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【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 Ⅱ
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243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/16(火) 11:34:03.22 ID:yGV134e6O
乙
言われてみるとハーレム主人公みたいなことになってるのか
もし記憶が戻ったら悶絶しそう
244 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/20(土) 11:10:11.92 ID:YTNRhVheO
>>241
時間魔法の特訓等は自由安価等で示してくれればやれると思います。強化の方向性は未定なんですけどね。
>>242
状況によっては可能性があります。
自由安価等で二人きりになる指定をするとそういったイベントを起こしやすいかもしれません。参考までに。
>>243
実は記憶を失う前のガイはほんのりサーシャさんのことが気になっていたようですが、記憶を失った後はサーシャさんのことを仲間以上の目で見れないようです。記憶を取り戻したら、グチャグチャの感情になるかもしれませんし、意外と落ち着いているのかもしれません。その辺りは安価等によっても変わるので、よければ今後も見ていただければと思います。
245 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/20(土) 11:14:05.07 ID:YTNRhVheO
ーー砂底の聖堂 踏破率[8/10]
テル「お、なんだろアレ」
ドルク「何か見つけたか?……台座に剣が刺さってるな」
台座に刺さった黄金の剣「」キラン
テル「抜いてみる?」
リーゼリット「えぇ……罠だったらどうするの?リビングソードの類だったら厄介だよ」
リン「え、リビングソードって?剣が生きてるの?」
リーゼリット「そう。近づいた瞬間に襲ってきたり、持った相手に呪いをかけたりね。物によっては意識を乗っ取ろうとすることもあるみたい」
ドルク「まあ、リビングソードなんて中々出会う機会もないんだけどな。んで、どうする?」
ガイ「……罠かどうか確認しよう。アインズ、アレから魔力は感じるか?」
アインズ「……魔力は薄い。罠の可能性は低いだろうが、油断はするな」
サーシャ「じゃあ……触らずに試そう。ロープで引っかけて、離れたまま引っ張るのはどう?」
◆
台座から抜けた黄金の剣「」スポッ
ドルク「よっと……あっさり抜けたな」
リン「死体に持たせてみるね」
黄金の剣を持つ死体「」ガシッ
リーゼリット「……何も起きないね」
ガイ「リン。勝手に死体を動かすな。確認はそれで十分だ」
リン「はーい。真面目だねえ」
アインズ「魔力反応も変化なし……少なくとも、こちらを害する類ではないか」
テル「じゃあ元に戻して、先に進も。持ち帰り禁止だしね」
サーシャ「うん……変に触って、聖域を荒らすわけにもいかないし」
ドルク「よし、戻すぞ……」
台座に戻される黄金の剣「」スッ……
リン「何事もなく戻ったねぇ……どうしてこんなところに刺していったんだろう?」
ガイ「さあな。理由はなんでもいい……行くぞ」
⭐︎黄金の剣を見つけました。探索終了後、ヨードリーが回収してくれます。
246 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/20(土) 11:14:36.57 ID:YTNRhVheO
ーー砂底の聖堂 踏破率[8/10]
ドルク「……そろそろ最奥に着きそうな気がするな」
アインズ「ほう、わかるのか?」
ドルク「冒険者の勘ってやつだ」
サーシャ「あはは、意外とバカにならないですよね、そういうの」
リーゼリット「その勘が当たる前に、嫌な予感もするんだけど」
テル「大丈夫だよ、リーゼリットちゃん。いざとなったら頼もしい仲間がこんなにもいるんだから!」
リーゼリット「……ふふっ、それもそっか」
01-50 踏破率+2 敵襲
51-80 踏破率+2 物品発見(自由安価下2)
81-00 踏破率+2 いいこと(自由安価下2)
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/20(土) 11:16:13.22 ID:uTnoZB9Lo
踏破
248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2025/12/20(土) 12:39:09.29 ID:gHcdXViU0
令和7年(2025年)12月20日
[相手方の氏名] 様
[自分の所属・氏名] 印
謹んでお詫び申し上げます
拝啓
[相手方の氏名]様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
この度は、令和7年[月・日]の会食の席におきまして、私の常軌を逸した不躾な振る舞いにより、[相手方の氏名]様に筆舌に尽くしがたい屈辱とご不快な思いをさせてしまいましたこと、心より深くお詫び申し上げます。
当日、私は酒の勢いに任せ、あろうことか自らの下半身を露出し、[相手方の氏名]様の頭部に乗せるという、言語道断かつ卑劣な行為(いわゆる「ちょんまげ」と称される蛮行)に及びました。
[相手方の氏名]様の高潔な人格を著しく汚し、社会人としてのみならず、人間として守るべき最低限の礼節を完全に欠いた私の行動は、到底許されるものではございません。
[相手方の氏名]様がこれまでに築き上げられた尊厳を深く傷つけ、大切なお時間を汚してしまったことに対し、どれほどの言葉を尽くしてもお詫びしきれない後悔と羞恥の念に苛まれております。
今後は、自身の未熟さを猛省し、二度とお酒を口にしないことを誓うとともに、今回の件で[相手方の氏名]様から頂戴いたしましたお叱りを真摯に受け止め、更生に努めてまいる所存です。
本来であれば拝眉の上、幾重にも謝罪すべきところ、まずは書面をもちまして、平身低頭お詫び申し上げます。誠に、誠に申し訳ございませんでした。
敬具
249 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/20(土) 13:28:54.06 ID:kKR4tDt9O
ーー砂底の聖堂 最深部
サーシャ「なんだかここだけ、雰囲気が違うね」
アインズ「ここが砂底の聖堂の最奥なのだろう……さっきまでとは空気が違う」
ゴリ……ゴリ……
テル「……ねえ、今、聞いたことある音がしなかった?」
ドルク「したな。石が擦れる音だ……動いてやがる」
ゴリ……ゴリ……
リーゼリット「……あそこ!さっきの石像と似てるけど、様子が違う!」
天使の石像「」ゴリ……ゴリ……
リン「わぁ、今度はちゃんと首がある。やだなあ、こっち見てない?」
アインズ「ふむ……侵入者排除の機構か、厄介だな」
ガイ「……気を抜くな。さっきのやつとは全然違う」
短剣「」スラッ
ドルク「へへっ……でも、やることは一つだ。準備はいいか?」
鋼の槍「」ブォンッ!
ガイ「……行くぞ!」ダッ
コンマ下1
01-40 痛恨(死亡判定あり)
41-65 劣勢
66-70 優勢
71-00 会心
閃光玉+10(残り2回)
連携技+30(残り2回)
時間の檻※奇数で+99偶数で+0(残り1回)
代償の刃+99(現在使用不可)
リンと一緒に行動しているため+10の補正
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/20(土) 13:32:39.50 ID:U3yGqirfO
連携技
251 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/20(土) 15:00:01.17 ID:fhTzELsTO
リン「みんな、お願い!」バッ
動き出す死体たち「」ズル……ズル……
ドルク「行くぜ!」ダッ
アインズ「援護する──」
炎「」ゴウッ‼︎
テル「よし、私も──」
天使の石像の両目「」カッ…!!
サーシャ(あれ?今、何か光った?)
テル「!まずった、かも……」ユラァ
ドルクのいる方向に杖を向けるテル「」スッ
サーシャ「テルさん!?その方向は──」
テル「」ブツブツ
滞留する電気「」バチィッ‼︎バチバチバチ……
リーゼリット「えっ!?ちょ、本気で撃とうとしてる!?」バッ
ガシッ
テルを押さえつけるリーゼリット「テルさん、どうしたの!?」
テル「」ブツブツ
滞留する電気「」バチィッ!!バチバチバチ……
サーシャ「リーゼ、離れて!感電しちゃうよ!!!」
ドルク「……!ガイ、テルの様子が変だ!」
ガイ「何!?」
腕を振り下ろす天使の石像「」ブォンッ
アインズ「くっ!しばらくこちらで抑える!その間になんとかしろ!」
竜角の槍「」ガギィッ‼︎
サーシャ「……そうか!みんな、あの石像の目に気をつけて!テルさんはそれを見てからおかしくなってる!」
ドルク「目だと!?……なるほど、さっき会った石像の首が無かったのは誰かが首を落としたからか……!」
リーゼリット「つまり、首があるこいつは、まだ機能が残ってるってこと……!」
252 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/20(土) 15:00:29.69 ID:fhTzELsTO
天使の石像の両目「」カッ…!!
ガイ「全員、視線を切れ!アイツの目を直視するな!……サーシャ、目を閉じたまま弓を射れるか!?」
サーシャ「……できるよ!任せて──」
魔導弓「」ギリ……
ガイ「よし……アインズ、ドルク!そのまま石像をサーシャ達に近づけさせないでくれ!俺も加勢する!リーゼ、テルを気絶させろ!」シュンッ
リーゼリット「了、解……!」スッ
テル「っ!?」ガクン
落ちる杖「」カラン……
ドルク「へへっ、任されたからには仕事は果たすぜ……!」ダッ
リン「私も手伝うよ!みんな、動きを止めて!」
石像にしがみつく死体たち「」ガシッ……ガシッ
ドルク「ナイス!ここから腕を貫く──!」
天使の石像の腕を貫く鋼の槍「」ドゴォンッ‼︎
アインズ「なかなかやるな──私も負けておられん!」ブンッ
崩れる天使の石像の足「」ガラッ……
ガイ「──サーシャ、右目だ!!!」シュンッ
サーシャ「──ここ!!!」
魔導弓「」バシュッ……
短剣を振りかざすガイ「ッ──」
短剣が突き刺さる石像の左目「」ドスッ
矢が突き刺さる石像の右目「」バスッ
光を失う石像の目「」シュウン……
リン「うまくいったみたいだね……!」
ガイ「──よくやった、みんな。だが、アイツはまだ動いている。最後まで気を抜くなよ」スタッ
天使の石像「」ゴリ……ゴリ……
コンマ下1
01-30 劣勢
31-00 勝利
閃光玉+10(残り2回)
連携技+30(残り1回)
時間の檻※奇数で+99偶数で+0(残り1回)
代償の刃+99(現在使用不可)
リンと一緒に行動しているため+10の補正
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/20(土) 15:01:13.48 ID:gGCQrTSi0
あ
254 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/20(土) 17:47:21.41 ID:XSkRNScQO
ドルク「これで……トドメだ!」
鋼の槍「」ドスッ!
崩れる天使の石像「」グラ……ドガァアアアン!!
リン「……おー、やったね。綺麗に崩れた」
ガイ「終わりだな……テル、起きろ」ユサユサ
テル「う……ん……」パチ
テル「……あれ?私、何して……」
サーシャ「テルさん、大丈夫?気分悪くない?」
テル「大丈夫だけど……そうだ、石像は!?」
リーゼリット「大丈夫、みんなが倒したよ」
ドルク「おお、目が覚めたか。後遺症とかも……無さそうだな」
テル「???」
アインズ「……石像の目を見た途端、お前は杖を私たちに向けて雷魔法を放とうとしたんだ」
テル「えっ」
ドルク「まあ、結局は放たれてねえし、誰も怪我してねえからいいんだけどな。ただ、あれがもし俺たちに当たっていたらと思うとゾッとするぜ」
テル「……私、そんなつもりは……」
アインズ「わかっている。おそらく精神干渉だろう。強制命令、あるいは視覚を介した魅了に近い……侵入者を侵入者自身で排除させる画期的な方法だな。よく考えられている」
テル「……いや、画期的とか言ってる場合じゃないよ!私、みんなに雷撃つところだったんでしょ!?」
サーシャ「うん……だから、気づいた瞬間に止めたの。リーゼが押さえてくれて……」
リーゼリット「ほんと焦ったよ。あのままだったらドルクさんとアインズに直撃だったし、巻き添えも出てたかも」
テル「……ごめん。ほんとに、ごめん……」シュン
ドルク「気にすんなよ!みんな無事だったならいいじゃないか!なあ?」
アインズ「私は恨むぞ」
テル「うぅ……そうだよね……」
アインズ「フッ、冗談だ」
リン「ふふっ、冗談ね……あれ、ガイさん、いつも以上に渋い顔してどうしたの?」
ガイ「……なんでもない」
ガイ(翡翠の賽の反応がない……ここはハズレのようだな……ん?)チラ
文字が書かれた石板「」
ガイ「……」
255 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/20(土) 17:47:48.67 ID:XSkRNScQO
サーシャ「あっ、石像と戦ってて気づかなかった……えっと──」
ガイ「読めるのか、サーシャ?なんて書いてある?」
サーシャ「全部は読めないけど……影を喰らうもの……絶望の魔王って……書いてある……」
リーゼリット「えっ」
アインズ「……続きは?」
サーシャ「読めるところだけ拾うね……兵器……制御……失敗……暴走……多くを喰らい……」
ドルク「利用しようとしてしくじった……って感じか」
サーシャ「……機械塔って文字に……抑制とかそういった文字が書いてある。それと、書庫って文字も……素直に受け取るなら、書庫に絶望の魔王を封印したみたい」
リン「うーん、機械塔に、書庫……?聞いたことあるような……」
ガイ「……一度テラヌス・ウルスに戻ってヨードリーに報告しよう。聖域の奥で見つけた石板の内容……おそらく、影を喰らうものと関係している」
アインズ「ああ……この情報は重い。帰って整理すべきだな」
テル「それに、ここでこれ以上ウロウロしたら、また変なの出てきそうだしね……」
リン「帰り道で死体が増えたら嬉しいけど……まあ、今回は大人しく従うよ」
⭐︎砂底の聖堂を攻略しました!
