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【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 III
- 116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 13:03:50.08 ID:KSrKEGHd0
- 乙
これもし記憶じゃなくて味覚や痛覚などの感覚系が戻った場合ガイが関わった人物全員の味覚や痛覚が失う事になっていたのかな?
- 117 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/25(土) 20:31:16.36 ID:cf4QBOwbO
- >>112
たしかに、その通りかもしれません。新たな思い出を作れるように関われるといいですね。
>>113
今はそれだけで済んでいますが、場合によっては増える可能性もあります。残る光は例の浮遊島にありますので準備ができ次第向かうのがいいかもしれません。
>>114
記憶があってもなくても、みんなヒロインのままです。たぶん。
>>115
まだいるかどうかはこのあとのコンマ次第です。メルルさんは旅が好きなのでもしかしたら既に出発している可能性は大いにあります。
>>116
仮に味覚や痛覚のどちらかをフェルメールの魔法のような取り戻す方法があって、その方法が行われた場合は、それらを周囲から奪っていた可能性が高かったと思われます。
- 118 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/25(土) 20:34:18.06 ID:cf4QBOwbO
- ーー???
足元に広がる血溜まり「」ピチャ……
ガイ「……血?」
カツン……
赤ドレスの金髪美人「あら……まだ生きていらして?」
ガイ「お前は……」
赤ドレスの金髪美人「ふふ。随分としぶといのですね。私も、あの子も、あの女も、あの幼子も……みぃんな倒れていったというのに」
赤ドレスの金髪美人「それとも、倒れることすら許されないのかしら?世界を救う英雄様は」
ガイ「俺は……英雄なんかじゃない」
赤ドレスの金髪美人「そう言えば逃げられると思っているところが、実に傲慢ですわ」
ガイ「……」
赤ドレスの金髪美人「肩書きなど関係ありません。あなたは選んだ。進むために、私たちを置いていくことを」
乾いていく血溜まり「」カラッ……
ひび割れていく地面「」パキ……パキ……
ローツインテールの小柄な少女「……まだ、歩くの?ガイは、止まらないんだね」
ガイ「……違う」
ローツインテールの小柄な少女「わたしの時も、そうだった」
首元に滲む血「」ツゥ……
ローツインテールの小柄な少女「私を殺しても……ガイは、次を見てた」
ガイ「違う……俺は……」
ローツインテールの小柄な少女「ううん。いいよ。必要なことだったんでしょ?」
ガイ「……やめろ」
ローツインテールの小柄な少女「ガイが言ったんだよ」
頭を抱えるガイ「やめてくれ……!」
ローツインテールの小柄な少女「障害は、排除するって」
- 119 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/25(土) 20:35:18.45 ID:cf4QBOwbO
- 長身金髪の女性「ならば、何故目を逸らす。貴様は私を退け、あの子を斬り、あの女を止め、あの幼子を砕いた」
長身金髪の女性「それでもなお、前へ進むのだろう?」
長身金髪の女性「ならば、それを正義と呼ばずして何と呼ぶ」
ガイ「正義なんかじゃない」
長身金髪の女性「ならば何だ。都合のいい殺しだけを、必要だったと呼ぶつもりか?」
ガイ「俺は、守るために──」
長身金髪の女性「私もそうだった」
ガイ「!」
長身金髪の女性「世界を救うためだった。生まれてきた意味を証明するためだった。この血が、ただ醜いだけではなかったと……そう示したかった」
長身金髪の女性「だが、貴様は私を否定した」
ガイ「お前は、俺たちを殺そうとした」
長身金髪の女性「だから殺した。実に分かりやすいな……ならば何故、そんな顔をしている?」
ガイ「……っ」
薄灰髪の幼女「……おにーさん、また迷子?」
ガイ「……ホロウ……」
薄灰髪の幼女「うん。覚えてたんだ」
ガイ「……忘れるわけがない」
薄灰髪の幼女「そっか。じゃあ、私を砕いた時も……ちゃんと覚えてた?」
ガイ「……」
薄灰髪の幼女「私、言えなかったんだよ」
ガイ「……何を」
薄灰髪の幼女「何も」
薄灰髪の幼女「寒くて……冷たくて……口も、声も、全部固まっちゃった」
薄灰髪の幼女「ばいばいも、言えなかった」
ガイ「……やめろ」
薄灰髪の幼女「どうして?」
ガイ「……」
薄灰髪の幼女「それも、ガイがしたことだよ」
後ろから抱かれるガイ「」ギュッ
見慣れた姿の金髪女性「……やっと会えたね、ガイ」
ガイ「……っ」
見慣れた姿の金髪女性「ふふっ……そんな顔しないでよ」
ガイ「……すまない」
見慣れた姿の金髪女性「うん?」
ガイ「本当に……何も覚えていなくて……すまない……」
見慣れた姿の金髪女性「謝らないでよ。私が勝手に覚えてただけなんだから」
ガイ「違う……違うんだ……ッ」
見慣れた姿の金髪女性「また会おうって、言ってくれたよね。その言葉だけで、私……ずっと生きてこられたんだよ」
ガイ「俺は……お前を……」
見慣れた姿の金髪女性「うん。忘れてたね」
ガイ「……」
見慣れた姿の金髪女性「だから、殺せたんだよね?」
ガイ「……っ」
- 120 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/25(土) 20:35:45.82 ID:cf4QBOwbO
- 周囲から近づく人影「」スタスタ……
血に塗れた赤ドレスの金髪美人「ほら、ご覧なさいな。あなたの歩いた後には、こうして綺麗に死体が並んでいくのですわ」ビチャビチャ……
首元から血を流すローツインテールの小柄な少女「……障害は排除するんでしょ?だったら、わたしを殺したことも……ちゃんと覚えてなきゃ駄目だよ……」ドロッ……
両腕が落ちる長身金髪の女性「救済を掲げる者は、皆よく似た顔をする。貴様も……私と同じ顔をしている」ボトッ……
凍っていく薄灰髪の幼女「……助けて、って言えなかった。ばいばいも……言えなかった……」パキ……パキパキ……
崩れ始める見慣れた姿の金髪女性「やっと会えたのにね……ガイの中には、最初から……私の居場所なんてなかったんだ……」グジュ……グジュ……
ガイ「違う……」
赤ドレスの金髪美人「何が?」
ローツインテールの小柄な少女「何が、違うの?」
長身金髪の女性「貴様は選んだ」
薄灰髪の幼女「ちゃんと、覚えてるんでしょ?」
見慣れた姿の金髪女性「それとも……また忘れる?」
ガイ「俺は……俺は……!」
見慣れた姿の金髪女性「いいんだよ、ガイ。覚えていないなら……きっと、苦しくないもんね」スッ
デロデロ……モニョッ
クロシュ「──ガイさん!起きて!」
◆
- 121 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/25(土) 20:37:05.45 ID:cf4QBOwbO
- ガイ「うわああああああっ!!!」ガバッ
ガイ「っ……、ハァ……ハァ……!」
コップに入った水「」パシッ
ガイ「」ゴクッゴクッ……コトッ
ガイ「──わかってる。許される気なんてない……忘れていたから仕方ないなんて、そんな言い訳だけはしないさ……」
テルの書き置き「ちょっと出てくるね。戻ったら診るから、それまで水分補給。あと、妙なことを考えて外に抜け出さないように」
ガイ「……」
コンコンコン
ガイ「……どうぞ」
ガチャ
クー「入るわよ。さっき叫んでたけど大丈夫なの?」
ガイ「クーさん……」
クー「……アンタ、相当参ってるわね」
ガイ「……そう、見えますか」
クー「無理もないわ。記憶を取り戻したと思ったら、今度は仲間がアンタのことを忘れてしまった……そんなの、平気でいられる方が変よ」
ガイ「……」
クー「……それでも、アンタに頼むわ。最後の光の残滓の回収をね」
ガイ「……俺に、ですか」
クー「ええ。少なくとも、アンタは4つの光の残滓を集めた。その実績は紛れもない事実だからね」
ガイ「……それは……純粋な俺の力とは言えません。ほとんどは代償の刃の力で……それに、仲間がいなければ成し得なかったものです」
クー「だから何よ。最後まで諦めなかったのはアンタでしょう。全部が全部、アンタ一人の力じゃない。けど、アンタ抜きでは成し得なかった。それもまた事実よ」
ガイ「……」
クー「仲間に支えられたことを、自分の無力さの証拠みたいに扱うんじゃないわ。支えられて、それでも前に進んだなら……それは立派なアンタの力よ」
ガイ「……次の光は俺ではなく、別の者に任せられませんか?……暗黒館が元々用意していた方法で、光の残滓を集めるべきかと」
クー「……本気で言ってるの?」
ガイ「俺はもう嫌なんです。次もきっと、代償の刃を使うことになる。俺が代償を払うのはまだいい……けど、俺の周りの親しい人が代償を払うのは……もう見たくない……」
- 122 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/25(土) 20:37:32.49 ID:cf4QBOwbO
- クー「……私達が元々やろうとしていたことを教えてあげる」
ガイ「……?」
クー「五つの光の残滓は、ただ探して拾えば済むものじゃないの。翡翠の賽みたいに、星の力を受け止めて束ねる“器”が無ければ……扱える力にはならない。暗黒館が最初に用意していたのは、その器を無理やり作る方法だったわ」
ガイ「……器を?」
クー「そう。しかも、それに耐え得るのはお金で手に入るようなアーティファクトやそこらの魔導機械なんかじゃ務まらない。かといって神器なんかが手に入るアテがある訳もない」
クー「仮に神器を持つ国に頼めたとしても、その国が力を悪用しない保証なんてどこにもない……考え出すとキリが無かったわ」
クー「だから、私たちは人を使うしかなかった」
ガイ「……人を?」
クー「ええ。言い方を濁しても仕方ないわね。器になり得る人間を選び出して、残滓をその身に繋ぎ止める」
ガイ「……」
クー「綺麗な方法じゃないわ。大多数を救うために、犠牲を強いる方法よ。適性のある人間を複数人用意して、全てを捧げて残滓を繋ぎ止める。成功すれば回収できる。でも失敗すれば……何も得られないどころか、命を失う」
ガイ「そんな方法を、本当に……」
クー「ええ。実行寸前だったわ」
クー「5つ集める、なんてなったら一人や二人じゃ足りない。残滓が定着するかもわからない。条件が悪ければ、もっと……それを私たちは、世界めくれが終わっていないことに気がついて、いよいよ他に手がないって段階で実行に移そうとしていたの」
クー「その矢先に、アンタが現れた。トコナツ火山島での報告を聞いたとき、希望が見えたわ。最後の手段に頼らずに、世界めくれを止めることができるかもしれない──ってね」
ガイ「……」
クー「だから、私はアンタに頼んでいるの。これは脅しでも、命令でもないわ。けれど……私は、いい返事を待ってる」
ガイ「……いい返事、ですか」
クー「ええ。最後の光を取りに行くって返事よ」
ガイ「……俺が進めば、また誰かが傷つくかもしれない。でも……俺が止まれば、他の誰かが代わりに進むことになる」
ガイ「……顔も知らない誰かに全てを押しつけることになる……」
クー「そこまで分かっているなら、答えは出ているんじゃない?」
ガイ「……」
クー「急かさないわ。でも、待てる時間にも限りがある。世界めくれは止まってくれないもの。だから、ガイ。逃げるためじゃなく、選ぶために考えなさい」スタッ
クー「……そうそう、お土産があるの。味が分からなくても、身体には入るでしょ。食べなさい」スッ
リンゴ「」ポンッ
クー「次に会う時は、アンタ自身の答えを聞かせて。飛空挺の準備は進めておくわ」スタスタ……
バタン……
- 123 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/25(土) 20:38:01.20 ID:cf4QBOwbO
- ーー暗黒館1F 酒場
ガイ「……」スタ……スタ……
ワイワイガヤガヤ
イーリン「!……ガイ様、もう平気なのですか?」
ガイ「ああ……久しぶりだな、イーリン」
イーリン「ええ……オノゴロでの件は、その……」
ガイ「俺のことなら大丈夫だ。少なくとも、君が気に病むようなことじゃない」
イーリン「……ですが」
ガイ「それに……全員から忘れられたわけじゃない。君やテルのように……覚えてくれている人もいる」
イーリン「……」
アモ「イーリンさん、頼まれてたやつ終わったよ──あ、あのときの人!身体は大丈夫だったみたいだね」スタスタ
ガイ「……アモ」
アモ「あれ?名前、教えたっけ……あっ、イーリンさんから聞いたのかな。よろしくね、えーと……」
イーリン「っ……」
ガイ「……ガイだ。覚えなくてもいい」
アモ「……どこか、痛むの?」ジッ
ガイ「え?」
アモ「辛そうな顔、してるから……」
ガイ「……元々、こういう表情なんだ。ここまで連れて来てくれてありがとう」
アモ「ううん、気にしないで。あのときのあなた、放っておいたらどこかへ消えちゃいそうだったから」
イーリン「……アモ、しばらくガイ様と任務で話したいことがあるの。少し、席を開けてくれる?」
アモ「あっ、そうだったんだ。ごめんねイーリンさん……ガイ、また話そうね」
ガイ「ああ」
スタスタ……
- 124 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/25(土) 20:38:32.24 ID:cf4QBOwbO
- アトニス「……全く、辛気臭い顔しやがって。せっかくの酒場の空気が湿っぽくなるだろ」
ガイ「アトニス……居たのか」
アトニス「こんなに可愛いのに、ボクのことが目に入ってなかったのか!?」ガタッ
イーリン「アトニス様。ガイ様はまだ回復なさったばかりです。あまり不用意な言葉を投げるのはお控えください」
アトニス「はいはい、悪かったよ……にしてもお前、神格が上がったり下がったり、面白いことになってるな」
ガイ「……神格?」
アトニス「まあ、大方その刃の影響だろうけど……一体何を目指しているんだか」
ガイ「別に、何かを目指してるわけじゃない」
アトニス「なら余計に性質が悪いな。自分がどこへ向かってるかも分からずに、魂の形だけ変えてるってことだからな」
イーリン「神格が変動する、というのは?」
アトニス「簡単に言えば、存在の格だよ。人間としての枠から、少しだけ外に出かかってる。星の力と関わってる上に、代償の刃を振るって……その上、不死鳥の祝福まで混ざってるんだって?逆によく、いまだに人の形を保ってるものだ」
ガイ「……俺は、人じゃなくなってるのか?」
アトニス「まだ人だよ。少なくとも、今はね……自分が変わることを怖いと思えなくなったら、それはもう変質じゃなくて完成だ」
イーリン「……完成する、というのは?」
アトニス「人間以外の何かとして、だよ。神でも、魔王でも、名前は何でもいいけどね。ま、今のお前はまだ中途半端だ。だからこそ危ない。人のままでいたいのか、人をやめても守りたいものがあるのか……決めてないまま、力だけが先に形を変えてる」
ガイ「……」
イーリン「アトニス様は……どうして、そのようなことがお分かりになるのですか?」
アトニス「さあ?分かるものは分かるんだよ。酒場に入った瞬間、酒の匂いが分かるだろ?それと同じだ」
イーリン「いえ、同じではないと思いますが……」
アトニス「細かいなあ、イーリンは」
ガイ「……お前は、何者なんだ?」
アトニス「可愛いボク」
ガイ「真面目に聞いてる」
アトニス「ボクも真面目に答えてるんだけどな。覚えてるのは、だいたい10年前からだよ。それより前は穴だらけ。アトニスって名前も、なんかしっくり来るからそう名乗ってるだけだし」
ガイ「お前も記憶を……それなのに、平気そうにしていられるのか」
アトニス「平気じゃないかもしれないけど、困ってばかりいても可愛くないだろ?」
イーリン「そこは基準にするところなのでしょうか……」
アトニス「大事なところだよ。で、話を戻すけど……人のままでありたいなら、力の使い方はよく考えた方がいいぞ?まあ、言っても無駄かもしれないけどね」
ガイ「……ありがとう、アトニス」
アトニス「ふふん、もっと感謝していいぞ!」
イーリン「調子に乗らないでください」
- 125 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/25(土) 20:39:10.33 ID:cf4QBOwbO
- 依頼を見るサーシャとリーゼリット「……」ペラッ……ペラッ……
サーシャ「護衛依頼……報酬は悪くないけど、街道沿いかあ」
リーゼリット「影の魔物の目撃あり……アインズがいるからって、楽観はできないね」
ガイ「……」ジッ
アインズ「おい」
ガイ「……なんだ」
アインズ「なんだ、ではない。先ほどからあの二人を見ていただろう。用があるなら、ハッキリ言ったらどうだ?」
ガイ「……用がある、というほどじゃない。ただ……君たちが依頼を選んでいるのを見たら、少し懐かしくなっただけだ」
アインズ「懐かしい?」
ガイ「……いや。今の君たちには関係のない話だ」
アインズ「……なら、なおさら黙って見続けるな。事情を話さない相手を、信用する理由はない」
ガイ「……」
サーシャ「アインズ?どうかしたの?」スタスタ
アインズ「いや。こちらを見ていたので確認しただけだ」
リーゼリット「あ……オノゴロで倒れてた人」
ガイ「……」
アインズ「……まだ体調が万全ではないのだろう。無理に歩き回るより、部屋で休んだ方がいい」
ガイ「……そうするよ」
サーシャ「えっと……歩けるようになってよかったですね!私はサーシャっていいます!あのときはバタバタしてたからちゃんと自己紹介できませんでしたけど、同じ暗黒館の人なら、これからよろしくお願いします!」
リーゼリット「私はリーゼリット。オーナーから聞いたよ、幹部なんだって?アンタと一緒に旅してたっていうのが未だに信じられないけど……悪い人じゃないってことくらいは分かる」
アインズ「アインズだ……お前のことは、まだ信用していない。だが、敵意がないことまでは認めておく」
ガイ「……ああ」
サーシャ「だから、無理しないでくださいね。昨日のあなた、本当に今にも消えちゃいそうだったから」
リーゼリット「うん。見ていて危なっかしい」
アインズ「部屋へ戻れ。必要ならイーリンかテルに声をかける」
ガイ「……分かった」
サーシャ「じゃあ、また。ガイさん」
ガイ「……ああ」
リーゼリット「……」
アインズ「行くぞ……」
サーシャ「うん」
リーゼリット「了解」
スタスタ……
ガイ「……自己紹介、か」
ガイ(次の光の捜索は……誰も連れて行かないのがいいのかもしれないな。そうすれば、代償の刃を使うことになったとしても……俺以外の誰かが代償を払うことはない)
ガイ(……浮遊島に関することを調べよう)
◆現在はウォーターポートです。
何をする?
