【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 Ⅱ

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

149 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/06(土) 23:34:29.79 ID:CDrkjIQNO
ーー大魔女の部屋

ガイ「ルー……入るぞ」

トゥルーエンド「その声……ガイ!?」

タッタッタッ……ガチャ

ガイ「訓練の続きをしに──」

トゥルーエンド「無事だったのね!?バカ!どれだけ心配したと思ってるのよ!」

ガイ「……まだ今日、目が覚めたばかりなんだ。大きい声は頭に響く……」

トゥルーエンド「あっ、ごめんなさい……って謝るのはこっちじゃなくて、そっちでしょ」ジトッ

ガイ「……そうなのか?」

トゥルーエンド「“そうなのか?”じゃないわよ。意識が戻らないって報告を受けたこっちの身にもなりなさい」

ガイ「……すまない」

トゥルーエンド「まったく……いい?状況を聞いた限り──あなたは自分の時間だけじゃなく、相手の時間の流れにまで触れたみたいね。普通なら数年単位で段階を踏む領域に、いきなり踏み込んだのよ」

ガイ「……だが、そのおかげでフローディアを止められた」

トゥルーエンド「止めたわね。だから結果だけ見れば正解よ。でもね、ガイ──もしそこで、あなたが戻ってこなかったら。誰が『正解だった』って言ってあげるの?」

ガイ「……」

トゥルーエンド「世界は救われるかもしれない。人も守られるかもしれない。でも、あなたはそこで終わるの。誰にも触れられず、誰にも気づかれずに」

トゥルーエンド「……私は、それを正しいとは思わない。世界を救う手段に、誰か一人まるごと捧げるなんて──そんなの、悪趣味な魔術式と変わらないわ」

ガイ「……そういう線引きをするのは、意外だな」

トゥルーエンド「誰に向かって言ってるのよ。私は“大魔女代理”なの。世界を俯瞰して見なきゃいけない立場だけど……それでも、目の前で頑張ってる誰かを雑に扱いはしないわ」

ガイ「……少なくとも、俺のことをそこまで思ってくれているのは理解した」

トゥルーエンド「最初からそう理解しなさい。時間を弄る前に、自分の命の扱い方から学び直してほしいくらいだわ……さて、本題よ。今回の戦闘で──あなたが何に触れたのか、一緒に整理しましょう。報告は受けたけど、本人の口からも聞かせなさい。今回起きたことを順を追って話して」
150 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/06(土) 23:34:55.49 ID:CDrkjIQNO
ガイ「順を……そうだな。閃光玉で視界を奪ったあと、フローディアの時間の流れを掴みにいった。これまでと違って、自分ではなく──相手の時間に手を伸ばすつもりで」

トゥルーエンド「そこまでは想定の範囲内ね。自分じゃなく、他者の時間への干渉……それ自体は理屈としては間違ってないわ」

ガイ「だが、そこで妙な感覚があった。フローディアだけじゃない……周囲一帯の流れごと、何かに引っかかったような……掴んだ瞬間、世界が黙り込んだ。砂も、炎も、瓦礫も、何もかも……全部、動きを止めた。あとは、そこにいる“的”を……片っ端から壊した」

トゥルーエンド「……自分の感覚としては?止めたのか、置いていったのか。どっちに近い?」

ガイ「……止めた、だな。これまでとは違う。俺だけが速くなったんじゃない。周りが、こちら側に追いつけなくなった感覚だ」

トゥルーエンド「研究者としては喉から手が出るほど興味深いわ。大魔女代理としては全力で頭を抱える案件だけど……あなたのやったことを仮に言葉にするなら──“自分を基準に、周囲の時間を一時的に固定した”ってところかしらね」

ガイ「……狙ってやったわけじゃない」

トゥルーエンド「知ってる。狙ってできるなら訓練なんてしなくていいもの。無自覚で世界の時間に触れた、ってことは──同じぐらいの無自覚さで、今度は自分の存在を世界からこぼし落とす可能性だってあるの」

ガイ「……時間の狭間に取り残される、か」

トゥルーエンド「そう。前に言ったでしょう。戻ってこられなかったら、身体も意識もズレたまま固定されるって」

ガイ「ああ。だからこそ、制御が必要だと」

トゥルーエンド「そうね。今回あなたが掴んでしまったものは、時間操作のかなり深い部分よ。素質を持っていても、一生そこに届かないまま終わる人間のほうが多い……本来なら、年単位で段階を踏んで、“触れていい場所”と“踏み込んだら戻れない場所”を体で覚えていく領域──それをあなたは、実戦の中で一気に跨いだの」

トゥルーエンド「だからこそ、ここからはきちんと順を踏むわ。今までみたいな勘と勢いだけの時間操作は、もう絶対に禁止。いいわね?」

ガイ「了解した。二度とあんな賭け方はしない。少なくとも、意図せずにやることはないようにする」

トゥルーエンド「そう、それでいいわ……それじゃあ、訓練を始めるわよ」スッ

ガイ「……また抱きしめる必要があるのか?」

トゥルーエンド「察しが良くて助かるわね」

ガイ「……」ギュッ

トゥルーエンド「じゃあ……始めるわよ、ガイ」ギュッ

トゥルーエンド「……あら?」ピク

ガイ「どうした」

トゥルーエンド「ちょっと黙って……へぇ……この魔力……あなた、不死鳥か何かの知り合いでもいる?」ジッ

ガイ「いや、いないが……少なくとも、直接会った覚えはない」

トゥルーエンド「そう……まあ、あとで話すわ。訓練を始めましょう」ギュッ

151 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/06(土) 23:35:24.55 ID:CDrkjIQNO
トゥルーエンド「──はい、そこまで」

ガイ「……ふぅ。終わりか?」

トゥルーエンド「ええ。世界を巻き込むような気配は感じなかったわ。暴走しかけた流れも、一度もなかった」

ガイ「そうか。実感としては、前より浅い水面で踏みとどまっている感じがあったが」

トゥルーエンド「それでいいの。深く潜る訓練じゃなくて、深く潜らない訓練だから……少なくともこれで、先日みたいにいきなり世界ごと止めることは、起こりにくくなったはずよ」

ガイ「……助かる」

トゥルーエンド「あなた、だいぶ掴みが上手いから私と一緒にする訓練は次で最後かもね……」

ガイ「……そういえば、訓練を始める前に言いかけていたことはなんだ?」

トゥルーエンド「ああ……あなたの胸のあたりに、あなたのものじゃない魔力が絡みついてるの。すごく古くて、焼けた灰みたいな……大魔女様に似てるけど、少し違うような……」

ガイ「心当たりはない」

トゥルーエンド「呪いじゃないわね。どちらかといえば祝福。炎の属性……再生、保護、輪廻……そういう性質に近い。ひどく歪んでるけど、悪意はない……」

ガイ「炎と再生?……待て、フローディアに口付けをされた」

トゥルーエンド「……ハァ!?ちょっと待ちなさい。今なんて言ったの?もう一回言って?」ズイッ

ガイ「フローディアに口付けをされた」

トゥルーエンド「よりにもよって、あの女に!?」

ガイ「ああ。心当たりはそれしかない」

トゥルーエンド「それしかない、じゃないわよ……!」ユサユサ
ガイ「揺らさないでくれ」

トゥルーエンド「……その灰みたいな魔力、口元から胸の奥にかけて筋を引くように残ってるの。キスの瞬間に流し込まれたって考えるのが一番自然ね……ホント、やってくれたわね、あの女」

ガイ「取り除けるか?」

トゥルーエンド「ええ……でも、結論から言うと取り除く必要はないわ」

ガイ「なぜだ」

トゥルーエンド「悪意を感じられないの。あなたの居場所がわかるとか、害を成すとか、そういったものを一切感じられない。むしろあなたに恩恵を与えるような性質ね」

ガイ「恩恵……?」

トゥルーエンド「不死鳥ほどじゃないけど、あなた、相当死にづらくなってるわ。怪我の治りも速くなってるし、死にかけてから死ぬまでの猶予が前よりずっと長くなってる」

ガイ「……つまり、簡単には死ななくなった、ということか」

トゥルーエンド「正確には"簡単には死なせてもらえない"、ね。瀕死になればなるほど、そこから先の時間を無理やり引き延ばされる感じ……少しだけでも足掻けるようにっていう意図を感じるわ」

ガイ「なぜ、そんなものを……」

トゥルーエンド「さあ?本人じゃないから本当の理由なんてわからないわよ……考えがあるのか、あるいはただの気まぐれか……動機までは読めないけど、この魔力はあなたを長く生かすために組まれてる──それだけは確かね」

ガイ「……厄介な好意だな」

トゥルーエンド「同感だけど、今さら文句を言っても外れないわよ。それに──利用できるものは利用しなさい。どうせあなたはまた無茶をするんだから、そのとき生き延びる確率が少しでも上がるなら、悪くない取引よ」

トゥルーエンド「……さて、と。今日はここまで。回復は早くなってるみたいだけど、まだ病み上がりなんだから、さっさと戻って休みなさい」

ガイ「そうさせてもらう……ありがとう、ルー。また頼む」

バタン

トゥルーエンド「ふふ……ほんと、手のかかる時間魔法使いを拾っちゃったわね、私」

⭐︎時間魔法への理解が深まりました。2/3
⭐︎フローディアに祝福?を仕込まれました。
152 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/06(土) 23:38:03.46 ID:CDrkjIQNO
ーーテラヌス・ウルス 酒場

ワイワイガヤガヤ

ガイ(昼間に沢山寝たせいか、まったく眠くないな……診療所にいてもパーティの誰かが気配を探ってくるし……あの中でじっとしているほうが落ち着かない……ルーの所へ行くのも苦労したしな……)

ガイ(やることもないからここへ来たが……酒は飲めないんだよな……引き返すか?)

テーブルに突っ伏すキキ「あ、ガイさぁん〜……」ヒラヒラ

ガイ「……キキか」

キキ「お医者さんに止められてるんじゃなかったんですか〜?こんなとこで夜ふかしなんて、いけない人ですね〜」

ガイ「寝つけなかっただけだ。それに、お前こそ仕事はいいのか?首長の護衛だったはずだが」

キキ「ちゃんと交代制ですよ〜。今は他の人がヨードリー様についてますから、私はお暇タイムです」

キキ「ほらほら〜、そこ、空いてますよ。回復途中の患者さんは座って安静に〜」

ガイ「……わかった」スッ

キキ「あの〜……」チラ

ガイ「?」

キキ「あのとき……フローディアさんと、キスしてたのってなんでですか〜?」ニコ

ガイ「……」

キキ「なんでですか〜?理由によっては〜、サーシャちゃん達に報告しないといけないかもですね〜」ニコニコ

ガイ「……やめろ。余計な火種を増やすな」

キキ「じゃあ、先にガイさんの口から聞きますよ〜。『情熱的で忘れられないひとときでした』〜とかなら、黙ってられませんし〜」ニコ

ガイ「そんなことは一言も言ってないし、これからも言うつもりはない」

キキ「ふ〜ん?じゃあ、実際はどうだったんですか〜?」

ガイ「あいつが勝手にやっただけだ。動けないように胸倉を掴まれて、そのまま押し付けられた」

キキ「へぇ〜、襲われたってことですか〜?」

ガイ「……まあ、そうだな」

キキ「でもでも〜襲われた割には、ちゃんと目をそらしてるし〜、声も少し低くなってますよ〜?」ジー

ガイ「気のせいだ。無駄に思い出させるな」

キキ「あ〜、そういうことにしておきます〜。じゃあ、まとめると〜『世界から死を消し去ろうとしてるやばい女に、不本意にキスされました。非常に不快です』──こんな感じですか〜?」ニコ

ガイ「だいたい合っている」

キキ「ふふ〜ん、だいたいって言うあたり、ちょ〜っとだけ不快じゃなかった部分もあるんですね〜?」ニヤ

ガイ「……お前、意外と性格が悪いな」

キキ「堕天使ですから〜。性格くらいひねくれてないと、堕ち甲斐がないんですよ〜」
153 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/06(土) 23:38:32.69 ID:CDrkjIQNO
ガイ「……堕天使?ハーピィじゃないのか?」

キキ「失礼ですね〜。羽が生えてて空飛んでる女の子は、全部ハーピィさん扱いですか〜?」

ガイ「他に思いつかないな。天使なんて、お伽噺の中の存在だろう」

キキ「世間的にはそういうことになってるんですよね〜。そのほうが、いろいろと丸く収まりますし〜……昔々〜、上のほうでお堅いお仕事してたんですよ〜。お祈りの書類整理したり〜、寿命の帳簿つけたり〜、現世報告書にハンコ押したり〜」

