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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part9
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30 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/07/26(日) 22:02:00.43 ID:+ulJyx7p0
ブラッドさんは単独行動が好きなようなので、クロシュたちと仲良しごっこをしたくないのかもしれません。なおメタなことを言えば、コンマ結果によってそうなってしまったとしか言えないかもしれません。ブラッドさんの今後の活躍にご期待するのが良いかもしれません
ヘルザリガニさんは恐ろしい生き物ですが、その強力無比な鋏による一撃を除けば本物の魔王には流石に及びません。そして10年前のセイントレア軍は、泥沼という地の利(タクティカルアドバンテージ)を活かしたヘルザリガニたちの潜伏・奇襲・高速移動に苦しめられ、とても大きな被害を受けたという記録が残っています
31 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/07/26(日) 22:02:29.98 ID:+ulJyx7p0
―カリスラボ:リーリア湿原支部 踏破率[0/10] 満腹度[14/14]
鉄扉「」ギギギ…ガァン…
謎の機械「」ジジジジ…
回る換気扇「」ゴウンゴウン…
リュアン「……! ま、まだ動いています! この施設……!」
妖精「……カリスがいなくなっても稼働を続けていたみたいだね。どうせロクでもない施設だ、止められたら止めよう」
フメイ「……」
ミスティ「……この施設で苦しめられている者は……いないと思いたいわね」
聖女「……いたら……私たちにできることを、しましょう」
クロシュ「ん……」
↓1コンマ
01-10 踏破率+3、強敵
11-30 踏破率+3、敵襲
31-50 踏破率+3、古びた缶詰 (満腹度+2)
51-70 踏破率+3、精製エーテル(満腹度+6)
71-90 踏破率+3、白金の涙粒 (1ターンの間コンマ+20、劣勢痛恨無効)
91-00 踏破率+3、???
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/26(日) 22:08:55.80 ID:sJbVRUdr0
あ
33 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/07/26(日) 22:41:12.04 ID:+ulJyx7p0
―カリスラボ:リーリア湿原支部 踏破率[3/10] 満腹度[13/14]
スタスタ…
鉄扉「」ギギィ…
謎の機械「」
空の試験管「」
空の試験管「」
謎の瓶「」
謎の瓶「」
リュアン「ここは……?」キョロキョロ
妖精「見た感じ……研究室の一つに見える」
クロシュ「」キョロキョロ
聖女「……ふう。見たところ、生き物の気配はなさそうです」
ガサゴソ…
フメイ「……そういえば、遺物ってどんな形してるの?」
妖精「……あ」
ミスティ「えっ。もしかして……わかってない?」
妖精「……あ、怪しいものを見つけたら壊そう!!!!」
フメイ「ん、わかった」
リュアン「行き当たりばったりですね……」
クロシュ「!」モニョッ
妖精「早速怪しいものを見つけたの? クロシュ」
白金の液体が少量入った小瓶「」ポン
クロシュ「これ……リリアちゃんと……似た感じ、する……」
フメイ「ほんとだ」
リュアン「え、そうなの? どういうこと……?」
クロシュ「わ、わかんない……。でも……悪いものじゃ、ない……とおもう……」
妖精(もしカリスが加護を拡散する研究をしていたのだとしたら……リリアと同じ力が宿る物体を確保していても不自然じゃない。むしろカリスがそんな研究をしていた裏付けになるかも。だとすれば……やっぱりこの施設は当たりかもしれない)
☆白金の涙粒を見つけました
戦闘コンマ判定時、「白金」と書き込むと以下の効果を得ます
(1ターンの間コンマ+20、劣勢痛恨無効。一度使うとなくなる)
↓1コンマ
01-10 踏破率+3、強敵
11-35 踏破率+3、敵襲
36-65 踏破率+3、古びた缶詰 (満腹度+2)
66-90 踏破率+3、精製エーテル(満腹度+6)
91-00 踏破率+3、???
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/26(日) 22:47:07.84 ID:sJbVRUdr0
あ
35 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/07/26(日) 23:11:02.24 ID:+ulJyx7p0
―カリスラボ:リーリア湿原支部 踏破率[6/10] 満腹度[12/14]
スタスタ…
鉄扉「」ギギィ…
大量に並ぶ金属のタンク「」ドドン!
聖女「わ……! これは……一体何のタンクでしょう?」
妖精「うっ……げほっげほっ!」
聖女「妖精さん!?」
クロシュ「妖精さん!」
妖精「ご、ごめん。大丈夫。ちょっとここ、空気中の魔力が濃くて……」
フメイ「妖精って空気中の魔力を吸収するんでしょ? それなら濃い方が良いんじゃないの?」
妖精「ものごとには程度ってものがあるの。肥料をやりすぎても植物は枯れちゃうでしょ」
フメイ「あ、そっか」
ミスティ「……魔力が濃い原因は、あのタンクかしら?」
リュアン「一体何が入っているんでしょうか……?」
クロシュ「……」
トコトコ…キュポン!
精製液化エーテル「」トプン
妖精「これは……工業用の精製エーテルってやつかな……」
フメイ「精製エーテル?」
妖精「簡単に言えば、ものすごく純度の高いマナポーション。生き物が飲むことは考慮されてないから、飲んじゃ――」
グイッ グビグビグビ
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ グビグビ
妖精「ああっこら!! 飲んじゃだめって――」
フメイ「ん〜……味はまあまあ。でも魔力は本当にすごく回復する」グビグビ
妖精「……」
リュアン「……ま、まあクロシュちゃんとフメイちゃんなら大丈夫なんじゃ……?」
妖精「まあ……たぶん大丈夫だと思うけど……」
聖女「なんだか私も喉が乾いて来ました……もちろん飲みませんよ!?」
ミスティ「……私が飲んでも魔力を回復できるかしら?」
妖精「ミスティはやめて、本当に」
ミスティ「冗談よ」
☆精製エーテルを飲んで満腹度が6回復しました
満腹度[18/14]
↓1コンマ
01-10 踏破率+3、強敵
11-50 踏破率+3、敵襲
51-90 踏破率+3、古びた缶詰 (満腹度+2)
91-00 踏破率+3、???
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/26(日) 23:23:30.27 ID:epMeasfuo
??る
37 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/07/27(月) 00:01:36.42 ID:9LOkOBmU0
―カリスラボ:リーリア湿原支部 踏破率[9/10] 満腹度[17/14]
通路「」ゴゴゴゴ
スタスタ…トコトコ…パタパタ…
ビーッビーッビーッ!!!!
クロシュ「わわっ!?」
リュアン「な、なんですか!!?」
フメイ「これ……警備システムってやつ!!」
妖精「みんな固まって、通路の前後を警戒して!!」
聖女「は、はい!」
ミスティ「私が前に出るわ!! クロシュは後ろを守れる!?」
大盾「」ガシン!!
クロシュ「ん!」ザッ
フメイ「フメイも!!」ザッ
妖精「来る!」
ギュイーンッ!!
警備ゴーレムA「」キャルキャルキャル
警備ゴーレムB「」キャルキャルキャル
リュアン「ゴーレムです!」
フメイ「良かった。ゴーレムなら――」
フメイ「遠慮なく燃やせる」チリリッ
――戦闘 警備ゴーレム――
☆戦力差により自動的に勝利
*
ドッギャァァァァァン!!
