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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part7
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256 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/23(日) 20:18:45.24 ID:gnBdQR7t0
フメイ「クロシュ……フメイたちも、一緒に行って良いんだよね……?」
クロシュ「うん!」
アリシラ「良かったねぇフメイちゃん! 今までず〜っと離れ離れだったのが、ようやく一緒にいれるようになって……」
フメイ「まあ……うん……」
クロシュ「んへへ……」
フメイ「……でも、アリシラも……一緒にいてくれて、ありがと……」
アリシラ「…………えっ!!?」
フメイ「……」
アリシラ「フメイちゃん……もう一回言って?」
フメイ「……何を?」
アリシラ「さっき言ったこと!」
フメイ「……もう忘れた」
アリシラ「え〜!!!!」
クロシュ「……」ニコニコ
セイン「みんな、忘れ物はないか?」
アイス「……」コク
フレア「うん、バッチリ!」
黄色スライム『元々何も持ってないよ〜』モニョモニョ
灰色スライム『黄色と同じく……』モニョニョ
ザック「ん? お前たちも旅立つのか?」
セイン「クロシュたちについていき、身を落ち着けるのに適した場所を見定めるつもりだ。長い旅にはならない」
黄色スライム『でもセインはクロシュちゃんの集落に住みたいって思ってるみたい!』モニョモニョ
灰色スライム『……まあ、せっかくなら……同郷の出身者がいるところの方がいいよね』モニョニョ
フリューゲル「なら私たちと一緒に魔族国へ来ても良いんじゃないかしら?」ヌッ
フレア「フリューゲルさん!」
アイス「フリューゲルは……やっぱり、ちょっとちがう……」
フリューゲル「」ガーン
フレア「ち、違うの! フリューゲルさんを仲間外れにしたいとかじゃなくてっ……!」
フリューゲル「ふふ、冗談よ。私は生まれた時からあなたたちと共にいたわけじゃないものね」
黄色スライム『フリューゲルさん……』モニョニョ
フリューゲル「そしてアイスにとっては、私よりクロシュの方がちがわない≠チてことなのね」
アイス「!!? ち、ちがう……クロシュなんか、もっとちがう……!!」
フリューゲル「ふふ、仲良くしなさいね。あなたたちは皆、兄弟であり姉妹なのだから……」
アイス「……」ムー…
フレア「そう言うフリューゲルさんも、家族を大切にしなきゃだめだよ?」
フリューゲル「ええ……それはもちろん……」
257 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/23(日) 20:19:27.93 ID:gnBdQR7t0
フラナ「母上、馬車の準備が整いました」シュタッ
フリューゲル「フラナ。ありがとう」
フレメア「ねえ、飛んで行った方が速くない? なんでわざわざ馬車なんかで地上をゆっくり行くの?」
フラナ「魔族国初代国家元首の帰還なのよ? 母上の翼を煩わせるわけにはいかないでしょう」
フレメア「かたつむりみたいにのろのろ運ぶ方がずっと煩わしいと思うけど」
フラナ「そういうわけにはいかないのよ。民への示しというものが――」
フレメア「は〜くだらな。ねえねえお母様、私と一緒にひとっ飛びで帰りましょ?」バサッ
フリューゲル「……ごめんなさいフレメア。あの戦いから身体の調子が悪いの。まだ長距離飛行は難しいかもしれないわ……」
フレメア「えっ、そうだったの……!?」
フリューゲル「それに、せっかくだからあなたたちと馬車の中でゆっくりお話したいの。だから……馬車でも良い?」
フレメア「も〜しょうがないなぁ……。早く身体を治してね、お母様」
ワイワイ キャッキャ
聖女(……えっ、私このご家族と一緒の馬車で魔族国へ帰るんですか……!?)
聖女(………いやでも、バイオレット家の方々と密接にお話できる機会なんて滅多にありませんし……これはある意味チャンスかもしれません……)
聖女(…………いやいやでもでも、私のせいで家族水入らずを邪魔してしまうのはちょっと……)
フラナ「はあ、全く……。何余計な心配してるのよ、聖女」
聖女「ほえ!?」
フラナ「今の魔族国について話せるのは私とあなたしかいないのだから、移動中は母上とちゃんとお話しなさいよね」
聖女「ええっ……!? でも私、お邪魔ではないですか……?」
フラナ「フレメアの方がよっぽど邪魔。民の生活や子供たちのことについてはあなたの方が私より詳しいでしょうから、頼むわよ」
聖女「そういうことであれば、わかりました。フリューゲル様に魔族国についてお話させていただきますね」
フラナ「ええ。人間のあなたが語れば、より鮮明に伝わることもあるはずだから」
◆
258 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/23(日) 20:19:54.41 ID:gnBdQR7t0
―セイントレア城 王の寝室
ベッドに伏せるアルベール王「……立場が逆になってしまったな」
セイントレア王妃「今はゆっくり養生なさって。私が代わりに政務を執り行うから」
アルベール王「ああ……」
セイントレア王妃「でも先日は本当に驚いたわ。まさかあなたの口から、魔族国からの支援受け入れの許可が出るなんて」
アルベール王「いつまでその話をしている……。私は王として、すべき判断をしただけだ」
セイントレア王妃「ええ……ふふ、そうね」
アルベール王「………ところで、あの黒いスライムは……今は、どこに?」
セイントレア王妃「クロシュちゃんなら今日王都を発つそうよ。さっき挨拶に来てくれたわ」
アルベール王「む……また侵入されたのか」
セイントレア王妃「固いことは言わないの。あの時、あの子が守ってくれたのでしょう? あなたと、この国と……この世界を……」
アルベール王「…………うむ」
セイントレア王妃「いつかまた、王都に来てくれたら……。ううん、スライムのあの子が安心して来れるような国にしたいわ。ねえ、アルベール」
アルベール王「…………そうだな。そういうのも……悪くないかもしれん」
◆
259 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/23(日) 20:20:51.24 ID:gnBdQR7t0
―王都セイントレア 北門
強化ソリ「」シャーッ
レイ「クロシュちゃんんん!! イリスさんんん!! おお、お元気でぇぇぇ!!!」ポロポロ
ミラ「本当にありがとう……!」
クル「またいつか、パスタを食べに来てね……!」
ザック「これからも活躍しろよ、ダークヒーロー!!!!」
クレア「皆様の未来が、健やかなるものであらせられますように……」
ティナ「私もすぐに発つ……後ほどまた会おう、ダークヒーローたちよ」
魔族国馬車「」パカラッパカラッ
聖女「皆さんどうかお元気で! 集落の復興、是非私にもお手伝いさせてくださいね!」
フラナ「またいつか会いましょう!! それまで生きるのよ!!」
フレメア「……面白い奴らだった。覚えといてあげる」
フリューゲル「……いろいろ片付いたら、集落に遊びに行くわね。それまで……どうか、元気で」
――世界樹の巻 最終編 完
◆
260 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/23(日) 20:21:36.25 ID:gnBdQR7t0
それからわたしたちは……緑の国へ行って、ティセリアさんたちに、旅の報告をした……。
世界樹の光は、無事に星へ戻って……世界樹の精霊さんも、もう大丈夫だって、言ってた……。
それからしばらく、緑の国でのお祭りを楽しんだあと……みんなとお別れして……私たちは、集落に帰った……。
妖精さんは、緑の国の首長としていろいろやることがあるみたいだから、緑の国に残った……。ティセリアさんたちは大喜びで……首長としてのお仕事?という紙の束を、妖精さんに押し付けていた……。
ミスティさんも、とりあえず緑の国に滞在して……これからの生き方を、ゆっくり考えるみたい……。森妖精ちゃんが……ものすごく嬉しそうに、ミスティさんの周りをくるくる飛び回ってた……。
イリスさんは……ティナさんと合流して、オリシン王国に帰った……。初めはちょっとぎこちなかったけれど……もうすっかり、わたしとフメイちゃんみたいに、仲良しになってた気がする……。
ローガンさんも……おうちの国の、ユーシリア帝国に帰った……。魔法騎士団の人たちから、再入団をすすめられていたみたい……。ローガンさん自身は、まだ迷っているみたいだったけれど……とりあえず国に帰ってから考えるって言っていた……。
エバンスさんは……集落の復興を手伝ってくれようとしたけれど……急な傭兵のお仕事が入っちゃったみたいで、すぐに飛んでいっちゃった……。傭兵団は、ティナさんが抜けた分……エバンスさんが忙しくなるみたい……。
そしてわたしたちは……燃えた集落の跡地に戻って……みんなを、不死鳥のちからで復活させて……集落の復興を、始めた……。
なんでも器用にできるセインさんや、灰色スライムちゃんの石造りのお陰で、復興はぐんぐん進んだ……!
わたしも、できることを、がんばった……!
◆
261 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/23(日) 20:24:48.98 ID:gnBdQR7t0
半年後――
―朝
集落 クロシュとフメイの家
チュンチュン
お宿の妖精の織物「」
フメイとアリシラの人形「」
絵画『世界樹の光を巡る旅の仲間』
フメイ「ふわ……」ググ
クロシュ「フメイちゃん……おはよ……」
フメイ「おはよ、クロシュ……」
*
―集落の広場
ギンギンッ ギギンッ!
弾かれる魔銀の剣「」ガインッ!
フレア「ううっ……! ま、また負けちゃった……」
セイン「……ふう。怪我はないか」
フレア「うん、大丈夫」
魔族の医者「いつ見ても見事だ」
アリシラ「あれでも前よりは弱体化してるんですよ。えっと確か……聖剣?を王国に返しちゃったとかなんとかで」
魔族の医者「凄まじいな」
*
―集落の炉
フメイ「焼きいも……焼けた」スッ
焼きヤマイモ「」ポン
集落のスライム「〜〜♪」モニョモニョ
黄色スライム「〜〜♪」モニョモニョ
灰色スライム「……♪」モニョニョ
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ
アイス「……♪」
集落の若者「んまい!!!」モグモグ
老婆「いつもありがとねえ、フメイちゃん」
フメイ「んーん……。フメイ、ヤマイモ育てるの、得意じゃないから……。焼く方で、がんばる」
スライムクロシュ「〜〜!」モニョニョ!
*
―???
空に浮かぶ白い光「」ユラユラ
地上に瞬く無数の光「」チカチカ
クロシュ(……あれから……クロシュヴィアちゃんとお話しようとしても……つながらない……)
クロシュ(クロシュヴィアちゃんは……今どこで、何をしているんだろう……)
クロシュ(……大魔女さんや、妖精さんたちも……行方を探してくれてるみたいだけど……足取りは、掴めていないみたい……)
クロシュ(…………)
クロシュ(今は、とりあえず……のんびり暮らしていても、良いのかな……?)
集落にいます
↓1〜3 自由安価 何をする?
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/23(日) 20:26:46.58 ID:kK5UhuWt0
分体を仲間の姿にして遊ぶ
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/23(日) 20:29:07.29 ID:mKKeFOamO
魔族国に手紙を出してみる
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/23(日) 20:30:23.05 ID:LNPIpjp/o
アリシラさん周りの様子を
265 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/23(日) 21:38:46.55 ID:gnBdQR7t0
―クロシュとフメイの家
絵画『世界樹の光を巡る旅の仲間』
集落の子供「わぁ〜! これがクロシュちゃんと一緒に旅をした人たちなんだぁ〜」
集落のスライム「〜〜!」モニョモニョ
クロシュ「うん……!」
集落の子供「ねえねえ、どんな人たちだったの!?」
クロシュ「えっとね……」
クロシュ「!」ピコン!
デロデロ…モニョモニョ…
ポポポポポン!!
分体イリスクロシュ「私がイリス・プラネット!」ポン!
分体ミスティクロシュ「ミスティよ……」ポン!
分体ローガンクロシュ「私は元魔法騎士のローガンだ」ポン!
分体エバンスクロシュ「傭兵のエバンスだ! 見覚えあるんじゃないか?」ポン!
分体妖精クロシュ「妖精だよ。緑の国で一番偉いんだってさ」ポン!
集落の子供「わあ〜!! すごい、すごい!」キャッキャ
集落のスライム「〜〜!!」モニョニョ キャッキャ
*
―集落の広場
フメイ「クロシュ、何してるの?」
クロシュ「んへへ……えっと、分体で同化する……練習……?」
分体イリスクロシュ「例えば私は、このステライト鉱石と同化することでぇ……」モニョモニョ…ポン!
