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【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 Ⅱ
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597 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/01/24(土) 23:21:51.56 ID:oIi2UXJrO
ーーオノゴロ国政区 トウゲン城へ続く道
スタスタ……
背負われたキキョウ「あ"ぁ"……飲み過ぎた……すまないな、ガイ……」
ガイ(……酔っ払いの扱いも慣れてきたな。イーリンやテルは元気にしているだろうか)
小脇から現れたラルフ「──やっぱり、ガイか」ヌッ
ガイ「……誰だ」ギロ
ラルフ「おいおい、恩人に向ける視線じゃねぇぞ、ソレ……いや、質問をするのはこっちだ。お前こそ、何者だ?」
ガイ「……通りすがりだ。どけ」
ラルフ「通りすがりが太政大臣を背負って城へ向かう?オノゴロも随分と治安が良いらしい」
背負われたキキョウ「う”る"さ"い"……早く帰らせろ……」
ラルフ「おっと、失礼……その目にその声……10年前と何一つ変わってない。一体どういうカラクリだ?」
ガイ「俺を知ってる口ぶりだな。だが俺はお前を知らない……誰だ」
ラルフ「ラルフ・ハーヴィー……昔、お前の先輩だった」
ガイ「先輩?」
ラルフ「駆け出しの頃、何回か組んだ。斧と盾のコボルド……覚えてねぇか」
ガイ「……悪いが、記憶にない」
ラルフ「そうかい。悪かったな。お前は俺の知り合いの生き写しみたいにソックリでな……」
ガイ「……」
背負われたキキョウ「刺客とかじゃないならもう解放してくれ……また後日話せばいいだろう?うぐ……」
ガイ「待て、吐くなよ?頼むぞキキョウ?今ここで吐いたら、お前が明日一番後悔するぞ。あと俺が一番困る」
ラルフ「ハッ……そういった所も本当にそっくりだな……ガイ。俺は今デロデロ教に雇われている。話したかったら来い、歓迎してやる」クルッ スタスタ……
ラルフ「また会おう……機会があればな」
ガイ「……」
ガイ(……10年前。あいつは、俺を10年前と何一つ変わっていないと言ったな……どういうことだ。記憶を失う前の俺は一体……何を……?)
⭐︎キキョウとラルフに出会いました。
598 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/01/24(土) 23:22:17.08 ID:oIi2UXJrO
ーーココロイシ道具店
メルル「それにしても姫巫女様……いや、もう制度は無くなったから姫巫女ちゃん……?どこに行っちゃったんだろうなァ……サララなんか知らないの?」
サララ「うーん……隠れ里の誰かなら知ってるかもね?今はイクセ様がどこに住んでるかまではちょっと……変わってないといいんだけど……」
サーシャ「隠れ里って……?」
サララ「あっ、知らないですよね?霊峰の方に、色んな人がひっそりと住んでる、一般には知られていない隠れ里があるんです。すごくいい場所なんですよ!」
ガイ(隠れ里か。たしかに隠居するには良さそうな場所だが……さて、今日は何をしようか)
現在はオノゴロ諸島です。(5日目)
何をする?
安価下1〜3
※7日目が終了したら何かが起こるみたいです。
599 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/24(土) 23:22:57.83 ID:4CZC68US0
ミソラの店で暴漢退治
600 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/24(土) 23:23:16.65 ID:LvA2woFdO
ガイ 時間系の魔法以外の魔法を挑戦する。
601 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/24(土) 23:25:49.66 ID:scLOjsI2o
デロデロ教に侵入
602 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/01/24(土) 23:49:12.40 ID:oIi2UXJrO
ーーココロイシ道具店 裏庭
ガイ(ラルフと接触する前に……魔法の鍛錬をしておこう。炎や風、雷を出せるようにするのもいいが……他の物に手を出してみてもいいかもしれないな)
ガイ(かといって何を試せば……俺が今まで出会ってきたヤツはどんな魔法を使っていたか……)
◇
シルバークロース「」
床に広がっていく黄金「」ドロッ……
クラウディア「」
周辺を灼くレーザー「」ビィィィィィィッ!!!
リーナ「」
乾燥していく地面「」カラッ……
セーレフェリア「」
衝撃波「」ドォンッ!
テルグレース「」
飛んでくる斬撃「」ゴオオオオオオッ!
