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【シンフォギア】少女「転生したから安価とコンマで月を破壊する」 女神「CBA」
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685 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2024/05/28(火) 05:05:31.37 ID:L6b87rHZ0
千景「何となく察しが付くわ、例えここが過去ではなく記憶の世界だとしても、それが自分勝手な動きだとしても、そこまで大人になれないものよ」
未来「うん...私も、わかる気がする...『翠』ちゃんのことは、多分大丈夫だよ」
千景ちゃんに続き未来さんによる援護射撃とは
翠「まぁ...後で問い詰めるので許しますか」
千景「ふふっ、貴女は大人になれるのかしら?」
翠「多くを聞かずに察したつもりになってる大人にはなるつもりがないだけですよ」
コンマ下
ゾロ目 境界発見
ゾロ目以外 時間切れ
686 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/05/28(火) 12:47:16.45 ID:g/qeA/4I0
ゾロ目来てくれ
687 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2024/06/11(火) 03:58:30.88 ID:Oj2DnIlY0
・・・
至る所...それこそ見知らぬ他人の家であろうと躊躇なくお邪魔する勢いで虱潰した私達でしたが
日が傾き始めてもこの世界の端は見付けられずにいました
未来「はぁ、暑くなってきちゃった」
響「休まず動きっぱなしだもんね」
じんわりと滲む汗を服の襟元で拭いながらその場に座り込む私達
ここまでどん詰まりだと流石に滅入ってきます
友奈「それにしても、こんなに一つの記憶がずっと続くなんて珍しいかも...いつもはもっと早く色々変わるのに」
翠「それだけこの時間の響さんが何かに熱中し続けていたということでしょうかね?」
ふと視界に入ったのは、件のこの時間の響さんがいるライブ会場
これほど熱中しているのですからあっちはさぞ盛り上がっていることでしょう
千景「それにしても本当に暑いわね、もう夕方だというのに」
若葉「あぁ、まるで真夏の昼間のようだ」
翠「確かに日差しのせいというよりは、ムシムシするというか、熱気に包まれているような暑さですね」
園子「熱気に...っ、まずいかも知れないんよ!」
突然立ち上がった園子ちゃんはライブ会場をキッと睨み付け、そのまままっすぐ走り出してしまいました
翠「園子ちゃん!?」
未来「え、走るの!?」
響「私達も行こう未来!ってあぁっ未来足速い!」
走りながら勇者服に変化していた園子ちゃんを追いながら私もアメノムラクモのギアを纏い、浮遊と走りを交えてどうにか横に並び声を投げ掛けます
688 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2024/06/11(火) 03:59:00.40 ID:Oj2DnIlY0
翠「どうしたんですか急に!」
園子「この季節のこの時間、こうして走って風を浴びてもなお変わらない熱気、どう考えてもおかしいんよ」
翠「それは...そうですか?」
園子「考えられる可能性は1つ、私達の精神体の感覚がこの時間の夢の主とリンクしてる」
翠「感覚が...ッ、つまりこの熱気は、周囲が熱気で包まれているのは私達じゃなく!」
園子「そう、そして確かこの後起きるのは...」
その時、視界の向こうから爆発音が響き渡ってきました
発信源はライブ会場...あの惨劇が始まった瞬間です
そして同時に、ライブ会場の周囲の景色がバグのように輪郭を不安定になり始めていて
・・・
それぞれがここに来るまでに装者、あるいは勇者の姿になっていた私達が開けた上部から会場に乗り込むと、そこにあったのは既に阿鼻叫喚の地獄絵図と化していました
観客達が我先にと出口に殺到し、所々その途中でノイズに触れられ炭化していく人達の姿もあります
友奈「見て!記憶が終わろうとしてる!このままじゃ荒魂も来るよ!」
友奈ちゃんが指差す先では空間が歪み、ちらりちらりとオレンジ色の光が何もない空間に浮かんでいました
否、浮いているのではなくあの場にいる荒魂がこちらからは一部分しか見えていないということ
こちらに出てくるのも時間の問題です
689 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2024/06/11(火) 03:59:38.90 ID:Oj2DnIlY0
未来「一応聞くけど、ここで死ぬとどうなるの?」
園子「運が良くて夢の主の精神と同化、けれどそのまま死んでしまう可能性が高いね、荒魂に殺されたとしてもノイズに殺されたとしても」
若葉「夢に殺される場合も、か...よもや改変がどうのとは」
千景「言ってられないでしょうね、どうせ出口は見えてることだし今更よ」
響「ノイズも荒魂も倒して、あの変になってる所...世界の端から外に出る、だよね!」
言ってる側から荒魂達は姿を完全に現し
向こうの方では丁度この時間の奏さんと翼さんがギアを纏いノイズを相手し始めたところでした
翠「行きましょう!また別の記憶の世界ではじめからやり直しなんて勘弁です!」
コンマ下
奇数 いい調子
偶数 生きるのを諦めるな
690 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/06/11(火) 10:23:07.31 ID:b1cJtLCJ0
はい
691 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2024/06/23(日) 04:40:02.72 ID:RcX5hpmn0
最初から心の準備が出来ていたこともあり、押し寄せる荒魂を難なく倒し着実に前へ進めている私達
記憶のノイズもせいぜい記憶の奏さん達に向かう途中どういう作用か私達の方に方向転換してくる個体がいる程度、数もたかが知れています
翠「来た時は大往生なんて思いましたが...」
ある意味数でゴリ押しな戦法が続いている今、なるべくしてなった人数だったのかもしれません
未来「ここで暴れても響の頭に影響は出ないんだよね!?」
園子「本人が知らない間に、だとわからないけど...今回は本人も認識してるから無問題なんよ」
いつもと違い周り...ライブ会場の被害も気にせずただ前に進むことだけを考えて戦い続けてきたのでふと思うところがあったらしい未来さんと園子ちゃんがそんなやり取りをしている間に、いよいよ歪みが目前に迫ってきました
すごくいい調子です
翠「よしっ、ここまで来れば...あっ」
体感にして数時間ほど街を虱潰しに散策し、続けてぶっ通しの特効
文字通り『前へ』進むことばかりに注力していた為か、ギリギリになってから思い出しました
翠「『翠』まだ帰ってきてない!?」
安価下
1 脱出優先
2 留まって念話
3 探しに引き返す
692 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/06/23(日) 11:45:20.64 ID:XjZ3PGOh0
2
693 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2024/07/12(金) 03:10:05.16 ID:mshWOlv40
今は手が離せません
とはいえこの世界に残していくのは色々と問題が...
