【艦これ】提督「俺と……愛宕と高雄」

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1 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:30:52.40 ID:sXysqYo30

< しかいない >






提督「フ-……そんな世界なら、よかったのになぁ」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………客人って続くもんだけど、どうかな。この後も楽しいかな」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………ま、どうでもいっか。癒されに行けばいいだけだし」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1607956251
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/14(月) 23:35:42.74 ID:VOACYeiB0
建て乙
3 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:38:57.25 ID:sXysqYo30

< 寒風吹き荒ぶ中案の定お客様参りまして >







提督「やー……アレを初めて提案したときのあいつの顔は傑作だったな」

あきつ丸「恐らく殿下も似たような顔をしたでしょうな」

提督「報告上げただけだから知らんね。……実に余裕ぶって美味そうにコーヒー啜ってゲロマズって顔したぜ」

あきつ丸「どうせ適当に投げた缶コーヒーか何かでありましょう? 」

提督「そりゃあそうだけどな。陸軍省の喫煙所で話したから」

あきつ丸「それはそれは……陸軍にも随分と非道な仕打ちを」

提督「俺はたまたまポロッと海軍の秘中の秘を失言しただけなんだよなぁ」

あきつ丸「これでもまだ籍があるのですがね自分」

提督「知るかよ。…………火、呉れない? ライターごとあげちゃって」
4 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:41:49.95 ID:sXysqYo30

< 受け渡しは終わった後で >







提督「ふぅ…………で? 」

あきつ丸「遂に名前すら呼ばれなくなったのでありますか、自分は」

提督「ある種親愛の情だよねそれ。……どうなの? 」

あきつ丸「何がでありますか」

提督「俺の友達尾行して楽しい? 暴露てるのに」

あきつ丸「暴露ている尾行をするのにも意味はありましょう。
暴露ていることを理解できぬ者も、その先を見通せぬ阿呆もいるからして」

提督「くっだらな。……あいつは」

あきつ丸「ええ」

提督「切るとなったら俺でも切るぜ。俺の為だと信じ切って」

あきつ丸「それが友人というものでありましょう。自分に友人などおりませんが」

提督「時雨が泣くな」

あきつ丸「そう、でありましょうか……? 」

提督「当然。あと普通に俺も他人扱いされたら泣く」

あきつ丸「それはそれは。……提督殿」

提督「うん? 」

あきつ丸「自分もライターのプレゼントをしても? 」

提督「それはそれは……貰っとくよ、ありがと」
5 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:45:35.73 ID:sXysqYo30

< 今日の私たちにはさようなら >







提督「へーい高雄」

高雄「? もう、いつも通りに? 」

提督「いいんじゃないたぶん。……アホなやつの相手させて悪かったな」

高雄「いえ。あなたが手放しに喜べる友人なんて私にとっても友人以上ですから」

提督「そう? ……うん? 袖に何か付いてる? 」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………私も煙草、始めましょうか? 」

提督「冗談。ライターに色々仕込む為に高雄の服、駄目にしちゃあ悪いよ」
6 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:46:22.32 ID:sXysqYo30

前のアレ
【艦これ】提督「俺と……高雄と愛宕」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1581775360/


とてもではないが最近ではないアレ
【艦これ】提督「この絶望的な海へと」【あんこ】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1540730295/


中二病罹患者らしいアレ
【艦これ】うちの鹿島がなんか違うけどそれがいい
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520773555/
7 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:47:19.91 ID:sXysqYo30

【大湊警備府】@好きなもの A苦手(嫌い)なもの





提督……@多過ぎて絞れない A多過ぎて絞れない

高雄……指輪持ち。@主人(主人) A自分の目の色

愛宕……指輪持ち。@夫である彼氏 A走ること

加賀……指輪持ち。@仲間 A寂しい時間

雲龍……器用富豪。@忘我の快楽 A放置プレイ

天城……金亀換酒。@姉様 A麦酒の類い

明石……両刀遣い。@彼氏と彼女 A選択すること

叢雲……桜梅桃李。@美味しいもの A優柔不断

漣………灑々落々。@団欒 A心の弱い自分

瑞穂……甘辛両刀。@彼女 Aレズを認めること

海風……純情苛煉。@あの人 A有象無象の人間

江風……酒入舌出。@スポーツ観戦 Aお酒セーブ

Littorio…火樹銀火。@情夫 Aスポーツ全般

Roma……温和怜悧。@平和 Aヘラヘラした相手

龍田……幸災楽禍。@愛する者 A現在は特に無い

扶桑……淫靡婦人。@讃美歌 A不躾な視線

山城……火中の華。@愛すべきモノ Aそれ以外

阿賀野…史学妖怪。@五胡十六国時代 A運動

能代……姉の御守。@姉妹 A運動

涼月……被常識人。@初なんとか A常識外のもの

初月……中二患者。@あるじ様 A無様な存在

涼風……間者の類。@気の良い仲間 A綺麗事

旗風……花紅緑柳。@激辛料理 Aピュア芸の誹り

松風……美人王子。@揶揄い Aつまらない相手

伊13……エロ水着。@妹の幸せ A飲み過ぎる妹

伊14……変態水着。@酒 A姉の不幸せ
8 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:48:30.93 ID:sXysqYo30

【横須賀鎮守府】@好きなもの A苦手(嫌い)なもの



金剛……天衣無縫。@姉妹とのティータイム A悪

霧島……温厚毒実。@姉妹とのティータイムA敵

時雨……跖狗吠尭。@安らかなひと時 A天真爛漫

春雨……春雨肉汁。@優しい姉 A面倒臭い姉

浜風……浜行方正。@姉妹 A姉妹を惑わす者

鈴谷……ヒト誑し。@カッコイイヒト A下戸

鹿島……十年一剣。@某信念の狗 A好かれること

若葉……屋上同盟。@甘味 A麦酒類

Graf Zeppelin…屋上同盟。@淑女 A金髪

Warspite…クイーン。@淑女的彼氏 A強い酒類

Aquila……愚者十得。@幸せな日々 A戦闘

Pola……酒酔酒解。 @美味い酒 A不味い酒

大淀……腹黒眼鏡。@木洩れ日と読書 A不慮案件

那珂……救世偶像。@仲間 A怖い姉と五月蝿い姉

満潮……嗚呼哀哉。@あるヒト A面倒な上官

大井……眼中無人。@どこぞのKさん AKさんの敵

Maestrale…幼気盛り。@友人達 A泥酔したAさん






あきつ丸……繊細無比。@Sさん A正義面した人間
9 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:49:12.93 ID:sXysqYo30

【大湊警備府長期移籍中】@好きなもの A苦手(嫌い)なもの



赤城……面従腹背。@皆様の幸せ A皆様の不幸せ
10 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:49:45.19 ID:sXysqYo30

【横須賀鎮守府A】@好きなもの A苦手(嫌い)なもの




蒼龍……暗香疎影。@皆様の幸せ A皆様の不幸せ
11 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:52:02.64 ID:sXysqYo30

改めて前の
【艦これ】提督「俺と……高雄と愛宕」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1581775360/


まずはまた間を開けて申し訳ありませんでした
ちょっと忙しかったり忙しくなかったりしました

相変わらず来年の目標も一年で1スレですたぶん
またよければ暇なときにでも覗いてください

ありがとうございました
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/15(火) 00:00:54.46 ID:Ll6iCUUL0
乙 気長に待ってますよ
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/15(火) 01:35:13.87 ID:DiW9siYYo
お疲れ様です
年末はしゃーない
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/15(火) 04:32:42.66 ID:WgydDtm0o
15 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/19(土) 23:08:35.20 ID:122xXwwR0

< 「提督が鎮守府に着任しました! 」 >







提督「「これより艦隊の指揮に入ります」、か」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………一回目も二回目も横須賀で艦隊を指揮した気は無いし、
南方では泊地だしその後は要港部と警備府だよな」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………妙に何回も聞いた気がするフレーズなんだけど夢で見たのか? うん? 」
16 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/19(土) 23:09:44.34 ID:122xXwwR0

< 冗談ですってば、冗談 >







海風「雲龍さんにとっては凄くどうでもいいと思うんですけど」

雲龍「何? 」

海風「割と穴が拡がるっていうか伸びるのって早いですよね。
あんなに早く全部咥え込めるようになるとは思ってませんでした」

雲龍「あぁ……でも確かに凄いわね」

海風「内臓って感じはしないですけど何となく押し上げられてる感覚凄いんですよ。
持ち上げられてるとは違うんですけど」

雲龍「私も分かるわ。身長が高いから順応が早かっただけでそれなりにいっぱいいっぱいだから」

海風「正常位でお腹の上に乗っけられたら明らかに大きさおかしいですもんね。
身体の中だからただ直線でそのまま挿入ってるわけじゃないんでしょうが」

雲龍「そうね……あぁ、なんだかそう言われると今すぐヤりたくなってきた。ね? 」

提督「…………誘い方下手過ぎると思わない? 」

江風「あのさ……そういう問題じゃ、無いと、思うけど? 」
17 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/19(土) 23:10:58.86 ID:122xXwwR0

< 和製ブリジット・バルドー >







雲龍「知ってます? 扶桑が加賀さんの顔好きって」

加賀「……え? 」

雲龍「気を付けた方がいいかも、しれませんね」

加賀「…………」

扶桑「後退りしなくても……その加賀さんは加賀まりこのことですし」
18 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/19(土) 23:12:05.09 ID:122xXwwR0

< だからつまり……うん? >







加賀「酷いわね。私の顔なんて醜いから見たくもないなんて」

扶桑「そんなこと言いましたか私」

山城「でもよく考えると姉さまが一番組み合わせ多いのって加賀さんでは? 」

天城「あの人と寝るときに? 」

山城「あの人に弄ばれて啼かされるときに」

加賀「そういえば……む」

扶桑「だからなんだっていうんですか……偶然ですからね、ぐ・う・ぜ・んっ」
19 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/19(土) 23:13:26.21 ID:122xXwwR0

< 魔窟で語る常識とは >







雲龍「その辺扶桑と山城の違いよね。あなた未だに女は扶桑しか知らないんでしょう? 」

山城「当然のことね。男はこれからもあの男だけだし」

雲龍「その点扶桑は」

加賀「取り敢えず私はあるわね」

天城「天城もまぁ……」

雲龍「と、まぁこんな感じで完全にふしだらな女よね。……私は扶桑知らないけれど」

扶桑「そんなことを言われても」

山城「私はそんなふしだらでメスにされたりオスに媚びる姉さまでもお慕いしておりますから」

扶桑「あのね……」

龍田「そもそも姉妹と寝て当然って部分をさも不埒じゃないみたいな言い方はねぇ〜……」
20 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/19(土) 23:14:40.84 ID:122xXwwR0

< ナイフを扱う人間の良心云々 >







加賀「いい? アルコールが駄目なのではないの。アルコールが偶然駄目な人間の本性を暴くだけなのよ」

天城「それでは世の中駄目な人間ばかりですね」

赤城「まったくですね。たかが数杯で千鳥足になり人が変わりときに轢き殺し」

加賀「つまりこれだけ飲んでも本性が大した被害を撒き散らさない私たちは善に……あら、ありがとう美味しそうね」

能代「いえ、ありがとうございます。
…………アルコールが暴けてないだけで駄目なヒトなのは間違い無いと思いますけど」
21 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/19(土) 23:15:50.12 ID:122xXwwR0

< 薄暗い中暖色の灯りなんてあったりして >







赤城「さすが能代さん、美味しいです。……こう、信じていただけないかもしれませんが」

能代「ええ」

赤城「こういう小鉢を肴にしてゆっくり飲みながらお話しするの、とても好きなんですよ」

天城「赤城さんも将来退役できれば小料理屋なんて始めてみますか? 」

赤城「私は退

加賀「退役できるとは思わない、なんて言わない約束ですよ赤城さん」

赤城「失礼しました。……そうですねぇ、私はきっと退役なんてしないと思いますよ」

能代「護国の軍人であり続けたいと? 」

赤城「と、いうよりかは近くで見続けていたいんです。
自分を犠牲にして守ったものがどんな風に成長していくのか」

加賀「ふ……赤城さんらしいです」

赤城「加賀さんはあの人に着いていきますか? 」

加賀「どうでしょう。どうせ私は妻にはなれないでしょうし……大学生になってみたいんです」

天城「それでは皆さん天城のお店にご招待しましょうか。
開業資金はたっぷりとありますから豪華にできますよ」

能代「足りなくても良いATMがありますしね。
……平和過ぎて怖いんだけど能代がおかしいのかな? 」
22 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/19(土) 23:19:32.45 ID:122xXwwR0

< 酒と泪だけじゃあ女はやっていけないから >






加賀「でも……今時小料理屋って流行るものなのかしら」

天城「その辺は天城の腕次第ですね。それに小規模なお店でお酒が出る、というだけの括りです」

赤城「元同僚を呼べば最悪一見はいなくても安泰な気がしますが」

能代「阿賀野姉ぇには月一とか言いつけておきますけどね」

天城「そんなこと言わずに毎日来てくださいな」

能代「それでは天城さんの休みも無いじゃないですか」

天城「構いませんよ。皆さんの顔が見られてお話を聞けるのなら」

赤城「それでたまに混ざってみたりして? 」

天城「ええ、そういう生活に心惹かれないなんて今の天城が嘘であるのと同義で

加賀「つまりあの人との逢瀬はできないわね。少なくとも夜には」

天城「……」

能代「……」

赤城「……」

加賀「……」

天城「……能代さん? 阿賀野さんには不定休もあると伝えていただけますか? 」

能代「えぇ……」
23 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/19(土) 23:20:48.11 ID:122xXwwR0

< 演技力が必要ってわけでも無いが >







旗風「キスって美味しいですよねぇ……ねぇ松姉さん」

松風「ん、あぁそうだね」

提督「魚だな? 」

愛宕「お魚でしょ? 」

雲龍「魚よね」

松風「さ、ささささ魚にきききき決まってるじゃないか」

龍田「魚ね。……わざとかもしれないけれどあなた物凄い大根役者ね」
24 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/19(土) 23:22:10.05 ID:122xXwwR0

< 片方の掌と心温めて >







提督「この自販機だけでどんだけポイント貯めたことか。……何? 」

加賀「あたたかい紅茶。冷酒で温まってはいるけれど」

提督「ん……」

加賀「ありがとう」

提督「ん……はぁ」

加賀「……」

提督「……」

加賀「……」

提督「……俺、冷たいコーヒーにしちゃったわ」

加賀「ん……冷たいわね」
25 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/19(土) 23:25:39.24 ID:122xXwwR0

< 掴んだ手は離したくないのです >







漣「あらあらー、どーもお熱いこって」

提督「ん? 」

加賀「手は冷たいわ」

漣「加賀さんあったかい紅茶持ってもう片方ご主人様の手握ってるでしょ。……漣には? 」

提督「しゃーねーな……ほら」

漣「放課後を応援してくれる飲み物で」

提督「カルピスね。お前高校生じゃねぇだろうが」

漣「ありでーす。ふぅ……」

提督「…………」

加賀「…………」

漣「…………」

提督「…………漣くんさ、コーヒーのプルタブ開けてくれない? 」
26 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/19(土) 23:28:15.50 ID:122xXwwR0

< だから……離したくないんです >







漣「ほいよー。……ご主人様」

提督「あん? 」

漣「せめて開けて飲んで冷たくなって手握りません? 」

提督「分かってねぇなお前」

加賀「あなたが来なければもっと長くいたから」

漣「へいへいサーセン。…………じゃあ漣いるんですしもうちょっと離れる努力、したら? 」
27 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/19(土) 23:29:56.14 ID:122xXwwR0

< ただ温もり抱き締めて黙して >






提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………なんかまた誰か来そうな足音だな」

加賀「無粋ね。…………紅茶、冷めてしまったわ」
28 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/19(土) 23:32:07.83 ID:122xXwwR0

< 理由としての存在 >








明石「つくりました! 」

提督「捨てろ」

明石「守りました! 」

提督「捨てろ……捨ててくれ頼む」

山城「ふっ、ふふふふ……あはっ」

龍田「ふふ……アイドル風ポスターねぇ」

提督「わざわざ軍刀持って撮影させられた時点で察知しておくべきだった」

明石「このwwキメwwww顔…………ww! 」

提督「今までに無い凄まじい悪意を感じるんだが……おい明石」

明石「はい? 」

提督「その顔やめねぇと今日は瑞穂丁度良く酔わせて色々吹き込んでおくからな」

明石「やめました! 」

瑞穂「えーっと……? 」
29 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/19(土) 23:33:36.46 ID:122xXwwR0

< 愉快な家族 >







提督「しっかし……よくできてんなこれ」

明石「編集ソフト使いましたからねー」

提督「んなもん経費で落とすなよ……」

明石「用途聞かずに承認したの少将閣下でしょ? 」

提督「そうだけども。有給消化啓発の職場内ポスター作ってくれるかもしれないじゃん? 」

明石「億に一つも無いでしょうそれ。……つくります? 」

提督「よっぽど暇ならな。まず消化させてやれる気がしないが」

明石「まぁ、普段から有給生活みたいなものですし不満はありませんよ」

提督「そっか。……龍田くんさぁ、何でコピーしてきてんの? 馬鹿なの? 山城くんも笑うのいい加減やめたら? ねぇ? 」
30 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/19(土) 23:35:44.88 ID:122xXwwR0

< 染まり切るということ >







山城「おいしくなぁれ☆ 萌え萌えきゅん☆ 」

提督「よくお前それを完璧な笑顔でできるな」

山城「罰ゲーム命令したのあなたじゃない」

扶桑「山城の演技力を舐めないでほしいものですね」

提督「そういう問題じゃねぇよ」

山城「罰ゲームを本気でやるというのは」

提督「あん? 」

山城「つまり次へのプレッシャーです。……当然、続けるわよね麻雀」

龍田「とうぜーん」

愛宕「はいはい」

阿賀野「山城さんは鬼でも殺しに行くのかな? 」

涼風「何そのヤベぇ目付き」

江風「…………えー、江風は

山城「あ? 」

江風「ウィッス。……よくあンたら爆笑して見ていられるなこンなの」
31 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/19(土) 23:37:05.21 ID:122xXwwR0

< 宵闇近く冥府も近く >







提督「あ、でさ山城」

山城「何? 私は見た通り忙しいの」

提督「配牌見てるだけじゃねぇか。……お前が注いでくれたこの酒さ」

山城「ええ」

提督「ちゃんと美味しくなってるのか? 」

山城「はぁ? そんなわけ無いじゃない馬鹿なの? 」

提督「ちょっとはアフターも頑張れよ。……江風次俺と代われな」

江風「はいよー。……逃げ出せる嬉しさはあるけど一回は罰ゲーム受けるってことなンだよなそれ」
32 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/19(土) 23:38:25.54 ID:122xXwwR0

< 沈んだときの年齢にしてみると >







愛宕「十四歳ね」

高雄「十六歳……うぅん、結婚はできますか」

江風「ほぼほぼ犯罪じゃねーか。十六歳とか一番あぶねーわ」

雲龍「私なんて一歳二ヶ月よ? 」

天城「姉様より七ヶ月程年嵩になりますね」

加賀「私は二十歳ですのであまり変わりませ……変わりませんったら! 」






扶桑「……私は三十歳越えてるわけだけれど」

山城「……私も二十八歳ですか」

提督「俺はお前らが一番楽しみだよ、色んな意味で」
33 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/19(土) 23:40:34.09 ID:122xXwwR0

< 女性ノ機嫌ハ複雑怪奇 >







愛宕「それはもう艦“ 娘 ”ではないわねぇ〜」

赤城「それは今もでは? 」

扶桑「えっ……」

赤城「? 」

山城「……赤城さんでも言って良いことと悪いことがあるんですよ」

赤城「はぁ。いえね、彼の嗜好上その方が、と……女って面倒臭い生き物ですねぇ……」
34 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/19(土) 23:43:03.71 ID:122xXwwR0

< 成長の余地があるととるかどうか >







龍田「あら、じゃあ私もいいんじゃない? 」

提督「龍田ちゃんは……二十五歳くらいかヤベぇな」

阿賀野「軽巡組だと阿賀野たちは幼児になるよねー」

能代「そうね」

叢雲「十四歳か。あんまり変わらなさそうね」

漣「漣は十二歳だから今より小さくなるのかー」

海風「七歳なんてあの人絶対振り向いてくれないね。……漣は自分を今何歳だと思ってるわけ? おかしくない? 」
35 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/19(土) 23:45:31.16 ID:122xXwwR0

< 可愛いお婆ちゃんなら別にいいよね的な >







提督「取り敢えず金剛辺りが喚いた末にIowaを見て絶句するパターンだな」

愛宕「七十五歳ってもう全部どうでもよくなってそうな年齢よね」

高雄「穏やかにあれるのならそれもいいかもしれないわ」






金剛「ん……くちゅんっ」

あきつ丸「随分と可愛らしいくしゃみだなお婆ちゃん」

金剛「お婆ちゃんじゃねぇデース……ううぅん、風邪? 」

霧島「このご時世それはあんまり……いえ、私たちが死ぬとは到底思えませんけれども」
36 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/19(土) 23:47:23.08 ID:122xXwwR0

< ワナワナする罠 >







扶桑『はい……採用よろしくお願い致します』

江風『はい! 採用よろしくお願い致します! 』






漣「と、こう二人がバイトの面接に来るわけじゃないですか」

山城「姉さま以外を採用する人間が存在して? 逆を選ぶのは盲か逆張りかロリコンのどれかよ」

江風「ひっでぇ」

漣「分かってませんなぁ山城さん。……ご主人様は? 」

提督「どっちも落とすか江風だけ採用する」

山城「あ“っ“? 」

扶桑「別に悔しくなんてありませんけれど……当然のように理由は訊きたくないわね」
37 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/19(土) 23:48:35.20 ID:122xXwwR0

< クラッシャーの気配とも言える >







提督「えー、だって履歴書の内容は知らないけど扶桑の外見と所作でコンビニバイト志望とかぜってー中身ヤベぇ女だもん」

山城「なるほど」

江風「なるほど」

漣「ね? 納得できたでしょう? 」

扶桑「貶される部分無しで褒められてはいるのですね」

提督「無いからね。……や、一週間限定で居酒屋バイトした能力だけはある即戦力の馬鹿もいたはいたけどさ」
38 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/19(土) 23:51:10.96 ID:122xXwwR0

< 移動式地雷 >






海風「江風は何故採用するんですか? 」

提督「や、見た感じ普通にバイトしたい学生だろう? 」

江風「そう? 」

提督「何か? オレはお姉さんですぅとか言いたいのか? 」

江風「そーいうことじゃないけどさ」

提督「それにまぁ……うん、お前たぶん気に入られるタイプだぞ」

江風「うン? 」

提督「特に同世代なら男にも女の子にも」

海風「江風は誰にも渡しませんよ? 」

提督「あのさ、これは仮定の話であって……お前バイトの面接行くなら海風の存在匂わせるなよ? 」

江風「自分で仮定の話に現実乗っけてンじゃン……」
39 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/19(土) 23:52:47.66 ID:122xXwwR0

< 誰に? >







龍田「山城ってもう単純に愛が重くて貪欲なだけっぽいわよねぇ〜」

愛宕「それがいいところじゃない。
高雄みたいに他への異常な攻撃性があったり、
高雄みたいに自分を求めてくれないと自傷しそうな気配があったり、
高雄みたいに定期的に愛情を確認する為の言葉遊びが必要だったりしないんだから」

龍田「あなた姉に対してその恣意的な評価はなんなのよ。大なり小なり皆そんな感じじゃない」

愛宕「だとして高雄の欲しがりは病的だと思うけど」

龍田「そう……まぁ、翻って山城、ってなれば本当に重いだけなのが正しいわよね」

愛宕「好きな人と抱き合ってるから気持ち良くて幸せ、とか純粋に思ってそうよね」

龍田「分からなくもないわ」

Littorio「絶妙に最低で正確そうなこと言ってますけれど……取り敢えず、謝っては? 」
40 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/19(土) 23:53:36.27 ID:122xXwwR0

ひっどい天気でうんざりしてきましたねぇ……

ありがとうございました
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/20(日) 00:27:53.99 ID:9PU9YNoO0
42 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/20(日) 23:23:37.55 ID:KN04ADPt0

< お客様 >






葛城「…………」

夕立「…………」

葛城「…………」

夕立「…………」

葛城「…………」

夕立「…………ステーキ、レア! 」

提督「へい」

高雄「お肉、お持ちしますね」

葛城「なんでだよ……なんで? 今滅茶苦茶カッコ良く飲んでたじゃん……」
43 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/20(日) 23:24:22.13 ID:KN04ADPt0

< するっと馴染む >







夕立「葛城さん食べさせてくれるなら我慢する」

提督「俺もクソ面倒くせぇもん焼かなくて済むな」

葛城「我慢して焼いて。乙女の貞操の危機だから」

夕立「乙女(笑)」

提督「貞操(笑)」

雲龍「危機(笑)」

葛城「カッコ笑いとか口で言うな! ……雲龍姉ぇはいきなり現れて妹馬鹿にするのやめな? 」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/20(日) 23:26:22.39 ID:MS7wkYsio
お疲れ様です
足元、気をつけてね
45 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/20(日) 23:28:17.83 ID:KN04ADPt0

< 懇親会中止で好き勝手飲んでるだけですので >







夕立「というか葛城さんの貞操なんてもう無いでしょ」

葛城「や……えと」

雲龍「安心しなさい。私よりはまともだわ」

提督「お前と比べたら仕事でやってる分ある意味娼婦の方がまともだろうよ」

雲龍「こんなに一途なのに」

夕立「一途なのに妹と寝るんだ」

雲龍「あなただって戦闘狂でもお昼寝だって好きでしょう? 」

夕立「なるほどっぽい! ……でも夕立は戦闘狂じゃないよ? 」

提督「何言ってんだこいつ」

雲龍「葛城の貞操並に嘘っぽいわね」

夕立「ぽい? 」

提督「ぽいぽい」

葛城「ぽくないから。一応それなりにまともだから。……何故この姉しかここにいないのか。もう一人はどこで遊んでるの? ねぇ? 」
46 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/20(日) 23:31:36.42 ID:KN04ADPt0

< ナマモノというかなんというか >






加賀「天城なら秋雲に捕まっていたわよ」

赤城「和服の着方脱ぎ方なんて訊かれていましたね」

葛城「な、なるほど……? 」

漣「ぜってーいかがわしいことに利用されるやつだそれ」

提督「天城モデルの何かアレなやつ描くのかあいつ」

夕立「けっこーエッグいの描くっぽい」

提督「マジかー。…………訓示垂れた後即行で肩の筋肉見せてって言われたんだけど嫌な予感がするな」
47 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/20(日) 23:33:31.69 ID:KN04ADPt0

< あるべき姿と見せるべき姿と隠せない私 >







江風「卑怯だよな、ぽいぽい巫山戯たこと言いっ放しかと思いきや真面目な顔でイカれたこと言えたり」

海風「全部実力で黙らせられるでしょ。加賀さんとか赤城さんと同じ類い」

Roma「巫山戯た言動と追随を決して許さない独歩で言うならBismarckと同類なのかもね」

涼風「それは褒め過ぎ」

Roma「でも、なんとなくでも思わない?
彼女みたいな相手に喧嘩を売るっていうのは実質的な自殺だと本能的に思わされる感覚」

涼風「天下の大帝国がたかが夕方一時の小雨に恐怖を覚えるとでも? 」

Roma「あら、Romaは雷雨の夜に生まれたのよ? 原初の恐怖を刻み込まれているの」

涼風「ハンッ……」

江風「ってもまぁぽいぽい言ってるのも擬態だと思えば……ンー…………寒気、してくるよな」
48 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/20(日) 23:34:58.14 ID:KN04ADPt0

< 話に割り込まれたので >







提督「ま、言い訳をさせてもらえるならあれだな、
軍人になった上に政争に巻き込まれた時点で聖人であれるなんてことは有り得ねぇのよ」

葛城「そこをなんとかするのが提督さんの甲斐性ってやつでしょ」

提督「生憎と絞られ過ぎて残っておりませんね」

愛宕「んー? 返しましょうか? 」

提督「どっから? 」

雲龍「当然マ

愛宕「愛を込めたお料理で」

葛城「くっだらない……雲龍姉ぇはなんでそこで傷付いたような顔できるのかな? 」
49 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/20(日) 23:35:53.11 ID:KN04ADPt0

< ちょっとした秘密のコレクション >







雲龍「首輪」

葛城「ちょっとした……? 」

天城「秘密の……? 」

雲龍「天城って私のこと見下げ果てた淫乱扱いするくせに割と甘くみてるわよね」

天城「防衛本能です」

葛城「それ分かる」

雲龍「瑞鶴さんってノーマルなの? 」

葛城「ドの付くノーマル。私が引くくらいノーマル」

天城「まぁ、レズですけれどね」

葛城「それはそれ、これはこれ」

雲龍「ふぅん……そう、あなたの方が割と…………そ、ありがとう」

提督「なんつー話して……や、いいけどな別に。ほら夕立ちゃんステーキ焼けたぞ」
50 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/20(日) 23:37:54.98 ID:KN04ADPt0

< 流転する他愛無さ >






葛城「や、何回愛してるとか好きとか言われても問題無いから。
好きな人に言われるのに飽きとか来ないから」

提督「おい、何かまともなこと言い始めたぞお前らの妹」

雲龍「女の子の日なんでしょうたぶん」

天城「もしくは風邪を引いたか」

夕立「なるほど。提督さん、さすがの焼き加減っぽい! 」

提督「なるほどな。それ程でも」

葛城「せめて女だけのときにする冗談でしょそれ……あと今日は違うし、違うし! 」
51 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/20(日) 23:39:05.05 ID:KN04ADPt0

< 本日のハイライト >







葛城「え、レズだけど」

瑞穂「」

明石「ほえ……」

葛城「何か文句ある? 別にあっても気にしないけど」

瑞穂「」

明石「やー……文句は無いです、はい。無問題ですとも」






瑞穂「」

龍田「? 何がクリティカルだったの? 」

明石「なんというか……今に至ってなお割り切れない自分に気づかされたのがショックだったようで……」
52 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/20(日) 23:47:18.04 ID:KN04ADPt0

< 舞台裏(厨房) >






提督『ーー昨今の情勢を鑑みて懇親会は中止。
ただしささやかな料理と酒は用意しているので各自明日からの演習に備えるように』






愛宕「ってキメ顔で言った後にね? 」

高雄「? ええ」

愛宕「夕立ちゃんとかそれなりに仲の良い子だけさり気無く夜は誘ったじゃない」

高雄「この棟に? 」

愛宕「うん。演習中開放する棟には殆どの将校と艦娘が詰めてるけど」

高雄「実際あの人は朝から将校の相手をしていたわけだしいいじゃない別に」

愛宕「文句じゃないわよ? 朝から下らない話続けてたのずーっと側で見てたから」

高雄「ええ」

愛宕「歓待用は業者入れたからいいとして……私に何人分までならこっちの分用意できるか訊いてきたのは面白かったわ」

高雄「なんだか結婚式みたいね」

愛宕「そうそう。あれでもしあと何人かいけるって言ったら誰呼んだのかなって」

高雄「さぁ……? 」
53 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/20(日) 23:47:45.50 ID:KN04ADPt0

ありがとうございました


54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/20(日) 23:49:16.98 ID:9PU9YNoO0
乙 遂に葛城が来たか(夕立も)
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/21(月) 04:48:28.68 ID:cG1tG0O3o
56 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/21(月) 22:11:38.12 ID:Tc/ARY800

< おかしいというのを否定はしないけれど >







明石「や、頭がおかしいと頭が弱いは別物でしょう」

初月「まぁ、雲龍さんとかを見てると本当にそう感じるよ」

雲龍「私が弱いのは頭じゃなくて唇とか頬だものね」

明石「はいはい。……こういうとこをまぁ回転が早いと言えるかどうか、ですけども」
57 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/21(月) 22:12:41.62 ID:Tc/ARY800

< 羞恥も何も感じさせないっていうのは不可能だと思う >







提督「ある深淵なる疑問があるんだがね高雄さん」

高雄「今日はどう下らなさを深めるつもりです」

提督「おっぱいには癒し効果があるらしい。特に大きくて綺麗なのは」

高雄「はぁ」

提督「物は試しに一時間ぐらいずっと見させてくれ」

高雄「そんなのいつもやってい……単にずっと見る、だけ? 」
58 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/21(月) 22:15:06.38 ID:Tc/ARY800

< 初心者の振り回すモノ程怖い物も無い >







雲龍「今のご時世だと棒術の動画なんてものもありふれているのよね」

天城「でしょうね。寧ろ人気かは別として存在しないジャンルの動画なんてあるのかどうか」

雲龍「無さそう。……それでね? 」

天城「棒術を始めたい、と」

雲龍「一昨年だったか一昨々年だったか随分前にLittorioとそんな話をしたのよ」

天城「姉様なら割とすんなり人間の達人レベルまではいきそうですね」

雲龍「分からないけれど……それで」

天城「嫌です」

雲龍「…………」






雲龍「何もあそこまで強く断らなくても……」

提督「あー……まぁ、取り敢えずそこはこう、型で? 」
59 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/21(月) 22:15:48.37 ID:Tc/ARY800

< いつもの幕間 >







雲龍「姉様並の精神破壊兵器と遊びでも戦いたくなんてありません、なんて」

提督「おおもう……」

雲龍「まるで私が乱暴者みたいな。……どちらかというと乱暴にされたいのに」

天城「そんなこと言うからですよ……」
60 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/21(月) 22:19:22.54 ID:Tc/ARY800

< 実際に始めてみるかは、さて >







提督「つーかあれじゃね? 鍛錬型とはいっても真剣ぶん回せる加賀がいるじゃん」

雲龍「……ぁ」

加賀「私も構わないけれど……条件があります」

提督「うん? 」

加賀「必ず最低月に一回は見にきてくれること」

提督「そんなんでいいの? 」

加賀「弓を月一で見に来てから言ってくれるかしら」

雲龍「加賀さんは寂しがり屋の構ってちゃんなのよ? 」

提督「え、あー……」

加賀「それが条件。……あと雲龍はせめてもう少し言葉を繕いなさい。まるで私が駄々っ子みたいじゃない」

61 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/21(月) 22:20:43.32 ID:Tc/ARY800

< そんな想い出、唐突に >






天城『姉様が用意したテーブルって四角いですよね』

雲龍『? そうね』

天城『虚しくなりません? 』

雲龍『何故? 』

天城『これ以上家族が……同居人が増えることなんてきっと無いのに』

雲龍『? あなたと対面なんだからいいじゃない。細長いテーブルでも買う? 』

天城『……いえ』






雲龍「ふむ……ね」

提督「あん? 」

雲龍「新しい家族、欲しくない? 」

提督「…………は? 」
62 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/21(月) 22:22:44.98 ID:Tc/ARY800

< 転居届は不要で御座います >







提督「あ、そういう……」

雲龍「孕ませてくれるとしても私に子供を育てる覚悟や資格なんて無いわ」

提督「覚悟は兎も角資格はあると思うが。……雲龍」

雲龍「うん? 」

提督「いいよ。お前がそれで少しでも幸せになるなら葛城の席、用意してやる」

雲龍「……ありがとう」

提督「いーえ、大したことではありませんのでお嬢様」

雲龍「莫迦。……………………本当に、心臓でもなんでも、捧げるから」
63 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/21(月) 22:23:56.56 ID:Tc/ARY800

< うん? メタ? >






秋雲「Lv.18とかで進化するのをさ」

漣「うん」

秋雲「進化キャンセルでレベル上げ続けるって普通に虐待だと思うんだよね」

漣「まぁ……そう? 若い頃を維持してあげていると思えば」

秋雲「そんなの人間の勝手でしょ。改二の戦闘衣気に入らないとか言われるあれだよあれ」

漣「」

瑞穂「メタイノハチョット……」
64 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/21(月) 22:28:09.25 ID:Tc/ARY800

< あっ……(察し) >







秋雲「でもさー、尻肉波打たせて壁に押し付けられる高雄さんとか見てみたいよねー」

叢雲「いや、あの……何? 」

海風「ごめん……ちょっと飲ませ過ぎた」

江風「か、江風はまだまともだぞ! 」

叢雲「まともな女は酔って下らないことほざく女を別のテーブルに連れてこない」

漣「でもさぁ、さっすがにカシオレだけでここまでアホになると思わないじゃん? 」

叢雲「あなたが一番強いんだから抑えておきなさいよ」

漣「無理無理。さっきまで龍田さんと山城さんに絡まれてたんだから」

叢雲「秋雲が? 」

漣「秋雲が」

叢雲「はぁ。…………あなた変なこと言っても許すからせめていきなり吐いたりしないで。
それだけ守るなら、ここ座りなさいな」
65 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/21(月) 22:29:21.48 ID:Tc/ARY800