◇
ガイ(割といろんな魔法を見てきたな……ヤツらの真似は難しいが……劣化したものなら扱えるかもしれない。暇つぶしがてら挑戦してみてもいいかもしれない……)
安価下1
練習する魔法を記載してください。
コンマ下1
01-30 難しい
31-50 もう少し
51-95 できた
96-00 専門家にも勝る
603 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/01/24(土) 23:51:42.82 ID:oIi2UXJrO
本日はここまでです。安価をとっていたら下にずらしてください。
それでは、また。
604 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/24(土) 23:59:12.96 ID:ap9ipsESO
ヌルの封印魔法
605 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/25(日) 00:34:42.99 ID:4dpkcm0Ho
おつ
グレイグさんの頼れるオヤジ感
朝廷のNo.2とも知り合えたしそこからも姫巫女探し出来そうかね
606 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/25(日) 01:23:40.68 ID:vREKQ0nJo
オノゴロの危機だいぶキキョウさん戦犯じゃないの
607 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/25(日) 13:17:22.74 ID:NBn2x9pao
おつでした
いわれある(彼女関係)イジりがガイさんを襲う
608 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/01/25(日) 21:53:01.40 ID:XEUsBoEXO
>>605
グレイグさんはその経歴に見合う経験をしてきているみたいです。頼りになる存在の1人でしょう。
このままいけば姫巫女の足跡へといずれは繋がっていくはずです。多分。
>>606
キキョウさんが働きすぎているのも改革によって起きている混乱に対する罪悪感も含まれているようです。よかれと思ったことが破滅への道に続くかもしれないという事実を認めたくないのかもしれませんね。
>>607
ガイの女性関係はなんとも言えません。他人に知られれば確実にツッコまれる経歴であることは間違いないでしょう。
609 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/01/25(日) 21:53:30.86 ID:XEUsBoEXO
ガイ(……相手を無力化する手段、か。相手を傷つけないように捕らえるような……そんな都合のいい魔法なんてあるわけ──)
◇
ヌル「一筋縄じゃいかないよね。逆に安心したよ……」スッ
周辺の地面に展開される複数の魔法陣「」ヴォンッ……
◇
ガイ「……封印魔法か!封印する対象に手頃なものは……これでいいか」スッ
翡翠の賽「」キラン……
ガイ「たしかヌルは魔法陣を展開していたな。魔力で魔法陣を編むなど、魔法に長けた奴でもない限り簡単にはできないが……まあ、やってみるか」スッ
◆
展開される魔法陣「」ヴォンッ……
ガイ「……まさかここまで上手く行くとはな。うろ覚えの見様見真似とはいえ、再現性はだいぶ高い気がするな。翡翠の賽を封印してみよう……」
消える翡翠の賽「」フォンッ
ガイ「簡単だな。そして封印の解除も」パチン
魔法陣から出てくる翡翠の賽「」ズズズ……
ガイ「……ヌルは同時にいくつも封印していたが、俺は何かを一つ封印するのが限界だな。性能は十分、実用的だとは思うが……どう使おうか」
⭐︎ガイが封印魔法を使えるようになりました。
610 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/01/25(日) 21:54:16.00 ID:XEUsBoEXO
ーー潮風亭
ワイワイガヤガヤ
大量の空の皿「」
アインズ「ふぅ……オノゴロでの食事は外れないな。美味いのはいいんだが、一つの皿に乗っている量が少々物足りん」
サーシャ「そう?普通の人だったらこれでお腹いっぱいになると思うけど……に私たちにしたら少なく感じちゃうね」
リーゼリット(自覚あったんだ……)
メルル「なんだか食べにくる度に腕を上げてる気がするねェ……ミソラの幼馴染としてもっと私も腕を上げなきゃダメかな?」
アモ「一体何の腕を上げるんですか?」
メルル「……食レポとか!」
アインズ「張り合っているようで張り合えていないと思うが……では、会計を済ませて出るとしよう──」
戸「」ガララッ
ガラの悪そうな河童「よっ、評判の飯処はここか?……っと、運がいい。美女も付いてくるとはなァ」
ガラの悪そうな狸人「酒はあるか?……いや、酒より先にいいモン見つけちまったな」ニヤリ
メルル「うぇぇ……ガラが悪そうなのが入ってきちゃった。大丈夫かな、あの2人?」
リーゼリット「……えっ、2人?」
ミソラ「いらっしゃいませ。2名様ですか?こちらへご案内──」
ガラの悪そうな狸人「へへへ。噂通り可愛いじゃねえか。なあ、今日はもう店を畳んで最近できたホテルにでも──」
ミソラ「……申し訳ありません。うちは食堂なので。お客様の下品な注文は、取り扱ってないんです──スゥ……」ニコニコ
耳栓をし始める客「」
両耳を塞ぎ始める客「」
耳を塞がれるサーシャ「えっ……急にどうしたんだろ、みんな……ひゃっ!?メ、メルルさん!?」
耳栓をしたメルル「早く!みんなも耳塞がないと巻き込まれちゃうよォ!」
耳栓をするリーゼリット「……一体何が始まるっていうの……?」
アモの耳を塞ぐアインズ「……」
耳を塞がれたアモ「わっ……」
ガラの悪そうな狸人「な、なんだなんだ?一体何が──」
ミソラ「〜〜〜♪」
ガラの悪そうな河童「ありぇ……?なんだか頭の中が、ふわ〜ってして……身体が軽くなってきたぞォ……?」
ガラの悪そうな狸人「おい河童!しっかり……っ、なんだこの歌……胸ん中がむず痒い……いや、落ち着く……落ち着くなぁ……」フラッ
ミソラ「〜〜〜♪」
ガラの悪そうな河童「……はは、ははは。なんだよこれ……考えるの、めんどくさくなってきた」ニヘラ
ミソラ「……お二人とも、お金を置いてご退店願います♪」
ガラの悪そうな河童「はい……」スッ
ガラの悪そうな狸人「はい……」スッ
お金「」ポン!
