【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 III

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352 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/17(日) 00:49:09.41 ID:mM3HbQYDO
ーー廃都

ビビアン「……本当にこっちなの?」

リルル「間違いないよ。ニジ丸たちが、変な魔力を見つけたんだから」
ニジ丸「」ブーン……

ヴァリエール「変な魔力〜?」

リルル「うん。虫たちが嫌がってる甘いような、焦げたような……あと、ぞわぞわする感じ!」

ビビアン「説明が感覚的すぎるわね……」

ヴァリエール「だけど、昨日の襲撃直後だから見過ごすわけにはいかないよね」

ビビアン「分かってるわよ。師匠にも、何かあったらすぐ報告しろって言われてるし……」

小さな虫たち「」カサカサ……

ビビアン「ヒィッ!リルル、なるべく私に近づけないで!」ビクッ

リルル「ごめんごめん!……あっ、ニジ丸が止まった」
ニジ丸「」ピタッ……

ビビアン「……?」

ヴァリエール「静かに……あそこ、見て!」

黒いローブのエルフ「……」
白衣の小柄な少女「……」

ヴァリエール「あの黒いローブ……ガイさんが話していた人じゃない?」ヒソヒソ

ビビアン「そうかも。もう一人は……白衣の女の子?このまま様子を見てみましょう」ヒソヒソ

崩れた柱の陰に隠れる三人「」サッ



黒いローブのエルフ「……あなたも、この島の擬似星脈を狙っているのですね」

白衣のホムンクルス「狙う?違うわ。必要だから使うだけ……邪魔する気?」

黒いローブのエルフ「いえ……そのような気は微塵もありませんよ。私はただ、あなたがこの島をどのような終わりへ導くのか、確認しに来ただけです」

白衣のホムンクルス「……気持ち悪い」

黒いローブのエルフ「否定はしません」

白衣のホムンクルス「命令がある。設計がある。目的がある。私はそのために造られた」

黒いローブのエルフ「あくまで創造主の声に従うのですね」

白衣のホムンクルス「……黙って」

黒いローブのエルフ「あなた自身は、それを望んでいるのですか?」

白衣のホムンクルス「黙れ」



黒いローブのエルフ「──私は、君を止めても構いません」

白衣のホムンクルス「やってみれば?」ザッ

黒いローブのエルフ「ですが、今ではない」

白衣のホムンクルス「逃げるの?」

黒いローブのエルフ「盤面が整っていないだけです。あなたの計画も、まだ完成していない。擬似星脈への接続、出力安定、反重力機構との干渉制御……どれも未完成でしょう」

白衣のホムンクルス「……」

黒いローブのエルフ「焦っていますね。創造主の声が、まだ聞こえるのですか?」

白衣のホムンクルス「黙れと言った!」

白衣の少女の周囲に展開する魔法陣「」ギュンッ!
黒い渦「」ズズズ……

黒いローブのエルフ「怒りは自我の証明です。よかったですね。あなたは命令だけの人形ではない」パチパチ
353 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/17(日) 00:50:34.68 ID:mM3HbQYDO
黒いローブのエルフ「それと──隠れている小さな方々」

ビビアン「っ!?」バッ
リルル「バレてる!?」ビクッ
ヴァリエール「……!」ザッ

黒いローブのエルフ「今は見逃します。ここで聞いたことを皆様へ伝えるといい」

ビビアン「なっ……!」

黒いローブのエルフ「情報は動いてこそ価値を持つ。盤面を進める駒は、多い方が良い──」

黒い渦に飲まれる黒いローブのエルフ「」ズズズ……

フッ……

白衣のホムンクルス「チッ……逃げられたか。そこの妖精たち」

ビビアン「!」

白衣のホムンクルス「別に何もしないわ。今はね」

リルル「今は、って……」

白衣のホムンクルス「計画はまだ未完成。無駄な戦闘で出力を割く気はないだけよ。けど、次に見つけた時は……証人を残す必要もないかもしれない」

ヴァリエール「……」

白衣のホムンクルス→ノーランド「あの男が言ったように伝えればいい。ノーランドは、もう島の中にいるって」

ヴァリエール「!その名前って──」

ビビアン「あなた、何をするつもりなの!?」

ノーランド「世界を壊す。そう命じられているから」
足元に開く魔法陣「」ギュンッ……

リルル「ちょ、ちょっと待っ──」

ノーランド「止められるなら、止めてみれば」
魔法陣の光「」バシュッ!