星属性の魔力「」キラキラ
分体イリスクロシュ「イリスさんのモノマネをより上手にできるようになるってこと!」
魔族の医者「あのクロシュがここまで同化を使いこなせるようになったとは」
分体ミスティクロシュ「私は……こうね」モニョモニョ…ポン!
ひえひえの魔力「」ヒエヒエ
アイス「む……それ、アイスの欠片でしょ」ジト
分体エバンスクロシュ「俺はこうか?」モニョモニョ…ポン!
地属性の魔力「」ググ
灰色スライム『あ、わたしの力だ……』モニョモニョ
分体ローガンクロシュ「……しまった、鋼の物品を持っていない!」
アリシラ「じゃあローガンおじさんは見かけだけ?」
分体ローガンクロシュ「いや――これがある!」スッ
ヒヒイロカネ「」ポン!
デロデロ…モニョモニョ…ポン!
分体ヒヒイローガンクロシュ「どうだ!」キラキラ
集落の子供「か、かっこいい〜〜!!!!」
クロシュ「!」ドヤッ
アリシラ「金ピカできらきらだぁ……」
☆クロシュのスライム技能は既に限界を超えています
266 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/23(日) 21:40:03.21 ID:gnBdQR7t0
―集落の診療所
魔族の医者「――しかし君の場合であれば、魔力吸収と再分配を応用することでより効率的な処置をすることが可能となる。具体的な方法論としては――」コンコン
アリシラ「はい――」カキカキ
クロシュ「わ……」コソコソ
フメイ「アリシラ……がんばってるみたい」コソコソ
セイン「医学の勉強か」コソコソ
フメイ「うん。アリシラ……吸収魔法を応用して命を与える魔法?みたいのを自作してたから、医療魔法に使うことを考えていろいろ試行錯誤してたみたい。それで、専門家のイーシャ先生にいろいろ教えてもらったりしてるんだって」
クロシュ「アリシラさん……すごい……!」
セイン「おちゃらけた雰囲気を出しながら殺意と悪意を撒き散らす恐ろしい者という印象が強かったが、あれが彼女の本来の性質なんだな」
フメイ「そうだと思う。まあ……勉強中以外は、前みたいにおかしい性格になりがちだけど……」
クロシュ「えっと……性格って、生きてると、変わるんだって……」
フメイ「そうなの?」
クロシュ「うん……だから、アリシラさんも……おかしいけど、あれで良いんだって……」
フメイ「そ、そうなんだ……」
セイン「まあ……問題がないのなら、良いんだろう」
☆アリシラさんは医学の勉強をしているみたいです
◇
267 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/23(日) 21:40:30.63 ID:gnBdQR7t0
―集落の広場
ワイワイ キャッキャ
ハーピィ記者「はぁ〜いクロシュちゃんおひさ〜!」バサッ
クロシュ「わあ……!」
フメイ「誰だっけ……」
ハーピィ記者「はじめまして! 清廉潔白実力派記者のルフと申します!」
フメイ「ふうん」
ハーピィ記者「どうです、一枚購読してみませんか?」
フメイ「いらない。薪の代わりにもならないし」
ハーピィ記者「そうですか……っと、今は営業をしている場合ではないんでした! クロシュちゃんにお手紙です!」スッ
お手紙「」ポン
クロシュ「わあ!」
↓1コンマ
01-10 ???(平和な時間はおわり)
11-50 聖女からの返事
51-90 聖女からの返事+
91-00 ???
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/23(日) 21:47:33.92 ID:+RuknSvGo
さて
269 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/23(日) 22:21:26.30 ID:LNPIpjp/o
おお?
270 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/23(日) 22:34:57.33 ID:gnBdQR7t0
聖女からの手紙「」
フリューゲルからの手紙「」
フメイ「えっと、こっちはクロシュがよくお手紙をやり取りしてる聖女ってやつで……」
セイン「これは……フリューゲルか?」
クロシュ「!」
ハーピィ記者「です! いやあもうクロシュちゃんたら、魔族国初代国家元首まで射止めちゃうなんて隅に置けませんねえ〜」ケラケラ
*
手紙「」ペラッ
クロシュ(聖女さんからのお手紙には……魔族国のみんなが元気でいることと……今度こっちにお手伝いに来ようと思ってることが、書かれていた……)
クロシュ(魔族国は……王国とのいろいろなお話も良好に進んでいて……良い感じみたい……)
クロシュ(でも……僧侶さんの行方は、まだわかっていないみたい……)
クロシュ(どこに行っちゃったんだろう……。無事でいるといいけど……)
クロシュ(あ、それと……石のかけらが、入ってた……。なんだか……あの、石の賽と、同じような感じがする……)
☆運命賽の欠片を手に入れました。5つ集めると1つの運命賽になります
*
手紙「」ペラッ
クロシュ(フリューゲルさんからのお手紙には……あの時のことについての、改めてのお礼や……フリューゲルさんが、家族で仲良くやっていて、元気に暮らしていることが書かれていた……)
クロシュ(フラナさんとフレメアさんも……悪口を言い合いながら、協力し合っているんだって……)
クロシュ(そして……セインさんたちのことを気遣うことも書いてあった……)
クロシュ(今でも、フリューゲルさんは……カリスのところにいたみんなのこと……すごく、大事に思ってるみたい……)
*
―集落の広場
クロシュ「それと……聖女さんとフリューゲルさんから……お菓子とか、ごはんとか……いっぱい、もらった……!!」
お子様ブラッドワイン「」ドン!
魔族国クッキー「」ポン!
魔族国ケーキ「」ポン!
魔族国タルト「」ポン!
魔族国パン「」ポン!
魔族国パスタ「」ポン!
魔族国ごはん「」ポン!
魔族国もろこし「」ポン!
魔族国カニカマ「」ポン!
集落のスライム『んわわ〜!!』モニョニョ キャッキャ
集落の子供「ごちそう! ごちそう!」キャッキャ
黄色スライム『フリューゲルさん……!!』モニョニョ
灰色スライム『聖女って人も……いい人みたい……』モニョニョ
アイス「……」ゴクッ
フレア「わわあ……これだけあればお腹いっぱいになれるねえ」
セイン「僕たちもあの二人にお礼を言おう」
☆おいしいものをたくさん食べて元気になりました
明日の終わりまで、身体能力判定や戦闘などにおけるコンマに+30を得ます
*
271 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/23(日) 22:39:02.85 ID:gnBdQR7t0
というわけで本日はここまでとなります
復興した集落で平和なひとときを過ごすクロシュたち。今のところは、恐ろしい事態の気配などは特になく、実際にのんびり平和に過ごせているようです
しかし平和とは、永遠には続かないもの。これから先クロシュたちの未来に何が待ち受けているのか――。警戒に警戒を重ね、警戒を加速させていくのが良いかもしれません
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします。恐らく明日更新となります
272 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/23(日) 23:58:51.79 ID:ZOSaeHA0o
乙
このまま平和パートしばらくあっても良いのよ
273 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/24(月) 00:33:19.43 ID:vCFmuy6Jo
おつでした
束の間でも村の皆+増えた仲間と過ごせる平穏は尊い…!
274 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/24(月) 01:00:49.74 ID:DIjN0K7wo
おつ
平和な時間がすぐに終わらなくて良かった…
275 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/24(月) 07:28:13.54 ID:0bbMwnhbO
乙
妖精は一緒に住んでるかと思ったけど国ほっとけないか
276 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/24(月) 14:53:51.95 ID:hJh8hM3W0
平和な時間がどこまで続くかはわかりませんが、しばらくは続くかもしれません。状況を注視していただければ幸いに思います
実際、これはようやく取り戻せた平穏な時間です。クロシュさんたちには、その安らかなる時を大切にしていただけたらと思います
しかしながら、この平和な時間はコンマ次第ですぐに終わってしまう可能性があるようです。実のところ、気を付けようがないかもしれません
妖精さんはいちおう緑の国の首長をやっているので、そのお仕事に追われているようです。此度の任期が終わったら今度こそ二度と首長をやらないつもりでいるそうですが、とりあえずこの任期中は真面目に取り組む方針のようです
277 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/24(月) 14:55:33.20 ID:hJh8hM3W0
―幕間―
数ヶ月前――
―オリシン王国
メモル大図書館跡地
ヒュオオオオオ――……
瓦礫となった大図書館跡地「」
レッサースライムたち「〜〜」モニョモニョ
僧侶「……見事に瓦礫の山ですね」ザッ
クロシュヴィア「……ここが……かつて記憶の魔王が根城とした、メモル大図書館……の跡地……?」ストッ
僧侶「そうらしいです。でも残念ながらここには本も魔王も残っていないので……世界を救う手がかりにはならなそうですね」
クロシュヴィア「……待って」ピタ
僧侶「?」
レッサースライムたち「〜〜?」モニョニョ
クロシュヴィア「………記憶の魔王は……まだ死んでいないかも」
僧侶「……えっ!?」
クロシュヴィア「……知ってる? 魔王は……自分自身を、役割ごとに分割することがあるって……」
僧侶「……あっ、えっと確か……双子の魔王に、そんなような記述が……」
クロシュヴィア「うん。魔王には……そういう性質が、あるみたい……。なんでかは知らないけどね……」
僧侶「……えっと、じゃあもしかして……記憶の魔王も、自分を分割したってことですか?」
クロシュヴィア「うん……。考えてみて……記憶の魔王の元となった人物、大賢者リブラについて……」
僧侶「大賢者リブラについて……?」
クロシュヴィア「彼は……記憶の魔王と同じく、他者に知識を与えることが大好きだったけれど……。それ以上に、自らが知識を得ることを好んだ……。それなのに……魔王になったら、知識を与えることしかしなくなるなんて……変じゃないかな……?」
僧侶「……まあ、確かにそれはそうですけど……。じゃあ記憶の魔王には、知識を得ることに特化したもう一体が存在するってことですか?」
クロシュヴィア「うん。たった今思いついた仮説だけどね……」
レッサースライムたち「〜〜!」モニョニョ ピョンピョン
レッサースライムたち「〜〜」モニョモニョ
クロシュヴィア「わっ……ふふ、くすぐったいなぁ……。よしよし……」モニョモニョ
レッサースライムたち「〜〜♪」モニョニョ スリスリ
僧侶「ふふ、かわいいですね……。でもこの子たち、この跡地にいるってことは……もしかしたら、かつて記憶の魔王を食べたっていうレッサースライムたちの子孫かもしれませんよ」
クロシュヴィア「そうみたい。この子たちから微かに視えたもん。繋がりが」
僧侶「え?」
クロシュヴィア「だからわかったの。記憶の魔王は、まだ生きてる」
*
278 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/24(月) 14:57:15.24 ID:hJh8hM3W0
―集落 休暇1日目
◇クロシュ[あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ラティアの大盾 飾:虹晶の耳飾り
武:竜珠の大杖 防:竜のエプロン 飾:不死鳥の羽根
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*1 蜘蛛絹の下着 魔族国永久旅券
運命賽*1 大きな巻き貝 精霊の印
会心賽*1 闇の欠片 溶岩石のアミュレット
反魂丹*1 踊り子の双剣 太陽のメダリオン
属性大全 サボテンドラゴンの花 大魔女帝国滞在許可証
魔王図鑑 ダイヤメリケンサック 風船印のパラシュート
大魔女サイン*1 パラサイトソード ラティア勲章
ステライト鉱石 ユーシリア王家の紋章
晴れ乞い傘 姫巫女の感状
ヒヒイロカネ 巡礼者の十字
冒険者証(ランク1)
メルルの帽子
暗黒優待券
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
◯努力目標
・特になし
◯仲間の目標
・特になし
◯経験値
・クロシュ 剣技[03/09] 魔法[06/09] 防御[04/07]
……………………………………………………………………………………
□集落
家、広場、診療所、食堂、共同浴場、炉、他
……………………………………………………………………………………
279 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/24(月) 14:58:08.22 ID:hJh8hM3W0
―集落の広場
トンカントンカン―
集落の若者「ふう。復興も一段落……というか前よりもいろいろ立派になったな!」
石造りの家々「」ポン
石造りの診療所「」ポン
石造りの食堂「」ポン
石造りの共同浴場「」ポン
魔族の医者「以前は私の浅い知識による見様見真似の木造建築が主だったからな。灰色のお陰で家屋の信頼性は大きく向上した」
集落の子供「灰色ちゃんのお陰ですごくかっこいくなったよね!」
フメイ「うん……石なら、簡単に燃えない」
灰色スライム『……カリスの奴に、建築とか野戦築城の勉強をさせられてたのが……役に立っちゃった……。ちょっと、複雑……』モニョモニョ
黄色スライム『結果的に役立ったんなら良いと思う! ボクはびりびりするだけだからあんまり役立てないし!』モニョモニョ
集落の老婆「ほっほっほ、黄色ちゃんと一緒にお風呂に入るとびりびりしてコリがほぐれるんじゃ」
集落の子供「あれすき!! びりびりしておもしろいもん!!」
アイス「え〜……? アイス、あれきらい……。黄色とはいっしょにお風呂入りたくない……」
ワイワイ キャッキャ モニョモニョ
クロシュ「んへへ……」ニコニコ
魔族の医者「見ての通り集落の復興は十分行き届いた。そういうわけでクロシュ、最大の功労者である君に休暇を与えよう」
クロシュ「ほえ……?」
魔族の医者「行きたい場所や会いたい者がいれば、向かうと良い。君の来訪を待っている者もいるだろう」
クロシュ「!」
魔族の医者「ただし一人では行かないこと。君は強くなったが、この世界には未知の危険が数多く潜んでいる。必ず信頼できる人を連れて行くのだ」
クロシュ「ん!」
魔族の医者「よし。お土産も頼むぞ」
☆知っている国や地域にお出かけすることができます
休暇1日目。今は集落にいます
↓1 今日はどこに行く?
