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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part7
- 803 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/18(日) 17:15:54.67 ID:jlpQaEqL0
- あ
- 804 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/18(日) 17:43:49.17 ID:bQZILO+70
- ―メモル大図書館地下 踏破率[9/10] 満腹度[15/10]
スタスタ… トコトコ… フヨフヨ…
クロシュ「!」
妖精「あれは……」
冒険者の鞄「」
イリス「カバンです!」
聖女「見た感じ……とても古そうですね」
フメイ「開ける?」
ヴィルト「罠の可能性もある。下がっていてくれ」スタスタ
リュアン「罠ならヴィルトさんも危ないです!」
ヴィルト「罠を避ける術は心得ている」スタスタ
冒険者の鞄「」パカッ
ヴィルト「……罠はないらしい。来ても大丈夫だ」
クロシュ「わあ!」トテトテ
フメイ「何が入ってたの」トテトテ
ヴィルト「これは――」
古びた缶詰「」ポン!
ヴィルト「携帯食料を詰めた鞄だったようだ。かなりの年代物だが、中身は無事かもしれない」
クロシュ「!」キラキラ
フメイ「……」キラキラ
ヴィルト「……この辺りで一旦休憩にするか?」
妖精「そうだね。周囲からさっきの本みたいな気配は感じないし、この子たちもごはんを食べたいみたいだから休憩にしよう」
◇
開封された缶詰「」カラン
塩漬け肉「」ポン!
塩漬け魚「」ポン!
砂糖漬け果物「」ポン!
船旅ビスケット「」ポン!
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ
フメイ「〜〜♪」モグモグ
リュアン「美味しいです……缶詰ってすごいですね」モグモグ
イリス「環境次第で100年前のものとかでも食べられたりするんだって!」モグモグ
聖女「食料保存の技術に感謝ですね……」モグモグ
ヴィルト「ああ……美味いな」モグモグ
イリス「って言いながらヴィルトさん遠慮してますよね? もっとたくさん食べても良いんですよ!」
ヴィルト「……良いのか?」
妖精「ほっとくと全部クロシュが食べちゃうからね。自分の分はさっさと食べちゃった方が良いよ」
ヴィルト「フッ……ではそうさせてもらおう。実はかなり腹が減っていたんだ」モグモグ
☆美味しい缶詰を食べて満腹度が3回復しました
↓1コンマ
01-20 踏破率+3、強敵
21-60 踏破率+3、年代物の安酒(満腹度+1、次回戦闘コンマ+10)
61-00 踏破率+3、空精の加護(本日戦闘コンマ+20、会心+20)
- 805 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/18(日) 17:55:44.75 ID:RymayynJO
- はい
- 806 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/18(日) 19:16:13.91 ID:bQZILO+70
- すみません、またしても急用が入ったので一旦休止します。21:30くらいに再開できると思います。よろしくお願いいたします
続きはなぞの精霊に会うところから再開の予定です
- 807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/18(日) 20:36:41.54 ID:FMCOfz6po
- たんおつつ
- 808 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/18(日) 21:53:43.81 ID:bQZILO+70
- ―メモル大図書館地下 踏破率[9/10] 満腹度[15/10]
スタスタ… トコトコ… フヨフヨ…
妖精「ん? この気配は――」
空の精霊『ん〜……困ったなぁ〜……』フヨフヨ
妖精「あなたは……精霊?」
空の精霊『わ、また誰か来たのぉ〜……?』
イリス「精霊……!? ついに私も精霊を目視できるように――」
空の精霊『違うよぉ〜……。ここは空間が歪みに歪んでるから、私みたいな空(くう)の精霊も実体化しちゃうんだよぉ〜』
イリス「そ、そうなんだ……。でも……空の精霊って?」
空の精霊『空間って言った方がわかりやすい?』
イリス「わ……わわわわっ!! 空間の精霊って……ものすごく珍しいんじゃ……!?」
空の精霊『そうでもないよぉ。私たちはどこにでもいるもの』
イリス「ええっ!? そうなの妖精さん!」
妖精「……こいつの言ってることは、たぶん本当。でも時間や空間みたいな根源に関わる精霊は普通の自然精霊よりも更に深い層にいるから、普段は私たち妖精や通常の精霊でも目にすることができない……と言われてる。私も空の精霊っていうのを見たのは初めてだよ」
空の精霊『ご説明どうも〜。なんかたぶんそんな感じ〜』
クロシュ「わあ……」
フメイ「珍しいんだ」ツンツン
空の精霊『わわ、つんつんするのやめてよぉ〜』
聖女「あの、空の精霊さんは先程お困りのご様子でしたが……一体何にお困りだったのか、お聞きしても良いですか?」
空の精霊『あ、そうなんだよぉ聞いてよぉ〜。この辺って昔から空間がぐにゃぐにゃだったんだけどね、最近すごくひどいんだぁ』
リュアン「最近……すごくひどいのですか?」
空の精霊『うん〜。前まではね、ここの近くの国?に住んでる偉い人たちが、がんばってぐにゃぐにゃを留めてたみたい〜。でも最近、白いスライムの子たちが来てぐにゃぐにゃをもっとぐにゃぐにゃにしちゃってるの!』
クロシュ「!」モニャッ!
聖女「白いスライムの……子たち!」
空の精霊『うん〜。そこの黒いスライムの子と、ちょっと雰囲気が似てたかも〜』
クロシュ「……」
妖精「いつ来たかはわかる?」
空の精霊『いつだったかなぁ……ここって時間もぐにゃぐにゃだから、外の時間とはちょっと合わないかも……』
イリス「……わかった、ありがとう! 私たち、それをなんとかする為にここに来たんだ!」
空の精霊『え、そうだったの!? なんだぁ、良かったぁ〜』
ヴィルト「……なんとかする手段はあるのか?」
イリス「……それはまだわかりません! でもまずは現場を見てみないと、何もわからないので……!」
ヴィルト「それもそうだ」
空の精霊『……んん? そっちの目付きの悪いお兄さん、なんだか変だねぇ』
ヴィルト「ん?」
空の精霊『なんていうのかなぁ……少しずれてるっていえばいいかなぁ……』
ヴィルト「ずれているのか、俺は」
妖精「え、どうなんだろう。まだ会って間もないし、ヴィルトがずれてるかどうかはちょっと判断つかないかも」
リュアン「今のところずれてはいないと思います」
聖女「リュアンさんの言う通り、今のところは大丈夫ですよ! 自信を持ってください、ヴィルトさん」
ヴィルト「……」
*
- 809 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/18(日) 21:54:18.41 ID:bQZILO+70
- 空の精霊『あそうだ。私って精霊だから、神降ろしとかできる人がいれば力を貸してあげられるよぉ〜』
クロシュ「かみおろし……」
イリス「神降ろしって、オノゴロのイクセちゃんがやっていたような……? いやあれは神降ろしではなかったわけですけど……」
聖女「うーん……私が本当の聖女であれば、神や天使をこの身に降ろすこともできたのかもしれないのですけど……」
フメイ「クロシュは?」
クロシュ「!」モニョッ
空の精霊『あそっか、スライムさんでもいいかも〜』
妖精「……今のクロシュが空の精霊なんて宿して大丈夫かなあ……」
空の精霊『大丈夫と思うよ〜。もし負担になるようならすぐ出てったげるからご安心だよぉ〜』
クロシュ「ん!」
空の精霊『それじゃ失礼するねぇ〜』フヨフヨ
フヨフヨ…モニョモニョ…ポン!
空クロシュ「……」フヨフヨ
リュアン「わぁ……! クロシュちゃん、浮いてる!」
空クロシュ「わ……」
フメイ「すごい! また空飛べるようになった?」
空クロシュ「んー……」フヨフヨ
空の精霊『クロシュちゃん一人なら飛べると思うけど、誰かを持ち上げたりするのはまだ難しいと思う〜。あと、思ったよりクロシュちゃんのお腹が減っちゃうみたい〜……』
モニョモニョ…ポン
クロシュ「!」ストッ
妖精「そんなに都合良くはいかないか……。でも今のクロシュにとっては強力な手札だ。頼らせてもらおう!」
クロシュ「ん!」
☆空の精霊の力をお借りします
◇
- 810 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/18(日) 22:42:47.79 ID:bQZILO+70
- https://gzo.ai/i/rRNNbJc.png
―メモル大図書館地下 踏破率[10/10] 満腹度[14/10]
螺旋状に続く果ての見えない本棚「」ゴゴゴゴゴ――…
聖女「こ、ここは……!?」
空の精霊『最深部……っていうよりは、ようやく入口って言った方がいいかなぁ……』
リュアン「こ、ここどうなってるんですか!? なんで上も下も無限に本棚が続いてるんですか!? 地下だからってあんなに上まで続けば空が見えるはずじゃ……」
空の精霊『ん〜、元いたとことはもう別かも〜。ここは、えっと、なんだっけ……。あか、あか……』
イリス「アカシャ大図書館……!?」
空の精霊『そうそうそれ〜。その一部と思う〜。元々はリブラおじいさんの――』
不定形の何か『縺贋ケ?@縺カ繧翫〒縺』
クロシュたち「!!?」
グニョグニョ…ポン!
黒い妖精「失礼しました。お久しぶりです、ダークヒーローの皆様」
イリス「ひ、久しぶり……?」
黒い妖精「あなた方は覚えていらっしゃらないかと思いますが、私は覚えております。あなた方の中には、一度この図書館に来たことがある方が何名かおられます。その時は裏口ではなく、正面の扉からのお越しでした」
妖精「い、一体何を言って……」
クロシュヴィア「……来ちゃったんだね。クロシュちゃん……」ヒタヒタ
クロシュ「クロシュヴィアちゃん!!」
聖女「クロシュヴィアさん! あなたは――」
クロシュヴィア「ごめんね……ゆっくりお話したい気持ちもあるけれど……今は、ちょっと忙しいの」
妖精「ちょっと待って!! クロシュの話を――」
クロシュヴィア「だから、丁重に追い返してあげる……って、言いたいところだったんだけれど……」ジッ
ヴィルト「……」
クロシュヴィア「……ちょっと、事情が変わっちゃったみたい」
- 811 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/18(日) 22:43:43.39 ID:bQZILO+70
-
クロシュ「ほえ……?」
クロシュヴィア「……その人……この世界の人じゃ、ないよね……」
ヴィルト「……」
クロシュ「……?」
クロシュヴィア「一つの綻びは、破滅の兆し。小さな世界めくれが、やがて世界全てを滅ぼすみたいに……。本来この世界に存在しない、あなたという存在は……救済の運命を狂わせる、致命的な歪みになる……。だから――」モニョニョニョ―
妖精「……クロシュヴィアの魔力が……高まっていく……!! みんな、備えて!!」
クロシュ「!」モニョッ
フメイ「……」チリッ
聖女「クロシュヴィアさん……っ!」
リュアン「うぅ……!」
イリス「くっ……!」
ヴィルト「……」ジリッ
短剣「」スラッ
魔導拳銃「」チャキ
クロシュヴィア「元いた場所にお還り――。ガイちゃん――」モニョニョニョニョ――
――決戦 クロシュヴィア――
☆クロシュヴィアが〈手加減〉を発動!!
自身のコンマ-150、さらに会心不可!!
◆クロシュ一行 満腹度[14/10]
コンマ+125(連携+10、薄明+10、星光+40、??+30、食事+5、温泉+10、空精+20)
会心+50(??+30、空精+20)
◇パッシブ(条件を満たすと自動発動)
・連携(常にコンマ+10)
・残火(自主的に封印中)
・埋火(敗北危機のとき、コンマ+20、会心+20)
・追風(優勢時、次ターンコンマ+10)
・変天(痛恨時1度だけコンマの1桁と2桁を入れ替える)
・薄明(最初のターンコンマ+10)
・星光(常にコンマ+40)
・??(常にコンマ+30、会心+30)
・食事(コンマ+5)
・温泉(コンマ+10)
・空精(コンマ+20、会心+20)
◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。同時使用は不可)
・氷冷(腹-1、氷属性、敵コンマ-10永続)
・俊足(腹-1、会心+20)
◆クロシュヴィア
コンマ+150(戦力差+300、手加減-150)
↓1コンマ
01-75 劣勢
76-00 会心
- 812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/18(日) 22:47:39.73 ID:Hyo92r5To
- 俊足
- 813 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/18(日) 22:56:48.82 ID:bQZILO+70
- これはルールにちゃんと明記していなかった>>1が悪いのですが、会心および痛恨は、劣勢−優勢の範囲を上書きすることができません。例えば会心+1000の補正を得たとしても、コンマ補正が+0で戦力差が五分だった場合、会心範囲は51-00となってしまうのです(この場合01-50は痛恨とか劣勢になります)
つまり今回の戦では、既に会心率が優勢の範囲を大きく越えてしまっているため、これ以上会心率を盛っても意味がないのです
今回は>>1の説明不足が全面的に悪いので、振り直すことができることとします。まことに申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします
↓1コンマ
01-75 劣勢
76-00 会心
- 814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/18(日) 23:00:10.51 ID:jlpQaEqL0
- 氷冷
- 815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/18(日) 23:09:57.63 ID:Hyo92r5To
- あらそうだったの…申し訳ない
- 816 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/18(日) 23:16:59.69 ID:bQZILO+70
- 氷クロシュ「!」ポン!
氷柱「」バシュシュシュッ!!
クロシュヴィア「ふふ、ミスティちゃんの真似だね……上手だよ」スッスッ
妖精「最小限の動きで躱されてる!」
氷クロシュ「ん……でも……!」
氷柱「」ギン…!!
染み出す冷気「」パキパキ
クロシュヴィア「わ、冷たい……体が動かなくなっちゃう……」
フメイ「フメイのは、熱い……!!」チリッ!!
指先に灯る超高温の光「」ジジジジ
クロシュヴィア「わ……! それに焼かれたらわたしでもヤケドしちゃうかも……」
フメイ「当てるっ!!」シュボッ!!
放たれる超高温の光「」バシュウウウッ!!
カッ!!
ドガァァァァァンッ!!!!
モクモクモク…
炎クロシュヴィア「ふふ……わたしもスライムだから……。でも熱と冷気を同時に相手にするのはちょっと難しいなあ……」
イリス「私のことも忘れないでよね……!」カッ!!
星光の奔流「」ドギュウウウッ!!
炎クロシュヴィア「わあ……世界樹の精霊ちゃんに怒られちゃうよ?」サッ
聖女「どんな攻撃をしても簡単に避けられるか、無効化されてしまいます!」
リュアン「うう、どうすれば……!」
背後に回るヴィルト「……」シュンッ
短剣「」シャッ!
