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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part6

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452 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/30(水) 00:19:05.00 ID:g2VKutah0
というわけで本日はここまでとなります。次回はフェアリークッキング編、夢の住人を分体に入れて再現してみよう編です

旅路の途中、廃教会に湧くゾンビを一掃する一行。そこでクロシュが見つけたのは、古ぼけた一冊の日誌。原理派活動日誌と書かれたその奇妙な書物を、読むか読まぬかは気分次第。それより今は、今夜のごはんが気になるあかちゃんスライムであった――

本日はロイエ教とデロデロについて考えてみたり、ミスティ氏がデュア氏との模擬戦に勝利したり、アリシラ両親からアリシラさんのことを聞いたり、廃教会のゾンビを掃除したり、野良妖精の隠れ家に妖精サイズでお泊りすることになったり、エバンスが新技開発にやる気を出したりしました

それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
なおこのレスにて次編の登場人物募集の告知を行いますので、そちらもよろしくお願いいたします

 ◆

王都セイントレア〜セクリエ・ロイエ編の登場人物募集についての告知です

〈王都セイントレア〉
■概要
中央大陸の南側を大きく陣取る列強セイントレア王国の首都。国際商業都市イスファハーンや大魔女帝国の楽園都市エデンに並び立つ栄華を誇り、美しく整備された白い街並みから白亜の都とも呼ばれる。
王都セイントレアの周囲は巨大な城壁が築かれており、優れた防衛性能を発揮している。
■産業
農業、漁業、商業、機械工業、芸能、魔法など、多岐に渡る分野が発達している。また公共事業も盛んに行われており、国民の生活を支えている。
しかし上記の産業には植民地からの搾取によって成り立っているものも少なくなく、しばしば批判の的となっている。
■情勢
セイントレア王国は魔族や亜人族など人間以外の種族に対する差別意識が中央大陸で最も強いと言われている。しかし近年は諸外国との交流やロイエ教穏健派が伝える平等思想により、王都における差別感情は王国の他の地方都市や町村よりも薄まっている。一方で王家の執り行う非人間種族に対する過激かつ排他的な方針は変わっておらず、人権派や学生団体などによる反対運動が起こっている。

〈セクリエ・ロイエ〉
■概要
全世界に信者を抱えるロイエ教の総本山。定住しているのは高位の神官を中心にそこまで多くなく、国内人口の大半は巡礼の一時滞在者。
魔族の数は人口の1割ほどだが表立った対立はなく、同じ神を信仰している(魔族は力ある種族、高貴な種族が多い事も関係している)。
王都セイントレアの大城壁の内側に所在しており、国土面積は非常に小さい。しかし中央大陸最大の宗教であるロイエ教の聖地でもある為、その発言力・影響力は列強セイントレア王国を凌ぐものとなっている。
■産業
神の奇跡を込めたお守り。ちょっとした幸運を呼ぶものから死者を呼び戻す、世の理に触れるものまで。
外貨を得る流れは他に建築物の観光くらいで、あとはほぼ寄付で賄われている。
■情勢
セクリエ・ロイエでは人間を最も尊い種族だとする宗派が多数を占めていたが、近年では他種族に融和的な穏健派が勢力を強めている。現教皇も穏健派の人物である。そのため現在のセクリエ・ロイエは最友好国であるセイントレア王国と方針が合わず、微妙に緊張した状態となっている。
また、現教皇および穏健派と対立関係にある原理派が国内外で暗躍しているという噂もある。

 *

〈今回の募集キャラクター〉

@現教皇
 現在のロイエ教における最高位聖職者。穏健派。
 セクリエ・ロイエの実質的な国家元首とも言える。

Aロイエの者
 セクリエ・ロイエに属す者。老若男女存在する。
 性別、年齢は多様だが、職業はほとんどがロイエ教の聖職者か一般信徒。人間以外もいないことはないが、数はとても少ない。
 原理派などの一部の宗派では、誓願を立てる時に名前を神へ捧げるという旧い習わしを堅持している。そのためそのような宗派の聖職者は名前を持たず、主に役職名や通り名やアダ名で呼ばれる(僧侶、聖女、使徒など)。なお穏健派をはじめとした多くの宗派では、この習わしは時代にそぐわないとして撤廃している。

B王国の者
 セイントレア王国に属す者。老若男女存在する。
 性別、年齢、職業、身分は多様だが、原則として人間以外の者に戸籍は与えられない。もしセイントレア王国に堂々と住まう人間以外の者がいれば、それは何らかの手段で種族や身分を偽っている可能性が非常に高い。
 一般国民とは反対に、奴隷の種族は多様である。敗戦国の民、重債務者、人攫いの被害者などが奴隷となることが多い。奴隷の待遇は主人の裁量によるが、優れた職能を持つ奴隷には高待遇が与えられる場合もある。また、人間の奴隷は主人が国へ奴隷解放税を納めることで解放奴隷となることができるが、人間以外の種族の奴隷が解放される仕組みは今のところ存在しない。

Cその他
 魔物、魔導機械、生物兵器など。@〜Bに該当しない者。

 *

(テンプレート)
【名前】
【種族】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】
【備考】

 *

〈今回のルール〉

・@は、コンマが最も高い案を1つ採用します

・A〜Cは、個性や役割などを鑑みつつ>>1の独断で何名か採用します。たぶん5名くらいが限界です。また、A〜Cの中でコンマが最も高いものは必ず採用します

・作中に登場する際、設定等が若干変更される可能性があります。ご了承ください

・1つのIDにつき採用できるのは1つの案までとなります。2つ以上の案を投下する際はご注意ください。また、IDを変えて2つ以上の案を投下するといった行為はお控えください

 *

今週木曜日の 00:00 〜 23:59 を投下期間といたします。投下する案には@〜Cのいずれかの番号をご記載ください
ご質問やご感想などありましたらお気軽にどうぞ
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/30(水) 00:44:57.79 ID:hgMMNSqO0
乙です
安価Aのロイエの者は採用されても名前じゃなくて役割やアダ名などで表記されるという事なのかな?
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/30(水) 11:11:15.64 ID:uwI7MqnIo
おつでしたー
野良妖精さん、なんかかなりレアな魔法つかってない?
ついにセイントレア〜ロイエ教編、今までの登場人物も多数関わって来そう
因縁や謎が解決されるのに期待
455 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/30(水) 21:36:24.08 ID:g2VKutah0
>>453
原理派などの名前を捧げる習わしを維持している宗派の人物であればそうです。穏健派などのその習わしを撤廃した人物であれば名前を失うことはありません。既に名前を捧げて失っている人物であれば、名前欄のところに通り名やアダ名を書くのも良いでしょう

