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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part7

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891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/01(日) 23:48:32.73 ID:vXLgUkwoO

>>890は間違いですすみません…
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/02(月) 01:07:25.37 ID:DgER/NyWo
おつ
ここで永遠の魔王かぁ…図鑑の内の現存してる魔王は大体出てきたかな?
本来は滅多に会わない存在なのにこのPTの魔王遭遇率高過ぎる
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/07(土) 09:42:58.73 ID:CRIxG2eho
クロシュ的には一番弱い状態での魔王戦になるのかな
894 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/07(土) 17:14:17.53 ID:RQ3FvBz50
図鑑に載っていた現存する魔王とは概ね出くわしたかもしれません。魔王とは滅多に生じない存在ですが、クロシュたちは妙にこの恐るべき存在たちと縁があるようです

弱体化したクロシュ氏にとっては初めての魔王戦とも言えるため、今までの魔王との遭遇に比べるとたしかに最も弱い状態と言えるでしょう
895 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/07(土) 17:15:39.08 ID:RQ3FvBz50
フメイ「燃やす!」チリッ

 炎「」ボンッ!!

永遠の魔王「……」


フメイ「……!」

イリス「傷一つ、焦げ跡一つ付いてない……!?」


永遠の魔王「あなた方は、永遠が燃えているところを想像できますか」


リュアン「え、永遠……!? それって、燃えるとかそういうのじゃ……」

妖精「永遠の魔王ってのはただの名前でしょ……!?」


永遠の魔王「名は体を表す――私にその名付けをした方は、本質を見抜く力を持っていたということ。私は、時の流れと合一した存在。時の始まりから終わりまで、この宇宙に在り続ける者」


ヴィルト「世迷言だ……生きているなら、いつかは死ぬ……!!」ジャキッ


永遠の魔王「死を持たぬ存在は生きていると言えましょうか」


 ☆永遠の魔王が〈加速〉を発動!!
  自身のコンマ・会心率に経過ターン数*5が累積!!

 ☆永遠の魔王が〈無為〉を発動!!
  劣勢および痛恨を常時無効化!!


◆クロシュ一行 満腹度[10/10]
 コンマ+115(連携+15、薄明+10、星光+40、??+30、血刃+20)
  会心+50(??+30、空精+20)

 ◇パッシブ(条件を満たすと自動発動)
 ・連携(常にコンマ+15)
 ・残火(敗北時1度だけ復活、発動後コンマ-20永続)
 ・結界(1度だけ劣勢・痛恨を無効)
 ・埋火(敗北危機のとき、コンマ+20、会心+20)
 ・追風(優勢時、次ターンコンマ+10)
 ・変天(痛恨時1度だけコンマの1桁と2桁を入れ替える)
 ・薄明(最初のターンコンマ+10)
 ・星光(常にコンマ+40)
 ・??(常にコンマ+30、会心+30)
 ・血刃(コンマ+20、会心+20)

 ◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。同時使用は不可)
 ・氷冷(腹-1、氷属性、敵コンマ-10永続)
 ・俊足(腹-1、会心+20)
 ・空蝉(腹-3、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)

◆永遠の魔王
 コンマ+105(戦力+100、加速+5)
 会心+5(加速+5)

↓1コンマ
01-05 痛恨(結界発動)
06-40 劣勢(結界発動)
41-00 膠着
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/07(土) 17:33:25.98 ID:0rityxyyo
897 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/07(土) 22:38:50.17 ID:RQ3FvBz50
 〈コンマ98により確定クリティカル〉(参考:>>1のルール)


永遠の魔王「では今度はこちらから――」

クロシュヴィア「司書ちゃん……圧縮はだめだよ……?」

永遠の魔王「承知しております。そもそもこの端末では行使不能です」

クロシュヴィア「そうなんだ……」

永遠の魔王「ご安心くださいね」

 タンッ

クロシュ「!」
 ラティアの大盾「」ガシン

 永遠の魔王の拳「」ブンッ!!

 ガンッガンッガンッ!!

クロシュ「んわわ……!!」ググッ

永遠の魔王「堅い盾です」ガンッガンッ


リュアン「え、ええっ……!?」

聖女「と、徒手空拳……!?」

妖精「しかも型もへったくれもないいい加減な殴り方だ!! ま、まさかあれが永遠の魔王の戦い方……!?」


永遠の魔王「目的は救済ですので、他者へ不可逆的な影響を与える力の使用は控えます。ご不満がありますか」


ヴィルト「いや――舐めてくれるならありがたい」シュンッ


永遠の魔王「!」


 短剣「」シャッ!!

  ピタッ――

   僅かに刺さって静止した短剣「」

ヴィルト「チッ……!」グググ

永遠の魔王「これは……私の領域を歪める力……」


妖精「ヴィルトの短剣がちょっとだけ刺さった!」

イリス「でも浅い……! 血も出てない……!」

フメイ「なら滅多刺しにしちゃえ!」


 僅かに刺さって静止した短剣「」

永遠の魔王「どうしてあなたはここにいるのですか?」

ヴィルト「くっ……! クロシュ、空間魔法で攻撃しろ!!」グググ


クロシュ「!」モニョッ

妖精「空間魔法の攻撃……!? でもクロシュはそんな使い方まだ――」


クロシュ「――」


  ――リュウトウ『明石流奥義――』


空クロシュ「!」ポン!
 血色の刃「」スチン―
898 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/07(土) 22:40:59.95 ID:RQ3FvBz50
リュアン「クロシュちゃん……!? いつの間に鞘を……!?」

イリス クロシュちゃん、その構えは……!?」



空クロシュ「――」チャキ―

 血色の剣閃「」ヴォンッ――

空クロシュ「――むげんぎり」スチン


 スパッ―


永遠の/魔王「――永遠を斬る技があるなんて」ズズズ


フメイ「やった!!」

妖精「ま、まさか……!? こんなにあっさり――」

ヴィルト「いや――奴が言っていた通り、あれは魔王の端末の一つに過ぎない……!」
 短剣「」グッ


永遠の/魔王「ですが、まさか端末を倒されるとは思いませんでした。驚きを禁じえません」

クロシュヴィア「そうだよ!! クロシュちゃん、司書ちゃんを倒すなんてすごい! すごい!」キャッキャ

永遠の/魔王「クロシュヴィアは誰の味方なのですか」

クロシュヴィア「わ……ご、ごめんね……? 司書ちゃんは大丈夫……?」

永遠の/魔王「戦闘続行は不可能です。後を頼みました」


 ――戦闘終了――
899 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/07(土) 22:42:24.83 ID:RQ3FvBz50
クロシュヴィア「……仕方ないね。後はわたしが一人でやってあげる……」

永遠の/魔王「はい」

クロシュヴィア「さあ……デロデロ時空よ、広がって――。この星の全てを溶かして、泰らかに――」モニョニョニョニョ――

 震える空間「」モニョニョニョニョ…

  デロデロデロ…


妖精「わああああ!! だ、誰かクロシュヴィアを止めてえ!!」アタフタ

フメイ「う……動けない……溶けそう……!!」グググ

クロシュ「んゅゅ……!!」グググ

リュアン「うう……! わ、私も……クロシュヴィア様に近付けません……。か、体が、重くて……」

イリス「だ、だめだぁ……星の力も、引き出せない……!」グググ

聖女「くう……私が……自分の力を、もっとちゃんと使えたら……!」

ヴィルト「くっ……ここまでなのか……!」グググ

 *
900 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/07(土) 22:43:31.63 ID:RQ3FvBz50
 少し前――


クロノス「くっ……何もできず守られるだけとは、なんと情けないッ……!!」ググッ

クーフィア「うう……クロシュちゃん……聖女さん……みんな……」ググ

メロウド「……何か手はあるはずだ……考えろ……考えろ……」

フェルメール「……はっ、そうですわ!! 先ほどここは賢者リブラの……記憶の魔王の骸だと仰ってましたわよね!?」

クロノス「そのようだが……何か解決の糸口があるのか……!?」

フェルメール「賢者リブラは、新たな知識を得ることに執心していたそうですわね!? ならわたくしの魔法を使えば――この図書館に新たな記憶を植え付けることができるんじゃありませんの!?」

メロウド「ええ……!? そんなことができるのか……!?」

フェルメール「試してみますわ!!」カッ!!

 本棚「」グググ…
 本『クロシュヴィアちゃんを止めてくださいませ!!』ポン!!

クーフィア「新しい本が……!?」

フェルメール「植え付けには成功しましたが……植え付けた記憶が本になってしまいましたわ!!」

メロウド「はは、フェルメールでも魔王の洗脳は無理か……」

クーフィア「……うぅ……。お父様、私たちはどうすれば……」
 形見の本「」

フェルメール「……!? お待ちください、クーフィアお義姉様!!」

クーフィア「えっ……!? お、おねえちゃん!? 私が……!?」

フェルメール「その本をよく見せてくださいまし!!」

クーフィア「う、うん」

 形見の本「」

フェルメール「……!! この本――この図書館と似た心を持っていますわ!!!」

メロウド「ええっ!? ど、どういう意味だ!? それって大丈夫なのか!?」

フェルメール「わかりませんけれど……わたくしの魔法を使えば開くことができるかも!! えい、えいっ!」ググッ

 開いた形見の本「」パッ!!

クーフィア「ひっ開いた!!」

クロノス「この土壇場でか……!? 何が書いてある!?」

フェルメール「最初のページには……『開きなさい!開け!』……ってこれ、わたくしの心魔法の痕ですわ!!」

メロウド「僕の魔法で読み取る!!」バッ

 キュイーン――ポン!

メロウド「……!!!! これは……空間歪曲を完全に封じ込める理論だ!!!!」

クーフィア「ええっ!!?」

クロノス「何ィ!?」

フェルメール「本当ですの!?」

メロウド「ああ! 僕たちが作ったオリシン式結界術式に組み込む為の手順も書かれてる!! いけるぞ!!!!」

クロノス「よし!!」

 *
901 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/07(土) 22:45:08.95 ID:RQ3FvBz50
―現在

クロシュヴィア「……ん? あっちの子たちが……何かしようとしてるね……。あれってけっこうまずい……?」モニョモニョ

永遠の/魔王「まずそうな感じですね」

クロシュヴィア「わあ……。今わたし、時空穴を広げるので手一杯だから……司書ちゃん、相手してあげてくれる……?」

永遠の/魔王「今は無理です。体が真っ二つなので」

クロシュヴィア「別の端末とか……」

永遠の/魔王「今は無理です。現在この一体しかないので」

クロシュヴィア「じゃあ新しく作るとか……」

永遠の/魔王「今は無理です。体が真っ二つなので」

クロシュヴィア「……えっ。端末って端末が作るものなの?」

永遠の/魔王「はい」

クロシュヴィア「わあ……スライムとは違うんだね……」

永遠の/魔王「種族ギャップです」



クロノス「永遠の魔王、そしてデロデロの主クロシュヴィアよ!! 再挑戦の機会を頂くぞ!!」ザッ


クロシュヴィア「んわ……来ちゃった……」

永遠の/魔王「一転して絶体絶命です」


クーフィア「さっきは……よくもやってくれたね……!!」

メロウド「親父――オリシンの真なる王が遺した力を見せてやる! 付け焼き刃とは言わせないぞ……!!」

フェルメール「クロシュヴィアちゃん……!」
902 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/07(土) 22:46:35.14 ID:RQ3FvBz50
クロシュヴィア「フェルちゃん……」

フェルメール「クロシュヴィアちゃんは……ほ、本気で……歪曲時空を広げて、世界全てを……溶かしてしまおうと、しているんですの……?」

クロシュヴィア「そうだよ……?」

フェルメール「……で、ですが……わたくし……わたくしたちは……」

クロシュヴィア「………溶けたくない?」

フェルメール「………クロシュヴィアちゃんの、願いなら……わ、わたくしは……溶けたって構いませんわ!!!! でも、でも……オリシンには、大勢の民がおりますの!! 彼らのことは……どうか、どうか……」

クロシュヴィア「ふふ……自分は溶けても良いのに、他の人は溶けちゃだめなんて……そんなの、だめだよ……。他の人たちも、デロデロにしてあげた方がしあわせでしょ……?」

フェルメール「うぅ……」

クロシュヴィア「まだ、ちょっと頭が混乱してるんだよね……。大丈夫……。こっちにおいで……。わたしたちと一緒に、世界をデロデロにしよ……? 今なら、まだ間に合うから……」

フェルメール「う、うぅぅぅ!!!! わたくしは……今日のわたくしは、クロシュちゃん教ですわぁぁ!!!!」

クロシュヴィア「クロシュちゃん教……!?」

フェルメール「クロノスお義兄様!!!! やってしまって!!!!」

クロノス「もういいのだな!!? では行くぞ――」バッ


 展開される精緻な魔法陣「」ギュン――

 正常化していく空間「」パキパキパキ――


クロシュヴィア「んわわ……」

永遠の/魔王「――」


クロノス「時空の彼方へ還るがいい!!!」カッ!!!


 開かれる巨大な空穴『』ギュワン――

  ギュオオオオオ――!!!!

吸い込まれるクロシュヴィア「んわぁ〜!」モニャニャニャニャ
吸い込まれる永遠の/魔王「うわー」

 閉じる空穴「」シュゥン―


 ☆クロシュヴィアと永遠の魔王を退けました

 ☆時空歪曲拡大の阻止に成功しました

 ☆確定クリティカルによって誰も犠牲にならずに済みました

 ☆死線をくぐったことで全員がたくさんの経験を得ました

 ☆クロシュがアクティブスキル〈居合〉を習得しました
  (満腹度-6、コンマ+20、会心+20、結界無視)

 ◆
903 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/07(土) 22:49:08.88 ID:RQ3FvBz50
―オリシン王国 滞在最終日

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:なし       盾:ラティアの大盾  飾:なし
武:なし       防:ぬののふく    飾:煤けた不死鳥の羽根

◇フメイ  [バーニングハート]
武:なし       盾:なし       飾:なし
武:なし       防:火鼠の衣     飾:なし

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:なし       盾:なし       飾:なし
武:なし       防:木綿のドレス   飾:なし

◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ  盾:なし       飾:守りのペンダント
武:なし       防:旅人のドレス   飾:なし

◇聖女   [運命変転修道女]
武:木の杖      盾:なし       飾:なし
武:なし       防:ロイエの修道服  飾:なし

◇イリス  [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖・改  盾:         飾:虹晶の耳飾り
武:ブラッドランス  防:賢者のローブ   飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽の欠片*3    大きな巻き貝      冒険者証(ランク1)
運命賽*3       サボテンドラゴンの花  メルルの帽子
会心賽*1                   暗黒優待券
反魂丹*1                   クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石                 
ヒヒイロカネ                  
光属性の中級魔導書
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り

◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
・メモル図書館跡地の調査(達成!)
・オリシン王族の支援(達成!)

◯努力目標
・図書館の秘密を探る(達成!)