< ノーガード戦法極め中 >







秋雲「中に出されるのだけはイヤっていうのはまぁ分からないでもないんだけどさ」

漣「何言い出したの君」

秋雲「もうどうせ犯されてるんだから嫌悪感とか殺意は仕方無いとして最悪その後ピルでも使えばいいんじゃないかな」

漣「まぁ……いやいやいや」

秋雲「寧ろクソ野郎が変な嗜好してなきゃマグロでいた方が嫌がられそうだよね」

漣「何故秋雲がそんなこと突然口走り始めたのかも知りたくないよ漣」

秋雲「やー、訓練終わりの苦しみというか爽快感というかねー? 」

漣「漣以外で解放してくれませんかねぇ……そういうのは雲龍さんで足りて溢れて瘴気放ってるんで」

雲龍「あのね…………さすがに発想が悪魔的というかなんというか。
そんな割り切り方普通できないわよ」
66 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/21(月) 22:30:04.79 ID:Tc/ARY800

< 絡めるなら誰であれ絡め >







秋雲「思ったんだけどさ」

提督「んー? 」

秋雲「オークとかゴブリンって血は赤だったり青だったり緑だったりするくせに」

提督「お、おう? 」

漣「話は読めた」

秋雲「なんでセーエキは絶対白いんだろう」

提督「……は? 」

漣「そんなこったろーとー……」
67 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/21(月) 22:33:39.68 ID:Tc/ARY800

< 今年も今年とて >







提督「かったる……ってのはまぁ仕事の延長だと思えばいいけどさ」

高雄「ええ」

提督「年始過ぎまでここ詰めてるんだし派遣されてきてるあいつらに年賀状とか要らねぇ気がする」

高雄「今年も頑張ってくださいね」

提督「はいはい。……いきなり世の中で年賀状消滅デモとか流行り出したりしてくれねぇかなマジで」
68 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/21(月) 22:34:56.92 ID:Tc/ARY800

< 他方ぼんやりと >







時雨「あー……なんかヒトも人も少ないと思ったら大規模演習か」

春雨「外国組まで連れてよくやるよね」

浜風「食堂が空いていて言うこと無いですよ」

時雨「あっ、そう……」

春雨「ここに残されたってことは一応精鋭扱いされてるってことでいいのかな? 」

浜風「いいんじゃない? 何故か夕立は呼ばれたけど」

時雨「あぁ、あれは夕立が参加させてくれないなら暴れるって駄々こねただけ」

浜風「えぇ……」

春雨「恥ずかしいよね。……それが認められるくらいの戦績ってのが物凄い怖いけど」
69 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/21(月) 22:38:02.96 ID:Tc/ARY800

< 真の意味での鬼札というもの >







時雨「まぁ、どうしても提督に対して敵愾心燃やしてる将校がいるってのも理由でさ」

浜風「ここから引き抜いてもいいギリギリの切り札が夕立だと? 」

時雨「うん。夕立はあれで上官へのウケ悪くないし」

春雨「嫌な利害の一致を見てしまったわけですね、はい」

時雨「うん。……仮に夕立で勝ったって大した意味は無いと思うけどね、心の底から」

春雨「誰も指揮官の能力は見ないもんね……」
70 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/21(月) 22:40:19.53 ID:Tc/ARY800

< 借り駄弁り >






夕立「ぽいぃぃぃぃぃぃぃぃっっっっ?! 」

漣「よっわ。君現実とのギャップおかしくない? 」

秋雲「一気に酔い冷めたよ五月蝿いなぁ。
……や、さすがに秋雲さんもゲームキューブなんて殆ど触ったこと無いんだけど」

江風「やっぱこれそういうゲームなのか。最近ここに導入されたンだけど」

海風「雲龍さん個人のだけどね」

涼風「パーティーゲームでは弱い夕立の図、なんて時雨に見せたら爆笑しそうだな」





雲龍「ふぅ……結構頑張ったわ」

漣「あ、雲龍さんどーも。お料理当番終わりました? 」

雲龍「二時間しっかりとね。……寝床は確保してくれてるのはいいけどそもそもゲームを持って行った方が早くないかしら」
71 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/21(月) 22:41:49.29 ID:Tc/ARY800

< パーティーゲームって素晴らしいと思う今日この頃 >






漣「や、漣の部屋はむーちゃんが休んでますんで」

海風「私たちの部屋はスペースがちょっと。主に江風の所為ですけど」

夕立「夕立たちはあくまで仮の部屋だしあっちで楽しそうにするのはよくないから」

涼風「食堂だとか談話室も誰に見られるか分かんないし」

雲龍「あ、そう……変なところで真面目にされると調子狂うわね」
72 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/21(月) 22:44:32.22 ID:Tc/ARY800

< 大人の会話(偽) >






愛宕「よく考えるとここって随分と大きな人生の墓場よね」

提督「あん? 」

山城「結婚を人生の墓場とするなら、そうかもしれないわね」

扶桑「何人分の墓石があるのかしら」

高雄「十匹分くらいはまぁ優に」

扶桑「私たちって匹で数えられるのね」

高雄「“ 機 “だとか“ 台 ”の方がお好みでしたらそちらで。
あぁ、“ 隻 ”は英霊に申し訳無いので駄目です」

愛宕「一応は生き物だしペット霊園くらいなら許される? 」

高雄「罪を割引きに割り引いてなら」

山城「それが無いなら産廃置き場が関の山ね」

提督「愛宕は最初俺に言ったんじゃねぇのかよ。
……高雄ちゃんちょっと今日はもう飲むのやめたら? 」
73 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/21(月) 22:48:42.53 ID:Tc/ARY800

< 部屋の扉を開けただけなのに >







雲龍「ん……? あら、遅いお帰りね」

天城「裸にハイヒールってあのですね……」
74 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/21(月) 22:49:40.40 ID:Tc/ARY800

< 愉快な客人たちが帰って片付けを >





 

雲龍「こう……着替えをしていたのだけれど途中から色々と探し物だとかを……その過程で履いてしまっただけよ」

天城「その過程が全く理解できないのですが」

雲龍「私にも分からないわ」

天城「はぁ……? 」
75 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/21(月) 22:51:46.11 ID:Tc/ARY800

< つまり全てといえる >







高雄「ん……そろそろ甲斐性も売り切れですか? 」

提督「最初から売ってねぇの。……まだ撫でてないと駄目? 」

高雄「心を込めていれば時間なんて気にならなくなるものです」

提督「や、時間は気にしてねぇとな」

高雄「そう……私が」

提督「うん? 」

高雄「私が気にする時間はあなたといられる残りの時間だけ、ですよ」

提督「ん……」
76 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/21(月) 22:52:46.41 ID:Tc/ARY800

< 二人きり寝室でする話ではないでしょう? >






提督「……俺の制服の臭いそんなに好きなのか? 」

高雄「寧ろ時々、嫌い。煙草の嫌な臭いも他の女の不愉快な臭いもします」

提督「そうか」

高雄「ええ」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………そんなに嗅ぎたいなら今度高雄のも貸してくべやいたっ! 」
77 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/21(月) 22:55:40.47 ID:Tc/ARY800

< 高雅の失楽 >







高雄「ふぅ……ベッドにへたり込んで、あなたに抱えられて見下ろされて」

提督「うん」

高雄「心臓を高鳴らせて、腰を震わせて、内臓を戦慄かせて……淺ましい女になったものです。
酔っているだけの方がまだ何倍もマシな程に」

提督「男目線過ぎるかもしれないけど女の子の幸せではあると思うよ。あくまでその一つとして」

高雄「……ええ」

提督「それともあれかい? 今から高尚な話ばかりする明晰で聖人かくやな女神でも目指す? 」

高雄「いいえ。それでは見下ろした先のあなたが砂粒程にも見えないでしょう? 」

提督「言うね。…………似たような場所から引き摺り下ろした感覚では、あるんだけど」
78 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/21(月) 22:56:19.54 ID:Tc/ARY800

ありがとうございました
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/21(月) 23:16:36.02 ID:dCIw9KAf0
乙 葛城も警備府所属になるのかな?
80 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/22(火) 21:23:10.55 ID:QlYNlWYV0

< 真面目にお仕事 >







愛宕「で、誰出すの? 」

提督「ん? 」

愛宕「一応今日ある模擬戦はトリにあなた指揮の編成も出すわけでしょう? 」

提督「雲龍、天城、扶桑、阿賀野、海風、江風」

愛宕「ふぅん……? 」

提督「気は進まないが安心しろ。最低でも最終日にはお前も出す」

愛宕「まぁ、記録係が必要だものねぇ〜」

提督「あぁ。…………ガッチガチに編成組み続けてたら訓練の意味無ぇしな」
81 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/22(火) 21:24:27.08 ID:QlYNlWYV0

< 瘴気漂う愉快な >







赤城「えーと……ここは第一航空戦隊が参ります? 」

加賀「ここは譲れません」

提督「譲っていいから。雲龍と天城で十分優勢取れてるから」

加賀「勝ちは詰めて詰めて詰め切っておくべきかと」

提督「お前は相手の面子を立てるってことを覚えてくれねぇかな」

加賀「あなたを侮辱した男の顔なんて汚泥を塗りたくっても足りませんが」

提督「はぁ。……赤城くん君は大人でしょなんとかして」

赤城「私は客将みたいなものなので知りません」

提督「……高雄」

高雄「頼む相手を間違っているのでは」

龍田「あなたを侮辱したなんて初めて聞いたわぁ〜」

提督「…………詰んだ」
82 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/22(火) 21:25:14.97 ID:QlYNlWYV0

< 勝つと知っているからですよ? >







叢雲「あのね、あんたが指揮権持ってるんだから命令不服従でどうにかしなさいよ」

提督「下手なことしたらこいつら怖いもんむーちゃん」

叢雲「むーちゃん言うな。……そういえばここで営倉っていう感じのアレ見たこと無いわね」

漣「一応存在はしてるけど一番漣たちの生活エリアに近かったやつは」

叢雲「ええ」

漣「ご主人様がただの倉庫にしちゃってますもんね! 」

提督「あぁ」

加賀「あちらの国では懲罰房をモンキーハウスと呼ぶそうね」

龍田「一番お猿さんっぽい人が頭っていうのも愉快よねぇ〜」

提督「はいはい。……気持ちは分かったから取り敢えず観戦しておけよ後輩だろう一応」
83 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/22(火) 21:27:28.29 ID:QlYNlWYV0

< ちなみに普通に勝ちました >







提督「つーかお前はペラペラと会議の中身を暴露すんじゃない」

愛宕「てへぺろっ? 」

高雄「そもそも副官として会議に随伴していたのだから愛宕は面子なんて知っているわよね」

愛宕「まぁ、ほら、皆さんにはこの人から発表しなきゃでしょう? 」

提督「それなら尚更変な部分だけ暴露すな。
……侮辱っていうか遠回しに殿下の靴の味は美味いのかって訊かれただけだからな? 」

高雄「それは遠回しだろうがなんだろうが侮蔑に変わりないのでは」

加賀「そうよね。……それで? 」

提督「あん? 」

加賀「しっかり“ 美味過ぎてしゃぶり続けるつもりだが何か ”と返したのよね? 」

提督「当然。……魂落とす程美味だって答えてやったさ、最高の笑顔で」
84 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/22(火) 21:30:01.29 ID:QlYNlWYV0

< ある種最もフラットに観ていた方々 >







Littorio「横須賀から派遣されてきたとはいっても大したこと無さそうですね」

Roma「最後のはあくまで模擬戦なわけでしょう?
試したことの無い組み合わせや戦術も使ってみる場なわけで」

Littorio「それでも、よ。少なくとも今日見た中でここの最優に比肩し得るのは何人かしか」

Roma「当然、一線級の人員は横須賀や呉に張り付いているわけだけれどね」

Littorio「何も弱いと言っているわけでは。……でも」

Roma「? 」

Littorio「夕立という子にはあまり当たりたくないですね」

Roma「まったくもって。…………魚雷が生き物に見えたのなんて初めての悪夢よ、私」
85 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/22(火) 21:30:59.02 ID:QlYNlWYV0

< 屈託、欠片もありませんでした >







提督「よく考えるとこのクソ寒い時期に演習延期した奴マジで馬鹿だな」

高雄「あなたもその一人かと」

提督「っても俺は日程調整にはあんまり関わってねぇし」

愛宕「あらぁ、派手に吹っ飛んだわねぇ〜」

提督「吹っ飛んだのにそのまま空中でバランス取って着地って頭おかしいのかあいつ」

高雄「あれ、たぶん当たって飛ばされることまで計算してますよ」

提督「マジかー……やっべぇなバトルジャンキー」






夕立「提督さん! 褒めて褒めてっ」

提督「はいはいよく頑張りました。
……さすがに満身創痍で片腕吹き飛ばされてる血塗れの女の子に笑顔向けられたくはないなぁ」
86 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/22(火) 21:38:14.44 ID:QlYNlWYV0

< 劇的ビフォーアフター(戯) >






提督「つーか君さ……もうちょっと頭使える子でしょ? うん? 」

夕立「? 」

提督「一応君はあっちの何とかかんとか中佐が指揮してたの知ってる? 」

夕立「知らなかったっぽい! 特に指示聞いてないし」

提督「えぇ……」

夕立「そんなことよりこの場で一番偉くて将来夕立を使う可能性が高い人間にアピールするのが筋でしょ? 」

高雄「夕立さんを使う程の戦闘なんてあまり気が進みませんね」

愛宕「私も。……でも一応挨拶くらいしてきたら? この後の反省会が延びるとちょっとうんざりするの」

夕立「はーい。……あ、タオル一枚借りるっぽい! 」






江風「なンだあれ化け物かな? 」

海風「残念ながら一応の姉妹だね」

涼風「噛み付いたら離さないというか……あたいには普段とのギャップが演出に見えるくらいだよ」
87 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/22(火) 21:41:47.74 ID:QlYNlWYV0

< 翻訳コンニャクって美味しいのかな? >






葛城「死ぬ……マジで死ぬ、ヤバい。意味分かんないんだけど……」

雲龍「安心しなさい。いきなり腹パンされた方が戦闘じゃない分痛いくらいだから」

葛城「意味分かんないんだけど……」

天城「訳すと……えーと、覚悟と身構えができる分ダメージを負うのが葛城が悪い、となります」

雲龍「翻訳ありがとう」

葛城「あのさ……意味分かんないんだけど」
88 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/22(火) 21:43:03.24 ID:QlYNlWYV0

< カシュクールとかお洒落で好き >







秋雲「嗚呼……ニットおっぱい……」

高雄「あの……ん、身の危険を感じるわ」

秋雲「そのギュッと自分を抱き締めるのもいいですねー」

天城「お客様とはいえこれは……姉様化しないでいただけますか」

秋雲「この際UネックとかVネックもみたい! 谷間見えるエグいやつをこの機会に! 」

天城「どの際ですそれは。……あんまりそれ単体では着ないと思いますけれど」

雲龍「だからいいんじゃない。リブ編み重ね着だとかと合わせてもそれはただのお洒落なコーデよ」

天城「はぁ」

高雄「んん……何か、あの人とは違う目の怖さが…………何? 」

秋雲「ふへへ……」
89 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/22(火) 21:44:51.30 ID:QlYNlWYV0

< しかも独り酒 >






Littorio「んふふ……」

高雄「? どうしたの? 」

Littorio「あぁ、変な笑い方でしたね。ごめんなさい」

高雄「別に。……それで? 」

Littorio「あの人がセンスの悪い眼鏡を掛けてきたとして」

高雄「? ええ」

Littorio「“ 似合ってる? “からの“ 似合ってない “まではいいじゃないですか」

高雄「そうね」

Littorio「“ あいつは似合ってるって言ってたんだけどなぁ ”という発言への返答をシミュレートしていました」

高雄「はぁ。……巫山戯たことをお酒の肴にするのはいいけれど何故、そんなピンポイントなの? 」
90 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/22(火) 21:47:25.41 ID:QlYNlWYV0

< 戯言着飾って生きる日々を >







龍田「あの人そこまで昇進に対して熱意は無いみたいだけどぉ」

山城「野心の無い人間は自分の為にああまで腐った手段講じないと思うけれど」

龍田「全く無いとは言ってないもの。……仮にそういう野心の強い人がいたとしてね? 」

山城「ええ」

龍田「あと少しで理想に手が届く、っていうところで理不尽に閉ざしてあげたら付き従った皆さんはどうなるかしら」

山城「取り敢えず何がしかの方向性で暴走しそうね」

龍田「でしょう? その指向性を上手く制御できるならこの戦争なんて一年待たずに終わると思わない? 」

山城「あぁ……言いたいこと、分かった」

龍田「あの人ってそういう実証実験みたいなのの被験者だったりしそうよね〜」

山城「物凄く良いところで深海棲艦の皆さんに惨殺されるのね? 」

龍田「そうそう。暴走する私たちが楽しみだわぁ」

扶桑「……そんな悪辣過ぎること考えるのはあなたたちくらいだと思いたいところね」
91 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/22(火) 21:51:45.62 ID:QlYNlWYV0

< ♪ 曲がりくねった道の先に(未知の咲に) >







山城「そもそもあれの野心はある意味では元帥になるより得難いものではあるでしょう」

龍田「そうねぇ。モテモテハーレム王国を建国したい、だったかしら」

山城「名称は兎も角そんな感じね」

龍田「曲がりなりにもほぼほぼ目当ての生活手に入れた辺りが怖いところ」

山城「手に入れるより維持する方が余程面倒だなんて思ってもみなかったみたいだけれど」

龍田「それは仕方無いんじゃないかなぁ。釣った魚にふんだんに餌を与えつつね?
周りには食べるなと釘を刺してリリースの勧めを断って家にも帰らず釣り場の近くで遊んでるんだから」

扶桑「言い得て妙というかなんというか。……私も雲龍に対する天城みたいな翻訳者が欲しいところだわ」
92 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/22(火) 21:52:54.55 ID:QlYNlWYV0

< 玉になり、滴る >







雲龍「ッ………………………………………」

瑞穂「……? 」

雲龍「…………………………………………」

瑞穂「…………? 」

雲龍「…………………………………………」

瑞穂「…………あのぅ? 」

雲龍「ん…………紙で指の腹を切ったの。わざとじゃないわよ? 」

瑞穂「はぁ」

雲龍「浮き上がる血を眺めていただけ。人間らしさってこういうことかなって」

瑞穂「そういうことではないと思いますけれど……」
93 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/22(火) 21:54:07.92 ID:QlYNlWYV0

< 酔いも醒めようというもの >







雲龍「まぁ、こうやって半分だけ修復してみたりした方が暇潰しにはなるわね」

瑞穂「なりませ……そんなことできるんですか雲龍さん」

雲龍「? できないの? 」

瑞穂「そこまで細かくなんてできませんよ。
傷がある程度離れていればできるでしょうけれど基本的に直すか直さないかでしょう」

雲龍「……分からないわね。ねぇ? 」

明石「や、それ普通に異常ですよ……レベル的には化け物一段階やめてるやつですってば」
94 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/22(火) 21:57:34.13 ID:QlYNlWYV0

< フィナーレの為のセミフィナーレ >







提督「お、いいところに一人酒。赤城は? 」

加賀「お手洗いついでに肴の追加を。あなたは? 」

提督「下らない会議が終わったところ。……加賀くん、明日は君別メニューな」

加賀「あら、本気で懲罰房を経験させてくれるのかしら? 」

提督「ちげぇよ。所謂ところの改二化ってやつ。明石には話付けてるから」

加賀「はぁ……今、このタイミングで? 」

提督「最終日の模擬戦、まかせたぞ」

加賀「…………ええ」






赤城「べつに構いませんけれどね ” だから好きなのよ……酷い男 ”とか顔覆って呟いて、
剰え勝手にキラキラするのは止めてほしいですねぇ」
95 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/22(火) 21:58:00.74 ID:QlYNlWYV0

ありがとうございました
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/22(火) 22:08:28.72 ID:b3sBUW150
乙 遂に改二きたか
97 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/23(水) 22:06:57.49 ID:VRP/WQ1Q0

< お役所のお仕事 >







提督「…………邪魔臭ぇな」

愛宕「まぁ……そうね」

提督「談話室と食堂に置いていいか? 」

愛宕「いいんじゃない? お花は好きだし虫が出る時期でもないし」






漣「業者に頼まれて買わされた、と」

海風「いいじゃん。どうせ経費でしょう? 」

漣「癒着だよ癒着これー、ねー? 」

涼風「祝い用のスタンドフラワーかぁ。ある種不謹慎の極みだな」

高雄「構いませんけれどね……これを民間とのパイプと言っていいんでしょうか」
98 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/23(水) 22:09:39.10 ID:VRP/WQ1Q0

< 科学者というものA >







明石「はい、終わりです」

加賀「こんなもので? 」

明石「ようは貯まったポイントを肉体に還元してるだけですから。
ゲーム的な発想に過ぎるかもしれませんが」

加賀「ふぅん……」

明石「加賀さんはその貯まったポイントが多いのと特殊なアレなんですけどね」

加賀「はぁ」

明石「色々変化できるってことですよ。こう、シャキーンジャーンドーンって」

加賀「あなた得意分野なら無理な例えはやめた方がいいわ。全く意味が分からないもの」

明石「一応その書類に“ 戊 ”とか“ 護 ”とか書いてるでしょう? それです」

加賀「単行本並に分厚いわね。……後で読むわ」

明石「そうなるでしょ? お堅い言葉で説明しても誰も分かってくれませんし。
……ほらほら行った行った。あの人に見せてくるんでしょ? うん? 」
99 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/23(水) 22:10:58.40 ID:VRP/WQ1Q0

< 悪鬼羅刹って笑うのかな? >







提督「夕立たちはいいなぁ……派遣されてても演習後は自由時間長くて」

愛宕「あなたはその後が本番だものね。素晴らしい会議」

提督「クッソダルいわマジで。反省会とか本当に意味あんのかこれ」

愛宕「会議をしました、っていうのは意味のあることでしょう? なし崩しにお酒が入るとしても」

提督「まぁそうだけども。……じゃ、あとは俺だけでおもてなししてくるから」

愛宕「はいはーい。酌婦が必要になったらいつでも呼んでね? 」

提督「ばーか。…………あいつらの方が拒否しそうだけどなお前らの評判聞いてれば」
100 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/23(水) 22:12:21.69 ID:VRP/WQ1Q0

< 未亡人プレイの為に喪服を用意するのは許されるだろうか >







雲龍「どう? 」

天城「さすがに不謹慎過ぎるのでは? 」

雲龍「今更? 」

天城「それでもやって良いことと悪いことがあるんですよ姉様。
第一あの人が嫌がりそうじゃありません? 」

雲龍「最近あの人上手い具合におかしくなってきてるから」

天城「だとしたら姉様の所為でしょうけどね。……でもさすがにやめてくださいよ? さすがに、庇い切れませんから」
101 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/23(水) 22:13:55.51 ID:VRP/WQ1Q0

< 脳が壊れる(欺) >







山城「あの人は? 」

愛宕「将校何人かとお酒」

山城「懇親会は中止と言いつつ? 」

愛宕「まだお友達面できる程度の皆さんとお話しだから許してあげて」

山城「許す許さないではないけれど……くだらないことね」

愛宕「そのくだらないことが私たちの為になったりするんだから」

山城「それが、くだらないことだっていうのよ。そんなことしないで休んでいればいいのに」

愛宕「まぁねぇ〜。それができるならしてると思うんだけどぉ……」

天城「龍田さんとお酒追加で持って行きましたけれど嫌味なくらい笑顔で話していましたよ。ちょっと見ないくらい」

龍田「つまり最高に面白くないってことよねぇ。
……天城ちゃんがビールケース何個も担いでるの見て一番笑ってたとは思うけど」
102 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/23(水) 22:14:47.46 ID:VRP/WQ1Q0

< 罪無き悪意無き遠慮無き団欒 >







秋雲「え、何この肉塊は」

Littorio「? ステーキ用の牛肉ですが」

秋雲「えぇ……? これ、全部食べられるの? 」

Littorio「? 何人いると思っているのです」

葛城「もう胸焼けしそう」

雲龍「大変ね。肉って焼けたら縮むのよ? 」

葛城「あぁん? 」

瑞穂「どこからでもそういう話に結び付けられるのは便利というかなんというか……いえいえ」
103 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/23(水) 22:15:27.50 ID:VRP/WQ1Q0

< 科学者というものα >







明石「宇宙人? いるに決まってるじゃないですか」

阿賀野「そうなの? 」

能代「真っ先に否定しそうなのに」

明石「だってですよ? いた方が面白いし私は楽しいですからね。
来ないだけでいるに決まってるんですよ、宇宙人」

伊13「なる、ほど……? 」
104 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/23(水) 22:18:16.33 ID:VRP/WQ1Q0

< それでも胸を張って笑みを >






夕立「ここのヒトたちの方が未知の生命体よりよっぽど宇宙人っぽい! 」

涼風「お前が言うな」

海風「本当そうだね」

江風「まったくだぜ」

阿賀野「寧ろ夕立ちゃんの動きが宇宙人だよね」

能代「どころか宇宙人すら超越した何か? 」

夕立「……ぽい? 」

明石「まぁ、否定はできませんけどね。……ここで生活始めたら宇宙人だって腰抜かすでしょうよ」
105 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/23(水) 22:19:11.66 ID:VRP/WQ1Q0

< 真っ暗な海眺めて、紫煙と寄り添って >







提督「んんっ……フゥ-…………かったる」

加賀「お疲れ様。隣、良い? 」

提督「ん……」

加賀「……」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………相変わらず、さ」

加賀「? 」

提督「綺麗だね。……フ-…………」

加賀「…………あなたの、隣にいるからですよ、__さん」
106 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/23(水) 22:20:06.25 ID:VRP/WQ1Q0

< 笑み深く、情は熱く >







提督「悪いな。様子見に行ってやれなくて」

加賀「いいえ、見ていて特段面白いものでも……明石が話し相手になってくれましたし」

提督「そっか」

加賀「ええ」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………ん」

加賀「…………? 」

提督「煙草吸ってたら、手、冷たくなっちゃった」

加賀「ん…………本当に、仕方の無い、人ですね」
107 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/23(水) 22:22:32.31 ID:VRP/WQ1Q0

< 舌華 >







加賀「…………」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………」

加賀「…………ねぇ」

提督「うん? そろそろ部屋、戻るか? 」

加賀「そうね。……私、煙草を始める気は無いわ」

提督「? あぁ」

加賀「でも、そう……少しだけ薫る、というのは嫌いじゃなくなったんです。何年か前に」

提督「……」

加賀「紫煙だけではなくてその薫り、下さらない? 」

提督「もっとストレートに誘って欲しいな。……………………おいで」
108 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/23(水) 22:23:20.00 ID:VRP/WQ1Q0

ありがとうございました
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/23(水) 22:37:34.48 ID:LDrCib3i0
110 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:00:59.43 ID:pcBSCz/L0

< 笑顔で、舞う >







夕立「えっ? 高雄さんと愛宕さん? 嫌っぽい! 仲間なんて嫌! 敵がいい! 」

高雄「はぁ」

愛宕「……ふふ」

江風「お、おう……」

海風「……状況を知らなければとんだ間抜けって感じだよね」







提督「……………………」

瑞穂「うわぁ……凄い、切り返し」

阿賀野「何でアレ直撃させられるんだろう」

能代「夕立ちゃん並に怖いですね」

提督「…………………………………………」

明石「私が言うのもなんですけど……あなたの奥さん二人って時々悪魔に見えますよね」
111 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:02:36.58 ID:pcBSCz/L0

< 我が道を征く >







加賀「というかそもそもあの二人は最終日以外出さないんじゃなかったかしら」

提督「怒るなよ……今日と明日が何の日か知ってるか」

阿賀野「1914年の歴史的な独英休戦とボードゥアンのエルサレム王即位! 」

加賀「当然クリス……は? 」

提督「そういうことだよ……二日とも缶詰めってのを盾に押し切られたんだ」

加賀「……は? 」

能代「……阿賀野姉ぇはよくこの加賀さんの前で死ぬ程面白くないこと言えるね」
112 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:04:44.86 ID:pcBSCz/L0

< 凶器が乱舞 >







提督「付き合って以来初めてクリスマス期間のデート行けない代償」

加賀「ふぅん……? 」

提督「…………なんで俺クリスマス中嫁が傷付くの眺めてそれを事務的に処理させられるんだろう」

能代「えーと、ほら、あんまり損しょ

提督「あ”あ”ん”っ”? 」

能代「し、失礼しましたっ。……負傷、しない、かも? 」

提督「…………全く心に響かない慰めをどうもありがとう」

能代「……あ、ははは、は……? 」

明石「夕立ちゃんが狂喜乱舞して戦いたいって望んでましたからねぇ…………」
113 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:05:33.49 ID:pcBSCz/L0

< 海に咲く罪咎 >







愛宕「スッキリ? 」

高雄「まぁ……そうね」

愛宕「実戦じゃないから本当にスポーツって感じ」

高雄「下手を打つと当然沈むけれどね」

愛宕「でも私たちでしょう? 」

高雄「そうね」

愛宕「んふ……嗚呼…………心の底から化け物って感じ。悲しくなるくらい楽しかったもの」

高雄「…………そう、ね」
114 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:07:42.48 ID:pcBSCz/L0

< 寒々と沸々と >







提督「…………はぁ」

叢雲「シャキッとしなさい馬鹿。あんた、軍人、あの二人、軍人。
当然いつか死ぬかもしれないって覚悟が今を幸せにするんでしょうが」

提督「ん……」

叢雲「あの二人の前ならそういう顔でいいから、私たちの前ではまともな軍人でいなさいよ」

提督「…………」

叢雲「平和ボケ甚だしいわ。…………あんたにはッ、信じた私たちに背中を見せる義務があるのッ」

提督「ッ……………………悪かったよ。そんな、辛そうな顔、しないでくれ」
115 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:10:33.11 ID:pcBSCz/L0

< “ いつも通り ” >







愛宕「どうだった? 」

提督「お疲れ。……悪くはないけどお前は高雄のカバーに頼り過ぎ。
効果的な突撃と無謀な突出は違うんだから次は修正しろ。
特に今回は相手を最初から認識している弊害が多過ぎる。
仕方の無い部分もあるとはいえ夕立ばかりマークするな。
お前の目的は夕立の撃破か? ストレスの解消か? 違うだろうが。
無傷での生還を大前提に敵全体の全容を把握しつつ撃滅することだ馬鹿」

愛宕「ん……分かった。次はどうにかする」

提督「そうしろ。……高雄」

高雄「はい」

提督「今すぐ実戦に突入するなら愛宕の突撃をカバーする従来通りの組み合わせでいい。
だが今はあくまで演習だ、次は極力カバーしてやるな。
最大限に二人が活きる戦い方はこれまでの通りだろうがそれに頼り過ぎて慢心が見るに耐えない」

高雄「……はい」

提督「そもそもお前は相手の初弾を甘く見過ぎでーー






叢雲「まったく……最初っからあれでやりなさいよ馬鹿」

漣「発破かける役って大変だねぇ……お疲れ様むーちゃん」

叢雲「むーちゃん言うな! 」
116 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:11:45.24 ID:pcBSCz/L0

< (非)ソロ者の悪夢 >







江風「あーいうトコだよな。一応は有能なの」

龍田「何でも表裏なのよ。二人の生存率を最大限高める為の勝利とその戦術」

山城「だから死んだ目でずっと真面目に観続けているわけね」

龍田「勝てば良かろうなのだ、っていうところ?
……あんなに夕立ちゃんが愉しそうなんだから効果は抜群ね」
117 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:12:26.53 ID:pcBSCz/L0

< 楽しければ何でもいいと思うよ >







漣「今年もあと一週間かー」

叢雲「そうね」

漣「今年何か良いことあった? 」

叢雲「それなりには」

漣「そっか。ならいいや」

叢雲「ええ」

漣「……」

叢雲「……」

漣「…………今年さ、中身のある会話ってした? 」

叢雲「まぁ……それなりには? 」
118 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:14:58.64 ID:pcBSCz/L0

< 喫煙所、独り >






提督「フ-……明日もやんのかあれ」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………まぁ、平和ボケは平和ボケだよな。らしくなかった」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「次世代の夢を創る仕事、前の世代に頑張ってほしかったなぁ……」
119 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:18:33.44 ID:pcBSCz/L0

< 一人、寄り付いて >






赤城「であれば、出逢うことすら無かったでしょうね」

提督「…………今お前と話す気分じゃない」

赤城「別に難しい話も嫌な話もしませんよ、今は」

提督「他にお前と話すことあったっけ」

赤城「失礼な。益体も無い話や意味の無い話、馬鹿らしい話を楽しんできたでしょう? 」

提督「…………フ-」

赤城「私とて、あなたや彼女たちへの親愛は、あるのですよ? 」

提督「知ってるよ。…………切り替えた、全部無理矢理切り替えたから本当に心配そうな顔なんてしないでくれ、怖くなってきた」

赤城「本っ当に失礼ですねぇ……」
120 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:20:34.82 ID:pcBSCz/L0

< 日常を楽しむ為に必要な日常という儀式 >







漣「ジェネリックATMなご主人様ー」

提督「んだよ……素直に財布扱いされた方がまだマシだな。何? まだ酒殆ど入ってないんだけど」

漣「暇なんで風俗の話しましょー」

提督「巫山戯んな馬鹿」

漣「寝取りプレイ専門風俗とか無いんです? 」

提督「あのさぁ……」

漣「人妻風俗じゃーなんかちょっと違うじゃないですか。JDとか寝取りたいでしょ? ん? 」

提督「俺は何でもかんでも下半身で物考えるアホじゃねぇから」

漣「またまたー。野生の愛宕さんとかいたら勝手に保護して閉じ込めるでしょ? 」

提督「意味が分からないんだけど……」

叢雲「保護までは普通でしょうよそれ。
……上手くいけば愉快な話し相手くらいにはなりそうだし」
121 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:22:48.05 ID:pcBSCz/L0

< 巻き髪とかリボンスカートとかサマンサとかそんな感じかな >







提督「つーか海軍将校の肩書き見て股開くJDとかぜってー面倒臭ぇから願い下げだわ」

漣「ほーん? 」

愛宕「JDコスすればいいの? 」

提督「こういう嫁がいるわけだしな。……でもJDコスって、なんだ? 」
122 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:23:16.45 ID:pcBSCz/L0

< 非日常であるという前提 >







提督「っても……そうだな。風俗って所謂異世界というかさ、
普通では関われない世界に踏み入れるって感じだと思うんだよな」

漣「あぁ、一応続けてくれるんすね。
……肩書見せればヤれそうなJDより普通なら訴えられるかもしれない人妻の方がいいって? 」

提督「単に乱れられるより次の子もお願いしますね♥︎ とか言われた方が燃えそうではある」

漣「なるほどなるほど」

愛宕「一人目の可能性すら限り無く低い石女でごめんなさいねぇ〜」

提督「」
123 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:23:43.51 ID:pcBSCz/L0

ありがとうございました
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/24(木) 23:39:37.58 ID:Pzw+ptpH0
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/25(金) 12:20:25.64 ID:b3YGCdnoO


艦これ的には海域ドロップするのが野生の艦娘?
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/25(金) 14:52:14.13 ID:JdBqUGx10
前スレで親友と“ 艦娘の複製 ”計画について言ってるから同名艦ってのがいない世界観で
野生の艦娘ってのはまだ軍の管理下に無い艦娘のこと?
だから深海棲艦倒して艦娘でてくる海域ドロップじゃなくて工廠等で建造される艦娘しかいないのかな?
127 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/26(土) 23:08:03.68 ID:l7CPmI6y0

< ただ、二人在れれば >







愛宕「クリスマス、終わっちゃった」

提督「……そうだな」

愛宕「色々と理由付けて無理矢理戦闘訓練させてもらったけど」

提督「ん」

愛宕「別にクリスチャンでもないしどうでもよかったのよ、本当は」

提督「知ってる」

愛宕「あなたに八つ当たりして、覚えていてほしかったの、来年まで」

提督「忘れないよ。どんな理由であれ、くだらない意地であれ、何も楽しませてやれなかったんだから」

愛宕「そうじゃなくて……うぅん……」

提督「無理矢理言葉にしなくてもいいさ。お前が言いたいことは分かる」

愛宕「んん……何だと思う? 」

提督「肩に頭、載せたいんじゃない? 」

愛宕「正解だけど大外れ、ってところね。取り敢えず手、握って」

提督「それはそれは…………ん」
128 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/26(土) 23:08:55.71 ID:l7CPmI6y0