611 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/01/25(日) 21:54:44.01 ID:XEUsBoEXO
ミソラ「ありがとうございました。出口はあちらですよ」
スタスタ……
戸「」ガララッ
ワイワイガヤガヤ
メルル「……うん。もう大丈夫だよォ」
アモ「今のって……音魔法ですか?」
ミソラ「はい。私の歌を聞いた人の気持ちを、少しだけ落ち着かせるんです」
アインズ「……ずいぶん手慣れているな」
ミソラ「最近、こういうの増えちゃって。悩みなの。近代化って言うのかな……よくわからないけど、ああいう人が増えた気がして……でも、うちは食堂だから。食べて、笑って帰ってほしいんですけどね……」
リーゼリット「慣れているといえばここのお客さんも……耳栓してた人は常連さん?」
メルル「そうそう。ミソラが吸ってって息を整えたら、だいたい来るからねェ。慣れたもんだよ」ヒソヒソ
サーシャ「慣れたくない慣れですね……」
ミソラ「すいません、怖がらせてしまいましたか?」
アモ「……ううん。むしろ、すごかった。優しいのに……逃げ道を残さない感じ」
ミソラ「えっ……それ褒めてる?」
アインズ「金も取って追い出すとはな。意外と抜け目がない」
ミソラ「まあ、他のお客様に不快な思いをさせた迷惑料として徴収させていただいてます。それに……ツケ払いにはもっと厳しいですよ?」ニコニコ
メルル「……相変わらず笑顔が怖いや……」
アインズ「フッ……この店が人気な理由の一つかもしれんな。店主、会計を頼む」
ミソラ「はい、毎度ありがとうございます!皆さん、またいらしてくださいね」
⭐︎潮風亭で食事をとりました。
612 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/01/25(日) 21:55:33.57 ID:XEUsBoEXO
ーートウゲン国政区
リーゼリット「あれ?ガイ、どこか行くの?」
ガイ「……今からデロデロ教の拠点へ行くところだ。他のみんなは?」
リーゼリット「姫巫女様の足跡を探しに散らばったから、向かった場所ならわかるけど今どこにいるかはわからないかな……それより、聞き間違いじゃなければデロデロ教の拠点に行くって言った?」
ガイ「ああ。俺のことを知っているらしいヤツから呼ばれていてな」
リーゼリット「グレイグさんから聞いたでしょ?今の状況でデロデロ教に近づくのはあんまり良くないと思うけど……」
ガイ「……リーゼも聞いていたか。危ないからこそ先に確かめる必要がある」
リーゼリット「……私もついていくよ。なにかあったらガイ1人でもどうにかしちゃいそうだけど……知ってる人がいる分、心強いでしょ?」
ガイ「フッ……一緒に来てくれ、リーゼ」
◆
613 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/01/25(日) 21:56:06.68 ID:XEUsBoEXO
ーートウゲン国政区 デロデロ教会オノゴロ支部
フェルメール「まあ、ラルフ!新たな信徒になりに来た人が訪れましたわよ!」
ラルフ「あんな演説を聞くヤツがいるとは思えないが──なんだ、ガイか。残念だったなフェルメール、あいつは信者になりに来たわけじゃない」
ガイ「そのコボルドの言う通りだ。俺は信者になりに来た訳じゃない」
フェルメール「……それでは、そちらのお嬢さんが?」
リーゼリット「私は付き添いで来ただけ。信者になりに来た訳じゃない」
フェルメール「……そうですの」シュン
ガイ「少し、そのコボルドと話がしたいんだが……構わないか?」
フェルメール「お好きになさってください……はぁ……いや。クロシュヴィアちゃん、私はめげません!必ず世界にデロデロの素晴らしさを広めて見せます!」グッ
リーゼリット(悪いことはしてないけどなんだか罪悪感が湧いちゃうなぁ……)
◆
ーー応接室
タイヤキ「」ホカホカ
お茶「」ホカホカ
フェルメール「信者になりにきた訳じゃないとはいえ、こちらに来てくださったお客様には変わりありません!こちらはオノゴロでよく食べられているタイヤキですわ。私、このフェルメールが作りましたの!」ドヤァ
ガイ「……」
ラルフ「安心しろ、毒は入ってない……気が向いたら手をつけてやれ。味は保証するぞ」
ラルフとフェルメールと何か話す?
