【咲-saki-安価】京太郎「朝の光〜」 咲優和久まこ「眩しくて!」【艦これ要素】

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689 : ◆RW9l2xb5q2 [saga]:2019/05/14(火) 00:15:49.79 ID:buninRKd0

今日も今日とて世界中の海路を深海棲艦から奪還すべく世界中の艦娘たちが馬車馬のごとく働いている昼下がり。
そんな世界平和の一翼を担っている清澄鎮守府の一角に艦娘たちの声が響く。

「ポン!」

「甘いじぇ! チー!」

「麻雀牌が無いからって、トランプでセブンブリッジかよ……」

咲、和、優希、憧の1年組がトランプで麻雀もどきをやっている、提督執務室で……
ただいま京太郎は報告書、予算書その他諸々の決済の途中だ、気が散ること甚だしい。

「おーい、そこの不良娘ども。トランプやるならせめて娯楽室でやれ」

「えー、だってここより人口密度低いから寂しいもん」

「おまえら……」

取りあえず注意してみるが、糠に釘。
おまけに咲から根も葉もない言い訳が帰ってきて呆れの気持ちが強くなる。
出てくる溜息を抑えきれない京太郎を見て苦笑いするのは本日の秘書艦『衣笠』こと煌だ。

「それにしても、麻雀牌が超貴重で超高級品って、何故なんでしょうねぇ……」

「あれ、衣笠さん、知らないんですか?」

咲達のセブンブリッジを見てふと麻雀のことを思い出した煌。
彼女が口にした素朴な疑問を聞いた電が聞き返す。

「いや、電ちゃん…… 俺たちも知らないんだけど……」

ここで驚愕の事実が発覚する。
何と電だけが麻雀牌の事実について知っているという事が……

「えっ? そうだったのですか?」

ビックリ顔の電にその場にいた艦娘全員が無言で頷いて肯定する。
それを見た電は、しばし顎に手を当てて考えて……

「それなら鎮守府の皆で麻雀牌のことを勉強しに行きましょう。幸いこの周辺の深海棲艦は大人しくなっていますし、大規模作戦も当分ないのです」

「ウチの受け持ち分を暫く近隣の鎮守府にお願いすれば4〜5日は全員で休みをとっても大丈夫なのです!」

電のその言葉で、清澄鎮守府主催「麻雀牌の秘密を探るツアー」の開催が決まった。


690 : ◆RW9l2xb5q2 [saga]:2019/05/14(火) 00:19:01.98 ID:buninRKd0

それから数日後……

「電さん、ここって陸軍基地よね……?」

「そうですよ、村雨ちゃん」

清澄鎮守府御一行は東北にある陸軍基地の門前に佇んでいた。
この駐屯地は東北地方の太平洋岸に面していて、深海棲艦の上陸侵攻を水際で阻止する任務を負っている。
所謂、最後の砦と言う奴だ。
今のところ海軍所属の艦娘戦力が有効に機能しているので敵勢力の本土上陸と言う最悪の事態に陥ったことはないが、備えは必要という事だろう。

「えっと…… 陸軍と麻雀牌に何の関係が……?」

憧の疑問ももっともだ。
今回は麻雀牌が超スーパー高級品だという事を探りに来たのに連れてこられたのは陸軍施設。
脈絡がなさ過ぎて理解が全く追いつかない。

「まぁまぁ、そのうち分かるのです。あっ、守衛さん。私たち先日連絡を入れた清澄鎮守府のモノなのですが……」

世間話でもするかのように正門で立番している門衛に声を掛ける電。
同じ軍人だけど全く別組織の人間にここまで気軽に声を掛けられるものなのかと疑問がわくが……
実はこの世界の日本には陸軍、海軍、空軍の3軍が存在するが、お互いの中はすこぶる良いのだ。
帝国陸海軍では最悪の仲だったことなど微塵も感じさせることは無いほど……
と言うよりも、深海棲艦の脅威によって人類滅亡が目前に迫っている状況では役所の縦割りを巡って権力争いなど出来るはずがない。

「はっ! 当基地の司令より伺っております! ようこそ相馬基地へ! どなたが代表ですか?」

ビシッと切れのある敬礼を決めて挨拶する門衛。
その眼には艦娘をはじめとする海軍軍人に対する敬意がありありと浮かんでいる。

「あっ、俺…… いえ、私が清澄鎮守府司令官の須賀京太郎大佐です。若輩者ですがよろしくお願いします。本日はお世話になります。えっと……」

「自分は館林曹長です、大佐殿。それと敬語は結構ですよ、大佐殿の方が上級者ですので」

「承知しまし…… 承知した、ごくろう、館林曹長」

「はっ!」

京太郎にとってこういった軍隊式のあいさつは未だ慣れないものだ。
どう見ても自分の倍の年齢は行っているであろう人から敬礼と敬語を受け、自分は相手を呼び捨てにする……
中学時代に体育会系の部活で活躍した京太郎からすれば違和感バリバリだ。

「司令と連絡が取れました。自分が案内いたしますので、どうぞこちらへ」

心の中で葛藤している京太郎をよそに、館林曹長が一行を司令室まで案内していった。


691 : ◆RW9l2xb5q2 [saga]:2019/05/14(火) 00:19:29.19 ID:buninRKd0

「それじゃ、この基地は本土防衛の最終ラインなんですね?」

「ええ、須賀大佐。この基地で自分が預かっているのは東北太平洋方面第168独立大隊、水際防御の中心部隊ですよ」

「この大隊の定員は810名。3個歩兵中隊に1個砲兵中隊、それと戦車中隊、輜重隊と衛生隊が所属しています」

テーブルを挟んで相馬基地司令の前田陸軍中佐と京太郎が話をする。
清澄側が大人数なので、挨拶もそこそこに指令室から大会議室に移動しお茶を頂いている。

「で、前田司令。この吾妻特務大尉の言では麻雀牌が何故あんなに貴重なのか、その秘密を教えていただけるそうですが……?」

「ははは、もちろんですよ。それにしても、はじめその話を持ってこられたときは何のことやらわかりませんでしたが…… 大佐殿や艦娘の皆さんの境遇を聞いて合点がいった次第です。それにしても災難でしたね」

