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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part8
- 65 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:44:19.63 ID:VuU87I/H0
- ◇登場人物:ユーシリア帝国その1 皇族・王宮関係者◇
【名前】エリオス
【種族】人間
【性別】男性
【年齢】24
【容姿】赤髪紅目、中肉中背の優しそうだがぱっと見ではあまり目立たない青年。細身に見えるがその実、かなり鍛え上げられた肉体を持っている
【性格】温和で理知的、強い意志力を持つ
【魔法】星属性の魔法を扱う
【備考】ユーリシア帝国の現皇帝
外征よりも国内の発展を重視すべきとの声を退け続けた先帝の父親とは互いに反りが合わない部分があると認識しつつも、エリオスは父の武勇と覇気を、先帝はエリオスの叡智と周りを惹きつける求心力を認め合っていた
帝位継承上位の兄や姉達を尊敬しており、自分は次の皇帝を支えるための研鑽を重ねてきた
知勇、政治手腕ともに優れているが、経験不足による失敗は避けられず、即位してしばらくの間は民衆からの評価が低迷していた
しかし先日の悪竜異変で、帝都に迫る竜牙兵の大群を相手に英雄の剣を使いこなして力を示し、真に継承されし皇帝であると証明した
次期皇帝となる前に親しくしていた騎士エルザとは今でも互いに密かに想いを寄せているが、その立場上互いに伝えられずにいる
悪竜事変の後は弱った国力を回復させるために忙しなく動き回っており、先日の戦いで肝が据わったのかその実力を遺憾なく発揮して政務を執り行っている
白影スライム侵攻においても、エリオスは先の戦で見せた力を発揮している。実はロシュが消えた影響で内心穏やかではないが、人前では努めて冷静で頼れる賢君であろうと心がけている
【名前】パトローラ(愛称:パティ)
【種族】人間
【性別】女性
【年齢】22
【容姿】微笑みを絶やさない穏和そうな顔立ち。腰まで届く波打つピンクブロンドの髪。白い肌。一見フメイと同年代に見えそうなくらい小柄で童顔だが、胸がとても豊かなロリ爆乳。
【性格】心優しく、天真爛漫。誰とでもすぐに打ち解ける高いコミュニケーション能力の持ち主。その一方で敵対した者を情け容赦なく切り捨てるという二面性がある。
【魔法】精神魔法。精神の治療や調査、干渉などが可能。また秘匿しているが洗脳などもできる。
【備考】現皇帝の妹で帝位継承権第10位だった皇女。皇帝にベッタリとなついており、仲は良好。
身体能力はからきしだが頭脳明晰で政治に長け皇帝を支えている。
精神魔法を用いて皇帝に忠誠を誓っている者を選別し役職への登用や親衛隊を組織したり、忠誠心に欠ける者の排除・粛正を行っている。
悪竜事変の後も引き続き、裏に表に皇帝を支えている。先日皇帝に対してみっともない嫉妬心を見せたことを深く恥じており、今後はそのような失態は見せないよう気を付けている
騎士や使用人の分際でエリオスお兄様にベタベタしているエルザやロシュのことも受け入れられるよう努力している
白影スライム対応にかかりきりのエリオスに代わり、王宮内の人事や指揮統括を一手に引き受けている。そしてロシュの抜けた穴が大きすぎると痛感している
他にやれる者が誰もいない為、ロシュのキノコ室管理も現在はパトローラが行っている。微細な温度や湿度や肥料等の調整が極めて難しく、毎日キレかけている
【名前】マーズ・ネオン
【種族】人間
【性別】男
【年齢】38
【容姿】茜色の髪にショートウルフヘヤー。青と黄のオッドアイで右目の下に泣きぼくろがある。整った顔立ち。フランベルジュ(波打つ刃の剣)を装備している。
【性格】冷静沈着で厳格がある。自分や他者にも厳しい。魔族は嫌いな方。
【魔法】重力魔法(重力を操る魔法)/探知魔法(人、魔物などを探知する魔法)
重力魔法は重力を重くしたり逆に無重力の状態にできる。重力の向きも変えることができるので敵を抑えたり、飛び道具等の軌道そらせられる。本気を出せば様々な大きさの隕石を落とせる。
探知魔法は自分の周囲を探知することができるので、透明状態や隠れている敵、人に化けても見抜ける。ちなみに探知時、人は青、魔族は赤でわけている。本人は広範囲で探知ができる。
【備考】ユーシリア帝国の皇族。魔法騎士団の指揮官を任されており、ユーシリア帝国の防衛をしている。ローガンやリチャードの事は知っている。剣術、魔法では帝国内でもトップクラスに強く、現皇帝とも親しい関係である。今回皇族が謎の病や亡くなっている事で常に探知魔法を発動しており、犯人を探している。この探知魔法のおかげで王宮内にスライム一匹も通した事はない。ルール、憲法には結構厳しく人間だろうが魔族だろうが関係ない。
悪竜事変の後は魔法騎士団の総司令に昇進し、以前にも増して多忙な日々を送っている。彼の昇進によって魔法騎士団の規律遵守は更に厳格になった
白影スライム侵攻に対してはエリオスと話し合いつつ有効な手立てを探っている。今のところ大きな被害は防げている
【名前】エドワード・フォン・アルティメシア・ユーシリア
【種族】幽霊
【性別】男
【年齢】享年30歳
【容姿】切れ長睫毛のクール系イケメン
【性格】義務感と真面目さとノリの良さを持つ
【魔法】縛りの魔法
【備考】
ユーシリア帝国の皇族にして元魔法騎士団の総司令部最高司令官。ユーシリア没落の真の原因を掴んだが死亡してしまった。己の最後の力で魂が星に還る前に地上に縛りつけることに成功した。しかし魂だけの存在になってしまったので誰ともコミュニケーションを取れずに地上をさ迷っている。
全てはユーシリアを守るために幽霊に甘んじているが、魔法を使い続ける魔翌力が刻一刻と枯渇していく中で何もできずにいる焦燥感でいっぱいだった。
今はクロシュの不死鳥パワーのお陰でかなり余裕ができたらしく、職務からも解放された為、幽霊の身分で王宮内を好き勝手に飛び回っている
生前は真面目な性格だったが、今では厄介イケメンおじさんのエドワード死霊として扱われている
白影スライムのことはよくわかっていないが、たぶん悪竜よりはマシだろうと思っている
【名前】パティ・イエスサーガ
【種族】人間
【性別】女
【年齢】不明
【容姿】紫ロングヘアで小柄、やや胸は大きい
【性格】マイペースでのんびり屋だが時折核心を突く一言も言う。
【魔法】全属性魔法使用可能
【備考】ユーリシア帝国軍魔術顧問兼大図書館の管理人。故に魔法への知識は深い。基本仕事以外では図書館からは出ない。
マリッサや亡き友人とは旧知の中で、フラナとも知り合い。
何故かは不明だがローガンが子供の時から現在の容姿であり、不老不死であるという噂もある。
図書館では召喚した低級魔族やゴーレムを働かせ、王宮では兵士に魔術を教えたりしている。
悪竜事変後は、時々皇帝に助言を行いつつもほとんど図書館から出ないスタイルに戻った
なおフラナは半分くらい真面目にパティの亡命を受け入れる準備をしていたらしい
フラナのデロデロ報を聞いた時は驚いたが、そういうこともあるかと割とすんなり受け入れた
- 66 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:45:43.82 ID:VuU87I/H0
- ◇登場人物:ユーシリア帝国その2 騎士◇
【名前】エルザ・アーシェライト
【種族】人間
【性別】女性
【年齢】18
【容姿】金髪お下げ髪。平均よりやや小柄、胸は結構大きい。優しげで幼さを残した顔立ちに、意志の強さを感じさせる眼
【性格】子供っぽさを残しつつも、真面目な頑張り屋。基本的に敬語。仕事に私情は挟まないとクールに振る舞おうとするも、すぐに人の良さや負けず嫌いなところが出てしまう。優秀ながらもどこかポンコツな女の子
【魔法】回復魔法
【備考】ユーシリア帝国軍所属。現皇帝に忠誠を誓う新米小隊長だった。
子供っぽさや嘘がつけない(すぐバレる)性格、皇帝と自分が恋仲になる妄想を度々していることなどから、ポンコツ感が漂う。でも、いざというときはきちんとした観察力や判断力、指揮能力を発揮するなど、なんだかんだ優秀
根の性格も優しいし、度々手料理を振る舞ったりしているため、本国でも遠征時でも兵士達からは敬われこそしないが慕われている。また、昔の英雄が使っていた弓を受け継いでおり、弓と回復魔法はなかなかの腕前
悪竜事変後は、英雄の弓を用いた戦果が評価されて近衛兵に昇進した。これでエリオス様をすぐ傍でお守りできる……!とエルザは張り切っている
白影スライム侵攻においてはエリオス自ら防衛戦の先陣を切ることもあるため、エルザも久しぶりに前線で戦っている
【名前】サージェス・レイクルド
【種族】人間
【性別】男
【年齢】33
【容姿】騎士団服をきくずした無精髭にやせ型の男
【性格】卑怯、陰険、面の皮が厚い、弁が立つ。
【魔法】逃げ足の魔法
【備考】魔法騎士団所属だが剣の腕は全然。剣よりも最近輸入されたライフルを愛用する。騎士の防具も貫通することができ、遠距離から攻撃できる武器があるのにわざわざ剣を振る理由が分からないと本人の談。
宰相派と皇帝派で王宮の対立があるが、常にどっちの方が益があるか算盤を叩いた末に宰相派として活動している。ごますりが上手で隙を見せたら人の懐に入り込もうとする。
最近、国の闇を覗いてしまい知ったことがバレたら命を取られるのではないかと戦々恐々としている。自分の命が一番大事。メリット次第では裏切りも辞さない。
悪竜事変後も、それまでと変わらずヘラヘラした態度で働いている。なんだかんだ言って魔法騎士団という地位と給料の保証された仕事は捨てがたかったので、国が存続して良かったと思っている
白影スライム防衛戦でもライフルを使用しているが、通常弾は溶かされてしまうため高価な属性弾を使わざるを得ず、出費が嵩んでヤバイらしい
【名前】ルクリリ・メウス
【種族】人間
【性別】女
【年齢】21
【容姿】銀のショートヘアにアホ毛。常にキラキラしてる銀の瞳がチャームポイント。小柄で華奢
【性格】こうと決めたら一直線。自分の正義や目的のためには多少の犠牲はいとわない。魔族は苦手。
【魔法】金属操作魔法。液状化や硬化を伴い金属を意のままに操れる。大体の金属はコントロールできるが金属自体を作り出すことはできない
【備考】ユーシリア帝国の魔法騎士団に所属。ローガンLOVEを隠そうともせずぶつけてくる。
奥さんと子供がなくなったときはこれからは私が!ローガンさんを支え寄り添い共に歩むんだー!と息巻いていた。その彼が失踪したことで誰が見ても消沈していたが…?
ローガンの方はというと、あぁ…そんな奴もいたなぁ…ぐらい
現皇帝の遠縁で貴族の末席の地位はある
悪竜事変後は以前にも増して真面目に忠実に職務を遂行している。またいつかローガン様が戻ってきた時に、ユーシリア国にまた住みたいと思ってもらえるように。
半年前、ローガンは帰郷し、さらに騎士に復帰してルクリリの隊へ入ることとなった。これは運命かもしれない――ルクリリは満面の笑みでローガンを迎え入れた。
なおその後、現在に至るまで特に進展はない。
白影スライム防衛戦では、ローガンの造り出した鋼の武器や盾などをさらにルクリリが操って巧みに攻撃する戦術で大きな戦果を挙げている。進展はないものの、息は合っているようだった。
【名前】ノエル・リバー
【種族】人間
【性別】男
【年齢】34
【容姿】灰色髪でオールバック。碧眼。長身で筋肉質な体つき。昔の戦いの影響で左腕は義手になっている。メイス二刀流が武器で両腰に装備している。
【性格】情に厚く仲間想い。戦闘時は冷静沈着になる。魔物はやや嫌い。
【魔法】コピー魔法 相手の魔法をコピーできる魔法。
【備考】ローガン、リチャードと同じユーシリア帝国の魔法騎士団に所属している。現在2人が辞めてからも魔法騎士団を続けている。とても明るく昔はローガンやリチャードを誘って飲みに行ったりした事がある。魔法騎士団のなかではムードメーカー的な存在。ローガンの家族が亡くなった件で自分も何かできたのではないかと心の奥で後悔や悔しさが未だにある。メイスや魔法での戦闘技術も高く騎士の中では結構強い。コピー魔法の技術が高くクロシュの反映魔法やイリスの星魔法もコピーなどもできる。ちなみにローガンは彼とよく話していたのでよき友人と思っている。
悪竜事変後も変わらず騎士として働いている。ローガンのことについての後悔はこれで一区切りとし、今は国の為に働くことに集中していくつもりらしい。
白影スライム防衛戦では、危険な接近戦にも果敢に挑み、上手く戦っている。
- 67 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:46:32.76 ID:VuU87I/H0
- 【名前】リュウゼン (明石 竜髯)
【種族】人間 【性別】男性 【年齢】86
【容姿】オールバックの白髪と黒い瞳、無駄なく引き締まった身体、無精髭と藍の袴が似合う爺さん。年齢より若く見える(-20歳程)。身長186cm。
【性格】属性は秩序・善。少々柄は悪いが、大らかで気前が良く情に厚い明朗快活な親分肌。一方で根が剣士なので、死生観など割とドライな面も。本気で怒らせると気性が荒かった昔の片鱗が垣間見える。
【魔法】身体強化や応急手当などの基礎は一通り扱えるが、属性魔法の才能は無い。長年魔物の血を浴び続けた影響か保有魔力が多く、何らかの作用で老化は抑えられ寿命は伸びている模様。
【備考】ユーシリア帝国首都の隅にある小さな剣道場で子供達に武道を教えている老剣豪。
生まれはオノゴロ諸島。若い頃は冒険者として魔物を討伐・撃退しながら各地を旅していた。当時の異名は"魔物狩りの達人"。40代頃に前皇帝期のユーシリアに勧誘され、武術指南役(騎士教官)に就任。帝国を脅かす魔物を討ち、多くの騎士を育てる。しかし、前皇帝を喪った後悔から「けじめを付ける者がいるとすれば、儂のような落第者でしょう」と責任を取って辞任した。
元指南役だけあって剣以外にも様々な武器を修め、盾や格闘術すらも使いこなす。流石に魔法は専門外だが、長年の経験や知識から助言ぐらいはできる。普段は「この方が実力差がわかりやすいだろう」と相手と同じ武器を使うが、死合では愛刀である全長約2mの無骨な黒い大太刀を振る。剣から衝撃波もビームも出せないが、それらも魔法もあらゆる全てを斬り飛ばし真正面から敵を斬り伏せる。
好き:剣の鍛錬、未来ある若者、甘い物(特に洋菓子)
苦手:幽霊(唯一斬れないから)、苦い物、恋愛事
夢:武器を持たずとも生きられる世界、剣の道を究める
大嫌い:自分の楽しみの為に他者を踏みにじる輩、自分
スライムは綺麗に斬りすぎると簡単にくっついてしまうという剣士の天敵でもあるが、それでもリュウゼンは積極的に騎士団の助力をしている。幸い白影スライムは核を持たず、適当に斬れば溶けて消えるため、難しい相手ではなかった
【名前】ローガン
【種族】人間
【性別】男
【年齢】37
【容姿】ボサボサの金髪で無精髭を生やした長身の男性。身なりを整えればなかなかのイケオジ
【性格】元は真面目で正義感の強い性格だったが、今は後述の事件がきっかけで自暴自棄ぎみになっている
【魔法】鋼魔法。魔翌力を使って鋼の武器や防具を作り出したり、その他様々な攻撃が出来る
【備考】かつて、ユーシリア帝国の魔法騎士団に所属していた男で当時はそれなりに名の知れた存在だった。しかし妻と息子が魔物に襲われて命を落とし、騎士でありながら大切な者たちを守れなかった自分に絶望。その後は騎士を辞めて、まるで死に場所を探すかのように放浪の旅を始める
革命前の魔族自治区にてクロシュらと出会い、どうせ死ぬなら今度こそ誰かを守って死んでやろうとの思いでパーティに加入した
ユーシリア編にて妻子の命を奪った仇である悪竜を討伐し、肩の荷を下ろした
世界樹の光を巡る旅を終えた後は、ユーシリア帝国に戻って再び騎士団に入った
ルクリリの隊で新人としてイチからやり直しつつ、充実した日々を送っている
メタルコーティングを使えば白影スライムに触れられてもある程度耐えられるため、防衛では最前線に立って他の兵士や騎士を守りつつ戦っている
- 68 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:47:43.81 ID:VuU87I/H0
- ◇登場人物:ユーシリア帝国その3 市民◇
【名前】ロシュ・ヴィンセント
【種族】森スライム
【性別】女
【年齢】6
【容姿】植物やキノコなど自然がフサフサ生えたスライム
【性格】ホワホワしてる優しい子
【魔法】樹海降誕魔法
【備考】現皇帝の身の回りのお世話をするお手伝いさん。人間ではないが高い能力と珍しい魔法を持っているため市民権を得た。木遁分身による家事雑事のスピード、質共に高い。
本気を出せば森一つ作れるほどの天才スライム。木々が溢れるフォレスティナが理想の国なのでユーリシア中を森に沈めるのが夢。クロシュの倍生きてるのでお姉さん面したかったが、あまりその機会はなかった。
悪竜事変後は、引き続きエリオス皇帝お付きのお世話スライムを務めている。最近は王宮内での視線も以前より穏当になってきており、働きやすくなったらしい。ダークヒーローが人魔対立に一石を投じた影響かもしれない
クロシュちゃんたちが次に来た時の為に、エリオス皇帝にお願いして王宮の一室をキノコ室に改装した。これで今度は一つと言わずいっぱい食べさせてあげられるとロシュはわくわくしている。先日実際に食べさせてあげることができて、ロシュは満足した
白影スライムが現れる少し前から行方不明となっており、他のスライムたちと同様デロデロ化してしまったものと考えられている
【名前】ミント
【種族】人間?
【性別】女性
【年齢】10歳前後?