>>454
野良妖精さんは面白い魔法を習得しているようです。それは具体的に言うと>>174の魔法だと思われます。使い方次第ではけっこう悪いことができそうな恐ろしい魔法でもあるかもしれません
そしてセイントレア王国とロイエ教のお話は、実際大きな山場であるとも言えます。この先に何が待ち受けているのかは闇に包まれていますが、クロシュさんには慎重に進んでいっていただきたいところであります
456 : ◆eAA16RTlRw2e [sage saga]:2025/05/01(木) 00:00:06.01 ID:bzdAUdBx0
それでは本日 00:00 〜 23:59 を投下期間といたします。投下する案には@〜Cのいずれかの番号をご記載ください
詳しいルールは>>452
ご質問やご感想などありましたらお気軽にどうぞ
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/01(木) 00:23:16.31 ID:KIeKkDkiO
4
【名前】ティナ・プラネット
【種族】魔女
【性別】女性
【年齢】?
【容姿】赤橙色のショートカットを刈り上げた髪型。傷と右目を隠す眼帯のせいで分かりにくいが、よく見るとイリスと似た顔立ちをした長身でスレンダーな美女。黒いスーツ姿で左腕は義手になっているため手袋で常に隠している。
【性格】冷静沈着で礼儀正しいリアリスト。情に厚いが流されない。やや負けず嫌いなところがある。
【魔法】星属性を得意として一通りの魔法を使えたが、現在は無属性の魔法しか扱えない。
【備考】イリスの母親。希少な星属性の使い手だったのでカリスに狙われていた。幼いイリスを危険から遠ざけるため、親友に託して単身カリスに挑むも力及ばず捕らえられてしまう。
実験体として扱われた結果、左腕と右目の視力、記憶を失い、星属性の魔法も使えなくなったことでカリスからの興味は失われた。
ある日、フメイ達の脱走に乗じて逃亡に成功。その後は紆余曲折を経てエバンスが所属する傭兵団に拾われ、その仕事ぶりから「無詠の魔女」の二つ名がつけられて行く先々で恐れられるようになった。自身の名前を思い出せなくなっているので自身もその二つ名を使用している。
使えなくなった各属性魔法の代わりに各属性の魔翌力を撃ち出す二丁の拳銃と身体強化魔法による近接攻撃を用いて戦う。
ダークヒーローイリスの話を聞くとなんとなく複雑な気持ちになるが、本人は理由がわからない。
ロイエ教信者ではないが、名前を持たないことと派遣先での活躍から現在は原理派の要人警護のために雇われている。
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/01(木) 00:25:06.92 ID:gbKDlTy+o
C
【名前】フリューゲル・バイオレット
(旧姓フリューゲル・デッドエンド)
【種族】吸血鬼
【性別】女
【年齢】2000
【容姿】金髪ロングの美人。娘から貰った髪止めをしている。
【性格】昔は慈愛の塊。
今は静かで冷徹な殺戮兵器。
【魔法】何もかもを消滅させる魔法
【備考】かつてエンド組のまとめ役にして、フラナとフレメアの母親。クロシュヴィアの親友。大昔に魔族たちを纏め上げ最初の魔族国を創設した。当時の魔族国は差別もなく豊かで夢のような国であったが、王国の台頭で少しずつその繁栄も陰りが見え、当時の魔族国の上層部は彼女の身柄を引き渡すことで魔族国への侵攻を止めて欲しいと王国と密約を結ぶ。本人はその事を全て把握していたが、自分の命で魔族国の皆が助かるならと抵抗せず受け入れた。だが王国は彼女を[ピーーー]ことはせず、その自我を奪い魔王化の実験に使い、勇者と並ぶ王国の秘密兵器の一つとして改造してしまう。慈愛の塊だった彼女はもういない、王国の命令を忠実に果たすただの殺戮兵器と成り果ててしまった。更に王国は密約を破り、彼女と勇者を使い初代魔族国を滅ぼしてしまった。残った娘のうち、母親を売った魔族といいように利用する王国への怒りにとりつかれた姉と怒りをなんとか抑えこんで母親の思いを尊重し魔族国を繁栄させようと誓う妹とで意見は相違、完全に袂を分けてしまう。普段は平穏に待機せよという命令に従い昔のような姿を見せるが一度殺せと命令されれば、例え愛娘相手でも殺してしまうだろう。もはや彼女に救いはない。せめて愛ある死を。優しいデッドエンドを迎えさせてあげよう。
ちなみにザイルが国を興す時の手伝いもしており、その時の恩で彼はフレメアを助けた経緯がある
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/01(木) 00:45:17.97 ID:P0Ri97Hq0
A(テンプレート)
【名前】ザック・スミル
【種族】人間
【性別】男
【年齢】30歳
【容姿】聖職者の服を着ており、金髪のソフトモヒカンでガタイいい。いつも笑顔で白い歯を見せている。メリケンサックを所持している。
【性格】明るく平和主義者だがカッコつけたがりで必ず何かしらポーズをとる。
【魔法】光魔法、身体強化魔法
【備考】セクリエ・ロイエに所属しており、穏健派。平和を愛しており、ボランティアやクリーチャー討伐など社会貢献をして多くの人々を救いいつの間にか人々から彼の性格(とくにカッコつけたがりなところ)もあって「ヒーロー」と呼ばれている(自分もヒーローに憧れていた)。穏健派なのでアダ名と呼んでもいいし名前で呼んでも気にはしていない。昔は路頭に迷っていたところ現教皇に救われた事がある。戦闘時では、メリケンサックを武器にし光魔法と身体強化魔法を駆使している。
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2025/05/01(木) 00:47:22.73 ID:r7YA/ID0o
A
【名前】レオ・ゴドウィン
【種族】人間
【性別】男
【年齢】39
【容姿】短く狩り揃えられた黒髪に無精髭を生やす
190cm超えのがっしりとした体格で、着崩された法衣も相まって聖職者というよりは山賊のよう
【性格】豪放磊落を地で行く痛快な人物。困っている者がいれば種族や損得勘定抜きで手を差し伸べる優しい心の持ち主
一人称は俺。誰にでも砕けた口調で話し、畏まった場では流石に丁寧になるがそれでも「荒っぽい」という印象を抱かせるだろう
【魔法】新陳代謝を活性化させることで怪我の治りを早くする賦活魔法。本人曰く「二日酔いを治すのに便利」
基本的に自分用で、他者にも施すことができるが術者の消耗は数倍激しくなる。が、レオは必要とあらば躊躇なく他者にこれを用いる
また、副作用としてとてもお腹が空いてしまう
【備考】ロイエ教の聖職者。特定の拠点を持たず各地を放浪して民衆に教えを説く「巡回説教者」
酒と博打をこよなく愛する生臭坊主だが根は善良で、運良く大勝ちしてもそのほとんどを恵まれない人々に施してしまう
単身で各地を放浪する仕事上荒事にも手慣れており、体術にも精通している
宗派としては穏健派に属しており、人も魔族も関係なく神の恩寵を受け取れるという強い信念を抱いている
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/01(木) 01:29:31.88 ID:+DVAUwyMo
@現教皇
【名前】ヴァレリオ・ファルネーゼン
【種族】人間 【性別】男性 【年齢】63
【容姿】短いオールバックの金髪と暗い青の瞳を持つ厳かな壮年男性。やや面持ちが固く、どんな時でも教皇の正装を崩さない。服飾が重いので意外と逞しい身体をしている。身長178cm。
【性格】属性は中立・善。質実剛健かつ厳正だが、融通が利かない程ではなく適度な柔軟性を持ち、目的の為なら多少の清濁も併せ呑める大人。亜人でも王族でも神であっても、何の偏見も持たず平等に接する公平な人物。
【魔法】聖属性の派生で、信仰力に応じて強力となる"神聖魔法"を扱う。魔に類する者に特効がある。彼の信仰の形は普通とは違うが、その想いは誰よりも強く桁違いの出力を誇る。
【備考】セクリエ・ロイエ教穏健派の筆頭にして現在の教皇。神の言葉を聞く事ができる預言者で、的確な指示と助言で数多くの実績を上げてきたカリスマ的指導者。
若い頃より世界各地を渡り歩いて神の言葉を伝え、布教と善行に努めてきた。それと同時に、"ロイエ教を信じるなら誰であっても信徒と認める"考えを広め、その旗頭として精力的に活動。彼の考えと功績は多くの人から評価されている。
しかし実の所、神にはそれほど興味が無い。信仰しているのも神ではなくロイエ教そのもの。預言は自分の発言を聞き入れてもらう為に偽った物で、入念な情報収集と優れた推察力・洞察力による高度な未来予測の賜物。融和路線も異種族を取り入れる事で革新を促し、ロイエ教の更なる拡大と発展を狙った物。表向きには品行方正な神の信徒だが、本当の姿は実態なき神の奇跡よりも今を生きる人の力を信じて、ロイエ教を心の拠り所とする人々の為に全てを捧げて働く"全人の教皇"である。
好き:人(亜人等も含む)、助ける事、パスタ類
苦手:ユーモアセンス、長時間の礼拝、動物の肉
夢:永劫に渡ってロイエ教が人々の救いとなる事
大嫌い:ロイエ教を悪用する者
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/01(木) 01:55:08.92 ID:t/Gso1Ng0
A
【名前】 少年(役職名や通り名やアダ名ではなく最初から名前が無いようである)
【種族】人間 ?
【性別】男性?
【年齢】10代前半?
【容姿】 小柄で黒髪で赤い瞳をした中性的な少年……フメイやフメイを元にした普段のクロシュの容姿を男性化したような姿、あるいは黒髪のサイン•セインに似た姿だが関連性は不明
【性格】無口無表情で感情が感じられない
【魔法】不明(何らかの強大な『力』をもっているらしいが……)
【備考】セクリエ•ロイエ の教皇庁のとある一室(殺風景を通り越して何も無い部屋)にひっそりと暮らしている少年。次期教皇候補として何らかの修行をしている、魔王や王国の勇者等が敵になった時のロイエ教版勇者、実は保護•封印された神•天使•魔王であると様々な噂が流れているが、彼は何も喋らず『時』が来るまで静かに存在し続ける……
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/01(木) 05:55:35.28 ID:HorP0kD4O
B
【名前】イリン・クラウド
【種族】鬼と人間のハーフ
【性別】女性
【年齢】21歳
【容姿】青髪で長身スレンダーだが、頭に角が生えておりフードで隠している
【性格】真面目だが隠しきれない野心を抱えている。また酒癖が悪く酔うと口調が荒くなる。
【魔法】筋力増強魔法が得意でかなりの怪力を誇る。
【備考】最初はロイエ教に入ろうとしたが鬼であることがバレ門前払いされ、ロイエに怨みを抱き彼らに代わり新宗教を立ち上げるべく町で身分を隠し、私塾を営みながら機会を伺っている。
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/01(木) 06:13:04.38 ID:aHsZSE450
B
【名前】ジェーン・S・ナナエルス
【種族】ハーフエルフ
【性別】女
【年齢】200歳
【容姿】金髪縦ロールの小柄な少女。派手目の服を着ている。
【性格】金好きの守銭奴だがしっかり者
【魔法】宝石生成魔法の使い手で所持する値打ち物を宝石に変換できる。格闘技も得意。
【備考】テイルの妹。実家が没落したので王国で鑑定屋を営みながら家の再起を図っている。姉の事は軽蔑しつつも内心は嫌っていない。密かに異種族の奴隷と接触し援助もしていて解放も目論んでいる。
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2025/05/01(木) 13:42:44.43 ID:DxvBjlcZo
A
【名前】グランドマスター
【種族】人間
【性別】男
【年齢】?
【容姿】大司教服に荘厳な杖を持つ見た目若い白髪男。
【性格】普段はニコニコ自己中サイコパス
【魔法】魔力を命に変換する魔法
【備考】原理派大司教としてセイントレアとセクリエ・ロイエを繋ぐ黒幕。教皇に次ぐ権力者だが、教皇を追い落とすために策を巡らせている。世界でも超希少な魔法を扱い、魔力が溢れる限り死なないし、死者すら生き返らせることもできる。そのため、人間であるのにその寿命を遥かに超える時を生きている。魔力の貯蔵として魔族や妖精などを集め、魔導機械に詰めて魔力を絞り上げることを王国に行わせている。これまでもこれからも永遠に生きるために自分のためだけに魔族を徹底的に弾圧するどうしようもないただの悪役。魔族の数を減らしつつ永遠の命も得られるとはなんて賢いのでしょうと自分を誉めている。彼の常勤する聖域の間は、魔力が満ちておりそこにいる限り無敵。永遠の命をちらつかせ協力者を増やしている。現場に出ないお偉いさんの癖に無駄に強い。最近教皇を無視して、王国と協同で対魔族国殲滅作戦を立案し、最高司令官に就いたところ。
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/01(木) 14:02:05.98 ID:B4VcCcQeO
@
【名前】ユグド・フランシス
【種族】人
【性別】男性
【年齢】65歳
【容姿】顔が良くイケオジ。栗色の整った髪型、栗色の顎髭がある。手には魔法の杖を持っている。
【性格】優しく人や魔族関係なく救いの手を差し伸べている。どちらか言うと博愛主義者。
【魔法】世界樹魔法
星魔法の派生で世界でおそらく1人しかいない魔法。
・世界樹の根源の魔翌力にアクセスする。星魔法のように火、水、土、風、光などを扱う事ができ、威力も星魔法以上になっている。世界樹の精霊の意思関係なくアクセス可能。
・疑似的な世界樹を生やして自分や味方の魔翌力を上げる事ができる。本物ではないので、止めればすぐに消える。
【備考】現教皇でセクリエ・ロイエ者達はみんな家族と考えており、どんな者にも話しを聞いたり、救いの手を差し伸べたりしている為、人間、魔族、さらにスライムなども彼の事を崇拝している者が多い。ロイエの者達も1人1人大切にしている。王国の事情にも知っている。世界樹の精霊ことは見えており、若い時に精霊の美しさから思わず告白しふられた経験があるが今では世界樹の精霊とは友達となっている。精霊の意思関係なく魔法使えるが精霊に注意された事があるので必要な時に世界樹にアクセスしている(基本は擬似的な世界樹を生やして対応している)。本人は5属性の魔法を扱えることが出来る。現在王国との関係やロイエの原理派の行動、デロデロ教の過激な行いに頭を悩ましている。宗教の自由で誰かどこの宗教にいるかは気にしないが死者の魂は世界樹の光みたいに帰る場所があるのにそれを1つにまとめようとするデロデロ教の考え方は正直死者への冒涜だと思っている。新聞を読むのが趣味で色んな新聞を読んでおり、その中にハーピィ記者の新聞も読んでいるので、ダークヒーローイリスやクロシュ達のことも知っている。
467 : ◆eAA16RTlRw2e [sage saga]:2025/05/01(木) 18:55:00.64 ID:bzdAUdBx0
現時点でコンマが最も高くたぶんこれ以上のものも出ないと思われる@は>>466の方なのですが、現状のものだとロイエ教の設定や世界観に合わない部分が多く、採用するには設定をかなり大きく変更しなければならないかもしれません
もし設定を変更しても問題なければ、なるべく本日中にその旨をレスして頂けると幸いです(本人のものと思しき返事が見られなかった場合、多数決で決めることになります。ご了承ください)
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/01(木) 19:18:43.70 ID:eNCEPTUL0
A
【名前】ガルシア・シモンズ
【種族】人間
【性別】男
【年齢】50歳
【容姿】整った顔立ちに騎士団顔負けの鍛えられた身体をもつ隻腕の男
【性格】物静かだが温厚誠実な人格者として知られている。実際は目的のためなら手段を一切選ばず、いかなる犠牲も厭わない冷徹な人物
【魔法】大地魔法(エバンズの魔法の完全上位互換。地形変化から足場の流砂化から硬質化といった地質変化、極小規模ながら重力変化も可能)
【備考】穏健派の有力者である司祭。元王国の騎士だったがある戦場で片腕を失い聖職者の道へ進んだという経歴を持つ。
異教徒や他種族とも積極的に交流を行い、度々王都に出向いては差別撤廃を訴えている。神官戦士団を指揮しセクリエ・ロイエ内の治安維持にも努めている。
だが、その裏の顔は穏健派を完全に主流にするためあらゆる暗躍を重ねてきた人物であり、彼の指揮する神官戦士団もその正体は原理派の要人を次々と抹殺した暗殺組織である。
現在はシノホシやデロデロ教の勢力拡大に危機感を覚え禁呪の研究をはじめ、その一環としてレイ・アンバーの捜索を行っている。
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2025/05/01(木) 20:46:00.06 ID:1t1x+wnWO
B
【名前】ヴィア・ビターエンド
【種族】スライム
【性別】女
【年齢】1600
【容姿】眉間の皺が深く刻まれた秘書スタイルの眼鏡美人
【性格】誰よりも優しいが心は弱い憐れな子
【魔法】反映魔法
【備考】伝説スライムの最初の分株。強力な変身能力によって人間として暮らしており、人間としての戸籍も持つ。王国で寄る辺のない魔族を細々と救う活動をしているが、魔族解放を成し遂げることはできないことに悲しみを感じている。王国で暮らすにあたりもう長いことスライムの姿に戻っておらず、自分がスライムだとバレることを極端に恐れる。最近触れたデロデロ教こそ世界を救うと信じている。
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/01(木) 20:54:25.12 ID:9YbpZSNM0
A
【名前】クレア・フォーサイト
【種族】人間
【性別】女
【年齢】24歳
【容姿】修道服に身を包んだ黒髪、糸目で細身の女性。通常時の瞳の色は髪と同じ黒色
魔眼を発動する時は目が開き、その時は片目が青のオッドアイ状態となる
【性格】真面目で慈悲深く、誰に対しても丁寧な口調で接する。まさに聖職者の鑑のような女性
【魔法】魔眼魔法(未来視の魔眼)。文字通り未来に起こる出来事を見る事が出来る
基本的に近い未来であればあるほどハッキリと見る事が出来るが(例えば数秒後など)、数日後の未来などになるとボンヤリとしか見えない
また一年後など、あまりに遠すぎる未来は見る事が出来ない
【備考】穏健派に属する女性聖職者
少女時代に未来視の魔眼の力に目覚め、友達にこれから起きる事を予言し見事に的中してみせたのだが、すごいと思われるどころか気味悪がられてしまい逆にい
じめられるようになってしまった過去を持つ
悲しみに暮れていた所、今の教皇にあたる人物から「君の力はきっと神様からの贈り物に違いない」と励まされた事がきっかけで「ならばこの力を神様と励まし
てくれたこの人のために役立てよう」とロイエ教への入信を決意する
それから今までロイエ教のために働いてきたのだが、最近未来視の魔眼でセクリエ・ロイエ及びロイエ教に何やら良くない未来が忍び寄っているのを見てしまい
不安に思っている
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/01(木) 21:51:00.97 ID:B4VcCcQeO
>>466を安価した者です。
設定の変更をしても大丈夫です。
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/05/01(木) 21:51:13.43 ID:eNCEPTUL0
すみません。>>468の捕捉ですが、