◯仲間の目標
・僧侶を連れて帰る(聖女)

◯経験値
・クロシュ 近接[07/09] 魔法[01/12] 防御[01/09]
・フメイ  近接[00/06] 魔法[16/16] 防御[04/09]
・リュアン 近接[00/06] 魔法[04/09] 防御[00/06]
・聖女   近接[01/04] 魔法[04/09] 防御[00/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□オリシン首都
王宮:メロウドの離宮、未探索
市街:市場、書店、茶屋、食事処、酒場、浴場、治療院、冒険者ギルド
   大図書館、博物館、劇場、他
郊外:イリスの家、公園、農園、観光遺跡、天文台、他
……………………………………………………………………………………
904 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/07(土) 22:54:28.64 ID:RQ3FvBz50
―数日後 朝
 メロウドの離宮

 チュンチュン

メロウド「明日には発つんだってね」

妖精「うん。旅支度も済んだし、クロシュヴィアたちの行方も追いたいから」

クロノス「……すまん。あの時は彼らを追い出すことに必死でな」

妖精「ああ、気にしないで。あの状況であいつらを留めておくのは遥かに危険だったと思うし。ひとまず当面の危機は去ったってことで良し!」

メロウド「はは、良かったな兄さん――いや、クロノス王!」

クーフィア「クロノス王様!」

フェルメール「クロノス王様!」

クロノス「やめいやめい! お前たちにそう呼ばれると痒くてかなわん!」

メロウド「でも、結局いろいろと丸く収まりそうで良かったよ。王の責務である図書館の封印も、今までより負担がかなり減ったんだろ?」

クロノス「ああ。今後は王自身が自らの魔力を絞って封印を維持する必要もない。定期点検を欠かさずに見ていれば問題ないだろう」

クーフィア「良かった……。でもお父さん、あんな完璧なやり方が書かれてる本なら最初から読めるようにしておいてくれたら良かったのに……」

メロウド「……あの本は、元々アカシャ大図書館で得た知識を使って書かれたものみたいだ。だから人が簡単に読めるようにするわけにはいかなかったんじゃないかと思う」

クロノス「そうだったのか」

メロウド「フェルメールの魔法で開けるようにしたのも意図した仕様だったらしいことが、巻末の方に書かれてた。父上は……僕たちきょうだいがフェルメールを受け入れることを願っていた……のかもしれない」

フェルメール「……ちょっとお待ちくださいませ。わたくしの魔法……お義父様にお話したことはありませんでしたわ。そもそもわたくしの魔法は記憶の植え付けという危険なもので……」

クロノス「……父上は、気付いていたということだろうな。フェルメールの正体も、目的も――その、真心にも……」

フェルメール「……!!」

メロウド「……父上は血筋や家柄よりも才覚や人間性を重んじていた。もしかしたら……全てを知った上で、フェルメールが王位を取ってしまっても良いと思っていたのかもね」

フェルメール「そんな……わたくしは、そのような器では……」

クーフィア「でも、あの土壇場でのフェルちゃんの機転で、私たちは大逆転した……! フェルちゃんは、私たちのオリシン国を守った英雄なんだよ……!」

フェルメール「み、皆さん……!」ウルウル

クロノス「フェルメールに、クロシュヴィアとどのような縁があるのかはわからないが……あの時俺たちに味方して、国を守ってくれたのは紛れもない事実だ。王位は俺が継承したが――もしフェルメールさえ良ければ、これからもオリシン国の王族としてここにいて欲しい」

フェルメール「……ぐすっ……ありがとう、ございますわ……!! ですが……わたくし、考えなければならないことがたくさんありますの……。少しだけお時間をくださいませ……」

メロウド「ああ。もしこの国を発つとしても、オリシンはいつでもフェルメール王女を歓迎する。だから気楽に考えてくれよ。僕たちとしても、無理に引き止めたくはないしさ」

フェルメール「はい……!」

妖精「本当にいろいろ丸く収まりそうだねえ」

 ◆
905 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/07(土) 22:56:47.96 ID:RQ3FvBz50
―シュヴィーの避難所

荷物をまとめるヴィルト「……」ガサゴソ


リュアン「あ、ヴィルトさん。明日には発っちゃうんですよね」

ヴィルト「お前たちも明日だったよな。俺はウォーターポート行きだから、旅は道連れというわけにはいかないが……」

クロシュ「一人で、だいじょうぶ……?」

フメイ「寂しくない?」

ヴィルト「問題ない。むしろお前たちの方が心配だ。大山脈越えとは……」

聖女「クロシュさんが新たに感知した大きなデロデロが、大山脈の向こう――北部のツンドーラ地方にあるようなのです」

ヴィルト「ツンドーラ地方か……。吹雪の魔王の影響が未だに残っているだけでなく、亡国リーリアやスノウタウンの廃墟街といった曰くある場所が多い地と聞く。大山脈越えもだが、くれぐれも気を付けろ」

リュアン「はい。ヴィルトさんも……一人旅ですから、どうかお気をつけて」

ヴィルト「ああ」

イリス「次に会った時は、加速魔法≠フこと詳しく教えてください!」

ヴィルト「………まあ、機会があればな」


 ☆努力目標を達成したので自由行動が3回分追加されます


オリシン首都滞在最終日。この行動終了後、オリシン首都を発ちます
↓1〜6 自由行動 何をする?
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/07(土) 22:58:26.55 ID:cjlWEcYb0
サキのフラナ談義に付き合う
907 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/07(土) 22:59:19.65 ID:g6xDrSklo
クロシュヴィアを追う者達による情報共有&方針会議in天文台のお茶会
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/07(土) 22:59:59.60 ID:fyecYUOeO
フェルメールにご褒美デロデロしてあげる
909 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/07(土) 23:03:13.00 ID:2nSXON5IO
クロシュ、絵売りに挑戦
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/07(土) 23:08:52.95 ID:S+a3tfHWO
今のうちにヴィルトの加速魔法やフェルの記憶魔法みたいなレア魔法学んでおこう
ついでに途中まで一緒に来るか勧誘
911 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/07(土) 23:09:59.73 ID:3N2uWRQ70
クーフィアと色々お話
912 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/07(土) 23:16:34.83 ID:RQ3FvBz50
というわけで本日はここまで。次回はサキとフラナ先生のお話編、天文台でクロシュヴィア会議をしつつお茶編、フェルメールにご褒美デロデロ編、絵売りとお絵かき編、レア魔法勉強と勧誘編、クーフィア王女とお話編です。このレスは安価に含まれません

恐るべき永遠の魔王を相手に、オノゴロ武士リュウトウから教わっていない無元斬りで一刀の元に斬り伏せたクロシュ。妖精からはあっさり斬ったかのように言われたが、実のところあの一瞬でものすごくお腹が空いてデロデロになりそうだったのは秘密であった――
かくしてデロデロの憂き目を逃れたオリシン国は、長兄王クロノスの即位によって新たなる運命を切り拓いていくこととなる。しかしクロシュヴィアと永遠の魔王の真意は未だ図りきれず。クロシュたちの旅は新たなる局面、危険度極高の大山脈へ――

それでは本日もありがとうございました。実のところ真に恐るべきは突然のクリティカルかもしれません。気を付けていきたいところです
913 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/07(土) 23:19:36.44 ID:S+a3tfHWO

やはりクロシュはポテンシャルの塊
914 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/07(土) 23:22:43.01 ID:0rityxyyo
魔王はクリティカルで倒せる
915 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/08(日) 00:05:18.09 ID:4ZMYKHtao
おつ
劣勢無効の負け確スキルを素クリコンマで破壊する運命の暴力
しかしまさか無元斬りが出てくるとは…しかも空間属性を帯びた攻撃っぽいから本家のワープ斬撃より強そうだ
916 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/08(日) 15:27:54.80 ID:OrlHvM/fo
おつおつ
魔王が何だこちとらコンマの徒だぞ
あーおやめくださいコンマ様!(急なデロデロコンマ)
917 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/08(日) 17:47:52.86 ID:hvKTRUY+0
クロシュ氏は擬態やモノマネが得意らしく、好条件が重なればすごい一撃をも模倣できるようです。弱体化してなお、ポテンシャルで言えば輝きを秘めうると言えるかもしれません。ただし今現在のクロシュ氏はお腹の容量があまり大きくないため、一度の戦いで放てる回数は今のところ一回きりかもしれません。使い所を見極めるのが良いでしょう

本来の魔王存在は簡単にやっつけられませんが、今回は端末の一つであったことなどもあり、クリティカル攻撃によって退けることができました。今回の経験を糧に、永遠対策をさらに深めていくのが良いでしょう。ただし経験して学習するのは相手も同じなので、次に会った時は同じ技が通用しないかもしれません。気を付けるのが良いでしょう

これはネタバレですが、元々はクロシュたちが永遠の魔王と戦っている間に王族たちが形見の本を読んでなんとかする、というような展開を想定していたようです。しかし永遠の魔王の端末さんがあっさり真っ二つにされてしまったので、今回はクロシュヴィアちゃんに負担がのしかかりました
これはネタバレというわけではありませんが、リュウトウ氏もまた永遠を斬るポテンシャルを秘めうる存在と言えるかもしれません。空間跳躍とは即ち時間跳躍であり、つまり時空を越える魔法である――とクーフィア王女が数年前に執筆していた妄想小説に書いてありました

魔王といえどコンマには勝てなかったようです。こればかりはどうしようもないことかもしれません。なおそれはクロシュたちも同じなので、突然コンマがデロデロになってしまうとどうにもならないことがあります。こればかりは警戒に警戒を重ね警戒を加速させても概ね無駄なので、どうしようもないしどうにもならないとしか言えないかもしれません
918 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/08(日) 17:48:46.96 ID:hvKTRUY+0
―メロウドの離宮

サキ「はぁ……」
 箒「」ザッザッ
  ほこり「」ブワッ…

クロシュ「わ……!」モニョッ

聖女「ほ、ほこりが……」アタフタ

イリス「サキ、ほこり! ほこり舞ってる!」

サキ「そうですか」

イリス「そうですかじゃないよ! 掃除してるんじゃないの!?」

サキ「どうでもいい……。私は仇を討つチャンスを無駄にしだ駄メイドですので……」

イリス「あー……でもサキがあそこで迎撃してくれてたお陰で街に被害が出なかったんだよね?」

サキ「この街を守ったところでフラナ様は帰って来ません」

イリス「そうだけどさ……」

クロシュ「……フラナさん……わたしが、連れて帰る……!」

サキ「……クロシュさん任せにするしかないのでしょうか……」

イリス「うーん……私もいろいろ試してはいるんだけど、星脈に溶けた命を探し当てて引っ張り上げるっていうのは海に落ちたガラス球を探すようなものでさ……」

聖女「なんと……そんなに難しいのですか……」

クロシュ「でも……クロシュヴィアちゃんが、協力してくれれば……きっと、できる……!」

サキ「下手人の手伝いが必要とは……なんとも腹立たしい」

イリス「クロシュヴィアちゃんを倒して無理矢理言う事聞かせる、とかは考えないでよ……? 今や魔王とも手を組んじゃってるし……。今回はクロシュちゃんがいたから手加減してくれたけど、そうじゃなかったら容赦しないだろうから……」

サキ「私も魔王になれば勝ち目があるかしら」

イリス「やめなさい!!」

サキ「半分冗談よ」

イリス「全部冗談にして……」


聖女「サキさんはフラナさんのことが大好きなんですね」

サキ「そうです。もちろんフラナ様も私のことが大好き」

聖女「あら……!」

クロシュ「わあ……!」

イリス「まあ……けっこう信頼はしてたと思う。うん」

サキ「そういえば……聖女様は魔族国の教会に勤めてらしたそうですね」

聖女「はい。フラナさんともお会いする機会がありました。厳しくも優しいお方で、孤児院の子供たちと遊んであげる姿が印象に残ってますよ」

サキ「ふふ。フラナ様は子供にも人気だったのですね」

イリス「サキは子供の頃にフラナ先生に拾われたって言ってたっけ?」

サキ「そうです。フラナ様が御自ら育て上げられた類稀なる子――それがこの私、サキ・ローズナイトです」

クロシュ「わわぁ……!」

聖女「おお〜!」

イリス「自己評価高いな……」

サキ「あの頃のフラナ様は――――……」

 ◇
919 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/08(日) 17:49:39.47 ID:hvKTRUY+0
―オリシン首都 市場

 ワイワイ ガヤガヤ

イリス「はぁ〜サキの話に付き合わされてたらこんな時間だよ……。クロシュちゃんたちは明日出発だってのに……」

聖女「まあまあ……私たちはもう明日の準備が済んでいますから……」

クロシュ「んへへ……うん」

イリス「お昼ごはんの具材を買ったらさっさと――ん?」


絵売り「お……! 久しぶりです、旅人の方々」

イリス「わ……詐欺絵売りの人!」

絵売り「双方合意の元で取引してるだけですから、詐欺ではありません。言いがかりは止してください」

イリス「ま、まあ……」

絵売り「それよりそこの修道女のお姉さん!」

聖女「え、私ですか?」

絵売り「ええ。あなたの絵、素晴らしかったです! ここは一つ、私と手を組んで商売を――」

聖女「あー、いや、その……あれはたまたまで……。それにロイエ教の修道士は副業禁止なんです」

絵売り「あっはは、バレやしませんよ! あなたはちょこっと絵を描いて私に納品するだけでいいんです! 簡単でしょ?」

聖女「いやあ、だからそのぉ……」

クロシュ「絵、ほしいの……?」

絵売り「欲しいです! 特にそこの修道女さんの絵が――」

クロシュ「じゃあ……わたし、描いてあげる……!」

絵売り「えっ!?」


↓1選択 描くもの
1.かたつむり
2.マグマザリガニ
3.オオキイタンポポ
4.ユーシリアカボチャ
5.セイントレアチーズケーキ
6.秘伝パスタ
7.金平糖
8.無限図書館
9.デロデロ時空
0.自由安価(クロシュが描きそうにないものは再安価)
920 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/08(日) 17:52:02.88 ID:n0APG0Dj0
8
921 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/08(日) 21:16:59.99 ID:hvKTRUY+0
  カキカキカキカキ―

 絵画『明るい無限図書館』ポン!

