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【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 III

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488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/06(土) 14:46:20.11 ID:hIQKx5dro
ブブブ
489 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 20:51:15.04 ID:PQ4YQsLdO
大量の虫たち「」ブンブンブン
ニジ丸「」ブーン

ガイ(一瞬、命を危機を感じるような気配がした気がするが……気のせいだったようだ)

リルル「あれー?いつものみんなと変わらないや……でも、来てくれてありがとね!」

大量の虫たち「」ブーン!

ガイ「……?」

黒い魔法陣「」ジジ……

ガイ「リルル、あの魔法陣は召喚に使ったものか?」

リルル「え?使った魔法陣は全部消えたはずだけど……」

黒い魔法陣「」ジジ……ジジジ……
大量の虫たち「」ブブッ……!

リルル「……みんな?」
ニジ丸「」ブブブッ!

ガイ「虫たちが……怯えている?」

リルル「うん……すごく嫌がってる。私が呼んだ魔法陣じゃない。こんな黒くて、冷たい感じの魔力……知らない」

黒い魔法陣「」ジジジ……!

ガイ「下がれ、リルル」
魔導拳銃「」スッ

リルル「う、うん……!」

黒い魔法陣「」ボウッ……
大量の虫たち「」ブワッ!

ガイ「!」

黒い魔法陣の周囲を飛ぶ虫たち「」ブンブンブン!

リルル「待って!近づいたら危ないよ!」

魔法陣に吸い込まれていく虫たち「」シュウン──

リルル「ああっ、そんな!?」

レイセオン「ガイ様ー!!!」タタタッ

ガイ「何かあったのか!?」

レイセオン「えいっ!」バッ
杖「」カァンッ!

消えていく黒い魔法陣「」シュウン──

レイセオン「……ふぅ。お二人とも、ご無事ですか!?」

リルル「えっ?私たちは大丈夫だけど……一体どうしたの?」

レイセオン「島中に先ほどと同様の魔法陣が現れたんです!」

ガイ「……あれに吸い込まれるとどうなる?」

レイセオン「現在、解析していますが……おそらく、吸い込まれた時点でほぼ助かりません!」

リルル「えっ!?それじゃあ、私が呼んだ子たちは……」

レイセオン「安易なことは言えませんが、ただ簡単に殺害するような術ではなく夢魔法や解析魔法など、様々な魔法の組み合わせで構成されたものでして……厳密には生きているとも、死んでいるとも言えないのです!」

ガイ「細かい理論はあとでいい!他にアレに吸い込まれたヤツはいるのか?」

レイセオン「……空妖精と人形がいくらか……現在、ジェミニ様やアインズ様などに対策用の結界を構成してもらっています!」

リルル「そんな……と、とにかくあの魔法陣をなんとかしないと!」

ガイ「リルル!」

リルル「何!?速くしないと他の子が……」

ガイ「……落ち着け。焦って突っ込めば、お前まで吸い込まれる。まだ他の奴らは助けられる可能性がある。冷静に動くんだ」

リルル「……うん!」

◆
490 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 20:52:57.80 ID:PQ4YQsLdO
ーー廃都 

ジェミニ「……よし。これで当面は、黒い魔法陣の発生を抑え込めるはずじゃ」

レイセオン「こちらの補助結界も固定完了です!魔法陣が再出現しても、少なくとも即座に吸い込まれることはないはずです!」

ゼーレシルト「擬似星脈側からの干渉遮断を確認。完全封鎖ではありませんが、発生頻度は大幅に低下すると予測されます」

ガイ「……助かった」

リルル「吸い込まれた子たちは……?」

ゼーレシルト「魔力反応は完全消失していません。黒い魔法陣の奥、もしくは別位相の領域に保持されている可能性があります」

リルル「……じゃあ、まだ助けられるかもしれないんだね」

ジェミニ「うむ。諦める段階ではない」

セイラ「よかった……」

アインズ「だが、結界は応急処置だ。発生源を潰さなければ、いずれまた動き出す」

アトニス「ああ。向こうはもう仕掛けて来た。次はこっちから動く番だ」

ヒナ「では、食事をしてから戦闘ですね!」

テイル「ちょっとヒナ、今はそんな雰囲気じゃ……」

テル「でも、まあ……食べないと動けないのは本当だよ。魔法陣対応でみんな消耗してるし」

イーリン「同意します。今は一度、体力と魔力を回復すべきです」

ベルトーネ「さんせ〜い。飢餓は私の領分じゃないし〜、ご飯を食べずに働くのは労働環境的にアウトでしょ〜」

ビビアン「また訳のわからないことを……ご飯抜きにするわよ?」

ベルトーネ「ひど〜い」

◆

ーー古城 仮設食堂

スープ「」ホカホカ
焼きパン「」ドサッ
果実の盛り合わせ「」ドンッ
ビリビリレモネード「」シュワシュワ……

ごはん屋妖精「はいはい、みんなの分あるから並んでねー!」パタパタ

ポーラー「配膳補助を開始しマス」

セイラ「あ、わたしも……手伝います……」

ミーティア「じゃあ私は飲み物の方やるねー」

ゴライアス「短剣の身なれど、食材の切り分け程度ならば!」

テイル「包丁代わりに使われてる……」

ワイワイガヤガヤ……
491 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 20:53:40.91 ID:PQ4YQsLdO
ガイ「……」

フローディア「ふふっ、賑やかね」モグモグ

ガイ「……なんで馴染んでるんだ、お前は」

フローディア「今は協力関係だからでしょ?」

ガイ「協力関係であって、信用したわけじゃない」

フローディア「それにしても、彼……まさかこんな大胆に仕掛けてくるとは思ってなかったわ」

ガイ「今回、ヤツは何を狙っていたかわかるか?」

フローディア「さあ?わかりたくないわ……私は終わりを望まないもの」

ガイ「お前自身は死を望んでいるというのにか」

フローディア「……ええ、そうね。ふふっ、世界から死をなくそうとしている者が、自分の死だけは望んでいるなんて……矛盾そのものね。私は……他人から与えられる終わりを望まない」

ガイ「殺されたくないということか?」

フローディア「ちょっと違うわ……私は死ぬなら、あなたの手によって殺されたいの。その間に誰かの手が加わることを許せないってだけ」

ガイ「……」

ワイワイガヤガヤ……

ヒナ「テイルちゃん、いらないならコレもらいますね!」ヒョイッ パクッ

テイル「ちょっと!?」

ベルトーネ「ヒナ、行儀悪いよ〜?」

ヒナ「下衆悪魔は黙ってスープを飲んでいてください」バチバチ

ベルトーネ「お、喧嘩売ってる〜?」バチバチ

ジェミニ「こんなときにまで何をしておる!」

ワイワイガヤガヤ……

フローディア「……彼は終わりそのものを救いだと思っている。本人が望んだ終わりを肯定する。私はそれを寂しく思うけど……ガイ、あなたはどう思う?」

ガイ「……望んだ終わり方で終わる、というのはある意味一つの正解だとは思うが、それを人為的に起こすのは……何か違う気がする」

フローディア「意外ね。真っ向から否定すると思っていたけれど」

ガイ「俺は、終わりそのものを否定するつもりはない。命には限りがあって、何かを失うこともあるし、思い通りにならないことの方が多い。だが、悲しみだけじゃなく幸せなことも多くある……」

ワイワイガヤガヤ……

リルル「ニジ丸、それは私のパンだよ!」
ニジ丸「」ブーン

ビビアン「わあああ!?なんでこっちに飛んで来るのよ!!!」

ヴァリエール「あははっ!ビビアンは元気だね!」

セイラ「こ、こっちに……まだありますので、落ち着いて……」

ポーラー「追加のパンを配膳しマス」

テル「追加のお酒もお願ーい!」
空いたジョッキ「」カラッ

ミーティア「はいはいただいまー!」

イーリン「テル様、ほどほどに」

テル「分かってるって。今日は味わって飲んでるから」

エリザベート「て、テル様?少々飲むペースが速すぎるのでは……!?」

アインズ「平常運転だ。少なくとも、テルが飲み比べで負けたところは見たことがない」

アトニス「ああ、そうだな……っておい、レイセオン!デザートはボクの分も残しておけよ!」

レイセオン「ふぁひゃひものがひでふ!(早い者勝ちです!)……んぐ!?」

イーリン「レイセオン様!?水です!こちらを──」

ワイワイガヤガヤ……
492 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 20:54:28.04 ID:PQ4YQsLdO
ガイ「綺麗なだけの世界じゃない。理不尽はあるし、壊れているし、どうしようもないことも多いが……それでも……俺は、このありのままの世界が好きだ」

フローディア「……ありのまま、ね」

ガイ「ああ。だから、エンドゲームのやろうとしていることや、お前がやろうとしていることは認められない」

フローディア「悲しみのない世界の方がよほど素敵だと思うけど」

ガイ「この世界がどういう成り立ちでできたかは知らないが……そこで生きている俺たちが手を加える必要はない。与えられた生を生き抜くのが、俺たちの役目だと考えている」

フローディア「……それなら、永遠に死ねない私の生を真っ当してくれるのは、あなたの役目なのかしら」

ガイ「俺はお前の終わり方を決めるつもりはない。お前が死にたいと思っていることも、お前が死のない世界を望んでいることも……どちらもお前のものだ」

フローディア「……」

ガイ「だが、それを理由に誰かの生き方を歪めるなら止める。お前が自分の死を俺に押しつけるなら、それも止める」

フローディア「殺してはくれないの?」

ガイ「必要なら戦う。だが、お前の望む綺麗な終わりを叶えるために戦うつもりはない」

フローディア「……本当に、あなたは面倒ね」

ガイ「お前ほどじゃない」

フローディア「ふふっ……そうかしら」

ワイワイガヤガヤ……

フローディア「……でも、少し分かった気がするわ。あなたがこの世界を好きだという理由。こんなに騒がしくて、面倒で、放っておくとすぐ壊れそうで……それでも、続いていく」

ガイ「……」

フローディア「エンドゲーム……彼には、きっとこれが見えていないのね。終わりのことばかり考えて、今を蔑ろにしている……」

ガイ「……ああ」

フローディア「彼を止めてあげなきゃね、ガイ」

ガイ「……お前がそう言うのは、少し意外だな」

フローディア「そうかしら? 私は終わりが嫌いなのよ。終わりを配り歩く男を放っておく理由なんてないわ」

ガイ「……そうか」

ワイワイガヤガヤ……

フローディア(終わりばかりを見て、今を蔑ろにしている……か。それは、彼だけの話ではないわね)

フローディア(誰も死ななければ、失わない。誰も消えなければ、残されない。私は置いていかれない)

フローディア(……置いていかれない?何を考えているのかしら、私は)

フローディア(私は死をなくしたいだけ。世界を救いたいだけ。喪失のない、完全な世界を作りたいだけ)

フローディア(そう。それだけのはず)

フローディア(……でも)

フローディア(もし、死をなくした世界を作ったとして)

フローディア(そこに、この騒がしさは残るのかしら)

フローディア(死なないだけの世界。失わないだけの世界。終わらないだけの世界)

フローディア(それは本当に、この子たちが笑って、怒って、騒いで、明日へ続いていく世界なの?)

フローディア(それとも私は……死を消すことばかり見て、今ここにあるものを見ていなかったのかしら)

フローディア(認めない)

フローディア(私が間違っているなんて、認めない。私は救おうとしている。終わりを消そうとしている。失う痛みを、誰にも味わわせないために)

フローディア(……本当に?誰かのため?)

フローディア(それとも……私が、もう二度と残されたくないだけ?)

フローディア(……馬鹿げているわ。ガイの話を聞いたくらいで、そんな子どもみたいな理由に辿り着くなんて)

フローディア(私は、そんな理由でここまで来たわけじゃない)

フローディア「……違う。違う、はずよ」ボソッ……

⭐︎みんなで食事をしました。
493 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 20:55:15.92 ID:PQ4YQsLdO
ーー廃都

辺りに響く声「こんにちは、皆様。先日のご挨拶は、気に入っていただけましたか?」

ガイ「!」

アインズ「この声……!」

レイセオン「エンドゲーム……!」

辺りに響く声「おや、結界を張ったのですか。流石はラティア・ヘイヴン。滅びた国とはいえ、まだまだ優秀な守り手が残っている」

ジェミニ「……どこから声を飛ばしておる?」

ゼーレシルト「音声発生源、特定不能。複数の黒い魔法陣の残滓を経由して、廃都全域に拡散されています」

辺りに響く声「あの魔法陣について、少し説明しておきましょう。あれはただ殺すためだけの術ではありません。終わりを知るための入口です」

辺りに響く声「吸い込まれた者が何を望み、どのような終わりに惹かれるのか。それを読み、その者に相応しい結末へ導くためのものです」

ガイ「……吸い込まれた奴らは生きているのか」

辺りに響く声「現在進行形で終わりへ向かっていますので安心してください。無意味に苦しめる趣味はありません」

アトニス「よく言う……!」

辺りに響く声「望む結末を与えているのです。憎まれる理由がわかりませんね」

フローディア「……相変わらず、趣味が悪いわね」

辺りに響く声「フローディア。あなたもこちら側に来れば分かりますよ。終わりは残酷なものではない。整えられた終わりは、救いになり得るのです」

フローディア「私は終わりを嫌っているの。あなたの救いなんていらないわ」

辺りに響く声「はぁ……残念ですね。彼女達に封印されたあなたならわかってくれると思っていたのに……」

辺りに響く声「……二日後に星脈の力をいただきます。それまでに、どうぞ悔いのないように。終わりは、準備して迎えるべきものですから」

シーン……

レイセオン「……なぜ、自分から時間を伝えたのでしょうか!?」

アトニス「知るか!……もしかしたら嘘の可能性もあるが」

テル「……とにかく、向こうがどう動いてくるかは今のところわからない。あの期日が嘘だとしても、嘘じゃなかったとしても……やれることをやろうよ」

エリザベート「そうですわね……とりあえず、行動あるのみですわ!」

ガイ「……」

◆現在はラティア・ヘイヴンです。(14日目)