ガイ「……酒の席の冗談にしては、やけに具体的だな」

キキ「冗談半分、本当半分くらいで聞いておいてください〜。『天界』なんて言っても、どうせ信じてもらえませんし〜……あっ、でも堕ちたのはほんとですよ〜。お姉ちゃんが先に地上に降りちゃって〜」

ガイ「姉がいるのか?」

キキ「いますいます〜。ヒナって言うんですけど〜戦いが大好きで〜、『上は退屈!本気の戦いがしたい!』って勝手に降りちゃって〜」

キキ「で、放っといたら絶対ろくなことにならないから〜連れ戻さなきゃって追いかけたら〜……そのまま私も“堕ちました〜”って判定になっちゃって〜。書類一枚で地上行き片道コースです〜」

ガイ「書類一枚で堕天とは、ずいぶん雑な運用だな」

キキ「お役所仕事ですから〜。上も下もそういうとこは変わらないんですよ〜。というわけで、今は堕天使キキ・ナイテンゲール、お仕事は首長様の護衛とお姉ちゃん探しと昼寝です〜」

ガイ「最後の一つだけ、仕事じゃないだろう」

キキ「私の中では重要任務なんですよ〜? 寝ながら歩けて、寝ながら飛べて、寝ながら戦えるようになるまで鍛えたんですから〜。立派なスキルです〜」

キキと何か話す?
安価下1〜2
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/06(土) 23:41:07.69 ID:0V4M2Yd+O
姉の情報は集まってるのか
155 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/06(土) 23:48:39.42 ID:CDrkjIQNO
本日の更新はここまでです。このレスは安価に含まれません。
本家様の展開がすごくすごいことになっていて続きがどうなるのか楽しみですね。
こちらのスレは明日も更新予定です。よければお付き合いください。
それでは、また。
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/06(土) 23:54:35.65 ID:uq7fJyGro
アトニスやシルバークロースも天使だけど知り合いだったりする?
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/07(日) 10:29:05.99 ID:c03wcF1Fo

クロシュのときもそうだけど不死鳥パワーはいくらあってもええですからね
158 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/07(日) 15:28:44.35 ID:p6+9/7K0O
>>156
シルバークロースさんについては、ガイたちの視点から天使と結びつけることができないので今回、言及をするのはアトニスさんだけにさせていただきます。申し訳ない。

>>157
クロシュさんとは違って仲間に効果は及ばず、ガイ一人だけが生きながらえるような感じなので、全滅時のメンタルは大変なことになりそうです。気をつけましょう。
159 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/07(日) 15:29:13.79 ID:p6+9/7K0O
ガイ「姉の情報は集まっているのか?」

キキ「それなりには〜。危険な依頼をこなして生還する凄腕冒険者だと聞いてます〜。今は青い髪のエルフと一緒にいろんなところを回ってるみたいなんですけど、中々見つかりませんね〜……」

ガイ「見つけたらどうする気だ?」

キキ「そうですね〜……本音を言うと、首根っこ掴んででも上に連れ戻したいですけど〜……もう私たちは堕天してしまったので天界には戻れませんし〜……だから今は、このまま地上でのんびり一緒に暮らせたらいいな〜って思ってます」

ガイ「話を聞く限りだと、姉はなかなか破天荒そうだが」

キキ「そうなんですよね〜。戦いが大好き過ぎて堕天するくらいですから。けど、そういうのも全部ひっくるめて、私はお姉ちゃんが大好きなんですよ〜……お姉ちゃんがいなかったら、今の私はいませんからね〜。お仕事の仕方も〜、戦い方も〜……ぜ〜んぶ、お姉ちゃんの真似から入ってるんです」

ガイ「……尊敬しているんだな」

キキ「尊敬と〜、心配と〜、ちょっとだけ怒りと〜……それから、どうしようもないくらいの好きですね〜。全部まとめてお姉ちゃんです〜」

ガイ「……姉の具体的な特徴を教えてくれ。もしかしたら、旅の途中で出会うかもしれない。見かけたら、それとなく声をかけてみよう」

キキ「いいんですか〜?じゃあ遠慮なく〜。名前はヒナ・ナイテンゲール。背中に左右で色の違う白と黒の羽が生えてます〜。あと、強そうな人を見るとニコニコしながら近づいて行って〜『ねえ、ちょっと手合わせしませんか?』って言い出すと思いますよ」

ガイ(途端に会いたくなくなってきたな……)

ガイ「その時は、話を聞く前に応じる羽目になりそうだな……見かけたら、『キキが探している』と伝えておこう」

キキ「お願いしますね〜」
160 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/07(日) 15:29:50.93 ID:p6+9/7K0O
ガイ(……それにしても天使か。まさか実在するとは思わなかったが……ん?そういえば……)

アトニス『ふーん……自己犠牲ってヤツか。じゃあここは天使らしく助言を与えてやろう』

ガイ「……知り合いの天使の中に、アトニスという名前のやつはいるか?」

キキ「っ」ピク

ガイ「?」

キキ「あ〜……ガイさん、それ、その名前どこで覚えたんですか〜?ロイエ教の中でも、かなりマイナーな天使ですよ〜?普通の人はまず知らない名前です〜。知ってるの、だいたい聖職者さんか、その筋の研究者さんくらいですから〜」

ガイ「そうなのか」

キキ「それに〜、こういう公の場でその名前を口にするのは、あんまりオススメしませんよ〜。聞き耳立ててるロイエ嫌いの人がいたら、絡まれます〜。今のご時世、あの宗教の天使の名前なんて出したら、それだけで変な目で見られますから〜」

ガイ「別に信仰しているわけじゃない……お前は、その天使を知っているのか?」

キキ「名前だけなら、ですね〜。アトニス様は、天界ではだいぶ上のほうの天使ですよ〜。非常に真面目で、冷静沈着。規定通りにしか動かない堅物って評価でしたね〜」

ガイ「……今のところ、俺の知っているやつとは似ても似つかないな」

キキ「でも〜、十年前の世界めくれが起きた時に、アトニス様は天界から姿を消したんです〜。ぽっかり穴が空いたみたいにいなくなって〜、その穴を埋めるために上はしばらく大騒ぎでしたよ〜」

ガイ「……そうか」

キキ「ま、ひとつだけ言えるのは〜上級天使ってだけで、信用しちゃダメってことですね〜。真面目でも〜、堅物でも〜、世界めくれのタイミングでいなくなった時点でロクな事情じゃないことだけは確かですし〜」
161 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/07(日) 15:31:00.93 ID:p6+9/7K0O
ガイ「……忠告として受け取っておく。仮にそいつが本物だったとしても、距離は取っておいたほうがいい、ということだな」

キキ「ですね〜。何か言われても〜『へぇ〜、そうなんですね〜』くらいで聞き流しておくのが吉ですよ〜。天使や悪魔の都合に巻き込まれると、ろくなことになりませんから〜」

ガイ「肝に銘じておく」

キキ「あ、そういえば〜」

ガイ「まだ、何かあるのか」

キキ「あのときのサーシャちゃん達の顔、ちゃんと見ました〜?炎の向こうで、す〜っごい顔してましたよ〜。特にサーシャちゃんとリーゼリットちゃん」

ガイ「……見ている余裕はなかった」

キキ「ですよね〜。でもあれは〜、きっと後できっちり決算されますよ〜。『あの時のキスは何だったのか説明して下さい』って〜」ニコ

ガイ「……想像はつくな」

キキ「そのときに〜『あれは不本意な戦闘行為であってやましい感情は一切ありませんでした』って、ちゃんと言えるようにしとかないとですね〜。堕天使としては〜、面白くなるほうを応援したいところですけど〜」

ガイ「余計な応援はしなくていい……そろそろ戻る。あまり遅くなると、誰かに怒られそうだ」

キキ「ですね〜。病み上がりさんはおとなしく寝床に戻りましょ〜。今度サーシャちゃん達から事情聴取されたら〜、ちゃんと答えてあげてくださいね〜。盛らずに、削りすぎず〜、程よく正直に〜」

ガイ「……善処する」

⭐︎キキと話しました。
162 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/07(日) 15:33:45.21 ID:p6+9/7K0O
ーーテラヌス・ウルス 宮殿

大勢のテラヌス兵「」ガチッ
拘束されたセーレフェリア「……」

ヨードリー「各首長、揃ったようだな……これより、我が国テラヌス・ウルスに刃を向け、民を危機に晒した流浪の魔術師──セーレフェリアの処遇について、各部族代表と協議を行う。各首長は意見を述べてくれ」

金髪の女性→ミラ「スピーゲル族はその罪を極めて重大と見なすわ。少ないとはいえ、怪我人も死人も出ている上に、あれだけの混乱を呼び込んだのよ?本来なら即時の処刑を求めたいところね」

リアンノン「……ホトルス族の見解を述べます。彼女はこの町の出身ではなく、フローディアと自らの意思で行動を共にしていた……外から来た加害者であることは疑いようもありません。ただ、今後の脅威を防ぐためにも軽率な処刑ではなく、能力と経緯の精査が必要だと考えます。少なくとも当面は、我々の管理下で厳重に拘束して情報を引き出すべきです」

A部族の首長「あたしらは砂漠の掟だけで言うなら、とっくに首を落としてるところだと思ってるよ。けど今回は、あの不死の火の女も絡んでる。事情を洗わずに捨て駒みたいに処刑するのは、国として得策じゃないね。生かすにしても、二度と自由に魔術は使わせないこと……それが条件だよ」

B部族の首長「わしは民の不安を何より重く見ておる。長くこの街に留め置けば、『またあの炎が来るのではないか』と恐れる者も出よう。必要な聞き取りと拘束を終えたのち、二度とこの地を踏めぬ形での追放を提案する」

C部族の首長「オデらは危機を連れてきた女を、何もせず帰らせるのは違うと思う。せめて、この国のために痛い思いをしてから、その先どうするか決めるべきだと思う」

セーレフェリア「ふーん……ずいぶん、好き勝手言ってくれるね」

テラヌス兵「黙れ!」ジャラッ……



ヨードリー「では、実際に相対した冒険者たちよ……意見を聞こう。お前たちは、彼女をどう裁くべきだと考える?」

ガイ「……」

サーシャ(……セーレフェリアのせいで、あんなことになったのは事実……あのとき、炎の向こうで笑ってた顔は楽しんでるように見えた……街が壊れて、みんなが傷ついてるのに……あれを見ちゃった以上、「仕方なかった」なんて言い訳は通らない……)

リーゼリット(正直、ムカついてる。街をあんな目に遭わせて、仲間をボロボロにして、それで無傷で帰れるなんて筋が通らない……でも、ここで「殺せ」って簡単に言ったら……私もきっと、あの女と同じ場所に足を踏み入れる気がする……)

テル(たとえ、どんな結末になっても……ちゃんと目で見て、聞かなきゃいけない。セーレがどこで間違って、どうしてあんな選び方しかできなくなったのか……)

アインズ(……何を選んでも誰かは不満を抱く。だが、ここで曖昧に濁すことだけは許されん。さて、ガイ……お前はどうするつもりだ)ジッ

セーレフェリアの処遇 先取3票

1 処刑
2 収容
3 追放
4 自由安価
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/07(日) 15:36:26.55 ID:AUwmaB+lO
2
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/07(日) 15:37:36.37 ID:9Zs/3hPGo
2
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/07(日) 15:44:28.59 ID:x0AgwVJdO
3
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/07(日) 16:33:17.58 ID:c03wcF1Fo
2
167 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/07(日) 21:21:53.14 ID:VBnAJeABO
ガイ「処刑も、追放も……選択肢としては理解できる。こいつは街を混乱に巻き込み、民を傷つけた。戦いを楽しんでいた節もある。そこに情状酌量の余地はない」

セーレフェリア「うんうん、楽しかったよ?」ジャラ

ガイ「だが、セーレフェリアはフローディアと行動を共にしていた。あいつの具体的な狙いと、次にどこをどう狙うつもりなのか……俺たちの知らないことを、こいつは知っているはずだ」

ガイ「ここで首を落とすのは簡単だが、その瞬間に手がかりも消える。追放も同じだ。ただ外に放り出せば、今度は別の土地が同じ目にあうだけだ。こいつは後悔していない。もう一度同じことをやるだろう……だから俺は──セーレフェリアの魔力を封じ、二度と自由に力を振るえないようにしたうえで、テラヌス・ウルスの管理下に収容すべきだと考える。生かすのは、この先の被害を減らすための道具としてだ」

セーレフェリア「ふーん……でさ──テルはどう思ってるの?」クイッ

テラヌス兵「貴様が発言を──黙っていろ!」

セーレフェリア「えー?当事者の意見ぐらい聞いてくれてもよくない?」ジャラッ

テル「待ってください」スッ

テル「その質問、私も……聞かなきゃいけないと思ってました。彼女に、発言の許可を」

ヨードリー「……よかろう。ただし、無駄口を叩けばすぐに止めさせる。よいな、魔術師」

セーレフェリア「はーいはーい、了解でーす……じゃ、改めて。ねぇテル。あんた、さっきからずーっとこっち見てるくせに黙ってるじゃん。処刑?追放?それとも、ガイと同じ収容?あんたは、どうしたいの?」