こんなことなら別行動を取ろうとする『翠』をもっと強く留めるかせめてどこに行くつもりなのか聞き出すべきでした
とにもかくにも先に呼び出すべきですね
翠《『翠』ー!帰りますよー!?『翠』さーん!『蒼井翠』ー!ライブ会場ですよーッ!聞いてますか聞いてますよねーッ!》
無限(かどうかはわかりませんが)に湧いてくる荒魂を切り刻みながら半ば焦り気味なのが自覚出来てしまう私の念話は『翠』に
コンマ下
奇数 届いた
偶数 届いてる?
ゾロ目 届かない
694 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/07/12(金) 03:43:48.31 ID:fv6/2cyS0
はい
695 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2024/08/09(金) 04:50:24.83 ID:jmoZiwBm0
『天叢雲剣ノ雨』
次の瞬間、上空から降り注ぐ無数の刀が荒魂達を貫きました
一気に全体の9割程の数が削れ、歪みへの道がハッキリと切り開かれています
『翠』「待たせた分はこれでチャラかな」
どこから跳躍したのか隣に着地した『翠』
その横顔は申し訳なさを含みつつもどこか晴々としたような
翠「...ほとんど説明もせずに個人行動した分含めてまだ足りませんが、いい顔してるから許しましょう」
散々心配とやきもきをさせられただけのメリットがあったと思いたいですね
とはいえこれで心置きなくこの場を去ることが出来ます
こうしている間にも開かれた道が着実に狭まっていくのを理解していた私達は誰からともなく走り出し...
・・・
翠「...はっ!」
仰向けの状態からガバッと起き上がり周りを見渡した私は、そこが深層世界に潜る前の場所...外の世界であることを確認しました
隣に横たわっていた『翠』と未来さんも目が覚めたようで、同じように周りを見渡しています
翠「戻ってきた...響さんの夢の世界から出てこれた、ということですね」
『翠』「それどころか深層世界すっ飛ばして外まで戻ってきたね」
本来なら響さんの深層世界、そこから更に各々の深層世界に戻り外の世界に、となると思うのですが...
外部から張られた結界を破ったこと等が関係しているのでしょうか
ヴァァァァァァァ!!!!!!!
その時、巨人となった響さんが...否、そこに重なるように滲み出た人型のモヤのような何かがけたましい雄叫びを上げ、続けてパキンと音を立て砕けるように爆散
696 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2024/08/09(金) 04:50:56.19 ID:jmoZiwBm0
未来「響...」
そして巨人の身体もサラサラと崩壊していき、中から人...響さんの姿が現れます
未来「響ッ!」
ギアも纏わず自由落下を始める響さん
その事を理解するよりもずっと早く飛び出した未来さんはただの神獣鏡にも関わらずエクスドライブもかくやというスピードを出し
瞬く間にお姫様抱っこで受け止め
響「...えへへ、ただいま、未来」
未来「...うん、おかえり、響」
そのまま空中で強く抱き締め合っていました
コンマ下
奇数 砕けて散ってそれから
偶数 枷がなくなって
ゾロ目 両方
697 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/08/09(金) 08:55:07.34 ID:eCPYNOSc0
はい
698 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2024/09/08(日) 05:59:13.80 ID:P74nRYyk0
私と『翠』、それに私達が深層世界にいた間ずっと表で戦ってくれていた皆さんはそれぞれ、未来さんに抱き抱えられて地上に戻ってきた響のもとに駆け寄りました
正確には駆け寄ってから、皆さんが今まで表で戦ってくれていたことを知ったわけですが
翠「やはり荒魂が」
友奈(赤嶺)「わんさか溢れて押し寄せてたよ」
未来の時間軸の私が言っていたのはこの事...なのか、もしくはさっきまで私達が響さんの深層世界で戦っていた荒魂のことか、あるいは両方ともそうなのか
友奈(赤嶺)「それより重要なのはシェム・ハのこと...腕輪は破壊出来たってことでいいんだよね?」
赤嶺ちゃんは私から響さんに視線を移しながらそう尋ねます
響さんはそれに困ったような顔を返し
響「壊した...というか、壊れたというか」
切歌「何もしてないのに壊れたってやつデスか!?」
クリス「何かしたやつだそれは」
響「そうじゃなくって!その、未来達と別れて...目が覚めて...そしたら、腕輪がパキッて真っ二つに...そして、そのまま...」
響さんが結界から出た直後シェム・ハさんの腕輪が自壊した...
ふと思い出したのは、雄叫びを挙げながら爆散した人型のモヤ
あれは依り代を失くし消滅したシェム・ハさん...だったのでしょうか
『翠』「ともあれこれで事件は全部解決!...だよね?」
翠「だといいんですけど...」
699 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2024/09/08(日) 06:00:12.55 ID:P74nRYyk0
・・・
あれから数日、いくつかのことが判明しました
まず響さんに取り憑きシェム・ハさんに乗っ取られたタギツヒメですが...
翠「皆さんの世界に?」
姫和「あぁ、私達の世界でそれらしき姿が目撃された、大方こっちの世界でシェム・ハが倒されたどさくさに紛れて戻ったのだろう...という見解だ」
可奈美「というわけで私達は帰るね!今度は普通に遊びに来るよ!」
こちらの世界に出現した御刀もワープゲートもS.O.N.G.が...刀使の世界では折神家が...管理したまま、すなわち2つの世界は繋がったままです
かといってそんな簡単に利用許可が降りるとは思えませんが...
