【R-18】川内型と夜戦の日々〜鎮守府夜伽百景【艦これ】

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102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/05(木) 11:16:33.43 ID:HFqycbJ0O
は?(威圧)
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/05(木) 11:29:39.66 ID:k7Pqbti2o
え?家族で楽しめるでしょ?(ゲス顔)
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/05(木) 12:02:49.93 ID:D4c+Mkgjo
お茶の間凍っちゃぁ↑〜う
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/06(金) 06:19:35.39 ID:JKX2Z7wpo
乙ー
イベと矯正移動でゴタゴタしそう
106 : ◆eXipHdytqM [sage]:2016/05/06(金) 09:28:04.98 ID:/qBSpo7E0
これって放っとけば勝手に移動してくれるんですかね?

あと、既にイベントは捨ててるので問題はあり、ありません。
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/06(金) 11:51:27.61 ID:30JG6dK20
どうしてそこで諦めるんだ!まだ一月ある!一月ある!資源さえあれば掘れるんだ!
108 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/07(土) 01:08:53.43 ID:iwMu9yUw0
「結婚指輪をお探しということで」

提督「はい」

「ご予算はお決まりでしょうか?」

提督「ええと…特に考えてなかったんですけど…いくらぐらいが一般的なんです?」

「大体、10万円から20万円の間くらいが一番人気で、デザインも充実しておりますよ」

提督「なるほど」

川内「これとかどう? カッコカリのやつとデザインも似てるし」

「デザインとしては一番シンプルなものですね。だからこそ、人気も高いです」

提督「悪くないと思うが…こっちはどうだ? 小さいダイヤが嵌ってる」

那珂「これカワイイね! 那珂ちゃん的には、こっちのが好きかも」

「那珂ちゃん?」

神通「い、いえ、何でもないんです…わ、私としては、姉さんの意見に賛成です。普段から付けるものですし、あまり華美なのは」

叢雲「華美かしら? これくらいなら主張も少ないし、寧ろ程良く華があって良いんじゃない?」

「あ、あの、失礼ですが…」

提督「はい?」

「えっと、お客様は、どちらの方と結婚なされるのでしょうか…?」

提督「…あぁ」

川内「…」

神通「…」

那珂「…ふふっ」

叢雲「…ハァ」

「…?」

提督「…全員です」

「はい?」

提督「だから、全員」

「ぜ、全員…えっ?」

提督「どうせ言わなきゃいけないので今言いますが…四人とも、私の妻なんですよ」
109 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/07(土) 01:09:19.72 ID:iwMu9yUw0
 軍職を辞するに当たって、ケッコンカッコカリの指輪は回収されてしまった。何でも、あれは装備品と同じ扱いになるのだそうだ。
 という訳で、僕たち五人はちゃんとした結婚指輪を入手すべく宝飾店に来たのであった。

「あっ、えっ、と…な、なるほど、分かりました」

 初老の男性店員は、ハンカチで額を拭った。

「いえ、大丈夫ですよ。様々な方がおられますので…」

神通「そうなんですか?」

「ええ。重婚を希望される方は珍しくありません。宗教によっては認められていますからね。最も、日本で籍を入れることはできませんが…」

 店員の言う通りだ。試しに役所で四人分の結婚届を提出しようとした所、案の定突っぱねられた。合意の上なら事実婚で構わないと言われたので、仕方なく川内との分だけ提出しておいた。従って、戸籍上は川内だけが僕の妻であり、神通たちは内縁の妻ということになる。
 ついでに言っておくと、元々書類上人間でなかった艦娘は、解体されて軍を抜けた時点で初めて戸籍を得る。その時に名前も変わる。取り敢えず姓は僕のもので揃えて、名は各自で考えてもらった。特に話に必要ないので、今のところこれは明かさないでおく。

「…えっと、結婚指輪としては他にもこのようなものをご用意いたしております」

川内「あっ、これも良いかも」

提督「へぇ、内側に石を嵌め込んでるのか」

神通「いいですね、奥ゆかしい感じで」

叢雲「ま、良いんじゃないの?」

那珂「表面がちょっと地味じゃない?」

提督「だが、こういうのはお洒落で付けるものじゃないしなぁ」

「表面に模様を刻むのはいかがでしょう? ご要望に合わせて、様々なパターンをご用意できます」

那珂「…! 良いこと考えた」

 不意に那珂がぱちんと手を打った。

那珂「薔薇の模様ってあります?」

「もちろんです」

那珂「じゃあ、薔薇の数は指定できますか?」

「ええ。数には特に気を遣いますからね。特に薔薇は」

提督「何か考えがあるのか?」

那珂「うん。…指輪、全部で五つ作ることになるわけだから、一つに十輪の薔薇を刻むの」

川内「割りと普通な気がするけど」

那珂「のんのん。一つに十輪だから、皆の分足したら五十輪になるよね」

神通「五十に、何か意味があるの?」

 那珂は頷いた。

那珂「あのね、薔薇の花はその数にも意味があってね。五十本だと『恒久』って意味になるの」

川内「五人で、永遠に…ってところかな」

那珂「うん」

提督「へえ、良いじゃないか」

叢雲「アンタに任せるわ。こういうの、よく分からないし」

神通「そうですね…意味のあるものなら」

「お決まりでしょうか?」

提督「じゃあ…これで」

「ありがとうございます。では、サイズをお測りしますので…」
110 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/07(土) 01:10:03.44 ID:iwMu9yUw0


「…ありがとうございました。続きまして、新婦主賓祝辞をお願いします」

ザワザワ

球磨「あ゛ーあ゛ー、てすてす…マイク、音量大丈夫? チェック、ワン・ツー…」

ハハハ…

球磨「…おほん。新婦の親族を代表して、球磨が皆さんにご挨拶申し上げるクマ。何で球磨なんだって? それは球磨が5500t級の最初の艦だからだクマ。大体、三姉妹纏めて嫁にするとか頭おかしいクマ。おかげで生まれて初めて木曾までじゃなく、那珂まで皆球磨の妹だってことを自覚させられたクマ」

球磨「さて、球磨の話はこの辺にして。本日は我らが提督と、かけがえのない仲間のために集まって頂き、誠にありがとうクマ。前世は四者四様の活躍をして、それぞれ散ったものだけど、何の因果かヒトの体を得て蘇ってからはそれぞれに人生を楽しんでいたもんだクマ」

球磨「川内型一番艦、川内。コイツに安眠を妨げられたヤツは多いクマ。ウチの大井も気にしてたけど、球磨的には危うさも感じてたクマ。つまり…コイツは、自分が夜戦でしか役に立てないと思い込んでたクマ。最も、『ある日』を境にそれも治まってきて一安心だクマ。その後の成り行きを顧みるに、提督との関係はその時から始まっていたと思われるクマ」



球磨「二番艦、神通。めっちゃ強い。めっちゃ怖い。クマ。おまけに普段はしおらしいからなおさら質が悪いクマ。とは言え、二水戦旗艦としての目標はハッキリしてたクマ。要は、僚艦一人ひとりが自分と同等に強くなることだクマ。無茶苦茶だクマ。それを駆逐艦に要求してるんだから…ま、そんな神通も、戦場を離れれば一人の女だクマ」



球磨「三番艦、那珂。正直、アイドルとか何遊んでるんだと思ってたクマ。でも、それは間違いだったクマね。球磨たちは、球磨たちだけで戦ってるんじゃないクマ。支えてくれる人たちがあってこそ、戦っていけるんだクマ。そのために…球磨たちが、支えるに値する存在だと皆に伝えるために、那珂は頑張ってたんだクマ」



球磨「最後に、叢雲。これは球磨よりも適任がいるから、そっちにバトンタッチするクマ」

コソコソ

初雪「…ん、ども」

初雪「叢雲とは…色々、縁がある。良いことばかりじゃなかったけど…うん、それはここで言うことじゃない」

初雪「でも、艦娘としてまた会えて…本当に、良かった。何か、口うるさい性格に生まれ変わってるけど…」

ヨケイナオセワヨー

初雪「ん。でも、それが叢雲なんだと思う。だからこそ、司令官も叢雲を選んだんだと思う」

初雪「えっと…その、皆…幸せになって、ね」

初雪「お越しの皆様につきましては、まだまだ若い彼らの前途に幸多からんことを、共に祈念していただきたく存じます…うん」

初雪「よし、以上」
111 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/07(土) 01:12:10.13 ID:iwMu9yUw0
パチパチパチパチ…

「ありがとうございました。オープニングの最後を飾りますは、夫婦で初めての共同作業となります、ケーキ入刀でございます」

ガラガラガラ



間宮「ゆっくり、ゆっくり」ソロソロ

伊良湖「慎重に…」ソロソロ



提督「うわ、凄いなアレ」

那珂「えっ、あれ全部ケーキなの?!」

叢雲「…ゴクリ」キラキラ

ピタッ

間宮「皆さんのために、腕によりをかけて作らせていただきました」

ワーワー

スゴーイ

「では、新郎新婦はこちらへ」

神通「ええと、これで斬るんですよね?」ジャキン

ザワッ

川内「ちょっと、皆が怖がってるよ。…取り敢えず、提督が持って」

提督「おう」グッ

川内「で、私たちが手を添える」スッ

神通「はい」スッ

那珂「はいっ☆」スッ

叢雲「…ん」スッ

提督「じゃあ、いくか」

「カメラをお持ちの方は前の方へどうぞ」

青葉「」ササッ

「よろしいですね? では…ケーキ、入刀!」
112 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/07(土) 01:20:30.55 ID:iwMu9yUw0


提督「しかし、案外何とかなるもんだなあ」

川内「…ん、何が?」

提督「こんな滅茶苦茶な状況でも、披露宴まで漕ぎ着けたんだからな」

那珂「鎮守府の皆も、いっぱい来てくれたしね」

神通「ひとえに、提督の人望でしょう」

提督「そうか? なあ、どう思う?」

叢雲「」モグモグ

叢雲「! …んぐ、何、どうしたの?」

提督「いや…食事の邪魔をして悪かった」

叢雲「…っ、や、やだ、別にそんなこと」カァァァ

ダダダダダダ

江風「川内さん!」

川内「おっ、江風じゃん。どしたの?」

江風「折角だから、一緒に写真撮ろうぜ!」

磯波「あ、あの…私も、ご一緒してもよろしい、ですか?」

川内「もちろん。磯波も、こっちおいで」グッ

磯波「あっ」

提督「どれ…ブロマイド撮影で鳴らした腕前を見せてやるとしよう」スクッ

瑞鶴「提督さーん、次は私たちもお願いね」

提督「あいよ、ちょっと待っててくれ…磯波、鼻血出てるぞ」
113 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/07(土) 01:20:56.98 ID:iwMu9yUw0


川内「つっかれたぁ〜」

 ホテルのベッドにうつ伏せに倒れながら、川内が呻いた。披露宴で着ていた綺羅びやかなドレスも脱いで、今は部屋に備え付けのパジャマ姿だ。

提督「ああ…」

 僕は返事をするのも面倒で、曖昧に唸った。川内にのしかかるように横になると、お色直しの時に吹いたのであろう、香水の匂いがした。

提督「…綺麗だった」

川内「そう…」

提督「皆、最高に綺麗だった」

川内「な、なんだか照れくさいな」

 のそりと体を回転させて、川内がこちらを向いた。

提督「大変だったろう、白無垢からのドレスは」

 結婚式は神前で行った。元々クリスチャンじゃないし、そもそもキリスト教は一夫多妻を認めていない。それに、彼女らは元はといえば船の生まれ変わりだ。船神様と一つになるという意味でも、神前婚を選択した。