テル「……私は、ガイ君と同じ意見だよ」

セーレフェリア「へぇ?わたしを殺せないから、便利なほうに乗っかったわけじゃなくて?」

テル「……別に、セーレを庇いたいわけじゃない。世界のことだけを考えるなら、ここで首を落とすのが一番簡単で、わかりやすい終わらせ方だってことは、私だって理解してる……セーレは危険で、反省もしてない。放っておいたら、きっとまた同じことをする……それもわかってる」

セーレフェリア「うん、するね。また面白そうな場所があったら、きっと行くよ?」ニコ

テル「……そういうところ、昔から変わらないよね。私が収容を選ぶ理由は二つ」

テル「一つは、フローディアのこと。あの女はきっと、死を消すためなら何だってする。私たちの目的の邪魔になるなら……その情報は、生かしてでも絞り出す価値がある」

テル「もう一つは── 私のわがまま」

セーレフェリア「んん?」

テル「私、まだ何も伝えてないから。セーレがどこで間違って、どうしてあんな選び方しかできなくなったのか……それを、ちゃんと聞いて、ちゃんと話して、それでも届かなかったって、胸を張って言えるところまで行きたい。そうじゃないと──もしここで『処刑でいいです』って言ったら……きっと、私もあの家と同じだ。間違ったものは切り捨てて、はい終わりって決めつける側に回っちゃう」

テル「……私は、そうなりたくない」

セーレフェリア「ふふっ。相変わらず、優しいねぇ。落ちこぼれのくせに」

テル「……以上です。世界とテラヌス・ウルスのことを考えたうえでの意見として私は、ガイ君の案に賛成します」

ヨードリー「……なるほど。冒険者ガイ、そしてテル。二人は収容を主張するか。今この場で、実際に命を賭けて相対した者たちの意見は重い。他の首長たちよ……その判断を踏まえたうえで、改めて聞こう」

ミラ「スピーゲル族としては、本心では即時処刑を望むわ。それでも……今後の被害を抑えるための資源として生かすというなら、首長としてその判断を支持する余地はあるわね」

リアンノン「ホトルス族も、当初から収容・拘束による情報の引き出しを提案していました。冒険者からの意見もそれに沿うのであれば、異論はありません」

A部族首長「こっちも同じさね。首を落とすのはいつでもできるけど、生きてなきゃ聞けないこともある。二度と好きに魔術を使わせないって条件付きなら、乗ってあげるよ」

B部族首長「民の不安は、厳重な拘束と情報の共有で和らげるしかあるまい。追放よりはまだマシじゃ」

C部族首長「オデらも賛成だ。痛い思いは……地下でたっぷりしてもらえばいい」

他部族首長たち「」ザワ……ザワ……
168 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/07(日) 21:22:22.08 ID:VBnAJeABO
ヨードリー「……よし。概ね、意見は収束したようだな」

ヨードリー「──セーレフェリア。お前の罪は重い。本来ならば砂漠の掟に従い、その首をここで刎ねるが相当だろう……だが、お前は世界を脅かす存在フローディアと行動を共にし、その目的と力について、我らの知らぬ多くを知っている。さらに、特異な衝撃魔法を扱う稀有な術者でもある……その価値を鑑み、即時処刑は見送りとする」

セーレフェリア「寛大な処置、痛みいります」ペコリ ジャラ

テラヌス兵「ふざけるな!」ギリッ

ヨードリー「……ふざけている余裕は、地下に降りてから好きなだけ味わうがいい。テラヌス・ウルスの地下牢において、魔力を封じたうえで無期限拘束。監視と尋問を続け、危険が完全に去るまで地上への出歩きは一切許可しない。逃亡を企てた場合は、その場での殺処分もやむなしとする……意義のあるものはいるか?」

シーン……

ヨードリー「──では、これをもって決定とする。セーレフェリア。その身、今日よりテラヌス・ウルスが預かる」

セーレフェリア「はーい。地下牢かぁ……退屈そうだけど、まあいっか。適度にお話し相手がいるといいなぁ?」ニコ

テラヌス兵「黙って歩け!」グイッ

セーレフェリア「いったた……乱暴だなぁ、もう。……じゃ、またね。テル。ガイも」ヒラヒラ

ガイ「……次に会うときは、話を聞かせてもらう。そのつもりでいろ」

セーレフェリア「あはは、怖いなぁ。楽しみにしとくよ」

ジャラ……ジャラ……

サーシャ(……これで、本当によかったのかな。終わらせたわけじゃなくて、先送りにしただけかもしれない……きっと、この先また、誰かが傷つくかもしれない)

サーシャ(それでも今、テルさんが顔を伏せずに、ちゃんと前を向いて立っていられるのは、この答えを選んだからなんだと思う。誰か一人を切り捨てて楽になる道じゃなくて……迷って、悩んで、それでも生かして向き合うほうを選んだから)

サーシャ(……だったら、私も目を逸らさない。セーレフェリアのことも、フローディアのことも。この選択の先に何があっても……一緒に見届ける)

⭐︎セーレフェリアがテラヌス・ウルスに拘束されました。
169 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/07(日) 21:22:56.38 ID:VBnAJeABO
ーー宿屋「月明かりのオアシス」

リーゼリット「……セーレフェリア、ほんとにあのままでよかったのかな」

サーシャ「リーゼ……」

リーゼリット「街をめちゃくちゃにして、人も傷つけてさ。それで“地下牢行き”で済ませちゃって……甘い、のかなって」

テル「甘いかどうかで言うなら、きっと甘いよ。もっとスッキリした終わらせ方はいくらでもあったしね」

ガイ「だが、選んだのは俺たちだ。あそこで別の答えを出したとしても、きっと同じように迷っていただろう」

アインズ「そうだな。処刑しても、追放しても……後悔の形が変わるだけだろう。どのみち誰かが背負う話だ」

ガイ「今は、選んだ結果を抱えて進むしかない。セーレフェリアの処遇はテラヌス・ウルスに任せる。それより──」

サーシャ「それより?」

ガイ「本来ここに来た目的を、そろそろ思い出すべきだ。世界樹の光の残滓を探すこと……そして、『影を喰らうもの』への対処だ」

サーシャ「あ……そうだ。フローディアに街を狙われたせいで、すっかり後回しになっちゃってたけど……」

ドルク「おーい、入っていいか?」コンコン

ガイ「ドルクか。どうぞ」

ガチャ

ドルク「よう、みんな!遺跡から帰ってきたらなんだか街が凄いことになってて驚いたぜ……っと、今回は全員いるな。雰囲気はまあ、思ったよりマシか?」ニヤ

テル「ふふん、ちゃんと話し合ったからね!」

サーシャ「えっと……私はサーシャ。初めまして、ですよね?」

ドルク「お、噂の狙撃エルフか。ドルク・ロックだ、よろしくな!さて、挨拶はこのくらいにして本題いくぞ」スッ

地図とメモ「」バサッ

ドルク「頼まれてた三ヶ所の古代遺跡──ひと通り洗ってきたぞ」

ガイ「助かる。どんな場所だった?」

ドルク「まず一つ目がここだな」トントン

ドルク「“砂に呑まれた書庫”って呼ばれてる。古の魔法文明の遺跡だ。半分以上砂に埋もれてるけど、地下に魔法陣や古い魔法式を刻んだ部屋が残ってるらしい」

アインズ「魔法文明……なら、結界や魔導具の残骸も期待できそうだな」

ドルク「ああ。それと──三つの遺跡の中で影を喰らうものの目撃例が一番多かったのはここだ」

サーシャ(……なにか関係してるのかな?)

ドルク「二つ目は“風切りの機械塔”。こっちは機械文明の遺跡だ。外から見るとただの崩れた塔なんだけど、中には金属の通路や歯車みたいな構造物が残ってる。罠も特殊なものが多く見られる。影を喰らうものの報告は三つの中では少ないな」

ドルク「んで、三つ目がここだ。テラヌス・ウルスの先祖が聖域として使ってたって話の“砂底の聖堂”。比較的新しい時代のものだな。元は別系統の遺跡を流用して、祭祀場にしてた形らしい」

リーゼリット「ここは……街から大分近いね」

ドルク「地形は一番素直だ。迷いにくい造りになってる」

サーシャ「魔法文明、機械文明、テラヌスの聖域……きれいに三つの系統がばらけてるんだね」

ガイ「どれを調べても何かしらの古い事情にはぶつかる、ということか」

ドルク「そういうことだな。影を喰らうものの出没も、それぞれ癖が違う。どこから攻めるか決めたら、古代遺跡の探索をするってなったタイミングで声をかけてくれよな!」

ガイ「ああ……準備が整い次第、すぐに動こう」

現在はテラヌス・ウルスです。(10日目)
※古代遺跡を調査する際はその旨を記載してください。

何をする?
安価下1〜3
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/07(日) 21:24:10.42 ID:plmn4o6o0
リンを遺跡探索に誘ってみる
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/07(日) 21:28:18.57 ID:AUwmaB+lO
ヨードリーにテラヌスの聖域についてもっと詳しい情報知らないかと聞く
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/07(日) 21:33:15.35 ID:pACGuCzGO
>>148
173 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/07(日) 22:02:26.56 ID:VBnAJeABO
アインズ「ドルク、少しいいか?」

ドルク「ん?アインズ、だったよな。どうかしたか?」

アインズ「古代遺跡の探索で力を貸してくれることは感謝している……だが、実際にどれほどの腕前かは、まだ見ていない」

ドルク「おっと、信用がないって話か?」

アインズ「そういう意味ではない。命を預け合う以上、互いの間合いと癖くらいは事前に知っておきたい……それに──」

アインズ「お前も槍を使うんだろう?私と手合わせしてくれないか?」ウズ

リーゼリット「……あ、なんか今ちょっと楽しそうな顔した」

テル「うん。完全にやっと殴り合える相手が来たって顔してた」

ドルク「ははっ、そういうことかよ。なるほどな──どんな相手か確かめたいってのと、純粋に槍でぶつかり合いたいって顔だ……よし、受けて立つか。さすがにこの部屋じゃ暴れられねぇし……どっか広い場所、借りられねぇか?」

ガイ「練兵場は一般の者も許可を受ければ使える。そこはどうだ?」

アインズ「問題ない。正式な場なら、全力も出しやすい」

ドルク「決まりだな。じゃ、さっさと行こうぜ。うずうずしてきた!」

サーシャ「二人とも、怪我しないようにね」

コンマ下1

01-30 敗北
31-50 引き分け
51-00 勝利
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/07(日) 22:19:37.05 ID:KceK/2Mw0
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/07(日) 22:19:50.11 ID:kqb56AEX0
どうだ?
176 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/08(月) 00:00:05.93 ID:wam5wfj/O
ーー練兵場

ザワザワ……

リーゼリット「すごい人の数……明らかに兵士じゃない人も混ざってない?」

テル「いやー、私たちって今有名人じゃん?セーレフェリアの一件で、さんざん顔と名前売っちゃったしさー」

サーシャ「一体どこから聞きつけてきたんだろうね、周りの人達……」

ガイ「……大方、予想はつく」チラ

キキ「」ヒラヒラ

サーシャ「ああ……なるほど……」

アインズ「確認しておくが──これはあくまで模擬戦だ。本気で殺し合うつもりはない」

ドルク「もちろん。けど、手加減した戦いで間合いなんか分かりゃしねぇ……倒すつもりで当てない、くらいには本気でやろうぜ?」

アインズ「……いいだろう。木製の槍を使うとはいえ、そちらも致命傷だけは避けてくれ」

ドルク「上等だ、竜のお姉さんよ」

サーシャ「二人とも……ほんとに怪我だけは気をつけてね……!」

テル「最悪、私とサーシャちゃんが治すから大丈夫大丈夫」

リーゼリット「いや、最悪前提で見守るのやめてあげてよ……」

ガイ「始まるぞ」

テラヌス兵「これより、模擬戦を行う!双方、準備はいいな!」

アインズ「問題ない」

ドルク「いつでもいいぜ」

テラヌス兵「──始めっ!」

ダンッ

一気に間合いを詰めるアインズ「」ザッ
ドルク「速ぇっ──!」ガキィン!

アインズ(受け止めたか……なら)グッ
木製の槍「」ブォンッ!