【容姿】黄緑色のおかっぱをしたロリッ娘
【性格】純粋無垢ど天真爛漫……を通り越して電波
【魔法】変身魔法?。色んな動物や魔物に変身できる。部分的に変身することも可能。本当に魔法によるものか彼女にも分からないが気にせず好きな時に使ってる。また普通?の人間状態の時もかなり高い身体能力を持っている。
【備考】帝国のスラムのさらに地下を縄張りにしている子供達の集団。周囲からは「小鬼」と呼ばれているのりーだー。以前はより年上のリーダーがいたが、突然彼女がやってきたと思ったらあっという間に力の差を見せつけ新りーだーになった
色々と因縁や思惑が渦巻くユーリシア帝国の中で自分と部下達の好き勝手によいこともわるいこともしている
悪竜事変後は、ルクリリに作ってもらった勇者の模造剣を片手に相変わらずよいこともわるいこともしている。しかし英雄としての自覚を持ったからか、よいことの割合が少し増えた
白影スライムのことはミントも知っており、時々騎士団を助けてやったりしている。ただし助けた時は見返りも要求するため、騎士団の者からは天使とも悪魔とも呼ばれたり呼ばれなかったりしている。小鬼とは呼ばれていない
【名前】アル
【種族】魔族と人間のハーフ
【性別】女
【年齢】14
【容姿】人間とほぼ同じ。おかっぱの黒髪セミロング、赤みがかった瞳、小柄で子どもっぽい体型
【性格】現実主義、世渡りが上手い、ちゃっかりしている
【魔法】すばやさ強化
【備考】物心ついたころからスラム街で一人だった。家族はいなかったし自分の出自も知らない。ゆえに自分をたぶん人間と思っている
生きるために盗みを働いてきた。貴族や富裕層など恵まれた人々から盗み、それをスラムの仲間とわけあうことをよしとした
根っからの悪人ではないが、彼女にとっては善悪以前にまず生きることに必死なので割り切っている
あるとき盗みの腕を買われてスパイとして雇われる。危険な仕事だが、偽造戸籍と衣食住と安定した収入が得られるだけで彼女には破格だった
スリと潜入の技術は光るものがある。魔族の血のお陰か普通の人間よりも感覚が鋭く身のこなしがとても軽い
自分と似た様な恵まれない境遇の者には同情心や仲間意識を持つ
昔、ある人に優しくされたことがずっと心に残っている。最近そのことで、いろいろあった。
悪竜事変後も危険な仕事は続けているが、心のつかえが取れたからか以前より技のキレが増したらしい
最近、身のこなしを買われて白影スライムの動向を監視する仕事を得た。王宮からの依頼なので金払いも良いし表の仕事でもあるため、白影スライムさまさまだな〜と思っている
- 69 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:48:51.48 ID:VuU87I/H0
- 【名前】ヒューベルト・スタンフォード
【種族】サンダーバード
【性別】男
【年齢】255
【容姿】全長数メートルになる巨大な翼を持ち、空中でのスピードには自信がある。世の中の嫌なものをもう見たくないと常に目を閉じている。
【性格】合理的で目的のためなら非情になれると自称する繊細な男
【魔法】視界を奪う魔法
【備考】ユーシリアの魔族連合のまとめ役。
国もなくさ迷う憐れな魔族たちを纏め上げ、自分達の国を興すために独立運動をおこなう。魔族たちを完全に纏められているわけではなく、以前独立運動が過激化して多数の血が流れた時は心を痛めたが、自分達の独立こそが最優先と合理的に判断し、感情は心の奥底に封印した。
王宮内にも魔族を支援する勢力がおり、度々密談をして、支援をもらう代わりに謎の仕事を任されることがある。
独立運動、諸外国の進攻、王宮内のゴタゴタなど複数要因が重なり当時のユーシリアは地獄の有り様だったという。それら全てに責任を感じてしまっている自称合理的な男。
悪竜事変後も、帝都のスラムで魔族のまとめ役を真面目にやっている。以前よりは融和的になりつつあるため、ヒューベルトの負担も少し減ってきている
最近は余裕も増えて来たため、アルと同様に白影スライムの動向を監視する仕事をしている。得た金銭はスラムに還元する予定らしい
【名前】フーミン・クロス
【種族】カラスのハーピー
【性別】女
【年齢】1000歳
【容姿】黒髪ショート、腕には黒羽が生えているが収納して人間に成り済ますこともできる。
【性格】ノリの良い性格で美味しい情報やゴシップに目がない。
【魔法】風魔法が得意でハーピィ族最速の飛行速度を誇る。またシャークロウを数匹手懐けている。
【備考】自称世界一の情報屋で、ユーリシアの闇を探るためにスラム街で情報屋兼探偵事務所を開業中。
悪竜事変後はスラムの情報屋を畳み、新たなゴシップを求めて何処かへと飛び去ったらしい。
最近は新たな騒乱の気配にワクワクしているらしい。
【名前】フレン・ディアス
【種族】人間
【性別】男
【年齢】10歳前後
【容姿】赤髪の男の子。事件以降は眠れなかったり食欲も湧かないのか少しやつれ気味
【性格】明るく元気な男の子だったが、今は別人のように何かに怯えている
【魔法】炎魔法。まだ子供なので小さな灯りを作れる程度
【備考】ローガンの息子の友達だった男の子。ローガンの息子とはとても仲が良く、いつも二人で元気に遊び回っていた
しかしローガン妻子が魔物に襲われた事件以降は別人のように怯え始め、外にも出たがらなくなってしまう
もしかしたら何か事件の重大な秘密を見てしまったのかもしれない
悪竜事変後、貧民街のミントさまに命じられて小鬼の四天王となってしまった
白影スライムは城壁を越えて街中にまで入ってくることは今のところほとんどないため、あまり知らない
- 70 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:51:13.77 ID:VuU87I/H0
- ◇登場人物:オノゴロ諸島 その1◇
【名前】イクセ・ホシツカサ(オノゴロ諸島伝統表記:星司 幾世)
【種族】人間
【性別】女
【年齢】6
【容姿】常時頭に半透明の狐、腰に半透明の尻尾が付いている黒髪おかっぱの少女。糸目で体格は年齢平均よりとても小柄。サイドに黒ラインの入った緋袴を着ている。
【性格】厭世的で怠惰なのを隠すために愛想よく振舞う事に慣れている。のじゃ口調。振りまく愛嬌に騙されて活発な巫女様だと大多数の民に思われている。
【魔法】魂継承魔法。波長の合う相手に魂を分け与え、記憶や経験を共有できる。
【備考】オノゴロ諸島を統治する当代の姫巫女。
姫巫女は寿命が近づくと次代へ記憶と経験を継承させる「帰常憑(きつねつき)」という儀式を行ってきた。
通常儀式は十分成長した姫巫女に対して行われる。しかしイクセの場合、次代の候補だった姉が急死し、さらに先代である母も病により先が短かったため、未熟でありながら儀式を行われることとなってしまった。
記憶と経験の継承は無事に完了し、オノゴロの最高神アマテラスをその身に宿した神童姫巫女のイクセが誕生した、かのように思われた。しかし姫巫女に宿ったのは、神でもなければ歴代の姫巫女でもなかった。それは、呪いだった。
その呪いの詳細な正体は、当事者である最後の姫巫女にもはっきりわかっていない。中核を成していたのは、かつてオノゴロで乱獲されて絶滅した銀狐の呪怨。そして姫巫女だった者たちの罪悪感や絶望だったという。
姫巫女の呪と銀狐の呪が合わさった時、そこに銀狐の生き残りが現れ、呪の潮流がオノゴロ諸島に逆巻いた。
怨嗟の渦はおぞましき呪災と化し、生きとし生けるものを呪毒で死に至らしめ、美しい温泉を穢す。取り返しは付かず、付かせる気もない――はずだった。
結局狐巫女と銀狐の企みは失敗に終わり、誰一人死なず、大した怪我人もなく、汚染も数日で浄化されてしまったという。
当時のことを、イクセはあまり覚えていない。ただ、すごく苦しくて、寂しくて、泣きたくて、たまらなかった……気がする。らしい。
夢の中で亡き母や姉やアキトやイヨやクロシュに助けてもらったような気もしたが、それも朧げな記憶である、
イクセは今ではすっかり年相応の童女として、大好きな人たちと一緒に慎ましく暮らしている。好きな遊びはかたつむりごっこ。
白影スライムの出現や友達のシズクが消えたことで不安を抱きつつも、シズクの捜索や状況調査をアキトにお願いしたり自ら動いたりしている。
【名前】イヨ・ツクヨミ(月読 壱与)
【種族】人間
【性別】女
【年齢】18
【容姿】カラスの羽を思わせる(オノゴロでは「カラスの羽のよう」は最上級の褒め言葉だ)長い黒髪に血のような紅い瞳の和服美女
一応成人だが背は幼女のように小さく(130cm代)彼女の正体を知らない人によく子供扱いされることがややコンプレックス
【性格】おしとやかな箱入りお嬢様。やや世間知らずなところはあるが貴族にありがちな高慢さはなく、己が間違っていたと理解すればそれを素直に認めて謝罪できる奥ゆかしさを持つ
【魔法】呪文を書いた紙「オフダ(札)」に魔力を込め、様々に用いる魔法。オノゴロでは「符術」と呼ばれる
敵に向けて飛ばし爆破して攻撃する、飛ばした札と「視界」を共有する、空中に固定して足場として使うなど様々な利用方法がある
【備考】朝廷に代々使える呪術師の家系、その次期当主最有力候補
ツクヨミ家は当主が亡くなった際その子のうち最も魔力が高い者が次の当主となるしきたりで、今のところ現当主である父親はピンピンしており他のきょうだい達との関係も良好
しかし他のきょうだいを擁立する者から密かに嫌がらせを受けるなどしており、どうしたものか頭を悩ませている
生まれてから一度も島の外に出たことがなく、外国の文化に密かに興味津々
半年前の姫巫女乱心騒動では暗殺を企てるなど過激な一面を見せたが、今は落ち着いた様子を見せている
大惨事を阻止したクロシュたちには深い謝意を抱くと同時に、自らの至らなさに責任を感じている
最近は戦国時代の到来を防ごうとあれこれ考えたり、白影スライム対策に頭を悩ませたりと、またいろいろ抱え込んでいるらしい
以前はリュウトウを将軍にする案を考えていたが、クロシュの助言により考えを改めた
【名前】リュウトウ (明石 竜灯)
【種族】人間 【性別】女性 【年齢】14
【容姿】ロングストレートの黒髪と黒い瞳を持つ、眼光鋭いスレンダー少女。常に藍色の袴と軽鎧を着込み、帯刀している。戦闘時は髪を一纏めにする。身長156cm。
【性格】属性は中立・善。冷静沈着で寡黙でやや堅物。淡々と勤めを果たす仕事人間。他人に厳しいが自分にはその3倍厳しい生真面目な秀才。相手を理解する為に刀で打ち合おうとするなど、少々感覚的で脳筋な一面もある。
【魔法】空間跳躍の魔法を扱う。射程は目が届く範囲、対象は自分のみ、連続使用はその度に負荷が増す。主に剣技に付随して使われ、得意技は刀身のみを跳躍させる、距離も場所も問わない居合術"無元斬り"。
【備考】朝廷に仕える武家"明石家"現当主の長女で、国に仇なす怪異を討ち取る"怪異殺し"。姫巫女を護衛する近衛兵の内の1人。
物心付く前から武芸百般を学び、一切の遊び無く鍛錬を続けている。弱冠12歳で朝廷より、日中は姫巫女の近衛、夜は街の警邏と悪しき怪異を討つ御役目を授かる。殺生は苦手だが、それが仕事ならと割り切って勤めている。一方、若年でありながら加減せず活躍しているなどの妬み嫉みで、一部の者達には良く思われていない。
愛刀は刃渡り75cmの黒い打刀。弛まぬ努力と研鑽の結果、力・技・速の全てを兼ね備え、単体比較なら国内最強と評される。既に師匠超えを果たす程に個は極まっている反面、連携を取れる者は少なく、将としての能力もまだ低い。
自分が周りとは違う事を理解しているので、自らを護国の刀と規定している。民の暮らしを守る為に戦うが、決してその輪に入ろうとはしない。
好き:武芸の鍛錬、守る事、白米と焼き魚と味噌汁
苦手:コミュニケーション、奪う事、辛い食べ物
夢:「必要ありません」(噂に聞く曾祖叔父と語り(打ち)合う事)
大嫌い:自らの快楽の為に他者を踏み躙る輩、弱い自分
半年前の姫巫女乱心騒動では、姫巫女に仕える刃としてクロシュたちを襲ったり、狐らに酷い目にあわされたりした
オノゴロを守る刃として、余計なことは考えずひたすら鍛錬に励んだり、息抜きにかたつむりごっこをしたりしている
イヨに将軍になるよう勧められた際はオノゴロの為と言われて折れかけたが、クロシュの助言により将軍になることを免れた
少し前、オリシンから輸入された小説作品に空間魔法で時空を断つ絶技について書かれていたのを読み、自身の魔法のポテンシャルに輝きを感じている
白影スライム侵攻では、汚名をそそぐ機会として刃を振るっている
- 71 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:51:49.29 ID:VuU87I/H0
- ◇登場人物:オノゴロ諸島 その2◇
【名前】シズク
【種族】ウォータースライム
【性別】女
【年齢】8
【容姿】透き通った水色のスライム。人型に擬態することもできるが、体色や質感は変えられない(俗に言うスライム娘のような外見になる)
【性格】普段は素直で人懐っこい。汚い水を取り込むとやさぐれる
【魔法】水魔法
【備考】トウゲン温泉の温泉宿で働くウォータースライム。温泉宿での教育により丁寧語を使うことができる
簡易的な水質の検査や浄化を行うことができ、温泉宿では重宝されている。ただし一度に浄化できる水量は温泉一つ分くらいで、限界を超えると疲れ果ててデロデロになってしまう
半年前の姫巫女乱心騒動では、アウルらが穢した温泉の浄化を誰よりも熱心に取り組んだ。その甲斐もあり、オノゴロ温泉の水質はすっかり元の状態に戻っている
汚い水を取り込んでいない状態でも、当時のことやアウルについて聞くと微妙に毒を吐くらしい
最近はクロシュからもらった反映魔法の扱いにも上達してきており、自力で少し高度な擬態ができるようになってきている
白影スライムが現れる少し前、温泉宿の庭に小さな水たまりを残して姿を消した。他のスライムたちと同様、デロデロ化したものと思われる
【名前】サララ・ココロイシ
【種族】人と妖怪(一つ目小僧)のハーフ
【性別】女
【年齢】12歳
【容姿】水色ショートヘアで単眼。
【性格】真面目だが臆病な性格。
【魔法】水属性魔法が得意で魔法アイテム作成に長ける。
【備考】メルルの妹で道具屋の娘。自由を求め家を出た姉の事は呆れつつも心配している。
半年前の姫巫女乱心騒動では、道具屋の者として救助活動に助力した
旅館雪解けの常連。雪解けの従業員たちと仲が良い
白影スライムが現れる少し前に帰郷していた姉が再び旅立ってしまったため、心配の種が尽きない
【名前】トキワ
【種族】人間
【性別】女性
【年齢】10歳
【容姿】床に付きそうな黒髪ロング、前髪も長く両方目隠れをした小柄な少女。身体中に様々な傷跡がついている。
【性格】元は引っ込み思案だが献身的で優しい性格だった。今は自分の未来に苦しみ怯えながら生きている。
【魔法】肩代わりと不死(?)。触れたり彼女自身が強く念じた生物の怪我や病気や精神面の不調等を肩代わりする。肩代わりした分は彼女自身に痛みと傷として残るがその傷によって彼女が死ぬことはない。それが肩代わり魔法の副産物か別の要因なのかは不明。
【備考】朝廷に不満を抱いている、あるいは恩恵にあずかれない没落貴族、落武者、野良忍者、貧民、はぐれ妖怪等から支持され祭り上げられている少女。出生不明の孤児であるがそれを逆に利用され、朝廷に反旗を翻す者達から「真の姫巫女」として反乱の大義名分・旗印として扱われている。
まだ自分の能力をポジティブに考えていた頃は、能力を生かしてお医者さんになろうと思っていた。
半年前の姫巫女乱心騒動では、反朝廷派から逃げ出して倒れていたところをクロシュたちに救助された
その後多くの人たちに心配され、旅館雪解けで働くこととなり、平穏を手にした
雪解けで働くようになってから精神的にも時間的にも少々の余裕を得たため、医者になるという昔見ていた夢をもう一度追ってみようかと、貯めたお金で医術書を買って勉強したりしている
現在、白影スライムの出現とシズクの消失に大きく動揺しており、スライムであるクロシュのことも心配している
【名前】アキト・イザナギ
【種族】人間
【性別】男
【年齢】19
【容姿】黒髪ショートヘア、切れ長の目、細身、質素な青い着物と袴
【性格】クールで落ち着いているが、少し天然っぽいところも。滅私奉公の精神を持つ
【魔法】破邪(聖なる属性に近いオノゴロ特有の属性。武器にまとわせることで魔法や霊的な存在を切れるようにする使い方もある)
【備考】没落貴族の子
昔は長年朝廷に仕えてきた公家だったが悪徳な公家の策略にはまり彼の家は朝廷を追放された
それ以来、姫巫女以外の朝廷の人間を信用していない
国や姫巫女への忠義は変わっておらず、国が抱える問題を解決するために独力で動いている
武芸に秀でた家系ではなかったが、彼は天才的な刀の才能に恵まれ、それを努力で磨き上げ
居合いの達人と言われるほどの刀の使い手へと成長した(ただしそれを知る者は限られている)
好物は温泉とみたらし団子のたれマシマシ
半年前の姫巫女乱心騒動では浪人のような出で立ちで刀を振るい、悪の狐を追い詰めた
朝廷ではなく姫巫女への忠義により、その後も朝廷には戻らずイクセに仕えながらその暮らしを支える道を選ぶ
イヨのリュウトウ将軍案には一定の理解を示しつつも、まだ年若いリュウトウに重責を負わすのは不憫であるとも進言した
白影スライムの出現について、アキトはイクセを守る為に警戒を強めている。今のところまだ隠れ里の近くには出てきていない
- 72 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:52:33.31 ID:VuU87I/H0
- ◇登場人物:オノゴロ諸島 その3◇
【名前】アウル・フォクシー
【種族】狐の獣人
【性別】男
【年齢】25
【容姿】銀髪で狐耳と狐の尻尾がある。顔は整っておりイケメン。長い槍を背負っている。いつもニヒルな表情をしている。
【性格】腹黒い性格。本人は自覚していないがナルシストなところがある。
【魔法】毒を操る魔法(毒液や毒霧も可能)
【備考】昔暮らしていた村が人間によって滅ぼされてしまった過去がありそれ以降人間を憎んでいる。魔物に対しては結構普通に接している。ある組織に所属している。槍術と毒の魔法が得意。腹黒い性格もあって騙し討ちもする事がある。テンションが上がるとヒステリックな笑い方をする。実は緑の国に滞在時、世界樹の果実を潰しそれから五色の光が放たれている様子を目撃している。
人間への復讐を果たして魔族が平穏に暮らせる国を再興するというザイルの理念に賛同し、テロ組織シノホシの構成員となった
セレスティアの訃報を聞いた時は耳を疑った。はっきり言って嫌いなタイプだったが、建前上は同じ目標を目指した仲間だ。もう二度とあの戦闘狂と言葉を交わせないと思うと……別にそれほど悲しくもないが、喪失感が全くないわけでもない
そして半年前。アウルはオノゴロ諸島で未曾有の呪毒テロを引き起こし多数の命を奪って水源を汚染したが、クロシュたちの機転により全ての死傷者は蘇生し、水源の汚染も浄化されてしまった。結局アウルは、人っ子一人殺すことができなかった。
その後国家転覆や放火等様々な罪状で投獄され、アウルは裁きを待つ身となる。後で知ったことだが、即時斬首されそうになっていたアウルの命を救ったのはクロシュだったらしい。
あのスライムはその後も、子狐たちからの差し入れと称して油揚げを持ってきたり、悪辣な九尾からの伝言を届けたりと、余計なことばかりしてくる。実に腹立たしいが、子狐たちの油揚げは美味しかった。
……子狐の油揚げを食べていると、過去の自分がいかに愚かで浅はかだったかが身に沁みる。自分は、この優しい味すらも呪毒の渦に沈めようとしていたのだ。人間は憎いが、当時の自分はその人間たちと同じ……いや、それ以上の畜生に堕ちていた。
もしかしたらあのスライムは、それを教える為にこんな回りくどい真似を――と少し考えたが、アウルは首を横に振った。それはない。ただの親切心だ。あれはそういうスライムだ。呆れるくらいに善良で甘ったれな。
もっと早くあんなスライムに出会えていたら、別の道を選べたのかもしれない。でもそんな道など存在しなかった。自分にあるのは、孤独に処刑を待つこの運命だけ。ままならないものだ、とアウルは息を吐いた。
シノホシの奴らは元気にしているだろうか。
- 73 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 20:35:21.18 ID:VuU87I/H0
- ◇登場人物:王都セイントレア その1◇
【名前】アルベール・ド・セイントレア
【種族】人間
【性別】男
【年齢】45
【容姿】長身ですらりとした姿。茶髪で肩ぐらいの髪
【性格】穏やかで理知的。有事には威厳のある王として振る舞う
【魔法】炎属性のみだがかなり上位の腕前
【備考】王国(の人間)の民には優しく公平な王。王としての才覚もなかなかのもの。一方で魔族には過激かつ排他的な政策を進める。そのあまりの差には一部の側近にも不思議に思われている
王国に代々伝わる炎の魔剣を自在に扱い、個人的な武力は世界でみてもかなり上位。実はかなりの愛妻家
卑劣なテロには断固として戦う意思を国民に示し、芸術都市の悲劇を経てその支持率は更に高まった
半年前の世界めくれ未遂事件を経た後、王妃の進言や黒いスライムの活躍を鑑み、魔族への排他的な姿勢を緩めた
現在、セイントレア王国は融和派と徹底対立派で二分されているが、少なくとも王都では融和路線が受け入れられつつある
王都セイントレアは白影スライムの進撃が極めて激しい都市の一つだが、アルベールは迅速に軍を編成してこれを迎え撃っている。王都の高く厚く白い城壁は健在である
【名前】ユグド・フランシス
【種族】人
【性別】男性
【年齢】65歳
【容姿】顔が良くイケオジ。栗色の整った髪型、栗色の顎髭がある。手には魔法の杖を持っている。
【性格】優しく人や魔族関係なく救いの手を差し伸べている。どちらか言うと博愛主義者。
【魔法】神聖魔法
【備考】現教皇でセクリエ・ロイエ者達はみんな家族と考えており、どんな者にも話しを聞いたり、救いの手を差し伸べたりしている。ロイエの者達も1人1人大切にしている。王国の事情にも知っている。現在王国との関係やロイエの原理派の行動、デロデロ派の出現に頭を悩ましている。宗教の自由で誰かどこの宗教にいるかは気にしないがデロデロ教の考え方は冒涜だと思っている。新聞を読むのが趣味で色んな新聞を読んでいる
半年前の世界めくれ未遂事件の後、ロイエ教内で原理派の権威は失墜し、穏健派であるユグドの権力基盤はさらに盤石なものとなった
白影スライムの進撃に対してはロイエ僧兵も王国軍に協力し、共に城壁を守っている
【名前】グランドマスター
【種族】人間
【性別】男
【年齢】?
