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【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 III
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315 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/09(土) 21:37:09.32 ID:qj7Cb99NO
イーリン「分かりません……!怒りたいのか、泣きたいのか、責めたいのか……それとも、また会えて嬉しいのか……自分でも分からないのです……!」
ホーリー「人の心は、複数の感情を同時に抱えます。それは矛盾ではありません」
イーリン「そんな答えを聞きたいのではありません!師匠は……私に会えて、どう思っているのですか」
ホーリー「嬉しいと判断しています。あなたが生きていて、成長していた。私の教えを失わず、ここまで歩んできた……それは、喜ばしい事象です」
イーリン「……事象?」
ホーリー「表現が適切ではありませんでしたか?」
イーリン「……昔の師匠なら、そんな言い方はしませんでした」
ホーリー「そうでしたか。なら、私は変われたのですね」
イーリン「?……師匠は、目の前にいるのに……どこか遠い場所から私を見ているようです」
ホーリー「人のままでは届かない場所があります。人のままでは救えないものがあります。人のままでは間に合わないときがあります……」
ホーリー「そこへ至るために、私は進んでいます」
イーリン「……そのために、人から離れたとでも言うのですか」
ホーリー「そうです」
イーリン「!」
ホーリー「イーリン。救えないまま立ち止まることと、何かを置いてでも届くこと。あなたなら、どちらを選びますか」
イーリン「私は……」
ホーリー「まだ答えなくて構いません」
イーリン「師匠は、もう答えを出しているのですか」
ホーリー「はい」
イーリン「……それが、私を置いていった理由ですか」
ホーリー「理由の一部です……イーリン、あなたはまだ人の側にいますね」
イーリン「どういう意味ですか」
ホーリー「良いことです」
イーリン「答えてください」
ホーリー「いずれ分かります」
イーリン「……師匠は、本当に意地が悪い」
ホーリー「よく言われました」
イーリン「誰にですか」
ホーリー「あなたに」
イーリン「……覚えているのですね」
ホーリー「話が長くなりましたね」
花の香り「」フワッ……
花のように散るホーリー「また会いましょう、イーリン」パラパラ……
イーリン「待ってください!どこへ行くのですか!?」
ホーリー「この島に残る救いの形を、確かめてきます」パラパラ……
イーリン「師匠!」
ホーリー「すぐに会えます。そのときを楽しみにしていますね」パラッ……
散らばる花弁「」フワッ……!
イーリンの手に落ちる花びら「」ヒラヒラ……
イーリン「師匠……」ギュッ……
⭐︎ホーリー・ハンドレッドと出会いました。
316 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/09(土) 21:37:52.70 ID:qj7Cb99NO
ーー廃都
ヒナ「見つけましたよ、ガイさん?」ヌッ
ガイ「ヒナ……何か用か?」
ヒナ「一戦、いかがですか?♡」
ガイ「断る」
ヒナ「なんでですか!?こんなに可愛くお願いしてるのに!」
ガイ(たしかに可愛くはあったが……)
ガイ「君との模擬戦は実戦に限りなく近い。消耗することが目に見えている……そんな中でベッサラビアやフローディア達に対処するのは無理だ」
ヒナ「そんなことを言って、その人達が同時に襲ってきた場合はどうするんですか?消耗してるから戦いません、とでも言うつもりですか!?」
ガイ「……」
ガイ(そんな極端な……)
ヒナ「敵は、こちらが万全の時にだけ来てくれるわけではありません!疲れていても、傷ついていても、考え事をしていても、襲ってくる時は襲ってきます!なら、消耗した状態でどう動くかも確認しておくべきでしょう?」
ガイ「うまく乗せられてる気はするが……わかった。ただし、一戦だけだ。それ以上はやらないし、周囲に被害が出るような攻撃は禁止だ」
ヒナ「!」パァァァ!
ヒナ「やはりそう来なくては!あのとき、巨大蜂の巣であなたの動きを見てから、興味があったんです!」
光の剣「」ヴォンッ
ガイ(模擬戦だが、油断はできない。時間魔法も使わないと勝つのは難しいだろうな……)
短剣「」スラッ……
短剣「」スラッ……
ヒナ「二刀流……魔導拳銃は使わないんですか?」
ガイ「君を相手するにはこっちの方が良さそうだ」
ヒナ「なるほど、武器を使い分けるということですね。それでは──」パヒュンッ
◆コンマ下1
01-10敗北
11-50引き分け
51-00勝利
317 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/09(土) 21:39:54.96 ID:DbKIC47R0
あ
318 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/10(日) 19:29:09.06 ID:ovtkbZOkO
ガイ「!」バッ
ガキンッ!ヒュンッ!
攻撃を避けるヒナ「片方で弾いて、もう片方ですかさず攻撃……ちゃんと強みを活かしていますね!」ブンッ
ガイ「っ、!」キィン!キィンッ!
ガイ(一撃が重い……!だが、受け切れている。二刀流は初めての試みだったが、接近戦が得意な相手には有効打になり得る……だが……)
ヒナ「あっはっは!防戦一方みたいですね!このままだと、私が勝っちゃいますよ?」
ガイ(受けるだけでは押し切られる……ここで流れを変える!)
ガイ「──それは避けたい、な!」ゲシッ シュンッ
ヒナ「くっ!?蹴って体勢を崩しても!」パヒュンッ
シュンッ シュンッ シュンッ
パヒュンッ パヒュンッ パヒュンッ
ガギン!キィンッ!
ヒナ「──光速移動に追いつく速度強化魔法なんて、はじめて見ましたよ!」スタッ
ガイ「──そうか。厳密には少し違うんだが……種明かしは、終わってからにする」スタッ
ヒナ「なんだっていいですよ。楽しければ、それで!」
短剣を構え直すガイ(だが、今のままでは決定打に欠けるな。時間の檻を使ってみるか)フゥ……
ヒナ「どうしました?考え事ですか?」
ガイ「……少しな」
ヒナ「戦闘中に考え込むのは悪手です!」パヒュンッ
ガイ「っ!」サッ
ギィンッ!
飛ばされる短剣「」カァンッ──
ヒナ「呆気ない幕切れですね。少しは楽しめると思ったのですが──」
ガイ『止まれ』
◇
ヒナ「──っ、消えた!?一体どこに──」
ヒナ「──なんてね!後ろにいるのは丸わかりですよ!」バッ
宙に浮いて止まったままの短剣「」ピタッ……
ヒナ「……?」
上から飛びかかるガイ「」ゴオオオ──
乗り掛かられるヒナ「うわっ!?」ドテッ……
ガイ「──俺の、勝ちでいいか?」
ヒナの首に押し当てられた短剣「」グッ……
ヒナ「んんっ……勝った上に、そこまでしますか……///」
ガイ「……ん?」
フニッ
ガイ(……この感触は……故意ではないとはいえ、マズイな……)
ガイ「……すまん」
ヒナ「いつまで触ってるんですか!!??」
小さい雷「」バチッ!
ガイ「ぐはぁっ!?」
ヒナ「……戦い自体は見事でした。でも、次は同じ手は通じません!次こそ私が勝ちますからね!///」ピュー
ガイ(……次も戦わなきゃいけないのか……)
⭐︎ヒナに模擬戦で勝利しました。
319 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/10(日) 19:51:26.68 ID:LJMgMt47O
ーークロシュヴァリエ号
アトニス「ん?おい、イーリン」
イーリン「……どうされましたか、アトニス様?」
アトニス「ボクとあの堕天使以外に、神に近い何かと会ったか?」
イーリン「……いえ、誰とも」
アトニス「そうか?神性の雰囲気を感じたんだが……ボクの気のせいだったみたいだ。もしかしたら修行の成果が出ているのかもな」
イーリン「……そう、かもしれませんね」
アトニス「まあ、変なものを見たらすぐ言えよ。ガイでもアインズでも、なんだったらテルでもな」
イーリン「はい。お気遣い、ありがとうございま──」
テル「アトニスちゃ〜ん、私のこと呼んだ〜???ヒック」
アトニス「うわでた」
レイセオン「テル様!まだ酔いきるには本日の予定が残りすぎています!」
アインズ「賑やかなのは結構だが、今日も島を見回るのだろう?その調子で大丈夫なのか?」
ガイ「……テル、ほどほどにしておけよ」
テル「わぁかってるってば〜♪」ゴクゴク
イーリン「……」
イーリンの手の中の花びら「」クシャ……
◆現在はラティア・ヘイヴンです。(5日目)
【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・ラティア・ヘイヴンに迫る脅威への対策をする。
何をする?