風「」ヒュオオオ……

リルル「……消えちゃった」

ビビアン「師匠に報告しなきゃ!ガイたちにも!」

リルル「だ、だよね!ニジ丸、周囲を見て!追跡できるなら匂いだけでも拾って!」
ニジ丸「」ブーン!

ヴァリエール「……ノーランド、か……」

⭐︎ノーランドが島の中にいることが判明しました。
354 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/17(日) 01:51:57.28 ID:XEa1WevdO
ーークロシュヴァリエ号

ガイ(ヴァリエールたちからノーランドについて情報を共有した……島の内部を捜索する必要があるな)

ガイ(……?茶の良い匂いがする。誰かいるのか?)チラッ

フローディア「──うん……安物だけど、良い味ね。これを選んだ人は良い趣味をしているわ」

エリザベート「フローディア様。一応、ここは敵の拠点であるわけで、こんな優雅に茶会などしていては──」

エリザベートと目が合うガイ「……」
ガイと目が合うエリザベート「……あ」

ガイ「」バッ
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!

フローディア「──知ってると思うけど、それじゃ死なないわよ、私」バスッ バスッ

魔導拳銃をフローディアに突きつけるガイ「死ななくても、痛みはあるだろ」シュンッ

フローディア「ふふっ、覚えててくれたの?……そうそう。私が言ったことは役に立ったかしら?」コト……

ガイ「黒いローブのエルフは確認した。白衣のホムンクルス……ノーランドも、この島の中にいるらしい」

エリザベート「……やはり、既に潜伏していましたのね」

ガイ「何をしに来た?」

フローディア「取引」

ガイ「敵の拠点に勝手に入って茶を飲む奴の話を聞くと思うか?」

フローディア「でも、聞かないと困るのはあなたたちよ」

エリザベート「フローディア様。言い方が不遜すぎますわ。交渉に来たのであれば、もう少し礼節というものを──」

フローディア「私なりに礼儀正しくしているつもりなんだけど」

エリザベート「敵地で無断飲茶をする時点で礼儀以前の問題ですわ!」

ガイ「用件を言え」
魔導拳銃「」グッ……

フローディア「ホムンクルスと、黒いローブのエルフ。あの二人を片付けるまで、私たちと手を組みましょう」
355 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/17(日) 01:53:06.31 ID:XEa1WevdO
ガイ「……何?」

エリザベート「一時的な共闘、という形ですわね。もちろん、こちらも無条件で信用されるとは思っておりませんわ」

ガイ「当然だ。お前たちは敵だろう。手を組む理由はない」

フローディア「あら、あるわよ。あの2人を放っておけば、あなたの目的も、私の目的もまとめて潰れるわ」

エリザベート「少なくとも、ホムンクルスは危険ですわ。あれは命令に縛られた破壊装置に近い存在ですもの。迷いがあるとしても、止まるとは限りません」

ガイ「……どこまで知っている」

フローディア「何にも。ただ、私たちの目的の邪魔になるということだけね」

ガイ「お前たちは違うとでも言うつもりか?」

フローディア「私は違うわ。私はもっと単純だもの。あなたが欲しい。翡翠の賽も欲しい。だから、それを横から邪魔されるのは嫌」

ガイ「……本当に勝手な理由だな」

フローディア「ええ。だから信用しやすいでしょう?」

ガイ「信用できるか」

エリザベート「……できませんわね」 

フローディア「エリザベート?」

エリザベート「事実ですわ。フローディア様は、信用という言葉から最も遠い位置におられますもの」

ガイ「従者に言われているぞ」

ダダダ……

テル「ガイくん!銃声が──フローディア!?」

レイセオン「ふああ……何事です、これ?」ムニャムニャ

アトニス「良い加減起きろ、声デカ魔女!敵だよ、敵!」バシバシ

アインズ「敵が船内で茶を飲んでいるとは……どういう状況だ?」

イーリン「ガイ様、ご無事ですか!?」

ガイ「ああ。撃ったが、効いてはいない」

テル「撃ったんだ……」

アトニス「当然だろ。敵が勝手に船内で茶を飲んでるんだぞ」

レイセオン「茶会型不法侵入……新しい外交問題です……」ムニャ……

エリザベート「申し開きの余地もございませんわね……」

フローディア「賑やかになったわね」

アインズ「……その余裕が不愉快だな。要件を済ませろ」
356 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/17(日) 01:54:09.44 ID:XEa1WevdO
フローディア「ガイには言ったんだけど……ホムンクルスと黒いローブのエルフを片付けるまで、私たちと手を組みましょう?」