【容姿】大司教服に荘厳な杖を持つ見た目若い白髪男。
【性格】普段はニコニコ自己中サイコパス
【魔法】魔力を命に変換する魔法
【備考】原理派の枢機卿としてセイントレアとセクリエ・ロイエを繋ぐ黒幕。教皇に次ぐ権力者だが、教皇を追い落とすために策を巡らせている。固有魔法により魔力がある限り死なず、死者を生き返らせることもできる(なおその蘇生の実態は魂の宿らないリビングデッドである)。そのため人間であるのにその寿命を遥かに超える時を生きている。魔力の貯蔵として魔族や妖精などを集め、魔導機械に詰めて魔力を絞り上げることを王国に行わせている。これまでもこれからも永遠に生きるために自分のためだけに魔族を徹底的に弾圧する真の邪悪。魔族の数を減らしつつ永遠の命も得られるとはなんて賢いのでしょうと自分を誉めている。彼の常勤する聖域の間は、魔力が満ちておりそこにいる限り無敵。永遠の命をちらつかせ協力者を増やしている。現場に出ないお偉いさんの癖に無駄に強い。
半年前の世界めくれ未遂事件の後、内乱罪等複数の罪状で逮捕され、裁判を受けている。
無罪となってシャバに出たらこの私をコケにした奴らを全て叩ッ殺してやりますよ……!と息巻いているが、今のところ裁判は極めて不利に進んでいる
白影スライムのことは差し入れられた新聞を読んで知ったが、私を逮捕するような愚かな国など滅ぶのが正当ッ!と吐き捨てている
【名前】ガッタ・ファーブ
【種族】人間
【性別】男
【年齢】50
【容姿】身長は高い。白髪で頭部の両端にクワガタの顎のような髪型をしている。鼻は少し長くカイゼル髭を生やしている。白衣を着ている。
【性格】昆虫(もしくは昆虫型モンスター)が好きでいつも昆虫の事を考えている。人をあまり信用していなく疑い深い性格。ネチネチと小言をよく言っている。小言が多いが仕事仲間には優しい気にかける事がある。
【魔法】昆虫魔法
・普通の昆虫を使役し操る事が出来る。
・オリジナルの昆虫を召喚して操れる(例えば火に耐性があったり、切っても分裂できる等)。
・自身の体の一部を昆虫の一部に変える事が出来る(例えば背中に蝶々の羽を生やす、両足をバッタの足に変える等)。
【備考】王国で護衛兼学者とやっている。結構頭もよい。昆虫に関する論文で高い評価を受けたり、新種の昆虫型モンスターを発見したして、学者の間では結構有名。武術も強く、護衛の為に習ったら才能が開花した。武術に関しては王国の騎士隊長以上に強くなっている。その強さから王国にも認められている。王国の命令があれば必ず遂行する。セインとはともに仕事した事がある。自身の魔法もおり混ぜて戦う戦闘スタイル。一人称は「ミー」でよくカイゼル髭をいじっている。
セインのことはかなり気に入っており、フレンドシップを感じていたらしい。最近連絡が取れなくなって落ち込んでいる
カリス・ノーランドのことは倫理観のない最悪のマッドサイエンティストだと思っていた。今でも思っている
【名前】ザック・スミル
【種族】人間
【性別】男
【年齢】30歳
【容姿】聖職者の服を着ており、金髪のソフトモヒカンでガタイいい。いつも笑顔で白い歯を見せている。メリケンサックを所持している。
【性格】明るく平和主義者だがカッコつけたがりで必ず何かしらポーズをとる。
【魔法】光魔法、身体強化魔法
【備考】セクリエ・ロイエに所属しており、穏健派。平和を愛しており、ボランティアやクリーチャー討伐など社会貢献をして多くの人々を救いいつの間にか人々から彼の性格(とくにカッコつけたがりなところ)もあって「ヒーロー」と呼ばれている(自分もヒーローに憧れていた)。穏健派なのでアダ名と呼んでもいいし名前で呼んでも気にはしていない。昔は路頭に迷っていたところ現教皇に救われた事がある。戦闘時では、メリケンサックを武器にし光魔法と身体強化魔法を駆使している。
半年前の世界めくれ未遂事件の後も変わらずトレーニングと訓練を続けている
白影スライムの進撃に対しても光魔法で拳を覆うことで不利をカバーして戦っている
- 74 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 20:36:55.12 ID:VuU87I/H0
- ◇登場人物:王都セイントレア その2◇
【名前】クレア・フォーサイト
【種族】人間
【性別】女
【年齢】24歳
【容姿】修道服に身を包んだ黒髪、糸目で細身の女性。通常時の瞳の色は髪と同じ黒色
魔眼を発動する時は目が開き、その時は片目が青のオッドアイ状態となる
【性格】真面目で慈悲深く、誰に対しても丁寧な口調で接する。まさに聖職者の鑑のような女性
【魔法】魔眼魔法(未来視の魔眼)。文字通り未来に起こる出来事を見る事が出来る
基本的に近い未来であればあるほどハッキリと見る事が出来るが(例えば数秒後など)、数日後の未来などになるとボンヤリとしか見えない
また一年後など、あまりに遠すぎる未来は見る事が出来ない
【備考】穏健派に属する女性聖職者
少女時代に未来視の魔眼の力に目覚め、友達にこれから起きる事を予言し見事に的中してみせたのだが、すごいと思われるどころか気味悪がられてしまい逆にいじめられるようになってしまった過去を持つ
悲しみに暮れていた所、今の教皇にあたる人物から「君の力はきっと神様からの贈り物に違いない」と励まされた事がきっかけで「ならばこの力を神様と励ましてくれたこの人のために役立てよう」とロイエ教への入信を決意する
それから今までロイエ教のために働いてきたのだが、最近未来視の魔眼でセクリエ・ロイエ及びロイエ教に何やら良くない未来が忍び寄っているのを見てしまい不安に思っていた
半年前の世界めくれ未遂事件では、クロシュたちと共にレイ・アンバーを捕まえたり、地下壕の整備をしたり、秘伝のパスタを作ったり、多方面で活躍を見せた
事件の後は恐ろしい未来は見えなくなったらしく、今は聖ヴァレリオ教会で平穏に務めている
白影スライムの進撃については、一切視えなかった突然の運命だったらしく、驚くと同時に恐るべき事態になっているのではないかと危惧している
【名前】 ミラ&クル
【種族】 人間
【性別】肉体的には男だが、精神的には男(ミラ)と女(クル)両方の面がある
【年齢】 17
【容姿】水色のロングヘアをした一見美少女に見える可憐な容姿。
【性格】基本的には抽象的で意味深な言動をよくする浮世離れた不思議ちゃんな性格だが一応ミラとクルでは細かい思想や好き嫌いは違うらしい。
【魔法】光&闇の混合魔法
【備考】元々はレイ・アンバーと同じ孤児院で暮らしていた双子の兄妹だったが、ロイエ教原理派による孤児院襲撃によって妹(の肉体)は死亡し、兄は妹の精神が入りこんだ(本当に入りこんだのか、所謂二重人格になってしまったのかは>>1におまかせで)うえで、ロイエ教原理派に保護された(囚われた)。 その後紆余曲折あってセイントレアにある孤児院で働いているが、実際の所はいつかレイ・アンバーがセイントレアやセクリエ・ロイエにやって来た時におびき寄せるための『餌』として泳がされている状態である。ちなみにミラ&クルにとってレイへの現在の感情は「愛憎好嫌入り混じったデロデロな感情」らしい。
半年前の世界めくれ未遂事件では、非戦闘員ながら子供たちの避難誘導やレイ・アンバーの捕獲で活躍した
事件の後もレイ・アンバーと共に孤児院で暮らしており、日々レイをいじりながらのんきに過ごしている
白影スライムの進撃については、ひとまず城壁の内側は安全であるものの、自分にもできることはないかと模索している
【名前】レイ・アンバー
【種族】人間
【性別】女性
【年齢】18
【容姿】長身だが猫背で地面につくほど長い灰色の髪をした陰鬱なオーラを醸し出してる女性 体中にタトゥーのように無数の魔法陣が刻まれている
【性格】根暗で対人恐怖症で常に不安と恐怖に囚われている
【魔法】体中に刻まれた魔法陣の影響でによって禁呪扱い・あるいは歴史の中で忘れ去られた魔法や呪術を含めて多数の魔法を使える
【備考】かつてはとある国(どの国かは作者に任せます)の孤児院で暮らしていた普通の少女だったが、その孤児院は邪神(とロイエ教では扱われている)を信仰するカルト教団が運営しており、彼女は邪神の器として選ばれてしまいその際に魔法陣が刻まれる。そして邪神を彼女に憑依させる儀式の直前にカルト教団を滅ぼすためにロイエ教原理派が襲撃。その混乱に乗じる+魔法陣によって使えるようになった魔法を駆使して脱走に成功したものの、カルト教団とロイエ教原理派双方によって全世界の冒険者ギルドに捕獲や討伐の依頼が出されお尋ね者になってしまい、常に怯えながら逃走生活を続けている。しかしお尋ね者でまっとうな職に就けないとはいえ盗みを働いて金や食糧を得たり、不安と恐怖が強すぎるあまり追手と勘違いして無関係の一般人を攻撃したりと単純な被害者とは言えない行動をしてしまっている。過去のことで善良な心が歪んでしまったのか、あるいは元から邪神の器に相応しい素質を持っていたのか……
密航した貿易船を紆余曲折あって幽霊船と化させ、その奥に引きこもっていたところをクロシュ一行に叩きのめされた。その後彼女の処遇について紛糾していたところ、クロシュの進言によって命を救われ(?)、クロシュのことが気になり始める
逃亡生活は現在も続いており、少し前に海上を漂流していたところを再びクロシュ一行に見つかって救助される。そこでまたクロシュやクロシュの仲間たちの優しさに触れ、久しぶりの安らぎを得た
その後国際商業都市イスファハーンに到着する前にクロシュたちの迷惑にならないようひっそりと一行から離れ、孤独な逃亡生活に戻っていった
少し前にユーシリア帝国領に入り、シワシワカボチャを盗み食いしているところを騎士に発見されて追い回された。シワシワなやつくらい分けてくれても良いじゃん……と思ったりしたが、その当時ユーシリアカボチャのほとんどがシワシワで大変だったということをレイは知らなかった
そしてセイントレア編にて、ついにクロシュたちや幼馴染のミラ&クルに捕まり、お縄に付くかと思いきやグランドマスターに全ての罪をなすりつけることで無罪放免となってさらに賠償金もがっぽり貰った
今はミラ&クルと共に聖ヴァレリオ教会預かりの身となり、クレアさんに叱られたり褒められたりしながら平穏な日々を過ごしている
白影スライムについてはすごくびっくりしているが、同時にクロシュのことをものすごく心配している。厳戒態勢の王都を抜け出してクロシュたちの集落に行けないかと画策している
- 75 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 20:38:39.09 ID:VuU87I/H0
- ◇登場人物:オリシン王国 その1◇
【名前】クロノス・ローレリアス・オリシン
【種族】人間
【性別】男
【年齢】30
【容姿】儀礼用の王族服と宝飾じゃらじゃらな長身黒髪男。国宝の指輪を常に着けている。
【性格】ガハハ系適当男と見せかけてシリアス面もできる有能
【魔法】空間支配系
【備考】
オリシン王国の王族の一人にして、大図書館の名誉館長も勤める。大図書館の空間は迷宮のように入り組んでおり、入ったが最期抜け出すのは不可能なほど広い。入口付近はまだ空間は歪んでおらず民衆も使用できるが奥の方に行くことは禁じられている。禁書が山のように存在する図書館であり迷宮の奥に行くほど危険度の高い本が並びだす。最奥に何があるか詳細は極一部の者しか知らない。実は亡き父から最奥に辿り着くためのパスを引き継いでいる。また、この歪んだ空間を図書館内部に留めるために力の大半を使用している。気を抜くと図書館外の首都の空間すら歪まされるだろう。図書館はつまり封印の楔なのだ。最近妙に歪みが大きくなっている。何よりもオリシン王国を大事にしており、きょうだいたちのことも愛している。そのため全てを守るために自分の人生も時間も寿命も捧げている。でもそれは全部内緒。お兄ちゃんだから。
時空歪曲拡大事件の後、クロノスは王位を継承してオリシン王国の国王となった。
国王となってからは以前にも増して張り切り、積極的に様々な政策や白影スライム対策を押し進めている。
【名前】メロウド・オリシン
【種族】人間
【性別】男
【年齢】25
【容姿】肩にかかる程度の金髪、青い瞳、白い肌。優しそうな柔和な顔立ち。背が高く華奢な体格。スーツのようなかっちりとした服装を好む。
【性格】普段は温和で誠実だが、書物のことになると饒舌に熱弁するオタク気質の性格。国や民を思う王族らしい優しさは持つものの、デロデロ教には好意的なようだ。
【魔法】情報魔法。書物や他者の頭脳にある情報・記憶などを瞬時に読み取り頭脳に保存し再現できるようにする魔法。
頭脳に保存された情報は忘れることなく記憶され、いつでも思い出せる。人間ウィキペディア。
極めれば世界の記憶すら読み取ることができるほど強力な魔法だが、体力や魔翌力が切れれば保存した技術や魔法は当然使えないし、またこの魔法単体では新しい技術や知識を生み出すことはできない、トラウマになるような悪い記憶でも忘れられないなど不便な面もある。
【備考】オリシン王国の王子で重度の書物中毒。とにかく読書が大好きで大図書館のためなら王位を目指すのもまた一興と考えている。(図書館がなければ王位に興味がないともいう)
魔法もまた読書に関連するもので、ともすれば人間すらも一冊の書物としてとらえることのできる魔法だが、その一方で自身の魔法に対し、手足や目の数・寿命など自分の体が枷になる(読める書物の量に限界がある)と考えており、そうした枷を取り払える可能性のあるデロデロ教に対しては好意的なようだ。
時空歪曲拡大事件の後、クロノスからオリシン王立大図書館名誉館長の座を引き継ぎ、管理業務を中心に忙しく働いている
業務の傍らで、前回のような窮地に立つことのないようにアカシャ図書館や永遠の魔王についての調査を進めている
【名前】 クーフィア・オリシン
【種族】人間
【性別】女性
【年齢】16
【容姿】長い銀髪を三つ編みにして眼鏡をかけた、王族とは思えない地味で素朴な容姿。父の形見の開かずの本を大事に持っている。
【性格】内気で気弱で臆病で人見知りしがちだが、王族として国や民を思う優しさや責任感はある。
【魔法】水魔法(本が濡れるので出来れば別の魔法が良かった)
【備考】オリシン王国の王女であるが、物心がついたときから様々な本を読むのが好きでよく図書館に通いつめていた。そのため王族の中でも随一の知識をもっているが上記の性格も含めて王権には興味はなかった。
しかし父である先王が死の間際に開かずの本を託したことと、白影スライム騒ぎに酷似した出来事がかつて読んだ古代の歴史書に書いてあったことを思い出し、 自分なりに何かできることはないか探している。
時空歪曲拡大事件の後クーフィアは以前と同様の生活に戻ったが、小さな変化もあった。重かった前髪が軽くサラサラになり、たまに眼鏡ではなく新製品のコンタクトレンズを着用するようにもなった。無論フェルメールの仕業である。なおフェルメールは後ろ髪もいろいろアレンジしようと提案したが、クーフィアは三つ編みはアイデンティティだとして頑固に断ったらしい。
時空歪曲拡大事件は歴史にも残らず民衆にも知られない類のものだったが、クーフィアはそれを物語として残そうと思い、最近久しぶりに筆を取っている。
【名前】フェルメール・ド・ロスチャイルド
【種族】人間
【性別】女
【年齢】13
【容姿】長めの金髪をたなびかせた美しい小さめお姫様。セイントレアドレスを好んで着る。
【性格】我が儘、傲慢、強欲だが比較的丁寧口調。クロシュヴィアLOVE。抱っこしたい。する。
【魔法】記憶操作 発動範囲や対象人数はバカ広いが1つ2つの記憶を改竄植え付けるのが限界
【備考】デロデロ教最高幹部の一人。デロデロ番号一桁の古参。今は色々あってオリシン王国の王女ということにして首都中の記憶を操作し、王宮に堂々と潜入している。かつてクロシュヴィアに分からせられて以来神の如き者として仰ぎ見ている。デロデロ教徒というよりクロシュヴィア教徒。デロデロ教については微妙に理解しておらず、世界支配のための都合の良い教えと認識しており、最終的に自分自身も世界に溶ける教義であることに気づいていない。クロシュヴィアから大切に思われているが同時にデロデロにされる運命であることをまだ知らない。王宮内の権力争いに勝利して、デロデロ教を国教に据えクロシュヴィアに国を捧げようとしている。強力な魔法を持つ反面、身体能力は人並み以下。スライムには優しめ。中ボス枠。
時空歪曲拡大事件を経てデロデロの教えが真に意味することを理解し、考えが揺らいだ。本当に文字通り何もかもを溶かして混ざり合うものだとは思っていなかったのだ。それが真の正しい未来なのかフェルメールには判断がつかなかったが、溶け合うことに恐怖を抱いたのは確かだった。そして恐怖なんかを抱いてしまったことが、クロシュヴィアに申し訳なかった。
現在フェルメールは自分の考えを整理しつつ、独自のルートでクロシュヴィアを追う方策を練っている。例え怖くとも、本当に正しいならばもう一度クロシュヴィアの元に集いたい。そして間違っているなら――クロシュヴィアちゃんを愛する者として、もう一度ぶつからなければならない。今の自分は、自らの心をも蔑ろにして服従するロスチャイルドの子ではないのだから。
- 76 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 20:39:49.29 ID:VuU87I/H0
- ◇登場人物:オリシン王国 その2◇
【名前】サキ=ローズナイト
【種族】竜人と人間のハーフ
【性別】女
【年齢】19歳
【容姿】銀髪セミロングの女性。頭に1本角が生えている。メイド服着用。
【性格】落ち着いた性格だが、キレると共謀になり口調が荒くなる。
【魔法】速度魔法の使い手。自身や他の物が動くスピードを速くしたり遅くしたりできる。他にも拳銃や短剣を使用する。
【備考】オリシン王家の宮殿で働くメイド。イリスの幼馴染。元々孤児であったが、フラナに拾われて彼女に育てられてきた。その過程でイリスとも知り合い、彼女のお姉さん的存在でもあった。フラナの身の回りの世話をしたこともあり、メイドの道へ進み現在に至る。それが彼女の全てであり、世間にはあまり興味はない様子だが、身内の危機には容赦しないスタンスをとっている。
時空歪曲拡大事件の後も変わらずオリシン王宮のメイドとして働いている。高い戦闘力を持つため白影スライム退治に駆り出されることもあるが、卒なくこなしている。
【名前】ミネルヴァ・ドーソン
【種族】人間
【性別】女
【年齢】26
【容姿】金髪ロングの妊婦
【性格】温厚で種族や出自を問わず友好的に接する
【魔法】治癒魔法
【備考】元々は夫や幼い娘とともにミュージアで貧者のための治療院を開いていた医師。しかしミュージア崩壊時に夫を除くすべての家族や友人を失い、絶望の淵に立たされた折にクロシュヴィアと出会い、夫婦そろってデロデロ教に入信した。
しかしクロシュヴィアとともにセイントレアを訪れた際に世界めくれに見舞われ、今度は夫をも失ってしまう。さらなる絶望に立たされたその時、自身が夫との子を宿したことに気づき、この子を産みたいという思いからデロデロ教を離反した。
盗賊らに襲われていたところをクロシュたちに助けられ、その後オリシン王国に着いた後もしばらく行動を共にした。
お腹の子の名前は、クロシュの提案したアイにしようと考えている。最近かなりお腹も大きくなってきており、出産の時が迫りつつある。
【名前】シュヴィー・オード
【種族】フライングスライム
【性別】女
【年齢】750
【容姿】常時浮翌遊している空色不定形美人
【性格】世話焼き
【魔法】空間魔法
【備考】
オリシン王国のスライムたちの長。もうオリシン王国のスライムたちのほとんどは星に溶けたが、辛くも彼女一人は逃げられた。仲間がいなくなったショックで毎日泣いているがもう誰も返事はしてくれない。
残った僅なスライムたちを纏めて自分が作った小さな空間を逃避先として提供している。空間の出入口はどこでもドアみたいに不自然なドアが国中に散見しており、白影以外のスライムなら入れるように細工されている。家事料理は一通りこなせるハウスワーカースライム。
クロシュたちの旅の道中で出会い、その後オリシン王国滞在中にもお世話になった。優れた空間魔法の腕前を持ち、医学や薬学の知識も有している。
シュヴィーは今でも、溶けずに残っているスライムを探してオリシン中を捜索している。
- 77 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 20:41:03.20 ID:VuU87I/H0
- ◇登場人物:オリシン王国 その3◇
【名前】アステール・アタナシア
【種族】(元)人間 【性別】女性 【年齢】不明
【容姿】濃紺色の長髪と金色の瞳を持った少女。黒のとんがり帽子にローブと一体化したロングコートと魔女らしい装束を纏い、日中でも星を見られる魔法と望遠機能が付いた特注の眼鏡を掛けている。少女体なのは初心を忘れない為。身長141cm。
【性格】属性は中立・中立。物静かでマイペースな論理学者型。超越者故に極めて達観しており、感情が顔に出ず、誰に対しても敬語で話す。無機質で機械的と捉えられる事も多いが、星を絡めた言い回しを好んだり星の話だと饒舌になったりと人間的な一面もある。
【魔法】星属性の派生である"天星魔法"を扱う。通常の星属性と異なり天上の星々からも数多の力を引き出せる。まさに星の数ほどの魔法を宇宙規模で行使できる神域の固有魔法。
【備考】町の外縁部に建つ天文台の館長で、原初の文明より悠久の時を生きる超越者の一人。通称"星見の魔女"。所謂NPC専用のお助けキャラ。
幼少期に見た満天の星空と流星群に心を奪われ天文学の道へ進む。占星術や天体魔法など星に関わる物なら何でも習得し、遂には後天的に星属性を獲得。終いには末永く星を見続ける為に自らを作り替え、不滅の超越者にまで至った規格外。現在は天文台で星を眺めたり茶を飲んだりしながら暮らしている。
"過ぎた力を持つ者は、過度に世界に干渉すべきではない"という主義。何が起こっても今の人達に行末を委ね、自分の力は欠片も貸す気がない。ただし自分由来でない力は対象外らしく、市販品や茶菓子等は気前良くくれる。
もしも世界が滅ぶとしたら、その時は自らも星と運命を共にする気でいる。森羅万象を見守る者。
好き:天体観測、今を生きる人々、金平糖
苦手:騒がしい場所、急かされる事、脂っこい物
夢:宙へ行って星を巡る事
大嫌い:なし
オリシン王国編では、類稀な星属性の力を見込まれてイリスに協力を打診されたもののすげなく断った。誰にも肩入れしない主義だという。
その後ユーシリアの蒼き星の勇者や大魔女クローディアの友人だったことが判明し、同様に茶飲み仲間となったクロシュたちへささやかな応援を贈った。
【名前】ティナ・プラネット
【種族】魔女
【性別】女性
【年齢】?