ドルク「っと!」サッ

観衆「おおっ……!」
観衆「今の避けるのかよ……」

テル「二人とも、相当速いね……目で追うのが大変だよ」

サーシャ「うん……視線と足の向きまで見てないと、今の踏み込みは追えないね……」
177 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/08(月) 00:01:21.14 ID:wam5wfj/O
アインズ「……悪くない。では、これはどうだ」
木製の槍「」ドドドド‼︎

ドルク「うおおおっ、マジかよ──!」ガキッ! ガキッ!ガキッ!

ドルク(一発一発が重てぇ……正面の力比べじゃジリ貧だな……けど、あんたなら……!)ズザザ……

アインズ「踏み込みが甘いぞ!」ダンッ

ドルク「……来た来た、そう来なくっちゃな!」バッ

ガキィッ!

木製の槍「」ギリギリ……
木製の槍「」ギリギリ……

アインズ「ふっ……この程度の力で、竜に押し勝てると思うなよ」グッ

ドルク「正面からじゃ竜には勝てねえ……なら、こういうのはどうだ!」ググッ……バッ

噛み合わせた槍を軸に、身体を捻るドルク「」グルッ!

バランスを崩すアインズ「っ!」ガクッ

ドルク「もらった──!」バッ

アインズの目の前で止まる木製の槍「」ピタッ……

テラヌス兵「……勝負あり!勝者、ドルク・ロック!」

観衆「」ワアアアアアア‼︎‼︎‼︎

キキ「わあ~、いいもの見れました~。どっちも強すぎて、普通の人が混ざったら蒸発しちゃいそうですね~」パチパチ

アインズ「フッ……見事だ。完全に足をすくわれたな」

ドルク「いやいや、お互い様だぜ。真正面から一発でもまともに喰らってたら、今頃砂の上で伸びてんのは俺の方だ。最後まで手加減抜きで来てくれたおかげで、こっちも全力を出せた」

アインズ「慰めは不要だが……竜である私の一撃を受け止めた上でこの結果を出したのは事実だ。古代遺跡で背中を預けるには、申し分ない」

ドルク「へっ、その言葉だけで十分だ。竜のお姉さんにそう言ってもらえるならな」

ガイ「……これで、実力の方は十分確認できたな」

サーシャ「これなら遺跡の中でも心強いよ!」

リーゼリット「どっちも前衛で暴れてくれたら、後ろから撃ち放題だしね」

テル「うんうん……ガイ君とアインズさんの負担も減るだろうし、私も気兼ねなく酔っぱら……じゃなくて、後方支援に回れるね」

手を差し出すアインズ「次は実戦だな、ドルク……よろしく頼むぞ」スッ

ドルク「おう!望むところだ。改めてよろしくな、みんな!」ガシッ

⭐︎ドルクとの模擬戦に敗北しました。
178 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/08(月) 00:07:58.71 ID:wam5wfj/O
本日はここまでです。次回はリンさん勧誘とヨードリーさんから聖域の情報を聞くところから始めていきたいと思います。よければお付き合いください。
また、本家様のスレも目が離せない展開になっております。備えましょう。
それでは、また。
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/08(月) 01:38:49.31 ID:7YboOegio
おつ
彼の場合だと自分が死にづらくなってるのなら率先して仲間の盾になりに行きそうでちょっと怖いなぁ…
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/12(金) 22:50:33.08 ID:63GCyl9no
これは古代遺跡に行こうとしなかったらメインストーリー進まないでサブイベント見まくれるやつか
181 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/13(土) 11:58:07.79 ID:b7aZWursO
>>179
まだその考えには至っていないようですが、いずれはそうなる可能性も高いでしょう。ですが、自分を犠牲にしても必ず全てが救えるわけでもありません。フローディアさんは自分一人だけが残る悲しさをガイさんにも味わってほしいのかもしれませんね。詳細は不明です。

>>180
少しネタバレになりますが、今のところ13日目まではとくに何事も起きない予定です。14日目以降は襲撃のようなコンマ判定が行われます。といっても自由安価で私の想定が崩された場合はこの限りではありません。よろしくお願いします。
182 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/13(土) 11:58:43.36 ID:b7aZWursO
ーーリンの研究所

リン「いらっしゃい、英雄サマ!」

ガイ「……なんだ、その呼び方は」

リン「テラヌス・ウルスの被害を食い止めた英雄サマに敬意を込めた特別仕様のご挨拶でーす!」ビシッ

ガイ「落ち着かないからやめろ」

リン「はーい、残念。で?今日はどうしたの?もしかして……デートのお誘い?」

ガイ「遺跡探索の件だ」

リン「あ、そっちかー」ポン

ガイ「近いうちに、古代遺跡を調査する。魔法文明と機械文明、それと聖域の三ヶ所だ。どれも“影を喰らうもの”の出現記録がある」

リン「ふーん……影を喰らうものがね……で、そのロマン溢れる危ない現場に、私を連れて行きたいと」

ガイ「ああ。遺跡の構造や罠、古い魔法式……お前の知識と経験は必要になる。『影を喰らうもの』についても、何か分かるかもしれん」

リン「ふふん、わかってるじゃん♪嬉しいなぁ、私にお仕事の話が来るなんて……それで、条件は?私に首輪をつけたいんでしょ?」

ガイ「……最低限、二つ守ってもらいたい」

リン「お、具体的。いいよ、聞かせて?」

ガイ「一つ。同行中、仲間の身体に勝手に手を出すな……負傷の治療は構わないが、実験も検体扱いも禁止だ」

リン「死んだあとは?」

ガイ「駄目だ」

リン「即答……冷たいなぁ英雄サマは。まあ仕方ないか。二つ目は?」

ガイ「二つ。許可なく周辺の遺体を弄るな。ここはテラヌスの領内だ。遺族がいるかもしれんし、余計な騒ぎは避けたい」

リン「はーいはーい。気になる子がいたら、まずは飼い主──じゃなくてガイさんに報告ね?」

ガイ「……表現はともかく、意味は合っている」

リン「んふふ、それじゃあ私はおとなしくついて行くだけにしとくよ。遺跡で面白いものが見つかったら、そのときはちゃんと協力するからさ」

ガイ「……詳細は近い内に知らせに来る。探索の準備をしておいてくれ」

リン「りょーかい。じゃ、楽しみに待ってるね、英雄サマ」ヒラヒラ

ガイ(……英雄って柄ではないだろう、俺は)

⭐︎リンが遺跡探索についてきてくれます。
183 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/13(土) 11:59:22.26 ID:b7aZWursO
ーーテラヌス・ウルス 宮殿

キキ「ヨードリー様、来客です〜」

ヨードリー「来客?一体誰だ?」

キキ「砂漠の英雄パーティの皆さんですよ〜。ガイさん以外の四人が来ています」

ヨードリー「ほう……通せ」

スタスタ……

サーシャ「失礼します」
リーゼリット「お邪魔します」
テル「こんにちは、ヨードリー様」
アインズ「面会の時間をもらい感謝する」

ヨードリー「構わん。お前たちなら、いつでも歓迎しよう……もう一人はどこに行っている?」

サーシャ「ガイは今、遺跡に詳しい人に会いに行ってて……合流前に、私たちだけでも聞いておきたいことがあって来ました」

ヨードリー「ふむ……聞いておきたいことか。とりあえず、座るといい。客人を立ちっぱなしにするのは気が引ける。キキ、彼女らに水を」

キキ「わかりました〜」コトッ

ヨードリー「それで、聞いておきたいこととは何だ?」

アインズ「砂底の聖堂について、あなたが知っていることを聞きたい」

ヨードリー「砂底の聖堂……我が先祖が聖域として使っていた古代遺跡か」

サーシャ「影を喰らうものと関係があるかもしれないから……前もって、ちゃんと知っておきたくて」

ヨードリー「……命を賭けてこの街を守った者たちの願いなら、耳を塞ぐわけにはいかぬか……」

ヨードリー「あの聖域自体はもともと我が先祖たちが作った場所ではない。あれ自体はもっと古い時代の遺構で、地上に姿を現したのは世界めくれの直後だ。砂が裂け、地形がめくれたとき──遺跡の一部が砂の上に突き出した。砂底の聖堂は、その時に姿を現した」

サーシャ「現した……ってことは、それまでは完全に埋まってた……?」

ヨードリー「調査した学者どもの話では──あれは、もともとここには存在しなかったはずの構造物らしい。別の場所にあった遺跡が、世界めくれの影響でずれ込んできた、とな」

リーゼリット「世界めくれで遺跡ごと位置がずれたんだ……」

アインズ「魔法学園の研究者も似た話をしていたな。元の座標からズレて出てきた遺跡がある、と」

ヨードリー「その通りだ。砂漠の地層と、聖堂の基礎の噛み合わせが妙に悪い。あそこだけ、後から据えられたように見える、と学者は言っていた」

テル「へー……でも、なんで聖域なんて呼び方を?」

ヨードリー「最初から聖域だったわけではない。見つかった直後は、ただの古代遺跡として扱われていたんだが……調査の結果、我らの先祖が儀式に使っていた痕跡が多く見られてな。学者や部族の長と話し合い、もともと聖域として扱われていたと結論づけたのだ」

アインズ「ふむ……では、探索は済んでいるのか」

ヨードリー「そういうわけでもない。出土したのは入口に近い上層だけで、下へ続く道は崩落と砂の流入で塞がっている。あるいは──塞がれたまま、まだ見つかっていないとされるが……実はあの聖堂の調査は、八年前に一度止まっている」

リーゼリット「止まってる……?」

ヨードリー「上層の記録と簡易図面までは整えた。だが、その先──崩落の向こうを無理に拓こうとした調査団が出たんだ」

テル「……どうなったんですか?」

ヨードリー「彼らは先へ行けなかった。いや、正確には──行く前に、上で見つけてしまった」

ヨードリー「祭具の並び、血止めの溝、祈りの文句……どれも恵みを請う形じゃない。『目覚めるな』『沈めろ』『繰り返すな』──そういう類の言葉ばかりだった」

ヨードリー「それで我らは理解した。先祖があそこを聖域として整えたのは、敬うためじゃない。触れないためだとな」

ヨードリー「ならば下へ降りるのは、信仰の問題以前に、禁を破る行為になる。だから止めた」
184 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/13(土) 11:59:59.24 ID:b7aZWursO
サーシャ「……ヨードリーさん。私たちに、探索の許可をいただけませんか」

ヨードリー「……理由を聞こう」

サーシャ「私たちは今も続いている世界めくれを止めるために動いています。そのために必要な手掛かりを追っていて……その過程で、この砂底の聖堂が無関係とは思えないんです」

テル「正直に言うと、全部は話せない。私たちが追ってるものは、外に漏れたら悪用されかねないから。フローディアと戦ったのも、それを巡ってのことです」

ヨードリー「……ならば尚更、なぜ聖域に踏み込む必要がある?」

アインズ「この国の周辺で影を喰らうものの報告が増えている。そして世界めくれの直後に、あの聖堂が姿を現した……因果があるなら、放置すれば次に燃えるのはこの街だ。確かめずに済ませられる段階じゃない」

ヨードリー「……ふむ。確かめずに済ませられん、か。確かに、影の話が増えたのもあの辺りだ……十年前からいくつも耳にした。最初は戯れ言として流したがな」

ヨードリー「……とはいえ、私はあくまで一首長だ。気配がある、嫌な予感がする──それだけで聖域の門を開ければ、他の部族の長たちが黙っていない」

ヨードリー「お前たちが何を追っているか、全ては言えないと言ったな。なら──全てを言わずに、どこまで信じろと言う」

テル「……信じて、って言い方は卑怯かもしれない。でも……私たちは、テラヌスを利用しに来たわけじゃない。フローディアみたいに、街を踏みにじる気もない。むしろ、二度とあんなことが起きないようにしたい」

サーシャ「私たちが求めてるのは宝じゃありません。手掛かりです。止めるための……」

アインズ「禁足に縋って目を閉じるのは簡単だ。だが、禁足を守ったまま国が滅べば、結局守った意味も消える」

ヨードリー「……言うな、竜。分かっている」ジッ

ヨードリー「──それでも、許可は出せん。聖域は公式には閉じたままだ」

サーシャ「……」

ヨードリー「だが、お前たちが上層に入ったことにしない段取りなら組める。見逃す、という形でな」

リーゼリット「!……ほんとに、いいんですか?」

ヨードリー「条件がある」

ヨードリー「非公式だ。お前たちの名も目的も残すな。こちらも公には認めん。それと持ち出しは禁止だ。器物も石片も祭具も刻印も──何ひとつ、土産にするな。記録だけにしろ」

ヨードリー「最後に、何を見つけても必ず私に報告しろ」

サーシャ「……はい。必ず」

ヨードリー「キキ。動け」

キキ「はーい。段取り係ですね~。それっぽく目を逸らせるようにしておきます~」

ヨードリー「……いいか。もし嗅ぎつかれたら、私も、お前たちも禁を破った者として裁かれる……行け、とは言わん。見たものを持ち帰れ。必ず私のところへだ……報告が先だ、忘れるなよ」

サーシャ「……はい」

⭐︎砂底の聖堂の情報を得ました。
185 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/13(土) 12:00:50.47 ID:b7aZWursO
ーー宿屋「月明かりのオアシス」

ガイ「……」モグモグ

ガイ(最近は味がしないことにも慣れてきたな……いいことなのか、悪いことなのか……)

ガイ(アルバとはこちらで合流しようと言われたが、街にはいないようだ……おそらく古代遺跡を調査しているのだろう。それにしても、遺跡の調査か……どこから攻めるべきだ……?)

