇者は愛想良く対応しながら、必要な物だけを買っていく。人気の娼婦とはいえ、魔族に支配されつつある世界で贅沢などできないのだ。シビアにいかなければ。この世界で贅沢な暮らしをできる人はごくわずかだろう。

勇者(ベレトくんはこのわずかな人になるかもしれないなぁ)

……お得意様になってくれると良いのだが。

「ゆ、勇者ちゃん!」

勇者「……あら?」

声を掛けてきたのは同僚だ。勇者とは違い今日は午前から仕事が入っていたはずだが……。

勇者「どうしたの? そんなに急いで走ってきて」

「た、大変なの! 実は……!」



選択してください

1.新人の娼婦が行方不明
2.勇者を探す謎の男が現れた
3.魔族が町に入ってきた

↓1
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saGE]:2020/09/14(月) 15:12:49.08 ID:uePJFp8p0
2
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 15:16:55.52 ID:kKnHwTbyO
3
68 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/14(月) 15:54:57.56 ID:qEFZNT90O
2選択

勇者「私を……探してる?」

同僚が言うには、先程娼館に勇者を訪ねる男が現れたらしい。素性を教えなかったため丁重にお帰りいただいたようだが、仕事が休みの勇者が心配になり、探しに来たのだとか。

勇者「そうだったんだ……。ありがとね」

「! う、ううん……」

それにしても、一体誰なのだろうか。娼婦としての評判を聞きつけたとしたら普通に客として来るだろう。前に勇者を愛人にしたいというお金持ちが訪ねてきたが、その人だってきちんと素性を明かしていた。

勇者(素性を明かさないなんて……あまりにも怪しいよね)

だが、一体何のために? 確かに勇者は人気者だが、それでも一部の人間にしか知られていない。何せ、コヨーテから出たことが無いのだ。勇者に何かしらの因縁がある人物など考えられない。

勇者(ブラックリスト入りのお客様だったら娼館のスタッフの誰かは気づくしなぁ……)

勇者「うーん……」

勇者「……ん?」



↓1 感受性判定。コンマ10以上で成功
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 15:56:18.94 ID:i9lPeZ2EO
はいよ!
70 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/14(月) 16:13:49.23 ID:qEFZNT90O
成功! 男の存在に気づきます。

勇者「……!」

勇者「こっち来て!」ガシッ

同僚「きゃっ……!」

慌てて同僚を掴み、近くの路地裏に逃げ込む。

同僚「ゆ、勇者ちゃんっ……! ちょ、ちょっと、こんなところで……♡」

勇者「……怪しい男がいる」

同僚「えっ!?」

勇者「同僚ちゃんが言ってたのって、あの男?」

同僚「! う、うん! 何でアイツがここに……!」

勇者「多分……同僚ちゃんを尾行してたんだよ」

同僚「び、尾行……!?」

勇者「うん。まだ私を見つけるのは諦めてないんだ」

困ったことになった。これでは知らんぷりして家に帰るわけにはいかない。色んな人に迷惑がかかってしまう。かといって、直接対峙するのも危険だ。

勇者(どうしたものかな……)



選択してください

1.アレクに同行してもらい、直接対峙する
2.ドルキンに手伝ってもらい、セールストークで男の素性を暴く
3.大勢の人々がいる前で男を詰問する

↓1
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 16:14:04.74 ID:/WE3r6mfO
1
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 16:21:52.71 ID:4iSCB9ek0
>>48みたいなことほざきながらID変えて安価コンマ取りまくる末尾Oめっちゃキモい…
73 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/14(月) 16:41:10.07 ID:qEFZNT90O
1選択

勇者「……アレクさんにお願いしに行こう」

アレクのような大男がいれば、あの男だって流石に強行な手段は取れないだろう。

この時間なら、多分アレクは酒場にいるはずだ。

〜酒場〜

アレク「何ぃ!? 変な男がいるだぁ!?」

アレク「許せねぇ……コヨーテの女神に何しようってんだ……!」

アレク「勇者ちゃん、同僚ちゃん、俺をそいつのところに連れていってくれ。俺が話をつける」

同僚「アレクさん……!」

勇者「ありがとう、アレクさん」

アレク「へへっ、勇者ちゃんの頼みならお安い御用だぜ!」
74 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/14(月) 16:41:51.85 ID:qEFZNT90O
〜市場〜