256 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/20(土) 17:48:55.15 ID:XSkRNScQO
ーー宿屋「月明かりのオアシス」
ガイ「──みんな集まったな。さて、先日の遺跡探索のまとめだが……」スッ
黄金の剣「」ポン
サーシャ「えっ……あのときの剣!?いつの間に持ち去ったの!?」
ガイ「違う。帰ってすぐにヨードリーに報告しただろう?……それからすぐに聖域に各首長の許可を得て調査隊を派遣したらしい。俺たちがした報告と大きく違わず、危険性もなかったということで、この剣は褒美としてもらった。非公式だがな」
アインズ「ふむ。見た限り偽物とかではないようだし、売ればそれなりになるだろう……刃がついているが実戦向きとはいえんしな」
テル「まあ、その剣の処遇は置いといて……調査隊の人達が改めて調べてくれてわかったことがあるんだよね?」
ガイ「ああ。リーゼ、頼む」
リーゼリット「はいはい……じゃ、要点だけね」スッ
紙束「」パサッ
リーゼリット「まず、砂底の聖堂で見つけた石板。サーシャが読めた範囲と調査隊が解読した内容を合わせると……」
サーシャ「影を喰らうものは、『絶望の魔王』って呼ばれてた」
リーゼリット「そう。そして絶望の魔王を兵器として利用しようとした痕跡がある……さらに重要なのが次。文言から推測じゃなくて、ほぼ断定レベルで──」
リーゼリット「『風切りの機械塔』には、封印や抑制に関する装置がある。絶望の魔王を利用しようとして作った産物、ってこと」
アインズ「なるほど……影を喰らうもの、いや、絶望の魔王の目撃例が少ないのも頷けるな」
リーゼリット「で、最後。これもはっきり書いてあるみたい……『砂に呑まれた書庫』に、絶望の魔王を封印する、ってね」
サーシャ「この一緒に描いてある地図は?」
ガイ「俺たちは見つけられなかったが、関連する遺跡がある位置の地図らしい。今、出ている書庫と機械塔とは大きく位置がずれているが……書庫の位置を見てくれ」
テル「……これ、古代墳墓と同じ位置じゃない?」
ガイ「そうだ。影を喰らうものが現れたのは世界めくれ以降、古代遺跡が多数見つかるようになったのも世界めくれ以降だ……遺跡の位置が大きくズレるほどの力が働いている。封印が解けてもなんらおかしくはないだろう」
アインズ「……ホレスの話は本当のようだな。疑っていたが、これは裏取りになった」
ガイ「おそらく、封印が解けたのは世界めくれの影響もあるだろうが……元々、書庫は古代墳墓の地下にあった。世界樹の光の力も関係している可能性が高い」
リーゼリット「それで……今日はどうするの?」
ガイ「……」
現在はテラヌス・ウルスです。(14日目)
何をする?
安価下1〜3
コンマ下1
遺跡への襲撃
01-50 あり
51-00 なし
コンマ下2
遺跡の襲撃者(襲撃ありの場合のみ)
01-50 絶望の魔王
51-80 邪教の信奉者
81-00 長身金髪の女性
257 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/20(土) 17:51:06.53 ID:ZaIuAlCoO
バッドエンド組とハッピーエンドって良いですよねと雑談
258 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/20(土) 17:57:30.96 ID:t0HELNi30
トゥルーエンドとホレスを会わせてみる
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/20(土) 17:59:24.24 ID:uTnoZB9Lo
もう襲撃者候補と街中で良い感じに出逢おう
260 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/20(土) 22:00:55.49 ID:22KzWfFLO
ガイ「……探索の疲れも残っている。今日は休養にまわそう」
◆
ーーテラヌス・ウルス 首都
ガイ(とはいったものの、ただ休むのも勿体無い気がして街に出てみたが……特段することはないな。市場でも覗いて必要な物を揃えるか)
ホレス「ガイ……きょう、なにする?わたし、てつだう」
ガイ(……ホレスと一緒に行動してみるか)
◆
ーーテラヌス・ウルス 市場
ワイワイガヤガヤ
ガイ「……こんなところか。ホレス、変なものに手を出すなよ」
ホレス「……これ、すきとおってる。なに?」スッ
ガイ「触るな」パシッ
ホレス「……」シュン
ガイ「……悪い。だが、ここは油断すると面倒になる」
ホレス「わかった……きをつける」
旅商人「はは、別に壊さねぇならいくらでも触っていいさ。ついでに見てけよ。しかし……そっちの兄ちゃん、肌の文様すげえな。呪いか?」
ガイ「詮索するな」
旅商人「お、おう……」
ホレス「……これ、だめ?」
ガイ「……人が多いところでは隠した方がいいだろう。無用な絡みが増える」
フードを被るホレス「わかった」スッ
◆
ザワザワ……
ホレス「ガイ、なんだかまわり、うるさい」
ガイ「……なんだ?」
全身ローブのモノクル男「やあやあ。首都の市場は相変わらず賑やかだね。素晴らしい。人が多いほど……面白い」
露店の主人「サ、サラザール……!今日は何を──」
261 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/20(土) 22:01:23.65 ID:22KzWfFLO
全身ローブのモノクル男 →サラザール「宗教行事さ。我が神に不要な遺跡が一つ減ります、と報告をね。ついでに財布も軽くなる。誰のとは言わないけど……ん?」チラ
サラザール「やあやあ、英雄殿。買い物かい?平和でいいねえ」
ガイ「……お前が、サラザールか?」
サラザール「そうだ。お前たち遺跡漁りの連中には、有名だろう?」
ホレス「……」ジッ
サラザール「おや。君、エルフでは珍しい肌の色をしているね。面白い……」
ホレスの前に立つガイ「用件はなんだ?」サッ
サラザール「そう凄まないでくれよ。ほんのちょっとした挨拶じゃないか……」スッ
ガイに耳打ちするサラザール(君たち、聖域から帰ってきたそうだね?)コソッ
ガイ「……誰から聞いた」
サラザール「噂話さ。英雄ってのは目立つ。隠してるつもりでも、足跡は砂に残る……それで、次はどこの遺跡を調べるつもりだい?」
ガイ「……その質問の意図はなんだ?俺たちに関係があるように思えないが」
サラザール「ふっ、ははは!大いに関係あるとも!私が信じる神を信じていない者とはいえ、遺跡の破壊に巻き込んだら心が痛むだろう?」
ガイ「まさか……」
サラザール「君たちは充分この国のために働いてくれた。あとは影を喰らうものについては私に任せてくれ……遺跡も、影を喰らうものも、我が神の御名のもとに──全部まとめて消し飛ばす。それが手っ取り早いだろう?」
ガイ「……ものごとはそんな単純に解決しない」
影ごと消えるサラザール「それはどうかな?試してもいないことは誰も証明できない……英雄殿、遺跡で出会わないことを祈っているよ」シュウン……
ガイ「……厄介そうなヤツだな」
ホレス「……うん。あのひと、かげが……へんなうごき」
ガイ(もしかしたら遺跡で鉢合わせることになるかもな……刃を交える覚悟をしておこう)
◆
262 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/20(土) 22:02:26.80 ID:22KzWfFLO
ーーテラヌス・ウルス 肉料理屋
長身金髪の女性「肉串を二本。塩は少なめ」
露店の親父「へいよ!……あんた、いつも即決だな」
長身金髪の女性「迷う時間が無駄だ」
オレンジ色のスライム「」モニャニャ
長身金髪の女性「お前の分もある……食べるなら落とすな」
露店の親父「毎度あり!」
長身金髪の女性「空いている席はここくらいか……相席だ。邪魔をする」
ガイ「……構わん」
ホレス「……」コク
長身金髪の女性「お前も座れ」
オレンジ色のスライム「」モニャ!
肉串を頬張る長身金髪の女性「むぐ……んぐ……」モグモグ
オレンジ色のスライム「〜〜〜♪」モニョモニョ
肉串を頬張るホレス「ガイ、これすごくおいしい。もういっこたべたい、だめ?」
ガイ「食い切れるならいいが……ほら、これで買ってこい」チャリン
ホレス「ありがとう、いってくる」スタスタ
長身金髪の女性「……」ジッ
ガイ(すごく見られている)
263 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/20(土) 22:02:57.33 ID:22KzWfFLO
オレンジ色のスライム「……!」モニャニャ
長身金髪の女性「……こいつが?」チラ
ガイ「?」
長身金髪の女性「……お前がセーレフェリアを倒した男か」
ガイ「……直接手を下した訳じゃない」
長身金髪の女性→テルグレース「だが関わってはいる……私はテルグレース。テルグレース・ロスチャイルドだ」
ガイ(テルグレース……!まさかこの国に来ていたとは……)
テルグレース「その反応。私を知っているのか」
ガイ「聞いたことはあるが、詳しくは知らない」
テルグレース「そうか。まあいい……」
オレンジ色のスライム「」モニャニャ?
テルグレース「……無駄だと思うがな。お前が言うなら聞いてみよう」
ガイ「何を……」
テルグレース「情報だ。この砂漠の地下に最悪の古代兵器が眠る。私はそれを探している」
ガイ「兵器?この国の地下に?」
テルグレース「予言書にそうある。“砂を裂き、静寂の底に王が眠る”……位置が曖昧で困っている」パラ……
ガイ「遺跡の位置は世界めくれで狂っている。探しにくいのは確かだな」
テルグレース「最近、お前が探索した遺跡で古代兵器か、それと関連するようなものを見かけなかったか?」
ガイ(砂底の聖堂で見つけたあの文……魔王を兵器にしようとして失敗したと取れるような……だが、レーティアやテルの話からすると正直に教えるのは危険な気がする……)
ガイ「……いいや、何も。何も見ていない」
テルグレース「そうか。邪魔をした」スッ
ガイ「待て……こっちの質問にも答えてもらいたい」
立ち上がるテルグレース「時間の無駄だ」
オレンジ色のスライム「」モニャニャ
テルグレース「……お前がそういうなら、少しだけだ。手短に頼む」ストン
テルグレースと何か話す?
