【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part7

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1 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/28(土) 18:43:24.71 ID:5y5+uScJ0
◇インフォメーション◇

・概要
タイトルの通り、魔法の存在するファンタジー世界で生きるスレのPart4です。
主人公がどのような道を歩むかは安価とコンマ次第です。

・世界観
ファンタジーです。文明レベルは国や地域によって様々ですが、現存文明のほとんどは魔力や魔法を主軸としたものです。
なお話の都合により設定が一部変更されたり新しく生えたりする可能性はあります。ご了承ください。

・安価について
安価、コンマの連取りは原則禁止です。ただし最後のレスから30分経過しても安価が踏まれなかった場合は連取り可とします。
また、内容によっては部分採用や再安価となる場合があります。ご了承ください。
なおシステムやルールは途中で変更されることがあります。こちらもご了承ください。

・コンマについて
素コンマ96-00は確定クリティカルとなり、マイナス補正等を無視して必ず最良の結果となります。

・注意
更新頻度と筆は遅めです。ライブ感で書いているため、展開にガバがあります。
また、物語の展開や安価コンマの結果によっては、最悪の場合キャラクターが死んだり消えたり闇堕ちしたりすることがあります。
苦手な方はお気を付けください。


◇用語◇

〈魔法〉
この世界で生きるための必需技術。
ほとんどの国や地域に広く普及しており、人々の生活を支えている。

〈魔力〉
習得した魔法を行使するためのリソース。
この世界のほとんどの生命は生まれながらにこれを保有・生産・出力する能力を持つ。
魔力の保有量・生産量・瞬間出力量は生まれつきの才能によって決まるが、多少は訓練などで伸ばすこともできる。
魔力は一晩熟睡する程度の休息で概ね全回復する。ポーションなどの薬物で即時に回復させることもできる。
魔力を全て失った生命体は死亡する。ただし普通の人間はある程度まで魔力が欠乏すると意識を失うため、日常生活において魔力枯渇死を心配する必要はない。

〈魔法の属性〉
大抵の魔法は、火や水などと言った特定の属性を有する。
属性を持たない魔法は無属性として扱われる。
属性間に有利不利はほとんどないが、光と闇のように相克し合う関係はいくつかある。
既存の属性に当てはまらない新属性が発見されることもある。

〈得意属性〉
ほとんどの生命体は、得意とする魔法の属性を一種類持つ。
得意属性の魔法は習得コストが低く、行使における燃費が良く、発動する効果・威力も高い。
そのため、基本的には得意属性の魔法を中心に習得していくのが普通である。
研究の進んでいない希少属性やユニーク属性の持ち主は独学にならざるを得ない。

その他質問等あればいつでもお気軽にどうぞ。

前スレ
Part1
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1704196175/
Part2
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/
Part3
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1721452715/
Part4
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1726896316/
Part5
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1735378640/
Part6
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1742020025/

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1751103804
2 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/28(土) 18:44:24.04 ID:5y5+uScJ0
◇登場人物:旅の仲間その1◇

【名前】クロシュ
【種族】シャドースライム
【性別】女
【年齢】3
【容姿】羊羹くらいの透明度の粘体に真紅の核。容姿は自由自在だが普段はフメイと同様の黒髪赤目セミロングヘアーロリの姿を取る
【性格】臆病でコミュ能力に難あり。恩は忘れない
【魔法】反映魔法。自分の見え方と質感を知ってるものに変換可能
【備考】親友のフメイと共に、人と魔が助け合って暮らす小さな集落でひっそりと暮らしていたスライムの少女
集落を失ってからは、失踪したフメイを探すために旅を続けている
カリス・ノーランドによって造られた生き物であることが判明した
好きな生き物はスライム類と妖精類と貝類

【能力】
・擬態(外見のみ。属性や能力は変化しない)
・同化(道具や物質の属性や能力を一時的に身に付けることができる。多重使用可)
・合成(同化した物品同士を合成して新しいものを作ることができる)
・吸収(食べたものの技能・能力の一部を稀に身に付けることがある)
・分裂(複数の分体を作ることができる。分体も同化・再現を使用可能)
・再現(同化したことのあるものを自力で完全再現できる。燃費は悪い)

【主な技能】
・剣技[5]
・防御[5]
・魔法[5]
・スライム[☆]
・お絵かき[☆]
・ぱわー[☆]
・毒耐性[☆](お酒にも強い)
・カナヅチ(素)

【主な擬態】
・フメイちゃん(普段の姿)
・犬     (犬の姿)
・蜘蛛絹   (さらさら)
・スライム騎士(騎士鎧をまとった姿)
・木版印刷機 (大量印刷可能)
・貝類    (カタツムリやタニシなど。ゆっくり動く)
・大亀    (他者を乗せて水上移動できる)
・光学迷彩  (透明になる)
・トカゲ   (単独時、水面移動・高速移動ができる)
・オオキイ  (大きくなる。力も強いがお腹が減る)
・風船スライム(飛べる。みんなを運んで移動できる)
・ワイバーン (飛べる。風船より速いがお腹が減る)
・その他クロシュが直接見たり触ったり食べたりしたもの

【主な同化〈武器〉】
・ウニ大盾  〈防御☆ 反撃◯:ウニ大盾の姿〉
・星霊の剣  〈剣技◎ 加護☆:メイド剣士の姿〉
・竜珠の大杖 〈魔法◎ 万能☆:魔女っ子の姿〉
・竜角の大槍 〈剣技◎ 万能☆:竜メイドの姿〉
・踊り子の双剣〈剣技◯ 舞踊◎:踊り子の姿〉

【主な同化〈属性〉】
・大きな巻き貝〈水属性◯ 水泳◯:ウミタニシの姿〉
・炎スライム 〈炎属性☆ 火力☆:炎の姿〉
・光精の祝福 〈光属性☆ 光速☆:光の姿〉
・風・風船  〈風属性☆ 飛行☆:風の姿〉
・雷スライム 〈雷属性☆ 雷速☆:雷の姿〉
・不死鳥   〈炎属性◎ 復活☆:不死鳥の姿〉
・夢想の魔王 〈心属性☆ 夢喰☆:夢喰いスライムの姿〉
・水スライム 〈水属性☆ 水泳☆:水の姿〉


【名前】妖精
【種族】妖精
【性別】女
【年齢】秘密
【容姿】銀髪セミショートの妖精。くすんだ光の翅を持つ
【性格】口は悪いが面倒見は良い
【魔法】自然魔法。そこにある自然の力を借りることができる。また、妖精類独自の魔法にも精通する
【備考】クロシュと共に旅をしている妖精。人間嫌いだが、人間以外も割と嫌っている
他の多くの妖精類と同様、固有の名を持たない
生命の在り方を悲観して苦しみのない世界を望んでいるが、それが叶うことのない望みだということもわかっている。それでも望まずにはいられず、諦めて朽ちることもできない
かつて緑の国フォレスティナを興した建国の太母という妖精と同一人物だったことが判明した
自分をクロシュの保護者のように思っている節がある
【主な技能】
・妖精魔法[9]
・自然属性[9]
・隠密[7]
・飛行[☆]
・妖精料理[8]
・カナヅチ
3 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/28(土) 18:44:50.79 ID:5y5+uScJ0
◇登場人物:旅の仲間その2◇

【名前】イリス・プラネット
【種族】人間
【性別】女性
【年齢】17
【容姿】髪は少し橙が入った赤のポニーテール。身長は女性の平均くらい、やや童顔気味だけどスタイルは良い美少女。旅に適した魔術師のローブを着て、魔術師用の杖を持っている
【性格】明るく元気いっぱい、前向き。基本的に温厚で礼儀正しいが、やや負けず嫌いなところも。善人だが理知的でもあり、考えなしに人助けに走るわけじゃない。けど周りの人に危機が迫ったときはやっぱり体が勝手に動いちゃうときもある
【魔法】属性:星。自分たちが住むこの星の根源の魔力にアクセスする。この星の様々な自然の力を扱うため、火、水、土、風、光など、一見多数の属性の魔法を使うように見える
現在は自身の属性を把握し、小規模ではあるが星属性の魔法を使うことができるようになった
【備考】お師匠様のような立派な魔法使い目指して修行の旅の途中。その中で自分の謎な魔法属性も把握できればと思っている(達成済み)
既に魔法使いとしての腕前はかなりのものだが、お師匠様にはまだ届かないと思っており、邁進中
旅の日記をつけているが、その中でその地域の料理や料理法も書き留めている。彼女自身料理するのも食べるのも好きで、かなり料理上手
元々知的好奇心が強く、結構な知識通。女性の一人旅なので、魔法の他に護身術、杖での格闘術も使えるが、一流の戦士にはさすがに魔法抜きの近接戦は分が悪い
いろんな人とすぐ打ち解けちゃう良く分からない魅力がある
ミスティにユキという後輩(?)ができたことを少し羨ましく思っている
【主な技能】
・杖術[3]
・魔法[9]
・五大属性[5]
・星属性[7]
・料理[6]
・水泳[8]
・飛行[◯]

【名前】ミスティ・クローバー
【種族】人間
【性別】女性
【年齢】16
【容姿】黒を基調とした衣服に身を包んだ、儚い雰囲気の女性。長い黒髪で痩せ気味
【性格】根は心優しいがやや悲観的で冷めている
【魔法】氷
【備考】故郷を襲撃されて天涯孤独の身になって以来、自分にとっての安息の地を求めて旅をしている。動物が好き
現在のパーティに居心地の良さを感じており、無謀な復讐を思いとどまって仲間たちと共に力を付ける道を選んだ
フォレスティナに住む森妖精の子に好かれており、ミスティ自身も彼女を気にかけている
物静かで落ち着いた雰囲気だが、実は一行随一の武闘派
【主な技能】
・短剣術[5]
・魔法[8]
・氷属性[8]
・操ソリ[6]
・カナヅチ

【名前】ローガン
【種族】人間
【性別】男
【年齢】37
【容姿】ボサボサの金髪で無精髭を生やした長身の男性。身なりを整えればなかなかのイケオジ
【性格】元は真面目で正義感の強い性格だったが、今は後述の事件がきっかけで自暴自棄ぎみになっている
【魔法】鋼魔法。魔翌力を使って鋼の武器や防具を作り出したり、その他様々な攻撃が出来る
【備考】かつて、ユーシリア帝国の魔法騎士団に所属していた男で当時はそれなりに名の知れた存在だった。しかし妻と息子が魔物に襲われて命を落とし、騎士でありながら大切な者たちを守れなかった自分に絶望。その後は騎士を辞めて、まるで死に場所を探すかのように放浪の旅を始める
革命前の魔族自治区にてクロシュらと出会い、どうせ死ぬなら今度こそ誰かを守って死んでやろうとの思いでパーティに加入した
ユーシリア編にて妻子の命を奪った仇である悪竜を討伐し、肩の荷を下ろした
【主な技能】
・剣技[9]
・防御[7]
・魔法[4]
・鋼属性[5]
・道具製作[5]
・指揮[4]
・水泳[9]

【名前】エバンス・ブレイカー
【種族】人間
【性別】男
【年齢】23
【容姿】長身で細身ながらも筋肉質な体つき。日に焼けた肌。ボサボサの黒髪、黒い瞳。鋭い目付きだが端正な顔立ち。長剣が武器で、防具は急所を守る程度と比較的軽装。
【性格】普段は冷静だが、情に厚く仲間思い。
【魔法】大地の属性の魔法が得意。使い捨ての品物を作成したり、地面に穴をあける魔法を使う。
【備考】孤児の生まれで傭兵団に拾われて傭兵になった人物。口下手な傾向があり、一言足りていなかったり言い方が悪かったりするのが玉にキズ。
傭兵団では家事を担当しており家事全般が得意で、特に料理はそんじょそこらの飯屋よりも美味しいくらいに得意。
全年齢板で出番はないだろうがR的な能力が非常に高い。
かつてクロシュたちの住んでいた集落の者たちに命を救われたことがある。
集落の危機の際には救援へ駆けつけようとしたが、途中で馬車が谷底へ転落して大怪我を負い、救援に失敗した。
その後港湾都市ウォーターポートで飲んだくれていたところをクロシュたちと出会い、上記の縁もあってパーティに加入した。
大体の武器は使えるが、どちらかと言うと鈍器より剣の方が得意
【主な技能】
・剣技[9]
・防御[5]
・魔法[5]
・地属性[5]
・料理[6]
・カナヅチ
4 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/28(土) 18:45:18.13 ID:5y5+uScJ0
新スレとなります。よろしくお願いします
登場人物紹介は人数が増えすぎたため、旅の仲間以外は省略しました。次スレでどうするかは未定ですが、毎スレ書くのは無理そうです

>>前スレ1000
聖ヴァレリオ氏は肉や魚を使ったパスタより、ニンニクやトウガラシを使ったパスタの方が好きだったようです。ニンニクとトウガラシはお値段も安く懐に優しいため、清貧を良しとするロイエ教の食事としても適しているのかもしれません
ちびクロシュは肩に乗るサイズなので、王妃の肩に乗っているようです。王妃が話の通じる人物で良かったと言えるかもしれません
5 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/28(土) 18:46:07.39 ID:5y5+uScJ0
―王都セイントレア 地下水路

 地下水路「」ザァザァ

レッサースライムたち「〜〜」モニョモニョ
レッサースライムたち「〜〜」モニョモニョ
レッサースライムたち「〜〜」モニョモニョ

妖精「王都の地下水路にもけっこういるんだねえ、レッサースライム」

スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ

 キラッ

スライムクロシュ「!」バッ

 投石「」ビュンッ!

