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【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 Ⅱ
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39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/16(日) 20:06:56.03 ID:9aQPRpjVO
ドルクにまたあったので話しついでに何か遺跡について知ってないから聞いてみる。
40 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/11/16(日) 23:24:05.07 ID:gm+WWd89O
ーーテラヌス・ウルス市場
ワイワイガヤガヤ
サーシャ「ここも賑わってるなぁ……いろいろ目移りしちゃうね!」
ガイ「無駄遣いはするなよ、サーシャ」
サーシャ「大丈夫だよ!これでも、一人旅の経験は長いんだからね?」
ガイ「……そうか」
金刺繍ターバンの老人「そこのエルフのお嬢さんと目つきの悪いお兄さん……ちと、耳を貸してはもらえぬかの?」
サーシャ「え? わ、私たち?」
ガイ「……なんだ、あんた」
金刺繍ターバンの老人「そう警戒なさるな……他でもない、旅人のお主らに頼みがあって声をかけたのじゃ」
サーシャ「た、頼み……?」
ガイ「……怪しいな」
金刺繍ターバンの老人「怪しむのは当然じゃろう。じゃが、わしはお主らに害をなすつもりは毛頭ない……ユーシリアを救ったその手腕をわしらに貸していただきたい」
ガイ「……!」
金刺繍ターバンの老人→ラハニ四世「名乗っておこう。わしはラハニ四世……今は隠居の身じゃが、スピーゲル族の元首長でもあった者じゃよ」
サーシャ「スピーゲル族の……元首長……?」
ガイ「……そんな大物が、どうして俺たちを?」
ラハニ四世「ふむ、立ち話もなんじゃ。人目につかぬ場所で、少しばかり語らせてもらえぬかの?」
サーシャ「え、えっと……ガイ、どうする?」
ガイ「……話だけ聞く価値はある。行こう」
ラハニ四世「恩に着る。では、ついてまいれ……旅人よ。お主らにしか頼めぬことがあるのじゃ」
◆
41 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/11/16(日) 23:24:51.50 ID:gm+WWd89O
サーシャ「それで、頼みって……?」
ラハニ四世「かつての魔族排斥の件も、干ばつも、部族抗争も収まり、今のテラヌス・ウルスは安定しておる。じゃが……新たな厄介事が生まれつつあるのじゃ」
ガイ「……それは一体?」
ラハニ四世「影を喰らうもの……最近、夜に出没する巨大生物の噂程度は知っておるだろう?」
サーシャ「ええ、まあ……まさか、本当に?」
ラハニ四世「うむ。正体不明、姿もあいまい。夜の砂漠で影を引きちぎる巨大な怪異……いまは被害こそ少ないが、このままでは遺跡調査にも観光にも悪影響が出る」
ガイ「この国の兵士で対処できないのか?」
ラハニ四世「できぬ。夜に度々捜索を行なっているが、何も見つからないか、死体となって帰ってくるかのどちらかじゃ……」
サーシャ「そんな……」
ガイ「……普通の魔物ではなさそうだな」
ラハニ四世「生物かどうかすら怪しい。砂そのものの意志とも、古代遺跡の守護者とも囁かれておるが、いずれも推測じゃ」
サーシャ「じゃあ……手がかりも、ほとんどないんですか?」
ラハニ四世「そうじゃ。だからこそ……外を知る旅人に頼りたいのじゃ。わしらの目には映らぬものでも、そなたらなら何か掴めるやもしれん」
ガイ「……つまり、影を喰らうものの正体を突き止めろ、という依頼か」
ラハニ四世「うむ。討伐までは求めぬ。正体がわかれば、その性質に合わせて対策もできよう」
サーシャ「私たちに……できるかな……」ギュッ
ガイ「……きっとできる。俺たちだけじゃなく、リーゼとアインズ、テルもいるんだからな」
サーシャ「そうだね。ガイがそう言うなら……やってみるよ」
ラハニ四世「助かる……だが、無理はしてくれるな。これは国の未来に関わる問題ではあるが……そなたらの命を天秤にかけてまで、とは思っておらん」
ガイ「心配はいらない。慎重に動く」
ラハニ四世「うむ。では──目撃地点と時刻をまとめた記録を渡しておこう」スッ
サーシャ「……けっこう細かく書かれてる……夜明け前が多いみたい」
