【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 III

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446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2026/05/25(月) 15:54:36.25 ID:DFbVTMi/o
『松×純×ももすのイブニングDAD部
DRKS with DTNフォーカスミー#5』
▽ダーク&ダーカー
布団ちゃん×すもも(9:59〜)

https://www.twitch.tv/kato_junichi0817
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/29(金) 22:43:33.17 ID:baDu9ZbJo
思ったよりこの三人が強い
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/30(土) 08:22:09.39 ID:O4a8/d230
ノーランドはこの世界におけるワイリーとかクッパ的存在かな。
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/30(土) 10:02:05.56 ID:rUmOWYgqO

ノーランド戦では珍しくガイがいない状態での戦闘だったな。
450 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/30(土) 21:00:27.00 ID:RuInqy+/O
>>445
命を奪わないように加減する難しさというものを感じていただけたようで幸いです。ギリギリの戦いというのを今後も感じていただきたいですね。

>>447
イーリンさんは修行を積み重ねた故の強さのため、テルさんはロスチャイルド家の成果物の1人のため、エリザベートさんは育った環境の過酷さのため、実は協力者の中では素の戦闘力が高めの人ばかりだったのでしょう。

>>448
悪役といえば悪役かもしれませんが、その方々とはまた方向が違ったタイプに思います。カリスさんの立ち位置はこちらのスレよりも本家様を見ていただくのが一番かと思います。

>>449
実はガイさんがいない状況での戦闘は(>>1の記憶がたしかであれば)初のはずです。戦闘にガイが参加しないことで戦闘中の選択肢は減ってしまうことを頭の片隅にでもいれていただくのがいいかと思われます。
451 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/30(土) 21:00:56.64 ID:RuInqy+/O
ーークロシュヴァリエ号

大量の空き缶「」ゴロッ……

テル「んぐっ……んぐっ……」ゴクゴク

取り上げられる酒「」パシッ

テル「ちょっと、何するのさ──」

フローディア「先日からずっと見てたけど……あなた、普段より飲み方が乱暴になってるんじゃない?」

テル「……だから、何?」

フローディア「自分から破滅に向かおうとしているのを止める親切心よ。わからないのかしら?」

テル「……訳がわからないよ」

フローディア「素直に受け取ってもらえないと傷つくわね……でもいいわ。今のあなたになら私の考えも理解してもらえそうだし」

テル「……私を仲間に誘ってる?」

フローディア「そうよ。今回の出来事だって、誰もが死ななかったらそもそもノーランドはこの島に来なかったんじゃないかしら?仮に来たとしても、死の結末を迎えることはなかった」

テル「……」

フローディア「死があるから、失う。死そのものがなければ、やり直せた。救えたかもしれない」

テル「……そうかもね。でも、それは正しくないよ」

フローディア「どうして?死んでしまえば、自由も何もないわ」

テル「死ななければ自由になるとも限らないでしょ」

フローディア「……」

テル「あなたの世界は、死なないだけ。苦しみも、後悔も、支配も、全部残ったまま止まるだけに見える」

フローディア「……セーレの姉だから、少し期待していたのに」

テル「期待外れで悪かったね」

フローディア「……本当に残念。あなたなら、喪失の痛みを理解できると思ったのだけれど」

テル「理解してるよ。だから断るの。私は、死ぬのが怖いし、誰かが死ぬのも嫌だ。助けられないのも嫌だ。でも、死を消すために、生き方まで奪う世界はもっと嫌だ」

テル「でも、私は医術士だから。死なせたくないから手を伸ばす。死なない世界を作るために、誰かの自由や心を潰す側には行かない」

フローディア「……強情ね、あなた」

テル「セーレと親戚だからね」

フローディア「ふふ……残念だわ。あなたが来てくれれば、少しは楽しくなりそうだったのに……」

取り上げた酒「」クイッ

フローディア「ん……まずくはないけれど、せっかく飲むなら、こんな安酒じゃなくてもう少しいい酒を飲みなさいよ」

テル「飲むなって言いに来たんじゃないの?」

フローディア「壊れるために飲むなと言っただけよ。味わうなら止めないわ」

テル「……ほんと、訳わかんない」

◆現在はラティア・ヘイヴンです。(11日目)
【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・ラティア・ヘイヴンに迫る脅威への対策をする。

何をする?
安価下1〜3

⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート

・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/30(土) 21:02:07.16 ID:O4a8/d230
ガイ、裸でテイルの尻を叩いている(いちゃついている)ヒナを目撃してしまう。
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/30(土) 21:02:27.14 ID:rUmOWYgqO
ガイ フローディアと会話(>>357で「ノーランドと"エンドゲーム"」って言ってたけどもしかしてエンドゲームってあの黒いローブの男の名前なのか等)
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/30(土) 21:05:48.19 ID:CWCEeXr40
丘周辺を調査中にセイラと遭遇し、一緒に墓参りに行く
455 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/30(土) 22:58:36.67 ID:ojMjzmx4O
優雅に茶を飲むフローディア「あら、起きたの。おはよう、ガイ」

テル「ぐおーすぴーぐごごご……」

ガイ「……なんだこの状況は」

フローディア「見た通りよ……あなたも飲む?エリザベートが淹れてくれたの。今回はちゃんとイーリン達に許可をとったわ」ズズ……

ガイ「遠慮しておく」

フローディア「そう……他の子たちは島の方に行ったわよ。でもお子ちゃま天使は私に気づかれないようにずっと監視してくるから、休まらないわ」

ガイ「お前、自分の立場を忘れてないだろうな……それより、ベッサラビアとノーランドは退けた。あとはあの黒いローブの男についてだ──」

フローディアを掴みあげるガイ「」グイッ
割れるカップ「」パリンッ

ガイ「お前が知ってることを全部吐け」ギリ……

フローディア「っ!……は、ぁ……もったい、ない……わね……結構、残って……た、のに……!」

ガイ「あいつは何者だ?答えろ」

フローディア「っ、ぐ……以前、に……話した……でしょう……?あの、黒ローブ……は……エンド、ゲーム……」

ガイ「エンドゲーム……それが奴の名か?」

フローディア「せい、かくには……ブラック……エンドゲーム……私たちと、同じ……“エンド”の名を、持つ……魔術師、よ……」

ガイ「奴の目的は?」

フローディア「っ……首を、絞めながら……尋問する、なんて……乱暴……ね……」

ガイ「答えろ」ググッ……

フローディア「っ……終わり、よ……」

ガイ「何?」

フローディア「彼は……人は、みんな……自分の物語を、生きて……いると……考えて、いた……なら……その終わりも……本人が、望む形で……あるべきだ、と……」

フローディア「苦しむ者には……安らかな、終わりを……復讐を、望む者には……復讐の、終わりを……救いを、望む者には……救済の、終わりを……」

フローディア「そうやって……誰かの望む、結末を……支援しようと、した……でも……っ……彼の思想は……姉さんたちに否定されたわ……優しさでは、なく……傲慢だと……救済では、なく……逃避だって……」

ガイ「ラティア・ヘイヴンの擬似星脈を狙う理由は!」

フローディア「力……よ……っ、ここには……世界樹の光の、残滓と……長い年月で、根付いた……擬似星脈が、ある……」

フローディア「彼が、それを……取り込めば……新しい、魔王に……近い存在に、なれる……」

ガイ「魔王だと……?そんなものになって何をするつもりだ」

フローディア「ふふっ、世界中の……人間に……“望む終わり”を……与えるつもり、じゃない……かしらね……」

ガイ「ふざけるな……!」ギリギリギリ

フローディア「っ……ええ……ふざけて、いるわよね……でも……彼は、本気よ……」

フローディア「彼に、とっては……誰かを殺すことも……救うことも……同じ……“結末の提供”なの……」

ガイ「……!」

フローディア「そろ……そろ……手を、離して……くれる……?このままだと……話す前に……声が、潰れるわ……」

ガイ「すぐに治るだろ」パッ

フローディア「けほっ……けほ……っ、はぁ……乱暴ね……そういうところも……嫌いじゃ、ないけれど……」メラメラ……

ガイ「見回りに行く。その空き缶は片付けておけ」

フローディア「……まったく、不死鳥使いが荒いわね」

⭐︎エンドゲームの目的を知りました。
456 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/30(土) 22:59:53.69 ID:ojMjzmx4O
ーー小さな丘

たくさんの墓「」
王家の墓「」

セイラ「……」

スタスタ……

ガイ「……セイラ。この辺りはもう見回ったか?」

セイラ「あっ、ガイさん……はい。こちらは問題ありませんでした」

ガイ「そうか」チラッ

王家の墓「」
備えられたタンポポの花束「」

ガイ「……これは君が?」

セイラ「はい……この島で咲いていたものを、少しだけ……本当は、この国では綿毛を供えるんですけど……今はまだ、花のままでもいいかなって……」

ガイ「……そうか」

風「」ヒュオオオ……

タンポポの花束「」ユラ……

ガイ「……ここは、静かだな」

セイラ「はい……でも、怖い静けさではないです。ここには……眠っている人たちがいて……見守ってくれているような気がします」

ガイ「そうか」

セイラ「ガイさんも……お祈り、しますか……?」

ガイ「俺がしてもいいのか?」

セイラ「もちろんです……この島を守ろうとしてくれる人なら、きっと……姫様も、ロムリン王様も、嫌がらないと思います」

ガイ「……なら、少しだけ」スッ……

セイラ「……」スッ……
大盾「」フヨ……

風「」ヒュオオオ……

ガイ(ロムリン王……この島を守った人たち……俺は、あなたたちのことを直接は知らない。だが、この島を守りたいと思っている者たちの想いは、確かに残っている……セイラも、ジェミニさんも、ゼーレシルトも……空妖精たちも)

ガイ(だから……まだ終わらせない。エンドゲームの望む“終わり”になど、させてたまるか)パチッ

ガイ「……俺は祈り終わったぞ」

セイラ「何を、祈ったんですか……?」

ガイ「この島を終わらせない、と……これは祈りというより、誓いか」

セイラ「ふふっ……それでも、きっと届いたと思います」

ガイ「そうだといいが」

セイラ「はい……きっと」

風「」ヒュオオオ……
タンポポの綿毛「」フワ……

セイラ「あ……綿毛が……」

ガイ(この綿毛は……一体どこから……?)

空へ舞い上がる綿毛「」フワァ……

セイラ「……空に、還っていくみたいですね」

ガイ「……ああ」

セイラ「ガイさん。わたし……この島を守ります。姫様が守ろうとした場所を……今ここにいるみんなと一緒に、守りたいです」

ガイ「ああ……見回りの続きをしてくる。何かあったら呼んでくれ」

セイラ「はい……!ガイさんも、気をつけて……!」

⭐︎セイラと共に王家の墓へ祈りを捧げました。
457 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/30(土) 23:00:28.04 ID:ojMjzmx4O
ーー廃都

ガイ(エンドゲーム……奴はノーランドのように潜伏している訳ではないみたいだが……この島で残滓の力はまだ見つけられていない。どうやって力を得るつもりだ?)スタスタ……

ガイ(……いや、方法などどうでもいい。奴がこの島に眠る力を悪用しようとしていることは明らかなのだから……?)

テイル?「〜〜〜っ、〜〜〜っ!」
ヒナ?「〜〜〜!」

ガイ(ん?この声は……テイルとヒナか?何か……揉めている?こっちの方か……?)