スライムクロシュ「」ササッ

 壁に当たって弾ける石「」バキャッ


妖精「な、何奴!?」パタパタ


ブラッド「久しぶり」スタスタ


スライムクロシュ「!」モニョニョ

妖精「お前は……ブラッド!」


フメイ「ちょっと……! なんでクロシュを攻撃したの……!?」トテトテ

ブラッド「ん? まあ……こいつ、人間のペットだし?」

フメイ「クロシュは人間のペットじゃない……」

ブラッド「わかったわかった」


アリシラ「ちょっと待ってよぉ〜! ……えっクロシュちゃん!? ……と妖精さん」タタタッ

 ◇

妖精「フメイとアリシラも王都入りしてたんだね」

アリシラ「うん。この王都を焼き払う為にね」

妖精「……そうだった。でもなんでブラッドも一緒なの? まさか一緒に王都を焼き払うつもり?」

ブラッド「ん〜……カリスの奴をぶっ殺せたらそれも良いな。ここでのうのうとしてる奴らに地獄を見せてやるか」

クロシュ「わわ……」

妖精「……ん? カリスを殺すって?」

ブラッド「そうだよ。文句ある?」

妖精「いや、全然。私たちもカリスはなんとかしたいと思ってるし」

ブラッド「……」フーム

クロシュ「?」

フメイ「……もしかして、クロシュにも協力を……?」

ブラッド「のろまスライムにしては結構やれるし、戦力としては申し分ない。でものろまだからな……足を引っ張られても困る」

妖精「……予定を聞いても良い? カリス打倒の」

ブラッド「今夜。あ、お前たち実はカリスに洗脳されてる手先とかじゃないだろうね?」

妖精「そんなわけないでしょ! でも今夜か……クロシュ、どう思う?」

クロシュ「……うん! わたしたちも……今夜、やる……!」

フメイ「えっ!?」

アリシラ「本当!?」

 ◇
6 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/28(土) 18:46:53.09 ID:5y5+uScJ0
フメイ「カリスに閉じ込められてる……みんなを……助ける……!?」

クロシュ「うん……! 今夜、なぐり込み……!!」

フメイ「……それは……確かに、そうできるなら……フメイも……」

ブラッド「へえ……面白いこと考えるな。カリスを殺せればそれで良いと思ってたけど、後進の未来を作ってやるってのも悪くないかも」

クロシュ「わあ……!」

アリシラ「赤スライムちゃんにも後進を大切にしたい気持ちがあるんだ……!」

ブラッド「当たり前でしょ、将来使える手駒になるかもしれないんだから。今のフメイみたいにね」

フメイ「それ、本人の前で言う……?」

 ☆フメイ、アリシラ、ブラッドが戦力に加わりました

 *

妖精「ところで……赤スライムって?」

アリシラ「この赤いスライムちゃんの呼び名!」

クロシュ「ブラッドちゃんじゃ、ない……?」

ブラッド「それカリスが付けたやつだから」

クロシュ「わ……ごめんなさい……」モニョニョ…

妖精「そうだったんだ……じゃあ私たちも赤スライムって呼んだ方が良い?」

ブラッド「……変に気を遣われるくらいならブラッド呼びの方がマシなんだけど」

クロシュ「じゃあ、いままで通り……ブラッドちゃん……!」

ブラッド「……それはそれでやっぱりムカつく」

クロシュ「んぇ……!?」

妖精「どうしろと……」

 *
7 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/28(土) 18:47:39.55 ID:5y5+uScJ0
クロシュ「あ……えっと、世界めくれのことは……」

妖精「あ〜……一応話しておく?」

アリシラ「ん? なあに、世界めくれ?」

 ◇

フメイ「明日……この王都を中心に、世界がめくれ上がって滅びる……?」

アリシラ「へえ……ちょっと信じがたい話だけど、クロシュちゃんと妖精さんが言うなら嘘ではなさそうだね」

妖精「まあ……今のところ兆候も見られないから、私たちも絶対に起きるって確信してるわけじゃないんだ。ただ、ちょっと無視はできない感じで」

アリシラ「それは……世界全部が滅びちゃうくらい深刻なものなの? それとも王都だけがダメになる程度?」

妖精「……はっきりとは言えないけど、例え小さくとも世界に穴が空いてめくれ上がったら、やがてそこからめくれはどんどん広がってやがて世界全部が滅びることになる……と思う」

アリシラ「なるほどね……無差別な破滅は確かにちょっと容認できないなあ。王都だけが破滅するとかならむしろ加担するところだったけど」

妖精「……良かった。実はちょっと、世界滅亡こそ望むところ!なんて言い出すんじゃないかって心配してたんだ」

アリシラ「それは流石に心外だなあ……。私、少なくともクロシュちゃんとフメイちゃんにはしあわせに生きて欲しいって思ってるんだよ? クロシュちゃんの中には集落のみんなだっているわけだし」

クロシュ「……あ! えっと……みんなを、生き返らすこと……できる……!!」

アリシラ「えっ!!?!?」

フメイ「ど、どういうこと……!?」

クロシュ「不死鳥の力で……みんなの体を、新しく創って……アリシラさんが渡してくれた、みんなの魂を入れれば……ふっかつ!!」

フメイ「!!」

ブラッド「……!?」

アリシラ「ほ、本当に……そんな、ことが……!?」

クロシュ「うん……! アリシラさんが……みんなの、魂……集めておいてくれた……おかげ……!」

アリシラ「わ……わた、しの……?」

クロシュ「うん……!!」

アリシラ「…………」


アリシラ「……え、えっと……ごめん、ちょっと頭の中、整理が付かなくて。と、とりあえず世界めくれのことは……保留でいい……?」

妖精「あ、うん」

アリシラ「フメイちゃんも……今は、一旦保留で……いいかな?」

フメイ「あっ……え、えと……うん……」


妖精(……みんなが生き返るとなれば、アリシラとフメイが積極的に王都を攻撃する理由も大きく減ずるはず。だからきっと悪い方にはいかない。よしよし、クロシュの頑張りが実を結んで来てる……!)


ブラッド「……おまえ……死人を復活させられるって、本当?」

クロシュ「うん。えと……死鳥の力と、夢の力がないと、できないけど……」


ブラッド(エインヘリヤルと不滅の炎を組み合わせたこいつのオリジナルか……? だとしたらこいつ、この短期間でどれだけの成長を……?)

ブラッド(……まあ、あたしには必要のない力だ。生き返らせたいヤツなんていないし。自己再生なら不死鳥なんかに頼る必要もないし)


もう少しお話できる
↓1〜2選択
1.カリスに造られた者たちのこと
2.これから先の未来のこと
0.自由安価(状況にそぐわないものは再安価)
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/06/28(土) 18:49:07.70 ID:+OnSxUI40
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/28(土) 18:57:36.57 ID:wQnF0sm8o
1
10 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/28(土) 20:47:41.20 ID:5y5+uScJ0
アリシラ「カリスに閉じ込められてる子たちって、フメイちゃんとクロシュちゃんの妹とか弟に当たるのかな?」

クロシュ「そうなの?」

フメイ「……そうなの?」

ブラッド「同じ場所で生まれて従わされてる関係を兄弟とか姉妹って言うんならそうなんじゃないの? あたしはおまえたちの姉になってやるつもりはないけど」

フメイ「あ、うん」

クロシュ「ブラッドちゃんは、ブラッドちゃん……!」

ブラッド「おまえ喧嘩売ってない?」


フメイ「そういえば、前に銀髪の氷属性のやつがフメイたちを襲ってきた。あいつ、話通じなさそうだったから解呪もできないかも」

クロシュ「アイスちゃん……!」

フメイ「え、知ってるの……?」

妖精「そいつのことなら大丈夫。クロシュが体を張って説得したから、話は付いてる」

ブラッド「へえ……。あいつあたしでも油断すると殺られかねない魔力の冴えがあったのに、やるね」

クロシュ「んへへ……戦いでは、ぜんぜん勝てなかった……」


妖精「あそうそう。あの金髪の勇者っぽい少年――セインもそこにいるよ。フメイとアリシラも面識はあったよね?」

フメイ「!」

アリシラ「えっ、あの勇者モドキもカリスの……!?」

クロシュ「うん……。でも、大丈夫……! わたし、ともだち……!」

ブラッド「芸術都市でシノホシとあたしを相手に大立ち回りしてたあいつ……カリスの手の奴だったんだ」

フメイ「……あいつも……フメイたちの……」


クロシュ「えと……吸血鬼の、フリューゲルさんって……知ってる……?」

ブラッド「誰?」

フメイ「アリシラ、知ってる?」

アリシラ「旧魔族国の統治者、フリューゲル・バイオレットのこと?」

クロシュ「うん! その人も……そこに、いる……!」

アリシラ「……! なるほどね……フリューゲル・バイオレットの唐突な崩御にはどうしても違和感があったんだけど、真相はそういうことだったんだ」

フメイ「どういうこと?」

 カクカクシカジカ

フメイ「……王国、最低」

ブラッド「ね? 人間なんて種は生かしておいちゃいけない最低の屑なんだよ。特にこの王国の奴らはね」

アリシラ「だね……。やっぱり焼いといた方が良いかな。王国以外の全ての命の為に」

クロシュ「んわわ……!」アタフタ

妖精「王国のやり方が酷かったのは擁護できないけど、そこに生きる民の全てが最悪ってわけではないから……」

 ◇
11 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/28(土) 21:07:48.80 ID:5y5+uScJ0
妖精「そういえば……フメイとアリシラは、この戦いが終わったら集落に戻るんだよね?」

フメイ「うん。また、みんなで……一緒に暮らせるなら……。あ、でもみんな……フメイのこと……許さないかも……」

クロシュ「んーん……! みんな……フメイちゃんのこと、気にしてない……! また一緒に暮らしたいって、思ってる……!」

フメイ「………うん。フメイ……いっぱい、謝りたい……」

クロシュ「うん……!」

アリシラ「……」

クロシュ「アリシラさんも……」

アリシラ「あ、うん……まあ……そうだね」

クロシュ「……?」

妖精「……」


クロシュ「……ブラッドちゃんは……このあと、どうするの……?」

ブラッド「? どうもしないけど」

クロシュ「えっと……もし、行くとこ、ないなら……」

ブラッド「おまえたちの集落に来いって? お断り。何かに属すってのは性に合わない」

クロシュ「んゅ……」

妖精「……でもブラッドって冒険者ギルドにも目を付けられてるし、一人でいるとちょっと危ないんじゃないの? クロシュはそういうことを心配してるんだと思う」

ブラッド「はあ? 前にあたしがそこらの雑兵に負けるわけないって言ったのを忘れたの? おまえみたいなのろまスライムとは違うんだよ、あたしは」

クロシュ「んゅゅ……」

妖精「まあ……実際のところ、私もブラッドが何らかの共同体に属すってのは難しいんじゃないかと思う。スライムにしては珍しく個人主義の極みみたいなやつだし」

ブラッド「そういうこと。協調性なんてのを求められても困るし」

 ◇
12 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/28(土) 22:09:10.89 ID:5y5+uScJ0
―夕方
 聖ヴァレリオ教会 食堂

 ワイワイ ガヤガヤ

ブラッド「……で、なんであたしたちはこんなとこに連れて来られたの?」

クロシュ「んへへ……えっとね――」


 配膳ワゴン「」ガラガラ
  銀のドームカバーが被せられた料理「」ドン!
  銀のドームカバーが被せられた料理「」ドン!
  銀のドームカバーが被せられた料理「」ドン!


