安価とコンマで異世界転生!その12

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711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/31(金) 23:24:57.59 ID:8wjvuddA0
この谷底の何処かに死にかけのドラゴンが最期に集まる「墓場」があるらしい
712 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/01(土) 03:15:06.46 ID:Ai3BJ9Z5o
捕虜B「この谷底の何処かに死にかけのドラゴンが最期に集まる「墓場」があるらしい」

ぶりっ子「そ、そんな場所が……」

怪盗「じゃあ、ドラゴンの骨とか集められるんですかね!?」

狙撃少女「そうかもしれません、ですが……」

怪盗「なんですか?」

狙撃少女「……いえ、なんでもありません」
713 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/01(土) 03:45:56.33 ID:Ai3BJ9Z5o
本日はここまでです
ありがとうございました
714 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/01(土) 20:00:34.91 ID:iYzhCtOBO
その知らせは、怪盗のような野心ある者にとっては魅力的だったが、捕虜たちのような者にとっては、谷底を包む霧への恐怖を増大させるものだった


男「……まぁいいさ、下っていこう」

炎魔「灯りは任せてくださいね!」


すると一陣の風が吹き、
風なりとも龍のいななきともつかない音がした


捕虜A「ひぃ!」
715 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/02(日) 03:01:14.85 ID:PyYfJ1OPo
中華「怯えるのも分かるなぁ、ここ不気味だもん」

やる気「まぁ安心するっすよ、俺っちらはドラゴンも倒したことがあるっすからね」

氷魔「……とはいえ……ドラゴンもピンキリですが……」

ぶりっ子「そうですねぇ、みんな強いですけど、ただ強いだけのやつと強いのなんて前提に過ぎないってくらいのやつがいますからねぇ」

捕虜C「でも、ここに来るのは死にかけみたいですし、大丈夫でしょう?」

狙撃少女「病気なり……手傷なり……そういうものに冒されているのならば、確かに問題ないかもしれません」
716 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/02(日) 04:10:00.43 ID:PyYfJ1OPo
本日はここまでです
ありがとうございました
717 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/02(日) 18:18:19.37 ID:PyYfJ1OPo
怯える者を勇気づけながら、
一行は谷に滞留する霧の中へと入っていく


怪盗「足元、気をつけて」

炎魔「はい、転んだら大変ですからね」

男「なにかに見られているような……」


神経が尖りすぎているだけなのか、
あるいは霧に紛れてこちらを窺うものがいるのか……
と男は考えている
718 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/02(日) 20:50:22.36 ID:PyYfJ1OPo
中華「ううん、視界がよくないし……見られてたら、というのも懸念だね」

氷魔「……晴らしてみましょうか……?」

やる気「どうするんすか?」

ぶりっ子「あ、それなら私がやりますよぉ」


彼女はそう言うと魔法を唱えはじめた


捕虜B「うわっ……!?」

ぶりっ子「ぴゅん太郎っ!」


彼女は必殺技を地面に叩きつけ、
周囲の霧を一瞬晴らした


>>下1……霧が晴れてなにか見えたか
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/02(日) 20:57:21.83 ID:Zi4szA1V0
緑色のドラゴン
720 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/03(月) 02:39:46.48 ID:8n6fY6JIo
本日はここまでです
ありがとうございました
721 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/03(月) 19:27:45.00 ID:8n6fY6JIo
球状に晴れた霧は、すぐにまた元のように充満しようとする


怪盗「なっ……!?」


だが、確かにそれはいた
一行を見据える緑の巨龍が、
嘶き一つ漏らさずに佇んでいたのだ


狙撃少女「お、大きい……!よくこの谷に入れましたね……!?」
722 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/04(火) 02:08:07.34 ID:OIyAh6SLo
しかし、向こうからはなにも仕掛けてこなかった
霧もすぐに深まってしまい、
一行のほうからもすぐにドラゴンは見られなくなった


炎魔「ど、どうしましょう?」

男「……まぁ、襲うつもりがあるならもう襲ってきてるだろ」

中華「随分と楽観的な……」

男「前に面白い話を聞いてな、アレが大物のドラゴンならそう喧嘩は売ってこないと判断した」
723 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/04(火) 03:13:36.20 ID:OIyAh6SLo
本日はここまでです
ありがとうございました
724 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/04(火) 18:59:52.98 ID:OIyAh6SLo
氷魔「……根拠が……あるのですね……?」