「ははは、恐縮です」

前田司令は気さくな人柄で、京太郎が軍隊式の会話にまだ慣れ切っていないことを打ち明けると「承知しました。ではお互い気楽な口調で行きましょう」と快く受け入れてくれた。
この辺り、前田中佐は頭の固い一般の陸軍軍人とは一線を画した人物と言えるだろう。

「では、参りましょうか。ちょうど訓練の日程も近かったものですからちょうどよかったですね。陸軍では定期的に訓練を実施していまして、この訓練を見れば麻雀牌の秘密も一目瞭然でわかりますよ」

「お手数をおかけします」

そして、前田司令の案内で相馬基地の訓練を見学することになった清澄一行。
連れてこられたのは上陸作戦をするには申し分のない長さを持った砂浜がある海岸線。
そこを一望できる場所に視察所が設けられていた。
692 : ◆RW9l2xb5q2 [saga]:2019/05/14(火) 00:19:55.72 ID:buninRKd0

「砲兵中隊の実弾の発射訓練も行うのでここから見学してください。従卒に飲み物を持ってこさせましょう。お替りが御所望なら従卒に申し付けてください」

視察所についてからしばらくして、訓練が始まった。
想定状況は、海軍と艦娘部隊が突破され、敵深海棲艦の1個上陸艦隊が迫っているというものだ。

「きゃあ! 砲撃ってこんなにすごいんだね!」

「お前ら…… いつも海上でバカスカ打ち合いしてるじゃねえか……」

「いや、ほら…… 艦娘の主砲は体のサイズに合わせて縮小化されてるから……」

「それで41センチ砲とか21センチ砲とかと同じ威力だから艦娘のテクノロジーってホントどうなってるんだ?」

「でも、この野戦砲結構大きいですよ? これだけ離れててもこんなスバラな砲撃音がしてますから」

「155mmのFH70ですね。まぁ、海軍さんの艦砲には負けますがね」

離れてても届いてくる衝撃波にビックリしつつも興味津々に演習を見学する清澄鎮守府御一行。そのうちに演習は次の内容に移る。

「さて、牽制砲撃で敵の注意を引き付けた後は擲弾部隊による攻勢に移ります。これが水際戦で一番大事なフェーズになります」

前田司令の言葉通り、砲撃が散発的になり海岸線に平行に掘られた塹壕に動きが見える。
塹壕から屈強な兵士が這い出てきて膝を付いた低い姿勢のまま長大な横隊を作り上げる。

「あれ? 一列横隊って…… 現代戦じゃ無意味なんじゃ……」

咲が気が付きポロッと口を滑らせる。
その時、さらに横隊が次の行動に移る。

「ええっ!? ハンマー投げ!? なんで!?」

そう、屈強な陸軍兵たちが一斉にハンマー投げのハンマーの投擲準備にかかったのだ。
一糸乱れぬ動きで展開されるハンマー投げ……
重いハンマーは確かに武器になるが、戦術的にも全く無意味なこの行動。
投げられる方は室伏○二似の百人以上のマッチョな兵士たちが横一列で同時にハンマーを投げてくる光景にビビるだろうが、それだけである。
ハッキリ言って咲たちは訳が分からず混乱する。

「こ、この行動って意味があるんですか!?」

思わず前田司令に聴いてしまう照、そんな彼女が可笑しかったのか吹き出しながら答える前田司令。

「アッハハハ! 麻雀牌について知識が無ければこの光景は無意味に見えますよね! では、弾薬庫の方に向かいましょうか。そこに秘密のすべてが隠されていますよ」

693 : ◆RW9l2xb5q2 [saga]:2019/05/14(火) 00:20:35.28 ID:buninRKd0

ガラガラと重い音を立てて防火扉が開かれる。
温度湿度共に完璧に管理された漆黒の室内に明るい光が差し込んだ。

「ここが弾薬庫です。第三区画の方へ行きましょう」

前田司令の言葉に従って涼しい弾薬庫の中を移動する清澄鎮守府の面々。

「さて、着きましたよ。そしてこれがお目当ての弾薬です」

「あれ? この入れ物どこかで見たことがあるんですが……」

ヒョイと気軽に保管されている弾薬の箱を手に取る前田司令。
その箱を見て、煌が首を傾げながら呟く。
実は見たことがあるどころか、こっちの世界に来るまでは毎日目にしていたモノなのだが……

「フフフ…… 見たことがあるのも当然ですよ。これは麻雀牌なんですから」

「ハァ!? 麻雀牌!?」

前田司令の言葉に、一同揃って驚愕の声を上げる京太郎達。
そりゃそうだろう、弾薬庫なんかに麻雀牌が保管されていることなど想像の埒外である。

「なんと! これ全部麻雀牌ですか!?」

広い弾薬庫の一角に高く積み上げられた箱、箱、箱。
麻雀牌の箱の山を見上げて煌が驚きの声を上げる。

「ええ、ざっと1万発はあります。陸軍基地ならどんな小さな基地であっても最低3000発は備蓄されています」

麻雀セット1万箱……
流石に雀荘の娘のまこであっても、これほど高くそびえる麻雀牌セットの山なんて見たことがない。
余りに現実離れした光景に言葉が出てこない。
暫く茫然としていたが、不意に久の意識が現実に戻る。

「えーっと…… これだけ麻雀牌があってなんで貴重品として扱われているんですか……? いえ、そもそもなんで陸軍がこんなに麻雀牌の在庫を抱えているんですか?」

久のもっともな疑問に前田司令は二かッと笑う。

「ええ、当然の疑問でしょう。麻雀牌が此処に保管されている理由…… それは、麻雀牌が深海棲艦にダメージを与える兵器だからです」

「ふぁっ!?」

「この麻雀牌の箱を深海棲艦にぶつけると箱が光って14枚の牌が出てくるんですよ。なぜかそれ以外の牌は消えてしまいますが…… で、その14枚で出来る役で倒せる深海棲艦の数が決まります。大三元なら13体って具合に」