01.集落にいる
02.魔族国
03.緑の国フォレスティナ
04.港湾都市ウォーターポート
05.トコナツ火山島
06.芸術都市ミュージア
07.テラヌス・ウルス
08.国際商業都市イスファハーン
09.大魔女帝国
10.浮島国ラティア・ヘイヴン
11.ユーシリア帝国
12.オノゴロ諸島
13.セイントレア王国
00.その他(自由安価。行けない場所へは行けない)
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/24(月) 15:05:56.57 ID:IkGWBoSqo
9
281 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/24(月) 15:44:22.98 ID:hJh8hM3W0
―上空
ジェット気球クロシュ「〜〜!」ボシュウウウウッ
◆
―地上楽園都市エデン
大庭園
気球クロシュ「〜〜」フヨフヨ モニョモニョ
トスン…ポン!
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
フメイ「大魔女帝国……久しぶりかも……」スト
クローディア「あなたたちねえ……いきなり猛スピードで領空侵犯しないでくれるかしら?」スタスタ
フメイ「あ、性悪魔女」
スライムクロシュ「〜〜!」モニョニョ
大魔女帝国滞在許可証「」ポン
クローディア「手順を踏めと言っているの……。お陰で航空オートマタ部隊が大慌てだったのよ?」
スライムクロシュ「〜〜…」モニョニョ…ショボン…
フメイ「大魔女……やっぱり器の小さい性悪魔女……」
クローディア「まあとりあえず、改めて歓迎するわ。ようこそ楽園都市エデンへ。楽しんでいきなさい」
クロ「クロシュちゃん! フメイちゃんも!」トテトテ
スライムクロシュ「!」モニョニョ
フメイ「あ、クロ!」
クロ「二人で遊びに来てくれたんだ! えへへ、ようこそ楽園都市エデンへ!」
休暇1日目。大魔女帝国にいます
↓1〜3 自由安価 何をする?
282 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/24(月) 15:58:21.18 ID:TpGmwMgJO
クロシュヴィアといっしょにいるであろうリリーツィアをクロシュの夢能力と大魔女パワーで引っ張り出して居場所等尋問できないか提案
283 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/24(月) 16:03:30.19 ID:iWVGiheM0
トリルと一緒にまた絵を描いてみる
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/24(月) 16:21:12.25 ID:IkGWBoSqo
クロシュ、クロを真似て教授をやってみるの巻
285 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/24(月) 16:53:36.30 ID:hJh8hM3W0
―地上楽園都市エデン
大庭園
クロシュ「大魔女さま……。あの……」
クローディア「あら、なあに?」
クロシュ「えっと……わたしの、夢のちからで……リリーツィアさん、ひっぱれる……?」
クローディア「うーん……クロシュヴィアの所在がわからない以上、クロシュヴィアに捕まっているリリーツィアを引っ張り出すのもかなり難しいわね」
クロシュ「んゅ……」
クローディア「でもクロシュヴィア本人よりはガードが緩い可能性もある。やってみる価値はあるかもしれないわ」
クロシュ「!」
クローディア「少し目を閉じてくれる?」スッ
クロシュ「ん……」
↓1コンマ
01-75 だめだった
76-95 つながった
96-00 引きずり出した
286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/24(月) 17:06:20.72 ID:IkGWBoSqo
あ
287 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/24(月) 18:05:08.76 ID:hJh8hM3W0
―???
空に浮かぶ白い光「」
クロシュ「………」
クローディア「……ダメね。あのバカタレも見つからないわ」
クロシュ「うん……」
*
―大庭園
スライムクロシュ「!」モニョッ
フメイ「あ、起きた」
クローディア「作戦は失敗よ。クロシュヴィアのやつ……本気で身を隠しているわ」
スライムクロシュ「……」モニョニョ…
クローディア「まあ大丈夫よ。私たちも本気で探しているから。あなたは仲間たちを大事にして、平穏に過ごしなさい」
・リリーツィアは見つかりませんでした
◇
288 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/24(月) 18:06:03.76 ID:hJh8hM3W0
―魔法学園 校庭
ワイワイ ガヤガヤ
クロ「それであの時は、ミスティちゃんが臨時で代理講師をやってくれたんだよ〜」トコトコ
クロシュ「わあ〜」トコトコ
フメイ「ふうん……」トコトコ
クロ「で、ここが今日私が風魔法の講義をするところ! みんな、お待たせ〜」トテトテ
ワーワー! クロキョウジュ! カワイイ!
トリル「あれ? クロシュちゃん!?」
ユキ「え……クロシュさんが、二人……!?」
トム「ど、どうなってんだ……!?」
クロシュ「んへへ……みんな、久しぶり……」
フメイ「クロシュの擬態、そんなにそっくりかなあ……」
*
トリル「話には聞いてたけど、フメイちゃんと無事に再会できたんだね……!」
クロシュ「んへへ……」
ユキ「お元気そうで良かったです。ミスティさんたちも元気にしていますか?」
クロシュ「うん! えっと、緑の国で……妖精さんのお手伝いとか、してるみたい……!」
トム「なるほどアンタか、何ヶ月か前に大魔女帝国に来てた強力な炎魔法の使い手は!」
フメイ「え、なんの話……?」
ワイワイ キャッキャ
上級オートマタ「講義中に失礼します! クロ教授殿!」シュタッ
クロ「ほえ? まだ授業開始前だから大丈夫だよ、どうしたの?」
上級オートマタ「テラヌス砂漠にて突発的なつむじ風が発生し、遊覧中だった飛行船が1隻コントロール不能に陥った模様です!! クロ教授の浮遊魔法を――」
クロ「わかった、すぐに向かう!! ごめんみんな、今日は臨時休――」
クロシュ「?」
クロ「クロシュちゃん、代理講師やってみる!?」
クロシュ「ほえ……? うん!」
クロ「ありがとう、じゃあお願い! なるべくすぐに戻るから!」シュバッ
モニョモニョポン!
飛んでいく風船スライムクロ「」ヒュウウウウッ―――…
ザワザワ…
フメイ「クロシュ……代理講師って、本当にできるの?」
クロシュ「……わたし……ものまね、できる!」ドン!
ユキ「も、ものまね……」
トム「クロシュさんが凄い人……じゃなくてスライムなのは知ってっけど……」
トリル「……や、やるって言っちゃったから……やるしかないよ! クロシュちゃん、これが今日使う予定だった教科書だけど……どうかな?」
クロシュ「………」
↓1コンマ(ものまね+5)
01-30 下手
31-60 程々
61-90 上手
91-00 覚醒
289 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/24(月) 18:08:56.58 ID:TpGmwMgJO
覚醒教授
290 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/24(月) 19:54:26.38 ID:hJh8hM3W0
クロシュ「それじゃあみんな、講義を始めるよ〜」
フメイ「!?」
ユキ「!?」
トム「!?」
トリル「!?」
*
生徒「うう〜……私、風適性あるのに……」
杖「」ポフン…
クロシュ「どうしたの?」ヒョコ
生徒「あ、クロシュ先生……。私、風適性があるのにちっとも風の魔力を操れないんです……。はぁ……才能がないんです……」
クロシュ「風の魔力は、ものすごく自由でとらえどころがないから、操ろうとしても操れないよ。だからまずは、風の流れを見つけるところから考えてみて」
生徒「風の流れを、見つける……?」
クロシュ「うん。風の適性があるなら、視えると思う。空気の流れと、そこに漂う魔力を」
生徒「は、はい……。風の流れは……なんとなく、わかります」
クロシュ「わあ! じゃあそしたら、その流れにそっと自分の杖と、魔力の流れを合わせるの」
生徒「風の流れに、杖と魔力を……」
杖「」ヒュオオ――
生徒「……あっ、あっあっ……!! せ、先生……何か、来てます……!! あわわ……!!」
クロシュ「大丈夫……。羽で撫でるくらいの気持ちで、一番簡単な風の魔法を使ってみて。力まずに、優しくね」
生徒「………う、ウィンド……っ」カッ
そよ風「」ヒュオオオオ――…
生徒「わああぁ!! で、できた……できました、先生!!!」
クロシュ「ん! んへへ……おめでと……!!」
クローディア「ほう……」
*
キーンコーンカーンコーン―
クロシュ「えと……ありがと、ございました……!」ペコリ
ワーワー! クロシュチャンカワイイ!
クロ「お疲れ様、クロシュちゃん! すごく教え上手でびっくりしちゃった!」
クロシュ「クロちゃん! えと……飛行船……だいじょうぶ、だった……?」
クロ「うん、無事に立て直せた! ありがとね、急にやってもらっちゃって」
フメイ「……クロシュ、あんなに教え上手だったんだ……」
ユキ「私も驚きました……。クロ教授と見紛うかと……」
トム「つーかほぼクロ教授だったな……。背格好も近いし、口調も授業のやり方もかなり近かったぞ……」
トリル「ものまねってすごい……」
クローディア「元々何の適性も持たないスライムだったことが大きいのかもしれないわね。わからない感覚を知っているからこそ、生徒の目線に適した講義を行えたのかもしれないわ」
☆クロシュが教え上手なことが判明しました
◇
291 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/24(月) 19:55:29.74 ID:hJh8hM3W0
―図書館 アトリエ
キャンバス「」ポン
クロシュ「ここも……久しぶり……!」
フメイ「前もここでお絵かきしたの?」
トリル「うん! ぼくとクロシュちゃんでお絵かきしたんだよ」
フメイ「ふうん……」
クロシュ「フメイちゃんも……描く?」
フメイ「えっ……フメイは……別に……」
トリル「せっかくだし一緒に描こうよ!」
フメイ「……ま、まあ……ちょっとだけなら……」
↓1選択 クロシュは何の絵を描く?
1.集落のみんな
2.かたつむり
3.マグマザリガニ
4.オオキイタンポポ
5.ユーシリアカボチャ
6.たけのこ
7.セイントレアチーズケーキ
8.秘伝パスタ
9.デロデロ世界(……?)
0.自由安価(クロシュが描きそうにないものは再安価)
また、↓1のコンマの一桁がフメイちゃんのお絵かき能力になります
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/24(月) 19:56:22.33 ID:IX5Kk4up0
0、超美化した妖精
293 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/24(月) 20:12:43.86 ID:hJh8hM3W0
モニョモニョモニョモニョ……
絵画『麗しき建国の太母』ポン!!
