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【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 III
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1 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/29(日) 23:18:18.01 ID:OlwZQUghO
このスレは【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1704196175/
の二次創作スレの3スレ目です。
>>1
は本家スレの作者ではないので本家スレとは設定が大幅にズレたりする可能性があります。また、更新がいつ止まってもおかしくない上に、
>>1
はss初心者の為、拙い文や、脈絡のない展開、矛盾等があるかもしれません。それでもよければ付き合ってくださると幸いです。
安価とコンマは連取りを禁止します。(協力お願いします!)また、安価の内容が状況にそぐわないと
>>1
が判断した場合は最安価をすることがあります。
本家スレを知っている方なら大丈夫だとは思いますが、募集したキャラは多少の改変及び展開によっては闇堕ち、死亡、消滅、その他などが起きる可能性があるので苦手な方はご注意ください。
世界観や用語等は本家スレに準拠します。
そして、二次創作を快く許してくださった本家作者様へ最大限の感謝を申し上げます。
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1774793898
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2026/04/01(水) 23:36:28.48 ID:B+RP2Jyc0
ด้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้้็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็็
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/04(土) 03:50:39.31 ID:pUk2V+6e0
オノゴロ諸島編は物語的には終盤あたりまできているのかな?
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/04(土) 08:48:13.71 ID:aLaLLKfj0
新スレ乙
ニナ作者ですがニナさんは竜人ですが翼はなくどちらかというとリバイアサンの血族的なイメージです
5 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/04(土) 19:14:31.98 ID:nzlENgWmO
>>3
オノゴロ編だけで見れば、そろそろ終わるかと思います。
>>1
が想定している物語全体の流れでみれば中盤を過ぎて終盤にかかるくらいの進捗の筈です。まだ未定なのですが。
>>4
キャラ投下ありがとうございます。海に生息するような龍のイメージでニナさんのイメージが更に広がっていくようです。
空を飛ぶ乗り物を作ったのも、自分には羽が無いので一度空を飛んでみたかったのかもしれません。
6 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/04(土) 19:15:21.03 ID:nzlENgWmO
ーートウゲン国政区
ダダダ……
グレイグ「──ったく!!!城の奴らは何やってんだ!!!」
魔族の護衛「仕方ないんじゃないですか!?アタシ等と違って兵士は好き勝手に持ち場を離れられないし、上の連中だってそう簡単に兵を割けないでしょうし!」
ガイ「グレイグ……ありがとう」
グレイグ「礼はいらねぇよ!全部終わったら、酒を奢ってもらうけどな!!!」
ガイ「ああ……待て、あれは──」
◆
ニナ「──この国の法律でとくに定められていないだろう?それなら、私が怒られるのは筋違いじゃないか?」
兵士「あれだけの巨大なものを飛ばす技術自体は凄いが、事前に許可をとらなければこちらとしては見過ごせない。それに、市民から不安の声も──」クドクド
ニナ「そ、それは……」
ダダダ……ガシッ
抱えられるニナ「わぁっ!?何を──」
兵士「待て!まだ話は──」
ダダダ……
ニナ「おい、離せ……っ!誰だ!?身代金が目的か!?」ジタバタ
ガイ「取り込み中のところ悪いが、緊急自体でな。猫の手も借りたいところなんだ。力を貸してくれ」
ニナ「その声……ガイか!?一体何が──」
◆
7 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/04(土) 19:15:50.00 ID:nzlENgWmO
ーーデロデロ教会 第2オノゴロ支部
バァンッ!!!
聖女「……来ましたか」
ガイ「──サーシャとアモを返せ」
聖女「構いませんよ。翡翠の賽を渡せば、すぐにでも返してあげます」
ガイ「まずは2人が無事な状態なのを確認させろ」
聖女「……ロヴィア、ホロウ」
ロヴィア「……」スッ
ホロウ「……」スッ
拘束されたサーシャ「う……んん……」
拘束されたアモ「うぅ……」
聖女「これでいいでしょう。翡翠の賽を渡していただけますね?」
ガイ「……」スタスタ
向き合うガイと聖女「……」
ガイ「先に2人を解放しろ。そうすれば賽を渡す」
聖女「いいえ、賽が先です。貴方に選択肢はありません。渡すか、二人を失うか……それだけです」
ガイ「……」
翡翠の賽「」スッ
聖女「この光は……!紛れもなく、あのときの──」
ガイ「……」シュンッ
聖女「!」
短剣「」ヒュンッ!!!
ロヴィア「させないッ!!!」バッ
槍に変化した腕「」ビュンッ!!!
弾かれる短剣「」ガキィンッ!!!
ホロウ「……やっぱり。そう来ると思った」スッ
虚属性の魔力「」ギュゥゥゥン……
ガイ「っ……!」シュンッ シュンッ
聖女「……約束は守る気だったのですがね。仕方ありません。2人を──」
ニナ「ククッ……悪いな。手は打たせてもらったさ」
魔族の護衛「大丈夫かい、2人とも?」ユサユサ
サーシャ「……はい……」
アモ「うん……」
聖女「──いつの間に」
暴風「」ビュオオオ──
ホロウ「ッ!この風は!?」
グレイグ「──さてと。ネオデロデロ教の残存勢力はお前たちだけだな?暗黒館幹部として、貴様等を掃討させてもらうぜ」
ガイ「──行くぞ」
ロヴィア「っ!!!」ギリィッ……!
◆コンマ下1
01-30 痛恨(死亡判定あり)
31-55 劣勢
56-90 優勢
91-00 会心
閃光玉+10(残り3回)
連携技+40(残り2回)
時間の檻 使用時のコンマが奇数で+99偶数で+0(残り1回)
代償の刃+99(使用時、代償を払います)
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/04(土) 19:18:37.53 ID:V28z8RClO
連携技
9 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/04(土) 20:34:02.89 ID:nzlENgWmO
◆53+40=93【会心!】
ガイ「」シュンッ
ホロウ「消えた!?何処から──」
ガイ「」ヌッ
ロヴィア「ホロウ!!!後ろ!!!」
ホロウ「えっ──」
氷「」パキ……パキパキ……
ガイ「凍りつけ!」
ホロウ「ぁ──」パキパキ……
氷漬けホロウ「」キンッ!!!
聖女「ホロウ!?」
ロヴィア「ッ、この……!!!」ダッ
ガイ「遅い」
短剣「」ブンッ
パキィンッ!!!
砕け散る氷像「」バラバラ……
砕けたホロウの欠片「」シャララ……
ロヴィア「あっ……」
聖女「……!」
グレイグ「容赦ねえな……だが、そっちから始めたコトだ。文句はねえよなあ!?」
ハルバード「」グルンッ!!!ビュンッ!!!
ロヴィア「聖女様!!!」
槍に変化した腕「」ガキィンッ!!!
吹き飛ばされるロヴィア「」ズザザザッ……
ニナ「まだだ!!!」
仕込み魔力砲塔「」ガチャン!
ドドドドドド!!!
聖女「……っ!」
展開される結界「」キィンッ!
ガイ「サーシャ!アモ!動けるか!」
拘束を解かれたサーシャ「っ……だい、じょうぶ……!」ヨロッ
アモ「……まだ、少しふらつくけど……やれるよ……!」グッ
魔族の護衛「2人ともまだ動かないでよ!回復が追いついてないんだから……!」ポワワ……
聖女「このままでは……!」
◆コンマ下1
01-55 劣勢
56-00 勝利
閃光玉+10(残り3回)
連携技+40(残り1回)
時間の檻 使用時のコンマが奇数で+99偶数で+0(残り1回)
代償の刃+99(使用時、代償を払います)
抑制行動-20(回数制限なし)
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/04(土) 20:36:13.94 ID:aLaLLKfj0
連携技
11 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/04(土) 23:11:20.62 ID:EwnQEuLuO
◆94+40=134【勝利!】
ニナ「火力は緩めんぞ!サーシャとアモに手を出したことを後悔しろ!!!」
仕込み魔力砲塔「」ドドドドドド!!!
聖女「っ……!」
結界「」ピシ……ピシピシ……
結界「」パキィィィンッ!!!
グレイグ「隙だらけだァ!!!」ダッ
ハルバード「」ブォンッ!!!
聖女「がっ──!?」
ロヴィア「そんなっ」ダッ
ガイ「行かせはしない」シュンッ
ロヴィア「……ッ、ガイ……!」キィンッ!
吹き飛ばされる聖女「」ドゴォン!!!
割れる教会のステンドグラス「」ガシャアン!!!
聖女「けほっ……ゴホッ……ゴホッ……」ズルズル……ドサッ
グレイグ「ネオデロデロ教の頂点って割には骨が無いな。身体を変形させる姉ちゃんと凍らされたヤツの方がよっぽど骨があった」
聖女「わ、……私はもはや、抜け殻の……ようなものなので……この身は、願いだけで無理やり繋いでいたようなものなのです……」
グレイグ「……そうかい。世界めくれを引き起こす気が無くなったんなら見逃すことができるんだが……」
聖女「ありがたい申し出ですが……そのような気は一切ありません……」
グレイグ「……なら、ここで終わりだ」スッ
バルバード「」ビュンッ
ザクッ……ビチャッ……ゴロッ……
12 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/04(土) 23:11:50.46 ID:EwnQEuLuO
サーシャ「……っ」
目を逸らすアモ「……」
魔族の護衛「お頭……」
キィンッ!
ロヴィア「……ぁ……」
ガイ「」スタッ
魔導拳銃「」スッ
魔導拳銃を向けるガイ「……聖女は死んだ。抵抗は止めろ」
ロヴィア「……あ、あぁ……」
砕け散った氷の欠片「」
首がなくなった聖女の身体「」
ふらつくロヴィア「ホロウも……聖女さまも……みんないなくなっちゃった……」ヨロヨロ……
ガイ「……まだやる気か?」
ロヴィア「だって……ここでやめたら……私、何のためにここまで来たのかわかんなくなっちゃうじゃん……」
ロヴィア「一つ、聞いてもいい?……私のこと、知ってる?」
ガイ「いいや。知らないな」
ロヴィア「……そっ、か……やっぱり……忘れちゃってるんだ……」
ロヴィア「……あはは……ずっと、“偽物”だって思えば耐えられるって……そう思ってたのに……そんな言い方されたら……本物だって分かっちゃったら……もう、だめだなぁ……」ガクッ
崩れ始めるロヴィアの身体「」グジュ……グジュ……
アモ「あの崩れ方……カリスの実験体だったの!?」
グレイグ「なるほど……道理で強え訳だ。まだ生き残ってたとはな……」
ガイ「……」
ロヴィア「でも……よかった。ちゃんと、生きてて……また会えて、本当に……」
ロヴィア「……ねえ、ガイ。私のこと、覚えてなくてもいいよ。約束、守ってくれてありがとうね……」
ガイ「約束……?」
ロヴィア「ふふっ……困った顔、してる……」ニコ……
ドシャッ……
消えていくロヴィアの身体「」サラサラ……
外套「」パサッ……
グレイグ「……終わった、な」
ガイ「コイツらは……どうして世界めくれなんかを引き起こそうとしていたんだ」
サーシャ「わかんないよ……でも、他の人を巻き込んでいい理由なんてどこにもない。だから、ガイは正しいことをしたんだよ」
アモ「……ガイ、他のみんなはどうしたの?」
ガイ「すたれ村に向かっている……2人とも、すぐで悪いが一緒に来てくれ。光の回収に向かうぞ」
グレイグ「そういうことなら、後始末は俺たちに任せとけ」
魔族の護衛「他のヤツらと兵士を呼んできます!」
グレイグ「……おう、頼むぞ」
ニナ「……後始末に人手が要るな。魔導具や仕掛けが残っている可能性もある、私も残る」
ガイ「ありがとう……ここは任せる」チラ
地面に落ちた外套「」
ガイ「……」クルッ
スタスタ……
⭐︎サーシャとアモを救出しました。
13 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/04(土) 23:13:47.22 ID:EwnQEuLuO
短いですが、本日はここまでです。
次回もよろしくお願いします。
それでは、また。
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/05(日) 04:36:37.10 ID:BPmMRDm9O
ろくな掘り下げもないままサクサク雑に殺してくな
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/05(日) 08:04:25.13 ID:PmasoEheo
抑制行動とれてたら
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/05(日) 11:02:44.40 ID:1c6Bpp4TO
これはオノゴロ編勝利
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/05(日) 12:27:35.78 ID:/ZtLX4GS0
>>14
そりゃあれだけ任務そっちのけで女遊びに現を抜かす行動ばかりとってたら掘り下げの機会も尺も無くなるよな
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/04/05(日) 12:41:16.42 ID:/ZtLX4GS0
もっと早くからロヴィア達と接触できるような行動を取れればもっと違った結果になったかもしれない
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/05(日) 13:38:21.79 ID:9oaxUVODo
おつ
今回一番の難所だと思ってたがコンマが強かった
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/05(日) 16:06:01.77 ID:NBJPsGVYO
敵キャラ絶対[
ピーーー
]マンが毎回爆速で安価取ってくからどうしようもないんよね
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/05(日) 16:35:57.36 ID:9isNldAS0
ロヴィアやホロウも亡くなったか。でもキャラ安価しだいだけどネオデロデロ教の幹部はまだ出てきそうだな。
22 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/05(日) 20:14:29.09 ID:UDxjoCjVO
>>14
ネオデロデロ教側のキャラの描写が足りていなかったのは
>>1
も思う所存ではありますが、こちらの方が後の展開でガイ達に影響を与えやすいと思い、このような形をとらせていただきました。また、敵側の思惑や行動理由は全てが明らかにならずに謎のまま終わってもいいんじゃないか、という
>>1
の考えが反映されております。必要になれば今後明かされるかもしれませんし、明かされないかもしれません。
>>15
抑制行動を使用して勝利した場合は展開が変わったかもしれません。今回は殺害に振り切り、ネオデロデロ教の息の根を止める結果になりました。
>>16
ネオデロデロ教の基幹部分は倒された為、光を回収した後はビャクヤの行動を無視してオノゴロを立ち去ることも可能です。何をもって勝利とするかは視点によって変わりますが。参考までに。
>>18
>>1
の力量不足もありますが、ロヴィアやホロウ達と関わるような行動を続けていたら話し合いで解決できる道もあったのかもしれませんし、無慈悲に殺し合う結末は変わらなかったのかもしれません。もう過ぎてしまいましたが。
>>19
ロヴィアさんとホロウさんがいたので厳しかった筈ですがあっさり倒せましたね。サーシャとアモが人質に取られてガイが情けも容赦もかなぐり捨てたのかもしれません。
おそらくは
>>1
の調整不足ですが。
>>20
戦闘の結果でのキャラの生死を決めるのに抑制行動を入れてましたが、もう少し考える必要があるかもしれませんね。現状ではそのときのコンマをとった人が物語の展開を決める比重が大きいので、次に似た状況になったときは試しにセーレのときのような投票形式をとってみようかと思います。取り返しのつかない感では現状の方が強く感じられるのでこのまま行くかもしれませんが。
>>21
大陸の方の暗黒館による一斉攻撃と今回の件でネオデロデロ教の勢力として、ほぼ壊滅となったので今後、キャラ安価等でネオデロデロ教の幹部や関連するキャラが出る場合はそれらを考慮した設定に変更させてもらう可能性があります。もし、作っていただけるのであれば参考にしてください。
23 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/05(日) 20:14:56.71 ID:UDxjoCjVO
ーーすたれ村
アモ「……もうビャクヤの兵隊達はいないみたいだね」
ガイ「城を落とすために兵力を集めたんだろう。ネオデロデロ教を倒した今、向こうも必死になっている」
狐耳の獣人少年「お、来た来た」スタッ
サーシャ「あなたは……銀狐の石碑でお参りしてた──」
狐耳の獣人→トモスケ「トモスケと言います!まさか、あのときの2人が師匠の言ってた人の仲間だったとは思いませんでしたよ!」
ガイ「先に俺の仲間が来ていた筈だ。何処にいる?」
トモスケ「先に師匠のところに案内しました!試練……?を受けるんですよね?」
ガイ「……ああ。頼む」
トモスケ「はい!ついてきてください!」タタッ
◆
リーゼリット「よかったぁ……3人とも無事だったんだね!」ギュッ
サーシャ「わっ……ごめんね、リーゼ。心配かけちゃった」
アモ「むぎゅ……リーゼちゃん、離してよぉ……」ジタバタ
メルル「いやァー!無事で本当によかったよ!……けど、なんだか浮かない感じだね」
ガイ「……再会を喜ぶのは後だ。今は、目の前のことを片付ける」
リーゼリット「っと、そうだった……」パッ
アウル「ふぁぁ……たしかに、待ってるとは言ったけどここまで待たされるとは思ってなかったよ……これで、全員揃ったのかい?」
ガイ「ああ。試練を受けさせてくれ」
アウル「よし来た……加減は無しだ。そっちも本気で来なよ」スッ
蒼き星の杖「」ビュンッ……
アインズ「サーシャ、アモ。2人はまだ本調子じゃないだろう。無理に前へ出ず、後ろから援護に徹しろ」
サーシャ「うん、わかった……!」
魔導弓「」スッ……
アモ「支援に回るね……!」
アウル「──トモスケ、周囲の警戒を頼んだ。オレ達は今から、他のことを気にする余裕が無くなるからね……!」
トモスケ「えっ!?もう始めるんですか!?」アタフタ
リーゼリット「それじゃあ遠慮なく……」
狙撃型魔導銃「」ガチャン!