今なお鍛錬を怠らず、有事の際にはその場の石ころや土くれから自身の武具や義手を生成し、神官戦士団と共に前線に赴く。

も追加でお願いします。
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/01(木) 23:03:49.30 ID:OUIsixGlO
C
【名前】アイス
【種族】人間?
【性別】女
【年齢】不明。外見年齢は10歳前後
【容姿】白銀のさらさらショートヘア、アイスブルーの瞳の小さな少女
【性格】無口、純粋
【魔法】氷魔法
【備考】カリス・ノーランドに造られた生命の一体。カリスを慕っており、完全に服従している
現在の名前は、いくつかの仕事で良い結果を出した褒美としてカリスから与えられたもの。以前の名前はもっと記号的だった
カリスのしもべの中で一番強くて優秀なのは自分だと思っている
カリスを裏切って出ていった奴らのことはちょっと許せない
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/01(木) 23:51:28.22 ID:YtfthavqO
B【名前】 ミラ&クル
【種族】 人間
【性別】肉体的には男だが、精神的には男(ミラ)と女(クル)両方の面がある
【年齢】 17
【容姿】水色のロングヘアをした一見美少女に見える可憐な容姿。
【性格】基本的には抽象的で意味深な言動をよくする浮世離れた不思議ちゃんな性格だが一応ミラとクルでは細かい思想や好き嫌いは違うらしい。
【魔法】光&闇の混合魔法
【備考】元々はレイ•アンバーと同じ孤児院で暮らしていた双子の兄妹だったが、ロイエ教原理派による孤児院襲撃によって妹(の肉体)は死亡し、兄は妹の精神が入りこんだ(本当に入りこんだのか、所謂二重人格になってしまったのかは>>1におまかせで)うえで、ロイエ教原理派に保護された(囚われた)。 その後紆余曲折あってセイントレアにある孤児院で働いているが、実際の所はいつかレイ•アンバーがセイントレアやセクリエ•ロイエにやって来た時におびき寄せるための『餌』として泳がされている状態である。ちなみにミラ&クルにとってレイへの現在の感情は「愛憎好嫌入り混じったデロデロな感情」らしい。
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2025/05/01(木) 23:58:40.92 ID:0MYJXkuDO
A
【名前】メタトロン
【種族】熾天使
【性別】なし
【年齢】不明
【容姿】中性的な銀髪美人。天使の輪と4対8枚の翼を持つが普段はしまっている。
【性格】冷静
【魔法】裁定魔法
相手の罪の大きさに合わせて問答無用の罰を与える。
【備考】普段は原理派の一員として振る舞っており、最高位の天使の名前を与えられているが、まさかのその名前の天使本人である。
基本は下界に干渉しない主義の天界であるが、人間共のあまりに目に余る所業ゆえ、断罪を行うべきか見極めるために現出した。一応不干渉主義なのでギリギリまで見極めている最中である。
今はロイエ教の下っ端として活動しているので、最高位の天使なのに雑用を押し付けられたりすることに少しの不満と同時に新鮮さでちょっと楽しんでいる面もある。っす〜という下っ端言葉使ったり割とノリノリじゃないか。
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/02(金) 00:00:25.80 ID:GdtzLJCEO
【名前】豪腕武僧
【種族】人間
【性別】男性
【年齢】35
【容姿】非常に大柄で筋骨隆々としたゴツい体格。日に焼けた肌。ハゲ頭(本人曰く剃っている)。左目を隠す眼帯。厳めしい顔立ち。
【性格】信心深く戒律を重んじるが、気さくでおおらか。
【魔法】肉体魔法。肉体の強化や変化、干渉などに特化している。
【備考】
セクリエ・ロイエに属する武僧で町の治安維持や戒律を破った者の懲罰を担う。
一応は原理派に属するが、見た目に反し基本的には平和主義で他種族への排斥には懐疑的な見方をしている。
本人としては人間が一番尊い種族なら他種族をも救済・善導するべきでは、と思っている。
477 : ◆eAA16RTlRw2e [sage saga]:2025/05/02(金) 00:01:41.21 ID:k0ekA9c00
皆さん今回もありがとうございました。世界樹の光を巡る旅の終着点に相応しい人選になりそうです(終着点とは言いつつ物語がこの編で終わるかはまだわからないかもしれません)

>>471
ありがとうございます、なるべく元のものから変わりすぎないように気を付けたいと思います
478 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/02(金) 00:31:26.77 ID:k0ekA9c00
 ―幕間―

―セイントレア平原 街道

 馬車「」ガタンゴトン

御者「ミュージアも随分良くなっておりましたなあ。あなた方ロイエ教が頑張ってくれたお陰ですかな?」

聖女「ふふ。あの街に住む人たちと、あの街を助けたいと思ったたくさんの国の人たちの思いが集まったからですよ。私たちは、その一部でしかありません」

御者「謙虚だねえ」

聖女「事実ですよ」


 馬車「」ガタンゴトン


御者「お、見えてきたよ」

聖女「!」


 遠くに見える王都セイントレアの大城壁「」ドドドド


御者「セイントレアが誇る大城壁……あれがある限り、セイントレア王国は鉄壁だろうねえ」

聖女「そうですねぇ……」


 遠くに見える王都セイントレアの大城壁「」ドドドド


聖女「……」

聖女(そしてあの壁の向こうに、セクリエ・ロイエ……二年ぶりくらいかなあ……)

聖女(……お姉ちゃん、元気かな? いつも忙しそうだから、会ってもあんまり話せないけど……)

聖女(………たまにはゆっくりお話してみたい……。でも原理派の人たちって、ちょっと怖いし……魔族を差別するらしいし……)

聖女(……お姉ちゃんも、魔族を嫌いなのかなあ………)

 コロン…

聖女「……ん?」

 石の賽「」コロン

聖女「……あれ? この……石の、サイコロは――」

 ◆
479 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/02(金) 00:32:15.34 ID:k0ekA9c00
それでは本日はたくさんのご投下ありがとうございました。本編は土日の予定です、よろしくお願いいたします
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/02(金) 04:17:47.63 ID:pynvYbp2o
おつでした
運命賽さん!?何故…
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/02(金) 08:21:36.36 ID:65ThcmK5o
おつ
話の区切り点にはなりそうね
問題山積みの世界だからこれがまた新しい騒乱を呼ぶかもしれんが…
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2025/05/02(金) 09:10:45.92 ID:mONsBSy8o
乙です
そういえば結局国の方のトウゲンには行かずじまいか
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 07:55:07.95 ID:6MEmnOD2O

そういや妖精って人間体クロシュの頭くらいの大きさなのかな
484 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 18:15:24.63 ID:15NShO4h0
運命賽さんがなぜ聖女氏のもとへ現れたのかは今のところ不明です。一応は原理派所属の聖女氏は、芸術都市でのお勤めを終えた帰りに王都およびセクリエ・ロイエに寄っていくようです。機会があればクロシュたちと会うこともあるかもしれません

今回のお話が運命の大きな区切りとなりそうなのは、実際その通りだと思えます。そして実際問題も山積みですが、このお話の中でそれらの問題がどのようになっていくかは未知数です。気を付けていくのが良いでしょう

温泉街の方のトウゲンに行くことはできましたが、国の方のトウゲンには未だ行きませんでした。もしクロシュたちの旅がここで終わりとなるのなら今後行く機会もなくなりますが、もし続けば行く可能性があるかもしれません。今はまだ闇に包まれています

妖精の大きさは様々ですが、基本的には小さいです。描写によっては少々ブレが生じることもあるかと思いますが、妖精なのでそういうものなのかもしれません。なお世の中にはオオキイ妖精もいるそうです
485 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 18:20:16.45 ID:15NShO4h0
―野良妖精のおうち
 離れのキッチン

 露の蛇口「」ポン
 木の流し台「」ポン
 石の炉「」ポン

クロシュ「わあ……!」
 
デュア「離れにキッチンが!」

野良妖精「うん! おうちの木の中で火は使えないもん!」

妖精「なるほどね。おうちの木に頼らずここまで作ったなんてやるなあ」

野良妖精「やるでしょ!」

 大袋に詰められた巨大どんぐり「」ドン!