安価下1〜2
1 十年前について
2 デロデロ教について
3 自由安価
614 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/25(日) 21:59:36.49 ID:4dpkcm0Ho
1
615 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/25(日) 22:00:34.37 ID:AIUYkqdc0
2
616 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/01/25(日) 23:43:18.93 ID:uaGJO5MxO
ガイ「昨日……俺を見て10年前と何一つ変わっていないと言ったな。どういう意味だ。俺に心当たりはない」
ラルフ「言葉通りだ。別人というにはあまりにも一致するものが多い……昨日は美人さんの対応に追われてたから追及はしなかったがな?」
リーゼリット「……美人さん?」
ガイ「気にするな……仮に、10年前と俺の姿が変わっていなかったとしてもそれを確かめる術は……俺にはない。事情があって以前の記憶を失っているからな」
ラルフ「は?……冗談なら殴るぞ、ガイ」
ガイ「冗談じゃない」
ラルフ「……そりゃ、厄介だな。いや、厄介なんてもんじゃねぇか。一番困っているのは……お前自身か」
リーゼリット「……ラルフさん。ガイのこと、昔から知ってるんですよね?十年前のガイって……どんな人だったんですか?」
ラルフ「どんな、って言われてもなぁ……今目の前にいるお前と、見た目は同じだ。愛想が悪くて、無茶が多くて……人が困ってりゃ、なんだかんだいいつつ助けるような……そんなヤツだ」
リーゼリット「……たしかに、大きくは変わらないかも」
フェルメール「やさしい方ですのね!」
ガイ「俺はそんなことをした覚えはない」
ラルフ「覚えてねぇだけだろ。世界めくれの前後で、お前の身に何があったかは知らねぇが……」
ガイ「……まだ完全に信じた訳じゃないが、10年の時を変わらずに過ごすようなモノにいくつか心当たりがある……お前が知ってる10年前の俺のことを教えろ」
タイヤキを掴むラルフ「ハッ……俺にそういう口調で話しかけるのはなんだか新鮮だな。どこから話したものか……あむっ……熱っ!アチチ、あっちぃ!」ハフハフ
ガイ「……」
リーゼリット(……意外と愉快な人なのかな?)
お茶を飲むラルフ「あぁ……10年前のお前と俺が初めて会ったのは、駆け出しのお前が自分の力量に見合わない依頼を受けて死にかけていたときだ」
フェルメール「まぁ……感動的な出会いですわね」
ガイ「覚えていないがな」
ラルフ「そこをたまたま通りがかった俺が助けて……お前から俺に色々教えてくれって頼み込んできたんだ」
ラルフ「……で、俺は最初、断った」
ガイ「断った?」
ラルフ「当たり前だ。駆け出しが死にかけた直後に言う『教えてくれ』ってのはな、九割が三日で忘れる。怖さが抜けたら、また無茶するからだ」
リーゼリット「……でも、教えたんですよね?」
ラルフ「ああ。『助かったからもういい』って顔をせずに、ちゃんと自分が弱かったって認めた」
フェルメール「素直で、殊勝ですわね。今のあなたからはあまり想像できませんもの」
ガイ「余計なお世話だ」
ラルフ「ははっ。そこも同じだ」
リーゼリット「具体的には、どんな依頼だったんですか?」
ラルフ「廃村の近くの洞穴。腕の立つ盗賊が拠点にしてるって噂で、報酬はそこそこ……駆け出しが一人で行っていい場所じゃなかったのはたしかだな……それから、パーティは組んでいなかったがお前に冒険者としてのノウハウを叩き込んでしばらく経ったとき……リテン・ヘイヴンでの依頼を受けることになった」
ガイ「そこで何が?」
ラルフ「10年前に俺がお前を見た最後の場所だ。依頼自体は無事に達成、あとは帰るだけってときに……お前は見つけちまった。生き残り……いや、正しくは生き残らされてたって言った方がいいか」
リーゼリット「……?」
ラルフ「リテン・ヘイヴンの件は、表向きは治安維持のための掃討。実態は、犯罪集団の壊滅依頼だった。誘拐、恐喝、密輸……手が汚すぎて、誰も正面から口にしたがらねぇ類のやつだ」
フェルメール「まあ……下劣ですわね。弱き者を踏みつけにして生きるだなんて」
ラルフ「ああ。俺も嫌いだ。だから手を貸した。……俺たちは根城を割って、潰した。生きてる奴は縛って突き出して、抵抗する奴は叩き伏せて……いつも通りの仕事だったが、地下で見つけた。倉庫の奥の、さらに奥。鍵が二重三重で、見張りまで付いてた。金目のモンでも隠してるのかと思って扉を開いたら……そこにいたのは、宝じゃなくて……女だった。名前はロヴィア……それも覚えていないか」
ガイ「ああ。そこからどうやって姿を消した?」
ラルフ「組織の最後の抵抗で建物が爆破されて俺は意識を失った。目が覚めたときには、お前とロヴィアの姿はどこにも無かった」
ガイ「それが……お前の見た俺の最後の姿か……記憶を失ったことをこれほど恨んだことはない」
リーゼリット「そのロヴィアって人もどこかにいるのかな……?」
ラルフ「さあな……記憶を無くす前のお前なら知ってるんじゃないか?」
617 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/01/26(月) 00:01:22.48 ID:PlE3+L7vO
あまり進められず申し訳ありません。