メルル「試練を突破させてもらうよ!」バッ
◆コンマ下1
01-20 痛恨
21-55 劣勢
56-90 優勢
91-00 会心
閃光玉+10(残り3回)
連携技+40(残り2回)
時間の檻 使用時のコンマが奇数で+99偶数で+0(残り1回)
代償の刃+99(使用時、代償を払います)
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/05(日) 20:20:19.56 ID:nvtztj/20
連携技
25 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/05(日) 21:25:27.54 ID:okfHn0U4O
◆56+40=96【優勢!】
メルル「シノホシのアウル・フォクシー……お手並み拝見だね!」スゥゥ──
アウル「元、だけどッ!」
メルル「おっとォ!?」サッ
アウル「君も闇ギルドで名を効かせていただろう!?障害になるかと思って10年前にある程度調べさせてもらっていたよ、メルル・マインドストーン」
メルル「……そのこと、知ってたんだ……!」タッ
アインズ「簡単に透明化はさせてくれないか……!なら──」ダッ
竜角の槍「」ビュンッ!
蒼き星の杖「」キンッ!!!
アウル「その槍……10年前に一緒にいたイヤな奴のことを思い出すよ……!」ギリギリ……
アインズ「フッ……それは光栄だ……!」ギリギリ……
拘束矢「」ビュンッ!!!
アウル「!」サッ
魔力弾「」ドギュウン!ドギュウン!
アウル「チィッ!まったく、油断も隙もないねえ……!1対多数は卑怯じゃないか!?」ヒョイッ
ガイ「──こちらも事情があるんでな。手を抜く訳にはいかない……!」シュンッ
短剣「」シャッ!
蒼き星の杖「」カン!カン!カン!
短剣「」キンッ!キンッ!キンッ!
アウル「」シュバババ
ガイ「」シュバババ
アモ「速っ!?」
リーゼリット「ガイとアウルさん、どっちも速すぎて目で追えない……!アモ、アウルの動きを緩めれる!?」
怪しく目が光るアモ「あれだけ速かったら効果は薄いかもだけど……!」ユラァ
◆コンマ下1
01-55 劣勢
56-90 優勢
91-00 勝利
閃光玉+10(残り3回)
連携技+40(残り1回)
時間の檻 使用時のコンマが奇数で+99偶数で+0(残り1回)
代償の刃+99(使用時、代償を払います)
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/05(日) 21:29:49.60 ID:9isNldAS0
あ
27 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/05(日) 21:59:49.06 ID:m9JUQxInO
◆60【優勢!もう一息!】
アウル「──!?」グラッ……
サーシャ「ナイス、アモちゃん!!!」
魔導弓「」バシュバシュバシュッ!!!
リーゼリット「今だ!!!」
狙撃型魔導銃「」ドギュウン!ドギュウン!
ガイ「たたみかける──ッ!」シュンッ
透明メルル「手伝うよ!」タッ
アウルの影に刺さる影縫い苦無「」ザクッ!
アウル「……これは、万事休すってやつかね……?」
アインズ「最後まで油断はするな!相手は10年前、この国を崩しかけた張本人だ!」
トモスケ「し、師匠が押されてる所を初めて見たっス……!」
ガイ(そうだ。油断をするな……相手はさっきから魔法を使う素振りをまったく見せていない。加減をしているのか、例の首輪の影響かはわからないが……ここが勝負の分かれ目だ!)
◆コンマ下1
01-55 劣勢
56-00 勝利
閃光玉+10(残り3回)
連携技+40(残り1回)
時間の檻 使用時のコンマが奇数で+99偶数で+0(残り1回)
代償の刃+99(使用時、代償を払います)
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/05(日) 22:01:04.47 ID:kv5ArkogO
連携技
29 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/05(日) 23:12:42.57 ID:qk822yu4O
◆47+40=87【勝利!】
ドカ!バキ!バシュ!ドギュウン!
両手を上げるアウル「あいたたた……降参!降参する!」ボロッ……
ガイ「何?」ピタッ
リーゼリット「……へ?終わり?」
アウル「そう、終わり……だから武器を納めてくれよ」
サーシャ「……なんかあっさりし過ぎて拍子抜けなんだけど……」
アインズ「なぜ、魔法を使わなかった?毒魔法を使えば貴様は有利に戦えた筈だ」
アウル「10年間オレなりに色々考えた結果さ。懲りたんだよ。それに、毒魔法を使ったらここにいる大半が絶命する……それじゃ試練にはならないだろ?」
アモ「……じゃあ、本当に試すためだけに戦ってたんですね……」
アウル「そういうこと。いやぁ、それにしても参ったね……ここまで綺麗に連携されるとは思わなかった」
トモスケ「し、師匠!?ほんとに負けたんスか!?」
アウル「負けた負けた。オレ一人で押し切れる流れは、さっきので完全に消えた」
蒼き星の杖「」クルッ
蒼き星の杖を肩に担ぐアウル「この先まだやるなら、こっちも本気の毒を撒くしかなくなる。でも、それをやった時点で試練じゃなくなる……だったら、ここで止めるのが筋ってもんだろ?」
ガイ「……」
アウル「で、結論だけど──」
一同を見るアウル「」ジッ……
アウル「合格だよ。この光を君達に託す」
トモスケ「おおーっ!?」
サーシャ「やった……!」
リーゼリット「よ、よかったぁ……!」
ガイ「……いいのか」
アウル「いいも何も、試練を乗り越えたんだ。さあ、翡翠の賽を出しなよ」
蒼き星の力から抜ける星の力「」ポワ……
アモ「わぁ……すっごく綺麗……!」
メルル「おぉ……これが世界樹の光かァ……」
ガイ「」スッ
翡翠の賽「」キラッ……
星の力[水]ポゥ……スィー……
翡翠の賽「」キランッ!!
30 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/05(日) 23:13:12.32 ID:qk822yu4O
アウル「……たしかに、渡したよ。これでこの地に残ってた星の力は君に移った。後は好きに使いな……とは言わないけど、少なくとも変なことに使う気はなさそうだ」
ガイ「……聞きたいことがある」
アウル「ん?」
ガイ「ブラッドもそうだったが……お前達は何の意思で俺に光を集めさせている?」
アウル「誰の意思……強いて言うなら、ダークヒーロー達……になるのかな」
蒼き星の杖「」トントン
サーシャ「……えっ!?ダークヒーロー達は生きてるんですか!?」
アモ「!」
アウル「……アレを生きてると言っていいかはわからないけどねえ。生者とも死者とも言い難い……」
アモ「……?」
ガイ「……この賽の本当の持ち主に心当たりは?」
アウル「居るとしたら……セイントレア王国の何処か。若しくは既に、この世界には存在していないだろう」
ガイ「……何だと」
サーシャ「それって……どういう意味ですか?」
アウル「言葉通りだよ」
蒼き星の杖を軽く地面に突くアウル「」トン……
アウル「光を集めた翡翠の賽は誰が使っても強大な力を発揮する。その気になれば、世界の法則そのものを歪めることだって可能だろうね」
アウル「だが、それは本来の使い方じゃない……真に正しい持ち主の手にあってこそ、翡翠の賽は力を発揮する。何が起きるかはオレも知らないけど……」
アウル「聖女」
アモ「へ?」
アウル「聖女が本来の持ち主だと……オレはそう聞いている」
リーゼリット「……ネオデロデロ教の?でもガイ達が倒したんじゃ──」
ガイ「……本物の聖女のことか」
アモ「!!!」
サーシャ「つまり……最後はその本物の聖女に辿り着かなきゃいけないってこと?」
アウル「たぶんね。あるいは、全部揃った時点で賽の方が勝手に答えを示すかもしれない」
ガイ「……」
胸元を押さえるアモ「聖女さん……」ギュッ
アウル「……他に聞きたいことはあるかい?答えられることに限りはあるけど」
◆安価下1〜2
1 フェルメールとリュアンについて
2 自由安価
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/05(日) 23:15:10.94 ID:nvtztj/20
2かつての仲間たちについて
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/05(日) 23:15:44.92 ID:9oaxUVODo
1
33 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/05(日) 23:23:45.35 ID:qk822yu4O
安価が揃ったので本日はここまでです。
次回はフェルメールたちのことと、かつてのシノホシのことを聞くところから始めたいと思います。
ビャクヤは諦めずに何かの準備を着々と進めているみたいです。一体どうなるのやら。
それでは、また。
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/06(月) 01:34:05.00 ID:eZq1f31Yo
おつ
二つの意味で毒気の抜かれた狐になったな…
作戦成功で敵側の戦力も削れたし後は来たる決戦に備えるべきか
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/08(水) 13:20:39.06 ID:fw4cq8FL0
乙
今さらだと思うけど戦闘描写とくに使用回数について意見があります。今回ネオデロデロ教の戦闘してそのままアウル戦に入っての連戦だと思うけどその際、ネオデロデロ教で使用した「連携技」を2回使用して次にアウル戦だと何の描写もなく急に「連携技」の使用が回復しているのは矛盾や違和感があると思います。戦闘して次の日なら分かりますが連戦だったら使用回数は回数させないで継続させた方がいいと思います(例えば「連携技」を2回使用したら次の戦闘では使用できないみたいな)。
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/11(土) 12:34:58.94 ID:uZaj1KRcO
正直投票形式より「連携技」をどうにかして欲しい所がある。抑制行動など他の行動が見たいのに「連携技」が独占しているから結果的にお亡くなり展開になっているからそこをなんとかして欲しい。
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/11(土) 13:02:00.47 ID:LjCK6na3O
前スレで無力化手段として封印魔法を習得しても結局使う選択とかは一切出ないし1としてはむしろガンガン殺して欲しいんじゃね
味方の死亡判定と天秤にかけさせて連携技を使わせようとしてるようにも思えるし
38 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/11(土) 23:45:07.37 ID:Ma7llVAoO
>>34
アウルも、この10年で色々と思うところがあったみたいです。
決戦になるかどうかはまだ分かりませんが、備えておくに越したことはないですね。
>>35
>>36
ご意見ありがとうございます。
救済措置として考えていた「連携技」が、結果的にノーリスクで安定して使える状態になってしまっていたので、今後は他の選択肢も選びやすくなるよう、「連携技」は調整する方向で考えています。
また、一日以内の連戦や、描写的に明らかに消耗が残っている場面では、「連携技」の使用回数は前の戦闘から引き継ぐ形にしようと思います。
>>37
こちらとしては、キャラを積極的に殺したいというより、安価や戦闘を通して、無情さややるせなさ、絶望感も含めて、登場人物の運命にみんなで関わってもらえたら、という意図で選択肢を作っていました。ただ、その中で「連携技」が結果的に安定した最適解のようになってしまい、味方の死亡判定と天秤にかけて使わせる形に見えていたのであれば、そこは
>>1
の調整ミスです。
封印魔法については、無力化手段としては有効ではあるのですが、ヌルのように戦闘中に主力として使えるほどの力はない想定なので、現状は戦闘系の選択肢には入れていません。その代わり、場合によっては抑制行動の結果として使ったり、相手に死以外の結末を与える場面で使うことは想定していました。
今後も不備等はあるかと思いますが、よろしくお願いします。
39 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/11(土) 23:45:56.45 ID:Ma7llVAoO
リーゼリット「他に……あっ!そうだ!フェルメールさんとリュアンさんを見かけませんでしたか!?」
アウル「フェルメールにリュアン……?」
サーシャ「この辺りに来てる筈なんです。3日前、ここにビャクヤたちの襲撃があったじゃないですか?そのとき、アウルさんたちは見かけなかったけど……」
アウル「あのときはビャクヤの手下とはいえ、相手が兵士だったからね。トモスケならまだしも、オレが出て行ったところで首輪が爆発して無駄死にするだけだったから、観ていることしかできなかった。姫巫女の従者は……大した男だったよ。最後まで敵を引き受けて、姫巫女を逃がして、そのまま命を落とした」
アモ「やっぱりアキトさんは……」
サーシャ「……」ギュッ
トモスケ「……えーと、みなさんが探しているのは銀色の髪と金色の髪の姫様っぽい2人組ですか?」
アインズ「知っているのか?」
アウル「ああ……その2人ね。うるさくて敵わなかったから、この更に奥地に隠れてもらっている」
リーゼリット「それじゃあ、2人とも無事なんですね!?」
アウル「無事だよ。少なくとも、オレが預かった時から大きな怪我も無い」
ガイ「……コボルドは近くにいなかったか?」
アウル「2人だけさ。何かあったか?」
ガイ「……別に」
トモスケ「金髪のお姉さんの方は朗らかというか、気さくなんですけど銀髪のお姉さんは師匠を警戒しているというか……あまり心を開いてくれてない気がするんスよねえ」
メルル「そりゃあ、元シノホシの一員で今も爆発する首輪を付けられた死刑囚を相手にしたら普通の人は警戒すると思うけどなァ」
アモ「ちょっ、メルルさん!?」
笠を被り直すアウル「……いいんだ。それは事実だし、オレはそれを否定しない」スッ
40 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/11(土) 23:46:52.29 ID:Ma7llVAoO
ガイ「……もう一つ聞く」
アウル「まだあるのかい」
ガイ「シノホシについてだ。お前以外の連中は今どうしている」
トモスケ「し、師匠の昔の仲間っスか?」
アウル「……フレメアの奴は魔族国で悠々自適に暮らしているらしいじゃないか。オレはこの目で見た訳じゃないけど、相変わらずガキみたいに駄々捏ねて過ごしているんだろう」
サーシャ「んー……意外と落ち着いてたような気がしますけど……」
アウル「えっ、会ったことあるの?アイツに?」
サーシャ「ええと……はい。一度だけなんですけど……」
アウル「信じられない。あのガキ吸血鬼が落ち着くことなんてあるのか……???」
トモスケ「師匠が混乱してる!」
リーゼリット「……なんだか、急に普通の人みたいな反応したね……」
アウル「……首領のザイルはオレがオノゴロで捕まってから音沙汰が無い。世界めくれが起きても死ぬような奴じゃないから、どこかで生きているとは思うけどね。もう1人、ダウンは話すことがある。彼女も世界を気ままにふらついてるらしいから、もしかしたらどこかで会うかもよ?」
アモ「勇者を惑わせた、伝説のサキュバス……」
サーシャ「改めてシノホシって、相当すごい人たちが集まってたんだね……」
アウル「どうだか。肩書きはどれだけ立派でも、みんな変わらないロクデナシさ……さ、もう用事は住んだろ。直に日が暮れる。もう帰るか、さっさとこの国を出たほうがいいよ。君たちが探していた2人も、しばらくはオレ達が匿っておく。下手に動かすより安全だ」
ガイ「……ああ。わかった」
⭐︎試練を受けました。
⭐︎星の力[水]を手に入れました。
41 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/11(土) 23:47:31.67 ID:Ma7llVAoO
ーートウゲン城
ガイ「──今日、動きがあるんだな?」
キキョウ「うん……少なくとも、私が何度も見てきた破綻は今日ここから始まった。細かい流れは違っても、この日を越えられたことは一度もない」
リーゼリット「にしても……ビャクヤがクーデターを起こす理由がサーシャとアモから話は聞いたけど……それでも、そこまでして国をひっくり返したい理由が、まだ少し掴みきれないんだよね」
アモ「リハンさんから聞いた話だとね……ビャクヤさんは、ただ権力が欲しいわけじゃないみたい。この国の在り方そのものを憎んでるって……だから、止まれないんだと思う」
アインズ「ふむ……信念と私怨が絡み合っている相手か。理屈だけでも、情だけでも止まらん。厄介だな」
サーシャ「うん……だからこそ、こっちも迷ってる暇はないよ。どんな理由があっても、今日ここで止める」
メルル「えーっと……今日仮に、城に襲撃があるとしたら、反朝廷勢力とビャクヤの部下が結束した戦力が攻めに来るんだよね?」
キキョウ「そう。幸いなのはネオデロデロ教が壊滅していて、城内の怪しい人員は排除したから戦力としては十分に対処ができると思う」
ガイ「本当に城内は安全なんだろうな?サーシャとアモは一度拉致されたんだぞ」
キキョウ「……やれることはやったよ。兵の配置も見直したし、出入りする人間も絞った。これ以上は、相手がどう動くかを見て潰すしかない」
サーシャ「ガイ。キキョウさんを責めるのはやめて。キキョウさんは精一杯、最善の行動をしてくれているんだから」
ガイ「そんなつもりは……」
キキョウ「ううん。こちらこそ、ごめんね。守り切れなかったのは事実だから……次は絶対に同じことを繰り返させない」
メルル「……とにかく!今日を無事に乗り切って、太政大臣の繰り返しもここで止めて!最後に目指すは大団円!誰も欠けずに終わらせようよ!」
アモ「そうですね!」
リーゼリット「あははっ……うん。いいね、それ」
アインズ「フッ……楽観視する訳ではないが、テラヌスのときよりは遥かに状況が見えている。ガイ、どう動く?」
ガイ「……そうだな」
◆現在はオノゴロ諸島です。(27日目)
⭐︎安価終了後、何かが起きるみたいです。
何をする?
