【シンフォギア】少女「転生したから安価とコンマで月を破壊する」 女神「CBA」

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716 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2025/01/21(火) 06:21:54.86 ID:QaypfaLQ0
その言葉の真意はわかりません
いえ、何となく推測は出来ますが、何となく推測が出来る言い方をするのが精一杯のヒントなのでしょう
ギアに頼れなくなる場面が今後必ず来るから、肝に免じるように、と

翠「そこまで言うならネタバレしてくれてもいいんですよ?」

翠(未来)「事前知識や先入観が邪魔になる程度ならともかく、致命傷になったら流石に寝覚めが悪いので」

翠「待ってくださいそれとんでもない爆弾なのでは?」

特に直前の話と合わせるともう床下の乾燥剤と雨漏りくらいの最悪のベストマッチになるんですが

翠「ならそうならないギリギリを攻めさせてもらいますが...」



『未来の時間軸だとノーブルレッドは解放されてるけど大丈夫なのか』『キャロルちゃんがエルフナインの記憶から記念品の花の秘密を知った事についての見解』安価下
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/21(火) 14:37:46.06 ID:Wx7C3HjS0
未来の翠ちゃん曰く、ノーブルレッドの3人は精神的に疲弊していてもう何も出来ないらしい
(エルザはタギツヒメに斬られた傷が今でも痛み、ミラアルクはネロ様に胸部を杭で貫かれた時の光景がトラウマになっているとの事)
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/24(金) 19:58:23.27 ID:BCkEgRf9O
キャロルちゃんが記念品の花に手を出そうとしたら即座に止める
下手に手を出すと神世紀と繋がる可能性があるので
719 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2025/04/19(土) 07:50:54.53 ID:9E56Q2BW0
それから私は更にいくつか質問を重ねました
仮にその質問が答えられないものならそう言うかわかりやすくはぐらかすか、あるいはあえて嘘を付くこともあるでしょう
それが最善と思い答えるのが私...未来の私の基準を私が信じ切るのはある意味手前味噌かもしれませんが

翠(未来)「まずノーブルレッドの皆さん、彼女達は私から見る限り安全だと思いますよ」

翠「それはいわゆる光墜ちとか仲間入りというやつで?」

翠(未来)「というか言うほど根っこのところは闇墜ちもしてませんでしたからね...人の身為らざる身体にされたのを戻したいという動機はその後の人間社会への復帰も入ってますから」

言われてみればそうです
いくら結社にいたとはいえ、錬金術に拘っているなら身体が人かどうかなんて些細なこと
錬金術と人の身体の二つを比べ後者に天秤が傾いた、彼女達にとってそちらの方が優先順位が高いということは
錬金術師である前に人であることを尊び錬金術を捨てても良いと考えているということ

翠「ということは皆さん無害な人の身体に?」

翠(未来)「そこは色々ですね、私が安全と判断したのはむしろ精神...社会や私達に反抗する意志が生まれるかどうかです」

翠「精神...」

翠(未来)「エルザさんはタギツヒメに斬られた傷が今でも痛み、ミラアルクさんはネロさんに胸部を杭で貫かれた時の光景が今でも消えず...俗に言うトラウマですね」

エグい...
720 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2025/04/19(土) 07:51:36.20 ID:9E56Q2BW0
翠(未来)「流石にミラアルクさんのは完治してますが、お灸を据え過ぎたようで...エルザさんはある意味傷を残してること自体が戒めであり覚悟なんじゃないかなと」

翠「それらは放っておいても大丈夫な程度のトラウマなんですよね...?」

翠(未来)「お人好しなS.O.N.G.がそうさせてる程度の、ですね」

その気になればエルザさんの傷はもちろんミラアルクさんの記憶もどうにか出来る、出来てしまえるのはこの時間でもそうですし、敵幹部であろうとラスボスであろうと手を伸ばす響さんが突出しないくらいお人好し軍団がS.O.N.G.という組織です
そんな組織がそれらのトラウマを放置することで彼女達を野に放つ判断を下しているのですから、ギャグ過ぎずシリアス過ぎない塩梅なのでしょう

翠「ヴァネッサさんは?」

翠(未来)「あの人は...人の身であることよりもエルザさんミラアルクさんと一緒にいることの方が大切になったように見えます、もっともそれは三人ともかもしれませんが」

