【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 Ⅱ

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583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/18(日) 23:09:41.13 ID:bgwsC8ynO
ガイ 酒場でグレイグと会ったので交流してみる
584 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/18(日) 23:36:20.40 ID:fPv8ueTNO
荷台付き魔導車「」キキーッ

ニナ「サララ、納品に来たぞ」

サララ「ニナさん!今行きますねー!」

ガイ「……そうだ、例の件をニナに頼んでみるか」

アモ「例の件?」



サーシャ「よし!これで荷物の移動は終わったね!」

メルル「ふぅ……稼げてるのはいいことだけど、その分忙しさも倍増してるねェ……従業員を雇えばいいのに」

サララ「そのうち検討しようとは思ってるんだけど、今は自分の手の届く範囲で回したいの。大きくするの、ちょっと後でいいかなって」

ガイ「ニナ、ちょっといいか?」

ニナ「ん?どうした?」

ガイ「作ってもらいたいものがあるんだが……できるか?」

ニナ「物によるが、要望にはある程度答えてやろう。何が欲しい?」

ガイ「空を飛ぶ乗り物だ。複数人乗れるのがいいんだが──」

ニナ「……ククッ、なるほど。こうも近日で似たような依頼を聞くと、なんだか運命みたいなのを感じてしまうな」

ガイ「?」

ニナ「詳しくは言えないが、お偉いさんからも似たようなものの要望が上がっててな。現在試作中だ……知りたかったら空いてるときの夜にでも私の工房に来い。現物を見せてやる」

ガイ「……ありがとう、ニナ」

ニナ「ククッ、腰抜かすなよ?」

⭐︎ニナに飛行手段の話をしました。
585 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/18(日) 23:39:31.38 ID:fPv8ueTNO
本日はここまでです。次回は何者かが接触してくるため酒場で一悶着起こる予定です。

次回更新は土曜日を予定しています。よければお付き合いくださると嬉しいです。

改めて本家様に感謝を

それでは、また。
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/19(月) 01:29:31.67 ID:cpz6NeLyo
おつ
姫巫女の線を辿るかぁ…ガイ達からすると知る由もないしなかなか難しそうだ
587 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/24(土) 13:45:33.64 ID:+/TdNJWuO
>>586
10年前の事件の当事者はそれなりに多そうですが、姫巫女に関連することを知っているのはごく僅かのように感じられます。まったくいない、と言うわけではなく今回は朝廷でもだいぶ上の役職の方と会う機会があるのでどうにかなるかもしれません。
ならないかもしれません。
588 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/24(土) 13:47:23.11 ID:+/TdNJWuO
グレイグ「おい、ガイはいるか?」ヌッ

ガイ「いるぞ。何かあったか?」

グレイグ「おっ、いるじゃねえか!ちょっくら付き合え!」ガシッ

担がれるガイ「何を……って、おい。下ろしてくれ、自分で歩ける。グレイグ?聞こえてるか!?おい!?」ジタバタ



ーー居酒屋

ワイワイガヤガヤ

ガイ「……それで、ここに俺だけ連れてきた理由は?」

グレイグ「なに、この前は可愛い子ちゃんが多かったから話す内容も気を使わなきゃならなくてな!下手したらお前のハーレムの誰かにシメられちまうからな!」

ガイ「あいつらとはそういう関係じゃない」

グレイグ「ハッハッハッ!まあ冗談はさておき本題に入るが……アルバの野郎から連絡が入った」

ガイ「アルバから?」

グレイグ「最初は手紙で届いたが、ソレ自体は燃やしたからもう存在しない。内容を伝える……現在、大陸の方ではデロデロ教が二つの勢力に分かれて争っている」

ガイ「テラヌス・ウルスを発つ前にアルバからデロデロ教の一部が怪しい動きをしていると聞いたが……そんなことになっていたのか」

グレイグ「みたいだな。それで、どうして争っているかなんだが……解釈違いってやつだ」

ガイ「……?」

グレイグ「ようするに考えが合わない奴らが出てきたんだと。デロデロ教本来の教えでは全てが一つになることが救いになると教えられているが……もう一つの考えでは全てが消え去ることこそが救いになるとのたまってやがる。世界めくれをもう一回起こして、全部を無に戻すのが救いだって言ってるらしい。挙げ句の果てには自分らのことをネオデロデロ教だと呼ぶ始末だ」

ガイ「……もはや、元の考えとは関係ない気がするが」

グレイグ「考えは違えど、その方が都合がいいんじゃねえか?……大事なのはここからだ。暗黒館はネオデロデロ教に対して先手を打つ」

ガイ「なんだと?」

グレイグ「3日後……大陸内各地のネオデロデロ教と思わしき勢力に同時攻撃をしかける。その影響によってオノゴロにいるデロデロ教に動きがあるかもしれないから注意しろ」

ガイ「……そうか。警戒を強めておこう」

グレイグ「俺たちも奴らの動きをよく見ておく……お前たちは引き続き光の探索を続けろ、いいな?」

ガイ「わかった」

グレイグ「よし!真面目な話は終わりだ!さあガイ、まずは一杯いけ!俺の奢りだ!」スッ

一升瓶「」ドン!

ガイ「……俺は酒を飲めない」

グレイグ「ああ?なんだ、そうだったのか!悪い悪い!それじゃあ好きな食いもんでも頼んでくれよ!」

グレイグと何か話す?
安価下1〜2
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/24(土) 14:11:17.67 ID:EUslD0aDo
来歴を聞いてみる
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/24(土) 14:16:16.83 ID:pXhjUYbfO
女性遍歴をほじられるガイくん
591 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/24(土) 21:28:28.20 ID:c9r7T9e7O
ガイ「グレイグは暗黒館の創設初期からいたんだよな?幹部になる前は何をしていた?」

グレイグ「少し長話になるぞ……あんまり褒められたモンじゃねえが、盗賊をやっていた」

ガイ「……」

グレイグ「といってもカタギのやつには非道なことはしてねえぞ?外から来る化け物だの、山賊だの、そういう筋の通らねえ連中を叩き潰して回ってた。村に守ってやる代わりに食い物と道具を融通しろって言ってな」

ガイ「それは盗賊じゃない気がするが」

グレイグ「呼び方なんざどうでもいい。国に見放されて冒険者にも見放されて……滅ぶのを待つだけだったから俺がやった。そうこうしてるうちに、俺の後ろには逸れものやら居場所の無ぇヤツやら色々集まった。気がつけば盗賊から盗賊団と呼ばれるようになってな……狂飆のグレイグなんて呼ばれるようにもなった。お前がガキの頃に一回くらいは聞いたことあるだろ?」

ガイ「……昔のことは覚えていなくてな」

グレイグ「まぁガキの頃の記憶を鮮明に覚えてる方が稀だろ……そうしてそれなりに楽しい日々を過ごしていたんだが、世界めくれが起きてな……守っていた筈の村は壊滅、俺の盗賊団も半壊してもう終わりか、ってときに……」

ガイ「オーナーが現れた?」

グレイグ「おいおい、とるなよ!大事なところなんだぞ……そんなボロボロのときに物資を大量に持ったガキなんざ格好の餌食だった。俺たちはオーナーに襲いかかったが、折れた剣を持った王国の騎士にコテンパンにされちまってな!」

ガイ「王国の騎士……」

グレイグ「そいつはアルバだ。オーナーに正式に雇われる前のな……それからオーナーに『まだこれだけ元気なら私たちを手伝いなさい!』って言われてな。そこから村の生き残りも俺の連中もまとめて拾われて、気づきゃ暗黒館の土台作りに首突っ込んでた」

ガイ「……それで幹部になったのか」

グレイグ「恩義に報いるためだ。あんだけ懐のデカいやつは早々居ねえよ……昔はチンチクリンだったのに、今はとんでもねえ美人になっちまってよ。強い女ってのはああいうのを言うんだろうな」グヒグビ
592 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/24(土) 21:28:55.94 ID:c9r7T9e7O
グレイグ「……っくぅ!オノゴロの酒は美味い!これがわかんねぇってのは、人生の半分損してるみてぇなモンだぞ?」

ガイ「……そうとは限らないだろう」

グレイグ「じゃあお前は何を目的に生きてんだ?」

ガイ「世界めくれを止め──」

グレイグ「違う違う!それを言ったら俺だってそうさ!なんかあるだろ、飯だったり、博打とか女とかよ」

ガイ「女……」

グレイグ「お?表情が変わったな?ここにゃ俺とお前しか居ないんだ。なんかあったら相談に乗るぜ?」

ガイ「……気持ちが曖昧なまま、付き合うことについてなんだが」

グレイグ「……おいおい。急に真面目かよ」

ガイ「茶化すならやめる」

グレイグ「茶化さねぇよ……続けろ」グビ

ガイ「俺は……今、頭から離れない相手がいる。誰か一人を選ぶとか、そういう話をする段階じゃないのに」

グレイグ「相手、ってのはパーティの誰かか?」

ガイ「含まれている。サーシャとアインズ……他はテルとルー……トゥルーエンドか」

グレイグ「おうおう、聞いたことある名前……待て、最後にとんでもないビッグネームが出てきたな。お前それ、恋バナじゃなくて国家案件だぞ……まあいいか。で、曖昧なまま付き合うってのは、一人に決めたら他を裏切る気がして決めなきゃ決めないで全員を裏切ってる気がする……ってところか?簡単な話だな!全員を本気にしちまえばいいんだよ!」

ガイ「それができれば苦労はしない」

グレイグ「ハッハッ!それはそうだよな!……そいつらとはどこまで進んでるんだよ、ええ?」

ガイ「……どこまで、とは?」

グレイグ「とぼけんなよ。手繋いで終わりって訳じゃねぇだろ?」

ガイ「……テルとルーとは……それなりに」

グレイグ「そうか……そりゃなんていうか……名前の呼び方でなんとなくそうじゃないかとは思ってたが……胃が痛くなるのもわかるわ。お前、よう生きてるな」

ガイ「……結局、俺が全部ちゃんと言えってことか」

グレイグ「そうだな。最後に一個だけ聞くが……」ゴクッ

ガイ「なんだ」

グレイグ「お前が今、一番怖いのは選ぶことか?それとも、選んだ後に失うことか?」

ガイ「……」

グレイグ「答えが出たら、やることも決まる。ほら、食え。何はともあれ生きてかなきゃならんからな!そして精一杯悩め!」

⭐︎グレイグと話しました。
593 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/24(土) 21:29:27.74 ID:c9r7T9e7O
大量の料理「」ドン

ガイ(グレイグは一升瓶をもう一本頼んだ後に部下に呼ばれて店を出た……金はいいと言ったのに、置いていくとは気前のいいヤツだな……さて、残った料理がそれなりにあるが……1人で処理できるか、コレ?)モグ

若い男店員「お客さーん、追加の一升瓶ですー……って、あれ?さっきの大男の方は?」

ガイ「帰った。置いてくれ」

若い男店員「はーい……あ、あとこれ、隣のお客様からです」スッ

小皿(スルメ)「」トン

ガイ「……?」

若い男店員「『面白い話を聞かせてくれた礼』だそうで」

ガイ「……」



ガイ「……結構……しんどいな」

クマを浮かべた白髪ポニーテールの女性「……あ。まだ食ってたんだ」

ガイ「……?」

クマを浮かべた白髪ポニーテールの女性「失礼。ここまだ空いてる?」

若い男店員「いらっしゃいませー。はい、こちらなら……相席になりますが」

クマを浮かべた白髪ポニーテールの女性「私はいいよ。あなたは?」

ガイ「……別に構わない。食べたいものがあったら勝手に食え。処理できなくて困ってる」

クマを浮かべた白髪ポニーテールの女性「私に残飯処理を手伝えと?……まあ、少しでも金が浮くからいいか。ありがたくいただきますね、異国の旅人さん」

ガイ「……ああ」

クマを浮かべた白髪ポニーテールの女性「……スルメ、嫌いだった?」
スルメ「」スッ

ガイ「……さっき隣で話を聞いてたのはお前か」

クマを浮かべた白髪ポニーテールの女性→キキョウ「途中から聞いてたけど中々面白い人間関係してるよね……」ゴクゴク

ガイ「……なぜ一度、店を出た?」

キキョウ「一杯だけひっかけたら今日は来ないつもりだったけど……無理だった……はぁ……まだいるなら少し付き合ってくれない?」

ガイ「……」

キキョウと何か話す?
安価下1〜2
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/24(土) 21:35:07.07 ID:X8p5M/HEO
お前は何者だ
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/24(土) 21:35:50.66 ID:scLOjsI2o
隈が酷くてなんか色々偲ばれるなって
596 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/24(土) 23:20:58.09 ID:oIi2UXJrO
ガイ(キキョウ……キキョウ?最近どこかで聞いたような……)

ガイ「……お前は一体何者だ?」

キキョウ「んー?朝廷で働いてる一役人……ってところかな」

ガイ「朝廷の……役人が、こんな時間に居酒屋で一人で飲むのか」

キキョウ「別にいつ飲んでもいいでしょう?仕事に支障はないんだから……」ゴキュゴキュ……

ガイ(待て、あの一升瓶はグレイグも消費するのに時間がかかっていたシロモノだぞ!?どうして既に空になりかけている?)