壊れた警備ゴーレムAB「」プスプス…
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ モグモグ
ミスティ「ふう。カリスのアジトだから、どんな危険なやつが来るかと思えば……」
リュアン「割と普通の警備ゴーレムでしたね……。警備はそんな感じなんでしょうか?」
妖精「カリスが死んでからもう随分経つからね……。この施設はまだ稼働してるけど、中にいた実験体とかはもうみんな逃げちゃったのかも」
聖女「逃げたのなら……その先で幸せに暮らしていてくれたら良いですね……」
フメイ「……うん」
↓1コンマ 吸収判定(吸収効率+10)
01-60 分解した
61-90 射撃の経験を得る(1/4)
91-00 射撃のコツを掴む(4/4)
↓2コンマ
01-25 踏破率+3、強敵
26-75 踏破率+3、古びた缶詰 (満腹度+2)
76-00 踏破率+3、???
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/27(月) 00:04:33.98 ID:4IEdvlsso
あ
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/27(月) 00:05:16.46 ID:x6ihlHTP0
あ
40 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/07/27(月) 01:03:41.29 ID:9LOkOBmU0
モグモグモグ…
スライムクロシュ「!!」ピコン!!
モニョモニョモニョ…ポン!!
魔導機関銃「」ジャコッ!
ガトリングクロシュ「!」デデン!!
フメイ「わわあ!?」
妖精「んぇぇ!?」コテンッ
聖女「クロシュさん……!? その姿は――」
リュアン「ソフィアさんの……機関銃!!」
ミスティ「いつの間にそんな武器を手に入れていたの……!?」
警備ゴーレムC「」キャルキャルキャル
ミスティ「っと、新手ね!」シャキンッ
ガトリングクロシュ「わたし……撃てる!!」ジャコッ!
キュイーン――
ズガガガガガガガガガッ!!!!
砕け散る警備ゴーレムC「」ドッギャァァァァン!!
リュアン「ひゃ……」
フメイ「わ、わ、わ……」
ミスティ「嘘でしょ……!?」
妖精「な、なんてことだ……」クラクラ
デロデロ…
スライムクロシュ「」デロロ…
フメイ「あ、溶けちゃった……。クロシュ、大丈夫?」
スライムクロシュ「〜〜…」モニョニョ…
聖女「ものすごくお腹が減るんですね……。反動もすごいみたいです」
ミスティ「なるほど……。そう簡単にはいかないのね」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
41 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/07/27(月) 01:04:21.06 ID:9LOkOBmU0
砕け散った警備ゴーレムC「」
モニョモニョ…モグモグ…
スライムクロシュ「〜〜…」モニョモニョ モグモグ…
ミスティ「クロシュ……ゴーレムを食べて、お腹の足しになってる?」
スライムクロシュ「……」モニョ…
妖精「食べられるとは言っても、栄養とか魔力の補給には向いてなさそうだもんね。ゴーレム」
スライムクロシュ「……」モニョニョ…
フメイ「いいもの、あった」トコトコ
スライムクロシュ「!」モニョッ
フメイ「はい」
古びた缶詰「」ポン!
スライムクロシュ「!!」モニョニョ
ミスティ「これは……缶詰?」
フメイ「うん。中身、船旅ビスケット。カリス、徹夜してるときよく食べてた」
ミスティ「……な、なんか知りたくなかったわ。そういうカリスの世俗的な情報……」
パカッ
船旅ビスケット「」ポン!
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ
☆クロシュが〈掃射〉を習得しました
・掃射(腹-6、コンマ+40、次ターン他の技使用不可)
☆古びた缶詰を食べて元気が回復しました
満腹度[19/14]
◆
42 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/07/27(月) 01:04:50.66 ID:9LOkOBmU0
本日はここまで。次回、カリスラボ最深部編です。お楽しみに
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/27(月) 01:08:18.25 ID:4IEdvlsso
ソフィア印強い
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/27(月) 02:25:18.06 ID:BrADZf1+o
おつ
趣味悪な仕掛けとかありそうだと思ってたけど案外普通だった…
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/01(土) 15:01:56.64 ID:6DRBqM2RO
カリスさんはほんと方々で影響力撒き散らしてるよね
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/01(土) 16:38:40.30 ID:C3Z8nDYVO
カリスも徹夜とかしてたって思うと親近感が湧かなくもない
47 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/01(土) 22:42:27.99 ID:/2P5oqpG0
ソフィアさんの使用していたロスチャイルド・インダストリー社の魔導機関銃は実際とても強いと評判です。しかし取り回しや整備性など多くの課題も抱えており、何よりも洗練された兵器デザインで知られるロスチャイルド社がデザインを犠牲にしたという事実は重く受け止められています
悪趣味な仕掛けなどを入れるつもりもありましたが、結局いつものダンジョン探索になってしまいました。まあ悪いことが起こらないのは良いことなので、順風満帆な探索となって良かったと前向きに進んでいくのが良いのかもしれません
カリスさんは世界最悪死刑囚と呼ばれるくらいの悪い人物なので、その悪影響はとても大きく残っています。各地に残るカリスラボにいた実験体たちは、その多くがデロデロ化によって溶けて消えたと考えられていますが、スライムに依らないものや、デロデロ化に対抗できる者は施設を脱出して活動しているかもしれません
カリス氏の実生活についてはほとんど闇に包まれていますが、フメイちゃんの証言によるとラボにいる時は船旅ビスケットや生命の結晶や羊羹などの保存食ばかり食べていたそうです。そして各地のカリスラボには高品質な寝具が揃えられていることが多く、カリス自身は快適で質の良い睡眠を取っていたようです
48 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/01(土) 22:44:42.90 ID:/2P5oqpG0
―カリスラボ:リーリア湿原支部
地下試作実験室「疑似世界樹の根」
ゴウンゴウンゴウンゴウン…
稼働し続けている謎の機械「」ゴウンゴウン
脈打つ巨大な管の束「」ドクン… ドクン…
妖精「……っ、何、ここ……!?」カタカタ
聖女「大きな機械……大きな管……い、一体これは……」
リュアン「……ものすごく、不快な感じがします……。魔力が……逆巻くような……」ググ
ゴウン――
部屋の中央に六角形状に並べられた六つの試験管「」コポコポ
ミスティ「待って……部屋の中央……あれは、何!?」
フメイ「!!」
試験管「」コポコポコポ
中に浮かぶ脳のようなもの「」コポコポコポ
クロシュ「ヒトの……頭の、中身……?」
聖女「え……」
リュアン「……!? う……うぇ……」フラフラ
ミスティ「……カリス・ノーランド……!!!!」ギリリ
白金色に淡い光を放ちだす試験管たち「」ボウ―
妖精「!! みんな、考えるのは後にして!! 何かしてくる!!!」
フメイ「っ!!」
クロシュ「!!」
――ボス戦闘 試作星脈簒奪装置――
▼試作星脈簒奪装置が〈――〉を発動
――――――――――――――
◆クロシュ一行 満腹度[18/14]
・戦力+35(連携+20、薄明+15)
・不死鳥化できる [1/1]
・大盾の結界 [1/1]
・痛恨コンマ反転 [1/1]
・冷獄(毎ターン終了時、腹-1、相手コンマ-20累積)
◆試作星脈簒奪装置
・戦力+0
・――
使う技(使わない場合は「なし」)
↓1〜5多数決
1.俊足(腹-1、コンマ+10)
2.居合(腹-6、コンマ+20、結界無視)
3.空蝉(腹-3、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
4.掃射(腹-6、コンマ+40、次ターン行動不能)
5.星屑(腹+3、コンマ+30、残り1)
6.白金(コンマ+20、1ターン劣勢痛恨敗北無効。残り1)
※使う技によって戦闘終了後の展開が変わることもあります
今回は試験的に多数決で使用技を決めるルールです
↓5コンマ
01-15 敗北
16-00 勝利
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/01(土) 22:46:16.77 ID:UhccsGce0
居合
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/01(土) 22:47:54.35 ID:UhccsGce0
俊足
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/01(土) 22:48:45.83 ID:Q+JRJ8XjO
白金
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/01(土) 23:00:26.18 ID:qv1ifFVeO
居合
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/01(土) 23:04:00.52 ID:HANJDqBVo
居合
54 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/02(日) 01:04:11.79 ID:tqRjpxSg0
白金色に淡い光を放ちだす試験管たち「」ボウ―
クロシュ(あれ……蒼い星の力だけじゃ、抑えきれない!)