【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・エンドゲームの目的を阻止する。

◆16日目に何かが起きます。

何をする?
安価下1〜3

⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート

・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/06(土) 20:56:07.75 ID:a3sdK0JM0
イーリン、新技の試しにテイルと模擬戦したら何故か興奮される
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/06(土) 20:56:14.31 ID:7u9xQ2EuO
イーリン ガイに習得した神化の初歩を見てもらう
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/06(土) 20:57:56.09 ID:oZSKbCelo
フローディアから一緒に永遠を生きてくれるなら計画を止めてもいいとからかわれる
497 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 20:59:55.13 ID:PQ4YQsLdO
>>494と>>495を混ぜようと思いますので、

追加で安価下1
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/06(土) 21:04:39.19 ID:rVpx6ENvo
エンドゲーム捜索ついでにベルちゃんヴァリちゃんを働かせる
499 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 22:38:17.67 ID:B2/I/4CcO
ーー古城 王族の私室

ベルトーネ「」ダラダラ
ヴァリエール「」ダラダラ

ビビアン「……アンタたち、こんなときに何してるワケ?」ゴゴゴ……

ヴァリエール「うげっ、ビビアン……!」

ベルトーネ「見ての通り怠惰を貪っているの〜。あのエンドゲームって人が言った通り、明後日までは何も起きないって〜」

ビビアン「はぁ?何を根拠に……」

ベルトーネ「ん〜……悪魔としての勘、ってやつかな〜」

ビビアン「その勘、サボる方向にしか働いてないでしょ」

ベルトーネ「失礼だな〜。ちゃんと働くべき時には働くよ〜」

ビビアン「今がその時でしょ!」

ヴァリエール「いや、でもほら……結界はもう張ったし、魔法陣も今は抑え込めてるし、少しくらい休んでも……」

ビビアン「少しくらい?」ピクッ

散らかった菓子袋「」ガサッ
空のビリビリレモネード瓶「」ゴロッ
雑に置かれたクッション「」ボフッ

ビビアン「……これのどこが少しなのよ!」

ヴァリエール「うぐ……で、でも、私はちゃんと働けるよ?必要になったら雷で飛んで行けるし……」

ビビアン「必要になる前に動くのが準備っていうの!ガイたちは見回りをしてくれてるし、ジェミニ様たちは結界の調整……働いてないのはあなた達くらいよ!」

ベルトーネ「みんな偉いね〜」

ビビアン「他人事みたいに言うな!」

ヴァリエール「でも人手が多過ぎてもかえって邪魔じゃないかな?」

ビビアン「そんなことはないわよ。ヴァリエールは空から廃都の外縁を見てきて。アンタなら飛び回るのも早いし、黒い魔法陣が再発生してもすぐ見つけられるでしょ?」

ヴァリエール「うっ……それは、まあ……できるけど」

ベルトーネ「じゃあ私はここで留守番かな〜?ほら、王族の私室を守る重要任務ってやつ〜」

ビビアン「一週間おやつとビリビリレモネード禁止」

ベルトーネ「働きます」スクッ

ヴァリエール「ええっ、ベルちゃん!?」
500 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 22:38:46.99 ID:B2/I/4CcO
ビビアン「ヴァリエールも行く!この悪魔がサボらないように見張って、ついでに外縁の偵察もしてきなさい!」

ヴァリエール「私、見張り役なの!?」

ビビアン「そうよ。アンタまでサボったら、果実茶も禁止にするから」

ヴァリエール「働きます!」ビシッ

ベルトーネ「はいは〜い……」

ヴァリエール「ちょっと、ベルちゃん!ちゃんと行く気ある!?」

ベルトーネ「あるある〜。今、私の中の労働意欲がミジンコくらいには湧いてるから〜」

ビビアン「小さすぎる!」

ベルトーネ「でもゼロじゃないよ〜?」

ビビアン「誇るところじゃない!」

ヴァリエール「ほら、行くよベルちゃん。サボったら私まで果実茶禁止になるんだから!」

ベルトーネ「ヴァリちゃん、現金だな〜」

ヴァリエール「ビリビリレモネードで即起きたベルちゃんに言われたくないよ!」

ベルトーネ「じゃ、行ってきま〜す……」

ヴァリエール「行ってくるね、ビビアン!」

ビビアン「気をつけなさいよ。黒い魔法陣が出たら報告。分かった?」

ヴァリエール「分かってるってー!」

ベルトーネ「はいは〜い……」

スタスタ……

ビビアン「……本当に大丈夫かな、あの二人。さて、私もジェミニ様の手伝いを──」

菓子袋「」ガサッ……

ビビアン「……片付けもしていきなさいよー!」

⭐︎ビビアンによりベルトーネとヴァリエールが働かされることになりました。
501 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 22:39:44.35 ID:B2/I/4CcO
ーー古城 中庭

風「」サァァァ……

イーリン「……テイル様。それでは、手合わせをお願いします」

テイル「もちろんいいけど……私よりヒナの方が適任じゃない?あの子、光速移動も光の剣も使えるし、危ない力の相手には慣れてるわよ」

イーリン「ヒナ様の場合、途中から本気になりかねません」

テイル「否定できないわね……」

遠くから聞こえるヒナの声「何か失礼なことを言われた気がします!」

テイル「……聞こえてないはずよね?」

イーリン「その筈ですが……こほん。テイル様はヒナ様と長く行動されています。速い相手、鋭い相手、常識外れの動きへの対処に慣れていると判断しました」

テイル「……信頼されてるようで悪い気はしないわね。いつでもいいわよ!」

イーリン「では……行きます──」

◆コンマ下1
01-90 勝利
91-00 引き分け

コンマが偶数の場合……
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/06(土) 23:00:10.58 ID:MbHt3OO4O
あ
503 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 23:54:27.40 ID:UpmyBPL4O
テイル「まずは軽くね……!」
風の剣「」ヒュルルル……!

目を閉じるイーリン「……」スッ……
イーリンを包む神気「」ズズズ……

テイル「?……雰囲気が……」

舞う花弁「」ヒラヒラ……
目を開く神気イーリン「……」パチッ……

テイルに接近する神気イーリン「」ユラァ……

テイル「えっ!?」
テイル(動きがゆっくりなのに、追いつかない!?離れなきゃ──)サッ

風の剣に触れる拳「」
消えていく風の剣「」シュウン──

テイル「嘘でしょ!?」バッ

神気イーリン「」タンッ……

テイル「剣がなくても、浮き上がらせちゃえば……!」

浮き上がるイーリンの服「」グッ……
打ち消されていく魔力「」シュル……

テイル「えっ?魔法が……打ち消された!?」

神気イーリン「」
神気を纏った拳「」スッ……

テイル「まって!降参よ!私の負け!ここまでで十分──」

攻撃を続ける神気イーリン「」ブンッ……

テイル「ちょ、ちょっと待ちなさい!模擬戦は終わり!私は負けを認めたわ!」サッ

神気イーリン「……」

テイル「聞こえてないの……?イーリン、もう終わりにして!」

神気イーリン「すく、う……すくわ、なきゃ……」ブツブツ……

テイル「ちょ、ちょっとこれは私の手には負えないかも……!」

神気イーリン「」タンッ
迫るイーリンの拳「」ユラァ……

テイル「あっ、これ死──」
504 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 23:55:01.90 ID:UpmyBPL4O
シュンッ

キィンッ!!!

テイル「……あれ?」

ガイ「──何をしている、イーリン」スタッ……

テイル「──ガイ!よくわからないけど、イーリンの様子が変なのよ!」

構える神気イーリン「」スッ……

ガイ「……テイル、下がれ。呼吸はできるか?」

テイル「少しきついけど、動けるわ……でも気をつけて。あの力、魔法をほどく。風の剣も、浮かせる魔法も消された」

ガイ「……ただの魔力じゃないな」

神気イーリン「……障害、確認」

ガイ「障害?」

神気イーリン「救済行動を阻害する対象。制圧します」

テイル「ほら!今のイーリン、言葉の選び方からおかしいのよ!」

ガイ「イーリン、模擬戦は終わりだ。テイルは降参したぞ──」

神気イーリン「」シュンッ

ガイ「!」シュンッ

ドガガガガガ!!!

ガイ「」スタッ
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!ドギュウン!

神気イーリン「」スタッ

バッバッバッ!

打ち消される魔力弾「」シュウン──

テイル「あ、あなた今、威力を抑えないで撃たなかった!?」

ガイ「──手加減をして止められる状態じゃない」
魔導拳銃「」スッ
短剣「」スッ

構える神気イーリン「」スッ……

テイル「どうする気!?」

ガイ「やれることをやる……来るぞ!」

◆コンマ下1【現在は拮抗しています】

【判定】
01-10痛恨(死亡判定あり)
11-40劣勢
41-90優勢
91-00勝利

【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り2回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り2回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う

◆安価下2
(援軍で来るキャラを以下から1名指定してください)
アインズ、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート、ヒナ、ベルトーネ
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/06(土) 23:57:19.49 ID:a3sdK0JM0
閃光玉
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/06(土) 23:57:57.75 ID:UgfaOr8pO
ヒナ
507 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/06(土) 23:59:28.09 ID:UpmyBPL4O
安価が揃ったので本日はここまでです。
それでは、また。
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/07(日) 01:33:25.06 ID:KrSxDvJHo
おつ
またしても敵の先手は取れんか…なら出てきた所を全員で囲んで叩くとしよう

考案者としては他の七大罪達も何となく考えていますが、発展させるつもりは無いのでご自由にお使い下さい
元々「ただの怠け者に見えるけど実は凄くてヤバイ」という脚色の為に付けた没設定なのです…
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/07(日) 10:05:58.93 ID:QlPY/of/o
イーリンなら情もあるし一度は抑制行動とるが確率は無情よね
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/07(日) 16:06:09.48 ID:kb9i36wtO
イーリンまさかの暴走するとは。

七つの大罪だけどシノノホシではないけれどそういった設定のキャラもありだと思います。ちなみに自分もで七つの大罪に関係するキャラでこんなキャラもいてもいいよなって感じで思い付いています。
511 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/07(日) 20:49:39.38 ID:olWiYIZFO
>>508
これまでも迎え撃ってきたので今回もそうなりそうです。

>>509
全てはコンマと選択肢次第です。コンマには>>1も翻弄されてきました……今回はどうなることやら。

>>510
イーリンさんは強大な力を得たようですが、まだ師匠程の領域(感情や意識のベースを完全には失わない状態)までには至っていないようです。

他の七大罪の方々については>>1は今の所は全く考えておらず、出す場面があるのならば逐次募集するような形をとろうかなー、といった具合でふわふわしております。全ては未定です。
512 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/07(日) 20:50:40.54 ID:olWiYIZFO
◆49+5=54【優勢!】

ガイ「距離を取れ、テイル!」
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!

テイル「って、言われても……!」

神気イーリン「」トンッ……

かき消される魔力弾「」シュウン──

ガイ「やはり魔法は効かない……それなら!」
短剣「」シャキンッ
短剣「」シャキンッ

ガイ「」シュンッ

打ち合うガイとイーリン「」ドガッ!ガギンッ!

テイル「速っ……ていうかなんで武器相手に渡りあえてるのよ、イーリンは!?」

ガイ(攻撃する隙がない……このままじゃこっちの魔力が切れた瞬間に終わる……!)

手を伸ばす神気イーリン「」スッ

ガイ「ッ……!」バッ
閃光玉「」ピッカァァァン!!!

テイル「眩しっ!?」

神気イーリン「」スタッ……

ガイ「ハァ……ハァ……!」スタッ

テイル「ッ……イーリン!あんたいい加減に目を覚ましなさいよ!こんなことしてる場合じゃないのは、わかってるでしょ!?」

テイルの方を向く神気イーリン「」グルンッ

テイル「……いいわよ、かかってきなさい」ザッ

ガイ「テイル!?やめろ、魔法が効かないんだぞ!?」

神気イーリン「」スタ……スタ……

テイル「これまで生きてきて、いろんなものを見たけれど……あなたみたいな状態の人は初めて見たわ……」

神気イーリン「」ユラァ……
513 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/07(日) 20:51:08.29 ID:olWiYIZFO
飛来する光の剣「「「」」」ヒュンヒュンヒュン!!!

神気イーリン「!」サッ

突き刺さる光の剣「「「」」」ザクザクザクッ!!!

