【安価スレ】堕ち行く光

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657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/02(月) 20:35:27.14 ID:le3ny7hkO
待ち合わせ場所に指定した大桜の根本には、志を共にした友人が集っていた。
追手の妨害のために色々と仕込んできたので、気が付いたら大人たちに囲まれていた、なんてことは無いはずだ。
彼らも上手くやったようで、目立った外傷は見られなかった。

『お雪がやりすぎなだけでしょ。何あの大雪。こっちからも見えるくらい盛大に降ってたわよ』

『あそこまでしないと、私の村の頑固な連中は黙りませんから。…とはいえ、流石にあの規模の術を使うのは堪えました。甘いものが食べたいです』

『ならこれ食べなさい。竹ノ湯のじっちゃんが餞別にくれたお饅頭よ』

『ありがとうございます』

紙袋から饅頭を取り出し、口いっぱいに頬張る。他の人が羨ましそうな表情をしていたが黙殺する。
食べていいと言われたのだから一人で食べても問題ないはずだ。もし反論された時はちょっと頭を冷やしていただこう。

そんな物騒な思考をしつつも食べる手を止めないお雪をよそに、友人は腰を下ろして盛大に溜め息を吐いた。

『これからどうするべ。俺、あんな啖呵切っておいて村には戻れないんだが』

『大桜を目印に集まったのはいいけどどこに何があるのかさっぱり分かんないしね』

閉鎖された環境で生きてきたが故に、彼らは外に何があるのか。どこに何があるのかを知らない。
かく言うお雪でさえも、あの旅人からの伝聞で知った程度の知識しか無いため、はっきり言って当てにならない。
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/02(月) 20:36:01.11 ID:le3ny7hkO
ならば、と逆に考える。どこに何があるのか分からないなら、今自分たちがいる場所を安全な街にしてしまえば良い。
旅人が安心して利用出来る拠点になれば、情報が集まってくる。そうすれば自ずと、外の世界との関わりは増えていく。

あとはなんかいい感じにすればいいのだ。ノリと勢いに任せれば意外と上手くいくものだと、あの旅人は言っていた。
実際、そのノリとかに巻き込まれてお雪は旅人と交流を持ってしまったのだから、彼の言に説得力はそれなりにあった。

『ってことは…家が要るよな。俺らが住む家と、移住してくる人用の家』

『旅館や食堂とかも必要じゃない?あとは娯楽施設ね。暇も度を越すと心が荒んでいくのは、私たちの身に染みてるでしょ』

『娯楽って何すんだよ』

『そこは…ほら、花札とかチンチロとかカルタとか色々あるでしょ』

『色んな遊びがある中でなんでよりによってそれを選んだんだよお前じじ臭いなオイって危ねええええ!!!!!』

『離せお雪!野郎ぶっ殺してやらぁぁぁぁ!!!!!』

『落ち着いてください。どうどう』

『私ゃ馬じゃないってーの!!!』

突然刀を抜く凶行に走った仲間を羽交締めにする。本気と書いてマジと呼ぶ、ガチな目をしていたのでちょっと引いた。
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/02(月) 20:36:37.26 ID:le3ny7hkO
どうにかこうにか流血沙汰一歩手前の瀬戸際を回避し、会議の雰囲気を整える。
そして、お雪はある提案をした。

「ちょっと待った。ストップ」

「ん?どうしたんだい?」

昔話を続けるお雪を、リヒトは制止する。表情は少しやつれていた。

「聴きたいと言った手前我慢するつもりだったんだが。これ、もしかしてお雪さんが生まれてから今日に至るまで全部話す気です?」

「そうだけど?」

「まだ緋桜郷の『ひ』の字も出てないんだが!?このペースだと夜が明けて太陽がこんにちはするって!!!」

「これでも多少は巻いてるんだけどね…」

「これで!?こんな隅から隅まで語っておいて巻いてんの!???俺まだ風呂も終わってないんだけど!!!!!」

そんな返答をしつつやつれ具合が加速していくリヒトを見て、お雪はむむむ、と唸り。

「…じゃあ、とりあえず今日の昔話はここまで。続きはまた今度聴きにおいで」

不貞腐れた。
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/02(月) 20:42:46.33 ID:wVELktpiO
風呂に入る際に看板を立てるかを↓1にどうぞ。


A:看板を立てる。ソロお風呂になります。
B:看板を立てない。下の判定が同レスのコンマで行われます。
C:その他。自由安価。

01〜20:無人
21〜40:雫
41〜60:霧香
61〜80:結衣乃
81〜99:静音
00:???
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/02(月) 21:10:27.08 ID:l6Yg8tYj0
B
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/02(月) 23:57:11.57 ID:5XY1oEYFo
待ってました
緋桜郷の歴史国作りの参考になりそうだな
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/03(火) 00:42:19.27 ID:loCIh16kO
途中で話を終わらせてもらったことにお詫びをして、浴場へ向かう。
色々と濃密な一日だったので、一風呂浴びてさっぱりしたいものだ。
そんなことを考えながら、替えの私服と下着を片手に更衣室に入る。
直前に何度かノックをしたが、反応はなかったので大浴場は独占できるだろう。

念のためにカゴを全て確認するも、他人の服は無い。もしあったらあったで大変なことになっていた気がするが、気にしないでおこう。
どうせ人目は無いのだから黙っていればバレない。

「看板は…別にいいか。こんな時間に入るやつなんて俺くらいだろ」

『客人入浴中!立ち入り禁止!』と書かれた看板は隅に置き、風呂へと入った。

「…ふう…」

湯船に肩まで浸かり、息を漏らす。
ただ風呂に入っているだけなのに、不思議と身体の疲れが取れていく。これが温泉の効能なのだろうか。

青色の湯は透き通っており、腕を軽く振ってもその姿を目視できる。
今は夜なので夜空が水面に映って幻想的な雰囲気が出ているが、野郎一人では台無しである。

身体を洗い、また湯船に戻って空を眺める。
黒い海の中に星が煌めき、桜の雨がひらりと降る。
そんな素晴らしい光景を目に焼き付け、リヒトは言葉を溢す。

「…お嬢様やシルヴィアにも、この光景を見せてあげたかったな」

その願いはもう、叶わない。
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/03(火) 00:43:11.15 ID:loCIh16kO
皆が寝静まった深夜。牡丹雪の七階にて。リヒトは客室の椅子に座り、目を閉じていた。

「ここでねないの?おふとんあるよ?」

そんな様子を見かねたマナが問うも、リヒトは首を横に振り、今はそんな気分じゃないと、返事をしておいた。

「…わかった。じゃあわたしもおきてる」

マナはそう言うと、リヒトの肩に留まる。肩が重くて困るのだが、彼女がこんなことをするのは珍しく、やめろとも言うわけにもいかなかった。
なので、リヒトは特に返事をすることなく、ただその場にいた。

温泉に浸かっている時にふと思い出した、聖女との記憶。
彼女との出逢いは、お世辞にも運命的とは言えなかった。惨めで愚かな自分を、憐れんだ聖女が救ってくれただけだ。
泥と血に塗れた、穢らわしい自分を。明確に好意を拒絶した自分を。彼女は臆することなく、何度も手を差し伸べてきた。

リヒトの知る中で唯一、自身を人として受け入れようとしてくれた人。自身を人間だと認めてくれた人。
だが、彼女はもういない。人の善性を信じすぎたが故に、身を滅ぼした。滅びゆく様を、見届けることしかできなかった。

どうして、無理にでも止められなかったのだろう。たとえ嫌われようとも、死なれるよりはマシだったはずなのに。
どれだけ後悔しても、心は晴れなかった。今もそうだ。

あの過去さえ変われば。何度そう思ったか。叶わない願いだと知っていてもなお、心の奥底ではそれを望んでいた。
だが、何も変わらない。変わるわけがない。過去とは不変であるが故に。
罷り間違って変わったとしても、今への変革は起きぬが故に。