クロシュ(……)
クロシュ(やられる前に……やるしか、ない……!)スチン――
聖女「あっ……クロシュさ――」
フメイ「クロシュ!!!!」
――ヴォンッ!!!!
スパッ―― スパスパスパッ――
試験/管「」ドバッ
脳の/ようなもの「」ブシャッ
ドバァ――
ブシャー――…
ボチャッ ボチャボチャッ…
黒い刃「」チャキン…
クロシュ「……」
フメイ「あ……」
リュアン「っ……!」ググッ
聖女「……」
脳のようなものの残骸「」ベシャ…
クロシュ「……ごめんなさい」
ミスティ「……クロシュは間違ってないわ。あなたがやらなければ、私が凍らせていた」
妖精「……うん。それに、もし何もしなかったら……きっと次の瞬間、私たちが……」
アアアァァァァァァァ――!!!!
クロシュ「!?」
聖女「今の声は……!?」
妖精「上の方からだ!!」
ミスティ「急いで戻りましょう!! 何かあったのかもしれないわ!!」
◆
55 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/02(日) 01:05:34.20 ID:tqRjpxSg0
―少し前
カリスラボ:リーリア湿原支部
リリア「ここが……カリス・ノーランドのラボ?」キョロキョロ
ノーランド「はい。私の情報が正しければ、ここの最奥部に実験室があるはずです」
リリア「でも先にクロシュちゃんたちが入ってっちゃったんだよね。正面入口を見張ってた人たちの話によると」
ノーランド「フフ、裏口があることには気付いていなかったようですけどね。そしてクロシュたちのことなら大丈夫です。例の部屋には自律防衛システムが付いてます」
リリア「クロシュちゃんたちがひどい目にあったりはしない?」
ノーランド「……まあ、たぶん大丈夫だと思います。あれも、加護と同じ仕組みのものだったはずなので」
リリア「そっか。それなら良い――」
ドクン――
リリア「」フラッ
ノーランド「リリアさま!?」
リリア(あ……)
リリア(リリ……? ちがう……これ、は……)
リリア(りー……りあ……? ううん……それも……ちがう……)
リリア(たくさんの……たくさんの、苦しみが……ながれ、こんで……)
頭を抱え込むリリア「あ……あああぁぁぁぁぁぁぁ―――!!!!」
ノーランド「リリアさま!!! リリアさ――」
ドクン――
ノーランド「え……な、何……!? 違う……やめて、やめて……!! 入って来ないで、入っ――」
ノーランド「…………」
ノーランド「……うるさいな。何ですかね、これ」
ノーランド「頭に響く……。世界への報復……? んー……ああ」
ノーランド「疑似魔王化のコードか。被検体にはこんな幻聴が聞こえるんですね」
プツン
ノーランド「これで良し、と。しかしこいつ、私ベースの癖に命令コードの停止くらいできなかったんですかね。駄作め」
ノーランド「いや……この私を冥府の底から引きずり出した働きを考慮すれば大傑作か。フフ、大義でしたね」パチパチ
頭を抱えてうずくまるリリア「ぁ……ぁぁぁ……」ガクガク
ノーランド「ふむ……なんだか私が死んでいる間に随分面白いことになっているようですね、世界」
ノーランド「しばらくは真正リーリアとやらに潜伏して情報収集に徹しましょうかね。都合の良いことに指導者も傀儡にできそうですし――」
扉「」バァン!!
56 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/02(日) 01:07:20.73 ID:tqRjpxSg0
扉「」バァン!!
クロシュ「!!!」ザッ
ミスティ「……!? あなたは……ノーランド……!?」
妖精「もう来てたの!? さっきの悲鳴は!?」
ノーランド「あ、あー……ええと、リリア様が急に苦しみ出しちゃって……」
クロシュ「……」ジリ
ノーランド「なぁんて。クロシュちゃんにはもうバレてるみたいですし、下手な芝居はやめましょうか」ニヤリ
妖精「……!!?」
ミスティ「……まさか。お前は――」
ノーランド「フフフ、お久しぶりですね皆さん。お元気でしたか?」
フメイ「……カリス」
ミスティ「カリス・ノーランド……!!!!」ギリリ
妖精「……クロシュ、フメイ。疲れてるところ悪いけど……この場でこいつを仕留めるよ。絶対に逃がしちゃだめだ」
フメイ「……」ジリ
クロシュ「……」ジリ
ノーランド「おおっと! いきなりピンチです。どう切り抜けたものでしょうか……おや?」
頭を抱えてうずくまるリリア「……」ガクガク
ノーランド「フフ……リリアちゃんがどうなっても良いんですか? もし私に危害を加えるつもりなら、次の瞬間手が滑って疑似魔王化させちゃうかもしれません」
クロシュ「!!」
フメイ「カリス……!!!」ギリリ
ミスティ「下衆な真似を……!!」
リュアン「リリアさんに何をしたんですか!? どうして彼女は苦しんでいるんですか!?」
ノーランド「さあ? それについては私の知ったことじゃありませんね。で、どうするんです? 今日の私はご機嫌なので、見逃してくれるなら五体満足でそのまま引き渡してあげますよ」
妖精「く、くぅぅ……!」
ノーランド「私にしては破格の条件ですよ、大母サマ♪」
妖精「うぐぐぐぅ……!!!」
聖女「……妖精さん。リリアさんの身の安全を優先しましょう。彼女を失えば、この国は壮絶なことになります」
妖精「……わかった」
ノーランド「交渉成立です。ではリリアちゃんはここに置いていくので、皆さん私がこの場から見えなくなるまで一歩も動かないでくださいね。私、マーキングした相手なら視界にさえ入ってれば疑似魔王化させられるので」
妖精(くそ……! 射程が視界全域なんてたぶんブラフだと思うけど、それを確かめる為にリスクは冒せない……!!)