安価下1〜3
⭐︎現在、暗黒館にいるキャラ
クー、アモ、イーリン、サーシャ、リーゼリット、アインズ、テル、アトニス
コンマ下3
01-50とくになし
51-00メルルもいる
- 126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 20:40:17.84 ID:mmXS2wWu0
- ガイ、まだ滞在してたフラナに手合わせ(魔法使わないハンデあり)を申し込まれる。
- 127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 20:42:27.12 ID:6s0oc2KgO
- サーシャ、フォレスティナの使者の紫髪エルフの接待を頼まれる
- 128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 20:45:26.97 ID:Q2rCQHaGo
- 話を聞いたトゥルーエンドが見舞いにやってくるので素直に甘えつつ、鳥に例えつつイチャつく
- 129 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/25(土) 22:13:35.96 ID:LcE7g1k1O
- ーーウォーターポート 大通り
露天商「──いやあ、浮島なんてのは御伽話でしょう?空を飛べる奴らが、確かめる手段のない奴らを揶揄うために作った話ですよ、きっと」
ガイ「……そうか」
露天商「にしても、兄さん。なんだか会う度に元気が無くなってる気がしますけど……大丈夫ですかい?」
ガイ「……最悪なことが続いて。少し、疲れているだけだ」
露天商「なるほど……そりゃ、顔に出るわけだ。無理に笑えとは言いませんが、倒れる前に飯くらいは食ってくださいよ!美味いものでも食べれば、少しは元気になりますよ!」
ガイ「美味いもの、か……」
フードを被った幼女?「──あら、ただの露天だと思ったら意外といい品が揃ってるじゃない。そこの薬草入りの瓶と、オノゴロサンゴの欠片をもらえる?」
露天商「おお、毎度あり!って、あなたは──」
口を手で塞がれるガイ「フラナ・バイオレ──もがっ!」
フードを被った幼女→フラナ「今、お忍びで街を回ってるの!こんな場所で私がフラナ・バイオレットだってバレたら護衛に連れ戻されちゃうじゃない!」
ガイ「」コクコク
フラナ「……よし。分かればいいの」
露天商「は、はは……いやあ、世の中には似てる人がいるもんですなあ」
フラナ「そうそう。私はただの通りすがりの可愛い幼女。いいわね?」
露天商「へ、へい……」
ガイ「……まだ、ウォーターポートにいたんですね」
フラナ「あら、今日は偶然よ。暗黒館のオーナーが滞在してるって聞いて話がてら、街の様子を見に来たの。それより、ちょうどよかったわ。あなたを探していたのよ」
ガイ「……俺を?」
フラナ「ええ。暗黒館の幹部。翡翠の賽を持つ者。4つの光を集めた人間。色々聞いているわ……少し、確かめたいことがあるの。時間をくれる?」
◆
- 130 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/25(土) 22:14:02.89 ID:LcE7g1k1O
- ーーウォーターポート 港
カモメ「クゥー、クゥー」
ガイ「……それで、なぜ急に手合わせなんか?」
フラナ「今、私が研究している件のサンプルを増やすためにね。本気でかかってきていいわよ」
ガイ「……準備は、できています」ザッ
フラナ「じゃあ……始めましょうか。魔法は使わないであげる」
◆模擬戦 コンマ下1
01-10敗北
11-50引き分け
51-00勝利
- 131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 22:15:41.08 ID:Hjsv9CaAO
- はい
- 132 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/26(日) 00:11:03.73 ID:qORse77QO
- ガイ「」シュンッ
フラナ「──速いわね。けど」スッ
短剣を振るガイ「」バッ
短剣を指で挟むフラナ「狙いは丸わかりよ」ピタッ……
ガイ「!?」ググッ……
フラナ「これじゃまだ測れないわね。もっと見せなさい──」
ガイ「──ッ」シュンッ
炎「」ゴウッ!
風「」ビュオオオッ!
フラナ「へえ……二属性の魔法を同時に放つなんて。器用な真似をするのね」ピョンッ
バサッ……
ガイ「……!」
フラナ「でも、まだ浅いわ。発想は悪くないけれど、狙いが素直すぎる」
ガイ(──思いつきでやってみたが、意外とどうにかなるものだな。だが、“あの”フラナ相手には有効打にはなり得ない。別の策を考える必要がある……)スッ
ガイ「──雷よ!!!」バッ
雷光「」ビリビリビリッ!
フラナ「きゃっ!?」バチッ……
ガイ(よし、隙ができた!あとはこれで決め──)
短剣「」グッ……
◇
首元に短剣が刺さるリーナ「──っ……あ……」
◇
- 133 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/26(日) 00:11:30.30 ID:qORse77QO
- ガイ「」ピタッ……
フラナ「……戦いの最中に考え事なんて。ずいぶん余裕ね」ヌッ
ガイ「……」
フラナ「どうしたの。止めるには、まだ早いわよ」
落ちる短剣「」カラン……
ガイ「──すまない、リーナ……」
フラナ「……?」
ガイ「首元……血……駄目だ、違う……これは手合わせだ……分かってるのに……」ブツブツ
フラナ「……」スタスタ
フラナ「……ちょっと」ピンッ
ガイ「痛っ……」
フラナ「私の勝ちね」
ガイ「……ああ」
フラナ「……これじゃ、判断材料にもならないわね。途中までは悪くなかったのに、肝心なところで止まるなんて」
ガイ「……すみません」
フラナ「謝る相手が違うんじゃない?」
ガイ「……」
フラナ「私はあなたの事情を詳しく知らない。だから、今の独り言に踏み込むつもりもないわ」
ガイ「……」
フラナ「ただ、これでは研究材料としては不十分ね。あなた自身が、自分をまともに扱えていないんだもの」
ガイ「……手厳しいですね」
フラナ「優しく言ってほしいなら、聞く相手を間違えているわ」
ガイ「……」
フラナ「もう一度やる?」
ガイ「……いや。今は、やめておきます」
フラナ「賢明ね。今のあなたと続けても、同じところで止まるだけでしょうし」
ガイ「……」
フラナ「ただ、覚えておきなさい。次に剣を振るう時、死者の顔を見るのは悪いことじゃないわ。でも、死者の前で立ち止まり続けるなら、生きている者まで巻き込むことになるわよ」
ガイ「……はい」
フラナ「分かっている顔じゃないけど、今はそれでいいわ」
フラナ(……やっぱり、気のせいかしら?黒曜の棺の中身と彼の魔力、どこか似ていると思ったんだけど……まだ見極める必要がありそうね)
⭐︎フラナとの模擬戦で敗北しました。
- 134 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/26(日) 00:13:39.54 ID:qORse77QO
- ーー暗黒館1F 酒場
ワイワイガヤガヤ
リーゼリット「……サーシャ、大丈夫?」
サーシャ「へ?何が?」
リーゼリット「あのガイって人と話してからなんだか……上の空、ていうか……」
サーシャ「そうかな?……自分じゃあんまりわからないんだけど……」
アインズ「無理もないだろう。知らないはずの相手に、妙に引っかかるものがある……警戒ではない。不快感でもない。だが、放っておくには妙に気になる……そんな感じだ」
リーゼリット「私も、少し分かる。初対面のはずなのに、知らない感じがしない」
サーシャ「……」
アインズ「だが、焦って踏み込む必要はない。相手も相当危うい状態だ」
サーシャ「うん……それは、分かる」
リーゼリット「今にも消えそうだった」
アインズ「だからこそ、こちらが中途半端に近づけば、余計に壊すかもしれん」
サーシャ「……難しいね」
アインズ「そうだな。だが、少なくとも向こうに悪意はない。今はそれで十分だろう」
サーシャ「……あの人ね。10年前……私を助けてくれた人に似てる気がするの」
リーゼリット「世界めくれが起きる前?」
サーシャ「うん。フォレスティナの鎖国が起きる前でもあるんだけど……私、悪い人達に捕まって売られそうになったことがあって……」
リーゼリット「ええっ!?初耳だよ、それ!大丈夫だったの!?」
サーシャ「大丈夫。こうして生きてるでしょ?」
リーゼリット「それはそうだけど……」
アインズ「話せる範囲でいい。無理に言う必要はないぞ」
サーシャ「うん……でも、今思い出したというか、なんとなく引っかかって……当時の私はまだ子どもで、森の外に少し興味があって……大人に内緒で、外れの道まで出ちゃったの」
サーシャ「危ないって今なら思う。でも、その時は全然分かってなかった。そしたら、人間の商人みたいな連中に見つかって……エルフの子どもは高く売れるって、笑ってた。口を塞がれて、袋に入れられそうになって……もう駄目だって思った時に、その人が来たの」
アインズ「その人、というのが?」
サーシャ「うん。私を助けてくれた人。顔はよく覚えてないんだけどね。怖くて泣いてたし、暗かったし……でも、商人たちは何人もいたのに、その人は一人で立ってて。怖くないのかなって思ったけど……たぶん、怖かったんだと思う」
アインズ「なぜそう思う?」
サーシャ「手が震えてたから。でも、その人は逃げなかった。私に向かって、“目を閉じて耳を塞いでろ”って言って……気づいたら、悪い人たちは倒れてて。その人も傷だらけで……でも、私の方を見て、“もう大丈夫だ”って言ってくれたんだ」
リーゼリット「へぇ……その人の名前は?」
サーシャ「聞けなかった。助けられたあと、街の近くまで連れていってくれて……最後に、“もう一人で外に出るな”って怒られた」
リーゼリット「怒られたんだ」
サーシャ「うん。すごく真剣に怒られた。私、泣きながら謝って……でも、その人は困った顔で頭を撫でてくれた」
サーシャ「その時の手の感じが、なんとなく……さっきのガイさんを見た時に、少しだけ浮かんだの」
アインズ「それで上の空だったのか」
サーシャ「うん。自分でもよく分からないけど。私が冒険者をしてるのも、助けてくれた人と会えるかもって思ったからで……」
- 135 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/26(日) 00:14:35.87 ID:qORse77QO
- リーゼリット「なるほどなるほど。つまり、サーシャの初恋の人ってわけだね?」
サーシャ「は、初恋って……!?」ボッ
リーゼリット「違うの?」
サーシャ「ち、違……わない、かもしれないけど……!少なくとも、そういうふうに言われると違うっていうか……!」
アインズ「どちらだ」
サーシャ「分からないよ!」
リーゼリット「じゃあ、やっぱり初恋──」
サーシャ「リーゼ!」
リーゼリット「ごめんごめん!顔、赤いよ?」ニヤニヤ
アインズ「フッ……」
サーシャ「もう……!///」
紫髪のエルフ幼女「どうやら、楽しく過ごされているようですね。サーシャ・エクセリア」
サーシャ「えっ、その声……サリーさん!?」クルッ
紫髪のエルフ幼女→サリー「こんにちは。皆様はサーシャの友人でしょうか?」
リーゼリット「パーティを組んでるんです。私はリーゼリットといいます」
アインズ「アインズだ」
サーシャ「サリーさん、どうしてここに……!?」
サリー「世界めくれの件で暗黒館のオーナーと会談をしにきました。ティセリアはフォレスティナの内政で忙しい身なので、代理で私が」
サーシャ「わぁ……そうだったんですね!」
サリー「ええ。ですが、予定の時間まで少しあります。早く着きすぎてしまったので、こちらで待たせていただこうかと」
サーシャ「そ、それなら私が案内します!サリーさん、こちらへ!」
リーゼリット「サーシャ、急に張り切り始めた」
アインズ「知己なのだろう。任せてやれ」
サーシャ「リーゼ、アインズ!手伝って!」
リーゼリット「何を?」
サーシャ「接待!」
リーゼリット「接待」
アインズ「……我々が?」
サーシャ「だってサリーさん、フォレスティナの代理で来てるんでしょ?ちゃんとしないと!」
サリー「ふふ。そこまで畏まらなくても構いませんよ、サーシャ」
サーシャ「そういうわけにはいきません!お茶とか、お菓子とか……えっと、暗黒館で一番ちゃんとしてる席ってどこ!?」
リーゼリット「たぶん、奥の丸テーブルかな?」
アインズ「酒場の中で接待する時点で、かなり暗黒館らしいがな」
サリー「私は嫌いではありませんよ。こういう雰囲気の場所は、フォレスティナではなかなか味わえませんから」
- 136 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/26(日) 00:15:04.26 ID:qORse77QO
- サーシャ「じゃ、じゃあまず座ってください!今、お茶を持ってきます!」
スタタタッ
リーゼリット「……あんなに慌ててるサーシャ、初めて見た」
アインズ「相手が相手なのだろう」
サリー「昔から、あの子は少し抜けているところがありましたからね」
リーゼリット「昔のサーシャを知ってるんですか?」
サリー「ええ。幼い頃から、少しだけ。好奇心が強く、目を離すと森の外まで行ってしまうような子でした」
リーゼリット「……今さっき、その話を聞いたところです」
サリー「そうでしたか」
アインズ「ならば、先ほどの話に出てきた件も知っているのか?」
サリー「人攫いに遭いかけた件なら、聞いています。当時、フォレスティナでも少し騒ぎになりましたから」
リーゼリット「助けた人のことは?」
サリー「名前までは。ですが……サーシャが、その人物をずっと探していたことは知っています」
リーゼリット「……やっぱり初恋」
アインズ「蒸し返すな」
サリー「初恋、ですか?」
リーゼリット「さっき本人が違わないかもって」
アインズ「リーゼリット」
リーゼリット「ごめん」
サリー「ふふ。なるほど……サーシャも、そういう話をする年になったのですね」
スタタタッ
サーシャ「お待たせしました!アモちゃんに頼んできました!お茶と、甘いお菓子と、果物も出せるそうです!」
サリー「ふふっ、ありがとうございます。さて、何を話しましょうか?」
⭐︎サリーがウォーターポートにしばらく滞在します。
- 137 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/26(日) 01:03:53.77 ID:fax+9zuuO
- ー夜
ーークロシュヴァル号 甲板
ザァーン……ザザーン……
ミチル「〜♪〜♪」
ガイ「……良い歌声ですね」
ミチル「私の十八番だからね。海の上で歌うなら、これが一番気持ちいいんだよ」
ガイ「人魚は皆、歌が上手いんですか?」
ミチル「ふふ、そう言ってもらえると嬉しいね。けど、私の場合は船長として鍛えた部分もあるかな。海の上じゃ、声は大事だからね。嵐の中でもクルーに指示を飛ばす。お客さんを安心させる。時には精霊さんに機嫌を取ってもらう……歌える船長は得をするのさ」
ガイ「……精霊、ですか」
ミチル「いるよ。気まぐれで、優しくて、たまに意地悪な子達がね」
ザザーン……
ミチル「それで?ガイさんはこんな時間に甲板で何をしてるんだい?」
ガイ「……少し、風に当たりたくなって」
ミチル「なるほど。海風に相談ってわけだ」
ガイ「相談……というほどでは」