アリシラ「わあ……!? あれは……絵本でしか見たことのない、銀の蓋……!!」

フメイ「いい匂いがする……!」


聖女「こんばんは、クロシュさん。そちらがクロシュさんが探してたっていう――」

クロシュ「うん! フメイちゃんと、アリシラさんと、ブラッドちゃん!」

聖女「初めまして、フメイさん、アリシラさん、ブラッドさん。今日はお祝いなので遠慮せずたくさん食べてってくださいね」

アリシラ「あ、はい」

聖女「クロシュさん……お父さまのこと、本当にありがとうございました……! クロシュさんもお友達を無事に見つけられて……本当に、良かった……」

クロシュ「ん……!」



ミスティ「……ブラッド」

ブラッド「クロシュの飼い主の一人か」

ミスティ「……そんなつもりはないわ。クロシュは対等な仲間よ」

ブラッド「そう」

ミスティ「……カリス・ノーランドに復讐するのでしょう? それなら……立場は違えど、あなたも私と同じ目的を持った仲間よ。私も、故郷と家族を奴に滅ぼされた」

ブラッド「ふうん……」

ミスティ「そこには……あなたによく似た姿の、赤髪の少女もいたわ」

ブラッド「……前に分体の一つが聞いた覚えがある。おまえ、その時のか」

ミスティ「分体の記憶を保持できるの? あの場で殺したはずだけど」

ブラッド「分体同士の記憶の共有くらいできて当然でしょ。あの時はよくもやってくれたね」

ミスティ「それはまあ、その……いや襲ってきたのはあなたじゃない!」
13 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/28(土) 22:10:13.25 ID:5y5+uScJ0
レイ「あわわ……なんかおっかない子がいる……。あれ絶対何人か殺ってるよぉ……」ビクビク

ミラ「それを言うならレイもじゃない?」

レイ「はうっぐ!!?」ビクン

クル「ミラ……流石に今のはノンデリすぎるよ……。レイだってやりたくてやったわけじゃないんだよ?」

ミラ「あはは、ごめんごめん。でも自分の罪から目を背けるのは良くないと思うんだ。殺られた側からしてみれば、殺った側がどんな心情だったかなんて何の意味もないことなんだから」

レイ「ほぐ……」グニャァ

クル「レイ、私は気にしてないからね? 大丈夫だよ、大丈夫……」

ミラ「僕は気にしてるけどなあ……」

レイ(同じ口から、交互にミラとクルの言葉が飛び出てくる……私、気が狂いそうだよぉ……)グニャァ


クレア「ミラ、クル……レイをいじめるのはそれくらいにしておいてください。彼女の処分については、司法に任せるべきです」

ミラ「クレアさん」

クレア「当然、司法も遺族感情は考慮します。しかし今ここでレイをなじっていると、それが私刑と見なされる可能性があります」

ミラ「……確か過度に私刑を受けたと見なされた場合、刑が軽くなることがあるんですよね?」

クレア「はい。ですから、レイに正しき法の裁きを与えて更生して欲しいと願うのであれば――」

クル「気が変わった。私もレイをいっぱいいじめることにする!」

レイ「ひえぇ……!?」

クレア「ちょっと、クル……!?」

クル「だって、その方がレイの刑期が短くなるんでしょ? それなら……フフフ……」ニコニコ

ミラ「フフフ……法の裁きも、更生も必要ありません。レイは僕たちがしっかり躾けます」ニコニコ

クル「レイ〜……よくも私を殺してくれたねえ〜……」ニコニコ

レイ「ひ、ひぇ、ひぇぇ〜〜!!」グニャァァ


クレア「――こらっ!!!! あなたたち、そこに直りなさい!!!!」

 ドッギャァァァァァン!!!!



ザック「うおあっ……!? クレアちゃんの雷が落ちたぞ……!!」

大司祭「ほう……あれが聖ヴァレリオ名物と言われる……」

デロデロ教徒「わわ、めいぶつ……!?」

僧侶「いやそんなの初めて聞きましたけど……。お父様、適当なことを言わないでください」

大司祭「すまん」

ザック「しかしめでてえな! 原理派の大司祭さんやデロデロ派の僧侶ちゃんにデロデロ教徒ちゃんと一緒にメシを食えるなんてよ!」

デロデロ教徒「そうなのですか?」

ザック「おうよ! 普段は他派閥と同じメシを食うことなんてないからな!」

僧侶「他派閥と一緒に食事なんて、普通は一触即発の緊張状態で食事どころじゃなくなっちゃいますからね……。幸い今ここにいる人たちはみんな話が通じる方なので大丈夫だと思いますけど」

大司祭「うむ。スライムの子もいるからな。人間同士の派閥争いなどくだらぬものだ」

デロデロ教徒「わわ……!」

ザック「原理派って人間以外をもっと見下してるものかと思ってたけど、意外とそうでもないのか?」

大司祭「人によるとしか言えぬ。私は……正直に言うと娘たち以外は全て等しく烏合と思っているゆえ、ある意味では原理派らしくないと言えよう」

僧侶「流石に正直に言い過ぎです……。お父様、そんなに親馬鹿だったんですか……」

大司祭「ハッ!? しまった、ついうっかり本音を……。復活してからというもの、少々迂闊になってしまっているようだ」

僧侶「クロシュちゃんの気安さが移っちゃったのかもしれないですね……」
14 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/28(土) 22:10:53.52 ID:5y5+uScJ0

眼鏡美人?「……私まで、本当によろしかったのですか?」

クロシュ「うん……!」

妖精「……えっ? だ、誰だっけ……? どこかで感じた気配な気もするけど……」

眼鏡美人?「……ヴィアです」

妖精「あっ……そういうことか」

眼鏡美人?→ヴィア「はい……。私の正体については、どうかご内密に……。今後の活動に支障が出る恐れが……」

妖精「わかった。まあ……今ここにいる奴らなら大丈夫だと思うけど、どこに目や耳があるかはわからないしね」



メルル「というわけで私たちもご相伴になります!」ヒョコッ

フーミン「お布施はしていきますのでご心配なく」ヌッ

ローガン「君たち……まあ今宵は宴だ。共に祝おう」

ハーピィ記者「では私も遠慮なく!」ヌッ

ローガン「君まで来たのか……」



ティナ「招待頂き感謝する、イリス、エバンス」スタスタ

イリス「こちらこそ、来てくれてありがとう……!」

エバンス「たくさん食ってってくれよ。あんたにも元気を付けてもらいたいんだからな」

ティナ「わかっている。今夜の作戦には流石に協力できないが、明日は何が起きても万全の状態で迎え撃てるよう態勢を整えよう」

エバンス「はは、心強いな!」

ティナ「フフ……しかし実は料理の内容がさっきから気になって仕方ないんだ。イリスとエバンスの腕を知っていると、どうしてもな……」

イリス「そ、そうなの!?」

エバンス「へへ……それじゃあそろそろお披露目といこうか!」


 銀のドームカバー「」カパッ!!


↓1〜3 食材を1〜2つ選択
肉類:トリ肉、ケモノ肉
魚介:ウミザリガニ、イクラマス、オオキイサザエ、スカイマグロ
野菜:セイントレア草、キャベツ、長寿トマト、マジカルトリュフ
穀物:パスタ麺、こんがりパン、ヤマイモ、オオキイ豆、甘もろこし
果実:森林木苺、コガネリンゴ、シャイニングマスカット、常闇木苺
卵乳:トリの卵、オイシイミルク、クリームチーズ、北国バター
特殊:スライムゼラチン、フェアリーシロップ、ブラッドワイン、精霊樹のジャム、上白糖、香辛料
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/28(土) 22:12:22.77 ID:X/a1AuxsO
鶏肉イクラマス
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/28(土) 22:12:57.17 ID:wQnF0sm8o
常闇木苺
森林木苺
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/28(土) 22:15:42.99 ID:xk8CzRSh0
オイシイミルク
長寿 トマト
18 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/29(日) 00:06:50.59 ID:XqryQ/cP0
 ローストチキン「」ポン!
 サーモンのミルクソテー「」ポン!
 木苺とトマトのサプライズケーキ「」ポン!


クロシュ「〜〜!」モニョニョ
デロデロ教徒「〜〜!」モニョニョ
ブラッド「……」モニョニョ
ヴィア「……」モニョニョ
フメイ「……」ゴクッ


妖精(スライムたちが思わずスライム語で感嘆の声を上げた。フメイも平静を装ってるけど興味津々なのがバレバレだ)


レイ「わ、わ、わ……私なんかが、食べても良いんですか!?」

イリス「もちろん! しっかり食べてね!」

エバンス「おかわりもいいぞ!」

レイ「……はっ!! わ、罠だ……罠に違いない……きっとこれを食べたら、後で酷い罠が発動して――」グルグル

クル「ほらほら、遠慮しないで食べるの! はい、あーん!」スッ

 切り分けサーモン「」ズイッ

レイ「むごっ……!?」

 モグモグ…ゴクン!

レイ「ひ、ひえ、ひぇぇ〜〜〜おいひぃよぉぉ〜〜〜!!!」ビクンビクン

 *
19 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/29(日) 00:07:17.23 ID:XqryQ/cP0
スライムクロシュ「〜〜♪♪♪」モニョモニョ モグモグ
スライムデロデロ教徒「〜〜♪♪♪」モニョモニョ モグモグ
スライムブラッド「……」モニョモニョ モグモグ
ヴィア「……」モグモグ
フメイ「……♪」モグモグ

ローガン「うむ……美味い!! 美味い!!」バクバク モグモグ

エバンス「うわあ、旦那が発狂したぞ!?」

ミスティ「細かい感想を言うのが面倒になったんだわ!」

イリス「あはは……! 本当に美味しいものを食べた時って、美味しい以外の言葉が出てこなかったりしますよね!」


アリシラ「このケーキは……赤い木苺と、黒い木苺と……トマト?」

イリス「これは森林木苺と、常闇木苺と、長寿トマトです!」

ミラ「この長寿トマトは孤児院の菜園で採れたものなんだ。名前の通り長生きで丈夫だから、子供たちでも育てやすい良いトマトなんだよ」

クレア「パスタ用のトマトソースにも適している良いトマトです。トマト自身も長寿ですが、食べた人を長寿にする効果もある、なんて言われていたりもするんですよ。栄養豊富で健康に良いので、実際間違いではありません」

僧侶「でも、トマトってケーキに合うんですか? あまりそういう組み合わせは見たことが……」

イリス「ふっふっふ、このトマトはただのトマトではありません――シロップで煮込んだ砂糖漬けトマトですので、ケーキの甘さを引き上げてしまうんです!」

僧侶「そ、そんなやり方が……!」

聖女「すごい……! お父さま、これを食べて長生きしてください……!」スス

大司祭「むむ……私にはもったいないものだ。お前たちが――」

エバンス「おかわりはたくさんあるので遠慮せず!」

ミスティ「長寿トマトと森林木苺はわかったけど、常闇木苺というのは……? 常闇の樹海と関係がありそうだけど……」

妖精「その通り。常闇木苺は、常闇の樹海で採れる木苺だね。常闇の樹海産だから闇属性がこもってるけど、この木苺を食べたからといって直ちに人体に悪影響が出るとかはないから大丈夫。むしろ闇適性とか闇耐性が一時的に付くよ」

ザック「闇適性……つまりダークヒーローに相応しい木苺か!」

イリス「ええっ……!? いや、実は私闇属性は使えなくてですね……」

ティナ「ふっ、では闇属性の魔銃を持ってみるか?」

イリス「そ、その手が――!!」

ハーピィ記者「闇の魔銃を使いこなすダークヒーローというのも格好良いですね……イリスさん、実際これ前向きに検討すべき案件では?」

フーミン「こら、あなたのダークヒーロー像を押し付けないの」

メルル「ふむふむ、魔銃かァ……むしろ火力不足な私向きかも?」モグモグ


 木苺とトマトのサプライズケーキ「」

  ケーキナイフ「」サクッ

 切られたケーキの断面「」トロ…
  木苺のソース「」トロォ…

スライムデロデロ教徒『んわわ〜! ケーキの中から、とろとろが出てきた!!』キャッキャ

スライムクロシュ『んわわ……!!』キャッキャ

ヴィア「……素晴らしい。お店で出てもおかしくない出来です」

フメイ「……た、食べてもいい? フメイ、食べてもいい?」

スライムクロシュ『うん!』モニョ

スライムブラッド『……ふうん。料理ってのも……悪くないかも』モニョモニョ モグモグ


 ☆美味しい料理を食べて元気になりました
  本日および明日の戦闘コンマに+20が加算されます
  (秘伝パスタと累積し+40)
  また、常闇木苺の効果で一時的に闇適性と闇耐性を得ます

 ◆
20 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/29(日) 00:11:07.61 ID:XqryQ/cP0
本日はここまで。次回はカリス被害者救出大作戦編、そしてついに始まる世界めくれ編です。お楽しみに


作戦前夜、宴会で大いに盛り上がるクロシュたち。和気あいあいと飲み食いする皆の心に、敗北や死の想像など一切なかった。必ず勝ち、全てを救って堂々の凱旋――誰もがそう信じて疑わぬ、高揚の夜だった。
しかし少しだけ、妖精は不安になる。相手はあのカリス・ノーランドと、未知なる世界めくれ。本当に大丈夫か? できることを全部やれたか? 対策は完璧か? 誰も犠牲にならないなんて――本当に、言い切れるのか?