前田司令の説明は続く。
そもそも麻雀牌で深海棲艦が倒せることが分かったのは全くの偶然らしい。
そのことを発見したのはレスター准尉率いるアルベイン曹長、バークライト軍曹、衛生隊のアドネード軍曹、クライン伍長、藤林伍長の6名からなる義勇軍分隊。
ヨーロッパ戦線で水際防御線を展開している時に周りにあるものを手当たり次第、ヤケクソ気味に投げつけていた時だった。
たまたま近くにあったジャンパイを箱ごとぶつけたら深海棲艦が吹っ飛んだのだ。
この情報は瞬く間に広がり、世界中の軍事組織は驚愕した。
そして生身の人間でも対抗できる手段が見つかったことに歓喜した。
694 : ◆RW9l2xb5q2 [saga]:2019/05/14(火) 00:24:31.35 ID:buninRKd0

「で、こうやって陸軍の弾薬庫に麻雀牌が収められるに到ったってことです。ちなみに麻雀牌を大砲で撃ちだすわけにはいかないので、砲丸投げで投射している訳です。陸軍歩兵にとって砲丸投げは必須技能ですよ」

「……………………」

余りと言えば余りにも斜め上な話に固まる京太郎達。

「そ、それじゃこの世界の人たちは麻雀で遊ばないのですか?」

何とか現実に戻ってきた和が疑問をぶつける。

「いえ、特別な免許を受けた雀荘で遊べますよ。その雀荘で使う分や交換分は弾薬備蓄分とは別に確保されています。量は本当に少ないですが」

「そ、それじゃ。その雀荘以外の人が麻雀牌を持っていたら……?」

「犯罪ですね。ちなみに麻雀牌の密造とそれの不法所持は懲役1年もしくは10万円以下の罰金ですね。正規に製造された麻雀牌の不法所持は武器弾薬の横流しに当たるので死刑もしくは終身懲役の重罪です」

「……………………」

麻雀牌に対する厳格すぎる扱いに声も出ない一同。
さらに前田司令が「密造はそうでも無いんですが、不法所持は軍法では死刑のみになるんですよね……」とか「1年ほど前に横須賀で麻雀牌を隠し持って闇雀荘を開いてた駆逐艦娘が複数人摘発されましてね、賭博も加わって即日軍法会議でしたよ……」などと口にすると皆の背中に嫌な汗が流れ始める。

(あれ? 俺たちめっちゃ危ない橋、渡ってんじゃ……)

(大丈夫なのです。あの竹製は麻雀牌としては出来が悪いにも程があるので引っかからないのです)

アイコンタクトで意思疎通をする京太郎と電。
電はこの辺りのことはきちんと把握していたらしく、以前、咲たちが竹で麻雀牌を作った時、一定以上の質に達していないので、これは罪にならないと分かっていたらしい。

(それに、密造麻雀牌は自主的に提出した場合、罪に問われるどころか弾薬の提供と言う形になるので逆に感謝状がもらえるのです)

どうやら清澄鎮守府の面々は憲兵のお世話にならなくて済みそうである。

「まぁ、鎮守府の戦果によって配布される麻雀牌は正規のモノですから大丈夫ですよ。ぜひもらえるように頑張ってください」

「は、はひ! ありがとうございます!」

返事をする久の声も少し上ずっていた。

「そういえば麻雀牌ってどれだけ製造されてるんですか?」

「そうですねぇ、世界中で大体年1億セットくらいかな? そして同じくらいの数が毎年使われて消費されます」

「麻雀牌の製造は日本がトップシェアですね。そして麻雀牌の輸出は貿易黒字の3割くらいになります」

こっちの世界に飛ばされるまで当たり前のように身近にあった麻雀。
それが余りにも遠い世界に行ってしまったような気がしてショック感じてしまう。
しかし、元の世界に戻るには何としても麻雀牌を手に入れる必要がある。
最も密造や不法所持は余りにもリスキー過ぎる。
此処は正攻法で戦果を稼ぎ、何とか褒賞の麻雀牌を手に入れると心に誓い、決意を新たにする京太郎と咲たちであった。
695 : ◆RW9l2xb5q2 [saga]:2019/05/14(火) 00:27:24.19 ID:buninRKd0
はい、今回の投下は以上になります。
設定当はノリと勢いのガバガバ設定ですから細かいツッコミは無しで……


次の話ははっちゃんのエロ話に行こうかな?
それともちょっとシリアスな修羅場話に行こうかな?

まぁ、首を長くして楽しみに待っていてください。
感想等お待ちしてます。
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/15(水) 06:02:53.96 ID:fE8kZ3cpO
乙!
ジャンパイネタてテイルズやんけ!
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/09(日) 12:44:47.00 ID:D60s2mt+0
乙です
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 21:20:17.15 ID:vtYfo11B0
乙!雀牌で持ち点(HP)が無くなり艤装が弾け飛び全裸になって吹っ飛んで目を回す深海棲艦(沈んでいません)が浮かびました。
ほっぽちゃんや妹ちゃんとかのペド勢に使うと憲兵案件ですね。