ミチル「ははっ、隠さなくてもいいよ。海に出る人は大体、何かしら抱えてるものだからね」
ガイ「……そう見えますか」
ミチル「見えるね。顔色は悪いし、目は遠いし、今にも海の向こうへ歩いていきそうだ」
ガイ「……すみません」
ミチル「謝るところじゃないよ。一度でも乗った以上、君もこの船のお客さんだ。お客さんが沈んだ顔をしてたら、声をかけるのも船長の仕事だからね」
ガイ「……沈みそう、ですか」
ミチル「うん。まあ、物理的に沈んだら私が引き上げるけどね。人魚だから、その辺は得意だよ」ドヤァ
- 138 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/26(日) 01:04:19.58 ID:fax+9zuuO
- ガイ「……頼もしいですね」
ミチル「今の冗談、面白くなかったかい?……それで、浮島のことを調べてるんだったかな?」
ガイ「知っていたんですか」
ミチル「港の噂は早いんだよ。それに、船乗りは空も見るからね。海だけ見ていたら、嵐に気づけない」
ガイ「浮島は……本当にあると思いますか?」
ミチル「あるかないかで言えば、私は“あるかもしれない”と思ってるよ」
ガイ「……根拠は?」
ミチル「昔、一度だけ妙な影を見たことがある。雲にしては低くて、鳥にしては大きすぎる。昼間なのに、海面が島の形に暗くなった」
ガイ「それは……」
ミチル「ただ、追おうとした時にはもう消えていた。だから証拠はない。船乗りの与太話と言われれば、それまでだね」
ガイ「……それでも、手掛かりになります」
ミチル「なら、後で航海記録の写しをあげるよ。何かの参考になるかも」
ガイ「ありがとうございます」
ミチル「お礼はまだ早いよ。浮島なんてものを追うなら、普通の航海よりずっと厄介だ。海図にないものを探すってことだからね」
ガイ「……はい」
ミチル「それと、ガイさん」
ガイ「何ですか?」
ミチル「一人で行くつもりなら、やめておいた方がいい」
ガイ「……」
ミチル「おや、図星かな?」
ガイ「……そう見えましたか」
ミチル「見えるよ。船長だからね」
ガイ「船長は、何でも分かるんですね」
ミチル「何でもは分からないさ。でも、無茶をしようとしてる人の顔くらいは分かる」
ガイ「……」
ミチル「海も空も、甘く見たらすぐ牙を剥く。一人で全部抱えてどうにかなるほど、優しくはないよ」
ガイ「……分かっています」
空を指差すミチル「ああ、それと下ばかり向いていてもいいことはないよ。ほら──」スッ
空を見上げるガイ「……?」クイッ
- 139 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/26(日) 01:05:21.27 ID:fax+9zuuO
- ガイ「ルー……!」
ミチル「ふふっ。私はしばらくお邪魔かな?少し外すよ」
ガイ「いえ、これは別に……」
箒から降りるトゥルーエンド「別に?」スタッ
ガイ「……ミチル船長から、浮島の話を聞いていただけだ」
トゥルーエンド「へえ。夜の甲板で、海風に吹かれながら、歌声まで聞かせてもらって?」
ミチル「おや、聞いていたのかい?」
トゥルーエンド「上から見えたわ」
ミチル「なるほど。空から来たお客さんには隠しようがないね」
トゥルーエンド「ふふっ……あなたがミチル船長ね。クロシュヴァル号の評判は聞いているわ」
ミチル「光栄だね。そういうあなたは……」
トゥルーエンド「大魔女帝国代表、トゥルーエンドよ」
ミチル「大魔女様がこんな夜更けに箒で船まで来るなんて……なかなか珍しいお客さんだ」
トゥルーエンド「事情があってね。あまり騒がないでもらえると助かるのだけど」
ミチル「もちろん。船長はお客さんの秘密に深入りしないものさ……それじゃあ、私は本当に外すよ。ガイさん、航海記録の写しは後で届けるからね」
ガイ「ありがとうございます」
ミチル「それと、さっき言ったこと。忘れないように」
ガイ「……はい」
ミチル「大魔女様も、彼が海に沈みそうになったら引き上げてあげて」
トゥルーエンド「言われなくても、そのつもりよ」
ミチル「それなら安心だ……よっと!」ピョンッ
ザパァーン!
ガイ「……本当に密会じゃないぞ」
トゥルーエンド「分かってるわ」
ガイ「なら、なぜあんな言い方を……」
トゥルーエンド「ふふっ、少しは焦ればいいと思ったの……それと、さっき人前で“ルー”って呼んだでしょう?」ジト
ガイ「……すまない」
トゥルーエンド「別に怒ってないわ。ただ、人前では気をつけなさい。あれはあなたが勝手につけた呼び名なんだから」
ガイ「……嫌だったか?」
トゥルーエンド「そうは言ってないわよ。二人の時なら、好きに呼べばいいわ」
ガイ「……分かった」
トゥルーエンド「話を戻すわ。浮島を調べているのね?」
ガイ「ああ」
トゥルーエンド「一人で行くつもり?」
ガイ「……」
- 140 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/26(日) 01:07:25.34 ID:fax+9zuuO
- トゥルーエンド「沈黙は肯定と取るわ」
ガイ「まだ、決めたわけじゃない」
トゥルーエンド「嘘。あなたはもう半分決めている顔をしてる」
ガイ「……皆を巻き込みたくない」
トゥルーエンド「その“皆”に私は入っているの?」
ガイ「当然だ」
トゥルーエンド「なら、勝手に除外しないで」
ガイ「……」
トゥルーエンド「あなたが怖がっているのは分かるわ。代償の刃を使えば、今度は誰が何を失うか分からない。仲間があなたを忘れたばかりなら、なおさらね……でも、一人で行けば解決すると思っているなら、それは間違いよ」
ガイ「……俺一人なら、代償が俺だけで済むかもしれない」
トゥルーエンド「“かもしれない”でしょう?」
ガイ「……」
トゥルーエンド「今のあなたには見張りが必要ね。あなたが自分を道具扱いしないように。勝手に命を投げ出さないように。必要なら殴ってでも止める誰かが」
ガイ「……ルーは、俺を止めるために来たのか」
トゥルーエンド「半分はね」
ガイ「残り半分は?」
トゥルーエンド「あなたに会いたかったから」
ガイ「……」
トゥルーエンド「何よ。その顔」
ガイ「いや……」
トゥルーエンド「嬉しそうにしなさいよ」
ガイ「嬉しいに決まってる。けど……俺は、それを受け取れるほど綺麗な人間じゃない」
トゥルーエンド「ええい、まどろっこしいわね……!」スタスタ グイッ
口付けをするガイとトゥルーエンド「」
- 141 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/26(日) 01:08:06.74 ID:fax+9zuuO
- トゥルーエンド「──ん、んんんんん!?ぷはっ……ちょっと!舌入れてくるくらいには元気があるじゃないの!」
ガイ「……すまない。つい。嫌だったか?」
トゥルーエンド「……そうは言ってないでしょう」
ガイ「……会いに来てくれて、ありがとう」
トゥルーエンド「最初からそう言いなさい」
ガイ「……ああ」
トゥルーエンド「それで、浮島の件だけど」
ガイ「切り替えが早いな」
トゥルーエンド「このまま続けたら、あなたがまた変に深刻な顔をするでしょう?」
ガイ「……否定はできない」
トゥルーエンド「航海記録の写しをもらえるのね?」
ガイ「ああ。ミチル船長が、昔見た“島のような影”の記録を渡してくれるらしい」
トゥルーエンド「海面に落ちた影……空から見えるとは限らないけれど、手掛かりにはなるわね」
ガイ「ルーなら、空から探せるか?」
トゥルーエンド「探せるわ。ただし、範囲が広すぎる。影が落ちた海域、時間帯、天候、魔力の乱れ……条件を絞らないと、いくら私でも無駄に飛び回るだけになる……けど、大体の見当はつくわ」
ガイ「何?」
トゥルーエンド「大魔女様が残した日誌に、魔王の気配を感じた浮島の記述があったの。詳細な場所はわからないけど、その航海記録と照らし合わせれば……」
ガイ「浮島の場所がわかる、ということか」
トゥルーエンド「ふふっ、そういうこと。ただし、照合は私も同席するわ。あなた一人に航海記録を持たせたら、そのまま勝手に飛び出しかねないもの」
ガイ「……信用がないな」
トゥルーエンド「信用しているから見張るのよ。あなたは約束を破るつもりがなくても、自分を勘定に入れない時があるでしょう?」
ガイ「……否定はできない」
トゥルーエンド「でしょうね。だから、浮島の件は明日、暗黒館のオーナーにも共有する」
ガイ「サーシャたちは……」
トゥルーエンド「そこは、あなたが決めなさい」
ガイ「……分かった」
トゥルーエンド「本当に?」
ガイ「一人で決めない。少なくとも、君とオーナーには話す」
トゥルーエンド「よろしい」
ザァーン……ザザーン……
- 142 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/26(日) 01:10:19.55 ID:fax+9zuuO
- ガイ「……ルー」
トゥルーエンド「何?」
ガイ「会いに来てくれて、本当に助かった」
トゥルーエンド「……そう」
ガイ「君が来なかったら、多分また一人で考えて……そのまま、一人で行く理由ばかり探していた」
トゥルーエンド「でしょうね」
ガイ「……呆れたか?」
トゥルーエンド「呆れているわ。でも、見捨てる理由にはならない。だから、次からはもっと早く私を呼びなさい。勝手に沈みかけてからじゃなくて」
ガイ「……ああ」
トゥルーエンド「返事だけは素直ね」
ガイ「行動も、少しずつ直す」
トゥルーエンド「期待しているわ」
潮風「」ビュオオオ──
- 143 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/26(日) 01:11:25.37 ID:fax+9zuuO
- ガイ「……ルー。今から少し、変なことを言うかもしれない」
トゥルーエンド「いいわよ。聞いてあげる」
ガイ「君はまるで……クジャクの羽のように、目を逸らせないほど綺麗だ」
トゥルーエンド「あら、急に何?」
ガイ「オノゴロでは女性を鳥に例えて褒めると、求婚に相当する風習があるそうだ」
トゥルーエンド「ははーん……なるほど。ふふっ……そっか。ふーん……ふふふっ……」
ガイ「……変か?」
トゥルーエンド「いいえ?全然?ただ、あなたがそんなことを言うなんて思わなかっただけよ」
ガイ「……オノゴロで聞いた。こういう時に使うといい、と……何か間違っていたか?」
トゥルーエンド「間違ってはいないわ。ただ、仕入れた知識をそのまま実践するあたりが、少し危なっかしいだけ」
トゥルーエンド「でも、悪くなかったわ。もう一回言って」
ガイ「もう一回?」
トゥルーエンド「求婚に相当するんでしょう?一回で済ませるつもり?」
ガイ「……君は、クジャクの羽のように綺麗だ」
トゥルーエンド「ふふっ……ねえ、ガイ」
ガイ「何だ?」
トゥルーエンド「クジャクの羽って、雄の方が派手なのよ」
ガイ「……」
トゥルーエンド「つまり、あなたは私を鳥の雄に例えたわけね?」
ガイ「いや、そういうつもりは──」
トゥルーエンド「分かってるわよ。だから面白いの」
ガイ「……面白いで済むのか?」
トゥルーエンド「ええ。だって、あなたが私を喜ばせようとしてくれたのは分かったもの」
ガイ「……」
トゥルーエンド「それに、悪くないわ。夜の海で、好きな人から求婚じみた言葉を貰うなんて……なかなか贅沢じゃない?」
ガイ「君にふさわしい言葉を選べた気がしない」
トゥルーエンド「ふさわしいかどうかは、私が決めるわ。次に褒める時は、風習や聞きかじりじゃなくて、あなた自身の言葉で言いなさい」
ガイ「俺自身の言葉……」
トゥルーエンド「ええ。今ここで練習してもいいわよ」
ガイ「……今?」
トゥルーエンド「今。ほら、私は?」
ガイ「……綺麗だ」
トゥルーエンド「それはさっき聞いたわ」
ガイ「強くて、少し意地悪で、怒ると怖い」
ガイ「でも……俺が沈みそうな時、必ず引き上げようとしてくれる。だから、綺麗だと思う。見た目だけじゃなくて……俺には、君の在り方が眩しい」
トゥルーエンド「……合格」
トゥルーエンド「だけど、今のは求婚より重いわ」
ガイ「……そうなのか?」
トゥルーエンド「少なくとも、私にはそう聞こえた……だから、責任を取りなさい」
ガイ「何をすればいい?」
トゥルーエンド「その……さっきのキスの続き、とか……?///」
ガイ「……俺の部屋に来てくれ」
⭐︎トゥルーエンドと一夜を過ごしました。
- 144 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/26(日) 01:13:00.09 ID:fax+9zuuO
- 本日はここまでです。
あと2回ほどウォーターポートで過ごしたら次の目的地へ向かおうと思います。
よければお付き合いください。
それでは、また。
- 145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 10:25:30.78 ID:VAhxffJM0
- 乙
トゥルーエンドとイチャイチャするだけだと思ったらまさかのアインズみたいに一夜を共にすることになるとは
- 146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 11:19:47.12 ID:VqSeCr80o
- この子登場からずっとイチャイチャしてるね
- 147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 12:20:19.41 ID:TdtdbVuSo
- おつ
何とか説得して皆を連れて行かないと…
- 148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 20:27:38.76 ID:MeBhy2jHO
- いつか孕みそう
- 149 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/26(日) 22:19:47.47 ID:NK5NNZc0O
- >>145
広義の意味ではイチャイチャに含まれるかと思います。どこからどこまでをイチャイチャに含めるかは学会により現在も研究中です。
>>146
不思議と惹かれ合う何かがあったのでしょう。お互いに重責を背負っていて依存する相手が欲しかったのかもしれません。
ですが、大体は>>1の手癖かと思われます。
>>147
パーティは一時的に解散しているので、このまま行けば出発前に連れて行く人員(1〜2人まで)とアインズ(飛空挺の操縦をするため)の3人だけで向かうことになるかと思われます。
>>148
子供はおそらくできません。理由については秘密です。
- 150 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/26(日) 22:20:16.46 ID:NK5NNZc0O
- ーー暗黒館 幹部宿泊部屋
チュンチュン……
ガイ「……」パチッ
ガイ「……ルー?」キョロキョロ
開いた窓「」ブワアアア──
ガイ「……もう行ったのか……ん?」ガサッ
トゥルーエンドの書き置き「」
色々業務が立て込んでるから戻るわ。
戻り次第、大魔女様の日誌の写しを届けるから役立ててちょうだい。
それから、くれぐれも無茶はしないこと。
こう書いてもあまり意味はないんでしょうけどね。
あなたの無事を祈ってるわ。
ルーより
ガイ「……たしかに、今のところ無茶をするなという約束は守れていないな」
ガイ「……やれることをやろう」
◆現在はウォーターポートです。
何をする?
