【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 Ⅱ

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220 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 19:45:30.28 ID:yxTHZRrFO
ーーテラヌス・ウルス 市場

ガイ「ドルクには声をかけられたから……あとはリンだけだな」

アインズ「あの研究所の立地も考えものだな」

ガイ「ああ……なぜ研究者というのは僻地に拠点を構えたがるんだろうか」

アインズ「それは偏見じゃないか?……ん?あそこにいるのは……」

ソーラ「あっ、ガイさんとアインズさん!こんにちは!」フリフリ

リアンノン「こんにちは、ガイさん、アインズさん。先日の一件は本当にありがとうございました。ホトルス族首長として、改めて感謝を申し上げます」

ガイ「できることをしただけだ……丁度いい。リアンノン、遺跡について聞きたいことがある」

リアンノン「遺跡……ですか?あまり詳しいことは答えられませんが……」

ガイ「砂に呑まれた書庫……という遺跡を知っているか」

ソーラ「すなにのまれた……しょこ?」

リアンノン「……あそこは、テラヌス・ウルスの今の文化とは毛色が違う痕跡が多い場所です。古い魔法文明の遺跡……と言えばいいでしょうか。石の刻み方も、残っている文様も、王家の墳墓とは系統が大きく異なっています」

アインズ「この国の遺跡ではない、という言い方だな」

リアンノン「この国が今の形になる前のもの……そう言う人もいます。半分以上は砂に埋もれていて、地上に見えているのは崩れた外壁と、露出した書架の一部だけ」

ガイ「地下は?」

リアンノン「残っています。地下に降りる区画があり、奥には魔法陣や古い魔法式を刻んだ部屋がある……という報告があがっています」

ガイ「報告があるなら、出入りはできるのか」

リアンノン「できますが……危険性が高く、帰ってこない者も多いです。行くことは議会としても、個人としても推奨できません……それに、最近は……」

ソーラ「……かげのこと?」

リアンノン「ソーラ」

ソーラ「……ごめんなさい」

リアンノン「……失礼。噂の域ですが、影を喰らうものの目撃例は、遺跡の中でも砂に呑まれた書庫が一番多いと聞きます」

ガイ「そうらしいな」

リアンノン「入口付近で引き返した者もいますし、逆に何も見なかったと言い張る者もいる……証言が揺れているのも、厄介な点です」

アインズ「見た者が怯えて誇張しているのか、見たこと自体を隠しているのか……」

ガイ「……ほかに、わかっていることは?」

リアンノン「“わかっている”と言えるのは少ないのですが……首長として耳に入る範囲でなら」

リアンノン「まず、あそこは半分以上が砂に埋まっているせいで、地上の見える部分と地下の残っている部分で危険の質が違います。地上は崩落と流砂、地下は── 魔法陣や古式の魔法式が厄介です」

リアンノン「触れただけで発動する類もあるらしく、術式を読めない者が踏み込むと、何が起きたのかも分からないまま戻れなくなる……ということもざらにあります」

ガイ「「罠……いや、古い機構か」

リアンノン「ええ。それと、影を喰らうものの噂ですが……目撃が多いのは奥の刻印部屋に近い区画だと言われています。入口付近で見たと言う者もいます……恐怖で誇張しているのかもしれませんが。同じ場所を指しているはずなのに、言葉が噛み合わない。質問を変えると、急に曖昧になる……そんな報告もあります」

ソーラ「しょこ、へんなの」

リアンノン「私から言えるのはここまでです。これ以上は噂にしかなりません」

ガイ「いや……助かった、リアンノン」

リアンノン「もし、遺跡に向かうのであれば、お気をつけて。ソーラ、挨拶を」

ソーラ「ガイさん、アインズさん、きをつけてね!」

⭐︎砂に呑まれた書庫の情報を得ました。
221 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 19:45:58.74 ID:yxTHZRrFO
ーー宿屋「月明かりのオアシス」