ノーランド「ではさようなら。またいつか会う日までごきげんようです」フリフリ
スタスタスタ
ガチャッ バタン
クロシュ「リリアちゃん!」タッ
フメイ「リリア!」タタッ
頭を抱えてうずくまるリリア「……」
妖精(それから……私たちはリリアを回収し、その場から撤退した……)
妖精(リリアがなぜ、何に苦しんでいるのか……。なぜ突然ノーランドがカリスになってしまったのか……。問題は山積みだ……)
妖精(そして……街に戻った私たちは、さらに別の問題に直面することとなる)
◆
57 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/02(日) 01:07:49.83 ID:tqRjpxSg0
―真正リーリア首都
静まり返った通り「」
立ち尽くす市民たち「」
呆然とする馬頭のザリガニ屋「……」
ぼーっとする妖精のどんぐり屋「……」
涙を流すエルフのミルク屋「……」ポロポロ
俯くゴブリンの八百屋「……」
クロシュ「……」
フメイ「み、みんな……どうしたの……?」
妖精のどんぐり屋「………なんだか……いろんなこと、思い出すんだぁ……」
馬頭のザリガニ屋「……オデ……ザリガニノ命……奪ウ資格、ナイ……」
エルフのミルク屋「…………ごめんなさい……。ごめんなさい……」ポロポロ
ゴブリンの八百屋「……おれ……みんなを見殺しにして……生き残っちまった……。なんで……忘れてたんだろう……」
妖精「……加護が……剥がれてる……!?」
聖女「そ、そんな……!」
レイル「ううん、まだ。完全に剥がれたわけじゃない」ザッ
リュアン「レイルさん!」
アルバ「……どういうことだ? 一体何が起きている?」
アルバに背負われている気を失ったリリア「……」
レイル「……宿泊所で話しましょ。まずはそのリリアちゃんを休ませてあげないと」
◇
―宿泊所
レイル「……あなたたちが探索に行って、しばらく経った頃……。突然、加護の影響が薄まったの」
妖精「!」
レイル「そしてそれは、今のリリアちゃんの昏睡状態と関係している……それくらいは誰でもわかるよね」
リュアン「は、はい。でも……私たち、どうしてリリアちゃんがこんなことになっているのかわからないんです……。私たちが見つけた時には既に苦しんでて……」
フメイ「……カリスが、何かした?」
妖精「その可能性が一番高いけど……カリス自身は、知ったことじゃないって言ってた。もしカリスの仕業だったら、あいつならそれを得意げに語る気がする」
レイル「……逆かもしれないわね。リリアちゃんに何かがあったから、カリスがノーランドちゃんに付け入る隙が生まれて……ノーランドちゃんを乗っ取った」
ミスティ「……でもそれじゃ、リリアに何があったって言うの?」
レイル「……ここから先は、私の想像になるけど。あなたたちが破壊したっていう、試験管の装置……それがリリアに何らかの影響を及ぼした可能性がある、気がするわ」
クロシュ「!!」
レイル「それが星脈を通じて世界中に加護を広げる為の装置だったというなら……加護の主体であるリリアちゃんに、逆に何かの影響を与えてもおかしくない」
クロシュ「……」
レイル「……過ぎたことを悔やんでも仕方がないけどね。とにかく今は、リリアちゃんの治療を急いだ方が良い……。問題は……治療の方法が全くわからないってことだけどね……」
聖女「……」
レイル「放っておけば加護はもっと薄まっていくだろうし、そうなればこの国は遠からず崩壊する。そうね……私の見立てだと――」
↓1コンマ
01-60 あと4日
61-90 あと5日
91-00 あと6日
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/02(日) 01:14:09.01 ID:t2iSvj7EO
うん
59 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/02(日) 01:27:51.23 ID:tqRjpxSg0
レイル「あと4日くらいはもつと思う」
リュアン「よ、4日……」
レイル「逆に言えば、4日を超えたらその先は保証できないってこと。この私の天才的頭脳による未来予測ではね」
クロシュ「……」
・4日を越えて滞在18日目以降になると、真正リーリア国崩壊となります
◆
60 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/02(日) 01:28:28.11 ID:tqRjpxSg0
本日はここまで
カリス・ノーランドの施設の最奥で謎の装置を破壊したクロシュたち。息をつく間もなく、事態は思わぬ急展開へ
突如として苦しみ出し、加護を喪失するリリア。そして突然ノーランドを乗っ取って復活を遂げるカリス・ノーランド。クロシュたちはリリアの身柄を優先し、カリスを取り逃すこととなる……
そして加護を失い苦痛と悲哀を思い出した真正リーリアに、破局の足音が迫る。どうしてこうなったのか。これからどうすれば良いのか。結局、世界はどうしようもないことばかりなのか。あかちゃんスライムたちの足掻きは、果たして意味を成すのか――
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いします
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/02(日) 08:02:25.20 ID:KGQg0DhI0
用事があって多数決に参加出来なかったのと残り3つでも居合が多数だったからあまり言いたくないけど、
>>49
と
>>50
が同じIDかつ違う技なのはどういう意図なんだろうか……
訂正や偶然違う人が同じIDになったりしたのならいいけど、複数端末や機内モードでID変えて複数投票しようとして失敗とかだったら今回の多数決システムに何らかの対策が必要かも
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/02(日) 08:28:57.24 ID:VJr/OF6Qo
おつ
しまった…アレは壊してはいけなかったか…
妙に判定が易しいなとは思ってたが…
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/02(日) 13:10:43.33 ID:kBJRL4Oyo
おつおつ
ノーランドもカリスもクロシュに演技仕掛けないのはクロシュ(の力)認めてるみたいで嬉しい
いや後者は嬉しくない
64 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/02(日) 22:02:19.19 ID:tqRjpxSg0
>>49
と
>>50
が同じIDだったので無効票にしようかとも考えましたが、仰る通り残り3つでも居合が多数だったためそのまま進めました。厳密を期すならば良くなかったかもしれません
実のところID変更や複数端末などによる問題は
>>1
も認識しています。機内モードなどによるID変更については単発IDを無効とするという対策もできますが(しかしテンポが悪化します)、複数端末に対しては割とどうしようもないというのが実情です。何か良い対策があれば良いのですが、今のところ思い付きません
暴力は多くの問題を速やかに解決する便利な手段ですが、暴力では解決できない問題や、悪化する問題というのもあります
そしてややメタ的な話になりますが今回の件で言えば、あの相手にその技で勝ったらどのような絵面になりそうか? そしてその絵面はクロシュたちにとって好ましい運命と言えそうか?――ということなども考えていただければ、良い運命を導きやすかったかもしれません。過ぎたことはどうにもならないので、前向きに善処し続けるのが良いでしょう
クロシュさんはモノマネや演技が得意なので、他人の演技などを見抜く能力も平均より高いかもしれません
カリス氏はクロシュの評価を駄作から傑作に引き上げており、実際クロシュの力を非常に高く評価しています。しかしそれはあくまで研究対象としての評価だということを留意する必要があります。
対してノーラちゃんはクロシュのことを一端の意思を持つスライムとして認めており、カリス氏と同じ姿ながらその心理的機微は全く異なっているようです
65 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/02(日) 22:03:01.59 ID:tqRjpxSg0
―真正リーリア首都 滞在14日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:竜角の大槍 盾:ラティアの大盾 飾:
武: 防:ぬののふく 飾:くすんだ不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武: 盾: 飾:
武: 防:火鼠の衣 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:
武: 防:木綿のドレス 飾:
◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ 盾: 飾:守りのペンダント
武: 防:旅人のドレス 飾:
◇聖女 [運命変転修道女]
武:木の杖 盾: 飾:
武: 防:ロイエの修道服 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:氷の短刀 盾: 飾:虹晶の耳飾り
武: 防:氷竜革のローブ 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*2 大きな巻き貝 冒険者証(ランク1)
運命賽*6 サボテンドラゴンの花 メルルの帽子
会心賽*2 魔導機関銃 暗黒優待券
反魂丹*1 クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ 星の粉
炎スライムの秘伝書 オリシン王家の栞
運命変転の魔導書 竜角の短剣
古ドワーフ鍛冶指南書
身代わりのお守り*1
星屑*1
日属性基礎
明石流剣術指南書
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
◯個人目標
・世界樹の石炭 [6/8]
・武装製作経験 [6/6]
・僧侶を連れて帰る(聖女)
◯経験値
・クロシュ 近接[10/12] 魔法[03/12] 防御[03/09]
・フメイ 近接[03/06] 魔法[16/16] 防御[06/09]
・リュアン 近接[02/06] 魔法[07/09] 防御[02/06] 日[8/8]
・聖女 近接[03/04] 魔法[06/09] 防御[02/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□真正リーリア首都
市街:宿泊所、配給所、広場、市場、食事処、茶屋、薬局、治療院、
図書館、博物館、総統庁、他
郊外:畑、果樹園、牧場、湿原、他
……………………………………………………………………………………
□会える人
同行者:メアリー、ルルナ、アルバ
現地人:ゲラート、アルツ、リリア、クリュナー、ノーランド
滞在者:レイル、ワン、エレノア、ザイル
66 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/02(日) 22:05:10.96 ID:tqRjpxSg0
―明け方
宿泊所 客室
チュンチュン
スタスタスタ…
扉「」バァン!!