聖女「わあ! これは、あの図書館の……!?」

イリス「実物はもっと暗くてどんよりした雰囲気だったけど――クロシュちゃんが描いた絵だと、すごく明るい!」

クロシュ「んへへ……なんか、こういうのも、あるとおもって……」

絵売り「……これ、実在する場所なんですか?」

イリス「あっ……い、いやまあ……? 想像上のアカシャ大図書館、みたいな……」

絵売り「でも今、実物はもっと暗くてどんよりした雰囲気とか言ってましたよね?」

イリス「き、気のせいじゃないですか?」

聖女「気のせいですね……」

クロシュ「んへへ……この絵、あげる……」

イリス「そ、それじゃあ私たちはこの辺で! さよなら! 行こ、クロシュちゃん聖女さん!」バッ

聖女「はい!」タッ

クロシュ「ん!」トテテッ


絵売り「……」

 絵画『明るい無限図書館』

絵売り「……精緻な絵画ですが……けっこう曰く付きなのでは……?」

絵売り「うーん……まあ売り物になればいいや!」

 ◇
922 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/08(日) 21:17:51.59 ID:hvKTRUY+0
―メロウドの離宮

クーフィア「……明日には、もう行っちゃうんですね……」

クロシュ「うん……」

聖女「はい……。やらなければならないことがあるのです」

フェルメール「クロシュヴィアちゃんを追うんですのね……」

クロシュ「うん……!」

クーフィア「……クロシュヴィア・ビターエンド……時空歪曲を利用して、私たちの国をデロデロにしようとした真犯人……なんですよね……?」

クロシュ「うん……」

フェルメール「クーフィアお義姉様……クロシュヴィアちゃんは、悪意を持ってあのようなことをしたわけではありませんの……。それだけはどうか、わかって欲しいですわ……」

クーフィア「フェルちゃんがそう言うなら、信じるけれど……。でも、悪意じゃなかったら……善意……?」

フェルメール「……ええ。クロシュヴィアちゃんの教え……デロデロの真理とは……世界全てをデロデロに溶かし、一つにすることで永遠の安寧を――真の正しい世界を実現すること――と、ようやくわたくしも理解しましたわ……つい最近になって……」

クーフィア「そ、そうなんだ……。それは、なんというか……過激というか……」

クロシュ「……」

メロウド「僕は嫌いじゃないけどね。そういう思想」ヌッ

クーフィア「メロウドお兄ちゃん!」

フェルメール「メロウドお義兄様はデロデロの世を望んでおられるんですの!?」

メロウド「僕という個体には、手足と目は二対づつしかないし、脳も一つしかない。寿命も他種族に比べると短い方だ。だから生涯で読める本や学べる知識の量に限界がある。けれどもし一つのデロデロの一部となれば、その限界を取り払えるわけだろう? しかもデロデロの一部となれば、デロデロに溶け込んだありとあらゆる知識、知性、記憶にもアクセスできるはず。それってすごく面白そうだと思わないか?」

クーフィア「ありとあらゆる知識、知性、記憶……! た、確かにそれは魅力的かも……」

メロウド「だろ?」

フェルメール「なんとすごい知識欲……! 流石はオリシン王族ですわ……」

聖女「なるほど……知識欲が個の維持・保存欲を超えるなら、デロデロは確かに悪くない選択なのかも……」

クロシュ「ほえ……?」

聖女「デロデロを推進するなら、デロデロになった場合の良さを伝えるのも効果的ということです。クロシュさん」

クロシュ「わあ……!」

フェルメール「……あ、あら? ひょっとしてここにいる皆さんは肯定的な立場なんですの?」

クロノス「いいや、俺は断じてデロデロを肯定しない!」ドン!

フェルメール「クロノスお義兄様!」

クロノス「クロシュヴィアの言う永遠の安寧は理解できる。メロウドの言う利点も俺自身魅力的に思う。だがそれ以上に――俺はお前たちとオリシン王国を愛している!! その全てが溶けて他の一切合切と混ざり合ってしまうなど、耐えられん!!」

クーフィア「クロノスお義兄ちゃん……!!」

メロウド「ははっ、兄さんならそう言うと思った」

クロノス「俺の目が黒い内は、このオリシン王国をデロデロの渦に呑ませはせん。自ら進んでデロデロになろうとする者までは止められんが……」

フェルメール「……わたくしも、しっかり考えますわ……!」


クーフィア「……聖女さんとクロシュちゃんは、デロデロに肯定的なの?」

クロシュ「うん……。でも、わたし……むりやりは、だめって、おもう……」

聖女「私は……どちらかと言えば反対ではない、という感じです。ただしクロシュさんと同様、強制的なデロデロ化は良くないと感じています」

クーフィア「そうなんだ……。ロイエ教の修道女さんもデロデロに否定的じゃないのはちょっと意外かも」

聖女「あ〜……ど、どうでしょう……私以外は割と否定的かも……」

クーフィア「えっ……聖女さんってもしかして異端……?」

聖女「ま、まあ……今のロイエ教は異端にも優しいので安心です!」

 ◇
923 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/08(日) 21:18:34.92 ID:hvKTRUY+0
―シュヴィーの避難所

 噴水「」シャワシャワ

フェルメール「おお〜こんな良い避難所があったんですのね!」

クロシュ「うん!」


シュヴィー「おかえりなさいクロシュちゃん! そしてようこそいらっしゃいました、フェルメール王女様――」モニョモニョ
野良スライム「〜〜」モニョモニョ
レッサースライム「〜〜」モニョニョ


フェルメール「!!!! す、す、す……」


妖精「ん? あ、おかえりクロシュ……フェルメール入れちゃったの?」

クロシュ「……だめ?」

妖精「だめじゃないけどさ……」


フェルメール「スライムちゃんですわぁぁぁ〜〜〜〜〜!!!!」ドドドド

シュヴィー「んわわ〜っ!?」モニャニャ
野良スライム「〜〜!?」モニャニャ
レッサースライム「〜〜!」モニョニョ キャッキャ

 ◆

フェルメール「ふぅ……失礼しましたわ。わたくしはフェルメール・ド・オリシン――以後お見知り置きを、ですわ」ファサ

シュヴィー「よろしくお願いいたします、フェルメール様!」モニョモニョ
野良スライム「〜〜」モニョモニョ
レッサースライム「〜〜♪」モニョモニョ

妖精「今さら格好つけても遅いと思うけど……」

ヴィルト「……」

フェルメール「……あら? そちらの仏頂面の殿方……確かヴィルトと仰いましたかしら? わたくしの美貌に見惚れてしまいまして?」

ヴィルト「いや……見覚えがあるような気がしてな」

フェルメール「口説き文句としては古典的すぎますわよ!」

ヴィルト「違う。さっきの……人がスライムに突っ込む様子にだ」

フェルメール「えっ!?」

妖精「ええ……あんな変なことする人間が他にいるの?」

ヴィルト「……いたのかもしれん」

フェルメール「なんですって……!? わたくし以外の者がスライムちゃんにそのような失礼な真似をするのは許されませんわよ……!? どこの下賤なる家の者かしら……!!?」

妖精「なんで自分は良いと思ってるの」

 *
924 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/08(日) 21:21:05.05 ID:hvKTRUY+0
 *

妖精「そういえば、ヴィルトの加速魔法についてなんだけど」

ヴィルト「ああ」

妖精「一般的な加速魔法も使ってるけれど、時々一般的じゃない加速魔法を使ってる時があるよね。あれって本当に加速魔法?」

ヴィルト「……まあ、加速魔法みたいなものだ」

妖精「……時間の?」

ヴィルト「……!」

妖精「……他の人には言いふらさないから安心して。他人に知られたくない理由もわかるつもり」

ヴィルト「……」

妖精「ただ、気になるのは……あなたが永遠の魔王の領域?の近くである地下図書館を彷徨っていたこと。別にあなたを永遠の魔王の眷属だなんて思ったりはしてないけれど、何らかの関係があったりするのかなと思ってさ」

ヴィルト「むしろ俺も知りたい。なぜあんなところを一人彷徨っていたのか……」

妖精「まあ……そうだよね。いつかいろいろ思い出せたら教えてよ。話せる範囲でいいからさ」

ヴィルト「ああ」

妖精「にしても……時間加速をあんなに使いこなせる人間がいるなんてびっくりかも。一体誰に……っていう記憶もないのか……」

ヴィルト「……ああ。だが……」

ヴィルト「……すごく、大切な人……だった気がする……」

妖精「なら、尚のこと思い出さなきゃ!」

ヴィルト「ああ……」


イリス「ねえ、今時間加速って聞こえたんだけど!?」ヒョコ

フェルメール「時間加速ですって!?」ヒョコ

クロシュ「じかんかそく?」モニョ


ヴィルト「……」

妖精「……ご、ごめん」

ヴィルト「いや……お前たちなら、良い」

 *

イリス「まさか時間に関係する属性の持ち主に出会えるなんて……!!!」

クロシュ「すごいの?」

イリス「そりゃもうすごくすごい!! だって時間だよ!? 極めれば時を止めたり動かしたりもできるんだよ!?」

フメイ「じゃあ、クロシュが真似できたら時間スライムになる?」

イリス「そ、そうかも……!!」

クロシュ「そうなの?」

フメイ「ヴィルト、クロシュに時間魔法、教えられる?」

ヴィルト「いや……恐らく無理だ。もし俺がスライムなら、自分の欠片をクロシュに分けられたかもしれないが」

妖精「時間魔法の適性はものすごく希少だし扱いも難しいらしいからねえ。同化なしで習得するのは流石に無理だと思うよ」

フェルメール「クロシュちゃんにはわたくしの記憶植え付け魔法を教えて差し上げますわ! 危険な魔法ですけれど使いこなせば強力で安全なめちゃつよ魔法ですわ!!」

クロシュ「わあ……!」

妖精「いや、それも同化なしで習得するのは無理じゃないかな……。前までのクロシュは心属性が扱えたけど、今のクロシュには……」

フメイ「やるだけやってみよ」

クロシュ「うん!」

↓1コンマ
01-95 無理
96-97 記憶
98-99 時間
00-00 両方
925 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/08(日) 21:26:30.13 ID:qJqZ1Ic1O
926 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/08(日) 23:24:44.74 ID:5ddx9BltO
ガイが朝廷の関係者(キキョウ)を酔わせて部屋に連れ込み朝までみだらな行為をしたとキキョウや目撃者等の証言で新聞や瓦版等で国中に広まっている事を知る
927 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/08(日) 23:28:30.31 ID:5ddx9BltO
>>926すみません。スレを間違えて書いてしまいました。
928 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/08(日) 23:56:07.69 ID:hvKTRUY+0
クロシュ「……???」

ヴィルト「……まあ、適性のない魔法なら理解すらできないのが普通だ」

フェルメール「むむ……以前は心属性が使えたそうですからもしやと思ったのですが……」

妖精「まあ、そういうこと。この子たちの我儘に付き合ってくれてありがとね」

ヴィルト「これくらいなら安い御用だ」

フェルメール「ですわ!」

クロシュ「……!」ピコン

クロシュ「フェルちゃん……ヴィルトさん……お礼の、デロデロ……する……?」

フェルメール「……!? お、お礼の……デロデロ……!!?」

ヴィルト「………いや……気持ちだけ受け取っておこう……」

フェルメール「じゃあわたくしが二人分もらいますわ!! いいですわね!?」

ヴィルト「ああ……好きにするといい」

 ◇

 デロデロデロ…

スライムクロシュ「〜〜♪」デロデロ
野良スライム「〜〜♪」デロデロ
レッサースライム「〜〜♪♪」デロデロ
スライムシュヴィー「〜〜♪」デロデロ

デロデロフェルメール「あへぇ……でろでろになるの……いいかもしれませんわ……」ビクンビクン


イリス「わあ……」

ヴィルト「……」

妖精「それはクロシュヴィアの考えてるデロデロとは違うんじゃないかなあ……」

 ◆
929 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/08(日) 23:56:38.21 ID:hvKTRUY+0
―夕方
 天文台 居住部

 紅茶「」ホカホカ
 金平糖「」ポン
 星型煎餅「」ポン

スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ
フメイ「〜〜♪」モグモグ

イリス「先日はお世話になりました、アステールさん」

アステール「いいえ。私は何もしていません」

リュアン「でも、アステールさんから頂いたお守りのお陰で安心して戦えました。本当にありがとうございます」

アステール「運命を切り拓いたのはあなた方自身の力です。誇るのが良いでしょう。それより本日は特別ゲストが来ているようです」

聖女「特別ゲスト……?」

アステール「お入りください」


 コツ コツ コツ …

クローディア「久しぶりね、あなたたち」ドン!


イリス「だ……大魔女様!?」

妖精「来てたの!?」

クローディア「ええ。大魔女帝国も白影スライム襲撃に手を焼いていてあまり離れられなかったのだけれど、クロシュヴィアがここに来ていると聞いてね」

妖精「そう……それなら一足遅かったね。奴らはもう行方を眩ませた……というかクロノス王子がどっかにふっ飛ばしちゃったんだけど」

クローディア「そのようね……。でも無駄足ではなかったわ。こうしてあなたたちと情報共有ができたし――ん?」

スライムクロシュ「?」
フメイ「?」

クローディア「……あなたたち、他の不死鳥と会ったりした?」

妖精「え? いや会ってないと思うけど」

クローディア「不死鳥に呪われた者に出会ったりは?」

妖精「そんなのわかるわけないでしょ」

クローディア「……それもそうね」

イリス「もしかして、私たちが最近会った人の中に不死鳥の関係者がいたんでしょうか?」

クローディア「………失礼、気のせいだったわ。そもそもあいつはちゃんと封印されているし、私自身もここに健在だもの」

リュアン「……? どういうことでしょう」

聖女「さあ……。遥か高みの知性を持つ大魔女様のお考えは余人には理解できないのかも……」

クローディア「そんなことよりクロシュヴィアよ。今回の事件のことや、あなたたちが知り得たことを教えて頂戴」

妖精「わかった」

 カクカクシカジカ

 *
930 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/08(日) 23:57:50.89 ID:hvKTRUY+0
クローディア「永遠の魔王とは……厄介なことになってしまったわね……」

イリス「大魔女様でも厳しい相手ですか?」

クローディア「そうね。彼奴は名前の通り、永遠を司る力を持つ……。最低でも時間か空間の力を持つ者でなければ、土俵にすら立てないわ」

妖精「あれ、じゃあクローディアって時間とか空間の魔法は――」

クローディア「おっと! でも私の真の力なら永遠の魔王を倒すことなど造作もないわ!」

クロシュ「わあ……!」
フメイ「ふうん」
妖精「……」


クローディア(天下の大魔女の品位を損なわせる発言は控えなさい、妖精)

妖精(図星なんだ……)

クローディア(……本当にやめてね? あらゆる魔法を使いこなす大魔女に使えない魔法があると知られるのはいろいろ困るの)

妖精(そ、そう……わかった。じゃあ黙ってあげるから旅の支援をお願いしても良い?)

クローディア(もちろん。口止め料はちゃんと支払わせてもらうわ)


リュアン「でもクロシュちゃんは永遠の魔王を一刀両断しました! ムゲン斬り! って!」

クローディア「えっ!!!?!? 本当に!!?!?」

妖精「端末……つまり眷属みたいのの一体だけだけどね。本体が相手なら流石にあんなに簡単にはいかないと思う」

クローディア「……でも、眷属を一刀両断したのね?」

クロシュ「うん。えっと――」

 モニョモニョ…ポン!