イリス「わっ……! 妖精サイズだとどんぐりがすごく大きく見える……!」

ミスティ「なかなか食べ応えがありそうね……」

妖精「イリスたちにとってはけっこう面白い食事が楽しめるんじゃない?」

イリス「妖精さんがでっかい……じゃなくて私たちが小さいだけでもだいぶ楽しいよ! でも私、妖精サイズで料理ってしたことないからちょっと自信ないかも……」

ミスティ「今回は妖精に作ってもらえば良いんじゃない?」

妖精「えっ!? いや、食事については家主の意向に従うのが――」

野良妖精「えへへ、じゃあせっかくだしお願い太母さま!」

妖精「げっ、あなた私のこと知ってたの!?」

野良妖精「本に載ってたもん!」

デュア「ふむ……では私も手伝おう! ソリや宿泊など、頂いてばかりでは気が済まん!」

妖精「あ、そう? それじゃあ手伝ってもらおうかな」

デュア「任せてくれ!」

野良妖精「食材はいっぱい溜め込んであるから好きに使ってね〜」


↓1〜2 食材を1〜2つ選択
肉類:畑の肉
野菜:野草、マジカルトリュフ、芽キャベツ
穀物:妖精米、プチ麦、オオキイ豆、ムカゴ
魚介:メダカ、サワガニ、タニシ
果実:森林木苺、どんぐり、精霊樹の実
卵乳:スズメの卵、エルフミルク、エルフチーズ、エルフバター
特殊:アルラウネオイル、スライムゼラチン、フェアリーシロップ


ついでに料理技能
コンマ一桁目の数値が大きいほど料理上手(0が最大)
↓1 妖精

↓2 デュア
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 18:21:31.78 ID:WqEaS36/0
妖精米、アルラウネオイル
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 18:26:45.50 ID:RsJ0NXr70
精霊樹の実、畑の肉
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 18:32:37.66 ID:wnrUB0OYo
どっちも上手いじゃねぇか!
489 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 19:06:12.48 ID:15NShO4h0
妖精「それじゃあまずデュアには畑の肉を切ってもらおうかな?」

 トントントントントン
 均等に切られた畑の肉「」ポン!

デュア「切ったぞ!」

妖精「はやっ!? しかも形も大きさも完璧だ!?」

デュア「剣士たる者、刃物の扱いには習熟していなければな」

 *

 石の炉「」メラメラ…

デュア「……」メラメラ

妖精「すごい……完璧な火加減調節!」

デュア「炎剣士たる者、火の扱いには習熟していなければな」

 *

 緑の国風フェアリーパエリア「」ポン! キラキラ…

クロシュ「わああ……!」

イリス「わあ……! これは――パエリア!!」

妖精「一時期緑の国でフルーツパエリアが流行ったことがあってね。丁度良い食材が揃ってたからさ」

デュア「うむ! 存分に召し上がってくれ!」

 *

スライムクロシュ「〜〜♪♪♪」モニョニョ モグモグ

野良妖精「〜〜〜♪♪♪」モグモグ

ミスティ「これは……美味しいわ!!」モグモグ

ローガン「爽やかで甘酸っぱいアルラウネオイルを下地に、妖精米と畑の肉、そして精霊樹の実から染み出した甘味と旨味が相互に混じり合って――エクセレントな味わいを醸し出している!」モグモグ

エバンス「こ、こりゃあ……俺たちより上手いじゃねえか!! 妖精!!!」モグモグ

イリス「本当ですよ! こんな力を隠してたなんて!!」モグモグ

妖精「いや私、人間サイズの料理はできないし……。それにこれはほとんどデュアのお陰だよ。デュアがとんでもない手練れだったんだ」

デュア「はは、そう謙遜するな妖精! 私の本文は冒険者だ!」

妖精「料理人やった方が稼げると思う……」


 ☆妖精の料理技能レベルが判明しました(8:とても上手)

 ☆デュアの料理技能レベルが判明しました(10:天才)

 ☆とても美味しい料理を食べて元気になりました
  次の戦闘コンマに+30が加算されます

 ◆
490 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 20:22:46.43 ID:15NShO4h0
―クロシュの夢
 夢の集落の外れ

クロシュ「……」

ブラッドの欠片「クロシュ、話がある」モニョモニョ

クロシュ「?」

ブラッドの欠片「この集落にはいろんなやつがいるけど、おまえはその力を全部引き出せてるわけじゃない。むしろ引き出せてるのはごくごく一部の僅かなものだけ……。もったいないと思わない?」モニョモニョ

クロシュ「そうなの?」モニョニョ

ブラッドの欠片「そうなの。まあそれ自体は仕方ないことだよ。ネズミを食ったからって、ネコがネズミになれるわけじゃない。変幻自在のスライムにも限界はある」モニョモニョ

クロシュ「そうなんだ」モニョ

ブラッドの欠片「そこで……ちょっとおまえに試して欲しいことがあるんだ」モニョモニョ

クロシュ「?」


↓1コンマ(心属性+50、スライム技能+40、??+30)
000-100 むり……
101-150 難しい (1/6)
151-170 まあまあ(2/6)
171-190 そこそこ(3/6)
191-200 できた (6/6)
201-000 ???
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 20:23:20.95 ID:j+6K9yMKo
たかく
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 20:40:44.39 ID:wnrUB0OYo
おおおー!
493 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 21:07:30.20 ID:15NShO4h0
不死鳥の羽根「待ちなさい」ヌッ

ブラッドの欠片「何? 死者への冒涜だのとかいうくだらない説教なら……」

不死鳥の羽根「違う。不死鳥の私がそんな視野の狭いことを言うはずないでしょう」

ブラッドの欠片「じゃあ何」

不死鳥の羽根「私に良い考えがあるわ」

クロシュ「?」

ブラッドの欠片「良い考え……?」

 ◆

―早朝
 野良妖精のお庭

 チュンチュン

クロシュ「……」


妖精「あ、おはよクロシュ。こんな朝早くから何を――」


不死炎クロシュ「」ゴウッ! チリチリ…


妖精「えええっ!?」


 再生の炎「」メラメラ―
 パラサイトソード「」ズズズ―


妖精「!!?!? そ、その剣は……!!?」


不死炎クロシュ「……できた」

パラサイトソード「?」キョロキョロ

妖精「……クロシュ、まさか!」

 シュウウン―…

クロシュ「……わたしの、夢の中にいる人……お外に、出せる……!」

 ◇
494 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 21:19:38.86 ID:15NShO4h0
―野良妖精のおうち
 リビング

イリス「ええええっ!!!? そ、そんなことが!!?」

妖精「うん。少し調べてみたんだけど……このパラサイトソード、物凄く奇妙な状態みたい。分体を経由して不死の炎によって生み出された結果、限りなく元の状態に近い生命≠ニして復活≠オてるんだ」

ミスティ「ええと……どういうこと? 普通の分体とは違うの?」

妖精「普通の分体なら、それはつまり中身がスライムでしょ? でもこれは……もう中身もスライムじゃなくて、ほとんどパラサイトソードと言っても良い物体なんだ。魂関係の魔法は詳しくないけど、不死の炎で復活できたってことはたぶん元の魂が宿ってるはず」

ローガン「なんと……そのようなことが……」

エバンス「……でも、パラサイトソードってちょっと危なくないか? その剣って前にクロシュちゃんを乗っ取ったよな?」

妖精「まあ……ほぼ独立してるとはいえ元は分体だから、クロシュには逆らえないんじゃないかな……。クロシュもその認識みたいだし……」

クロシュ「ん。パラサイトソードさん……悪さしちゃ、だめ」

パラサイトソード「〜〜…」

野良妖精「じゃあ試しにわたしが触っても乗っ取られない〜?」

 ペタペタペタ

パラサイトソード「〜〜///」

野良妖精「わわ〜照れてる〜!」キャッキャ

妖精「まあ大丈夫そうだね、うん」


 ☆クロシュが特殊復活魔法『エインヘリヤル・リインカーネイション』を覚えました
  無事な魂があればその存在を復活させることができます
  ただし不死鳥の力を使うため、とてもお腹が減ります

 ☆パラサイトソードを手に入れました。状況に応じて振り回すことができます

 ◇
495 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 21:38:57.81 ID:15NShO4h0
―セイントレア平原 3日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード  盾:ラティアの大盾  飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の大杖    防:竜のエプロン   飾:不死鳥の羽根

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:精霊のレオタード 飾:

◇イリス  [星の魔法使い]
武:蒼き星の杖    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:魔術師のローブ  飾:

◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:氷の短刀     盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:氷竜革のローブ  飾:

◇ローガン [鋼の戦士]
武:蜥蜴一文字    盾:灼鋼の盾     飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:オリハル鎖帷子  飾:

◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の刀     防:硬質革鎧     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽*2       蜘蛛絹の下着      魔族国永久旅券
会心賽*1       ザリガニのお守り    フメイの服の切れ端
反魂丹*1       大きな巻き貝      精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具   闇の欠片        精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中    フリルワンピ水着    精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の妖精の織物    魔法学園のスク水    フメイとアリシラの人形
魔導飯盒        ガラスのザリガニ    メルルの帽子
妨害魔力波発生装置   踊り子の双剣      溶岩石のアミュレット
属性大全        サボテンドラゴンの花  太陽のメダリオン
魔王図鑑        精霊のローブ      暗黒優待券
氷精の魔導書      精霊樹の杖[改]    冒険者証(ランク1)
ブラッドワイン*1   ダイヤメリケンサック  大魔女帝国渡航権
吸血鬼殺ワイン*1   パラサイトソード    かたたたきけん
魔術書「正負の属性」              大魔女帝国滞在許可証
吸血鬼の日焼け止め               風船印のパラシュート
日蝕の傘                    ラティア勲章
大魔女サイン*1                ユーシリア王家の紋章
古代のセラミック
ステライト鉱石
晴れ乞い傘
チョコスムージー
ヒヒイロカネ

◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[4/5]

◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)

◯経験値
・クロシュ 剣技[01/07] 魔法[01/07] 防御[00/07]
・イリス  杖術[02/04] 魔法[12/16]
・ミスティ 剣技[04/07] 魔法[10/16]
・ローガン 剣技[16/16] 魔法[05/08] 防御[07/08]
・エバンス 剣技[16/16] 魔法[06/08]
……………………………………………………………………………………
496 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 21:39:27.26 ID:15NShO4h0
―廃教会の裏手

野良妖精「ありがと〜! 元気でね〜! 精霊の加護がありますよ〜!」パタパタ

野良妖精のおうちの木「〜〜」サワサワ

 ◇

―セイントレア平原

 強化ソリ「」シャーッ


イリス「旅の途中であんなに良いお宿に泊まれるなんて!」

スライムクロシュ「〜〜!」モニョモニョ

ローガン「うむ、良き休息になった」

ミスティ「昨日の料理、美味しかったわね……」

デュア「妖精類の者と関わったことはあまりなかったが、気の良い者たちなのだな!」

妖精「そうだねえ……。どいつもこいつも能天気すぎて心配にもなるけど……」

エバンス「妖精は妖精類としては珍しいタイプだよな」

妖精「まーね」

 *

スライムクロシュ「……」


スライムクロシュ(アリシラさんが……集落の、みんなの魂……集めておいてくれたから……)

スライムクロシュ(復活の魔法で……みんな……蘇らせられる、かも……)

スライムクロシュ(……フメイちゃんと、アリシラさんに……会ったら……)

スライムクロシュ(相談……してみよ……!)