川内「それは提督だって同じじゃん」

提督「まあ、それはそうだが」

 神社で盃を交わした後、車でホテルに移動した。そこで更に装いを変えて、披露宴に望んだ。早朝から夜まで、ぶっ通しであった。

川内「…でも、良かった。こうして、思い出に残る式ができて」

提督「そうだな」

 目の前で微笑む川内。
 自然に、唇を重ねた。

川内「んっ…」

提督「っ…は」

 啄むような口づけが明けると、彼女はくすくす笑った。

川内「一足お先に…『共同作業』、いっちゃう?」

提督「やっちまうか」

 その時、シャワーを浴びていた那珂が戻ってきた。

那珂「上がったよ…って、川内ちゃん抜け駆け!」



「えっ、何ですか、もう始まって」



 バスルームから神通の声と、バシャバシャと湯を蹴る音がする。
 にわかに起こった騒ぎに、ソファで寝息を立てていた叢雲が目を覚ました。

叢雲「…んんっ」

那珂「ほら叢雲ちゃん、起きて。新婚初夜、始まっちゃうよ」

叢雲「…」

 彼女はぼんやりと、那珂と僕たちを交互に見ていたが、突然あっと叫んで立ち上がった。

叢雲「ちょっ、それならそうと言いなさいよ!」

神通「はぁ、はぁ…ま、間に合いましたね」

川内「ありゃりゃ、皆揃っちゃった」

提督「ま、そういうことだな。…夫婦水入らず、新婚初夜〈レタス・アローン〉と洒落込もうか」
114 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/07(土) 01:22:31.42 ID:iwMu9yUw0
今夜はここまで

新婚初夜が先か、スレッドムーブが先か
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/07(土) 01:47:59.26 ID:VfjpkFiX0
乙です
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/07(土) 12:44:49.20 ID:B5pARMEqo
乙ー
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/09(月) 08:40:57.64 ID:Lfag2VoOO
乙です
また過去スレ落ちてたから、ここでリクエストさせてもらいます
結婚後、子供のことで悩む那珂ちゃん(と嫁達)で
118 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/10(火) 08:17:59.82 ID:RYwvR0mU0
川内「でも、最初は私が貰うからね」

 そう言うと川内は、再び唇を重ねてきた。しっかりと目を開けて僕の顔を見つめながら、するりと舌を伸ばす。

川内「んっ…むっ…ちゅるっ…」

 掻き回し、掻き集め、吸い上げる。湿った舌に口の中をカラカラにされたところで、今度はこちらから舌を差し込んだ。どろどろの口腔を味わうと、心なしか甘い唾液を啜った。

提督「っ、んくっ」

川内「んんっ、んっ…っ、はっ、はぁっ」

 口を離し体を起こすと、酸欠気味の虚ろな目のまま、彼女はパジャマを脱いだ。当然のように下着は付けていない。僕も汗でじっとり湿ったタンクトップとトランクスを脱ぎ棄てた。

川内「はぁ、はぁ…ふぅ」

 今度は僕が下になった。僕の体の上でこちらに下半身を向けて横になると、蒸れた肉棒を口に含んだ。
 目の前には、薄っすらと生えた細い毛の茂みと、その下に開いた深い肉の切れ込み。ちゅるりちゅるりと陰茎を吸うたびに、釣られてぴくぴくと震える。
 外の陰唇を指で開くと、その下のひだに口をつけた。

川内「っ…」

 熱い肉に、じわりと蜜が滲む。舌を巡らして、蜜を舐めとった。そのままその源へと突き進む。

川内「ん…っ…」

 川内も、口の中で僕のペニスを嬲る。表面の血管をなぞり、裏筋を撫ぜ、亀頭を喉で締める。
 限界まで勃起したのを確認すると、ペニスを吐き出した。それから、腰に跨った。

川内「そろそろ、できると良いね」

提督「ああ、そうだな」

 屹立した肉棒を、濡れた秘所に誘う。膨れた先端が半開きの入り口を更に押し開けると、勢い良く腰を落とした。

川内「はあぁっ…」

 触れ合ったところ全部で、お互いを感じる。温かい。柔らかい。…愛おしい。

川内「んっ…あぁ、ん…」

 ゆったりと、腰を振り始めた。肌と肌がぶつかり合い、小気味良い音を立てる。数を重ねる内、見え隠れする竿を伝って滴った蜜が、尻の隙間から飛沫いた。

川内「あんっ、あっ…んっ、てい、とくっ…」

 体を起こし、上下に揺れる膨らみに手を伸ばす。控えめな乳房をそっとつまむと、先端を口に含んだ。

川内「あっ、んんっ」

 汗ばんだ乳首に、つるりと舌が滑る。こちらからも腰を突き上げた。

川内「んあぁっ!」

 一際大きな声に、ペニスを包む肉が竦んだ。
 更に速く、更に強く腰を打つ。突き込む度に膣内が震え、締り、肉棒はその根本に熱を溜め込んだ。

提督「はぁっ…はぁっ、あぁっ」

川内「んっ、あんっ、あっ、イ、イくっ、あぁんっ」

提督「出す、ぞっ」

 わだかまっていた熱が、彼女の胎内へ迸る。

川内「あっ、あ、んあぁっ!」

 柔肉に精を染み込ませながら、彼女は絶頂した。

川内「はぁ…んっ、はぁ…」

提督「ふぅ…」

 ペニスを抜くと、川内は僕の隣にごろりと寝転がった。

川内「言い忘れてたけど、今日危ない日…」

提督「おお、そうか。当たると良いな」

川内「うん…」
119 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/11(水) 00:09:59.21 ID:zTr7HRpu0
 続いて、バスタオルを体に巻いたままの神通がベッドに上がってきた。

神通「では、僭越ながら」

 タオルを解くと、脚の間に屈み込んで様々な汁で汚れたペニスを咥えた。手始めに、尿道に残っていた液を残らず吸い取る。

提督「ぅ、はぁ」

 ぞわりと腰の奥が寒くなる。神通は、再び血の通い始めた肉棒に器用に舌を絡ませた。ぬるり、ぬるりと、舌先が亀頭を撫で回し、尿道に浅く入り込む。
 不意に、彼女はそれを強く吸い込んだ。深く顔を僕の股ぐらに埋め、喉の奥までペニスを押し込む。

神通「っ…ぐっ、っっ…」

 口蓋で亀頭を扱く。詰まる息に顔を真っ赤に染めながら、前後に首を動かす。

提督「あ、あっ、もう…」

神通「っぷ、ぁ」

 むせるようにペニスを吐き出す。僕はその肩に手を置くと、ベッドに仰向けに横たえた。
 汗ばむ体に体を重ねると、唇を合わせた。

神通「ん…ぅ」

 ごわついた毛の中に開いた秘裂に指を伸ばすと、既に愛液が溢れ出して糸を引いた。
 湧き出した泉の中に怒張をあてがうと、腰を突き出した。

神通「んあぁ…っ」

 甘い声。熱い吐息が耳をくすぐる。力強く締め付ける、分厚い肉の裂け目の中に、ペニスを繰り返し突き入れた。

神通「はぁっ、あんっ、んっ、んあっ……んむっ」

 再び、キスをした。互いの唇を、舌を、鼻を、何度も啄む。触れ合う肌は、もうシーツに染みるほどに濡れている。

神通「んっ、んっ、ふっ…あぁっ…ん、んんっ」

 神通が、両腕で僕の首を捉えた。膣内に震えが走ると、両脚も回した。押し付けるように、もっと深く腰を突き出す。

神通「あぁっ、んあっ、んっ…」

提督「はっ、そろそろ、っ」

神通「ください…神通に、提督の…んあぁっ!」

提督「出すぞっ…っ、あぁっ!」

 神通の膣内に、射精した。精液の熱を感じ、彼女は更に強く抱きつく。蜜壺の一番奥、子宮の中まで届けと言わんばかりに。
120 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/11(水) 00:19:11.59 ID:zTr7HRpu0
提督「…」

神通「…」

提督「…神通?」

神通「…」

提督「神通…そろそろ離して、って痛たた」

神通「! ご、ごめんなさい」

 慌てて僕を解放する神通。『解体』を経て膂力も大分落ちたものの、それでも同じ体格の一般女性とは比べ物にならない。肩を回すと、ゴキゴキと間接が鳴った。

提督「いい加減、風呂に入るか」

 ペニスを抜いてベッドから降り、部屋を見回す。
 川内はもう眠りこけている。叢雲はソファに腰掛けたままじれったそうにこちらを見ている。

那珂「那珂ちゃん、もうシャワー浴びちゃった」

 保湿ローションを顔に塗りながら、那珂が言った。

提督「…よし、叢雲」

叢雲「! 仕方ないわね」

 弾かれたように立ち上がっておいて、そんなことを言う。いそいそと寝巻きと下着を脱ぐのを待って、二人で浴室に入った。
121 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/11(水) 00:23:31.61 ID:zTr7HRpu0
今夜はここまで

『あの電柱までは頑張る作戦』で神風まで入手。明日からはポーラまでは頑張るの精神でE5だ


それにしてもこのスレには尿分が不足している。機を見て放出しないと決壊しかねない
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/11(水) 00:24:40.10 ID:YJK7Uidr0
股下でお漏らし待機
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/11(水) 01:13:45.60 ID:Ez2d+PNKo
人、それを惰性という
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/11(水) 10:00:00.97 ID:u8qL8zsnO
ポーラ手に入れてぜひ書いて欲しいと思う
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/11(水) 23:37:50.35 ID:2m1atL430
お風呂だからなんの遠慮もなくできるね!
やったね叢雲ちゃん!
126 :スレッドムーバー [sage]:2016/05/13(金) 22:28:21.38 ID:???

このスレッドは一週間以内に次の板へ移動されます。
(移動後は自動的に移転先へジャンプします)

SS速報R
http://ex14.vip2ch.com/news4ssr/

詳しいワケは下記のスレッドを参照してください。。

■【重要】エロいSSは新天地に移転します
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462456514/

■ SS速報R 移転作業所
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1463139262/

移動に不服などがある場合、>>1がトリップ記載の上、上記スレまでレスをください。
移転完了まで、スレは引き続き進行して問題ないです。

よろしくおねがいします。。
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/14(土) 00:45:31.70 ID:PpGAuHHvo
分かってたけど移動するのか
128 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/14(土) 00:45:56.27 ID:x1tfCVaK0
>>126
お疲れ様です。お手数おかけします
129 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/14(土) 00:46:56.66 ID:x1tfCVaK0
 真っ白な浴室には、既に湯で満たされた広い浴槽が鎮座している。取り敢えず体を洗おうと風呂椅子に腰掛けた。

提督「どれ、洗ってやろうか」

叢雲「相変わらずいやらしい手つきね…」

 顔を顰めながらも、そっと僕に歩み寄り、膝の上に座った。
 掌にボディソープを泡立てると、白い胸に掌を滑らせた。

叢雲「んふっ」

 優しく肌を擦ると、彼女はくすぐったそうに息を漏らした。まだ硬さの残る乳房を掌に包むと、つんと尖った先端が掌を引っ掻いた。
 胸、腹、肩、脇、腕… 汗の滲んだ肌を綺麗にしていく。上半身を一通り終えると、片脚ずつ持ち上げて洗った。

叢雲「…」

 両脚を擦り終えると、叢雲は物欲しげな顔をこちらに向けた。まだ『前』が残っているのだ。
 僕はそれをわざと無視すると、脇に手を置いてぐるりと彼女の体を回した。膝の上で、叢雲の細い体がこちらを向いた。
 腕を伸ばして、背中を洗う。