現在はテラヌス・ウルスです。(11日目)
※古代遺跡を調査する際はその旨を記載してください。

何をする?
安価下1〜3
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/13(土) 12:13:55.69 ID:166A8YGH0
不審者の捜索
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/13(土) 12:16:34.52 ID:wcz0vH2ZO
リンと戦闘連携の特訓
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/13(土) 12:23:47.54 ID:1lIZJVbhO
告白しつつトゥルーエンドと時間魔法を鍛える
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/13(土) 12:23:51.49 ID:ek9PA3G2O
サーシャとアインズ 酒に酔ったミラに絡まれる
190 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/13(土) 15:16:25.13 ID:dIBakhnyO
ガイ(そういえば、以前に砂漠スライムたちが怪しいヤツらを見かけたと言っていたが……)

ガイ(フローディア以外の勢力が光の力を狙っているかもしれない。探りを入れるべきか)



コンコン

ガイ「誰かいるか?」

ガチャ

リーゼリット「……ん、ガイ。どうしたの?」

ガイ「リーゼ。他のみんなは?」

リーゼリット「サーシャとアインズは出かけたよ?テルさんは……酔い潰れてまだ寝てる」チラ

テル「ぐおー、すぴー」zzz

ガイ「……好都合だな。一緒に来てくれ、リーゼ」

リーゼ「へ?」



ーーテラヌス・ウルス 噴水広場

砂漠スライムA『あっ、ガイさん!』
砂漠スライムB『……生きてたんだ』
砂漠スライムC『こんにちは〜』

リーゼリット「あはは……なるほど、たしかにスライムと会うってなったらテルさんは連れてこない方がよかったね。それで、何をしにここへ?」

ガイ「あのスライムたちが以前言っていた不審者の捜索だ。可能性は低いが、世界樹の光を狙っているかもしれない」

リーゼリット「……なるほどね。フローディアたちは街中でも平気で攻撃してきたけど、他のヤツらはそうとも限らない……」

ガイ「ああ。スライムたちが言っている特徴に当てはまる人物がいたらこちらから先に接触しよう」

リーゼリット「もし、私たちに敵対的だったら?」

ガイ「……いつでも戦えるようにしておいてくれ」

コンマ下1
01-10 見つかりませんでした
11-60 銀髪褐色男エルフ
61-00 長身金髪の女性とオレンジ色のスライム
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/13(土) 15:21:55.57 ID:166A8YGH0
192 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/13(土) 18:21:05.22 ID:Cw/lS7pPO
砂漠スライムC『あ!ガイさん、あの人だよ。この前見たうちの一人!』

壁にもたれる銀髪褐色男エルフ「……」

砂漠スライムB『なんか……死にかけてない?』

ガイ「……あいつか。リーゼ、ここで見張っていてくれ」

リーゼリット「わかった。気をつけてね」



ガイ「……おい」

銀髪褐色男エルフ「……?」ピクッ

ガイ「生きてるか」

銀髪褐色男エルフ「……いきて、ます……たぶん」

ガイ(声が枯れてる。目も焦点が甘い……)ジッ

銀髪褐色男エルフ「……あなた、めずらしい、けはい……ある」フラッ

ガイ「立つな。倒れるぞ」スッ

銀髪褐色男エルフ「……だいじょうぶ……」ズルッ

ガイ(噴水が近いなら水は飲めるはず……となると、食い物か。金を持っていないのか?)

ガイ「……大丈夫じゃないだろう。どれくらいこうしている?」

銀髪褐色男エルフ「だいたい……三日くらい……」

ガイ「そうか……量は少ないが、少しはマシになるだろう。これを食え」スッ

サーシャの手作りクッキー「」ポン

銀髪褐色男エルフ「!……いい、ですか?」

ガイ「ああ。」

銀髪褐色男エルフ「」ガツガツムシャムシャ……

銀髪褐色男エルフ「これ……すごく、おいしいです。とても助かりました。あなた、名前は?」

ガイ「……ガイだ。お前は?」

銀髪褐色男エルフ→ホレス「……ホレス、です。たすけてくれて、ありがとう。でも、わたし、あなたにかえせるもの、ない……」
ショボン

ガイ「見返りはいらん。報酬目当てで助けたわけじゃないからな……それより、立てるか」

ホレス「……すこし。ふらつく……します」

ガイ「噴水までだ。歩けなければ肩を貸す」スッ

193 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/13(土) 18:21:33.62 ID:Cw/lS7pPO
リーゼリット「えっ、連れてきちゃった!?」

砂漠スライムB『怪しい人が怪しい人を連れて歩いてると怪しさ倍増だね』モニョモニョ

リーゼリット「なんていってるかわからないけど、褒めてないことだけは私もわかるよ」

ガイ「……なにか酷いことを言ってなかったか?」スタスタ

砂漠スライムB『何も言ってない。それより、その人大丈夫なの?』

ガイ「長い間食事をとってないらしい……ほら、水だ」

噴水の縁に座らされるホレス「」ドサッ
ホレス「……みず……」ゴクゴク……

ガイ「飲みすぎるな。腹が驚く」

ホレス「……わかりました……」ゴクン

リーゼリット「……ガイ、その人は?」

ガイ「まだ知らん。まず飢えをどうにかしただけだ」ジッ

砂漠スライムC『この人、ずっと食べ物屋さんの前でウロウロしてたよ〜』

砂漠スライムB『買えないのに、じーっと見てた。たぶん、お金ない』

砂漠スライムA『世知辛いねぇ』

ホレス「……おかね……ある、つもり……でした」ゴソゴソ

見慣れない小さな金属片「」ジャラ…

リーゼリット「なにそれ。ボタン?はじめて見るけど……」

ホレス「おかね……です。あっちでは……つかえる」

リーゼリット「……あっち?」

ガイ「この国の通貨じゃない。店が受け取らないのも当然だ……ホレス、お前は何をしに、この街へ来た?」

ホレス「世界めくれ……しらべにきた。わたしのすむばしょ、世界めくれでこまってる……」

リーゼリット「え?世界めくれはたしかに今も続いてるけど……今でも直接的に被害を受けてる場所なんてセイントレアくらいじゃ?」

ホレス「わたし、幽世からきた。ここじゃない、べつのばしょ」

リーゼリット「……なにそれ。国の名前?」

ホレス「……くに、じゃない……ばしょ……」

ガイ(リーゼも知らない場所か……世界めくれという単語が上がった以上、只者でないことは確かだな)

ガイ「……今はいい。話は後で聞く」

ホレス「……でも……」

ガイ「今のお前は、ここで倒れて終わる。言いたいことがあるなら、立てる状態になってからだ」スッ

ホレス「……」コク

リーゼリット「宿に連れて帰る?」

ガイ「ああ……ホレス、歩けるか」

ホレス「……すこし……」フラッ

ガイ「無理するな」グッ

リーゼリット「サーシャとアインズも呼んでくるね。一人で大丈夫?」

ガイ「ああ、大丈夫だ……宿で落ち合おう」

ガイ『すまない。少しコイツに聞きたいことがあるから今日はここで別れさせてもらう』

砂漠スライムA『うん、気をつけてね』

砂漠スライムB『見た目こわいのに、優しいよね』

砂漠スライムC『ほんと〜!またね、ガイさん!』

194 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/13(土) 18:22:02.15 ID:Cw/lS7pPO
ーー宿屋「月明かりのオアシス」

リーゼリット「ガイ、二人を連れてきたよ」

サーシャ「ガイ!急ぎって――えっ!?」

テル「おー、サーシャちゃんにリーゼリットちゃん、アインズさん。お帰りー」

ホレス「!」モグモグ

アインズ「……こいつは誰だ、状況を説明しろ」

ガイ「噴水広場で倒れかけていた。飢えているだけだ。今は食わせている」

サーシャ「人が飢えて倒れてたって……街の中で?どうして……」

ガイ「金がないと言っていた。見慣れない金属片を金だと」

ホレス「はじめまして、ホレス、です」

サーシャ「あっ、はじめまして……サーシャといいます」

ホレス「あなたがサーシャ……クッキー、おいしかったです」

サーシャ「それはどうも……」

サーシャ(この肌の色……純粋なエルフの人じゃないのかな?それに、肌に刻まれた魔法陣……フォレスティナじゃ見たことないやつだ)

ガイ「……さて、ホレス。お前に聞きたいことがある。構わないか?」

ホレス「はい……こたえられることは、こたえます」

ホレスと何か話す?
安価下1〜2
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/13(土) 18:27:42.77 ID:QWFCS1vw0
この辺の遺跡について知ってることはないか
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/13(土) 18:40:04.07 ID:166A8YGH0
世界めくれについてどこまで知っているか
197 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/13(土) 20:52:32.99 ID:cGensMhmO
ガイ「たしか、世界めくれを調べに来たと言ったな。お前は世界めくれについてどこまで知っている?」

ホレス「……どこまで……」

ホレス「わたしの、すむばしょ……あっちも、さいきん、ひずみが……ふえた。あな、みたいな……」

アインズ「あっちとは何だ。国か、組織か。はっきり言え」

ホレス「……くに、じゃない……せかい……ちがう、となり……です」

リーゼリット「となりの世界……?なにそれ、童話?」

ホレス「……ほんと。ことば、ちがう。まりょくの、むき……ちがう」

サーシャ「魔力の……向き?」

ホレス「こっちは……おもて。あっちは……うら。その、あいだの……うすい、まく。いま……やぶれてる」

ガイ「膜が破れると、どうなる」

ホレス「……あなが、あく。あながちいさいと……ものが、ずれる。いせき、とか……ばしょ、とか……たまに、いきものとか……あながおおきいと……せかいが、まざる」

テル「まざるって……デロデロ教みたいな、全部一つになりましょう、みたいな?」

ホレス「……ちがう。まざると……ぶつかる。むき、はんたい。だから……こわれる。こわれて、きえていく。まるごと。どっちのせかいも……それが……わたしの、しってる……いちばん、こわい」ジッ

サーシャ「……どうして、そんなことが分かるんですか?」

ホレス「……ながれ、みえる。きこえる。わたし……それとめる、しごと。だから、きた」

ガイ「止める手立てはあるのか」

ホレス「……まだ、さがしてる。でも……あなは、ほっとくと……ひろがる……ふさぐには……つよい、ちからが、いる……わたしのせかいで『幽界樹』って、よんでた……大きい、ちから……」

リーゼリット「えっ、いま、なんて言ったの?」

ホレス「……なまえ。こっちのことば……いいかた、わからない。せかいの、いのちが……あつまる、き、みたいな……そういうの」

テル「つまり、世界樹みたいなやつ?」

ホレス「……たぶん……ちかい」

ガイ「……曖昧だな。だが嘘には聞こえん」

アインズ「結論を急ぐな。まず確認だ、ホレス。お前は世界めくれをどこで知った。誰に教わった」

ホレス「……だれにも。わたしの、せかいで……そう、よばれてた。そういう、なまえ」
198 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/13(土) 20:53:10.83 ID:cGensMhmO
ガイ「……そうか。スライムたちから聞いたんだが、古代遺跡を調べていたようだな。なぜだ?」

ホレス「世界めくれ、とめるほうほう、さがしてた。それと、まおうのけはい、かんじたから、たおそうとおもった」

アインズ「何?魔王だと?」

サーシャ「そんなものの気配を、遺跡で……?」

ホレス「……うん。まおう。いきる、さいがい。こわれた、つよい、かんじょう……それで、うまれる、やつ」

アインズ「場所はどこだ。どの遺跡で感じた」

ホレス「ばしょ、まいかいちがう……せいかくには、わからない……このまえかんじたばしょ、なまえ、わからない」

サーシャ「そうだ……ホレスさん、この地図でいうと、どれですか?」パサッ

ホレス「……!この、あかいまる、たくさんついてるところ」スッ

リーゼリット「ここって……砂に呑まれた書庫だ!」

ガイ「……書庫か。影を喰らうものの報告が一番多い場所だ」

アインズ「そこで“魔王の気配”を感じたと言ったな。見たのか、遭ったのか。どっちだ」

ホレス「……あった。そこに、いた。かなしい、ながれが……」

テル「影を喰らうものが……魔王なの?」

ガイ「……可能性は高いな」

ホレス「……たおそうとおもった。でも、むり。わたし、たおされかけた」

リーゼリット「よく、生きてたね……」

ガイ「……分かった。ホレス、お前は今日は休め。まず食って寝ろ」

ホレス「……はい」コク

ガイ「処遇は保留だ。嘘か真かは、明日以降の動きで見極める」

サーシャ「……様子見、だね」

⭐︎ホレスから「砂に呑まれた書庫」に魔王級の気配があると聞きました。
⭐︎ホレスは一旦保護(様子見)となりました。
199 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/13(土) 20:54:06.51 ID:cGensMhmO
コンコン