しかし実際未来の時間軸でも両世界の繋がりは途絶えていませんでしたし、なるようになるでしょう
・・・
シェム・ハさんの腕輪を破壊するためにやって来ていた赤嶺ちゃんは
友奈(赤嶺)「私は元々一時的に身体を与えられただけだから...シェム・ハが倒されたからお役目はおしまい、そのうち元いた所に帰るんじゃないかな?それまではまぁ...気ままにこの世界をまわってるよ」
翠「元いた所、ですか?」
友奈(赤嶺)「そ、元いた所」
それ以上は詮索してくれるなと言われた気がします
なので、ここは深くは尋ねず笑顔で見送るのがお互いの為でしょう
響「じゃあこの辺は私が案内するよ!私だけこっちの友奈ちゃんとほとんど話したり出来てないしね!」
友奈(赤嶺)「え、いやそういう話じゃ」
響「まずはふらわーは欠かせないよね!それから...」
有無を言わさず響さんに手を引かれ本部の外に連れ出されていく赤嶺ちゃん
あの有無を言わさないムーヴは恐らくわざとでしょうし
翠「笑顔で見送るのはもう少し後になりそうですね」
700 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2024/09/08(日) 06:01:08.46 ID:P74nRYyk0
・・・
巨人響さん、というかシェム・ハさんによって全世界が静止していた間、その世界にいた人達もまた静止し、その精神は1つに繋がっていたらしいです
ただし調査の結果その時のことを覚えている人は確認出来ませんでした
ベル(フィーネ)「響ちゃんが強引にシェム・ハを引き剥がしたからか、シェム・ハ自身がそうなるように細工したか、あるいは響ちゃんの深層世界の結界とやらを壊した時の『世界の主である響ちゃんを除いた人数』が関係してるのか...良くない後遺症が出たという報告も上がってないのが幸いね」
翠「ですね...」
良くない後遺症は、です
逆に良い...私にとっては良いと思える後遺症の報告はありました
ベル(フィーネ)「表に出てこれるようになった凜音ちゃんも経過は良好、と言ってもずっと意識は起きていたしもう一人の自分とも対話していた、ただ自分で作ってしまった心の壁が思いの外頑丈で」
翠「固さを意識する度に克服出来てないんじゃないかと不安になり、その不安が壁をより頑丈にしていた、ですよね...凜音ちゃんと『凜音』ちゃんに聞きました」
詰まるところ、新しい人格を生み出すほど精神的に引きこもったのが初めてだったせいで勝手がわからなかったという自己解釈らしいです
その壁もシェム・ハさんの全人類に対する洗脳が行われた際に弱まり、『凜音』ちゃんが強引に破壊してしまったのだとか
シェム・ハさんの洗脳下のはずなのに動けて、響さんの深層世界の結界の破壊に近いことを...それも私達ですらあの大所帯で、裏技のような方法で成したそれを、正面からやり遂げた『凜音』ちゃん
ベル(フィーネ)「貴女と違ってあの『凜音』ちゃんは紛れもなく無から生まれた人格...根底が本来の人格を助けることに特化していて色々な制約を無視出来た...のかもしれないわね」
701 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2024/09/08(日) 06:02:56.21 ID:P74nRYyk0
undefined
702 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2024/09/08(日) 06:03:55.33 ID:P74nRYyk0
翠「フィーネさんにしてはやけにふわっとしたというか、理想論というか」
ベル(フィーネ)「恋する乙女ですもの、甘ったるくて夢見がちなことだって言うわよ、翠お姉ちゃん♪」
ここぞとばかりに、それこそ甘ったるい萌え声と称するべき声で、見た目に沿った幼女ムーヴでウインクをかますフィーネさん、もといベルちゃん
彼女のこれは別の人格ではなくフィーネさんによるベルちゃんごっこだとわかっているので私に出来るのは思わず浮かべそうになる苦笑いを堪えることだけですが
翠「こっちで活動する時はずっとそのベルちゃんのボディにするんですか?」
ベル(フィーネ)「えぇ、何かと便利よ、大抵のことは子供だからと許されるし多少のフォニックゲインも発生...発声させられるから実験には便利だし」
フィーネさんの活動範囲はほとんど本部内のみ
ししょー達がフィーネさんのいたずらややらかしに甘いのは中身がフィーネさん...了子さんだとすでに明かされているからなのと、ラスボスムーヴされるよりは痛々しい幼女ムーヴされる方がマシなのが理由だと思います
勿論それは本人には言いませんが
703 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2024/09/08(日) 06:04:22.18 ID:P74nRYyk0
・・・
別の世界、別の時間軸をも巻き込んだ事件は連日のように色々と対策を考え動いた割には、あっさりと終結に向かったような気がします
いえ、対策というのはあらゆる可能性を考慮するものであって、実際に起きるのは無数の可能性の中からたった1つ
それ以外の可能性の為の対策は無駄に終わること前提ではあったのですが
翠「もっとこう、大きな戦いになるのかと」
翠(未来)「そういうの、フラグになるから自重するのが私じゃないですか?」
自室のベッドに腰掛けぼんやりとこれまでを振り返っていると、音もなく未来の時間軸の私が隣に座っていました
かけている眼鏡型の装置をわざとらしくカチャカチャと上下させる未来の時間軸の私
察するに今のは、部屋の外から来たのではなく直接部屋の中に時間軸を越えて転移してきた故の動きということでしょう
翠「その装置、他にもあったんですね」
同じ装置...未来の時間軸の『翠』に渡されたものは未だ返すこともなく、私の机の上に置かれています
というのも、あの日以来どういうわけか起動しなくなってしまったから
私や他の皆さんと共にこちらの時間軸に来たときの時空の歪みは消えてしまった為、返しようがなかったから
何か話す?安価下
704 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/09/08(日) 10:49:36.77 ID:Sedirtje0
シェム・ハは本当にこれで終わりなのか、8年後の世界に飛んでくる翠ちゃん達の為に今からでも何か準備をするべきか、未来の翠ちゃんに聞いてみる
705 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/09/18(水) 14:26:26.47 ID:IeKWH8ie0
今の翠ちゃんが気にしてる二つの事について
・未来の世界だとノーブルレッドは解放されてるけど大丈夫?(ティキがデュランダルを持ってたのを思い出しながら)
・キャロルちゃんがエルフナインの記憶から記念品の花の秘密を知った事
706 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2024/10/20(日) 06:52:59.49 ID:CnMga0hC0
翠「フラグを自重するのが私というのならあえて聞かないなんてことはせず聞くだけ聞くのも私です、なので単刀直入に聞きます...シェム・ハさんの件、本当にこれで全て終わったんですか?」
わざわざ用もないのに遊びに...は来るかもしれませんが私の場合そうならそうと言いますし、隣に座ったということはそれなりに話す時間はあるということ
話す時間があるということは、この場で話せることや話したいことがあるということ
相手が自分だからこそその行動の一つ一つの意味がわかります
翠(未来)「私の行動の一つ一つの意味がわかります、なんて思っているでしょう」
翠「まさしくそうでしたが」
翠(未来)「そこで照れや戸惑い的な反応すらしないのも相手が自分...『翠』ですらなく私だから、等と言い始めれば話が逸れますね」
こほんと咳払いをし、未来の私は装置を外し手元で遊ばせながら続けます
翠(未来)「結論から言えばわかりません、どこまでいっても推測は推測、この世は必然の他に偶然や運命、奇跡なんてものもゴロゴロしていますから」
翠「けれどその当たらないかもしれない推測を聞こうとしている、というのもわかってますよね」
翠(未来)「まぁ...けれど本当にあてになりませんよ?あてにならないように動いたんですからそうでないと困ります」
707 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2024/10/20(日) 06:53:48.75 ID:CnMga0hC0