男「ああ」

氷魔「……なら……構いません……」


一行はさらに谷を底へと下っていく
その道は少しずつ、しかし確実に、
彼らを睥睨していたドラゴンの元へと向かっている


やる気「あのドラゴンが狂暴なら、救難要請を出す前に下のやつらも殺されてるような気がするっすね」
725 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/05(水) 02:06:53.84 ID:9Cv+p5Zgo
十分ほど歩いて、一行は谷底へと辿り着いた
谷底も決して狭くはなく、
まだまだ歩いて探索できそうだった


ぶりっ子「さて、どこにいるんでしょうかね?」

やる気「地道に探すしかなさそうっすね」

怪盗「呼びましょうか?」

やる気「ドラゴンを刺激しそうで怖いんすよ、そのやり方」
726 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/05(水) 02:10:48.47 ID:9Cv+p5Zgo
本日はここまでです
ありがとうございました
727 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/05(水) 18:23:20.07 ID:9Cv+p5Zgo
捕虜C「私もそう思います」

狙撃少女「しかし、歩くには谷底は広すぎますよ」

炎魔「要請を出した人たちの中に重傷者がいれば、素早く発見したほうがいいですしね」

男「……確か、ドラゴンがいたのはあっちだな。逆の方向に呼び掛けてみようか」


方向感覚を頼りに、男はドラゴンがいた場所を指した
728 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/05(水) 18:25:37.22 ID:9Cv+p5Zgo
中華「そうしようか、男が言うにはドラゴンも別に襲ってはこなさそうみたいだし」

氷魔「……では……声の大きい方……お願いします……」


全員の視線は一ヶ所に集中した


やる気「……まぁ、俺っちっすね」

ぶりっ子「はいっ」

やる気「すー……誰かいませんか?っ!?」


彼は大きな声で叫び、谷の壁はそれを反響させる


>>下1……返事や合図はあったか
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/05(水) 19:01:00.45 ID:m3oRlQoB0
(今際の際にいるのになに奴だ!!?)と男だけに聴こえた
730 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/06(木) 01:07:40.35 ID:WzVgqebao
???(今際の際にいるのになに奴だ!?)

男「だ、誰かいるっ!」


と男もまた叫んだが、
他のメンバーはそんな彼の様子を不思議がった
なぜなら、その声は彼にしか聞こえなかったのだ


捕虜A「なに言ってるんだ……?」

怪盗「男さんはこういう人ですよ」
731 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/06(木) 02:10:35.25 ID:WzVgqebao
本日はここまでです
ありがとうございました
732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/11/06(木) 02:37:30.19 ID:LYI/G2wT0
【最終報告】児童相談所で調査を受けてきました。
https://www.youtube.com/watch?v=a2n0mwwgHO8
733 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/06(木) 20:04:23.72 ID:WzVgqebao
すみません遅れました


捕虜A「へぇ……そうだったんですね……」

男「おい、まるで俺が危ない薬やってるやつみたいじゃないか!?」

怪盗「あはは、冗談ですよ冗談!」

狙撃少女「まぁ、実際私たちには聴こえないものが聴こえることがあるんですよ」

捕虜B「どういう仕組みなんだ……?」
734 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/07(金) 01:47:54.65 ID:HxW5auZjo
男「チャンネルが合ってさ、なんか神様の声が聞こえたりするというか……」

捕虜A「やっぱり薬やってるんじゃあ……」

男「お前捕虜だよなぁ……!?」


ありえないぐらいからかってくる捕虜に男は思わず乗ってしまったが、
そんなことをしている場合ではなかった
男にだけ声が聞こえたということは、
まず普通の存在とは異なるものが近くにいるということなのだ
735 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/07(金) 02:00:33.63 ID:HxW5auZjo
本日はここまでです
ありがとうございました
736 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/07(金) 19:01:49.11 ID:HxW5auZjo
炎魔「……それで、なにがいるんでしょうか?」