安価下1〜3
⭐︎現在、暗黒館にいる主な人物
クー、イーリン、アモ、サーシャ、リーゼリット、アインズ、テル、アトニス、メルル、サリー
- 151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 22:20:55.14 ID:6Y8XXjnB0
- メルル、酒の勢いでガイ達にダークヒーローパーティの思い出を話す
- 152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 22:21:22.47 ID:VAhxffJM0
- ガイ たまたまサリーとあったので何でもいいので浮島について情報がないか聞いてみる
- 153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 22:21:52.13 ID:WTfFRshEO
- 実は暗黒館にスカウトされていたリンとドルクがやってきた
- 154 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/27(月) 00:01:09.83 ID:43u/rVOWO
- ーーウォーターポート 大通り
ワイワイガヤガヤ
店を見るサリー「むぅ……やはりフォレスティナにも魔導機械を導入した方がいいのでしょうか?しかし、伝統派としてそのような考えを持つのは──」ブツブツ
ガイ(エルフが歩いているな。エルフがいること自体はそんなに珍しいことではないが……彼女は、見間違いでなければ10年前にフォレスティナ首長の補佐をしていたエルフの筈だ。なぜこんな所に……?)
サリー「……なんですか。用があるなら聞きますが?」
ガイ(まずい。変に絡まれてしまった……)
ガイ「……すみません。じろじろ見るつもりはありませんでした」
サリー「見ていた自覚はあるのですね」
ガイ「……はい」
サリー「正直でよろしい。ですが、相手を黙って観察するのは感心しませんね」
ガイ「返す言葉もありません」
サリー「……あなたは、暗黒館の方ですね?」
ガイ「え?」
サリー「昨日、オーナーやサーシャ達から少し話を聞きました。ガイ、という名では?」
ガイ「そうですが……」
サリー「やはり。サーシャが妙に気にしていた方ですね」
ガイ「……サーシャが?」
サリー「はい。悪意はなさそうだが、放っておくには危うい、と」
ガイ「……」
サリー「実際、今もなかなか危うい顔をしています」
ガイ「……よく言われます」
サリー「でしょうね」
ガイ「あなたは……サリーさん、で合っていますか?首長補佐の」
サリー「はい。サリーです。フォレスティナより、世界めくれの件で暗黒館へ来ています」
ガイ「なら……少し、聞きたいことがあります」
サリー「どうぞ。答えられる範囲であれば」
ガイ「浮島について、何か知りませんか?」
サリー「……浮島」
ガイ「空に浮かぶ島です。御伽話扱いされることも多いようですが、俺は実在すると思っていて……」
サリー「……ええ。実在しますよ。そこに向かった者達の記録も残っています」
ガイ「!」
サリー「ここでは誰が聞いているのかわかりません。一度、暗黒館に戻りましょうか」
- 155 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/27(月) 00:01:43.83 ID:43u/rVOWO
- ーー暗黒館1F 酒場
ワイワイガヤガヤ
サリー「んく……んく……ぷはぁ。外のお酒も美味しいですね。それで、浮島のことについてですね」
ガイ「ええ、お願いします」
サリー「まず、浮島の名前はラティア・ヘイヴン。太古の文明が洪水から逃れるために打ち上げた空中都市です。雷霆の魔王が封印されていたのですが、ダークヒーロー達の活躍により討たれ、今は少数の住民やゴーレム達が暮らす──」
ガイ「ちょっと待ってください。情報量が多いです」
サリー「すみません。フォレスティナでは既知扱いの資料だったので、つい説明を省いてしまいました。元々、ラティア・ヘイヴンでは雷霆の魔王を封印するために、住民の大半が犠牲になったと記録されています。都市だけは空に残りましたが、中身はほぼ死んでいたのです」
サリー「10年前に世界樹の光が散らばった際、風属性の力を秘めた光が落ちた先がラティア・ヘイヴンで、その影響により魔王の封印が解けてしまってダークヒーロー達が対処することになりました」
ガイ「……どうしてそんなに詳しいんですか?」
サリー「ダークヒーロー達はフォレスティナの使節団でもあったので。パーティメンバーに建国の大母も居たので、当時の世界樹の光に関することはかなり詳細な記録が残っています」
ガイ「なるほど……それで、肝心の場所は?」
サリー「ラティア・ヘイヴンは一箇所に留まらず、常に移動しております。なので、正確な位置を掴むのが難しいのです」
ガイ(だからオーナーはあのとき、最後の一つの場所はわからないと言ったのか)
サリー「ですが、おおよその周回軌道は最近わかってきました。もし、向かうのであれば参考になるかと思いますので、暗黒館の者にあとで渡しておきますね」
⭐︎サリーからラティア・ヘイヴンの話を聞きました。
- 156 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/27(月) 00:02:20.42 ID:43u/rVOWO
- 酔いメルル「ねェ〜、今、ダークヒーローの話してなかったァ〜???」ヒョコッ
ガイ「メルル……!」
酔いメルル「あのときのお兄さん!どうも〜!この前見たときより元気があるねェ」
ガイ(オノゴロに居たときはまったく実感がなかったが……10年前にも名前を何度か聞いたことがあった。妙な縁を感じるな)
サリー「メルル・マインドストーン……あなたもダークヒーローパーティについて何か?」
酔いメルル「何かどころじゃないよォ。私、あの子達とは何回か会ってるしィ……まあ、お友達みたいなものだねェ」フフン
ガイ「友達……」
サリー「それは、かなり貴重な証言ですね」
酔いメルル「でしょでしょ?もっと敬ってもいいよォ?」
ガイ「酔っているが、大丈夫なのか?」
酔いメルル「酔ってる方が口が滑ってちょうどいいんだよォ。クロシュちゃん達と初めて会ったのはたしか……私が移動費をケチって氷のソリに乗ったときだったかなァ……?」
ガイ「……何をしているんだ、お前は」
ガイ(それから、メルルがダークヒーローパーティと一緒に過ごしたときの話を聞かされた。自分とお揃いの帽子をプレゼントした話や一緒に魔法の練習をした話だとか……食べ物に関する話がやけに多かったのは、気のせいだろう。味が分からない今の俺には、少し眩しい話でもあったが)
ガイ(……ただ、クロシュたちの話をしていたときのメルルはどの話のときでも楽しそうに話していた)
- 157 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/27(月) 00:02:55.66 ID:43u/rVOWO
- ワイワイガヤガヤ
メルル「うゥ……飲み過ぎたァ……」グテー
テル「あははは!!!ガイ君が2人に見えるー!!!」
ガイ(途中でテルも混ざってきて、気がつけば酒場全体を巻き込む宴会のようになってしまっていた。俺は
ガイ「……あそこは静かそうだな。移動しよう」スタスタ
リン「何、またナンパ?……ってガイさんじゃん!久しぶり!……なんか雰囲気変わった?」
ガイ「記憶を取り戻したんだ……それより、なぜここに?」
リン「アルバって人に誘われてー、暇だし丁度いいかなーって。ほら」スッ
スライムが描かれたメダル「」ポン
ガイ(……俺を誘ったドワーフもそうだが、人事を作った方がいいんじゃないか、この組織は?いや、意外と回っているからこれはこれでいいのか……?)
リン「ちょっとー、なんでそんな複雑そうな顔するのさー???」
ガイ「いや、そんなことはない……」メソラシ
ドルク「お前の言いたいことはよくわかるぜ、ガイ……」ヌッ
ガイ「ドルク……お前も来てたのか」ガシッ
ドルク「おう!暗黒館の話を聞いたら冒険を求める俺には正にピッタリだと思ってな!ほら、これ見ろよ!」
スライムが描かれたメダル「」ポン
ガイ「そうか……お前が暗黒館に来てくれたのは心強いな」
ドルク「へへっ!俺もまたお前と冒険できるなら願ったり叶ったりだぜ!」
リン「ま、そういう訳でこれからよろしくね、ガイさん!」
⭐︎ドルクとリンが暗黒館にしばらく滞在しています。
- 158 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/27(月) 00:14:24.62 ID:43u/rVOWO
- ーー暗黒館 幹部宿泊部屋
ガイ「さて……色々手に入れた資料からラティア・ヘイヴンが存在するであろう位置は凡そ掴めた。あとは……」
ガイ「……最低限の人数で行くか、みんなを誘うかだな」
コンコン
イーリン「ガイ様、失礼します……」
ガイ「どうぞ」
ガチャ
イーリン「オーナーから伝言です。ラティア・ヘイヴン行きの準備について、飛空艇の手配ができたとのことです。それと、同行者についてはガイ様の判断を尊重する、と」
ガイ「俺の判断を?」
イーリン「はい。ただし、オーナーから一言……こほん。“一人で行くなんて言い出したら、暗黒館総出で縛ってでも止めるわよ”……とのことです」
ガイ「……クーさんらしいな」
イーリン「私も同意見です……ガイ様」
ガイ「何だ?」
イーリン「サーシャ様、リーゼリット様、アインズ様は酒場に。テル様は医務室で薬の整理中です。アモは厨房、アトニス様は窓際の席で菓子を食べています」
ガイ「……」
イーリン「メルル様は二日酔いで奥の席に沈んでいます。ドルク様は依頼掲示板の前。リン様は倉庫裏で何かの骨格を組み立てているようです」
ガイ「……止めなくていいのか?」
イーリン「今のところ、問題はないので……それで、ガイ様。どうされますか?」
◆現在はウォーターポートです。
安価終了後、ラティア・ヘイヴンに向けて出発します。
何をする?
安価下1〜3
⭐︎現在、暗黒館にいる主な人物
クー、イーリン、アモ、サーシャ、リーゼリット、アインズ、テル、アトニス、メルル、サリー、ドルク、リン
- 159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/27(月) 00:20:52.51 ID:FQj2dNWzo
- もう全員で乗り込もうぜ
最後の場所だし
- 160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/27(月) 00:24:22.45 ID:kCivDCAoO
- 酔ったテルに今一番好きな子誰なのと雑談ベースで煽られる
- 161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/27(月) 00:28:47.94 ID:CbKSDsqi0
- ホレスから手紙が届く
- 162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/29(水) 03:52:03.56 ID:IQgzUX7o0
- 乙
これ全員だったら飛空艇の中がぎゅうぎゅう詰めの状態になったり、重量オーバーのイメージがあるけど大丈夫かな?
- 163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/29(水) 09:47:12.98 ID:6WNw5uSAO
- 飛空艇ごと帰ってきてるならニナさんもウォーターポートにいるのかな
- 164 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/29(水) 18:49:37.33 ID:4+wWNWHrO
- >>162
全員で行くにはまだアレなので、今回は申し訳ありませんが人数を絞らせていただきたく思います。
>>163
ニナさんはウォーターポートに飛空挺を納入してすぐにオノゴロへと帰りました。なんでも、飛空挺に朝廷が目をつけたらしく量産を求められているようです。
- 165 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/29(水) 18:50:05.72 ID:4+wWNWHrO
- ーー暗黒館2F オーナールーム
クー「来たのね」
ガイ「……」
クー「それじゃあ、返事を聞かせてもらおうじゃない。アンタは、どうすることにしたの?」
ガイ「俺は……光の捜索を続けます。そして、必ず次の光の残滓も手に入れてみせます」
クー「……ふふっ」
ガイ「?」
クー「やっぱり、そう言うんじゃないかと思っていたわ。アンタは他人の犠牲をよしとしない。私と同じでね……」
手を差し出すクー「改めて礼を言うわ、ガイ。最後の残滓の力の回収も……お願いするわ」スッ
ガシッ
ガイ「はい……!」
◆
ーー暗黒館1F 酒場
イーリン「ガイ様、誰と探索に向かうかはお決めになりましたか?」
ガイ「可能な限り、俺の知り合い全員と行きたい」
イーリン「それは……記憶を失った方々も込みで、でしょうか?」
ガイ「ああ」
イーリン「なるほど。たしかに、最後の光の残滓ですから油断はしない方がいいのでしょう。フローディアの脅威もありますし……ですが、ガイ様。重要なことを忘れております」
ガイ「なんだ?」
イーリン「飛空挺に乗れる人員の限界です。ニナ様から預かった資料によりますと……完成といっても、データが足りず安全は保証できかねるとのことで、大勢を乗せるのは推奨しかねます。しかも、食料や水に他の物資を積むとなると、なおのこと搭乗人数には慎重になるべきかと」
ガイ(……全然考慮してなかったな。飛空挺なら全員乗れるものだと、勝手に思い込んでいた)
イーリン「翡翠の賽を持つガイ様と、操縦の経験があるアインズ様は確定として……残り3人が限界、という感じでしょうか」
ガイ「3人、か……」
イーリン「ええ。連れて行く方に声をかけるのであれば私が手伝いますが」
ガイ「……そうだな……」
◆誰に声をかける?