安価下1〜3
来訪者
コンマ下2
01-15ベッサラビア
16-50フローディア+エリザベート
51-00誰も来ない
⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン
・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
320 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/10(日) 19:52:05.60 ID:/Y2lRD250
リルルと一緒に食料調達
321 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/10(日) 19:52:06.11 ID:BIAHFGUc0
イーリン サーシャに手紙を書く(ジェミニ達と会った事など)
322 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/10(日) 19:52:48.22 ID:SgWrBZZ/O
ガイ セイラ以外のゴーレム、ポーラー達と会ったので会話をする
323 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/10(日) 22:41:30.37 ID:wxczfiQgO
ーークロシュヴァリエ号 船室
インク入りの瓶「」コト……
イーリン「……」
イーリン(サーシャ様、リーゼリット様、アモ……)
イーリン(みんな、ガイ様に関わる記憶を失っている……不用意に書けば、かえって混乱させてしまうでしょうね……)
ペンを握るイーリン「」スッ……
イーリン「……今、伝えるべきことだけを」
サラサラ……
◆
サーシャ様へ
ラティア・ヘイヴンに到着してから、数日が経ちました。ここは空に浮かぶ古い国で、戦いの傷跡と、それでも日々を続けようとする方々が残っています。ダークヒーロー一行と交流のあった方々とも出会いました。現在、私たちは世界樹の光の残滓を探しながら、島に迫る複数の脅威への対策を進めています。
ガイ様も任務に同行されています。この名に、今のサーシャ様がどれほどの感情を抱かれるのか、私には分かりません。
ですが、少なくとも彼は、世界めくれを止めるために前へ進んでいます。そして、無茶をしがちな方です。サーシャ様ならば、きっと強く叱ってくださったのでしょう。今は私が、できる限り目を配ります。
無事に戻れたら、ラティア・ヘイヴンであったことをお話ししますね。
◆
リーゼリット様へ
ラティア・ヘイヴンの現状について、簡単に共有いたします。現在確認されている脅威は、黒いローブの男、ベッサラビア、フローディアとエリザベートという者たちです。また、島の地下には反重力機構、疑似星脈、旧封印区画など、破壊されれば島全体に影響が出る重要施設が複数存在します。
リーゼリット様であれば、狙撃点や退避経路、敵の侵入角度などをより的確に見抜かれるのでしょう。こちらでも可能な限り記録を残し、状況を整理しておきます。
万が一、私達が失敗した際は、あなた方に後を託すことになるかもしれません。
なお、ガイ様も同行中です。この名前について、今のリーゼリット様が覚えていないことは承知しています。ですが、任務上の重要人物として、念のため記しておきます。
◆
アモへ
元気にしてる?あなたのことだから、そんなに心配はしていないけど。こっちは今のところ順調よ。
空妖精の方々はとても賑やかで、ゴーレムの方々は誠実でね。テルさんは相変わらずお酒に弱くて、アトニスさんは文句を言いながらも周囲をよく見てくれてる。
アインズさんも落ち着いて見えるけど、記憶の件もあって、まだ少し距離を測っているようにも感じるわ。
アモが、今ガイさんのことをどれだけ覚えているのかは分からないけど、ガイさんは無事よ。
いつか何かを思い出す日が来るかもしれないし、思い出せなくても、今の事実として伝えておきたいから書いておくわ。
ガイさんは、世界めくれを止めるために戦っている。疲れているようにも見えるけれど、それでも前を向いているわ。だから、私もできる限り支えるつもり。
戻ったら、暗黒館でまた話しましょう。
その時は、土産話も増えてると思うわ。
どうか、身体に気をつけて。
◆
イーリン「……」
三通の手紙「」トントン
イーリン「……書けませんね。ガイ様と皆様が、どれほど互いを支え合ってきたのか」
イーリン「今それを書けば、ただの知らない過去を押しつけるだけになる……難しいものですね。記憶というのは」
⭐︎イーリンはサーシャ、リーゼリット、アモへ手紙を書きました。
324 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/10(日) 22:42:20.43 ID:wxczfiQgO
ーー廃都 市場
妖精のわたあめ屋「まいどあり〜」
わたあめ「」ポンッ
アトニス「んむ……甘くて美味い。暗黒館のバーテンダーが作るプリンが至高だが、これもいけるな」
アインズ「……朝から甘味か」
アトニス「糖分は大事だぞ。可愛いボクの輝きを保つためにもな」
アインズ「……そういうものなのか?」
リルル「甘味!市場!つまり商機!」ピューン
アトニス「うわっ……なんだ、リルルか」
リルル「なんだとは失礼な!……まあいいや。ところで、二人とも暇?」
アインズ「見回りの途中だ」
わたあめを食べるアトニス「見ての通り、暇ではない」モグモグ
リルル「じゃあちょうどいいね!見回りついでに食料調達しよう!」
アトニス「どうしてそうなる。話を聞いていたのか?」モグモグ
リルル「島の人たちから聞いたんだけど、最近外れの方に食べられる実とかキノコとか根っこが増えてるんだって。だけど虫が沢山いるから、採りに行く人が少ないらしいの」
アインズ「虫か……お前の得意分野ではないのか?」
リルル「だから私が行くの!でも、荷物持ちと護衛がいた方が効率いいでしょ?」
アトニス「ボクたちを働かせる気だな」
リルル「報酬は現物支給!食べられるものはみんなで分けて、珍しいものが出たら相談!どう?」
アインズ「悪くはない。船の食料も余裕があるに越したことはない」
アトニス「言ってることはわかるが、ボクは反対だ。虫が多いんだろう?」
リルル「えー?虫が苦手なの?」
アトニス「苦手ではない。近づきたくないだけだ」
アインズ「それを苦手と言うのではないか?」
アトニス「違う」
リルル「まあまあ。虫たちは私が扱うから大丈夫!虫除けもしてあげるから!」
アトニス「ダメだ、不安しかない」
アインズ「だが、見回りの一環として行ってみる価値はあるだろう」
アトニス「ハァ……仕方ない。可愛いボクが同行してやろう」
リルル「やった!じゃあ決まり!」
ニジ丸「」ブーン!
◆
325 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/10(日) 22:42:47.96 ID:wxczfiQgO
空リンゴの木「」サワサワ……
リルル「空リンゴ!」
アトニス「リンゴにしては軽そうだな」
リルル「中がふわふわで、甘くて、ちょっと炭酸みたいにしゅわっとするらしいよ!」
アインズ「採れるか?」
リルル「ニジ丸!」
ニジ丸「」ブーン!
