【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part9

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636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/10/19(月) 00:20:51.84 ID:CNbQT1TwO
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世界を救う前にロスチャイルドの悪評どうにかした方がええんとちゃいます?
637 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/10/19(月) 02:13:15.25 ID:ypMmEJzK0
クロシュ「ローゼスフィアちゃんは……クロシュヴィアちゃんのこと、知ってるの?」

ローゼスフィア「うん。クロシュヴィアとは……旧い、友達……」

クロシュ「わあ……! わたしも……クロシュヴィアちゃんと、ともだち……!」

ローゼスフィア「そうなんだね……」

クロシュ「うん!」

ローゼスフィア「もしキミが……私たちと同じ時代に生まれていたら……。私たちと共に、終幕の一つを名乗っていたかもしれないね……」

クロシュ「……?」

妖精「……それってもしかして……ナントカエンドを名乗ってる厄介な奴らのこと?」

ローゼスフィア「うん」

クロシュ「じゃあ……わたし……クロシュエンド?」

妖精「それじゃクロシュが終わっちゃうみたいじゃない! もっと別のにしなよ!」

クロシュ「んわわ……。えと……でも、終わりって……ちょっと、さびしい感じだから……。むずかしいかも……」

ローゼスフィア「……それなら……『ネヴァーエンド』はどう……?」

クロシュ「ねばーえんど?」

妖精「それ、極北とかぶっちゃわない?」

ローゼスフィア「かぶっちゃいけない、なんてルールはない……。それに……ネヴァーエンドは、決して終わらないっていう意味だから……。終わりを望まないなら、悪くない名前だと思う……」

クロシュ「そうかも……」

妖精「いやいややめとこうよ、あそこは永遠の魔王の領域でもあるしなんか縁起が悪いよ」

クロシュ「そ、そうかも……」

ローゼスフィア「もし名乗りたくなったら、使っていい……。ネヴァーエンドの席は、空けておいてあげる……」

クロシュ「ん……!」
638 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/10/19(月) 02:14:07.68 ID:ypMmEJzK0

ローゼスフィア「……クロシュは……自らの意思で、デロデロを見出したの……?」

クロシュ「ほえ……? えと……お絵かき……してて……。わたしの……ぱわーが、デロデロで……」モニョモニョ

ローゼスフィア「……なるほど……。クロシュヴィアも……良い後輩を、持ったね……」

クロシュ「んへへ……。ローゼスフィアちゃんは……デロデロ、どうおもう……?」

ローゼスフィア「とても良いと思う……。消沈して風に溶けちゃったクロシュヴィアが、息を吹き返したのにも納得できる……。ただ……」

クロシュ「……」

ローゼスフィア「実現可能性は……限りなくゼロに近いと、言わざるを得ない……」

クロシュ「!」モニャッ

ローゼスフィア「星脈を乗っ取って、白影スライムを放つという試みも、悪くない……。クロシュヴィアは、恐らく彼女自身が引き出せる限界に限りなく近い最高のパフォーマンスと、最良の行動を選択している……。でも……それでもきっと、届かない……。何らかのブレイクスルーが起こらない限り……クロシュヴィアの夢は、潰える……」

クロシュ「!!」モニャニャ

妖精「そ、そうなの!? でも……実際に世の中は白影スライムで溢れて、大混乱に陥っていて……!」

ローゼスフィア「……これだけの大掛かりな仕掛けを維持するのに……どれだけのコストがかかっていると思う……?」

クロシュ「!!!」モニャニャニャ

妖精「ま、まさか……」

ローゼスフィア「……星の力という膨大なリソースがあっても……それをどう配分して、どう使うかを計算し続けるのは……クロシュヴィア自身……。恐らく……今この瞬間にも、クロシュヴィアにはその強烈な負荷がかかっているはず……。不死鳥の炎で、命は無理矢理繋ぎ止められても……痛みや苦しみが消えるわけじゃない……。だから……この白影スライム騒ぎは、長くは続かない……」

クロシュ「〜〜!!!!」モニャニャニャニャ

妖精「それって……このままだと、クロシュヴィアが自滅するってこと……!?」

ローゼスフィア「そう……」

妖精「……」

ローゼスフィア「……だから。私が……そうなる前に、世界を救う」

クロシュ「!!」

妖精「それは……どういうこと!?」

ローゼスフィア「……詳細は、話せない。でも、安心して……。世界も……クロシュヴィアも……私が、救う……」

クロシュ「……」

ローゼスフィア「……きっと……全ての、悲劇を……無くして、みせる……」
639 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/10/19(月) 02:15:59.28 ID:ypMmEJzK0

フメイ「………ねえ。その前に、ロスチャイルドのこと、どうにかした方が良いんじゃないの」

ローゼスフィア「……ロスチャイルドのこと……?」

フメイ「うん。なんか、いっぱい悪さして迷惑かけてるんだって」

ローゼスフィア「ああ……。その件なら……一応、把握している……」

妖精「一応……」

ローゼスフィア「……結論から言うと……私には、どうにもできない」

妖精「ええっ!? 創業者なのに!?」

ローゼスフィア「今の私は……ロスチャイルド家にとっては、隠居したお飾り名誉職のようなもの……。自分の管轄外では、何の権限を持たない穀潰しでしかない……」

妖精「いやそこは諦めないで……」

ローゼスフィア「……大丈夫。世界を救うことができれば……その問題も、解決する」

フメイ「そうなの?」

ローゼスフィア「うん」

クロシュ「そうなんだ」

妖精「……肝心の世界の救い方は言えないんでしょ? それじゃ信用できないよ」

ローゼスフィア「……実際に世界を救う時まで、待ってもらう他ない……」


「おばあさま〜! どこに行ったの〜!」トタトタ


ローゼスフィア「……呼ばれてるみたい」スッ

クロシュ「……」

ローゼスフィア「……先ほども言ったけれど……もし何かあれば、ロスチャイルドタワーに来て……。話は通しておく……」

クロシュ「!」

ローゼスフィア「それじゃあ……また……。本当に、来て良いからね……」スタスタ…

クロシュ「う、うん!」



フメイ「行っちゃった」

クーちゃん「……す、すごいわ。ロスチャイルドの始祖であり創業者とのコネクションだなんて……クロシュ、あなた一体どれだけ私の想像を越えていけば気が済むのよ!!?」

クロシュ「そ、そうなの?」

クーちゃん「そうなの!!」

リュアン「でも本当にすごいことだよ……! マフィンファミリーのボスさんにも気に入られちゃったのにも驚いたけど、まさかロスチャイルドの創業者さんにも気に入られちゃうなんて!」

聖女「……しかし、世界を救うという言葉が気になります。一体どのような手段で世界を救うつもりなのでしょう……」

妖精「うーん……なんかまたロクでもないやり方な気がするなあ……。はあ、ロヴィアのことも考えなきゃいけないのに……」

 ☆ローゼスフィア・ロスチャイルドとのコネクションを得ました

 ◆
640 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/10/19(月) 02:17:07.51 ID:ypMmEJzK0
本日はここまで。次回、滞在6日目編です。お楽しみに
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