ガチャ

リン「やっほー、暇だから遊びにきちゃった!」

ガイ「リン!?」

サーシャ「えっ、この人が!?」

ホレス「……このひとも、めずらしいまりょく、かんじる」

リン「おー、初めて見る顔の人が何人か……私がネクロマンサーのリンです。遺跡調査に同行することになったから、そのときはよろしくね!」

アインズ「……まだ遺跡調査には向かわないぞ」

リン「えー、そうなの?もう私、いつでもいけるだけどな?」

ガイ「悪いが、まだ俺たちの準備が済んでいない。今日は顔見せだけでいい。詳しい話は別日だ」

リン「そんな邪険に扱われると、泣いちゃうよ?……って冗談。せっかく来たんだから、何か手伝わせてよ」

サーシャ「ガイ……リンさんは一緒に探索してくれるんだよね?それなら、連携の確認でもしない?もしかしたら、魔王と戦う可能性だってあるわけだし」

リン「お、さすがセーレフェリアを倒した英雄サマの一人!話がわかるね♪」

テル「なんかテンションが同じ感じだねー!仲良くなれそう!」

ガイ「おい……まあ、たしかに連携は重要か。訓練をしにいこう……悪いが、ホレスはこの宿にいてくれ。勝手に出歩くなよ」

ホレス「わかった」

200 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/13(土) 20:54:35.46 ID:cGensMhmO
ーーリンの研究所 裏手の実験場

リン「じゃあ、はじめようか!」

テル「この、辺り一面にころがっている包帯のかたまりは……?」

リン「私のしもべだよ?」

テル「そっか……なんというか、独特だね……」

ガイ(リン、わかってはいると思うがリーナは……)コソッ

リン(もちろん、出さないに決まってるって。そこは安心してよ)コソッ

サーシャ(二人で何話してるんだろ……)

リーゼリット「それじゃあ……はじめよっか」

アインズ「ああ、いつでもいいぞ」

リン「今日は呼び出しの制御と、味方を巻き込まない位置取りの確認ね。動きながら合わせてもらうよ」

ガイ「……了解だ。まずは様子を見よう」

コンマ下1
01-50 ふつう
51-90 いいかんじ
91-00 ぐっどこんびねーしょん
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/13(土) 20:55:32.38 ID:tJl7wDIl0
202 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 00:44:53.98 ID:qlTBHjPzO
包帯の塊たち「」ズル…ズル…

ガイ「なるほど、コイツらが俺たちより前に出ると囮にできるのか」

アインズ「その隙に私たちで厄介な敵や罠を対処する……というわけだな」

テル「やってることは悪役みたいだけど、すごい効果的だね」

リン「周りに死体が多ければ数はもっと増やせるよ!……みんながその仲間にならないことを祈ってるよ」ボソッ

リーゼリット「ちょっ……怖いこと言わないでよ!?」

リン「あはは!冗談だってー!」

サーシャ「それにしては目が笑ってなかった気がしますけど……」

ガイ「……冗談でも言うな。連携の確認に戻るぞ」

リン「はいはい。あ、その子たちにはあまり近づかないでよ?敵味方の判別が難しいから」

テル「……それ、先に言うべき情報じゃない!?」

リン「てへ♪」

アインズ「……本当に、大丈夫か?」

ガイ「残念ながら、腕は確かだ……だからこそ、癖も含めて今のうちに慣れておけ」

⭐︎リンと連携の確認をしました。
リンと共に戦闘する際、+10の補正を得られます。
203 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 00:47:20.31 ID:qlTBHjPzO
ーー大魔女の部屋

壁時計「」カチ……カチ……

トゥルーエンド「──来たわね、ガイ」

ガイ「ルー、訓練を頼む」

トゥルーエンド「ええ……今日で訓練は最後になるわ」

ガイ「……俺はまだ、時間魔法をまったく扱えていないが?」

トゥルーエンド「私が教えられることが最後ってこと。その先はあなた自身が自分で考えてできるようにしなきゃいけない……最終的に、あなたは自分の意思で時間魔法を自在に操るところまで行く」

トゥルーエンド「……今日は余計な理屈は省くわ。やることは一つ。あなたが実戦でやった時間の檻。あれを短時間だけ狙って出して、狙って解除する」

ガイ「……できるのか?」

トゥルーエンド「これまでの訓練を見て、できると判断したわ── ただし、条件つき。欲張った瞬間にあなたが呑まれる。だから短時間だけを身体に覚えさせる……三拍よ。時間の檻にいる間、あなたが三拍をはかるの……いいわね?」

ガイ「……短いな」

トゥルーエンド「短いからいい。世界を止めるのに、長さは要らない──必要なのは元に戻る時間だけ……来なさい」スッ

ガイ「……」スッ

ギュッ

トゥルーエンド「……私が錨になる。私の鼓動を基準にして。時間の檻にいる間も、絶対にそれを見失わないで」

トゥルーエンドの胸に耳を当てるガイ「……ああ」

トクン……トクン……

トゥルーエンド「……覚えた?私の、鼓動」

ガイ「……ああ。聞こえた。これを基準にすればいいんだな」

トゥルーエンド「……準備がよかったらいつ始めてもいいわよ」

ガイ「──」グッ

何かに触れる感覚「」
ガイ「……」ゾワッ



壁時計「」
カップの湯気「」

ガイ(止まった……三拍数えろ……ルーの鼓動を思い出せ……今だ、戻れ──)



壁時計「」カチ……カチ……

ガイ「……戻れた」

トゥルーエンド「……成功ね。三拍なら、狙って出して狙って戻れる……それ以上は禁物。これで訓練は終わりよ、ガイ」

ガイ「ああ。助かった、ルー」

トゥルーエンド「礼はいらないわ。さて、私ができるのはここまで。今後はあなた一人で頑張ってちょうだい」
204 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 00:48:37.67 ID:qlTBHjPzO
ギュッ……

トゥルーエンド「……まだ、離れないのね」

ガイ「錨がなくても戻れる……でも、錨にしたいものは残った」

トゥルーエンド「な、なによそれ……訓練の話をしてるのよ」ジト

ガイ「……訓練は終わったんだろう」

壁時計「」カチ……カチ……

トゥルーエンド「……私は大魔女代理で……模造品で……余計なことを望むのは、許されないって──」

ガイ「許されないと勝手に思ってるだけだ」

トゥルーエンド「……馬鹿。そんな顔で見ないで……」

ガイ「望んでないなら、今すぐ離れるが」

トゥルーエンド「……っ」

ガイ「……嫌なら言え。言えばやめる」

トゥルーエンド「……嫌、じゃない……けど……困るわ……」

ガイ「……困るのか」

トゥルーエンド「困るに決まってるでしょう。私は大魔女の代理をするために造られて──」

ガイ「造られたからといって、誰かの代わりだけで終わる必要はない」
205 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 00:49:15.69 ID:qlTBHjPzO
トゥルーエンド「……ほんと、あなたは……」

ガイの胸元に指先を置くトゥルーエンド「……」スッ

トゥルーエンド「……まだ、残ってるわね」

ガイ「……フローディアのか」

トゥルーエンド「ええ。灰みたいな熱。あなたの魔力じゃないものが、ここに絡みついたまま──ちょっと、むかつくわね」

ガイ「……」

トゥルーエンド「……あの女のこと、まだ気にしてる顔ね。口付けられたこと?胸に残った灰みたいな魔力?それとも……あの女の熱が、まだどこかに残ってる気がするから?」

ガイ「……全部だ」

トゥルーエンド「そう……なら、忘れさせてあげる。フローディアのこと、今だけは」

ガイ「どうやって──」



口付けをするガイとトゥルーエンド「」



トゥルーエンド「──上書きよ。これで少しはマシになったんじゃない?///」

ガイ「……ああ」

トゥルーエンド「……ああ、って何よ!感想が薄いわね」ジト

ガイ「言葉にすると、壊れそうだ」

トゥルーエンド「……そういうこと、平然と言うな……///」

ガイ「……まだ足りない」

トゥルーエンド「何が」

ガイ「上書きが」

トゥルーエンド「……っ///……どこまで図々しいのよ……///少し、待ちなさい……」スッ

鍵「」カチリ

トゥルーエンド「……確認よ。足りないなら、足りるまで……上書きが嫌なら、言って」

ガイ「……続けてくれ、ルー」



⭐︎時間魔法への理解が深まりました。 3/3
⭐︎ガイが「時間の檻」を覚えました。
戦闘時のコンマで使用した際、一度だけそのときのコンマが奇数で+99偶数で+0の補正をします。
206 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 00:50:26.92 ID:qlTBHjPzO
本日はここまでです。明日も更新したいと思いますので、よければお付き合いください。
それでは、また。
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 01:11:20.54 ID:a2oJs2IpO

いつの間にか好感度ストップ高
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 03:31:46.49 ID:4szFqEjso
おつでした
こーれガイの方は本当にそのまま言葉通りの意味で言ってるんだろうなぁ
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 09:07:25.13 ID:kZUEnb2Fo
男女密室何も起きないはずがなく
210 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 10:47:51.70 ID:hMIq1+3MO
>>207
トゥルーエンドさんとはすごく仲良くなったみたいです。時間魔法の訓練は終わりましたが、今後も会うことはできます。参考までに。

>>208
トゥルーエンドさんは記憶を失ったあとのガイが素直に話せる人物の一人だったため、基本的に話す言葉は思ったことがそのまま出てきているみたいです。仮に記憶を取り戻したらすごい情緒になるかもしれませんね。

>>209
……ノーコメントです。
211 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 10:48:33.06 ID:hMIq1+3MO
ーー「月明かりのオアシス」

ガイ「」ゴク……

ドルク「よっ、調子どうだ?」ストッ

ガイ「ドルク。今は……それなりだ」

ドルク「それなりっていうわりには、口元が緩んでるぞ?何かいいことでもあったのか?」

ガイ「……気のせいだろう。何か用か?」

ドルク「あ、そうそう!リンってやつも調査に連れていくって聞いてな。周りに色々聞いてみたら、みんな引きつったような顔してさ……あまりいい話も聞かねえし、連れてって大丈夫なのか?」

ガイ「……腕は確かだ。実績もある。ただし癖も強い。扱いを間違えないようにしなければな」

ドルク「なるほど……まあ、ガイが問題ないって判断したなら大丈夫だろ!それに、リンってやつに頼らなくてもいいくらい、俺が働いてやるさ!」

ガイ「フッ……頼もしい限りだな」

現在はテラヌス・ウルスです。(12日目)
※古代遺跡を調査する際はその旨を記載してください。

何をする?
安価下1〜3
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 10:51:42.54 ID:dcFA7VKMO
アインズと砂漠デートしつつ遠目から影をくらうものを観察
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 10:53:22.94 ID:kZUEnb2Fo
もう古代遺跡いこう
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 10:53:39.52 ID:WsS2cOHK0
偶然会ったリアンノン(+ソーラ)に砂に呑まれた書庫について何か詳しい事を知っていないか聞いてみる
215 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 11:54:39.00 ID:hMIq1+3MO
ガイ(探索の準備は済んだ……ドルクとリンに声をかけにいくか)

コンコン

アインズ「……ガイ、今いいか?」

ガチャ

ガイ「アインズ。どうしたんだ」

アインズ「遺跡調査の件で──なんだ、今から行こうとしていたのか?」

ガイ「ちょうど、声をかけにいこうと思っていたところだ。準備を始めてくれ」

アインズ「私はいつでもいける。他のみんなは少し時間がかかるだろうが……そうだ、ガイ。少し付き合ってくれないか?」

ガイ「?まあ、構わないが……」

アインズ「よし。あまり時間はとらん……空を飛ぶぞ」



ーーテラヌス砂漠 上空

ヒュオオオ──

アインズ(竜)「やはり空はいいな!遺跡の中だと飛ぶことはできないから、出発前に少しだけ羽を伸ばしておきたかったんだ!」

ガイ「なるほど……ついでに上空から遺跡周りを偵察するということか。合理的だな」

アインズ(竜)「ああ。ホレスの話だと影を喰らうものは魔王の可能性が高い……道中で影を喰らうものと出くわして全滅、というのは洒落にならんからな」

ガイ「そうだな。こうしてみると、本当に広大な砂漠だ……探索する遺跡も上からだとよく見える」

アインズ(竜)「……む?」

コンマ下1

01-70 なんでもない
71-00 あれは……
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 11:56:24.01 ID:e1L65MZq0
217 :仮面ライダーアインズ :2025/12/14(日) 11:59:25.05 ID:P+Q8y8vx0
何だか仮面ライダーアインズが出てきそうな・・・・・・。http://youtu.be/NQQGV3IceD4