枝「」ユサユサ
空リンゴ「」フワッ……ポスッ
アインズ「……重さを感じないくらい軽いな」
アトニス「落ちるというより浮きながら降りてきたぞ」
リルル「保存食に向くかは分からないけど、甘味としては売れる!」
アトニス「売る前提で考えるな」
リルル「食べる分と売る分、どっちも考えるのが商人だよ!」
アインズ「お前は宝探し妖精ではなかったか?」
リルル「宝探しと商売は仲良しなの!」
◆
荷物「」ドサッ
リルル「ふー!結構とれたね!」
アトニス「十分な量だな」
リルル「それと、これ!」
琥珀色の欠片「」キラッ
アトニス「何だ、それは?いつの間に拾った?」
リルル「虫たちが見つけたの。古い樹液が固まったものかな?綺麗だから売れるかも!」
アインズ「……待て。微かに魔力を帯びている」
アトニス「確かに。普通の琥珀ではなさそうだな」
リルル「え、じゃあ高く売れる?」
アトニス「まずその発想をやめろ。ジェミニたちに確認するのが筋だろう」
リルル「むぅ……お宝なのに……」
アインズ「島に関わるものなら、勝手に持ち出すわけにはいかない」
リルル「分かってるよ。私は守銭奴だけど、盗人じゃないもん」
アトニス「その線引きはあるんだな」
リルル「当然!ちゃんと交渉して、ちゃんと稼ぐのが大富豪妖精への道だからね!」
アインズ「フッ……たくましいな」
リルル「よし!じゃあ戻ろう!食料とお宝候補を持って!」
⭐︎リルルと一緒に食料調達を行いました。
326 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/10(日) 22:43:42.96 ID:wxczfiQgO
ーー古城 回廊
レンガのゴーレム→ポーラー「ガイサマ。見回リ、ご苦労様デス」ズシンズシン
ガイ「ポーラー。今のところ、この辺りに異常はない。そっちはどうだ?」
ポーラー「こちらモ、異常ありまセン!」
頭のない彷徨う鎧「あ、ガイさん。今日は城内を見てくれてるんですね」ガションガション
ガイ「ミーティアさんも居たのか……頭はどうしたんです?」
頭のない彷徨う鎧→ミーティア「どこかに落としちゃって……この辺りで見かけませんでしたか?」
ガイ「……少なくとも、この辺りにはないと思いますが」
ミーティア「そっかあ……困りましたね。頭がないと、気分的に締まらないんですよ」
ガイ「気分の問題なんですか?」
ミーティア「もちろん!心なしか視界もちょっと狭くなりますけど、そこは鎧なので!」
ポーラー「ミーティアサマは、頭部がなくとも稼働可能デス。発声源ハ内部の灯火デスので、会話に支障ハありまセン」
ミーティア「便利ですよ!頭を落としても会話できます!」
ガイ「落とさない方がいいと思いますが」
ポーラー「ミーティアサマ。頭部の紛失ハ今回で三度目デス」
ガイ「三度目……」
ミーティア「違いますよポーラーくん。今回は置き忘れじゃなくて、落としたんです」
ポーラー「分類上、紛失デス」
ミーティア「厳しいなぁ!」
ガイ「……普段からそんな感じなんですね」
ポーラー「はい。ミーティアサマは明るイ方デス」
ミーティア「ポーラーは真面目すぎるんだよ。もっと肩の力を抜いてもいいのに」
ポーラー「肩部装甲の緩みハ故障に繋がりマス」
ミーティア「そういう意味じゃないです!」
327 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/10(日) 22:44:10.93 ID:wxczfiQgO
ガイ「……仲が良いんだな」
ポーラー「はい。良好デス」
ガイ「この城に残っているゴーレムや人形は、皆そうなのか?」
ポーラー「数は少なくなりマシタが、互いに助け合って稼働していマス」
ミーティア「昔ほど賑やかじゃないですけどね。でも、ジェミニ様もいるし、セイラちゃんもいるし……」
ポーラー「ゴライアス先パイも、ゼーレシルトサマもいマス」
ミーティア「そうそう!」
ガイ「……この城は、廃墟というより、まだ誰かが暮らしている場所なんですね」
ミーティア「ふふっ、良いこと言いますね」
ポーラー「その認識ハ正確デス。ラティア・ヘイヴンは滅びた国デスが、ここに残る者たちは、まだ稼働を続けていマス」
ミーティア「でも、ガイさんたちが見回ってくれるのは助かりますよ。正直、私たちだけだと手が足りませんし」
ガイ「俺たちは、世界樹の光の残滓を探しに来ただけです。けど……ここを守らなくていい理由にはならない」
ポーラー「感謝シマス」
ミーティア「真面目ですねえ。でも、この島だと真面目な人は貴重ですよ。ベルトーネさんとか、すぐサボりますし」
ガイ「……想像できます」
ミーティア「でしょう?」
ポーラー「ガイサマ」
ガイ「何だ?」
ポーラー「この城の見回リ中、異常を発見した場合ハ、速やかに報告をお願いシマス。特に地下中枢、中央動力室、反重力装置周辺ハ重要区画デス」
ガイ「ああ……」
ミーティア「あと、私の頭も見つけたら報告してください!」
ガイ「それも重要区画扱いですか?」
ミーティア「私にとっては重要です!」
ポーラー「ミーティアサマの頭部は、戦力維持という観点では中程度の重要物品デス」
ミーティア「中程度!?」
ガイ「……見つけたら知らせます」
⭐︎ポーラー、ミーティアと雑談しました。
328 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/10(日) 22:46:02.14 ID:wxczfiQgO
ドガァァァン!
ガイ「!」
ガイ(今の爆発音は……外か!)シュンッ
◆
ーー廃都
ドガァァァン!
逃げ惑う空妖精たち「キャー」
ベッサラビア「なんだか簡単に入れちゃってつまんないのー……招待状を送るの、辞めちゃったからかな?」
崩れた露店「」バラバラ……
掴まれる空妖精A「だ、誰か……!っあ!」
ベッサラビア「大丈夫大丈夫、まだ潰さないわよ。せっかくなら、ちゃんと主役が来てから始めたいもの」ナデナデ
空妖精A「ヒッ……!」
ガイ「そこまでだ」シュンッ
ベッサラビア「ウヒヒ、来ちゃった♡」ポイッ
転がる空妖精A「きゃっ……!」コロコロ
ガイ「ベッサラビア……!」
ベッサラビア「久しぶり、ガイ。招待状なしで来たけど、怒った?」
短剣「」スラッ……
魔導拳銃「」カチャ
ガイ「──答える気はない」
ベッサラビア「ふーん……一人でやる気?」
ガイ「今はな。すぐに仲間も来る」
ベッサラビア「ウヒヒヒッ!いいわ、いいわね!そういう無茶、嫌いじゃない!」パチンッ
ガイ「!」
ガイ(時間が……止まる!)
◇
静止した世界「」ピタッ……
ベッサラビア「じゃあ、まずは小手調べ」スッ
指先に集まる魔力「」バチッ……
ベッサラビア「壊れないでね、ガイ♡」
放たれる一筋の閃光「」ドッ──
◇
ガイ「っ!」シュンッ
爆ぜる石畳「」ドガァァァン!
ガイ(速い……!時間停止からの破壊魔法……!)
ベッサラビア「避けた避けた!やっぱり動けるんだ!」
ガイ「……」
ベッサラビア「もっと見せてよ。あなたがどこまで抗えるのか」
ガイ「……来い」ザッ
ガイ(今は俺一人で足止めするしかない。仲間が来るまで……いや、ここで止める!)
ベッサラビア「ウヒヒヒヒッ!それじゃあ始めましょうか!」バサッ!
329 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/10(日) 22:46:57.81 ID:wxczfiQgO
短いですが、本日はここまでです。
次回もよろしくお願いします。
それでは、また。
330 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/11(月) 01:20:22.86 ID:jL5Ckn+go
おつ
また一人の時に面倒な人と出会ってしまった
331 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/16(土) 08:32:58.02 ID:J/G59AWc0
乙
ガイVSベッサラビア一体どんな闘いになるのか。
332 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/16(土) 11:41:39.62 ID:DCaGisqSo
負けイベかな
333 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/16(土) 17:08:48.80 ID:zKqUJp4GO
>>330
ここから時間が経過するたびにラティア・ヘイヴンに滞在する人たちが集まる予定です。よろしくお願いします。
>>331
時間魔法をお互いに利用しあうような、そんな雰囲気でやっていきたいと思います。
>>332
負けイベではありませんので、思う存分やっちゃってください。
334 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/16(土) 17:09:18.97 ID:zKqUJp4GO
ーー戦闘開始 ベッサラビアーー
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!