空スライムクロシュ「……」フヨフヨ

クローディア「空の力……! なるほど、フライングスライムね……!」

フメイ「フライングスライム?」

クローディア「フライングスライムは宙に浮くスライムよ。風船スライムは風属性の力で浮いているけれど、フライングスライムは空属性の力で浮遊するの。数がとても少ない希少スライムなのだけれど……素敵な出会いをしたのね」

空スライムクロシュ『んへへ……うん!』モニョニョ 

 モニョモニョ…

スライムクロシュ「」モニョッ

クローディア「でもいくら空スライムの力を得たとしても、永遠の魔王の端末を両断するのは並大抵のことではないはず。やはり輝かしいポテンシャルを秘めているわね、クロシュ」

スライムクロシュ『んへへ……ヴィルトさんが、隙、つくってくれた……!』モニョニョ

クローディア「……ヴィルト? 聞き慣れない名前ね」

妖精「いろいろあって一緒に戦ったんだ。顔は険しいけど頼りになる奴だよ」

クローディア「ふうん……。端末とはいえ永遠の魔王の隙を作るなんて、かなりのやり手なのね」

スライムクロシュ『うん!』モニョニョ

フメイ「顔はすごくこわいんだって」

リュアン「こわいけどいい人です」

クローディア「……なんかちょっと見てみたくなって来たわ。機会があったら……と思うけど、私も多忙の身だからこのお茶会が終わったらさっさと帰らないといけないのよね」

聖女「なんとなくですけれど、ヴィルトさんとはまた運命が交錯する気がします。これからも機会はあると思いますよ」

クローディア「あなたが言うならきっとそうなのでしょうね。楽しみにしておくわ」

 *
931 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/08(日) 23:59:16.82 ID:hvKTRUY+0
イリス「そういえば、アステールさんと大魔女様はどのような関係なんですか?」

アステール「茶飲み仲間、でしょうか」

クローディア「茶飲み仲間ね。協力関係とかではないわ。そもそもこいつ、誰とも協力する気がないし」

アステール「そういう信条なので」

クローディア「つまり超越者を気取ってるだけのただの虚無主義者よ、このアステールという魔女は。あなたたち、こいつの話を聞いたことある?」

イリス「ええ、まあ……。そういう考え方もあるかと思いました」

クローディア「イリスも、星属性を極めるあまりにこんな風になってはダメよ。自分の力で運命を掴み取る意思を持ち続けなさい。飲茶と天体観測だけが生きがいの萎びた金平糖になったらあなたの師匠が泣くわ」

イリス「え、ええと……」

アステール「クローディアは驕り過ぎです。自分の力で世界の全てを変えられる気でいるなど、傲慢だとは思いませんか。この地上に灯った小さな不滅の火など、宇宙(そら)の広さに比べればなんと儚くちっぽけなものであるか――」

クローディア「だからあなたはダメなのよアステール。宇宙の広さばかりに気を取られて、あなたは自分の立つ大地の偉大さも、そこに溢れる生命の尊さも、見えなくなってしまったのでしょう」

アステール「そんなことはありません。私は全てを平等に尊んでいます。尊んでいるからこそ、何もしないことを選ぶのです。あなたこそ、ついこの間まで偉大なる大地から離れて空中で楽園ごっこに興じていたではありませんか。しかも生活の大部分を、地上から吸い上げる星の魔力に依存しながら」

クローディア「半年前までの私は愚かだった。だが今の私は違う!」

アステール「いいえ、愚か者は永遠に愚かです。愚者が賢者になることはありません」

クローディア「ならあなたは永遠に超越者気取りの虚無主義者ってわけね!」

 ギャイギャイ


イリス「わあ……」

妖精「けっこう俗っぽいとこもあるんだなあ……。クローディアがそうなのは知ってたけど」

リュアン「でも……ちょっと嬉しい気もします。あのアステールさんにも、口喧嘩をするみたいな一面があるんだって知れて」

聖女「ふふ。歴史上の偉人や聖人と呼ばれる人たちも、人間らしい一面をたくさん持つ普通の人たちだったのではないか――なんて思います」


スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ

フメイ「〜〜♪」モグモグ


↓1コンマ お茶会のお土産
01-30 星の粉(料理素材)
31-60 ↑+星屑*1(一度だけ満腹度+3、コンマ+30、会心+30)
61-90 ↑+さらに星屑*1
91-00 ↑+蒼き星の涙

↓2コンマ 大魔女からもらった支援
01-40 不滅の薪*1 [1/4]
41-70 不滅の薪*2 [2/4]
71-90 不滅の薪*3 [3/4]
91-94 不滅の薪*4 [4/4]
95-96 聖剣ルクスカリバー
97-98 レーヴァテイン
99-00 廻天賽
932 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/09(月) 00:05:33.96 ID:KCgHt+7go
高いコンマ
933 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/09(月) 00:09:33.57 ID:nugDOYf7O
934 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/09(月) 00:10:54.89 ID:1stY4YF70
というわけで本日はここまで。次回はお土産と支援をもらった後、翌日にオリシン王国を出発して大山脈へ突入する編からとなります。このレスは安価に含まれません

オリシンでの戦いを終え、しばしの平和な時。知り合った人々とお話したり、お茶を飲んだりしつつ、滞在最終日は過ぎてゆく。
そして待ち受けるは恐るべき大山脈。尋常なる生命は生存すら許されぬ過酷な環境を越え、クロシュたちは何処へ向かうのか。あかちゃんスライムたちは、新たなる決意を胸に山を越える――

それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします。このレスは安価に含まれません
935 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/09(月) 00:21:13.31 ID:nugDOYf7O

四方八方からのデロデロに耐えられる人はいるだろうかいやいない
936 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/09(月) 00:27:29.62 ID:BvRDOh+no
おつ
世界を変えられるから自分がやる、変えてしまえるから何もしない、どっちも正しいんだろうな
しかし次は常闇の樹海の次に難度高かった大山脈越えかぁ…
937 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/09(月) 01:13:36.52 ID:KCgHt+7go
オリシン王国編完結乙
大山脈は編なのかただの道中なのか
938 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/11(水) 12:30:05.13 ID:VXDJ4VBLO
大魔女のフットワークの軽さ
このまま仲間になってもいいのよ
だいぶバランスブレイカーだろうけど
939 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/11(水) 21:37:02.70 ID:c+qmUKDh0
平日ですが少しだけ更新します

四方八方からスライムたちにデロデロされると、多くの人にとって耐え難い状況となる可能性があります。フェルメール氏も今回多くのスライムたちにデロデロされて、耐え難い感覚を覚えてしまったようです。おいたわしいことです
なおレッサースライムは数が多く危険性も低いため、もしスライムにデロデロされたいと思った場合はレッサースライムを探しに行くのが手っ取り早いと言われています。ただしレッサースライムにも好き嫌いはあるので、嫌われた場合は無理をしない方が良いかもしれません

世界を変える力を持った上で、何をするのか、あるいはしないのか。人によっては難しい問となることと思いますが、クロシュ氏はそのようなことはあまり考えていないようです。あかちゃんスライムらしくやりたいようにやるのが一番かもしれません
大山脈はとても厳しい環境であるらしく、毎年山越えを目指す者の多くが命を落としています。山越えについては準備に準備を重ねるのが良いですが、妖精さんたちが準備を整えてくれたようです。あとは運を天に任せるのが良いでしょう

オリシン編は無事に終わることができたようです。オリシンの未来は良い方へと向かうことでしょう
そして大山脈は通り過ぎるだけの大ダンジョンみたいな役割のつもりでしたが、もしかしたら何かあった方が良いのかもしれません(何も考えていなかった)
今回の更新で、何かその辺の募集か何かをするかもしれません

大魔女様は普段は自国に引きこもっていますが、有事の際は本人がけっこう迅速に他国を訪問したりします。そして最近は白影スライムがたくさん出ているらしく、大きい武力を誇る大魔女帝国でさえも手を焼く状況となっているそうです。強い力を持つ国ほど白影スライムの襲撃が激しいらしく、国の力に合わせてスライム配分が調整されているのではないかという説があります
そして大魔女はとても多忙な身の為、残念ながらクロシュたちと共に旅をしてくれる可能性は低いです。大魔女が加われば旅の一行はすごく強くなりますが、恐らく大魔女帝国がデロデロになってしまいます
940 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/11(水) 21:38:14.49 ID:c+qmUKDh0

妖精「さて、そろそろ帰ろうか」

クロシュ「うん」

アステール「少々お待ちください。お渡ししたいものがあります」

妖精「ん? 渡したいもの?」

アステール「はい」スッ

 きらきらした粉が詰められた小瓶「」ポン
 きらきらした金平糖が2つ入った小瓶「」ポン

フメイ「粉と……コンペイトウ!」

アステール「はい。流れ星を加工して作った特殊調味料『星の粉』と、それを使って作った特別な金平糖――『星屑』です」

リュアン「流れ星を加工……!? そんなことできるんですか……!?」

アステール「はい。流れ星は毎日この星へ降り注いでいますので」

イリス「流れ星……ということはもしかして、この星とは異なる由来の星の力が宿っているってことですか……!?」

アステール「そうです。とはいえ扱い方は同じです。また、星属性の心得を持たぬ者でも、瞬間的な魔力回復と増幅作用をもたらします。大山脈へ向かうのであれば、非常食としても役立つかもしれません」

聖女「わあ……! そんなに良いものを……本当によろしいのですか?」

アステール「はい。これはお茶会を共にしてくれたお礼です。そして――クロシュさんに、こちらを」スッ

 蒼い液体が入った小瓶「」チャポン

クロシュ「……!」

イリス「わ……!? これ、星の……蒼き星の杖と似た力を感じる……!?」

妖精「え、蒼き星の杖……?」

イリス「ハッ! もしやアステールさんはユーシリア三英雄の一人――」

アステール「……と付き合いのあった、ただの脇役です」

イリス「つまり蒼き星の勇者と付き合いがあったってことですよね!? わああ!!」

アステール「……彼女から頼まれていたことを思い出したので、これをクロシュさんにお渡ししようかと思った次第です」

クロシュ「わたし……?」

アステール「もし星の運命を背負うスライムが現れた時、助けを必要としていたらこれを授けるように言われたのです」

妖精「星の運命を背負うスライム……言ってはなんだけどすごく珍しいケースを想定していたんだね……。まあ、クロシュは今回の事件における重要な立ち位置のスライムと言えるけれど」

アステール「彼女もスライムでした」

イリス「えっ……えええっ!!?」

妖精「蒼き星の勇者が……スライムだった!?」

アステール「はい。だからこそ、後輩たる者を気にかけてこのような贈り物を遺したのでしょう」

 蒼き星の涙「」プルプル

クロシュ「……」

アステール「クロシュさん、手を」

クロシュ「ん……」スッ


 トプン… キラキラ…

 モニョモニョモニョ…ポン!

 蒼い燐光「」キラキラ――
941 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/11(水) 21:39:36.13 ID:c+qmUKDh0

星クロシュ「……」キラキラ


フメイ「わぁ……」

リュアン「クロシュちゃん……綺麗……」

聖女「天の川が地上に現れたかのようです……」

イリス「蒼き星の……クロシュちゃん!!」

妖精「これが……蒼き星……」


アステール「……約束を果たしました。その力をどう使うかはあなた方次第です」

星クロシュ「……うん。ありがと、アステールさん……ずっとむかしの……スライムの、勇者さん……」


 ☆星の粉をもらいました。食材として料理に使うことができます

 ☆特別な金平糖〈星屑〉を2つもらいました
  戦闘時のコンマ判定レスに〈星屑〉と書き込むと使うことができます
  また、ダンジョン探索時等に満腹度が尽きると自動で使用されます
  (満腹度+3、コンマ+30、会心+30、一度使うとなくなる)

 ☆蒼き星の涙をもらい、クロシュが星スライムに変化できるようになりました
942 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/11(水) 21:41:05.60 ID:c+qmUKDh0
クローディア「蒼き星の涙か……。杖にも並ぶ国宝級の品よ。良いものをもらったわね、クロシュ」

クロシュ「うん!」

フメイ「星属性って炎とか水の力としても使えるんだっけ?」

アステール「はい。ただし星属性から他の属性へ変換すると多少のロスが生じますので、他属性の代用としてこれを使うのはあまりおすすめできないかもしれません。現在のクロシュさんは魔力量が大きくありませんので」

クロシュ「?」

妖精「星属性を他の属性に変換するとすぐにお腹が減っちゃうってこと」

クロシュ「!」モニョッ

クローディア「星属性そのものを扱った経験はあまりないだろうから、実戦の前にしっかり練習してできることを把握しておくのが良いでしょう」

クロシュ「ん……!」

クローディア「そして――これは私からのプレゼントよ」スッ

 大きな石炭のようなもの「」ポン
 大きな石炭のようなもの「」ポン

クロシュ「?」

フメイ「……木炭?」

聖女「黒い……大きなクッキーの欠片のようにも見えます」

リュアン「これは……もしかして、石炭ですか?」

クローディア「ええ。これは石炭よ。かつてこの星を支えていた、太古の世界樹のね」

聖女「太古の……世界樹!?」

クローディア「世界樹も永遠に生きるわけじゃないのよ。他の生命と同様に、世界樹も世代交代するの。まあ不死鳥である私も世界樹の世代交代なんて一度も見たことがないけれど」

妖精「なるほど……化石とかなら、世界樹の精霊も文句を言わない……かもしれない。そのまま地中に埋まってても星に還元されないだろうしね。でも……これ、何に使えば良いの?」

クローディア「私があなたたちにあげて、今クロシュが持っている不死鳥の羽根……ボロボロに煤けてしまったのでしょう? これは、あれを再燃させる為の燃料よ」

クロシュ「!」

クローディア「世界樹の化石でもあるこの石炭は未だ膨大な生命の力を内に秘めている。これを薪としてくべることで、尽きかけた不滅の炎は再び燃え上がるわ。というわけでクロシュ――」

クロシュ「ん!」

 デロデロ…モニョモニョ…バクンッ!!

スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ

リュアン「わわっ!? そのまま食べちゃった……!?」

クローディア「ちょ、ちょっとクロシュ! 物事には正しい手順ってものが――」

 メラッ―

発火スライムクロシュ「……〜〜〜!!?」モニャニャニャ!!? メラメラメラ

フメイ「わああ!? クロシュ、燃えてる!! 燃えてる!!」アタフタ

クローディア「ああもう言わんこっちゃない!!」

妖精「ちょ、ちょっとどうにかしてよクローディア!!」

クローディア「……燃えてるように見えるのは、具象化された迸る生命の力よ。少しの間ちょっとつらいとは思うけれど、しばらくすれば不死鳥の羽根がその熱を取り込むはずだから我慢しなさい。話を聞かずに食い意地を張った報いです」

発火スライムクロシュ「〜〜〜……」モニャニャ…メラメラ…

聖女「クッキーみたいな見た目でしたものね……。少しの辛抱ですよ、クロシュさん……!」

妖精「……クッキーみたいな見た目だったかなあ」

リュアン「クッキーだとしたら焦げすぎな気がします……」

 ☆世界樹の石炭が[2/4]になりました
  [4/4]になるとパッシブスキル〈残火〉が1段階強くなります

 ◆
943 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/11(水) 21:42:47.77 ID:c+qmUKDh0
―オリシン王国 出発の日

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:なし       盾:ラティアの大盾  飾:なし
武:なし       防:ぬののふく    飾:煤けた不死鳥の羽根

◇フメイ  [バーニングハート]
武:なし       盾:なし       飾:なし
武:なし       防:火鼠の衣     飾:なし

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:なし       盾:なし       飾:なし
武:なし       防:木綿のドレス   飾:なし

◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ  盾:なし       飾:守りのペンダント
武:なし       防:旅人のドレス   飾:なし

◇聖女   [運命変転修道女]
武:木の杖      盾:なし       飾:なし
武:なし       防:ロイエの修道服  飾:なし

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽の欠片*3    大きな巻き貝      冒険者証(ランク1)
運命賽*3       サボテンドラゴンの花  メルルの帽子
会心賽*1                   暗黒優待券
反魂丹*1                   クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石                 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ                  星の粉
光属性の中級魔導書               世界樹の石炭[2/4]
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*2

◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う

◯努力目標
・今は特になし

◯仲間の目標
・僧侶を連れて帰る(聖女)

◯経験値
・クロシュ 近接[07/09] 魔法[01/12] 防御[01/09]
・フメイ  近接[00/06] 魔法[16/16] 防御[04/09]
・リュアン 近接[00/06] 魔法[04/09] 防御[00/06]
・聖女   近接[01/04] 魔法[04/09] 防御[00/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□オリシン首都
王宮:メロウドの離宮、未探索
市街:市場、書店、茶屋、食事処、酒場、浴場、治療院、冒険者ギルド
   大図書館、博物館、劇場、他
郊外:イリスの家、公園、農園、観光遺跡、天文台、他
……………………………………………………………………………………
944 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/11(水) 21:43:50.22 ID:c+qmUKDh0
―オリシン首都 城門

 精霊の幌馬車「」ポン!