叢雲「ん、もう…」

 彼女は自分でもボディソープを手に取ると、僕の胸を洗い始めた。小さな手で硬い肌を擦る。

提督「軍抜けたし、これから太るだろうなぁ」

叢雲「嫌よ、あんまり重くなるのは」

提督「そうだな。肉体労働でも始めるか…」

 抱き寄せると、彼女も背中を洗いにかかる。自然、胸と胸、腹と腹が密着する。

提督「…」

叢雲「…っ、ん」

 下腹を叩く熱い肉の棒に、叢雲はそわそわと落ち着かない。
 そっと尻から秘部に指を伸ばすと、透明な蜜がぽたりと垂れた。

提督「…興奮してる」

叢雲「馬鹿…」

 彼女は首に腕を回すと、引き寄せるように口を吸った。

叢雲「ん…っ、は、早く…」

 せっつく叢雲の尻を掴んで持ち上げると、屹立したペニスの上にすとんと落とした。

叢雲「はあぁっ……!」

 腹の底から押し出されるように、熱い息を吐く。じっとり濡れた秘裂は膨れた肉棒に絞られて、じゅわりと大量の蜜を溢れさせた。
 掴んだ尻をそのままに、抽迭を始める。

叢雲「あんっ、あ、んっ、んんっ、ぁ、あんっ…」

 憚らず上げた嬌声が、湯気で烟る浴室に響き渡る。濡れた肌のぶつかり合う音が、それを追う。

叢雲「あぁんっ、はぁ、んっ、あぁっ」

 泡まみれの体がぬるぬると擦れ合う。血の凝った乳首が胸を掻き、白く泡立つ汁が床に飛び散った。一突き一突きに、叢雲は悶え、柔肉を竦ませ、何度も絶頂した。

叢雲「はあぁっ、にゃ、はぁんっ、んああぁっ! …んっ、あぁ」

提督「はっ、これで、四回目…っ」

叢雲「かっ、数えないれよっ! …んにゃぁっ!」

 連続でイったせいで、叢雲はもうあられも無い顔を晒している。焦点の定まらない目でぼんやり僕の顔を見つめ、閉じない唇からは嬌声と一緒に涎が垂れている。
 とは言え、いい加減僕も限界だった。

叢雲「はぁぁぁ…んんっ、ひぃ…」

提督「ふうっ、もう、イくぞっ」

叢雲「イくの…膣内に、らして……んにぃ…っ」

提督「はぁっ、はぁっ、あぁっ…っっっ!」

叢雲「にゃあぁぁっ!」

 不規則にうねる膣内に精を放つと、彼女も一緒に達した。
130 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/14(土) 00:51:32.63 ID:x1tfCVaK0
提督「はぁ…はぁ、っ」

叢雲「んんぅ…ひぃ…にうぅ…」

 にわかに、その体がふるりと震えた。
 その直後、密着した腰の間に熱いものが広がった。

叢雲「んふぅ…」

提督「叢雲叢雲」

叢雲「なによぉ…」

提督「漏れてるぞ」

叢雲「もれてるって、なにが…っ!?」

 へろへろと応答する彼女の顔が、急に正気に戻った。

叢雲「や、やだっ、あたし」

提督「泡も流してないんだ。何とかなるさ。ほら、全部出しちまえ」

叢雲「もう、こんなのばっかり…んっ」

 いきむと、噴きつける勢いが増した。風呂椅子の下に、黄色い水溜りが広がっていく。

叢雲「…っ、ふぅ」

 尿を出し切ると、彼女はほっと息を吐いた。

叢雲「…頭、洗いましょ」

提督「そうだな」



 風呂からあがると、川内型の三人は既にベッドに潜って眠り込んでいた。

提督「良かったのかな、那珂は」

叢雲「良いんじゃない? アンタも大概、疲れたでしょ。バケツ被った訳でもなしに」

提督「そうか? 僕はまだ」

 言いかけたところで、くらっと来た。

叢雲「ほら、言わんこっちゃない。今日はもう寝なさい」

提督「そうするか…」

 電気を消すと、ベッドに入った。目を閉じると今朝からの疲れがどっと全身を襲い、僕はあっという間に意識を手放した。
131 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/14(土) 00:56:12.36 ID:x1tfCVaK0
今夜はここまで

面倒がらずに支援艦隊を出せば、リコリスだって怖くないんだ(*^○^*)
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/14(土) 01:02:25.99 ID:EA4tD5KDO
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/14(土) 02:56:41.30 ID:PpGAuHHvo

リコリスよりルが強敵
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/14(土) 06:15:29.20 ID:uI4zC9R6o

にう可愛い
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/14(土) 12:18:42.38 ID:eQQss/Poo
にうぅ…←かわいい
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/14(土) 13:16:47.71 ID:3StDcLcMO
乙にう
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/14(土) 13:52:28.49 ID:yBnVJs1wO
にうぅ
138 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/18(水) 20:59:19.19 ID:5FSGPjkn0


 ちゅっ、ぱぁ、ちゅっ

提督「Zzzz…」

 じゅるっ、じゅっ、じゅ、っぱ

提督「…ん」ビクッ

 れろっ、れろれろっ、ちゅ、じゅるるっ

提督「あぁ……ん?」パチ

提督「…! な、何だ、どうなってるんだ」

那珂「…っぷあ、起きちゃった?」

提督「那珂か…今何時だ?」

那珂「んと…」

 枕元のライトを細く灯すと、デジタル時計には『03:04』と表示されていた。

提督「先に寝てたから、僕も寝させてもらったけど…どうする、今からするか」

那珂「うん」

 仰向けの僕の上に這い上がると、勃ち上がったペニスを手に取った。那珂は既に全裸で、闇に慣れた目に細い体が妖しく浮かんだ。

那珂「んっ…あぁ…」

 唾液塗れの肉棒が、彼女の膣内に沈む。根本まで挿入ると、彼女はもぞもぞと身を揺すった。つぷぷと空気が抜けて、柔肉がぴったりと貼り付いた。

那珂「あ…んっ」

 上半身でぐったりとしなだれかかると、ゆっくりと腰を振る。

那珂「あんっ…はぁ、んっ…」

 耳元に口を寄せ、聴かせるように喘ぐ那珂。耳たぶをくすぐる響きに、思わず鳥肌が立った。

那珂「んんぅ…あぁ、ん…っ」

 にちゃり、ぴちゃ、びしゃり。たっぷりと汁気を含んだ肉が、音を立ててぶつかり合う。薄い快楽をじっくり味わうように、彼女は緩慢な抽迭を続ける。
139 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/18(水) 21:00:08.49 ID:5FSGPjkn0
提督「あぁ…」

那珂「はぁ…ん…提督…」

提督「那珂…」

那珂「…提督」

 気が付くと那珂は、腰を振りながら真っ直ぐに僕の目を見つめていた。

那珂「んっ…ねえ、提督…っ」

提督「どうした…?」

那珂「私だけ…」

提督「何がだ?」

那珂「私だけ。エッチしても、気持ち良いだけ」

提督「…?」

 彼女の言いたいことが分からず、僕は黙って目を細めた。

那珂「…気持ち良いだけ。その先には、進めない」

提督「…!」

 はっとなった。
 那珂は、自分が子供を授かれないのだと言っているのだ。

提督「信じられないかもしれないけどな」

 揺れ続ける腰を片手で押さえ、空いた手で頭を撫でる。

提督「医療は進歩しててな、これまで諦めるしかなかった人でも、子供を持てるようになったんだ」

那珂「知ってる」

提督「ん? そ、そうか…」

 考えてみれば、彼女は少なくとも一度は病院に行ったことがあるはずなのだ。その時に不妊治療についても聞かされたに違いない。

那珂「針刺して、卵子取ってきて、試験管の中で受精させて、お腹に戻して」

提督「…字面に起こすと、ひどいもんだな」

那珂「…」

提督「だが」

 彼女の頭を胸に抱く。

提督「それだけで、一度は捨てた未来を取り戻せるなら」

那珂「…」

 那珂は、何も言わない。

提督「…お前の意志を尊重する。無理にとは言わないさ。ただ…僕は、お前との子も欲しいと思う」

那珂「…うん」

提督「まあ、気持ち良いだけでも良いじゃないか。お互い、満足できるなら」

 そこまで言うと、腰から手を離した。抽迭が再び始まり、静まり返った部屋に小さな嬌声が響いた。

那珂「ん…あんっ…っ…はぁ…んっ」

 その声が、徐々に上ずってくる。声が高く、短く、速くなっていく。

那珂「あっ、んっ、やんっ、あ、あぁっ、あんっ…」

 膨れ上がった肉棒が、閉じた子宮の入り口を繰り返し打つ。膣内が、小刻みに震えてそれを締め付ける。

那珂「あっ、あっ、はっ、あ、あぁっ…あぁんっっっ…」

 一際高い声を噛み締めると、彼女はひしと抱きついて、絶頂した。
 ぎゅうぎゅうと締め上げる胎内に、精を吐き出した。
140 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/19(木) 00:27:36.49 ID:r4ke+4pZ0


提督「…んんっ」

神通「あ、おはようございます」

提督「ああ…」

 見回すと、川内と叢雲はまだ眠っている。視線を下に移すと、那珂は僕の体に腕を回したまま寝息を立てていた。早起きの神通は、もう着替えまで済ませていた。

提督「チェックアウトまであとどのくらいだ?」

神通「二時間くらいです」

提督「…あぁ、もうそんな時間か」

 ベッドから這い出す。腕を退けられて、那珂が目を覚ました。

那珂「ん…なぁに…?」

神通「おはよう、那珂ちゃん」

那珂「おはよう…」

提督「ああ、おはよう。…ひとっ風呂浴びてくる」

那珂「いってらっしゃい…」

 ぼんやりした顔のまま見送る那珂。浴室に向かう途中、何気なく窓のカーテンをめくると、春の日差しが目に刺さり、僕は思わず目を細めた。
141 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/19(木) 00:35:40.09 ID:r4ke+4pZ0
『漢字で結婚、(仮)は無く』ならびに今夜はここまで

結局アイオワまで頑張らざるを得ないことだなぁ
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/19(木) 06:33:31.00 ID:MNmDBCYoo

E7は丙なら楽だからさっさと迎えよう
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/20(金) 15:52:24.69 ID:LeJViWhho

鎮守府の百合見たいな長門陸奥とか
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/20(金) 20:22:12.95 ID:Ybm/9swAO
百合はいらん
145 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/21(土) 01:30:29.46 ID:k+fHpzek0
『最初の失敗』



 …失敗した。



 提督と『いざこざ』があって、もう一ヶ月になる。言葉では彼を許したし、心でもそう思っているけれど、どうしてもまだ近くには行けない。最近やたら私の出撃が増えているのは、提督も私と顔を合わせづらいからだと思っていた。でも…

 珍しくオリョールに出撃した次の日、提督の元に大きな封筒が届いた。影からこっそり見ていると、彼は緊張した面持ちでそれを開けた。
 中から出てきたのは、一枚の白い紙切れと、二つの小さな箱。
 ドキリとした。話には聞いていたが、まさか実物を目にすることになるとは。あの指輪を与えられた艦娘は、提督と強い絆を結び、更なる力を手に入れることになる。でも、それ以上に…

 そこから先を考える前に、私はその場から逃げるように去った。

 数分後、私は鳳翔さんのお店で珍しく酒に耽っていた。

鳳翔「…何か、嫌なことでもありましたか?」

 ううん、嫌ってわけじゃないけど…

鳳翔「ですが、難しい顔をされてますよ」

 そう、だね。
 …あのさ、ウチの提督がケッコンするとしたら、相手は誰だと思う?

