小林オペラ「この裁判の逆転の逆転の逆転」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/31(火) 20:19:48.32 ID:aa7GqzznO
前スレです↓
ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1462460504/

前前スレです ↓
ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1460818882/


前前前スレです↓
ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1460390223/l50


前作です↓ニャル夫「真尋少年を誘拐したったwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1454167931/
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/31(火) 20:20:36.16 ID:aa7GqzznO
トイズ、それは選ばれし者の心に咲く奇跡の蕾

そして現れた大探偵時代。

それは、トイズを花咲かせた探偵と怪盗が美しさを競う会う時代であった。

だが、今や大アイドル時代

アイドル達もまた、美しき花を咲かせ競い合う時代。

その中にもう一つ、その花達とは比べ物にならない程に大きく輝き

美しき花達を摘み、残虐に殺してしまう花があった。

探偵はトイズを正義に使い

怪盗はトイズを悪事に使い

アイドルはトイズとエレメントを駆使し、人々に夢と希望を与える。

そして、サイコパスは―――トイズを殺人に使う

それらを凌駕し輝く為だけに大きなトイズを欲し続け

血で汚れた花畑の中心で、誰よりも美しく輝き続け人々を魅了し続けるのであった……



第四話  「紅い花畑の中心で」


3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:21:36.91 ID:aa7GqzznO


小林(前回の裁判から一ヶ月近く経った)

小林(神津が調べているサイコパスの調査が進められている…事は知っているが)

小林(何故か、今回ばかりは僕に情報が貰えない)

小林(僕だって無関係では無い筈だ。だからどうして情報をくれないのか神津に問い詰めた所)

神津『お前がおおいに関係しているからだ』

小林(…と、返答された。僕が関係しているなら、余計知るべきではないのかと思うが…)

小林(そこは神津も思う所があるのだろうと、観念して今に至る)

小林(…………)


4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:22:11.78 ID:aa7GqzznO

【小林オペラ横浜事務所  12月20日 午前10時11分】


小林「もうそろそろ、クリスマスか…」

小林(…思えば、彼女達とクリスマスを共に過ごすのは初めてな気がする)

小林(……そして冷静に考えれば、彼女達はクリスマスには実家に帰っている事であろう事に気づく)

小林(そうだよ、クリスマス以前に学園では冬休みだ。普通の生徒なら実家に帰っている事だろう)

姫百合「……ふぅ、小林さんもコーヒー入れますか?」

小林「うん。貰おうかな」

小林(…恐らくクリスマスにこの事務所に居るのは、今や学園の生徒では無い姫百合くんと…)

コロン「ウチもコーヒー頂戴!師匠と同じ奴やで!」

姫百合「ブルーマウンテンのブラックですけど、大丈夫なんですか?」

小林(この冬でも薄着のコロンくんかな……)

小林(油断すればスグに脱ぐ少女とこの事務所では最年少の少女…こういっちゃなんだが、非常に犯罪の臭いがする)

小林(僕だけでも、誤解を特にアンリエット会長からされないように彼女達をホテルに泊めて僕一人で過ごした方が無難じゃないだろうか?)
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:23:43.72 ID:aa7GqzznO

姫百合「…ああ、そういえば小林さん。クリスマスはどうするんですか?」

小林「ん?」

姫百合「いえ、ミルキィホームズの皆さんはそれぞれ家に帰られるでしょうし。私もずっとここに居るわけにもいきません」

姫百合「なので、私もそろそろ自分探しの旅を再開しようかと…」

小林「…うーん、それなら題無いと思うよ。彼女達ならクリスマスパーティを開くと思うし。それに君を呼ばない筈が無い」

小林「寧ろ、僕がどこかのホテルに泊まる事にするよ。元々そのつもりだったし」

コロン「ええー!?師匠はクリスマスパーティ参加しないん!?」

小林「はは…さすがに女の子が6人で男が僕一人だと、僕の居場所が無さそうだから」

小林「一応地元の友人を誘って飲みにでも行こうかなって。一応僕も成人だし」

小林(お酒は飲めないけど)