崩れた石柱「」
白い小花「」ユラ……

テイル「ちょ、ちょっとヒナ!!!アンタ、何考え──んんっ!」ジタバタ

テイルを押さえつけるヒナ「ぷはっ……そろそろ我慢の限界です! ラティア・ヘイヴンに来てから、テイルちゃん全然構ってくれないじゃないですか!」グググッ……

テイル「だ、だってこの場所は古い王国の跡地でしょう!?お墓もあるし、ジェミニ様たちにとって大切な場所だし……そんな場所でこんなことをするのは──んんっ!?」

ツー……

ヒナ「……場所柄を気にする気持ちは分かります。でも、テイルちゃん不足は私にとって緊急事態です」

テイル「そういう問題じゃないわよ!?」

ヒナ「では、どういう問題ですか?」サワッ……

テイル「……っ、人目とか、場所柄とか、色々あるでしょ……!」ビクッ

ヒナ「今さら人目を気にするんですか?」サワサワ

テイル「っ、節度ってものが必要なのよ!」

ヒナ「節度なら守っています。今のところ、まだかなり控えめです」

テイル「控えめの基準がおかしいわよ!?」

ヒナ「テイルちゃん」

テイル「な、何よ……」

ヒナ「私は、テイルちゃんと一緒にいる時間が好きです。戦っている時も、移動している時も、喧嘩している時も、こうして困らせている時も」

テイル「困らせてる自覚あるならやめなさいよ……」

ヒナ「やめた方がいいですか?嫌なら止めます」

テイル「……嫌じゃないから、困ってるのよ……その……す、少しだけ、なら……///」

ヒナ「──はい!」ニコリ

テイルを包む白黒の翼「」フワ……

白い小花「」ユラ……



ガイ「……」

ガイ(……揉めていると思ったが、違ったらしい。いや、違わないのか?……十年一緒に行動したらあんな仲になるのか)

テイル『……声、抑えなさいよ……!』

ヒナ『そういうテイルちゃんこそ、声は出さないでくださいね?』

ガイ「……」

クルッ スタスタ……

ガイ(異常なし。報告することはない……少なくとも、俺が報告すべきことは何もないな)

白い小花「」ユラ……

⭐︎テイルとヒナが仲良くしている様子を見なかったことにしました。
458 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/30(土) 23:00:57.31 ID:ojMjzmx4O
ーークロシュヴァリエ号

アインズ「……どうした。いつにも増して目のクマが酷いようだが」

ガイ「気にするな。行動に支障はない」ギンギン

アインズ「とは言うが……お前の記憶を失ったといえ、心配にはなる。今日は休んだ方がいいと思うが」

ガイ「……いや、エンドゲームの奴がどう動くかわからない。少しでも人手が多い方がいいだろう……」

アインズ「そ、そうか……」

フローディア「あら、休息なしで動き続けてもいいことはないわよ」

エリザベート「貴女がそれを言うと、妙に説得力があるような、ないような……」

フローディア「少なくとも、私は寝不足で判断を誤るような可愛い身体ではないもの。昨日、何か見てはいけないものでも見たのかしら?」

ガイ「……」

エリザベート「?」

アインズ「……何かあったのか?」

ガイ「……何もなかった。何もな」

◆現在はラティア・ヘイヴンです。(12日目)

【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・ラティア・ヘイヴンに迫る脅威への対策をする。
・エンドゲームの目的を阻止する。

何をする?
安価下1〜3

⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート

・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/30(土) 23:03:12.17 ID:LzQ8h+YfO
イーリン、師匠から新技を伝授される
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/30(土) 23:09:57.99 ID:sYfTiYszo
ルーはフローディアの姉なのか叔母なのか問題の雑談
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/30(土) 23:11:55.02 ID:sYfTiYszo
訂正
フローディアにとって姉なのか姪なのか
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/30(土) 23:15:48.15 ID:vOqb0FE80
ガイ ジェミニに呪いの解呪方法を聞いてみる。(また巻き込まれる可能性もあるのであえて代償の刃は聞かないようにする)
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/30(土) 23:24:33.81 ID:vOqb0FE80
すいません少し訂正
ガイ ジェミニに呪いの解呪方法について何か知ってるか聞いてみる。(また巻き込まれる可能性もあるのであえて代償の刃は聞かないようにする)
464 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/31(日) 00:37:56.51 ID:1goUcIbLO
ーー廃都

花の香り「」フワッ……

イーリン「──来られたのですね、師匠」スクッ……

ホーリー「もう驚きませんか。良い傾向ですね」スタッ

ホーリー「イーリン……この島で、あなたはこれまで多くを見たようですね。救えたもの、救えなかったもの……その全てが、あなたの目に残っています」

イーリン「……何が言いたいのですか、師匠」

ホーリー「今のあなたになら、教えの本質を伝えることができます」

イーリン「教えの本質……」

ホーリー「イーリン。あなたは、私の教えをどう理解していますか?」

イーリン「……人を救うためのものです。弱き者を守り、理不尽を砕き、苦しむ者へ手を伸ばすための拳だと……そう教わったと認識しています」

ホーリー「間違いではありません。ですが、正解でもないですね……まだ幼かったあなたに、"神へと至る道"だと教えても、正しく受け止めることはできなかったでしょう」

イーリン「神へと、至る道?」

ホーリー「ええ。私があなたに教えたモノの本質は、神格を得て神の"化身"となるための修練です。肉体を鍛え、精神を削ぎ、祈りと行いを一致させて己という輪郭を、世界の理に近づける……人としての迷いを越え、救世の器へ近づくためのものでした」

イーリン「何を……言っているんですか」

ホーリー「救いたいと願うだけでは、救いには届きません。祈りを力へ、肉体を器へ、意志を理へと変えなければならない。人のままでは間に合わない。人のままでは守れない……人で在るままでは、真に何かを救うことはできないのです」

ホーリー「……イーリン、あなたは優しい。だからいずれ限界に苦しむ。届かなかった命を抱え、救えなかった者を悔やみ、自分の手が届かなかったことを責める……ですが、それは当然であってはならないのです。救う側が人と同じように折れていては、救いは誰にも届きません」

ホーリー「私は、その先をあなたに伝えるために来ました」

イーリン「……私も、化身になれと?」

ホーリー「はい。まずは初歩で構いません。拳に祈りを通し、肉体と精神を一時的に神域へ近づける。人であることを少しだけ脇へ置くのです。そうすれば、救いの手は今より遠くへ届きます」

イーリン「……私には、そうは思えませんが」

ホーリー「それで構いません。これは強制ではありませんから……選ぶのはあなたです」

イーリン「師匠は、本当に私の選択を尊重してくれるのですか?」

ホーリー「もちろんです。さあ、選びなさい、イーリン」

◆選択 安価下1〜 先取3票

1.教えを受ける

2.拒絶する

3.その他(自由安価)
465 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/31(日) 00:39:02.05 ID:1goUcIbLO
本日はここまでです。
次回もお付き合いくださると嬉しいです。

それでは、また。
466 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/31(日) 00:39:34.42 ID:1goUcIbLO
>>465とこの安価はずらしてください。
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/31(日) 00:40:57.08 ID:k+ql/holo
1
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/31(日) 06:36:42.43 ID:JhCvwTiRO
1
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/31(日) 07:53:42.34 ID:DsZf4EcNO
怪しい宗教の勧誘
1
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/31(日) 17:19:57.20 ID:orreZmnoO

今回のガイたけどフローディアの首締めながら会話してたけど今後こういった展開もあるのかな?
471 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/31(日) 23:31:58.00 ID:rLXRAd0RO
少々忙しくこんな時間になってしまっていました。翌日の安価を募集したら今日はそのまま終わります。

>>470
流石に毎回はしないとは思いますが、状況によってはフローディアに限らず他のキャラを尋問することになるかもしれません。展開次第です。
472 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/31(日) 23:33:14.46 ID:rLXRAd0RO
イーリン「……分かりました」

ホーリー「受け入れるのですね」

イーリン「いいえ。私は、人のままでは真に救えない、という考えには同意できません。ですが……今の私の拳では届かないものがある。それも事実です」

イーリン「……だから、教えてください。でも……私は、人を救うための拳として学びます」

ホーリー「構いません。入口に立つ理由は、人それぞれです」

イーリン「……許してくれるのですか」

ホーリー「はい。今は、それで十分です」

花の香り「」フワ……

ホーリー「では、構えなさい。イーリン」

イーリン「はい……!」ザッ

ホーリー「違います」

イーリン「……?」

ホーリー「拳を構えるのではありません。祈りを構えるのです」

イーリン「祈りを……?」

ホーリー「あなたが救いたいものを、思い浮かべなさい。守りたい者や失いたくない者、届かなかった者……救いたいと思う者は全て」

目を閉じるイーリン「……」

シーン……

ホーリー「感情が揺れましたね」

イーリン「……当然のことでは?」パチ

ホーリー「その揺れを、押し殺してはいけません……神化とは、ただ感情を捨てるだけの技ではありません。初歩においては、感情を祈りへ変換します」

イーリン「感情を……祈りへ……」

ホーリー「怒りも、悲しみも、恐怖も、喜びも……それら全てを相手を救うことへの祈りに変えるのです」

風「」サァァァ……
473 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/31(日) 23:33:52.17 ID:rLXRAd0RO
ホーリー「呼吸を整えなさい。身体を器に。拳を祈りに。祈りを理に」

イーリン「……身体を器に。拳を祈りに。祈りを理に……」

ホーリー「貴女の拳は、何のためにありますか」

イーリン「人を……救うために」

ホーリー「誰を救いますか」

イーリン「届く限り、全てを」

ホーリー「届かない時は?」

イーリン「……届かせます」

ホーリー「では、届かせるために何を捧げますか」

イーリン「……っ」

花弁「」ハラ……

ホーリー「答えなさい、イーリン」

イーリン「……私の、迷いを」

ホーリー「足りません」

イーリン「私の……恐れを」

ホーリー「まだ足りません」

イーリン「私の弱さを」

ホーリー「それでよいでしょう」

カッ──

イーリンの腕に纏われる淡い光「」スゥ……
474 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/31(日) 23:34:18.82 ID:rLXRAd0RO
ホーリー「……入り口が開きましたね」

イーリン「これは……ただの魔力では、ない……?」

ホーリー「ええ。神聖な気が混じった魔力……神の力の一端です。では、打ちなさい」

イーリン「では──」ダッ

イーリン「はぁっ!」ブンッ!

ホーリー「」スッ……

止められたイーリンの拳「」ピタッ……

イーリン「!」

ホーリー「まだ拳に感情が残っています。救いの力に、誇示は不要です」

イーリン「誇示など……!」

ホーリー「拳に余計なものを混ぜてはいけません。手加減も、次の手も、相手への執着さえも……救うと定めたなら、ただ救いへ通しなさい」

イーリン「……」

ホーリー「もう一度」

イーリン「はい……!」ザッ

イーリン(救うための拳……人を屈服させるためではなく、救いへ導くための……)

イーリンの拳「」スゥ……

ホーリー「……」

神気を纏うイーリン「──」

ゴオオオッ──!

ホーリーの髪「」フワ……
花弁「」ハラハラ……

ホーリー「届きましたね」

神気を纏うイーリン「──」

消えていく神気「」シュウン……

自分の手を見るイーリン「……今の、力は……」

ホーリー「今のが神化の初歩……祈りを拳へ通し、人の輪郭を一瞬だけ神域へ近づける技です。使い続ければ、人としての感情が遠くなり、最終的には神の思考と視点を得られるでしょう」

イーリン「……私は、神の思考も視点も望みません。私は人として、人を救うためにこの拳を使います」

ホーリー「そうですか。貴女らしい答えですね、イーリン」クルッ

花のように散るホーリー「──また会いましょう。次は同じ神の化身として」パラパラ……

散らばる花弁「」フワッ……

イーリン「……ッ」
握られる拳「」ギュッ……

⭐︎イーリンが神化の初歩を教わりました。
475 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/31(日) 23:35:00.05 ID:rLXRAd0RO
ーークロシュヴァリエ号

レイセオン「……以前から、少し気になっていたのですが」

アトニス「何だ」

レイセオン「フローディア様とトゥルーエンド様の名前、似ていますよね?」

エリザベート「……ああ、確かに。フローディア・エターナルエンドと、トゥルーエンド……どちらも“エンド”の名を含んでおりますわね」

アトニス「名前が似ているだけじゃないのか?」

レイセオン「私も最初はそう思っていたのですが……大魔女様周辺の情報を整理していると、偶然では片付けにくいのです!」

フローディア「あら、知ってるものだと思ったけど。ようやくそこに気づいたのね」

アトニス「……何だ。その言い方」

エリザベート「では、何か関係が?」

フローディア「ええ。私と姉さん──大魔女は姉妹よ」

レイセオン「姉妹!?」ガタッ

エリザベート「フローディア様と、あの大魔女様が……ですの?」

フローディア「そうよ」

アトニス「待て。大魔女様って……あの大魔女帝国の大魔女か?」

フローディア「他に誰がいるのかしら?」

レイセオン「……」

アトニス「いや、急に言われても混乱するだろ。本当にお前が大魔女の妹なのか?」

フローディア「そうだと言ってるでしょう……ああ、でも今の"大魔女"とはどういう関係になるのかしらね」

エリザベート「???」

レイセオン「……」

アトニス「また訳のわからないことを……昨日ガイにやられてから懲りてないのか?」

フローディア「殺そうとしてくれるのがすごく嬉しかったわ……じゃなくて、今の大魔女の状況を知らないの?」

レイセオン「フローディア様、その件は……」

フローディア「隠されているのよね?あの子も可哀想ね。姉さんが残したものを続かせるためだけに作られて、大魔女として立たされているんだから……」

レイセオン「フローディア様!」
476 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/31(日) 23:35:28.43 ID:rLXRAd0RO
エリザベート「作られて……大魔女として、立たされている……?」