鳳翔「提督がご結婚なさるんですか?」

 ああ、いや、本当の結婚じゃなくて、ケッコンカッコカリの。
 …さっき、書類と指輪が届いてるの見たの。もう、そんな時期なんだって。

鳳翔「そうですねぇ…今の提督も、着任されてからしばらく経ちますからね」

 …ずばり、誰を選ぶと思う?

鳳翔「ええと…そうですね…」

 鳳翔は頬に手を当て、思考する。
 …いや、考えるフリをしている?

鳳翔「ケッコンカッコカリには、高い練度が必要ですからね。自ずと、今の時点で練度の高い娘が候補になるんでしょうね」

 …

鳳翔「…或いは、今まさに、ケッコンするために練度を上げているのかも」

 !!

 あまりに露骨に反応してしまったのだろう。鳳翔は可笑しそうに笑った。

鳳翔「…いえ、分かりません。人間、自分の心すらままならないもの。まして他人の心なんて、どうして理解できましょう」

 で、ですよね、あはは…
 ビールおかわり。

鳳翔「はい、はい」

 空のジョッキが退けられ、代わりに琥珀色の液体が並々注がれたジョッキが置かれる。
 半分以上飲んだ辺りで、突然館内放送が鳴った。



『鎮守府近海に接近する、中規模の深海棲艦隊を発見。迎撃A班、迎撃B班は直ちに出撃、哨戒隊と合流されたし。繰り返す…』



鳳翔「あら、大変」

 あ、A班って私だ。水一杯貰えます?

鳳翔「はい、気を付けてね」

 残ったビールを一気に飲み干し、水を流し込むと、私は出撃ゲートに走った。

 …最初の違和感は、お店を出た瞬間。
 後ろ手に戸を閉めた時、冷たい風が吹いた。と同時に、下腹部に違和感を覚えた。

 …おしっこしたい。

 とは言え、まだ後回しにできる程度。何より今は戦闘に向かわねば。
146 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/21(土) 01:31:03.78 ID:k+fHpzek0


 はぁっ…はぁっ…

 ヤバい…アルコール舐めてた…
 ゲートに並びながら、私は冷や汗を流していた。

時雨「川内さん?」

 な、何?

時雨「どうしたの、具合でも悪いの? 何だか、足元がおぼつかないけど」

 あっ、いや、大丈夫。さっきまで飲んでたから

時雨「お酒? 珍しいね」

 ま、まあね…

 下腹が痛い。膀胱がパンパンに膨れている。押したら分かる程に溜まっているだろう。もっとも、今押したら間違いなくアウトだろうが。
 やっぱり、今のうちに済ませておくか。そう思い、列を離れようとしたその時、目の前のシャッターが開いた。僚艦たちに押されるように、私はゲートをくぐった。

 はぁっ…は、早く、艤装を…

 そわそわと足踏みしながら、いつもより遅く見える運搬クレーンを睨んだ。艤装を付けさえすれば、当面は尿意に苦しまなくて済む…

 っ、あぁっ!

時雨「だ、大丈夫かい? 何なら、他の人と代わったら」

 良いって!

時雨「っ、ごめん…」

 その時、ようやく最初の艤装…機関部が、目の前に降りてきた。
 殆どの艦は煙突と旗艦部が一緒になっていて、背中に背負うようになっている。時雨も同様だ。ところが、中には旗艦部が脚部の艤装に含まれているものもある。代表的なのは殆どの空母だ。そして川内型もまた、トレードマークの四本煙突をあしらったブーツ型推進器に、旗艦部を内蔵していた。
 展開した艤装に足を入れると、燃料を満載したタンクが身体に接続された。同時に、あんなに激しかった尿意が嘘のように引いていった。
 私は上昇する体温に蒸発していく額の汗を拭うと、時雨に向かって気まずそうに笑った。

 …ごめんね、ちょっとピリピリしてた。

 カタパルトに夜偵を装填すると、最後のゲートが開いた。
 後続の僚艦に聞こえるよう、高らかに宣言する。



「川内、水雷戦隊、出撃します!!」



147 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/21(土) 01:31:40.73 ID:k+fHpzek0


川内「…で、今に至ると」

 独りごちて、私は思わず縮こまった。
 結構な規模の敵艦隊とかち合ったのは覚えている。大方片付けて、追撃を泣く泣く見送ったのも、逃げた振りをした重巡に直撃弾を喰らったのも、はっきり覚えている。しかし、そこから先の記憶が無い。
 気が付くと、私は入渠ドックの中、修復槽の底でのびていた。

川内「…っ、あ…」

 生温い修復剤の中、体がカタカタと震える。艤装を外され、意識を取り戻した今になって、これまでの尿意がまた蘇ってきたのだ。
 目の前の時計には『03:24:41』、つまりまだ三時間以上はここから出られないという事実が表示されている。

川内「あ…ヤバ…」

 誰もいないのをいいことに、恥も外聞もなく股間を両手で押さえる。膀胱が痛い。痛いを通り越して、痺れてきた。

川内「駄目…おしっこ、駄目…」

 きょろきょろと辺りを見回す。修復槽の外は、雑誌やゲーム機が散らかったタイルの床。冷や汗が額を伝う。ドックの隅でしようか? でも、流れたおしっこが雑誌やら何やらに付いたら…

川内「く、ぅぅ…っ」

 膀胱の出口が開きそうになり、私は手に力を込めた。よく見ると、壁際に排水口がある。掃除用か、何でも良い。ちょっと浴槽を出て、そこにおしっこしよう。
 そう決めて、修復槽を這い出た。

川内「はっ、はっ、はやっ、早くっ」

 よろよろと排水口に向かって歩く。タイルを踏むたびにお腹が揺れ、溜まりに溜まった中身が出口を殴りつける。太ももが震えてきた。早く、しゃがんでおしっこ、おしっこして…



「百万石の〜誓いよぉ……違うわね」



川内「!!」

 蹴られた犬めいて、私は再び修復槽に転がり込んだ。じゅわっ。

川内「な、何でよぉ…」

 尿道を擦る一瞬の感触を必死に抑え込みながら、ぼやいた。排水口から、間違いなく声が聞こえた。恐らく、隣のドックで入渠している艦娘だ。涙の滲む目で、改めて排水口を見る。よく見るとそれは壁を跨いでおり、二つで一つを共有しているようであった。
 しゅうぅっ、しゅっ…

川内「はぁっ、いやぁ…」

 腿にきつく挟んだ手に、ひんやりした水流が当たった。全身ががたがたと震える。感覚は殆ど残っていないが、分かる。必死に閉じた尿道の口の、すぐ内側まで迫っている。そして、今まさに、最後の門をこじ開けて…

川内「…」

 ゆっくりと、股から手を離した。それから躊躇いがちに、脚を広げた。

川内「ッ……ヒクッ…」

 浴槽の壁に深くもたれ、液面から目を逸らすように天井を見る。そして…
148 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/21(土) 01:32:39.42 ID:k+fHpzek0
川内「…ぁ、出ちゃ」

 ……じゅわっ
 しゅうぅぅぅぅ……

川内「ぁ、や、だめ…あっ、あ、ぁ…ぁ……」

 ぅぅぅ…っ、しゅっ、しゅうぅっ…

川内「ッ…グスッ……ッ、ヒッ…」

 最初、尿道の先まで食い込んだ分だけを出せば良いと思っていた。少し出せば、入渠が終わるまで我慢できると。しかし、甘かった。
 限界まで我慢したせいで、じれったいまでに勢いのないおしっこは、にも関わらず中断を受け付けなかった。止めては溢れ、止めてはこじ開け、尿道を擦って修復剤に流れ出す。
 結局、私は諦めた。

川内「やぁ…ッ、おしっこ、おしっこ止まらない…あっ、ぁ…」

 しゅわしゅわしゅわ…
 しゅぅぅぅ…
 しゅるっ…

川内「ッ…クッ……」

 じゅっ…
 ……ぷるるっ。

川内「ヒクッ…ヒッ…」

 涙が零れる。悲しくて、惨めで、それでも我慢から解放された身体は心地良かった。

川内「グスッ、お漏らししたぁ…ヒクッ、ドックで、おしっこしちゃったぁ…」

 めそめそと泣いていると、不意に再び尿意を覚えた。

川内「やぁ…まだ、残ってるの…」

 もう自暴自棄だった。先ほどと同じ姿勢になり、尿道の力を抜く。ところが

川内「…出ない…おしっこ、出ない」

 我慢できる域に落ち着いたせいか、今度は理性が勝ったようだ。
 私はうんうん唸って、お腹に力を入れた。

川内「んっ…んん…おしっこ出ない…んっ」

 しばらく頑張った後、私は諦めた。我慢できるならするし、できないならこのまましてしまおう。
149 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/21(土) 01:33:07.26 ID:k+fHpzek0
 修復槽の中に目をやると、薄青色だった液に一筋の黄色い靄が走っている。当然、その片端は私の脚の間から出ている。自棄になって掻き回すと、液が緑に染まった。

川内「グスッ…提督…」

 呟いて、はっとなった。

川内「…提督」

 あの指輪は、誰に渡すんだろう。元々練度が高い娘はたくさんいる。でも、最近になってその仲間入りをしたのは……私だけ。

 ……期待しても、良いのかな?

 気が付くと私は、片手を自らの秘部に伸ばしていた。指で触れると、あの時彼に強引に破られたところが、ちくりと痛む。

川内「んっ…」

 入り口をそっとなぞる。自慰の仕方はよく知らないけど、最後に気持ちよくなれば良いんだと思う。
 膣内まで踏み込む決心がつかず、膣口を何周も指でくすぐる。と、上の方にある小さな突起に触れた。

川内「あ、ん…ここが、陰核だっけ…」

 そっとつまむとぞくぞくと腰が震えた。頭がぼうっとして、視界が霞む。

川内「てい、とく…」

 いつの間にか、目の前に提督がいた。陰部を弄る手が、彼のものに変わる。彼は遠慮無く指を膣内に突っ込んだ。

川内「ああぁっ!」

 激しく、あの日のように、激しく、淫らな穴を掻き回す。始めから私のことを知り尽くしているように、気持ちいいところを強く、強く攻め立てる。

川内「あんっ、あっ、ていっ、提督っ、んあぁっ!」

 腕を抱き締めて縮こまる私に構わず、指は動き続ける。脳味噌が蕩けて、下半身に大きな性感の波が迫る。
 ふるり。体が震えた。

川内「っ、やっ、だめっ、おしっこが、おしっこ出ちゃっ」

 …私の中の『提督』が、何かを囁いた。

川内「んああぁっ!!」

 視界が白く弾けた。全身の血が引き、弛緩しきった身体の中、腰だけが激しく痙攣し、熱い膣の肉が指を痛いくらいに締め付けた。

川内「あっ…ああぁっ…」

 浴槽の底で小さく丸まって、全身を駆け巡る快楽を感じる。やがてその波が引き、下半身から力が抜け、そして…

川内「…ぁ」

 しゅわぁぁぁ……

 ぴったり閉じた太ももの隙間から、黄色い煙が立ち上る。果てた身体では止められないし、止める気もない。

川内「あぁ…おしっこ、気持ちいい…」

 だらしなく脚を広げ、股間を突き出した。そうして尿道から迸ったおしっこが修復槽を汚すのを、恍惚とした気分で眺めていた。
150 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/21(土) 01:35:01.61 ID:k+fHpzek0