【容姿】赤橙色のショートカットを刈り上げた髪型。傷と右目を隠す眼帯のせいで分かりにくいが、よく見るとイリスと似た顔立ちをした長身でスレンダーな美女。黒いスーツ姿で左腕は義手になっているため手袋で常に隠している。
【性格】冷静沈着で礼儀正しいリアリスト。情に厚いが流されない。やや負けず嫌いなところがある。
【魔法】星属性を得意として一通りの魔法を使えたが、現在は無属性の魔法しか扱えない。
【備考】イリスの母親。希少な星属性の使い手だったのでカリスに狙われていた。幼いイリスを危険から遠ざけるため、親友に託して単身カリスに挑むも力及ばず捕らえられてしまう。
実験体として扱われた結果、左腕と右目の視力、記憶を失い、星属性の魔法も使えなくなったことでカリスからの興味は失われた。
ある日、フメイ達の脱走に乗じて逃亡に成功。その後は紆余曲折を経てエバンスが所属する傭兵団に拾われ、その仕事ぶりから「無詠の魔女」の二つ名がつけられて行く先々で恐れられるようになった。自身の名前を思い出せなくなっているので自身もその二つ名を使用している。
使えなくなった各属性魔法の代わりに各属性の魔翌力を撃ち出す二丁の拳銃と身体強化魔法による近接攻撃を用いて戦う。
ダークヒーローイリスの話を聞くとなんとなく複雑な気持ちになるが、本人は理由がわからない。
ロイエ教信者ではないが、名前を持たないことと派遣先での活躍から現在は原理派の要人警護のために雇われていた。
半年前の世界めくれ未遂事件の前後で記憶を取り戻し、イリスの母としてクロシュたちと共に戦った。
今はイリスと共に祖国オリシンへ帰国し、平穏に暮らしている
時空歪曲拡大事件では、クロノスに雇われた調査員として活動しつつ陰ながらクロシュたちへの一助となった。
【名前】イリス・プラネット
【種族】人間
【性別】女性
【年齢】17
【容姿】髪は少し橙が入った赤のポニーテール。身長は女性の平均くらい、やや童顔気味だけどスタイルは良い美少女。旅に適した魔術師のローブを着て、魔術師用の杖を持っている
【性格】明るく元気いっぱい、前向き。基本的に温厚で礼儀正しいが、やや負けず嫌いなところも。善人だが理知的でもあり、考えなしに人助けに走るわけじゃない。けど周りの人に危機が迫ったときはやっぱり体が勝手に動いちゃうときもある
【魔法】属性:星。自分たちが住むこの星の根源の魔力にアクセスする。この星の様々な自然の力を扱うため、火、水、土、風、光など、一見多数の属性の魔法を使うように見える
現在は自身の属性を把握し、小規模ではあるが星属性の魔法を使うことができるようになった
【備考】お師匠様のような立派な魔法使い目指して修行の旅の途中。その中で自分の謎な魔法属性も把握できればと思っている(達成済み)
既に魔法使いとしての腕前はかなりのものだが、お師匠様にはまだ届かないと思っており、邁進中
旅の日記をつけているが、その中でその地域の料理や料理法も書き留めている。彼女自身料理するのも食べるのも好きで、かなり料理上手
元々知的好奇心が強く、結構な知識通。女性の一人旅なので、魔法の他に護身術、杖での格闘術も使えるが、一流の戦士にはさすがに魔法抜きの近接戦は分が悪い
いろんな人とすぐ打ち解けちゃう良く分からない魅力がある
ミスティにユキという後輩(?)ができたことを少し羨ましく思っている
世界樹の光を巡る旅を終えた後は母ティナと共にオリシン王国へ帰国し、魔法の研鑽をしながら平穏に暮らしている
時空歪曲拡大事件ではクロシュたちと再会し、久しぶりに肩を並べて共に戦った
弱体化したクロシュたちのことを心配しつつも、新生したオリシン王国を守りたい意向からオリシンに残って白影スライム撃退に専念することを決意する
- 78 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 20:42:40.98 ID:VuU87I/H0
- ◇登場人物:シノホシ その1◇
【名前】レイン・フォール
【種族】エルダーサキュバス
【性別】女
【年齢】120
【容姿】金髪オッドアイで黄色いパーティードレスを着たナイスバディ美人。泣きぼくろがチャームポイント。
【性格】気が強く孤高の寂しがり屋
【魔法】心理支配が最も得意で催眠や読心などを行える。
攻撃系統だと闇魔法も得意。触れたら消滅する強力な闇の塊を生み出し操るが、心理魔法ほど練度は高くない
【備考】かつて勇者サインと恋に落ちたサキュバス。勇者に一目惚れしてつきまとうようになり、いつしか勇者も受け入れてくれた。何故魔物である自分を受け入れたのか、そんな勇者の心は魔法をもってしても最期まで見透かすことができなかった。今はもう愛した勇者はいない。たった一人になった彼女は、勇者に誘惑催眠をかけたサキュバスと人類社会から烈火の如く憎まれ、勇者と仲良くしている裏切り者と魔物社会からも侮蔑の限りを尽くされていた。それらに抵抗するうちにいつの間にか国際指名手配の極悪人。賞金稼ぎに狙われ、傷つけられ、既に心は世界への復讐心にとりつかれていた。そのため、今では自分を迫害してきた社会に対して、悲しみと怒りをぶつける手段としてテロに興じる。
彼女はただの一度だって勇者に催眠をかけたことはない。あの時感じた純粋な恋心を魔法なんかで汚したくはなかった。
現在は国際テロ組織シノホシに所属し、勇者を死後も利用し続ける王国を破壊する為に活動している
少し前に浮島国でクロシュ一行と共闘し、あまり嫌いにはなれないと感じてしまった
セレスティアの訃報を聞いた際は流石に動揺したが、特別仲が良かったわけでもないため事実は事実として受け入れている
アウルの逮捕を聞いた際は少し驚いたものの、若さゆえにいつか先走りそうな気はしていたため、それほど動揺はなかった
フレメアの脱退については、当人の好きにすれば良いと思っている。元々あの吸血鬼は、シノホシという復讐者集団とは少々方向性が異なっていたと思う。いずれ違える道ならば、穏便かつ早い方が良い
そしてレインは現在、少々気になる情報が入ったとのことで単身大山脈へ向かったらしい
【名前】ザイル
【種族】魔族
【性別】男
【年齢】1000歳
【容姿】銀の長髪、中肉中背
頭にある二本の角、背中には黒い翼を持つ。それ以外は特徴を持たない普通の青年
【性格】泰然自若。知識を尊び、色んな物事に興味を示し、他者の話に良く耳を傾け、良く喋る。だが自身の価値観は頑なに譲らない。力こそ全てとし、力で意志と矜持を貫き通す。一方で身体が弱くても、強き心を持つものには敬意を払う
【魔法】圧倒的な出力の光魔法
【備考】産まれてから暫くの間、非力でそこらの村人より弱かった魔族
力なき故に他の魔族から虐げられ、飢えと渇きに苦しみながら、死にたくない一心で生き続け、鍛え続けてきた
ある時、長年自身を虐げてきた魔族を殺害。その魔族が貯め込んだ食料を喰らうことで、生まれて初めてのまともな食事にありつく
かつて自分より遥かに強かった魔族を倒し、飢えから解放されたことにより、力さえあれば飢えることもなく、尊厳も守れると力に執着していった
研鑽の日々の中、滅ぼされた村の生き残りの少女を虐げて楽しむ魔族を見つける
力こそ全て。ならば、少女が虐げられるのも弱いが故
そう考えるも怒りを覚えたザイルは魔族を屠り、少女を助けた
その後、助けた者の義務として少女を養う。始めは義務感のみで少女と接していたが、次第に情が移り兄妹のように仲良くなる
しかし、かつて虐げていたザイルが自分達より遥かに強くなったことを妬んだ魔族達が義妹(少女)が連れ去る
だがザイルの実力を見誤った魔族達は、義妹を人質にザイルを脅す間もなく皆殺しにされる
このことから、大切なものを守り通すにも力が必要と信じるようになる
やがて圧倒的な力と知識を手に入れたザイルは、繁栄も豊かさも平和も、人材すらも力で得られると、周辺の者を種族関係なく従える
そして自分の思う通りの法を整え、思い通りの国を作らせ、その国を亡き義妹の名前からリーリアと名付けた
かつての飢えの経験から、食事がなによりの楽しみ。一番の好物は義妹の得意料理だったシチュー
しかし国は、王国から放たれた一筋の光に焼かれ、呆気なく滅んだ
国を包んでいた、民の笑い声。平穏な日常。明日への希望。どれもが、燃えて灰となった
力こそ全て。国が滅んだのもまた、自身の弱さ故
されどこの怒りは。この哀しみは。この苦しみは。力なき者として当然の末路を、なぜ受け入れられぬ
灰の中に燻る激情の熱が、決意と共に蘇る
王国を滅ぼし、国を再興せん
光を――。義妹と同じ力を放つ世界樹の光を、我が手に――
セレスティアの訃報を聞いた際は、彼なりの方法で静かに祈りを捧げた。戦力の喪失は痛いが、立ち止まることはできない
アウルの逮捕を知った際は銀狐の末路に思いを馳せ、やはり力がなければ何も成し遂げられぬと決意を新たにした
フレメアの脱退については、実のところ少し安心している。フリューゲルが戻ったならば、フレメアの居場所はもうここではない
そしてザイルは現在、亡都リーリアを勝手に根城とした野盗の群れ等を掃除すべく大陸北部へ向かったらしい
なおシノホシは人員不足により活動停止中らしい
- 79 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 20:43:24.57 ID:VuU87I/H0
- ◇登場人物:シノホシ その2◇
【名前】セレスティア・ベールグラッド
【種族】ドラゴン
【性別】女
【年齢】1800(享年)
【容姿】赤いドレスと赤い眼、金髪、立派な龍角を持つ妖艶美人で真の姿は赤いドラゴン。龍角から加工した大業物の槍を持つ。
【性格】面白いものが何より好きで、退屈が何より嫌いな気分屋。自由人。基本は気さくだが、心から誰かを愛さないし心から憎むこともないどこまでいっても爬虫類。仲良くなった相手でも必要があれば敵対するし、その逆もある。
【魔法】ドラゴンとしての溢れる魔翌力を魔法というよりドラゴンブレスとして雑に魔翌力の塊をぶつけるだけのストロングスタイル。変身魔法も使えるが杜撰。
【備考】国際テロ組織「シノホシ」のメンバー。面白そうというだけで特に目的意識も忠誠心もない。組織のメンバーになれるだけにかなりの実力者。組織の任務以外には傭兵業をこなして生計を立てている。世界でも稀な純正純粋のドラゴンだが、めんどくさいいざこざに巻き込まれないため普段は人間の姿をしている。しかし度々龍角が生えちゃうくらい爪の甘い変身っぷりで、その度にファッションだからと変な言い訳をしている。空を飛べ、普段はフワフワ空中で揺られながら昼寝してる。気に入った相手は背に乗せてくれる。気に入った相手でも必要であれば躊躇なく殺す。空から不法入国を繰り返す常習犯。本質はどこまでも冷めた人であり、戦いの中で、唯一ひりつく感情の中で死にたい。
実のところシノホシの理念や目的には一切興味がないが、強者が集い強者と戦えるシノホシでの仕事にはかなり満足している
ユーシリア編にて、自らが撒いた因果の報いを受け、戦いの中で生を終えた。その最期が満足のいくものだったかどうかは誰にもわからない。
死後強烈な呪いを放つ遺骸は、通りすがりの赤いスライムに食べられた。
- 80 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 20:44:48.79 ID:VuU87I/H0
- ◇登場人物:無所属 その1◇
【名前】ブラッド(冒険者ギルド命名)
【種族】スライム
【性別】♀
【年齢】不明
【容姿】血のように赤いスライム。人間に擬態する時は、真紅の髪を足元の辺りまで無造作に伸ばした幼子の姿を取る
【性格】わがまま。感情の起伏が激しく、気に入らないことがあるとすぐに癇癪を起こす
【魔法】詳細は不明だが、通常のスライムとは一線を画す卓越した擬態能力と同化能力を有する
【備考】幼い外見とは裏腹に異常な力を有しており、何人もの冒険者を血の海に沈めている
単純な戦闘能力も高いが、擬態能力を活かして不意打ちや騙し討ちをする等の狡猾さもあり、危険
過去に起きた災害級の事件に関与している疑いがあり、冒険者ギルドは調査を進めている
ここ最近にわかに動乱の気配が沸き起こっているのを感じ、多数の分体を大陸中に放って動向を観察している
カリス・ノーランドによって造られた命である可能性がある
嫌いな食べ物は特になく、毒物だろうと鉱物だろうとなんでも食べることができる。強いて言えば人間は種族的な意味で嫌いなので食べたくない
未だに人間のペットをやめない黒いのろまスライムのことが気に入らないが、あかちゃんなのだから仕方ないかとも思い始めている
半年前、カリス・ノーランドを討つ為クロシュたちと一時的に共闘した
その後の世界めくれ未遂事件には関わらず、何処かへと去っていった
現在は、世界各地に散在しているというカリスの研究所等を潰して回っている
【名前】クロシュヴィア・スウィートエンド
【種族】スライム
【性別】なし
【年齢】2000
【容姿】特に一つの姿に頓着せず、様々な姿に変身する。普段は風になって漂っている。
【性格】姿形を変えられるように性格もいくらでも変えられる。普段は朗らか風。しかし本質はことなかれ主義の悲観論者。
【魔法】体積も質量も材質もエネルギーも無視して何にでもなれる。コピーした相手の能力魔法すら使いこなせる。
【備考】人間が魔物を嫌うようにどんな種族でも別の種族を嫌ったり好いたりと差別心を心に抱えている。そんな世界でもみんなから好かれるため嫌われないため、相対する種族に合わせて姿を変え偽り生きてきた(人間相手には人間として振る舞うなど)。伝説のスライムだがスライムとしての本来の姿にはもう長いこと戻っていない。
どうにもならない現実を目の当たりにしすぎた結果、最期には生命の在り方に絶望して風の中に溶けていったと言われている
それから千と数百年後。芸術都市での大破壊の後、彼女は再び人々の前に現れた。全ての生命を救う、真の正しい世界の導師として――
デロデロ思想の布教活動は、ゆっくりとではあるが着実に進行している。最近は新しく導師になってくれた僧侶の活動もあってロイエ教からデロデロ派に入る者も増えてきており、クロシュヴィアとしてはとても嬉しいらしい
半年前の世界めくれ未遂事件にて、自らの遠い子孫であったスライムのデロデロ教徒が黒い影の魔物に襲われて消滅し、クロシュヴィアは強い喪失感と後悔を抱いた。クロシュヴィアが突然デロデロ化を急進させているのにはこういった事情が関係していると考えられている。
オリシン編ではアカシャ大図書館にて永遠の魔王(の端末?)と共に登場し、クロシュとの再会を喜びつつもデロデロ時空拡大と称して時空歪曲を押し広げようとした。その後オリシン王族たちとクロシュらの尽力により阻止され、クロシュヴィアと永遠の魔王は何処かへ吹き飛び行方不明となっている
【名前】リリーツィア・ハッピーエンド
【種族】夢魔
【性別】女
【年齢】2000
【容姿】普段は帝国貴族服に身を包んだ中性的な人間である宰相の身体を使用している。本体はナイトキャップを被ったすんごい美人の半透明夢魔で現実世界には身体を持っていない。
【性格】世界平和を本気で願う正義感が暴走した理想主義者。
【魔法】憑依魔法と夢魔法
【備考】強力な憑依能力を以て帝国宰相を乗っ取っている。文字通り帝国の影の支配者。宰相の権力を使い星の力を探索し、魔族たちを使い魔王の力を探索をしている。
かつてクロシュヴィアやベスティア、クローディアと語り合った理想郷を最も諦めなかった者。皆が諦め去っていく中、誰一人取りこぼすことのない世界平和を本気で願い続けている。しかし建国する度に何度も何度も滅ぼされてきたため、地上ではなく夢の世界にこそ絶対の楽園を作ることを目的にユーシリアにやってきた。
ユーシリアにある魔王の力と星の力を取り込むことでこの星のあらゆる生命を幸福の夢の中に落とそうと企んでいる。すべての生命は永遠の夢の中で何もかも思いどおりに過ごす、これこそが世界平和。これこそが絶対的幸福。だから誰も抵抗するな。私が世界の全てを幸せにする。今度こそ暖かい微睡みの中でハッピーエンドに至ってやる。
ユーシリア編にて彼女の計画は失敗し、今はクロシュヴィアに捕まって分体の一つに閉じ込められている。クロシュヴィアのデロデロ思想は、全てが溶け合った最期のデロデロに対するサポートが不十分ではないかと思っている
現在行方不明となっているが、大魔女はクロシュヴィアに協力しているのではないかと推測している。リリーツィアとクロシュヴィアの思想は同じではないものの近しい部分があり、やり方次第で両立できる可能性が高いからだ
【名前】カリス・ノーランド
【種族】エルフ
【性別】女性
【年齢】400
【容姿】
身長145cm。小柄で華奢な体格やショートカットにしたサラサラの金髪、青い瞳、白い肌など。幼く活発そうな可愛らしい顔立ち。
顔立ちは幼く小柄で華奢な体格だが、その幼さとは裏腹にバストは大人顔負けに実っている。どこがとは言わないが生えてない。白衣を着た医者のような服装。
【性格】一見陽気で無邪気だが、道徳や人道といった倫理観に理解を示さない狂人。
【魔法】生命・魂に干渉する魔法。
【備考】
魔王化を研究し、自身も魔王になろうとしているマッドな研究者。
過去に様々な動植物を魔王化させようと自身の魔法で実験を繰返し凶悪な怪物を誕生させ続けたことから指名手配されている。
彼女自身の戦闘能力は未知数だが、実験で怪物と化した者達は一様に彼女に従順で護衛をしているため、彼女を倒すことは困難を極めるだろう。
ガッタ・ファーブのことは品性のないイカれたマッドサイエンティストだと思っている
半年前クロシュたちに急襲され、大魔女の計略により全ての分身体を破壊されて消滅した
裏社会ではカリスの死がまことしやかに囁かれており、その遺産や技術を巡って研究所の捜索や情報取引が密かに行われ始めている
なお秘匿されたカリスの研究所を発見するのは極めて難しく、並の冒険者には手がかりを見つけることすらできない
- 81 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 20:45:33.88 ID:VuU87I/H0
- ◇登場人物:無所属 その2◇
【名前】エバンス・ブレイカー
【種族】人間
【性別】男
【年齢】23
【容姿】長身で細身ながらも筋肉質な体つき。日に焼けた肌。ボサボサの黒髪、黒い瞳。鋭い目付きだが端正な顔立ち。長剣が武器で、防具は急所を守る程度と比較的軽装。
【性格】普段は冷静だが、情に厚く仲間思い。
【魔法】大地の属性の魔法が得意。使い捨ての品物を作成したり、地面に穴をあける魔法を使う。
【備考】孤児の生まれで傭兵団に拾われて傭兵になった人物。口下手な傾向があり、一言足りていなかったり言い方が悪かったりするのが玉にキズ。
傭兵団では家事を担当しており家事全般が得意で、特に料理はそんじょそこらの飯屋よりも美味しいくらいに得意。
全年齢板で出番はないだろうがR的な能力が非常に高い。
かつてクロシュたちの住んでいた集落の者たちに命を救われたことがある。
集落の危機の際には救援へ駆けつけようとしたが、途中で馬車が谷底へ転落して大怪我を負い、救援に失敗した。
その後港湾都市ウォーターポートで飲んだくれていたところをクロシュたちと出会い、上記の縁もあってパーティに加入した。
大体の武器は使えるが、どちらかと言うと鈍器より剣の方が得意
世界樹の光を巡る旅を終えた後は、傭兵団に戻り元の稼業を再開した
そして現在は再びクロシュたちの集落を訪れ、無償で集落防衛の任を引き受けている。今度こそ集落を守り抜くと気合が入っており、動きのキレも増している
- 82 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 20:46:47.92 ID:VuU87I/H0
- ◇登場人物:クロシュの心の住人◇
【名前】メイ841
【種族】メイド型オートマトン(機械人形)
【外見】メイド服を着た黒髪ロングの15歳くらいの少女
【年齢】不明
【性格】無機質で機械的な喋り方をする
【魔法】魔法は使えないが護衛用に右手にブレード、左手にマシンガンを仕込み、両足にローラー、背中にジェットエンジンを備える。
【備考】かつて機械都市で量産されたメイドロボの一体。その核には妖精類を加工して造られた精核が使われている
何らかの不具合により精核が元となった妖精の自我を半端に取り戻し、人間たちへの復讐と同胞の救出を目的に機械都市と港湾都市で殺戮と破壊を繰り広げた
最期にはクロシュに精核を呑み込まれ、対話の後にブレードを遺して吸収された
吸収された後もその遺志の断片はクロシュの中で生き続けており、クロシュが魔剣に乗っ取られた時はブレードにその遺志が宿り、クロシュ救出の為に魔剣と激しい戦いを繰り広げた
元となった妖精はフォレスティナの出身だったとされる
自分のメイドブレードこそが最もクロシュの役に立っていると思っている
クロシュが装備できるようになった竜角の大槍の強さに危機感を抱いている
現在、クロシュヴィアの計略にクロシュから溶け剥がされて失われている。星脈のどこかを流れていると言われるが、今のところ居場所は特定できていない
【名前】ヴァン・アナザールート
【種族】 人間/魔王
【性別】 男
【年齢】 224
【容姿】 黒色の鎧で全身を覆い、兜で顔を隠している。赤髪を後ろでまとめていて、優しげな青い目をしている。
【性格】 真面目な堅物に見えて、意外とノリがいい性格だった。
【魔法】 炎魔法/闇魔法/夢魔法
【備考】帝国から少し離れた湖にある高度な魔法で隠蔽された小さな墓を守る騎士。かつて夢想の魔王により夢の世界へ引き込まれたが、そこで夢想の魔王の本来の人格と邂逅して惹かれ合う。夢想の魔王は自身の命を奪うよう頼み、彼を現実へ帰還させて自身を倒させた。魔王を倒して帰還した彼は英雄の再来と持て囃されるが、彼はそれを望まず、夢想の魔王の亡骸と共に人々の前から姿を消した。
愛する者を手にかけた絶望と夢想の魔王の残滓の影響から魔王になりかけ、年を取らず、簡単には死ななくなっていた。更に精神を蝕まれて自我を失いつつあった。
ユーシリアで最近流行り始めた眠りの病の元凶。だが本人に自覚はない。
紆余曲折あって今は力を失った夢想の魔王(今は夢の女神と呼ばれている)と共にクロシュの心の中に住み、穏やかに暮らしている
現在、クロシュヴィアの計略にクロシュから溶け剥がされて行方不明となっている。星脈のどこかを流れていると言われるが、今のところ居場所は特定できていない
【名前】セレナディア・ベールグラッド
【種族】ドラゴン
【性別】雌
【年齢】1900