テイル「……この剣は……ヒナ!」

舞い降りる白黒の翼「」ヒラリ……

ヒナ「化身の反応がしたので来てみましたが……すごい面白そうなことになってますね!」スタッ

ガイ「……状況はちっとも面白くないがな」

ヒナ「堕天使ジョークです。テイルちゃん、怪我してませんか?」

テイル「……遅すぎよ!」

ヒナ「このお詫びは後ほどしますね……さて、彼女……イーリンちゃんって言いましたっけ」

光の剣に触れる神気イーリン「」
打ち消される光の剣「」シュウン──

ヒナ「……存在が限りなく神に近くなっていますね」
光の剣「」ヴォンッ

ガイ「元に戻せるのか?」

ヒナ「まだ戻せると思います。でも、長引けば危険です。あそこまで神に近づいてしまったら、人の声が届きにくくなりますから」

テイル「それじゃあ……どうすればいいの?」

ヒナ「テイルちゃん、神話は知ってますよね?たとえ神だろうと、力で屈服させてしまえば万事解決です!」

神気イーリン「」スタ……スタ……

ガイ「簡単に言ってくれる……!」ザッ

◆コンマ下1【現在は優勢です】

【判定】
01-40劣勢
41-90優勢
91-00勝利

【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り1回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り2回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
・『代償の刃』使用時、戦闘を強制終了して勝利。ただし代償を支払う

◆安価下2
(援軍で来るキャラを以下から1名指定してください)
アインズ、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート、ベルトーネ
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/07(日) 20:55:15.99 ID:BOSv9RA50
抑制行動
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/07(日) 21:01:37.25 ID:QlPY/of/o
フローディア
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/07(日) 21:04:21.59 ID:d55GMlfkO
99ゾロ目だからマイナスなしで成功確定かな
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/08(月) 07:07:16.24 ID:kUlEOzwm0
コンマ99だけど抑制行動だから−20でコンマ79の優勢になるのでは?【補正・特殊行動】などの他説明文には「コンマ99だからマイナスはなしになる」とか書いてないから成功ではないと思う。それに書いてないルールを急に出してしまうと普通に困る。
518 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/10(水) 23:13:19.54 ID:mzCFr8IvO
>>516
>>517
実は>>1がやらかしておりまして、>>513のコンマ表をミスってしまっているのです。
本来だったら抑制行動を選んでも余程のことがない限りは負けないコンマ表だったのですが、数字を変え忘れてしまいました(´・ω・`)
本当に申し訳ない。
今回は勝利扱いで判定させていただきます……
また、安価の募集で本日の突発的な更新は終わります。よければ、お付き合いください。
519 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/10(水) 23:14:10.64 ID:mzCFr8IvO
ヒナ「ガイさん、彼女に呼びかけてください!まだ心が残っているのなら、帰ってきてくれる筈です!」

神気イーリン「」タンッ……

ヒナ「」パヒュンッ

ギュインッ!パヒュンッ!ドガン!ドガン!

ドッゴォォォン!!!

テイル「な、なんて出鱈目なの……」

神気イーリン「」ブンッ……ブォンッ……

ヒナ「あっはっはっはっ!!!やはり、化身なだけありますね!!!楽しくて、楽しくて……身体の奥が疼いてしまいます!!!」

テイル「ヒナのやつ、こんなときに何を言ってるのよ!?」

ガイ(ああは言っているが、一人で抑えるには厳しそうだな……)

ガイ「……加勢してくる。増援を呼んできてくれ」

テイル「でも……大丈夫なの?」

ガイ「……もたせるさ」

テイル「わ、わかったわ……すぐに戻ってくるから!」タッタッタッ……

ガイ「……」

ガイ(イーリン……何が起きたかはわからないが、必ず元に戻してみせる。君だって、こんなことは望んでいない筈だろ)シュンッ

光の剣「」ブンッ
光の剣を掴む神気イーリン「」パシッ

打ち消される光の剣「」シュウン──
ヒナ「!」

溜めの構えをとる神気イーリン「」グッ……

ヒナ(打ち消された……!再生成は間に合わないかも……!)

目を瞑るヒナ「っ、……!」ギュッ

ガイ「──すまない。少し、痛むぞ」シュンッ
短剣「」ズバッ!
短剣「」ズバッ!

十字に斬られる神気イーリン「!」ブシャァッ!

ヒナ「ガイさん!」

神気イーリン「……が、い……?」フラッ……

ヒナ「意識が……」

ガイ「そうだ。俺だ。テイルもヒナも敵じゃない……ここにいるのは仲間だけだ」

神気イーリン「……敵……いない……?」フラッ……

神気イーリン「」ピタッ……

シーン……

ヒナ「……止まった……?」

高速で動き出す神気イーリン「」ギュンッ!

ヒナに肉薄する神気イーリン「」スッ
ヒナ「!」

ガイ『止ま──」バッ

神気イーリンを包む炎「」ゴオオオオオオッ!

大きく後ろへ飛ぶ神気イーリン「!」タンッ……

ガイ(この炎は……)
520 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/10(水) 23:15:10.11 ID:mzCFr8IvO
フローディア「──これで死なないなんて……もしかして、あなたも不死鳥だったりするのかしら?」
炎「」メラメラ……

ガイ「フローディア……」

フローディア「テイルに呼ばれて来たの。直に他の子も来るわ」

息を切らしたテイル「ハァ……ハァ……よかった、まだ3人共無事だったみたいね……!」タタッ……

ヒナ「テイルちゃん!イーリンさんを浮遊させてください!」パヒュンッ

テイル「え!?打ち消されるのよ!?」

ヒナ「一瞬でいいんです!浮かせるのではなく、足場を奪うつもりで!」

テイル「足場を……!」

フローディア「私も合わせるわ。燃やせば、嫌でも動きは鈍るでしょう?」

神気イーリン「……障害、増加……制圧、継続……」

ヒナ「ガイさん、もう一度呼んでください!彼女は名前に反応しています!」

ガイ「……ああ!イーリン!聞こえるか!」

神気イーリン「……」

ガイ「俺だ!ガイだ!お前を止めに来た!」

神気イーリン「……止める……?」

ガイ「そうだ!お前は今、何かに呑まれている!だから戻ってこい!」

神気イーリン「……戻る……」
神気「」ジジ……

ヒナ「テイルちゃん!」

テイル「やるわよ!」バッ

浮き上がる神気イーリンの足元「」フワッ……

神気イーリン「……!」

打ち消される浮遊魔法「」シュウン──

テイル「っ、やっぱり消えた!」

フローディア「十分よ」

炎の帯「」シュルッ!

神気イーリンの周囲を囲む炎「」ゴオッ!

炎から抜け出そうとする神気イーリン「」

フローディア「させないわ」
更に強まる炎「」ゴオオオオオオ!!!

ヒナ「神気の流れが乱れました!」

炎の中へ入るガイ「イーリン!」ダッ

ギュッ……
521 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/10(水) 23:15:51.25 ID:mzCFr8IvO
ガイに抱きしめられる神気イーリン「……が、い……」

ガイ「テイルもヒナもフローディアも、敵じゃない。ここにいるのは仲間だけだ」

神気イーリン「仲間……」

ガイ「そうだ。お前を傷つけたい奴はいない……お前を止めたいだけだ」

神気イーリン「……止める……どうして……」

ガイ「このままだと、お前が戻れなくなるからだ!」

神気イーリン「戻れ……なく……」
神気「」ジジ……

ガイ「お前が何に苦しんでいるのか、俺には分からない。だが、今のお前が本当のお前じゃないことは分かる」

神気イーリン「本当の……」ジジ……

ガイ「戻ってこい……本当のお前に!」ギュッ……

神気イーリン「……戻る……戻ら、なきゃ……」
消えていく神気「」シュウン──

イーリン「……あれ?私、何して……」

ガイ「イーリン……!」ギュッ

イーリン「え?……ガイ様!?な、なんですこの状況は!?な、なぜ私は抱きしめられているんですか!?///」

テイル「覚えてないの……?」

イーリン「テイル様!たしか模擬戦をしていて、それから……」

ヒナ「戻ってこれたみたいですね。私としてはもう少し戦っていたかったんですが……」

イーリン「戦い……ヒナ様とですか?一体どういう……」

フローディア「元に戻ったならもう離れてもいいでしょう?」ズイッ

ガイ「……押すな」

イーリン「フローディアまで……っ?」

イーリンの胸元から流れる血「」ポタ……ポタ……

イーリン「血……?いつ、このような傷を……」

ガイ「……俺が斬った。詳しい話は、あとで話す。とにかく、テルに見てもらおう」

テイル「ふぅ……ひとまず、一件落着かしらね」

ヒナ「そう言いたいところですが……イーリンちゃんは一度、神に近づいてしまいました。次は今みたいに止めることは……難しいでしょうね」

テイル「……そう……できれば、今みたいのは二度とゴメンだわ……」

⭐︎イーリンが正気に戻りました。
522 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/10(水) 23:16:40.15 ID:mzCFr8IvO
ーークロシュヴァリエ号 甲板

満月「」
風「」サァァァ……
揺れる雲海「」

甲板に立つガイ「……」

ガイ(イーリンをテルに見てもらったが、肉体的にはとくに問題なかったみたいだ。あの後、アトニスやヒナから話を聞いた……世界には時折、神の化身として産まれて来る存在がいるらしい。大半は力を失うそうだが、力が残る場合もあると……それに加え、化身ではない者が神に近づく方法もいくつかあると……)

ガイ(イーリンのあの力は、その技術の極地に至ったときに現れる変化だというのがアトニス達の意見だった。神に近づけば、強大な力を得られるが心を失う……全てを救うことが、本当に正しいことなのか……)

代償の刃「」シーン……
翡翠の賽「」キラキラ……

ガイ「……どこへ向かっているんだろうな、俺たちは……」

スタスタ……

フローディア「雲が流れている風景をずっと見てて、飽きないの?」

ガイ「……」

フローディア「夜風に当たるにはいい場所だけど、今のあなたは景色を楽しんでいる顔じゃないわね」

ガイ「お前には関係ない」

フローディア「寂しいことを言うのね。慰めにきてあげたのに」

ガイ「必要ない」

甲板の手すりに寄りかかるフローディア「……考えていたのはイーリンのことかしら?」

ガイ「……」

フローディア「沈黙は肯定と受け取るわよ」

ガイ「何をしに来た」

フローディア「あなたを見に来たの」

ガイ「帰れ」

フローディア「嫌ならあなたが離れればいいじゃない?まあ、追いかけるけど」

ガイ「……」

フローディア「そんな顔をされると、もっとからかいたくなるわ……ねえ、ガイ」

フローディア「もし、あなたが私と一緒に永遠を生きてくれるなら……私、計画を止めてもいいわよ?」
523 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/10(水) 23:17:08.26 ID:mzCFr8IvO
ガイ「……何?」

フローディア「誰も死なない世界を作る必要なんてない。あなたと私だけが死ななければいい。あなたが私と一緒に居てくれれば、それで」

ガイ「断る。俺は永遠を生きるつもりはない」

フローディア「私と生きるのが嫌?退屈しないわよ。終わらない旅だってできるし」

ガイ「有限だからこそ、今ここにいる時間に意味がある。終わりがあるから、大切にしようと思える……終わらない旅なんて、ただ苦しいだけだ」

フローディア「……」

ガイ「それに今、お前の言葉を聞いてわかったことがある……お前が欲しいのは死のない世界じゃない」

ガイ「お前はただ、置いていかれたくないだけだ」

フローディア「……違う。違うわ!私は、死が嫌いなのよ!消えることも、失うことも、終わることも……全部……全部、嫌いなだけ!」

ガイ「そうか。なら、どうして俺とお前だけが死ななければいいと言った?」

フローディア「……っ」

ガイ「誰も死なない世界を作る必要はない。俺とお前だけが死ななければいい。そう言ったのはお前だ」

フローディア「……それは、あなたをからかっただけよ」

ガイ「お前が本当に死そのものだけを嫌っているなら、俺一人を永遠に引き込む必要はない……お前は死が嫌いなんじゃない。死によって、自分だけが残されることが嫌なんだ。誰かがいなくなるたびに、自分だけが置いていかれる……それが耐えられないんだろ」

ガイ「だから、誰も死ななければいいと考えた。終わりがなければ、誰もお前を置いていかないから」

フローディア「……違うって、言っているでしょう」

夜風「」サァァァ……

フローディア「……先に戻るわ」

スタスタ……

フローディア「……さっきの取引、気が変わったらいつでも言って。おやすみ、ガイ」

スタスタ……

ガイ「……」

⭐︎フローディアと話しました。
524 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/10(水) 23:18:09.77 ID:mzCFr8IvO
ーークロシュヴァリエ号 寝室

コンコン……

イーリン「どうぞ」

ガチャッ……

ガイ「……調子はどうだ?」

イーリン「大きな問題はありません。傷も皆様のおかげで治癒しましたし……」

ガイ「そうか」

イーリン「……皆様には、迷惑をかけてしまいました……なんとお詫びすれば……」

イーリン「……ガイ様。止めてくださって、ありがとうございました」

ガイ「礼を言われることじゃない」

腕を伸ばすイーリン「いいえ。言わせてください……少しだけ、失礼します──」スッ

優しく掴まれるガイ「……?」

グイッ

ガイを抱きしめるイーリン「」ギュッ……

ガイ「……イーリン?」

イーリン「……少しだけ、このままで」

ガイ「……」

イーリン「あのときは、ガイから……抱きしめてくれたよな。おかげで戻ってこれた……本当にありがとう、ガイ……」スッ……

ガイ「イーリン、口調が──!?」

チュッ

イーリン「……だから、これは……お礼。戻してくれたことへの、お礼で……それ以上の意味は、ないから」

離れるイーリン「」パッ

イーリン「……少しだけ弱っていましたが……もう大丈夫です」

ガイ「……そうか」

イーリン「ガイ様も、無理はしないでください」

ガイ「……努力する」

イーリン「ふふ……あまり信用できませんね」

ガイ「……お互い様だ」

イーリン「……はい。お互い様です」

ガチャッ……
パタン……

イーリン「……サーシャ様やリーゼリット様には、言えませんね……」
525 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/10(水) 23:18:54.93 ID:mzCFr8IvO
◆現在はラティア・ヘイヴンです。(15日目)
【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・ラティア・ヘイヴンに迫る脅威への対策をする。
・エンドゲームの目的を阻止する。

◆16日目に何かが起きます。

何をする?
安価下1〜3

⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート

・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/11(木) 00:36:43.43 ID:DSUwGhx0o
フローディアと心を通わせてみる
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/11(木) 02:08:27.28 ID:ahehXjlS0
工房屋で武器の強化
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/11(木) 02:10:17.39 ID:ZNX83xiYO
ジェミニからクロシュ達の活躍の話しを聞く
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/11(木) 04:45:05.65 ID:ahehXjlS0
>>527 訂正します