ガギィンッ!!
緋々色クロシュヴィア「……やっぱり、一番厄介なのはあなたみたい」
ヴィルト「……! ヒヒイロカネ、か……!」
◆クロシュ一行 満腹度[13/10]
コンマ+145(連携+10、薄明+10、星光+40、??+30、食事+5、温泉+10、空精+20、埋火+20)
会心+50(??+30、空精+20、埋火+20)
◇パッシブ(条件を満たすと自動発動)
・連携(常にコンマ+10)
・残火(自主的に封印中)
・埋火(敗北危機のとき、コンマ+20、会心+20)
・追風(優勢時、次ターンコンマ+10)
・変天(痛恨時1度だけコンマの1桁と2桁を入れ替える)
・薄明(最初のターンコンマ+10)
・星光(常にコンマ+40)
・??(常にコンマ+30、会心+30)
・食事(コンマ+5)
・温泉(コンマ+10)
・空精(コンマ+20、会心+20)
◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。同時使用は不可)
・氷冷(腹-1、氷属性、敵コンマ-10永続)
・俊足(腹-1、会心+20)
◆クロシュヴィア
コンマ+140(戦力差+300、手加減-150、氷冷-10)
↓1コンマ
01-45 敗北
46-00 会心
- 817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/18(日) 23:48:50.80 ID:m7FGb4lSO
- 氷冷
- 818 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/19(月) 00:53:55.24 ID:RuxL+zPc0
- 氷クロシュ「んゅ……!」パキパキ
パキパキパキ…
緋々色クロシュヴィア「むむ、クロシュちゃんの氷がじわじわ効いてきた……。悠長に手加減してる余裕は……」
ヴィルト「ふっ!」シュタッ
魔導拳銃「」ドギュンッ! カンッ!
緋々色クロシュヴィア「いたた……ちくちくする……今はそういう武器もあるんだね……」
妖精「今だ! 囲んで叩け!!」
フメイ「ん!」チリッ!
炎「」ゴウッ!!
イリス「よおし! 十字砲火ってやつだね!」バッ
高圧血流「」ドギュウウウッ!!
リュアン「わ、私も!」
光線「」ビーッ!!
聖女「話を聞いてください!!」ブンッ
白い賽「」ポイッ
ドガァンッ!! ボジュウウウッ!! ジジジジッ!! コロン―
ドッガァァァァン!!!!
妖精「よおし、これだけいろいろな属性で叩かれれば……!」
モクモクモク…
クロシュヴィア「いたたた……囲んで叩くなんて卑怯だよ……」
ヴィルト「……!」ジリ
イリス「あれだけ叩かれても、あんまり効いてない……!」
クロシュヴィア「効いてるけど……。そろそろ反撃、してもいい……?」
妖精(……! まずい……実はここまで、クロシュヴィアは一度も攻撃してない……。もしクロシュヴィアが本気で私たちを排除しようとすれば……)ゴクッ
クロシュヴィア「じゃあ、行くね」モニョモニョモニョ…
ポン!
イリス「……!? ううっ……」フラッ
聖女「こ、これは……一体……」フラフラ
リュアン「あぅ……い、意識、が……」パタッ
フメイ「リュアン……っ!」グググ
クロシュ「っ……!!」グググ
妖精「うう……こ、この魔法は……」グググ
クロシュヴィア「安楽死の魔法……。安心して……これの本当の使い手と違って……命までは、奪わない……。みんなには、眠ってもらうだけ……」
- 819 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/19(月) 00:55:58.02 ID:RuxL+zPc0
- ヴィルト「……!」ググッ
クロシュヴィア「……あなたには、還ってもらうけどね……。大丈夫……あなたにとっても、それが一番だもの……」
ヴィルト「くっ……!」グッ
クロシュヴィア「それじゃあ……あっち側のこと……よろしくね……」スッ
ヴィルト「――!!」
ピタッ―
ヴィルト「……!!?」
クロシュヴィア「えっ……?」
聖女?「……ヴィルトさん、いけません。こちらの世界で、その力を使っては……」スッ
ヴィルト「……聖女……?」
聖女?「こことは異なる時の流れを身に宿しているヴィルトさんが、その力を使えば……時流の不一致が、致命的なものになるかもしれません……」
ヴィルト「だが……このままでは……」
聖女?「……私たちは、まだ負けていません。クロシュさんたちの底力を……今一度、信じて頂けますか?」
ヴィルト「………わかった」スッ
クロシュヴィア「……えっと、何の話をしているの? 今、どうやって私を止めたの?」
聖女?「ふふ……私も、まだまだ捨てたものではないのかも……という、ことです……」フラフラ…
倒れる聖女「」パタッ キュウ…
ヴィルト「聖女!」
イリス「聖女さんっ!」ググッ
リュアン「ううっ……! わ、私も……まだ、立てる……っ!!」グググッ
フメイ「っ……! 聖女のかたき、討つ!!」チリリッ
妖精「せ、聖女のやつはまだ死んでない! 死なせるもんか……!!」ググッ
クロシュ「聖女さん……クロシュヴィアちゃん……!!」グッ!!
クロシュヴィア「わ……あそこから立ち上がれるの……? すごい……やっぱりクロシュちゃんたちはすごい……!」キラキラ
モニョニョニョ…ポン!!!!
空クロシュ「」シュンッ!
クロシュヴィア「え、消え――」
氷クロシュ「こおり!!」ポン!
ガギンッ!!!
氷漬けクロシュヴィア「うっ……」カチコチ
フメイ「ほのお!!」チリッ!!
ドガァンッ!!!
スライムクロシュヴィア「〜〜!!」モニャニャニャ!!
イリス「そして今度こそ――星光のスターライトぉぉぉ!!!!」
星光の奔流「」ドギュウウウウウッ!!!!
ドッギャァァァァン!!!!
〈会心の一撃!!〉
デロデロ…
スライムクロシュヴィア「」デロロ…
――戦闘終了――
- 820 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/19(月) 01:00:05.80 ID:RuxL+zPc0
- それでは本日はここまでとなります
謎の地下の奥底で、クロシュヴィアと相対するクロシュたち。その真意は今だ図り知れず、問答もできぬまま交えざるを得ぬ刃。そして戦いの末に倒れたのは――クロシュたちを傷付けまいとする過剰な手加減が仇となった、クロシュヴィアの方だった――
一方、戦いの中で何かを思い出したり、何かを止められたりしていたヴィルト氏の正体は、今だ未知のまま。ひとまずクロシュヴィアによる強制送還を免れたヴィルト氏は、何を思うのか――
それでは本日もありがとうございました。急用が多くあまり進められず申し訳ありません。来週はたぶんちゃんと進められるかと思います。よろしくお願いいたします。土日の予定です
なお二次創作スレの方もいつも楽しく読ませていただいております。こっちよりもシリアスでヘビーな感じがすごく、ちゃんとした大人の主人公ならではの重さを感じられてすごいです。こちらでは主人公があかちゃんスライムという点や元々の>>1の手癖のせいかゆるい雰囲気になりがちなのですが、あちらがしっかりとしたシリアスをやってくれるおかげで世界観がギュッと引き締まるようです。とてもありがたく思っております。見習うべきところは見習いつつ、精進していきたいと思います。よろしくお願いいたします
- 821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/19(月) 01:29:21.64 ID:cpz6NeLyo
- おつ
こちらもあちらも飽きず欠かさず更新してくれるので毎週の楽しみです
- 822 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/24(土) 21:33:43.49 ID:SPUuPTxD0
- 幸いなことに今のところこちらもあちらもちゃんと更新が続いているようです。こちらでは体調不良などもあって長く更新できない期間などもありましたが、とりあえず今のところは大丈夫のようです(やや低空飛行が続いています)
- 823 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/24(土) 21:34:14.46 ID:SPUuPTxD0
- クロシュ「クロシュヴィアちゃん!」トテトテ
モニョモニョ…ポン
クロシュヴィア「……ふふ……大丈夫……。クロシュちゃんは、やっぱり優しいね……」
クロシュ「わあ……!」
イリス「……! ちょっとは効いたと思ったけど……!」
クロシュヴィア「ううん、効いたよ……。すごく痛かったもの……。これ以上あなたたちに消耗させられると、すごく困るから……今日は引かせてもらうね……」
フメイ「むう……」
ヴィルト「……」
リュアン「あ、あのっ……! クロシュヴィア様……!」ザッ
クロシュヴィア「リュアンちゃん……なあに?」
リュアン「あの、クロシュヴィア様は本当に……世界をデロデロにしようとしているのですか……!?」
クロシュヴィア「そうだよ……? リュアンちゃんも、それを信じてわたしの言葉を聞いてくれたんだよね……?」
リュアン「……はい。でも……どうして、こんなに急激なやり方なんですか……? 前みたいに、ゆっくり少しづつ説得していく方法だって……」
クロシュヴィア「間に合わないの……。そんなやり方じゃ……」
リュアン「………」
クロシュヴィア「今この瞬間も……この世界は、たくさんの苦しみや悲しみで溢れてる……。一人づつ説得していったら、その間にたくさんの命たちを取りこぼしちゃうの……」
リュアン「………それは……そう、です……」
クロシュヴィア「うん……やっぱり、リュアンちゃんは賢いね……。みんな、あなたみたいに賢くて優しい子ばかりなら良かったのに……」
リュアン「……」
- 824 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/24(土) 21:34:55.61 ID:SPUuPTxD0
- クロシュヴィア「他になにかある……? 聞きたいこと……。負けたから、答えてあげる……」
クロシュ「えっと……僧侶さんは……」
クロシュヴィア「僧侶ちゃんは無事だよ。今もわたしたちの為に、一生懸命がんばってくれてる……。もし会うことがあったら、労ってあげてね……」
クロシュ「わぁ……!」
妖精「……聖女に伝えておくよ。それじゃ私からも質問なんだけど……ここで何をしていたの?」
クロシュヴィア「えっと、ちょっと説明が難しいなあ……。なんて言えばいいかな……」
空の精霊『クロシュヴィアさんが来てからこの辺のぐにゃぐにゃがもっとぐにゃぐにゃで大変なんだよぉ〜』ヒョコ
クロシュヴィア「そうだね」
空の精霊『そうなの!! これ止めてくれないとぐにゃぐにゃで嫌なの!!』
クロシュヴィア「……たぶん3日後くらいには止まるよ?」
空の精霊『え、そうなの?』
クロシュヴィア「うん……。きっとね……ふふ……」
妖精「む……何か企んでるな? 3日後に何をする気?」
クロシュヴィア「デロデロ化に向けた第二歩ってところかなあ。第一歩は星脈の掌握ね」
クロシュ「!」モニョッ
イリス「本当に何をする気なの……!?」
クロシュヴィア「……う〜ん……」
黒い妖精『クロシュヴィア様はお負けになられたのですから、ちゃんとお話するのが筋だと考えられます』ヌッ
クロシュヴィア「わ……。もう、わかったよぉ……。3日後にね……ここの時空を、一気に外界へ押し広げようと思ってるの。ここと繋がってる……オリシン王立大図書館を通じてね……」
妖精「!?」
イリス「!?」
リュアン「!?」
ヴィルト「!?」
クロシュ「?」
フメイ「?」
- 825 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/24(土) 21:35:38.46 ID:SPUuPTxD0
- 空の精霊「えええ〜!? さっき止まるって言ったのに〜!」
クロシュヴィア「ふふ……止まるよ。だってここの空間がぐにゃぐにゃなのは、広がりたいのを無理矢理押さえつけられてるからだもの。ちゃんと広がり切れば、空間のぐにゃぐにゃは綺麗になるよ」
空の精霊「わ、そうなんだぁ! 良かったぁ〜」
妖精「待った待った、全然良くないよ!! ここの時空って……この図書館の……!? そんなことしてどうするの!? デロデロ化が目的じゃないの!?」
クロシュヴィア「そうだよ? その為の第二歩なんだってば」
リュアン「あの……ここの時空を広げることと、デロデロ化が、繋がらないんですけど……」
クロシュヴィア「ん〜……それを説明するのはちょっと難しいかも……。まあ簡単に言えば、ここの時空がデロデロ時空になるってこと」
クロシュ「わ……!」
フメイ「デロデロ……時空……?」
クロシュヴィア「うん! これでデロデロ化が一気に進むよ……クロシュちゃんのお陰だね……」
クロシュ「ほえ……そうなの?」
クロシュヴィア「うん。ありがとうね……」
クロシュ「んへへ……うん!」
妖精「こらクロシュ! クロシュヴィアに同調するな!」
クロシュ「んわ……!」モニャッ
クロシュヴィア「む〜……妖精さん、無粋……」
妖精「今回の件クロシュは全く何一つ関与してないでしょうが! 勝手にクロシュを共犯者にしないで!」プンスコ
クロシュヴィア「クロシュちゃんがいなかったら、わたしもここまでがんばれなかったもん……。わたしが前に進めてるのは、クロシュちゃんのお陰なんだよ……?」
クロシュ「!」
妖精「うっ……そ、それはそうなのかもしれないけど……」
クロシュヴィア「協力してくれないのは、もうわかってるから……。せめてお礼くらい、言わせて欲しいな……」
クロシュ「……ん!」
クロシュヴィア「!」パァァァ
クロシュ「でも……わたし、クロシュヴィアちゃんのこと、止める……!」
クロシュヴィア「!」
クロシュ「むりやりデロデロにするの……あんまり良くないって、思う……。だから……止める……!」
クロシュヴィア「ふふ……わかった」
クロシュ「うん……」
- 826 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/24(土) 21:36:25.40 ID:SPUuPTxD0
- 黒い妖精「皆様。そろそろ外界へ戻られた方がよろしいかと思われます。裏口から入った場合、長居は推奨できません」スッ
妖精「わっ! そういえばあなたは――」
黒い妖精→司書「私はこの遺棄された図書館を管理する者。お気軽に司書とお呼びください」
イリス「司書さん。えっと、裏口から入って長居するとどうなるの?」
司書「簡単に言えばここから出られなくなります」
イリス「ええっ!?」
ヴィルト「正面からは自由に出入りできるのか?」
司書「はい。正面扉には、外界との時空のズレを適切に調整する安全弁のような仕組みが備えてあります」
ヴィルト「……そんなものがあるのか」
司書「賢者リブラが設えたようです。ここを訪れてしまった者が、在るべき場所へ還れるように――と」
イリス「……えっ!? 賢者リブラって――」
ドアノブ『クロシュちゃん!! クロシュちゃん!!』モニャニャニャ!!