トリル「わっ……す、すっごく綺麗な……森の精霊様……!?」
クロシュ「んへへ……」
フメイ「クロシュ……これって、もしかして……」
クロシュ「妖精さん!」
トリル「妖精さんって、あのクロシュちゃんと一緒に来た、あの……!?」
クロシュ「ん……!」
絵画『麗しき建国の太母』キラキラ
トリル「……そういえば……こんな、姿だったかも……?」グルグル
フメイ「……えっと……クロシュには、あの妖精がこんな風に見えているの?」
クロシュ「……ちょっとだけ……かっこよく、した……」
フメイ「ちょっとだけ……」
絵画『麗しき建国の太母』キラキラ
*
クロシュ「……フメイちゃんは、なにを、描いたの……?」
フメイ「あっ……な、なにも描いてない……! フメイ、描いてない……!」
トリル「あ、この紙は……」ペラッ
フメイ「あっばか!!」
拙い筆致で黒いスライムが描かれたクレヨン画「」ペラッ
クロシュ「わあああ……!!!!」キラキラ
トリル「これは……!!」
フメイ「ふ、フメイじゃない! それ、フメイのじゃないもん!!」アタフタ
クロシュ「んへへ……。うん……」
フメイ「………もう、帰る……!!!」プンスコ
クロシュ「あっ……う、うん……!」トテトテ
トリル「……ふふっ」
☆フメイちゃんのお絵かき能力が3であることが判明しました
◆
294 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/24(月) 20:41:47.21 ID:hJh8hM3W0
―大魔女帝国 休暇2日目
◇クロシュ[あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ラティアの大盾 飾:虹晶の耳飾り
武:竜珠の大杖 防:竜のエプロン 飾:不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武:なし 盾:なし 飾:なし
武:なし 防:火鼠の衣 飾:なし
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*1 蜘蛛絹の下着 魔族国永久旅券
運命賽*1 大きな巻き貝 精霊の印
会心賽*1 闇の欠片 溶岩石のアミュレット
反魂丹*1 踊り子の双剣 太陽のメダリオン
属性大全 サボテンドラゴンの花 大魔女帝国滞在許可証
魔王図鑑 ダイヤメリケンサック 風船印のパラシュート
大魔女サイン*1 パラサイトソード ラティア勲章
ステライト鉱石 ユーシリア王家の紋章
晴れ乞い傘 姫巫女の感状
ヒヒイロカネ 巡礼者の十字
冒険者証(ランク1)
メルルの帽子
暗黒優待券
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
◯努力目標
・特になし
◯仲間の目標
・特になし
◯経験値
・クロシュ 剣技[03/09] 魔法[06/09] 防御[04/07]
・フメイ 剣技[00/04] 魔法[00/16] 防御[00/09]
……………………………………………………………………………………
295 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/24(月) 20:42:41.20 ID:hJh8hM3W0
―朝
地上楽園都市エデン
宿舎 宿泊室
チュンチュン
フメイ「……久しぶりに、いつもと違うベッドで寝た気がする……」ググッ
クロシュ瓶「〜〜」モニョモニョ
フメイ「ん、クロシュおはよ」
クロシュ瓶「〜〜」モニョニョ
*
―宿舎 食堂
クロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ
ロディナ「おかわりは3回まで無料なので、滞在している間に食べきっちゃえばお得ですよ」
クロシュ「うん! ありがと、ロディナさん……!」
ロディナ「いえいえ。またいつでも来てください。クロシュ様たちなら、いつでも大歓迎です」
フメイ「クロシュたちって、本当にダークヒーローやってたんだ……」モグモグ
ロディナ「はい。この街では、大魔女様の次くらいに好かれている方々なのです」
フメイ「む〜……なんか、疎外感……」
クロシュ「フメイちゃんも、一緒に世界を救ったから、ダークヒーロー!」モニョッ
フメイ「……まあ、それでいっか……」モグモグ
休暇2日目。今は大魔女帝国にいます
↓1 今日はどこに行く?
01.集落に一旦帰る
02.魔族国
03.緑の国フォレスティナ
04.港湾都市ウォーターポート
05.トコナツ火山島
06.芸術都市ミュージア
07.テラヌス・ウルス
08.国際商業都市イスファハーン
10.浮島国ラティア・ヘイヴン
11.ユーシリア帝国
12.オノゴロ諸島
13.セイントレア王国
00.その他(自由安価。行けない場所へは行けない)
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/24(月) 20:47:26.20 ID:WawwzbWEO
07
297 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/24(月) 21:03:28.64 ID:hJh8hM3W0
―砂漠の空
太陽「」サンサン
一面の砂景色「」ヒュオオオオ――…
ジェット気球クロシュ「〜〜!!」ボシュウウウウウッ
◇
―テラヌス・ウルス 噴水広場
噴水「」シャワシャワ
砂漠スライムたち「〜〜」モニョモニョ
気球クロシュ「〜〜」フヨフヨ
トスン…ポン!
スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ
フメイ「テラヌス・ウルス……初めて入ったかも……」スト
砂漠スライム長老『クロシュちゃんなのぢゃ!!』モニョニョ!
砂漠スライムA『わ〜!』モニョニョ
砂漠スライムB『久しぶり〜』モニョモニョ
砂漠スライムC『元気だった……?』モニョニョ
スライムクロシュ『んへへ……うん!』モニョニョ
フメイ「わあ、砂漠スライム……!」
リアンノン「クロシュちゃん!」トタタタ
クロシュ「リアンノンちゃん!」
ベスティア「お久しぶりです、クロシュさん。ご活躍の噂はこちらにも届いておりましたよ」スタスタ
クロシュ「わあ……!」
フメイ「クロシュ……なんか顔広くない……?」
休暇2日目。テラヌス・ウルスにいます
↓1〜3 自由安価 何をする?
298 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/24(月) 21:04:16.09 ID:0bbMwnhbO
ヨードリーと料理を作る
299 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/24(月) 21:05:09.17 ID:UYLoG1/UO
三部族の首長と砂漠スライム達が歓迎の宴会を開き、ご馳走やお酒を楽しんだり近況について語り合う
300 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/24(月) 21:19:08.39 ID:Ad4AoibIO
ベスティアの結界術も学んでみる
301 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/24(月) 21:42:14.96 ID:hJh8hM3W0
―テラヌス宮殿 中庭
噴水「」シャワシャワ
砂漠スライムたち「〜〜♪」モニョモニョ
リアンノン「フメイちゃんって本当にクロシュちゃんにそっくりなんだあ。あ、順序的にはクロシュちゃんがフメイちゃんにそっくりなんだった……よね?」
フメイ「……そんなに似てる……? けっこう違うと思うんだけど……クロシュにはクロシュらしさがあるし……」
クロシュ「ベスティアさん……えっと、クロシュヴィアちゃんの、こと……」トコトコ
ベスティア「ごめんなさい……。こちらでも、彼女の足取りは掴めていないのです」スタスタ
クロシュ「んゅ……」
ベスティア「ですが、彼女のことは私たちが必ず見つけ出しますから」
クロシュ「うん……。えと……わたしにも、できること……あったら……」
ベスティア「でしたら、彼女の帰りを平穏に待っていていただければ――あら?」
クロシュ「?」
ベスティア「クロシュさん、その大盾……見せていただいても構いませんか?」
クロシュ「うん」スッ
ラティアのウニ大盾「」ガシン!
ベスティア「見たことのない意匠……工業的な造形ながらも、熱い血の通った決意を感じさせる……。この大盾を、どこで?」
クロシュ「浮島の……ラティア・ヘイヴン……!」
ベスティア「……いつだったか、クローディアの自慢話にそんな古代王国の名を聞いたことがあります。まさか、実在した場所だったなんて……」
クロシュ「んへへ……これは、セイラちゃん……大盾のゴーレムさんからもらった……。すごく、すごい、盾……!」
ラティアのウニ大盾「」ガシン!
守護結界「」シュイン!
ベスティア「……! 私の一族に伝わる結界魔法に酷似している……!」
クロシュ「」ドヤッ
ベスティア「しかし……クロシュさん、あなたはまだこの大盾の力を発揮し切れていないようです」
クロシュ「!!」ガーン!!
ベスティア「ごめんなさい……少しだけレクチャーさせてくださいね。この盾としても、クロシュさんをしっかり守れた方が本望でしょうから……」
クロシュ「ん……!」
ベスティア「では、まずこの盾の結界を展開する時の――」
↓1コンマ
01-90 〈結界〉を習得(大盾装備時、戦闘中1度だけ劣勢または痛恨を無効化)
91-00 ???
302 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/24(月) 21:46:41.77 ID:IkGWBoSqo
あ
303 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/24(月) 22:10:23.60 ID:hJh8hM3W0
ラティアのウニ大盾「」ガシン!
大きな守護結界「」シュインシュイン―!!
クロシュ「!」
ベスティア「そう、その感じです! その結界を使いこなせれば、例えどれほど致命的な一撃であろうとも耐えられるはず――」
消える守護結界「」シュウウン――…
ラティアのウニ大盾「」ガコン…プシュー…
クロシュ「……!?」オロオロ
ベスティア「……燃費がすごく悪いのも私の一族の結界にそっくりなんですね……。大丈夫、少し休めばまた調子を取り戻せるはずです」
クロシュ「」ホッ
ベスティア「ですが今見た通り、強力な結界は燃費がものすごく悪いので……一度の戦闘中に使えるのは大体一度だけだと思います。タイミングにはご注意を」
クロシュ「ん……!」
☆クロシュが大盾装備時に〈結界〉を使えるようになりました
戦闘時、1度だけ劣勢または痛恨を無効化します
◇
304 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/24(月) 22:13:56.56 ID:hJh8hM3W0
それでは本日はここまでとなります。次回はヨードリーさんとお料理をしよう編、テラヌス大宴会編となります
長期休暇を言い渡され、予定も考えず無軌道に飛び回ることにしたクロシュさんとフメイちゃん。行く先々で懐かしい顔ぶれと思い出話を咲かせたり、ダークヒーローとして歓迎されたり、クロシュヴィアちゃんの行方を調べようとがんばってみたり……。平穏な時間は、ゆっくり過ぎていっているようでした
安らかなる時がいつまで続くかはわかりませんが、クロシュさんには悔いのないように動いていただければと思います
それでは本日もありがとうございました。次回は土日となります、よろしくお願いします
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/24(月) 22:34:41.69 ID:IkGWBoSqo
乙
ますます強くなっていくクロシュ
306 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/25(火) 01:30:09.47 ID:g2ESYY4xo
おつでした
どこでなにやってるんだクロシュヴィアアンド僧侶さん……
307 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/25(火) 03:28:40.13 ID:UI3KK1kqo
乙
完結するのかと思ってたら続いてくれてありがたい
308 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/29(土) 13:26:28.20 ID:mSlR04EQ0
異様に強さを得ているクロシュ氏ですが、実のところその強さの大部分は保持しているアイテムや装備のパワーであったりもします。とはいえアイテムや武器を使いこなすことも実力のうちであるとも言えるかもしれません。擬態・同化といったスライムの能力は、素のままではよわいスライムという種族が生き残る為に培ってきた重要な技能の一つと言えます
クロシュヴィアちゃんと僧侶さんは、真の正しい世界を成し遂げるべく世界を行脚していろいろ見聞き調査していたようです
彼女たちが今現在どこで何をしているかはわかりませんが、幕間を参照すると数ヶ月前にオリシン王国のメモル大図書館跡地を訪れていたのは間違いないと言えるでしょう。彼女たちの行脚が最終的に実を結ぶかどうかは今のところ闇に包まれています
ここで完結という考えもなくはなかったのですが、まだこの物語の中で書きたいことや書くべきことが少なからずあったため、クロシュたちの物語はもう少し続くこととなりました。お付き合いいただければ幸いに思います
もうすぐ始まるであろうクロシュヴィアの巻(仮題)がどのような結末を迎えるかはわかりませんが、恐らくこの物語もそこで完結することとなるかと思います。クロシュたちの軌跡を見守っていただたら幸いに思います
309 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/29(土) 13:27:33.77 ID:mSlR04EQ0
―テラヌス宮殿 厨房
トントントントン! ジュジュウウウ――
テラヌス料理人たち「――!」シュババ
ヨードリー「トウッ! ハッ!」シュバババ
アニス「ヨードリー……議長であるあなたがわざわざ厨房に入る必要はないと思うのだけれど……」
ヨードリー「せっかくのクロシュ殿の来訪だ! ここで腕を振るわずしてどこで振るう!」
アニス「……確かに、クロシュさんはダークヒーローたちの中でも特に食べることが大好きらしいけれど……」
ヨードリー「であれば、もてなしの最高責任者として私がここに立たぬ理由などない!」
アニス「まあ……一理あると言えばあるような気もするわね」
クロシュ「?」ヒョコ
フメイ「いいにおい」ヒョコ
ヨードリー「!?」
アニス「あら〜。ごめんなさいクロシュさん、まだお出しできるものはできていないのですよ」
フメイ「だってさ。出直す?」
クロシュ「じゃあ……お手伝い、する……!」モニョッ
アニス「う〜ん……大事なお客様であるクロシュさんたちのお手を煩わせるわけには……」
ラハニ四世「カカカ、良いではないか!」ヌッ
ヨードリー「ラハニ四世!」
ラハニ四世「お客様の意向に沿う柔軟な対応をするのもまたもてなしの心じゃろう。ここは一つ、クロシュ殿らに手伝ってもらうのはどうか?」
ヨードリー「うむ、ラハニ殿の言う通りだ。それではここは遠慮なくクロシュ殿たちにも手伝ってもらおう!」
フメイ「え、フメイ料理なんて丸焼きしかできないけど……」
クロシュ「わたし……味見、できる……!!」
アニス(大丈夫かしら……。クロシュさん、味見がしたいだけなんじゃ……?)