男「俺が思うには……さっきのドラゴンだな」

中華「あぁ、やっぱりうるさかった感じ?」

男「ああ、まぁ……そろそろ死ぬつもりみたいなんだけど」

氷魔「……最後に暴れられても……困りますね……」
737 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/08(土) 02:47:00.69 ID:H+gKFMMPo
やる気「しょうがないっすね、地道に探すしかなさそうっす」

ぶりっ子「果たして、そうでしょうかぁ?」

やる気「え?」

ぶりっ子「案外、ドラゴンさんに聞けば教えてくれるかもしれませんよ?」


既に機嫌を損ねているようだったが、
しかし露骨に怒りを見せているわけでもなかった
738 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/08(土) 03:04:45.42 ID:H+gKFMMPo
本日はここまでです
ありがとうございました
739 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/08(土) 19:53:14.24 ID:H+gKFMMPo
狙撃少女「そうですね……仮定まみれですが、魅力的です」

炎魔「まぁどうにかなりますよ!」


とはいえ、明らかに強力な存在に対して、
敬意を示さないわけにはいかない
男は仲間たちの意思を察して、
慎重にドラゴンに話しかけた


男「ドラゴンさん、騒ぎ立てて申し訳ありません。我々はここで救難要請を出した方々を探しているのです……タダでとは言いません、どうか彼らの所在について教えてくれないでしょうか?」

グリーンドラゴン『>>下1』
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/08(土) 20:03:09.56 ID:HLXlxIqC0
私の子供がいる卵をを代わりに孵化させ育てるなら教えよう
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/08(土) 20:14:51.48 ID:HLXlxIqC0
をが一文字多かった
卵をを→卵を
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/08(土) 20:21:59.48 ID:x05y4a4B0
(奥の方に行けば出会えるだろうか早くした方がいいぞ。遅かれ早かれこの谷は『紅い悪魔』が噴き出てくる)
743 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/08(土) 21:41:51.18 ID:H+gKFMMPo
グリーンドラゴン『私の子供がいる卵を代わりに孵化させ育てるなら教えよう』


彼は、静かにそう述べた


男「……いいでしょう、寿命のこともありますが、心配いりません」

グリーンドラゴン『ふむ』

男「幸いにも、悠久の時を生きることができる人がいますから」
744 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/08(土) 23:05:23.08 ID:H+gKFMMPo
本日はここまでです
ありがとうございました
745 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/09(日) 19:53:43.93 ID:GmtHF/RPo
炎魔「え?私の話してます?なに話してるんですか?」

男「では、そういうことで……」

グリーンドラゴン『うむ』


霧の向こうから、
直径30センチほどの卵が転がってきた


男「温めればいいんですよね?」

グリーンドラゴン『そうだ』
746 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/10(月) 01:20:09.20 ID:8Epw0V/2o
男「よし、悪いが炎魔、この卵を育ててくれ」

炎魔「え"……これってもしかして」

男「そうだ、あのドラゴンの卵だ」

炎魔「……交換条件ってことですか」


彼女はそれを抱いて、それから男を見つめた


男「……すまない。だが……その卵を放ってはおけない。たとえ取引じゃなかったとしても、卵のことを知ったら拾うだろう」
747 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/10(月) 01:33:10.62 ID:8Epw0V/2o
炎魔「そういう人だってことは知ってますよ」

男「……だからまぁ、そうだな。炎魔が嫌だと言うなら俺がどうにかする」

炎魔「……そう言わないと思ったから取引したんでしょ?」

男「すまない。……本当に」


男が沈痛な面持ちになると、
炎魔は少し驚いて、それからにやりと笑った


炎魔「別にいいですよ?埋め合わせはしてもらいますけどね!」
748 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/10(月) 02:41:00.51 ID:8Epw0V/2o
本日はここまでです
ありがとうございました
749 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/10(月) 19:24:41.91 ID:8Epw0V/2o
グリーンドラゴン『人間らしいな』

男「……褒めてます?」

グリーンドラゴン『少なくとも嘲ったつもりはない』

男「そうですか」

グリーンドラゴン『では、お前たちが探している者の場所へと案内しよう』


そう言うと、霧の向こうで力強くなにかが蠢いた
750 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/11(火) 02:47:02.86 ID:wEv62WsEo
それは巨龍の羽ばたきであった
圧倒的な風圧により、
谷底に立ち込める霧が再び晴れる