謎の男「……チッ、いなくなったか」

謎の男(勘の良い……流石と言うべきか……)

謎の男(しらみつぶしに探すしかないか……? しかし、長居は危険かもしれん……)

アレク「おい」

謎の男「……何だ。僕に用でもあるのか」

アレク「ああ……大アリさ。勇者ちゃんのストーカーさんよぉ……」

謎の男「……!」

アレク「ちょっと場所変えて話そうじゃねぇか。ん?」

謎の男「…………」

〜路地裏〜

謎の男「…………」

アレク「勇者ちゃん、連れてきたぞ」

勇者「ありがとう」

勇者「……あなたね、私を探しているのは」

勇者「一体何が目的なの? 理由も分からず付きまとわれるのは私だってイヤだわ。きちんと話して」

謎の男「…………」



コンマ二桁判定です。

コンマ偶数:しぶしぶ話し出す
コンマ奇数:攻撃してこようとする
コンマゾロ目:勇者はさらわれてしまう

↓1
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 16:42:30.41 ID:ybvLWaldo
コンマ神よ
76 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/14(月) 16:55:11.66 ID:qEFZNT90O
コンマ神「謎の男よ、攻撃せい」謎の男「あい分かった」

謎の男「……僕と共に来てくれないか」

勇者「それは……一体何故?」

謎の男「……理由を話すことはできない」

アレク「あぁん? 何だそりゃ! 意味分かんねぇだろ!」

アレク「理由も聞かずに怪しい男についていく女がどこにいるんだ!」

謎の男「……ついて来る気が無いなら、力ずくで連れていくだけだ」スッ……

アレク「テメェ……やんのか?」

謎の男「……お前に用は無い」

アレク「ふざけんな! 勇者ちゃんには指一本触れさせねぇぞ!」



ここでちょっとだけ説明。戦闘の際には、戦闘を行うキャラクター全員がコンマ判定を行います。成功した方の攻撃が通り、どっちも成功した場合は攻撃が拮抗する形になります。

まぁ、あくまで基本的には、です。スキルや魔法、安価などで状況は変わります。ではコンマ二桁判定。

↓1 アレクの攻撃判定。50以上で成功

↓1 謎の男の攻撃判定。60以上で成功
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 16:58:33.37 ID:rsCoqeuDO
はい
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 16:58:48.18 ID:ybvLWaldo
へーい
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 16:59:10.14 ID:GnXYWG0V0
アタランヨ
80 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/14(月) 17:18:05.42 ID:qEFZNT90O
どっちも当たらないとはね。

アレク「うおおおおっ!」

謎の男「フン……声を出して突っ込んでくるバカが……」

男は冷たく言い放つと、鍛え上げられた細身の剣を振るう。

その軌道は綺麗にアレクの方に向かい、そして当たらなかった。

謎の男「何……!?」

アレク「相手に己を過小評価させるのも戦場じゃあ必要な手なんだぜ! 俺は実践屋なんでなぁ!」

謎の男(チッ……! 声を出したのはワザとか!)

アレク「くらえ……!」

しかし、アレクの振るう大剣も男には当たらない。

アレク「んなっ……!?」

アレク(これを避けるか……!?)

謎の男「……俺も実践経験が無いわけじゃないんでな」

勇者「ま……待って! 止めてよ! 戦いなんて……!」

アレク「勇者ちゃん……しかしな、コイツは……」

勇者「分かってる。分かってるけど……」

勇者「ねぇ……どうしても戦わなきゃダメなの? 話し合いで解決できないの?」

謎の男「…………」

勇者「お願いっ……!」



↓1 魅力判定。コンマ50以上で勇者の上目遣いに男はやられます
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 17:20:27.72 ID:GnXYWG0V0
マカセテ
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 17:38:45.63 ID:wzmWGwel0
神聖なる数字
83 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/14(月) 17:45:07.03 ID:qEFZNT90O
流石勇者、男をオトすなんてお手の物ですよ。