リン「ついに、遺跡探索に行くんだね」

サーシャ「はい。ちょっと怖いけど……ワクワクしてきたかも」

リーゼリット「うん……私も一緒。それで、どの三つの遺跡のうち、どれから調べるの?」

ドルク「『砂に呑まれた書庫』、『風切りの機械塔』、『砂底の聖堂』……どこも一筋縄じゃいかないぜ」

テル「近さでいったら『砂底の聖堂』かな?ヨードリーさんの話だと、テレス族以外の首長にバレたら大目玉を喰らいそうだけど……」

アインズ「『砂に呑まれた書庫』はリアンノンから聞いた内容も加味すると、影を喰らうもの……魔王と遭遇する可能性が高い。探索するならば気をつけなければな」

ガイ「『風切りの機械塔』は情報が少ないぶん読めないが、少なくとも影を喰らうものの噂は薄い……危険度は他の古代遺跡と同程度だろうな」

どの遺跡を探索する?
先取3票

1 砂底の聖堂
2 砂に呑まれた書庫
3 風切りの機械塔
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 19:47:09.20 ID:I4WO6NF9O
2
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 19:47:41.64 ID:ZXrmkXu7O
1
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 20:02:53.64 ID:H+fLiX6do
2
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 20:19:23.64 ID:e1L65MZq0
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 20:25:26.48 ID:YGgiDP/jO
1
227 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 21:17:42.03 ID:IyeDMMMgO
ーーテラヌス砂漠 砂底の聖堂前

巡回テラヌス兵たち「」ザッザッ……

テル(ちょっとちょっと!全然見回りがいるじゃん!これじゃ入れないよ!)コソコソ

リーゼリット(仕方ない……ちょっと気絶してもらうしか……)
狙撃型魔導銃「」カチャン

サーシャ(わー!リーゼ、ちょっと待って!ユーシリアのときとは状況が違うんだから、強硬手段はダメだよ!)アタフタ

リン(聖域だからか、他の遺跡と違ってちゃんと警備されてるね。一人だったらそっと入れたけどこの人数じゃ厳しそうだね……)

ドルク(待て。あそこにいるの……ヨードリーの護衛の人じゃないか?)

キキ「」フヨフヨ

アインズ(寝ながら飛んでいるのか……器用だな)

ガイ(関心している場合じゃないだろう……こうなったら人数を絞って潜入するか?)

サーシャ(……あれ?キキさん、こっち見てない?)

キキ「……」パクパク

リーゼリット(ま、か、せ、て……?)

キキ「みなさん、大変です〜、影を喰らうものが現れました〜。一人じゃ対処できないので、応援お願いします〜」

巡回テラヌス兵A「なんだって!?」
巡回テラヌス兵B「急いで向かうぞ!」
巡回テラヌス兵C「ここの警備はあとだ!全力で影を喰らうものの対処へ行くぞ!」

ドドドドドド……

シーン……

ドルク「おお、なんか上手くいったな!今の内に中に入ろうぜ!」

テル「キキさん、あとですごい怒られそうだけど、大丈夫かな?」

ガイ「……帰ってきたら労ってやろう。急ぐぞ」

228 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 21:18:47.80 ID:IyeDMMMgO
ーー砂底の聖堂 踏破率[0/10]