中華「うわっ!?」

男「案内してくれるらしい、要請した人たちの元に」

氷魔「……豪快ですね……」

やる気「やっぱドラゴンは格好いいっすねぇ……」
751 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/11(火) 03:29:29.10 ID:wEv62WsEo
本日はここまでです
ありがとうございました
752 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/11(火) 19:54:51.16 ID:wEv62WsEo
ドラゴンがなにやら唱えると、地面に光る線が現れた
一行はそれを辿って歩く


ぶりっ子「すごい、魔法も使えるんですねぇ」

怪盗「年の功、ってやつなんでしょうか」


しばらく歩くと、線の終端に辿り着いた


狙撃少女「あれが……救難要請を出した人たちでしょうか……?」


>>下1……そこにいたのは
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/11(火) 21:38:16.89 ID:lk8sLO5G0
傷を負った兵士や一般人たちが安静にしている。健全者たちも負傷してる人に応急処置をしていた
754 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/12(水) 00:26:02.32 ID:m0PJBUFKo
そこには何人もの人々がいた
怪我人が多くおり、しかも兵士だけでなく、
明らかに非戦闘員と思われる者までいた


炎魔「こ、これは……!」

男「大丈夫ですか!?」


男が駆け寄ると、倒れた兵士に応急措置をしている人物の一人が希望に満ちた表情になった
755 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/12(水) 00:28:44.40 ID:m0PJBUFKo
医者「ほ、補給班の方々ですか!?」

中華「僕たちは違うけど、補給班もばっちり連れてきたよ!」

医者「ありがとうございます……!」


捕虜となっていた補給班の彼らは、
持っていた資材を急いで倒れた人々の元へと運び始めた


氷魔「……手伝いましょう……私たちも……!」

ぶりっ子「そうですねぇ、ですが回復魔法が使える人は応急処置に回るべきだと思います……資材を運ぶのも大切ですが」
756 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/12(水) 01:11:38.00 ID:m0PJBUFKo
本日はここまでです
ありがとうございました
757 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/12(水) 18:41:10.26 ID:m0PJBUFKo
怪盗「確かに……私も回復しよ」


それから一行と補給班、
そして怪我のない人は居合わせた医者の指示のもと、
分担して治療に当たった


狙撃少女「……ふぅ、一段落しましたかね」


霧のせいでただでさえ視界の悪い谷底だが、
時間の経過によって日が沈み、夜になってしまった


炎魔「谷から出るにしても明日になりそうですね」
758 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/13(木) 00:55:29.62 ID:bp3SjJFTo
医者「夜は冷えます、体調を崩さないといいのですが……」

男「火は起こせます。それよりもまずあなたが休むべきだ」


一行が来る前からずっと負傷者の対応を主導していた医者は疲労が強く顔に出ていた
当然、彼の指示に従っていた健康な人々も、
疲労によってぐったりとしてしまっている


医者「いつもは日がな椅子暮らしです、こういうときぐらいは頑張らねば」

中華「頑張るのと無茶は違いますよ、この男もちょっと履き違えてるタイプですが」

男「え、なんで俺刺されたの?」
759 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/13(木) 02:08:54.58 ID:bp3SjJFTo
本日はここまでです
ありがとうございました
760 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/13(木) 18:45:55.48 ID:bp3SjJFTo
医者「では、お言葉に甘えて……」


彼はその場に藁を敷いて眠りについた


男「あ、おやすみなさーい……」

男性A「いやぁ、皆さんが来てくれて助かりましたな……」

男「いえ、補給班を運んできただけですよ。……しかし、どうしてこんな谷底で、こんな怪我人が集まっているんですか?」

男性A「>>下1」
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/13(木) 21:11:42.92 ID:nAXCtH650
…元々この活火山になってる火山帯の調査に出向いたんですが、運悪く自然的な災害に巻き込まれて…
762 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/13(木) 23:54:20.29 ID:bp3SjJFTo
男性A「…元々この活火山になってる火山帯の調査に出向いたんですが、運悪く自然的な災害に巻き込まれて…」