「…ごめんなさい…」

変えられぬ過去に。贖えぬ罪に。罪人(幽者)は嘆くことしかできなかった。
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/03(火) 00:43:57.27 ID:loCIh16kO
何をするかを↓1にどうぞ。
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/03(火) 00:44:43.51 ID:loCIh16kO
行動する際には自動で朝になってます。ご了承ください。
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/03(火) 03:57:41.10 ID:0K2dDwJcO
朝風呂としゃれこむ
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/03(火) 08:08:54.26 ID:LW0MRItpO
風呂に入る際に看板を立てるかを↓1にどうぞ。
前回と選択肢などは同じです。
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/03(火) 09:06:51.18 ID:hX9COdHfO
A 看板を立てる
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/03(火) 10:10:47.74 ID:Jxk0Dk6uO
椅子に座ったままの寝落ちという最悪な寝方をしたリヒトは、マナに寝ている間に何か変なことを宣っていなかったか質問する。
なにもなかった。とは言っていたが、目が泳いでいたのでたぶんとんでもないことを言ってしまったと思われる。
可及的速やかに忘れた方が精神衛生上よろしいだろう。

さて、定刻通り配膳された朝餉をペロリと平らげたリヒトは、気分転換を兼ねて朝風呂をキメることにした。
温泉に入り放題の今、これをしない手は無いと、温泉を思う存分堪能するつもりだった。
ちなみに、マナはウィンディの元に待機させている。一人でゆっくりしたいのだから当然の措置である。
看板もしっかり立てておいたので、例によってこの広い温泉を独り占めだ。

「あ゛ぁ゛〜〜〜〜〜〜。極楽極楽〜〜〜〜〜」

凝り固まった筋肉を湯船の中で解す。
なるほど。湯治でわざわざ緋桜郷に来る蓮武の気持ちも分かる。
ここまで身体を癒やしてくれるのなら、遠路はるばる緋桜郷へ湯治に来る人がいるのも頷ける。

戦争の時にこれがあれば、士気もまた違っただろうに。そんな益体もないことを考えながら、のんびりと風呂を楽しんだ。
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/03(火) 10:11:27.14 ID:Jxk0Dk6uO
何をするかを↓1にどうぞ。
次の行動は昼となります。
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/03(火) 10:28:03.04 ID:b8hs6V240
トレーニング
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/03(火) 10:39:35.37 ID:pU6DTSY/O
トレーニングに同伴させるキャラを↓1にどうぞ。
コンマが51以上でそのキャラとコミュを取れます。
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/03(火) 12:51:21.86 ID:KyJiUUoeo
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/03(火) 16:55:13.94 ID:I4LJWsDyO
風呂上がりで火照った身体を冷ますために、自室に戻ったリヒトは一人トレーニングに勤しんでいた。
とは言っても、近くに稽古場が無い上客室では大それたことはできないので、筋トレや魔力トレーニング程度しかできないのが困りものだ。

「………」

「ほわぁ〜………」

なので、天井の梁に足を掛けて腹筋をしながら、体内の魔力を総動員して無数の鳥を作り出していた。
生憎リヒトは魔法のことに明るくないので、効率的な鍛え方はできない。故に、過去の経験を基にした鍛え方しか行えないのだ。

即ち、死ぬ手前まで身体を苛める大作戦である。死線を潜れば潜るほど強くなってきたのなら、平時でも同じようにすれば良いのだ。
魔力と体力を完全に使い果たした極限状態。それを擬似的に作り出し、耐え続けることで限界を無理矢理延ばす。
自殺行為にも等しい愚行だが事実、彼はそれを何度も繰り返してここまで強くなった。

当たり前だが、そんな鍛え方をするのは彼が重度の被虐趣味を持つからではない。
この鍛え方しか知らず、否が応でもそうせざるを得なかったからだ。
度重なる激戦を生き延びるには死力を尽くす他なく、限界まで戦い抜いたからこそ力を身に付けた。
リヒトの持つ力はあまりにも泥臭く、血に塗れているものだった。

部屋を埋め尽くすほどに展開された鳥の群れを、雫は興味深く見つめている。
どんなトレーニングをするのか気になると言われたので部屋に迎えたのだが、いったいこんなものを見て何が楽しいのだろうか。
乙女心はさっぱり理解できないが、彼女は不満に思っていないようなので良しとしよう。

「綺麗な鳥さんですね」

「…ぱっと見綺麗かもしれないが、触らないようにね。たぶん君が触ったら命に関わることになる」

「えっ」

「ダメだからね」

「わ、解りましたっ!」

幽者の使う魔法などそんなものだと。リヒトは胸中に吐露しつつ、危ないことをしないように釘を刺した。
お利口さんな雫は、言いつけ通り変な真似はしなかった。何よりである。
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/03(火) 16:55:54.04 ID:I4LJWsDyO
雫と何を話すかを↓1にどうぞ。
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/03(火) 19:09:33.10 ID:ddwzSzrnO
お雪さんについて
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/04(水) 01:52:08.44 ID:UMliEI7XO
トレーニングを取りやめ、雫が用意してくれた冷水を大量に飲み干す。
数十分ほど続けたトレーニングだが、肝心の成果は芳しくなかった。

ただでさえ人並み外れた体力と魔力を持つので、こんな鍛え方をしても限界が来るまでに日が暮れてしまうだけだということに気づいたのだ。
最低でもフェルリティアで出会ったニール・ライトホープやカロゥスで殺し合った親衛隊級の実力を持つ者たちと戦わねば、強くなるのは困難を極めるだろう。
おそらく、そこらの魔物退治や盗賊殲滅程度では経験にもならない。

汗ばんだ身体を拭いてくれる雫に謝辞を述べ、お茶請けのせんべいを齧る。
程なくして、リヒトは質問を投げかけた。

「女将さんのことが知りたい、ですか?」

「ああ」

小動物のように可愛らしく首を傾げる雫に、リヒトは肯定で返す。
甲斐甲斐しく世話をしてくれているお雪だが、彼女の人となりがどうなのか。正直言うとよく分からない。
優しい人なのは紛れもない事実だが、旅館兼娼館の主であることもまた事実である。
もしかしたら、裏では何か悪どいことに手を染めているやもしれない。

という冗談はさておき。彼女がどういった人物なのか、いまいち捉えどころが無いのだ。
年の功によるものなのか、のらりくらりとあしらわれている感が否めないので、彼女のことを知ってそうな人に訊く方が効率的な予感がした。
藪蛇だったらその時はその時である。土下座でもすれば許してくれるだろう。
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/04(水) 01:52:47.87 ID:U0IMKs1LO
「女将さんがどんな人か…。むむ〜…。何と言えばいいのかな〜。お母さん?おばあちゃん?うーん?」

頭を悩ませる雫を見て、リヒトは内心冷や汗を掻く。彼女の年齢に触れたら大変なことになる可能性があると、リヒトは知っている。

ただ、百、二百では済まない歳だというのは予想が付いていた。
緋桜郷の成立についての話をつい先日してもらったが、お雪が産まれた時点ではまだ緋桜郷が存在していなかったのだから、相当なご年配だろう。
そのはずなのに、外見は幼子のそれとそこまで変わらず肌もツヤツヤで瑞々しいのが不思議でならないが。何か特殊な美容法でもあるのかもしれない。

「…女将さんは、牡丹雪で働く人全員の恩人なんです。借金のカタに桜花衆に売られた人…事件や病気で家族を亡くした人…色々な理由で孤独になった人を、暖かく迎えてくれました」

「私もその一人です。物心ついた時には独りぼっちだった私を、女将さんは引き取ってくれたんですよ。あの時、女将さんに逢ってなかったら…。私はきっと、死んでいたと思います」