未来の私にとって今の私にこれから起こる出来事は未来の私が経験済みの出来事...かと問われればそうではありません
薄々気付いてはいましたが、それは意図的に未来の翠や未来の『翠』が...あるいは他にも協力者がいたかもしれませんが...そうなるように私達を誘導した結果です
翠「『時間』と『時間軸』」
翠(未来)「あえてこれ以上ないほどわかりやすく与えたヒントは当然わかっていますね」
翠「貴女や未来の『翠』が『時間』と言っていたタイミングまでは今と貴女達の未来が同一の時間軸になる可能性があった、『時間軸』と言い始めたタイミングからは別の時間軸に変わった...そういうことですよね?」
何が決め手だったのかまではわかりません、しかし未来の私や未来の『翠』が私達に出した指示のいずれかが明確に私の時間軸と未来の私の時間軸とを分岐させた
それが正解であると示すように未来の私は首を縦に振りました
翠(未来)「私達は決して特別ではありません、改変を改変と認識出来ていたとして、全ての改変を認識出来たと言い切ることは出来ませんからね、認識出来ない改変はそもそも覚えていられないわけですし」
翠「AIさんは?」
翠(未来)「こういう言い方は失礼ですけど意図的に書き換えることは不可能ではないので...それすらブラックボックスに隔離して防ぐのかもしれませんが結局確認することは出来ませんし...とまぁお察しの通り私達は認識出来る範囲で時間軸の分離を確認する必要があったわけです」
708 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2024/10/20(日) 06:54:48.81 ID:CnMga0hC0
つまり、未来の私の視点では今回の件において無事時間軸は分岐し、その為私の時間軸の未来については未知である、と
翠「そもそもどうして時間軸を分岐させる必要があったんですか?見た限り多少バタバタはしてましたがどうしても避けさせたい未来の世界になってるようには見えませんでしたが」
翠(未来)「自分が行方不明になってるのを多少バタバタで済ませるのもどうかと」
翠「だってそれこそどうせ時間軸を分岐させる為に色々根回しした結果の行方不明でしょう?」
時間軸を分岐させようとしなければ行方不明になんてならなかったはず...というのは完全に想像ですが、否定されないので図星だったのでしょう
神の力を内包したノイズを人知れず倒していたとも前に言っていましたが、恐らくそれも根回しの一つということでしょうか
翠(未来)「けれど私ならわかるでしょう?必要だから時間軸を分岐させた、それは決して貴女達の為だけではない、と」
翠「まぁ...そうですね」
私は例えば何か失敗して、自分の現在は変わらないが過去を分岐させて失敗しなかった時間軸を生み出せるという場面に立ち会った時
自分の苦しみは変わらないけれど苦しんでいない自分がどこかにいると知っているから心が救われた!なんて殊勝な考えは出来ません
失敗しなかった時間軸が生まれたことは喜ばしいですがそれはそれとして自分の失敗も巻き返したいと思ってしまいます
という考え方が未来の私にもあるとすれば
翠「時間軸を分岐させたのは、貴女達の未来を良くする為でもあった...と?」
翠(未来)「そこで最初の疑問に繋がるわけですよ...シェム・ハさんの件は本当にこれで全て終わったのか、と」
709 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2024/10/20(日) 06:55:45.35 ID:CnMga0hC0
・・・
ある時世界中...恐らく人類が認識出来る範囲においては宇宙も含め...至るところで神の存在が不安定になりました
神を五感で認識出来る人間にとっては感覚が、知識として知っている人間にとっては記憶が、神自身にとっては自らを構成する全てが
その際いわゆる怪異だとか霊だとか宇宙人だとか、そういったオカルトと括られるようなものにまで少なからず同じような現象が起きていたのは人によって神の定義が曖昧だったからかもしれませんが置いておくとして
とにもかくにも神の存在が不安定になったとしか言い様がない現象が突如として起きたわけです
これは何も宗教云々の話ではなく、神が神であると忘れてしまうような...えぇそうですね、常識改変とかそういう言い方も出来るかもしれません
こうなった理由は明白で、未来の時間から戻った私達はシェム・ハさんを倒す際に錬金術を用いたんです
『人の概念以外の不純物を神と定めて分解する』
対象は巨人と化した響さん
この錬金術は問題なく発動し巨人からシェム・ハさんもタギツヒメも消し去り響さんを救い出しました
しかしシェム・ハさんが世界中の人達と意識を共有していたことが仇となり、不完全ながらも錬金術の効果範囲が響さんと術を発動させていた私達以外の全人類にも広がってしまっていたのです
神が存在しなければ神の力も存在しない
術の対象から外れていた私達は不安定になった神の存在もこの事象そのものも認識出来ていましたが、不完全だったからかあるいは同調圧力のような意思の力が働いたのかあるいは人間の精神、霊体が変質したのか、私達にも少しずつ術の効果が出始めていました
710 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2024/10/20(日) 06:56:37.12 ID:CnMga0hC0
『神の存在を元に戻すには、分解した神の定義を再構築する』
紆余曲折の末シンプルな結論を出した私達...もはやまともに神の存在を覚えていられたのは私と『翠』だけでしたが...は分解した神の定義を、すなわち神の力を集め始めます
しかし如何に神の力といえど定義を分解されては私達人類が認識出来る状態で残り続けることは容易ではなかったのか、認識出来ない形に変化してしまったのか
神の力を神の力として維持していた一部のノイズ等は特殊な例で、大部分の神の力は地球上から確認することが出来なくなっていました
ならばどうするか
「そうだ、神の定義が分解されていない世界から分けてもらおう」
・・・
翠(未来)「そういうわけで、この時間軸で倒され爆発四散したシェム・ハさんだったものは私の時間軸で再利用されています」
翠「何かそれは...大丈夫なんですか!?色々と!?」
気にはなっていたんです未来の時間軸について神の存在が不安定云々が結局どうにも出来なかったことは
でもそれはいずれ私も辿る道で、その時自力で解決出来たらなぁと、そういうのだと
翠(未来)「倫理的にはちょっとアレですけどそういうのを気にしすぎないのも私でしょう?」
翠「そうですけれども!」
翠(未来)「この時代だとこういうのSDGsとか言うんでしたっけ?もう少し先の時代でしたっけ?まぁとにかくリサイクルですよ」
翠「いやっうーん...」
711 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2024/10/20(日) 06:57:29.62 ID:CnMga0hC0
敵とはいえ手を伸ばしたい分かり合いたい、という響さんのようなことは言いませんが、とはいえなんとも言えない気持ちになります
ラスボスを倒して食材にして料理にしたどころか材料にしてホムンクルス作ったようなものです
翠(未来)「とまぁ冗談はこれくらいにして」
翠「冗談...?」
翠(未来)「いえいえほとんど本当ですよ?こっちで倒されたシェム・ハさんの定義も神の力もエネルギーも全てあの日繋いだ時空の歪みを通じて私の時間軸で回収、神の定義の再構築も無事成功しました、ただ...精神というのは面白いもので、いわゆる精神体とか霊体とかを構築するのもまた神の力だと思っていたんですが、シェム・ハさんの人格そのものは神の力とは別に存在していたんですよ」
翠「どういう...?」
翠(未来)「それこそ意思の力は物理とは違ったたころにあるのかもしれませんね」
えーっと、幽霊が成仏したっぽい演出したのに後で普通に復活した的なことでしょうか
定義は肉体やら魂やらがなくなっても消えないという
翠(未来)「認識出来ないだけでそこに在り続けるらしく...いえまた話が逸れてますね、つまり」
未来の私はバッと仰々しく両手を広げ天を仰ぎ
翠(未来)「シェム・ハさんは生きていた!ついでに生きてる!」
それほど大きくない声でそう告げました
712 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2024/10/20(日) 06:58:22.28 ID:CnMga0hC0