男「ここ、火山帯だったんですね」

男性A「えぇ、温泉なんかも出るところには出ますよ」

男「しかし、災難でしたね……調査かぁ」


補給班は帝国の所属である
彼らが救難要請を受け取ったということは、
男はここにいる人々も帝国の調査チームと推察した
763 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/13(木) 23:54:47.33 ID:bp3SjJFTo
本日はここまでです
ありがとうございました
764 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/14(金) 19:35:00.52 ID:m1LWq0hqo
男性A「どうかされました?」

男「いえ、ちょっと込み入った事情がありましてね」

男性A「そうですか」

男「……聞かれないんで?」

男性A「助けてくれた人たちの事情にずけずけと踏み入っていくようなことはできませんよ」


二人が囲んでいた焚き火の火が揺れる
男はそれを見て、小枝を何本か投げ込んだ
765 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/15(土) 02:50:32.90 ID:9uttC26Jo
男「助かります……」


ちらりと後ろを見ると、炎魔が卵を抱えて眠っていた


男性A「そろそろ寝ましょうか」

男「ですね」


そうして一行は眠り、夜は更けていった
766 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/15(土) 02:53:32.05 ID:9uttC26Jo
?翌日・陰週金曜日?


氷魔「……ふぅ……」


谷底の冷気の心地よさを感じながら、彼女は目覚めた
目覚めたものの状況を把握しきれず、
寝ることも選べない怪我人たちを除けば、
彼女が最も早く朝を迎えた


氷魔「……ええと……お怪我をされている方々は……ひとまず安心していいですよ……助けに来ましたので……」
767 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/15(土) 04:42:25.05 ID:9uttC26Jo
本日はここまでです
ありがとうございました
768 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/15(土) 19:26:40.66 ID:9uttC26Jo
しばらくすると、他の人々も起きてくる


やる気「あー……なんか湿っぽい朝っすね」


霧が出たままなので、
未だじっとりとした空気が漂っている


ぶりっ子「今日は谷を出たいですねぇ」
769 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/16(日) 03:58:47.44 ID:aXtRT24Ro
怪盗「これだけの大所帯ですし、なにか乗り物があったりしませんか?」


すると、怪我人のうち一人が返事をする


怪我人A「確かにそうだが……谷底に転げ落ちるときにぶっ壊れた」

怪盗「あ、そりゃそうですよね」

男「……残骸とか、どっかにあるかな」
770 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/16(日) 18:36:35.44 ID:aXtRT24Ro
すみません寝落ちしました


女性A「どうしてそんなことを?」

男「すぐに修理できるアテがあるから、だな」

女性A「はぁ……一応見ますか?ひどい有り様ですが」

男「訳の分からないことに労力を使わせて申し訳ないが……ぜひお願いしたい」

女性A「分かりました」
771 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/17(月) 00:32:29.12 ID:4dMXdzE+o
それから、男は谷底を案内されて、
乗り物があった場所へとやってきた


男「……これは?」

女性A「魔翌力ホバークラフトです……いや、だったものです」


粉々になった様々なパーツと、
ひしゃげた本体がそこに転がっている


男「なるほど、なるほど……動力には魔翌力を使っているんでしょうか?」

女性A「魔翌力を濃縮した石を使っていたはずですね、魔翌力を直接注いでも動くはずですが」
772 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/17(月) 00:43:16.38 ID:4dMXdzE+o
本日はここまでです
ありがとうございました
773 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/17(月) 19:55:33.15 ID:4dMXdzE+o
男「じゃあ、直してみようと思います」

女性A「え……?」

男「変な形に復元されることも多々あるので、期待はしないでくださいねー」


男は残骸たちをかき集め、
ある場所についている、締められそうなナットを発見してそこに『壊れたものを何でも直すレンチ』を使った


>>下1……残骸はどうなった?
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/17(月) 20:40:53.00 ID:xavS8iPSo
見た目は普通だが中身は色々魔改造された
775 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/18(火) 02:11:51.86 ID:tHk1SF0Io
すると、
ひとりでにバラバラになったパーツが集結し始める
ひしゃげたフレームもすぐに成型され、
元通りの見た目に戻ってゆく


女性A「あ、危ないっ!」

男「おおっと!?」


合体しようとするパーツ群に巻き込まれそうになった男だが、どうにか近くのくぼんだ場所に転げて回避した
776 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/18(火) 02:14:01.50 ID:tHk1SF0Io
轟音がしたので、ほど近くにある臨時キャンプから、
健康な者たちやギルドのメンバーが集まってくる