↓1〜2コンマ ランダムイベント
01-10 強敵
11-25 敵襲
26-50 食料発見(コンマ)
51-75 場所発見(コンマ)
76-00 良いこと(自由安価)
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 21:43:20.77 ID:WqEaS36/0
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 21:46:58.64 ID:Ptn4md6TO
499 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 21:50:26.47 ID:15NShO4h0
良いことがあり、そして場所を見つけました

↓1自由安価 起こった良いこと

↓2コンマ 見つけた場所
01-20 廃城
21-80 山賊のアジト
81-00 絢爛な廃城
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 21:50:38.97 ID:6MEmnOD2O
ヒナテイルと再会
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 21:54:09.11 ID:Opo72bgZO
どこだろな
502 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 22:38:04.30 ID:15NShO4h0
―セイントレア平原

 強化ソリ「」シャーッ


エバンス「……ん? あの街道を歩いてるのは――」

イリス「あっ! ヒナさんとテイルさん!」

 *

 強化ソリ「」キキッ


テイル「こんなとこで再会するなんて奇遇ね!」

クロシュ「ん!」

ミスティ「二人とも元気みたいね」

ヒナ「お陰様で!」

エバンス「しかしどこへ向かうところだったんだ? 王都はあっちだぞ?」

ヒナ「フフフ、私たちの行き先は王都じゃありませんよ。その行き先はなんと――恐ろしい吸血鬼が住まうという廃城です!!!」

イリス「えっ、ええっ!?」

テイル「……ここで会ったのも何かの縁ってことで……助けてくれない?」

 *

ローガン「なるほど……危険度極高の依頼か」

テイル「そうなの! ヒナの奴止めても聞かないのよ!! あなたたちも来てくれたら心強いの!!」

ヒナ「フフ、一緒に来ます? 報酬は山分けにしても良いですよ?」

妖精「……吸血鬼の廃城か……」

イリス「……よ、妖精さん。私……気になります」

ミスティ「……そうね。変な行き違いになったら困るものね」

ヒナ「ん? 何かご存知なんですか?」

妖精「ああ、いや……ちょっとこの辺で活動してる吸血鬼とは縁があってさ。そいつかどうかはわかんないんだけど……」

テイル「えっそうなの!?」

 *

 強化ソリ「」シャー…
 キキッ


 暗雲渦巻く廃城「」ゴゴゴゴ…


イリス「あれが……」

エバンス「いかにもって感じのヤバそうな城だな……」

テイル「頼むわよ、あなたたち……!」

ヒナ「テイルも戦ってくださいね?」

テイル「わかってるわよ!」

 *
503 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 22:39:03.40 ID:15NShO4h0
―廃城庭園 踏破率[0/10] 持久力[10/10]

 枯れた植物「」
 砕けた何かの像「」
 割れた墓石「」

コウモリたち「キーッ!」バサバサバサッ


イリス「昼間とは思えないくらい暗い……!」

妖精「吸血鬼の日除けの魔法かも。城全体を闇の力が覆ってる」

クロシュ「明かり……いる……?」

ローガン「いや、クロシュくんは温存してくれ。ここはこれを使おう」スッ

 松明「」ボッ

ヒナ「おおっ、準備良いですねおじさん!」

エバンス「むしろ吸血鬼退治の依頼なのになんでお前達は松明の一つも持ってきてないんだ……」

 *

ゾンビ「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」ノソノソ
ゾンビ「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」ノソノソ
ゾンビ「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」ノソノソ


デュア「またゾンビか! この炎剣士デュアの出番だな!!」シュバッ

 ズバァッ!! ゴウッ!! ドガァンッ!!


テイル「すごっ! ねえあの人ってもしかして凄腕冒険者のデュア・シャスタ!?」

ミスティ「知っているの?」

テイル「そりゃもちろん! 圧倒的な強さのソロ冒険者よ! 私の憧れの一人!」

イリス「デュアさん、凄い人だったんだ……!」

妖精「イカダで溺れかけてたり、料理が凄かったりする印象が強かった……」


↓1コンマ
01-10 踏破率+2、強敵
11-30 踏破率+2、敵襲
31-50 踏破率+2、斧  (任意ターン、コンマ+20)
56-70 踏破率+2、十字架(任意ターン、コンマ+30)
71-90 踏破率+2、時計 (任意ターン、コンマ+40)
91-00 踏破率+2、鞭  (戦闘時、コンマ+40)
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 22:40:00.71 ID:j+6K9yMKo
余裕の踏破
505 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 23:02:46.63 ID:15NShO4h0
―廃城エントランス 踏破率[2/10] 持久力[9/10]


 突然落ちてくるシャンデリア「」ヒュウウウンッ


テイル「きゃああっ!!?」

ローガン「むん!」バッ


 砕かれるシャンデリア「」ドッギャァァァン!!


テイル「ひええ……た、助かった……」

ローガン「うむ……気を付けた方が良い。既にここは敵陣の真っ只中だ」シャキ


骸骨兵「」カラカラ
骸骨兵「」カラカラ

 古代の鉄槌「」ブオンッ!!

砕かれる骸骨兵「」バギャッ

エバンス「次から次へと来やがる! 一体一体は雑魚だが――」

ヒナ「鬱陶しいですねえ……。城主に会うまでに少しでも削る作戦なんですかね」

妖精「どうだろう。吸血鬼流の思考を真似するなら……この程度すら越えられぬ弱者に拝謁の権利はない……って感じかも」

ヒナ「なんて尊大!!」

 *

 蝋燭「」ユラユラ

クロシュ「?」スッ

 ペシッ
 吹っ飛ぶ蝋燭「」バキャッ

 懐中時計「」ポン!

クロシュ「!」

イリス「蝋燭を壊したら……懐中時計が出てきた!?」

ミスティ「ええ……?」

妖精「……ん? この懐中時計……ただの時計じゃない。何かしらの神威を感じる……!」

テイル「! これは……吸血鬼殺しの七つ道具の一つ、時止めの時計だ!」

妖精「知っているの!?」

テイル「昔本で読んだことがある。とあるすごいヴァンパイアハンターは、時計を使って時を止めて、その間に敵を砕いたそうなの!」

エバンス「おいおい嘘だろ!? 時を止めるなんてそんな滅茶苦茶なことが……!」

妖精「いや……この懐中時計の神威からすると、あながち嘘じゃないかも」

エバンス「マジかよ」

テイル「でも時止めは消耗が凄かったらしいわ。きっと本職のヴァンパイアハンターでもない私たちが使えるのは一度きりくらい……。使い所はよく考えた方が良さそうね」


 ☆時計を手に入れました
  任意の1ターン、コンマ+40を得られます
  一度使うとなくなります


↓1コンマ
01-10 踏破率+2、強敵
11-30 踏破率+2、敵襲
31-50 踏破率+2、斧  (任意ターン、コンマ+20)
56-70 踏破率+2、十字架(任意ターン、コンマ+30)
71-90 踏破率+2、七面鳥(持久力+4)
91-00 踏破率+2、鞭  (戦闘時、コンマ+40)
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 23:06:22.24 ID:mDfPvtmZO
507 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 23:25:09.38 ID:15NShO4h0
―廃城蔵書庫 踏破率[4/10] 持久力[9/10]

 壁一面の本「」
 床一面の本「」
 天井一面の本「」


クロシュ「わわ……!?」

デュア「こ、ここは……凄いな!!?」

イリス「壁どころか、床と天井にも本がびっしり……!! 一体どうなってるの!?」

妖精「この廃城、明らかに空間が歪んでる……。ここにある本は読まない方が良い。たぶん呪われる」

ヒナ「ねーねー、それじゃあこういう場合はどうすれば良いの?」

妖精「え?」


飛んで迫ってくる開いた本「」バサバサ
飛んで迫ってくる開いた本「」バサバサ
飛んで迫ってくる開いた本「」バサバサ


テイル「ぎゃああああ!!?? 本が!! 本が!!」


飛んで迫ってくる開いた本「」バササッ――キィン
 魔法陣「」フォン―

 ページから飛び出す剣「」ジャギンッ!!

 ガギンッ!!

ローガン「くっ! イビル・ビブリオか!!」ギギギ

エバンス「イビルビブリオ!?」

ローガン「悪意を持って襲ってくる魔導書の総称だ! 皆、応戦するぞ!!」


イビル・ビブリオたち「〜〜」ケタケタ

 ――戦闘開始 イビル・ビブリオの群れ――

 ☆戦力差および料理効果により自動的に勝利しました

 ◇

逃げていくイビル・ビブリオたち「っっっ」バサバサバサッ


イビル・ビブリオの一冊「」ベタッ


イリス「一匹逃げ遅れた!」

ミスティ「取り押さえるわよ!」シュバッ

 ベチッ

イビル・ビブリオ「〜〜!」ジタバタ


↓1コンマ
01-70 汎用魔導書(全員魔法経験+1)
71-80 魔導書「絶対零度」
81-90 魔導書「星の魔力・下」
91-00 ↑全部
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 23:31:16.06 ID:K9yBFfNYO
一台や二台ではない。全部だ!
509 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 23:45:13.17 ID:15NShO4h0
イビル・ビブリオ「」ジタバタ

妖精「……内容はものすごく基礎的だね。イビルの癖に」

ローガン「まあ……魔導書が悪質化するかどうかは内容とは関係がないのだろうな……」

イリス「基礎を見直せというメッセージかもしれませんね……」

 ☆基礎魔導書を手に入れました。
  後日みんなで勉強会を開き、全員の魔法経験が+1されました

 ◇

―廃城時計塔 踏破率[6/10] 持久力[9/10]

 巨大な歯車「」ゴゴゴゴ
 巨大な歯車「」ギギギギ

 昇降機「」ゴゴゴゴ


ヒナ「これは……どうやって動いてるんです?」

妖精「さあ……。城主の魔力……だとするとものすごい無駄遣いだけど……」

デュア「とりあえずこの昇降機に乗っていくのだな?」

テイル「幸い大型だし、みんなで乗れそうね」

 *

 昇降機「」ガゴン ゴゴゴゴ…

クロシュ「わわ……!」キョロキョロ

ミスティ「……ここに住んでいるという吸血鬼って……フレメアなのかしら……?」

イリス「……この魔力……フレメアさんっぽい気もするけど……フレメアさんっぽくないような気もする……。うーん……」

ローガン「……まさか、フラナ氏ではないだろうな?」

イリス「や、フラナ先生ではないと思います! でも……なんだろう、この違和感というか……」

妖精「……このわけのわからない仕掛けを動かしてるくらいだから、物凄くやばい吸血鬼なのは確かだ……」

エバンス「ヒナとテイルだけで行くことにならなくて正解だったな……」

↓1コンマ
01-10 踏破率+2、強敵
11-30 踏破率+2、敵襲
31-50 踏破率+2、斧  (任意ターン、コンマ+20)
56-70 踏破率+2、十字架(任意ターン、コンマ+30)
71-90 踏破率+2、七面鳥(持久力+4)
91-00 踏破率+2、鞭  (戦闘時、コンマ+40)
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 23:47:10.29 ID:C3Xurz5AO
はい
511 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 00:11:12.51 ID:zhWEOcxD0
―廃城天空回廊 踏破率[8/10] 持久力[8/10]


 天空回廊「」ゴゴゴゴ


テイル「この回廊の先にあるわ! 最上階への階段が……!」

ヒナ「ワクワクしてきましたね……! 一体どんな狂った吸血鬼が潜んでいるのか……!」

エバンス「気を付けて進めよ? まだ何が潜んでいるか――」


 ガション!! ガション!!