【容姿】赤黒い鱗に立派な竜角を持つ巨大なドラゴン。家くらいデカイ。
【性格】食べることが大好きで、それ以外はまるで興味がない。好物は魔翌力がふんだんに染み込んだ魔鉱物や幸福に溢れた夢。
【魔法】暴食。どんなものでも食べることができ、概念や魔翌力、夢、記憶など形のないものすら食うことができる。
【備考】かつては傭兵をしており、とある者の依頼を受け妹と共にユーシリアに進攻した過去がある。国中でひと暴れした後は飽きたのか妹はどっかに消えてシノホシするわ、本人は好みの鉱山を見つけたので依頼者を無視して占領するわ、帝国の多くの勢力から邪魔に思われているはた迷惑ドラゴン。ちなみに妹はローガンの家族の仇その人である。
占領地から全然退いてくれないが、食べ物をくれるなら多少の相談には応じてくれる。結局善悪などなく食欲でしか物事を判断しない。強力なドラゴンブレスは数里先にも届く。
紆余曲折あってクロシュに食べられ、今はクロシュの心の中に住んでいる。クロシュが美味しいものを食べるとセレナディアも美味しさを感じられる為、クロシュにはもっとたくさんの美味しいものを食べて欲しいと思っている
現在、クロシュヴィアの計略にクロシュから溶け剥がされて行方不明となっている。星脈のどこかを流れていると言われるが、今のところ居場所は特定できていない
- 83 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 20:52:40.58 ID:VuU87I/H0
- それでは用事があるため本日はここまでとなります。本編の更新は明日から行いたいと思います。疲れました。以後、登場人物の更新については新たな国で出会う新規キャラクターだけやっていこうと思います。毎回この量を書くのは無理かと思われます。
なお登場人物の抜けがあった場合は報告していただければ後で追記いたします。よろしくお願いいたします
それではお疲れ様でした。次回の更新は明日の予定です。よろしくお願いいたします
- 84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/21(土) 22:20:16.19 ID:pStlP7Obo
- おつ
私のキャラ案は話のネタになりそうな要素を詰め込み放題して長いから申し訳なく思います…
- 85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/21(土) 23:00:52.21 ID:ZU98lvx1o
- 乙
こうやって登場しないキャラの近況知れるの好きなのよね
- 86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/21(土) 23:59:39.69 ID:gK+GED7nO
- シノホシ二人は流石にもう活動できなかったか
- 87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/22(日) 06:51:47.35 ID:rKx8IL/V0
- おつ
フラナ先生の心配のされなさっぷりよ
- 88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/22(日) 11:05:59.10 ID:E1f0NKT3o
- ヴィアがいないね
- 89 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/22(日) 18:09:17.23 ID:9FmbV3U00
- 大変申し訳ないのですが、急用が入ってしまったため本日は更新できなくなってしまいました。まことに申し訳ありません
お詫び(?)に正面扉から入った時の無限図書館の様子のイメージ絵を貼っておこうと思います。こんな風なんだなあと思っていただければ幸いです
https://gzo.ai/i/rK8ONmn.png
元々の文章の長さについては全然問題なく、どちらかというと人数の多さがやばいようです(既に100人以上います)。そして登場人物案のテキストについては内容が最も大事と思いますので、長さや短さは気にせず、納得のいくものをご投下いただければと思います
他ならぬ>>1自身も登場しない人物の近況を知りたいなあと思って始めたことらしいので、疲れたもう書きたくない!と発狂するのは恥ずべきことかもしれません。そういうわけなので、この物語が無事に完結したら改めて全員分のその後の話を書き足すかもしれません(ここから更に増えて200人以上とかになったらやっぱり無理かもしれません)
シノホシは構成員が半分以上いなくなってしまったため、事実上の壊滅状態にあるようです。そして残ったザイル氏とレイン氏はひとまず単独行動を取ることにし、機を見て再び結集するつもりなのかもしれません。どちらにしろ闇に包まれているため、細心の注意を払って注視に注視を加速させていくのが良いでしょう
フラナ先生さんは強くてしぶとい吸血鬼だったため、デロデロ化してもそれほど心配されなかったのかもしれません。実際、魔族国でもフラナ先生を心配する人はあまりいないようです(そのうち帰って来るものと思われています)。強いからこそ心配されない、ということもあるのかもしれません
そしてヴィア氏の情報を以下に追記しようかと思います。スライム類の多くはデロデロになってしまいましたが、そういうこともあるかと思います
そういうわけで本日は申し訳ありませんが、明日こそはきっと更新できるかと思いますので何卒よろしくお願いいたします
◇登場人物:無所属 その3◇
【名前】ヴィア・ビターエンド
【種族】スライム
【性別】女
【年齢】1600
【容姿】眉間の皺が深く刻まれた秘書スタイルの眼鏡美人
【性格】誰よりも優しいが心は弱い憐れな子
【魔法】反映魔法
【備考】伝説スライムの最初の分株。強力な変身能力によって人間として暮らしており、人間としての戸籍も持つ。王国で寄る辺のない魔族を細々と救う活動をしているが、魔族解放を成し遂げることはできないことに悲しみを感じている。王国で暮らすにあたりもう長いことスライムの姿に戻っておらず、自分がスライムだとバレることを極端に恐れる。最近触れたデロデロ教こそ世界を救うと信じている。
数ヶ月前に王都セイントレアから姿を消し、現在行方不明となっている。他のスライムたちと同様デロデロ化してしまった可能性もあるが、真相は闇に包まれている。
- 90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/22(日) 23:36:46.32 ID:DVb1vLEso
- あらお疲れ様です
なるほどもう100人以上も…いつの間にか超大作になっていたのね…
- 91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 12:36:31.69 ID:7jxspSdCo
- 見えねえ
- 92 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 14:53:01.75 ID:sc+gPhvL0
- これほど大人数になるとも、8スレも書くことになるとも全く思っておりませんでした。しかもまだまだ続きそうです。気を取り直してがんばっていきたいと思います
いつの間にかアップロードした画像が消えていたようです。そういうわけで貼り直しておきたいと思います。こんな風だったんだなあと思っていただければ幸いに思います
https://i.imgur.com/AZDiTVU.jpeg
- 93 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 14:55:58.68 ID:sc+gPhvL0
- ビュオオオオオオ――…
メアリー「……」サクッ サクッ
セイン「……」シャキン
妖精「セイン!」パタパタ
クロシュ「セインちゃん!」トテトテ
セイン「!」
メアリー「……」ジッ
聖女「えっ……!? あのお方は――メアリー・ロード・セイントレア王女!?」
リュアン「ええっ!? せ、セイントレア……!?」
アッシュ「嘘だろ!? なんでセイントレアの王女様がこんなとこに!?」
フメイ「……誰?」
ヴィトナ「誰だ?」
ビュオオオオオ――…
メアリー「……」
セイン「……退くなら追わない」
メアリー「いいえ。ここまで来てむざむざ退くわけには参りません」
リュアン「も、目的は何ですか!? どうしてセイントレアの王女様が私たちを!?」
妖精「まさかセイントレアの魔族排斥過激派!? 融和の切っ掛けを作った私たちに報復を……!?」
メアリー「違います」
聖女「メアリー王女殿下は、どちらかと言えば魔族排斥に反対している立場だったはずです……」
妖精「そ、そうなんだ……。でも、だったらなんで……?」
メアリー「語る必要はございません。溶けてしまえばいずれわかることです」スッ
白影スライム「」モニョッ
白影スライム「」モニョッ
白影スライム「」モニョッ
白影スライム「」モニョッ
- 94 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 14:56:36.52 ID:sc+gPhvL0
- 白影スライム「」モニョッ
白影スライム「」モニョッ
白影スライム「」モニョッ
白影スライム「」モニョッ
クロシュ「!?」
アッシュ「こいつら……最近出てきた新種のスライムか!?」
妖精「メアリー・ロード・セイントレア……! あなた、まさか――」
メアリー「あなた方にはここで溶けていただきます。真の、正しい世界の為に――」ズオッ―
白影スライムたち「」ピョンピョンピョン
――強敵 メアリー・ロード・セイントレア――
☆メアリーが〈斥力〉を発動!!
自身のコンマおよび痛恨回避+30!!
☆メアリーが〈伝説スライムの涙粒〉を使用!!
自身のコンマおよび会心率+50!!
☆白影スライムが〈デロデロ〉を発動!!
自身の会心率+30!!
◆クロシュ一行 満腹度[12/12]
コンマ+65(連携+15、薄明+10、閃光+40)
会心+40(閃光+40)
◇パッシブ(条件を満たすと自動発動)
・連携(常にコンマ+15)
・残火(敗北時1度だけ復活、発動後コンマ-20永続)
・結界(1度だけ劣勢・痛恨を無効)
・埋火(敗北危機のとき、コンマ+20、会心+20)
・追風(優勢時、次ターンコンマ+10)
・変天(痛恨時1度だけコンマの1桁と2桁を入れ替える)
・薄明(最初のターンコンマ+10)
・閃光(常にコンマ+40、会心+40)
◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。例外を除き同時使用不可)
・冷獄(腹-1、氷属性、敵コンマ-20永続、耐性無視、他のアクティブ技と同時使用できる)
・俊足(腹-1、会心+20)
・空蝉(腹-3、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
・居合(腹-6、コンマ+20、会心+20、結界無視)
◆メアリー・ロード・セイントレア
コンマ+80(斥力+30、涙粒+50)
会心+80(涙粒+50、白影+30)
痛恨回避+30(斥力+30)
↓1コンマ
01-65 痛恨(結界発動)
66-80 優勢
81-00 会心
- 95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 15:06:51.51 ID:44ubp6MMo
- 冷獄
- 96 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 16:44:13.69 ID:sc+gPhvL0
- メアリー「クロシュヴィア……私に、力を……!」グイッ ゴクンッ
リュアン「な、何かを……飲んだ!?」
妖精「!? 魔力の急激な高まりがある……!? みんな気を付けて!!」
セイン「先手を打つ!」シュバッ
魔銀の剣「」ギラッ
アッシュ「ちょ、おい! 相手は王族――」
魔銀の剣「」シャンッ!!
メアリー「――」ズオッ!!
押し留められる魔銀の剣「」ググググ
セイン「!」
フメイ「セインの剣が……見えない力に阻まれてる!」
妖精「あれは――念動! 力場を発生させる魔法だ!」
メアリー「……おいで、影の子たち。あのかわいそうな勇者モドキさんを救ってあげて」
白影スライムたち「」ピョンピョン
セイン「ちっ!」シュバッ
妖精「念動で身を守りながら白影スライムたちをけしかける……単純だけど厄介な戦法だ!」
フメイ「だったら、炎で焼く!」バッ
炎「」シュボッ
メアリー「無駄なこと」スッ
空中で弾かれる炎「」ボンッ!
リュアン「実体のないものも押し返せるんですか!?」
メアリー「なぜ温室育ちの私が、この過酷な大山脈の環境下で平気でいられるか――おわかりですか?」
フメイ「??」
メアリー「念動の本質は、力の操作。そして力の本質は熱量。ならば私に、熱を操れぬ道理はありません。そして熱を操れるなら、寒さに凍えることもない――」
ヴィトナ「??」
アッシュ「よくわからんが物理も魔法も効かないってことか!?」
メアリー「そうです」
妖精「くっ……! こんな奴を相手にどうやって戦えば……!」
氷クロシュ「!」カッ!!
ギンッ!!
凍り始めるメアリー「!?」パキパキ
氷クロシュ「熱、あやつるなら……奪う……!」パキパキ
妖精「そうか! 念動はあくまで操れるだけ――炎属性のように熱を生み出すわけじゃないから、奪い尽くせば凍えるしかない!」
- 97 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 16:45:10.10 ID:sc+gPhvL0
- 凍り始めるメアリー「流石です、始まりの導師クロシュ……。早くも私の弱点を見抜き、卓越した技量で熱を奪うとは……」パキパキ
氷クロシュ「……アイスちゃんが、教えてくれた……!」
凍り始めるメアリー「……しかし、まだ終わりではない……! あなただけは……ここで溶かさなければ……!!」グググッ
◆クロシュ一行 満腹度[11/12]
コンマ+65(連携+15、閃光+40、追風+10)
会心+40(閃光+40)
◇パッシブ(条件を満たすと自動発動)
・連携(常にコンマ+15)
・残火(敗北時1度だけ復活、発動後コンマ-20永続)
・結界(1度だけ劣勢・痛恨を無効)
・埋火(敗北危機のとき、コンマ+20、会心+20)
・追風(優勢時、次ターンコンマ+10)
・変天(痛恨時1度だけコンマの1桁と2桁を入れ替える)
・薄明(最初のターンコンマ+10)
・閃光(常にコンマ+40、会心+40)
◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。例外を除き同時使用不可)
・冷獄(腹-1、氷属性、敵コンマ-20永続、耐性無視、他のアクティブ技と同時使用できる)
・俊足(腹-1、会心+20)
・空蝉(腹-3、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
・居合(腹-6、コンマ+20、会心+20、結界無視)
◆メアリー・ロード・セイントレア
コンマ+80(斥力+30、涙粒+50、冷獄-20)
会心+80(涙粒+50、白影+30)
痛恨回避+30(斥力+30)
↓1コンマ
01-45 痛恨(結界発動)
46-80 優勢
81-00 会心
- 98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 16:54:08.40 ID:BD6ZCekkO
- あ
- 99 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 17:24:51.63 ID:sc+gPhvL0
- 氷クロシュ「……」パキパキ
モニョモニョ…ポン
クロシュ「」シュゥン―
妖精「えっ!? クロシュどうして氷を止めるの!?」
クロシュ「……お話……したい……」
メアリー「!」
クロシュ「メアリーさん……どうして……こんなこと、するの……?」
メアリー「……あなたが示した、真の正しい世界を実現する為です」
妖精「……私たちが、デロデロ化の邪魔者だから排除するってこと?」
メアリー「簡単に言えばそうです。しかし真の正しい世界から排除したいわけではありません。先んじて、デロデロの救いを差し上げるだけです」
リュアン「そ、それは……クロシュヴィア様からの、ご命令なのですか……?」
メアリー「いいえ」
聖女「では……あなた個人の独断でこのようなことを?」
メアリー「はい」
クロシュ「……メアリーさんは……デロデロが、いいって、おもう……?」
メアリー「そうでなければ、こんなことは致しません」
クロシュ「……」
メアリー「……話は終わりのようですね。では――」
取り囲む白影スライムたち「」モニョニョニョッ
妖精「しまった!」
フメイ「話してる途中で集めてたの!?」
メアリー「いつ私が休戦すると言いましたか?」
襲いかかる白影スライムたち「」ピョピョピョピョン!
ベチッ
大盾の結界「」シュインシュイン
ラティアの大盾「」ガシン
クロシュ「んゅゅ……!」グググ
リュアン「わ、わ……」
妖精「あ、危なかった……クロシュの結界のお陰で助かった……」
- 100 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 17:25:21.84 ID:sc+gPhvL0
- メアリー「……ニ度は使えないそうですね」
クロシュ「!」
メアリー「次はありません――さあ、行きますよ」スッ
◆クロシュ一行 満腹度[11/12]
コンマ+55(連携+15、閃光+40)
会心+40(閃光+40)
◇パッシブ(条件を満たすと自動発動)
・連携(常にコンマ+15)
・残火(敗北時1度だけ復活、発動後コンマ-20永続)
・埋火(敗北危機のとき、コンマ+20、会心+20)
・追風(優勢時、次ターンコンマ+10)
・変天(痛恨時1度だけコンマの1桁と2桁を入れ替える)
・薄明(最初のターンコンマ+10)
・閃光(常にコンマ+40、会心+40)
◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。例外を除き同時使用不可)
・冷獄(腹-1、氷属性、敵コンマ-20永続、耐性無視、他のアクティブ技と同時使用できる)
・俊足(腹-1、会心+20)
・空蝉(腹-3、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
・居合(腹-6、コンマ+20、会心+20、結界無視)
◆メアリー・ロード・セイントレア
コンマ+80(斥力+30、涙粒+50、冷獄-20)
会心+80(涙粒+50、白影+30)
痛恨回避+30(斥力+30)
↓1コンマ
01-55 痛恨(お守り発動)
56-80 優勢
81-00 会心
- 101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 17:38:04.07 ID:hIDLV7WC0
- 居合 氷獄
- 102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 18:04:48.92 ID:hIDLV7WC0
- ごめんなさい今更だけど×氷獄◯冷獄だった
- 103 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 18:48:17.57 ID:sc+gPhvL0
- (確認したところ物品よりもパッシブスキルの方が優先されるルールだったため、お守りより先に聖女の〈変天〉が発動します)
……………………………………………………………………………………
メアリー「はあっ!!」
衝撃波「」ドムンッ!!
セイン「!!」ズザザッ
フメイ「わあっ!?」ドンッゴロゴロ
クロシュ「んわっ!?」ドンッゴロゴロ
妖精「ま、まずい……! 白影スライムだけでなくあいつも攻勢に転じた……!」
聖女「ううっ……! 雪に足を取られて、上手く動けません……!」ズズ
ヴィトナ「私が行く!」シュバッ
シュタタタッ
メアリー「!」
ヴィトナ「見えない力……攻撃に使うと、防御、おろそかだろう……!」シュバッ
爪「」シャキンッ!!
スカッ
ヴィトナ「!!」ズザザッ
浮遊するメアリー「ええ、斥力障壁を保つのは難しい。ですがこれくらいならできます」フヨフヨ
ヴィトナ「ぐうう……!!」ギリリ
リュアン「さらに飛べる……!?」
アッシュ「なんて多彩な能力なんだ!?」
浮遊するメアリー「では、空から――」
氷クロシュ「……」スッ―
浮遊するメアリー(……!? 何か仕掛けてくる――!?)
氷クロシュ「」スゥ―
空間跳躍「」ヴォン!!
紙一重で回避する浮遊メアリー「っ……ああああっ!!!!」サッ!!
氷クロシュ「!!?」モニャニャ!?
凍り始める浮遊メアリー「はぁ、はぁ……! 致命傷は……避けた……!」パキパキ
アッシュ「……!? 今何が起きたんだ!?」
妖精「クロシュが……空間跳躍斬りで、メアリーを凍らせようとして……避けられた!」
リュアン「あれって剣がなくてもできたんだ……というか避けられるの!?」
セイン「……空間跳躍を見越した上で回避行動を取れば、不可能ではないはず」
- 104 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 18:48:43.22 ID:sc+gPhvL0
- 氷クロシュ「……!」ググ
浮遊メアリー「はあっ!!」
衝撃波「」ドムンッ!!
氷クロシュ「んわっ……!」ドガッゴロゴロ
浮遊メアリー「まだまだ……! 氷漬けになる前に……!!」カッ
衝撃波「」ドムンッ!
衝撃波「」ドムンッ!
氷スライムクロシュ「〜〜!!」モニャニャニャニャ!!
フメイ「クロシュ……!」
セイン「くっ、間に合え――」シュバッ
衝撃波「」ドムンッ!!
聖女「――!」
〈変天〉が発動しコンマが反転 [07] → [70]
衝撃波「」ドムンッ!!
ガギンッ!!!!
浮遊メアリー「!? これは……まさか!」
固まった雪の壁「」カチンコチン
氷スライムクロシュ「〜〜…!」モニョニョ…!
リュアン「雪を固めて壁を作ったの!?」
妖精「そ、そうか! 固まった雪は力の吸収力が高い! あいつの操る念動力にもある程度耐えられるのかも……!」
浮遊メアリー「ならば砕けるまで撃ち続け――」
カッ―!!
爆炎「」ドガァァン!!