狙撃少女「機械……?」

男性B「こりゃ、俺たちが乗ってきたホバークラフトじゃないか。ぐちゃぐちゃになったはずじゃなかったか?」

炎魔「なんか、直ってません?」

中華「あぁ……レンチ使ったね?」
777 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/18(火) 02:18:54.20 ID:tHk1SF0Io
本日はここまでです
ありがとうございました
778 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/18(火) 18:48:06.35 ID:n0V1VHb/O
男「あぁ、ちゃんと直ったぞ」

医者「ちょっと定員はオーバーするが、どうにか全員で脱出できそうだ。……道があればだが」

氷魔「……ご安心ください……私たちが来た道があります……」

やる気「運転手は無事っすかね?」

医者「いや、かなり怪我をしている。だが任せてくれ、私もホバークラフトの免許は持っている」

ぶりっ子「めちゃくちゃ頼りになりますねぇ」

779 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/18(火) 23:39:05.43 ID:tHk1SF0Io
怪盗「しかし、定員オーバーは危険ですよね。往復するべきでは?」

男性A「燃料になる魔石がほとんど出涸らしなんだ、せいぜい片道しかもたなさそうだな」


魔石を収めるユニットが車内後方に付いており、
それは鈍い光を放っている


氷魔「……魔翌力には自信があります……他の方々も……かなり魔翌力を保有していますよ……」

狙撃少女「私たちで魔翌力を注いで動かしていくべきかもしれませんね」
780 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/19(水) 01:37:18.69 ID:130RL90Lo
本日はここまでです
ありがとうございました
781 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/19(水) 19:32:00.47 ID:130RL90Lo
炎魔「私としては過密空間は遠慮したいですしね……」


彼女はドラゴンから託された卵を抱き、
大切そうにするジェスチャーをした


男「そうだな、まず怪我してない人たちを乗せてルートを開拓し、折り返しで安全なルートを使って怪我人たちを送り届けよう」

医者「では、皆さん乗ってください」
782 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/19(水) 22:23:11.00 ID:130RL90Lo
それから、無事な人々と数人の怪我人がホバークラフトに乗り込んだ
医者は操縦桿を掴み、エンジンをかける


中華「うわぁっ!?」


たったそれだけで、凄まじい衝撃が走った
駆動音は勇ましく響き、猛烈な振動を開始している


医者「随分調子がよさそうじゃないか」
783 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/19(水) 23:25:58.33 ID:130RL90Lo
本日はここまでです
ありがとうございました
784 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/20(木) 19:54:18.32 ID:F/9v2Rxpo
しかし彼は異常に気付かず、そのまま発進する
一瞬にしてホバークラフトは本来の最高速度に達し、
そしてそれを遥かに超える速度へと移行していく


氷魔「……ホバークラフトって……こんなに速いんですね……」

女性A「違う!こんな速くないですっ!」

女性B「スピード出しすぎ!」


そこまで言われて、
爆走を開始した医者はようやく事態を把握したようで、


医者「……なんか速いな」


と納得するのだった
785 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/21(金) 01:33:39.48 ID:r1S6bXOho
やる気「ちょ、大丈夫っすかこれ!?事故るっすよ!?」


ただでさえ霧で視界は最悪であるのに、
速度は凄まじい
彼の懸念通りに谷の壁がすぐ近く、正面に姿を現した


医者「ぬうぅぅっ!!」


だが、ホバークラフトの変化は速度面に留まらなかったのだ
医者が勢いよく操縦桿をひねると、
一切のタイムラグなくホバークラフトはカーブする
786 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/21(金) 01:36:02.28 ID:r1S6bXOho
ぶりっ子「ちょおっ!?ら、乱暴すぎますよぉっ!?」


座席の左右に座っていた者たちが咄嗟に近くに掴まったためなにも起きなかったが、
普通なら遠心力で機体から投げ飛ばされる者がいてもおかしくないほどに暴力的な旋回だった