安価下1~3
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/11(土) 23:50:21.87 ID:4SPyroDc0
イブキ先生、戦列に加わりにくる
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/11(土) 23:51:58.64 ID:QV0aMQ5Io
片っ端から城内に罠をしかける
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/11(土) 23:52:56.95 ID:ePf97NMyO
皆でフォーメーションの特訓
45 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/12(日) 12:10:52.25 ID:ALnKohQNO
リーゼリット「んー……こんなものでいいかな……?」ガサゴソ
ガイ「リーゼ、何をしているんだ?」
リーゼリット「ん……何って……罠を張ってるんだけど?」ガサゴソ
ガイ「罠……」
リーゼリット「もう襲撃があるってわかってるんなら……備えておくことに越したことはないでしょ……よし、できた!」
ガイ「扉に罠を?見た目は変わらないが……」ソッ
リーゼリット「あー!何してんの!?触ったら──」
罠「」バシュッ!
リーゼリット「きゃあっ!?」 グイッ
ガイ「っ……!?」グイッ
簀巻きにされるリーゼリットとガイ「」グルグルグル……
簀巻きリーゼリット「……こうなるの」ブラーン……
簀巻きガイ「……迂闊に触ってすまない」ブラーン……
簀巻きリーゼリット「次は気をつけてよね……」
兵士の護衛「む?……お二人とも、このようなところで一体何をなさっているのですか……?」
簀巻きガイ「……説明するから、一度おろしてくれないか?」
⭐︎城内に罠を設置しました。
46 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/12(日) 12:11:24.61 ID:ALnKohQNO
ーートウゲン城 中庭
アインズ「はぁっ!!!」
竜角の槍「」ビュンッ!
大剣「」ブォンッ!
メルル「すごっ……!あんな剣を片手で軽々と振るなんて……」
サーシャ「槍と大剣の二刀流……アインズ、いつの間にそんなことができるようになったの?」
アインズ「ふぅ……これはただの戯れだ。実戦的とはいい難い。それより、お前たちは昨日の今日でもう戦うつもりか?休んでいても誰も文句は言わないだろうに」
アモ「今は少しでも、戦力があった方がいいでしょ?それに、私がいたら何人かは生け取りにしやすいと思うよ」
サーシャ「アモちゃんの心属性魔法は頼りになるからね!」
メルル「うんうん。城の中で何が起きるか分からないし、こういう時は、一つでも多くできることがあった方が安心だからねェ」
キキョウ「……みんな、残ってくれたんだ」スタスタ
イブキ「こんにちは、皆さん」ペコリ
メルル「ええっ、イブキ先生!?」
サーシャ「イブキさん!?どうしてここに?」
イブキ「太政大臣の命により、城内での全般支援を命じられたので」
キキョウ「……イブキ先生、本当にありがとうございます」ペコリ
イブキ「ふふっ。かつての教え子に頼まれたら断われません。私にできることであれば、なんでも手伝いますよ」
アモ「わぁ……!……でも、寺子屋を離れても大丈夫なんですか?」
イブキ「臨時でお休み、ということにさせていただいてます。カグヤもいるので不在の間、心配はありません」
イクセ「皆様、こちらにいらっしゃったんですね……!イブキ先生!!!」タタッ
イブキ「イクセさん。久方ぶりですね。その後も勉学には励んでいますか?」
イクセ「はい!読み書きも計算も、前よりだいぶできるようになりました。まだイブキ先生には敵いませんけど……!」
◆
47 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/12(日) 12:11:53.69 ID:ALnKohQNO
ガイ「ここにいたのか」
リーゼリット「みんな集まってるね」
サーシャ「ガイ、リーゼ!罠作りは終わったの?」
リーゼリット「うん、バッチリだよ。どこかの誰かさんのせいで時間はかかっちゃったんだけどね?」チラ
ガイ「……まだ根に持ってるのか?」
リーゼリット「護衛の人がすぐに来てくれたからまだしも、他の人が通りかかったら変な誤解をされてたかもしれないんだから」
サーシャ「あはは……何があったか分からないけど、順調そうだね?」
ガイ「……効果の方は確実にある。キキョウは……あそこか」スタスタ
キキョウ「……ガイ。どうしたの?」
ガイ「ビャクヤはいつ来る?」
キキョウ「これまでの繰り返しでも、日が昇ってる間は襲撃してこなかった。だからと言って無警戒な訳じゃないけど……」
ガイ「まだ時間はあるんだな?」
キキョウ「うん。多分……」
ガイ「なら、その間に手順を固めよう。ビャクヤが来た時に各自が好きに動いたら、必ず隙ができる……みんなを集めよう」
◆
ガイ「キキョウ。これまでの襲撃で、相手が最初に狙った場所は?」
キキョウ「大きく三つ。城門、兵糧庫、それと姫巫女のいる区画なんだけど……今回はイクセちゃんの場所を絞らせていないから、真っ先に城門を揺らして混乱を作る可能性が高いかな」
アインズ「正面から大きく騒ぎを起こして、別働隊を中へ通すわけか」
キキョウ「うん。ビャクヤは、正面突破そのものより守りを割らせる瞬間を作るのが上手かった」
アインズ「それなら、私は城門につこう。正面から押してくる連中を食い止める。敵の先頭と突破役は任せてくれ。中はお前たちに任せる」
リーゼリット「私は高所から全体的に支援するよ。罠を仕掛けた場所も地図に記しておいたから、共有しておくね」
ガイ「サーシャもリーゼと違う位置で狙撃に回れるか?」
サーシャ「うん。リーゼも一緒に見てくれてるなら、心配いらないよ!」
リーゼリット「ふふっ……」
ガイ「期待している。アモはキキョウの近くにつけ。混乱した兵や城内の人間を落ち着かせるのと、妙な動きをする奴がいたらすぐ知らせてくれ」
アモ「わかった。心属性で抑えられそうなら抑えるね」
ガイ「メルルは遊撃だ。姿を消して裏取り、伝令潰し、城内に入り込んだ別働隊の確認。前に出るより、見えない場所を埋めてほしい」
メルル「おっけー。隠れるのは得意分野だから、お姉さんにドーンと任せなさい!」
ガイ「俺は遊軍に回る。どこが崩れそうでもそっちに走る。ビャクヤ本人が出たら、そこを最優先に叩く」
イクセ「私も──」
キキョウ「イクセちゃんは前に出ないで。リュウトウと一緒に本丸で待機してて」
イクセ「キキョウさん!私も戦えるよ!だから──」
キキョウ「アキトさんはイクセちゃんを死なせる為に逃したんじゃないの!!!」
イクセ「っ……!」
キキョウ「……ごめんね。今回こそ、無事で終わるように済ませるから……だから、今は私たちを信じて……」
ガイ「……」
アインズ「……準備にとりかかるぞ。各々、持ち場に向かえ」
アモ「……キキョウさん、行きましょう」スッ
キキョウ「……うん。よろしくね、アモさん」スタスタ……
イブキ「……イクセさん。いえ、姫巫女様。今は貴女も狙われる身であることはわかっているでしょう。」
イクセ「……はい……将軍様の所に向かいます。どうか、ご武運を……!」クルッ
◆
48 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/12(日) 12:12:19.70 ID:ALnKohQNO
ー 夜
ーートウゲン国政区
ビャクヤ(ネオデロデロ教が壊滅させられるとは思わなかったが……奴らがいなくとも、朝廷を倒すには充分だ)
ビャクヤ(機は熟した。今宵、オノゴロへ叛逆の狼煙をあげる……!)グッ
ビャクヤ「──行くぞ。私に続け」
ビャクヤ兵「はっ……ビャクヤ様に、真のオノゴロを取り戻してもらうのだ!!!」
反朝廷勢力たち「「「おおおおおおおおっ!!!」」」
一斉に掲げられる武器「」ガッ!
ビャクヤ兵たち「「「おおおおおおおおっ!!!」」」
一斉に掲げられる武器「」ガッ!
ドドドドドド……
ビャクヤ(父さん、母さん……必ずや、復讐はやり遂げて見せます……!)
◆
煙「」ユラァ……
屋根に座るリハン「……始める気だね。このまま眺めているだけってのも癪だし……アタイもアタイで、出来ることをやろうじゃないか」
スクッ……
リハン「……簡単にくたばるんじゃないよ、将軍様……」フッ……
◆
49 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/12(日) 21:04:55.59 ID:oBpS+blBO
ーートウゲン城 城門
手榴弾「」コロン……
軍服を着た兵士A「ん?……!襲──」
ドガァァァン!!!
側近ビャクヤ兵「今だ!一気に突入しろ!!!」
ビャクヤ兵たち「「「おおおおおおっ!!!」」」
ドドドドドド……
鳴り響く複数の銃声「」パァン!パァン!
ビャクヤ兵A「ぐあっ」ドサッ
ビャクヤ兵B「なっ、撃たれ──」
ビャクヤ兵C「馬鹿な!?襲撃が読まれていたのか!?」
◇
軍服を着た兵士B「奴らを絶対に城内にいれるな!!!この門を死守しろ!!!」
トウゲン兵たち「「「了解!!!」」」
兵士Aを物陰まで引きずる兵士の護衛「ぐぬぬぬぬ!!!」ズルズル……
兵士の護衛「ふぅ……ここならしばらく大丈夫ですね……ここが落ち着いたらすぐに後方へ下げますので、気を確かに持って──」
右足と右腕を失った兵士A「俺に構うな!!!あの兵士共を止めろ!!!」ググッ……
兵士の護衛「なっ……その身体で戦う気ですか!?無茶ですよ!!!」
兵士A「うるさい!!!まだ左腕が残ってる!!これ借りるぞ!!」スッ ガシッ
拳銃「」パァンッ! パァンッ!
ビャクヤ兵D「ぐっ……!」
ビャクヤ兵E「ひるむな!押し込めェ!!!」
兵士の護衛「もうっ……本当に無茶苦茶なんですから……!」ギリッ
ドドドドドド……
側近ビャクヤ兵「正門を突破しろ!城内に入りさえすればこちらの勝ちだ!!!」
ドンッ!!!
アインズ「──それはどうかな」バサッ……
ビャクヤ兵たち「「「!?」」」
アインズ「私も混ぜてもらおう──!」
側近ビャクヤ兵「竜か……!構うな、数で押し潰せ!!!」
ビャクヤ兵たち「「「おおおおおっ!!!」」」ドッ
兵士を大剣でまとめて薙ぎ払うアインズ「」ブォンッ!
吹き飛ぶビャクヤ兵たち「」ウワァァァ!
兵士の護衛「す、すごい……!」
兵士A「へへっ……やるじゃねぇか……!」
アインズ「突破できるものなら、してみせろ。」
側近ビャクヤ兵「ちぃっ……竜風情が!」
◆
50 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/12(日) 21:05:43.89 ID:oBpS+blBO
リーゼリット「正門、接敵……!アインズが抑えてるけど、数が多い……突破役から落とす!」
狙撃型魔導銃「」ドギュウン!
ビャクヤ兵H「ぐあっ!?」ドサッ
サーシャ「右から回り込もうとしてるのが二人……止まって!」
魔導弓「」キュンッ
拘束矢「」ビュンッ!!!
ビャクヤ兵I「なっ、なんだこれ!?」
ビャクヤ兵J「足が──!」
リーゼリット「ナイス、サーシャ!そのまま左も見て!」ドギュウン!