フローディア「あら、言い過ぎたかしら」

レイセオン「言い過ぎです!明らかに言い過ぎです!」

エリザベート「レイセオン様?」

レイセオン「……詳細は、私の口から軽々しく話せるものではありません。ですが……今の大魔女様には、複雑な事情があります」

アトニス「複雑な事情、で済む話か?今の言い方だと、まるで……」

フローディア「本物の大魔女クローディア・トゥルーエンドはもういない。今いる大魔女は、姉さんの名と役目を継ぐために作られた存在……そう聞こえた?」

レイセオン「フローディア様!」

フローディア「でも、間違ってはいないでしょう?」

レイセオン「……っ」

エリザベート「……つまり、今の大魔女様は、大魔女クローディア様ご本人ではなく……」

フローディア「姉さんの影、姉さんの遺志。姉さんの残した保険……言い方はいくらでもあるわね」

アトニス「……影武者、みたいなものか」

レイセオン「……トゥルーエンド様は、ただの影武者ではありません!大魔女様として帝国を支え、多くの人を守ってきた方です!」

フローディア「そうね。姉さんが死んでも、大魔女帝国は大魔女を必要とした。だから、あの子は“大魔女”としてそこに置かれた。本人が何を望んだかなんて、誰も深く考えないままね」

アトニス「……お前にしては、ずいぶん同情的だな」

フローディア「一応、身内だもの。多少の情はあるわよ……立場的には、あの子は姪になるのかしらね。姉さんを元に造られた訳だし」

レイセオン「そのことを本人が聞いたら否定しそうですがね!」

フローディア「ええ……きっとまた封印されるわね、私」

⭐︎フローディアとトゥルーエンドの関係を知りました。
477 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/31(日) 23:36:59.94 ID:rLXRAd0RO
ーー古城 中庭

ガイ「こんにちは、ジェミニさん」

テル「どうも〜」

アインズ「む……修行中か」

ビビアン「……」ブツブツ
様々な方向に動く複数のつむじ風「」ヒュオオオ──

ジェミニ「おお、ガイ殿にテル殿、アインズ殿か。どうかされたかの?」

ビビアン「むむむ……右、左、上……いや、同時に……!」

つむじ風「」「」「」ヒュオッ! ヒュルルッ!

テル「おお、ビビアンちゃん頑張ってるね〜」

ビビアン「わっ、見られてた!?ちょ、ちょっと待って、今集中が……!」

暴れるつむじ風「」「」「」ビュオッ!

ジェミニ「落ち着くのじゃ。風は掴むものではなく、通すものじゃぞ」スッ

消えていくつむじ風たち「」シュウン……

ビビアン「うぅ……難しい……」

アインズ「複数の風を同時に制御していたのか。なかなか器用だな」

ビビアン「!ま、まあね!師匠の教えが良いから!」

ジェミニ「調子に乗るのは、三つ目の風を制御してからにせい」

ビビアン「はい……」

ガイ「邪魔をしてすみません」

ジェミニ「構わぬ。ちょうど一息入れるところじゃった。して、何用かな?」

ガイ「……ジェミニさんに、見てもらいたいものがあります」

ジェミニ「ふむ?」

テル「フローディアの呪い……というか、祝福というか。その辺りのことです」

ジェミニ「フローディア殿の……?」

ガイ「テラヌス・ウルスでフローディアに仕込まれたものです。回復を促すような力だと聞いている」

アインズ「ガイ自身は便利なものとして扱っているようだが、放置してよいものかは別問題だ」

テル「私も一応診てはいるけど、専門外なので詳しいことは……ジェミニさんなら何か分かるかなって」
478 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/31(日) 23:37:27.52 ID:rLXRAd0RO
ジェミニ「なるほどのう……ガイ殿、少し近う寄れ」

ガイ「はい」スッ

ジェミニ「胸元か?」

ガイ「ええ。その辺りにあるらしいんですが」

ジェミニ「では失礼するぞ」スッ

ジェミニの指先「」ボウッ……
淡い魔法陣「」フワ……

ビビアン「師匠、その魔法は?」

ジェミニ「解析用の魔法じゃ。解析するものに影響を与えず調べることができる」

ビビアン「へぇ……」

灰色の炎のような魔力「」ユラ……

アインズ「……見えたな」

ジェミニ「ふむ……これは……呪い、ではある。だが、悪意を込めて害を成す類ではないな……少なくとも、肉体を蝕む、精神を縛る、意思を操る……そういったものではない。むしろ方向性は保護じゃ」

ジェミニ「死へ向かう流れを鈍らせ、傷の回復を促し、致命に近い損傷でも魂が肉体から離れ切るまでの猶予を延ばす。大雑把に言えば、死にかけた者を無理やり引き止める力じゃな」

ビビアン「それ、普通にすごい加護じゃない?」

ジェミニ「加護とも言える。じゃが、無理やり生かす呪いとも呼べる。言葉の問題じゃ」

アインズ「解くことはできるのか?」

ジェミニ「できぬことはないが、外す必要はないと思うのう」

ガイ「本当ですか?」

アインズ「だが、フローディアの力だ。何か仕込まれている可能性は?」

ジェミニ「勿論、疑った。しかし、今読める範囲では、監視、支配、位置特定、精神干渉の類はない。断言しよう」

ビビアン「フローディアって、敵なんだよね?それなのに、そんなものを?」

テル「……たぶん、死んでほしくないんだよ。自分の目的のためにも、感情的にも」

アインズ「……結局、呪いではなく祝福に近いものだったわけか」

ジェミニ「どちらでもある。術者が相手に望まぬ生を押しつけるなら呪い。相手を死から守るなら祝福。今回は、その境目にあるものじゃな」

テル「フローディアらしいね」

ガイ「……ああ。迷惑なほど、らしい」

ビビアン「ねえ師匠、今の解析魔法、私も覚えられる?」

ジェミニ「基礎からじゃな。つむじ風を三つ制御してから言いなさい」

ビビアン「うっ……はい……」

ガイ(フローディアの祝福……死なせないための力、か)

ガイ(目的は相反しているのに助けられているとは……なんていう皮肉なんだか)

⭐︎ジェミニにフローディアの祝福を解析してもらいました。
479 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/31(日) 23:38:33.99 ID:rLXRAd0RO
ーー廃都

ごはん屋妖精「はい、ベルちゃん!レモネードお待たせ!」パタパタ
ビリビリレモネード「」ドンッ
ベルトーネ「ありがと〜……」モグモグ

ガイ「……こんな時間に起きてるとは、珍しいな」スタスタ

ベルトーネ「お〜、ガイくんじゃん……徹夜して見回りしてたの〜?」

ガイ「ああ……ここで食事を取ったら寝るつもりだ」

ベルトーネ「うんうん、やっぱり休まないとだよね〜……ところでガイくんはさ〜、代償の刃に食べさせたものを取り戻したいって思ったことはある〜?」

ガイ「……当たり前だろ」

ベルトーネ「ふ〜ん、そっかそっか〜……」

ベルトーネ「……もしも、それを取り戻せるかもって言ったら私と契約する?」

ガイ「何?」

ベルトーネ「ご馳走様〜……興味があったら、私が借りてる部屋に来て。契約するかどうかは、その時に考えればいいよ〜」

ガイ「……今ここで話せないのか」

ベルトーネ「こういう話はね〜、人目がある場所でするものじゃないでしょ〜。妖精ちゃんに聞かせるには、ちょっと重すぎるし」

ごはん屋妖精「内緒話〜?」

ベルトーネ「ごめんね〜」

ガイ「……契約という時点で、嫌な予感しかしないが。代償の刃に食わせたものを……本当に取り戻せるのか?」

ベルトーネ「戻せるかもしれないけど、タダじゃないよ〜。悪魔の契約ってそういうものだし〜」

ガイ「……」

◆現在はラティア・ヘイヴンです。(13日目)

【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・ラティア・ヘイヴンに迫る脅威への対策をする。
・エンドゲームの目的を阻止する。

何をする?
安価下1〜3

◆エンドゲーム行動判定
コンマ下2
01-10エンドゲーム行動
11-20エンドゲーム接触
21-85黒い魔法陣出現
86-00エンドゲームの痕跡を発見

⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート

・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/31(日) 23:39:06.57 ID:tiCL7w5X0
アトニスとヒナ 天使同士の会話する
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/31(日) 23:39:42.33 ID:KuqRc4OOO
リルル、最強虫モンスター召喚に挑戦
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/31(日) 23:39:47.07 ID:orreZmnoO
ジェミニ達と一緒に食事する
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/01(月) 19:30:17.15 ID:I/sHvWRWo
おつ
ベルちゃんから不穏なお誘いが…無害そうに見えてもやはり七大罪の悪魔か
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/06(土) 13:05:21.45 ID:7u9xQ2EuO

確か今のところ七つの大罪の関係のキャラってベルトーネ(怠惰)とベッサラビア(暴食)の2人しか出てなかったよな
485 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 14:35:42.27 ID:2pKh0uK6O
>>483
開示していただいた裏設定を>>1なりに解釈した結果、悪魔らしさというものを表現したいなと感じてこうなりました。人外感を上手く表現できたらな〜と思います。

>>484
その通りです。ベッサラビアさんは元々の設定だと通りすがりの破茶滅茶悪魔さんだったのですが、七大罪の一人だったら面白いかな〜と思いあのような感じにしました。
他の七大罪の方々が出てくることはあるのでしょうか……?
486 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 14:36:15.80 ID:2pKh0uK6O
スタスタ……

アトニス「……おい、いつまでついてくる気だ?」クルッ

ヒナ「無論、戦ってくれるまでです!」パタパタ

アトニス「はぁ……あのなぁ、今の優先順位くらいわかるだろ。模擬戦につきあってる時間はないんだよ」

ヒナ「今、私の優先順位で一番大事なのは、アトニス様の名を騙って、現世にいるクセに堕天していないあなたと戦うことです!」

アトニス「はいはい、気が向いたらやってやるよ。今は忙しいからまた今度な」スタスタ

アトニスの前に出るヒナ「そうは行きません!もう私は堕天した身ですが、上級天使の名を騙るなんて畏れ多い天使を見て見ぬフリなど、私にはできません!」バッ

アトニス「うおっ……あのな、ボクだって好き好んでこの名前を使っているわけじゃないんだぞ?記憶を失っても覚えていた名前だったから使っているだけだ。前々からお前が言っている天界だのなんだのやらは、ボクにはわからないんだよ」

ヒナ「記憶を失って……?それじゃあ、あなたは現世に来た理由がわからないってことですか?」

アトニス「そうだ」

ヒナ「……普通、堕天していない天使が現世に姿を表すときというのは、現世が消える危機を迎えた際に、現世の力だけでは解決できないと上の方々から認められたときだけです」

アトニス「世界めくれがまさしくそれじゃないか?」

ヒナ「はい。世界めくれは間違いなく、それに該当する危機だったと思います。ですが、だからこそおかしいのです」

ヒナ「普通の天使なら、現世の人々を補助します。導き、守り、必要なら力を貸して……ですが、基本は“現世の者たちが解決する”形を崩しません」

アトニス「直接どうこうするわけじゃないのか」

ヒナ「ええ。下手に介入すれば、現世の運命や信仰、魂の流れに余計な歪みが生まれますから。天界は意外とその辺りには面倒くさいのです」

ヒナ「普通の天使は、危機が去れば天界へ戻ります。現世に長く留まり続けることは基本的にありません……ですが、上級天使は違います」

ヒナ「現世の力だけではどうにもならず、補助では足りないと判断された場合……上級天使が現れます。それが意味する所は、現世の問題に天界が直接手を入れるということです」

アトニス「へえ……そうだったのか」

ヒナ「そんな他人事みたいに……仮にもアトニス様の名を使ってるんですから、もう少し危機感を持ってください!上級天使の現世介入なんて、天界でもそう簡単に許可されるものではないんですよ!」