焦げメアリー「……」プスプス
フメイ「……攻撃してる時は、浮けるけど、防御できない……ヴィトナが教えてくれた」
焦げメアリー「う……う、ぅ……」クラッ
ヒューン―
ボフッ
倒れたメアリー「」
――戦闘終了――
- 105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 20:02:36.99 ID:7jxspSdCo
- 負ける気しない
- 106 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 22:19:33.55 ID:sc+gPhvL0
- ―大山脈登り 豪雪山道 行程[3日/3日] 満腹度[4/12] 物資[34]
吹雪「」ビュオオオオオ――…
縛られメアリー「……」
妖精「さて、こいつの処遇だけれど……」
リュアン「処遇……。えと……その、王族の方ですし……」
セイン「だが、生かしておけばまたクロシュたちを狙いに来る」
聖女「なら、信頼できる機関に身柄を引き渡して司法に委ねるというのはどうでしょうか……」
妖精「セイントレアの王族を裁ける機関……少なくとも大陸内は難しいんじゃないかなあ。どの国も大なり小なりセイントレアとの国交はあるし、下手なことをすればセイントレアとの関係悪化に繋がる。それにそもそも私たちがこいつに襲われたっていうことを客観的に証明するのが難しすぎる……」
聖女「た、確かに……」
フメイ「じゃあ、これから行く竜神村ってとこで捕まえててもらうのは?」
妖精「竜神村にとって迷惑なだけじゃないかな……」
フメイ「そうなの? ヴィトナ」
ヴィトナ「……よくわからない。悪いやつなら、食べれば良い」
妖精「まあヴィトナからすればそんなもんだよね」
アッシュ「……しかしこれ、セイントレア王族に手を出したってことでお尋ね者になるのは俺たちの方なんじゃねえか?」
妖精「……実際そうかも……」
縛られメアリー「……ご安心を。私がこの山に来たことはセイントレア王宮の誰も知りませんし、もしこの場から生きて帰れたとしても王国を頼る気はありません」
妖精「……そもそも、どうしてセイントレア王族がデロデロ化を目指しているの?」
縛られメアリー「セイントレア王家の血を引く者は、真の正しい世界を夢見てはいけないのですか……?」
妖精「え、いやそんなことはないけど。あんまり結びつかないというか……まあ私のセイントレアの印象が主に国王のアルベールだからっていうのが大きいかも……」
縛られメアリー「フフ……そうですよね。セイントレア王家は、これまでに最低最悪の所業を重ね続けてきました。そのように思われてしまうのも仕方のないことです……」
妖精「いやいや……ええと……つまり、あなた個人は違うんでしょ?」
縛られメアリー「違いません。私の中にも、悪鬼羅刹鬼畜外道にも劣るセイントレアの血が流れています」
妖精「そ、そこまで酷く言わなくても……」
セイン「……」
縛られメアリー「……私の処遇であれば、お好きなように……。ただしその少年の言った通り、野放しにすれば導師クロシュとその仲間たちを襲うことでしょう。フフ……次はもしかしたら、もっと卑怯なやり方で来るかもしれません……」
フメイ「……じゃあやっぱり、ここで焼いちゃう? ヴィトナたちのごはんにもなるかも」
ヴィトナ「いいのか……!?」キラキラ
リュアン「え、ええ……。そ、その……それは、ちょっと……」
ヴィトナ「だめか……」ショボン
- 107 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 22:21:36.93 ID:sc+gPhvL0
- クロシュ「……」
縛られメアリー「……導師クロシュ。お会いできて嬉しい……などと、今更私に言う資格はありませんが……」
クロシュ「ほえ……?」
縛られメアリー「……あなたのデロデロの夢に……私は、希望を見ました。だから……あなたが、クロシュヴィアと袂を分かったと聞いた時は……すごく悲しかった……」
クロシュ「……」
縛られメアリー「どうしても……クロシュヴィアと共にデロデロを目指すことは、もう叶わないのですか」
クロシュ「………」
縛られメアリー「もし、少しでも、まだ迷いがあるなら……クロシュヴィアと、お話を――」
妖精「こらこらこら!! クロシュに変なことを吹き込まないで!!」パタパタ
縛られメアリー「……導師クロシュに変なことを吹き込んだのは、あなた方ではないですか。本当なら……導師クロシュは、クロシュヴィアと共にデロデロ世界を目指す賢者だったはず……。それなのに……あなた方が、まやかしを吹き込んだから……」
妖精「クロシュが今こうしてるのは、クロシュ自身が自分で考えて選んだ道なの! それをまやかしだの、吹き込まれただのと……!」
縛られメアリー「……導師クロシュ。もしあなたにまだ慈悲の心が残っているなら……私をデロデロにしてくださいませんか」
クロシュ「!」
妖精「こ、こいつ……!」
縛られメアリー「……もしここで途絶えてしまう運命なら……デロデロになって終わりたいのです。そうすれば私の心は、永遠の平穏と安らぎに沈むことができる……。どうかお願いします。私を、デロデロに――」
妖精「クロシュ、聞く耳を持たないで! こいつはデロデロになりたいんじゃない――あなたに、誰かをデロデロにして救ったっていう経験を得させたいんだ! そんなの、それこそまやかしだ!!」
縛られメアリー「……心外です。私は下劣なるセイントレアの者ですが、そんな醜い魂胆で導師クロシュの手を煩わせようなどとは思っておりません……。導師クロシュ、どうか、あなたの優しさを――」
クロシュ「……」
↓1 先取3票
1.デロデロにする
2.わからない(身柄を拘束したまま保留)
0.自由安価(票数は内容ごと。できないことはできない)
※「ヴィトナたちのごはんにする」はリュアンの反対により選択できません
※「逃がす」はセインの反対により選択できません
- 108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 22:23:21.88 ID:2H7p+DCWO
- 2
- 109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 22:27:05.60 ID:7jxspSdCo
- 2
- 110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 22:30:02.59 ID:fJzOD2iAO
- 2
- 111 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 23:07:28.53 ID:sc+gPhvL0
- クロシュ「……わかんない……」
縛られメアリー「……」
クロシュ「………ごめんなさい……」ペコリ…
縛られメアリー「……いいえ。こちらこそ、不躾なお願いをしてしまい……申し訳ありませんでした……」ペコリ…
妖精「そもそも苦しみからの救済を謳うつもりなら、クロシュを迷わせたり苦しめたりするようなお願いなんかしないでよ!」
縛られメアリー「うっ……返す言葉もございません……」
クロシュ「よ、妖精さん……。わたし……だいじょうぶ……!」グッ
妖精「……そう? 一人で考え込んだりしちゃだめだからね」
クロシュ「うん……」
*
妖精「メアリー・セイントレアは処分保留ということで、拘束したまましばらく連れて行くことになりました」
縛られメアリー「……」
アッシュ「王女誘拐か……ハハッ、今までで一番危険な橋な気がすんぜ!」
ヴィトナ「アッシュ、何もしてない」
セイン「反抗の危険は」
妖精「ちょっと強めの封印をかけておいたから、よほどのことがない限り自力じゃ魔法を使えないよ」
フメイ「え、妖精そんな魔法使えたの。戦いの時もそれで敵を封印してくれたら良いのに」
妖精「直接触れなきゃかけられないの。しかもちょっと時間がかかるし集中力もいるから、戦いの中で相手にかけるとかはまず無理」
フメイ「そうなんだ……」
聖女「何はともあれ、これからよろしくお願いします。メアリー王女様」
縛られメアリー「……王女様は要りません。今の私は、ただのデロデロ信徒です」
聖女「わかりました、メアリーさん」
リュアン「えと……何かあれば仰ってください。その、手足が不自由だと、いろいろ大変だと思うので……」
縛られメアリー「……ありがとう」
クロシュ「………よろしくね、メアリーさん……」
縛られメアリー「……こちらこそ……よろしくお願いします、導師クロシュ……」
◯メアリーの身柄を拘束し、しばらく連れて行くことになりました
◆
- 112 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 23:09:54.00 ID:sc+gPhvL0
- というわけで本日はここまで。次回は大山脈での三日目の夜編です。夜行動が終了すると、竜神村に着きます
セイントレア王女メアリーとの戦いに勝ち、身柄を拘束することに成功したクロシュたち。デロデロにして欲しいというその懇願は、クロシュをデロデロに引き込む策略か。あるいは本当に心底からの願いなのか。クロシュにはわからない――メアリーの本心も、デロデロが真の正しさか否かも。ひとまず今は保留にし、ゆっくり考えていこうと思うあかちゃんスライムなのであった――
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
安価コンマスレの作者は体調を崩しやすいらしいので、体にお気をつけてお過ごしください。お大事に過ごすのが良いと思います
- 113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 23:19:27.84 ID:7jxspSdCo
- 乙
強敵は早々に遭遇して囲んで倒すに限る
- 114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 23:56:42.81 ID:tRRUaVCHo
- おつ
いくら食料不足でも流石に人の丸焼きは食べな…現実の熊被害考えると食べそう…
- 115 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 15:17:47.15 ID:m3LeiJhF0
- 強敵は強い敵なので、囲んで叩くという戦法が多くの場合において有効となり得ます。戦いは地の利や数の利、つまり風林火山である――以前クロシュが読んだオノゴロの本にそんなようなことが書いてあったそうです
ボレアスルクスの方々は普段ヒト肉を食べないそうですが(栄養乏しい、まずい、反撃報復こわい)、今は深刻な食糧不足なのでそうも言ってられないそうです。群れの仲間全員が飢えない為にはまずいヒト肉でも欲しいという事情があるのかもしれません
- 116 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 15:19:29.13 ID:m3LeiJhF0
- ―大山脈登り 豪雪山道 行程[3日/3日] 満腹度[4/12] 物資[14]
猛吹雪「」ゴオオオオオ――
精霊の幌馬車「」ガタガタ…
キャッキャ キャッキャ
雪の精霊『〜〜!』キャッキャ
風の精霊『前に進ませてよぉ〜』ヒュルヒュル
雪の精霊『だめ〜! いっしょにあそぼ〜!』キャッキャ
猛吹雪「」ゴオオオオオオオ――
精霊の幌馬車「」ガクン!
風の精霊『あわ〜〜!!』
雪にはまった車輪「」キュルキュル…
*
猛吹雪「」ゴオオオオオ――
精霊の幌馬車「」グググ
アッシュ「ぐおお……こ、この吹雪の中で雪にはまった馬車を押すってのは……!」グググ
クロシュ「んゅゅ……!」グググ
セイン「くっ……すまない、僕が本調子なら……」グググ
フメイ「セインのせいじゃない……クロシュヴィアが悪い……!」グググ
ヴィトナ「うむう……ヒトの乗り物……面倒だ……」グググ
氷の精霊『がんばれ〜がんばれ〜』キャッキャ
風の精霊『これでも風の膜で寒さを和らげてあげてるんだよ〜!』ヒュルヒュル
妖精「でも、まずいな……こんな猛吹雪の中で立ち往生してたら、聖女たちが凍え死んじゃう」
フメイ「……中の火、もっと強める?」グググ
妖精「いや……あれ以上強くしたら危ない。馬車自体に火が着いたり、他の燃料に引火したりしたら大惨事だ。どこかに避難できる山小屋とかがあれば……」キョロキョロ
猛吹雪「」ゴオオオオオオ――
妖精「……吹雪が強すぎて何も見えない……」
クロシュ「……」
クロシュの腕「」スッ
吹雪で見えなくなるクロシュの腕「」
クロシュ「わわ……」
フメイ「突き出した自分の手も見えなくなっちゃうの!?」グググ
アッシュ「いわゆるホワイトアウトってやつだな。吹雪が強すぎて足元さえ見えねえぜ……へっくし!」グググ
サクッサクッ
聖女「わあ……一面、真っ白です……」フラフラ
リュアン「せ、聖女さん! 中に戻ってください!」アタフタ
妖精「聖女、リュアン!?」
リュアン「聖女さんが寒さでまたおかしくなって来たんです!」
聖女「おかしくなってなんか……っくしゅ! はうぅ……私たち、どこを向いているんでしょうか……? 前……後ろ……上……下……? どこも……白、一面で……」フラフラ
妖精「うわああ!! 戻って、戻って!」アタフタ
◇
- 117 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 15:21:08.97 ID:m3LeiJhF0
- ―古ドワーフ坑道 入口
穴の外から見える猛吹雪「」ビュゴオオオオオ――…
駐まった精霊の幌馬車「」
焚き火「」パチパチ
アッシュ「ここならなんとか落ち着けそうだな……」
ヴィトナ「……今日は、もう動かないのが良い。この吹雪、私たちでも、動けない」
セイン「この山に住む狼でさえ動けないのなら、そうする他ないだろう」
聖女「さ、先程はご迷惑をおかけしてすみませんでした……」ガタガタ
妖精「いいって、もともと人間が耐えられる寒さじゃないんだもの。この山は」
縛られメアリー「……」ガタガタ
セイン「……寒いなら、火に当たれ。メアリー・ロード・セイントレア」
縛られメアリー「……封印を解いていただければ、逃げる熱を遮断して温かくできるのですが。もちろん、皆さんの分も……」
妖精「信用できるわけないでしょ……。ほら、火に当たりなよ。あなたを凍死させたいわけじゃないんだから」
縛られメアリー「……わかりました。では、お言葉に甘えて……」
焚き火「」パチパチ
朽ちたトロッコレール「」
フメイ「おお〜……これがドワーフの……穴?」キョロキョロ
リュアン「そうみたい。蜘蛛の巣みたいにたくさんある坑道の一つなんだって」
クロシュ「わ〜……」トコトコ
リュアン「あ、クロシュちゃん! 奥に進んじゃだめ! 道に迷って出られなくなっちゃうって……!」
クロシュ「わ! う、うん……」
フメイ「だめって言われると、余計進みたくなる……」
リュアン「本当にだめだからね……!?」
朽ちたトロッコレール「」
闇に包まれた奥へと続く坑道「」オオオオ…
古ドワーフ坑道の入口で野営します
↓1〜3 自由安価 野営中何をする?
- 118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/28(土) 15:21:54.82 ID:8muQGmzN0
- クロシュ、妖精を温めてあげる。
- 119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/28(土) 15:43:06.28 ID:TTqtbdGXO
- メアリーとセントレア小咄をひとつ
- 120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/28(土) 15:58:45.36 ID:Dpx6Zb440
- クロシュ、アッシュになぜ冒険者になったか尋ねる。
- 121 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 20:02:55.33 ID:m3LeiJhF0
- ―夜
古ドワーフ坑道 入口
穴の外「」ビュオオオオオオ――…
焚き火「」パチパチ…
アッシュ「……しかしなんだ、アレだな」
クロシュ「?」
アッシュ「……女子ばっかだな。俺以外」
クロシュ「そうなの?」
セイン「……」
アッシュ「あ、セインは男か」
セイン「どちらでも構わない。厳密に言えば、僕に性別はないらしい」
アッシュ「え、そうなのか!?」
セイン「ああ」
クロシュ「うん!」
アッシュ「ど、どういうことなんだ……」
フメイ「どっちでも良いんじゃないの」
アッシュ「どっちでも……そうか!?」
リュアン「私は……どっちでも良くはないかなあ……」
アッシュ「お、リュアンは普通の女の子なんだな!」
リュアン「普通……まあ、たぶん普通……でしょうか……」
クロシュ「ヴィトナさんは……?」
ヴィトナ「私か……。大きくて力強いオスの体、少し羨ましい。でもメスの体も、悪くない。子供たち、愛してやれる」
フメイ「ほえ〜……」
クロシュ「あい……」
セイン「なるほど……そういう考え方もあるか」
リュアン「……ミネルヴァさんのこと、思い出します。まだ別れてそんなに経ったわけではないですが……お元気でしょうか……」
*
アッシュ「冒険と言えば男のロマンだろ? だから俺はやっぱ男だ!」
クロシュ「そうなの?」
アッシュ「そうだ!」
フメイ「女の冒険者もいるけど」
アッシュ「……まあ、そういうやつもいる! 男のロマンを理解できる稀有な女ってことだ!」
セイン「なら女でも良いんじゃないのか」
アッシュ「……ダメだ! 俺は……男が良い!」
リュアン「まあ……お気持ちはちょっとわかる気がします……」
ヴィトナ「そもそも、冒険とは何だ。食えるのか?」
アッシュ「食えるものも手に入る。慣れた冒険者なら食い物は現地調達が基本だぜ」
フメイ「なんで冒険者になったの? ろまん?」
アッシュ「ロマンだ」
リュアン「ロマン……ふわふわし過ぎててよくわかりません……」
アッシュ「そうだな……具体的に言えば、面白くて楽しくて熱くなれるからだ!」
フメイ「面白くて楽しくて熱くなれるのが、ろまん?」
アッシュ「つまりそういうことだ!」
- 122 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 20:03:30.50 ID:m3LeiJhF0
- ―幌馬車内
吊り下げランプ「」ユラユラ
縛られメアリー「……」
クロシュ「メアリーさん……ごはん、どうぞ……」トコトコ
船旅ビスケットと香辛料のスープ「」ポン ホカホカ
縛られメアリー「……ありがとうございます」
妖精「あー、食べてる間は縄をほどいても良いよ。というかそうしなきゃ食べらんないでしょ」
聖女「そうですね……。では少し失礼します」スッ
シュルシュル…
メアリー「……ありがとうございます」
聖女「いえいえ。ゆっくり食べて、温まってくださいね」
メアリー「はい」
モグモグ…
*
空の容器「」カラン
メアリー「ごちそうさまでした……美味しかったです」
聖女「良かった。王族の方のお口に合うか、少し不安だったんです」
メアリー「……豪華さばかりを追い求める王宮の食事より、ずっと染み入るものでした」
クロシュ「……王宮のごはん……おいしく、なかったの……?」
メアリー「………美味しさはありました。きっと、どこの店よりも贅沢で美味しいものだった。しかし……その美味しさを得る為に、どれだけの苦痛と犠牲が強いられていたか……。それを思うと、気持ち良く食べることも、できませんでした」
クロシュ「……」
妖精「……でも、仕方ないんじゃないの。あなたはセイントレアの王女なんだし、アルベールに意見できる立場でもなかったんでしょ」
メアリー「……仕方ない、どうしようもない、どうにもならない――何度も何度も何度も、私が心の中で呟いてきた言葉です。実際、何もかもどうしようもなかった。あの日――ミュージアの芸術祭で、導師クロシュの描いた世界を見るまでは――」
クロシュ「!」
メアリー「全てが溶けて、全てが救われる――真の正しい世界――。運命の歯車が、ガコン、ガコンと廻り始めたような気分でした。あれが実現されれば――きっと、この世界は救われる」
妖精「……デロデロになりたくないっていうたくさんの気持ちは、どうなるの?」
メアリー「それを言うのであれば……死にたくない、苦しみたくない、消えたくない――そんな遥か昔から連綿と繰り返されてきた数多の絶望を、これから先も繰り返し続けることに何の正しさがあるのか――と返しましょう」
妖精「……」
メアリー「デロデロになれば、死の恐怖に怯えることも、老いや病の苦痛にのたうつことも、なくなります。あらゆる不安は取り除かれ、全ての命は大いなるデロデロの中でたゆたっていられる……。だから私は、その実現を目指すと決めたのです」
聖女「……デロデロのお考えは、私もわかるつもりです。しかし他者の意思を無視した強制的なデロデロ化は、やはり良くないと思うのです。もし目指すのであれば、以前のデロデロ教のように、地道に布教と説得を行って――」
メアリー「……それを続けたとして、この先何年、何十、何百年活動すれば全ての命にデロデロの正しさが伝わり切りますか。仮に伝え切ることができたとして、その間に絶望して死んでいった命たちはどうすれば良いのですか」
聖女「……すみません」
メアリー「……地道な説得と布教でデロデロの輪を広げるのが理想だとは、私もわかっています。でも、そんなやり方じゃ永遠に間に合わない。もうそんな綺麗事では世界を救えないんです」
聖女「……」
妖精「……」
クロシュ「……」
メアリー「……ご納得いただけたのでしょうか」
- 123 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 20:05:16.19 ID:m3LeiJhF0
- アッシュ「いや。黙って聞いていたが、一つ聞きたいことがある!」ヌッ
メアリー「あなたは……通りすがりの冒険者」
アッシュ「アッシュ・ライトニングだ。アンタのデロデロ論……まあ聞いてりゃ確かに、隙のない完璧な理屈に聞こえなくもねえ……。完全なデロデロ化が実現すりゃ、誰も苦しまねえし死ぬこともねえし、争いとか差別もなくなるだろう……そりゃ平和だ」
メアリー「はい」
アッシュ「だが……全てがデロデロになったら、今この瞬間世界にある楽しいとか面白いって感覚はどうなる? 消えてなくなるのか?」
メアリー「……この世界で生きることを前提としたものであれば、デロデロ後に再び生じる可能性は極めて低いでしょう」
アッシュ「ならダメだ。冒険のロマンも、窮地を潜り抜ける刺激もない終末なんてゴメンだぜ。それこそ俺にとっちゃ絶望だ」
メアリー「……」
アッシュ「お前ら、難しく考えすぎじゃねえか? 今この瞬間、楽しいことを楽しいと思えりゃそれで良いだろ」
メアリー「………はあ……」
妖精「うーん……メアリーの強制デロデロ化は受け入れられないけど、アッシュの考え方も享楽的すぎてちょっと……。クロシュ、こいつらの考え方を鵜呑みにしちゃだめだよ」
クロシュ「んゅ……」
聖女「ですが考える意味はあります。アッシュさんの今この瞬間の楽しい気持ちを大切にするという考え方も、必要な視点かもしれません。強制デロデロ化はそういった個々の気持ち、想いが見えていない……あるいは、見ようとしていない気がします」
クロシュ「……」
聖女「クロシュさんは、どう思いますか?」
クロシュ「……ちょっと、聞いてみる」
クロシュ「………メアリーさんと、アッシュさんは……ごはん、食べるの……好き……?」
アッシュ「もちろんだ! 美味いものを食う瞬間、生まれてきて良かったって心から思うぜ!」
メアリー「……私も……美味しいものを食べると、幸せな気持ちになります。しかし……他の命を奪って長らえる絶望的な仕組みの一つに過ぎないと気付いてからは……罪の意識を覚えざるを得なくなりました……。なので、今は……好きとは言えません……」
アッシュ「ええっ!? メシ食うのにそんな面倒なこと考えんのかよ!?」
メアリー「……」
クロシュ「……」
妖精(生物として強度が高いのは、間違いなくアッシュの考え方だ。でも……)
クロシュ「……」
妖精(たぶん、今のクロシュの考え方に近いのは、メアリーの方……。そしてそっちは、食事の度に心を痛める茨の道……。食べるのが大好きなクロシュにとって、あまりにも酷だ……。でも……気付いてしまった以上、もう戻れない……)
妖精(うう、どうにかしてやりたい……でもどうすりゃいいんだ、これ……)
↓1コンマ
01-60 思考+1 [1/3]
61-90 思考+2 [2/3]
91-00 思考+3 [3/3] 自己解決!