視線を落とす妖精の背に、モニョニョと温かいものが触れる。黒いあかちゃんスライムが、そっと寄り添っていた。
大丈夫……クロシュたちと一緒にやれば、必ず上手くいくはず。
妖精は前を向いた。弱気な考えは振り捨てて、上手くいくことだけ考えよう。今は眼の前のことに全力を――。
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/29(日) 00:34:53.78 ID:yyU6MLGho
おつ
人事は尽くした…後は天命(コンマ運)だけだ

身も蓋も無いけど多少の下振れは賽ゴリ押し出来ちゃうが
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/29(日) 01:11:37.06 ID:kDtE+HHVO

料理を前にモニョモニョ言い出すスライムズかわいい
パスタと合わせてデカいバフになったが戦いはどうなるか
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/29(日) 06:43:54.15 ID:7LmZauowO
おつ

>>自分の案のキャラクターの絵をAIに描かれることを好まない人がいるかもしれない……という変な恐れがあり

自分は気にしないけど他の人はどうなんだろう?(カリス他数名作った)
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/29(日) 09:52:04.18 ID:OT9QtWI90

自分はキャラクターの絵をAIに描かれる事は大丈夫です。自分はアウルのキャラ安価を出したけど描いて欲しいです。(他の人達が大丈夫ならシノホシメンバーを描いて欲しいな)
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/29(日) 11:50:00.64 ID:ikgf0/Bvo
おつでした
いよいよか…カリスは首洗って待ってろ!
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/29(日) 12:40:29.96 ID:wCx6QEcDO
自分も時々案を投下してるけど問題ないです(アイス他若干名)
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/29(日) 13:33:52.38 ID:lJaA4xaU0
おつ
フラナさんの絵は以前あったしフレメアさんは見てみたい。
服はすり切れたボロボロの黒ワンピース着てそう。
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/29(日) 14:34:58.87 ID:lqM5ynZo0

自分も男性女性含め今まで色々キャラ案投下しててキャラの絵を描かれる事も基本的にはOK
ただ、自分の考えた女性キャラを他の人に性的な感じでリクエストされるのはちょっと嫌かも
あと女性キャラ同士で百合っぽい雰囲気の絵を見せられるのは自キャラに限らず嫌だな…作者の前作が百合物って事でそういうのリクエストする人もいそうだし
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/29(日) 15:22:13.88 ID:VxierosfO
乙です自分も何人かキャラ採用されているけどAI絵で描かれるのは大丈夫ですけど、事前にOKラインとNGライン決めた方が良いのかな
(デロデロ教徒みたいな単独絵やクロシュ組の集合絵みたいな単純な構図みたいなのしか考えていなかったから>>28の言うことも分かるけど、一方的に嫌嫌言ってるせいでなんでそこまで疑われないといけないのかや、自分は他人を嫌な気持ちにしてるかもとは考えてなさそうな感じがしてモヤってしまう
30 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/29(日) 18:48:55.73 ID:XqryQ/cP0
実際のところ、運命賽があれば大丈夫――と思いましたが、なんと残り1つしかありませんでした。まあそれでも会心賽という最強アイテムも1つあるので、困った時は会心頼みをするのが良いでしょう。とはいえおおよそ万全の態勢が整っているのでたぶん大丈夫ではないか……と>>1は思いますが、そういう時にこそコンマが腐ったりするものです

スライムは基本的に食欲旺盛な生き物なので、美味しそうな食べ物を前にすると少々興奮してしまうことがあります。それはスライムらしくない性格のブラッド氏や、長く生きているヴィア氏も同様のようです。生まれ持った食欲なのでしょう
おいしい料理をたくさん食べれば格上にも勝つことができます。戦いの技術も大事ですが、ごはんも大事なのかもしれません

カリス氏は研究施設に病原菌などを持ち込まれることを好まないため、当然自身の清潔さにも気を遣っているようです。首ももちろん清潔なので、今からあえて洗う必要はあまりないかもしれません
なおスライム類は見た目がデロデロだったりするため不潔な生き物と思われがちですが、実は清潔な生き物だったりします。カビや毒や病原菌などが付着しても体表から食べて分解してしまうため、特に意識せずとも清潔さを保てるようです(なおスライムの種類によっては、その組成自体が他の生物にとって害となる場合もあります)



絵については、今のところ前向きに考えられそうなご意見が多いようです。ひとまず案を投下したご本人と思しき方の許可が確認できた場合、大丈夫リストに入れさせて頂きたいと思います(カリスさん、アウルくん、アイスちゃん)

以前支援いただいたフラナさんの絵はとてもかわいい良いものでした。まだこのスレを見ているかはわかりませんが、ここで再度お礼を言わせていただきたいと思います。素敵な支援絵を描いていただいてありがとうございます
フレメアさんの絵については……案を投下した方の許可が得られるか、あるいはしばらく様子を見てダメですと言われなければ、可能となるかもしれません。ひとまず気を長くしていただければ幸いに思います

性的な絵については、この板が全年齢だったはずなのでリクエストされても応えることはできないかと思います
百合についてはまあ……今のところ特に考えていないので、大丈夫ではないかと思います

しかしどこからが百合でどこからが百合ではないのか――? という疑問は常に頭にあります。生物的には性別なしだが性自認は♀のスライムと人間の女の子の関係は百合なのか? 卵生触手♀と人間女性の交わりは百合か? 幼女同士が手を繋いだら百合とみなされるのか、されないのか? 成人女性と幼女の違いは何か? 物理的にはほぼ機械である魔法人形の少女と人間の少女の関係は百合と言えるのか? などなど――しかし結局のところ、百合という曖昧なものにかこつけた言葉遊びでしかないのかもしれません

今後募集する際、NG項目をはっきり表示していただければその点を遵守することができます。もし今後登場人物の募集があった場合、気になる点があればそのように明記していただければ良いかと思います。よろしくお願いします
31 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/29(日) 18:49:31.68 ID:XqryQ/cP0
―深夜
 大聖堂別館前

 ヒュオオオオオオ――…

クロシュ「……」

妖精「クロシュ、作戦の内容は頭に入ってるよね?」

クロシュ「うん。えっと、まずわたしと妖精さんが……中庭まで入って……セインさんたちと、合流……。みんなを解呪したら……わたしの分体を通して、イリスさんたちに合図……。そしたら、イリスさんたちが陽動……その隙に、みんなで、脱出……!」

妖精「そう。作戦の要はクロシュ……だけど、気を張りすぎないようにね。今回は私もクロシュと一緒に行くから」

クロシュ「うん……! 妖精さん……わたしの中に、ちゃんと入っててね……」

妖精「悔しいけど隠密能力じゃクロシュより劣るからね、そうさせてもらうよ。解呪の方は私に任せて」

クロシュ「うん。えっと……大魔女さまも……陽動……?」

妖精「そう。あっちにはクローディアが付いてるから心配いらない。私たちは生きて脱出することだけに専念しよう」

クロシュ「ん……!」

妖精「急遽作戦に参入したフメイたちは、陽動開始と同時に別口から侵入して暴れてもらう。元々そのつもりだったみたいだから、その後はやりたいようにやってもらおう。もしかしたらあいつらだけでカリスをやっつけてくれるかもしれないし」

クロシュ「……一緒に、カリスと戦うのは……?」

妖精「……大魔女の解呪術式を疑うわけじゃないけど、それでもセインたちと一緒にいる状況でカリスと出くわすのは怖い。直前までカリスの呪縛に囚われていたわけだから、まだカリスに支配される余地が残ってるかもしれないし……」

クロシュ「……!」

妖精「もちろん、戦わなきゃならない状況になれば戦って勝とう。もしセインたちが支配されなければ、戦力差は圧倒的だもの」

クロシュ「うん……!」

妖精「よし。それじゃあ、行こう……!」


 ――作戦開始――
32 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/29(日) 18:50:08.46 ID:XqryQ/cP0
―深夜
 大聖堂別館 廊下

透明クロシュ「」トタタッ

透明妖精「何の気配も感じられない……ちょっと不気味だ」

透明クロシュ「うん……」


 雷「」バチッッ!!


透明クロシュ「!!」ビリビリ

透明妖精「……!? な、何……!?」


黃スライム「……」
灰スライム「……」


透明クロシュ『……!? 黃スライムちゃん……灰スライムちゃん……!?』モニョモニョ


黃スライム「……」バチバチ
 雷「」バチチッ

灰スライム「……」ゴゴゴ
 投石「」ビュンッ


クロシュ「っ!!」ササッ

妖精「あいつら……様子がおかしい! まさか……!」

クロシュ「カリスに……あやつられてる……!!」


 ――戦闘開始――


 ★黃スライムが〈迅雷〉を発動!
  会心率が上昇し、コンマ+10!!

 ★灰スライムが〈盤石〉を発動!
  一度だけ劣勢または痛恨を無効化する!!


◇自陣(力量差+10、料理+40、妖精の支援+10)
・不死鳥化できる [1/1]
・??? [1/1]

◇敵陣(迅雷+10、会心上昇)
・盤石の障壁 [1/1]


 ☆補正差により勝利!


 ――戦闘終了――
33 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/29(日) 18:50:37.63 ID:XqryQ/cP0
―深夜
 大聖堂別館 廊下

 ドッギャァァァン!!!!

妖精「そこ! 解呪……!!」バッ!

 解呪の魔法陣「」ポン!

黃スライム「〜〜!」モニャニャニャ!
灰スライム「〜〜…!」モニャニャニャ…!

 シュウウウウウ――…
 ポン!!

黃スライム『……あ、れ……? ここは……』モニョモニョ

灰スライム『……クロシュ……?』

クロシュ『黃スライムちゃん、灰スライムちゃん!』モニョモニョ

黃スライム『あっ……あああっ、クロシュちゃん!! まずいよぉ、カリスにばれちゃった……!!』モニャニャ

灰スライム『ごめん……。カリスのやつ、アイスの様子が変だと思って、尋問したらしくて……アイス、がんばって黙秘してたんだけど……』

黃スライム『……カリス、セインを呼び出して、セインの目の前でアイスを殺そうとしたの!! アイスを殺されたくなかったら、知ってることを言えって……』

灰スライム『………カリス……その気になれば、いくらでも操って、吐かせられるくせに……わざと操らないで、そういうのを迫った……。ほんと……最低……』

クロシュ「………!!」ググッ

妖精「そ、そんな……カリスに、バレてる……!?」

灰スライム『……でも……そうやって、セインを弄ぼうとしたから……隙もできた。セイン……解呪のことまでは、話さなかった』

クロシュ「!!」

黄スライム『うん……! 今夜、クロシュちゃんたちがここを襲撃するってことだけ……!! だから、ボクたちを迂闊にもこんなとこに配置したんだとおもう!』

妖精「なるほど、それならまだ……!!」

灰スライム『うん……急ごう……。わたしたちも……手伝う……』

 ☆黃スライムと灰スライムが戦力に加わりました

 *
34 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/29(日) 18:52:14.50 ID:XqryQ/cP0
―深夜
 大聖堂別館 地下室

灰スライム『中庭に行く前に……こっち、寄るべき……』

妖精「え、何かあるの?」

クロシュ「……?」


 鉄格子「」ガチャン

隅でうずくまるアイス「……」
 血溜まり「」ポタッ…ポタッ…


クロシュ「……!!」

妖精「ひどい怪我……!!」


 ガッ!! グイッ――
 折れ曲がる鉄格子「」グニャン!

クロシュ「アイスちゃん……!」トテトテ…

アイス「……クロ、シュ………?」

クロシュ「アイスちゃん……!」

妖精「とにかく傷の手当をするよ!」

 *

手当されたアイス「……」

妖精「出血してたけど、傷自体はそれほど深くなかったみたい……。でも魔力の消耗が大きいみたいだから、魔法はなるべく使わないように」

アイス「……」

灰スライム『……後に響かない程度に、痛めつける……それがカリスのやり方……』

黃スライム『でも……これで、アイスちゃんも助かるんだよね……?』

妖精「うん。手当と一緒に解呪もした。ここに置いてはいけないから、一緒に行こう。歩ける?」

アイス「………」

クロシュ「……アイスちゃん……?」

アイス「………アイスのせい……」

クロシュ「……!?」

アイス「…………アイスの……せいで……カリスも……セインも……クロシュも……。みんな……だめに、なっちゃった……」ポロポロ

黃スライム『ちがうよ!! アイスちゃんは何も悪くないんだよ……!!』

灰スライム『……アイス……一緒に、逃げよう……。もう……カリスに従うことなんて、ない……』

アイス「……」

黃スライム『アイスちゃん……!!』

アイス「……」

 ゲシッ!

アイス「っ!?」ポテッ

妖精「つべこべ言うな!! ここにいるクロシュはまだだめになってないでしょ!! だったら今から、セインの奴もだめにならないようにするんだよ!! 立て、立って歩け!!! できないならクロシュに食べられろ!!」

クロシュ「!」

アイス「……」

クロシュ「えっと……それじゃ、わたしの中……入る……? 消化しないよう、気を付けるから……」

アイス「………うん……」

 パクン モニョモニョ

 ☆アイスを解呪して回収しました

 ◇
35 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/29(日) 18:54:02.91 ID:XqryQ/cP0
―深夜
 大聖堂別館

妖精「もう隠密は意味がない! そのまま急ごう!」パタパタ

クロシュ「うん!」タタタッ

黃スライム『ボクは雷速で動けるから遠慮せず全速力で行って!』モニョモニョ

灰スライム『黄に掴まってくから、わたしも大丈夫……』モニョニョ

クロシュ「ん!」タタタッ


 剣閃「」シャンッ!!


クロシュ「!」サッ

黃スライム『んわわ……!』モニャニャ

灰スライム『…フレア……!』


フレア「……」スト


妖精「あの子って、もしかして勇者再現計画≠ニかいうやつの――」

黃スライム『う、うん! フレアちゃんは……セインちゃんの妹……あれ、お姉ちゃんかな……?』

灰スライム『今それ、どうでもいい……。フレア……セインほどじゃないけど、かなりやばい……』


フレア「……」
 魔銀の剣「」シャキン


クロシュ「……!」グッ
 星霊の剣「」シャキン

黃スライム『んわわ……ぼ、ボクも……!』バチバチ

灰スライム『一度くらいなら……わたしも、受けられるはず……!』ゴゴゴ


 ――戦闘開始――


 ☆黃スライムが〈迅雷〉を発動!
  自陣の会心率が上昇し、コンマ+10!!

 ☆灰スライムが〈盤石〉を発動!
  一度だけ劣勢または痛恨を無効化する!!

 ★フレアが〈月光〉を発動!
  自陣のコンマ+30!!