ガイ(……思い出したぞ。サーシャやメルルが言っていたな──)

ガイ「……太政大臣か」

キキョウ「……あ。いや、違う違う。太政大臣じゃなくて太政大臣をやらされてる可哀想な人ね」ゴクゴク

ガイ「否定になってない」

キキョウ「否定すると面倒が増える。肯定しても面倒が増える。じゃあ同じでしょ?」モグ

ガイ「……」

ガイ「……目の下、ひどいな」

キキョウ「鏡見なくてもわかる。言わなくていい」ゴクゴク

ガイ「寝てないのか」

キキョウ「寝てるよ。日付が変わる前に一回、変わった後に一回」モグ

ガイ「それは寝たと言わない」

キキョウ「睡眠の定義の話をしてる余裕があるなら、私の仕事も減ってる」カラン

ガイ「……」

キキョウ「はぁ……デロデロした教えが広がるわ、近代化が急すぎて民がついていけてないわ、反朝廷の動きがまた見られてるし、外国が隙を見て入り込もうとしてるわ……もうこの国は終わりだよ」

ガイ「……それを太政大臣が言っちゃお終いだろう」

キキョウ「役職上やれることはやらないと。将軍様の顔に泥は塗れないし……でもさ。やれることをやっても、間に合わないことがあるんだよ」ゴクッ

ガイ「間に合わない?」

キキョウ「民の心とか、空気とか。『そうなってから慌てる』っていう、あの手のやつ。私は政治家だから、数字と帳面で殴ることはできる。法で縛ることもできる。……汚い手も、まあ、使える」

ガイ「……」

キキョウ「でも『信じる』とか『安心する』とか、そういうのは、書類じゃ増えない。だから酒が減る」ゴクゴク

ガイ「それがクマの原因?」

キキョウ「原因は全部。だからクマも全部」

ガイ「将軍、か」

キキョウ「うん。あの人が折れたら、この国は本当に終わる。だから折らせない……絶対に……」

ガイ「……」

597 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/24(土) 23:21:51.56 ID:oIi2UXJrO
ーーオノゴロ国政区 トウゲン城へ続く道

スタスタ……

背負われたキキョウ「あ"ぁ"……飲み過ぎた……すまないな、ガイ……」

ガイ(……酔っ払いの扱いも慣れてきたな。イーリンやテルは元気にしているだろうか)

小脇から現れたラルフ「──やっぱり、ガイか」ヌッ

ガイ「……誰だ」ギロ

ラルフ「おいおい、恩人に向ける視線じゃねぇぞ、ソレ……いや、質問をするのはこっちだ。お前こそ、何者だ?」

ガイ「……通りすがりだ。どけ」

ラルフ「通りすがりが太政大臣を背負って城へ向かう?オノゴロも随分と治安が良いらしい」

背負われたキキョウ「う”る"さ"い"……早く帰らせろ……」

ラルフ「おっと、失礼……その目にその声……10年前と何一つ変わってない。一体どういうカラクリだ?」

ガイ「俺を知ってる口ぶりだな。だが俺はお前を知らない……誰だ」

ラルフ「ラルフ・ハーヴィー……昔、お前の先輩だった」

ガイ「先輩?」

ラルフ「駆け出しの頃、何回か組んだ。斧と盾のコボルド……覚えてねぇか」

ガイ「……悪いが、記憶にない」

ラルフ「そうかい。悪かったな。お前は俺の知り合いの生き写しみたいにソックリでな……」

ガイ「……」

背負われたキキョウ「刺客とかじゃないならもう解放してくれ……また後日話せばいいだろう?うぐ……」

ガイ「待て、吐くなよ?頼むぞキキョウ?今ここで吐いたら、お前が明日一番後悔するぞ。あと俺が一番困る」

ラルフ「ハッ……そういった所も本当にそっくりだな……ガイ。俺は今デロデロ教に雇われている。話したかったら来い、歓迎してやる」クルッ スタスタ……

ラルフ「また会おう……機会があればな」

ガイ「……」

ガイ(……10年前。あいつは、俺を10年前と何一つ変わっていないと言ったな……どういうことだ。記憶を失う前の俺は一体……何を……?)

⭐︎キキョウとラルフに出会いました。
598 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/24(土) 23:22:17.08 ID:oIi2UXJrO
ーーココロイシ道具店

メルル「それにしても姫巫女様……いや、もう制度は無くなったから姫巫女ちゃん……?どこに行っちゃったんだろうなァ……サララなんか知らないの?」

サララ「うーん……隠れ里の誰かなら知ってるかもね?今はイクセ様がどこに住んでるかまではちょっと……変わってないといいんだけど……」

サーシャ「隠れ里って……?」

サララ「あっ、知らないですよね?霊峰の方に、色んな人がひっそりと住んでる、一般には知られていない隠れ里があるんです。すごくいい場所なんですよ!」

ガイ(隠れ里か。たしかに隠居するには良さそうな場所だが……さて、今日は何をしようか)

現在はオノゴロ諸島です。(5日目)

何をする?
安価下1〜3

※7日目が終了したら何かが起こるみたいです。
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/24(土) 23:22:57.83 ID:4CZC68US0
ミソラの店で暴漢退治
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/24(土) 23:23:16.65 ID:LvA2woFdO
ガイ 時間系の魔法以外の魔法を挑戦する。
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/24(土) 23:25:49.66 ID:scLOjsI2o
デロデロ教に侵入
602 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/24(土) 23:49:12.40 ID:oIi2UXJrO
ーーココロイシ道具店 裏庭

ガイ(ラルフと接触する前に……魔法の鍛錬をしておこう。炎や風、雷を出せるようにするのもいいが……他の物に手を出してみてもいいかもしれないな)

ガイ(かといって何を試せば……俺が今まで出会ってきたヤツはどんな魔法を使っていたか……)



シルバークロース「」
床に広がっていく黄金「」ドロッ……

クラウディア「」
周辺を灼くレーザー「」ビィィィィィィッ!!!

リーナ「」
乾燥していく地面「」カラッ……

セーレフェリア「」
衝撃波「」ドォンッ!

テルグレース「」
飛んでくる斬撃「」ゴオオオオオオッ!



ガイ(割といろんな魔法を見てきたな……ヤツらの真似は難しいが……劣化したものなら扱えるかもしれない。暇つぶしがてら挑戦してみてもいいかもしれない……)

安価下1
練習する魔法を記載してください。

コンマ下1
01-30 難しい
31-50 もう少し
51-95 できた
96-00 専門家にも勝る
603 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/24(土) 23:51:42.82 ID:oIi2UXJrO
本日はここまでです。安価をとっていたら下にずらしてください。
それでは、また。
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/24(土) 23:59:12.96 ID:ap9ipsESO
ヌルの封印魔法
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/25(日) 00:34:42.99 ID:4dpkcm0Ho
おつ
グレイグさんの頼れるオヤジ感
朝廷のNo.2とも知り合えたしそこからも姫巫女探し出来そうかね
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/25(日) 01:23:40.68 ID:vREKQ0nJo
オノゴロの危機だいぶキキョウさん戦犯じゃないの
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/25(日) 13:17:22.74 ID:NBn2x9pao
おつでした
いわれある(彼女関係)イジりがガイさんを襲う
608 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/25(日) 21:53:01.40 ID:XEUsBoEXO
>>605
グレイグさんはその経歴に見合う経験をしてきているみたいです。頼りになる存在の1人でしょう。
このままいけば姫巫女の足跡へといずれは繋がっていくはずです。多分。

>>606
キキョウさんが働きすぎているのも改革によって起きている混乱に対する罪悪感も含まれているようです。よかれと思ったことが破滅への道に続くかもしれないという事実を認めたくないのかもしれませんね。

>>607
ガイの女性関係はなんとも言えません。他人に知られれば確実にツッコまれる経歴であることは間違いないでしょう。
609 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/25(日) 21:53:30.86 ID:XEUsBoEXO
ガイ(……相手を無力化する手段、か。相手を傷つけないように捕らえるような……そんな都合のいい魔法なんてあるわけ──)



ヌル「一筋縄じゃいかないよね。逆に安心したよ……」スッ
周辺の地面に展開される複数の魔法陣「」ヴォンッ……



ガイ「……封印魔法か!封印する対象に手頃なものは……これでいいか」スッ
翡翠の賽「」キラン……

ガイ「たしかヌルは魔法陣を展開していたな。魔力で魔法陣を編むなど、魔法に長けた奴でもない限り簡単にはできないが……まあ、やってみるか」スッ



展開される魔法陣「」ヴォンッ……

ガイ「……まさかここまで上手く行くとはな。うろ覚えの見様見真似とはいえ、再現性はだいぶ高い気がするな。翡翠の賽を封印してみよう……」

消える翡翠の賽「」フォンッ

ガイ「簡単だな。そして封印の解除も」パチン

魔法陣から出てくる翡翠の賽「」ズズズ……

ガイ「……ヌルは同時にいくつも封印していたが、俺は何かを一つ封印するのが限界だな。性能は十分、実用的だとは思うが……どう使おうか」

⭐︎ガイが封印魔法を使えるようになりました。
610 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/25(日) 21:54:16.00 ID:XEUsBoEXO
ーー潮風亭

ワイワイガヤガヤ

大量の空の皿「」

アインズ「ふぅ……オノゴロでの食事は外れないな。美味いのはいいんだが、一つの皿に乗っている量が少々物足りん」

サーシャ「そう?普通の人だったらこれでお腹いっぱいになると思うけど……に私たちにしたら少なく感じちゃうね」

リーゼリット(自覚あったんだ……)