< 街頭インタビューVTRでも眺めつつ >







葛城「やっぱこのご時世ナンパとかも減ってるのかな? 」

江風「知らねーよ何故江風の方向いた」

雲龍「まぁ……元々マッチングアプリだとかに流れていそうじゃない? 」

天城「あんまり詳しくはありませんが写真の修正だとかが効かない分ナンパの方がいい方もいるのでは? 」

雲龍「なるほど。確かにそうね」

葛城「男は色んな意味でナマが好き、と」

江風「そら嫌いじゃないだろーけどな……」
129 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/26(土) 23:09:22.76 ID:l7CPmI6y0

< 擦れていると言うと言い過ぎなラインで >







明石「葛城さんが割りかし下ネタいけて反面女の子っぽい女の子してる所為で」

葛城「はい? 」

明石「なんだか妙に自分が大人みたいな錯覚を覚えて困ってるんですよ。どうしてくれるんですか」

葛城「意味分かんな。明石さんも女の子してるじゃん」

明石「じゃない、とは言いませんけども……言葉では説明しにくいですねぇ……」
130 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/26(土) 23:10:05.75 ID:l7CPmI6y0

< 素(レズ) >







葛城「あっ、メスにされてばかりで女の子って感じではないってこと? 」

明石「えぇ……」

天城「……姉様」

雲龍「さすがに私はそこまで悪くないと思うけど……」
131 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/26(土) 23:10:51.81 ID:l7CPmI6y0

< 実感と重みと説得力のあるお言葉 >







葛城「てーか私も割と女の子忘れてることあるけどね」

雲龍「あぁ、輸送機の中で口半開きにしながら涎垂らして寝てたり」

葛城「は? 」

天城「しかも半笑いで」

葛城「は? 」

明石「やー、そういう感じのベクトルじゃないんで私。それは別のアレ」

瑞穂「そういう忘れ方をするともう戻れなくなりそうですものね」

葛城「……私いじめられてません? 」

加賀「さぁ……私も似たような扱いされることあるから」

赤城「そういう扱いをされたいとは思いませんけれど……全くされない方が疎外感のあるものなんですよ? 」
132 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/26(土) 23:11:27.32 ID:l7CPmI6y0

< 載せて、載せられて、抱き付かれて抱き締めて >







愛宕「あなたの人生で私だけが、って」

提督「うん? 」

愛宕「そういう生を望んだことが無いとは言えないけれど」

提督「うん」

愛宕「こういう生も悪くないって思わせてくれて、思える程幸せにしてくれて、ありがと」

提督「別に。……死期でも悟ったの? 」

愛宕「んーん、単にセンチなだけ。ありがちだけど年の瀬の魔力ってやつね」

提督「そ……」

愛宕「……」

提督「……」

愛宕「…………」

提督「…………」

愛宕「…………♪ 」

提督「ん…………こちらこそ、こんなにだらしないやつを幸せにしてくれて、ありがとう」
133 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/26(土) 23:12:53.00 ID:l7CPmI6y0

一応建造的なアレと極々低確率のドロップ的なアレとドロップ的なサルベージ的なアレ、って感じですね
あくまでエッセンスなので忘れていただいても何ら問題は無いですけども

ありがとうございました
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/26(土) 23:41:12.32 ID:fXegchK/0
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/27(日) 02:04:37.45 ID:WMZSTZfQ0
>>1
136 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/31(木) 23:00:26.77 ID:PBTI8azaO

< 失礼だけど笑ってしまった名前 >








提督「友達の伊達は嫁さんがマキさんだな」

叢雲「実際はどうか知らないけど割とそれ結婚で悩みそうよね」

提督「どうなんだろうな。赤井翠さんとかも実在するらしいけど」

叢雲「山佐佳奈さんとかも聞いたことある気がするわ」

提督「うん? 」

叢雲「ヤマサカナ、山の魚」

提督「あぁ、そういう……伊達のお母さんがさ」

叢雲「ええ」

提督「マキコっていうらしい。それ海兵のとき聞いて笑ってたんだよね」

叢雲「んん……それはまた」
137 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/31(木) 23:00:56.78 ID:PBTI8azaO

< らしくある >








提督「幸せならどうでもいいと思うけどな。……でさ」

叢雲「ええ」

提督「なんで年末に極限までくだらない話して全員の着付け待ってるんだろう」

叢雲「さ、さぁ……? 」
138 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/31(木) 23:01:55.25 ID:PBTI8azaO

< 祓え不幸を >







天城「年末と年始両方で集合写真を撮ると決めたのはあなたでしょう」

瑞穂「恒例行事ですしね」

提督「俺去年は年始が晴れ着で年末は普段着ってした気がするんだけど」

天城「何故かあなたが和服を着るからです」

提督「年始は大礼服着ろって言われたんだもん和服の出番無いじゃん」

高雄「年始は縮小してとはいえ訓示を与えたりと祝いの席ですからね。
正装して和服にして正装して、なんて整える私も面倒ですよ」

提督「だそうだ」

天城「はぁ」

瑞穂「しかしこうしてシャンとしているところを見ると本当に……いえいえ」

叢雲「……明石」

明石「はい? 」

叢雲「フラフラ血迷わせずにちゃんと繋ぎ止めておきなさいよ? 」

明石「や……えぇ…………? 」
139 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/31(木) 23:03:16.98 ID:PBTI8azaO

< イったっぽい! ぽい……? >








愛宕「女も男も大概面倒臭いしそもそも人間だって化け物だって個人差があるけどね?
割にちょろい生き物なのよ思考する時点で」

夕立「ふーん? 」

愛宕「ちょっと優しくされただけですぐコロっといっちゃったりね? 」

夕立「ちょっと強いだけの子なんて好きにならないけど? 」

愛宕「あの人戦闘力は人間レベルだけどベッドだと強いのよ? 」

夕立「夕立はそれ知らないから。知ってもいいの? 」

愛宕「私は別にいいけど? 」

夕立「えっ、いいの? 」

愛宕「いいっぽいいいっぽい」

夕立「ぽいー……? 」

高雄「……馬鹿な会話で頭がおかしくなりそう」

海風「姉がご迷惑をお掛けし……愛宕さんも大概ではありますけども」
140 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/31(木) 23:04:13.35 ID:PBTI8azaO

< イメージという事実 >







海風「そもそも夕立姉さんって激しく噛み付いたりしそうだから危ないですよ」

夕立「海風は夕立のことを何だと思ってるの? 」

海風「攻撃性に支配されてる飢えた狂犬」

夕立「酷いっぽーい。夕立はこれでも利口な方だよ? 」

海風「利口ね……高雄さんとか見て馬鹿って言える?
馬鹿じゃないから安心してってちゃんと私の目見て言える? 」

夕立「え……」

高雄「おかしいでしょう? 何故そこで私に飛び火するんですか……」
141 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/31(木) 23:14:38.94 ID:PBTI8azaO

< 来年もどうぞよろしく >






提督「えー、本年もまぁ楽しく過ごしましたが」

高雄「世情など何処吹く風に」

愛宕「なんとなくいつも通りに」

加賀「時折後輩にいじめられつつ」

雲龍「そんなわけ」

天城「愛ですとも」

明石「愛かは兎も角敬愛ではありますよね」

瑞穂「敬愛なんかではなくて、愛をください。肉の欲で構いませんからぁ! 」

叢雲「誰よこんな年末まで酔わせ倒させたの」

漣「さぁね。どうでもいいでしょそんなの」

江風「あぁ^〜……! 」

海風「ぴょんぴょん飛び跳ねるのは何かのギャグなの? 」

阿賀野「絶妙に馬鹿っぽいよね」

夕立「っぽい? 」

能代「ぽいぽい」

秋雲「ぽいよねー」

葛城「ぽいわー」

Littorio「ぽいですとも」

伊13「ノリ、いい、んですね」

伊14「いいっぽいいいっぽーい」

Roma「馬鹿ばっか」

龍田「年の瀬でもここらしいわねぇ〜」

扶桑「でも悪くは、ないわ」

山城「お蕎麦、揃いましたよ」

涼月「この量を越すまでに食べ終わるんでしょうか」

初月「いざとなれば加賀さんがいる」

涼風「赤城さんはフライング駄目だぜ? 」

赤城「ほえ? 」

旗風「もう既にずるずるしてるけど」

松風「仕方無いね。赤城さんだし」

提督「そうだな。……ま、変わらぬ明日で新年を迎えられれば、それにこしたことは、無いかなって」


142 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/31(木) 23:16:17.04 ID:PBTI8azaO

本年も本当にありがとうございました
なんとはなしにぼんやりなんとなく続きますが来年もどうぞよろしくお願い致します

皆さん良いお年をお過ごし下さい
どうぞ良い一年になりますように

ありがとうございました
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/31(木) 23:21:46.72 ID:ZqSJ9e2a0
乙 来年もよろしくね
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/31(木) 23:38:34.38 ID:mGA5RPthO
乙乙

今年も楽しませてもらってありがとうございました
来年もよろしゅうです

にしても大湊組と夕立の親和性高いな
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/31(木) 23:58:11.56 ID:ZqSJ9e2a0
>>144
そりゃ時雨の妹で海風・江風・涼風の姉だぞ
てか登場してる白露型でまともなの春雨だけか...
146 : 【吉】 [saga]:2021/01/01(金) 21:57:30.55 ID:d4p5TGt+0

新年あけましておめでとうございます
今年も大概低速ですがよろしくお願い致します



2016年……吉
2017年……末吉
2018年……ピョン吉
2019年……凶
2020年……吉
2021年……?
147 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/01(金) 21:58:16.14 ID:d4p5TGt+0

< 時々は狭い湯船もいいよね >







愛宕「はうぅん……」

提督「ん……もっと力抜いていいよ」

愛宕「それでは遠慮なーく」

提督「んー……」

愛宕「…………」

提督「…………」

愛宕「…………はぅぅん? 」

提督「はうぅん? 」

愛宕「ふぅぅん」

提督「はうん……? 何か触った? 」

愛宕「んーん、あったかいなぁって」

提督「そっか。……よく考えなくてもさ」

愛宕「んー? 」

提督「こんな馬鹿なことしててこれから今年一番目の訓示垂れに行くとか笑っちゃうよな」

愛宕「いいじゃない別に。あったまって行きなさいよ」

提督「まぁね」

愛宕「ん……」

提督「……」

愛宕「……」

提督「……はうぅん? 」

愛宕「はうぅーん……? 」
148 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/01(金) 22:01:11.72 ID:d4p5TGt+0

< 諸々終わりまして >






提督「疲れた」

愛宕「疲れたわねぇ〜」

高雄「そうね」
 
提督「尊敬してもいねぇ蹴落としてぇ相手に挨拶するあいつらの方がよっぽどお疲れ様だが……ぁ」

愛宕「? 」

高雄「? 」

提督「あけおめことよろ? 」

愛宕「ことよろー」

高雄「今年もよろしくお願いします。……そんなこと、わざわざ言わなくてもいいじゃない? 」
149 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/01(金) 22:02:36.06 ID:d4p5TGt+0

取り敢えずこれだけやってまだ吉以上が出ないのは悲しいような違うような

2016年……吉
2017年……末吉
2018年……ピョン吉
2019年……凶
2020年……吉
2021年……吉

改めて今年もよろしくお願い致します
ありがとうございました
150 : 【大凶】 [sage]:2021/01/01(金) 22:17:42.17 ID:2TGF31sY0
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/01(金) 23:11:34.31 ID:u4HyinpzO
乙ー
152 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/02(土) 23:46:36.07 ID:PItIbRAc0

< こういうとき、あるよね >






明石「月姫リメイク……」

明石「…………」

明石「…………」

明石「…………」

明石「…………」

明石「あの人はあんまりこういうの分からないし漣さんは翡翠が分からないとか言ってたし……」

明石「…………」

明石「…………」

明石「…………」

明石「…………」

明石「やべぇ誰もこの話できない……? 」
153 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/02(土) 23:47:55.76 ID:PItIbRAc0

< 聞き上手とお呼び >







秋雲「そんなときは何でもテキトーに話す機械になる有料お助け人秋雲さん! 」

明石「あ、そういうの間に合ってますんで」

秋雲「またまたー、旧デザのこととか並行世界のこと話したいんでしょー? 」

明石「そうだけどうっぜぇからパスで」

秋雲「えー? 」

明石「つーかいつだったか忘れましたけどあなたも翡翠知らないとか言ってませんでした? 」

秋雲「言いましたけどー、何でもテキトーに話す機械になる有料お助け人ですよ? 」

明石「それ間に合ってるんですって。そういう面倒臭い変なのとかうっざいの何人いると思ってるんですか」

龍田「んー? 呼んだ? 」

明石「呼ぶか。……型月の話できる龍田は余計怖いし嫌だしまだマシかもしれないけど」
154 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/02(土) 23:48:38.66 ID:PItIbRAc0

< 触らぬ女に祟り無し >







龍田「えー、ほら、何の話か知らないけど元カレの趣味とか? 」

明石「元カレの趣味語る龍田とか見える地雷じゃん」

秋雲「そもそも龍田さんは存在が地雷ですもんねー」

龍田「あなたよくそんなこと言え……でも」

秋雲「はい? 」

龍田「ある意味では逸材よね。江風ちゃん方向に」

秋雲「? 」

龍田「……ふふ」

明石「失言重ねる方向とはまた違うと思いますけど……ま、いっか。私関係無いし」
155 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/02(土) 23:49:20.62 ID:PItIbRAc0

< 感じ入るものがあったらしい>







秋雲「」

雲龍「……」

秋雲「」

海風「? これ、どうしたんですか? 」

雲龍「えっと、天城がね? 私も絵が趣味って口走ってしまって……」

海風「……嗚呼」

雲龍「たぶんこの子の描くものとは方向性が違うから困らせるって言ったのに」

海風「や……そういうことじゃないと思いますけど」

雲龍「? 」

秋雲「」
156 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/02(土) 23:50:13.74 ID:PItIbRAc0

< 相対的な価値の暴落 >







漣「どう? この腐れ変態女凄いでしょ? 」

雲龍「褒めてとは言わないけど、暴言? 」

秋雲「……凄いっていうかなんていうか普通に売れるよこれ」

漣「だよねー。雲龍さん次気分乗って風景画描いたら」

雲龍「? 」

漣「ご主人様誑し込んでテキトーな賞に出してみません? 」

雲龍「嫌。あなたたちだから見せても許せるのよ、こんなの」

漣「えー? お金はー? 」

雲龍「あの人に集りなさいよ」

漣「くれって言ったらくれる人なんて面白くないですよー」

雲龍「我儘ね……」

秋雲「はぁ。……漣も全然本気じゃないんだね、こんな雑な会話に流していくんだから。おっかしいなぁ……」
157 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/02(土) 23:50:56.82 ID:PItIbRAc0

< 扱いに困る >







漣「あ、いたいた。そーいや! 」

提督「あん? 」

漣「去年一年いい子にしてましたよ? 」

提督「だから? 」

漣「St.Nikolaus! 」

提督「発音いいな。俺の次くらいに」

漣「ねーねーパパーサンタはー? 」

提督「うるせぇな……ほら」

漣「これは? 」

提督「インパクトミント。ドイツ製のミントタブレットだな。まだあるから一個やる」

漣「ど、どーも。……なんでこんなぽーんと変に珍しいものくれるかなこのおじさん」
158 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/02(土) 23:52:16.46 ID:PItIbRAc0

< 描くのって割と知識要るよね >







秋雲「ふむふむ、あんましハイブランドで固めたりはしないんですねー」

愛宕「まぁね。一応お金はあるけど固め過ぎても面白くないでしょう? 」

秋雲「基本やっすい服しか買わないっていうか買えないこと多いんで。
下手すると子供服着れちゃうこともあるし」

愛宕「漣もそんなこと言ってた気がする。……でも結構その辺はなんとかなるものよ? 」

秋雲「なんとかなるのは分かりますよ? 姉妹にも友達にもお洒落が趣味っていますし」

愛宕「興味、無いの? 」

秋雲「興味はそこら辺のテキトーな女子よりあるんですけど……はは」

愛宕「? 」

漣「興味の理由が違いますからなぁ……」
159 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/02(土) 23:55:15.47 ID:PItIbRAc0

< 悪意無く見透かされるような >







あきつ丸「自分は殿下へのメッセンジャーではないと何度言えば分かるのでありますか」

提督「あきつちゃんの身体で弱いところ三つおしえてくれたらかな」

あきつ丸「まったく阿呆も度を越すと……葛城でいいのでありますか」

提督「だって頼まれちゃったもん。苦しそうに縋り付く女の子に」

あきつ丸「早々に金蔓化しそうな台詞ですな」

提督「もっと使ってやりてぇのにあいつら全然頼んでくれねぇの。
金でも情報でも恩でもなんでもいいんだけど」

あきつ丸「笑止。だから好きになったのでありましょう? 」

提督「まぁ、ね。……あきつちゃんさ」

あきつ丸「? 」

提督「何か、変わった? っていうか心境が劇的に変化する何か無かった? 特に、恋とかその辺で」

あきつ丸「はぁ。…………これだから女衒将校との会話は嫌なのであります」
160 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/02(土) 23:56:30.84 ID:PItIbRAc0

< 成功し続ける綱渡りという価値 >







提督「遂に鈴谷と一線越えたのか? 」

あきつ丸「だとしたらどうする」

提督「別に。おめでとうって言うだけだよ」

あきつ丸「露程も……露どころか滴り落ちる程思っているのでしょうな」

提督「当然だろう? あきつちゃん友達だし」

あきつ丸「実にツゴウノイイオトモダチ、でありますね」

提督「まぁまぁ。その辺は利害が一致してるから許してくれ」

あきつ丸「ふん。……もう一度お聞きしますが葛城を大湊警備府附に、これだけで? 」

提督「あと何人かなら呉れてやる、って言われてるけど俺も捧げる対価は大切にしたいからさ」

あきつ丸「左様で。…………いっそ鈴谷を望んでくれた方がすっぱり諦めて全力で抗ってやるものを」
161 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2021/01/02(土) 23:56:58.39 ID:PItIbRAc0

ありがとうございました
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/02(土) 23:57:49.52 ID:kka9z7k60
163 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/04(月) 23:11:47.53 ID:EOOJR4b40

< 瓦解への道筋 >







龍田「横須賀はかの元帥閣下が通常部隊と艦娘部隊の両方を統括しているわけだけど」

山城「呉や舞鶴を含めて他の拠点は全て別々の指揮系統だものね」

龍田「各地に元帥閣下直属の将校が統率する各拠点があるだけで、
敢えて通常部隊と艦娘部隊を統括する軍人は存在しないけれど、
それってようは艦娘っていうのは元帥閣下の駒でしかないってことよね」

山城「我が主人様も、その一人」

龍田「これは非常に良くないことなわけ。
元帥閣下が不世出の英傑且つやんごとない血脈だからどうにかなっているだけで」

山城「舞踊に最適な愉快過ぎる足場ね」

龍田「それを補強するために各地の拠点は殿下の狗ばかりに。……これを踏まえて」

山城「踏まえて? 」

龍田「我が主人様がいなくなれば段階的にだけど間接的にこの国が滅茶苦茶になるっていうのは面白いわね」

山城「確かに」

高雄「何がどう面白いっていうんですか……仮にも好いた相手でしょうに」
164 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/04(月) 23:12:33.88 ID:EOOJR4b40

< 独善を裁く罪罰なんてありまして? >







龍田「冗談よ。……無いの? 」

高雄「? 」

龍田「暗殺されそうになったこと」

高雄「ありますよ? なんならば私も依頼されたというか裏切りを教唆されたことがありますし」

山城「恐ろしいことね」

高雄「それを極限まで抑える為に不愉快でもあきつ丸やその他の有象無象と関係を持っているわけで」

龍田「そういう方向に繋がっていくわけね。……で? 」

高雄「はい? 」

龍田「あの人はその暗殺者、全部知ってるの? 」

高雄「そんなわけ。あの人にはでき得る限り綺麗な手で生きてもらわなければ困りますから。…………ただ、ひたすらに私の為に」
165 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/04(月) 23:13:52.80 ID:EOOJR4b40

< 闇とかではなくて本当にシンプルに >







提督「高雄と愛宕の二人と一応は結婚したと言えなくもないわけだよな、巫山戯た書類と装備に含まれる指輪だが」

加賀「そうね。あと一応私とも」

提督「お前はいいんだよ。別に姉妹がいるわけじゃないから」

加賀「……あぁ」

提督「摩耶と鳥海が義妹か……って考えると怖いというか申し訳無いよね。
喜びとかじゃなくてこう、何か単純に悪いことをしている気分になる」
166 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/04(月) 23:15:38.36 ID:EOOJR4b40

< 敢えて作法を守らないこともまた時には >







明石「さて、当警備府恒例の巨大鏡餅様ですが」

瑞穂「ですが? 」

明石「これ十一日まで飾っておくって邪魔でしょうがないですよね」

天城「一応は神様の滞在する場所ですから」

阿賀野「こんな瘴気漂う場所に滞在するとか物好きな神様だよねー」

能代「寧ろ邪神の類は喜んでいるのでは」

明石「というか常駐してるのがお供物食べる感覚なんじゃあ」

瑞穂「だとしても、ですよ。これ以上頭の痛くなる事態にならないよう祈っておくのは無意味ではありません」

能代「お膝元で祈るって逆効果じゃあ……」

Littorio「あぁ、ウイルスの収束を初詣に祈念するみたいな」

能代「……」

瑞穂「……」

阿賀野「そう考えると……これ今すぐ撤去して包丁でバラバラにした上で食べた方が、よくない? 」
167 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/04(月) 23:16:25.26 ID:EOOJR4b40

< や、それって避妊のしようも無いよね >







扶桑「キスだけで子供ができるのなら」

山城「は、はい? 」

扶桑「何度も試せていいわね……嗚呼…………」

山城「…………姉、さま? 」

提督「…………俺に対する不満か? 回数をまだ増やせと? 冗談だろう? 」
168 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/04(月) 23:16:57.64 ID:EOOJR4b40

< 強いって自称するのも…… >







扶桑「いえ……こう、なんとはなく思っただけです」

提督「つまり無意識の欲求、と」

夕立「提督さんベッド限定で強いんじゃなかったの? 」

提督「あのさ……いや、どう答えればいいのそれ」
169 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/04(月) 23:17:49.54 ID:EOOJR4b40

< 女の子から言われると逆に怖い >







雲龍「あ、そうだ」

高雄「? 」

雲龍「高雄、もしあの人が死んでもまだ生きたい気持ちが欠片くらいあったとして」

高雄「砂一粒程も無いでしょうけれど……あったとして? 」

雲龍「三十になっても独身だったら結婚してあげる」

高雄「は、はぁ……ありがとう、ございます? 」
170 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/04(月) 23:19:10.85 ID:EOOJR4b40

< 飼ってほしい相手を飼うのはつまらないのです >







愛宕「えー、高雄が駄目ならじゃあ私は誰が貰ってくれるの? 」

雲龍「何年経っても姉妹婚なんてどうせ許されないわよ。諦めて他探しなさい」

高雄「あなた好みの子はいないの? 」

愛宕「むーちゃん」

高雄「なるほど」

雲龍「むーちゃんもいいわね。高雄が死んでいれば求婚するわ」

叢雲「むーちゃん言うな。…………あなたたちに飼われるくらいなら私の方から漣に求婚して逃げるわよ怖いわね」
171 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/04(月) 23:25:42.32 ID:EOOJR4b40

< 貰う側と言われて嬉しいかは別として >






雲龍「ん……じゃあ、うちの葛城をあげるわ」

愛宕「ずいずいに爆撃されそう」

高雄「勢い余って葛城さんも巻き込みそうね」

叢雲「そこは天城勧めておきなさいよせめて」

雲龍「天城はほら……小料理屋開いて常連のバツ一と再婚するから」

愛宕「なるほど」

高雄「妙にしっくりきますね」

叢雲「あんまり幸せそうじゃないのも似合いそうね」

天城「黙って聞いていれば……姉様が貰われていけばいいじゃないですか」

雲龍「趣味じゃない」

愛宕「趣味じゃないわ」

葛城「気は合いそうだけど……や、そもそも私って貰われる側なのは確定なの……? 」
172 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/04(月) 23:29:16.04 ID:EOOJR4b40

< でも同性なら趣味の話になると思うの >







瑞穂「明石さん、ちゃんと貰ってくださいね? 」

明石「や、え、えぇ……? 」

瑞穂「あら、明石さんが貰われる側の趣味だというのなら瑞穂も……」

初月「趣味とかそういう話じゃないと思うが……姉さん、閃いたみたいな顔をするのはどうなんだ? 」
173 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2021/01/04(月) 23:29:43.31 ID:EOOJR4b40

ありがとうございました
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/04(月) 23:30:07.41 ID:ys8yDg1y0
175 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/05(火) 23:06:46.77 ID:iAbNbgLs0

< HENTAI COUNTRY >







提督「丑年だからさ」

愛宕「うん? 」

提督「牛柄の水着とか買ったら面白そうだなって思ったんだよ」

愛宕「? いいんじゃない? 」

提督「あまりにもヴァリエーションとかが有り過ぎて逆に困惑中」

愛宕「あー……うん? 今更? 」
176 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/05(火) 23:08:28.31 ID:iAbNbgLs0

< 新年が殊更大事にならない程毎日が >







雲龍「ぁ……」

提督「あん? 」

雲龍「Happy 乳 Year を忘れたわ。そういう意味では」

提督「忘れたままでよかったんだが」

雲龍「去年も言おうと思ったのにまた忘れるなんて……不覚」

提督「来年も再来年も永遠に忘れてろ」

愛宕「ほぼ毎日祝わないといけないものねー」

雲龍「あぁ……そういう」

提督「ちげーよばーか。ちげーからな? 違うぞ? 高雄も変に同意した顔やめてくれない? 」
177 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/05(火) 23:09:27.94 ID:iAbNbgLs0

< 本ッ当企業向けとか要らねーと思うの >







提督「っても……来年は虎柄水着で再来年はバニーか」

愛宕「年始ってそういう数え方するんだったかしら」

提督「もう面倒臭過ぎてそれでいい気がしてきたわ。年賀状が無ければまだ頑張れる」

雲龍「あれ楽しみなんだから無くなったら困るわ」

提督「お前は来たやつの当たり外れ見てダラダラするだけだろうが」

愛宕「切手シートなんて、ねぇ」

雲龍「あぁ、邪魔といえば邪魔だと思って」

提督「思って? 」

雲龍「あなたのアカウントをつくってフリマアプリで売ればいいと思うわ。今思っただけだけれど」

提督「それならまぁ」

高雄「はぁ。……いいから、出していない相手の選別早く進めていただけます? 」
178 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/05(火) 23:11:39.50 ID:iAbNbgLs0

< 年賀状も出せないこんな世の中じゃ >






提督「こんなもんじゃねぇのか。ほぼ抜けは無いと思う」

高雄「まぁ、リスト外からなんて逆に予想し易かったでしょうから」

提督「うん。ちょちょっと終わらせるわこの辺」

高雄「はい。……そういえば先日も年賀状撲滅デモが始まればいいなんて話をしていましたけれど」

提督「したっけ? や、心から同意できるからたぶんしたんだろうが」

高雄「環境問題と絡めてSNS上で上手く立ち回れば物議を醸すくらいはできそうですよね」

提督「ん……まぁ」

高雄「演習相手の底も知れましたし、暇をいただけるなら素敵なSNS生活でも始めてみます? 」

提督「悪辣に過ぎるんじゃねぇかなそれ。……別に本気で絶滅させたいわけでもねぇし」
179 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/05(火) 23:13:18.79 ID:iAbNbgLs0

< なんでも無いことだからこそ衒い無く >







高雄「言いましたね? 」

提督「は? 」

高雄「言質はいただきました」

提督「おい、そんな本気で止めたいわけじゃ……おーい」

高雄「ふふ……では、私はコーヒーを淹れてきますので」

提督「あ、そう……なんでこんな下らないことで艶のある顔できるの君」
180 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/05(火) 23:14:16.72 ID:iAbNbgLs0

< かんじあそび >







雲龍「愛しい愛しいと言う心……で、戀」

天城「はぁ」

雲龍「つまり愛しい愛しいと言う化け物みたいな木も存在するってことね」

天城「ちょっと意味が……団欒の欒ですか? 」

雲龍「ええ」

瑞穂「綺麗な言葉と漢字でも雲龍さんの舌にかかれば簡単に品の無い意味に聞こえますね」

天城「まったくです」

雲龍「今のは品の無い話じゃあ……いえ、高尚な話って言い張るつもりは毛頭無いけれども」
181 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/05(火) 23:14:44.71 ID:iAbNbgLs0

< 孌 / 㜻 >







雲龍「ちなみに“ みめよい ”と読む容貌が美しいって意味の字は愛しい愛しいと言う女って書くわね」

天城「はぁ」

雲龍「更にその異体字は女偏に下心で意味同じ」

天城「……」

雲龍「すなおだとかしたうって読みもあるけれどこれなら割と品が無……うん? 」

瑞穂「……瑞穂が悪かったですから無理にそういう話に向けないでください」

天城「……姉様ってどうしてこう意味の無いことばかり知っているんでしょうね」
182 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/05(火) 23:15:46.21 ID:iAbNbgLs0

< 享受する気は勿論あるのだけれど >







雲龍「誰しもそんなものじゃない。……ちなみに非人名用漢字なの。よかったわね」

天城「まぁ、意味としても字体としても悪くはありませんが画数は多いですものね」

雲龍「名前なんてラベルなんだから分かりやすい方がいいものよ」

天城「姉様も天城も分かりやすいというか平易な方ですしね。龍はちょっと怪しいですけれど」

雲龍「一応人口に膾炙しているってことで。別に私は“ 竜 ”でもいいし」

天城「はぁ。……子供の名前、なんて考えるのは楽しいことなのでしょうか」

雲龍「きっと、ね。夢見るのも努力するのも、自由よ」

天城「ですね。…………せめて、いつかあの人が死んで百年後くらいには、実現すると、嬉しいです」
183 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/05(火) 23:16:26.07 ID:iAbNbgLs0

< 愛してくれる人により愛してもらえるよう首輪を贈るのは許されるだろう







雲龍「か >

天城「あんまりウケは良くないかと」

雲龍「この前いい感じにお酒と雰囲気で寝室まで持っていったらリードは楽しそうだったのよね」

瑞穂「雲龍さんがあの意味の分からないくらい巫山戯たトレーニングをこなして頭脳労働にまで手を出した日ですか? 」

雲龍「ええ。ハートが燃えるってああいうことを言うんだって実感したわ」

瑞穂「違うと思いますけれど……」

雲龍「そう? 」

天城「そんな積み上げて騙し討ちみたいな」

雲龍「本気で拒まれれば私だって謝るわよ」

天城「それを知っているからあの人も無理矢理ノるんじゃあ……」

雲龍「それくらい甘んじてほしいものよ。……そもそも言い出したのは私じゃないし」

天城「はい? 」

海風「私です」

天城「はぁ……」

江風「…………姉貴に首輪なんて捧げ持って来られた日には膝から崩れ落ちるンじゃねーのかテートク」
184 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/05(火) 23:17:39.75 ID:iAbNbgLs0

< 自分でラベリングできるとして >







秋雲「秋雲さんたちに用意された戸籍ってテキトーにそれっぽい名前付けられてるじゃん」

漣「だねー。古くも無く新しくも無いありがちな名前」

秋雲「基本的に雑に付けられた無用の長物だからダッサい名前だったり好みじゃないじゃん? 」

漣「まぁ……でも実際殆ど使わないし」

秋雲「そ・れ・が! じゃじゃーん! 強くお願いす・れ・ば」

漣「保険証常に所持かよ君」

叢雲「えーと、コシミズ……“ 輿水 幸子 ”? 」

秋雲「フフーン! 」

漣「えぇ……」
185 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/05(火) 23:18:40.03 ID:iAbNbgLs0

< 遊びに本気≒人生 >







秋雲「まぁ、世に出ないというか出られない自信があるからこそのネタだけどね。自己満足の」

漣「ちなみに名前をアニメキャラと同じ名前にするには如何程の代償を支払ったので? 」

秋雲「十日間フルで身体機能異常励起し続けて……同好の士である将校の満足する、絵を……捧げました! 」

漣「えぇ……」
186 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/05(火) 23:19:05.59 ID:iAbNbgLs0

< 予定調和染みた >







葛城「どうなってんの海軍……それでいいのか帝国……」

秋雲「誰も損なんてしてないでしょ? 」

漣「そこまでさせる将校もクソ馬鹿だけどさ、
そこまでしてそんなものしか手に入れられない秋雲は損してると思うよ」

叢雲「時間の方が明らかに大事よね」

葛城「てーか一応私たち税金暮らしでしょうが」

漣「あ、知ったこっちゃないんでそれは」

秋雲「どーでもいーよね」

葛城「確かに」

叢雲「……それはショートコントか何かなの? 」
187 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/05(火) 23:20:35.23 ID:iAbNbgLs0

< 今日の私にさようなら >







提督「ふぃー……今日も疲れただるい。……どした? 」

愛宕「お布団暖めておきました? 」

提督「そりゃどーも……ん」

愛宕「ふふ、まだあったかいわね身体」

提督「風呂入って髪乾かしてすぐだし」

愛宕「暖めておく必要無かった? 」

提督「いてくれる必要はあったよ。……初めて触るパジャマだ」

愛宕「そこは初めて見るパジャマだけど似合ってるぜ、ってところでしょう? 」

提督「足すな。……手」

愛宕「んー……」

提督「……ん」

愛宕「…………」

提督「…………」

愛宕「…………」

提督「…………」

愛宕「…………また、あした」

提督「ん、また、明日も明後日もいつまでも」
188 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2021/01/05(火) 23:21:02.22 ID:iAbNbgLs0

ありがとうございました
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/05(火) 23:31:01.30 ID:iTWM1sL20
乙 とりあえず秋雲にスカイダイビングさせてみるか?
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/05(火) 23:41:44.82 ID:D7z7fTtDO
どっかの輿水幸子かよ
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/05(火) 23:44:07.86 ID:l9wsOGt2o
そういえば同じ声よね
192 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/07(木) 23:23:46.29 ID:skH08+KO0

< 寝顔を眺めながらコーヒーっていいよね >







愛宕「んー…………? 」

提督「おはよう。コーヒーなら淹れてあるよ」

愛宕「シャワー浴びたら貰う。……何時? 」

提督「(4+4)/4+4時ちょっと過ぎ」

愛宕「はぁ……ばーか」

提督「んんっ……寝てから六時間くらいかな」

愛宕「そ……んぅ……」

提督「寝ててもいいさ。ゆっくりしとけ」

愛宕「そ、うねぇ……んー……」

提督「…………」

愛宕「…………」

提督「…………」

愛宕「…………おでこにチューしてくれたら、起きる」

提督「手の甲を選ばせていただいても? 」

愛宕「ばーか」
193 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/07(木) 23:25:31.34 ID:skH08+KO0

< 好みというだけですが >







提督「なんかこれも結構前に話した気がするんだけどさ」

漣「? 」

提督「フローラと結婚しようがビアンカと結婚しようがデボラと結婚しようが側室ぐらい持てばいいんじゃねぇのかな」

漣「ハーレムエンド含めてブランド的なアレとかゲームのテーマ的に駄目じゃないのって話になりませんでしたっけ」

提督「や、でももうその辺はいいと思うんだよな。
ジェンダーとかそういうのはどっかしらで突っついてくるんだから。
なんならR15指定とかで出せばいい」

漣「別に漣はそういうエンドあってもいいじゃんとは思いますけども」

秋雲「エロ同人のネタを狭めるのは創作として近年駄目な方向行ってる潮流を感じるので駄目です」

提督「えー……」

漣「まぁ……」

秋雲「介護で山奥幽閉とか商家の為にも他の男と結婚とか素晴らしいじゃないですか、ねぇ? 安易に馬とかよりも、ねぇ……? 」
194 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/07(木) 23:26:58.42 ID:skH08+KO0

< むつかしいおはなし >







提督「俺はその辺よく分からねぇけどさ、一応グレーゾーンなんじゃねぇの」

漣「明確に二次創作に対してお気持ち表明してるとこもありますしね」

秋雲「それを否定はできないよ。それは作品に対する思い入れとか当然の権利だもん。でもさ」

提督「あん? 」

秋雲「SNSがここまで浸透してね、敢えて奨励したりステマじゃないステマ狙ってるとこは増えてると思うよ」

提督「そうなの? 」

漣「なんとなくそうなのかなって思うときはありますねー」

提督「ふーん……」

秋雲「どうでもいいといえばいいんだけどさ。
……別に秋雲さんは売ったりしてるわけでもないしね」
195 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/07(木) 23:27:55.68 ID:skH08+KO0