218 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 19:44:08.21 ID:yxTHZRrFO
ガイ「何か見つけたか」

アインズ(竜)「いや……ただの砂嵐だった。なんでもない」

ガイ「そうか……この様子だと、道中は安全そうだな。街に戻って仲間と合流しよう」

アインズ(竜)「そうするか……だが、その前に少しだけ回り道をする」

ガイ「回り道?」

アインズ(竜)「砂漠の上空は今が一番見晴らしがいい……帰るのが少し遅れてもいいだろう」

ガイ「……偵察の続きか?」

アインズ(竜)「そういうことにしておけ。一旦、下りるぞ」バサッ



ーーテラヌス砂漠 崖上

アインズ(竜)「」バサァァ……ドスン……

ガイ「」トスッ

炎に包まれるアインズ「少し……休憩だ」シュウウウウウウ……

ガイ「まだ余裕があるように見えるが」

アインズ「……正直に言うと、お前と二人きりで話す時間が最近なかった気がしてな」

ガイ「たしかに、皆と一緒に動くことが多かったな」

アインズ「……騒がしいのは嫌いじゃないが、今は少し静かな風が欲しかったんだ」

ガイ「……あまり長くはいれないが。そういうのもいいだろう」

アインズ「そう言ってくれると助かる……なあ、ガイ。聞いてもいいか?」

ガイ「なんだ?」
219 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 19:44:44.20 ID:yxTHZRrFO
アインズ「昨日から知らない女の匂いがお前からするんだが……どこで付けてきた?」

ガイ「っ……ええと、それはだな……」

アインズ「……ふふ。構えるな。責めに来たわけじゃない……お前も若い男だ。そういう匂いが少し増えたところで、不自然じゃないだろう」

アインズ「……それに、サーシャたちは気づいていない。余計な波風は立たん。安心しろ……で、だ。匂いの件は置いておく。今聞きたいのは、別の話だ」

アインズ「本題はお前が失ったものの話だ」

ガイ「……代償の刃の話か。聞きたいなら話す」

アインズ「使ったのは二回……それでお前は記憶と、もう一つ失ったものがある……それは味覚だな?」

ガイ「……なぜ、わかった」

アインズ「味覚を失う前と比べて、食べる量が減っただろう?それに、食事中のお前は噛む回数も、飲み込む間も、前と同じなのに……目だけが動かない。皿を見ているようで、見ていない」

アインズ「最初は気のせいだと思った。だが、違和感が積もった……決定打はテルだ。お前に感想を聞いても、毎回テルが先に答える。しかも、答え方が妙に丁寧だ……まるでお前にも味を教えるかのようにな」

アインズ「テルは知っているんだろう?お前が、味を失っていることに」

ガイ「……ああ。テルには気づかれた。テラヌスへの道中でな」

アインズ「……なぜ、隠していた?」

ガイ「仲間に、余計な心配をかけたくなかったからだ」

アインズ「心配?」

ガイ「気を遣われるのが……嫌だった」

アインズ「……気を遣われるのが嫌なら、気を遣わせるな」

ガイ「……どうやって」

アインズ「黙って耐えるな……後から気づく方が気分が悪い。些細なことでも教えてくれ……知らされないのは、あまり気分がよくない」

ガイ「……すまない」

アインズ「謝るな。次から変えてくれれば、それでいい」

ガイ「……わかった」

アインズ「……それと、匂いの件で確認しておきたいんだが……相手は敵か?」

ガイ「違う」

アインズ「危険か?」

ガイ「ない」

アインズ「そうか……ならいい。そろそろ戻るぞ。遺跡探索をするのだからな」

ガイ「ありがとう、アインズ」

アインズ「フッ……礼はいい。戻るぞ」

⭐︎アインズと砂漠を飛びました。
220 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 19:45:30.28 ID:yxTHZRrFO
ーーテラヌス・ウルス 市場

ガイ「ドルクには声をかけられたから……あとはリンだけだな」

アインズ「あの研究所の立地も考えものだな」

ガイ「ああ……なぜ研究者というのは僻地に拠点を構えたがるんだろうか」

アインズ「それは偏見じゃないか?……ん?あそこにいるのは……」

ソーラ「あっ、ガイさんとアインズさん!こんにちは!」フリフリ

リアンノン「こんにちは、ガイさん、アインズさん。先日の一件は本当にありがとうございました。ホトルス族首長として、改めて感謝を申し上げます」

ガイ「できることをしただけだ……丁度いい。リアンノン、遺跡について聞きたいことがある」

リアンノン「遺跡……ですか?あまり詳しいことは答えられませんが……」

ガイ「砂に呑まれた書庫……という遺跡を知っているか」

ソーラ「すなにのまれた……しょこ?」

リアンノン「……あそこは、テラヌス・ウルスの今の文化とは毛色が違う痕跡が多い場所です。古い魔法文明の遺跡……と言えばいいでしょうか。石の刻み方も、残っている文様も、王家の墳墓とは系統が大きく異なっています」

アインズ「この国の遺跡ではない、という言い方だな」

リアンノン「この国が今の形になる前のもの……そう言う人もいます。半分以上は砂に埋もれていて、地上に見えているのは崩れた外壁と、露出した書架の一部だけ」

ガイ「地下は?」

リアンノン「残っています。地下に降りる区画があり、奥には魔法陣や古い魔法式を刻んだ部屋がある……という報告があがっています」

ガイ「報告があるなら、出入りはできるのか」

リアンノン「できますが……危険性が高く、帰ってこない者も多いです。行くことは議会としても、個人としても推奨できません……それに、最近は……」

ソーラ「……かげのこと?」

リアンノン「ソーラ」

ソーラ「……ごめんなさい」

リアンノン「……失礼。噂の域ですが、影を喰らうものの目撃例は、遺跡の中でも砂に呑まれた書庫が一番多いと聞きます」

ガイ「そうらしいな」

リアンノン「入口付近で引き返した者もいますし、逆に何も見なかったと言い張る者もいる……証言が揺れているのも、厄介な点です」

アインズ「見た者が怯えて誇張しているのか、見たこと自体を隠しているのか……」

ガイ「……ほかに、わかっていることは?」

リアンノン「“わかっている”と言えるのは少ないのですが……首長として耳に入る範囲でなら」

リアンノン「まず、あそこは半分以上が砂に埋まっているせいで、地上の見える部分と地下の残っている部分で危険の質が違います。地上は崩落と流砂、地下は── 魔法陣や古式の魔法式が厄介です」

リアンノン「触れただけで発動する類もあるらしく、術式を読めない者が踏み込むと、何が起きたのかも分からないまま戻れなくなる……ということもざらにあります」

ガイ「「罠……いや、古い機構か」

リアンノン「ええ。それと、影を喰らうものの噂ですが……目撃が多いのは奥の刻印部屋に近い区画だと言われています。入口付近で見たと言う者もいます……恐怖で誇張しているのかもしれませんが。同じ場所を指しているはずなのに、言葉が噛み合わない。質問を変えると、急に曖昧になる……そんな報告もあります」

ソーラ「しょこ、へんなの」

リアンノン「私から言えるのはここまでです。これ以上は噂にしかなりません」

ガイ「いや……助かった、リアンノン」

リアンノン「もし、遺跡に向かうのであれば、お気をつけて。ソーラ、挨拶を」

ソーラ「ガイさん、アインズさん、きをつけてね!」

⭐︎砂に呑まれた書庫の情報を得ました。
221 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 19:45:58.74 ID:yxTHZRrFO
ーー宿屋「月明かりのオアシス」

リン「ついに、遺跡探索に行くんだね」

サーシャ「はい。ちょっと怖いけど……ワクワクしてきたかも」

リーゼリット「うん……私も一緒。それで、どの三つの遺跡のうち、どれから調べるの?」

ドルク「『砂に呑まれた書庫』、『風切りの機械塔』、『砂底の聖堂』……どこも一筋縄じゃいかないぜ」

テル「近さでいったら『砂底の聖堂』かな?ヨードリーさんの話だと、テレス族以外の首長にバレたら大目玉を喰らいそうだけど……」

アインズ「『砂に呑まれた書庫』はリアンノンから聞いた内容も加味すると、影を喰らうもの……魔王と遭遇する可能性が高い。探索するならば気をつけなければな」

ガイ「『風切りの機械塔』は情報が少ないぶん読めないが、少なくとも影を喰らうものの噂は薄い……危険度は他の古代遺跡と同程度だろうな」

どの遺跡を探索する?
先取3票

1 砂底の聖堂
2 砂に呑まれた書庫
3 風切りの機械塔
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 19:47:09.20 ID:I4WO6NF9O
2
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 19:47:41.64 ID:ZXrmkXu7O
1
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 20:02:53.64 ID:H+fLiX6do
2
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 20:19:23.64 ID:e1L65MZq0
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 20:25:26.48 ID:YGgiDP/jO
1
227 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 21:17:42.03 ID:IyeDMMMgO
ーーテラヌス砂漠 砂底の聖堂前

巡回テラヌス兵たち「」ザッザッ……

テル(ちょっとちょっと!全然見回りがいるじゃん!これじゃ入れないよ!)コソコソ

リーゼリット(仕方ない……ちょっと気絶してもらうしか……)
狙撃型魔導銃「」カチャン

サーシャ(わー!リーゼ、ちょっと待って!ユーシリアのときとは状況が違うんだから、強硬手段はダメだよ!)アタフタ

リン(聖域だからか、他の遺跡と違ってちゃんと警備されてるね。一人だったらそっと入れたけどこの人数じゃ厳しそうだね……)

ドルク(待て。あそこにいるの……ヨードリーの護衛の人じゃないか?)

キキ「」フヨフヨ

アインズ(寝ながら飛んでいるのか……器用だな)

ガイ(関心している場合じゃないだろう……こうなったら人数を絞って潜入するか?)

サーシャ(……あれ?キキさん、こっち見てない?)

キキ「……」パクパク

リーゼリット(ま、か、せ、て……?)

キキ「みなさん、大変です〜、影を喰らうものが現れました〜。一人じゃ対処できないので、応援お願いします〜」

巡回テラヌス兵A「なんだって!?」
巡回テラヌス兵B「急いで向かうぞ!」
巡回テラヌス兵C「ここの警備はあとだ!全力で影を喰らうものの対処へ行くぞ!」

ドドドドドド……

シーン……

ドルク「おお、なんか上手くいったな!今の内に中に入ろうぜ!」

テル「キキさん、あとですごい怒られそうだけど、大丈夫かな?」

ガイ「……帰ってきたら労ってやろう。急ぐぞ」

228 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 21:18:47.80 ID:IyeDMMMgO
ーー砂底の聖堂 踏破率[0/10]

乱雑に散らばった祭具「」
壁に刻まれた古代文字「」

リン「おー、聖域というだけあって雰囲気あるね。死体はあんまり期待できなさそうだけど」

ドルク「……あんた、なんだか発言が怖ぇな」

サーシャ「あはは……えっと、ヨードリーさんの話だと下へ降りる入り口があるはずなんだけど……」

アインズ「……おそらく、あの場所だろう」スッ

岩で塞がった階段「」

ガイ「……サーシャ、動かせそうか?」

サーシャ「うーん……地属性魔法を使ってもちょっと厳しいかも……」

テル「じゃあ、仕方ない。アインズさんとリーゼリットちゃんに吹き飛ばしてもらおう」

サーシャ「えっ」

リン「おっ、吹き飛ばすなんて素敵な響き♪誰も死体にならないといいけど」

ガイ「リーゼ、アインズ、頼めるか?」

アインズ「……少し下がっていろ。リーゼ、準備ができたら教えてくれ」
炎「」ゴウッ……

リーゼリット「……オッケー。いつでもいいよ」
狙撃型魔導銃「」ギュイイイン……

カッ──ドコオオオオオオン‼︎‼︎‼︎

現れた階段「」パラパラ……

ドルク「すげえ爆発だ……まだ耳がキンキンするぜ……」

テル「岩を高温で熱して、それに氷属性の魔弾を撃ったんだね……今更だけど、仮にも聖域でこんなことして大丈夫なのかな?」

アインズ「崩落してないなら許容範囲だろう」

ガイ「……ともかく、これで先へ行けるな。注意して進もう」

コンマ下1

01-30 踏破率+2 敵襲
31-50 踏破率+3 敵襲
51-80 踏破率+3 物品発見(自由安価下2)
81-00 踏破率+4 いいこと(自由安価下2)
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 21:20:00.07 ID:4szFqEjso
230 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 21:56:21.17 ID:zA/skBP9O
ーー砂底の聖堂 踏破率[2/10]