翠「...ん?生きててついでに生きてる?」
翠(未来)「私の時間軸のシェム・ハさんの人格は世界にまだ残ってて、こっちの時間軸から連れ帰ったシェム・ハさんの人格もあって、統合されました」
翠「過去と未来のシェム・ハさんが一つに!?」
翠(未来)「シェム・ハさんにとっては時間とか時間軸とかを別個体として認識することに重きは置かないらしくてあっさりと...まぁどうもこっちのシェム・ハさんは手出し出来ないまま人類の歩みを見守り続けて改心、そっちのシェム・ハさんは響さんの心の強さを見た直後なので改心したて、足して2で割らなかった結果随分と取っ付きやすくなってましたよ」
今や新しく自力で生成した神様としての肉体で当たり前のように本部に居座ったり響さん達の身体を乗っ取って遊んだり
つい先日まで命のやり取りをしていた相手が日常に溶け込むのは中々慣れませんが、自分の目で見てない分シェム・ハさんの話は余計に理解に時間を要します
翠「しかしまぁ...面倒事を起こされないのならそれでいいですかね、今は...」
翠(未来)「ついでに言えばこっちでは少なくともシェム・ハさん関連で神の存在が不安定になることもありませんし一石二鳥ですよ...まぁ私が断ち切ったループとは別のループが始まるんですが」
翠「ループ?」
翠(未来)「貴女達が...というか過去の自分達が時空震に巻き込まれるのは変わりませんからね」
翠「...あ!あぁ...そうですねそうでした...」
8年後に過去の自分達が来た時に備えるべきこと安価下
(特になければ会話続行)
713 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/10/20(日) 11:06:29.53 ID:U7eURQZ60
過去の翠ちゃん達が現れる一年前ぐらいまで待ってて問題なし
強いて言うなら鍛錬を怠らない事ぐらい?
714 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2025/01/21(火) 06:20:16.23 ID:QaypfaLQ0
未来の私は念を押すように『こちらのここから先はわからない』と繰り返しました
今回のシェム・ハさんへの対処やそれに連なるはずだった神の力云々が今後にさほど影響しない小さな事件だった、等ということは決してありませんが
とはいえ全部が全部今後に深く関わることだと、何もかもが全くの別物に変わるはずだと、そんなことはないはずです
運命力の収束だなんて大袈裟なものではなく、人為的あるいは神為的と呼ぶべきような外的要因に左右されない自然現象だとか、あるいは逆に今回の事件に左右されない確固たる決意を持って行われる人為的で神為的な行為だとか
翠「備えるべきこと、備えなくて後悔したこと、そういうことすら無しですか?」
逆の立場ならどうなのか、同じ私であるならば考えるはず
私が未来の私の立場なら
未来の私が私の立場なら
だからこそ、どこまでいっても収穫らしい収穫がなかったとして、収穫させてもらえなかったとして
それはいずれ私も同じようなことをすると、するべきなのだと理解し納得する...そこだけは信頼していますし確信も持っています
なので私に出来るのは食い下がらずしつこいくらいに食らい付くことでしょう
715 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2025/01/21(火) 06:21:12.53 ID:QaypfaLQ0
翠(未来)「貴女から見て悪くない未来だと思えたことが理由の全てと言っても過言ではありませんが...まぁそうですね、あって役立つネタバレは拒まないのが私です」
私のしつこさに根負けしたのかそういうポーズをしたいだけなのか、とにもかくにも未来の私はひらひらと手のひらを振りわざとらしく降参を示します
翠(未来)「とは言えそうですね...この時間軸に過去の貴女達が飛ばされるのは十中八九私達の時間軸に貴女達が飛ばされてくるのと同じ時間です、何事もなければ心の準備含めその一年前くらいまでは特に何かする必要はないでしょう、必要になる物は待っていれば気付いた時には揃っているでしょうし」
翠「たった一年で良いんですか?」
翠(未来)「少なくとも自主的に色々動かなければいけなかった私の場合はそうでした、どうせ私が働きかけなくても貴女達は勝手に助かって勝手に解決出来る可能性が高かった...だから最低限あの大所帯の衣食住が確保出来るよう根回しするのが、こうなることを覚えている私の役目ではあったわけです」
確かに思い返すといくら本部が広くS.O.N.G.が色々融通が効くとはいえ急な出費を私達が気にしなくていい程度には手厚く保護してもらえていました
翠(未来)「それと、これは言わずもがなですが...鍛練を怠らないように」
未来の私は私の方に手を伸ばし、首から下げたギアペンダントを軽く小突きます
翠(未来)「最後に頼れるのは己の肉体、なんて使い古された言い回しですが、使い古される程度には核心を突いた言葉ですからね」
716 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2025/01/21(火) 06:21:54.86 ID:QaypfaLQ0
その言葉の真意はわかりません
いえ、何となく推測は出来ますが、何となく推測が出来る言い方をするのが精一杯のヒントなのでしょう
ギアに頼れなくなる場面が今後必ず来るから、肝に免じるように、と
翠「そこまで言うならネタバレしてくれてもいいんですよ?」
翠(未来)「事前知識や先入観が邪魔になる程度ならともかく、致命傷になったら流石に寝覚めが悪いので」
翠「待ってくださいそれとんでもない爆弾なのでは?」
特に直前の話と合わせるともう床下の乾燥剤と雨漏りくらいの最悪のベストマッチになるんですが
翠「ならそうならないギリギリを攻めさせてもらいますが...」
『未来の時間軸だとノーブルレッドは解放されてるけど大丈夫なのか』『キャロルちゃんがエルフナインの記憶から記念品の花の秘密を知った事についての見解』安価下
717 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/21(火) 14:37:46.06 ID:Wx7C3HjS0
未来の翠ちゃん曰く、ノーブルレッドの3人は精神的に疲弊していてもう何も出来ないらしい
(エルザはタギツヒメに斬られた傷が今でも痛み、ミラアルクはネロ様に胸部を杭で貫かれた時の光景がトラウマになっているとの事)
718 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/24(金) 19:58:23.27 ID:BCkEgRf9O
キャロルちゃんが記念品の花に手を出そうとしたら即座に止める
下手に手を出すと神世紀と繋がる可能性があるので
719 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2025/04/19(土) 07:50:54.53 ID:9E56Q2BW0
それから私は更にいくつか質問を重ねました
仮にその質問が答えられないものならそう言うかわかりやすくはぐらかすか、あるいはあえて嘘を付くこともあるでしょう
それが最善と思い答えるのが私...未来の私の基準を私が信じ切るのはある意味手前味噌かもしれませんが
翠(未来)「まずノーブルレッドの皆さん、彼女達は私から見る限り安全だと思いますよ」
翠「それはいわゆる光墜ちとか仲間入りというやつで?」
翠(未来)「というか言うほど根っこのところは闇墜ちもしてませんでしたからね...人の身為らざる身体にされたのを戻したいという動機はその後の人間社会への復帰も入ってますから」
言われてみればそうです
いくら結社にいたとはいえ、錬金術に拘っているなら身体が人かどうかなんて些細なこと
錬金術と人の身体の二つを比べ後者に天秤が傾いた、彼女達にとってそちらの方が優先順位が高いということは
錬金術師である前に人であることを尊び錬金術を捨てても良いと考えているということ
翠「ということは皆さん無害な人の身体に?」
翠(未来)「そこは色々ですね、私が安全と判断したのはむしろ精神...社会や私達に反抗する意志が生まれるかどうかです」
翠「精神...」
翠(未来)「エルザさんはタギツヒメに斬られた傷が今でも痛み、ミラアルクさんはネロさんに胸部を杭で貫かれた時の光景が今でも消えず...俗に言うトラウマですね」
エグい...