< 質実共に >






秋雲「まぁ、そういう硬かったり面倒な話は置いといて」

提督「ん? おう」

秋雲「明確に姉妹とまではいかなくとも同じ血筋の女の子全員娶るってやっぱ浪漫? 」

提督「すげーぶっ込み方。……まぁ、いいんじゃねぇの? 」

漣「ご主人様割と現在進行形でしょそれ。特にそこ興奮ポイントじゃない気がする」

提督「そう言われるとそうか」

秋雲「なんだこの社会の敵」

漣「今頃気付いたの? 」

秋雲「だって外面だけはいいじゃんこの人」

漣「まーねー」

提督「はいはい。……曲がりなりにも正義の味方なお前らに言われると実際何も反論はできねぇな俺」
196 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/07(木) 23:29:26.30 ID:skH08+KO0

< 意味が分かると脳が壊れる話 >







明石『ん……瑞穂さんが、一番安心します』

瑞穂『もっと、抱き締めて、ください……強く、締め付けて、離したくならないように』






瑞穂「はぁ……」

天城「……? 」

瑞穂「いえね…………あれって1/1での一番じゃないんだな、と」

天城「は、はい……? 」
197 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/07(木) 23:30:18.71 ID:skH08+KO0

< 言葉の裏というものにはほぼ全て >







雲龍「更に穿ってみると単に安心するだけで快感も幸福感も一番ではないみたいね」

瑞穂「…………」

天城「…………」

雲龍「そんなのその辺のペットだとかぬいぐるみと同……うん? 」

葛城「…………なんで雲龍姉ぇは無造作に追い討ちかけたの? 」
198 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/07(木) 23:30:56.69 ID:skH08+KO0

< そう思ってしまう方が悪い云々 >






雲龍「いえね、実際素直に考えると盛った後のラリったクールタイム以外では割とそう聞こえると思うけれど」

瑞穂「…………」

葛城「だからさ……」

天城「…………姉様って何故か最近瑞穂さんへの当たり強くありません? 」
199 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/07(木) 23:32:06.34 ID:skH08+KO0

< 勝ち負けの話ではないと思うものの >






葛城「そもそもさ、私は男に抱かれたこと無いから知らないけど」

雲龍「ええ」

葛城「男、っていうかあの人みたいにタッパあって筋肉質な人と瑞穂さんじゃあ安心感の意味が違うと思うよ」

雲龍「そうね」

葛城「瑞穂さんのは普通に好きだから安心できるわけでさ、
あの人のには単に身体大きいからって意味もあると思う」

瑞穂「……そう、ですね…………ええ」

葛城「うん? 」

天城「……普通に好き、という表現も穿てそうですけれどね、
身体が大きいからってだけの相手に負けている扱いはさすがにどうなのです」
200 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/07(木) 23:36:51.67 ID:skH08+KO0

何かのキャラと同姓同名の方って割といますよね
何人かお会いしたことがあります

ありがとうございました
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/07(木) 23:51:15.46 ID:/huzjKt80
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/08(金) 02:05:08.57 ID:+2ccrLGiO
乙ー

大昔テレビでアメリカの国立公園の紹介してて
その時出てきた担当者だかなんだかの人が
ジム・キャノンって名前でビックリしたことが
203 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/08(金) 23:15:44.29 ID:QnSA60dC0

< 革新的だと確信する >







提督「紐パン……」

高雄「はい? 」

提督「や、変こと呟いたんじゃねぇよそんな目で見るな。……紐パンがあるんだ、そこに」

高雄「? ……? 」

提督「な? 」

高雄「……ええ」

提督「……執務室は鍵掛けてないし無断での侵入とは言わねぇけど執務室のデスクに紐パン置き去りって凄い斬新だな」
204 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/08(金) 23:16:10.72 ID:QnSA60dC0

< 革新的だと確信する >







提督「紐パン……」

高雄「はい? 」

提督「や、変こと呟いたんじゃねぇよそんな目で見るな。……紐パンがあるんだ、そこに」

高雄「? ……? 」

提督「な? 」

高雄「……ええ」

提督「……執務室は鍵掛けてないし無断での侵入とは言わねぇけど執務室のデスクに紐パン置き去りって凄い斬新だな」
205 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/08(金) 23:19:32.64 ID:QnSA60dC0

< ノータイムで >






提督「まぁ、高雄が今履いてるエロい紐パン見せてくれるなら喜んで見るけど」

高雄「はぁ……どうぞ? 」

提督「え、何本当に捲って見せてく……

高雄「さ、犯人探しに行きましょうか」

提督「あ、あぁ。……………………スリットって、いいな」
206 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/08(金) 23:21:18.93 ID:QnSA60dC0

< 幕間 >






提督「取り敢えず犯に……雲龍探すか」

高雄「ええ。……………………割とこう勢いで見せたら妙にドキドキしたのは言わない方が、いいわね」
207 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/08(金) 23:22:21.92 ID:QnSA60dC0


< 最近簡単に見せてくれるのも逆にいい気がしてきた >







雲龍「え、私知らないけれど」

提督「えー……」

高雄「詰みましたね」

雲龍「そんな私ならするだろうみたいな……ほら、ちゃんと履いてる」

提督「わざわざ捲って見せるなエロいな」

雲龍「ありがと。……天城のも見る? 」

提督「何言ってんだお前見な……いや、見るに決まってんだろう」

天城「決まってません。……いえ、でも本当に天城ではありませんからねそのエグいの」
208 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/08(金) 23:23:19.70 ID:QnSA60dC0

< 研究者の目 >








雲龍「まぁ、天城は朝食後ずっと私と一緒だから……残念だけど無いわね」

提督「高雄も俺といたしな。お前ら三人はほぼ有り得ないわけか」

高雄「ほぼ? 」

提督「そもそもこんなことをした意味も分からないけどさ、
雲龍たちがグルだったり高雄が俺の目を盗むくらいはやってやれないことは無い」

高雄「まぁ……そうね、そこまで言われると」

提督「取り敢えず高雄たちではないと思ってはいるけどな。……しっかし」

雲龍「? 」

提督「なんか絶妙に俺の好みだなこれ。絶妙ってーか滅茶苦茶滾るわこれ」

高雄「……む」

雲龍「ふぅん……? 」

天城「あの……余計なこと言った自覚あります? 」

提督「……うん? 」
209 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/08(金) 23:24:38.67 ID:QnSA60dC0

< 無くなると普通に困る >







鹿島「あれ、ブラが無い……? 」

あきつ丸「うん? 」

鈴谷「はい? 」

鹿島「えーと……うん? あれ……? 」

あきつ丸「遂に正義面のし過ぎで頭が壊れたのでありますか」

鈴谷「色ボケする程何かヤってたっけカシマール」

鹿島「あのですね……いえ、本当に無いんですよ。ショーツはあるのに」

あきつ丸「……着けていたでありますよね? 」

鈴谷「まーじっくりは見てないけど脱いでたと思うよ。
さすがに脱衣所でブラしてないの見たら違和感あるし」

鹿島「…………」

あきつ丸「…………」

鈴谷「…………」

鹿島「…………これが俗に言うところの変態さん、ですか? 」
210 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/08(金) 23:25:37.12 ID:QnSA60dC0

< 想像するだに >






あきつ丸「はぁ……うんざりするであります」

鈴谷「たまたま鈴谷たち三人しか大浴場にいなかったしねー。
脱衣所なんてしょーじき誰でも入れるといえば入れるし」

鹿島「…………」

あきつ丸「何故こんなことで聴取を受けなければいけないのでありますか。誰が損をした」

鈴谷「や、カシマール損してるじゃん。ランジェ結構高いやつでしょ? 」

あきつ丸「それくらいすぐに買えるだろうが。……しかし」

鈴谷「うん? 」

あきつ丸「通常こういったものはショーツの方な気がするのであります。ブラでも、いいのか? 」

鈴谷「知らないよ鈴谷変態じゃないし。……カシマール? 」

鹿島「…………悪寒が、止まりません。それと物凄く、恥ずかしいです」

鈴谷「あー……」
211 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/08(金) 23:26:34.15 ID:QnSA60dC0

< セカンドレイなんとか >







鈴谷「で、どんなんだっけ? 」

鹿島「はい? 」

鈴谷「どーいうブラ盗られたの? 」

鹿島「えーと……? 」

あきつ丸「……鈴谷、ある種セクハラのラインすら越えていないかそれは」

鈴谷「え、いや、ちがっ」
212 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/08(金) 23:27:44.92 ID:QnSA60dC0

< 誰に盗られるのが一番マシだろうか、みたいな >







鈴谷「やー、え、うーん……ほら、あー……」

あきつ丸「慰めの言葉など無いであります。盗られてしまったものはもうどうしようもない」

鈴谷「そうだけどそうじゃなくて。……心当たりは? 」

鹿島「え、えーと…………うぅん……」

鈴谷「うん? 」

あきつ丸「……はぁ、言うな、分かった」

鹿島「あはは、は、は……? 」

鈴谷「? 」

あきつ丸「鈴谷……残念だが心当たりが多過ぎるようであります」

鈴谷「えぇ……」

鹿島「……………………」

あきつ丸「まぁ、しかし……よく考えると横須賀に限ってもこんな事件が初めてという方が驚くな、ある意味では」
213 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/08(金) 23:28:27.48 ID:QnSA60dC0

< 脛が傷だらけの女神たち >








伊14「そーいや加賀さんと赤城さんって」

加賀「? 」

赤城「? 」

伊14「赤城さんがいつまでいるか分からないからお互い一人部屋なんですか?
横須賀では二人部屋だったんでしょ? 」

加賀「え……」

赤城「えーと……」

伊14「うん? 」

加賀「こう……お互い見られたくないモノだとかコトだとか……」

赤城「恥ずかしい写真だとか着替えがしにくい、だとかなら良かったんですけどねぇ……」
214 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/08(金) 23:29:47.15 ID:QnSA60dC0

< 脛の傷を舐めたがる人 >







加賀「まぁ、でも……私は構いませんよ」

赤城「私もまぁ」

加賀「どうせなら一つの部屋にしてみますか? 新年早々ではありますけれど」

赤城「私もいつまでいるか分かりませんが逆に荷物は少ない方ですしね。……少将閣下? 」

提督「いいぞ。……一応軍事施設だし俺も書くけどお前らも書類必要なんだぞこれ」

加賀「そこは有能な少将閣下にお任せ致しますので」

赤城「今後の戦果にご期待くださいませ? 」

提督「はいはい。……赤城の戦果って期待値ごと吹き飛ばす悪寒がするな、こう良い意味ですら」
215 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/08(金) 23:31:13.62 ID:QnSA60dC0

まぁ、何にも意図せずであろうからこそ驚く度合いは中々に

ありがとうございました
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/08(金) 23:39:42.98 ID:9wlM/5bO0
乙 迷宮入りか
217 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/11(月) 21:20:43.98 ID:YXHMJ3+vO

< 全力で世に憚る >







龍田「あ、そうだ初詣行く? 」

愛宕「何をさも唐突に思い付いたような顔で宣ったのよ」

山城「はぁ……このご時世に? 」

龍田「このご時世だからこそよぉ〜。皆様の不幸せを払拭しなくちゃ」

扶桑「収束祈念で初詣に行く人間を散々嘲笑って煽った後でしょうあなた」

龍田「ヒトデナシの化け物だから寧ろ正しい行いじゃないかなって」

山城「……む。そう言われると考慮に値し

愛宕「しないわよ馬鹿」

龍田「そう? どうせ私たち死なないけど保菌者にはなるじゃない? 出歩く間抜けを駆逐できるわぁ」

扶桑「あのね……」
218 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/11(月) 21:21:35.07 ID:608Wafr+0

< 仕事終わりってなんかこう……ね? >







提督「あぁぁぁぁ……」

雲龍「なに? 」

提督「エロいことしたい。今めっちゃしたい」

雲龍「そう……」

提督「そうなの」

雲龍「……」

提督「……? 」

雲龍「ん…………だいじょぶ」

提督「…………冗談にこう返されるのはお約束だからいいけどお前今何で紐パン解いたんだ? 」
219 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/11(月) 21:22:02.45 ID:608Wafr+0

< 其は魔法の紐 >







雲龍「こう、すぐにでも挿れたいのかと」

提督「お前のこと一度でも道具扱いした? ねぇ俺そんな欲望見せたことある? 酷くない? 」

雲龍「見せてくれたらいいなって」

提督「なんなのきみ……あと」

雲龍「まだあるの? 」

提督「だとして紐パンの紐解くとかねぇわ。お前全く何にも分かってないわ。やり直し」

雲龍「はぁ……? 」
220 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/11(月) 21:23:13.03 ID:608Wafr+0

< 勿論ただの気分 >







提督「まぁ、仕事終わりの一杯くらいさせてくれ」

雲龍「用意……してるわ。高雄と愛宕は今日もう来ないから」

提督「あ、そういう……あとシャワーも」

雲龍「新しいタオルは脱衣所に」

提督「ありがとう、用意いいな」

雲龍「着替えは自分で好きなものをどうぞ」

提督「ん」

雲龍「私、ここにいるけれど……欲しい肴があれば言って」

提督「ナッツが少しあればいいかな。大して飲む気も無いし」

雲龍「ん……いってらっしゃい」

提督「はいはい」






提督「この時期の風呂はやっぱすげ……

雲龍「? おかえり」

提督「…………全く何の脈絡も無くバニーってなんなの? 」
221 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/11(月) 21:24:24.08 ID:608Wafr+0

< 発情兎 >







雲龍「うん? 」

提督「あのさ……なんなのそれはきみ」

雲龍「私、うさぎさんなの」

提督「ちょっと無理あるだろうお前。……なんで兎なら俺の話聞かなくていいんだよ」

雲龍「兎に祭文っていうでしょう? 」

提督「猫なら小判が玩具になるし豚は綺麗好きだから真珠も守ってくれるだろうよ」

雲龍「うさぎさんはこうびのことしかかんがえられないの」

提督「じゃあずっと考えてれば? 」

雲龍「この辺の床が勝手に濡れていくけれどいいの? 」

提督「放置プレイは嫌なんじゃなかったのかよ……こえーよお前」
222 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/11(月) 21:25:23.88 ID:608Wafr+0

特にこことは関係ありませんがこんなの終わらせました
よければどうぞ
【艦これ】明石「つくりました! 」提督「捨てろ」【コンマ】
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1610354603/


ありがとうございました
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/11(月) 21:35:48.98 ID:BtF6iUea0
224 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/12(火) 22:48:00.63 ID:6Qzm0jy20

< 自業自毒 >






雲龍『やめて! そんな、そんなこと、無い……っ』

提督『身体はそうは……いや、いいけどな。すぐに釣れるのは小物って決まってるから、さッ』

雲龍『ッ! ……駄目……駄目なの、駄目、こんな……っ……あの人より、もっと……凄っ……! …………あっはっ』






提督「……………………」

雲龍「寝取られフリプレイ、割とよかったわね。あなたもちゃんとノれてたし」

提督「……………………死のうかな俺」
225 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/12(火) 22:49:10.86 ID:6Qzm0jy20

< あくまで中身がノーマルなのがまた >







提督「こう……脳がぶっ壊れる寸前だった気がする」

雲龍「ようは気持ち良ければいいのよ。頭の誤作動でも錯覚でもなんでもいいわ」

提督「んなわけ……んなわけ……」

雲龍「お手軽に背徳感と征服感を得られておまけで精神的被虐も唆られるなんて羨ましいわね」

提督「なんでや……なんでやねん俺」

雲龍「そこはワイでしょう? 」

提督「どうでもいいよそんなの……ふへぇ」
226 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/12(火) 22:50:08.23 ID:6Qzm0jy20

< 求道者というもの >







提督「つーかお前さ」

雲龍「? 」

提督「ヤってるときは何も思わなかったけどまさかI字バランスまで行けんの? 」

雲龍「ん……うん? 」

提督「無意識の開脚なのかよ……ウンリューちゃんの身体どうなってんの本当」

雲龍「Y字まではそれなりに頑張ったからその先も自然と? 」

提督「あ、そう……何で君そんな世の中に平気で喧嘩売れるの? 」

雲龍「うん……? 」
227 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/12(火) 22:52:30.51 ID:6Qzm0jy20

< 知らなくてもいいこと >






提督「あれ、そもそも何で寝取られフリプレイなんていう頭おかしいノリになったんだっけ」

雲龍「大して飲んでもいなかったのに忘れたの? 」

提督「或いは頭の悪い行動を封印したのか」

雲龍「思い出させてあげましょうか? 」

提督「要らん。……でもバニーから寝取られって本当どういう状況だったんだろう」
228 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/12(火) 22:53:22.66 ID:6Qzm0jy20

< 二人きりと独りきり >







加賀「……? 」

赤城「? 」

加賀「?? 」

赤城「あぁ……」

加賀「! 」

赤城「……」

加賀「っ…………」

赤城「…………ふふ」

加賀「…………ん」

天城「首を傾げて訊ねて教えて試して快心で……。
微笑ましいですけれども付き合わされる身になってほしいものですね」
229 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/12(火) 22:57:44.31 ID:6Qzm0jy20

< 一閃、放って >






加賀「ごめんなさいね。納得がいかなかったから……つい」

天城「別に嫌ではありませんけれど」

赤城「雲龍さんはあの人と、ですものね。葛城さんは? 」

天城「幸せそうな顔でベッドにいるでしょうね。あくまで客人ですから」

加賀「あちらの棟で一人部屋だったかしら」

天城「ええ」

赤城「それはそれは。……妙な気配を感じたのは錯覚でしょうか」

加賀「? 」

天城「? 」






葛城「……………………」

扶桑「? どうしたの? 」

葛城「……………………瑞鶴さんの気持ち、分かった気がする。カッコいいもんあれ」

扶桑「はい? 」
230 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/12(火) 22:58:58.68 ID:6Qzm0jy20

< 毒気無しに >








伊14「実際今まで何人と付き合って何人食い物にしてきたの? 」

提督「あのさ……」

漣「君は今までに食べたパンの枚数を覚えているのかね? 」

提督「あのさ……」

夕立「3.682枚! 」

提督「あのさ……いや、お前それ適当だよな? 何か自信あり気な顔だけどマジとかそんな……おーい? 」
231 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/12(火) 22:59:54.37 ID:6Qzm0jy20

< 割と納得のいかないこと >







葛城「雲龍姉ぇがあれで加賀さんに信頼されるくらい成長していて且つ何故か元々頭がいいこと」

加賀「あの言動しかできないことを代償に悪魔からそれを獲得したと答えは出ていた筈だけれど」

天城「中々にフェアなものですよね悪魔って」

葛城「あのぽややーんとしつつも時折影があってキリっとした顔もできる雲龍姉はどこへ……? 」

加賀「水底、かしら」

天城「天城たちの手が届かないところですよね」

葛城「悲しいなぁ……それが幸せそうな雲龍姉ぇが一番悲しい」

加賀「まぁ……才能に努力を重ねるのが上手いだけであの子程健気で努力家な子もいないわよ」

葛城「そっすかねー……」






雲龍「ん……舐めないでったら、ざらざらしないで」

加賀「はぁ。…………動物全般から無条件に好かれる方がよっぽど納得なんて……」
232 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/12(火) 23:00:22.64 ID:6Qzm0jy20

ありがとうございました
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/12(火) 23:05:33.66 ID:G4tCoBOR0
234 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/13(水) 23:01:04.58 ID:42VIIV8+0

< ピグマリオン哀歌 >







雲龍「できる限り動くな、か」

天城「? 」

雲龍「いえ、割と文章の綺麗な小説に当たったから気分がいいのだけれど」

天城「当然の様に官能を省かないでいただけます? 」

雲龍「伝わればいいのよ言葉なんて。……出来得る限り着飾って人形になって、ただ抱き締められるって」

天城「はぁ」

雲龍「ある意味では最高に生き物扱いの反対よね……嗚呼……」

天城「……まぁ、動きの少ない分穏当で周りの精神的被害は少ないですしいいのじゃないですか」

葛城「えぇ……? 」
235 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/13(水) 23:02:29.45 ID:42VIIV8+0

< 今日も今日とて >







葛城「そもそもそれを私が着せ替え人形にされてるときに言う意味」

雲龍「他意は無いわ」

天城「あまり動かないで。帯、大事なの」

葛城「はいはーい」

雲龍「普通こういうのって洋服でやるものよね。……そういえば」

葛城「ん? 」

雲龍「trick or treat」

葛城「は? 」

雲龍「おかしをくれなきゃうなじをなめるわよ」

葛城「……は? 」

天城「だから、動かないの」

葛城「いやいやいや……えぇ……? 」
236 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/13(水) 23:03:42.41 ID:42VIIV8+0

< ボケボケボケボケボケボケボケボケ……ツッコミくらい >







雲龍「おかしをくれなきゃいたずらするわよかつらぎちゃん」

葛城「だーから着せ替え人形にされてんだから持って……あ」

雲龍「うん? 」

葛城「雲龍姉ぇにとっては天城姉ぇもおかしみたいなものでしょ? あげる」

雲龍「ありがとかつらぎちゃん」

葛城「いえいえ。可愛い雲龍ちゃんのためですから」

天城「成立しませんね。とうに姉様の物ですから天城は」

雲龍「そういえばそうだったわね。……おかしは? 」

葛城「えーと、えー……えと」






Littorio「構いませんけれどね……それで何故Littorioがお菓子づくりを? 」

雲龍「私は兎も角葛城が悪ノリして天城までボケてしまった結果よ」

天城「あぁすれば姉様の矛先を逸らせるんですね」

葛城「逸らしたといえばまぁ……でも取り敢えず逸らさないと永遠にあの流れ終わらなさそうだったしなぁ」
237 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/13(水) 23:08:22.52 ID:42VIIV8+0

< expect it 'til then !っぽい! >







漣「……………………」

叢雲「? 何変な顔してるわけ? 」

漣「や、なんてーか……夕立さんとか葛城さんとお風呂行ったことある? 」

叢雲「ん……いえ、そういえば無いわね。浴場で会ったこと自体はあるけど。あと夕立“ さん ”? 」

漣「漣も何故か無かったんだけどさっき一緒だったの。
特にこう流れも無く自然と行こっか、って」

叢雲「ええ」

漣「夕立さん超エグいの履いててさ、エロいっすねーとか言ってたら」

叢雲「? 」

漣「“ 私は漣みたいなのも、好きだよ? ”って。
耳元で、漣にだけ聞こえるように、滅茶苦茶艶のある囁き方で」

叢雲「…………」

漣「…………あの後いつものぽいぽいに戻ったけどさ、なんだったんだろうあれ」
238 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/13(水) 23:13:38.91 ID:42VIIV8+0

< はしたなさとは寧ろ対極の >







提督「執務机に座ってるとさ」

高雄「ええ」

提督「どうもふんぞり返って足組んで深く座りたくなる」

高雄「そうされればいいのでは? 間違い無くここでは一番偉いわけですし」

提督「や、なんか身内の前だからこそ逆にそういうことすると違和感というか変な感じになるんだ」

高雄「面倒な。……それなら」

提督「うん? 」

高雄「私があなたに座りましょうか? 」

提督「どうぞ? ……ん……高雄って時々欲望に支配されて脈絡も流れもガン無視するよな。別にいいけど」
239 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/13(水) 23:14:36.48 ID:42VIIV8+0

< いつまでも暖かくならなくてもいいや、なんて >






高雄「欲に塗れているなら向き合って座りますから」

提督「じゃあ背中預けてお腹に腕回させるのは何? 」

高雄「寒いだけです」

提督「あ、そう……ん」

高雄「ん……あんまり、うなじに顔押し付けないで」

提督「…………ん」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………あったかくなった? 」

高雄「全然足りませんね。……身体の芯がから冷えてるんですよ、私」
240 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/13(水) 23:16:20.21 ID:42VIIV8+0

< 寒さの価値 >







高雄「んん……それにしてもさすがに冬の大湊は寒いですね」

提督「っても一回多少あったかくなる筈なんだけどな」

高雄「天気予報はあくまで予報ですから」

提督「まぁね。……何色? 」

高雄「当てられたら、休憩しましょうか」

提督「んん……黒、と見せかけて白? レース細かいの」

高雄「それ、あなたが今見たいやつでは? 」

提督「かもね。どう? 」

高雄「さぁ? 」

提督「さぁ? って……」

高雄「ふふ……コーヒー淹れてきます。ゆっくり、考えていてください」





愛宕「? 何で着替え? 断線したの? 」

高雄「別に。ちょっと、暖かくなりたかったから」

愛宕「ふぅん……? 」
241 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/13(水) 23:16:46.78 ID:42VIIV8+0

ありがとうございました
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/13(水) 23:25:17.21 ID:0VvxmGwV0
乙 夕立は姉妹があれだからな
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/13(水) 23:26:41.15 ID:LZ71dGGDo
ガチレズっぽい
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/14(木) 19:47:06.41 ID:iZgKgGHX0

高翌雄すき
245 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/14(木) 23:12:43.58 ID:A6m4bBTz0

< 須く(誤用) >







雲龍「ん……確かに挿れられてしまえば私はただの雌犬に成り下がるけれど」

天城「そんなものでは済まされませんが」

雲龍「五月蝿い。……私が奉仕している間は私が主人なのよ」

葛城「まぁ、それは分からないでもない」

雲龍「瑞鶴さんってあれで受けだったりするの? 」

葛城「んん……割合でいえば私の方が攻めかな。明確にはお互い考えてないと思うけど」

雲龍「そう……天城ちゃん? 」

天城「なんです雌犬姉様」

雲龍「こうやって恥じらいを持ちつつもサラッと話してくれる子になってくれると、嬉しいわ」

天城「……自分で言うのも変な話ですけれどそれはもう天城ではないのでは」

葛城「さっすが雌犬姉ぇ、本気で頭おかしいね」

雲龍「はいはい。……それを爽やかそうな笑顔で言う方が頭のおかしいことだと思うの」
246 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/14(木) 23:13:49.23 ID:A6m4bBTz0

< 犬種にも色々ありますが >







天城「まぁ、姉様はこれはこれで飼い慣らされた優秀な猟犬と言えないこともないので」

葛城「雌犬前提の話だけどね」

雲龍「分かってないわね。猟犬という前提を破壊されて作り直されて調教されて雌犬になったのよ」

天城「知ったことですか」

葛城「鶏と卵、って言おうと思ったけど慣用句に失礼だよね」

雲龍「慣用句に失礼ってあなたね……」
247 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/14(木) 23:14:27.63 ID:A6m4bBTz0

< (自主規制) >






天城「まぁ……だとして戦闘能力も今やズバ抜けたものですし」

葛城「まぁ、知ってるよそれは。……提督さんは首輪でも付けておいた方がいいんじゃない? 」

雲龍「あら、この上首輪まで与えてもらえるの? 」

天城「指輪の一つ前くらいですものね、姉様にとっては」

雲龍「ええ。…………間に直接手指で絞めてもらう、が入るっていうのは言わない方がいいわね」
248 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/14(木) 23:16:14.08 ID:A6m4bBTz0

< ただ思う儘に >






夕立「漣? 」

叢雲「ええ、昨日何かしたんでしょう? 」

夕立「? 別にただの気分と流れの遊びだよ? 」

叢雲「ふぅん? ガチレズってわけでもないのね」

夕立「正直分からないっぽい。好きになれば、それか気に入れば男とか女とか関係無いでしょう? 」

叢雲「あるでしょうが。あなたに食い荒らされる方の身にもなってあげなさい」

夕立「食い荒らされる程圧倒的に弱い方が悪いっぽい! 夕立は純粋無垢! 悪くない! 」

叢雲「あなたね……」
249 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/14(木) 23:17:02.13 ID:A6m4bBTz0

< 下品と言っているわけでもなく >







夕立「というか夕立は結構なんでもお上品に食べるよ? 」

叢雲「あなたね、テーブルマナーならこれだって上級だけど上品な人間って言える? 」

提督「や、そこで俺に飛び火させる意味」

夕立「提督さんは今後誰かに刺されない限りお上品だよ?
食い散らかしたと思われた瞬間刺されるんだよ? 」

叢雲「む、一理

提督「一理もねーよ。欠片もねーわ」

夕立「壮大に自分たちに都合の良い暗示かけて誤魔化してるだけのくせに」

提督「あぁん? 」

叢雲「あなたたちね……」
250 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/14(木) 23:18:02.50 ID:A6m4bBTz0

< 笑みだけは本当に無垢な >







夕立「大体提督さんって高雄さんたちを人間として見てるんじゃなくて」

提督「あん? 」

夕立「自分が化け物扱いされたくないだけでしょ? 違う? 」

提督「は? 」

夕立「この際化け物の定義なんてどうでもいいっぽい。
単に社会から逸れた異常者って意味の存在に見られたくないだけ、防衛機制だよね」

提督「……」

夕立「それか自分だけはまともでいないといけない、
なんていう笑える責任感かしら? 」

提督「…………」

叢雲「あなたねぇ……いや、そもそも発端は私なんだけど」
251 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/14(木) 23:18:32.10 ID:A6m4bBTz0

< 琴線、握り締められて >






愛宕「あんまりこの人虐めないの。メンタル弱いんだから」

夕立「はーい」

提督「……夕立ちゃんさ」

夕立「ぽい? 」

提督「ステーキでも食べる? 」

夕立「レア! 」






漣「うぃー……お風呂はいいですなーやっぱ」

叢雲「そう」

漣「このクソ寒い季節だと一日抜きなんて考えら……なんで夕立さんと二人でマジな顔して飲んでんの? 」
252 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/14(木) 23:19:29.28 ID:A6m4bBTz0

< 疑惑は疑惑のままに >








叢雲「まぁ……何かしら感じ入るところでもあったんでしょ、たぶん」

漣「ふぅん……? 」

叢雲「よかったわね、横須賀が夕立のこと手放してくれないであろうこの状況で」

漣「や……えーと……うん? もしかして本当に警戒してないといけないの? あの狂犬を……? 」
253 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/14(木) 23:20:43.67 ID:A6m4bBTz0

< いつかそれがお姉様になりませんように >







叢雲「最近大規模な戦闘が無くて弛んでたからちょっと強い言葉貰っただけでコロっと傾いちゃったみたいね、あれ」

漣「愛宕さんたちの戦傷で目死んでましたからなー」

叢雲「雰囲気的に悪巧みしてそうな顔だけど……嫌な感じに生気取り戻してるわね」

漣「夕立さん好みのステージでも用意してあげるのかな? 」

叢雲「あなたその“ 夕立さん ”はもう固定なのね。……そうなると」

漣「うん? 」

叢雲「私たちも投入される公算が大きいわけだけどどうするの? 」

漣「そりゃあ本気でぶっ殺すつもりでやるよ」

叢雲「そ。…………まぁ、あれで明日の夕食なんて話してることも有り得る馬鹿二人ではあるけど、どうかしらね」
254 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/14(木) 23:25:37.76 ID:A6m4bBTz0

< 日付け回って頭回って >







夕立「ふぅ……有意義な時間だったっぽい」

叢雲「結局私たちも巻き込んで……飲み過ぎた」

夕立「ごめんね? そろそろ横須賀戻らないとって考えてちょっとはしゃいじゃった」

叢雲「別に嫌じゃない。……じゃ、また明日、じゃなくて今日」

夕立「はいはーい、また朝に! 、とその前に」

叢雲「あん? 」

夕立「叢雲が許可出さない限り漣に手は出さないから安心して? じゃーねー! 」

叢雲「あ? ちょっとあなた待ち……………………簡単に他人の心掻き乱して良い度胸ね、まったく」
255 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/14(木) 23:26:13.01 ID:A6m4bBTz0

ありがとうございました
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/14(木) 23:39:21.48 ID:05pqnF7a0
乙 たしかにこの娘は夕立さんだな
257 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/15(金) 23:19:24.20 ID:QRybbhuH0

< 限定永遠試用中です >







提督「んん、さみーな朝の風呂上がり……このタオル妙にあったかくない? 」

愛宕「たった今まで抱き締めてたから」

提督「あ、そういう……ん、なんかこれすげぇいい匂いする」

愛宕「化け物の生体臭フレグランス限定発売中なの」

提督「表現の酷さよ。…………本当にいい匂いだと思ったんだけどそう言われると何か嫌に思えるな」
258 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/15(金) 23:20:16.08 ID:QRybbhuH0

< 唐突に懐抉るように >







天城「お座敷遊び、してみませんか? 基本無料ですよ」

葛城「ですよー」

加賀「…………は? 」
259 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/15(金) 23:21:02.21 ID:QRybbhuH0

< 当然遊びたいだけですが何かございまして? >







天城「いえね、こう、色々と暇だったものですから」

加賀「あなた雲龍姉妹ではまだまともな方なのが取り柄だったでしょうが」

葛城「いや、あの……私は? 」

天城「葛城、自己の客観視は大切ですよ? 」

葛城「あのさ……」

加賀「あなたがまともな方なら私は聖人になれるわ」

天城「いえ、それは無いかと」

加賀「……」

葛城「天城姉ぇは素面のくせに何をどうしたいの……? 」
260 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/15(金) 23:23:29.84 ID:QRybbhuH0

< 虎拳でもしてたのかな? >






天城「お座敷遊びの真髄は会話ですからね。結構お話の仕方も考えてみたんですよ」

加賀「だから試させてほしい、と。あの人に頼むべきじゃないかしら」

天城「本物の方に行ったことありそうですし……。
そもそも自分から会話を盛り上げたいタイプでしょう? 」

加賀「だからといって私に……この子は? 」

天城「芸妓側ですね。葛城は瑞鶴さんへの気持ちを大切にしたいそうなので」

葛城「や、あの……一言も言われてない……」

加賀「そう……誰かもう一人客側が欲しいところね」






雲龍「…………自室で妹たちと尊敬する先輩が四つ足になっていた場合の作法って? 」

山城「知らないわよそんなの…………僚友の部屋で愛する姉が四つん這いになっていた場合の作法があるならおしえてほしいくらいなのだけれど」
261 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/15(金) 23:24:29.30 ID:QRybbhuH0

< 時、動き出して >







葛城「あぁぁぁぁっ!? 雲龍姉ぇに憐れなものを見る目で見られたぁ?! あぁぁぁぁぁぁぁ?! 」

加賀「…………山城もいたわね」

扶桑「…………不幸だわ」

天城「…………姉様のあの目って普段を知る分ですけれど、よりキますよね」
262 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/15(金) 23:28:46.73 ID:QRybbhuH0

< まともとは何か >







扶桑「……今度から空母の集まりに参加するときはよく考えて決めるわ」

加賀「……そうね」

天城「……申し訳、ありません」

葛城「……唯一参加していないヒトがまとも過ぎるだけで実は皆アレなんじゃあ」

扶桑「いえ、それは無いわ」

加賀「無いわね」

天城「ありませんよね」

葛城「や、この後に及んでさぁ……」






赤城「くしゅんっ……ぅん? 」

龍田「? 可愛い女の子の演技でも練習しているんですか? 」

赤城「これでも素で可愛い女でありたいと思っているんですけど……良い噂をされているといいですねぇ」
263 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/15(金) 23:29:23.54 ID:QRybbhuH0

ありがとうございました
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/15(金) 23:35:47.62 ID:0Zgydu++0
265 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/16(土) 23:04:45.76 ID:Y4gZvN9W0

< 良い匂いなのか嫌な臭いなのか >







山城「まぁ、あなたがストレートって割と信じられないのは確かね」

龍田「えー? 」

扶桑「陰湿に絡み付いてきそうなイメージはあるわね」

山城「表裏中身外面全て陰湿なんだから当然のイメージね」

龍田「あのねぇ……」

夕立「え? ストレートに決まってるでしょ? 匂いがストレートっぽい! 」

山城「匂い……? 」
266 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/16(土) 23:05:30.55 ID:Y4gZvN9W0

< 見せる趣味はございません >







秋雲「まー、龍田さんはストレートでもバイでもレズでも面白いからいいんじゃない? 」

龍田「あのね……いや、でも逆に面白くない子なんている? 」

秋雲「いないですけどー、でもやっぱ龍田さんは特に面白いと思うんですよ」

龍田「うぅん? 」

秋雲「ね、今度横須賀行ったら天龍さん誘ってみません? カメラは用意しておきますから、ね? 」

龍田「……? 」

山城「私がおかしいの? みたいな顔で見られても」

扶桑「仮に天龍なんて誘ったら簡単に受け入れそうだものね」

山城「姉さま? そういうことではないでしょう……? 」
267 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/16(土) 23:06:26.80 ID:Y4gZvN9W0