安価下1〜2
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/20(土) 22:05:56.94 ID:n4HzOixk0
機械塔について何か知らないか
265 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/20(土) 22:06:36.58 ID:S64oVCvcO
古代兵器なんて何に使う。平和的じゃないな。テルが悲しむ
266 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/20(土) 22:08:25.94 ID:yEii0GMsO
スライム語がわかるのか?とスライム語で聞く
267 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/20(土) 23:31:30.90 ID:+Q0fce8sO
ガイ「風切りの機械塔について、何か知らないか?」
テルグレース「あの場所に興味があるのか。素人が行くと痛い目を見る」
ガイ「少しでも危険を減らすためだ。知っているのなら教えてくれると助かるんだが」
テルグレース「知っている範囲だけ言う。風切りの機械塔は、内部の構造が動く。通路が回転し、階層の繋がりが変わる。地図は役に立たない」
ガイ「罠が多いと聞いているが」
テルグレース「多い。拘束、隔離、分断。侵入者を一人ずつ剥がして処理する機構が揃っている。集団で入るなら、気をつけた方がいい」
ガイ「……どこまで入った?」
テルグレース「最深部へは行かなかった。そこに当たりがある手応えがなかった」
ガイ「古代兵器、か」
テルグレース「そうだ」
ガイ「そんなものを何に使うつもりだ」
テルグレース「全ての人々を我が傘下にし、世界を救う」
ガイ「……何?」
テルグレース「矛盾していると思うか」
ガイ「救うと言いながら、支配する?」
テルグレース「支配は手段だ。秩序がなければ、救済は成立しない……必要なのは力だ。説得では届かない相手がいる、止められない災厄もある──弱者に選択肢を与えるには、脅威を排除する権限が要る。私はそれを得る」
ガイ「平和的じゃないな……テルが悲しむぞ」
テルグレース「テル……あの家の出来損ないがまだ生きているのか。意外だな……セーレフェリアが全部片づけたと思っていたが」
ガイ「……その出来損ないが、セーレフェリアを止めた」
テルグレース「そうか。そういうこともあるだろう。死ぬべきものが死なず、生きるべきものが死ぬ。世界はそういう誤差でできている。興味はあるが──優先度は低い」
テルグレース「私は古代兵器を探している。テルやお前に構う時間はない。お前も、この国で何かを探しているんじゃないのか?」
ガイ「……」
テルグレース「ここまでだ。今後、遺跡で会っても私の邪魔をしなければこちらから何かする気はない……安心しろ」スッ
ガイ「待て、話はまだ──」
オレンジ色のスライム「」モニャッ!
テルグレース「こいつも、ここまでだ、と言っている。もし私たちの邪魔をするならば……ここで死んでもらうことになる」
スタスタ……
テルグレース「テルに伝えておけ。出来損ないのまま静かにしていろ。邪魔をすれば容赦はしない、とな」
スタスタ……
◆
ホレス「ガイ、これ……たくさん、かった」
袋「」ガサッ
ガイ「……遅かったな」
ホレス「ならんでた……ここ、にんきすごい」
ガイ「……一本、もらうぞ」ガサゴソ
ホレス「はい、どうぞ」ニコ
◆
268 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/20(土) 23:33:15.46 ID:+Q0fce8sO
本日はここまでです。明日はバッドエンド組と出会ってトゥルーエンドさんにホレスさんを紹介するところから始めたいと思います。よければお付き合いください。
それでは、また。
269 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/20(土) 23:46:44.53 ID:uTnoZB9Lo
乙
テルさんほんと侮れてる
270 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/21(日) 08:42:47.53 ID:3hAnt0cqo
おつおつ
テルグレースさんなんとか穏便に引いてくれんか……
271 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/21(日) 09:34:34.26 ID:AIw6I630o
何でも倒せば解決する
272 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/21(日) 18:15:14.45 ID:ESEnFZwPO
>>269
テルさんはロスチャイルド家にいた頃はその優しさ等も相まって色々なところで手を抜いていたようです。彼女の過去を知る人々はそれ故に侮りやすいのかもしれません。
>>270
現状のままだと、争う運命が待ち構えているかと思います。ただ、充分に安価等で変わることはあると思います。
>>271
最もシンプルかつ、最も簡単な解決方法です。細かい事情は解決しないかもしれませんが、大きな問題は取り除くことができます。
力こそ正義なのかもしれませんね。
273 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/21(日) 18:15:39.55 ID:HCK0eXJiO
ソーラ「……あっ!ガイさん!」パタパタ
ホレス「……?」ジッ
ガイ「ソーラ……一人か?」
ソーラ「うん。おかあさま、おしごとだから……となりの人、だれ?」
ガイ「……知り合いだ。ホレスという」
ホレス「ホレスです、はじめまして」ペコ
ソーラ「……はじめまして」ペコ
ホレス「しろい……きれい。め、きんいろ」ジッ
ソーラ「……えへへ」
ガイ(その発言は少々危ない気がするが)
ガイ「……ソーラ。夜に抜け出してないだろうな?サーシャから聞いた。かげのひとの話を」
ソーラ「……っ」ピク
ホレス「かげ……ひと?」
ソーラ「……こわくないよ。やさしいの」
ガイ「やさしいから信用できる、とは限らない」
ソーラ「……でも、ほんとに、やさしい。ソーラがこわいとき、“だいじょうぶ”ってしてくれる」
ホレス「……してくれる?」
ソーラ「頭のなか、あったかくなるの。なでられてるみたいに……」
ホレス「……ソーラ、それ、あまりよくない」
ソーラ「え?……やさしいよ?こわくないよ?」
ホレス「こわくなくても……だめ。やさしいの、ふり、できる」ジッ
ガイ「ソーラ。ホレスの言う通りだ。相手が誰でも、直接会えないのは普通じゃない。夜は出るな。散歩も日が沈む前だけにしろ」
ソーラ「でも……」
ソーラに手をかざすホレス「ソーラ、ちょっと、ごめんなさい」スッ
ホレス『この者へ向けられる外なる呼び声を遮断せよ』フォン……
ソーラ「……?」
ガイ(なんだ、今の呪文は?)
ホレス「……ちょっとした、おまじない。ソーラ、よる、そとでない、やくそく」
ソーラ「……わかった。やくそくする」
ホレス「それで、いいです」ニコ
ソーラ「……うん。じゃあ、ソーラ、かえる。ばいばい、ガイさん。ホレスさんも……ばいばい」フリフリ
ガイ「ああ……またな、ソーラ」
◆
ガイ「ホレス……さっきの呪文は一体?」
ホレス「よくないもののこえ、とどかせない、けっかいです」
ガイ「……なるほど、これでかげのひと、とやらの声が届かなくなるのか」
ホレス「はい……でも、万能じゃない。つよいもの、むり」
ガイ「それでも充分だ……ありがとう、ホレス」
ホレス「わたしに、できること、しただけ」
ホレス(あのソーラという少女。ただの人間ではないな。結界を施したときに感じたあの魔力は魔王のソレと酷く似ていた……私の勘が外れてくれればいいんだが)
⭐︎街の人々と出会いました。
274 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/21(日) 18:16:07.42 ID:HCK0eXJiO
ベルフレア「ガイさ〜ん!」
ガイ「……今日はよく人と会うな」
ホレス「ガイ、このくにで、ゆうめい」
ガイ「動きづらくて敵わない」
ホレス「でも、うれしそうにみえます」
ガイ「……気のせいだ」
ベルフレア「おや、お隣の方は初めましてですね?私はベルフレア・バッドエンドです!よろしくお願いします!」
ホレス「ホレス、です。よろしく」
ベルフレア「ホレスさん……!わぁ、落ち着いた雰囲気。ガイさんのお友達って感じがします!」ニコニコ
ホレス「……ともだち。はい」コク
ガイ「違うとは言わんが……お前、こんなところで何をしている」
ベルフレア「今日は街のどこもかしこも平和でして……平和を堪能しているところです!」
ガイ「そうか、それじゃあ休日を邪魔しないうちに──ぐぇっ!?」
ガイの襟を掴むベルフレア「待ってください!これから師匠のところに行くんです!あなたはセーレフェリアの捕縛に関わった功労者なので、お礼をさせてください!師匠も、あなたに直接礼を言いたいと仰ってました!」グイッ
ガイ「わかった、行くから、離してくれ……!」
ホレス「……ガイ、女難の相、でてる……」
ガイ「なんでそんな言葉を知っているんだ……」
◆
275 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/21(日) 18:16:40.30 ID:HCK0eXJiO
ーーテラヌス・ウルス ベスティアの家
ベルフレア「師匠!英雄様を連れてきました!」
ベスティア「あら、ベル……また無理矢理連れてきてないですよね?」
ベルフレア「えっ、いや、そんなことは……」ダラダラ
ガイ「……ほぼ拉致に近かったがな。だが、拒否はしていない」
ホレス「おじゃまします」スッ
ベスティア「……本人がそう言うなら、不問にしましょう。ようこそ、“英雄様”。そして……そちらの方も」
ホレス「ホレス、です。ベルフレアさんの……おししょ……の、おうち?」
ベルフレア「そうです!ベスティア師匠のお家です!」ドヤァ
ベスティア「威張る要素はまったくないでしょ」
ガイ「……礼がしたいと言っていたが、用件はそれだけか?」
ベスティア「ええ。セーレフェリアの一件、街としても“事故”では済まなかった。あなた方が止めてくれたおかげで、被害が広がらずに済みました」
ベスティア「……ありがとうございます」ペコリ
ガイ「頭を下げるようなことじゃない。俺はやるべきことをやっただけだ」
ベルフレア「師匠、次はお茶!お菓子!お礼の続きです!」
ベスティア「はいはい。せっかく来てくださったのですから、せめてお茶くらいはお出しします。ホレスさんも、どうぞ掛けてください」
ホレス「ありがとうございます」ペコ
ガイ「……世話になる」
ベスティアとベルフレアと何か話す?