メルル「なんだか食べにくる度に腕を上げてる気がするねェ……ミソラの幼馴染としてもっと私も腕を上げなきゃダメかな?」

アモ「一体何の腕を上げるんですか?」

メルル「……食レポとか!」

アインズ「張り合っているようで張り合えていないと思うが……では、会計を済ませて出るとしよう──」

戸「」ガララッ

ガラの悪そうな河童「よっ、評判の飯処はここか?……っと、運がいい。美女も付いてくるとはなァ」

ガラの悪そうな狸人「酒はあるか?……いや、酒より先にいいモン見つけちまったな」ニヤリ

メルル「うぇぇ……ガラが悪そうなのが入ってきちゃった。大丈夫かな、あの2人?」

リーゼリット「……えっ、2人?」

ミソラ「いらっしゃいませ。2名様ですか?こちらへご案内──」

ガラの悪そうな狸人「へへへ。噂通り可愛いじゃねえか。なあ、今日はもう店を畳んで最近できたホテルにでも──」

ミソラ「……申し訳ありません。うちは食堂なので。お客様の下品な注文は、取り扱ってないんです──スゥ……」ニコニコ

耳栓をし始める客「」

両耳を塞ぎ始める客「」

耳を塞がれるサーシャ「えっ……急にどうしたんだろ、みんな……ひゃっ!?メ、メルルさん!?」

耳栓をしたメルル「早く!みんなも耳塞がないと巻き込まれちゃうよォ!」

耳栓をするリーゼリット「……一体何が始まるっていうの……?」

アモの耳を塞ぐアインズ「……」

耳を塞がれたアモ「わっ……」

ガラの悪そうな狸人「な、なんだなんだ?一体何が──」

ミソラ「〜〜〜♪」

ガラの悪そうな河童「ありぇ……?なんだか頭の中が、ふわ〜ってして……身体が軽くなってきたぞォ……?」

ガラの悪そうな狸人「おい河童!しっかり……っ、なんだこの歌……胸ん中がむず痒い……いや、落ち着く……落ち着くなぁ……」フラッ

ミソラ「〜〜〜♪」

ガラの悪そうな河童「……はは、ははは。なんだよこれ……考えるの、めんどくさくなってきた」ニヘラ

ミソラ「……お二人とも、お金を置いてご退店願います♪」

ガラの悪そうな河童「はい……」スッ
ガラの悪そうな狸人「はい……」スッ

お金「」ポン!
611 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/25(日) 21:54:44.01 ID:XEUsBoEXO
ミソラ「ありがとうございました。出口はあちらですよ」

スタスタ……

戸「」ガララッ

ワイワイガヤガヤ

メルル「……うん。もう大丈夫だよォ」

アモ「今のって……音魔法ですか?」

ミソラ「はい。私の歌を聞いた人の気持ちを、少しだけ落ち着かせるんです」

アインズ「……ずいぶん手慣れているな」

ミソラ「最近、こういうの増えちゃって。悩みなの。近代化って言うのかな……よくわからないけど、ああいう人が増えた気がして……でも、うちは食堂だから。食べて、笑って帰ってほしいんですけどね……」

リーゼリット「慣れているといえばここのお客さんも……耳栓してた人は常連さん?」

メルル「そうそう。ミソラが吸ってって息を整えたら、だいたい来るからねェ。慣れたもんだよ」ヒソヒソ

サーシャ「慣れたくない慣れですね……」

ミソラ「すいません、怖がらせてしまいましたか?」

アモ「……ううん。むしろ、すごかった。優しいのに……逃げ道を残さない感じ」

ミソラ「えっ……それ褒めてる?」

アインズ「金も取って追い出すとはな。意外と抜け目がない」

ミソラ「まあ、他のお客様に不快な思いをさせた迷惑料として徴収させていただいてます。それに……ツケ払いにはもっと厳しいですよ?」ニコニコ

メルル「……相変わらず笑顔が怖いや……」

アインズ「フッ……この店が人気な理由の一つかもしれんな。店主、会計を頼む」

ミソラ「はい、毎度ありがとうございます!皆さん、またいらしてくださいね」

⭐︎潮風亭で食事をとりました。
612 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/25(日) 21:55:33.57 ID:XEUsBoEXO
ーートウゲン国政区

リーゼリット「あれ?ガイ、どこか行くの?」

ガイ「……今からデロデロ教の拠点へ行くところだ。他のみんなは?」

リーゼリット「姫巫女様の足跡を探しに散らばったから、向かった場所ならわかるけど今どこにいるかはわからないかな……それより、聞き間違いじゃなければデロデロ教の拠点に行くって言った?」

ガイ「ああ。俺のことを知っているらしいヤツから呼ばれていてな」

リーゼリット「グレイグさんから聞いたでしょ?今の状況でデロデロ教に近づくのはあんまり良くないと思うけど……」

ガイ「……リーゼも聞いていたか。危ないからこそ先に確かめる必要がある」

リーゼリット「……私もついていくよ。なにかあったらガイ1人でもどうにかしちゃいそうだけど……知ってる人がいる分、心強いでしょ?」

ガイ「フッ……一緒に来てくれ、リーゼ」

613 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/25(日) 21:56:06.68 ID:XEUsBoEXO
ーートウゲン国政区 デロデロ教会オノゴロ支部

フェルメール「まあ、ラルフ!新たな信徒になりに来た人が訪れましたわよ!」

ラルフ「あんな演説を聞くヤツがいるとは思えないが──なんだ、ガイか。残念だったなフェルメール、あいつは信者になりに来たわけじゃない」

ガイ「そのコボルドの言う通りだ。俺は信者になりに来た訳じゃない」

フェルメール「……それでは、そちらのお嬢さんが?」

リーゼリット「私は付き添いで来ただけ。信者になりに来た訳じゃない」

フェルメール「……そうですの」シュン

ガイ「少し、そのコボルドと話がしたいんだが……構わないか?」

フェルメール「お好きになさってください……はぁ……いや。クロシュヴィアちゃん、私はめげません!必ず世界にデロデロの素晴らしさを広めて見せます!」グッ

リーゼリット(悪いことはしてないけどなんだか罪悪感が湧いちゃうなぁ……)



ーー応接室

タイヤキ「」ホカホカ
お茶「」ホカホカ

フェルメール「信者になりにきた訳じゃないとはいえ、こちらに来てくださったお客様には変わりありません!こちらはオノゴロでよく食べられているタイヤキですわ。私、このフェルメールが作りましたの!」ドヤァ

ガイ「……」

ラルフ「安心しろ、毒は入ってない……気が向いたら手をつけてやれ。味は保証するぞ」

ラルフとフェルメールと何か話す?

安価下1〜2
1 十年前について
2 デロデロ教について
3 自由安価
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/25(日) 21:59:36.49 ID:4dpkcm0Ho
1
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/25(日) 22:00:34.37 ID:AIUYkqdc0
616 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/25(日) 23:43:18.93 ID:uaGJO5MxO
ガイ「昨日……俺を見て10年前と何一つ変わっていないと言ったな。どういう意味だ。俺に心当たりはない」

ラルフ「言葉通りだ。別人というにはあまりにも一致するものが多い……昨日は美人さんの対応に追われてたから追及はしなかったがな?」

リーゼリット「……美人さん?」

ガイ「気にするな……仮に、10年前と俺の姿が変わっていなかったとしてもそれを確かめる術は……俺にはない。事情があって以前の記憶を失っているからな」

ラルフ「は?……冗談なら殴るぞ、ガイ」

ガイ「冗談じゃない」

ラルフ「……そりゃ、厄介だな。いや、厄介なんてもんじゃねぇか。一番困っているのは……お前自身か」

リーゼリット「……ラルフさん。ガイのこと、昔から知ってるんですよね?十年前のガイって……どんな人だったんですか?」

ラルフ「どんな、って言われてもなぁ……今目の前にいるお前と、見た目は同じだ。愛想が悪くて、無茶が多くて……人が困ってりゃ、なんだかんだいいつつ助けるような……そんなヤツだ」

リーゼリット「……たしかに、大きくは変わらないかも」

フェルメール「やさしい方ですのね!」

ガイ「俺はそんなことをした覚えはない」

ラルフ「覚えてねぇだけだろ。世界めくれの前後で、お前の身に何があったかは知らねぇが……」

ガイ「……まだ完全に信じた訳じゃないが、10年の時を変わらずに過ごすようなモノにいくつか心当たりがある……お前が知ってる10年前の俺のことを教えろ」

タイヤキを掴むラルフ「ハッ……俺にそういう口調で話しかけるのはなんだか新鮮だな。どこから話したものか……あむっ……熱っ!アチチ、あっちぃ!」ハフハフ

ガイ「……」

リーゼリット(……意外と愉快な人なのかな?)

お茶を飲むラルフ「あぁ……10年前のお前と俺が初めて会ったのは、駆け出しのお前が自分の力量に見合わない依頼を受けて死にかけていたときだ」

フェルメール「まぁ……感動的な出会いですわね」

ガイ「覚えていないがな」

ラルフ「そこをたまたま通りがかった俺が助けて……お前から俺に色々教えてくれって頼み込んできたんだ」

ラルフ「……で、俺は最初、断った」

ガイ「断った?」

ラルフ「当たり前だ。駆け出しが死にかけた直後に言う『教えてくれ』ってのはな、九割が三日で忘れる。怖さが抜けたら、また無茶するからだ」

リーゼリット「……でも、教えたんですよね?」

ラルフ「ああ。『助かったからもういい』って顔をせずに、ちゃんと自分が弱かったって認めた」

フェルメール「素直で、殊勝ですわね。今のあなたからはあまり想像できませんもの」

ガイ「余計なお世話だ」

ラルフ「ははっ。そこも同じだ」

リーゼリット「具体的には、どんな依頼だったんですか?」

ラルフ「廃村の近くの洞穴。腕の立つ盗賊が拠点にしてるって噂で、報酬はそこそこ……駆け出しが一人で行っていい場所じゃなかったのはたしかだな……それから、パーティは組んでいなかったがお前に冒険者としてのノウハウを叩き込んでしばらく経ったとき……リテン・ヘイヴンでの依頼を受けることになった」

ガイ「そこで何が?」

ラルフ「10年前に俺がお前を見た最後の場所だ。依頼自体は無事に達成、あとは帰るだけってときに……お前は見つけちまった。生き残り……いや、正しくは生き残らされてたって言った方がいいか」

リーゼリット「……?」

ラルフ「リテン・ヘイヴンの件は、表向きは治安維持のための掃討。実態は、犯罪集団の壊滅依頼だった。誘拐、恐喝、密輸……手が汚すぎて、誰も正面から口にしたがらねぇ類のやつだ」

フェルメール「まあ……下劣ですわね。弱き者を踏みつけにして生きるだなんて」

ラルフ「ああ。俺も嫌いだ。だから手を貸した。……俺たちは根城を割って、潰した。生きてる奴は縛って突き出して、抵抗する奴は叩き伏せて……いつも通りの仕事だったが、地下で見つけた。倉庫の奥の、さらに奥。鍵が二重三重で、見張りまで付いてた。金目のモンでも隠してるのかと思って扉を開いたら……そこにいたのは、宝じゃなくて……女だった。名前はロヴィア……それも覚えていないか」

ガイ「ああ。そこからどうやって姿を消した?」

ラルフ「組織の最後の抵抗で建物が爆破されて俺は意識を失った。目が覚めたときには、お前とロヴィアの姿はどこにも無かった」

ガイ「それが……お前の見た俺の最後の姿か……記憶を失ったことをこれほど恨んだことはない」

リーゼリット「そのロヴィアって人もどこかにいるのかな……?」

ラルフ「さあな……記憶を無くす前のお前なら知ってるんじゃないか?」
617 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/26(月) 00:01:22.48 ID:PlE3+L7vO
あまり進められず申し訳ありません。
>>1の住んでる地域の降雪による影響で少々忙しいことになっているので本日はここまでです。今週は平日の夜に時間ができそうなので少しずつ進められればなと思います。
それでは、また。
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/26(月) 00:30:57.16 ID:grR5PLyCo
ガイさん肉親はいないのか
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/26(月) 00:58:18.52 ID:8CbcG4Sno
おつ
あら…お気をつけください
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/26(月) 12:15:03.52 ID:DztEpi6NO

一行の飯代は暗黒館持ちかな
621 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/27(火) 19:13:54.38 ID:abB0KzmuO
少し進めます。余力があればお付き合いくださると幸いです。

>>618
ガイは少々特別な出自なので肉親はいません。物心ついた頃には孤児院で暮らしていたのでガイは親について特に何も感じていないようです。

>>619
ありがとうございます。なんとかなりました。

>>620
基本的にはパーティで割り勘しているみたいですが、所々経費で落としているみたいです。オーナー曰く気にせずジャンジャン使えと言われているのですが、使うのは少々憚られるみたいです。
622 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/27(火) 19:14:41.99 ID:abB0KzmuO
ガイ「……話題を変える。今、デロデロ教は2つの勢力に別れていると聞いている。お前たちはどちらの勢力だ?」