提督「…川内」

川内「何、かな」

 夜の執務室。私を呼び出した提督は、おずおずと口を開いた。

提督「川内、その、お前が良ければなんだが…」

川内「!」

 どきん。

提督「…お前には、とんでもないことをしてしまった。今更許してもらおうなんて、虫のいい話だって分かってる。だが、それでも私…僕は」

 彼は、一歩、私に向かって足を踏み出した。



 私は……一歩、下がった。



提督「! …そうか」

川内「! いや、そんな」

 提督は悲しそうな顔をした。私は、思わず首を横に振った。

川内「ち、違うの! 怖いんじゃないのに…体が、勝手に」

提督「良いんだ」

 彼は、優しく言った。

提督「今はまだ、許してくれなくとも…いつか…たとえどれだけ先の話でも、お前が僕を拒まずにいてくれるようになれば」

川内「私は、もう」

提督「いや、良いんだ。…戻ってくれ」



神通「ね、姉さん…?」

川内「何?」

神通「もうすぐ哨戒ですよね。その、飲み過ぎでは…?」

川内「良いじゃん、ここの所喉が渇いてさ」

 言いながら私は、空になったスポーツドリンクのボトルをゴミ箱に放った。既に二本目。さっきから下腹部が重い。

川内「…あ、もうこんな時間。そろそろ行ってくるね」

神通「ええ、お気をつけて」

 立ち上がって、思わず固まった。

川内「っ、くぅ」

神通「姉さん?」

川内「ふぅ…何でもない。じゃあ」

 訝る神通から逃げるように、出撃ゲートに向かった。
 膀胱で暴れる液体を感じる。今度は我慢できるかな。それとも、また…
 トイレの前を通りかかる。まだ時間に余裕があるが、私はわざと無視した。一歩一歩歩くたびに尿意が増し、耐え難い刺激となって心臓を打つ。でも、それは期待感と、一種のときめき。

 ……汚物に染まった狭い修復槽の中でなら、また、私は。
151 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/21(土) 01:36:01.45 ID:k+fHpzek0
『最初の失敗』ならびに今夜はここまで

E7終わり! 閉廷! 以上! みんな解散!

後の堀は今後のイベに取っときます
152 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/21(土) 01:54:39.56 ID:k+fHpzek0
言い忘れてた



戦争なんかやめよう!馬鹿らしいよ!みんな平和が一番!

LOVE and PISS!

153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/21(土) 01:55:36.67 ID:infhoO43o
おつにぅ
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/21(土) 02:11:02.76 ID:4Jk4DWDMO
これはいい尿だ
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/21(土) 06:36:12.88 ID:WYx2U8pdo
にうー
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/21(土) 10:13:07.39 ID:21JHLZ0Co
乙おめにう
157 :真真真・スレッドムーバー :移転
この度この板に移転することになりますた。よろしくおながいします。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)
158 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/24(火) 23:36:45.74 ID:9DVK31hm0
『特製極甘ミルクチョコレート夕雲風味』



夕雲『今夜…仮眠室に来てくださる?』



 …と言われて、私は仮眠室に向かった。と言っても、夕雲が待っているのはいつもの憲兵詰所ではなく、出撃ゲート横にある整備班の休憩する部屋だ。艦娘たちはよく、姉妹艦が帰投するのをそこで待っているのだそうだ。

憲兵「夕雲、いるかい…」

 小声で呼びかけながら、そっと扉を開いた。
 古びた電灯の照らす畳敷きの部屋で、彼女は待っていた。

夕雲「こんばんは、お兄さん」

憲兵「ああ」

 彼女は立ち上がると、部屋の隅に置いてある冷蔵庫に歩み寄った。それから、中からラップのかかった深いグラスを取り出した。中には、暗褐色の液体が三分の二程入っている。

憲兵「それは…」

夕雲「ほら、今日はバレンタインデーでしょう?」

憲兵「ああ…」

 昼間の巻雲の行動は、青天の霹靂だった。あの後、その場にいた連中に締め上げられ、えらい目に遭った。
 彼女から貰った大きなハート型のチョコは、半分ほど齧って宿舎の冷蔵庫に仕舞ってある。

夕雲「だから、私からもお兄さんに」

 言いながら、グラスを電子レンジに入れた。

憲兵「それ、熱くして大丈夫なのかい?」

夕雲「ラテ用のグラスだから熱いのも大丈夫。それに。ぐつぐつ煮るわけじゃないわ。ほんの少し…」

 つまみを操作して、チョコレートを温める。静かな室内に、レンジの駆動音が響く。

夕雲「…これでよし」

 取り出したグラスからラップを剥ぐと、小さく湯気が上った。軽く揺すると、中身がとろとろと波打った。

憲兵「ホットチョコレート、かぁ」

夕雲「ええ。でも、まだ完成じゃないわ」

 そう言うと彼女は、おもむろにグラスを差し出した。

憲兵「あ、はい…」

 受け取ると、彼女は自らの服に手をかけた。

憲兵「えっ」

 ジャンパースカートの上を解き、ブラウスのボタンを外す。少しずつ開いていく胸元は、既に裸。
 スカートの間際まで外すと、ブラウスを大きくはだけた。剥き出しの乳房が、白く妖しく輝いた。

夕雲「さあ」

 彼女は私の手からグラスを取り返すと、顔の前に掲げた。そして、ゆっくりと傾けた。

夕雲「んっ…」

 とろり。透明な器から暗褐色の細い滝が滴り、白い首筋に落ちた。それは鎖骨の辺りにわだかまると、すぐに溢れて丸い胸の膨らみを横切った。粘り気の強い液体はゆったりと乳房の白を塗りつぶしながら、紅い先端へと迸る。

夕雲「はい、夕雲特製のミルクチョコレートよ」

 つんと前を向いた乳首に、流れの先端が辿り着いた。行き止まりに、甘い雫が形作られる。どんどん大きくなっていく。大きくなって、重くなって、滴り落ちる…

夕雲「…召し上がれ」

 落ちんとするその雫に、むしゃぶりついた。
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/25(水) 08:04:51.06 ID:eY7KBR68O

舐めたい
160 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/26(木) 00:52:09.06 ID:XUm/yWKv0
夕雲「あんっ」

 乳首に吸い付き、チョコレートの雫を舐めた。このまま味わっていたいところだが、既に更に下まで垂れたものもある。畳を汚すまいと、顔を下に遣った。
 温かいチョコレートの流れは、へそのあたりまで達していた。畳に膝を突き、下から掬い上げるように、舌で受け止める。

夕雲「んふふっ…」

 くすぐったそうに笑いながら、自らの身体にチョコレートを垂らし続ける夕雲。
 どろりとしたそれは、巻雲に貰ったのに比べると甘さを抑えた味わいで、ミルクチョコレートと言うよりはビターチョコのように感じた。

夕雲「ん、これで全部…」

 新たに流れてくる分が無くなると、少しずつ顔を上へとずらしていく。ほのかに汗ばんだ肌の上で、熱を失ったチョコレートは薄く固まっていた。

憲兵「あ…む」

 肌を傷つけないように気をつけながら、前歯で削ぎ落とす。いつも感じていた、香を焚いたような香りが、甘味の中に濃く溶け込んでいる。彼女を抱いた時、いつも安らぎをもたらすそれが、今は強烈な刺激となる。

憲兵「はぁ、はぁっ…む、ん」

夕雲「あぁ…はぁん…」

 歯が擦れ、舌が這うと、夕雲は悩ましげに息を漏らす。
 柔らかい腹から上へ進み、胸の辺りまで達したところで、不意に彼女は言った。

夕雲「…本当は、まだ完成じゃないの。ミルクチョコレート…」

 両腕を私の首に回すと、彼女はその場に正座した。引っ張られるように膝枕に寝そべると、彼女は茶色に塗られた乳房を鼻先に垂らした。

夕雲「さあ、吸って御覧なさいな」

 言われるまま、チョコに覆われた乳首を口に含んだ。固まったチョコレートを口の中で溶かしながら、いつもしているように吸った。

憲兵「…?」
161 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/26(木) 00:53:14.43 ID:XUm/yWKv0
 最初、自分の唾液だと思った。口の中の液体が、にわかに増えたのだ。しかし、すぐにそれが唾液とも、チョコレートとも違うことに気がついた。
 もう一度吸う。と、温かな液体が、彼女の乳首から噴き出した。

憲兵「!?」

 慌てて飲み込み、口を離した。

憲兵「ゆ、夕雲っ、まさか」

夕雲「ふふっ、気がついたかしら」

 頬を赤らめながら、微笑む。

憲兵「でも、そんな…まさか、この間のでデキて」

夕雲「そうじゃないわ」

憲兵「だったら何かの病気じゃ」

夕雲「病気でもないの。女の子はね、ずっとおっぱいを吸われていると、おっぱいを出さなきゃって体が反応するの。子供がいなくても、ね」

憲兵「そ、そうなんだ…」

 ほっと胸を撫で下ろす。それから、ふと夕雲が母乳を出せるようになるまでの経緯を思い、急に恥ずかしくなった。もっとも、主なのは彼女の妹たちだというのは分かっているのだが…
 気まずい心中を察したのか、彼女は私の上半身をそっと下から持ち上げた。

夕雲「遠慮しないで、お兄さん。貴方も、私の大事な家族なのよ」

憲兵「…」

 遠慮がちに、また乳首を咥えた。吸いだした『ミルク』は、心なしか蜂蜜のように甘い。
 夕雲は首元に貼り付いたチョコレートを剥がすと、自分の口に入れた。

夕雲「…ん、このくらいの味」

 そう言いながら口の中で溶かすと、おもむろに乳房を離し、唇を重ねた。

夕雲「んっ…」

 融けたチョコと夕雲のミルクが、二人の口の中で混ざり合う。甘い甘い『ミルクチョコレート』を、唾液に溶けてなくなるまで、互いの舌でかき回した。

夕雲「っ……は、ん…」

 口を離した。深く呼吸した夕雲の視線が、ある一点に向いた。

憲兵「…」

夕雲「…ふふっ」

 彼女は妖しく微笑みながら、ズボンのボタンに手をかけた。
162 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/26(木) 00:53:58.46 ID:XUm/yWKv0
訂正

×『ズボンのボタン』→○『ズボンのベルト』



今夜はここまで
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/26(木) 01:20:44.63 ID:Xh78t4Tio
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/26(木) 10:39:26.38 ID:o5BlSbhJO

いいぞ
165 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/29(日) 01:24:39.70 ID:OdzIqXeZ0
 片手で器用にベルトとズボンのホックを外し、下着ごと引き下ろす。服の下で膨れ上がったイチモツが、勢い良く上を向いた。
 夕雲はそれを優しく握ると、ゆっくり上下に扱き始めた。

夕雲「さぁ…まだ出しちゃ駄目よ…」

憲兵「っ…」

 柔らかい掌に、腰が跳ねた。彼女の言う通り、ここで射精する訳にはいかない。じわじわと迫る快感をごまかすように、強く乳を吸った。

夕雲「あんっ、もう…」

 …甘い。おいしい。
 物心ついた頃にはもう普通に食事していたし、母親の乳を吸っていた頃のことなんてまるで記憶に無い。母乳の味なんて当然覚えていないし、知りたいとも思わなかった。しかし夕雲の乳房から湧き出すミルクは、舌に絡みつくように甘く、後引くように味わい深く、こんなに美味しいものをどうして今まで知らなかったんだろうと心から思った。
 ずっと吸っていると、やがて出なくなってきた。もう片方の乳房に移ろうと、口を離す。