謎の男「……!」

謎の男「…………」

謎の男「チッ、分かった。分かったよ」

勇者「え……?」

意外だった。まさか上目遣いがこの男にも効くとは。

謎の男「……何だ。戦ってほしくないんだろ。その気持ちが分かるだけだ。こんな御時世だしな」

アレク「そんなこと言っちゃって……本当は勇者ちゃんの可愛さにやられちゃったんだろ?」

謎の男「うるさいな……! 馴れ馴れしいぞ! 僕たちはさっきまで戦ってただろうが!」

アレク「ヘッ、傭兵の世界じゃあ昨日の敵が今日の味方になることなんて結構ある話なんだよ」

アレク「昨日まで殺し合ってたからって味方同士でいがみ合ってたら勝てる戦も勝てねぇだろ? 処世術だよ」

謎の男「チッ……」
84 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/14(月) 17:45:46.05 ID:qEFZNT90O
同僚「そ、それで……一体アンタは何者なのよ!」

謎の男「…………」

謎の男「僕は、君を探しに来たんだ」

謎の男「いや、もっと正確に言った方がいいな……」

謎の男「僕は……君の力を探しに来たんだ。『輪廻転生』の持ち主よ」

勇者「!?」

勇者「な、何で、私のスキルを……!?」

謎の男「僕の固有スキル『千里眼』の力さ」

謎の男「僕は……この世界を救う『勇者』を探しに来たんだ。君ならば、きっとその力で世界を救うことができる」

謎の男「……僕も素性を明かそう」バサッ……

男がフードを取ると、そこには金髪碧眼の美男子がいた。

謎の男「僕は、クランディア王国の第三王子。世界を救う仲間を探している」

謎の男「頼む。僕に力を貸してくれないか───『勇者』よ」
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 17:51:45.58 ID:wzmWGwel0
殺人鬼だろ?殺しちゃうんじゃないかな
86 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/14(月) 17:52:58.18 ID:qEFZNT90O
キリがいいので今日はこのくらいで。勇者が娼婦として平和に暮らしたくても、世界は『勇者』を求めているようです。

娼婦として生きるか殺人鬼として生きるか『勇者』になってしまうか……全ては安価とコンマ次第。他の道もアリです。途中で死ぬかもしれないけど。

ではまた明日ー。
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 18:04:09.26 ID:wzmWGwel0
おゆ
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 18:09:56.29 ID:rsCoqeuDO
89 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/16(水) 17:57:05.11 ID:bURatvCDO
やります。今回から娼婦の勇者を「勇者」、殺人鬼の勇者を「ユウシャ」と表記します。その方が分かりやすいので、僕が。

【同日:娼館にて】

勇者たちは場所を移して話すことにした。自分の固有スキルを多くの人に知られるのは、この世界ではかなり危険だからである。

それに、勇者は自分のスキルを他の人に知られたくなかったのだ。危険とかではなく、単純に。

同僚「……本当なの? 勇者ちゃん。その、スキルのこと……」

勇者「うん……。ごめんね、隠してたわけじゃないんだけど……」

同僚「う、うん。分かってるよ。私だって、スキルのことは人にあんまり言わないし……」

アレク「しかし……勇者ちゃんがそんなとんでもねぇ固有スキルを持ってたとはなぁ」

アレク「実質不老不死ってことだろ? スゲーな……」

勇者「ううん、違うよ」

勇者「次の周回に今の自分を全部引き継げるわけじゃないんだ。一部だけだよ」

勇者「……引き継がないことだってできるし」

勇者は、今の自分を次の周回に引き継ぐつもりは無い。能力ならまだしも、記憶はこの周回に置いていこうと思っている。全部引き継いで生きていくなんて、窮屈なだけだ。

もしかしたら……勇者の前の周回の人も同じことを思ったのかもしれない。前の周回があるかどうかは分からないけれど。
90 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/16(水) 17:59:36.35 ID:bURatvCDO
アレク「……で、この野郎はそんな勇者ちゃんを狙ってこんな僻地までノコノコやってきやがったと」