◇自陣(料理+40、妖精の支援+10、迅雷+10)
・不死鳥化できる [1/1]
・盤石 [1/1]
・??? [1/1]

◇敵陣(月光+30)


↓1コンマ(合計+30)
01-10 痛恨
11-50 劣勢
51-80 優勢
81-00 会心
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/29(日) 18:58:41.17 ID:OT9QtWI90
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/29(日) 19:08:41.90 ID:ikgf0/Bvo
アイスちゃん……
救いあってくれぇ……
38 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/29(日) 19:32:44.03 ID:XqryQ/cP0
 光の残像「」パヒュン―

クロシュ「!!」

フレア「」ギュオッ
 魔銀の剣「」シャッ!!


クロシュ(……か、回避も、防御も、まにあわな――)


 ガギンッ!!
 石の障壁「」ギギギ…バギッ!!

灰スライム「〜〜〜……!!」モニョニョニョ…ググググ…!!


クロシュ『灰スライムちゃん!!』

黃スライム『んわわわ〜〜!?!?』アタフタ


灰スライム『は、はやく……フレアを、たおして……これ以上、もたない……!!』ギギギ…モニョニョニョ…!!!


 ☆灰スライムの〈盤石〉によりダメージを無効化!!


◇自陣(料理+40、妖精の支援+10、迅雷+10)
・不死鳥化できる [1/1]
・盤石 [0/1]
・??? [1/1]

◇敵陣(月光+30)

↓1コンマ(合計+30)
01-10 痛恨
11-50 劣勢
51-80 優勢
81-00 会心
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/29(日) 19:33:52.46 ID:c/D75Sl/0
40 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/29(日) 19:39:23.25 ID:XqryQ/cP0
 ドガァンッ!!

灰スライム『んわ〜〜!!』ポヒューン…


クロシュ「……!」シュバッ
 星霊の剣「」シャッ!!

フレア「!」バッ
 魔銀の剣「」ギンッ!!

 ギンギンギンッ!! ガギンッ!!

黃スライム『ごめんねフレアちゃん!!』バチチッ!!

 雷撃「」バヂッ!!

フレア「う、うぅっ……!?」バチバチ


妖精「ひとまず押し返した! その調子で隙を作って!! 私が解呪するから!!」


↓1コンマ(合計+30)
01-10 痛恨
11-50 劣勢
51-00 勝利
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/29(日) 19:42:39.60 ID:lsRSkMfPO
えい
42 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/29(日) 20:47:11.07 ID:XqryQ/cP0
妖精「――ていうか今がその隙か!! よおし……!!」バッ!

 解呪の魔法陣「」ポン!

フレア「!?」ググ

 シュウウウウウ――…
 ポン!!

フレア「……ふえ……? ここは……あいたた……か、体中がびりびりする……?」キョロキョロ

黃スライム『フレアちゃん!』

灰スライム『良かった……正気に戻った……!』

フレア「え……あああっ!! そ、そうだ!! 早くクロシュちゃんに伝えないと――」

クロシュ「ん……! もう、聞いたかも……!!」

フレア「……あっ!! も、もしかして……あなたは、人に擬態したクロシュちゃん……!?」

クロシュ「うん……!」

フレア「そしてあなたが、クロシュちゃんといつも一緒の妖精さん……!?」

妖精「あれ、私のことも知ってるの?」

フレア「わあ……! う、ううん今は感動してる場合じゃないの! カリスの奴にバレちゃったから――」

黃スライム『うん……! わたしたち、そのつもりで動いてる……!』

灰スライム『アイスは回収したから大丈夫……。あとはセインとフリューゲルを助けないと……』

フレア「………」

クロシュ「……フレアちゃん……?」

フレア「………セインお兄さんと、フリューゲルさんを……同時に、相手にしなきゃならないかも……」

妖精「えっ!?!!?」

クロシュ「………!!?」

 ◇
43 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/29(日) 20:49:58.81 ID:XqryQ/cP0
―深夜
 大聖堂別館 中庭

 月明かり「」――
 生い茂る木々「」サワサワ
 小川を模した水路「」サラサラ


カリス「いらっしゃい、私の小さな箱庭へ。いや――おかえりなさいと言うべきかな?」

カリス「クロシュヴィアの因子を継ぐ伝説の株分け――シャドースライムのクロシュよ」ニヤリ


クロシュ「カリス………!!」ザッ

カリス「フフフ……私の用意した歓迎は楽しんでいただけた? この中庭ではすっかり懇ろになってたみたいね」

クロシュ「……」ググッ

妖精「最低だよ……自分の造った命たちを、捨て駒みたいに……!!」

カリス「あらあら? その捨て駒の命を蹴散らしてここまで来たのはあなたたちでしょ? フフ……自我を失っていたから殺すのもつらくはなかったでしょ? 私って優しいなあ」

妖精「こいつ……!! 緑の国の恥晒しめ……!!」

カリス「わあ、懐かしいなあ……。そういえばあなたは大母でしたっけ? ご機嫌麗しゅう。あ、精霊の加護がありますよう――だっけ?」ケタケタ

妖精「………二度と最低なことができないよう……お前の命は、ここで断つ」

カリス「あらら、殺害予告ですか〜? 怖いなあ、用心棒を雇わなきゃ。というわけで――セイン、フリューゲル、来なさい」スッ


セイン「……」スッ

フリューゲル「……」バサッバサッ スタッ


クロシュ「……!」

妖精「くっ……!」


カリス「あなたたちが道中で蹴散らしてきたのは精々駄作……。こいつらを相手にどこまでやれるかな?」

クロシュ「……!」ググッ

妖精「こいつ、命を何だと……!!」

カリス「処分に困ってた駄作たちを焼却してくれて感謝です。ではやっちゃいなさい、お前たち」バッ


フリューゲル「……結局、こうなってしまうのね……。今夜は……月の綺麗な夜で良かったわ……」バサッ

セイン「………クロ、シュ………にげ、ろ……」ググ

 ◆
44 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/29(日) 20:50:44.52 ID:XqryQ/cP0
―少し前
 大聖堂別館 廊下

黃スライム『この先が中庭だよ……!』ピョンピョン

フレア「よ、よおし……セインお兄さん、フリューゲルさん、待っててね……!!」

妖精「……待って!」

灰スライム『えっ、何……?』キキッ

クロシュ「?」

妖精「フレアと黃と灰は、カリスに姿を見せない方が良いかも。奴はまだ、私たちが解呪できるってことを知らないはずだから」

黃スライム『あ、そっか!』

灰スライム『……でも、そしたらクロシュと妖精だけで戦うことになっちゃう……。はっきり言って、勝ち目ないよ。わたしたち全員でかかっても分が悪すぎるのに……』

妖精「……私に考えがある!」

 ◆
45 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/29(日) 20:58:46.98 ID:XqryQ/cP0
―現在

 光の残像「」パヒュンッ!

 魔銀の剣「」シャッ
 ドズッ!!

カリス「あーあ、もう終わっちゃった……。少しは手加減してあげなさいよ、セイン。私の魔法で復活させるのも手間なん――」


 魔銀の剣が突き刺さった岩人形「」バギャッ

セイン「……!」シュバッ


カリス「何……? 今の身代わり石像は確か、灰スライムの技……?」


フリューゲル「ああ……悲しいわ……。この手で、フラナたちの朋友を殺さなければならないなんて――」

 吸血鬼の爪「」ズバッ!!
 星霊の剣「」ギンッ!!

月光クロシュ「……!」キラキラ

フリューゲル「あら……? あなたのその光……まるで、フレアの纏う月の光みたい――」

 雷の残像「」パリッ――


カリス「今度は雷速移動……! あいつ――うちの実験体どもを食って糧にしたのか!!」


クロシュの中にいる黃スライム『はずれ〜!』

クロシュの中にいる灰スライム『クロシュの中から……力を貸してる……』

クロシュの中にいるフレア『私たちと一度同化して、再現まで覚えたクロシュちゃんだからこそできることだよね!』

クロシュの中にいるアイス『………クロシュ……』


カリス「ついさっき食ったばかりの奴らの力をあそこまで引き出せるなんて……!! やっぱりあの逸材だけはなんとしてでも捕らえなきゃ!! お前たち、ぬかるんじゃないですよ!!」

セイン「……」ググッ

フリューゲル「クロシュ……」バサッ


 ――決戦 セイン&フリューゲル――


 ☆クロシュが〈共命〉を発動!
  同化相手の力を自身に加算する!!

 ☆黃スライムが〈迅雷〉を発動!
  自陣の会心率が上昇し、コンマ+10!!

 ☆灰スライムが〈盤石〉を発動!
  一度だけ劣勢または痛恨を無効化する!!

 ☆フレアが〈月光〉を発動!
  自陣のコンマ+30!!

 ☆アイスが〈冷獄〉を発動!
  毎ターン相手のコンマ-10累積!!

 ★セインが〈閃光〉を発動!
  コンマ+50!!

 ★フリューゲルが〈殺戮の舞踏〉を発動!
  相手の数が多いほど会心率が上昇!!

◇自陣(料理+40、妖精の支援+10、迅雷+10、月光+30)
・不死鳥化できる [1/1]
・盤石 [1/1]
・??? [1/1]

◇敵陣(戦力差+50、閃光+50)

↓1コンマ(合計-10)
01-20 痛恨
21-50 劣勢
51-80 優勢
81-00 会心
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/29(日) 21:11:54.63 ID:lJaA4xaU0
47 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/29(日) 21:27:25.59 ID:XqryQ/cP0
氷クロシュ「!」バッ

 冷気「」ゴゴゴゴゴ…


カリス「……!? 地下に閉じ込めてたアイスまで食ったの!?」


 凍える風「」ビュオオオオオ――


フリューゲル「……っ、これは……長引くと不利ね……」

セイン(クロシュ……もしかして、お前は――)


氷クロシュ「」シュバッ
 星霊の氷剣「」ギュアアッ!!

セイン「!」ギンッ!!

フリューゲル「でも二対一の不利は覆せない――」シュバッ――

 吸血鬼の爪「」ギュインッ
  ギンッ!!
 竜角の氷槍「」ギッ

氷クロシュ「――」コォォォ―

フリューゲル「大槍と剣の二刀流……はっ!?」サッ

 瞬間凍結「」ガギンッ!!


セイン(アイスの……瞬間凍結……!!)

フリューゲル「ふふ……ねえ、凄いわ……! 私たち押されてる! 勇者と吸血鬼の女王が,、たった一人のスライムの子に押されてる!! これって現実なのかしら!?」キャッキャ


カリス「笑ってる場合ですか!! 真面目にやりなさい!!」


◇自陣(料理+40、妖精の支援+10、迅雷+10、月光+30)
・不死鳥化できる [1/1]
・盤石 [1/1]
・??? [1/1]

◇敵陣(戦力差+50、閃光+50、冷獄-10)

↓1コンマ(合計+0)
01-20 痛恨
21-50 劣勢
51-80 優勢
81-00 会心
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/29(日) 21:31:55.26 ID:yyU6MLGho
さて
49 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/29(日) 21:46:59.32 ID:XqryQ/cP0
フリューゲル「もう、カリスったら遊び心のない女ね……そんなだからいつまで経っても独り身なのよ……」シュバッ

氷クロシュ「!」ギンッ!!

フリューゲル「仕方ないから遊びは終わり……」バッ

 消滅球「」ヴォン…!!

氷クロシュ「!!」


妖精「あ、あれは……!! クロシュ、あれには絶対触れちゃだめだよ!!」


氷クロシュ「う、うん……!!」


フリューゲル「触れるな、なんて言っても難しいわよねえ。だって、敵はあの球だけじゃなくて――」


セイン「くっ……避け、ろ……!!」バッ


 キラッ
 光「」ドギュウウウウンッ!!!


妖精「く、クロシュッ!!!」


 石の障壁「」プスプスプス…バキャッ

地クロシュ「〜〜っ!」モニャニャ


セイン「……!」ホッ

フリューゲル「あの場で咄嗟に障壁を作り出すなんて……フフ、フフフ……素晴らしいわ、素晴らしいわ……!!」



クロシュの中の灰スライム『うゅ……も、もうむり……』モニャニャ…

クロシュの中のアイス『……!』

クロシュの中のフレア『灰スライムちゃん……!!』

クロシュの中の黃スライム『く、クロシュちゃん! 石の障壁はもう使わないで!! 灰色ちゃんが死んじゃう!!』モニャニャ!!


クロシュ「……!」コクッ!


 ☆灰スライムの〈盤石〉によりダメージを無効化!!