< 好きでそうしているわけでも >







葛城「私はレズだからストレートの気持ちは分かんないんだけどさ」

龍田「え、ええ」

葛城「実際ずっと好きな男と一緒に生活してて思い切って踏み込めば押し切れる状態でね?
それでもグダグダしてんのって情け無くないの? 」

龍田「…………」

夕立「ほぼ唯一のウィークポイントを踏み付けるなんて中々できることじゃないっぽい! 」

秋雲「大して仲良い程でもないのにね。
……でもこれで奥手な龍田さんも悪くないし秋雲さんはどっちでもいいと思うよ? 」
268 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/16(土) 23:08:14.42 ID:Y4gZvN9W0

< 説得力のあるお言葉 >







海風「江風はちょっと言語が怪しいと思うの、特に発音」

江風「や、これは江風のらしさっていうかさ、ン? 」

夕立「英語も割と危ないんでしょ? 」

江風「っても簡単なコミュニケーションくらいは取れるぜ? 」

夕立「海上だと割と死活問題っぽい。友軍との通信って緊急なの多いよ? 」

江風「そうなったら姉貴に頼むよ」

海風「私が沈んで救援頼むときかもよ? 」

江風「そンときは潔く一緒に死ぬよ。姉貴も一人で逝くのは寂しいだろ? 」

海風「江風……」

夕立「そこで頬染めるのは間違ってるっぽい。……そもそも沈ませないくらい言えないの? 」
269 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/16(土) 23:09:13.63 ID:Y4gZvN9W0

< ありふれた一コマ >







江風「てーか江風さ、ガキも若干そうだけど実は言葉通じないの苦手なンだよ」

海風「子供はあの人も似たようなこと言ってた気がする」

夕立「取り敢えずHello! OK! でなんとかなるっぽい」

江風「それに対する反応が分からないじゃンか。
そんなの犬に対してワンワン言ってンのと同じだぜ? 」

海風「ん……」

夕立「なんか珍しく面白いこと言ったね」

提督「そうだな。……君ら一応演習前の確認事項共有してる意識ある? そろそろキれるよ俺」
270 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/16(土) 23:10:03.29 ID:Y4gZvN9W0

< 言語@実例 >








夕立「それとっぽいっぽい! 」

江風「トッポ? 」

夕立「じゃなくて! とっぽい! 」

江風「とっ、ってなンだよ」

夕立「と・っ・ぽ・い! 」

江風「だーから! 」

夕立「そーいうとことっぽいっぽい! 」

江風「……あぁン? 」
271 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/16(土) 23:11:15.03 ID:Y4gZvN9W0

ありがとうございました
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/16(土) 23:16:05.32 ID:KWHFZeub0
273 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/20(水) 00:00:10.19 ID:nkIOAs090

< 仕方無いね >







提督「男にはね、好きな子に着てほしいコーデがあるんだ」

高雄「それは分かりますけども」

提督「でもその中にはさ、見せびらかしたいやつと自分以外の誰にも見せたくないやつがある」

高雄「はぁ」

提督「高雄だってあるだろう? 自分のセンスで選んだのは同じでも見せたいのと自分で楽しみたいのと」

高雄「まぁ……コーデはいいでしょう、あなたに着てほしいものだってあるわけですからね」

提督「うん」

高雄「この際どい水着がコーデと言えるのかどうかについてはもう少し別のお話が必要だと思いますが」

提督「やー……」
274 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/20(水) 00:00:49.13 ID:nkIOAs090

< 不満というわけではなくて >







提督「だからほら、他人には見せたくないタイプのアレだから」

高雄「別に着るのもその後も構いませんけれど……あのね」

提督「あぁ」

高雄「室内で着る用の水着というのはどうなのです」

提督「えー……? 」

高雄「それはこちらの反応なのですが……」
275 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/20(水) 00:02:06.58 ID:nkIOAs090

< 2018.1.17 >







瑞穂「実は記念すべき日だったんですよ、先日」

葛城「うん? 」

瑞穂「初めて明石さんと一夜を過ごした日なんです、二年前の十七日」

葛城「なるほど。それは確かに記念日だね」

瑞穂「でもあのヒトそういうの覚えていないタイプなんですよね……」

葛城「あー……瑞鶴さんもそんな感じだなぁ」

瑞穂「記憶力というか頭は随分と回るのにどうしてなんでしょうね」

葛城「注意が向いてないっていうか……でも本当どうしてなんだろうねぇ」






明石「や、一応覚えてないわけでも……」

葛城「ふぅん? なんで瑞穂さんにはああ思わせてるの? 」

明石「重いんですよ……正直こう、怖いっていうか」

葛城「あー……」
276 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/20(水) 00:03:48.32 ID:nkIOAs090

< そういう二人だと思うの >







雲龍「葛城には言えないけれど瑞鶴さんって」

天城「? ええ」

雲龍「葛城のことを本当に一番だと想ってくれているのかしら」

天城「一応はそうなのでは? あれであの子も聡い子ですし代用品扱いくらい気付くでしょう」

雲龍「他の子に手を出したって話も聞かないのは確かね。……それなら」

天城「? 」

雲龍「百年だか二百年経って仮に戦争が終われば私たちに挨拶してもらえるのね。
“ 妹さんをお婿さんにください ”って」

天城「どうでしょうね。…………姉様は葛城を夫側に見ているのに挨拶は瑞鶴さん側だと? 」
277 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/20(水) 00:04:48.96 ID:nkIOAs090

< 誓って悪いイメージでは御座いませんが >







雲龍「特に他意は無いわ。なんとなく面白そうかなって」

天城「確かに訪問される側としては面白いかもしれませんけれど」

雲龍「その後私たちも翔鶴さんのところへ挨拶にいかなければいけないわね」

天城「まぁ……手順としては」

雲龍「その頃には翔鶴さんも二児の母とかになっていそうだしすんなりいきそう」

天城「……うぅん? 」
278 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/20(水) 00:06:27.09 ID:nkIOAs090

特にこことは関係ありませんがよければどうぞ
気分転換も中々いいものかもしれないです

【艦これ】加賀「借りました」提督「捨てろ」【コンマ】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1610978752/

ありがとうございました
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/20(水) 00:06:55.40 ID:8dd8mjjWo
お疲れ様です
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/20(水) 00:30:01.04 ID:gpZ3lAxy0
乙 雲龍編とか見てみたいねまともなのか相変わらずなのか気になる
281 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/23(土) 23:06:44.14 ID:9p53+QVj0

< エログロ >







雲龍「って私正直微妙なところなのよね。生で血飛沫見慣れてる所為か」

天城「はぁ」

雲龍「あれはあれでこう昂る女もいるって聞くけれど……ナンセンスね」

天城「拡大解釈した吊橋効果のようなものですものね」

雲龍「まぁ、あちらではそういう描写が他方で規制されただとか色々と映画史的にはあるかもしれないけれど」

天城「どうでもいいですね」

雲龍「ええ。……でも姉妹二人でこんなどぎついのを観る理由を訊いても? 」
282 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/23(土) 23:08:56.92 ID:9p53+QVj0

< 『ハウス・ジャック・ビルト』とかその辺 >







天城「葛城に思い切りドン引いた顔で興味が無いと言われたんですもの」

雲龍「だからといって私に……ま、構わないけれど」

天城「なんだかんだ付き合ってくれる姉様、好きですよ」

雲龍「あ、そう……」

天城「ええ」

雲龍「……」

天城「……」

雲龍「…………」

天城「…………」

雲龍「…………よくこの阿鼻叫喚な音と雑談の中シリアルキラーの描写を無視して爆睡していられるわね」

天城「え、ええ……そういう子ですから」

葛城「えへ…………ん……Zzz」
283 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/23(土) 23:11:06.24 ID:9p53+QVj0

< 起こすと五月蝿い >







葛城「にへー…………Zzz」

雲龍「…………本当に寝ているのかしら」

天城「たぶん……? 」

雲龍「…………」

天城「…………」

雲龍「…………」

天城「…………」

雲龍「…………こんなに鼻を塞いだり落書きしたくなる寝顔の子もいないわよね」

天城「同意はしますけれどやめてくださいね? 折角まともな映画、観ているんですから」
284 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/23(土) 23:12:10.06 ID:9p53+QVj0

< エロ黒 >







時雨「下着事件は収束、と」

鹿島「……………………」

あきつ丸「精神的に収束していないのがいるであります」

時雨「それはまぁ……うん、仕方無い」

あきつ丸「今回は男の将校だったが同僚の女だった場合とどちらがマシだったのか」

時雨「今回の方じゃない? 僕らの側からだったら雰囲気最低だよ」

あきつ丸「そうだろうか」

鈴谷「にしても……ピンポイントてブラだけ持っていかれた理由」

時雨「そんなの知らないし理解もできないでしょたぶん」

鈴谷「そりゃねー」

鹿島「…………」

あきつ丸「はぁ……兵器のメンテナンスに失敗するなど軍人としても失格でありますよ」

時雨「本当ね。こういうときこそ女衒将校の出番な気がするんだけどなぁ……」
285 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/23(土) 23:14:03.40 ID:9p53+QVj0

< 好かれている、という唯一絶対 >








時雨「まぁ……鹿島さんには言わないけどさ」

あきつ丸「あぁ」

時雨「一言の断りも無く返ってこないっていうのが語るよね。
そりゃあ返すって言われても要らないけど」

あきつ丸「まぁな。聴取した将校もドン引いていた」

時雨「鹿島さんの写真だらけだったんだっけ、部屋」

あきつ丸「自分も一応資料で見てしまったが悍しいものでありましたよ」

時雨「たかが化け物の下着で人生棒に振るって笑っちゃうよね」

あきつ丸「下等生物だからこそ都合の良い玩具扱いを当然と思う人間もいよう」

時雨「だとしても、さ。いっそ本人襲えばよかったのに」

あきつ丸「自分や時雨、それか満潮辺りを掻い潜って最後は香取も出し抜かなければいけないのでありますよ? 」

時雨「大湊のアレならなんとか、っていうか満潮とかなら無理そうなところだね」

あきつ丸「まぁ、女でも普通は厳しかろうよ。仲が良い、を越えなければいけないわけでありますから」

時雨「そうだね。…………あきつ丸なら余裕で成功しそうだけど」
286 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/23(土) 23:15:22.36 ID:9p53+QVj0

< ストレスとかそういうアレかもしれない >







あきつ丸「……悪いが」

時雨「別に無理して鹿島さん好きになれとは言わないさ。……でも」

あきつ丸「あぁ」

時雨「大湊の女衒→ 龍田に恋して死んだアレ→ 鹿島さんに求婚した華族様→ 山城大好きバツ1神経質、
と来てその次候補は例のポストに就く前に下着泥棒で終わるっていよいよヤバいよね」

あきつ丸「まぁな。……そこまで来るとあの役職が呪われているだけな気もするが」
287 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/23(土) 23:17:12.36 ID:9p53+QVj0

< 【急募】冬将軍の弱味 >







龍田「ふふ……そういえば祖国といえばね? 」

Littorio「ええ」

龍田「あなたもそうだけどBismarckだとかRichelieuも屈折しつつ捨てられないものみたいで」

Littorio「そうあるべき、とは言いませんけれどそうなってしまうものなのです」

龍田「否定も肯定もしないわ。……一つ前のワールドカップでドイツが敗退したときに」

Littorio「ええ」

龍田「“ ロシアから逃げ帰るのはお得意でしょう? ”
ってRichelieuが煽っていたのは面白かったなって」

Littorio「結局そのおフランスもすぐに逃げ帰りましたしどちらもお得意でしょう?
……そもそもLittorioの祖国が本戦に出られてもいなかったのは別として」
288 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/23(土) 23:18:34.11 ID:9p53+QVj0

< 意志持つ兵器の願い >







江風「白露の姉貴でさえ狂気と破壊衝動の一番は夕立の姉貴に譲っているわけだけどさ」

夕立「うん? お姉ちゃんに喧嘩売ってるっぽい? 」

江風「売らないよ怖いな。……姉貴が他に譲ってそうな数少ないやつで性欲って誰にだと思う? 」

夕立「時雨! 」

江風「っぽいじゃねーのか」

海風「明らかなことにぽいは駄目でしょ」

夕立「駄目だよねー」






時雨「くちゅんっ……なんだか最近くしゃみする子が多い気がする」

あきつ丸「遂に無差別テロを引き起こす無症状者にランクアップしたのか」

時雨「まっさか。……仮にそんな能力持ってても無差別にはやらないさ、無差別には」
289 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/23(土) 23:21:01.24 ID:9p53+QVj0

< 手に入れた瞬間変わる理想 >






満潮「……………………」






浜風「…………あれ、何? 」

春雨「鹿島さん慰めたいのに香取さんが周りを睥睨している所為で近付けない失恋女の図」

若葉「理解しているだけに普段の勢いは無いようだな。
……あそこで行けるようになれば進展もしように」
290 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/23(土) 23:23:25.07 ID:9p53+QVj0

< 終わりの始まりの終わりと始まり >






満潮「……………………ッ」






春雨「ぁ……あきつ丸さんと時雨ちゃん」

浜風「何の衒いも無く話しかけましたね」

若葉「香取さんも笑顔で迎えたしな。……満潮のルックスで歯軋りはさすがに不味い気がする」
291 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/23(土) 23:25:47.66 ID:9p53+QVj0

二年以上前のあんこスレでヒロインを勝ち取った雲龍は比較的綺麗だった気がしないでもないですけど……
コンマにしろ自分で考えていくとどうなるかは確かに気になりますね

ありがとうございました
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/23(土) 23:29:33.33 ID:sBJ+nFeGO

ほぼ9割戦死か障害持ちになる結末で生き残って提督の伴侶になったんだっけか
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/23(土) 23:44:25.26 ID:kW78Yaci0
乙 本当に呪われた役職だなww
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/24(日) 17:58:49.39 ID:dTOMWT/NO
乙ー

というか海風はあんだけ爛れた性活しといて
時雨に性欲負けてると思ってんだ…
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/24(日) 18:45:26.35 ID:+zw1WB900
白露の姉貴でさえって言い方的に白露もまともじゃないな(ぽいは使わない)
296 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/25(月) 21:45:17.00 ID:QlmcHAev0

< 過程を想像するだに >







雲龍「そういえばあれね、最近はあの人結婚式に行かない」

天城「それは時流的に仕方無いことでしょう」

雲龍「あのイベントって幸せな空間を想像して心握り潰されてしかも引き出物見たりして結構楽しかったのに」

天城「前半は兎も角後半は分からなくもありませんね」

雲龍「嗚呼……ウェディングプレイ……」

天城「はぁ……」

葛城「また始まった、みたいな顔する天城姉ぇの方がなんか嫌なんだけど……」
297 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/25(月) 21:50:12.82 ID:QlmcHAev0

< ドレスが似合わないとは言わないが >






葛城「まぁ、雲龍姉ぇはドレス似合うと思うけどさ」

雲龍「服が似合うだけでは駄目なのよ、葛城。着る過程着た状況脱ぎ去って何かが始まるそれが無いと」

葛城「まぁ……そうだね」

天城「天城はどちらかというと白無垢でしょうか」

雲龍「案外とあなたもドレスの方が似合うと思うわ。
ロック好きの天城ちゃんに相手の色を受け止めることなんてできないし」

天城「はぁ」

葛城「ロックがどうとかは兎も角まぁそうかもね。……私は? 」

雲龍「紋付き羽織袴」

天城「是非もありませんね」

葛城「……は? 」
298 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/25(月) 21:53:48.11 ID:QlmcHAev0

< 酔っては来るのだが >






夕立「そーいえばこの前の続きだけど」

江風「うン? 」

夕立「あれで白露も性欲ヤバいところいってるっぽい、けど」

江風「けど? 」

夕立「どー考えても見た目的にアレなのって村雨じゃない? 」

江風「まぁ……」

海風「村雨姉さんはヤバい人を寄り付かせるタイプなだけな気が」

夕立「それは海風も同じっぽい! 」

海風「はぁ……それなら、どれだけよかったか。残念ながら、違うんですよ姉さん」

夕立「ぽ、ぽい? そこは怒るところじゃないの……? 」

江風「ははは、は……」
299 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/25(月) 21:57:28.37 ID:QlmcHAev0

< 戦闘狂狂詩曲 >






夕立「ふーん? 海風はあの色情狂に襲ってほしかったんだ」

江風「合ってるけど言い方よ」

海風「色々と試して、押して、仕掛けて、でも結局あの人が何か踏ん切り付けただけだったんです」

夕立「それでいいじゃん? 夕立なら押し倒して分からせるっぽい」

江風「夕立の姉貴は似合うだろうなぁそれ……でもさ」

夕立「? 」

江風「それ下手したら周りの狂犬に襲われそうじゃね? 」

夕立「? 提督さん手籠めにしても失敗しても愉しいってそんな幸せある? 」

江風「あのさ……」
300 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/25(月) 22:02:53.22 ID:QlmcHAev0

< 深淵を覗くとき云々 >






夕立「まぁ、さすがにしないけどね。さすがに本気の本気出した高雄さんとかこっちも本気出さないとだし」

江風「衒い無くあの狂犬と戦えるとか言えるの怖いな」

海風「女としても周回遅れなのにそんな絶望的な戦いできないよ」

夕立「? 絶望的だから躍るんでしょう? 沸くんでしょう? それでも女の子なの? 」

江風「いやー……きついっす」

海風「だとして完敗しそうもない姉さんがおかしいって気付くべきだよねいい加減」

夕立「? そりゃあどれだけ劣勢でも刺し違えちゃえば提督さんの魂に夕立は刻み込まれて無くならないでしょう? 」






涼風「…………どう考えても表に生きてる筈のアレがあたいよりおっそろしいことこの上無いって何の冗談なんだろう」
301 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/25(月) 22:03:20.50 ID:QlmcHAev0

ありがとうございました
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/25(月) 22:10:15.93 ID:Du7cqyWv0
乙 色んな意味で夕立さんが強すぎて警備府所属になれそうにないなww
303 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/26(火) 21:27:29.51 ID:FKdCQDIL0

< 若さって、いいね…… >







伊14「一応業界用語的に聞き取りやすいようとかありますけどー」

提督「うん? 」

伊14「ごろー人のアルファベットってアレどうなんでしょーね」

提督「あー、ディーをデーとかか? 」

伊14「ですです。あれってなんなのって」

提督「まぁ、デーブイデーは俺も無いと思うが……お前さ」

伊14「はい? 」

提督「リポビタンはデーだろう? 」

伊14「や、イヨ別に飲まなくても毎日頑張れるんで」

提督「あ、そう……そうか……うん……」

伊14「うん……? 」
304 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/26(火) 21:28:17.28 ID:FKdCQDIL0

< 聞きたくありません >







愛宕「でもあなたああいうの飲まないじゃない? 」

提督「エナジードリンクよりはマシだけど栄養ドリンクも筋肉には良くないからな」

愛宕「ふぅん? 」

提督「味は好きなんだけどな。時々無性に飲みたくなって酒で割ることはある」

愛宕「美味しいかなぁ、あれ」

高雄「好みは分かれるわね。……お酒の割り材って余計筋肉に良くないのでは? 」
305 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/26(火) 21:29:37.18 ID:FKdCQDIL0

< 優良誤認 >







秋雲「あんな? 汚物にな? 極上のステーキ乗せてもな? それはただの生ゴミにしかならんのやで? 」

漣「何そのうっざいキャラ」

秋雲「うざいってなんやねん! ……や、あのね? ちょっとこのアホが聞き分け全く無いから教え諭してたの」

伊13「秋雲に……アホ扱いは、されたく、ないかな」

秋雲「いやいやいや、さっきのは君がアホ。秋雲さん悪くない」

伊13「存在が、アホなクセに」

秋雲「んだとー? 」

漣「何か珍しい組み合わせの珍しい争いだねー。……なしたの? 」

伊13「秋雲が、イヨちゃんに合うのは、新スク水着だって……」

秋雲「今の旧スク擬きみたいな戦闘衣なんて至極のデザートに麺つゆぶっかけてるようなものなんだよなぁ」

伊13「分かって、ない……秋雲のアホ、間抜け、節穴……変態」

秋雲「あぁん? 」

漣「……………………はぁ? 」
306 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/26(火) 21:30:18.86 ID:FKdCQDIL0

< 間(愛だ) >







漣「アホなの君たち……ぁ、じゃあさ二人とも」

秋雲「うん? 」

伊13「なに? 」

漣「間を取ってヒトミが競泳水着てみるのは? 」

秋雲「それならまぁ」

伊13「いい、かな……? 」

伊14「姉貴ぃ……? 」
307 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/26(火) 21:31:20.93 ID:FKdCQDIL0

< それとこれとは >







雲龍「いや、あの……無いけど」

漣「えぇ……」

秋雲「スク水も競泳水着も持ってないのかぁ」

伊13「がっかり、だね」

雲龍「……」

天城「……不愉快そうな顔をする前に持っていそうと思われる言動を抑えられては? 」
308 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/26(火) 21:34:38.66 ID:FKdCQDIL0

< 用途は限られております >






雲龍「いえね、競泳水着は本式のも穴開きのも持ってるしスク水もあるけれど」

秋雲「そーいや競泳は見たことありますねー」

雲龍「たぶん私しか着れないと思うの、サイズ的に」

伊14「あー……」

天城「……スクール水着まで持っているんですね姉様。何でですか? 」

雲龍「何で、とは……? 」

伊13「えぇ……? 」
309 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/26(火) 21:35:21.14 ID:FKdCQDIL0

< 三竦まない >







雲龍「雌猫の多頭飼い……む」

龍田「? 雌犬もいるでしょう? 」

山城「なんならばあなた辺りは雌豚でも悦んでしまいそうよね」

雲龍「つまり雌猫雌犬雌豚の多頭飼い……? 」

龍田「とんだびっくり動物園ねぇ〜」

山城「悍まし過ぎて逆に笑えてくるわね」

天城「あのですね……三人もいれば一人くらいツッコミに回るものだと思うのですが」
310 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/26(火) 21:37:23.28 ID:FKdCQDIL0

< ネコ目イヌ科イヌ属 >







龍田「できないものはできないものよ。ね? 」

山城「いえ、私はそもそもボケ側ではないけれど。……でも」

龍田「? 」

山城「誰が犬で誰が猫なのかしらね」

天城「兼任が多そうですけれど……姉様は? 」

雲龍「それこそ兼任だとして……どちらかというと、猫かしらね」

山城「私も」

龍田「私もまぁ」






提督「俺は全員餓狼だと思ってるんだけど」

愛宕「飢えさせる方が悪いわよねぇ〜」

高雄「そうね。……一度餌を与えてしまった責任というと本当に多頭飼いみたい」
311 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/26(火) 21:38:05.22 ID:FKdCQDIL0

< 先祖返りと言えないことも無い >








明石「あー…………えっと、えと……………………あの、ですね」

漣「はい? 」

明石「瑞穂さんが、所謂ところの百合アニメにハマってた、って言ったらどう思います? 」

漣「」
312 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/26(火) 21:39:26.39 ID:FKdCQDIL0

< 決して悪いことでは無いが >







漣「……マジ? 」

明石「や、今のところは一応冗談の範囲ですね」

漣「はぁ」

明石「あくまで参考までにですけど」

漣「ええ」

明石「『紅殻のパンドラ』観てるとかくらいならまだただのアニメ好きですよね? 」

漣「まぁ、それくらいなら……でも」

明石「? 」

漣「十年近く前のですよね? わざわざそんなの調べて観てるとしたらもう戻れない位置なのでは? 」

明石「嗚呼……」
313 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/26(火) 21:41:42.83 ID:FKdCQDIL0

< 線引きがはっきりしても面白くないけれど >







漣「そっか、でもそう言われると大湊組で百合って単語認めるのって瑞穂さんくらいなんだ」

明石「バイばかりとはいえ実際を知ってる分私たちはレズ呼びですからね」

漣「女の子同士の友情なんて否定したくはありませんけど、ねぇ……? 」

明石「生々しいもの知ってるとねぇ……」

秋雲「?? 」






瑞穂「ふぅ……お風呂の後の冷酒はいいものですね」

天城「ええ」

秋雲「あの、百合を鼻で笑える生々しいレズ絡みを見せてくれるってホントですか? 」

瑞穂「ん、んんっ……? 」
314 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/26(火) 21:42:40.03 ID:FKdCQDIL0

< 深淵とは覗く前に近付いてくるもの >







叢雲「あぁ、いいとこに。……ちょっと小耳に挟んで疑問なんだけど」

漣「うーん? 」

明石「はい? 」

叢雲「異性愛をヘテロって言うのって流行ってるの? この世の中の潮流的なアレ? 」

漣「えっ」

明石「えっ」

叢雲「……うん? 」
315 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/26(火) 21:43:06.99 ID:FKdCQDIL0

ありがとうございました
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/26(火) 21:52:11.60 ID:Dk21+dV00
317 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 22:40:49.37 ID:tIP9DSxT0

< モデルまで含めての衣装なのです >







漣「エロい下着買ってご主人様に売り付ければマージン取り放題な気がしない? 」

叢雲「あの色情狂の皆さんがあなたで探せる程度のを一目も見てないなんて思えるわけ? 」

漣「や、そこはこう海外のやつで。割にああいうのって好みのやつ探すの難しいものなのよ? 」

叢雲「あ、そう……別に止めはしないけど」

漣「雲龍さんにさ、可愛いガーターどこで探せばいいですかって訊いたらいいとこおしえてもらったんだよねー」

叢雲「本当意味分からないこと知ってるわねあれ」

秋雲「あのッそれご参考までにッ」

漣「いいよ。……モデルまで必要とか言わないなら、だけど」
318 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 22:42:03.04 ID:tIP9DSxT0

< 背徳そのものを愉しむということ >







秋雲「えー……? 」

漣「自分で言うと少し悲しいけど露骨にエロい目で漣に舐め回す視線寄越せるって才能だよね」

叢雲「ロリコンなら兎も角……あなた一応は女でしかも漣の身体自体には全く興味無いんでしょう? 」

秋雲「当然学術的興味でございます」

叢雲「馬鹿馬鹿しい。自分でガーター着けて写真でも撮ればいいじゃない」

秋雲「どうしても撮れないアングルあるしさぁ、
秋雲さんマゾじゃないから痛め付けられる妄想楽しくないし」

叢雲「あ、そう……」

漣「言いたいことそのものは分かるのが腹立……待って、何?
もしかして漣が陵辱されるアレなアレ描くつもりなの? 嘘でしょ……? 」
319 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 22:44:39.51 ID:tIP9DSxT0

< 同意だけの話でもない >







秋雲「まぁ、売ったことは無いけど陵辱と純愛かわるがわるくらいで描くよ? 」

漣「えぇ……」

叢雲「でもまた変な方向にヤバいのが増えただけよね。あんまり驚きは無いわ」

漣「いやいやいや……雲龍さんはただのマゾであって陵辱とはまた違うから」

秋雲「本当失礼だよね。被虐と陵辱はある意味正反対だよ? 」

叢雲「なんであなたにそんな顔されなきゃならないのよ……」
320 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 22:45:33.23 ID:tIP9DSxT0

< 真の三流は本気でつまらないものなのですが >








天城「うぅん……やはり極めて面白くない作品でしたね、この監督の作品」

雲龍「…………Zzz」

葛城「何この苦行……なんで天城姉ぇは晴れやかな笑顔なの? 」








提督「え、あー……すまん、クソつまらねぇ映画観るのも楽しいんだぞって色々貸し続けてたから」

葛城「……最悪」

雲龍「まぁ、あの子が観ている間寝ていてもいいと思えば……うぅん……」
321 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 22:46:11.43 ID:tIP9DSxT0

< それとこれとは >







明石「へ? 共用の車ぁ? 」

提督「今までよっぽどの用事があれば俺の彼女貸してやってたけどさ、いい加減共用のやつにしてもらおうかなって」

明石「彼女のクセに二台いるとかどうなんです」

提督「車は文句言わない。……高雄たちも殆ど文句言わないでしょみたいな顔はやめろ」
322 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 22:47:13.83 ID:tIP9DSxT0

< 免許証への信頼が今試される >








明石「一応流れには乗らないとね。……よっぽどの用事ってやつも結局女同士のデートとかですけど」

提督「いいじゃんそれは。外で楽しんできて少しでもリフレッシュできるならさ」

明石「悪くはないですけど理由が軽過ぎませんか、ってこと。……選んで、いいの? 」

提督「あまりにも目立つのとかデカ過ぎるのは遠慮してくれな」

高雄「一番詳しそうで且つ拘りそうな明石さんなら誰も文句は無いかと」

明石「この人は? 」

提督「一回くらいは乗せてくれって頼むかもしれないけど別にいいかなって」

明石「ふぅん? まぁ、選ばせてもらえるなら好きにさせてもらいますけど」

提督「あぁ、任せた」

高雄「一応運転する可能性のあるヒトは自己申告を貰ってお金も出してもらいますので」

明石「はいはーい」






愛宕「結局全員じゃない。予想できたことだけど」

高雄「まぁ、免許は全員取りましたし」

愛宕「まぁね。……ヒトミちゃんとか旗風ちゃんが運転してたら周りの目どうなると思ってるの? 」
323 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 22:47:54.76 ID:tIP9DSxT0

< アルバム紐解きつらつらと >







葛城「これは? 」

天城「頭のおかしい姉様が水着に白シャツを着た上に水と汗で透けさせている写真」

葛城「これは? 」

天城「頭のおかしい姉様がノーブラノーパンで包帯女仮装をしている写真」

葛城「……これは? 」

天城「頭のおかしい姉様が水着でバーベキューに寄り付いて火花で紐が燃えたときの写真」

葛城「…………これは? 」

天城「頭のおかしい姉様が戦闘衣で『女々しくて』を歌っているときの写真」

葛城「……………………」

初月「酷い話だな。……まぁ、撮ったのは殆ど僕なんだが」
324 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 22:48:52.21 ID:tIP9DSxT0

< エロいだけとも言えない辺りが >







雲龍「この水着、悩んだのよ結構」

初月「何か始まったぞ」

雲龍「分かりやすく濃い赤だとか黒でもよかったけれどね、
なんとなくつまらないかなって思ったの。柄が透けるのはもっと面白くなさそうだったし」

天城「はぁ」

雲龍「それでこう、敢えて透け感の少ない白の水着に白のシャツにしたの。いいでしょう? 」

初月「似合っては、いるが。素材がいいからな」

天城「まぁ……そうですね」

雲龍「ありがと」

初月「本心さ、ことルックスに関して嘘は吐かない」

葛城「ルックスに関しては、ね。……違和感無く大概似合ってたり楽しそうなのがまた……」
325 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 22:49:24.89 ID:tIP9DSxT0

< フリはちゃんと拾わないと >







旗風「でもこう……お臍の上でTシャツの裾を結ぶのははしたない気がします」

雲龍「だ

天城「だからですよ旗風さん」

旗風「はぁ……」

雲龍「食い気味なのは兎も角……やれやれって顔は違うと思うの」
326 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 22:50:59.97 ID:tIP9DSxT0

< 薄い塩味がアクセントのビールです >







雲龍「へいへーいおっぱいビールおっぱいビール」

提督「囃し立てるならもうちょっと声張れ」

天城「というか意味が分かりませんよ」

漣「水着とか裸で谷間寄せてビール流すあれですねー」

加賀「零したら勿体無いわね」

愛宕「私はたぶん殆ど零れないと思うわぁ。器の形的に」

Littorio「でしょうね。……飲む方を選ぶ賭けでもします? 」
327 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 22:53:06.79 ID:tIP9DSxT0

< 零れるのもそれはそれで >






江風「つーか今のUNO負けたの江風なンだけど」

愛宕「あらぁ……」

Littorio「零れ落ちますね……」

漣「ビールとはいえ食べ物を粗末にするのはなぁ……」

江風「……否定は全くできないけどクッソ腹立つな」
328 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 22:56:40.21 ID:tIP9DSxT0

< おっぱいワカメ(麦)酒 >






海風「滴り落ちた先のワカメに口を付ければ味わい深く且つ無駄にならないのでは? 」

江風「」

天城「えぇ……」

漣「雲龍さんでも言わないよそんなこと」

雲龍「……」

加賀「UNO、UNO STOP。…………いえ、あのね、飲まない、飲まないですそんなの、その為に勝ったわけじゃ……あの……」
329 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 23:03:26.59 ID:tIP9DSxT0

< 花は咲く為の手段なんて選ばない >







提督「なんだあいつら……ドン引きなんだけど」

夕立「提督さんの部下でしょ? 半分くらいは奥さんと愛人だし」

提督「や、まぁ……そうだけども」

夕立「もっと品の無いことしてるんだろうしいいじゃん別に」

提督「割にいつまでも女の子に幻想抱いていたいものなんだよ男っていうのは」

夕立「あっそ。……ね、提督さん」

提督「あん? 素敵なパーティーしましょ? とか言われても俺は

夕立「この前の紐パン、どうだった? ムラムラした? 」

提督「??!!???!!????!??!?!?!? 」
330 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 23:03:54.54 ID:tIP9DSxT0

ありがとうございました
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/27(水) 23:04:24.70 ID:BqFnzPh50
332 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:33:38.41 ID:oIStVvCG0

< 季節の節は節度の節ですよ? >







提督「そーいやマー君帰還か」

江風「楽しみだな。世の中がまともにスポーツできる状態なのかは置いといて」

提督「やるんじゃない。割に適応していくもんだよ世の中って」

江風「そーだといいけどね。江風はどうせ大して生観戦できないし」

提督「そんなもんよ。……なんで水着で水鉄砲持ってんの? 今、真冬だぜ? 」

江風「遊ぶからだよ」

提督「そりゃそうだろうけどな……」
333 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:34:33.40 ID:oIStVvCG0

< 急ハンドルにご注意 >







江風「大体水鉄砲なんて簡単に言ってもらっちゃ困るね」

提督「あん? 」

江風「バックパック式タンクの付いた加圧式ウォーターガンだぜ?
そこらの豆鉄砲と同じにしないでくれ」

提督「やかましいわ」

海風「江風? 何人か集まったよ? 」

江風「りょーかい。じゃ、大浴場借りるぜテートク」

提督「はいはい。……海風」

海風「はい? 」

提督「似合ってる。やっぱ淡い色、映えるね」

海風「……っはいっ」






涼風「姉妹がチョロ過ぎるんだけど」

初月「まぁ、もう堕ち切っているというか……一度加速してしまえば事故るのも割に瞬間だろう? 」
334 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:36:04.73 ID:oIStVvCG0

< リアルなドッキリ、って矛盾している気がしないでもない >






山城「ドッキリねぇ……」

龍田「私たちでも多少なりとも慌てられて且つ被害の無いドッキリって有り得ないわよ」

扶桑「お約束は病気だとか退職だとか無茶な告白だとかかしら」

愛宕「実は私バツ1なのー」

山城「あら、あなたいつの間に結婚して離婚してたの? 」

高雄「今流行りの離婚RTAというやつですね」

提督「してねぇよばーか。……高雄はどこでその意味不明な単語見つけてきたの? うん? 」
335 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:38:19.89 ID:oIStVvCG0

< 自分で起こした波にノる >






高雄「秋雲さんにおしえてもらいました」

提督「あいつ……」

龍田「教育? に悪い子よねぇ〜」

山城「あなたがそんなこと言うなんて何の悪い冗談よ」

扶桑「まったくね」

愛宕「本当そう」

龍田「そうよね〜」

提督「そうだな。……自分で撒いたボケくらい自分で回収してくれない? 」
336 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:39:27.68 ID:oIStVvCG0

< 実際のDV現場なんて知らないが >







提督「や、でも山城って扶桑にガチギレされたりしたら要らねぇことボロボロ言い出しそうじゃない? 」

山城「あの手この手で謝り倒しはするでしょうけれど後ろめたいことは何一つとしてありませんから」

龍田「それはそれで怖いわねぇ〜」

扶桑「逆に泣きじゃくられて私が困るパターンかしら」

山城「姉さまが困るのなら泣きません」

龍田「DV男に耐える私健気ー、みたいなこと言うのねぇ……」
337 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:40:37.99 ID:oIStVvCG0

< 特異点 >






提督「まぁ……山城なら似合うからいいんじゃない」

高雄「何がいいのか全く分かりませんね」

愛宕「それならあなたももう少し頑張ってやさぐれ感出さないと」

扶桑「まぁ……今のあなたなら多少殴られたくらいではたぶん何も思わないでしょうしね」

山城「なんなら姉さまに疑われたときよりも必死に理由を考えるでしょうし。
……寧ろ喜びそうなのがいるのは置いておいて」
338 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:41:34.38 ID:oIStVvCG0

< 一際響く >







龍田「というかあなた物凄い余裕な顔して駄弁ってるけど仕事は? 」

提督「大概終わらせた。高雄の許しもあるぞ」

高雄「毎日こうしていただきたいものですね」

提督「無理無理。たまに軽そうな日に本気出して半日休むくらいが限界だから」

龍田「ふぅん……まぁ、クズの女衒にも紅茶を楽しんで休む権利くらいはあるかなぁ」

提督「あるある。今日の俺は敵襲があったとしてもペンなんて握らないからな、絶対にだ」

高雄「ペンを握っている余裕も無いでしょうしね。……紅茶のお代わり要り




ッドォォォォォォォォンッッッッッッッッ!!