ガイ 工房屋で短剣の強化する
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/13(土) 16:16:11.38 ID:dKc6SNfUO
乙です
質問だけど>>518でもしコンマ表をミスしていなかったらやっぱり「コンマ99だからマイナスなしで成功確定」なのかそれとも「確定なしでそのままマイナス20引いてコンマ79」なのかどちらになりましたか?
531 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/13(土) 19:37:30.34 ID:A7oDH5Edo
>>530
結果が変わらないため、99(コンマ)-20(抑制行動)=79として判定していたと思います。
以下は>>513で使うはずだったコンマ表です。

【判定】
01-10劣勢
11-30優勢
31-00勝利
532 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/13(土) 19:37:59.23 ID:A7oDH5Edo
ーー廃都 工房

ガイ「ミーティアさん。居ますか?」

ミーティア「〜♪」
弄られている工房人形「……」ガチャガチャ

ガイ(……作業中だったか。一通り終わってから声をかけ──)

工房人形「……きゃあっ!?///」バッ

ミーティア「うわあっ!急に暴れると危ないよ?」

機械部分を布で隠す工房人形「す、すいません……ミーティアさん、ガイさんが来ています」スス……

ミーティア「え?……ああ、気づかなかった!いらっしゃい、ガイさん」

ガイ(人形にも羞恥心があるのか?まるで普通の人間と変わらないような……とりあえず、目を瞑っておくか……)

目を瞑るガイ「すいません……間が悪かったみたいですね。時間を置いてから来ます」

ミーティア「ああ、大丈夫!すぐ終わるからちょっと待っててくださいね」

ガチャガチャ……

ミーティア「……ほら、終わったよ。調子はどう?」

動きを確かめる工房人形「……うん……大丈夫です。ありがとうございます、ミーティアさん」

ミーティア「お礼はいいよ!また調子悪くなったりしたら言ってね」

工房人形「はい!」

ミーティア「……さて、お待たせしました!ご用件はなんですか?」

ガイ「……武器の強化を頼みたい」

ミーティア「強化?モノによるけど……とりあえず見せてもらえます?」

ガイ「この二振りを」スッ
短剣「」
短剣「」

ミーティア「……これは……何の変哲もない普通の短剣ですね。てっきり業物を使ってると思ってましたが、意外ですね」

ガイ「武器の性能に頼りすぎるなと先輩に教わりまして……その教えには反してしまうんですが、この地では壊れたときの補給が難しい。耐久性を上げてくれれば、嬉しいんですが」

ミーティア「耐久性ですか……それなら出来ると思います!早速、改造しますね!」ガシャン

ガイ「ありがとうございます」

ミーティア「少し、時間がかかるので他の場所で時間を潰しててください!夕方くらいには完成すると思うので!」

⭐︎短剣を強化しました。
533 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/13(土) 19:38:27.03 ID:A7oDH5Edo
ガイ(時間を潰すがてら、レイセオンと島を見回り、アインズとテルがカードゲームに興じているのを横目に見たりして過ごした。アトニスは空妖精が作ってくれたデザートを食べながらフローディアとエリザベートを監視している……イーリンもかなり回復したと、テルが言っていた)

ガイ(その後、見回りの結果をジェミニさんに報告し、茶に誘われてしばらく中庭で休むことになった)

ーー古城 中庭

ジェミニ「結界の外縁に大きな乱れはなし……ひとまずは上々じゃな」

ガイ「ただ、黒い魔法陣の前兆らしき歪みは完全には消えていません。レイセオンも、警戒は続けるべきだと」

ジェミニ「うむ。エンドゲームが星脈を狙っておる以上、警戒を完全に解くことはできぬの」

ビビアン「ですが師匠、常に気を張っていても体力を消耗しきってしまいます……休めるときには休むべきじゃないですか?」

ジェミニ「そうじゃな……」

ベルトーネ「そうそう〜構えすぎてもいいことなんてないからね〜」ズズズ……

ヴァリエール「うんうん……ん〜!今日のおやつも美味しいなあ〜」パクパク

ビビアン「アンタたちは変わらないわね……」

セイラ「ふふっ……でも、ビビアンさんの言う通りかもしれません……クロシュちゃんたちみたいに、切り替えをしっかりすれば大丈夫かと」

ガイ「……クロシュみたいに、か……」

セイラ「ガイさん……クロシュちゃんを知ってるんですか?」

ガイ「ああ。直接会ったことはないが、夢の中で話したことはある」

セイラ「夢の中で……?」

ジェミニ「ほほっ、懐かしい名じゃの。テイルから聞いたが、彼女達は下界でダークヒーローと呼ばれておるのだろう?実際の人柄とはかけ離れた呼び名じゃが、英雄として語り継がれておる……彼女達ならば納得じゃ」

ガイ「……もし、よければクロシュ達がここにいた時の話を聞かせてくれませんか?」

ジェミニ「おお、よかろう。この島での出来事は、地上には伝えられておらぬのだろう?」

ヴァリエール「私も聞きたい!大母様がここでどんな感じに過ごしてたか知りたいし!」

ビビアン「たしかに、気になる……教えてください、師匠!」
534 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/13(土) 19:38:53.61 ID:A7oDH5Edo
ジェミニ「では、話すとしよう……十年前、世界樹の光が世界に放たれ、この地にもその一つが落ちた……」

ベルトーネ「それで雷霆の魔王が起きちゃったんだよね〜。ジェミニ爺さんも寝坊しちゃってたし〜」

ジェミニ「……それまではロムリン王1人で封印を維持し続けておってな。雷霆の魔王がいつ復活してもおかしくない状況じゃった……だが、そのときにクロシュ達が来てくれたのじゃ」

ジェミニ「彼女等も、世界樹の光を集めるためにこのラティア・ヘイヴンへ訪れたとはいえ……快く、儂等を手伝ってくれての。ポーラーやゴライアスといったゴーレム達の復活に、ロムリン王や儂等にも料理を振る舞ってくれたり……」

セイラ「私も……クロシュちゃんのお陰で、姫様のことを思い出せました……!」

ベルトーネ「クロシュちゃんたちとは別に、テイルちゃんとヒナと……レイン?っていうサキュバスも居たっけ……今思えば、雷霆の魔王は、あのときの誰が欠けてても勝てなかったね〜」

ビビアン「へぇ……実物を見たことがないからわからないけど、やっぱり魔王ってとんでもないのね……」

ヴァリエール「大母様はその時、どんな活躍をされたの?クロシュって子を支えていたんでしょう?」

ジェミニ「妖精殿にはかなり助けられた。雷霆の魔王との戦いにおいて、作戦や対策を共に考えてくれての──」

ワイワイガヤガヤ……

ガイ(……さすが、ダークヒーロー達だな。功績もさることながら、人格や実力も語られる通りの英雄そのものだ……こうして時間が経っても語り継がれるのがその証だろう……)

ガイ(クロシュ……世界には君のような、本物の英雄が求められている。みんなが君を待っている……生きているのなら、現れてやってくれ……)

◇

クロシュ「……暗くて、寒い場所……お空が、近いかも」

◇

ガイ(暗くて……空が、近い?)

ガイ(……まさか……君は……)

彼方を見つめるガイ「……」ジッ……

ガイ(セイントレアに、いるのか?)

⭐︎ダークヒーロー達の活躍を聞きました。
535 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/13(土) 19:40:39.69 ID:A7oDH5Edo
ーー廃都 建物の屋根の上

寝転がるガイ「……」
手の中で光る翡翠の賽「」キラキラ……

ガイ(……残る光は、この地に落ちた風の残滓……エンドゲームの件が片付いてから探索をするとして……)

ガイ(全ての光を集めたら、どうすればいい?この賽の本来の持ち主……聖女は未だに見つかっていない)

ガイ(暗黒館で受けた任務は、世界めくれを止めること……そのために、光の力を集めていた……無論それには協力するが……本来の持ち主じゃない俺にこの力を正しく扱えるのか?)

ガイ(……そうだ、アモの話を思い出せ……アモは聖女とも、クロシュとも関わりがあった。クロシュが聖女の居場所を知っている可能性がある)

ガイ(聖女を探すためにも……クロシュに会うためにも……)

ガイ(次に向かうべき場所は、一つだ)グッ……

フローディア「あなた、空を見るのが好きなのね。探したわよ」スタッ……

ガイ「……何をしにきた」

フローディア「明日に襲撃を予告されているのに、姿が見えないから心配をするのは当たり前でしょう?」

ガイ「……」

フローディア「言いたいことはわかるわよ。敵同士なのに、なぜ?……愛する人を心配するのは当たり前のことでしょう?ふふっ……」

ガイ「……」

フローディア「……無視?」

ガイ「相手をする気がないだけだ」

フローディア「ひどいわね。せっかく心配して探しに来たのに」

ガイ「お前が俺を心配する理由はない」

フローディア「あるわ。あなたが死んだら困るもの」

ガイ「お前が俺に殺されるまで死ぬな、という話か」

フローディア「それもあるわね」

ガイ「帰れ」

フローディア「嫌よ」
屋根に腰を下ろすフローディア「」スッ……

ガイ「……隣に座れと言った覚えはない」

フローディア「私も、許可を求めた覚えはないわ」

夜風「」サァァ……
536 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/13(土) 19:41:09.38 ID:A7oDH5Edo
フローディア「……何を考えていたの?」

ガイ「……次に向かう場所だ」

フローディア「次?」

ガイ「ああ。エンドゲームを止めて、風の残滓を手に入れたら……セイントレアへ向かう」

フローディア「……世界めくれで、地上から切り離された場所ね」

ガイ「……クロシュがそこにいるかもしれない」

フローディア「ダークヒーローのスライムちゃん?」

ガイ「以前、夢の中でどこにいるかを聞いた。暗くて、寒い場所……空が近い……最初は大山脈にいるのだと思ったが、よく考えたら……セイントレアも条件があてはまる」

フローディア「……なるほどね」

ガイ「確証はないがな」

フローディア「外から近づいた者が、無事に戻ったという話は聞かないわ。それでも行くの?」

ガイ「ああ」

フローディア「……そう」

シーン……

フローディア「それなら……明日、死なないで」

ガイ「……そのつもりはない」

フローディア「あなたには、まだ行かなければならない場所があるのでしょう?なら、生きなさい。誰かのためじゃなくて、あなた自身の目的のために」

ガイ「……お前にそんなことを言われるとはな」

フローディア「ひどいわね」

ガイ「お前ほどじゃない」

フローディア「ふふっ、それはそうかもしれないわ」

夜風「」サァァ……

ガイ「……お前もだ」

フローディア「え?」

ガイ「明日、勝手に死ぬな」

フローディア「……それは、心配?」

ガイ「エンドゲームに対抗できる戦力は多い方がいい」

フローディア「本当に、それだけ?」

ガイ「……今は、それだけだ」

フローディア「今は、ね……ねえ、ガイ」

ガイ「何だ」

フローディア「明日が来るまででいい。少しだけ、隣にいてもいい?」

ガイ「……」

フローディア「永遠じゃなくていい。約束でもなくていい。あなたが私を許す必要もない」

フローディア「だけど、今だけは……どうか……隣に居させて?」

ガイ「……勝手にしろ」

フローディア「〜〜〜っ!!!」ダキッ

ガイ「!?おい、離れろ!抱きついていいとは言ってない!」ジタバタ

赤い空「」
星「」キラキラ……

⭐︎フローディアと話しました。
537 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/13(土) 19:43:38.34 ID:A7oDH5Edo
ーークロシュヴァリエ号

アインズ「遂に……この日が来たか。もう動けるのか、イーリン?」

イーリン「問題ありません……ご迷惑をおかけしました」

アトニス「いいか、イーリン。一度戻れたからと言ってもう一度あの力を使ったら戻れる保証はどこにもない……ボクたちの手でお前を終わせなきゃいけなくなる」

イーリン「……ええ、重々承知しております」

レイセオン「やはり、神の力というのは簡単に使えるようなものではないのですね……」

テル「うん……力は、強ければいいってものじゃない。治すための力でも、使い方を間違えたら……壊す力になっちゃうから」

エリザベート「……それで、エンドゲームとやらはいつ来ますの?来るなら来るで、こちらも準備をしておきたいのですが」

アインズ「予告では今日だ。奴は二日前、星脈の力をいただくと言っていた。時間まで正確に守るかは分からないが……何かを仕掛けてくると見て間違いない」

お茶を飲むフローディア「……彼はこだわる魔術師よ。予告した以上、何もせずに終わるとは思えないわね。むしろ、こちらが最も嫌がる形を選んでくると思った方がいいわ」

ガイ「……単独行動は避けて動け。奴が仕掛けてきても、充分な戦力が集まるまでは戦わないようにしろ……合図は手筈通りに頼む」

◆現在はラティア・ヘイヴンです。(16日目)
【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・ラティア・ヘイヴンに迫る脅威への対策をする。
・エンドゲームの目的を阻止する。

◆安価終了後、エンドゲームが動き出します。

何をする?
安価下1~3

⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート

・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/13(土) 19:44:33.10 ID:l/tUKPrF0
さりげなくガイ達の食事にホーリーが紛れ込んでくる
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/13(土) 19:48:02.45 ID:LXSS52vQO
ヒナテイル、新合体技を開発
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/13(土) 19:50:02.17 ID:XlfEtDa3o
直前対策会議を開く
541 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/14(日) 00:21:52.61 ID:/yUUiuIwO
ーー古城 中庭

テイル「……ねえヒナ。話って何?」

ヒナ「テイルちゃん……今日、戦うことになる相手はきっと、相当な手練です。この十年でいろんなものを一緒に相手にしてきましたが……もしかしたら、今回は雷霆の魔王と同じくらいの危険度かもしれません」

テイル「……珍しいわね。あなたがそんな風に言うなんて。これまでの難関の依頼だって"腕がなりますー”って言ってこなしてきたじゃない?」

ヒナ「勿論、今回も腕は鳴りますが……正直、今回ばかりは楽しいだけで済ませてはいけない相手です」

テイル「……」

ヒナ「エンドゲーム。彼は直接戦闘だけではなく、相手の心や終わり方に干渉する魔術師です。普通に斬り合うだけでは、こちらの土俵に乗ってくれるとは限りません」

テイル「つまり、逃げ道を潰す必要があるってこと?」

ヒナ「はい! 流石テイルちゃん、話が早いですね!」

テイル「十年も一緒にいれば、あなたの考えることも少しは分かるわよ」

ヒナ「嬉しいです!」ニコッ

テイル「それで? 私に何をさせたいの?」

ヒナ「嵐を作ります」

テイル「……嵐?」

ヒナ「私は天候を操れます。雷雲を呼び、気圧を乱し、雷を落とすことができます」

テイル「それは知ってるわ」

ヒナ「でも、私一人では精密な制御に限界があります。戦場全体に影響を及ぼしますが、味方にも被害が出てしまいます」

テイル「……それを、私の風魔法で誘導すればいいのね」

ヒナ「その通りです!」

テイル「ヒナが雷雲を呼ぶ。私が風魔法で気流を縛る……嵐の流れを一点に集めて、相手の動きを封じる」

ヒナ「そして私が光速で斬り込み、雷と光の剣を叩き込みます!」

テイル「考えはわかったけど……いきなりそんな大掛かりなこと、ぶっつけ本番でやってもできないと思うんだけど」

ヒナ「なので、今から練習するんです!」

テイル「……今から?」

ヒナ「はい!それじゃあテイルちゃん、あわせてくださいね──」スッ

雷雲「」ゴロゴロ……

テイル「ちょっとぉ!?聞いてないわよおおおお!?」

◆

風「」ゴォッ!!