↓1〜2 食材を1〜3つ選択
肉類:トリ肉、ケモノ肉、サバクイナゴ、スナミミズ
野菜:ウチワサボテン、テラヌスアロエ、サヤ豆
穀物:パラパラ米、パン小麦、甘もろこし、ナッツ
果実:精霊サボテンの実、精霊ヤシの実、ウォータースイカ
卵乳:スナニワトリの卵、マジカルミルク、マジカルバター、カビチーズ
酒類:テラヌスビール、カクタスカクテル、マジカルスピリタス
特殊:スライムゼラチン、マジカルシュガー、甘々シロップ
310 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/29(土) 13:50:41.18 ID:6sfZmHTpo
甘もろこし
精霊サボテンの実
311 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/29(土) 13:53:39.06 ID:zPuUZ/YWO
スライムゼラチン
テラヌスビール
312 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/29(土) 13:53:50.54 ID:dVtXXEpq0
スナミミズ カビチーズ
313 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/29(土) 16:14:48.01 ID:mSlR04EQ0
ヨードリー「とはいえ既に主要な献立には料理人たちが着手している。クロシュ殿たちに手伝ってもらうならば――」
砂漠スライム長老「デザートぢゃ!!」モニョッ
クロシュ「!」
ヨードリー「長老!」
砂漠スライム長老「わちらも、お手伝いに来たのぢゃ!!」モニョモニョ
砂漠スライムたち「〜〜!」モニョニョ
ヨードリー「これは心強い……! そしてデザートか――今ある食材ならば――」
テラヌス料理人たち「――」セカセカ
ヨードリー「すまない、ゼラチンの在庫はどこに?」
テラヌス料理人「申し訳ありません、この宮殿内の食料庫には在庫がもう――」
ヨードリー「なんだと……」
砂漠スライムたち「〜〜…」モニャニャ
砂漠スライム長老「困ったのぢゃ……わちらのゼラチンは砂っぽいから、ヒトの料理には向かないのぢゃ……」
クロシュ「!」ピコン!
クロシュ「えと、ヨードリーさん……」トコトコ
ヨードリー「?」
クロシュ「ゼラチン……ある!」
デロデロ…モニョモニョ…
スライムゼラチン「」ポン!
砂漠スライム長老「わわ〜!」キャッキャ
砂漠スライムたち「〜〜!!」モニョニョ キャッキャ
ヨードリー「……! これは……スライムゼラチン!」
クロシュ「えと……わたし……毒は、ないんだって……」
フメイ「クロシュのゼラチンでお腹壊した人って見たことないから、たぶん大丈夫だと思う」
ヨードリー「……文字通り、身を切ってまで食材を提供してくれるとは……! これは絶対に美味しいものを作らせていただこう……!!」
クロシュ「んへへ……これくらい、だいじょうぶ……!」
◇
精霊のきらきらスイートゼリー「」ポン!
テラヌスビール「」ポン!
スナミミズの丸焼き「」ポン!
カビチーズ「」ポン!
クロシュ「わぁぁ……!!」キラキラ
フメイ「……!」ゴクッ
砂漠スライム長老「んわわ〜!!」キャッキャ
砂漠スライムたち「〜〜!!」モニョモニョ キャッキャ
ラハニ四世「ほう……。鮮やかな精霊サボテンの果肉に、輝くような甘もろこしの黄金色がアクセントとなった華やかなゼリーじゃ」
アニス「まあ……! クロシュさんのゼラチンだから羊羹みたいな色になるかと思っていたんですけれど、別にそんなことはなく綺麗に透き通ったゼリーになるんですねえ〜」
クロシュ「……そういえば……そうかも……?」
ヨードリー「スライムゼラチンを使っても、出来上がったものが元となったスライムの色になることは基本的にない。森スライムのゼラチンを使ったゼリーが必ずしも緑色になるわけではないようにね」
クロシュ「そうなんだ……!」
フメイ「へえ〜」
ヨードリー「さて、他の料理も出来上がったようだ。共に宴会の席へ行こう!」
クロシュ「ん!」
フメイ「うん」
*
314 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/29(土) 16:15:14.82 ID:mSlR04EQ0
―テラヌス宮殿 宴会場
ヨードリー「ではダークスライムクロシュ殿の来訪を祝して――乾杯!!」
アニス「かんぱ〜い♪」
リアンノン「か、乾杯です!!」
ベスティア「乾杯……!」
ラハニ四世「乾杯!」
ミラ「乾杯……」
砂漠スライム長老「かんぱい、なのぢゃ!!」モニョッ
砂漠スライムたち「〜〜!!」モニョニョ
クロシュ「かんぱい……!」
フメイ「かんぱい……」
カンパーイ!! ワイワイ ガヤガヤ キャッキャ モニョモニョ
*
精霊のきらきらスイートゼリー「」
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ
リアンノン「わっ、クロシュちゃんいきなりデザートからいっちゃうの!?」
スライムクロシュ「〜〜♪♪」モニョニョ
スナミミズの丸焼き「」ポン!
ベイクドカビチーズ「」ポン!
テラヌスビール「」ドン!
ベスティア「あら、このスナミミズ……丸焼きですけど、中までじっくり丁寧に火が通してあって美味しいです」モグモグ
ミラ「こ、この焼きカビチーズ……美味すぎるわ!! ビールが止まらないじゃない!!」モグモグ グビグビ
フメイ「あ、それフメイが焼いたやつ」モグモグ
◇
315 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/29(土) 16:16:15.42 ID:mSlR04EQ0
ワイワイ ガヤガヤ キャッキャ モニョモニョ
リアンノン「お話には聞いてたけど、ほんとにすっごい冒険をしてきたんだねえ」
クロシュ「うん……!」
シーシャ台「」モクモク
ミラ「ふう……世界を救ったダークヒーロー、ね……。なんだか随分遠い存在になっちゃったじゃない」モクモク
リアンノン「ミラさんがクロシュちゃんたちと近かったことなんてあったんですか?」ジト
ミラ「フッ……これでもお風呂で語り合った仲なのよ」モクモク
リアンノン「えっ……!!?!? う、嘘だ……!!!!」
ミラ「嘘じゃないのよねえ……」モクモク
クロシュ「リアンノンちゃんと、ミラさん……仲良く、なった……?」
ラハニ四世「カカ、そのようじゃな」
フメイ「前は仲が悪かったの?」
クロシュ「うん」
ヨードリー「まあ……リアンノンはともかく、以前はミラの方に他種族へのわだかまりがあってな」
フメイ「わだかまり……。今はもう、わだかまってないの?」
ラハニ四世「全くないこともないと思うが、以前よりは随分減ったようじゃ。ああしてリアンノン殿とじゃれられる程度にはな」
ヨードリー「ミラは向上心を持った女性だ。そしてテラヌス・ウルスを愛する心も、祖父であるラハニ殿からしっかり受け継いでいる。かつてのように、憎しみに根ざした他種族排除を掲げることはもうないと私は確信している」
ラハニ四世「議長殿から左様なお墨付きを頂けるならありがたいことじゃ。実際、あやつはヨードリー殿から見て役に立っておるかの?」
ヨードリー「もちろん。特に大魔女帝国とのやり取りでは誰よりも積極的に動いてくれている。例えばこの宴会の席……ここにあるマジカル食品は、彼女の交渉努力によって大魔女帝国から安く仕入れることができた」
クロシュ「わあ……!」
フメイ「なんか、大変そう……」
ラハニ四世「カカカ、政に携わるというのは実際大変じゃぞ。噴水でのんびりしているスライムたちを見ると羨ましく思ったりするもんじゃ」
クロシュ「んへへ……ラハニさんも……砂漠スライムちゃんたちと、のんびりすれば、いいと思う……!」
ラハニ四世「隠居したらそうするのも悪くないかもしれんなあ」
お開きまでまだ時間がありそう
↓1〜2 どうする?
1.砂漠スライムたちと砂漠スライムダンス
2.テラヌスビール飲み比べ
0.自由安価(できないことはできない)
316 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/29(土) 16:18:57.96 ID:s3igZhpnO
0ヨードリーに先代首長について聞く
317 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/29(土) 16:22:13.14 ID:7xZsmJKC0
0リアンノンと一緒に夜風をあびながら未来について語り合う
318 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/29(土) 17:46:16.89 ID:mSlR04EQ0
―夜
テラヌス宮殿 宴会場
踊る砂漠スライムたち「〜〜♪」ピョンピョン モニョモニョ
踊る砂漠スライム長老「〜〜〜♪」ピョンピョン モニョモニョ
突っ伏すミラ「うぷ……も、もう飲めない……降参……」ガクッ
酒樽を飲み干す褐色銀髪赤眼幼女「〜〜♪♪」モニョモニョ グビグビグビ
フメイ「……そういえば……議長っていうの、初めて聞いた」
ヨードリー「この大陸では、議会制の政治を行っている国が少ないからな。初めて聞くのも無理はないだろう」
アニス「他の国は大体が君主制ですからね。緑の国も選挙による君主制と言えますし。旧魔族国は議会制の政治を行っていたそうですが」
クロシュ「えっと……王様とか、首長とか……?」
ヨードリー「ああ。対してテラヌス・ウルスでは、国を代表する王のような指導者は選出されないんだ。あえて言うなら、テラヌス・ウルス議会が他の国で言うところの王のようなもの……とも言えるかもしれない」
フメイ「議会が王……」
アニス「対外的には、議会の長であるヨードリーが実質的な代表になったりするんですけどね」
ヨードリー「まあ、そういう面もあるが……」
フメイ「でも、議会で決まったことには議長も逆らえないってこと?」
ヨードリー「そうだ。もちろん私自身が意見や提案をすることもあるが、他の議員より偉いわけではない。私の思惑に反する決定が行われたら、議長としてそれに粛々と従うのみだ」
アニス「まあそうは言っても私たちテレス族は最大多数派なので、議会で不利になることなんて滅多にないんですけどね」
フメイ「テレス族……」
クロシュ「……あっ、そういえば……ヨードリーさん、テレス族の長になったの、最近だって……前に、言ってた……?」
ヨードリー「よく覚えていたな。その通り、私はまだ族長としても議長としても日が浅い」
クロシュ「そうなんだ……」
フメイ「前の人は?」
ヨードリー「死んだ」
フメイ「あ……えっと……」
ヨードリー「生きる者はいつか死ぬ。仕方のないことだ」
フメイ「………」
アニス「でもクロシュさんたち、ダークヒーローが来る前は、ヨードリーは潰れる寸前だったんですよ。いきなりいろいろ引き継がざるを得なくなった忙しさ、族長や議長としての責任、重圧……そして他種族を追い出さなければ生きられない水不足……本当に限界でした」
ヨードリー「むう……まあ、アニスの言う通りだ。もしクロシュ殿たちが来なければ私は潰れ、テラヌス・ウルスはセイントレア王国に取り込まれていたところだろう。もしあのミイラたちのように、先代を墓の下から引っ張り出して生き返らせる術があれば別だが……」
アニス「あのミイラは蘇りとかそんなのではないと思うけれど……」
ヨードリー「わかっている。過ぎた時は戻らない」
クロシュ「……」
フメイ「……」
319 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/29(土) 17:46:49.15 ID:mSlR04EQ0
アニス「ねえ……もし、過ぎた時を戻せる道具があったら、ヨードリーは使う?」
ヨードリー「………過ぎた時を戻せる道具、か……。もしそんなものがあったら………」
アニス「……」
ヨードリー「……いや……しかしそれは、現在の否定にもなる。軽率に使うことはできない」
アニス「そうよね。真面目なヨードリーならそう言うと思ったわ」
ヨードリー「……使わないならば、急いで壊してしまうだろうな。存在自体があまりにも危険な代物だ……。というかまさか、そんなものが実在するのか!? テラヌス商会でそのようなものを――」
アニス「するわけないでしょ! ちょっとした思考実験よ」
ヨードリー「はあ、そうか……安心した。実を言うと、過ぎた時を巻き戻す誘惑に絶対に打ち勝てるという自信もないのでな」
アニス「まあ……それはそうかもね」
フメイ「時を巻き戻す……クロシュは、どう思う……?」
クロシュ「………集落の、みんなが……アリシラさんの中に、いるって……知らない時だったら……きっと、使ってた……」
フメイ「……そうだよね……。フメイも……きっと、そうする……」
クロシュ「うん……」
フメイ「でも……みんな、いる」
クロシュ「うん」
フメイ「だから……今のフメイたちには、いらないかも」
クロシュ「うん……」
クロシュ(……)
クロシュ(……でも……もし、そんなのが、あったら……)
クロシュ(………デロデロ教徒ちゃんを……助けられる……?)