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:24:47.54 ID:aa7GqzznO

姫百合「……………」フムッ

姫百合「…多分、無理だと思いますけどね。それ」

小林「え?」


バッタァアアンッ


シャロ「先生!大変です事件ですよ事件!」

コーデリア「私達!茉莉音ちゃんのクリスマスコンサートに招待されましたの!」

ネロ「以前、依頼で助けたお礼なんだってさ。開始5分で無くなったチケットをタダでくれるなんて。」

ネロ「本当、転売したらいくらくらいになるやら」

エルキュール「そ…その……だから…その……小林さんと…ヒメさん…も」オドオド

小林「うっうわっ、待って。落ち着いて君達」

シャロ「落ち着けませんよ!だって!あの茉莉音ちゃんのコンサートなのですよ!?それもクリスマスの!」

ネロ「関係者である僕達も、思いっきりはしゃがないとねーその日」

姫百合「…茉莉音さん?それって、アイドルのあの人ですか?」

シャロ「はい!そーなんです!あの茉莉音ちゃんです!!」

小林「姫百合くんは知っているのかい?」

姫百合「はい。日本では結構有名なアイドルですから」

ネロ「そうそう。それで、僕達は茉莉音の依頼を……」

ネロ「……って、小林?」

小林「ん?」

コーデリア「あの…もしかして茉莉音ちゃんを知らないんですか?教官は…」

小林「ははは…いやぁいくらなんでも、僕が君達の依頼人の事を全部知っているわけじゃないし…」

シャロ「そうですよ!だって先生だってエレメントを探してくれるお手伝いをっぇぇぇぇえええええええええええええええ!!!???」

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:25:33.37 ID:aa7GqzznO

ネロ「知らないんじゃん!!全っ然!!」

コロン「ん?マリネ?クリスマスはフランス料理にでもするんか?」スッ

ネロ「お前も日本に居た癖に知らないの!?天城茉莉音!」

コロン「アマギマリネ?マリネって言えば…魚使ったフランス料理の…」

シャロ「アイドルです!」

コロン「……魚とフランス人のアイドル…?」プシュー

姫百合「コロンさんの脳内処理がパンクしたみたいですね」

コーデリア「教官!イギリスで会ったんじゃありませんでしたか!?姿は見たでしょう!?」

小林「うっ…うーん……会ったっけ…」

姫百合「小林さん…いくらなんでも国民的アイドルを知らないとかありませんよ」

コロン「ウチも知らんで!ツカそもそもアイドルなんて興味無いしな!」ドンッ

コロン「大体!ドームでコンサートする意味が分からへん!ドームは雨の日でも野球する為のもんや!勝手に何さらしとるっつーねん!」プンプン

ネロ「小林良いの!?今小林はこの馬鹿と同じレベルなんだよ!」

小林「…さすがにそれはコロンくんにも失礼じゃないか?」

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:26:29.23 ID:aa7GqzznO

コーデリア「とっとにかく!私達はクリスマスに茉莉音ちゃんのコンサートに行くのです教官!」

小林「そっかぁ…楽しんでおいで」