◇自陣(料理+40、妖精の支援+10、迅雷+10、月光+30)
・不死鳥化できる [1/1]
・盤石 [0/1]
・??? [1/1]

◇敵陣(戦力差+50、閃光+50、冷獄-20)

↓1コンマ(合計+10)
01-20 痛恨
21-50 劣勢
51-80 優勢
81-00 会心
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/29(日) 21:48:52.01 ID:i+vwuh7Bo
余裕の勝利
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/29(日) 22:06:16.25 ID:GX2bRBvVO
えっ、ここから入れる保険があるんですか?
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/29(日) 22:22:11.06 ID:1eNwtmBOO
スナイパー、きてくれー!
53 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/29(日) 22:43:01.13 ID:XqryQ/cP0
妖精「クロシュ、態勢を立て直して!!」


クロシュ「う、うん……!!」

フリューゲル「ああ……でも、ごめんなさい」シュンッ

クロシュ「!!」

 吸血鬼の爪「」ブンッ

クロシュ「んっ……!!!」ザシュッ

 〈痛恨の一撃……!!〉


妖精「ああっ、クロシュっっ!!!」


セイン「フリュー、ゲル……!!!」ググッ

フリューゲル「ごめんなさい……私、最低の女なのよ……」

 吸血鬼の爪「」ブンッ

クロシュ「っ!!」ザシュッ

フリューゲル「ああ……でもどうして、前に私を殺してくれなかったの……!? 私を殺してくれていたら……こんなことには、ならなかったのに……!!」ポロポロ

 吸血鬼の爪「」ブンッ

クロシュ「……っ…」ザグンッ…

 デロデロ…

スライムクロシュ「」デロロ…

妖精「あっ……ああっ……も、もうやめて……やめてよぉ……私には、何をしてもいいから……クロシュのことは、もう……」パタパタ


クロシュの中の灰スライム『っ……も、もう一度……石の、障壁を……』グググッ

クロシュの中のフレア『だ、だめっ!! そんなことしたら、灰色ちゃんが……!!』

クロシュの中の灰スライム『でも、このままじゃ……クロシュが……!!!』

クロシュの中の黄スライム『う、うぅぅ……!! どうすれば……!!!』

クロシュの中のアイス『……っ』ググッ



カリス「ふぅ……手こずらせてくれたねぇ。最初はちょっとヒヤヒヤしたけど、まあこいつらにかなうわけがありませんでしたね」パチパチ


セイン「……っ」


カリス「ではでは、クロシュちゃんのおかえりなさいパーティはこの辺でお開きにしましょうか。フフフ……後はじっくりゆっくりこいつが吸収してきた諸々を見させて――」

 ドズッ!!!!

カリス「かっ……!?」

 血色の刃「」ズズ―
 カリスの胸から噴き出す血「」ブシャアアアッ

カリス「こ、これは……いった――」

 カッ―
 カリスを包み込む火柱「」ゴオオオオッ!!!!

黒焦げカリス「」プスプス
54 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/29(日) 22:44:40.93 ID:XqryQ/cP0
アリシラ「クロシュちゃん!!」タタタッ

スライムクロシュ「〜〜…?」モニャニャ…

妖精「えっ……あ、アリシラ……?」

アリシラ「助けに来たよ!! 一緒にカリスを倒そう!!」


 ☆アリシラが〈生命分配〉を発動!
  味方の敗北を一度だけ無効化!!


 ザッ

ブラッド「クロシュの奴、一人で随分粘ったんだ。やるじゃん」

フメイ「カリス……よくも……クロシュを……!!」チリチリ…


黒焦げカリス「」プスプス…

 生命魔法「」キュオオオオ―
 ポン!!

カリス「げほっげほっ!! いきなり不意打ちとか、何です……あああっ!? ブラッドちゃんにバーニングちゃん!!」


ブラッド「ククク……あたしも会えて嬉しいよ。この手でお前をぶち殺せる時が来るなんてね……!!」ギラッ

フメイ「焼き殺す……!!!」チリリッ!!!



フリューゲル「……?? これは……どういう状況なのかしら……?」

セイン「………まさか……」


 ☆自陣にフメイたちが参戦!!

 ☆フメイが〈バーニング・ラヴァ〉を発動!
  自陣のコンマ+50!!

 ☆ブラッドが〈血の池地獄〉を発動!
  自陣の会心率を大きく上昇させ、コンマ+40!!


 ★敵陣にカリス・ノーランドが参戦!!

 ★カリスが〈生命惨歌〉を発動!!
  カリス以外の味方の人数*30をコンマに加算!!
  戦闘終了後、カリス以外の味方は死ぬ!!!

 ★カリスが〈破滅のワルツ〉を発動!!
  味方のコンマ上昇効果を2倍にする!!
  戦闘終了後、カリス以外の味方は死ぬ!!!


◇自陣(料理+40、妖精の支援+10、迅雷+10、月光+30、ラヴァ+50、血の池+40)
・不死鳥化できる [1/1]
・盤石 [0/1]
・??? [1/1]

◇敵陣(閃光+100、生命惨歌+120、冷獄-30)

↓1コンマ(合計-10)
01-20 痛恨
21-50 劣勢
51-00 会心
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/29(日) 22:45:15.52 ID:/akWU27yO
56 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/29(日) 22:59:26.30 ID:XqryQ/cP0
セイン「……っ!!? ぐっ……うああああっ!!!?」ギギギギ

フリューゲル「ああ……ああああっっ!!!」ギギギギ


妖精「な、何!?」

ブラッド「はっ、カリスの奴いよいよ後がないと見た。あれは手駒をの命を文字通り燃やし尽くして、戦闘力を無理矢理引き上げる最終手段だよ」

クロシュ「!!?」モニャニャ!?

フメイ「そんなこと……させない!!」

アリシラ「妖精さんが解呪の手段を持ってるんでしょ!? 戦いの中で呪いを解ければ……!!」

妖精「う、うん!! みんな、セインとフリューゲルをなんとか止めて!!」


クロシュ「うん!!」シュバッ

アリシラ「よおし……!!」

フメイ「終わらせる……!!」チリリッ


セイン「ぐ、あああっ!!!」ゴウッ!!

フリューゲル「ああああっ!!!」ヴォンッ!!!


ブラッド「死ねェカリス・ノーランドォォォ!!!!」ギュオオオオッ

カリス「ブラッドちゃんんんんん!!!!!」


 石の賽「」コロン――

 ☆???が発動
  直前の判定が振り直される


◇自陣(料理+40、妖精の支援+10、迅雷+10、月光+30、ラヴァ+50、血の池+40、運命を変える意思+10)
・不死鳥化できる [1/1]
・盤石 [0/1]
・??? [0/1]

◇敵陣(閃光+100、生命惨歌+120、冷獄-30)

↓1コンマ(合計+0)
01-20 痛恨
21-50 劣勢
51-00 会心
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/29(日) 23:05:50.59 ID:1eNwtmBOO
狙えるか?
58 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/30(月) 00:00:16.44 ID:5OkajK/e0
 ドガァンッ!! ドギュウウウウンッ!!
  バゴオム!! ボムギッ!!
   ドッギャァァァァァァンッ!!!!


セイン「ぐっ、うぅぅ……」プスプス

フリューゲル「フラ、ナ……フレ、メア………」プスプス


フメイ「妖精!!!」

アリシラ「解呪を!!!」

妖精「わかってる!!!」コォォォ―

 解呪の魔法陣「」ポン!

 シュウウウウウ――…
 ポン!!

セイン「……うっ……」フラッ

フリューゲル「みん、な……無事、で……」フラッ

 ドサッ… ドサッ…

クロシュ「セインさん! フリューゲルさん!」トテトテ

妖精「……だ、大丈夫! 呪いはちゃんと解けてる……気を失ってるだけだよ」

クロシュ「……」ホッ



カリス「……!? なぜ私の支配が……!?」

ブラッド「余所見してる場合?」ヒュッ

 ドズッ!!

カリス「うぐぅっ……!!」
 突き刺さった血色の刃「」グリグリ

ブラッド「ほら、さっきみたいに再生してみな?」ニヤニヤ

カリス「フ、フフ……流石はブラッドちゃん……再生能力の弱点をよくご存知で……」ニコ

ブラッド「んじゃ死ね」ズッ

 大量の棘が飛び出す血色の刃「」ズギャギャギャギャ!!

バラバラに吹き飛ぶカリス「」ドギャンッ!!

ブラッド「おっと、再生されても困るから――」モニョモニョ

闇ブラッド「闇属性でこの世から完全に消滅させておかないとね」ポン!!

 闇球「」ヴォン!!

 ドッギャァァァァァァンッ!!!!

 ――戦闘終了――
59 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/30(月) 00:02:25.50 ID:5OkajK/e0
セイン「……」zzz

フリューゲル「……」zzz


黃スライム『良かった……みんな無事で、ほんとに良かった……』モニャニャ…

灰スライム『うぅ……一生分、がんばった……。でも……これで……みんな……生きて、逃げられる……?』モニョモニョ

フレア「そのはず……! セインお兄さんとフリューゲルさんを抱えて早く逃げちゃおう……!」


クロシュ「……」

フメイ「クロシュ……大丈夫……?」

クロシュ「うん……。アリシラさんが、元気、分けてくれた……」

アリシラ「えへ。前に吸収した命を分け与える方法を見つけたの。まだ練習中だけど、クロシュちゃんを助けられて良かった」

妖精「本当に助かったよ。あのままじゃ本当に危なかった……」


 カリスが消滅した場所「」

アイス「……」

ブラッド「ん? おまえ、前にあたしを襲ったやつか」

アイス「ぁ……ブラッド……」

ブラッド「カリスを慕ってたなんて哀れなやつ。後でも追うつもり?」

アイス「…………セインたちが……かなしむ……」

ブラッド「話を聞く限りじゃそんな感じだね」

アイス「………」

ブラッド「……愛されてるのがわかるんなら、大切にしな。どんなに頑張っても、カリスの奴は一生くれないよ」

アイス「…………うん……」


ブラッド(……とはいえ……あのカリスの野郎があれで完全に死んだとも思えない。どうせ分体みたいなのが大量に残ってやがるんだろう……。そもそも今殺った奴だって分体の一つだったかもしれないし。ゴキブリみたいな奴だ)

ブラッド(まあとりあえず一匹は潰せたから良しとするか――)



クロシュ「!」ピコン!

妖精「クロシュ? あ、もしかして外で待機してる分体から――」

クロシュ「……えっと、ようどう作戦で暴れてるみんなのとこにも……カリスが、現れたって……」

妖精「!!」

ブラッド(ほらね)

アリシラ「……じゃあ、合流して一緒にやっつける?」

妖精「……いや、あっちにはクローディア……大魔女がいる。たぶん私たちが駆けつける前に片付くと思う」

フメイ「げっ……あの性悪魔女がいるの……」

妖精「ひとまず、いろいろ誤算はあったけどみんな無事で良かった! 早くここから脱出しよう!」

 ◆
60 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/06/30(月) 00:02:54.67 ID:5OkajK/e0
本日はここまで。世界めくれ編まで行けませんでしたが、次こそは世界めくれ編となると思います。よろしくお願いします
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/30(月) 00:33:50.19 ID:xk5uLopvO

激闘だったけど勝てて良かった…でもまだこれ大ボスじゃないんだよな
???発動で運命賽が転がったのは聖女さん関係だったりかな?
フメイちゃんのバーニング・ラヴァ、いろいろ意味が込められてそうで好き
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/05(土) 08:00:12.86 ID:INsSJtDCO

フレメア・・・というかバイオレット姉妹作者ですがイラストについては問題ありません
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/05(土) 14:05:48.28 ID:F+F3j0fz0

教皇ユグドを安価した者ですがイラストは大丈夫です
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/05(土) 15:59:08.24 ID:3g8mNDX5O
ガッタの作者ですがイラストにしても問題ありません。
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/05(土) 19:02:11.12 ID:i5KgHxmd0
アリシラの作者ですがイラストにしても大丈夫です。
(別の国の話で採用されたキャラクターもいますが取り敢えず今の話に登場しているのはアリシラなので)
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/13(日) 23:39:02.75 ID:eH3E+1260
最近更新無くて心配
67 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/07/19(土) 15:02:29.71 ID:jeoHpdZU0
申し訳ありません、しばらく心身が死にかけていました
>>1自身の急病、同居猫の急病、PCの突然死などが同時多発的に発生し、心身に甚大なダメージを負っていろいろと具合が悪かったようです
(なお大体の問題は概ね解決しています)



カリス氏がどのような位置付けかは諸説ありますが、見た感じセイントレア編における最終ボスというわけではないようです
聖女さんのお父上を救ったことで、聖女氏の精神が良い状態に保たれたようです。もし彼を救えなかったら何が起きていたかはわかりませんが、クロシュさんは良い運命を掴めたと胸を張るのが良いでしょう

バイオレット姉妹、ユグド氏、ガッタ氏、アリシラさんについて承知いたしました。バイオレット姉妹が同じ人の投下だったとは気付きませんでした。なおフラナ先生については既に素敵な支援絵を頂いているので、そちらもご参照いただければと思います(Part3の>>134をご覧ください)

更新がなかったのは大体上記の理由からでした。ご心配をおかけしてしまい申し訳ありません、そしてありがとうございます。ひとまず本日よりぼちぼち更新していきたいと思います。よろしくお願いいたします
68 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/07/19(土) 15:03:43.54 ID:jeoHpdZU0
 一方その頃――

―大聖堂別館 表門

 ドガァンッ!!

クローディア「観念しなさい、カリス・ノーランド」スタスタ

焦げカリス「ぐうっ……」プスプス…

クローディア「今ここにいるあなたを介して、世界中に散っているあなたの分身をまとめて葬る魔法を作り上げたわ。終わりよ」

焦げカリス「ふ、フフ……大魔女といえど私のセキュリティをそう簡単に突破できますかね?」

クローディア「試してみる?」

焦げカリス「……」


焦げカリス(……まずい……人生最大のピンチとはまさにこのことか。何か打つ手は――)


焦げカリス「っ!!?」シュゥン―

クローディア「打つ手などないわ。たった今あなたの魔力を全て吸収した。これであなたはあらゆる魔法に対する抵抗力を失い、生命維持すらおぼつかない」

焦げカリス「かひゅっ……ひゅー、ひゅー……」ガクガク

クローディア「さあ、精算の時よ!! 報いを受けなさい、カリス・ノーランド!!」バッ!!