妖精「準備良しっと」パタパタ

イリス「もう行っちゃうのかぁ〜……」

妖精「イリスも来る?」

イリス「一緒に行きたい気持ちもあるんだけど……ここ最近、白影スライムの数が増えてきたらしくてさ。騎士や兵士の人たちだけじゃ手が回ってないみたいなんだ」

サキ「ええ、全く忌々しいことに。イリスの手も借りたいとはこのことです」

リュアン「そういえば昨日も、金髪の騎士さんやTシャツの騎士さんが慌ただしく出動しているところを見ました」

イリス「うん……。私も、この国を守りたい。ようやくちゃんと回り始めたこの国が、ちゃんと進んでいけるように……。だから……ごめん! みんなと、一緒に行けなくて……!!」

クロシュ「んーん! おうちの国、守るの……すごく、だいじ……!!」

フメイ「うん……。フメイも、集落のこと……やっぱり、心配だし……」

イリス「えへへ……ありがと。もしこの国の守りに余裕ができたら、クロシュちゃんたちの集落にも行ってみるよ! セインくんたちにも会いたいしさ」

フメイ「うん……。もし、大変そうだったら……手伝って欲しい……」

イリス「まーかせて!」

サキ「くっ……私もこの国のメイドなどという役職でなければ、打倒クロシュヴィアの強行軍に加われたものを……!」

妖精「いや、打倒クロシュヴィアの強行軍ではないから……」

イリス「サキも騎士顔負けの戦力なんだからどっか行かないでよ!?」



ミネルヴァ「リュアンちゃんも……やっぱり、行くのね」

リュアン「はい。クロシュヴィア様とは会えましたけど……ちゃんとお話できませんでした。しかも永遠の魔王と組んだりもしてて……私、ますますわからないんです……。このまま……何もわからないままで、いたくないんです」

ミネルヴァ「……そうよね。私もそう……。どうか、無事でいてね。危ない旅だろうけれど、健康第一よ」

聖女「はい……。ミネルヴァさんも、お体を大事に」

ミネルヴァ「ええ、もちろん。この子が産まれたら、顔を見せに来てくださいね。命の恩人で、名付け親でもある皆さんが来てくれたら……きっとこの子も喜びます」

クロシュ「!」

フメイ「名前、モニョモニョにするの?」

ミネルヴァ「ふふ……私たちの言葉に訳した、『アイ』にしようと思うの」

クロシュ「アイ……!」

フメイ「アイ……」

妖精「良いじゃない。いろいろ片付いたら遊びに行くよ」

ミネルヴァ「はい……!」
945 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/11(水) 21:46:17.78 ID:c+qmUKDh0
シュヴィー「クロシュちゃん、お忘れ物はございませんか?」モニョッ

クロシュ「うん!」

リュアン「シュヴィーさんにもお世話になりました」ペコリ

シュヴィー「いえいえ、スライムとスライムのお友達はいつでもお世話致します! オリシンに寄った時はまたそのドアノブを回していつでも来てください!」

 避難所のドアノブ「」ポン

クロシュ「うん!」

フメイ「スライムたちのこと……フメイたちがクロシュヴィアに言って来てあげる。だから……きっと、大丈夫」

シュヴィー「フメイちゃん……ありがとう……! えへへ……でも、無理はしないでくださいね。もしみんなが戻らなかったとしても……今避難所にいる子たちと一緒にいられて、クロシュちゃんたちも息災でいてくれれば……それだけで、ものすごくしあわせなんです……」

クロシュ「うん……」

聖女「今のしあわせを大切にする……すごく良いお考えです。でも、どうかシュヴィーさんもご無理をなさらないでくださいね」

クロシュ「うん……! えっと……星の、中に……もにょもにょって、やれば……お話、できる……!」

シュヴィー「それ、レッサーちゃんができるみたいなので私も教えてもらって練習中です! えへへ、もしできたら今度お話したいです!」

クロシュ「うん!」

フメイ「フメイも練習すればできる?」

クロシュ「たぶん、できる……!」



クーフィア「クロシュちゃん、聖女さん……皆さん……! こ、この度は、オリシンを救ってくれて、本当にありがとうございましたっ……!!」ペコッ

聖女「わ、頭を上げてください! 王女様がそんな簡単に頭を下げてはいけません!」

メロウド「いや……頭の一つや二つくらい下げたくもなるさ。君たちがいなければ、恐らくこの国は時空歪曲に呑まれて消滅……いや、デロデロになっていただろうからね」

クーフィア「うん……。それに、私たちきょうだいの仲も……皆さんが来てくれたから、元通りに……ううん、それ以上にしてくれたもの……!」

クロノス「ああ。君たちが来なければ、俺たちは王位継承のゴタゴタでわだかまりを作っていたかもしれないし、きっとフェルメールとわかり合うこともできなかっただろう。今の俺ならば、それがとても悲しいことだとわかる……」

フェルメール「……はい。わたくしも……誰ともわかりあえず、心の内を明かせずに、王女のフリをし続けることなど……きっとできませんでしたわ……。今になって、本当にほっとしておりますの……。わたくしが王位を継承しなくて良かった、と……」

クロシュ「フェルちゃん……」

フメイ「フェルはこれからどうするの? 王女ごっこ続ける?」

フェルメール「……まだ、この国で成さねばならない仕事がいくつか残っております。それを片付けたらわたくしも独自のツテでクロシュヴィアちゃんを追ってみますわ」

クロシュ「!」

妖精「クロシュヴィアとその仲間たちの専用の連絡網みたいのってあるの?」

フェルメール「ありますわ。しかし今はもう使えなくなっておりました。わたくしの離反はもう既に伝わっているようですわ」

妖精「そうなのか……」

クーフィア「クロシュヴィアさんのことが解決したら、フェルちゃん帰って来るよね……?」

フェルメール「……お義兄様たちとお義姉様が許可してくださるのなら――オリシンが誇る世界最高王女の凱旋パーティを開いて欲しいですわ!」

クーフィア「わっ……!?」

クロノス「はっはっは! それは良い! フェルメールはカワイイと貴族や民から人気だからな!」

メロウド「王女って記憶を植え付けたのは魔法だが、洗練された所作や振る舞いで貴族や民からの人気を得たのはフェルメールの実力だからな……。クーフィアも本にばかりかじりついてないでフェルメールを見習った方が良いぞ」

クーフィア「えっ!?」

フェルメール「わたくしがこの国を発つまでにクーフィアお義姉様をどこに出しても恥ずかしくない一流のレディにして差し上げますわ!」

クーフィア「ひえっ……わ、私は……こ、このままでいいっていうか……」

聖女「ふふ、すっかり仲良しですね」

妖精「オリシン王家は大丈夫そうだね」

クロシュ「うん!」
946 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/11(水) 21:46:45.47 ID:c+qmUKDh0
ヴィルト「……」モグモグ

 船旅ビスケットの空き缶「」カラン
 船旅ビスケットの空き缶「」カラン
 船旅ビスケットの空き缶「」カラン

妖精「わ、ヴィルト出発前にそんなに食べてるの? お腹いっぱいで動けなくなっちゃわない?」

ヴィルト「荷物は少ない方が身軽だからな。今のうちに栄養にしておく」モグモグ

リュアン「わあ……。私、船旅ビスケットって堅くてなかなか食べられないんです……」

ヴィルト「ああ……確かに少し堅いな……。だが顎の訓練になる」モグモグ

イリス「堅いのもそうですけど、それ単品だと味が全然しなくないですか!?」

ヴィルト「……そうか? 小麦らしいほのかな甘味が良い塩梅だと思うんだが……」モグモグ

スライムクロシュ「〜〜♪」モグモグ

フメイ「けっこう甘いよね」モグモグ

イリス「わお……。ヴィルトさんって、もしかしてスライムの仲間だったり……?」

ヴィルト「……恐らく違うはずだ」モグモグ

シュヴィー「今日の為にたくさん買っておいたので、皆さんどんどん食べてくださいね! 空き缶はここに置いて行って頂けば私が回収しておきますっ!」ススッ

 船旅ビスケットの缶「」ポン!
 船旅ビスケットの缶「」ポン!
 船旅ビスケットの缶「」ポン!

ヴィルト「ありがたく頂いていく」モグモグ

スライムクロシュ「〜〜!」モグモグ

フメイ「フメイも今のうちに食べとこ」モグモグ

聖女「堅い……でもこの甘味は癖になりますよね」モグモグ

イリス「う、うう……私も食べる!!」ガッ バクバク

リュアン「私も……噛む練習、します……」モグ…モグ…

 ◇
947 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/11(水) 21:47:36.75 ID:c+qmUKDh0
クロノス「次の来訪を楽しみにしている、英雄たちよ!!」

メロウド「ははっ、それを言うならダークヒーローだろ?」

クーフィア「ダークヒーロー……ダーク要素、どこ……?」

フェルメール「クロシュちゃん……クロシュヴィアちゃん……! わたくし……必ず、あなたたちを仲直りさせて差し上げますわ……!! だからどうか、それまでご無事でいらっしゃって……!」


ミネルヴァ「ありがとう、小さな英雄さんたち。リュアンちゃんのことを、よろしくね……」

シュヴィー「よおし、私も生き残ってるスライムを探さなきゃ!」


遠くから聞こえてくる声「北東方面にて白影スライム襲撃! 手の空いている者は直ちに迎撃へ!!」


イリス「……早速この国に残った意味が出てきちゃった!」ザッ

ティナ「フッ……では私たちも向かおう」ザッ

サキ「一瞬で片付けてきましょう」ザッ

 ◆

―天文台 居住部

 金平糖「」
 紅茶「」コトン

アステール「……これで、良かったのですね」

 蒼き星の涙が入っていた空き瓶「」

アステール「……ええ。私はこの星と運命を共にするだけ。後は、今を生きる者たち次第です」

 ◆

―オリシン平原 南西方面行き

 遠くに見えるオリシン王国の城壁「」

 遠ざかっていく精霊の幌馬車「」


ヴィルト「………一人、か……」ザッザッ

 短剣「」
 魔導拳銃「」
 翡翠の賽「」
 船旅ビスケットの缶「」

ヴィルト「……いや、一人じゃないな。フッ……」ザッザッ

 ◆

―オリシン平原 北西方面行き

 精霊の幌馬車「」ガタンゴトン

スライムクロシュ「〜〜♪」モニョニョ

フメイ「ふー……まあまあ、お腹いっぱい……」

リュアン「アイちゃんが、無事に生まれて健やかに育ちますように……」

聖女「ふふ。困難を退けてきょうだいの愛を取り戻したオリシン国なら、きっと大丈夫です」

妖精「そうだね。オリシン王国に、精霊の加護がありますよう……」


 ――オリシン王国編 完
948 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/11(水) 21:49:50.46 ID:c+qmUKDh0
クリアボーナス
↓1コンマ
01-60 満腹度最大値+2、運命賽、オリシン王家の栞
61-90 ↑+ギロチンガニの秘伝書
91-00 ↑+会心賽
949 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/11(水) 21:55:57.11 ID:o2MKtkYHo
カニ!カニ!
950 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/11(水) 22:28:43.75 ID:c+qmUKDh0
 精霊の幌馬車「」ガタンゴトン


リュアン「……」ドキドキ

聖女「……」ドキドキ

 豪華な小箱「」パカッ
 オリシン王家の紋章が描かれた美しい装飾の栞「」ポン!

リュアン「し、栞です!」

聖女「栞ですね……!」

妖精「なるほど……本の国らしい贈り物だ。ふむふむ……おお、これ王家が認めた者の証明としても使えるんだ!」

聖女「勲章みたいです!」

妖精「オリシンにおける勲章の一つみたいなものなんだろうね。良いものをもらったなあ」

フメイ「ふうん……こんなにぺらぺらなのに」

 オリシン王家の栞「」ペラペラ

クロシュ「んへへ……でも、きれい……」


 石の賽「」コロン―


 ☆クロシュの最大満腹度が2増えて12になりました

 ☆オリシン王家の栞をいただきました

 ☆運命賽を1つ手に入れました

 ◇

聖女「妖精さん。大山脈越えについて、道順や日程の確認をさせていただいてもよろしいですか?」

妖精「わかった」

リュアン「あ、私も確認したいです。人生初の大山脈なので……」

妖精「普通の人は人生で一度も行くことがないと思う……。クロシュとフメイも聞いてくれる?」

フメイ「ん」

スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ

妖精「これからの行先と日程なんだけど――」


……………………………………………………………………………………

大山脈はとても大きいため、山越えには大きな時間と手間がかかり、しばしば命の危険が伴います

そういうわけで少しアンケートを取ります


↓1〜 先取3票
1.特殊ルールの大ダンジョン
2.大事件に巻き込まれる
3.小事件に巻き込まれる


補足:
・1は規模の大きなダンジョンアタックです。金平糖や運命賽がたくさんあるためたぶん問題なく踏破可能です。道中の出来事はランダムイベントと野営中の自由安価次第になるかもしれません

・2はオリシン編のような、作中時間で7〜15日ほどかかる大きな枠組みのお話に巻き込まれます。この場合大山脈編で登場するキャラクターなども募集することになり、お話の方向性もそのキャラクターたちに引っ張られるかもしれません

・3は1と2の中間みたいなポジションです。ダンジョンアタックの最中で小規模な事件に巻き込まれることとなります(作中時間で3〜6日程度で決着が付く)。キャラクターの募集は1〜3名だけ行います
951 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/11(水) 22:31:11.00 ID:o2MKtkYHo
うーん2!
952 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/11(水) 22:32:14.54 ID:ikYvCu5I0
953 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/11(水) 22:39:39.19 ID:XRzWoDKtO
2
954 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/11(水) 22:51:25.64 ID:BHRcT56ho
次は大山脈と大陸北部が舞台かな
955 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/11(水) 23:40:57.14 ID:c+qmUKDh0
話の方向性が大事件に巻き込まれると決まったところで本日はここまで。次回は大山脈登山編からとなります。そして次回更新の前にキャラクターの募集を行います。カニは今回も手に入りませんでした


〈大山脈〉
■概要
大陸を東から西へ縦断する巨大な山脈。この山脈により中央大陸は北部と南部で地理的に断絶している。
標高は非常に高く、山脈の上部はほとんど雪と氷に覆われている。一年のうち夏の僅かな間だけ雪解けする場所もあり、極寒を耐えられない生き物が暮らせる数少ない土地となっている。そういう場所には、寒さに強くない種族の集落もあるかもしれない。
そして大山脈の地下には古ドワーフによって掘られた坑道が蟻の巣のように張り巡らされており、知識のない者が入り込めば道に迷って死ぬ可能性が高い。しかし地下の奥底には古ドワーフによって築かれた伝説の古代都市が眠っているとされ、古代都市の財宝を夢見て大山脈の坑道に挑む命知らずな冒険者は後を絶たない。なお今のところ古代都市を目撃して生還した冒険者は確認されていない。
■山越え
山越えについては、雪と氷に満ちた極寒の山道を行く方法と、古ドワーフの坑道を通って山中を抜ける方法がある。極寒の山道を行く場合、悪天候にさえ気を付ければ遭難する心配はないが、平均3日に1回は猛吹雪となるため遭難および凍死者は後を絶たない。古ドワーフ坑道を行く場合、正しい道順さえ知っていれば安全だが、一手間違えると二度と地上に出られない。そして古ドワーフ坑道は複雑に入り組んでいて覚えるのも非常に難しく、プロのガイドでさえ道を間違えて死ぬことがある。
■生態系
基本的には寒さに強い生き物しか生息していない。寒さに強いきのこ、ゴボウの根っこ、どんぐり、ユキイチゴ、ヤマイモが見つかることもあり、登山者の心強い味方とされる。一部の水源にはワカサギやザリガニが棲んでおり、捕まえることができれば貴重な食料となる。
しかし大山脈には氷竜やヒグマといった特級危険生物も生息しているため、注意が必要である。
■文明
ごく僅かだが、知性を持つ種族による集落が確認されている。山の外との交流はほとんど行われておらず、集落の内側でどのような生活が営まれているかはわかっていない。
■噂
・ユーシリアを荒らした悪竜の片割れが一時期大山脈に営巣していたらしい
・大山脈のどこかに温泉の湧き出る秘境があるらしい
・かつてバーニングスライムが暮らしていたらしい

