【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 Ⅱ

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30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/16(日) 12:10:14.66 ID:au81Ouopo
この国は平和なんだねとしみじみ雑談
31 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/16(日) 19:57:08.94 ID:nD7/g56gO
ガイ「そういえば、リンという人物を知っているか?」

リアンノン「リン……リン・フレイミング・マオーニャのことですか?」

リーゼリット「誰……?」

サーシャ「えっと……有名な人なんですか?」

リアンノン「ええ……彼女はこの街に研究所を構えている魔法学者です。十年前にこの国に移住して以来は死者の蘇生を研究していて……議会からは、あまり良い目で見られていません」

アインズ「……その感じだとあまり好かれてはいないようだな」

ソーラ「リンおねえちゃん、優しいよ!白骨さん見せてもらったことある……!」

リーゼリット「白骨さん……?」

テル「ガイ君、なんでそんな人の名前知ってるの?」

ガイ「……とある情報筋から名前だけ聞いていてな。怪しい動きをしているらしいが……」

リアンノン「まあ……彼女は悪い人ではありません。その、研究内容ゆえに周囲から誤解されやすいだけです。屍体を用いた魔法研究と聞けば、誰もが身構えてしまうでしょうし……」

ソーラ「みんな……リンさんのこと危ない人だって……」

リーゼリット「……そんなふうに言われてるんだ」

リアンノン「……ええ。ですが、私は彼女が誰かを害そうとしている姿を一度も見たことがありません。研究の目的も正しく扱えば死者を救えるはずという信念からだと聞いています」

アインズ「信念自体は立派だが、内容が恐れられるのも理解はできるな」

ソーラ「リンおねえちゃん、今日も研究所にいたよ。行けば会えると思う……!」

ガイ「……そうか。会うかどうかはさておき、情報として覚えておこう」
32 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/16(日) 19:58:30.33 ID:nD7/g56gO
サーシャ「それにしても……この街は平和ですね」

リーゼリット「うん。観光客も多いのに、全然荒れてる感じがしない」

リアンノン「テラヌス・ウルス全体で治安維持に力を入れていますから。衛兵の巡回も増えましたし、遺跡関係者の監視体制も整備されています」

アインズ「国としての対策が徹底されているわけか」

リアンノン「ええ。それに……最近は特に問題を未然に防ぐ存在もいますしね」

テル「問題を未然に……?」

リアンノン「ベルフレアという悪魔の少女です。結界魔法の名手で、危険があれば瞬時に駆けつける……というか、駆けつけてしまう子でして」

リアンノン「誰かが喧嘩を始めれば数秒で飛んできますし、酔っ払い同士の小競り合い程度でも全力で止めに入るんです」

テル「へぇ〜……そんなすごい人がいるんだ。でも、喧嘩の気配がしただけで飛んでくるって……ちょっと怖くない?」

リーゼリット「いや、むしろ安心感あるよ。街中に絶対に暴れられない空気があるのはいいことだし」

サーシャ「そうだね。安心して歩ける街って、それだけで素敵だよ……!」

リアンノン「ふふ。皆さんのように旅人の方々もこの国は居心地がいいと言ってくださいます。ベルフレアの存在は、その理由のひとつでしょうね」

ソーラ「ベルおねえちゃん、すごくやさしいよ。おててつないでくれた」

サーシャ「あ、子供にも懐かれてるんだね」

リーゼリット「街の平和って、そういう人の積み重ねなんだなぁ……」

ガイ「……なら、俺たちも余計な騒ぎを起こさないよう気をつけないとな」
33 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/16(日) 20:00:20.85 ID:nD7/g56gO
アインズ「……引き止めすぎてしまったか?リアンノン殿、ソーラ、長々と付き合わせてすまない」