クロシュ「!」
ドアノブ『良かった、繋がったぁ……!! はやく帰ってきてください!! そこはものすごく危ない感じがします!!!』モニャニャ
クロシュ「う、うん」
クロシュヴィア「その声……シュヴィーちゃん?」
ドアノブ『えっ……クロシュヴィアちゃん!?』モニャッ
クロシュヴィア「わあ……シュヴィーちゃんなんだ! ふふ……良かった、それなら安心だね……」
ドアノブ『クロシュヴィアちゃんもいるなら、クロシュちゃんたちと一緒に――』モニャニャ
クロシュヴィア「ううん……ごめんね、わたしはまだまだやることがあるから……。クロシュちゃんたちのこと、よろしくね……」
- 827 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/24(土) 21:37:03.39 ID:SPUuPTxD0
-
妖精「……とにかく、今は早くここを出た方が良いみたい! シュヴィー、良い!?」
ドアノブ『――は、はい!』
クロシュヴィア「それじゃあ……ばいばい、みんな……。死なないでね……」
クロシュ「……」
クロシュヴィア「クロシュちゃん……あんまり、無理しないでね……。今のクロシュちゃんは、ものすごく弱いから……。世界中がデロデロになった時、もしクロシュちゃんがいなかったら……わたし、嫌だからね……」
クロシュ「うん……」
避難所へのドア「」ガチャッ
妖精「開いた!」
シュヴィー「皆さん、早く避難を!」モニョッ
クロシュ「……クロシュヴィアちゃん……!」
クロシュヴィア「またね、クロシュちゃん……!」
タタタッ トテトテッ パタパタッ
避難所へのドア「」パタム…
クロシュヴィア「……」
司書「クロシュヴィア様」
クロシュヴィア「……行こ」クルッ
司書「はい」
クロシュヴィア「みんなのこと……絶対、救うからね……」
◆
☆クロシュヴィアとの戦いに勝利し、全員が大きな経験を獲得しました
☆困難な戦に勝利し、運命賽の欠片を3つ獲得しました
(5つ集まると自動的に運命賽1つに変換されます)
勝利ボーナス
↓1コンマ
01-60 伝説スライムの涙(一度だけコンマ+100、会心+100、???)
61-90 ラティアの大盾
91-00 ラティアの大盾+会心賽
- 828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/24(土) 21:38:49.73 ID:X8p5M/HEO
- あ
- 829 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/24(土) 22:13:34.16 ID:SPUuPTxD0
- ―シュヴィーの避難所 病室
聖女「……はっ!?」ガバッ
クロシュ「聖女さん!」
聖女「……あ、あれ? ええと……私は……」
妖精「あの後、いろいろあって避難所へ戻って来たんだよ。大丈夫、みんな無事」
聖女「良かったです! ……でも、クロシュヴィアさんは……」
クロシュ「クロシュヴィアちゃん……3日後に、えっと……」
イリス「時空歪曲を押し広げるそうです!」
聖女「な、なんと……」
妖精「うん……王族に話を聞かないとまずいかも……」
*
―シュヴィーの避難所 庭
クロシュ「……」バッ
ラティアの大盾「」ガシン!
クロシュ「……」ニコニコ
フメイ「お〜……!」
リュアン「わあ、でっかい盾……!」
ヴィルト「……ん? その盾は……」スタスタ
クロシュ「んへへ……セイラちゃんからもらった、盾……。クロシュヴィアちゃんが……こっそり、返してくれた……」
ヴィルト「………セイラちゃん……」
フメイ「知ってるの?」
ヴィルト「聞き覚えがあるような、ないような……といったところだ」
クロシュ「わあ……」
ヴィルト「まだ記憶ははっきりしていないらしい。すまない」
クロシュ「んーん」
リュアン「ヴィルトさんはこれからどうするんですか?」
ヴィルト「いろいろ落ち着いたらウォーターポートへ向かうつもりだ。以前世話になった人物がいる……はず」
リュアン「え、そうなんですか?」
ヴィルト「ああ。ただ、世話になったというのも記憶が曖昧になる前だったか後だったかよくわからないんだ。最悪無駄足になるかもしれん」
フメイ「わ……つらそう……」
ヴィルト「……まあ、実際つらい。だが真っ暗な地下図書館を孤独に彷徨っていた時と比べれば、今は遥かに良い」
クロシュ「わあ……!」
ヴィルト「ひとまず今はお前たちを手伝わせて欲しい。記憶はあやふやだが、一宿一飯の恩を返したいと思う程度の良識は残っているようだ」
リュアン「わ! 手伝ってくれるんですか……!?」
ヴィルト「お前たちが良ければ、な」
クロシュ「んへへ……よろしく、おねがいします……!」
フメイ「まあ、ヴィルトけっこう強かったし」
ヴィルト「ありがとう。可能な限り力になろう」
☆ラティアの大盾を返してもらいました
クロシュの戦闘力が大きく上がり、〈結界〉を発動できるようになりました
戦闘時、1度だけ劣勢または痛恨を無効化します
☆ヴィルトが一時的に仲間に加わりました(オリシン編終わりまで)
戦闘に加勢してくれる他、自由行動などで交流することもできます
◆
- 830 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/24(土) 22:59:16.03 ID:SPUuPTxD0
- ―オリシン王国 滞在9日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:なし 盾:ラティアの大盾 飾:なし
武:なし 防:ぬののふく 飾:煤けた不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武:なし 盾:なし 飾:なし
武:なし 防:火鼠の衣 飾:なし
◇妖精 [世話焼き妖精]
武:なし 盾:なし 飾:なし
武:なし 防:木綿のドレス 飾:なし
◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ 盾:なし 飾:守りのペンダント
武:なし 防:旅人のドレス 飾:なし
◇聖女 [運命変転修道女]
武:木の杖 盾:なし 飾:なし
武:なし 防:ロイエの修道服 飾:なし
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖・改 盾: 飾:虹晶の耳飾り
武:ブラッドランス 防:賢者のローブ 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*2 大きな巻き貝 冒険者証(ランク1)
運命賽*3 サボテンドラゴンの花 メルルの帽子
会心賽*1 暗黒優待券
反魂丹*1 クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石
ヒヒイロカネ
光属性の中級魔導書
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
・メモル図書館跡地の調査(達成!)
・オリシン王族の支援
◯努力目標
・図書館の秘密を探る(達成!)
◯仲間の目標
・僧侶を連れて帰る(聖女)
◯経験値
・クロシュ 近接[05/09] 魔法[08/09] 防御[06/07]
・フメイ 近接[02/04] 魔法[16/16] 防御[02/09]
・リュアン 近接[02/04] 魔法[02/09] 防御[02/04]
・聖女 近接[02/03] 魔法[02/09] 防御[02/04] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□オリシン首都
王宮:メロウドの離宮、未探索
市街:市場、書店、茶屋、食事処、酒場、浴場、治療院、冒険者ギルド
大図書館、博物館、劇場、他
郊外:イリスの家、公園、農園、観光遺跡、天文台、他
……………………………………………………………………………………
☆フメイの魔法レベルが1上がり、上限に達しました
☆リュアンの魔法レベルが1上がりました
☆聖女の魔法レベルが1上がりました
- 831 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/24(土) 23:00:03.68 ID:SPUuPTxD0
- ―朝
シュヴィーの避難所
チュンチュン
噴水「」シャワシャワ
野良スライム「」zzz
レッサースライム「」zzz
ヴィルト「……静かで良い場所だな」スタスタ
ミネルヴァ「……あら? おはようございます、ヴィルトさん」
ヴィルト「あなたは……ここに常駐しているという医術師の……」
ミネルヴァ「ミネルヴァです。何かあれば言ってくださいね。診て差し上げます」
ヴィルト「ああ。ところで――」
ミネルヴァ「?」
大きくなったお腹「」
ヴィルト「……他人を気遣っていて良いのか?」
ミネルヴァ「ふふ、ありがとう。大丈夫です。この子の負担にならない範囲で、と決めています」
ヴィルト「そうか」
ミネルヴァ「オリシンに住むと決めた以上、できる限りのことはしたいんです。この地で生まれるこの子の為にも……」
ヴィルト「……別の土地から?」
ミネルヴァ「はい。以前はミュージアに住んでいたんです。世界めくれの影響で、離れることを決めまして――」
ヴィルト「………」
ミネルヴァ「……ヴィルトさん?」
ヴィルト「……っ、すまない。差し支えなければ……名字を聞いても良いか……?」
ミネルヴァ「あ、はい。ドーソンです。ミネルヴァ・ドーソン。もしかして聞き覚えが……?」
ヴィルト「………いや。失礼した……」
ミネルヴァ「そうですか……。記憶の回復については専門外ですが、もし何かあればいつでも相談してくださいね」
ヴィルト「……ああ」スタスタ
◇
- 832 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/24(土) 23:00:35.34 ID:SPUuPTxD0
- ―メロウドの離宮
メロウド「何……!? 王立大図書館の地下空間が――」
クーフィア「一気に押し広げられちゃう――!?」
クロノス「……」
妖精「そう! 何か隠してることあるでしょ! 阻止する為に話して!」パタパタ
メロウド「あ、ああ……」チラッ
クーフィア「え、えっと……」チラッ
クロノス「……ふう。こうなってしまったら話すしかないか……」
*
メロウド「なっ、なっ……何だって!?」
クーフィア「クロノスお兄ちゃん……空間の異常に気付いてたの!?」
クロノス「ああ。だが俺一人が踏ん張れば耐えられる程度だったから、言う必要もないと思ってな……」
メロウド「そりゃないだろう!! 僕たちだって王族なんだぞ!?」
クーフィア「そ、そうだよ!! お兄ちゃん一人にそんな負担をかけさせてたなんて……」
妖精「……ええと、つまり、図書館の地下に歪曲空間があって、それの拡大を防ぐのが王の責務の一つである……っていうのが、あなたたちが隠してた真実?」
メロウド「そうだ。けど僕は、前の王が完璧な封印を施したからもう王が踏ん張る必要はないって聞いていた。他ならぬクロノス兄さんからだ!」
クーフィア「私も! それなのに、まさかクロノスお兄ちゃんがたった一人で……!」
クロノス「はは……。いけると思ったんだがな……」
メロウド「ふ、ふざけるなよ……! いつもそうやって、一人で背負い込んで、誰よりも踏ん張ってる癖に、上っ面だけは平気そうにニコニコ笑ってやがって……!!」
クーフィア「め、メロウドお兄ちゃん……!」
メロウド「……いや、今は文句を言ってる場合じゃないな。とにかく状況を教えてくれ。策を考えないと」
クロノス「すまん。まず、空間歪曲の拡大速度についてだが――」
妖精「……私たちも備えよう。自由に動ける日はあと2日しかない……!」
☆目標が追加されました
・デロデロ時空拡大を阻止せよ
オリシン首都滞在9日目。11日目に王位継承審議会が開催され、何かが起こります
↓1〜3 自由安価 何をする?
- 833 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/24(土) 23:01:15.65 ID:4CZC68US0
- イリス、サキとブラッドランスの特訓
- 834 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/24(土) 23:02:13.91 ID:uWcvtK1m0
- クーフィアと図書館の秘密について話す
- 835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/24(土) 23:02:21.03 ID:Th9jlyBto
- せめて解決のヒントでも貰えないかとアステールの元へ行ってみる
- 836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/24(土) 23:04:23.39 ID:C/4sTwqUO
- 装備を揃える
- 837 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/24(土) 23:15:47.84 ID:SPUuPTxD0
- というわけで本日はここまで。次回はイリスとサキの特訓編、クーフィアちゃんと図書館のお話編、アステールさんにダメ元でお願い編になります
クロシュヴィアとの問答を終え、図書館の奥深くに潜む恐るべき真実を目の当たりにするクロシュたち。デロデロ時空拡大が3日後に迫る中、クロシュたちは何をして、どう備えるのか。久しぶりに構える大盾の感触にウキウキしつつ、ぎゅっと気を引き締めるあかちゃんスライムなのであった――
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
- 838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/25(日) 00:34:19.95 ID:4dpkcm0Ho
- おつ
はたしてあと2日(実質あと1日)で何とかできるのだろうか
後手に回るとしても備えた方がよかったか…?
- 839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/25(日) 01:24:36.26 ID:vREKQ0nJo
- 手加減するわ盾返すわクロシュヴィアちゃんも結構甘甘よね
- 840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/25(日) 13:16:38.37 ID:NBn2x9pao
- おつでした
大盾おかえり…!
……他のも返して?
- 841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/25(日) 17:38:44.92 ID:Gb/Jyl2x0
- 乙です
一時の平和の時にセイラ達のいる浮島国に遊びに行けなかったけど、皆元気にしてるのかな
- 842 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/25(日) 18:10:37.70 ID:V6chNO4E0
- なんとかできるかどうかは未知数ですが、現時点でも最低限の備えはできていると言えるかもしれません。ただし完全完璧な備えができているとは言えない可能性は高いです。例の日に向けてどこまで備えられるかはクロシュさんたちのがんばり次第となるかもしれません。有意義な自由行動となれば良いでしょう
クロシュヴィアちゃんは自称あまあまスライムのスウィートエンドですが、クロシュさんへの対応はとりわけ甘いと言わざるを得ないかもしれません。クロシュヴィアさんにとってクロシュちゃんは大切な友達ですが、一方ですごく年下のあかちゃんスライムという認識でもあるため、どうしても扱いに甘さが出てしまうのかもしれません
クロシュヴィアさんはクロシュさんに邪魔されたくないと思って力を奪いましたが、一方でクロシュさんには無事でいて欲しいという思いもあり、その折衷案として生存力が上がる大盾だけを返してあげたようです。他のを返してくれる気は今のところあんまりないようです。とはいえ今最も必要だったのは前衛の防御力だったため、現状最も適したものだったと言えるかもしれません
クロシュ氏は風精郵便を活用してたくさんの方々と連絡を取り合っていたらしく、セイラちゃんも文通相手の一人だったようです。その文通内容によると、浮島国は平和でみんな元気にしているとのことでした。また妖精の分析によると、浮島の疑似星脈は地上の星脈とは繋がっていないため、恐らく白影スライム騒ぎも起きていないと考えられるとのことです
- 843 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/25(日) 18:12:04.72 ID:V6chNO4E0
- ―オリシン平原
イリス「んー……」
ブラッドランス「」
サキ「あら、その槍は……」
イリス「フラナ先生の槍だよ。フリューゲルさんが、まだ私が持ってて良いって」
サキ「なるほど……。信頼されているのね」
イリス「まあ……バイオレット家の方々とはいろいろあったからね。信頼には応えたい」
サキ「つまり……その槍を使ってクロシュヴィアを討ち倒し、フラナ様をお救いするということね?」
イリス「……過程はともかく、フラナ先生を救助できるならそうしたい。でも今は、明後日に訪れるっていう危機のことでいっぱいいっぱいだよ……」
サキ「ふむ……一理あるわね」
イリス「サキって一応オリシン王宮に仕えるメイドなんだよね?」
サキ「ええ。良いメイド修行場よ。失うには惜しいわ」
イリス「そ、そう……」
サキ「イリスってどこまでその槍を使いこなせるの? 少し興味があるわ」
イリス「うーん、どこまでだろう……まあ見てもらった方が早いかな」
ブラッド「」ジャキッ!