シャロ「そう!だからコロンちゃんも一緒に茉莉音ちゃんのコンサートに!」

コロン「師匠が行かんならウチも行かん」

ネロ「ヒメも一緒に僕達と騒いで!」

姫百合「いえ…私、騒がしいのはちょっと…」

エルキュール「皆さん……と。……あれ?」

シャロ「…って何でですか先生!行きましょうよ一緒にー!」

小林「いやでも、招待されたのは君達だろ?余計に人数増やしたら向こうも困ると思うんだけど」

ネロ「そんな事ないよ!寧ろ小林なら逆にサインねだられるかも。ねぇヒメ!?」

姫百合「満員のコンサートに人数増やして来るのはさすがに失礼だと思います」

コロン「ウチらは三人でクリスマス過ごす境、勝手に楽しんでいけばええやん?」

姫百合「そうですね。今横浜は物騒ですし私達は小林さんの傍に居るという事で」

ネロ「…………」

コーデリア「そ…それじゃぁ教官は一緒に来てくれないのですか…?」

小林「うっうん…。サイコパスの事もあるし、神津の調査も長引きそうだしね」

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:27:07.82 ID:aa7GqzznO

ミルキィホームズ「「「「…………」」」」

ミルキィホームズ「「「「はぁ……」」」」ションボリ

シャロ「先生…来ないんですかぁ…」

ネロ「…どうする?コンサート。行く?」

エルキュール「……でも、招待されたから……行かないと…」

コーデリア「そうね……4人だけでも、行かないと失礼よね…」

小林(一気にテンションが下がったな彼女達)

シャロ「でっでも…良いんですか?言っちゃいましたよ?茉莉音ちゃんにも先生達を連れてくるって」

ネロ「サプライズの為に名前すら言わなかったのにね」

コーデリア「あっ…でも、そろそろお迎えが」

小林「……お迎え?」

姫百合「コンサートは今日なんですか?」

ネロ「ん?いや?でもそろそろ…」


バッタァァアアアアアアアアアンッ


小林「!」

姫百合「!」

コロン「おわぁっ!?」ビクゥッ


10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:27:34.97 ID:aa7GqzznO


???「…………」


小林「……あの?」

小林「どちら様…ですか?」


???「…………」


???「…あっ…あいたたたぁ……」ズキズキ

???「うう…迎えに来たのは良いけど…頭と胸打っちゃったぁ……」サスサス

姫百合「…えっええと?」

コロン「………」

シャロ「…ああー!ホルスタインさん!」

ネロ「茉莉音のマネージャー!!」

小林「…え?」

マネージャー「あははー。ミルキィホームズの皆さん。お久しぶりですー」フリフリ

姫百合「ああ、お迎えの…」

コーデリア「ハイ。お久しぶりです。その節はどうも」

エルキュール「チケット…ありがとうございます」

マネージャー「いえいえ良いんですよー茉莉音ちゃんを復活させてくれたお礼は、まだまだ返しきれ無いんですからぁー」ニコニコ
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:28:11.63 ID:aa7GqzznO