アトニス「と言われても実感がないんだから仕方ないだろう?ボクが天使なのはわかるが、何の目的で現世にいるのかはわからない。そもそも、本当にお前の言う“アトニス様”とボクが同一存在なのかも確証はないんだしな」

ヒナ「神格だけで見るなら、あなたは一般天使とそう変わりません。ですが、一般天使だとしても残っているのはおかしい話です。だから、一戦交えればその謎も解ける筈なんです!」

アトニス「結局それかよ……わかったわかった。気が向いたらやってやるが、今はダメだ。ボクが上級天使かどうかはともかく、エンドゲームがやろうとしてることは見過ごせない。お前も捜索に戻れよ」ヒラヒラ

スタスタ……

ヒナ「……本当に、何者なんですか」ボソッ

⭐︎アトニスがヒナと話しました。
487 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 14:36:45.70 ID:2pKh0uK6O
魔法陣を描くリルル「」カキカキ

地面に描かれた大量の魔法陣「」

ガイ「……この魔法陣は?」

リルル「これはね、私のお友達を呼ぶための魔法陣だよ!少しでも戦える子達が多かったら、助けになるかなって思って」

ガイ「友達……虫のことか。何を喚び出そうとしているんだ?」

リルル「戦いが得意な子!……でも、たまーに言うことを聞いてくれない子が来ちゃったりすることもあるんだよね」

ガイ「待て。言うことを聞かないヤツが来た場合、どうするつもりだ」

リルル「その時は……頑張って説得する!」

ガイ「……説得で済むのか?」

リルル「たぶん!」

ガイ「……不安しかないな」

リルル「それじゃあ……おいで!」

魔法陣「」フォン……

◆コンマ下1
01-10???
11-50普通
51-90頼りになる
91-00???
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/06(土) 14:46:20.11 ID:hIQKx5dro
ブブブ
489 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 20:51:15.04 ID:PQ4YQsLdO
大量の虫たち「」ブンブンブン
ニジ丸「」ブーン

ガイ(一瞬、命を危機を感じるような気配がした気がするが……気のせいだったようだ)

リルル「あれー?いつものみんなと変わらないや……でも、来てくれてありがとね!」

大量の虫たち「」ブーン!

ガイ「……?」

黒い魔法陣「」ジジ……

ガイ「リルル、あの魔法陣は召喚に使ったものか?」

リルル「え?使った魔法陣は全部消えたはずだけど……」

黒い魔法陣「」ジジ……ジジジ……
大量の虫たち「」ブブッ……!

リルル「……みんな?」
ニジ丸「」ブブブッ!

ガイ「虫たちが……怯えている?」

リルル「うん……すごく嫌がってる。私が呼んだ魔法陣じゃない。こんな黒くて、冷たい感じの魔力……知らない」

黒い魔法陣「」ジジジ……!

ガイ「下がれ、リルル」
魔導拳銃「」スッ

リルル「う、うん……!」

黒い魔法陣「」ボウッ……
大量の虫たち「」ブワッ!

ガイ「!」

黒い魔法陣の周囲を飛ぶ虫たち「」ブンブンブン!

リルル「待って!近づいたら危ないよ!」

魔法陣に吸い込まれていく虫たち「」シュウン──

リルル「ああっ、そんな!?」

レイセオン「ガイ様ー!!!」タタタッ

ガイ「何かあったのか!?」

レイセオン「えいっ!」バッ
杖「」カァンッ!

消えていく黒い魔法陣「」シュウン──

レイセオン「……ふぅ。お二人とも、ご無事ですか!?」

リルル「えっ?私たちは大丈夫だけど……一体どうしたの?」

レイセオン「島中に先ほどと同様の魔法陣が現れたんです!」

ガイ「……あれに吸い込まれるとどうなる?」

レイセオン「現在、解析していますが……おそらく、吸い込まれた時点でほぼ助かりません!」

リルル「えっ!?それじゃあ、私が呼んだ子たちは……」

レイセオン「安易なことは言えませんが、ただ簡単に殺害するような術ではなく夢魔法や解析魔法など、様々な魔法の組み合わせで構成されたものでして……厳密には生きているとも、死んでいるとも言えないのです!」

ガイ「細かい理論はあとでいい!他にアレに吸い込まれたヤツはいるのか?」

レイセオン「……空妖精と人形がいくらか……現在、ジェミニ様やアインズ様などに対策用の結界を構成してもらっています!」

リルル「そんな……と、とにかくあの魔法陣をなんとかしないと!」

ガイ「リルル!」

リルル「何!?速くしないと他の子が……」

ガイ「……落ち着け。焦って突っ込めば、お前まで吸い込まれる。まだ他の奴らは助けられる可能性がある。冷静に動くんだ」

リルル「……うん!」

490 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 20:52:57.80 ID:PQ4YQsLdO
ーー廃都 

ジェミニ「……よし。これで当面は、黒い魔法陣の発生を抑え込めるはずじゃ」

レイセオン「こちらの補助結界も固定完了です!魔法陣が再出現しても、少なくとも即座に吸い込まれることはないはずです!」

ゼーレシルト「擬似星脈側からの干渉遮断を確認。完全封鎖ではありませんが、発生頻度は大幅に低下すると予測されます」

ガイ「……助かった」

リルル「吸い込まれた子たちは……?」

ゼーレシルト「魔力反応は完全消失していません。黒い魔法陣の奥、もしくは別位相の領域に保持されている可能性があります」

リルル「……じゃあ、まだ助けられるかもしれないんだね」

ジェミニ「うむ。諦める段階ではない」

セイラ「よかった……」

アインズ「だが、結界は応急処置だ。発生源を潰さなければ、いずれまた動き出す」

アトニス「ああ。向こうはもう仕掛けて来た。次はこっちから動く番だ」

ヒナ「では、食事をしてから戦闘ですね!」

テイル「ちょっとヒナ、今はそんな雰囲気じゃ……」

テル「でも、まあ……食べないと動けないのは本当だよ。魔法陣対応でみんな消耗してるし」

イーリン「同意します。今は一度、体力と魔力を回復すべきです」

ベルトーネ「さんせ〜い。飢餓は私の領分じゃないし〜、ご飯を食べずに働くのは労働環境的にアウトでしょ〜」

ビビアン「また訳のわからないことを……ご飯抜きにするわよ?」

ベルトーネ「ひど〜い」



ーー古城 仮設食堂

スープ「」ホカホカ
焼きパン「」ドサッ
果実の盛り合わせ「」ドンッ
ビリビリレモネード「」シュワシュワ……

ごはん屋妖精「はいはい、みんなの分あるから並んでねー!」パタパタ

ポーラー「配膳補助を開始しマス」

セイラ「あ、わたしも……手伝います……」

ミーティア「じゃあ私は飲み物の方やるねー」

ゴライアス「短剣の身なれど、食材の切り分け程度ならば!」

テイル「包丁代わりに使われてる……」

ワイワイガヤガヤ……
491 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 20:53:40.91 ID:PQ4YQsLdO
ガイ「……」

フローディア「ふふっ、賑やかね」モグモグ

ガイ「……なんで馴染んでるんだ、お前は」

フローディア「今は協力関係だからでしょ?」

ガイ「協力関係であって、信用したわけじゃない」

フローディア「それにしても、彼……まさかこんな大胆に仕掛けてくるとは思ってなかったわ」

ガイ「今回、ヤツは何を狙っていたかわかるか?」

フローディア「さあ?わかりたくないわ……私は終わりを望まないもの」

ガイ「お前自身は死を望んでいるというのにか」

フローディア「……ええ、そうね。ふふっ、世界から死をなくそうとしている者が、自分の死だけは望んでいるなんて……矛盾そのものね。私は……他人から与えられる終わりを望まない」

ガイ「殺されたくないということか?」

フローディア「ちょっと違うわ……私は死ぬなら、あなたの手によって殺されたいの。その間に誰かの手が加わることを許せないってだけ」

ガイ「……」

ワイワイガヤガヤ……

ヒナ「テイルちゃん、いらないならコレもらいますね!」ヒョイッ パクッ

テイル「ちょっと!?」

ベルトーネ「ヒナ、行儀悪いよ〜?」

ヒナ「下衆悪魔は黙ってスープを飲んでいてください」バチバチ

ベルトーネ「お、喧嘩売ってる〜?」バチバチ

ジェミニ「こんなときにまで何をしておる!」

ワイワイガヤガヤ……

フローディア「……彼は終わりそのものを救いだと思っている。本人が望んだ終わりを肯定する。私はそれを寂しく思うけど……ガイ、あなたはどう思う?」

ガイ「……望んだ終わり方で終わる、というのはある意味一つの正解だとは思うが、それを人為的に起こすのは……何か違う気がする」

フローディア「意外ね。真っ向から否定すると思っていたけれど」

ガイ「俺は、終わりそのものを否定するつもりはない。命には限りがあって、何かを失うこともあるし、思い通りにならないことの方が多い。だが、悲しみだけじゃなく幸せなことも多くある……」

ワイワイガヤガヤ……

リルル「ニジ丸、それは私のパンだよ!」
ニジ丸「」ブーン

ビビアン「わあああ!?なんでこっちに飛んで来るのよ!!!」

ヴァリエール「あははっ!ビビアンは元気だね!」

セイラ「こ、こっちに……まだありますので、落ち着いて……」

ポーラー「追加のパンを配膳しマス」

テル「追加のお酒もお願ーい!」
空いたジョッキ「」カラッ

ミーティア「はいはいただいまー!」

イーリン「テル様、ほどほどに」

テル「分かってるって。今日は味わって飲んでるから」

エリザベート「て、テル様?少々飲むペースが速すぎるのでは……!?」

アインズ「平常運転だ。少なくとも、テルが飲み比べで負けたところは見たことがない」

アトニス「ああ、そうだな……っておい、レイセオン!デザートはボクの分も残しておけよ!」

レイセオン「ふぁひゃひものがひでふ!(早い者勝ちです!)……んぐ!?」

イーリン「レイセオン様!?水です!こちらを──」

ワイワイガヤガヤ……
492 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 20:54:28.04 ID:PQ4YQsLdO
ガイ「綺麗なだけの世界じゃない。理不尽はあるし、壊れているし、どうしようもないことも多いが……それでも……俺は、このありのままの世界が好きだ」

フローディア「……ありのまま、ね」

ガイ「ああ。だから、エンドゲームのやろうとしていることや、お前がやろうとしていることは認められない」

フローディア「悲しみのない世界の方がよほど素敵だと思うけど」

ガイ「この世界がどういう成り立ちでできたかは知らないが……そこで生きている俺たちが手を加える必要はない。与えられた生を生き抜くのが、俺たちの役目だと考えている」

フローディア「……それなら、永遠に死ねない私の生を真っ当してくれるのは、あなたの役目なのかしら」

ガイ「俺はお前の終わり方を決めるつもりはない。お前が死にたいと思っていることも、お前が死のない世界を望んでいることも……どちらもお前のものだ」

フローディア「……」

ガイ「だが、それを理由に誰かの生き方を歪めるなら止める。お前が自分の死を俺に押しつけるなら、それも止める」

フローディア「殺してはくれないの?」

ガイ「必要なら戦う。だが、お前の望む綺麗な終わりを叶えるために戦うつもりはない」

フローディア「……本当に、あなたは面倒ね」

ガイ「お前ほどじゃない」

フローディア「ふふっ……そうかしら」

ワイワイガヤガヤ……

フローディア「……でも、少し分かった気がするわ。あなたがこの世界を好きだという理由。こんなに騒がしくて、面倒で、放っておくとすぐ壊れそうで……それでも、続いていく」

ガイ「……」

フローディア「エンドゲーム……彼には、きっとこれが見えていないのね。終わりのことばかり考えて、今を蔑ろにしている……」

ガイ「……ああ」

フローディア「彼を止めてあげなきゃね、ガイ」

ガイ「……お前がそう言うのは、少し意外だな」

フローディア「そうかしら? 私は終わりが嫌いなのよ。終わりを配り歩く男を放っておく理由なんてないわ」

ガイ「……そうか」

ワイワイガヤガヤ……

フローディア(終わりばかりを見て、今を蔑ろにしている……か。それは、彼だけの話ではないわね)

フローディア(誰も死ななければ、失わない。誰も消えなければ、残されない。私は置いていかれない)

フローディア(……置いていかれない?何を考えているのかしら、私は)

フローディア(私は死をなくしたいだけ。世界を救いたいだけ。喪失のない、完全な世界を作りたいだけ)

フローディア(そう。それだけのはず)

フローディア(……でも)

フローディア(もし、死をなくした世界を作ったとして)

フローディア(そこに、この騒がしさは残るのかしら)

フローディア(死なないだけの世界。失わないだけの世界。終わらないだけの世界)

フローディア(それは本当に、この子たちが笑って、怒って、騒いで、明日へ続いていく世界なの?)