◇
320 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/29(土) 17:48:13.11 ID:mSlR04EQ0
―夜
テラヌス宮殿 屋上
ヒュオオオオオ――…
月明かり「」ホンワリ
遠く微かに見える巨大墳墓の影「」ボンワリ
リアンノン「はぁ〜……夜風が気持ちいい……」
クロシュ「うん」
リアンノン「クロシュちゃんたちは……将来の夢とか、ある?」
フメイ「将来の……夢?」
リアンノン「うん。どんな未来に進みたいか……どんな自分になりたいか、みたいなさ」
フメイ「ん〜……あんまり、考えたことない。明日食べたいものとかなら、たまに考えるけど……」
クロシュ「わたしも……」
リアンノン「そ、そうなんだ……。じゃあさじゃあさ、今ちょっと考えてみよ! クロシュちゃんとフメイちゃんの、将来の夢!」
フメイ「え〜……」
*
リアンノン「ちなみに私は……ホトルス族の族長として恥じない立派な人物になること! と……しあわせであったかい家庭を築けたらなあ、なんて……てへへ……」
クロシュ「わあ〜」
フメイ「あったかい家庭……ってなに?」
リアンノン「えっ……!? そ、それはね……えっとぉ……そのぉ……」
フメイ「?」
クロシュ「?」
将来の夢
↓1コンマ
01-05 ???
06-50 わからない
51-95 今のままで
96-00 ???
321 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/29(土) 17:52:13.26 ID:oJLuESYVo
まっくろ
322 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/29(土) 18:09:46.29 ID:mSlR04EQ0
クロシュ「………」
フメイ「ん〜……やっぱり、思いつかない……。クロシュと……集落のみんなと、ずっと仲良く暮らせたら、それで良い……」
クロシュ「……! うん……!」
リアンノン「つまり、今のしあわせを大事にするってことだね……! そういうのもすごくいいと思う……!」
フメイ「今のしあわせ……まあ、そういう風にも言えるのかな……?」
クロシュ「うん……!」
フメイ「ところで、あったかい家庭って――」
リアンノン「そ、その話はもういいでしょ〜!」
◆
323 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/29(土) 18:10:16.45 ID:mSlR04EQ0
―テラヌス・ウルス 休暇3日目
◇クロシュ[あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ラティアの大盾 飾:虹晶の耳飾り
武:竜珠の大杖 防:竜のエプロン 飾:不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武:なし 盾:なし 飾:なし
武:なし 防:火鼠の衣 飾:なし
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*1 蜘蛛絹の下着 魔族国永久旅券
運命賽*1 大きな巻き貝 精霊の印
会心賽*1 闇の欠片 溶岩石のアミュレット
反魂丹*1 踊り子の双剣 太陽のメダリオン
属性大全 サボテンドラゴンの花 大魔女帝国滞在許可証
魔王図鑑 ダイヤメリケンサック 風船印のパラシュート
大魔女サイン*1 パラサイトソード ラティア勲章
ステライト鉱石 ユーシリア王家の紋章
晴れ乞い傘 姫巫女の感状
ヒヒイロカネ 巡礼者の十字
冒険者証(ランク1)
メルルの帽子
暗黒優待券
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
◯努力目標
・特になし
◯仲間の目標
・特になし
◯経験値
・クロシュ 剣技[03/09] 魔法[06/09] 防御[04/07]
・フメイ 剣技[00/04] 魔法[00/16] 防御[00/09]
……………………………………………………………………………………
324 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/29(土) 18:11:18.49 ID:mSlR04EQ0
―朝
テラヌス・ウルス
月明かりのオアシス ロビー
猫耳褐色少女「おはようございます、クロシュさま、フメイさま」
クロシュ「ん、おはよ……!」
フメイ「おはよ」
*
ターバンの褐色少女「おや、もう行っちゃうの? 世間を賑わすダークスライムがいてくれた方がウチの売上も上向くんだけどねえ」
クロシュ「んへへ……」
虹晶の耳飾り「」キラン
ターバンの褐色少女「……虹晶が七色の輝きを取り戻してる。それをあなたたちに託したのは間違いじゃなかったみたい」
クロシュ「ん!」
ターバンの褐色少女「ふふ、ありがとね。世界を救うだけじゃなく、テラヌス・ウルスの問題まで解決してウチの妹を助けてくれて、その上ここに泊まってってくれてさ! あんたたちならいつでも大歓迎だから、また来なよ!」
クロシュ「うん!」
休暇3日目。今はテラヌス・ウルスにいます
↓1 今日はどこに行く?
01.集落に一旦帰る
02.魔族国
03.緑の国フォレスティナ
04.港湾都市ウォーターポート
05.トコナツ火山島
06.芸術都市ミュージア
08.国際商業都市イスファハーン
10.浮島国ラティア・ヘイヴン
11.ユーシリア帝国
12.オノゴロ諸島
13.セイントレア王国
00.その他(自由安価。行けない場所へは行けない)
325 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/29(土) 18:16:53.85 ID:dVtXXEpq0
12
326 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/29(土) 19:31:51.90 ID:mSlR04EQ0
―海上
太陽「」サンサン
一面の大海原「」キラキラ
ジェット気球クロシュ「〜〜!!」ボシュウウウウウッ
◆
―オノゴロ諸島
旅館雪解け 玄関前
桜の花びら「」ヒラヒラ
桜の花びら「」ヒラヒラ
気球クロシュ「〜〜」フヨフヨ
トスン…ポン!
スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ
フメイ「オノゴロ諸島……ちょっと、懐かしいかも……」スト
シズク「わっ……もしかして、クロシュちゃん!?」モニョッ
スライムクロシュ「〜〜!」モニョニョ
フメイ「あ、シズク」
シズク「んわわ〜!! クロシュちゃんとフメイちゃん!!」ピョンピョン モニョニョ
ユキ母「あら、懐かしいお顔……! 二人だけでお泊りに来たの?」
クロシュ「うん!」
フメイ「妖精たちは忙しいみたいだよ。たぶん」
ユキ母「そうなのねえ……。まあとりあえずお上がりくださいな。長旅……でもなさそうだけど、立ち話もなんですから」
クロシュ「ん!」
シズク「お水をごよういしますっ!」シュバッ
休暇3日目。オノゴロ諸島にいます
↓1〜3 自由安価 何をする?
327 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/29(土) 19:33:23.37 ID:s3igZhpnO
道具屋をたずねる
328 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/29(土) 19:35:29.04 ID:oJLuESYVo
狐たちと戯れつつアウルと面会
329 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/29(土) 19:37:09.23 ID:6sfZmHTpo
巫女にもご挨拶
330 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/29(土) 20:44:25.69 ID:mSlR04EQ0
―オノゴロ宿場町
道具屋
カランカラン
シズク「こんにちは!」モニョッ
トキワ「こんにちは……!」ヒョコ
クロシュ「こんにちは……」ヒョコ
フメイ「こんにちは」ヒョコ
サララ「いらっしゃいま……まっ……!?」
メルル「クロシュちゃん!?」ヌッ
フメイ「誰?」
*
ちゃぶ台「」
お茶「」ホカホカ
おせんべい「」ポン
メルル「いやァ〜ウチの妹とウチの国が大変お世話になりましたようでェ……」
クロシュ「んへへ……みんな、がんばった……」モグモグ
フメイ「へ〜サララのお姉さんなんだ」モグモグ
サララ「似てないってよく言われます……」
シズク「サララちゃんはおめめぱっちりだもんねえ。いつ帰って来たの?」モニョモニョ モグモグ
メルル「3日くらい前! 温泉街の散策に夢中で挨拶も忘れてたよ、ごめんごめん」
サララ「お姉ちゃんらしい……」
メルル「んでそっちのかわいい子は……もしかしてトキワちゃん!?」
トキワ「は、はい。お久しぶり、です……」
メルル「わ〜おっきくなったねェ〜! トキワちゃんがいなくなっちゃったって聞いた時はほんと肝がヒエヒエになっちゃったんだよもォ〜!」
トキワ「す、すみません」
サララ「お、お姉ちゃん! トキワちゃんはいなくなりたくていなくなったわけじゃなくて……!」
メルル「あ、そうなんだよねごめん! ほんとみんな、あたしが何も考えずにふらふらしてた時に大変大変でなんか申し訳なくなっちゃうなァ……」
クロシュ「んへへ……でももう、だいじょうぶ!」
シズク「クロシュちゃんの言う通りです! もう大丈夫なんですよ!」モニョッ
メルル「まあ大丈夫ならいっか! あそういえば妖精さんたちは元気?」
クロシュ「うん! えと、みんな、おうちの国に帰って……おしごと? してるとおもう」
メルル「あァ……楽しい旅が終わったら、お仕事だよねェ……。はぁ、世知辛い……」
サララ「お姉ちゃんも、ここにいる間は手伝ってよ?」
メルル「はい、もちろんでございます……」
フメイ「……サララのお姉ちゃんって、穀潰し……?」
シズク「えっ……!? そ、そんなことは……ない、かも……?」モニョニョ…
メルル「ちょ、そこははっきり否定してよシズクちゃん!」
↓1コンマ メルルのお土産
01-60 古代の宝石(換金用)
61-90 ギロチンガニの鋏
91-98 黄金のカニ飾り
99-00 古代カニの化石
331 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/29(土) 20:54:56.12 ID:oJLuESYVo
あ
332 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/29(土) 22:19:27.76 ID:mSlR04EQ0
メルル「あそうだ、クロシュちゃんにお土産……というか、あの時助けてもらったお返しの品物を用意しました!」
クロシュ「?」
メルル「こちらです!」スッ
皮袋「」ポン
パカッ
ジャラジャラ―
古代の宝石「」キラキラ
クロシュ「わ!」
シズク「わわ、宝石です!」
サララ「す、すごい……! お姉ちゃん、これどこで拾ってきたの!? 泥棒してきたんじゃ……」
メルル「古代遺跡から発掘してきたトレジャーです! ちゃんと冒険者ギルドの許可も得ています〜!!」プンスコ
フメイ「えっと……でも、こんなにクロシュにくれるの?」
メルル「命の恩人だもの! これくらいは返させて欲しい、みたいな?」
クロシュ「じゃあ、いいの……?」
メルル「もちろん! あ、でも使い道がなければさっさと換金しちゃってもいいよ! 特にこのココロイシ道具店ってとこは相場より高く買ってくれるって評判良いみたいだし?」
サララ「!」
フメイ「なるほどね。じゃあクロシュ、せっかくだしここで買い取ってもらおう」
クロシュ「ん! サララちゃん、いい……?」
サララ「あ、はいもちろんです! ちょっと待ってくださいね、鑑定の準備をしますので……!」パタパタ
フメイ「穀潰しじゃなかったみたい、サララのお姉ちゃん」
シズク「そうみたいです。えへへ、さっきはごめんなさい……!」
メルル「アハハ、なんのことかな〜?」
☆メルルから古代の宝石をもらい、その場で換金してお金をたくさん得ました
◆
333 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/29(土) 22:19:55.47 ID:mSlR04EQ0
―霊峰の隠れ里
桜の花びら「」ヒラヒラ
桜の花びら「」ヒラヒラ
フメイ「ねえ、あの空を舞ってる、ピンク色のひらひらしたのって……」
シズク「あれは桜の花びらだよ!」モニョニョ
クロシュ「さくら……?」
シズク「あっちの山の方を見てみて!」
桜色の山々「」ワサワサ
クロシュ「わああ……!」
フメイ「すごい……! あれ……木の花なの……!?」
シズク「うん! オノゴロにはたくさん生えてるの!」
トキワ「えっと……大陸の方では……あんまり、生えてないんですか……?」
フメイ「見たことないかも……」
クロシュ「……前に、来た時は……まだ咲いて、なかった……?」
シズク「うん。前にクロシュちゃんたちが来たのは大体半年前くらいだから、時期じゃなかったの」
フメイ「へえ、この時期にしか咲かないんだ……」
トキワ「ふふ……ちょっと、素敵ですよね……」
フメイ「すてき……うん、すてきかも……」
*
―霊峰の隠れ里
貸家の縁側
シズク「こんにちは〜!」ピョンピョン
トキワ「こんにちは……!」
クロシュ「こんにちは……」
フメイ「こんにちは」
ガラッ
イクセ「シズクちゃんに、トキワちゃんに……クロシュちゃんが二人!?」
フメイ「フメイはフメイ。初めまして」
*
334 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/29(土) 22:21:13.66 ID:mSlR04EQ0
―貸家
囲炉裏「」パチパチ
ちゃぶ台「」ポン
温泉まんじう「」ポン
お茶「」ホカホカ
アキト「遠路はるばるよくぞ参られた、クロシュ、フメイ。歓迎しよう」
クロシュ「ん!」
イヨ「イクセ様に会いに来たら、あなたたちまで訪れるなんて。ふふ、今日は吉日ですね」
フメイ「えっと、イヨだっけ」
イヨ「はい、覚えていてくれて嬉しいです。そしてこちらが――中将あらため次期将軍候補の一人、明石竜灯(リュウトウ)です」
リュウトウ「やめてください、次期将軍候補などと。私など数合わせに過ぎません」
クロシュ「えっと……黒い、カタナを振る……すごい人!!」
リュウトウ「クロシュ殿、お久しぶりです。ご壮健であらせられるようで何よりです」
クロシュ「んへへ……リュウトウさんも……しょうぐん? おめでと、ございます……!」
フメイ「クロシュ、意味わかってないでしょ……。まあフメイもわかんないけど……」
イクセ「えと、将軍というのは……朝廷軍の一番えらい役職のこと……なのじゃ!!」ドン!