ベッサラビア「きゃっ」ヒョイッ
短剣を構えるガイ「──」シュンッ
短剣を突き出すガイ「!」スカッ
ベッサラビア「ウヒヒッ!惜しい惜しい!」サッ
身体を翻すガイ「ッ!」グルンッ
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!
ベッサラビア「うーん……それは避けておこうかな?」パチンッ
◇
静止した世界「」ピタッ……
ガイ(やはり……相手に時間を止められたら動けないか……!)
スタ……スタ……
ベッサラビア「発射された弾って、よく見たら可愛いわね♡……やっぱりそうでもないかも」
魔力弾「」グイッ
ガイ(魔力弾の向きを俺の方に……!)
ベッサラビア「当たったらどうなるのかな?」パチンッ
◇
ガイ「ッ!!!」ゴロンッ
ガイの居た場所を通り抜ける魔力弾「」ドギュウン!
ベッサラビア「避けないでよ。撃たれるところ見たかったのに」
短剣と魔導拳銃を構え直すガイ「……」スッ……
ガイ(アイツは時間魔法を使ってもまったく消耗していない。魔力切れを気にする必要がないのか?……だが、こちらが時間の檻で止めれば奴も動けない筈だ。その好機を逃すな……!)
◆コンマ下1 【現在は拮抗しています】
【判定】
01-30痛恨
31-65劣勢
66-90優勢
91-00会心
【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り3回)
・『連携技』+15 (仲間と合流後、使用可)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
・『代償の刃』使用時、戦闘を強制終了して勝利。ただし代償を支払う
◆安価下2
援軍として駆けつけたキャラを以下から1名記入してください。
※下1コンマが30以下の場合は2名まで記入可。
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー+ゴライアス(1名分としてカウントします)、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
⭐︎次のターン、クロシュヴァリエ号の仲間が合流します。
335 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/16(土) 17:11:46.79 ID:PuTCXJ8kO
閃光弾
336 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/16(土) 17:12:00.79 ID:7obpMl8N0
リルル
337 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/16(土) 17:50:34.46 ID:rBUa6K1MO
◆79+5=84【優勢!】
ガイ「」ポイッ
閃光玉「」ピッカァァァン!
腕で顔を覆うベッサラビア「わっ、眩し!?」バッ
ガイ(今だ!)スッ
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!
ベッサラビアの翼「」バスッ!バスッ!
落下するベッサラビア「いっ!?」ヒューン……ドサッ
ガイ(手を緩めずに撃ち続け──!?)
338 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/16(土) 17:51:20.12 ID:rBUa6K1MO
◇
静止した世界「」ピタッ……
スタスタ……
ベッサラビア「あー……今のは全っ然面白くないわね。ちょっと怒ったかも」スッ
掌に集まる魔力「」バチッ……バチバチッ……
ガイ(破壊魔法……!)
◇
放たれる魔力の光「」ドゥンッ!
ガイ「チッ……!」シュンッ
ガイ(さっきとは範囲が比べものにならない!完全にかわしきることはできないが、致命傷を避け──)
ガイに飛んでいくニジ丸「」ブーン!
破壊魔法の光から逸れるガイ「」ヒョイッ
ガイの近くを貫く魔力の光「」ゴウッ!!!
ガイ「ニジイロハネムシ?……まさか!」バッ
リルル「お待たせ!結構ピンチだったんじゃない?」
ガイ「リルル!来てくれたか!」スタッ
リルル「未来の大富豪妖精は、助けに入るタイミングも一流なんだから!それに、みんなもいるよ!」
ベッサラビアの周囲に出現する魔法陣「」
ベッサラビア「これ……転移魔法陣?」
魔法陣から放たれる雷「」バチバチバチバチバチッ!!!
ベッサラビア「!」サッ
ドガァン!
レイセオン「ガイ様、ご無事でしたか!」
テル「ごめんねガイくん!遅れちゃった!」
ガイ「レイセオン……テル!」
アインズ「──はぁっ!」バッ
イーリン「オラァッ!!!」バッ
槍とパンチを避けるベッサラビア「ウヒヒッ!面白くなってきたわね!もっと、もっと面白くしてちょうだい!」ヒラリ
アインズ「避けられたか!」スタッ
イーリン「ええ。ですが、次は逃しません」スタッ
アトニス「くっ……今ので決めておけよ!ボクまで悪魔相手に出る羽目になったじゃないか!」
ガイ「3人とも……!」
リルル「よーし、このまま押し切っちゃうよ!」
ニジ丸「」ブーン!!!
ベッサラビア「人数が増えようと、私の有利は変わらないわよ?」
アトニス「ふん!試してみるか?元いた場所に送り返してやるよ」
ベッサラビア「ウヒヒッ!生意気な天使……!」スッ
ベッサラビアの周りに集まりだす魔力「」ギュゥゥゥン……
◆コンマ下1 【現在は優勢です】
【判定】
01-10痛恨(死亡判定あり)
11-50劣勢
51-90優勢
91-00勝利
【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り2回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り2回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
・『代償の刃』使用時、戦闘を強制終了して勝利。ただし代償を支払う
339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/16(土) 18:03:01.49 ID:DCaGisqSo
時間の檻
340 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/16(土) 20:37:01.80 ID:vyMrCcbdO
◆49+99=148【勝利!】
アトニス「……ガイ、悪魔は存外しぶとい。急所を潰して、再生の余地を断て」
ガイ「……」
アトニス「こう言うのは本当に癪だが……ベルトーネのようなヤツならまだしも、あいつを生かしておいた所で、またどこかに不幸をばら撒くだけだ。今後のためにもここで倒しておくべきだ」
ガイ「だが……」
アトニス「過去にお前が殺したヤツらとは違う、純粋な悪そのものだ。ここで迷えば、次に殺されるのはこの島の連中だぞ」
ガイ「……分かっている」
アトニス「なら──」
ガイ「倒す」
アトニス「……」
ガイ「殺すためじゃない。これ以上、誰も壊させないために……ここで止める」
アトニス「……隙はボクたちで作る。魔力を貯めておけ」
目を閉じるガイ「……頼んだ」スッ
ベッサラビア「ウヒヒッ……相談は終わった?」
ベッサラビアの周囲に集まる魔力「」ギュゥゥゥン……
ベッサラビア「いいわよ。殺す気で来て。じゃないと、私が先に殺しちゃうから」
リルル「そんなこと、させないよ!ニジ丸、みんな!」
ニジ丸「」ブーン!!!
召喚される虫たち「」ワラワラワラッ!
ベッサラビア「あら、虫?」
リルル「ただの虫じゃないよ!未来の大富豪妖精リルル=セクトニアの、大事な商売仲間兼戦力だよ!」
発光する虫たち「」ピカピカッ!
ベッサラビア「っ……眩しいの、嫌いになりそう」
レイセオン「転移座標固定!テル様!」
テル「任せて!」
魔法陣「」フォンッ!
雷「」バヂヂヂッ!
レイセオン「転移、圧縮、放出!」
ベッサラビアの足元に現れる魔法陣「」ギュンッ!
魔法陣から放たれる雷撃「」ドガァァァン!
ベッサラビア「ああああああああ!」バッ
テル「まだまだ!」
レイセオン「角度変更!逃走経路、塞ぎます!」
現れる魔法陣「」フォンッ! フォンッ! フォンッ!