フローディア(それとも私は……死を消すことばかり見て、今ここにあるものを見ていなかったのかしら)

フローディア(認めない)

フローディア(私が間違っているなんて、認めない。私は救おうとしている。終わりを消そうとしている。失う痛みを、誰にも味わわせないために)

フローディア(……本当に?誰かのため?)

フローディア(それとも……私が、もう二度と残されたくないだけ?)

フローディア(……馬鹿げているわ。ガイの話を聞いたくらいで、そんな子どもみたいな理由に辿り着くなんて)

フローディア(私は、そんな理由でここまで来たわけじゃない)

フローディア「……違う。違う、はずよ」ボソッ……

⭐︎みんなで食事をしました。
493 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 20:55:15.92 ID:PQ4YQsLdO
ーー廃都

辺りに響く声「こんにちは、皆様。先日のご挨拶は、気に入っていただけましたか?」

ガイ「!」

アインズ「この声……!」

レイセオン「エンドゲーム……!」

辺りに響く声「おや、結界を張ったのですか。流石はラティア・ヘイヴン。滅びた国とはいえ、まだまだ優秀な守り手が残っている」

ジェミニ「……どこから声を飛ばしておる?」

ゼーレシルト「音声発生源、特定不能。複数の黒い魔法陣の残滓を経由して、廃都全域に拡散されています」

辺りに響く声「あの魔法陣について、少し説明しておきましょう。あれはただ殺すためだけの術ではありません。終わりを知るための入口です」

辺りに響く声「吸い込まれた者が何を望み、どのような終わりに惹かれるのか。それを読み、その者に相応しい結末へ導くためのものです」

ガイ「……吸い込まれた奴らは生きているのか」

辺りに響く声「現在進行形で終わりへ向かっていますので安心してください。無意味に苦しめる趣味はありません」

アトニス「よく言う……!」

辺りに響く声「望む結末を与えているのです。憎まれる理由がわかりませんね」

フローディア「……相変わらず、趣味が悪いわね」

辺りに響く声「フローディア。あなたもこちら側に来れば分かりますよ。終わりは残酷なものではない。整えられた終わりは、救いになり得るのです」

フローディア「私は終わりを嫌っているの。あなたの救いなんていらないわ」

辺りに響く声「はぁ……残念ですね。彼女達に封印されたあなたならわかってくれると思っていたのに……」

辺りに響く声「……二日後に星脈の力をいただきます。それまでに、どうぞ悔いのないように。終わりは、準備して迎えるべきものですから」

シーン……

レイセオン「……なぜ、自分から時間を伝えたのでしょうか!?」

アトニス「知るか!……もしかしたら嘘の可能性もあるが」

テル「……とにかく、向こうがどう動いてくるかは今のところわからない。あの期日が嘘だとしても、嘘じゃなかったとしても……やれることをやろうよ」

エリザベート「そうですわね……とりあえず、行動あるのみですわ!」

ガイ「……」

◆現在はラティア・ヘイヴンです。(14日目)

【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・エンドゲームの目的を阻止する。

◆16日目に何かが起きます。

何をする?
安価下1〜3

⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート

・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/06(土) 20:56:07.75 ID:a3sdK0JM0
イーリン、新技の試しにテイルと模擬戦したら何故か興奮される
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/06(土) 20:56:14.31 ID:7u9xQ2EuO
イーリン ガイに習得した神化の初歩を見てもらう
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/06(土) 20:57:56.09 ID:oZSKbCelo
フローディアから一緒に永遠を生きてくれるなら計画を止めてもいいとからかわれる
497 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 20:59:55.13 ID:PQ4YQsLdO
>>494>>495を混ぜようと思いますので、

追加で安価下1
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/06(土) 21:04:39.19 ID:rVpx6ENvo
エンドゲーム捜索ついでにベルちゃんヴァリちゃんを働かせる
499 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 22:38:17.67 ID:B2/I/4CcO
ーー古城 王族の私室

ベルトーネ「」ダラダラ
ヴァリエール「」ダラダラ

ビビアン「……アンタたち、こんなときに何してるワケ?」ゴゴゴ……

ヴァリエール「うげっ、ビビアン……!」

ベルトーネ「見ての通り怠惰を貪っているの〜。あのエンドゲームって人が言った通り、明後日までは何も起きないって〜」

ビビアン「はぁ?何を根拠に……」

ベルトーネ「ん〜……悪魔としての勘、ってやつかな〜」

ビビアン「その勘、サボる方向にしか働いてないでしょ」

ベルトーネ「失礼だな〜。ちゃんと働くべき時には働くよ〜」

ビビアン「今がその時でしょ!」

ヴァリエール「いや、でもほら……結界はもう張ったし、魔法陣も今は抑え込めてるし、少しくらい休んでも……」

ビビアン「少しくらい?」ピクッ

散らかった菓子袋「」ガサッ
空のビリビリレモネード瓶「」ゴロッ
雑に置かれたクッション「」ボフッ

ビビアン「……これのどこが少しなのよ!」

ヴァリエール「うぐ……で、でも、私はちゃんと働けるよ?必要になったら雷で飛んで行けるし……」

ビビアン「必要になる前に動くのが準備っていうの!ガイたちは見回りをしてくれてるし、ジェミニ様たちは結界の調整……働いてないのはあなた達くらいよ!」

ベルトーネ「みんな偉いね〜」

ビビアン「他人事みたいに言うな!」

ヴァリエール「でも人手が多過ぎてもかえって邪魔じゃないかな?」

ビビアン「そんなことはないわよ。ヴァリエールは空から廃都の外縁を見てきて。アンタなら飛び回るのも早いし、黒い魔法陣が再発生してもすぐ見つけられるでしょ?」

ヴァリエール「うっ……それは、まあ……できるけど」

ベルトーネ「じゃあ私はここで留守番かな〜?ほら、王族の私室を守る重要任務ってやつ〜」

ビビアン「一週間おやつとビリビリレモネード禁止」

ベルトーネ「働きます」スクッ

ヴァリエール「ええっ、ベルちゃん!?」
500 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 22:38:46.99 ID:B2/I/4CcO
ビビアン「ヴァリエールも行く!この悪魔がサボらないように見張って、ついでに外縁の偵察もしてきなさい!」

ヴァリエール「私、見張り役なの!?」

ビビアン「そうよ。アンタまでサボったら、果実茶も禁止にするから」

ヴァリエール「働きます!」ビシッ

ベルトーネ「はいは〜い……」

ヴァリエール「ちょっと、ベルちゃん!ちゃんと行く気ある!?」

ベルトーネ「あるある〜。今、私の中の労働意欲がミジンコくらいには湧いてるから〜」

ビビアン「小さすぎる!」

ベルトーネ「でもゼロじゃないよ〜?」

ビビアン「誇るところじゃない!」

ヴァリエール「ほら、行くよベルちゃん。サボったら私まで果実茶禁止になるんだから!」

ベルトーネ「ヴァリちゃん、現金だな〜」

ヴァリエール「ビリビリレモネードで即起きたベルちゃんに言われたくないよ!」

ベルトーネ「じゃ、行ってきま〜す……」

ヴァリエール「行ってくるね、ビビアン!」

ビビアン「気をつけなさいよ。黒い魔法陣が出たら報告。分かった?」

ヴァリエール「分かってるってー!」

ベルトーネ「はいは〜い……」

スタスタ……

ビビアン「……本当に大丈夫かな、あの二人。さて、私もジェミニ様の手伝いを──」

菓子袋「」ガサッ……

ビビアン「……片付けもしていきなさいよー!」

⭐︎ビビアンによりベルトーネとヴァリエールが働かされることになりました。
501 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 22:39:44.35 ID:B2/I/4CcO
ーー古城 中庭

風「」サァァァ……

イーリン「……テイル様。それでは、手合わせをお願いします」

テイル「もちろんいいけど……私よりヒナの方が適任じゃない?あの子、光速移動も光の剣も使えるし、危ない力の相手には慣れてるわよ」

イーリン「ヒナ様の場合、途中から本気になりかねません」

テイル「否定できないわね……」

遠くから聞こえるヒナの声「何か失礼なことを言われた気がします!」

テイル「……聞こえてないはずよね?」

イーリン「その筈ですが……こほん。テイル様はヒナ様と長く行動されています。速い相手、鋭い相手、常識外れの動きへの対処に慣れていると判断しました」

テイル「……信頼されてるようで悪い気はしないわね。いつでもいいわよ!」

イーリン「では……行きます──」

◆コンマ下1
01-90 勝利
91-00 引き分け

コンマが偶数の場合……
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/06(土) 23:00:10.58 ID:MbHt3OO4O
503 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 23:54:27.40 ID:UpmyBPL4O
テイル「まずは軽くね……!」
風の剣「」ヒュルルル……!

目を閉じるイーリン「……」スッ……
イーリンを包む神気「」ズズズ……

テイル「?……雰囲気が……」

舞う花弁「」ヒラヒラ……
目を開く神気イーリン「……」パチッ……

テイルに接近する神気イーリン「」ユラァ……

テイル「えっ!?」
テイル(動きがゆっくりなのに、追いつかない!?離れなきゃ──)サッ

風の剣に触れる拳「」
消えていく風の剣「」シュウン──

テイル「嘘でしょ!?」バッ

神気イーリン「」タンッ……

テイル「剣がなくても、浮き上がらせちゃえば……!」

浮き上がるイーリンの服「」グッ……
打ち消されていく魔力「」シュル……

テイル「えっ?魔法が……打ち消された!?」

神気イーリン「」
神気を纏った拳「」スッ……

テイル「まって!降参よ!私の負け!ここまでで十分──」

攻撃を続ける神気イーリン「」ブンッ……

テイル「ちょ、ちょっと待ちなさい!模擬戦は終わり!私は負けを認めたわ!」サッ

神気イーリン「……」

テイル「聞こえてないの……?イーリン、もう終わりにして!」

神気イーリン「すく、う……すくわ、なきゃ……」ブツブツ……

テイル「ちょ、ちょっとこれは私の手には負えないかも……!」

神気イーリン「」タンッ
迫るイーリンの拳「」ユラァ……

テイル「あっ、これ死──」
504 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 23:55:01.90 ID:UpmyBPL4O
シュンッ

キィンッ!!!

テイル「……あれ?」

ガイ「──何をしている、イーリン」スタッ……

テイル「──ガイ!よくわからないけど、イーリンの様子が変なのよ!」

構える神気イーリン「」スッ……

ガイ「……テイル、下がれ。呼吸はできるか?」

テイル「少しきついけど、動けるわ……でも気をつけて。あの力、魔法をほどく。風の剣も、浮かせる魔法も消された」

ガイ「……ただの魔力じゃないな」

神気イーリン「……障害、確認」

ガイ「障害?」

神気イーリン「救済行動を阻害する対象。制圧します」

テイル「ほら!今のイーリン、言葉の選び方からおかしいのよ!」

ガイ「イーリン、模擬戦は終わりだ。テイルは降参したぞ──」

神気イーリン「」シュンッ

ガイ「!」シュンッ

ドガガガガガ!!!

ガイ「」スタッ
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!ドギュウン!

神気イーリン「」スタッ

バッバッバッ!