フェルメール「私(わたくし)がお答えして差しあげましょう!私たちは……ネオデロデロ教の側──」

倒れる椅子「」ガタッ

魔導拳銃を向けるガイ「」カチャ
斧に手をかけるラルフ「」スッ

魔導狙撃銃を構えるリーゼリット「」カチャン

フェルメール「──ではなく原理派の……み、皆様どうされましたの!?」

ガイ「……ネオデロデロ教ではないのか?」

フェルメール「あんなのと一緒にしないでくださいませ!あれはクロシュヴィアちゃんの言う救いとはまったく違いますわ!」

ガイ「先日に街中で行っていた演説では世界めくれを再度引き起こすことが救いだと言っていたようだが?」

フェルメール「それは……そうしなければいけない理由が……」

ラルフ「2人とも銃を下してくれ。コイツがネオデロデロ教じゃないのはたしかだ……少なくとも世界めくれを起こして喜ぶような奴じゃねぇ。あいつらを止めるために、わざと同じ言葉を使ってるだけだ」

リーゼリット「それをどうやって信じればいいの。証拠は?」

フェルメール「それは……」

「2人とも、武器を下ろしてください!フェルメールさんは本当にネオデロデロ教の側ではありません!」

フェルメール「!」

ガイ「この声は──」

リュアン「……お久しぶりです。ミュージアで会って以来ですね」

リーゼリット「あなたは……デロデロ教の導師の……」

リュアン「はい。訳あって今はこちらに匿ってもらっているのです」

フェルメール「リュアンちゃん……この2人と知り合いなの?」

リュアン「少しだけ話したことが……ガイさん、どうか武器を納めていただけませんか?」

ガイ「……」スッ

リュアン「……ありがとうございます」
623 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/27(火) 19:15:11.76 ID:abB0KzmuO
ラルフ「……ふぅ。命拾いしたな、フェルメール」

フェルメール「クロシュヴィアちゃんの可愛さを世に広めきる前に死ぬわけには行きませんわ!」

ガイ「リュアン。匿われていると言ったな。どういう事情だ」

リュアン「……少し前から、私の周りで事故が増えました。魔導車に轢かれたり、魔物に襲われたり……最初は偶然かと思ったのですが、偶然にしてはデロデロ教でも上位の役職の人物が居なくなり過ぎていると、気がつくのはすぐでした」

リーゼリット「……もしかして、それがネオデロデロ教の……」

ラルフ「手先だろうな。原理派の連中を少しずつ減らしていって表向きには何も変わらず、内側ではネオデロデロ教としての勢力を広げていくような目論見なんだろう」

ガイ「ミュージアで見たとき、お前はそれなりの地位についていた筈だ。それがここにいるということはミュージアは……」

リュアン「はい。事実上、デロデロ教の本部はネオデロデロ教によって掌握され、私は処分対象になりました。ネオデロデロ教に従わなかったからです」

リュアン「教義の文言を、すり替えています。古い教典を焼き、写本を書き換え、唱える言葉を統一して……反対した導師や古参は、消えました」

リーゼリット「そんな……」

リュアン「事故。行方不明。離反。……全部、そういう形にされます」

ラルフ「見せしめも兼ねてる。声を上げる前に黙るようにな」

ガイ「それで、お前は逃げてきたのか」

リュアン「……逃げた、というより追い出されたに近いです。私の支部は取り潰され、私の名前は裏切り者として回るようになった。だから……原理派でも、迂闊に匿えない」

フェルメール「そこで、わたくしの出番ですわ。表向きネオ寄りに見せている支部なら、連中も探りには来ないですもの!」

ラルフ「フェルメールの固有魔法でこの辺りのネオデロデロ教の奴らはコイツを幹部だと思い込んでやがる……故にここは敵の縄張りのど真ん中のくせに、一番手出しされにくい隠れ家になってる」

フェルメール「オーッホッホッホッ!私にかかれば造作もなくてよー!」

リーゼリット「……それ、笑っていい状況なのかな……」

ラルフ「笑ってねぇとやってられねぇんだよ。なぁ、リュアン」

リュアン「……はい。怖いです。でも、怖がっているだけでは消されます」

ガイ「……事情はわかった。だが、俺たちが知りたいのは一つだ。ネオデロデロ教は──オノゴロで何をしようとしている」

リュアン「断言はできません。私は本部を追われ、内部の情報に触れられなくなりましたから。ただ……世界めくれという言葉を、以前よりも軽く扱っているのは確かです。救いの比喩ではなく、実行の手段として」

ラルフ「可能性の話だ。今この時点で、決めつけて動くのは危ねぇ」

ガイ「……ああ。俺たちは、今この国で別の目的で動いている」

ガイ「今日ここに来たのは、確認だ。お前たちがどちら側なのか──それだけだった」

フェルメール「確認は済みまして?でしたら、信徒登録書にサインを──」

ガイ「しない」

フェルメール「即答ですの!?」

リーゼリット「……ごめんね」

フェルメール「謝らないでくださいまし!?謝られると私が悪いことをしているみたいじゃありませんの!」

ラルフ「やってること自体は大概だろ」

フェルメール「善行ですわ!」

リュアン「……ふふっ」

⭐︎ネオデロデロ教のことを知りました。
624 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/27(火) 19:15:42.47 ID:abB0KzmuO
ーーココロイシ道具店

アインズ「……なるほど。状況から察するにデロデロ教内部でもお互いに牽制しあっているようだな」

サーシャ「世界めくれをもう一度起こそうなんて……許せないよ」

アモ「うん……ねえ、今日はどうするの?」

ガイ「引き続き姫巫女の居所を探ってみようと思うが……何かいい案はあるか?」

メルル「そうだなァ……隠れ里に直接出向いて、しらみつぶしに調べていくか、朝廷の誰かに聞いてみたりとかかな?」

リーゼリット「うーん……姫巫女って元々この国の王様みたいな人だったんでしょ?隠居してるのを表向きに探してたら私たち、怪しまれないかな?」

ガイ「……」

現在はオノゴロ諸島です。(6日目)

何をする?
安価下1~3
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/27(火) 19:20:20.96 ID:lmS5HDhW0
アインズ、寺子屋で勉強
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/27(火) 19:27:19.93 ID:eEG8FbikO
カグヤが休暇で帰郷してきたので姫巫女について聞いてみる
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/27(火) 20:04:04.96 ID:Za28Mhymo
キキョウをべろんべろんに酔わす
628 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/27(火) 23:46:05.12 ID:az22rJibO
ーー寺子屋

メルル「イブキ先生ー!また来たよー!」

坊主頭の子ども「あっ、メルルだ!」

鬼の子ども「うおっ……美人のお姉さんも一緒にいる!」

おかっぱ髪の幼女「お久しぶりです」ペコリ

アインズ「4日ぶりぐらいだな。元気にしているようで何よりだ」

メルル「……なんでアインズさんの方が子どもたちに人気があるのォ……?」

アインズ「ふふっ……名前を覚えてもらっている程度にはメルルも慕われているんじゃないか?」

イブキ「あら、メルルと……お連れの方は初めて会いますね。イブキと申します。本日はどうされましたか?」

アインズ「アインズだ……先日はサーシャとリーゼが世話になった。今日は姫巫女について聞きに来た」

イブキ「姫巫女……イクセ様のことですか?」

メルル「そうそう!訳あって居場所を探してるんですけど、まったく手がかりが無くて……先生何か知らない?」

イブキ「居場所……去年まではここに勉強しに来ていたけど、どこから来ていたかまでは……」

メルル「えっ、去年まで来てたの?」

鬼の子ども「おう!わからないところがあったら教えてくれたり、一緒に遊んでくれたりしたんだぜ!」

イブキ「ええ。とても聡明で、こちらが教えることなど殆どありませんでしたが……あの方は『里の外の子供たちが、どんな風に世界を見ているのか知りたい』と仰って、よく顔を出してくださったんです」

アインズ「護衛もつけずに一人でか?」

イブキ「はい。いつも質素な身なりをされていました。ですが、纏う空気だけは隠しようもなく……」

おかっぱ髪の幼女「イクセお姉ちゃん……どうして来なくなっちゃったんだろ……」

アインズ「来なくなる前兆は無かった……ということか」

イブキ「ええ……はっきりした前触れはありません。ただ、最後に来られた日はなんだか悲しそうな雰囲気ではありましたが……」

メルル「むむむ……何かあったのかな?」

アインズ「そうだな……何が起きたかはわからんが、わかったことはある」

メルル「?」

アインズ「ここに通っていたのが去年まで、というのが重要だ。姫巫女制度が廃れた後も、あの方は外に出ていた。つまり、閉じ込められていたわけじゃない。自分の意思で動ける自由さはあったわけだ」

メルル「な、なるほどォ〜……」

イブキ「あまりお役に立てず申し訳ありません……」

アインズ「なに、充分な手がかりだ……礼を言う」

鬼の子ども「えー、もう行っちまうのかよ!せっかく来たんだからもうちょい遊んでけよ!」

メルル「君たち……こう見えて私たちには崇高な使命というものがあってだねェ……」

アインズ「ところで、イブキ。これから何をするつもりだったんだ?」

イブキ「もう少し休憩したら勉強をこの子たちに教えようと……」

アインズ「少し見ていっても構わないか?」

イブキ「えっ……それは勿論、構いませんが……お忙しいのでは?」

アインズ「手がかりを得たといっても、今すぐどうにかできる訳でもない……焦って動いても足取りが乱れるだけだ。いいだろう、メルル?」

メルル「いいよォ。先生の授業、私もちょっと恋しかったし」

イブキ「……そういうことなら、歓迎いたします。案内しますね」ニコリ

⭐︎イブキの授業を受けました。
629 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/27(火) 23:46:33.30 ID:az22rJibO
ーートウゲン国政区

アモ「……どこに向かってるの?」

ガイ「どこにも向かっていない」

アモ「じゃあ……当てもなく歩いてるんだ」

ガイ「そういうことになる」

サーシャ「あはは……たまにはこういうのも悪くないかもね。こうして歩きながら話すの、案外落ち着くし」

リーゼリット「……落ち着くのはいいけど、何だかなぁ……」

「もうダメや……しばらく見ない内に変わりすぎて迷子になってしもうたわ」

サーシャ「あれ?今の声って──」

ベンチに座るカグヤ「ふぅ……景色変わり過ぎてクラクラするわぁ……あかん、少し休も……って、どこかで見た顔やな?」

リーゼリット「えっ、カグヤさん!?お久しぶりです!」

カグヤ「おお、やっぱり。本当に久しぶりやなぁ……トコナツにもあんたらの活躍は届いてたで。国家転覆を防いだり、魔王を倒したり……大活躍やね」

ガイ「……?」

サーシャ「あっ、ガイ……覚えてない?カグヤさんのこと……」

ガイ「……ああ」

カグヤ「……なんだか事情がありそうやね」

リーゼリット「その……ガイはユーシリアで一度記憶を失っていて……まだ、戻ってないんです」

カグヤ「そういうこと。少し寂しいけど、そりゃ仕方あらへんな……ウチはカグヤ。トコナツで一緒に星の力を手に入れた仲やで」

ガイ「そうだったのか。手伝ってくれてありがとう」ペコリ

カグヤ「ええって。それで、あんたらがここにいるってことは……この国にもあるんやな?」

サーシャ「まだ確定した訳じゃないんですけどね。カグヤさんはどうしてこの国に?」

カグヤ「ちょっとした休暇やよ。たまにはオノゴロの空気を吸わんと、頭ん中まで溶岩みたいに煮詰まってまう。そこのお初さんも一緒におるっちゅうことは、仲間やね?」

アモ「アモです。よろしくお願いします」

カグヤ「よろしゅうなぁ」

リーゼリット「……そうだ!カグヤさん、姫巫女の居所について知ってたりしませんか?」

カグヤ「姫巫女様の……?どないしたん?」

ガイ「光について何か知っている可能性が高くてな。一度話を聞きたいんだが……居場所が掴めなくてな」

カグヤ「……なるほど。せやけど、ウチも居所までは知らへんで。会う機会もあらへんかったし……」

サーシャ「そうですか……」

カグヤ「ああ、でも噂は知っとるで。隠れ里にいるのはたしかだとか」

アモ「隠れ里……サララさんが言ってた場所だね」

カグヤ「ウチも聞きたいことがあるんやけど……イブキって人、知っとる?」

リーゼリット「最近会いましたよ、イブキ先生と!」

カグヤ「ほんまか?街の様子が変わり過ぎて寺子屋までの道がわからんくなってなぁ、困ってたんよ。よかったら教えてもらえん?」

サーシャ「それなら一緒に行きましょうよ!ちょうどアインズとメルルさんも行ってますし!」

カグヤ「ええの?助かるわぁ」

ガイ(隠れ里、か。サララは行ったことがあるようだし、一度出向いてみるのもいいのかもしれないな)