大所帯になると提督は艦隊戦が主になりそうです。艦隊戦を生き残り逆に撃滅(意味深)出来る水準に京太郎が達したと思うと成長を感じます。愛宕母さん、提督に一人で挑み続け大丈夫だったのだろうか。
699 : ◆4whq3Y72HQ :2019/09/02(月) 02:10:12.98 ID:YzqCfqas0
PCの買い替えなんかがあって専ブラが開けなくなったのでスレに接続自体久しぶりになりました
Janeが新PCでなんか過去ログとか色々吹っ飛んだのでやる気降下
専ブラ乗り換えようか悩み中
700 : ◆KUwTeJ0lVM :2019/09/02(月) 02:10:46.38 ID:YzqCfqas0
あれ?
トリップおかしい?
701 : ◆4whq3Y72HQ :2019/09/02(月) 02:16:16.47 ID:YzqCfqas0
これでいいみたいだ……
とりあえず、そろそろ煩悩もたまりそうなので近いうちに新話投下したいと思います
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/02(月) 08:40:01.04 ID:aU6fcRjoO
了解
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 17:57:20.44 ID:GdzC4R2R0
GSのほうもいつか煩悩がたまることを、そこはかとなく期待してます
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/10/12(土) 00:24:14.39 ID:aR6fxIzDO
咲達の後ろの処女って、どうなっているのだろう。
705 : ◆4whq3Y72HQ :2019/11/01(金) 00:29:08.04 ID:wrMSqWvn0
おはこんばちは
非常にお久しぶりです。
明日の夕方〜夜の間に書き上げた新話を投下します。
お楽しみに!
706 : ◆4whq3Y72HQ :2019/11/01(金) 00:30:50.29 ID:wrMSqWvn0
おはこんばちは
非常にお久しぶりです
明日の夕方〜夜に書き上げた新話を投下します
お楽しみに!
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/01(金) 00:40:46.75 ID:ivVU9NTPO
待ってました!
708 : ◆4whq3Y72HQ :2019/11/01(金) 00:52:01.86 ID:wrMSqWvn0
すまぬ……
もし良ければでいいんだが
PCを引っ越したせいでJaneStyleでSS速報が開けなくなってしまった……
解決法わかる諸兄、情報求む

というかいた一覧にSS速報Rが存在しない状態なのだ
709 : ◆4whq3Y72HQ :2019/11/01(金) 20:38:05.78 ID:wrMSqWvn0
おはこんばちは
では、これより新話を投下していきます!!
710 : ◆4whq3Y72HQ :2019/11/01(金) 20:39:19.58 ID:wrMSqWvn0

「提督、昨日の報告書纏まったから持ってきたわよ」

「おう、ROMAか入ってくれ」

気持ちよく晴れたある日のお昼前、京太郎は執務室で書類仕事に精を出していた。
そこに決裁書類を抱えた本日の秘書艦の塞が入室してくる。

「ホント毎日毎日、これだけ多くの書類を捌くなんてご苦労様ね」

机の上に積みあがった書類を手早く処理していく京太郎を見てため息をつく塞。

「まぁ、慣れですよ…… この書類、優希の奴だな、誤字だらけじゃねぇか」

手に持ってた書類を決裁不可の箱にいれながら返事を返す京太郎。

「まぁ、できる限りは手伝うわ。さっさと仕事片付けちゃいましょう」

そう言いながら秘書艦でも決済できる書類のいくつかを手に取り、秘書艦用の机で処理しようと京太郎に背を向ける。
ちょうど京太郎の目線の位置に塞のお尻が来る感じになる。スカートの上からでもわかる丸くて大きくて形のいい塞のお尻、京太郎の手が自然な動きで伸びていき、下着の上からサワサワと撫で上げた。

「きゃぁぁあああ! もう! いきなり何するの!!!」

「あははは、ごめんごめん。塞の魅力的なお尻が目の前にあったからつい」

尻が魅力的とか宣うくせに、視線は書類の上を走り続ける京太郎。
塞としては京太郎にお尻を触られるのは別段嫌ではないが行き成りは吃驚するのでタイミングは考えてほしいところ。
おまけにただ撫でるだけでなく、下着の上からだが中指と薬指でお尻の割れ目のところを摺り上げていたのだ。

「でもベッドの上じゃ、いつもお尻でもヤってるから今更じゃないか?」

「吃驚するから時と場合を考えてって言ってるの!!」
711 : ◆4whq3Y72HQ :2019/11/01(金) 20:39:47.42 ID:wrMSqWvn0

京太郎のボケた発言にプリプリと怒りながら取り落とした書類を拾い上げる塞。
実は京太郎に触られて密かに発情スイッチが入ってしまった塞。
下着が湿るのを自覚しつつ、とりあえず仕事を消化しようと秘書艦の机に向かう。

(今日の夜は絶対に満足するまでシテもらうんだから!!)

どうやら今宵の京太郎の睡眠時間が犠牲になりそうである。

「すばら! 提督、失礼しますよ!!」

京太郎と塞がじゃれ合っているなか、突然、入室してくる重巡衣笠こと花田煌。
ノックもなくバーンといきなり扉を開けての登場なので思いっきりびっくりする塞。

「もう、衣笠! いきなり入ってきて取り込み中だったらどうするのよ!!」

「おや、これは失礼。まぁ、ズッコンバッコンお取込み中でも私は気にしませんよ。お互い穴の奥まで知り尽くした仲ですし。むしろ、塞さんと京太郎君が過激なオフィスラブの途中なら私も悦んで仲間に入れてもらいますし」

「あ、あんたねぇ……」

ハイテンションでフィグサインを突き出しながら羞恥心ゼロの表情で宣う煌に、眉間にしわを寄せて青筋を浮かべる塞。
なお、彼女の怒りは卑猥なやり取りに対してではなく、上司の執務室への入室マナーに関してである。
このまま午後は煌と二人で京太郎専用の執務室据え付け肉便器になるのも良いかなと考える程度にはこの娘も頭の中がピンク色に染まっている。

「で、なんの用だ、衣笠? まさか執務の邪魔をしに来ただけではないでしょ?」

「すばら、そうでした。Romaを揶揄うのが楽しくて本題を忘れてました」

「あ、あんたねぇ!」

このまま二人を放っておくとさらに危険な方向に話が進みそうだったので話題の転換を図る京太郎。
なお、塞のこめかみに青筋が増える結果になったが……

「提督、本土の海軍省より荷物が届いてます。荷物の量は段ボール4箱、どこに運び込みます?」

ピシッと敬礼を決めて要件を告げる煌、さっきの塞を揶揄った色ボケ娘とは別人である。

「わかった、じゃあここに運んでくれ」

712 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/11/01(金) 20:40:30.00 ID:wrMSqWvn0

……………………………
……………………
……………


「京ちゃん、全員集合って何があったの?」

「ん、海軍省から荷物が届いた。みんなに関係あるから全員集合をかけたんだ」

薄っすらとかいた汗を拭きながら聞く咲に答える京太郎。
幸い本日は出撃もなく、訓練に汗を流したり書類仕事を片付けたりして過ごしていたので京太郎の集合に全員が集まることができた。