クロシュ瓶「!?」モニャッ!?
妖精「わっ!?」バッ
フメイ「何!?」バッ
ミスティ「敵襲!?」バッ
聖女「何ですか!?」バッ
鬼気迫る表情のノーランド?「……」ズカズカ
妖精「カリス・ノーランド!?」
ミスティ「朝早くに堂々と襲撃!? 良い度胸じゃ――」
ノーランド?「リリアさま、リリアさま……!!」タタッ
昏睡するリリア「……」
ノーランド?「リリアさまぁ……!! ごめんなさい、ごめんなさい……!」エグエグ
フメイ「………???」
ミスティ「……えっと……。カリス……じゃない?」
クロシュ「……ノーラちゃん!!」
妖精「ど、どういうこと……!?」
寝ぼけリュアン「ふみゃ……?」ムニャムニャ
*
ノーランド「私は……ホムンクルスであるノーランドの複製体です。あなたたちには分体って言った方がわかりやすいかな」
クロシュ「!」
妖精「複製体……本体と違ってカリスに乗っ取られてないの?」
ノーランド「はい。乗っ取られたのは本体だけ。本体に異常が発生した時、すぐにラインを切断しました。放っておいたら……たぶん、私も乗っ取られていた……」
聖女「そのようなことが……」
ノーランド「……お前たちに言いたいことはたくさんありますが……今はそんな場合じゃない。リリアさまをお救いして、創造主――カリス・ノーランドを打倒しなければならない。その為に協力してください」
妖精「リリアとカリスの件は……私たちにも責任がある。どの道リリアのこともカリスのことも対処するつもりだったんだ、喜んで協力させてもらうよ」
ノーランド「ではまず、リリアさまを回復させる方法とカリス・ノーランドの行方について、知っていることを洗いざらい吐いてください」
妖精「……ええと。ごめん、まだ何も……。ノーラの方は何か知らないの?」
ノーランド「………えっ!? なんで!? お前たちって、半年前にカリス・ノーランドを倒して世界を救ったダークヒーローなんですよね!? なんでまだ何も掴んでいないんですか!!?!? ま、まさか……リリアさまのこと、どうでもいいって思ってる……!!?!?」
クロシュ「わ、わわ……!?」
聖女「ち、違います!! 昨日いろいろあったばかりで、私たちも疲労困憊で……。何も掴めていないのは本当に申し訳ないのですが……」
ノーランド「……が、がっかりです。お前たち、ちょっとは見どころがあるのかなって思ってたのに……駄作未満です」
フメイ「むっ……! そういうノーラだって、何も掴んでない……!」
ノーランド「うるさい! これから掴むんです、お前たちも急いでください! リリアさまにこれ以上何かあったら、お前たちは死刑ですからね!!!!」プンスコ
67 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/02(日) 22:05:47.77 ID:tqRjpxSg0
バサッ
大魔女ホーク(ノーランドの複製体。現在のカリス・ノーランドの同位体でもある。つまり、半年前にカリスを葬った術式を彼女に使えば……彼女もろとも、カリス・ノーランドを再び葬り去れる)
大魔女ホーク(……事は一刻を争う。カリスのことだ、前回の死因への対策なんて真っ先に取り掛かるはず。猶予はない、すぐにでもあの複製体ごとカリス・ノーランドを始末しなければ――)
ノーランド「〜〜!」プンスコ
フメイ「〜〜!」プンスコ
クロシュ「〜〜…」オロオロ
寝ぼけリュアン「」ムニャムニャ
大魔女ホーク(……いえ、慌てることもないわ。カリス・ノーランドと言えど私の完璧な術式への対策をすぐに用意するのは不可能……。最短でも4日はかかると見て良いでしょう)
大魔女ホーク(……でも、もしそれまでにカリスをどうにかできなければ……あの複製体を介して、もろとも消滅させるしかない)
大魔女ホーク(準備だけはしておきましょう。カリス・ノーランドの再発進だけはなんとしても阻止しなければ)
大魔女ホーク(……世界最高の大魔女に汚れ役なんて似合わないわ。頑張りなさいよ、あなたたち――)バサッ
☆努力目標が追加されました
・リリアを治療する
・カリスをどうにかする
◯現在の努力目標
・カリス?の正体を探る(達成!)
・真正リーリア見聞を広める(達成!)
・カリスの遺物を見つける(達成!)
・大きなデロデロの正体を探る(3/5)
・リリアを治療する
・カリスをどうにかする
真正リーリア首都滞在14日目。18日目に真正リーリア崩壊予報
↓1コンマ 本日のランダムイベント
01-90 何もなし
91-00 血スライム
↓1〜3 自由安価 何をする?
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/02(日) 22:06:25.64 ID:Zj4syAnF0
とりあえず花でも見て気分を落ち着かせる
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/02(日) 22:08:32.78 ID:Zj4syAnF0
妖精とフメイ、クロシュ脳内会議に参加してカリス対策を考える
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/02(日) 22:14:56.88 ID:lMYQI6duO
真正リーリアの全てと共同戦線を築く
71 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/02(日) 22:16:23.59 ID:tqRjpxSg0
>>68
と
>>69
は連取りなので無効とし、2つ分再安価とします
◯現在の努力目標
・カリス?の正体を探る(達成!)
・真正リーリア見聞を広める(達成!)
・カリスの遺物を見つける(達成!)
・大きなデロデロの正体を探る(3/5)
・リリアを治療する
・カリスをどうにかする
真正リーリア首都滞在14日目。18日目に真正リーリア崩壊予報
↓1コンマ 本日のランダムイベント
01-90 何もなし
91-00 血スライム
↓1〜2 自由安価 何をする?
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/02(日) 22:28:23.64 ID:9s+1hicmo
こちらの面子で防壁張りながらラインつなぎ直してカリス入りノーランドから情報取れない?か提案
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/02(日) 22:45:50.45 ID:8hl+nwOrO
大きなデロデロと接触を図り、可能そうなら事態への協力を要請する
74 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/02(日) 23:30:20.99 ID:tqRjpxSg0
―宿泊所 客室
クロシュ「……ノーラちゃん……えっと……らいん?で……カリスのこと、何か、聞き取れない……?」
ノーランド「む……。その……非常に言いにくいのですが……カリス・ノーランドと私の間には、決定的な技量の差があります……。下手にラインを繋げ直せば、私がカリス・ノーランドの新たな端末と化すだけに終わるかと……」
妖精「ライン……聞き慣れない言葉だけど、心魔法を介した繋がりのようなもの?」
ノーランド「いいえ、ラインというのは生命魔法を介した繋がりです。心魔法による繋がりとは似て非なるものとお考えください」
リュアン「生命魔法……」
妖精「例えば、外部の力を借りて防壁を増強するみたいなことはできないの?」
ノーランド「……お前たちの中に生命魔法とか星属性の使い手がいれば、できますけど。いないでしょ」
クロシュ「!」モニョッ
モニョモニョ…ポン!