クロシュ「わあ……!?」
フメイ「ええっ……!? そ、そうなの……!?」
イヨ「はい。十代にしてこの上なき快挙ですよ」
リュウトウ「私には不相応です。そもそも今の朝廷軍で実権を握ることがどれほど重大な役か、少し考えればわかるでしょう」
クロシュ「そうなの?」
アキト「うむ。姫巫女なき今、朝廷はその求心力を失いつつある。そんな折に、このオノゴロ最大の武力組織である朝廷軍が、例えば朝廷への反乱などを画策すればどうなる?」
フメイ「……!」
イヨ「もちろん、朝廷も朝廷軍も一枚岩ではありません。反乱など簡単には成功しないでしょう。しかしそれでも、混乱と混沌の訪れは避けられない。恐らくその先は……オノゴロ各地で武装勢力が蜂起し、しのぎを削り合う時代……戦国の世が訪れるでしょう」
フメイ「せ、戦国時代……!?」
アキト「無論、そうならないようイヨ殿は影に日向に日々奔走しておられるようだ。そしてその為に、リュウトウ殿を将軍の地位に据えたい……そういう考えであろう」
イヨ「概ねその通りです。しかしながら……リュウトウへの説得には難航しておりまして……」
リュウトウ「……私には務まりません。例えあなたの傀儡でいればいいのだとしても……私の器では、不可能です」
フメイ「……いっそ将軍になって、朝廷を乗っ取っちゃえば?」
リュウトウ「……!? 何を言い出すのです……!?」
フメイ「だって、それが一番簡単じゃないの。面倒なことはイヨたちにやってもらって、将軍はてっぺんでのんびりしてれば良いと思う」
アキト「ほう、面白い。ならばその組織は朝廷あらため、明石将軍を頂点とする明石幕府とでも言おうか」
イクセ「明石幕府……!!」
リュウトウ「……当人を無視して勝手に盛り上がらないでください。なんと言われようと私にそのような大役は……」
シズク「明石将軍さま!」モニョモニョ キャッキャ
トキワ「……でも、リュウトウ様はとても強くて、お優しい方です。そんな人が上に立つ国なら……わたしも、安心できます」
リュウトウ「………何度もいいますが、私は所詮候補の一人。このような若造が将軍になるなど前代未聞ですから、そのようなあり得ない仮定で皮算用を行うべきではありません」
イヨ「そのために私があちこち走り回っているの。観念して私の傀儡になりなさい、リュウトウ」
リュウトウ「……」
クロシュ「……」
クロシュはどう思う?
↓1〜 先取2票
1.将軍になるのが良い
2.スライムになるのが良い
3.かたつむりになるのが良い
#.デロデロになるのが良い
0.自由安価(票数は内容ごと)
335 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/29(土) 22:24:34.70 ID:s3igZhpnO
2
336 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/29(土) 22:50:25.61 ID:mSlR04EQ0
ひとまず本日はここまで。次回はこの続きと悪の狐との面会編からとなります
テラヌス・ウルスからオノゴロ諸島へ、すごい距離をジェット噴射でびゅんびゅん飛び回るクロシュ氏とフメイちゃんの二人。おいしいゼリーを作って食べたり、いろいろな話題に花を咲かせたり、たくさんの宝石をもらって換金したり、オノゴロ諸島の割と深刻な状況にびっくりしたり――
桜の舞う素敵な温泉の島ですが、それはそれとして一旗揚げたくなるのが武士というもの。実際オノゴロの辺境には、朝廷への従属を拒んだまつろわぬ落武者やら没落貴族やら野良忍者やらが跳梁跋扈しているそうです。ひとたび戦国の世が訪れれば、収集がつかなくなるかもしれません。ちんちくりんのイヨはどうすれば良いのか――。齢十四歳にして将軍という重責を負わされそうになっているリュウトウちゃんの未来は――。そしてあかちゃんスライムの心に、不穏な影が忍び寄る――
それでは本日もありがとうございました。次回はあしたの予定です。よろしくお願いいたします
なおこのレスは安価に含まれません。よろしくお願いいたします
337 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/29(土) 23:31:29.75 ID:7xZsmJKC0
乙です
3
338 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/29(土) 23:32:28.74 ID:F44t3KtiO
3
339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/30(日) 00:15:59.56 ID:dgC9jGMho
おつ
朝廷勢力の若き精兵的な感じで提出した竜灯ちゃんが大出世を果たそうとしている…
340 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/30(日) 11:04:34.32 ID:wqBaiy/4o
おつでした
将軍以外抽象的ぃ!
でもクロシュちゃんらしい
そしてやっぱり蛮族思考が強いフメイちゃん。大体いつもストッパー(クロシュ、一応アリシラ)いてよかったね……
341 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/30(日) 17:38:41.86 ID:FXWtDSJw0
リュウトウ氏はまだ若いのですが、現在の朝廷はものすごく人手不足のため、結果的に重い役目が回ってくることが少なくないようです。そしてリュウトウ氏が今後どのような出世街道を歩むかは今のところわかっていませんが、リュウトウ氏自身はそういった道にはあまり乗り気でない様子です。注視していくのが良いかもしれません
将軍以外の選択肢は、クロシュなりに気を利かせたものである可能性があります。その真意はあかちゃんスライムのみぞ知るものとなっていますが、ひとまず今回はかたつむりになることを推奨しているようです
フメイちゃんもどこかの氷魔法使いと同様、暴力による解決を選びがちな面があるようです。しかしクロシュちゃんとアリシラさんがいれば危険なことにはなりにくいと言えるかもしれません(しかし今のアリシラさんもそういう面があるので注意が必要です)
342 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/30(日) 17:39:10.01 ID:FXWtDSJw0
クロシュ「じゃあ……かたつむりになるのが、いいとおもう……!!」
リュウトウ「!?」
イクセ「かたつむり……!」
イヨ「……ええと……つまり、それはどういう意味ですか……?」
デロデロ…モニョモニョ…ポン!
クロシュつむり「〜〜」モゾモゾ
リュウトウ「承知……このリュウトウ、今はただかたつむりを目指すのみ!!」シュバッ
モゾモゾ…ポン!
リュウトウつむり「」モゾモゾ
*
―貸家 庭
シズクつむり「んわ〜!」キャッキャ モゾモゾ
イクセつむり「かたつむりごっこなのじゃ……!」モゾモゾ
トキワつむり「わ、わたしも……上達しました……!」モゾモゾ
フメイつむり「かたつむりごっこ……オノゴロにもあるんだ」モゾモゾ
イヨ「……」
アキト「はは……楽しそうでござるな」
イヨ「……そうですね」
リュウトウつむり「うおお……!!」モゾモゾ
クロシュつむり「〜〜!」モゾモゾ
アキト「……イヨ殿。国を守りたい気持ちは拙者もわかるつもりだ。しかし少々、焦りすぎてはござらんか」
イヨ「……」
アキト「リュウトウ殿は未だ、元服も迎えておらぬ童……。将軍に齢の規定はござらんが、年端もいかぬ彼女に背負わせるにはあまりに重すぎる責務。リュウトウ殿の姉貴分としても、それを強いるのは酷な仕打ちと思わぬか?」
イヨ「………そう、ですね……。はい……焦りすぎている……かもしれません……」
アキト「先の大異変にてオノゴロは断末の危機に追い込まれたゆえ、焦るのも致し方なし……。されどもまだ、この国が戦乱に堕ちると決まったわけではござらぬ。リュウトウ殿を将軍に据える以外の方法を模索する時間はまだある、と拙者は思う」
イヨ「……はい。言われてみれば……先の大異変でも、私は一人焦って姫巫女暗殺を企ててしまったりと、少々早まりやすい気質があるのかもしれませんね」
☆イヨがリュウトウ将軍推薦作戦を思い直しました
◇
343 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/30(日) 17:39:37.98 ID:FXWtDSJw0
―すたれ村
ヒュオオオオオ…
揺れる雑草「」
草木に覆われた家屋「」
荒れた畑「」
枯れた井戸「」
銀狐クロシュ「」キョロキョロ
フメイ「……あ」
野良狐「」ヒョコ
野良仔狐「」ヒョコ
九尾「おお、いつぞやのわっぱスライムではないか」ヌッ
*
油揚げ「」ポン!
野良子狐「コーン♪」モグモグ
野良狐「コン♪」モグモグ
銀狐クロシュ『こんにちは……』
フメイ「はじめまして」
九尾「うむうむ、苦しゅうないぞ。そちはクロシュの友か?」
フメイ「うん。あなたは?」
九尾「通りすがりの九尾じゃ。九尾って知っておるか?」
フメイ「……なんか、つよい狐?」
九尾「そんなところじゃ。して、此度は何用でここへ参った?」
銀狐クロシュ『えと……旅行……? あ、それと……後で、アウルさんとこに行くから……狐さんたちの、伝言でも……聞いておこうと、思って……』
九尾「なんと。前も思ったが、お主少々親切すぎやしまいか? そんなことしても一文の得にもならんじゃろうに」
銀狐クロシュ『ほえ……。そ、そうかも……?』
フメイ「もしクロシュの優しさにつけこむ悪者がいても、フメイが焼き払うから大丈夫」
九尾「カカカ、やはりお主らは愉快じゃのう」
銀狐クロシュ『九尾さんも……なにか、伝えること……ある?』
九尾「ん〜、儂は特にないな。特に関わりもないし、敗者に興味もないのじゃ」
銀狐クロシュ『わかった……』
九尾「……いや、せっかくだし一つ頼もうかのう」
銀狐クロシュ『?』
九尾「や〜い身の程も弁えず復讐に走った挙げ句銀狐の命脈を途絶えさせた戦犯駄狐〜! とな」
フメイ「ええ……」
銀狐クロシュ『え、えと……わかった』
九尾「カカカ、頼んだぞ!」
◇
344 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/30(日) 17:40:16.58 ID:FXWtDSJw0
―留置所 アウルの独房
鉄柵「」ガシャン
クロシュ「……」トコトコ
フメイ(……ここが……留置所ってやつ……)トコトコ
イヨ「アウル・フォクシー。面会希望者です」
アウル「……?」
クロシュ「……」
フメイ「……」
アウル「はあ、何の用だい」
クロシュ「特に……用は、ないかも……」
アウル「はぁ!? 用もないのにわざわざこんなとこに来たっての!?」
クロシュ「あ、でも……伝言と、油揚げは……あるかも……」
アウル「伝言と油揚げ……?」
*
油揚げ「」ポン
ガツガツ ムシャムシャ モグモグ ゴックン!