ぽつぽつと話す雫に視線を向け、静かに話を聴く。雫の境遇と自身の境遇。お雪と聖女が、少しだけ重なった。

「だから、私にとって女将さんは…。命の恩人で、お母さんみたいな人なんです。お仕事のことを教えてくれて、幸せもたくさんもらっちゃいました」

「…そっか。すごい人なんだね、お雪さんは」

「はいっ!私も、女将さんみたいになってたくさんの人を幸せにしたいです!それが、私の夢なんですよっ!!!」

屈託の無い笑顔を見せる雫。ここまで子供に、人に愛されるお雪を、リヒトは羨ましく思ってしまう。
そんな自分に気付けなかったのは、幸か不幸か。
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/04(水) 01:53:39.35 ID:U0IMKs1LO
雫と何を話すかを↓1にどうぞ。
これが終わると夕方の行動に移ります。
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/04(水) 09:20:15.48 ID:ZXqpI2G10
雫から見て他の牡丹雪の従業員たちはどんな人たちなのか聞く
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/05(木) 13:12:14.14 ID:GLiBNlDbO
リヒトの戦友枠を何名か募集しておきます。
条件としては、最後まで同伴した戦友は二人まで、それ以外(負傷して脱落、力不足だったり事情があったりで除名された人)が数名です。
戦友枠ではリヒトと同格に強いキャラは現状いないです。
テンプレートをご利用ください。


【テンプレート】
【名前】その名の通り。
【人種】その名の通り。
【性別】その名の通り。
【魔法】どんな魔法を得意とするか。全く使えない人もいます。

魔法から下は自由記入欄となります。来歴や特徴などご自由にお書きください。
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/05(木) 21:03:29.25 ID:HUxyO92p0
【名前】アンナ・アルミューレ
【人種】人間
【性別】女性
【魔法】なし
力不足で戦線から脱落した元騎士の若い女性。平時はアッシュブラウンのロングヘアを無造作に下ろしているが、戦に赴く際は後ろで一束にまとめる。
貴族の出だが身分を笠に着ることはなく、真面目で人当たりの良い人物だった。
しかし戦線を脱落してからは自信を失い、現在は昼も夜も酒場に入り浸る自堕落な生活を送っている。引き締まっていた体つきも少しだらしなくなってきている。
リヒトのことは人としては好いているものの、共に戦い抜けなかった負い目や実力差による劣等感もあり、複雑な感情を抱いている。
そういった感情からリヒトの悪口を言うことがあるが、他人がリヒトの悪口を言うと怒る。周囲からは面倒臭い女と思われている。
戦いにおいては攻めよりも守りの方が得意なため、盾を持つと実力を発揮しやすい。
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/05(木) 22:14:26.23 ID:skzxg/Nw0
【名前】カイ・ラフィラス
【人種】人間
【性別】男
【魔法】火炎魔法
赤髪ツンツン髪の男性。筋肉質で身体中に傷がある。リヒトと同じ年齢。元々貴族だったが窮屈な生活に嫌気がさし身分を捨て自由の身となった。性格は熱血漢で友達の事を大切に思っている。リヒトとは長くともに戦ったなかでもあり、さらに同年代の為リヒトのことは大切な親友だと思っている。今でもたまに手紙を送っている。斧を使った戦闘が得意。戦う際は、斧と火炎魔法をよく使う。
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/05(木) 23:21:04.51 ID:jrJbFzLP0
【名前】サラ・アンバー
【人種】人間
【性別】女性
【魔法】速度強化魔法(あまり強力ではなく自身の速度を少し上げられる程度。それでスピードを強化しつつ得意武器である双剣での戦闘が基本となる)
鮮やかなオレンジの髪を持つショートカットの少女。年齢は十代後半ほど。
元盗賊であり、当初はリヒトが勇者だとは知らずに金目の物を奪おうと襲い掛かったものの見事に返り討ちに遭ってしまったという恥ずかしい過去を持つ
その後リヒトの情けもあって共に戦う事となるのだが、ある時魔物に襲われそうになった子供を庇った際に深い傷を負ってしまった事から、自分のケガのせいで足手まといになるわけにはいかないとリヒトと別れる道を選んだ。
口も手癖も悪いが上述のように子供や弱いものには優しく、奪った金品は貧しい人々に分け与えたりするなど根っからの悪人というわけではない。
現在はとある街で孤児院を開き、子供達がかつての自分の様に道を踏み外さないよう愛情を持って見守っている。
ちなみに今では性格もだいぶ穏やかになったようだが、子供たちを叱る時は盗賊時代の乱暴な口調がつい出てしまう事があるらしく、それを聞いた子供たちはあまりの怖さにもう絶対にイタズラや悪さはしないと心に誓うのだとか。
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/06(金) 12:16:11.08 ID:v5yb8+XVO
【名前】タイラス・コード
【人種】人間
【性別】男
【魔法】闇魔法、雷魔法
茶髪で背丈がリヒトと同じくらい。闇魔法に深く身を委ねた影響で目が紅くなっている。年齢はリヒトの1個下。
リヒトや仲間達と共に戦場を駆け抜け、最後の戦いの後に人々に絶望して闇落ちした。
現在は全身を黒い鎧で覆い、指名手配されたリヒトが過ごしやすくなるように、リヒトの名を名乗りながら圧政を敷く国を滅ぼしたらしながら世界を放浪している。
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/06(金) 12:53:20.23 ID:OjXFXxrbO
【名前】マレット・クロウル
【人種】犬の獣人
【性別】男
【魔法】風魔法
リヒトのパーティーで斥候を務めていた人物で弓と短剣を武器に偵察や索敵、狙撃などを行っていた。
二足歩行する土佐犬のような外見で細身ながらもリヒトより頭一つ分程度背が高い。
いつもは皮肉や悪態をついたりとガラが悪いが仲間思いでパーティー同士の喧嘩の仲裁もしていた。
リヒト達との旅の後半で仲間を庇い重傷を負って戦線離脱し、復帰を望んでいたが間に合わなかった。
現在はリヒトに合流するべくかつての戦友達に呼びかけているがうまくいくかは定かではない。
リヒトより7、8歳程度年上。独身。
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/06(金) 13:42:57.55 ID:6BOcwNzP0
【名前】ラルフ・レドリック
【人種】人間
【性別】男性
【魔法】毒魔法
紫髪で長身の男性で白衣を着てる。顔にはいくつか縫い傷がある。口元は包帯で隠している(昔口元に大きい傷が残っておりそれを隠すために包帯をしている)。杖を武器にしており遠くから毒魔法を放っている。冷静な性格だがよくネガティブになることが多い。毒魔法を得意とするが医学を学んでおり、よく仲間達を治療していた。彼の医療技術は回復魔法以上の技術力を持っている。前は別の仲間と旅をしていたが仲間の裏切りにあいパーティーを解雇、さらにボロボロの状態で大量のモンスターに一人置き去りにされ絶対絶命のところリヒトに助けられる。それがきっかけでリヒトに恩があり、恩を返す為にリヒト達の仲間になり、共に戦った。今はその技術を活かし医者になった。街外れに診療所を建て色んな人種関係なく治療している。
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/06(金) 22:37:11.28 ID:SBHFGlz7O
【名前】グレゴリー・ネスミス
【人種】人間
【性別】男
【魔法】土魔法
銀髪短髪の40代の大男。武器のハンマーを持っている。涙もろいが兄貴肌。過去に自分の村が盗賊に襲われた事があり、生き残ったのはグレゴリー本人だけだった。1人森の中をさ迷っている時にリヒト達に出会う。グレゴリー本人は敵かと思い攻撃するがリヒトの強さに圧倒され返り討ちあう。その後、お互い誤解がとけ仲良くなる。過去に襲われた盗賊もリヒト達と協力し撃退した。撃退後、リヒト達のパーティーに入り共に戦った。現在は結婚して子供もいる。仕事はその強さから現在騎士として活躍している。
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/06(金) 23:44:26.18 ID:SBHFGlz7O
>>689少し訂正
「過去に襲われた盗賊もリヒト達と協力し撃退した。」
           ↓
「過去に自身の村を襲った盗賊はリヒト達と協力し撃退した。」
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/08(日) 14:45:40.26 ID:GVK8D8WsO
部屋に乱入してきたチャカを可愛がりつつ、雫と会話をする。話題は自然と、牡丹雪で働く面々のことに変わっていった。