雷雲「」バヂヂッ!!

ヒナ「うんうん、やっぱりテイルちゃんは十分、強くなりましたね!」

テイル「エンドゲームと戦う前に、結構疲れたんだけど……」ゼェゼェ

ヒナ「でも、できたでしょう?」

テイル「……ええ、そうね。ここまでうまく行くとは思わなかったけど……これなら、きっと通用するわね!」

ヒナ「はい!──さあ、どこからでもかかって来てください!私とテイルちゃんが相手になりますよ!」

テイル「ふふっ……調子のいいヤツね、ホント……」

⭐︎ヒナとテイルが嵐を起こせるようになりました。
542 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/14(日) 00:22:54.12 ID:/yUUiuIwO
本日はここまでです。
明日は残りの安価を消費してエンドゲームとの決戦を予定しております。よければお付き合いください。
それでは、また。
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/14(日) 09:00:55.12 ID:ROD7iBo2o
おつ
ラスダンは元王国首都か
人は住んでなさそうだし募集は無いかな?
544 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/14(日) 14:21:06.03 ID:2CVHZvhJO
>>543
ネタバレになってしまうかもしれませんが、キャラ募集はします。セイントレアの情報は後に公開するので、もしキャラ案をいただける場合はそれを参考にしていただきたく思います。
545 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/14(日) 14:22:36.05 ID:2CVHZvhJO
ーークロシュヴァリエ号 食堂

大量の料理「」ドン!

エリザベート「やはり、戦の前には腹ごしらえですわね!」

アトニス「……お前、仮にも王族だったんだよな?こう、お淑やかさとかさ……無いわけ?」

エリザベート「もう滅びたので今の私はあくまで一般庶民!……それに、王族だったときよりも今の方が気楽でいいですもの!」

テル「あはは……これから力を入れなきゃいけない場面だし、エリザベートちゃんを見習ってみんなもしっかり食べておいた方がいいよ」

レイセオン「テル様がお酒を飲んでないとは、珍しいですね!」

テル「終わったあとの楽しみでとっといてるの!無事に帰ってこれたら、みんなで飲もう?」

アインズ「フッ……それはいい考えだな。私の分も残しておいてくれ」

イーリン「では、私の分も──」

ワイワイガヤガヤ

ガイ(……これが、戦う前に取れる最後の食事になるかもしれない。今日、エンドゲームが来る。星脈の力を奪われれば、被害はこの島だけで済まない)

ガイ(対策は立てた……だが、奴の魔法はまだ分からない部分が多い……)

料理が積まれた皿「」コトッ……

ガイ「……?」

フローディア「あなたも食べなさい。味がしなくても、食事自体は必要でしょう?」

ガイ「……ああ」

フローディア「食事中くらい、戦のことは忘れたら?」

ガイ「忘れられる状況じゃない」

フローディア「……それもそうね」

白い花弁「」フワッ……

ガイ「……花?」

ホーリー「──久々に食事をしました。良い味付けですね」モグモグ

ガイ「……!?」ガタッ

アインズ「どうした、ガイ──!?何者だ、貴様!?」バッ

テル「誰!?」

エリザベート「まあ!いつの間に!」

レイセオン「転移の魔力の気配は感じませんでした!どちら様ですか!?」

アトニス「……」

フローディア「……へえ……」
546 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/14(日) 14:23:10.78 ID:2CVHZvhJO
口元を拭くホーリー「お邪魔しています」フキフキ

イーリン「し、師匠……!?」

ホーリー「はい。お久しぶりです、イーリン」

アインズ「師匠だと?」

テル「師匠って……イーリンさんの?」

フローディア「あなた……普通の人じゃないわね?」

ホーリー「私は人の身を離れているので、そう感じられるのでしょう」

ガイ「……何者だ」

ホーリー「ホーリー・ハンドレッドと申します。イーリンの師でした」

イーリン「どうしてここに……?」

ホーリー「皆さんが戦の前に食事をしていたので、ご一緒しようかと」

アトニス「……神に近い気配をした奴が、そんな目的だけで現れるわけがない。本当の目的を話せよ」

ホーリー「……ああ、うまく隠していたので気づきませんでした。あなたは天使だったんですね」

アトニス「話を逸らすな。ボクはお前の目的を聞いている」

ホーリー「イーリンが神に近づいたというのに、彼はイーリンを人へと戻しました。そのことのお礼をしに、ここへ」

ガイ「……お前がイーリンにあの技術を教えたのか?」

ホーリー「はい。神に近づける領域にまで育っていたので、伝えました。喜ばしいことです」

テル「???……その、よくわからないんだけど、ホーリーさんはイーリンさんをどうしたいの?話を聞いてる感じ、神様みたいなものにさせようとしているの?」

ホーリー「私に微かに残った心が、イーリンには人のままで居てほしいと思っています。ですが、イーリンが神になるのはとても喜ばしいことなのです」

アトニス「……こいつはかなり神に近づいている。辛うじて元の人格が多少残って支離滅裂な感じになっているみたいだな。おそらく、イーリンを神にしたいっていうのも、神にしたくないっていうのも……どちらも限りなく本心に近いんだろう」

フローディア「……難儀するわね」

レイセオン「状況はよくわかりませんが、敵ではないのですね!?でしたら、これをお受け取りください!」
名刺「」スッ

ホーリー「……レイセオンさん、というのですね。ご丁寧にどうも。そちらの、代行者の方」チラッ

ガイ「……俺か」

ホーリー「使命をお忘れなく。あなたは世界を救う者ではなく、その賽を正しき者のところへ導く者……この誤った世界をあるべき結末へ戻すために」

ガイ「……あるべき、結末……?」

ホーリー「はい。世界めくれが起きなかった世界へ……あるべき流れへ戻すために」

ガイ「……」

アインズ「世界めくれが起きなかった世界……?」

アトニス「ボクは天界のことを覚えてないが、この世界が誤った世界だと言ったな?仮に、世界めくれが起きなかった世界へ戻したとしたら、この世界はどうなる?」

ホーリー「この世界は存在自体、無かったことになります」

一同「!?」
547 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/14(日) 14:24:19.43 ID:2CVHZvhJO
テル「そ、それって……私達の存在も無くなっちゃうってこと……?」

ホーリー「正確には、少し違います。正しき世界へと戻れば、自ずとあなた方も正しい運命を辿ることになりますので」

イーリン「……師匠、それがあなたの救済なのですか?」

ホーリー「はい。この誤った世界を正しき流れに戻すこと……それ自体が救済なのです」

ガイ「正しい運命だと?なら、この世界で生きてきた者たちは何だ?」

ホーリー「誤った流れの中で生じた存在です」

テル「……」

アインズ「……ずいぶんと簡単に言ってくれるな」

ホーリー「簡単ではありません。ですが、そういうものです」

フローディア「……神様らしい言い方ね。嫌になるくらい」

ホーリー「世界が正しい形に戻るなら、失われるものも、歪んだものも、あるべき場所へ戻ります」

ガイ「違う」

ガイ「この世界が誤っているかどうかは知らない……世界めくれが起きなかった方が、本来の流れだったのかもしれない」

ガイ「だが……ここにいる者たちは、今ここで生きている。全部、無かったことにしていいものじゃない」

ガイ「たとえこの世界が誤った世界だとしても……この世界で生きる人たちの想いまで、誤りだとは言わせない」

ホーリー「あなたがどう思おうと、役割は変わりません。世界樹の光を集め、翡翠の賽を正しき持ち主の元へ導く。それがあなたの使命です」

イーリン「師匠……!」

ホーリー「イーリン。人の心で見れば、彼の言葉は正しいのでしょう。ですが、世界の流れで見れば、誤りを正すこともまた必要です」

ガイ「だが、その結末が今を生きる者たちを消すというなら……俺はそれを止める」

ホーリー「……愚かで、人らしい選択ですね」

ガイ「世界を正すために、今ここにいる者たちを無かったことにする。そんな救済を、俺は認めない」

ホーリー「……そうですか。では、時が来たら選んでください」

ホーリー「世界を正すのか、今を守るのか」

ホーリー「どちらが答えでも、あなたは賽を運ばなければなりません。あなたの迷いも、怒りも、否定も、役割も消えはしない」

ホーリー「代行者の方。使命を果たしてください」
白い花弁「」フワ……

イーリン「師匠、待ってください!……私は、この世界で生きています」

ホーリー「はい」

イーリン「この世界で、皆様と出会いました。それを……誤りだとは思いたくありません」

ホーリー「その心を、大切にしてください」

イーリン「……!」

ホーリー「あなたに微かに残る迷いは、人である証です。どうか、手放さないように──」

手を伸ばすイーリン「師匠!!!」バッ
白い花弁「」フワァ……

テル「……消えちゃった」

アインズ「……とんでもない話を残していったな」

アトニス「これから一仕事あるっていうのに……最悪な気分だ」

エリザベート「ですが、やることは変わりませんわ!今は目の前のことを片付けませんと!」

レイセオン「そうですね……まずはエンドゲームを止めましょう!世界めくれを止めるためにも、目に見えてわかる脅威はなくさないといけません!」

ガイ「……ああ。そうだな」

フローディア「……誤った世界、ね。嫌な言葉だわ」ボソッ

⭐︎ホーリーと話しました。
548 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/14(日) 14:26:41.74 ID:2CVHZvhJO
ーー古城

ジェミニ「……皆、集まったようじゃな」

ベルトーネ「はいは〜い。私まで招集されるとか、いよいよって感じがするね〜」

ヒナ「戦の前に気を抜くとは、悪魔らしいですね」

ベルトーネ「ヒナちゃんは戦の前じゃなくても常に殺気立ってるでしょ〜」

テイル「二人とも、今はやめなさい」

セイラ「……けんか、だめです」

ポーラー「会議開始前の口論ハ、戦力効率を低下サセマス」

ゴライアス「うむ。今は敵を討ち、この国を守るための話をするべきであろう」

ミーティア「うん。時間もあまりないかもしれないし」

ジェミニ「……では始めるぞ。ゼーレシルト、頼む」

ゼーレシルト「現在、廃都全域に展開中の結界は安定。黒い魔法陣の発生頻度は抑制中。ただし、外部から高密度の干渉が加わった場合、局所的な突破が発生する可能性あり」

ミーティア「つまり、エンドゲームが本気で仕掛けてきたら、また穴が開くかもしれないってことだね?」

ゼーレシルト「はい、その通りです」

ポーラー「疑似星脈周辺の防衛率、現状72パーセント。追加戦力投入ニヨリ、80パーセント以上マデ向上可能デス」

ゴライアス「ならば、私とポーラーは星脈側に布陣致しましょう。正面から来るなら、この身をもって受け止めますぞ!」

セイラ「……私も、守ります」

ジェミニ「セイラには星脈入口付近の防衛を任せる。ゴライアス、ポーラーと共に壁を作れ」

セイラ「……はい」

ポーラー「承知致しまシタ。セイラ、ゴライアス先パイ、連携防衛陣形を構築しまショウ」

ゴライアス「頼むぞ、ポーラー。存分に私を振るい、この国に仇なす者を討ち果たしてくれ!」

ポーラー「ハイ。必ずや敵ヲ倒シ、皆ヲ守りマス」

ベルトーネ「で、黒い魔法陣が出たらどうすればいいの?」

ゼーレシルト「即時接触は禁物です。吸引対象は別位相に保持されている可能性がありますが、無策で侵入すれば捕捉されてしまうでしょう」

リルル「うーん……じゃあ虫を先に入れる?あまり気は進まないし、あとで危険手当はほしいけど……」

ゼーレシルト「小型召喚体による観測は有効です。ただし、損耗率は高いでしょう」

ビビアン「私が送り込んだ虫を小さくしたり、大きくしたりして、穴の反応を見るのは?」

ミーティア「……いいかも。サイズを変えた物体が吸い込まれる速度を見れば、引力の強さとか範囲も測れるかもしれない」

ジェミニ「ならば、リルル、ビビアン、ミーティアは黒い魔法陣への初動解析を頼む。観測と報告を優先せよ」

リルル「はーい!」
ビビアン「了解です、師匠」
ミーティア「オッケー!」

ヴァリエール「私は空から警戒するね。島全体を見張って、助けが必要そうなところに行くよ!」

ベルトーネ「じゃあ私は契約を履行するためにもガイくんの近くに居ようかな〜」

ヒナ「じゃあテイルちゃん!私たちは島中の怪しい所を調べてエンドゲームを叩っ斬りましょう!行きますよ──」ガシッ

テイル「ちょっとヒナ!?私たちだけで行っても──」

パヒュンッ

ジェミニ「……無茶はするでないぞ」

ベルトーネ「……ジェミニじいさん、私も行ってくるね〜」

ジェミニ「……では、各自配置へ」

ジェミニ「ラティア・ヘイヴンを、守るぞ」

◆
549 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/14(日) 14:31:44.37 ID:2CVHZvhJO
◆安価下1〜3
1レスにつき1人まで以下からキャラを指定してください。(重複した場合は安価をずらします)
選ばれたキャラが、当初ガイと一緒にエンドゲームと戦います。