 *

〈今回の募集キャラクター〉

@大山脈の者
 大山脈に住む者。老若男女存在する。
 性別、年齢は多様だが、過酷な環境のため体の弱い者は長生きできない。
 なおデロデロ化の影響により、スライム類はほとんど残っていない。

Aその他
 流れ者、魔物、魔導機械、生物兵器など。@に該当しない者。
 なおデロデロ化の影響により、スライム類はほとんど残っていない。

 *

(テンプレート)
【名前】
【種族】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】
【備考】

 *

〈今回のルール〉

・@は1〜4名ほど採用の予定です。若干増減することもあります

・Aは状況に応じて採用します。0名の場合もあるかもしれません

・作中に登場する際、設定等が若干変更される可能性があります。ご了承ください

・1つのIDにつき採用できるのは1つの案までとなります。2つ以上の案を投下する際はご注意ください。また、IDを変えて2つ以上の案を投下するといった行為はおやめください

 *

明日の 00:00 〜 23:59 を投下期間といたします。投下する案には@〜Aのいずれかの番号をご記載ください
ご質問やご感想などありましたらお気軽にどうぞ
956 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/12(木) 00:02:42.04 ID:2xMMIwP20
これより本日 00:00 〜 23:59 を投下期間といたします。投下する案には@〜Aのいずれかの番号をご記載ください

ご質問やご感想などありましたらお気軽にどうぞ
957 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/12(木) 00:39:06.45 ID:lByCkiCE0
@
【名前】マグヌス
【種族】巨人
【性別】男
【年齢】不明(推定数万歳)
【容姿】白髪と白髭を長く伸ばした筋骨隆々の老人。普段の身長は20メートルだが2〜100メートルまで伸縮自在。
【性格】あらゆる者を圧倒する威厳に満ちた空気を纏っているが、極めて穏やかで慈悲深い人物。ただ、その思想や価値観は人間よりも神に近い。
【魔法】生命魔法(自身の生命エネルギーを放出し攻撃や癒し、浄化を行う。あるいは他者の生命力に働きかけ活性化させる。など、原始的だが非常に強力な魔法)
【備考】かつて地上を守護した者として一部地域の神話にその名が残されている巨人。太古の昔に引き起こされた世界規模の動乱を鎮めるために深手を負い、その傷を癒すため、また己の強大すぎる力は後の世に不要、との考えから己の身を大山脈の奥地に封じ込めた。封印の眠りについている間も星脈を通じて世界の動向を見守り続けていたが、世界めくれを契機に現在は意識のみ覚醒。
クロシュヴィアの存在も当然把握しており、緩やかな破滅に向かっている者として彼女を憐れむ一方、新たな魔王になりうる存在として強い危惧を抱いている。現在はクロシュヴィアを止める使命を託すため、クロシュの到来を待ち続けている。
958 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/12(木) 03:25:18.41 ID:9ZhtJsKWo
@
【名前】リーシア
【種族】雪豹の獣人
【性別】女
【年齢】27
【容姿】丸っこいケモ耳とモフモフボリュームたっぷりの尻尾を持つ。ケモ耳、尻尾部分は銀に黒斑点のある体毛。銀のショートカットヘア。薄っすら笑っている表情がデフォ。小柄だが骨太そうな体格。寒さに強いのか場違いなほど薄手の黒いドレスを着ている
【性格】物腰やわらかく誰にでも敬語で話し警戒されずに距離を縮めてくる。が、本心では中々心を許さず、冷淡に相手を値踏みしている
【魔法】闇具現化魔法。暗闇に形を与えて実体化させる。割と何でも作り出すことができ、光の届かない坑道は材料が無限にある彼女のホームグラウンドである
【備考】山脈に住み、山越えを試みる者へ安全な坑道抜けのガイドを申し出ている。自分から対価を要求することは無く、またどんなぞんざいな態度でも快く案内人を引き受けてくれるが、彼女もボランティアでやっているのではない。報酬の見込みが無かったり、機嫌を損ねると坑道深部で態度が豹変するだろう。好物は血の滴るような新鮮な肉
959 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/12(木) 06:20:59.74 ID:PjigyhSZ0
@
【名前】ユウリ・ウーエスティ
【種族】アンデッド
【性別】女
【年齢】50000歳
【容姿】ピンク髪の美女。肌があり得ないくらい白い。ピンク色のローブを着ている。
【性格】おっとりしているが怒ると怖い。
【魔法】闇魔法と魂を操る魔法(死者の魂を操ったり生者から魂を取り出して一時的に仮死状態にする)
【備考】大山脈の実質的な統治者。かつてどこかの国の令嬢だったが没落して山に逃げ込み死亡。その前に魔法をかけていたので蘇生。以降は山全体を見守り、不敬を働く者には裁きを与えたりそうでないものを招いて頂上の豪邸や山のそこかしこにある別邸に招いたりしている。
960 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/12(木) 12:37:39.87 ID:KrXu6e81O
A
【名前】ヤクモ=コウラン
【種族】妖狐
【性別】女
【年齢】1000
【容姿】金髪ショートの女性。ケモミミに9つの尻尾が生えている。
【性格】真面目
【魔法】式神魔法(紙で作った動物を操る)に剣技にも秀でる。
【備考】オノゴロ出身の女剣士。修行のために山脈にこもっている。最近のオノゴロの情勢については知らない。
961 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/12(木) 18:37:34.71 ID:b7EK0sdyo
【名前】ダウン・フォール
【種族】エルダーサキュバス
【性別】女
【年齢】200
【容姿】金髪糸目美人。山中だとか寒さだとか関係なく黒のドレスを愛用する。翼が相手を包めるくらい大きい。
【性格】ほわほわフフフな穏やか和やか女子
【魔法】[ピーーー]魔法
相手を見ただけで魔翌力・生命を吸い上げ殺してしまう魔法
またサキュバスらしく夢魔法も得意
【備考】
かつてリーリアの民だったが、亡国の折に大山脈まで逃亡し小さな集落に居着く。危険度高の大山脈も軽々と踏破する実力者。無差別強力な魔法を生まれながらに保有するが、彼女の優しい性格から目を閉じることでもう数百年使用していない。長いこともう何も見てないが自分が誰かを傷つけるより遥かにマシと考えている。山脈の化物たちは素手で撃退する、殺しなんてしたくないので。Theパワー。でも、亡国の時本気で魔法を使って抵抗していたらこんなことにならなかったのかなと後悔もある。デロデロには多少の理解を示すが積極的ではない。とある悪竜親子とはお友達。ザイル国王の元右腕であり、リーリア復興するなら手伝うつもり満々だったが、まさかシノホシなんて立ち上げるとは。妹大好き。
962 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/12(木) 18:38:26.98 ID:b7EK0sdyo
@ですね
963 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/12(木) 19:48:04.90 ID:K/wwOoV00
A
【名前】マネキ
【種族】自称猫神
【性別】神に性別は関係ないとのこと
【年齢】世界の始まりから存在しているとのこと
【容姿】デフォルメたれた二足歩行の三毛猫
【性格】気まぐれで本心が見えない掴み所のない性格
【魔法】神なので何でも使えるとのこと
【備考】世界中を気ままに放浪している自称猫神。
    神故に誰の味方にもならず、誰の敵にもならないとの事で歴史上の様々な事件や災いに干渉しなかった。
    しかしそこは気まぐれな性格。もし出会う事があれば何か恩恵を与えるかもしれない。与えないかもしれない。
964 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/12(木) 20:11:19.05 ID:GNvu6ST80
A
【名前】アッシュ・ライトニング
【種族】人間
【性別】男
【年齢】26
【容姿】金髪オールバック、細身、サングラス。パイロットスーツのようなタイトな衣装
【性格】明るく前向き、ラフでワイルド。世話焼きの頼れる兄貴分。チャレンジ精神と行動力に満ちていて、恐れをあまり感じない
【魔法】雷魔法
【備考】長いこと冒険者をやっている。武器はレイピア
刺激を好み、退屈を嫌う。面白いものや、熱い気持ちになれる何かを常に求めている
古ドワーフの古代都市を追い求めてやってきた。挑戦するのは初めてではなく過去に大怪我したり同行した仲間を失ったこともある
今回は慎重に、まずは集落を探して山に住むものから情報を得たいと思っている
実は左腕は機械の義手。手と手首をつなぐワイヤーを自在に伸ばせるほか、その義手を通して増幅した自身の雷魔法を流せる
サングラスのコレクター。たとえ劣勢や命の危機でも粋なジョークをとばす余裕を忘れない
965 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/12(木) 20:39:05.17 ID:x+BbcJ/fO
A
【名前】メアリー・ロード・セイントレア
【種族】人間
【性別】女
【年齢】16
【容姿】金髪に紅碧オッドアイの無表情キャラ
【性格】感受性豊かで他人の哀しみを自分の物のように感じる心根の持ち主
【魔法】念動力
相手を吹っ飛ばしたり、押し潰したり、空を飛んだり、防御に使ったりと力尽くが得意
【備考】
デロデロ教最高幹部を勤める才女。命令を受けたわけではないが、クロシュ一向をデロデロにせねば計画に支障が出ると独断で大山脈にやってきた。
元々王族として何不自由ない生活を送ってきたが、そんな華やかな暮らしの横で同時に国の暗部もいっぱい見てきた。あらゆる悲劇に絶望し、それを作り出した忌々しい血が自分にも通っていることに失望し、心が折れた。その時、クロシュヴィアに感化され、何もかもデロデロになればもう誰も苦しまないし自分も絶望せずにすむと手を取る。
どちらかというと教団の中では過激派であり、デロデロを拒む者もいつかは絶望するかもしれないしその子孫もいつかどこかで絶望するかもしれないだからデロデロへの説得を通さず一人残らずデロデロにすべきと考えている。可能性から根絶やしにしようとするその様は実にセイントレアだと本人は気付いていない。
ホントは自分もさっさとデロデロになりたいが、義務感と贖罪の意識だけで教団幹部をしている。気を抜くと白影スライムに飛び込みたくなる。
とても優しい娘なので困っている人がいたら即座に白影スライムで包んであげる。念動力で間接的に白影スライムを触れて動かせるので半ば武器のように使う。
966 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/12(木) 21:30:37.25 ID:vA6JcwQ5o
A魔物(生息地なので@かもしれない?)
【名前】ヴィトナ
【種族】魔狼 【性別】メス 【年齢】16
【容姿】獣人態は空色のセミロングヘアと青い瞳を持つ狼の獣人少女。頭部に獣耳と臀部に尾があり、人の耳は無い。ワイシャツと土色の長ズボンの上に、黒のフードマントを被っている。衣服も変化の魔法で作り出した物。身長148cm。
狼態は同族と同じく空色の体毛と青い瞳の狼。全長1.6m。
中間の人狼態にも変化でき、戦闘では三種の姿を使い分ける。
【性格】属性は混沌・善。凛としていて気高く、いつも冷静で芯が強い。多くを語らず行動と態度で示す不言実行の孤高娘。自然の内で生きる者なので弱肉強食を是としており、外敵には強気で攻撃的。一方仲間思いでもあり、同族の前では温厚で心優しい一面も見せる。
【魔法】魔狼の生来として自然魔法を扱う。大山脈の環境に順応した彼女達は氷雪を自在に操り、大自然の脅威を味方に付ける。彼女は他の個体よりも魔法の才覚に優れており、人態変化や念話など幾つかの補助魔法も習得している。
【備考】最近集落に現れては食べ物を対価に困り事を解決していくようになった謎の獣人。その正体は大山脈に生息する魔狼種"ボレアスルクス"。
魔狼とはその名の通り魔法を使う狼。自然魔法に加えて高い知性・優れた適性・強靭な身体を持つ上位の魔物。セレーネルクスのように神秘的な能力や特性を持つ種もいるが本種は一般的な魔狼。
群れの個体数増加や大山脈の環境変化によって食べ物に困る事が増えたので、狩猟以外での食料確保を目的に集落の人々と関わり始めた。そこで得た食料は仲間達に配っている。正体を隠して人の姿になるのは、魔狼だとわかると余計なトラブルを招くのと獣人態なら相手と直接言葉を交わす事が出来るため。
好き:同胞達、駆け回る事、昼寝と日光浴、お肉
苦手:会話を続ける事、仲間を見捨てる事、人間
夢:皆と平和に暮らす
大嫌い:空腹時に食べ物を奪われる事
967 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/12(木) 23:18:31.90 ID:iXQ6sWAlo
【名前】ソフィア・ロスチャイルド
【種族】人間
【性別】女
【年齢】25
【容姿】金髪を一本のおさげにして肩から垂らした白衣美人。背中から4本のアームが生えている。
【性格】我が儘、傲慢、強欲
努力の人、諦めない限り必ず願いは叶うと信じるポジティブシンキング。
【魔法】無し
【備考】
かつてカリスノーランドとライバルだった王国の科学者。無能力者だが、独自開発の発明品で他人の魔法を完全に模倣・再現できる。対象の魔翌力をサンプリングする必要があるが丁度都合よく他人を取り込んだ白影スライムが溢れているので、これらを捕獲・解析し無数の魔法をストックしている。
目的は「勇者の復活」。復活させた勇者を兵器化し、世界征服を行うとスポンサーたちを言いくるめ巨額の資金で伝説の古代都市を巨大ラボに改造した。ラボでは無数の魔導機械が護衛兼スライム回収役として動き回っている。
勇者を蘇らせるためには身体と魂が必要だ。身体はカリスのデータと自身のバイオ技術で再構築済み。魂は既に星の奔流に溶け込んで回収不能だったが、古代都市で発見した知識を使うことで克服。魂の門を建造し、星内部から門の外へ魂の奔流を逆流させ魂精製装置で回収し、勇者の魂だけを抽出する計画。門維持に膨大なエネルギーが必要だが、これまた都合良く白影スライムというエネルギー塊が無数にあり、かつ、星脈不安定化の今が絶好の好機と確信。失敗したら地上が大混乱になるかもしれないけど許してくれるね。ありがとう。
ここまで執念を燃やす本当の理由は純粋な愛。サインが大好きで、深く愛しているから。ただただ「もう一度会いたい」「そばにいたい」という想いだけが彼女を突き動かす。世界征服は資金集めの建前。前回どっかのサキュバスに奪われた彼の愛を今回こそ手に入れてみせる。後もう少しで必要なエネルギーが集まる。その分白影スライムが山脈では少なくなっている。ちなみに前回愛を奪われた時は泣いた。
968 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/12(木) 23:20:22.31 ID:iXQ6sWAlo
A
969 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/12(木) 23:57:02.83 ID:uBlgb7ReO
@
【名前】ロンドン
【種族】ドワーフ
【性別】女
【年齢】300
【容姿】全身防寒器具に包まれて顔や素肌が見えない。
【性格】凄く適当な性格。うっかり。
【魔法】肉体強化
【備考】
生まれてから一度も大山脈を離れたことがない世間知らず。しかし、大山脈のことについてはよーく知っている。坑道の道順も完璧。でもめんどくさいのでガイド仕事はしない。どこでも眠れる特技があり肉体強化も併せて吹雪の中寝てたりもする。凍死体とよく間違われる。
大山脈の温泉を掘り当てたのも彼女である。白影スライムのことはよく分かってないが、野生の感で近付かないことにしている。伝説の古代都市についても詳しいが、聞かれたことないから特に喋ったこともない。普通に強い。

または

A
【名前】マーシャル
【種族】竜
【性別】男
【年齢】450
【容姿】黒いドラゴン
【性格】正義
【魔法】破壊光線
【備考】
白影スライム絶対駆除委員会、各国が流石にこれは連合組まなきゃダメだなと作った国際機関のメンバーの一人。国家統治機構がない大山脈の手助けに現れた。白影スライムは破壊光線で薙ぎ倒す。近くの国まで住民の避難計画を立てるが住民が大山脈中の散らばっているわ、集落もどこにあるんだと若干苛立っている。
あと誰だか知らないがネーミングセンスないなと思っている。
970 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/13(金) 01:02:17.85 ID:u384CACE0
妖精「――という感じで、吹雪の山道を行くよ」

聖女「寒さ対策は万全……と思います」

妖精「私の自然魔法で吹雪の影響もある程度和らげられるから、迷う危険のある坑道よりは山道の方がまだ安全と思ったの」

リュアン「山道には氷竜やヒグマも出るらしいですけど、その対策は確か――」

妖精「うん。そろそろ合流地点のはず――」


 精霊の幌馬車「」ガタンゴトン


クロシュ「!!」モニョニョッ!!