提督「…………」

龍田「…………」

高雄「…………」

提督「…………どう考えても建物内から聞こえたんだけど水道管破裂くらいなら俺のサインとか要らねぇよな? 」
339 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:42:58.19 ID:oIStVvCG0

< ヒトの揺り籠なんて棲家じゃないとばかりに >








加賀「っ、いたっ」

瑞穂「ぁ……逃げちゃい、ましたね」

加賀「…………」

瑞穂「…………」

加賀「…………」

瑞穂「…………」

加賀「…………殺す」

瑞穂「猫に逃げられたくらいでそんな……いえ、サンが加賀さんに抱かせてくれるなんて滅多にあるものではないですけれども」
340 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:44:57.21 ID:oIStVvCG0

< 素(で快楽殺人者っぽい不)敵(な笑みを浮かべるよう)なパーティー >







高雄「必須ですね。業者相手くらいなら構いませんが補修の手続きはあなたのじゃないと」

提督「その辺は高雄ちゃんの能力でどうにかして」

龍田「高雄の能力って主にあの手この手であなたを働かせる方向だと思うけど」

提督「確かに。……ほら来た誰だか知らんが走って来たぞ。
高雄、館内放送の準備だけしておいてくれ」

高雄「はい。まさか内通者による暴動なんてことは無いでしょうが……」

提督「そうだったらいの一番に夕立ちゃん嗾け

龍田「建物内だと床と壁の清掃は大変そうよね」

提督「やめとくわ。……あいつ本気で戯れあってたとか宣いそうだもんなぁ、血塗れで笑いながら」
341 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:46:01.67 ID:oIStVvCG0

< 冬の椿事 >







提督「あのさぁ……江風とかイヨならもういいよ別に。
キャラに殉じろとは言わないけど理解はできる。
演習も終わるし葛城、夕立、秋雲がはしゃいだのも許す。
最悪眺めているだけだったんならまぁ良くないけど良いよ。
なんで君までノっちゃったの? アホなの? 君ブレーキ役でしょ? うん? 」

Roma「…………悪かったわよ」





明石「工廠から徹夜明け+αで出てきたら大浴場の壁に大穴が空いている件について」

愛宕「折角お仕事終わらせて昼から駄弁ってたのに……はぁ」

龍田「水着で水鉄砲撃ち合って壁に穴が空くとは誰も思わないわよねぇ……」
342 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:47:49.76 ID:oIStVvCG0

< 手の平からは血を滴らせたままで >







提督「あー……明石くん」

明石「はいはい何でしょう。徹夜明けの明石さんに何か御用ですか、っと」

提督「徹夜明けっていうのは普通朝方に言うものだぞ。
……幸いパイプとかには影響無さそうだけどさ」

明石「そう見えますね。振動でどうにかなっていなければ」

提督「間に合わせでいいからあの壁周辺の片付けと応急処置頼んでいい?
そこのボンクラども使っていいから」

明石「女の子を大浴場の冷たいタイルに座らせちゃ駄目でしょ」

提督「そいつらが勝手に座ってんだけど」

明石「はぁ。……取り敢えず」

提督「あん? 」

明石「後ろに立っている加賀さんは何故殺気立っているので? 」

提督「は? ……ひえっ」

加賀「……………………」
343 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:48:51.82 ID:oIStVvCG0

< 幽鬼の如く >







明石「えーと……あの人の言っていた通り取り敢えずは瓦礫を寄せて板でも打ち付けましょうか」

加賀「…………誰? 決定打は、誰? 」

明石「はい、罪深いアホな皆さんは瓦礫どうにかしてくださいねー。
加賀さんは別に何もしてないんであの人か赤城さんに慰めてもらってきてくださーい」

加賀「…………ぬくもり、ぬくもりが……」

明石「ってもまぁ大した量でもないですけど。大っきいの運んだ後はモップで掃いてー。
あ、そっちの三人は倉庫からテキトーに板とか工具箱持ってきて?
サイズ感とか分からなかったら電話してください」

加賀「…………指が、冷たい、いえ、冷たいのは、心……? 」

明石「で、終わったら解散ってことで。板は私と二、三人でやりますから。……加賀さん」

加賀「…………なに? 」

明石「マジで怖いんで本当あの人のところとか行ってもらえます?
……ホラー映画でも撮りたいんですか? 」
344 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:50:32.34 ID:oIStVvCG0

< 工賃(口止め料) >







提督「直すのはいいんだけどこれ言い訳どうしよう……」

高雄「正直には出せませんね」

愛宕「水鉄砲に熱中して身体機能異常励起した挙句に超人バトルで壁に大穴だものねぇ……」

提督「越冬ゴキブリちゃんに罪被ってもらう? 」

高雄「荷が重いでしょうさすがに。そんなものがいたとして壁に穴は空きません」

愛宕「下着泥棒的な変態さんを目撃したとか? 」

高雄「それも同じ理由で不可。それにそれなら死体が無いと」

提督「言い訳は無理、と。…………また業者に金掴ませんのかよダルいなぁ……」
345 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:52:01.39 ID:oIStVvCG0

< ボケ殺しのボケ >






雲龍「“ 喘穂 ”、でもあんまり違和感無いわね」

明石「そうですね」

瑞穂「名は体を表すとはよくいったものですね」

雲龍「……」

明石「……」

瑞穂「……」

雲龍「……えーと、そういえばこの前天城が

能代「雲龍さんが話題を無理矢理変えるくらい当然みたいな真顔ってなんなんですかもう……」
346 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:53:02.76 ID:oIStVvCG0

< 仕方無いね >






愛宕「えーと……反省会は終了したんですか? 」

加賀「絶賛反省中ね」

江風「」

海風「」

Roma「」

伊13「」

伊14「」

葛城「」

夕立「」

秋雲「」

赤城「誰も反省する気力は残っていないみたいですけどねぇ……」

阿賀野「というか意識が……まさかアル中で死んだりはしないだろうけどさぁ……」
347 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:54:38.02 ID:oIStVvCG0

< 毒気を抜かれる >







雲龍「…………何? 祝い事なんて、あった? 」

能代「色々と……あったんですよ」

加賀「慶事ではないわ。……そういえばあなた今日は昼過ぎから何を? 」

雲龍「? お昼寝を。一日オフだったので。まだ眠いですけど」

加賀「そ、そう……」

天城「そういえば割と誘われれば何でも参加するのに姉様いませんでしたものね」

瑞穂「水着イベントなんて真っ先に参加しそうなのに」

赤城「あの建物中に響いた轟音の中爆睡なんてさすが大物ですねぇ……」

雲龍「…………うん? 」
348 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:55:45.99 ID:oIStVvCG0

< ツッコミ不在なのかボケ不在なのか >







雲龍「はぁ……いえ、あの、単純に寒いし、時期を考えてもそんなのは大馬鹿の所業では? 」

加賀「……そうね」

天城「正論ですね」

瑞穂「瑕疵が全く見つかりません」

赤城「普段なら雲龍さんに呆れられるなんて、
とボケが入るところですけど……誰にも意識、ありませんからねぇ」
349 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:56:12.73 ID:oIStVvCG0

ありがとうございました
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/28(木) 23:06:27.57 ID:PByjUJh10
乙 ドッキリを考えてたらドッキリみたいなことが起こってる...
351 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/29(金) 23:24:13.65 ID:5zT6rNxx0

< 嫌いなものから類推してみるに >







漣「ご主人様って外面だけは理想的な帝国軍人ですけども」

提督「んだよまた喧嘩売りに来たのかお前」

漣「まぁまぁそこは掴みみたいなやつっす」

提督「掴みなんて要らねぇよ」

漣「ご主人様以外には要るんすよー。……嫌いなものってなんでしたっけ? 苦手なものでも可」

提督「え? 梅酒とパンダと時間にルーズなやつ」

漣「むむっ、つまり! 」

提督「つまり? 」

叢雲「つまり? 」

漣「梅酒好きで酔う演技してくるパンダ好きで可愛いキャラ物身に付けてるアホ目の女を呼べば苛々してくれるんですね? 」

提督「そうじゃねぇだろう何だそれ」

叢雲「そうよ。私たちの方がこいつより先にキレるわ」

愛宕「それこそそうじゃないと思うけど……まぁ、私も叢雲と同じ意見かなぁ」
352 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/29(金) 23:26:15.71 ID:5zT6rNxx0

< 暫くのネタとして >







提督「そもそもそれには一体何の意味があるんだ」

漣「や、初月たちとご主人様をキレさせるのに最短距離な人種はどんなのかって話してましてね? 」

提督「現時点ではダントツでお前だぞ。少なくともここでは」

漣「んなアホな。良い子ちゃんな漣は馬鹿みたいな理由で壁に大穴空けませんよ? 」

Roma「」

提督「確かに」

漣「まぁ、一緒に水鉄砲くらいは有り得ましたけど。……Romaさんも本っ当アホなことしましたねぇ」
353 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/29(金) 23:27:32.80 ID:5zT6rNxx0

< 最短距離エンド >








伊14「はーじまりましたー! 大湊警備府一姉にしたい女選手権! 」

能代「銘々勝手にお酒飲んでるだけだよね」

阿賀野「提督さんは仕事だかなんだかでいないしあと何人か、龍田とかいないけど」

愛宕「一応全員調理班よ? ちゃんと仕事は終わらせてるし」

伊14「唯一の男は論外だし龍田さん姉にしたいヒトなんているわけ無いでしょー? 」

松風「そんなこと言ったらイヨを姉にしたいヒトもいるわけ無いと思うけど」

旗風「最近の感じだと松姉さんもちょっと怪しいですよね」

漣「別に何しても付き合うけどさー。どうせむーちゃんが一位になるんだから意味無くなーい? 」

伊14「確かに」

伊13「はい、終わり。皆、勝手に、飲みましょう……? 」

Littorio「言われなくても」

叢雲「ちょ、ちょっと待って、待ちなさい。
その変なランキングはどうでもいいけど、ちょっと! 」
354 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/29(金) 23:28:15.15 ID:5zT6rNxx0

< 誘い受けとまではいかないが >







瑞穂「でも姉にしたいと言われると叢雲さんには申し訳ありませんが瑞穂は天城さんですね」

叢雲「別に申し訳無く思う必要は無いから」

天城「はぁ。一応姉といえば姉ではありますけれど……」

葛城「安心して。天城姉ぇはこれよりよっぽどまともに姉やれてるから」

雲龍「そうね、私もそう思う」

秋雲「いいのかそれで」

瑞穂「まぁ、お姉様はもう唯一無二がいますけれどね」

高雄「……なるほど」

明石「お姉様って柄じゃあ……いえいえ」
355 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/29(金) 23:29:48.25 ID:5zT6rNxx0

< あくまで絶対評価として >







加賀「でも……私は変な姉よりはまともな妹の方が欲しいわ」

夕立「夕立もそうっぽい! 」

江風「姉貴ぃ……? 」

海風「ね、姉さん……? 」

漣「まともじゃない妹ですもんねぇ……姉の方がよっぽどだけど」
356 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/29(金) 23:30:26.77 ID:5zT6rNxx0

< No more 栄華 泥棒! >







漣「実際この地位を追われそうってなったらどこまですんのかなご主人様って」

叢雲「誇張じゃなくて死ぬ以外なんでもするでしょうあれなら。
帝国がどうなろうと旧列強のパワーバランスが崩壊しようと鼻歌混じりに世界ごと破壊したって驚かないわ」

漣「そうかなぁ……あれで割と落とし所見つける為にある程度の犠牲なら払いそうだけど」

叢雲「それでも、ってこと。そんなもの見つからない可能性は常に考えて生きるものよ」

漣「や、漣はそんな荒んだ感じじゃないんで」

叢雲「そう? まぁ、いいけど」

漣「うん。……真面目トークすると叢雲ちゃんってどう考えてもおかしくなる気がするんだよなぁ」

叢雲「あぁん? 」
357 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/29(金) 23:31:23.41 ID:5zT6rNxx0

< ギリギリ新年最初の月ということでよろしく >







漣「まぁまぁ、別に否定はしないよ? 」

叢雲「そ。……尊厳の値段なのよ、結局」

漣「贔屓目が過ぎるよ、それは」

叢雲「そんなこと無いわ。あいつがしたいこと、あいつが欲しいもの、そんなのは生きている限り誰しもが持つ欲望の一つに過ぎないもの」

漣「それならそれを手に入れる手段に綺麗も汚いも無いって? 」

叢雲「ええ。ただ、あいつが藻掻いて失った何かを代償に価値ある生を得られるだけ。
あいつが差し出した尊厳はその犠牲の上に成り立つ」

漣「ふぅん……尊厳の値段ねぇ」

叢雲「私は、きっと何だって支払う。この時間を永遠にできるならね。
だから、尊厳っていうのは私の生そのものと、イコールよ」

漣「そういう生き方を羨ましいとは思うけど、さ」

叢雲「いいじゃない、そんなの。どうとでも好き勝手思っていなさい」

漣「そうだね。……あのさ」

叢雲「何? 」

漣「テキトーな話振ったのは漣だけどさぁ、さすがに樽酒の山分けっておかしくない?
誰もツッコンでさえいないけど! ねぇ! 」
358 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/29(金) 23:32:58.69 ID:5zT6rNxx0

< まさか食べ班専属だなんてそんな >







漣「つーかこれどこのアホが持ち込んできたわけ? 一斗なんて普通六十人単位とかでしょ」

叢雲「この前来てたあいつの大親友様の名前ね。
演習成功を祈念して、ってところ」

漣「ふぅん? 」

叢雲「一応あっちの横須賀組にも同じものが二つある筈よ」

漣「なるほど。……あのやたらお魚爆食いしてる赤城さんは何? 」

叢雲「あれも例の人物から。年始に届いた魚が少ないってお話ししたら自棄みたいに送ってきたらしいわ」

漣「あ、そう……」





山城「ふぅ……有り得ないわ、この量」

龍田「普通はこれ半分以上冷凍保存よねぇ〜」

扶桑「今日一日で食べ切るつもりなのかしら」

加賀「交代よ、一時間くらいしたら何人か寄越して。
……そんな驚愕を通り越したような顔なんて失礼だと思わない? 」
359 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/29(金) 23:38:27.77 ID:5zT6rNxx0

< 絶景 >






赤城「本当に失礼ですねぇ……私だってずっと食べてなんていませんよ? 」

山城「普段の自分を思い出してほしいものですね」

加賀「む……」

赤城「やや、私は客将みたいなものなので」

龍田「そんなものですかねぇ〜」

扶桑「実に都合の良い解釈かと」

赤城「だとして、今は久々に厨房、お借りしますよ、っと、加賀さん? 」

加賀「はい。……能代」

能代「はいはい、配膳は能代と阿賀野姉ぇにお任せです」

阿賀野「仕っ方無いなぁ」






提督「ふぅ……クッソダルいわ。やっと壁の穴の目処つい……うん? 」

龍田「あら、お疲れー」

提督「あ、あぁお疲れ。…………何故鯛の姿造りが人数分並んでんだ? 」
360 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/29(金) 23:43:15.15 ID:5zT6rNxx0

>>350






提督「赤城と加賀って本気にさせたら駄目なやつじゃん」

龍田「知れたことよねぇ〜。……ドッキリってもしかしたら言霊だったのかも」

提督「あぁ……あんなこと話してたから壁穴事件が発生したって? 」

龍田「そうそう。だからね? 」

提督「モテモテハーレム王国の話すれば実現する可能性が? 」

山城「言いたくないけれどそれ、今でしょう」

扶桑「或いは幼い頃無意識に呟き続けていたのかも」

龍田「なるほど」

提督「だとしたら幼い俺には感謝してもし足りないね」

高雄「巻き込まれた私たちとしては……いえ、嫌だとは言いませんけれど……でも……うぅん……? 」

愛宕「複雑な気分よねぇ〜……」
361 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/29(金) 23:43:43.34 ID:5zT6rNxx0

ありがとうございました
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/29(金) 23:51:22.08 ID:edfhtHHF0
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/31(日) 16:11:06.16 ID:2S94RhzBO
乙ー

夕立さんはまともな妹が欲しいと…
つまり未登場な五月雨山風もまともじゃないということか
364 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/31(日) 23:32:23.47 ID:3f+y1bKr0

< 天使に(こそ)ラブソングを… >






山城「私ね、横須賀にいたときは割と歌い主って曲に影響するものだと思っていたわ」

天城「それは……そうなのでは? 」

山城「まぁ、普通、というか並の歌唱ならね。
あれのラブソングを綺麗に思うなんて頭が混乱するわ」

天城「分かりますけれど……さすがに可哀想かと」





雲龍「あなたと二人 この星座のように 結んでほしくて ♪ 」
365 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/31(日) 23:33:32.48 ID:3f+y1bKr0

< 肯定とか否定とかそんな話ですらなく >







山城「綺麗過ぎてつまらない歌がね、男を知って情感を増すだとかなら大いに分かるのよ」

天城「まぁ……言いたいことは分かります」

山城「逆に遊び放題の放蕩人間が歌う曲だってそう悪いものばかりでもないと思う」

天城「……ええ」

山城「でも、何故この女は俗に言う甘酸っぱい青春の歌、
なんてものにすら情感込めて歌って説得力まで持たせられるのかしら」

雲龍「うん? 」

龍田「病的な嘘吐きってだけじゃない? 自分に嘘を吐けるタイプの」

山城「それはあなた」

雲龍「そうね」

天城「まったくですね」

龍田「あらぁ〜」

葛城「あらー、って何よ……それはどういう反応なの……? 」
366 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/31(日) 23:35:00.61 ID:3f+y1bKr0

< ただそれだけ、掻き抱いて >







雲龍「皆私に色々言うけれど」

天城「当然のことでは。被虐だけに留まらないレベルで常軌を逸していると思いますが」

雲龍「私なんてこれ以上の進化は無いと思うの。まぁ、あの人が変われば分からないけれど」

天城「はぁ」

雲龍「高雄なんて全て受け止めるから全て受け入れて系女だし」

天城「んん? 」

雲龍「愛宕だって何もかも全てどうでもいいから愛させろ系女だし」

天城「ん、んん? 」

雲龍「山城も扶桑も一つの幸せだけで後生恨みながら幸福な女だし」

天城「確かに」

扶桑「何故、そこだけ肯定するの? 」

山城「本当そうですね。…………ま、否定できるかというと、怪しいですけれど」
367 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/31(日) 23:35:55.56 ID:3f+y1bKr0

なんというか前二つのような流れでないのだけは確かなやつ
よろしければどうぞ
【艦これ】提督「うん……うん? 」間宮「捨てられては? 」【コンマ】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1612012394/

ありがとうございました
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/31(日) 23:41:45.25 ID:RXTfcALC0
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/04(木) 18:26:53.59 ID:dhaYP4J8O
>>364
その歌はorionかな?
今回も乙
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/12(金) 23:46:02.31 ID:ON8hjsXe0
最近更新ないなと思ってたらRの方で書いてたんですねどっちも更新楽しみにしてます
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/22(月) 22:26:07.10 ID:U+yGax5K0
無事を祈ってます
372 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/03(水) 23:28:37.16 ID:q1BSEVYV0

< 俺たちだけが知らないソレ >







提督「どことなくなんとなくそれとなくさ」

愛宕「んー……? 」

提督「この時期になると何故か何かの記念日な気がしないでもないんだよ。
何の日なのかは未だかつて思い出せたこと無いんだけど」

愛宕「大したことじゃないんじゃない? その程度で誰からも文句言われないんだから」

提督「そうかな」

愛宕「あなたが忘れて大変なことになる記念日なんて大概誰かの大切な日だし」

提督「まぁ……うん? 」

愛宕「世間様でいえば結納の日だけど」

提督「せめて桃の節句と言ってほしかったね」

愛宕「あっそ。…………ね」

提督「ん……欲しがるね、今日は」

愛宕「今日も、欲しいの。明日も明後日もいつまでも。……あなたが、終わる日まで」
373 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/03(水) 23:29:46.43 ID:q1BSEVYV0

生存報告がてらというか……色々と申し訳無い
結構それなりに忙しくなったのもありまして
一応問題無く生きております

またよろしくお願い致します
ありがとうございました
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/03(水) 23:34:51.07 ID:/2TEq2yt0
乙 ご無事で何より
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/03(水) 23:35:11.61 ID:gaFs7xX9o
無事で良かった
お疲れ様です 無理のないように
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/03/04(木) 00:06:00.19 ID:fbipJ5Qc0
年表10
20/03/04 阿賀野のクズ友化・能代の龍田化が着々と進む... 海風・雲龍・ 天城と4P
20/03/05 雲龍による夢の国チキンレース(?) 手錠と縄談義
20/03/06 皆の“ 運動”神経 について 提督の喫煙事情 江風・阿賀野のブレーキ故障(原因酒) 横須賀にて時雨による鹿島救済
20/03/07 雲龍がヴァイスと遊ぶ(フリスビーを拾う) 某国にて感覚野の拡張可能にするを薬剤の実験に成功 コン・ゲームの有無について
20/03/08 大湊にて空母主体演習が決定(情勢により延期)  横須賀における瑞鶴評 金剛による時雨の毒抜き
20/03/09 伊13達と(スピア)フィッシング 江風との早飲み決戦 脱衣→コスプレドンジャラ大会 海風が雲龍に...
20/03/10 江風が雲龍に本気で怯える... 次に欲しいソシャゲシリーズD 江風がヴァイスと勝負 
20/03/11 姉妹兄妹従兄妹についての考察 最近一番(本当に)後悔したことを発表 漣・叢雲と徹夜で『ラジアータストーリーズ』をプレイ
20/03/12 叢雲が最近の「むーちゃん」呼びについて言及 龍田の手巻き煙草を堪能 シリアス()について 酔っていても許されない発言があった...
20/03/14 ホワイトデー品評会 提督が九州旅行計画 警備府の米事情 江風が常人探し... 提督が珍しく泥酔(テンションガタ落ちの電話があった為) 
20/04/20 提督半死半性 匙投擲距離選手権 漣達の悪趣味な画策 加賀の短期バイト最終日 警備府クラス分け
20/04/21 最近のちょっとした変化(雲龍のナイトブラ) 空母主体演習のリスト流出(依怙贔屓) 愛宕・提督の搾菜ドライブデート 
20/04/23 提督の誕生日(艦これ七周年)
20/10/07 雲龍がスプリットタンにしてた... 漣の言葉で龍田がショックを受ける... 男と女の不倫話 漣と風俗の改良案 提督の学生時代の話 
 龍田が愉快になったニュース 瑞穂がぶっ壊れる 歴史話(科学と神秘) 鎮守府の奏者事情
20/10/08 19/04/09にあきつ丸が語っていた新人の死亡が確認された...
20/10/09 大浴場にテレビが設置された 便利(?)な豆知識その百八 横須賀にてあきつ丸・時雨の雑談(EU) 鹿島が生還... あきつ丸と鹿島が堕ちていく...
20/10/10 雲龍がへこむ龍田が傷付く 愛宕・高雄が提督の膝の上を占領 漣・明石・能代と異世界転生談話 雲龍がデカいタトゥーシール使用
20/10/11 雲龍・天城の妄想話 龍田と天龍の“かんけい”
20/10/13 提督が早朝からゴルフに出かける 警備府ゴルフ?玉入れ?大会 提督がドライバーを圧し折ったLittorioに引いた...
20/10/14 雲龍のガーターベルト講座の成果を叢雲に聞かせる漣 おでん囲んであれこれ 漣の本音 横須賀にてあきつ丸・時雨の雑談(鹿島) 大井初登場
20/10/15 横須賀にて春雨・浜風の時雨いじめ 警備府青森グルメフェス 天城の誕生日 提督と天城が外泊
20/10/16 提督が天城に独占されてるため一部ギスギス... 時事ネタ失言集
20/10/17 おやつティータイム(お題瑞穂さん) 龍田の笑顔が江風に被弾... 呉にて季節外れの配置換え 煙の中から現れるあのシーンが似合うヒトランキング
20/10/18 皆の一度経験してみたいこと! 初月の進化(?)論 カラオケ大会 話題のユーチューバーについて 横須賀にて鹿島が壊れてく...(満潮も?) 
20/10/19 横須賀にてあきつ丸・時雨の雑談(アンダードッグ)と真面目な話(鈴谷) 那珂・鈴谷・大井がUNO 愛宕・天城の平和で普通で素晴らしい会話(昼酒付き) 
20/10/20 愛宕(半裸)とポッキーゲーム 涼月への罰ゲーム(いいなりメイド) Romaの特技(裁縫)披露 初月の家電芸人化 横須賀にてあきつ丸・時雨の雑談(恋バナ?)
20/10/21 愛宕・高雄とSWV鑑賞...提督逃亡からの漣・明石とのSW討論 横須賀にてGZのオーバートレーニング? 
20/10/22 阿賀野の誕生日 能代の思う普通の恋人と提督の変容 雲龍がGC購入(漣が便乗) 雲龍・提督のブラックジョーク
20/10/23 ハリポタ鑑賞 提督風呂で寝落ちするほど疲労困憊 横須賀にてあきつ丸・時雨の雑談(出会いの斡旋...) 大井が鹿島の部屋にお泊まり(記憶は無い)
20/10/24 横須賀にて那珂ちゃんがか弱いの定義を壊した あちらこちらで鹿島の失恋話(当人含む) 一方警備府雲龍今日の下着
20/10/26 一番笑ってしまった罵倒 雲龍とサンの異常性癖検証 初月のカメラ借りて龍田がポルノ擬き撮影 大富豪&麻雀大会 横須賀にて鹿島の良いヒト探し
20/10/27 首輪とリードが愉しくて絶望感溢れる提督と滾って奇行に走ってる雲龍... 扶桑・龍田・山城がリアルの人間について話す 赤城が横須賀に短期出張?
20/10/28 それぞれの幸福論と好色選挙法違反について
20/10/30 提督の迷言 阿賀野と歴史話(フランス) 雲龍に疎外感を与えつつ生涯の愛と死生観について 明石の部屋を整理清掃 雲龍と注文の多い風俗店 
20/10/31 頭痛くなる予測変換シリーズ ポーカー大会 横須賀にてハロウィン騒動てか品の無いAquila暴走 Maestrale初登場
20/11/02 シャ乱Qに影響されてSベッド購入 提督が珍しく執務室に籠ってる 雲龍達が2on2 雲龍が力作を天城に送る 周囲が恐怖を感じるレベルで山城が壊れてる...
20/11/03 山城の誕生日 提督と山城が外泊 江風が自爆で腕の骨折る 扶桑のどうでもいい愚痴 着衣麻雀大会 
20/11/05 初月・江風の罰ゲーム 横須賀にてGZの恋愛観(今昔)
20/11/06 ここ最近の山城の情事録 提督と山城がお出掛け 居残り組は中華三昧
20/11/09 11/22の予約が入る... 漣の転生願望 飛び入り史学ボケ(廖化) 横須賀にて時雨・春雨・浜風の笑い(?)話(GZと若葉)
20/11/11 阿賀野の最近失敗したこと 「ヤンから始まる言葉」 皆の今日は何の日 横須賀の麻婆カツ定食が酷評 
20/11/12 提督の雑なボケ 龍田・山城が世間に喧嘩を売る 最近提督がキレたこと Littorioの無茶な注文 伊13に漣がスマホ機能のレクチャー 
20/11/13 いいヒトミの日なのに構ってもらえず(伊14・提督除く)ヒトミが拗ねる
20/11/14 いいイヨの日(世界糖尿病デー) イヨの糖尿病疑惑とヒトミの変態疑惑のあれこれ
20/11/17 加賀の誕生日パーティーを盛大に デートは翌日になった
20/11/27 海風の誕生日 エルフについて語ってたところ江風が失言... 提督と海風が外泊 
20/11/28 勝手に二八蕎麦の日 扶桑・山城の発言に加賀がショックを受ける 世の中の潮流に押され各人個室が宛てがわれることになったが不評
20/11/29 幸せの迷宮探索(即行解決) 瑞穂が明石の浮気を疑う いい肉の日パーティー 横須賀にてあきつ丸・時雨・霧島の雑談(金剛...)    
20/12/02 異世界転生について語る 大宴会(死屍累々...) 涼風が警戒解くぐらい馴染んできた
20/12/14 亡くなった俳優を悼み出演作鑑賞 大親友が訪れる 色々悪だくみしたり恩を売ったりで“ 艦娘の複製 ”計画が進行中 蒼龍初登場(回想)
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/03/04(木) 00:07:16.62 ID:fbipJ5Qc0
年表11
20/12/14 【艦これ】提督「俺と……愛宕と高雄」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1607956251/)開始
20/12/14 あきつ丸と密談 
20/12/19 海風・雲龍の雑なお誘い 扶桑型の性事情 将来を想像しつつ酒宴 明石が提督のアイドル風ポスター作製 沈んだときの年齢話(金剛被弾) バイト面接の仮定
20/12/20 演習の為に葛城・夕立(初登場)が来訪(他将校と艦娘多数も) 懇親会は中止でささやかな酒宴 雲龍が妹に秘密のコレクションを披露 
20/12/21 雲龍が動画見て棒術を始める(練習相手加賀) 提督が雲龍・天城の為に葛城の席を用意しようとする 秋雲(初登場)が酔わされて大暴れw 大人の会話(偽)
 GCでパーティーゲーム(夕立惨敗) 高雄が提督に甘える 横須賀にて大規模演習の裏側が語られる...
20/12/22 模擬戦初日夕立大暴れ 営倉の現状が発覚 龍田・山城の悪辣過ぎる想像 雲龍の異形性が発覚(明石曰くレベル的には化け物一段階やめてる) 加賀の改二が決定
20/12/23 業者に頼まれてスタンドフラワーを買わされた 加賀が改二になる 提督は色々な会議に出席 雲龍の不謹慎 宇宙人を語る 
20/12/24 模擬戦愛宕・高雄の八つ当たり炸裂(クリスマス期間にデート行けない為) 漣・叢雲が今年を振り返る 漣と風俗の新案
20/12/26 提督と愛宕の年の瀬の魔力 昨今のナンパについて話しつつ葛城の女子力(笑)測定
20/12/31 叢雲と極限までくだらない話して皆の着付け待ち 恒例行事の集合写真撮影 愛宕・夕立(・海風)の馬鹿な会話(高雄に飛び火) 忘年会
21/01/01 愛宕と狭い湯船でイチャイチャ 新年の訓示と挨拶回り
21/01/02 明石は月姫リメイク語りたい(秋雲・龍田が絡む) 秋雲が雲龍の才能に敗北 漣が提督からご褒美(笑)を貰う 提督があきつ丸に頼み事
21/01/04 山城・龍田・高雄の面白い話(日本瓦解計画) 提督が義妹について考える 扶桑の無意識の欲求と夕立の無邪気な質問 提督が亡くなった場合の与奪話
21/01/05 提督が丑の衣装探しで挫折 年賀状の選別作業と撲滅(?)計画  雲龍の漢字遊び 雲龍と海風の服従計画... 秋雲の戸籍上の名前と帝国のおふざけが発覚  
21/01/07 提督・漣・秋雲のDQR15話(+提督の浪漫について) 瑞穂の脳が壊れる話に雲龍の追い打ちと葛城の擁護による止め 
21/01/08 執務室紐パン置き去り事件(後に解決) 加賀と赤城のお部屋事情  横須賀にて鹿島のブラジャー消失事件(後に解決)
別の世界線のアレ→【艦これ】明石「つくりました! 」提督「捨てろ」【コンマ】(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1610354603/)
21/01/11 龍田流の正しい行い“収束祈念の初詣編” 提督のツッコミ疲れ又は雲龍節全開そして最終的に「寝取られフリプレイ」へ...
21/01/12 雲龍の一芸追加(I字バランス) 伊14の毒のある質問と夕立の毒気無い返答 葛城の納得のいかないこと...
21/01/13 葛城の着せ替え人形化と雲龍の季節外れの“Trick or Treat”(Littorioに飛び火) 漣が体験した夕立の魔性を語る 提督が欲望に支配されてる高雄と戯れる
21/01/14 妹達認定の雌犬姉様 夕立の【お上品】論からの夕立無双で提督が傷心... 
21/01/15 化け物の生体臭フレグランス限定発売中 天城・葛城・加賀のお座敷遊び(扶桑が巻き沿い・赤城に流れ弾)
21/01/16 葛城が龍田の唯一のウィークポイントを踏み付ける... 海風・夕立が江風の言語発音を指摘(演習前の確認事項共有中に)
別の世界線のアレ→【艦これ】加賀「借りました」提督「捨てろ」【コンマ】(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1610978752/)
21/01/19 好きな子に着てほしいコーデ(高雄編) 瑞穂が(先日の)記念すべき日を振り返る 雲龍の面白そうな未来予想図
21/01/23 天城・雲龍がエログロ映画を観る 白露型のあれこれ 龍田・Littorioが前回のWCの悲劇(?)を語る 横須賀にて01/08の事件が収束(鹿島を慰めた人達と慰めたい人)
21/01/25 雲龍型がウェディングのあれこれを語る 白露型のあれこれの続き又は夕立節全開
21/01/26 伊14の疑問から提督の好きな栄養ドリンクの話へ 秋雲・伊13のアホな会話から雲龍に飛び火 雌猫雌犬雌豚鑑定(提督曰く全員餓狼) 明石の冗談(?)と叢雲の疑問
21/01/27 漣の商売案と秋雲の学術的興味 明石に共用車を選んでもらう 初月撮影「頭のおかしい姉様」集 UNO大会(敗者江風のおっぱいワカメ麦酒) 01/08の事件が解決?
21/01/28 ドッキリを考えてたら江風達の水合戦によってドッキリみたいな惨状に... 雲龍が瑞穂にボケ殺しされる 
21/01/29 提督をキレさせるのに適した人種探し(Romaに流れ弾) 姉にしたい女選手権 漣・叢雲による<提督の尊厳の値段>について 大親友からの大量の贈り物を片付ける宴
別の世界線のアレ→【艦これ】提督「うん……うん? 」間宮「捨てられては? 」【コンマ】(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1612012394/)
21/01/31 カラオケ中に山城の歌手と曲に関する考えと雲龍の周囲への評価(反論?)
別の世界線のアレ→【艦これ】提督「さーて蒼龍の変態度は」蒼龍「捨てるね」【コンマ】(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1612186174/)
別の世界線のアレ→【艦これ】提督「事故る予感しかしない」千代田「捨てましょうよ……」【コンマ】(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1612879579/)
21/03/03 (六周年)

年表1〜3は提督「俺と、高雄と愛宕」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1479046877/)の>>654-656
年表4・5は愛宕「私とあの人と高雄」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1511959941/)の>>634-635
年表6・7は愛宕「私とあの人と……高雄」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1545140645/)の>>338-339
年表8・9は提督「俺と……高雄と愛宕」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1581775360/)の>>146-147
378 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 22:40:16.60 ID:Cp0UvhSR0

< 捻くれている部分とは >







叢雲「あのね、一応フォローしておくとこいつ含めて色々と纏った常識だとか知識、前提条件はまともなのよ? 」

旗風「さすがに叢雲ちゃんの言うことでもそれは……」

叢雲「おかしいのは人格の根幹、どう頑張っても修正できない一点だけなのよ。……ねぇ」

提督「うん? 」

叢雲「結婚ってどんな性格のもの? 」

提督「神聖なもの? 」

龍田「暖かいもの? 」

愛宕「素晴らしいもの? 」

山城「至上の幸福? 」

叢雲「ね? 」

旗風「……うん? 」
379 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 22:40:57.18 ID:Cp0UvhSR0

< 是非後学のために >







提督「ちょっとよく分からないが……むーちゃん」

叢雲「何よ。あとむーちゃん言うな」

提督「はいはい可愛い可愛い。……答えは? 」

叢雲「あ? 」

提督「結婚ってどういう性格を帯びたものなんだ? 」

叢雲「何の性格も帯びてるわけ無いでしょ。
そんなのあんたがパートナーと自分でつくる無二なんだから」

提督「なるほど」

龍田「むーちゃん結婚しない? 」

愛宕「あら、私もしたいんだけど」

山城「じゃあ私は仕方無いからこれで妥協するわ」

提督「妥協すんな。あとむーちゃんは俺のところに来るから」

叢雲「ばーか」

旗風「はぁ。…………単に叢雲ちゃんがそっち側って再認識しただけなんだけど」
380 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 22:42:19.04 ID:Cp0UvhSR0