第三王子「……言い方は勘に触るが、その通りだ」

第三王子「君の固有スキルは確実にこの世界を救う鍵となる。僕に力を貸してくれ」

勇者「……申し訳ありませんが、私にそんな力があるとは思えません」

勇者「戦いもできないし、魔力だって無いし……」

第三王子「……確かにそうかもしれない。今の君は、な」

第三王子「だが、次の君はどうだ? その次は?」

勇者「……何が言いたいんですか?」

第三王子「簡単な話だ。君を……正確に言えば『輪廻転生』の固有スキルを国を挙げて保護する」

勇者「……!?」

第三王子「僕のようなスキルの持ち主であれば、どの国にいようと『輪廻転生』を追える。周回を進めるたびに国で教育を施すんだ」

第三王子「戦闘力や知力、魔力など……君のスキルがあればいくらでも強くなれる」

第三王子「そうすれば、停滞している魔族との争いに風穴を開ける『勇者』を作り上げることだって可能だ」

勇者「それは……」

確かに、それ自体は可能かもしれない。今の勇者は次の周回などに興味は無いが、次の“勇者”は『勇者』になることを望むかもしれないのだ。

でも、それは……
91 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/16(水) 18:04:11.80 ID:bURatvCDO
アレク「……オイ、何だよそりゃあ」

アレク「黙って聞いてりゃあよぉ……そりゃ人体実験じゃねぇのか!?」

第三王子「……人聞きの悪いことを言うな。だから彼女の意思を確認しているだろう」

アレク「そういう問題じゃねぇ! テメーは勇者ちゃんを勇者ちゃんとして見てねぇっつってんだよ!」

アレク「自分の利益になるスキルの持ち主だとしか思ってねぇんだろ!?」

第三王子「……! 言わせておけば……!」

第三王子「お前たちだって分かっているだろう!? 今の世界がどれだけ悲惨な状況か!」

第三王子「この町はまだ幸運だ……。知っているか? この町以外にも魔族との前線の町があるだろう。三つほどな」

第三王子「……全て魔族によって滅ぼされたよ」

勇者「!」

同僚「え……」

第三王子「この町だって明日にはどうなっているか分からん。その町々と同じく悲惨な運命になるやもしれない」

第三王子「だから一刻も早くこの世界を何とかしなきゃならないんだ! そのためならどんな手だって使うさ!」

アレク「……くっ、だが……」

第三王子「勇者……と言ったか。確かに僕は君を利用しようとしている。だが、それは僕の欲望のためじゃない。この世界のためだ」

第三王子「もちろん君の生活は国で保証する。悪い話じゃないだろう?」

第三王子「こんな雑多な町で、娼婦なんて仕事をしている必要なんて無いんだぞ」

勇者「……!」



勇者「…………帰ってください」

第三王子「何?」

勇者「帰ってくださいっ!!」

第三王子「!?」

勇者「私は……娼婦という仕事に誇りを持っています。何も知らないあなたにそんなことを言われる筋合いはありませんっ!」

第三王子「違う……僕はただ……」

勇者「帰ってください……帰って!!」

第三王子「くっ……」

第三王子(……ここは一度引き下がるのか吉か)

第三王子「……分かった。だが、僕は君を諦めたりはしない」

第三王子「僕は騎士団の駐屯地にいる。気が変わったら連絡してくれ」

スタスタ……
92 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/16(水) 18:06:42.57 ID:bURatvCDO
勇者「…………」

アレク「ケッ、何だよアイツ……」

同僚「勇者ちゃん……大丈夫?」

勇者「うん……大丈夫」

勇者「でも、ゴメン……。今日はちょっと、休みたいかな……」

同僚「分かった。オーナーには私が言っておくよ」

勇者「うん……」

〜勇者の部屋〜

勇者「はぁ……」

こんな事態になってしまうとは……。

確かに世界には様々な固有スキルがある。しかし、まさか人のスキルを探し出すスキルがあるとは思わなかった。

勇者「…………」

あの男の言うことは、正しいかもしれない。『輪廻転生』を使いこなせるようになれば、完全無欠な人間になれるかもしれないからだ。そうすれば、魔王に対抗することが……今の勇者にはできなくても、いつかの“勇者”にはできるかもしれない。

勇者「でも……あの人は娼婦をバカにしたし……」

あそこで感情的になるのは大人気なかっただろうか? だが、娼婦の仕事を嘲笑われたような気がして腹が立ってしまったのは事実だ。あのままでは冷静な議論はできなかったろうし、帰ってもらって正解だったと思う。

勇者「……議論って、私はあの人についていくつもりなんて無いのに……」

……考えすぎてしまっているみたいだ。一度寝て冷静になることにしよう。

…………。

…………………。

………………………………。

勇者「…………」

勇者「…………」

ユウシャ「…………」

ユウシャ「はあああああああ!?」ガバッ!!