「結衣乃さんと霧香さんは、夜のお勤めを主に担当されてます。お客様にも好評で、出勤日は予約でいっぱいになってますね」

「結衣乃さんはそれとは別に衣装製作や修繕も担当されてて、今牡丹雪で働いてる若い人たちの衣装は、結衣乃さんお手製なんですよ」

そう言って、雫はくるりと一回転する。寒色系の鮮やかな着物がふわりと踊った。
一流の職人をも唸らせる絶技で作られた着物。
それはどこの呉服店に卸しても恥ずかしくない逸品なのだが、結衣乃は頑なに販売しようとしないのだとか。
過去に他の子供や客にその理由を尋ねられた時も、黙秘を貫かれたらしい。ポリシーなのだろうか。

「霧香さんは…お休みの時はどこかにお出掛けしてる時が多いですね。数日帰ってこない日もよくあります。でも、ここに居る日は皆の面倒を見てくれたり、美味しいご飯を食べに連れてってくれたりします」

ノリノリでイケイケな人だが、心根は優しいらしい。まあ、子供に好かれているのだから優しいのが普通な気もするが。
ただ、気になるのは初対面の時の行動だ。外に貼り付くなんて普通じゃあない。
鬼なら誰でもできる基本技術だったなら、その時は潔く腹を切ってお詫びしよう。どうせすぐ治る。
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/08(日) 14:46:28.54 ID:koHNzqgIO
「静音さんは、従業員の健康管理をしてくれてるお医者さんです。急病のお客様を診たり、お薬を処方したりもしてます」

飲み過ぎなどで酔い潰れた客でも看病しているのだろうか。だとしたら、とても大変で気の毒な仕事である。
酔っ払いの対応ほどめんどくさいものはない。酔っ払って暴れる冒険者は、酒場でよく見られる光景だった。
それをボッコボコにして鎮圧させたのも懐かしい思い出だと、リヒトは小さく笑う。

「リンさんはご存知の通り、牡丹雪の台所を取り仕切り板前さんです。お客様のご飯から私たちのご飯まで、全てを毎日作ってくれてます」

「ただ…あまり私たちとお話ししてくれないんですよね。お風呂だって、いっつも一人で入ってるんです。…嫌われてるのかなあ」

他人と関わるのが嫌いなのか。それとも、他人と関わりたくない理由があるのか。
牡丹雪で働く人全員にワケありなことを考えるとなんらかのトラウマを抱えている可能性があるが、彼女のことは何も知らないのでそれも憶測の域を出ない。
彼女自身、そういった事情を知らないのだろう。それに、雫はまだまだ子供なのだから配慮を求めるのは酷というものだ。

とはいえ、部外者の自分が気安く立ち入っていい問題ではないのも事実。
時間が解決してくれる日を待つのが良さそうだが、果たしていつになるやら。
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/08(日) 14:47:16.52 ID:AYT1t1MNO
夕食を終えたリヒトだが、ふとお雪の姿が見えないことに気づく。
何事かと霧香に問うと、彼岸花 紅華に呼び出され自棄酒に付き合わされることになったという。
不憫で涙が止まらないが、この強制連行は日常茶飯事らしい。お雪の明日はどっちだ。

「リヒトさ〜ん…」

城の方を向いて合掌をしていたリヒトに、ウィンディが声を掛けてくる。
振り向いてみると、ウィンディはゴマを擦っていた。本当に胡麻を擦っていた。

「何もできてないのに恐縮ですが…どうかこの貧乏で薄汚い小娘にお小遣いをお恵みください…!お洋服が買いたいんですぅ…!」

二種のゴマ擦りを並行するウィンディに、リヒトは思わず閉口した。そこまでへりくだって媚を売るほどに自分は敬遠されていたのか、と。

悲しみのあまりに半ば悟りを開きつつ、金貨が数枚入った麻袋を渡す。これだけあれば、多少の贅沢もできるだろう。

「あ゛り゛がどう゛ござい゛ま゛ず〜〜〜〜!!!!!」

そこまで洋服が欲しかったのか。
そう思いながら、リヒトはスキップで去っていったウィンディを見送り、一筋の涙を流した。
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/08(日) 14:47:55.57 ID:AYT1t1MNO
何をするかを↓1にどうぞ。
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/08(日) 15:15:22.68 ID:8vUksv+Y0
ウィンディの部屋を掃除しよう
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/08(日) 21:00:33.88 ID:O+jeblKRO
「おっす。俺ですリヒトです」

「ぶうううええええええええぇぇぇぇえっっっっ!?!!!???!!!」

『Oh………』

挨拶をしながらドアを開けると、お茶を飲んでいたウィンディが盛大に噴き出した。
その全てはハリゴーディンに直撃したので、畳は汚れなかった。何よりである。
というより、何故ここまで驚かれたのか不思議でならない。ノックをしなかったのが原因なのだろうか。

「あああああごめんなさいハリゴーディンさん!!!っていうかリヒトさん!女の子の部屋に入るなら先に一言言ってくださいよ!」

と、ハリゴーディンの装甲を拭きながら猛抗議するウィンディ。顔は赤面しており、まるで茹蛸のようだった。
軽く謝罪しながら部屋の中を見渡してみる。特に汚れたりはしていないが、本が散乱しているのはいただけない。

興味本位で中身を見る。やはりと言うべきか、どの本も魔法や忍術に関係したものだった。忍術とはいったいなんなのだろうか。

「忍術は緋桜郷などの一部の地域で利用されている魔法の一種です。どちらも魔力を媒体にして現象を発生させますが、そのプロセスが違うんです。例えば私たちが使っている魔法。これは理論を構築して、理論通りに魔力を制御することで現象を発生させています。それに対して忍術は、印を結ぶ行為そのものを理論の代替として使用するので、印の結びさえ知っていれば、誰でもどんな忍術を扱えます。魔力が足りなかったらたぶん死にますけど。また、どちらも杖などの道具や儀式を併用することで簡略化や魔力の消費量の軽減、性能の強化が行えます。寧ろ、それ前提で理論を構築する方が多いですね」

何気ない質問にお返しされた解説の奔流。軽はずみで訊いた自分が馬鹿だったと内心戒めつつ、ウィンディが話し終えるのを待つ。
待つこと数分。一通り説明して満足したのか、ウィンディは息を吐いた。

ここで理解できなかったと言ったら、また先程の解説が再生されるのだろうか。微塵も試す気はないが。
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/08(日) 21:01:13.13 ID:JJTguKe/O
undefined
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/08(日) 21:01:55.52 ID:ru160NNSO
気が済んだウィンディを尻目に、リヒトは散らかっていた本を机に置く。
掃除はこの程度でいいだろう、と身体を伸ばした。
そろそろ身体が鈍ってきそうなので、軽く仕事(殺し合い)でもした方がいいかもしれない。

「…私って、リヒトさんの役に立ってますか?」

そんな物騒な思考を涼しい顔でしていると、不意にウィンディが口を開いた。
ちょっと前の様子からは考えられないほど弱々しいウィンディの声。
リヒトも思考を中断し、ウィンディの方を見る。俯いていて表情は伺えないが、声色からして笑っていることはないだろう。

「…ここに泊まってから、色々と考えたんです。レムカーナでリヒトさんに逢ってからお世話になってるわけですが、私は何かしてあげられたのかなって。ある意味、先生の後釜なわけですし、ね」