憲兵「っ、あ…!」

 途端に意識が下半身に戻った。腰ががくがくと震え、尿道へ熱がせり上がってくる…

夕雲「だぁめ」

憲兵「い゛っ!?」

 竿の根本を思い切り握られ、思わず叫んだ。

夕雲「出すなら、こっちよ」

 膝枕から私を下ろすと、彼女はその場に立ち上がった。スカートの中に手を入れると、見せつけるようにタイツとショーツを引き下ろした。太ももの間からショーツのクロッチに、透明な糸がつうっと引いた。

憲兵「そう、だね」

 膝のあたりにわだかまるズボンのポケットを漁ると、突撃一番の包みを出した。

夕雲「まぁ、準備が良いのね」

憲兵「夕雲だって、最初から『そのつもり』だったんだろう?」

夕雲「それは…そうね」

 くすくす笑うと、下を全部脱いで私の腰に跨った。包みを受け取ると、中身を上を向いた肉棒に被せる。

夕雲「じゃあ、今度は私を満足させて頂戴ね。…んっ」

 スカートの中、じっとりと濡れそぼった秘部に、肉棒が沈んでいく。

憲兵「はぁっ…触ってないのに、随分濡れてる…」

夕雲「あれだけおっぱいしゃぶっておいて、なにを言って…あんっ」

 言い終える前に下から腰を突き上げる。夕雲が嬌声を上げ、膣がきゅっと締まった。

夕雲「っ…もう、がっついちゃ駄目よ」

 胸に両手を置くと、腰を振り始めた。

夕雲「んっ…んっ、あんっ、ん…」

憲兵「あぁっ、夕雲…はっ」

 体を起こし、揺れる夕雲の肩を抱き寄せる。彼女は乳房を手で包むと、私の顔の前に差し出そうとした。

夕雲「ほら…こっちも、はぁっ」

 精一杯腰を曲げ、上下する乳首に口をつけようとする。が、いかんせん身長差がありすぎて、首が届かない。
166 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/29(日) 01:25:15.98 ID:OdzIqXeZ0
夕雲「んっ、あぁっ」

 結局諦めて、互いの肩に手を置いた。

夕雲「あんっ、やんっ、んっ、あぁっ」

 甘い前戯にすっかり出来上がっていたのか、今までよりも反応が良い。一つになったところに、熱い蜜がとろとろと溢れてくる。
 ふと手を見ると、肩に垂らしたチョコレートが付いていた。汗ばむ夕雲の白い肌には、まだ鳶色が残っている。

憲兵「あ…」

 首を曲げ…その肌に、そっと噛み付いた。

夕雲「はあぁんっ!」

 一際大きい声を上げ、夕雲が悶えた。チョコレートを削ぎ取ろうと舌を這わせると、びくびくと膣内が震えた。

夕雲「あっ、はぁ、あんっ、あっ、あ、あっ、イっ」

 短く、高い叫びを重ねる度、ペニスへの締め付けが増していく。そして

夕雲「イくぅぅ……っっっ!」

 きつく抱きついて、夕雲はイった。強く収縮する膣内に、たまらず私は射精した。

憲兵「はぁ…はぁ…」

夕雲「あぁん……んん…」

 ペニスが抜け、精液の詰まったゴムがずるりと外れた。

夕雲「…」

 彼女はそれを一瞥すると、何を思ったかひょいと拾い上げ…

夕雲「…あむ」

 口に咥え、ちゅるりと中身を吸った。

夕雲「っ、ぅえっ、げほっ」

憲兵「ちょっ、な、何して」

夕雲「秋雲さんの本で、女の人がこうしてたから…」

 顔を顰めながら、口の中に残った精液を飲み込む。

夕雲「んく……ふぅ、慣れないと美味しくないわね」

憲兵「慣れるもんなのかな…?」

 ぼやいていると、不意に彼女が私の頭を両腕で抱えた。

夕雲「はい、お兄さんはこっち」

憲兵「!」

 剥き出しの乳房に顔を寄せる。先ほど吸い尽くした方とは逆の乳首を口に咥える。

夕雲「んっ…そう、いい子…」

 小さな手に頭を撫でられながら、甘い乳を吸った。興奮はしない。寧ろ、昂ぶっていた官能がすっと落ち着いていくのを感じる。
 声が聞こえた。耳を澄ますと、夕雲が子守唄を歌っていた。きっと、妹たちを寝かしつける時に歌う歌なのだろう。
 赤ん坊の頃…母は、こんな風に歌ってくれたに違いない……

憲兵「…っ」

夕雲「坊やのお守りは どこ行った…」

 こみ上げる感情を押し隠すように、彼女に強く抱きついた。食べ残しのチョコレートと、素肌から立ち込める、むせ返るような甘い匂いに包まれて、私は眠りに落ちていった。
167 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/29(日) 01:26:35.92 ID:OdzIqXeZ0


「…もしもし」

憲兵「Zzzz…」

「おーい、大丈夫かい」

憲兵「…何を……っっっ!!?」

 慌てて跳ね起きた。いつの間にか夕雲はいなくなっていて、一人眠る私の体には毛布がかけられていた。

「あんた、憲兵さんだろ? 早いとこ戻ったが良いんじゃないかい」

憲兵「そ、そうですね、失礼しました」

 服を直して立ち上がる。そうして、私に声をかけた男を見た。鎮守府でよく見かける顔だ。確か、明石の下で艤装や装備の調整をしていた。朝の出撃の前に、点検に来たのだろう。

憲兵「では、これにて」

「ああ、お疲れさん」

 ひらひらと手を振る男を尻目に、部屋を出た。一旦宿舎に戻るか、それとも詰所に直行するか…いや、まずは便所だな。母乳の飲み過ぎで、腹の調子がよろしくない。
 そこまで考えて、夕べの『ミルクチョコレート』の味を思い出して、顔が熱くなるのを感じた。
168 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/05/29(日) 01:30:09.13 ID:OdzIqXeZ0
『特製極甘ミルクチョコレート夕雲風味』及び今夜はここまで

過去作のコメントでぐっと来たのも採用していこうと思ってます。次はそれで
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/29(日) 07:28:30.76 ID:3qfzfQRdo
乙にう
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/29(日) 08:41:03.78 ID:xCMiQ6vHo
にう!!
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/29(日) 10:22:45.27 ID:JkU+Fr1Ho
乙ー
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/29(日) 10:25:53.70 ID:SFAQ0D4To

夕雲、巻雲以外の夕雲型も見たいなー
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/30(月) 00:40:50.11 ID:LfvWh//b0
おっ?明石と工員の絡みが見れるかな? 前々スレ 時々叢雲編 111コメ主
174 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/06/01(水) 01:18:09.12 ID:JW5f/JdJ0
「…さて、と」

 腹を押さえてそそくさと去っていく青年憲兵を見送ると、俺は出撃ゲート前に向かった。閉じたシャッターの上では、これから艤装を纏って出撃する艦娘たちの名前が、電光掲示板に表示されていた。

「ふむ、今日も編成は軽めか」

 呟きながら、シャッターの横の小さなドアに鍵を挿した。滑りの悪いノブを捻り、ドアの向こうに滑りこむ。
 自動ロックの音を背中で聞きながら、ゲートを見回した。既に水路への注水が始まり、頭上ではクレーンに装填された艤装や兵装が最後の点検を受けていた。むせ返るほどのオイルの臭いの中、周りの風景と不似合いなほど愛らしい姿の妖精が、忙しく飛び回っている。装備類の点検は彼(彼女?)らの仕事だ。
 そして、水路の手前に立って妖精たちを指揮しているのは



明石「次、演習隊! 航空甲板に気を付けて…」



「おはよう。今日こそ一番乗りだと思ったんだが」

 後ろから声をかけると、はっと彼女は振り向いた。

明石「おはようございます。手が抜けない仕事ですからね。かけられる時間はかけとかないと」

「ちゃんと寝たのかい」

明石「大丈夫です。今日も絶好調ですよ」

 そこまで言うと、明石は……俺の『相方』は、にっこりと人懐っこく笑った。

明石「今日も頑張りましょうね。……先生」



技師「ああ、頑張ろうな」



175 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/06/01(水) 01:19:34.01 ID:JW5f/JdJ0


『バツイチ、子持ち、親権無し、今年本厄』

176 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/06/01(水) 01:21:19.84 ID:JW5f/JdJ0
 先生などと呼ばれているが、俺のほうが部下だ。嫁に見限られ、勤め先の工場も潰れてふらふら彷徨っていた俺は、半ば転がり込むようにここに来た。門の向こうに、小さなヒトの形をした奇妙な生き物が、ふわふわ飛び回っている幻覚を見たからだ。
 門番に連行されて『提督』とやらに引き合わされると、それが幻覚ではないこと、妖精と呼ばれる、限られた人にしか見えない存在であることを知らされた。提督にさえ、それが見えるとは限らないという。そして、妖精を見ることができる存在は貴重であるとも。
 自動車の修理工場に勤めていたと告げた時の喜びようと言ったら、こっちが困惑するほどだった。あれよあれよと話が進み、書類にサインし、何と寝床の用意までしてもらい、そうして新たな仕事場を紹介された。
 辿り着いたのは工廠と呼ばれる、鎮守府内に造られた工場。高専時代に見たきり、或いはそれ以上の最新機器の数々。そして、彼女がいた。



技師「でな、俺が思うに、あの緑髪のお嬢さん…」

明石「夕雲さん?」

技師「そう、その娘とあの憲兵の兄ちゃんはデキてるな」

明石「えぇ? 伍長なら、巻雲ちゃんに懐かれてるって聞いてるけど…」

 就業後。皆とっくに寮や宿舎に戻っている頃だが、俺は明石ともども工廠の休憩室で駄弁っていた。

明石「…あ、そうだ。昨日渡したチョコレート、食べてくれました?」

技師「ん? ああ、そりゃあもう」

明石「美味しかった?」

技師「ああ、美味かったよ。ありがとう。…つっても、まだ少し残してるんだが」

明石「えー、じゃあ今食べちゃいましょうよ。冷蔵庫?」

 頷くと、彼女は小さな冷蔵庫に這い寄った。
 冷蔵庫を物色する明石を尻目に、俺は部屋を見回す。六畳一間の休憩室。壁際には小さなテレビに冷蔵庫。ついでに湯沸かしポットに煎餅布団まで敷いてある。仕事の合間の息抜き用にしては、やたら生活感に溢れている。

明石「…あった」

 目当ての物を見つけたらしく、明石が近寄ってきた。

明石「どれどれ…なんだ、あとちょっとだけですね」

 ピンクの可愛らしい箱を開けると、白くコーティングされたチョコレートを一粒、つまみ上げる。

明石「はい、あーん」

技師「…マジで?」

明石「問答無用。ほら」

 渋々口を開けると、彼女はそれを放り込んだ。

技師「…甘い」

明石「そりゃそうですよ。どれ、私も一つ」

 銀紙に包まれたものを取り上げると、包みを剥がして中身を口に入れた。

明石「…うぇ、これウイスキーボンボンら」

技師「あっ、俺が楽しみにとっといたやつ!」

明石「にが〜い……取ってくらはいぃ」

技師「取れって、口に入れたもんをどうやって」

明石「こうやって……」

 彼女はいきなり俺の肩を掴むと

明石「んっ…」

技師「っ!?」

 唇を、重ねてきた。
177 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/06/01(水) 01:23:19.16 ID:JW5f/JdJ0