・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート

・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ポーラー+ゴライアス(1キャラ扱い)、ミーティア、ヒナ+テイル(1キャラ扱い)、ヴァリエール、ビビアン、リルル
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/14(日) 14:33:18.67 ID:JQfSFGEv0
ヒナ+テイル
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/14(日) 14:34:45.49 ID:ROD7iBo2o
ベルトーネ
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/14(日) 15:08:50.43 ID:E+xA1m4t0
セイラ
553 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/14(日) 18:39:36.52 ID:qmq40dZCO
ーー廃都

鐘のような音「」ゴーン……ゴーン……
古い城へと逃げる空妖精たち「」ワーワー

黒い渦「」ズオオオオオ……

スタッ……

黒いローブの男→ブラック「──さて、あなた方はどう出てくるのでしょうか?」

転移魔法陣「」フォンッ……

シュバッ

ガイ「……」スタッ

ブラック「おや、最初はあなたでしたか。速いですね」

ガイ「……」スッ
短剣「」シャキン……
魔導拳銃「」スチャ……

ブラック「言葉も交わしてくれないとは。私も嫌われたものですね……」ヤレヤレ

ガイ「……無駄だとは思うが、言っておく。擬似星脈を諦めて立ち去れ」

ブラック「ああ、慈悲深いですね……ですが、もうすぐなのです……力が手に入れば、全ての人を終わりへと導ける。その邪魔をするのであれば──」
魔導拳銃「」スチャ……

ブラック「それがあなた方の選んだ終わりだとしても、文句は言わないでいただきたい!」
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!

ガイ「!」
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!

ぶつかり合う魔力弾「」バヂィッ!バヂィッ!

ブラック「……いい腕ですね。魔力弾に魔力弾を当てて打ち消す。生半可な使い手には出来ぬ芸当です」

ガイ「……武器の趣味は合いそうだな」

ブラック「おや、意外な共通点ですね。嬉しいですよ」
魔導拳銃「」クルッ……

ブラック「魔力を弾丸として整え、狙い、撃つ……最近造られるようになった武器ですが、終わりへ導く道具としては、なかなか美しい」

ガイ「その美しさを見れるのも今日までだ」
魔導拳銃「」ドギュウン!

ブラック「おっと」スッ
黒い渦「」ズッ……

吸い込まれる魔力弾「」フッ……

ブラック「正面から撃てば吸われる。先日も見たはずですが」

ガイ「──」シュンッ

ブラックに襲いかかるガイ「」バッ
短剣「」ギラン……
ブラック「近接ですか」
装飾が施された剣「」キンッ!

ガイ「っ!」
受け止められた短剣「」ギリッ……
装飾が施された剣「」ギリッ……

ブラック「悪くない判断です。黒渦の展開前に距離を詰める。ですが──」

黒い渦「」ズオッ!

ガイ「!」サッ

ブラック「武器の長さでは、私の方が有利です」
装飾が施された剣「」スッ

ガイ「……!」

ブラック「終わりです」
装飾が施された剣「」

飛来する光の剣「」ザンッ!

光の剣を避けるブラック「!」サッ
554 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/14(日) 18:40:06.75 ID:qmq40dZCO
ヒナ「終わらせません!ガイさんにはまだまだ強くなってもらって私と戦ってほしいので!」スタッ

テイル「ガイ、大丈夫!?」

ガイ「……ああ。助かった」

ブラック「……なるほど。あなた方が先に来ましたか」

ヒナ「終わりが云々はどうでもいいです!ただ、あなたがこれ以上好き勝手にやってたら私が戦う相手が居なくなってしまいます!」

ブラック「……勇ましいですね。あなたは終わりを恐れていない」

黒い渦「」ズズズ……

ブラック「……あなたは、戦いの果てに何を望みますか?」

ヒナ「勝利です」

ブラック「その後は?」

ヒナ「次の戦いです」

ブラック「その果ては?」

ヒナ「知りません。今、斬る相手がいる。それで十分です」

ブラック「……美しいほど空虚だ」

転移魔法陣「」フォンッ……

スタッ

ベルトーネ「はいは〜い、お待たせ〜……契約に基づいて助けに来たよ〜」

セイラ「……遅れて、ごめんなさい……!」

ガイ「ベルトーネ、セイラ」

テイル「来てくれた!」

ヒナ「ベル、来るのが遅い」

ベルトーネ「はいはい、ごめんね〜。空妖精たちの避難誘導が思ったよりかかってさ〜」

ブラック「数を揃えたとて、私を止められるのですか?」

黒い渦「」ズズズ……
黒い渦「」ズズズ……
黒い渦「」ズズズ……

ブラック「とくに、そちらの小さい方。あなたの守りは立派です。ですが、守るものが多いほど、盾は先に砕ける。無理に前へ出れば、誰よりも早く終わってしまいますよ」

セイラ「……小さくは、ないです……」

ブラック「それは失礼しました」

ベルトーネ「この子を怖がらせたら、お姉さん怒るよ〜?」

ガイ「……黒い渦だけじゃない。奴自身も剣と銃の腕が立つ。注意しろ」

テイル「ええ、わかったわ……!」

ヒナ「ワクワクしますね……それじゃあ、行きますよ!」パヒュンッ

ーー戦闘開始 ブラック・エンドゲームーー

◆コンマ下1【現在は拮抗しています】

【判定】
01-20痛恨(死亡判定)
21-45劣勢
46-90優勢
91-00会心

【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り1回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り2回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
・『代償の刃』使用時、戦闘を強制終了して勝利。ただし代償を支払う
・『???』劣勢時にのみ使用可
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/14(日) 18:59:31.21 ID:9+IXeZZnO
連携技
556 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/14(日) 19:42:12.44 ID:6v3GGT2HO
◆21+15=36【劣勢】

ブラック「光速移動ですか……たしかに、戦闘面では強力な手ですが」スッ

ヒナの進路上に現れる黒い渦「」ズオッ!

ヒナ「っ!」パヒュンッ──

テイル「嘘!?ヒナの移動した先がわかるの!?」

広がる黒渦「」ズオオオオオ──
吸い込まれかけるヒナ「いきなりマズイことになりましたね……!」

テイル「まずい、ヒナが吸い込まれちゃう……!」

セイラ「……だめ……!」バッ
大盾セイラ「」ガシンッ!!

ガイ「セイラ!」

黒い渦に叩きつけられる大盾「」バヂィッ!!

セイラ「……私がいる限り、誰も死なせません……!」
大盾「」ギギギ……ブンッ!

打ち消される黒い渦「」シュウン──

ヒナ「わっ……ありがとうございます、セイラちゃん!お陰で助かりました!」

ブラック「……ほう。まさか私の魔法にも耐えるとは。雷霆の魔王と戦って生き残っただけはありますね。ですが、何度も耐えられるものではないでしょう?」

セイラ「……まだ、やれます……!」
大盾「」ガギィンッ!!

ベルトーネ「おお〜、やるねセイラちゃん。次は私たちも動こうか……」
奔出する闇「」ゴッ!

ガイ「ああ……仕掛けるぞ!」シュンッ

⭐︎セイラの守りにより、劣勢判定を一度無効化しました。

◆コンマ下1【現在は拮抗しています】

【判定】
01-20痛恨(死亡判定)
21-45劣勢
46-90優勢
91-00会心

【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り1回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回 現在使用不可)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
・『代償の刃』使用時、戦闘を強制終了して勝利。ただし代償を支払う
・『???』劣勢時にのみ使用可
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/14(日) 20:02:43.40 ID:E+xA1m4t0
閃光玉
558 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/14(日) 21:00:55.74 ID:1fybY5J2O
◆40+5=45【劣勢】

複数の黒い渦「」ズオオオオオ──
セイラ「っ、!!!」
大盾「」ブォンッ!ブォンッ!

ブラック「数を増やしたら流石に厳しいみたいですね。打ち消しきれてませんよ!」

ヒナ「そういうあなたも、私に追いついていないみたいですね!」
光の剣「」ヴォン

装飾が施された剣「」ギギギ……!

テイル「片手でヒナの馬鹿力と鍔迫り合ってる!?」

ブラック「この剣は魔剣の一種でして。剣の才が無い私でも、このように扱えるのです、よ!」スッ
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!

肩を撃たれるテイル「きゃあっ!!!」バスッ

ベルトーネ「テイルちゃん!大丈夫!?」

テイル「うぅ……この傷は初めてかもぉ……」ビクンビクン

ヒナ「テイルちゃん!お前よくも……!」ギギギ……!

ブラックへ向かう奔出する闇の塊「」ドドド!!!

ブラック「危ないですね」スッ
黒い渦「」ズッ……
黒い渦に吸い込まれる闇の奔流「」ギュオオオオッ──

ベルトーネ「……やっぱり、抑えられた力じゃ吸い込まれちゃうよね〜」

ブラック「──この闇魔法……この世界のものではありませんね。一体あなたは──」

閃光玉「」ピカッ!!!

ブラック「ぐっ!?」バッ

ガイ「──行くぞ、ヒナ!」シュンッ
短剣「」シャキンッ!

ブラック「!」
装飾が施された剣「」キンッ!
短剣「」ガキンッ!

ヒナ「いいタイミングです、ガイさん!」
光の剣「」ヴォンッ!
装飾が施された剣「」ジジッ!

ブラック「くっ……ぬうううう!!」ガキンガキンッ

光の剣で連続攻撃するヒナ「あはははは!いいですね、そうこなくっちゃ面白くありません!!!」ヴォンッ

短剣で攻撃するガイ「はぁっ!!!」ブォンッ!

ブラック「くっ……流石に、馬鹿正直には付き合っていられませんね……!」スッ
発生する黒い渦「」ズ……!

セイラ「──離れてください!!!二人とも!!!」

ブラック「あなたも他人事ではありませんよ?」

セイラの足元に出現する黒い渦「」フォンッ
渦に引きずりこまれるセイラ「っ!?」
黒い渦「」ズズ……!

ガイ「セイラ!」シュンッ

セイラを掴むガイ「」ガシッ

セイラ「ガイさん!離してください!このままじゃガイさんまで……!」

ガイ「くっ……!離すなよ、セイラ……!」ズサ……

タタッ……ガシッ

片腕でセイラを掴むテイル「ハァ……ハァ……片腕しか手伝えないけど、居ないよりはいいでしょ!?」ズサッ……
559 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/14(日) 21:01:22.90 ID:1fybY5J2O
ベルトーネ「……」

テイル「ちょっと!アンタも見てないで手伝いなさいよ!」ズザザッ……

飛来する光の剣「」ザンッ!ザンッ!

ブラック「おや、そちらの方は終わりを迎える気になったようですね」スッ

ヒナ「よそ見ですか!」パヒュンッ

装飾が施された剣「」ギィンッ!

ブラック「あなた方も、まとめて終わりへと送って差し上げましょう」

ガイ「誰が……!」ズザザ……!

ベルトーネ「……ガイくん、どうする?セイラちゃんを助けたい?自分も助かりたい?それとも、このまま三人まとめて吸い込まれる?」

黒い渦「」ズズズ……!

黒い渦に吸い込まれかけるセイラ「だ、だめ……!ガイさん、テイルさん……!私を離して……!」

ガイ「ベルトーネ!何が望みだ!?」

ベルトーネ「契約だよ。今がすごくいいタイミングだからね……」

ベルトーネ「さあ、どうする?」

◆コンマ下1【現在は劣勢です】

【判定】
01-30痛恨(死亡判定)
31-70劣勢
71-00優勢

【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り0回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
・『代償の刃』使用時、戦闘を強制終了して勝利。ただし代償を支払う
・『悪魔との契約』劣勢時にのみ使用可/新たな力を得る
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/14(日) 21:03:01.97 ID:JQfSFGEv0
悪魔との契約
561 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/14(日) 22:12:30.83 ID:6s0Nly86O
◆97【優勢】

ガイ「……」

テイル「契約……何言ってるのよ、ベル!?」

ベルトーネ「悪魔に助けを求めるなら、契約するのが筋ってものでしょ〜?」

テイル「こ、こんな時に……!」ズズズ……

ベルトーネ「こんな時だからだよ。普段ならガイくん、絶対に首を縦に振らないだろうし」

黒い渦「」ズズズ……!