サーシャ「うん!リーゼも相変わらずいい腕だね……!あれは……」ジッ……
◆
ーートウゲン城 城内
反朝廷勢力忍「まさか今日の襲撃が読まれてたとは驚きだが……こんな乱戦が起きてれば侵入など容易いもんだ。あとはビャクヤ様の突破口さえ開ければ……!」ヒョイッ
足元に突き刺さる矢「」バスッ!
反朝廷勢力忍「目が良い奴がいるようだな……」タタッ
バスッ!バスバスバスッ!
反朝廷勢力忍(腕もいいと来た……だが殺意を感じられない。殺す気でかかれば拙者の命など、とうに無くなって──)シュタタ……
反朝廷勢力忍「ぬぅっ!?」ガクンッ
影に刺さる影縫い苦無「」ザクッ……
透明メルル「ふっふっふっ……本職にも負けないくらいの腕前でしょ?サーシャちゃんのお陰でもあるけど……さあ、文字通りお縄についてもらうよ!」
縄「」グルグル……
捕まった反朝廷勢力忍「ふ、不覚……!」
タッタッタッ……
走る見回り兵士「本当に襲撃してくるなんて……城内に入られてないといいんだけど……」タッタッ
メルル「あ、兵士さん!この人お願いねェ!私は次の侵入者を見に行くからー!!!」ゲシッ
捕まった反朝廷勢力忍「ぬうっ……」ドサッ
透明「さあ、忍び狩りだァ!」スゥゥゥ──
見回り兵士「ええっ!?あっ、はい!!!」
◆
51 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/12(日) 21:06:40.63 ID:oBpS+blBO
ーートウゲン城
遠くで響く爆音「」ドガァン……
怒号「」ザワザワ……
駆ける足音「」タタタタ……
若い兵士「ほ、本当に攻めてきたのか!?正門は、正門はまだ持ってるんだろうな!?」
下働きの女中「きゃあっ!?ど、どこへ行けば……」ドカッ
荷箱を落とす小姓「」ガシャァン!
キキョウ「静かに!!!」
シーン……
キキョウ「正門はまだ持ち堪えてる!城内に敵が雪崩れ込んだわけじゃない!慌てて走り回る方がよほど危ないよ!」
キキョウ「兵は持ち場を守って!非戦闘員は本丸奥へ、負傷者が出たらこの通路に集めて!勝手な判断で外へ出ないで!」
下働きの女中「は、はい……!」
小姓「す、すみません……!」
アモ「……大丈夫だよ」
淡く光るアモの瞳「」ユラァ……
アモ「──今、怖いのは当たり前。でも、みんなちゃんと動けるから……落ち着いて、息をして……」
強張っていた肩を少し下ろす兵士「……っ」スッ……
下働きの女中「……あ、れ……さっきより……息が……」
アモ「うん。そのまま、ゆっくりでいいから動いて……走らなくて大丈夫。順番に行こう」
ザワ……ザワ……
キキョウ「ありがとう、アモさん!」
アモ「……ううん、キキョウさんがちゃんと指示を出してくれてるからですよ」
タタタタッ!
伝令兵「キキョウ様!西の渡り廊下で火の手が上がったとの報告が──」
キキョウ「規模は!?」
伝令兵「まだ小さいとのことですが、見回りが火薬の匂いがする、と……!」
キキョウ「陽動だね……!消火班を回して!ただし兵は剥がしすぎないで、最低限で抑える!」
伝令兵「はっ!」タタッ
アモ「……正門だけじゃなくて、城の中も揺らそうとしてる……」
キキョウ「ビャクヤらしいよ。正面で押し込みながら、内側に“守りを割らせる瞬間”を作る……だからこそ、城内を落ち着かせないといけない……!」
イブキ「キキョウ、怪我人が多く出てる……こちらで受け入れる場所を一つに絞った方がよさそうです」
キキョウ「イブキ先生、お願いします。負傷者の集積はこの通路に統一して、動ける人から順に振り分けてください」
スタ……スタ……
盆を持った下働きの男?「」スタ……スタ……
52 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/12(日) 21:07:12.23 ID:oBpS+blBO
アモ「……?」
キキョウ「どうしたの?」
アモ「……あの人……変」ジッ……
キキョウ「変?」
アモ「怖がってないんです。ここにいるみんな、少しずつでも揺れてるのに。でも、あの人だけ……平常心のままなんです」
キキョウ「……!」
盆を持った下働きの男?「」スタ……スタ……
イブキ「失礼。そこの方、止まりなさい」
盆を持った下働きの男?「……何か?」
キキョウ「その盆、どこへ運ぶの?」
盆を持った下働きの男?「将軍様へ、夜食を」
キキョウ「今この時間、将軍様への接触は全部止めてるよ」
盆を持った下働きの男?「……」
アモ「っ、キキョウさん!」
妖しく光るアモの瞳「」ユラァ……
下働きの男?「ちっ!」バッ!
投げ捨てられた盆「」ガシャァン!!!
小型の火薬玉「」コロン……
キキョウ「伏せて!!!」バッ
アモ「ダメッ!!!」
妖しく光るアモの瞳「」ユラァ……
下働きの男?「な、に……?」ガクンッ
イブキ「今です!」タタッ ゲシッ!
人気の無い方へ蹴られる小型の火薬玉「」コロンコロン……
キキョウ「そいつを取り押さえて!!!」
兵士たち「「はっ!」」ダッ
取り押さえられる下働きの男?「くそっ……!離せ!!ビャクヤ様の御為に──」
ドサッ!!!
下働きの男?「クソッ!離せ、離せえええ!!!」ジタバタ……
イブキ「いいえ。袖の内側、火薬の粉で黒ずんでいます。紛れ込んだ工作員でしょう」
キキョウ「……やっぱり、来てる。正門だけじゃない。城内にも牙を立て始めてる……!」
アモ「でも、これで分かったよ。ただ暴れるだけじゃなくて、混乱を広げるために人を紛れ込ませてる」
キキョウ「……捕縛した人間は別室へ!口を割らせるより先に、同じ手口が他にもある前提で動く!少しでも怪しいと感じたら尋問をすること!」
兵たち「はっ!!!」
再び動き出す人の流れ「」ザワザワ……
キキョウ「……アモさん」
アモ「うん?」
キキョウ「助かった。さっきの、アモさんが気付いてくれなかったら……」
アモ「私一人じゃ止められませんでした……キキョウさんがすぐ動いて、イブキさんが弾いてくれたから……みんなで止めたんだと思う」
イブキ「ふふっ。頼もしいですね、本当に」
キキョウ「大丈夫……今回こそ、ここで止める。城も、人も、もう壊させない」
遠くで響く銃声「」パァン! パァン!
アモ「外は……まだ続いてますね」
キキョウ「うん。こっちも崩れないようにしないと……!」
◆
53 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/12(日) 21:07:38.16 ID:oBpS+blBO
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!
ガイ「」シュンッ
ザクザクザクッ!
短剣で切り付けられるビャクヤ兵たち「」バタ……
スタッ……
ガイ「……この辺りは片付いたか。正面から来る奴らは防げてはいるが、侵入を完全に防げているわけじゃない」タタッ
ガイ(おそらく既に城内には入られているだろうが……対策はとられている。将軍の所へは早々辿り着けないはずだが……ビャクヤの姿が見当たらないのは気になる。一体どこに……)
タタタッ!
駆け寄ってくる伝令兵「ガイ殿!!!」
ガイ「何があった」
伝令兵「城内に工作員が紛れ込んでいたとのことです!本丸前で一名を捕縛、キキョウ様とアモ殿が対応中と!」
ガイ「……やはり中にも入っていたか」
伝令兵「はっ!ですが、今のところ将軍様と姫巫女様は無事です!」
ガイ「今のところか……正門の様子は?」
伝令兵「アインズ殿と兵達が抑えております!リーゼリット殿とサーシャ殿の援護も入り、突破は許しておりません!」
ガイ「わかった……引き続き伝令を頼む。俺は城内を捜索する」
伝令兵「はっ!」
タタタッ……
ガイ(正門はまだ持っている。城内の混乱もキキョウとアモが抑えている……それでも落ち着かない。ビャクヤが正面で目立って暴れていないのが、どうにも引っかかる……)
ガイ(キキョウは言っていた。これまでの繰り返しでは、城門、兵糧庫、姫巫女区画の三つを揺らしてきたと……だが今回は違う。兵糧庫の報告がまだ無い)
遠くの銃声「」パァン!パァン!
ガイ(同じ手を使うなら、もう兵糧庫にも火が回っていていい筈だ。そこが静かなのは、戦力が足りないからじゃなく……そうする必要がなかったということか)
ガイ(これまでの繰り返しでは三つを揺らして守りを裂いた。だが今回は二つで足りている……いや、一つ足りないんじゃない。最初から要らなかったんだ)
ガイ(今回は将軍と姫巫女が同じ場所にいる。どこから漏れたかは分からないが、今夜だけは……一撃で全部終わらせる道がある!)
ガイ「……最初から、門を落とす気なんて無かったのか!」シュンッ
コンマ下1
01-20 間に合わなかった
21-35 偶数で将軍、奇数で姫巫女が倒された
36-80 戦闘中
81-00 間に合った
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/12(日) 21:12:52.95 ID:d4VpMUGw0
あ
55 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/12(日) 23:23:08.55 ID:xakkrrRKO
ーートウゲン城 天守閣
外で響く爆音「」ドガァァァン!!!
イクセ「……」
リュウトウ「……本当に、強くなられましたね。姫巫女様」
イクセ「え?」
リュウトウ「私はこの国の先頭に立ってからまだ数年しか立っていない身ですが……しばらく見ない間に、立派になられた」
イヨ「あら?あなたもよくやっていると思うけど。あなたを将軍に推したのは私だけど、あの頃よりずっと堂々としてきたじゃない」
リュウトウ「自分自身ではそうは思わないが……」
イクセ「……お二人とも、こんな時にそんな話をするんですね」
イヨ「こんなときだから、です。怖い怖いと縮こまっていても、外の連中が勝手に消えてくれるわけじゃないですから」
リュウトウ「……姫巫女様。万が一の時は、私が道を開きます。どうか迷わずお逃げください」
イクセ「いやです」
リュウトウ「姫巫女様」
イクセ「もう、誰かに守られるだけなのはいやです」
拳を握るイクセ「」ギュッ
イクセ「アキトお兄ちゃんが命を懸けてくれたのに……私だけ何もできないままなのは、もっといやです」
シーン……
イヨ「……ふふっ。似てきましたね」
リュウトウ「誰に?」
イヨ「昔のあなたに、よ」
リュウトウ「……それは、あまり嬉しくない例えだ」
イクセ「……でも、怖くないわけじゃありません。ずっと、心臓がうるさいままです」
リュウトウ「それでいいのです。恐れを知らぬ者より、恐れを抱えたまま立てる者の方が、ずっと強い」
イヨ「ま、立派なこと言ってるけど、いざとなったらあなたが一番無茶するんでしょうね」
リュウトウ「ふっ……否定はできないな」
宙に浮いていたオフダ「」パサッ……
56 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/12(日) 23:24:56.94 ID:xakkrrRKO
イヨ「お二人とも、警戒を!」バッ
リュウトウ「……姫巫女様、下がっていてください」スッ
黒い打ち刀「」スラッ……
イクセ「!」
ビャクヤ「」ヌッ
リュウトウ「イヤーッ!」
キィンッ!!!
ビャクヤ「防いだか──だがその首、貰い受ける!!!」ギリギリ
リュウトウ「まさか、大将首自らやってくるとはな、ビャクヤ!」ギリギリ
ビャクヤ「その程度で止められると思うな!」
一歩押し込まれるリュウトウ「ぬっ……!」ズサッ
ビャクヤ「どうしました。その腕で国を背負うつもりですか?」
リュウトウ「舐めるな!」キィンッ!
踏み込むリュウトウ「」ダッ
リュウトウ「はぁっ!!!」ブォンッ!
ビャクヤ「甘い」スッ……
ザンッ!
斬り裂かれるリュウトウの肩口「」パッ……
リュウトウ「くっ……!」
低く構え直すビャクヤ「その程度の傷で止まるまい?次で落とす」スッ……
リュウトウ(速い……いや、それだけではない。まだ何か隠している……!)
イヨ「リュウトウ!」スッ……
浮き上がるオフダや形代「」フヨフヨ……
飛んでいくオフダや形代「」ビュンビュンビュン!!!
ビャクヤ「邪魔をするな、ツクヨミ家の者よ!」キィンッ!
リュウトウ「くっ……!」
ズバババ……
斬られたオフダや形代「」ペラ……
イヨ「くっ……」
ビャクヤ「邪魔をするなら……まずは貴女から──」
黒く染まり始める刀身「」ズズズ……
イヨの前に出るイクセ「イヨさん!!!」バッ
リュウトウ「なっ、姫巫女様!!!」
ビャクヤ「──よろしい。まずは姫巫女から、その命を断つ!!!」
目を閉じるイクセ「っ……!」ギュッ……
57 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/12(日) 23:26:06.02 ID:xakkrrRKO
シュンッ
弾かれる刀「」カァンッ!
ガイ「──間一髪か。加勢する」スタッ
リュウトウ「ガイ殿……!」
ビャクヤ「現れましたか……聖女達を倒した異邦人。ですが、あなた一人が増えたところで、何が変わるというのか」
ガイ「試してみるか?」スッ
短剣「」キラッ……
シュンッ
ビャクヤ「ッ!」バッ
ギィンッ! ガキィンッ! キンッ!!!
飛び散る火花「」バチバチ……
イヨ「速い──どっちが押してるの!?」
リュウトウ「ガイ殿が攻めてはいるが、ビャクヤの方が上手だ!」
ガイ「はぁっ!」ブンッ!
ビャクヤ「甘い」スッ……
ギャリリッ!!!
ガイ「!」
刀身を滑るように流された短剣「」ミシッ……
58 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/12(日) 23:27:37.30 ID:xakkrrRKO
ビャクヤ「その程度の刃で、私を止められると?」ギンッ!
パキィンッ!!!
砕け散る短剣「」パラパラ……
ガイ「……っ!」
イクセ「ガイさんの短剣が……!」
リュウトウ「ガイ殿!」
ガイ「まだだ!」バッ
魔導拳銃「」スッ
ビャクヤ「遅い」ヌッ
ガイ「……!」
弾かれる銃口「」バシッ!
ガイ(近い……!これじゃ狙いがつけられない!)
ビャクヤ「その玩具に頼る暇など、与えるわけがないでしょう!」ブンッ!
ガイ「くっ……」サッ
ガイの腕から流れる血「」ブシュッ!
イヨ「押されてる……!」
リュウトウ「ガイ殿、下がれ!ここは私が──」
ガイ「いや、こいつは俺が抑える!」ダッ
ビャクヤ「武器も使えないのに、まだ来ますか!」ギンッ!
拳銃を握ったまま受け流すガイ「」キィンッ! ガッ! ドッ!
ガイ(駄目だ……拳銃じゃ近すぎる。抜いて撃つ隙も、距離も無い……!)
自分の刀を持つイクセ「……!」スッ
イクセ「ガイさん!!!」タッ
リュウトウ「姫巫女様!?」
イクセ「これを──!」バッ
投げ渡される刀「」ヒュンッ!
ガイ「!」ガシッ!