シャロ「あっ!それじゃぁその返しきれないお礼で私達以外にも人を連れてきても良いですか!?」

マネージャー「えええ〜?それはどうでしょう。ただでさえ満員なのに、私がそれを増やせる権限はぁ〜」

シャロ「そっ…そうですか」ガクー

小林「ね。君達だけで行った方が良いんだよきっと」

マネージャー「そうですねー。申し訳無いですけど保護者の方は少し……」

マネージャー「………」

小林「?」

マネージャー「……あ、あのう…」

小林「何でしょうか?」

マネージャー「貴方……もしかして…小林……オペラさん?」

小林「ええ、そうですが」

マネージャー「………」

小林「………」

マネージャー「…………」

小林「……?」

カチッ  ピッピッピ  プルルルルル

12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:28:40.52 ID:aa7GqzznO

ガチャッ

マネージャー「あっ!もしもしプロデューサーさん!?小林さん!小林オペラさんがミルキィホームズと一緒に居ました!」

小林「あの?」

マネージャー「本当ですって!今から写真送りますから!」ピッ

小林「ちょっと?」

マネージャー「あの小林さん!私と一緒に写真撮ってください!」ダキッ

小林「えっ?」パシャッ

マネージャー「もしもし!写真は見てもらえましたか?……はい!わっ分かりましたぁ!今すぐ事務所に連れてきます!!」アタフタ

小林「はい?」

マネージャー「小林オペラさん!」ガシッ


マネージャー「私達のコンサート…いえ、事務所に、来てください!」






小林「ェェェェェええええええええええええええええええええええええええ!!!?」



13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:29:18.84 ID:aa7GqzznO

シャロ「それじゃぁ!先生も私達と一緒にコンサートに来てくれるんですか!?」

マネージャー「それは勿論!大歓迎です!寧ろ来てくれないと困りますよぉ!」

ネロ「なぁんだ!それじゃぁ決まりだね小林!クリスマスは思いっきり盛り上がろうよ!」

小林「いっいやいやいやいや!あの僕はサイコパスの調査が!」

コロン「師匠が行くならウチも行くでぇ!」ドンッ

コーデリア「ほら!ヒメも」ズイッ

姫百合「ええ…ええええええ…」

マネージャー「それじゃぁ今すぐ車を出しますので!皆さん乗ってください!」

小林「いやだから!というよりコンサートはクリスマスじゃないのか!?どうして今僕が――」

マネージャー「これでプロデューサーさんも喜んでくれますよ!飛び入りで小林オペラさんが入ってくれたら…」

小林「ちょっとっ!?それ僕をステージに上げて歌わせようとしてますよね!?」

シャロ「それじゃぁ私は先生の右ー!」

コーデリア「じゃぁ私は教官の左ね!」

ネロ「ちぇ、小林の隣は埋まったかぁ。…シャロの右で良いよ」

エルキュール「それじゃぁ…私は…コーデリアさんの左…」

小林「君達もちゃっかり僕を逃がさないつもりだよね?僕を中心に押して扉から遠ざけて」

コロン「ウッ…チョット…苦し……」ギュゥウウウ

姫百合「……私だけ助手席で良かったんでしょうか?」

マネージャー「それじゃぁステージの大成功を祈って!出発ー!!」



ブロロロロロロロロ……



14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:29:53.45 ID:aa7GqzznO


【川澄芸能事務所 12月20日 午後12時34分】



小林(とうとう来てしまった……)

ネロ「いやぁしかし、茉莉音ちゃんに会うのも久しぶりだよね」

シャロ「あの後、国民的アイドルとして不動の地位を手に入れた茉莉音ちゃん!」

コーデリア「テレビを見るたび私達の鼻が高くなるわ!」

エルキュール「元気…そうで。嬉しい……」

小林「…君達は嬉しそうだね。ははは…」

コロン「」

姫百合「圧迫されて意識の無い探偵が一人居ますけど…この人、内臓とか潰されてません?」

マネージャー「あっ、ここが事務所になるんですよ〜?小林さん」

小林「あっはい。……って、そういう事じゃなくて!」

小林「ここまで連れてこられても、僕はステージには…」

マネージャー「あれぇ?私、小林さんをステージに出すなんて言いましたっけぇ?」キョトン

小林「あの、しらばっくれても駄目ですよ…ちゃんと僕以外にも聞いた人は」

マネージャー「それはプロデューサーさんに聞きましょう〜。それじゃぁ入りますね〜」コンコン

小林(これ、僕の意見が通りそうに無いな)

マネージャー「失礼します〜」ガチャリ

シャロ「はぁーい!茉莉音ちゃん!こんにちは〜!」

ネロ「お久ー!呼んでくれてありがとね!」

コーデリア「今回は!私達の教官もお呼びになっているのよ!」

エルキュール「あっ……ひっ!」




???「…………」ゴゴゴゴゴゴ



15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:30:20.66 ID:aa7GqzznO


ミルキィホームズ「「「「…………」」」」

ガシッ

小林「ん?」

エルキュール「こっ…怖いっ……!」ブルブル

ネロ「…………」

ネロ「……ええと、…強盗?」

コーデリア「…そっそうね。この強面の人!以前まで見なかったわ!!」

シャロ「先生!怪盗…いえ強盗です!事務所に強盗が居るのです!」

マネージャー「ええっ!?強盗!?どこっ!?どこっ!?」キョロキョロ

???「…………」

小林「…………」

小林(日本に来てから今更だけど、今回は特に失礼極まりないな…)