「まあ、どれだけ考えても何も貢献できてないことしか出てこないわけですが」

力なく笑うウィンディに、リヒトは瞑目する。追憶してみるが確かに、ウィンディが助けになったことは無かったようにも思える。
が、別にそんなことはどうでもよかった。彼女に魔法の才があるのは紛れもない事実だが、過去に彼女自身が言ったように性分が戦いにはまるっきり向いていないし、戦意も無い。
そんなウィンディを戦いに投入するのもいかがなものか。と、骨の髄まで殺し合い(命のやり取り)に染まったリヒトは考えていた。
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/08(日) 21:02:43.74 ID:gBXAJslCO
それに、彼女が役に立つかどうかは全然気にしていないのが本音だ。
ただ傍にいてくれれば、それでいい。孤独にならなければ、それでいいのだ。

シルヴィアの後釜だと本人は言っているが、彼女にその役目を求めたことは一度もない。
シルヴィアから託されたものは既に自分が受け取っている。それを手伝ってくれるのは嬉しい限りだが、そう強要したことはないし、これからもするつもりはない。
言ってしまえば、彼女が勝手に後釜だと思い込んで思い詰めているだけだ。
役に立たないから切り捨てるなど傲慢にも程がある。そんな扱いをされるのがどれだけ辛いのか。
それを知らないリヒトではない。自身もそういった扱いをされていたのだから、尚更だ。

だが、それを素直に言ったら控えめに言って大変なことになるだろう。人間とはめんどくさいものだ。
どう気遣うのが最適なのか、賢くない頭を悩ませるリヒトの姿が、そこにあった。
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/08(日) 21:05:36.35 ID:yp3djGB/O
重要な局面なのでシンキングタイムを設けさせていただきます。
次に出す安価はどんな言葉をかける、どんな対応するか、です。

暫くの間質問等ありましたらお願いします。今開示できる範囲の情報をお出しいたします。
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/08(日) 21:32:45.46 ID:EDrm7GhTO
シンキングタイムの期限はいつまで?
あと、ここで失敗(?)したら何が起きる?ウィンディの離脱とか?
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/08(日) 21:38:44.10 ID:z+g4dnpMO
期限は質問などが落ち着いたあたりまでですね。とりあえず今日中が期限ではあります。
最悪なコミュを引いたら行方不明になります。本当に最悪な場合です。
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/08(日) 21:49:47.05 ID:abauSLumO
シルヴィアのこなしてきた役割、戦闘面以外での活躍について。
そもそもシルヴィアを仲間にしたのは能力が理由だったか?

かけるべき言葉はわからないけどヒントになる情報がほしいから質問してみるテスト。
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/08(日) 22:06:08.25 ID:9iBJ6ZFoo
・あんな情熱的に誘った手前構えてなかったことを謝って安心させる方向(メンドイ系かのじyイヤナンデモナイデス)
・え?そんなんで先生の後釜になれると思ってる?と煽って奮起を促す方向
考えたのはこんなもんかな前者が安定と思うがウィンディ能力だけ見たら逸材なので戦闘(せめて自衛)こなせるようになるならなって欲しい所
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/08(日) 22:12:16.92 ID:z+g4dnpMO
シルヴィアのやってたことは、膨大な知識を用いてのリヒトのサポートです。
戦闘以外何もできない何も知らないリヒトにとっては割と重要な舵取り役でした。
仲間に入った理由は、どちらも排斥された者同士というシンパシーや、目的のためにお互いを利用したりです。
706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/08(日) 22:19:06.04 ID:rpvm0elMo
ウィンディの家族や家庭環境はどんなものでしたか?
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/08(日) 22:36:06.87 ID:z+g4dnpMO
ウィンディの家庭環境は非常に良好でした。良くも悪くも普通の一般家庭でした。
まあ、リヒトくんが学院をぶっ壊す数ヶ月前に不慮の事故で両親は死んでるんですけど。
708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/09(月) 01:41:49.80 ID:kjTfv92SO
すみません遅れました。↓3までにウィンディに何を言うか、どんな行動をするかをどうぞ。
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/09(月) 03:36:51.39 ID:bfOACdbXo
風魔法を用いた拠点の空調管理や、ハリゴーディンの整備、チャカの世話、その他やれそうな家事などがあればそれをお願いする
それでもまだ物足りないようであれば、幸い今は旅行中で異国の文化や人々と触れ合える良い機会でもあるので、ここに滞在している間に見聞を広めて自分のしたいことやすべきことを探してみるのはどうだろうと提案する
もちろんここで見つけられなくても良いし焦る必要もないからゆっくり考えていこう、と言って優しく頭を撫でる
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/09(月) 11:00:38.68 ID:t/3mHwd+O
13時の時点で安価を終了しますが、正直この安価だけで良い気がしてきました、
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/09(月) 12:40:02.04 ID:Po4j3Nwjo
さんせい
712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/10(火) 01:12:16.54 ID:8VarwLpHO
後頭部をガジガジと掻き、リヒトは眉を顰める。
最初は、えっ!?!???今のウィンディがシルヴィアの後釜になれると思ってんですか!?冗談キツいっすよ勘弁しておくんなまし〜、と盛大に煽り、発破を掛けることをほんの一瞬だけ選択肢に入れた。
まあ、そんなことをしたらどう転ぶか分からないし、彼女が存外タフな精神性をしていることは知っているが、そもそもこの挑発に耐えられるほど余裕があるのかは定かではないのでこの択は論外だ。

こんなことを言ってポッキリ心が折れたら、本当にどうしようもない。
自分がメンタルケアなんてできない人種なのは分かりきっていることだ。わざわざハズレを選ぶこともないだろう。

であれば、取るべき選択は一つ。問題の先送りである。
幸いにして、ウィンディはまだ14歳。自分より8歳も年下のお子ちゃまなのでまだまだ未来ある若者だ。
無限の未来が待っているというのに、何を焦る必要がある。寧ろ、焦るのは自分の方だと思うのだが。
聖女との死別からまもなく二年。シルヴィアと出逢って早一年。それほどの月日が経っても何もできてないのはこちらの方だというのに。

そんな思考をしつつ、考えを取り纏める。納得してくれるかは分からないが、出たとこ勝負だ。なんとかなることを祈るしかない。
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/10(火) 01:14:07.92 ID:8VarwLpHO
「…そもそも、だ。君はシルヴィアじゃない。彼女ができることと君ができることは違うだろう」

「俺もそうだ。俺は、シルヴィアや君のような知性は持ち合わせていない。できるのは戦うことだけだ。でも、君は俺にはできないことができる」

人は皆違うものだ。できることもできないことも違うから、人は互いの手を取り合い力を合わせ、共に進む。
リヒトができないことを。シルヴィアができないことを、ウィンディはできる。それで良いではないか、と内心に溢した。

「君が役に立ちたいと言うのなら、君の風魔法で拠点の空調整備なり、ハリゴーディンのメンテナンスなり、チャカのお世話なり、料理とかの家事なりを担当してほしい。どれも俺がやれそうにないのは分かるだろう?」

「絶対無理でしょうね。日頃の様子を見てたから解ります」

「だろ?君にしかできないことはいっぱいあるんだよ」

はあ、とウィンディは気のない返事をした。壊滅的に家事ができないリヒトに呆れていた感があったが、そこを突っついてもこっちが火傷するだけなので放っておく。
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/10(火) 01:14:34.39 ID:8VarwLpHO
「それでも物足りないのなら…。そうだな。言ってしまえば今の俺たちは旅行中だ。時間はたっぷりあるし、異国の文化や人々と触れ合える絶好の機会でもある。緋桜郷に留まってる間に見聞を広めて、自分が何をしたいか、何を為すべきなのか。それを探すのも良いと俺は思うがな」

立ち止まることは間違いではない。どうすればいいのか迷ったのなら、一度足を止めて周りを見渡し、ゆっくり考えてもいい。
その果てに進むべき道を見つけることができたなら、その全てに意味があるのだから。

「…もちろん、ここで見つけられなくてもいい。重ねて言うが、時間はたっぷりあるから焦る必要はない。ゆっくり考えていけばいいんだよ」

逡巡ののちに、ぶん殴られることを承知でウィンディの頭を撫でる。
艶やかな髪の感触が手のひらに伝わる。当たり前だが、男である自分の髪とは質感が違った。
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/10(火) 01:17:43.63 ID:8VarwLpHO
ウィンディの意志 判定↓1コンマ