リアンノン「いえ、私のほうこそ立ち話にさせてしまって……皆さんがお優しいから、つい色々とお話ししてしまいました」

サーシャ「そんな!むしろ色々教えていただけて助かりました!」

リーゼリット「観光の予習になったよね。ありがとうございます、リアンノンさん」

リアンノン「こちらこそ、お役に立てたなら嬉しいです。ソーラ、皆さんにご挨拶を」

ソーラ「……ガイさん、また会える?」

ガイ「ん?ああ……この街にいる間はどこかで会えるだろう」

ソーラ「……!わかった、またね!」

テル「ふふっ、ガイ君すっかり懐かれてるじゃない」

ガイ「……なぜだ」

アインズ「では、私たちもそろそろ行こう。宿に戻るにせよ、観光を続けるにせよ、動けるうちに行動しておきたい」

リアンノン「皆さんも、どうか良い旅を。何かあればホトルス族を訪ねてくださいね」

サーシャ「はい!また会いましょう、リアンノンさん!」

リーゼリット「ソーラちゃんも、またね!」

ソーラ「ばいばーい!」

⭐︎リアンノン親子に出会いました。
34 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/16(日) 20:01:46.90 ID:nD7/g56gO
ーーテラヌス・ウルス噴水広場

噴水「」シャワシャワ

砂漠スライムたち「〜〜」モニョモニョ

アインズ「スライムか……結構いるな」

サーシャ「わぁ……なんだか見てて癒されるなぁ……」

ガイ「……待て。テルはどこだ?」

リーゼリット「えっ……さっきまで隣にいたけど」

ガイ「しまった……!」バッ



スライムに埋もれるテル「……ここが天国?私、ここで死んじゃってもいいかな……」

砂漠スライムたち「」モニョモニョ

砂漠スライムC『何このひとー!!!???」
砂漠スライムB『変態って人じゃない……?私たちを触ろうとする人は沢山いるけど、埋もれようとした人は初めて見たかも……』
砂漠スライムA『このひと……喜んでる……?』

テル「君たち……ぷにぷにで……ああ……尊いなぁ……♡」ハァハァ

ガイ「くっ、間に合わなかったか!おいテル、スライムたちの迷惑になっているから離れろ!」



サーシャ「スライムさんたち、本当にごめんなさい……!テルさん、悪気は……悪気はたぶんないので……!」

砂漠スライムA『う、うん……気にしてないよ。ちょっとびっくりしただけ』モニョモニョ

砂漠スライムB『こういう人もいるんだね……勉強になった』

砂漠スライムC『デロデロするの楽しかった〜』

ガイ「……気にしてないそうだ」

アインズ「スライム語がわかるのか?」

ガイ「ああ……翡翠の賽のおかげでな」

リーゼリット「世界樹の光の力を宿してるとはいえ……すごいよね、その賽」

サーシャ「これも立派なアーティファクトだもんね……それより」チラ

テル「……しゅごおい♡……うへ、うへへへ……♡」

ガイ「はぁ……本当にどうしようもないな……」

⭐︎テルが天国へ導かれました。
35 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/16(日) 20:02:42.55 ID:nD7/g56gO
ーー宿屋「月明かりのオアシス」

ガイ「さて……世界樹の光が落ちた場所は古テラヌスの巨大墳墓とのことだが……正直、そこにはもう残滓の力が残っていない気がするな」

サーシャ「どうして?」

ガイ「ユーシリアを思い出せ。場所自体ではなく、あの赤いスライムから認められて俺たちは力を手に入れた。トコナツ火山島でも……記憶はないが、竜から力を得たんだよな?」

リーゼリット「そうだよ。あのときは手を焼いたね……」

アインズ「ふむ。トコナツ火山島にも竜がいるのか……一度、手合わせ願いたいものだな」

テル「えー、物騒だなぁアインズさん……もっと平和的にいこうよ〜」

サーシャ「あはは……それで、今日はどうしよっか。もう巨大墳墓に行く?」

ガイ「それでも構わないが……どうするか……」

現在はテラヌス・ウルスです。(3日目)
何をする?
安価下1〜3

※3日目終了時にあるキャラがテラヌス・ウルスに到着します。
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/16(日) 20:03:01.66 ID:5uxh9/VH0
金髪三つ編みちゃんの仕事を手伝う
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/16(日) 20:04:15.97 ID:hlOXRjU50
市場でラハニ四世達に遭遇し会話する。
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/16(日) 20:06:05.57 ID:cs0bL7D3O
トゥルーエンドを口説きにいきつつ時間魔法を鍛える
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/16(日) 20:06:56.03 ID:9aQPRpjVO
ドルクにまたあったので話しついでに何か遺跡について知ってないから聞いてみる。
40 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/16(日) 23:24:05.07 ID:gm+WWd89O
ーーテラヌス・ウルス市場