720 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2025/04/19(土) 07:51:36.20 ID:9E56Q2BW0
翠(未来)「流石にミラアルクさんのは完治してますが、お灸を据え過ぎたようで...エルザさんはある意味傷を残してること自体が戒めであり覚悟なんじゃないかなと」
翠「それらは放っておいても大丈夫な程度のトラウマなんですよね...?」
翠(未来)「お人好しなS.O.N.G.がそうさせてる程度の、ですね」
その気になればエルザさんの傷はもちろんミラアルクさんの記憶もどうにか出来る、出来てしまえるのはこの時間でもそうですし、敵幹部であろうとラスボスであろうと手を伸ばす響さんが突出しないくらいお人好し軍団がS.O.N.G.という組織です
そんな組織がそれらのトラウマを放置することで彼女達を野に放つ判断を下しているのですから、ギャグ過ぎずシリアス過ぎない塩梅なのでしょう
翠「ヴァネッサさんは?」
翠(未来)「あの人は...人の身であることよりもエルザさんミラアルクさんと一緒にいることの方が大切になったように見えます、もっともそれは三人ともかもしれませんが」
・・・
翠(未来)「キャロルちゃんに勇者達の花がバレたのは正直痛いですね」
翠「あっやっぱりダメなんですね」
翠(未来)「ダメというかダメかもしれないというか...エルフナインちゃん見てればわかりますけどキャロルちゃんって使命がないと結構好奇心旺盛な方じゃないですか」
エルフナインちゃんのワーカホリック、あるいはイザークさんが亡くなる前までの純粋無垢だった頃
なんならそれ以降の世界を織るという長い長い研究も、イザークさんの言葉だけが全ての原動力になっていたのか
そこにキャロルちゃん自身の興味は全くなかったと言い切れるのか
721 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2025/04/19(土) 07:52:09.77 ID:9E56Q2BW0
翠(未来)「ともかくそこは重要ではなく...あの花についてキャロルちゃんがどういう反応をするのか読めないのが一つ、そしてあの花が想定外の刺激に対しどういう反応をするのか読めないのがもう一つです」
翠「具体的には?」
翠(未来)「例えばキャロルちゃんが花を通じてギアに勇者や防人の能力を付与する原理を織ろうとしたり、その逆探知じみた刺激が神世紀、勇者の世界の神樹様まで届いたり...下手をすればまた意図しない形でこちらの世界と勇者の世界が繋がるかもしれません」
翠「それは...あるかもしれませんね」
翠(未来)「私達、というか貴女達の時は神樹様の意図的なものでした、おまけに貴女と『翠』とが別の肉体になり、その限りなく同一の存在同士が世界を跨いで存在していた特殊なノイズに限りなく同一の攻撃をしたことで二つの世界共鳴...というのはあくまで予想ですが、タイミング的に無関係ではないだろうなと思ったポイントを踏まえたあの時の実態です」
どういうわけか神樹様に呼ばれ、なんやかんや私と『翠』にとっては便利な結末になった一連の事件
それ以降も深層世界に園子ちゃん達が現れたり勇者ギアを使えたりと結果的には特ばかりでしたが
翠(未来)「あの時私が、貴女が記憶を取り戻していなかったら、そうはならなかったかもしれない」
722 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2025/04/19(土) 07:52:55.34 ID:9E56Q2BW0
私は勇者の世界へ呼ばれた時、自分のことを完全に『あの世界の住人』だと思っていました
そういう記憶もそういう記録も生活の跡も
私だけでなく周りの誰もがそうであったと過去を誤認して
世界がそう再構築されていました
翠(未来)「神樹様が意図したことだった以上、用が済んだら戻すつもりだったのかもしれません、いやどうでしょう...神樹様かなり人の見分けがアバウトですし...なんならこっちに『翠』を残したのも私達が同一だからそれでこっちの世界には問題ないと判断してた可能性も...」
翠「とにかく!言いたいことはわかりました!つまりあの時は神樹様が意図的だったりいくつかの偶然が重なった結果どうにかなっただけかもということですよね?」
翠(未来)「え、あ、えぇ、そうですそうです、そしてキャロルちゃんがあの勇者の花にちょっかい出してあちらの世界と事故を起こしたら今度はどうなるかわからない、ということです...何せ時間や時間軸ではなく正真正銘別世界ですからね、法則から何から何まで違っている可能性も考慮するべきでしょう」
そんなわけで、キャロルちゃんが手を出そうとしたら即座に全力で止めるということになりました
杞憂であればそれに越したことはありませんが、もしもキャロルちゃんが何するものぞモードだった場合エルフナインちゃんにも援護射撃してもらいましょう
...エルフナインちゃんまであっち側に付くなんてありませんよね?