巨大な鎧兵士「」ガション!!


テイル「でっ……でっ……」ガクガク

デュア「デカい!!!!」

エバンス「な、なんだありゃあ……オノゴロで見た、毒の骸骨将軍……がしゃどくろってのと同じくらいあんじゃねえのか……!?」

妖精「あ、あれは……幽界の回廊を守護すると言われる巨大鎧兵!!」

イリス「ゆ、幽界の回廊……!? なんでそんなものがここに!!?」

妖精「……吸血鬼が喚び出した以外にない。でも……まさか幽界の者を喚び出すなんて……!!」


巨大鎧兵「」ガション!! ググググ
 巨大な剣「」ジャキン―


ローガン「来るぞ!! 備えろ!!」ジャキッ

 ――戦闘開始 巨大鎧兵――

 ☆戦力差および料理効果により自動的に勝利しました

 ◇

 砕けた鎧の破片「」ガシャン

クロシュ「……」ツンツン

ミスティ「中身は空っぽなのね……」

妖精「中には幽界に渦巻く闇の力が詰まってて、それがあの巨大な鎧を動かしてるんだ。まあでも難なく倒せて良かったよ」


↓1コンマ
01-70 全員近接経験+1
71-90 ↑+折れた闇の大剣
91-00 ↑+クロシュ盾強化
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 00:13:15.69 ID:oKq+0QY2o
513 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 00:23:21.98 ID:zhWEOcxD0
 ☆戦いの中で近接経験を1身につけました

 ◇

―廃城最上階 踏破率[8/10] 持久力[8/10]

 巨大な階段「」ゴゴゴゴ…

テイル「こ、この階段を登った先に……!!」

ヒナ「……いる。この城を支配してる奴が……!」


イリス「……!?」

ミスティ「…………ねえ。私……おかしくなったのかしら……」

妖精「………いや……」

エバンス「……ん? どうしたんだ?」

イリス「……フラナ先生の、魔力を……感じる……。フレメアさんのも……。そして……」

妖精「………その、どちらでもない……ものすごく、やばい気配がある」

ローガン「……なに?」

ミスティ「……どういうことなの。なんであの二人の魔力が? それに……あとの一つって……」

イリス「……っ、い、急がなきゃ!! 何か……このままだと、まずい気がするっ……!!」

ローガン「待て、イリスくん! 一人で先走るな!」

イリス「……わ、わかってます。大丈夫……でも、急ぎましょう……!! 私……胸騒ぎがするんです……!!」

妖精「うん……。急ごう。私も……何か、とても良くない気配を感じる……!」


デュア「……何か、ものすごくまずい状況なのだな」

クロシュ「うん……そうみたい……」

デュア「……私も全力を尽くそう。行こう、クロシュ殿!」

クロシュ「ん!」


↓1コンマ
01-40 踏破率+2、斧  (任意ターン、コンマ+20)
41-80 踏破率+2、十字架(任意ターン、コンマ+30)
81-00 踏破率+2、鞭  (戦闘時、コンマ+40)
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 00:25:25.74 ID:Sn/sWy1CO
515 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 00:36:54.05 ID:zhWEOcxD0
十字架を拾ったところで本日はここまでとなります。次回、廃城天守閣で決戦編です

悪魔めいた廃城を進む一行を待ち受けるは、果たして如何なる吸血鬼か。国を束ねる理性の妹か、怒りに身を焦がす狂気の姉か、あるいは。
城主の間への扉を開いた時――吸血鬼たちのかなしき運命が交錯し、新たなる悲劇が幕を開ける――

それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 01:21:20.61 ID:ocpKBtNW0

廃城での探索がとんでもない展開になってきたな。
後、関係ない話しだけどエバンスとローガンの剣技が「16/16」のままだけどこれ以上あがらないのかな?
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 12:19:32.13 ID:ywhherhAo
おつです
取り込みからの復活までできるようになるとはクロシュちゃん恐ろしい子!
思想が変な方向に行かないようにしなきゃ…
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 17:00:34.18 ID:oKq+0QY2o
なんか決戦が始まってしまった
負けイベントか
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 19:26:17.94 ID:hXzPBjGvO
王国は因縁回収編か
520 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 19:55:08.28 ID:zhWEOcxD0
廃城探索は大変なことになっているようです。クロシュたちの運命がどうなるかは未知数かもしれません
なおエバンスとローガンの剣技経験については、>>333の下部にかかれている通り通常の方法ではこれ以上上がりません

復活技まで使えるようになってしまったので、図らずもクロシュ氏は恐るべき存在になりつつあるのかもしれません。今後の行動には気を付けた方が良いかと思いますが、しかし周りの人たちがちゃんと見ていてくれる現在の状態なら大丈夫でしょう

廃城天守閣での決戦は、負けイベントというわけではありませんがとても大変な戦いになるかと予想されます。気を付けるのが良いでしょう

王国編では実際様々な因縁が絡み合う大変なお話になるかもしれません。気を付けていくのが賢明かもしれません
521 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 19:56:50.62 ID:zhWEOcxD0
―廃城天守閣

 ドガァンッ!!!

  バギャッ!! ボムギッ!! バゴォン!! ブシャァッ!!

フレメア「あああああっ!!!」ドガァッ!!

フラナ「フレメア!!!」

「余所見をしている余裕があるのかしら?」ヌッ

フラナ「っ!!!!」

 ドガガガッ!!!! バギィッ!!! ドゴォッ!!!!

   ガシッ!!!!

首を掴まれて持ち上げられるフラナ「ぎっ……!!」ジタバタ

「愚かな娘たち……。身の程を弁えられたなかったのね……」グググ

フラナ「か……かあさ、ま………どう、して……!!!」グググ

「どうして……? そうね……敢えて言うなら……」

フラナ「……?」

「可愛い愛娘たちの命くらいは……私の手で、終わらせてあげたいから」ググッ

フラナ「かっ……はっ……!!?」グググ


 大きな扉「」バァンッ!!!


イリス「フラナ先生!! フレメアさん!!」ババッ

ローガン「これは……どういう状況だ!!?」ババッ


フラナ「……っ!!?」ググ

「あら……フラナの知り合いの子?」グググ

フラナ「っ……!!!」ジタバタ―

 ボキッ!!

フラナ「」カクン

 ブンッ ヒュウウ― ドサッ…


イリス「ああっフラナ先生!!」


「あの子たちへのトドメは後回しにして……まずは挨拶と致しましょうね」スタスタ


妖精「あなたは……まさか……!!」


フリューゲル「フリューゲル・バイオレットと申します。ですが――覚える必要はございません」スッ

フリューゲル「――あなたたちも、ここで死ぬのですから」

 バビュンッ!!
 ガギンッ!!!

ヒナ「おおっとォ!?」ギギギ

フリューゲル「あら、お速い」ギギギ

テイル「嘘……!? これだけの間合いを一瞬で……!?」

ミスティ「まずい……よくわからないけどあの吸血鬼、フレメア以上の速度だわ!!」

エバンス「とにかく応戦するぞ!!」シャキン!

ローガン「うむ! ヒナくんを援護しろ!!」ジャキッ!

デュア「応!」シュバッ!

イリス「フラナ先生たちを助けるっ!!」コォォォ―
522 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 19:57:43.71 ID:zhWEOcxD0
クロシュ「!」

気絶フラナ「」
 フラナの手に握られた十字架「」ポン

妖精「あれは吸血鬼殺しの七つ道具の一つ、聖なる十字架……!」

クロシュ「!」シュバッ ヒョイ!
 十字架「」ポン!

妖精「隙を見て相手に投げつけるんだ、クロシュ!」

クロシュ「ん!」

 ☆ドサクサに紛れて十字架を拾いました
  戦闘コンマ判定時に「十字架」と書き込むと、コンマ+30を得ます


 ――強敵 大吸血鬼フリューゲル――


 ☆フリューゲルが〈不死〉を発動!
  一度だけ戦闘不能を無効化!!

 ☆フリューゲルが〈殺戮の舞踏〉を発動!
  相手の数が多いほど会心率が上昇!!

◇自陣(料理+30、銀のナイフ+5)
・不死鳥化できる [1/1]
・ローガンメタル [1/1]
・十字架 [1/1](コンマ判定時、十字架と書き込むとコンマ+30)
・時計 [1/1](コンマ判定時、時計と書き込むとコンマ+40)

◇敵陣(戦力差+50、会心率+40)
・復活 [1/1]


↓1コンマ(合計-15)
01-50 痛恨
51-90 優勢
91-00 会心
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 20:02:31.00 ID:GApA44bLo
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 20:02:50.70 ID:RifrMpPJo
十字架
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 20:05:22.64 ID:GSBS5yHh0
00だからマイナス無視で会心か
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 21:17:04.54 ID:mSR9k8JvO
吸血鬼問題完
527 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 22:15:30.83 ID:zhWEOcxD0
 ビビビビッ!! ドガガガガッ!!!

ヒナ「このおっ!!」カッ!!

 光魔法「」ピカッ!!

フリューゲル「あら」スッ

 闇のマント「」バサァッ
 吸い込まれる光「」シュゥゥ―

ヒナ「ちょっ!? 吸血鬼の癖に光無効とかズルでしょ!?」

フリューゲル「弱点対策をしない愚かな吸血鬼などいないわよ?」ニコ


倒れたフレメア「……」


テイル「弱点なんて関係ない! これだけの人数が相手じゃ、どんなに強い吸血鬼だって!」バッ
 風の剣「」ビュンッ!

背後に回るフリューゲル「遅い」ヌッ

テイル「っ!!?」

フリューゲル「まずは弱き者から」ズッ

 吸血鬼の爪「」ジャッ

ヒナ「テイル!!!」

 銀のナイフ「」ビュッ!!
 ギンッ!!

フリューゲル「!」バッ


テイル「はひ……た、たすかった……?」


フリューゲル「ほう……殺意の込められたナイフね」


 風魔法で浮く銀のナイフ「」ヒュルヒュル

イリス「あなたを、止めます!」バッ

 風で飛ぶ銀のナイフ「」ビュン!!

エバンス「俺たちも続くぞ!」

ローガン「囲んで足止めしろ!」

光竜メイドクロシュ「ん!」ジャキン!

 シュババババ!!

囲まれるフリューゲル「あらあら、囲まれちゃった」

ローガン「皆、陣形を保ったまま攻撃を続けろ! 敵に反撃の隙を与えるな!」

デュア「ああ! 行くぞ!!」メラメラ―
 炎の刀「」ゴウッ!!


イリス「よし、これなら――えっ!?」


無数のコウモリ「」バサバサバサッ

 炎の刀「」スカッ

デュア「何ィ!?」


空中で集まる無数のコウモリ「」バサササッ――

 ポン!