フメイ「……! この感じ……!」


 パヒュンッ――


セイン「――久しぶりだ。みんな」スト


クロシュ「セインちゃん!」

フメイ「セイン……!」

聖女「セインさん……!」

リュアン「助っ人って――この人のことだったんですか!」

妖精「うん。無事に合流できて良かった。具合は大丈夫?」

セイン「ああ。本調子とまでは行かないが、かなり良くなった」

フメイ「良かった……。集落の方は、大丈夫……?」

セイン「ああ。今のところ襲撃はかなり少ない。残っている人員だけでも問題なく対処できると思う。しかも今はエバンスが来ていて、フレアたちと共に警備してくれている」

クロシュ「わあ……! エバンスさん……!」

妖精「なるほどね! エバンスまで来てるなら心配なさそうだ」

フメイ「セイン、これからずっと一緒に来るの?」

セイン「……そうしたいところだが、まだ定期検診を欠かせない状態でもあるらしい。何やらカリスの勇者再現計画による後遺症≠フようなものがあるそうだ。単純に言えば一度デロデロ化しかけたことで悪性化した、と」

クロシュ「ほえ……」

フメイ「え……大丈夫なの……?」

セイン「今回の遠征くらいなら問題ないと言われている。薬も60日分持ってきているし、もしもの時は光速移動で集落まで撤退するように言われているから心配いらない」

妖精「なるほど……。まあ医者のお墨付きがあるなら大丈夫か。でも無理はしないでよ、本当に」

セイン「わかっている。守るべき時に守れなくなるような失態は、二度と犯さない」



リュアン「……あ、あれ? あの子、王国の騎士さんなんじゃありませんでしたっけ……!? あの、ミュージアでシノホシを撃退した……」

聖女「ああ、ええと……ちょっといろいろあって、今はクロシュちゃんたちが暮らしてる集落で共に暮らしてるんです」

リュアン「そ、そうなんですか……!?」

聖女「今夜は、クロシュさんとセインさんたちの冒険譚をお話しましょう……!」

リュアン「はい……聞きたいです!」

スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ ピョンピョン

 ☆セインが合流しました
  大山脈を越えるまでの間、旅の道連れとなります

 ◆
971 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/13(金) 01:03:39.27 ID:u384CACE0
というわけで本日はご投下ありがとうございました。次回は土日の予定です。お楽しみに


オリシンでの旅を終えて大山脈へ向かう道中、かつて少しだけ敵となったり概ね味方だったりしたセインと合流を果たしたクロシュたち。心強い味方の登場に湧き上がる一行だが、一緒に来てくれるのは大山脈を越えるまでという時間制限付き。短い間ではあるが共に道を行ける嬉しさを胸に秘め、あかちゃんスライムは歓喜の砂漠スライムダンスを踊る。
そして数多の運命が交錯し、大山脈にも暴風雷雪が吹き荒れる―――
972 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/13(金) 01:31:57.18 ID:aKR/m8pCo
おつ
あのセイン君とひと旅出来る日が来るとは!
彼が居ても厳しい場所って事でもあるが…
973 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/14(土) 10:56:22.39 ID:7Aa655eco
大山脈は旧パーティなら楽勝だったかな
974 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/14(土) 12:28:46.65 ID:4RHOJ3UcO
クロシュ、セインのこと好きよね
975 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/14(土) 14:19:34.99 ID:3iFCLi/wO
危険地帯の大山脈越えは一般人はどうしてるんだ毎回決死か
976 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/14(土) 17:27:43.47 ID:QVDCobdQ0
大山脈は危険な場所ですが、万全ではないと言えどセインがいれば大丈夫だろう――と妖精は考えているようです。実際のところそれが正しいかどうかはわかりませんが、セイン氏は大きい戦力なので一緒なら安心かもしれません

大山脈越えについて以前のパーティメンバーならどうだったかは諸説ありますが、大きな不運に見舞われない限りは概ね問題なく山越えできたと考えられます。現パーティはサバイバル技能がやや不足しがちかもしれません

セインさんはクロシュさんにとって同郷の仲間でかつ頼れる兄貴分?のように思っており、しかも中身がスライムであることも発覚しているため、とても好きな方の人物と言えるようです。とはいえクロシュ氏は友達や仲間のことはみんな好きとも言えるかもしれません

もし一般人が大山脈を越える場合、ほぼ確実にそれは決死行となります。大陸の北部と南部を行き来する場合、急ぎでなければ海路を行くのが一般的なため、普通の一般人が普通の人生を送る過程で大山脈を行き来する必要は基本的にありません。逆説的に、大山脈に挑む時点でそれは一般人ではないと言えるかもしれません
977 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/14(土) 17:28:55.30 ID:QVDCobdQ0
―大山脈登り 山麓の道 行程[0日/3日] 満腹度[12/12] 物資[20]

 遠くに見える大山脈の尾根「」


 精霊の幌馬車「」ガタンゴトン

妖精「そろそろ麓って言えそうかな?」

リュアン「この辺りはまだ穏やかですね」

妖精「寒さとかが危なくなってくるのはある程度登ってからだからね」


 綺麗な小川「」サラサラ


クロシュ「わあ……!」

聖女「綺麗な小川です!」

フメイ「飲む?」

妖精「クロシュとフメイと、あとセインは大丈夫と思うけど、聖女とリュアンはそのまま飲まない方が良いかも。雪解け水だから綺麗だけど、地を流れた時点でいろいろ不純物も混じるんだよ。もし飲むならちゃんと浄化してからね」

リュアン「むむ、そうなんですか……あれ? でもセインさんはどうして大丈夫なんですか?」

セイン「ん? ああ、それは――」

 デロデロ…モニョモニョ…ポン!

スライムセイン「〜〜」モニョモニョ

リュアン「わ……わわっ……!? セインさんが……白いスライムに……!?」

聖女「白影スライムさんたちと違って、透明感のある透き通った雰囲気です……!」

 モニョモニョ…ポン

セイン「――というわけで、僕も他のスライム類と同様毒に強いらしい」

フメイ「……フメイも、スライム?だから、毒に強いんだって」

クロシュ「うん!」

リュアン「わあ……ちょっと、スライムさんたちが羨ましいです……」

妖精「人間の消化器官は他の種族や動物に比べても特別弱い方なんだよね……」

聖女「でも、だからこそ人は料理や保存技術を発展させてきた――と聞いたことがあります!」

クロシュ「わあ……!」

フメイ「おー……人間、偉い……?」

妖精「……まあ、いろいろ問題を指摘される人間族ではあるけど、料理文化の発展については大きな貢献を果たしてきたと言えるかも……」


↓1〜2 発生するイベント
01-10 強敵   (物資-4、戦闘)
06-30 敵襲   (物資-2、戦闘)
31-33 綺麗な水 (物資+1)
34-36 冷えた野草(物資+1)
37-39 冷凍きのこ(物資+2)
40-42 ゴボウの根(物資+2)
43-45 どんぐり (物資+3)
46-48 ヤマイモ (物資+3)
49-51 ユキイチゴ(物資+4)
52-54 ワカサギ (物資+4)
55-57 ユキタニシ(物資+5)
58-60 ザリガニ (物資+5)
61-70 山小屋  (物資+6)
71-80 山小屋温泉(物資+8)
81-90 ユキマグロ(物資+10)
91-00 ダイヤモンドダストガニ(物資+20)
978 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/14(土) 17:30:46.14 ID:jGnEAUe9O
979 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/14(土) 17:33:18.68 ID:7Aa655eco
かに
980 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/14(土) 18:40:56.39 ID:QVDCobdQ0
 精霊の幌馬車「」ガタンゴトン


セイン「――!」パチッ

妖精「何か来る! みんな警戒して!」

スライムクロシュ「!」モニョッ

フメイ「ん」スクッ

 *

 停止した精霊の幌馬車「」ガタン


空色の毛並みを持つ狼の群れ「」シュタタタッ


妖精「あれは――ボレアスルクス!?」

リュアン「ボレアスルクスって……!?」

妖精「大山脈に棲むと言われる魔狼の一種! でも本来の生息地はもっと上の方の、降雪地帯のはず……どうしてこんな麓の方に……!?」


ボレアスルクスA「グルルル……」

ボレアスルクスB「ワンッワンッ! グルルル……」


セイン「迎撃する。聖女とリュアンは馬車の中へ。クロシュとフメイは――」

クロシュ「ん! わたしも……!」バッ

フメイ「病人に無理はさせない」スッ

聖女「私も少しは戦えますよ! 馬車全体を守るなら……!」バッ

リュアン「わ、私だって! 光魔法、できます……!!」タッ

セイン「わかった。共に向かおう――!」


 ――戦闘開始 ボレアスルクスの群れ――


◆クロシュ一行 満腹度[12/12]
 コンマ+65(連携+15、薄明+10、閃光+40)
  会心+40(閃光+40)

 ◇パッシブ(条件を満たすと自動発動)
 ・連携(常にコンマ+15)
 ・残火(敗北時1度だけ復活、発動後コンマ-20永続)
 ・結界(1度だけ劣勢・痛恨を無効)
 ・埋火(敗北危機のとき、コンマ+20、会心+20)
 ・追風(優勢時、次ターンコンマ+10)
 ・変天(痛恨時1度だけコンマの1桁と2桁を入れ替える)
 ・薄明(最初のターンコンマ+10)
 ・閃光(常にコンマ+40、会心+40)

 ◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。同時使用は不可)
 ・氷冷(腹-1、氷属性、敵コンマ-10永続)
 ・俊足(腹-1、会心+20)
 ・空蝉(腹-3、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
 ・居合(腹-6、コンマ+20、会心+20、結界無視)

◆ボレアスルクス
 コンマ+20(連携+10、多勢+10)
 ・氷耐性大(氷属性による不利な効果を1/5にする)


 ☆戦力差により自動的に勝利します

 *
981 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/14(土) 18:48:47.93 ID:QVDCobdQ0
ボレアスルクスA「キャオンキャオン!」タタタタッ

ボレアスルクスB「ワオォーン!」タタタタッ


リュアン「逃げていきます!」

妖精「戦力差を理解したんだろう。魔狼は賢い獣だ。もう私たちを襲うこともないと思う」

セイン「追う必要はないか」スチャッ

妖精「うん。賢い獣は無益な争いを避けるけれど、仲間が殺られたら別だからね……。互いの為にならないよ」

セイン「……そうだな」

フメイ「……フメイ、焼き狼にしなくて良かった」


聖女「……しかし、どうして山の上の方に棲むというボレアスルクスたちが麓の方まで降りて来ていたのでしょうか」

妖精「それが気にかかる……。山の上の方で何か問題でも起きているのかな。通行に支障がなければ良いけど……」


 ☆ボレアスルクスの群れを撃退しました

 ☆迅速に撃退したので物資は減りませんでした

 ◇

―夕方
 大山脈 三合目

 雪「」シンシン


スライムクロシュ「〜〜!」モニョニョニョ

フメイ「冷たい! 冷たい!」キャッキャ

 雪「」ヒラヒラ

 手のひらに落ちて溶ける雪「」――

セイン「これが……雪……」

リュアン「久しぶりに見ました……! 雪……!」

聖女「綺麗ですねえ……。でも……うう、寒いです……」ブルブル

妖精「一応この馬車も防寒性能は高いけれど、三合目でもうこの寒さかあ……。できればちゃんとした寝床が欲しいところ――おっ」


 山道沿いに立てられた木造の家「」


フメイ「家!」

リュアン「もしかして……山小屋ですか!?」

セイン「看板にご自由にお使いください≠ニ書いてある」

聖女「わあ! 山小屋です、山小屋!」キャッキャ

スライムクロシュ「〜〜!」キャッキャ

妖精「丁度良かった! 今夜はあの山小屋に泊まらせてもらおう!」

 ◇
982 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/14(土) 18:51:09.14 ID:QVDCobdQ0
―夜
 山小屋

 暖炉「」パチパチ

リュアン「あったかい……。暖炉って良いですね……」ポカポカ

スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ ポカポカ

フメイ「もうちょっと強める?」ポカポカ


聖女「ここを建ててくれた人に感謝ですね……。今夜は安心して休めそうです……」

セイン「見張りは……必要ないか」

妖精「うん。獣避けの結界も張られてるみたい。どこの誰だか知らないけど、本当に感謝だ」

聖女「……でも、この先はもっと寒くなるんですよね……」

妖精「うん。まあ……頑張るしかない」


 たくさんの薪「」ポン
 たくさんの油ツボ「」ポン

フメイ「これもご自由にお使いくださいだって」

セイン「薪に油か」

スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ

リュアン「わあ……。でも、本当にいいのかな……? 勝手に持って行っちゃって」

聖女「他にも大山脈を登る人がいるかもしれませんから、少しだけ拝借していくとしましょう」

妖精「そうだね。私たちの馬車にはもう十分に物資が積まれてるから、必要な分だけ貰っていこう」


 ☆物資を6手に入れました


山道沿いの山小屋に一泊します
↓1〜3 自由安価 宿泊中何をする?
983 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/14(土) 18:52:15.42 ID:9LWNdgLW0
クロシュ、剣の練習してみる
984 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/14(土) 19:01:24.03 ID:R903JWp1O
取り敢えず吹雪の中で巨大雪ダルマを作る
985 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/14(土) 19:30:15.97 ID:7Aa655eco
セインをモニョモニョして勇者因子ちょっと食べてみる
986 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/14(土) 20:22:49.46 ID:QVDCobdQ0
―夜
 山小屋 庭

 雪「」シンシン

クロシュ「……」
 棒きれ「」ブンッブンッ


セイン「クロシュ。こんな寒い中で訓練していたのか」

クロシュ「ん」

セイン「……そういえば、予備の剣を忘れていったようだが……その様子だと、まだ剣を調達していないのか」

クロシュ「んゅ……」

セイン「すまない、僕がもう一本持ってくれば良かった」

クロシュ「んーん。わたし……これ、できる!」

 ギン!
 凍った棒きれ「」カチンコチン

氷クロシュ「!」ドヤ

セイン「なるほど……凍らせればただの棒きれも鋭い武器になるか」

氷クロシュ「ん!」

セイン「しかし強度が不安だ。少し打ち合ってみよう」

氷クロシュ「わ……うん!」


↓1コンマ 剣の練習
01-40 近接経験+1、武装製作経験+1
41-70 近接経験+2、武装製作経験+2
71-90 近接経験+3、武装製作経験+3
91-00 近接経験+6、武装製作習得
987 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/14(土) 20:27:41.78 ID:GXC7cVqxO
勇者のごとく
988 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/14(土) 21:02:59.50 ID:QVDCobdQ0
セイン「」タンッ

氷クロシュ「!」バッ

セイン「」シャッ

 魔銀の剣「」ビビビッ
 凍った棒きれ「」カンカンカンッ!