姫百合「皆さん落ち着いてください。どうしてあの人を関係者としての考慮を…」

???「チィ!ばれたか!」

姫百合「えっ?」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:30:46.50 ID:aa7GqzznO

シュバッ   シュルシュルシュル

???「へへっでも御用な物は手に入ってるのさ!アバヨ!」ガラララ

小林「えええ!?本物!?」

シャロ「せっ先生!どうしましょう!」

姫百合「…コーデリアさん!今すぐ彼を捕まえ……」

ガシッ

???「え?」






????「…………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ





シャロ「」

ネロ「」

コーデリア「」

エルキュール「」

コロン「」

17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:31:22.48 ID:aa7GqzznO


???「うっうわぁ!なっ…何だお前ぇ!?」

????「……ちょっと、こちらまで来てもらいます」ズイッ

スタスタスタスタスタ

???「いっいやあああ!!離せぇ!俺は…ただ!茉莉音ちゃんの生着替えを――」


バタンッ



姫百合「」

小林「……あの、すみません今のは?」

マネージャー「…ああー本当に強盗が入ってたんですねぇ。戸締り忘れてたのかな?」

シャロ「……はっ!」シャキーン

小林「ああ、おかえり」

シャロ「先生!何か…何かもっと怖い人が入ってきました!」ガシッ

ネロ「僕も見た!あんな堅気の人を見たのは初めてだよ!?ヤクザ!?この事務所ヤクザと関わりあるの!?」

コーデリア「」(放心)

エルキュール「」(気絶)

コロン「」(瀕死)

小林「いっいやぁ。多分違うと思うけど……」


ガチャリ


????「…ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。先ほどの人は警察に引き渡しましたので」

シャロ「きゃぁぁあああああああああ!!出たぁぁぁあああああああああああ!!!!!」ビックゥゥウウン

ネロ「うわぁあああああああああああああああ!!!」ビックゥウウ

コーデリア「」(気絶)

エルキュール「」(気絶)

コロン「」(心肺停止)ビクッ

18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:32:30.19 ID:aa7GqzznO

マネージャー「あっ!お疲れです真田くん。真田くんは鉄壁の警備ですねー」ニコニコ

真田P「………」スッ

真田P「あっはぁ……その、私は警備員ではなく…」ポリポリ

ガチャリ

プロデューサー「おっす真田君!クリスマスライブ、準備は出来ているか?」バシッ

真田P「あっ!プ…プロデューサー!はっはい。BRさんの人たちの練習も順調です」

プロデューサー「うむ!今回は君の初の大仕事だ!上手くやってくれよ?」ニヤニヤ

真田P「…はい。貴方の望み通りになるよう精進します」オドオド

小林「………あの?」

真田P「!」

真田P「あっ…申し訳ございません。ご挨拶が遅れました」ペコリ

小林「は…はぁ。どうも」

真田P「私、こういう者と申します」スッ

小林「名刺…ああ。貴方はこの事務所のプロデューサーなのですか」

プロデューサー「それも新人ホカホカだぞ。お手柔らかに頼んだぞ」

プロデューサー「……って、うぉおおおおおおおお!?」ビックゥ

小林「なっなんでしょう?」ヒクッ

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:33:43.24 ID:aa7GqzznO

プロデューサー「ほっ……本物の小林オペラ…で…でしょうか?」フルフル

小林「え?ええ…まぁ」

プロデューサー「…………」

プロデューサー「…ほっ…本当に横浜に来ていたのか……」

マネージャー「はい!私も一目見た時はビックリしまして」

真田P「小林オペ…えっ!あの……」オドオド

真田P「も…申し訳ございません!その、お土産の一つも用意できずに…!」オロオロ

小林「……はは。その、」

小林(名乗る前に紹介が終わっちゃったな…)