スタスタ……

ドルク「先がまったく見えねぇな……生き物の気配がしないのも気味が悪い」

リン「降りてすぐのところに倒れてた死体は前にこの先を調査しようとした人みたいだったし……」

サーシャ「……みんな、止まって。何か……音がする」

アインズ「なにか近づいてきているな……」

リーゼリット「魔導銃が効く相手だといいけど……」
狙撃型魔導銃「」スッ

ゴリ……ゴリ……

首の欠けた大きな石像「」ゴリ……ゴリ……

ガイ「……なんだ、アレは」

テル「わからないけど、敵でしょ!構えて、ガイ君!」バッ

コンマ下1

01-10 痛恨
11-30 劣勢
31-70 優勢
71-00 会心

閃光玉+10(残り2回)
連携技+30(残り2回)
時間の檻※奇数で+99偶数で+0(残り1回)
代償の刃+99(現在使用不可)

リンと一緒に行動しているため+10の補正
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 21:57:06.53 ID:kZUEnb2Fo
連携技
232 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 22:22:59.72 ID:zA/skBP9O
首の欠けた大きな石像「」シン

サーシャ「止まった……?」

ドルク「隙だらけだが……ああいうのは、迂闊に近づいたらまずいタイプだな……さっきの岩みたいに、爆発させられないか?」

アインズ「……やってみよう」
炎「」ゴウッ……

リーゼリット「いつでもいいよ!」
狙撃型魔導銃「」ギュイイイン……

カッ──ドコオオオオオオン‼︎‼︎‼︎

首の欠けた大きな石像「」ボロッ……

リン「おっ、すごい効いてるみたい。今のうちに畳みかけちゃおう。いってらっしゃい、我が僕よ!」バッ

歩く死体たち「」ズドドド……

テル「うわあ……すごい絵面だ……」

アインズ「……倫理観はともかく、生きている私たちへの危険は大きく下がる。こういった戦闘に関していえば、リンを連れてきて正解だったな」



ーー砂底の聖堂 踏破率[2/10]

石像の残骸「」ボロッ……

リン「はい、みんなお疲れ様ー。このあともよろしくねえ」

歩く死体たち「」シーン

ガイ「……拍子抜けするくらい、あっさり終わったな」

リン「ね、私を連れてきてよかったでしょ?」

ガイ「今のところは、な」

⭐︎自動勝利!

01-30 踏破率+2 敵襲
31-50 踏破率+3 敵襲
51-80 踏破率+3 物品発見(自由安価下2)
81-00 踏破率+4 いいこと(自由安価下2)
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 22:24:07.44 ID:ZXrmkXu7O
234 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 22:43:49.97 ID:zA/skBP9O
ーー砂底の聖堂 踏破率[5/10]

リーゼリット「……この辺り、なんだか寒くない?」ブルッ

アインズ「地下で日も当たらない場所だからな」
アインズの尻尾「」グルン

尻尾に巻き付かれるリーゼリット「わっ、アインズ?」

アインズ「これで少しは暖かいだろう?」

テル「えー、いいなー!リーゼリットちゃん、私も混ぜてよー!」

サーシャ「ふふっ……あったかそうだね」

ドルク「おうおう、仲睦まじいねえ……ガイは混ざらねえのか?」ニヤニヤ

ガイ「……よく勘違いされるんだが、俺はハーレムを作っているわけではない。流れに身を任せたら今の状況になっただけだ」

リン「ふーん、これだけ美少女を侍らせてると説得力ないけど……それより、気づいてる?死の気配がすぐ側に来てるよ」

剣を持った亡霊「」コンニチワ
槍を持った亡霊「」ドモ
弓を持った亡霊「」オッス

ガイ「……単純な物理攻撃は効かなさそうだな」
短剣「」シャキン
魔導拳銃「」スチャ

コンマ下1

01-20 痛恨
21-30 劣勢
31-70 優勢
71-00 会心

閃光玉+10(残り2回)
連携技+30(残り2回)
時間の檻※奇数で+99偶数で+0(残り1回)
代償の刃+99(現在使用不可)

リンと一緒に行動しているため+10の補正
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 22:45:13.92 ID:u/t5lgGh0
236 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 23:20:26.20 ID:zI0bxk1bO
ガイ(そういえば……時間魔法の魔力を直接ぶつけてみるのはやったことがなかったな……この際だ、試してみるか)シュンッ

リン「えっ、消え──」

剣を持った亡霊「」
ガイ「」シュンッ
短剣「」シャキンッ

槍を持った亡霊「」
ガイ「」シュンッ
短剣「」シャキンッ
魔導拳銃「」バシュウン!

撃たれる弓を持った亡霊「!?」

ガイ「──終わりだ」シュンッ

消えていく亡霊たち「」シュウウウン……

ガイ(……大きな変化は見られなかったな。今のところ、こういう使い方では無属性の魔力と変わらないか)

リン「一瞬で……模擬戦のときは本気じゃなかったんだ、ガイさん」

ガイ「あの時は本気を出す場面じゃなかったからな」

ドルク「おいおい、今の見てたけどすげぇな!あんなに速く動いてるヤツなんて見たことねぇぞ……参戦しようと思ったら終わっちまってたし」

ガイ「今のは敵が弱かったからだ。強敵には通じない可能性がある……そのときは、俺一人じゃ足りない。温存しておいてくれ」

ドルク「そうか……ガイ、お前も無理すんなよ?遠慮なく俺たちを頼れ!」

ガイ「フッ……言われなくても、な。忠告、感謝する」

⭐︎勝利!
237 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 23:21:37.05 ID:zI0bxk1bO
ーー砂底の聖堂 踏破率[5/10]

サーシャ「あれ……今、何かあった?」

テル「え、とくに何も感じなかったけど……?」

ドルク「……みんなが気づかねえくらい、一瞬でガイが片づけたんだ。感謝して先に進むぞ」

リーゼリット「いつの間に……」

アインズ「亡霊……まったく気づけなかったな。気配すら掴めんとは……面目ない」

リン「あー、霊的な気配は慣れてないと拾えないこともあるんだよね……でも、何事もなくてよかったよかった!切り替えていこ!」

01-30 踏破率+2 敵襲
31-50 踏破率+3 敵襲
51-80 踏破率+3 物品発見(自由安価下2)
81-00 踏破率+4 いいこと(自由安価下2)
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 23:22:19.72 ID:WsS2cOHK0
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 23:23:03.74 ID:I4WO6NF9O
黄金の剣
240 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 23:29:43.14 ID:zI0bxk1bO
黄金の剣を見つけたところで今回は終わります。

砂底の聖堂の奥には何か重要そうなものがありそうです。影を喰らうものに関連する何かのようですが、詳細は今のところ不明です。
次回の更新は速くて金曜日の夜、あとは土曜日になると思います。よければお付き合いください。
それでは、また。
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 23:42:32.71 ID:kZUEnb2Fo

時間魔法鍛えまくった方が良いんじゃないか
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/15(月) 12:27:20.15 ID:M3+sX8i/o
おつ
そのうち個別でガイと会話するとしっとりイベント入りそう(いや入れ)
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/16(火) 11:34:03.22 ID:yGV134e6O

言われてみるとハーレム主人公みたいなことになってるのか
もし記憶が戻ったら悶絶しそう
244 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/20(土) 11:10:11.92 ID:YTNRhVheO
>>241
時間魔法の特訓等は自由安価等で示してくれればやれると思います。強化の方向性は未定なんですけどね。

>>242
状況によっては可能性があります。
自由安価等で二人きりになる指定をするとそういったイベントを起こしやすいかもしれません。参考までに。

>>243
実は記憶を失う前のガイはほんのりサーシャさんのことが気になっていたようですが、記憶を失った後はサーシャさんのことを仲間以上の目で見れないようです。記憶を取り戻したら、グチャグチャの感情になるかもしれませんし、意外と落ち着いているのかもしれません。その辺りは安価等によっても変わるので、よければ今後も見ていただければと思います。
245 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/20(土) 11:14:05.07 ID:YTNRhVheO
ーー砂底の聖堂 踏破率[8/10]

テル「お、なんだろアレ」

ドルク「何か見つけたか?……台座に剣が刺さってるな」

台座に刺さった黄金の剣「」キラン

テル「抜いてみる?」

リーゼリット「えぇ……罠だったらどうするの?リビングソードの類だったら厄介だよ」

リン「え、リビングソードって?剣が生きてるの?」

リーゼリット「そう。近づいた瞬間に襲ってきたり、持った相手に呪いをかけたりね。物によっては意識を乗っ取ろうとすることもあるみたい」

ドルク「まあ、リビングソードなんて中々出会う機会もないんだけどな。んで、どうする?」

ガイ「……罠かどうか確認しよう。アインズ、アレから魔力は感じるか?」

アインズ「……魔力は薄い。罠の可能性は低いだろうが、油断はするな」

サーシャ「じゃあ……触らずに試そう。ロープで引っかけて、離れたまま引っ張るのはどう?」



台座から抜けた黄金の剣「」スポッ

ドルク「よっと……あっさり抜けたな」

リン「死体に持たせてみるね」
黄金の剣を持つ死体「」ガシッ

リーゼリット「……何も起きないね」

ガイ「リン。勝手に死体を動かすな。確認はそれで十分だ」

リン「はーい。真面目だねえ」

アインズ「魔力反応も変化なし……少なくとも、こちらを害する類ではないか」

テル「じゃあ元に戻して、先に進も。持ち帰り禁止だしね」

サーシャ「うん……変に触って、聖域を荒らすわけにもいかないし」

ドルク「よし、戻すぞ……」
台座に戻される黄金の剣「」スッ……

リン「何事もなく戻ったねぇ……どうしてこんなところに刺していったんだろう?」

ガイ「さあな。理由はなんでもいい……行くぞ」

⭐︎黄金の剣を見つけました。探索終了後、ヨードリーが回収してくれます。
246 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/20(土) 11:14:36.57 ID:YTNRhVheO
ーー砂底の聖堂 踏破率[8/10]

ドルク「……そろそろ最奥に着きそうな気がするな」

アインズ「ほう、わかるのか?」

ドルク「冒険者の勘ってやつだ」

サーシャ「あはは、意外とバカにならないですよね、そういうの」

リーゼリット「その勘が当たる前に、嫌な予感もするんだけど」

テル「大丈夫だよ、リーゼリットちゃん。いざとなったら頼もしい仲間がこんなにもいるんだから!」

リーゼリット「……ふふっ、それもそっか」

01-50 踏破率+2 敵襲
51-80 踏破率+2 物品発見(自由安価下2)
81-00 踏破率+2 いいこと(自由安価下2)
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/20(土) 11:16:13.22 ID:uTnoZB9Lo
踏破
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/12/20(土) 12:39:09.29 ID:gHcdXViU0
令和7年(2025年)12月20日
[相手方の氏名] 様
[自分の所属・氏名] 印
謹んでお詫び申し上げます
拝啓
 [相手方の氏名]様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 この度は、令和7年[月・日]の会食の席におきまして、私の常軌を逸した不躾な振る舞いにより、[相手方の氏名]様に筆舌に尽くしがたい屈辱とご不快な思いをさせてしまいましたこと、心より深くお詫び申し上げます。
 当日、私は酒の勢いに任せ、あろうことか自らの下半身を露出し、[相手方の氏名]様の頭部に乗せるという、言語道断かつ卑劣な行為(いわゆる「ちょんまげ」と称される蛮行)に及びました。
 [相手方の氏名]様の高潔な人格を著しく汚し、社会人としてのみならず、人間として守るべき最低限の礼節を完全に欠いた私の行動は、到底許されるものではございません。
 [相手方の氏名]様がこれまでに築き上げられた尊厳を深く傷つけ、大切なお時間を汚してしまったことに対し、どれほどの言葉を尽くしてもお詫びしきれない後悔と羞恥の念に苛まれております。
 今後は、自身の未熟さを猛省し、二度とお酒を口にしないことを誓うとともに、今回の件で[相手方の氏名]様から頂戴いたしましたお叱りを真摯に受け止め、更生に努めてまいる所存です。
 本来であれば拝眉の上、幾重にも謝罪すべきところ、まずは書面をもちまして、平身低頭お詫び申し上げます。誠に、誠に申し訳ございませんでした。
敬具
812.37 KB Speed:7.6   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)