- 124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/28(土) 20:09:30.64 ID:okegyU5/o
- どうにか
- 125 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 21:21:20.98 ID:m3LeiJhF0
- クロシュ「……」
クロシュ(ごはん……食べるには……殺さなきゃ、いけない……)
クロシュ(殺されて、死ぬのは……苦しくて、かなしい……)
クロシュ(……)
クロシュ(わたし……今まで、たくさん、食べてきた……)
クロシュ(みんな……痛くて、苦しくて、かなしかった……?)
クロシュ(……)
クロシュ(……?)
クロシュ(………あれ……?)
クロシュ(……わたし……今まで、どうやって……食べてたっけ……?)
☆クロシュの考え事が+2進みました [2/3]
◇
- 126 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 21:21:53.15 ID:m3LeiJhF0
- ―夜
幌馬車内
ヒュオオオオ…
ガタガタ…
吊り下げランプ「」ユラユラ
聖女「……」zzz
聖女に抱きしめられるフメイ「…んんん〜……」zzz
リュアン「……」zzz
セイン「……」zzz
ヴィトナ「……」zzz
メアリー「……」zzz
妖精「……」zzz
スライムクロシュ「……」モニョモニョ
モニョモニョ スリスリ
妖精「……ん? クロシュ?」パチ
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
妖精「なあに、一緒に寝て欲しいの……えっ? 温めてあげる?」
スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ
妖精「いや、私は別に寒くないけど……。温めてあげるなら聖女の方が……いや聖女は今フメイたんぽであったまってるんだった」
スライムクロシュ「〜〜」モニョニョニョ
妖精「はいはいわかったわかった、温められてあげるよ。はい、どうぞ」ポフッ
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョニョ
モニョモニョ スリスリ ポカポカ
妖精「んっ……ふふ、確かにけっこうあったかいや」
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ
妖精「じゃあ今夜はよろしくね。クロシュたんぽ」
スライムクロシュ「〜♪」モニョ
妖精(食事のことけっこう気にして落ち込んでると思ってたけど、案外平気みたい? それとも、平気じゃないから私に甘えてる?)
妖精(まあいいか。今夜は一緒に寝てあげよう。実際けっこうあったかくて良いし)
モニョモニョ… ポカポカ…
◆
- 127 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 21:22:29.96 ID:m3LeiJhF0
- ―クロシュの夢
浮島の小さな丘
空に浮かぶ白い光「」ユラユラ
ヒュオオオオオオ――…
たくさんの墓「」
王家の墓「」
ヤマイモの墓「」
ザリガニの墓「」
オオキイタニシの墓「」
イクラマスの墓「」
マグロの墓「」
カボチャの墓「」
たけのこの墓「」
おこめの墓「」
セイントレアチーズケーキの墓「」
パスタの墓「」
船旅ビスケットの墓「」
クロシュ「……」
ラティアの大盾「……クロシュちゃん……ここに来るなんて、珍しいね……」スッ
クロシュ「大盾ちゃん……」
ラティアの大盾「ここは……クロシュちゃんの思い出の中にある……セイラちゃんたちの浮島の……お墓のある丘……」
クロシュ「……」
ラティアの大盾「……ロムリン王様と、セイラちゃんたちの……お別れの場……。それを見たクロシュちゃんにとって……寂しさとお別れを象徴する場所になったの……」
クロシュ「………うん」
ラティアの大盾「クロシュちゃん……なにか、寂しいこと……あった?」
クロシュ「……うん」
ヤマイモの墓「」
ラティアの大盾「……そっか。クロシュちゃんは、今までに食べたものたちのこと……気にしてるんだね……。でも……」
クロシュ「……?」
ラティアの大盾「クロシュちゃんに食べられた命は……クロシュちゃんの一部になったんだよ。ほら……ヴァンさんや、セレナちゃんのこと……覚えてる……?」
クロシュ「!」
ラティアの大盾「ヴァンさんも、セレナちゃんも、今はいないけれど……クロシュちゃんは、命を消し去ってるわけじゃない。クロシュちゃんなりのやり方で、弔って……自分の中に、取り込んであげてる……。それが、スライム流の��食べる�≠チて……クロシュちゃんなら、知ってるはずだよ」
クロシュ「!!」
ラティアの大盾「だから……気にすること、ないよ。クロシュちゃんは、今まで通りのクロシュちゃんで……これからも、美味しいものをいっぱい食べて、みんなをしあわせにして……クロシュちゃん自身も、しあわせにならなきゃ」
クロシュ「うん!」
ラティアの大盾「ふふ……悩み、晴れた……? それじゃあ……あれ? この感じは……」
*
- 128 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 21:24:11.36 ID:m3LeiJhF0
-
倒れた妖精「う、うう〜ん……」グルグル
クロシュ「妖精さん!」
ラティアの大盾「妖精さんだ。迷い込んじゃったのかな……? 今夜は、一緒におやすみしたの?」
クロシュ「うん! 妖精さん、妖精さん」チョンチョン
妖精「ふえ……わっ!? クロシュ!? ここは……えっ、ラティア・ヘイヴン!? なんで!?」パタパタ キョロキョロ
ラティアの大盾「ちょっと……説明が、要るみたい……」
カクカクシカジカ
*
妖精「夢の混線かあ……現象は知ってたけど、当事者になるのは初めてだ……」
クロシュ「んへへ……」
ラティアの大盾「じゃあ、集落に戻る?」
クロシュ「うん! あ、でも……えっと……これ、する」スッ
小さな綿毛「」フワッ
妖精「……ラティア式のお供えだね。私もやっていこうかな。クロシュの夢だけど」スッ
小さな綿毛「」フワッ
ラティアの大盾「……二人とも……ありがとう……。ロムリン王様と、妹様にも……きっと、届くよ……」スッ
小さな綿毛「」フワッ
ヒュオオオオオ――…
空に向かう綿毛「」フワ――
☆クロシュの考え事がさらに+1進み、解決しました
☆クロシュのスライム能力〈吸収〉の効率が上がりました
特殊なものを食べた時、能力などを吸収する確率が上昇しました
また、さらにお腹を壊しにくくなりました
◆
- 129 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 22:35:46.83 ID:m3LeiJhF0
- ―大山脈登り 3日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武: 盾:ラティアの大盾 飾:
武: 防:ぬののふく 飾:煤けた不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武: 盾: 飾:
武: 防:火鼠の衣 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:
武: 防:木綿のドレス 飾:
◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ 盾: 飾:守りのペンダント
武: 防:旅人のドレス 飾:
◇聖女 [運命変転修道女]
武:木の杖 盾: 飾:
武: 防:ロイエの修道服 飾:
◇セイン [勇者スライム]
武:魔銀の剣 盾: 飾:
武: 防:旅人の服 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*4 大きな巻き貝 冒険者証(ランク1)
運命賽*4 サボテンドラゴンの花 メルルの帽子
会心賽*1 暗黒優待券
反魂丹*1 クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ 星の粉
光属性の中級魔導書 オリシン王家の栞
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*2
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
◯努力目標
・特になし
◯個人目標
・世界樹の石炭 [2/4]
・武装製作経験 [3/6]
◯仲間の目標
・僧侶を連れて帰る(聖女)
◯経験値
・クロシュ 近接[01/12] 魔法[01/12] 防御[01/09]
・フメイ 近接[00/06] 魔法[16/16] 防御[04/09]
・リュアン 近接[00/06] 魔法[04/09] 防御[00/06]
・聖女 近接[01/04] 魔法[04/09] 防御[00/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
- 130 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 22:36:12.69 ID:m3LeiJhF0
- ―翌朝
大山脈 峠道
ヒュオオオオオオ――
晴れ渡った青空「」サンサン
一面の銀世界「」マッシロ
きらめく樹氷「」キラキラ
精霊の幌馬車「」カラコロ
リュアン「晴れ上がりました……!」
アッシュ「気持ちの良い快晴だ! 寒いっちゃ寒いが、吹雪に比べりゃ遥かに良い!」
妖精「ヴィトナ、竜神村まではあとどれくらい?」
ヴィトナ「もうすぐ――見えた。あれだ」スッ
山間に見える小さな家々「」
クロシュ「わあ……!」
フメイ「三角形の屋根!」
聖女「豪雪地帯では、積雪対策に屋根があのような急勾配の三角形になると聞いたことがあります! 見るのは初めてです!」
セイン「これで一息つければ良いが……」
◇
- 131 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 22:36:46.94 ID:m3LeiJhF0
- ―竜神村
精霊の幌馬車「」ガラゴロ
「待たれよ!!!!」
ザッ!!
ザザザザッ!!
取り囲む竜人の者たち「」ザザザッ
木の槍「」ジャキッ
妖精「!?」
クロシュ「んわわ……!?」
リュアン「ヴィトナさん!? 竜神村は穏やかで平和的なんじゃ!?」
ヴィトナ「穏やかで、平和的な、はずだ……! なぜ……!?」
竜人の男「貴殿ら……この山へ何をしに来た?」ザッザッ
妖精「山越えしたかったんだけど難しかったから、一旦休ませてもらおうと思って寄っただけだよ!」
竜人の男「……」
聖女「……信用は……なさそうですね……」
セイン「……だが、ここまで来て門前払いされるのも困る。燃料も残り僅かだ」
ヴィトナ「村長! 私だ、ヴィトナだ! この者たちは、怪しくない!」バッ
竜人の男→村長「……ヴィトナ!?」
ヴィトナ「槍、下ろせ。無駄な戦、するな」
ザワザワ…
村長「むう……しかし……」
金髪糸目のサキュバス「ヴィトナちゃんが言うことなら信用してあげましょ?」スッ
村長「ダウン殿」
金髪糸目のサキュバス→ダウン「私の直感も、この子たちは山を荒らす者ではないって言ってるわぁ〜」
村長「……助言、感謝しましょう―――皆の者、槍を下げよ!」
竜人の者たち「はっ!」ササッ
フメイ「……なんか、槍下げた?」
妖精「あの場違いに薄着のドレスを着たサキュバスが、村長と何か話したみたいだけど……」
村長「……突然の恫喝、まことに失礼した。昨今山を荒らす者がおってな……」
妖精「いやまあ、休ませてくれるなら別に良いんだけど……。入って良いの?」
村長「ヴィトナとダウン殿が貴殿らを信用するならば、我らも信用しよう。ゆっくり休まれていくが良い」
妖精(そういうわけで、私たちは竜神村に招き入れられることとなった)
精霊の幌馬車「」ガラゴロ
灼髪オッドアイ美女「……来訪者?」ヒョコ
◇
- 132 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 22:38:09.85 ID:m3LeiJhF0
- ―竜神村
三角形の屋根の家々「」
精霊の幌馬車「」ガラゴロ
ヴィトナ「私、群れに戻る。竜人村いれば、また会うこと、あるだろう」
クロシュ「うん! ヴィトナさん、ありがと……!」
ヴィトナ「……クロシュ。この前は、ごめん。悩み……大丈夫か?」
クロシュ「うん……わたし……だいじょうぶ! スライムだから……!」
ヴィトナ「良かった」ニコッ
クロシュ「……わたし、むれの仲間じゃないけど、よかった……?」
ヴィトナ「共に、戦い、ごはん食べて、寝た。もう、仲間だ」
クロシュ「!」パァァァ
アッシュ「さて、じゃあ俺は俺でテントでも張るかな」
妖精「テント? 寒くないの?」
アッシュ「冒険者だからな。やっぱテントの方が落ち着くんだ」
フメイ「そうなんだ」
リュアン「村の中はある程度温暖らしいですけど、それでも寒さには注意してください」
アッシュ「おうよ! 俺もしばらくはここに滞在してるから、会いたくなったらいつでも会いに来てくれよな!」
☆ヴィトナ、アッシュと別れました
竜神村滞在中、自由行動などで会うことができます
◇
- 133 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 23:01:40.99 ID:m3LeiJhF0
- ―竜神村 ダウンの家
暖炉「」パチパチ
ダウン「自分のおうちだと思ってゆっくりのんびりしていってねえ」ニコニコ
妖精「それはありがたいけど……なんで私たちにここまでしてくれるの?」
ダウン「あら、親切にされるのは苦手? それとも……私のことが信用できない?」
妖精「いや、まあ……」
セイン「ああ。率直に言えば、信用できない」スッ
リュアン「は、はっきり言っちゃいました……」
ダウン「あらん、悲しいわぁ……およ? んっんん〜?」ジッ
セイン「……何だ?」
ダウン「あなた……もしかして、サインくんの――」
セイン「……人違いだ」
妖精(この流れ、久しぶりだ……。セインってやっぱり、サインのことを知ってる人からすると不思議な存在に見えるのかも……)
ガタンッ!!!!
「……貴様」バサッ
セイン「!?」
妖精「えっ……!? あ、あなたは――」
クロシュ「レインさん!」
レイン「なぜ貴様が、ここにいる……!」バサッ
セイン「!」シャキン
ダウン「やめなさ〜い!!!!」ピシャッ!!!
レイン「はうぐっ……!?」ガクッ
セイン「……!」
ダウン「全くもう、レインちゃんたら……。いくらサインくんに似てるからって、いきなりそんな猛アタックしたらドン引きされちゃうわよぉ?」
レイン「姉さん……違うのよ……! そいつは……サインの力を奪った……!!」
妖精「待った、それは誤解だ!! 説明させて!!!」
クロシュ「う、うん! セインちゃん、悪くない……!!」
レイン「何……?」
カクカクシカジカ
*
- 134 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 23:04:07.13 ID:m3LeiJhF0
- レイン「な……その少年も、カリス・ノーランドに造られて操られていた……!?」
妖精「そうなの! セインが、サインに何かしたなんてことは何もないんだ。セインも完全に被害者なんだよ……」
レイン「……悪かったわね」
セイン「理解したなら構わない」
レイン「……」
ダウン「あらん……喋り方までサインくんそっくりねぇ……。声はまだ少年だけどぉ」
セイン「……」
ダウン「ちょっと乱暴な歓迎になっちゃったけど、もうレインちゃんもあんなことはしないから安心してね?」
妖精「まあ、うん……」
聖女「……ええと。あの方はシノホシのレイン・フォールさんで……あなたは、その姉君のダウン・フォールさん……なんですか……!?」
ダウン「そ! シノホシは今なんもやってないみたいだけどねぇ〜。レインちゃん、根は優しい子だからあんまり怖がらないであげてね?」
聖女「ま、まあ……わかりました」
クロシュ「レインさん……悪い人じゃ、ない……!」
フメイ「ん〜? でもシノホシなんでしょ?」
クロシュ「う、うん……」
リュアン「……」
リュアン「………シノ、ホシ……?」ググッ
☆竜神村滞在中、ダウンの家に宿泊することとなりました
竜神村滞在1日目
↓1〜3 自由安価 何をする?
参考:竜神村案内板
……………………………………………………………………………………
□竜神村
村内:ダウンの家、広場、鍛冶屋、食堂、温泉、道場、祠、他
村外:樹霜の森、未探索
……………………………………………………………………………………
- 135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/28(土) 23:05:45.45 ID:qtCMPz1jO
- クロシュとセイン、道場を見学
- 136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/28(土) 23:06:57.03 ID:ZBdmex7eo
- 祠の掃除
- 137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/28(土) 23:08:17.03 ID:L/g4V3Sno
- レインさんと雑談
- 138 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 23:15:09.15 ID:m3LeiJhF0
- というわけで本日はここまで。次回は竜神村滞在初日、道場見学編、祠掃除編、レインさんとお話編になります
寒い寒い大山脈の峠道を越えて、ついに竜神村へと至ったクロシュ一行。突然槍を向けられたり、セインちゃんがレインさんに襲われたりなど、手荒い歓迎を受けるものの、ひとまずダウンさんのおうちに落ち着けたのであった。
すごい勢いで悩みを自己解決してメンタル回復したクロシュ氏は、意気揚々と竜神村巡りへ赴く。しかしその後ろで、静かに拳を握るリュアンちゃんの姿に、あかちゃんスライムは気付くことができるのか――
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
- 139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/01(日) 00:53:22.84 ID:SCP5gX6do
- おつ
リュアンは直接の被害者だしどうしたって彼等を許せんよなぁ…
- 140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/01(日) 01:32:16.90 ID:ZmVhLb/bo
- 乙
レインの恨みはまだ王国に向けてるのかね
- 141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/01(日) 11:01:19.04 ID:+J4nYF7pO
- ミュージアの大破壊はセインくんだし、セインくんの限定解除したのは僧侶だし、つまりカリスが悪い
- 142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/01(日) 11:55:10.28 ID:8sJBprBLo
- おつです
諸悪の根源カリス
落とした影が暗すぎる
- 143 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/01(日) 20:45:38.24 ID:5RQwb/AZ0
- リュアンちゃんはシノホシのせいで唯一の縁者を失っているため、その心奥に秘めた黒い感情は簡単に消しされるものではないと思われています。今回、図らずもシノホシのレイン氏とでくわしてしまったことで、その奥底に沈んでいた黒い気持ちが再燃してしまったようです。このことが今後どのような影響を及ぼすかは未知数と考えられます
そしてレイン氏もまた王国のせいで大切な者を失っており、その心奥に秘めた黒い感情は簡単に消しされるものではないと思われています。今回、図らずもサインくんに似たセインちゃんとでくわしてしまったことで、その奥底にあまり沈んでいなかった黒い気持ちが迸ってしまったようです。このことが今後どのような影響を及ぼすかは未知数と考えられます
ミュージアの大破壊はセインくんであり、そしてセインくんにそのような破壊活動を行わせたのは僧侶氏であり、カリスであるとも言えます。そして当時僧侶氏にそのような判断を行わせたのはシノホシの襲撃であり、シノホシ決起の原因は王国による暴虐でした。メアリー王女はこのことについて、最も根源的な原因は世界がデロデロになっていなかったことだと語っています
そして言うまでもなくカリス氏は悪い人物ですが、カリスのような邪悪の特異点たる者が生まれてしまうこともまた命の悲劇的側面であるとメアリー王女は語っています。カリスのような者を生み出さない為にも、全ての命を一つに溶かしたデロデロを目指すのが知性を持つ者の義務である――というのがメアリー氏の考えのようです
- 144 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/01(日) 20:46:10.07 ID:5RQwb/AZ0
- ―竜人村 広場
古びた案内板「」
セイン「案内板だ」
フメイ「……あ、ここが広場なんだ」
セイン「そうらしい」
クロシュ「ほえ……」
セイン「行ってみたい場所はあるか、クロシュ」
クロシュ「ん……どこでも!」
セイン「フメイは?」
フメイ「んー……あ、ドージョー」
セイン「道場か」
フメイ「あれやってみたい。たのもーってやつ」
セイン「……道場破りのことなら、今の弱体化した僕たちでは少し心許ないが……」
フメイ「やるだけやってみよ」
*
- 145 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/01(日) 20:50:35.89 ID:5RQwb/AZ0
- ―竜神村 道場
門「」ガラッ
フメイ「たのもー!」ヒョコ
クロシュ「たものー……!」ヒョコ
セイン「……頼もう」ヒョコ
シュビビビッ
ガガガガッ
セイン「!」
フメイ「!」
クロシュ「!」
灼髪オッドアイ美女「」ザッ
タンポ槍「」シュビビビッ
木人「」ガガガガガッ
ドギャンッ!!
フメイ「おお〜……!」
クロシュ「ぽんぽんの……槍!」
セイン「……」
灼髪オッドアイ美女「ふう……。お前たちは……先刻ここに来た来訪者か?」スタスタ
セイン「ああ。見学しても構わないか」
灼髪オッドアイ美女「もちろん。だが条件がある」
フメイ「条件?」
灼髪オッドアイ美女「外の世界の話を聞かせろ。もしくは、槍の練習相手になれ」
クロシュ「!」
セイン「……話をするくらいなら簡単だが……」
フメイ「練習! 練習する!」
灼髪オッドアイ美女「もちろん両方でもいいぞ?」
セイン「せっかくの機会だ。竜神村の槍術を体感してみよう、クロシュ」
クロシュ「ん!」
灼髪オッドアイ美女「フッ……お前たち、かなりやれると見た。良い刺激になりそうだ」
↓1コンマ
01-40 まあまあ 近接経験+1
41-70 良い感じ 近接経験+2
71-90 竜角槍術 近接経験+3
91-00 ???? 近接経験+6
↓2〜3選択 お話
1.竜神村について
2.道場について
3.あなたについて
4.大山脈の異変について
0.自由安価(票数は内容ごと)
- 146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/01(日) 20:51:40.15 ID:dQ8oOVEz0
- あ
- 147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/01(日) 20:52:14.51 ID:ZmVhLb/bo
- 4
- 148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/01(日) 20:52:56.63 ID:89rKxzIF0
- 0他に修業してる人いない?