安価下1〜3
※以下から1名選んでください。(重複した場合はその分安価をズラしてください)
イーリン、アモ、サーシャ、リーゼリット、テル、アトニス、メルル、ドルク、リン
- 166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/29(水) 18:50:22.58 ID:LvM7Z+Mo0
- イーリン
- 167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/29(水) 18:52:29.25 ID:dUl2NLbno
- テル
- 168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/29(水) 19:35:37.34 ID:QKZkq2VPo
- アトニス
- 169 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/30(木) 00:11:13.77 ID:zuPE5byDO
- ガイ「……テルとアトニスに声をかけてくれ」
イーリン「わかりました。では、2人を呼んできますね」
◆
テル「えーなになにー???ついにテルちゃんが恋しくなっちゃったのかなー」
アトニス「遂にこのボクを呼んだか!今回の旅は大船に乗ったつもりで──っておい、本当にこの酔っ払いを連れて行く気か?」
テル「アトニス君〜?こう見えて私、テラヌス・ウルスでの実績があるんだよ?」
アトニス「それを言われたら何も言えないが……ああもう、わかったよ。で、行くのはこのアホとボクだけか?」
テル「アホって酷くない〜???」ツンツン
テルにつっつかれるアトニス「や、め、ろ!!!」ジタバタ
イーリン「たしかに、あと一人連れて行くことができますが、あえて選ばなかったのですか?」
ガイ「いいや。君に来てもらいたい。構わないかイーリン?」
イーリン「ああ、なるほど。勿論、構いませんよ」
テル「おっ、貴重な飲み仲間だ!よろしくねイーリンさん」スリスリ
テルを抑えるイーリン「ええ、よろしくお願いします。テル様、アトニス様」ググッ……
アトニス「……まあ、イーリンが一緒なら大丈夫か。なあガイ、興味本位で聞くんだが今回の人選はどんな理由だ?」
ガイ「今回、光がある場所は空だ。アインズには既に声をかけてある。空を飛べる竜の力は、まず必要になる」
アトニス「まあ、そこは当然だな」
ガイ「テルは医術に優れていて、雷魔法の腕も冴えている。空なら相性がいい。優秀な魔術師としても頼りになる」
テル「そこまで高く買ってくれてるんだ。なんだか嬉しくなっちゃうなあ」
ガイ「酒さえ入っていなければ、な……」
テル「ひどーい」
ガイ「イーリンは常に冷静で、勘がいい。今回みたいに状況が読めない場所では頼りになると思った」
イーリン「光栄です」
アトニス「……それじゃあ、ボクが選ばれたのは?」
ガイ「お前は代償の刃に詳しいだろう。俺は……追い詰められると、すぐにあれに頼ろうとする。たぶん、自分では止め時を間違える」
アトニス「おいおい、痛い目を見たばかりだってのに、まだソレを使う気かよ?懲りないなあ、お前も」
ガイ「だから、お前に見ていてほしい。本当に必要かどうかを」
アトニス「……安心しろ、ガイ。このボクがいる限り、お前にソレを使わせるような状況にはさせないと約束してやる!」
ガイ「アトニス……」
イーリン「ええ。私たちも、ガイ様が代償の刃を使うような事態にならないよう努めます」
テル「そーそー。だから今回の旅も気楽……って言っちゃダメか。けど、重たい空気ばっかりってのはナシにしよう?」
ガイ「イーリン、テル……」
アトニス「お、泣くのか?意外と涙脆いんだな?」ニヤニヤ
ガイ「……うるさい」
⭐︎イーリンとテルとアトニスが光の探索に付いてきてくれます。
- 170 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/30(木) 00:11:59.33 ID:zuPE5byDO
- ワイワイガヤガヤ
ガイ(テルが今回のパーティ結成を祝って周囲に絡みに行った結果、酒場全体を巻き込んだ宴会のようになってしまった……)
料理を作る暗黒館バーテンダー「」セカセカ
アモ「手伝いますか?」
料理を作る暗黒館バーテンダー「む、アモ様。お気になさらず。こう見えて今、結構楽しいので……!」シュバババ
イーリン「……それは何よりですが、厨房が戦場みたいになっていますね」
暗黒館バーテンダー「戦場なら慣れています。酒場の厨房とは、常にそういうものですから」スッ
暗黒館名物プリンアラモード「」ドンッ
アトニス「おおっ、もうプリンが来た!流石だバーテンダー!」キラキラ
サーシャ「うわあああん!!!リーゼェ、私もう一杯くらいなら大丈夫だよねぇ!?」
リーゼリット「はいはい……サーシャはもう大丈夫じゃないよ。だからほら、水飲みな?」
アインズ「フッ……2人とも、私が居なくともやっていけるか?」
リン「ほいほいほいっと」スッ
踊る包帯ミイラたち「」グググ……ピョンピョン
一般冒険者たち「「「おお〜」」」
メルル「いいぞいいぞォ、もっとやれェ〜!」
ドルク「たしかにスゲェが……これは素直に褒めていいやつなのか……?」
ガイ(ここまで賑やかな酒場を見るのは久しぶりだな……)
何か話し合ってるサーシャとリーゼリットとアインズ「」ワイワイ
ガイ「……」ジッ
テル「うぇーい、ガイ君、飲んでるー???」バシバシ
ガイ「テル……知ってるだろう、俺は飲まない」
テル「むー……つまんなーいやーい」
テル「……ねえ、ガイ君?」
ガイ「なんだ」
テル「これまで結構旅してきたじゃない?私が居ない間にも色々あったと思うんだけど……ぶっちゃけ、どのコが一番好きなの?」コソッ
ガイ「……」
頭を抱えるガイ(すごく……濁したい質問が来たな。記憶を失っていたときの俺は、何故ああも簡単に、関係を持ったんだ!?下半身で物事を考えていたとしか思えない……!)
- 171 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/30(木) 00:12:34.95 ID:zuPE5byDO
- ガイを揺さぶるテル「ほーらー教えてよー♪」ユサユサ
ガイ(ロヴィア……は違うな。ロヴィアはそういうのじゃなくて、もっとこう、家族的な……ロヴィアのことを考えると胸が痛くなる。別のことを考えよう)
ガイ(サーシャは……たしかに、心がときめくというか、そういう出来事が多い気がするが……なんだかそういう目で見てはいけない気がする……!)
ガイ(リーゼは頼れる友人のような……記憶を失っていたときも頼りにしていたが、気がつけば一族の名を受け継ぐとか重たい話になってしまっていたし……)
ガイ(アインズ……彼女を初めて牢で見たとき、捕まっていたロヴィアを思い出した。だからか、アインズには他人事とは思えないものを感じて気にかけていたが……まさかオノゴロであんなことになるとは思っていなかったぞ……!)
ガイの前で手を振るテル「おーい?ガイ君ー?」
ガイ(イーリンも一度、夜這いに来ていたな……あのときはよくぞ保った。我ながら褒めてやりたいな。よくやったぞ、俺……!)
ガイ(アモにも手を出していない……オノゴロで一緒に寝ていたが、とくに……なんか無性に疲れていたときがあるが、それは気のせいだろう。アモがそのときやたら元気だったのも気のせいだ)
ガイ(テルはどうだ……?)チラッ
テル「おっ、こっち見た。やっほー」フリフリ
ガイ(……ロスチャイルドの件で色々あって、支えたいと思ったのは確かだ。それと、テラヌスでの一件が忘れられない……)ジッ……
テル「……なんだかそんなに、じっくり見られると……私でも少し、恥ずかしくなってくるんだけど……///」
ガイ(だが、真っ先に胸に浮かぶ名前は……)
トゥルーエンド『大魔女でも……大魔女代理でもなくて、ルーとして見てくれた』
ガイ「……ルー」ボソッ
テル「えっ?ガイ君、今なんて言ったの?」
ガイ「……二度は言わん」
テル「えー?お願いお願い、教えてよ〜!」
ガイ「断る。酔った勢いで聞いていい話じゃない」
テル「じゃあ酔ってないときに聞くね!」
ガイ「それも断る」
テル「けちー」
⭐︎テルと話しました。
- 172 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/30(木) 00:15:52.27 ID:zuPE5byDO
- ーー暗黒館 幹部宿泊部屋
コンコンコン
ガチャ
イーリン「失礼しますガイ様。大魔女帝国より手紙が届いております」スッ
ガイ「ありがとう……差出人は……ホレス!?」
イーリン「ずいぶん驚かれましたね。どうかなさいましたか?」
ガイ「ああ、いや。手紙を書けるような状態じゃないと思っていたから面食らってな……」
イーリン「なるほど……」
ペラッ
ガイっち、久しぶり!
光を4つ集めたって大魔女様から聞いたよ。
今は身体がだいぶ動くようになって、大魔女帝国の仕事を手伝ってるんだ!
こっちの世界の魔法も面白いね!
仕事の合間をぬって、周りの人にこっちの世界の文字や手紙の書き方を教えてもらったから、こうして手紙を書いてみたの!
そうそう、テラヌス・ウルスのソーラちゃんも元気にやってるよ。
よく大魔女帝国までお菓子を買いに来るんだ。
ガイっちに会いたがってたよ?
もうしばらく様子見をしたら、私もガイ達に合流するよ。
まだ教えてもらったばかりだから、変なところがあったらゴメンネ!
ホレスより
ガイ「フッ……あいつ、騙されてるな」
⭐︎ホレスから手紙が届きました。
- 173 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/30(木) 01:40:54.25 ID:4KPgT1xAO
- ーーウォーターポート 港
試作飛空挺「」ズン……
アトニス「おお……アレが例の空飛ぶ船か。本当に空に浮くんだろうな、アレは?」
ガイ「ああ……竜のお墨付きだ」
アインズ「そうか……私の記憶にはないが、お前も一緒に乗っていたんだったな。そういうわけだ、アトニス。この船で空を行くのは悪くないぞ?」
アトニス「へえ、それは楽しみだ」ニヤリ
テル「ねえねえ、あの飛空挺?って名前ついてるの?」
イーリン「一応、船として扱っていますので命名は必要かもしれません」
クー「私としたことが、失念していたわ……そうね……クロシュヴァリエ号、これでいきましょう!」
リーゼリット「船の名前っていつもそんな感じで決めてたんだ……」
サーシャ「でもなんだか、歴史的瞬間に立ち会ってる、って気がしますね!」
クー「ふふっ、そうね。海を越える船じゃなく、空を越える船だもの。大袈裟でもないわ」
ガイ「クロシュヴァリエ号……」
テル「いい名前じゃない?なんか強そうだし、ちょっと可愛いし」
アトニス「可愛いかどうかは知らんが、偉大なるこのボクが乗る船としては悪くないな!」
イーリン「では、正式にクロシュヴァリエ号ということで」
クー「ええ。決まりね」
試作飛空挺→クロシュヴァリエ号「」ゴゴゴゴ……
リン「初飛行で墜落する事例は珍しくないからね。無事に帰ってきたら、それだけで十分な成果だよ」
ドルク「落ちるなよ、ガイ。帰ってきたらまた腕を貸す」
メルル「うゥ……まだ頭痛いけど、見送りくらいはするよォ……」
ガイ「メルル。無理に出てこなくてもよかったんだぞ」
メルル「何言ってんのさァ。クロシュちゃん達が関わった場所なら、私だって見送らないわけにはいかないよォ」
アトニス「二日酔いでふらついてるがな」
メルル「これは船出を祝うための揺れだよォ」
イーリン「明らかに酒の揺れですね」
メルル「細かいことは気にしなーい」
リン「ははっ、メルルんらしいや」
- 174 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/30(木) 01:41:24.07 ID:4KPgT1xAO
- アモ「……私、まだガイさんのことをよく思い出せません。でも……無事に帰ってきてください」
ガイ「……ああ。必ず帰る」
サーシャ「……あの、ガイさん」
ガイ「サーシャ?」
サーシャ「私も、まだガイさんのことをちゃんと思い出せていません」
ガイ「……ああ」
サーシャ「だから、こういうことを言うのも変かもしれませんけど……無茶はしないでください」
ガイ「……」
サーシャ「なんでか分からないんですけど……ガイさんって放っておくと、一人で全部背負いそうな気がするんです」
ガイ「……そうか」
リーゼリット「私も、同じ気持ち。同じ幹部として、任務の成功を祈ってるよ」
ガイ「……ああ」
クー「ガイ、最後の光の残滓、必ず持ち帰ってきなさい。けれど、間違えないこと」
ガイ「……?」
クー「アンタが帰ってこない勝利なんて、私は認めないわ」
ガイ「……わかりました」
クー「なら、行ってきなさい」
ガイ「はい」
サーシャ「……いってらっしゃい、でいいんでしょうか」
ガイ「それで十分だ」
リーゼリット「……いってらっしゃい」
アモ「いってらっしゃい」
ドルク「行ってこい」
リン「次に会うときは、なるべく死体じゃなくて生きたまま会いたいねえ」
ガイ「縁起でもないことを言うな……行ってくる」
テル「空の旅かあ。お酒持ち込んでいいかな?」
イーリン「最低限にしてください」
アトニス「最低限ならいいのか……」
アインズ「飲みすぎたら私が外へ放り出す」
テル「竜の冗談、迫力ありすぎない?」
アインズ「冗談に聞こえたか?」
テル「……冗談だよねえ!?」
◆
クロシュヴァリエ号「」ゴウン……ゴゴゴ……
クロシュヴァリエ号「」ギュオオオオッ!
- 175 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/30(木) 01:48:36.58 ID:4KPgT1xAO
- ーー古城 王族の私室
水晶を覗く黒髪ロングの少女「ん〜?……よっこらせっ、と……」
黒髪ロングの少女「どれどれ……うーわ。翡翠の賽に、代償の刃……しかも天使まで来てるし〜」
黒髪ロングの少女「つまりアレか……やっぱり“この”世界は失敗した世界だったか〜……。世界めくれなんて起きてる時点で、だいたい察しろって話だけどね〜」
黒髪ロングの少女「仕方ない……もう一つの契約まで履行する羽目になるなんて思ってなかったけど……契約は果たさないとね〜」
黒髪ロングの少女「代行者、なんて言ったら聞こえはいいけど、要するにパシリでしょ? 神様たちが直接出れないからって、一人に全部丸投げとか、なかなかのブラック案件だよね〜」
黒髪ロングの少女「んー……とりあえずご飯にしようかな。空妖精のところに行こっと」
◆
- 176 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/04/30(木) 01:52:05.14 ID:4KPgT1xAO
- 本日はここまでにします。
急ですが、現在から金曜日の0時までキャラ募集を行いたいと思います。ラティア・ヘイヴンにいそうな人等をよければ、お願いします。
また、応募されたキャラは若干の設定変更等を行う可能性がありますのでご了承ください。
〈浮島国ラティア・ヘイヴン〉
■概要
空に浮かぶ古代王国の跡地。
かつては王族を中心に栄えた国だったが、雷霆の魔王との戦いにより滅び、長い年月の間、雲海の上に隠れるように存在していた。
島全体には反重力物質が組み込まれており、現在も浮遊を続けている。また、地下の中央動力室には管理ゴーレムが存在し、疑似星脈の維持・管理を担っていた。長年の運用により、疑似星脈はほとんど天然星脈と呼べるほど島に根付いている。
現在は雷霆の魔王が討たれ、封印維持という役目から解放されたため、残された者たちはそれぞれの形で静かな余生や復興に近い生活を始めている。
■文化・産業
かつては高度な魔法技術、反重力技術、ゴーレム技術を有していたと思われる。
現在も古城、地下動力室、工房、王族の私室、大浴場など、古代王国時代の施設が残っている。島には空妖精たちが暮らしており、彼女たちの作る料理や菓子も特徴的。
■情勢
王家は既に絶えており、国家としての統治機構もほぼ消滅している。
ただし、ゴーレムや人形、空妖精たちなどが残っており、島そのものは完全に無人ではない。
外部との交流は少ないが、浮島を訪れる者が現れる可能性はある。
古代技術、空妖精、ゴーレム、反重力物質、疑似星脈などを目当てにする研究者・冒険者・魔術師が関わる余地もある。
テンプレートは以下のものをお願いします。
【名前】
【種族】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】(主に使う魔法や得意属性など)
【備考】(来歴や嗜好、その他特徴や長所短所などなんでも)
- 177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/30(木) 06:19:19.69 ID:NVfA0rls0
- 【名前】ホーリー・ハンドレッド
【種族】人間?