蒼星クロシュ「わたし……星の魔法、できる……!」キラキラ
ノーランド「そういえば……! クロシュは星属性が使えました……!」
リュアン「わ、私も……実は日属性とか、使えたり……」
ノーランド「えっ!? それ本当ですか!?」ズイッ
リュアン「わっ! ま、まあ、あんまり実践はできてないんですけど。魔力もそんなに大きくはないと思います……」
ノーランド「いえ……星と日の複合防壁を組み上げることができれば……。カリス・ノーランド相手にも通用する防壁を組めるかもしれません……!」
蒼星クロシュ「わ!」
リュアン「本当ですか!?」
ノーランド「もしカリス・ノーランドが復活してもっと日が経っていたら、たぶん通用しなくなると思いますが……。1日しか経っていない今なら、種々のリソースを準備する暇もないはずです」
ミスティ「なら善は急げじゃない?」
ノーランド「……そ、そうですね……」
蒼星クロシュ「……?」
ノーランドの手「」カタカタ
蒼星クロシュ「!」
クロシュ(……ノーラちゃん……こわいんだ。カリスのこと……)
クロシュ(……乗っ取られるかも……って、なったら……わたしも……こわいと、おもう……)
クロシュ(……)
蒼星クロシュ「ノーラちゃん……これ、つかう……?」
身代わりのお守り「」ポン
ノーランド「……これは?」
蒼星クロシュ「えっと……身代わりの、おまもり……なんだって……」
妖精「そっか、これがあれば万が一乗っ取られそうになっても防げるかもしれない!」
ノーランド「本当に効果があるんですか……? 私、こういう古代のアイテムってあまり信用していないんですけど……」
↓1コンマ
01-10 乗っ取り回避して方角特定(お守り-1)
11-60 方角特定
61-95 潜伏位置特定
96-00 ↑+さらに脆弱性を発見
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/02(日) 23:32:48.67 ID:BGODCZsyo
特定
76 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/03(月) 00:30:35.30 ID:lmgd3hmW0
蒼星クロシュ「〜〜」モニョモニョモニョ
蒼い星の力「」キラキラキラ
リュアン「むむむむ……」
白い日の力「」キラキラキラ
ノーランド「よ、よし……。これなら……!」ゴゴゴゴ
パシュン!
◆
―???
空に浮かぶ白い光「」ユラユラ
ノーランド「再接続――完了」
カリス「そっちから再接続……? 何を考えているの?」
ノーランド「別に……あなたのことを、少し知りたいだけです」
カリス「……なるほど。リリアサマとその国がそんなに大事なんだ」
ノーランド「……あなたに、わかってもらおうとは思いません」
カリス「でも私は興味あるなあ。私ベースのホムンクルスがなぜ特定の国や人物にそこまで入れ込むことになったのか――。あまりにも私らしくなくてね」
ノーランド「――っ!」
カリス「フフ……何にせよ、お前の働きは傑作に値する。もし私の元に来るなら、悪いようには――わっ!?」
蒼い星の光壁「」シュワワッ
白い日の光壁「」ヂヂヂッ
カリス「何これ、どこでそんな力拾って来たの!?」
ノーランド「ふ、ふん! わた、私は友達が多いんです!! あなたと違って!!!」
カリス「友達!?」
ノーランド「位置情報取得――! よし、これならもっと――」
ちび蒼星スライムクロシュ「〜〜!」モニョニョニョ
ノーランド「! わ、わかりました! 深追いは禁物――離脱します!」パッ
パシュゥン――
カリス「………フフ、なるほどね。クロシュちゃんかぁ」
カリス「復活早々気が抜けなくなってきちゃったな」
◆
77 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/03(月) 00:32:07.38 ID:lmgd3hmW0
―宿泊所 客室
ノーランド「……ぷはっ!」ガバッ
蒼星スライムクロシュ「!」モニョッ
リュアン「ノーラちゃん! クロシュちゃん!」
妖精「……ノーラだよね?」
ノーランド「……はい。お陰様で」
蒼星スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ
聖女「ほっ……。良かったです」
ミスティ「ふう……本当に良かったわ。それで、何か情報は得られた?」
ノーランド「はい。カリス・ノーランドの潜伏位置を特定しました」
妖精「本当!? それはどこ!?」
ノーランド「ここから北東……かつてスノウタウンと呼ばれていた場所。そこに潜伏しています」
ミスティ「!!」
☆カリス・ノーランドの潜伏場所を特定しました
◇
78 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/03(月) 00:32:36.62 ID:lmgd3hmW0
本日はここまで。次回は真正リーリアで戦力集め編、大きなデロデロとの接触編です。お楽しみに
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/03(月) 01:18:48.53 ID:GeSlveADo
おつ
アルツ氏なら心の病の方も対応できそうだが全国民の処置となると物理的に手が足りんか…
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/03(月) 19:56:35.46 ID:YEqQOaVRO
乙
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/08(土) 09:50:58.78 ID:+gfgFaMOo
ホムンクルスだいたい元人格に似ない問題
82 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/08(土) 22:39:07.87 ID:Sq7OvbRe0
アルツ氏は今現在ものすごく多忙です。心の病への対処だけでなく、リリアちゃんの治療についても考えなければならず、休む暇がなさそうです。アルツ氏は優秀な医者ですが、彼の力だけで4日という短い期間中に増え続ける患者の治療をしながらリリアちゃんを回復させるのは難しいかもしれません。治療院はスライムの手も借りたい状況です
ホムンクルスは当人の複製ではないため、元となった人物に似ても似つかない人格を有することは少なくありません。生まれる前から多量の知識と記憶を植え付けられたホムンクルスが、その成長過程で元の人物と似た人格を形成する可能性はむしろものすごく低いという意見もあります。自分の感覚器官で実際に見たり聞いたり触れたり味わったりするのが大事なのかもしれません
それでは本日も更新していきます、よろしくお願いします
83 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/08(土) 22:39:40.23 ID:Sq7OvbRe0
―宿泊所 客室
クロシュ「……」
クロシュ(そういえば……おおきいデロデロのこと、ほったらかしだった……)
クロシュ(あれは、デロデロの陣って、言って……)
クロシュ(真ん中に、クロシュヴィアちゃん?が、いて……)
クロシュ(加護が、なくなったら……この国を、デロデロにするんだって……)
クロシュ(……)
クロシュ(あ……今、加護って……なくなりそう、なんだっけ……)
クロシュ(ま、まずいかも……)
クロシュ(……)
クロシュ(お話に……いかなきゃ)
デロデロ…モニョモニョモニョ…
◇
―???
空に浮かぶ白い光「」ユラユラ
地上に瞬く無数の光「」チカチカ
近くに感じられる大きなデロデロ「」デロデロ
クロシュ「!」モニョッ
クロシュ(えっと……確か、道順が、ある……)
モニョモニョ モニョモニョモニョ
*
モニョニョニョニョ
クロシュ(おおきいデロデロの中……入った!)
クロシュ(……クロシュヴィアちゃんみたいな感じ……する……)
クロシュ(ほんとに……いるのかな……?)
