【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 III

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322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/10(日) 19:52:48.22 ID:SgWrBZZ/O
ガイ セイラ以外のゴーレム、ポーラー達と会ったので会話をする
323 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/10(日) 22:41:30.37 ID:wxczfiQgO
ーークロシュヴァリエ号 船室

インク入りの瓶「」コト……

イーリン「……」

イーリン(サーシャ様、リーゼリット様、アモ……)

イーリン(みんな、ガイ様に関わる記憶を失っている……不用意に書けば、かえって混乱させてしまうでしょうね……)

ペンを握るイーリン「」スッ……

イーリン「……今、伝えるべきことだけを」

サラサラ……



サーシャ様へ
ラティア・ヘイヴンに到着してから、数日が経ちました。ここは空に浮かぶ古い国で、戦いの傷跡と、それでも日々を続けようとする方々が残っています。ダークヒーロー一行と交流のあった方々とも出会いました。現在、私たちは世界樹の光の残滓を探しながら、島に迫る複数の脅威への対策を進めています。
ガイ様も任務に同行されています。この名に、今のサーシャ様がどれほどの感情を抱かれるのか、私には分かりません。

ですが、少なくとも彼は、世界めくれを止めるために前へ進んでいます。そして、無茶をしがちな方です。サーシャ様ならば、きっと強く叱ってくださったのでしょう。今は私が、できる限り目を配ります。
無事に戻れたら、ラティア・ヘイヴンであったことをお話ししますね。



リーゼリット様へ

ラティア・ヘイヴンの現状について、簡単に共有いたします。現在確認されている脅威は、黒いローブの男、ベッサラビア、フローディアとエリザベートという者たちです。また、島の地下には反重力機構、疑似星脈、旧封印区画など、破壊されれば島全体に影響が出る重要施設が複数存在します。
リーゼリット様であれば、狙撃点や退避経路、敵の侵入角度などをより的確に見抜かれるのでしょう。こちらでも可能な限り記録を残し、状況を整理しておきます。

万が一、私達が失敗した際は、あなた方に後を託すことになるかもしれません。

なお、ガイ様も同行中です。この名前について、今のリーゼリット様が覚えていないことは承知しています。ですが、任務上の重要人物として、念のため記しておきます。



アモへ

元気にしてる?あなたのことだから、そんなに心配はしていないけど。こっちは今のところ順調よ。

空妖精の方々はとても賑やかで、ゴーレムの方々は誠実でね。テルさんは相変わらずお酒に弱くて、アトニスさんは文句を言いながらも周囲をよく見てくれてる。
アインズさんも落ち着いて見えるけど、記憶の件もあって、まだ少し距離を測っているようにも感じるわ。

アモが、今ガイさんのことをどれだけ覚えているのかは分からないけど、ガイさんは無事よ。

いつか何かを思い出す日が来るかもしれないし、思い出せなくても、今の事実として伝えておきたいから書いておくわ。
ガイさんは、世界めくれを止めるために戦っている。疲れているようにも見えるけれど、それでも前を向いているわ。だから、私もできる限り支えるつもり。

戻ったら、暗黒館でまた話しましょう。
その時は、土産話も増えてると思うわ。

どうか、身体に気をつけて。



イーリン「……」
三通の手紙「」トントン

イーリン「……書けませんね。ガイ様と皆様が、どれほど互いを支え合ってきたのか」

イーリン「今それを書けば、ただの知らない過去を押しつけるだけになる……難しいものですね。記憶というのは」

⭐︎イーリンはサーシャ、リーゼリット、アモへ手紙を書きました。
324 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/10(日) 22:42:20.43 ID:wxczfiQgO
ーー廃都 市場