イヨ「あれは……アマノムラクモ!?」
ビャクヤ「ほう……まさか神器と刃を交えるとは……しかし、あなたに使えるのですか?」
刀を構えるガイ「さあな……だが、お前を止めるには充分だ」
アマノムラクモ「」スラッ……
刀を構え直すビャクヤ「……面白い。ならばまとめて斬り伏せるまでです」スッ
ーー戦闘開始 ビャクヤーー
◆コンマ下1
01-30痛恨
31-65劣勢
66-90優勢
91-00会心
【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り3回)
・『連携技』+15(連携相手不在のため今回は使用不可)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『抑制行動』-20(優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う)
・『代償の刃』使用時、戦闘を強制終了して勝利。ただし代償を支払う
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/12(日) 23:29:44.58 ID:ZPM0poDR0
抑制行動
60 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/12(日) 23:32:35.24 ID:xakkrrRKO
>>59
分かりづらくて申し訳ありません。現在は優勢でも劣勢でもないため抑制行動は使用できません。今回はやり直しとさせていただきます。
最安価兼コンマ下1
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/12(日) 23:40:30.32 ID:YQ7Tc+tAO
閃光玉
62 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/13(月) 00:09:09.76 ID:YbHQEy10O
◆32+5=37【劣勢!】
ガイ(さっき打ち合ってみてわかったが、ビャクヤは相当手強い。時間魔法を使うにも隙がない……どうにかして隙を作り出さねば)スッ
閃光玉「」ピッカァァァ──
目を閉じるビャクヤ「っ……小細工を!だが、その程度では、何の枷にもならん!」ダッ
ガイ「チッ……!」バッ
ギィンッ!!!
ビャクヤ「重いな。やはり、あなたの手には馴染んでいない!」ギリッ
押し込まれるガイ「……っ!」ズサッ……
ガイ(短剣と勝手が違いすぎる!)
ビャクヤ「神器を手にした程度で、私を止められると思いましたか!」ブンッ!
ガイ「く……!」サッ
裂ける畳「」ズシャァッ!
砕けた木片「」パラパラ……
イヨ「馬鹿みたいな威力ですね……!」
イクセ「ガイさん……!」
ビャクヤ「守るものが多いほど、剣は鈍る。今のあなたが、まさにそうだ!」ビュンッ
ガイ「!」
キィンッ! ガキィンッ! ギィンッ!!!
ビャクヤ「どうしました。さっきまでの威勢は!」ブンッ!
ガイ「まだ……終わってない!」ブォンッ!
ビャクヤ「ぬるい!」サッ ヒュンッ
ザンッ!
ガイ「っ……!」ヨロッ……
畳に落ちる血「」ポタタ……
イクセ「ガイさん!!!」
リュウトウ「姫巫女様、下がってください!」
ビャクヤ「これが神器の担い手?笑わせないでいただきたい」スッ
黒く染まる刀身「」ズズズ……
ガイ(代償で失ったせいで痛みは感じないが……受けに回るたび削られる。しかもアマノムラクモの間合いをまだ掴みきれていない……!)
ビャクヤ「次で終わらせます。将軍も、姫巫女も、貴方も……ここで全て」スッ
イヨ「リュウトウ!合わせられますか!?」
リュウトウ「無論!」ダッ
ビャクヤ「!」バッ
シャキンッ!
斬り伏せられる式神「」パラリ……
リュウトウ「イヤーッ!」ブンッ
ビャクヤ「イヤーッ!」ブンッ
打ち合う刀「」キン!キン!キン!
ガイ(二人で崩せない……!このままじゃ、押し切られる!)
イクセ「ガイさん……!まだ、終わってません!終わらせちゃいけません……!」
ガイ「……ああ!」シュンッ
◆コンマ下1【現在は劣勢です】
01-30痛恨
31-65劣勢
66-90優勢
91-00会心
【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り2回)
・『連携技』+15 (連携相手不在のため今回は使用不可)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
・『代償の刃』使用時、戦闘を強制終了して勝利。ただし代償を支払う
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/13(月) 00:13:08.20 ID:hxnnb/Na0
あ
64 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/13(月) 00:25:03.06 ID:YbHQEy10O
◆20【痛恨!このままだと……】
ビャクヤ「──潰れなさい」ブンッ!
弾かれるアマノムラクモ「」キィンッ!
ガイ「くっ……!」グッ……
リュウトウ「ガイ殿、下がれ!」
ビャクヤ「もう遅い」シュンッ
ザンッ!
血飛沫「」ブシャアッ!!!
リュウトウ「ぐっ……!」ヨロッ
イヨ「リュウトウ!」
形代「」ビュンッ!
ビャクヤ「目障りだ」ズバッ!
斬り落とされる形代「」パラ……
ガイ(止められない……!このまま普通に打ち合えば、確実に押し切られる!)
ビャクヤ「さあ、次で終わりです」スッ
刀を床に突き立てるリュウトウ「」ガンッ!
リュウトウ「ハァ……ハァ……まだ、私は……立っているぞ、ビャクヤ……!!!」フラッ
イクセ「そんなっ……!」
ガイ(このままでは……!)
代償の刃「」カタカタカタ……
◆コンマ下1【現在は劣勢です】
01-10敗北(死亡判定が発生します)
11-50敗北
51-00優勢
【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り2回)
・『連携技』+15 (連携相手不在のため今回は使用不可)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
・『代償の刃』使用時、戦闘を強制終了して勝利。ただし代償を支払う
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/13(月) 00:48:02.17 ID:uZxLXW2xo
時間の檻を
66 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/13(月) 00:53:49.75 ID:YbHQEy10O
まだ諦めるには速いみたいです。
続きを行いたい所ですが
>>1
が限界な為、本日はここまで。
次回はガイの反撃から始めたいと思います。
それでは、また。
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/13(月) 00:59:28.88 ID:uZxLXW2xo
おつ
代償はもう絶対に使いたくなかったから一か八か半に賭けてみたけど上手く行って良かった…
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/13(月) 02:59:20.00 ID:kP9fDw9HO
乙
本家でアマノムラクモへの言及があったらすかさずこっちで登場させるフットワークの軽さ良い(元から登場させる予定だったら勘違いすまん)
今のところ同情の余地がほとんど見えないビャクヤさんの未来はどうなるのか
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/18(土) 08:04:50.98 ID:oIAp777d0
乙です
ビャクヤ戦からの新しくなった【補正・特殊行動】はコンマもちょうどいいし説明文も分かりやすいので個人的に良いと思う。
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/18(土) 08:36:42.15 ID:2j1yb5940
乙
そういやインビンシブルクロシュどうなったのかな
71 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/18(土) 17:11:11.41 ID:gepCu3ZrO
>>67
そのお陰で優勢になったようです。ちなみに、こういった戦闘コンマでの初使用になります。おめでたいですね。ぱっぱらー。
>>68
本家様の方で名前を見かけたので登場させてみました。上手く扱えるといいのですが。
ビャクヤさんの運命はこの戦いの結果で如何様にも変わるでしょう。
>>69
ありがとうございます。まだ変更して初回なので今後も変更等が起きる可能性はありますが、しばらくはこれで行こうと思います。また何かあればお気軽にどうぞ。
>>70
聖女が拾ったあと、その行方は今のところわかっていません。
メタ的にいうと決まっていないんですが、重要なものではないので気にしないで大丈夫です。
必要であればその後についてはそのときに考えようと思います。
72 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/18(土) 17:11:58.71 ID:53IrIWFzO
◆17+99=116【優勢!】
ビャクヤ「終わりです。ここで果てなさい、将軍」
振り上げられる刀「」スッ……
目を閉じるリュウトウ「……ここまでか…….」
イヨ「リュウトウ!!!」
イクセ「いやああああああ!!!」
ガイ(こうなったら……やるしかない。代償の刃を──)スッ
◇
トゥルーエンド『勝つために無茶はする。でも、“死ぬための無茶”はしない。もし自分を投げそうになったら、私の顔を思い出しなさい』
◇
ガイ(ああ……すっかり忘れていた。すまない、ルー……まだ、俺にやれることはある──)スッ
魔力の奔流「」ズズズ……
ビャクヤ「?……なんだ、この魔力は──」
ガイ『──止まれ』
ゴオオオオオオ──
73 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/18(土) 17:12:43.06 ID:53IrIWFzO
静止した世界「」ピタッ……
ビャクヤ「」
リュウトウ「」
イヨ「」
イクセ「」
走り出すガイ「」ダッ
ガイ(止められる時間は少ない。最短距離で移動して、確実な一撃を叩き込む!)ダダッ
ドクン……
アマノムラクモを構えるガイ(もう少し……あと少しで、刀が届く……!)ダダダ……
アマノムラクモ「」チャキ……
ドクン……
アマノムラクモを振るガイ(っ、届け!)ブンッ……
ドクン……
斬りかかる寸前で止まるアマノムラクモ「」ピタッ……
ガイ(っ……ここが限界か!あと一歩、届かない……!)
淡く光りだすアマノムラクモ「」キラン……
ガイ(!?)
アマノムラクモ?『──人の子よ。此度のみ、わたくしの力を貸してあげましょう』キラキラキラ……
シャキンッ……
動き出す世界「」グググッ……
ゴオオオオオオ──
斬られたビャクヤ「──っ!?」ザシュッ!!!
リュウトウ「!?」
イヨ「!?」
イクセ「!?」
ガイ「──」スタッ
アマノムラクモ「」キラッ……
血を流すビャクヤ「馬鹿な……!?近づく気配も太刀筋も……一切、見えなかった……!貴様……一体、何をした……!?」ビチャビチャッ……
ガイ「……答える義理はないな。だが、強いて言うなら──神の奇跡というやつかもな」
ビャクヤ「神の奇跡、だと……?」フラッ……
リュウトウ「何が起きた……?」ググッ……
イヨ「よくわかりませんが……ガイ殿がうまくやったようです!今なら勝機があります!」
イクセ(一瞬、神々しい気配を感じたけど……それに、アマノムラクモが光っている……?)
◆コンマ下1【現在は優勢です】
01-20劣勢
21-90優勢
91-00勝利
【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り2回)
・『連携技』+15 (連携相手不在のため今回は使用不可)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り0回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
・『代償の刃』使用時、戦闘を強制終了して勝利。ただし代償を支払う
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/18(土) 17:13:14.30 ID:oIAp777d0
抑制行動
75 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/18(土) 18:54:55.17 ID:IO1EPIFlO
◆30-20=10【劣勢!】
ガイ(ここで斬れば終わる……だが、こいつは生かして止める!)シュンッ
ビャクヤ「……!」
アマノムラクモを振るガイ「」ブンッ!
咄嗟に身を捻るビャクヤ「」サッ
斬り裂かれるビャクヤの肩口「っ、が……!」ザシュッ
イヨ「浅い……!」
リュウトウ「今の一太刀……まさか、ガイ殿──」
口元を歪めるビャクヤ「……なるほど」ニヤ……
ガイ「!」
ビャクヤ「今のでわかりました。貴方は、私を殺す気がない」ギロリ
ガイ(!?雰囲気が変わった……!)
ビャクヤ「ならば、怖れる必要は無い!」バッ
ギィンッ!!!
ビャクヤ「」ガッ
刀の柄「」ドゴッ!!!
脇腹を強打されるガイ「がっ……!」
イクセ「ガイさん!」
ビャクヤ「甘いのですよ」
黒刀「」ブンッ!
ガイ「くっ……!」ズサッ……
腕を裂かれるガイ「」パッ……
リュウトウ「ガイ殿!」
ビャクヤ「貴方は優しさと迷いを履き違えた。殺さぬ覚悟は結構。だが、それで私を止められると思ったのなら……見誤りましたね」
アマノムラクモを握り直すガイ「……っ」ギリッ
イヨ「一気に押し返された……!」
リュウトウ「くっ……やはり殺さずにこの場を収めるのは無理か……!ガイ殿、下がれ!そのままでは押し切られる!」
ガイ(ビャクヤ……死に体の筈なのに、一体どこにそんな力が?お前の中の何が、そうさせるんだ!?)
◆コンマ下1【現在は劣勢です】
01-10痛恨(死亡判定あり)
11-40劣勢
41-95優勢
96-00会心
【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り2回)
・『連携技』+15 (連携相手不在のため今回は使用不可)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り0回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
・『代償の刃』使用時、戦闘を強制終了して勝利。ただし代償を支払う
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/18(土) 18:57:03.65 ID:bsTUjyqWO
代償の刃
77 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/18(土) 19:09:04.46 ID:IO1EPIFlO
◆何を捧げる?安価下1
1色
2熱
3声
◆誰が捧げる?コンマ下2
01-10サーシャ
11-20リーゼリット
21-30アインズ
31-40アモ
41-00 ガイ
◆捧げる程度は?コンマ下3
数字が00に近いほど代償は重い
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/18(土) 19:10:31.78 ID:CYGL/VvKo
ヒェッ
2
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/18(土) 19:14:55.23 ID:kAOvfFJHo
あ
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/18(土) 19:23:47.45 ID:T4ckAjWIO
う
81 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/18(土) 23:34:27.43 ID:dc50eNgkO
◆代償の刃を使用しました【勝利?】
ガイ(!?なんだ、身体が、勝手に──)ガクン……
ビャクヤ「ふふっ……どうやら立つのもやっとのようですね。神器を持とうとも、使い手がその程度では何も変わらない」ビュンッ
刀を胸に突き刺されるガイ「」ザクッ……
イクセ「あっ……」
リュウトウ「ガイ殿!!!」
ビャクヤ「このまま虚属性の魔法で消し去ってあげますよ!」
刀を刃ごと掴むガイ「」ガシッ!
ビャクヤ「!?」
ガイ?『──やはり、"オレ"には何も救えない。だからせめて、これ以上壊れる前に……終わらせる』ニヤッ
代償の刃「」スラッ……
ビャクヤ「何を──」
イクセ「ガイさん……?」
ガイから漏れ出す黒い瘴気「」ズスズ……
リュウトウ「これは……尋常の気配ではないぞ……!」ゾクッ
イヨ「い、異質すぎる……!こんなの、見たこと──」
ガイ?『──代償の刃よ。我が欠片を喰らい、願いを叶えよ』
黒い瘴気「」ゴウッ!!!
代償の刃『よかろう。熱をいただくぞ──ただし、別の者からだがな』
ガイ?『構わない。持っていけ』
◇
静止する世界「」ピタッ……
ビャクヤ「世界が、止まっ──」
代償の刃から伸びる無数の手「」ズズズ……
ビャクヤ(う、動けない!?)
ビャクヤへ伸びる無数の手「」ズルル──
ガシッ!ガシガシガシッ!
ブチッ ブチブチブチィッ!!!