・・・

翠(未来)「キャロルちゃんに勇者達の花がバレたのは正直痛いですね」

翠「あっやっぱりダメなんですね」

翠(未来)「ダメというかダメかもしれないというか...エルフナインちゃん見てればわかりますけどキャロルちゃんって使命がないと結構好奇心旺盛な方じゃないですか」

エルフナインちゃんのワーカホリック、あるいはイザークさんが亡くなる前までの純粋無垢だった頃
なんならそれ以降の世界を織るという長い長い研究も、イザークさんの言葉だけが全ての原動力になっていたのか
そこにキャロルちゃん自身の興味は全くなかったと言い切れるのか
721 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2025/04/19(土) 07:52:09.77 ID:9E56Q2BW0
翠(未来)「ともかくそこは重要ではなく...あの花についてキャロルちゃんがどういう反応をするのか読めないのが一つ、そしてあの花が想定外の刺激に対しどういう反応をするのか読めないのがもう一つです」

翠「具体的には?」

翠(未来)「例えばキャロルちゃんが花を通じてギアに勇者や防人の能力を付与する原理を織ろうとしたり、その逆探知じみた刺激が神世紀、勇者の世界の神樹様まで届いたり...下手をすればまた意図しない形でこちらの世界と勇者の世界が繋がるかもしれません」

翠「それは...あるかもしれませんね」

翠(未来)「私達、というか貴女達の時は神樹様の意図的なものでした、おまけに貴女と『翠』とが別の肉体になり、その限りなく同一の存在同士が世界を跨いで存在していた特殊なノイズに限りなく同一の攻撃をしたことで二つの世界共鳴...というのはあくまで予想ですが、タイミング的に無関係ではないだろうなと思ったポイントを踏まえたあの時の実態です」

どういうわけか神樹様に呼ばれ、なんやかんや私と『翠』にとっては便利な結末になった一連の事件
それ以降も深層世界に園子ちゃん達が現れたり勇者ギアを使えたりと結果的には特ばかりでしたが

翠(未来)「あの時私が、貴女が記憶を取り戻していなかったら、そうはならなかったかもしれない」
722 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2025/04/19(土) 07:52:55.34 ID:9E56Q2BW0
私は勇者の世界へ呼ばれた時、自分のことを完全に『あの世界の住人』だと思っていました
そういう記憶もそういう記録も生活の跡も
私だけでなく周りの誰もがそうであったと過去を誤認して
世界がそう再構築されていました

翠(未来)「神樹様が意図したことだった以上、用が済んだら戻すつもりだったのかもしれません、いやどうでしょう...神樹様かなり人の見分けがアバウトですし...なんならこっちに『翠』を残したのも私達が同一だからそれでこっちの世界には問題ないと判断してた可能性も...」

翠「とにかく!言いたいことはわかりました!つまりあの時は神樹様が意図的だったりいくつかの偶然が重なった結果どうにかなっただけかもということですよね?」

翠(未来)「え、あ、えぇ、そうですそうです、そしてキャロルちゃんがあの勇者の花にちょっかい出してあちらの世界と事故を起こしたら今度はどうなるかわからない、ということです...何せ時間や時間軸ではなく正真正銘別世界ですからね、法則から何から何まで違っている可能性も考慮するべきでしょう」

そんなわけで、キャロルちゃんが手を出そうとしたら即座に全力で止めるということになりました
杞憂であればそれに越したことはありませんが、もしもキャロルちゃんが何するものぞモードだった場合エルフナインちゃんにも援護射撃してもらいましょう
...エルフナインちゃんまであっち側に付くなんてありませんよね?
723 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2025/04/19(土) 07:53:27.71 ID:9E56Q2BW0
・・・