【性別】女
【年齢】不明
【容姿】金髪ロングの長身美女。黒のローブを着ている。
【性格】常に敬語口調の穏やかな性格。
【魔法】身体強化魔法(イーリンより強力)&治癒魔法
【備考】各地を回って修行をしている僧侶。実はイーリンの育ての親で彼女に戦う術を教えたが彼女が15歳の時に突如修行の旅に出る。今はラティア・ヘイヴンにて修業を行っている。イーリンは現在でも彼女のことを慕っているが突然いなくなったことへは複雑な感情を抱いている。ちなみにイーリンが子供の頃から若い容姿をしており現在も変わらない。
- 178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/30(木) 12:24:58.92 ID:zBeFZEO7O
- 【名前】リルル=セクトニア
【種族】妖精
【性別】女
【年齢】不明
【容姿】緑髪ショートの人間の子供くらいの大きさの妖精。羽は蝶々っぽい
【性格】無邪気で守銭奴
【魔法】昆虫召喚魔法。虫や虫型モンスターを召喚·使役する。
【備考】宝を求めて旅する妖精。現在はラティア=ヘイヴンを調査中。
- 179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/30(木) 13:39:07.76 ID:kH8x0kBA0
- 設定的に都合が悪いかもしれませんが、思いついてしまったのでダメもとで書いてみます。
【名前】フレデリク・ヴァーミリオン
【種族】吸血鬼
【性別】男
【年齢】3000
【容姿】白のロングヘア、深紅の双眸、男女を問わず相手を魅了する中性的な美貌の持ち主。
【性格】自分以外の存在は皆等しく奴隷か無価値なゴミクズとしか考えていない極めて冷酷かつ傲慢な性格。
【魔法】冥魔法(星魔法と対になる魔法。魔界から力を抽出するだけでなく、彼の場合魔界から魔人や魔獣の召喚、死者を己の眷属として蘇生させ使役するなど、自然の摂理に干渉するような術を得意とする)
【備考】太古の昔栄えていた吸血鬼の王国のかつての王。訳あって現在魔族国に保管されている黒曜の棺に封印されていた。本来黒曜の棺は入ったものの正気を失わせる効果がるのだが、彼はその強大な魔翌力と精神力でそれに耐え抜き、今なお正気を保ち続けている。しかし代償も大きく、全盛期は魔王に匹敵するとまで言われた力は大幅に弱体化してしまっている(それでも大魔女と互角程度の力はまだ有している)。
代償の刃のかつての所持者であり、そのためかガイとは僅かながら精神がリンクしてしまっている(お互いの存在を微かに感じ取る程度)。
戦闘時には自身の魔翌力で精製したレイピアを使用。また、現在の吸血鬼が獲得した太陽光への耐性を有していないことが数少ない弱点。そのため魔翌力で全身を覆い太陽の光から身を守っている。
ダメでしたら以下のキャラでお願いします。
【名前】ジョン・ホワイトフッド(本名:ヨハン・アウスバッハ)
【種族】自称人間(自身の肉体を改造し、ゴーレムに変化する能力を獲得したいわばハーフゴーレム)
【性別】男
【年齢】24
【容姿】人間時:身長190cmの引き締まった体に、白いロングコートを身にまとっている、白髪のショートカットの整った顔立ちの男。
ゴーレム時:無機的な顔に全身黒いボディ。体格は比較的細身で人間に近いが3mを超える巨躯。
【性格】人間時:礼儀正しい紳士的な人柄。しかしその裏ではロスチャイルドの一族に激しい復讐心を抱いている。
ゴーレム時:かろうじて敵味方の区別はつくが、冷酷無比に敵を抹[ピーーー]ることのみに行動する文字通りの殺戮マシン。
【魔法】人間時:磁力魔法
ゴーレム時:電磁魔法(地磁気を利用した索敵や高速移動。レールガンの発射など。レールガンには膨大な魔翌力を消費するため1度しか使用できず、発射後は強制手に人間の姿に戻ってしまう)
【備考】この世界では名の知られた冒険者であり錬金術師。暗黒館とも関わりがあり、薬品の取引や情報効果のため度々訪問している。周囲にはセイントレア王国の辺境の没落貴族の生まれだと称しているが、実は幼いころにロスチャイルドの一族に家族を殺され、復讐のために素性を隠して生きてきた。数年前にとある遺跡でラティア・ヘイヴンにまつわる遺跡を発見し、そこに残されたゴーレムの精製技術を解析し己の肉体を作り変えてしまった。
武器は魔鉄制のチェーンウィップに各種薬品や爆発物など。
- 180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/30(木) 14:44:32.52 ID:AMcHaO+b0
- 【名前】ブラック・エンドゲーム
【種族】ハーフエルフ
【性別】男
【年齢】1000歳以上
【容姿】身長は170cm。黒いローブを着ている。黒髪長髪で左目は前髪に隠れている。エルフ種なので耳が尖っている。耳にはピアスがついている。西洋剣と魔導拳銃を装備している。
【性格】冷徹でなおかつ優雅さを待っている。丁寧な言葉遣いだが内容は辛辣。
【魔法】闇魔法/吸収魔法/他にも吸収した魔法ならなんでも扱える
闇魔法や吸収魔法は単体でも使えるが彼はその2つを合体させた黒渦(ブラックホール)魔法を扱える(基本的使う魔法)。黒渦魔法に吸収した人や物はその魔法や力をすぐに自分の者にして扱うことができる。その為、彼は基本属性の魔法だけではなくて速度魔法や時間魔法など吸収した様々な魔法を操れる。
【備考】トゥルーエンド達と同じエンド組の魔術師。エンド組には珍しい男性と名字が先に「エンド」がつく。元々は真面目で努力家な性格で他のエンド達と頑張って交流していたが無視や罵倒、最悪暴力などエンド達からのいじめを受けていた。なぜ自分が受けなくてはいけないのか自分が男なのか何かしゃくに触るような事をしたのか分からなくなり次第に彼の心も壊れた(そして今の性格になる)。だったら自分もやりたい事をやろうと決意する(数百年間はどこかに消えていた)。人には人の人生という「ゲーム」なんだからエンドを決めるのは自分だならそれを支援すればいいと考えていた。浮島にある疑似星脈を取り込んで彼自身が新たな魔王になり、多くの人達が望むエンドを提供しようとしている。彼の趣味は、魔法に関する本を読む事と魔法集めで魔法については多くの知識を持っていて取り込んだ後はある程度扱える。剣術や銃も我流だが千年以上の経験から他の人達には負けない実力を持っている。
- 181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/30(木) 16:20:51.54 ID:iPsRepgBo
- 【名前】ヴァリエール
【種族】雷の妖精 【性別】女性 【年齢】忘れた
【容姿】赤いリボンで結ばれた金のポニーテールと橙色の瞳に、煌めく金の翅を持つ少女妖精。翅を出せるように背中側に切り込みが入った、黄色の袴と白衣の巫女装束を着ている。これはオノゴロで仕立ててもらったお気に入りの一着。身長19cm。
【性格】属性は中立・善。感情豊かで屈託のない楽天家。とても好奇心旺盛でちょっとお調子者。楽しい事と面白い物が大好きで、勢いであれこれ手を出しては許容量過多で失敗しがち。一見するとお転婆な子供のようだが長命なだけあって相応に聡く、知識も経験も豊富なので要所で年の功を見せる。旅中で世界の闇を幾多体感してもなお諦念も絶望もしない、不屈の精神の持ち主。
【魔法】雷属性のエキスパート。全身を雷化させて亜光速で飛び回りながら、即死級の稲妻を雨のように降らせる雷の申し子。妖精狙いの密猟団を根城の山岳ごと大雷で消し飛ばした逸話もある屈指の実力者。電気で動く物に入り込んで自在に動かすといった芸当も可能。また、自然魔法や結界など妖精類の固有魔法も一通り扱える。
【備考】個人名を名乗り、異様に魔法が強く、科学文明や機械にも抵抗が無いなど、非力で気楽な妖精類とは思えない稀代の変わり者。建国の太母の大ファン。天雷精。
出身はフォレスティナ。建国当初から暮らしていた古参だが、太母の首長引退を契機として外の世界への憧れと新たに芽生えた夢の実現の為に出国。それから少なくとも1,500年以上、行き当たりばったりで道草だらけの波乱万丈一人旅を続けている。10年前に強大な雷属性の波動を感じ取り、それを自分の力にしようと浮島に来訪。既に魔王は討伐されたと知って落胆するも、諦めずに残滓でも残っていないかと探している。しかし自堕落な悪魔に誘われてマンガなる絵物語と映像水晶鑑賞に夢中となり、何をしに来たのか忘れかけている様子。
好き:娯楽文化、モフモフ、お菓子と炭酸飲料
苦手:待たされる事、迂遠な事、苦い物と渋い物
夢:建国の太母のような偉大な妖精になる事
大嫌い:セイントレア社の精核
- 182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/30(木) 16:39:31.22 ID:iPsRepgBo
- それとこちらは本編にて登場させていただいたキャラですが、こちらでも登場させてもらえそうな事と、個人的に思う所があったので体裁を整えた物を投稿します。《》内は本筋と一切関係が無いとして当時見送った裏設定です。
設定変更した箇所も無いので不要だとは思いますが、話作りの一助になれば幸いです。
【名前】ベルトーネ・ゴールドフェルド
【種族】悪魔族(?) 【性別】女性 【年齢】不明
【容姿】黒のボサボサロングヘアに眠たげな紅い瞳を持つ小柄な少女。いつも黒地に白のラインが入ったジャージを着ており、容姿は整えられていない。平坦。身長141cm。
【性格】属性は混沌・中立。悠々自適で和光同塵、毎日ダラダラ過ごしたいマイペースな自堕落娘。最小の労力で最大の成果を得ようとする有能な怠け者タイプで、休みの為なら頑張れる。何よりも怠惰な生活を優先する事なかれ主義だが、他を害してまでは望まない。
【魔法】強力な闇属性(?)と心属性(?)を扱う。特に幻覚・状態異常・弱体化・精神操作など、相手を惑わし、弱らせ、意のままにする分野が得意。
【備考】いつの間にかラティア古城の王族私室に居座っていたぐうたら悪魔(自称)。愛称はベル。
"大昔に召喚されて主と契約したが、完遂前に主が死亡して失効。自力で帰還出来ないが自死して戻るのも嫌なので、今もそのまま残っている"と真偽不明の来歴を語る。どう見ても怪しい存在だが、害意(とやる気)は感じられないのでひとまず黙認されている。
契約には非常に忠実。普段の怠けっぷりからは想像が付かない程真面目に取り組み、完璧以上に熟してみせる。自分がやらなくてもいい事からは徹底的に逃げるが、自分にしか出来ない事は必ずやり遂げる意外と責任感の強い娘。
《彼女の正体は、異なる世界において悪魔と称される魔の化身、その最上位たる七大罪の末席、怠惰のベルフェゴール。権能は"活力の強制搾取"で、ただ在るだけで遍く全てを衰弱させて世界を滅ぼす。
強力過ぎる本体の代わりに召喚体(分体のようなもの)を用いて現界している。世界に悪影響を与えないように大幅に出力を抑えており、失われても元の世界に戻るだけで何の影響も無い。今のモデルはこの世界の悪魔族を参考にした物で、容姿や魔法もそれに準じている。
契約失効後も居残ったのはひとえに七大罪としてのプライドが故。召喚体による制限に加えて暴力の塊である雷霆の魔王は相性が最悪で、満足いく仕事が出来なかったのを内心悔いていた。》
好き:怠惰、惰眠、娯楽文化、ジャンクフード
苦手:本気、聖なる存在、刺激の薄い食べ物
夢:いつまでもダラダラ過ごす事
大嫌い:"傲慢"と"嫉妬"
- 183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/30(木) 20:49:30.77 ID:AVQwxS5lo
- 【名前】ノーランド
【種族】ホムンクルス
【性別】女
【年齢】稼働してから10年経った
【容姿】小柄で華奢な白衣少女として作られた
【性格】品性のないイカれたマッドサイエンティストであれ
【魔法】最終program魔王化
こんなもの使いたくない
【備考】大魔女のトゥルーエンドのようにカリスが残した不測の事態に対する保険にして全てに対する報復装置。頭の中に度々カリスの命令信号が流れてくる設計であり、個体としての理性はあるがカリスの命令を忠実にこなす人形でもある。現在はラティアヘイブンの擬似星脈をエネルギー源にした巨大な砲撃を星そのものに撃ち込み文字通り世界を破壊しようとしている。そのため、ラティアヘイブンの改造を進めている。
稼働してからずっと個体としての理性とカリスから与えられた強烈な命令の間で苦しみつつ、ひたすら命令を達成しようと動いている憐れな生き物。自分と似たような存在のトゥルーエンドのことは知っているが、最近幸せそうにしているのが気にくわない。擬似星脈から吸い上げた魔翌力によって大体どんな魔法も使える。
生まれた時から声が聞こえる。全てを壊せという声が。そんなことしてどうなるというか細い抵抗は無駄だった。そんなことしたくないという懇願は無駄だった。もう死にたいという絶望も無駄だった。元より私に選択肢なんてなかった。
- 184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/30(木) 21:57:36.77 ID:ux/Xz5uIO
- 【名前】エリザベート・ロード・セイントレア
【種族】人間
【性別】女
【年齢】22
【容姿】金髪紅碧オッドアイの表情豊かな人、巨大なハンマーを振り回す
【性格】超ポジティブな変な人
【魔法】念動力
【備考】とある王族の生き残り。世界めくれの日に偶々王国にいなかったため難を逃れた。昔は何一つ不自由なく暮らしていたが、突然それらの生活が全て消え去った。絶望するところであるが、彼女はしぶといし図太かった。文字通り草や泥を啜って生き残り、自然界を弱肉強食で乗りきった。その末気付いたら常闇の樹海の王として君臨していた。美味しい草博士。頭はそんなに良くない。元お姫様と思えないほどステゴロが強い。ロスチャイルド組とは王国時代の幼馴染み。今は王国復興を餌にフローディアのペットになっている。フローディア的に見た目雰囲気セーレっぽかったから代わりに連れてきたが、よく見たらあんまりセーレっぽくなかった。
- 185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/30(木) 22:26:31.75 ID:V9T6jOPRO
- 【名前】ビビアン・リーフ
【種族】妖精
【性別】女
【年齢】秘密
【容姿】水色髪のツインテール。身長は自身の魔法で変えられるが今は160cm(元々は妖精サイズだが今はこの大きさがちょうどいいとのこと)。身長と同じくらいの魔法の杖を持っている。妖精の羽がある。貧乳だがスタイルはいい。
【性格】ツンデレで負けず嫌い。
【魔法】・大小(サイズ)魔法(自分や物を大きくしたり小さくすることができる魔法。ただし他人や生き物などを大きさは変えられない。
・風魔法(初級魔法のみ)
【備考】緑の国フォレスティナの出身。建国の大母様のように自分も緑の国の新たな大母になれるように各地を転々としながら修行の旅をしていた。浮島国に着き探索中、世界めくれ後の異変に気付き目覚めたジェミニと遭遇する。エルフ界でも有名でエルフ達から色々聞いた(会うまではフィクションだと思っていた)。そんな伝説の人物に会った彼女はジェミニに向かって「弟子して下さい」とお願いしていた。最初は断られていたが何度もお願いしついに弟子入りした。ジェミニ自身は「いい暇潰しなるから」とのこと。ジェミニの事は「師匠」とよんでいる。ジェミニの教えもあってまだ初級だが風魔法を使える。メインは魔法だが杖による打撃技もしている。空妖精とは仲が良い。
- 186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/30(木) 23:35:06.31 ID:JZmmo7eSO
- 【名前】レイセオン・ノースロップ
【種族】魔女
【性別】女
【年齢】1250
【容姿】黒帽子に長めのローブを着た典型的魔女衣装の青髪美女。営業スマイルは得意。
【性格】ですます口調。大きな声で、聞き取りやすく、よく喋る営業マン。
【魔法】空間魔法
扉を作り、遠隔地間の移動を可能にする。ただし一度行ったことのある場所にしか扉は作れない。短距離なら扉を介さない瞬間移動もできる。
【備考】
大魔女帝国所属特級魔女の一人。大魔女帝国の外交関係を拡げることを目的に各地に扉を設置する任務に就いている。外交官らしくコミュニケーション能力に溢れている。ラティア・ヘイブンの存在は知っていたが、箒飛行で辿り着くには高過ぎるし具体的にどこにあるのかまるで把握できていなかった。どうしようか悩んでいたときに丁度ガイ一行が空に旅立つとのことで、飛行艇の外に掴まり無理やり着いていくことで解決した。初対面には取り敢えず名刺を配る。大魔女帝国の臣民らしく大魔女様大好き。トゥルーエンドちゃんもお盛んですなとよく後方保護者面する。
- 187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2026/04/30(木) 23:59:04.25 ID:sww5iAFtO
- 【名前】ベッサラビア・オルフェウス
【種族】悪魔
【性別】女
【年齢】666
【容姿】黒いドレスを着た怪しく光る赤目美女。長い黒髪をポニーテールに束ねている。
【性格】最悪。好奇心にのみ突き動かされた即物的な俗人
【魔法】時間魔法と破壊魔法
【備考】
カリスやシノホシがいなくなったことで現在世界最悪の犯罪者とされる国際指名手配の極悪人。面白そうで何でもしてしまうブレーキの壊れた人。この浮島にやってきたのも、反重力物質を取り除くことで浮島を巨大質量爆弾にして地上に降らすところを見てみたいというそれだけ。666歳という記念すべき年だから仕方ないね。時間を止めて破壊魔法を撃ち込むという単純で効率的な戦闘スタイル。特に誰かと何らかの因果も縁故も、悲劇的な過去も、特殊な事情も、細かい背景も何もないひたすら頭のおかしい愉快犯。さっきまで仲良くした人を容易く殺せる人。強い人は好き。
- 188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/02(土) 09:09:23.00 ID:s/+sJSN00
- メルルさんダークヒーローPのコマとか複雑な感情で眺めてたんだろうな・・・
- 189 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/02(土) 21:23:22.92 ID:AGfD2qzVO
- 皆様、素敵な案を沢山ありがとうございました。
若干の設定の変更はしつつも、大きくは変えないずに登場させれるよう頑張りたいと思います。
>>188
メルルはコマに有名な名前が使われてるのを知ってからは、一緒に過ごしたことがある某パーティのことを時々思い出していたみたいです。また会えるといいのですが。
- 190 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/02(土) 21:25:41.02 ID:AGfD2qzVO
- ーー空
ビュオオオ──
クロシュヴァリエ号「」ゴウン……ゴウン……
アトニス「ははっ!なるほどなるほど、たしかにこれはいいな!自分で飛ぶより速いし疲れない!」
テル「うひゃあ……本当に飛んでるよ。技術の進歩ってすごいね……街があんなに小さく見える」
アインズ「さて……ガイとやら。空に飛んだはいいものの、どの方角に向かう?浮島とやらはどこにあるんだ?」
ガイ「北東だ。航海記録とサリーさんの資料、それから大魔女帝国が送ってくれた日誌を照らし合わせた。今なら、ラティア・ヘイヴンの周回軌道に追いつける可能性が高い」
アインズ「わかった……ところでイーリンは大丈夫なのか?」
ガイ「……イーリン?」クルッ
柱につかまるイーリン「……なんでしょうか。ガイ様」ガッシリ
ガイ「……もしかして、高い所は苦手だったか?」
イーリン「そのようなことはありません」ガッシリ
テル「いやいやいや、明らかに掴まり方が“苦手な人”のそれなんだけど」
イーリン「違います。これは船体の強度を確認しているだけです」ガッシリ
アトニス「柱に爪痕が残りそうな確認方法だな」
イーリン「……アトニス様」ジト
アトニス「はいはい、悪かったよ。まあ、可愛いボクは優しいから見逃してあげよう」
ガイ「無理はするな。座っていた方がいいんじゃないか?」
イーリン「いえ。護衛として、すぐに動ける位置にいる必要がありますので」
テル「その状態で動ける?」
イーリン「動けます」ガッシリ
アインズ「なら、試しに一歩前へ出てみろ」
イーリン「……」プルプル……
アインズ「……」
イーリン「……現在は、持ち場を離れるべきではないと判断しました」ガッシリ
テル「あはははは!苦手じゃん!」
イーリン「苦手ではありません。慎重なだけです」
ガイ「……そういうことにしておこう」
◆コンマ下1〜2
01-05 強敵
06-20 敵襲
21-50 遭遇
51-00 良いこと(自由安価)
- 191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/02(土) 21:27:12.99 ID:Yqv/344P0
- あ
- 192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/02(土) 21:28:24.45 ID:s/+sJSN00
- あ
- 193 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/02(土) 21:31:36.02 ID:AGfD2qzVO
- 99!?