ビャクヤ「あっ、が……あああああああっ!!!」
◇
四肢が千切れたビャクヤ「ハァッ、ハァッ……こんな、筈では……」ビチャビチャ……
ビャクヤ「まだ朝廷は……将軍は、生き……て……」グッ……
ビャクヤ「こんな……終わりは、認め、ない……認め……ん……」ガクッ
イヨ「……」
リュウトウ「──っ!?ガイ殿、無事か!?」
所々燃えたガイ「」メラメラ……
ドサッ……
イクセ「な、なんで燃えて……?そ、それより早くなんとかしないと!──」
◆
82 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/18(土) 23:34:53.96 ID:dc50eNgkO
ーートウゲン城 城門
アインズ「!」ゾクッ……
アインズ「この感覚……また代償の刃を使ったな、ガイ……!」
◇
静止した世界「」ピタッ……
アインズ「これは──」
アインズの方へ近づく黒い人影「」ユラユラ……
アインズ「こっちへ来る……」グッ
アインズ「動けん……!」グググッ……
手を伸ばす黒い人影「」スッ
アインズ「やめろ!」
アインズの身体に入っていく黒い人影の腕「」ズブ……
アインズ「!!!」
黒い人影『──代償をいただく』ズブブ……
アインズ「っ……な、にを……?」
神々しい光「」パァァァ──
太陽のように輝いた女性?『……すべてを奪う必要はないでしょう。願いを叶えるに足る大半は、わたくしが与えます』スタッ
黒い人影『繧「繝槭ユ繝ゥ繧ケ……』
太陽のように輝いた女性?「竜の子よ。怯える必要はありません……本来これは、貴女が負うべき代償ではないのですから」
アインズ「これは……ガイが払うはずだった代償か……!?」
腕を引き抜く黒い人影「元が誰であれ、代償は代償。たしかに受け取った」ズルッ……
消えていく黒い人影「」スゥゥゥ──
アインズ「待て、お前たちは一体──」
太陽のように輝いた女性?「わたくしは繧「繝槭ユ繝ゥ繧ケ……この地を見守る神の1人──今回は様々な条件が重なったので、力添えをさせてもらいました。次はありません。この奇跡を当然と思わぬことです」
強まる神々しい光「」パァァァ──
アインズ「くっ!」
◆
⭐︎アインズが払う代償は肩代わりされました。
83 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/19(日) 00:26:03.91 ID:5yTt7SodO
サーシャ(その後、ビャクヤの死亡を知った敵の勢力はすぐに全員が降伏、抵抗もせずに朝廷に投降した)
サーシャ(街の方でも何か引き起こそうとしてたみたいだけど、グレイグさん達がどうにかして止めてくれてたみたい。だから、被害は城の中だけで収まった……って言っていいのかな?)
サーシャ(それから、将軍様とイクセさんに、イヨさん達は無事だった。怪我はしてたけど、治療すれば治るようなもので良かった)
サーシャ(城でビャクヤの部下の兵士を止めてる最中に、一瞬変な感覚を感じたんだけど……アインズが言うにはおそらく、そのときにガイが代償の刃を使ったということ。何を捧げたか聞き出そうにもガイはここ数日、目を覚まさない)
サーシャ(……ひとまず、オノゴロでの戦いは終わった。けど、どうにもスッキリしないというか、後味がよくないような……)
ーートウゲン城 客間
眠ったままのガイ「」スゥ……
椅子に座るサーシャ「……」ギュッ
サーシャ(勝った、はずなんだよね)
サーシャ(キキョウさんの繰り返しは止まった。ビャクヤも、もういない。姫巫女様も将軍様も無事で……街も守れた)
サーシャ(それなのに、こうしてガイが起きないままだと……全部なかったことみたいに感じる)
アモ「サーシャちゃん、まだここにいたんだ」ガチャ……
サーシャ「……うん」
アモ「お茶、持ってきたよ。冷めちゃってるかもしれないけど……」コト
サーシャ「ありがとう」
アモ「ガイ、まだ起きない?」
サーシャ「全然。呼びかけても、揺らしても、ぜんぶ駄目」
俯くサーシャ「……また、こういうの嫌だな」
アモ「……」
84 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/19(日) 00:26:35.65 ID:5yTt7SodO
サーシャ「ガイが無茶するのは今に始まったことじゃない。分かってたし、止めきれなかった私も悪い。でも、何を捧げたかも分からないまま寝てるのを見てると……」
サーシャ「すごく、やだ」
アモ「うん……私も」
シーン……
アモ「アインズさんは?」
サーシャ「城門の見回り。自分は平気だって言ってたけど、たぶん無理してる……イヨさん達も、今は後始末で動いてる」
アモ「そっか……」
眠るガイ「」スゥ……
ガイの顔を覗き込むサーシャ「……ねえ、ガイ。ガイが……起きてくれないと困るよ」
ガイの指「」ピク……
サーシャ「!」
アモ「えっ?」
サーシャ「今、動いた……!」
ガイ「……ぅ……」
サーシャ「ガイ!?」
アモ「ガイ!」
ガイ「……ここ、は……」
サーシャ「よかった……!」ガバッ
ギュッ……
サーシャ「ほんとに、よかった……!」
ガイ「っ……近い……」
ガイ「……ビャクヤは」
アモ「倒したよ、ガイが。キキョウさんの繰り返しも止まった。街も守れた」
ガイ「……そうか」
サーシャ「そうか、じゃないよ。何を捧げたの。代償の刃、使ったんでしょ?」ジッ
ガイ「……」
アモ「ガイ?」
ガイ「……わからない」
サーシャ「え?」
ガイ「何かを失った感覚を……感じられないんだ」
アモ「そんな……」
サーシャ「……じゃあ、確かめていこう」
ガイ「?」
サーシャ「一個ずつ。何が残ってて、何が無くなったのか……今度は、私達も一緒に見るから」
ガイ「……ああ」
アモ「うん。もう一人で抱え込ませないよ」
窓の外から差し込む朝の光「」キラキラ……
◆
85 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/19(日) 00:27:01.42 ID:5yTt7SodO
キキョウ「……入っても、いい?」ヒョコッ
サーシャ「あ、キキョウさん」
アモ「どうぞ」
スタスタ……
キキョウ「……起きたんだ」
ガイ「ああ……今、さっきな」
キキョウ「……そっか」
サーシャ「キキョウさん?」
キキョウ「……ごめん。ちょっと、まだ実感がなくて」
ガイ「実感?」
キキョウ「うん。昨日の夜が終わって、朝が来て……昼が来て、夕方になって……また夜になっても、何も巻き戻らなかった」
キキョウ「怖くて、ほとんど眠れなかったよ。目を閉じて、次に開いたら……また最初からなんじゃないかって」
アモ「……」
キキョウ「でも、今日はちゃんと昨日の続きだった。ビャクヤは死んでいて、将軍様も姫巫女様も生きてて、城も残ってて……みんな、ちゃんと“明日”に進んでた」
小さく震えるキキョウの肩「」フル……
キキョウ「だから……たぶん、本当に終わったんだと思う……私の繰り返しは、ここで……」
口元を押さえるキキョウ「ようやく……終わったんだ……!」ポロポロ……
サーシャ「キキョウさん……」
キキョウ「ごめん、変だよね……止めたいってずっと願ってたのに、いざ終わったら、安心より先に“次もあるんじゃないか”って考えちゃって……」
ガイ「……無理もない。何度も同じ光景を見てきたんだ。すぐに信じ切れなくても、おかしくはない」
キキョウ「……そう、かな」
ガイ「ああ。少なくとも俺は、今ここにいる。お前もみんなも、無事だ。それだけでも、前とは違う」
キキョウ「……うん」
アモ「街の方も落ち着いてきてるよ。反朝廷勢力も、ビャクヤ兵も、ほとんどが投降したし」
サーシャ「グレイグさん達も無事みたい。まだ後始末は続いてるけど……最悪の形じゃなくて済んだ」
キキョウ「そっか……本当に、みんなが繋いでくれたんだね」
キキョウ(終わった……あの悪夢みたいな繰り返しは、たしかにここで終わった)
キキョウ(だから今度は、この続きの時間を生きていく)
86 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/19(日) 00:27:34.92 ID:5yTt7SodO
ーーココロイシ道具店
メルル「あー、ガイ君だぁ!ようやく起きたんだねェ!」ピョンッ ガバッ
抱きつかれるガイ「うぐっ」ギュッ
サララ「お姉ちゃん!ガイさんは病み上がりなんだからいきなり飛びついちゃ駄目でしょ!」
メルル「えー、そんなことないよねェ?サーシャちゃんにリーゼちゃんに、アインズさんに、アモちゃん!それに、将軍や太政大臣まで見舞いに来るような中で元気じゃない訳が──」
リーゼリット「元気かどうかと、抱きついていいかどうかは別問題だと思うけど……」
アインズ「まったく……元気なら何をしてもいいわけではないだろう」
アモ「でも、メルルさんが嬉しかったのは本当だと思うよ?」
メルル「そうそう!お姉さんは素直なだけなの!」
ガイ「……それを言うなら、せめて離れてからにしてくれ」
メルル「あっ、はいはい」パッ
サララ「もう……すみません、ガイさん」
ガイ「いや、気にしていない」
リーゼリット「気にしてないっていうか、言う前に押し切られてただけじゃ……」
サーシャ「それは私も思った」
アモ「あはは……」
◇
メルル「それにしても、本当に大変だったよねェ。オノゴロの街まで巻き込んだ大騒ぎになるかと思ったけど、なんとか収まってくれてよかったよ」
サララ「うん……城の方も街の方も、少しずつ落ち着いてきてるし」
リーゼリット「被害がゼロって訳じゃないけどね……それでも、キキョウさんの話を聞いてた時に想像してた最悪よりは、ずっとマシだったと思う」
サーシャ「……うん」
ガイ「……」
アモ「でも、結局……ネオデロデロ教も、ビャクヤさんも……何がしたかったんだろうね」
腕を組むメルル「うーん……ビャクヤの方は、わりと分かりやすいんじゃない?朝廷への復讐と、この国の形をひっくり返すこと。あの人なりの“正しい国”ってやつを作りたかったんでしょ」
ガイ「……復讐か」
メルル「まあそうだろうねェ。朝廷に家族も何もかも奪われたって話だったし」
87 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/19(日) 00:28:05.26 ID:5yTt7SodO
リーゼリット「でも、それだけじゃ説明がつかない気もするんだよね。復讐だけなら、将軍様か姫巫女様の首を取れた時点で満足してもおかしくないのに……」
アインズ「うむ。壊した先に、新しい秩序を立てる気でいたのだろう。少なくとも、本人はな」
サララ「新しい秩序……」
アモ「この国を、今の形じゃないものにしたかった……ってこと?」
アインズ「そうだ。もっとも、その“新しい形”とやらが、どれほど多くの屍の上に成り立つものだったかは別だがな」
サーシャ「……結局、自分が正しいって信じたまま進んじゃったんだね」
メルル「ネオデロデロ教の方も、似たようなものじゃない?みんな何かしら苦しくて、辛くて、今のままじゃ嫌で……そこに“全部ひっくり返せば救われるかも”って話が転がってきた」
リーゼリット「世界めくれを起こしてまで、ね……」
サララ「普通じゃ考えられないですよ……」
ガイ「普通じゃなくなった連中だったんだろう。同じ願いを見てたわけじゃない。勝手な執着を、同じ名前で束ねてただけだ。」
アインズ「そして、その名目が“救い”や“変革”であればあるほど、本人たちは自分を止められなくなる……厄介極まりないな」
メルル「わかるゥ。ただの悪党なら“こいつ悪い奴!”で殴れば済むけど、“自分は世界を正してる”って顔してる奴は止めにくいんだよねェ」
リーゼリット「しかも本人が本気でそう思ってると、尚更ね……」
サーシャ「……でも、だからって許せるわけじゃないよ。苦しかったとか、辛かったとか、そういう理由で誰かを巻き込んで壊していいわけじゃない。ビャクヤも、ネオデロデロ教も、止めなきゃいけなかった」
ガイ「……ああ」
アモ「何がしたかったのかは考えられる。でも、止めるべきだったってことは変わらないよね」
サララ「……それでも、少しだけ」
サララ「少しだけ、かわいそうだなって思っちゃいました。だって、ああなるまで誰も止められなかったってことでもあるから」
シーン……
メルル「サララちゃん、優しいねェ」
サララ「優しいっていうか……もし、誰か一人でも違う言葉をかけてたら、違う終わり方もあったのかなって思っただけ」
ガイ「……あったかもしれないし、無かったかもしれない。だが、少なくとも俺たちが出会った時には、もう止まれないところまで行っていた」
リーゼリット「……うん」
アインズ「生き残った者にしか、終わった後の理由は考えられん。なら考えろ。だが、止めるべきだった事実は消えない」
サーシャ「それでも、考えないよりはいい気がする。次に似たような人がいた時、少しでも早く止められるかもしれないから」
アモ「……そうだね」
メルル「ま、ひとまず今回は勝ったんだし!難しい話はその辺で切り上げて、もうちょっと平和な話しようよォ!たとえば、ガイ君が倒れてる間に誰が何回来たか、とか!」
ガイ「やめろ」
リーゼリット「あ、それ私ちょっと気になるかも」
サーシャ「ちょっとリーゼ!?」
◆
88 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/19(日) 00:28:59.78 ID:5yTt7SodO
報告書の束「」パサッ……
ガイ(さて、これで報告書は書き終わりだな……次はニナの所へ行って飛空挺をどうするか話さなければ。このまま最後の光がある場所へ向かっても、ウォーターポートに一旦戻るのもアリだな……)
ガイ(それとも、もう少しこの国を見ていくべきか?なにかやり残したことは……あるのだろうか?)
◆安価下1
1ウォーターポートに帰ってから次の光の残滓の場所へ向かう
2このまま次の光の残滓の場所へ向かう
◆安価下2
1オノゴロをもう少し見て回る
2もう出発する
◆オノゴロに残る場合、安価下3-6
何をする?