安価下1〜2
276 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/21(日) 18:22:51.39 ID:13wGnNnqO
書庫について何か知らないか
277 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/21(日) 18:25:09.00 ID:AIw6I630o
トゥルーエンドとの仲を煽られ弄られる
278 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/21(日) 22:01:52.41 ID:mbT/JBkoO
ガイ「一度リアンノンから聞いたんだが、砂に呑まれた書庫について何か知ってることはないか?」
ベスティア「リアンノンから聞いたのであれば、場所そのものに関しては新しくお伝えできることは多くありません……ですが、書庫に関わる古い記録なら残っております……近頃噂になっている、夜の怪異──“影を喰らうもの”の件はご存じですか?」
ガイ「ああ」
ベスティア「記録の中に、それに似た描写がございます。活動域では、植物が枯れ、動物が生気を失い、一帯が荒廃した……と。今でこそテラヌス・ウルスは砂漠ですが、はるか昔は緑が広がっていたとする記録が点在しております。最近の古代遺跡の調査でも、それは徐々に裏付けられつつあるようです……それが、ある時期を境に荒れ果て砂へと変わった、と」
ベルフレア「え、もともとこの辺りって砂漠じゃなかったんですか……?」
ベスティア「断言はできませんが……そう語られているのは確かです。で、その災厄に付けられた呼び名が──『絶望の魔王』。ただし、これは古い言い伝えに近いものです。今の怪異と同一だと断じる根拠はございません」
ガイ「……そうか」
ベルフレア「ぜ、絶望の魔王……なんか物騒な名前ですね……」
ホレス「……絶望の、魔王……」
ベスティア「あまり深刻に受け止めすぎない方がよろしいかと存じます。古い言葉は、誇張も混じりますから」
ガイ「……忠告は覚えておく」
ベスティア「ありがとうございます。……それで、ガイさん。話題を変えてもよろしいでしょうか」
ガイ「ああ、構わないが」
279 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/21(日) 22:02:57.12 ID:mbT/JBkoO
ベスティア「最近、トゥルーエンドの口からあなたの名前が出る回数がすごく多くなりました」
ガイ「……」
ベスティア「しかも内容がですね、『また無茶をしていないかしら』とか、『次はいつ来るの』とか……以前だったら言わなかったことを言うようになりました。なにか、心当たりはありませんか?」
ガイ「……とくに、ない」
ベスティア「……とくに、ない、ですか。そう仰る割に、目が泳いでいらっしゃいますね」
ガイ「気のせいだ」
ホレス「気のせい、じゃない」
ベスティア「ええ。私も驚きました。あの子は本来、仕事と責任を優先して、自分の休息を後回しにするタイプですので……ですが最近は、『来客があるなら予定を空けられるかもしれない』などと……そういう言い方までなさるんです」
ガイ「……来客は俺だけじゃないだろう」
ベスティア「はい。ですが来客と一括りにするには、あなたの名前が出すぎです」ニコ
ガイ「……」
ホレス「……ガイ、すみにおけない」ニヤリ
ガイ「笑うな」
ホレス「笑ってない。ほほえみ」ニヤニヤ
ベルフレア「え、え、えっ!?なにそれ!?なにかあるんですか!?ガイさん、大魔女様と仲良しなんですか!?」
ガイ「仲良し、ではない」
ベスティア「では、何でしょう。心配される程度には親しい。訪ねる程度には関わりがある。予定を空けたいと思われる程度には特別……」
ガイ「……言葉遊びはやめろ。ベスティア、そういうお前はトゥルーエンドとどういう関係なんだ?」
ベスティア「……私は、頼まれたんです。大切な友人に、この子を頼む、と」
ガイ「……大魔女か」
ベスティア「察しがよろしいですね。正式に“保護者”という立場ではございません。ですが、放ってはおけませんでした。完璧を演じようとするほど、あの子は自分を削ります。弱音を吐くのも下手で、休むのも下手で……それでも、誰かのために動いてしまう」
ガイ「……お前が支えているのか」
ベスティア「支える、などと偉そうなことは言えません。せいぜい、お茶を淹れて、会話をして、眠っているなら毛布を掛けるくらいです……ただ、最近はそこにあなたの気配が混ざるようになった。だから気になったのですよ」
ガイ「……」
ベスティア「ふふっ、これ以上詮索はしませんのでご安心を。ですが──」
ベスティア「あの子は仮にも一国の主です。そのことをお忘れなく」
ベルフレア「そうです!トゥルーエンド様は大魔女帝国の大使で、代理で、えっと……とにかく偉いんです!」フンス
ガイ「……忘れてはいない」
ベスティア「でしたら結構です。距離の取り方だけは、お間違えにならないように」
ガイ「お前は俺を何だと思っている」
ベスティア「心配の種、ですね」ニコ
ガイ「……」
ホレス「しんぱい、されてる」ニヤリ
ガイ「笑うな」
ホレス「笑ってない。ほほえみ」ニヤニヤ
ベルフレア「えっ、えっ……つまり、ガイさんって危ない男なんですか!?」
ガイ「違う」
ベスティア「ふふっ……」
ベスティア(ねぇ、クローディア。あなたが繋いでくれた世界はまだ綻びだらけでも、あの子たちが笑える余白は残っています……きっと、幸せな終わり方へ続くはずですよね)
⭐︎バッドエンド師弟と話しました。
280 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/21(日) 22:04:04.92 ID:mbT/JBkoO
ーー大魔女の部屋
トゥルーエンド「あら、来てくれたの……今回はお客様もいるのね」
ガイ「ル……ごほん、トゥルーエンド。こいつはホレスだ」
ホレス「はじめまして、大魔女さま」
トゥルーエンド「ご丁寧にどうも……ようこそ、大魔女帝国大使館へ。それで、ガイ。どんな用でここに来たの?」
ガイ「……聞きたいことがあってな」
トゥルーエンド「ふぅん……まあ、せっかく来たんだからゆっくりして行きなさい」
◆
ティーカップ「」ホカホカ
ホレス「大魔女さまと、ガイのやつ、おなじ……」ニヤリ
ガイ「……本題に入ろう。聞きたいことというのは……ホレスのことだ」
トゥルーエンド「まあ、ここに連れてきてるくらいだから十中八九そうだろうとは思ってたけど……そのエルフがどうしたの?」
ガイ「ホレスは幽世から来たと言っている。君の知見を得たい」
トゥルーエンド「……幽世!?嘘でしょ?」
フードを脱ぐホレス「ほんとうの、こと。わたし、うそ、いわない」ファサッ
トゥルーエンド「──たしかに、その肌に刻まれた魔法陣……はじめて見る形式ね」ジッ
ホレス「わたしが、きざんだ。ここに、いないと……もどされる」
トゥルーエンド「……自前で縫い止めを? しかも即興で?」
ガイ「どういうことだ?」
トゥルーエンド「ああ、まずは幽世について簡単に説明しましょうか……幽界とも呼ばれているんだけど……幽世はこちらの鏡写しのような世界よ。こちらでいう負属性の魔力が主流になっているんだけど、大きくはこちらと変わらない……そして、本来は決して交わることはないの」
トゥルーエンド「仮に、無理矢理、幽界のものを現世にもってきたとしても、本来はすぐに元の世界へと戻されるはずなのだけど……」
ガイ「だが、ホレスは残っている」
ホレス「これの、おかげ」スッ
トゥルーエンド「そうね。術式を使って世界に固定すれば、幽界のものを現世に、逆に現世のものを幽界に固定することもできる。けれど、そんな術式は大掛かりすぎて個人が、しかも即興で組めるものではありません……そこまでして、あなたは何をしに現世まで来たの?」
ホレス「世界めくれを、とめにきた。幽世、こっちよりひどい……」
281 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/21(日) 22:04:30.85 ID:mbT/JBkoO
トゥルーエンド「……なるほど。たしかに、世界めくれはこちら側で引き起こされた……向こうに居続けても、こちら側で世界めくれを止めない限り、向こうでも止まらないのでしょうね……」
トゥルーエンド「……ガイ、幽世への影響が出ている以上、世界めくれを一刻も早く止めなくてはいけないわ。幽世が完全に消えてしまった際の、現世への影響は私たちの想像が及ばないくらいのことが起きるはず」
ガイ「……ホレスも宿屋で同じようなことを言っていた。そのときはわからなかったが……今はよくわかる」
ホレス「わからない、しあわせ。でも……しる、ひつようある」
トゥルーエンド「その通り。知った以上は、手を動かすしかないわ」
ガイ「……俺たちのやることは変わらない。世界樹の残滓を集めて、世界めくれを止める。それだけだ」
トゥルーエンド「ええ。変わらない……けれど、優先度は上がった。幽世が先に崩れ始めているなら、猶予はこちらの感覚より短い可能性がある」
ガイ「……遺跡探索も、無駄にはできないな」
トゥルーエンド「ええ。あなたが集めている情報も、テラヌス・ウルス側の依頼も、全部が繋がるはず……だから、持ち帰りなさい。仲間にも共有して。焦らせるためじゃない、手遅れを避けるために」
ホレス「……わたし、ひとつ、いっていい?」
トゥルーエンド「どうぞ」
ホレス「ゆうせい……こわれかけ、すすんでる。だから、はやく……でも、あわてて、しぬのは、だめ」
ガイ「……同感だ」
トゥルーエンド「ガイ」
ガイ「どうした?」
トゥルーエンド「……あなたが倒れたら、世界の話以前に、私が困るの。わかった?」
ガイ「ああ。俺の帰ってくる場所は……ここ、だからな」
トゥルーエンド「うん……今は、それでいいわ」ニコ
⭐︎ホレスをトゥルーエンドに紹介しました。
282 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/21(日) 22:05:08.85 ID:mbT/JBkoO
ーー宿屋「月明かりのオアシス」
テル「おっ、帰ってきた」
リーゼリット「ガイ、どうだった?」
アインズ「報告しろ。得た知見を共有しろ」
ガイ「……結論から言う。ホレスの話は、少なくとも辻褄は合う。トゥルーエンドは幽世という概念自体を知っていた。鏡写しのような世界で、魔力の性質が違う。普通なら交わらないし、無理に引きずり込めば戻される……そういう前提があるらしい」
サーシャ「じゃあ、ホレスさんが言ってた話って……」
ガイ「ああ。世界めくれは、穴が開いて、自然には閉じずに広がり続ける──という説明だった。反発する二つの力が、穴を押し広げる。最終的に対消滅を起こして、両方の世界が消える可能性がある……と」
アインズ「重要なのは猶予だ。どれほど残っている?」
ガイ「そこは断言できない。ただ、幽世側が先に崩れ始めている可能性があるなら、俺たちが思っているより短い……そう言われた」
サーシャ「……つまり、急がないと」
ガイ「そうだ。俺たちのやることは変わらない。ただ、優先度が今まで以上に上がった。それだけだ」
現在はテラヌス・ウルスです。(15日目)
※古代遺跡を調査する際はその旨を記載してください
何をする?
安価下1~3
コンマ下1
遺跡への襲撃
01-50 あり
51-00 なし
コンマ下2
遺跡の襲撃者(襲撃ありの場合のみ)
01-50 絶望の魔王
51-75 サラザール
76-00 テルグレース
283 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/21(日) 22:05:31.54 ID:xA86oKCP0
サーシャ、ガイをデートに誘う
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/21(日) 22:09:45.89 ID:dH6HadgO0
ドルク、リンと一緒にご飯を食べる
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/21(日) 22:24:29.51 ID:AIw6I630o
テルとテルグレースの話と多少の慰めと抱き締める
286 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/21(日) 23:40:49.66 ID:blOYEgomO
ーーテラヌス・ウルス 首都
リーゼリット「次の遺跡は順当に行くと風切りの機械塔になるんだよね?」
アインズ「ああ……相手は魔王だ。戦力を集めても苦戦する相手には間違いない。弱体化させる手段があるならば使わない手はない……無論、そんなものを使わずとも倒せる自信があるのならばいきなり挑むのもいいだろう」
リーゼリット「いやいや……話を聞いた感じ、この砂漠を作った原因のような魔王なんでしょ?無対策で挑んだら自殺行為みたいなものだよ……」
ドルク「よう、お二人さん!奇遇だな!」ヌッ
リーゼリット「わっ、ドルクさん?こんにちは」
アインズ「ドルク。今日は街にいたんだな」
ドルク「おうよ、次に探索する遺跡に向けての準備中だ。他の連中はどうした?」
リーゼリット「サーシャとガイはデート中。テルさんは酒場で飲んだくれてるんじゃないかな?」
アインズ「他の者に迷惑をかけていなければいいんだがな……ところでドルク、私これから食事をしようとしていたところなんだが、一緒にどうだ?」
ドルク「おっ、俺もちょうど腹減ってたんだ!オススメの場所があるからそこにしようぜ!」
◆
ーー肉料理屋
ザワザワ……
ドルク「……なんか雰囲気が変だな?」
リーゼリット「……もしかしなくても、あそこ」スッ
リン「おにく、おにく〜♪」
アインズ「……リンがいるな。周りの客がざわついているのは、彼女がある意味有名だからか」
リン「おーい!そこの三人ー!」ブンブン
ドルク「……捕まっちまったな」
リーゼリット「まあ、完全に悪い人じゃないから……」
◆
287 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/21(日) 23:41:23.27 ID:blOYEgomO
リン「みんな奇遇だね。全員揃ってないけど、今日はそういう日?」
アインズ「パーティだからといって四六時中一緒にいるというわけでもない。情報収集や買い出しにしても、複数でわかれた方が効率がいい」
リーゼリット「まあ、普通に休日なんだけどね……リンさんはどうしてここに?」
リン「いつも買い置きのパンとか、メルルちゃんがお土産で買ってきてくれたもの食べてるんだけど、たまには肉食べたいなーって思って」
ドルク「そうか……周りからよくない目で見られてるのになんでそんな平気そうなんだ?」
リン「まあ大体流れてる噂は間違ってるし、私がお偉いさん方に嫌われてるのは事実だからねー。おっ、この肉串美味しいな」モグモグ
リーゼリット「……強いなぁ」
ドルク「いや、図太いって言うんだそれは」
リン「図太くないと研究者なんてやってられないって」モグモグ
アインズ「……噂が間違っていると言ったな。どこがどう違う?」
リン「死体で遊んでるとか人を蘇らせて軍隊作ってるとか、そういうの……してないよ。少なくとも私は」
ドルク「少なくともって言い方が引っかかるんだよ!」
リーゼリット(たしかに、遺跡で見たけどあの感じじゃ勘違いされてもおかしくないよね……)
リン「だって他人の研究まで保証できないし。私がやってるのは、魂と魔力の観測、壊れた部位の補修、あとは──」ペラペラ
リーゼリット「ストップ!専門用語多い!」
リン「あはは、ごめん。要は死んだ人を都合よく使うんじゃなくて、死の仕組みを理解して、救える余地を探すってこと……嫌われるのは、まあ、仕方ないよね……それよりさ。次の遺跡はどこを探索するの?」
アインズ「順当に行くなら風切りの機械塔になるが、確定はしていない」
リン「そっか。なら、今日のところはご飯食べて、寝て、明日からまた準備。無事に帰ってきて、また次の作戦会議しよ」
リーゼリット「……うん。次の遺跡も、一緒に頑張ろう」
ドルク「おうよ。生きて帰るぞ!」
リン「それそれ。じゃ、乾杯の代わりに──串、追加!」パンッ
ドルク「まだ喰うのかよ!?」
⭐︎ドルクとリンと一緒に食事をしました。
288 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/21(日) 23:45:22.03 ID:blOYEgomO
本日はここまでです。次回はサーシャとデートをして、テルを抱きしめるようです。描写ガンバルゾー
23日から
>>1
が休暇に入るため次回更新は火曜日になると思います。
それでは、また。
289 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/22(月) 00:19:50.85 ID:ub83dlLio
乙
蕩けるようなラブコメ波動を期待している
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/22(月) 01:30:20.40 ID:L6XgL47Jo
おつ
幽世って"かくりよ"じゃなくて"ゆうせい"読みだったのね
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/22(月) 13:55:09.50 ID:A/EkZcCeO
乙
どこぞのマッドサイエンティストエルフに比べるとかなりまとも寄りだなリンさん
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/22(月) 22:58:38.74 ID:Qa/JLy8vo
おつおつ
ホレスさん何気にかなりの実力者…?
