【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 Ⅱ

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201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/13(土) 20:55:32.38 ID:tJl7wDIl0
202 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 00:44:53.98 ID:qlTBHjPzO
包帯の塊たち「」ズル…ズル…

ガイ「なるほど、コイツらが俺たちより前に出ると囮にできるのか」

アインズ「その隙に私たちで厄介な敵や罠を対処する……というわけだな」

テル「やってることは悪役みたいだけど、すごい効果的だね」

リン「周りに死体が多ければ数はもっと増やせるよ!……みんながその仲間にならないことを祈ってるよ」ボソッ

リーゼリット「ちょっ……怖いこと言わないでよ!?」

リン「あはは!冗談だってー!」

サーシャ「それにしては目が笑ってなかった気がしますけど……」

ガイ「……冗談でも言うな。連携の確認に戻るぞ」

リン「はいはい。あ、その子たちにはあまり近づかないでよ?敵味方の判別が難しいから」

テル「……それ、先に言うべき情報じゃない!?」

リン「てへ♪」

アインズ「……本当に、大丈夫か?」

ガイ「残念ながら、腕は確かだ……だからこそ、癖も含めて今のうちに慣れておけ」

⭐︎リンと連携の確認をしました。
リンと共に戦闘する際、+10の補正を得られます。
203 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 00:47:20.31 ID:qlTBHjPzO
ーー大魔女の部屋

壁時計「」カチ……カチ……

トゥルーエンド「──来たわね、ガイ」

ガイ「ルー、訓練を頼む」

トゥルーエンド「ええ……今日で訓練は最後になるわ」

ガイ「……俺はまだ、時間魔法をまったく扱えていないが?」

トゥルーエンド「私が教えられることが最後ってこと。その先はあなた自身が自分で考えてできるようにしなきゃいけない……最終的に、あなたは自分の意思で時間魔法を自在に操るところまで行く」

トゥルーエンド「……今日は余計な理屈は省くわ。やることは一つ。あなたが実戦でやった時間の檻。あれを短時間だけ狙って出して、狙って解除する」

ガイ「……できるのか?」

トゥルーエンド「これまでの訓練を見て、できると判断したわ── ただし、条件つき。欲張った瞬間にあなたが呑まれる。だから短時間だけを身体に覚えさせる……三拍よ。時間の檻にいる間、あなたが三拍をはかるの……いいわね?」

ガイ「……短いな」

トゥルーエンド「短いからいい。世界を止めるのに、長さは要らない──必要なのは元に戻る時間だけ……来なさい」スッ

ガイ「……」スッ

ギュッ

トゥルーエンド「……私が錨になる。私の鼓動を基準にして。時間の檻にいる間も、絶対にそれを見失わないで」

トゥルーエンドの胸に耳を当てるガイ「……ああ」

トクン……トクン……

トゥルーエンド「……覚えた?私の、鼓動」

ガイ「……ああ。聞こえた。これを基準にすればいいんだな」

トゥルーエンド「……準備がよかったらいつ始めてもいいわよ」

ガイ「──」グッ

何かに触れる感覚「」
ガイ「……」ゾワッ



壁時計「」
カップの湯気「」

ガイ(止まった……三拍数えろ……ルーの鼓動を思い出せ……今だ、戻れ──)



壁時計「」カチ……カチ……

ガイ「……戻れた」

トゥルーエンド「……成功ね。三拍なら、狙って出して狙って戻れる……それ以上は禁物。これで訓練は終わりよ、ガイ」

ガイ「ああ。助かった、ルー」

トゥルーエンド「礼はいらないわ。さて、私ができるのはここまで。今後はあなた一人で頑張ってちょうだい」
204 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 00:48:37.67 ID:qlTBHjPzO
ギュッ……

トゥルーエンド「……まだ、離れないのね」

ガイ「錨がなくても戻れる……でも、錨にしたいものは残った」

トゥルーエンド「な、なによそれ……訓練の話をしてるのよ」ジト

ガイ「……訓練は終わったんだろう」

壁時計「」カチ……カチ……

トゥルーエンド「……私は大魔女代理で……模造品で……余計なことを望むのは、許されないって──」

ガイ「許されないと勝手に思ってるだけだ」

トゥルーエンド「……馬鹿。そんな顔で見ないで……」

ガイ「望んでないなら、今すぐ離れるが」

トゥルーエンド「……っ」

ガイ「……嫌なら言え。言えばやめる」

トゥルーエンド「……嫌、じゃない……けど……困るわ……」

ガイ「……困るのか」

トゥルーエンド「困るに決まってるでしょう。私は大魔女の代理をするために造られて──」

ガイ「造られたからといって、誰かの代わりだけで終わる必要はない」
205 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 00:49:15.69 ID:qlTBHjPzO
トゥルーエンド「……ほんと、あなたは……」

ガイの胸元に指先を置くトゥルーエンド「……」スッ

トゥルーエンド「……まだ、残ってるわね」

ガイ「……フローディアのか」

トゥルーエンド「ええ。灰みたいな熱。あなたの魔力じゃないものが、ここに絡みついたまま──ちょっと、むかつくわね」

ガイ「……」

トゥルーエンド「……あの女のこと、まだ気にしてる顔ね。口付けられたこと?胸に残った灰みたいな魔力?それとも……あの女の熱が、まだどこかに残ってる気がするから?」

ガイ「……全部だ」

トゥルーエンド「そう……なら、忘れさせてあげる。フローディアのこと、今だけは」

ガイ「どうやって──」



口付けをするガイとトゥルーエンド「」



トゥルーエンド「──上書きよ。これで少しはマシになったんじゃない?///」

ガイ「……ああ」

トゥルーエンド「……ああ、って何よ!感想が薄いわね」ジト

ガイ「言葉にすると、壊れそうだ」

トゥルーエンド「……そういうこと、平然と言うな……///」

ガイ「……まだ足りない」

トゥルーエンド「何が」

ガイ「上書きが」

トゥルーエンド「……っ///……どこまで図々しいのよ……///少し、待ちなさい……」スッ

鍵「」カチリ

トゥルーエンド「……確認よ。足りないなら、足りるまで……上書きが嫌なら、言って」

ガイ「……続けてくれ、ルー」



⭐︎時間魔法への理解が深まりました。 3/3
⭐︎ガイが「時間の檻」を覚えました。
戦闘時のコンマで使用した際、一度だけそのときのコンマが奇数で+99偶数で+0の補正をします。
206 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 00:50:26.92 ID:qlTBHjPzO
本日はここまでです。明日も更新したいと思いますので、よければお付き合いください。
それでは、また。
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 01:11:20.54 ID:a2oJs2IpO

いつの間にか好感度ストップ高
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 03:31:46.49 ID:4szFqEjso
おつでした
こーれガイの方は本当にそのまま言葉通りの意味で言ってるんだろうなぁ
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