⭐︎カグヤと会いました。
630 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/27(火) 23:47:21.95 ID:az22rJibO
ー夜
ーートウゲン国政区

おでん屋台「」モクモク
魚人店主「」ラッシャイラッシャイ

ガイ(カグヤと寺子屋の先生が知り合いだったとは……世間は狭いものだな。みんなは先に戻ったが……まだ眠くない。小腹も空いたことだし……あの屋台で適当に食事をとろう)

魚人店主「いらっしゃい……何にする?」

ガイ「……おすすめの品を4品ほど」

魚人店主「あいよ」

ガイ(見た目と匂いはとても良いな……きっとすごく美味しいのだろうが……味がわからないのが本当にもったいないな……)

魚人店主「酒は飲むか?」

ガイ「いや……水でいい」

魚人店主「あいよ……ちょっと待ってな」

箸同士を擦りあわせるガイ「……」

キキョウ「やあ大将。やってる?」ヌッ

ガイ「!」

魚人店主「ああ、いらっしゃい。何にする?」

キキョウ「いつもの」

魚人店主「あいよ……兄ちゃん、待たせたな」スッ

おでん皿「」ホカホカ

ガイ「どうも……」

キキョウ「知らない仲じゃないんだから声くらいかけてもいいんじゃない?」

ガイ「……ああ、キキョウか。キヅカナカッタナ」

キキョウ「棒読み過ぎ。あーあ、ちょっと傷つくなぁ……」ゴク

ガイ「なんの用だ?」

キキョウ「私は仕事終わりの夜回り……こういう屋台で一杯やるのが楽しみなだけ」

ガイ「そうか……熱っ!」

キキョウ「いきなりそんなガッついたらやけどするよ?……おでん、初めて?」

ガイ「ああ……」

魚人店主「はいよ、水……それといつものだ」スッ

キキョウ「ありがとうございます」

ガイ「……ふぅ」ゴク

キキョウ「……やっぱり水なんだ。えらい堅いね、君」

ガイ「……聞いてもいいか?」

キキョウ「はふっ……何を?」

ガイ「訳あって姫巫女の居所を探している……何か知らないか?」

キキョウ「……それを知ってどうするつもり?」

ガイ「話がしたい。敵意はない」

キキョウ「話がしたいって言葉ほど、信用できないものもないよ」ゴク

ガイ「……なら、目的を言う。光に関わることだ。世界めくれを止めるために必要な手がかりを探している」

キキョウ「……ふうん。で、姫巫女なら何か知ってるはずだって?」

ガイ「可能性が高い。十年前までこの国を統べていた血筋だ。何も知らないはずがない」

キキョウ「……あなたには実績がある。教えてあげてもいいけど……ここじゃ誰が聞いてるかわからない。また私につきあってもらうよ」

ガイ「……わかった」

631 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/27(火) 23:47:48.95 ID:az22rJibO
ーートウゲン城 キキョウの部屋

転がっている酒瓶「」ゴロ……
脱ぎ散らかった衣服「」

ガイ(どうしてこうなった)

キキョウ「ヒック……あんまり片付いてないけど……ここなら他人に聞かれる心配もそうそうないから……」

ガイ「……運ぶとは聞いていない。それに俺はこの国から見れば完全な部外者──」

キキョウ「細かいなぁ……つきあうってのは、こういうことだよ」フラフラ

ガイ(酒臭い……いや、部屋そのものが酒臭い)

キキョウ「で?姫巫女さま。探してるんだっけ」ドサッ

ガイ「……ああ」

キキョウ「本来ならイクセちゃんには平穏に暮らしていて欲しいから居場所とかは完全に秘匿するんだけど……状況を鑑みて、君に伝えた方がいいと判断したから伝えるね……」ゴク

キキョウ「姫巫女様は隠れ里に住んでるよ。今も」

ガイ「場所は?」

キキョウ「正確な場所はトウゲン城の誰も知らない。リュウトウ……将軍もね……」

ガイ「……」

キキョウ「でも大丈夫。一度、『雪解け』っていう旅館に行って」

ガイ「旅館……?」

キキョウ「そう。そこの人たちなら姫巫女様がどこに住んでいるか知っているから。旅館の場所なら教えられるよ」

ガイ「そうか……助かる」

キキョウ「……はい、これ」スッ
旅館への地図「」ポン

酒瓶を口に突っ込まれるガイ「ありがとう……邪魔をしたな、帰らせてもら──んぐ!?」

キキョウ「へへへ……キキョウ様の酒が飲めないと申すかー?」

ガイ「くっ……ゴホッ、ゴホッ……」バッ
ガイ(かなり飲み込んでしまった……!)

キキョウ「お酒の味はどうだい?」

ガイ「……わからないが、最悪だ」

キキョウ「そんな顔してるね」

ガイ「……ああ、しかも、前飲んだ奴より強いのか、コレは……?」フラッ

キキョウ「今日はもう遅いし泊まっていきなよ。布団も使っていいからさ」

ガイ「……俺の目には、2人分ないように見えるんだが……」

キキョウ「最近人肌恋しくてさ……一緒に寝たら暖かいよ?」

ガイ「何を考えて……ああ、もう……」フラフラ

632 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/27(火) 23:48:19.18 ID:az22rJibO
本日はここまでです。次回もよろしくお願いします。

それでは、また。
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/28(水) 02:27:49.60 ID:0iW2DUwbo
おつ
手掛かりを得たか
さて10年経った姫巫女様はどうなっているやら
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/28(水) 08:31:56.06 ID:94HpN6Ono
おつおつ
ガイさんが女の人を酔わせて部屋に上がり込んで一緒に寝てますー!()
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/28(水) 12:23:53.71 ID:dvwuW4T6O

ガイさんって実はダークヒロインより武闘派で喧嘩っ早いのでは?
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/28(水) 19:38:54.04 ID:togwZL7so
国のお偉いさんフェチかな
637 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/31(土) 18:49:18.55 ID:CmdCNRByO
>>633
年齢相応の成長はしているかと思われます。出会ってもマイナスな方向にはならないと思われます。

>>634
事実が並べられています。他の人に知られたら普通に怒られてしまいそうですね。

>>635
ガイさんが実力行使に出がちな理由は、世界樹の光に関わる目的が残っている記憶の中でも最優先の核になっているからです。記憶喪失後に積み上げてきたものも多い一方で、世界めくれを止めることは現在のガイのアイデンティティそのものになってしまっています。そのため、それを阻む存在には基本的に強硬になります。まずは止めようとするが、譲れない線を越えて目的を潰しに来るなら、相手が仲間でも躊躇しないような、そういう危うさを現在抱えているようです。

>>636
偶然、偉い役職の人が多いんでしょう。ガイ自体がそういったフェチズムを持っている可能性は今の所、確認できておりません。

どうでもいいですが>>1の性癖には大分刺さっております。
638 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/31(土) 18:50:57.08 ID:CmdCNRByO
鳥「」チュンチュン

ガイ「」ノソッ…

キキョウ「……」zzz

頭を抱えるガイ「……」

ガイ(……起こさないように出ていこう)ソッ…

グイッ

ガイ「……?」チラ

服の端を掴むキキョウ「……もう行くの?」

ガイ「やらなければいけないことがある……それはお前もじゃないのか」

キキョウ「……あるよ。山ほどね」

ガイ「昨日のことはお互いに忘れた方が身のためだろう……妙な噂が立てば、困るのはお前だ」

キキョウ「心配してくれるんだ?」

ガイ「……もう行く。身体に気をつけろ」

スタスタ……

キキョウ「……ふぅ……仕事、はじめなきゃね」

⭐︎姫巫女の手がかりを得ました。
639 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/31(土) 18:51:33.34 ID:CmdCNRByO
ーーココロイシ道具店

サーシャ「あれ?おはよう。今朝はずいぶん早いね?」

ガイ「ああ、目が早く覚めてな。少し散策をしていた」メソラシ

サーシャ「そうなんだ」

ガイ「……そういうサーシャもこの時間に起きて何を?」

サーシャ「出汁の準備だよ」

ガイ「出汁?」

サーシャ「そう!オノゴロの料理のベースでよく使われるものなんだけど、長い時間をかけたらその分美味しくなるんだって。それで今日は試してみようかなって思って」

ガイ「それで早く行動していたのか」

サーシャ「うん。今日のお昼、楽しみにしててね」ニコッ

ガイ「……ああ。楽しみにしている」

現在はオノゴロ諸島です。(7日目)

何をする?
安価下1~3

※7日目が終了したら何かが起こるみたいです。
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/31(土) 18:52:03.91 ID:GgtfOkKv0
ニナの飛空艇づくりを見学
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/31(土) 18:53:43.53 ID:M+nnpX5VO
サララ、メルルに自作武器をプレゼント
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/31(土) 18:55:39.48 ID:Qc8Kp6tJ0
ガイ、グレイグ、ラルフで飲みに行く
643 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/31(土) 22:26:04.04 ID:hrLZ970GO
カランカラン

メルル「ありがとうごさいました〜……やれやれ、妹が食いっぱぐれなくなったのは嬉しいけど、お客さんが沢山来るのも考えものだねェ」

サララ「お姉ちゃん」ヒョコ

メルル「お、サララ。どうしたの?お姉ちゃんはしっかり働いてますよ?」

サララ「ふふっ、見てたから知ってるよ。ありがとね……そうそう、そんなことより渡したいものがあって」

メルル「渡したいもの?」

サララ「うん。今日誕生日でしょ?」

メルル「……え"っ、もうそんな日なの!?」

サララ「……忘れてたんだ」

メルル「いやァ……面目ない。冒険者してると使う機会なんてそうそうないからさァ」

サララ「お姉ちゃんらしいや。はい、コレ」スッ

影縫い苦無「」ポン

メルル「おォ〜……何これ?苦無?」

サララ「そう。私がお姉ちゃんの戦い方をアモさんから聞いて作ったの」

メルル「サララが!?へェ〜……これ、ただの苦無じゃないんでしょ?どうやって使うか教えてよ」

サララ「もちろんだよ。お姉ちゃん、苦無を私の影に刺してみて」

メルル「こんな感じ?」サクッ

サララ「うん。そしたら……苦無の柄から黒い線がお姉ちゃんに伸びてると思うんだけど……」

メルル「これで何が起きるの?」

サララ「実は今、私はまったく動けなくなってるの!」ググッ

メルル「へ?」

サララ「その伸びてる線を切ってみて」

メルル「こう?」スパン

サララ「ふぅ……これで動けるようになった。その線が影縛りの糸。切れば解除できるよ。使い方は簡単でしょ?」

メルル「簡単すぎて使い方自体は問題ないけど……これ、効かないときもあるんだよね?」

サララ「うん。刺す影がなかったり、そもそも影縛りをしても無理矢理動いてくるような人とかにも効果は薄いね」

メルル「万能とはいかないよねェ……でも、ありがとうサララ!これで私の冒険が更に捗るよォ!」

サララ「ふふっ……それならよかった。お姉ちゃん、無事でいてね」

メルル「ふふん。まっかせなさい!」

⭐︎メルルが影縫い苦無を装備しました。
644 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/31(土) 22:26:47.22 ID:hrLZ970GO
ーーニナの工房

作業をする人たち「」セカセカ

リーゼリット「ユーシリアのときとは規模が全然違うね……」

ガイ「ああ。設備も道具も……何もかもが桁違いだ」

サーシャ「ニナさんはどこにいるんだろう?」

アモ「……あそこじゃない?」スッ

大量の機械の下敷きになっているニナ「〜〜〜ッ!」ジタバタ

アインズ「……あれは作業中、というやつか?」

ガイ「素人目にはそうは見えないが」

サーシャ「早く助けなきゃ!」



ニナ「ククッ……お陰で助かった。恥ずかしいところを見られたな」

ガイ「……いつもあんな感じなのか?」

ニナ「あれはたまたまだ。普段だったら雇ってる奴らにすぐに助けられるさ。それより、ここに来たってことは……例のモノを見に来たんだな?」

ガイ「ああ」

ニナ「こっちだ……ついてこい」

645 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/31(土) 22:27:16.72 ID:hrLZ970GO
プロペラが付いた魔導機械「」ドン!