空中に浮くフリューゲル「吸血鬼を足止めできるなどと思わないことね」バサッ
528 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 22:15:58.90 ID:zhWEOcxD0

妖精「しまった! 吸血鬼は無数のコウモリに自分を分裂させることができるんだ!」

ミスティ「なんですって!?」


 スタッ

フリューゲル「フラナの知人というだけあって、人間にしてはやるわね。人間にしては」スッ

 消滅球「」ギュオン―

イリス「!!!? あ、あれは……何……!!?」ガクガク

妖精「ば、馬鹿な……!! あんなに高濃度の闇球が、この世界に存在し得るはず……」

フリューゲル「あら、太母様も初めて? あらゆるものを消滅させる濃度の――負の力は」

 消滅球「」ゴゴゴゴ…


妖精「みんな、アレには絶対に触れちゃだめだ!!! 防御せずに避けて!!!」

デュア「くっ、承知した!!」


フリューゲル「遊びは終わり。さあ行きなさい」スッ


 消滅球「」ヴォン―!


光竜メイドクロシュ「んわわっ……!!」ササッ

エバンス「うおお!!? でかいし速いし冗談じゃねえぞ!!!」ササッ

ローガン「くっ!! あんなものが動き回っていては戦うどころでは……!!」ササッ


 消滅球「」ヴォン―!

イリス「――」


ミスティ「イリス!?」

ヒナ「何してるんです!? 早く避け――」


イリス「――はあ!!」バッ!!

 カッ!!!!
 星の光球「」パァァァァ!!!!
 消滅球「」バヂヂッ!!!!

 バシュウウウウウンッ!!!!


フリューゲル「!!?」


テイル「えっ……!? なんかでっかい光が現れて……闇の球とぶつかり合って、消えた……!?」

妖精「あ、あれは――!!」


イリス「フリューゲルさんの高濃度の闇球が負の力なら……正の力である星の力で相殺できる……!!」


フリューゲル「あの人間の娘が星の力を引き出して、私の力を……!?」


デュア「隙ありだ!!」シュバッ
光竜メイドクロシュ「!!」シュバッ

 炎の刀「」ゴウッ!!
 光竜角の大槍「」グオオッ!!

フリューゲル「っ!?」

 ギュバァァァァッ!!!!
  ドッギャァァァァァンッ!!!!

 〈会心の一撃!〉

灰となったフリューゲル「」プスプス…
529 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 22:16:53.62 ID:zhWEOcxD0

テイル「やった!!」

妖精「待って!! まだ喜ぶには――」


 プスプス…メラメラ…ゴゴゴゴゴ…

灰から蘇ったフリューゲル「驚いた……まさかこの私を一度殺すなんて」


光竜メイドクロシュ「!!」

デュア「なんだと……!?」


フリューゲル「フフ……フフフ……アハハハハッ!!! 良い、良いわ……こんなに心が踊るのはいつ以来かしら!? もっと私を楽しませて……私に生の実感を味わわせ――」

 ズキン!

頭を抑えるフリューゲル「はうぐっ……! うっ……うああああっ……!!!!」ガタガタ


イリス「えっ……!?」

ミスティ「い、一体何……!?」


「はあ〜困りますね。せっかく感情を抑制してるのに、こんなに昂らせちゃって」スタスタ


光竜メイドクロシュ「!!!!」ジャキッ!

妖精「お……お前は……!!!」

ミスティ「カリス・ノーランド!!!!」シャキン!


カリス・ノーランド「皆さんおひさ〜。佳作ですが楽しんでいただけましたか〜?」ニコニコ
530 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 22:18:14.36 ID:zhWEOcxD0

イリス「カリス・ノーランド……!! それは一体――」

カリス「言った通りですよ。まあ客先からの依頼で作ったものなので大した思い入れもないですけどね。保守点検も面倒ですし」

ミスティ「貴様……!! 殺してやる!!!」バッ

 無数の氷柱「」シュババババッ!!!!

テイル「す、凄い量の氷柱!!?」

エバンス「あれなら避ける隙間も――」


 ピタッ――
 静止する氷柱「」


ミスティ「っ!?」

イリス「氷柱が……空中で、止められた!?」


カリス「お〜よしよし、よくできましたねアイス」ナデナデ

銀髪ショートの幼女→アイス「……」ムフー


光竜メイドクロシュ「……!!?」

妖精「あ、あれは……まさか!」


カリス「ふふ、紹介しましょう。こちらも私の佳作、アイスです」

アイス「……」ドヤッ


ミスティ「貴様は……どこまで……!!!」ワナワナ

光竜メイドクロシュ「……」ググッ


カリス「さて、今日は皆さんとバトルに来たわけではないのでソレを回収してさっさと帰らせて頂きますかねえ」


苦しむフリューゲル「がああ……!!」ジタバタ


イリス「させない!! ここであなたを倒す!!」ザッ

ヒナ「なんかわかんないけど、こいつが最低最悪のド外道ってことはわかった! ぶっ殺そう!!」シャキン!


カリス「アイス、魔力解放。空間凍結」

アイス「ん」

 パキッ――

 ◇
531 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 22:19:17.17 ID:zhWEOcxD0
―廃城天守閣

 ヒュオオオオ…

 パキパキ…ガシャン!!

クロシュ「!!」ブルブル

クロシュ「??」キョロキョロ

 一面氷漬け「」カチンコチン
 氷漬けになったみんな「」カチンコチン

クロシュ「んわ!!?!?」

 モニョモニョポン!

不死鳥クロシュ「コケコッコーッ!!!」ゴオオオッ!!

 シュワシュワシュワ…

 *

ミスティ「くそっ……!! 氷魔法使いともあろう者が、なんて不覚を……!!!」ググッ

妖精「……発動を一切感知できなかった……」


フラナ「……あなたたちには、無様な姿を見せてしまったわね」

イリス「フラナ先生……」

フラナ「……あの吸血鬼はフリューゲル・バイオレット……。私たち姉妹の母であり、かつての魔族国の指導者で――」

フレメア「魔族国とフラナに身柄を売られたんだよ」ケッ

イリス「えっ……!?」

妖精「……魔族国のフリューゲルは不慮の事故で亡くなったって、当時は伝えられてたけど……」

フレメア「こいつらが我が身可愛さに喧伝した嘘の歴史だね。反吐が出る」ペッ

フラナ「母上の想いも知らないで、ひたすらに暴れて魔族の地位を貶めていく貴様に何がわかる?」

フレメア「知るもんか。お前たちは母様を売って、結果的に魔族国を滅ぼした。それが全てでしょ」

フラナ「……」

イリス「あああ、やめてください! 喧嘩は! 今はお互いをいがみ合う時ではないはずです!!」

フラナ「……そうね。ごめんなさい」

フレメア「フン……」

イリス「お母様があの犯罪者に囚われているなら、助け出しましょう! お二人が力を合わせれば、できるはずです!」

フレメア「ええ、こんな奴と……?」

フラナ「……フレメアは助けたくないそうよ、イリス」

フレメア「なんだと!? 助けたくないのはお前だろ、フラナ!!」

イリス「た、助けたい気持ちはみんな一緒です!! だから今は協力しましょうよ!!」

フレメア「……わかったよ。で、協力ったって何すれば良いの?」

イリス「ええと……それはですね……」

フラナ「……私は一度、魔族国に戻るわ。母上のこと、カリスのこと……いろいろ調べなければならないことがある。フレメアも一緒に来なさい」

フレメア「は? なんで私があんな腐った国なんかに」

フラナ「調べものにお前の力が必要なの。それとも母上を助けたくないの?」

フレメア「うるさいな! わかったよ行けば良いんでしょ!!」

フラナ「というわけだから、私たちは戻るわ。ごめんなさい、助けてもらったのにロクなお礼もできないで」

イリス「いえ……! 救出について私たちにもできることがあれば協力させてください! 私たちの方でも、カリス・ノーランドの行方を追いますので!」

フラナ「ありがとう……恩に着るわ」

 ☆00会心効果によりフラナとフレメアが和解しました

 *
532 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 22:20:57.12 ID:zhWEOcxD0
 氷魔力結晶「」キラキラ

クロシュ「……!」

ミスティ「あら、これは……」

 氷魔力結晶「」キラキラ

妖精「これは……氷魔力の結晶だ。かなり高い純度の魔力結晶だけど……あの銀髪の子供の魔法の副産物かも」

ミスティ「そうなのね……」

妖精「まあ……魔力結晶そのものには善意も悪意もないから、ありがたく使わせてもらえば良いんじゃないかな」

 氷魔力結晶「」キラキラ

ミスティ「……あの子は、カリスに操られているのよね……」

妖精「そうだと思う。できれば倒したくはないけど……相手は本気で殺そうとしてきてるわけだから、手加減はできないよ。クロシュが不死鳥の力を持っていなかったらみんな氷漬けで凍死してたわけだし……」

ミスティ「………そうね」

クロシュ「……」


クロシュ(………どうにか……お話、できないかな……?)

 ☆00会心により氷魔力結晶を手に入れました

 ◇
533 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 22:40:19.28 ID:zhWEOcxD0
―夕方
 セイントレア平原


 崩れていく廃城「」ゴゴゴゴ……
 ズゥゥ――ン……


フレメア「ああ……私のお城が……」ガクリ

イリス「フレメアさんのお城だったんですか!?」

フラナ「なわけないでしょ……。勝手に乗っ取ってたのよ」



テイル「……これ、ギルドにはなんて報告したら良いのかしら?」

ヒナ「失敗で良いんじゃないですか?」

テイル「……まあ、そうよね。はあ……」ガクリ



エバンス「……生きて帰れたは良いが、痛みも大きかったな……」

ローガン「うむ……。あれだけの危険な城を踏破したは良いが……」

ミスティ「最後の最後で最悪の敵に全てを持っていかれてしまったわね……」



妖精「まあそういうこともあるよ……」

デュア「うむ……収穫のない冒険もしばしばあるものだ。気を取り直し……む、クロシュ殿?」

スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ

 宝箱「」ポン!

テイル「たからばこ!?」

ヒナ「やったぁ!!」

フレメア「ちょっと! それ私のだよ!!」

フラナ「フレメアのじゃないでしょ!!」


難関クリアボーナス!
↓1コンマ
01-70 運命賽+ブラッドランス+お金
71-80 ↑+魔導書「星の魔力・下」+魔導書「絶対零度」
81-90 ↑+オオキイ鎧の盾(クロシュ盾強化)
91-00 ↑+会心賽
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 22:41:01.77 ID:mGEiBf270
535 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 22:58:50.47 ID:zhWEOcxD0
 宝箱「」パカッ!

 ブラッドランス「」ドン!

フラナ「こ、これは……ブラッドランス!? フレメア、あなたこれ売り飛ばしたんじゃ……」

フレメア「そんなことするわけないでしょ。盗まれたの」

フラナ「えっ……そうだったの?」

フレメア「うん。この前犯人をぶち殺して取り返したんだよ。そういえばこの宝箱に入れといたんだった」


 魔導書「星の魔力・下」ポン!
 魔導書「絶対零度」ポン!