打ち消される魔力弾「」シュウン──

テイル「あ、あなた今、威力を抑えないで撃たなかった!?」

ガイ「──手加減をして止められる状態じゃない」
魔導拳銃「」スッ
短剣「」スッ

構える神気イーリン「」スッ……

テイル「どうする気!?」

ガイ「やれることをやる……来るぞ!」

◆コンマ下1【現在は拮抗しています】

【判定】
01-10痛恨(死亡判定あり)
11-40劣勢
41-90優勢
91-00勝利

【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り2回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り2回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う

◆安価下2
(援軍で来るキャラを以下から1名指定してください)
アインズ、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート、ヒナ、ベルトーネ
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/06(土) 23:57:19.49 ID:a3sdK0JM0
閃光玉
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/06(土) 23:57:57.75 ID:UgfaOr8pO
ヒナ
507 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 23:59:28.09 ID:UpmyBPL4O
安価が揃ったので本日はここまでです。
それでは、また。
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/07(日) 01:33:25.06 ID:KrSxDvJHo
おつ
またしても敵の先手は取れんか…なら出てきた所を全員で囲んで叩くとしよう

考案者としては他の七大罪達も何となく考えていますが、発展させるつもりは無いのでご自由にお使い下さい
元々「ただの怠け者に見えるけど実は凄くてヤバイ」という脚色の為に付けた没設定なのです…
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/07(日) 10:05:58.93 ID:QlPY/of/o
イーリンなら情もあるし一度は抑制行動とるが確率は無情よね
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/07(日) 16:06:09.48 ID:kb9i36wtO
イーリンまさかの暴走するとは。

七つの大罪だけどシノノホシではないけれどそういった設定のキャラもありだと思います。ちなみに自分もで七つの大罪に関係するキャラでこんなキャラもいてもいいよなって感じで思い付いています。
511 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/07(日) 20:49:39.38 ID:olWiYIZFO
>>508
これまでも迎え撃ってきたので今回もそうなりそうです。

>>509
全てはコンマと選択肢次第です。コンマには>>1も翻弄されてきました……今回はどうなることやら。

>>510
イーリンさんは強大な力を得たようですが、まだ師匠程の領域(感情や意識のベースを完全には失わない状態)までには至っていないようです。

他の七大罪の方々については>>1は今の所は全く考えておらず、出す場面があるのならば逐次募集するような形をとろうかなー、といった具合でふわふわしております。全ては未定です。
512 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/07(日) 20:50:40.54 ID:olWiYIZFO
◆49+5=54【優勢!】

ガイ「距離を取れ、テイル!」
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!

テイル「って、言われても……!」

神気イーリン「」トンッ……

かき消される魔力弾「」シュウン──

ガイ「やはり魔法は効かない……それなら!」
短剣「」シャキンッ
短剣「」シャキンッ

ガイ「」シュンッ

打ち合うガイとイーリン「」ドガッ!ガギンッ!

テイル「速っ……ていうかなんで武器相手に渡りあえてるのよ、イーリンは!?」

ガイ(攻撃する隙がない……このままじゃこっちの魔力が切れた瞬間に終わる……!)

手を伸ばす神気イーリン「」スッ

ガイ「ッ……!」バッ
閃光玉「」ピッカァァァン!!!

テイル「眩しっ!?」

神気イーリン「」スタッ……

ガイ「ハァ……ハァ……!」スタッ

テイル「ッ……イーリン!あんたいい加減に目を覚ましなさいよ!こんなことしてる場合じゃないのは、わかってるでしょ!?」

テイルの方を向く神気イーリン「」グルンッ

テイル「……いいわよ、かかってきなさい」ザッ

ガイ「テイル!?やめろ、魔法が効かないんだぞ!?」

神気イーリン「」スタ……スタ……

テイル「これまで生きてきて、いろんなものを見たけれど……あなたみたいな状態の人は初めて見たわ……」

神気イーリン「」ユラァ……
513 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/07(日) 20:51:08.29 ID:olWiYIZFO
飛来する光の剣「「「」」」ヒュンヒュンヒュン!!!

神気イーリン「!」サッ

突き刺さる光の剣「「「」」」ザクザクザクッ!!!

テイル「……この剣は……ヒナ!」

舞い降りる白黒の翼「」ヒラリ……

ヒナ「化身の反応がしたので来てみましたが……すごい面白そうなことになってますね!」スタッ

ガイ「……状況はちっとも面白くないがな」

ヒナ「堕天使ジョークです。テイルちゃん、怪我してませんか?」

テイル「……遅すぎよ!」

ヒナ「このお詫びは後ほどしますね……さて、彼女……イーリンちゃんって言いましたっけ」

光の剣に触れる神気イーリン「」
打ち消される光の剣「」シュウン──

ヒナ「……存在が限りなく神に近くなっていますね」
光の剣「」ヴォンッ

ガイ「元に戻せるのか?」

ヒナ「まだ戻せると思います。でも、長引けば危険です。あそこまで神に近づいてしまったら、人の声が届きにくくなりますから」

テイル「それじゃあ……どうすればいいの?」

ヒナ「テイルちゃん、神話は知ってますよね?たとえ神だろうと、力で屈服させてしまえば万事解決です!」

神気イーリン「」スタ……スタ……

ガイ「簡単に言ってくれる……!」ザッ

◆コンマ下1【現在は優勢です】

【判定】
01-40劣勢
41-90優勢
91-00勝利

【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り1回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り2回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
・『代償の刃』使用時、戦闘を強制終了して勝利。ただし代償を支払う

◆安価下2
(援軍で来るキャラを以下から1名指定してください)
アインズ、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート、ベルトーネ
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/07(日) 20:55:15.99 ID:BOSv9RA50
抑制行動
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/07(日) 21:01:37.25 ID:QlPY/of/o
フローディア
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/07(日) 21:04:21.59 ID:d55GMlfkO
99ゾロ目だからマイナスなしで成功確定かな
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/08(月) 07:07:16.24 ID:kUlEOzwm0
コンマ99だけど抑制行動だから−20でコンマ79の優勢になるのでは?【補正・特殊行動】などの他説明文には「コンマ99だからマイナスはなしになる」とか書いてないから成功ではないと思う。それに書いてないルールを急に出してしまうと普通に困る。
518 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/10(水) 23:13:19.54 ID:mzCFr8IvO
>>516
>>517
実は>>1がやらかしておりまして、>>513のコンマ表をミスってしまっているのです。
本来だったら抑制行動を選んでも余程のことがない限りは負けないコンマ表だったのですが、数字を変え忘れてしまいました(´・ω・`)
本当に申し訳ない。
今回は勝利扱いで判定させていただきます……
また、安価の募集で本日の突発的な更新は終わります。よければ、お付き合いください。
519 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/10(水) 23:14:10.64 ID:mzCFr8IvO
ヒナ「ガイさん、彼女に呼びかけてください!まだ心が残っているのなら、帰ってきてくれる筈です!」

神気イーリン「」タンッ……

ヒナ「」パヒュンッ

ギュインッ!パヒュンッ!ドガン!ドガン!

ドッゴォォォン!!!

テイル「な、なんて出鱈目なの……」

神気イーリン「」ブンッ……ブォンッ……

ヒナ「あっはっはっはっ!!!やはり、化身なだけありますね!!!楽しくて、楽しくて……身体の奥が疼いてしまいます!!!」

テイル「ヒナのやつ、こんなときに何を言ってるのよ!?」

ガイ(ああは言っているが、一人で抑えるには厳しそうだな……)

ガイ「……加勢してくる。増援を呼んできてくれ」

テイル「でも……大丈夫なの?」

ガイ「……もたせるさ」

テイル「わ、わかったわ……すぐに戻ってくるから!」タッタッタッ……

ガイ「……」

ガイ(イーリン……何が起きたかはわからないが、必ず元に戻してみせる。君だって、こんなことは望んでいない筈だろ)シュンッ

光の剣「」ブンッ
光の剣を掴む神気イーリン「」パシッ

打ち消される光の剣「」シュウン──
ヒナ「!」

溜めの構えをとる神気イーリン「」グッ……

ヒナ(打ち消された……!再生成は間に合わないかも……!)

目を瞑るヒナ「っ、……!」ギュッ

ガイ「──すまない。少し、痛むぞ」シュンッ
短剣「」ズバッ!
短剣「」ズバッ!

十字に斬られる神気イーリン「!」ブシャァッ!

ヒナ「ガイさん!」

神気イーリン「……が、い……?」フラッ……

ヒナ「意識が……」

ガイ「そうだ。俺だ。テイルもヒナも敵じゃない……ここにいるのは仲間だけだ」

神気イーリン「……敵……いない……?」フラッ……

神気イーリン「」ピタッ……

シーン……

ヒナ「……止まった……?」

高速で動き出す神気イーリン「」ギュンッ!

ヒナに肉薄する神気イーリン「」スッ
ヒナ「!」

ガイ『止ま──」バッ

神気イーリンを包む炎「」ゴオオオオオオッ!

大きく後ろへ飛ぶ神気イーリン「!」タンッ……

ガイ(この炎は……)
520 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/10(水) 23:15:10.11 ID:mzCFr8IvO
フローディア「──これで死なないなんて……もしかして、あなたも不死鳥だったりするのかしら?」
炎「」メラメラ……

ガイ「フローディア……」

フローディア「テイルに呼ばれて来たの。直に他の子も来るわ」

息を切らしたテイル「ハァ……ハァ……よかった、まだ3人共無事だったみたいね……!」タタッ……

ヒナ「テイルちゃん!イーリンさんを浮遊させてください!」パヒュンッ

テイル「え!?打ち消されるのよ!?」

ヒナ「一瞬でいいんです!浮かせるのではなく、足場を奪うつもりで!」

テイル「足場を……!」

フローディア「私も合わせるわ。燃やせば、嫌でも動きは鈍るでしょう?」

神気イーリン「……障害、増加……制圧、継続……」

ヒナ「ガイさん、もう一度呼んでください!彼女は名前に反応しています!」

ガイ「……ああ!イーリン!聞こえるか!」

神気イーリン「……」

ガイ「俺だ!ガイだ!お前を止めに来た!」

神気イーリン「……止める……?」

ガイ「そうだ!お前は今、何かに呑まれている!だから戻ってこい!」

神気イーリン「……戻る……」
神気「」ジジ……

ヒナ「テイルちゃん!」

テイル「やるわよ!」バッ

浮き上がる神気イーリンの足元「」フワッ……

神気イーリン「……!」

打ち消される浮遊魔法「」シュウン──

テイル「っ、やっぱり消えた!」

フローディア「十分よ」

炎の帯「」シュルッ!

神気イーリンの周囲を囲む炎「」ゴオッ!

炎から抜け出そうとする神気イーリン「」

フローディア「させないわ」
更に強まる炎「」ゴオオオオオオ!!!

ヒナ「神気の流れが乱れました!」

炎の中へ入るガイ「イーリン!」ダッ

ギュッ……
521 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/10(水) 23:15:51.25 ID:mzCFr8IvO
ガイに抱きしめられる神気イーリン「……が、い……」

ガイ「テイルもヒナもフローディアも、敵じゃない。ここにいるのは仲間だけだ」

神気イーリン「仲間……」

ガイ「そうだ。お前を傷つけたい奴はいない……お前を止めたいだけだ」

神気イーリン「……止める……どうして……」

ガイ「このままだと、お前が戻れなくなるからだ!」

神気イーリン「戻れ……なく……」
神気「」ジジ……

ガイ「お前が何に苦しんでいるのか、俺には分からない。だが、今のお前が本当のお前じゃないことは分かる」

神気イーリン「本当の……」ジジ……

ガイ「戻ってこい……本当のお前に!」ギュッ……

神気イーリン「……戻る……戻ら、なきゃ……」
消えていく神気「」シュウン──

イーリン「……あれ?私、何して……」

ガイ「イーリン……!」ギュッ

イーリン「え?……ガイ様!?な、なんですこの状況は!?な、なぜ私は抱きしめられているんですか!?///」

テイル「覚えてないの……?」

イーリン「テイル様!たしか模擬戦をしていて、それから……」

ヒナ「戻ってこれたみたいですね。私としてはもう少し戦っていたかったんですが……」

イーリン「戦い……ヒナ様とですか?一体どういう……」

フローディア「元に戻ったならもう離れてもいいでしょう?」ズイッ

ガイ「……押すな」

イーリン「フローディアまで……っ?」

イーリンの胸元から流れる血「」ポタ……ポタ……

イーリン「血……?いつ、このような傷を……」

ガイ「……俺が斬った。詳しい話は、あとで話す。とにかく、テルに見てもらおう」

テイル「ふぅ……ひとまず、一件落着かしらね」

ヒナ「そう言いたいところですが……イーリンちゃんは一度、神に近づいてしまいました。次は今みたいに止めることは……難しいでしょうね」

テイル「……そう……できれば、今みたいのは二度とゴメンだわ……」

⭐︎イーリンが正気に戻りました。
522 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/10(水) 23:16:40.15 ID:mzCFr8IvO
ーークロシュヴァリエ号 甲板