アインズ「これは……魔導車か?車輪がついていないようだが」

ニナ「それは別口の依頼で作ったモノでな。名付けて、魔導回転翼機だ」

サーシャ「……これが空を飛ぶんですか?」

ニナ「そうだ!オノゴロの子どもが遊びに使っている竹トンボという玩具を見ているときに思いついてな……試作の段階は終えて、あとは調整だけだ」

アインズ「なかなか面白そうだが……これではあまり大人数では乗れなさそうだな」

ニナ「ククッ……その代わり、そいつは小回りが効くんだ。こっちに来い。まだ制作はしていないが、思いついた物の設計図がある」

設計図「」パラ……

アモ「これって……船ですか?」

ニナ「ああ。古代文明が使っていたとされる飛空艇を再現したものだ」

サーシャ「飛空艇……!」キラキラ

リーゼリット「コレ……かなりの大きさですけど、本当に作れるんですか?」

ニナ「作れる……が、問題は材料と金と時間がどうしてもかかることだな」

ガイ(これなら複数人で浮島へ行くこともできるな。是非とも手に入れたいが……)

ガイ「ニナ、これの制作依頼をしたいんだが……頼めるか?」

ニナ「無論だ。金があればすぐにでも手をつけるさ」

ガイ「……いくらだ」

ニナ「言い値でいいって言いたいところだが……安全性まで盛ると洒落にならん。骨組み、浮揚機関、制御核、帆布、試験設備──ざっと、これくらいだ」スッ

サーシャ「……0が、多い……」

リーゼリット「うそ……」

アモ「……現実味がない……」

アインズ「ふむ。城が建てられそうな額だな」

ガイ「必要経費だ……払おう」

一同「えっ!?」

ニナ「ククッ……即決か。嫌いじゃない」

ガイ「暗黒館から金を送る……受け取り次第、着手を頼む」

リーゼリット「オーナーに怒られないよね……?」

ニナ「任された!信頼には応えるさ。腰を据えて待っててくれ」

⭐︎ニナに飛空艇の制作を依頼しました。
646 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/31(土) 22:27:52.97 ID:hrLZ970GO
ーートウゲン国政区

グレイグ「ガイ!」ズカズカ

ガイ「グレイグ、どうかした──」

グレイグ「聞いたぜ。城一個買う金を経費で支払ったってな!」

ガイ「話が早いな……必要なことだった。オーナーには説明を──」

グレイグ「ん?ああ、違う違う!オーナーにとっちゃその程度の金は、はした金だからなんとも思ってないだろうよ!それにお前が必要なくそんな大金を使う訳がないからな!」

ガイ「それは嬉しい信頼だが……」

グレイグ「自分の金じゃなくてもデカい買い物した後は気が落ち着かねぇだろ?飲みに行くぞ!」ガシッ

担がれるガイ「おわっ……またか!?グレイグ、離せ。自分で歩ける──」

飛来する斧「」グルンッ

グレイグ「!」サッ

ガイ「斧!?攻撃か!?」

ラルフ「……何が目的かは知らないが、そいつを離せ。俺の知り合いなんだよ……」

グレイグ「ほう?知り合いって割には随分乱暴な挨拶だな。斧投げが癖なのか?」

盾を構えるラルフ「10年前からの長い付き合いさ……」スッ

ガイ「ラルフ!?待て2人とも!グレイグ、あいつは本当に俺の知り合いだ!」ジタバタ

グレイグ「あン?」



ーー居酒屋

ラルフ「──てっきりガイを拉致しようとしてる輩かと思っちまった。いきなり攻撃して悪かったな」

グレイグ「何、気にすんな!勘違いされるのは慣れてるからよ!お互い怪我もしてねえし、これで恨みっこなしだ!」

ガイ「ふぅ……一時はどうなるかと思った……」

グレイグ「で?ラルフっつったか。ガイと10年前からってのは、どんな付き合いだ?」

ラルフ「……昔、同じ釜の飯を食った。それだけだ」

グレイグ「濁すねぇ……ま、男の過去にズカズカ踏み込む趣味はねえけどよ」

ラルフ「そりゃそうだ……」ゴクッ

グレイグ「お、いけるクチか?ガイは酒に弱いらしくてよ……退屈してたんだ」

ラルフ「フッ……そこも変わらないんだな。やっぱりお前は……俺の知ってるヤツみたいだ」

ガイ「……似てるかどうかは知らない。だが、変わってない部分があるなら……悪い気はしない」

グレイグ「戻りゃあいいなあ……無くした記憶をよ……いや、湿っぽい話はナシだ!聞けよラルフ、コイツはスゲェんだぞ?」

ラルフ「聞かせてくれ……面白そうだ」

⭐︎3人で盛り上がりました。
647 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/31(土) 22:28:21.84 ID:hrLZ970GO
幕間

ーーミュージア デロデロ教本部

雨「」ザァァ─

ネオデロデロ信徒たちの死体「」

大剣を納めるアルバ「……」スチャ

暗黒館幹部A「アルバさん……この地域のネオデロデロ教と見積もられる勢力は殲滅しました」

アルバ「生き残りがいるかもしれない。最後まで油断はするな」

暗黒館幹部A「はっ!」ビシッ

バールベルト「……アルバさん、本当にこの人たち……ネオデロデロ教の人達だったんですか?」

アルバ「確定はしていない。だが、見分ける術もない。俺たちの組織の目的上、僅かな可能性も潰した方が被害は少なくすむ」

バールベルト「……」グッ

暗黒館幹部B「アルバさん、生存者がいます!」

アルバ「今行く」スタスタ

ネオデロデロ信徒「う……うぅ……」

ガシッ

アルバ「答えろ。指導者はどこだ?」

ネオデロデロ信徒「聖女様は……お逃げになられた……!俺を殺せ……これ以上……何も話せない……!」

信徒を投げるアルバ「」ブンッ

ネオデロデロ信徒「がっ!」ドサッ

ジャキン……

アルバ「連中は指導者を聖女と呼ぶ。他の幹部にも伝えろ。ここから逃げた可能性が高い」

暗黒館幹部A「はっ!」タッ

アルバ「お前はこの建物を調べろ。何か手がかりが残ってるはずだ」

暗黒館幹部B「わかりました!」タタッ

バールベルト「……アルバさん、私は?」

アルバ「魔導車を回せ。他の拠点を調べに行くぞ」

雨「」ザァァ─

648 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/31(土) 22:28:57.31 ID:hrLZ970GO
ーーココロイシ道具店 裏庭

リーゼリット「嘘……?本当に動けない!」ググッ

メルル「ふっふっふっ……効果は抜群みたいだねェ……さて、どう調理してあげようかな?」ワキワキ

リーゼリット「メルルさん、解除してくれない?」

メルル「え〜?どうしようかなァ〜?」ニヤニヤ

アインズ「あまりリーゼを虐めないでやってくれ」スッ

糸「」パツン

リーゼリット「ふぅ……ありがと、アインズ」

アモ「メルルさん、楽しそうだけど……ほどほどにね」

メルル「わかってるよォ〜!悪用はしないって!」

ガイ(昨日にネオデロデロ教への襲撃が行われたはずだが……何か情報は得られないだろうか)

サーシャ「どうしたの、ガイ?」

ガイ「なんでもない……今日することを決めよう」

現在はオノゴロ諸島です。(8日目)

何をする?
安価下1~3
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/31(土) 22:30:37.44 ID:W0auM1IIO
リーゼリット ガイを誘って久しぶりの射撃翌練習をする。
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/31(土) 22:45:23.69 ID:90gMD23xo
旅館へ行って姫巫女の行方を聞く
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/31(土) 22:59:36.52 ID:73ZZuoLa0
朝廷から監視されていることに気づく
652 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/31(土) 23:40:42.23 ID:zT5WfV/HO
ガイ「はっ!」
魔導拳銃「」ドギュンッ!

穴の空いたガラクタの的「」ボロ……

リーゼリット「うんうん……だいぶ手慣れてきたんじゃない?」

ガイ「ああ。この距離なら狙った所に当てられる……長距離の狙撃はできないがな」

リーゼリット「魔導拳銃で狙撃できちゃったら私はお役御免になっちゃうね?」

ガイ「そんなことにはならない……以前言っていた次の段階というのを教えてくれ」

リーゼリット「オッケー。それじゃあ……ちょっとここで立ってて」スタスタ

ガイ「ああ……」

リーゼリット「んー……このあたりかな?」スッ
魔導狙撃銃「」カチャン……

ガイ「……何をするんだ?」

リーゼリット「私が撃つ弾を射撃して撃ち落として?」

ガイ「……簡単に言ってくれる」スッ

リーゼリット「準備はいい?行くよ……!」
狙撃型魔導銃「」ドギュウン!

ガイ「くっ!」
魔導拳銃「」ドギュンッ!

掠る弾の軌道「」ジュッ!

リーゼリット「惜しい惜しい!ほら次行くよ!」
狙撃型魔導銃「」ドギュウン!