「私たちに関係あるものって何? 全員となると想像もつかないんだけど……」

「まぁ、現物を見た方が早いな。これだよ」

咲の疑問に、段ボールの中身を出しながら答える京太郎。
段ボールから出てきたのは……

「何だじぇ、これは? アクセサリー?」

優希をはじめ艦娘の皆は取り出されたモノを見て首をかしげる。
初めて見たモノだから当然だろう。
一方の京太郎にはよくよく見覚えのあるものだった。
713 : ◆4whq3Y72HQ :2019/11/01(金) 20:41:09.79 ID:wrMSqWvn0

(これって誤解体防止用のロックマークだよな……)

そう、それは多くの艦これ提督が実装を望んだ誤解体を防ぐためのロックをかけたことを示すマークだった。
京太郎も元の世界で艦これをやっているときに誤解体で白雪一号を解体して2〜3日ふさぎこんだことがある。

「元の世界では誤って艦娘を解体しないようにロックをかけたことを示すマークなんだがな…… どうやらこっちの世界では指揮する提督が一人に固定された艦娘を示す徽章らしい」

意外かもしれないが、提督も艦娘も海軍所属なので公務員である。
当然、転勤も存在する。
しかし、艦娘は任務を安全にこなすには提督と「性交」をしなくちゃならない。
転勤で2〜3年おきに所属する提督がころころ変わるようでは艦娘としてはたまったものじゃない。
出来る限り相性のいい提督のもとに居たいと思うのは自然な感情だろう。
もっとも、転勤を受け入れるドライかつ奇特な艦娘も少数居たりはするのだが……
で、出来上がったのが希望する艦娘に関しては指揮下に入る提督を固定するという制度だ。
この制度の適用を選択した艦娘がつける徽章が件のハート型の南京錠マークというわけである。
ついでに言うとこの制度のせいで提督もほとんど転勤がなくなるという副作用も発生している。

「へー…… そんな事情があるんですね」

「まぁ、その辺は大人の事情って奴じゃないか? で、色々と種類があるけど、みんなはどれを選ぶんだ?」

京太郎の言う通り、段ボールの中には指輪型、イヤリング型、ネックレス型と様々な種類の装飾品が入っている。
軍の徽章がバリエーション豊かなアクセサリーなんかでいいのかと疑問は沸くが、階級章とかと違って必須のものではない。
おまけに艦娘が提督に対する自分の意思を表現するものなのでこっちの方が都合がいいとして海軍省がノリノリで作ったのだ。
714 : ◆4whq3Y72HQ :2019/11/01(金) 20:41:43.15 ID:wrMSqWvn0

「うわぁ、それも可愛い!」

「……可愛いのか?」

憧の声に疑問を投げかける京太郎、そんな京太郎の声を無視してきゃあきゃあ言いながら物色する艦娘たち。
ちなみに、心理学者の偉い先生たちはどの種類の徽章を選ぶかで艦娘の心理状態が分かると主張していたりする。

「ん、こんなものもあるのけぇ」

指輪型なら提督に対する恋心、イヤリング型なら友情、ネックレス型なら尊敬という風に。
もっとも仮説が乱立している状況なのでコレといった定説があるわけではない。
しかし、ほぼ全ての学者が同意する見解が一つだけ存在する。
それは……

「わしはこれに決めた!」

「まこ、それ良いわねぇ。私もそれにするわ!」

「わ、私も!」

「私もだじぇ!!」

「ぶふぉぉっ!!」

まこが満面の笑みで取り出した徽章を見て口に含んだお茶を思いっきり吹き出す京太郎。
そして我も我もと同じ徽章を選び出す京太郎麾下の艦娘たち。

「お、お前らなんでよりにもよってそれなんだよ!! もっと良いものがあるだろう!!」

「えっ? だってこれすばらで気に入りましたし……」

「そうだぞ、京太郎。これが気に入ったから選んでるんだ」

「だからってなんで“首輪型”なんて選ぶんだよ…… というかそんなもん作んなよ! 海軍省!!」

心理学者たちが満場一致で賛成する意見、それは「首輪型の徽章を選ぶ艦娘の心理状態は“依存”である」というもの。
そんな学術世界の論争など知らない清澄鎮守府所属の咲達15名の艦娘は、全員が首輪型の徽章を選ぶこととなった。
自分の仲間たちが嬉々としてお互いの首に首輪を付け合っていく光景に頭を抱える京太郎。
はてさて、彼女たちの心の内は一体どうなっているのか?
それは本人たちすら気づいてないだろう。
715 : ◆4whq3Y72HQ :2019/11/01(金) 20:44:29.34 ID:wrMSqWvn0
はい、本日の投下は以上!
ネタは京太郎たちの飛ばされた世界での解体ロックマークはどうなっているかでした
いや、意外とアレ現実にあったとしたらどんなものなのか謎なんですよ、自分の中で
なのでその疑問から妄想を飛ばしてみました

それにしても咲達の深層心理がだいぶヤバいのでは?
書いててなんですが背筋が凍りますねぇ

ではあとがきも以上
次話ができるまでお待ちください

解散!
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 00:28:31.25 ID:pg9UiTB+O
乙!
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/11/03(日) 08:24:59.54 ID:qKWZw69oO
乙!
艦娘に繋がれる提督もいるのかな。
イベントで、ほっぽがクリスマス飾りや菱餅を落とす事の解釈も楽しみです。
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/28(木) 23:42:01.53 ID:Mg4j8J2Do
久しぶりに来たら更新されてた。
ここの1はさすがだ。