『海軍工廠勤務、某工作艦の部下。……兼、愛人』

178 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/06/01(水) 01:25:41.73 ID:JW5f/JdJ0
今夜はここまで

竿役増やすって決めた時点でロリコン憲兵にするのは決定だったけど、例のレス見てあっこれ書きたいと思ったので
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/01(水) 03:44:21.09 ID:diKq5Wrao

このメカニックは中年位なのかな?
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/01(水) 07:17:54.54 ID:LyJdYeRtO
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/01(水) 08:26:38.55 ID:gNnoAXbjO
乙ー
182 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/06/03(金) 01:11:23.89 ID:kJMofVdB0
 反射的に吸い込むと、砕けたチョコレートの破片がごろりと口の中に転がり込んできた。それから一拍遅れて、辛いウイスキーのゼリーがぬるりと滑りこむ。

明石「ん…むっ」

 口の中身を押し付けても、彼女は口を離さない。今度は逆に吸ってくる。
 誘われるように舌を挿れると、彼女の口内で舌を絡めあった。こびり付いた味を擦り付けるように、強く動かす。

明石「はぁ…っ、あぁ」

 ようやく唇を離した。数秒、見つめ合った。唇と唇の間に引いた糸が、はらりと畳に落ちた。
 再び、唇を重ねた。そうして、部屋の隅の布団に二人で倒れ込んだ。



 工廠を見学した俺は、早速この部屋に寝泊まりすることを目論んだ。
 工場勤務の頃から、しょっちゅう家に帰らずに仕事場で夜を明かしていた。嫁との仲が険悪になってくると、一層それは顕著になった。最後の時は、あいつが記載を済ませた離婚届を工場に郵送してきて、それでおしまいだった。そんなこんなで、家に帰るという習慣がすっかり薄れてしまったのだ。
 ところが、目論見は外れた。



明石「あんっ……は、んっ…」



 部屋には先客がいた。明石だ。まさか出て行けと言うわけにもいかず、素直に宿舎で寝泊まりしていたが、どうもこの娘、俺以上の仕事狂とでも言うか、たまに酒保の番をする以外に工廠を出ることが殆ど無かった。



明石「んっ…はぁ、むっ…ちゅ」



 いい加減心配になり、宿舎でゆっくり休むよう勧めたところ、部屋を横取りされるから嫌だと言われた。それも無くはないが今は純粋に心配だと言ったら、それなら自分が無茶をしないよう、一緒に泊まったらどうだと言った。
 布団は、一組しか無かった。



183 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/06/03(金) 01:12:13.26 ID:kJMofVdB0
明石「あぁん…」

 スカートの中に差し入れた指先がショーツの上から秘部をくすぐると、明石は声を上げてよがる。よがりながら、ズボン越しに股間を擦ってくる。時折思い出したように唇を貪っては、互いの性器をだらだらと弱く刺激しあう。



 初めて抱いた時、何故そんなことになったのか…まるで思い出せない。当然のようにどちらかが求めて、当然のようにどちらかが応じて、ことに及んで、そうして彼女が処女だったと分かって大いに焦った。それしか覚えていない。



 セーラ服、長袖のインナーと脱がして、ようやくご開帳。ノーブラときたもんだ。惚れ惚れするほど丸い乳房を掌に包むと、しっとりと柔らかく、指に吸い付くほどみずみずしい。

明石「あん…」

 組み敷かれた布団から身を起こすと、彼女はがちゃがちゃと服を脱がせにかかった。

技師「自分でやるよ」

 黒ずんだ油塗れのツナギに、汗と加齢臭の染み込んだ上下の下着を脱ぎ捨てる。明石も、袴めいたスカートとショーツを脱いで素っ裸になった。

技師「…」

 ふと、彼女と自分の体を見比べた。

明石「どうしたんですか?」

技師「…釣り合わねえなぁって」

明石「何がです?」

技師「だって、こんなしょぼくれたオッサン捕まえてよ…あんた、絶対後悔するぜ」

 くすり、明石が笑う。

明石「それ、何回目ですか。私は後悔なんてしませんよ」

技師「手遅れになってから恨まれても、困るんだよ」

明石「はいはい」

 適当に相槌を打ちながら、彼女は体を重ねてくる。剥き出しの乳房が、俺の胸でべったりと潰れた。

技師「…あぁ」

 仕事上がり、まだ風呂も浴びない彼女の体臭が、実に芳しい。

明石「んふっ……ねえ、今日、大丈夫な日ですよ」

技師「…」
184 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/06/03(金) 01:12:47.92 ID:kJMofVdB0
 返事も聞かず、彼女は俺の腰に跨った。細い指でいきり立った肉棒をつまむと、つるりとした秘部にその先端を誘う。蒸れるのと衛生的によろしくないと言うことで、そこは永久脱毛してしまったらしい。無精者の癖に、変なところは気にするものだ。

明石「はぁっ…」

 ゆっくりと、腰を沈める。すっかり形を覚えた女陰が、鞘のようにずっぽりとモノを呑み込んだ。
 腰を振り始める。

明石「あぁっ…んっ、はぁっ…」

 亀頭を膣の一番奥に叩きつけ、じっくり腰を上げて肉壁を擦り付け、すとんと落としてまた奥を打つ。柔肉に蜜が滲み、刺激は熱と重みを増していく。

明石「あっ…んっ、ん、んっ…っ、はぁっ」

 喘ぐ声と水の音が、同じくらい大きく響く。
 だんだんと、腰の動きが速くなってきた。

明石「はっ、はっ、んっ、あんっ、、っ、あ」

 声が上ずってきた。竿にまとわりつく肉が、ぴくぴくと震えてきた。

明石「んっ、あっ、あぁっ、んっ、んっっ」

 やがて、その動きがピタリと止んだ。

明石「ッッッ…!!」

 俯いて、肩を強張らせて黙り込む明石。肉棒を締め付ける膣の感触に、絶頂したことを知る。

技師「…イったか」

明石「んっ……はい…」

技師「そうか」

 短く答えると、俺は彼女の腕を掴んで引っ張った。

明石「きゃっ!?」

 倒れこむその体を抱きとめると、そのままぐるりと寝返った。

明石「…えっと」

 一転、見下されながら明石が頬を掻く。

技師「何だ、その、気分が乗ってきた」

明石「!」

 乳房を掴んだ。紅色の先端を指先で弄ると、硬く膨らんできた。
 唇を重ねた。そのまま、今度はこちらが腰を振り始めた。

明石「んんっ、っっ…っぷぁ、はあぁっ、あんっ」

技師「はぁっ…はっ」

 抉るように、膨れた肉棒を前後させる。ごりごりと肉同士を擦り合わせ、乱暴に快楽を貪る。

明石「あぁんっ、あっ、いいっ、つよっ、激しっ…ひゃんっ」

 つんと勃った乳首を唇で挟んだ。前歯で軽く噛むと、びくんと肩が跳ねた。舌先で転がしながら、もう片方の乳首を指で弄ぶ。

明石「はぁぁ…んっ、あ、あぁぁ…」

技師「っ、ふぅ…」

 一旦抽迭を止め、口を離した。

明石「…?」
185 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/06/03(金) 01:13:52.16 ID:kJMofVdB0
 きょとんとする明石の片脚を掴むと、ぐいと持ち上げた。

明石「いたたた」

技師「座り仕事ばっかりだから、体硬くなってんぞ。…俺もヒトのこと言えんが」

 持ち上げた脚を両腕で抱えると、ぐいと腰を突き出した。

明石「んあぁっ、深ぁっ…」

 股ぐら同士をぴったりくっつけて、棒を深く突っ込む。ぎりぎりまで腰を引いて、深く差し挿れる。雁首をざらざらの肉壁に、長く、隈無く擦り付ける。

明石「んあぁぁっ…ふあぁっ…あぁぁっ…」

 腰の動きに合わせて、蕩けた声が漏れる。

技師「あぁっ、もう、そろそろ……」

 下腹が熱くなり、腰が自然に速くなっていく。玉袋の裏の辺りにふわふわした感覚が生じ、たちまち強くなる。

技師「はっ、あっ、あ、出る、出すぞっ」

明石「出して、あぁっ、中に、いっぱいっ、いっぱい出してっ」

 どくん。肉棒が震えた。

技師「ふうぅっ……!」

 びくんびくんと陰嚢が竦み、熱い精液が明石の膣内へどくどくと噴き出す。ぎゅっと腰を押し付けると、精を飲み込む蜜壺がにわかに狭くなった。どうやら彼女もイったようだ。

明石「はぁぁ…熱い、熱いの、いっぱい出てる…」

 溜め息混じりに、彼女はうっとりと呟いた。
186 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/06/03(金) 01:15:04.84 ID:kJMofVdB0


明石「…した」

技師「何だって?」

 休憩室に併設されたシャワー室。当然、二人で入るには狭い。寒々しいタイルに水音の響く室内で、明石が何か言った。

明石「…結婚って、どんなものでした」

 僅かに声を張り上げる。

技師「やらなきゃ良かった」

 俺も水音に負けないよう声を上げた。

明石「そんなに酷い奥さんでしたか」

 細いシャワー室で、裸のまま抱き合っている。頭の上からは、熱い湯が絶え間なく降り注ぐ。

技師「まさか。いい女だったよ。だからこそ、折角の若い女ざかりに俺なんかの嫁になって…」

 嘲笑気味に、鼻を鳴らす。

技師「…喪った時間は、戻りゃしないんだ」

明石「…先生」

技師「あんたより年下だよ」

明石「先生ですよ。…私なんて、『昔』は意志の無い鉄の塊、今も、生まれてからずっと鎮守府暮らし。貴方は、私よりずっと長く人生を生きてきて、色んなことを知ってますから」

技師「…ろくなもんじゃねえ」

 ぼそりと呟くと、片手を彼女の腿の間に伸ばした。未だ乾かぬ秘部に、指を滑り込ませる。

明石「あっ、やっ…」

 中指で軽く掻き回すと、先ほど注いだ精液がどろりと溢れてきた。

明石「あん、勿体無い…」

 甘い声を零しながら、もぞもぞと身体を揺する。肌の上で、柔らかな胸がの膨らみが躍った。

技師「よせやい。あんたも後悔したくなかったら、もっとマシな相手を探すこった」

明石「その台詞だって、んっ…もう、何回目ですかっ…散々、私を抱いておいて…あんっ」

技師「うっ、そう言われると弱い…」

明石「それに」

 不意に、明石が俺の顔を見上げた。両手を差し上げ、掌で頬を挟む。

明石「似た者同士じゃないですか、私たち。…きっと、上手くいきますよ」

技師「…」

 膣内から指を抜いた。それから片脚を上げさせると、僅かに開いた入り口に亀頭をあてがった。
 目が合った。彼女は、微笑んだ。

明石「…ください」

 柔らかい尻を掴んで、ぐいと引き寄せた。欠けたところに過ぎたものが収まって、再び一つになった。
 悦びの声が響いた。
187 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/06/03(金) 01:19:38.96 ID:kJMofVdB0
『バツイチ、子持ち、親権無し、今年本厄、海軍工廠勤務、某工作艦の部下。……兼、愛人』及び今夜はここまで

明石のおっぱいって絶対艦娘屈指の柔らかさと揉み心地だと思うの
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/03(金) 01:23:02.43 ID:yDD7Yoieo

こういうのすごく良い
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/03(金) 06:33:50.58 ID:xtD4damVO
乙にう
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/05(日) 21:22:47.38 ID:WgW+8ikXo