乱雑に散らばった祭具「」
壁に刻まれた古代文字「」

リン「おー、聖域というだけあって雰囲気あるね。死体はあんまり期待できなさそうだけど」

ドルク「……あんた、なんだか発言が怖ぇな」

サーシャ「あはは……えっと、ヨードリーさんの話だと下へ降りる入り口があるはずなんだけど……」

アインズ「……おそらく、あの場所だろう」スッ

岩で塞がった階段「」

ガイ「……サーシャ、動かせそうか?」

サーシャ「うーん……地属性魔法を使ってもちょっと厳しいかも……」

テル「じゃあ、仕方ない。アインズさんとリーゼリットちゃんに吹き飛ばしてもらおう」

サーシャ「えっ」

リン「おっ、吹き飛ばすなんて素敵な響き♪誰も死体にならないといいけど」

ガイ「リーゼ、アインズ、頼めるか?」

アインズ「……少し下がっていろ。リーゼ、準備ができたら教えてくれ」
炎「」ゴウッ……

リーゼリット「……オッケー。いつでもいいよ」
狙撃型魔導銃「」ギュイイイン……

カッ──ドコオオオオオオン‼︎‼︎‼︎

現れた階段「」パラパラ……

ドルク「すげえ爆発だ……まだ耳がキンキンするぜ……」

テル「岩を高温で熱して、それに氷属性の魔弾を撃ったんだね……今更だけど、仮にも聖域でこんなことして大丈夫なのかな?」

アインズ「崩落してないなら許容範囲だろう」

ガイ「……ともかく、これで先へ行けるな。注意して進もう」

コンマ下1

01-30 踏破率+2 敵襲
31-50 踏破率+3 敵襲
51-80 踏破率+3 物品発見(自由安価下2)
81-00 踏破率+4 いいこと(自由安価下2)
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 21:20:00.07 ID:4szFqEjso
230 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 21:56:21.17 ID:zA/skBP9O
ーー砂底の聖堂 踏破率[2/10]

スタスタ……

ドルク「先がまったく見えねぇな……生き物の気配がしないのも気味が悪い」

リン「降りてすぐのところに倒れてた死体は前にこの先を調査しようとした人みたいだったし……」

サーシャ「……みんな、止まって。何か……音がする」

アインズ「なにか近づいてきているな……」

リーゼリット「魔導銃が効く相手だといいけど……」
狙撃型魔導銃「」スッ

ゴリ……ゴリ……

首の欠けた大きな石像「」ゴリ……ゴリ……

ガイ「……なんだ、アレは」

テル「わからないけど、敵でしょ!構えて、ガイ君!」バッ

コンマ下1

01-10 痛恨
11-30 劣勢
31-70 優勢
71-00 会心

閃光玉+10(残り2回)
連携技+30(残り2回)
時間の檻※奇数で+99偶数で+0(残り1回)
代償の刃+99(現在使用不可)

リンと一緒に行動しているため+10の補正
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 21:57:06.53 ID:kZUEnb2Fo
連携技
232 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 22:22:59.72 ID:zA/skBP9O
首の欠けた大きな石像「」シン

サーシャ「止まった……?」

ドルク「隙だらけだが……ああいうのは、迂闊に近づいたらまずいタイプだな……さっきの岩みたいに、爆発させられないか?」

アインズ「……やってみよう」
炎「」ゴウッ……

リーゼリット「いつでもいいよ!」
狙撃型魔導銃「」ギュイイイン……

カッ──ドコオオオオオオン‼︎‼︎‼︎

首の欠けた大きな石像「」ボロッ……

リン「おっ、すごい効いてるみたい。今のうちに畳みかけちゃおう。いってらっしゃい、我が僕よ!」バッ

歩く死体たち「」ズドドド……

テル「うわあ……すごい絵面だ……」

アインズ「……倫理観はともかく、生きている私たちへの危険は大きく下がる。こういった戦闘に関していえば、リンを連れてきて正解だったな」



ーー砂底の聖堂 踏破率[2/10]

石像の残骸「」ボロッ……

リン「はい、みんなお疲れ様ー。このあともよろしくねえ」

歩く死体たち「」シーン

ガイ「……拍子抜けするくらい、あっさり終わったな」

リン「ね、私を連れてきてよかったでしょ?」

ガイ「今のところは、な」

⭐︎自動勝利!

01-30 踏破率+2 敵襲
31-50 踏破率+3 敵襲
51-80 踏破率+3 物品発見(自由安価下2)
81-00 踏破率+4 いいこと(自由安価下2)
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 22:24:07.44 ID:ZXrmkXu7O
234 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 22:43:49.97 ID:zA/skBP9O
ーー砂底の聖堂 踏破率[5/10]