723 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2025/04/19(土) 07:53:27.71 ID:9E56Q2BW0
・・・
翠(未来)「さて、そろそろ本題を終わらせて私も帰りましょうかね」
翠「本題?装置を直すことでは?」
翠(未来)「それはむしろこの場を設ける為に仕込んだトラップですから」
未来の私が端末で何やら操作をすると、机の上に置かれていた眼鏡型の装置は意図も容易く再起動し始めました
翠(未来)「こちらが用意したものですから、当然遠隔操作だって出来るわけです...まぁ悪用したわけじゃないですしむしろ悪用を防ぐ目的もありますので」
翠「悪い大人ですね...」
翠(未来)「キルプロセスじゃないだけ信用度は高いでしょう?とはいえ何度も言いますがもう既に私と貴女の時間軸は別、本当の本当にもう勝手な手出しはしませんよ」
端末の画面上に並ぶいくつかの文字列の中から一つを選び、削除する未来の私
その削除されたのがたった今再起動した装置の遠隔操作権限ということでしょう
翠(未来)「それは餞別、お詫びというかお土産というかそういうやつですから、貰ってください」
翠「いいんですか?貴女がコレを手に入れた、もしくは完成させたのはこの時間からかなり先では?」
私が解析しても直せなかったからというのもありますが、ギャラルホルンのように異なる世界へと自由に移動出来る小型デバイスなんて現代にとってはオーバーテクノロジーも良いところです
ましてや恐らく時間軸と時間のどちらも自在に指定出来るなんて、いくら複数の聖遺物を複合しているからといって
724 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2025/04/19(土) 07:55:54.16 ID:9E56Q2BW0
翠(未来)「良いんですよ、ここで私が返してもらったところで貴女が割りと後悔するのは私が一番わかってますし」
翠「そうですけども!」
こんな便利なもの人類の手にあまるとかそういうのどうでもいいから調べたい使いたいになりますけども!
翠(未来)「危険性を十分理解して節度は守って、というのも私同士言わなくてもわかるでしょうし...あと、やらなきゃいけないことも残ってますよね?」
翠「あー...ですね」
とんでもない便利アイテムの所有権が満を持して手に入ったことに興奮していた私ですが、本当にそろそろこの場がお開きなのだと感じずっと頭の片隅に追いやっていた一つの事柄を思い出しました
翠「過去の時間...いえ、過去の時間軸の私のこと、ですよね」
それは私が一度過去に跳ばされたことで縁が出来、なんやかんや未来の時間軸にも来て、そして一旦私達と共にこの時間に来たところで元の時間軸への帰し方がわからないままずっとこの世界に暮らさせていた過去の私のこと
翠「一方的に巻き込んだ上にどう考えても私には繋がらない経験をさせてしまった手前、気にはしていたのですが...」
翠(未来)「私や貴女と同じ蒼井翠です、きっと大丈夫でしょう...ただあっちの時間軸の女神様や色々勘づきそうなフィーネさんが怖いので念のため私もついていきます」
翠「蒼院!」
翠(未来)「流石にそれは我ながら無理矢理というか」
コンマ下
奇数 過去の私
偶然 『翠』
(翠「帰ってきました!生きてます!」
翠(未来)「またぼちぼち続けられたら、ですね」
翠「いうてほぼほぼ完結近そうですけどね...本家の映画はまだでしょうか...」)
725 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/04/19(土) 10:18:37.61 ID:N08a1miK0
偶数のコンマ判定、こい!
726 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2025/05/31(土) 07:30:12.10 ID:SAWxOb170
・・・
思い立ったがなんとやら、私達は過去の私の元へ
未来の世界では3人で一部屋が流石にキツかったからとこっちの世界では宛がわれていた過去の時間軸の私専用の一室です
コンコンッ
ガチッ
翠(過去)「はーい...って私と未来の...なるほど、そういうことですか」
丁度部屋に戻っていたようで、ノックの後に中から目的の人物が顔を出しました
私達の姿を見るやこちらの用件も察した様子...
翠(未来)「相手が誰なのか確かめずに扉を開けるのは感心しませんね」
翠(過去)「えっ何でいきなり面倒な保護者みたいなムーヴになってるんです?」
私にはわかります
ほぼ面識がないものの相手の反応やら距離感やらを把握出来ている相手を前に未来の私が若干テンション上がっていることを
それも年下相手ともなれば気も緩むというものです
私相手にやたらと饒舌でしたし...とはいえそれは私も同じですが
翠(未来)「いやでも本当にそうですよ?何なら相手が誰なのか確かめた上で警戒もしないと、ねぇ?」
翠「ん?あー...ですね、こっちは色々知っててもあっちはそうじゃないって思い知りましたね」
クリスさん然りフィーネさん然り
翠(過去)「...何かやらかしたんですか」
翠(未来)「貴女もやらかすかもしれませんね...ところで立ち話もなんですから中に入れてくれませんか」
翠(過去)「...」
図々しいなと目で訴えてくる過去の私
しかし用件もわかってますし何なら座る必要もないのですが、様式美というかお約束というか
過去の私も別に私達に部屋に入られても困ることもなかったようで、適当に座ってとこれまた様式美かつお約束な台詞を返してきました
727 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2025/05/31(土) 07:31:21.01 ID:SAWxOb170
翠(過去)「それで、今回の用件は私を元の時間に帰す、という話でいいんですよね?」
部屋に入りすぐ目に付いたシングルの簡素なベッド
そこへほぼ同時に腰掛けた私達
翠(未来)「えぇ、なので例えばここの時間軸で挨拶しておきたい人だとかやり残したことがあればと」
過去の私はベッドの正面に椅子を持ってきてそこに座ると、やや考え込んだ後顔を上げます
翠(過去)「いえ、いつでもここを発てるようにそういうのは済ませています、というか皆さんあぁなので声かけたらキリが無さそうな...」
翠「あー」
パーティーとか開いてくれそうな人ばかりですからねここは
それこそ今赤嶺ちゃんを連れ回してる響さんなんて周辺案内の二周目を始めかねません
翠(過去)「あと何というか...転生者として相手を一方的に知ってるのが思っていたより精神的に下駄になっていたというか、逆に一方的に知られてる気分を思い知らされるというか...」
翠(未来)「親戚の大人に囲まれてる気分」
翠(過去)「それなんですよ本当に!親切なんですけど居心地は正直!」
ここまで明け透けに言ってるところは皆さんには見せられませんね...