< 赤信号みんなで渡れば怖くない >







叢雲「失礼なこと言うわね旗風」

旗風「だって……ねぇ? 」

松風「そうだね」

伊14「否定できるわけないよねー」

伊13「単純に……困惑、する」

漣「むーちゃんは手遅れだから。そっち側だから安心して落ち込んどいて」

涼風「や、漣もそっち側……ってのはまぁいいか。
回り回って全員堕ちてることにされそうだし」
381 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 22:44:03.14 ID:Cp0UvhSR0

< 逸れているところから逸れている >







龍田「でも本当に失礼ね。化け物の仲間なのに」

提督「何がだよ……お前と話してると自分がまともに思えてくるから困る」

山城「あら、私もあなたを見てるとそうよ」

扶桑「奇遇ね。私も山城を見ていると、そう」

雲龍「私もそうね」

愛宕「私もー」

龍田「愛宕を見ていると私も」

提督「あ、俺も俺も」

高雄「この上無く不毛な円環関係ですね。……あぁ、いえ、私はそもそも元からまともですから」
382 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 22:44:57.66 ID:Cp0UvhSR0

< 或いは融合ジャンル >







山城「私たちって一応は英霊の憑座だか無念の憎悪だかの集合体なわけじゃない」

明石「さすがに後のは悪意に塗れていると思いますけど……そうですね」

山城「つまりこれは来世、なんてものがある可能性の証左だと思うの」

明石「まぁ……でも山城さんってそういうの信じるヒトでしたっけ? 」

山城「正直なところどうでもいいわ。……ただ」

明石「? 」

山城「高雄に輪廻と転生を叩き込んだら死んだ目であの人の生まれ変わりでも探そうとするのかしらね、って」

明石「高雄さんが関わった瞬間一気にホラーじゃないですか」

山城「サイコホラーな現実がオカルトホラーに変わるだけじゃない」

明石「まぁ……」

高雄「あのですね……」
383 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 22:45:46.54 ID:Cp0UvhSR0

< ありたい自分だけ抱き締めて >







海風「や、女の思う乙女と男の人の思う乙女って大分違うと思うけど」

江風「そうか? 」

海風「究極的にはもう概念とかその類いだからね。
存在しないんだからどう頑張ってもただ理想押し付け合うだけだよ」

江風「姉貴は乙女じゃねーの? 」

海風「あの人が乙女な私を欲しいときは精一杯可愛い乙女になってるよ」

江風「あ、そう……」

海風「あんまり欲しがってくれないんだけどね。
…………それ以外の私が何なのかは、分からないし」
384 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 22:47:22.43 ID:Cp0UvhSR0

< 欲しいモノ >






雲龍「男女平等に、っていうなら」

提督「あん? 」

雲龍「” 逆 ”って付く単語も全部止めないといけないわね」

提督「……うん? 」

雲龍「逆玉の輿、とか。あと逆ナンとか」

提督「まぁ……そうかな」

雲龍「つまりこれからは逆レもただ単にレイ

天城「はぁ……」

雲龍「……ふふ」

提督「はぁ。……お前さ、天城の呆れた顔クセになってないか? 俺との会話どこいった? 」
385 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 22:49:14.30 ID:Cp0UvhSR0

< >
 






雲龍「いいじゃない別に。……舌、絡め合いましょうよ。唇は触れ合わなくてもいいから」

提督「唐突な。……あくまでお前はそれキスじゃないと言いたいのか」

雲龍「ええ、舌先に残るワインの味だけ分けてくれればいいわ」

提督「逆に難いしもう絵面の間抜けさ半端無いな」

雲龍「スプリットタンじゃないあなたが悪いわ」

提督「理不尽な」

雲龍「そもそも男のスプタンに需要があるかは分からないけれど」

阿賀野「無いんじゃない? 女の子の方にあるともあんまり思わないし」

雲龍「そうだった? 」

天城「えーと……えー……」

提督「天城ちゃんはハードロックとか好きだもんな」

阿賀野「うわぁ……ドン引きぃ……」

雲龍「本当そうね」

提督「まったくだな」

天城「あのですね……」
386 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 22:49:50.82 ID:Cp0UvhSR0

< シモーン・マニュエルとか他にもいますけどね >







龍田「オリンピック憲章なんて笑えないモノ掲げてる時点でお笑いよねぇ〜」

提督「笑えるのか笑えないのかハッキリしろ」

江風「この警備府でピンポイント江風がいるときにそれ言う性格の悪さ」

龍田「水泳で特定人種の選手が極端に少ない理由にはどうやって正当性持たせるのかしらねぇ……」

提督「あー、筋肉密度、環境、その他」

江風「え、そーなの? 結構いなかったっけ? 」

龍田「……」

提督「……」

江風「え、うン? ンー……? 」
387 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 22:52:16.69 ID:Cp0UvhSR0

< 置き手紙ありて >







時雨「眠い……」

鈴谷「だねー……」

春雨「今日がオフでよかった……」

満潮「誰よ……クソ映画耐久飲み会なんて開いたの」

あきつ丸「知らん」

浜風「私ではないです」

若葉「これはただの苦痛だったな。物理的な痛みであればまだいけるが」

大井「若葉は何危ないこと呟いてるのよ……」

那珂「無駄に揃ってると思ったらこの為体、那珂ちゃんは悲しいよ? 」

夕立「三流映画道の普及はまだまだ途上っぽい! 」

時雨「夕立か……でもこれで犯人と黒幕が一気に分かったよ」






提督「あれ……なんか置いて……うん? 」

高雄「“ 観終わったら郵送で送るっぽい。勝手に借りてごめんなさい ”……? 」
388 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 22:53:21.56 ID:Cp0UvhSR0

< 同志来たりて >







速吸『わあぁっ! 』

春雨『…………? 』

浜風『…………Zzz』

速吸『あっ、あぁ……ふふっ』





速吸「夕立ちゃん? もっと、無いんですか? 」

夕立「え……」

速吸「え? 」

夕立「…………ぽいぃ……? 」

時雨「普段呼ばないような子呼ぶから事故るんだよ……アホ馬鹿間抜け犬」
389 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 22:54:11.64 ID:Cp0UvhSR0

< クソ映画信徒の会結成(裏) >







高雄「勝手に他人のものを持ち出していくなんて」

提督「俺は別に貸してもいいんだけど……まぁ、あいつも別に物の扱い雑ってわけじゃないし」

高雄「それはそれでいいとして、ですよ」

提督「うん? 」

高雄「あんなにも他人の時間を浪費する兵器を持ち出すなんて、と」

提督「なるほど。……これだけ布教の機会があってやっと天城と夕立だけだもんなぁ……」
390 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 22:54:49.76 ID:Cp0UvhSR0

< 色々テキトーに説明したところ >







速吸「む……つまり」

夕立「つまり? 」

速吸「大湊に行けばまだまだこういう映画を楽しませてくれる方がいるんですね? 」

夕立「……は? 」

春雨「えぇ……」

時雨「事故どころじゃないじゃないか……ファンブルなんて笑えないよ本当に」
391 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 22:56:13.44 ID:Cp0UvhSR0

< 与り知らぬ幸運 >






金剛「へいへーい! 何で私を除け者にして楽しんでいたデース! 」

春雨「……」

若葉「……」

浜風「……」

金剛「? What? 」

時雨「……君も誘って犠牲者増やしておけばよかったよ」

金剛「犠牲者……? 」
392 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 23:00:05.98 ID:Cp0UvhSR0

< ビッチと言いたいわけでもないけれど >







提督「俺はまだ二、三回目の騎乗位でもう竿を握って挿れたやつを一人しか知らない」

葛城「え? 想像だけどそーいうものじゃないの? 」

提督「普通に無意識とか自然ととかかもしれねぇけどな、ちょっと無いと思うぞ」

葛城「ふぅん? 」

雲龍「? 私じゃないけど」

提督「そうだな」

葛城「え”っ”……? 」
393 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 23:01:28.21 ID:Cp0UvhSR0

< もぅマヂ無理。。。 >






葛城「マジかよ……マジ? 」

提督「マジマジ」

雲龍「マジらしいわね」

葛城「マジかぁ……」

高雄「真面目に仕事をしてく……あのですね、マジメ、とかそういう韻のつもりは……あのぅ? 」
394 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 23:02:15.37 ID:Cp0UvhSR0

< 本気と書いて云々系マジ >






提督「そろそろ再開するさ。……書類回して」

高雄「どうぞ」

葛城「っても本当に……これで天城姉ぇだったら怖いけど」

提督「天城だぞ」

葛城「まっ、マジ? 」

提督「マジマジ」

雲龍「マジよ」

葛城「マジかぁ……」

高雄「あのですね……本当に真面目にしないと、怒りますよ? マ・ジ・で、怒りますからね? 」
395 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 23:03:12.61 ID:Cp0UvhSR0

< 悪意が無い分、読めない >







天城「あの、愛宕さんから工廠の準備ができたと伝えてくれと……うぅん? 」

葛城「この清楚と奥ゆかしさを地でいく天城姉ぇが……」

雲龍「人もヒトも見掛けによらないものよ」

高雄「まぁ……そうですね」

天城「…………? 」
396 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 23:04:51.00 ID:Cp0UvhSR0

< 事情を知り尽くしているが故に >







時雨「……………………」

あきつ丸「クッ、クククッ……ッフ」

鈴谷「? 何? なんでキレ気味の顔でプルプルしてんの? 」

大井「どうせ姉妹が壊れたとかそんな話でしょう? 」

鈴谷「や、一番壊れてるのがこの子だからそれは無いと思うけど。……で? 」

あきつ丸「ククッ……なに、偶然出入りの業者と遭遇してしまった上に一人が新人だったらしくてな、
インターンなんて偉いじゃないか、などと言われたらしいぞ」

鈴谷「っふ、ふふ……」

大井「そ、それはお気の毒に……フフ」

時雨「……………………」
397 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 23:05:55.92 ID:Cp0UvhSR0

< 謝るわけにもいかず >







時雨「……まぁ、“ 艦娘 ”なんて広報用の為だけにつくられた強化スーツみたいなやつでしか認知されてないから仕方無いけどさ」

あきつ丸「そうだな。まさか制服姿の小娘が戦っているなどとは思うまい」

時雨「本気の顔で“ でも悪いことは言わない。生きる為に何かを殺す、そんなクズの巣窟に君みたいに可愛いらしい女の子がいちゃあいけない ”とか言われたら」

鈴谷「言われたら? 」

時雨「まったくもってその通りだよね、って」

大井「確かに。……今頃あなたのことでも思って悲しんでいてくれたりしたら傑作ね」
398 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 23:07:56.96 ID:Cp0UvhSR0

< 堂々巡り、とも違うか >







能代「あの人に傷を刻まれたいって言いますけど」

雲龍「? ええ、それがある種私にとっては愛情や執着の証になるわ」

能代「そんなに病む程に深く愛している相手からの傷なんて傷とは認識できないのでは? 」

雲龍「え……? え、と…………うん? 」
399 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 23:09:35.89 ID:Cp0UvhSR0

< 想われる方の気持ちは当然棄ておきますが >







雲龍「……………………」

阿賀野「まぁ、阿賀野たちって傷と認識すれば意識か無意識に拘らず勝手に修復されていくけど」

能代「仮にお腹にナイフで線を入れられてそれを意識しても直せなかったりしたら怖いわよね。
全く傷とは思えないってことなんだから」

阿賀野「って考えると雲龍さん? どうせ消せると思って軽はずみに焼きごてとかタトゥー、駄目だよ? 」

雲龍「…………………………………………」

天城「聞いていませんね。……まぁ、明らかな傷ですら傷として認識できない程の想いならいっそ清々しいものはありますが」
400 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 23:11:15.31 ID:Cp0UvhSR0

< 単純な上下でもない >







漣「チーム愉悦のみなさーん! …………あれ、返答無し? 」

叢雲「まずそれは誰から誰までが含まれてるのよ」

漣「龍田さんからLittorioさんまでくらいは入れたつもりなんだけど」

Littorio「あ、あのっ、そこにLittorioを入れるのはさすがにおかしいのでは? 」

漣「えー、そうですかー? 」

叢雲「よかったじゃない。愉悦な皆さんの中では一番マシ扱いよ? 」

Littorio「龍田が筆頭なだけでその括りに入れられたらお終いですよ」

山城「そうね」

扶桑「ええ。……山城は兎も角私までそのお仲間らしいのは甚だ納得がいかないけれど」
401 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 23:13:17.12 ID:Cp0UvhSR0

< 嘘の吐けない性格(偽) >







山城「いいじゃないですか姉さま、もう諦めて素直になりましょう? 」

扶桑「何故こんなことで諭されなければ……不幸だわ」

山城「自分を傷付けて、化け物であると開き直って、それでもそれを鬼札にして男に縋って、
そういう澱んだ先の得体の知れない何かだって認めましょうよ」

扶桑「アイデンティティの崩壊だと思うの、それは」

山城「自分なんて破壊してしまいましょうよ。
認めてしまえば、もっと気持ち良くなりますから」

扶桑「あのね……」

龍田「それ、愉悦というより悦楽では? 」

山城「そう? まぁ、ここだと愉悦と悦楽は絡み合って超克し合って補完し続けている澱だから……そうかしらね」

漣「なんだこの演技力と言葉の飛び出し」

扶桑「山城の演技力を舐めないでほしいものね」

叢雲「あなた時々それ言うけど気に入ってるの? 」

Littorio「そこでノる辺りが括られる理由だと…………どうも本気に見えましたしね」
402 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 23:24:49.41 ID:Cp0UvhSR0

< 投げっぱなしぶつけっぱなし >







漣「はい、漣様とむーちゃんしかいませんよ? 」

提督「あ? 」

漣「不謹慎なこと言いたいでしょ? ん? 一週間経ったしそろそろ? 」

提督「あのな……」

漣「周りが皆沈むようなことがあったら中二染みたきっしょいこと言いたくなっちゃうんでしょ?
遠い親戚の葬式で笑いたくなっちゃうみたいな」

提督「その二つはちょっと違うんじゃねぇかな……おい」

叢雲「何よ。これのお守りなんてこれで限界よ」

漣「むーちゃんは基本的にご主人様とお話しできれば文句言わないんで」

叢雲「つまり今日からこれと話さなければお守りもしなくていいのね? ……そういうことだから」

漣「おっけー」

提督「や、やや……あのさぁ……」
403 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 23:25:15.63 ID:Cp0UvhSR0

< 小噺ということでここは一つ >







漣「で? 」

提督「はぁ。……安否札って分かるか、お前ら」

叢雲「当時から極々一部の地域で配布されてたやつでしょ。
避難したってことを家族とか近隣に知らせるやつ」

漣「玄関とかに貼ったりぶら下げるやつっしょー?
それで救助中の被災を避けるやつ」

提督「あぁ。…………心底嫌いな家の玄関にわざと引っ掛けたやつを俺は知ってる。
住人は杖が必須なくらい足腰が悪いと知りながらな」

叢雲「……」

漣「……」

提督「どうだ? 満足したか? 」

漣「……え、や、うーん……えぇ……? 」
404 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 23:26:24.14 ID:Cp0UvhSR0

< 悪意には罪と罰とそして逃避を >







漣「や、あー……冗談でしょ? テレビ観て思い付いた即席の安否札殺人事件みたいな」

提督「さぁね。……これでも俺は友達を何人か失ったし知人まで含めたら色んな奴の話を聞いてるんだぜ」

漣「はぁ……でもそれが事実ならどこかの誰かにとっ

叢雲「やめときなさい。それ以上掘っても蟠るだけよ、お互い」

提督「だろうね。究極的には俺自身にさえ肯定も否定もできないことだ」

叢雲「事実なんてもう誰にも分からないものね」

提督「ん」

漣「…………」
405 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 23:27:45.05 ID:Cp0UvhSR0

< はたからは随分楽しそうに見えた >







時雨「あの将校常にアホ面だけどどう話合うわけ? 」

秋雲「? まぁ、フツーにアニメとかゲームとか」

時雨「秋雲の趣味を知らないわけじゃないけどさ……例えばさっきは? 」

秋雲「催眠にかかり易いアイドルトップ10」

時雨「は? 」

秋雲「かかり易そう、じゃないよ? 昨今の同人界隈で一番催眠パターンが多いのは誰かって話」

時雨「???? 」
406 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 23:28:29.25 ID:Cp0UvhSR0

< 違います >







鈴谷「じゃあ催眠にかかり易そうな艦娘トップ10は? 」

時雨「いやいやいや……僕ら現実に存在してるから」

秋雲「ナマモノもアリっちゃありだけど。……鹿島さんとか」

鈴谷「ほーん? 」

秋雲「浜風とかもそうだしなんなら鈴谷さんも時雨も怪しいよね」

時雨「は? 」

鈴谷「うん? 」

秋雲「うーん? これ、フリ? フリだよね? 」
407 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 23:31:14.15 ID:Cp0UvhSR0

< 難問といえば難問 >







秋雲「まぁ、エンコーしてそうなヒトランキングとかよりはマシだよたぶん」

時雨「鈴谷さんしかランクインしないじゃないか」

鈴谷「は? 」

あきつ丸「四つ足で飼育されていそうな時雨殿よりは幾らか人間寄りでありますね」

秋雲「いやいやいや、いやいや……時雨は飼う方でしょ、ねぇ? 」

鹿島「は、はいぃ……? 」

浜風「……どう反応するのが正解なのかこの世に一人でも知っているヒトはいるのですか? 」
408 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/18(木) 23:34:10.37 ID:Cp0UvhSR0

>>376 >>377
いつもありがとうございます
眺めていると本当に日付が飛ぶなぁ……なんて思いますが
報いるためにもなんとかしたいところです

また時々来るような気がします
ありがとうございました
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 23:36:48.70 ID:yHJYdvwj0
乙 待ってた
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 23:37:41.37 ID:WckAMK5/o
お疲れ様です
411 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/22(月) 23:50:05.95 ID:R85v+xCB0

< 空の下、晴れ間探して >







提督『あー……葛城くん』

葛城『何? まさかこんだけレズアピールしてて男に呼び出されるとは思わなかったんだけど』

提督『そうかい。……まどろっこしい言葉遊びでもして空気暖めようと思ったけどダルいからパス。ここに来い』

葛城『……は? 』

提督『拒否られるのも面倒だから言っておくけど、お前が姉貴と瑞鶴を天秤に掛けるだけだ』

葛城『それだけ、ってことも無いでしょーよ。……分かった』

提督『あん? 』

葛城『自分の女の頼み事、断れるような男じゃないもんね。許してあげる』

提督『……別にお前が瑞鶴への気持ち捨てる必要なんざ無い。
少しだけ、本当に少しの間、俺が俺であれるうち、それだけの話だ』

葛城『問題はそういう話じゃないでしょ。…………女の子泣かす女の子って、最低な気がするなぁ」
412 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/22(月) 23:51:14.82 ID:R85v+xCB0

< 一条の陽射し、それだけを盲目的に >







天城『……卑怯者』

雲龍『ッ……そうね』

天城『姉様のことを言ったのではなくて……いえ、姉様も卑怯者なのでしょうけれどね、客観的には』

雲龍『…………』

天城『自分から__さんに葛城のことを頼んだ時点で、姉様は自分で罪を背負いました』

雲龍『……ええ』

天城『でも天城は、そういうことすら放棄してただ冷めた目で俯瞰しているような気になって、
その実ただただ安寧と享楽を享受しているだけです』

雲龍『そんなこと……いえ、否定しないでおいてあげた方が楽? 』

天城『罵られるか失笑でもされるのが一番楽です』

雲龍『ばーかばーか淫乱女』

天城『莫迦。…………はぁ』

雲龍『…………』

天城『…………』

雲龍『…………葛城、きっと何も言ってこないわね』

天城『姉妹、ですからね。……お互い、何が一番辛いかなんて、分かりきったことです』
413 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/22(月) 23:52:09.60 ID:R85v+xCB0

< あなたが、きっと私の太陽だから >








葛城『ま、別に死に別れるわけじゃないし。……死ぬ気で守ってね? 』

提督『あん? 』

葛城『私が沈んだら雲龍姉ぇたちどころかこの国巻き込む大惨事になるんだから』

提督『あながち間違いじゃねぇところが……瑞鶴ってそこまでお前に入れ込んでんの? 』

葛城『あなたも大好きでしょ? 爛れ切って惰性に近いところにある共依存』

提督『キツいこと言いやがる』

葛城『私に響く言葉はあなたにも強く響くって知ってるだけ』

提督『そ……ま、誓うよ』

葛城『この国の平和を守り切るって? 』

提督『ばーか。…………自分の心と自分の腐り切った愛を死ぬまで抱いてるってこと』
414 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/22(月) 23:53:46.09 ID:R85v+xCB0

< 自分でプリントアウトって上手くできるのかな? >








時雨「そういえば瑞鶴さんがさ」

春雨「? 」

時雨「特大の抱き枕買ったんだって」

春雨「ふーん……? 」

時雨「どう思う? 」

春雨「春雨ですら欲しいくらいだし別にいいんじゃない?
寂しさなんて自分で処理し切れないの良く分かってるでしょ瑞鶴さんも。
それでもどうにもならないから買ったんだと思うけど」

時雨「まぁね。……だってさ」

春雨「? 」

あきつ丸「……そうか」

大井「……鹿島ちゃんに妙に写真を撮られるからって考え過ぎでしょうよ、さすがに、たぶん」
415 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/22(月) 23:56:56.51 ID:R85v+xCB0

< お目目ぐるぐるパーティー >







あきつ丸「そうか? 」

大井「あん? 」

あきつ丸「本当に、心から、そう思うか? 自分の考えが妄想の類いだと切り捨ててくれるでありますか? 」

大井「え、いや、え? 」

あきつ丸「頼む、時雨殿や鈴谷は否定し切ってくれない」

大井「は……? 」

時雨「や、ほら……下着泥棒事件で余計なダメージ負っちゃって何かに依存したい欲が……」

春雨「香取さんにも限界あるもんね」

あきつ丸「大井殿が切ってくれるのなら心強いのであります。この通り」

大井「え、と……うーん…………えぇ……? 」
416 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/23(火) 00:00:20.66 ID:Jz928FUg0

< 誰しもがそうあれかしとは言えないけれど >







葛城「ふぅ……ねぇ」

提督「? 」

葛城「私のこと、好き? 」

提督「話せるやつだとは思うけど、それが? 」

葛城「そこで好きって言ってこない辺り本当に卑怯だよね」

提督「そういう生き方しか知らないから」

葛城「あっそ」

提督「……ん」

葛城「…………」

提督「…………」

葛城「…………」

提督「…………」

葛城「…………今はまだ私のままだけど」

提督「…………あぁ」

葛城「本気で、心折れそうになって、縋りたくなったら、本気で心配してね? 」

提督「当然。…………理由はなんであれ背負ったものぶん投げる生き方もしてないさ」
417 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/23(火) 00:00:48.47 ID:Jz928FUg0

ありがとうございました
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/23(火) 00:03:56.60 ID:yHWWweCk0
419 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/23(火) 23:13:44.95 ID:Jz928FUg0

< アーティスティックスイミングに改称しました >







提督「ちいさい頃ってクッソくだらねぇ冗談言った挙句放置してたりされてたりするんだけどさ」

高雄「ええ」

提督「俺が約一年間もシンクロの選手をシンクロナイズドスイミンガーだと思ってた話する? 」

高雄「したいなら構いませんけれど、出オチでは? 」

提督「っすよねぇ……」
420 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/23(火) 23:14:20.70 ID:Jz928FUg0

< 大陸に行って食べればいいと思うよ >







加賀「オオサンショウウオ、食べてみたいですね」

赤城「そうですねぇ……お縄を頂戴しなければ捕獲に行きたいものですけれど」

加賀「魯山人も賞味して絶賛したらしいですし」

赤城「鼈と河豚の間、という表現も理解できそうで少し難しいです」

加賀「…………」

赤城「…………」

提督「あ、そう……や、期待した目、しないでくれる?
そりゃあクソみたいな権力振りかざせばってのはあるけどさぁ」
421 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/23(火) 23:18:41.05 ID:Jz928FUg0

< 特に否定も肯定もしなかったけれど >






初月「というかあんなにも可愛らしい動物の映像を観た第一の感想がそれなのか」

涼月「可愛らしい……? 」

初月「なんだ、文句でもあるのか姉さん」

涼月「えーと……どちらかというと不気味で気持ち悪い見た目だと思うけど。ぬるぬるしてるし」

初月「まったく……これだから女は」

涼月「お初さんも女だと思うけど」

加賀「私、牛も鳥も豚もその他も基本的に可愛らしいと思うわ」

提督「感謝して食え、ってことだな。ちなみに俺もオオサンショウウオは可愛い方だと思うぞ」






赤城「あの和気藹々だと味さえよければ何でもいい、なんて言えない雰囲気でしたねぇ……」
422 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/23(火) 23:19:32.72 ID:Jz928FUg0

< それはそれ、これはこれ、乳は乳 >







雲龍「どうせ私たち麗しい親愛で繋がった姉妹だし、
今更竿姉妹になっても大して変わらないわよ」

葛城「んなわけあるか。乳に栄養吸われて頭空っぽなの? 」

雲龍「そうね。でもそうなるとあなたの栄養はどこへ? そのまま垂れ流してるの? 」

天城「ッ……クフッ」

葛城「…………」

加賀「……麗しさ、とは? 」
423 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/23(火) 23:20:32.59 ID:Jz928FUg0

< 不味いと断言する程でもありませんでしたが…… >







雲龍「女ってメインディッシュと見られたいかデザートと見られたいかで性格が分かると思うの」

提督「おいまた意味分からんこと言い出したぞ」

天城「いつもの姉様じゃないですか」

雲龍「自分を見てほしいって意識が強いのか、
強い男として守ってほしいって意識が強いのかね」

提督「つまりメインにもデザートにもなる料理が最強か」

葛城「例えば? 」

雲龍「パイとか? 」

葛城「“ あたしこのパイ嫌いなのよね ”」

雲龍「そう……あなたは好きでしょう? 」

提督「そうだな。…………ニシンパイは正直遠慮したいが」
424 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/23(火) 23:22:10.04 ID:Jz928FUg0

< 本気で悔しいとかそういうものでもなくて >







雲龍「まぁ、女の趣味を見るに葛城はどのパイも嫌いかもしれないけれど」

葛城「瑞鶴さんの名誉の為に言うけど無いわけじゃないから。
あと提督さんと違って別にカラダで相手見てないから」

提督「飛び火させないでくれるかなぁ」

雲龍「瑞鶴さんとあなたってどっちの方があるの? 」

葛城「わた……瑞鶴さんかな」

天城「? そんなに迷う程僅差だった? 」

葛城「……」

提督「……やめてやれよ天城」

雲龍「……あのね」

天城「はい? 」

葛城「そりゃあ天城姉ぇくらいあればそういう感想でしょーよ……」
425 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/23(火) 23:24:07.96 ID:Jz928FUg0

< 小数点以下は切り捨て予定ですので悪しからず >







漣「仮に今夜ね? 」

雲龍「? 」

漣「ヤクキメ首絞め暴行セックスなんてしてしまったら」

雲龍「え、ええ」

漣「雲龍さんもう二度と帰ってこれなくなりません?
それを楽しめてしまっても失敗してしまっても」

雲龍「まぁ……」

天城「でも……楽しめてしまった場合はあの人もそちらに堕ちるということですから……」

雲龍「つまりあの人を独占できるチャンス? 」

叢雲「そうかもね。……どう立ち回っても分の悪い賭けだと思うけど」
426 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/23(火) 23:26:25.76 ID:Jz928FUg0

< 蓼食う虫も好き好き大好き >







天城「一応念の為億が一に備えて大事を取って言っておきますけれど、賭けないでくださいね」

雲龍「はいはい。……どうせ最初からあの人馬鹿にした顔してくるだけよ」

漣「馬鹿に、ってーかドン引きでしょ」

雲龍「でも……実際に恋人と友人関係の違いってセックスだと思うのよね。
ただ在るだけの親しい仲を否定しているのではなくてエロって割と人間関係では大事なファクターでしょう? 」

天城「まぁ……ええ」

雲龍「親しい仲だけで満足できなくなってしまったんだから仕方無いじゃない。
あの人のそれ以上を求めていけばそこに男と女の関係があっただけ」

漣「で、更にその奥へ進むことは関係を深める為の方法でしかないって? 」

雲龍「平たく大雑把に言えば」

Littorio「妙に一理ありそうなこと言いますね」

雲龍「私の生にも理はあるってことよ」

漣「ははーん……? 」

天城「つまり姉様の生=エロ、ということになりますけれど」

雲龍「? 何か問題でも? 」

Littorio「ありませんよ。…………Littorioは願い下げですが」
427 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/23(火) 23:27:05.50 ID:Jz928FUg0

< 生に理 >







雲龍「まぁ、私の生に意味のある生理はこないけど」

天城「…………」

漣「わざわざスルーしてあげたんですから……あのですねぇ……」
428 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/23(火) 23:28:19.32 ID:Jz928FUg0

< 刹那主義者(誤) >








愛宕「百年の恋も冷めるっていうけど」

高雄「? ええ」

愛宕「百年続くであろうとも思えるあつーくてこゆーい恋を楽しんだんだから別に終わっても損はしてないわよね」

高雄「恋なんて損得じゃないと思うけど」

愛宕「まぁね? でもほら、こうくっだらない女子トークみたいなね? 」

高雄「はぁ。……つまり短ければ短い程濃度としては凄かったってことよね」

愛宕「そうねぇ〜」

高雄「それを勘違いや一瞬の過ちって言うんじゃ……」

愛宕「今この現状よりも? 」

高雄「え……」

提督「いやいやいやいや……おーい……? 」
429 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/23(火) 23:28:58.31 ID:Jz928FUg0

< 国際補助語の皆さんはもっと頑張ってね! >







江風「英語がww世界共通wwww語wwだと思ってるwwwwボンクラwwww違うンだなぁこれがwwwwwwww」

海風「先に言っておきますね。……お騒がせして申し訳ありません」

龍田「いつもより五月蝿い酔い方ねぇ〜。酷さは大して変わらないけど」

山城「はぁ。……じゃああなたは何だと思っているわけ? 」

海風「聞いてあげなくてもいいですって」

龍田「ほら、搦め手で揚げ足取りたい陰湿女だから」

海風「はぁ」

山城「あのね……」
430 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/23(火) 23:29:44.20 ID:Jz928FUg0

< 言いたいときに言いたいことを >








江風「聞きたい? 聞きたい?やっぱ聞きたい? ねぇ聞きたい? 」

山城「…………」

扶桑「その冷たい目線止めてあげなさいよ山城。
……ものともしない江風も凄い気がするけれど」

江風「正解はwwww数ww学wwでしたwwww」

山城「……あぁ」

龍田「なるほど」

明石「ほうほう……珍しくちょっと鋭そうなこと言いましたね」

扶桑「そうね。……せめて素面でとは言わないから会話の流れで言えれば格好も付くのに」
431 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/23(火) 23:31:11.13 ID:Jz928FUg0

< 溜息という共通語が生まれた今このとき >







海風「音楽は? 」

江風「音楽ってモロ言語じゃンか。姉貴馬鹿なの? 」

海風「や、共通語が何かって話だし……話がすり替わってるじゃん」

龍田「譜面でしか音楽を理解できないなんて可哀想」

山城「というか寧ろ変に高度な気がするわ」

扶桑「言葉ではないただの音に宿る言の葉が分からないの? 」

江風「それは所詮共感や感動なんていう曖昧なモノじゃンか。
数学みたいに全く同じ結果を生んでから共通語名乗っゔぉっっっっ

龍田「…………」

山城「…………」

扶桑「…………」

海風「…………お騒がせ、致しました」
432 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/23(火) 23:31:58.82 ID:Jz928FUg0

< 親愛に言語は要らないから >








龍田「でも、まぁ……」

山城「少なくとも普段よりは理に適っていそうなこと言いそうだった気がするわ。結局は詭弁だけれど」

扶桑「泥酔を半歩越えた辺りがベストコンディションって不幸よね」

明石「何にせよぶっ倒れてグラス割って……よくあれで嫌われませんよねぇ」
433 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/23(火) 23:32:26.89 ID:Jz928FUg0

ありがとうございました
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/23(火) 23:42:42.19 ID:yHWWweCk0
435 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/24(水) 22:28:12.39 ID:DHryx1Vg0

< 肩触れ合って、笑み見せ合って >







提督「カトラリーセットって貰って嬉しいものかな? 」

愛宕「良いところじゃない? そこそこ歳の離れた後輩への結婚祝いでしょ? 」

提督「まぁ、我ながら世話してやったやつだし最悪センスの無い先輩扱いでいじってはくれるしこの辺でいいか」

愛宕「む……? 」

提督「うん? 」

愛宕「なんか……好きを感じる」

提督「隙? 」

愛宕「そうじゃなくて、好き」

提督「俺ら用も買う? 」

愛宕「あなたが欲しいなら。……物のことじゃなくて」

提督「うん? 」

愛宕「夫が後輩夫婦の為に選ぶちょっとお洒落なお祝いについて意見を求められる状況、好き」

提督「ふぅん……? 」
436 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/24(水) 22:29:14.90 ID:DHryx1Vg0

< 時が経てばまぁ犯罪臭は消えますが…… >







提督「俺の友達にさ」

愛宕「うん」

提督「バレンタインはクッキーを貰ってホワイトデーにチョコをあげるやつがいるんだ」

愛宕「ふぅん? 海外系なやつ? 」

提督「や、ふっつーにこの国出身だけどな。なんかこう、拡大解釈した中二病なんだ」

愛宕「あなたみたい」

提督「かもね。……そいつは滅茶苦茶一途な良いやつなんだけど」

愛宕「ん」

提督「駆逐よりやべぇ相手とガチ恋できる怖いやつなんだ。
仮に結婚できたとして俺はどんな言葉を掛ければいいかな? 」

愛宕「う、うぅん……? えー、と……」
437 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/24(水) 22:30:01.00 ID:DHryx1Vg0

< 文化とか社会との齟齬って怖いね、って >








愛宕「一応念の為に訊いておくけれどそれって海防艦クラスとかそういう意味よね? 」

提督「さぁ? 」

愛宕「さぁ? ってあなたね……本気でただの人間相手だったら私に言えることは一つしか無いわよ」

提督「通報でもしておけって? 」

愛宕「んーん、末永く奥様の心に疑問抱かせないで頑張ってくださいね、って」

提督「うぅん……? 」
438 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/24(水) 22:31:52.15 ID:DHryx1Vg0

< 肯ていいものかどうか >







高雄「実際に一定年齢で配偶者と自分の年齢差に嫌悪感を抱く場合は少なくないそうね」

愛宕「元教師と教え子の場合とか聞いたことあるわ」

提督「だから疑問を抱かせずにずっと幸せな生活を続けて、ってことか」

愛宕「そういうことー」

高雄「結局はその一瞬一瞬が幸せかどうか、ですからね」






涼風「そもそも” 艦娘 ”の海防艦クラスなら別に良いみたいな思考がナチュラルってどう思う? 」

海風「え、いや、別に良い……ん……いや……えっと…………いやいや」
439 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/24(水) 22:32:34.75 ID:DHryx1Vg0

< 大事なことですので >







江風「大丈夫じゃねーの? 例えばだけど姉貴とよつを同年代に見るやつはいねーよ」

海風「そう、だよね? 」

涼風「なんつー変な心配してやがるんですかねおねーちゃんは」

江風「そういうお年頃なンだよ」

涼風「あ、そう……」

海風「うん……うん、そうだよね、分かった」

江風「あン? 」

海風「海防艦クラスの女の子を恋愛対象として見てはいけません、よし」

涼風「あ、おい、え……」

江風「……何故それをテートクへ伝えに行くンだ? 」
440 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/24(水) 22:34:15.07 ID:DHryx1Vg0

< 試してみたくないわけではないのだけれど >






愛宕「カラー……カラーね……」

高雄「カラー……ですか……」






瑞穂「? 何をボソボソやっているんですか? 」

加賀「あなたまた余計なことでも言ったの? 」

雲龍「私は美容室でのカラーってどうなのって訊いただけです」

天城「基本的に関わりませんからね」

瑞穂「あー……」
441 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/24(水) 22:35:35.88 ID:eYnKNZSEO

< 分かる、ということ >







雲龍「あぁ、そうだ、髪といえば」

提督「うん? 」

雲龍「アホ程長い髪の女って実際どうなの? かったるくなったりしない? 」

提督「しないけど。……こいつこんな時間から酔わせるとか何やったんだお前。まだ22:00過ぎだぞ」

天城「天城は別に何も。……これ、酔ってます? 普段からこうでしょう? 」

提督「微妙に変なこと言うのは兎も角顔が違う」

雲龍「? いつも通り綺麗でしょう? 」

提督「そうだな」

天城「うぅん……? 」
442 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/24(水) 22:36:30.49 ID:DHryx1Vg0