翠(未来)「さて、そろそろ本題を終わらせて私も帰りましょうかね」

翠「本題?装置を直すことでは?」

翠(未来)「それはむしろこの場を設ける為に仕込んだトラップですから」

未来の私が端末で何やら操作をすると、机の上に置かれていた眼鏡型の装置は意図も容易く再起動し始めました

翠(未来)「こちらが用意したものですから、当然遠隔操作だって出来るわけです...まぁ悪用したわけじゃないですしむしろ悪用を防ぐ目的もありますので」

翠「悪い大人ですね...」

翠(未来)「キルプロセスじゃないだけ信用度は高いでしょう?とはいえ何度も言いますがもう既に私と貴女の時間軸は別、本当の本当にもう勝手な手出しはしませんよ」

端末の画面上に並ぶいくつかの文字列の中から一つを選び、削除する未来の私
その削除されたのがたった今再起動した装置の遠隔操作権限ということでしょう

翠(未来)「それは餞別、お詫びというかお土産というかそういうやつですから、貰ってください」

翠「いいんですか?貴女がコレを手に入れた、もしくは完成させたのはこの時間からかなり先では?」

私が解析しても直せなかったからというのもありますが、ギャラルホルンのように異なる世界へと自由に移動出来る小型デバイスなんて現代にとってはオーバーテクノロジーも良いところです
ましてや恐らく時間軸と時間のどちらも自在に指定出来るなんて、いくら複数の聖遺物を複合しているからといって
724 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2025/04/19(土) 07:55:54.16 ID:9E56Q2BW0
翠(未来)「良いんですよ、ここで私が返してもらったところで貴女が割りと後悔するのは私が一番わかってますし」

翠「そうですけども!」

こんな便利なもの人類の手にあまるとかそういうのどうでもいいから調べたい使いたいになりますけども!

翠(未来)「危険性を十分理解して節度は守って、というのも私同士言わなくてもわかるでしょうし...あと、やらなきゃいけないことも残ってますよね?」

翠「あー...ですね」

とんでもない便利アイテムの所有権が満を持して手に入ったことに興奮していた私ですが、本当にそろそろこの場がお開きなのだと感じずっと頭の片隅に追いやっていた一つの事柄を思い出しました

翠「過去の時間...いえ、過去の時間軸の私のこと、ですよね」

それは私が一度過去に跳ばされたことで縁が出来、なんやかんや未来の時間軸にも来て、そして一旦私達と共にこの時間に来たところで元の時間軸への帰し方がわからないままずっとこの世界に暮らさせていた過去の私のこと

翠「一方的に巻き込んだ上にどう考えても私には繋がらない経験をさせてしまった手前、気にはしていたのですが...」

翠(未来)「私や貴女と同じ蒼井翠です、きっと大丈夫でしょう...ただあっちの時間軸の女神様や色々勘づきそうなフィーネさんが怖いので念のため私もついていきます」

翠「蒼院!」

翠(未来)「流石にそれは我ながら無理矢理というか」


コンマ下
奇数 過去の私
偶然 『翠』
(翠「帰ってきました!生きてます!」

翠(未来)「またぼちぼち続けられたら、ですね」

翠「いうてほぼほぼ完結近そうですけどね...本家の映画はまだでしょうか...」)
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/19(土) 10:18:37.61 ID:N08a1miK0
偶数のコンマ判定、こい!
726 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2025/05/31(土) 07:30:12.10 ID:SAWxOb170
・・・

思い立ったがなんとやら、私達は過去の私の元へ
未来の世界では3人で一部屋が流石にキツかったからとこっちの世界では宛がわれていた過去の時間軸の私専用の一室です


コンコンッ

ガチッ


翠(過去)「はーい...って私と未来の...なるほど、そういうことですか」

丁度部屋に戻っていたようで、ノックの後に中から目的の人物が顔を出しました
私達の姿を見るやこちらの用件も察した様子...

翠(未来)「相手が誰なのか確かめずに扉を開けるのは感心しませんね」

翠(過去)「えっ何でいきなり面倒な保護者みたいなムーヴになってるんです?」

私にはわかります
ほぼ面識がないものの相手の反応やら距離感やらを把握出来ている相手を前に未来の私が若干テンション上がっていることを
それも年下相手ともなれば気も緩むというものです
私相手にやたらと饒舌でしたし...とはいえそれは私も同じですが

翠(未来)「いやでも本当にそうですよ?何なら相手が誰なのか確かめた上で警戒もしないと、ねぇ?」

翠「ん?あー...ですね、こっちは色々知っててもあっちはそうじゃないって思い知りましたね」

クリスさん然りフィーネさん然り

翠(過去)「...何かやらかしたんですか」

翠(未来)「貴女もやらかすかもしれませんね...ところで立ち話もなんですから中に入れてくれませんか」

翠(過去)「...」

図々しいなと目で訴えてくる過去の私
しかし用件もわかってますし何なら座る必要もないのですが、様式美というかお約束というか
過去の私も別に私達に部屋に入られても困ることもなかったようで、適当に座ってとこれまた様式美かつお約束な台詞を返してきました
727 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2025/05/31(土) 07:31:21.01 ID:SAWxOb170
翠(過去)「それで、今回の用件は私を元の時間に帰す、という話でいいんですよね?」

