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安価とコンマで異世界転生!その12
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533 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/09/16(火) 19:57:45.98 ID:aKVPFwSw0
狙撃少女「あっ、いた……!」
男「どうしたんだ……!?」
廊下の向こうからやってきたのは狙撃少女だった
彼女もまた深刻な表情である
重騎士「!」
狙撃少女「すみません、私が彼女に強く言ってしまったせいで……思い詰めさせてしまいました」
男「そ、そうなのか……」
534 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/09/17(水) 04:02:22.95 ID:2oIqNE4/0
重騎士「あ……」
狙撃少女「ご、ごめんなさい……あなたにも、あなたのペースがあるはずなのに」
彼女は重騎士の前に出て謝罪する
重騎士「……ううん、いいの。気にしないで」
狙撃少女「………………」
重騎士「あなたの想い、よく伝わってるから」
535 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/09/17(水) 04:08:42.29 ID:2oIqNE4/0
本日はここまでです
ありがとうございました
536 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/09/17(水) 19:54:41.24 ID:2oIqNE4/0
男「……美しい友情だなぁ」
狙撃少女「もう、からかわないでくださいよ……」
彼女は恥ずかしそうにしながら頭を軽く振った
男「じゃあ、今から伝えるべきことを伝えるぞ」
重騎士「そこの部屋のこと?」
狙撃少女「なにかあったんですか?あの部屋に」
537 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/09/18(木) 02:07:02.11 ID:TVh3nNNT0
男「どこかに通じる地下通路があった」
重騎士「それはほんとなんだ」
男「だが、どこに繋がってるかなんて分からない。そこで……戦力を集中して潜り込みたい」
狙撃少女「それが無難でしょう」
男「俺がみんなを呼んでくるので、それまでその通路の入り口を見張っていてほしいんだ」
重騎士「分かったよ」
538 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/09/18(木) 02:13:07.45 ID:TVh3nNNT0
本日はここまでです
ありがとうございました
539 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/09/18(木) 19:19:05.42 ID:TVh3nNNT0
それから男は、部屋に全員を呼んできた
中華「やはり、隠された場所があったんだね」
氷魔「……なにが……あるのでしょうか……」
その暗闇を覗き込んで、
あれこれとみな思案をする
やる気「……!」
ぶりっ子「どうしましたぁ?」
540 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/09/19(金) 03:18:40.67 ID:BvjJCnjV0
突如彼が目を見開いたので、
それに気付いた者は困惑する
やる気「……誰か、この部屋に向かってるっす。廊下から……」
怪盗「ば、バレましたかね……」
狙撃少女「すみません、私がさっき焦って動き回ったからかも……」
重騎士「……私がお手洗いに行くって言ってからもう30分経ってるもんねぇ」
541 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/09/19(金) 03:23:23.66 ID:BvjJCnjV0
本日はここまでです
ありがとうございました
542 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/09/19(金) 19:35:10.16 ID:BvjJCnjV0
炎魔「とにかく、対処を考えなきゃですよ?」
男「だったらここに、おあつらえ向きの穴があるじゃないか」
中華「ふふ、そうだね」
そうして、彼らは部屋の外にある気配から逃れるために、
地下通路へと逃げ込んだのだった
>>下1……地下通路の様子
543 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/09/19(金) 20:41:56.06 ID:xTXmTVcZo
全体的に埃っぽいが誰かがつい最近通った形跡がある
544 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/09/20(土) 04:28:52.73 ID:i4+JqcYb0
氷魔「けほっ……けほ……」
そこは思いの外埃っぽかった
元々そうした場所であったうえ、
無理に駆け込んだので土煙が立った形だ
ぶりっ子「はぁ……ん?」
怪盗「どうかしました?」
ぶりっ子「足跡がまだ残ってますよぉ」
545 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/09/20(土) 04:30:42.54 ID:i4+JqcYb0
狙撃少女「……本当ですね、結構新しいです」
靴で歩かれた跡がそこにはあった
ひたすらその通路を進み、奥へと向かっている
重騎士「誰かいるのかな……」
炎魔「いたとすれば、そいつが鍵を握っていそうです。捕まえましょう!」
546 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/09/20(土) 04:41:30.00 ID:i4+JqcYb0
本日はここまでです
ありがとうございました
547 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/09/20(土) 19:29:11.56 ID:i4+JqcYb0
地下通路は当然狭く、
また、一行が予想していたよりは長かった
男「……この感じ、外のどこか地上なんかに繋がっててもおかしくないな」
中華「でも、繋ぐからには移動で使うよね」