ベッサラビア「……っ、小細工が多いわね!」パチンッ
アトニス「させるか!」
◇
341 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/16(土) 20:37:57.41 ID:vyMrCcbdO
静止した世界「」ピタッ……
ベッサラビア「鬱陶しいから、まとめて壊そっと……!」
掌に集まる魔力「」バチバチバチッ……
消えていく魔力「」シュウン……
ベッサラビア「……あれ?」
ベッサラビアの脳内に響くアトニスの声『──まさかボクに乗っ取られて意識を保っているとは……腐っても上級の悪魔ってことか』
ベッサラビア「へえ……天使が悪魔の身体に割り込んでくるなんて、なかなか無茶するじゃない」
アトニス『短時間だから影響は少ないがな。けど、時間を稼ぐには充分だ』
ベッサラビア「ウヒヒッ……ちょっとマズイかもね……!」ググッ……
ガイ(時間が動き出した瞬間に、俺が時間を止め返す──!)
◇
ガイ『止まれ』
◇
静止した世界「」ピタッ……
ベッサラビア(……動け、ない?)
ザッ……
短剣を振りかざすガイ「……」グッ……
短剣「」ブンッ
ベッサラビアの胸に突き刺さる短剣「」ドスッ
ベッサラビア(嘘……私、刺されてる♡)
◇
342 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/16(土) 20:41:21.15 ID:vyMrCcbdO
ベッサラビア「ウヒ……ヒッ……いいわね……いいわねいいわね……!」フラッ……
後方へ下がるガイ「イーリン!アインズ!」バッ
アインズ「任せろ!」
イーリン「合わせます!」
アインズの槍「」ゴォッ!
イーリンの拳「」ブォンッ!
テル「おまけのエンチャント!」
槍と拳に纏われる雷「」ビリッ……
リルル「みんな!巻き込まれないでね!」
離れていく虫たち「」ブワッ!
アインズ「はああああっ!!」
イーリン「オラァァァァッ!!!」
ドゴォッ!!!
腹が吹き飛ぶベッサラビア「がっ……!?」
黒い血「」バシャッ……
ベッサラビア「ウ、ヒ……ヒヒ……!いい……いいわ……!壊れるのって……やっぱり、面白い!もっと、もっと──」
ガイ「終わりだ」シュンッ
ジャキンッ……ボトッ……
首だけのベッサラビア「……つまんない、終わり……まだ足りない、の、に……」サラサラ……
ベッサラビア「……でも……悪く、なかったかも……」サラサラ……
消えていくベッサラビア「」サァァァ──
アトニス「……終わったな。もう気配は感じないから問題ないと思うが、警戒しろ」
レイセオン「はい!周辺魔力、解析します!」
テル「ガイくん、怪我は!?」
ガイ「俺は大丈夫だ」
イーリン「……無茶をされましたね」
ガイ「ああ……だが、来てくれて助かった」
アインズ「今のは、全員が間に合ったから勝てた。お前一人なら危なかったぞ」
ガイ「……分かっている。俺一人じゃ止めきれなかった」
アインズ「……フッ。私が記憶をなくす前も、お前は同じような無茶をしていたのかもしれないな」
リルル「ニジ丸も大活躍だったでしょ!」ズイッ
ニジ丸「」ブーン!
ガイ「ああ。ニジ丸がいなかったらマズかった、ありがとう」
リルル「ふっふっふ、恩は高くつくよ!」
崩れた露店「」パラ……
逃げていた空妖精たち「」ソロ……
リルル「大丈夫!もう出てきてもいいよ!」
空妖精A「こ、怖かったぁ……!」
空妖精B「大丈夫〜?」
しゃがんで目線を合わせるガイ「……すまない。もっと早く止められればよかったんだが」
空妖精A「ううん……助けてくれて、ありがとう……」ニコッ
アトニス「ガイ」
ガイ「何だ?」
アトニス「今の判断は間違っていない。あいつを生かしておけば、もっと多くが死んだ」
ガイ「……ああ」
アトニス「背負いすぎるな。可愛いボクが認めてやる。今のは、必要な戦いだった」
ガイ「……そう、だな」
アトニス「ふん……とりあえず、報告に行くぞ」
⭐︎ベッサラビアを倒しました。
343 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/16(土) 20:42:19.38 ID:vyMrCcbdO
ーークロシュヴァリエ号
窓の外を眺めるガイ「……」
ガイに寄りかかるテル「ガ〜イく〜ん、疲れた〜」グデッ……
ガイ「テル……重いぞ」
テル「ちょっと、乙女にそんなこと言われたら傷つくんだけど!」
ガイ「お前はそんな性格じゃないだろ」
隣に座り直すテル「えへへ……まあね〜」ストン
テル「ジェミニさんたちからもお礼を言われて、一応ベッサラビアは撃退……というか、倒した扱いでいいんだよね?……残るはフローディアと黒いローブのエルフと……」
ガイ「白衣を着たホムンクルス……ソイツだけ情報が少ない。まだこの島に来ていないのか、それとも既に潜り込んでいるのか……」
テル「うーん……見つかってないだけで、もう何か仕込んでる可能性はあるよね」
ガイ「ああ。ベッサラビアみたいに正面から来るタイプじゃないなら、余計に厄介だ」
テル「フローディアも真正面から来るかと思えば、変なところで回りくどいしね」
ガイ「……黒いローブのエルフも、目的が読み切れない」
テル「終わりがどうとか言ってた人だっけ?」
ガイ「ああ」
テル「……面倒な相手ばっかりだね」
ガイ「今更だろ」
窓の外の浮島「」ヒュオオオ……
ガイ「……空妖精たちは無事か?」
テル「うん。怪我してる子は多いけど、みんな命は失ってないよ。もうお店を始めてる子もいるくらい」
ガイ「……そうか」
テル「だから、ガイくんも少しは休──」
ガイ「みんな動いているんだろう?見回りに行ってくる。テルも夜通し働いていたんなら、今のうちに寝ておけ」スクッ
スタスタ……
テル「あ、ガイくん!……行っちゃった。医師的にはもう少し安静にしておいてほしいんだけどなあ……」
◆現在はラティア・ヘイヴンです。(6日目)
【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・ラティア・ヘイヴンに迫る脅威への対策をする。
何をする?
安価下1〜3
来訪者
コンマ下1
01-50フローディア+エリザベート
51-00誰も来ない
⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン
・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
344 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/16(土) 20:43:41.51 ID:1zQQVj4KO
テイルとアインズ、飛空艇の整備と探索をする
345 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/16(土) 20:49:13.73 ID:OeoTz0Z5O
妖精三人(ビビアン、リルル、ヴァリエール) 聞き取りづらいが黒いローブのエルフと白衣のホムンクルスが会話しているを発見する
346 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/16(土) 20:49:25.03 ID:DCaGisqSo
レイセオンの空間魔法を学んで、時空間覇者ガイになる
347 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/16(土) 21:42:48.72 ID:OeoTz0Z5O
>>345
すいません少し訂正します
妖精三人(ビビアン、リルル、ヴァリエール) 聞き取りづらいが黒いローブのエルフと白衣のホムンクルスが会話しているところを発見する
348 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/16(土) 23:07:26.28 ID:5j0biP50O
ーークロシュヴァリエ号 甲板
アインズ「ふむ……外観は問題ないな。駆動系も大丈夫そうだ。今日も清掃だけでいいだろう」
テイル「あら?アインズだけ?」
アインズ「テイルか。誰かに用事でもあったか?」
テイル「用事というか……避難ね。ヒナ、昨日の戦いになんで呼んでくれなかったんだって、騒いでうるさくって……」
アインズ「ああ……」
ドガァァァン!
アインズ「敵襲か!?」バッ
テイル「大丈夫……あれはヒナと哀れな犠牲者が模擬戦を行っているだけだから」
バヂヂヂッ!ドォン!ドォン!