高圧血流「」バシュウウウウッ!!
穴が開く大岩「」ドギャァン
イリス「……こんな感じ?」
サキ「……水魔法と変わらないわね」
イリス「まあ、ほら……高圧血流で敵を穿つってだけでも、普通の水よりちょっと威力が高いから……」
サキ「フラナ様はもっといろいろ使いこなしていたわ。血で剣や槍を作ったり」
イリス「……そういうのもちょっと練習はしたことがあるんだけど――」
↓1コンマ
01-30 だめだった
31-60 ちょっとできる
61-90 そこそこできる
91-00 実質吸血鬼
- 844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/25(日) 19:00:49.30 ID:ob6nR1vUO
- あ
- 845 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/25(日) 21:35:42.92 ID:V6chNO4E0
- ブラッドランス「」ジャキッ
血の槍「」ギュルルッ
イリス「いけっ!」
血の槍「」ビュンッ
ベシャッ
血塗れの大きな岩「」ベシャア…
サキ「……岩には……傷一つ付いてないわね……」
イリス「や、やっぱり難しい……。今すぐ使いこなすのは無理……」
◆
- 846 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/25(日) 21:36:08.32 ID:V6chNO4E0
- ―メロウドの離宮
クーフィア「あの……すみませんでした……。私たちが、隠してたせいで、大変なことになってしまって……」
聖女「いえいえ、クーフィア様たちのせいではありません。誰も予期できなかったことですよ」
妖精「それにまあ……これで一番大変なのはあなたたちの方でしょ?」
クーフィア「そ、そうですけど……でも、私たちの迂闊さが世界全てを巻き込む結末になってしまったらと思うと……」
フメイ「戦犯ってやつ?」
クロシュ「せんぱん?」
リュアン「フメイちゃん……そんな言葉どこで覚えて来たんですか」
クーフィア「で、でも本当に戦犯です! どうにかして歪曲の拡大を阻止しないと……!」
リュアン「……そもそも、どうして王立大図書館の奥とメモル大図書館の奥が繋がっていて……謎の無限図書館みたいになっているんですか?」
クーフィア「……えっと、その、なんで繋がってるのかは……私も、はっきりした理由は知らないのですけれど……ちょっと歴史書とかをかじって思いついた憶測で良ければ……」
妖精「憶測……とりあえず聞いてみよう」
クーフィア「えっと……王立大図書館を建てた当時のオリシン国王は、記憶の魔王による知識注入に耐えて膨大な知を獲得した数少ない人物の一人なんです。その国王は賢者リブラの知識で満足せず、次なる知を求めてアカシャ大図書館の探求に執心したそうなのですが……王立大図書館の建立を境に、知の探求をぱったりとやめてしまった――と歴史で語られています。私が思うに……かの王はアカシャ大図書館の道を開くことに成功してしまい……同時に、アカシャ大図書館側の歪曲空間までをもこの世界に呼び寄せてしまったのではないか、と……」
妖精「つまりオリシン王立大図書館は、その当時の王が慌てて歪曲を封印する為に建てられた楔ってことか」
クーフィア「そ、そうです! まあ、その……当時の資料とかはあんまり残ってないので、ほとんど私独自の陰謀論なんですけれど……」
リュアン「………でも、今までに聞いた情報と照らし合わせると、本当のことかもって思えます……。少なくともアカシャ大図書館?と繋がってるのは事実みたいですし……」
クーフィア「うぅ……。お兄ちゃんたちも二人で対策を話し合ってるのですが……私は、どうしたら……」
聖女「妖精さん……歪曲空間の拡大を阻止する魔法とかってないんですか?」
妖精「聞いたことないよ……。そもそも空間系魔法の適性がなければ、歪曲を認識することすら難しいし……」
クロシュ「シュヴィーちゃん!」
ドアノブ『時空歪曲なんて規模になるとどうしようもないです……』モニャニャ
クロシュ「んわ……」
フメイ「そもそもアカシャ大図書館って何なの?」
妖精「……何なんだろう」
クーフィア「ごめんなさい……それは、私にも全く……」
リュアン「……メモル大図書館跡地の地下にその裏口があったってことは……賢者リブラと関係があるんでしょうか?」
妖精「もしくは、賢者リブラがアカシャ大図書館への裏口をメモル大図書館の地下に作った……とか」
リュアン「あ、確かに……そういう風にも考えられますね。オリシン王立大図書館を建てた当時の王様みたいに……あれ?」
妖精「ん?」
リュアン「………それなら、どうしてメモル大図書館の跡地からは歪曲が拡大していないのでしょうか」
妖精「!」
クーフィア「!!」
聖女「つまり――メモル大図書館地下の裏口には、歪曲が拡大しない工夫がなされている――かもしれないんですね!!」
クーフィア「そ、それがほんとなら……急いで調べなきゃ!! その工夫を真似すれば、本当に完璧な封印を施せるかも……! ちょっとお兄ちゃんたちと一緒に調べて来ます!!」シュバッ!!
ガチャッバタンッ!!
リュアン「……すごい勢いで走っていってしまいました……」
聖女「お、追いかけますか……?」
妖精「いや……空間歪曲の封印については、この国の王族たちの方がずっと詳しいだろうから私たちの出る幕はないと思う。他のできることをしよう」
☆オリシン王族がメモル大図書館跡地へ調査に向かいました
◇
- 847 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/25(日) 21:37:42.60 ID:V6chNO4E0
- ―夕方
オリシン首都 郊外
カァー… カァー…
聖女「……しかし、もうこんな時間ですね……」
妖精「うむむ……。今日はもう避難所で休息に当てた方が良いかな……」
フメイ「あ」
遠くに見える半球形の屋根の建物「」
リュアン「アステールさんの天文台……。ダメ元で聞いてみますか? どうすれば良いか……」
妖精「……自分の力を貸すのでなければ良いって言ってたっけ。知識は……力に入るんだろうか」
聖女「知は力なり、という言葉もありますが……アステールさんの信条次第、としか言えなさそうです……」
フメイ「行ってみよ。だめでも、お菓子はくれる」
クロシュ「ん!」
妖精「あなたたちはお菓子を食べたいだけでしょ……。まあ行くだけ行ってみようか」
*
―天文台 居住部
紅茶「」ホカホカ
金平糖「」ポン
星型チョコレート「」ポン
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ
フメイ「〜〜♪」モグモグ
アステール「ご無事で何よりです。皆様」
聖女「いえいえ、お陰様で……」
アステール「そしてなぜ皆様がまたこちらへいらしたのかも理解しております。明後日に迫る危機のことですね」
妖精「なんで知ってるの?」
アステール「今の星脈はクロシュヴィア様の思いが流れておりますゆえ。彼女の思惑は私にも伝わっているのです」
リュアン「わあ……」
アステール「あなた方は、助力を欲してここを訪れた。そうですね」
妖精「うんまあ、その通りだよ。もしデロデロ時空っていうのが溢れ出したら、この辺り一帯は当然呑み込まれちゃうわけだしさ。あなたのこの生活にも大打撃を与える事態だと思うんだけど」
アステール「はい。しかし私個人の我儘で、クロシュヴィア様の大義に横槍を入れるのは本意ではありません」
妖精「それもそうか……。じゃあ茶飲み仲間を助けると思って……」
アステール「……」
↓1コンマ
01-60 運命賽の欠片*1
61-90 星屑(一度だけ満腹度+3、コンマ+30、会心+30)
91-00 蒼き星の涙
- 848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/25(日) 21:43:02.39 ID:Gb/Jyl2x0
- あ
- 849 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/25(日) 22:29:56.71 ID:V6chNO4E0
- アステール「……私にできることはありません。私自身、空間歪曲への対抗策や知識を持っていないからです」
妖精「え、そうなんだ」
アステール「私は星属性の扱いが優れているだけの末人です。過度な期待をされても困ります」
聖女「す、すみませんでした」
リュアン「ごめんなさい……」
妖精「ごめん、悪かった……」
アステール「しかしテーブルを囲んでくれた友人へプレゼントを贈ることはできます。本日はこちらをどうぞ」スッ
石の欠片「」ポン
聖女「これは……!?」
リュアン「石の……かけら?」
アステール「集めると良いことがある……というよりは、悪いことを退けるかもしれません。聖女様ならお詳しいのではないでしょうか」
聖女「ああ、いや……えへへ……その、そういう力はもう抜けちゃってるらしくて。今また勉強中なんですけど……」
妖精「……まあつまり、これはあの石の賽の欠片ってこと?」
アステール「そうです。私が持っていても仕方のないものですから。お受け取りください」
聖女「……わかりました! 大切に使いたいと思います!」
アステール「使われないのが一番だと思います」
☆運命賽の欠片を1つもらいました
◇
- 850 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/25(日) 22:33:05.95 ID:V6chNO4E0
- ―オリシン王国 滞在10日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:なし 盾:ラティアの大盾 飾:なし
武:なし 防:ぬののふく 飾:煤けた不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武:なし 盾:なし 飾:なし
武:なし 防:火鼠の衣 飾:なし
◇妖精 [世話焼き妖精]
武:なし 盾:なし 飾:なし
武:なし 防:木綿のドレス 飾:なし
◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ 盾:なし 飾:守りのペンダント
武:なし 防:旅人のドレス 飾:なし
◇聖女 [運命変転修道女]
武:木の杖 盾:なし 飾:なし
武:なし 防:ロイエの修道服 飾:なし
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖・改 盾: 飾:虹晶の耳飾り
武:ブラッドランス 防:賢者のローブ 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*3 大きな巻き貝 冒険者証(ランク1)
運命賽*3 サボテンドラゴンの花 メルルの帽子
会心賽*1 暗黒優待券
反魂丹*1 クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石
ヒヒイロカネ
光属性の中級魔導書
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
・メモル図書館跡地の調査(達成!)
・オリシン王族の支援
◯努力目標
・図書館の秘密を探る(達成!)
◯仲間の目標
・僧侶を連れて帰る(聖女)
◯経験値
・クロシュ 近接[05/09] 魔法[08/09] 防御[06/07]
・フメイ 近接[02/04] 魔法[16/16] 防御[02/09]
・リュアン 近接[02/04] 魔法[02/09] 防御[02/04]
・聖女 近接[02/03] 魔法[02/09] 防御[02/04] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□オリシン首都
王宮:メロウドの離宮、未探索
市街:市場、書店、茶屋、食事処、酒場、浴場、治療院、冒険者ギルド
大図書館、博物館、劇場、他
郊外:イリスの家、公園、農園、観光遺跡、天文台、他
……………………………………………………………………………………
- 851 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/25(日) 22:34:47.53 ID:V6chNO4E0
- ―メロウドの離宮
大量に積まれた本「」バササッ
クロノス「ぬおおおっ!!」ペラッペラッペラッペラッ
クーフィア「うぐううううっ!!!」カキカキカキカキ
メロウド「……」ズーン…
妖精「ええと……これは、何がどうなってるの?」
メロウド「ああ……メモル大図書館地下を調査した結果、歪曲拡大を完全に阻止する完璧な結界が張られてることがわかった……。今兄さんとクーフィアは、それの解析を必死にやってるとこだ……」
ヴィルト「……メロウド王子は手伝わないのか?」
メロウド「フッ……言ってなかったっけか。僕の魔法は書物の知識や他者の記憶を読み取って完璧に思い出せるっていうもの……。例の結界の解析と再現が、一朝一夕じゃ絶対に不可能なことも一瞬でわかってしまった……それだけさ……。君が誰か、なんて質問をする元気すら沸かない……」ズーン…
ヴィルト「……失礼した。俺はヴィルト。わけあってクロシュたちの協力者をやっている」
メロウド「はは、彼らのお墨付きなら信用するよ……。はあ……」ズーン…
聖女「メロウド王子様……! あと一日あります、何かできることを探しましょう!」
メロウド「ああ……くそっ、わかってる!! 兄さん、クーフィア!! そのやり方じゃ間に合わない!! 他の方法を探すんだ!!」
クロノス「だが他の方法のアテはあるのか!? お前の記憶にすらなかったんだろう!!」ペラッペラッペラッペラッ
メロウド「う、ぐっ……! そ、そうだが……!!」
クロノス「ならこれを間に合わせるしかない!! メロウド、手伝ってくれ!! お前の知識が必要だ!!」
メロウド「ああくそっ、わかったよ!! でも絶対間に合わないぞ!! 間に合わなくても知らないからな!!」
クロノス「ははっ大丈夫だ!! 責任は次期国王である俺が全部負ってやる!!」
リュアン「……わ、私たちもできることをやりましょう!」
イリス「できること……クロシュヴィアちゃんをやっつける……ていうのはちょっと無理そうなんだよね」
妖精「この前はかなり手加減してくれてたみたいだけど、本気で来られたらかなりやばい……」
聖女「……そういえば、明日の王位継承審議会はどうなるのでしょうか?」
妖精「見た感じはそれどころじゃなさそうだけど……。そういえばフェルメールは何をしてるんだろう」
フメイ「フェルメールにも手伝ってもらう?」
妖精「フェルメールはクロシュヴィアの手下だから無理じゃないかな……。あれ、でもこの計画については聞いてるのかな?」
クロシュ「……」
ヴィルト「フェルメール……」
クロシュ「しってる……?」
ヴィルト「聞き覚えがある気がするが、なんとも言えないな」
クロシュ「そうなんだ……」
オリシン首都滞在10日目。明日、王位継承審議会が開催され、何かが起こります
また本日の行動終了後、跡地早期攻略ボーナスとして良いことがあります
↓1〜3 自由安価 何をする?