いいのう
191 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/06/09(木) 23:12:56.45 ID:GB9F3QKc0
『二番艦の憂鬱』



 川内姉さんと提督がケッコンカッコカリをして、もう一月になる。
 この頃川内は、夜になるといつも提督の部屋に行ってしまい、朝まで帰ってこない。この間の半舷休暇の時など、朝から二人で鎮守府を抜けだして、次の日の早朝までとうとう帰ってこなかった。
 ただ、その反動か川内はそれっきり提督の部屋へは行かず、元通り私たちの寮で寝るようになった。

那珂「川内ちゃーん、もう電気消すよー」

川内「…ん、もうそんな時間? どれ、夜更かし駆逐艦がいないか見回りにでも」

神通「姉さん」

川内「何?」

神通「折角の姉妹水入らずですから。ね」

川内「…」

 向かいの二段ベッドの上から、こちらをじっと見つめると、やがて

川内「…じゃ、そうしよっか」

 電灯の紐を二度、引っ張る。橙色の豆球が灯り、三人の顔が薄闇に溶けた。

那珂「そう、ずっと聞きたかったの。提督との夜って、どんな感じなの?」

川内「どんなって言われてもなぁ……普通、なんじゃないの?」

那珂「気持ち良くなれる?」

川内「きっ!?」

 言葉に詰まる。救いを求めるようにこちらを見るのが分かる。

神通「今夜は無礼講、と言うことで」

川内「じ、神通ぅ〜…」

 渋っていたが、やがて諦めて、ぽつりと言った。

川内「…この間ね」

神通「…」

那珂「うんうん」

川内「初めて……一緒に、イけた」

神通「イけ…何ですって?」

川内「だ、だから、その」

那珂「……そっか。良いなぁ」
192 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/06/09(木) 23:13:40.65 ID:GB9F3QKc0
 呟いた彼女の声が、ぎょっとするほど沈んでいるのに、私は思わず黙り込んだ。

神通「…」

川内「…」

那珂「…うん? あ、何でもないよ。それでそれで? どこまでしてるの?」

川内「どこまで…どこまで? いや、それも普通かな……あ、でも」

那珂「! なぁに?」

川内「最近、提督のところに行ってないでしょ」

神通「そうですね」

川内「実はね、今度から付けずにシようってなって、今薬飲んでるの?」

神通「付けるって……それに、薬?」

那珂「へえ、そうなんだ」

 一人納得した様子の那珂。

神通「あの、どういうことでしょうか…?」

那珂「んー、つまり、今までは妊娠しないようにゴムを付けてたけど、今度からは付けずにシたいじから、代わりに川内ちゃんが妊娠しないお薬を飲んでるってこと」

神通「それは、体に害は無いのでしょうか?」

川内「うん、大丈夫だよ」

神通「それなら良いのですが…」

那珂「じゃあ、今はお薬が効き始めるまで待ってるの」

川内「そ。だから…また来週から、あっちで寝ることになるから。ごめんね」
193 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/06/09(木) 23:49:26.07 ID:GB9F3QKc0


 宣言通りその次の週、川内は風呂から戻ってくるなり

川内「…じゃ、また今夜から」

 と言い残して、提督の私室へと行ってしまった。



那珂「…また二人になっちゃった」

神通「ええ、そうね…」

那珂「あーあ、良いなあ。那珂ちゃんも愛に飢えてる感じ」

神通「…」

 川内はもう、向こうに着いた頃だろうか。ドアを開けると、提督が待っている。鍵を閉め、二人は抱き合い、それから…

神通「…っ」

 ずきん。胸が痛んだ。息を吸うと、今更のように心拍が速くなっているのに気付いた。針で何度も刺されたように、鋭く痛む。

那珂「ま、仕方ないけどね。電気消すよ〜」

神通「! あ、ええ」

 電気が消える。私は布団を被ると、冴える目を無理矢理閉じた。







神通「…」

 三時間程経っただろうか。もう日付も変わる頃だ。私は全く寝付けずに、ベッドに横になったままじっと黙りこんでいた。
 上の段からは、那珂の寝息が聞こえる。
 …私は、そっと体を起こした。そうして足音を殺して、部屋を抜け出した。
194 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/06/09(木) 23:49:54.54 ID:GB9F3QKc0


神通「…ふぅ」

 目当ての場所に来ると、私は長い息を吐いた。目の前には、何の変哲も無い木の扉。一体、自分は何をしているのだ。理性の叫ぶ声を聞き流して、本能のまま吸い込まれるように、その扉に耳を寄せた。





 静かだ。流石に行為も終わったのか。

神通「…いえ、これで良いのです」

 帰ろう。帰って、何事もなかったようにまた眠ろう。寝て起きたら、この胸のわだかまりも少しはマシになるだろう。
 そう思っても……あと一分、あと十秒と、扉の前を離れられない。
 早く、早く耳を離すのだ。でないと…



 …んんっ



神通「!」



 …提督、寝た?

 うぅっ…あぁ、何だ

 また大きくなって

 …よし、もう一回戦いっとくか



神通「あぁ…とうとう…」

 ぐずぐずしていたばかりに、この有様だ。



 ほら、ここだよ。今日から提督のは、全部ここに出すんだよ……んあぁっ



 そこから先は、言葉にならなかった。ただ水の滴るような音と、何かがぶつかり合う音と、獣じみた二人の喘ぎ声だけが、薄い扉を通して私の耳に入ってきた。

神通「あぁ……姉さん…提督…」

 くぐもったような物音。提督の『男』が、川内の躰を穿つ音。川内の躰の、この…

神通「…あんっ」

 寝間着の裾を捲り、そっと指を差し込む。とろり、熱い液体が指を濡らした。

神通「あ……嫌…私、こんなに」

 女の体に生まれ変わって、こんな思いをするのは初めてだ。胸が痛くて、体が熱く火照って、何故だかとても悲しくて、苦しくて、羨ましくて……

神通「……羨ましい…?」

 その時、扉の向こうで一際大きい声が上がった。



 あぁ…はあぁ……熱い…いっぱい、出てる……



 私はたまらず、その場から走り去った。
195 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/06/09(木) 23:51:31.69 ID:GB9F3QKc0
今夜はここまで

川内に梅雨グラをだな…
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/10(金) 01:10:25.86 ID:NtkboK9to

神通ちゃんは元々ピュア…だったのか!?
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/11(土) 02:39:59.66 ID:HY6Wsoxxo

捗る
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/13(月) 00:47:07.45 ID:DpWH8jN30
色々拗らせてあんな体質になったのか
199 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/06/14(火) 01:27:22.18 ID:2oJ0sIds0


神通「…私は、何を」

 今日も今日とて川内は提督の部屋に。……私は、扉の前に。
 いつものように扉に耳を寄せ、中の音に注意を…



「…あれ、神通ちゃん? 何してるの?」



神通「っ!!?」

 咄嗟に扉から体を離し、声の方を見る。

神通「あ……蒼龍、さん」

蒼龍「提督に用事? なら、突っ立ってないで…」

神通「あっ、いえっ、何でもないんです!」

 ノブに手をかけようとする彼女を、慌てて制止する。

神通「何でもないんです、本当に…」

蒼龍「そう…?」

 彼女は私の顔を怪訝な目で見ると、提督の私室の扉に目を遣った。そうして、何かに合点がいったようにああと頷いた。

蒼龍「なるほど、そういうこと」

神通「…?」

蒼龍「じゃあ、こうしよっか」

 そう言うと、いきなり私の肩に腕を回し、耳元で囁いた。

蒼龍「…今度のお休みの時、ちょろっと付き合ってもらうわね」
200 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/06/14(火) 01:28:57.61 ID:2oJ0sIds0


 そんなわけで、休日。蒼龍に言われた通り正面玄関で待っていると、蒼龍と飛龍、すなわち二航戦の二人がやって来た。

蒼龍「お待たせー……っと、これはやり甲斐がありそうだぁ」

飛龍「今日はよろしくね」

 二人の姿に、私はぎょっとした。
 蒼龍は白い生成りのふんわりしたワンピースに青緑色のカーディガンを羽織って、明るい革張りの鞄を提げている。飛龍は濃紺の細身のジーンズに、これまた細身の白いブラウスに、黄色いジャケット。金のイヤリングに、真っ赤な口紅が眩しい。

神通「ええと、お二人とも、その格好は…」

 そんな私はいつもの制服姿。流石に鉢金と手足の装束は外しているが…

飛龍「今日はね、私たちで貴女をプロデュースしちゃうよ!」

神通「ぷろ、えっ?」

蒼龍「詳しいことは移動しながら、ね」

 それだけ言って二人で両側から肩を捕まえると、戸惑う私を引っ張ってずんずん歩き出した。



神通「ええと…」

 電車を乗り継いで、やって来たのは繁華街。世間では平日らしく、規模の割に人通りは多くない。

蒼龍「神通ちゃんには、どういうのが似合うかな…」

飛龍「まずは希望を聞かないと。着てみたい服とか、ある?」

神通「えぇっ? か、考えたことも無いです…」

飛龍「私服とか持ってないの?」

神通「私服…その、和装ならいくつか」

蒼龍「いきなり聞いても困るって。まずはエスコートしてあげないと。神通ちゃんは…」

 私を一つのショーウィンドーの前に立たせると、マネキンと見比べる。

蒼龍「…うん、そうだね」

 やがて何か納得したのか、連れ立って一つの店に入った。

神通「あの、ここは…?」

飛龍「なるほど、エレガント系で攻めますか」

蒼龍「そ。その制服って、意外と色合いが派手でしょ。折角の素材を活かすために、敢えて落ち着いた感じでいってみようと思うの」

神通「その、今更なんですが」

蒼龍「うん?」

神通「今日は、お二人が私の私服を見繕ってくださるということなのでしょうか…?」

蒼龍「そうだよ。悩める神通ちゃんのために、ね」

 意味深にウインクすると、早速一着のシャツを取り上げて私の首から下にあてがった。

蒼龍「どう、可愛いかな」

飛龍「オレンジじゃない神通ちゃんって新鮮ねぇ」

蒼龍「この色には…このスカートとか、どう? ふわふわで」

飛龍「あ、良いかも」

 …そんなこんなで、私は二人にされるがまま、色々な服を取っ替え引っ替え当ててみたり、着てみたり。
 次にまともに口を開いたのは、会計の時。

神通「い、良いですよ私が払いますから」

蒼龍「良いから、付き合わせたのは私たちなんだから」

神通「ですが」

飛龍「そうそう。自分のお金は、いつか自分で欲しいものを買う時に取っときなさい」

神通「…あの…どうも、すみません」

蒼龍「気にしないの。さ、これから『最後の仕上げ』に行くわよ!」
201 : ◆eXipHdytqM [saga]:2016/06/14(火) 01:46:21.02 ID:2oJ0sIds0
 『最後の仕上げ』のために私たちが向かったのは、とある下着屋だった。

神通「えぇ…」

 今度ばかりは、さすがに気が引けた。
 蒼龍の押し付けてくる真っ赤な上下の下着セットを押し返すと、言った。

神通「あの、結構ですから」

蒼龍「何言ってんの。女の子は、中身が大切なのよ」

神通「そんな、どうせ誰も見ませんから」

蒼龍「見えない所で手を抜いてると、見えるところまで台無しになっちゃうんだから」

飛龍「それに、さ」

 不意に飛龍が口を挟んだ。

飛龍「良いじゃない、見せたって」

神通「えっ?」

 彼女は悪戯っぽく微笑むと、耳元で囁いた。

飛龍「……だって、好きなんでしょ」

神通「…!!」
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