アトニス「誰が信じるか」

イーリン「同感です。フローディア、あなたは以前にもガイ様を狙っています」

テル「セーレのこともあるしね。簡単に、はいそうですかって受け入れられる話じゃないよ」

立ち上がるフローディア「そう言われると思っていたわ」スッ

エリザベート「フローディア様……?」

フローディア「エリザベート、少し下がって」

エリザベート「嫌な予感しかしませんわ」

フローディア「大丈夫。死なないから……ガイ」

ガイ「何だ」

フローディア「これから私がすることを、よく見ていて?」
フローディアの指先「」スッ……
赤灰色の炎「」ボウッ……

アトニス「何をするつもりだ」

レイセオン「あの魔力は……誓約魔法!?」

フローディア「ええ。だから信用材料になるでしょう?私は死なない。銃で撃たれても、斬られても、焼かれても戻る。だからあなたたちは、私を止められないと考える」

フローディア「だから、約束が守られなかったときはまた……封印されてあげる」

フローディアの胸元に浮かぶ灰色の紋様「」ジジ……

エリザベート「おやめくださいませ!そこまでして、この者たちに信用を買う必要など──」

フローディア「あるわ」

エリザベート「……!」
357 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/17(日) 01:54:55.66 ID:XEa1WevdO
フローディア「今、ノーランドとエンドゲームを放置すれば、私の欲しいものまで壊される。なら、必要な代価は払う」

ガイ「……何をした」

フローディア「この島にいる間、そしてノーランドとエンドゲームが倒れるまで。私が翡翠の賽へ手を出す、あるいはあなたの仲間を傷つける意思を持って行動した場合──」

フローディア「私は自分自身を封印する」

レイセオン「自己封印式の誓約を、自身の再生核に直接刻み込んだのですか……!?無茶苦茶です!」

フローディア「これで少しは信じる気になった?」

アインズ「フッ、好都合だ。信用できずとも、裏切った瞬間に無力化できるなら話は別だ」

フローディア「それでいいわ。信用より分かりやすいでしょう?」

ガイ「……その術式が本物だと、どう証明する」

フローディア「試してみる?」

エリザベート「フローディア様!」

フローディア「冗談よ」

イーリン「……アトニス様、レイセオン様。今の術式は?」

アトニス「本物だ。少なくとも、ただの見せかけじゃない。こいつの内側に、かなり強い制約が刺さった」

レイセオン「わたくしの観測でも同様です。再生系統の魔力循環に、自己封印へ繋がる断絶条件が組み込まれています」

テル「つまり、本当に裏切ったら封印される可能性があるの?」

アトニス「可能性ではなく、確実に、だ」

ガイ「……」
358 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/17(日) 01:55:35.83 ID:XEa1WevdO
フローディア「どう?少しは話を聞く気になったかしら」

ガイ「聞くだけだ。受け入れるかは別だ」

フローディア「そう……別に、それで十分」

エリザベート「……フローディア様。あなたという方は、本当に……」

フローディア「怒った?」

エリザベート「怒っていますわ!当然でしょう!敵地で勝手に茶を飲み、勝手に交渉を始め、勝手に自らへ制約を刻むなど、従者の心労を何だと思っていらっしゃいますの!?」

フローディア「大切に思っているわ」

エリザベート「でしたら行動で示してくださいませ!」

ガイ「……エリザベートの方はまともなんだな」

エリザベート「比較対象がフローディア様では、褒め言葉として受け取ってよいのか迷いますわ」

アインズ「だが、少なくとも話は通じる」

エリザベート「ええ。わたくしは無用な敵対を望みません。今は、ですが」

イーリン「こちらも同じです。妙な真似をすれば即座に排除します」

フローディア「怖いわね」

ガイ「お前が言うな」

フローディア「ふふっ」

ガイ「条件を確認する。ノーランドと黒いローブのエルフを倒すまで、翡翠の賽には手を出さない。俺の仲間にも手を出さない。船内、島内で勝手に動かない。情報は隠さず出す」