妖精のわたあめ屋「まいどあり〜」

わたあめ「」ポンッ

アトニス「んむ……甘くて美味い。暗黒館のバーテンダーが作るプリンが至高だが、これもいけるな」

アインズ「……朝から甘味か」

アトニス「糖分は大事だぞ。可愛いボクの輝きを保つためにもな」

アインズ「……そういうものなのか?」

リルル「甘味!市場!つまり商機!」ピューン

アトニス「うわっ……なんだ、リルルか」

リルル「なんだとは失礼な!……まあいいや。ところで、二人とも暇?」

アインズ「見回りの途中だ」

わたあめを食べるアトニス「見ての通り、暇ではない」モグモグ

リルル「じゃあちょうどいいね!見回りついでに食料調達しよう!」

アトニス「どうしてそうなる。話を聞いていたのか?」モグモグ

リルル「島の人たちから聞いたんだけど、最近外れの方に食べられる実とかキノコとか根っこが増えてるんだって。だけど虫が沢山いるから、採りに行く人が少ないらしいの」

アインズ「虫か……お前の得意分野ではないのか?」

リルル「だから私が行くの!でも、荷物持ちと護衛がいた方が効率いいでしょ?」

アトニス「ボクたちを働かせる気だな」

リルル「報酬は現物支給!食べられるものはみんなで分けて、珍しいものが出たら相談!どう?」

アインズ「悪くはない。船の食料も余裕があるに越したことはない」

アトニス「言ってることはわかるが、ボクは反対だ。虫が多いんだろう?」

リルル「えー?虫が苦手なの?」

アトニス「苦手ではない。近づきたくないだけだ」

アインズ「それを苦手と言うのではないか?」

アトニス「違う」

リルル「まあまあ。虫たちは私が扱うから大丈夫!虫除けもしてあげるから!」

アトニス「ダメだ、不安しかない」

アインズ「だが、見回りの一環として行ってみる価値はあるだろう」

アトニス「ハァ……仕方ない。可愛いボクが同行してやろう」

リルル「やった!じゃあ決まり!」
ニジ丸「」ブーン!

325 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/10(日) 22:42:47.96 ID:wxczfiQgO
空リンゴの木「」サワサワ……

リルル「空リンゴ!」

アトニス「リンゴにしては軽そうだな」

リルル「中がふわふわで、甘くて、ちょっと炭酸みたいにしゅわっとするらしいよ!」

アインズ「採れるか?」

リルル「ニジ丸!」
ニジ丸「」ブーン!

枝「」ユサユサ

空リンゴ「」フワッ……ポスッ

アインズ「……重さを感じないくらい軽いな」

アトニス「落ちるというより浮きながら降りてきたぞ」

リルル「保存食に向くかは分からないけど、甘味としては売れる!」

アトニス「売る前提で考えるな」

リルル「食べる分と売る分、どっちも考えるのが商人だよ!」

アインズ「お前は宝探し妖精ではなかったか?」

リルル「宝探しと商売は仲良しなの!」



荷物「」ドサッ

リルル「ふー!結構とれたね!」

アトニス「十分な量だな」

リルル「それと、これ!」
琥珀色の欠片「」キラッ

アトニス「何だ、それは?いつの間に拾った?」

リルル「虫たちが見つけたの。古い樹液が固まったものかな?綺麗だから売れるかも!」

アインズ「……待て。微かに魔力を帯びている」

アトニス「確かに。普通の琥珀ではなさそうだな」

リルル「え、じゃあ高く売れる?」

アトニス「まずその発想をやめろ。ジェミニたちに確認するのが筋だろう」

リルル「むぅ……お宝なのに……」

アインズ「島に関わるものなら、勝手に持ち出すわけにはいかない」

リルル「分かってるよ。私は守銭奴だけど、盗人じゃないもん」

アトニス「その線引きはあるんだな」

リルル「当然!ちゃんと交渉して、ちゃんと稼ぐのが大富豪妖精への道だからね!」

アインズ「フッ……たくましいな」

リルル「よし!じゃあ戻ろう!食料とお宝候補を持って!」

⭐︎リルルと一緒に食料調達を行いました。
326 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/10(日) 22:43:42.96 ID:wxczfiQgO
ーー古城 回廊

レンガのゴーレム→ポーラー「ガイサマ。見回リ、ご苦労様デス」ズシンズシン

ガイ「ポーラー。今のところ、この辺りに異常はない。そっちはどうだ?」

ポーラー「こちらモ、異常ありまセン!」

頭のない彷徨う鎧「あ、ガイさん。今日は城内を見てくれてるんですね」ガションガション

ガイ「ミーティアさんも居たのか……頭はどうしたんです?」

頭のない彷徨う鎧→ミーティア「どこかに落としちゃって……この辺りで見かけませんでしたか?」

ガイ「……少なくとも、この辺りにはないと思いますが」

ミーティア「そっかあ……困りましたね。頭がないと、気分的に締まらないんですよ」

ガイ「気分の問題なんですか?」

ミーティア「もちろん!心なしか視界もちょっと狭くなりますけど、そこは鎧なので!」

ポーラー「ミーティアサマは、頭部がなくとも稼働可能デス。発声源ハ内部の灯火デスので、会話に支障ハありまセン」

ミーティア「便利ですよ!頭を落としても会話できます!」

ガイ「落とさない方がいいと思いますが」

ポーラー「ミーティアサマ。頭部の紛失ハ今回で三度目デス」

ガイ「三度目……」

ミーティア「違いますよポーラーくん。今回は置き忘れじゃなくて、落としたんです」

ポーラー「分類上、紛失デス」

ミーティア「厳しいなぁ!」

ガイ「……普段からそんな感じなんですね」

ポーラー「はい。ミーティアサマは明るイ方デス」

ミーティア「ポーラーは真面目すぎるんだよ。もっと肩の力を抜いてもいいのに」

ポーラー「肩部装甲の緩みハ故障に繋がりマス」

ミーティア「そういう意味じゃないです!」
327 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/10(日) 22:44:10.93 ID:wxczfiQgO
ガイ「……仲が良いんだな」