部屋に入りすぐ目に付いたシングルの簡素なベッド
そこへほぼ同時に腰掛けた私達

翠(未来)「えぇ、なので例えばここの時間軸で挨拶しておきたい人だとかやり残したことがあればと」

過去の私はベッドの正面に椅子を持ってきてそこに座ると、やや考え込んだ後顔を上げます

翠(過去)「いえ、いつでもここを発てるようにそういうのは済ませています、というか皆さんあぁなので声かけたらキリが無さそうな...」

翠「あー」

パーティーとか開いてくれそうな人ばかりですからねここは
それこそ今赤嶺ちゃんを連れ回してる響さんなんて周辺案内の二周目を始めかねません

翠(過去)「あと何というか...転生者として相手を一方的に知ってるのが思っていたより精神的に下駄になっていたというか、逆に一方的に知られてる気分を思い知らされるというか...」

翠(未来)「親戚の大人に囲まれてる気分」

翠(過去)「それなんですよ本当に!親切なんですけど居心地は正直!」

ここまで明け透けに言ってるところは皆さんには見せられませんね...

・・・

翠(未来)「では過去の私の時間軸に飛びます、時間は無印の最終決戦の最中、あそこが一番誤魔化しが利くでしょう」

私と過去の私が鉢合わせてしまったのは転生初日、そこから数日といった感じでしたが、過去の私が未来の時間軸に来たのはそこから更に少し経った後
未来の私が言ってるのは更に後の時系列です
728 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2025/05/31(土) 07:32:12.32 ID:SAWxOb170
翠(未来)「他の時間軸との事故は確実に向こうのフィーネさんにバレています、ならそのフィーネさんが一番忙しく他の諸々もゴタゴタしてるタイミングにどさくさに紛れて合流するのが良いと思うんです」

翠「異論はありません、途中で生死不明になったキャラが最終決戦でしれっと出てくるのはよくあることですし」

翠(過去)「まぁそれはそうですけども」

過去のフィーネさんに嗅ぎ回られるのは正直とても面倒ですから、仮に過去の私を送り届ける私達の存在に気付かれても後回しにしてくれる状況が一番
勿論後回しにされたのを律儀に待つつもりはなく即座に元の世界に戻るつもりですが

翠「ただ私達とはかなり違う道のりになるかもしれませんね、無印を大幅にスキップしてしまうとなると」

翠(過去)「それはまぁ今更でしょう、なるようになります」

私の辿ったこれまでが最適解だとは言えませんし、もしかすれば過去の私がこれから歩む道のりの方が、なんてこともあるかもしれません
そう前向きに捉え直していると、未来の私がやや真剣な面持ちになり

翠(未来)「...送り届けた後のことは、私達は手を出しません、貴女の選択は貴女が決めてくださいね」

翠(過去)「...はい」

・・・

翠「ここを?」

翠(未来)「そこをそう、そしてそこで時間軸を...でそっちで年代を...」

眼鏡型装置の操作方法を教わり、過去の私を送り届ける座標にセット
同じ座標に未来の私もまた自身の装置をセットし、私達はそれぞれ過去の私の手を握りました

翠(未来)「同時に跳びます、しっかり掴んでいてくださいね」
729 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2025/05/31(土) 07:33:36.08 ID:SAWxOb170
・・・

視界が変わるのは一瞬
つまりは一瞬で目的地の時間軸に跳んだということになります

翠(未来)「ふむ、無事に3人揃って跳べましたね」

翠「ですね」

室内だった視界が今は屋外
遠くに見える夕暮れの中そびえ立つカ・ディンギルの姿が、現在でも未来でもなく過去の世界であることを雄弁に語っています

翠「あそこにフィーネさん、それに響さん達が...」

翠(未来)「今度こそ長居は無用、行きましょう...頑張ってください、過去の私」

翠「ですね、頑張ってください過去の私!」

感傷に浸っている場合ではないと切り替え、私達は過去の私の手を離しました
ここから先は彼女の選択
颯爽と現れる助っ人になるも良し、私達のように元々の目的を果たすも良し
どう『頑張る』かは自由...