293 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/23(火) 11:07:18.11 ID:5wACX6dfO
>>289
ラブコメ波動かは分かりませんが、今回はかなり趣味全開です。合わなければさらっと読み飛ばして大丈夫です。
>>290
実は本家様のスレを見返して読み方を探していたのですが、振り仮名が見つからなかったため暫定で「ゆうせい」としました。
>>1
が見落としてる可能性も大いにありますが。
「かくりよ」の方がそれっぽいですし、カッコいいのでそっちを使いたいなとも思っていますが、読みは本家様に準拠します。
>>291
研究内容はアレですが、育ちがよかったのと本人の性格がそこまで捻くれなかったのもあってだいぶマトモよりになったようです。本家様のスレでは某マッドサイエンティストの残したものが暴れていてその影響を感じさせてくれます。一歩間違えたらリンさんも彼女のようになっていたのかもしれませんね。
>>292
魔王と単騎で渡り合おうとしたり、幽世から現世に来たりしているので腕前は相当なものです。現世の言葉に慣れていないため威厳等は感じられませんが、幽世ではそれなりの地位の人物でもあるみたいです。今後の行動にご注目いただければと思います。
294 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/23(火) 11:07:47.40 ID:5wACX6dfO
ーーテラヌス・ウルス 噴水広場
噴水「」シャワシャワ
ガイ(サーシャに呼ばれて待ち合わせ場所に来たが……予定の時間より早く着きすぎてしまった。砂漠スライムの姿も見当たらないし、どうやって時間を潰そうか……)
サーシャ「あれ?ごめんね、ガイ。待たせちゃった?」
ガイ「サーシャ?お前こそ、ずいぶん早──」クルッ
ピンクワンピースを着たサーシャ「?」
ガイ「……その服は?」
サーシャ「折角の機会だから着てみたの。似合うかな?」
ガイ(似合いすぎている。一瞬、言葉が出てこなかった。エルフは美しい美貌を持っているが、服装ひとつでここまで印象が変わるのか……いかん、ルーに怒られるな。何か言わなければ……)
サーシャ「……変だった?」
ガイ「いや、そうじゃない。よく、似合っている」
サーシャ「もう、何も言ってくれないと不安になっちゃうでしょ?でも、そっかぁ……似合ってるかぁ……えへへ」
ガイ「それで、今日は何をするんだ?」
サーシャ「あっ、えっとね……最近はバタバタしてたでしょ?一緒に行動できるタイミングも少なかったし、今日みたいな日は中々ないから、一緒に街を回りたいなって思って……」
サーシャ「それに、魔王と戦うことになるんだよね?もし生き残れなかったら……後悔はしたくないな、って思ったの」
ガイ「後悔?」
サーシャ「そう、後悔。ずっと言えなかったこととか、やれなかったこととか……そういうの」
ガイ「俺と過ごさないことが、後悔になるのか?」
サーシャ「うん。もしも今、私が死ぬって考えたら……色々思い浮かんだんだけど、ガイにまだ私の気持ちを伝えてなかったな、って」
ガイ「気持ち、というのは?」
サーシャ「聞いてくれる?……返事は、今じゃなくていいから」
ガイ「?……わかった、教えてくれ」
サーシャ「私ね……ガイのことが、好き」
噴水「」シャワシャワ
サーシャ「かっこつけるところも、本当は優しいところも、無茶して一人で頑張ろうとするところも……全部、好きなの」
ガイ「……ああ」
サーシャ「……実は、今まで何回も言おうとして、やめたの。ガイのことを見てると、邪魔しちゃいけない気がして……でも、思いを伝えられないまま終わっちゃう方が怖いって思って」
サーシャ「……私、ガイの隣にいたい。冒険のときだけじゃなくて、何もないときも……ずっと、あなたの隣にいたい」
ガイ「……ありがとう、サーシャ。だが、俺は……今の俺は、お前が知っていた俺とは違う」
サーシャ「……うん。分かってるよ。でも、違っててもいい……怖いのは怖いよ。分からないことが増えたし、前のガイを知ってるからこそ、今のガイに触れていいのか迷う時もある」
サーシャ「それでも、今ここにいるガイは、私の前でちゃんと話してくれて、ちゃんと見てくれてる……それが嬉しい」
サーシャ「記憶がないからって、ガイがガイじゃなくなるわけじゃない。私は、私の目で、今のガイを好きになったんだもん」
ガイ「……サーシャ」
手を差し出すサーシャ「さっきも言ったけど、返事は今じゃなくていいよ……でも、今は私の後悔を無くすために、一緒に来てくれる?」スッ
ガイ「……ああ。必ず、答えは出す。だから……待っていてくれるか?」ギュッ
サーシャ「うん……わかった!じゃあ行こ、ガイ!」ニコ
⭐︎サーシャとデートを楽しみました。
295 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/23(火) 11:08:14.79 ID:5wACX6dfO
ーーテラヌス・ウルス 首都
ーー夜
ガイ(記憶を失う前の俺は……サーシャのことをどう思っていたのだろう。「好きだ」と言われて、心が揺らいだ。だが、その揺れが“今の俺”のものなのか、“前の俺”の残り香なのか、判別がつかない)
ガイ(──サーシャは「待っていてくれるか」と聞いた俺に、笑って頷いた。「待て」という言葉を、俺は使うべきじゃなかったのかもしれない)
ガイ(「必ず、答えは出す」……そうも言った。口にした以上、逃げ道はない。答えを出すには、まず俺が俺を知らなければならない)
ガイ(サーシャは「違っててもいい」と言った。その言葉に甘えてはいけない……俺が違うなら違うなりに、今の俺として向き合わなければならない)
ガイ(……だが、俺は、既にルーと繋がっている。繋がってしまっている、という言い方は卑怯だ。選んだのは俺だ)
ガイ(選んだ以上、背負うべきだ……サーシャはそれを知らない。知らないまま、真っ直ぐに気持ちを渡してきた)スッ
自分の手を見つめるガイ(受け取った手の温度が、まだ残っている気がする。温かいものは、失った時に痛む)
ガイ(俺はその痛みを、誰に払わせるつもりだ?……俺自身か。それとも、彼女たちか……)
ガイ(記憶喪失は免罪符じゃない。忘れているから許される、なんてことはない。俺が口にした言葉も、掴んだ手も、全部“今の俺”がやったことだ)
ガイ(しかし、それは選ぶことと同じだ……選ぶなら、選ばれなかった誰かがいる。俺は、それを正面から見られるのか?記憶を取り戻した時、前の俺が今の俺を許すのか?)
ガイ(それとも、俺は最初から、こういう男だったのか?)