満月「」
風「」サァァァ……
揺れる雲海「」

甲板に立つガイ「……」

ガイ(イーリンをテルに見てもらったが、肉体的にはとくに問題なかったみたいだ。あの後、アトニスやヒナから話を聞いた……世界には時折、神の化身として産まれて来る存在がいるらしい。大半は力を失うそうだが、力が残る場合もあると……それに加え、化身ではない者が神に近づく方法もいくつかあると……)

ガイ(イーリンのあの力は、その技術の極地に至ったときに現れる変化だというのがアトニス達の意見だった。神に近づけば、強大な力を得られるが心を失う……全てを救うことが、本当に正しいことなのか……)

代償の刃「」シーン……
翡翠の賽「」キラキラ……

ガイ「……どこへ向かっているんだろうな、俺たちは……」

スタスタ……

フローディア「雲が流れている風景をずっと見てて、飽きないの?」

ガイ「……」

フローディア「夜風に当たるにはいい場所だけど、今のあなたは景色を楽しんでいる顔じゃないわね」

ガイ「お前には関係ない」

フローディア「寂しいことを言うのね。慰めにきてあげたのに」

ガイ「必要ない」

甲板の手すりに寄りかかるフローディア「……考えていたのはイーリンのことかしら?」

ガイ「……」

フローディア「沈黙は肯定と受け取るわよ」

ガイ「何をしに来た」

フローディア「あなたを見に来たの」

ガイ「帰れ」

フローディア「嫌ならあなたが離れればいいじゃない?まあ、追いかけるけど」

ガイ「……」

フローディア「そんな顔をされると、もっとからかいたくなるわ……ねえ、ガイ」

フローディア「もし、あなたが私と一緒に永遠を生きてくれるなら……私、計画を止めてもいいわよ?」
523 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/10(水) 23:17:08.26 ID:mzCFr8IvO
ガイ「……何?」

フローディア「誰も死なない世界を作る必要なんてない。あなたと私だけが死ななければいい。あなたが私と一緒に居てくれれば、それで」

ガイ「断る。俺は永遠を生きるつもりはない」

フローディア「私と生きるのが嫌?退屈しないわよ。終わらない旅だってできるし」

ガイ「有限だからこそ、今ここにいる時間に意味がある。終わりがあるから、大切にしようと思える……終わらない旅なんて、ただ苦しいだけだ」

フローディア「……」

ガイ「それに今、お前の言葉を聞いてわかったことがある……お前が欲しいのは死のない世界じゃない」

ガイ「お前はただ、置いていかれたくないだけだ」

フローディア「……違う。違うわ!私は、死が嫌いなのよ!消えることも、失うことも、終わることも……全部……全部、嫌いなだけ!」

ガイ「そうか。なら、どうして俺とお前だけが死ななければいいと言った?」

フローディア「……っ」

ガイ「誰も死なない世界を作る必要はない。俺とお前だけが死ななければいい。そう言ったのはお前だ」

フローディア「……それは、あなたをからかっただけよ」

ガイ「お前が本当に死そのものだけを嫌っているなら、俺一人を永遠に引き込む必要はない……お前は死が嫌いなんじゃない。死によって、自分だけが残されることが嫌なんだ。誰かがいなくなるたびに、自分だけが置いていかれる……それが耐えられないんだろ」

ガイ「だから、誰も死ななければいいと考えた。終わりがなければ、誰もお前を置いていかないから」

フローディア「……違うって、言っているでしょう」

夜風「」サァァァ……

フローディア「……先に戻るわ」

スタスタ……

フローディア「……さっきの取引、気が変わったらいつでも言って。おやすみ、ガイ」

スタスタ……

ガイ「……」

⭐︎フローディアと話しました。
524 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/10(水) 23:18:09.77 ID:mzCFr8IvO
ーークロシュヴァリエ号 寝室

コンコン……

イーリン「どうぞ」

ガチャッ……

ガイ「……調子はどうだ?」

イーリン「大きな問題はありません。傷も皆様のおかげで治癒しましたし……」

ガイ「そうか」

イーリン「……皆様には、迷惑をかけてしまいました……なんとお詫びすれば……」

イーリン「……ガイ様。止めてくださって、ありがとうございました」

ガイ「礼を言われることじゃない」

腕を伸ばすイーリン「いいえ。言わせてください……少しだけ、失礼します──」スッ

優しく掴まれるガイ「……?」

グイッ

ガイを抱きしめるイーリン「」ギュッ……

ガイ「……イーリン?」

イーリン「……少しだけ、このままで」

ガイ「……」

イーリン「あのときは、ガイから……抱きしめてくれたよな。おかげで戻ってこれた……本当にありがとう、ガイ……」スッ……

ガイ「イーリン、口調が──!?」

チュッ

イーリン「……だから、これは……お礼。戻してくれたことへの、お礼で……それ以上の意味は、ないから」

離れるイーリン「」パッ

イーリン「……少しだけ弱っていましたが……もう大丈夫です」

ガイ「……そうか」

イーリン「ガイ様も、無理はしないでください」

ガイ「……努力する」

イーリン「ふふ……あまり信用できませんね」

ガイ「……お互い様だ」

イーリン「……はい。お互い様です」

ガチャッ……
パタン……

イーリン「……サーシャ様やリーゼリット様には、言えませんね……」
525 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/10(水) 23:18:54.93 ID:mzCFr8IvO
◆現在はラティア・ヘイヴンです。(15日目)
【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・ラティア・ヘイヴンに迫る脅威への対策をする。
・エンドゲームの目的を阻止する。

◆16日目に何かが起きます。

何をする?
安価下1〜3

⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート

・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/11(木) 00:36:43.43 ID:DSUwGhx0o
フローディアと心を通わせてみる
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/11(木) 02:08:27.28 ID:ahehXjlS0
工房屋で武器の強化
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/11(木) 02:10:17.39 ID:ZNX83xiYO
ジェミニからクロシュ達の活躍の話しを聞く
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/11(木) 04:45:05.65 ID:ahehXjlS0
>>527 訂正します

ガイ 工房屋で短剣の強化する
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/13(土) 16:16:11.38 ID:dKc6SNfUO
乙です
質問だけど>>518でもしコンマ表をミスしていなかったらやっぱり「コンマ99だからマイナスなしで成功確定」なのかそれとも「確定なしでそのままマイナス20引いてコンマ79」なのかどちらになりましたか?
531 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/13(土) 19:37:30.34 ID:A7oDH5Edo
>>530
結果が変わらないため、99(コンマ)-20(抑制行動)=79として判定していたと思います。
以下は>>513で使うはずだったコンマ表です。

【判定】
01-10劣勢
11-30優勢
31-00勝利
532 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/13(土) 19:37:59.23 ID:A7oDH5Edo
ーー廃都 工房

ガイ「ミーティアさん。居ますか?」

ミーティア「〜♪」
弄られている工房人形「……」ガチャガチャ

ガイ(……作業中だったか。一通り終わってから声をかけ──)

工房人形「……きゃあっ!?///」バッ

ミーティア「うわあっ!急に暴れると危ないよ?」

機械部分を布で隠す工房人形「す、すいません……ミーティアさん、ガイさんが来ています」スス……

ミーティア「え?……ああ、気づかなかった!いらっしゃい、ガイさん」

ガイ(人形にも羞恥心があるのか?まるで普通の人間と変わらないような……とりあえず、目を瞑っておくか……)

目を瞑るガイ「すいません……間が悪かったみたいですね。時間を置いてから来ます」

ミーティア「ああ、大丈夫!すぐ終わるからちょっと待っててくださいね」

ガチャガチャ……

ミーティア「……ほら、終わったよ。調子はどう?」

動きを確かめる工房人形「……うん……大丈夫です。ありがとうございます、ミーティアさん」

ミーティア「お礼はいいよ!また調子悪くなったりしたら言ってね」

工房人形「はい!」

ミーティア「……さて、お待たせしました!ご用件はなんですか?」

ガイ「……武器の強化を頼みたい」

ミーティア「強化?モノによるけど……とりあえず見せてもらえます?」

ガイ「この二振りを」スッ
短剣「」
短剣「」

ミーティア「……これは……何の変哲もない普通の短剣ですね。てっきり業物を使ってると思ってましたが、意外ですね」

ガイ「武器の性能に頼りすぎるなと先輩に教わりまして……その教えには反してしまうんですが、この地では壊れたときの補給が難しい。耐久性を上げてくれれば、嬉しいんですが」

ミーティア「耐久性ですか……それなら出来ると思います!早速、改造しますね!」ガシャン

ガイ「ありがとうございます」

ミーティア「少し、時間がかかるので他の場所で時間を潰しててください!夕方くらいには完成すると思うので!」

⭐︎短剣を強化しました。
533 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/13(土) 19:38:27.03 ID:A7oDH5Edo
ガイ(時間を潰すがてら、レイセオンと島を見回り、アインズとテルがカードゲームに興じているのを横目に見たりして過ごした。アトニスは空妖精が作ってくれたデザートを食べながらフローディアとエリザベートを監視している……イーリンもかなり回復したと、テルが言っていた)

ガイ(その後、見回りの結果をジェミニさんに報告し、茶に誘われてしばらく中庭で休むことになった)

ーー古城 中庭

ジェミニ「結界の外縁に大きな乱れはなし……ひとまずは上々じゃな」

ガイ「ただ、黒い魔法陣の前兆らしき歪みは完全には消えていません。レイセオンも、警戒は続けるべきだと」

ジェミニ「うむ。エンドゲームが星脈を狙っておる以上、警戒を完全に解くことはできぬの」

ビビアン「ですが師匠、常に気を張っていても体力を消耗しきってしまいます……休めるときには休むべきじゃないですか?」

ジェミニ「そうじゃな……」

ベルトーネ「そうそう〜構えすぎてもいいことなんてないからね〜」ズズズ……

ヴァリエール「うんうん……ん〜!今日のおやつも美味しいなあ〜」パクパク

ビビアン「アンタたちは変わらないわね……」

セイラ「ふふっ……でも、ビビアンさんの言う通りかもしれません……クロシュちゃんたちみたいに、切り替えをしっかりすれば大丈夫かと」

ガイ「……クロシュみたいに、か……」

セイラ「ガイさん……クロシュちゃんを知ってるんですか?」

ガイ「ああ。直接会ったことはないが、夢の中で話したことはある」

セイラ「夢の中で……?」

ジェミニ「ほほっ、懐かしい名じゃの。テイルから聞いたが、彼女達は下界でダークヒーローと呼ばれておるのだろう?実際の人柄とはかけ離れた呼び名じゃが、英雄として語り継がれておる……彼女達ならば納得じゃ」

ガイ「……もし、よければクロシュ達がここにいた時の話を聞かせてくれませんか?」

ジェミニ「おお、よかろう。この島での出来事は、地上には伝えられておらぬのだろう?」

ヴァリエール「私も聞きたい!大母様がここでどんな感じに過ごしてたか知りたいし!」

ビビアン「たしかに、気になる……教えてください、師匠!」
534 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/13(土) 19:38:53.61 ID:A7oDH5Edo
ジェミニ「では、話すとしよう……十年前、世界樹の光が世界に放たれ、この地にもその一つが落ちた……」

ベルトーネ「それで雷霆の魔王が起きちゃったんだよね〜。ジェミニ爺さんも寝坊しちゃってたし〜」

ジェミニ「……それまではロムリン王1人で封印を維持し続けておってな。雷霆の魔王がいつ復活してもおかしくない状況じゃった……だが、そのときにクロシュ達が来てくれたのじゃ」

ジェミニ「彼女等も、世界樹の光を集めるためにこのラティア・ヘイヴンへ訪れたとはいえ……快く、儂等を手伝ってくれての。ポーラーやゴライアスといったゴーレム達の復活に、ロムリン王や儂等にも料理を振る舞ってくれたり……」

セイラ「私も……クロシュちゃんのお陰で、姫様のことを思い出せました……!」

ベルトーネ「クロシュちゃんたちとは別に、テイルちゃんとヒナと……レイン?っていうサキュバスも居たっけ……今思えば、雷霆の魔王は、あのときの誰が欠けてても勝てなかったね〜」

ビビアン「へぇ……実物を見たことがないからわからないけど、やっぱり魔王ってとんでもないのね……」

ヴァリエール「大母様はその時、どんな活躍をされたの?クロシュって子を支えていたんでしょう?」

ジェミニ「妖精殿にはかなり助けられた。雷霆の魔王との戦いにおいて、作戦や対策を共に考えてくれての──」

ワイワイガヤガヤ……

ガイ(……さすが、ダークヒーロー達だな。功績もさることながら、人格や実力も語られる通りの英雄そのものだ……こうして時間が経っても語り継がれるのがその証だろう……)

ガイ(クロシュ……世界には君のような、本物の英雄が求められている。みんなが君を待っている……生きているのなら、現れてやってくれ……)



クロシュ「……暗くて、寒い場所……お空が、近いかも」



ガイ(暗くて……空が、近い?)