84 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/08(土) 22:40:08.17 ID:Sq7OvbRe0
モニョッ
透明スライム「……クロシュちゃん?」モニョニョ
クロシュ「あ……! クロシュヴィアちゃん、じゃなくて――」
透明スライム→ヴィア「……あなたを相手に、名を偽っても仕方ありませんね。お久しぶりです、ヴィアです」
クロシュ「ヴィアちゃん!」
ヴィア「ご健勝のようで何よりです、クロシュちゃん」
クロシュ「あ、うん、ヴィアさんも……!」
ヴィア「本日は……私を止めに来た、というよりこの陣の様子を見に来た――といったところですか?」
クロシュ「あ、うん。えと……デロデロのこと、調べよって、おもって……」
ヴィア「……恐らくもう察しが付いているかと思いますが、これは真正リーリア国が加護を失って破滅の危機に陥った際に発動し、有効範囲内の全てをデロデロに還して平穏と静寂をもたらす――言うなればデロデロ化装置です。そして……恐らく遠くないうちに発動することになります」
クロシュ「!」モニョッ
ヴィア「こんなにも早く発動することになるとは、少々予想外でしたが……。いち早くこれを設置して正解でした」
クロシュ「え、えと……。でも、もしかしたら……加護、なくならないかも……」
ヴィア「これから指導者リリアが奇跡の復活を遂げて加護の力が再生したとしても、それで安心とは言えません。そもそも指導者リリア一人に平和という重責を負わせるという構造自体、極めて危険で不安定なものです。今のこの国の現状が、そのことを何よりも雄弁に物語っています」
クロシュ「……」
ヴィア「なればこそ、この国が取り返しのつかない崩壊を引き起こす前に全てをデロデロにして安らぎをもたらすのが真なる正しさです」
クロシュ「そ、そうかも……」
ヴィア「……えっ? 反対しないのですか?」
クロシュ「……わかんない」
ヴィア「……まだ、迷えるスライムなのですね。それもまた良し、です」
クロシュ「うん……」
ヴィア「他に何か用件はありますか? 私たちの邪魔をしないでくれるなら、可能な範囲で聞くことができます」
クロシュ「ん! えと……カリスのこと……知ってる……?」
ヴィア「指導者リリアの傍にいつも付いている赤ちゃんホムンクルスのことですか?」
クロシュ「あ、えっと……それも、そうだけど……。カリス、復活しちゃって……」
ヴィア「えっ、どういうことですか?」
カクカクシカジカ――
クロシュ「――って、こと……」
ヴィア「なんと……。それは穏やかではないです……。カリス・ノーランドの存在はデロデロ活動にも悪影響を及ぼす可能性が高い……」
クロシュ「うん……」
ヴィア「そういうことであれば、私も力を貸しましょう」
クロシュ「わあ……!」
ヴィア「ただ……私はこの場を離れることができないので、お貸しできる力も分体一つ分くらいです……。それでもよろしければ……」
クロシュ「ん!」
☆努力目標「大きなデロデロの正体を探る」を達成しました
☆ヴィアが分体一つ分の力を貸してくれます
◇
85 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/08(土) 22:41:04.66 ID:Sq7OvbRe0
―宿泊所 客室
スライムクロシュ「!」モニョッ
フメイ「あ、クロシュ起きた」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
フメイ「ん。クロシュに会いに来たやつがいるよ」
スライムクロシュ「〜〜?」モニョニョ?
扉「」バァン!!
メアリー「導師クロシュっっっ!!!!」バタバタバタ
スライムクロシュ「!?」モニャッ!?
メアリー「ごめんなさい……!!! 私……洗脳されて、あなたを裏切ってしまいました……!! 本当に、本当にごめんなさい……!! どのような罰でも受けます、どうか、どうか至らぬ私を軽蔑しないでくださいっ……!!」
スライムクロシュ「〜〜!?」モニャニャ!?
妖精「……クロシュがそんなことで軽蔑したり、罰を与えたりすると本当に思ってるの?」ジト
メアリー「……すみません。思ってないです……。でも……そうされても仕方がない所業を、私は致しました……」
妖精「はあ……。誰かの処遇をどうこう決めるのってけっこう負担なんだよ、わかってる? クロシュにそういうのを押し付けて苦しませたいの?」
メアリー「」グサグサッ グニャァ…
聖女「よ、妖精さん……そこまで手厳しく言わなくても……」
妖精「罰して欲しいって言ったから……」
リュアン「ま、まあでもメアリーさん洗脳が解けたんですね……! 良かったです……!」
スタスタ
クリュナー「……こんにちは。失礼致します」ペコリ
スライムクロシュ「!」モニャッ!
フメイ「! クロシュとメアリーを襲った、悪いサキュバス!」チリッ
クリュナー「落ち着いてください。こちらに敵対の意思はありません。リリア様がこちらにいらっしゃると聞いて、飛んできたのです」
アルツ「同じく。まずはリリアを診させろ」スタスタ
リュアン「治療院のお医者様……!」
ノーランド「私が呼びました。リリアさまの診察なら、クリュナーやアルツが適していると思ったので」
*
86 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/08(土) 22:42:11.83 ID:Sq7OvbRe0
妖精(クリュナーはリリアの手を少しだけ握った後、大量の仕事が待つ総統庁へ戻っていった)
妖精(そしてリリアは精密検査の為に治療院へ搬送された。ノーラも付き添いに行った)
妖精(……ノーラはともかく、クリュナーとアルツは加護の希薄化によって混乱に陥っているこの国を維持する為に、全力で職務に当たっている。私たちに協力する余裕はないだろう……)
妖精(少しでも人手が欲しいところだけど、それはこの国も同じだ。他からの協力は期待しない方が良いかもしれない)
*
ルルナ「クロシュちゃん、私にできることってある?」
クロシュ「ルルナちゃん……!」
ルルナ「……加護のこと……少しモヤモヤするところもあるけど……それでも、加護のお陰でこの国が10年間平和にやってこれたのは本当だって思うし……。それに私自身、この国でだけは嫌われたり厄介者扱いされたりしなかった……! だから――こんな風に、急に加護が壊されるのは、間違ってるって思う……!」
クロシュ「……!」
ルルナ「私、大したことはできないかもしれないけど……それでも、もしできることがあるなら……」
クロシュ「うん……!」
メアリー「導師クロシュ……! 私にもお手伝いさせてください……!」ズイッ
クロシュ「わっ!」
メアリー「……少しの間、洗脳されていた私ですが……。リリア様の平和への想いは……私たちデロデロの徒と変わらぬ、ひたむきなものと知りました……。このような形で平和が失われるなど、あってはならないことです……。私も……デロデロの徒ではなく、一人の平和を願う者として……戦わせてください……!」
クロシュ「わあ……!」
リュアン「デロデロの徒ではなく……!?」
妖精「……洗脳されたことが良い方に作用してるんじゃない?」
聖女「加護とデロデロは少し近いところがあるので、メアリーさんとしても受け入れやすかったのかもしれませんね」
メアリー「近衛騎士アルバ。あなたも導師クロシュをお手伝いしてください。王族命令です」
アルバ「はっ! このアルバ・ローランド、身命を賭してクロシュ殿たちの道を切り開きましょう!」
フメイ「……あれ? アルバ、素直にメアリーの言うこと聞くの?」
アルバ「もちろんです。今回のメアリー殿下の命令は王命に背くものではないので。近衛騎士として、全霊で取り組むのみです」
ミスティ「なるほど……一番偉い王様の命令が絶対で、王女の命令はその次ってことね」
アルバ「単純化するとそうですが……。私としては、無思考に命令に従っているわけではありません。命令の妥当性、実現可能性、騎士としての倫理――様々な観点から思考した上で、判断しています」
リュアン「えっと……従えないと判断することもあるんですか?」
アルバ「はい。その場合ははっきりとこちらの意志を表明し、王に進言致します。近衛騎士には王に意見する権利があるのです」
メアリー「でもほとんどの近衛騎士は思考停止で王族に従っています。アルバは命令違反上等の駄犬ですが、愚王の忠犬どもよりは比較的マシな犬と言えるかもしれません」
アルバ「……褒め言葉と受け取ってもよろしいですか?」
メアリー「………はい、今のは褒め言葉です」
妖精「えっ、褒め言葉なの……!?」
87 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/08(土) 22:42:48.76 ID:Sq7OvbRe0
エレノア「……私も手伝うよ。ミスティ」
ミスティ「エレノア……。あなたも、復讐を?」
エレノア「……どうだろう。復讐……なのかな。正直……今更カリス・ノーランドが復活したなんて言われてもさ、あんまり実感湧かないし……。思ったより、怒りとか憎しみもないんだ」