シャロ「やっやっぱり先生は業界でも凄い人なんですか!?」ズイッ

プロデューサー「そりゃぁ凄いってもんじゃないよ。こちとら隙あれば事務所に入れたいくらいだ」

ネロ「実際!小林が芸能活動したらどのくらい稼げるの!?」ズイッ

真田P「えっええと……恐らく、”億”程の利益にはなるかと…」

シャロ・ネロ「「億ぅ!?」」ガガーン

小林(いやいやいや……)

20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:35:35.12 ID:aa7GqzznO

ネロ「小林!これはチャンスだよ、今この流れは!絶対アイドルになるしかないって!」ズイ

シャロ「私!先生がアイドルになったら一番のファンになりますよ!」ズイ

真田P「あの、名刺に連絡先がありますので。興味がありましたらウチに…」

小林「……非常に困る要求を僕にしないでくれるかな?」

プロデューサー「まぁ、でも今回はアイドルのコンサートだから。さっきマネージャーが言ってた飛び入りとかはさすがに練習してないし無いかな」

マネージャー「ええ〜?絶対受けると思うんですけど…」

プロデューサー「駄目駄目。コンサートまで後4日しか無いんだぞ?それまでに何とかなるとも思えない」

真田P「さすがに私も…そう思います」

マネージャー「ええ〜……」ガックシ

小林「ははは…それを聞いて安心しました…」

プロデューサー「だから、アイドルのコスプレさせて端っこで躍らせてみよう。そして最後にネタバラシすれば話題にはなる筈だ」

マネージャー「わぁ!それは面白そうな事になりますね!」

小林「それ聞いてより一層不安になりました。帰って良いですか?」

真田P「あの先輩。さすがにそれはドン引きなのでは……」


ガチャリ

???「おっすおっす!!プロデューサーさん!来てしまいましたよ!」

????「………おはよう」ペコリ

シャロ「あっ!まり……ん?」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:37:13.35 ID:aa7GqzznO

ネロ「ええっと……誰?」

姫百合「…仮にもアイドルの人たちに失礼ですよ。この人たちもテレビに出てる――」

姫百合「……………」

小林(ああ。名前、出てこないんだ)

真田P「ああ、おはようございます。篠田さん。洲水さん」ペコリ

篠田「プロデューサーさん!今日もバリッバリ練習しますよー!!」

洲水「……センター右の子と後ろの子、二番目の歌と三番目の歌のサビ。そのズレがあるから調整よろしく」

真田P「はい。クリスマスまでには間に合わせます」ペコリ

シャロ「…………誰?」

ネロ「小林は分かる?」

小林「いや、その…僕もテレビあまり見ないから」

コーデリア「」

コーデリア「ハッ」

コーデリア「そっそれよりも茉莉音ちゃん!茉莉音ちゃんはどこ!?」キョロキョロ

真田P「茉莉音さん…?申し訳ありません。私は担当では無いので…」

コーデリア「ぎゃぁあああ!!出たぁあああああ!!!」ビクゥッ

22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:38:08.75 ID:aa7GqzznO

プロデューサー「…茉莉音なら、個別レッスンを受けてるところだよ。後一時間くらいで終わるんじゃないか?」

シャロ「ええ!?そっ…そうなんですか?」

ネロ「なーんだ。じゃぁもうちょっと遅く来た方が良かったんじゃん」

小林(そもそも、この事務所に来る理由なんてあるのか…?)

洲水「…………」

篠田「あっ!プロデューサーさん!プロデューサーさん!」

真田P「はい、なんでしょうか篠田さん」

篠田「あの色鮮やかな四人組みと地味な男の人と女の人は誰ですか?」

コーデリア「色鮮やかって……」

シャロ「私達の事でしょうか?」

小林「そして地味とは僕の事だろうか」

姫百合「私も入ってますよね」

コロン「」

真田P「はい。彼等は、かの有名な小林オペラさんと。……」

真田P「……………」

ネロ「そして地味な男の人しか名前を知らないとか……」

姫百合「私に関しては救いようがありませんよね」

コーデリア「私達は!この小林オペラ教官が率いるミルキィホームズよ!」

真田P「…………?」

小林(本当に知らないようだね…)