01〜05:姿が消えた。
06〜20:お悩みモード突入。
21〜80:落ち着いた。
81〜99:頑張るモード突入。
00:???
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/10(火) 02:15:29.83 ID:oOBhO9GZO
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/10(火) 02:27:40.13 ID:L71BI8qqo
なんとか良い結果になりそうで良かった
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/10(火) 12:23:24.34 ID:RvLfXusyo
セーフ!
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/11(水) 23:03:23.94 ID:qwGkd6a1O
そうしていることきっかり一分。撫でる力が強くなり、ウィンディの頭の揺れが少しずつ大きくなった頃。
突如として生まれた風がリヒトを宙に浮かせ、部屋の外に吹き飛ばした。

「むすっ」

ウィンディがおこである。むすっ、と声に出して言うくらいに割と激おこである。どんな理由があれど、年頃の女の子の髪に触れるのはやはりNGだった。
ウィンディの抗議の眼差しを受け、バツが悪そうに目を逸らす。
あの流れで何故自分が悪者扱いされているか解らないが、何を言っても逆効果にしかならないので黙っておく。

「リヒトさんなりに私を気遣って言葉を選んでくれたのは解りました。ありがとうございます。でも、それはそれとして。女の子の髪にベタベタ触るのはやめてくださると助かります。これからお風呂なので多少は大目に見ましたが、もしこれが風呂上がりだったら流石の私も杖で叩いてました。断言します。叩いてたと思うではなく叩いてました。髪の毛のケアって大変なんですよ。男性でデリカシーの無いリヒトさんには解らないでしょうけど!!!!!!!」

全然わからん。リヒトはそう返答し頷いた。寧ろ、ここで分かると言ったらそれこそドン引きされていた気がしてならない。
リヒトの反応を確認した後、温和な笑みを浮かべたウィンディは。

「…とまあ、ウジウジしてた私とはおさらばです。私なりに色々考えて頑張りますので、乞うご期待…やっぱりそんなに期待しないで待っててください」

そう言って、ドアを閉めた。バタバタと音がするので、風呂に入る準備でもしているのだろう。
なんとかなったようで良かった。リヒトも小さく笑い、部屋に戻った。
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/11(水) 23:04:06.76 ID:ltKWEKeqO
家族を。学籍を。私を構成していた全てを失った今、私に何が残っているのか。ずっと考えていた。
シルヴィア先生のような叡智は無い。かと言って、リヒトさんのような武力も、戦う意志も無い。

あるのは、この身体を蝕む魔力だけ。ただでさえ病弱な身体に負担を強いる、忌まわしい力。
これがあったから、私は心を磨り減らした。耐え難い仕打ちを受け続けてきた。

何もできない私に、勇者と共に在り続ける資格があるのか。誰に訊いたところで、答えは否としか返ってこないだろう。
まあ、変にお人好しな勇者様は首を縦に振ると思うけど。そういう優しさに甘えている自分がいることは否めない。

施しを受けてばかりというのも気が引ける。だから、何らかの形で力になりたかった。
答えはまだ見つからない。そもそも、捻くれた自分を納得させるだけの答えがあるのかも分からない。

だけど、あの人は待ってくれる、と言ってくれた。時間も、機会も、与えられた。
なら、頑張るしかない。だって私は。

シルヴィア先生(彼岸の大賢者)の弟子なんだから。
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/11(水) 23:05:01.69 ID:ltKWEKeqO
風呂に入る際に看板を立てるかを↓1にどうぞ。


A:看板を立てる。ソロお風呂になります。
B:看板を立てない。下の判定が同レスのコンマで行われます。
C:その他。自由安価。

01〜20:無人
21〜40:雫
41〜60:霧香
61〜80:結衣乃
81〜99:静音
00:???
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/11(水) 23:15:18.06 ID:PTlWOthao
B
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/12(木) 02:34:33.77 ID:ykklmi0nO
かぽーん。温泉に入っている時に聴こえてくる謎の音。かぽーん。

「また聴こえてきた。何がどうなって何のために鳴ってるんだろ」

一定のリズムで響き渡る正体不明の音かぽーん。音源を探ろうと思うも、外に出たら身体が冷えてしまうため断念する。

どうせ看板を置こうが置かまいが変わらないしはっきり言ってめんどくさいので、看板は立てないことにした。
裸を見られたところで死ぬわけでもないのだ。傷だらけのこの身体を見て不愉快に思われる可能性は無きにしも非ず、といったところだが。

まあ、英雄級の傑物さえも慰安に利用する牡丹雪の従業員なら見慣れたものだろう。
無傷で英雄に成るのは不可能だと、リヒトはそう認識している。
数多の負傷と挫折、後悔と決別を経て血で染め上げた修羅道の果てに至った者。
それこそが英雄で、英雄とはそうあるべきだ。もし、苦難も無しに彼岸に至ろうとする者がいるなら。

「先人に殺されても文句言えないよな。…なあ?」

独白しながら月を見上げ笑う幽者の口は、歪な弧を描いていた。
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/12(木) 02:36:45.24 ID:ykklmi0nO
何をするかを↓1にどうぞ。
牡丹雪の営業が再開されるので、従業員との交流は難しくなります(安価出したレス(つまりこのレス)のコンマが偶数時のみ可能)。
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/12(木) 08:30:17.00 ID:uA2cY25CO
仲間を連れて街を周ろう
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/14(土) 20:32:05.80 ID:dj5L0uCwO
定休週が明け、牡丹雪の営業が始まる日。半ば逃げるように店を出たリヒトたちは途方に暮れていた。
これから客の相手をする従業員がいる中、部屋に閉じこもって平静を保てる自信が無かったが故の逃散である。
寧ろ、客に接待する彼女らが近くにいるのにどんな顔をすればいいのか、逆に問い正したいくらいだ。

彼女らはプロフェッショナルだから気にしないだろうが、こちらは変に知識があるえっちな14歳と無気力無知な妖精、頭がバグりにバグりまくったポンコツゴーレムとかわいいペット。
そして、それらキワモノ集団を統べる戦闘しかできない幽者。こんな面子が留まっていて碌なことになるわけがないのだ。

「そういえば、この街に来てからゆっくり観光してなかったですね」

「だな」

緋桜郷に入り茶屋で団子を貪っていたら強制連行されたのは記憶に新しい。ちょうどそこの茶屋だったか。

「〜〜〜♪」

そうそう。そして、珠樹という名の馬耳や尻尾が生えた目の前で団子を食べている少年に案内を受けたはずだ。

どうして彼がここにいるのだろう。リヒトは無性に自身の頬をつねって現実か確かめたくなった。
痛かったので現実だった。

「あ、おはようございます。皆様お揃いでお出掛けですか?」

「まあそんなとこだ」

尻尾をパタパタさせ団子を味わう珠樹の問いを肯定する。
店員と思しき少女や店主っぽいおばちゃんが珠樹に向ける視線がお熱くて困る。飛び火して燃え尽きないか心配だ。

「あ、店員さん。同じのあと二つお願いしますっ」

「はい!!!!!!!!!」

「…お楽しみくださいな」

食事の邪魔をするのはよくない、とウィンディにアイコンタクトをし、そそくさとその場を離れた。
離れた途端に茶屋の前に人だかりができたのは、いったい何故なのだろうか。皆目見当もつかない。
727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/14(土) 20:33:08.66 ID:dj5L0uCwO
案内所で地図を受け取り、皆で確認する。
一人一枚貰ったのだが、ハリゴーディンが地図を要求した時案内所の人は軽く困惑していた。そりゃそうだとしか言えない。