>>1
の住んでる地域の降雪による影響で少々忙しいことになっているので本日はここまでです。今週は平日の夜に時間ができそうなので少しずつ進められればなと思います。
それでは、また。
618 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/26(月) 00:30:57.16 ID:grR5PLyCo
ガイさん肉親はいないのか
619 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/26(月) 00:58:18.52 ID:8CbcG4Sno
おつ
あら…お気をつけください
620 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/26(月) 12:15:03.52 ID:DztEpi6NO
乙
一行の飯代は暗黒館持ちかな
621 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/01/27(火) 19:13:54.38 ID:abB0KzmuO
少し進めます。余力があればお付き合いくださると幸いです。
>>618
ガイは少々特別な出自なので肉親はいません。物心ついた頃には孤児院で暮らしていたのでガイは親について特に何も感じていないようです。
>>619
ありがとうございます。なんとかなりました。
>>620
基本的にはパーティで割り勘しているみたいですが、所々経費で落としているみたいです。オーナー曰く気にせずジャンジャン使えと言われているのですが、使うのは少々憚られるみたいです。
622 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/01/27(火) 19:14:41.99 ID:abB0KzmuO
ガイ「……話題を変える。今、デロデロ教は2つの勢力に別れていると聞いている。お前たちはどちらの勢力だ?」
フェルメール「私(わたくし)がお答えして差しあげましょう!私たちは……ネオデロデロ教の側──」
倒れる椅子「」ガタッ
魔導拳銃を向けるガイ「」カチャ
斧に手をかけるラルフ「」スッ
魔導狙撃銃を構えるリーゼリット「」カチャン
フェルメール「──ではなく原理派の……み、皆様どうされましたの!?」
ガイ「……ネオデロデロ教ではないのか?」
フェルメール「あんなのと一緒にしないでくださいませ!あれはクロシュヴィアちゃんの言う救いとはまったく違いますわ!」
ガイ「先日に街中で行っていた演説では世界めくれを再度引き起こすことが救いだと言っていたようだが?」
フェルメール「それは……そうしなければいけない理由が……」
ラルフ「2人とも銃を下してくれ。コイツがネオデロデロ教じゃないのはたしかだ……少なくとも世界めくれを起こして喜ぶような奴じゃねぇ。あいつらを止めるために、わざと同じ言葉を使ってるだけだ」
リーゼリット「それをどうやって信じればいいの。証拠は?」
フェルメール「それは……」
「2人とも、武器を下ろしてください!フェルメールさんは本当にネオデロデロ教の側ではありません!」
フェルメール「!」
ガイ「この声は──」
リュアン「……お久しぶりです。ミュージアで会って以来ですね」
リーゼリット「あなたは……デロデロ教の導師の……」
リュアン「はい。訳あって今はこちらに匿ってもらっているのです」
フェルメール「リュアンちゃん……この2人と知り合いなの?」
リュアン「少しだけ話したことが……ガイさん、どうか武器を納めていただけませんか?」
ガイ「……」スッ
リュアン「……ありがとうございます」
623 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/01/27(火) 19:15:11.76 ID:abB0KzmuO
ラルフ「……ふぅ。命拾いしたな、フェルメール」
フェルメール「クロシュヴィアちゃんの可愛さを世に広めきる前に死ぬわけには行きませんわ!」
ガイ「リュアン。匿われていると言ったな。どういう事情だ」
リュアン「……少し前から、私の周りで事故が増えました。魔導車に轢かれたり、魔物に襲われたり……最初は偶然かと思ったのですが、偶然にしてはデロデロ教でも上位の役職の人物が居なくなり過ぎていると、気がつくのはすぐでした」
リーゼリット「……もしかして、それがネオデロデロ教の……」
ラルフ「手先だろうな。原理派の連中を少しずつ減らしていって表向きには何も変わらず、内側ではネオデロデロ教としての勢力を広げていくような目論見なんだろう」
ガイ「ミュージアで見たとき、お前はそれなりの地位についていた筈だ。それがここにいるということはミュージアは……」
リュアン「はい。事実上、デロデロ教の本部はネオデロデロ教によって掌握され、私は処分対象になりました。ネオデロデロ教に従わなかったからです」
リュアン「教義の文言を、すり替えています。古い教典を焼き、写本を書き換え、唱える言葉を統一して……反対した導師や古参は、消えました」
リーゼリット「そんな……」
リュアン「事故。行方不明。離反。……全部、そういう形にされます」
ラルフ「見せしめも兼ねてる。声を上げる前に黙るようにな」
ガイ「それで、お前は逃げてきたのか」
リュアン「……逃げた、というより追い出されたに近いです。私の支部は取り潰され、私の名前は裏切り者として回るようになった。だから……原理派でも、迂闊に匿えない」