セイラ「う……っ……!だ、ダメです!ガイさん!」

ガイ「……代償は」

ベルトーネ「命も魂もいらないよ〜。そこまで悪趣味じゃないし〜」

テイル「悪魔の言うことなんて信用できるわけないでしょ!いいから手伝いなさい!!!」

ベルトーネ「正しい反応だね〜。でも今は、信用するか、三人まとめて吸い込まれるかの二択だよ」

ガイ「何を取る気だ」

ベルトーネ「そろそろこの島でダラけるだけにも飽きてきたんだよね〜」

ガイ「……?」

ベルトーネ「地上に降りるのも悪くないかな〜って思ってたんだけど、自分で歩くのは面倒でしょ?」

ベルトーネ「だから、ちょうどいい身体が欲しかったんだよね〜。勝手に歩いて、戦って、面白いところへ連れて行ってくれる身体がさ。ガイくんは代行者だから、おもしろいことに巻き込まれやすそうだし?」

ガイ「……俺を足代わりにする気か」

ベルトーネ「言い方が悪いな〜。有効活用するだけだよ〜」

黒い渦「」ズズズ……!

セイラ「ガイ、さん……!」

ベルトーネ「さあ、ガイくん。契約を……」

ガイ「……わかった。契約をする。だから、力を貸せベルトーネ!!!」

ベルトーネ「」ニヤリ
ベルトーネの足元から伸びる影「」ズズズ……

ブラック「……?」

ヒナ「これ……悪魔の契約の気配!?ベル!?」バッ
562 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/14(日) 22:13:01.83 ID:6s0Nly86O
ベルトーネ『──怠惰のベルフェゴール、その名において、この者に我が力を貸し与える。この契約は現在より成立し、対価としてその身を我が影の宿り木とする』

ベルトーネ『契約者ガイ。今よりあなたの歩む先は、私の永い退屈を紛らわせる余興にもなると心得なさい……』

ガイの中に入るベルトーネの腕「」ズブ……!

ガイ「ぐっ……!?」

ガイに入っていくベルトーネ「」ズズズ……!

テイル「ちょっ……ガイ!?ベル!?」

ガイ「……ぐっ、おおおおお……!」

カッ──

黒い奔流「」ゴオオオオッ!!!

勢いが弱まる黒い渦「」シュウン──

セイラ「わっ……」ドテッ
テイル「きゃあっ!」ドテッ

ブラック「私の黒渦が……弱まった?」

ヒナ「……ベル……」

迸る闇の中に立つガイ「」スッ……

ガイ「……ベルトーネ……お前の力、使わせてもらうぞ」
片目に浮かぶ紋様「」ギンッ……

ベルトーネ『はいは〜い。この状態なら、召喚体の枠越しじゃなくて、ガイくんを通して権能を使えるよ〜』

ベルトーネ『……雷霆の魔王の時にもこれができてれば、もう少し働けたんだけどね〜』

ガイ(今まで制限されていたのか?)

ベルトーネ『そういうこと。まあ、権能を使えるようになったと言っても、世界への影響を考えたら……今のところは一日に一度が限度かな〜』

ガイ(……十分だ。ここで押し切るぞ)

◆コンマ下1【現在は優勢です】

【判定】
01-20劣勢
21-90優勢
91-00勝利

【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り0回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『怠惰の権能』使用時、現在の劣勢または痛恨を無効化し、+30次々回-30。(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
・『代償の刃』使用時、戦闘を強制終了して勝利。ただし代償を支払う
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/14(日) 22:13:18.16 ID:DBcvUrbPO
代償の刃
564 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/14(日) 22:51:01.96 ID:cOP/tyLzO
ベルトーネ『おっと、大事なことを忘れてた』

代償の刃に伸びる影「」ズズズ……

ガイ(おい、何を──)

代償の刃を掴む影「」ググッ……!

ひびが入る代償の刃「」ピキッ……ピキピキッ……!

砕け散る代償の刃「」パリンッ!!!

ガイ(!)

散らばる刃の破片「」キラ……キラ……

ガイ(代償の刃が……)

『……ようやく砕けたか。退屈しのぎにはなったぞ』

ガイ(誰だ……?)

『かつて、その代償の刃を所有していた者だ。貴様が代償の刃を振るう度に、貴様の感情が流れ込んできて実に不愉快だったぞ』

ガイ(前の、持ち主……?)

『理解が遅いな、人間……貴様が代償の刃を手にしてから、貴様の足掻きは嫌でも見えていた』

『己を削り、痛みを捨て、それでも誰かを守ったつもりでいる。実に滑稽なことだ』

ガイ(……)

『だが、その刃に呑まれきらなかったことだけは認めてやる。凡百の人間なら、とっくに空の器になっていた』

ベルトーネ『ひどい言い方だね〜』

『事実だ。悪魔風情が口を挟むな』

『……人間。覚えておけ。力に価値があるのではない。力を扱う器に価値がある。己の意志で選べぬ者に、強者を名乗る資格はない』

『我が名はフレデリク・ヴァーミリオン。会うことはないだろうが、その名を覚えておけ。貴様の足掻く姿は見ていて面白かったぞ』

代償の刃の欠片「」キラキラ……

ブラック「……?自分で短剣を砕くとは……その得体の知れない力のせいで、気が狂いましたか?」

ヒナ「──」パヒュンッ
光の剣「」ヴォン

ブラック「いい加減、諦めてはいかがですか?」
装飾の施された剣「」キンッ

テイル「諦める訳ないでしょ!それに、もうあんたの黒い渦だけで押し切れる状況じゃないわよ!」

セイラ「そうです……!他の人も……すぐに来ます!諦めるのはあなたの方です!」

ブラック「それはまだわかりませんよ?事実、あなたの仲間は、あれからずっと動いていないでは──」

ガイが立っていた場所「」シーン……

ブラック「?」

◆コンマ下1【現在は優勢です】

【判定】
01-20劣勢
21-90優勢
91-00勝利

【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り0回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『怠惰の権能』使用時、現在の劣勢または痛恨を無効化し、+30次々回-30。(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/14(日) 22:57:25.83 ID:JQfSFGEv0
時間の檻
566 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/14(日) 23:46:45.00 ID:3L4BZh+pO
◆83+99=182【勝利!】

静止した世界「」ピタッ……

ガイ(……かなり、魔力の制御が楽だ。これもベルトーネと契約した影響だろうか?)

ベルトーネ『へ〜……止まった世界ってこんな感じなんだ〜。それで、ここからどうするの〜?』

ガイ「……氷魔法で刃を生成して──」
生成される氷の刃「」パキパキ……

氷の刃を飛ばすガイ「こうするッ!」
ブラックに飛んでいく氷の刃「」ヒュンッ

ブラックの直前で止まる氷の刃「」ピタッ……

ベルトーネ『おお……これで確実に致命的な部分にあてるんだ。中々えげつないね〜』

ガイ「」スッ
生成される氷の刃「」パキパキ……
生成される氷の刃「」パキパキ……
生成される氷の刃「」パキパキ……

ベルトーネ『えっ……まだ作るの……?』

ヒュンッヒュンッヒュンッ……

ブラックを取り囲む無数の氷の刃「「「」」」ピタッ……

ベルトーネ『え、えぐ……ガイくんって実は悪魔だったりしない?』

ガイ「そんな訳ないだろ……」

動き出す世界「」ゴオオオオオオ──

◆

無数の氷の刃に刺されるブラック「かはっ!?」グサグサグサッ!

ヒナ「!?氷魔法!?誰が──」

テイル「な、なにアレ!?」

セイラ「これ……もしかして、ガイさんが……?」

膝から崩れるブラック「……これは……?氷……?いつ、攻撃を……」ドサッ……

短剣を突きつけるガイ「……」スッ

首元に短剣があてられるブラック「うっ……まさか……こんな力を隠していたとは……!なるほど、私の終わりはここでしたか……」

ガイ「違う」

ブラック「……?」

ガイ「お前はまだ終わらせない」

ヒナ「……殺さないんですか?この人、まだ何かしそうですけど」

テイル「……私も、ヒナに賛成。このまま放っておくには危険すぎるわ」

ガイ「……これ以上は戦えないはずだ」

ブラック「……甘いですね。終わりを拒む者は、いつか必ず終わりに追いつかれる。あなた方は、それを理解していない」

ガイ「擬似星脈から手を引け。二度とこの島に手を出すな」

ブラック「それはできません」
黒い渦「」ズ……ズズ……

ガイ「!」
567 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/14(日) 23:48:37.23 ID:3L4BZh+pO
首元に装飾の施された剣を当てるブラック「あなた方が私を止めようとしている間、ずっと準備を進めていました……」スッ……

テイル「何……?」

ブラック「黒渦は、ただ攻撃するためのものではありません。吸い込み、削り、道を作るものでもあるのです」

セイラ「……まさか……」

ブラック「この廃都に開いた黒い魔法陣。その全てが、すでに疑似星脈へと根を伸ばしている」

ヴァリエールの声『みんな聞こえる!?星脈側の魔力が急に乱れ始めてる!黒い線みたいなのが、地下に向かって伸びてるよ!』

ゼーレシルトの声『疑似星脈への侵食率、急速上昇中。遮断処理を実行中。しかし、黒渦による接続を完全には断てません』

転移魔法陣「」フォンッ……!

レイセオン「皆様!ご無事ですか!?」スタッ

テル「っと……テイルさん!肩を撃たれたの?見せて!」

テイル「大丈夫……って言いたいけど、正直かなり痛い……!」

イーリン「回復は私も手伝います!」

アインズ「……ガイ、状況は?」

フローディア「……あら。ずいぶん最悪なことになっているわね」

エリザベート「ええと、とにかく、あの方を殴ればいいのですわね!?」

アトニス「待て。様子が変だ……」

ジェミニ「遅れたのう……!」

ミーティア「みんな、大丈夫!?」ガシャガシャ

ビビアン「セイラ!テイル!無事!?」

リルル「うわあ!?何これ、どういう状況!?」

ポーラー「対象ノ魔力反応、急上昇中。魔王級反応ニ到達シツツありマス」
ゴライアス「魔王級……だと……!」

ヴァリエール「空の上まで魔力が噴き出してる!このままだと島全体が巻き込まれるよ!」
568 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/14(日) 23:49:15.99 ID:3L4BZh+pO
フローディア「……疑似星脈を餌にして、自分を魔王に作り替えるつもりね」

テル「そんなの、成功させるわけにはいかないだろ……!」

アインズ「ああ。全員、構えろ」

ジェミニ「エンドゲーム……まさか、初めからこれが狙いじゃったか……!」

ガイ「エンドゲーム……!」

ブラック「言ったでしょう。もうすぐなのです、と……!」

ザシュッ

ブラックの身体に走る黒い亀裂「」ピキ……ピキピキ……

ヒナ「ガイさん!離れてください!」

ブラック「あなた方は私に勝った。確かに、この身体での戦闘は私の敗北です……」フラッ……
黒い魔力「」ゴオオオオッ!!!

ブラック「ですが、時間は稼げた……」

ガイ「くっ……!」

ベルトーネ『まずいことになったね〜……あの感じ、前にも見たことある……』

ブラック「これが、星脈の力……。終わりへ至るための、始まり……ふっ、ははっ……ははははははっ!!!」

テイル「この感じ……嘘でしょ?」

セイラ「魔力が……黒く……まさか……」

ブラックの背後に広がる巨大な黒輪「」キンッ……

ブラック「さあ、始めましょう」
崩れていく黒ローブ「」バサッ……

黒い魔力に包まれるブラック「」ズズズズ……

ブラック「全ての命に、望むべき終わりを」

ガイ「やめろ……!」

ブラック「私ハ今、コノ身ヲモッテ終焉トナル……!」

黒い衝撃波「」ドッ!!!

黒い光柱「」ゴオオオオオオオオッ!!!!

カッ……

黒い光柱の中に立つ異形の影「」ユラッ……

ヒナ「魔王……!」

異形の影→終焉の魔王「──名は、そうですね……終焉の魔王、と。そうお呼びください」

ガイ「……」ザッ……
569 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/14(日) 23:49:49.82 ID:3L4BZh+pO
本日はここまでです。
次回もよろしくお願いします。

それでは、また。
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/15(月) 02:42:00.85 ID:W8y6kDFpO
魔王が出ると最終決戦感を感じる
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/15(月) 16:57:41.67 ID:AoLkzMtCo
おつ
ベルちゃんついに働く!
ちょっと不穏だけど代償の刃よりは対価軽そうだ
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/15(月) 20:42:02.52 ID:7qhsYbgFO
乙
普通に喋ってるあたり本来の魔王とは違う何かっぽそう
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/20(土) 11:51:36.95 ID:iBY7BK2Q0
乙
まさか代償の刃が壊れると思わなかったな。安価で出た時、普通に使うのかと思ってた。
574 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/20(土) 20:04:07.88 ID:CkdBS3MuO
>>570
魔王が出たからといって必ずしも終わる訳ではないと思いますが、大体終盤くらいに出てくるイメージはありますね。

>>571
実際、代償の刃よりは軽いものだと思われます。ベルトーネさんのは一回買い切り、代償の刃は使用の都度、払うイメージがわかりやすいかもしれません。

>>572
実はまだ完全な魔王にはなりきっておりません。痛恨や劣勢が長引くとあまり良くないことが起きそうです。

>>573
ベルトーネとの契約後、代償の刃を戦闘時に使用するイベントでこのような描写を考えていたのですが、まさかすぐに使うことになるとは思っていませんでした。

実は、代償の刃が砕けたことによる影響があるのですが、それはどちらかというと良いことだと思われます。状況によってはすぐ描写することになると思うのでよろしくお願いします。
575 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/20(土) 20:04:46.88 ID:Y4VDztVQO
ベルトーネ『面倒なことになったね〜……でも、ある意味チャンスかも?』

ガイ(チャンスだと?)