ガイトさんの首輪、そそるな〜。

ところで衣笠さんや村雨のように改ニで激変する艦娘になったすばらさんやあこちゃも、容姿が激変するんですかね?
719 : ◆4whq3Y72HQ :2020/05/27(水) 01:21:08.72 ID:hMQ+GMzY0
お久ぶりでござい
皆はコロナ大丈夫だったかな?
本日の夕方あたりに最新話の投稿しようと思います。
一応R-18です。
良ければ見に来てください。
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 05:53:53.47 ID:XPF7IgT+0
うおっマジか投下予告が…!楽しみにしております!
721 : ◆gb4ndwMf/k :2020/05/27(水) 21:51:51.05 ID:hMQ+GMzY0
よっしゃ、それじゃ投下していくぞ
722 : ◆gb4ndwMf/k :2020/05/27(水) 21:52:17.00 ID:hMQ+GMzY0

「くふぅ…… んはぁ……」

薄暗い部屋に濃密な雌の匂いと栗の花のような匂いが立ち込める。
その濃厚な空気に女の喘ぎ声が溶け込んでいく。

「あぁぁ…… 京太郎…… イイ……」

「さ、智葉さん…… お、俺もイキそうです……」

ベッドに腰掛けた京太郎の膝に対面で座る智葉。
ムチムチのお尻をモゾモゾと動かして彼女の唇が甘い吐息を紡ぐ。
全裸の男女から立ち上る濃密な気配、京太郎も智葉も高校生らしからぬ艶やかな色気だ。

「あぁ、京太郎…… もっと…… もっと子宮口を抉って……」

大きくゆっくり腰をグラインドさせていたかと思うと、小刻みに腰を上下させて胎内にある京太郎の肉槍を感じる智葉。
対する京太郎は腰は動かさずに、彼女の背中に回した両手で、彼女の体をグッと自分の体に押し付けるように密着させる。
男のたくましい胸板に押しつぶされた弾力のある乳房がムニュっと横にはみ出す。
時折、背中をツツッと優しくなでたり、お尻の間にある窄まりを指で摩ると、智葉は「アァァん……」と甘い声を出し、体を細かく痙攣させて小さく絶頂する。

「京太郎…… キスが欲しい……」

彼女がそうリクエストをすると、京太郎はそれに答えて智葉の唇を自分の唇で塞ぐ。
最初は啄むようなキスで、次第に咥え込む時間が長くなる。
遂には唇はくっつきっぱなしになり、くちゅくちゅと水音を立ててお互いの舌がそれぞれを求めて絡まり合う。
体の昂ぶりがより強まり、子宮がさらなる刺激を欲する。
智葉の腰は子宮の欲求に従い、より早く、より大きく上下運動をしていく。
京太郎はというと、右手で智葉のお尻をサワサワと撫でまわし、その後アナルに指を持っていき中指をゆっくり中に差し込んでいく。
723 : ◆gb4ndwMf/k :2020/05/27(水) 21:52:49.15 ID:hMQ+GMzY0
undefined
724 : ◆gb4ndwMf/k :2020/05/27(水) 21:53:22.27 ID:hMQ+GMzY0
「ぐぅぅぅぅっ! で、射精る!!」

「あ、熱いィぃいい! イックゥウううう!!」

智葉の淫らな締め上げに耐え切れず京太郎の鈴口から大量の白濁が迸る。
雌を孕ませる精液の熱を直接子宮に浴びた智葉はさらに上の快楽の頂に押し上げられる。
お互いの体を強く抱きしめながら種付けの幸福感に浸る京太郎と智葉。
ビクッビクッっとした痙攣も収まり弛緩した智葉の肉付きのいい体が京太郎の胸板にしなだれる。

「あぁぁ…… 京太郎……」

蕩けそうな甘い声で京太郎の名を呼ぶ智葉。
京太郎はその口を自分の口で塞ぎ、激しいセックスの後のアフターキスと洒落込む。
じっくりとお互いの舌を絡め合って余韻を楽しむ二人。
ここまでゆっくり性交を楽しむということは中々できなかったりする。

「智葉さん、いつになく積極的ですね」

「……今日みたいに最後の番でないとこうはいかないだろ?」

そう言ってベッドの周辺に視線を走らせる智葉。
その視線の先に映るのは智葉と同じスッポンポンで股から白い粘液を溢れさせてノビている|艦娘〈なかま〉たち……
そして所々に転がっているヌラヌラに濡れた電マやディルド、双頭バイブにローターといった大人のおもちゃの数々……
魔女のサバトであってもここまで酷い光景ではないだろう。
ちなみにこの部屋、16人が寝転んで少し手狭と感じるぐらいの広さでデカいベッドが1つ、そして床は弾力があって肌触りの良いマット製だ。
よって、ベッドで寝ようが床で寝ようが快適な睡眠は約束されている。

「こうやって京太郎に抱かれながら皆の痴態を眺めるというのも不思議な感覚だな…… ほら見ろ、宮永が双頭バイブで原村と繋がりながら寝ているぞ……」

「智葉さん、生々しいから止めて……」

ちなみにこの部屋、京太郎たちは交流部屋と呼んでいるが……
妖精さんたちは密かに乱交部屋と呼んでいる。
月に2〜3回ある全員一斉休暇の前日の夜にこの部屋で今日のように全員で裸の付き合いをするのが恒例となりつつある清澄鎮守府だ。

725 : ◆gb4ndwMf/k :2020/05/27(水) 21:57:08.90 ID:hMQ+GMzY0
undefined
726 : ◆gb4ndwMf/k :2020/05/27(水) 22:01:57.32 ID:hMQ+GMzY0
なんかおかしくなったから再投稿


「ゥンン……!」

ネットリと菊の窄まりを指で穿られる感覚に体が勝手に反応してしまう。
ビクビクと体が痙攣すると、アナルの括約筋が侵入してきた京太郎の中指をキューっと締め付ける。
それと同時に智葉の膣も窄まり、京太郎のイチモツを食い占めてより強い快感に体を煮込まれていく。
女の悦びに翻弄される智葉を見て京太郎はさらに悪ノリをする。
中指一本でもきつかった智葉のアナルに人差し指を、そして薬指を順番に突っ込んでいく。
普通はモノを入れる穴ではないのだが、京太郎の巨根に後ろの処女も捧げ済みな清澄鎮守府の艦娘には指三本程度は余裕だ。