ガイ「……まったく当てられなかった」

リーゼリット「ちょっとコレは早かったかな……でも、掠らせるなんてかなり凄いよ?もっと自信持って!」

ガイ「慰めはいらない。結果が全てだ」

リーゼリット「はいはい、カッコつけないの……まだまだ練習しないとね?」

ガイ「ああ。また付き合ってくれるか?」

リーゼリット「勿論。弟子の面倒を見るのは師匠の仕事だよ♪」

ガイ「……いつ師匠になった?」

リーゼリット「えー、もう半分くらいは弟子でしょ?」

ガイ「……ある意味ではそうなるのか?」

リーゼリット「これからも期待してるぞ、後継者候補よ」

ガイ「フッ……その口調、似合ってないぞ」

⭐︎リーゼリットと魔導拳銃の練習をしました。
653 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/31(土) 23:41:23.86 ID:zT5WfV/HO
本日はここまでです。
明日も更新をする予定ですので、よければお付き合いください。

それでは、また。
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/01(日) 00:25:46.96 ID:SfcmsF7yo
おつ
さてネオデロデロ教の方はどう動いてくるやら
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/01(日) 00:28:31.12 ID:iAiVo6HMo
暗黒ちゃん世界一の金持ちにでもなってる?
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/01(日) 00:44:36.45 ID:GipIcB8lO
ルーぶちギレ案件
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/01(日) 13:13:32.84 ID:XM4dE+3eo
おつです
オーナーの甲斐性すげー!
658 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/02/01(日) 19:19:17.03 ID:0y+PyM6qO
>>654
近いうちに彼女たちの動きはわかります。備えておくのがいいかもしれません。

>>656
キキョウとどこまでいったかはノーコメントですが、一緒の布団で一夜を共にするのは普通に怒られそうです。ガイは誘惑に弱いのかもしれません。メタ的に言ってしまえば>>1の癖なのですが。

>>655
>>657
暗黒館オーナーの所有している資産は幹部ですら知り得ません。噂では国を興せるやら、戦争を興せるほど持ち得ている等々囁かれていますが、真実はわかりません。グレイグさんもその噂を信じて発言をしたのでしょう。
確かなことは、冒険者ギルドの代理として組織を運営し、世界各地に散らばる幹部を組織的に支援しつつ豪華客船を複数運営できる程度の資産は確実に持っているということくらいです。
659 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/02/01(日) 19:19:40.14 ID:Q80VB/DdO
アインズ「……ガイ、気づいているか?」

ガイ「何に?」

アインズ「先程からこの辺りを兵士がうろついている……監視されているとみて間違いないだろう」

ガイ「……」ダラダラ

アインズ「……心あたりでもあるのか?」

ガイ「いや……まあ……されてもおかしくはないことをした覚えはある……」

アインズ「この際、理由はなんでもいい。監視が着くということは、私たちが朝廷側に何かを警戒されているということだ。姫巫女の行方を探りに行くのは大勢じゃない方がいいだろう」

ガイ「そうだな……何人かはここに残ってもらって周囲の様子を探らせるか」

アインズ「……私が残る。リーゼとメルルもこちらだ。お前はサーシャとアモを連れて行け。二人は初対面でも角が立ちにくい」

ガイ「わかった。おそらく襲撃されたりするようなことはないと思うが……充分注意してくれ」

アインズ「フッ……任された。こちらのことは心配せずに情報を掴んでこい」

ガイ「頼んだぞ、アインズ……行ってくる」

⭐︎朝廷に監視されていることに気づきました。
660 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/02/01(日) 19:20:09.19 ID:Q80VB/DdO
ーートウゲン温泉

湯気「」ホカホカ
山裾に栄えた和風の街並み「」ワイワイ ガヤガヤ

アモ「ここ……クロシュちゃんが絵ハガキに描いてた絵と一緒だ!」

サーシャ「ここはなんだか……昔ながら、というか……オノゴロらしいオノゴロを感じるね!」

ガイ「オノゴロらしいオノゴロ感……?まあたしかに、レンガ造りの建物はこちらにはないようだが……遊びに来たんじゃない。旅館を探すぞ。それらしい建物はあるか?」

アモ「んー……なんだかどれも雰囲気が似ててわかりづらいね。看板でもあればいいんだけど」

サーシャ「看板……看板……!ガイ、アモちゃん、アレ見て!」スッ

大きな和風旅館「」ドン
看板『旅館 雪解け』

アモ「あれが……!」

ガイ「雪解け、か……早速向かおう」

661 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/02/01(日) 19:21:01.12 ID:Q80VB/DdO
ーー旅館 雪解け

カランカラン

木彫りのオオキイクマ「」ポン
修繕された掛け軸『温泉第一』
大魔女帝国魔法学園の卒業証書「」

サーシャ「わぁ……中も雰囲気がいい感じ!」

アモ「……誰もいないのかな?」キョロキョロ

ガイ「作業か何かをしているんだろう……すぐに来るはずだ」

タッタッタッ

着物を着た黒髪ロングの女性「すいません、お待たせしました!3名様ですか!?」

ガイ「悪い、客ではないんだが──」

着物を着た黒髪ロングの女性「ひっ!?こ、この旅館に金目のものはありせんよ!?」

ガイ「……」ポリポリ

サーシャ「あはは……その、私たち強盗とかじゃなくて……聞きたいことがあるんですけど、構いませんか?」ヒョコ

着物を着た黒髪ロングの女性「えっ、あっ……人質の方?」

アモ「それも違いますよ〜」ヒョコ

着物を着た黒髪ロングの女性「……じゃ、じゃあ……一体……?」ジリッ

アモ「えっと、私たち、姫巫女様のことを探してて……」

着物を着た黒髪ロングの女性「……イクセちゃんを?」

ガイ「……『雪解け』の人間なら居場所を知っていると聞いた。案内が欲しい」

着物を着た黒髪ロングの女性「……それを誰から聞いたんですか?」

ガイ「トウゲン城の太政大臣キキョウからだ。地図も受け取った」スッ
地図「」ペラッ

着物を着た黒髪ロングの女性「!……たしかに、その文字はキキョウさんの……」

ガイ「信じてもらえたか」

着物を着た黒髪ロングの女性「信じた……というより、納得しました。あの人が無関係の他人にここを教えるとは思えないので」

サーシャ「よかった……」

アモ「じゃあ、姫巫女様のところへ案内してもらえるんですか?」

着物を着た黒髪ロングの女性「……そこで立っているのも落ち着かないでしょうから、どうぞこちらへ」

662 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/02/01(日) 19:21:27.28 ID:Q80VB/DdO
ーー客室

畳「」
襖「」
ちゃぶ台「」
掛け軸『安眠第一』

着物を着た黒髪ロングの女性→トキワ「先程は失礼しました……申し遅れました。私は旅館『雪解け』本店の店主代理、トキワと申します」

ガイ「ガイだ。エルフの方がサーシャ、もう1人がアモだ」

サーシャ「よろしくお願いします!」ペコリ
アモ「よろしくお願いします」ペコリ

トキワ「綺麗な所作ですね……では、早速本題に入りましょうか。あなた達は何故、姫巫女様を探しているのですか?」

ガイ「世界樹の光について知りたいことがある。姫巫女ならその手がかりを知っているはずだ。だから探している」

トキワ「……」ジッ

サーシャ(魔法も何もかけられていないのに……すごい、圧を感じる……!)ゴクリ

アモ(……怒ってるわけじゃないのに……息が、詰まりそう……)

トキワ「……いいでしょう。姫巫女の居場所を教えます」

ガイ「……姫巫女はどこにいる?」

トキワ「霊峰の隠れ里にほど近い、すたれ村にいらっしゃいます」

サーシャ「すたれ村?」

トキワ「はい。かつて銀狐が住んでいた廃村です」

ガイ「廃村……なるほど、人目を避けるには丁度いい場所だな」

トキワ「ここからだと距離がありますので……今日は泊まっていかれるといいでしょう。客としてではなく、キキョウさんの紹介として預かる形にしますので部屋代は頂きません」

アモ「それはありがたいですけど……いいんですか?」

トキワ「ええ。私、こう見えて人を見る目は結構あるんです。自分で言うのもなんですけどね……あなた達からは悪意を感じませんでした。イクセちゃんと会っても問題は起きないと、私は判断しました」

サーシャ「……教えてくれてありがとうございます」

トキワ「お気になさらず。もし仮にあなた達がイクセちゃんと会って何かしらの問題が起きれば……あなた方を殺して私も後を追います」ニコリ

アモ「……冗談ですよね?」

トキワ「ふふふ……」

ガイ(……ここまで言われたんだ。信頼には応えよう。もし何か起きるなら、責任は俺が被ればいい。サーシャたちには……決して背負わせない)グッ

トキワと何か話す?

安価下1〜2
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/01(日) 19:24:37.18 ID:Fbrh4uJDO
店主ってどんな人?
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/01(日) 19:32:24.82 ID:oHg2FMCS0
トキワとイクセの関係について
665 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/02/01(日) 22:38:54.65 ID:EcWUVp/gO
アモ「そういえばトキワさん、店主代理って言ってましたけど……本来の店主さんはどちらに?」

トキワ「今は北方群島に開店した2号店の方で働いているんです。隠れ里はそうでもないですけど、最近はこちら側の空気が汚れているとか言ってあんまり帰って来ないんですよね」

サーシャ「北方群島ってたしか……10年前に開拓されたばかりの……ずいぶん元気なんですね」

トキワ「この前、珍しく帰って来たときには髪も真っ白になってたんですけどね。あれは当分、死なないでしょうね」クスクス

サーシャ「"あれ"って……」

ガイ「……それでトキワがこの店を運営している訳か。他の従業員は?」

トキワ「もちろん、いますよ。優秀なスライムが。今は温泉の清掃をしてもらっています……雪女の人もいるんですが、今は北方群島のお店を手伝っているので不在しています」

ガイ「……知り合いが喜びそうな情報だ」

トキワ「明日の道案内はシズクちゃんにしてもらいますので、よければ彼女の仕事ぶりを見学がてら、声をかけてみてください」

ガイ「……わかった」

サーシャ「あのー……私からも質問、いいですか?」

トキワ「ええ、どうぞ」

サーシャ「どうしてトキワさんが姫巫女の居場所を知ってるのか気になっちゃって……」

トキワ「ああ……たしかに、一見、旅館と姫巫女の関係性は繋がらないですよね……その理由は私がトキワちゃん……姫巫女とお友達だからです!」

アモ「と、友達……?姫巫女様と?」

トキワ「それはもう10年近く付き合いが……最近はめっきり会わなくなっちゃったんですけどね」

アモ「……寂しいですね」

遠くを見るトキワ「……本当に……そうですね……」

ガイ「……場所がわかるなら会いに行けばいいだろう?」

トキワ「そうしたいのは山々なんですが……あの子は今、会わないって決めてる。友達だからこそ、その決め事だけは破れないんです。それに、姫巫女の立場を悪用する人たちに目をつけられる可能性も増えてしまいますから」

ガイ「……そうか」

⭐︎トキワと話しました。
666 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/02/01(日) 22:39:38.27 ID:EcWUVp/gO
ー翌朝(滞在9日目)

蒼ロングヘアの女性「あっ、おはようございます!あなた方がトキワちゃんの言ってた方々ですね!」

ガイ「……道案内のスライムはどこだ?」

蒼ロングヘアの女性「目の前にいますよ!」

サーシャ「もしかしてメルルさんみたいに透明になってたりするのかな……?」

アモ「ううん……2人とも。文字通り、目の前にいるよ」

ガイ「……!なるほど、擬態か」

サーシャ「えっ!?じゃあこの人が……」

蒼ロングヘアの女性→シズク「はい!シズクです!えへへ……ここに泊まられるお客様にはよく驚かれるんですよ」

アモ「ふふ……私の知ってる友達みたい。シズクさん、案内お願いします」

シズク「わかりました!それでは私に着いてきてください。道は整備されてないので、足元には気をつけてくださいね」

サーシャ「はい!」

667 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/02/01(日) 22:41:10.97 ID:EcWUVp/gO
ーー離れ山

ホーホケキョ ポッポホーホー

ザッザッ……

シズク「もう少しで着きますよ。みなさん、疲れてないですか?」

サーシャ「全然へっちゃらです!」

アモ「大丈夫ですよ。こういう山道も慣れてますから」

ガイ「……かなりの秘境だな。本当に姫巫女がこの先にいるのか?」

シズク「はい。元気にしてるといいんですけど……あれ?あそこに座ってるのって……」

岩陰に座り笛を吹く浪人「〜〜〜♪」ピューピュー

サーシャ「……綺麗な音だね」

アモ「うん……」

立ち上がる浪人「……」ヨッコラセ

ガイ「……」

浪人「……シズク殿、久方振りでござるな」ザッザッ

シズク「アキトさん!元気そうで何よりです。イクセちゃんは──」

浪人→アキト「後ろの連れは?」

シズク「えっ?イクセちゃんに会いに来たって……昨日トキワちゃんに事情も話して、ここまで案内してきたんです」

アキト「……そうでござったか。ご足労いただき申し訳ないが……帰っていただきたく」

サーシャ「そんな……どうしてですか?」

アキト「イクセ殿は今は誰とも会わぬと決めておられる。その望みを守るのが拙者の務めでござる……どうしても、というのであれば──」
刀「」スラッ……

ガイ「」バッ
魔導拳銃「」チャキ
短剣「」スラッ

アキト「拙者を斬って先へ進め……!」ゴゴゴ…

ーー戦闘開始 アキトーー

コンマ下1

01-30 痛恨
31-70 劣勢
71-90 優勢
91-00 会心

閃光玉+10(残り1回)
連携技+30(残り2回)
時間の檻※奇数で+99偶数で+0(残り1回)
代償の刃+99(現在使用不可)
抑制行動-20(回数制限なし)
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/01(日) 22:45:07.35 ID:ZNTrXzqO0
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/01(日) 22:54:39.04 ID:u9WrbuPp0
抑制行動ってことはこれってガチの殺し合い?
670 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/02/01(日) 23:43:43.86 ID:B8dSbmfMO
>>669
今回は選ばなくても誰も死にませんが、今後のガイの行動指針の参考にさせていただきます。具体的には、今回「抑制行動」を選ばなかった場合、ガイはこれまで以上に目的達成を最優先するようになります。以降は指定が無ければ手加減や捕縛よりも、最短で相手を止める手段を選びやすくなり、必要と判断すれば容赦なく踏み込むという方向に寄っていく予定です。
671 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/02/01(日) 23:44:25.65 ID:B8dSbmfMO
シズク「アキトさん!?なんで!?」

サーシャ「ガイ!?」

刀「」キン!
短剣「」キン!