ガイ(……まさか……君は……)

彼方を見つめるガイ「……」ジッ……

ガイ(セイントレアに、いるのか?)

⭐︎ダークヒーロー達の活躍を聞きました。
535 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/13(土) 19:40:39.69 ID:A7oDH5Edo
ーー廃都 建物の屋根の上

寝転がるガイ「……」
手の中で光る翡翠の賽「」キラキラ……

ガイ(……残る光は、この地に落ちた風の残滓……エンドゲームの件が片付いてから探索をするとして……)

ガイ(全ての光を集めたら、どうすればいい?この賽の本来の持ち主……聖女は未だに見つかっていない)

ガイ(暗黒館で受けた任務は、世界めくれを止めること……そのために、光の力を集めていた……無論それには協力するが……本来の持ち主じゃない俺にこの力を正しく扱えるのか?)

ガイ(……そうだ、アモの話を思い出せ……アモは聖女とも、クロシュとも関わりがあった。クロシュが聖女の居場所を知っている可能性がある)

ガイ(聖女を探すためにも……クロシュに会うためにも……)

ガイ(次に向かうべき場所は、一つだ)グッ……

フローディア「あなた、空を見るのが好きなのね。探したわよ」スタッ……

ガイ「……何をしにきた」

フローディア「明日に襲撃を予告されているのに、姿が見えないから心配をするのは当たり前でしょう?」

ガイ「……」

フローディア「言いたいことはわかるわよ。敵同士なのに、なぜ?……愛する人を心配するのは当たり前のことでしょう?ふふっ……」

ガイ「……」

フローディア「……無視?」

ガイ「相手をする気がないだけだ」

フローディア「ひどいわね。せっかく心配して探しに来たのに」

ガイ「お前が俺を心配する理由はない」

フローディア「あるわ。あなたが死んだら困るもの」

ガイ「お前が俺に殺されるまで死ぬな、という話か」

フローディア「それもあるわね」

ガイ「帰れ」

フローディア「嫌よ」
屋根に腰を下ろすフローディア「」スッ……

ガイ「……隣に座れと言った覚えはない」

フローディア「私も、許可を求めた覚えはないわ」

夜風「」サァァ……
536 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/13(土) 19:41:09.38 ID:A7oDH5Edo
フローディア「……何を考えていたの?」

ガイ「……次に向かう場所だ」

フローディア「次?」

ガイ「ああ。エンドゲームを止めて、風の残滓を手に入れたら……セイントレアへ向かう」

フローディア「……世界めくれで、地上から切り離された場所ね」

ガイ「……クロシュがそこにいるかもしれない」

フローディア「ダークヒーローのスライムちゃん?」

ガイ「以前、夢の中でどこにいるかを聞いた。暗くて、寒い場所……空が近い……最初は大山脈にいるのだと思ったが、よく考えたら……セイントレアも条件があてはまる」

フローディア「……なるほどね」

ガイ「確証はないがな」

フローディア「外から近づいた者が、無事に戻ったという話は聞かないわ。それでも行くの?」

ガイ「ああ」

フローディア「……そう」

シーン……

フローディア「それなら……明日、死なないで」

ガイ「……そのつもりはない」

フローディア「あなたには、まだ行かなければならない場所があるのでしょう?なら、生きなさい。誰かのためじゃなくて、あなた自身の目的のために」

ガイ「……お前にそんなことを言われるとはな」

フローディア「ひどいわね」

ガイ「お前ほどじゃない」

フローディア「ふふっ、それはそうかもしれないわ」

夜風「」サァァ……

ガイ「……お前もだ」

フローディア「え?」

ガイ「明日、勝手に死ぬな」

フローディア「……それは、心配?」

ガイ「エンドゲームに対抗できる戦力は多い方がいい」

フローディア「本当に、それだけ?」

ガイ「……今は、それだけだ」

フローディア「今は、ね……ねえ、ガイ」

ガイ「何だ」

フローディア「明日が来るまででいい。少しだけ、隣にいてもいい?」

ガイ「……」

フローディア「永遠じゃなくていい。約束でもなくていい。あなたが私を許す必要もない」

フローディア「だけど、今だけは……どうか……隣に居させて?」

ガイ「……勝手にしろ」

フローディア「〜〜〜っ!!!」ダキッ

ガイ「!?おい、離れろ!抱きついていいとは言ってない!」ジタバタ

赤い空「」
星「」キラキラ……

⭐︎フローディアと話しました。
537 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/13(土) 19:43:38.34 ID:A7oDH5Edo
ーークロシュヴァリエ号

アインズ「遂に……この日が来たか。もう動けるのか、イーリン?」

イーリン「問題ありません……ご迷惑をおかけしました」

アトニス「いいか、イーリン。一度戻れたからと言ってもう一度あの力を使ったら戻れる保証はどこにもない……ボクたちの手でお前を終わせなきゃいけなくなる」

イーリン「……ええ、重々承知しております」

レイセオン「やはり、神の力というのは簡単に使えるようなものではないのですね……」

テル「うん……力は、強ければいいってものじゃない。治すための力でも、使い方を間違えたら……壊す力になっちゃうから」

エリザベート「……それで、エンドゲームとやらはいつ来ますの?来るなら来るで、こちらも準備をしておきたいのですが」

アインズ「予告では今日だ。奴は二日前、星脈の力をいただくと言っていた。時間まで正確に守るかは分からないが……何かを仕掛けてくると見て間違いない」

お茶を飲むフローディア「……彼はこだわる魔術師よ。予告した以上、何もせずに終わるとは思えないわね。むしろ、こちらが最も嫌がる形を選んでくると思った方がいいわ」

ガイ「……単独行動は避けて動け。奴が仕掛けてきても、充分な戦力が集まるまでは戦わないようにしろ……合図は手筈通りに頼む」

◆現在はラティア・ヘイヴンです。(16日目)
【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・ラティア・ヘイヴンに迫る脅威への対策をする。
・エンドゲームの目的を阻止する。

◆安価終了後、エンドゲームが動き出します。

何をする?
安価下1~3

⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート

・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/13(土) 19:44:33.10 ID:l/tUKPrF0
さりげなくガイ達の食事にホーリーが紛れ込んでくる
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/13(土) 19:48:02.45 ID:LXSS52vQO
ヒナテイル、新合体技を開発
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/13(土) 19:50:02.17 ID:XlfEtDa3o
直前対策会議を開く
541 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/14(日) 00:21:52.61 ID:/yUUiuIwO
ーー古城 中庭

テイル「……ねえヒナ。話って何?」

ヒナ「テイルちゃん……今日、戦うことになる相手はきっと、相当な手練です。この十年でいろんなものを一緒に相手にしてきましたが……もしかしたら、今回は雷霆の魔王と同じくらいの危険度かもしれません」

テイル「……珍しいわね。あなたがそんな風に言うなんて。これまでの難関の依頼だって"腕がなりますー”って言ってこなしてきたじゃない?」

ヒナ「勿論、今回も腕は鳴りますが……正直、今回ばかりは楽しいだけで済ませてはいけない相手です」

テイル「……」

ヒナ「エンドゲーム。彼は直接戦闘だけではなく、相手の心や終わり方に干渉する魔術師です。普通に斬り合うだけでは、こちらの土俵に乗ってくれるとは限りません」

テイル「つまり、逃げ道を潰す必要があるってこと?」

ヒナ「はい! 流石テイルちゃん、話が早いですね!」

テイル「十年も一緒にいれば、あなたの考えることも少しは分かるわよ」

ヒナ「嬉しいです!」ニコッ

テイル「それで? 私に何をさせたいの?」

ヒナ「嵐を作ります」

テイル「……嵐?」

ヒナ「私は天候を操れます。雷雲を呼び、気圧を乱し、雷を落とすことができます」

テイル「それは知ってるわ」

ヒナ「でも、私一人では精密な制御に限界があります。戦場全体に影響を及ぼしますが、味方にも被害が出てしまいます」

テイル「……それを、私の風魔法で誘導すればいいのね」

ヒナ「その通りです!」

テイル「ヒナが雷雲を呼ぶ。私が風魔法で気流を縛る……嵐の流れを一点に集めて、相手の動きを封じる」

ヒナ「そして私が光速で斬り込み、雷と光の剣を叩き込みます!」

テイル「考えはわかったけど……いきなりそんな大掛かりなこと、ぶっつけ本番でやってもできないと思うんだけど」

ヒナ「なので、今から練習するんです!」

テイル「……今から?」

ヒナ「はい!それじゃあテイルちゃん、あわせてくださいね──」スッ

雷雲「」ゴロゴロ……

テイル「ちょっとぉ!?聞いてないわよおおおお!?」



風「」ゴォッ!!

雷雲「」バヂヂッ!!

ヒナ「うんうん、やっぱりテイルちゃんは十分、強くなりましたね!」

テイル「エンドゲームと戦う前に、結構疲れたんだけど……」ゼェゼェ

ヒナ「でも、できたでしょう?」

テイル「……ええ、そうね。ここまでうまく行くとは思わなかったけど……これなら、きっと通用するわね!」

ヒナ「はい!──さあ、どこからでもかかって来てください!私とテイルちゃんが相手になりますよ!」

テイル「ふふっ……調子のいいヤツね、ホント……」

⭐︎ヒナとテイルが嵐を起こせるようになりました。
542 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/14(日) 00:22:54.12 ID:/yUUiuIwO
本日はここまでです。
明日は残りの安価を消費してエンドゲームとの決戦を予定しております。よければお付き合いください。
それでは、また。
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/14(日) 09:00:55.12 ID:ROD7iBo2o
おつ
ラスダンは元王国首都か
人は住んでなさそうだし募集は無いかな?
544 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/14(日) 14:21:06.03 ID:2CVHZvhJO
>>543
ネタバレになってしまうかもしれませんが、キャラ募集はします。セイントレアの情報は後に公開するので、もしキャラ案をいただける場合はそれを参考にしていただきたく思います。
545 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/14(日) 14:22:36.05 ID:2CVHZvhJO
ーークロシュヴァリエ号 食堂

大量の料理「」ドン!

エリザベート「やはり、戦の前には腹ごしらえですわね!」

アトニス「……お前、仮にも王族だったんだよな?こう、お淑やかさとかさ……無いわけ?」

エリザベート「もう滅びたので今の私はあくまで一般庶民!……それに、王族だったときよりも今の方が気楽でいいですもの!」

テル「あはは……これから力を入れなきゃいけない場面だし、エリザベートちゃんを見習ってみんなもしっかり食べておいた方がいいよ」

レイセオン「テル様がお酒を飲んでないとは、珍しいですね!」

テル「終わったあとの楽しみでとっといてるの!無事に帰ってこれたら、みんなで飲もう?」

アインズ「フッ……それはいい考えだな。私の分も残しておいてくれ」

イーリン「では、私の分も──」

ワイワイガヤガヤ

ガイ(……これが、戦う前に取れる最後の食事になるかもしれない。今日、エンドゲームが来る。星脈の力を奪われれば、被害はこの島だけで済まない)

ガイ(対策は立てた……だが、奴の魔法はまだ分からない部分が多い……)

料理が積まれた皿「」コトッ……

ガイ「……?」

フローディア「あなたも食べなさい。味がしなくても、食事自体は必要でしょう?」

ガイ「……ああ」

フローディア「食事中くらい、戦のことは忘れたら?」

ガイ「忘れられる状況じゃない」

フローディア「……それもそうね」

白い花弁「」フワッ……

ガイ「……花?」

ホーリー「──久々に食事をしました。良い味付けですね」モグモグ

ガイ「……!?」ガタッ

アインズ「どうした、ガイ──!?何者だ、貴様!?」バッ

テル「誰!?」

エリザベート「まあ!いつの間に!」

レイセオン「転移の魔力の気配は感じませんでした!どちら様ですか!?」

アトニス「……」

フローディア「……へえ……」
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