とびきり良いことがあったみたいです。
何が起きましたか?(無理なものは再安価になります)
安価下1
- 194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/02(土) 21:31:52.64 ID:Iq8rtq9RO
- 浮島経験者のエルフ天使コンビと遭遇
- 195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/02(土) 21:32:14.12 ID:nZ6fmFHxO
- 小さな雲の島を見付ける
- 196 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/02(土) 23:30:04.28 ID:ociO7t4DO
- アトニス「ん……?おい、前方に何かいるんじゃないか」ピクッ
アインズ「鳥か有翼種族だろう?特段珍しいものでは──」
白黒の翼「」バサッ……バサッ……
グライダー「」ヒュオオオ──
テル「おおっ!まさか、あの白黒の翼とグライダーって!」
ガイ(10年前に見たことがあるぞ。流星の如くその名を響かせた青い髪のエルフと白黒の翼のハーピィの冒険者コンビ。たしか名前は──)
黒髪ロングの天使「──んん?同胞の気配と……なんだか変な気配を感じますね。テイル、後ろのアレに近づいてみましょう」スッ
グライダーを操作する青髪エルフ「え?後ろ?」クルッ
クロシュヴァリエ号「」ゴウン……ゴウン……
青髪エルフ「ええええええええっ!?何アレッ!?」
◆
ーークロシュヴァリエ号 甲板
黒髪ロングの天使「っと。あっ、これ乗り物なんですね」スタッ
青髪エルフ「わぁ……アーティファクトかな、コレ!?街で高く売れるかも!?」
ガイ「……残念ながらこれは売り物じゃない。最近オノゴロで開発された飛空挺という船だ」スタスタ
青髪エルフ→テイル「ええ!?これ、アーティファクトじゃないの!?そんなぁ……」
黒髪ロングの天使→ヒナ「」
テル「やっぱり!"モノクロの狂双姫"ヒナとテイルだ!」タタッ
ガイ(そんな二つ名がついていたのか)
アトニス「……」ジッ
ヒナ「ああ……同胞の気配はあなたでしたか。正体を隠しているつもりのようですが、天使であることまでは隠せていませんよ。もっとも、詳しい格まではぼやけていますけれど」
アトニス「堕ちたお前と一緒にするな。それに、ボクにはアトニスという名前がある」
ヒナ「アトニス……?あなたがですか?」
アトニス「ああ、そうだが?」
ヒナ「……ぷっ……あははははっ!似ても似つかないですね!アトニス様の名を騙るなんて、よほどの命知らずな天使とお見受けしました」
アトニス「はあ!?騙るも何も、ボクはボクだ!この可愛いボクに一番しっくり来る名前がアトニスだっただけだ!」
ヒナ「しっくり来るから名乗っている、ですか。ふふっ、随分と豪胆ですねえ」
アトニス「なんだよ。文句あるのか?」
ヒナ「いえいえ。アトニス様は天界でも名の通った上級天使ですからね。その名前を名乗るなら、相応の覚悟が必要ですよ?」
アトニス「……上級天使?」
ガイ「アトニス……」
アトニス「知らん。少なくとも、ボクにはそんな記憶はない」
ヒナ「記憶がない?あら、それはまた……面白そうですね」
テイル「ヒナ、目が悪い感じになってるよ」
ヒナ「失礼な。私はいつだって清く正しく戦闘欲に忠実ですよ」
テイル「それを悪い感じって言うんだよ!」
テル「うわあ……噂通りだねえ」
ガイ「噂?」
- 197 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/02(土) 23:32:12.73 ID:ociO7t4DO
- テル「モノクロの狂双姫。白黒の翼を持つハーピィのヒナと、青い髪のエルフのテイル。10年前から各地の危険地帯に突っ込んで、生還してきた冒険者コンビだよ」
ヒナ「もう、何度言えばわかるんですか!私は天使ですよ!」
テイル「昔から白黒の翼だけ見てハーピィ扱いされるんだよね……本人はかなり気にしてるから、あまり言わないであげて」
アインズ「狂双姫、か。随分と物騒な名だな」
テイル「あはは……私はあんまり気に入ってないんだけどね」
ヒナ「私は気に入っていますよ。強そうですし」
テイル「ヒナが気に入ってるせいで定着したんだよ!」
アトニス「ふん。どんな二つ名だろうと、可愛さではボクに及ばないけどな」
ヒナ「確かに、見た目だけなら可愛らしいですね」
アトニス「見た目だけとはなんだ、見た目だけとは!」
ヒナ「中身は面倒そうです」
アトニス「お前に言われたくない!」
イーリン「……それで、ヒナ様とテイル様はどうしてこの辺りを飛んでいたのですか?」
ヒナ「この辺りにラティア・ヘイヴンっていう浮島があるんですけど──むぐっ!?なにするんですか、テイル!?」
ヒナの口を抑えるテイル「あはははは!!!も、もう、ヒナったら、そんな御伽話を信じてるの?今どき、子どもでもそんな話は信じないよ!!!」
ガイ「隠さなくていい。浮島が実在するのはわかっている。俺たちも浮島に用があるんだ」
テイル「へ?そうなの?」パッ
ヒナ「ぷはっ……いきなり口を塞がないでください、テイル」
テイル「だって!ラティア・ヘイヴンのことは、あまり軽々しく話さない方がいいって言われてたでしょ!」
ヒナ「10年前の話ですよ。時効です」
テイル「時効じゃないよ!?」
ガイ「……お前達は、ラティア・ヘイヴンを知っているんだな」
ヒナ「知っているも何も、一度行きましたから」
アインズ「行ったことがあるのか」
テイル「あー……うん。まあ、あるよ。10年前にね」
イーリン「まさか、雷霆の魔王が倒された時に?」
ヒナ「ええ。その場にいましたよ?」
テル「それじゃあ、場所もわかるんですか!?」
テイル「うん……記憶だとこの辺りだった筈なんだけど、まったく見当たらなくて……久々にご先祖様たちの墓参りをしたかったんだけど」
アインズ「ラティア・ヘイヴンは動いている」
テイル「そうだったの?道理で見つからないわけだ……」
ガイ「……もしよかったら一緒に行かないか?目的地は同じだ。一度行ったことのある2人が一緒なら俺達としても心強い」
テイル「えっ、いいの?」
ヒナ「願ってもない申し出ですね。移動手段はありますし、こちらは現地を知っている。利害の一致です」
アトニス「勝手に決めるな。こいつ、絶対面倒事を呼び込むぞ」
ヒナ「あら。面倒事に愛されていそうな方に言われると説得力がありますね」
アトニス「お前、本当に一言多いな!?」
テイル「ヒナ、喧嘩しない!」
ヒナ「交流です」
テイル「違うよ!あわよくば戦えるとか思ってるんでしょ!?」
ヒナ「」ギクッ
ガイ(……大丈夫だろうか?)
⭐︎ヒナとテイルが一時的に同行します。
- 198 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/02(土) 23:33:10.50 ID:zMnZtLIvO
- ヒナ「ところで……この飛空挺の下から伸びてるロープに捕まってる人は、あえてそうしているんですか?」
手摺に捕まりながら後方を見るガイ「……ロープ?」チラッ
ロープに捕まっている黒い魔女帽の女性「ふんぬぬぬぬぬ………!」ガシッ
テル「えっ……誰!?」
◆
名刺を差し出す黒い魔女帽の女性「いやー、助かりました!わたくし、こういうものです!」スッ
名刺「大魔女帝国指定 特級魔女レイセオン・ノースロップ」
テル「おお、この公印は紛れもなく本物だ」
イーリン「大魔女帝国の方でしたか。しかし、なぜあのような場所に……?」
黒い魔女帽の女性→レイセオン「はい!ご説明しましょう!わたくし、レイセオン・ノースロップ!大魔女帝国所属の特級魔女にして、各地に転移扉を設置し、外交関係を拡げる任務に就いております!」
アトニス「声がでかい」
レイセオン「聞き取りやすいと好評です!」
ガイ「……転移扉?」
レイセオン「はい!一度訪れた場所に扉を設置し、大魔女帝国との行き来を可能にする空間魔法です!物流!外交!観光!災害救援!ありとあらゆる分野で大活躍!」
イーリン「なるほど。大魔女帝国の外交官、ということですか」
レイセオン「その通りです!お近づきの印にどうぞ!」
名刺「」スッ
ヒナ「どうも」
テイル「あ、私にも?」
レイセオン「もちろんです!初対面の方には名刺を配る。それが社会人の基本です!」
アインズ「それで、なぜ飛空挺の外にぶら下がっていた?」
- 199 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/02(土) 23:33:36.16 ID:zMnZtLIvO
- レイセオン「はい!ラティア・ヘイヴンへ向かいたかったからです!」
ガイ「ラティア・ヘイヴンを知っているんですか?」
レイセオン「存在自体は知っておりました!太古の空中都市!雷霆の魔王の封印地!現在は住民とゴーレムが暮らしているという、外交官としてはぜひ扉を設置したい未開拓外交先!」
テル「未開拓外交先って言い方、すごいね」
レイセオン「ですが問題がありました!ラティア・ヘイヴンは高い!遠い!動く!場所が分からない!」
アトニス「駄目じゃないか」
レイセオン「はい!非常に困っておりました!」
ガイ「……それで?」
レイセオン「どうしようかと悩んでいたところ、ちょうどガイ様一行が飛空挺で旅立つと聞きまして、これは好機!と思い、飛空挺の外部ロープに掴まって同行することにしました!」
テル「解決方法が力技すぎる!」
アインズ「正気か?」
レイセオン「正気です!外交官には時に大胆な決断が求められます!」
アトニス「大胆と無謀を混同してないか?」
レイセオン「紙一重です!」
イーリン「……一応確認しますが、正式な許可は?」
レイセオン「ありません!」
イーリン「ありませんか」
レイセオン「ですが、大魔女様のため!大魔女帝国のため!そして未来の外交路開拓のため!多少の無茶は必要経費です!」
ガイ「……それは、大魔女様の正式な指示なんですか?」
レイセオン「直接の命令ではありません!ただし、ラティア・ヘイヴンへの到達と扉設置の下見は、帝国の外交方針にも合致します!」
テル「つまり、半分くらい独断?」
レイセオン「前向きな現場判断です!」
アトニス「言い方を変えただけだな」
レイセオン「外交では言い方が大事なのです!」
ガイ「……大魔女様のことを、随分と慕っているんですね」
レイセオン「当然です!大魔女様は偉大で叡智に満ち、美しく、尊く、帝国の未来を照らす太陽のようなお方です!ああ、大魔女様!」ズイッ
テル「あ、圧がすごい……」
レイセオン「ところで、あなたがガイ様、ですね!?」ズイズイッ
ガイ「え、ええ……」
レイセオン「ほうほう、なるほどなるほど……」ジッ
レイセオン「いやはや……大魔女様が随分と気に掛けておられる方と聞いておりましたが、これはこれは……」ニコニコ
ガイ「……何か?」
レイセオン「いえいえ!何も!外交官ですので、余計なことは申しません!」
ガイ「……とにかく、ラティア・ヘイヴンでは住民やゴーレムを刺激しない方針です。扉の設置も、まず現地の許可を取ってからにしてください」
レイセオン「もちろんです!大魔女帝国は友好的な外交を重んじております!」
ヒナ「つまり、目的は一致していますね」
テイル「ラティア・ヘイヴンに行きたい人が、また増えたね」
アトニス「濃い奴ばかり増えるな……」
ガイ「……レイセオンさん、よろしくお願いします」
名刺を追加で差し出すレイセオン「はい!こちらこそよろしくお願いいたします!予備もどうぞ!」スッ
ガイ「……一枚で十分です」ピラッ
⭐︎レイセオンが一時的に同行します。
- 200 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/02(土) 23:34:29.56 ID:HMkoYEt1O
- ーー空
クロシュヴァリエ号「」ゴウン……ゴウン……
アインズ「むう……やはり人が多いと性能が落ちるな。明らかに遅くなっている」
イーリン「当初の想定より搭乗者が増えましたからね」
アトニス「空の上で二組も拾う方がおかしいんだよ」
ヒナ「偶然というものは面白いですね」
テイル「ヒナが近づこうって言い出したんだけどね」
レイセオン「わたくしは自力で乗りました!」
テル「乗ったっていうか、ぶら下がってたよね」
レイセオン「細かいことは気にしないのが外交の第一歩です!」
アインズ「気にしろ。船体に余計な負荷がかかっている」
ガイ「……ラティア・ヘイヴンに追いつけるか?」
アインズ「今すぐ見失うほどではない。だが、乱流に入る前に船体の癖を把握しておきたい」
テイル「それなら、外周気流の弱い場所に入るのがいいかも。あの辺りは風の癖が少ないから」
アインズ「私はこの辺りの空は飛んだことがない。案内を頼めるか?」
テイル「任せて!」グッ
ガイ(とりあえず船のことは任せるとして……何をしようか?)