・・・
翠(未来)「では過去の私の時間軸に飛びます、時間は無印の最終決戦の最中、あそこが一番誤魔化しが利くでしょう」
私と過去の私が鉢合わせてしまったのは転生初日、そこから数日といった感じでしたが、過去の私が未来の時間軸に来たのはそこから更に少し経った後
未来の私が言ってるのは更に後の時系列です
728 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2025/05/31(土) 07:32:12.32 ID:SAWxOb170
翠(未来)「他の時間軸との事故は確実に向こうのフィーネさんにバレています、ならそのフィーネさんが一番忙しく他の諸々もゴタゴタしてるタイミングにどさくさに紛れて合流するのが良いと思うんです」
翠「異論はありません、途中で生死不明になったキャラが最終決戦でしれっと出てくるのはよくあることですし」
翠(過去)「まぁそれはそうですけども」
過去のフィーネさんに嗅ぎ回られるのは正直とても面倒ですから、仮に過去の私を送り届ける私達の存在に気付かれても後回しにしてくれる状況が一番
勿論後回しにされたのを律儀に待つつもりはなく即座に元の世界に戻るつもりですが
翠「ただ私達とはかなり違う道のりになるかもしれませんね、無印を大幅にスキップしてしまうとなると」
翠(過去)「それはまぁ今更でしょう、なるようになります」
私の辿ったこれまでが最適解だとは言えませんし、もしかすれば過去の私がこれから歩む道のりの方が、なんてこともあるかもしれません
そう前向きに捉え直していると、未来の私がやや真剣な面持ちになり
翠(未来)「...送り届けた後のことは、私達は手を出しません、貴女の選択は貴女が決めてくださいね」
翠(過去)「...はい」
・・・
翠「ここを?」
翠(未来)「そこをそう、そしてそこで時間軸を...でそっちで年代を...」
眼鏡型装置の操作方法を教わり、過去の私を送り届ける座標にセット
同じ座標に未来の私もまた自身の装置をセットし、私達はそれぞれ過去の私の手を握りました
翠(未来)「同時に跳びます、しっかり掴んでいてくださいね」
729 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2025/05/31(土) 07:33:36.08 ID:SAWxOb170
・・・
視界が変わるのは一瞬
つまりは一瞬で目的地の時間軸に跳んだということになります
翠(未来)「ふむ、無事に3人揃って跳べましたね」
翠「ですね」
室内だった視界が今は屋外
遠くに見える夕暮れの中そびえ立つカ・ディンギルの姿が、現在でも未来でもなく過去の世界であることを雄弁に語っています
翠「あそこにフィーネさん、それに響さん達が...」
翠(未来)「今度こそ長居は無用、行きましょう...頑張ってください、過去の私」
翠「ですね、頑張ってください過去の私!」
感傷に浸っている場合ではないと切り替え、私達は過去の私の手を離しました
ここから先は彼女の選択
颯爽と現れる助っ人になるも良し、私達のように元々の目的を果たすも良し
どう『頑張る』かは自由...
翠(過去)「...」
しかしどうしたことか、過去の私は走り出すこともギアを纏うこともせず、私達の前でやや俯き立ち尽くしています
翠「どうかしました?やっぱりやり残したことでも...」
翠(過去)「...すみません借ります!」
次の瞬間、私の方に手を延ばしてきたと思ったのも束の間、過去の私の姿は消えていました
翠「...え」
それが私のかけていた眼鏡型装置を掠め取りそのままどこかの時間あるいは時間軸に跳んだからだということを理解するのに数秒かかったことは、仕方がないとは思いませんか
翠(未来)「ちょっ、なっ、えっどうしようどうしましょう!とっとりあえずこっち!」
翠「えっえっ」
730 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2025/05/31(土) 07:34:03.23 ID:SAWxOb170
慌てた様子の未来の私は私の手首を掴むとそのまま走り出し、離れた瓦礫の影に私を抱き抱えるような形になりながら隠れました
翠(未来)「この辺のカメラは...多分どれも壊れてますよね、目撃者も多分無し、フィーネさんが気付いたかはスルーしてくれることを祈るとして...」
翠「何なんですか!?」
翠(未来)「まず一つ、あの装置を外したことで今の貴女は認識阻害が出来ません、同じ装置を稼働させてる私と一緒なら認識阻害の効果範囲内なので離れないでください」
強く抱き締めていたのを緩めながらも手首は離そうとしない未来の私
私がここでこの時間軸の誰かと接触するのはややこしいことになるから、ということでしょうか
翠(未来)「次に、貴女に渡してた装置はつい先程権限を放棄してます...」
翠「...つまり?」
翠(未来)「...過去の私がどの時間に、時間軸に跳んだのかもわからなければ、こっちで装置を遠隔操作することも出来ません」
安価下
1 過去の私が返しに来るのを待ってみる
2 過去の私の行き先に目星をつけて追う
3 過去の私を信頼し元の時間軸に帰る
731 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/05/31(土) 11:23:46.92 ID:TGYzukF+0
1
とりあえず過去の蒼井翠ちゃんを待ってみよう
732 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/01(日) 20:42:23.84 ID:Bl95cj4mO
もう安価取られてるけど元の世界に戻ってから1とかダメですか?
フィーネの戦いが終わった後に待つ感じで
733 :
◆BT63SEH4KsDo
[saga]:2025/07/01(火) 13:29:58.97 ID:dI7VnHSf0
翠「...様子を見ましょう、案外ちゃんと返しに来るかもしれません」
私達は用事を済ませた過去の私が装置を返しに来る可能性に賭け、その場で待つことにしました
といってもこの時間軸の誰かに見付かると不味いのは依然変わりません
向こうで起きてる響さん達とフィーネさんの戦いが終結すれば自ずとここは戦場ではなくなり、私達が見付かるリスクは跳ね上がります
翠(未来)「認識阻害が発動している以上よほどのことがなければ見付からないはず...ではありますが」
翠「埒外やそれと遜色ない人達の集まりですからね、S.O.N.G.は」
翠(未来)「ここだとまだ二課ですけどね」
探知に優れたNINJAは勿論ししょーの野生の勘もバカには出来ません
認識阻害が突然の不調、なんていう偶然が起こり得る可能性も考慮するべきでしょう
翠(未来)「向こうの戦いが決着して、それでもまだ帰ってこなかった時は...一旦貴女の現代に戻りましょう、過去の私もここでないならそっちに向かうでしょうし」
翠「ですね」
そうこうしている内に、向こうの戦況はコロコロと変わっていきます
響さん翼さんクリスさんvsフィーネさんの肉弾戦は人数差をものともしない互角、むしろフィーネさんは手を抜いているかもしれません
そして巨大なミサイルを二発発射するクリスさん
その内一発はフィーネさんのネフシュタンの鞭にて防がれ、もう一発は
翠「確かアレにクリスさんが乗ってるんですよね」
翠(未来)「えぇ、カ・ディンギルの砲撃を剃らすために」
原作で見た、そして私の世界で見られなかった光景が続きます
ミサイルに乗りカ・ディンギルの射線上に躍り出たクリスさんは絶唱を口にし...
コンマ下
奇数 帰ってきた
偶数 帰ってこなかった(元の時間軸に戻り待つ)
734 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/07/01(火) 18:41:55.52 ID:J/4G4v4k0
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