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/19(日) 00:39:08.52 ID:ndZFsTA+0
1
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/19(日) 00:41:46.64 ID:TgFH/r31o
1 帰る前に挨拶ぐらいしてかないとね
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/19(日) 00:43:47.37 ID:wKcYZMzG0
グレイグと話しをする(
>>83
の街で何かあったか等)
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/19(日) 00:47:20.09 ID:ndZFsTA+0
フェルメール達の捜索
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/19(日) 00:48:24.64 ID:W1iKn+ETO
街の市場に「ライトキングザイル」「ポイズンフォックスアウル」のレアなコマを見付ける。
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/19(日) 00:49:41.22 ID:VyBhY+zhO
雪解けへお礼と挨拶をしにいく
95 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/19(日) 16:30:31.08 ID:gSMwaB5VO
ーートウゲン国政区
グレイグ「ようやくお目覚めかい。心配したんだぜ?」
魔族の護衛「ホントホント。アタシら、街の後始末しながらずっと待ってたんだからね?」
ガイ「そうか……グレイグ、俺たちが城で戦ってた間、こっちで何をしていたか教えてくれないか?」
グレイグ「ん?ああ、別に大したこたぁしてねぇよ。リハンに頼まれて、街の連中が暴徒化しねぇよう抑えてただけだ」
ガイ「暴徒化?」
魔族の護衛「城で戦が始まっただろ?あれで街の空気も一気に荒れたんだよ……“朝廷はもう終わりだ”とか、“姫巫女が死んだ”とか、そんなデマを流して煽る連中があっちこっちに湧いてね」
グレイグ「しかも、ただ騒ぐだけならまだマシだ。店を壊して回ろうとする馬鹿、火をつけようとする馬鹿、どさくさに紛れて略奪しようとする馬鹿……まあ、出るわ出るわって感じだったな」
ガイ「ネオデロデロ教か、反朝廷勢力の残党か……」
グレイグ「どっちもだろうよ。中には便乗しただけのクズもいたかもしれねぇがな……ま、そんなのはどうでもいい。街が燃えりゃ、勝とうが負けようが全部終わりだ」
サーシャ「……それを、リハンさんが止めるよう頼んだんだ」
グレイグ「ああ……相変わらず偉そうでムカつく言い方だったが……間違っちゃいなかった」
魔族の護衛「最初は酒場の辺りからだったよね。火のついた瓶を投げ込もうとしてた連中を、お頭がまとめてぶっ飛ばして止めてさ!」
グレイグ「話を盛るんじゃねぇ」
魔族の護衛「でも五、六人は一気に転がしてたじゃん」
グレイグ「……細かい数は覚えてねぇよ」
リーゼリット「あはは……なんか目に浮かぶかも」
アモ「それで、市民の人たちは?」
魔族の護衛「怯えてるだけの人らは、なるべく固めて避難させたよ。店の戸を閉めさせたり、子どもを奥に入れさせたりね……リハンが屋根の上から見てて、必要なところに指示を飛ばしてくれたんだ」
サーシャ「……意外。リハンさんってもっと……こう、自分で全部ぶっ壊しに行く人かと思ってたし」
グレイグ「まあ、見た目はそんな感じだよな、アイツは……」
ガイ「他には?」
グレイグ「“朝廷の倉庫を開けろ”とか喚いて、市民を煽ってた連中がいてな。あのまま放ってりゃ、群衆同士で押し合いになって死人が出てた」
魔族の護衛「だからアタシらで前と後ろを挟んで、煽ってた奴らだけ引きずり出したの。そうしたら、残ってた人らは案外すぐ冷静になってくれたよ」
アモ「よかった……」
グレイグ「よかった、で済む話じゃねぇ。少しズレてりゃ城じゃなく街の方が地獄になってた」
ガイ「……助かった。お前たちが止めてくれなかったら、俺たちが城で勝っても意味が無かった」
グレイグ「へっ、礼を言われるためにやったわけじゃねぇよ。気にすんな」
魔族の護衛「あと、お頭なんだかんだ街の連中に甘いし?」
グレイグ「余計なこと言うんじゃねぇ」
リーゼリット「でも、すごいよ。ちゃんと守ってたんだね」
グレイグ「守るっつーか……燃やされたら寝覚めが悪いだけだ。それに、城の方でお前らが命張ってるって分かってんのに、こっちが何もしねぇってのは、俺は気持ち悪くてな」
グレイグ「……で?起きたばっかのお前は、これからどうする気だ。まさか、まだ寝床から出て早々に働くとか言わねぇだろうな?」
ガイ(正直、みんなに止められてなかったら直ぐに探索に向かおうと思っていたとは言えないな)メソラシ
サーシャ「言いそう……」
アモ「うん、すごく言いそう……」
ガイ「そのつもりだったが、少し考え直す」
グレイグ「お、そうか」
魔族の護衛「明日は槍でも降るんじゃないの?」
ガイ「茶化すな」
グレイグ「ハハッ!まあ、少しくらい休め。街はまだ埃っぽいが、今すぐひっくり返るほど脆くはねぇよ」
ガイ「……ああ」
⭐︎グレイグたちと話しました。
96 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/19(日) 16:31:00.00 ID:gSMwaB5VO
ーーココロイシ道具店
スタスタ……
店の前で遊ぶ子どもたち「」ワイワイガヤガヤ
メルル「お、お帰りみんなー」ヒラヒラ
サーシャ「子どもたちには街の騒ぎなんて関係ないんだね。もうコマで遊んでる」
アモ「ふふっ……あれ?ねえ、アインズさんも混じってない?」
キィン!ボトッ……
アインズ「──ふふっ……今回も私の勝ちだな!さあ、次の相手は誰だ!?」
台の上で回るダークドラゴンセレスティア「」グルグル……
リーゼリット「お、大人気な……」
坊主頭の子ども「これで99連勝……誰も勝てねえのか……あの人に?」
ガイ「……アインズ、お前もすっかり馴染んでいるな」
鬼の子ども「あっ、ガイ兄ちゃん!」
アインズ「む、ガイか。お前も一戦やっていくか!?」キラキラ
ガイ「……病み上がりの人間に何をさせる気だ」
アインズ「安心しろ。ただの遊戯だ!」
坊主頭の子ども「ガイ兄ちゃん!やってくれよ!」
鬼の子ども「アインズ姉ちゃん、つよすぎんだよ!」
おかっぱ髪の幼女「勝ったら景品もらえるんだよ!」
ガイ「景品?」
サララ「勝ち抜いた数にあわせてコマをあげてるんです。アインズさんはずっと勝ってるから、もう選び放題なんですけど……」
アインズ「私は今ので十分だ」
ダークドラゴンセレスティアを見せるアインズ「それより、勝つか負けるかの方が大事だからな!」
メルル「完全に戦闘狂だァ……」
サーシャ「ちょっと違うけど、否定できない……」
ガイ「……ちなみに、アインズくらい連勝するとどんなコマが貰えるんだ?」
サララ「大人の人でもこれだけ連勝することなんてありませんから……インビジブルクロシュがあるならそれと交換できるくらいですよ。ウチで同じくらいの価値があるのは……こちらです!」スッ
ライトキングザイル「」
ポイズンフォックスアウル「」
坊主頭の子ども「デススターシリーズのライトキングザイルとポイズンフォックスアウルだ!」キラキラ
メルル「……なーんかフクザツな気分になる名前……」
二つのコマを見るガイ「」ジッ……
アインズ「どうした。気になるなら、勝って持っていけばいい……」
ダークドラゴンセレスティアを摘まむアインズ「」スッ
アインズ「──私を倒して、な」
坊主頭の子ども「おおーっ!」
鬼の子ども「やれやれー!」
おかっぱ髪の幼女「ガイ兄ちゃんがんばれー!」
子どもたち「」ワイワイガヤガヤ
メルル「うわァ、完全に流れ作られてる」
アモ「でも、ちょっと見たいかも……」
サーシャ「……うん、私も」
ガイ「お前たちまで何を言ってるんだ」
アインズ「まさか、怖じ気づいたわけではあるまい?」ニヤリ
ガイ「……わかった。少しだけだ。その代わり、勝ったらその二つを貰う」
アインズ「フッ……そう来なければな。行くぞ、ガイ!」
⭐︎ポイズンフォックスアウルとライトキングザイルを入手しました。
97 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/19(日) 16:31:28.24 ID:gSMwaB5VO
ーー旅館 雪解け
箒で庭を掃くトキワ「〜♪」ザッザッ
ガイ「……トキワ、元気そうで何よりだ」スタスタ
トキワ「──ガイさん!お目覚めになられたんたですね!それに、みなさん……今日はどうされたんですか?」
ガイ「すたれ村に行くついでに、礼を言いに来たんだ。あのとき、俺たちを助けてくれてありがとう」ペコリ
トキワ「うぇぇっ!?そんな、当たり前のことをしたまでです!頭を上げてください!」
サーシャ「いえ……でも、本当に助かりました。ちゃんとお礼を言いたかったんです」
アモ「はい。あの時、協力していただけて本当によかったです」
リーゼリット「私も!あの時は全然余裕なくて、ちゃんと挨拶できなかったから……」
アインズ「私からも礼を言おう。あの場でお前たちが引き受けてくれた役目は大きかった」
メルル「うんうん。雪解けの人たちは頼もしかったよねェ」
トキワ「み、みなさん揃ってそんな……!でも……そう言っていただけるのは、すごく嬉しいです」
ガラッ……
シズク「トキワさーん、表の片付け終わりまし……あっ!ガイさん!?みなさんも!?」
ガイ「ああ。少し顔を出しておこうと思ってな」
シズク「よかった……!お加減、大丈夫なんですか?」
ガイ「まだ本調子ではないが、動けないほどじゃない」
サーシャ「本当はもう少し休んでいてほしいんですけどね」
トキワ「ふふっ……なんだか安心しました。こうして皆さん揃ってお顔を見せてくださると、やっと落ち着いたんだなって思えます」
アモ「まだ後始末は残ってますけど……前みたいな張りつめ方はなくなりました」
トキワ「……本当に、お疲れさまでした」
シズク「……あ、そうだ!今日は常連の人からお菓子を沢山いただいたんですよ!よければ、お裾分けしてあげます!」
トキワ「あ、そうだね。これからすたれ村へ向かうんですよね?ここで食べていくならお茶を淹れますよ」
アモ「わ、いいんですか?」
サーシャ「ありがとうございます」
リーゼリット「うん……ちょっと休憩してから行こ?」
アインズ「うむ。すたれ村へ向かう前に、少し落ち着いていくのも悪くない」
メルル「どうする、ガイ君?」
ガイ「……全員そのつもりなら、そうするか」
シズク「それじゃあ、すぐ準備しますね!」
旅館の中へ駆けていくトキワとシズク「」タタタッ
メルル「いやぁ、平和っていいねェ」
ガイ「……ああ。そうだな」
⭐︎『雪解け』で休憩しました。
98 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/19(日) 16:32:39.06 ID:gSMwaB5VO
ーーすたれ村
トモスケ「えいっ!そりゃっ!」バッ
薙刀「」ザンッ!
イクセ「トモスケさん、また上達したんじゃないですか?」
岩の上に座るアウル「大分形になってきたが……まだまだ無駄な力みが多いね。実戦じゃすぐ息が上がる」
トモスケ「うぐっ……そこをなんとかするために振ってるんじゃないっスかぁ!」ブォンッ!
薙刀「」ブンッ!
ザッ……ザッ……
アウル「……なんだ、まだこの国にいたのかい?」チラ
イクセ「え?」クルッ
サーシャ「イクセさん、アウルさん!トモスケくん!」フリフリ
イクセ「──みなさん!ちょうどよかったです。今、トモスケさんの稽古を見ていたところだったんですよ。どうしてこちらに?」
ガイ「フェルメールとリュアンに声をかけてから出ようと思ってな」
トモスケ「おおっ、みなさん勢揃いっスね!ってことは、もう出発するんですか?」
ガイ「ああ。長居する理由もないからな」
イクセ「……そうですか。なんだか、みなさんが来てくれてからあっという間でした」
アモ「私もそんな感じするなぁ……でも、また会えますよね?」
アウル「会いたきゃ会えるだろうさ。この世界、広いようで案外狭いしね……とくに面倒事を抱えた連中同士は、妙によく再会する」
メルル「それは経験談?」
アウル「……さあね」
サーシャ「それで、フェルメールさんとリュアンさんは?」
トモスケ「あ、今は村の奥っス!さっきまでフェルメールさんが“こんな田舎に長居したら美が損なわれますわ!”とか言ってたんですけど、リュアンさんが“その割には朝から団子三本食べてたじゃないですか”って返してて……」
リーゼリット「あははっ……なんか想像つく……」
アウル「で?礼を言って、それで終わりかい」
ガイ「……何が言いたい」
アウル「別に」
アウル「ただ、お前らが出て行った後、この国が急に綺麗さっぱり片付くわけじゃない。ビャクヤが死んでも、残ったものは残る。泣く奴も、怒る奴も、行き場をなくす奴もね」
イクセ「……はい。残ったものがあるなら、今度は私たちが向き合っていかないといけませんから」
トモスケ「オレもっス!まだ弱いけど……いつか胸張って、“ここは任せてください”って言えるくらいにはなるっス!」
アウル「言うだけならタダだね」
トモスケ「むぅ……」
ガイ「……なら、その時まで生きてろ。死んだら、強くなるも何もない」
トモスケ「っス!ちゃんと生き残って、次に会った時にはガイさん驚かせるくらい強くなってみせるっス!」
メルル「おー、言うねェ」
サーシャ「負けてられないかも」
アモ「ふふっ……」
イクセ「……みなさん。本当に、ありがとうございました。みなさんがいなかったら、きっと私は今ここに立てていません」
リーゼリット「そんなの、お互いさまだよ」
アインズ「うむ。礼を言うのはまだ早い。お前たちはこれから先を生きねばならんのだからな」
アウル「ま、そういうこと。別れってのは長引くほど面倒になる。トモスケ、2人を連れてきてくれ」
トモスケ「はい!」タタッ
◆
99 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/19(日) 16:33:59.54 ID:gSMwaB5VO
フェルメール「みなさま、ご無事でしたか!」
リュアン「話はアウルさん伝で聞きました。」
ガイ「ああ。2人も無事だったか……」
フェルメール「いいえ……あなた方とも一緒じゃない、ということは……ラルフは……」
ガイ「……すまない」
リュアン「……やはり、そうでしたか」
フェルメール「……」
ガイ「……手紙には、お前たちを助けてやってくれと書いてあった。自分のことは一言も書かずにな」
フェルメール「……あの男らしいですわね。自分のこととなると、急に雑になるのですから」
リュアン「ええ……私たちを逃がすために、最後まで時間を稼ごうとしたのでしょう」
フェルメール「ガイ、あなたが謝ることではありませんわ。ラルフは、自分でそうすると決めたのでしょう?なら、それはあの男の選んだ結末ですわ……」
サーシャ「……」
フェルメール「……本当に、間の悪い男ですこと」
リュアン「……それでも、最後まで私たちを生かす方を選んでくれた。それだけは……誇っていいと思っています」
リーゼリット「うん……」
ガイ「……ああ」
周りを見るフェルメール「ですから……」
フェルメール「みなさまがこうして生きて、ここまで来てくださったことには感謝しますわ。手紙を無視してもよかったはずなのに、来てくださったのでしょう?」
ガイ「……放ってはおけなかっただけだ」
フェルメール「ふふっ……ラルフがあなたを信頼していた理由、少しだけわかる気がしますわ」
アインズ「……ネオデロデロ教の骨幹は壊滅した。街には戻らないのか?」
フェルメール「まだ顔も割れておりますし、もう少しほとぼりが冷めるまでは此方でお世話になりますわ。記憶操作をすれば元に戻るのは造作もないんですが……この魔法、あまり使いたくないんですの」
リュアン「私も……もう、元のデロデロ教が残っているかはわかりませんが、ミュージアに戻るのはもう少し経ってからにします」
フェルメール「ええっ!ずっと一緒に居てくれないのですか!?」
リュアン「……お気持ちは嬉しいです。でも、いつかは自分の足で戻って、残った人たちと向き合わないといけませんから」
リーゼリット「……もし、2人がよければなんですけど……暗黒館の方で保護してもらう、っていうのはどうですか?」
リュアン「暗黒館の下で……?」
アモ「2人とも、ネオデロデロ教じゃなくて普通のデロデロ教の人だから、事情を話せばきっと受け入れてもらえると思います」