ユウシャ「なーに言ってやがんだこのアマはよぉ!?」

ユウシャ「能力も記憶も受け継がねぇだぁ!? んなの宝の持ち腐れじゃねぇか!」

ユウシャ「ふざけやがって……! やっぱり何が何でも乗っ取らねぇとな……!」

ユウシャ「……んなことより問題はアイツだ! あのいけすかねー金髪野郎!」

ユウシャ「アイツのせいでアレクの野郎にも同僚の女にもアタシの固有スキルバレちまったじゃねぇか!」

ユウシャ「チクショウ……! メンドクセーなぁ……!」

ユウシャ「仕方ねぇ……金髪野郎もアレクも同僚も……」

ユウシャ「殺すしかねぇよなぁ……!?」ニヤリ……!!



選択してください

1.思い立ったらすぐ行動! 早速殺しに行く
2.このまま殺しに行って大丈夫だろうか? 一度落ち着いて考えてみる
3.イライラするなぁ! 取り敢えず気晴らしに近くにいる人間を殺す

↓1
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/16(水) 18:18:58.82 ID:6TIfpe9E0
2
94 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/16(水) 18:57:21.27 ID:bURatvCDO
2選択

ユウシャ「……いや、ちょっと待てよ」

ユウシャ(本当にこのまま殺して大丈夫か……? 一応考えた方がいいかも……)

ユウシャ「ふふ……アタシはタダの殺人鬼じゃない。ちゃんと頭も使える殺人鬼なのさ……」

ユウシャ(まずは……同僚だ。アイツは殺してもいいだろ)

ユウシャ(勇者のヤツ、あの女と結構仲良くしてるみたいだし……アイツが死んだら精神的に弱るんじゃない?)

ユウシャ(そこに付け込めば……乗っ取れるかもしれねぇ!)

ユウシャ(んで、アレクだけど……アイツはどうでもいいかなぁ。どうでもいいから殺しちゃお)

ユウシャ(……問題はあの王子とか言うヤツだ)

ユウシャ(アイツを殺すのは簡単だけど、王子が死んだってなったらアタシも流石にヤベーんじゃねぇか?)

ユウシャ(でもアタシのスキル知ってんのがいるのも困るしなぁ)

ユウシャ「うーん……」



↓1 知性判定。コンマ60以上で殺しを思いとどまります
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/16(水) 18:59:33.26 ID:tSeZtEjy0
うりゃ
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/16(水) 19:03:40.13 ID:3bdglEOhO
堪え性のない奴だ
97 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/16(水) 19:54:03.23 ID:bURatvCDO
ユウシャは殺しを我慢できない

ユウシャ「……別にいいや。殺そう!」

ユウシャ「我慢する意味なんかねぇよなぁ!? 殺したい時に殺すんだよ! それがアタシだ!」

ユウシャ「よっしゃあ! 誰からイク!?」



選択してください。誰から殺しに行く?

1.同僚
2.アレク
3.第三王子

↓2
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/16(水) 20:01:01.17 ID:M3Vnel0K0
ユウシャ厄介すぎィ!
安価下
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/16(水) 20:11:34.82 ID:e3FdG5SZ0
初手から国家転覆だ!3で
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/16(水) 20:15:34.62 ID:iR760fzeo
1
101 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/09/16(水) 22:06:22.43 ID:bURatvCDO
3選択

ユウシャ「やっぱり……元凶の金髪ヤローからイクか!」

ユウシャ「駐屯地にいるって言ってたな……早速殺しに行ってやるぜ!」

〜駐屯地〜

第三王子「…………」

「王子……どうしました?」

第三王子「……いや、何でもない」

第三王子(僕が『輪廻転生』のスキルを追っていることは言わない方がいいだろう……。彼女が協力してくれるまでは)

第三王子(……言い方が不味かっただろうか。何も知らずに彼女の生き方に踏み込むのは確かに良くなかったかもしれんな……)

第三王子「……まぁいい」

第三王子(とにかく今日は寝よう。明日から作戦の練り直しだ)

ガサッ!!

第三王子「……?」

第三王子(何だ……?)

「私が見てきます」ザッザッ……

「……ん?」

「うわっ、何だおま───」

ザシュ!!

第三王子「……!?」

第三王子「……誰かいるのか!?」

ガサガサ……



↓1 第三王子の回避判定。コンマ30以下で第三王子はやられます
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