アインズ「……本当に大丈夫なのか?」
テイル「ええ。本気ならもっとうるさいもの」
アインズ「恐ろしい判断基準だな」
テイル「付き合いが長いと、嫌でも分かるのよ……こっちに来たついでになにか手伝うわよ?」
アインズ「いいのか?」
テイル「ヒナの模擬戦に巻き込まれるよりは安全そうだしね。それに、空を飛ぶ船なんてそう何度も触れるものじゃないもの!ロマンがあるじゃない!」キラキラ
アインズ「フッ……なるほどな。では、甲板の清掃を頼む」
テイル「了解!」
◆
クロシュヴァリエ号「」ピカピカ
テイル「ふぅ……こんなものかしら?」
アインズ「手伝ってくれて助かった。少し休憩しよう」スッ
サーシャの手作りクッキー「」ポンッ
テイル「あら?それ……」
アインズ「ここに来る前に私の知り合いがくれたんだ。味はたしかだぞ」サクッ
アインズ「〜♪」
アインズの尻尾「」ブンブン
テイル「ん……美味しいわね。ていうか、コレ……フォレスティナで食べたことあるわよ」サクサクッ
アインズ「フォレスティナで?」
テイル「ええ……どこの一族か忘れちゃったけど、まだ小ちゃいエルフの子が焼いてくれてね。そのときの形は歪だったけど、味はまったく一緒!」
アインズ「そうか……もしかしたら、そのときもサーシャが作ったものかもしれないな」
テイル「あなたと知り合いってことは……今は冒険者をやってるのね。ふふっ、もしそうだったらずいぶん逞しくなったのね……」
アインズ「ああ。実際、サーシャは頼りになる。料理は美味いし、優しくてな……!」
テイル「羨ましいわね……ヒナと交換したいくらいよ」
アインズ「サーシャはやらんぞ?」
テイル「冗談よ。なんだかんだヒナは悪い子じゃないし、一緒にいると退屈しないしね……」
ドガァン!ドガァン!ドガァン!
アインズ「……行かなくていいのか?」
テイル「ええ……今はこの平穏を楽しませて……」サクッ……
⭐︎テイルとクロシュヴァリエ号を清掃しました。
349 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/16(土) 23:07:59.39 ID:5j0biP50O
ーー廃都
イーリン「ッ!!!」
ヒナ「あははは!!!楽しいですね!!!やっぱり戦いはこうでなくちゃ!」
ガッ!ドゴォン!ガガガガ!
レイセオン「す、凄まじい攻防です!!!わたくしなら10秒で地面と親密な外交関係を結ぶことになるでしょう!」
ガイ「……この調子で戦っていたら廃都がさらに廃都になるんじゃないか……?」
アトニス「心配ならイーリンと変わってやったらどうだ?」
ガイ「……遠慮しておく」
アトニス「正しい判断だな。ボクは空妖精のところでわたあめを食べてくる……何かあったらすぐに駆けつけてやる」クルッ スタスタ……
ガイ「……あいつ、逃げたな」
レイセオン「ですが、駆けつけると言った以上、本当に駆けつけてくださると思います!アトニス様はああ見えて責任感がありますので!」
ガイ「ああ見えて、は本人が聞いたら怒りそうだが」
レイセオン「では、可愛く責任感がありますので!」
ガイ「……それも怒りそうだ」
ドゴォン!
イーリン「甘い!!!」ブンッ
ヒナ「おおっ、いい拳です!」パヒュンッ
レイセオン「……ところで、ガイ様」
ガイ「何だ?」
レイセオン「先日のベッサラビア戦で、わたくしとテル様の転移雷撃をご覧になりましたね?」
ガイ「ああ……いい連携だったな」
レイセオン「であれば、ガイ様にも空間魔法の基礎を覚えていただく価値があるのではないかと考えます!」
ガイ「空間魔法を?」
レイセオン「はい!ガイ様は時間魔法を扱われます。時間と空間は別分野ですが、座標、距離、瞬間的な位置認識という意味では相性がよい可能性があります!」
ガイ「……転移魔法を使えれば、戦い方は広がるな。だが、そんな魔法を簡単に習得できるわけ……」
レイセオン「ガイ様は時間魔法の適性があります!時間魔法の適性者は、ほぼ全ての魔法に適性を持つと言われていますからね!ものは試しでやってみましょう!!!」ズイッ
ガイ「あ、ああ……わかった。頼むぞ、レイセオン」
レイセオン「ええ!大魔女帝国指定特級魔女レイセオン・ノースロップ、基礎講座を開始いたします!ここだと集中できないので、少し移動しましょう!」
◆コンマ下1
01-05危険
06-90難しい
91-00習得
350 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/16(土) 23:13:39.59 ID:nI5l2cW60
あ
351 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/17(日) 00:48:00.34 ID:mM3HbQYDO
レイセオン「一般的な空間魔法とは、簡単に言うと新しい場所を見えない所に作るようなものです!私が使用している転移は、それを利用して見えない道を作っているようなものなんですよ!」
ガイ「見えない道……」
レイセオン「はい!例えば、ここにある小石をあちらへ運ぶ場合、普通なら投げたり持って行ったりします!」
小石「」コロ……
レイセオン「ですが、空間魔法ではこちらとあちらの間に、見えない近道を作ります!」
ガイ「近道を作る……」
レイセオン「そうです!つまり、こうです!」
魔法陣「」フォンッ
小石「」フッ……
少し離れた場所に落ちる小石「」コトン
ガイ「……なるほど。今のは分かりやすい」
レイセオン「よかったです!では、ガイ様もやってみましょう!」
ガイ「いきなりか?」
レイセオン「大丈夫です!まずは小石です!人間で試すと最悪の場合、壁や地面と親密すぎる外交関係を結んでしまいますので!」
ガイ「それは避けたいな」
レイセオン「避けましょう!」
小石「」コロ……
ガイ「……見えない道を作る」
レイセオン「はい!小石を掴むのではなく、小石の足元にある空間を少しだけずらす感じです!」
ガイ「空間を……ずらす……」
小石「」カタ……
レイセオン「おおっ!反応しています!そのまま、こちら側に近道を──」
帽子を弾き飛ばす小石「」ヒュンッ!
レイセオン「ひゃっ!?」
ガイ「!」
帽子「」パサッ……
レイセオン「ああっ!?わたくしの帽子が!」
ガイ「すまない。大丈夫か?」
レイセオン「大丈夫です!初回で小石が動いただけでも十分すごいです!ただし、これは転移ではなく高速射出です!もう一度やってみましょう!」
◆
小石「」コロ……
ガイ「……」
レイセオン「うーん……惜しいですね!ガイ様の魔力が乱れ始めています。今日はここまでにした方が──」
ガイ「ああ……頭痛もするし、そうさせてもら──」ガクッ
ポスッ……
レイセオン「!!!」
ガイ(なんでこうもタイミングよく胸に突っ込むんだ、俺は!?)