分体ちびクロシュ「……」


↓1〜 先取2票
1.見届ける
0.自由安価(票数は内容ごと・できないことはできない)
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/19(土) 15:04:26.72 ID:In5U7b3l0
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/19(土) 15:12:58.57 ID:jPXEcLfAo
1
慈悲はない
71 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/07/19(土) 16:05:47.58 ID:jeoHpdZU0
 カッ!!!!

光となって消滅するカリス「」パシュウン――…


クローディア「……」

ミスティ「……終わったの?」

クローディア「ええ。これで分身諸共、カリスは全て消滅した。……悪いわね、仇討ちの機会を奪っちゃって」

ミスティ「……構わないわ。この手で討ちたかった気持ちがあるのは事実だけれど、それが全てじゃない。一番大事なのは、奴の暴虐を止めること……。そしてそれは大魔女にしかできないことだったのだから、何の悔いもないわ」

クローディア「ありがとう。そう言ってもらえると助かるわ」



妖精「お〜い!」パタパタ

スライムクロシュ「〜〜!」モニョモニョ


イリス「あ、妖精さんとクロシュちゃん!」

ローガン「セインくんにフリューゲル氏の姿も見えるな」

エバンス「あっちも上手くいったみたいだな!」

 *

クローディア「フリューゲル!」

フリューゲル「クローディア……久しぶりね……。一応、礼を言っておくわ……」

クローディア「……え、一応って何よ一応って。心の底から感謝しなさいよ」

フリューゲル「私は一度も、あなたに助けて欲しいなんて頼んでいない……。でも、この子たちを助けてくれたことについては……心の底から感謝してあげる」


黄スライム「〜〜!」モニョモニョ
灰スライム「〜〜」モニョモニョ
フレア「わあ……この人たちがクロシュちゃんの仲間なんだぁ」
セイン「ああ」
セインに背負われているアイス「すう……すう……」zzz


イリス「これで戦争も大丈夫かな?」

妖精「連合軍の主戦力であるセインとクローディアが抜けるわけだから、そもそも開戦すらしないんじゃないかな?」

エバンス「グランドマスターの不祥事で元からガタガタだったわけだしな。魔族国攻め自体が白紙になるんじゃないか?」

ローガン「うむ。状況を注視していきたいところだが……しかし問題はまだ残っている」

ミスティ「……世界めくれね」

妖精「……ひとまず教会に戻って休もう。どこでどう世界めくれが起きるのかまだわからない以上、今から気を張り続けても仕方ないし」


 ――作戦成功――


 ☆セインたちの救出に成功しました

 ☆カリス・ノーランドを消滅させました


↓1コンマ 中間クリアボーナス
01-60 運命賽+氷スライムの欠片+地スライムの欠片
61-90 ↑+さらに運命賽+1
91-00 ↑+会心賽
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/19(土) 16:14:10.15 ID:Z6EIUXKw0
73 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/07/19(土) 17:20:55.10 ID:jeoHpdZU0
スライムクロシュ「……」

 クロシュの中に残った欠片「」モニョモニョ

スライムクロシュ「……」


クロシュ(雷のかけらと……地のかけらと……氷のかけら……)

クロシュ(……)

クロシュ(アイスちゃんは……氷の、スライム……?)

 ☆地スライムの欠片と氷スライムの欠片を手に入れました
 ☆雷スライムの欠片は元あったものと一緒になりました
 ☆運命賽を1つ手に入れました

 ◇

―??

 空に浮かぶ白い光「」ユラユラ

 地上に瞬く無数の光「」チカチカ


使徒「……カリス・ノーランドが消滅しましたか。大魔女まで出張ってくるとは、少々想定外」

使徒「しかしこれで戦争などという面倒な目も潰えました。あとは……」

使徒「世界樹の光――できればもう1つか2つほど欲しかったところですが――」

 世界樹の光・地「」ユラユラ

使徒「まあ1つでも十分でしょう。運命は、既に定まっている」スッ

 ヴォン――…

黒い精霊「この救いなき世に、最期の救いをもたらしましょう――」バサッ

 ◆
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/19(土) 18:01:44.31 ID:4VXKm+too
使徒さん…!?
75 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/07/19(土) 21:05:20.60 ID:jeoHpdZU0
―明け方
 王都セイントレア 大通り

 チュンチュン
 スタスタ

セイン「僕たちはどうすれば良い?」

妖精「とりあえず休んで欲しいかも。世界めくれが起きるかはわからないけど、もしその時に疲れてたらいろいろ困るだろうし」

セイン「世界めくれとは何だ?」

妖精「説明が難しいんだけど……まあ、起きればきっとすぐわかると思う」

セイン「わかった。ひとまず今は備えよう」


クロシュ(そうして……教会の前まで戻って、少しお話してた時……)


イリス「えっ……えっえっ……!?」

ミスティ「な、何あれ!?」


 ゴゴゴゴゴ――
 地面から噴出する闇「」ギュオオオオオオ
 割れる石畳「」バギィッ!!
 浮き上がる瓦礫「」ゴゴゴゴゴ


ローガン「まさか……!」

エバンス「これが世界めくれなのか妖精!?」

妖精「えっ、ええっ……わ、私も実際のは見たことがなくて、えっとえっと……!!」アタフタ


 地面から噴出する闇「」ギュオオオオオオ
 闇に包まれるセイントレア城「」ゴゴゴゴ……


クロシュ(突然……地面から、黒い闇が噴き出して……)

クロシュ(王都全体が……闇に、包まれた……)

 ◇
76 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/07/19(土) 21:06:03.16 ID:jeoHpdZU0
―王都セイントレア(幽界化)

 ウワアアアアア!!!! タスケテクダサイ!! タスケテクダサイ!!
  ギギャァァァァァ!!!!! アバッアバーッ!!!
   バシュウウウウン――…

黒い影の魔物「――」ヌオッ

市民男性「た、助けて!! 助けてくだ――」

黒い影の魔物「――」ヌンッ!!

 ベシンッ!!

消滅する市民男性「」バシュウウウン――…


酒飲み大柄修道士「お、おい!? どこ行った!? どこに消えた!!?」

筋骨隆々の剛腕修道士「馬鹿な……!! 奴に触れられると消えてしまうのか!?」

フードの女性「消えるだと……冗談じゃねェぞ!!」

 *

―朝
 聖ヴァレリオ教会

 ザワザワ…ヒックヒック…エグエグ…

クレア「避難誘導は地下へ!! 子供を優先して!!」

ミラ「はい!!」

聖女「わかりました!」

大司祭「承知した!」


クレア(……ついに恐れていた未来が現実のものとなってしまった。でも、この時の為の準備はしてきた)

クレア(地下壕の拡充に、食料の備蓄、避難誘導訓練……できることを全てやったとは言えないかもしれない。でも……立ち向かわなければ……!)
77 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/07/19(土) 21:06:37.31 ID:jeoHpdZU0

妖精「クレア!」パタパタ

イリス「ただいま戻りました」タタッ

クレア「皆さん無事でしたか! すぐに地下へ避難を――」

ミスティ「いえ、私たちはあの魔物と戦うわ。それを知らせに来たの」

クレア「……わかりました。くれぐれもお気を付けて」

エバンス「ここの防備は大丈夫か!?」

クレア「ザックさんが教会周辺に迫る魔物を重点的に迎撃してくれています。今のところは問題ありませんが……ザックさん一人なので少し心配です」

ローガン「ふむ……では我々はどうする?」

妖精「え、ええっと……」


クロシュ「……!」ピコン!

セイン「クロシュ、何か気付いたのか?」

クロシュ「……えっと、わたしの、分体の一つが……王妃さまのところにいて……。お城の中……なんか、すごくて……」

妖精「そういえば城の方は闇が凄かったね……。起点は城にある?」

クロシュ「うん……。わたし、場所、わかるかも……」

イリス「じゃあそこに行こう! そこで……世界めくれを止めるにはどうすれば良いの!?」

世界樹の精霊『イリスとフメイとその杖がそこまで辿り着ければ、あとは私がなんとかする』ヌッ

フメイ「!」

イリス「世界樹の精霊さん!」

世界樹の精霊『早く出発して。手遅れになる』


セイン「では僕が道を――ぐっ!?」ズキッ

フレア「セインお兄さん!?」

セイン「………すまない、全力で戦えない可能性がある」

クロシュ「!?」モニョ!?

フリューゲル「短時間とはいえカリスに無茶苦茶な強化をされたせいで、ちょっとまずい感じみたいね。大丈夫、私が代わりに先導するわ」

セイン「……フリューゲルも同じだろう……」

フリューゲル「吸血鬼の女王を舐めないでくださる?」

クローディア「あなたたちどっちも足手まといになるからここで留守番してなさい。私一人いれば――」

消滅するクローディア「」ブツン――…

妖精「ええっ!? 何!? なんで消えたの!?」

クローディアの声『ごめんなさい、鏡の分身の魔力が切れたみたい。私としたことが、魔力管理が疎かだったわ』

妖精「そ、そうなんだ……」

クローディアの声『状況が状況だから、今から私の本体がそちらに向かう。でも私を待たずに出発しなさい。事は一刻を争うわ』

妖精「わかってるよ。すぐに出発する」

フリューゲル「それじゃあやっぱり私が――」

妖精「足手まといは寝ててってば!!」



ミスティ「……あら? そういえばブラッドは?」

クロシュ「カリスをやっつけたあと……どっか行っちゃった……」

フメイ「……お礼は……いらないと思う。自分の都合で好きに動いてるだけだろうから」

 *
78 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/07/19(土) 21:07:13.91 ID:jeoHpdZU0
妖精「よし、それじゃあ出発――」

聖女?「クロシュさん」

クロシュ「?」

妖精「あれ? 聖女……?」

聖女?「これを」スッ

 透明の賽「」ポン

クロシュ「わあ」

妖精「透き通った立方体……これって――」

聖女?「本来は私が責任を取って行くべきなのですが……私がいると、きっと皆さんの足手まといになってしまいます。ですから……私が授かった全てを、その賽に込めました」

妖精「……聖女、もしかして記憶が――」

聖女?「では、私は避難誘導に行って参ります。この世界の運命を……どうかよろしくお願いします」ペコリ タタタッ

クロシュ「……ん!」

 ☆天命賽を1つ預かりました

 ◇
79 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/07/19(土) 21:07:44.58 ID:jeoHpdZU0
―王都セイントレア 踏破率[0/20] 持久力[10/10]

 ウワアアアアア!!!! タスケテクダサイ!! タスケテクダサイ!!
  ギギャァァァァァ!!!!! アバッアバーッ!!!
   バシュウウウウン――…

黒い影の魔物「――」ヌオッ

市民女性「た、助けて!! 誰か助け――」

黒い影の魔物「――」ヌンッ!!

市民女性「いやああああ!!!」

 ベシンッ!!

消滅する影の魔物「」シュウウウウン――…


ミスティ「大丈夫?」

市民女性「あっ……は、はい……あっ、ありがとうございますっ……!!」ペコペコ



エバンス「こいつはやばい……どこもかしこも黒い魔物で溢れてやがるぞ……!」

ローガン「急がねばならん……!」


↓1コンマ
01-10 踏破率+4、強敵
11-30 踏破率+4、敵襲
31-50 踏破率+4、ケーキ (持久力+2)
51-70 踏破率+4、魔導砲 (任意ターン、コンマ+30)
71-90 踏破率+4、血色の刃(戦闘時、コンマ+20、会心率+20)
91-00 踏破率+4、聖なる剣(戦闘時、コンマ+40)
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/19(土) 21:09:44.46 ID:fl5t40lSO
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/19(土) 21:09:52.52 ID:UnqZNANMO
聖剣
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/19(土) 21:23:04.25 ID:8Lqtbthm0
比例代表は与沢翼に一票を!!
83 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/07/19(土) 21:32:18.38 ID:jeoHpdZU0
デロデロ教徒「あっクロシュさま!」

僧侶「クロシュさん! 皆さん!」

クロシュ「わ!」

妖精「僧侶にデロデロ教徒! 無事だったんだ!」

僧侶「ええ! 私たちも魔物退治をしているところです!」

デロデロ教徒「はいっ! えへへ、わたしもちょっとは戦えますっ!」

妖精「……でも、危なくなったらすぐに逃げた方が良い。あいつらに触れられて消されると、肉体も魔力も、魂も、何もかもがこの世から消滅しちゃうみたいなんだ……!」

デロデロ教徒「えっ、そうなのですかっ!?」

妖精「ちゃんと調べたわけじゃないけど、妖精の肌感としてそう思える。奴らに消された命は……星に還ることすらできず、消えてなくなっちゃうんだよ……! だから、絶対に触れられちゃだめ!」

僧侶「何なんですかそれは! そんなことってあり得るんですか!?」

妖精「……幽世の者と現世の者がぶつかると、魔力が反発し合って対消滅を起こす……のかも。ごめん、現時点では思いつきの仮説しか言えない……。何にせよ、今この場は現世と幽世がかなり混ざり合ってる状態みたいだから、絶対に無理しないで。危なくなったら聖ヴァレリオ教会に避難すること。いいね?」

僧侶「わかりました……無理はせずにいきましょう」

デロデロ教徒「は、はいっ……! あ、そうだ……! クロシュちゃん、これどうぞ!」モニョモニョ…

 チーズケーキ「」ポン!