- 852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/25(日) 22:36:32.53 ID:vREKQ0nJo
- フェルメールを籠絡してクロシュ教信者にする
- 853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/25(日) 22:36:37.66 ID:AIUYkqdc0
- クロシュ、フメイと合体技を開発する
- 854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/25(日) 22:51:02.03 ID:rhIim+yYO
- クロシュも空間支配系スライムになってみる
- 855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/25(日) 22:51:51.58 ID:eOz1+cZTO
- 記者が持っていた観測機械を修理して中身を一応調べてみる
- 856 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/25(日) 23:03:28.93 ID:V6chNO4E0
- というわけで本日はここまで。次回はフェルメールちゃんをろうらく編、クロシュとフメイの連携技開発編、空間を支配してみよう編です。ついでに良いこともあります
ついに恐るべき日の前日となってしまったオリシンの朝。王族たちは必死に空間封印術の解析再現作業に取り組み、クロシュたちもできることをがんばることとした。とはいえ空間系の知識のないあかちゃんスライムに王族たちのお手伝いはできず――知識がないなら自分自身が空間スライムになれば良い――と考えたかもしれないあかちゃんスライムなのであった――
それでは本日もありがとうございました。先週に今週はちゃんと進められるとか言ったような気がしましたが、あまり進められず申し訳ありませんでした(現実事情により忙しさがありました)。たぶん来週こそはちゃんと進められるかと思います。よろしくお願いいたします
- 857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/25(日) 23:14:08.51 ID:rhIim+yYO
- 乙
スライム好きには直デロデロで一発よ
- 858 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/26(月) 00:25:38.29 ID:grR5PLyCo
- またセクシースライムで籠絡か
- 859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/26(月) 00:58:10.70 ID:8CbcG4Sno
- おつ
王族組の頑張りに全てが託された
- 860 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/31(土) 16:01:15.71 ID:3C2Yud/Z0
- フェルメール氏はスライム類が好きですが、スライムのデロデロ化によりここ最近スライムと触れ合う機会がないらしく、深刻なスライム欠乏症に陥っているという噂もあります。そこに付け込めば交渉を有利に運ぶことができるかもしれません
フェルメール氏はスライム類が好きなので、他の姿に擬態するよりも素の姿で交渉に臨むのが最も効きやすいかもしれません。小細工はせず堂々と行くのが良いでしょう
オリシン王族の頑張りが報われるかどうかは今のところ未知数ですが、メロウド氏によると報われない可能性が高いそうです。しかしまだ運命が決したわけではないので、状況を注視していくのが良いでしょう
- 861 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/31(土) 16:02:10.65 ID:3C2Yud/Z0
- クロシュ「フェルメールさん……手伝って、もらえる……?」
フメイ「クロシュがお願いすれば手伝ってくれそう」
妖精「まあ言われてみればそんな気もするけど……」
リュアン「言うだけ言ってみても良いかもですね」
*
―フェルメールの私室
フェルメール「ようこそいらっしゃいました! クロシュちゃんとそのお友達の皆様!」ニコニコ
クロシュ「ん!」
フメイ「ん」
ヴィルト「……?」
妖精「どうかした?」
ヴィルト「ああ、いや……思ったいたより小さくて、少し驚いただけだ」
聖女「小さくて可愛らしいですよね、フェルメール様」
妖精「まだ13らしいからね。人間なら成長途中の年齢だよ」
リュアン「ご無沙汰しております、フェルメール様」
フェルメール「……あら? あなた――リュアンちゃん、と言ったかしら? ミュージアのデロデロ集会で顔を見たことが――」
リュアン「はい。デロデロの信徒をやっていました」
フェルメール「あらあら! ならあなたもクロシュヴィアちゃんの良さを知る同志ではありませんの! そうかしこまらずとも良くてよ?」
リュアン「……その、デロデロの信徒は、もう辞めてしまったのですけど……」
フェルメール「ええっ!!? な、なぜ……?」
リュアン「その……」
クロシュ「!」ピコン!
クロシュ「リュアンちゃん……クロシュ教、入ったから……!」
フェルメール「えっ!?」
リュアン「えっ!?」
聖女「えっ!?」
妖精「ええ……」
フメイ「クロシュ教……?」
ヴィルト「クロシュ教……?」
クロシュ「だから……デロデロ教、やめた……」
フェルメール「そ、そんな……そんなことが許されるんですの!?」
クロシュ「わたし……ゆるす……!」
フェルメール「な、なんと……」
クロシュ「んへへ……」
- 862 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/31(土) 16:03:03.57 ID:3C2Yud/Z0
- デロデロ…モニョモニョ…
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ スリスリ
フェルメール「んああっ……! こ、これっ……ここしばらく浴びていなかったスライムちゃんの感触っ……!!」
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョニョ スリスリ
フェルメール「やめっ、やめてくださいませっ! わたくし、こんなことされたら……っ!」
スライムクロシュ「」ピタ
フェルメール「えっ……?」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
フメイ「言われた通りやめるって」
フェルメール「え……」
スライムクロシュ「……」ススッ
フェルメール「あ、ああっ……クロシュちゃんが……わたくしから、離れて……っ」
スライムクロシュ「〜〜…」モニョモニョ
フメイ「嫌なことしちゃってごめんなさい、だって」
フェルメール「ち、違いますの!! 嫌なんかじゃありませんわ!! 全然!!」
スライムクロシュ「〜〜?」モニョニョ
フェルメール「ですがわたくし……今のスライムちゃん日照りのわたくしに、そのように接されてしまっては……わたくし、我慢ができなくなってしまいます……!! クロシュヴィアちゃんを裏切るわけには参りませんの……!!」
フメイ「ふうん……。じゃあ、もっとクロシュがすりすりしたら裏切ってクロシュ教入るの?」
フェルメール「も、もっと……すりすり……」ゴクッ
フメイ「やっちゃえクロシュ」
スライムクロシュ「〜〜!」モニョニョ!
ピョンッ モニョモニョ スリスリ
フェルメール「んわぁぁぁ〜っ!!!」ビクンビクン
↓1コンマ
01-65 今回だけですわ
66-95 掛け持ちで許してくださいませ
96-00 ごめんなさいクロシュヴィアちゃん…
- 863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/31(土) 16:13:51.33 ID:6/MoreGLo
- 色仕掛け(物理)
- 864 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/31(土) 21:02:56.76 ID:3C2Yud/Z0
- *
フェルメール「はあ、はあ……こ、今回だけっ……今回だけですわ……! 今回だけだからっ……」ガクガク
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ
妖精「何が今回だけなのかわからないけど……とにかく今はクロシュの言うことを聞いてくれるってこと?」
フェルメール「え、ええ……。でも、クロシュヴィアちゃんの不利益になるようなお願いは聞けませんわっ……!」
妖精「……それなら今日と明日だけでいいからオリシン王族たちの手伝いをしてくれない? ちょっと王立大図書館の封印のことで困ってるみたいで」
フェルメール「ああ、そういえば何やら奇妙な動きがあるそうですわね。昨日必死に動き回ってる姿が見えましたわ。まさか図書館の……あら、そういえば妖精さんたちは王立図書館の秘密をご存知ですの?」
妖精「うん。放っておくと国がまるごと消えてなくなっちゃうみたいだから」
フェルメール「……」
妖精(クロシュヴィアの計画を知らないなら、フェルメールはオリシン国の消滅を阻止しようとするはず……。どう出る……?)
フェルメール「わかりましたわ! せっかくクロシュヴィアちゃんへこの国を捧げる為にここまで頑張ったのですもの、消えてなくなられたら困ってしまいますわ!」
妖精「……でしょ?」
フェルメール「ええ。それに……約束もしてしまいましたし……」
妖精「約束?」
フェルメール「ええ。お義父様……前国王に、この国を頼むと。わたくしは外様でしたので、元々この国に思い入れはなかったのですけれど……いえ、繕っても仕方ありませんわね。今でもあまりありませんわ。ですが……お義父様は、寄る辺のなかったわたくしをこの王宮に置いてくださって……死ぬ間際まで、わたくしを気にかけてくださいました。ですから……わたくし、その恩には報いたいのですわ」
フメイ「でも、フェルメールって前の王様のことも騙してたんじゃないの?」
リュアン「ちょ、フメイちゃん……!!」
フメイ「あ……言っちゃだめなやつだった?」
聖女「だめなやつですね……」
フェルメール「……そこまでもう調べが付いていらっしゃったのですね。その通り。わたくしの魔法は、嘘の記憶を造り出して人に植え付けるもの。お義父様も、貴族たちも、ここの国民も……全てを騙し、今の地位を築いたのですわ」
クロシュ「わ……」
フェルメール「元々はわたくしの実家からの命令でしたわ。わたくしの実家ロスチャイルドは、力を維持・拡大するために常日頃から様々な策を弄しているんですの。わたくしがこの国へ送られたのもその策の一つ。オリシン国を乗っ取りロスチャイルドの支配下としようとした――のですが、それは失敗に終わりましたわ。それはなぜか――」
クロシュ「クロシュヴィアちゃん!」
フェルメール「ええ、その通り! クロシュヴィアちゃんとの出逢いが、わたくしの洗脳を完全に打ち砕いたのですわ!」
フメイ「おお〜」
フェルメール「それからわたくし、自分自身も心を持つ生き物だということに初めて気付いたのです。無論わたくしだけでなく、ありとあらゆる生き物にも心があると」
妖精「へえ……」
フェルメール「それから……他者の心を騙してきた自分が、少し嫌になりましたわ……。わたくしに良くしてくださっているお義父様も、結局はわたくしの魔法で騙されているからで……。その優しさが本物ではないと気付くと、虚しくも感じました。だからせめて、忙しい義きょうだいたちの代わりになれたらと、わたくしなりに看病などして差し上げたのですが……。甲斐があったかはわかりませんわ……」
リュアン「……」
フェルメール「……死に瀕したお義父様に国のことを頼まれた時、初めは断ろうと思いましたわ。ですがわたくしは……知っていたのです。このオリシン国をより良く、素晴らしい国にする手段を。それは――」
クロシュ「クロシュヴィアちゃん……?」
フェルメール「……ええ。クロシュヴィアちゃんがこの国を治めれば、きっとこの国は永世の発展と平穏を得ますわ。しかしそれは、過去から現在までこの国を治めてきたオリシン王家を足蹴にする修羅の道……。迷いに迷い、答えあぐねるわたくしに……お義父様は仰ったのです。遠慮はいらぬ、手段も問わぬと。ですからわたくしは……クロシュヴィアちゃんの導く未来に全てを懸けることとしたのです」
妖精「なるほど……。だから王権を手に入れたいんだ」
フェルメール「ええ。言うなれば、クロシュヴィアちゃんと、わたくしと、この国――三者全てが得をする未来になるはずですわ。ですからわたくし、負けられませんの」
妖精「まあ気持ちはわかったよ。でも今は、この国を守る為に王族と協力して欲しいんだ」
フェルメール「わかってますわ! ロスチャイルドの方でも空間歪曲の調査はしていたらしくて、その資料が――ありましたわ!」ガサゴソ
空間歪曲調査報告書「」ポン
フェルメール「これを手土産に一時休戦ですわね」
妖精「おお、良いじゃない。あいつらも喜ぶと思うよ、たぶん」
- 865 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/31(土) 21:03:30.33 ID:3C2Yud/Z0
-
クロシュ「んへへ……」
フメイ「あっさり協力してくれた」
リュアン「ちゃんとお話すれば王族の皆さんとも仲良くできそうな気がします」
聖女「志は違えどこの国を守りたい気持ちは一緒のようですね!」
ヴィルト「……」フムフム
☆フェルメールが短い間だけクロシュ教に入りました
☆フェルメールのオリシン王族への協力を取り付けました
◇
- 866 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/31(土) 21:04:41.95 ID:3C2Yud/Z0
- ―シュヴィーの避難所 庭
クロシュ「」グッ
ラティアの大盾「」ガシン!
フメイ「えいっ」ブンッ
炎「」ポン!
ボンッ!
障壁「」シュイン――
クロシュ「……」ドヤッ
フメイ「おお〜」
リュアン「わあっ! それ、結界の魔法ですか……!?」
クロシュ「えっと……セイラちゃんの、盾の……ちから……?」
イリス「盾に結界を発生させる機構が組み込まれてるんだと思う。とにかくこれでクロシュちゃんの守りは盤石だね!」
ワイワイ キャッキャ
ヴィルト「……」
聖女「……ふふ。そんな顔もするんですね、ヴィルトさん」
ヴィルト「……ん? どんな顔をしていたんだ、俺は」
聖女「穏やかで優しい目をしていました。どことなく、届かぬ過去を懐かしむような寂寥もあり……」
ヴィルト「……具体的に言われると、少し恥ずかしいな」
聖女「あっ、すみません……」
ヴィルト「いや、訊いたのは俺だ。気にしないでくれ」
イリス「せっかくだから連携の確認をしよう! この前は真っ暗な図書館だったからお互いの動きもよくわからなかったし」
リュアン「れ、連携……私は何をすれば……」オロオロ
フメイ「連携……って何だっけ?」
クロシュ「れんけい……れんこんの、仲間……?」
イリス「敵と戦う時に仲間同士で動きを合わせるでしょ? そんな感じのやつ!」
フメイ「あんまり考えたことない……」
クロシュ「えっと……うん……」
リュアン「でもクロシュちゃんとフメイちゃんは息ぴったりだよね」
フメイ「まあね」ドヤッ
クロシュ「んへへ……」
妖精「この子たちはずっと一緒だったみたいだからねえ。自然と動きを合わせられるんだと思う。連携の確認なら私が見ててあげるよ」
イリス「ありがとう妖精さん! よし、じゃあ早速やってみよう――」
↓1コンマ
01-40 連携技(弱)習得
41-70 連携技(中)習得
71-90 連携技(強)習得
91-00 連携技(超)習得
- 867 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/31(土) 21:15:30.01 ID:B52Oyhv4o
- カカカッ
- 868 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/31(土) 22:11:17.28 ID:3C2Yud/Z0
- フメイ「……」チリッ
氷クロシュ「……」パキパキ
氷「」カチコチ
炎「」ボンッ
溶けた氷「」デロデロ…
イリス「クロシュちゃんの出した氷が……フメイちゃんの炎で溶けたね」
妖精「出力はフメイの方が上だね。氷は炎に押し負けて溶ける」
リュアン「……別々にぶつけた方が効果的な気がします」
妖精「そうだね。別々に攻撃すれば寒暖差によるダメージも与えられる。この前のクロシュヴィアとの戦いでも熱と冷気を同時に受けるのは苦手みたいだったし、この二つで時間差攻撃をされたら頑丈な相手でもけっこう面倒だと思う」
イリス「硬い物質でも、温度を急激に変化させると脆くなったり壊れたりするんだよね。もし硬い敵が現れたら試してみる価値があるかも」
フメイ「クロシュ、わかった?」
クロシュ「ん……た、たぶん……」
イリス「早速練習してみよう! まずはちょちょいと石像を作って――」スッ
石柱「」ポン
リュアン「石像っていうより……石柱です」
イリス「どうせ練習で壊すものだからこれでいいの! じゃあクロシュちゃんとフメイちゃん、氷と炎で別々に攻撃してみて!」
クロシュ「う、うん!」
氷「」カチン
炎「」ボン
氷「」カチン
氷「」カチン
炎「」ボン
炎「」ボン
氷「」カチン
氷「」カチン
炎「」ボン
佇む石柱「」シュウウ…
クロシュ「んゅゅ……」
フメイ「む、むずかしい……」
リュアン「普段は息ぴったりでぽんぽん連携してるのに……!?」
妖精「意識すると途端にできなくなっちゃうのかも。普段は無意識なんだろうし」
イリス「実戦では普段通りに戦った方が良いかも……」
☆連携技を習得しましたが、実戦で使えるレベルにはなりませんでした
◇
- 869 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/31(土) 22:12:02.24 ID:3C2Yud/Z0
- ―シュヴィーの避難所 庭
シュヴィー「皆さんがんばってらっしゃいますね」モニョモニョ
クロシュ「シュヴィーちゃん!」
シュヴィー「私も戦えたら良いのですが、戦闘の技術はあまり磨いておらず……。空間魔法を使った変わったことならいろいろできるのですが……」
妖精「空間魔法かあ……。あれ、そういえば空の精霊ってどうなったの?」
空の精霊『ここにいるよぉ〜』ヒョコッ
妖精「うわ、いたんだ!」
空の精霊『こういうプライベートな空間でも私たちは可視化されちゃうんだよねえ。でもここは居心地良いから住んじゃおうかなぁ』
妖精「……って言ってるけど、いいの? シュヴィー」
シュヴィー「精霊さんがいるとご利益があると言います!」
空の精霊『そうそう、ごりやくあるよぉ〜』
フメイ「もうクロシュに力を貸してくれないの?」
空の精霊『私の力って扱いを一歩間違うと大惨事なんだよねぇ〜。あの時は緊急だったしそもそも大惨事の渦中だったから貸してあげたけどぉ〜』
シュヴィー「……そうだ! それなら、私の欠片をクロシュちゃんに差し上げます!」モニョッ
クロシュ「わ!」モニョッ
空の精霊『元々スライムに備わってた力なら安心安全だよぉ〜』
モニョモニョモニョ…プチッ
シュヴィーの欠片「」モニョッ
クロシュ「わぁ……!」キラキラ
シュヴィー「クロシュちゃん、これと同化できる……?」
クロシュ「ん!」
モニョモニョ…ポン!