篠田「小林?オペラ?何だか聞いた事あるねぇ〜。洲水ちゃんは知ってる?」

洲水「ううん。全く」フルフル

小林「うん。今まさに自己紹介が必要な状況だねこれ」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:38:45.33 ID:aa7GqzznO

シャロ「了解しました!私の名前はシャーロック・シェリンホード!」ビシィッ

ネロ「僕の名前は譲崎ネロ。人の心が読めるのさ」ビシィー

コーデリア「私はコーデリア・グラウカ。教官の下で探偵をしています」シャリィー

エルキュール「」(気絶)

ミルキィホームズ「「「私達4人は!ミルキィホームズ!!」」」ビシシー☆

篠田「ふーん?」

洲水「………」

真田P「失礼しました。私はこういう者です」スッ



証拠ファイル�@真田Pの名刺

【名前と連絡先と会社名が書かれている。何故か名前欄が小さい】



小林「あっ…どうも」

篠田「それよりもプロデューサーさん!皆はどこに居るの!?」

真田P「藍川さんと栗野原さんは第二スタジオでレッスン。御子柴さんは部屋です。アーグニャさんは日本語教室へ。鬼瓦割さんはまだ来ていません。」

洲水「ふぅん。よく把握してるねアンタ」

真田P「いえ、仕事ですので」

篠田「そのくらい愛されてるって事ですよ私達!」

洲水「…どうせ、”仕事”なんだろうけど」フー

シャロ「せんせぇー……盛大にスルーされましたぁ…」グスッ

コーデリア「あの娘達…本格的に私達に興味を示さないわね……」

小林「というよりも、探偵に興味が無いだけじゃないかな?ははは…」

24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:40:04.11 ID:aa7GqzznO

洲水「……で?」

小林「ん?」

洲水「どうして居るの?どう見てもアンタら関係者じゃないよね?」ズイッ

小林「えっ?あっ……」

真田P「洲水さん。この方達は茉莉音さんが巻き込まれた事件を解決してくださった方達で…」

洲水「………ふーん。まぁ、どうでもいいけど」スッ

洲水「アイドルにただ会いたいだけのミーハーはウチのプロデューサーに追い出して貰うから」

真田P「大丈夫です洲水さん。もう既に追い出しましたので」

洲水「?」

プロデューサー「それに、この小林オペラは――」

小林「ステージにはあがりませんからね絶対」

真田P「それに、彼女達は茉莉音さんに用があるとの事なので。行き先は同じです」

マネージャー「…あっ!という事はそうなりますね」

篠田「……じゃぁ、このヘンテコな格好した人達もレッスン場に来るの?」

コーデリア「ヘンッ…」

姫百合「テコッ……」

真田P「はい。そういう事となります」

小林(臆せず言ったな……僕のこの格好も変なのだろうか?)