ワイワイガヤガヤ

サーシャ「ここも賑わってるなぁ……いろいろ目移りしちゃうね!」

ガイ「無駄遣いはするなよ、サーシャ」

サーシャ「大丈夫だよ!これでも、一人旅の経験は長いんだからね?」

ガイ「……そうか」

金刺繍ターバンの老人「そこのエルフのお嬢さんと目つきの悪いお兄さん……ちと、耳を貸してはもらえぬかの?」

サーシャ「え? わ、私たち?」

ガイ「……なんだ、あんた」

金刺繍ターバンの老人「そう警戒なさるな……他でもない、旅人のお主らに頼みがあって声をかけたのじゃ」

サーシャ「た、頼み……?」

ガイ「……怪しいな」

金刺繍ターバンの老人「怪しむのは当然じゃろう。じゃが、わしはお主らに害をなすつもりは毛頭ない……ユーシリアを救ったその手腕をわしらに貸していただきたい」

ガイ「……!」

金刺繍ターバンの老人→ラハニ四世「名乗っておこう。わしはラハニ四世……今は隠居の身じゃが、スピーゲル族の元首長でもあった者じゃよ」

サーシャ「スピーゲル族の……元首長……?」

ガイ「……そんな大物が、どうして俺たちを?」

ラハニ四世「ふむ、立ち話もなんじゃ。人目につかぬ場所で、少しばかり語らせてもらえぬかの?」

サーシャ「え、えっと……ガイ、どうする?」

ガイ「……話だけ聞く価値はある。行こう」

ラハニ四世「恩に着る。では、ついてまいれ……旅人よ。お主らにしか頼めぬことがあるのじゃ」

41 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/16(日) 23:24:51.50 ID:gm+WWd89O
サーシャ「それで、頼みって……?」