↓1コンマ
01-90 空クロシュ
91-00 宇宙クロシュ
- 870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/31(土) 22:15:39.82 ID:Nfwqq+7i0
- あ
- 871 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/31(土) 22:41:32.06 ID:3C2Yud/Z0
- 空クロシュ「……」フヨフヨ
シュヴィー「わああ! クロシュちゃんが浮いてます!」キャッキャ
フメイ「クロシュだもん」ドヤッ
空の精霊『あの時みたいに瞬間移動とか空穴の生成とかはできる?』
空クロシュ「ほえ……? んー……」モニョ…
フォン―
妖精の背後に現れる空クロシュ「!」モニョッ
妖精「うわあっ!? ほ、ほんとに瞬間移動を……!?」
イリス「す、すごい……! あの時は戦いの途中でそれどころじゃなかったけど……!」
シュヴィー「ドア! ドアは作れますか、クロシュちゃん!」
空クロシュ「んー……」モニョニョ…
空中に開かれた丸い穴「」フォワン―
シュヴィー「んわわ〜!!」キャッキャ
空の精霊『ふふ〜ん、私が一度力を貸してあげたお陰だねぇ』ドヤ
空クロシュ「………」モニョニョニョ…
デロデロ…
スライムクロシュ「」デロロ…
シュヴィー「んわわっ、クロシュちゃん!?」モニャニャ
妖精「疲れたんだ! 今のクロシュは同化をそんなに維持できないんだよ……!」
シュヴィー「そ、そうだったのですか……。ごめんねクロシュちゃん、無理させちゃいました……」モニャニャ…
スライムクロシュ「〜〜…♪」モニョニョ
空の精霊『ここぞって時に使うのが良いよ。空の力は使いこなせれば最強だからねぇ』ドヤァ
☆シュヴィーの欠片をもらい、空クロシュに変化できるようになりました
☆アクティブスキル〈空蝉〉を覚えました
使用ターン中、劣勢および痛恨を無効化する。満腹度-3
◆
- 872 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/31(土) 23:48:33.84 ID:3C2Yud/Z0
- ―夕方
シュヴィーの避難所
噴水「」シャワシャワ
ドア「」ガチャッ
ブラッド「へえ、こりゃすごい……」スタスタ
シュヴィー「わ! いらっしゃい! ここは私、シュヴィー・オードの避難所です!」モニョモニョ
ブラッド「お前がここを作ったの?」
シュヴィー「はい! えっと、あなたのお名前は……?」
ブラッド「ないけど」
クロシュ「ブラッドちゃん!」モニョッ
ブラッド「………」
シュヴィー「……えっと、ブラッドちゃん……でいいのですか?」
ブラッド「……好きに呼べば」
*
ブラッド「へぇ〜、空間歪曲が……」
妖精「うん。一応言ってみるけど、もし戦いが起きたら手伝ってくれたりは――」
ブラッド「やだ。どうせ滅びるって言ってもこの国とその周辺一帯くらいでしょ? 放っておけばいい」
クロシュ「でも……クロシュヴィアちゃんに、文句言える……チャンスかも……」
ブラッド「む……それはそうだけど、リスクに見合わなすぎる」
ヴィルト「勝てない戦はしない主義か?」
ブラッド「当たり前でしょ。まああたしが勝てない戦なんてほとんどないけどね……っていうかお前誰」
ヴィルト「……ヴィルトだ。わけあってクロシュたちの協力者をやっている」
ブラッド「ふうん。人相が悪すぎて人さらいの悪党か何かかと思った」
ヴィルト「……」
リュアン「ヴィルトさんは……確かにちょっと顔は怖いですけど、悪い人ではないです!」
聖女「そうですよ! 私たちは顔の怖さなんて気にしませんから安心してくださいね」
ヴィルト「……」
- 873 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/31(土) 23:50:06.56 ID:3C2Yud/Z0
-
妖精「でもブラッドも随分丸くなったねえ。前は人間なんかのペットやってるんじゃねーってクロシュに怒ってたのに」
ブラッド「面倒になったんだよ。どうせこいつあたしの言うこと聞かないし」
クロシュ「んへへ……。みんなが、悪い人じゃないってこと……わかって、くれた……」
ブラッド「……まあ実際、妖精とかフメイが見てるなら問題ないでしょ」
フメイ「ん。クロシュのこと、フメイが守るから大丈夫」
妖精「もし問題だったらブラッドがクロシュの面倒見てくれるの?」
ブラッド「はっ、冗談じゃない。こんな頭の悪いのろまスライムの面倒なんて誰が見るか――ん? お前、まだロクな武器を持ってないの?」
クロシュ「……盾なら、ある!」
ラティアの大盾「」ガシン!
ブラッド「盾だけあっても生き残れるもんか。いいか、最大の防御は攻撃なんだよ。殺られる前に殺る――それが身を守る上での最善だ」
クロシュ「んゅ……」
ブラッド「ちっ……仕方ない」
モニョモニョ…プチッ
血色の刃「」ズズズズ…
クロシュ「!」モニョッ
ブラッド「明日はそれ担いでけ。前も貸してやったけど使えたでしょ?」
クロシュ「うん!」
ブラッド「長持ちはしないから、明日の戦が終わったらちゃんとした武器を調達しろ。わかった?」
クロシュ「う、うん!」
ブラッド「よし」
ヴィルト「……面倒なんて見ないと言いつつ、しっかり見ているな」
フメイ「ふふ……赤色、身内には厳しいけど優しい」
ヴィルト「身内……クロシュとブラッドは血が繋がっているのか?」
妖精「そうではないんだけど、いろいろ事情があってね……。まあ、同じ場所の出身と言えば良いかな」
ヴィルト「なるほど」
ブラッド「ところでアイスの奴らは元気?」
クロシュ「アイスちゃん……デロデロになりかけて、ちょっと具合悪い……。黄色ちゃんと灰色ちゃんは……デロデロになっちゃった……」
ブラッド「………まあ、そういうこともあるか」
クロシュ「でも……わたし、元に、戻す……! そのために……クロシュヴィアちゃんと、たたかう……!」
ブラッド「……精々がんばれよ」クスッ
☆ブラッドから血色の刃を借りました
明日の終わりまで、戦闘時コンマ+20、会心+20となります
◆
- 874 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/01/31(土) 23:51:01.91 ID:3C2Yud/Z0
- というわけで本日はここまで。次回はデロデロ時空歪曲編となります
いろいろあってついに決戦の日を迎えるクロシュ一行。できたこともできなかったこともありつつ、睡眠不足の王族たちは未完成の術式を抱えて走る。クロシュもまた、取り戻した大盾と、貸し与えられた血刃を手に決戦の地へ向かう。果たしてオリシン王国の運命は――。
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
- 875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/01(日) 00:25:38.75 ID:SfcmsF7yo
- おつ
いよいよオリシン編最終局面
良きコンマになりますように…
- 876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/01(日) 00:29:53.73 ID:iAiVo6HMo
- これは良いロスチャイルド
- 877 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/01(日) 00:40:41.05 ID:GipIcB8lO
- クロシュヴィアちゃんがあんまりフェルメールに語らなかったのが仇になったね
- 878 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/01(日) 03:58:37.97 ID:Ulx8wl4Ao
- 乙
顔の怖さ自体は否定してもらえないヴィルトさん…
- 879 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/01(日) 13:12:29.21 ID:XM4dE+3eo
- おつです
ブラッドさんの(口は悪いが)良い先輩感がいいねぇ
- 880 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/01(日) 22:56:47.79 ID:AzeH7iR80
- 申し訳ありません、のろのろと書いていたらこんな時間になってしまいました。本当に申し訳ありません。今日はコンマも安価もできなさそうですが、進めていきたいと思います。よろしくお願いいたします
オリシン編も最終局面のようです。良い運命となれば良いですが、全てはコンマ次第としか言えないのかもしれません。コンマがひどすぎるとひどいことになりますが、運命賽がいくつかあるのでたぶん大丈夫だと思います
フェルメール氏はロスチャイルドの中でも良いロスチャイルドだったのかもしれません。ロスチャイルドの他の人々がどのような人々かは今のところ闇に包まれています。なおフェルメールさんは現世代の中ではけっこうお姉ちゃんな方という噂もあるそうです
クロシュヴィアちゃんはフェルメールさんにあまり計画のことを話さなかったらしく、それが実際あだとなったのかもしれません。このことがどのような影響を及ぼすかは今のところ未知数です。注視していくのが良いかもしれません
ヴィルト氏は顔が怖いらしいですが、クロシュたちが初めて会ったのは暗い地下図書館だったため、あまり影響はなかったそうです。なおスライム類が人の顔の造形を気にすることはあまりありませんが、ブラッド氏は悪口目的で人の顔を悪く言うことがあります
ブラッドちゃんは上記のような悪質な悪口も言うわるいスライムですが、身内には優しいそうです。しかしクロシュさんに対しては悪口(のろまスライムなど)をぽんぽん言うので、やはりわるいスライムかもしれません
- 881 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/01(日) 22:57:27.16 ID:AzeH7iR80
- ―翌朝
メロウドの離宮
チュンチュン
サキ「モーニングコーヒーをお持ち致しました」スタスタ
メロウド「助かるよ……」ヨロヨロ
クーフィア「うう……苦味が頭に染み渡ります……」ゴクゴク
クロノス「徹夜明けの一杯は格別だな!」グビグビ
フェルメール「クロノスお義兄様はなぜピンピンしているんですの……」フラフラ
メロウド「やせ我慢だよ」
クーフィア「クロノスお兄ちゃん、昔からやせ我慢だけは得意だったから……」
クロノス「やせ我慢などしていないが!?」グビグビ
封印術式が書かれたノート「」パラ…
メロウド「……フェルメールが持ってきてくれた資料のお陰で、ひとまず最低限の形にはなった……。本来ならここからさらにブラッシュアップしていかないといけないところだが……」
クーフィア「……もうそんな時間ないよ……。ぶっつけ本番でやるしかない……」
クロノス「ああ……だが、やるしかない! 俺たちはオリシンを背負って立つ者たちなのだから!!」
フェルメール「ですわ! これはあなた方オリシン王家きょうだいの智慧と努力の結晶――意思なき空間拡大などに負けるはずもありませんわ!!」
クロノス「フッ……あなた方、ではないぞ。フェルメールよ」
フェルメール「えっ……?」
メロウド「……フェルメール。僕は君のことを、オリシン崩壊を企む簒奪者だと思っていた。でもそれは誤解だったようだ」
クーフィア「……私は……フェルメールちゃんは、良い子だって信じてた……! えへへ……こんな土壇場でだけど……やっと、本当のきょうだいになれたみたいで、嬉しいよ……」
フェルメール「み、皆さま……!」
クロノス「我が末妹フェルメールよ。この戦が終わったら、王位を懸けて正々堂々戦おう! どちらが勝とうとも恨みっこなしだ!!」
フェルメール「は……はいっ!! わたくし……負けませんわよ……!!」グッ
ドアノブ「」ガチャッ
シュヴィー「王族の皆様!! 朝早くにごめんなさい、王立大図書館の様子が、空間が……!!」モニャニャ
クロノス「!」
メロウド「!」
クーフィア「!」
フェルメール「!」
クロノス「すぐに向かう! 皆、いけるか!?」
メロウド「ああ! 術式は僕の頭に叩き込んである!」
クーフィア「うん! いつでも……! お父さん……私たち、行くよ……!」
形見の本「」
フェルメール「わたくしは空間術の知識がありませんが……もし心持つ邪魔者が現れたら、わたくしの魔法でお帰り頂けますわ!!」
クロノス「よし! オリシンきょうだい、総員出陣だ!!」バッ
◇
- 882 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/01(日) 22:59:46.78 ID:AzeH7iR80
- ―オリシン王立大図書館
ゴゴゴゴゴゴ…
宙を飛ぶ黒い本「」バサバサ
宙を飛ぶ黒い本「」バサバサ
宙を飛ぶ黒い本「」バサバサ
宙を飛ぶ黒い本「」バサバサ
ギンギンッ ドガンッ ズバッ バサバサッ
ゴオオオッ ガギンッ バヂヂッ ドッギャァァン!!