氷魔「……戦略的な重要性は高そうです……」
548 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/09/21(日) 02:27:20.80 ID:4JFqBg2N0
怪盗「そういえば……」
やる気「どうしたっすか?」
怪盗「私、飲み物に混じって液状の爆薬が置いてある部屋を見たんですよね」
狙撃少女「はい、あれは確かに爆薬でしたね……」
ぶりっ子「へ?」
突拍子もない報告なので、
それを予め知っていない者は不思議そうにしている
549 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/09/21(日) 02:48:19.04 ID:4JFqBg2N0
本日はここまでです
ありがとうございました
550 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/09/21(日) 19:33:39.75 ID:4JFqBg2N0
炎魔「こんなところで爆薬なんか使われたら、崩壊まっしぐらですよ」
重騎士「うん……」
男「さっきの足音を迎え撃って、大事にしなくてよかったな……」
安堵しながら、一行は暗闇の中を進んでいく
しばらく進めば、そこに梯子が現れた
中華「ここから上に行けそうだね」
氷魔「……まるで……普段使っている……地下通路のようですね……」
551 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/09/22(月) 19:02:13.65 ID:jOrhrgPt0
すみません寝落ちしました
やる気「そんじゃ、ちょっくら上見てくるっすよ」
彼はするすると梯子を上り、
その上部に付けられている蓋を外して外を見る
ぶりっ子「どうですかぁ?」
やる気「>>下1」
552 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/09/22(月) 19:16:43.17 ID:5sVTN86QO
テントの詰所っぽい場所に繋がってて、奥の方に最初に出ていった大剣騎士が見えたっす
553 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/09/23(火) 01:37:36.63 ID:m9mZgebq0
やる気「テントの詰所っぽい場所に繋がってて、奥の方に最初に出ていった大剣騎士が見えたっす」
やる気は蓋をそっと閉めて降りてきた
どうやら向こうは完全な敵地のようだ
ぶりっ子「なるほどぉ……見つかりづらい拠点と、テントで作った仮の拠点を繋いでいるんですねぇ」
怪盗「とにかく奇襲です!そいつらをぶっ倒しましょう!」
554 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/09/23(火) 01:39:53.34 ID:m9mZgebq0
狙撃少女「そうですね……どうにかして倒せれば、戦果でしょう」
重騎士「でも、あの蓋から出ていけるのは一人ずつだよね」
普通の扉とは違い、狭い梯子の蓋であるために、
複数人で一気に乗り込むのが難しい
男「奇襲を仕掛けるのは規定路線だが、隊列に関しては慎重にならざるを得ないな」
555 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/09/23(火) 01:47:33.10 ID:m9mZgebq0
本日はここまでです
ありがとうございました
556 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/09/23(火) 19:58:46.86 ID:m9mZgebq0
中華「うーん、どうしよう?」
氷魔「……誰か一人が飛び出して……そこで……周囲をある程度制圧できるか……あるいは……態勢を整える時間を……確保できるか……でしょうね……」
向こうもおそらく正規の軍隊であり、
悠長な手段はとっていられない
魔物とは違って、目的意識と連携があるのだ
やる気「……じゃあ、話し合って決めるっすよ」
一行は先頭を決める会議を行った
二分ほど話して、>>下1が先頭になった
557 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/09/23(火) 20:14:26.58 ID:Qo9lOfd50
重騎士「では、私が『密書』を持って来たって体で先頭に立ちます」
558 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/09/24(水) 00:51:39.75 ID:bHhaXOJy0
重騎士「では、私が『密書』を持って来たって体で先頭に立ちます」
と名乗りを上げた彼女の意見が通った
やる気「実際、なんか元隊長の娘だって言われてたっすもんね」
本当にそうなのかは分からないが、
ともかく騙せうることは確かだった
559 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/09/24(水) 00:54:07.69 ID:bHhaXOJy0
男「妙な責任を感じてるんじゃないだろうな……」
重騎士「いやいや、実際適任です!」
ぶりっ子「そうなんですかぁ?」
重騎士「この分厚い鎧があれば、もし失敗しても重傷にはならないでしょう」
彼女は自信ありげにそう述べた
実際彼女の筋力を基準に作られているものならば、
相応の堅さがあるはずだった
怪盗「確かに、そうかもしれません」
560 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/09/24(水) 01:01:11.32 ID:bHhaXOJy0
本日はここまでです
ありがとうございました
561 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/09/24(水) 18:41:19.81 ID:bHhaXOJy0
重騎士「すぐに助けに来てくれれば、ですけどね」
男「俺たちは仲間を見捨てたりしない。たとえ死ぬことになったとしても、俺は行く」
冗談を言ったつもりの重騎士だったが、
意外にもシリアスに返されて一瞬驚いた様子を見せた
重騎士「じゃ、行きますねー」
彼女はそう言ってはしごを上っていく
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