ラハニ四世「かつての魔族排斥の件も、干ばつも、部族抗争も収まり、今のテラヌス・ウルスは安定しておる。じゃが……新たな厄介事が生まれつつあるのじゃ」

ガイ「……それは一体?」

ラハニ四世「影を喰らうもの……最近、夜に出没する巨大生物の噂程度は知っておるだろう?」

サーシャ「ええ、まあ……まさか、本当に?」

ラハニ四世「うむ。正体不明、姿もあいまい。夜の砂漠で影を引きちぎる巨大な怪異……いまは被害こそ少ないが、このままでは遺跡調査にも観光にも悪影響が出る」

ガイ「この国の兵士で対処できないのか?」

ラハニ四世「できぬ。夜に度々捜索を行なっているが、何も見つからないか、死体となって帰ってくるかのどちらかじゃ……」

サーシャ「そんな……」

ガイ「……普通の魔物ではなさそうだな」

ラハニ四世「生物かどうかすら怪しい。砂そのものの意志とも、古代遺跡の守護者とも囁かれておるが、いずれも推測じゃ」

サーシャ「じゃあ……手がかりも、ほとんどないんですか?」

ラハニ四世「そうじゃ。だからこそ……外を知る旅人に頼りたいのじゃ。わしらの目には映らぬものでも、そなたらなら何か掴めるやもしれん」

ガイ「……つまり、影を喰らうものの正体を突き止めろ、という依頼か」

ラハニ四世「うむ。討伐までは求めぬ。正体がわかれば、その性質に合わせて対策もできよう」

サーシャ「私たちに……できるかな……」ギュッ

ガイ「……きっとできる。俺たちだけじゃなく、リーゼとアインズ、テルもいるんだからな」

サーシャ「そうだね。ガイがそう言うなら……やってみるよ」

ラハニ四世「助かる……だが、無理はしてくれるな。これは国の未来に関わる問題ではあるが……そなたらの命を天秤にかけてまで、とは思っておらん」

ガイ「心配はいらない。慎重に動く」

ラハニ四世「うむ。では──目撃地点と時刻をまとめた記録を渡しておこう」スッ

サーシャ「……けっこう細かく書かれてる……夜明け前が多いみたい」

ラハニ四世「それと……ひとつ忠告しておく。影を喰らうものに遭った者は、皆、異様な静寂を感じたと言う。不自然なほどに、音が途絶えるらしい」

ガイ「静寂……?」

ラハニ四世「それを感じたならば、その場から決して動くでない。影を捉えるまでは、息を潜めておれ。それが唯一の、生存例の証言じゃ」

ラハニ四世「とはいえ、そなたらなら何かを見つけると信じておる。影を喰らうもの……どうか、その正体を暴いてくれぬか」

ガイ「ああ、わかった」

サーシャ「……準備しておかないとね。やれるだけやってみます、ラハニ四世さん」

ラハニ四世「感謝する、旅の者よ。どうか……砂漠の夜に呑まれぬようにな」

⭐︎ラハニ四世と出会いました。
42 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/16(日) 23:29:23.01 ID:gm+WWd89O
ーーテラヌス・ウルス市街

リーゼリット「さて……私たちは買い出し担当だから早めに済ませちゃおうか」

テル「うんうん!お酒売ってる場所はどこかな〜?」

アインズ「……お前はまず自重を覚えろ」

金髪三つ編みの少女「あれ?こんにちは〜。ヨードリーさんに挨拶に来てた人たち……ですよね?」

リーゼリット「あなたは……たしかヨードリー首長の護衛の子?」

金髪三つ編みの少女→キキ「はい、キキ・ナイテンゲールです〜。今は首長のおつかいをしてます……ふああ、眠い……」フラフラ

アインズ「歩きながら寝ている……器用なやつだな」

テル「それ、何持ってるの?書類……?」

キキ「調査報告書の束なんですけど〜……途中で風に飛ばされちゃって……ぜんぶ拾い直したら、もう疲れて……」パサッ……

リーゼリット「あ、落ちたよ!大丈夫?」スッ

キキ「すいません、ありがとうございます〜」

アインズ「報告書……量が多いな。砂漠調査関係か?」

キキ「はい〜……でも、午後の分もあって……一人じゃ終わる気がしなくて……」

テル「じゃあ、手伝おっか?私たち今ちょうど手が空いてるし!」

アインズ「おいテル、勝手に──」

キキ「えっ……手伝ってくれるんですか?助かる〜……!」パァァ

アインズ「……」

リーゼリット「あはは……断れなくなっちゃった……」

アインズ「……仕方ない。ガイとサーシャがいたら、手伝うといっていただろうしな……」

テル「やりましょう師匠!」

アインズ「誰が師匠だ」

キキ「じゃあ〜、この資料をヨードリーさんの執務室にまとめて届けたいんです。あと砂漠調査の依頼を受けてる人にも情報共有があって……」

リーゼリット「それなら問題ないよ。場所さえ教えてくれれば!」

キキ「ありがとうございます〜……!寝てていいですか?」

アインズ「寝るな。案内だけは起きてやれ」

キキ「うぅ……がんばります〜」

リーゼリット「うん!キキさん、よろしくね!」

43 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/16(日) 23:29:54.04 ID:gm+WWd89O
キキ「みなさん、ありがとうございました〜。お陰で助かりましたよ〜やっぱり手伝ってもらってよかったです〜。ひとりだと途中で寝てたかもしれません〜……」

テル「途中で一回寝てたよね?」

キキ「……記憶にありません〜」

リーゼリット「うんうん。もう仕事終わったんでしょ?あとでちゃんと休んでね」

キキ「ん〜……そうします〜。帰ったらベッドに倒れます〜……」

テル「ベッドまで持つかな……?」

キキ「あっ、それと……お礼に何かしたいんですけど〜……眠すぎて何も思いつきません〜……」

リーゼリット「気にしなくていいよ!困ってる人を助けただけだから!」

キキ「ふふ〜……みなさん優しい……まだしばらくこの国に滞在するのなら、いずれお礼をしますね〜」

アインズ「そのときは起きている状態で頼むぞ」

キキ「がんばります〜……寝ない保証はないですけど〜……」

テル「もう今にも寝そうだよ!?」



リーゼリット「ふふ、最初の印象とは違って面白い子だったね……じゃあ私たちも買い出しの続きしようか」

アインズ「うむ……テル、酒場方面へ勝手に逸れるなよ」

テル「ぎくっ!?」

⭐︎キキの仕事を手伝いました。
44 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/16(日) 23:31:00.13 ID:gm+WWd89O
本日はここまでです。次回は土曜日に更新予定です。それでは、また。
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