ラハニ四世「それと……ひとつ忠告しておく。影を喰らうものに遭った者は、皆、異様な静寂を感じたと言う。不自然なほどに、音が途絶えるらしい」
ガイ「静寂……?」
ラハニ四世「それを感じたならば、その場から決して動くでない。影を捉えるまでは、息を潜めておれ。それが唯一の、生存例の証言じゃ」
ラハニ四世「とはいえ、そなたらなら何かを見つけると信じておる。影を喰らうもの……どうか、その正体を暴いてくれぬか」
ガイ「ああ、わかった」
サーシャ「……準備しておかないとね。やれるだけやってみます、ラハニ四世さん」
ラハニ四世「感謝する、旅の者よ。どうか……砂漠の夜に呑まれぬようにな」
⭐︎ラハニ四世と出会いました。
42 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/11/16(日) 23:29:23.01 ID:gm+WWd89O
ーーテラヌス・ウルス市街
リーゼリット「さて……私たちは買い出し担当だから早めに済ませちゃおうか」
テル「うんうん!お酒売ってる場所はどこかな〜?」
アインズ「……お前はまず自重を覚えろ」
金髪三つ編みの少女「あれ?こんにちは〜。ヨードリーさんに挨拶に来てた人たち……ですよね?」
リーゼリット「あなたは……たしかヨードリー首長の護衛の子?」
金髪三つ編みの少女→キキ「はい、キキ・ナイテンゲールです〜。今は首長のおつかいをしてます……ふああ、眠い……」フラフラ
アインズ「歩きながら寝ている……器用なやつだな」
テル「それ、何持ってるの?書類……?」
キキ「調査報告書の束なんですけど〜……途中で風に飛ばされちゃって……ぜんぶ拾い直したら、もう疲れて……」パサッ……
リーゼリット「あ、落ちたよ!大丈夫?」スッ
キキ「すいません、ありがとうございます〜」
アインズ「報告書……量が多いな。砂漠調査関係か?」
キキ「はい〜……でも、午後の分もあって……一人じゃ終わる気がしなくて……」
テル「じゃあ、手伝おっか?私たち今ちょうど手が空いてるし!」
アインズ「おいテル、勝手に──」
キキ「えっ……手伝ってくれるんですか?助かる〜……!」パァァ
アインズ「……」
リーゼリット「あはは……断れなくなっちゃった……」
アインズ「……仕方ない。ガイとサーシャがいたら、手伝うといっていただろうしな……」
テル「やりましょう師匠!」
アインズ「誰が師匠だ」
キキ「じゃあ〜、この資料をヨードリーさんの執務室にまとめて届けたいんです。あと砂漠調査の依頼を受けてる人にも情報共有があって……」
リーゼリット「それなら問題ないよ。場所さえ教えてくれれば!」
キキ「ありがとうございます〜……!寝てていいですか?」
アインズ「寝るな。案内だけは起きてやれ」
キキ「うぅ……がんばります〜」
リーゼリット「うん!キキさん、よろしくね!」
◆
43 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/11/16(日) 23:29:54.04 ID:gm+WWd89O
キキ「みなさん、ありがとうございました〜。お陰で助かりましたよ〜やっぱり手伝ってもらってよかったです〜。ひとりだと途中で寝てたかもしれません〜……」
テル「途中で一回寝てたよね?」
キキ「……記憶にありません〜」
リーゼリット「うんうん。もう仕事終わったんでしょ?あとでちゃんと休んでね」
キキ「ん〜……そうします〜。帰ったらベッドに倒れます〜……」
テル「ベッドまで持つかな……?」
キキ「あっ、それと……お礼に何かしたいんですけど〜……眠すぎて何も思いつきません〜……」
リーゼリット「気にしなくていいよ!困ってる人を助けただけだから!」
キキ「ふふ〜……みなさん優しい……まだしばらくこの国に滞在するのなら、いずれお礼をしますね〜」
アインズ「そのときは起きている状態で頼むぞ」
キキ「がんばります〜……寝ない保証はないですけど〜……」
テル「もう今にも寝そうだよ!?」
◆
リーゼリット「ふふ、最初の印象とは違って面白い子だったね……じゃあ私たちも買い出しの続きしようか」
アインズ「うむ……テル、酒場方面へ勝手に逸れるなよ」
テル「ぎくっ!?」
⭐︎キキの仕事を手伝いました。
44 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/11/16(日) 23:31:00.13 ID:gm+WWd89O
本日はここまでです。次回は土曜日に更新予定です。それでは、また。
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