ガイ(──分からない。分からないままでも、決めなければならない)
ガイ「……いや、余計なことは考えるな。世界めくれを止めることだけを考えろ……今の俺には、それしかないのだから……」
◆
296 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/23(火) 11:09:29.04 ID:5wACX6dfO
テル「うぃ〜……あれあれ?ガイくぅ〜ん!奇遇だねぇ!」フラフラ
ガイ「……テル。こんな時間まで飲んでいたのか?」
テル「そりゃあね!魔王と戦うかもしれないなら今のうちにパーっとやっとかないと二度と楽しめないかもしれないでしょ?」
ガイ「……お前もか」
テル「お前もか、ってなに〜?みんな同じこと考えるでしょ〜?」
ガイ「そういうものか」
テル「そうそう!ほら、ガイくんも一杯いこ?サーシャちゃんとのデートの話も気になるし〜?」
ガイ「断る……というか、俺に酒を飲ませないと言い出したのはお前じゃないのか?」
テル「え〜?そんな昔のこと忘れちゃいました〜」
ガイ「……今日は宿に戻るぞ。もしかしたら明日に遺跡を探索するかもしれないからな」
テル「も〜、相変わらず真面目だなぁ……しょうがない、私の肩を貸してあげよう♪」フラフラ
ガイ「肩を貸すのは俺だ……というか、肩を貸してもまともに歩けてないじゃないか……」
◆
スタスタ……
背負われたテル「……ねぇ、ガイくん?」
ガイ「……なんだ」
テル「セーレのこと……ありがとうね」
ガイ「……なるべくしてああなった。お前が望んだ解決はまだしていない」
テル「それでも……お礼を言いたいの。殺さずにすんだから……その、リーナちゃんのときと違って」
ガイ「……」
テル「……ごめん、変なこと言って……忘れて」
ガイ「……」
スタスタ……
ガイ「……この国でテルグレースに会った」
テル「……え?いつ?」
ガイ「昨日だ。遺跡の情報を探っていた」
テル「グレースが……この国に?」
ガイ「予言書だとか言っていた。砂漠の地下に古代兵器が眠っている、とも」
テル「古代兵器……グレースも、魔王を探しているんだ……」
ガイ「テルグレースは古代兵器が魔王だとは知らない様子だった……おそらく、過去の人々が利用しようとして失敗したこともな」
テル「……それ以外に、なにか言ってた?」
ガイ「いや、なにも……」
テル「……『出来損ないは静かにしていろ』」
ガイ「!」
テル「ははっ、やっぱり……似たようなこと、言われたんでしょ?グレース、そういう言い方するから。昔からずっと……」
ガイ「……すまない」
テル「ガイくんが謝ることじゃないよ……言われ慣れてるし」
ガイ「言われ慣れてる、で済ませるな」
テル「でも、今さら変えられないよ」
ガイ「……変える必要はない。ただ、受け入れる必要もない……テル。お前は出来損ないじゃない。あいつの評価でお前の価値は変わらない」
テル「……ふふ、ふふふ……ガイくん、そういうとこだよ」ギュッ
ガイ「何がだ」
◆
297 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/23(火) 11:10:15.45 ID:5wACX6dfO
ーー宿屋「月明かりのオアシス」
ガイ「大分遅くなったな……俺が送れるのはここまでだ。もうみんな寝ているだろうから、気をつけて部屋に戻れ」
テル「ぐぅ……ぐぅ……」zzz
ガイ(……寝たのか。テルの部屋がどこかわからん……仕方ない、俺の部屋で寝かせるか)
◆
ーーガイの客室
ガイ(とりあえずテルはベッドに寝かせて……俺は床で寝ればいいか……さて、明日は何から手をつけるべきか……)
テル「……ん……」モソ
ガイ「起こしたか」
テル「……んー……おみず……」
ガイ「──ほら」トポポ……コト
テル「えへ……ありがと……」ゴクゴク
ガイ「飲んだら寝ろ」
テル「ん……ねえ、ガイくん」
ガイ「どうした?」
テル「一緒に寝よ?」
ガイ「……馬鹿言うな」
テル「……来てよ」
ガイ「駄目だ」
テル「どうして?……サーシャちゃんの、こと?」
ガイ「違う」
テル「……他の子?」
ガイ「……」
テル「ふーん、そっか……知らぬ間にガイくんも成長したもんだねぇ……ちょっとショックかも」
ガイ「誰目線だ、それは」
テル「だってさ〜……ガイくん、優しいから。放っておけないでしょ?あーあ、もうちょっと早く手を出してればワンチャンあったかな?」
ガイ「とんでもない発言が聞こえたが」
テル「えー?冗談だよ冗談……半分くらい」
ガイ「半分も本気なら冗談じゃない」
テル「じゃあ残り半分は……寂しいってこと……ねえ、ガイくん。ほんとに、私のこと……放っておけない?」
ガイ「放っておけないからこそ、放っておく。今のお前は酔っていて判断が鈍っている」
テル「判断が鈍ってるのは、酔ってるからじゃないよ……」スタスタ……
ガイを背中から抱きしめるテル「」ギュッ
ガイ「……離れてくれ、テル」
テル「嫌なら、無理に引き剥がせばいいのに」
ガイ「仲間に手荒い真似はしたくない」
テル「とことん優しいね……そのうち痛い目にあうよ?私がこのまま先を望んだら……ガイくん、受け入れるつもりでしょ?」
ガイ「テル……」
テル「今日だけ……今日だけでいいの。今日が終わったら、いつも通りに戻るからさ……」ギュッ
◆
298 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/23(火) 11:10:42.34 ID:5wACX6dfO
テル「──私、卑怯だよね。ガイくんが拒まないのわかってて、縋ってる」
ガイ「卑怯じゃない」
テル「嘘……だって、今日だけって言って、甘えて……」
ガイ「甘えたのはお前だけじゃない……俺も、簡単に線を踏み越えた」
テル「……じゃあ私たち、共犯だね?」ナデ……
ガイ「……共犯じゃない。俺が選んだんだ」
テル「大丈夫……朝が来たら元通り、今起きたことは何も起きなかった……そういうことに、するから。だから今は……このままでいて」ナデナデ
ガイ「……」
◆
ーー朝
ガイ「……テル?」モソ……
シーン……
ガイ「……っ」ガバッ
コンコン
テル「……ガイくん、起きてる?」
ガイ(……いつの間に。いや、夜明け前に起きて自分の部屋へ戻ったのか)
ガイ「テル、昨日は──」
テル「んー?なんのこと?私も昨日は珍しく何も覚えてないくらい飲んじゃったからさ〜……覚えてるのはお水がおいしかったのと、ガイくんに運ばれたことくらいかな〜?」
ガイ「……それで、いいのか?」
テル「それでいいんだよ、ガイくん。そういうことにしたのは、私だから ──ほら、みんな待ってるよ、早く準備しないと!」
ガイ「……すぐに行く。もう少し待っていてくれ」
現在はテラヌス・ウルスです。(16日目)
※古代遺跡を調査する際はその旨を記載してください
何をする?
安価下1~3
コンマ下1
遺跡への襲撃
01-50 あり
51-00 なし
コンマ下2
遺跡の襲撃者(襲撃ありの場合のみ)
01-50 絶望の魔王
51-75 サラザール
76-00 テルグレース
299 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/23(火) 11:56:18.58 ID:fQbjaqy4O
一国の長であるトゥルーエンドと正しい距離感を作ろうと思ったら向こうから距離を詰められてラブコメ継続
300 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/23(火) 12:10:45.02 ID:5mtDZy5AO
キキからそろそろ姉探しの旅を再開するべきか相談される
301 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/23(火) 12:39:53.41 ID:7+lZ/spw0
ホレスとガイが模擬戦
302 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/23(火) 14:00:43.40 ID:yHk9Qjx1O
ーーテラヌス・ウルス 練兵場
ホレス「ガイ、ここでなにをする?」
ガイ「お前の目的は俺たちの目的と一致する。場合によっては一緒に戦うことになる可能性が高い」
ホレス「はい」
ガイ「ひとまず、目下の敵になりそうな絶望の魔王……そいつと相対するときに味方になるやつの動きを知っておきたいんだ」
ホレス「……つまり、わたしのちから、みたい?」
ガイ「そうだ。お前がどれだけやれるか知っておきたい」
ホレス「わかりました。ころさない、にせものの……けっとう?」
ガイ「こちらでは模擬戦という……大丈夫か?」
ホレス「はい……わたしも、あなたのつかうまほう、きょうみある」
ガイ「なら……手合わせ願おう」
コンマ下1
01-80敗北
81-90 引き分け
91-00 勝利
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/23(火) 14:20:58.85 ID:MRz6aZhrO
あ
304 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/23(火) 19:28:21.91 ID:d6am+q1WO
ホレス「ガイ、ほんきで、だいじょうぶ」
ガイ「──始めるぞ」シュンッ
ホレス(速度強化……いや、違う。魔力の跡が残っていない。会ったときから感じていたこの違和感……幽界でも見かけない魔力の感覚。とても希少な属性の持ち主なのだな、ガイは……)
ホレス()グルンッ
ガイ「」シュンッ
短剣「」ヒュンッ
ホレス『固まれ』
ホレスを包み込む魔力の塊「」ミシィッ……
弾かれる短剣「」ガキィンッ
ガイ(読まれたか──はじめて見る魔法だ。物理攻撃を弾くのか?魔力を流した攻撃は通用するか──)
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!
ホレス「!」
ホレス(無属性の魔力……杖ではないが、あれも魔力を攻撃手段として用いる武器のようだ。弾速は速いが、魔力でできたものであれば……)
ホレス「ッ──『固まれ』」バッ
空中で静止する魔力弾「」ミシィッ……
ガイ「──なるほど、どちらも防げるんだな」シュンッ
ホレス「かえします……『放て』」
魔力弾「」グルンッ
ガイ「!」
魔力弾「」ビュンッ
ガイ「チッ……」シュンッ
壁に着弾した魔力弾「」シュウウウ……
ホレス『@』
現れる大鎌「」ズズズ……
ホレス「こんどは……こちらの、ばん!」ダッ
大釜「」ヒュンッ
ガイ「くっ!」サッ
短剣「」ガキィンッ
ガイ(隙がない……空いているところをわざと作られている──そこを突けばやられるのは俺だ)シュンッ
ガイ(時間の檻を利用すれば打開はできるか?やってみるか)スタッ
目を閉じるガイ「」スッ……
ホレス「!」
ホレス(動きが止まった……何かしかけてくるつもりだな。あれが決まれば、勝敗は決する。ならば──)ダッ
ホレス(ここが、勝負の別れどころか!)
ガイ(ルーの鼓動を思い出せ……三拍だ。俺が操れる時間の長さを……)
ホレス「はあっ!」
大鎌「」ブンッ
ガイ『止まれ』
何かに触れる感覚「」
世界「」ゴオオオ──
◆
305 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/23(火) 19:28:47.53 ID:d6am+q1WO
ホレス「」
振り下ろされる寸前の大鎌「」
ガイ「……間に合ったか」
ガイ(いま動けるのは俺だけ。一撃入れて、終わりにするか?……いや、待て)
ガイ(ホレスは自分の魔力で全身を守っている……フローディアのときと違い、三拍ではこれらを壊すには時間が足りない……壊せないなら、止めてる間に攻撃しても意味がない。解除の瞬間、反撃が来る)
武器を納めるガイ(勝ち筋は“時間の檻”だけじゃない。続きの一手がいる……なにか考えなくてはな……)スチャ
◆
寸前で止まる大鎌「」ピタッ
ホレス「……あなた、いま、かってた」
ガイ「奥の手を使ったが、打開できなかっただけだ……新しい課題も見えたしな。俺の負けだ」
ホレス「……わかった。あなた、まけっていうなら、まけ。でも、わたし、うれしくない」
ガイ「なぜだ」
ホレス「あなた、ころせた。わたしも、あなたをころさなかった。だから、ひきわけ」
ガイ「……引き分け、か」
ホレス「はい」ニコリ
ガイ「お前の動きはなんとなくだが、わかった。世界めくれを止めるために一緒に協力しよう」
ホレス「はい。ガイ、いっしょなら……こころづよいです」
⭐︎ホレスと模擬戦をして引き分けました。
306 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/23(火) 19:29:25.48 ID:d6am+q1WO
キキ「いや〜、またまたいいものを見させていただきました〜」
ガイ「キキ。見ていたのか」
キキ「はい〜。お二人とも、中々見かけない魔法で戦っていたので、つい熱中して見てしまいました〜」
ホレス(……まさかとは思うが、本当に天使か?どうして現世に……いや、天使や悪魔の考えることはわからない。私たちが考えるだけ無駄なのだろうな……)
キキ「そこの黒いエルフの方〜。私はもう天界とは縁が切れてるのであんまり気にしないで大丈夫ですよ〜」
ホレス「そう、ですか……」
ガイ「そうだ、先日の聖域での一件……礼が遅れてすまない。感謝する」
キキ「いえいえ〜……おかげでトンデモ情報がいっぱいわかりましたからね〜。私のあの陽動も不問になりましたので、お気になさらず〜」
ガイ「そうか」
キキ「そうか……じゃないですよ〜。あ、でもその前に〜、ひとつ相談してもいいですか〜?」
ガイ「相談?」
キキ「はい〜。私、今はヨードリー様の護衛でこの国にいますけど〜……そろそろお姉ちゃん探し、再開するべきかなって」
ホレス「……おねえちゃん?」
キキ「戦闘狂で、放っておくと絶対どこかで大騒ぎするタイプです〜。最近、別の国で『左右で色の違う羽の女がいた』って噂が流れてきて〜」
ガイ「……その噂は確かなのか」
キキ「確かじゃないから困ってるんです〜。でも、確かじゃないからって放っとくと〜、もっと面倒になるのがうちのお姉ちゃんでして〜」
ガイ「ヨードリーは許すのか?護衛を抜けるのは簡単じゃないだろう」
キキ「そこは交代制なので何とでも〜。ただ……今のテラヌス・ウルス、落ち着いてるようで落ち着いてないじゃないですか〜。私が抜けたところで大勢に影響はないと思うんですけど〜……気分的に、ちょっとだけ引っかかってます〜」
ガイ「……お前はどうしたいんだ」
キキ「どうしたいは決まってます〜。探しに行きたい。でも、行くなら行くで、切り替える理由が欲しい、みたいな〜……ガイさん、こういう時、どうします?」
先取3票