フェルメール「まあ!それは魅力的なお話ですわね。わたくしほど有能で可憐な導師を保護できる機会など、そうそうありませんもの!」
リュアン「そこはともかくとして……身を寄せる先があるのは、正直ありがたいです」
アインズ「少なくとも、このまま曖昧な隠れ家暮らしを続けるよりはいいだろう」
リーゼリット「うん。フェルメールさんの魔法も、リュアンさんの知識も、きっと無駄にならないと思うし」
ガイ「……決めるのはお前たちだ。無理にとは言わない」
フェルメール「ふふっ……では、前向きに検討させていただきますわ」
リュアン「はい。もう少し落ち着いたら、その話も真剣に考えさせてください」
リーゼリット「それなら話しておくので、もし気持ちの整理がついて、オノゴロを出ることに決めたら、街にいるグレイグさんに声をかけてください」
リュアン「ありがとうございます」ペコリ
100 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/19(日) 16:34:28.61 ID:gSMwaB5VO
リュアン「そうだ、フェルメールさん!お願いがあるんですけど……以前、ガイの記憶を取り戻すのは難しいと話していましたけど、今ならできたりしませんか?」
フェルメール「ああ、そうでしたそうでした!さあ、ガイさん、こちらへ来てください!」
ガイ「……今ならできるのか?」
フェルメール「“完全に元通り”とまでは保証できませんわ。ですが、以前のように私の魔法が他の大勢の記憶に連なっている状況ではありませんもの。浅いところをなぞる程度なら、試す価値はありますわ」
アインズ「……大丈夫か、ガイ」
サーシャ「嫌ならやめてもいいんだよ」
アモ「うん。思い出すことだけが正解ってわけでもないし……」
ガイ「……やってく──」
ドクン……
◆警告
『代償で失ったものを再び得るのであれば、その穴を埋めるために別の何かを失うことになる』
『その覚悟はあるか?』
◆先取3票
1ある
2ない
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/19(日) 16:35:46.88 ID:kQqFbzrkO
1
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/19(日) 16:45:49.14 ID:qBuwAjXm0
2
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/19(日) 17:35:03.46 ID:HBES9Usuo
1
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/19(日) 20:01:50.52 ID:KlySWWlkO
3票か
1
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/19(日) 20:26:41.59 ID:wmJrHO51O
記憶の代わりに感覚か体の一部どちらかが失う事になるのか
106 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/19(日) 22:57:23.57 ID:EahyrVyGO
ガイ(……ある)
ドクン……
ガイ(失ったものを、失ったままにして進むのはもう限界だ。一つでも取り戻せるのなら……取り戻したい。何を喰われるにせよ……今の俺は、知らないまま進みたくない)
ドクン……
ガイ(来い。代償でもなんでも、受けて立つ)
ガイ「……頼む。やってくれ」
サーシャ「ガイ……」
アモ「……うん」
ガイの額に触れるフェルメール「承知しましたわ……では、目を閉じて。抵抗しないこと」ピトッ
目を閉じるガイ「……ああ」
◇
ラルフ『ははは!こりゃまたこっぴどい罠にやられたもんだな!死ぬようなモンじゃなくてラッキーだったな!』
ゴミだらけのガイ『……笑ってないで助けてくれよ、ラルフさん』
◇
ロヴィア『……ねぇ、ガイ。私たち、また会えるよね?』
ガイ『ああ。死ななければ、な』
ロヴィア『ふふっ……縁起でもないね。でも、ガイは何があってもしぶとく生き残りそうな気がするよ』
ガイ『なんだそれは……まあ、よほどのことが無ければまた会える。この国にはいるんだろう?なら、会う機会はいくらでもある』
ロヴィア『そっか……じゃあ、また会おうね!約束だよ!』
ガイ『ああ……約束だ』
◇
アモ『うん、だからちょっと興味わいちゃった。ねぇ、名前は?』
サーシャ『あ、私はサーシャ!よろしくね、新顔さん』
リーゼリット『……はじめまして、ガイさん?でいいんだよね?』
◇
107 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/19(日) 22:58:56.20 ID:EahyrVyGO
膝から崩れ落ちるガイ「思い……出した……」ガクッ
メルル「わっ……ガイ君、大丈夫!?」
サーシャ「ガイ……思い出せたの!?」
ガイ「俺は……俺は、なんてことを………っ!」グッ
リュアン「……ガイさん。何が見えたんですか?」
頭を押さえるガイ「俺は……ロヴィアを……あんなにも簡単に、殺してしまった……!」
ガイ「うっ……ぐっ……そんな……」ポロポロ……
アモ「ガイ……」
ガイ「ラルフといた時間も、ロヴィアと交わした約束も……忘れていいものじゃなかった……なのに、俺は……俺は……っ!!!」ポロポロ
アインズ「落ち着け……今は息を整えろ。思い出したばかりの記憶に呑まれるな」スッ
ガイ「だが……っ!俺は、あいつにまた会うと約束して……それでも……!」ポロポロ
地面を叩くガイ「ロヴィアだけじゃない……!リーナも、ホロウも……テルグレースだって!記憶を失っていたときの俺は!殺すことに躊躇がなかった!!!」ガンッ
リーゼリット「ガイ……」
ガイ「思い出したら、全部繋がった……!俺は何も知らなかったんじゃない……知らないまま、何人も殺してて、それを仕方なかったで済ませてたんだ……!」
アモ「それは違うよ!」
ガイ「違わない!」
ガイ「知らなかったからって、やったことが消えるわけじゃない!ロヴィアは……俺にとって、もっと特別な相手だった……それを思い出した今なら、なおさら……!」
静かに目を伏せるリュアン「……」スッ
ガイ「だが、俺は……!」
アインズ「“だが”ではない」
アインズ「記憶を失っていた最近のお前が、躊躇なく斬ったというのなら……それは、その時のお前がそうするしかない場所に立っていたということでもある」
ガイ「……っ」
サーシャ「うん……私、全部は知らない。でも……少なくとも今のガイは、“殺したこと”を軽く見てるわけじゃない。思い出したから苦しいんでしょ?だったら、ちゃんと人として苦しめてるってことだよ」
ガイ「そんな慰めで……」
サーシャ「慰めじゃないよ」
サーシャ「何も感じないまま開き直ってるなら、私だってこんなこと言わない。でも、今のガイは違う」
アモ「……うん。思い出したからこそ、見えたものがあるんだよね?それが苦しいなら……今度は、その苦しさごと私たちに見せてよ。一人で抱え込んで、自分だけで決めないで」
リーゼリット「そうだよ……殺した人たちのこと……今ここで全部に答えを出せるわけじゃないでしょ。だったらせめて、“自分は最悪だ”って結論だけ先に出すのはやめようよ」
リュアン「……ガイさん。思い出した記憶が本物であっても、その時の事情まで今ここで断じるのは危険です。記憶は戻っても、理解は一度に追いつきませんから」
フェルメール「ええ、その通りですわ。今のあなた、断片と感情が一気に繋がっているだけで、整理までは済んでいませんの。“思い出した”ことと、“受け止めきれる”ことは別ですわよ」
力なく項垂れるガイ「……受け止めきれる、わけがない」
ガイの手に触れるサーシャ「……それでも」スッ
サーシャ「それでも、今ここで一人で壊れられる方が困るよ。ガイが背負うものを軽くするなんて言えない。けど……背負い方くらいは、一緒に考えさせて」
アモ「私も」
リーゼリット「私も」
アインズ「私もだ。お前が思い出したものの重さは消えん。だが、それを抱えて立つための手足になることくらいはできる」
ガイ「……卑怯だな。そんなふうに言われたら……一人で勝手に沈むことすらできないじゃないか……」
ガイ「……ああ……少し、時間をくれ。思い出したものを……今の俺の中で、ちゃんと繋げ直したい」
フェルメール「好きになさいな。ただし、壊れるところまでは許しませんわよ。せっかく戻したのですから」
メルル「……今のはいいこと言ってる風だけど、結構雑だねェ」
フェルメール「雑ではありませんわ。導師としての気遣いですの」
サーシャ「ふふっ……」
108 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/19(日) 22:59:22.23 ID:EahyrVyGO
ドクン……
ガイ「……!」
アインズ「この感覚は……!?」ゾクッ
ガイ「一体、何が──」
◇
静止する世界「」ピタッ……
サーシャ「」
アモ「」
リーゼリット「」
アインズ「」
メルル「」
フェルメール「」
リュアン「」
ガイ「っ……!」
代償の刃から現れる黒い人影「」ズル……
ガイ「やめろ……!」
黒い人影「」ユラ……
黒い人影『──埋まったな』
ガイ「……っ」
黒い人影『失ったものを取り戻した。空いた穴は別のもので埋め合わされる』
ガイ「別のものだと!?……待て!俺から取れ!記憶でも寿命でも何でもいい!そいつらには触るな!」
黒い人影『決めるのは主人ではない』スッ
ガイ「やめろおおおっ!!!」
黒い人影から伸びる無数の手「」ズズズ……
サーシャを貫く黒い腕「」ピタッ
リーゼリットを貫く黒い腕「」ピタッ
アインズを貫く黒い腕「」ピタッ
アモを貫く黒い腕「」ピタッ
ガイ「ダメだ……よせ!やめろ、やめてくれ!」
メルルに触れる黒い腕「」ソッ
フェルメールに触れる黒い腕「」ソッ
リュアンに触れる黒い腕「」ソッ
ガイ「やめろ……そいつらは関係ないだろうが!!!」
黒い人影『関係はある。主人が今ここに在ることを、知っている者たちだ』
ガイ「……っ!」
黒い人影『代償は──主人に関する記憶だ』クイッ
引き抜かれるそれぞれの黒い腕「」ズルッ!!!
ズルッ…… ズルルル……
ガイ「サーシャ!アモ!リーゼ!アインズ!」
黒い人影「──たしかに、いただいたぞ」スゥゥゥ──
ガイ「そんな……」
動き出す世界「」グググッ……
ゴオオオオオオ──
◇
109 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/19(日) 23:18:18.68 ID:TQc/BAWnO
サーシャ「っ……!?」ヨロッ
アモ「え……?」クラッ
リーゼリット「な、に……今の……」フラッ
アインズ「……!」バッ
メルル「うわっ!?い、今なんか変なの見えなかった!?」ビクッ
額を抑えるフェルメール「頭が……」
リュアン「……っ、これは……?」
ガイ「みんな……なんとも、ないのか?」
サーシャ「はい……ちょっと変な感じはしますけど。それと……申し訳ないんですけど……」
サーシャ「あなたは、誰ですか?」
手で顔を覆うガイ「……はっ、ははっ……」
ガイ「ははははははははっ!!!」
リーゼリット「うわっ……急に笑い出して、大丈夫なの、この人……?」
メルル「いや大丈夫じゃないでしょォ!?なんか完全に壊れかけてるんだけど!?」
アインズ「……おい。何者だ、貴様」
ガイ「ははっ……何者、か……逆に教えてくれ。誰にも覚えられていない俺は一体、何者なんだ?」
サーシャ「……?」
ガイ「もう、いい……いいんだ……俺のことは……放っておいてくれ」
アモ「それは……なんだか、余計に放っておけない言い方なんだけど……」
リーゼリット「う、うん……知らない人のはずなのに、今の聞いたらすごく後味悪いっていうか……」
メルル「っていうか、壊れかけの人が“放っておいて”って言う時ほど信用しちゃ駄目なやつでしょォ」
アインズ「同感だ。貴様、自分で歩ける状態か?」
ガイ「話して……どうなる。聞いたって、お前たちは……何も思い出せない……」
メルル「今ここで困ってる人がいるってだけで、助ける理由としては十分でしょォ」
フェルメール「ええ。事情はさっぱりですが、少なくとも異常が起きているのは確かですわ。そんな人を放っておいたら、後で寝覚めが悪すぎますもの」
リュアン「まずは落ち着ける場所へ移した方がいいですね。ここで立ち話を続ける状況ではありません」
アインズ「なら決まりだ。ひとまず連れて帰る。貴様に拒否権はない」
ガイ「……勝手だな」
アインズ「知らん。今の貴様を一人で歩かせる方がよほど面倒だ」
サーシャ「ひとまず暗黒館まで連れて帰ろうか。あそこなら落ち着けるし……」
アモ「うん。部屋もあるから、落ち着いて話も聞けると思うよ」
リーゼリット「賛成……この人、今にもどこか行っちゃいそうだし……」
メルル「じゃ、決まりだねェ。私も付いてくよ!」
ガイ「……」クラッ
ドサッ……
◆
110 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/19(日) 23:50:38.81 ID:TQc/BAWnO
ーー暗黒館2F 幹部宿泊部屋
ガイ「……」パチッ
机に突っ伏したテル「ぐおー……すぴー……」zzz
ガイ「…….戻ってきたのか」モソッ
テル「んぅ……?」パチッ
ガイ「……テル」
テル「っ……!?が、ガイ君!大丈夫!?」ガバッ
ガイ「ああ……身体の面は問題ない──待て、テル。俺のことがわかるのか!?」
テル「当たり前でしょ!?オノゴロから帰ってきたっていうから、会いにきてみれば、なんかみんなの様子が変だったし……私までおかしくなったのかと思ったんだから!」
ガイ「テル……!」ギュッ
テル「わぁ!?///ちょ、ちょっとガイ君!?」
ガイ「……よかった……本当に、よかった……」
テル「……何があったの?」
ガイ「……ああ、すまない。俺が記憶を取り戻した代わりに、その場にいた全員が……俺に関する記憶を失った」
テル「……は?」
ガイ「サーシャも、アモも、リーゼも、アインズも……フェルメールとリュアンという奴もだ。俺を見ても、誰だか分からなかった」
テル「な、なにそれ……」
ガイ「代償の刃だ。今さら反則も何もない…….記憶を取り戻した瞬間に、今を全部持っていかれた」
テル「じゃあ、みんな変だったのって……」
ガイ「ああ。俺のことを完全に忘れてしまっている」
テル「でも……私は覚えてるよ。ガイ君はガイ君。無茶して、変なところで優しくて、黙って一人で抱え込む、あのガイ君」
ガイ「……最後の方は余計だな」
テル「余計じゃないですー。というか、それ大事だから。今もそうやって一人で全部飲み込もうとしてるでしょ?」
視線を逸らすガイ「……」スッ……
テル「はい、こっち向く」
両手でガイの頬を挟むテル「」ムニッ
ガイ「むぐ……」
テル「よし!今この瞬間、ガイ君のことをちゃんと覚えてる人が一人いる。だから、もう“終わりだ”みたいな顔しないで」
ガイ「……簡単に言ってくれる。ちなみに、俺たちが帰って来てから何日経った?」
テル「ガイ君達が帰ってきたのは昨日だよ。帰ってきた時点で、みんなもう変だった」
ガイ「……そうか」
テル「最初は、オノゴロで何かあってみんな疲れてるだけかと思ったんだけどね。でも、ガイ君の部屋に来たら誰も“ガイ君の部屋”って認識してなくてさ。そこで、さすがにおかしいってなった」
ガイ「……」
テル「で、あたしが話を聞いて、ひとまずここで寝かせたの。サーシャちゃん達も、混乱してたよ。知らないはずなのに放っておけないって顔してた」
ガイ「……ああ。覚えていないのに、あいつらは俺を連れて帰った」
テル「それが答えじゃない?記憶は消えても、積み上げたものまで全部は消えてないってこと」
ガイ「……都合のいい解釈だな」
テル「都合がいいなら、なおさら採用しときなよ。少なくとも全部終わったって決めつけるよりはマシでしょ。さ、まだ夜だし寝直しなよ。沢山寝ていたとはいえ──」
ガイ「……テル」
テル「ん?」
ガイ「覚えていてくれて、ありがとう」
テル「……ふふん。どういたしまして」
◆
111 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/04/19(日) 23:52:19.15 ID:TQc/BAWnO
本日はここまでです。
ガイは無事に記憶を取り戻せたようです。よかったですね。
それでは、また。
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/19(日) 23:54:25.81 ID:HBES9Usuo
乙
思い出はまた作ればいい
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