アキト「……ここは引き下がっていただけないか……!」グググ

ガイ「引き下がるにしてもマトモな理由を説明されなければ納得いかないものだろう……!」グググ

バッ

回転しながら距離をとるガイ「」グルンッ
魔導拳銃「」ドギュンッ!ドギュンッ!

アキト「はっ!」
刀「」カキンカキン!

シズク「そうですよ!それに、いきなり斬りかかるなんて……どうしたの、アキトさん!」

アキト「理由は言えぬ。言えば、お主らも巻き込む。拙者はただ……ここを境に誰も通さぬと誓っただけでござる」ザッ

ガイ「ずいぶんな心掛けだな……!」ジリ……

魔導弓を構えるサーシャ「……」

アモ(こうなったら……私の魔法で……)スッ

コンマ下1

01-30 痛恨
31-70 劣勢
71-00 優勢

閃光玉+10(残り1回)
連携技+30(残り2回)
時間の檻※奇数で+99偶数で+0(残り1回)
代償の刃+99(現在使用不可)
抑制行動-20(回数制限なし)
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/01(日) 23:47:01.50 ID:vXLgUkwoO
抑制行動
673 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/02/01(日) 23:52:49.98 ID:B8dSbmfMO
痛恨が確定したところで今回は終わります。
>>672で抑制行動を選んでいただいたので、>>670のことは一先ず忘れてもらって大丈夫です。
それでは、また。
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/02(月) 01:07:35.11 ID:DgER/NyWo
おつ
結構重要な局面だった
でもこういう場合って勝敗よりも想いが大事だったりするよね
675 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/02/07(土) 20:27:55.01 ID:C7GjB+TBO
>>674
戦いの勝利条件はその時々、人物達の目標によって変わります。また、傷つけあうだけではなく主義主張を確かめるようなときもあるでしょう。
676 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/02/07(土) 20:29:24.26 ID:C7GjB+TBO
目を閉じるアモ「──」ブツブツ

アキト「!?……これは……力が、抜けていく……?その者の魔法か!」ガクン

ガイ(アモの魔法か。これならば……殺せる──)タッ

アキト「しまった!」

短剣を振り上げるガイ「」バッ

サーシャ「ガイ!!!駄目!!!」

刺さる直前で短剣を止めるガイ「」ピタッ

印を結ぶアキト「今なら……!」サッサッサッ

アモ「── 術が弾かれる!?ダメ、離れて!!!」

アキト「間に合ったか──」

ガイ「!」バッ

アキト「命のやり取りの場で、迷いは死を呼ぶ……それを知らない訳ではあるまい!」
刀「」ヒュンッ

胴体を袈裟斬りされるガイ「っ……!」ブシャァァァ!

サーシャ「あっ……」

アキト「……切り捨て、御免」

膝から立ち崩れるガイ「ごふっ!……」ドサッ

シズク「あっ、そんな……!」

サーシャ「ガイ!」タタッ

アキト「今引き返し、手当てをすればその者の命も長らえよう。ここでのことは忘れてもう二度とここには近づくな……シズク殿も、トキワ殿たちに伝えておいてくれ」

シズク「そんな……急にそんなことを言われたって……!」

アキト「……」

ガイ「ぐっ……サーシャ、アモ……!俺は平気だ!奴を無力化しろ!」

アモ「でも、その傷じゃ……ガイが……!」

吐血するガイ「死にはしない……厄介なのに愛されてるからな……ゴホッ!ゴホッ!」

アモ「こんなときに何言ってるの!?」

サーシャ「……ごめん、ガイ……っ、ごめん……!」
回復魔法の光「」ポワ……

サーシャ(あの短剣を振り下ろすとき……リーナちゃんのことがよぎって止めちゃったけど……私が止めなければ、ガイはこんな怪我をしないですんだんだ……私のせいで……)

アキト「……女子は尚のこと斬りたくないでござる。それでも、というのであれば……」
刀「」スチャ

アキト「……手加減はせぬ。存分にかかってくるがよい」

コンマ下1

01-80 撤退
81-00 拘束
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/07(土) 20:34:01.90 ID:0rityxyyo
678 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/02/07(土) 23:27:34.03 ID:wvKh2y8XO
サーシャ「……シズクさん、ガイをお願いします」スクッ

シズク「は、はい!」

アモ「サーシャちゃん?」

サーシャ「アモちゃん……さっきのやつ、もう一回できる?」

アモ「できるけど……あの人、解除する方法を持ってるから長くは持たないよ?どうするつもりなの?」

魔導弓を構えるサーシャ「……合図したら、一瞬だけ止めて。その一瞬で、私がなんとかしてみる」ギリリ……

アモ「わかった。本当に長くは持たないからね?」

魔導弓「」バシュッ!

アキト「……来るか」サッ

サーシャ「……」
魔導弓「」ギリリ……バシュッ!

アキト「狙いは正確だが……故に防ぎやすい!」ダッ
刀「」キンッ!
消える魔力矢「」シュウン─

アモ「いつでもいけるよ……!」

サーシャ「もう少し待って!」
魔導弓「」バシュッ!

アキト「はっ!」
刀「」キンッ!

目を瞑るシズク「ああ……サーシャさん!」ギュッ

サーシャ「アモちゃん!」

アモ「!」コクン

途中で止まるアキト「ぐっ……同じ術か!」バッバッバッ

サーシャ「……ここ!」

飛来する魔力矢「」ギュンッ!

肩に矢が刺さるアキト「なっ……あれは最初の矢か!?まさか曲がってくるとは!?ぐあっ!」ドスッ

サーシャ「大地よ……!」ゴゴゴ……
地面「」ボゴォッ!

アキトの手足を拘束する土「」ゴゴゴ……

拘束されたアキト「不覚をとったか……!」ググ

アモ「すごい……捕まえちゃった!」

サーシャ「……ふぅ、うまく行ってよかったぁ……」

拘束されたアキト「……お主らの仲間を斬ったのだ。拙者の命は好きにしろ」

サーシャ「そんなことしませんよ!……そんなこと、しません……」

拘束されたアキト「……?」
679 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/02/07(土) 23:29:21.32 ID:wvKh2y8XO
シズク「サーシャさん、アモさん!」
シズクの肩を借りて歩くガイ「……拘束したのか。よくやったな、2人とも」

アモ「えっ!?歩いちゃダメだよ、安静にしてなきゃ」

ガイ「……もう傷は塞がった。心配するな」

アキト「……驚いた。その傷でもう歩けるというのか」

ガイ「特殊な事情があってな……さて、俺達を姫巫女に接触させないようにしていた理由を答えてもらおう」

アキト「……お主らは反朝廷派の者か?それとも、朝廷に雇われた者か?」

ガイ「……俺たちは反朝廷でも、朝廷の犬でもない」

アキト「何?」

サーシャ「……お願いです。理由だけでも、聞かせてください」

アキト「……一年前。反朝廷の連中が旗を探し始めた」

アモ「旗……?」

アキト「人の心を束ねるための、都合のいい組織の顔でござる。姫巫女殿は──今の朝廷に叛逆する旗に最も相応しい」

シズク「……!」

アキト「連中は言った。姫巫女が戻れば民は従う、姫巫女を戴けば朝廷は揺らぐ、と。本人の意思など、最初から眼中になく……」

ガイ「担ぎ上げる気か」

アキト「それだけではない。朝廷側も同じでござる。姫巫女殿が表に出れば、反朝廷は利用し、朝廷は封じる。どちらに転んでも、あの方は道具なる」

サーシャ「……だから、誰にも会わせないようにしていたんですね」

アキト「リュウトウ将軍やキキョウ殿は聡かった。姫巫女殿を切り札にせず、争いの火種を増やさぬために……知っていても黙し、必要以上に探らず、ここへ人を寄せぬ道を選んだでござる。姫巫女殿もそれを受け入れておられた」

アモ「……それで、ここを境に誰も通さないって……」

アキト「左様。姫巫女殿は会わぬと決めた。己が顔一つで血が流れると知っておられるからだ。……拙者はその決め事を守ると誓った」

シズク「……それでも!説明もなしにいきなり斬りかかるなんて、いくらアキトさんでもやりすぎです!」

ガイ「いや……そうしなければならない程、両陣営も強硬手段にでてきたんだろう?」

アキト「お主を斬った手前どの口が、と思うかもしれんが……拙者が止めねば、いずれ誰かが姫巫女殿を捕らえに来る。拙者は、選び方を誤った。だが引かせるには、これしか無かったでござる」

ガイ「事情は考慮する……改めて言うが、俺たちは勢力争いとは無関係の冒険者だ。ただ聞きたいことがあって姫巫女を探しているだけだ。その要件が済み次第、この地から離れると誓おう」

アキト「……」ジッ

アキト「……わかった。姫巫女殿の所へ向かうといい……シズク殿、イクセ殿は以前と変わらぬ場所に住んでおられる。案内を頼んだ」

シズク「……アキトさんは?」

アキト「拙者はここを通る者を見定め……必要があれば斬る。ここを離れる訳にはいかぬ」

サーシャ「……拘束は解除しますね」

土「」ガラガラ……

アモ「……シズクさん、案内お願いします」

680 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/02/07(土) 23:31:27.12 ID:wvKh2y8XO
ーーすたれ村

シズク「──着きました。ここがすたれ村です」

ガイ「……完全に廃村じゃないか」

サーシャ「でも一軒だけ……立派な家があるね」

シズク「あそこにイクセちゃん……姫巫女様が住んでます」

アモ「……用事が済んだらすぐに離れないとね」

ガイ「ああ……行こう」



ーーすたれ村 姫巫女の家

コンコン

「はーい」

タッタッ

ガララ……

黒セーラー服を着た少女「──えっ!?シズクちゃん!と……後ろの方々は?」

ガイ「……お前が姫巫女か?」

黒セーラー服を着た少女「……その問いにお答えする前に、目的をお聞かせください。シズクちゃんがお連れした以上、無関係ではないのでしょうけれど」

サーシャ「ちょ、ちょっとガイ!そんな言い方じゃ警戒されちゃうでしょ!」ズイッ

ガイ「……そんなつもりはなかったんだが」

アモ「はじめまして。私はアモ……エルフの子がサーシャちゃんで、この顔が怖いのはガイです」

ガイ「誤解を与えたならすまない。用が済んだらすぐにここを離れる……アキトという人物ともそう約束してここまで来た」

黒セーラー服を着た少女→イクセ「……朝廷でも、反朝廷勢力の人でも無さそうですね。中は散らかってますが、お上りください。私はイクセ・ホシツカサと申します。かつては姫巫女と呼ばれていました」

681 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/02/07(土) 23:33:30.33 ID:wvKh2y8XO
本日はここまでです。
明日はイクセとの会話から始めたいと思います。よければお付き合いください。
それでは、また。
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/07(土) 23:46:51.70 ID:0rityxyyo
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