1 行くべきだ
2 残るべきだ
3 自由安価
307 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/23(火) 19:32:07.33 ID:hSn6+2jtO
1
308 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/23(火) 19:37:14.16 ID:nuu+Cd3jO
2
309 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/23(火) 19:39:24.14 ID:IUS2x1720
2
310 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/23(火) 20:14:22.85 ID:X3V8ADn1o
1
311 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/23(火) 20:48:56.39 ID:mXpWHOBrO
好きにするがいい
1
312 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/23(火) 23:55:48.16 ID:S7kgO5r+O
ガイ「なら話は早い。今すぐ探しに行くべきだ」
キキ「いいんですかね〜?今の状況でここを離れても……」
ガイ「魔王への対策といった面で見れば確実によくはないが。本来の目的を達成できるのであればそちらを優先するのがいいと俺は思う」
キキ「……えっと、じゃあ確認ですけど〜。ガイさん的には今の状況で離れるのは不利って分かった上で、それでも行けってことですか〜?」
ガイ「ああ」
キキ「……」
ホレス「おねえさん、だいじ?」
キキ「それはまあ、ずっと探してましたし〜」
ホレス「それなら、いくべき。絶望の魔王は、わたしたちが、どうにかする」
ガイ「おい、勝手に──まあいいか。そういう訳だ。あとは残ったヤツに任せて探しにいけ」
キキ「そういうことなら〜、探しに行きます。相談に乗ってくれてありがとうございました〜。どうか、死なないでくださいね〜」
ガイ「フッ……お前もな」
⭐︎キキがテラヌス・ウルスを離れました。
313 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/23(火) 23:58:04.00 ID:S7kgO5r+O
すいません、現在も色々駆使して次のシーンを考えているのですが、だいぶ難航しているため一旦終わりとします。申し訳ない。
314 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/23(火) 23:59:30.01 ID:X3V8ADn1o
乙待ってる
315 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/24(水) 02:32:04.67 ID:Ij+WW+oao
おつ
襲撃も上手く避けてるからなかなか話が動かないしねぇ…
316 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/24(水) 08:52:14.55 ID:plzmdX/8O
ガイの強さが微妙に分からん
317 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/24(水) 16:25:01.76 ID:EKZB8bV0O
>>314
ありがとうございます。なんとか出来上がりました。
>>315
コンマの結果なので仕方ないですね。ちょうどいい機会なのでリミットを設けてみることにしました。襲撃に引っかからなければイベントが自動で発生します。
>>316
>>1
の力量不足です。申し訳ない。
ガイ自体は普通に強い部類で、時間魔法を扱えるのが大きいです。
とはいえ時間魔法は万能ではなく、状況依存、制約付きの強さなので無双するような強さではない、と
>>1
は考えています。今後盛られる可能性はありますが。
318 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/24(水) 16:25:52.91 ID:EKZB8bV0O
ーー大魔女の部屋
壁時計「」カチ……カチ……
トゥルーエンド「どうしたの、改まって?」
ガイ「最近、釘を刺された。一国の主に対して距離の取り方を間違えるな、と」
トゥルーエンド「誰に?」
ガイ「ベスティアに」
トゥルーエンド「……あの人らしいわね」
ガイ「俺も軽率だった。だから、ここへ来るのは控えることにする。お前は一国の長だ。正しい距離で接するべきだと、俺も思う……」
トゥルーエンド「ふぅん……じゃあ、私はあなたとどう接すればいいのかしら。英雄として?一人の冒険者として?」
ガイ「そうするのが懸命だろう」
トゥルーエンド「まあ、周りの目があるところではそうしないといけないわね。でも、こういった場でなら気にしないでいいわよ。私とあなたの仲じゃない……なによ、他にも言いたいことがありそうね?」
ガイ「その、だな……どこから話せばいいか……」
トゥルーエンド「話せるところからでいいわよ。今日は時間もあるから」
ガイ「……俺は、世界樹の光の残滓を探す過程で記憶を失っている。記憶を失ってから、俺は今の俺として動いてきたつもりだった。だが、最近……それが正しいのか分からなくなってきた」
トゥルーエンド「分からなくなった理由は?」
ガイ「仲間に……サーシャに告白された。俺の隣にいたい、と。返事は今じゃなくていいとも……」
ガイ「それから……テル。酔いが酷くて、部屋もわからなかったから俺の部屋で寝かせた。その後、成り行きで……」
トゥルーエンド「……どこまで?」
ガイ「……抱きしめて、終わりにはしなかった」
トゥルーエンド「……そう。こんな堂々と浮気の話をされるなんて思わなかったわ」
ガイ「すまなかった。謝ってすむことでもないが……正直、ここへ来るのも、間違いなんじゃないかと道中思っていた」
トゥルーエンド「それもあって、会うのを控えるって言いに来たの?」
ガイ「……ああ」
トゥルーエンド「まったく……呆れるわね」
ガイ「本当に、すまない」
トゥルーエンド「……謝らなくていい、とは言わないわ。でも、謝罪の順番は後……あなた、今の話を正直に言ったって思ってるでしょうけど──まだ半分よ」
ガイ「……半分?」
トゥルーエンド「あなたはどうしたいの?」
ガイ「……分からない」
トゥルーエンド「……正直に聞かせて。サーシャに思いを告げられたとき、あなたはどう思った?」
ガイ「……揺らいだ」
トゥルーエンド「テルと一緒に寝たときは?」
ガイ「……守りたいと思った。放っておけないとも思った……」
トゥルーエンド「じゃあ、今。私の前では?」
ガイ「……」
トゥルーエンド「会うのを控えようとしたのに、ここにいる。しかも、全部話して……あなたは本当は、どこに戻りたいの?」
ガイ「今の俺は……ここだ。ここに戻ってきたいと、思っている。都合の良いことを言っているのは百も承知だ…… 許されなくてもいい。お前が望むなら、俺はもう関わらないようにする」
319 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/24(水) 16:26:27.23 ID:EKZB8bV0O
トゥルーエンド「ふぅ、私も下に見られたものね──許すわよ、べつに」
ガイ「なに……?」
トゥルーエンド「たしかに、私というものがありながら告白を受けて、別の子を抱いてきて……しかも本人の前でそのことを報告して……普通では考えられないわ」
ガイ「……返す言葉もない」
トゥルーエンド「でしょうね。あったら逆に怖いわよ……ねえ、ガイ。あなたがここに出入りして、私はあなたを受け入れた。それだけで、色んな人間が色んな顔をするの……それでも──あなたを部屋に入れて、お茶を淹れて、名前で呼んで、抱きしめて……そうすることを選んだ。どうしてだと思う?」
ガイ「それは……」
トゥルーエンド「私は目覚めたときから、周りに大魔女の代わりであることを望まれていた……私自身も、そう在るべきだと思っていたわ」
トゥルーエンド「けど、あなたは大魔女の代わりとしてではなく私自身を見てくれた。周りが大魔女として扱う中、あだ名をつけて呼んでくれた。大魔女でも……大魔女代理でもなくて、ルーとして見てくれた」
トゥルーエンド「だから、許すの。だって、あなたのこと、好きなんだもの」
ガイ「……それは、許していい理由にはならない」
トゥルーエンド「理由になるわよ。少なくとも、私が私の意思で決める理由には。あなたが今しようとしてるのは、私を遠ざけて、自分が楽になるやり方よ」
トゥルーエンド「それに……許されなくてもいい、なんて言い方も嫌い。私の気持ちを聞く前に、私の答えを勝手に決めないで」
トゥルーエンド「あなたは正直に話した。私の前で、逃げずに口にした。……なら私は、あなたがここに戻ってくることを許すわ。ただ、次も同じようなことが起きたら、私に隠さないこと。自分で自分を罰して消えるんじゃなくて、私に判断させなさい」
ガイ「……そんな、無茶苦茶な……」
トゥルーエンド「私、大魔女だけど大魔女じゃないもの。規範から外れるくらい、許されるでしょ?ま、そういうわけだから気にしないでいいわよ。最後に私の側に居てくれればいいわ……でも、それはそれとして」ズイッ
ガイ「……なんだ?」
トゥルーエンド「サーシャとテルって子は……私より、可愛いの?」
ガイ「……」
⭐︎トゥルーエンドと話しました。
320 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/24(水) 16:27:02.17 ID:EKZB8bV0O
ーー幕間
ーーテラヌス砂漠
デロデロ信徒?「」ドサッ
アルバ「──無事か?」
エルマ「……は、はい……けど、他の人は……?」
研究者A「」
研究者B「」
研究者C「」
アルバ「残念だが、間に合わなかった」
エルマ「……っ、……そうですか……」
アルバ「コイツらは正規のデロデロ信徒ではないようだった。狙われるようなことをしたのか?」
エルマ「いえ、心当たりはなにも……」
アルバ「そうか。バールベルト、戦闘は終わった。いい加減に顔を出せ」
地面「」ボコッ
サングラスの女→バールベルト「ぷはっ……いやぁ、やっぱ砂は喉に悪いね……って、うわ。死体だらけ。やだねぇ」パンパン
アルバ「周囲は安全になった。次の遺跡へ行くぞ」
バールベルト「ええ、思ったんだけどペース早過ぎない?もう少しゆっくりしても──」
アルバ「そんな時間はない。フローディアはガイたちが退けたが、その他の勢力が動き出している」スタスタ
バールベルト「ああ、ちょっと!この人どうすんのさ!?」
アルバ「ここに来るまでにテラヌス・ウルスの傭兵たちを見かけた。もうしばらくすればここを通りがかる。そいつらと一緒に安全な場所へ行け」
エルマ「……その……お二人とも、ありがとうございました」ペコリ
バールベルト「ええ、私はなんもしてないんだけど……まあ、お気をつけて!待ってくれよアルバさん!」タタッ
アルバ(バールベルトの話だと魔王が動き出しているらしい。それだけじゃない、今戦ったデロデロ信徒のような奴らも、最近砂漠で見かけるようになった……奴らも世界樹の光を探している様子だった。速くガイたちに光を回収させなければ……)
アルバ(ただ、これだけ遺跡を探し回っても光にかすりもしない……世界めくれと同時に暴れ出した魔王……最悪を想定した方がいいな)
◆
321 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/24(水) 16:27:29.42 ID:EKZB8bV0O
ーーリアンノンの家
勉強をするソーラ「〜♪」
キィィィィン……
ソーラ「!かげのひとの声がする……どうしたの?」
ソーラ「……そうなんだ。最近は、砂漠でかなしいこと、いっぱい起きてるの……?」
ソーラ「うん。わたしは、たのしいよ?おかあさまも、みんなも、やさしいし……」
ソーラ「……でも、ときどき、こわくなる。いきなり全部なくなっちゃうのかなって……」
キィィィィン……
ソーラ「……こわがらなくていい……?」
キィィィン……
ソーラ「……え、もう少しで会えるの!?ほんとに!?」パァッ
キィィィン…………
ソーラ「……三日後……?」
ソーラ「……うん。まつ。ちゃんとまつよ……三日だけ、がんばる」
ソーラ「……えへへ。会えるの、楽しみだなぁ……♪」
◆
322 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/24(水) 16:28:45.87 ID:EKZB8bV0O
現在はテラヌス・ウルスです。(17日目)
※古代遺跡を調査する際はその旨を記載してください
※20日目になにか起こるみたいです
何をする?
安価下1~3
コンマ下1
遺跡への襲撃
01-50 あり
51-00 なし
コンマ下2
遺跡の襲撃者(襲撃ありの場合のみ)
01-50 絶望の魔王
51-75 サラザール
76-00 テルグレース
323 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/24(水) 16:32:42.79 ID:P6O4rsmxO
流石にそろそろ絶望の魔王探しに遺跡に突貫
324 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/24(水) 17:00:32.30 ID:VU1kaQKBO
スライム通信で砂漠や魔王の状況について聞き込みしてみる
325 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/24(水) 17:03:47.93 ID:d4M4jxPrO
ユキ教授が調査に来たのでお出迎え
326 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/24(水) 22:15:29.31 ID:xhIgpB/hO
ーー宿屋「月明かりのオアシス」
トゥルーエンド「失礼するわよ」
ザワザワ……
リーゼリット「えっ……ええ!?大魔女様!?」
スタスタ……
テル「……気のせいかこっちの方に来てない?」
サーシャ「気のせいどころか、確実にこっちに来てるよ……」
トゥルーエンド「こんにちは、暗黒館の皆様……ガイの姿が見当たらないようだけど、今はどちらに?」
リーゼリット「えっ、ガイ?ガイなら、調べることがあるって、外に出ましたけど……」
トゥルーエンド「……そう」シュン
テル(なんか寂しそう……!)