医者「こいつ、とんでもないマシンだ!」

狙撃少女「なに興奮してるんですか!?一旦落ち着いてください!」
787 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/21(金) 01:37:26.81 ID:r1S6bXOho
本日はここまでです
ありがとうございました
788 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/21(金) 18:58:23.05 ID:aS/clYtmO
しかし彼は止まらなかった
峠を攻める走り屋のように、
谷の側面にある斜面を高速で駆ける


炎魔「退散っ!」


卵が傷つかないように彼女は自ら飛び出し、
羽ばたいて近くに着陸した


男「ナイス判断!」
789 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/22(土) 02:57:54.57 ID:ig5X7N9Zo
残された者たちは医者の荒ぶる運転に翻弄されながらも、どうにか谷から脱出することができた


中華「た、助かった……」

医者「うまくいったな」

氷魔「……あなた……それでも医者ですか……?」

医者「なに、健康なやつはもう治らない。僕は気にしないことにしている」

やる気「怪我人には優しいっすけど、なかなかキマってるっすね……」
790 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/22(土) 03:07:27.20 ID:ig5X7N9Zo
本日はここまでです
ありがとうございました
791 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/22(土) 19:45:10.00 ID:ig5X7N9Zo
それから、健康な人々だけを降ろして、魔翌力を供給するためにギルドの一行だけを連れて谷へと再び下っていった
今度は安全運転で行くつもりのようだ


男「そういえば……」

医者「どうしました?」

男「皆さんはここいらの火山帯の調査に来たと聞きましたが、なぜ調査をすることになったんですか?結構危険じゃないですか」

医者「>>下1」
792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/22(土) 20:09:29.61 ID:PM3FBY6+0
この活火山を人為的に噴火させて『紅い悪魔』…あぁ要はマグマを発生させれるかの調査だね
793 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/23(日) 03:24:05.44 ID:tJecuN/bo
医者「この活火山を人為的に噴火させて『紅い悪魔』…あぁ要はマグマを発生させれるかの調査だね」


『紅い悪魔』とは伝承上の呼び名なのか、はたまた帝国ではそのように呼ばれるのか、と男は考えた


ぶりっ子「へぇー……なんか物騒ですねぇ?」

医者「そうだな、その懸念はまさしくその通りだった」
794 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/23(日) 03:38:02.76 ID:tJecuN/bo
怪盗「噴火……は流石にしてないですよね?」

医者「あぁ……だが、かなり激しい地震が起きた」

狙撃少女「そうなんですね……」

医者「最悪なことに地盤が悪くてな、地震で地面がぐちゃぐちゃになって……僕を含め、谷底にいたのはある種の地すべりで谷まで落とされた奴らだ」


そこまで聞いて、男は不安になった


男「……え、それ確実に死なないか?」
795 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/23(日) 03:38:57.47 ID:tJecuN/bo
本日はここまでです
ありがとうございました
796 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/23(日) 19:25:11.13 ID:tJecuN/bo
医者「谷底のドラゴンが助けてくれたのさ」

中華「おお、やっぱりあのドラゴンはいい龍だったんだ」

医者「なんだか苦しそうだったから、悪いなぁと思いはしたんだが……我々にできることもなかったし、ただ感謝しただけだ」

氷魔「……ここにいる男さんは……あのドラゴンと話したそうですよ……」

男「少なくとも悪い龍じゃなさそうだったな……そう仮定してたってのもあるけど」
797 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/24(月) 01:49:10.41 ID:tSJFQDjBo
やる気「ちなみに炎魔さんが持ってるのはあのドラゴンの卵っすよ」

医者「へぇ……参ったな、あんまりスピード出すべきじゃなかったか」

ぶりっ子「誰が乗ってようとアレはまずいですけどねぇ……」


話しているうちに、
再びホバークラフトは谷底までたどり着いた
なだらかとはいえ、谷底まではずっと斜面であるのに事故を起こしていないことから、暴走癖はあるものの医者の操縦自体に問題はないことがうかがえる
798 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/24(月) 02:23:35.60 ID:tSJFQDjBo
本日はここまでです
ありがとうございました
799 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/24(月) 18:49:02.11 ID:tSJFQDjBo
それから谷底に戻ると、
そこは妙などよめきに包まれていた
停まったホバークラフトからみな飛び降り、
怪我人たちの集まる場所へと向かった