ベルトーネ『私は雷霆の魔王としか会ったことないからわからないけどさ〜、魔王ってあんな風に普通に話せるものじゃないと思うんだよね〜』

ガイ(……たしかに、絶望の魔王もそういった雰囲気はなかったな)

ベルトーネ『でしょ〜?知性こそあれど、意思疎通はできないのが魔王って存在だけど……目の前の"アレ"には自我があるように見える……魔王としての魔力も雷霆の魔王と比べたら薄いし、まだ完全には魔王になってないのかもね』

ガイ(なるほど。そういった見方があるのか……だが、油断はしない。魔王については分からないことばかりなんだ。例外など、いくらでもあり得る)

ベルトーネ『まぁそうだよね〜……でも今回は私も一回きりとはいえ権能を使えるし、10年前みたいに全員で押さえ込めば、勝ち目くらいは作れると思うよ〜』

ベルトーネ『じゃ、死なないように頑張ってね〜』

ーー戦闘開始 終焉の魔王ーー

◆コンマ下1【現在は拮抗しています】

【判定】
01-30痛恨(死亡判定あり)
31-60劣勢
61-95優勢
96-00会心

【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り2回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『怠惰の権能』使用時、現在の劣勢または痛恨を無効化し、+30次々回-20(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/20(土) 20:06:54.86 ID:t3/xeVIh0
連携技
577 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/20(土) 23:02:02.10 ID:BRzVyIh3O
◆86+15=101【会心!】

終焉の魔王「手始めにあなた方を終わらせる……!その次は、地上の人々です!」

大量の黒い渦「「「」」」ズズズ……

リルル「わああああ!?さっきとは比にならないくらい沢山でてきたぁ!?」

ジェミニ「狼狽えるな!数が増えてもやることは変わらん!終焉の魔王に攻撃を集中するのじゃ!!!」

風の刃「」ビュオオオ──
黒い渦「」ギュオオオオオオ……!

ビビアン「す、吸い込み始めてる……!」

吸い込まれかけるヴァリエール「わっ、ま、待って!ちょっとまずいかも!!!」ググッ……

エリザベート「ヴァリエール様!」ガシッ

フローディア「まずいわね……!レイセオン!!!」

レイセオン「皆様、一時的に距離を取りますよ!!!」
地面に突かれる杖「」カァンッ!!!

仲間の足元に現れる転移魔法陣「」フォンッ──

終焉の魔王「おや……?」

◆
ーー少し離れた位置

出現する転移魔法陣「」フォンッ──
転移魔法陣から出てくる一同「」スタッ……

ヴァリエール「あ、危なかったぁ……!」

エリザベート「ふぅ……危うく殴る前に終わってしまうところでしたわ!」

フローディア「お陰で助かったわ、レイセオン……あれで終わりだったら、死んでも死にきれないわ……」

レイセオン「また物騒な物言いですね……今みたいな転移は何度も使えませんので、考慮をお願いします!」

テル「それじゃあ、遠距離から魔法でひたすら攻撃するにしても──」

終焉の魔王を取り囲む複数の黒い渦「」ズズズ……

アインズ「……十中八九、効果はないだろうな。あの黒い渦に阻まれて肝心の魔王に届かん」

アトニス「かといってあの渦に吸い込まれるから近づくこともできない……これ詰んでないか?」

イーリン「……こうなれば、あの力を使います」

テイル「いやいや!?イーリン、そんなことしたらあなた……!」

セイラ「イーリンさん、戻れなくなっちゃう……!」

イーリン「……ですが、有効打はそれしかありません。私が元に戻れなくとも──」

ヒナ「神の力を使う必要などありません!」キッパリ

イーリン「ヒナ様、ですが……」

ヒナ「あの黒い渦は……確かに厄介ですが、攻略できない程のものではありません。相手が魔王といえど、アレは魔力で作られたものなので魔法として解体できる筈です!」

レイセオン「なるほど!」
テル「そっか、その手があったか……!」
アインズ「……やってみる価値はあるか」
フローディア「まあ、それしかないわね……」

エリザベート「魔法として、解体……???どういうことでしょうか……???」

ポーラー「魔力で生成されたモノハ、基本的に必要な用途を果たせば、消えて無くなりマス。完全に残す場合も多々ありマスガ、そういったものに対してハ、解体術式を使用すれバ、解体することができマス」

ゴライアス「うむ……ただ、術そのものも高度なのですが、難があるのは術式の組み込み方でしてな」

エリザベート「組み込み方、ですの……?」

フローディア「石には直接文字を書き込めるけど、水には魔法陣を書き込めないでしょう?だから、代わりに魔法陣を書いた紙を水に沈めるといったように解体する対象に合わせた方法を取ったりするの……あの黒い渦には何が有効かは分からないけどね……」

ミーティア「あの黒い渦に合う解体方法が何かはさっきからずっと解析してるんだけど、中々難しくてね……」

ヒナ「私にいい考えがあります」

テイル「……ヒナ?」

◆
578 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/20(土) 23:02:30.37 ID:BRzVyIh3O
転移魔法陣「」フォンッ──
転移魔法陣から出てくる虫たち「」ブブブブブブ!!!

終焉の魔王「戻ってきましたか……ですが、虫では時間稼ぎにもなりませんよ」
黒い渦「」ズオオオオオ!!!

吸い込まれていく虫達「」ギュオオオ──

終焉の魔王「……今のに何の意味が──」

閉じていく虫を吸い込んだ黒い渦「」シュウン──

終焉の魔王「解体術式による解体?一体どうやって──」

虫「」ブーン……
虫に描かれた魔法陣「」

終焉の魔王「……なるほど。考えましたね。黒い渦に吸い込まれる虫に解体術式を組み込むとは……ですが、解体しただけでは何も──」

遠くから近づいてくる雷光「」バチバチバチッ!!!

終焉の魔王「!」サッ
通り抜ける雷光ヴァリエール「」ギュンッ!!!

終焉の魔王(自分自身が雷となって攻撃する……あれほどの雷属性の使い手がいたとは、少々予想外でした)

遠くから近づいてくる雷光「」バチバチバチッ!!!
終焉の魔王「軌道がわかれば、脅威ではありません」スッ
黒い渦「」ズズズ……

黒い渦に飛んで行く虫「」ブブブブブブ!!!

終焉の魔王「また解体するつもりですか……一つ消すのに大量の虫を使う必要があるのなら、解決策は単純です」

大量の黒い渦「」ズズズ……

終焉の魔王「まずは一人……終わりへと導いてあげましょう」ニヤリ
雷光ヴァリエール「!!!」

大量の転移魔法陣「」フォンッ──
大量の虫たち「「「」」」ブブブブブブ!!!

解体される黒い渦「」シュウン──

転移魔法陣から出てきたヒナ「」バサッ……!

転移魔法陣から出てくる仲間たち「」バッ

テル「準備完了……!いつでもいいよ!」バチッ……
ジェミニ「ビビアン、呼吸を合わせろ!」ビュオオオ──
ビビアン「はい!」ビュオオオ──
テイル「いくわよ……ヒナ、ヴァリエール!!!」

作られた巨大嵐「」ゴゴゴゴゴ……

光速移動するヒナ「はい!!!」パヒュンッ
雷速移動するヴァリエール「突撃だー!」バヂッ

二つの光と共に終焉の魔王に近づいていく嵐「」ゴゴゴゴゴ……

嵐に巻き込まれる終焉の魔王(嵐の中の雷と光に紛れて、攻撃の軌道がわからない……!)

ヒナ「──もらいました!」パヒュンッ
光の剣「」ヴォンッ

雷光ヴァリエール「ビリビリしちゃえ!」バヂッ

ザシュッ!

終焉の魔王「ぐっ!?おの、れぇ……!!!」

◆
579 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/20(土) 23:03:11.77 ID:BRzVyIh3O
転移魔法陣「」フォンッ──

投げる姿勢をとるポーラー「──では、いきマス!」グググ……

ブンッ!!!

ヒュウウウ……

投げられるエリザベート「中々楽しいですわね、コレ!!!」
投げられるセイラ「今は楽しんでる場合じゃないと思います!」
投げられるアインズ「ガイ、イーリン。しっかり捕まっておけ」
投げられるイーリン「な、なんてメチャクチャな……!」
投げられるガイ「だが、敵もこうやって接近してくるとは思わない筈だ。そろそろ、攻撃するタイミングだ──ゴライアス、準備はいいか?」
短剣ゴライアス「うむ……ラティア・ヘイヴンを害する者への一太刀として、存分に振るってくれ……!」

ガイ「ああ……!」

◆

飛んで来るガイたち「」ヒューン……

終焉の魔王「くっ……!?な、どうやってここまで──」

ガイ「ゴライアス!!!」ブンッ
短剣ゴライアス「斬り開けぇぇぇっ!!」
ザンッ!!!

セイラの盾「」ガスッ!
アインズの槍「」ドスッ!
イーリンの拳「」ドゴォッ!
エリザベートの拳「」バゴォッ!

終焉の魔王「うああああああああっ!?」

アインズを包む炎「」ゴオッ──
アインズ(竜)「ギャオオオオオオッ!!!」バサッ……

アインズの背に乗るエリザベート「おおっ、これが噂の竜化ですのね!」

アインズの足に捕まるイーリン「確実に入りました!いくら魔王といえど、かなりのダメージの筈です!」

浮遊するセイラ「」フヨ……
盾に乗るガイ「このまま一度離脱するぞ!黒い渦はいつ発生してもおかしくない!」

終焉の魔王「グウウウウ……貴様、等ァ……!!!」ググッ……

◆

フローディア「……どうやら、うまく行ったみたいね。ほら、これを飲みなさい」スッ
マナポーション「」チャポ……

レイセオン「うぅ……あ、ありがとうございます……」ゴクッ……

リルル「こんなに沢山呼んだのは初めてだぁ……頭がフラフラする……」フラフラ

ミーティア「まだ終わってないから気は抜けないよ!回復次第、次の準備をしないと!」

◆コンマ下1【現在はかなり優勢です】

【判定】
01-30劣勢
31-50優勢
51-00勝利

【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)※前のターン使用済み
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『怠惰の権能』使用時、現在の劣勢または痛恨を無効化し、+30次々回-20(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/20(土) 23:04:40.25 ID:iBY7BK2Q0
あ
581 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/20(土) 23:45:11.17 ID:mEklYV5+O
◆25【劣勢】

ヒナ「ここまですれば、魔王といえど無傷ではいられないはずです!」

終焉の魔王「ハァ……ハァ……!どうやら、理性を残したまま魔王になる、というのは無理らしいですね……!」

終焉の魔王「……まダ、マダ、足りナイ……!!!」スッ
地面に腕を突き刺す終焉の魔王「」ズンッ……!

光だす終焉の魔王「」キラキラ……

アインズ「あれは……!?」

ベルトーネ『星脈の力を更に吸ってるみたいだね〜……止めないと魔王化が進行しちゃうよ〜』

ガイ「奴は星脈の力を更に取り込む気だ!全力で阻止しろ!」シュンッ

セイラ「ガイさん!!!」

エリザベート「止めるといっても……とにかく殴ればよろしくて!?」タッ

イーリン「攻撃を続けます!」ダッ

ヒナ「いい加減にしてください!」パヒュンッ

ドガガガガガ!ドゴォン!バゴォン!

ドガァン!

傷だらけの終焉の魔王「マダ……マダァ……!!!」
吸われていく擬似星脈の力「」ギュウウウン……

ガイ「うおおおおお!!!」
短剣「」ズババババ!

イーリン「オラオラオラオラァッ!!!」
拳「」ドゴドゴドゴドゴドゴ!

エリザベート「はああああっ!」
蹴り「」シュババババババ!

アインズ「ふっ……!」
槍「」シュビビビッ!

ヒナ「っ!!!」
光の剣「」ヴォンヴォンヴォンッ!

終焉の魔王「……」ニヤリ

ガイ「みんな、離れろ!!!」バッ

アインズ「!!!結界魔法──」フォンッ……

ガイ達の前に立つセイラ「危ない!!!」バッ

カッ──

黒い光柱「」ゴオオオオオオオオッ!!!!

◆

更に姿が変わった終焉の魔王「終焉ヲ……!終焉ヲォォ……!」ゴゴゴゴゴ……

倒れたガイ「ぐっ……!い、痛みが、ある……?」ググッ……

倒れたアインズ「完全には……間に合わなかったか……!」ググッ……

よろめくイーリン「皆様、早く立ち上がらなければ……!敵の攻撃が来ます……!」フラ……

よろめくエリザベート「セイラ様……?セイラ様はどちらに……?」フラッ……

ヒナ「!!!」

終焉の魔王とガイ達の間に立つセイラと大盾「……」
582 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/20(土) 23:45:54.05 ID:mEklYV5+O
ガイ「……セイ、ラ……?」

ヒビが入る大盾「」ピシッ……

ベルトーネ『……そんな……』

ピシッ……ピシピシ……

崩れる大盾「」ガラガラ……

イーリン「あ……」
エリザベート「!」
アインズ「セイラ……!」
ヒナ「セイラちゃん!」

崩れた大盾「」シーン……

地面から腕を抜く終焉の魔王「」ボコッ……

終焉の魔王「オワリヘ……ミチビク……」ユラァッ……

◆コンマ下1【現在は劣勢です】

【判定】
01-40痛恨(死亡判定あり)
41-70劣勢
71-00優勢

【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『怠惰の権能』使用時、現在の劣勢または痛恨を無効化し、+30次々回-20(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/20(土) 23:46:43.64 ID:WqKya/nlO
抑制行動
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/20(土) 23:47:00.21 ID:t3/xeVIh0
怠惰の権能
585 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/20(土) 23:49:15.77 ID:mEklYV5+O
>>584を採用します。
本日はここまでです。
次回もよろしくお願いします。

それでは、また。
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/21(日) 11:56:50.21 ID:iQ4zs1jto
おつ
刃が壊れたから支払った代償も戻ったのか
という事は仲間達の記憶も…?
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/21(日) 12:13:30.97 ID:mnubZI/TO
乙
「怠惰の権能」の説明で確認なんだけど戦闘時に一回目が劣勢または痛恨を無効化し+30増えて、二回目以降(別の戦闘)から無効化&−20に減るでいいのかな?
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