ガイ「!す、すまない!わざとじゃないんだ!」サッ
レイセオン「い、いえ……事故であることは理解しております!抗議は致しません!ですが、大魔女様とご縁のある方が、わたくしの胸元へ不用意に倒れ込むのは少々問題が……///」
ガイ(……空間魔法より先に、事故を起こさない倒れ方を覚えるべきかもしれない)
⭐︎空間魔法理解が少し進みました。
352 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/17(日) 00:49:09.41 ID:mM3HbQYDO
ーー廃都
ビビアン「……本当にこっちなの?」
リルル「間違いないよ。ニジ丸たちが、変な魔力を見つけたんだから」
ニジ丸「」ブーン……
ヴァリエール「変な魔力〜?」
リルル「うん。虫たちが嫌がってる甘いような、焦げたような……あと、ぞわぞわする感じ!」
ビビアン「説明が感覚的すぎるわね……」
ヴァリエール「だけど、昨日の襲撃直後だから見過ごすわけにはいかないよね」
ビビアン「分かってるわよ。師匠にも、何かあったらすぐ報告しろって言われてるし……」
小さな虫たち「」カサカサ……
ビビアン「ヒィッ!リルル、なるべく私に近づけないで!」ビクッ
リルル「ごめんごめん!……あっ、ニジ丸が止まった」
ニジ丸「」ピタッ……
ビビアン「……?」
ヴァリエール「静かに……あそこ、見て!」
黒いローブのエルフ「……」
白衣の小柄な少女「……」
ヴァリエール「あの黒いローブ……ガイさんが話していた人じゃない?」ヒソヒソ
ビビアン「そうかも。もう一人は……白衣の女の子?このまま様子を見てみましょう」ヒソヒソ
崩れた柱の陰に隠れる三人「」サッ
◆
黒いローブのエルフ「……あなたも、この島の擬似星脈を狙っているのですね」
白衣のホムンクルス「狙う?違うわ。必要だから使うだけ……邪魔する気?」
黒いローブのエルフ「いえ……そのような気は微塵もありませんよ。私はただ、あなたがこの島をどのような終わりへ導くのか、確認しに来ただけです」
白衣のホムンクルス「……気持ち悪い」
黒いローブのエルフ「否定はしません」
白衣のホムンクルス「命令がある。設計がある。目的がある。私はそのために造られた」
黒いローブのエルフ「あくまで創造主の声に従うのですね」
白衣のホムンクルス「……黙って」
黒いローブのエルフ「あなた自身は、それを望んでいるのですか?」
白衣のホムンクルス「黙れ」
黒いローブのエルフ「──私は、君を止めても構いません」
白衣のホムンクルス「やってみれば?」ザッ
黒いローブのエルフ「ですが、今ではない」
白衣のホムンクルス「逃げるの?」
黒いローブのエルフ「盤面が整っていないだけです。あなたの計画も、まだ完成していない。擬似星脈への接続、出力安定、反重力機構との干渉制御……どれも未完成でしょう」
白衣のホムンクルス「……」
黒いローブのエルフ「焦っていますね。創造主の声が、まだ聞こえるのですか?」
白衣のホムンクルス「黙れと言った!」
白衣の少女の周囲に展開する魔法陣「」ギュンッ!
黒い渦「」ズズズ……
黒いローブのエルフ「怒りは自我の証明です。よかったですね。あなたは命令だけの人形ではない」パチパチ
353 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/17(日) 00:50:34.68 ID:mM3HbQYDO
黒いローブのエルフ「それと──隠れている小さな方々」
ビビアン「っ!?」バッ
リルル「バレてる!?」ビクッ
ヴァリエール「……!」ザッ
黒いローブのエルフ「今は見逃します。ここで聞いたことを皆様へ伝えるといい」
ビビアン「なっ……!」
黒いローブのエルフ「情報は動いてこそ価値を持つ。盤面を進める駒は、多い方が良い──」
黒い渦に飲まれる黒いローブのエルフ「」ズズズ……
フッ……
白衣のホムンクルス「チッ……逃げられたか。そこの妖精たち」
ビビアン「!」
白衣のホムンクルス「別に何もしないわ。今はね」
リルル「今は、って……」
白衣のホムンクルス「計画はまだ未完成。無駄な戦闘で出力を割く気はないだけよ。けど、次に見つけた時は……証人を残す必要もないかもしれない」
ヴァリエール「……」
白衣のホムンクルス→ノーランド「あの男が言ったように伝えればいい。ノーランドは、もう島の中にいるって」
ヴァリエール「!その名前って──」
ビビアン「あなた、何をするつもりなの!?」
ノーランド「世界を壊す。そう命じられているから」
足元に開く魔法陣「」ギュンッ……
リルル「ちょ、ちょっと待っ──」
ノーランド「止められるなら、止めてみれば」
魔法陣の光「」バシュッ!
風「」ヒュオオオ……
リルル「……消えちゃった」
ビビアン「師匠に報告しなきゃ!ガイたちにも!」
リルル「だ、だよね!ニジ丸、周囲を見て!追跡できるなら匂いだけでも拾って!」
ニジ丸「」ブーン!
ヴァリエール「……ノーランド、か……」
⭐︎ノーランドが島の中にいることが判明しました。
354 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/17(日) 01:51:57.28 ID:XEa1WevdO
ーークロシュヴァリエ号
ガイ(ヴァリエールたちからノーランドについて情報を共有した……島の内部を捜索する必要があるな)
ガイ(……?茶の良い匂いがする。誰かいるのか?)チラッ
フローディア「──うん……安物だけど、良い味ね。これを選んだ人は良い趣味をしているわ」
エリザベート「フローディア様。一応、ここは敵の拠点であるわけで、こんな優雅に茶会などしていては──」
エリザベートと目が合うガイ「……」
ガイと目が合うエリザベート「……あ」
ガイ「」バッ
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!
フローディア「──知ってると思うけど、それじゃ死なないわよ、私」バスッ バスッ
魔導拳銃をフローディアに突きつけるガイ「死ななくても、痛みはあるだろ」シュンッ
フローディア「ふふっ、覚えててくれたの?……そうそう。私が言ったことは役に立ったかしら?」コト……
ガイ「黒いローブのエルフは確認した。白衣のホムンクルス……ノーランドも、この島の中にいるらしい」
エリザベート「……やはり、既に潜伏していましたのね」
ガイ「何をしに来た?」
フローディア「取引」
ガイ「敵の拠点に勝手に入って茶を飲む奴の話を聞くと思うか?」
フローディア「でも、聞かないと困るのはあなたたちよ」
エリザベート「フローディア様。言い方が不遜すぎますわ。交渉に来たのであれば、もう少し礼節というものを──」
フローディア「私なりに礼儀正しくしているつもりなんだけど」
エリザベート「敵地で無断飲茶をする時点で礼儀以前の問題ですわ!」
ガイ「用件を言え」
魔導拳銃「」グッ……
フローディア「ホムンクルスと、黒いローブのエルフ。あの二人を片付けるまで、私たちと手を組みましょう」
355 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/17(日) 01:53:06.31 ID:XEa1WevdO
ガイ「……何?」
エリザベート「一時的な共闘、という形ですわね。もちろん、こちらも無条件で信用されるとは思っておりませんわ」
ガイ「当然だ。お前たちは敵だろう。手を組む理由はない」
フローディア「あら、あるわよ。あの2人を放っておけば、あなたの目的も、私の目的もまとめて潰れるわ」
エリザベート「少なくとも、ホムンクルスは危険ですわ。あれは命令に縛られた破壊装置に近い存在ですもの。迷いがあるとしても、止まるとは限りません」
ガイ「……どこまで知っている」
フローディア「何にも。ただ、私たちの目的の邪魔になるということだけね」
ガイ「お前たちは違うとでも言うつもりか?」
フローディア「私は違うわ。私はもっと単純だもの。あなたが欲しい。翡翠の賽も欲しい。だから、それを横から邪魔されるのは嫌」
ガイ「……本当に勝手な理由だな」
フローディア「ええ。だから信用しやすいでしょう?」
ガイ「信用できるか」
エリザベート「……できませんわね」
フローディア「エリザベート?」
エリザベート「事実ですわ。フローディア様は、信用という言葉から最も遠い位置におられますもの」
ガイ「従者に言われているぞ」
ダダダ……
テル「ガイくん!銃声が──フローディア!?」
レイセオン「ふああ……何事です、これ?」ムニャムニャ
アトニス「良い加減起きろ、声デカ魔女!敵だよ、敵!」バシバシ
アインズ「敵が船内で茶を飲んでいるとは……どういう状況だ?」
イーリン「ガイ様、ご無事ですか!?」
ガイ「ああ。撃ったが、効いてはいない」
テル「撃ったんだ……」
アトニス「当然だろ。敵が勝手に船内で茶を飲んでるんだぞ」
レイセオン「茶会型不法侵入……新しい外交問題です……」ムニャ……
エリザベート「申し開きの余地もございませんわね……」
フローディア「賑やかになったわね」
アインズ「……その余裕が不愉快だな。要件を済ませろ」
356 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/17(日) 01:54:09.44 ID:XEa1WevdO
フローディア「ガイには言ったんだけど……ホムンクルスと黒いローブのエルフを片付けるまで、私たちと手を組みましょう?」