ミスティ「そうなの?」
エレノア「うん。ミスティは?」
ミスティ「……私は……半年前まで、復讐を考えていたわ。そのことに囚われて視野を狭くしたこともあった。今は……今も、カリスを野放しにすべきじゃないっていう意志は変わらない。でも自分の為というより、他の者たちの……カリスから被害を受ける者たちの為に、奴を止めたいって思う」
エレノア「他の者たちの……」
ミスティ「ああでも、私自身がそうしたいと望んでいるわけだから、結局自分自身の為とも言えるわね」
エレノア「ふふ。本当に変わらないね、ミスティ」
ミスティ「えっそうかしら?」
☆メアリーの洗脳が解け、同行者として復帰しました
☆ルルナ、アルバ、エレノアが引き続き協力します
↓1コンマ さらに手伝ってくれる人
01-40 なし
41-70 ワン
71-90 ザイル
91-00 ブラッド
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/08(土) 22:44:39.50 ID:+gfgFaMOo
あ
89 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/09(日) 00:03:05.20 ID:jgjSvZqh0
ワン「話は聞かせていただきました! 私もお力添えさせていただきます!」ヌッ
フメイ「ワンワン!」
妖精「本当? 物資の融通とかしてくれるとありがたいけど」
ワン「お値打ち価格でご提案できます!」
ミスティ「お金はちゃんと取るのね」
リュアン「でも商人さんが一緒に来てくれるなら、困ったときすぐにお買い物できて安心ですね」
エレノア「でも困ってる時ってふっかけてくるんだよね、商人って奴らはさ」
ワン「どんな時でも定価以下がウチのモットーです、ご安心ください!」
☆犬人の行商人ワン・ダフルの協力を得ます
どこでも割引価格でお買い物できます
◆
90 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/09(日) 00:03:30.09 ID:jgjSvZqh0
―真正リーリア首都 滞在15日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:竜角の大槍 盾:ラティアの大盾 飾:
武: 防:ぬののふく 飾:くすんだ不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武: 盾: 飾:
武: 防:火鼠の衣 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:
武: 防:木綿のドレス 飾:
◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ 盾: 飾:守りのペンダント
武: 防:旅人のドレス 飾:
◇聖女 [運命変転修道女]
武:木の杖 盾: 飾:
武: 防:ロイエの修道服 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:氷の短刀 盾: 飾:虹晶の耳飾り
武: 防:氷竜革のローブ 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*2 大きな巻き貝 冒険者証(ランク1)
運命賽*6 サボテンドラゴンの花 メルルの帽子
会心賽*2 魔導機関銃 暗黒優待券
反魂丹*1 クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ 星の粉
炎スライムの秘伝書 オリシン王家の栞
運命変転の魔導書 竜角の短剣
古ドワーフ鍛冶指南書
身代わりのお守り*1
星屑*1
日属性基礎
明石流剣術指南書
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
◯個人目標
・世界樹の石炭 [6/8]
・武装製作経験 [6/6]
・僧侶を連れて帰る(聖女)
◯経験値
・クロシュ 近接[11/12] 魔法[03/12] 防御[03/09]
・フメイ 近接[03/06] 魔法[16/16] 防御[06/09]
・リュアン 近接[02/06] 魔法[07/09] 防御[02/06] 日[8/8]
・聖女 近接[03/04] 魔法[06/09] 防御[02/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□真正リーリア首都
市街:宿泊所、配給所、広場、市場、食事処、茶屋、薬局、治療院、
図書館、博物館、総統庁、他
郊外:畑、果樹園、牧場、湿原、他
……………………………………………………………………………………
□会える人
同行者:メアリー、ルルナ、アルバ
現地人:ゲラート、アルツ、リリア、クリュナー、ノーランド
滞在者:レイル、ワン、エレノア、ザイル、ヴィア
91 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/09(日) 00:04:45.25 ID:jgjSvZqh0
―朝
宿泊所 客室
チュンチュン
コンコン
扉「」ガチャッ
レイル「おはようみんな。もちろん私もお手伝いするよ〜」ヌッ
メアリー「……」ジッ
レイル「げっメアリー!?」
メアリー「……まあ、あなたの頭脳は頼りになることもあるので。お手伝いなら歓迎です」
妖精「あれ、あなたたちってあんまり仲良くないんだっけ? 同じデロデロ教でも」
メアリー「……別に、普通です」
レイル「あれっ、そうなの? 嫌いじゃないの?」
メアリー「嫌いですけど、手伝ってくれる人にそんなこと言っても仕方ないので」
レイル「言ってる言ってる」
ミスティ「レイルの方はメアリーのことが嫌いなわけじゃないのね」
レイル「もちろん。こんなにも真っ直ぐにひたむきにがんばる子のことを嫌いになんてなれるはずがないもん」
メアリー「……そう思うならあなたも普段から真面目に頑張ったらどうですか」
レイル「いや、それとこれとは別というか……。ほら、冒険小説とか演劇でも大長編の時にだけ輝く登場人物っているでしょ? 私ってそういうタイプでぇ〜……」
メアリー「ではこういう時くらいは役に立ってください」
レイル「およよ……メアリーがツンツンすぎて、お姉ちゃん悲しいです……」メソメソ
◯現在の努力目標
・カリス?の正体を探る (達成!)
・真正リーリア見聞を広める(達成!)
・カリスの遺物を見つける (達成!)
・大きなデロデロを探る (達成!)
・リリアを治療する
・カリスをどうにかする
真正リーリア首都滞在15日目。18日目に真正リーリア崩壊予報
↓1コンマ 本日のランダムイベント
01-90 何もなし
91-00 血スライム
↓1〜3 自由安価 何をする?
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/09(日) 00:07:21.44 ID:yyPi3Qf00
クロシュとルルナで夢魔法でリリアの夢に入り込めるか試して治療の糸口を探す
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/09(日) 00:08:49.74 ID:msfvBnSOO
アルツがリリアの治療に集中できるように治療院の手伝いをする
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/09(日) 00:11:53.83 ID:FksmCASTo
カリス対策の一環でもうカリスもデロデロにしちゃおうとヴィアの力を借りる
95 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/09(日) 00:22:13.25 ID:jgjSvZqh0
本日はここまで。次回、クロシュとルルナのリリア治療糸口探し編、みんなで治療院のお手伝い編、ヴィアちゃんの力を借りてカリスをデロデロにしちゃおう作戦立案編です。お楽しみに
おまけ:
>>66
の寝ぼけリュアンちゃんのイメージです。
https://i.imgur.com/FLgruBl.png
次回のおまけは特に本編と関係のない暑中見舞い系イメージの予定です
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/09(日) 01:01:52.68 ID:MgQQvp5ro
乙
血スライムさんなかなか来てくれないな
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/09(日) 01:35:45.39 ID:ySUXoHr6O
乙
寝ぼけリュアンちゃんきゃわわ
ノーランドさん赤ちゃんホムンクルス言われてて草だけど年齢を考えるとその通りだった
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