◆ 現在、クロシュヴァリエ号はラティア・ヘイヴン周回軌道付近を飛行中です。
何をする?
安価下1〜3
⭐︎現在、クロシュヴァリエ号にいる人物
アインズ、イーリン、テル、アトニス、ヒナ、テイル、レイセオン
- 201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/02(土) 23:35:03.46 ID:s/+sJSN00
- ヒナテイル、イーリンの高所恐怖症克服特訓を行う
- 202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/02(土) 23:37:16.96 ID:A8pprUlGO
- ガイ アトニスと会話する
- 203 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/02(土) 23:52:35.86 ID:iHwq/5NfO
- 短いですが本日はここまでです。
安価をとってしまっていたらずらしてください。
明日もよろしくお願いします。
それでは、また。
- 204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/02(土) 23:53:40.85 ID:BMrE+PZf0
- 新しい連携を考える
- 205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/03(日) 10:50:33.56 ID:tTOedo6Oo
- 浮島もなんか不穏なんだろうなって
10年後の世界に平和はない
- 206 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/03(日) 19:05:11.51 ID:GQqcPsFIO
- >>205
不穏かどうかはわかりませんが、なにやら様々な人が訪れそうな気配があります。備えましょう。
平和なところは平和です。世界めくれをきっかけに振り切れてしまった所はすごいことになっているかもしれませんが。
- 207 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/03(日) 19:06:19.38 ID:FlyQVGXnO
- イーリン「すぅ……はぁ……よし……!」パチッ
雲の海「」モクモク……
風「」ビュオオオ──
イーリン「〜〜〜っ!!!」バッ ガシッ
ヒナ「こんにちは!」ヒョコッ
イーリン「ひゃあっ!?」
ヒナ「あなたを初めて見たときから一戦交えたかったんですよ!その身のこなし、重心の置き方……ただ者ではありませんよね!」
イーリン「……模擬戦ですか?このような場所で行うものではないと思いますが」
ヒナ「常在戦場ですよ?敵が攻めてきてもそんなことを言って戦わないつもりですか?」
イーリン「それとこれとは話が別な気がしますが」
ヒナ「むぅ……ん?」
イーリン「」プルプル
ヒナ「はっはーん……なるほど、なるほど。空が苦手ならそう言ってくれればよかったのに!天使として、空が好きになるお手伝いをしますよ!」ガシッ
イーリン「なっ、私は別に──」
ピョンッ……バサッ!
イーリン「きゃあああああああああ!!!!!」
◆コンマ下1
01-10もう空はいいです
11-20変わらず
21-50意外といいかもしれません
51-00平気になりました
- 208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/03(日) 19:17:48.27 ID:6EjsrRai0
- あ
- 209 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/03(日) 21:07:51.63 ID:91DdWj5EO
- バサッ……バサッ……
ヒナ「目を閉じてちゃこの綺麗な景色が勿体無いですよ?」
イーリン「と、言われましても……!」
ヒナ「しっかり掴んでるから大丈夫です!落とすなんてことは絶対にあり得ません。さあ、見てください」
イーリン「っ……」パチッ
一面に広がる雲「」
赤い空「」
イーリン「……わあ……」
ヒナ「空の色から終末感は漂ってしまってますが、悪くないでしょう?10年前だったら青色でもっと綺麗だったんですけどねー」
イーリン「いえ……充分、綺麗です。空って、こんなに広かったんですね」
ヒナ「これで少しは怖くなくなりましたか?」
イーリン「はい。完全とまではいきませんが、少しだけ、怖さよりも見ていたい気持ちが勝ちました」
ヒナ「よかったです。じゃあ戻ったら戦りましょう!あなたになら手加減なしで戦えそうなので」
イーリン「……流石に飛空挺の上ではやりませんよ?」
⭐︎イーリンが空を少しだけ好きになりました。
- 210 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/03(日) 21:08:21.04 ID:91DdWj5EO
- ヒナとイーリンを眺めるアトニス「……」
ガイ「アトニス、調子はどうだ?」スッ
缶入りオレンジジュース「」ポンッ
アトニス「ん、ありがとう。顔に似合わず気が利くな」
ガイ「一言余計だ」
アトニス「ははっ……調子はいいよ。何も問題はない。ボクよりもお前の方が調子は悪く見えるが?」
ガイ「元々そういう顔だ」
アトニス「会ったばかりの頃はもうちょっとマシだったぞ?……っておい!右腕のところ、結構切れてるぞ!?」
ガイの右腕から流れる血「」ダラダラ
ガイ「ああ……さっきレイセオンを引っ張り上げたときに切ったんだろう。この程度だったらすぐに治る」
アトニス「……お前、今の発言が人から離れてってることの証拠になってるのに気づいているのか?」
ガイ「そんな筈は……」
アトニス「あるんだよ。普通のやつはそれくらいの血を流して平気な顔をしていられるもんか。ほら、腕を出せ」スッ
ガイ「……?」
アトニス「止血するんだよ。可愛いボクに手間をかけさせるな」
ガイ「自分でできる」
アトニス「痛みが分からない奴の処置を信用できるか。いいから出せ」
ガイ「……分かった」
右腕を差し出すガイ「」スッ
包帯を巻くアトニス「まったく……」ゴソゴソ
ガイ「こういうこともできるんだな」
アトニス「失礼だな。ボクは可愛い上に器用なんだ」
ガイ「……そうか」
アトニス「そうだよ」
包帯「」ギュッ
ガイ「……」
アトニス「痛いか?」
ガイ「いや」
アトニス「だろうな。じゃあ、きつく巻きすぎてるかも、痛みじゃ判断できないわけだ」
ガイ「動きにくくはない」グッ
アトニス「やれやれ……まあ不死鳥の呪いにかかってれば怪我してもそういう反応にもなるか……」ゴク……
アトニス「傷を負っても治る。痛みもろくに感じない。死ににくい。そういう状態が続けば、怪我を怪我として見なくなる。でもな、ガイ。それに慣れるなよ」
ガイ「慣れるな?」
アトニス「ああ。血が出たら止める。傷ができたら塞ぐ。味が分からなくても飯を食う。痛くなくても身体を休める。そういう当たり前を捨てるな。それを捨て始めたら、お前は本当に“人間の形をした別の何か”になる」
ガイ「……分かった」
アトニス「本当か?」
ガイ「あとでテルに見せる」
アトニス「よし。まずはそれでいい」
ガイ「ありがとう、アトニス」
アトニス「ふふん。もっと感謝していいぞ?可愛いボクが直々に手当てしてやったんだからな」
◆安価下1〜2
アトニスと何か話す?
- 211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/03(日) 21:12:58.21 ID:X0F7k/d60
- そういえば前にもキキという堕天使と会ったな
- 212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/03(日) 21:22:02.81 ID:pU/Dz56K0
- アトニスが昔いた天界ってどんなところなのか
- 213 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/03(日) 23:21:02.83 ID:vOvsafu/O
- ガイ(そういえばキキは……姉と会えたのだろうか。というか待てよ……キキの姉はヒナと言ったな。もしかして、奴が……)
アトニス「どうした、急に深刻そうな顔して」
ガイ「ああ、いや……アトニス、お前も天使なんだよな?」
アトニス「中々信じて貰えないがな。それがどうかしたか?」
ガイ「テラヌス・ウルスでも堕天使と会った。名はキキというんだが……聞き覚えはあるか?」
アトニス「キキ……キキ・ナイテンゲールか?」
ガイ「ああ」
アトニス「お前たちがオノゴロに居たときにダンジョンの探索で一緒になったことがある。向こうはボクが天使だと気がついていなかったみたいだが」
ガイ「キキは、姉を探していると言っていた」
アトニス「姉?」
ガイ「ああ。名前はヒナ。白黒の翼を持つ堕天使だと聞いている。今、あそこにいるヒナと同一人物だと思うか?」
アトニス「白黒の翼。堕天使。名前がヒナ。ここまで揃って別人だったら、逆に怖いだろ」
ガイ「……やはりそうか」
アトニス「キキ・ナイテンゲールの姉が、モノクロの狂双姫ヒナ……ねえ」ズズ……
ガイ「ヒナに教えるべきだろうか。キキが姉を探していたことを」
アトニス「別にいいんじゃないか?だけど、タイミングは誤るなよ。今はラティア・ヘイヴンへ向かってる途中だ。ヒナは強敵や戦場の気配に目を輝かせるタイプだろ?そこに妹の話まで混ぜたら、反応が読めない」
アトニス「だから、伝えるなら“キキという堕天使と会った。姉を探していた”くらいにしておけ。あとはヒナがどう受け取るかだ」
ガイ「……分かった」
アトニス「しかし、ナイテンゲールか。名前を聞くと少し引っかかる」
ガイ「記憶か?」
アトニス「さあな。ボクの中にあるのは記憶というより、意味のない残響みたいなものだ。天使の名前、堕天使の気配、神格の揺らぎやら……そういうものだけ妙に分かる」
ガイ「……もしお前の記憶が残っていたなら天界のことも聞けたんだろうな」
アトニス「それはヒナに聞いてみればいいだろ?ボクは10年より前の記憶がないんだから。だが、ボクから言わせてもらうなら……堕天使やボクのように現世に降りて暮らしてるヤツがいるくらいだ。碌でもない場所なんじゃないか?」
ガイ「……天界か。聞けば聞くほど、遠い場所に思えるな」
アトニス「遠いままでいいこともあるさ。近づいていいことがあるとは限らない」
ガイ「……そうだな」
⭐︎アトニスと話しました。
- 214 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/03(日) 23:21:57.90 ID:vOvsafu/O
- テル「お二人さーん、やってるかーい?」フラフラ
アトニス「げっ……厄介なのが来たな」
テル「ちょっとアトニス君、酷くなぁい?ねえねえ、ガイ君はそんなこと言わないよねぇ〜?」
ガイ「……」
テル「あはっ、照れちゃって可愛い〜!」
アトニス「呆れてものが言えない顔だと思うぞ」
テル「ねね、それよりさ!今のうちに新しい連携でも考えない?」
ガイ「新しい連携?」
テル「うん。ガイ君からしたら、サーシャちゃんとリーゼちゃんがいないし、アインズさんも記憶喪失で連携が取りづらいでしょ?今の面子で動ける形が欲しいなーって」
アトニス「ふむ。つまり、可愛いボクを中心にした連携だな」
ガイ「なぜそうなる」
アトニス「今の面子で足りないものを考えろ。サーシャの弓、リーゼリットの狙撃。つまり、遠距離から敵の注意を引く手段だ」
テル「あ、たしかに」
アトニス「なら、ボクの光を囮に使えばいい。光の塊を敵の視界に置いて派手に動かす。すると敵がそっちを見る。その隙にお前やイーリン、アインズが踏み込む」
テル「単純だけど強そう」
指を立てるアトニス「単純だから強いんだよ。しかも可愛いボクの光は目立つ」スッ
一瞬の閃光「」ピカッ!
ガイ「目立つことを誇るな」
アトニス「戦場では目立つことにも価値がある」
テル「じゃあ、私はそこに雷を混ぜる。光の囮がただの幻じゃないって思わせれば、敵も無視しづらいでしょ」
ガイ「光の囮に雷の牽制。前衛が死角から接近する……」
アトニス「そうだ。サーシャやリーゼの遠距離支援の代わりに、“敵の視線をずらす支援”をボクたちで作る」
ガイ「……なるほど」
テル「サーシャちゃんやリーゼちゃんみたいにピンポイントで射抜くのは無理だけど、支援と火力なら私も負けないよ!」
ガイ(……たしかに、前衛としてはイーリンとアインズだけでも充分だ。俺は状況によって魔法での支援もできるし、前衛に加わることもできる……足りないものを埋めるのではなく、今いる面子で別の形を作るべきか)
アトニス「まあ、飛空挺じゃ実際にやってみるっていうのは難しいが認識を揃えるだけで大分動きやすくなるだろう。そもそも、そういった連携をしなきゃいけないような場面にならなければいいけどな?」ニヤリ
テル「あはは!これまでは国の近くにあったからイザコザに巻き込まれてたけど、今回はほぼ秘境の地だから使うことはそうそうないよ!」
ガイ「フッ……そうだといいがな。あとで共有しておこう」
⭐︎新しい連携を確認しました。
- 215 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/03(日) 23:22:26.55 ID:UAzXeXneO
- ガイ「ヒナ、少しいいか?」
ヒナ「!たしか、ガイさんと言いましたね?戦いのお誘いですか!?」
ガイ「いや、違うが……キキという名前に聞き覚えはないか?」
ヒナ「キキ?私の妹に同じ名前の子がいますが、その子ではないでしょう?」
ガイ「……キキ・ナイテンゲール。テラヌス・ウルスで会った堕天使だ。姉を探していると言っていた」
ヒナ「……キキが、下界に?」
ガイ「ああ」
ヒナ「……そう、ですか」
ガイ「知っているんだな」
ヒナ「知っているも何も、妹ですから」
ガイ「その様子だとまだ会えてはいないみたいだな」
ヒナ「バカだなぁ……そのまま天界に居ればよかったのに。しかも、堕天までしちゃうなんて……」
ヒナ「……ガイさん、この件、教えてくれてありがとうございます。ですが、困りましたね」
ガイ「困った?」
ヒナ「はい。次に会ったら、まず叱らなければ。どうして勝手に堕天したのか、と。それから、抱きしめてやらなければなりません。よくここまで来た、って」
ガイ「……そうか」
ヒナ「そして最後に手合わせですね」
ガイ「……なぜそうなる」
ヒナ「下界を旅していたなら、多少は強くなっているでしょう?姉として確認しなければ」
ガイ「キキは眠そうだったぞ」
ヒナ「昔からです」
ガイ「姉妹仲は良さそうだな」
ヒナ「良いですよ。少なくとも私は、そう思っています!」
ガイ「……会えるといいな」
ヒナ「ええ。必ず会います!」
◆コンマ下1~2
01-05強敵
06-20敵襲
21-50場所発見(自由安価)
51-80良いこと(自由安価)
81-00ラティア・ヘイヴン補足
1061.07 KB Speed:5.3
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