25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:40:31.75 ID:aa7GqzznO

プロデューサー「おおっと!そうだな。久しぶりに茉莉音も喜ぶぞ〜?」

シャロ「はい!私も皆さんも会うのを楽しみにしています!」ウズウズ

姫百合「私は会った事無いので、会いに行っても良いのか分かりませんが…」

小林「僕も直接は会った事無いね。……帰ろうかな?このままだと本当にライブに関わせられる可能性が…」

ネロ「ほら、エリーも起きて」ザクッ

エルキュール「ヒゥッ!?」ビクッ

小林「ネロ、鉄ヘラをそんな使い方しちゃいけないよ」

ネロ「ほら、そこの露出魔も」ザクッ

コロン「」ビクッ

コロン「」

ネロ「……………あっ」

小林「トドメ刺した!今トドメ刺したね!?」

26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:41:06.14 ID:aa7GqzznO

エルキュール「え…ええと…一体何が……」

マネージャー「あっ、そちらで白目剥いて床に寝ている女の子もお連れの方なのですかぁ?」

姫百合「あっええと、この子は……」

篠田「……あっ!私この子知ってる!」

小林「……え?」

篠田「大阪に旅行行った時、串カツのオブジェクトにソース塗りたくっていた子だ!!」

姫百合「全然知らない人です。どこかやっておいてください」

真田P「了解しました」ズイッ

ネロ「くぅっ……僕達よりもこの露出魔の方が姿を知られているなんて…!」

小林「いや、こんな形で知名度上げても生活し辛くなるだけだと思うよ…」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:42:15.21 ID:aa7GqzznO

【横浜鶴舞薫レッスン教室 12月20日 午後2時04分】


シャロ「わぁ、この建物のどこかに茉莉音ちゃんが居るんですか!」

真田P「はい。そういう事になります」スタスタスタ

洲水「って、結局ここまで来てるし…大丈夫なの?これ」

プロデューサー「大丈夫大丈夫!探偵であろう者なら勝手にツイッターとかファイスブックに載せる訳なんて無い筈だから」

ネロ「えっ?載せちゃ駄目なの?」ピコーン

小林「…ちょっと?今、何?さっきの音……」

マネージャー「でも、お昼休みも終わったばかりだから。なるべくお静かにお願いしますね」

ミルキィホームズ「「「「はーい!!」」」」

姫百合「…………」

小林「ふふ、彼女達も大きくなったものだ」

姫百合「……教官としての立場だった時とは少しおかしな方向ですが」

小林「でも、あんなに怖がっていた真田さんにもうあんなに警戒心を解いている」

小林「人付き合いが良いことは、僕も見習わなくちゃいけない事かもしれないね」

姫百合「……そうかもしれませんが、端から見ると」

シャロ「あっ!見てください!このポスター美樹ちゃんがセンターです!」

ネロ「おっ!この松ぼっくりチョコのポスター、茉莉音が映ってる」パシャパシャ

コーデリア「見て!あそこに私達も映ってるわ!ほら!観客席に座ってるアレ!」

エルキュール「休憩室……本がいっぱい……」

姫百合「確っ実に幼児退行しているように見えます」

28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:42:47.87 ID:aa7GqzznO

シャロ「あっ!もしかしてあの大きな扉ですか!?」

真田P「いえ、あそこは第二倉庫でして…」

シャロ「ちょっと見てきます!」タタタタタ

真田P「あっあのっ!?」

バターンッ

シャロ「キュウ!」

小林「シャーロック!?」ガーン

マネージャー「ああ〜…今のは痛そうですねぇ……」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:43:34.76 ID:aa7GqzznO

スタッスタッスタッ

???「……………」

コーデリア「ちょっとシャロ!イキナリ走ったら危な…ひっ!?」ビクッ

ネロ「ちょっとどうし……ひっ…人を殺しそうな目……」

エルキュール「………」ブルブル

シャロ「痛たたた……ごめんなさい茉莉音ちゃん。いきなり扉が開いて…」

???「…………」ズズズズズ

シャロ「ぉぅ……!」ビクッ  スススススス

シャロ「せっ…先生!先生!」グイッグイッ

小林「うっうん。怖いのは分かったから。とりあえず謝ろうね?」

真田P「おっ…鬼瓦割さん……また倉庫の中に居たんですか…」

鬼瓦割「………ファーア…ああ、プロデューサー。」ポリポリ

シャロ「そうですよね!あの強面のプロデューサーと比べたら怖くありません!それに」

シャロ「こういう怖い顔の人ほど中身は良い人だって!この事務所では相場が決まっているんです!ね?」

鬼瓦割「あ”あ”んっ?」ギロリッ

シャロ「」ビクッ

ネロ「」ビクッ

コーデリア「」ビクッ

エルキュール「」ビクッ

小林「お、おう…」ビクッ

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