サーシャ「えっと……大魔女様、私たちに何か用でしょうか……?」
トゥルーエンド「ああ、ごめんなさいね。今からユキ教授がこちらに来るのだけど、よかったら一緒に出迎えに行かない?」
サーシャ「そうなんですか!?ぜひ、お願いします!」
トゥルーエンド「あら、反応がいいわね……あなたたちは、どうするのかしら?」
リーゼリット「サーシャが行くなら私も行こうかな……テルさんはどうする?」
テル「えー、ここで置いてけぼりはちょっと酷くない?私も行きます!」
トゥルーエンド「へぇ……あなたが、サーシャとテル……」ジッ
サーシャ(な、なぜか凄い見られてる……何か失礼なことしちゃったかな?)
テル(え、私も見られてる……?なに、何かした!?何もしてないよね!?)
トゥルーエンド「ふぅん……ま、いいわ。早速向かうわよ、準備なさい」
◆
327 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/24(水) 22:15:56.72 ID:xhIgpB/hO
ーーテラヌス・ウルス 首都
ユキ「……ユキ・チヒョーガ、ただいま到着しました。大魔女様、それに皆様……お久しぶりです」
トゥルーエンド「遠路ご苦労さま。会えて嬉しいわ、ユキ教授……形式はここまで。早速で悪いのだけど、報告を聞かせて」
ユキ「はい。大魔女様が送ってくれた資料の通り……影を喰らうものは、復活した絶望の魔王で間違いありません。そして、絶望の魔王は……かつて、この国に落ちた光の力を手に入れている可能性が高いです」
トゥルーエンド「そう……厄介なことになったわね」
サーシャ「光って、もしかして……」
トゥルーエンド「あなたたちが探している残滓の力よ」
リーゼリット「それってすごく不味いんじゃ……?」
トゥルーエンド「ええ……絶望の魔王の現存する記録を読む限り、ただでさえ厄介な相手なのに、光の力を得てさらに凶悪になったといえる。このまま街に現れれば、数日前のフローディアたちの戦闘とは比較にならないくらい被害が出るわね」
テル「……でも、今までこの国は襲われずにすんでいますし、影を喰らうものの噂も遺跡だったり砂漠だったりでマチマチですし……まだ思ったほど自由に力を振るえていない、とか?」
ユキ「おそらく、その通りです。力に適応すれば、十年前の時点でこの辺り一帯を滅ぼしていてもおかしくはありません。ですが、最近になって目撃情報や被害者が増えているのは、危険な兆候です。いつ、国に襲いかかってきてもおかしくはない……」
サーシャ「……急がないと、だね」
リーゼリット「うん……私たちにできることをやろう」
ユキ「私もしばらく、この国に滞在します……大魔女様、必要なら私を実働に回してください。できる限り支えます」
トゥルーエンド「ええ、最初からそのつもりよ……よろしくね、ユキ」
⭐︎ユキがテラヌス・ウルスに滞在します。
328 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/24(水) 22:16:22.69 ID:xhIgpB/hO
ーーテラヌス・ウルス 噴水広場
アインズ「その姿、テルが見たら羨ましがるな。だが、情報収集をするのにそれは本当に必要なことなのか……?」
スライムに纏わりつかれるガイ「……ああ、俺もどうしてこうなっているかはわからないが、うまく行く予感がする……」ベタァ……
砂漠スライムA『んへへ、デロデロー!』モニョモニョ
砂漠スライムB『勘違いしないでよね、わたしは好きでやってるわけじゃないから。みんながあなたにくっついてるから、一緒にやってるだけだから』デロ……
砂漠スライムC『あったかいね〜、おもしろ〜い!』モニョモニョ
ガイ(なぜ、こんなことに……翡翠の賽から声が聞こえた気がしたが……)
翡翠の賽「」キラッ
◇
ブラッド『ここから……出ていけ』
◇
ガイ(なんだ、今のは?俺が記憶を失う前の、記憶か……?)
アインズ(……翡翠の賽から力を感じる……?)
翡翠の賽「」キラキラ……
01-80 一般スライム
81-90 ブラッド
91-00 白銀スライム
329 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/24(水) 22:19:50.92 ID:Xwipfc9Do
あ
330 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/24(水) 23:43:19.43 ID:AHAFXQKkO
ーー???
遥か彼方の空に浮かぶ白い光「」ユラユラ
地上に瞬く無数の光「」チカチカ
ガイ「ここは……?なぜか、一度来たことがあるような……」
砂漠スライムA「わー!すごいキレー!」
砂漠スライムB「えっ、何、ここ……?」
砂漠スライムC「おもしろ〜」
白銀スライム「わぁ、初めて見る子たちと……人……?」
ガイ「……そのようなセリフを以前も聞いた気がする」
白銀スライム「珍しいです……あっ、初めまして。私、名前はないから……白銀って呼んでください。あなたは?」
ガイ「ガイだ……白銀、ここは一体なんだ?」
白銀スライム「驚かないで聞いてくださいね……ここは『星脈』です!」
ガイ「……星脈?」
白銀スライム「あれ……もっとこう、違うリアクションを予想していたんですけど……もしかして、星脈をご存知ないですか?」オロオロ
ガイ「すまない……一度、記憶を失っていてな……もしかして、一般常識か?」
白銀スライム「い、いえ。知らなくても全然普通のことです。大丈夫ですよ。簡単に説明すると……この星に流れている血管のようなものです。一部のスライムはこうして遠くの子と話したりするんですよ」
ガイ「なるほど……お前はどこにいるんだ?」
白銀スライム「私はフォレスティナにいますよ。世界樹も近いので、いろいろ都合がいいんです」
ガイ「……少し頼みがある」
白銀スライム「なんでしょう?もしかして、私を売り飛ばすとかですか?」
ガイ「そんなことするわけないだろう……俺は今、テラヌス・ウルスにいるんだが最近、魔王の動きが活発になっていてな……そのあたりのスライムたちが何か知っているか聞きたいんだ」
白銀スライム「そういうことなら、お任せください……テラヌス・ウルスなら、あの子が詳しいかな……?」
デロデロ……
331 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/24(水) 23:43:46.82 ID:AHAFXQKkO
褐色銀髪赤眼の幼女「白銀ちゃん、呼んだ?」
砂漠スライムA「あっ、雨乞いちゃん!」
褐色銀髪赤眼の幼女→雨乞い
「あれ?みんなもいたんだ。こんにちは……ん、人もいる?珍しいね〜」
ガイ「……お前もテラヌス・ウルスにいるスライムなのか?」
砂漠スライムB「知らないの?テラヌス・ウルスに流れてる水の半分くらいは雨乞いちゃんが作ってるんだよ」
ガイ「特殊な水源……なるほど、まさかスライムが水源だったとは……」
砂漠スライムC「いつもありがとうねー」
雨乞い「気にしないで……それで、なんで私を呼んだの?」
ガイ「用があるのは俺だ。最近、魔王が砂漠を動いているというのは知っているか?」
雨乞い「うん。兵士の人とか、冒険者の人とか大変そうにしてるし……最近になって気づいたんだけど、十年前から魔王はちょくちょく動いてたよ」
ガイ「なぜそれを誰にも伝えなかった?」
雨乞い「言ったでしょ?最近気づいたって……そのときは魔王だってわからなかったんだよ」
ガイ「……今はどんな動きをしているか、わかるか?」
雨乞い「えっとね……砂に呑まれた書庫、かな?普段はその遺跡の中にいるみたいなんだけど、夜になったら遺跡を出ていろんなところへ行ってるみたい……最近は徐々に、街の方へ近づいてきてて……多分、あと三日くらいで、テラヌス・ウルスを飲みに来るかも……」
ガイ「三日……?」
雨乞い「ちょっと前、星脈に触れたとき、初めて聞く声が混ざったの。低くて、きれいで、やさしい声。少しだけ、怖い感じがしたんだけど……『三日後に来る』って言ってた。ごめんね。もっと早く分かってたら、言えたのに」
ガイ「謝るな。情報は十分だ……白銀、テラヌス・ウルスのスライムたちに伝えてくれ。三日後に魔王が来る可能性が高い、と」
白銀スライム「わかりました……お手伝いします。雨乞いちゃん、みんなも……どうか無事でいてね」
砂漠スライムA「わたしも手伝うよ!」
砂漠スライムB「話聞いてたけど相当大変じゃん。わたしも手伝う」
砂漠スライムC「みんなに伝えなきゃ〜」
ガイ「三日後――いや、三日以内に決着をつけるために動く……ありがとう、白銀」
白銀スライム「はい。ガイさんも、どうかお気をつけて」
◆
332 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/24(水) 23:44:16.07 ID:AHAFXQKkO
ーーテラヌス・ウルス 噴水広場
アインズ「──おい、ガイ。いい加減起きろ」
尻尾「」ペシペシ
ガイ「痛……アインズ。ここは……」
アインズ「寝ぼけているのか?翡翠の賽が光ったと思ったら、スライム共々気を失ったんだ。一瞬死んだかと思ったぞ」
ガイ「……まだ死ぬことはできない。それより急いでリンを呼びに行こう……遺跡探索を早める必要がある」スクッ
アインズ「……なにかあったか?」
ガイ「詳細はあとで話す。魔王がここへ来るまでの猶予は三日だ……その前に、先手を打つぞ」
アインズ「ふむ……わかった。なら、出発は早い方がいい……私がリンの研究所へ走る。お前は宿に戻って全員を集めろ」
⭐︎白銀スライムと雨乞いに魔王のことを教えてもらいました。
333 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/24(水) 23:49:13.44 ID:AHAFXQKkO
というわけで本日はサンタさんが来るかもしれないので終わります。
明日は機械塔か書庫のどちらかを探索することになりますが、どちらを先に探索するか票をとりつつ終わりたいと思います。
順番によって魔王と戦うタイミングと強さが変わる予定です。お付き合いください。
メリークリスマス。
先取3票
1 風切りの機械塔
2 砂に呑まれた書庫
334 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/24(水) 23:55:18.75 ID:v27odwBzo
1
335 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/24(水) 23:56:12.32 ID:Xwipfc9Do
2
336 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/24(水) 23:58:03.84 ID:8ouPqKqk0
2
337 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/24(水) 23:59:04.86 ID:+U3ScG5J0
1
338 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/24(水) 23:59:37.60 ID:QYhC+i21O
1
339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/25(木) 01:57:55.43 ID:WLprLiLuo
メリークリスマスおつー
ガイさんを巡る戦いからも目が離せない!
340 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/25(木) 17:20:38.29 ID:5xwU36ByO
>>339
そういった描写をした当人ですが、本当にどう決着をつけるつもりなのでしょうか?
うまい具合に着地させれるよう頑張りたいと思います。
341 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2025/12/25(木) 17:21:49.78 ID:5xwU36ByO
ーー風切りの機械塔 踏破率[0/10]
機械の残骸「」ガシャ……
ボロボロの本「」パサッ……
ドルク「よし、魔王が国を襲う前にサクッと倒しちまおうぜ!」
リン「いい心がけだけど、ここに魔王はいないよ?」
ドルク「へへっ、知ってるって……ここにあるのは、昔の人が絶望の魔王をどうにか制御しようとした何かなんだよな?」
ガイ「具体的なものはわからないが、ほぼ間違いない。この遺跡が作られた理由が理由だ……罠も相当数あると聞く。注意して進むぞ」
サーシャ「うん……わかった」
リーゼリット「その分、直接攻撃してくるような敵とかは少ないんだよね?」
アインズ「ああ、だからといって油断をしていいわけではない。住み着いた野生の魔物もいる。戦える準備だけはしておけよ」
リン「魔王と戦う前に死ぬわけにはいかないもんね」
テル「演技でもないこと言わないでよ!?」
ガイ「誰も死なせるつもりはない……行くぞ」
コンマ下1
01-10 踏破率+1 敵襲
11-60 踏破率+2 罠(負傷+2)
61-70 踏破率+3 罠(負傷+1)
71-80 踏破率+3 罠(?負傷なし)
81-90 踏破率+4 物品発見(自由安価下2)
91-00 踏破率+4 いいこと(自由安価下2)
※負傷判定が10個貯まると死亡判定に入ります。
342 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/12/25(木) 17:37:25.85 ID:iWu6FkIqO
たかく
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