警備兵A「ぐあああっ!!」ドッギャァァァン
警備兵B「くそっ数が多すぎる! 増援はまだか!!」
白影スライム「」モニョモニョ
白影スライム「」モニョモニョ
白影スライム「」モニョモニョ
白影スライム「」モニョモニョ
警備兵C「嘘だろォ!? 飛ぶ本に加えて白影スライムまで!!」
警備兵D「白影スライムには絶対に触れるな!! 体を溶かされて即死だぞ!!!」
白影スライム「」ピョンッ
警備兵C「アアアアアアアア!!!!」ガクガク
赤い刃閃「」シャンッ!!
白影ス/ライム「」スパッ デロデロ…
警備兵C「はえ……?」ペタン
クロシュ「」シュタッ
血色の刃「」ズズ…
イリス「大丈夫ですか!?」タタタッ
警備兵B「増援……じゃない!? 誰だ!?」
警備兵D「ええい、もう誰でもいい!! こいつらを抑えてくれええ!!!」
クロノス「任された!!」ザッ
宙に現れる大きな空穴「」ギュワン―
ギュオオオオオオ――!!
吸い込まれていく黒い本たち「〜〜!」バサササッ
吸い込まれていく白影スライムたち「」モニャニャニャ
閉じる空穴「」シュウン―
クロノス「掃除完了だ!」
クロシュ「わああ……!?」
リュアン「昨日クロシュちゃんが作ったのよりももっと大きな空間の穴……!?」
妖精「しかも対象を分別して吸引できるの……!?」
サキ「……掃除用に欲しいですね。あの力……」
クロノス「ハッハッハ、俺は長男だからな!!」
メロウド「馬鹿兄貴!! こんな入口でそんな大技使ってどうするんだ!! あんたが作戦の要なんだぞ!!?」タタッ
クロノス「ま、まあ良いではないか。次期王として助けを求める声に応じたまで――」
- 883 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/01(日) 23:00:26.06 ID:AzeH7iR80
- 警備兵D「も、申し訳ありません殿下!! 我々の不甲斐なさで余計な消耗を強いてしまい――」ババッ
クロノス「頭を上げよ!! 貴君らは我が国を守るべく最前線で戦った英雄だ! その命を失うことに比べれば、俺の少々の魔力消費など安すぎるものだ!!」
警備兵B「殿下……!」
警備兵C「殿下ぁ……」ポロポロ
フェルメール「……これが……クロノスお義兄様の……!!」
クーフィア「うん……! お兄ちゃんは、自称国民全てのお兄ちゃんなんだよ……!」
フェルメール「国民全ての……お兄ちゃん……!!」
フメイ「……えっと、それでどうするの? 奥に行くの?」
メロウド「ああ! 君たちもここまでよく来てくれた! だがこの先は危険すぎる……それでも来るか?」
クロシュ「うん……わたしたちも、行く……!」
フェルメール「クロシュちゃん……! それでは共に参りましょう! わたくしの傍を離れないように……!」
クロシュ「んへへ……」
ヴィルト「……」
リュアン「……ヴィルトさんも来てくれるんですか?」
ヴィルト「ああ。乗りかかった船というのもあるし、今まさに眼前で起きかけている滅亡を止めたいというのもあるが……」
図書館奥に広がる闇「」オオオオオ…
ヴィルト「……この図書館の闇が、気にかかる……。なぜ俺があの地下を彷徨っていたのかも……」
聖女「それならば共に参りましょう。あの闇の、先へ……!」
- 884 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/01(日) 23:00:52.63 ID:AzeH7iR80
-
宙を飛ぶ黒い本「」バサバサ
宙を飛ぶ黒い本「」バサバサ
宙を飛ぶ黒い本「」バサバサ
白影スライム「」モニョモニョ
白影スライム「」モニョモニョ
白影スライム「」モニョモニョ
妖精「……! また来た!」
イリス「クロノス王子様を消耗させないように、私たちで片付けよう!」
フメイ「でも数が多い……まじめに戦ってたら奥へ進めない」
クロシュ「んゅ……」
ドギュンドギュンドギュンドギュンッ!!
落ちる黒い本「」バササ…
落ちる黒い本「」バササ…
溶ける白影スライム「」デロロ…
溶ける白影スライム「」デロロ…
イリス「この銃声は……!」
シャッ スパッ
ブオンッ ドガァンッ!!
白影/スライム「」デロデロ…
潰される黒い本「」グシャア
金髪イケメン騎士「増援、現着しました!」シュタッ
半透明のTシャツ騎士「どんな感じ〜?」フヨフヨ
ティナ「状況は聞いている。ここは私たちに任せて、王子たちは奥へ」
イリス「母さん! と騎士さんたち!」
クロノス「おお、助かったぞ!」
妖精「良いタイミング!」
サキ「私もここで敵の漏出を止めます。皆さんも王子たちと共に奥へ向かってください」
クロシュ「ん!」
ティナ「イリス……責任重大な仕事だけど、やれる?」
イリス「うん! そのためにここに来てるんだよ!」
ティナ「それもそうね。じゃあ、行って来なさい。この国の未来を、お願い」
イリス「うん……!」
□王立大図書館へ侵入します――
- 885 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/01(日) 23:04:20.32 ID:AzeH7iR80
- ―オリシン王立大図書館 禁止区域
オォォォォォォ――…
古びた本棚「」 古びた本棚「」
古びた本棚「」 古びた本棚「」
古びた本棚「」 古びた本棚「」
古びた本棚「」 古びた本棚「」
古びた本棚「」 古びた本棚「」
古びた本棚「」 古びた本棚「」
古びた本棚「」 古びた本棚「」
古びた本棚「」 古びた本棚「」
トコトコ… スタスタ… パタパタ…
フメイ「……前に来た時より……短い……?」
クロノス「ハハッ、俺がいるからな!」
メロウド「オリシン国王代理権限を有している兄さんが一緒だから、という意味だ。オリシン国王は、この封印領域を自由に通行する権利を持つ」
妖精「なるほど……封印の仕組み自体にここの空間歪曲を利用してるんだ。なかなか考えられてるね」
クーフィア「……でも、そういう仕組みだからこそ完全な封鎖はできなかったとも言えるみたいです……」
イリス「……えっと、聞いても良いですか? 新しい封印術式について……」
クロノス「フッ、もちろん完璧な出来――」
メロウド「とは当然言えない。私見だけど、成功率は2割ってとこかな」
リュアン「に、2割……!?」
聖女「なんと……」
フェルメール「ですが……必ず成功しますわ! だってこの術式には、みんなの思い、願いが込められているんですの!! 失敗なんてするわけありませんわ!!」
クロノス「……フッ。もし失敗したら、皆はシュヴィーのドアを通って逃げ、首都中に緊急避難勧告をしてくれ。皆の避難が終わるくらいまでの時間は俺が稼ぐ」
クーフィア「ちょっ……お兄ちゃん!!! そんな、縁起でもない――」
メロウド「………いや、兄さんの言う通り最悪への備えは常に考えておくべきだ。兄さん一人の根性で避難の時間を稼ぎ切れるとも思えないし、その場合は僕も残る」
クーフィア「メロウドお兄ちゃんまで……」
フェルメール「もう!! 自己犠牲精神なんて美しくも格好良くもないですわよ!! 全員揃って元気に帰る!!!! それ以外の結末はあり得ませんわ!!!!」
クーフィア「そ、そうだよ!! フェルメールちゃんの言う通り!!! 全員揃って元気に帰って……王位継承審議会をやるんだ!!!」
クロノス「フッ……そうだな。なあ、メロウドよ!」
メロウド「……まあ、その通りだよ。それが一番に違いない」
クロシュ「んへへ……フェルメールちゃん……みんな、仲良し……!」
妖精「みたいだね。なんだかんだ丸く収まりそうだ」
*
- 886 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/01(日) 23:04:52.26 ID:AzeH7iR80
-
クロノス「……そろそろ境界だ。総員、備えよ」
クーフィア「……待って、誰かいる……!」
クロシュ「……!」
巨大な扉「」ゴゴゴゴゴ…
クロシュヴィア「ふふ……久しぶりだね……。3日ぶり……だっけ……?」
司書「ようこそいらっしゃいました。オリシン王家の方々と、ダークヒーローの皆様」
クロシュ「クロシュヴィアちゃん……!」
フェルメール「えっ……!? ど、どうしてここにクロシュヴィアちゃんが……!? えっえっ……!?」
クロシュヴィア「あっ……フェルちゃんには言ってなかったっけ……。デロデロ時空拡大計画のこと……」
フェルメール「えっ……!!?!?」
クロシュヴィア「ここの時空をね……デロデロにして、でろ〜んって世界中に広げれば……みんな、救われるの……。簡単でしょ……?」
フェルメール「え……えっ……!!?!?!?!?」
クロシュヴィア「………フェルちゃんには、まだ難しかったかな……?」
フェルメール「あっ……え、えと……わ、わかりましてよ!! で、でろ〜んって! デロデロ時空を、広げて……」
クロシュヴィア「うん……みんな、デロデロになるの……。フェルちゃんも……」
フェルメール「……????????」
クロシュヴィア「……やっぱり、難しかったみたい……。後で、いっぱいお話しようね……」
クロノス「……貴様……我が末妹フェルメールに何をした……!!」
クロシュヴィア「何って……ちょっとお話しただけだけど……」
クロノス「嘘を言うな……!! 時空歪曲はさせない……俺たちが止めて見せる!!」
クロシュヴィア「ふふ……そんな未熟な術式で止められるほど、甘くはないと思うよ……?」
メロウド「……!!」
クロシュヴィア「がんばったけど、努力の甲斐なく……って方が、後腐れなくて良いよね? いいよ……術式、発動しても。見守っててあげる……」
クーフィア「ば、馬鹿にして……!! お兄ちゃん、術式を……!!」
クロノス「ああ!! 俺たちを舐めたこと、後悔させてやる――」ゴオッ―
展開される魔法陣「」ギュン――
正常化していく空間「」パキパキパキ――
- 887 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/01(日) 23:05:35.25 ID:AzeH7iR80
- 正常化していく空間「」パキパキパキ――
妖精「! すごい、一晩でこれほどのものを――」
イリス「いける!! これなら――」
司書「……」スッ
波打つ空間「」ドグンッッッ
クロノス「う、がっ……!!?」グワンッ
クーフィア「ひぇあああっ!!?」グワンッ
メロウド「な……こんな……っ!!?」グワンッ
クロシュヴィア「……ね? そんな付け焼き刃の魔法が……魔王に通じるわけないよね……」
司書?「人間らしい感想を言うなら……蚊に刺されたくらいは通じました」
クロシュヴィア「通じたんだ……」
妖精「ま……魔王……!?」ググ
ヴィルト「なん……だと……!?」ググ
クロシュヴィア「……この子……司書ちゃんの、人間界での通称……知ってる……?」
聖女「に、人間界での……? それは……一体……」
司書?「表の世に顕現している私は――」スッ
永遠の魔王「――永遠の魔王、と呼ばれています」
- 888 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/01(日) 23:06:57.51 ID:AzeH7iR80
-
ヴィルト「永遠の、魔王……!?」
イリス「な……なんで……!!?!? 永遠の魔王は、極北の地から動かないはずじゃ――」
妖精「そ、そもそもなんで魔王なのに人の言葉を喋っているの!!? 意思疎通が図れるの!!?」
永遠の魔王「一つづつお答えします。まず極北から動かない説についてですが――厳密に言えば、私は私の領域内ならば自由に動くことができます。この図書館は、既に私の領域という意味でもあります」
イリス「な、なんだって……」
聖女「でも、ここは極北から遥かに遠いです! 一体どういう――」
永遠の魔王「ある時、知識を求めて彷徨う賢者リブラの成れ果て……記憶の魔王の片割れが、私の領域に入ってきたことがありました。その次の瞬間には――世界の始まりから終わりに至るまで、ありとあらゆる知を得た記憶の魔王の残骸が、私の中に遺されることとなったのです」
妖精「ま……魔王が、魔王を……!?」
永遠の魔王「私が自我……と言って良いかどうかわかりませんが、意思疎通可能なこの端末を作り出せたのは、リブラの遺した知によるものです。同時にリブラの残骸である永劫図書館を通じて、リブラと縁深いオリシン国へ、遠く離れた極北から空穴を繋げることもできました」
フメイ「??」
クロシュ「??」
リュアン「……ど、どうしてクロシュヴィア様は、魔王と一緒にいるんですか!? それは……世界を救うことに繋がるんですか……!?」
クロシュヴィア「うん……。司書ちゃんとね……意気投合したの……。一緒に、この世界を救おうって……」
妖精「だめだ!!! 魔王の力なんて利用しても、最期には破滅するだけだ!!! そんなのは――」
永遠の魔王「私を他の魔王と一緒にしないで頂きたいです。こうして話すことができるし、例えば晩ごはんのことを一緒に考えることもできます。私は世界一平和的で家庭的な魔王なのです」
クロシュヴィア「そうだよ……? 司書ちゃんのこと、あんまり悪く言わないでね……」
リュアン「……じゃあ……永遠の魔王さんの目的は、何ですか……? クロシュヴィア様と共に、デロデロの世を共に作り上げること……?」
永遠の魔王「はい。無限の時を揺蕩うだけの箱舟に過ぎなかった私ですが、世界を救う栄誉を授かれるならこんなに喜ばしいことはありません」
クロシュヴィア「そういうこと……。それじゃあ……そろそろ、みんなにも救われてもらおうね……」モニョニョニョ…
永遠の魔王「待ってください。クロシュヴィア様は、先日の戦いで敗北を喫しました。ここは私一人に任せてください」
クロシュヴィア「んー……? でも司書ちゃん……その端末じゃ、あんまり力を出せないよね……」
永遠の魔王「オリシン王族の方々へ感謝を込めて、私自らお救い差し上げたいのです」
クロシュヴィア「そういうこと……! んふふ……それなら、いいよ……感謝の救済……して差し上げて……」
永遠の魔王「はい」
クロノス「くっ……」ググッ
メロウド「畜生ッ……畜生ッ……!」ググッ
クーフィア「うぐぐぅ……!!!」ポロポロ
フェルメール「……」ボー…
妖精「来る……! みんな、王族を守って……!!」
クロシュ「ん!!」
フメイ「ん……!」チリッ
ヴィルト「……ッ!」ジリ
永遠の魔王「あなた方に、永遠の安寧を――」ズオオ――…
――決戦 永遠の魔王――
- 889 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/01(日) 23:17:17.07 ID:AzeH7iR80
- というわけで本日はここまで。次回、永遠の魔王との決戦編です
王立図書館の奥深くへ向かったクロシュたちを待ち受けていたのは、やはり先日に出会ったクロシュヴィアと司書の二人だった。空間歪曲の拡大を止めるべく作り上げた結界を展開する王族たちだったが、そのがんばりは虚しくも打ち破られてしまう。唯一の手を打ち砕かれて消沈する王族たちに迫る救済の刃に、クロシュたちはどう立ち向かえば良いのか。果たしてオリシン国は、彼女らの救済から逃れることができるのか。あかちゃんスライムに、難しいことはわからない――
それでは本日もありがとうございました。次回こそは……などと軽率なことは言えない身分ですが、何卒よろしくお願いたします。恐らく土日の予定です
- 890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/01(日) 23:46:45.21 ID:vXLgUkwoO
- 抑制行動
- 891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/01(日) 23:48:32.73 ID:vXLgUkwoO
- 乙
>>890は間違いですすみません…
- 892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/02(月) 01:07:25.37 ID:DgER/NyWo
- おつ
ここで永遠の魔王かぁ…図鑑の内の現存してる魔王は大体出てきたかな?