リーゼリット「……この辺り、なんだか寒くない?」ブルッ

アインズ「地下で日も当たらない場所だからな」
アインズの尻尾「」グルン

尻尾に巻き付かれるリーゼリット「わっ、アインズ?」

アインズ「これで少しは暖かいだろう?」

テル「えー、いいなー!リーゼリットちゃん、私も混ぜてよー!」

サーシャ「ふふっ……あったかそうだね」

ドルク「おうおう、仲睦まじいねえ……ガイは混ざらねえのか?」ニヤニヤ

ガイ「……よく勘違いされるんだが、俺はハーレムを作っているわけではない。流れに身を任せたら今の状況になっただけだ」

リン「ふーん、これだけ美少女を侍らせてると説得力ないけど……それより、気づいてる?死の気配がすぐ側に来てるよ」

剣を持った亡霊「」コンニチワ
槍を持った亡霊「」ドモ
弓を持った亡霊「」オッス

ガイ「……単純な物理攻撃は効かなさそうだな」
短剣「」シャキン
魔導拳銃「」スチャ

コンマ下1

01-20 痛恨
21-30 劣勢
31-70 優勢
71-00 会心

閃光玉+10(残り2回)
連携技+30(残り2回)
時間の檻※奇数で+99偶数で+0(残り1回)
代償の刃+99(現在使用不可)

リンと一緒に行動しているため+10の補正
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 22:45:13.92 ID:u/t5lgGh0
236 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 23:20:26.20 ID:zI0bxk1bO
ガイ(そういえば……時間魔法の魔力を直接ぶつけてみるのはやったことがなかったな……この際だ、試してみるか)シュンッ

リン「えっ、消え──」

剣を持った亡霊「」
ガイ「」シュンッ
短剣「」シャキンッ

槍を持った亡霊「」
ガイ「」シュンッ
短剣「」シャキンッ
魔導拳銃「」バシュウン!

撃たれる弓を持った亡霊「!?」

ガイ「──終わりだ」シュンッ

消えていく亡霊たち「」シュウウウン……

ガイ(……大きな変化は見られなかったな。今のところ、こういう使い方では無属性の魔力と変わらないか)

リン「一瞬で……模擬戦のときは本気じゃなかったんだ、ガイさん」

ガイ「あの時は本気を出す場面じゃなかったからな」

ドルク「おいおい、今の見てたけどすげぇな!あんなに速く動いてるヤツなんて見たことねぇぞ……参戦しようと思ったら終わっちまってたし」

ガイ「今のは敵が弱かったからだ。強敵には通じない可能性がある……そのときは、俺一人じゃ足りない。温存しておいてくれ」

ドルク「そうか……ガイ、お前も無理すんなよ?遠慮なく俺たちを頼れ!」

ガイ「フッ……言われなくても、な。忠告、感謝する」

⭐︎勝利!
237 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 23:21:37.05 ID:zI0bxk1bO
ーー砂底の聖堂 踏破率[5/10]

サーシャ「あれ……今、何かあった?」

テル「え、とくに何も感じなかったけど……?」

ドルク「……みんなが気づかねえくらい、一瞬でガイが片づけたんだ。感謝して先に進むぞ」

リーゼリット「いつの間に……」

アインズ「亡霊……まったく気づけなかったな。気配すら掴めんとは……面目ない」

リン「あー、霊的な気配は慣れてないと拾えないこともあるんだよね……でも、何事もなくてよかったよかった!切り替えていこ!」

01-30 踏破率+2 敵襲
31-50 踏破率+3 敵襲
51-80 踏破率+3 物品発見(自由安価下2)
81-00 踏破率+4 いいこと(自由安価下2)
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 23:22:19.72 ID:WsS2cOHK0
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 23:23:03.74 ID:I4WO6NF9O
黄金の剣
240 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/14(日) 23:29:43.14 ID:zI0bxk1bO
黄金の剣を見つけたところで今回は終わります。

砂底の聖堂の奥には何か重要そうなものがありそうです。影を喰らうものに関連する何かのようですが、詳細は今のところ不明です。
次回の更新は速くて金曜日の夜、あとは土曜日になると思います。よければお付き合いください。
それでは、また。
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/14(日) 23:42:32.71 ID:kZUEnb2Fo

時間魔法鍛えまくった方が良いんじゃないか
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