フェルメール「そこで、わたくしの出番ですわ。表向きネオ寄りに見せている支部なら、連中も探りには来ないですもの!」
ラルフ「フェルメールの固有魔法でこの辺りのネオデロデロ教の奴らはコイツを幹部だと思い込んでやがる……故にここは敵の縄張りのど真ん中のくせに、一番手出しされにくい隠れ家になってる」
フェルメール「オーッホッホッホッ!私にかかれば造作もなくてよー!」
リーゼリット「……それ、笑っていい状況なのかな……」
ラルフ「笑ってねぇとやってられねぇんだよ。なぁ、リュアン」
リュアン「……はい。怖いです。でも、怖がっているだけでは消されます」
ガイ「……事情はわかった。だが、俺たちが知りたいのは一つだ。ネオデロデロ教は──オノゴロで何をしようとしている」
リュアン「断言はできません。私は本部を追われ、内部の情報に触れられなくなりましたから。ただ……世界めくれという言葉を、以前よりも軽く扱っているのは確かです。救いの比喩ではなく、実行の手段として」
ラルフ「可能性の話だ。今この時点で、決めつけて動くのは危ねぇ」
ガイ「……ああ。俺たちは、今この国で別の目的で動いている」
ガイ「今日ここに来たのは、確認だ。お前たちがどちら側なのか──それだけだった」
フェルメール「確認は済みまして?でしたら、信徒登録書にサインを──」
ガイ「しない」
フェルメール「即答ですの!?」
リーゼリット「……ごめんね」
フェルメール「謝らないでくださいまし!?謝られると私が悪いことをしているみたいじゃありませんの!」
ラルフ「やってること自体は大概だろ」
フェルメール「善行ですわ!」
リュアン「……ふふっ」
⭐︎ネオデロデロ教のことを知りました。
624 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/01/27(火) 19:15:42.47 ID:abB0KzmuO
ーーココロイシ道具店
アインズ「……なるほど。状況から察するにデロデロ教内部でもお互いに牽制しあっているようだな」
サーシャ「世界めくれをもう一度起こそうなんて……許せないよ」
アモ「うん……ねえ、今日はどうするの?」
ガイ「引き続き姫巫女の居所を探ってみようと思うが……何かいい案はあるか?」
メルル「そうだなァ……隠れ里に直接出向いて、しらみつぶしに調べていくか、朝廷の誰かに聞いてみたりとかかな?」
リーゼリット「うーん……姫巫女って元々この国の王様みたいな人だったんでしょ?隠居してるのを表向きに探してたら私たち、怪しまれないかな?」
ガイ「……」
現在はオノゴロ諸島です。(6日目)
何をする?
安価下1~3
625 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/27(火) 19:20:20.96 ID:lmS5HDhW0
アインズ、寺子屋で勉強
626 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/27(火) 19:27:19.93 ID:eEG8FbikO
カグヤが休暇で帰郷してきたので姫巫女について聞いてみる
627 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/27(火) 20:04:04.96 ID:Za28Mhymo
キキョウをべろんべろんに酔わす
628 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/01/27(火) 23:46:05.12 ID:az22rJibO
ーー寺子屋
メルル「イブキ先生ー!また来たよー!」
坊主頭の子ども「あっ、メルルだ!」
鬼の子ども「うおっ……美人のお姉さんも一緒にいる!」
おかっぱ髪の幼女「お久しぶりです」ペコリ
アインズ「4日ぶりぐらいだな。元気にしているようで何よりだ」
メルル「……なんでアインズさんの方が子どもたちに人気があるのォ……?」
アインズ「ふふっ……名前を覚えてもらっている程度にはメルルも慕われているんじゃないか?」
イブキ「あら、メルルと……お連れの方は初めて会いますね。イブキと申します。本日はどうされましたか?」
アインズ「アインズだ……先日はサーシャとリーゼが世話になった。今日は姫巫女について聞きに来た」
イブキ「姫巫女……イクセ様のことですか?」
メルル「そうそう!訳あって居場所を探してるんですけど、まったく手がかりが無くて……先生何か知らない?」
イブキ「居場所……去年まではここに勉強しに来ていたけど、どこから来ていたかまでは……」
メルル「えっ、去年まで来てたの?」
鬼の子ども「おう!わからないところがあったら教えてくれたり、一緒に遊んでくれたりしたんだぜ!」
イブキ「ええ。とても聡明で、こちらが教えることなど殆どありませんでしたが……あの方は『里の外の子供たちが、どんな風に世界を見ているのか知りたい』と仰って、よく顔を出してくださったんです」
アインズ「護衛もつけずに一人でか?」
イブキ「はい。いつも質素な身なりをされていました。ですが、纏う空気だけは隠しようもなく……」
おかっぱ髪の幼女「イクセお姉ちゃん……どうして来なくなっちゃったんだろ……」
アインズ「来なくなる前兆は無かった……ということか」