< 一晩でもセンチになれないこんな世の中じゃ >







提督「何か疲れることでもあったか? 」

雲龍「いいえ。ちょっとだけ……ええ、センチなだけ」

提督「ふぅん? 」

雲龍「今日は……私に構わなくて、いいから。飛行甲板も……触らないでね」

天城「姉様、熱でもあるんじゃないですか? 」

葛城「なんかヤバいウイルスに犯され切ってるんじゃない? 」

雲龍「…………」

提督「…………悪いけどな、お前自身の所為だと思うぞ」
443 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/24(水) 22:37:27.33 ID:DHryx1Vg0

< 追い込み >







漣「ぼんやりネット巡回してたらですね」

雲龍「? 」

漣「能動的マゾと受動的サドがテーマなエロCG集の広告見つけまして」

雲龍「……へぇ」

漣「まるで雲龍さんだなとか思ったんです、が」

雲龍「が? 」

漣「雲龍さんって普通にイチャつきたいご主人様に責めさせて精神的負荷かけてる分実は能動的なサディストじゃないです? 」

雲龍「…………」

天城「……言ってはならないタイミングで言ってはならないことを」
444 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/24(水) 22:39:46.37 ID:DHryx1Vg0

< 邪気ではないのでけれど聖性は無い >







雲龍「まぁ……そうね、それくらい分かってる」

漣「や、やや、なんでそんな妙に落ち込むんです」

雲龍「……別に」

天城「センチなだけらしいですよ。……そもそも割に楽しんでいると思いますけれどね、あの人も」

雲龍「そう? 本当に? 」

天城「何故ことあの人から自分への評価には自信が無いんです姉様は。
……本気で嫌なら姉様は前の要港部にはいませんでしたしましてや大湊にも連れられていませんよ」

漣「冷たい男っすからねー」

雲龍「そう、かしら」






高雄「ふふ……何人の引き抜きや配置転換を断って何隻の異動受け入れを断っているか知ったら……嗚呼……」

叢雲「……時々しか見せないけどあなた程嫌な笑い方する女って見たこと無いわ、私」
445 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/24(水) 22:40:22.29 ID:DHryx1Vg0

< 暫定としておきたいところ >






高雄「酷いことを言いますね。義娘の叢雲さんだから見せているんですよ? 」

叢雲「あ、そう……時々しか感じないけどあなた程嫌な信頼寄せてくる女って見たこと無いわ、私」
446 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/24(水) 22:41:50.59 ID:DHryx1Vg0

< 似たようなのが他にいてたまるか、という気もする >






高雄「ふふ……叢雲さんだってあの人と上手くやれてあの人の守り刀を続けているんだから、似たようなものでしょう? 」

叢雲「守り刀って普通乳児か新婦に渡す物でしょうが」

高雄「懐刀も第一の刃もそういう立場を私はもう手放しませんから」

叢雲「あ、そう。……あなた程独善的で支配的な独占欲の塊なのに幸せそうな顔する女って見たこと無いわ、私」
447 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/24(水) 22:42:38.74 ID:DHryx1Vg0

< 親愛を否定するわけではないけれど >






高雄「ま、私はまだまだ幸せになる途中ですよ。
だからこそ、叢雲さんや漣さんにも幸せになっていただかないと」

叢雲「だから守り刀をずっとやっていろと、と」

高雄「ええ。あの人の幸せは私の幸せですし、あの人の幸せに叢雲さんたちは欠かせません」

叢雲「ふぅん……あなた程あいつ以外には平等に冷たい女って見たこと無いわ、私」
448 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/24(水) 22:43:30.27 ID:DHryx1Vg0

< 酔いの回りが世の回り >







高雄「それでこそ私ですから許し

叢雲「ストップ、ストップ」

高雄「? 」

叢雲「楽しくなってきたんだか悪酔いしてきたんだか知らないけど、これいつまで天丼重ねていくつもり? 」

高雄「叢雲さんが怒る寸前までは」

叢雲「はぁ。……あなた程他人の限界試すようなことして楽しそうな女……えーと」

高雄「駄目じゃないですか叢雲さん。そんな女ここには沢山いますよ」

叢雲「…………はぁ」
449 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/03/24(水) 22:43:59.41 ID:DHryx1Vg0

ありがとうございました
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 23:16:50.65 ID:SeQ9ZWxI0
乙 
451 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/01(木) 23:03:59.64 ID:BQN2ed3i0

< 理解なんてナンセンス >







天城「姉様の初めての夜って? 」

雲龍「戦闘衣。それ以上の勝負服は無いし、あの人に私そのものを返すのなら、捧げるのなら、それを置いて他に有り得ないから」

天城「はぁ」

雲龍「あれ以来、一度も着てヤっていないわ。
次に着るときはあの人を殺すときか、自分が死ぬとき」

天城「……」

愛宕「……何でいきなり重くしたわけ? 」

高雄「あの流れで尊さ演出し始めるなんて思わないでしょうさすがに……」
452 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/01(木) 23:07:05.63 ID:BQN2ed3i0

< 親しき仲には礼儀外の何か 有り >







雲龍「演出ってあなたね……」

天城「天城もてっきりいつもの周りまで頭が悪くなりそうな流れになるのかと」

雲龍「事実が魂に迫る尊さだから仕方無いじゃない。
魂なんてものがあるのかは知らないけど」

愛宕「……そう」

高雄「……はぁ」

天城「まぁ、姉様の気持ちまで切り捨てるつもりはありませんけれど……」

雲龍「ん…………ええ……それだけは、捨てないわ。あなたたちの理解なんて、全く要らないくらいには」

天城「はぁ」

山城「いえ、本当なんでよ、何故この流れで未だにあなたが尊さ演出できてるのよおかしいじゃない」

雲龍「あっ、あなたねぇ……」
453 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/01(木) 23:08:41.63 ID:BQN2ed3i0

< 幕間の幕開けの幕間 >







江風「あははっ、安っぽい真っピンクなキャミドレスとか着てそうなのになーハジメテカッコワライ」

雲龍「…………」

海風「…………本当に酷く酔ってますから。見下げ果てた顔、取り下げてあげてください」

涼風「…………まっさか姉貴に対して殺意と憐れみ同時に湧くとは思わなかったよあたい」
454 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/01(木) 23:12:43.01 ID:BQN2ed3i0

< 配られた配役というもの >






山城「……間抜け」

高雄「……はぁ」

愛宕「んー……」

江風「ン? 」

雲龍「…………」

海風「…………これで嫌われない辺り本当に奇跡的な集団だよね」

涼風「あぁ……女社会であれは普通駄目だよな」

雲龍「…………」

江風「ンー……ン? ビール飲む? 」

雲龍「…………貰うわ」

江風「へいへーい! ビールいっぱーい! 」

能代「はい。…………なんで能代が? 」
455 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/01(木) 23:14:45.29 ID:BQN2ed3i0

< 漸進(退)する…… >







漣「このガーターね? ヘソ上のレースも可愛いんだけど鼠蹊部のちょっと上がハート型にくり抜かれてるのがすっごい良いの」

叢雲「あ、そう……何故あなたの姉は一応は私の無二の親友的なアレを歪ませたわけ? 」

天城「よかったですね、無二の親友ですって」

漣「あ、それは知ってるんで今更言われても別に。超々々々々嬉しいけど」

叢雲「あなたはあなたで腹立つわね……」

天城「姉様なら歪ませた覚えはないけど……なんて言いそうですけれど、あの」

叢雲「何よ」

天城「あなた、心当たり、無いの? みたいな? 」

叢雲「は? 」

漣「ガーター選び始めるとランジェも追加で欲しくなるよねぇ……」

叢雲「……はい? 」
456 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/01(木) 23:15:54.71 ID:BQN2ed3i0

< 夜という救い/掬い >







提督「クッソだるいわあいつら……ぅん? 」

雲龍「…………」

提督「…………抱き締めてもいいタイミング? 」

雲龍「、…………抱き締めないと、駄目なタイミング」

提督「そ。……うん? 」

雲龍「…………」

提督「…………? 」

雲龍「…………抱き締めたままで、撫でて」

提督「ん……」

雲龍「…………」

提督「…………」

雲龍「…………甘えさせて」

提督「いつでも甘えさせてもらってるからな。……行こうか」
457 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2021/04/01(木) 23:16:22.13 ID:BQN2ed3i0

ありがとうございました
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/01(木) 23:23:09.66 ID:iNx2zvNK0
乙 江風は泥酔時の記憶ないんだっけ?
459 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/13(火) 22:38:04.10 ID:mqovhhjyO

< 一粒ずつ食べるのなら俵も云々 >







涼月「おにぎりって凄いよね」

初月「うん? 」

涼月「お茶碗だと四、五杯で限界見えてきちゃうけどおにぎりだとスルスル食べちゃうでしょう? 」

初月「確かに」

涼月「偉大な食べ物だよねぇ……」

初月「あぁ……」






伊14「普通の人間はあれさ、限界のライン一、二杯じゃない? 」

伊13「どんぶり茶碗で、計算しないだけ、赤城さんたちより、マシ……じゃない? 」
460 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/13(火) 22:39:21.91 ID:mqovhhjyO

< あとはまぁ吸血とかその辺かな >







涼月「食べたいし食べられるんだから仕方無いでしょう? 」

初月「そうだな」

伊14「そりゃそうだけどさー」

赤城「何か問題でも? 」

初月「一応食費=税金だが」

赤城「気の所為ですよ」

涼月「気の所為」

赤城「ええ」

伊13「気の、所為」

赤城「そうですとも。……使役の対価としての貪食、なんて化け物らしくて素敵じゃありませんか? 」
461 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/13(火) 22:40:30.14 ID:mqovhhjyO

< 超反応と言えなくもない >








提督「ふぃー……深爪した」

雲龍「どこにとは言わないけれど突っ込んだら染みそうね。酸性だし」

葛城「感じてたらアルカリになるでしょ。もしかして提督さん独り善がり? 」

提督「あの……えー……? 」

天城「…………はぁ」
462 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/13(火) 22:41:09.06 ID:mqovhhjyO

< 深く頷いていました >








雲龍「いえ、この人の名誉の為に言っておくけれど普通にイイわよ。
最初に指突っ込んだときはまだ酸性でしょうってだけ」

葛城「ふぅん? 」

雲龍「というか女として言うけれど濡れないなんてその女がクズなだけよ。
心から愛した相手に対して気持ち昂らないなんて失礼な話。それは好きって言うのが錯覚なのよ」

葛城「……なるほど」

提督「…………俺、何かこれ言っていいのか? 」

天城「いいと思いますよ。……言えることがあるかは、知りませんが」
463 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/13(火) 22:43:29.78 ID:mqovhhjyO

< 狐さんやお遊戯さんはお休み >







秋雲「フッツーにIE使ってたら熟女好き扱いされた件について」

時雨「う、うぅん? 」

あきつ丸「重い女よりはマシでありましょうよ」

秋雲「何それ、Chromeのこと? 」

あきつ丸「なんならばedgeの方がマシであります」

秋雲「まぁ、結局パクリってーか寄せてる気がするけどね」

あきつ丸「使えればそれでいい。使えないのが最大の罪だ」

秋雲「まーねー」

時雨「???? 」
464 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/13(火) 22:44:33.70 ID:mqovhhjyO

< 本日のデザートは! >







雲龍「私? 」

天城「ミルクレープです」

葛城「雲龍姉ぇの? 」

天城「ええ」

雲龍「出ないわよ」

葛城「そりゃそうでしょ」

天城「プレーンとお抹茶がありますよ」

雲龍「抹茶」

葛城「ん」

天城「ありがとう。……どうしました? 」

旗風「あの……全く止めもせず続く会話かなぁ、と」

天城「? はぁ……」
465 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/13(火) 22:46:28.50 ID:mqovhhjyO

< 打てば響く、話せば響く >






旗風「いえ、あの、天城さんって葛城さんがいると」

天城「ええ」

旗風「雲龍さんが色々口走っても随分と普通に対応するんだなって。しっくりくる流れというか」

天城「三人揃って初めて天城は天城になれますから」

葛城「お、今良いこと言ったよ天城姉ぇ」

雲龍「昨日しっくりしっかりハメられたから気分良いだけよたぶん」

葛城「なるほどー」

天城「…………」

旗風「憧れないけど憧れる、けどやっぱり憧れない」

松風「……さすがにこの阿吽は求めてほしくないね、僕は」
466 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/13(火) 22:48:04.65 ID:mqovhhjyO

< でもやっぱ美丈夫って憧れるよね >







阿賀野「提督さんって戦国の三傑では誰が好きなの? 」

提督「? 家康」

阿賀野「なんで? 」

提督「一番余生楽しんだだろうたぶん。世の中楽しんだやつが勝ちだし尊敬に値する」

阿賀野「まぁ、分からなくもないけど」

漣「まぁ、恵体信仰ヤベーご主人様は秀吉とか好きにならないでしょ」

能代「信長も身長は高い方だったようですしね」

阿賀野「なるほど。……英傑すらカラダで選ぶのはどうかと思うよ? 」

提督「あのさ……」
467 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/13(火) 22:52:26.37 ID:mqovhhjyO

< 侮辱の意思は微塵もありません >








速吸「今日も今日とてつまらない三流映画ですよ」

夕立「ぽいー……」

速吸「何かが……何かが違うんです……つまらないただの三流と笑みが溢れるド三流とはっ……! 」

夕立「分かるっぽい! 駄菓子とただの駄目なお菓子くらい違うっぽい! 」

時雨「言いたいことは分かるけどただの駄目なお菓子って何さ」

春雨「しけたばかうけ? 」

夕立「っぽい! 」

秋雲「それネタとして知ってるわけじゃ……あぁ、だよねやっぱ。うん、別にいいよ知ってた」

春雨「うん……? 」
468 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/13(火) 22:53:00.83 ID:mqovhhjyO

< 十二分に間に合っております >








速吸「おかしいですね……あれはあれで美味しいのに」

夕立「ぽいー……? 」

時雨「……もしかして速吸さんってただのゲテモノ好きなんじゃあ」

秋雲「クソ映画好きと変な味覚、まだツーアウトってところだから」

速吸「はい? 」

春雨「……やめてよね、これ以上変なキャラ掘り起こすの」
469 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/13(火) 22:56:00.86 ID:mqovhhjyO

< できない、というかしたくない >







Littorio「ウブに、とまでは求めませんけれど可愛らしく啄むような、触れ合うようなセックスなんてもう楽しくないんでしょうね」

高雄「さぁ……」

Littorio「まぁ、そもそもLittorioの思うような優し過ぎる混ざり合いを自分が経験したかというと怪しいですが」

高雄「混ざり合う、なんて表現を可愛らしく思う辺りもう救えないわね」

Littorio「ええ。……はぁ」

高雄「くだらないことで鬱屈できるのは幸せな証拠よ、きっと」

Littorio「勿論幸せですとも。ただ、こう、なんというか……」

愛宕「恥ずかしくなってハニカミたくなるようなソワソワするようなエッチがしたいんでしょう? 」

Littorio「! ええ、そう、それですね、間違い無いです」

高雄「ん……あまりよく、分からないわ」

愛宕「高雄はそういうのも好きそうだけどねぇ〜」






提督「……あいつらはまぁまだいいとして三十過ぎたおっさんだぞこっち。絵面が想像できねぇよ」
470 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/13(火) 22:56:44.51 ID:mqovhhjyO

< 当然のようにノーリアクション >







愛宕「でもほら、制服のプリーツスカートを迷い無くノータイムで脱がされるとちょっとだけアレじゃない? 」

提督「いや、え……経験あるとさ、無理じゃんそれ。演技でもして慌てふためけと? 」

愛宕「経験あるのが駄目なのよぉ〜。できればハジメテ同士が良いって分からない? 」

提督「分からなくも……いやいや、うぅん? 」

高雄「私はアレでよかったですよ」

Littorio「Littorioも。……でもそれとはまた違った変な理想というか、思い描くところはあるでしょう? 」

高雄「む……」

提督「分からない、とは言い切れないけど……その辺男女の差ってやつ、ってことにしていい? 」
471 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/13(火) 22:57:57.98 ID:mqovhhjyO

< 理詰めよりも余程非道 >






高雄「そもそも学生時代無しの私たちに制服のプリーツスカートを脱がされる、
なんて状況を持ち込んでくる男の話じゃない」

Littorio「そうね」

愛宕「セーラーのジッパーも割と同じかしら」

Littorio「なんならば女物の服はほぼ全て当て嵌まる気も」

高雄「クズの極みですね」

提督「なんなの君ら……」
472 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/13(火) 22:59:52.93 ID:mqovhhjyO

< パチパチと煌々と >







提督「焚き火しようぜ焚き火」

加賀「焚き火……? 」

提督「焼肉並とはいかねぇけどフライパンくらいは使っていいぞ」

加賀「なるほど……把握しました」

提督「酒とフライパンは俺が持ってくるから好きなもの持ってこい」

加賀「はい」






提督「…………」

加賀「焚き火というのは……中々に魅入られるものなのですね」

提督「ん……そうだなぁ……」

赤城「そんなしみじみと……勇んで色々持ってきた私が馬鹿に見えません……? 」
473 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/13(火) 23:00:42.56 ID:mqovhhjyO

< 取り敢えず三回焼けば均等かな? >







提督「や、それとこれとは別よ。……最初はベーコンでいいか? 」

加賀「ええ」

赤城「はい。……あゝ……この音、香り、情景……」

加賀「魔性ですね……」

提督「もう満腹中枢が刺激されておかしくなりそう……」

加賀「……」

赤城「……」

提督「……」

加賀「……あの、何故四枚焼いたの? よりによって、四枚とは? 」

提督「は? 」

赤城「戦争ですよねぇ……」
474 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/13(火) 23:02:44.57 ID:mqovhhjyO

< 数取りゲーム、という程でもない >







提督「知らねーよ……俺は一枚でいい。あとビール開けて」

加賀「空けて? 」

提督「分かりにくいボケをどうも。……グラスで悪いな」

赤城「いえいえ、こんなにも素晴らしい……あゝ……」

提督「君のあゝってなんかエロいね。どうも」

加賀「いえ。……やわ目」

赤城「どうぞ? 」

提督「悪いが俺も硬め」

赤城「硬め二枚、いただきますね」

加賀「むぅ……」
475 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/13(火) 23:07:38.29 ID:mqovhhjyO

< 本当に? >







提督「結局お前らが二枚食ってんじゃねぇか」

赤城「私は硬め二枚でしょう? やわ目一枚硬め一枚の贅沢者に言ってくださいな」

加賀「んん……私、捧げておりますから」

提督「何をだよ……純潔とか言われても困るぞ俺」

赤城「他に奪われる予定も無いですしね。……卵」

加賀「ご自由に。その後ピザを焼かせていただきます」

赤城「では卵は後回しにしてステーキとインゲンを。ガーリックとあと幾つか」

提督「はいはい。…………おい」

赤城「はい? 」

提督「多少分けろよ? 火ぃ崩されたらちょっと怒るよ僕」

加賀「そんなことで暴れませんよ……」

提督「
476 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/13(火) 23:08:58.97 ID:mqovhhjyO

< 親愛には親愛を >






龍田「罪にはその罪に見合った罰が必要なのよ〜」

江風「ひえっ」






山城「何度やられても時々楯突いて何度も何度も変則的にやり込められて、
よくあれで都度都度怖がったりできるわねあの子」

海風「良くも悪くもそういう子なんですよ江風は。
……何度も何度も遊んであげてる龍田さんこそさすがだと思いますけど」
477 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/13(火) 23:10:37.78 ID:mqovhhjyO

< 欲しい相手の為だけでそれは >







時雨「あのさ……大井さんってまだ北上さんモノにしてないんだよね? 」

あきつ丸「そういう話は聞かないが」

時雨「きちんと処理するのはまぁ当然だけどね? 相手もいないのにハートに整えるものなのかな? 」

あきつ丸「知らん。……まぁ、大井らしいと言われれば納得してしまえるように思うであります」

鈴谷「可愛いオシャレってことにしとけばい……あのさ、鈴谷はしてないからマジで!
いや、別にボーボーでもないけどなんなのその目ぇ! 」
478 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/13(火) 23:11:49.11 ID:mqovhhjyO

< そもそも生えていない可能性も無きにしも非ず >







鈴谷「なんなのもう……何? 見せればいいの? 見せればいいんだね? 」

時雨「やめてよね。狗が発情して手に負えなくなる」

あきつ丸「ほざいているであります。……鈴谷」

鈴谷「うん? 」

あきつ丸「処理が甘かろうが逆に整え過ぎていようが、全て剃ってようが自分は気にしない」

鈴谷「あ、あのねぇ……」
479 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/13(火) 23:17:23.34 ID:mqovhhjyO

< それこそ、しみじみと >






提督「これがやりたかったのよ、これ」

加賀「何故ステーキやピザの大トリが炒飯なんです」

赤城「順序が逆というか重過ぎるというか」

提督「とか言いつつ殆どそっちによそわれてるんだが……ん」

加賀「何にします? 」

赤城「肌寒さを忘れさせてくれる友の為に? 」

提督「飯と酒のお陰じゃねぇのそれ。……友の為に」

加賀「ん……」

赤城「ん、乾杯。…………ん…………………………………………ゆらゆら、綺麗ですねぇ」

480 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/13(火) 23:18:48.20 ID:mqovhhjyO

いつの間に凍結していつの間に復旧したのか……

ありがとうございました
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/13(火) 23:20:20.54 ID:FMtdykiGo
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/13(火) 23:35:51.08 ID:o3Dfgiqx0
乙 復活して良かった
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/14(水) 01:04:07.27 ID:kJCLPQUSo
お疲れ様です
484 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/21(水) 23:34:05.52 ID:MS1Uifmf0

< 渾身 >






天城「あの……これ、罰ゲームになってます? 」

龍田「なってるんじゃない? ようは雲龍や山城がやりたいことやる権利使いたいだけだし」

扶桑「自分なら絶対にしないスタイルにさせられる、っていうのは十分罰ゲームだと思うけれど」

天城「でも嫌だ、というわけでもありませんよ。一生これ、と言われると困りますが」






雲龍「そこそこ自信作。あれ、どう? 」

提督「あん? うん……うん? 」

山城「ミックス巻きって本当に簡単なのね。しないから知らなかったわ」

高雄「…………巻き髪でリブニットのタイトな天城さんって物凄い違和感ありますね」
485 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/21(水) 23:34:34.19 ID:MS1Uifmf0

< 末永くなんてとてもとても >







天城「どう……でしょうか? 」

提督「可愛い、とは思うよ」

天城「はぁ」

提督「街歩くんなら見せびらかすのも楽しいかもね」

天城「なるほど? 」

提督「ただまぁ……うん」

天城「? 」

提督「一晩遊んで終わりだね。楽しい夜をありがとう天城ちゃん、って感じ」

天城「……なるほど」
486 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/21(水) 23:38:24.87 ID:MS1Uifmf0

< 悪ノろう皆で >







提督「ま、罰ゲームとしては良い方かな。よくやった」

雲龍「それほどでも」

山城「巻く練習にはなったから今度試してみましょうね、姉さま」

扶桑「え……? 」

提督「ってもどうせ派手な方に寄せるなら……櫛、は手櫛でいいや、ゴム貸してくれ」

雲龍「どうぞ」

天城「ん……」

扶桑「ねぇ……もしかしてそれ罰ゲー……あの……」

山城「嗚呼……不服なのに派手なヘアにされた顔の姉さま……」

葛城「女郎屋の待機中、みたいな感じかな? 」

雲龍「あぁ、それっぽいわね」

山城「だとして姉さまなら華を咲かせるわ……それも、大輪の」

扶桑「山城……? 」
487 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/21(水) 23:39:15.39 ID:MS1Uifmf0

< お人形になる才能というものは >







提督「っと……どう? 」

雲龍「よりビッチっぽくなったわね」

提督「そう見えるようにやった」

山城「あぁ、片方だけ垂らして手櫛でトップを弄るっていうのもあるのね」

扶桑「あの、山城に変な選択肢を与えないでいただけます? 」

提督「うん? 」

愛宕「ねぇ、これこの前のカードのときのやつでしょ? 私にも権利あるわよね? 」

天城「まぁ、盛大に負けましたからね。あぁ、待って、写真だけ撮らせてください」

初月「抜かり無し。360°撮ってある」

Littorio「ふふ……久方振りにこれは、腕が鳴りますね」

山城「……ふふ」

扶桑「…………怖気を振るうわ。誰も助けてくれないであろうこの場まで含めて」
488 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/21(水) 23:40:16.57 ID:MS1Uifmf0

< 気持ちの問題(偽) >







龍田「? 助けてほしいなら誠意ってものが必要でしょう? あなたにそれを用意できるの? 」

扶桑「…………」

江風「諦めな扶桑さン。悪魔への報酬は得たモノの倍以上が相場らしいぜ? 」

涼風「本当に倍で済むんですかねぇ……」
489 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/21(水) 23:42:17.07 ID:MS1Uifmf0

< 何言ってんだこいつ、と語る瞳×2 >







提督「女は星の数程、って言うじゃん」

高雄「まぁ……慣用句かは怪しいところですけれど」

提督「で、基本的にはおっぱいって二つお持ちだよな」

高雄「病気で切除したりしていなければ、そうですね」

提督「つまり女=おっぱい×2が成り立つわけよ」

高雄「はぁ」

提督「色々と可能性に満ち満ちている気がするんだけど今のところ地球から見える星って何個くらいあるんだ? 」

高雄「全天に見える六等星までの星が8.600。
場所にもよりますが地平線から見える限界を考えて4.300ですね。概算に過ぎませんが」

提督「つまり一個人の視野でさえも4.300の女の子がいてさ、8.600のおっぱいがあるんだよ」

高雄「……はぁ」

提督「8.600の可能性が誰にでもあると考えれば、いやいや……偉大な言葉だなぁ」

高雄「…………」
490 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/21(水) 23:43:04.49 ID:MS1Uifmf0

< 水差し、というよりは現実 >







漣「星に手は届きませんぞプ-クスクス」

高雄「確かに」

提督「…………」
491 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/21(水) 23:45:11.35 ID:MS1Uifmf0

< 別にカッコいいことが言いたいわけでもないけれど >







提督「い、いや待て俺は届いたが」

高雄「私は星ではありませんよ」

愛宕「ようは物凄く価値のある岩みたいなものでしょう? 同格扱いは失礼よねぇ〜」

明石「愛宕さんなら貴重な隕石だとかでもその辺の石ころ扱いしそうですもんね」

Littorio「何の変哲も無い路傍の石に価値が、とはなりませんし」

漣「石っころは所詮石っころですからなぁ〜」

愛宕「あなたも胸が硬かったら嫌でしょう? 」

提督「え、いや、そうだけど……いや、そうじゃなくて……えーと……」
492 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2021/04/21(水) 23:45:38.73 ID:MS1Uifmf0

ありがとうございました



493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/21(水) 23:50:57.64 ID:fPTprNV80
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/22(木) 02:15:44.05 ID:81hVajFzo
お疲れ様です
495 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/22(木) 23:46:49.25 ID:8DMtSlBh0

< 秋の空程お高くとまってもいないが >







鈴谷「あのね、一応言っておくけどフツーに美味しくいただいてるよ?
でも鈴谷別に心からカレー煎が食べたいわけじゃないから。カレーを食べたいの」

時雨「そんなこと言われても」

あきつ丸「言いたいことは分かるが今は食後でありますよ?
しかも緑茶なのだから茶請けの話だと思うだろうが」

大井「そんなの気分で変わるに決まってるでしょうが。
食事じゃないんだからカレーは要らないけどでも食べたいってだけ」

あきつ丸「分からん……女というやつは、分からん」

時雨「まぁ、このカレー煎僕は好きだけどね。
……鈴谷さんもなんでカレー煎食べながら本当はカレーが良かったなんて言っちゃうかな」
496 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/22(木) 23:48:10.08 ID:8DMtSlBh0

< カレーは和食(錯乱) >






大井「あなたはカレーを食べたいときに高級だとしても和食を出されて喜べるわけ? ってことでしょう? 」

鈴谷「本当それ、マジでそれ、さすが大井様」

時雨「鈴谷さん特効が酷い。論点もズラされてどっかいっちゃったし」

あきつ丸「あぁ。……逆の例えなら怪しかったでありますがね」
497 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/22(木) 23:48:43.49 ID:8DMtSlBh0

< じゃあ >







時雨「和食の気分で楽しみにしていてカレーを出されたらどうする? 」

鈴谷「や、嫌でしょふっつーに。カレーは大好きだけど限度あるよ」

あきつ丸「……なんだと? 」

鈴谷「は? 」

時雨「君、本当に本物の鈴谷さん? 」

鈴谷「は? 」

あきつ丸「我慢は身体に良くないであります。鈴谷にストレスを与えたいわけではない」

鈴谷「あぁん? 」

大井「いや、どう考えてもあなたたち二人の方が喧嘩売ってるでしょうが……」
498 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/22(木) 23:49:42.48 ID:8DMtSlBh0

< 禁断症状という程差し迫ってもいないけれど >








夕立「グルルルルッ……ッ」

時雨「どうどう馬鹿いぬ。落ち着いて骨でも齧ってなよ」

夕立「ングゥルルルルルルルルルッ……? 」

時雨「まぁ、そんなもの無いんだけど」

夕立「ガウガウバウバゥ……ッ? 」

春雨「はぁ……」

速吸「? 夕立ちゃんどうしたの? 」

時雨「あぁ……訓練でも殲滅戦でも理由はなんでもいいから大湊に遣れって上申して即却下されたんだ」

速吸「うぅん? 」

春雨「ビュッフェとステーキとZ級映画が忘れられないんですって」

速吸「ん、んんっ……? 」
499 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/22(木) 23:51:11.49 ID:8DMtSlBh0

< U^ェ^U >







速吸「まぁ、ああいう映画が楽しめるなら所属したいのも分か

夕立「所属はしたくないの! 所属したら大きい作戦に呼ばれないかもしれない! 」

速吸「は? 」

時雨「欲張りが過ぎるよアホ犬」

春雨「期間限定の配属なら寧ろいけそうなのにね」

夕立「提督さんに家族認定されたら終わりなの! 庇護対象になりたいわけじゃないの! 分からないの? 」

時雨「それが俗に言うところの幸せではあるんだけど」

春雨「一般論ではね。絆って割に馬鹿にできないよ」

夕立「守られたいんじゃない! 遊んで遊んで遊び尽くしたいだけなの! 馬鹿時雨! 分からず屋! 卑しい雌犬! 」

時雨「クソ犬が。……や、僕は分からなくも無いよ。共感はしないけど」

春雨「半笑いで上官に言って却下されただけでこの有様って本当、馬鹿いぬちゃん姉妹だね」

速吸「???? 」
500 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/22(木) 23:53:37.59 ID:8DMtSlBh0

< それこそ半笑いで >







大井「いえね、そもそもビュッフェって何よ。あの男そこまで軍事施設私物化してるわけ? 」

あきつ丸「実に想像し易いな」

鈴谷「鈴谷もそれだけちょっと体験したい。ちょっとだけだけど」

夕立「カレービュッフェな日もあったっぽい! 」

時雨「はぁ、余計なこと言わないでくれるかなボンクラ犬くん」

鈴谷「よし、行こうか夕立ちゃん」

時雨「ちょっと誰かこの馬鹿二人止めて」

鈴谷「いーやー!!!! 」

夕立「ッグルルルルゥッ!!!! 」

山城「ん……止めたわよ? 次は? 」

鈴谷「ぐえっ」

夕立「んうぇっ」

速吸「はい? ……ちょっと、首絞まってますって」

山城「あら失礼」

あきつ丸「……ふん」

時雨「」

提督「愉快なことやってんな。……来ない方がよかったか? 」
501 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/22(木) 23:54:37.44 ID:8DMtSlBh0

< カレー煎祭りはお開き >







時雨「いや、ちょ、え……何? 」

山城「結婚の許可を貰いに」

時雨「は? 」

山城「冗談、でもないけれど……どうするの? 」

提督「遊んでやれ。俺一人でいい」

山城「……ん」

提督「ってことで」

時雨「いやいやいやいや……おかしいよ君たち絶対僕悪くないよねぇ? 」

あきつ丸「知らん」

夕立「夕立は着いていくっぽい! 」

速吸「あ、あの! ちょっとお話しさせていただいても? 」

提督「あん? 」

大井「……最悪」

春雨「ああもう……嗚呼……滅茶苦茶ですよ……」
502 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/22(木) 23:55:47.80 ID:8DMtSlBh0

< 昔から取り続けている杵柄 >







時雨「つまりなにか? 戦力的な問題を解消する為に指輪の増産を上申するだけだと? 」

山城「ええ、くだらない話ね」

時雨「それにしても、だよ」

山城「当然、あなたやあきつ丸の飼い主が喜ぶお土産もあるわ」

あきつ丸「……はぁ」

山城「あら、不服? 」

時雨「飼い主が喜ぶからって飼い犬も喜ぶとは限らないよ」

山城「知ったことじゃないわ。
いっときだけでも陶酔できる、指輪を嵌めてもらえる幻想に浸れる、そういう幸福の礎になっておいて」

時雨「……最悪」

あきつ丸「本当に。……こんなにも滑らかに戯言をほざきながらグラスを用意する自分たちに呆れるな」
503 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/22(木) 23:56:17.44 ID:8DMtSlBh0

< 自信というもの、陶酔というもの >








山城「自信なんか無くたっていいのよ。
間違ったって許してくれるって思える男に身を預けているだけなんだから」

鈴谷「ヤベー山城が女の子してる」

時雨「天変地異の前触れかな? 」

あきつ丸「最後の審判に震えねばなるまい」

山城「…………」

大井「割と普通でしょうが……どうなってるのよあなたたち」
504 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/22(木) 23:56:49.69 ID:8DMtSlBh0

< 仕切り直しました >







山城「例えばこう、手を差し出す向きなんて私知らなかったわ」

時雨「う、うぅん? 」

鈴谷「あれでしょ? オペラグローブとかしてるフォーマルっぽいときに嫋やかー(笑)な感じで手乗っけるやつ」

山城「漣や葛城ならカッコワライを口で言うなって言うところね。……まぁ、たぶんそれよ」

あきつ丸「そんな刹那が一度でも訪れてほしいものでありますね」

山城「そう……鈴谷? 」

鈴谷「んー? 」

山城「そろそろ、受け入れてあげたら? 馬鹿にしたわけでもなくあなたたち、似合うと思うけれど」

鈴谷「え、や、うーん……うん? 」

時雨「こっちに助け求められても困るよ。……山城さ、あれに抱かれて余計な勢いまで身に付けちゃってない? 」
505 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/04/22(木) 23:59:39.41 ID:8DMtSlBh0

< 思考の無い思考 >







愛宕「ふふ……」

高雄「……ん」

愛宕「ありがと。……戸籍を貰って喜ぶなんて、難民みたいじゃない? 」

高雄「まぁ……生と死に惑って難儀しているわけだし難民でも間違いじゃないわ」

愛宕「そうねぇ……」

高雄「…………」

愛宕「…………」

高雄「…………」

愛宕「…………」

高雄「…………」

愛宕「…………本気でびっくりしちゃった。俺の苗字に合う好きになれそうな名前でも考えておいて、なんて」

高雄「本当に唐突で…………酷い、男よね」
506 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2021/04/23(金) 00:00:07.15 ID:xjJZjDa00

ありがとうございました
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/23(金) 00:05:32.52 ID:dRFoPdro0
508 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/05/12(水) 23:48:04.87 ID:O2+OiQTe0

< 弥終まで共にあれるのならば >






提督「結婚生活において大切なこと三つ」

高雄「唐突な。……料理、献身、そして……

提督「そして? 」

高雄「いえ……それは全て愛の一言で終わらせてしまえることだと思うから、言えない」

提督「なるほどね」

高雄「あなたにとっては? 」

提督「愛と愛と、それと愛かな。それは全部意味の違う言葉で全く同じ意味の感情だけど」

高雄「言葉遊びも大概にしてほしいものね」

提督「悪い。こういうのが好きでガキなまま大人になったんだ」

高雄「そう……」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………あなたといるから幸せだって覚えていてください。
あなたといれば不幸せでもいいなんて嘘を吐いたら、殺してくださいね」

提督「分かった。……そんなこと高雄に言わせることになったら殺してくれよ? 」

高雄「当然です。…………果てまで、ずっと見つめさせていてくださいね、あなたの横顔を」
509 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/05/12(水) 23:48:37.76 ID:O2+OiQTe0

恐らくまたちょっとずつ再開していくかと

またよければよろしくお願い致します
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/05/12(水) 23:59:19.78 ID:cYKlCZWa0
乙 復活して良かった
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