「ふァあああ…… アあぁァあン!」

拳すら飲み込むのではないかと思うくらい伸びるアナル。
直腸内で京太郎の指がぐちゅぐちゅと動くたびに智葉の口から甘い嬌声が上がる。
快感が強すぎるのか次第に彼女の腰が上の方へ逃げていく。
それが京太郎の悪辣な罠だと知らずに……

「フゥうッ!! んンっッっ!!!」
727 : ◆gb4ndwMf/k :2020/05/27(水) 22:03:27.69 ID:hMQ+GMzY0
726-727は>>722の続きね

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>


視界が真っ白に染まり、脳裏でパチパチと火花が散るような快感。
好いている男に抱かれる精神的な充足感も相まって智葉は悦びの頂点に立とうとしていた。
しかし、無意識に腰が上へと逃げて行くせいで京太郎のイチモツは膣から抜けていく。
それでも京太郎の肉槍を掴んで離すまいとする膣肉、抜けていく動きで小陰唇が捲りあがり部屋の明かりに照らされてヌラヌラと妖しく輝く。
そして、このタイミングで京太郎が智葉に止めを刺すべく動く。
アナルを攻め立てていた右手の指を勢いよく引き抜き、両の手で智葉の腰をがっしりとつかんだ。
掴んだ勢いで彼女の腰を勢いよく思いっきり下に押し付けると同時に、自分は腰を跳ね上げるように下半身を動かす。

「……ッ!! アァァぁアアァッ!!」

728 : ◆gb4ndwMf/k :2020/05/27(水) 22:04:05.07 ID:hMQ+GMzY0
京太郎の肉槍の先端がこれ以上ないくらいの速さで膣内を通過し、子宮口を串刺しにした。
本来、異物が入ることなどない子宮に太い京太郎の亀頭が侵入したのだ。
普通の少女なら激痛で気絶、最悪子を宿すことが不可能なほどのダメージを受けるものだが……
艦娘になった智葉の肉体はその程度では壊れない。
貫かれた一瞬、鋭い痛みが脳裏を駆けるが、すぐに強烈な快感が追い打ちをかける。
痛みと快感の二重責めで嬌声を上げながら絶頂し、膣が京太郎の肉棒を締め上げる。

「ぐぅぅぅぅっ! で、射精る!!」

「あ、熱いィぃいい! イックゥウううう!!」

智葉の淫らな締め上げに耐え切れず京太郎の鈴口から大量の白濁が迸る。
雌を孕ませる精液の熱を直接子宮に浴びた智葉はさらに上の快楽の頂に押し上げられる。
お互いの体を強く抱きしめながら種付けの幸福感に浸る京太郎と智葉。
ビクッビクッっとした痙攣も収まり弛緩した智葉の肉付きのいい体が京太郎の胸板にしなだれる。

「あぁぁ…… 京太郎……」

蕩けそうな甘い声で京太郎の名を呼ぶ智葉。
京太郎はその口を自分の口で塞ぎ、激しいセックスの後のアフターキスと洒落込む。
じっくりとお互いの舌を絡め合って余韻を楽しむ二人。
ここまでゆっくり性交を楽しむということは中々できなかったりする。

「智葉さん、いつになく積極的ですね」

「……今日みたいに最後の番でないとこうはいかないだろ?」

729 : ◆gb4ndwMf/k :2020/05/27(水) 22:05:12.22 ID:hMQ+GMzY0
そう言ってベッドの周辺に視線を走らせる智葉。
その視線の先に映るのは智葉と同じスッポンポンで股から白い粘液を溢れさせてノビている|艦娘〈なかま〉たち……
そして所々に転がっているヌラヌラに濡れた電マやディルド、双頭バイブにローターといった大人のおもちゃの数々……
魔女のサバトであってもここまで酷い光景ではないだろう。
ちなみにこの部屋、16人が寝転んで少し手狭と感じるぐらいの広さでデカいベッドが1つ、そして床は弾力があって肌触りの良いマット製だ。
よって、ベッドで寝ようが床で寝ようが快適な睡眠は約束されている。

「こうやって京太郎に抱かれながら皆の痴態を眺めるというのも不思議な感覚だな…… ほら見ろ、宮永が双頭バイブで原村と繋がりながら寝ているぞ……」

「智葉さん、生々しいから止めて……」

ちなみにこの部屋、京太郎たちは交流部屋と呼んでいるが……
妖精さんたちは密かに乱交部屋と呼んでいる。
月に2〜3回ある全員一斉休暇の前日の夜にこの部屋で今日のように全員で裸の付き合いをするのが恒例となりつつある清澄鎮守府だ。

「……それはそうと、あの二人…… ちょっとヤバそうな痙攣してますけど、大丈夫ですかねぇ……?」
730 : ◆gb4ndwMf/k :2020/05/27(水) 22:05:47.57 ID:hMQ+GMzY0
そう言いながら部屋の一角をチラ見する京太郎。
そこに居るのは縄でキツく縛められたまこと佳織。
実に見事な亀甲縛りに、手足も背面でキッチリ緊縛。
ついでに豊満なおっぱいにも縄が回され、うっ血しない程度に縊り出されている。

「あの二人は艦娘《わたしたち》でもドン引くドMだからな、あれぐらいがちょうど良いんじゃないか? それにあれは痙攣しているんじゃなくて、絶頂《イキ》っぱなしなだけだろ」

(いや、それはそれで充分ヤバいんじゃ……)

京太郎とヤッているとき以外は艦娘どうして双頭バイブで百合あったり、舐め合ったりして過ごしていた。
ちなみに、籤で決まった京太郎とのエッチの順番はまこが1番で、佳織が2番目。
で、二人とも京太郎とヤッた後であるが……
手早く縄で縛られたうえ、電マ、ローター、電動ピストンバイブ、双頭バイブ、尿道バイブなんかを使われて、皆のおもちゃにされた。
寄ってたかって道具《おもちゃ》で穴という穴をほじられ、敏感な突起を舐って、噛んで、抓られて……
京太郎の精液《ねんりょう》を子宮《タンク》に補給したばかりで感じやすくなっている体には地獄の責め。
当然のイキっぱなしの状態になるが、交代でおもちゃにされるのでその状態が数時間続いた。
そうして、ぱっくりヒクヒクと大開になったオマンコから精液と愛液の混じり汁を垂らしながら体をビクビクと痙攣させる残念美少女が二人出来上がった訳である。
あの二人にチンコを突っ込んだら気持ちよさそうだな等と外道なことを考える京太郎だが……
731 : ◆gb4ndwMf/k :2020/05/27(水) 22:08:42.17 ID:hMQ+GMzY0
「今は私の番だろ? 他の女のことを考えるのはマナー違反じゃないか? ん?」