アウル「……くそったれ野良九尾め。蚊帳の外から好き勝手言いやがって」
クロシュ「おいしかった……?」
アウル「ああ」
クロシュ「んへへ……伝えとく……」
アウル「……んで、用は終わり?」
クロシュ「うん」
アウル「……」
↓1コンマ
01-75 面会おわり
76-95 ザイルたちへ伝言
96-00 ???
345 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/30(日) 17:45:41.08 ID:K4n9pIt1O
はい
346 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/30(日) 19:11:26.23 ID:FXWtDSJw0
アウル「……ま、せいぜい足掻くんだね。銀狐を途絶えさせた戦犯駄狐は一足先にお暇させてもらうさ……」クルッ
フメイ(けっこう気にしてるんだ……)
クロシュ(そうみたい……。そっとしとこ……)
◆
―オノゴロ諸島 休暇4日目
◇クロシュ[あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ラティアの大盾 飾:虹晶の耳飾り
武:竜珠の大杖 防:竜のエプロン 飾:不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武:なし 盾:なし 飾:なし
武:なし 防:火鼠の衣 飾:なし
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*1 蜘蛛絹の下着 魔族国永久旅券
運命賽*1 大きな巻き貝 精霊の印
会心賽*1 闇の欠片 溶岩石のアミュレット
反魂丹*1 踊り子の双剣 太陽のメダリオン
属性大全 サボテンドラゴンの花 大魔女帝国滞在許可証
魔王図鑑 ダイヤメリケンサック 風船印のパラシュート
大魔女サイン*1 パラサイトソード ラティア勲章
ステライト鉱石 ユーシリア王家の紋章
晴れ乞い傘 姫巫女の感状
ヒヒイロカネ 巡礼者の十字
冒険者証(ランク1)
メルルの帽子
暗黒優待券
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
◯努力目標
・特になし
◯仲間の目標
・特になし
◯経験値
・クロシュ 剣技[03/09] 魔法[06/09] 防御[04/07]
・フメイ 剣技[00/04] 魔法[00/16] 防御[00/09]
……………………………………………………………………………………
347 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/30(日) 19:12:39.06 ID:FXWtDSJw0
―朝
旅館雪解け 玄関前
チュンチュン
シズク「えっ、もう行っちゃうの……!?」モニャニャ
クロシュ「うん……」
ユキ母「そうなのねえ……。でも来てくれて嬉しかったわ」
トキワ「はい……! また、クロシュちゃんたちと会えて、良かったです……!」
フメイ「……ふふ」
シズク「……わかりました!! それでは……お、おきをつけて……!!」モニョニョッ
クロシュ「うん……!」
フメイ「シズクも……変なもの飲まないようにね」
シズク「うん! また、また来てねっ!」モニョッ
休暇4日目。今はオノゴロ諸島にいます
↓1 今日はどこに行く?
01.集落に一旦帰る
02.魔族国
03.緑の国フォレスティナ
04.港湾都市ウォーターポート
05.トコナツ火山島
06.芸術都市ミュージア
08.国際商業都市イスファハーン
10.浮島国ラティア・ヘイヴン
11.ユーシリア帝国
13.セイントレア王国
00.その他(自由安価。行けない場所へは行けない)
↓1コンマ
01-10 平和な時間はおわり
11-00 本日の自由行動へ
348 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/30(日) 19:13:53.69 ID:9Cjy5boaO
11
349 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/30(日) 20:16:01.87 ID:FXWtDSJw0
―ユーシリア平原上空
ジェット気球クロシュ「〜〜!!」ボシュウウウウウッ
地上で馬を駆るローガン「……ん!!? クロシュくん!!?」パカラッパカラッ
◆
―ユーシリア帝都
貧民街
気球クロシュ「〜〜」フヨフヨ
トスン…ポン!
スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ
フメイ「ユーシリア帝国……この辺はなんか、ぼろっちい……?」スト
ミント「わ〜〜!!!! クロシュちゃん〜〜!!!!」ドタドタ
フレン「ま、待ってよミントさま〜!!」トタトタ
ローガン「クロシュくん!!!!」シュタタタタッ
スライムクロシュ「!?」モニョニョ!?
フメイ「な、なんかいっぱい来た……」
*
ローガン「フメイくんと二人で旅行か!」
クロシュ「うん!」
ミント「むむ……おまえ、何者なのだ!!」
フメイ「え、フメイのこと?」
クロシュ「フメイちゃんは……フメイちゃん!」
ミント「むむ〜っ!!」
フレン「み、ミントさま落ち着いて……!」
ミント「クロシュちゃんはわが小鬼四天王の一人ぞ!!!!」ドン!
フメイ「え、そうなの?」
クロシュ「えと、うん」
フメイ「そうなんだ」
*
―ユーシリア帝都
食事処
大盛りごはん「」ドン
ミント「はむっ、はぐはぐっ!」ガツガツ
フレン「み、ミントさま、お手拭きをどうぞ……!」ススッ
フメイ「よく食べるなあ……」モグモグ
ローガン「なるほど……みなそれぞれ元気にやっているようだな」
クロシュ「うん……! ローガンさんは……騎士に、戻った?」
ローガン「うむ。結局皆に押される形で魔法騎士団に出戻ってしまった。離れていた期間も長いゆえ平騎士からやり直しだがな。今はルクリリくんの部隊で下っ端をやっているよ」
クロシュ「わ〜」
ローガン「この国でまた騎士として気持ちよく働けるようになったのは、クロシュくんたちのお陰だ。あの旅がなければ……私はこの国に戻れず、仇を討つこともできず、失意のまま彷徨い野垂れ死んでいたことだろう……。本当に感謝している。改めてお礼を言わせてくれ、ありがとうクロシュくん……!」
クロシュ「んへへ……うん!」
休暇4日目。ユーシリア帝国にいます
↓1〜3 自由安価 何をする?
350 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/30(日) 20:16:33.84 ID:TVIPzn590
パティを温泉に誘ったら王妹がいた
351 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/30(日) 20:23:39.06 ID:HZRc6GUMo
皇帝の椅子に座る
352 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/30(日) 20:36:38.79 ID:+Kbjt1iLO
名前の似てるロシュにお姉さんを見いだす
353 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/30(日) 21:27:44.89 ID:FXWtDSJw0
ミント「そうだ! クロシュちゃん、なんと今日は大浴場の一般開放日ぞ!!!!」
クロシュ「ほえ……?」
ローガン「ここでは特定の日に王宮の大浴場が一般開放される日があるのだ。せっかくだしクロシュくんとフメイくんも入っていくのはどうだろう。今は皇帝の尽力により人間以外の種族が訪れてもそれほど騒がれることもないはずだ」
フメイ「ふうん。じゃあせっかくだし寄ってく?」
クロシュ「ん!」
ミント「よおし、フレンも一緒に入ろ!」
フレン「えっ……!? ぼ、ぼくは一緒に入れないよ……!?」
ミント「なんで?」
フレン「大浴場には男湯と女湯があって……って前にも説明したよね!?」
ミント「しもじものルールなどにミントさまは縛られない!! フレンも女湯ぞ!!!」
フレン「ぼくはルールに縛られるの!!!!」
ローガン「はは、フレンくんも隅に置けないな?」ニヤニヤ
*
―ユーシリア帝都
ワイワイ ガヤガヤ
パティ「……」スタスタ
クロシュ「あ、パティさん……!」
ローガン「おや、図書館の外に出ているとは珍しい」
パティ「あら……久しぶりね、クロシュ。ということはそちらの少女がフメイ?」
フメイ「ん」
パティ「ようこそユーシリアへ。見たところ、今回はただの旅行といったところかしら?」
クロシュ「うん!」
パティ「ならゆっくりしていくといいわ。前回はこの国のみっともない姿ばかり見せてしまったしね」
クロシュ「パティさんも……おふろ、入る……?」
パティ「おふろ……? ああ、今日は大浴場の開放日だったわね。お誘いは嬉しいけれど、遠慮しておくわ」
ミント「むむっ! クロシュちゃんのお誘いを断るなんて、ぶれいぞ!」
パティ「……子供の相手は面倒ね。仕方ない……じゃあ一緒に入ってあげる」
クロシュ「!」
ローガン「いやいや……ミントにはこちらから言い聞かせておきますので、パティ殿が譲歩する必要は……」
パティ「気にしないで結構よ。こちらにも考えがある。付いてきて」スタスタ
◇
354 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/11/30(日) 21:29:06.12 ID:FXWtDSJw0
―王宮
王族の浴室 脱衣所
キラキラ…
ミント「わ、わ、わわ〜!!?」キョロキョロ
フレン「す、すっごく豪華できれい……!!」キョロキョロ
パティ「王族専用の浴室よ。ここならば私たちで独占できるわ。私、他人に肌を見られるのは嫌いなの」
ローガン「い、いやいや……!! 我々が勝手に使ったら大問題では……!?」
パティ「王族およびそれに準ずる者が認めた人物であれば使用は許可されるわ。つまり私の許可があれば問題ないということ」
クロシュ「わあ……!」
フメイ「じゃあ遠慮せず入ろ、クロシュ」
クロシュ「うん!」
ローガン「……まあ、パティ殿の許可が降りたのなら良いか……。よし、我々も男湯へ行くぞフレンくん!」
フレン「は、はいっ!」
*
―王族の浴室
カポーン―
スライムクロシュ「〜〜♪」デロデロ
フメイ「〜〜…♪」ポカポカ
ミント「はわ〜…♪」ポカポカ
パティ「どう? これが王族の湯よ」ポカポカ
ミント「くるしゅうない……ミント、今日から王族ぞ……」ポカポカ
パティ「玉の輿を狙えばチャンスはあるかもね」ポカポカ
ガラッ
パトローラ「……えっ!?」タユン
パティ「あら、パトローラじゃない。お先にいただいているわよ」ポカポカ
パトローラ「あ、あらあら……イエスサーガ魔術顧問様がいらっしゃったなんて! そちらの方々は――」
ミント「ミントさまはミントさまぞ!! たった今王族となった!!」バシャン!
スライムクロシュ「〜〜…?」デロデロ
フメイ「……だれ?」
パトローラ「……す、スラムの札付きに、身元不明のスライムと女児……!!? イエスサーガ魔術顧問様、彼女たちは一体どういう――」
パティ「見ての通り、私の賓客だけれど? 彼女たちは悪竜討伐を成し遂げた者たちよ」
パトローラ「そ、そうですか〜……ではごゆっくり……」スス
パティ「まあまあ、あなたも入っていきなさい。悪竜討伐の英雄たちと親睦を深めるまたとない機会よ?」
パトローラ(くっ……そう言われると確かにその通り……。確かに、未だ謎に包まれた悪竜討伐隊の真意に迫る好機ね……)
パトローラ「……であれば、ご一緒させていただきますわね。ふふ、失礼」タユンタユン
チャプン
スライムクロシュ「〜〜?」デロデロ
↓1〜2 パトローラさんとどんなお話をする?
1.エリオスさんとどんな関係?
2.ロシュちゃんって知ってる?
#.デロデロになるのが良いと思う
0.自由安価(状況にそぐわないものは再安価)
355 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/30(日) 21:35:31.10 ID:9Cjy5boaO
0パティさんとなかわるいの?(身体を見比べながら)
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クオリティの高いサービスを貴方に
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