フローディア「ええ」

ガイ「それを破れば、お前は封印される」

フローディア「そうね」

テル「……ガイくん、どうするの?」

ガイ「……ジェミニさんたちにも話しておこう」

アインズ「妥当だな」

イーリン「フローディア様とエリザベート様は、こちらで監視します」

レイセオン「わたくしも観測します!術式に偽装や抜け穴がないか確認いたします!」

エリザベート「それは構いませんわ。こちらとしても、変な疑いを残されるよりはましですもの」
359 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/17(日) 01:56:04.69 ID:XEa1WevdO
フローディア「ガイ」

ガイ「何だ」

フローディア「諸々が片付いたら思う存分殺し合いましょ?」

テル「……この流れで言うことかなあ」

アトニス「最悪だな」

アインズ「……本当に敵なのだなと再確認できた」

イーリン「むしろ分かりやすくて助かります」

エリザベート「フローディア様、せめて今だけは黙っていただけませんこと?」

フローディア「でも、大事な約束よ?」

ガイ「そんな約束をした覚えはない」

フローディア「これからするの」

ガイ「しない」

フローディア「つれないわね」

ガイ「……レイセオン、アトニス。二人を監視してくれ。俺はジェミニさんを呼んでくる」

アトニス「任せろ。妙なことをしたら即座に撃つ」

レイセオン「了解です!不審挙動、魔力変動、茶器への追加接触まで観測します!」

エリザベート「茶器への接触まで……」

フローディア「あのお茶、美味しかったのに」

ガイ「飲むな」

フローディア「はいはい」

ガイ「返事は一回でいい」

フローディア「はい」

エリザベート「……本当に申し訳ございませんわ」

ガイ「苦労しているんだな」

エリザベート「ええ、とても」

フローディア「私の前で意気投合しないでくれる?嫉妬するから」

⭐︎フローディアとエリザベートと協力(?)することになりました。
360 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/17(日) 01:56:58.50 ID:XEa1WevdO
フローディア「せっかくの食事なのに、雰囲気があまりよくないわね?もっと楽しく食べた方が美味しいと思うのだけれど」

ガイ「勘違いするな。お前たちとは共闘するだけであって、敵のままだ」

フローディア「あら、冷たい」

アトニス「当然だろ。敵と同じ卓に着いているだけでも相当譲歩してるんだぞ」

レイセオン「同席型食事会……外交儀礼としては胃に悪い部類です……」

テル「レイセオンちゃん、さっきから食べてるのパンだけだよ?」

レイセオン「敵対勢力を前に汁物をこぼす外交事故は避けたいので!」

エリザベート「そのお気持ちは少し分かりますわ。フローディア様が何を口にするか、こちらも見張らねばなりませんもの」

フローディア「私、食事中くらいは大人しいわよ?」

エリザベート「敵地で勝手にお茶を飲んでいた方のお言葉とは思えませんわね」

アインズ「正論だな」

イーリン「フローディア。食事中であっても、妙な動きをすれば即座に制圧します」

フローディア「みんなして怖いわね。そんなに見つめられると、食べづらいわ」

ガイ「なら食べるな」

フローディア「それは嫌」

ガイ「……」

◆現在はラティア・ヘイヴンです。(7日目)
【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・ラティア・ヘイヴンに迫る脅威への対策をする。
・ノーランドの潜伏場所を特定する。

何をする?
安価下1〜3

⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート

・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/17(日) 02:02:51.39 ID:klJ06HxKO
ガイ ジェミニが弟子に風魔法を教えていたので一緒に習う
362 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/17(日) 02:14:50.07 ID:XEa1WevdO
本日はここまでです。
安価はズラしてください。

それでは、また。
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/17(日) 02:26:22.14 ID:2U2DoOkl0
アトニス 何となくエリザベートと会話する。

※安価とは関係ない質問だけど今フローディア達がやって来たけど6日目のコンマ下1だから>>344でコンマ51だから誰も来ないなるのでは?
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/17(日) 02:41:11.59 ID:8JHXaSht0
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