本来は滅多に会わない存在なのにこのPTの魔王遭遇率高過ぎる
- 893 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/07(土) 09:42:58.73 ID:CRIxG2eho
- クロシュ的には一番弱い状態での魔王戦になるのかな
- 894 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/07(土) 17:14:17.53 ID:RQ3FvBz50
- 図鑑に載っていた現存する魔王とは概ね出くわしたかもしれません。魔王とは滅多に生じない存在ですが、クロシュたちは妙にこの恐るべき存在たちと縁があるようです
弱体化したクロシュ氏にとっては初めての魔王戦とも言えるため、今までの魔王との遭遇に比べるとたしかに最も弱い状態と言えるでしょう
- 895 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/07(土) 17:15:39.08 ID:RQ3FvBz50
- フメイ「燃やす!」チリッ
炎「」ボンッ!!
永遠の魔王「……」
フメイ「……!」
イリス「傷一つ、焦げ跡一つ付いてない……!?」
永遠の魔王「あなた方は、永遠が燃えているところを想像できますか」
リュアン「え、永遠……!? それって、燃えるとかそういうのじゃ……」
妖精「永遠の魔王ってのはただの名前でしょ……!?」
永遠の魔王「名は体を表す――私にその名付けをした方は、本質を見抜く力を持っていたということ。私は、時の流れと合一した存在。時の始まりから終わりまで、この宇宙に在り続ける者」
ヴィルト「世迷言だ……生きているなら、いつかは死ぬ……!!」ジャキッ
永遠の魔王「死を持たぬ存在は生きていると言えましょうか」
☆永遠の魔王が〈加速〉を発動!!
自身のコンマ・会心率に経過ターン数*5が累積!!
☆永遠の魔王が〈無為〉を発動!!
劣勢および痛恨を常時無効化!!
◆クロシュ一行 満腹度[10/10]
コンマ+115(連携+15、薄明+10、星光+40、??+30、血刃+20)
会心+50(??+30、空精+20)
◇パッシブ(条件を満たすと自動発動)
・連携(常にコンマ+15)
・残火(敗北時1度だけ復活、発動後コンマ-20永続)
・結界(1度だけ劣勢・痛恨を無効)
・埋火(敗北危機のとき、コンマ+20、会心+20)
・追風(優勢時、次ターンコンマ+10)
・変天(痛恨時1度だけコンマの1桁と2桁を入れ替える)
・薄明(最初のターンコンマ+10)
・星光(常にコンマ+40)
・??(常にコンマ+30、会心+30)
・血刃(コンマ+20、会心+20)
◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。同時使用は不可)
・氷冷(腹-1、氷属性、敵コンマ-10永続)
・俊足(腹-1、会心+20)
・空蝉(腹-3、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
◆永遠の魔王
コンマ+105(戦力+100、加速+5)
会心+5(加速+5)
↓1コンマ
01-05 痛恨(結界発動)
06-40 劣勢(結界発動)
41-00 膠着
- 896 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/07(土) 17:33:25.98 ID:0rityxyyo
- あ
- 897 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/07(土) 22:38:50.17 ID:RQ3FvBz50
- 〈コンマ98により確定クリティカル〉(参考:>>1のルール)
永遠の魔王「では今度はこちらから――」
クロシュヴィア「司書ちゃん……圧縮はだめだよ……?」
永遠の魔王「承知しております。そもそもこの端末では行使不能です」
クロシュヴィア「そうなんだ……」
永遠の魔王「ご安心くださいね」
タンッ
クロシュ「!」
ラティアの大盾「」ガシン
永遠の魔王の拳「」ブンッ!!
ガンッガンッガンッ!!
クロシュ「んわわ……!!」ググッ
永遠の魔王「堅い盾です」ガンッガンッ
リュアン「え、ええっ……!?」
聖女「と、徒手空拳……!?」
妖精「しかも型もへったくれもないいい加減な殴り方だ!! ま、まさかあれが永遠の魔王の戦い方……!?」
永遠の魔王「目的は救済ですので、他者へ不可逆的な影響を与える力の使用は控えます。ご不満がありますか」
ヴィルト「いや――舐めてくれるならありがたい」シュンッ
永遠の魔王「!」
短剣「」シャッ!!
ピタッ――
僅かに刺さって静止した短剣「」
ヴィルト「チッ……!」グググ
永遠の魔王「これは……私の領域を歪める力……」
妖精「ヴィルトの短剣がちょっとだけ刺さった!」
イリス「でも浅い……! 血も出てない……!」
フメイ「なら滅多刺しにしちゃえ!」
僅かに刺さって静止した短剣「」
永遠の魔王「どうしてあなたはここにいるのですか?」
ヴィルト「くっ……! クロシュ、空間魔法で攻撃しろ!!」グググ
クロシュ「!」モニョッ
妖精「空間魔法の攻撃……!? でもクロシュはそんな使い方まだ――」
クロシュ「――」
――リュウトウ『明石流奥義――』
空クロシュ「!」ポン!
血色の刃「」スチン―
- 898 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/07(土) 22:40:59.95 ID:RQ3FvBz50
- リュアン「クロシュちゃん……!? いつの間に鞘を……!?」
イリス クロシュちゃん、その構えは……!?」
空クロシュ「――」チャキ―
血色の剣閃「」ヴォンッ――
空クロシュ「――むげんぎり」スチン
スパッ―
永遠の/魔王「――永遠を斬る技があるなんて」ズズズ
フメイ「やった!!」
妖精「ま、まさか……!? こんなにあっさり――」
ヴィルト「いや――奴が言っていた通り、あれは魔王の端末の一つに過ぎない……!」
短剣「」グッ
永遠の/魔王「ですが、まさか端末を倒されるとは思いませんでした。驚きを禁じえません」
クロシュヴィア「そうだよ!! クロシュちゃん、司書ちゃんを倒すなんてすごい! すごい!」キャッキャ
永遠の/魔王「クロシュヴィアは誰の味方なのですか」
クロシュヴィア「わ……ご、ごめんね……? 司書ちゃんは大丈夫……?」
永遠の/魔王「戦闘続行は不可能です。後を頼みました」
――戦闘終了――
- 899 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/07(土) 22:42:24.83 ID:RQ3FvBz50
- クロシュヴィア「……仕方ないね。後はわたしが一人でやってあげる……」
永遠の/魔王「はい」
クロシュヴィア「さあ……デロデロ時空よ、広がって――。この星の全てを溶かして、泰らかに――」モニョニョニョニョ――
震える空間「」モニョニョニョニョ…
デロデロデロ…
妖精「わああああ!! だ、誰かクロシュヴィアを止めてえ!!」アタフタ
フメイ「う……動けない……溶けそう……!!」グググ
クロシュ「んゅゅ……!!」グググ
リュアン「うう……! わ、私も……クロシュヴィア様に近付けません……。か、体が、重くて……」
イリス「だ、だめだぁ……星の力も、引き出せない……!」グググ
聖女「くう……私が……自分の力を、もっとちゃんと使えたら……!」
ヴィルト「くっ……ここまでなのか……!」グググ
*
- 900 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/07(土) 22:43:31.63 ID:RQ3FvBz50
- 少し前――
クロノス「くっ……何もできず守られるだけとは、なんと情けないッ……!!」ググッ
クーフィア「うう……クロシュちゃん……聖女さん……みんな……」ググ
メロウド「……何か手はあるはずだ……考えろ……考えろ……」
フェルメール「……はっ、そうですわ!! 先ほどここは賢者リブラの……記憶の魔王の骸だと仰ってましたわよね!?」
クロノス「そのようだが……何か解決の糸口があるのか……!?」
フェルメール「賢者リブラは、新たな知識を得ることに執心していたそうですわね!? ならわたくしの魔法を使えば――この図書館に新たな記憶を植え付けることができるんじゃありませんの!?」
メロウド「ええ……!? そんなことができるのか……!?」
フェルメール「試してみますわ!!」カッ!!
本棚「」グググ…
本『クロシュヴィアちゃんを止めてくださいませ!!』ポン!!
クーフィア「新しい本が……!?」
フェルメール「植え付けには成功しましたが……植え付けた記憶が本になってしまいましたわ!!」
メロウド「はは、フェルメールでも魔王の洗脳は無理か……」
クーフィア「……うぅ……。お父様、私たちはどうすれば……」
形見の本「」
フェルメール「……!? お待ちください、クーフィアお義姉様!!」
クーフィア「えっ……!? お、おねえちゃん!? 私が……!?」
フェルメール「その本をよく見せてくださいまし!!」
クーフィア「う、うん」
形見の本「」
フェルメール「……!! この本――この図書館と似た心を持っていますわ!!!」
メロウド「ええっ!? ど、どういう意味だ!? それって大丈夫なのか!?」
フェルメール「わかりませんけれど……わたくしの魔法を使えば開くことができるかも!! えい、えいっ!」ググッ
開いた形見の本「」パッ!!
クーフィア「ひっ開いた!!」
クロノス「この土壇場でか……!? 何が書いてある!?」
フェルメール「最初のページには……『開きなさい!開け!』……ってこれ、わたくしの心魔法の痕ですわ!!」
メロウド「僕の魔法で読み取る!!」バッ
キュイーン――ポン!
メロウド「……!!!! これは……空間歪曲を完全に封じ込める理論だ!!!!」
クーフィア「ええっ!!?」
クロノス「何ィ!?」
フェルメール「本当ですの!?」
メロウド「ああ! 僕たちが作ったオリシン式結界術式に組み込む為の手順も書かれてる!! いけるぞ!!!!」
クロノス「よし!!」
*
- 901 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/07(土) 22:45:08.95 ID:RQ3FvBz50
- ―現在
クロシュヴィア「……ん? あっちの子たちが……何かしようとしてるね……。あれってけっこうまずい……?」モニョモニョ
永遠の/魔王「まずそうな感じですね」
クロシュヴィア「わあ……。今わたし、時空穴を広げるので手一杯だから……司書ちゃん、相手してあげてくれる……?」
永遠の/魔王「今は無理です。体が真っ二つなので」
クロシュヴィア「別の端末とか……」
永遠の/魔王「今は無理です。現在この一体しかないので」
クロシュヴィア「じゃあ新しく作るとか……」
永遠の/魔王「今は無理です。体が真っ二つなので」
クロシュヴィア「……えっ。端末って端末が作るものなの?」
永遠の/魔王「はい」
クロシュヴィア「わあ……スライムとは違うんだね……」
永遠の/魔王「種族ギャップです」
クロノス「永遠の魔王、そしてデロデロの主クロシュヴィアよ!! 再挑戦の機会を頂くぞ!!」ザッ
クロシュヴィア「んわ……来ちゃった……」
永遠の/魔王「一転して絶体絶命です」
クーフィア「さっきは……よくもやってくれたね……!!」
メロウド「親父――オリシンの真なる王が遺した力を見せてやる! 付け焼き刃とは言わせないぞ……!!」
フェルメール「クロシュヴィアちゃん……!」
- 902 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/07(土) 22:46:35.14 ID:RQ3FvBz50
- クロシュヴィア「フェルちゃん……」
フェルメール「クロシュヴィアちゃんは……ほ、本気で……歪曲時空を広げて、世界全てを……溶かしてしまおうと、しているんですの……?」
クロシュヴィア「そうだよ……?」
フェルメール「……で、ですが……わたくし……わたくしたちは……」
クロシュヴィア「………溶けたくない?」
フェルメール「………クロシュヴィアちゃんの、願いなら……わ、わたくしは……溶けたって構いませんわ!!!! でも、でも……オリシンには、大勢の民がおりますの!! 彼らのことは……どうか、どうか……」
クロシュヴィア「ふふ……自分は溶けても良いのに、他の人は溶けちゃだめなんて……そんなの、だめだよ……。他の人たちも、デロデロにしてあげた方がしあわせでしょ……?」
フェルメール「うぅ……」
クロシュヴィア「まだ、ちょっと頭が混乱してるんだよね……。大丈夫……。こっちにおいで……。わたしたちと一緒に、世界をデロデロにしよ……? 今なら、まだ間に合うから……」
フェルメール「う、うぅぅぅ!!!! わたくしは……今日のわたくしは、クロシュちゃん教ですわぁぁ!!!!」
クロシュヴィア「クロシュちゃん教……!?」
フェルメール「クロノスお義兄様!!!! やってしまって!!!!」
クロノス「もういいのだな!!? では行くぞ――」バッ
展開される精緻な魔法陣「」ギュン――
正常化していく空間「」パキパキパキ――
クロシュヴィア「んわわ……」
永遠の/魔王「――」
クロノス「時空の彼方へ還るがいい!!!」カッ!!!
開かれる巨大な空穴『』ギュワン――
ギュオオオオオ――!!!!
吸い込まれるクロシュヴィア「んわぁ〜!」モニャニャニャニャ
吸い込まれる永遠の/魔王「うわー」
閉じる空穴「」シュゥン―
☆クロシュヴィアと永遠の魔王を退けました
☆時空歪曲拡大の阻止に成功しました
☆確定クリティカルによって誰も犠牲にならずに済みました
☆死線をくぐったことで全員がたくさんの経験を得ました
☆クロシュがアクティブスキル〈居合〉を習得しました
(満腹度-6、コンマ+20、会心+20、結界無視)
◆
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