ちょっと怖い笑顔で京太郎に迫る智葉、どことなくヤの付く自由業な雰囲気を纏っているのは艦娘「霧島」の影響か否か。
流石の京太郎も顔を青くして智葉に集中する。
自分の方を向いてくれた京太郎に満足した智葉、昂る体を本能のままに京太郎のうえで腰を振る。
そのまま京太郎のタマタマから三回精液を搾り取って流石の智葉も限界が来た。
京太郎に抱き着いたまま糸が切れたように寝入る智葉、ついでに京太郎も限界で一緒に意識をシャットダウン。
当然、下半身は繋がったままである。
それにしても恐るべきは、妖精さん印の特性精力剤を飲んでいたとはいえ15人の恋人《かんむす》を一晩で相手する京太郎の体力・精力である……


……………………………
……………………
……………

732 : ◆gb4ndwMf/k :2020/05/27(水) 22:09:15.52 ID:hMQ+GMzY0

「京ちゃん! 京ちゃん! 起きて! 朝だよ!!」

前日大乱交《サバト》で疲労困憊の体も若いからか深い睡眠ですっきりと回復している。
しかし、やはり普段通りとは行かず起きるのに少しばかり苦労する。
可愛い幼馴染の声で意識を深淵の淵から浮上させ、すがすがしい朝の光を瞳に取り入れようと瞼が重くも持ち上がる。

「……んぁぁ…… 咲か…… おはよう……」

「もう! 寝坊だよ! 今日はみんなで街へお出かけの予定でしょ!!」

「そうだった!!!」

ガバっと勢いよく飛び起きる京太郎、だったが……
昨日、智葉のオマンコにチンチン突っ込んだまま寝てしまったので、そのように勢いよく飛び起きると……

「ひゃぁぁああ!!」

勢いよく引き抜かれる陰茎に膣壁を擦られて、エッチな目覚めを強制される智葉

「おい、京太郎! 朝一から何をするんだ!!」

当然、抗議ものだが、昨日京太郎のイチモツを心行くまで味わったうえ挿入したまま寝入った娘が何を言うか。
そんな智葉の抗議をガン無視する京太郎。

733 : ◆gb4ndwMf/k :2020/05/27(水) 22:09:57.99 ID:hMQ+GMzY0

「もう! みんなエッチなお汁でベタベタだからお風呂入ってるよ。 京ちゃんも早く綺麗にしてきてよ!」

全くもって咲の言うとおりである。
皆、体中が愛液や精液、汗、涎まみれになって昨夜楽しんだのだ、そのまま寝起きで街に行けるような状態じゃない。
お出かけ予定の時間まであと少し、慌てて風呂場に駆け込む京太郎と智葉だった。


……………………………
……………………
……………


「戸締りは?」

「全部チェックしたわ、OKよ!」

清澄鎮守府の正門前、門扉の施錠チェックをする京太郎と久。
今日は一日、鎮守府は閉庁日。
担当の海域の安全は近場の鎮守府がカバーしてくれる。
兵士にも休息は必要なのだ。

「よーし、それじゃ今日は街で羽を伸ばすぞー!」

「「「「「「おーーー!!」」」」」」

京太郎の掛け声に声を合わせる咲達。
全員、艦娘の制服ではなく元の高校の制服を着ている。
京太郎も清澄高校の夏服だ。

「あれ、稲美ちゃん。それって……」

「似合いますか? 清澄高校の制服なのです。これで優希ちゃんとお揃いですね!」

なんと、稲美が着ているのは駆逐艦「電」の制服ではなく、京太郎もよく見慣れた清澄高校の制服だった。
どうやら、妖精さんが仕立ててくれたらしい。
姉妹艦の優希と一緒なのが嬉しいのか、ニコニコ顔である。
なお、京太郎たちがこの世界に飛ばされた時はコスプレしていた時なので高校の制服なぞ持っているはずはないのだが……
そこは妖精さんの謎技術、寸分違わず再現して見せていた。
というかより高級な生地が使われていて着心地が本物よりも良かったりする。

「須賀君、時間は有限ですよ。早く行きましょう」

冷静な顔をしているが内心のウキウキ感が全身から滲み出ている和がせかす。
見渡せば同じように、まだかまだかと待ちきれないメンツがちらほらと……
そこに居るのは、命を懸けて海上航路の安全を守る艦娘と呼ばれる兵士ではなく、これから始まる一日の自由時間を全力で楽しむ青春真っ盛りの16人の少年少女たちだった。
734 : ◆4whq3Y72HQ :2020/05/27(水) 22:11:35.70 ID:hMQ+GMzY0
はいでは、今回の投下は以上です
R-18の警告入れ忘れたけど、年齢的にアウトな人は見ないでくださいね
また次回の投下をお待ちください

感想いただけると幸いです

ではまた
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 00:22:36.65 ID:p+2cG8gK0
相変わらず素晴らしいエロス描写なうえ智葉好きなので大変ありがたい…
あとヤり終えた女達がたくさん転がる乱交部屋というシチュが超ツボ
乙です!
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 08:35:15.11 ID:qaXH+O4/O
待ってたぜおつおつ
実にエロい
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/30(土) 05:47:23.87 ID:dLA03kc30
来てたのか!乙
エッチシーン見たいキャラもまだまだいますな
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/06/06(土) 05:50:24.28 ID:UfEXq1ev0
乙!
更新嬉しい。そしてガイトさんとてもかわいいです。
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