翠(過去)「...」

しかしどうしたことか、過去の私は走り出すこともギアを纏うこともせず、私達の前でやや俯き立ち尽くしています

翠「どうかしました?やっぱりやり残したことでも...」

翠(過去)「...すみません借ります!」

次の瞬間、私の方に手を延ばしてきたと思ったのも束の間、過去の私の姿は消えていました

翠「...え」

それが私のかけていた眼鏡型装置を掠め取りそのままどこかの時間あるいは時間軸に跳んだからだということを理解するのに数秒かかったことは、仕方がないとは思いませんか

翠(未来)「ちょっ、なっ、えっどうしようどうしましょう!とっとりあえずこっち!」

翠「えっえっ」
730 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2025/05/31(土) 07:34:03.23 ID:SAWxOb170
慌てた様子の未来の私は私の手首を掴むとそのまま走り出し、離れた瓦礫の影に私を抱き抱えるような形になりながら隠れました

翠(未来)「この辺のカメラは...多分どれも壊れてますよね、目撃者も多分無し、フィーネさんが気付いたかはスルーしてくれることを祈るとして...」

翠「何なんですか!?」

翠(未来)「まず一つ、あの装置を外したことで今の貴女は認識阻害が出来ません、同じ装置を稼働させてる私と一緒なら認識阻害の効果範囲内なので離れないでください」

強く抱き締めていたのを緩めながらも手首は離そうとしない未来の私
私がここでこの時間軸の誰かと接触するのはややこしいことになるから、ということでしょうか

翠(未来)「次に、貴女に渡してた装置はつい先程権限を放棄してます...」

翠「...つまり?」

翠(未来)「...過去の私がどの時間に、時間軸に跳んだのかもわからなければ、こっちで装置を遠隔操作することも出来ません」


安価下
1 過去の私が返しに来るのを待ってみる
2 過去の私の行き先に目星をつけて追う
3 過去の私を信頼し元の時間軸に帰る
731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/31(土) 11:23:46.92 ID:TGYzukF+0
1
とりあえず過去の蒼井翠ちゃんを待ってみよう
732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/01(日) 20:42:23.84 ID:Bl95cj4mO
もう安価取られてるけど元の世界に戻ってから1とかダメですか?
フィーネの戦いが終わった後に待つ感じで
733 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2025/07/01(火) 13:29:58.97 ID:dI7VnHSf0
翠「...様子を見ましょう、案外ちゃんと返しに来るかもしれません」

私達は用事を済ませた過去の私が装置を返しに来る可能性に賭け、その場で待つことにしました
といってもこの時間軸の誰かに見付かると不味いのは依然変わりません
向こうで起きてる響さん達とフィーネさんの戦いが終結すれば自ずとここは戦場ではなくなり、私達が見付かるリスクは跳ね上がります

翠(未来)「認識阻害が発動している以上よほどのことがなければ見付からないはず...ではありますが」

翠「埒外やそれと遜色ない人達の集まりですからね、S.O.N.G.は」

翠(未来)「ここだとまだ二課ですけどね」

探知に優れたNINJAは勿論ししょーの野生の勘もバカには出来ません
認識阻害が突然の不調、なんていう偶然が起こり得る可能性も考慮するべきでしょう

翠(未来)「向こうの戦いが決着して、それでもまだ帰ってこなかった時は...一旦貴女の現代に戻りましょう、過去の私もここでないならそっちに向かうでしょうし」

翠「ですね」

そうこうしている内に、向こうの戦況はコロコロと変わっていきます
響さん翼さんクリスさんvsフィーネさんの肉弾戦は人数差をものともしない互角、むしろフィーネさんは手を抜いているかもしれません
そして巨大なミサイルを二発発射するクリスさん
その内一発はフィーネさんのネフシュタンの鞭にて防がれ、もう一発は

翠「確かアレにクリスさんが乗ってるんですよね」

翠(未来)「えぇ、カ・ディンギルの砲撃を剃らすために」

原作で見た、そして私の世界で見られなかった光景が続きます
ミサイルに乗りカ・ディンギルの射線上に躍り出たクリスさんは絶唱を口にし...



コンマ下
奇数 帰ってきた
偶数 帰ってこなかった(元の時間軸に戻り待つ)
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/01(火) 18:41:55.52 ID:J/4G4v4k0
奇数のコンマ判定きてくれ!
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