「こうして見ると緋桜郷って広すぎません?レムカーナの三倍はありますよこれ」

「広い。べらぼうに広い」

魔族を厭いチマチマ領土を広げたレムカーナと来る者拒まず受け入れ続けた緋桜郷。
その規模は雲泥の差であり、格の違いをありありと示していた。

「これ全部観光しようと思ったら何ヶ月掛かるんだ?想像したくないわ」

「関係者以外立ち入り禁止って書かれてること結構ありますけどそれは除外しますよね?」

「流石にするよ?まさか俺ってそれ訊かれるくらいに蛮族と思われてる?」

「はい。だって、ほら。私がここにいる理由考えたら…ね?」

「なるほど完全に理解した」

そんな会話をしつつ街を練り歩く。見るもの全てが新鮮で飽きが来ない。まあ、ここに住んだらやがては退屈になるのだろうが。

ざっと地図を見る限り、すぐ近くにあるのは酒場と武具店、冒険者ギルドくらいだろうか。
少し足を伸ばせば天守閣、桜花衆の居城に行けるが、行ったところで何があるやら。
728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/14(土) 20:36:31.26 ID:YJPPj8CQO
どこに行くかを↓1にどうぞ。参考までに緋桜郷の立地をざっくり記載します。

A:酒場に行ってみる。
B:武具屋を覗く。
C:冒険者ギルドに行ってみる。
D:その他。自由安価。


緋桜郷の立地

一番街〜九番街まで分かれております。内容は下記に記載。

一番街 天守閣 政界
二番街 牡丹雪 高級店の集合場所
三番街〜五番街 住宅地(数字が大きくなるほど高級に)
六番街 冒険者向けの宿場街 装備についてもここ
七番街 普通の店はここ えっちな店もあるよ 一番広い
八番街 所謂貧民街 でもちゃんと統治してるから治安はいいよ 一応定期的に炊き出しあるよ 病気で人が死んだりするけど平和だよ
九番街 研究するとこ 図書館もここだよ
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/14(土) 21:20:01.85 ID:Zb+E4/HMo
9番街の図書館に
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/15(日) 00:18:22.04 ID:/DKEMzxzO
とりあえず手持ち無沙汰な現状を打破するため、ウィンディに行きたいところがあるか問う。
しかし、見どころが多すぎて逆に決められないようで、悩んでいる姿を見るに終わった。
仕方あるまい。ここは大人の自分が気を利かせてやろうではないか。
そう意気込んだリヒトは、大仰な咳払いをして、口を開く。

「こういう街にどんな本が保管されてるか気になってんだよね。ってわけで図書館とかどうっすか?」

「なんですかその語尾。その案には大賛成ですけど」

「では出陣である。面白い本が有ればいいな」

「ですね」

『むむ、これは立ち入り禁止でワタクシたちだけお留守番の匂いがプンプンします』

「お前のどこに鼻があるんだ」

『あると思わないでください。これはただのゴーレムジョークです』

「もう何も言うまい…」

数十分掛けて図書館に来たリヒト一行だったが、ハリゴーディンは中に入れなかった。
なんでも「万一暴走とかして器物損壊とかをされたらガチで困るから入んな!」とのお叱りを受けたようだ。
フェルリティアでの世迷言を知っているこちらとしては反応に困った。
731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/15(日) 00:23:31.42 ID:/DKEMzxzO
どんな本を読むかを↓2までに一冊ずつどうぞ。
ウィンディの読む本は↓2まででコンマ判定します。


01〜05:ムフフな本
06〜45:魔法についての見解〜by(自称)忍術マスターシノビマン〜
46〜80:忍術についての見解〜by(自称)魔法マスターマジックマン〜
81〜99:光と闇の相関、異端なる光について
00:古びた手記
732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/15(日) 00:33:41.18 ID:lLgAhe2iO
そろそろ00を
733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/15(日) 01:11:06.59 ID:LJpsECh0o
緋桜郷妖怪絵巻
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/15(日) 01:22:59.32 ID:5dFVqQVgO
あと一つリヒトが読む本を募集中です。
よっぽど変な本じゃなければあると思って大丈夫です。もし変な本が出たら審議します。
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/15(日) 01:23:06.99 ID:hLFHboGOo
これが世界各地の勇者だ!
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/15(日) 01:37:43.64 ID:/6jZyY6sO
今日はここまでです。↓1コンマで勇者本の情報を判定します。


01〜20:初版(約200年前の情報までしか載ってない)
21〜60:第15版(約50年前の情報まで記載(ヴィクター・グランハイトあたりの世代まで))
61〜99:第20版(リヒトがやらかすまでの情報が記載)
00:???
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/15(日) 01:56:10.13 ID:O9PeHkAU0
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/15(日) 02:14:34.53 ID:wpdTePZMO
というわけで寝る前に妖怪と200年前に観測された勇者を募集します。
足りない時などはこちらで考えますのでご気軽にどうぞ。以下のテンプレートをご利用ください。


【テンプレート】
【名前】その名の通り。
【人種】その名の通り。
【性別】その名の通り。
【魔法】どんな魔法を得意とするか。全く使えない人もいます。

魔法から下は自由記入欄となります。来歴や特徴などご自由にお書きください。


【テンプレート】
【名前】その名の通り。
【異名】その名の通り。
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/15(日) 05:35:19.38 ID:hLFHboGOo
【名前】?
【異名】福呼び様
見た目は着物を着ているごく普通の子供にしか見えないらしいが誰もその姿は知らない
食べるのが好きでよく普通の子供にまぎれて飲食店に現れては食事をして去っていくという
その店に繁盛をもたらすと言われているため多くの店の主人はこの妖怪を信じており子供の客には親切にする文化が根付いている
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/15(日) 10:03:31.51 ID:daABBzKZO
【名前】ルーク・ファンブルダイス
【人種】人間
【性別】男
【魔法】使えない
遥か昔に世界征服を企んだ魔王を1人で倒して世界を救った勇者。
魔法は使えなかったが、規格外の強さだったようだ。
誰とも会話をせず、一方的に人々を救い続けた。
その結果、その強さと行為を恐れた人々の手によって公開処刑される。処刑される直前でも一言も発さず、ただ静かに笑みを浮かべていた。
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/15(日) 14:44:36.55 ID:LJpsECh0o
【名前】ヒオウサンショウウオ
【異名】湖底桜
緋桜郷外れの湖に棲むサンショウウオのような妖怪
小型の竜くらいの大きさがあり、透き通るような淡紅色の体を持つ
性格は物静かで温厚。防衛目的以外に地上の生き物を襲うことはないため、出くわしても特に危険はない。岩場で昼寝していたヒオウサンショウウオに地元の子供が抱き付いても、特に何もせず昼寝を続けたという目撃翌例もある
しかしもし湖を汚したり生態系を乱す乱獲を行うような者がいれば、ヒオウサンショウウオの怒りを買い、不届者の頭上に局所的な豪雨と落雷が三日三晩降り続くと言われている
サンショウウオに似ているが、近年の研究では水竜の一種とする説が浮上してきている
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/15(日) 16:46:13.06 ID:sHKLrHQR0
【名前】ネイト・アンドリュー
【人種】人間
【性別】男
【魔法】氷魔法、炎魔法
赤髪で身長が高い男性。2本の剣を持っている。冷静沈着だが困っている人はほっとけない優しい性格。仲間共に数多くの魔物を倒してきた勇者。戦闘スタイルは二刀流で戦い、氷と炎の魔法を使う。性格や実績から多くの市民から慕われおり、結果とある王国の国王になった。現在でも王国ではその伝説が伝えられている。
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/15(日) 20:27:57.39 ID:S+LPbjWyO
【名前】ドクロサムライ
【異名】歌う骸骨将軍
腕が6本、甲冑と兜をつけいる大きい骸骨。6本の腕全てに刀を持っている。緋桜郷の外れにある荒れ地にいる(他の場所には移動しないで荒れ地のどこかにいる)。非常に好戦的で誰にでも斬ろうとしてくる。歌うのが好きでよく歌っている。そのため場所の位置もある程度特定できる。一度倒すとバラバラになるがしばらくすると元に戻り封印しない限り何度も復活する(元々封印してあったが封印していた岩が壊れてしまい蘇った)。
昔は宴が好きな将軍で仲間と一緒に宴していた時に敵に襲われ亡くなった。その亡くなった魂の怨念がドクロサムライに変化した。
744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 01:45:17.97 ID:0fzmrwJq0
【名前】イナズマミケネコ
【異名】雷電猫又
緋桜郷の外れにある山に生息する猫又の妖怪。三毛猫のような模様があり、尻尾の先端が雷のようにジグザグしている。大きさは中型の竜くらいの大きさがある。常に電気を纏っており電気による広い範囲で攻撃したり、鋭い爪で切り裂いてくる。さらに動きも結構俊敏。基本的にマイペースな性格だがイナズマミケネコに攻撃すると怒って気がすむまで暴れてしまう。その為、地元の人達は見つけても近寄らないようにしている。
745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 02:09:48.73 ID:WhzL308d0
【名前】トレボール・ヴェルヌ
【人種】人間
【性別】男
【魔法】なし
通称「剣を持たない勇者」
近隣の魔族の王国とのいさかいが絶えない王国で中流階級として生まれた彼は
その類稀なカリスマ、交渉力、リーダーシップによって人民を纏め上げ
ついに魔王との会談にこぎつけ、話し合いによって和平をもたらすという偉業を成し遂げた
戦う力をなんら持たない彼はおそらく歴史上でもっとも弱い勇者であろう
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 23:57:00.91 ID:dCCVrh3BO
【名前】バン・ブラウ
【人種】人間
【性別】男
【魔法】爆発魔法
自身の魔法と拳だけで魔王を倒した勇者。武器を扱うのが苦手で拳で闘う戦闘スタイル(魔法も得意)。前は王国の騎士を勤めていたが危険な魔法とオラオラ系なところから騎士をクビになった。その後、冒険者となり仲間と共に旅をし魔物や魔王を倒してきた。オラオラ系で言動も威圧的だが信念を曲げず仲間思いの性格のため多くの人に慕われてきた。魔王倒した後、国を作り、領主として人々をまとめた。
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/17(火) 13:02:05.01 ID:JiX8zqO+O
ちょっと忙しいので投稿が土曜日くらいになりそうです。妖怪や勇者の募集は終了とします。
連続で申し訳ないですが、桜花衆所属のキャラクターや新しく牡丹雪に入ってくるキャラクターを募集します。