怪盗「なにかあったんですか?」


集団の近くにある岩へと素早く飛び乗った怪盗が、
誰にともなく質問をする
800 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/24(月) 21:53:25.22 ID:tSJFQDjBo
炎魔「あ、怪盗さん」

怪我人A「なんか、卵が震えてるらしいぜ」


怪我人たちの中心には炎魔がいて、
ひとりでに揺れる卵を抱き締めていた


怪盗「孵りそうなんですか?」

炎魔「そうみたいなんですよ」
801 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/25(火) 01:34:40.90 ID:7OmJVz7Lo
本日はここまでです
ありがとうございました
802 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/25(火) 18:51:47.98 ID:7OmJVz7Lo
狙撃少女「おぉ……!」


狙撃少女は興味津々といった様子で卵を眺めている
炎魔が優しく卵を抱きなおそうとしたところ、


炎魔「わっ!」


激しく振動して彼女を振り払ってしまった
強い生命の脈動を、その場の誰もが感じていた
803 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/25(火) 23:45:41.18 ID:7OmJVz7Lo
男「すごいな……そうだ、ドラゴンを呼んでこないと」


ぼうっと卵を見ていた男だが、
そもそもそれはドラゴンの卵だったことを思い出した


中華「実の子供の誕生にまだ立ち会えるかもしれないね!」

氷魔「……探しましょう……」
804 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/26(水) 19:36:46.70 ID:pSmZdfJOo
すみません寝落ちしました


男「こっちだ!」


男は昨日ドラゴンがいた場所に向かう
そこには霧で霞んだグリーンドラゴンが弱々しそうに佇んでいる


グリーンドラゴン『……なんだ……?』

男「あなたの子供ですよ!いま孵りそうなんです!」

グリーンドラゴン「そう……か……」
805 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/26(水) 19:39:11.57 ID:pSmZdfJOo
だが、動く気力ももうないようだった
急いで卵を取りにいかなければならないと男が振り返ると、


炎魔「こっちですね!?」


どうにか卵を支えながら炎魔が飛んできた


やる気「ナイスっす!」

炎魔「あっ!孵りますっ!」


ついに卵にヒビが入り、割れていく
炎魔は着陸すると、
グリーンドラゴンの前にそれを置いた


>>下1……卵の中から現れた存在
806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/26(水) 20:03:43.70 ID:/N5F/lSCo
角と翼と尻尾が生えた娘
807 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/26(水) 21:30:13.08 ID:pSmZdfJOo
龍娘「はああぁぁぁ?っ!!」


卵を突き破り、中から女の子が現れた


グリーンドラゴン「おぉ……!」

ぶりっ子「子供に会えてよかったですねぇ……!」


ぶりっ子は涙ぐんでいる


狙撃少女「え、あれドラゴンの子供なんですか?」
808 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/26(水) 23:30:37.53 ID:pSmZdfJOo
本日はここまでです
ありがとうございました
809 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/27(木) 19:46:34.39 ID:EwnpVS95o
彼女がそう疑問を抱くのも無理はない
しっかりと人型をしているからだ


ぶりっ子「だってほら!角も翼も尻尾もあるんですよぉ!?」

龍娘「ん……」


彼女は伸びをして、尻尾をぴんと張り、
翼を大きく開いてみせた
810 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/27(木) 22:45:19.81 ID:EwnpVS95o
龍娘「あ……あう……」


彼女は言葉を話せないようだった
卵の中にある膜のようなものが全身を包んでおり、
羞恥心などはないようだが、
その裸体が曝されることもなかった


グリーンドラゴン「我が……娘……よ……」

龍娘「むすめ?」

グリーンドラゴン「ああ、そうだ……娘よ……」
811 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/28(金) 01:26:57.99 ID:D2ZJxlI1o
本日はここまでです
ありがとうございました
812 : ◆cUhskXlNTw :2025/11/28(金) 20:05:17.12 ID:K+Q1Wq0bO
すみません遅れました


グリーンドラゴンは優しく微笑んでいた


炎魔「感動的ですね……」

グリーンドラゴン「おまえに……伝えておきたいことが……ある……」

龍娘「?」


彼女は言葉が分かっているのかいないのか、
能天気な表情で自らの父を見つめていた


グリーンドラゴン「いいか……>>下1」
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