イブキ「ええ……はっきりした前触れはありません。ただ、最後に来られた日はなんだか悲しそうな雰囲気ではありましたが……」
メルル「むむむ……何かあったのかな?」
アインズ「そうだな……何が起きたかはわからんが、わかったことはある」
メルル「?」
アインズ「ここに通っていたのが去年まで、というのが重要だ。姫巫女制度が廃れた後も、あの方は外に出ていた。つまり、閉じ込められていたわけじゃない。自分の意思で動ける自由さはあったわけだ」
メルル「な、なるほどォ〜……」
イブキ「あまりお役に立てず申し訳ありません……」
アインズ「なに、充分な手がかりだ……礼を言う」
鬼の子ども「えー、もう行っちまうのかよ!せっかく来たんだからもうちょい遊んでけよ!」
メルル「君たち……こう見えて私たちには崇高な使命というものがあってだねェ……」
アインズ「ところで、イブキ。これから何をするつもりだったんだ?」
イブキ「もう少し休憩したら勉強をこの子たちに教えようと……」
アインズ「少し見ていっても構わないか?」
イブキ「えっ……それは勿論、構いませんが……お忙しいのでは?」
アインズ「手がかりを得たといっても、今すぐどうにかできる訳でもない……焦って動いても足取りが乱れるだけだ。いいだろう、メルル?」
メルル「いいよォ。先生の授業、私もちょっと恋しかったし」
イブキ「……そういうことなら、歓迎いたします。案内しますね」ニコリ
⭐︎イブキの授業を受けました。
629 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/01/27(火) 23:46:33.30 ID:az22rJibO
ーートウゲン国政区
アモ「……どこに向かってるの?」
ガイ「どこにも向かっていない」
アモ「じゃあ……当てもなく歩いてるんだ」
ガイ「そういうことになる」
サーシャ「あはは……たまにはこういうのも悪くないかもね。こうして歩きながら話すの、案外落ち着くし」
リーゼリット「……落ち着くのはいいけど、何だかなぁ……」
「もうダメや……しばらく見ない内に変わりすぎて迷子になってしもうたわ」
サーシャ「あれ?今の声って──」
ベンチに座るカグヤ「ふぅ……景色変わり過ぎてクラクラするわぁ……あかん、少し休も……って、どこかで見た顔やな?」
リーゼリット「えっ、カグヤさん!?お久しぶりです!」
カグヤ「おお、やっぱり。本当に久しぶりやなぁ……トコナツにもあんたらの活躍は届いてたで。国家転覆を防いだり、魔王を倒したり……大活躍やね」
ガイ「……?」
サーシャ「あっ、ガイ……覚えてない?カグヤさんのこと……」
ガイ「……ああ」
カグヤ「……なんだか事情がありそうやね」
リーゼリット「その……ガイはユーシリアで一度記憶を失っていて……まだ、戻ってないんです」
カグヤ「そういうこと。少し寂しいけど、そりゃ仕方あらへんな……ウチはカグヤ。トコナツで一緒に星の力を手に入れた仲やで」
ガイ「そうだったのか。手伝ってくれてありがとう」ペコリ
カグヤ「ええって。それで、あんたらがここにいるってことは……この国にもあるんやな?」
サーシャ「まだ確定した訳じゃないんですけどね。カグヤさんはどうしてこの国に?」
カグヤ「ちょっとした休暇やよ。たまにはオノゴロの空気を吸わんと、頭ん中まで溶岩みたいに煮詰まってまう。そこのお初さんも一緒におるっちゅうことは、仲間やね?」
アモ「アモです。よろしくお願いします」
カグヤ「よろしゅうなぁ」
リーゼリット「……そうだ!カグヤさん、姫巫女の居所について知ってたりしませんか?」
カグヤ「姫巫女様の……?どないしたん?」
ガイ「光について何か知っている可能性が高くてな。一度話を聞きたいんだが……居場所が掴めなくてな」
カグヤ「……なるほど。せやけど、ウチも居所までは知らへんで。会う機会もあらへんかったし……」
サーシャ「そうですか……」
カグヤ「ああ、でも噂は知っとるで。隠れ里にいるのはたしかだとか」
アモ「隠れ里……サララさんが言ってた場所だね」
カグヤ「ウチも聞きたいことがあるんやけど……イブキって人、知っとる?」
リーゼリット「最近会いましたよ、イブキ先生と!」
カグヤ「ほんまか?街の様子が変わり過ぎて寺子屋までの道がわからんくなってなぁ、困ってたんよ。よかったら教えてもらえん?」
サーシャ「それなら一緒に行きましょうよ!ちょうどアインズとメルルさんも行ってますし!」
カグヤ「ええの?助かるわぁ」
ガイ(隠れ里、か。サララは行ったことがあるようだし、一度出向いてみるのもいいのかもしれないな)
⭐︎カグヤと会いました。
630 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/01/27(火) 23:47:21.95 ID:az22rJibO
ー夜
ーートウゲン国政区
おでん屋台「」モクモク
魚人店主「」ラッシャイラッシャイ
ガイ(カグヤと寺子屋の先生が知り合いだったとは……世間は狭いものだな。みんなは先に戻ったが……まだ眠くない。小腹も空いたことだし……あの屋台で適当に食事をとろう)
魚人店主「いらっしゃい……何にする?」
ガイ「……おすすめの品を4品ほど」
魚人店主「あいよ」
ガイ(見た目と匂いはとても良いな……きっとすごく美味しいのだろうが……味がわからないのが本当にもったいないな……)
魚人店主「酒は飲むか?」
ガイ「いや……水でいい」
魚人店主「あいよ……ちょっと待ってな」
箸同士を擦りあわせるガイ「……」
