【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 III

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367 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/17(日) 22:59:11.05 ID:POuvPXT/O
>>363
そちらのコンマで登場した場合は戦闘することになっておりました。今回は7日目のイベントとしてフローディアたちが登場したことになります。

>>365
言われてみれば、無意識に孤独になることを恐れているのかもしれません。自分だけが生き残る辛さをなくすために全ての生命から死を取り除こうとしている方なので、そういった面が出ているのかもしれませんね。

>>366
姉妹なので所々似ているところがあるのかもしれません。フローディアは姉当人に封印される程度には危険視されていた為、根本の発想力や執念深さは似ていて、そこに他者を慮る感覚があるかどうかが決定的な差なのだと思います。

また、本日は少々予定が立て込んでいて更新が難しいため安価の消費を一つだけして終わりたいと思います。
368 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/17(日) 23:00:30.77 ID:POuvPXT/O
ーークロシュヴァリエ号 甲板

アトニス「食事をしただけなのに、なんか疲れたな。少し休憩でも──」ピタッ

赤い空を見渡すエリザベート「……」

アトニス(最悪だ……フローディアよりは遥かにマシだけど、アイツともなるべく関わりたくないんだよな。見なかったことにして、廃都の見回りにでも行くか)クルッ……

エリザベート「あら、アトニスさんでしたわね?ごきげんよう」ニコリ

アトニス「……」

エリザベート「……ごきげんよう?」

アトニス「聞こえている。ボクが反応しない理由くらいわかるだろ」

エリザベート「たしかにわかりますが……それでも反応がないと寂しくて」

アトニス「敵に寂しがられても困るんだけどな」

エリザベート「あら?今は共闘する仲でしょう?フローディア様と肩を並べて戦う皆様は、実質私の仲間のようなものでしょう?フローディア様以外で、人と関わるのは久々だから嬉しいのですわ!」

アトニス「なんでそんなに平気そうなんだ」

エリザベート「平気そうに見えます?」

アトニス「……ボクにはそう見える」

エリザベート「では、上手くできていますわね」

アトニス「お前……」

エリザベート「今のは少し格好つけすぎました。私は頭があまり良くありませんが、自分が今、少しそれっぽいことを言ったな、というのは分かります」

アトニス「それを自分で言うと台無しなんだよ」

エリザベート「ですが、事実ですもの」

アトニス「……変な奴」

エリザベート「よく言われてましたわ」

アトニス「誇るな……で、何をしてるんだ。こんなところで」

エリザベート「空を見ていました」

アトニス「それは見れば分かるんだよ」

エリザベート「では、なぜ聞きましたの?」

アトニス「……会話ってのはそういうものなんだ。王族時代に習わなかったのか」

エリザベート「習いましたわ。ですが、常闇の樹海では何の役にも立ちませんでした」

アトニス「……よくそんな所で生き延びられたな、お前」
369 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/17(日) 23:00:58.07 ID:POuvPXT/O
エリザベート「ええ。意外とどうにでもなるものでして……最初の頃はよくお腹を下していましたけど、今はどのような食事でも耐えられますわ!」

アトニス「それは誇ることなのか?」

エリザベート「生きる上ではかなり重要ですわ。毒草、腐った木の実、半生の肉、泥水、妙に甘い苔……だいたい経験しましたもの」

アトニス「……で、本当に空を見ていただけなのか」

エリザベート「ええ。昔は、こんな色ではありませんでしたから。王国の空は、もっと青かったですわ。雲は白くて、風は柔らかくて、庭の花は季節ごとに色を変えて……常闇の樹海の生活も楽しくはありましたが、戻れることならそのときに戻りたいですわね」

アトニス「……よく分からないな。お前みたいなのが、なんでフローディアの側にいる」

エリザベート「フローディア様は、私に王国を戻せるかもしれないと言いました」

アトニス「ハァ?……それを信じてるのか?利用されてるだけかもしれないぞ」

エリザベート「かもしれませんわね」

アトニス「分かってるのかよ」

エリザベート「はい。利用されるだけの価値が、まだ私にあるということでしょう?何もできず、何も守れず、ただひとりで草を噛んでいた頃より、ずっと良いですわ」

アトニス「……そんな考え方、危ういぞ」

エリザベート「ですが、歩かなければどこにも行けませんもの。たとえその先が罠でも、そこに道があるなら進むしかありませんわ。立ち止まって飢えるより、噛みつかれてでも前に進む方が、私は好きです」

アトニス「……王国を戻したいのか」

エリザベート「はい」

アトニス「昔と同じ形で?」

エリザベート「それは難しいでしょうね。お城も、人も、暮らしも、全く同じには戻りません。割れた卵を元の殻には戻せませんわ……ですが、卵は焼けば食べられます」

アトニス「は?」

エリザベート「大事ですわよ、そこ。つまり、形が変わっても続けることはできます……王国も、きっとそうです」

アトニス「……言わんとしたいことはわかるが。忠告してやる。フローディアには関わらない方が身の為だぞ」

エリザベート「もう遅いですわ」

アトニス「……話しすぎたな。ボクたちとお前たちは敵同士だ。次はこうして普通に話せるとは限らない」スタスタ……

エリザベート「ええ、もちろん忘れていませんわよ。だからこそ、今お話しできて嬉しかったのですから」ボソッ

⭐︎エリザベートと話しました。
370 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/17(日) 23:02:19.85 ID:POuvPXT/O
では、申し訳ありませんが本日はここまでです。今週は平日のどこかのタイミングで更新しようかと思いますので、よければお付き合いください。

それでは、また。
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/18(月) 00:21:19.08 ID:anQRBpfSo

存外中身は真面目そうな王族
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