クロシュ「わあ!」

デロデロ教徒「朝に買って、教会のみんなにおすそ分けしようって思ったのです! そしたらいきなりこんなことになっちゃって……」

クロシュ「うん……ありがと……! デロデロ教徒ちゃんも、気を付けてね……」

デロデロ教徒「はいっ! クロシュさまも、どうかおきをつけて……!」

 ☆チーズケーキを食べて持久力が2回復しました

 *

―王都セイントレア 踏破率[4/20] 持久力[11/10]

↓1コンマ
01-10 踏破率+4、強敵
11-30 踏破率+4、敵襲
31-50 踏破率+4、パスタ (持久力+2)
51-70 踏破率+4、魔導砲 (任意ターン、コンマ+30)
71-90 踏破率+4、血色の刃(戦闘時、コンマ+20、会心率+20)
91-00 踏破率+4、聖なる剣(戦闘時、コンマ+40)
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/19(土) 21:35:08.12 ID:U4yO2hPvO
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/19(土) 21:35:13.86 ID:nCbhqhmR0
聖剣!
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/19(土) 21:37:59.96 ID:4VXKm+too
いけいけ
87 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/07/19(土) 22:35:16.83 ID:jeoHpdZU0
黒い影の魔物「」ヌッヌッ
黒い影の魔物「」ヌッヌッ
黒い影の魔物「」ヌッヌッ


エバンス「出たな……!」

妖精「少し数が多い……! 絶対に触れられないように、距離を取って戦ってね!」

ローガン「うむ……!」

フメイ「焼き払ってやる」チリッ

 ――戦闘開始――

 ☆黒い影の魔物が〈負の力〉を発動!!
  現世の者との戦闘時、会心率と痛恨率が大きく上昇!!

◇自陣(戦力差+90、料理+40)
・不死鳥化できる [1/1]
・ローガンメタル [1/1]
・天命賽 [9999/9999]

 ☆戦力差により自動的に勝利します

 *

 バシュウウウウウン――…

消滅する黒い影の魔物たち「」シュウウウン――…


エバンス「ふう……実力的には俺たちが遅れを取るような相手じゃないが、それでも一撃でこっちがお陀仏ってのを考えるとかなり緊張するな……」

ローガン「うむ……しかしどうやらそれは相手も同じなようだ。高濃度の魔力をぶつけると、それだけで奴らは消滅してしまう」

フメイ「燃えてる感じはしないのに簡単に消えるから変だと思ってたけど、そんなこともあるんだ」

 ――戦闘終了――

 ☆全員が近接・魔法経験を+1獲得しました

 *

―王都セイントレア 踏破率[8/20] 持久力[10/10]

↓1コンマ
01-10 踏破率+4、強敵
11-35 踏破率+4、パスタ (持久力+2)
36-65 踏破率+4、魔導砲 (任意ターン、コンマ+30)
66-90 踏破率+4、血色の刃(戦闘時、コンマ+20、会心率+20)
91-00 踏破率+4、聖なる剣(戦闘時、コンマ+40)
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/19(土) 22:38:34.75 ID:Z6EIUXKw0
89 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/07/19(土) 23:08:37.77 ID:jeoHpdZU0
―セイントレア城 城門

 暗黒の空「」ゴゴゴゴゴ…

 大きな城門「」ゴゴゴゴゴ…


ミスティ「さて、ここまではなんとか来れたけど……」

エバンス「……見張りの兵士の姿がないな。既に避難したのか……あるいは……」

イリス「……消滅させられたか、ですね」

ローガン「城下よりも明らかにこの城の方が闇が濃い。気を引き締めよう」


クロシュ「……あ!」

城門上に座る半透明ブラッド「よく気付けたね。及第点をやろう」スゥ―

フメイ「!」

アリシラ「赤スライムちゃん!」

ミスティ「何をしているの、そんなところで」

ブラッド「何って、くそったれの王国が滅びる様も間近で見物してるだけだけど?」

妖精「まあ……」

ブラッド「でもヘンテコな魔物が溢れ出るのは鬱陶しいね。アレが世界めくれってやつの影響なの?」

妖精「そう。あいつらが溢れたらいずれは世界全体が滅びちゃうから、私たちはそれを止めたい。できればブラッドにも力を貸して欲しいんだけど……」

ブラッド「お断り。それで滅びるならそれまでの話でしょ。わざわざあたしがこんな世界の存続に気を割いてやる義理は微塵もないわけ」

クロシュ「でも……世界が滅んだら……ブラッドちゃんも、死んじゃうよ……?」

ブラッド「……はあ。なんでそんなことお前が心配するんだよ、いつもいつも」

クロシュ「ほえ……?」

ブラッド「――」スッ

 プチッ ポイッ ドスッ
 クロシュの足元に刺さった血色の刃「」ズズズズ…

クロシュ「わ!」

ブラッド「持っていきな。スライムのお前なら使いこなせるはず」

クロシュ「えと、うん……!」

ブラッド「今日一日くらいは持つだろ。精々有効に使え」スッ

 シュバッ!!

イリス「行っちゃった」

アリシラ「ふふ……赤スライムちゃん、素直じゃないねぇ」

フメイ「……クロシュのこと、だいぶ気に入ってるみたい?」

 ☆血色の刃を手に入れました
  戦闘時、コンマ+20、会心率+20となります

 ◇

―セイントレア城 踏破率[12/20] 持久力[10/10]

↓1コンマ
01-10 踏破率+4、強敵
11-45 踏破率+4、パスタ (持久力+2)
46-80 踏破率+4、魔導砲 (任意ターン、コンマ+30)
81-00 踏破率+4、聖なる剣(戦闘時、コンマ+40)
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/19(土) 23:09:44.97 ID:V1Tv8dJFo
さて
91 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/07/19(土) 23:35:43.99 ID:jeoHpdZU0
―セイントレア城 城門

妖精「よし、それじゃあ門の先へ――」


セイン「皆、待ってくれ……!」タッタッタッ

クロシュ「セインさん!」

ローガン「セインくん! 君は十全に動ける状態では……!」

セイン「今回の戦いの中で……気付いたことがある……。僕の力の源泉について……」

イリス「えっ、どういうこと……?」

セイン「僕は戦えないが……僕の力の源泉を譲渡することなら可能なはずだ。それを、今から行う……!」

妖精「ちょっと待って、話が見えないんだけど――」

セイン「いくぞ、クロシュ――」

クロシュ「ほえ……う、うん……!」


 ズズズズ…
 光輝く聖剣「」ポン!!


フメイ「わわっ!?」

アリシラ「セインくんの胸からなんかすごそうな剣が生えてきた!?」

ミスティ「ど、どうやって入れてたのよそれ!?」


セイン「うぐっ……そ、それは……」

 デロデロ…

スライムセイン「」デロロ…


イリス「わわあっ!? セインくんが……白いスライムになっちゃった!?」

妖精「ま、まさか……セインの正体って……!!」

スライムセイン『そうだ……僕は勇者サインの生体情報と聖剣を材料に加えて造られた、勇者の機能を持つスライム……らしい……。僕自身、気付いたのはついさっきだが……』モニョモニョ

クロシュ「わわあ……! じゃあ、セインくんは……セインちゃん……!?」キラキラ

スライムセイン『……呼び方は自由にしてくれて構わないが……』モニョモニョ

 デロデロ…ポン!

スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ スリスリ

スライムセイン『僕がスライムだったことが、そんなに嬉しいのか……?』モニョニョ

 ☆セインから聖剣ルクスカリバーをお借りしました
  戦闘時、コンマに+40が加算されます

 ◇
92 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/07/19(土) 23:39:53.12 ID:jeoHpdZU0
―セイントレア城 踏破率[16/20] 持久力[8/10]

妖精「とりあえずこの状態のセインを放っておくわけにもいかなかったから、普段クロシュが入ってる瓶に入ってもらったけど……」

瓶入りスライムセイン「……」モニョニョ

クロシュ「セインさん……狭くない……?」

瓶入りスライムセイン『問題ない。スライムの身体だとこういう場所が落ち着くのか』モニョモニョ

クロシュ「うん……!」

↓1コンマ
01-33 踏破率+4、強敵
34-66 踏破率+4、パスタ (持久力+2)
67-99 踏破率+4、魔導砲 (任意ターン、コンマ+30)
00-00 踏破率+4、??
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/19(土) 23:40:11.18 ID:f14LOw2X0
94 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/07/20(日) 00:03:53.41 ID:/LYi9beV0
―セイントレア城 最上階

 城主の間への扉「」ゴゴゴゴゴ…

クロシュ「あの、扉の先……セイントレアの王様と……黒い精霊?がいる……」

妖精「黒い精霊……?」

世界樹の精霊「……」

妖精「世界樹の精霊は何か心当たりあるの?」

世界樹の精霊「直に見るまではなんとも……。黒い精霊っていっても、いろいろ……」


黒い影の少年『……』


ローガン「!?」バッ

エバンス「っ、なんだ!? あいつ、いつから扉の前に……!?」

妖精「……ま、まずい……ものすごく強い負の力を感じる……!! あいつ、今までに出てきた魔物たちとは比べ物にならない……!!」

クロシュ「……」


クロシュ(……影だけだけど……なんとなく……フメイちゃんに似てる……? それとも……人の姿の時の、セインさん……?)


スライムセイン『クロシュ、気をつけろ。なぜかはわからないが奴は平常時の僕と同等の力を持っている。言わば負属性の僕だ』モニョモニョ

クロシュ「!」

スライムセイン『触れられれば即死は免れないが、今のクロシュたちなら勝てない相手じゃない』モニョモニョ

クロシュ「うん……!」


黒い影の少年『……』スッ
 闇の剣「」ヴォン…


ミスティ「来るわ!!」

イリス「迎え撃つ……!!」


 ――強敵 黒い影の少年――
95 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/07/20(日) 00:04:22.31 ID:/LYi9beV0
本日はここまでとなります

ついに宿敵カリス・ノーランドを打ち倒し、堂々の凱旋と洒落込むクロシュたち。しかし休む間もなく王都に闇が噴出し、世界めくれが巻き起こる――
並み居る闇の魔物を蹴散らしながら向かう先は、セイントレア城の天守閣。僧侶とデロデロ教徒からチーズケーキを貰ったり、ブラッドからちょっとだけ力を貸してもらったり、セインくんが実はスライムで聖剣を貸してもらったり、謎の黒い影の少年と相対することになったりしたクロシュたち。あかちゃんスライムは、定められた運命を打ち破れるか――

それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/20(日) 00:08:22.80 ID:A27MmCMao
おつ
唐突に明かされた衝撃の真実
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/20(日) 00:41:40.05 ID:QVK5rX3Qo
おつでした
スライム(潜在能力がすごい)+カリス(技術はすごい)=すごくすごい
闇のサイエンティストじゃなければめちゃめちゃ偉大な人物となれただろうなカリス

大変な出来事が重なっても復帰してくれてありがとう!
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/20(日) 09:57:38.35 ID:x47O+9S4O
おつ
>>カリス
あれが最後の一体とは思えない……(某映画風に)

あと、二次創作のスレとかできているけど>>1的にはOKなのかな?(むこうは無断だけど)
99 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/07/20(日) 16:12:14.78 ID:/LYi9beV0
セインくんの正体がスライムだったことについては、地味に伏線を張っていたり張っていなかったりしましたが、流石にわかりづらかったかもしれません。クロシュ氏としてはセインちゃんがスライムだったことはとても面白くて楽しいことだったようです。なお、カリス製の生き物には多かれ少なかれスライムが含まれているようです

スライムは実際優れた潜在能力を秘めているため、恐らくカリス氏もそこに着目して利用したのでしょう。邪悪な思想や目的さえ持たなければ、高度な知識に加えて生命魔法という稀少な魔法を有するカリス氏が偉大な人物として名を残せた可能性は実際高いと思われます。しかし彼女は邪悪なので、悪名を残して世を去りました。でも彼女の研究成果は大魔女が平和的に有効活用してくれるかもしれません
少し前までは厳しい状況でしたが、いろいろ良くなったため復帰することができました。ありがとうございます

カリス・ノーランドについては大魔女氏が完全にやっつけたと言っているため、たぶんその通りなのではないかと思います。しかし邪悪さという点では大魔女よりカリス氏が遥かに上なため、これで何もかも解決して安心!とは言い切れないかもしれません。引き続き状況を注視していくのが良いでしょう



なお二次創作については自由にやっていただいて大丈夫と思います。言及すべきかどうか迷っていたところではありますが、>>1自身としてはその二次創作スレを素直に楽しみたい気持ちであります。自分の作った世界観で別の物語が紡がれるという体験は初めてなので、実際大きな面白みを感じております
しかしこのスレで投下されたキャラクター案や舞台設定の取り扱いは慎重にして頂きたいという思いもあります。見た感じ件のスレは大丈夫と思いますが、このスレやこのスレの投下案を貶めるような内容・表現を用いた二次創作はお控えくださいませ
また、二次創作を行うことについて>>1に許可を取ったりする必要は特にありませんが、収益化や商用利用などは面倒なことになりかねないのでご遠慮ください(まずないとは思いますが……)
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