ポーラー「はい。良好デス」

ガイ「この城に残っているゴーレムや人形は、皆そうなのか?」

ポーラー「数は少なくなりマシタが、互いに助け合って稼働していマス」

ミーティア「昔ほど賑やかじゃないですけどね。でも、ジェミニ様もいるし、セイラちゃんもいるし……」

ポーラー「ゴライアス先パイも、ゼーレシルトサマもいマス」

ミーティア「そうそう!」

ガイ「……この城は、廃墟というより、まだ誰かが暮らしている場所なんですね」

ミーティア「ふふっ、良いこと言いますね」

ポーラー「その認識ハ正確デス。ラティア・ヘイヴンは滅びた国デスが、ここに残る者たちは、まだ稼働を続けていマス」

ミーティア「でも、ガイさんたちが見回ってくれるのは助かりますよ。正直、私たちだけだと手が足りませんし」

ガイ「俺たちは、世界樹の光の残滓を探しに来ただけです。けど……ここを守らなくていい理由にはならない」

ポーラー「感謝シマス」

ミーティア「真面目ですねえ。でも、この島だと真面目な人は貴重ですよ。ベルトーネさんとか、すぐサボりますし」

ガイ「……想像できます」

ミーティア「でしょう?」

ポーラー「ガイサマ」

ガイ「何だ?」

ポーラー「この城の見回リ中、異常を発見した場合ハ、速やかに報告をお願いシマス。特に地下中枢、中央動力室、反重力装置周辺ハ重要区画デス」

ガイ「ああ……」

ミーティア「あと、私の頭も見つけたら報告してください!」

ガイ「それも重要区画扱いですか?」

ミーティア「私にとっては重要です!」

ポーラー「ミーティアサマの頭部は、戦力維持という観点では中程度の重要物品デス」

ミーティア「中程度!?」

ガイ「……見つけたら知らせます」

⭐︎ポーラー、ミーティアと雑談しました。
328 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/10(日) 22:46:02.14 ID:wxczfiQgO
ドガァァァン!

ガイ「!」

ガイ(今の爆発音は……外か!)シュンッ



ーー廃都

ドガァァァン!

逃げ惑う空妖精たち「キャー」

ベッサラビア「なんだか簡単に入れちゃってつまんないのー……招待状を送るの、辞めちゃったからかな?」

崩れた露店「」バラバラ……

掴まれる空妖精A「だ、誰か……!っあ!」

ベッサラビア「大丈夫大丈夫、まだ潰さないわよ。せっかくなら、ちゃんと主役が来てから始めたいもの」ナデナデ

空妖精A「ヒッ……!」

ガイ「そこまでだ」シュンッ

ベッサラビア「ウヒヒ、来ちゃった♡」ポイッ
転がる空妖精A「きゃっ……!」コロコロ

ガイ「ベッサラビア……!」

ベッサラビア「久しぶり、ガイ。招待状なしで来たけど、怒った?」

短剣「」スラッ……
魔導拳銃「」カチャ
ガイ「──答える気はない」

ベッサラビア「ふーん……一人でやる気?」

ガイ「今はな。すぐに仲間も来る」

ベッサラビア「ウヒヒヒッ!いいわ、いいわね!そういう無茶、嫌いじゃない!」パチンッ

ガイ「!」
ガイ(時間が……止まる!)


静止した世界「」ピタッ……

ベッサラビア「じゃあ、まずは小手調べ」スッ

指先に集まる魔力「」バチッ……

ベッサラビア「壊れないでね、ガイ♡」

放たれる一筋の閃光「」ドッ──



ガイ「っ!」シュンッ

爆ぜる石畳「」ドガァァァン!

ガイ(速い……!時間停止からの破壊魔法……!)

ベッサラビア「避けた避けた!やっぱり動けるんだ!」

ガイ「……」

ベッサラビア「もっと見せてよ。あなたがどこまで抗えるのか」

ガイ「……来い」ザッ

ガイ(今は俺一人で足止めするしかない。仲間が来るまで……いや、ここで止める!)

ベッサラビア「ウヒヒヒヒッ!それじゃあ始めましょうか!」バサッ!
329 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/10(日) 22:46:57.81 ID:wxczfiQgO
短いですが、本日はここまでです。
次回もよろしくお願いします。
それでは、また。
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