氷クロシュ「んゅゅ……!」

 魔銀の剣「」ビュオッ!

  バギャッ!!
 砕け散る凍った棒きれ「」バギャァン

氷クロシュ「!!」

セイン「そこだ――」シャッ

氷クロシュ「――」

  ギンッ!!

 魔銀の剣「」ギギギ
 黒い刃「」モニョニョ…!!

セイン「――! その刃は――」

クロシュ「……」

 デロデロ…

スライムクロシュ「」デロロ…
 黒い刃「」デロロ…

セイン「――すまない、大丈夫かクロシュ」タタッ

スライムクロシュ「〜〜…」モニョモニョ

セイン「……なるほど、ブラッドの技を模倣したのか……。良い判断だった」

スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ

セイン「ああ。実戦で使えるようにすればかなり優れた力となるかもしれない。また練習しよう」

スライムクロシュ「〜〜!」モニョッ

 ☆クロシュが近接経験を3積みました
  近接レベルが1上がりました

 ☆クロシュが武装製作経験を[3/6]積みました
  経験が[6/6]になると武装製作を習得します

 *
989 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/14(土) 21:05:27.74 ID:QVDCobdQ0
―夜
 山小屋

 暖炉「」パチパチ

スライムクロシュ「〜〜」ポカポカ


フメイ「セイン……こんな寒い中でクロシュに稽古付けるなんて……」ジト

セイン「……すまない」

妖精「まあまあ……元々はクロシュが自主的に剣の練習してたみたいだし……」


聖女「――そしてセインさんは自分の中にあった聖剣ルクスカリバーをクロシュさんに託し、クロシュさんは勇者となってルクスカリバーを振るい、黒い影の魔物をやっつけていったのです――」

リュアン「わああぁ……!」


妖精「……あっちでは懐かしい話をしてるね。ルクスカリバーは王国に返しちゃったんだっけ?」

セイン「ああ。王国やカリスとの繋がりは絶っておきたかった」

妖精「まあ確かに……。最近は融和路線に切り替わりつつあるけれど、セインたちからしたらやっぱり忌まわしい国だもんね」

フメイ「でも聖剣を持った勇者のクロシュ、かっこよかった」

セイン「……すまない」

妖精「いや、そんなことで謝らなくても良いんじゃないの……」

セイン「……僕の中にルクスカリバーの情報が残っている可能性はある。それを用いれば……」

スライムクロシュ「!」モニョッ

妖精「あなたたちみんな本調子じゃないんだから下手なことはやめときなよ……」


↓1コンマ
01-90 勇者因子に拒絶された
91-00 勇者クロシュ再誕
990 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/14(土) 21:09:36.09 ID:7Aa655eco
覚醒
991 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/14(土) 21:40:18.15 ID:QVDCobdQ0
 デロデロ…モニョモニョ…

 ◆

―???

 ザァーン… ザザァーン


クロシュ「?」キョロキョロ


 岩に突き刺さった聖剣「」


クロシュ「!」モニョッ

 トコトコ…

クロシュ「……」

 岩に突き刺さった聖剣「」

  ガシッ グッ

クロシュ「んゅゅ……!」ググググ

 岩に突き刺さった聖剣「」ググググ

クロシュ「んゅゅゅ……!!」ググググ

 岩に突き刺さった聖剣「」ググググググ

  ググググググググ――

   カッ――!!!!

  ドッギャァァァァァン!!!!

吹っ飛ぶスライムクロシュ「〜〜〜〜!!」モニャニャニャニャ!! ヒューン…


 岩に突き刺さった聖剣「」ツーン

 ◆

―山小屋

 暖炉「」パチパチ

スライムクロシュ「〜〜〜〜!!」モニャニャニャニャ!!


妖精「うわあ!!?」ドテッ

フメイ「クロシュ……!」

セイン「クロシュ! 無事か……!」

スライムクロシュ「……?」モニャニャ

妖精「セインの欠片を取り込もうとしたら、急に意識を失ったんだよ……。大丈夫……?」

スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ

フメイ「……まあ、大丈夫みたい?」

セイン「……そうか、良かった」ホッ

妖精「全くもう、人騒がせなんだから……」

スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ


妖精「……でも、どうしてセインの欠片を取り込もうとしたら意識を失ったんだろう? 他のスライムの欠片でこんな風になったことなんてなかったのに。聖剣そのものより同じスライムであるセインの欠片の方が親和性はむしろ高い気がするけど……」

セイン「……弱体化したのが関係しているのだろうか。強い力がなければ勇者の力を御せない、とか」

フメイ「んー……クロシュは今のままでいいってこと!」

セイン「それはそうだ」

 ・勇者因子の取得に失敗しました

 ◆
992 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/14(土) 21:58:33.08 ID:QVDCobdQ0
―朝
 山小屋

 雪「」シンシン

クロシュ「んしょ、んしょ」ゴロゴロ

 大きな雪玉「」ゴロゴロ

リュアン「わ〜! 真っ白な雪玉!」キャッキャ

フメイ「まんまる! まんまる!」キャッキャ


妖精「こんな朝早くに元気だなあ……昨晩はあんなに寒がってたのに……」

聖女「ふふ……子供は風の子元気の子、と言いますから。うぅ……でも私はもう少し暖炉に……」ガクブル

妖精「情けない大人……」


セイン「雪玉、これくらいで良いか」ゴロゴロ

 すごく大きな雪玉「」ゴロゴロ

クロシュ「んわ!」

フメイ「わあ!」

リュアン「す、すごい! クロシュちゃんの雪玉が下になると思ってたけど……これなら……!」

 *

   (゜゜)
  (゜ ゜ )
 巨大な雪だるま「」ドン!!


クロシュ「わ〜!」キャッキャ

リュアン「大きいスライムさんの上に小さいスライムさんの……雪だるま……!」

フメイ「ふ〜……フメイたち、がんばった……」

セイン「……ああ。良い作品になった……と思う」


↓1コンマ
01-40 氷経験+1
41-70 氷経験+2
71-90 氷経験+3
91-00 ???
993 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/14(土) 22:03:03.00 ID:y0iFO7OXo
それ
994 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/14(土) 22:17:54.73 ID:tB0dilw0o
おお
995 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/14(土) 23:10:41.56 ID:QVDCobdQ0
―クロシュの夢
 夢の集落

 ホーホケキョ

シュヴィーの欠片「暮らしのことはなんでも私に任せてくださいね! クロシュちゃんのことも私がお守りします!」

星スライムの欠片「私もクロシュちゃんを守るよ。クロシュちゃん一人に、何もかもを背負わせない」

ラティアのウニ大盾「私、もう二度とクロシュちゃんから離れない……。クロシュちゃんのこと、絶対、絶対、私が守り通す……」グッ


アイスの欠片「……」

焦げたニワトリ「……競合相手が増えて不安?」

アイスの欠片「べつに。アイスの負担、減るし……。クロシュも、いろいろ使えた方が、いい……」

焦げたニワトリ「あらら……。でもあなたの力ならもっとやれるはずよ」

アイスの欠片「ふん……クロシュ、へたくそだもん。アイスのちから、ちゃんと使えてない……」

焦げたニワトリ「私に良い案があるわ。今クロシュたちは大山脈……ものすごく冷たくて寒い場所に向かっている。氷属性と親しむチャンスということ。わかるわね?」

アイスの欠片「……!」

焦げたニワトリ「空属性やら星属性やら、希少な特殊属性が次々に入ってきて不安になる気持ちはわかるわ。でも私の見立てでは、あなたのポテンシャルはそれらの属性にも決して引けを取らない。自信を持ちなさい」

アイスの欠片「べつに、自信なくないし……。ばかクロシュがへたくそなだけだもん」

焦げたニワトリ「ふふ、ならクロシュがちゃんと使えるように手助けしてあげて。あの子もがんばってるんだから」

アイス「……うん」

 ◆

クロシュ「……」


 巨大な雪だるま「」


氷クロシュ「!」ポン!

フメイ「わ、クロシュ急に氷になってどうしたの」

氷クロシュ「わたし……できる!」コォォォ――

  ギン!!

 雪だるまの形に凍った空気「」カチンコチン


リュアン「えっ!? こ、氷……!?」

セイン「違う……これは、空気だ! 空気が……凍っている!」

妖精「空気を凍らせるなんて……クロシュ、いつの間にそんなミスティみたいなこと――」

氷クロシュ「アイスちゃんが、教えてくれた……きがする……」

フメイ「アイスが……」

セイン「アイス……」

氷クロシュ「んへへ……ありがと、アイスちゃん……」


 ☆アクティブスキル〈氷冷〉が〈冷獄〉に進化しました
(満腹度-1、氷属性、敵コンマ-20永続、耐性貫通、他の技と同時使用可)

 ◆
996 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/14(土) 23:23:00.26 ID:QVDCobdQ0
―大山脈登り 2日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:         盾:ラティアの大盾  飾:
武:         防:ぬののふく    飾:煤けた不死鳥の羽根

◇フメイ  [バーニングハート]
武:         盾:         飾:
武:         防:火鼠の衣     飾:

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:
武:         防:木綿のドレス   飾:

◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ  盾:         飾:守りのペンダント
武:         防:旅人のドレス   飾:

◇聖女   [運命変転修道女]
武:木の杖      盾:         飾:
武:         防:ロイエの修道服  飾:

◇セイン  [勇者スライム]
武:魔銀の剣     盾:         飾:
武:         防:旅人の服     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽の欠片*3    大きな巻き貝      冒険者証(ランク1)
運命賽*4       サボテンドラゴンの花  メルルの帽子
会心賽*1                   暗黒優待券
反魂丹*1                   クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石                 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ                  星の粉
光属性の中級魔導書               オリシン王家の栞
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*2

◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う

◯努力目標
・特になし

◯個人目標
・世界樹の石炭 [2/4]
・武装製作経験 [3/6]

◯仲間の目標
・僧侶を連れて帰る(聖女)

◯経験値
・クロシュ 近接[01/12] 魔法[01/12] 防御[01/09]
・フメイ  近接[00/06] 魔法[16/16] 防御[04/09]
・リュアン 近接[00/06] 魔法[04/09] 防御[00/06]
・聖女   近接[01/04] 魔法[04/09] 防御[00/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□オリシン首都
王宮:メロウドの離宮、未探索
市街:市場、書店、茶屋、食事処、酒場、浴場、治療院、冒険者ギルド
   大図書館、博物館、劇場、他
郊外:イリスの家、公園、農園、観光遺跡、天文台、他
……………………………………………………………………………………
997 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/14(土) 23:24:31.21 ID:QVDCobdQ0
―大山脈登り 降雪山道 行程[2日/3日] 満腹度[12/12] 物資[25]

  強まる雪「」ビュオオオ――…

 精霊の幌馬車「」ガタンゴトン


聖女「……よ、妖精さん……今どれくらいですか……?」ガタガタ

妖精「登りの概ね半分……つまり、全部の行程で言えば四分の一くらい」

聖女「そ、そんな……まだ四分の一……」

妖精「ここから一段と寒さは増していくと思う。みんな、しっかり防寒着を着込んでね」

クロシュ「ん……」

リュアン「は、はい……」

セイン「ああ」

フメイ「……聖女、あっためてあげよっか?」

聖女「フメイさん……! でも……余計な消耗は……」

妖精「物資はまだかなり余裕があるし、燃料をもっと多く使って大丈夫だよ。どんどん寒くなるのを見越して用意したんだからね」

フメイ「ん。えっと、赤い炎にならないように、青い炎で燃せば良いんだよね」

妖精「そうそう。フメイも魔力が足りなくなったらちゃんと休むんだよ」

フメイ「うん」


 □寒さが強まったため、本日は物資が3減ります


↓1〜2 発生するイベント
01-10 強敵   (さらに物資-4、戦闘)
06-30 猛吹雪だ!(さらに物資-3)
31-33 綺麗な水 (物資+1)
34-36 冷えた野草(物資+1)
37-39 冷凍きのこ(物資+2)
40-42 ゴボウの根(物資+2)
43-45 どんぐり (物資+3)
46-48 ヤマイモ (物資+3)
49-51 ユキイチゴ(物資+4)
52-54 ワカサギ (物資+4)
55-57 ユキタニシ(物資+5)
58-60 ザリガニ (物資+5)
61-70 山小屋  (物資+6)
71-80 山小屋温泉(物資+8)
81-90 ユキマグロ(物資+10)
91-00 ダイヤモンドダストガニ(物資+20)
998 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/14(土) 23:27:58.68 ID:XyhE2IcFO
999 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/14(土) 23:28:52.65 ID:mRxUC6dv0
1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/14(土) 23:28:55.49 ID:HPMV8YdO0
1001 :1001 :Over 1000 Thread
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               ∧::::::V   V:::::∧
           ∧::::::V     V:::::∧
            ∧::::::V     V::::::∧
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          ∧::::::V            V::::::∧
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          V:::|            |:::∨       SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
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シンとサム 〜2人は最強王子〜【ガンダムSEED DESTINY×ハイパー海物語】 @ 2026/02/13(金) 23:30:17.96 ID:CyLYxtJR0
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オグリキャップ「あんこで人理を修復するんだが?」藤丸「1.5部&イベントです!!」 @ 2026/02/13(金) 16:07:12.92 ID:+e7nuXAH0
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【安価】貴方は勇者?として甘やかされたり 2 @ 2026/02/12(木) 20:45:37.98 ID:+rp7SLR50
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1770896737/

【安価】上条「とある禁書目録で」白絹「仮面ライダー」【禁書】 @ 2026/02/08(日) 22:57:21.80 ID:DlgBgLZs0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1770559036/

僕らが離れるなら 僕らが迷うなら @ 2026/02/08(日) 22:07:22.09 ID:KcKjDOpko
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1770556032/

【DQ1-HD2D】もくろみの妖精「そんな泣きそうな顔で見られたら調子狂うじゃない」 @ 2026/02/06(金) 03:43:23.60 ID:QGTaFAbE0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1770317003/

BGP総合スッドレ @ 2026/02/04(水) 08:17:32.17 ID:my7qvA5JO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1770160652/

オグリキャップ「あんこで人理を修復するんだが?」 @ 2026/01/22(木) 20:00:43.95 ID:YAUv85ln0
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