- 149 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/01(日) 22:43:06.67 ID:5RQwb/AZ0
- タンポ槍「」カンカンカンッ!
タンポ槍「」カンカンカンッ!
ザザッ
灼髪オッドアイ美女「幼い外見に見合わず、やはりなかなかやる」ザッ
クロシュ「んへへ……槍、久しぶり……!」ザッ
セイン「……?」
フメイ「セイン、どうかした?」
セイン「あの槍術……クロシュの槍捌きに、少し似ている……?」
フメイ「え、そうなの?」
セイン「……いや、たまたまか。最適な動きに近付けば、自ずと動きも似る」
フメイ「??」
灼髪オッドアイ美女「その槍術、どこで学んだ?」
クロシュ「ほえ……? んー……槍が、教えてくれた……かも……」
灼髪オッドアイ美女「槍が……?」
クロシュ「うん。えと、今は……なくしちゃったけど……」
灼髪オッドアイ美女「そうか……」
☆クロシュとフメイが近接経験を1積みました
*
- 150 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/01(日) 22:43:34.18 ID:5RQwb/AZ0
-
フメイ「で、この山の麓の近くが……えっと、オリシン王国?」
セイン「ああ。ユーシリアの国境付近でもある」
灼髪オッドアイ美女→アインズ「オリシン……ユーシリア……本の中でしか見たことのない国名だ」
クロシュ「アインズさんは……山の外、出たこと、ない……?」
アインズ「ああ。生まれてこの方、ずっとこの村で暮らしている」
クロシュ「わあ……」
フメイ「ずーっと槍を振り回して暮らしてるの?」
アインズ「そうだ。槍術の鍛錬だけをやっているわけではないが」
フメイ「じゃあ剣とかも?」
アインズ「ああ。普段は槍だが、剣を使うこともある」スッ
壁に架けられたオノゴロ刀「」
フメイ「あ、オノゴロ刀!」
アインズ「あれは以前この村に滞在していた旅の剣士が帯びていた剣……を村の鍛冶屋が見様見真似で打って複製したものだ。当時は良き練習相手となってくれた」
セイン「普段は一人で練習しているのか」
アインズ「昔は村長が稽古をつけてくれたが……今はほとんど私一人だ。寄る年波には勝てぬ、らしい……」
フメイ「じゃあ、今は他に誰もいないんだ。この道場」
アインズ「そうだ。だからここに滞在している間は毎日来ても良いぞ」
*
アインズ「ふむふむ……もっとたくさん外の話を聞きたいところだが、これ以上は日も暮れそうだな……」
セイン「しばらく滞在する予定だ。僕たちはダウンの家に滞在している」
アインズ「わかった、用があれば行く。ところでお前たちは、山越えを目指していると言っていたな?」
クロシュ「うん」
フメイ「雪崩で通れないんだって」
セイン「山越え手段の確保、あるいは安全な道を見つけたら出発する予定だ。アインズは知らないか」
アインズ「……すまないが、力にはなれそうにない。先ほども言ったが、私はこの山を出たことがないんだ」
セイン「そうか……」
フメイ「んー……あ、そういえば、最近山がおかしいってヴィトナが言ってた。アインズ、何か知らない?」
クロシュ「えっと……いつもより、寒くて……温泉も、ひえひえ……なんだって……」
アインズ「ふむ……。私も同じ認識だ。いつもより冷え込み、そして村の温泉も凍ってしまった。山の動物たちも凍死が相次いでいるようだ。この村はまだ備蓄した食料でなんとか保っているが……いずれはボレアスルクスたちと同様に困窮する危険がある……」
クロシュ「んゅ……」
セイン「……あまりこの村を頼ることもできないか」
アインズ「何者かが古ドワーフの廃坑を出入りしているという情報もあり、村長たちはその者が良からぬことをしているのではないかと疑っている。それで古ドワーフの末裔と捜査を行っているようだが……今のところ芳しくないようだ」
フメイ「え、そうなの?」
アインズ「ああ。私も廃坑調査に加わろうと申し出たのだが、ドワーフ以外は迷って死ぬからと却下された。ドワーフたちも、道がわからず暗闇も見通せない足手まといは連れていきたくないそうだ」
セイン「……ロンドンも坑道のガイドは断っていた。彼らからすればかなりの面倒事ということか」
アインズ「だから私は――怪しい奴が出たらすぐに槍で叩き潰せるよう、日々の鍛錬を続けるしかないというわけだ」
フメイ「ん。よい心がけ」
アインズ「もし怪しい奴を見かけたら教えてくれ。この山に住む竜の一人として、不届き者は始末せねばならん」
☆山の異変と不審者の話を聞きました
◇
- 151 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/01(日) 22:44:11.89 ID:5RQwb/AZ0
- ―竜神村 祠
小さな祠「」
クロシュ「小さい……おうち?」
聖女「これは……祠ですね。信仰するものを祀るお社……まあつまり、神様のおうちです」
クロシュ「わあ……」
聖女「見たところちゃんと手入れされているようですが……先日の吹雪でしょうか、周囲に雪が積もっています」
クロシュ「雪かき、する……?」
聖女「そうですね。せっかくこの村に滞在させていただいているわけですから、少しでも返せるところで返しましょう!」
クロシュ「うん!」
*
クロシュ「んしょ、んしょ」グッグッ
聖女「ひい、ひい……雪かき舐めてました……こんなに重労働だなんて……」フラフラ
サクッ サクッ
村長「む……貴殿らは、先刻の稀人」サクッ
聖女「あ、村長さん……! こ、こんにちは……」
クロシュ「こんにちは……」ペコリ
聖女「雪かきさせていただいてます……あ、勝手に雪かきして問題ないですか……!?」
村長「貴殿らがやることではない……と言いたいところだが、実のところ我々も手が足りていなくてな……。問題ないどころか助かった」
聖女「良かったです……!」
クロシュ「手……足りてないの……?」
村長「うむ……。貴殿らを門前払いした理由とも関係している。我々は今、山を荒らしていると思しき者を探していてな……」
クロシュ「あ……えっと、坑道に、隠れてる……?」
村長「そうだ。そやつをどうにかせねば、我らは雪に埋もれて滅びるやもしれぬ」
聖女「そんなに深刻なのですか……」
村長「無論、最善は尽くすとも。しかし我々には余裕がない、ということは知っておいて頂きたい」
クロシュ「ん……。じゃあ……お手伝い、できる……?」
聖女「もしお手伝いできることがあれば言ってください。私たちもお世話になっている身ですから」
村長「うむ……。では、もしやってもらいことがあれば改めてお願いしよう。ひとまず今は、雪かき感謝する」
☆竜神村での評価が少し上がりました
◇
- 152 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/01(日) 23:08:46.18 ID:5RQwb/AZ0
- すごく頭痛が痛いため本日はここまで。次回はレインさんとお話編になります
竜神村の道場で灼髪の美女と出会い、槍の練習をするクロシュたち。不思議なことにその槍術はクロシュの槍捌きと少し似ていたそうですが、真相は闇に包まれています
そして山の異変について聞いてみたり、雪かきをしたりしつつ竜神村に貢献しました。山を荒らす者とは一体何なのか。古ドワーフ坑道に潜む何者かの企みとは。あかちゃんスライムは、ひとまずできることをする――
それでは本日もありがとうございました。次回はたぶん土日の予定です。よろしくお願いいたします
おまけ:ちびスライムクロシュと妖精さんのイメージ絵です。通常の大きさ比では、妖精さんはスライムのクロシュさんよりももっとずっと小さいですが、これはちびスライムクロシュなので間違いではありません。こんなような様子なんだなあと思っていただければ幸いです
https://gzo.ai/i/dMM1TIp.png
- 153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/01(日) 23:30:30.44 ID:VfSu9raVO
- 乙
妖精さんめっちゃ幼女だった
クロシュちゃんちょっと虚無顔でかわいい
- 154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/02(月) 01:48:36.01 ID:uBI0D60Ro
- おつ
これまでと違って外は極寒の猛吹雪だから動き辛いし
坑道も超危険なダンジョンだから難航しそうね
- 155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/07(土) 07:11:37.61 ID:eOA6YKhC0
- 乙
妖精さんあの容姿で国治めてたり尊大な態度とってんの想像するとゾクゾクする。
- 156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/07(土) 12:43:42.25 ID:xrN7er8Do
- (そしてとしm……
)いや年の功がある!
- 157 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 17:14:11.55 ID:z5t+/G590
- ちびスライムクロシュ氏が無表情のように見えるのは、スライム類が表情を用いた感情表現をあまり行わない生き物であることが関係しています。スライム類のコミュニケーションはモニョモニョという低周波音(スライム語)を用いた情報伝達が主であり、視覚的なコミュニケーションはあまり取らないようです。(��うれしい�∞�おめでたい�≠フ意を示す砂漠スライムダンスなど、例外もあります)
なおヒトなどへの擬態を覚えたスライムは、表情を用いた感情表現を行うようになることがあります。特定の生き物にずっと擬態していると、その生き物の仕草が染み付いてしまうことがあるようです
なお上記イメージにおけるちびスライムクロシュ氏は、ああ見えてとてもリラックスしているようです。下部が少しデロデロになってしまっている程度には気が緩んでいるとも言えるかもしれません
竜神村は山間にあるため、外部の極寒や暴風雪の影響を受けにくく、比較的穏やかな環境を保っていたようです。しかしここ最近はものすごく冷えこんでいるとのことです。村の外は極寒によりお腹がすごく減りやすいため、事前準備なしの長時間探索は難しいと言わざるを得ないでしょう
坑道も危険な場所であるらしく、慣れないものは道に迷って死ぬと言われています。もし探索する場合は念入りな準備をするのが良いかもしれません
妖精さんは妖精類なので、見た目も幼女の姿から変わらないようです。人間から見ると、生まれてから死ぬまでずっと幼女の姿である妖精類はヘンな生き物ですが、当の本人たちは特に疑問に思っていないようです。なお妖精さんは幼女扱いされても怒りませんが、おばあちゃん扱いすると怒るようです。自認は幼女なのかもしれません
なお見た目が幼女のため、国外の者から侮られることも時々あるようです。やはり国の上に立つ者は、オリシンの現国王クロノス氏のような筋肉モリモリのマッチョマンの方が良いのかもしれません
妖精さんは高齢者扱いすると怒りますが、人間から見れば実際すごく長い時を生きてきたのは確かなようです。そして妖精類としては比較的慎重で記憶力も良い方なため、その知識が役に立つこともあります。おばあちゃん扱いすると怒る妖精さんですが、頼られたり甘えられたりするのは嫌いではないそうです
なお上記イメージにおける妖精さんは、自分よりも小さいちびスライムクロシュをナデナデできてご満悦のようです。保護者気取りな面が出ている様子と言えるかもしれません
- 158 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 17:15:35.88 ID:z5t+/G590
- ―夜
ダウンの家
暖炉「」パチパチ
ダウン「お茶淹れたわよぉ〜」
紅茶「」ポン
どんぐりクッキー「」ポン
クロシュ「わあ……!」
妖精「わ、どんぐりクッキー?」
ダウン「美味しそうでしょ? ここじゃ麦が採れないからどんぐりを使うの」
妖精「ああ、確かにここの環境じゃ麦は育たないね」
レイン「……本当に不便な場所だわ。こんな麦も育たない地に住んでいたなんて」
ダウン「あら、良い場所よ? 静かで、穏やかで、平和で……身を隠すのにも、これ以上ないくらいの環境と地形……。レインちゃんも、ここで暮らしましょ?」
レイン「フン、冗談じゃない。この山にはちょっと気になることがあって寄っただけ。用が済んだらとっとと出ていくわ」
ダウン「も〜、レインちゃんたら素直じゃないんだから……」
レイン「素直にここに住むつもりはないと言っているのだけれど」
スライムクロシュ「〜〜?」モニョニョ モグモグ
妖精「二人ともなんだか訳ありみたい。まあレインの方は言うまでもないけど……」
レイン「あなたたちこそ、こんなところで何をしているの?」
妖精「山越えしたかったんだけど、雪崩で通行止めだったんだよ。だからここで他の道を探そうと思ってる」
レイン「そう。飛べない連中を連れていると不便ね」
妖精「レインは……ここには何をしに? シノホシはあれからどうなったの?」
レイン「なんで他人にわざわざそんなことを教えねばならないのかしら」
ダウン「シノホシは活動停止中なんですって。それで暇を持て余したレインちゃんは、愛しのお姉ちゃんを頼ってここまで遥々やって来たの!」
レイン「黙りなさい」
妖精「……情報を引き出すのは難しそうだ。どうしたものかな」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ モグモグ
↓1〜2選択 お話の内容
1.レインが山に来た理由(コンマ61以上で成功)
2.ダウンが山に住む理由(コンマ91以上で成功)
3.勇者について
4.シノホシについて
5.ミュージアについて
6.デロデロについて
0.自由安価(票数は内容ごと)
- 159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/07(土) 17:18:09.17 ID:xR18GOiWO
- 0この山の頂上には何があるの?
- 160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/07(土) 17:22:59.98 ID:tYE/owPoO
- 1
- 161 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 21:07:12.44 ID:z5t+/G590
- クロシュ「ここ……一番、高いところ……すごい……?」
レイン「……? どういう意味?」
妖精「この山脈の一番高いところ?」
クロシュ「うん」
ダウン「大山脈の一番高い山なら、この辺りじゃなくてもっと西の方……テラヌス砂漠に面している辺りじゃなかったかしら」
クロシュ「ほえ……そうなの?」
ダウン「大山脈っていうのは、この大陸を東から西まで横断して南北を分断しちゃうものすごく大きなお山の連なりなの。だからここだけがものすごく大きな山々ってわけではないのよぉ。わかる?」
クロシュ「う、うん。たぶん……わかった!」
妖精「じゃあ、この辺りで一番高いところはどんな感じ?」
ダウン「そうねぇ……すごく寒いわ」
クロシュ「わあ……」
ダウン「そして足の踏み場もほとんどないの。登頂した!と思った次の瞬間に落下死する登山者もいるそうよ……かわいそうにねぇ」
レイン「愚かで迂闊な身の程知らずが自業自得で死ぬことの何が可哀想なの?」
ダウン「レインちゃん……登山者も生き物なのよ? そんな言い方は良くないわぁ……」
レイン「足を滑らせて死んだらもう生き物じゃなくて死に物でしょう」
ダウン「も〜、またそんな屁理屈言って……。お姉ちゃん悲しいわ〜」
*
- 162 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 21:09:06.56 ID:z5t+/G590
- 妖精「ダウン、実際のところレインはどうしてこの山に来たの?」
ダウン「あら、それは愛しのお姉ちゃんを頼りに――」
レイン「違う」
ダウン「も〜……それなら本当のことを話してよぉ。お姉ちゃんにも教えてくれないじゃない……」
レイン「……」
クロシュ「………もしかして……サインさんに、関係、すること……?」
レイン「!」
ダウン「あらぁ、わかりやすいわ」
レイン「黙れ……。まあいいわ。邪魔をしないと約束するなら教えてあげる」
妖精「ここに生きる人たちや命たちに迷惑をかけないことなら、邪魔をする理由もないけど……」
レイン「……恐らく、ここに生きる者たちへの迷惑となることはないわ」
ダウン「あら、そうなの? それなら良いじゃない。教えて教えて!」
レイン「……古い知り合い……いえ、かつて仕留め損ねた害虫がこの山に隠れ潜んでいるという情報を得たの。もしその情報が真であるならば、今度こそそいつを確実にこの世から排除しなければならない。二度と下劣な真似ができないように、ね……」
妖精「なるほど、宿敵の討伐ってところか……。あれ、でもそれなら勇者サインとの関連は……?」
ダウン「……あっ! それってもしかして――サインくんを取り合って争った――」
レイン「――ソフィア・ロスチャイルド。身の程知らずの小娘が……。サインの愛が彼奴如きに向けられることなど決してないと、今度こそわからせてやるわ……」ズズ…
クロシュ「わわ……」
妖精「こ、これは……」
ダウン「はぁ……レインちゃんもソフィアちゃんも、いなくなった男の子のことでいつまでもいがみ合っているのよ……。愛深きゆえに……なのかしらねぇ」
レイン「サインはいなくなっていない! 私の内にいつまでも存在し続けるわ!! なぜ私と同じエルダーサキュバスの姉さんがそれをわからないの!?」
妖精(……エルダーサキュバスって、魔族階級的には上級の淫魔だよね? それなら、一つの愛に執着し続けてるレインの在り方の方がエルダーサキュバスらしくないって言えそうだけど……)
レイン「」プンスコ
ダウン「」シクシク
妖精(……まあいいか。下手に突っ込むと殺されそうだし……)
☆コンマ98のため追加イベントが発生します
- 163 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 21:11:18.31 ID:z5t+/G590
- ガラッ
風呂上がりセイン「……」スタスタ ホカホカ
レイン「!」
セイン「……良い湯だった。感謝する」
ダウン「あらあら、どういたしまして! うふふ、湯上がりセインちゃんもいいわねぇ〜」
レイン「やめなさい。子供相手に」
ダウン「いいじゃないの、減るもんじゃないんだからぁ。フフ……レインちゃん、セインちゃんが悪い子じゃないって知ってから随分態度が違うんじゃない?」
レイン「間違いを改めただけよ。私が自分を省みられない馬鹿だとでも言いたいの?」
ダウン「も〜、どうしてこんなにツンツンになっちゃったのかしら……」
レイン「……セイン、と言ったわね。あなた……この山にいる間、気を付けなさい」
セイン「?」
レイン「厄介な奴が来ている可能性がある。サイン……あなたの元となった人物に執着し続ける哀れで愚劣な女よ。もし彼奴があなたを見つければ、きっと面倒なことになるわ」
セイン「そうなのか」
レイン「別に……私としては、あなたがどうなろうと知ったことではないけれど。先刻の詫びよ」
セイン「わかった。忠告感謝する、レイン」
レイン「…………名前で呼ぶのはやめて頂戴」
セイン「では何と呼べば良い?」
レイン「……フォールさんとでも呼んで」
セイン「フォールさん」
レイン「……それでいいわ」
クロシュ「フォールさん!」
ダウン「フォールちゃん♪」
レイン「……」
☆レインからソフィア・ロスチャイルドの話を少し聞きました
☆レインとダウンからの評価が上がりました
◆
- 164 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 21:13:16.48 ID:z5t+/G590
- ―ダウンの家 浴室
カポーン…
メアリー「……」
リュアン「……」
メアリー「……あの」
リュアン「……何ですか」
メアリー「……どうか、されましたか。こちらに来てから……ずっと……張り詰めたような……」
リュアン「………メアリーさんは……殺したいほど憎い相手が、いますか」
メアリー「え……ええと……どうでしょうか……。憎き者は、数え切れないほどいますが……。殺したいほど、となると……」
リュアン「……」
メアリー「……そもそも、デロデロとは……全ての救済を目指すものなのです。だから、憎き相手であっても……救うべきです。例え、自分の感情に反するとしても……それが、あの絵に描かれた真理なのですから……」
リュアン「……メアリーさんは……強いんですね」
メアリー「……いいえ。私は……導師クロシュの描いた理想に追従することで、どうにかギリギリ耐えられているだけ……。あの理想に、自分を重ねていなければ……自分自身さえも、信じられなくなってしまう……」
リュアン「……」
メアリー「……リュアンさんには、いるのですか。殺したいほど憎い相手が」
リュアン「はい。この……同じ屋根の、下に……」
メアリー「えっ……」
リュアン「………メアリーさんが……あの絵を見たのと……丁度、同じ日ですね……」
*
メアリー「あ……。では……リュアンさんも、あの日……」
リュアン「はい。シノホシの襲撃で……唯一の縁者を、喪いました」
メアリー「………なんと、申し上げれば良いか……」
リュアン「……シノホシのレイン・フォール……クロシュちゃんたちとは、何か縁があるようですが……私は、とても気安く接することなどできそうにありません。だって……あいつらが、いきなり会場を襲ったせいで……!!」
メアリー「……」
リュアン「あれから、何ヶ月か経って……ようやく私も、考えないようになれてきた、のに……どうして、こんなところで……あいつが……! どうして……クロシュちゃんたちと一緒に、未来のこと、考えようって……前向きに、なれてきてたのに……!!」
メアリー「……」
リュアン「……ごめんなさい。メアリーさんに……こんなこと、聞かせてしまって……。でも……こんなの、皆さんには、言えないんです……。前を向いて進んでる、クロシュちゃんたちに……こんな汚い感情……見せられない、もん……」ジワワ
メアリー「………導師クロシュは、そのようなことでリュアンさんを蔑むことなどありません」
リュアン「そんなこと……わかってます……。フメイちゃんも、聖女さんも、妖精さんも……きっと、親身になって話を聞いてくれる……。でも……そのせいで、レイン・フォールとの関係が悪化して……取り返しのつかないことになったら………」
メアリー「………確かに、それはちょっと想像がつきません」
リュアン「……だから……やっぱり、みんなには……」
メアリー「……ですが、私は全ての問題を解決する完璧な方策を知っています。そしてそれは――リュアンさん、あなたも既にご存知のはず」
リュアン「えっ――あっ!!」
メアリー「そう――デロデロです」
◆
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