牡丹雪に入る理由は前の店が取り潰しに遭った、捨て子の配属など理由はなんでも大丈夫です。
ではまた土曜日にお会いしましょう。
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/17(火) 13:10:01.96 ID:JiX8zqO+O
ちなみに、桜花衆は緋桜郷を支配している組織です。言ってしまえば、日本の国家権力を集約したような存在です。
749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/17(火) 18:40:33.26 ID:T24fDdPHO
質問ですが桜花衆所属のキャラと新しく牡丹雪に入るキャラの人種は何でもいいですか?それとも鬼や天狗限定ですか?
750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/01/17(火) 18:51:16.37 ID:bVMgckxjO
種族の坩堝の緋桜郷は伊達ではありません。人間も天狗も鬼も獣人もエルフも魔族も吸血鬼もなんでもござれです。
751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/17(火) 23:04:01.78 ID:MCarVK/90
【名前】瓦 権兵衛(かわら ごんべえ)
【人種】鬼
【性別】男
【魔法】風と水の忍術
桜花衆の一人にして緋桜郷における警察組織のトップを長年勤める男
赤と黒が基調の着物を着て、非常に硬い金属で出来た特注の十手を用いる
言動はかなり荒っぽいが義理堅く犯罪を許さない心を持つ
時間に余裕さえあれば自ら街の見回りをし悪人を(下駄とは思えないスピードで走りまわって)追いかけたりする
顔が般若のお面そっくりなため、よく悪人に間違われる
752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/19(木) 14:04:11.55 ID:gc9r5eg80
【名前】オリビア・ワスティ
【人種】エルフ
【性別】女
【魔法】植物魔法
銀髪でスタイルが良い女性。年齢は400歳と言われている。桜花衆の一人で槍と魔法を使って戦う戦闘スタイル。穏やかでマイペースな性格だが頭がよく桜花衆の参謀をつとめている。元々はエルフがいる森にいたが外の世界に憧れを持ち旅をしていた。その後、緋桜郷を訪れた時に桜花衆の一人にスカウトされ桜花衆に入った。200年前に観測された勇者と共に旅をした事がある。
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/19(木) 20:36:27.64 ID:XvdpRIj4O
【名前】エル・ファルス
【人種】吸血鬼
【性別】女
【魔法】変化魔法、変化忍術
緋桜郷が正式に雇っている忍達を取りまとめる長。
しかし、緋桜郷に住む殆どの者はそのことを知らない。
高身長で黒髪。笑うと牙が見える。
幼い頃は奴隷だったが、心優しい貴族に買われて長い時間を共に過ごす。その後、寿命差で主人と離別して死に場所を探していたところ、お雪に出会い、気がつけば桜花衆の一員になっていた。
貴族時代に培った処世術や変化魔法を利用し、忍者としては非常に優秀な能力を持っているが、普段は賭場に入り浸り、賭け事と酒に溺れている。
普段の言動(酔っている時)は荒い口調だが、忍者として行動するときや素面の時は育ちの良さが出る。
754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/20(金) 02:14:51.28 ID:oJeoS0b7O
【名前】キラ・レイデン
【人種】狐の獣人
【性別】男
【魔法】影魔法
白髪短髪の男性。白い狐耳と尻尾がついている。関西弁を話している。桜花衆の1人で桜花衆の諜報活動を行っている。普段はおおらかな性格だが諜報活動の時は冷静沈着になる。かなりの情報通で色んな事を知っている。幼い頃、家族が事故で亡くなり自分だけが生き残った過去がある。緋桜郷にきた時はその情報通なところをかわれ桜花衆に入った。魔法を駆使して隠密行動や攻撃、捕縛ができる。武器は短剣を使っている。旅館「牡丹雪」の温泉が好きでたまに来ることがある。
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/20(金) 04:33:06.39 ID:4PsxJxlmo
【名前】桔梗(ききょう)
【人種】鬼
【性別】女
【魔法】炎魔法、簡単な治癒魔法
長身でショートの桃色髪で出るところの出た女性。腰に刀と脇差をさげている
早くに両親をなくして孤独になったとき周囲が誰も引き取ってくれなかったため子供のころから自分の力で生きていくしかなかった
そのことが少しトラウマになっていて自分の生まれた地域に苦手意識を持っている
緋桜郷の伝統的な武術を身につけて冒険者稼業や用心棒をやっていたときに伝手で牡丹雪の仕事を紹介された
乱暴な客に対応する用心棒として雇われて普段は掃除や雑用を担当
男のような振る舞いをするがそれは一人で生きていくための処世術として身に付いたものであり根は純真で女性らしい
心の奥では自分には帰るべき場所がないという寂しさを抱えている
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/20(金) 13:58:17.10 ID:rjB7/JXS0
【名前】灯籠(とうろう)
【人種】天狗
【性別】男
【魔法】鋼魔法
桜花衆の1人にして緋桜郷の商人会長を勤めている。オレンジ髪にサングラスをしている。天狗の羽がついている。腰には武器のメイスを下げている。テンションが高くお調子者。流行には敏感で常に流行を取り入れたり、新しいものを販売しているため、彼のお店はいつも長い列ができている。店は日常のものや冒険者に役立つアイテムなどが売っている。元々孤児だったが優しい商人の人に拾ってくれて育ててくれた。成長して商人なろうと決心し勉強や技術をし今にいたる。魔法を使って体を固くして防御したり、人に教わった体術や武器のメイスを使って戦う。
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