キキョウ「やあ大将。やってる?」ヌッ
ガイ「!」
魚人店主「ああ、いらっしゃい。何にする?」
キキョウ「いつもの」
魚人店主「あいよ……兄ちゃん、待たせたな」スッ
おでん皿「」ホカホカ
ガイ「どうも……」
キキョウ「知らない仲じゃないんだから声くらいかけてもいいんじゃない?」
ガイ「……ああ、キキョウか。キヅカナカッタナ」
キキョウ「棒読み過ぎ。あーあ、ちょっと傷つくなぁ……」ゴク
ガイ「なんの用だ?」
キキョウ「私は仕事終わりの夜回り……こういう屋台で一杯やるのが楽しみなだけ」
ガイ「そうか……熱っ!」
キキョウ「いきなりそんなガッついたらやけどするよ?……おでん、初めて?」
ガイ「ああ……」
魚人店主「はいよ、水……それといつものだ」スッ
キキョウ「ありがとうございます」
ガイ「……ふぅ」ゴク
キキョウ「……やっぱり水なんだ。えらい堅いね、君」
ガイ「……聞いてもいいか?」
キキョウ「はふっ……何を?」
ガイ「訳あって姫巫女の居所を探している……何か知らないか?」
キキョウ「……それを知ってどうするつもり?」
ガイ「話がしたい。敵意はない」
キキョウ「話がしたいって言葉ほど、信用できないものもないよ」ゴク
ガイ「……なら、目的を言う。光に関わることだ。世界めくれを止めるために必要な手がかりを探している」
キキョウ「……ふうん。で、姫巫女なら何か知ってるはずだって?」
ガイ「可能性が高い。十年前までこの国を統べていた血筋だ。何も知らないはずがない」
キキョウ「……あなたには実績がある。教えてあげてもいいけど……ここじゃ誰が聞いてるかわからない。また私につきあってもらうよ」
ガイ「……わかった」
◆
631 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/01/27(火) 23:47:48.95 ID:az22rJibO
ーートウゲン城 キキョウの部屋
転がっている酒瓶「」ゴロ……
脱ぎ散らかった衣服「」
ガイ(どうしてこうなった)
キキョウ「ヒック……あんまり片付いてないけど……ここなら他人に聞かれる心配もそうそうないから……」
ガイ「……運ぶとは聞いていない。それに俺はこの国から見れば完全な部外者──」
キキョウ「細かいなぁ……つきあうってのは、こういうことだよ」フラフラ
ガイ(酒臭い……いや、部屋そのものが酒臭い)
キキョウ「で?姫巫女さま。探してるんだっけ」ドサッ
ガイ「……ああ」
キキョウ「本来ならイクセちゃんには平穏に暮らしていて欲しいから居場所とかは完全に秘匿するんだけど……状況を鑑みて、君に伝えた方がいいと判断したから伝えるね……」ゴク
キキョウ「姫巫女様は隠れ里に住んでるよ。今も」
ガイ「場所は?」
キキョウ「正確な場所はトウゲン城の誰も知らない。リュウトウ……将軍もね……」
ガイ「……」
キキョウ「でも大丈夫。一度、『雪解け』っていう旅館に行って」
ガイ「旅館……?」
キキョウ「そう。そこの人たちなら姫巫女様がどこに住んでいるか知っているから。旅館の場所なら教えられるよ」
ガイ「そうか……助かる」
キキョウ「……はい、これ」スッ
旅館への地図「」ポン
酒瓶を口に突っ込まれるガイ「ありがとう……邪魔をしたな、帰らせてもら──んぐ!?」
キキョウ「へへへ……キキョウ様の酒が飲めないと申すかー?」
ガイ「くっ……ゴホッ、ゴホッ……」バッ
ガイ(かなり飲み込んでしまった……!)
キキョウ「お酒の味はどうだい?」
ガイ「……わからないが、最悪だ」
キキョウ「そんな顔してるね」
ガイ「……ああ、しかも、前飲んだ奴より強いのか、コレは……?」フラッ
キキョウ「今日はもう遅いし泊まっていきなよ。布団も使っていいからさ」
ガイ「……俺の目には、2人分ないように見えるんだが……」
キキョウ「最近人肌恋しくてさ……一緒に寝たら暖かいよ?」
ガイ「何を考えて……ああ、もう……」フラフラ
◆
632 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/01/27(火) 23:48:19.18 ID:az22rJibO
本日はここまでです。次回もよろしくお願いします。
それでは、また。
633 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/28(水) 02:27:49.60 ID:0iW2DUwbo
おつ
手掛かりを得たか
さて10年経った姫巫女様はどうなっているやら
634 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/28(水) 08:31:56.06 ID:94HpN6Ono
おつおつ
ガイさんが女の人を酔わせて部屋に上がり込んで一緒に寝てますー!()
635 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/28(水) 12:23:53.71 ID:dvwuW4T6O
乙
ガイさんって実はダークヒロインより武闘派で喧嘩っ早いのでは?
636 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/28(水) 19:38:54.04 ID:togwZL7so
国のお偉いさんフェチかな
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