イリス「こ、これは……!」

ミスティ「私たち向けの魔導書……!?」

妖精「そういえば蔵書庫を進んでる最中、分体をいくつか放って何かしてたけど……もしかしてこれを探してたの?」

スライムクロシュ「〜〜!」モニョニョ

イリス「クロシュちゃん!!!」

ミスティ「なんて良いスライムなの、あなたは……!」


 金銀財宝「」ポン!

テイル「これは……お金ね!」

ヒナ「御駄賃としては破格じゃない?」

フレメア「それ私のへそくり――」

フラナ「城にあった財宝を勝手にかき集めただけでしょうが!」ベシッ

妖精「これはまあ……公平に分配しようか」


 ☆魔導書「星の魔力・下」と魔導書「絶対零度」を手に入れました

 ☆お金がいっぱい増えました

 *

 ブラッドランス「」ゴゴゴ…

フラナ「さて、この槍だけど……今回の功労者であり、恐らくこれから一番厳しい戦いに臨むことになるであろうあなたたちに貸してあげても良いわ。どう? イリス、使う気はない?」

イリス「ええっ!? 無理ですよ! 大体人間に使えるんですかそれ!?」

フラナ「使えるわよ。副作用とかもたぶんないわ」

ミスティ「たぶん……」

ローガン「ううむ……槍なら剣と同程度には使えるが……」

エバンス「でもそれ、血を吸う槍なんだろ? なんかおっかねえしな……」

妖精「クロシュはどうしたい?」

クロシュ「!」

↓1〜 先取2票
1.フラナさんに返す
2.使ってみる
3.パーティの誰かを推薦(要名前記載。票数は内容ごと)
0.自由安価(票数は内容ごと)
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 23:00:24.20 ID:Bk7PIZN0O
0メゾンドクロシュに保管しとく
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 23:01:18.80 ID:ocpKBtNW0
3イリス
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 23:10:02.92 ID:SUwy8r7xO
3
せっかくだからイリス
539 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 23:21:37.14 ID:zhWEOcxD0
クロシュ「……フラナさんとフレメアさんのことで、いっぱい、がんばったから……イリスさんが、持つのが、いいと思う……!」

イリス「えええ!?」

フラナ「ですって。さ、受け取りなさいイリス」

 ブラッドランス「」ポン

イリス「うう……わかりました」

 *

イリス「とはいっても私、槍の扱いなんて全然ですけど……」

フレメア「その槍、魔法の触媒にもなるからそういう用途で使えば?」

イリス「え、そうなんですか? あ……確かにいけそうかも……」

フラナ「ブラッドランスに適した属性は、水、氷、闇、血ね。他にも適した属性があるかもしれないからいろいろ試してみて」

イリス「水しか使えない!」

フラナ「まあ……試しにその槍で水魔法を使ってみなさい」

イリス「……なんかすごく嫌な予感がするんですけど」


イリス「じゃあいきますよ。はっ!」
 ブラッドランス「」ジャキッ!

 血のように赤い水「」ブシャァ

イリス「やっぱり!」

フラナ「この通り、この槍を通せばあなたも血魔法が使えるわ。鉄分の量や凝固の度合いは地属性で調節できるはずよ」

イリス「……あれ? じゃあ意外と私向き?」

フラナ「修練次第だけどね。あなたならできるはずよ」

 ☆イリスがブラッドランスを装備しました
  ブラッドランス装備時、血魔法を使うことができます

 ◇
540 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 23:40:50.25 ID:zhWEOcxD0
―夜
 セイントレア平原 野営地

クロシュ(テイルさんとヒナさんは……チカーバの街で受けた依頼だから、チカーバに帰るって言って……お別れ、した……)

クロシュ(フラナさんと、フレメアさんも……急いで魔族国に、帰っていった……)


 焚き火「」パチパチ

イリス「一気に人が減ると、寂しくなりますね……」

妖精「そうだね……。でもいつかまた会う機会もあるよ。フラナとフレメアについてはたぶん、そう遠くない内に」

ミスティ「……ええ。あの憎きカリスを討ち滅ぼす仲間として、共に戦えれば心強いわ」

デュア「お前たちはいろいろ背負っているのだな……。オノゴロの時もそうだったが、敬服せざるを得ん」

エバンス「はは、俺はほとんど成り行きみたいなもんだけどな」

デュア「もし私にもできることがあれば是非手伝わせてくれ。恩に報いよう」

妖精「や、でも下手すると王国とかに喧嘩を売ることになるから……流石に道連れのデュアを巻き込むわけにはいかないよ」

デュア「ははは、気にするな! 既に海の藻屑となりかけた身だ、お前たちの為に使うのであれば惜しくはない!」

ローガン「ううむ……私としては、恩よりも自分の命を大事にして欲しいが」

デュア「無論、命を失えば恩返しもできなくなるから無駄に死ぬつもりは毛頭ない! 安心してくれ!」

妖精「無駄じゃなく死ぬつもりはあるみたいな言い方はやめて欲しいかも……」

スライムクロシュ「〜〜…」モニョニョ…


セイントレア平原で野営します。明日の午前中に王都に着きます
↓1〜3 自由安価 野営中何をする?
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 23:41:27.72 ID:Bk7PIZN0O
メゾンドクロシュでバイオレット親子の仲良くしてる夢を見る
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 23:42:06.44 ID:GSBS5yHh0
イリス、クロシュと槍の練習
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 23:42:26.05 ID:oKq+0QY2o
これからの王国やセクリエ・ロイエの情勢や情報についてスライム通信で募る
544 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 23:49:20.88 ID:zhWEOcxD0
というわけで本日はここまでとなります。次回はしあわせな夢見編、イリスさんと槍の練習編、スライム通信情報収集編です

廃城での激闘を終え、再び旅路へ戻る一行。天守閣で遭遇した様々な出来事は、クロシュたちの内心を少々ざわつかせていた
操られし大吸血鬼フリューゲル、再び現れた邪悪術師カリス、無口な傀儡幼女アイス。交錯した運命は悲しみの旋律を奏で、物語は新たなる舞台――王都セイントレアへ――
あかちゃんスライムは悲しみに抗い、しあわせを夢見る――

それでは本日もありがとうございました。次回、明日はもしかしたら更新できるかもしれません(できない場合はなるべく早めに告知します)。よろしくお願いいたします
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/05(月) 01:44:52.46 ID:fW/fmb2o0
乙です。
悪魔城フリューゲルで拾った時計や十字架は出番無かったけど流石に今回限りかな。
あとデュアもこのまま正式にメンバー入りしそう。
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/05(月) 05:27:24.05 ID:MhPMRghEo
おつでした
00会心で吸血鬼姉妹が仲改善通ったの美味しい! (状況はお労しいが)
吸血鬼専用みたいな魔法を使うようになってダークヒーロー感が益々増すイリスちゃん
547 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/05(月) 18:04:42.07 ID:wPwAZa4N0
廃城で拾った吸血鬼殺しの道具は、役目を終えたからか廃城の崩落と共に消えてしまいました。また吸血鬼と戦う時が来れば、再び手にする機会もあるかもしれません
なおデュア氏は旅の道連れでありソロ専門の冒険者の為、協力関係にはなれますがパーティ入りすることは恐らくありません。良い協力関係を築くのが良いでしょう

00はとても強力な数値なので、発揮される効果も大きいものとなります。吸血鬼姉妹の確執はとても根深いものでしたが、ひとまずは和解できたと考えて頂いて問題ないでしょう
血魔法は本来普通の人間が使える魔法ではありませんが、複数の属性とブラッドランスによって人間でも使用可能となるようです。血を操って戦う者となると、実際とてもダークな印象です。イリス氏の今後に期待するのが良いかもしれません
548 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/05(月) 18:05:10.46 ID:wPwAZa4N0
―夜
 野営地

 焚き火「」パチパチ

イリス「というわけで槍の練習をします!」

クロシュ「ん!」

ミスティ「槍の練習なら、ローガンさんとかエバンスに見てもらった方が良いんじゃないかしら……?」

イリス「そう思って声をかけたんだけど……血魔法だったり悪竜の槍だったりで、ローガンさんたちもどう教えれば良いかわからないんだって……。そういうわけでとりあえず、私とクロシュちゃんでいろいろやってみようと思うの!」

ミスティ「そうだったのね……。確かにそう考えると教えられる人はいなさそうだわ……」

クロシュ「わたし……少し、できる!」

イリス「まずはもう既に槍を使ってるクロシュちゃんの動きを見せてもらったりしようかな?」


↓1コンマ
01-30 近接経験+1
31-60 近接経験+1、魔法経験+1
61-90 近接経験+2、魔法経験+1
91-00 近接経験+4、魔法経験+2、技を閃く
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/05(月) 18:06:49.37 ID:7ibs2ORCo
550 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/05(月) 18:40:22.17 ID:wPwAZa4N0
竜メイドクロシュ「!」ポン!

 竜角の大槍「」ビビビッ

 大きな岩「」ドガガッ

竜魔女クロシュ「!」ポン!

 竜珠の大杖「」キュオオオ――

 魔法弾「」バギュンッ!

 砕かれる岩「」ドッギャァン!


イリス「流石クロシュちゃん! あれだけの大槍なのに凄い速さの連続突き! そして一瞬で杖に変形させて魔法弾でトドメ!」

ミスティ「……真似できそう?」

イリス「……と、とにかくやってみる! 突っついてトドメに魔法、だよね!」

クロシュ「ん!」


イリス「よおし……ていやっ!」バッ

 ブラッドランス「」ブン ブン ブン …

 大きな岩「」ベシッ ベシッ ベシッ …

イリス「そしてここで……ブラッディパワー!!」バッ

 ブラッドランス「」ギュオオオ―カッ!!

 高圧血流「」ドギュウウウウッ!!

 貫かれる岩「」ドッギュウン!!


イリス「はあ、はあ……ど、どうだ!」
 ブラッドランス「」ジャキーン!

ミスティ「……突きはともかく、トドメの血魔法の威力は凄いわ。でもこれなら、杖で叩いたあと水魔法でぶち抜くのと特に変わらないんじゃ……?」

イリス「うっ……た、確かに……!? 血魔法の特性……鉄分や凝固を駆使して、もっと自在に操ることができれば……」

クロシュ「わあ……!」

 ☆その後試行錯誤を繰り返し、イリスとクロシュが近接経験と魔法経験を1づつ獲得しました
 ☆イリスの近接レベルが1上がりました

 ◇
551 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/05(月) 19:51:22.13 ID:wPwAZa4N0
―夜
 野営地

 焚き火「」パチパチ

スライムクロシュ「……」

妖精「お疲れさま、クロシュ。イリスの訓練はどうだった?」

スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ

妖精「なるほど……流石に一朝一夕じゃ血魔法を使いこなせるようにはならないか」

スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ

妖精「そうだね。さ、それじゃあそろそろテントに入ろう」

スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ

妖精「え? また星脈を通して?」

スライムクロシュ「〜」モニョ

妖精「まあ確かに、外から王都とかの情報を得られるなら悪くないかも……」

スライムクロシュ「〜!」モニョ

 デロデロ…モニョモニョ…

 竜珠の大杖「」カッ!

↓1コンマ
01-10 ???
11-30 レッサースライムたち『〜〜』モニョモニョ
31-50 王都のスライムたち『こんばんわ〜』モニョモニョ
51-70 クロシュヴィア?『……えっ?』
71-90 ブラッド『お前もこっちに来てるの?』モニョニョ
91-00 ???
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