アトニス「誰が信じるか」
イーリン「同感です。フローディア、あなたは以前にもガイ様を狙っています」
テル「セーレのこともあるしね。簡単に、はいそうですかって受け入れられる話じゃないよ」
立ち上がるフローディア「そう言われると思っていたわ」スッ
エリザベート「フローディア様……?」
フローディア「エリザベート、少し下がって」
エリザベート「嫌な予感しかしませんわ」
フローディア「大丈夫。死なないから……ガイ」
ガイ「何だ」
フローディア「これから私がすることを、よく見ていて?」
フローディアの指先「」スッ……
赤灰色の炎「」ボウッ……
アトニス「何をするつもりだ」
レイセオン「あの魔力は……誓約魔法!?」
フローディア「ええ。だから信用材料になるでしょう?私は死なない。銃で撃たれても、斬られても、焼かれても戻る。だからあなたたちは、私を止められないと考える」
フローディア「だから、約束が守られなかったときはまた……封印されてあげる」
フローディアの胸元に浮かぶ灰色の紋様「」ジジ……
エリザベート「おやめくださいませ!そこまでして、この者たちに信用を買う必要など──」
フローディア「あるわ」
エリザベート「……!」
357 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/17(日) 01:54:55.66 ID:XEa1WevdO
フローディア「今、ノーランドとエンドゲームを放置すれば、私の欲しいものまで壊される。なら、必要な代価は払う」
ガイ「……何をした」
フローディア「この島にいる間、そしてノーランドとエンドゲームが倒れるまで。私が翡翠の賽へ手を出す、あるいはあなたの仲間を傷つける意思を持って行動した場合──」
フローディア「私は自分自身を封印する」
レイセオン「自己封印式の誓約を、自身の再生核に直接刻み込んだのですか……!?無茶苦茶です!」
フローディア「これで少しは信じる気になった?」
アインズ「フッ、好都合だ。信用できずとも、裏切った瞬間に無力化できるなら話は別だ」
フローディア「それでいいわ。信用より分かりやすいでしょう?」
ガイ「……その術式が本物だと、どう証明する」
フローディア「試してみる?」
エリザベート「フローディア様!」
フローディア「冗談よ」
イーリン「……アトニス様、レイセオン様。今の術式は?」
アトニス「本物だ。少なくとも、ただの見せかけじゃない。こいつの内側に、かなり強い制約が刺さった」
レイセオン「わたくしの観測でも同様です。再生系統の魔力循環に、自己封印へ繋がる断絶条件が組み込まれています」
テル「つまり、本当に裏切ったら封印される可能性があるの?」
アトニス「可能性ではなく、確実に、だ」
ガイ「……」
358 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/17(日) 01:55:35.83 ID:XEa1WevdO
フローディア「どう?少しは話を聞く気になったかしら」
ガイ「聞くだけだ。受け入れるかは別だ」
フローディア「そう……別に、それで十分」
エリザベート「……フローディア様。あなたという方は、本当に……」
フローディア「怒った?」
エリザベート「怒っていますわ!当然でしょう!敵地で勝手に茶を飲み、勝手に交渉を始め、勝手に自らへ制約を刻むなど、従者の心労を何だと思っていらっしゃいますの!?」
フローディア「大切に思っているわ」
エリザベート「でしたら行動で示してくださいませ!」
ガイ「……エリザベートの方はまともなんだな」
エリザベート「比較対象がフローディア様では、褒め言葉として受け取ってよいのか迷いますわ」
アインズ「だが、少なくとも話は通じる」
エリザベート「ええ。わたくしは無用な敵対を望みません。今は、ですが」
イーリン「こちらも同じです。妙な真似をすれば即座に排除します」
フローディア「怖いわね」
ガイ「お前が言うな」
フローディア「ふふっ」
ガイ「条件を確認する。ノーランドと黒いローブのエルフを倒すまで、翡翠の賽には手を出さない。俺の仲間にも手を出さない。船内、島内で勝手に動かない。情報は隠さず出す」
フローディア「ええ」
ガイ「それを破れば、お前は封印される」
フローディア「そうね」
テル「……ガイくん、どうするの?」
ガイ「……ジェミニさんたちにも話しておこう」
アインズ「妥当だな」
イーリン「フローディア様とエリザベート様は、こちらで監視します」
レイセオン「わたくしも観測します!術式に偽装や抜け穴がないか確認いたします!」
エリザベート「それは構いませんわ。こちらとしても、変な疑いを残されるよりはましですもの」
359 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/17(日) 01:56:04.69 ID:XEa1WevdO
フローディア「ガイ」
ガイ「何だ」
フローディア「諸々が片付いたら思う存分殺し合いましょ?」
テル「……この流れで言うことかなあ」
アトニス「最悪だな」
アインズ「……本当に敵なのだなと再確認できた」
イーリン「むしろ分かりやすくて助かります」
エリザベート「フローディア様、せめて今だけは黙っていただけませんこと?」
フローディア「でも、大事な約束よ?」
ガイ「そんな約束をした覚えはない」
フローディア「これからするの」
ガイ「しない」
フローディア「つれないわね」
ガイ「……レイセオン、アトニス。二人を監視してくれ。俺はジェミニさんを呼んでくる」
アトニス「任せろ。妙なことをしたら即座に撃つ」
レイセオン「了解です!不審挙動、魔力変動、茶器への追加接触まで観測します!」
エリザベート「茶器への接触まで……」
フローディア「あのお茶、美味しかったのに」
ガイ「飲むな」
フローディア「はいはい」
ガイ「返事は一回でいい」
フローディア「はい」
エリザベート「……本当に申し訳ございませんわ」
ガイ「苦労しているんだな」
エリザベート「ええ、とても」
フローディア「私の前で意気投合しないでくれる?嫉妬するから」
⭐︎フローディアとエリザベートと協力(?)することになりました。
360 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/17(日) 01:56:58.50 ID:XEa1WevdO
フローディア「せっかくの食事なのに、雰囲気があまりよくないわね?もっと楽しく食べた方が美味しいと思うのだけれど」
ガイ「勘違いするな。お前たちとは共闘するだけであって、敵のままだ」
フローディア「あら、冷たい」
アトニス「当然だろ。敵と同じ卓に着いているだけでも相当譲歩してるんだぞ」
レイセオン「同席型食事会……外交儀礼としては胃に悪い部類です……」
テル「レイセオンちゃん、さっきから食べてるのパンだけだよ?」
レイセオン「敵対勢力を前に汁物をこぼす外交事故は避けたいので!」
エリザベート「そのお気持ちは少し分かりますわ。フローディア様が何を口にするか、こちらも見張らねばなりませんもの」
フローディア「私、食事中くらいは大人しいわよ?」
エリザベート「敵地で勝手にお茶を飲んでいた方のお言葉とは思えませんわね」
アインズ「正論だな」
イーリン「フローディア。食事中であっても、妙な動きをすれば即座に制圧します」
フローディア「みんなして怖いわね。そんなに見つめられると、食べづらいわ」
ガイ「なら食べるな」
フローディア「それは嫌」
ガイ「……」
◆現在はラティア・ヘイヴンです。(7日目)
【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・ラティア・ヘイヴンに迫る脅威への対策をする。
・ノーランドの潜伏場所を特定する。
何をする?
安価下1〜3
⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート
・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
361 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/17(日) 02:02:51.39 ID:klJ06HxKO
ガイ ジェミニが弟子に風魔法を教えていたので一緒に習う
362 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/17(日) 02:14:50.07 ID:XEa1WevdO
本日はここまでです。
安価はズラしてください。
それでは、また。
363 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/17(日) 02:26:22.14 ID:2U2DoOkl0
アトニス 何となくエリザベートと会話する。
※安価とは関係ない質問だけど今フローディア達がやって来たけど6日目のコンマ下1だから
>>344
でコンマ51だから誰も来ないなるのでは?
364 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/17(日) 02:41:11.59 ID:8JHXaSht0
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